しっとり&ふわふわのパンケーキ、見ているだけでも幸せな気分になっちゃいますよね。しかも材料を混ぜて焼くだけと、作るのは超簡単! 今回は1歳過ぎのお子さんから一緒に食べられる、管理栄養士監修のパンケーキを厳選してお届けまします! お子さんと一緒に作っても楽しそうですね!【離乳食後期】ヨーグルト入り厚焼きパンケーキ 材料(セリアなどの百均のシリコンパンケーキ型1台分)・薄力粉 ……50g・ベーキングパウダー(アルミフリーのもの) ……2g・ヨーグルト ……25g・牛乳 ……25g・卵 ……30g 作り方① パンケーキ型に分量外のバターまたはオイルを塗る。② ボウルに薄力粉、ベーキングパウダーを合わせ泡立て器でぐるぐる混ぜる。③ 別のボウルにヨーグルト、牛乳、たまごを入れ良く混ぜ、(2)に入れ粉っぽさがなくなるまで混ぜる。型に流し入れる。④ フライパンを強火で熱し、弱火にしてから型ごと生地をおきフタをして10分、型ごと裏返して更にフタをして10分焼く。 作者:yutomamaさん 【離乳食後期】ほうれんそうのパンケーキ 材料(1回分)・強力粉 ……65g・ベーキングパウダー ……2g・砂糖 ……5g・卵 ……1個・牛乳 ……50g・ほうれん草 ……17g 作り方① 強力粉、ベーキングパウダー、砂糖をボウルに入れヘラで混ぜる。② 卵、牛乳、ほうれんそうをミキサーにかける、又はブレンダーにかけなめらかにする。③ ①に②を入れ、中心から泡立て器でぐるぐる混ぜる。④ テフロン加工のフライパンを強火で熱し、弱火にする。スプーンで生地を1杯ずつ流し片面約5分ずつ焼く。 作者:yutomamaさん ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2024年04月23日子どもに離乳食をあげているときに起きた義母とのトラブルです。文句ばかりの義母にイラッ!同居の義母は、私が離乳食を作って食べさせていると、「昔は大人の味噌汁や煮物を潰してご飯と混ぜて食べさせたもんだ!わざわざ子ども用に分けて作って食べさせたら、子どもは大きくならない!甘やかすものじゃないんだ!」と言ってきました。 私が目を離すと、義母は自分の食べていた味噌汁にご飯を混ぜて食べさせようとしたり、勝手なことをしてくるので、本当に目が離せませんでした。ましてや食の細い子で全然食べようとしないので、そんな孫の様子を見るたびに「ほら!こんな美味しくないご飯なんて赤ん坊でも食べれないわ!」と文句ばかり言ってきて、嫌な思い出です。◇◇◇ 1人目のときはムカつきながらも、義母の一言一句に翻弄されていました。しかし、2人目からはいちいち気にしていられないと割りきり、まだ与えてはいけないものをあげられると困るので、与えるには早すぎるものなどでなければ目を瞑るようにしています。 作画/まげよ著者:山田まり30代、中学生の長男・小学生4年の長女・小学生1年の次男がいるママです。
2024年03月30日5人家族の冷え田やっこさん。娘と息子の育児中に体験した出来事を紹介します。子どもの成長で避けては通れない離乳食。今回は冷え田やっこさんが息子に離乳食を食べさせるときに体験した出来事です。冷え田やっこさんは、10カ月の息子に離乳食を用意しました。 離乳食を前にして息子はというと… 手作りとレトルトの離乳食を用意した冷え田やっこさん。レトルトの離乳食を口に入れると、息子はもぐもぐ食べます。 次に手作りの離乳食をあげると、口から出し、顔にぬりぬり……。挙げ句の果てには「ブブブブブブーーッ」と口から出してしまいました。 これに冷え田やっこさんは「もう離乳食作らなくてもいいかなぁ!?」と涙するのでした。 レトルトは口にするのに、手作りの離乳食は遊び食べする息子。「手作りの離乳食だけ食べてくれない」という経験をしたことのあるママも少なくないでしょう。 健康や子どものことを考えて作った離乳食を、できることならすんなり食べてほしいのが親心。しかし、子ども自身にもそのときの気分や個々の好ききらいもあるでしょう。ママはストレスを抱えないよう、離乳食作りとはうまく付き合っていきたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 冷え田やっこ
2024年03月27日生後5カ月ごろから始まる離乳食。これは、ある家庭の離乳食の様子を描いたお話です。張り切るパパとは裏腹に……?たくさん食べようねー! ※イナバウワー⇒イナバウアー もともと離乳食をあまり食べたくない子どもに対して、パパは少々強引に離乳食を与えます。 子どもの下唇にスプーンを近づけても口を開こうとしないわが子ですが、パパは無理やり口の中にスプーンを押し込んでしまうのです。 離乳食の正しいあげ方をママがパパへ再確認し、納得している様子を見せるものの、次の瞬間には再びわが子の口の中にスプーンを突っ込む……。 当然、子どもはのけぞって泣き始め、離乳食は難航するのでした。 離乳食が始まると、いろんな食材の味を知ってほしい、たくさん食べてほしいという気持ちになるのは、食を楽しんでほしいという親心でしょう。 しかし子ども一人ひとり、成長速度やペースは異なり、スムーズに食べてくれない子も多いです。 無理やり、強引に食べさせて食事の時間が嫌になってしまうと元も子もないので、その子のペースを理解して、楽しみながら進めていきたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター さぽん
2024年02月18日息子が7カ月のときのこと。離乳食をあげていたら、義母が驚くような行動をしてきて……。信じられない義母の行動義母がわが家に来たときの話です。 当時7カ月の息子に、納豆ごはんを食べさせていた私。しかし、義母がいるという、いつもと環境が違うからなのか、息子はなかなか納豆ごはんを食べてくれませんでした。 すると見ていた義母が突然、「味がないからだよー」と、息子の納豆ごはんにしょう油をドボドボドボ…!! 私はびっくりして何も言えませんでした。 聞くと、義母は離乳食を薄味で進めていくということを知らなかったようで、息子が3才になった今では、「最近は味付けしないんだってねー」と話しています。義母は、あのときの納豆ごはんのことは忘れているようですが、私にとっては忘れられない衝撃的な出来事です。 作画/きりぷち著者:佐藤 恵
2024年02月16日2月14日はバレンタイン! 生後9~11カ月ごろ(離乳食後期)から食べられるケーキ「いちごたっぷり米粉のスチームケーキ」の作り方を紹介します。かわいいハートだからバレンタインにもぴったり♪いちごたっぷり米粉のスチームケーキ 作者:yutomamaさん 材料(10cmハート型1台分) ・米粉 ……100g ・ベーキングパウダー(アルミフリーのもの)……4g ・育児用ミルク(記載の分量で調乳したもの)……145g・いちごのコンフィチュール風 ……40g※いちごのコンフィチュール風の作り方は、離乳食レシピ「【離乳食中期】いちごのコンフィチュール風」を参照してください 作り方① フタつきの鍋に1cm程水を張り、強火で沸かし中火にしておく。型にバターを塗っておく。② 育児用ミルクといちごのコンフィチュール風を合わせ、ミキサーで滑らかになるまで撹拌する。③ 別のボウルに、米粉、ベーキングパウダー、②を合わせ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。生地を型に流し表面をキレイにならす。④ ①の鍋の底に耐熱のお皿を1枚かませ、その上に③をのせる。⑤ 鍋のフタを少しずらして置き、中火で15分蒸して中までしっかり火を通す(途中でお湯がなくなりそうになったらお湯を追加してください)。⑥ 蒸し上がったら表面は触らずに、型のままケーキクーラーなどに乗せしっかり冷ます(蒸したては表面が水っぽいですが乾きます)。表面が乾いたら型から外す。 ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2024年02月10日こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では3人の子どもを子育て中の母です。今回は「野菜ジュース」について。離乳食が果汁からだった時代もありますが、今はなるべく子どもに果汁(ジュース)をあげないほうが良い、という時代になってきています。実は、野菜不足が心配でついつい飲ませてしまう(!?)野菜ジュースも同じです。なるべく飲ませないほうが良いと言われるようになってきています。なぜでしょうか?ジュースがダメな理由世界保健機構(WHO)などでは「幼児までの子どもには100%ジュースも糖分のとり過ぎになるとして飲ませないほうが良い」としています。糖分のとり過ぎは虫歯のリスクが高まったり、肥満のリスクが高くなるためです。 一方、フルーツそのものに関しては、食べないほうが良いということはありません。フルーツそのものであれば、食物繊維など糖分以外の物も含まれるため、栄養素の吸収も変わってくるからです(もちろん摂取目安量はありますが、そこまで厳しくしなくても良いと私は考えています)。 そのため、現在、小児科では「そもそもジュースは子どもに与えるものではない」という指導をしています。 糖分の摂取目安WHOでは、「1日の遊離糖類摂取量を総エネルギー量の10%未満に抑えましょう、5%未満だとさらに良い」と言われています。 厚生労働省健康局から出ている「標準的な健診・保健指導プログラム【平成30年度版】」によると、「遊離糖類とは、グルコースやフルクトース等の単糖類、スクロースや砂糖等の二糖類等食品や飲料の加工調理で加えられるもの、並びに蜂蜜、シロップ、果汁、濃縮果汁等に自然に存在する糖類のこと」を指します。※はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは絶対に与えないようにしてください。 例えば、1〜2歳の推定エネルギー必要量は1,000kcal程度(厚生労働省資料より)なので、5%未満とすると遊離糖類摂取量は12.5g程度が望ましいということです。 スポーツドリンク500mLだと約30g、100%ジュースでも200mLで20g、野菜ジュース720mLで約50gの炭水化物(糖質+食物繊維)が含まれています。ジュースに食物繊維はほとんど含まれていないことを考えると、このうちの“ほとんどが糖質”ということになります。 糖質はジュースにだけ含まれているわけではないので、ジュースだけで糖質の必要量をとってしまうと、明らかに糖質のとり過ぎになってしまうのです。 野菜不足を野菜ジュースで補わないで野菜をあまり食べないことが多い子どもたち。ついつい野菜不足が心配で野菜ジュースを飲ませてしまうこともあると思います。もちろん、野菜はたくさん食べてほしいものですが、野菜の栄養素よりも余計なものをとってしまっては本末転倒です。 子どもが好きな味つけにしてみたり、食感に変えてみたりなど、子どもが食べやすいようひと工夫することで、食べてくれるようになることもあります。野菜不足はしっかり野菜で補い、水分は水や麦茶を飲ませるようにしたほうがいいと思います。 とはいえ、子どもが野菜を食べてくれないというご家庭も多いと思います。わが家では子どもたちが嫌いな野菜もありますが、好きな野菜を重点的に出すようにしています。 さまざまな野菜を食べてほしいので、いろいろ出すようにしますが、食べてくれないこともよくあります。それでもめげずに出し続けることと、ビタミンは他の食べ物からもとれるので、焦らず無理して食べさせないようにしています。好きな野菜も出してあげて「おいしいね」と食事を楽しむことが大切かなと考えています。 ジュースなどの甘くおいしい飲み物の味を一度覚えると、頻繁にジュースを欲しがるようになってしまいます。小さいうちから毎日ジュースを与えてしまい、水や麦茶を一切とらなくなってしまったというケースもあります。 子どもに野菜ジュースなどのジュースを与えないという選択は、子どもに水分をとらせることに苦労したり、虫歯治療に通うことになったりと、将来的に後悔しないために今できる「ラクになる育児」の1つです。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2024年02月06日生後8カ月の娘を連れて義実家へ行ったときのこと。離乳食をあげていたときに、義母からあることを言われ……。 子どもの離乳食を持って義実家へ当時8カ月で離乳食が始まっていた子どもを連れ、義実家へ行きました。その際、義母に子どものごはんをお願いするか作って持っていくか悩んだ末、市販の乳児用のレトルトパウチやベビーフードの瓶を持参することに。 すると義母から、「今の母親はラクでいいわね。私たちのときにはそんなのなかったわ。でも、手作りの方がいいわよ〜。ラクをするのは良くない」と言われ、気まずい雰囲気になりました。今は便利な世の中で子育てしやすい=今の母親はラクだとも言われましたが、揉めたくないのでうなずくだけにしておきました。 それからは離乳食を手作りして持っていくことに。世代によって意見が違うのもわかるので、言い合いにならないように過ごすことも大事かなと思っています。 ◇ ◇ ◇ 世代間でも夫婦間でも価値観が違うことってありますよね。お互いが自分の意見を押し付けすぎず、時代の変化も受け入れながら、みんなで子育てを楽しめるといいですね。 作画/シュー子著者:山下ひかる
