こんにちは!海外在住のなかやまあぽろです。今年も残暑は厳しいですが、もうすぐやってくる、外出に最適な秋のお出かけの計画を立てているご家族も多いのでは?遠出旅行に挑戦したいけど、電車や新幹線、飛行機を使っての子連れ移動は周りに気を使い、普段以上に疲れてしまうかも……と、一歩踏み出せないママも多いはず。それに比べ、自家用車での移動は周りに気兼ねすることもなく融通が利くところが大きなメリットですね。でも、長時間のドライブにも心配事はつきません。今回は、トラベルライターの方のアドバイスをもとに、車でのお出かけを快適に過ごすポイント をまとめてみました。赤ちゃんや小さなお子様と自家用車で遠出デビューを考えているママ必見です!●(1)おおまかな走行ルートと休憩場所を下調べしておく赤ちゃんや小さな子どもと車でのドライブや長距離移動をする際は、慣れていてもパパやママは毎回不安です。「もし走行中におむつが汚れたらどうしよう?」「急に気分が悪くなったらどこで休憩させよう?」など、さまざまな不安を和らげるために、事前に走行ルートと高速道路上などの休憩場所をチェック しておくことをおすすめします。肝心なのは、運転を任せるパパや運転手だけがチェックするのではなく、ママやいつも子どものお世話をしている人も、一緒にルートを確認すること。パパや運転手が気づかない、「もしも子どもが○○だったら」という意見を取り入れながら目印をつけるといいでしょう。また、子どもの体調や気分によって、急にルートを変更せざるを得なかったり、思わぬところで休憩が入ったりします。おおまかでよいので、走行ルートは2通りほど考えておく ことがポイントです。●(2)渋滞中のトイレ対策を忘れずに行楽シーズンや連休などに陥りがちなのが、交通渋滞です。その際特に心配なのが小さな子どものトイレ。車に乗る前や休憩時には、嫌がっても必ずトイレに連れて行く ようにしましょう。また赤ちゃんの場合、走行中の車でやむを得ずおむつ替えをする場合のために、防水シートやバスタオルなどを用意しておくことをおすすめします。さらに、移動数時間前は緑茶などの利尿作用の高いドリンクを避け、水や麦茶で水分を補給する ように心がけましょう。●(3)ぐずり対策として準備したい、お気に入りの音楽赤ちゃんであれば、お気に入りのおもちゃや目新しいおもちゃを準備しておく のは効果抜群です。また、普段好んで聞いているCDを流して家族で歌ったり、簡単な手遊びができる童謡や、大好きなアニメソングを準備したりなど、子どもの気分が盛り上がって楽しく過ごせる工夫を。アニメや動画を見る習慣があるご家庭では、テレビをつけたり、タブレットを用意したりするのも手でしょう。しかし子どもが静かになるからといって、タブレットなどはあまり長時間見続けないように、適度に目を休ませることもポイントです。●(4)車酔い対策のために、食事時間を計算してトイレやぐずり対策も重要ですが、子どもの車酔いも心配です。長距離移動に慣れていない小さな子どもは少なからず緊張しており、自分の体調を素直に訴えることができないこともしばしば。車酔い対策として事前にできることを項目にしましたので、チェックしてみてください。・車内温度は高すぎず低すぎず、25度前後に保つ・締め付けの少ないリラックスした服装に着替える・空腹でも満腹でも気分が悪くなることがあるので、食事は移動の1時間前後前に済ませておく・車内特有の臭いが車酔いの原因となることもあるので、乗車前は換気をよくしておく以上の項目に加え、酔い止めの薬も準備しておく と安心です。----------せっかくの楽しいお出かけでも、子どものぐずりや体調不良によって家族が気疲れしてしまうこともありますが、ある程度は仕方がないことと割り切った気持ちで臨みましょう。車内でより快適に過ごすために、できる限りの用意はしておきたいですね!【参考文献】・『Happy-Note(ハッピー・ノート) 夏号Vol.47』ミキハウス子育て総研株式会社発行●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年09月03日かわいくて、種類も豊富な赤ちゃんのおもちゃ。お店に行くと、つい目移りしてしまいますよね。そのうえ、「子どもの成長に必要かも」「知育おもちゃがないと発育に影響するのでは…!?」と思ってしまうと、あれもこれも欲しくなります。しかし、赤ちゃんのおもちゃは月齢や年齢を考えてつくられているため、なかには使える期間がとっても短いものもあります。また、赤ちゃんにも好みがあるため、せっかく買ったのに我が子が全然遊ばない…という可能性も。「人気だから」「話題になっているから」という理由で、とりあえず買うのは避けた方がいいでしょう。おもちゃは場所をとるため、収納しきれないという悩ましい事態も起こってしまいます。そこで、普段の生活からヒントを得られる、おもちゃ選びのポイントを紹介します。■スキンシップで我が子の好みをチェック初めて赤ちゃんと一緒に遊ぶときは、おもちゃを使うよりも、スキンシップが多いのではないでしょうか。そこで、赤ちゃんがどんな行動がすきなのかをよくチェックしてみましょう。「立っちさせるとうれしそう!」「足をバタバタさせるのが好きみたい」そんな子には、お風呂で足をバタバタできるスイマーバや、ジャンパルーのように自分で地面を蹴って動かせるものがいいかもしれません。スイマーバはお風呂グッズだと誤解されがちですが、プレスイミングを目的とした「スポーツ知育用具」。使い方をしっかり守ってくださいね。「いつもママの服や髪を引っ張って大変!」ママを困らせる行動も赤ちゃんの好みを探れるチャンスです。ひっぱれるおもちゃがたくさんついたベビージムのようなアイテムがいいでしょう。大きなおもちゃは価格もグンと上がりますから、赤ちゃんの行動やしぐさを観察して、好みを探ってみることをおすすめします。■児童館のおもちゃで遊ばせて反応を見るスキンシップはしてみたものの、やはり大きな買いものは悩む…という方は、まずいろいろ遊ばせてみるのがいいでしょう。児童館などで赤ちゃんの好みを確実に知るのが何より手っ取り早いし、無駄にならなくていいですよね。児童館には、はやりのおもちゃというよりは、知育系のものが置いてあることが多いです。メリーやベビージムが置いてあるところもあります。また、保育士さんや保健師さんがいるところもありますから、相談にも乗ってもらえて、育児の悩みや疑問も解消できればママにとってもうれしいですよね。■絵本を買う前に、図書館に行ってみようおもちゃと同じように、絵本も何を選ぶか迷ってしまいますよね。種類は多いし、意外と値段も安くない…。オススメは、図書館で借りて赤ちゃんと一緒に読んでみることです。お子さんが気に入ったものを購入するといいでしょう。赤ちゃんは同じ本を何度も読みたがるので、一度読んだものでも大丈夫ですよ。ママがいいと思って買っても、赤ちゃんが遊んでくれないとがっかりしてしまいます。日ごろの様子をチェックしたり、自治体のサービスを活用したりして、お子さんがよろこんでくれるおもちゃを購入できるといいですね。
2016年08月28日娘のおもちゃが無くなると、いつも探すのは…Upload By こころ娘は言葉の発達に遅れがあり、少しだけ発語はありますが、会話ができません。このため、遊んでいたおもちゃが無くなっても、「どこにあるの?」と聞くことができません。私は、娘が色々な物を家のどこかに置いてくるたびに、探し回っていました。娘は自分が何処に置いたのかを覚えているみたいなので、本当は本人に聞きたいのだけれど…。そうだ!娘の得意な遊びがあるじゃない…!先日も、おままごとのコップが足りないことに気付きました。娘は物を並べることが大好きで、同じ形のものを見るとつい並べたくなってしまいます。それならば!と、私がコップをテーブルに並べると―…Upload By こころUpload By こころ「コップどこ?」と聞いても無反応だった娘が、テーブルに並べられたコップを見て、すぐに足りないコップを持って来てくれました。全て揃ったコップを眺め、とっても満足そうです。娘の障害を認めたくなかったあの頃…Upload By こころ幼い頃から、恍惚とした表情で物を並べ、何度も入れ変えては、色々な角度からいつまでも眺めていた娘。それは、積木、カードから、ジュースのパック、スリッパまで…同じ形のものは何でも並べて遊んでいました。自閉症の子どもは、物を並べる遊びを好む、ということは知っていました。でも、娘が自閉症であると思いたくなかった私は、この遊びを見つけた時、正直に言うとゾッとしましたし、何度見ても鳥肌がたちました。娘は自閉症かもしれないと疑っていたのに、本当は信じたくなかったのです。ですが、今はこの遊びを見ていると、何を考えてるのかな?どんな気持ちでやってるのかな?と思え、楽しそうに遊ぶ姿にクスッと笑えるようになりました。こんな風に、探し物を見つける時に役に立つことに気付き、時々持ってきて貰います。同じ形の物を探す時だけですけどね。
2016年08月11日出したおもちゃはそのまんま、すぐにモノをなくしてしまう…。そんな我が子のありさまに、どうしたものかと頭を抱えているママたちは少なくないはず。いったいいつになったら自分で片づけできるようになるのか…。先輩ママたちに、子どもにお片づけをさせるコツをに聞きました!■子どもが片づけられないワケどこにどう収納したらいいのか、だいたい把握しているのに、なかなかできないお片づけ。その大きな原因は、その子の資質というよりは、「ママの指示出し」にあり。もしかしたら、注文が多すぎるのかもしれません。食事、着替え、トイレに歯磨き… と、たいていのことがスムーズにできるようになったとしても、幼い子どもはまだ、複数のことを同時に受け止め、それらを効率よく処理することはできません。たとえば「人形をしまったら次はボール! やっぱりその前に積み木を片づけて!!」なんて言われたら、結局何をしたらいいのかわからなくなってしまうのです。片づけをスムーズに行いたいならば、ママからの言葉はシンプルに。たとえば、「ブロックを箱の中に入れちゃおう!」と、一つの動作をわかりやすく提案します。それが終わったら次と、一気にまくしたてないことが重要です。できるようになるまでしばらくは、一緒に手伝ってあげましょう。また、テレビがついていたり、テーブルの上においしそうなおやつが用意されていたりすると、子どもの気が散りやすくなります。子どもに片づけを促すためにはまず、ママが言葉や環境を、しっかり整理しておく必要があるのです。 ■その気にさせるコツは「片づけは楽しい!」と思わせることとはいえ、やっぱり一筋縄でいかないのが子どものお片づけ。せっかくママがお膳立てしても進まないことが多く、ついついイライラ。「いい加減にして!」「早くしなさい!」「全部捨てちゃうからね」と、辛抱たまらなくなってしまうことも…。こうなると、悪循環。片づけが子どもにとってイヤなもの・怖いものになって、ますますやる気をなくしてしまうのです。子どもはもちろんオトナだって、楽しいとかうれしいといったポジティブな気持ちがなければ、なかなか行動には移せません。つまり、いくら叱っても、子どもをその気にさせるのは難しいということなのです。大切なのは、片づけそのものに喜びを見出すこと。母子ともに楽しく行動できるよう、先輩ママたちがやってきたことをまとめました。・「よーいドン」で片づけ競争・子どもをお片づけ隊隊長に任命! あれこれ指示を出してもらう・時間内にできるか挑戦・音楽にのって、歌いながら踊りながら片づけ片づけは本来、キレイになって気持ちいい、誰にとってもポジティブな行為です。でもそれを、「面倒臭い」「大変」「苦手」ととらえてしまうのは、オトナの責任。これからはもっと楽しく! ママがおもしろがってやっていれば、子どもも大好きになるはずです。■片づけは「楽しいことの始まり」片づけは「遊びの終わり」ではなく、「楽しいことの始まり」というイメージを与えることも大切です。「ソファの上をキレイにしたら一緒に座って絵本を読もう」「リビングにおやつを食べるスペースを作ろう」などと、あえて片づけという言葉は使わず、新たな楽しみのための作業として、行動を促すのです。また、終了後は感想も忘れずに。「ピカピカで気持ちいい!」「まるで違う家みたい!」「部屋がこんなに広くなった!」など、やり終えた後の清々しさをしっかり強調&共有しておけば、次もまたやってみようという気持ちになるはずです。
2016年07月30日作業療法士(OT)とは?出典 : 作業療法士(OT)とはOccupational-Therapistの略で、看護師、理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)などとともに活躍するコ・メディカルスタッフの一員です。作業療法士は、理学療法及び作業療法士法が制定された翌年の1966年に、国家資格として認可されました。主に作業を通じた人々の身体機能回復・獲得に加えて、学校や職場、地域活動といった社会参加のサポートや、いきいきと生活していくための精神面のサポートまで行う役割を担っています。作業とは、工芸、手芸、園芸、絵画、おもちゃの操作などの手作業から、食事や入浴などの日常生活にかかわる作業まで、すべての活動のことを指します。作業療法士は様々な機関で活動しているため、人生のあらゆるステージでかかわる可能性があります。特に発達障害に関しても、療育施設で作業療法士の作業療法を受ける人も多く、生活面の機能の発達をうながしてくれる心強いスタッフです。理学療法士及び作業療法士法作業療法士の役割出典 : 作業療法士の役割は、人々の基本動作能力、応用的動作能力、社会適応能力を維持・改善し、仕事、趣味、遊びなど元気な日常生活を送ってもらうための支援をすることです。基本動作能力とは、食事やトイレ、家事など、日常で必要となる活動をする能力のことを言います。また、応用的動作能力とは、より高度な運動や感覚・知覚、認知・精神などの心身機能のことを指します。一方社会適応能力とは、基本動作能力や応用的動作能力などの心身機能と違い、対人関係を構築し、社会性を身につける能力です。主に、地域活動への参加、就労、就学などが挙げられます。これらの能力を維持・改善するために「日常生活活動(ADL: Activities of Daily Living)」の治療や援助を行うことはもちろん、工芸、手芸、園芸、絵画、おもちゃの操作などを通して、人々が社会に適応できるように支援します。作業療法士とよく混同されやすいものに理学療法士というものがあります。両者とも国家資格をもつ専門家ですが、どのような違いがあるのでしょうか?理学療法士は、からだの基本的な機能回復・獲得をサポートします。基本的な機能回復とは、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基礎となる動作の改善のことを言います。例えば患者が脚を骨折したとき、理学療法士は運動療法や物理療法などを用いて、その部分を曲げたり、伸ばしたりできるよう、身体の基礎的機能の回復をサポートします。一方作業療法士はまず、その人がどのような生活をしたいのかを考え、障害のない日常生活を送るために必要な機能回復・獲得を考えます。その上で、着替える、入浴をする、散歩するなどの作業を通して脚の機能回復を支援します。作業療法士になるには?どんな人が向いているの?出典 : 作業療法士になるためには、毎年1回行われる国家試験を受験し、国家資格を取得する必要があります。試験の合格率は例年約80%であり、2015年実施の試験の合格率は77.5%でした。受験には高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成施設で3年以上学ぶことが必須です。