「結子ちゃんは……、本当に優しくて、かわいらしい子でした。この家にも何度か遊びに来てくれて……。(1月に)赤ちゃんが生まれた後に、コロナの感染が広がって、こちらには来ることができなくなりましたが、その代わり、しょっちゅう電話をかけてくれるようになっていました」沈鬱な表情でそう語るのは、俳優・中林大樹(35)の実父・Aさん。Aさんは奈良県にある医薬品原料卸売会社の会長を務めており、亡くなった竹内結子さん(享年40)の義父にあたる。本誌がAさんを取材したのは、竹内さんの家族葬が営まれた翌々日のこと。Aさんはいまも竹内さんが自ら命を絶ったことを信じられない思いでいるという。「だって(亡くなる)前日もLINEでテレビ電話をかけてくれていたんですよ。(テレビ電話の)結子ちゃんは赤ちゃんを抱っこしていました。最近の電話ではずっとそうだったのですが、私たちに赤ちゃんがどのくらい成長をしているのかを見せてくれていたのです。 そんな気遣いをしてくれる優しい子だったんです」義父・Aさんが“優しい”と何度も語っていたように、竹内さんの優しさ、そして気遣いのこまやかさは、芸能界でも有名だった。昨年公開された映画『長いお別れ』の収録現場では、こんな交流が目撃されている。「竹内さんのお母さん役だった松原智恵子さん(75)が、竹内さんに何か小物をプレゼントしたそうです。すると数日後に竹内さんがお返しにと、松原さんに携帯用の扇風機を差し上げて……。“暑い時季なのでご自愛ください”ということだったのでしょうか、扇風機には松原さんのお名前が彫られていたんです。松原さんは喜ぶいっぽうで、『あまり人に気を使いすぎて、疲れてしまわないかしら』と、少し心配していました」(制作関係者)共演者やスタッフたちに愛されていた竹内さん。しかし少女時代から、複雑な家庭環境ゆえの悩みを抱えていたという。「若いころから竹内さんは、『私には帰る場所がないから、この世界で頑張りたい』と、言っていました」(ベテランの芸能記者)だがそれから20年、竹内さんは、前出の義父・Aさんにはこんな言葉を漏らしていたという。「(亡くなる前日)結子ちゃんから最後に電話があったときも、『コロナがおさまったら、また家族みんなで、そちらに帰りますね』と、言ってくれていたんです。私も『だいぶおさまってきたみたいやから、もうすぐやなぁ』なんて言って……」かつて“私には帰る場所がないから”と言っていた竹内さんは、夫の故郷である奈良にも“帰る場所”を見つけていたのだ。「それなのになぜ?」……、残された家族たちは、そんな問いを自分に投げかけ続けている。「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月05日2020年5~8月にかけて、ウェブメディア『grape』では、エッセイコンテスト『grape Award 2020』を開催。『心に響く』と『心に響いた接客』という2つのテーマから作品を募集しました。『grape Award 2020』心に響くエッセイを募集!今年は2つのテーマから選べる今回は、応募作品の中から『特別授業』をご紹介します。学習塾でアルバイトをしていた僕は、宿題の指導に関して多少なりとも自信を持っていた。ところが、3月11日、人が大勢避難している新宿駅構内の階段に座って計算式を解き進めるのは初めてだったし、何より、目の前にいるたったひとりの生徒の前では、この非常時にあっても平静を装わなければならないとなると、思うように頭が働かず、その自信も揺らいでいる。遡ること二時間、停車する中央線の車内で大きな揺れを感じ、避難のため電車を降りようとしたとき、車内に小さな女の子がひとり残っているのを見かけた。真っすぐ一点を見つめる彼女の眼には明らかに恐怖の色が浮かび、身体は固くこわばり座席から一歩も動こうとしない。「ひとり?もう電車は動かないみたいだから、一緒に避難しようか?」挙句知らない男の人に話しかけられたことが却って別の恐怖を煽ったらしい、彼女はか細い声で「大丈夫です…。」とつぶやいたが、乗り合わせた小山さんという別の女性も声をかけてくれたおかげで、何とか警戒を解くことができた。女の子はハナちゃんと言い、小学二年生、電車で帰宅途中に地震に見舞われてしまった。小山さんは僕と同い年の大学生で、ともにこうした災害にあうのは初めてだったが、「ハナちゃんを守らなければ」という共通の目的ができたことで、その後の避難行動はスムーズだった。公衆電話でハナちゃんのご両親に連絡をとったところ、父親が自宅から自転車で迎えに来られることがわかった。大まかな待ち合わせ場所と時間を確認すると、三人は頑丈そうな商業ビルの地下に落ち着いた。不安や疲れを感じる僕と小山さんとは対照的に、すっかり明るい様子のハナちゃんは、おもむろにランドセルを開くと計算ドリルを取り出し、「宿題を教えてほしい」という。一瞬、呆気にとられこそすれ、これでハナちゃんの恐怖を紛らわせることができると、アイコンタクトで確認し合った僕と小山さんは、駅ビルの階段を教室に、とびきり明るい先生を演じることにした。たったひとりの生徒は優秀で、このような状況にあっても集中力を発揮し、順調に問題を解き進めていく。様々な心配事が頭をよぎる中、カラ元気でどうにか先生を演じていた僕たちだったが、不思議なもので、一問、また一問と、一緒に問題を解いては喜ぶハナちゃんを見ていると、なんだかこちらの気持ちが晴れていく。ハナちゃんを守らなくては、と気丈に振舞っていたつもりだったが、実は僕らこそ、彼女の明るさや無邪気さに勇気づけられていたらしい。すっかり日も暮れたころ、僕たちはハナちゃんのお父さんと落ち合うことができた。無事に家族に会うことができたのは何よりもうれしいし、おまけに現役大学生ふたりが徹底的に指導した宿題の出来は我ながら完璧だった。「宿題を教えてくれてありがとう」そう言うハナちゃんに、僕たちこそありがとうと伝えた。はなちゃんはなぜ自分がお礼を言われているかわからないようで、照れ笑いを浮かべている。つぎに学校に行ける日は少し先になるかもしれないけれど、ハナちゃんはきっと本当の先生に褒められるに違いない。grape Award 2020 応募作品テーマ:『心に響くエッセイ』タイトル:『特別授業』作者名:奥村 敏生エッセイコンテスト『grape Award 2020』の審査員が決定!2017年から続く、一般公募による記事コンテスト『grape Award』。第4回目となる2020年の審査員には、grapeでも人気の漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』シリーズでおなじみの漫画家・松本ひで吉さんが決定しました。さらに『Jupiter』などの作詞を手がけた作詞家でエッセイストの吉元由美さんや、映画化もされた『スマホを落としただけなのに』などで人気を博する小説家の志駕晃さんも審査員として作品を読みます。心に響く作品として選ばれるのは、どのエピソードでしょうか。結果発表をお楽しみに!『grape Award 2020』詳細はこちら[構成/grape編集部]
2020年09月20日韓国で130万部を突破し、社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説の映画化『82年生まれ、キム・ジヨン』が10月9日(金)より公開。本作では、韓国の人気俳優チョン・ユミ、コン・ユが3度目の共演にして初めての夫婦役を演じていること話題となっている。「韓国の1982年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ女性の、少女時代から就職、結婚、出産に至るまでの人生を通し、女性の生きづらさを描いた本作。これまでチョン・ユミとコン・ユは、2011年に韓国社会を大きく揺るがせたコン・ユ主演『トガニ 幼き瞳の告発』でも共演し、2016年に1156万人の観客を動員した『新感染 ファイナル・エクスプレス』と、ヒット作での共演が続いており、本作では3度目の共演にして初の夫婦役となった。現在の韓国で生きる30代の女性であるジヨンを演じたチョン・ユミは、少しずつ変わっていく主人公ジヨンの複雑さを、精巧に、そして透明感溢れる表情で熱演。観客の共感をより一層引き立てる繊細な演技を披露し、韓国のアカデミー賞とも称される第56回大鐘賞映画祭で『パラサイト 半地下の家族』のチョ・ヨジョンを抑え、主演女優賞受賞の快挙を成し遂げた。その夫、デヒョンを演じたコン・ユは、本作で3年ぶりのスクリーン復帰を果たす。「トッケビ」シンドロームを巻き起こしたドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」から『新感染 ファイナル・エクスプレス』まで、話題作への出演が続いていたコン・ユは、ナチュラルな演技で親しみのある人物像を作り上げ、妻に対する真心や配慮を感情表現で魅せている。コン・ユは「撮影現場でチョン・ユミさんに会った時、すでにキム・ジヨンだと思った。おかげで最初から演技に集中し、のめり込むことができた」と当時をふり返る一方、チョン・ユミも「コン・ユという俳優が持っている情緒、感情を表現する繊細さがデヒョンをさらに深みのあるキャラクターにしてくれた」と語っており、お互いに強い信頼関係を築いていたようだ。今回、そんな2人の新たな姿を捉えた新場面写真が解禁。新年の挨拶のために訪問した夫の実家からの帰り道、車を運転する夫デヒョンと後ろで疲れ果て、休みながらも娘をあやすジヨンの姿や、悩む夫を優しく包み込むかのように、俯くデヒョンを両手で抱くジヨンの姿などが切り取られている。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2020年09月14日女優の山本美月が、11月4日に書籍『魔法少女 山本美月』(TAC出版)を発売し、10月16日から展覧会『魔法少女 山本美月』を開催する。アニメやマンガをこよなく愛していることで知られる山本。今回の書籍は、幼い頃から憧れていたという“魔法少女”をテーマに、“山本美月ワールド”を最大限に表現する。「高校生の時以来」という描き下ろしマンガは、画からストーリーに至るまで30ページにわたって自作。自ら演じた「魔法少女フォト」では、全体の原案、着用するドレス、手にする魔法ステッキなどの小物のほか、“ツインテールの角度”までこだわり抜いた。1万4,000字のインタビューは、「全貌が見えることはなかった山本美月の内面世界」を凝縮。そこからは、「これまで絶対に語られてこなかった、真の山本美月の姿」が浮かび上がる。展覧会は、同書の世界観に触れられるようにその内容を立体化。10月16日から11月3日まで東京・PARCO FACTORY(池袋PARCO本館7F)、11月13日から30日まで地元・福岡のPARCO FACTORY(福岡PARCO本館5F)で開催される。入場料は500円で、小学生以下は無料。山本は同書について、「女の子なら、幼い頃に一度はあこがれる“魔法少女”。空を飛びたい、変身してみたい、そんな子どもの頃の夢をそのまま形にしてみました。こだわりのツインテールで、魔法のステッキを抱えた“魔法少女 山本美月”は私の大好きなものをギュッと詰め込んだ、まさしく理想の集合体です」と説明。「私は二次創作じゃなくて、原作になりたい。唯一無二のキャラクターを生み出したくて、コミックでは絵やストーリーまですべてを自分で作り、写真では衣装から髪型、小物までこだわり抜きました。この本で、魔法少女にあこがれていたあの頃を思い出してもらえたらと思います。また、今好きなものを好きと大声で言えず悩んでいる人にとって、この本が少しでも勇気を出すきっかけになってくれたら嬉しいです」とコメントを寄せている。(C)2020 INCENT Co., Ltd., TAC PUBLISHING Group