2024年01月30日手づかみ食べはなぜ必要?手づかみ食べはいつから始まる?子どもの発達について解説離乳食は、生後5〜6ヶ月から始めることが推奨されています。最初は、10倍がゆをなめらかに裏ごししたものをゴックンと飲み込むことからスタートしますが、生後7〜8ヶ月ごろになると、水分を減らしたメニューも舌と上顎ですりつぶして食べられるようになります。そして生後9~12ヶ月頃になると、離乳食は1日3回になり、栄養の大半を離乳食からとるように。かむ力もだんだんとついてきて、やわらかくゆでた野菜などを前歯でかじりとり、歯ぐきですりつぶしながら食べるようになります。この頃になると、手指も発達し、手のひらでものを握ったり、親指と人差し指でつまんだりといった細かい動作が徐々にできるようになってきます。食事の時、子どもがお皿のなかに手をのばしてさわろうとする仕草も増えてくるかもしれません。こうした仕草が見られるようになったら、ぜひ離乳食にも手づかみで食べられるメニューを取り入れ、十分に手づかみ食べをさせてあげましょう。手づかみ食べは、食べ物を見て確かめ、手でつかみ、口へ運んで食べるという「目と手と口の協調運動」です。この3つの協調運動は、スプーンやフォーク、箸などの食具を使うためにも重要です。手づかみ食べをたっぷり経験することで、食具を使いこなす土台も育まれていきます。また、この時期は「自分でやりたい!」という意欲が芽生えてくる頃です。食べ物をつかんで投げたり、ベタベタの手で顔や頭、テーブルなどをさわったり、お皿をひっくり返したりと、保護者にとっては困った行動に見えることも増えますが、ここはぐっとこらえてできる限り子どもの自由にさせてあげましょう。子どもは手指をセンサーにして、食べ物の形状や温度を感じ取りながら、「落としたらどうなる?」「手でにぎるとどうなる?」とさまざまなことを学んでいる最中です。食事用のビニール製やシリコン製のスタイを使用したり、食事いすの下にレジャーシートや新聞紙を敷いたりすることで、食べこぼしの片づけは少しラクになるでしょう。子どもが手づかみ食べしない4つの原因、手づかみ食べしないことでの影響とは?手づかみ食べは、9ヶ月頃から多くの子どもに見られますが、なかには自分から食べ物に手を伸ばそうとしない子どももいます。子どもが手づかみ食べに興味を示さない理由としては、以下の4つが考えられます。1.手が汚れる感覚がイヤ離乳食後期から完了期のメニューは、歯ぐきでつぶせるくらいのかたさが目安です。手づかみ食べメニューも、手でぎゅっと握るとつぶれてくっついてしまうことから、手にベタベタとくっつく感触をいやがって、手づかみをしようとしない可能性が考えられます。ただ、しばらくは慣れない感触をいやがる子どもも、ママやパパがやってみせたり、何度か繰り返して安全であることを学習することで、次第に抵抗感がなくなっていくケースも少なくありません。子どもとママやパパに負担のない範囲で、チャレンジを継続していくとよいでしょう。また、保護者が汚れるのをいやがって、こまめに子どもの手を拭いたり、「それは手づかみしないで!」など、手づかみ食べ用のメニュー以外をさわらせないようにしていると、子どもの「さわってみよう」「自分で食べてみよう」という意欲がしぼんでしまうこともあります。手づかみ食べの時期は、ある程度汚れるのも仕方ないと割り切りましょう。2.食への興味があまりない大人でも食べることが大好きな人もいれば、食べることよりも趣味や仕事の優先順位が高い人もいます。赤ちゃんのタイプも、大人同様にさまざまです。食事の際は、子どもの気があちこちに散らないように、集中できる環境を整えましょう。テレビは消し、おもちゃは目に入らないところに片づけます。保護者がいっしょに食卓を囲み、大人が食べている姿を見せることも、食への関心を引き出すのに効果的です。3.手先がまだ器用ではない手づかみで食べるには、手指のこまかい動作が必要です。子どもの発達には個人差が大きく、手指の発達スピードにも幅があります。9ヶ月ではまだ上手に手づかみできなかった子どもも、10ヶ月、11ヶ月と月齢が大きくなるにつれ、次第にこまかな動作ができるようになり、上手に口に運べるようになっていくことも多いものです。あせらず、その子なりのペースを大事に見守りましょう。4.自分でやりたいという意欲が育っていない子どもが離乳食に手を伸ばしたり、さわろうとしたときに、汚れるのを嫌がってさわらせないでいると、子どもが「食事は大人に食べさせてもらうもの」と学習してしまうことがあります。すると、月齢が進んでも、大人がスプーンを運んでくれるのを口を開けて待つばかりで、自分から食べようという意欲が見られなくなってしまうケースも。子どもが手づかみしやすいメニューを持たせてあげて、自分で食べる経験を少しずつ重ねていくことで、徐々に意欲が育っていきます。手づかみ食べの機会が少ないと、食具を使って自分で食べる発達もゆっくりになるなどの影響が考えられます。ただ、手づかみ食べは個人差が大きく、あまり手づかみ食べをせずに、はやくからスプーンなどを使って食べることに興味を示す子どももいます。大切なのは、子どもが「食べるって楽しい!」と感じて、おいしく味わって食べられること。手づかみ食べのメニューも用意しながら、おおらかな気持ちで子どもの自発的な食行動を見守っていきましょう。手づかみ食べのポイントと促し方は?9ヶ月頃になったら、手づかみで食べられるメニューを献立に加えることを意識しましょう。たとえば、ごはんを小さめのおにぎりにしたり、ゆでた野菜やいも類をスティック状に切ったりするだけでも十分です。バナナやふかしたさつまいもなどは、やわらかくて甘みも強く、手づかみ食べにぴったりです。手づかみ食べメニューは、少し大きめにカットすると、子どもが前歯を使ってひと口量をかみとる練習にもつながります。子ども用のお皿に盛りつけ、子どもが自由に手をのばせるようにしましょう。最初は口いっぱいにつめこんで、「おえっ」とえづいてしまうこともあるかもしれません。それも子どもにとっては、適切なひと口量を覚えるための学習です。食事中は必ずそばにいて、のどにつまらせないように見守りましょう。食事は食べさせてもらうものではなく、自分で食べるもの。子どもの「食べたい」という意欲を引き出していくためには、おなかがすいて食事をする、というリズムをつくることも大切です。3食は毎日できるだけ決まった時間に設定し、体を動かしてたっぷり遊び、空腹を感じてから食事をできるようにしましょう。食事の時間だけでなく、起床時間、昼寝、就寝などの生活リズムを整えていくことも大事です。手づかみ食べをしないときの対処法は?手づかみできるメニューも出して、食べこぼし対策も万全!それでも子どもが手づかみ食べをしようとしない……。そんなときは、次のような工夫を試してみましょう。1.調理法&味つけをチェンジ離乳食も後期になると、ゆでる、蒸すだけでなく、焼いたり、素揚げしたりしたものも食べられるようになります。また1歳以降であれば、天ぷらやフライにも挑戦できます。同じスティックにんじんでも、ゆでたものと表面をカリッと香ばしく焼いたものでは、手触りや食感が異なりますね。いろいろな調理法を取り入れて、子どもの好奇心を刺激してみましょう。ゆでた野菜をかわいい型で抜いたりして、見た目を楽しく演出するのもおすすめです。また、離乳食後期になると、少量のしょうゆやみそ、塩、砂糖などを使って調味したものも食べられます。薄味を基本に、さまざまな味を試し、子どもが「おいしい!」と喜んで食べられる食卓をめざしましょう。2.みんなで一緒に食べる子どもの食べる意欲を引き出すには、食べるのはの楽しい、という雰囲気を演出することも大切です。ママやパパといっしょに食卓を囲んで食べる様子を見せるのも効果的。また、祖父母や友人を招いたり、お弁当をつくって公園でピクニックをしたりと、環境を変えてみるのもおすすめです。3.手指を使う遊びを取り入れる食事のとき以外に、つまんだり、ひっぱったり、手指を使う遊びを楽しむのもよいでしょう。子どもが楽しく夢中になれることで、手指の発達を促していくことが、手づかみ食べにもつながっていきます。ただ、「手づかみ食べの練習のために!」とノルマのように取り組む必要はありません。子どもが興味を持ちそうなおもちゃがあれば、いっしょに楽しみながら遊んでみましょう。手づかみ食べで食の世界を広げて手づかみ食べは、子どもの成長にとって大切な発達段階の一つです。汚れたり、いつもより食事の時間が長くかかったり、大人にとっては大変なこともありますが、それも一時期のことです。子どもの食への意欲を育くみ、自分で食べる基礎を築いていくためにも、たっぷり手づかみ食べの経験をさせてあげましょう。手づかみ食べは9ヶ月頃からが目安ですが、個人差も大きいものです。あせらずおおらかな気持ちで見守りましょう。なかなか手づかみ食べをしなくて心配なときは、小児科医や保健師など、専門家に相談してアドバイスをもらいましょう。
2023年08月29日息子は離乳食を始めたころは、特に好き嫌いなく何でも食べてくれる子でした。しかし、生後11カ月ごろから離乳食をあまり食べなくなってしまい、大好きだったはずのバナナさえひと口も食べないことも。悩んでいたとき元保育士の姉のおかげで、息子はごはんを自らモリモリ食べてくれるようになったのです。 突然の離乳食拒否息子は生後10カ月のころまでは、よく食べる子でした。特に好き嫌いはなく、大きな口を開けて食べ物が運ばれてくるのを待つほど食べることが大好き。ごはんをモグモグしながら、なんともうれしそうに笑ってくれる息子の姿を見ることが、私にとってとても幸せな時間でした。 しかし、生後11カ月のころから息子は急にごはんを食べることを嫌がるようになりました。はじめは眠いのかな、具合が悪いのかなと思いましたが、離乳食の時間だけを息子は嫌がり、他の時間は普段通り。そのうち息子はごはん中にニコニコと笑うことがなくなったどころか、少し食べたあとのけ反って号泣するようになってしまいました。 試行錯誤するも…離乳食を食べなくなってしまったとき、息子に軟飯を食べさせていました。大人と同じ物が食べたいのかもしれないと思い、私たちが食べているご飯を息子に食べさせましたが数口で号泣。ふりかけをご飯にかけたり、おにぎりにするなど工夫しましたが、あまり食べてくれませんでした。 大好きだったバナナさえも口には入れますが、すぐにべっと出してしまう始末。野菜はとても小さく細かく切って卵焼きやホットケーキミックスに混ぜたり、シチューにしたりと工夫しました。どれも少しは食べてくれますが、すぐ食べることを拒否してしまい、私はお手上げ状態でした。 食べた! 元保育士の姉がしたこと息子が1歳になりたてのころ、家の事情で遠方に住む姉と私が実家へ帰省することに。姉は5歳と2歳の子どもを育てながら子ども向けの遊びイベントなどを主催・運営する仕事をしており、結婚する前は保育士をしていました。私は息子がごはんを食べてくれないことを姉に相談して、息子のごはんを食べる様子を見てもらうことに。 すると姉は「自分で食べたいのかも」と言って台所へ行き、私が作ったひと口サイズのおにぎりよりも、もっと小さいミニサイズのおにぎりと軟らかく煮たひと口サイズの大根、にんじんを息子へ出してくれました。息子ははじめにおにぎりを食べると、なんとニコッと笑いながら次々とおにぎりや野菜を口に運び、あっという間に完食! 隣に座っていた甥っ子のごはんまで横取りしようとするほどの食欲でした。 息子は自分で食べたかったのに私がスプーンであげてしまったり、用意したおにぎりや卵焼きが息子にとっては大きすぎて食べづらかったためごはんを拒否していたようでした。これを機に、息子の挑戦したい気持ちと挑戦しやすい環境作りに気を付けるようになりました。 ※本記事の内容は必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。離乳食後期(9〜11カ月)は5倍がゆから軟飯に移行する時期です。普通のご飯でのおにぎりは離乳食完了期(1歳〜1歳6カ月)からと言われています。ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代