養成施設として、4年制の大学、3年制の短大、3年制または4年制の専門学校があり、講義と実習を通じて学んでいきます。習得する内容は、解剖学、生理学、運動学、病理学、臨床心理学、リハビリテーション医学など多岐にわたります。作業療法士には主に2つの適性が求められます。1.コミュニケーション能力: 面談を通じて患者の心身の状態や気持ちをしっかりと把握し、最適なプログラムを考えるためにコミュニケーション能力が必要です。特に、相手の話をしっかりと聞き、ちょっとした反応から相手の感情を読み取ることが求められます。2.温厚な人柄: 作業療法を行う上で大切なのは、患者に安心してもらい心を開いてもらうことです。そのためには常に温厚な気持ちで患者に寄り添う姿勢が求められます。作業療法士の支援対象と、支援の対象期間出典 : 作業療法士はこころとからだの機能回復・獲得を担当し、年代を問わず、なんらかの障害や疾病によって生活に困りごとを抱えている人すべてをサポートします。主に4つのタイプに分類されます。・身体に障害がある人: 脳卒中/パーキンソン病/リウマチ/脊髄損傷/その他・こころに障害がある人: 統合失調症/躁うつ病/アルコール依存症/認知症/その他・発達期に障害がある子ども: 脳性麻痺/ADHD/精神発達遅滞/自閉症/知的障害/その他・高齢期に障害がある人: 認知症/脳卒中/骨折/その他急性期から、回復期、生活期まで通してずっとサポートしていきます。また、支援内容はその時期によって異なります。・急性期: 病気やけがの直後から将来の生活を見越したリハビリを開始し、初期段階の支援を行います。基本的なこころとからだの機能改善、新たな機能の低下の予防が目的です。病気やけがの直後は機能訓練や日常の基本的な動作の訓練を行います。サポート内容の例として、自分で食事ができる、自分で移動できる、自分でトイレを使えるようになる練習などが挙げられます。・回復期: より具体的な生活をイメージして機能や能力の改善をしていく支援を行います。急性期を経て病気やけがの状態が安定した後、患者が生活していくために必要な能力などを人それぞれに応じて提案していきます。主に服や靴を着脱する練習、調理や掃除などの家事、買い物など外に出る練習など、日常生活において応用的な動作ができるように支援します。・生活期: 一人一人が生きがいを持ち、豊かに生きるための生活を支援します。住み慣れた場所で、その人がありのままの姿でより良い生活を送るために、散歩など外に出る練習、地域コミュニティへの参加の援助、就労支援、趣味やレジャーを楽しむ支援などを行います。作業療法士のサービスを受けるには出典 : 作業療法を受けられる場所として大きく分けて、医療機関、福祉施設、教育・療育施設、企業・就労現場が挙げられます。病院やリハビリセンターなどの医療機関では、患者の回復状態に応じた作業療法をリハビリテーションチームの一員として行います。そこでは患者が新たな生活の第一歩を踏み出す手助けを担っています。福祉施設とは主に、保健所、福祉関連相談所、老人福祉施設、障害者福祉施設のような施設を指します。老人福祉施設では高齢者が新しい疾患を発症しないように予防したり、地域生活の質の向上をサポートしたりすることで、その人が日々の暮らしを健康に送れるように支援します。作業療法士は、障害のある子どもが通う特別支援学校などの教育・療育施設にも所属します。将来的に障害がある子どもが、地域の中で自立して生活できるように、医療や福祉教育の知識を生かして必要な学びの習得をサポートします。作業療法士はすべての企業ではありませんが、様々な企業や就労現場にも存在し、病気や障害があるが働きたいと思っている人の支援をします。状況に応じて企業の人事担当者や就労支援を担当するジョブコーチ、就労支援施設担当者と協働しながら、障害がある人が職場に適応し、継続して働くことができるように支援を行います。発達障害がある人への作業療法出典 : 発達障害のある人のなかには、協調運動障害のある人も多く、手先が不器用であったり、日常の動作の獲得を苦手とする場合があります。また、他人とコミュニケーションをとることに困難があり、人との距離感をうまくつかめない場合もあります。作業療法士はそのような人困りごとのある人に対しても支援を行います。発達障害における作業療法も子どもの成長ステージごとに分かれています。■乳児期(0~1歳): はいはいや歩くなどの運動発達を遊びを通して促します。保護者に対する子育て支援も行います。子どもがかんしゃくをおこす、抱っこを嫌がる、こだわりが強いなどの育てにくさがある場合。そして、保育所で集団活動ができずすぐに席を立ってしまう、寝つきが悪いなどの問題がある場合があります。そのような問題が起こる理由として、部屋が明るすぎる・暗すぎる、テレビや話し声、エアコンなどの気になる音が耳障りになるなどの、部屋の環境に問題がある場合があります。睡眠の問題に対しては寝具の肌ざわり・重さなどが合わなかったり、睡眠前にしっかり遊べていないため、元気があり余っていたりするときがあります。そこで作業療法士は、面談や調査を通じて問題を見つけ出し、問題に応じて部屋の環境調整や寝具の適合を行います。■幼児期、学童期、思春期(1~19歳): 主に発達障害がある子どもの園や学校でのサポートをします。学生生活で発達障害がある子どもが直面する問題は主に2つあります。席にずっと座ることができない、科目の得意・不得意の差が激しいなどの“授業面での問題”、そして、友達に自分の意見を言いすぎたり、全く言えなかったりするなどの“対人関係での問題”です。なぜこのような問題が起こるのでしょうか?授業面での問題が起こる理由として、姿勢が安定していないため座り続けることが難しいということや、文字を書くのが苦手、計画を立てることが苦手であるという可能性があります。対人関係での問題においては、子ども自身の認知した考えが行動と一致するように活動できない場合が多く、相手の発言を理解したとしても、相手に誤解を与えてしまうよう行動をとってしまうことがあります。すぐに席を立ってしまう場合には、いすに滑り止めシートをはる、机やいすの高さの調整をするなどの環境を整える支援をします。文字を書くのが苦手な場合、なぜ苦手なのか原因を探りながら書きやすい筆記具に変えたり、文字の形を覚えやすくするなどの工夫をします。計画を立てることができず作業をやり続けてしまう問題に対しては、スケジュールや活動の量を口頭ではなく、図や文字などの目に見える方法で掲示し、やるべきことを明確にします。また、考えと行動が一致しないときは、子どものケース別の適切な活動をサポートします。■成人期(20歳~): 主に発達障害がある人が健やかな社会生活を送るための支援を行います。多くの発達障害がある人は、明文化されたルール以外の決まりを理解することを苦手とし、相手の表情から感情を読み取ることを困難とする場合があります。こういった問題から、本人が就職することを難しいと感じたり、就職した場合でもうまくなじめないと感じてしまう場合があります。このような場合、作業療法士は対人交流スキルを向上させるプログラムの開発、メモ・レコーダーを使用した記憶の補強などを通じて、発達障害がある人のスキル改善を支援します。また、職場の人に障害がある人の苦手な部分を理解してもらい対応方法を共有するという、周囲の人のサポートを促すジョブコーチの役割も作業療法士は果たします。出典 : 発達障害における作業療法の流れは主に5つのステップにより構成されています。1.主訴・依頼: 現在の困っていることをもとに、病院や各施設に相談し、必要と判断された場合は作業療法が始まります。2.アセスメント(評価): 対象者・保護者との面談や、活動の中で行っていき、場合によっては検査を行うこともあります。作業療法士はアセスメントで得られた情報を整理し、困りごとが起こる理由を見つけます。評価する主な内容・はしる、あるく、すわる、などの、粗大な日常的な動き・スキップ、自転車、縄とびなどの、応用的な運動・食具、はさみ、鉛筆の利用などの、手先の器用さ・触覚過敏、偏食、感覚の処理能力・知覚 認知能力・育ってきた環境、自尊感情の度合いなどの心理社会的側面・コミュニケーション能力支援プログラムの立案と実施: 困りごとを解決するために必要な方法を考えます。大きく分けて3つの対応方法があります。■本人に対する介入本人に対する理解を深めることで、発達をサポートし、能力の改善・拡大を図ります。■周囲の人に対する工夫周囲の人が本人へよりよい言葉かけができるようになる方法、接し方のコツを教えることで、本人が過ごし易くなるように支援します。■環境調整家具を変えるなどの環境を変化させたり、道具の利用を図ったりすることで、本人が気持ちよく生活できるように支援します。4.再アセスメント: 本人・保護者への面談、活動の中での再調査から支援の結果を確認し、困りごとやつまずきの変化をとらえます。5.プログラムの変更: 再アセスメントの結果、支援プログラムの変更が必要なときは変更し、3に戻ります。もしくは、日常生活を送る上で必要な機能の回復・獲得ができたと評価された場合、状況に応じて作成されたプログラムを継続・終了します。作業療法の体験談出典 : では、実際の作業療法では具体的にどのようなプログラムが行われているのでしょうか?一人ひとりの個性、得意・不得意をみてプログラムを立案していくことが作業療法の特徴です。そのため全ての人に当てはまるものではありませんが、以下に一例として、お子さんやご自身が作業療法を受けた際の体験談をご紹介します。感覚過敏がある、我が子に出された宿題はぎゅっとたっちという遊びでした。ちょっと痛いくらいの力で腕や足を握り、スライドさせていくやり方です。ポイントは、静かに集中しているときを狙ってやり、にぎってるとこに注目させることと、一回3分を限度にやることです。3分以上やると親の方が疲れるからだそうです。逆に疲れないようだと、やり方が甘いんだそうです。うちは、これで、目がいくらか合うようになりました。あと、耳かきを嫌がるのを相談したら、布団です巻きにして、耳回りを圧迫する課題がだされました。楽しくやるのがポイントです。体幹をしっかりさせるために、バランスボールの上をとぶ課題もでました。部屋のすみにバランスボールをもっていき、親の足で固定し、歌に合わせて跳ばす。大きなたいこがおすすめですが、子どもが好きな歌なら何でもいいと思います。我が家ではバランスボールを椅子やソファで固定して、いつでも跳べる状況にしたら、体幹が鍛えられた気がします。このように遊びの中で作業療法を行うことで、子どもの興味を考慮しながら、応用動作ができるよう支援します。また、パパ・ママが作業療法に関わる場合は、お互いのストレスがかからないように楽しく行うことがポイントです。折り紙がキレイに折れるようになりました。力が弱い娘です。OTの先生が真ん中が穴のあいた分度器を100均で買ってきてプレゼントをしてくれました。分度器の丸い所を使ってキレイに折ります。作業療法士としてからだのサポートをするだけではありません。発達障害がある人が社会的に適応し、いきいきと生活していけるように相談できる身近な専門家として“こころのサポート”をすることも重要な仕事のひとつです。上肢に障害がある私は、お料理の便利グッズを紹介してもらったり、工夫の仕方を教えてもらいました。日常生活で困ったことを一緒に考えてくれる仲間という感じで、なんでも相談してました。発達の面では、人との距離感や、言葉の使い方、感覚統合をサポートしてもらいました。協調運動も苦手なので、ふとした行動や遊びから、手の使い方、体幹の使い方を教えてもらいました。作業療法士と他機関の連携出典 : 作業療法士はあらゆる場所で、障害のある人の暮らしやすい生活を取り戻すための支援をしています。そのため培ってきた高い専門性をもとに、様々な専門職と協力して働いています。医療現場では理学療法士や言語聴覚士などのリハビリ専門職、医師、看護師と一緒に働きます。保健・福祉現場では、介護職員、保健士や児童相談所の職員、ケースワーカー、介護福祉士、介護支援専門家などと協働します。そして教育現場では、保育士・教師、心理専門職などと連携しながら仕事を進めていきます。まとめ出典 : 作業療法士とは作業を通じて、障害のある人がその人らしい生活を送ることを支援する専門家です。作業とは、手芸や園芸などの手作業だけではなく、食べたり、トイレに行く、などの日常生活に欠かせない行為のことも指します。発達障害の場合、一人一人特性が違ったり、コミュニケーションが苦手だったりして、困りごとがあっても援助が難しいこともあります。そんなとき、本人の気持ちに寄り添って、その子に合った解決法を見つけてくれるスペシャリストが作業療法士です。子どもの作業療法士の方によって花開く姿を見たことがあります。2歳半。保育園ではヒモにお花のビーズを通す遊びが流行っていたけれど一切やらない。教室の隅で所在無げな視線でボーッとしていました。園の先生は、「全然やりたがらないとんですよねぇ」と。その話を作業療法士さんにすると、「やりたくない訳ではなくてやり方がわからないだけだよね !」と言って丁寧に指の使い方を説明しながら教えてもらうと、なんと出来ました。その瞬間、子どもが療法士さんを見て、出来た!ニコッとした表情をしたんです。いっぱい褒めてもらえました。その後、保育園で明るい表情になり紐通しを始めた姿に園の先生もびっくりして、「私達にも出来ることを教えて下さい」と。作業療法士の方によって園での生活から全てを変えることが出来ました。今でもあの方に出会ってなかったらどうなっていたか、と思います。その後、子どもはDQ70からウィスクで平均値となりました。子どもに、自信をつけてあげる事。親でもなかなか出来ません。むしろ、他人だから喜びがあったと思います。とても感謝しています。また、日頃何気なく生活していても、突然の怪我や病気などで、いつ、どのタイミングで作業療法士を必要とするかはわかりません。社会の作業療法に対する認知・理解が深まり、からだとこころに困りごとのある人が、いつでも適切なサポートを受けられるようになることを願っています。一般社団法人日本作業療法士協会