2020年09月10日モデルで女優の山本美月が、幼い頃から憧れていたという“魔法少女”をテーマにした書籍「魔法少女 山本美月」の発売が決定。オリジナルコミックや魔法少女フォト、インタビューなどが収められている。プライベートでは、アニメやマンガをこよなく愛する山本さん。今回の書籍では、独特な感性で彩られた“山本美月ワールド”を最大限に表現。高校生以来だという、画や話まで全てが本人自作のストーリーマンガや、全体の原案や着用するドレス、手にする魔法ステッキなどの小物まで自らアイディアを出し、自ら演じた魔法少女のフォト。内面世界を深く探る約1万4000字のインタビュー、未公開イラストなどが本書に収録される。コミックでは、これまで語られてこなかった思いを知り、写真の魔法少女には憧れの心を抱き、インタビューでは自分と似ているところに気づくかも。山本さんは「こだわりのツインテールで、魔法のステッキを抱えた"魔法少女 山本美月"は私の大好きなものをギュッと詰め込んだ、まさしく理想の集合体です。私は二次創作じゃなくて、原作になりたい。唯一無二のキャラクターを生み出したくて、コミックでは絵やストーリーまですべてを自分で作り、写真では衣装から髪型、小物までこだわり抜きました。この本で、魔法少女にあこがれていたあの頃を思い出してもらえたらと思います」と語り、「また、今好きなものを好きと大声で言えず悩んでいる人にとって、この本が少しでも勇気を出すきっかけになってくれたら嬉しいです」とコメントしている。また、書籍発売に加え、東京と山本さんの地元である福岡で展覧会の開催も決定。書籍の内容を立体化する。会場では、通常版書籍の販売に先駆け、特別なアイテムがついた限定版(※数量限定)が販売される。書籍「魔法少女 山本美月」は11月4日(水)発売。展覧会「魔法少女 山本美月」は10月16日(金)~11月3日(火・祝)PARCO FACTORY(池袋 PARCO 本館 7F)にて、11月13日(金)~30日(月)PARCO FACTORY(福岡 PARCO 本館 5F)にて開催。(cinemacafe.net)
2020年09月10日実話を基にしたベストセラー小説から生まれた『ゴリラのアイヴァン』がDisney+(ディズニープラス)にて9月11日(金)より公開。この度、製作にも名を連ねるアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、主人公のアイヴァンの声優を担当したサム・ロックウェル、アイヴァンの“親代わり”マックを演じたブライアン・クランストンらが出席したオンライン記者会見の模様が到着した。ゴリラのアイヴァンは郊外のショッピングモールで観客を喜ばせるのが仕事。マックが経営するサーカスでゾウのステラ、犬のボブをはじめとする仲間たちと一緒に幸せに暮らしたある日、野生の家族から引き離された子象のルビーと接したアイヴァンは、ほとんど記憶にないはずの“ふるさと”への想いを募らせ、それを絵で表現することに…。大抜擢された女性監督「2本の映画を同時に作るような体験」監督を務めたのは、英国演劇界の演出家で、『世界一キライなあなたに』で長編映画監督デビューしたテア・シャーロック。製作陣が求める「確固たるビジョンと独創性を持った監督」として大抜擢され、監督自身も原作の持つ秘められた深いメッセージに共感してオファーを快諾した。――この映画は感情的なニュアンスに満ちていますが、同時にテクノロジー面で非常に複雑でもあります。そこについて話していただけますか?テア・シャーロック監督:まずは、アンジーにお礼を言わせてください。アンジー、あなたがこれにかかわってくれて、とても嬉しかった。この映画を作るのは、2本の映画を同時に作るような体験でした。とてもテクニカルな映画だからです。私たちは、まず俳優さんに声の演技をしてもらうところから始めました。アニメーターたちが作業をするのに、それが必要だから。次にライブアクションの部分を全部撮影しました。その後にビジュアルエフェクトのシーン。動物だけが一緒にいるシーンです。それらのシーンは何度かやり直す必要がありました。俳優の声の細かなニュアンスを受けて、アニメーターが動物のパフォーマンスを変えることがあるのです。こういったテクニカルなことを、私はこれまでやったことがありませんでした。ポストプロダクションもまた大変でしたね。声の演技をやってくれた俳優たちもまだ近くにいてくれましたし、私と(脚本家)マイク・ホワイトは、このプロセスもすごく注意しながらこなしていました。原作本の感動がちゃんと伝わるためには、本当に注意してやらなければいけませんでした。キャサリン・アップルゲートが書いた本をわが子と一緒に読んだ時に自分が感じたことがそのまま伝わるようにするためにはね。子どもたちは、当時10歳と9歳でした。本を読んで、わが子はすごく感動していました。アンジー、あなたも同じ体験をしていますよね?でも、大人、そして親として、私は、ある部分を少し違うふうにしたいとも考えたんです。それで細かいところまで徹底して注意を払いました。ひとつは、ユーモアがそう。これはとても感情的でパワフルなストーリーではありますが、ユーモアも恐れずに、バランスよく入れていきたかったんです。「チャーミングで、息吹を感じられる、楽しい映画」――アンジェリーナ、あなたは今作で声の演技だけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーも務めています。そこまで深くかかわりたいと思ったのは、なぜですか?アンジェリーナ・ジョリー:わが子のひとりが原作を読んで気に入って、ほかの子も読んで、私たちは、どうしてこれが特別なのか、話し合いました。なぜこれがこんなに自分たちの心に響くのかと。それで、この映画化の話がどこで進んでいるのか、製作はどんな状況にあるのかを、私は自分から探ったんです。自分もかかわりたいと思って。早期の段階の脚本も見せてもらいました。それらを読んで、マイク(・ホワイト)はとてもすばらしい仕事をしたと思いました。彼はこれを、明るくて楽しい、子ども向きのアクションにしたのです。もっとシンプルな話にもしました。この話は重いテーマを扱います。でも、チャーミングで、息吹を感じられる、楽しい映画でもあるんです。シリアスな話だけれども、パッケージはそう見えない。マイク、ディズニー、それにかかわったほかの人たちは、みんな、そうでなければいけないと理解していました。私はこの映画に深くかかわりたかったんです。大事なメッセージをもつ話だと思うから。この映画が、若い世代だけでなく、大人たちにも喜ばれる映画に仕上がったことを、本当に嬉しく思います。若い世代の人たちは、今、世界で何が起こっているかを、とてもよく知っています。動物たち、自然の生態、コンゴ、ゴリラ、ゾウなどに何が起こっているのかを。そして彼らはそのことに怒っている。動物をどう扱うべきなのかについて、はっきり物言いをしたいと。捕獲するならどうするべきなのか。密猟はもちろん反対。この映画は、彼らの言葉を代表するものなんです。アイヴァンのキャラクターが、それを象徴しています。(この映画を通じて)自分たちの行動で何かが変わるというのを見られるのは、とてもパワフルだと思います。――そのことについて監督にもお聞きしたいと思います。檻に入れられた動物の話でありながら楽しいものにするというのは、かなり難しかったのではないでしょうか?製作をする上で、これだけは避けようと思ったことは、何かありましたか?テア:ええ、そこは最初からすごく難しい課題でした。ドキュメンタリーみたいにしないことは大事でした。実在のアイヴァンについてのドキュメンタリーは、すでに作られているので。それに、このアニメーション映画は、ほかでもないディズニーで製作される。つまり、ディズニーらしいトーンでやる必要がありました。私、マイク、デザイナーのモリー・ヒューズは、最初からずっと見た目にも、ストーリー的にも、正しいトーンにするように、すごく注意しました。たとえば柵がどれくらい大きいかなどについてもそう。カメラが向けられた時、どう感じるかはすごく大事です。それはショットひとつひとつでも意識しています。編集でも。柵が全然見えないショットもあるし、柵を入れて、(アイヴァンが)閉じ込められているんだということを思い出させるようにしたショットもあります。映画全体の80%のシーンで主人公が檻の中にいるというのは、作り手にとって、かなり難しい状況なんです。そして、アイヴァンには夢がある。(象の)ステラから与えてもらった、ここから出たいという新たな夢があるということは、この映画でとても大切な部分です。それもあって、私たちは、映画の中で緑色をほとんど使わないことにしました。逆に、アイヴァンが子ども時代を思い出すフラッシュバックのシーンでは、緑がたっぷり出てきます。最後のシーンも。それ以外のシーンでは、デザイナーも、衣装デザイナーも、できるかぎり緑色を避けています。それに、じっくり見ていただけたらわかるけれども、「出口」の表示は緑なんです。それは良いシンボルではないかと思って、考えてやったことなんです。アンジェリーナ・ジョリー:それは興味深いですね。インパクトがあります。考えなかったけれども、それはとてもパワフルな選択ですね。お揃いの着ぐるみでアンジー&ブルックリンがコンビに――ブルックリン(『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』)は声のレコーディングをしている時、特別の衣装を着たのだそうですね?ブルックリン・キンバリー・プリンス:そうなんです(笑)。私は、アンジーに2回会ったことがあって、1回目は(アカデミーが主催する)ガバナーズ・アワード、2回目は放送映画批評家協会賞の授賞式でした。放送映画批評家協会賞で会った時、私はアンジーに、「レコーディングは、ゾウの着ぐるみを着てやりませんか?」と言ったんです。そして家に帰って、ママに「ママ、私とアンジーにゾウの着ぐるみを買って」とお願いしました。ママは、「私がアンジーにゾウの着ぐるみを買うの?」と言って(笑)。「でも、どのサイズにすればいいのかしら」って。アンジェリーナ・ジョリー:その日、現場に着いて、私は興奮しました。ブルックリン・キンバリー・プリンス:私はもうゾウの着ぐるみを着て、飛び跳ねていたんです。そして、到着したアンジーに、「いつ一緒に着るの?」って聞いたんです。パパには「暑すぎるんじゃないか」「アンジーはもうそんなこと忘れているんじゃないか」とか言われたんだけど。そしてアンジーは、「私のも用意してくれたの?」と言って、着てくれたんです。そしてふたりでゾウの着ぐるみを着たセルフィーを撮りました。暑くなりすぎちゃって、途中からは着ぐるみを腰に巻いてやることになったんですけど。それに、アンジーはイースターに、大人ゾウと赤ちゃんのゾウが鼻を寄せあっているぬいぐるみを私にプレゼントしてもくれました。アンジェリーナ・ジョリー:私たちは本当にゾウの家族みたいになりましたよね(笑)。とてもキャラクターに入れ込んだから。サム・ロックウェル「アイヴァンが何か教えてくれる」――サムへの質問です。コロナウィルスのせいで、私たちもアイヴァンのように、長い期間、閉じ込められた生活をすることになりました。この状況を乗り越える上で、アイヴァンから教わったことはありましたか?サム・ロックウェル:ああ、本当に、(脱獄映画の)『パピヨン』みたいですよね。いい質問ですね。どう答えていいかわからないですが、閉じ込められた生活についてアイヴァンが何か教えてくれることはたしかでしょうね。この実話のドキュメンタリーを見たら感動しますよ。本当に胸が痛くなります。これは本当の話なんです。だから、アイヴァンは、このことについて何か言いたいはずだと思います。ダニー・デヴィート:こういうパンデミックの中ではとくに、普段親しくしている友人や家族とつながりたくなりますよね。ソーシャルディスタンスをしなきゃいけない人たちとね。それが安全ですから。自分は、テレビもよく見たな。ブライアン・クランストン:今、何がヒットしているか、知り尽くしていましたね(笑)――ブライアンへの質問です。この役にどうアプローチしたのでしょうか?この役は完全な悪者でもなく、完全なヒーローでもありませんよね。ブライアン:マックは欠陥のある人間ですが、正しいことをしようという努力をする人でもあります。彼にとってアイヴァンはわが子のような存在。わが子を見捨てるようなことを、彼は絶対しません。それで彼は一生懸命考えました。ゴリラと一緒に生きるにはどうすればいいのかと。僕は、マックが心に抱えるものを、ニュアンスをもって表現しようとしました。彼のダメな部分も、恐れずに出そうと。そういうことを通して、観客は彼という人の、ちょっと弱い部分を理解してくれると思います。