この内容は、作者の体験談です。個人差があるため、気になる症状は医師に確認をとってください。毎日暑くて溶けちゃいそうですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?暑くて夜も寝苦しいですよね。良い睡眠が取れないと疲れもとれないですし、成長期の子どもたちにとっては結構大問題だったりするんですよね。今回は、睡眠にまつわる我が家のエピソードを書きたいと思います。■花粉症になり、同時にいびきがひどくなった息子今年の春、息子が花粉症になってしまい…目のかゆみと鼻水ジュルジュルでとてもつらそうでした。それと同時にいびきもひどくなって、時々無呼吸になることがありました。大人の睡眠時無呼吸症候群は知っていたのですが、その原因は「肥満」が多いと聞いていたので…子どもでしかも肥満ではない息子がなぜ??という気持ちで心配になりました。耳鼻科の先生が、鼻の穴にカメラを入れて診た結果、鼻の奥にあるアデノイドという組織が、息子は普通の人より大きいことがわかりました。睡眠時の呼吸の状態を調べる機械を装着して、二晩寝ました。息子は寝相が悪いので、途中ではずれないか心配でしたが、わりと簡単にデータをとることができました。結果が出るのは一週間後なので、それまで病院からもらった薬を服用して様子を見ていたのですが…なんと!いびきが良くなったと感じるようになりました。病院へ行く前は、苦しいからか寝相がとんでもなく悪かったのですが、それも落ち着きました。■検査結果はよくなかったけれど…先生がおっしゃるには、アデノイドは2歳ごろから大きくなり、6歳ごろをピークに自然に小さくなっていくものだそうです。そのため、この時期に睡眠時無呼吸症候群を発症する子どもは結構多いんだとか。また、花粉症などのアレルギー性鼻炎や肥満も、睡眠時無呼吸症候群の原因となるそうです。息子は、鼻炎症状がある時以外は鼻呼吸もできているようなので、このままアデノイドが小さくなってくれるのを待つ予定です。睡眠時無呼吸症候群が続くと、質の低い睡眠となり、睡眠不足から集中力低下、落ち着きがない、学習能力の低下などを引き起こすそうです。たかがいびきと考えがちですが、睡眠時無呼吸症候群が続くと子どもの成長に大きく影響することを今回知りました。いびきが気になるなぁ…。発育が遅いの気になるなぁ…。日中よく眠そうだなぁ…。と思ったら、早めに医師に相談してみてくださいね。息子の症状もまだまだ心配ですが、医師と相談しながら注意深く見守ろうと思います。
2023年08月16日ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。次第に娘は、ゆる子さんたちには見えない人物が見えると話し始めたり、誰もいないはずの階段から突き落とされたと言ったりするように。さらには、保育園には存在しないはずの友だちの話をしてきたのです……。このままの生活を続けることに限界を感じたゆる子さんは、娘の通う保育園を退園し、娘たちを連れて実家に帰省。そんな矢先に、娘が実家にある人形を抱き上げ「ポコちゃん」という言葉を口にします。なんとポコちゃんは娘がまだおなかの中にいたときにゆる子さんたちが呼んでいた胎児ネームで……。ぐ、偶然…?娘が口にした驚愕の言葉 娘がまだおなかの中にいるときに呼びかけていた胎児ネーム、ポコちゃん。 「ママとばぁばが私を呼んでたでしょ」 ポコちゃんという言葉を娘が覚えていると知ったゆる子さんたちは、うれしいながらも驚きが隠せません。 その一方で、ゆる子さんは次々と明らかになる娘の胎内記憶に少し恐怖を覚えてしまいます。おなかの中での記憶をうれしそうに話してくれる娘を見て、自分が恐怖を感じてしまっていることに申し訳ない気持ちが込み上げてきたゆる子さん。 また、娘はおなかの中にいるときに流れていた音楽を覚えていたり、生後1カ月のときの記憶を話してくれたりしました。 ◇◇◇ 娘さんがおなかにいるときの胎児ネーム「ポコちゃん」を覚えていると知ってとても驚いたゆる子さん。おなかの中の赤ちゃんには毎日たくさん話しかけてあげたいものですよね。きっとゆる子さんや家族が、赤ちゃんと会える日を楽しみにたくさん話しかけていたから、娘さんはポコちゃんという名前を覚えていたのかもしれませんね。みなさんはお子さんに胎児ネームをつけていましたか? それはどんな名前でしたか?著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2023年08月15日会社の先輩が妊娠し、社内が祝福ムードに包まれる中、「妊婦でも特別扱いはしない」と宣言する上司。そしてさっそく、妊婦である須田さんに「あれ買ってきて」と指示をしました。上司の言う「あれ」を知った山本さんは怒りでワナワナし始めて――!? 重い荷物を持たせられたまま… 妊婦である須田さんの両手に重い荷物を持たせ、立って待つのが礼儀と座らせることもしない上司。「立つのがキツくて……」と本人が訴えているのに聞く耳を持ちません。 その夜、腹痛がひどくなった須田さんはなんと大量出血! 入院は免れたものの、切迫早産で自宅安静を余儀なくされてしまったのです。これを知った山本さんは「課長のせいですよね!」と激怒。しかしその課長は、須田さんの容態を聞いてあざけるように言ったのです。 「最近の若い女性は体力や筋力が足りない」「プライベートで遊んでいたのかな」 後日、須田さんの業務を引き継いだ山本さん。例のごとく課長の指示で重い手荷物を持たされ改めてビックリします。 「こんな重い物、妊婦に毎回何時間も持たせていたんですか!」 すぐに課長を問い詰めると……。 「特別扱いしてほしい人は会社に不要! 妊娠した時点で辞めていい」 信じられないことに、思いやりゼロの発言ばかりでした。 何を言っても理解しない課長にどうすれば良いか考えあぐねていると、取引先のバイヤー・酒井さんが現れました。来週は彼女が山本さんたちの会社の工場に来訪してくれるとのこと。そのとき山本さんは、あることに気が付いた様子。「いいこと思いついた」と何かを画策したのです。 ◇◇◇ 重い荷物を持ったまま立たされ続けた妊婦の須田さん。切迫早産という恐れていた事態が起きてしまいました……。直接の原因と断言できないにしても、課長の妊娠に対する知識不足・思いやりのなさは明白です。須田さんのことを聞いた後の発言も完全にマタハラと言えるのではないでしょうか。同じ女性として許せない気持ちの山本さん。どうにか課長にわからせることができるといいですね。 ※妊娠中は、おなかに力が入ることで子宮が収縮しておなかの張りを感じる、出血するなど、いろいろな問題が起こる可能性があります。また、靭帯(じんたい)が緩んでいるため腰痛も起こしやすいと言われています。おなかに力が入ったり腰に負担がかかっていると感じたりする物は持たないようにしましょう。 ※切迫早産とは、妊娠22週以降37週未満の時期に、早産になる危険が高い状態となることを言います。切迫早産や早産の危険性は、腟内感染や頸管炎、妊娠高血圧症候群、糖尿病、心臓病、腎臓病などの合併症のある人が高くなります。母体に無理が重なった結果であることも多いので、妊娠後期に入ったらストレスをためない、バランスののとれた食事をする、過労を避けるなどを心掛けましょう。 著者:マンガ家・イラストレーター ぽん子
2023年08月15日ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。次第に、娘はゆる子さんたちには見えない女の人やおじいさんがいつも通る道や家の中にいると話し始めました。さらに別の日には、娘が保育園の階段から落下するという事件が発生。娘曰く、突然階段の上から誰かに押されたとのこと。恐怖だけでなく、娘の身にさらなる危険が迫っているのではないかと焦りを感じたゆる子さん。そんな矢先に、娘がゆる子さんに保育園でできたカナコちゃんという友だちのことを話してくれます。しかし娘の通う保育園にそのような名前の女の子は存在せず、さらには口から血を流していると聞き驚愕。これまで厄除けのために娘に塩を持たせて登園させていたのですが、このままの環境で生活することに限界を感じたゆる子さんは、ある驚きの決断をします……。これでよかったよね…私の大きな決断 娘の身に危険が迫っているのではないかと感じたゆる子さんは、遂に退園を決意。 「楽しく通っていたのにごめんね……」とゆる子さんは心が痛みます。 また、少しでも環境が変えられたらと、実家に娘たちを連れて帰省したゆる子さん。 里帰り出産以来の帰省で、もちろん娘が実家にいたのは0歳のときだけ。 しかし、娘は実家に着くなり、なつかしいと言って思い出に浸っている様子です……。 ゆる子さんはお母さんに娘の胎内記憶のことや不思議な言動などをすべて相談していたため、「いろいろ、大変だったね…」と労いの言葉をもらいます。 すると突然、娘はある人形をうれしそうに手に取ると……。 「ばぁば! ポコちゃんと遊ぼ~!」と言い出します。 なんと、ポコちゃんは娘がおなかの中にいる間につけていた呼び名だったのです。 その言葉を聞いてゆる子さんとゆる子さんのお母さんは驚いてしまいました。 ◇◇◇ ゆる子さんは娘さんの身に危険が迫っていると感じて退園を決意します。