坂口健太郎が岡田准一主演映画『ヘルドッグス』に出演、制御不能のいかれたサイコパス役で岡田さんと“最狂のバディ”を組むことが分かった。『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き、岡田さんと原田眞人監督のタッグ3作目となる本作。岡田さんは本作でも技闘デザイン(アクション振り付け)を担当し、クランクイン前から原田監督と綿密な打ち合わせを経て、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。その岡田さんが演じるのは、正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾。兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男で、その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入という危険なミッションを強要される複雑なキャラクター。そして坂口さんが演じるのは、兼高が潜入を強いられるヤクザ組織の一員・室岡秀喜。死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在だ。満腹中枢が機能せず、常に空腹で何かを食べている。感情を抑えられないサイコパスな室岡だが、警察のデータ分析によると、兼高との相性はなんと98%。警察は、兼高に室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに組織へ潜入するよう指示を出すが、2人は最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰め、なくてはならない存在となっていく。坂口さんが「室岡というキャラクターは世間の坂口健太郎のイメージとはガラッと違う役」と話しているように、これまでの柔らかいイメージから一転、鋭い眼光やボサボサの髪、そして腕には兼高と同じくトライバルタトゥーを入れ、影のある役回り。「室岡という役を考えている時間、乾いた笑顔の裏にある深い闇や寂しさを感じ、その感情を丁寧に、時には刹那的に放出する作業はとても心地の良い瞬間でした」と坂口さんはコメント。原田監督作品は初参加となり、「お芝居していく中で、毎回裏切っていきたいなって気持ちがあった。監督とお話をさせてもらってやりたいっていうのは瞬間的に強く思いました。室岡の根本というか、どこに中心があるんだろうっていうのはすごく頭で考えて、マフィアのような集団の中にいる中で、どこか浮いちゃダメだって思っていたけれど、室岡なりの感情の出し方や異質感はすごく調節をしなきゃいけないなっていうのは思ってはいました」と室岡というキャラクターについて語っている。また、坂口さんについて監督は「とにかく一番最初に本人と会って、色々話してみて、凄くいいなって思いました」と語る。「ちょうど『クライマーズ・ハイ』で堺雅人と会った時とか、あるいは『日本のいちばん長い日』で松坂桃李と話した時とか、そういう時の、ああいい感じっていう、お互いにクリックするものがありました」と明かし、「室岡は97%サイコパスであっても原石の純真さが3%残っています。その微妙なニュアンスを健太郎は切なく的確に表現してくれました」と語った。室岡は兼高とバディとして行動をしていくうちに、絶対的な信頼、そして強い憧れを抱くようになるが、初共演となった岡田さんについて坂口さんは「バディ感というか、僕はもう本当の兄貴のように慕っていたので、そういう画が映像になったときに感じてもらえると思います。セクシーで、とても切ない映画だなって感じますね」とふり返っている。『ヘルドックス』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2022年03月14日2016年から開催されている、岡田浩暉プロデュースのミュージカルコンサート『I Love Musical』。シリーズ第7弾となる今回は、デビュー30周年を迎えた岡田の節目を祝う楽曲にキャストが勢揃いした。初日の約3週間前、発起人である岡田本人に現在の心境を尋ねてみる。1991年にデビューし、To Be Continued名義で発表したシングル「君だけを見ていた」が俳優として初出演したドラマ『もしも願いが叶うなら』(TBS系:1994年)の挿入歌として大ヒットを記録した岡田。コンサートにはこのドラマで共演したミュージシャンの浜崎貴司が初登場し、「彼とのデュエット含め、ブチ抜きで数曲歌うコーナーを設けています」と岡田の門出に華を添えるという。岡田は、浜崎に対する想いを「同い年でアーティストとしての活動時期も近く、親近感があるんですよね」と語る。続いて「過去・現在・未来にわたっていろんなことを話せる人で、ミュージカル俳優“ではない”僕の側面を引き出してくれる存在ではないでしょうか」と期待を寄せた。折しも今年は岡田がTo Be Continuedを再始動させたタイミングでもある。もちろん、本コンサートには「ミュージカルの敷居を下げ、老若男女たくさんの方に楽しんでもらいたい」という岡田の企画意図も根底に横たわっている。その面を担うのは『I Love Musical』シリーズに出演経験のある石井一孝、泉見洋平、今拓哉、戸井勝海、彩乃かなみ、紫吹淳、沼尾みゆき、林愛夏、北翔海莉(男女別五十音順)といったキャストの面々だ。日替わりで出演する彼らとは“即興”でミュージカルナンバーをつくる目玉企画が用意されている。これは「観客の皆さんにミュージカルを身近に感じてもらうためには“目の前で生まれる瞬間”をお見せすればよいのでは」「いま感じたことが歌になる、というミュージカルの原型を体感してもらいたい」という岡田の考えから。お題の提供方法や作詞・作曲術、歌唱順など鋭意検討中だそうだ。ライブ感あふれる取り組みに、普段とは異なるキャストの表情が垣間見られるだろう。ミュージカルや映像の俳優経験は、歌い手としての岡田にどんな影響を与えたか──。最後にそう尋ねると、「発声法や歌詞の解釈がアーティスト時代より豊かになった」と岡田は笑う。「演じて歌う時は自分を殺すのではなく、役との共通点を常に探しています」「いろんなキャラクターを演じたことで、僕自身の在り方が問われるアーティスト活動の引き出しが増えた気がします」と続き、相乗効果のありがたさを語った。「KOHKI OKADA PRESENTS『I Love Musical 2021』~岡田浩暉デビュー30周年記念~」は、12月24日(金)~26日(日)に東京・第一生命ホールにて。ぴあでは座席指定できるチケットを販売(12月20日まで)。12月21日以降は各公演前日23:59まで購入できる当日引換券を販売する。取材・文:岡山朋代
2021年12月15日深町秋生の小説を実写化する映画『ヘルドッグス』が、2022年9月16日(金)に公開される。主演は岡田准一、監督は原田眞人。原田眞人監督が人気小説を実写映画化『ヘルドッグス』映画『ヘルドッグス』は、デビュー作『果てしなき渇き』で2004年・第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』を実写映画化するもの。潜入捜査官の葛藤を描き、“警察小説を超えた問題作”として話題になった小説を、『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』などのヒット作を生み出した原田眞人の監督・脚本で実写映画化する。岡田准一が“狂犬”潜入捜査官に&坂口健太郎とコンビに主演は、『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き、原田眞人監督と3作品目のタッグとなる岡田准一。正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾を演じる。■主人公・兼高昭吾(かねたかしょうご)...岡田准一ヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官。「愛する人が殺される事件を止められなかった」というトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男。その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、関東最大のヤクザ組織「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッションを強要される。■室岡秀喜(むろおかひでき)...坂口健太郎兼高が潜入を強いられるヤクザ組織の一員。死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在。満腹中枢が壊れており、常に空腹で何かを食べている。感情を抑えられないサイコパスな室岡だが、警察のデータ分析によると、兼高との相性がなんと<98%>。警察は、兼高に室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに組織へ潜入するよう指示を出す。もちろん、二人の相性は抜群で、二人は最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰め、なくてはならない存在となっていく。■吉佐恵美裏(きさえみり)...松岡茉優極道の女。兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つ、刺激大好きで挑発的なグリーンヘアの女。■土岐勉(ときつとむ)...北村一輝兼高と室岡のボスで、東鞘会最高幹部である「東鞘会三羽烏」の一人、筋の通った任侠100%の人情組長。人情に厚い。■衣笠典子(きぬがさのりこ)...大竹しのぶ東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の連絡係。武器は毒針。■十朱義孝(とあけよしたか)...MIYAVI東鞘会・七代目会長。ヤクザ社会では異例の人事で会長の座に就任し、組織をアジアで勢力を伸ばすにまで成長させたインテリヤクザで、新時代を引っ張る若きカリスマ。組織をのし上がっていく兼高が、室岡と共に護衛を務める事となる。頭が切れ、語学堪能、趣味は美術鑑賞、そして端正な顔立ちで耳にはピアス、さらに洒落たスーツに身を包みビジネスマンのような規則正しい生活を送っている。反面、華奢に見えて高い戦闘能力と、凶暴性も持ち得ている。・阿内将…酒向芳兼高の上司・警視庁組織犯罪対策部特別捜査官。狂犬・兼高の素質を見抜いてスカウトし、東鞘会へ潜入するよう指示する。警視庁の裏捜査のエース。・熊沢伸雄…吉原光夫十朱の秘書・熊沢組組長。組織の最⾼幹部として兼⾼、室岡にも⽬をかける通称“レスラー熊沢”。・三神國也…金田哲(はんにゃ)東鞘会のインテリチキン、東鞘会の三次団体である三神組の組長。兼⾼・室岡とは何かと対立しがちなライバル的存在で、2人に突っかかっては波乱を起こす。・大前田忠治…大場泰正東鞘会理事長。⿐を嚙み切られ、常に“鮫⽪のマスク”をつけている。関東最⼤のヤクザ組織を束ねる幹部の⼀⼈。・勝所杏南(ぜぜあんな)…木竜麻生高級鉄板料店のシェフ。室岡とある繋がりを持つ。・ルカ…中島亜梨沙東鞘会の面々が訪れる会員制クラブ「天童」のキャスト。・番犬…村上淳⼗朱の⼿下。“ある処理”を忠実に⾏う拷問場の管理⼈。・サロンの常連客…尾上右近阿内や兼高が密会する、とあるサロンの常連客。・恭子…杏子会員制クラブ「天童」のママ。・熊沢の妻・佐代子…赤間麻里子リーゼント&サングラススタイルが特徴的な、熊沢の妻。岡田准一が振り付け“ハードなアクション”にも注目裏社会をドラマティックに描く映画『ヘルドッグス』は、ハードなアクションシーンも見どころ。岡田准一が、アクションシーンの技闘デザイン(アクション振り付け)を担当した。クランクイン前から原田眞人監督と綿密な打ち合わせを行い、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。『ヘルドッグス』あらすじ真実は、誰にも明かせないーーかつて警官だった出月梧郎は、管内で起きた強盗殺人事件によって愛する人を失う。警官でありながらも彼女を守ることができなかったことを悔やみ、自ら犯人に復讐することを決意。1人、また1人、実行に移していく。強盗殺人事件の首謀者マッド・ドックを闇に葬った直後、警視庁組織に捕らわれる。そこで、出月は関東最大の広域暴力団・東鞘会に潜入するという危険なミッションを強要される。その日から兼高昭吾として第二の人生を歩き出すことになるのであった...。作品詳細映画『ヘルドッグス』公開日:2022年9月16日(金)出演:岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、⾦⽥哲、⽊⻯⿇⽣、中島亜梨沙、杏⼦、⼤場泰正、吉原光夫、尾上右近、⽥中美央、村上淳、酒向芳監督:原田眞人脚本:原田眞人原作:深町秋生「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント※PG12