マックは、他人の前で、本当の自分じゃない人を演じているんです。だが、最後に、彼は一周して、本当の自分を受け入れることになるのです。僕と監督は、そういうことを話し合いました。もう、かつらも必要ない。ありのままの自分でいればいい。そしてアイヴァンが人生の次のチャプターに移ったことも、心から祝福しているんです。アイヴァンのような体験をまさにしている現代人たちへまた、ブライアン演じるマックの右腕で、動物たちの世話係ジョージを演じるのが『ニード・フォー・スピード』などのレイモン・ロドリゲス、そして、その娘のジュリアを演じているのが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でガモーラの少女時代を演じていたアリアナ・グリーンブラットだ。――アリアナ、あなたが描いた絵はこの映画にも使われたのですよね?アリアナ・グリーンブラット:そうなんです。学校がお休みに入った時、いくつか絵を描きました。それが映画に使われたんです。私にとって、とても素敵な機会でした。すごくクール。忘れられない思い出になります。――あなたのキャラクターがお父さんにキャリアにかかわる決意をさせるシーンは、とりわけ感動的でした。アリアナ:あれは本当に素敵なシーンだと思います。子どもだって変化を作り出せるんだということを語るシーンですから。私も、まだ子どもではあるけれども、変化を起こしたいと思っています。あのシーンで、子どもが大人に対して変化を起こそうと話すのは、すごくクール。レイモンドは素敵な共演者だし、それもクールでした。――レイモンへの質問です。先ほど、監督が、テクノロジーが駆使されたこの映画を作る苦労を語ってくださいましたが、あなたにとってはどうだったのでしょうか?あなたは過去にもスペシャルエフェクトが多用される映画に出ておられますが、この映画では、動物を相手にするシーンは、どのように撮影されたのですか?レイモン・ロドリゲス:今作は、本当にすばらしい人々に恵まれています。中でも、ブライアン・クラントンは、才能に溢れる、真に優秀な人だ。時々、ウォルター・ホワイト(「ブレイキング・バッド」で彼が演じた伝説的キャラクター)が出てきちゃって怖くなることもありましたけど(笑)。(現場で)アイヴァンを演じるベン・ビショップを見るのも面白かったですよ。彼がやった肉体や目の演技が活かされていましたから。ルビーを演じた人は、グリーンのゾウのコスチュームを着て現場を歩き回っていましたよ。しばらくすると、それが赤ちゃんゾウだと信じられるようになるものです。そういうふうに、実際のものがあるのは、ありがたかったですね。何もないところで、そこにあるかのように演じなきゃいけない経験もしてきたので、何かがあると本当に助かるんですよね。しかも、相手は人間ですし。本当の人間が演技をしてくれるんですよ。それは、僕らにとって大きな助けとなります。ここで、この映画のメッセージについて戻っていいでしょうか。僕らは(コロナで)家の中に籠もることを強いられ、アイヴァンに通じる体験をすることになりました。そこには、あらためて成長するような要素もありました。そして、この映画でアイヴァンは、人生の遅いステージになってから自分自身を発見することはあるのだと教えてくれます。僕らはまだこのジャーニーの途中にあります。今は、とても奇妙な時です。(ブライアンのように)パンを焼いたり、料理をしたりという人もいるし、僕はというと、植物の世話をしています。何かを植えたり。そして、自分の内側を見つめたり、この国自体を見つめたり。今はすごく普通でない時。これを乗り越えた後、僕らが少しだけでも成長していることを願います。アイヴァンはまさにそれを経験したと思います。ということで、この話は今、語るのに、とてもパワフルなものなんです。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月01日韓国で130万部を突破した大ベストセラー小説を原作にした映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が10月9日(金)より公開。この度、本作の新たな場面写真と、主演のチョン・ユミとキム・ドヨン監督、コン・ユをとらえたメイキング画像が解禁となった。本作は、「韓国の1982年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通して、女性の生きづらさを描いた原作を、チョン・ユミとコン・ユの3度目の共演で映画化。原作小説は、日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されると発売2日目にして重版が決定、共感の声が広がり、大型書店で品切れが続出するほど異例の売り上げとなった。今回解禁された場面写真は、チョン・ユミが演じる“キム・ジヨン”、コン・ユ演じる夫、彼ら夫婦のひとり娘の幸せそうな家族写真をとらえる一方、呆然とした様子のジヨン、ジヨンの変わりように驚く家族の姿などが収められている。さらに、真剣な様子でモニターを覗き込むコン・ユ、キム・ドヨン監督と話し込むチョン・ユミの撮影風景や、娘役を演じた女の子と撮影の合間の時間を楽しむチョン・ユミ&コン・ユの初の“夫婦”のオフショットも。家父長制や男性優位の価値観の中で育ち、女性としての生きづらさを初めて知る少女時代、必死に勉強して入った大学・就職での壁、結婚・出産で会社を辞め、社会から切り離されていくような気持ちを抱える日々、そして再就職への困難な道…。こうした場面を積み重ねて描かれるジヨンの人生は、国境を超え、全世界から支持を集めている。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2020年08月27日女優として数々のドラマや映画、CMなどで活躍している有村架純(ありむら・かすみ)さん。公式インスタグラムに写真が投稿されるたびに、「かわいい」「きれい」と話題になっています。有村架純のインスタには魅力的なショットが満載!2020年8月6日には、週刊誌『週刊文春』のグラビアページ『原色美女図鑑』のアザーカットを公開。セクシーなノースリーブ姿や、アップの写真でファンを魅了しています。 View this post on Instagram 週刊文春 原色美女図鑑 アザーカット A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Aug 6, 2020 at 2:49am PDT View this post on Instagram A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Aug 6, 2020 at 6:10am PDTこのほかにも、有村架純さんはプライベートが垣間見られる写真や撮影オフショットなどを投稿。更新があるたびにファンは「最高!」「本当に素敵」といった絶賛のコメントを寄せています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Mar 2, 2020 at 2:12am PST View this post on Instagram WOWOWオリジナルドラマ「有村架純の撮休」まであと2日良い出会いもたくさんあり、参加できて良かったです。楽しかったよ〜 ✌︎✌︎ A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Mar 18, 2020 at 2:45am PDT View this post on Instagram ♀️#HOTPEPPERBeauty A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Mar 2, 2020 at 12:44am PST View this post on Instagram A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Feb 14, 2020 at 6:00am PST View this post on Instagram 日付 A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Feb 27, 2020 at 6:37am PST View this post on Instagram 映画「花束みたいな恋をした」どんな日々を紡ぐのでしょう。写真暗いけど許してね✌︎ A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Jan 17, 2020 at 4:05am PST View this post on Instagram お疲れ様です☺︎ A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Dec 16, 2019 at 4:14am PST View this post on Instagram 何らかのオフショット師走、走り抜けような〜 A post shared by kasumi arimura 有村架純&staff (@kasumi_arimura.official) on Dec 21, 2019 at 4:45am PST有村架純ってどんな人?有村架純さんは、高校時代に芸能事務所『フラーム』のオーディションを受け、一度落選。その後、オーディションを受け直し、合格しました。2010年にドラマ『ハガネの女』(テレビ朝日)で女優として初出演し、翌年には『ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-』で映画初主演を果たしています。2013年には連続テレビ小説 『あまちゃん』(NHK)で女優・小泉今日子さんが演じた、主人公の母親の少女時代役を務めブレイク。その後、映画 『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』などで主演を務めました。『ビリギャル』では『日本アカデミー賞』優秀主演女優賞および新人俳優賞を受賞しています。また、2016年と2017年連続で『NHK紅白歌合戦』の司会者に抜擢。連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)でもヒロインを演じ、今や国民的女優となっています。これから有村架純さんがどのような活躍を見せてくれるのかに注目です。有村架純が「胸が今までで1番やわらかい」と暴露される『写真集』のセクシーさにドキッ![文・構成/grape編集部]