2023年07月26日2番目の子どもである息子が1歳になったころ、離乳食と母乳をあげるタイミングがあまり合わず、離乳食を食べさせるタイミングがうまくつかめないことが多くありました。夫にそろそろ断乳をしたらどうかと提案されましたが、まだ授乳を続けたいと考えていた私の葛藤のお話です。離乳食の進みがゆっくりな息子息子が1歳になったばかりのころ、離乳食を少し食べたあとに必ず、母乳が欲しいとのけ反って泣いてしまうように。ここで授乳してしまうと、その後は離乳食を食べなくなってしまうのですが、私はひとまず泣き止ませるために授乳をしていました。 その光景を見た夫から、「母乳飲んでいるから離乳食を食べなくなるんじゃない? もうこの際、思い切って授乳やめたら?」という発言が。 夫婦で話し合って決めたこと息子はまだ1歳になったばかりで、さらには離乳食をあまり食べてくれないということもあり、断乳する時期ではないと思っていた私は夫に反論。夫は離乳食を進めるべき、私は息子のペースに合わせて進めるべき、と話はあまり噛み合いませんでしたが、どちらも子どものことを考えていることは同じです。 なんとか良い方向に向かえばと思い、夫婦で話し合うことに。そこで決めたことは、息子の顔をしっかりと見て離乳食を食べさせること! 簡単なことですが、息子本人の気持ちが乗らなければ食べてくれないと思ったのです。 他にも、授乳を離乳食の時間とずらしたり、離乳食の時間を早めたり、試行錯誤を重ねていき、息子のためにはどのようにしたら良いのかを考えました。 その後、息子は徐々に離乳食を食べるようになり、自然と授乳の回数も減っていきました。私と夫、どちらの意見が正しかったのかはわかりませんが、息子のために行動することができてよかったと思っています。相手の意見を聞き、冷静に話し合うことが大切だと感じた出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ミロチ著者:高山ななみ
2023年07月15日ベビー用品ブランド「エジソンママ」を展開する株式会社ケイジェイシー(本社・東京都品川区 代表取締役社長:崔(チェ))は、レンジで簡単20秒!水を入れてチンするだけで作れる【米粉のおやきミックス】を7月上旬より発売いたします。簡単に作れるおやきミックス米粉のおやきミックス: ■開発背景 ~離乳食の手づかみ食べ代表「おやき」をもっと簡単に~離乳食後期を迎える生後9ヶ月頃からのお子様は自分で食べたいけれど、うまく食べることが難しいお年頃。その時期の自分で食べたい気持ちを後押しするメニューとして人気が高いのが「おやき」です。おやきはお米や芋などで手作りされる方も多いですが、特にお米の場合、手や顔、髪の毛にべたべたとくっついてしまい、綺麗に食べることが難しいです。また、食材を茹でて柔らかくしてから丸めるなど作るまでに時間がかかってしまうのもネックとされています。そこで“お子様が楽しく手づかみ食べデビューできるように”“手間がかからず、簡単に作れるように”という思いを込めて「米粉のおやきミックス」を開発しました。試食モニターのアンケートでは、全ての方が「レンジで簡単に調理できる」ことを評価しており、子どもが夢中で手づかみ食べをしている姿も多く寄せられました。レンジで簡単に調理できることを評価■商品特徴<ポイント1:とにかく簡単!レンジで20秒>用意するのは水(育児用ミルクや牛乳でも可)だけ。粉と混ぜ合わせるだけで簡単におやきが作れます。忙しい朝はもちろん、おやつとしてさっと食卓に出したいときに重宝すること間違いありません。用意するのは水だけ<ポイント2:子どもとママ・パパに嬉しい素材>主原材料は米粉・大豆粉をベースとしており、原材料として小麦を一切使用しておりません。素材本来の優しい味が楽しめます。腹持ちがよく、食べ過ぎ防止も期待できます。素材本来の優しい味また、ママ・パパが求める栄養素として上位の鉄分・カルシウム入り。食物繊維もたっぷり入っているので、便秘がちな赤ちゃんにもおすすめです。ごまや大豆などの原料由来は、小さなお子様でも安心してお召し上がりいただけます。<ポイント3:アレンジにも便利!使い勝手も抜群>離乳食後期の手づかみ食べデビューにぴったり!形はスティック形状でも丸型でもOK。お子様が握りやすい形にアレンジするのもおすすめです。また、おやきだけでなく、主食やデザートなどアレンジもきくので、お子様から大人まで幅広い年代で使用できるのも嬉しいですね。献立に困ったら離乳食・幼児食コーディネーターの資格を持つ一般ママが考案したレシピを時短キッチンレシピサイトよりチェックすることもできます。時短キッチンレシピサイト kaori 3歳の息子飯と家庭ごはんレシピ 自由自在にアレンジ■商品概要米粉のおやきミックス商品名 :米粉のおやきミックスメーカー希望小売価格: 378円(税込)対象月齢 : 9ヶ月ごろ~内容量 : 120g(直径4cmの大きさで約16個分)賞味期限 : 1年半アレルゲン28品目 : 大豆・ごま商品詳細 : 【会社概要】会社名 : 株式会社ケイジェイシー代表者 : 崔 鍾植(チェ・チョンシク)所在地 : 〒140-0001 東京都品川区北品川1-10-4 Y.B.ビル5F設立 : 2003年3月6日事業内容: ベビー&キッズ事業、ツアー事業会社URL : ブランド: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月13日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、夏場のお出かけで離乳食を持っていく際の注意点について教えてくれました。離乳食期の赤ちゃんとの外出で、離乳食を持っていくか、親の食事を取り分けるか…などいつも迷ってしまうというママさん必見です!離乳食期の赤ちゃん用に、外出先に手作りの食事(離乳食)を持って行くこともあるかと思います。しかし、これからの暑くなる季節は、食事が傷みやすくなるので気をつけるべきこともたくさん。今回は、持参する食事(離乳食)の中で注意してほしいことをご紹介します。 離乳食を持っての外出はいつごろから?離乳食初期から中期は、水分量を多く含んだ離乳食が多いため、手作りのものを持参するのは、暑い季節は傷みやすくリスクがあります。外出時を避けて家であげてから外出したり、帰宅後にあげるなど離乳食の時間を調整した方がよいかもしれません。 また、離乳食初期は栄養のメインは母乳や育児用ミルクなので、無理に離乳食を食べさせずに外出する日はお休みするのもよいでしょう。離乳食を外出先に持っていくのは、離乳食後期で3回食になったころ〜を目安にしましょう。 外出時はベビーフードの活用も自宅では手作りの離乳食をあげている方も、外出時は移動の際の保存などを考えると市販のベビーフードを持参した方が安全です。市販のベビーフードを利用する場合、慣れていないものだと食べないこともあります。家で試してみたり、普段使い慣れているスプーンやエプロンなどを持参するようにしましょう。 バナナや干し芋などは腹持ちも良く、ご飯代わりになり持ち歩きしやすいです。また、フリーズドライ加工などで、お湯で戻せる野菜ペーストやお粥などは外出先では便利なので、活用してみるのもおすすめです。 外出先の離乳食、やってしまいがちなNGとは?作り置きを外出先に持参するのはNG!手作りの離乳食を外出先に持参する場合は、その日に作ったもののみにしましょう。作り置きした離乳食は傷みやすくなるので、お弁当として外出先に持参するのはNGです。また、高温になる車内などに離乳食を置くのは避けて、保冷材や保冷バックに入れて持ち運ぶなど、食材が傷まないような工夫をしっかりと行いましょう。 冷凍した離乳食を「自然解凍」して外出先に持参するのはNG!冷凍した離乳食を常温で自然解凍して外出先に持参するのは、解凍のムラができて傷みやすくなるので避けましょう。電子レンジなどで一度加温してから食べさせるようにすると安心です。今、家族連れが多いショッピングモールのフードコートなどには、電子レンジが置かれていることがあるので活用できます。 大人の食事を取り分ける際の工夫は?大人の食事を取り分ける場合は、麺カッターなどでうどん・パスタなどは細かくしておきます。また、外食のものは離乳食期としては塩分が多かったり、茹で方が硬めのものもあり注意が必要です。味が濃い場合は、お湯で薄めたりするなどの工夫が必要です。 まとめどうしても外出が億劫になってしまいがちな離乳食期ですが、色々な工夫をしながら親子共にお出かけを楽しめるといいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月27日大人のメニューとは別で用意する必要のあるベビーの離乳食。「毎日つくるのが大変」と悩んでいるママも多いのでは? そこで離乳食を簡単につくれる便利グッズを離乳食づくり真っ最中のママに教えてもらいました。ブレンダーやマッシャーなど、離乳食期が終わったあとでも使えるグッズもたくさんあるのでお見逃しなく!BABY FOOD GOODS #01温めてそのまま食卓へ!\教えてくれた人/NAME:さえりさん(11ヵ月ベビーのママ)JOB:美容師@saeringgg離乳食は、フリージングをして準備をラクに&アレンジが効くように仕込むことがポイント!『ダイソー』の仕切れる離乳食パック「お弁当のようにごはん、おかず、スープなど3種類の離乳食をひとつにまとめてフリージングできる便利グッズ。温めて出すだけなのでパパdayの日にも活躍してます。深さがあり見た目以上に量が入るので、わが家の爆食ビッグベビーでも満足する量です」『ダイソー』『kitchen store』の耐熱小鉢「フリージングした食材を組み合わせてレンジ加熱し、粗熱をとったらそのまま食卓へ出せる耐熱の小鉢。このサイズは離乳食初期から後期まで使い勝手がよくずっと使ってます。副菜やスープなど少量かつ液状の離乳食づくりに活用中」「きのこごはん、あんかけ豆腐ハンバーグ、野菜のクリームスープといった野菜たっぷり離乳食も便利グッズがあると簡単につくれます。息子も毎回完食するほどお気に入り! 仕切れる離乳食パックにいろいろなごはんやおかず、スープを組み合わせて毎食違う味が楽しめるように工夫してます」BABY FOOD GOODS #02普段の料理にも使えるものを\教えてくれた人/NAME:石野千尋さん(1歳4ヵ月ベビーのママ)JOB:フォトグラファー@chihiroishino離乳食は季節の食材を使い、素材の味を活かしてなるべく薄味でつくるのがマイルール。『ダイソー』のふりふりごはんボール「手づかみ食べが始まった頃から活躍しているおにぎりメーカー。ごはんを入れてフリフリするだけで簡単にひと口サイズのおにぎりが完成します。これを使って上の子が離乳食づくりのお手伝いをしてくれることも。子どもも楽しそうにつくってくれます」『無印良品』のシリコンジャムスプーン「離乳食初期は先端を使って野菜のすりつぶしに、それ以降はスープ系を鍋からすくい取るときに活用しています。ドロドロした離乳食も鍋やボウルから残さず取ることができるのでノンストレス! コンパクトでどんな料理にも使いやすいです」『スタッシャー』のシリコンバッグ「フリージングした食材を湯煎で温めるときや鶏ハムをつくるとき、そのほかにもレンジ温めや保存などいろいろな用途で使えます。