2021年12月04日俳優の岡田准一が、映画『 ヘルドッグス』(2022年秋公開)の主演を務めることが1日、明らかになった。同作は深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』の実写化作。正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾(岡田)の姿を描き、原田眞人監督が脚本・監督を務める。岡田が演じる兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかった というトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男で、その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入という危険なミッションを強要される複雑なキャラクター。伸び切った髪に無精髭、タンクトップから覗く肩と腕に広がるトライバルタトゥーと国籍不明なアウトローな雰囲気を醸し出しており、岡田の新境地となっている。監督・脚本を担う原田眞人とは『関ヶ原』『燃えよ剣』に続3作品目のタッグとなり、2人の信頼感で、作品に魂を注入。岡田は本作でも技闘デザイン(アクション振り付け)を担当し、クランクイン前から原田監督と綿密な打ち合わせを経て、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを付けている。撮影は2021年4月2日〜5月14日の間に行われた。○岡田准一 コメント撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビレてました。 どこにもあてはまらない、とんでもない作品になる事は間違いないと思います。 さすが原田監督!この時代にこの映画がどう観られるのかそれが楽しみです。○原田眞人(監督・脚本) コメント心底カッケー潜入捜査官映画を撮ってやるぞと心に誓い、岡田准一さんに、野獣のごとき鉄拳 極道潜入捜査官を演じてもらいたいと熱望し、コロナ禍で苦戦しつつも、ねばりにねばって完 成することができました。男たちは美しく滅び、女たちは強く生き抜く、そういう闇の奥の隠 し味も是非是非味わってもらいたい、と思っております。(C)2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2021年12月01日『関ヶ原』、『燃えよ剣』に続き3作品目のタッグとなる主演・岡田准一×原田眞人監督が贈る映画『ヘルドッグス』の公開が決定した。本作は、デビュー作「果てしなき渇き」で2004年の第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生による小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)の実写化。発売してすぐ“警察小説を超えた問題作”として話題になった本作を、監督自ら、主演に岡田さんをイメージしながら脚本を執筆した。岡田さんが演じるのは、正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾。愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男で、その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入という危険なミッションを強要される。岡田さんは「撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビレてました。どこにもあてはまらない、とんでもない作品になる事は間違いないと思います」とコメントを寄せている。また今作でも岡田さんは、技闘デザイン(アクション振り付け)を担当。劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。ハードなアクションはもちろん、裏社会をドラマティックに描く新たな作品になっているという。岡田准一コメント映像『ヘルドッグス』は2022年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年秋、全国にて公開予定©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2021年12月01日脚本家・古沢良太が、新たな視点で徳川家康の生涯を描く奇跡と希望の物語、松本潤主演大河ドラマ「どうする家康」。この度、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、野村萬斎、阿部寛という豪華キャストの出演が明らかになった。今回発表となった5名が演じるのは、家康(松本さん)に「どうする?」を突きつける人々。「軍師官兵衛」に続き、大河ドラマ2回目の出演となる岡田さんが演じるのは、家康がその背中を追い続けた孤独なカリスマ・織田信長。大河ドラマ初出演となる有村さんが、家康の正室で家康を一番知り尽くした女、瀬名/築山殿。ムロさんが、家康の最大のライバルとなる、明るく人たらしな豊臣秀吉を演じる。有村架純また萬斎さんが、家康が父のように心から尊敬し、家康を乱世へと導く駿河国大名・今川義元役。阿部さんが、家康のなすこと全てを先読みし、赤子の手をひねるようにたたき潰す武田信玄役に決定した。阿部寛なお、本日より「どうする家康」のTwitterも始動した。今回の出演者発表会見の内容や、舞台裏をまとめた映像も後日公開予定だという。大河ドラマ「どうする家康」は2023年1月~12月NHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月29日俳優の岡田准一が出演する、京阪電鉄・ひらかたパークの新CM「めくって」編が、12月18日より関西地区で放送される。新CMでは、岡田演じる“超ひらパー兄さん”が、胸元に数字カードがついた“カウントダウンジャケット”を身にまとって登場。童謡「むすんでひらいて」のメロディにのせて、来年迎えるひらかたパーク110周年に向けてカウントダウンをしていく。数字をめくるたびに浮かべる、超ひらパー兄さんの嬉しそうな表情が見どころだ。撮影では、何の説明も聞かずダウンを着てカメラの前に立った岡田。めくりのカウントダウンで見事な“手の迷い”の演技を披露し、スタッフからは歓声が上がった。
2021年11月29日●岡田准一「V6としていただいた賞」 なにわ男子はデビューへの思い語る俳優の岡田准一、アイドルグループ・なにわ男子が6日、都内で行われた「anan FES 2021」に登場。「anan AWARD 2021」で岡田は大賞、なにわ男子はホープ部門を受賞した。2020年に女性週刊誌『anan』創刊50周年を記念し初開催された「anan FES」は、カルチャーやファッションなど、“すべての女性の、いま好きなこと。”を集結させた都市型イベント。時代のムーブメントをみてきた『anan』が、“時代を象徴するスター”を表彰する「anan AWARD」の授賞式を今年も開催した。大賞に輝いた岡田は「『anan』さんは昔から特集をしていただいたりお世話になっているので、(V6を)代表してここにいると思います。グループの写真などが話題になったということでいただいたと思っているので、V6としていただいた賞だと思います。V6は終わりましたけど、V6としてこういう賞をいただけてうれしく思います」と喜びのコメント。10月20日発売の『anan』の表紙に登場したV6の写真は岡田が撮影した。「趣味で写真を撮っていて、解散が決まってからメンバーを撮り続けて、本にするまでというのを自分の中で決めて作品として撮っていたんですけど、その中で『anan』さんも撮ってみないかと言っていただけてうれしかったですね」と振り返り、撮りためてきた写真について「いつかチャリティーとかで本を出せればいいなという思いがあって撮りためていたので、いつか皆さんの元に“解散までの2年間”という本を出せるかなと思います」と話した。また、映画『燃えよ剣』で共演したHey! Say! JUMPの山田涼介について「事務所の後輩ですけど山田くんはとても信頼する役者さん。メインでこれからの時代を引っ張っていく方なので、あまり後輩という感じもない」と述べ、「後輩としてはなにわ男子にしか目が行ってない」となにわ男子に興味津々の様子。「僕たちは光GENJIの最後のライブを見て、そのときデビューだったんです。なにわ男子は僕たちの最後のライブを見に来てくれて、デビューするという、同じサイクルの中にいてくれるグループで、勝手に大好きです。勝手に応援…愛着があるので応援している子たちですね。V6となにわ男子は何かあるのかなと勝手に思っています」と語った。なにわ男子(藤原丈一郎、西畑大吾、大橋和也、高橋恭平、大西流星、道枝駿佑、長尾謙杜)はホープ部門を受賞。西畑は「このような素敵な賞をいただくことができて光栄です。なにわ男子にとって初めての賞の受賞ということで、ホープ……すごく期待してくださっているんだなとひしひしと感じますし、ホープ賞に恥じないなにわ男子でいたいなと思っています」とあいさつし、道枝は「なにわ男子がデビューする年にホープ賞を……今年の顔という賞をいただけて本当に光栄です。来年もさらなる飛躍を目指して全力で頑張ります」と誓った。11月12日にデビューシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」をリリースするなにわ男子。大西は「なにわ男子らしさがギュッと詰まっていて、純粋な初心な恋心が描かれている、僕たちらしい楽曲だなと思っています」と語った。イベントにおいて楽曲の振り付けも披露した。そして、藤原は「僕たちなにわ男子は『初心LOVE』という曲でデビューさせていただきます。日本中、世界中にこの曲を届けて、たくさんの人に笑顔になってもらいたいと思います。精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします」と呼びかけ、西畑も「12日まで1週間切っていまして、なにわ男子として1週間切った日にちを一歩一歩ファンの皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。このかけがえのない時間をともに過ごしていただければ幸いです」とメッセージを送った。●大橋和也、岡田准一のリクエストに応え自己紹介2バージョン披露イベント後に、アクター部門を受賞した黒木華、ミュージック部門のCreepy NutsよりDJ松永、アスリート部門の阿部一二三と阿部詩とともに取材に応じた岡田となにわ男子。岡田は「大変うれしい。キラキラされている皆さんの中に一緒に並べてうれしいですし、個人的には阿部兄妹に会えて心では踊っている。本当に応援してます!」と笑顔を見せ、黒木について「なにわ男子の大橋くんにハマっているって。きょう、『ありがとうございます!』ってすごい頑張っていたのに対して華ちゃんが『えらいね』って絶賛していた」と明かすと、大橋は「マジっすか!?」と喜んだ。長尾は「素晴らしい方たちと登壇できてうれしい。事務所の先輩でもある岡田くんと並べてうれしいですし、金メダリストの阿部兄妹と並べてうれしいです。受賞できたうれしさを力にして、僕たちもアイドルとして金メダルをとれるように頑張りたいと思います」と意気込み、西畑が「素晴らしい! 100点です」とにっこり。大西は「大先輩の岡田くんが目の前にいて、めちゃくちゃ緊張しますし、授賞式に出演させていただくのも初めてなので、また新たな一歩を踏み出したなという感じもするので、前列の皆さんは一流の方たちばかりですけど、僕たちも皆さんに追いつけるように頑張っていきたいと思いました」と気を引き締めた。受賞を誰に報告したいか聞かれると、岡田は「母に」と答えた後、「メンバーに伝えます。一応LINEグループ鳴らしてみます」とコメント。道枝は「家族に伝えたい」と話し、藤原は「僕は関西Jr.に伝えたいなと思います。ほかにもAぇ! group、Lil かんさい、Boys be、そして最近、AmBitiousというグループもできまして、ほかにもたくさんいますけど、頑張ったらこんなにも素晴らしい賞をもらえるんだぞと教えてあげたいです」と話した。岡田は、なにわ男子に「キラキラしていてこれからの希望がたくさんあると思いますけど、それぞれの個性を見つけて自覚して楽しんで進んでいきながら、忙しさに負けずに一歩一歩、歩み続けていくことを願います。いろんなことがあると思いますけど、仲間がいるから乗り越えられることもあると思いますので、そういう関係性になれるように頑張ってもらいたいと思います」とエール。“ひらパー兄さん”でもある岡田。関西弁でのエールを求められると、「本当にたくさんの方が応援してくださるグループになってくれると思います。頑張るでおま!」とエールを送り、「使い方、間違っているので」と苦笑い。なにわ男子は「ありがとうございます!」と喜んでいた。また、岡田が「ジャニーズのルールで『くん』っていうのがあるんですけど、10代、20代の子は、40超えている人のことは『さん』と呼ぼうね。ルールがあることはわかっているんですけど、10代20代の子は……うちのほかのメンバーに、『長野さん』、『井ノ原さん』、『三宅さん』だからね。『三宅くん』って言ったら本当に怒られるよ。ということだけは伝えて。40オーバーの人は気をつけてね」とアドバイスする場面も。なにわ男子は「みんなで気をつけよう」「いいアドバイスをありがとうございます!」と感謝した。ムービー撮影の際に、岡田が「大橋、自己紹介は?」とむちゃぶりする場面も。大橋は「プリン食べすぎてお尻プリンプリン! 大橋和也です!」と元気いっぱいに自己紹介し、会場から拍手が。囲み取材においても、岡田は「自己紹介して」とリクエスト。大橋が同じ“プリン”の自己紹介をすると、岡田は「もう一個のほう」と希望し、大橋が「メロン食べすぎてみんながメロンメロン!」と別バージョンも披露すると、「よければ応援してあげてください」と呼びかけていた。