2020年08月20日フランス・パリに暮らす2人の10歳の女の子がInstagramに投稿した動画が大きな反響を呼んでいます。動画に登場するのはダンスが大好きなティアナさんとサフィアさん。息ピッタリの2人の見事なダンスをご覧ください! この投稿をInstagramで見る Tyana(@tyana_dvb)がシェアした投稿 - 2020年 6月月3日午前9時00分PDT楽しそうに踊るサフィアさんとティアナさん。2人の仲のよさが伝わってきますね。それぞれのInstagramに投稿されたこの動画は「素晴らしい!」と話題になりました。するとこの動画に感銘を受けた、アメリカ・ロサンゼルスに住む2人の女性が、彼女たちのダンスそっくりの動画を作ったのです。 この投稿をInstagramで見る Sheela Awe 魏喜来(@sheelaawe)がシェアした投稿 - 2020年 6月月22日午前9時32分PDTまるでティアナさんとサフィアさんの数年後の姿を見ているよう!洋服から振り付けまでパリの2人の女の子たちとそっくりに再現したのは、シーラさんとリンジーさん。シーラさんは投稿でサフィアさんとティアナさんに向けてこうつづっています。あなたたちの光をシェアしてくれて、インスピレーションをくれてありがとう。リンジーと私も同じことをするわ!sheelaaweーより引用(和訳)この動画には、たくさんのコメントが寄せられています。・最初に見た時、この女の子たちがあなたたちの子供時代かと思った。・この動画は何度見ても見飽きないわ!・なんだか感動して涙が出た!・4人ともかわいくて最高!年齢が近くて、同じ何かに情熱を注いでいて、心から気が合う友達を見つけるのは簡単ではないかもしれません。でもこの動画を見ていると、そんな素晴らしい友情は年齢に関係なく、いくつになっても築けるような気がします。「友達っていいな」と思わせてくれる素敵な動画ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月13日店のなかには人の気配はなかったが、《会員制》と書かれたドアには、店名のイニシャルをモチーフにした飾り文字がまだ残っていた。「会員制クラブ“M”がクローズしたのは6月末のことだと聞いています。緊急事態宣言以降、私も通うことはできなかったのですが、桂子ママの底抜けに明るい笑顔を見られなくなるのは、やっぱり寂しいですね」そう語るのは、Mをときおり訪れていた出版関係者だ。緊急事態宣言が解除された後も客足が戻らず、全国で飲食店の閉店や倒産が相次いでいる。港区内の飲食店ビルの一室で営業していたMが歴史に幕を下ろしたのも、コロナ禍のためだったという。Mを経営していたのは“しょこたん”ことタレント・中川翔子(35)の実母・中川桂子さんだった。「しょこたんのお父さんで歌手の中川勝彦さんが白血病で亡くなったのは26年前の’94年。まだ9歳の娘の行く末が心残りだったことでしょう。夫の死去後、桂子さんは飲食店の仕事で、母娘の生活を支えたのです。桂子さんが港区内のビルに店を構えたのは十数年前、お客には芸能人やマスコミ関係者も多かったです。亡き勝彦さんの知人もいましたが、桂子さんの人柄に引かれて通っている人がほとんどでした」(前出・出版関係者)26年間、母娘2人で支え合って生きてきた中川と桂子さんの絆は強い。「’06年に開催されたしょこたんのファンクラブイベントには、スペシャルゲストとしてお母さんが登場し、モー娘。の曲を2人で踊りながら歌ったそうです」(芸能関係者)本誌インタビューで、中川は桂子さんについてこう語っている。「小学3年生のときに父が亡くなってからは、母が1人で働いて育ててくれました。決して裕福ではないなか、16歳のときには、フロリダのディズニーワールドへ連れていってくれて……」(’19年9月17日号)毎年“貯金をはたいて”、母娘で旅行を楽しむことが、中川家のルールだったのだ。中川は少女時代に、いじめを受けて不登校を経験するなど、苦悩の日々を過ごした。繊細な中川にとって、母が働いている店は、ずっと居心地のいい場所でもあったようだ。Mの客たちはこう証言する。「翔子ちゃんが20歳ごろだったかな、お店で何か勉強をしている姿を見たことがあります」(テレビ局関係者)「しょこたんがまだ有名でないころ、よくMに来ていました。店では無口なんだけど、お母さんに誘われてアニメソングをカラオケで歌ったりね。ブレークしてからも、ときどき遊びに来ていましたから、彼女にとってもMは思い出深い店のはず。クローズはつらいでしょうね」(前出・出版関係者)なぜ桂子さんは、愛着も深いMを閉めることを決意したのだろうか?電話で取材を申し込むと、ためらいながらも記者の質問に答えてくれた。「そうですね、店を閉めたのは事実です。今年3月から休業しており、そのまま6月末に(部屋の賃貸)契約を終了しました。理由ですか?お客さんが来なくなってしまって、経済的にいきづまってしまったから、ということではありません。5月ごろからでしょうか、今後、お店をどうしようか迷い始めたんです。新型コロナウイルスの問題は長期化するかもしれないし、お店を再開したとしても、万が一お客さんを感染させてしまったら申し訳ないって……。うちのお客さんは昔から通ってくださっている方たちが多いのです。閉めるのはつらいけれど、家族のような人たちの健康や命には代えられません。もしそういったことが起こったら、翔子にも迷惑をかけますしね」――翔子さんもときどきお店に遊びに来てくれたそうですね。「私の誕生日には駆けつけてくれました。夢を売るお仕事なので、“永遠の29歳”です。いまでは娘より年下ですよ(笑)。閉店のことを翔子に伝えたときは、ねぎらってくれました。『残念だけど仕方がないね。ママ、長い間、本当におつかれさまでした。コロナが落ち着いたら、おつかれさま会をしなくちゃね』って」――今後のご予定は?「長年働いてきましたから、いまはちょっと休もうかと思っています。ただ安全に旅行ができるようになったら、娘と2人で出かけたいですね。ハワイとか、国内の温泉とか……」長年守ってきた店の幕引きに、少し気落ちしている様子の桂子さんだったが、娘との旅行の話題になると、声にも明るさが戻ってきた。中川家のルールだった毎年の旅行は、いまも母娘の“元気の源”なのだろう。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月07日「カメラ目線でいいですか?」マスク姿のカメラマンに問いかけながら、髪をかき上げたり、腕を組んだり、次々とポーズを繰り出していく小林麻美さん(66)。そのしぐさはごく自然で、30年というブランクを感じさせない。70年代に17歳でデビュー後は、モデルや歌手として、それまでのアイドルとは一線を画した“アンニュイで、いい女”のイメージで独自の存在感を示した小林さん。所属事務所社長との入籍を明かし、結婚・引退会見を行ったのは91年春のこと。以降、きっぱりと芸能界から身を引き、育児に専念していた。それから25年後の復帰も、また衝撃的だった。16年に雑誌『クウネル』の表紙に登場した際は、再び世間とファンを驚かせたものだ。「このコロナ禍で子供は学校にも行けないし、家でじっとしてろというのも無理ですよね。そうそう、私も、あのお母さんみたいに、いつも息子の公園に付き添ってました。この日差しだと、帽子をかぶっても日焼けしちゃうんですよねえ」事務所の大きなテーブルを挟んで“距離”が保たれ、かつ窓が開放されているのを確認した小林さんは、これもごく自然にマスクを外すのだった。話しぶりも実にサバサバとして、これまで知ることのなかった屈託のない人柄が伝わってくる。「本当に25年間は、子育て一筋でしたから……。着ているのも、いつも家では汚れてもいいスエットだったり(笑)。そんな話でよかったら、今日は何でも聞いてください」そう言って、ひたすらに孤独だったという少女時代のことから、あけすけに話し始めた。「家族はもちろんいたんですが、いわゆる団らんを味わうような家庭は、私にはなかった」53年11月29日、東京都大田区に生まれた小林麻美さん。父親は会社経営、母親も美容室を経営しており、何不自由ない環境で育った。「お金には困りませんでしたが、それより、学校から帰ったら母親がオヤツを用意して待ってくれているような普通の家庭、そう、テレビの『サザエさん』のような家庭に憧れていました」180cmの偉丈夫で、大型バイクも乗りこなす趣味人の父は、娘にとって理想の男性像でもあったが、自宅のほかに別宅を持ち、愛人がいることもわかっていた。「母はよく泣いていたかな。父と諍いがあると、母が荷物をまとめ始めたり。幼かった私は、『ママが家出しちゃう』と不安でなりませんでした」中学に上がるころ、家庭での孤独を紛らわすかのように、遊び歩く日々が始まる。「週末には映画だったり、グループサウンズを見たくて銀座の日劇ウエスタンカーニバルだったり。中1からハーフのボーイフレンドもいましたし、そのうち、横浜の米軍の本牧ベースにも行くようになってました。ライブを見ようと銀座をうろついていると必ず補導されて、やがて大田区の青少年保護センターで面接指導を受けるようにも」あるとき、父親の埼玉にあった別宅に、米軍キャンプで知り合ったボーイフレンドを連れて行き、夜通し遊んでいた。そこへ突如父が帰宅して、小林さんは仲間の前で両頬にビンタを食らう。「父の別宅を出て乗り込んだ京浜東北線の中で、ふと思うんです。“もう、やめよう”と。こんな親のために、不良と呼ばれて人生を棒に振るなんて冗談じゃない、そう思いました。あのとき、もし、逆ギレして自暴自棄になっていたら、私は取り返しのつかないところに行っていたと思うんです。“少女A”は、その夜で卒業しました」以降、芸能デビュー、電撃結婚を経て、子育てもひと段落したかつての“少女A”は、今は母のおおらかさを感じさせる顔でほほ笑む。小林さんは、今後は自分のキャリアを生かせる仕事を自然体でこなしていきたいと、抱負を語った。「いまは、3歩進んで2歩下がって、またちょっと横になって、1歩前へ、という感じかな。最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりました。でも、全力を注いだ子育ての時間があったからこそ、すっぱり気持ちを切り替えて、もう一度、何かお仕事をしてみようかなと思えたんです」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月29日女優の橋本環奈(はしもと・かんな)さんが、2020年6月21日にツイッターを更新。幼少期の家族ショットを投稿し、大きな反響を呼んでいます。橋本環奈の幼少期に「この頃から天使…」この日が『父の日』だったことから、投稿で「パパ、いつもありがとう」と感謝を伝えた橋本環奈さん。続けて「橋本家のアルバムは、こんな写真ばっかりで父が頑張ってます」とつづり、兄妹全員で父親の上に乗って遊ぶ、微笑ましい家族写真を公開しています。Happy Father's Day パパいつもありがとう。 #父の日 橋本家のアルバムはこんな写真ばっかりで父頑張ってます。笑まさかの父も兄も顔出しNGらしいですが、絵文字と同じような表情してます。それにしても私、足怪我しすぎ。笑活発な女の子だったんです、、、あと、よく虫に刺されます。 pic.twitter.com/juA0hR5XCe — 橋本環奈 (@H_KANNA_0203) June 21, 2020 そんな橋本環奈さんは両親と年の離れた兄、そして二卵性の双子の兄がいる5人家族です。橋本環奈が双子だって知ってた?双子の顔写真を公開!今回、公開された写真では双子の兄の顔がバッチリと写っており、「目が似てる」「天使!」と2人のビジュアルを絶賛する声が殺到。父親と上の兄の顔は残念ながら公開されていませんが、多くのファンが「きっと素敵な顔立ちなんだろうな」と妄想を膨らませているようです。・環奈ちゃんが天使すぎる…。きっと家族全員、きれいな顔をしてるんだろうな。・お父さん、大変だけど嬉しそう!ほっこりしました。・素敵なツイートをありがとう。かわいすぎる…。この投稿で橋本環奈さんは「それにしても私、足をケガしすぎ」と活発な少女時代を懐かしんでいます。これからも、当時に負けない元気いっぱいな姿で活躍してほしいですね。橋本環奈、彼氏についての告白に「ウソや!」彼氏を演じた俳優との向き合い方とは?[文・構成/grape編集部]