とにかく万能でわが家にはないと困るアイテムです。見た目のポップさもお気に入り! 外出先で離乳食を温めるときも便利です」「子どもたちも大好きな鶏ハムは、塩を振った鶏胸肉をスタッシャーに入れて沸騰させたお湯につけて60分湯煎するだけで完成! 長女がつくってくれたひじきごはんのおにぎりボールと、カボチャとタマネギのポタージュも定番メニューです。旬の野菜は甘くておいしいので味付けなしでもパクパク食べてくれます」BABY FOOD GOODS #03包丁を使わず時短で調理\教えてくれた人/NAME:若松 彩さん(1歳2ヵ月ベビーのママ)JOB:美容師@nakaharaayaごはんの時間が楽しくなるよう、いろいろな食材を使った離乳食づくりに挑戦中!『ダイソー』の赤ちゃんカッター&マッシャー「食べやすい長さにカットできる麺カッターと、先端の平らな面を使って食材を食べやすい大きさにつぶせるマッシャーが一体になっています。マッシャーはやわらかい食材だとすぐにつぶれて切れるので便利です」「ヨーグルトに赤ちゃんカッター&マッシャーを使ってつぶしたバナナときなこを合わせた、朝の定番メニュー。アクセントにイチゴを添えています」『ツヴィリング』のキッチンバサミ「とにかくなんでもスパスパ切れるので、麺類や野菜類を切るのに大活躍。まな板と包丁を使わずに時短でつくれるのが嬉しいポイントです。まだ試したことがないのですが、お肉や乾物も切れるそう。長く愛用しているアイテムのひとつです」「小松菜としらすのうどんは息子も大好きなメニュー。キッチンバサミでゆでたうどんと小松菜を一緒に切ると調理時間を短縮できます。息子はみんなで食事をするとよく食べてくれるので、できるだけ家族の食事時間を合わせるようにしています」BABY FOOD GOODS #04野菜のみじん切りはこれにお任せ!\教えてくれた人/NAME:佐藤みなみさん(10ヵ月ベビーのママ)JOB:元カフェスタッフ@ajito373大人のごはんから離乳食分を取り分けて効率アップ! 可愛い食器を使うと気分もアップ!『ケイ・アンド・エー』のぶんぶんチョッパー「野菜などを入れて取っ手部分を引っ張るとカッターが回転してみじん切りができます。細かく切ってゆでた野菜を冷凍ストックしておくと離乳食づくりの効率もアップ! 手動タイプでサイズ感も調整できるのでとても便利でおすすめです」ステンレスの麺カッター「うどんやそうめん、ラーメンなどの麺類をカットするときに使う麺カッター。麺を挟んでハサミのように切るだけで子どもが食べやすい長さになります。食器の中に麺を入れた状態でチョキチョキ切ることができるので便利です」「ブンブンチョッパーでみじん切りにした野菜をふんだんに使った野菜たっぷりツナうどん。オクラを使うことでとろみがつくのでうどんのときはマストで入れています。豆腐ハンバーグはスプーンでほぐれるくらいやわらかいので、おかゆの上に乗せてほぐして納豆などを入れたごちゃ混ぜ丼にも応用できます」BABY FOOD GOODS #05栄養素を逃がさず簡単調理\教えてくれた人/NAME:森田 麻衣子さん(1歳4ヵ月ベビーのママ)JOB:Pilgrim Surf+Supply ウィメンズディレクター@maikomorita素材の味を活かすこと、栄養バランスを調整することを大事に、離乳食づくりに奮闘中!『照宝』のスギせいろ「野菜や魚の蒸し料理、蒸しパンづくり、肉まんなどを温めるときに活躍しているせいろ。蒸し料理は栄養素が逃げにくいので離乳食づくりに欠かせないアイテムです。食材を切るだけ、材料を混ぜて容器に入れるだけで簡単においしくできるので重宝しています」「最近の息子は以前のように野菜をパクパク食べてくれないので、大好きな米粉の蒸しパンにブロッコリーやサツマイモなどの野菜を混ぜて食べさせることが多いです。余った野菜を入れることもできるし、お出かけのときも持ち運びが便利なので、ストックを切らさずにつくっています」BABY FOOD GOODS #06フリージングトレーを賢く使い分け!\教えてくれた人/NAME:azusaさん(8ヵ月ベビーのママ)JOB:会社員@a___bimilll離乳食づくりはとにかくラク&時短を重視。フリージングストックが強い味方に!『リッチェル』のフリージングブロックトレー「容量が異なるトレーが数種類あり、一回に食べさせたい量に合わせてトレーを選んでいます。わが家の場合は25mlのトレーに野菜類、おかゆは多めにフリージングしたいので50mlを使用。ひとつずつスルッと取れるので便利です」『ダイソー』の冷凍トレー「ひとつの容量が少ないので、はじめて食べる食材や味付けに少しだけ使いたい野菜スープ、だしなどをフリージングするのにちょうどいいサイズ感。コンパクトなので冷凍庫の中でかさばりません。スタッキングもできるのですっきり整理できます」「おかゆは炊飯器でまとまった量を炊き、野菜はゆでてブレンダーですりつぶしてからフリージング。息子は野菜が好きで素材そのものでもパクパク食べてくれるので、味付けは特にしていません。しらすとトマトのおかゆ、野菜のペーストはフリージングしたものをレンジで温めるだけなので、簡単に用意できます」BABY FOOD GOODS #07ハンドブレンダーで時短&手軽に\教えてくれた人/NAME:mariさん(9ヵ月ベビーのママ)JOB:会社員@ru.0330上の子の食事と同時準備になることも多いので、とにかく素早く準備できることが最優先!『ブラウン』のブレンダー「おかゆや野菜、魚などあらゆる食材を細かく切ったり、混ぜたり、ドロドロのペースト状に仕上げてくれるわが家の必需品。離乳食を卒業してからも、スープやスムージーづくりに活躍してくれるのでかなりの頻度で使用しています」『キャンドゥ』のマッシャー「豆腐やバナナなど少しだけつぶしたいときに便利なマッシャー。他のマッシャーと比べてサイズも小ぶりなので、小さな容器での調理や取り分けた少量の食材でも使いやすいです」「野菜と白身魚の混ぜおかゆは、息子も好きなようで毎回完食してくれます。食材はすべてフリージングしておいたもので、一皿にまとめて入れてレンジにかけ、あとから豆腐を乗せるだけ! 白身魚をしらすや納豆に代えたり、野菜の種類を代えたりしてアレンジしています」BABY FOOD GOODS #08炊飯器と便利グッズがあればOK!\教えてくれた人/NAME:山本ひとみさん(8ヵ月ベビーのママ)JOB:自営業@____htm611離乳食はできる限り炊飯器任せ。お米と一緒にアルミホイルに包んだ野菜も入れて効率よく!すり鉢とすりこ木「離乳食中期に入り軽くつぶせば食べられるようになったので、ブレンダーからすり鉢に移行。やわらかくした野菜をつぶしたり、ゆでた魚をすりつぶしたりして使用しています。注ぎ口があるので冷凍容器に移しやすいのも嬉しいポイント」『イケア』のフリーザーバッグ「野菜や魚など食べやすい大きさに調理したものをフリーザーバッグに入れて薄く伸ばして冷凍保存。必要な分だけポキポキ折って使えるので便利です。副菜になるにんじんしりしりやひじきの煮物などもこの方法で冷凍して、食べる分だけ折って温めてから食卓に」「おかずになる野菜や魚は常に冷凍ストックしています。好きな食材を少しずつ取って豆乳を加えてレンジ解凍すれば豆乳煮の出来上がり! 魚類は豆乳と混ぜるとよく食べてくれるので、セットにすることが多いです。おかゆにサケと豆乳を混ぜてクリームリゾット風にアレンジするのもおすすめです」BABY FOOD GOODS #09必要な機能が全部そろった調理セット\教えてくれた人/NAME:和田るいさん(1歳4ヵ月ベビーのママ)JOB:Webヴィジュアルコーディネーター@_____9345つくり置きはあまりしないので、なるべく時間と手間がかからないように試行錯誤中。『エジソンママ』の調理セット「つぶす、こす、切る、おろす、ゆでる、蒸す、するまでこのセットひとつでできます。完了期の現在は野菜を食べる分だけレンチンしたり、朝ごはんに蒸しパンをつくったり。コンパクトで洗いやすく片付けしやすいのもお気に入りのポイントです」「朝ごはんによくつくるきなこ蒸しパンは、卵は使わずに米粉と牛乳、きなこを混ぜ合わせるだけの簡単メニュー。大好きなブロッコリーとサツマイモの温野菜を添えて子どものお気に入りメニューの完成。蒸しパンはきなこの代わりにバナナや野菜を細かく切って入れると食べ応えもアップします」
2023年05月25日保育士の中田馨さんが、月齢別のスプーンの使い方とコツについてお話ししてくれました。5~6カ月ごろ、7~9カ月ごろ、9~11カ月ごろ、1歳~1歳6カ月ごろをまとめてマンガで解説!こんにちは、保育士・離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃん専門店などの離乳食グッズコーナーに行くと、離乳食に使うスプーンがたくさん並べられています。実は離乳食用のスプーンは赤ちゃんの発達に合わせて形などが変わります。 今回は、意外に知らない時期別スプーンの使い方を紹介します。 5~6カ月ごろ(離乳食初期)のスプーンの使い方離乳食をスタートしたころの赤ちゃんにとって、スプーンは初体験。中にはスプーンを嫌がる赤ちゃんもいることでしょう。離乳食をスタートしたときは、食べ物に慣れることもそうですが、スプーンの感触にも慣れなければいけません。 5~6カ月ごろ(離乳食初期)に使うスプーンは深みが少なく平たいタイプで、柄の長いスプーンが食べさせやすいです。スプーンが決まったら次は、以下のようにスプーンを使って食べさせます。 【1】スプーンを下唇にあててツンツンする【2】口が開いたら下唇の上にスプーンを置く【3】上唇が閉じるまで待つ【4】スプーンを水平に引き抜く スプーンの先に少量だけ離乳食を盛り口の中に入れるのですが、口から離乳食が出てきたら、すくい取って再度1~4の要領で口に入れてあげましょう。 どの時期にも共通するNGなことは・スプーンを口の奥に入れないこと舌を使って食べる練習ができないため・上あごにすりつけないこと自分の唇を使って離乳食を取り込む練習ができないため 離乳食を食べさせるときに、赤ちゃんが自分で食べる練習をするんだと意識を向けることで、赤ちゃんの舌や上唇が発達します。 7~8カ月ごろ(離乳食中期)のスプーンの使い方7~8カ月ごろ(離乳食中期)になると、離乳食メニューにもつぶ状のものが増えてきます。まだ、深みの少ない平たいスプーンを使います。この時期になると、下唇をツンツンとつつかなくても口を開けてくれることが多くなります。 【1】下唇にスプーンを軽く乗せる【2】上唇が閉じたら水平に引き抜く 赤ちゃんがモグモグして飲み込んでから、次のひとさじを口の前に持っていくことが大切。自分自身に置き換えてみましょう。まだ口の中に食べ物があるのに、次の食べ物がスプーンにのせられて目の前にあったら……? 急いで飲み込もうとしますよね。赤ちゃんも同じ気持ちになりますので、赤ちゃんがゴックンしてから次のひとさじを用意します。 また、スプーンにのっている離乳食を全てこぼさないようにと、口の奥にスプーンを入れてしまうと、自分で食べ物を取り込む練習になりません。また、丸のみしてしまう原因にもなります。引き続き赤ちゃんが自分で食べる練習をしていることを意識して与えましょう。 9~11カ月ごろ(離乳食後期)のスプーンの使い方9~11カ月ごろ(離乳食後期)になったらおすすめなのが、やや深めのスプーン。深めのスプーンを使うことで、さらにしっかりと唇で食べ物を取り込むための練習になります。スプーンの使い方は今まで同様に、唇で食べ物を取り込むこと、水平に引き抜くことなどを意識しながら与えます。 また、9~11カ月ごろ(離乳食後期)からは手づかみ食べをそろそろスタートしたいので、ママが与えるスプーン食べと自分で食べる手づかみ食べを併用しながら食べていきます。まだ自分でスプーンを使うことは難しいですが、持ちたがったら赤ちゃん専用のスプーンを持たせてもOKです。 1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)のスプーンの使い方1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)になると、多くの赤ちゃんがスプーンに興味を持ち始めます。