2021年11月06日俳優の岡田准一、アイドルグループ・なにわ男子が、6日に無料配信で開催される「anan FES 2021」に出演することが4日、発表された。2020年に女性週刊誌『anan』創刊50周年を記念し初開催された「anan FES」は、カルチャー、ファッション、ビューティ、ウェルネスなど、『anan』がキュレーションする“すべての女性の、いま好きなこと。”を集結させた都市型イベント。昨年度は、特別ゲストを招いたスペシャルステージや『anan』オリジナルグッズを展開するポップアップショップ、展示などの多彩なコンテンツをオンライン・オフラインにて展開。また、創刊50周年、年間約50冊の特集とともに時代のムーブメントをみてきた『anan』が、“時代の顔”としてムーブメントの先駆けや時代の象徴となった人・モノ・コトを表彰する「anan AWARD」の授賞式も実施した。式は、特別賞を受賞した黒柳徹子の開会宣言から始まり、受賞者に輝いたSixTONES、 Snow Man、松任谷由実、林真理子、白石麻衣、神崎恵、バービー、前田裕二などが登壇。 開催期間中約3万人が来場し、ライブ総視聴者数は約17万4,000人を越えた。「anan FES 2021」は、11月6日に公式LINEアカウント「anan live」にて無料配信で開催される。
2021年11月04日映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の公開御礼舞台挨拶が2日に都内で行われ、岡田准一、鈴木亮平、山田涼介、原田眞人監督が登場した。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。1日夜にV6が解散し、翌日昼のイベントに登壇となった岡田は「自分から言いますけど、昨日V6という長年やってきた活動が終わる中、そういう時に公開される映画ということで。コロナで延期になってこのタイミングになったんですけども、自分としてもすごく大事な作品で、そういう作品を見ていただけたらうれしく思っております」と感慨深い様子。「山田君からもメールをいただいたりとか。おめでとうって……」という岡田に、山田は「そんな言い方してないです! 『卒業おめでとう』みたいな、そんなわけない」と慌て、岡田が「すごい丁寧な言葉をいただいた」と改めて明かす。さらに「鈴木くんから開口1番に『お疲れ様です』と言っていただいたり」と話しながら、「昨日はさすがに寝れなくて。嵐の松潤(松本潤)がくれた95年ものワインを1人で飲みながら眠れない夜を過ごして……変わらない日常を送ろうと、朝トレーニングに行ってきたので、眠いっす」と苦笑する。そして「V6というのもあるので、今日は中居君(中居正広)がくれた『岡田』と『V6』と刻まれた靴を履きながらここに立っています」と靴を見せた。鈴木は「今の話を聞いて、改て岡田さんの特別な日にここに立っているということに、ちょっと緊張感が走りました。同時に光栄なことだと思います。岡田さんは年はそんなに変わらないんですけど、V6としての活動を見てきて、この仕事を始めてから俳優としての岡田准一さんと一緒に仕事をさせてもらって、とても尊敬している方です」と語る。山田は「僕は今までV6としての岡田さんとご一緒させてもらうこともあったんですけど、俳優としての岡田さんとご一緒させてもらって、本当にこれ以上追いつくことのない大きな背中なのかなと。人としてそんな背中を僕は初めて見たので、追い続けたいな」と展望を示す。「いつか追い越したいなとは思うんですけど、多分、岡田さんは、このスピードでずっと今後も成長し続けて、た誰も追い越せないです。大きな背中を保ち続けるんだろうなという風に思っております。土方と沖田の関係のように、これからもかわいがっていただきたいなという風に思っております」と言う山田に、岡田は「スーツ似合ってますね」とニヤリ。「新撰組のダンダラ羽織をイメージした」と明かす山田に、岡田と鈴木は「相談してよ」と抗議していた。
2021年11月02日司馬遼太郎氏(遼のしんにょうは点2つ)のベストセラー小説をベースに、新選組の副長・土方歳三の生き様を、近藤勇や沖田総司といった志士たちの人生とともに描いた映画『燃えよ剣』が公開中だ。『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』などでもメガホンを取った原田眞人監督に、本作でのこだわりはもちろん、映画化に際してとても大きな存在だったという主演の岡田准一にはじまり、近藤勇役の鈴木亮平、沖田総司役の山田涼介の印象を聞いた。また「5歳のころに映画をもらった」という、監督の映画原体験についても語ってもらった。○■岡田准一と最初に会った瞬間に「いける」――本作は『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』に続く、原田監督の描く日本の変換期をテーマにした三部作の最終章と言われています。最終章ではないです。確かに三大変革期の三本目で、そうしたトリロジーとしてはまとまりましたが、これから、それこそ幕末の三部作、1945年終戦の三部作、戦国の三部作といったものをやりたいと思っています。これらの時代はドラマの宝庫ですから。特に幕末は小さい頃から一番好きな時代だったのでまだまだ語りたいですし、『燃えよ剣』がヒットしたら、土方も沖田も近藤も生き返らせて、もっともっと付き合っていきたいです。――『燃えよ剣』を実際に映画化するにあたり、『関ヶ原』で岡田さんに出会われたことは、大きかったですか?大きいですね。岡田さんは身体的にも動けるし、心の部分でも、歴史が好きでいろいろ読んでいる。なかなかいないですよ。『関ヶ原』の石田三成は彼しか考えられなかったし、それ以上に、彼は土方を生きるために生まれてきたんじゃないかと思うくらいぴったり合っていました。『関ヶ原』では原作以上にアクション部分で石田三成を活躍させていますが、岡田さんを見ていると、もっとアクションをやりたいんだろうなと分かるんです。だから「そこはもう少し抑えて、土方のときにもっと存分にやらせてあげるから」と言っていました(笑)。――そのときからお話しされていたのですか?はい。「土方をやるときには、殺陣も100%自分でデザインしてね」という話から入っていますし、今回実際に、斎藤一(松下洸平)の左利きの人間の殺し方の殺陣なんかも考えてもらいました。岡田さんとは100%信頼し合っているし、こちらが球を投げたら、いい球で返ってくる。今回は僕と岡田さんとの信頼関係、さらに僕と涼介、僕と亮平との関係も総合的にうまく作用していました。――実際に岡田さんが土方歳三を演じてみて、イメージ以上だったところはありましたか?だいたいできると思っていたのですが。冷酷な目つきですかね。伊東甲子太郎を殺すときの、あの冷酷な感じはイメージ以上でした。なおかつそれが別のキャラクターにはなっていない。土方の中にある冷徹さだった。伊東を吉原光夫さんにやってもらったというのもあるけれど、あのふたりの短い対決、間合い、見つめ合うところは面白かったですね。――人柄としての岡田さんはどんな方ですか? 最初にお会いしたときの印象は。いいやつですよ。というか、我が息子であり、我が同胞であり。ずっと家族の一員でいてほしいです。最初にあったのはパーティのときで、とことこと挨拶に来て「次、『関ヶ原』でよろしくお願いします」と言われましたが、そのひと言を聞いただけで、「いいな」と思いました。――馬が合うと感じたのでしょうか。オーディションでもそうですが、だいたい監督というのは、役者が部屋に入ってきたそのときの第一印象で決めてるんです。合う合わないの9割がそこで決まっちゃう。岡田さんとの場合は、最初に会ってそのひと言を聞いた瞬間に、「いけるな」と感じました。○■山田涼介と鈴木亮平は「間違いなかった」――新選組を描くということで、土方以外のキャラクターもみんな立っています。特に沖田総司を演じた山田涼介さん、近藤勇を演じた鈴木亮平さんが印象的です。土方と沖田、土方と近藤のやりとり、呼吸。人を殺して、殺されそうになりながら生きていく、あの時代のなかでも明るさを失わない。特に沖田との会話が好きです。司馬先生が沖田をああしたイメージで書いてくれた、そこは大事にしていきたいと思いました。岡田さんが土方のイメージで出てきたとき、では誰が沖田をやればいいかと。たまたま何本かの映画で観ていた山田涼介を、「これは沖田にハマる」と感じたので、本人に実際に会ってみました。最初に話したのは確かどこかの控室で、涼介はそのとき金髪でしたが、やっぱり自分の直感は間違いなかったと思いましたね。――山田さんとは初めて組まれたと思いますが、緊張感のある現場のなかでの山田さんの居住まいを岡田さんが誉めていました。現場でやっていって、やっぱり間違いなかったという面白みがどんどん出てきました。本当は彼のためにも、減量をしなければいけない最後のほうのシーンは、撮影でも最後のほうに撮ろうという話をしていたんです。でもその予定が狂ってしまって、衰弱している沖田と元気な沖田を、交互に演じなきゃいけなくなってしまった。そうした大変さもあったのですが、涼介は文句ひとつ言わずにやってくれた。真面目だし、どんな状況に置かれても、自分が演じているキャラクターを外すことが全くなかったです。――近藤勇を演じた鈴木さんについては、監督は以前から「僕の勇くん」と言われていたとか。鈴木亮平とは個人的にも会っていましたし、早くから近藤勇には亮平がいいと思っていました。最初に出会ったときから、体がでかいし、顔のごつさといい、口の大きさといい、「近藤勇にぴったりだ」と話してたんです。そこからずっと僕のなかでの近藤勇のイメージは亮平でブレてない。だから『西郷どん』をやったのは、僕には嘘だという感じです(笑)。――実際に近藤勇を演じた姿を見て、特にどこが印象に残っていますか?大政奉還のときのセリフのないシーンでのニュアンスとかね。しっかり近藤勇になっているなと思いました。あと、芹沢鴨(伊藤英明)を暗殺したとき、近藤は何をやっていたかというコントラストで、ただ酔いつぶれていたのでは面白くないので、アイリッシュ風のダンスをやってもらいました。一生懸命やってくれて素晴らしかったですよ。あとはやはり土方との別れの場面ですね。――あの場面はすごく胸に刺さりました。ピークに行って落ちていく顔、情けない近藤の顔を重要視してもらいました。亮平は内面を描き出すのがとても上手い俳優です。役ととても真摯に向き合って表現してくれる。落ちていくところの近藤が、今回の近藤の課題だということは最初からわかっていて、亮平ならそれができることも分かっていた。やはり間違いなかったですね。首を切られる瞬間までかっこつけているような、三船敏郎がやるような近藤勇は間違いなんですよ。そうじゃない近藤を演じてもらいたかった。本当は処刑の場面まで描きたかったくらいです。○■特にこだわった新選組の制服と池田屋事件の真相――ずっと描きたかった題材で、すべてにこだわりが詰まっていると思いますが、特にここはと挙げていただくなら。誤解されている部分を正したいというのはありました。第一は制服です。新選組はだんだらを着なかった。黒の集団だったのが、今までの新選組の映画でそれをちゃんと踏襲したのは大島渚監督の『御法度』だけでした。だからそこはちゃんとやりたかった。あとは池田屋事件の真相ですね。僕なりにいろいろ分析していった結果、やっぱりあれは宮部鼎蔵(三浦誠己)がビンラディンだったと考えるのが一番わかりやすい。ビンラディンはどこだというので、二班に分かれて捜索していった。古高俊太郎が拷問されて吐いたのでは時間軸が合わない。そこをちゃんと描きたいと思いました。――監督の作品は画に説得力があります。本作でも西本願寺や仁和寺、東寺、北野天満宮など、多くの歴史的建造物でのロケ撮影とともに、しっかりと作りこまれた池田屋のシーンも説得力がありました。