2020年06月22日誰もが経験する思春期は、大人になったいまでも忘れられない出来事や胸がキュンとする思いがいくつもあるもの。そんな人生の“原点”を改めて思い出させてくれるオススメの新作がいよいよ公開を迎えます。それは……。韓国で異例の大ヒットを果たした『はちどり』【映画、ときどき私】 vol. 3051994年、両親と姉、兄とともにソウルの集合住宅に暮らしていた中学二年生のウニ。クラスになじめず、無気力な学校生活を送っていたが、男子学生のジワンや後輩の女の子ユリとデートをして過ごしていた。自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていたウニだったが、ある日通っていた塾に新しく教師としてやってきたヨンジと出会う。ヨンジに対して、徐々に心を開いていくウニだったが、新たな問題がウニに降りかかろうとしていた……。世界各国の名だたる映画祭で50を超える賞を受賞し、2019年の韓国の公開作品ベストテンではあの『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ2位という高い評価を得ている本作。今回は監督・脚本を手がけたこちらの方に、作品の背景などについてお話をうかがいました。韓国のキム・ボラ監督現在38歳のキム・ボラ監督は、韓国でもっとも注目されている女性監督のひとり。本作が初の長編作品となりますが、完成までの道のりを振り返った心境や今後のこと、さらには韓国映画界のいまについても語っていただきました。―本作はシナリオだけで4年かけ、30代の多くの時間をこの作品に捧げて完成させたとのことですが、一番苦労したのはどのあたりでしょうか?監督もともと私は文章を書いたりするのが好きなので、シナリオを書くのは楽しかったんですが、気苦労のひとつは、出資会社が見つからなかったこと。政府からの支援金をもらうまでも何年もかかったので、製作費が集まらなくて本当に苦労しました。―創作活動とは別の現実的な問題のほうが大きかったのですね。監督そうですね。とはいえ、シナリオを書いているときは楽しいだけでなく、苦労した点もありました。なかでも、完成度を高めるためにディテールにこだわり、何度も修正したのは大変でしたね。なぜなら、人間というのは複雑なものなので、「善か悪か」「白か黒か」と決めつけてひとつの面しか見せないようなキャラクターや物語にしたくなかったからです。だからこそ、キャラクターを描くうえで、“ボーダーライン”をさまよっているような様子を入れることを意識しました。つまり、悪人のように見えるんだけど善があったり、善人のように見えるんだけど悪があったり、強く見えるけど弱さもある、弱く見えるけど強さもある、といった複雑な人間像であること。そこは特に苦労した点だと思います。―なるほど。本作は家族構成や両親の職業、主人公がある病気になることなど、監督自身のエピソードも数多く盛り込まれているそうですね。それらを映画として表現するうえで、葛藤したことはなかったでしょうか?監督映画というものは、クリエイターが作るものではありますが、同時に芸術作品でもありますよね。私は、映画というのは工場で作られるような作品にしてはいけないと思いますし、個人的な気持ちや考えを入れて作るからこそ、映画は芸術作品となり、美しくなるのだと考えています。ただし、今回はすべてが私の自叙伝というわけではありません。私が経験した具体的なエピソードをもとにはしていますが、それをどうやって普遍化させるかというのが非常に大きな課題でした。人を動かす軸になるのは「家族」―その問題を解決するために、何か特別な方法を取られましたか?監督物語の普遍化を実現するため、シナリオを書いているときに、韓国人だけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、アジアという文化圏の異なるいろいろな国のさまざまな世代の方々に対してインタビューやモニタリングを行い、たくさんの意見を聞かせてもらうことにしたのです。そのうえで、そこにある共通点はなんだろうと考えましたが、結果的に「家族」というものが人の心を動かす軸になるというのがよくわかりました。そういったこともあり、本作では家族を軸に主人公のウニが成長していく姿を描いています。―ちなみに、ウニのキャラクターは監督の少女時代に近いところがありますか?監督劇中では、ユニと塾の教師であるヨンジの2人に、私の一部が反映されていると思います。とはいえ、父親や母親をはじめとするさまざまなキャラクターのなかにも、少しずつ私が入っているところがありますね。たとえば、彼氏のジワンの優柔不断さは私に似ていますし、後輩のユリがすぐに気が変わってしまうところも誰にでもある部分ですから。そんなふうに自叙伝的な要素が下地にはあるものの、あくまでもフィクションとして話を作り変えて描いています。―ただ、本作ではソンス大橋の崩落事故など、実際に起きた出来事なども描かれていますよね。監督ソンス大橋の崩落をモチーフに選んだのは、ウニというひとりの少女の内面や人間関係が崩壊していく様子と彼女が抱く喪失感を重ね合わせてみたいと思ったから。韓国は1988年のソウルオリンピック以降、「とにかく早く成長しなければいけない」という風潮があり、がんばりすぎたあまりに、ソンス大橋だけでなく、三豊(サンプン)デパートの崩壊といった象徴的な事故が立て続けに起きてしまいました。人間を無視した発展というものがどんな影響を与えるのか、といったことに対する警鐘を鳴らしている事件のようにも思えたので、この映画のなかに取り入れることにしたのです。そんなふうに個人的な出来事と社会的な事件には重なるところがあるんだ、というのも見せたいと思いました。女性監督の声が構図を塗り替えると期待されている―ウニの年齢設定に関しては、意図したところもありますか?監督厳密にいうと、ウニは私の1歳上になりますが、なぜ中学二年生という設定にしたかというと、韓国でも「中二病」という言葉がよく使われているからです。それほど中学二年生というのは、内面的にも大変な時期ですよね。たとえば、感情的に不安定な人を見ると「中二病なの?」なんて言うこともあり、中学二年生がよくないことのように受け止めている人が多いようですが、それぞれの年齢に合わせた感情の動きというのがあると思うので、その年齢のときに感情が不安定になるというのは当然のことだと私は考えています。―確かにそうですね。では、いまの韓国の映画界についてもおうかがいしますが、世界的な注目が集まり、人気実力ともに勢いをさらに増していると思います。そのなかにいるひとりとして、感じていることはありますか?監督韓国映画は、すごくうまくいっているように見えますし、実際にうまくいっている部分もありますが、実はいま韓国では反省の声も上がっているんです。―それは意外ですが、具体的にはどのあたりについてでしょうか?監督当然のことながらいい映画もたくさん撮られていますが、現在の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の前の政権が非常に保守的だったため、その時期は画一化された作品が数多く作られていました。その結果、当時は新人監督がデビューするのはなかなか難しく、作られる映画は、まるで工場で作ったような多くの集客が見込める“超大作”ばかりになってしまったからです。ポン・ジュノ監督が『パラサイト』でたくさんの賞を受賞したことによって、「では、なぜ第二のポン・ジュノは現れないのか?」といった声が高まっています。もちろん、パク・チャヌク監督やイ・チャンドン監督など、韓国にはポン・ジュノ監督以外にも素晴らしい監督はいますが、そういった監督たちに続く次の世代が生まれていないことを反省しているのです。そんななか、去年あたりには女性監督ブームが起きたのですが、それによって「女性監督の新しい声が韓国映画界の構図を塗り替えてくれるのではないか」という希望の声もいっぽうでは聞かれています。そういう意味でも、この作品はいい時期に公開できたんだと感じているところです。―興味深いお話ですね。ちなみに、韓国は日本に比べると、国をあげて映画作りをサポートされている印象ですが、そういったシステムの良さを実感したことは?監督私はアメリカでも勉強した経験がありますが、アメリカではインディーズ映画に対する支援があまりなかったので、そういう面では韓国にはいくつものサポートがあると思います。たとえば今回は、韓国映像資料院や韓国映画振興委員会、釜山国際映画祭など、数多くの機関から支援をしていただきました。ただ、それでも足りなくてスタッフやキャストが自分を犠牲にしてがんばってくれたところもありましたが、いくつもの支援制度があることは確かですし、インディーズ映画でもサポートしてもらえるのは、ありがたいことです。なかでもよかったのは、ベルリン国際映画祭でこの作品のプレミアを行ったとき、多額の渡航費などを負担してくれたこと、それからポストプロダクションといわれる撮影後の作業に対しても支援をしてくれる制度があることでした。そんなふうに、撮影から完成、そしてプレミア上映まですべてを支援していただいたことは、本当に感謝しています。―監督は、これからの韓国映画界をけん引する女性監督のひとりになると思います。最後に、映画監督として目指していることや取り組みたい題材などがあれば、教えてください。監督まずは、自分にうそをつくような映画や私自身の魂が入っていない映画は作りたくないと思っています。「魂が込められた映画とは何か?」というのは、人生を白か黒かだけで見ることなく、現実にある小さな声もしっかりと伝えていくような作品のことです。そのほかには、女性や世間があまり目を向けないような疎外された人たちを取り上げたいとも考えていますが、そういった作品でも決して誰かを悪者にしたくはないというのは根底にあります。ちなみに、韓国の観客から「次は30代のウニを見てみたい」と言っていただいているのですが、この作品にかけた時間があまりにも長かったので、いまは少しだけ距離を置こうかなと(笑)。でも、未来のことはわからないので、この作品の続編に関しても、開かれた状態にはしておきたいと思っています。心に沁みわたる感動を味わう!世界で最も⼩さな⿃のひとつと言われ、蜜を求めるために1 秒に80 回も⽻ばたかせて⻑く⾶び続けるという“はちどり”。孤独や葛藤を抱えながらも、「希望・愛・⽣命⼒」の象徴とされるはちどりのごとく成長していく少女の姿に、共感せずにはいられないはず。そして、韓国が生んだ新たな女性監督の才能からも、刺激をもらってみては?胸に響く予告編はこちら!作品情報『はちどり』6月20日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー!配給:アニモプロデュース© 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
2020年06月19日韓国で130万部突破、日本でも話題となった小説を、チョン・ユミとコン・ユが3度目の共演にして初の夫婦役を演じ映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』。この度、本作の予告編とポスタービジュアルが到着した。日本では翻訳本が2018年に刊行され、発売2日目にして重版が決定した同名小説は、韓国の82年生まれの女性で最も多い名前である“ジヨン”という名を持つ平凡な女性の少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、女性の生きづらさが描かれている。今回到着した映像では、新婚のジヨン(チョン・ユミ)とデヒョン(コン・ユ)のある朝の出来事からスタート。幸せに溢れた普通日常のように見えるが、この瞬間から少しずつ、女性であれば誰もが一度は感じたことのある“違和感”が映し出されていく。子ども時代からジヨンの生きてきた時間が流れる本映像。この“違和感”は、常につきまとってきたことが確認できる。そんなある日、ジヨンの異変に夫が気づき、これまでジヨンが1人で抱えてきた痛みが、一気に溢れ出ていくかのように映像が流れる。そしてポスタービジュアルは、ジヨンを支えるかのように優しい眼差しを向ける夫・デヒョンと、「大丈夫、あなたは一人じゃない」と誰かに投げかけているように見えるジヨンの姿をとらえている。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2020年06月18日2020年5月25日、アメリカ・ミネソタ州で白人警官に首を圧迫された黒人男性のジョージ・フロイドさんが亡くなるという事件が起こりました。この事件をきっかけにアメリカ全土では警察による黒人への暴力に抗議するデモが続いています。デモの多くは平和的に行われていますが、一部では警察とデモ参加者が対立する場面もあり、暴動も起きています。テキサス州ヒューストンに住むSimeonB(@iamsimeonb)さんは、娘のシモーネちゃんを連れてデモに参加しました。そこでシモーネちゃんが泣き出してしまったのです。すると1人の警察官が彼女に気付いて近づいてきたのだそう。そしてシモーネちゃんは警察官に尋ねます。「私たちを撃つつもりなの?」それを聞いた警察官は…。During the protest in Houston yesterday one of the police officers noticed my daughter crying. She asked him “Are you gonna shoot us” he got down on one knee wrapped his arm around her and responded: pic.twitter.com/gQWF7HMf3l — SimeonB (@iamsimeonb) June 3, 2020 母親と思われる女性があわてて「そんなことをいうんじゃないの!」