だいぶじょうずに使えるようになるのは1歳3カ月ごろからですが、持ちたがる場合はスプーンを持たせましょう。スプーンの持ち方は、柄を上からつかむ「上手もち」です。 スプーンの使い方のステップアップは【1】大人が手を添えてスプーンを持ち離乳食を口に運ぶ【2】大人がスプーンに離乳食をのせて赤ちゃんが自分で離乳食を口に運ぶ【3】自分ですくって、自分で口に運ぶという順で進んでいきます。 急にはじょうずになりませんので、ママが補助をしながら赤ちゃんのペースで進めていきましょう。 スプーンの使い方とひと言で言っても、赤ちゃんの発達によって意識する部分が違います。赤ちゃんの発達に合わせたスプーンを見つけて、赤ちゃんのペースに合わせて食べ進めてください。 作画/はたこ 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年05月22日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。娘さんの離乳食に関するお話です。あるとき「離乳食作りが大変」ということを人に話すと、アドバイスをもらいます。しかし、そのアドバイスが、料理が苦手なこむぎさんにとってはそもそもハードルが高すぎて……!? 日々悩む離乳食。あるとき相談をしてみると…? 離乳食を作ってみよう!とレシピを検索してみるも、料理が苦手な私には難しそうなものばかり……。 そんななか、「離乳食を作るのが大変」と人に話すと、「わざわざ離乳食を作るのではなく、大人の食事の材料を取り分けるだけで良い」というアドバイスを何度かもらいました。 ですが、私はそもそも大人のご飯も毎日作っているわけではなく……。 どちらにしても、料理が苦手な私にはハードルが高く感じられた出来事でした。 著者:ライター こむぎ イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ
2023年05月06日わが家には、のんびり屋であまり泣くこともなく育てやすいと感じている生後9カ月の息子がいます。しかしただ1つ、離乳食だけは例外でした。生後5カ月で離乳食を始め、通常であれば後期食に入り始めるころ。初期食のころは比較的よく食べてくれていたのに中期食になってからはさっぱり食べてくれなくなりました。何を作っても、ベビーフードを使っても、一切口にしてくれなかった息子でしたが、唯一食べたものがあったのです。 栄養が足りない息子が心配…、離乳食作りはいつも試行錯誤 成長曲線から外れてしまいそうなほど小柄な生後9カ月の息子。わが家と同じく離乳食を食べない子どもを持つママ友と情報交換をしたり、素材にこだわって作ってみたり、できる限りのことはすべてしたつもりです。それでも息子は口を開けてはくれません。お手上げ状態の私は、たまらず仕事から帰ってきた夫に相談することに。 飲んで帰ってきた夫は酔っぱらっていましたが、私の話を聞いてひと言「じゃあ俺が作るよ!」と。普段料理をしない夫が、ちゃんと離乳食を作れるのか不安でした。「料理できないでしょ……」と投げかける私に「まぁ、任せとけって!」となだめながら、酔っぱらった夫はなんと深夜から離乳食作りを開始したのです。 先に寝てしまった私は、翌朝夫が作っていたミネストローネ(カットトマト、水、刻んだにんじん、玉ねぎを入れたスープ)を発見。息子に食べさせる前に試食してみましたが、やはりおいしいとは言えません。それでもせっかく作ってくれたのだからと、息子にあげてみることにしました。期待はしていなかったものの、息子はそのミネストローネを口にしたうえに 最後まできれいに食べきったのです。 それ以来、夫が息子の離乳食を担当することに。これをきっかけに息子の食事が進むようになったのです。この経験から、最初から無理だと決めつけずに、何でも試そうと思いました。 作画/Pappayappa著者:稲垣くみ
2023年04月24日とにかく離乳食を食べてくれなかった第1子の長女。それに対し、2年後に生まれた次女は離乳食を毎日もりもりと食べてくれました。最初は「子どもによって違うんだなぁ」と感じていた私ですが、あるとき次女のスプーンを洗っていてあることに気づいたのです。ヘラみたいな次女のスプーン次女のスプーンは出産祝いでいただいたもので、木製ですくう部分が浅くヘラのような形をしていました。離乳食をすくったときもほぼスプーンに「のっている」だけの状態なので、次女の口に入れて引き抜くと離乳食はほとんど残っていません。 しかし、長女の離乳食のとき使っていたスプーンは子どもの口に合わせた細い形状でしたが、すくう部分が深かったので長女の口に入れて引き抜いても離乳食がスプーンに残っていることがよくありました。 嫌だったのは離乳食じゃなくスプーン?長女は私が指でつまんで与えた焼き芋や手づかみ食は比較的よく食べてくれていましたが、どろどろの離乳食はほとんど食べませんでした。当時は「どろどろの食べ物が苦手なんだな」と思っていましたが、本当はスプーンが嫌だったのかもしれません。 あのスプーンでは、口が未発達な赤ちゃんだとほとんど離乳食を味わえていなかったのではないかと思うのです。私的には「離乳食を与えている」つもりでしたが、長女からすれば「よくわからない棒を口に出し入れされている」だけだったのではないかと考えたりもします。 時すでに遅し…だけど次女のスプーンを洗いながら長女の離乳食期を思い出し、「ごめんね」という気持ちでいっぱいになりましたが、もう長女の離乳食期は戻ってこないのでどうしようもありません。長女がその後ほとんど好き嫌いをせず、元気に育っているのが何よりの救いです。 ちなみに、その後出産した第3子の長男の離乳食期には次女と同じようなヘラのような形のスプーンを買って使ってみましたが、次女と同様によく食べてくれました。性格もバラバラな3人なので、長女も同じスプーンだったら離乳食を食べてくれたとは限らないのですが、あのころは本当に食べてくれないことに悩んでいたのでどうしても少し後悔してしまいます。 長女の離乳食期は「おいしくないから食べてくれないのだ」と思い込んでいましたが、本当は離乳食そのものではなくスプーンが原因だったのかもしれません。赤ちゃんであってもこだわりがあり、一筋縄ではいかないことを学んだ出来事です。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年03月31日2月14日はバレンタイン! 生後9~11カ月ごろ(離乳食後期)から食べられるケーキ「いちごたっぷり米粉のスチームケーキ」の作り方を紹介します。かわいいハートだからバレンタインにもぴったり♪いちごたっぷり米粉のスチームケーキ 作者:yutomamaさん 材料(10cmハート型1台分) ・米粉 ……100g ・ベーキングパウダー(アルミフリーのもの)……4g ・育児用ミルク(記載の分量で調乳したもの)……145g・いちごのコンフィチュール風 ……40g※いちごのコンフィチュール風の作り方は、離乳食レシピ「【離乳食中期】いちごのコンフィチュール風」を参照してください 作り方① フタつきの鍋に1cm程水を張り、強火で沸かし中火にしておく。型にバターを塗っておく。② 育児用ミルクといちごのコンフィチュール風を合わせ、ミキサーで滑らかになるまで撹拌する。③ 別のボウルに、米粉、ベーキングパウダー、②を合わせ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。生地を型に流し表面をキレイにならす。④ ①の鍋の底に耐熱のお皿を1枚かませ、その上に③をのせる。⑤ 鍋のフタを少しずらして置き、中火で15分蒸して中までしっかり火を通す(途中でお湯がなくなりそうになったらお湯を追加してください)。⑥ 蒸し上がったら表面は触らずに、型のままケーキクーラーなどに乗せしっかり冷ます(蒸したては表面が水っぽいですが乾きます)。表面が乾いたら型から外す。 ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2023年02月10日こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では3人の子どもを子育て中の母です。今回は「野菜ジュース」について。離乳食が果汁からだった時代もありますが、今はなるべく子どもに果汁(ジュース)をあげないほうが良い、という時代になってきています。実は、野菜不足が心配でついつい飲ませてしまう(!?)野菜ジュースも同じです。なるべく飲ませないほうが良いと言われるようになってきています。なぜでしょうか?ジュースがダメな理由世界保健機構(WHO)などでは「幼児までの子どもには100%ジュースも糖分のとり過ぎになるとして飲ませないほうが良い」としています。糖分のとり過ぎは虫歯のリスクが高まったり、肥満のリスクが高くなるためです。 一方、フルーツそのものに関しては、食べないほうが良いということはありません。フルーツそのものであれば、食物繊維など糖分以外の物も含まれるため、栄養素の吸収も変わってくるからです(もちろん摂取目安量はありますが、そこまで厳しくしなくても良いと私は考えています)。 そのため、現在、小児科では「そもそもジュースは子どもに与えるものではない」という指導をしています。 糖分の摂取目安WHOでは、「1日の遊離糖類摂取量を総エネルギー量の10%未満に抑えましょう、5%未満だとさらに良い」と言われています。 厚生労働省健康局から出ている「標準的な健診・保健指導プログラム【平成30年度版】 」によると、「遊離糖類とは、グルコースやフルクトース等の単糖類、スクロースや砂糖等の二糖類等食品や飲料の加工調理で加えられるもの、並びに蜂蜜、シロップ、果汁、濃縮果汁等に自然に存在する糖類のこと」を指します。※はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは絶対に与えないようにしてください。 例えば、1〜2歳の推定エネルギー必要量は1,000kcal程度(厚生労働省資料より)なので、5%未満とすると遊離糖類摂取量は12.5g程度が望ましいということです。 スポーツドリンク500mLだと約30g、100%ジュースでも200mLで20g、野菜ジュース720mLで約50gの炭水化物(糖質+食物繊維)が含まれています。ジュースに食物繊維はほとんど含まれていないことを考えると、このうちの“ほとんどが糖質”ということになります。 糖質はジュースにだけ含まれているわけではないので、ジュースだけで糖質の必要量をとってしまうと、明らかに糖質のとり過ぎになってしまうのです。 野菜不足を野菜ジュースで補わないで野菜をあまり食べないことが多い子どもたち。ついつい野菜不足が心配で野菜ジュースを飲ませてしまうこともあると思います。もちろん、野菜はたくさん食べてほしいものですが、野菜の栄養素よりも余計なものをとってしまっては本末転倒です。 子どもが好きな味つけにしてみたり、食感に変えてみたりなど、子どもが食べやすいようひと工夫することで、食べてくれるようになることもあります。野菜不足はしっかり野菜で補い、水分は水や麦茶を飲ませるようにしたほうがいいと思います。 とはいえ、子どもが野菜を食べてくれないというご家庭も多いと思います。わが家では子どもたちが嫌いな野菜もありますが、好きな野菜を重点的に出すようにしています。 さまざまな野菜を食べてほしいので、いろいろ出すようにしますが、食べてくれないこともよくあります。それでもめげずに出し続けることと、ビタミンは他の食べ物からもとれるので、焦らず無理して食べさせないようにしています。好きな野菜も出してあげて「おいしいね」と食事を楽しむことが大切かなと考えています。 ジュースなどの甘くおいしい飲み物の味を一度覚えると、頻繁にジュースを欲しがるようになってしまいます。小さいうちから毎日ジュースを与えてしまい、水や麦茶を一切とらなくなってしまったというケースもあります。 子どもに野菜ジュースなどのジュースを与えないという選択は、子どもに水分をとらせることに苦労したり、虫歯治療に通うことになったりと、将来的に後悔しないために今できる「ラクになる育児」の1つです。