その後実家に帰省すると、娘さんは0歳のころにしか生活をしていない家を見て懐かしんでいる様子。また、久しぶりに顔を合わせたおばあちゃんに、人見知りすることもなかったようですね。実家がゆる子さんと子どもたちにとって、少しでもリラックスできる環境になっていくとよいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2023年08月11日夫が注意しても一切受け入れず、猫を放し飼い状態で飼うお義母さん。その猫に汚れた爪で引っかかれた長男くん。幸い体調の変化はありませんでした。猫に引っ掻かれて以来、お義母さん宅へ第二子の顔見せで久しぶりにやってきたgachaさん一家。猫は長男くんの足にすり寄り、長男くんは猫の頭を撫でることができました。その様子にほっとするgachaさん夫妻でしたが、パパから手を洗うよう促されて洗面所から戻ったお義母さんが、「『猫は汚い』とか散々言ってたパパから触っていいよって言われたの?」と嫌味たっぷりに話しかけてきました。ギスギスした雰囲気のなかお義母さんに赤ちゃんを抱かせ、顔見せは終了。帰宅したgachaさんは、自分のせいでお義母さんから嫌味を言われていたことを夫に謝りました。しかし夫はまったく気にしておらず、逆に「子どものためにやってることなんだからさ」とgachaさんを励ましてくれるのでした。 義母のやさしさに触れ、再び自ら訪問してみると… 夫の励ましの言葉に救われたgachaさん。 月日は流れ、猫に対する不安も忘れかけてきたころ。お義母さんは、gachaさん宅へ頻繁に来るようになりました。子どもの顔を見ることなく、孫へのお菓子や食材をそっとドアノブに引っ掛けてある日もしばしば……。 お義母さんとはいろいろあったものの、やさしさに触れ、助けられていることを実感するgachaさん。 長男くんが引っ掻かれたことを許すのか葛藤した結果、gachaさんは子どもたちを連れてお義母さんの家を訪ねることに。 gachaさんが訪問すると、お義母さんはgachaさんから早々に赤ちゃんを抱き上げたかと思うと、キョロキョロと周囲を警戒し始めました。不審に思ったgachaさんが尋ねると……「来てないわよね?」と言うお義母さん。 何のことだから分からないgachaさんにお義母さんは……「手を洗えだ、部屋が汚いだ、いちいち小言を言ってくる……あなたの旦那様よ」と嫌味たっぷりに言うのでした。 実の息子を「あなたの旦那様よ」と他人のように言うなんて……以前は異常なほど息子を愛してやまなかったのに、義母の変わりようは恐ろしいですね。また、赤ちゃんを迎えるならやはりそれなりに清潔にしておくのは当然のこと。義母はやさしい面もあるかもしれませんが、この点に関してはどうしてもgachaさんたちの価値観とは合わないようです……。 著者:マンガ家・イラストレーター うさぽ
2023年08月05日ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。娘の不思議な言動はそれだけではありません。なんと、娘はゆる子さんたちには見えない女の人やおじいさんがいつも通る道や家の中にいると言ったのです。さらに別の日には、娘が保育園の階段から落下するという事件が発生。娘は突然誰かに押されたのだと主張しているようでしたが、保育士さん曰く、階段の上には誰もいなかったとのこと。娘のけがも日に日に増えていき、どのように娘を守ればよいのか葛藤していたゆる子さん。そんな矢先に、娘が保育園のお友だちを紹介してくれたのですが、衝撃の事実にゆる子さんは言葉を失ってしまいます……。その友だちって… ゆる子さんに、保育園でできたカナコちゃんという友だちのことを話してくれた娘。 娘曰く、カナコちゃんは口から血を流して笑っているというのです……。 しかし、娘の通う保育園にカナコちゃんという女の子はいません。 ゆる子さんは、胸騒ぎがしただけでなく、今まで娘にふりかかったけがなどの事件もすべてカナコちゃんという幽霊のせいなのかもしれないと思ってしまいます。 厄除けのため、保育園へ行くときは娘に塩を持たせていたゆる子さん。 今回の出来事で、娘の身にさらなる危険が迫っているのではないかと焦りを感じただけでなく、幽霊などに怯える生活に限界を感じたのでした。 ◇◇◇ 娘さんから保育園でカナコちゃんという友だちができたと報告を受けたゆる子さん。しかし、娘さんの通う保育園にそのような子はいないようです……。ゆる子さんは、友だちが一体誰なのかと不安になってしまったのではないでしょうか。子どもが大人には想像できないようなことを言っていたらものすごく動揺してしまいますよね。事実かどうか判断ができない場合でも、まずは子どもの言葉を受け止め、家族や保育園に相談するなど冷静に対応していけると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2023年08月05日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。学校ではみんなとおしゃべりできず、運動があまり得意でないすみかさんにとって、チームワークが必要とされる体育は苦手な授業でした。クラスメイトから「やる気あるの?」と言われたことをきっかけに、 やっていないと思われないよう自分のなかで独自のルールを考案します。マイルールをクリアできるか!?ゲームをしている感覚で参加すると体育が少し楽しめるように。ただ、日々の学校生活ではまだまだ悩むことも多く……。学校にいるときのすみかさんは常に緊張状態。給食の時間も早食いはダメ、きれいに食べなきゃといろいろ考えてしまいます。ある日の給食ですみかさんのお箸が折れてしまい、それを見た先生が「困っている子がいるのにどうして無視するんだ!」とクラスの子を叱りました。私のせいで怒られてまた嫌われてしまう……と落ち込みます。学校ではクヨクヨしがちなすみかさんですが、果たして家での様子は!? 学校でたまったストレスを家で発散!? 学校では思った事を言えないすみかさんですが、家ではお父さんに対して「ウザッ」と言ったり、物を乱暴に扱ったりと癇癪は治っていませんでした。むしろ学校で自分を抑えている分、家で感情を爆発。お母さんには「学校では大人しいフリをしているんでしょ!ほんとは喋れるくせに」と心ない言葉を言われます。自分の気持ちは誰にもわからない……。暴言を吐くと怒られるので、見つからないよう自分の学習机をペンなどで傷つけてストレスを発散させていました。 小学3年生になってお父さんイヤイヤ期を迎えますが、親子仲は良かったすみかさん。お母さんは怒ることもありますが、すみかさんの誕生日には毎年決まって生まれたときの話をしてくれました。お父さんとお母さんに望まれて産まれてきたことを確かめ、安心するすみかさんでした。 しつけに厳しいお父さん、感情表現豊かなお母さんに育てられたすみかさん。自身の生誕話を聞き、自分が生まれてきてよかったと思えるって素敵ですよね。親としては、聞きたいことを恥ずかしがらずに聞けるという環境作りを心がけたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年08月05日夫が注意しても一切受け入れず、猫を放し飼い状態で飼うお義母さん。その猫に汚れた爪で引っかかれた長男くん。幸い体調の変化はありませんでした。猫に引っ掻かれて以来、お義母さん宅へ第二子の顔見せで久しぶりにやってきたgachaさん一家。赤ちゃんを抱こうとするお義母さんに手を洗ったか夫が確認すると、お義母さんはブチ切れ!そんなお義母さんにも、毅然とした態度で接し、「子どもの前でやめてくれる?」と言う夫。するとお義母さんは、「何よ! 嫌な感じ!」と言って洗面所へ向かいました。そんなお義母さんに怯える長男くんの元に、猫が近づいてきて……!?猫は長男くんの足にすり寄り、長男くんは手を伸ばすと猫の頭を撫でました。すると、猫もうれしそうに鳴き、威嚇がなくなった様子に、ほっとするgachaさん夫妻。すると、洗面所から戻ったお義母さんが、「『猫は汚い』、『病気になるから』とか散々言ってたのにね……パパから触っていいよって言われたの?」と長男くんへ聞いてきました。「よかったね。やーっと触れるのね。自分勝手なわがままなパパに付き合わされちゃったね」お義母さんは夫への嫌味が止まりません。すると夫が突然立ち上がり……? 義母から散々嫌味を言われた夫に妻が謝ると… 突然立ち上がった夫は、「手、洗ったんだろ? 抱っこするなら早く抱っこしてくれる? これから用事があんのよ」とお義母さんに告げました。 するとお義母さんは……「あらあらそうだったのね。それは失礼致しました」と言って、ギスギスした雰囲気のなか、赤ちゃんを抱きました。 お義母さん宅から帰宅したgachaさんは、いつもと変わらない夫に、「元はと言えば私がまず外飼いの猫に対して警戒してた……よね?」と話し始め、お義母さんから嫌味なことを言われたのは自分のせいだと言って謝りました。 「気楽に構えてたほうがよかったのかも……今更言ってももう遅いよね……。本当にすみません!」改めて謝るgachaさんですが、夫は何のことだかわかっていません。 gachaさんが義母の言っていた嫌味を言っても、「ごめん、まったく気にしてない。自分がわがままとも思ってないし、自分勝手とも思ってないしなぁ……子どものためにやってることなんだからさ」と言う夫。 「俺らは子どもを持つ親として、間違えたことはしてないっしょ」と、自分を責めるgachaさんを励ますのでした。 夫に向けて散々嫌みを言っていた義母ですが、言われた夫はまったく気にしていませんでした。自分のせいで夫に嫌な思いをさせてしまったとき、gachaさんの夫のように妻に寄り添った言葉を口にしてくれたら、妻としてはとてもありがたいですよね。gachaさんもあまり自分自身を責めすぎないでほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター うさぽ