とシモーネちゃんにいうと、警察官はしゃがんで彼女の肩を抱いてこういったのです。僕らはきみたちを守るためにここにいるんだ。いいかい?きみたちを傷つけるためじゃないよ。きみは抗議でも、パーティーでも、何でも好きなことをしていいんだ。ただ何も壊してはいけないよ。@iamsimeonbーより引用(和訳)この動画は拡散され、多くのコメントが寄せられています。・この警官は僕らが今、何を必要としているかが分かっている。・涙が出た。本当にいい警察官も大勢いるのよ。・こういう子が素晴らしい未来を作っていく。アメリカでは昼間の平和的なデモに子供を同伴する親も多く、この動画が撮影されている場所も混乱は起きていないようです。そのため子供に危険はないと思われます。警察官は本来、市民を守ってくれる存在であるはずです。もし子供たちが「警察官は自分たちを傷つける」と信じてしまったら、助けが必要な状況になった時に誰に助けを求めればいいのでしょうか。シモーネちゃんのような幼い子が警察官にこんな質問をしなければならない状況自体が、悲しいことと思わずにいられません。親が安心して「困った時は警察に連絡しなさい」と子供に教えられるように、黒人への暴力や差別を根絶するべきなのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年06月12日5月20日(水)のテレビ東京「午後のロードショー」枠では、リュック・ベッソンのプロデュースでゾーイ・サルダナが家族の復讐のためマフィアに戦いを挑む主人公を演じる『コロンビアーナ』をオンエアする。フリーダイビングをテーマにした『グラン・ブルー』や女暗殺者の戦いを描いた『ニキータ』でカルト的人気を博し、『レオン』『フィフス・エレメント』などでヒットメーカーとなると、監督はもちろん脚本家、プロデューサーとしても『TAXi』『96時間』『トランスポーター』シリーズなどを世に送り出したリュック・ベッソンが、製作と脚本を手掛けた本作。2009年からリブートされた『スター・トレック』シリーズでウフーラ役を演じるほか、『アバター』のネイティリ役、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』のガモーラ役など数多くの大ヒット作に出演するゾーイ・サルダナが、家族への復讐のため凄腕の殺し屋となったカトレア役を演じる。また共演には『エアベンダー』『ドクター・スリープ』などのクリフ・カーティス。『アントマン』「ジャック・ライアン」のジョルディ・モリャ。『ブレードランナー 2049』のレニー・ジェームズら。少女時代にマフィア幹部である父と家族をマフィアの大物ドン・ルイス一味により殺されるも自らは逃走したカトレア。アメリカ大使館へ逃げ延び、CIAに伴われてマイアミへ到着するも、トイレの窓から逃げ出し叔父のエミリオ(クリフ・カーティス)のいるシカゴへ向かう。カトレアは両親を殺した者たちへの復讐を固く胸に誓い、裏稼業を営むエミリオに「殺し屋になる手伝いをしてくれ」と頼む。15年後、美しく成長したカトレア(ゾーイ・サルダナ)は、確実に標的をしとめる凄腕の殺し屋になっていた。彼女は復讐相手をおびき出すため、毎回殺しの現場には、自分の名前の由来となったカトレアの花の印を残していった。やがて彼女の動向を察知するマフィアとFBI。エミリオは復讐のためにルイスをおびき寄せようと危険なことを続けるカトレアを止めようと説得するがその矢先新たな悲劇が。悲しみを背負い、全てに決着をつけるべくカトレアは銃を手に取る…という物語。午後のロードショー『コロンビアーナ』は5月20日(水)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年05月20日韓国で最も話題の女性監督キム・ボラが手がけ、10代の日々を切り取った『はちどり』の公開日が6月20日(土)に決定した。政府および関係機関等による新型コロナウイルス感染拡大防止対策の方針に鑑み、当初の4月25日(土)から劇場公開を延期していたが、待望の劇場公開が決定。2018年、釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ、世界各国で50以上の賞を受賞した本作。韓国では単館公開としては異例の、公開1か月で観客動員数12万人超、最終的に15万に迫る大ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得た。主人公・ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなり、映画化もされた小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公の少女時代とも重なる。男性が優遇されることが当たり前だった時代に生きた女性の物語であり、声をあげようとする姿は、韓国の同年代の女性の共感を呼んだ作品となっている。『はちどり』は6月20日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:はちどり 2020年6月20日よりユーロスペースほか全国順次公開© 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
2020年05月19日(株)トンカチは、日本におけるマリアンヌ・ハルバーグの著作権を管理し、直営店やTONKACHISTORE等にて、マリアンヌ・ハルバーグの陶器や雑貨を販売しております。世界中の先進的なクリエイターが尊敬するアーチストとして名前をあげる、知る人ぞ知るクリエイターズ・クリエイター「マリアンヌ・ハルバーグ」。彼女ならではの立体感を削ぎ落としたフォルムに、彼女は線だけで奥行きを生み出しているJapanMadeの「かびん」2種がお求めやすい価格で登場します。花柄のかびん(FP1)実家が花屋さんだったことも影響してかマリアンヌは花柄がお気に入り。マリアンヌブルーと共に彼女のトレードマークです。初の日本製の「かびん」は、瀬戸焼の窯元との共同制作による日本オリジナル作品。「花柄のかびん」はFlowerPowerシリーズの第1弾リリースです。▽サイズ本体:H168×W108×D45パッケージ:H200×W120×D70▽素材半磁器(瀬戸焼)¥7,700(税込)チェックのかびん(FP2)フランスの女優、ブリジット・バルドーに憧れた少女時代からマリアンヌはチェックがお気に入り。バラの花柄とチェックは彼女の2大アイコンです。初の日本製の「かびん」は、瀬戸焼の窯元との共同制作による日本オリジナル作品。「チェックのかびん」はFlowerPowerシリーズの第二弾リリースです。▽サイズ本体:H168×W108×D45パッケージ:H200×W120×D70▽素材半磁器(瀬戸焼)¥7,700(税込)《瀬戸焼について》愛知県瀬戸市を産地とする伝統的な“瀬戸焼”は、古くから人々の生活になじみ、様々な器や陶器に取り入れられてきました。海外にも多く輸出されるようになったことから、”madeinJapan”の魅力を世に送り出す代表的な伝統工芸品として広く知られています。素朴な民芸品から高価な難しい染付けまで、多くの技法や柄を取り入れることができるため、どのようなスタイルも咀嚼し、作り手の意向にスッと溶け込むことができる万能な焼き物です。和食器、洋食器問わずそのデザインをどんな形でも呑み込んで親しみやすい焼き物に仕上げます。マリアンヌの日本でのパートナーとなる窯元は大正時代から続く瀬戸焼を代表する窯元のひとつです。マリアンヌ・ハルバーグのアイテムはトンカチストアで発売中です!TONKACHI STOREマリアンヌ・ハルバーグ/陶芸家1952年、スウェーデン・ヨーテボリに花屋の娘として生まれる。青春時代に世界を放浪した後、地元ヨーテボリで作陶を開始する。平面が立ち上がったような独特の作風は、前衛性とクールなユーモアが同居し、日本をはじめ世界中の先進的クリエイターが注目している。若い世代の間では憧れの陶芸家として名前が上がる。日本におけるマリアンヌ・ハルバーグの著作権は、株式会社トンカチが管理しています。ライセンスに関するお問い合わせは以下までお願いいたします。【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】(株)TONKACHITEL:03-5728-5147TONKACHI STORE企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年05月15日コロナ禍のいま、かつてないほど韓国カルチャーに熱い関心が注がれている。「愛の不時着」をはじめとする韓流ドラマは新参ファンと回帰してきたファンを熱狂させ、エンターテインメント性と社会性が両立した傑作映画の数々に、K-POP人気も根強い。なぜ、これほどまでに韓国発コンテンツは私たちを魅了するのか。韓流好き女子たちの声から紐解いてみた。いま熱い韓国コンテンツ!「冬のソナタ」の“ヨン様”が火付け役となった第1次ブーム、「東方神起」や「少女時代」などK-POPアーティストが中心となった第2次ブームと来て、ここ数年で世界にも広がった“韓流”は第3次ブームの真っ最中。SNSの普及もあって新たな世代を取り込み、日本国内の興行記録を塗り変えた『パラサイト 半地下の家族』に、『新感染 ファイナル・エクスプレス』や『神と共に』シリーズなどの映画はもちろん、ドラマ、音楽、文学、グルメやコスメに至るまで、その勢いは加速する一方。例えば、メンバーそれぞれの個性も人気の「BTS」や、コン・ユ、ヒョンビン、チュ・ジフンといった、紳士的な雰囲気と親しみやすさの双方を醸し出すスター俳優などがファンをときめかせている。コミュニケーションのヒントが?韓国版テラハ「HEART SIGNAL」に注目クールかと思いきや実は慎重でシャイなだけだったり、包容力を見せたかと思えば無邪気な笑顔で和ませたりと、肩幅や筋肉といったモムチャン(最高の体の意味、いわゆるマッチョ)要素だけではない、ギャップや多彩な魅力を振りまく韓国男子たち。その心理やコミュニケーションのとり方などは、“韓国版「テラスハウス」”と呼ばれ、絶大な人気を博している恋愛リアリティー番組「HEART SIGNAL」にもヒントが隠れていそう。たとえ意中の女性の気を引くためかもしれなくても(?)、理想のデートにとことんこだわったり、何気なく言ったお気に入りの店を覚えていてくれたりと、愛情表現がより繊細でロマンチックな行動を好むのは男性陣のほう。押し気味にアプローチしていた男子が逆に押しに弱く、一歩引いて周りを見ていた男子が本来の自分を少しずつ見せていく様子など、日に日に“構え”が取れていくところや、敬語からタメ口(タメ語)に変わる瞬間も距離が一気に縮まったようでキュンとくる。「愛情表現が上手」韓流好き女子に実際に聞いた韓国男子の魅力そこで、「HEART SIGNAL」を独占配信中のABEMAでは韓流を愛する女性たちにアンケートを実施。すると、韓国男子は「愛情表現が上手」「愛情表現がストレート」といった声が多くを占め、「連絡がマメ」「記念日を大切にする」「サプライズやプレゼントが日常」「積極的に『好き』『愛してる』など言葉で愛情表現」と想いを率直に、しかも頻繁に伝えてくれる点が魅力だという。「優しくて、レディーファースト」「エスコートがうまい」ところが好き、という声も数多く寄せられている。実際に韓国男子と交際経験のある女性からは、「記念日のお祝いが素晴らしすぎる」「一緒にいれる時間を確保する努力をしてくれた」「車道側を歩いていたら、サッと変わってくれた」「『心配かけてごめんね』と言ったら、『もっとかけても良いよ』って」「〇〇の名前ずっと忘れないよってサラッと言う」などなど胸キュンエピソードが続々。「愛嬌が可愛い」「電話に出れなかったりしたら拗ねる」という意外な一面に惹かれる人も。とにかく“女性目線”で、誰の目にもはっきりと分かる行動で示してくれる、そんなド直球な愛情表現が彼らの魅力。