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年01月07日1歳の息子を義実家に連れていくとき、義母は決まって息子の離乳食を手作りしてくれています。料理好きな義母の離乳食はとにかく豪華! そんな離乳食とともに義母からは「手作りしないとね」とチクリ。義母の豪華な離乳食に圧倒された体験談です。 義実家へはベビーフード持参義実家へ行くといつもお昼ごはんを食べるので、1歳の息子用に市販のベビーフードを持っていきます。家でのごはんは手作りとベビーフードの半々くらいの割合なのですが、義実家などに出かけるときは手間のないベビーフード一択でした。ある日息子が1歳を過ぎたとき、義実家に行くと「息子用に」と義母がおかゆを用意してくれていました。食欲旺盛な息子は義母の作ったごはんもペロリ。それを見た義母はうれしそうに「おいしかった? おいしかった?」と何度も話しかけていました。 料理上手な義母の手作り離乳食それからというもの、息子を連れて義実家に行く際は、必ず義母が息子の離乳食を作っておいてくれるようになりました。10種類の野菜が入ったおかゆに、野菜をうさぎの形に切って柔らかく煮た物、星の形のハンバーグに生のトマトから作った手作りケチャップまで……。どれも手間がかかっていて豪華な離乳食です。 「ありがとうございます」と言いながらも、内心「こんなに手の込んだもの作ったことないよ……」と義母の張り切りように圧倒されていました。さらに義母は毎回「こんなの大したことないわよ。息子くんのためなら時間も手間も惜しくないわ。毎回レトルトじゃ味気ないしね」とにっこり言います。 トライしてみて至った結論義母の豪華な離乳食を受けて、「もう少し私も頑張ったほうがいいのかな?」と思い、いつもより料理に時間をかけてみることに。ただ、頑張って野菜をかわいく切ったりしていると、4歳の娘からは「まだー? 遊ぼー?」の声と、1歳の息子から抱っこを求める声が……。その声を聞いて「あれ? 子どものためにしてることなのに子どもたちを放って私は何をしてるんだろう……」と思い至りました。 その結果、やはり息子の料理はこれまでのままでいくことに。手の込んだ料理よりも子どもたちとたくさん遊んで関わることのほうが、私にとっては大事なんだなと再確認した瞬間でした。 義実家で手作り離乳食を振る舞われるたびに、義母から子どもの食事についてチクリと指摘されますが、そのたびに、「家だと子どもの相手優先で、なかなか難しいんですよ!」と笑って返しています。義母が私の返事をどう受け取っているかはわかりませんが、これからも義母の厚意だけありがたく受け取り、批判的な言葉はスルーしていこうと決めています。作画/ぐら子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月28日食べるのが大好きで、離乳食をよく食べてくれていた娘が、急に食べるのを嫌がるようになりました。離乳食を準備するのが憂うつで、食べない娘を見ながらイライラ。食べない理由は単純なことだったのに、それに気づけずストレスをぶつけてしまった苦い体験をご紹介します。急に食べない!? ごはん、おいしくない?1歳1カ月になるまでは、私が心配するほどの食欲を見せてくれていた娘が突然食べなくなりました。いつもの半分以下の量を食べ終わったころには、もういらない!とばかりに口をつぐんで、食べさせようと近づけたスプーンを振り払ったのです。外出先でも、手作りおやつが入った容器をひっくり返してしまいました。こんなことは初めてだったので、ショックでした。私が作ったごはんがおいしくないの? そんな言葉が頭の中を巡りました。どうして? ストレスがたまってしまい…娘が楽しんで食事できるよう、食器を変えてみたり、盛り付けを変えてみたりしました。それでも、少し食べては「もういらない!」と口を閉じたり、食器をひっくり返したりが続き、毎回の食事が悩ましく感じられました。そして、「どうして食べてくれないの?」というストレスが溜まっていた私は、食器をひっくり返す娘の手を乱暴に掴んでしまったり、机を自分の手が痛くなるくらい叩いたりしてしまい……。ただ娘を怯えさせてしまっただけでした。 これが原因なの!?意外にあっさり解決!原因を考えていると、1カ月前に新調した椅子ではないか?と思い当たりました。以前使用していたのは、成長と共に窮屈になったように見え、成長しても長く使えるタイプのものを新しく購入しました。よく観察すると、新しい椅子はゆったりしていても、落ち着いて座れていないように見えました。せっかく新しく買ったけれど物は試しと、古いほうの椅子を使ってみると、あっさりその日はおかわりまでしてよく食べてくれました。 娘が食べなくなった原因は、食べるのが嫌になるほど座り心地が悪い椅子だったようです。それがわからず、娘にストレスをぶつけてしまい、本当に申し訳なかったと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月01日3回食に慣れた離乳食後期、献立のバリエーションを増やそうと新しいメニューに挑戦したら、初めて食物アレルギーを発症! 受診の流れと、医師から教わった食品の慣れさせ方について紹介します。順調に進んでいた離乳食当時生後9カ月だった息子は、食欲旺盛で好き嫌いや食べムラがなく、何でもよく食べる子でした。息子にいろいろな物を食べられるようになってほしい、献立のバリエーションを増やしたいと考えていた私は、レシピ本やベビーフードを参考に楽しく離乳食を進めることができていたと思います。 ただ、食物アレルギーを恐れていたので、初めての食材は平日の1回目の食事で与えると言うルールを設け、必ず守っていました。 卵は食べ慣れていたはずなのに…息子がアレルギーを発症した食材は、卵でした。しかし、卵は以前から食べていた食材。自治体の母親教室で習ったとおりに与え始め、徐々に他の食材と合わせたり、卵ボーロや赤ちゃん用クッキーなど加工品でもアレルギーが出たことはありませんでした。 しかし、その日はレンジで加熱して作るタイプの蒸しパンを朝ごはんに食べ、昼12時過ぎから虫刺されのような発疹が首を中心に出始めたのです。「これがアレルギーか?」とピンときた私は、すぐにかかりつけ小児科医の午後の診療の予約を取りました。 投薬治療とアレルギー検査朝に食べた蒸しパンのパッケージを持参し診察を受けると、「恐らくアレルゲンは卵だろうね、検査してみましょう」と言われ、その日は血液検査を受け、アレルギーの飲み薬を処方してもらい、帰宅しました。首から背中まで広範囲に出ていた発疹も翌朝にはきれいに消えており、ひと安心。 1週間後に検査結果を聞きに行くと、0〜6段階で示される食物アレルギーにおいて、息子は卵白にレベル3、卵黄にもレベル1の抗体がありました。発疹が出た日は前日までよりかなり気温が上がったことなど、さまざまな要因が重なったことが引き金になったのではないかと医師から言われました。 医師の指導のもと、ゆっくり再開その後は、医師の指導のもと、焦らずゆっくり卵を与えることを再スタートしました。医師には、「多くの子は年齢が上がるにつれて食べられる物が増えるので、あまり心配し過ぎないように。治そう治そうと考えなくて良い」とアドバイスを受けました。 離乳食で最も恐れていた食物アレルギーが出たとき、「病院が空いている時間でよかった」と強く思いました。正直、卵は食べ慣れていたので油断しており、これが病院の空いていない日曜や夜間だったらと思うと怖くなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 REIKO著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年10月07日離乳食期の食べこぼし用ロングお食事エプロンの製造・販売を行うSAMOE(所在地:大阪府東大阪市)が、離乳食期のママ達へ向けた、オンライン参加型マルシェ「ベビーミールフェスタ」を、2022年9月30日(金)夜9時から10月2日(日)終日の【3日間限定】で、SAMOE公式ネットショップ内にて開催いたします。イベント詳細: イベント画像■ベビーミールフェスタ開催の背景コロナ禍により外出やお買い物に行けず、好きだったイベントやマルシェが開催中止で参加できない…コロナ禍によって奪われたママ達のそんな楽しみを、もう一度SAMOEのイベントで思い出して欲しい!その想いの元、ママオーナー達が運営する便利でオシャレなベビーグッズブランドが集まって、いつでもどこでも参加できる、子育てママに嬉しいイベントを開催したいと考えました。■「ベビーミールフェスタ」について離乳食期の子供を持つママに向けた、SAMOE初のオンライン参加型3日間限定マルシェイベント。離乳食期に役立つ、人気のブランドが集まったスペシャルなイベントで、開催前にはゲストを招き、離乳食期に役立つ情報やアイテムの魅力を、Instagramのコラボライブを通じてユーザーに伝えます。■開催概要イベント名: BABY MEAL FESTA(ベビーミールフェスタ)開催日時 : 2022年9月30日(金)夜9:00~10月2日(日)夜23:59会場 : SAMOE公式ネットショップ 特設ページURL : 参加費 : 無料特典 : 合計¥10,000-(税込)以上ご注文の方にノベルティプレゼント主催 : SAMOE公式サイト: <イベント取扱アイテムについて>・SAMOE(サモエ)食べこぼし用ロング離乳食エプロン・Doddl(ドードル)知育カトラリー・Easy tots(イージートッツ)吸盤つきプレート・prem rosa(プレムローザ)ロングマグホルダー・marjoram(マジョラム)お花の形のケーキトッパー・Sonrisa Baby(ソンリサベイビー)お出かけ用レザーアイテムSAMOE(サモエ)食べこぼし用ロング離乳食エプロンDoddl知育カトラリー&easy tots吸盤付きプレートSonrisa Baby レザーアイテムmarjoram ケーキトッパーprem rosa ロングマグホルダー■会社概要商号 : SAMOE代表者 : オーナー 左官 萌美所在地 : 〒578-0931 大阪府東大阪市花園東町1-16-26創業 : 2019年5月事業内容: 食べこぼし用ロング離乳食エプロンの製造・販売資本金 : 100,000円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月27日保育士の中田馨さんが、離乳食スタート時期のお悩みについて教えてくれました。ベーっと出す!便が変?食べすぎる!など、離乳食のあるあるなお悩みをスッキリ解決!こんにちは、保育士の中田馨です。離乳食が始まるころになると「実は、うちの子こんな感じなんですが…」と相談されることがあります。誰に聞けばいいかわからない離乳食初期のお悩みについて、今回はお話しします。 離乳食を「べーっ」とすぐに出してしまうよくあるお悩みです。口に入ったかなと思ったら、すぐにベーっと離乳食を押し出してしまう赤ちゃんを見ると「おいしくないのかな」と不安に思ってしまいますね。赤ちゃんにこんな姿が見られたら、以下をチェックしてみましょう。1つ目は、「舌突出反射」があるか?これは、おっぱいやミルク以外の固形物を口に入れると反射的に舌で押し出す、自分の身を守るための大切な反応です。生後4カ月ごろに消失していくのですが、生後5カ月ごろでも残っている場合があります。そのときは、反射が消失するまで離乳食をお休みして、再度開始してみてもいいですね。2つ目は、離乳食にポータージュ状になっているか?これまで、母乳やミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんですので、離乳食に少しでも粒があると気になってしまうこともあります。離乳食が滑らかなトロトロのポタージュ状なっているかを確認してみましょう。 市販のベビーフードのほうが食べる手作りの離乳食をあまり食べてくれないから、市販のベビーフードはどうかなと与えてみると、思いのほかパクパク食べてくれた! うれしい反面「私の作った離乳食はおいしくないのか…」と少し落ち込んでしまうママもいます。