2023年08月04日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。小学3年生になったすみかさん。音楽の授業中に「もっと大きな声で〜」と先生に言われ、その注意が「もっと!もっと!」と責められているように感じます。音楽のある日は学校に足が向かず、週1回は休むように。朝起きて「今日は休みたい……」とお母さんに伝えると、「行きなさい!」と怒られることもしばしば。ですが、なんとか休めるよう考えながら生活する日々を送っていました。音楽の授業と同じように苦手意識をもっていたのが体育。うまく動けずにいると、同じチームになったSくんから「やる気あるの?」と言われてしまいました。やっていないと思われないように、バスケはボールを追いかけて走っているフリをする……など独自ルールを考案します。マイルールをクリアできるか!?ゲームをしている感覚で参加すると体育の授業がちょっぴり楽しくなりました。ですが、日々の些細な事で悩んでしまい……。 自分らしく振る舞えず、些細な事が気になる 学校にいるときのすみかさんは常に緊張状態。給食の時間は、きれいに食べなきゃ!といつもに増して神経質に。大きなおかずをひと口で食べるのが恥ずかしいからと箸で切ろうとしたところ、力を入れすぎたのか箸が折れてしまいました。先生は困っている様子のすみかさんを見て、「困っている子がいるのに、なんで無視してるんだ!」とクラスの子を叱ります。私のせいでみんなが怒られてまた嫌われてしまう……しかも「ごめんね」って言えない。学校にいるときは思うように話せず、家での自分と比べて悩みます。 また別の日。すみかさんが消しゴムを拾おうとかがんだとき、Aくんの動かした椅子にぶつかって鼻血が出てしまいました。Aくんはすみかさんに謝り、先生にもすぐ報告したことで怒られず、ほっとしたすみかさん。これをきっかけにAくんとは少し仲良くなり、Aくんの前なら笑えるようになりました。 家の顔と外の顔。意識せずも使い分けている人が多いと思いますが、すみかさんの場合はそのギャップが大きく、自身も戸惑っているようです。そんななか、Aくんとは緊張せず話せるように。これをきっかけに、学校でのすみかさんの言動が変わるかも!?人生の転機って些細な事だったりしますよね。すみかさんの学校生活も過ごしやすくなるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年08月04日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。読書のおもしろさに気づき、休み時間は図書室で過ごすようになったすみかさん。ようやく学校生活が楽しくなってきたとき、同じ班になった子が「すみかと一緒で最悪」と言っているのが聞こえました。そして話さずにいることも嫌がられるんだと気づき、悩み始めます。小学3年生になったすみかさん。音楽の授業中、先生の「もっと大きな声でー」と言う注意が「もっと!もっと!」と責められているように感じます。音楽のある日は学校に行けなくなり、週1回は休むように。お母さんに休みたいと伝え、スムーズに休める日は大アタリ、怒られたときはハズレ……。お母さんの機嫌に左右されますが、なんとか休めるよう考えながら生活する日々を送っていました。そして音楽以外の授業では「ある作戦」を実行していました。 できない事を悟られないように すみかさんですが、公園で遊ぶときは体を動かせても、学校にいるときは体が固まって思いっきり動かすことができませんでした。ぼーっと立っていると、体育大好きのSくんからは「やる気あんの?」と言われる始末。運動が苦手なことをバカにするSくんに対し、Sくんは漢字が苦手なくせに!と言い返したい、やり返したいという心が芽生えました。 そして考えたのが、体育の授業は透明人間のように自分を出さずに参加すること。ドッチボールでは密集している場所に紛れて標的になるのを避ける、バスケはボールを追いかけて走っているフリをする……などです。独自のルールを作って実践することで、すみかさんなりに体育を楽しめるようになりました。 得意、不得意は誰にでもありますが、チームワークを求められる球技などはできないと目立ってしまうことがありますよね。自分が傷つかないように独自ルールを作って参加する、というのも立派な処世術。不得意だなと感じている事にマイルールを導入し、逆手にとって楽しめたら素敵ですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年08月03日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。転校先のクラスに馴染めないすみかさんですが、毎日一緒に帰る隣のクラスのいーちゃんとは話せるようになりました。そして「本」と出会い、すみかさんの学校生活は楽しいものに変わります。休み時間のたびに図書室へ行き、司書の先生とも仲良くなりました。たまにクラスメイトにイタズラをされることもありましたが、本の世界に没頭することであまり気にせず過ごしていました。読書にハマって楽しい学校生活を送っていたすみかさんですが、班決めで言われた一言をきっかけに心がモヤモヤし始めます。「すみかと一緒で最悪」と同じ班になった子から言われ、話さずにいることも嫌がられるんだと気づきました。みんなと話したい、おもしろいときは笑いたいと思いますが、なぜかクラスではそれができません。自分はおかしいのかな、二重人格なのかな……と考えることも。そして音楽の授業をきっかけに、すみかさんはある行動をとるようになります。 「もっと大きな声で!」先生の注意が気になり…… 小学1、2年生のころは「学校に行かないー!」と毎朝大騒ぎをしていたすみかさんですが、3年生になると行きたくないときは仮病を使うように。きっかけは音楽の授業中に「声が小さいよー、もっと大きな声でー」と言われたことでした。「もっともっと」と言われると責められているような気持ちになり、音楽の授業がある日はどうしても学校に行けず……。毎週休むようになりました。 音楽の授業がある日はお母さんに「休みたい」と伝えますが、これが毎回大変。お母さんの機嫌が良くてスムーズに休める日がある一方、「学校行けよ!マンガばっかり読んで!」と怒られることもしばしば。お母さんが怖かったので、休む日は多くて毎週1回までと決めて登校していました。 大人も仕事を休みたいと思う日はありますし、イヤなことがあれば憂うつになりますよね。こういうとき、親は悩みの種(すみかさんの場合は音楽の授業)を子どもに聞いて克服するよう動くのがいいのか、無理強いせずに学校を休ませるほうがいいのか、悩みどころですよね。子どもの様子を見ながら判断していくのがベストなのかもしれませんが、親もまた人間。感情のコントロールが難しいですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年08月02日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。すみかさんは小学2年生になってモモちゃんという親友ができるも、新居が完成して引っ越すことに。転校先の学校では新しい自分になってやり直したいと考えますが、転校初日は緊張してうまく話すことができませんでした。最初のころは先生や同じクラスの子が話しかけてくれましたが、うまく話せない日々が続いて休み時間はひとりぼっち。休み時間がくるたび、退屈に感じていました。すみかさんは、家が近いという理由から隣のクラスのいーちゃんと一緒に下校しています。毎日一緒に帰るうちに、いーちゃんとは話せるようになりますが、休み時間は変わらずひとりぼっち。ただ時間が過ぎるのを待っている日々でした。そんな学校生活に希望を与えたのが「本」との出会い。図書室に通って司書の先生とも仲良くなり、毎日が楽しくなってきました。休み時間の居場所を見つけて学校に馴染んできたころ、クラスでの班決めをきっかけに心がモヤモヤし始めます。 班決めをきっかけに悩み始める すみかさんと同じ班になった子から「すみかと一緒で最悪」と言われ、話さずにいることも嫌がられるんだと気づきました。同じ班になった子からすると、サボっているように見えているかもしれないと思い、話せない自分がイヤになります。自分から輪に入ることもできず、話しかけられても頭が真っ白になって何て返事をすればいいかわからない……。みんなと話したい、おもしろいと思ったら笑いたいと思うのですが、なぜかクラスではそれができません。 