2016年07月28日1身体感覚を育てる「人間ジャングルジム」Upload By ヨーコ赤ちゃんの頃から母親にべったりで、すり寄ってくる事が多かった娘に、それが好きならそれを楽しめる遊びを!と考えたのが「人間ジャングルジム」です。身体を支えてあげて私の体をよじ登ったり、足を閉じたり開いたりしてその間を飛んだり、ジャングルジム代わりにして遊ばせます。だんだんバランスをとるのが上手になり、立っている私によじ登っておんぶしてもらうこともできるように。この人間ジャングルジムは難易度も自由に調節でき、なによりスキンシップになってよかったです。ママにはちょっと体力が要りますけどね。両手両足で支えて「飛行機ブーン」、脇を持ってくるくる回したり、ブランコを揺らすように体を揺らす遊びもよくしました。外でやっていたらよその子にもよくせがまれたものです。こういう遊びをしてあげると、子どもって本当によく笑うんですよね。怖がる子もいるので、表情をよく見ることは大切です。段ボールに新聞紙を何重にも貼り付け、最後に布を張って補強し、穴をあけて引っ張る紐をつけると乗り物の出来上がり。そこに入れて引っ張って運んであげるのも喜びました。あとシーツの四隅を持ってゆりかごのようにしてゆらゆら揺らすのも大喜びです。こういった遊びで平衡感覚や身体感覚が鍛えられたのではないかと思います。また、「この人は安全だ」という親子の信頼関係も育まれた気がします。2言葉のやり取りを覚えたおままごとあそびUpload By ヨーコおままごとで遊ぶ娘は、楽しそうに野菜を切って花はじきや布を組み合わせ料理を作り、ごにょごにょ独り言をいいながら、満面の笑顔で「ハイ、どーぞ」といっていました。ちゃんと食べて「ごちそうさまでした」を言わないと怒ったり、「おいしかった?」「つぎは○○を作るよー」など、言葉のやり取りの楽しさを知るのに役立ったと思います。ちなみに、最近ではワンコインショップなどでボウルやなべなどは本物を買ってくると嬉しそうに使っています。3形の認識を助けた知育パズル・ブロックUpload By ヨーコ長さや大きさの違う長方形、四角形、三角形、丸をマグネットにひっつけて遊ぶマグネットセットや、モザイクブロック。こういったおもちゃは図形を使って好きなように見立てて遊ぶことができますし、モザイクブロックになると見本通りに作って遊ぶタングラムもできます。娘はこれらのブロック遊びが功を奏したのか空間認知面では苦労をしていないようです。ジェンガのような積み木でもよく遊びました。塗装もなく、しっかりと詰める積木は子どもがいろいろなものに見立てて想像力を引き出し、自分の世界を広げるのに役立ちます。精密に積むことのできるブロックなら、手先の器用さも育ててくれます。キッズいわき ぱふ絵本と木のおもちゃ子どもの本とおもちゃ百町森公園で思いきり好きなように遊ばせるUpload By ヨーコ立ち歩きができるようになってからはよく公園で遊びました。娘は高いところが怖く、ロープを使った遊具では絶対に遊びませんでしたが、木の茂ったところで木の実で遊んだり、井戸水で水遊びをしたり、砂場で靴に砂を詰め込み、砂場の中に足を埋めたり。靴の中に砂を詰めるなんて、後始末を考えてしまい「やめなさい」とつい叱りそうになりますが、遊ぶ時くらい自由にさせてあげたかった私は「でも、面白い遊び方をする子だなぁ」と思いながら見守っていました。気の合った子と一緒に遊んだり、思いっきり走り回ったり、のびのび自由に遊ばせることができて良かったなと思っています。私はママ友と関わるのが苦手だったので、ずっと子どもたちと遊んでいました。子守り代わりにされたこともありますが、遊びの中で子どもたちの成長を見守ることができたのは貴重な体験でした。思いきり遊ばせたり一緒に遊んだりしたことは、あとから振り返ると娘の想像力や基礎体力などの底上げにつながったのではないかと思います。子どもは遊びの中から学ぶんですね。
2016年07月22日こんにちは!YouTubeチャンネル「日曜×家族」ビデオ編集担当のパパです。先日、大阪のとある小学校で「将来なりたい職業」として、1位「サッカー選手」、2位「医者」に続き、3位に「ユーチューバー」が登場し、ネット上で話題を呼んだことをご存知ですか?そもそもYouTuber(ユーチューバー)って何?YouTuberとは、YouTubeに動画をアップし、その広告収益で生活する人たちのこと。日本には、1日に100万回以上再生されているチャンネルが20以上もあり、そのほとんどが個人で動画を制作し、運営しているチャンネルなのです。実は、個人のチャンネルが人気なのは、世界を見ても珍しく、日本のYouTubeユーザーは個人が作る親しみやすい動画を好む傾向があるようです。必ずしもこった動画がヒットするわけではないので、あなたの作ったチャンネルが人気になることも決して夢ではありませんよ!この連載では、動画制作が初めてのママを対象に、動画制作のポイントを「準備・撮影・編集」の3回に分けてご紹介します。※なお本連載では、みなさんが参加しやすいよう撮影・編集はスマートフォンで完結することを前提に紹介したいと思います。ネタ選定のポイント1-どんな動画を作れば良いの?動画作りの最初の第一歩は「ネタ探し」。この時点で動画の面白さが決まると言っても過言ではありません。でも面白さって、誰にとっての面白さなんでしょう?例えば、あなたが料理を作るとして、家族の晩ごはんを作る場合、週末にホームパーティーを開く場合、小料理屋を開業する場合、それぞれ作るべき料理も変わりますよね。YouTubeの動画を作る場合も同様に、見る人に合わせて動画を作る必要があります。最近のYouTubeで人気のネタは、ターゲット別に大きく3つに分類できます。|幼児向けエンタメ動画(おもちゃ紹介、おままごと etc...)|学生向けエンタメ動画(ゲーム実況、馬鹿なことやってみた系 etc...)|大人向けHowTo動画(メイクアップ、料理、DIY、英会話 etc...)もしYouTubeで人気の動画を作りたいのであれば、ターゲットとなるユーザーの好みを調べる必要がありますが、まずはあなたの身近な人を想定し、その人が「面白い」「役に立った」と言ってくれそうなネタを考えてみましょう。大事なのは「自分ではない誰か」を想像して作るということです。ネタ選定のポイント2-そのネタ、動画に向いてる?YouTubeのユーザーは、当然みな動画を見たい人たちなので、動画に適したネタを選ぶ必要があります。お得なクレジットカードの比較は役に立つネタではありますが、動画で見たいとは思いませんよね?動画向きかどうかについては、以下の3つの”変化”を意識すると良いでしょう。1.状況の変化を作れるか始まりと終わりがある内容。例えば、起承転結のあるストーリーやHowTo動画など、時間の経過とともに状況が変わると続きを見たくなります。2.感情の変化を作れるか喜怒哀楽が表現できるもの。成功⇔失敗、勝ち⇔負けなどのイベントがあり、失敗を笑ったり、負けて悔しがるなど、出演者の感情の変化は見る人の共感をよびます。3.画面の変化を作れるか見た目に動きのある映像。例えば、ジェットコースターの映像やダンスなど、静止画では表現しにくいもの。複数の人や状況が登場し、カットを切り替えながら進行するドラマや音楽ライブなどは、飽きずに見続けやすくなります。動画の長さは3分を目安に!最初の10秒が命!せっかく動画を作るなら、作った動画の最後まで全部見てもらいたいですよね。YouTubeのトップクリエーターでも平均的な動画の再生時間は3分程度と言われています。まずは3分以内を目安に動画を完成させましょう。3分間の中でも最も力を入れたいのが最初の10秒です。動画を再生し始めた人は、最初の10秒、短ければ5秒で「この動画の続きを見るか」「別の動画を見るか」判断してしまいます。最初の10秒には、エンタメ系なら「本編での盛り上がりシーンを2、3カット」、HowTo系なら「動画を見て得られるメリット」などを入れましょう。何だか難しそうだなと感じたら!最終ヒミツ兵器「マネかけ算」いろいろなポイントを上げてみましたが、最初から全部やろうとすると頭が混乱しちゃいますよね。そんな時は自分が面白いと感じた動画をマネしてみましょう!あなたが面白いと感じたものは、すでに上記のポイントをクリアしている可能性が高いです。1つの動画をそのままコピーしても、本物を超えることは難しいので、できれば別の何かとかけ算してみてください。また、かけ算する場合は、できるだけ別のジャンルを組み合わせましょう。YouTube動画をベースにする場合、テレビ、映画、漫画など、なんでもOKです。例えば、私たち日曜×家族が制作した以下の動画は、YouTubeで人気のネタ「節分」と、往年の人気番組「スターどっきりマル秘報告」をかけ算して制作しました。この動画は、今まで学んだポイントもふんだんに盛り込まれています。・YouTubeユーザーが好きな節分ネタ(ターゲットとなるユーザーの好み)・妖怪ウォッチで鬼を呼ぶというHowTo的な流れ(状況の変化)・鬼じゃなく天狗が出た時の"戸惑い"と"恐怖"と"爆笑"(感情の変化)・カメラ2台使った画面作り(画面の変化)・タイトルでオチを言っちゃう(最初の10秒が命)最後に「大成功!」のカンバンを出さなかったことは今でも悔やまれますが、日曜×家族の動画の中でも視聴維持率(動画を最後まで見てもらえた割合)の高い人気の動画となっています。まとめ動画を作る上で一番重要なのは、やはりネタ。ネタが悪いと、撮影や編集をどんなに頑張っても面白い動画にはなりません!日常生活の中でも面白いネタがないか、常にアンテナをはっておきましょう!ネタが見つかったら「マネかけ算」を利用して、動画のあらすじを考えてみてください。次回、撮影編では、スマートフォンを使った具体的な撮影方法についてご紹介したいと思います。日曜×家族「今度の日曜、何して遊ぶ?」をテーマに、家族が休日を楽しく過ごすための情報を紹介するYouTubeチャンネル。2014年1月に開設し、年間約100本のペースでお菓子・おもちゃ・おでかけスポットなどの紹介動画を更新中。2015年2月から約4ヶ月間LINE株式会社が運営する「LINE キッズ動画」アプリにも動画を配信。しっかり者の姉・あんな(5歳)とひょうきん者の妹・このは(2歳)を中心に家族全員が制作に参加。親子横並びのチームでチャンネルを運営し、ともに成長しています!チャンネル登録もお願いします♪日曜☓家族 Sunday*familyチャンネル
2016年07月04日子どものオモチャには高価なものも多いですが、安価で入手できればそれに越したことはないですよね。実は100円ショップにも、3~6歳前後の小さな子ども向けのオモチャや遊び道具はいっぱいあります。中でも特にコスパの高いおすすめのアイテムを紹介します。■おままごとグッズ最近の100円ショップのオモチャコーナーでは、野菜、果物、包丁、フライパン、食器などのおままごと用グッズを多数見かけます。野菜や果物などの食材は、たいてい真ん中にマジックテープが付いていて、オモチャの包丁で半分にカットすることもできます。デパートや専門店で売られているままごとセットはかなり値が張りますが、100円ならたくさんのアイテムをそろえて、壮大なおままごと遊びが楽しめます。■ブロックプラスチックのカラフルなブロックは、数種類のサイズを1袋に詰め合わせたものが売られています。シンプルな造りで、あまり複雑な形のものは作れないのですが、小さな子どもにとってはかえって遊びやすいようです。もうすぐ4歳になる私の息子は、1万円以上するレゴブロックのセットも持っているのにちっとも使わず、100円ブロックを愛用しています。まずは1袋買ってみて、子どもの反応がよければ、4~5袋まとめ買いして豪勢に遊ばせてあげましょう。■紙粘土3歳を過ぎて手先が器用になってきたら、紙粘土もおすすめです。遊ぶときの台になる粘土板もセットで購入するといいでしょう。たださわったりこねたりして感触を楽しむだけでも、小さな子どもにとってはダイナミックな遊びです。慣れてきたら、おだんごやパン、動物など好きな形を作って遊べるようになるので、想像力も広がりそうです。 ■シャボン玉小さな子どもはとにかくシャボン玉が大好き。100円ショップで1セット買えば、数回にわたってたっぷり楽しめます。一般的に、シャボン玉を自分で吹いて遊べるようになるのは3歳頃から。子どもにシャボン玉をさせるときは、誤飲しないよう注意しながら、必ず大人といっしょに遊ぶようにしましょう。■お絵かきボード描いて消せるミニサイズのお絵かきボードは、手を汚さず、ゴミも出さずに繰り返し使える優秀アイテム。お出かけのときに持ち歩くのにもピッタリです。外出時、レストランでの待ち時間などに、さっと出して遊ばせると、お絵かき好きな子なら、しばらくおとなしくしていてくれます。100円ショップには、上記のほかにも、ミニカーや魚釣りゲーム、水鉄砲など、子どもが目を輝かせてほしがりそうなものがたくさんあります。しかし、これらの複雑な造りのオモチャ類は、使い方によっては壊れやすいかもしれません。もちろん「100円なんだから壊れても惜しくない」という考え方もアリですが、我が家では、壊れた100円オモチャを息子が捨てさせてくれず、後でジャマになって困りました。個人的には、壊れにくいシンプルな造りのオモチャと、シャボン玉、お絵かき帳、シールのような消耗品は100円ショップで、それ以外はオモチャ屋さんで買うことをおすすめします。
2016年07月02日思い通りにいかないのなんて日常茶飯事、それこそが子育て。「これで合ってる?」と自分の子育て方針に自信を持てないお母さんも多いはずです。その中でも「どんな時に叱って、どんな時は叱っちゃだめなの?」というお母さんの悩みって結構多いんです。そこで今回は、叱らなければならない時・叱ってはいけない時についてお話ししていきたいと思います。叱るべき時はいつ?まずは、一番大切な「叱るべき時」です。最も重要な叱るべき時は「他人に迷惑を掛けた時」です。ただ、一口に「他人に迷惑を掛けない」と言っても、世の中にはたくさんの「他人に迷惑を掛けてはいけない時」があります。電車に乗る時には、順番を守らなくてはいけないですし、集合時間には遅れてはいけないですし、人が嫌がる事はしてはいけませんし…例を挙げたらキリがありません。当たり前ですが、子供は世の中の事を何も知らずに生まれてきます。世の中のル−ルを教えてあげられるのは、お父さん、お母さんだけです。お父さん、お母さん自身が、教育者の立場として常に身を引き締め、子供に正しい事を教えてあげるのが、何よりも重要な事です。叱ってはいけない時叱ってはいけない時も、叱るべき時と同じくらい重要になります。叱ってはいけない時は、子供が落ち込んでいる時や、納得がいっていない時です。例を挙げてみましょう。子供が泣いている時、ただ欲しいおもちゃを買ってもらえなくて泣いているのと、運動会の競争で負けて悔しくて泣いているのとでは、同じ「泣く」でも雲泥の差がありますよね。同じ「ダダをこねる」でも、ただわがままでおもちゃを買って欲しくてダダをこねているのと、他の兄弟は買ってもらったのに、自分は買ってもらえなくてダダをこねているのとでは「ダダをこねる」の意味が違います。自分は買ってもらえなくて納得がいかないのに、叱ってしまってはかわいそうですよね。叱る量はどれくらい?最後に大切なのが、叱る量を見極める事です。もちろん、初めから人に迷惑を掛けないように心がけるなどの努力が一番大切です。叱らないで済むのが一番いい事ですから。しかしながら、まだ小さい子や、手のかかる元気な男の子など、どうしても叱らなくてはいけない時があるのも事実です。叱る量として、例を挙げて考えてみましょう。例えば、間違って小学校の友達のノートを持ち帰ってきてしまったら、叱るというよりは「友達のノートと混ざらないようにしなくちゃね」と注意くらいで十分でしょう。しかし、クラスの友達をふざけて怪我をさせてしまった時などは、しっかり叱ってあげなくてはなりません。叱る量は起こしてしまった事の重大さに応じて、変えていかなくてはなりません。子供を叱るという行動は、その子にとって大きな影響を及ぼします。叱るべき時と、叱ってはいけない時とを上手に見極めて、子供の成長のプラスになるようにしたいものです。