日本の一歩先行くフェミニズムの伝播にも裏打ちされているのかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2020年05月13日2020年5月発売 「エルサ・ペレッティ™ ボーン カフ カラー」全3色 各6万円時代を超えて愛されるデザインアイコン、ボーン カフの誕生50周年とともに、色を愛したエルサ・ペレッティの功績を称え、ティファニーは、「エルサ・ペレッティ™ ボーン カフ スペシャル エディション」を発表いたします。凛とした女性らしさと無造作な抜け感。1970年代に発表されたこの画期的なデザインが、彼女のジュエリーの特徴でもある人間工学に基づいた、官能的な美しいフォルムを描いています。2020年5月に発売される新作ボーン カフは、あざやかなレッド、ブルー、グリーンの3色展開。美しいだけでなく、芸術作品のような存在感のあるアイテムの内側には、「スペシャル エディション」の文字が刻まれます。また今年の秋には、エルサ・ペレッティが彫刻の石からインスピレーションを受けた宝石をデザインしたスペシャルなボーン カフ ストーンも発売されます。永遠と愛され続ける名作「エルサ・ペレッティ™ ボーン カフ」時代を先駆けた彼女のクラフトマンシップは、絶妙なラインを描きながら、手首を包み込むボーン カフのデザインに表現されています。左右の手首に自然に馴染み、身体と一体化するようなデザインと彫刻のようなフォルムは、彼女の飽くなき好奇心と創造性の証。それは少女時代に17世紀ローマのカプチン派修道会の地下聖堂を訪れた時の衝撃、そしてアントニオ・ガウディの 「カサ・ミラ」 に刺激を受けて、バルセロナで過ごした経験から生まれたものです。「昔からメカニックな世界とその感触に強い関心がありました。どんなジュエリーも、魅力的で、しかも着け心地の良いものであるべきだと思います」エルサ・ペレッティ™身につけるだけで力を与えてくれるボーン カフ。それは、強さと優雅さの象徴です。エルサ・ペレッティの美学は、現代を生きる独立した女性と個性あふれるスタイル感覚を体現しています。彼女のデザインは、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンの大英博物館など、世界的な美術館のコレクションの一つとなっています。現代を代表する最も重要で、世界中で愛されているデザイナーの一人と言えるでしょう。2020年5月1日ティファニー公式オンラインストアより順次発売「ボーン カフ カラー」2020年秋発売予定「ボーン カフ ストーン」#ELSAPERETTI@TIFFANYANDCO企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月01日海外ブランドの最新作から、日本の伝統技術を現代風にアップデートした小物など、こだわりたっぷりのアイテムがずらり。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!見た目だけじゃない、心意気もキュートなバッグ。サステナブルなバッグが登場。廃棄物だったリンゴの皮を粉末状にし、ポリウレタンで固めて生地にコーティング。W14×H16×マチ14cm¥36,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ TEL:03・4335・1750)ブランドコンセプト“旅”をワードローブに投入してみる?レッグウェアブランドの『マルコモンド』から新しいウェアライン『ワンデルング』がデビュー。一枚で決まるジャンプスーツは、大胆に手描きされたカラフルな花柄に注目!¥65,000(ワンデルング TEL:03・6805・0812)爽やかなライムグリーンで春の風を感じて。韓国ブランド『アモーメント』のニットキャミソールは、ペーパー混でユニークな手触り。ジャストサイズのTシャツやジーンズなどに合わせて個性を発揮して。¥16,000(アモーメント/ニード サプライ TEL:03・5738・2136)愛らしいフォルムと色使い。高い伸縮性で使い勝手もよし。創業100年を超える絞り染め呉服屋『片山文三郎商店』のバッグ。伝統技術を日常使いに。4月5日までの限定販売。W17×H17×マチ4各¥3,800(ブンザブロウ/オデット エ オディール 六本木ヒルズ店 TEL:03・5772・0560)可愛らしい佇まいに心がときめく!シリアのリサイクルガラスを使ったハンドメイドネックレス。少女時代を思い出すキャンディのような色合いにキュン。シンプルなトップスに飾って。各¥9,800(シシ ジョイア/フィルグショールーム TEL:03・5357・8771)※『anan』2020年3月25日号より。写真・多田 寛スタイリスト・宇都宮千明(by anan編集部)
2020年03月23日アカデミー賞女優ナタリー・ポートマンとトップ・アーティストのSia(シーア)が仕掛ける最新映画『ポップスター』。この度、ナタリー演じるポップスターの少女時代と娘の二役を演じた、『トゥモローランド』から見事な成長を遂げたラフィー・キャシディの場面写真が到着した。ナタリー・ポートマンが出演する「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の香水ブランド「ミス・ディオール」のCMに、大ヒット曲「Chandelier」が起用されているSiaが主題歌・劇中歌の全般を担当し、ナタリーやジュード・ロウらと製作総指揮にも名を連ねている本作。この度解禁となったのは、2015年のジョージ・クルーニー主演『トゥモローランド』から成長を遂げ、本作の第一部ではセレステ(ナタリー)の少女時代、第二部ではセレステの娘のアルビーの二役に挑戦しているラフィー・キャシディの新場面写真。同級生による銃乱射事件に巻き込まれたセレステは、犠牲者への追悼曲をきっかけに瞬く間に注目される。はじめはレコーディングすら慣れない様子であったセレステも、次第に煌びやかなメイクの奥から誰もが圧倒される眼光を覗かせ、人々を魅了するように。純粋な感性が成熟しないまま一躍スターダムへのし上がったセレステは、その活躍の中でメディアに消費されながら精神をすりへらし、アルコールとスキャンダルにまみれたポップスターへと変貌していく。そんなセレステの娘のアルビーは、母の“異常さ”に呆れながらも、不安定なセレステの心を支える存在だった。そんな二役を演じたラフィーについてナタリーは「二つの役を異なるキャラクターとして、驚くほど違って見えるように演じていた。興味深いのは、二人で一緒にいると、若い自分自身との対話のようだったこと」と、かつて『レオン』でブレイクした自身を重ねつつ絶賛を贈っている。『ポップスター』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポップスター 2020年4月3日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて順次公開© 2018 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC
2020年03月22日「僕は、アカデミー賞を取ったポン・ジュノ監督のことをデビュー作から評価していたんだ。会う人ごとに熱く語っていたのに、誰も相手にしてくれなかった。けっこう先見の明があると思うんだよ」そう語り始めたのは、時代を代表するトップスターのヒット曲を次々と手がけ、旋風を巻き起こした希代の作詞家・松本隆(70)。今年、作詞家生活50周年を迎える。松本がインタビューに応じてくれた。松田聖子(57)も近藤真彦(55)も薬師丸ひろ子(55)も、彼らがデビューするや否や、その姿を見つけ、「詞を書きたい」と願った。そして「縁はないかな」と思っていても、その後、不思議とオファーが舞い込むのだという。「聖子ちゃんはCMでデビュー曲を聴いて、声だけで『いいなぁ』と感じた。薬師丸ひろ子さんは映画『野生の証明』で、父親役の高倉健さんに『お父さ〜ん』って駆け寄るシーンを見てね。マッチはドラマ『3年B組金八先生』だったな」作詞家デビューから半世紀、ピーク時は3日に1曲を手がけ、「女性と付き合う暇もなかったから、恋愛の詞も想像で書いていた。僕も若かったから、毎日何十回とひらめいて言葉がどんどん降りてきた」という松本。手がけた楽曲は約2,200曲。日本語の美しさ、豊かさに改めて気づかせてくれる松本ワールドの原点を聞いていくと、やがて現在もご健在である母親の存在が浮かび上がってくる。「息子の目から見てもすごい母だった。まるでウルトラの母みたいな豪傑(笑)」そういって笑う松本。少女時代、“伊香保小町”といわれるほど美しかった母は、大蔵省(当時)に勤務していた父親に見初められて結婚。長男の松本、そして妹を出産する。「ふだんは優しい人なんだけど」と前置きしつつ、松本は続ける。「妹は生まれつき心臓が弱く、若くして他界してしまった。普通なら母親が『強く産んであげられなかった』と自責の念に駆られてしまうものだろうけれど、母はまるでクヨクヨしたところがないの。料理も独創的で、僕がグルメになったのが不思議なくらい」母親が泣いているところはいまだに見たことがないという。「80代まで群馬県のシニアの卓球選手で。ある夜更けに親父から電話があって、母親が高熱を出して入院しているのに『卓球選手権に出るから九州へ行く』と言い張っている、と。『隆が止めろ』と親父は言うんだけど、僕が止めても無駄なのはわかりきっているんです。結局、翌朝、母は試合に出かけていったそうで、自分がこうだと決めたら貫く人です」強くたくましい母の姿を見て育ったからか、松本は今も無意識に、知り合いになる女性には強い人を選んでしまうとか。そう聞くと、歌詞に描かれる、凛として強い女性像にも合点がいく。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月17日ディズニーの実写版『ピーター・パン』、『Peter Pan & Wendy』(原題)のメインキャストが決定した。「Variety」誌が報じた。ピーター・パン役は、イギリスのコメディドラマ「The Reluctant Landlord」(原題)、ディズニーアニメ「Claude」(原題)に出演したアレクサンダー・モロニー。いままでのキャリアで最も大きな役をつかみ取った。ウェンディ役は、ポール・W・S・アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻の長女エヴァーに決定。エヴァーはミラが主演を務めた『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2017年)で女優デビューを果たした。今作でウェンディ役を射止めたほか、『ブラック・ウィドウ』でスカーレット・ヨハンソン演じる主人公ナターシャの少女時代を演じることも明らかになっている。『ピートと秘密の友達』のデヴィッド・ロウリーがメガホンを取り、同作でともに脚本を担当したトビー・ハルブルックスと再び脚本を手掛ける。ジェームス・マシュー・バリー著の小説「ピーター・パン」は、これまで『フック』、『ネバーランド』、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』など幾度に渡り映像化されてきた人気作品。今作は、実写版『わんわん物語』のように「Disney+」のみでの配信といううわさもあるが、関係者は「劇場でのリリースを予定している」と語っている。(Hiromi Kaku)