一緒に下校しているいーちゃんとは話せるのに、なぜクラスの子とは話せないんだろうと悩んだり、家ではうるさいくらい元気だから自分は二重人格なのではと考えたり……。小学2年生のすみかさんは、悩みながらも毎日学校に通いました。 転校前の学校で意地悪をされた経験があるからでしょうか、同じクラスの子になかなか心を開けないすみかさん。ですが、いーちゃんという友だちができ、図書室という楽しい場所も見つけました。いくつになっても人間関係の悩みは尽きませんが、あまり悩みすぎず、ちょっとした楽しみを見つけながら生活することが大切ですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年08月01日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。ある日、いつもと違った茶色い吐き戻しをしたことがきっかけで、救急センターに駆け込みます。検査の結果、原因が判明。今後の成長のことも考えてなるべく早く手術を受けるのが好ましいということで、大学病院へ転院して手術をすることに決めました。手術は無事終わったものの、寒いねさんの心身の疲労は限界に。なつくんの手術が無事に終わり、あとは体重が増えれば退院できると思っていたのですが、なかなか増えません。そればかりか、なつくんの夜のぐずりが激しく、寒いねさんはイライラが止まらず思わずなつくんにあたってしまいます。母親だからお世話をするのが当たり前だと思い込んで、誰かに頼ることもできず……。そんな寒いねさんの意識は、とあるママとの出会いで変化が生まれ――!? 私を変えてくれたママとの出会い ※誤)肉腫→正)肉芽※誤)一気に注入して→正)ゆっくり注入して一気に注入すると消化管穿孔(しょうかかんせんこう)を起こす恐れがあるため、ゆっくり注入することが大切です。母親だからどんなに大変でも自分でお世話をするのが当たり前……。そんな頑なな考えを変えてくれたのは、同室の女の子のお母さん・Sさんでした。誰とでも仲良くフレンドリーなSさんは「どうせ出られへんのやったら、なるべく楽しく過ごせたほうがお得やと思わん?」と寒いねさんに笑顔で言います。 病院での生活を受け入れて楽しむのはさすがにハードルが高いと感じた寒いねさんでしたが、自分なりに自分ルールを決めてみました。すると、少し気持ちに余裕をもってなつくんに接することができるように。 その後、術後10日でやっと退院の許可が下りました。自宅で気を付けることなどを医師から聞いたあと、Sさんや看護師さんたちにお礼を言って退院します。退院の日は大雨で、なつくんを濡らさないよう、大事に抱っこしながら帰りの車に乗り込んだ寒いねさんでした。 先が見えない入院生活でしたが、Sさんとの出会いをきっかけに自分ルールを作って乗り切ることができた寒いねさん。ひとりで抱えないといけない、という思い込みから解放されて本当によかったです。自宅に戻ってからも、育児に悩むことがあると思いますが、必要なときには周りを頼る、休むなどして、無理をしすぎず過ごせるとよいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月31日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。ある日、いつもと違った茶色い吐き戻しをしたことがきっかけで、救急センターに駆け込みます。検査の結果、原因が判明。今後の成長のことも考えてなるべく早く手術を受けるのが好ましいということで、大学病院へ転院して手術をすることに決めました。なつくんの手術が急きょ決まり、慌ただしく送り出した寒いねさん。夫とともに待った手術中の2時間は、とてもとても長く感じました。そして、無事に手術は成功。本当に少しずつですが、ミルクを飲む許可も下りました! このまま順調に退院できると思っていたのですが……?! 私はなんてことを… ※「かんちょう」の漢字に誤りがあります。正しくは「浣腸」です。 手術を終えたなつくんは、少しずつ育児用ミルクを飲めるようになり、4日後には点滴も外れてずいぶん身軽になりました。あとは体重が順調に増えてくれたらすぐに退院できると思っていたのですが、そう簡単な話ではありません。寒いねさんにとってつらい日々のスタートとなってしまいました。 なつくんは日中よく寝る代わりに夜のぐずりが激しく、寒いねさんは慢性的な寝不足に陥っていました。それでもまだ具体的な退院日は決まらず、何をしても泣き止まないなつくんを見て、何かが切れてしまった夜。「勝手に泣いとき!!」と、イライラが止められず乱暴にベッドにおろしてしまい、自己嫌悪に……。 そして、泣き声で同じ部屋の子に迷惑をかけられないと思い、夜中になつくんを抱っこしながら病棟を歩いて回る日々が続きました。誰かに頼るなんて、考える余裕はありません……。 寒いねさんのように、自分自身の疲労がたまっている中、育児が思うようにいかないときは、わが子であってもイライラしてしまうことはありますよね。つらいときは赤ちゃんのお世話を誰かに代わってもらったり、気持ちを吐き出したりして、ママの心身を少しでも休められるといいですね。育児がつらいときは、ひとりで抱えず、家族や助産師さんなどに相談しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月30日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。姉妹で同日に出産して、里帰り先で楽しく育児ができると思っていた寒いねさんでしたが、息子のなつくんの吐き戻しが多く心配していました。ある日、いつもと違った茶色い吐き戻しをしたことがきっかけで、救急センターに駆け込み検査をした結果、その原因が判明します。いつもと違った茶色い吐き戻しをしたため、救急センターに駆け込んだ寒いねさんと息子のなつくん。原因は「肥厚性幽門狭窄症」と判明しました。医師からの話を聞き、今が一番成長してほしい時期であることも考慮して、大学病院へ転院して手術を受けることに。そして、ゆっくりする時間もなく急きょ手術が決まり……。 転院後、瞬く間に手術が決定…! ※2021年当時のお話です。 ※誤)沐溶室⇒正)沐浴室 大学病院への転院が決まったものの、里帰り中で車がない寒いねさんにとって、距離がネックになっていました。その話を医師にすると、まさかのドクターカーへの同乗を提案され、寒いねさんは人生で初めてドクターカーに乗ることに! 周りの車が道を譲ってくれる様子を助手席で眺めながら大学病院へと向かったのでした。病院に着いてからは、またひと通りの検査をして手術に伴うリスクの説明を受けます。ちょっと怖くなったりもしましたが、手術実績もあると言われ、同意書にサインをしました。夫も有給休暇を取って駆け付けてくれ、バタバタとしながら転院初日が終了。 そして翌日、担当の看護師さんが手術前に沐浴をしておこうと言ってくれたので、お願いして服を脱ごうとしたところ……「手術室へ向かうので、用意してください」との連絡が。慌てて準備をしてなつくんを送り出した寒いねさん夫婦。手術終了までの2時間が、やけに長く感じました。手術は無事に終了し、ミルクを飲ませる許可も下りました! 急な手術ということもあって、心の準備ができていない状態でなつくんを送りだしたと思いますが、無事に終了してよかったですね。小さな体で2時間も頑張ってくれたなつくん。今後、このまま回復していくとよいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月29日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアの整復術(腸がもとの位置から出てこないようにする手術)を受けることに。まるちゃんの手術はあっという間に終わり、医師から「無事に手術が終わった」と告げられ、ほっとした丸田さん。まるちゃんはまだ麻酔が効いているため、無理に起こさず、そばにいて経過を観察するよう説明を受けました。しかし、ストレッチャーで運ばれて戻ってきたまるちゃんの姿にショックを受けます。まるちゃんが大きな声で泣いたり、「お母さん」と叫んだりして、丸田さんが声をかけますが反応はなく、至近距離にいても目が合いませんでした。2時間が経ってようやく目を覚ましたまるちゃんは、体に異常はなく、ごはんを食べて、トイレができたら帰宅できると告げられました。持参したお弁当を食べるまるちゃんの姿を見て、肩の荷がおりた丸田さんは少しだけ涙を流したのでした。 無事に退院し、経過も良好だけれど… 術後2時間経って目が覚めたまるちゃんは体調も問題なく、持参したお弁当を食べて無事にトイレを済ませ、予定通りその日のうちに退院することができました。支払いの際、いくつかの諸経費はあるものの、小児医療の助成が適用され、自己負担はありませんでした。 帰宅したその日の夜も、翌日も発熱などの体調の変化はなく、まるちゃんは「外で遊びたい」と、わめくほど元気に。さらに数日後の抜糸も問題なく終わり、まるちゃんはようやく元の生活に戻りました。 まるちゃんのおなかにできた手術の傷跡は、小指の先くらいの大きさ。時間が経てば、その傷跡も薄くなるのでしょう。おなかにぽっこりが出ることはなくなり、早めに気づいて処置できて、本当に良かったと思う丸田さん。 