2016年06月24日こんにちは。県の面積の約8割を森林が占める大自然で育ったママライターなかやまあぽろです。皆さんは「木育」 という言葉を聞いたことはありますか?正直、ほとんどのママさんたちになじみのない言葉だと思います。冒頭でも紹介させていただいた通り、全国で2番目に森林率の高い県で育ったわたしでさえ、木育という言葉を知りませんでした。娘を出産し、自治体より産後に受けることのできるさまざまなサポートやサービスの案内書の中の一つに、「木育」を勧めるパンフレットがあり、目に留まったのがきっかけです。その取り組みにとても興味を持ち、またより多くの人に知ってもらいたいと思いましたので、今回は資料を元に簡単にご紹介したいと思います。●五感をめいっぱい育てる助けをする木育木育の活動は北海道から始まり、現在では東京はもちろん、全国約100か所に施設があり、さまざまな活動や体験が実施されています。「木育」という言葉を初めて聞いたり目にしたりすると、多くの方が「木で作られた道具やおもちゃを積極的に使って子育てをすること?」と、思いますよね。まさにその通りですが、木育が目指す「育児」とは、小さなころから森や木とふれあうことで、人と自然のつながりを自ら考えることのできる豊かな心をはぐくむ という、大きな希望をもった取り組みなのです。●「木育」を日常に取り入れるコツ3つ●(1)ファーストスプーンは、ぜひ木製のものを森などで駆け回ったりできない赤ちゃんでも、離乳食に使うスプーンを木製のものにすることから、簡単に「木育」が始められます。赤ちゃんの感触が最も鋭い場所は、舌や唇、鼻の頭と言われています。小さなころから舌や唇で木のぬくもりを感じさせることで、木に親しみを感じる第一歩 につながるそう。●(2)木のおもちゃで脳を刺激乳幼児期に、特に敏感だとされる“皮膚感覚” 。この時期に皮膚感覚を開発してあげることにより、脳がよい刺激を受け、大いに成長すると言われています。カラフルなプラスチックや、やわらかな布でできたおもちゃもよいですが、木のおもちゃもぜひプラスしてあげて。木が持つ特有の肌触りや硬さ、ひんやりとした感触、匂いや自然ならではの色は赤ちゃんの五感を育て、豊かな感性を育むことができるでしょう。●(3)森の中での体験を体全体で吸収活発で好奇心が旺盛な幼児期~児童期からでき、ぜひ子どもたちに体験させてあげたいことといえば、森などの大自然の中で自由に遊び、過ごすこと。森の中で子どもたちと一緒に過ごすという育児スタイルは、デンマークから世界各地に広がり、日本でも注目され始めているそう。一歩森に入るだけで、子どもは大人の想像以上にたくさんのことを吸収します。たとえば、森のにおいを嗅ぎ、裸足で落ち葉の上を歩いたり、木々の揺れる音を聞いたり……。たったこれだけの体験でも、子どもの五感が研ぎ澄まされ、豊かな心が育つ種となります 。----------大都会で自然と疎遠な方も、ぜひ夏休みなどの長期休暇や連休などを利用して子どもたちと計画を立ててみてください。パパやママも、日々の疲れがきっと癒やされるでしょう。【参考リンク】・岐阜県父子手帳「パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道」 | 岐阜県公式ホームページ()・木育の理念と目的 | 木材のよさを学ぶ – 木育.jp()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月23日もうすぐ季節は本格的な夏ですね。 暑くてだるくなりがちな夏ですが、洗濯物はどんどん乾き、ママとしては嬉しい、太陽の恵みたっぷりの季節。 そんな夏は、トイレトレーニングを始めるのにピッタリ。来年から幼稚園、というお子さんを持つママはそろそろトイレトレーニングを始めたいですよね。今回は、2013年1月生まれ(今年幼稚園に入園)の子どもを持つママたち6人に話を聞き、トイレトレーニングの方法や時期についてまとめてみました。6人中5人のママが入園前の夏までにトイレトレーニングを開始まずはトイレトレーニングの開始時期について聞いてみました。■1歳代ではじめたママ:3人一番早かったママは1歳0カ月から開始。落ち着いて座れるようになったらすぐに始めたとのこと。次に1歳半頃に始めたママが2人。「下の子が生まれる前にオムツが取れればと思って…」という理由と「お友だちが始めたので始めてみた」というきっかけだそうです。■2歳代ではじめたママ:2人2歳5カ月、6カ月で開始したママたちは「幼稚園入園のために!」とのこと。次の春に入園を控えたママたちは、やはり夏ごろトイレトレーニングを開始していました。■幼稚園入園直前にはじめたママ:1人唯一トイレトレーニングを入園前の夏に行わなかったママは、入園直前の冬にスタート。本人のやる気が出るまでじっくり待ったそうです。それぞれのママの考え方や、その子の個性しだいで始める時期はさまざまですね。始めた時期はバラバラでも、完了はほとんど同じ開始時期には1年以上の差があった子どもたちですが、実際にトイレトレーニングが完了した時期は、2歳半~3歳ごろに集中しました。1歳代で始めたママたちはトイレトレーニングが完了するまでの期間について「1年以上」と話すのに対し、2歳半ごろ始めたママたちは「半年くらい」とのこと。入園直前まで待ったママからは「いきなりトイレに行くと言い出した」というトイレトレーニング期間ほぼ0という話まで飛び出しました。2歳を過ぎると格段に言葉を理解する能力がアップする子どもたち。また、「お兄さん(お姉さん)になりたい!」という自立心も育ってくる年代ですよね。2歳半ごろ始めたママからは「言葉が通じたので苦労はしなかった」という意見も。子どもたち自身の「できるようになりたい」という思いがあると、トイレトレーニングはスムーズに進んでいくことが多いようです。しかしその一方で、スムーズだったはずのトイレトレーニングが停滞するという体験談も。「ママが下の子を妊娠し体調が優れなくなり、親子でトイレトレーニングへの意欲が薄れてしまった」というケースや、「下の子が生まれると上の子が赤ちゃん返りし、トイレに行きたくないと言われてしまった」ということもあったそうです。2歳はイヤイヤ期もあり、下の子が生まれると赤ちゃん返りもあるため、思ったように進まないことも多いんですね。トイトレには「濡れた感覚がわかる」ことと「できたら嬉しい」が大切次に、どんな方法でトイレトレーニングを行ったのか聞いてみました。すると、6人中5人のママが開始時からトレーニングおむつを使ったり、いきなりパンツを履かせるなど「濡れた感覚がわかる」トイレトレーニング方法を行っていました。また、トイトレシールとよばれる、トイレに行ったらシールを貼る仕組みを使っていたママも6人中5人。シールの柄を頻繁に変えたり、カレンダーを使って、トイレに行けたら数字に手描きのハートマークを描くことにしたりすることで子どもの飽きがこないように工夫したというママもいました。また、ごほうびはシール以外に、インターネットでダウンロードできるキャラクターのぬり絵をあげたり、いけないとはわかりつつもラムネ等の食べ物で釣ってしまった…という本音も。トイレトレーニングは本人のやる気が一番大切。やる気を失わせないためにママたちはたゆまぬ努力を続けていました。排泄のリズムをつかむ表を使ったママも前職で保育士をしていたというママからは、排泄のリズムをつかむための表を使ったという体験談も聞けました。トイレに座ることに慣れ、毎日のようにトイレで成功するようになったら、この表を始めたそうです。表を使う前は「朝の寝起き」と「お昼寝前」の2回に絞ってトイレに連れて行っていて、その回数を増やしていく目的もあり取り入れたのだとか。毎日トイレに連れていくタイミングを決めて表にしておくと、どのタイミングでおむつが濡れていたのか、また、どのタイミングならトイレで排泄しやすいのかがわかります。タイミングごとに2段に分かれていて、上の段は、おむつが濡れていた(×)濡れていない(○)を表し、下の段はトイレで出た(○)出ない(×)を表しています。下の方にはトイレでできた回数を数字で書いています。排泄のタイミングもつかみやすく、だんだんとトイレで排泄する回数が増えてきているのがわかり、ママのモチベーションアップにもつながりそうですね。表は3、4カ月経ってタイミングが理解できたらやめ、ごほうびシールを貼るだけに変更したとのことでした。だんだん成功が増えて来たら、保育園では8割成功するようになることを基準にしてパンツへの移行をしていたそうです。しかし、自宅では失敗があると後片付けも大変ですし、マメにトイレに連れていく決心をしないと難しいため、排泄の感覚が1時間以上は空き、9割以上成功、かつトイレを自分で知らせてくれるようになってから、パンツへの移行をしたそうです。トイレに行くのを嫌がったら?トイレトレーニングの中でママが悩むことの1つ「トイレを嫌がる」ということについて、元保育士のママはどのように対処していたのか聞いてみました。■トイレに行くことに楽しみを作る「トイレに行ったらシールを貼ろう」と誘ったり、トイレに好きなキャラクターのタオルをかけておいて「〇〇(キャラクター)が待っているから行こう」と声掛けをするなど、トイレに楽しみを作ることもコツだそうです。■ぬいぐるみもトイレに行きたいみたい気に入っているぬいぐるみや、遊んでいるおもちゃがあれば「おもちゃもトイレに行きたいみたいだよ」と誘って、おもちゃを持たせてトイレに連れていくことも効果があるのだそう。これは私自身も、息子のお気に入りの犬のぬいぐるみでやっていました。おままごとやお世話遊びが好きな子には効果があるかもしれません。■「あと〇分したら行こう」とストップウォッチを鳴らしてみるこれは目からウロコの作戦でした。もちろん子どもたちは「〇分」という時間の感覚はわかりませんが、音が鳴るものが好きですよね。「これが鳴るよ」と言われるだけで、なんだか遊んでいるような気持ちになり、音が鳴ると「鳴った!」と自然にトイレに足が向いてくれるかもしれません。たくさんの作戦を教えてくれた保育士ママですが「それでも嫌がるなら、オムツを履いていたら無理強いはしなかった」とのことでした。せっかくのトイレトレーニングも、しつこくして本人が「もうイヤ!」となってしまったら本末転倒ですよね。時にはママが気持ちを切り替えて折れることも必要なようです。秘訣は「あせらないこと」トイレトレーニングを終えたママたちが口をそろえて言うことは「あせらないのが一番」ということ。ママがあせって子どもの失敗を叱ってしまったり、周りの子と比べてしまうことで、子どもは自信をなくし、やる気を失ってしまいます。早く始めてもゆっくり始めても、トイレトレーニングの進み方は本人のやる気次第。自分の子どもの成長にしっかり向き合ってトイレトレーニングを進めていきたいですね。そして多くのママが「半年以上」かかると話すトイレトレーニングを、入園前にあせらず進めていくには、やはり入園半年前の今がチャンス。この夏は親子二人三脚ではじめてみませんか?<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年06月23日こんにちは!南国で子育て中のママライターなかやまあぽろです。真夏の日中は、日差しが強すぎて外にお散歩すらいけないような日々が続きますね。そんな夏日には、おうちのお風呂場やベランダで簡単にできる水遊びがオススメです。うちの子はまだ月齢が小さすぎて早いかも……と迷っているパパやママ、今回は7~8か月のおすわりが安定しだしたころから親子で楽しめる、水遊びの際のポイントをまとめてみました。ぜひトライしてみてください!●環境の違いで、親子共に気分を切り替えて夏場は、どうしてもエアコンの効いた涼しいお部屋の中で過ごす時間が多くなりがちです。無理に外に出かけても、赤ちゃんの負担になってしまうし、ママも体力を消耗してしまいます。しかし、ずっと同じ環境にいるのはママも赤ちゃんにとってもストレス。そういうときはほんの少しだけ環境を変えて遊んでみましょう。ちょっとした変化だけでも随分と気分転換になるものです 。日陰やお風呂場でできる水遊びは、このような気分転換にぴったりですよ!●赤ちゃんと水遊びする際のポイント●(1)赤ちゃんの体調や環境をチェック楽しい水遊びを始める前に、まずは赤ちゃんの体調をチェック。熱や鼻水が出ていないか、機嫌はいつも通り良いかなどを確認しましょう。ベランダなど屋外で遊ぶときは、熱中症対策に直射日光が当たらない場所を選びましょう。気温が25度以上、10時~14時頃 がよいとされています。水遊びだからといって、冷たい水をプールに張るのは禁物!28~30度のぬるめのお湯を準備するのがポイントです。●(2)赤ちゃんを遊ばせているときは、目を離さない!乳幼児の溺水事故は、不慮の事故である交通事故、窒息に次ぐ第3位の死亡原因でもあるほど多発しています。特に乳幼児で多いのが“浴槽での溺水”。大人からは想像もできない、数cmの水でも溺れる可能性がある のです。おすわりが安定したからと言って、物を取りに行くなどする際に目を離すことがないようにしましょう。タオルやおもちゃ、赤ちゃんの飲み物などはあらかじめ遊び場のそばに準備しておき、水の中でのおすわりが不安定な様子であれば、必ず支えてあげるようにしましょう。●(3)赤ちゃんの五感を刺激する遊びを用意して水遊びは、室内では体験できないことばかりが楽しめます。水の音や感触を思い切り楽しませてあげて。オススメなのは、動物やキャラクターが描かれたスポンジをパパやママが握り、水の底から手を離すとスポンジが飛び出て赤ちゃんがびっくり!という遊び。パパやママの「ポン!」という言葉とともに、物の変化や水しぶきで驚かせるのもポイント。また、いらなくなったカップや牛乳パック、ペットボトルなども赤ちゃんの格好のおもちゃ。小さな穴をあけてシャワーにしてみたり、水に浮かばせて遊んでみたり……。普段は必要のない物として処分してしまうものも、夏場は少しだけ取っておくといいかもしれません 。●(4)遊んだ後は体を十分温めて子どもが楽しんでいる様子でも、30分くらいで切り上げるようにしましょう 。ぬるま湯を張っていても、水温が下がっているので体が冷え、体力の消耗も早くなります。上がった後は温かいシャワーなどで十分に体を温めてあげましょう。水分補給も忘れずに!----------夏場でも、手軽にトライできる水遊び。ビニールプールの代わりに浴槽でも楽しめますし、お片付けも楽チンなところもうれしいですね。熱中症には十分気をつけて、親子で夏を楽しみましょう!【参考文献】・『最新月齢ごとに「見てわかる!」育児新百科』ベネッセコーポレーション・編【参考リンク】・子どもの事故の現状(2013年) | 岐阜県総合医療センター(PDF)()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月20日【ママからのご相談】子どもが少し大きくなり、大量のぬいぐるみや赤ちゃん用おもちゃの処分方法に困っています。愛着があるものが多く、燃えるゴミに出す気にはなかなかなれません。みなさんどうしているのでしょうか?●A. 捨てるもリサイクルもいろいろ! ママたちに処分法を聞いてみました。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。子どもが生まれてからプレゼントでいただいたり、どこかへ行ったときに買ってあげたり、おもちゃやぬいぐるみは成長と共にどんどん増えていきますよね。たしかに、みんなどうしているのか気になります。今回はママたちに実際のところどうしているのか聞いてみましたのでご紹介します。●(1)寄付する『乳児院や病院など、もらってくれるか電話で確認した後に寄付するようにしています。絵本なども喜んでもらえますよ』(8歳と10歳の女の子のママ)『発展途上国へ寄付する団体などをネットで探すと意外と多く出てきます。ワクチンへ変換 することができたりもするので、誰かの役に立つように送っています』(9歳と5歳の男の子のママ)多かった答えは、「寄付する」ということ。衣類のリサイクルは聞いたことがありますが、ぬいぐるみなどもリサイクル、リユースできる時代なのですね。いらないものが誰かのためになるのなら、うれしい限りです。●(2)販売する『出産祝いでいただいたものの中に高価なものがあったので、ネットオークション で販売しました。予想以上に高値がついたので、売れそうなものは売ってしまっています』(5歳女の子のママ)『もう我が家では使わないけどまだまだきれいなものは、フリマや幼稚園のバザー で販売しています。儲けというよりは、誰かに喜んでもらえれば、という気持ちで』(5歳男の子と0歳女の子のママ)ブランドもののぬいぐるみやアンティークのおもちゃなどは高値で売れる場合があります。捨てる前に売れそうなものか調べてみるのもいいかもしれませんね。高値で売らなくても、きれいなものならフリマやバザーで十分に売れる可能性があります。おもちゃやぬいぐるみは愛着があるものなので、次の持ち主を探してあげるのもいいですね。