2回、3回と観る人に、「ここまできっちり作りこんでいるんですよ」「よく観てください」と伝えるなら?池田屋はフルスケールのオープンセットを作りましたからね。町筋を含めて。ただ実際の寸法よりも幅をちょっと広げています。あと裏庭も少し広くしている。やはり画的な問題と殺陣の必要性からです。逆によく出てくる階段落ちは嘘なので、階段は実際の池田屋の階段の寸法で、かなり幅が狭くなっています。池田屋のシーンは、27人の連中と戦う4人の新選組の、細かなアクションのひとつひとつを入念にリハーサルして、ひとりひとりの動きを決めていますし、疲れたときの動きをちゃんとやってくれています。それと、実際に池田屋にいた女中たちは大変な目に遭っていますが、この映画での女中たちの何人かは生き残って、「ええじゃないか」の群れに入っているよと、繋げています。○■5歳でモンゴメリー・クリフトと発音できた――原田監督自身のお話しもお聞かせください。監督は評論をされたり、海外で映画の勉強をしたり、字幕や翻訳をしたりと、すべて映画に関連はしていますが、さまざまなことをされています。それらは、どういったところが監督としての強みに蓄積されていると感じていますか?映画ファンであることには変わりないんですね。ただ映画ファンである作り手です。映画を観て影響を受けるし、自分でも使っていこうと思うし、評論する意識も常に持っている。批判的な目もちゃんと持って、そこは抑えないようにしています。自分の作品のなかでも、演出しながら悪いと感じたら削っていく。『燃えよ剣』も、自分がオーディションで選んだ役者ですが、現場で何回かチャンスを与えたけれど、よくなかったから編集でセリフも出番もほとんど削ったものもあります。自分で何が好きで何が嫌いか、何が良くて何が悪いか。たえず人の作品を観て考えるようにしています。――監督の映画原体験を教えてください。5歳のときに『山河遥かなり』を観たことですね。タイトルは覚えていなかったのですが、モンゴメリー・クリフトが、廃墟の街のベルリンで、戦争孤児を見つけてパンを恵んでやるシーンを強烈に覚えていました。5歳にして、モンゴメリー・クリフトという名前はちゃんと発音できました。最初に好きになった欧米人の役者ですね。そして10歳くらいからあの映画はなんだろうと探し始めて、『山河遥かなり』だと分かった。僕としては『山河遥かなり』の戦争孤児が自分で、その子はアメリカからパンをもらったけれど、僕はパンの代わりに映画をもらった。それが原体験ですね。――ありがとうございました。ちなみに、『関ヶ原』の時点で『燃えよ剣』の話を岡田さんとされていたとのことですが、『燃えよ剣』のときにも、さらに先のお話はされたのでしょうか。してますよ。この先も、こういうものをやろうねという話を、一緒にしています。まあ、今後も“岡田ジャンル”でどんどん作っていこうかなと思ってます(笑)。■原田眞人1949年7月3日生まれ、静岡県出身。79年に『さらば映画の友よ インディアンサマー』で監督デビュー。『KAMIKAZE TAXI』でフランス・ヴァレンシエンヌ冒険映画祭准グランプリおよび監督賞を受賞。『わが母の記』でモントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ、『初秋』でモンテカルロTV映画祭最優秀監督賞にそれぞれ輝く。『日本のいちばん長い日』で日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀脚本賞などを受賞。『関ヶ原』では同優秀監督賞、優秀作品賞などを受賞している。ほか主な監督作に『バウンス ko GALS』『金融腐蝕列島〔呪縛〕』『突入せよ! あさま山荘事件』『クライマーズ・ハイ』『駆込み女と駆出し男』など。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年10月30日岡田准一が主演を務める映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の本編映像が29日、公開された。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。今回解禁となったのは、土方がお雪(柴咲コウ)に自身の“夢”について語るシーン。「池田屋事件」をはじめ新選組の名が世に轟く一方で、大名や天下には興味を示さず「新選組を日本一の喧嘩屋に育てたいだけ」と胸の内を明かす土方の本心を知り、お雪はほっと胸をなで下ろす。新選組・鬼の副長として普段は隊士からも恐れられる存在の土方だが、お雪の前では優しい表情を浮かべたり、最後にはキスを迫るもお雪に顔を背けられてしまい、畳を転がり背を向けるお茶目な姿も映し出された。運命的な出会いを通して惹かれ合いながらも、時代の大きなうねりに次第に引き裂かれていく土方とお雪。2人の恋を誰よりも応援する沖田総司(山田涼介)を含めた3人の関係性を称賛する声も多いという。本シーンについて、メガホンを取った原田監督は、「ちょっと拒絶されたりすると、ふてくされてしまったり(笑)お雪と会うときの土方は可愛らしくてシャイな一面が出ています」とコメント。原作では、架空の人物でありながら「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」である“お雪”について、監督自身思い入れも強いようで「お雪は原作以上にいろいろな要素を上乗せしているキャラクター。物語としては幕末を描いていますが、お雪というキャラクターに今の時代を映すことも必要でした。なので、彼女の絵を通して時代の流れが分かるように、原作にある画家の要素を大きく広げ、彼女の絵描きとしての変遷、インディペンデントウーマン(独立した女性)になっていく姿も描いています」と解説している。(C) 2021 「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月29日歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が土方歳三を主人公に、幕末にわずか6年だけ存在した「新選組」の志士たちの生き様を描いた国民的ベストセラーを岡田准一主演で映画化した『燃えよ剣』より、本編映像が届いた。約1年半の公開延期を経て、10月15日(金)より全国公開されている本作から今回解禁となったのは、岡田さん演じる土方が柴咲コウ演じるお雪に自身の“夢”について語るシーン。「池田屋事件」をはじめ、倒幕派勢力の制圧に八面六臂の活躍を見せる新選組の名が世に轟く一方で、大名や天下には興味を示さず「新選組を日本一の喧嘩屋に育てたいだけ」と静かに胸の内を明かす土方。そんな“バラガキ”時代から変わらぬ土方の本心を知り、お雪はほっと胸をなで下ろす。新選組・鬼の副長として普段は隊士からも恐れられる存在の土方だが、映像ではお雪に優しい表情を向けたり、キスを試みるも顔を背けられてしまい、畳を転がり背を向けるというお茶目な姿も映し出されており、人間味に溢れた土方の魅力を改めて感じさせる。また本シーンについて、メガホンを取った原田眞人監督は、「ちょっと拒絶されたりすると、ふてくされてしまったり(笑)お雪と会うときの土方は可愛らしくてシャイな一面が出ています」とコメント。そして原作では架空の人物でありながら、「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」である“お雪”については、監督自身強い思い入れがあるようで、「お雪は原作以上にいろいろな要素を上乗せしているキャラクター。物語としては幕末を描いていますが、お雪というキャラクターに今の時代を映すことも必要でした。なので、彼女の絵を通して時代の流れが分かるように、原作にある画家の要素を大きく広げ、彼女の絵描きとしての変遷、インディペンデントウーマン(独立した女性)になっていく姿も描いています」と説明している。『燃えよ剣』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:燃えよ剣 2021年10月15日より公開©2020「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月29日公開中の映画『燃えよ剣』より、土方歳三(岡田准一)とお雪(柴咲コウ)のじれったい恋模様を映し出した新たな本編映像が公開された。監督・脚本:原田眞人×主演:岡田准一のタッグに加え、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明ら豪華俳優陣が集結。歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラー『燃えよ剣』がついに映画化された。鬼の副長と呼ばれた土方と新選組は、いかにして歴史に名を刻む伝説となったかを描き出す。今回解禁となったのは、土方がお雪に自身の“夢”について語るシーン。「池田屋事件」をはじめ、倒幕派勢力の制圧に八面六臂の活躍を見せる新選組の名が世に轟く一方で、大名や天下には興味を示さず「新選組を日本一の喧嘩屋に育てたいだけ」と静かに胸の内を明かす土方。そんな“バラガキ”時代から変わらぬ土方の本心を知り、お雪はほっと胸をなで下ろす。新選組・鬼の副長として普段は隊士からも恐れられる存在の土方だが、お雪の前では優しい表情を浮かべたり、最後にはキスを迫るもお雪に顔を背けられてしまい、畳を転がり背を向けるお茶目な姿も映し出されており、人間味に溢れた土方の魅力を改めて感じさせる。運命的な出会いを通して惹かれ合いながらも、時代の大きなうねりに次第に引き裂かれていく土方とお雪。本作鑑賞者からは、そんなふたりの切ない関係について「土方とお雪さんの大人の恋は、互いを思いやる心が美しく切ない」や「お雪と土方歳三の美しく切ない愛に感動...」、「土方とお雪の絡みに胸きゅんです」、「(土方の)強気な眼差しもお雪さんを見つめる優しい眼差しも素敵だった」など男女ともに共感のコメントがSNSで広がっている。また本映像冒頭に映る、土方とお雪の恋を誰よりも応援する沖田総司(山田涼介)を含めた3人の関係性を称賛する声も多い。本シーンについて、メガホンを取った原田監督は「ちょっと拒絶されたりすると、ふてくされてしまったり(笑)、お雪と会うときの土方は可愛らしくてシャイな一面が出ています」とコメント。原作では、架空の人物でありながら「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」である、お雪については監督自身思い入れも強いようで「お雪は原作以上にいろいろな要素を上乗せしているキャラクター。物語としては幕末を描いていますが、お雪というキャラクターに今の時代を映すことも必要でした」と語る。さらに「彼女の絵を通して時代の流れが分かるように、原作にある画家の要素を大きく広げ、彼女の絵描きとしての変遷、インディペンデントウーマン(独立した女性)になっていく姿も描いています」とも解説。土方とお雪の恋の行方、そして現代に繋がる変革の世・幕末を生きる男女の“絆の物語”の結末をぜひスクリーンで確かめてほしい。『燃えよ剣』公開中
2021年10月29日岡田准一主演の映画『おと・な・り』が動画配信サービスFODにて独占見放題配信されることが決定した。本作は、2009年5月に全国で劇場公開された作品で、主人公のカメラマン・野島聡役を岡田准一が演じたヒューマンドラマ。『君に届け』『心が叫びたがってるんだ』など、若者の繊細な心の機微に触れる作品を多く手掛ける熊澤尚人監督が、30歳という人生の節目に差し掛かった大人の男女の交流を描いた。また、聡と心を通わせていくヒロイン七緒を麻生久美子が演じており、人気俳優の初共演も話題となった。30歳という転機を迎えたカメラマンの野島聡(岡田准一)と、フラワーデザイナーを目指す七緒(麻生久美子)は木造建ての古いアパートの隣同士。顔を合わせたことが一度も無かったふたりは、コーヒーの豆を挽く音や、気持ち良さそうな鼻歌など、隣から時折聞こえてくる生活音に耳を澄ませながら暮らしていた。そして、お互いに壁越しに聞こえる、その“音”がいつの間にか安らぎをもたらす、心地の良い響きになっていく…。交わりそうで交わらない絶妙な距離感と、様々な葛藤を抱えたふたりの心情を描写した本作は、タイトルにもある通り、日々の暮らしの“おと(音)”をきっかけとして徐々に繋がり、互いに惹かれあっていくピュアな大人のラブストーリーとなっている。『おと・な・り』は11月1日(月)0時よりFODにて独占見放題配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おと・な・り 2009年5月16日より恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマ、伏見ミリオン座、シネ・リーブル神戸にて先行公開、5月30日より全国にて順次公開© 2009 J Storm Inc.