2020年03月12日韓国のガールズグループ・少女時代のリーダー、テヨン(31)の父が3月9日、急性心筋梗塞により死去したことが分かった。同日、所属事務所のSMエンターテインメントが発表した。SMエンターテインメントは公式SNSを通して「9日、少女時代テヨンの父親が亡くなるという残念な知らせを聞きました。ご冥福をお祈りするとともに、テヨンには温かい慰めの言葉をお願い申し上げます」と発表。葬儀については家族だけで静かに執り行うという。この日はテヨンの31歳の誕生日。ソロ曲『Happy』のリリースが予定されていたが、「音源とミュージックビデオの公開はやむを得ず延期することになりました」とし、「音源発売の日程については、改めてお知らせします」と伝えた。テヨンは少女時代のなかでも“年収1位“であることが知られており、芸能人に関する独自ランキングを発表する韓国のバラエティ番組『名簿公開』では、“親思いのスター”として紹介された。番組によると、テヨンの父親は韓国南部の全州(チョンジュ)で3代にわたり眼鏡店を運営。テヨンは両親のために、全州地域で最高級のマンションをプレゼントし、その価値は日本円で約8,700万円に相当するという。眼鏡店はファンの間で聖地巡礼のスポットとなっていて、テヨンは訪問記録のノートに訪れたファンに向けて直筆メッセージを残したこともあった。ファンからは《眼鏡屋さんいったけど、本当にテヨンちゃんへの愛が溢れてて素敵な空間だった》《いつまでも待つのでテヨンのケアをお願いします》《テヨンの気持ちを考えるとつらい》《無理せずゆっくり休んで》といったメッセージが送られている。
2020年03月10日韓国で130万部突破、社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説を、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチョン・ユミとコン・ユの共演で映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』が10月9日(金)より日本公開されることが決定した。原作小説は、日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定し15万部を突破。2019年上半期<海外文学>第1位となり、大型書店で品切れが続出するほど異例の売れ行きとなった話題作。「韓国の1982年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧と生きづらさを映し出している。韓国では2016年に刊行されるやいなや、多くの女性の共感を呼び130万部を超える大ベストセラーに。その熱狂は海を越え、台湾、ベトナム、イギリス、イタリア、フランス、スペインなど18か国・地域での翻訳も決定している。その主人公キム・ジヨンを演じるのは、2011年に社会派の『トガニ 幼き瞳の告発』、2016年に1156万人の観客を動員した『新感染 ファイナル・エクスプレス』に出演してきたチョン・ユミ。両作で共演したコン・ユと3度目にして初の夫婦役に挑戦し、共感を呼び起こす繊細な感情の演技を披露している。監督は、短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母であり、現代女性の生きづらさを描いた原作をすべての人たちの心を震わせる物語に見事に昇華させた。原作の持つメッセージを大切にしながらも、映画としての「物語」の強さで観客を引き込んだ本作は、韓国では3週連続No.1となる大ヒットを記録している。これは私たちの物語。未来の希望につながる物語結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン(チョン・ユミ)。常に誰かの母であり、妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」。そう夫のデヒョン(コン・ユ)にも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになる。そのときの記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが、本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとはーー。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月05日韓国の男性アイドルグループ・SUPER JUNIORのヒチョル(36)が1月28日、韓国のNAVERで公開された番組『ペッショニスタテング』に出演。多国籍ガールズグループTWICEの日本人メンバー・モモ(23)との交際を認めた後の心境を吐露した。今月2日、モモとの交際が韓国で報道され、双方の事務所が「最近好感を持って会っている」と熱愛を認めた。13歳差というビッグカップルの誕生は日本でも大きな話題になった。この日、ペットカフェを訪れたヒチョルは、同じ事務所の後輩で、プライベートでも親交のある少女時代のテヨン(30)と対談。一部ネットで「付き合って3年以上経っているのではないか」という噂がたっていることについて、ヒチョルは「正直に話すと、当時はほとんど知らなかった」と否定した。報道が出た時を振り返り「今回のイシューが出た時、僕のファンたちもつらかったと思うが、『大丈夫。私たちのお兄さん(※ヒチョル)は今まで大きなスキャンダルもなかったから、これくらい大丈夫です。とてもありがたいし、いつも応援している』と言ってくれた。このような思いが、いっぽうでは罪悪感にもなった」と明かした。つづけて「僕が人々の愛を受け取ることができる器の大きさはこれくらいなのに、今回の出来事で、とても多くの人々がそれ以上の愛をくれるから、申し訳なくて……。僕は芸能人をする能力がないのかもしれないと考えた」と吐露。すかさずテヨンが「お兄さんのような人が芸能人でいないと!」とフォローし、仲の良さがうかがえる一幕もあった。さらに、ヒチョルはソロアルバムを準備していたが、熱愛発覚でリリースを延期したと明かした。「誤解を生む可能性があるものは全て遮断したかった」と説明し、「残念だが、間違った選択だとは思わない。今後、その時の声を世に出してもいいだろうとポジティブに考えている」と前向きに語った。視聴者からは「ヒチョルモモ好きだなあ」「ヒチョル謝らないで」「恋愛することを申し訳なく思わないで」といったコメントが寄せられている。
2020年01月28日1990年代の韓国を舞台に、思春期特有の揺れ動く思い、そして家族との関わりを繊細に描いた『HOUSE OF HUMMINGBIRD』(英題)の邦題が『はちどり』として4月下旬から公開決定、場面写真が解禁となった。38歳のキム・ボラ監督による初長編作品である本作は、監督自身の少女時代の体験がベースとなっている作品。2018年、釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ国内外の映画祭で44を超える賞を受賞(1月現在)。2019年8月に公開され、単館公開規模ながら公開1か月で観客動員数12万人超、最終的に15万人に迫る異例の大ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた韓国映画『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得るなど、いま韓国で最も話題の女性監督のひとりだ。今回解禁されたシーン写真は3点。ウニの強い意志を秘めた凛とした眼差しや、友人との放課後のささやかな時間、家族との日常の食卓風景など、いずれも“二度と戻らないありふれた少女時代特有の風景”を切り取ったものとなっている。1990年代を生きる本作の主人公・ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなった小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公の少女時代とも重なる。男性が優遇されることが当たり前だった時代、女性であるという理由で我慢しなくてはいけなかったこと、それがおかしいということに気がつかなかったこと。この2つの作品に共通するのは、そんな時代に生きた女性の物語であり、声をあげようとする姿。そして、その姿は韓国の同年代の女性の共感を呼んだ。世界で最も小さい鳥のひとつでありながら、その羽を1秒に80回も羽ばたかせ、蜜を求めて長く飛び続けるという「はちどり」。それは希望、愛、生命力の象徴とされ、その姿が主人公のウニと似ていると思った、と監督は語っている。様々な感情を抱えながら、成長し、この世界に羽ばたいていこうとするウニの姿に注目してほしい。ストーリー14歳の少女ウニ(パク・ジフ)は、何百もの世帯が暮らす無機質な姿をした集合団地で両親、姉、兄と共に生活している。思春期を迎え、大人の世界への興味も持ち始めていたウニは、学校にあまりなじめず、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女の子とデートをしたりして過ごしていた。ウニの両親は、朝から晩まで小さな店を切り盛りし、厳格な父は子どもたちに学歴や世間体を求めるばかりで、彼らの心の動きと向き合う余裕がない。ウニは自分に無関心な大人たちに囲まれ、どこか孤独な思いを抱えていた。そんななか、初めて自分の人生を気にかけてくれる大人に出会う――。『はちどり』は4月下旬、ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月27日イタリアの作家ドナート・カリシの同名ベストセラー小説をカリシ自身が映画化し、トニ・セルヴィッロとジャン・レノの初共演が実現したミステリー映画『霧の中の少女』から、予告編と場面写真が解禁となった。今回解禁された予告編には、少女失踪事件の謎に翻弄されるトニ・セルヴィッロ演じるカリスマ警部ヴォーゲルの姿が映し出されている。クリスマス前夜の12月23日、妖しい霧が立ち込める田舎町で1人の少女が忽然と消えた。「娘のアンナは身長160cm 赤毛の長い髪です」と、突然娘の姿が消えてしまい、悲痛に訴える両親。都会からやってきたヴォーゲル警部は、この少女失踪事件の捜査の指揮を執ることに。捜査線上に浮かび上がったのは、アンナが通う高校の教師でアレッシオ・ボーニ演じるマルティーニ。「悪こそ物語の原動力」と意味深な発言を繰り返すマルティーニに対して、アンナの同級生も疑いの目を向ける。ヴォーゲルはメディアを操って藪の中の犯罪者をあぶり出そうと、アンナの両親にテレビ向けの会見を行わせ、ヘリコプターや山岳救助隊を駆り出して大規模な捜索を開始。さらには顔なじみのニュース・レポーターを利用して、この事件をイタリア全土の注目を集めるよう仕向けていく。ところが今回の事件はヴォーゲルを嘲笑うかのように異様な展開を見せ、謎はどんどん深まっていく。そこで、警察から捜査協力を要請されたジャン・レノ演じる引退間近の精神科医フローレスは、ヴォーゲルに事件について助言する。閉塞感のある村人たちは、犯人はよそ者に違いないと思っているが、心の底では悪は近くに潜んでいると思っている。そして、ヴォーゲルには正体不明の連続誘拐魔“霧の男”に関する情報がもたらされ、彼の“完璧なる捜査”は根底から覆されていく…。映像の最後は「真実が正義とは限らない」というコピーで締めくくられ、ごく普通の人間の“心の闇”に切り込む深遠なるミステリーが期待できる予告編に仕上がっている。『霧の中の少女』は2月28日(金)よりkino cinema横浜みなとみらいほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:霧の中の少女 2020年2月28日よりkinocinema 横浜みなとみらいほか全国にて順次公開
2020年01月23日キルト愛好家が集まる「第19回東京国際キルトフェスティバル-布と針と糸の祭典-」が本日開幕する。会場では様々な招待作家の作品が展示される。今年の特別企画のテーマは“キルトが奏でるミュージック”で、最前線で活動するキルト作家8人の作品が登場。キャシー中島は少女時代からあこがれてきたロックスターにオマージュを捧げる作品を、上田葉子は椿姫の世界を布で表現した作品を出品する。また、国内外・プロアマ問わず集まった1122点の中から選ばれた入選・入賞作品約300点が展示される「日本キルト大賞」や、トークショーなどのステージイベント、ワンポイントレッスンも開催。タイトル通り、布と針と糸で描き出される心安らぐ世界を堪能できるイベントだ。第19回東京国際キルトフェスティバル-布と針と糸の祭典-1月23日(木)から29日(水)まで9時30分から18時(初日は11時から、最終日は17時30分まで)東京ドーム当日券 2200円(税込)
2020年01月23日夫婦の危機
セレブ婚で変わってしまった親友
義父母がシンドイんです!