市販のベビーフードは、きれいに滑らかなトロトロの状態。赤ちゃんにとって食べやすい形状になっています。また、かぼちゃやにんじん、さつまいも、リンゴ、桃など甘みのある食材を使っているものも多いですね。甘みがあると、赤ちゃんが好んで食べてくれる傾向があります。 では、ママはどうすればいいのでしょうか?ぜひ、市販のベビーフードを参考に作ってみてください。・甘みのある食材を取り入れてみる・粒がなくなるよう丁寧に裏ごしをし、湯ざましなどを加えてトロトロに仕上げてみる もし、それで赤ちゃんが食べなければ、手作りの離乳食に市販のベビーフードをミックスしてもいいでしょう。例えば、手作りの豆腐の裏ごしに、市販のかぼちゃペーストをかけてみたり。手作りも市販のベビーフードも両方少しずつ取り入れてみればいいんですよ。 離乳食を始めたらうんちの様子が変わった大人にとっても赤ちゃんにとっても、うんちは健康のバロメーター。少しでも様子が違うと「あれ?」と思ってしまいます。 離乳食をスタートした時期によくあるのが、「うんちがやわらかくなった」や、逆に「うんちが固くなった」というお悩みです。 これまで、母乳や育児用ミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんの腸は、離乳食を食べたことによって腸内環境が変わってうんちに変化が起こるのです。なので、元気で機嫌がよく、おっぱいや育児用ミルクをよく飲んで食欲もあるなら、心配ありません。 例えば、赤ちゃんの機嫌が悪い、ぐったりしている、うんちが水っぽくて何度も出る場合などは、医師の受診をするといいでしょう。うんちが固い場合は、おなかを「の」の字でマッサージをしたりなど、赤ちゃんがうんちを出しやすいようにママが働きかけてみてもいいですね。 どこまで食べさせていいかわからない!「食べてくれない」というお悩みがあるなか、「よく食べて困っている」というママもいます。 私の場合、息子は食べない子、娘はよく食べる子だったので、どちらの悩みも経験しています。離乳食初期からよく食べる子を見ていると、与えている大人のほうがうれしくなってしまい、もっと与えたくなってしまうものです。 でも、少し待ってください!赤ちゃんの内臓機能は未発達ですので、いきなりたくさん食べさせると消化不良を起こしてしまうこともあります。離乳食初期はいくら赤ちゃんが欲しがっても、目安量を守り、離乳食後に満足するまで授乳してあげましょう。赤ちゃんの体調の様子を見ながら、少しずつ離乳食の量を増やしていくのが基本です。焦らず、慌てずが、特に離乳食初期は大切です。 離乳食がスタートしたばかりで、食べることへの期待や喜びもいっぱいだと思います。穏やかな雰囲気の中で「食べるって楽しいな!」と思える経験をたくさん積んでいってくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年07月19日赤ちゃんがおっぱいや育児用ミルクなどを飲む食事から、もぐもぐと食べる食事へと移行するための、重要な役割がある離乳食。初めての離乳食で、嫌がることなく食べてくれるわが子にたくさん与えてしまい、失敗してしまったお話をご紹介します。 いよいよ離乳食開始!わが子は離乳食を始める前から、私たち夫婦が何か食べているとじっと見て手を伸ばしたり口をぱくぱくとさせたり、食べることにとても興味がある様子でした。 そして生後5カ月を迎えた日に、さっそく10倍がゆを与えてみることに。初めての育児用ミルク以外のごはんを嫌がることもなくすんなりと受け入れてくれ、私も一安心でした。 順調に進む離乳食10倍がゆ1さじから始め、離乳食開始4日目から1さじずつ増やしていきましたが、食べ終わるやいなや、ぐずり始めるようになりました。離乳食が進まないと悩まれている方も多いなか、順調に離乳食が進むのはとてもありがたいことです。母親としては、もっと食べたそうなのにあげないのはかわいそうだという思い、たくさん食べてくれてうれしいという気持ちの両方から、わが子が欲しがるままに、10倍がゆやバナナなどを与えてしまいました。 与えすぎて体調を崩してしまったわが子結果的に、離乳食開始から1週間目には10倍がゆやすりおろしたりんごなど合わせて30cc弱を平らげていました。しかしこの調子で好き嫌いなくなんでも食べてくれたらと思っていた矢先に、わが子がひどい下痢になってしまったのです。1日に8回ほど水のようなうんちをし、肛門も赤く荒れてしまいました。 病院を受診すると、おそらく離乳食が始まってまだ胃腸が慣れていないのに、量を増やしたことでおなかがびっくりしたんだろうとのこと。うんちを拭くたびに真っ赤になった痛々しいおしりを見て、わが子に申し訳ないことをしてしまったと深く反省しました。 わが子がもりもりと離乳食を食べている姿を見ると安心して、ついつい欲しがるままにあげたくなってしまいます。けれど、今までおっぱいや育児用ミルクだけで栄養をとっていた赤ちゃんにとっては、新しい食べ物は予想以上に負担がかかってしまうのだそうです。ぐずっても安易に量を増やさず、きちんとわが子の体調のことを考えて与えることが大切なんだと実感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/ライコミ著者:中川ようこ一男の母。出産を機に仕事を退職。現在はイラストやコラム執筆など在宅で仕事をしつつ、育児に奮闘中。
2022年07月06日息子は離乳食初期から食べるのが大好きでした。離乳食中期ごろは、おかずはだいたい毎日のお味噌汁から取り分けて、味付けはだしのみの野菜などを食べさせていました。そして事件が起きたのは、義母の家に遊びに行ったときのこと。よく食べると言う息子のためにごはんを作って待っていてくれたのです。しかし作っていたのは味の濃い肉じゃがでした……。 1歳までは薄味のものを食べさせたい私息子のためにと出してくれた肉じゃがは、大人も一緒に食べられるから、と作ってくれたようです。義母は田舎育ちで味付けは濃いめ。せっかく義母が作ってくれたのに断ることもできず、その日初めて濃い味付けの料理を食べさせました。 息子はおいしそうにパクパク食べ、義母もたくさん食べる息子を見て「また作ってあげるからね!」とうれしそう。私としては、1歳ごろまでは味の薄い物を食べさせたいのに……とモヤモヤした気持ちでした。ですが何も言えず、その場をやり過ごすことに。 まさかの義母の考えにビックリ!私はせめて1歳になるまでは、薄めの味付けの物を食べさせるべきだと考えていました。幼いころの食事は将来の味覚形成に関わると、健診のときに保健師さんから聞いていたからです。そのため、義母が作った肉じゃがを食べさせるのは正直嫌でした。せっかく離乳食が順調なのに、味の濃い物しか食べなくなったらどうするの!という気持ちでいっぱいだったのです。その日のことを夫に話したら、義母に「もう少し味の薄い物を食べさせてほしい」と伝えてくれることになりました。ですが、義母の考えは「遅かれ早かれ3歳になれば大人と同じ物を食べるのだから気にしなくていい」といったものでした。 家庭の味として受け止めるしかないその答えを聞いた私はビックリしましたが、今まで味付けに対して敏感になりすぎていたかもしれないと気付きました。考えてみれば、夫は義母の料理を家庭の味として育ってきたのです。私も義母の考えを受け止め、味付けについて気にしすぎるのはほどほどにしようと思いました。 とはいえ、離乳食の時期には素材の味を知ることや、薄めの味付けを食べることが大切です。将来の生活習慣病予防にもなるとも言われています。息子にはまだ薄味を食べさせたいと思っていたので、その後も自分が調理するときには気を付けていました。 そして、毎週遊びに行っていた義母の家には、なるべく食事を済ませてから行くように。月に1度ほど夫の都合でお昼の時間帯に訪問するときだけ、義母の料理を食べさせることにしました。 わが家の「家庭の味」は薄味に義母の意見を聞いてから、そういう考えもあるんだなと思いつつも自分で作る離乳食は薄味のままで作り続けていた私。ふと、そもそも「家庭の味」が、だしのきいたやさしい薄味であればいいのではと思いました。それ以来、私の作る家庭料理はだしを大切にしています。そうすれば自然と味付けの調味料が少なくても、しっかりとうまみを感じることができます。現在2歳半になった息子ですが、家族と同じ料理を食べています。といってもわが家は薄めの味付け。たまに行く外食は濃い味なので、薄めの味付けを嫌がるようにならないか心配ですが、今のところおいしそうに食べてくれています。だしにこだわっているからかなと思います。 結果的には、遅かれ早かれ大人と同じ料理を食べるようになる、というのは義母の言ったとおりでした。しかし、離乳食は塩分控えめが基本なので、私は薄めの味付けを続けました。肉じゃが事件を通して、家庭料理の味付けについて改めて考えるいいきっかけになってよかったです。 著者:森下ミメカ2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年06月30日【離乳食後期〜完了期】七夕手づかみ食べメニューのポイント七夕の由来を知る七夕は、五節句という日本の四季を彩る代表的な節句のひとつです。日本の豊作を祈る祭りと、女性が針仕事などの上達を願う中国の行事などが融合したものと考えられています。(※1)日本でも有名な「織姫と彦星が1年に一度、天の川を渡って会う」というエピソードも、実は中国由来のものです。織姫と彦星の話で有名な七夕は、実は日本と中国の行事や伝統が混ざった文化といえるでしょう。七夕の行事料理やモチーフを取り入れる離乳食のメニューには、七夕の伝統料理をアレンジしてみたり七夕らしいモチーフを取り入れたりしてみましょう。七夕の伝統食はそうめんが代表的です。なぜ七夕にそうめんを食べるのかに関しては諸説ありますが、そうめんを織姫が使う糸に見立てているという説や、中国では元々病や魔よけのために、七夕に日本のそうめんの原型といわれる小麦粉を練って作られた菓子を食べていたという説などがあります。また、天の川を渡る織姫と彦星にちなんで、星をかたどったメニューを作っても良いですね。離乳食期の赤ちゃんでも食べられるようにアレンジを加えて、ママやパパと一緒に七夕を楽しみましょう。夏の食材を使って季節感を出す七夕である7月7日は夏真っただ中。夏の食材を離乳食に取り入れて季節感を出してみるのも良いでしょう。きゅうりやトマト、かぼちゃなどの夏野菜が旬です。夏野菜は夏の太陽をたくさん浴びて育っており、色鮮やかな野菜が多いのが特徴です。献立の彩りが良くなるのはもちろん、ビタミンなどの栄養が豊富なのも嬉しいですね。七夕おすすめ手づかみ食べレシピ5選そうめんおやき■材料(1食分)・そうめん(乾麺)15g・ひきわり納豆10g・片栗粉大さじ1・サラダ油小さじ1/4■作り方1.3cm幅に折ったそうめんと水(1カップ)を大きめの耐熱容器に入れ、軽くラップをして電子レンジで5分加熱する2.1を水洗いして水気をきる3.ひきわり納豆、片栗粉、水(大さじ1)、2をよく混ぜ、4等分にして丸める4.熱したフライパンに油をしき、3の両面を1~2分ずつ焼くレシピポイントおやきの大きさは、赤ちゃんの成長に合わせて徐々に変えていくと食べやすいでしょう。ひきわり納豆が苦手な赤ちゃんには、鶏のひき肉や細かく切った野菜を使って作ってもおいしいですよ。ちらし寿司風3色おにぎり■材料(1食分)・軟飯100g・にんじん(ペースト状にしたもの)5g・ほうれん草(ペースト状にしたもの)5g・炒り卵5g■作り方1.軟飯を3等分にする2.1で3等分した軟飯のうち1つに、にんじんペーストとほうれん草ペーストをそれぞれ混ぜる3.2と白い軟飯を順番に重ねる4.3の上に炒り卵をのせるレシピポイント軟飯に混ぜるペーストは今回使用したにんじんやほうれん草のほか、コーンやトマトにしても良いでしょう。鮮やかな色の野菜ペーストを使用すると、彩りも良くなりますよ。星形バナナサンドイッチ■材料(1食分)・サンドイッチ用の食パン1枚・バナナ1/4本・水切りヨーグルト1/4カップ■作り方1.バナナをすりつぶし、水切りヨーグルトと混ぜる2.半分に切った食パンの片面に、1をぬる3.食パン2枚を重ね、星型に型抜きするレシピポイント星形に型抜きしたあと、パンの端を指で押さえてくっつけると形が崩れにくくなります。