2021年10月28日岡田准一主演、興行収入14億超の大ヒット映画『ザ・ファブル』待望のシリーズ第2弾『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のBlu-ray&DVDが12月22日(水)に発売となる。この度、本作の豪華版に収録される「メイキング集」「イベント映像集」「豪華キャスト座談会完全版」などからなる約140分もの特典映像のダイジェスト(約2分)が公開された。岡田演じる、どんな相手も6秒以内に仕留めるという伝説の殺し屋“ファブル”。現在はボス(佐藤浩市)から「1年間誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、相棒・ヨウコ(木村文乃)とともに暮らしている。ファブルはある日、4年前の事件で自分が救えなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と偶然再会し、これが後に大騒動へと発展していく。「一番泣けるエピソード」として原作ファンからも評価の高い「宇津帆編」を描いた本作。平手が演じたヒナコは4年前の事件によって車椅子での生活を余儀なくされ、さらに同時期に両親をも殺害されたことで復讐だけを生きがいに育った人物だ。そんな壮絶な過去を持ち、心を閉ざしたヒロインを演じた平手だが、演じた本人は撮影裏では正反対の天真爛漫さを見せ、まさに現場の癒やしの存在に。中でも主人公ファブルに扮した岡田を「師匠 兼 友達」や「お父さん」と呼んで信頼関係を築いたという。特典映像やブックレット、特製クリアスリーブケースなど充実の内容を誇る豪華版(数量限定生産・2枚組)に収録されるメイキング集は全4種類のコンテンツで構成され、日本映画の域を超えたアクションへのチャレンジと裏側、ほっこりエピソードなどが約72分と盛りだくさん。VFXの粋を結集した“団地パニック”アクションや、実際に車を駐車場の屋上から地面に落としたカーアクションはド迫力!ファイトコレオグラファーも務める岡田が「クレイジーな画を!」と、現場を鼓舞する姿も。今作では木村文乃もアクションに挑戦。指導にあたった岡田は、木村の役柄を意識して「セクシーに!」と熱を込める。一方の木村は「セクシーに!って100回ぐらい聞いたと思います(笑)」、「ただの殴る蹴るじゃないというのを、岡田さんが初めて教えてくださった」と撮影を振り返った。平手友梨奈も“岡田師範”に自ら弟子入り。「まだまだだなぁ」と謙虚につぶやく平手と「女性の弟子を初めて持ちました。4~5年後の彼女を見てください」と岡田。ここでしか見られないふたりの姿にも注目してほしい。平手が堤真一と対峙するクライマックスシーンでは「今のゲスさは撃たれてもしょうがないです(笑)」と木村が言うほど、堤の怪演が光る。そしてクランクアップ時、岡田がコロナ禍での撮影を振り返りながら語た「今までの日本映画を超える画作りができていると信じている」という言葉からは、作品への強い思いを感じさせた。そのほかキャストの仲睦まじい様子も堪能できる 「イベント映像集」、岡田の「怪我ってどこから怪我なのか?」という疑問に対し、堤が「痛っ!って思ったら怪我!」と答える軽妙なトークを楽しめる「豪華キャスト座談会完全版」も見逃せない。■リリース情報『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』Blu-ray&DVD12月22日(水)発売<豪華版(数量限定生産)>Blu-ray SHBR-0642(本編BD+特典DVD)価格:7.370円(税込)DVD DASH-0090(本編DVD+特典DVD)価格:6.380円(税込)<通常版>Blu-ray:5,170円(税込)DVD:4,180円(税込)<豪華版・特典>【外装特典】特製クリアスリーブケース【封入特典】ブックレット【早期予約特典】オリジナルクリアカード 3枚セットアキラ、ヨウコ、ヒナコ3人のビジュアル【特典映像】●予告集●メイキング集・MAKING OF THE FABLE・VFXの裏側・アキラ&ヒナコ 撮影現場インタビュー・隠しボタンを見つけろ!ジャッカル富岡 おまけメイキング●イベント映像集・公開直前プレミアイベント・公開初日舞台挨拶・満員御礼舞台挨拶●豪華キャスト座談会完全版
2021年10月27日V6の岡田准一、なにわ男子/関西ジャニーズJr.の西畑大吾が出演する、あいおいニッセイ同和損害保険「タフ・つながるクルマの保険」「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」「タフ・見守るクルマの保険プラスS」の新CM「テレマな二人(安全運転)」編、「テレマな二人(事故対応)」編、「テレマな二人」編が、25日より放送される。新CMでは、プレゼンターの岡田が、先進的なテレマティクス技術を活用した同社自動車保険の魅力や特徴を伝え、西畑が一般のドライバー目線でその語りに耳を傾ける。“テレマ”がどのようなメリットをもたらす技術かを真摯な表情で解説する岡田と、説得力抜群のプレゼンを絶妙なリアクションで受け止める西畑のリズミカルなかけ合いに注目だ。大先輩である岡田との初共演を前に、緊張が隠せない西畑。撮影前の打ち合わせで監督から「おふたりは共演したことありますか?」と尋ねられ、「初めてです!」と返事をしたものの、隣にいた岡田が「あります。忘れてるんじゃないかなぁ……」と答えたことに驚き。一瞬、目を丸くした西畑だったが、笑顔の岡田を見てひと安心。岡田流のジョークで西畑の緊張もほぐれ、リラックスした雰囲気で撮影が始まった。“テレマ”の魅力を語る岡田のプレゼンに西畑が「おお〜!」とリアクションするシーンでは、俳優としても先輩である岡田が熱心に指導。全力で「おお〜!」と演技する西畑に対し、岡田は「もっとかわいくできるだろ」とアドバイスする。その後も「いい感じだ! でも、まだできるだろ?」「まだ出せます!『おお〜!』」「大丈夫、かわいかったよ(笑)」「ありがとうございます!」と、仲の良いやりとりは休憩中も続き、スタジオの空気をホッコリと和ませていた。プレゼンのシーンでややシリアスな表情で演じる岡田に、監督から「もう少し優しい表情も」とリクエストが。 アクション系の役を演じることも多い岡田は「すぐ警戒してる顔になっちゃうな……。“そういう役”が多かったからなぁ」と演技を調整した。また、西畑の肩をポンと叩くシーンでは「もう少し強く叩いて」とリクエストが入り、「どれくらい強いのがいい? 脱臼しないくらい?」と笑いながら確認すると、それを隣で聞いていた西畑は「え! そんなに!?」と本気で驚き、スタジオに笑いが起こる場面もあった。なお、“テレマ”CMに加え、岡田が西畑に、あいおいニッセイ同和損保の商品・サービス戦略 “CSV×DX(シーエス ブイ バイ ディーエックス)”を語るWEBムービー「テレマな二人(CSV×DX)」編が、25日(13:00〜)より同社公式ホームページにて公開される。○■岡田准一、西畑大吾インタビュー――CM撮影を終えた感想と、注目のポイントを教えてください。西畑:めちゃめちゃ楽しく撮影させていただきました。初めて岡田さんと共演するので、ちょっと怖かったんですけど(笑)……いろんなお話もしてくださいましたし、すごくリラックスできたので先輩と後輩のかけ合いも見ていただきたいです。白バックの撮影だったので、完成した映像がどうなっているか楽しみです。岡田:西畑くんの“おお〜!”のバリエーションも(見どころです)。「一番かわいい“おお〜!”を出せ」と、ボクは横でプレッシャーを与え続けていたので(笑)。「もっとかわいいのイケるだろう」と言ったり……よく見 えるようにするためですよ。趣味で言ってるわけじゃない(笑)。――初めて共演したおふたりですが、お互いの印象はいかがですか?西畑:あまりお話したことはなかったんですけど、関西出身同士ということもあって親近感もあり、少しずつ緊張をほどいてくださったので、優しい先輩だと思いました。岡田:お芝居が上手な人というイメージがあるし、すごく周り(の人たち)が褒めている、いい人ですよね。楽屋に入る時、まだボクは私服で、メイクもせず「岡田」になる前だったんですけど(笑)……ピッと「おはようございます!」って挨拶してくれて、よくできた後輩だなと思いました。(演技は)堂々としているというか、これからデビューだから、もっともっと磨かれていくだろうし。もっと緊張しててもいいのに(笑)。西畑:ほんま、めちゃめちゃ緊張してたんですよ! 今日、大阪から来たんですけど、朝早くて新幹線で寝ようと思ってたのに一睡もできませんでした。緊張で。岡田:岡田に会うってことで? そうなんだ……そういうふうに思ってくれてるんだね。大好きになりました(笑)。――おふたりはドライブを楽しむことがありますか?岡田:さっき、いろいろインタビューしたんですよ。「趣味はなに?」って聞いたら、ドライブって言ってました。西畑:よく運転します。(なにわ男子の)メンバーと旅行に行ったとき、往復ボクが運転したり。ラジオを聴いたり自分の好きな曲を聴いたりして運転するのがすごい好きで、海を見に行ったりすることもあります。岡田:運転に自信はありますか? もし自信がなければ、テレマティクスに(笑)。安全・安心がありますので、ぜひ(笑)!西畑:自信がないので、お願いしようかなと思います(笑)。岡田:ボクも運転は好きです。大事な時間ですよね……考えをまとめたり。――「“テレマティクス自動車保険”の契約台数100万台突破」は、大きな壁を乗り越えながら達成された数字ですが、 これまでおふたりは大きな壁にぶつかったことはありますか?西畑:ボクはよく、童顔って言われるんです。今年で24歳なんですけど……年齢確認の壁にいつもぶちあたってます(笑)。いつも年齢確認されるんです。岡田:最近、首がすわった感じだもんね(笑)。西畑:そう、ホンマに最近です……一昨日あたりにやっと首がすわり始めました(笑)。岡田:壁は……しょっちゅうですよね。今も壁です……西畑くんと向き合ってる。西畑:え! 壁があるんですか? ウソでしょ!?岡田:どうやったら仲良くできるかな……とか(笑)。(演技していると)顔が怖くなってくるんですよね。だから、できるだけ優しくいたい。安全・安心を販売する(保険会社の)方もそうですけど、チャレンジしているからこそ安全・安心は届くものだと思うので、いつもチャレンジしていたい。そういう先輩でいたいと思います。西畑:素敵です。ボクもそういう後輩であり、そういう先輩でいたいと思います。
2021年10月25日文豪・司馬遼太郎氏(遼のしんにょうは点2つ)が新選組副長・土方歳三の生涯を描いた歴史小説をベースに、原田眞人監督が『関ケ原』でも組んだ岡田准一を主演に据えて映画化した『燃えよ剣』。本作で、新選組の中でも最も剣が強かったと言われる沖田総司を任されたのが、Hey! Say! JUMPの山田涼介だ。岡田と原田監督の存在に緊張して現場入りし、「自分で頑張ったとか言うのは、好きじゃないけれど、今回はめっちゃ頑張った」と告白する山田に、クランクイン前に岡田から受けたプライベートレッスンで学んだことや、沖田を演じるうえで意識したことのほか、Hey! Say! JUMPの中で自身を新選組のメンバーに例えるなら? の質問では「僕はみんなに愛されたいとは思っていない。嫌われるリスクも背負わなきゃ、好きになってもらえないなと思う」との持論も明かした。○■沖田総司を委ねられて感じた「難しさと楽しさ」――本来は去年の5月に公開されるはずでした。やっと公開ですね。本当にやっと。これほどの大作が、日の目を浴びずにいたわけですから。どういう反応が返ってくるかなと不安もありますが、単純に映画として素晴らしい作品だと思うので、どうやって羽ばたいていくのか楽しみです。――現場に入る際に緊張されていたとのことですが、何に緊張を?岡田さんと原田監督の存在です。やはりお二人がいるだけで、現場が締まります。命のやりとりをしている作品なので、緊張感というのは常にあるんですけど、岡田さんと原田監督のやりとりを見ていると、さらに一気に緊張感が走ります。僕は知らなかったのですが、実は原田監督は台本通りじゃなくてもいい監督だったんです。自分から生まれるものを大切にしてくれる人でもあった。それを求められているのが分かったから、より緊張していたのかもしれません。アドリブを入れろとかそういうことではないんですが、動きひとつ、目の動かし方ひとつにしても、自由にやらせてくれるからこそ、沖田は僕に委ねられているんだという感じがすごくして、ドキドキしました。――原田監督のもとで、俳優として新たな面を引き出してもらったと感じた部分はありますか?どの作品も毎回違う役なので、新しい部分を引き出してもらえていると思っていますが、原田監督に関しては、すごく怖いし厳しい人だと思われていると思うんですけど、僕はすごく温かい方だと感じました。常に映画のことを考えて、役者のことを考えて発言している。怖いし厳しいし、緊張感もありましたけど、でも居心地がよかったです。すごく自由にやらせてもらえましたし、先ほどと重なりますが、委ねてもらえた感じがすごくあったので、だからこその難しさも感じながら、非常に楽しい時間でした。○■岡田准一のプライベートレッスンはレスリング――クランクイン前に、岡田さんからプライベートレッスンを受けたとか。山田さんから「教えてください」とお願いしたそうですね。まずその姿勢がすごいことだと岡田さんも話していました。岡田さんの連絡先も知りませんでしたが、同じ作品に出させてもらうなかで、超越した存在がいるのなら、その人に教わるのが一番いいと純粋に思いました。なのでお時間があればとお願いしました。――どんなレッスンだったのですか?そのときは刀を持たなかったんです。沖田の良さって、力強さではなく、大事になるのはスピード感だよねというお話をしていくうちに、じゃあスピード感を得るにはどうしたらいいんだろうねと考えて、レスリングを覚えようとなりました。一歩目の速さをすごく意識しました。それから刀を構えるその姿だけで強く見えなきゃいけないので、腰がちゃんと据わっていないといけない。