するとまるちゃんが、「“ぽっこりちゃん”はどこに行ったの?」と聞いてきました。まるちゃんの純粋な疑問に、「“ぽっこりちゃん”は迷子だったんだ。お父さんとお母さんのところに帰ったんだよ」と応えます。 丸田さんの話を聞いて、「たまには遊びに来てほしいよね」と笑顔で言うまるちゃん。本当に来られたら困るけれど、今はまるちゃんに話を合わせておこうかな……と思う丸田さんなのでした。 まるちゃんが無事に退院でき、経過も良好で良かったですね。そけいヘルニアは自然に治ることはなく、手術が必要となります。とくに早産児はそけいヘルニアを発症する頻度が高く、NICU(新生児集中治療管理室)から退院する前に手術するのが良いとされているそうです。 そけいヘルニアを放置していると嵌頓(かんとん:そけい部で脱出した腸がもとに戻らなくなる状態)となり、命に危険が及ぶ可能性も。触れると痛がる場合や、いつもよりふくらみが硬い、皮膚の一部が充血して赤くなる発赤が見られる場合は、早急に小児外科を受診するようにしましょう。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月28日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアの整復術(腸がもとの位置から出てこないようにする手術)を受けることに。手術当日、手術の順番が最後になった丸田さん親子は病室で3時間以上待機。ようやくまるちゃんの手術の順番になり、手術室へ向かいましたが、そこからは保護者は入れません。丸田さんは病院で使う携帯を渡されて、「終わったら連絡します」と言われました。「お母さん待ってるからね、大丈夫よ」と声をかけ、丸田さんはまるちゃんの姿が見えなくなるまで見送りました。まるちゃんが手術している間に残っている事務手続きをして、急いで昼食を済ませると、あっという間に手術終了の連絡が来ました。医師から無事に手術が終わったと告げられ、ホッとした丸田さん。まるちゃんはまだ麻酔が効いているため、無理に起こさず、そばにいて経過を観察し、何かあったらすぐにナースコールするよう説明を受けました。そして手術を受けたまるちゃんが、ストレッチャーで運ばれて戻ってきたのですが……!? 「怖かったよね」目を覚さない娘の手を握り… ストレッチャーで運ばれてきたまるちゃんは小さく丸まって、まるで何かに怯えるようにすすり泣いていました。 子どもが“伝える手段”として泣くときとは違う、とても静かに涙を流していました。ただ、このときのまるちゃんははっきり意識があるわけではなく、半分は眠っているような状態。術後にしっかり目が覚めるには、早い子でも30分かかると言われていて、まるちゃんの場合は、1時間半経っても目を覚ましませんでした。 途中、悪夢にうなされるかのように、大きな声で泣いたり、叫ぶように「お母さん」と言うものの、丸田さんが声をかけても反応はなし。至近距離にいても目が合いませんでした。そんなまるちゃんを見て、丸田さんは終始「何かあったらどうしよう」と不安で、まるちゃんの手を握りながらずっと「痛くなかったかな」「つらくなかったかな」と同じことを考えていました。 2時間が経ったころ、まるちゃんがようやく目を覚ましました。術後の体のチェックを受けた結果、浮腫んで目が腫れぼったくなっている程度で特に問題はなく、ごはんを食べて、トイレができたら帰宅できると告げられました。 まるちゃんは丸田さんが用意した、幼稚園に持って行っているお弁当と同じものを時間をかけて完食。それを見た丸田さんはようやく肩の荷がおり、少しだけ涙を流したのでした。 術後、寝ている子どもが突然大きな声で泣いたり、「お母さん」と叫ばれて声をかけてもまったく反応がなかったら……最悪の事態を考えて不安になりますよね。また、麻酔から覚めたあとは、目が回ったような感覚もあるそうです。まるちゃんは目が腫れていただけで体に異常はなく、食欲もあり、あとはトイレができれば無事に退院できるそう。早く元気になって心から安心できる日がくるといいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月27日長男が1歳になる前に、おしっこをするところをふと見ると、長男の下半身が風船のように膨らんでいることに気がつきました。そして長男もおしっこが出るとき、痛そうにすることがありました。異性の体についてまったく知識がなかった私は、夫に相談してみることに。すると、「病院に行ったほうがいい」と言われ、小児科を受診することになったのですが……。 男の子はむいてあげるべきだった?小児科に連れて行き「おしっこがでるときに性器が風船のように膨らむんです」と先生に訴えると、先生は長男をベッドに寝かせ、性器が見えるくらいまでおむつをずらしました。先生は長男の性器の皮の部分を持ち、ずりおろそうとしましたが、当時はまったくむけていなかった長男。「う〜ん、爪楊枝の先くらいしかむけてないから、おしっこが出にくいんだね」と言われました。先生からは特に病名は伝えられませんでしたが、1日2回、「リンデロン」という薬を性器に塗るように、そしておむつ替えのたびに“むきむき体操”をするように言われました。むきむき体操とは、男の赤ちゃんの性器の皮を根元側に軽く引っ張ってむき、性器を清潔に保つ体操のことです。先生のお話では、子どもの皮膚は大人に比べて柔らかいから、性器をむいてあげるのは早いほうが良いということでした。男の子の性器は、母親がむいてあげたほうが良いと聞いたことがありましたが、自然に任せるほうが良いのではと考え、長男の性器トラブルになかなか気づいてあげられなかったことを反省しました。 長男とむきむき体操最初はほとんどむけていない長男の性器。ほんの少しずりおろすのも不可能な状態でした。むきむき体操をし、薬を塗ると、1日〜2日で長男の性器は少しだけむけるように。その後も続けていくと、毎日少しずつむけていくようになりました。正直、むきむきするのは痛そうなので、ちゅうちょしてしまう気持ちもありました。しかし、わが子の場合はむけていないことが性器トラブルの原因になってしまったため、母親である私が頑張ってやらないと、大人になって苦しむのは長男だ!と自分に言い聞かせ、毎日頑張ったのです。 むきむき体操を続けた結果すると、1週間後には尿道がしっかりと見えるくらいにむけてきました。そのまま続けていくと、2カ月後くらいにはだいぶむけるようになりました。しかし、慣れてきたころに油断をし、むきむき体操をさぼってしまったり、薬を塗らない日々が続くと、またむけにくくなってしまう長男の性器。薬とむきむき体操をなんとか続けた結果、半年後には完全にむけるようになりました。初めて完全にむけた性器には、たっぷりと汚れが付着していました。むけないと、こんなにも汚れがたまっているものなのかと衝撃を受けました。 薬とむきむき体操のおかげで、現在3歳になる長男の性器は完全にむけた状態です。男児の性器をむく・むかないというのは、専門家によっても意見が割れるそうです。今の時期にむけていることが必要というわけではないと思いますが、わが家の長男の場合、排尿時の問題もあったのでむけてよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:平田ひかり6歳と3歳と1歳の子どもを持つ母。地元を離れての子育てに奮闘中。教員免許を取得しており、子どもとの関わり方や教育に関心がある。主に子育て体験談を執筆中。
2023年07月27日生後10日で高熱を出した赤ちゃん。病院へ連れて行く際に付き添ってくれた義母が、そこで信じられない一言を放ったという体験談です。 生後10日ほどで高熱を出してしまった息子。念のため総合病院で検査をすることになり、近くに住んでいる義母が付き添ってくれました。付き添ってくれたのはうれしかったのですが、そこで耳を疑う一言を聞いたのです⋯⋯。 生後10日で高熱!第三子となる息子が生まれ、無事退院したのも束の間。39度近い高熱が出て、口内炎のようなものがたくさんできてしまい、哺乳もままならない状態に。かかりつけの小児科に行ったものの、まだ生まれて10日ほどしか経っていなかったため、念のため総合病院で検査してもらうよう言われました。3人目の子どもとはいえ、生後10日で高熱を出すことは初めてだったので、さすがに不安になりました。 義母が付き添ってくれることに……そのことを義母に話すと、心配だからと付き添ってくれることに。不安も募っていたため、付き添ってくれるのはとてもありがたいし、心強く感じました。 そして総合病院の小児科で検査するべく待合室に座って待っていると、診察の順番が来たことを知らせる画面に息子の名前が表示されました。そのとき、義母が信じられない一言を放ったのです。 それ、今言う必要ある!?画面に表示された息子の名前を見て義母が言い放ったのは、 「やっぱり、なんか格好悪い名前よね〜」 ⋯⋯一瞬、何を言っているのか理解できないほど衝撃的な一言でした。 診察を受けながら少しずつ怒りが込み上げてきて、「そう思っていたとしても、今この状況で言う必要ある!? 」 と、心のなかでイライラが募りました。 検査は無事終わりましたがその日に結果に出ず、なんだかモヤモヤした1日でした。 