●(3)神社やお寺で供養してもらう『長年我が家にいたので魂があるような気がして、お寺で供養してもらってきました。しっかり別れも告げられてよかったです』(12歳男の子と8歳女の子のママ)ずっと一緒にいて愛着のあるぬいぐるみやおもちゃ。なんだか生きているような感覚もわいてきて、捨てるに捨てられないものですよね。そういう場合は神社やお寺で供養してくれるので、電話で聞いてみましょう。ちゃんとした“お別れ”をすることができますよ。----------大事にしていたからこそ、簡単には捨てられないものたち。新しい持ち主を探すも、捨てるも、家族で決めてみるのがいいでしょう。後悔のない“さよなら”をできるといいですね。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年06月18日【ママからのご相談】2歳の子どもがいます。発達のゆっくりだったうちの子も、最近は反動のように動きまわりたがることが増え、外遊びができない梅雨の季節をどう過ごそうかと、不安になってきました。みなさん、どうなさっているのでしょうか。●A. 用意次第で、雨の日は“いいチャンス”になるかも!こんにちは、ライターの佐原チハルです。動きたい・遊びたい盛りの子どもがいると、梅雨の季節は悩ましいものですよね。特に集合住宅にお住まいの場合は、「家の中で暴れさせてしまうのは避けたい!」と考えている方も少なくないかと思います。そこで今回は、遊びたい盛りの子どもを育てたことのあるママさんたちに、雨の日の過ごし方について聞いてみました。●(1)知育系のおもちゃを用意しておいた『普段は外遊びばかりだったので、これは逆にいい機会かも、と、知育系のおもちゃ を用意してみた』(30代・ワーキングマザー)『お友達が、歌ったりダンスしたりしながら英語が勉強できる〜みたいなDVDを貸してくれたので、それをよく再生していた』(30代・専業ママ)英語のDVDを見せていた、というママは『思っていた以上に楽しめていて、簡単な数字やアルファベットは覚えてしまっていた。子どもの学習能力はすごい』とも聞かせてくれました。●(2)雨具を充実させておく『外で遊びたい盛りの子どもに、雨が降っているかどうかなんて関係ない…… 。外に行きたがってしかたがなかったので、しっかりとしたレインウエアを買って、ずっとお外をお散歩していました』(20代・専業ママ)『長靴で歩く・傘をさす、などの練習をしたり、ナメクジの観察をしたり、雨の日だからこそできることを楽しみました。お部屋遊びが本当にできない子だったので、仕方なく、という面もありますが……』(40代・ワーキングマザー)まだ小さい子どもの場合、「やりたい」と思ったことを我慢するのは特に難しいものです。室内遊びが苦手な子の場合、“親が諦める”という選択をするのが一番ストレスがない……という状況になることもあるでしょう。たしかに、雨の日には雨の日の楽しみが見つけられることもありますね。覚悟を決めて、雨の日の外遊びを楽しんでみるのもいいかもしれません。風邪をひかないよう、雨具対策はしっかりと行いましょう。●(3)“外だけど屋内”の場所へ行く『普段は行かないんですけど、子育て支援広場とか、児童館とか、図書館でやっている読み聞かせとかに足を運んでみました。別に必要ないって思っていたんですが、本当に助かりました……あぁいうのって大事なんだなって実感しました』(30代・ワーキングマザー)『電車が好きな子なので、目的地もなく、電車に乗りに行きました。ターミナル駅で行き交うのを見たり、入場券だけ買って新幹線を見に行ってみたり。子どもはとても楽しめていました』(30代・ワーキングマザー)子どもの気持ちと親の都合とが折り合わないこと、よくありますよね。そういうときに、お互いに合意できる“折衷案” を出して実行できる、というのは、雨の日以外でも大切なことなのかもしれません。----------以上、いかがでしたでしょうか。お住まいの環境によっては、難しいものもあったかもしれません。梅雨は、雨のせいで「子どもの気持ちと親の都合との対立」が目立つ季節ですね。けれど、雨の日ならではの楽しみを見つけたり、子どもの気持ちも尊重しつつ折り合いをつけていく“訓練”をしたりする機会として、利用もできそうです。よりストレスなく、楽しく過ごせるよう、がんばりましょう!●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年06月05日こんにちは。ママライターの木村華子です。3人を育児中の私は、最近子どもたちの“独り言”に耳を傾けるのがマイブーム。思い巡らせたことがそのまま言葉になって出てくる彼らのつぶやきは、それぞれに個性やかわいらしい矛盾があり、 聞いていて飽きることがありません。未就学児がタブレットやスマートフォンを使いこなす昨今。子どもたちの独り言もまた、現代風に進化を遂げているのではないか?と感じることが増えました。とくに影響を受けていると感じられるのは、ネット上にアップされているゲーム実況動画の存在 です。ボソボソと何か喋りながらゲームをしているな……と耳をそばだてていると、ソロ実況をしながらゲームに没頭する息子の面白すぎる瞬間に出くわすこともしばしば。そこで今回は、現役ママたちに“実況風にゲームをする子どもたちの目撃エピソード”を伺ってみました。思った以上に経験者が多く、これは新たな“子育てあるある”になる予感……。彼らのプチ黒歴史にもなりそうな、かわいらしいソロ実況シーンをお楽しみください。●現役ママたちによる“実況風にゲームをする子どもたち”の目撃エピソード6つ!『マイクラをしながら、「はい!今回もマイクラってゆーゲームをやっていこうかと思うんですがね〜!」と実況するスタイルが定番になってる年長の息子。結構大きな声で喋ってるのに、私(ママ)が見てると分かると恥ずかしそうに黙ってしまう。あんなに大声で実況してるくせに、バレてないと思っているところがかわいい 』(6歳男の子のママ)『小1の息子はゲームを始めるとき、「えー、はじめての人ははじめまして。そうじゃない人はこんにちは」とか言ってる。最初は何言ってんのか分からなくて、後々子どもが見ている実況動画でのセリフ なんだと知った。よく覚えてるんだな〜と感心したのと、自分が小1のときってファミコンも持ってなくて、いつも田んぼでカエルとか捕まえてたのにな……と、ジェネレーションギャップを感じた。何か、未来ってスゴイ』(小1男の子のママ)『ゲーム実況じゃないけど、娘に新しいおもちゃを買ってあげたとき、キッズユーチューバー風におもちゃの解説を始めてくれた。なんでもまねしたい年頃なんだろうけど、聞いてるこっちが少し恥ずかしかった 』(5歳女の子のママ)『実況風にブツブツ言ってる息子の様子を、スマホでこっそり動画撮影してる。見つかると一気にトーンダウンするので、かなりこっそり撮って、後で動画を息子に見せて反応を楽しんでいる 。息子は毎回、スッゴイ恥ずかしがって嫌がる。もともとは実況風の独り言をやめさせるために始めたことなんだけど、最近は完全に反応を楽しむためにやってる』(小2男の子のママ)『ゲーム好きのパパの影響から、ゲームデビューも早かった息子。ゲームをするときにはゆっくり(動画などでしばしば登場するテキスト読み上げソフト調に)ひとり実況している。なんと日常の会話でもゆっくり調で喋ろうとする始末。忙しいときにあの声で話されると、分かっていてもイラっとする 』(6歳男の子のママ)『小2の息子が、やたらと「初見、初見」言っている。多分「初めて見た」みたいな意味なんだけど、そうじゃないときも「初見!」とおっしゃる。ゲーム中はもちろん、宿題の音読で分からない漢字があったとき も「分かんないよー初見だからさー」って……。初見じゃないよ!授業で習ってるはずだよ!』(小2男の子のママ)●一人ゲームに励むわが子を見つけたら、耳を傾けてみて!ソロ実況でゲームをしている子どもを目撃した際には、スマホの普及で登場した“テレビや絵本にスワイプする幼児”に出会ったときにも似た興奮があります。わが子がデジタルネイティブ世代なのだと、強烈に実感させられる瞬間ですね。これを嘆かわしいと感じるか、面白おかしく捉えるかは、ママごとに見解が異なるでしょう。しかし、当の子どもたちが楽しんでいることは紛れもない事実です 。頭のてっぺんから足の先まで、どっぷりとネットに浸かったわが子の成長を楽しみに見守ってみるのもオツなもの。一人でゲームに励むわが子を見つけたら、ぜひこっそり耳をそばだててみてはいかがでしょうか。●ライター/木村華子(ママライター)
2016年06月01日こんにちは、保育士ライターのyossyです。富士通テンが小学生の親子を対象に行った調査(2012年)によると、子どもの7割が1時間以上の長距離ドライブを退屈だと感じているとのこと。また、8割以上が渋滞中に暇だと感じているという結果でした。ただでさえイライラしがちなドライブ中の渋滞。子どもは大人よりも長時間待つことが苦手ですし、トラブルも起きがちです。「トイレに行きたい!」「気持ち悪い~!」「つまらない!」といった子どもの声に、焦ったりイライラしたりする経験があるママ・パパも多いのではないでしょうか。ここでは、子連れドライブでの渋滞対策法をご紹介します。●もしものときの安心グッズを用意まず、急にトイレに行きたくなった際や、気分が悪くなってしまったときのために、下記のものを車に載せておくことをオススメします。●携帯トイレ/おむつ長時間の渋滞の場合、大人でさえトイレを我慢できないことがあります。携帯トイレがあったほうが安心でしょう。おむつが外れたばかりの時期であれば、余ったおむつでもいいですね。ただし、急に「おむつをはいて用を足して」というと、子どものプライドが傷つき、嫌がる恐れがあります。「もしものときには、おむつをはいてもらうこともあるかも」ということを子どもに事前に話しておく といいでしょう。●着替え急な下痢や嘔吐で洋服が汚れることも考えられます。小学生以上の子であっても、着替えを手元においておきましょう。トランクに入れてしまうと、渋滞中に取り出せない ので注意が必要です。●ビニール袋(防臭のものがオススメ)用を足した後の携帯トイレや、おむつ、嘔吐物、汚れた着替えなどを入れる際に何かと役に立ちます。複数枚持っておくといいでしょう。●バスタオル着替えが必要になった際、車外から見えないように隠す ために使えます。また、チャイルドシート・ジュニアシートが汚れてしまったときに下に敷く、嘔吐物を処理する、といった使い道も。●除菌シート嘔吐やトイレの処理の際、子どもの体や親の手、汚れた車内を拭くのに使えます。●消臭スプレー携帯トイレを使った後や嘔吐してしまった後は、車内のにおいが強くなります。ほかの人まで気分が悪くなることがありますので、消臭スプレーがあると安心です。●子ども用の酔い止め普段から酔う子はあらかじめ飲んでおいたほうがいいですが、そうではない子の場合も持っておくと安心です。●ペットボトルの水薬を飲む際や、手についた汚れを軽く洗い流す (ビニール袋などの上で)際にも使えます。●ぐずり防止のための事前チェック5つ子どもが退屈せずに車内で過ごすことができれば、親もかなり楽になるはず!ぐずり・退屈防止に関しても、事前準備が大切です。●(1)遊べる場所をチェックしておく目的地の途中で子どもが休憩でき、さらに遊べる場所があると安心です。エンターテインメント施設でなくても、広い公園などでも構いません。ただの広場であっても、何か外で遊べる道具を持っていれば、十分子どもは楽しめますね。「飽きた場合にはここに寄ろう」という場所 を複数チェックしておくといいでしょう。●(2)眠りながら行ける時間に出発する可能であれば、子どもが車内で眠りやすい時間 に出発するのもいいでしょう。ただし、ドライバーの体調管理が必須です。また、普段から眠りが浅い子の場合は、本来寝ているはずの時間に起きてしまって体内時計が狂うリスクもあるので、要注意です。●(3)小分けに包装された食料思うように食事やおやつが食べられない可能性もあるので、食料や飲料は少し多めに準備しておきましょう。甘いものだけでなく、食事の代わりになるパンなどもあると安心です。暑い車内で食品が傷んで食中毒を起こしたら大変なので、常温OKの小分けに包装されているものを用意する、保冷バッグを用意する などの対策も大事です。●(4)子どもが好きなDVDやCDを用意可能であれば、子どもが気に入りそうなDVDやCD を車内で視聴するのもいいでしょう。DVDは、初めてみるものと、普段から見ているお気に入りのもの、両方あると安心。CDであれば、みんなで一緒に歌えるものだと、盛り上がりやすいです。●(5)おもちゃやなぞなぞの本をこっそり用意しておく小さい子であれば、この日のために内緒でおもちゃ を購入しておくのもオススメです。安価なものでも、しばらくはそちらに集中してくれるでしょう。大きな子であれば、なぞなぞやクイズの本 を用意しておくと、暇つぶしになります。----------渋滞中は身動きがとれないため、事前準備が何よりも肝心!しっかり準備しておけば、家族だけの楽しい車内空間になる可能性も大です。ぜひ参考にしながら、子連れの渋滞を乗り切ってください。【参考リンク】・小学生の親子340組に聞く『ドライブでの親子コミュニケーションに関する調査』 | 富士通テン(PDF)()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年05月29日子どものおもちゃの定番として人気のミニカー。これまでに人気キャラクターや映画とのコラボものなど、さまざまなバージョンが発売されており、多くの子どもたちを魅了しています。そんな中、実はそのミニカーに、あの宅急便のクロネコヤマト仕様があるのをご存じですか?しかも、一部の子どもたちの間ではこの車、クロネコの車ということで、“にゃんにゃんブー”と呼ばれているというではありませんか。子どもにとっても身近な存在となったミニカーについて知るべく、クロネコヤマトへ取材しました!さっそくこのミニカーの購入場所を伺うと、実は販売されておらず、同社の クロネコメンバーズ に登録して貯まったポイントで交換ができるというもの。ちなみにミニカーの種類は、街中でよく見かけるクロネコヤマトのウォークスルー車、クール宅急便車、10tトラックの全3種類。クロネコヤマトによると、ミニカーは全て、ポイントキャンペーンを開始した平成24年8月からあるそうで、交換商品の中でも、かなりの人気を誇るそう。それもそのはず。並べてみるとよくわかるように、どれも精巧で本物そっくり!■ウォークスルー車■クール宅急便車再現されているのは見た目だけでなく、ミニカーのドアがサイドも後ろもちゃんと開き、細かな部分にもこだわりが。子どものために集めていたら、ママの方がコレクターになってしまった、なんて話にも納得してしまいます。■10tトラックちなみに道路やお店などのイラストが描かれたレジャーシートと、ミニカー2台がセットになった「クロネコヤマトミニカー・遊べるレジャーシートセット」(500ポイント)との交換もできます。ミニカーを走らせて遊ぶのにぴったりで、こちらも大好評なのだそう。子どもと猫も重宝してる? クロネコポイントの景品とは別にもう一つ、気になるアイテムが。クロネコヤマトで誰でも買うことができる段ボールで、ウォークスルー車をモチーフにした「ウォークスルーボックス」です。縦35cm、横52cm、高さ29cmという手ごろなサイズ。このボックスの窓の部分をカッターで切り取り、中に猫を入れて、顔を出す愛らしい姿を楽しんでいる飼い主さんが多い模様。価格は税込356円で販売されています。しかし、猫だけでなく、子どもの遊び道具にもなるんです。写真のようにカッターは使わず、ダンボールを組み立てて、上の部分だけ中に押し込んだ状態にするだけでOK。1~2歳の子どもなら、ダンボールの中に座らせて、パパやママが後ろから押せば車ごっこが楽しめますし、子ども自身が手押し車のようにダンボールを押して遊ぶことも。大人が見守っていれば安心です。ダンボールなので、絵を描いても◎! 気軽に工作も楽しめます。ミニカーもウォークスルーボックスも、特に働く車が好きな子どもにとっては、たまらないはず。子どもと一緒に遊べる可愛いおもちゃとして、重宝しそうです。いつも街で見かける車がおもちゃになってしまうのですから、子どもにとってはたまりません。荷物を送ったり受け取ったりするだけでポイントが貯まるそうなので、ネットショッピングをよく使うママは意外とすぐにポイントが貯まるかもしれませんね。
2016年05月23日小さいころから自分の想いをかたちにする経験を積んできた子どもは、小学校でも国語のお話づくりを楽しむことができます。元小学校教師だった私がおすすめしたいのは、親子でお絵かきしながらできる絵本づくり。うまく話せない子どもの気持ちもわかるようになります。■子どもは絵で気持ちを表現している私は小学校の先生をしていた経験があり、現在も子ども支援業務に携わっています。私自身の子育てや学校教育の現場で実践してきた体験をもとに、手づくり絵本のすすめと効果を紹介します。子どもたちは、ちょっとした空き時間に絵を描くことがよくあります。絵を描くのは「想いを自由にアウトプットする」手段のひとつ。インプットされるたくさんの情報を無意識に整理して、自分の気持ちを表に出すことでバランスをとっているのです。なにげないお絵描きは、その子らしい世界観にあふれているので、ぜひ注目してみてください。そして、1枚の絵から、たったひとつの絵本を親子で簡単につくることができるのです。■会話もはずむ吹きだし絵本づくり子どもが絵を描いていたら、「ママもいっしょにお絵かきしたいな」と声をかけてみましょう。「いいよ」と言ったら、どんなキャラクターでもいいので、ひとつ描きます。そのキャラクターに吹きだしをつけてください。「なにをしているの?」「こんにちは」「どこにいくの?」というような、会話を誘導する言葉を入れて、子どもの絵に話しかけることがポイントです。初めは言葉で答えてくれるでしょう。それを吹きだしで子どもの絵に加えます。次に、子どもの答えにあった絵を別の紙に描き、吹きだしでまた話しかけてみてください。それに応じて子どもが絵を描き、吹きだしを足すというパターンをくり返します。ママが誘導していた話しかけも、慣れてくると子どもが先に描くようになりますよ。■一緒に楽しむ時間が自分にとってもプラスになる初めての絵本は2、3ページで終わるかもしれませんが、くり返すうちにページ数も増えていくでしょう。背景を描いたり表紙をつくると、さらにグレードアップして絵本らしくなります。絵を描くのが苦手なママは、写真やチラシからキャラクターを切りぬいて貼りつけるだけでもOK。好きなように絵本づくりを楽しんで。吹きだしを使った会話は、自分の気持ちを表すのにとても効果的な学習支援ツールで、小学校でもさまざまな場面で活用されています。言葉でうまく表現できずにとまどっている子どもの支援にも使われています。とても簡単で楽しい絵本づくりを通して、思いもよらない子どもの気持ちに気づくことができるかもしれません。子どもと遊びを共有できる時間は思っているよりも短いもの。一緒に遊べるいまを思いっきり楽しむことが、将来の自分にきっとプラスになりますよ。
2016年05月14日こんにちは、ライターの佐原チハルです。“いざというときに頼れる義父母がいる”というのは、とても心強いことですよね。けれどその一方で、ありがたいと感じているからこそ“言えない本音”を抱えてしまって、ストレスやトラブルになってしまっているという人たちも少なくありません。●(1)育児方針は、自分たちに合わせてほしい!『いろいろなことに興味の強い年頃の子なので、お店に行くと、欲しがるおもちゃもたくさんあります。際限がないので、うちではイベントごと以外ではあまりおもちゃは買わないようにしているのですが……。義父母が気にせず買い与えてしまうのに困っています』(30代・3歳児のママ)『子どもが「食べたい」というと、なんでも買ってあげてしまうのが困ります。卵アレルギーのある子なんですが、卵の使われているものも多いので』(30代・2歳児のママ)特にアレルギーへの意識 は、世代によって大きく違ってくることもありますね。2歳のお子さんは、自分から「これ卵使ってない?」と確認ができることも少なくないそうなのですが、場合によっては命にも関わることですので、不安も多いそうです。●(2)「子どもがかわいそう」は傷つきます……『保育園のお迎えに行ってもらったのですが、その後しきりに「子どもがかわいそう 」「仕事より子どもが大事でしょう? 」など言われるようになってしまいました』(20代・3歳児のママ)『慣らし保育中、子どもの送り迎えを頼んだ日がありました。まだ新しい園に慣れておらず、毎日大泣きだったころで……。「かわいそうで見ていられなかった 」と言われてしまいました。慣らし保育の間は私自身もそんな風に感じることもあるので、気持ちはわかるのですが……』(30代・1歳児のママ)“子どもにかわいそうな思いはさせたくない”と、ママだって思っている場合が多いですよね。そのせいもあって、ショックもより大きなものになってしまうようです。●(3)“次の子”について子どもの口を使って言わせるのはやめて!『最近、ぬいぐるみや人形で“お世話ごっこ”をして遊んでいるのですが、一緒に遊びながら「弟か妹がいたらうれしいね」「下の子ができたら、こうやってお世話してあげるお兄ちゃんになるんだよ」など話しかけているのを聞くと、どうしていいのかわからなくなります……』(20代・4歳児のママ)『子どもが突然「妹が欲しい!」と言い出したので驚いていたのですが、よく聞いてみたら「おばあちゃんが、妹がいると楽しいよって言ってた 」とのことで……。もう1〜2人産んだ方がいい、とは私自身もよく言われているのですが、子どもの口まで使うのかと、驚きを通り越して怒ってしまいました』(20代・3歳児のママ)子どもをつくる・つくらない(つくれる・つくれない)、というのは、家族間であっても当然、簡単には触れてほしくない話題ですよね。子どもの気持ちは尊重したい、という思いを持ったママも多い中“子どもの口”が使われてしまうのは、特に困ってしまいますね。----------こうしたストレス・トラブルを抱えたときに“ハッキリ嫌と伝える ”か“事故のようなものと捉えて受け流す ”かは、とても迷うところです。子どもの健康・安全にすぐさま関わるものであれば、しっかりと伝えることは必要です。しかし、そうでなければ、「こうした方がいい」という“正しい答え”と呼べるようなものは、残念ながらありません。状況や環境によって、また内容によって、答えも変わってきます。“言わない”でいる方が、円満にいられることもあるでしょう。一方で、言うことで関係性がより良いものになるケースも多くあります。パートナーとも共有・相談しつつ、一番いい形を模索できるといいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年05月07日こんにちは。ファイナンシャルプランナーのyossyです。皆さんの家庭では、子どもにまつわるお金、どれくらいかかっていますか?食費や衣服費、学費などは最低限必要な費用なので別としましょう。子どもの要望に合わせておもちゃやお菓子、 ゲーム機・ゲームソフト等を買ってしまうと、積もり積もってかなりの出費になってしまいますよね……。子どもが「ごねれば買ってもらえる」と学んでしまっているケースもあり、対応に手を焼いているという家庭 もあるのではないでしょうか。そのような場合、思い切ってお小遣い制を導入して子どもに任せてみるのも手です。●親が購入したくないものは、一定金額内で子どもに任せる親が納得できる範囲で金額を決めてお小遣いを渡すようにすれば、不本意な出費を抑えることができます。「これ買ってー!」と子どもに言われても、「それはお小遣いで買ってね」と言ってしまえば渡したお小遣い以上の出費をすることはありません。小学生以降、子どもによっては幼稚園の年長以降であれば、ある程度自分の意思で「購入する・しない」を決めることもできる でしょう。もちろん、大人だって衝動的に買い物をしてしまうことがあるのです。子どもが自分で判断すれば、結果的に欲しいものが全て購入できないというケースのほうが多いかもしれません。しかし、それも子どもが選択した結果です。性格にもよりますが、ある程度自由な判断をする権利を持たされているので、単に「これは買いません!」と言うよりは子どもも納得しやすいでしょう。●お小遣い帳のチェックなど、サポートはしっかりとお小遣いを“あげっぱなし”でフォローなしというのはよくありませんね。本当に何に使ったのかわからない状況になると、たとえば“子ども同士で金銭の貸し借りをしていた” といったトラブルが起こることもあり得ます。やはり、毎月お小遣い帳をしっかりつけること、銀行口座を開設して毎月あまった分を預金すること、といった基本の流れをサポートしてあげましょう。また、「なんで欲しいものが買えないんだろう」などと悩んでいたら、ぜひ相談に乗ってあげてくださいね。節約になるうえ子どものマネー教育にもなるので、一石二鳥です。●単純に金額だけでほかの家庭と比較するのはナンセンスでは、いくらくらいのお小遣いをあげるのがいいのでしょうか。たとえば、ファイナンシャルプランナーの岩下桂子氏は、著書のなかで『年齢×400円』という指針を示しています。6歳で2,400円という計算になるので、高すぎるようにも感じますね。でも、これには理由があります。衣服代や上履き・文房具といった学用品などもお小遣いで買うという決まりになっているのです。生活に関するものも自分で管理する必要があるのですね。ということは、もしも子どもが小遣いのやりくりに失敗した場合、「お小遣いが貯まるまでキツイ上履きで過ごす」といった事態もないとは言い切れません……。お小遣いで支払う範囲を聞くと「逆に足りないのでは?」と思う家庭もあるかもしれませんね。もうひとつ例をあげてみましょう。Aさん宅は1,000円のお小遣いを毎月あげていて、Bさん宅は100円だったとします。一見Aさん宅は子どもを甘やかしているように見えるかもしれません。でも、おもちゃ・お菓子代も込みの1,000円だとしたら?そして、Bさん宅では子どもの望むままに別途5,000円以上毎月おもちゃを買い与えていたら?印象は真逆になりますよね。少し極端な例ですが、このように、金額だけではなく“どこまでをお小遣いで購入するか” まで同時に比較しないと、比べる意味がないのです。●どこまでお小遣いで払うのかを明確に大切なのは、「どこまでの範囲をお小遣いで払うのか」を明確にすること。ここが不明瞭だと、「まぁいっか」を繰り返しているうちにだんだんとお小遣いの意義が薄れてしまいます。迷うことがあれば、そのたびに家族会議を開くなどして“お小遣い”の定義を常にはっきりさせること を心掛けましょう。----------家計に優しく、子どものマネー教育にもなるお小遣い制度。ほかの家庭がどうしているのかというのも気になるでしょうが、金額だけにとらわれる必要はありません。「多すぎた!」「少なすぎた!」と失敗するのだって、親子ともにいい経験です。興味があれば、ぜひトライしてみてくださいね。諦めずに試行錯誤していくことで、その家庭にとってベストな方法にたどり着けるはずです。【参考文献】・『かしこい子どもを育てるおこづかいトレーニング』岩下桂子・著●ライター/yossy(フリーライター)
2016年04月26日【ママからのご相談】3歳と2か月の兄弟のママをしています。下の子どもがまだ小さく手がかかるので、どうしても家事まで十分手が回りません。わが家のリビングは常に物が散らかり放題の状態です。特に3歳の子どものミニカーや新幹線、 電車のおもちゃの収納がうまくいかず、こちらが「お片付けしようね」と声をかけても自分でお片付けができません。これから先、下の子どもがハイハイしてもいいようにスペースを確保したいので、おもちゃのために大きな家具を買い足すことは考えていません。既存の収納を活かして、子どもが自分でお片付けができるようにするにはどうしたらいいでしょうか。●A. お片付け達人になる方法を3つご紹介します。ご相談ありがとうございます。ママライター、インテリアコーディネーターのあしださきです。子どものおもちゃの収納でお困りとのこと、ご相談者様のお気持ちよくわかります!わが家は男の子2人を含む3人の子どもたちがおり、お片付け問題は常に頭を悩ませるテーマです。『株式会社フェリシモ』が2015年4月に実施したアンケートをご紹介します。子どもを持つ既婚女性218名に「家の中で片付けたい場所はどこか」を調査したところ、64%がリビング・ダイニングと答えています。小さい子どもがいる家庭では、一日のほとんどをリビング・ダイニングで過ごしますので、お子さんのおもちゃのお片付けスペースもリビングの一角に必要となることでしょう。また前出のアンケートで、子どもを持つ既婚女性196人に「片付けたくてもできない理由は何か」を調査したところ、48%が「時間がない」 と答えており、「子どもが散らかすから」と「家族が協力してくれない」の2つを合わせて69% という結果が出ました。このアンケートから、リビング・ダイニングを上手にお片付けするためには、・短時間でできること・子どもが自らお片付けできる工夫・普段家に居ることの少ないご主人でも分かる、シンプル収納の3つのコツで乗り越えることができるということが言えると思います。●(1)短時間で片付けたい短時間で片付けるために必要なひと工夫をご紹介したいと思います。お子さんのおもちゃは買ったときの箱から出し、そのおもちゃがすっぽりと入る大きさの浅いバスケットなどに入れてカラーボックスなどに収納すると、出すときもしまうときも箱に元通りに入れる作業が省けるのでおすすめです。以前、わが家ではレールをつなげてその上に電車を走らせるおもちゃや、木製レールのパーツと汽車のセットなどを、買ったときの箱のままリビングの小さなクローゼットにしまっていました。見た目にはすっきりと片づきますし、箱に入れるのが当たり前だと思っていました。しかし、遊びたいときは親が手伝わないと出すことができず、また出すのにもしまうのにも時間がかかる ことに気がつき、その収納方法を改めたところ大幅な時間短縮につながりました。●(2)子どもが自分でお片付けできる工夫まず、「リビングのおもちゃスペースはここ」と決めたら、そのスペースに置けるだけのおもちゃを厳選して選ぶこと。絶対数を減らすことで、子どもが自分のおもちゃはこれだと理解してくれるでしょう。置ききれないおもちゃは、将来の子ども部屋に置くか別の部屋に置いておき、時々リビングのおもちゃと入れ替える というのもおすすめです。数を減らしたら、種類をざっくりと分けてみます。絵本、乗り物系(電車と車)、ぬいぐるみ、お料理セット、お絵描き道具などと大きめのジャンル分けをして、それぞれ専用のバスケットなどを用意します。遊んだあとはそのバスケットにポイポイと放り込むことがお片付けです。簡単で楽しいと、子どもも自分でやりたいという意欲がわくでしょう。または、カラーボックスにピッタリ収まる引き出しを用意して、その引き出しの中にしまう方法も非常にスッキリと片づくのでオススメです。引き出しを選ぶときのポイントは、同じシリーズのものがサイズ違いでいくつも販売されているメーカーのもので揃えるということです。またシンプルで、飾りがないもの。おもちゃ収納が必要でなくなっても別の用途に使うことができ、無駄になりません。●(3)わかりやすいシンプルな収納普段おうちにいる時間が少ないご主人。休日に子どもと遊んでくれるのは大変うれしいのですが、遊んだ後っていつもよりお部屋がぐちゃぐちゃになってしまうんですよね……。片付ける場所と方法がわからないから、というのが理由でしょうから悪気はないようです。(1)(2)のポイントを押さえてシンプルでざっくりとグループ分けしておくことで、そんなパパでも簡単に片付けることができますし、今はざっとまとまっていればよしとしませんか?小さいお子さんのお世話に忙しい時期ですから、パパが片付けた大雑把な状態でもオッケーというように、ひとつひとつのバスケットの大きさはゆとりのあるものを選んでください。物が中で動くくらい がちょうどいいですよ。----------いかがでしたか?簡単な方法ばかりですが、経験上とても役に立っているものばかりです。上のお兄ちゃんは、忙しいママの味方にきっとなってくれると思いますよ。褒められてママがうれしそうだと「よーし、もっと頑張ろう」と思ってくれるものですし、自分でなんでもやってみたい、それをママに見ていてほしいという子どもの発達成長段階に合っている方法です。ぜひ参考になればうれしいです。【参考リンク】・整理と収納に関する意識調査 | 株式会社フェリシモ(PDF)()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年04月25日こんにちは、ママライターのfurahaです。幼児期の子どもをもつママの悩みの種のひとつ、お片付け。毎日「片付けなさい!」と言っているママ、何度言っても片付けをしない子どもにイライラしているママも多いと思います。でも、実は片付けをしやすい環境 が整っていないと、子どもにとってお片付けはとても難しいことだとご存知でしたか?お子様がなかなか片付けをできるようにならない……というママ必見!子どもが進んで片付けをしたくなる方法を紹介します。●夢中で遊ぶことは子どもの脳の発達を促す!多くの子どもは、遊ぶとなると家にあるおもちゃを次々と出して、部屋の中を散らかしながら遊びますよね。大人からすれば、一つ遊んだら一つ片付けておけば、そんなに散らかることはないのに……と思わずにはいられません。しかし専門家によると、この夢中になって遊ぶというのがとても良いこと なのだとか。教育評論家の親野智可等先生は、著書『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる』のなかで以下のように述べられています。**********『例えば、子どもが大好きなブロックに夢中になって遊んでいるとき、思考力、創造力など…脳はフル回転しています。まさに頭がよくなっていく真っ最中。しばらくして飽きてしまって“じゃあ、お絵かきしよう!”と、出しっぱなしで次に移ったとき脳は高速回転を続けたまま次にいけます。そうやって、出しっぱなしで何時間もフル回転の状態のまま楽しく遊ぶと、頭もスッキリ、気分も爽快。さらに、脳も鍛えられるのです』**********思いっきり散らかしながら無我夢中で遊ぶことは子どもの自然な姿であり、創造力や思考力を鍛えること にもなっている。そう思うと、多少散らかっていても大らかな気持ちで子どもを見守ることができるのではないでしょうか!?●お片付けタイムを決めてそのときに一気に片付ける!夢中で遊ぶのは子どもにとって良いことですが、遊びっぱなしで片付けをしないというのはいけません。夕食前やお風呂の前など片付けるタイミングを決めて、そのときに一気に片付けるようにしましょう。毎日同じタイミングに片付けることで、子どもにとってもわかりやすく、お片付けの習慣がつきやすいと思います。●子どもが片付けたくなる環境を整えよう!では、どうしたら子どもはお片付けタイムに進んで片付けられるようになってくれるのでしょうか?わが子が片付けをしないというママは、子どもが片付けやすい環境 が整っているかを見直してみましょう。●(1)子どもが片付けやすい収納にする・おもちゃ箱はフタのないものにする・箱に目印や写真をつけて、分類して片付けやすいようにする・表紙が見える絵本収納棚など、パッと見てどこに何があるのかわかる収納にする・収納場所は子どもがしまいやすい高さにするおもちゃ箱が開けにくかったり、物がしまいにくかったりする収納であれば、子どもは片付けたがりません。幼い子どもでもわかりやすい収納を心がけましょう。●(2)子どもの発達に合わせて少しずつ片付けをできるようにしてあげるいきなり1人でちゃんと片付けができる子はいません。まず初めは、部屋の隅におもちゃを集めるところから始めてみる。それができたら種類やサイズで分類、おもちゃ箱に自分で入れられるようになる、というように段階を踏んであげるといいでしょう。●(3)遊び感覚で片付ける「どっちが早くできるかママと競争ね!」と言って数を数えながら一緒に片付けたり、箱によっておもちゃを分類している場合は正しい箱におもちゃが入れられるかゲーム感覚で片付けをしてみたり。片付けが苦手な子には、遊びの延長線上で片付けができるようにしてあげるのもおすすめです。片付けができたらシールを貼る、というようなお片付け表を作ってあげる のも喜ぶと思います。●(4)片付けができたときは思いっきり褒めてあげる片付けに限らず育児全般にいえることですが、子どもは褒められるとそのことに対して得意なイメージ を持ち、次からも進んでやってみようと思えるようになります。少しでも片付けができたときは、「お片付け上手だね〜よくできたね〜」と褒めてあげてください。●物を大切にする心を育むことで片付けもできるようになる!?片付けないといけない理由、皆さんはお子様に何と伝えていますか!?大人の感覚からすると、片付けないと部屋が散らかるから、けじめがつかないから、部屋が散らかっていると物を踏んで怪我の原因になるから、といったところでしょうか。しかし、このようなことを言われても、恐らく小さい子どもはピンときません。そこでおすすめなのは、物を大切にする心を育んであげるということ!「おもちゃを出しっぱなしだと踏んじゃって、○○くんも大事なおもちゃもイタイイタイになっちゃうよ」「乱暴におもちゃをしまうと、大事なおもちゃが怪我しちゃうよ。遊べなくなるよ」というように、「大切な物だからちゃんとしまってあげないと」という気持ちが芽生えるようにわかりやすい言葉で伝えてあげるといいでしょう。何度言っても子どもが片付けをしないと、イライラしてしまったり、「片付けなさい!」と怒鳴ってしまったり、挙げ句の果てに結局自分で片付けてしまう。ついついそうなっちゃうママもいると思いますが、もちろんそれらは逆効果!子どもが片付けやすい環境を整えてあげて、親子で気持ちよく片付けができるように工夫できるといいですね。【参考文献】・『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる』親野智可等・著●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)
2016年04月17日こんにちは。教育コンサルタントの佐藤理香です。いろいろなことを「自分でやりたい!」、でも気分を損ねるとすぐに「イヤイヤ!」となるのが2~3歳の子どもたち。私自身、2歳の子どもがいるのでよくわかります。一方で、育児雑誌や書籍、 インターネットでは、「トイレトレーニングやってますか?」「生活習慣を身につけましょう」「社会性を育てよう」などと言われ、ママにとってはプレッシャーもかかってくる時期 です。そこで今回は、2~3歳の子育てでみなさんが何に力を入れているのかを参考にして、なかなかうまくいかない現状をもとに、チャイルドコーチングアドバイザーの視点から“子どもができない理由”をお伝えしたいと思います。●2~3歳の子育てで力を入れていることは何?ベネッセが行った調査によると、子育てで力を入れていることの上位5つは以下のようになりました。・1位:他者への思いやりをもつこと……50.3%・2位:親子でたくさんふれあうこと……49.4%・3位:社会のマナーやルールを身につけること……43.5%・4位:基本的生活習慣を身につけること……42.1%・5位:自分でできることは自分ですること……35.7%確かに、親としては「できてほしいな」「力を入れたいな」と思う内容ばかりです。しかし、実際はいかがでしょうか?トイレに誘ってもそっぽを向いている、お友達のおもちゃを取ってしまう、一人で着替えができないなどなど、「できてほしいな」と「実際にできること」はだいぶ違うのではないでしょうか。「うちの子は何度注意してもわからない!」「繰り返し言ってもできるようにならない!」なんて頭をかかえていませんか?でも、大丈夫。これは普通です。 なぜなら理由があるからなんです。●子どもができない理由とは?大人には大人の事情があるように、子どもには子どもの事情があります。子どもができない理由は大きく2つあります。●(1)興味がない!「自分で!」ということが増えてきたので、一見、何事にもチャレンジしているように見えてしまう子どもたち。実際は、「自分が興味や関心があるもの」「単純に面白そうと思ったこと」のみを、“自分で”やりたいだけなのです。逆に、「楽しそう」「やってみたい」と思えないことは、自分からやるとは言わないはずです。つまり、親が力を入れたいと思っていることがあれば、それに遊びの要素を取り入れたり、子どもを面白おかしく誘ったりして「やってみたい!」とその気にさせることが必要 なんですね。●(2)何を言われているのかわからないこの時期は、お話しすることが上達してきます。「普通に話しても通じるわ」と思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、子どもは話の大筋をわかっているかもしれませんが、言葉の意味を十分に理解できるほど発達してはいない のです。親は言葉で伝えたと思っても、子どもは「?」「何を言われているんだろう」ということも。言葉だけでなく、お片づけを一緒にする、公園では「おもちゃを貸して」の行動を一緒にとるなど、行動のイメージを具体的に持たせることも必要です。----------いかがでしたか?「うちの子はまだ○○できない」と他人と比較して気をもむのではなく、「去年に比べると○○も、△△もできるようになった!」と、子ども自身の成長を経年で見たいものですね。【参考リンク】・幼児の生活アンケート | ベネッセ教育総合研究所()●ライター/佐藤理香(教育コンサルタント)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年03月31日こんにちは。ライターのNANARUKAです。春から始まる新生活へ向けて、心身共に軽やかな気分でスタートできるよう、身の周りの整理整頓を始めている方も多いかもしれません。その際、困ってしまうのが子どもの品。 とりわけ赤ちゃん時代の物は処分するのに勇気がいるもの ではないでしょうか。ある程度大きくなった子どもが所有する物は、多くの専門家が「捨てるか取っておくかは本人と相談のうえ」と論じているように、子どもの成長のためにも親子で話し合って決めるべきですが、赤ちゃんのころの衣類、おもちゃ、記念品などは、親にとっても自分が父、母になった記念の品。スパッと断捨離するか保管するかは迷うところだと思います。みなさんは、かけがえのないもの、世界にひとつだけのものとどう向き合っているのでしょうか。参考になるアイデアも一緒に、先輩ママさんたちに取材しました。●“子どもの思い出品”を整理するアイデア集●ファーストシューズ『きょうだいみんなで使い回してボロボロですが、だからこそどうしても捨てられなかったので、片方だけ取ってあります 』(40代ママ)『サイズアウトした靴はすべて処分していますが、柔らかくて小さなファーストシューズだけはジップバックに入れて保管しています。子どもが大きくなったらぜひ見せてあげたいので』(30代ママ)●産着『小さく切ってかわいい瓶に入れて飾っています。時折眺めては、着ていた当時を思い出しています』(30代ママ)『端切れにして縫い合わせ、ファブリックパネル にして飾っています』(30代ママ)●産毛『3歳まで伸ばし続けた髪の毛をカットする際に毛筆にしました』(30代ママ)『手縫いのお守りの中 にほんの少しだけ入れました。育児に悩んだときに赤ちゃん時代を思い出すと頑張れます』(20代ママ)●写真『最近はデータ保存が主流ですが、写真はやはり紙で残したいので、点数を決めて定期的にプリントします。ポイントはひと月の上限枚数を決めること 』(30代ママ)『後ろ姿やブレた写真はモノクロプリントして額に入れれば、アートなインテリアに変身』(30代ママ)●音声『ビデオ録画ではなく音声だけの記録もおすすめ。音だけに集中できるので、息づかいや話の間などもよく感じ取ることができます』(40代ママ)『自分が子どものとき、親がカセットテープで日常会話を録音していて、大人になった今でもそれを聞けば当時の記憶が一気によみがえります。だから自分でも子どもとの会話をよく録音しています』(30代ママ)●本・書類『赤ちゃんのときに好きだった絵本はタイトルをメモして処分 しました。毎日読んでいても数年もたてば忘れてしまうと思ったので』(30代ママ)『保育園に通い始めたころのお便りは少しだけとってあります。赤ちゃんのころの園生活は忘れてしまいがちなので』(40代ママ)●作品『お絵描きは、味わい深いものだけをスクラップ』(20代ママ)『園から持ち帰ったらすぐに本人に持たせて写真撮影しておき、しばらくしたら処分します。小さい子の作品はとても壊れやすいので、持ってきたその日に記録に残してしまう のがポイント』(40代ママ)●木製のおもちゃ『劣化するものではないし、はやりすたりもない。品質の良い物は長持ちする ので、将来、孫ができたときのために取っておきます』(30代ママ)『デザイン性の高い木のおもちゃは、インテリアにもなじむので飾って楽しんでいます』(40代ママ)----------いかがでしたか?みなさんの工夫を凝らしたスマートな保管方法、まねしてみたいものばかりです。モノの整理と心の整理、自分のモノでさえなかなかスムーズにいかないものですが、それに子どもとの思い出も加わると断ち切るのはそう簡単なことではありませんよね。しかし、スペースは限られています。そして、これからもモノは増えていくことでしょう。定期的に見直し、折り合いをつけて、身も心も軽い毎日をすごしたいものですね。●ライター/NANARUKA(フリーライター)
2016年03月21日【ママからのご相談】2歳児のママです。最近、保育園や病院など、「遅れたくない」と思うお出かけのときに限って「行かない」とグズられてしまうことが多いです。目的地に着けば、楽しそうにしたりけろっとしていたりするのですが、到着するまでがとにかく大変です。何かスムーズにお出かけできるコツはないでしょうか。●A. 子どものペースを作る・ペースに合わせる作戦を立て、やり過ごすのみ!こんにちは、ライターの佐原チハルです。2歳児といえば、いわゆる“イヤイヤ期”の真っ最中 。ある程度の会話ができるからこそ、難しいものですよね。「こうすれば絶対に大丈夫!」という技は残念ながらありませんが、イヤイヤ期を乗り切った先輩ママたちに「私たちはこうしたよ」という体験談を聞いてみました。●“持って行かせる”作戦『お気に入りのおもちゃを持っていけば大抵ゴキゲンなので、持って行かせることにしていた』そう語ってくれたのは、現在6歳・4歳の2児のママさんです。『上の子は車のおもちゃ、下の子はぬいぐるみが好きだったので、出かけるときはそれを持たせるようにした。最初は「片付けなさい」って言っていたんですが、この時期の自己主張は大事に受け入れてあげたほうがいい って聞いて、じゃあまぁいいかな、と』ということです。『朝ごはんをなかなか食べてくれなくて。「じゃあもう今朝は諦めて保育園に連れて行っちゃおう」って思うくらい保育園に出発するギリギリになると、急に食べたいって言い出すので困っていました』こちらは、20代ワーキングマザーYさんの言葉です。『食べさせてから行くことにして、遅刻したりお腹空かせたまま保育園に連れて行っちゃったりしたんですが、最近は、両手にご飯を握らせたまま登園することにしています。だから朝ご飯は、持ちやすいパンとかおにぎりばかり。栄養のバランスは、園の給食と夕ご飯でカバーできるからいいかなって』その態勢にしてから朝の時間に余裕を持つことができるようになり、今はこの方法で満足しているとのことでした。●“行き先に楽しみを作る”作戦『うちの子は電車が好きなので、踏み切りを通る道を選んでる』(30代・ワーキングマザー)『好きなキャラクターのグッズをディスプレイしているお店があるので、それを見に行こうって言って誘い出す』(30代・専業ママ)『自動販売機にハマっているので、いくつあるか一緒に数えようって誘う』(30代・専業ママ)『病院の後は、近くのベンチでおやつを食べてもいいことにした。最近では「病院に行くよ」と言うと喜ぶようになった』(40代・ワーキングマザー)大切なのは“子どもの興味に気付ける ”こと。また、子どもが楽しいと感じられるものを外に作れるように、日頃から一緒に遊んだり話しかけたりして下地を作っておくことだそうです。●“諦める”を前提に事前準備をしましょう“イヤイヤ期”を超えた・超えている最中のママたちの声には、いくつかの共通点がありました。『いつかは言ってわかってもらえるようになるので、この期間はなだめつつ、諦める』ということです(ただし、大切なことはちゃんと言って伝え続けることも大事だそうです)。また、“諦める”と言っても、“持って行くおもちゃのメンテナンスをしっかりすること”や“持って行く食べ物は精査すること(糖分・塩分に気をつける、ある程度は食事の代替になるものを選ぶ)”や“興味の対象はすぐに変わるのでローテーションや新規開拓ができるように日々探しておくこと”など、すべきことは多々ある ようでした。どんな方法が合っているのかは、お子さんやママ、ご家庭によって変わってくるものと思います。“イヤイヤ期”の大切な自我の芽生えを潰すことなく、見守りながら、負担のない方法を探したいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年03月18日前編 では「赤ちゃんがおもちゃを取ろうとするのを邪魔してはいけないのはなぜか」ということについてお話ししました。後編では、赤ちゃんがおもちゃを取ろうとする行為がもたらす、発達への影響について解説します。最初からうまくはできない、根気よく見守って最初のうちこそ、あさっての方向に手を伸ばしたり距離感を間違えたりしていた赤ちゃんも、試行錯誤するうちにほどなく、問題なくおもちゃに触ることができるようになってきます。この時期の赤ちゃんはまだ、物をつかんで持ってくることができないでしょうから、手元まで持ってきてあげるなど、そういう部分だけは大人が手助けをしてもよいでしょう。ガラガラなどを赤ちゃんの近くに置いてあげれば、興味津々でがんばって握りしめ、振って音を出したりして遊び始めると思います。しかもそれは脳の訓練にもなるのです。このとき、持ったおもちゃなどをすぐに落としてしまうようであれば、赤ちゃんにとってはまだ重すぎるということですから、もっと軽い物に替えてあげるとよいでしょう。軽い物に変えたとしても、初めからうまくはできませんので、落としてしまうのは仕方ありません。ときどき拭いて、きれいにしておきましょう。生後4ヵ月~5ヵ月ぐらいになれば、赤ちゃんはおもちゃを自分の手でつかみ始めます。しかし、この頃にはまだ、大人のように親指とほかの手指を独立させて使うことができず、熊手のようにべたっとつかむようなやりかたしかできません。6ヵ月を過ぎる頃になると、ほかの4本の手指と親指を別々に扱って、大人がやるような物の握り方ができるようになり、生後9ヵ月を過ぎる頃には、手のひらで支えなくても指だけで物をつまむということができるようになります。時期に関しては個人差があります。たとえば生後7ヵ月ぐらいでも熊手つかみをしている赤ちゃんもめずらしくありません。焦らず見守ってあげてください。手を使う赤ちゃんは脳機能の発育も早い手は脳の出張所などとも言われ、体の中でも感覚器がたくさん集まっている場所です。ご存じの通り、触覚は体の中でいちばん敏感な部分です。手を使うことで得られる刺激は脳の発達には欠かせないものですから、赤ちゃんがどんどん手を使うように促してあげましょう。赤ちゃんは、指しゃぶりを本能的に行っていますが、これも指を刺激することで脳の発達に重要な意味を持っていると言えます。おもちゃをうまくつかむことができたら、褒めてあげるのを忘れないでくださいね。見ている側はイライラするかもしれませんが、失敗しても手助けはせずに見守り、成功したら褒めてあげるというのが原則です。(子育ての達人)
2016年01月24日まだ抵抗力がない赤ちゃんには、哺乳瓶だけでなく、おもちゃの消毒も必要です。中には「特に何もしていない」というママもいますが、できればおもちゃも消毒をして、赤ちゃんに害のない環境をつくってあげたいところ。今回は、赤ちゃんのおもちゃの消毒について考えてみましょう。■なぜ、赤ちゃんのおもちゃには消毒が必要なの? おもちゃの消毒をするのは、赤ちゃんが生まれて~生後6ヵ月頃までを目安にしておくとよいでしょう。赤ちゃんは生後6ヵ月前後になると、ハイハイをしたり何でも口の中に入れて確かめたりする時期に入るので、そうなると、いくら消毒をしても手が回らなくなります。フローリングやゴミ、ホコリなども体内に入ってしまうので、そのくらいの月齢になったら、いくらおもちゃだけを消毒をしても無意味になるはず。しかし、月齢がまだ低いうちは、体に害のあるものをなるべく取り入れないように、おもちゃを消毒して、ママが赤ちゃんを守ってあげる必要があります。■ピッタリな消毒方法を見つけようおもちゃの消毒方法はいろいろあります。いくつか例を挙げたので、おもちゃの素材や、家族のライフスタイルに合った方法を選ぶとよいでしょう。<赤ちゃんのおもちゃの消毒方法>・ミルトンなどの消毒液に浸ける・除菌シートで拭く・熱湯をかける・洗濯する・水洗いやぬれたタオルで拭く・除菌スプレーをする手軽に効果を期待できるのは、消毒液に浸ける方法。哺乳瓶を浸けている時に、おもちゃも一緒に入れておけば、一度に消毒できるので、時間を有効に使えます。洗濯OKな布絵本や赤ちゃん新聞などは、洗濯機で洗っておけば安心ですよね。洗えない素材のおもちゃや、時間がない時には除菌スプレーがおすすめ! シュッと吹きかけるだけで簡単に消毒できるので、忙しいママの強い味方となるでしょう。■消毒を見落としがちなおもちゃとは? おもちゃだけでなく、ぬいぐるみも消毒が必要。ぬいぐるみはカビやホコリなどが繁殖しやすいもの。小まめに消毒・除菌をしてアレルギーを予防しましょう。木のおもちゃの場合、スプレーや消毒液に浸けた後は、しっかりと乾かすことが大切。内部までしっかりと乾かしておかないと、そこからカビが繁殖する可能性もあるので、気をつけておきましょう。神経質になり過ぎる必要はないですが、安心して遊ばせるためや、赤ちゃんの健康のためにも、おもちゃの消毒は必要です。手間のかかる作業にはなりますが、安全に過ごすためには消毒が大切。赤ちゃんが、ある程度成長するまでは、小まめな消毒を日課にしておきましょう。
2015年06月02日広場や公園、お子さんが集まる公共の場に行くと、往々にして起こるのが「おもちゃの取り合い」です。親としては、お友だちとのトラブルを避け、できるだけ仲良く遊んで欲しいと思うもの。しかし、2歳を過ぎれば、たとえみんなで遊ぶためのおもちゃでも「これは自分のもの!」と所有を主張したくなったり、お友だちが使っているおもちゃがよく見えたりするのもごく自然なことです。そんな時、親としてはどのように対応することがベストなのでしょうか?■おもちゃを「取り合うこと」は、子どもの成長に必要なこと家でひとり遊びをしていたり、おとなと遊んだりしている時には、おもちゃを取り合うような状況は起こりません。実は、お子さんにとって、この「取り合い」という行為は、非常によい経験となります。独り占めしてはいけないことを知る、譲る、駆け引きするなど、ものを取り合うことで一度にたくさんの思いや学びを得ることができるのです。子育てサロンや児童館で小さい子が遊ぶ姿を見ることがありますが、子どもの年齢が低ければ低いほど、多くのママたちが子どもの後ろにぴったりとくっつき、ちょっとでもお友だちに近づくだけで「お友だちが使っているからダメよ!」と遮ってしまう場面をよく見かけます。実は、これはあまりよくないことなのです。ただ、お友だちに興味を持って近づいているだけかもしれないし、たとえおもちゃを取ろうとしていたとしても、ママが先回りしてお子さんのやることを遮ってしまうことは、子どもが自分自身で「これをやりたい!」と思って行動する気持ちを遮断してしまうことに繋がります。そうなると、お子さんはママの顔色を見て行動するようになったり、持っている好奇心を封じ込めてしまったりすることになるでしょう。■取り合いが起きてしまったら…とはいえ、トラブルはできるだけ避けたいもの。おもちゃの取り合いが起きてしまったら、親としてはどのように対処するのがよいのでしょうか。<まだ物の貸し借りが理解しにくい年齢の場合>なるべくケンカにならないように見守りながら声かけをするとよいでしょう。「●●ちゃんも使いたかったね。でも、○○くんも遊びたいんだって」と状況を説明し、「順番にしようか?」や「こういう時は、『かして』『どうぞ』と言うんだよ」などと教えてあげましょう。それでもダメな場合は、「こっちにこんな楽しいおもちゃあるよ!」と別の物で子どもの気を引く、という方法もおすすめです。<物の貸し借りが理解できるような年齢の場合>「どうやったら仲良く遊べるか、取り合いにならないか一緒に考える」という方法がとても有効です。「じゃあ、順番に遊ぼう」とか、「一緒に遊ぼう」とどちらかが言いだせばOK! 2人で相談して、お互いに譲ったり一緒に遊び始めたり、自分たちで解決策を見つけること自体が、とてもよい経験となります。ただし、自分が遊びたいものを「順番だから」といって、後からきたお友だちに譲るなんて嫌だ!と思うお子さんもいます。そこで言いがちなのは、「もし○○ちゃんが逆の立場だったらどう思う?」という声かけですが、実はこれが通用しないこともあるのです。「順番」という理論を重視して行動する子どもにとっては、相手の気持ちを想像することが難しい場合もあります。そんな時は、子どもの「僕が(私が)教えてあげる!」という気持ちがくすぐることがポイント。「どうやったら仲良く遊べるか教えて~」や「ママにどんな風にすれば楽しく遊べるか見せて~」といった言葉かけをしてみてください。だいたいの子どもが得意気になって、不思議と一緒に仲良く遊べるようになったりしますよ。過干渉のママが増加しているため、トラブルや想定外の状況に弱いお子さんや、好奇心がないお子さんが増えているという意見もあります。良い思いだけでなく、嫌な思いも含めて、なるべくたくさんの経験をお子さんにさせてあげることが健全な成長に繋がることでしょう。ただし、お友だちを叩くといった暴力的な行為に出た時は直ちに抑止して、別の方法を教えてあげることが必要です。
2015年02月19日ドロッとして、べたっとして、ひんやりした感触の不思議なおもちゃ、スライム。そんなスライムを家庭で作る方法をご紹介します。夏休みになると時間がいっぱい。できれば外で遊んできてほしいものの、日差しが強いと、さすがにお外遊びは厳しいものがあります。そうすると午後の長い時間をお部屋で過ごすことになるわけですが、ビデオやゲームばかりもちょっと嫌ですし、おもちゃで遊ぶのにも限界がありますよね。そんな時、我が家では、ダイニングテーブルを開放して、スライム作りをします。自分で作ると、色も自由自在。触感もひんやりしていて気持ちいいので、夏にぴったりです。いろんな色を作って、混ぜ合わせたらどんな色になるのか実験したり、クッキーの型を使って型抜きしたり、スライムを使っておままごとをしてみたり、遊び方も無限大です。1日経つと、ちょっと乾燥して、昨日とはまた違った感触を楽しむこともできます。作る過程から実験のように楽しめるので、時間を忘れて遊べちゃいますよ。■スライムの作り方<用意するもの>・ホウ砂(ホウシャ) 小さじ2・洗濯のり(成分がポリビニールアルコールのもの)100cc・絵の具(食紅でもOK)・ペットボトル・紙コップ・割りばし・水 25cc +100cc<作り方>1.ペットボトルに水を入れ、ホウ砂を少しずつ加えて溶かし、ホウ砂の不飽和水を作る。(水:ホウ砂=10:1で飽和になります。今回は水100ccに対し、ホウ砂小さじ2を使用)2.紙コップに水を25cc入れ、お好みの絵の具や食紅で色をつける。3.2で色水を作った紙コップに、洗濯のりを1の水と同量加えて混ぜる(今回の場合は100cc)。4.3の紙コップに1のホウ砂水を少しずつ加えながら混ぜる。かたまってきたら、一旦加えるのをやめて、よく混ぜる。その後、様子を見ながらホウ砂水を追加し、好みの硬さになったら出来上がり。砂場で砂鉄を集めてきて、絵の具の代わりに混ぜ合わせると、磁石に引き寄せられる不思議なスライムができます。ホウ砂は、目の消毒などに使われることが多い薬品で、薬局で売っています。「スライムを作りたいのです」と伝えれば購入できるはずです。少ししか使わないので、少量のものを購入するとよいでしょう(写真のホウ砂は、かなりの大容量です)。触って遊んでいる分には問題ありませんが、口に入れると毒性があるので注意しましょう。小さい子どもは口にものを入れなくなった以降に作るのがオススメです。楽しく遊んだ後は、きちんと手を洗いましょうね。
2014年08月25日あり子のワーママ奮闘記
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!
たんこんちは ボロボロゆかい
2015年生まれの娘と2018年生まれの息子を子育て中のあいぽんさんが描く育児マンガをご紹介! 今回は、育児中にあいぽんさんの妄想がさく裂したときのエピソードをお届けします♪ある日、眠った息子をそっと床におろそうとしていると、ぐっとあいぽんさんの服を息子が掴んできました。その瞬間、あいぽんさんの妄想スイッチがONに!イケメンと化した息子に思わずあいぽんさんの態度が激変して……!? ママの脳内で、妄想がどんどん広がっていき…!? 「行くなよ……」 そう言うと、眠りながらあいぽんさんをグイッと引き寄せたほか、食事のときは「あいに食べさせてほしい」と口を開ける息子。 またあるときは、「お前じゃなきゃダメなんだ」と潤んだ瞳で見つめてくる息子に、あいぽんさんは「ハイ!喜んで!」と即答。 脳内でそんなことを妄想しながら、日々の育児を楽しんでいるのでした。 ◇◇◇ 脳内で存分に妄想をさく裂させるあいぽんさん。日々の育児はしんどいことも大変なことも多いと思いますが、このような妄想を取り入れるのも、ママの気分が変わるのでアリかもしれません! 著者:マンガ家・イラストレーター あいぽん2015年生まれの女の子、2018年生まれの男の子を育てる田舎のお母さんです。娘が生まれた時からゆるゆるとInstagramで子供との何気ない日常を絵日記で発信しています。日々の忙しさに追われ、記録に残していないと忘れてしまいそうなほど「なんでもない日々」を、できるだけ忘れたくないな、でも最近物忘れひどいな……そんな毎日です。
2024年04月30日