本当の刀は重いのに、腰を落としてやっていない人が多いということで、そこを大切にしました。リアルな刀の重さも経験しましたし。家での素振りに使っていた刀は安かったというのもありますが、何度も折れるくらい、何本もずっと振っていました。――新選組のなかでも、沖田が一番強いわけですし。岡田さんより強く見えなきゃいけない(苦笑)。そこが一番苦しんだ部分でもあります。作品に映っている時間としては、そんなに殺陣のシーンがあったわけではありませんが、現場では長い時間やっていましたし、立ち姿だけで強いのが伝わるように、常に岡田さんに聞きながらやっていました。本当に優しくて、全部教えてくれました。――撮影現場での岡田さんに、改めてかっこいいと思った瞬間はありましたか?ずっとです。僕は正直、人に対して負けたくないとか、すげーなとか、あまり思わないタイプなんです。芝居のことは置いておいても、割となんでも器用にこなせちゃうタイプではあるので。ただ初めて、「あ、無理だ」と思った人でした(苦笑)。立ち振る舞い、考え方、人として俳優さんとして、すべてにおいて歴然の差を感じたというか。「この人には勝てないな」と思いました。――現場でもアドバイスはもらっていたのですか?毎日いただいてました。たとえば現場では、襖と襖の間から入る光を、カメラがこっちから撮っているから、顔のここから当てるとよく映るとか、そうした細かい部分もそうですし、現場での居方とか、ロケバスに乗る順番といった基本的なことから全部教えてもらいました。感謝しかないです。師匠です。岡田さんは、みんなが駆け込んでいく場所なんだというのがよく分かりました。――ちなみにHey! Say! JUMPのなかで、ご自身を新選組のメンバーに例えるなら誰だと思いますか?僕は土方じゃないですかね。常に自分が前に立っていなきゃいけないとの意識もありますし、嫌われてもいいから、危険な橋も渡らなきゃいけないと思っています。僕はみんなに愛されたいとは思ってないんです。嫌われるリスクも背負わなきゃ、好きになってももらえないなと思うので。リスクを背負いながら橋を渡っているという意味でいうと、土方さんかなと思います。○■「超無理」なダイエットで極限状態に――これまでに多くの役者さんが沖田総司を演じてきました。そのなかで今回の沖田を作るポイントはどこでしたか?まず誰もが抱く沖田総司像は大切にしようと思いました。剣の才能に長けていて、殺伐とした新選組の空気をガラっと変えられる、新選組の末っ子のような存在。局長と副長に物申せるのは、たぶん沖田しかいない。そうした唯一の存在だというのは意識しました。ポイントとしては、緩急を大事にしました。基本は笑顔なんだけど、スイッチが入ると一切笑顔を見せずに、何を考えているのかわからなくて、まるでロボットかのような勢いで人を殺す。普段の笑顔と、その冷徹さのギャップをちゃんとつけたいと意識しました。あと、僕は自分が童顔なことをあまりプラスに思ったことはなかったのですが、今回、童顔でよかったなと初めて思いました(笑)。――減量されたり、かなり大変な撮影だったと聞いています。報われたなと思ったシーンは?正直、自分では分からないのですが、岡田さんやキャストの方が、「沖田すごくよかったよ」と言ってくださって、そこで初めて報われた感じがありました。自分で頑張ったとか言うのは、好きじゃないんですけど、今回はめっちゃ頑張ったんです(笑)。超無理なダイエットもしましたし、本当にヤバイときもありました。かなり極限状態のなかでやっていたんだなと、振り返ると思います。『燃えよ剣』に入っていた時期は、本当にこのことしか考えられなかったんです。気持ちが沖田になっていました。岡田さんとも話したんですが、28歳の今の僕が沖田をやったら、この作品のようになるかと言ったら、果たしてどうなんだろうと思いますし、あのときの年齢だったからこそできた沖田だったのかなと思います。■山田涼介1993年5月9日生まれ、東京都出身。2007年にHey! Say! JUMPのメンバーとしてCDデビューを果たす。15年には『暗殺教室』で映画初主演を飾り、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。翌年の『グラスホッパー』では日本映画批評家大賞新人賞を受賞し、さらに17年には『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『鋼の錬金術師』に主演。キネマ旬報ベスト・テン新人賞を受賞するなど、歌手活動のみならず、俳優としても評価されている。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年10月21日2016年3月、第39回日本アカデミー賞の新人俳優賞でプレゼンターを務めた岡田准一は、受賞した若手俳優たちに向けてこんなメッセージを送った。「これからこの方々が日本映画界を支えていくことになると思います。素晴らしい方々に出会って、いい年の取り方をしてほしい」その中の一人、当時23歳の山田涼介は目を輝かせながら、事務所の先輩でもある岡田に向けて「目指します!」と精一杯の思いをぶつける。その誓いから約5年半。2人が初共演を果たした映画『燃えよ剣』が、10月15日にいよいよ公開を迎えた。同作で新選組の“鬼の副長”こと土方歳三を演じた岡田。一方、そんな土方を慕う沖田総司役に起用された山田は“最強の剣士”を全うすべく、岡田に殺陣の稽古を願い出る。「目指します!」という後輩の熱い思いを受けとめたあの日から時を経て、岡田は山田とどのように向き合ったのか。そこには新選組の鉄の掟のごとく、“変人”としての矜持が宿っていた。○■映画『燃えよ剣』は「奇跡のような作品」――土方歳三は、「いつか自分が演じるかなと思っていた唯一の人物」だったそうですね。現場の雑談で決まったんです。プロデューサーの方と監督の3人で話しているときに、監督から「次、どんな役をやりたい?」と聞かれて、「『燃えよ剣』の土方歳三もいいのでは」みたいな話になって。そこから実現した企画です。そういう雑談でうまく成立することは少ないのですが、タイミングと監督の熱意が重なりました。だから、役柄に呼ばれたのかなとも思います。そして、本格時代劇をエンタメに昇華する、すごくチャレンジングな企画。僕にとっては奇跡のような作品です。「やってみたいな」という役はいくつかあるのですが、「やるかもな」と予感していたのは土方歳三が唯一でした。何かきっかけがあったというわけでもないんです。ただ、歴史の番組をやらせていただいて、そこで取り上げたときに思いました。縁があったというわけでもないので、不思議な感覚を持っていました。外見が特に似ているわけでもない。でも、背格好は一緒ぐらいなんです。そういう共通点があったからなんでしょうか……ちょっとこの感覚は説明しようがありません。他の役と同じように「演じてみたい」と思いながら、もしかしたらそれ以上に魅力を感じていたのかもしれないです。もともと歴史は好きなので、予備知識もありました。彼は「男の一生は美しさを作るためのものだ」という言葉を残していて、原作ではそれを体現しているような人物として描かれています。映画は、土方の一生を見せながら当時の時代背景を僕のナレーションを通じて伝える手法なので、「男の一生は美しさを作るためのものだ」という美意識をたくさん込めたいと思って作りましたし、役柄に呼ばれているような感覚もありました。――殺陣の構築と指導も兼任されましたが、どのように進めていったのでしょうか?僕の中で、アクションとリアリティは別物なんです。監督から「振り付けも頼む」と言われたときに、アクションとエンタメと、本物とリアリティのパーセンテージを聞きました。以前担当した、『散り椿』という映画では、本物の要素をわりと高めに設定していて。監督から、「エンタメ要素を強めに作ってほしい」「カットで止めずに一連の流れで空気を撮りたい」と言われたので、まずはそこを意識しました。過去の行動や培ってきたものが言葉や性格に関係するのと同じように、動きにも現れると僕は信じているので、それぞれのキャラクターを頭に入れて。あとは強さのランキングを自分なりに考えました。土方は9番目か10番目ぐらいかな、とか。芹沢の方が力は上で、地面ごと斬ってしまうような豪快さがある。近藤さんは鈴木(亮平)さんがやることも踏まえて、一発の重さが出るような動きに。そうやって、それぞれのキャラに合わせて作っていきました。天然理心流を完全に再現するのは、実はすごく難しく、もちろん要素としては取り入れていますが、自分がやっている総合格闘技やカリ、ジークンドー、柔術などの動きも織り交ぜて。キャラクターとしての体の動きを念頭に考え、決め込んで縛りを作らないようにしています。それから、衣装にも意味があります。特に着物は当時の人の動きに合っていて、武術につながる体の使い方としても着物がいちばん適している。袴をはくのは、足さばきを隠せるという理由だけではないんです。僕は現場に行くだけで修行になると思っていて、だからこそきちんと着るということをこだわっています。こだわればこだわるほど、現場では変人扱いされるわけですが(笑)。武術にこだわったり、その当時の意味のようなことを探し続けて。刀ひとつとってもどうしても形式的になってしまったり……。下の世代に伝えていくためにも、そうやって自ら“変人”になっちゃいますよね。○■近くで否定してくれる人の存在――下の世代といえば、沖田総司役の山田涼介さんとは初共演でしたね。振り返ってみていかがですか?バラエティなどでは一緒になったこともありましたが、お芝居は初めてでした。役者としては……僕から彼に対して何かを言うことはないです(笑)。いろいろな現場がある中で、今回はわりと特殊で。映画人が好むというか、「映画を撮ってる」ということを体感できる現場だったので、彼にとっては刺激的だったのではないでしょうか。彼は原田組のような、ヒリヒリする現場の経験も当時はなかったと思います。原田組は、現場に来ていただくと分かると思うんですけど、空気に色がついたような緊張感があります。そこに飲み込まれるのか、飲み込まれないかが重要で。そこで飲み込まれない人を増やすのが自分の役割だと思っていましたけど、彼は全く飲み込まれなかったですし、それだけでもすごいことですよね。――先ほど、「新選組の強さのランキングを自分なりに考えた」とおっしゃっていましたが、山田さんにも伝えていたんですか?新選組隊士の中で一番強いのは沖田総司。そのことは山田くんに伝えました。そういえば、彼から「時代劇初めてなので教えてください」と言われたので、プライベートレッスンをしました。「教えてほしい」と自ら望むのは、すごいですよね。数々の主演をこなした経験があるのに、「教えてほしい」と素直に言えるのはさすがだなと。沖田もそうですが、動きを見ていると彼自身も天才ですね。武術を極めた方がいい(笑)。向いていると思います。僕が教えた方々の中でも、彼はかなりセンスがいいです。――2016年の第39回日本アカデミー賞の新人俳優賞授賞式で、岡田さんはプレゼンターを務めました。山田さんを始めとした若手の受賞者に対して、「これからこの方々が日本映画界を支えていくことになると思います。素晴らしい方々に出会って、いい年の取り方をしてほしい」というメッセージが印象的でした。山田さんは“いい年のとり方”をされてますか?どうですかね。今をときめく山田くんに僕から言うことはないです(笑)。でも、否定してくれる人が近くにいればいいなと思います。僕は若い頃にそういう人がいました。自分ではカッコつけているつもりはないのに、「また、そういう芝居してるじゃん」って。プロデューサーの方なんですけど。「もう、飽きた」とか言われるんですよ(笑)。眉毛を整えたりしたら、「もう、そういうのいらないから」って(笑)。「ジャニーズとしての見栄えとか美しさも大切ですが、そういうところではないところでの自分も探した方がいい」と言われて、僕はそういう人たちと出会ってきました。彼は求められたものをこなさなければならない位置にいるので、きっと全てを自由にはできないはず。でも、「またそういうことをやって」と言ってくれる人が近くにいればいいなと思います。■岡田准一1980年11月18日生まれ。大阪府出身。95年、V6のメンバーとしてCDデビュー。02年、ドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS)が人気を集め、『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』で映画初主演を務める。13年は『永遠の0』主演で映画も興行収入87億円の大ヒットを記録。14年には、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』にて主演・黒田官兵衛を演じた。日本アカデミー賞では、15年に最優秀主演男優賞(『永遠の0』)と最優秀助演男優賞(『蜩ノ記』)をW受賞し、以降も優秀主演男優賞を3度(『海賊とよばれた男』『関ヶ原』『散り椿』)受賞している。