その後、検査結果をひとりで聞きに行き、異常は特になく、息子の体調もよくなりました。 病院での一件以来も、義母はまったく悪びれた様子もなく接してきますし、孫のこともかわいがってくれています。義母の好みの名前ではないという本音が、とっさにポロっと出てしまったのでしょう。名付けたばかりでその名前を否定されるのは正直悲しいものがありましたが、状況的に私も少し気にしすぎてしまった部分があったと思います。今後はあまり細かい発言は気にせず、義母とは良い関係を保ちたいと思います。 イラストレーター/まっふ著者:松本寛子結婚を機に地方へ引っ越し出産。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月27日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。寒いねさんは、ある日、息子の吐き戻しが茶色いことに気付きました。そしてにおいを嗅ぐと鉄の臭いがしたのです。これが、異変に気付くきかっけでした……。姉妹で同日出産した寒いねさん。妹と育児を楽しめると思っていましたが、吐き戻しが多いなつくんのお世話に追われ、余裕のない日々を過ごしていました。ある日、なつくんの吐き戻しが茶色くなっていることに気が付きました。そして大量に吐き出したため、救急を受診することになって――!? 小さな体に起きていた異変とは…? ※胃はとても賢い臓器です。食べた食事を消化してから十二指腸に送ります。幽門(ゆうもん)は消化されていないものを胃から十二指腸に流れないようにしてくれています。幽門の働きが強すぎると肥厚性幽門狭窄症になると言われています。 寒いねさんは病院へ向かう間、泣きながら「大丈夫」となつくんに言い聞かせていました。病院へ到着後、血液検査、エコー検査、レントゲン撮影をおこなったなつくん。栄養と水分補給のために点滴をするため入院となりました。 検査の結果、胃の内容物がほとんど腸に行っておらず、そのせいで胃に溜まったミルクを吐き戻してしまっていることがわかりました。 考えられる原因を医師から説明された寒いねさん。「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」である場合は、胃と腸をつないでいる筋肉が厚くなってしまい、通りが悪くなるため、切開して道を広げる手術が必要とのこと。寒いねさんは「手術」の言葉に驚きます。 救急で処置を終えたなつくんは手に点滴をされ、いろいろな管につながれて痛々しい姿になっていました。そして翌日、寒いねさんは医師からなつくんの病気について聞かされます。なつくんは、やはり「肥厚性幽門狭窄症」とのこと。 ミルクが飲めるよう、早めの手術が好ましいという話でした。寒いねさんはその場で手術をお願いしました。そして、なつくんの大学病院への転院が決まりました。 まだ生まれたばかりの小さな体に手術と聞くと、つらい気持ちになってしまいますよね。けれども大量に吐き出したり、なにも口にできなかったりする状態はとても心配ですし、原因がわかってほっとした部分もあるのではないでしょうか。寒いねさんのお母さんの判断のもと、急きょ受診してよかったですね。いつもと違うと思うことがあれば、病院に相談することが大切ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月26日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアを除去することになり、丸田さんは、まるちゃんに病院へ通っている理由と手術のことについて話しました。それ日以降、手術のことや病院のことを質問して、小さいなりに心の準備をするまるちゃん。そしてついに手術当日を迎えました。丸田さん親子が通されたのは、4人部屋。まるちゃんの手術は最後になると告げられました。丸田さん自身、手術が最後になった理由はわかっていました。本来ならば絶飲食が始まっている時間に少しの水を飲ませてしまったのです。そうして待機していた時間は3時間以上。その間は持ってきた塗り絵やシールブックが活躍! そしてついに、まるちゃんの手術の順番がやってきて……!? 最後だった娘の順番が回ってきてついに… 名前が呼ばれたまるちゃんは、看護師さんによってかわいいベビーストレッチャーに乗せられました。かわいい毛布が敷かれていて、喜ぶまるちゃんの姿に、これから楽しいところに行くようで、丸田さんは胸が痛みました。 手術室に保護者は入れません。そのため、病院で使う携帯を渡され「終わったら連絡します」と言われた丸田さん。 「お母さん待ってるからね、大丈夫よ」 まるちゃんは最後までよくわからなかったようで、丸田さんが見送っていると、楽しそうに話しかけてくるまるちゃん。丸田さんと別れた後も、まるちゃんは病院のスタッフさんにもずっと話しかけていました。そんなまるちゃんの姿が見えなくなるまで、丸田さんはずっと見守りました。 まるちゃんを見送った丸田さんは、残っている事務手続きを済ませ、急いで昼食を済ませました。そしてあっという間に手術終了の連絡が来たのです。緊張して向かうと、医師から無事に手術が終った報告を受け、ホッとする丸田さん。 まるちゃんはまだ麻酔が効いているので、半分眠っているような状態。無理に起こしたりせず、そばにいて経過を観察すること、何かあったらすぐにナースコールするよう告げられました。説明のあと、まるちゃんはすぐにストレッチャーで運ばれて戻ってきました。しかし、その姿に丸田さんは思わず息を飲んでしまうのでした。 まだ4歳なら、自分がどんなところに連れて行かれるのか、どんなことをされるのか、理解できないのも無理はありません。でも、かわいいベビーストレッチャーや壁紙が用意されていたり、看護師さんたちのやさしい気遣いだったり、子どもに恐怖を与えないフォローが徹底されているとママとしても安心できるのではないでしょうか。何より、手術が無事に成功してよかったですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月26日シングルマザーとして、4歳の娘と2歳の息子を育てています。私には、相談できる家族が近くに住んでいます。さらに、みんな仕事や子育てをしているので、相当な理由がない限り子どもたちを預けることはありません。そんな状況の中「ひとりで子育てをすることがこんなにもつらいのか」と感じた出来事がありました……。 家族全員が胃腸炎に…!シングルマザーになってから、大黒柱である私が体調を崩したらいけないと思い、体調管理には気をつけていたつもりでした。しかし、保育園で流行っていた胃腸炎が家族全員に移ってしまったのです。 私は、袋を抱えながらトイレに行ったり来たり。その合間に、いつ嘔吐・下痢をするのかわからない状態の子どもの世話をしていました。ふらふらになりながらも、症状のひどい2日間をなんとか過ごすことができました。 自分の体と子どもたちの看病がつらいだけでなく、その間の仕事・家事はどんどん溜まっていきます。仕事の場合は、他の人にお願いをしたり担当を外してもらうこともできました。 でも家事に関しては代わりがいません。当時は経済的な理由で家事代行を頼むわけにもいかず、溜まった家事を自分ひとりでこなさなければいけませんでした。 経済的な余裕ができたときには、今後同じような状況が発生した場合、自分のためにも子どもたちのためにも行政のサポートやベビーシッターさんに頼ることも視野に入れたいとこのとき思いました。そして、今後も大変な場面はあると思いますが、気持ちの面では、「いつか終わる」と自分に言い聞かせて、なるべく前向きな気持ちで乗り切りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち監修/助産師 松田玲子著者:本田りか天真らんまんな4歳の娘と、やんちゃで甘えん坊な2歳の息子を育てているコスメ大好きママ。営業事務の仕事をしながらライターとしても活動中。
2023年07月25日2人目の子である息子が小学校1年生のときに起こった出来事です。学校から連絡が来たときにはとても驚き焦り、さらには救急車まで……。そんなわが家の息子に起きたヒヤッとした事件のお話です。 学校からの電話に慌てる現在小学校2年生の息子が1年生のころ、授業中である時間に突然担任の先生から私の携帯電話に電話がかかって来ました。「息子さんが休み時間中に教室で転んで机に頭をぶつけてしまい、出血しています。救急車で病院へ行くので、お母さん同乗できますか?」とのこと。 突然のことで私はパニックになりつつも、下の子を連れて学校まで走りました。普段だったら徒歩10分の距離ですが、その道中、頭の中では「脳に損傷はないだろうか、「傷は残りはしないだろうか」といろいろなことを考えていました。 救急車に乗って病院へ学校へ到着すると、息子はすでに救急車内で座っていました。出血は止まっていたものの泣きはらした涙の跡に血が張り付き、とても痛々しい……。どうやら教室内で友だちと遊んでいた際に滑って転倒し、その転んだ先に机の角があり、ぶつけて出血してしまったらしいと先生から説明を受けました。傷自体は小さいものでしたが、頭をぶつけていたので念のため救急車で病院へ……。 私は処置中は部屋の外で待っていたのですが、息子は処置室の外まで聞こえるくらい泣きながら、5針縫うという痛い処置を頑張ったようです。幸い傷口は生え際のあたりの傷痕が目立ちにくい場所でしたが、しばらくは消毒などの処置をしてもらうために皮膚科へ通う日々を過ごしました。 最初学校から連絡が来たときは生きた心地がしませんでしたが、息子の顔を見て、私が慌てていたら息子が不安になってしまうと感じ、冷静になることができました。たまたま家にいてよかったです。息子はその後毎日元気に学校へ行っていますが、いつ何が起こるかはわからないので、普段から私自身の行動も考えなくてはいけないな、と思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ふくふく監修/助産師 松田玲子著者:高山ななみ