離乳食完了期には、食パンを軽くトースターで焼いてもおいしいですよ。夏野菜たっぷりサラダ■材料(1食分)・トマト10g・きゅうり10g・かぼちゃ10g・レタス10g・ごま油少々・酢少々・塩少々■作り方1.トマトは皮を湯むきして種をとり、角切りにする2.きゅうりとかぼちゃは皮をむいてゆで、角切りにする3.レタスは軽くゆで、一口大にちぎる4.1、2、3にごま油、酢、塩を加え混ぜるレシピポイントサラダではありますが、赤ちゃんに食べさせる場合は必ず野菜を加熱処理しましょう。使用する野菜はなすやパプリカでも良いですね。赤ちゃんの好きな野菜、食べ慣れた野菜を選ぶと手づかみ食べも進むでしょう。フルーツミルクゼリー■材料(1食分)・粉ミルク100mLのお湯で溶かしておく・水50mL・みかん適量・いちご適量・粉寒天1g■作り方1.鍋に水と粉寒天を入れ中火で加熱し、沸騰したら弱火で混ぜながら2~3分加熱して火を止める2.1に事前に作っておいた粉ミルクを加えて混ぜる3.小さめのカップに2を入れ、あら熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす4.3とフルーツを食べやすい大きさに切り、一緒に盛り付けるレシピポイントゼリーは粉ミルクを使って作ることで、赤ちゃんにとってちょうど良い甘さになります。ゼリーと一緒に盛り付けるフルーツは、バナナやりんごなど、赤ちゃんが好きなものに変えてみても良いですね。七夕手づかみ食べメニューの注意点赤ちゃんが食べやすい大きさ・かたさにする手づかみ食べメニューを作るときは、赤ちゃんの食べやすい大きさ・かたさに調節してあげましょう。離乳食の進み具合や歯の生え具合によって大きさやかたさを変えてあげると、赤ちゃんも食べやすいですね。手づかみ食べが初めての赤ちゃんの場合、小さめの一口サイズから始めてみましょう。赤ちゃんが前歯で噛み切れるようになったら、徐々に具材を大きくすると良いですよ。かたさは加熱時間を変えるなどして調節してあげてくださいね。食材は必ず加熱する夏に旬をむかえる食材は生で食べられる物が多いですが、離乳食で使う食材は必ず加熱処理してから使用しましょう。消化や免疫の機能が未発達な赤ちゃんは細菌に弱く、お腹を壊しやすいです。また、赤ちゃんの噛む力は大人ほど強くはありません。厚生労働省が発行する「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳食後期には「歯ぐきでつぶせる固さのものを与える」とあります(※2)。大人の指でつぶせる硬さの生野菜はほとんどないため、赤ちゃんの食べやすさの観点からも加熱は必須といえるでしょう。手づかみ食べが進まなくても焦らない手づかみ食べを嫌がったり、つかんだ食べ物を落としたりしてなかなか手づかみ食べが進まない赤ちゃんもいるでしょう。赤ちゃんがうまく食べられなくても、無理にやらせたり焦ったりしなくて大丈夫です。手づかみ食べで重要なのは食べることだけではありません。食卓を囲む家族とのコミュニケーションを図ることや食の楽しさを赤ちゃんに知ってもらうことも同じように大切です。「星の形だね」「ママやパパと同じそうめんだよ」などと声をかけながら、楽しく食事してみてください。食べることに興味を持ち、食事の時間が好きな赤ちゃんになってくれると良いですね。手づかみ食べメニューで七夕を楽しもう!短冊に願いごとを書いたり、全国各地でお祭りが開催されたりもする七夕。七夕の伝統料理やモチーフを離乳食に取り入れることで、赤ちゃんも一緒に楽しむことができるでしょう。また、厚生労働省が発行する「授乳・離乳の支援ガイド」によると、手づかみ食べは赤ちゃんの食への関心を高めるともいわれています(※2)。注意することも多い手づかみ食べですが、ママやパパ、そして赤ちゃんのペースで楽しく進められると良いですね。※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。
2022年05月26日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、夏場のお出かけで離乳食を持っていく際の注意点について教えてくれました。離乳食期の赤ちゃんとの外出で、離乳食を持っていくか、親の食事を取り分けるか…などいつも迷ってしまうというママさん必見です!離乳食期の赤ちゃん用に、外出先に手作りの食事(離乳食)を持って行くこともあるかと思います。しかし、これからの暑くなる季節は、食事が傷みやすくなるので気をつけるべきこともたくさん。今回は、持参する食事(離乳食)の中で注意してほしいことをご紹介します。 離乳食を持っての外出はいつごろから?離乳食初期から中期は、水分量を多く含んだ離乳食が多いため、手作りのものを持参するのは、暑い季節は傷みやすくリスクがあります。外出時を避けて家であげてから外出したり、帰宅後にあげるなど離乳食の時間を調整した方がよいかもしれません。 また、離乳食初期は栄養のメインは母乳や育児用ミルクなので、無理に離乳食を食べさせずに外出する日はお休みするのもよいでしょう。離乳食を外出先に持っていくのは、離乳食後期で3回食になったころ〜を目安にしましょう。 外出時はベビーフードの活用も自宅では手作りの離乳食をあげている方も、外出時は移動の際の保存などを考えると市販のベビーフードを持参した方が安全です。市販のベビーフードを利用する場合、慣れていないものだと食べないこともあります。家で試してみたり、普段使い慣れているスプーンやエプロンなどを持参するようにしましょう。 バナナや干し芋などは腹持ちも良く、ご飯代わりになり持ち歩きしやすいです。また、フリーズドライ加工などで、お湯で戻せる野菜ペーストやお粥などは外出先では便利なので、活用してみるのもおすすめです。 外出先の離乳食、やってしまいがちなNGとは?作り置きを外出先に持参するのはNG!手作りの離乳食を外出先に持参する場合は、その日に作ったもののみにしましょう。作り置きした離乳食は傷みやすくなるので、お弁当として外出先に持参するのはNGです。また、高温になる車内などに離乳食を置くのは避けて、保冷材や保冷バックに入れて持ち運ぶなど、食材が傷まないような工夫をしっかりと行いましょう。 冷凍した離乳食を「自然解凍」して外出先に持参するのはNG!冷凍した離乳食を常温で自然解凍して外出先に持参するのは、解凍のムラができて傷みやすくなるので避けましょう。電子レンジなどで一度加温してから食べさせるようにすると安心です。 今、家族連れが多いショッピングモールのフードコートなどには、電子レンジが置いてあることがあるので活用できます。 大人の食事を取り分ける際の工夫は?大人の食事を取り分ける場合は、麺カッターなどでうどん・パスタなどは細かくしておきます。また、外食のものは離乳食期としては塩分が多かったり、茹で方が硬めのものもあり注意が必要です。味が濃い場合は、お湯で薄めたりするなどの工夫が必要です。 まとめどうしても外出が億劫になってしまいがちな離乳食期ですが、色々な工夫をしながら親子共にお出かけを楽しめるといいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年05月25日保育士の中田馨さんが、月齢別のスプーンの使い方とコツについてお話ししてくれました。5~6カ月ごろ、7~9カ月ごろ、9~11カ月ごろ、1歳~1歳6カ月ごろをまとめてマンガで解説!こんにちは、保育士・離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃん専門店などの離乳食グッズコーナーに行くと、離乳食に使うスプーンがたくさん並べられています。実は離乳食用のスプーンは赤ちゃんの発達に合わせて形などが変わります。 今回は、意外に知らない時期別スプーンの使い方を紹介します。 5~6カ月ごろ(離乳食初期)のスプーンの使い方離乳食をスタートしたころの赤ちゃんにとって、スプーンは初体験。中にはスプーンを嫌がる赤ちゃんもいることでしょう。離乳食をスタートしたときは、食べ物に慣れることもそうですが、スプーンの感触にも慣れなければいけません。 5~6カ月ごろ(離乳食初期)に使うスプーンは深みが少なく平たいタイプで、柄の長いスプーンが食べさせやすいです。スプーンが決まったら次は、以下のようにスプーンを使って食べさせます。【1】スプーンを下唇にあててツンツンする【2】口が開いたら下唇の上にスプーンを置く【3】上唇が閉じるまで待つ【4】スプーンを水平に引き抜く スプーンの先に少量だけ離乳食を盛り口の中に入れるのですが、口から離乳食が出てきたら、すくい取って再度1~4の要領で口に入れてあげましょう。どの時期にも共通するNGなことは・スプーンを口の奥に入れないこと舌を使って食べる練習ができないため・上あごにすりつけないこと自分の唇を使って離乳食を取り込む練習ができないため 離乳食を食べさせるときに、赤ちゃんが自分で食べる練習をするんだと意識を向けることで、赤ちゃんの舌や上唇が発達します。 7~8カ月ごろ(離乳食中期)のスプーンの使い方7~8カ月ごろ(離乳食中期)になると、離乳食メニューにもつぶ状のものが増えてきます。まだ、深みの少ない平たいスプーンを使います。この時期になると、下唇をツンツンとつつかなくても口を開けてくれることが多くなります。 【1】下唇にスプーンを軽く乗せる【2】上唇が閉じたら水平に引き抜く 赤ちゃんがモグモグして飲み込んでから、次のひとさじを口の前に持っていくことが大切。自分自身に置き換えてみましょう。まだ口の中に食べ物があるのに、次の食べ物がスプーンにのせられて目の前にあったら……? 急いで飲み込もうとしますよね。赤ちゃんも同じ気持ちになりますので、赤ちゃんがゴックンしてから次のひとさじを用意します。 また、スプーンにのっている離乳食を全てこぼさないようにと、口の奥にスプーンを入れてしまうと、自分で食べ物を取り込む練習になりません。また、丸のみしてしまう原因にもなります。引き続き赤ちゃんが自分で食べる練習をしていることを意識して与えましょう。 9~11カ月ごろ(離乳食後期)のスプーンの使い方9~11カ月ごろ(離乳食後期)になったらおすすめなのが、やや深めのスプーン。深めのスプーンを使うことで、さらにしっかりと唇で食べ物を取り込むための練習になります。スプーンの使い方は今まで同様に、唇で食べ物を取り込むこと、水平に引き抜くことなどを意識しながら与えます。 また、9~11カ月ごろ(離乳食後期)からは手づかみ食べをそろそろスタートしたいので、ママが与えるスプーン食べと自分で食べる手づかみ食べを併用しながら食べていきます。まだ自分でスプーンを使うことは難しいですが、持ちたがったら赤ちゃん専用のスプーンを持たせてもOKです。 1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)のスプーンの使い方1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)になると、多くの赤ちゃんがスプーンに興味を持ち始めます。だいぶじょうずに使えるようになるのは1歳3カ月ごろからですが、持ちたがる場合はスプーンを持たせましょう。スプーンの持ち方は、柄を上からつかむ「上手もち」です。 スプーンの使い方のステップアップは【1】大人が手を添えてスプーンを持ち離乳食を口に運ぶ【2】大人がスプーンに離乳食をのせて赤ちゃんが自分で離乳食を口に運ぶ【3】自分ですくって、自分で口に運ぶという順で進んでいきます。 急にはじょうずになりませんので、ママが補助をしながら赤ちゃんのペースで進めていきましょう。 スプーンの使い方とひと言で言っても、赤ちゃんの発達によって意識する部分が違います。赤ちゃんの発達に合わせたスプーンを見つけて、赤ちゃんのペースに合わせて食べ進めてください。 作画/はたこ 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年05月25日あり子のワーママ奮闘記
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!
たんこんちは ボロボロゆかい