2021年10月20日岡田准一が主演を務める映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の場面写真が18日、公開された。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。15日に公開されると、週末興行収入ランキングではNo.1の大ヒットスタートを記録した同作。今回、土方歳三(岡田准一)、沖田総司(山田涼介)がそれぞれが想い人と寄り添う新場面写真が公開された。土方はお雪(柴咲コウ)、沖田は糸里(阿部純子)とともに静かに身を寄せ合い、心通わせる姿が美しく映し出される。「新選組」としての誇りと信念を胸に、命を懸けた危険な戦いに身を投じる土方と沖田。写真では、そんな彼らが決して戦場では見せることのない表情を浮かべており、お雪と糸里に対する深い愛の絆を感じさせる。一方で、血に染まる沖田と彼を抱き寄せ涙を流す糸里の姿からは、激動の時代によって引き裂かれていく彼らの切ない運命の結末も予感させる。原作ではフィクションでありながら「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」と原田監督が明かす“お雪”を演じた柴咲コウは、運命の出会いを果たした土方とお雪について、「人間の輝く部分とその裏側にある影の部分の両面で惹かれ合うものがあったと思う」とコメント。土方を演じた岡田とは、あまり多くの言葉を交わすことはなかったものの、「(土方とお雪の)見えない絆というものがどんどん深まるようなお芝居だった」と充実した撮影当時を振り返っている。そんな柴咲に対し、原田監督や岡田も「表情のニュアンスから繊細さと美しさを醸し出していて、すべての瞬間をお雪として生きていた」(監督)、「立ち姿もキレイで、現場ではいつも美しいと思っていた」(岡田)とそれぞれ絶賛している。(C) 2021 「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月19日歴史小説界の巨星・司馬遼太郎の国民的ベストセラーを岡田准一主演で実写化した映画『燃えよ剣』より、新場面写真が解禁された。原作ファンをはじめ、各界著名人からの熱いコメントも多数寄せられている本作は、「岡田准一、最高!殺陣が物凄かった!圧巻!!」「山田涼介の沖田総司美しすぎる、、」「剣を手にした男たちの命を懸けたぶつかり合い、仲間同士の絆や愛、そしてスケールの大きさに鳥肌が止まらなかった」「池田屋に向かう隊士のシーンは圧巻、大スクリーンで見て欲しい!」と、SNSでも絶賛の嵐。週末興行収入ランキングでも、堂々の1位を獲得し大ヒットスタートを記録している。この度公開された場面写真には、土方(岡田准一)と沖田(山田涼介)の2人が、それぞれの想い人であるお雪(柴咲コウ)、糸里(阿部純子)とともに静かに身を寄せ合い、心通わせる姿が美しく写し出されている。「新選組」としての誇りと信念を胸に、命を懸けた危険な戦いに身を投じる土方と沖田。写真はそんな彼らが決して戦場では見せることのない表情を切り取っており、お雪と糸里に対する深い愛の絆を感じさせる。一方で、血に染まる沖田と彼を抱き寄せ涙を流す糸里の姿からは、激動の時代によって引き裂かれていく彼らの切ない運命の結末も予感させる。またフィクションでありながら、「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」の“お雪”を演じた柴咲コウは、運命の出会いを果たした土方とお雪について、「人間の輝く部分とその裏側にある影の部分の両面で惹かれ合うものがあったと思う」とコメント。土方を演じた岡田さんとは、あまり多くの言葉を交わすことはなかったものの、「(土方とお雪の)見えない絆というものがどんどん深まるようなお芝居だった」と撮影当時をふり返っている。そんな柴咲さんに対し、原田監督や岡田さんも「表情のニュアンスから繊細さと美しさを醸し出していて、すべての瞬間をお雪として生きていた」(監督)「立ち姿もキレイで、現場ではいつも美しいと思っていた」(岡田さん)と絶賛。劇中で描かれる土方とお雪、沖田と糸里の愛の物語にも注目してほしい。『燃えよ剣』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:燃えよ剣 2021年10月15日より公開©2020「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月19日公開中の映画『燃えよ剣』より、新たな場面写真が公開された。監督・脚本:原田眞人×主演:岡田准一のタッグに加え、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明ら豪華俳優陣が集結。歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラー『燃えよ剣』がついに映画化された。鬼の副長と呼ばれた土方と新選組は、いかにして歴史に名を刻む伝説となったかを描き出す。週末興行収入ランキングでは堂々の1位スタートを記録しており、原作ファンをはじめ、各界著名人からの熱いコメントも多数寄せられている。公開された場面写真には、土方(岡田准一)と沖田(山田涼介)のふたりが、それぞれの想い人であるお雪(柴咲コウ)、糸里(阿部純子)とともに静かに身を寄せ合い、心通わせる姿が美しく写し出されている。「新選組」としての誇りと信念を胸に、命を懸けた危険な戦いに身を投じる土方と沖田。彼らが決して戦場では見せることのない表情からは、お雪と糸里に対する深い愛の絆を感じることができる。一方で、血に染まる沖田と彼を抱き寄せ涙を流す糸里の姿からは、激動の時代によって引き裂かれていく彼らの切ない運命の結末も予感させるだろう。フィクションでありながら「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」と原田監督が明かす“お雪”。彼女を演じた柴咲コウは、運命の出会いを果たした土方とお雪について「人間の輝く部分とその裏側にある影の部分の両面で惹かれ合うものがあったと思う」とコメントしている。土方を演じた岡田とは、あまり多くの言葉を交わすことはなかったものの、「(土方とお雪の)見えない絆というものがどんどん深まるようなお芝居だった」と充実した撮影当時を振り返った。そんな柴咲に対し、原田監督と岡田は「表情のニュアンスから繊細さと美しさを醸し出していて、すべての瞬間をお雪として生きていた」(監督)「立ち姿もきれいで、現場ではいつも美しいと思っていた」(岡田)とそれぞれ絶賛。劇中で描かれる土方とお雪、沖田と糸里の愛の物語にも注目してほしい。『燃えよ剣』現在公開中
2021年10月19日10月16日、17日の全国映画動員ランキングは、岡田准一が主演を務める『燃えよ剣』が初登場で首位に立った。本作は、司馬遼太郎による同名小説を、『関ヶ原』の原田眞人監督と岡田准一が再タッグを組み映画化した作品で、新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動の時代を描く。共演は、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明ら。2週連続トップだった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は公開3週目はワンランクダウンの2位になった。公開2週目の『宇宙の法−エローヒム編−』、公開5週目の『マスカレード・ナイト』もそれぞれ先週からひとつ順位を下げた。新作ではそのほか、SFアクション大作『DUNE/デューン 砂の惑星』が初登場5位に入った。本作は、フランク・ハーバートによる小説を、『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した作品。地球外の惑星に移住した人類が宇宙帝国を築いた世界で、砂の惑星をめぐる攻防を映しだす。ティモシー・シャラメが主演を務めるほか、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザックらが出演している。続いて、2019年と2020年に放送されたTVドラマシリーズの最終章を描く『劇場版 ルパンの娘』が初登場6位にランクイン。代々続く泥棒一家のLの一族の娘と、代々警察を務める一家の息子の恋模様が、劇場版では海外を舞台に描かれる。監督は『翔んで埼玉』の武内英樹監督。深田恭子と瀬戸康史をはじめお馴染みのキャスト陣に、新しく観月ありさが参加した。13週に渡ってランク入りしてきた『竜とそばかすの姫』は、公開14週目で初めてTOP10から姿を消した。次週は『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』『CUBE 一度入ったら、最後』『グレタ ひとりぼっちの挑戦』『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』『ひらいて』『Gロン 僕のポンコツ・ボット』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『燃えよ剣』2位『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』3位『宇宙の法−エローヒム編−』4位『マスカレード・ナイト』5位『DUNE/デューン 砂の惑星』6位『劇場版 ルパンの娘』7位『護られなかった者たちへ』8位『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』9位『キャッシュトラック』10位『劇場版 Free!-the Final Stroke- 前編』
2021年10月18日司馬遼太郎の歴史小説を映画化した『燃えよ剣』の初日舞台挨拶が10月15日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。新選組副長・土方歳三役の主演・岡田准一をはじめ、土方と惹かれ合うお雪を演じる柴咲コウ、鈴木亮平(新選組局長の近藤勇役)、山田涼介(沖田総司役)、尾上右近(会津藩藩主・松平容保役)、伊藤英明(初代筆頭局長・芹沢鴨役)、原田眞人監督が登壇し、およそ1年半の公開延期を経た念願の初日に喜びを爆発させた。100%稼働となった客席を前に、岡田は「2時間半近い、疲れが残るくらい濃厚な映画を見ていただき、幸せです。初日というものは、僕らにとって大切なもの」と感謝の意。「本格的な時代劇がなかなか作りづらい時代ですが、こういう作品がヒットしてくれることを願い、(作品づくりに)臨んでおります」と作品への燃える思いを語っていた。『関ケ原』に続き、岡田とタッグを組んだ原田監督も「我々はこの光景を思い描きながら、大変な撮影を乗り越えて、走ってきた」と熱気あふれる会場の雰囲気に感激しきり。「この映画が40億、50億とパーンとヒットしたら、ここにいるみんなで『新選組血風録』をできるかもしれない。これからも新選組のみんなと付き合っていきたい」とこちらも熱い思いを明かしていた。「時代を追うな。夢を追え。」という映画のキャッチコピーにちなんで、「今の夢は?」と問われた岡田は、「日本産というか、日本から世界に売れるものをちゃんと作りたいという夢はずっと持っている」と回答。「若い頃から『MADE IN JAPAN』という歌を歌っていますし。野望の歌ですから(笑)」と解散が近づくV6の名曲を挙げ、ファンを喜ばせていた。同じ質問に鈴木は「バナナをお腹いっぱい食べたい」。また、今回が時代劇初挑戦となった山田が「夢や目標を持つのは得意じゃないです。そっちにしか向かわないような性格なので。あっ、でも、エマ・ワトソンに会いたいです」と明かす場面も。沖田総司を演じ「非常に難しい役どころでしたが、皆さんに支えていただき、演じ切ることができた」と振り返っていた。伊藤は「小学生のときに『敦煌』という映画を見て、西田敏行さんが甲冑を着て、馬に乗り暴れまわる姿を見て、あんな風になりたいと思っていた」と少年時代の夢を告白。今回、岡田と共演を果たし「すばらしい俳優さん。役者としての覚悟と誇りを見て、自分もこういう俳優になりたい、追いかけたいと思った」と“新たな夢”を話していた。取材・文・写真=内田涼『燃えよ剣』全国公開中
2021年10月15日映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の公開初日舞台挨拶が15日に都内で行われ、岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、伊藤英明、原田眞人監督が登場した。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。初日を迎えた岡田は「新選組LINEがあるんですけど、今日は山南さん(安井順平)が朝1番に『舞台挨拶頑張ってください。思いはひとつです』みたいなことも書いてくれて。それに役者さんみんなでメッセージを入れてくるという朝から始まり、幸せな一日になりそうです」と明かす。そんなLINEグループについて、鈴木は「さすが山南くん、わかってるなと思ったのがですね、主役の土方さんより前に『局長』なんですよ。『局長、土方さん、沖田くん』と書かれていて、感無量でした」と嬉しそうな様子を見せた。同じく新選組のメンバーである山田が挨拶する番になると、岡田は「山田くんはかわいいですよ。今日なんか持ってきたんだよね?」と話を振り、山田は「この前の上野東照宮(公開直前イベント)で、岡田さんと右近くんとかと祈願した時にもらったお守りを持ってきました」とポケットから出して見せる。岡田は「それを僕に1番に見せに来て。『持って来ちゃいました』って。素晴らしい後輩ですね」と喜んだ。和気藹々とした様子を見せる新選組メンバーだが、芹沢鴨役の伊藤は「新選組のLINE、僕は呼ばれてなかった」とぼやく。「まあ、芹沢さんは呼べないですよ」という鈴木、「敵対する立場ですから」という岡田に、「ちょっと傷ついたかな」という伊藤だが、「少しでも客足が伸びて、皆さんの力でこの映画がヒットして、また2でお会いできたら」とボケを入れ、「2はない」とつっこまれる。さらに右近から「この間、おめでとうLINEを送ったのに無視されたんですよね、僕」と告発されると、伊藤は「それを言うと……0になる」と苦笑。一方で、原田監督は「2の話、あると思うんです。この先じゃなくて『新選組血風録』を司馬先生が書いてますから。この作品が40億、50億超えてヒットすると、もう1回みんなを生き返らせようということも。そのためにぜひ応援してください」と観客に語りかけた。またトークテーマとして「小さい時からの夢」を聞かれた岡田は「日本から世界に売れるものを作りたいという夢はずっと持ってます。日本産というか、16歳の時から『MADE IN JAPAN』という歌も歌ってますから」と、V6のヒット曲にかける。「日本製を作って世界に出たいという思いはずっと強く持ってます。あの時から。ただすらっと聞いてたと思いますけど、あれ野望の歌ですから」とアピールしていた。