2023年07月25日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアの整復術(腸がもとの位置から出てこないようにする手術)を受けることになり、”まるちゃんは元気になる”と信じ、落ち込んでいた丸田さんも気持ちを前向きにしました。そしてついに丸田さんは、まるちゃんに病院へ通っている理由と手術のことについて話すことにしました。「最近病院に通ってる理由は、まるちゃんのおなかの“ぽっこり”を治すためなんだ」それを説明して以降、まるちゃんは手術のことや病院のことを質問してくるようになり、まるちゃんなりに心の準備をしていました。そしてついに手術当日を迎えたのですが……!? 予想以上に長い待機時間に活躍したのは…!? 事務手続きを済ませて丸田さん親子が通されたのは、4人部屋。まるちゃんが用意された服に着替えると、「まるちゃんの順番は、最後になります」と告げられました。 本来ならば当日の朝6時以降は絶飲食だったのにもかかわらず、その時間を少し過ぎてからまるちゃんに水を飲ませてしまいました。手術を待つ部屋に来る前の問診で、そのことを正直に伝え、直接理由は言われなかったものの手術の順番は最後になったのでした。 その後、待機していた時間は3時間以上。その間は持ってきた塗り絵やシールブックで、ひたすらまるちゃんと一緒に遊んでいると、向かいのベッドで同じ手術を予定している男の子が泣き始めました。 なだめるお母さんと、家に帰りたいと泣く子どもに、丸田さんはたくさん持ってきた折り紙などを少し分けてあげました。その親子は朝から来て昼まで待つとは想定していなかったため、待ち時間を潰すものがなかったのです。 そのうちにその男の子が呼ばれ、それから40分後。ついにまるちゃんの手術の順番がやってきたのでした。 暑い時期だと熱中症や脱水症状が心配で、飲み物を飲ませてあげたくなりますが、水分は手術中の点滴から摂取できるそう。また、麻酔を使用する手術では、水分や食事をとってしまうとおなかの動きが悪くなり、嘔吐の原因となることも。手術などで絶飲食と決まっていたら、必ず守るようにしましょう。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月25日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。寒いねさんは、ある日、息子の吐き戻しが茶色いことに気付きました。そしてにおいを嗅ぐと鉄の臭いがしたのです。これが、異変に気付くきかっけでした……。 ベテラン保育士の母さえも慌てた症状 ※ 誤)人工破水→正)人工破膜※「本陣痛」はここでは短い間隔でどんどん痛くなる陣痛のことを指していますが、医学的用語ではありません。※「内診グリグリ」というのはあくまで俗称で、正式には「卵膜剥離(らんまくはくり)」と言われます。卵膜剥離とは、卵膜を子宮口付近の子宮壁から剥がす行為で、これによって分娩誘発への効果が期待できると言われています。 里帰り出産で息子のなつくんを出産した寒いねさん。なんと、妹も同じ日に同じ産院で2人目の男の子を出産しました。里帰り中は実家で一緒に育つ姿を見られると思っていた寒いねさんでしたが、なつくんが実家で過ごせたのはたったの5日間でした。 なつくんは急きょ入院することになったからです……。 ある日、なつくんは授乳後に大量の吐き戻しをしてしまいました。母乳の出が良くなっているのかもしれないと思い、育児用ミルクをあげるのをやめてみました。すると泣く回数が増えて1日通して全然寝ません。翌日よく寝ていて、6時間も寝たことに寒いねさんはビックリ。起こして飲ませようとしましたが、すぐ寝てしまい全然飲ませられませんでした。 その日の夕方、ふと見るとなつくんが吐き戻していました。そして液体は茶色く、鉄の臭いが……。保育士である妹に相談すると、出血しているのかなと言いました。 そうこうしているとなつくんが目を覚ましたので、さっそく寒いねさんはおっぱいをあげようとしました。すると大量に茶色いものを嘔吐したのです。 寒いねさんのお母さんはベテラン保育士。吐いたものを見て、救急に電話するよう寒いねさんに言いました。電話では、「朝まで様子を見て外来を受診してください」と言われますが、また大量に茶色い液体を吐き出したなつくんを見て、お母さんが救急に電話しました。するとようやく病院へ連れていくことに。 2度目の嘔吐は寝ながらだったけれど、なつくん自身に何の反応もなく、それが寒いねさんにとっては怖くてたまらなかったそうです。お母さんがベテラン保育士さんで、心強かったでしょうね。なお、助産師さん曰く、赤ちゃんの胃の形はもともと吐きやすい構造になっているので、授乳後に吐くことはよくあるようです。けれども嘔吐がきかっけとなって見つかる病気もあるのだとか。なつくんのように心配な症状がみられたら自分で判断せず、病院に相談して指示を仰ぐのがよさそうですね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月24日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。医師から手術の説明を受けた丸田さんは、ヘルニアが見つかった片方のみ、腸がもとの位置から出てこないようにする手術(整復術)を受ける選択をします。手術の同意書を読むと、さまざまな注意書きや手術に伴うリスクが書かれていました。落ち込みながらも、手術の合同説明会に参加して話を聞き、さらに過去に自分や家族がそけいヘルニアだったと言う方の経験談を聞き、手術を乗り越えた人は皆、元気に毎日を過ごしているのを知って、”まるちゃんもそうなる”と、自身の気持ちを前向きにしました。そして、とうとうまるちゃん本人に手術のことを打ち明けるのですが……!? 娘にも説明し、いよいよ手術当日を迎え… 丸田さんはついに娘・まるちゃんに、病院へ通っている理由と手術のことについて話しました。「最近病院に通ってる理由は、まるちゃんのおなかの“ぽっこり”を治すためなんだ」。 それを聞いたまるちゃんがこの日丸田さんへ質問してきたのは、すぐ終わるのか、 痛くないのか、という2点のみ。「うん、すぐ終わる。お医者さん上手だからきっと痛くないはずだよ」。丸田さんがそう答えると、「そうなんだ。わかったー」と言って、まるちゃんとの手術の話は終了しました。 その日以降のまるちゃんは、次はいつ病院に行くのか、お医者さんはどんな人か、終わったらご褒美はあるのかなど、さまざまな質問を丸田さんへしてくるようになりました。まるちゃんなりに不安を抱え、心の準備をしていたのかも……丸田さんはなんとなくそう感じていました。 そんなまるちゃんが手術当日に少しでも緊張しないよう、丸田さんは病院で1日を過ごすための荷造りをしました。 そして手術前日の夜。丸田さんさんは、まるちゃんの手術が日帰りではなくなった場合と万が一のことがあった場合について考えていました。術後の具合の良し悪しによっては、延泊の可能性があるため、もし泊まることになった場合は、きっと泣いてしまうけれど、たまくんはパパにお願いするしかありません。 でも……まるちゃんに何かあった場合のことは、考えても考えても……いくら考えても想像ができませんでした。そうして迎えた手術当日。丸田さんとまるちゃんの忘れられない1日が始まったのでした。 万が一のことを想定して備えるのは、もちろんどんな場面でも大切ですよね。ただ、手術中または術後の子どもに何かあったら……なんて感情が先に立ってしまい、丸田さんのように理性で物事を考えられなくなってしまうことも。まるちゃんが何事もなく手術を終えることを祈りたいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月24日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。同級生のモモちゃんの家で遊ぶことになったすみかさん。おやつにケーキが出てくるモモちゃんの家庭環境に驚きを隠せません。マイペースで周りに振り回されず、すみかさんを手助けしてくれるモモちゃんに、すみかさんは惹かれます。しかし、内心では嫌なことがひとつでも起こることを恐れていました。そんなとき、すみかさん一家の新居が完成。小学2年生になる春に転校を控えたすみかさんは、誰も自分のことを知らない新しい学校でやり直そうと決意を固めるのでした。転校初日、自己紹介のときにとても緊張していたすみかさん。