2021年10月15日俳優の岡田准一が主演を務める映画『燃えよ剣』(10月15日公開)のコラボビジュアルが13日に公開された。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。今回、スポーツチーム、飲食、文具、ゲームまで幅広いジャンル11企業とのコラボが実現。土方歳三と同じく大志を抱く阪神タイガースの若手選手や中日ドラゴンズのドアラをはじめ、『刀剣乱舞-ONLINE-』、新選組をテーマにしたゲーム『恋愛幕末カレシ~時の彼方で花咲く恋~』とのタイアップ、『燃えよ剣』に因んで熱々なメニューや辛いメニューを絡めた飲食店のタイアップなど、多種多様な展開となっている。(※「恋愛幕末カレシ~時のかなたで花咲く恋」の第2弾コラボは10月16日~)(C) 2021 「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月13日岡田准一が、幕末最強の剣客集団である新選組の副長・土方歳三を演じる映画『燃えよ剣』が公開を迎える。2017年の『関ヶ原』に続いて、原田眞人監督とのタッグで、国民的作家・司馬遼太郎(※遼のしんにょうは点2つ)の人気小説に挑んだ本作。「魅力的な、惚れるような男を作ることができたと思っています」――。公開を前に岡田はそう自信のほどを口にする当初は昨年の5月に公開されるはずだった本作だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、公開延期が決定。当初より1年半近く遅れて、ようやく公開を迎える。もちろん、新規感染者が減少傾向にあるとはいえ、コロナ禍が収束したわけではない。そうした状況を踏まえつつ、慎重に言葉を選びつつ、岡田は本作が“いま”公開されることへの思いをこう語る。「まだ大変な時期ではあるけど、少しでも楽しいものを観て『いい日になったな』と思ってもらえる可能性があるのがエンタテインメントだと思いますし、そういう意味でも観てもらうことができたら嬉しいです。いま、公開されることが良いことなのかどうかはわかりませんが、それでも公開されるのであれば、それは“縁”であり、この作品の“運命”であり、なるべくしてこのタイミングになったんだろうなと。時代の変わり目を生きた男たち、時代の転換期を生き抜いた男たちの物語ですから、そういう部分を含めて、(いま公開される)縁があるのかなと思います」今回、主演というだけでなく、岡田自身が劇中の殺陣の構成も担当した。冒頭の喧嘩から芹沢鴨(伊藤英明)や人斬り以蔵(村上虹郎)との競り合い、池田屋事件など、激しくもリアリティにあふれる殺陣が随所に見られる。「原田監督はお芝居の延長上のアクションをやりたい方です。僕が最近、現代ものの映画でやったのは、アクションのためのセッティングをいくつも作ってアクションするというものでしたが、原田監督はお芝居とドキュメンタリーが混在しているものを撮影されたいので、殺陣に関しても、お芝居と同じように『頭から終わりまで通し(ワンカット)でやって』とおっしゃるんです。でも、さすがにそれは難しいので(苦笑)、『ここまででないと厳しいです』と僕からご提案させていただき、いくつかに区切りながら作っていきました」それを踏まえて、岡田が目指したのは観る者の意識に「自然に刷り込ませていくような殺陣」だった。「派手でカッコいいというよりも、見た目にはわからないけど、自然と(見ている者の意識に)刷り込まれていくような動き。冒頭の喧嘩のシーンだと、近藤(鈴木亮平)が最初に斬りかかってみんなが吹っ飛んでいき、そこに土方が斬りこみ、沖田(山田涼介)が脇を舞うかのように斬っていく――3人の“関係性”であのシーンが作られているんです。パッと見ただけではそういう構成はわからないかもしれませんが、会話がなくても会話しているような、潜在意識に刷り込んでいくようなアクションをベースに作っていきました」。「戦うことの儚さを知っている」岡田准一の考える“土方歳三”の魅力劇中の新選組の中では、土方は“鬼の副長”であり、局長・近藤勇という豪傑を立てつつ、鉄の組織を作っていくNo.2。一方で、現場では岡田が主演であり、先述のように殺陣を指導する立場でもあり、こうした現場における関係性が作品にも良い形で作用したという。「今回は、大河ドラマ(の主演)を経験している鈴木さんや柴咲(コウ)さんもいて、ただ演じるというだけでなく“現場を見る”人がいらっしゃいました。特に、鈴木さんは大河を終えた直後だったこともあって、現場に新選組の隊士たちがたくさんいる中で、“みんなを見る”という部分に関して『僕がやっときます!』と、みんなを食事に連れて行ったり、場を作るということをサポートしてくださいました。一方で、僕は殺陣を作っていたので、殺陣のシーンに関して、みんなが(シーンが終わって)僕が『OK』を出すかどうかを待つといった感じでした。土方という役としても恐れられているくらいがちょうどいい役だったので、そういう意味でも助けてもらったなと思います」過去には作品の中で、組織のNo.1の立場の役を演じたこともあるが、今回、No.2の立場を演じたことで感じたこと、考えさせられたことは?「どうでしょうねぇ…? No.1とNo.2の在り方や関係性という部分に関して言うと、No.1次第で変わるものなので、(こうあるべきと言うのは)難しいですけど…ただ現場で鈴木さんがそういう立場でいてくださって、横で沖田がニコニコ笑っていてくれて、その関係性がやりやすく、役作りの上でも助かったのは覚えています。鈴木さんは、今回、僕が主演ということもあるので、すごく現場で立ててくださいましたし、でも現場で互いを役名で呼び合える関係性を作れてもいたので、(役を離れての)本来の関係性もあるんですが、それを覆す現場の関係性というのも役者にはあったりするんですよね」これまでにも数多くの映画やドラマで新選組は題材となり、多くの俳優が土方を演じてきた。幕末の歴史の上では“敗者”でありながらも、いまなお深く愛される土方歳三だが、岡田准一が演じた土方の魅力はどこにあるのだろうか?「戦うことの儚さを知っているということかなと思います。僕自身、(格闘技を)教える資格を持っていますし、戦う男たちの気持ちを理解できる立場にいるのかなと。戦い続けて疲弊し、戦うことに悩んだり、葛藤を抱いたりしつつ、前に進もうとしている男たちだと思うし、ある種の覚悟をもって、自分で決断している男たちなんですよね。僕自身、ただ“希望”を抱えて進む男たちを演じる年齢でもない。その“深さ”というか、時代劇では常に戦うことの意味――戦うことの哀しさや疲弊を超えて、決断した男がそこにどう立っているのか? ということを考えています。特に土方は(原作のセリフで)『男の一生というものは、美しさを作るためのものだ』ということを言っている。その言葉を口にした男が、敗戦が濃厚な中で(最後まで戦うべく)函館まで行く。そういう人物をどう作っていくのか? もちろん、司馬さんが描きたかった土方像もありますし、土方に認められるような土方像にしなければという思いもありました。僕自身が感じる、土方の魅力を表現できる脚本でしたし、主演としてはすごくやりがいのある役でした。“主演”を描いてくれる作品であり、そこで魅力的な土方を演じたいという欲もありました。結果的に、原作のファンの方も土方のファンの方も認めてくださるような、魅力的な土方が作れたと思っています。もしこれがダメだったとしたら『もう僕にはやりようがないです』という気持ちですね(笑)。それくらい、魅力という面では思い切り詰め込んだ役柄です。絶対に部下になりたくはないけど(苦笑)、すごくカッコいい、惚れる男が作れたと思います」『燃えよ剣』10月15日(金)公開(C)2021「燃えよ剣」製作委員会取材・文:黒豆直樹
2021年10月13日アイドルグループ・V6の岡田准一が主演を務める映画『燃えよ剣』(10月15日公開)のオフショットが10日、公開された。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。解禁されたオフショットには、新選組局長の近藤を中心に、副長の土方、一番隊組長の沖田をはじめ、六番隊組長・井上源三郎(たかお鷹)、土方と同じ副長を務める山南敬助(安井順平)、二番隊組長・永倉新八(谷田歩)、八番隊組長・藤堂平助(金田哲)、副長助勤・斎藤一(松下洸平)、十番隊組長・原田左之助(吉田健悟)ら新選組の主力メンバーがずらりと集結。彼らは、激動の時代の中でそれぞれの信念を絶やさずに戦い抜いた仲間であり、気の置けない仲間たちとの爽やかな笑顔がまぶしい1枚となっている。そんな新選組の中でも、とりわけ固い絆で結ばれていた土方・近藤・沖田の3人。彼らを演じた岡田准一、鈴木亮平、山田涼介も撮影現場では互いに深い信頼関係を築いていたようで、岡田は「鈴木さんも山田君も、それぞれが演じるキャラクター同士で生まれる化学反応みたいなものを一緒に探していけたのかなと思います」と振り返る。鈴木も「岡田さんほど映画作りのことを理解している俳優はいないんじゃないか。自分が一番がんばっている背中を見せて、引っ張っていく姿は相変わらず勉強になりました。山田君はとにかく役者に向いてますね。沖田の病気の役作りも本当にずっと自分でやってましたし、素晴らしかったです」と2人を絶賛する。山田も「鈴木さんは、現場でカメラが回る前からずっと新選組の士気をあげてくださっていて、岡田さんは黙々と隊士一人一人の殺陣をずっと現場で見てくださいました。だから近藤さんが新選組の士気を作って、土方さんがその土台を作っていく、というか、その作業が新選組そのものだ!と。お二人の姿勢がかっこよかったです」と、岡田と鈴木から多くの刺激を受けたことを振り返っている。こちらの写真は東京メトロ新宿駅の駅構内通路にて10月17日まで交通広告が掲出されている。(C)2021 「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月11日ついに来週10月15日(金)に公開を迎える映画『燃えよ剣』より、新選組の熱い絆を感じるオフショットが到着した。歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラー小説を完全映画化した本作。今回公開されたオフショットは、鈴木亮平演じる新選組局長の近藤勇を中心に、岡田准一演じる副長・土方歳三、山田涼介演じる近藤が肩を組む一番隊組長の沖田総司をはじめ、六番隊組長・井上源三郎(たかお鷹)、土方と同じ副長を務める山南敬助(安井順平)、二番隊組長・永倉新八(谷田歩)、八番隊組長・藤堂平助(金田哲)、副長助勤・斎藤一(松下洸平)、十番隊組長・原田左之助(吉田健悟)ら新選組の主力メンバーが勢揃い。激動の時代の中、それぞれの信念を絶やさずに戦い抜いた仲間である彼ら。気の置けない仲間たちとの爽やかな笑顔がまぶしい今回のオフショット。いずれ時代に引き裂かれ別々の道を歩んでいくことになる彼らの未来に思いを馳せると、切なさが溢れるようだ。なおこの写真は、東京メトロ新宿駅の駅構内通路にて10月17日まで、交通広告が掲出されている。新選組の中でも、とりわけ固い絆で結ばれていたのは、土方、近藤、沖田の3人。彼らを演じた岡田さん、鈴木さん、山田さんも撮影現場では互いに深い信頼関係を築いていたようで、「鈴木さんも山田君も、それぞれが演じるキャラクター同士で生まれる化学反応みたいなものを一緒に探していけたのかなと思います」と岡田さん。鈴木さんも「岡田さんほど映画作りのことを理解している俳優はいないんじゃないか。自分が一番がんばっている背中を見せて、引っ張っていく姿は相変わらず勉強になりました。山田君はとにかく役者に向いてますね。沖田の病気の役作りも本当にずっと自分でやってましたし、素晴らしかったです」と絶賛。山田さんは「鈴木さんは、現場でカメラが回る前からずっと新選組の士気をあげてくださっていて、岡田さんは黙々と隊士一人一人の殺陣をずっと現場で見てくださいました。だから近藤さんが新選組の士気を作って、土方さんがその土台を作っていく、というか、その作業が新選組そのものだ!と。お二人の姿勢がかっこよかったです」と2人から多くの刺激を受けたという。『燃えよ剣』は10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:燃えよ剣 2021年10月15日より公開©2020「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月11日映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の公開直前イベントが7日に東京・上野東照宮で行われ、岡田准一、山田涼介、尾上右近、松下洸平が登場した。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。先輩の岡田は、山田について「皆さんの記事になるようなネタあるか? と聞いたら、山田がひどくて。『僕はないです。最近ゲームしかやってない』と言ってた」と暴露。一方、山田は「かっこいい男の定義」というトークテーマで「芯のぶれない人はやっぱりかっこいいなあと思います。自分の発言には自分で責任を持って、それを貫き通すというのは、やっぱり見ていてかっこいいなと思いますし、それを思わせてくれたのはやっぱり岡田さん」と絶賛する。山田は岡田について「現場での姿勢だったりとか『こういう大人の男になりたいなあ』と思って。僕はあんまり人に対してそういう思いを抱かないタイプなんですけど、本当に先輩だからとかじゃなくて思って……」と続けるも、岡田の顔を見て「なんでちょっとにやけてたんですか?」とツッコミ。岡田は「 いや、いい子だなあって。すごいいい子、いい男ですよ」と感じ入っていた。岡田が「できた後輩ですね。こんな後輩欲しいですよね」と右近に同意を求めると、右近は「そんな後輩になりたいです。僕も。まだ先輩の方が多い世代なので」と山田に感銘を受けた様子。岡田も「先輩だらけですよね、歌舞伎の世界は」と納得していた。
2021年10月07日兄の連れてきた婚約者は…
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