さらに、話したこともない人から陰口を言われ、落ち込んでしまいます。話しかけてくれる子たちにも、「嫌われたくない」「意地悪されたくない」という気持ちが先行してしまい、話せなくなってしまいます。気が付くと、すみかさんはいつもひとりぼっちで休み時間を過ごすように。しかし、あることをきっかけに、すみかさんはルンルンで登校するようになり……!? ただひたすら時間が過ぎるのを待つだけだ 転校初日から一緒に下校することになった、隣のクラスのいーちゃん。毎日一緒に下校するうちに慣れて、すみかさんもいーちゃんとは話せるようになりました。休み時間には担任の先生が気を遣って、同級生たちにひとりぼっちのすみかさんを仲間に入れてあげるように言いますが、すみかさん自身は「邪魔してごめん……」と申し訳なく思ってしまいます。 ある日、すみかさんは先生に図書室に連れて行ってもらいます。先生に見られながら何の気なしに選んだ一冊をきっかけに、すみかさんは読書にハマります。休み時間に退屈することもなくなり、図書室に行くためにルンルンで登校するようになったのです。たまにクラスメイトにイタズラされることはありましたが、本の世界に没頭しているすみかさんはあまり気にしないのでした。 すみかさんのつまらなかった学校生活は、ある一冊の本をきっかけにガラッと変わります。何にも邪魔されない自分だけの「好き」は、生きていくうえで最大の武器になることも。みなさんは人生や生活を一変させるような「好き」と出会ったことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年07月21日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。学校が嫌いなすみかさんも、力の強いお父さんにはかないません。戦意喪失したすみかさんは、しばしばお父さんに車で学校まで送り届けられるのでした。クラスメイトから上履きを高いところに置かれたり、字を下手くそと言われたりする嫌がらせを受けましたが、相手を意気地なしだと思っていたため、相手にしていませんでした。しかし、嫌がらせはエスカレート。プールの授業の時に上から押さえつけられ、溺れそうになってしまいます。すみかさんは自分に向けられた悪意にただ戸惑うばかりでした。ある日、同級生のモモちゃんの家で遊ぶことになったすみかさん。誕生日でもないのに、おやつにケーキが出てくるモモちゃんの家庭環境に驚きを隠せません。マイペースで周りに振り回されず、すみかさんを手助けしてくれるモモちゃんに、すみかさんは惹かれます。しかし、内心では嫌なことがひとつでも起こることを恐れていました。そんなとき、すみかさん一家の新居が完成。小学2年生になる春に転校を控えたすみかさんは、誰も自分のことを知らない新しい学校でやり直そうと決意を固めるのでした。そして転校初日、すみかさんは新たな問題に直面し……!? 親切にしてくれた子にもありがとうが言えない… 新居への引っ越しとともに、転校することとなったすみかさん。転校後、お祭りで前の学校の担任の先生に出くわします。前の学校でのことを根に持っていたすみかさんは、親しげに話しかけてきた先生に対して「なんで私に会えてうれしいんだろう?私はうれしくないけど……」と思ってしまいます。さっきまで怒っていた親や先生がすぐに何もなかったように笑って話しかけてくることにも疑問を感じていましたが、「大人って忘れん坊なのかな?」と自分を納得させていました。 新居に引っ越しし、何の不安もなく過ごしていたすみかさん。しかし、転校初日の自己紹介のときに、とても緊張してしまいます。さらに、話したこともない人から陰口を言われ、落ち込んでしまうすみかさん。話しかけてくれる子たちにも、「嫌われたくない」「意地悪されたくない」という気持ちが先行してしまい、話せなくなってしまいます。気が付くと、いつもひとりぼっちで休み時間を過ごすようになっていました。 前の学校で受けた嫌がらせの経験から、新たな学校では極度に緊張してしまっているのかもしれません。話しかけてきてくれた人に対して、言葉を返せないのはもどかしいですよね。みなさんは、緊張から言葉をうまく話せなくなってしまった経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年07月20日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。小学生になると、怒ると叩いたり廊下に立たせたりする担任の先生を「オニ」と呼び、怖がっていました。持ち物検査や爪の長さをチェックされたり、さらに、すみかさんが描いたお父さんの絵にも「顔全部同じ色で塗って!」「子どもみたいな絵!」と文句をつけられたりしました。何が違って何が合っているのかを教えてもらえず、癇癪を起こしてしまったすみかさん。「みんな嫌い!全部嫌い!」「何も言われない普通の子になりたい」と大泣きしてしまうのでした。学校が嫌いなすみかさんも、力の強いお父さんにはかないません。戦意喪失したすみかさんは、しばしばお父さんに車で学校まで送り届けられるのでした。泣き虫でわがままだと自覚していたすみかさん。クラスメイトから上履きを高いところに置かれたり、字を下手くそと言われたりする嫌がらせを受けましたが、相手を意気地なしだと思っていたため、相手にしていませんでした。しかし、嫌がらせはエスカレート。プールの授業の時に上から押さえつけられ、溺れそうになってしまいます。すみかさんは自分に向けられた悪意にただ戸惑うばかりでした。しかし、そんなすみかさんにも心を許せる友達ができて……? 家にいるのが絶対安全なんだよ… ある日、同級生のモモちゃんの家で遊ぶことになったすみかさん。誕生日でもないのに、おやつにケーキが出てくるモモちゃんの家庭環境に驚きを隠せません。マイペースで周りに振り回されず、すみかさんを手助けしてくれるモモちゃんに、すみかさんは惹かれます。 毎朝学校に行くのを嫌がっていたすみかさんですが、楽しいことがあった日はにこにこして帰宅していました。しかし、内心では嫌なことがひとつでも起こることを恐れていたのです。 そんなとき、すみかさん一家の新居が完成。小学2年生になる春に転校を控えたすみかさんは、誰も自分のことを知らない新しい学校でやり直そうと決意を固めるのでした。 せっかく楽しい一日だったのに、たったひとつの嫌なことがあっただけで、台無しになってしまう経験は誰しもあるのではないでしょうか。嫌なことにとらわれすぎず、楽しかったことに焦点をあてられるようになるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年07月19日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。幼稚園での退屈な時間が苦手だったすみかさん。退屈な話をする園長先生を敵と認識し、蹴ってしまうことも。当然ですが、先生から怒られてしまいます。そんなある日、幼稚園をズル休みしたすみかさんは、お母さんから「お休みしたクセに遊んで……」と小言を言われてしまいます。翌日、幼稚園の先生からも嫌味を言われ、幼稚園を休んではいけないということを知ります。小学生になると、怒ると叩いたり廊下に立たせたりする担任の先生を「オニ」と呼び、怖がっていました。持ち物検査や爪の長さをチェックされたり、さらに、すみかさんが描いたお父さんの絵にも「顔全部同じ色で塗って!」「子どもみたいな絵!」と文句をつけられたりしました。何が違って何が合っているのかを教えてもらえず、癇癪を起こしてしまったすみかさん。「みんな嫌い!全部嫌い!」「何も言われない普通の子になりたい」と大泣きしてしまうのでした。毎朝学校へ行き渋り……!? 泣き虫でわがままだから誰かに嫌われてるんだ 学校が嫌いなすみかさんは、毎朝行くのを嫌がるようになってしまいました。そんなすみかさんも、力の強いお父さんにはかないません。戦意喪失したすみかさんは、しばしばお父さんに車で学校まで送り届けられるのでした。 泣き虫でわがままだと自覚していたすみかさん。クラスメイトから上履きを高いところに置かれたり、字を下手くそと言われたりする嫌がらせを受けましたが、相手を意気地なしだと思っていたため、相手にしていませんでした。しかし、嫌がらせはエスカレート。プールの授業のときに上から押さえつけられ、溺れそうになってしまいます。すみかさんは自分に向けられた悪意に、ただ戸惑うばかりでした。 いじめられていることを親や先生に話すのは、多くの子どもにとって勇気がいることです。子どもたちが安心して大人を頼れるような環境をつくりたいものですね。もしも子どもがうまく周りの大人に言えないようならば、チャイルドラインの利用も検討してみてください。 ▼チャイルドライン18歳までの子どものための無料相談窓口です。名前や学校名を出さずに、いまの自分の思いや悩みを打ち明けられます。電話の他に、チャットでの相談も受け付けています。電話番号:0120–99-7777 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年07月18日たんこんちは ボロボロゆかい
ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル