■前回のあらすじ隣の寝たきりのおばあちゃん、苦しそうな声がずっと聞こえてくるのが気になってしまい、部屋を変えてもらえないか相談することに…■抗がん剤投与と手術について説明を受ける画像はイメージです切開!? 鼻を開くの…!?!?K先生の説明を聞いてかなり怖くなり、抗がん剤が効くことを切に願いました…!■鼻を開く手術とは?画像はイメージです画像はイメージです画像はイメージです画像はイメージです画像はイメージです「切開」と聞くとやはり怖い…切った方が癌が隠れている場合も取りきれると分かってはいても、出来れば内視鏡手術が良い…と思ってしまいます。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月02日■前回のあらすじいよいよ入院。支えてくれる家族のためにも治療を頑張ろうと奮起します。身の回りを整理していると、突然隣のベッドから苦しそうな声がして…■おばあちゃんが苦しそう…!助けを呼ぶべき!?病名まではわかりませんが、おばあちゃんの喉には穴が開いていてすぐ機械とつながっています。痰が詰まると苦しくなるようで、その為おばあちゃんはナースステーションの近くの部屋にいるんだと分かりました。病院に慣れていないので、初日からビックリしすぎてしまいました…。■苦しそうな声が辛すぎる…病院慣れしていない私には、寝たきりの方の隣はハードルが高かった…気になってしまって食べられない、眠れない状態が続いてしまったので、やむを得ずお引越しさせて頂くことになりました。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月01日■前回のあらすじ抗がん剤による脱毛の不安や、友達にはどう告知するか…悩みはつきません。でも数人の友達にガンのことを伝えられ、話を聞いてもらえたのは嬉しかったです。■いよいよ入院!家族のためにも治療に向けて奮起する子どもたちは転校したてなので心配にもなりましたが、支えてくれる家族のためにも治療を頑張ろう!と思えました。■身の回りの整理をしていると、隣のベッドから突然…!いきなり隣から苦しそうな声が聞こえてきて、思わずビックリ!入院早々、不安を覚えます…。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月31日■前回のあらすじ病院から帰宅すると、子どもたちが家のお手伝いをしてくれていて、健気な姿に涙を流す義母…。翌日から、入院準備を始めます。■抗がん剤治療による脱毛が不安…抗がん剤の種類、投与方法によっては脱毛しない場合もあるそうですが、抜ける確率は高いと思いました。ネットで探したらお手頃でオシャレなウィッグも多くて一安心!ショップのレビューを見たら、病気をしてもオシャレしたいという気持ちの人がたくさんいるということが分かり、なんだか胸が熱くなりました…!■友達への告知はどうしたら良い?色々な場所に友達がいるのは、転勤族ならではの悩みかもしれません…。どの友達に告知するか、いつ言うか、とても難しい…。■ガンだと気付き心配してくれた友達…話を聞いてくれて嬉しかった次回からは入院編をお届けします。病院内の色々な患者さんとの繋がりや治療のこと、家族のことたくさんのエピソードがあるので是非引き続きご覧ください!次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月30日■前回のあらすじ義父が一緒に診察で話を聞いてくれて、とても頼りになりました。今後のおおまかな治療計画が決まり、放射線科で顔の型取りをします。■癌細胞にもたくさんの種類がある!※画像はイメージです※2017年5月の情報ですなにより治療にはお金がかかります…自分に合ったがん保険が必要になってくるので、癌や病気のこと、保険のことなど日頃から勉強することが大切だと気付かされました。■家で義母のお手伝いを頑張ってくれた子どもたち我が家は転勤族のため、普段身内が遊びに来てくれることがあまりないので、子どもたちは喜んだと思います。張り切ってお手伝いも頑張ってくれて、義母は感動の涙を流していました!■入院準備とお金のこと医療費の家計負担が増えないように、使える制度は忘れず申請します。夫に負担をかけるのも大変なので、パジャマのレンタルはとても助かるサービスだと思いました。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月29日■前回のあらすじこれからお世話になる主治医の先生と初対面。内視鏡で診察すると、本当に自分の鼻の中にガン化したポリープが…■頼りになる義父!専門的な話が理解できる義父が一緒に話を聞いてくれて、とても頼もしかったです。しかし、恐怖のノミとトンカチ再び…!やっぱり怖いし痛い!■ついに今後の治療計画が決まるアラフォーでもまだ癌になるには早い年齢らしく、その分癌の進行も早いとのこと…。いよいよ放射線と抗がん剤治療が始まります…。■放射線科でマスクを作る!?放射線科での診察と放射線治療を受けるための型取り作業は、特に痛いこともされず平和に終了しました!次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月28日■前回のあらすじ子どもたちにガンのことを伝えたところ、頼もしい言葉に勇気をもらい…。まだまだ死んでられないと思うようになりました。■大量の検査の後…主治医の先生とご対面!ブラトップは病院によっては脱がないとダメな場合もあるそうです。■がんの説明資料が怖すぎる…自分の鼻の中を見るのはかなりの衝撃でした…。先生からもらった資料が怖いのは、癌を放置せず、早急に治療を促す目的があったのだと思います。この時点で、目視の癌はこの部分だけでした。■家族の存在がとても心強いありがたいことに義両親がすぐに駆けつけてくれて、本当に助かりました!子育て中も両親がそばにいてくれたらなと思うことが多かったのですが、病気の場合だと本当に困りました…。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月27日■前回のあらすじがんだと告知され頭の中が真っ白になりましたが、まずは夫に報告。すぐに帰宅してくれた夫を見て涙が出ました。■子どもたちにも病気のことを報告嘘はつきたくないけれど、子どもたちには辛すぎるかと心配しました。しかし、一番甘えん坊な息子からこんなしっかりとした意見が飛び出るとは…子どもたちの力強い言葉がとても頼もしかったです!■病気になって変化した「生きる」という考え方自分の考え方がガンという病気を通して変化していきます。ずっと子育てに邁進していて、家族のことしか見えなくなっていたのかもしれません。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月26日■前回のあらすじ検査結果を聞きに再度病院へ訪れると、がんだと告知されました…。■なかなか受け入れられない現実…まさか自分がガンになるなんて…先生の説明もすぐには頭に入ってきませんでした…。■夫に報告、やるべきことを確認普段だったら何とも思わないことにイライラ…。気持ちに余裕がなく、思っている以上に体と心が辛かったのだと思います…。■早退してきてくれた夫、ホッとして涙が出るこんな時だからこそ特に、自分は夫を頼りにしているんだなぁと感じました。さて、子どもたちにどう話そうか…次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月25日■前回のあらすじ市販薬を飲んでも効果がなく、引っ越しが落ち着いた頃ようやく耳鼻科を受診。しかし薬が効かず大病院で検査をすることに…■恐怖の検査…、怖いし痛い!覚悟はしていたものの、ずっと怖くて目をつむっていました。これから先、まだまだ痛くて怖い思いをするとは知る由もなく…■検査結果を聞きに再び病院へいきなりの告知に時が止まった気がしました。ポリープだと思っていたのに、まさかガンだったなんて…次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月24日■前回のあらすじ引っ越しの準備が慌ただしい中、家族全員が風邪をひきます。そんな中、なぜか私だけがなかなか治らず…■自己判断で、市販薬を飲み始める引っ越しの準備や手続きで慌ただしかったので、なかなか病院へ行く気になれませんでした。■ついに引越し…、子どもたちの姿に勇気づけられるどんなに大変な状況下でも楽しんでいる子どもたちを見て力が湧いてきました!みんなで頑張って、4月の中旬にやっと片付けが落ち着き…■ようやく耳鼻科を受診!やっと耳鼻科へ行けたと思ったら大ごとに…!大病院での検査の説明が怖すぎて震えました…。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月23日はじめまして。やよいかめです。数年前に鼻腔ガンになった話をご紹介しようと思います。当時、最初に自覚症状があったのは冬で、風邪と勘違いして病院へ行くのが遅れてしまいました。子どもたちが小さいときにお母さんが大病を患うというのは、病気になった本人だけでなく家族にとっても一大事です。「忙しいし、初期症状が軽いから…」といって、病院に行くのが遅れてしまうと、最悪癌が大きくなってしまったりすることもあります…。そんなご家族が少しでも減って、早めの受診が増えればいいなという願いを込めて…、この漫画を描いていきたいと思います。■鼻腔ガンになった話を描こうと思ったきっかけ子どもたちはまだ小さかったので、入院中とても辛い思いをさせたと思います。子どもたちの身体も無事元に戻り、私も自分の中で病気のことがだいぶ消化できるようになったので、この漫画を描く決心がつきました。■夫が転勤に…、ママ友との別れが辛すぎる子育てが大変な時期に、相談しあったり助け合ったりできる仲間は本当に大切…!今回の引っ越しは特に辛かったです。■なかなか治らない風邪? これが癌の始まりだった…この時すぐに受診しておけば良かった…と今でも後悔しています。少しでも異常を感じたら早めに受診した方が良いと思います。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年10月22日2人の娘を育てながらエッセイ漫画を描いている吉田いらこ(@irakoir)さん。吉田さんは高校生の頃、父親が若年性認知症を患ったそうです。要介護となった父親とその家族が経験した、23年間を漫画にしました。『若年性認知症の父親と私』脳を手術した吉田さんの父親は、その後左半身がマヒしてしまいました。以前の父親とは様子が異なり、「術後で記憶が混乱しているのだ」と自分に言い聞かせていたという母親。しかしその後、父親は若年性認知症と診断されたのでした。自宅での介護が始まり…?すぐに物事を忘れてしまう父親に対して、「なんですぐ忘れちゃうの」と想いをぶつけてしまった吉田さん。しかし、父親はそれに対して「ふざけるな」と手を挙げたのでした。父親が完全に変わってしまったのだと悟った吉田さん。父親との介護生活に思い悩み「あの時、いっそ…」と考えてしまうこともあったそうです。その後、社会人となった娘。父親は…?一時は恋人の家族に、『病気の遺伝』を理由に難色を示されたものの、周囲の応援のおかげで無事結婚することができた吉田さん。その後、2人の娘が生まれ母親として子育てに奮闘する中、父親の『延命措置』についての話が持ち上がりました。吉田さんは、「もしもの時、どうしたいか」という母親の問いに、答えを出すことはできませんでした。父親の『延命措置』母親の決断は…【最終話】若年性認知症の父親と私41お読みいただきありがとうございました pic.twitter.com/40IIHDQpBE — 吉田いらこ/大阪おでこ姉妹 (@irakoir) October 10, 2020 延命治療することなく、息を引き取った父親。葬儀の時、吉田さんは母親に「どうしてここまで父親の世話をできたの」と聞くと、「惚れてたってことかな」と答えられ衝撃を受けたといいます。吉田さんの母親は、初めから最期まで父親と向き合い続けたのでした。対して、吉田さんは、現実を受け入れきれなかった自分を責めてしまうそうです。読者からはさまざまな声が寄せられました。・自分の家族が要介護状態になった時、受け入れることができるのか、向き合えるのか。普段、目を背けていることを、改めて考えさせられるお話でした。・うちの母親の姿と、吉田さんの父親の姿が重なり泣いてしまいました。元の姿を知っているからこそ、変わってしまった姿を受け入れきれない。家族にしか分からない苦しみだと思います。・僕は父親と同居しながら介護をしています。介護って本当に難しいです。でも、たまに見せてくれる笑顔が救いかな。病気や障がいにより要介護となってしまった人、同居しながら長年介護をする人、また、介護士として患者と日々接する人…それぞれ、考え方や感じ方、苦悩はまったく違うものでしょう。介護が必要となった人の家族として、心の葛藤や経験を漫画にした吉田さん。介護については、それぞれの家庭環境や家族関係がみな違うため、一概に『こうすればいい』ということはいえません。もし、自分の家族が要介護となった場合、また、自分自身が介護される側になった場合など普段目を背けがちな問題について、家族同士で一度話してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年10月10日企業に勤める人は、年に一度の定期健康診断の受診が義務づけられています。定期的な健康診断の受診によって、身体の不調に早期に気付くきっかけになることも。健康診断の結果が、大事に…ネットに漫画やイラストを投稿している、ミミ(@UNPAKALAND)さんが、健康診断を受けた時のことです。健康診断の結果を見てみると…。突然病気を宣告され、「私どうなるんだろう…」と不安にかられるミミさん。診察室へ呼ばれると、医師はこう話し始めます。手術、したいですか?健康診断で要検査だったけど全然大丈夫だった漫画 1/5 pic.twitter.com/NUGsqONrKT — ミミ (@UNPAKALAND) October 4, 2020 医師によると、ミミさんの頻脈発作は直接命に関わることはないものの、高齢の患者や妊婦の場合、手術する人もいるといいます。結果的にミミさんは手術はせず、様子をみることになりました。健康診断を受けて、自分の心臓の回路が多いことを発見できたミミさん。もしも気が付かずに生活して、症状が悪化していたら、もっと不安な思いをしていたことでしょう。投稿を見た人からは、このようなコメントが寄せられました。・やはり定期的な健康診断は大事ですね。私も受けようと思いました。・突然のことに不安だったでしょう。それでも、明るく描かれていて、とても分かりやすかったです!・私も似たような経験があります。本当に健康診断は受けたほうがいいですね。身体の中で起きていることは、なかなか自分では気が付きにくいもの。不調に気が付かず病気が悪化し、手遅れにならないように、定期的な健康診断や人間ドックなどの受診を心がけたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月07日安倍晋三首相が辞任の意向を正式に表明した、2020年8月28日。会見中、安倍首相は辞任理由として潰瘍性大腸炎の再発をあげており、これに対し、一部の有権者からは「病気を理由に逃げた」「大事なところで身体を壊す」などと批判の声が上がっていました。一方で、「病気を批判理由にすべきではない」と、辞任表明に理解を示す声も。そんな中、女優でモデルの高橋メアリージュンさんが、自身が潰瘍性大腸炎を患っていた時の経験を語り、反響を呼んでいます。高橋メアリージュン「100%安心できる瞬間なんてなかった」高橋さんは、2014年に潰瘍性大腸炎を患っていることを告白しています。2019年には「公表後から何の症状も出ていない」と報告しているものの、以前は「100%安心できる瞬間なんてなかった」と振り返ります。潰瘍性大腸炎は原因不明の難病です。どんなに気を付けててもなる時はなる、気を付けてなくても全然大丈夫という体験をしています。自己責任の問題ではありません。腹痛って最悪ですよ。本当に痛いんですから。いつ激しい痛みと血便がくるか分からないので100%安心できる瞬間なんてなかったです。— Maryjun_Takahashi (@Mjtaka1108) August 29, 2020 安倍首相の健康状態の悪化を批判理由にしている人たちに対し、複雑な思いを抱いているのは、高橋さんだけではありませんでした。高橋さんの投稿には、同じように潰瘍性大腸炎を患っている人からのコメントも目立ちます。・その病気について詳しく知りもしない人がネガティヴな発言を発信することで、同じ病気を持っている人が自尊心を失うこと、傷付くこともあると、知ってほしい。・きちんと発信してくれてありがとうございます。ニュースやSNSでの憶測話を見ると、ショックを受けます。・私も軽度ですが診断されました。正直、将来が不安ですが、有名な人たちで同じ病気の人がいるんだと思うと勇気づけられます。病気を批判理由にしている人は、決して潰瘍性大腸炎に苦しんでいる人までも批判したいわけではないかもしれません。しかし、高橋さんの思いは、病気を批判理由にした声があふれている状況に、一石を投じたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年08月31日生活をしていると、人間関係や学業、仕事、生活環境などが原因でストレスに直面するもの。心の不調はケガと異なり視覚的に分かりづらいため、自分でも気付かない間にストレスを蓄積してしまう人も少なくありません。そして、溜まったストレスは人間の心身にいろいろな影響を及ぼしてしまいます。ストレスによって『パニック発作』に…漫画を描いて頒布したり、ライブに参加したりといった趣味を楽しんでいた、環月紙袋(@kanduki_lily)さん。しかし、2020年2月頃から新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が日本で感染拡大し、人が集まるイベントは軒並み中止になってしまいました。それに加え、私生活でもいろいろなトラブルが発生し、溜まったストレスが6月頃に爆発してしまったのです。クリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますオタクが体調不良になった話(続き) とおまけ(2/2) pic.twitter.com/kxIx0MGtRU — 環月紙袋超同人祭「8月8日-10日 超24」新刊委託中♦✨ (@kanduki_lily) August 6, 2020 突然めまいや動悸、吐き気、呼吸困難などの症状を発し、激しい不安感に襲われるパニック発作。原因ははっきりとは分かっていませんが、ストレスで発症する場合もあるとされています。一般的に人ごみや電車などで発作が起こりやすいといわれており、慢性的に発作が起こると不安障害(パニック障害)と診断されます。環月さんはパニック発作によって人が多い場所や、長時間の電車での移動が難しくなってしまったのだとか。また、いつ発作が起きるか分からない不安から、うつ病も発病しやすいといわれています。気付きにくい自分のストレスあくまでもこの漫画は環月さんのケースであり、症状や原因は人によって異なります。コロナウイルスに関する不安をあおる話題を耳にしたり、日常生活が一変したりすることで、無意識のうちにストレスを溜めてしまっている人は少なくないかもしれません。発作が1時間ほどで治まるため、最初は症状に気付きづらいといわれているパニック発作。身体の病気も心の病気も、早期発見早期治療が大事です。もし突然強い不安や似た症状に襲われた場合は、念のため心療内科を受診してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年08月09日ブラジル・サンパウロで1匹のメス犬が捨てられているのを、通りがかりの人が発見しました。その犬が誰かに「捨てられた」と分かった理由は…犬が文字通り、ゴミ箱の中に入れられていたからです。"As pessoas que estão tentando fazer desse mundo pior, não estão tirando um dia de folga. Como posso eu?"Sobre o caso...Posted by Palhinha Rodrigo on Saturday, July 18, 2020保護に協力したPalhinha Rodrigoさんは、犬をゴミ箱から助け出した後すぐに動物病院へ連れて行きました。犬は診察の結果、胃に大きな腫瘍と潰瘍があることが分かりました。また乳腺にも複数の小さな腫瘍が見つかったといいます。Posted by Palhinha Rodrigo on Tuesday, July 21, 2020Florzinhaが見つかった時の動画が拡散したことで、彼女を捨てた人に対する怒りの声が上がっています。しかしPalhinhaさんは、人々にこう呼びかけています。愛は憎しみより強い。Florzinhaにこんな仕打ちをした人物を責めることにエネルギーを使うのはやめて、Florzinhaの回復を祈り、愛とポジティブなエネルギーを彼女に送ってあげて。Palhinha Rodrigoーより引用(和訳)Posted by Palhinha Rodrigo on Tuesday, July 21, 2020Florzinhaは日に日に元気を取り戻しているそうです。保護された時はあんなに悲しそうだった表情も今ではこんなに幸せそうに見えます。Palhinhaさんは彼女の病気が治ったら里親を探すということです。どのような理由があっても命ある動物をゴミ箱に捨てるというのは許されることではありません。病気を抱えているうえ、ゴミ箱に入れられたFlorzinhaがどんな気持ちだったのか…想像すると胸が締め付けられます。Florzinhaが早く全快して、一生愛し続けてくれる優しい里親と暮らせる日が来ることを願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2020年08月05日人間関係や学業、仕事、家庭環境など、生きているといろいろな場面でストレスを感じてしまうもの。心の中に溜まったストレスは趣味や会話で発散することもできますが、人によってはストレス耐性が低かったり、1人で抱え込んでしまったりする人もいます。身体の病気やケガと違い、心の不調は視覚的に確認することができません。そのため、心が弱っている自覚を持つのが遅れてしまうのです。『全部をおやすみして、できない自分を受け入れられることができるようになった話』にいの(@niinomr)さんも、ある日突然心が『限界』を迎えてしまった1人。アルバイト先での環境が合わず、ガマンをしているうちに、心身にいろいろな変化が出てしまったといいます。家族に連れられ病院に向かった、にいのさん。そこで、医師に告げられた言葉は…。(2/2) #がんばらなくても死なない pic.twitter.com/VNiyPf4bOz — にいの (@niinomr) July 20, 2020 「1回全部をお休みしましょう。逃げたっていいんですよ」「頑張らないといけない」と思い無理をしていた、にいのさんに医師が発したのは「頑張らなくてもいい」という言葉。それから、にいのさんは『頑張らない弱い自分』を受け入れて生活をするうちに、いろいろな気付きを得られるようになったといいます。きっと心が限界まで追い詰められたことで、どうすればいいのかを考える余裕すらなくなっていたのでしょう。すぐ「助けて」をいえる社会に「周りの人の支えがあったからこそお休みすることができたし、時間はかかりましたが復活もできました。いろんな『助けて』を、今困ってる人はおびえずにいえる社会になっていきますように」とコメントする、にいのさん。悲しいことに周囲の誰にも助けを求められず、心の限界を迎えてしまい、自ら命を絶ってしまう人も少なくありません。「助けて」といえない人を救うには、周囲の人がいち早く異変に気付くことも重要です。また、社会全体が困っている人へのサポートをすることも求められます。心の病気も身体の病気と同じく、早期発見・早期治療が大切。つらい時は心療内科や精神科を受診したり、厚生労働省が行っている電話相談窓口などを頼ったりしてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月22日優しい飼い主さんと暮らす2匹の犬、8歳のローマンと6歳のスパンキー。2匹は初めて会った瞬間からすぐに仲よくなり、今では本物の兄弟のようにいつも一緒に過ごしています。 この投稿をInstagramで見る @roman_spankyがシェアした投稿 - 2014年 5月月11日午後12時53分PDT海外メディア『Bored Panda』によると、飼い主さんはある日、ローマンの耳が腫れているのに気が付いたのだそう。動物病院で診てもらったところ、耳に血腫ができていて手術が必要だということが分かったのです。 この投稿をInstagramで見る @roman_spankyがシェアした投稿 - 2019年12月月27日午前7時29分PST手術が2週間先まで予約できなかったため、その間に耳の腫れが悪化してしまい、ローマンはだんだんと元気がなくなってきたのだとか。またスパンキーはそんなローマンを見て、とても心配するようになったのだそう。そして手術の5日前、ローマンの体調を心配した飼い主さんは室内に監視カメラを付けて、自分が不在の間も犬たちの様子を確認することにします。すると…カメラに信じられない光景が映っていたのです。 この投稿をInstagramで見る @roman_spankyがシェアした投稿 - 2020年 6月月28日午前6時32分PDTカーペットの上に横になっているローマン。するとスパンキーがベッドを引きずって彼のそばに持ってきてあげたのです。それから2匹はぴったりと寄り添って眠っていました。感動した飼い主さんの姉妹が動画をSNSに投稿するとたちまち拡散され、多くのコメントが寄せられています。・なんて優しい子。涙が出たわ。・彼らはこの星でもっとも賢くて愛情深い生き物だ。・兄弟愛だね。普段から2匹は遊ぶ時も眠る時もいつでもそばにいるのだそう。きっとスパンキーはローマンの具合がよくないことに気付き、少しでも助けてあげたいと思っているのでしょう。 この投稿をInstagramで見る @roman_spankyがシェアした投稿 - 2017年 2月月5日午後5時43分PST『Bored Panda』によるとローマンの耳の手術は無事に終わり、術後の経過も良好だとのこと。今では耳の不快感がなくなり、すっかり元気を取り戻したそうです。よかったですね。ローマンの手術の後も、スパンキーはずっと彼のそばに寄り添っていたといいます。体が健康でない時は心も弱くなってしまうものです。そんな時に優しい弟犬のサポートは、ローマンにたくさんの癒しとエネルギーを与えてくれたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年07月13日2016年のある日、動物病院にブリーダーが1匹の子猫を連れてきました。美しいブリティッシュ・ショートヘアのその子猫を「安楽死させたい」という理由でした。なぜならその子猫が重度の脊椎側彎症(せきついそくわんしょう)を患っていたからです。 この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 5月月21日午前8時12分PDTこの病気は背骨が側方に曲がっているため、体の横幅が広くなるといいます。海外メディア『The Dodo』によると、家族が経営するこの病院で働いていたマリーさんと彼女の母親は子猫を見て、「激しい運動ができなくても、この子はいい生活が送れるのではないだろうか」と思ったのだそう。そして彼女はブリーダーの了承を得て、子猫を自分が引き取ることにしました。 この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 6月月14日午後1時57分PDT実はマリーさんの祖父母がずっと猫を飼いたがっていたのだそう。ただアパート暮らしのため、活動的な猫だと安全に飼えない懸念があり、大人しい猫を探していたのだとか。この子猫はまさに彼女の祖父母にとって理想的な猫だったのです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 5月月21日午前8時09分PDT子猫は『ピトー』と名付けられ、検査の結果、脊椎側彎症があっても痛みを感じることはなく、普通に生活できることが分かりました。またピトーの後ろ脚に機能障害があるということですが、ジャンプができないだけで歩くのに支障はないといいます。 この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 6月月10日午後5時53分PDT この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 6月月29日午後2時07分PDT この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 6月月30日午前10時04分PDTコロンと丸い体型と独特の表情が、まるでアニメのキャラクターのよう!2020年5月にマリーさんがピトーのInstagramアカウントを開設すると、たちまち人気者になりました。・この子はパーフェクトよ!・かわいすぎる天使だ。・もっとピトーの写真が見たい! この投稿をInstagramで見る Pitoe The Cat(@pitoethecat)がシェアした投稿 - 2020年 7月月4日午前9時26分PDT現在もピトーはマリーさんの祖父母の家で元気に暮らしているそうです。一度は安楽死させられそうになりながら、今ではその愛らしさで多くの人を癒しているピトー。優しい家族に巡り合えて本当によかったですね![文・構成/grape編集部]
2020年07月08日アイドルグループの『関ジャニ∞』が、ジャニーズ事務所のYouTubeチャンネルで歌唱動画を公開。社会貢献・支援活動を行う『Johnny’s Smile Up ! Project』の一環として、多くの人を歌で励ましました。その中で、メンバーの安田章大さんは自身が2017年2月に患った、脳腫瘍の1つである『髄膜腫(ずいまくしゅ)』の後遺症について明かし、日々の葛藤を明かしました。安田章大「全然強くなれない自分がいる」動画では、メンバー5人でスポーツ番組『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)の2014年のテーマソングとなった『オモイダマ』を熱唱。歌唱前に、安田さんはこのようにコメントを残しました。関ジャニ∞のファンのみなさんが僕に教えてくれた言葉なんですけど、弱っている時は強がらなくていいよって、しんどい時はしんどくていいよって教えてくれたんです。だから今はみなさんもしんどい時はしんどいでいいと思います。だってしんどいですもんね。まあそれはちゃんとつらいはつらいで受け止めて、つらいをしっかり感じたのちにまた新しく明るい未来に向かって一歩、半歩でもいいですからゆっくり歩んでもらえたらなと思います。Johnny’s officialーより引用また、メンバーから歌唱動画の前後に、1人でメッセージを発信する機会を貰ったという安田さん。歌唱後には、頭の手術跡を見せながら病気の後遺症について明かしました。今もその後遺症が正直残っているんですよね。日々葛藤しています。全然強くなれない自分がいるし、けど仕方がないことなんでね。このメガネもそうで、この色付きのメガネをつけないとステージとかテレビには、日常生活も無理なんで。けど、それでも芸能界に身を置こうと思えたのは、やっぱりすごく大切な仲間と、大切なスタッフさんとか、大切な応援してくださってるファンのみなさんとかもういっぱいです。いろんな人たちが支えてくれているからです。だから覚悟を持って今、僕は皆さんの目の前に立っています。こうやって関ジャニ∞から生きる力を受け取ってもらいたいなと思って届けています。Johnny’s officialーより引用テレビ番組に出演する際や、コンサートでも色付きのメガネが手放せず、日常生活もままならないと吐露した安田さん。それでも、さまざまな人の支えがあって、活動を続けられているといいます。最後は前向きなメッセージで動画を締めくくりました。関ジャニ∞もみんなで必死に闘っています。みなさんもなんとかしんどい思いをしていると思いますが、生き抜いて未来を勝ち取ってやりませんか。一緒にこの先も旅をしませんか。頑張りましょう。頑張るというか楽しんでいきましょう、笑っていきましょう。小さな幸せを見つけて歩みましょう。Johnny’s officialーより引用動画には、同じく病気で闘っている人からもコメントが寄せられていました。・長年病気と闘っています。「生き抜いて未来を勝ち取ってやりませんか」という言葉にとても励まされました。・しんどい時は、しんどいでいいのかと気付かされました。ありがとうございます。・医療従事者です。毎日つらいですが、『オモイダマ』で元気付けられました。・私も髄膜腫の後遺症に葛藤しています。病気を受け入れられない時もあるけど、安田君に生きる力をもらいました。安田さんの言葉に、病気と闘っている人だけでなく多くの人が励まし、勇気づけられたようです。[文・構成/grape編集部]
2020年05月26日ピリピリとした痛みや、小さな水ぶくれができるのが特徴的な、帯状疱疹(たいじょうほうしん)。ヘルペスウイルスの一種によって引き起こされるため、日本では『ヘルペス』と呼ぶ人もいます。帯状疱疹にかかった経験を、rikko(@rikko157)さんはTwitterに投稿。注意喚起も兼ねて、投稿者さんのパターンを漫画で描きました。帯状疱疹にかかった体験談が話題に【実録】帯状疱疹(ヘルペス)にかかっていました。かかったら直ぐに治さなきゃ!と思う気持ちが大事だと身にしみました。 pic.twitter.com/cn1Ekkg3sn — rikko (@rikko157) May 12, 2020 謎の痛みや目元のはれについて、最初はものもらい(霰粒種)だと思っていた、投稿者さん。医師の診察によって帯状疱疹だったことが判明しますが、この時、投稿者さんはあまり大ごととは思っていなかったようです。仕事を優先して皮膚科を受診しなかった結果、まゆ毛の部分に大きめの痕が残ってしまったのだとか。顔の傷痕は自分が気になってしまうものですよね。「少しでもおかしいと思ったら、すぐに受診してほしい」という思いを込めた作品は拡散され、いろいろなコメントが寄せられました。・自分も放置したら痕になってしまい、20年ほど経っても残っています。・治ってよかったです。でも、顔に痕ができるとつらいですよね…。・帯状疱疹を発症して投薬と点滴を受けたら、たくさんお金が飛んでいきました…。投稿に寄せられたコメントを見るに、顔や腕に帯状疱疹ができ、痕が残ってしまった人は少なくないようです。どんな病気も早期発見、早期治療が重要です。「あの時、早く受診していれば…」と後悔することのないよう、迅速な行動をお勧めします。[文・構成/grape編集部]
2020年05月14日みなさんは、犬の散歩やストレッチなど、日課となっている行動はありますか。『毎日取り組んでいることなのに、突然うまくできなくなった』と気付くことが、大病の早期発見につながることもあるのだとか。脳梗塞の早期発見につながった『意外なもの』にびっくり!死因ランキング上位の『脳梗塞』…その症状とは?厚生労働省によると、毎年、脳血管疾患が原因で多くの人が亡くなっているそうです。脳血管疾患(脳卒中)は、脳の血管が詰まる脳梗塞と、脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血の3つに分けられます。その内の1つである脳梗塞は、右半身か左半身に運動麻痺が起きたり、うまく言葉が話せなくなったり、意識がはっきりしなくなったりする病気。脳梗塞の具体的な症状には、『急に手足から力が抜ける』『つまずきやすい』『言葉が出てこない、理解できない』『片方の手足がしびれる』などがあります。国立循環器病研究センター循環器情報サービスによると、身体にこのような異常を感じたら「脳梗塞かもしれない」と疑い、すぐに病院を受診することがとても重要なのだとか。父が脳梗塞で入院…早期発見につながったのは、『ぷよぷよ』!?そんな脳梗塞について、わいじぇい(@tabboi)さんの投稿が話題となりました。わいじぇいさんは、母から「父が脳梗塞で入院した」と連絡があったそうですが…。父は倒れて運ばれたのではなく、毎日やっているゲーム『ぷよぷよ』の操作がうまくいかなかったことをおかしいと思い、病院に検査に行ったら初期の脳梗塞が見つかった。母から父が脳梗塞で入院した旨連絡があった。ただ、倒れて運ばれたのではなく、毎日やっている「ぷよぷよ」の操作がうまくいかなかったことをおかしいと思い検査に行ったら初期の脳梗塞が見つかったのこと。サンキューぷよぷよ٩(′д‵)۶— わいじぇい@ゲーム実況 (@tabboi) April 25, 2020 『ぷよぷよ』とは、1990年代にスーパーファミコン版『す~ぱ~ぷよぷよ』が大ヒットし、2020年現在でも大会が開かれるなど、多くの人に愛され続けているパズルゲームです。子供の頃に夢中でやっていた人も多いのではないでしょうか。パズルゲームが脳梗塞の早期発見につながるとは驚きですね!この投稿には多くのコメントが寄せられました。・早期発見できてよかったですね!ゲームは悪いことばかりじゃないなと思いました。・ちょっとした異変できちんと検査を受けに行く健康意識の高さと、フットワークの軽さが素晴らしい!・普段から指先動作で健康状態を知ることが大切ですね!わいじぇいさんの父親は、毎日息抜きにゲームをすることで自然と自分の『健康な状態』を把握できていたのでしょう。自分の身体の異常に気付くために、スマホのパズルゲームを日課としてみてもいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月30日日本の三大死因といわれているのが、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患。身近な人をいずれかの病気で亡くした、または自身がなったことがあるという人も多いのではないでしょうか。脳血管疾患の1つには、脳の外側を覆っている『くも膜』の下で起こる『くも膜下出血』というものがあります。漫画家の安堂維子里さんは、ある日、突然くも膜下出血になり危険な状態になりました。その体験をウェブサービス『note』で公開し、注目を集めています。『くも膜下出血で入院した話』大きな後遺症のない人の体験談が少ないことから、自身の体験を公開した安堂さん。脳の手術を受けた衝撃から、眠れなくなるほど感じた強い不安、リハビリの様子などを克明に記しました。そして、改めて次のように気持ちをつづっています。闘病…というには私はただ寝てただけで…戦ってくれたのは先生とスタッフと家族だったと思います。本当にありがとうございます。家族には突然肉親が亡くなるか介護が必要になるのではという心理的負担をかけてしまって申し訳なかったです。ゴメン。心配してくださった方々も、本当にありがとうございます!現在は本当に通常の生活を送れている状態で原稿も進めております。週2で運動して週1で英会話に行って。「本当に普通であの1か月は不思議な時間だった」と夫と話しています。こんなエッセイですがお役に立てれば幸いです。漫画の公開後、ネット上で反響が上がり「助かって本当によかったですね…!」「私も20代で手術を受けました。当時のことを思い出して気が引き締まります」「これで亡くなった祖父のことを思い出しました」などさまざまな声が寄せられています。いつ自分の身に起きるか分からない病気の1つ『くも膜下出血』。誰かの体験談を知っておくだけで、いつの日か心の支えになることもあるでしょう。安堂さんは、このほかにもnoteやTwitterで作品を公開しています。気になる人は覗いてみてはいかがでしょうか。note::icori_aTwitter:@icori_apixiv:鼻チュー(安堂維子里)[文・構成/grape編集部]
2020年04月15日フォロワーから募集した話を漫画化しているババレオ(babareo2)さんが、日本一周の旅に出ている夫婦の話を公開。生きることについて考えさせられるエピソードをご紹介します。『私達が旅に出る理由』「いずれ人工透析が必要になって寿命が決まる」と医師からいわれ、ショックを受けた女性。定年後に日本一周する夢を諦めきれず、夫婦はそろって会社を辞めると旅に出ました。その日々の中で、女性は確かな幸せを感じていたのです。夫婦のストーリーは反響を呼び、「とても素敵なご夫婦」「何気ない日常が幸せなんだと改めて気付かされた」などのコメントが多数寄せられました。また中には、「現在の医療では人工透析を受けていても、医師が宣告した寿命よりもっと長生きできるはず」との声も。反響に背中を押された女性は、前向きに行動することに決め、次のようにコメントしています。「ババレオさんの漫画がキッカケとなり、いろんな方から人工透析についてのアドバイスを受けました。その結果、ほかの病院を受診して、相性のいいお医者さんを探してみることにしました。気持ちが今まで以上に前向きになり、日々を頑張って生きてます」病気などに引き離されることなく、誰もが大切の人のそばにずっといられますように…そんな祈りの気持ちが湧き上がってくるエピソードですね。ババレオさんは、ブログも更新中。Instagramより早く漫画が投稿されるので、気になる人はこちらもあわせてご覧ください。ブログ:世にも奇妙ななんかの話[文・構成/grape編集部]
2020年04月05日「『もしかして、自分もがんになるかも…』と思った人勝ちですよね」というのは、がんサバイバーであり、ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さん。※「がんサバイバー」とは、がんと診断された人、治療中の人、またその家族も含めたがんを体験した人を指します。情報は、力です。いざというときに慌てないよう、あらかじめ知っておいた方が良い情報はあります。今回は、黒田さんが「がん患者の世界」に足を踏み入れた頃のお話しから伺いましょう。この記事は、 「妊娠中に、がんが見つかったら!?「がんは情報戦」に役立つ4つの知識」 の続きです。■「がん」告知ってどんな感じ?<黒田さんの場合>黒田さんが乳がんの告知を受けたのは、富山にある女性医療専門のクリニックでした。医師から「検査の結果が出ました。簡単に言えば、乳がんですね」と事実を淡々と告げられたそう。「告知を受けたとき、困難な局面のときこそ笑えという教訓を思い出し、主治医が話している間も、なんとか笑顔を浮かべようとしていました」(黒田さん)そんな黒田さんの態度が不審に見えたのか、主治医からは、「大丈夫ですか? ちゃんと、わかってます? あなたの状況は、『早くがんが見つかってよかったね』というレベルじゃないんですから、しっかり治療に専念してくださいよ!」と、念押しされたとか。黒田さんはもそうだったように、ほとんどの人は、がん告知を受けるとパニック状態に入り、頭が真っ白になるといいます。「がんと告知されてパニックになるのは、精神的な初期反応としてはあたり前だということを、ぜひ、最初に覚えておいて下さい」(黒田さん) ■がんの治療法判断は、慌てず、あせらず黒田さんは、さらに教えてくれました。「がん種類や進行度にもよりますが、通常、たとえ数日や数週間、治療を行うのが遅れても、急に容体が悪くなったり、がんが進行したりするものではありません」(黒田さん)なるほど! こういった知識が頭の片隅にあるだけで、ショックの受け止め方が違ってくるかもしれませんね。「患者さんの多くは、『がんは進行する病気」という認識があるため、がんと告知されると、一日も早く治療を始めなければと追い込まれた気持ちになります。一部のがんを除き、多くの場合、がんは何年もの時間を経て大きくなっているといえます。ですから、早期発見、早期治療といっても慌てず、治療方法を十分に理解し、自分で納得して治療を受けることが大切です。」出典: 静岡がんセンター 「がんに限らず重大な決断を迫られたときは、安易に即決しないことは大切です。『結果はわかりました。今後の治療法については、落ち着いて家族とも相談したいので、また後日相談に伺います』などと、冷静に判断するための時間を持つことをお勧めします」(黒田さん) 不安な人は、精密検査の結果を聞く際(つまり、がん告知を受けるとき)に、家族や親しい人と一緒に話を聞く、あるいは情報を得るのも良いかもしれませんね。■ママががんになったとき、子どもへの告知どうする?ママの場合、子どもへの告知も考える必要があります。子どもは大人が考えているよりも、周囲の状況や様子をよく理解しているものです。黒田さんも、当時5歳だった一人娘に「がん」を、どのように説明したらよいか? は、悩みました。「アメリカのKNIT(ニット Kids Need Information Too)というプログラムでは、子どもに親のがんを知らせるときに、念頭に置くこととして次の3つの「C」を提唱しています」(黒田さん)<子どもに伝えるときに念頭に置く3つの「C」>1)Cancer(がん) :がんという病名を隠さないこと2)not Catchy(うつらない):がんが他の人に感染する病気でないこと3)not Caused(引き起こされたことでない):がんは子供や親のせいでないこと日本では、がん患者である親を持つ子供をサポートするための「Hope Tree(ホープツリー」というサイトがあります。》 「Hope Tree(ホープツリー」 ■がんを告知されたときに考えたいこと黒田さんは、がんの告知を受けたときよりも、「あなたの5年生存率は、50%ですよ」と余命宣告を受けたときの方が、ショックだったそう。「娘は5歳。あんな小さな子を残して、どうして、たった5年で死ねる? そりゃ、まずいでしょ!」と。「ママががんになってしまったときに考えるべきこと」を、黒田さんに教えていただきました。万一、がんになったときに「たしか、そんな記事、読んだこともあったな」と思い出していただけるといいなと思います。そのとききっと、頭が真っ白になっているでしょうから、これを「杖」にして、気持ちを立て直していかれることを願っています。【がん告知後のチェックポイント】●がん(病気)について・どこの病院で治療を行うか(セカンドオピニオン、転居の有無)・どのような治療を行うか・病気を含め、心配事について相談できる人はいるか●仕事・お金について・誰に、どのように(どこまで)カミングアウトするか・「がん」のことを、(幼い)こどもにどう説明するか・入院・治療の間の子供の育児や親の介護をどうするか●家族・友人・職場について・仕事を続けるか(仕事の引継ぎ、休職・退職)・治療費をどう捻出するか・自分の加入している保険(がん保険等)の保障はどうか出典: 『がんとお金の本』 ■「がんは情報戦」の本当の意味とは?がんは、「情報戦」とも言われています。黒田さんが比較的早く、がん告知のショックから復活できたのは、日ごろ、がん保険などをアドバイスする上で、「がん=死病ではなく、治る可能性も高い」という知識があったためだそうです。黒田さんは、言います。「おそらく私たち(患者)は、『主治医が患者のあらゆることを考えて、一番良い治療をコーディネートしてくれるハズ』と思い込んでいます。でも、自分ががんになってみて、『それはちょっと違う』ということに気がつきました」たとえば、乳がんになって「乳房温存」を希望する患者に対して、主治医は全摘した方が良いという判断をしたとします。この場合、患者のために最善の治療をアドバイスしたにもかかわらず、患者にとっては、意に沿わない治療方法ということになります。「治療が進んで、あとから『こんなはずではなかった』と後悔することのないよう、『自分はこうしたい!』という意思をきちんと主治医に伝えて、患者が、自分の治療に対して主体的に判断していくことが大切だと実感しました。そのためにも、必要な情報を集めることがとても重要なのです」治療に対して、自分で主体的に判断する。そのために情報とともに必要なものは、安心して治療に専念できるための「お金」です。次回は、がんのお金についてお話しを伺います。 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込))●黒田尚子(くろだ なおこ)さん1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月19日美恵子さん(34歳・仮名)は、3ヶ月前に乳がんを手術で摘出後、妊娠を継続しながら抗がん剤治療を受けています。治療の副作用で脱毛しているためウィッグですが、「おなかの子は女の子です」と臨月のおなかを愛おしそうに触る表情からは満ち足りている様子が伺えます。筆者は、美恵子さんにお会いして、「医学はここまで進歩していたのか!」と衝撃を受けました。■妊娠とがん治療の両立を目指す医療「がん」という病名を聞いて、どんなイメージを持ちますか?聖路加国際病院の看護師で日々がんの治療のこと、生活のこと、仕事のことなどでさまざまな相談を受ける「がん・相談支援室」の橋本久美子さんは言います。「妊娠中に、がんが見つかった。もしくは、がんになったけれども、これから赤ちゃんが生みたいという人に伝えたいことがあります。それは、『どうか怖がらないで、安心して! 正しい情報を入手して、赤ちゃんを、そして人生を諦めないで欲しい』」。聖路加国際病院では、妊娠とがん治療の両立を目指す治療を提供し、サポートしています。橋本さんは、がん相談室支援室で、そんながん患者さんたちに寄り添ってきました。■女性特有がんは、若い世代の発症が急増中妊娠とがん治療が、両立できる時代の今だからこそ、これから「妊娠するかも」「妊娠したい」という世代に知っておいて欲しいことがあります。それは、女性特有のがんの発症が若い世代に急増中だということ。厚生労働省の事業である「がん対策推進企業アクション」が発行する小冊子によれば、子宮頚がんがいちばん多いのは30代前半ですし、乳がんは40代後半です。子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、ヒトパピローマウィルスへの持続的な感染が原因といわれています。このウィルスは性体験がある女性の8割近くが感染経験を持つ一般的なもので、そのうちのごく一部のケースでがんを発症します。近年、20代、30代の若年層に子宮頸がんが急増しています。乳がんは、女性がかかるがんの中でもっとも多く、乳がんだけで交通事故死の2倍以上の方が亡くなっています。乳がんにかかる人はこの40年で約7倍に増加しています。<性別・年齢別がん罹患数>■「がんになる可能性あるかも…」と思ったら「もしかして、私もがんになる可能性はあるかも…」と思った時が、チャンス!がんサバイバーであり、ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さんは言います。「若い世代の女性にこれだけがんが増えている今、『もしかして、私も』と思った人こそ勝ちですよね。なぜなら、情報は力ですから」「もしかしたら、自分も…」と、今、ちょっと一瞬、立ち止まって情報に触れてみる。そんなあなたに、「がんの知識」でとりわけ大切なことを4つお伝えしましょう。▼がんの知識1、国が推奨するがん検診国が推奨しているがん検診は、次の5つです。<推奨されているがん検診5つ>子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診は、死亡リスクを下げるということが国際的にも証明されている検診です(※1)。胃がん検診、肺がん検診も有効性があるとして推奨されています。多くのがんのなかでも、これらはとくに検診に向いている「がん」です。▼がんの知識2、がんになっても妊娠できる可能性はある「これから妊娠を希望しているのであれば、まずは『がんになっても、妊孕性(にんようせい)は温存できることもある』ということは知っておいて欲しいです。その上で、自分で多少の知識武装はしておいた方がよいかもしれませんね。なぜなら、がん専門医は、『がん治療』を主軸に物事を考えがちです。たとえば卵巣がんの患者さんの多くは、出産可能年齢を超えた高齢者です(※2)。担当医に妊孕性の知識が十分でなければ、卵巣がんの治療に、『妊孕性温存』という視点が抜けてしまうケースは、実際に起こり得るんです」(黒田さん)。▼がんの知識3、がん治療にはお金がかかる「がん告知を受けると、手術を含めた治療が流れ作業のように行われていきます。それが始まってからの私の正直な感想は、『がんって、お金がかかるのね!』でした」(黒田さん)▼がんの知識4、がんになったら保険に入れない「『病気になったときに、保険を使う』ということは知っていても、『がんになったら入れない保険の方が圧倒的に多い』ということを知らない人は多いですね。元気なとき、『もし、自分ががんになったら、保険に入れなくなる』なんて考えてもみないでしょう? でも、たとえば、夫婦型の保険に入っていたとき、妻ががんになってしまうと、この先に妻の保障がなくなることを避けるために、夫の保険の見直しができないというケースは、少なくありません」(黒田さん)黒田さんは、こうも言っていました。「あるがん患者さんに『がんになって変わったと感じたことは?』と質問したら、『がん患者になってみて、初めて見えてくる世界というのがあるということを知った』と答えてくれた方がいました。『がん患者の世界』というのは、すごく奥深いですよ(笑)」次回は、そんな黒田さんが実際にがんになった時のお話しを伺います。 <参考資料>※1.国立がん研究センター: がん検診について「受診率対策の科学的根拠」 ※2.国立がん研究センター: 最新がん統計 <参考サイト>※がん治療の中には、生殖機能に影響を及ぼすものがあります。妊娠中のがん治療については、詳しくは病院にご相談ください。参考サイト: 国立がん研究センター「がん医療と妊娠の相談窓口とは?」 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込))●黒田尚子(くろだ なおこ)さん1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月18日「最近、日本で急増しているのが肺MAC症という病気です。これは進行するとせきや血痰が出る病気で、年間1,000人の人が亡くなっています。原因となる肺MAC菌は家庭の浴室にも生息しているのですが、浴室の間違った掃除法によって、この菌を繁殖させてしまうケースが少なくないんです」こう警鐘を鳴らすのは、日本ヘルスケアクリーニング協会代表の松本忠男さん。松本さんはダスキンヘルスケア、亀田総合病院グループなどの清掃管理者として長らく従事。科学的観点から清掃の指導をする第一人者だ。先日出版した『図解健康になりたければ家の掃除を変えなさい』(扶桑社)が話題になっている。そんな“掃除のスペシャリスト”の松本さんによれば、浴室以外にも多くの人がやりがちなNG掃除法があるという。「いままで常識とされてきた家の掃除の仕方の数々に、かえって病気の原因を呼び寄せてしまう危険が潜んでいるのです」(松本さん・以下同)家庭で気をつけなければいけない病原体は大別して2つ。1つは空気中を漂うホコリに含まれるダニやカビなどの「のど痛病原体」、もう1つがキッチン、浴室やトイレなどに多い大腸菌や黄色ブドウ球菌などの「はら痛病原体」。NG掃除法はこれらの菌による健康被害のリスクを高めてしまうというのだ。「近年のマンションや戸建て住宅は、気密性がひと昔前に比べ格段によくなりました。また、掃除で使う道具なども、昔はなかったものが登場しています。こうした環境の変化も、多くの人たちがよしとしている掃除法が通用しなくなっている理由です」松本さんが指摘する代表的なリビングでの「NG掃除法」は次の4項目。【1】掃除中は窓を開ける窓を開けて掃除をすると外の土壌菌などを家に招き入れてしまう。「学校でも『掃除のときは窓を開けましょう』と習いますが、これはいけません。じつは、外気は土壌菌やホコリを多く含み、室内の空気より汚いことが多いのです。掃除中に窓を開けるのは、病原体をわざわざ家に呼び寄せているようなもの」【2】じゅうたんは力をこめて掃除機をかけるじゅうたんに掃除機をかけるときは、ダニ・ホコリを残さないようにと吸い込み口を力強く押し付けている人も多いだろう。掃除機をじゅうたんに押し付けると毛が寝てしまい、奥に潜むダニなどを吸い込めない。「じゅうたんの奥のほうに潜むダニを残さないためには、軽くかけるのがコツです」【3】フローリングワイパーを前後に動かしてホコリを取るワイパーは前後に動かしてもホコリが散らばるだけ。【4】ぬらした雑巾で床を拭く床の水拭きは汚れをこすりつけているだけで効果なし。「ぬれた雑巾で拭いても、汚れを広範囲に延ばすだけで、肝心の病原体を含むホコリを取り除くことはできません。乾いたマイクロファイバークロスなどで拭き取るほうが、ホコリをくまなく取ることができます」4項目は、いずれもアレルギー性気管支肺アスペルギルス症などの原因に。部屋をきれいにしようと思って行っていた“掃除の基本”が、じつは病気の原因になることが!年末にかけて掃除の意識も高くなるこの季節、一度自分の習慣を見直してみて。
2018年11月09日今では日本人の国民病ともいわれる「がん」。厚生労働省によると、生涯でがんにかかる可能性は男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されています。皆さんも自分がいつか、がんになる可能性について考えたことがあるかもしれません。そこで今回は「がんに関する意識調査」についてのお話です。■ 2人に1人はがんになる可能性があると認識がんに関する情報提供事業、先端がん医療技術の開発・普及支援事業を展開する「株式会社GMS」は、自身が「がん」と診断された経験がなく、身内にも「がん」経験者のいない、全国の20歳から59歳までの男女500名を対象に「がん」に対する意識調査を実施しました。まずは、自分が「がん」になる可能性があると思うか、についての結果を見てみると……、「可能性がある」「どちらかというとある」という回答を合わせると、55.8%の人ががんになる可能性を認識していることが判明しました。年代別でみてみると、自分ががんになる可能性を認識しているのは50代の62.7%がトップ。自身の加齢という要素だけでなく、「知人ががんになった」などと耳にすることも増えるからだと考えられます。foly / PIXTA(ピクスタ)■ 「がん対策」している人は何をしている?50%以上の人が将来のがんの可能性を認識していることが明るみになったこちらの調査。Fine Graphics / PIXTA(ピクスタ)しかし、実際にがん予防の対策を行ったことがある人はわずか16.2%。認識はあるものの、予防や対策をされている方は少数派なんですね。確かに日ごろの生活習慣の積み重ねが、がんの原因を作ると何となく分かっていながらも、急に改善することって難しいですよね。実際にがん対策をされた方の内容を見てみると、食生活、運動、禁煙、禁酒など、あらゆる病気の対策になりそうなメジャーな対策が並びます。プラナ / PIXTA(ピクスタ)しかし、「国立がん研究センター」によると、”禁煙・節酒・食生活・適度な運動・適正体重”、この5つのすべての健康習慣をすべて実践することは、がんリスクをほぼ半減できるとありますし、freeangle / PIXTA(ピクスタ)健康的な生活を意識することはがん対策に欠かせないことであることが分かります。■ 「がん検診」の受診率が低い要因とは?がん対策をしている割合が低いのであれば、もちろん「がん検診」の受診の割合も低いと予測がつきますよね。がん対策の一つに挙がる”がんの早期発見”ですが、3人に2人ががん検診を受けたことがないと回答しています。がん検診を受けない理由を見てみると、費用の問題、面倒などが上位に挙がります。Fuchsia / PIXTA(ピクスタ)確かに、”乳がん検診”を例に挙げると、普段はあまり利用しない乳腺外科で受診することになり、“怖い”と毎回感じてしまいますし、子宮けいがん検診などは、対象の年齢でなければ自己負担額が高い場合もあるため何となく後回しにしてしまうんですよね……。このような背景から、がん検診が億劫ということは筆者も理解できます。しかし、がんは“早期発見・早期治療”でその多くは治せるという時代。やはり定期的な受診はかなり有効ながん対策の一つといえるでしょう。よっしー / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?がん保険に加入しているから大丈夫と構えている人でも、がん治療は日々進化していることもあり、保険に加入してるのに受けたい治療が受けられないというケースも珍しくはないようです。がん検診、自身の身体のがんリスクを下げる対策も重要ですが、がん医療費を備えること、保険の見直しなどもがん対策の一つと言えるのではないでしょうか。【参考】※2人に1人は「自分がいつか、がんになる可能性はある」と認識しているGMS調べ 「がんに関する意識調査 2018」※がん対策について-厚生労働省※科学的根拠に基づくがん予防-国立がん研究センター
2018年10月16日そろそろ日本全国で梅雨明けを迎え、夏本番へ! 赤ちゃん連れリゾート旅を計画しているママは、もうソワソワしているのでは? でもちょっと待って! 楽しいリゾート地にも赤ちゃん連れにとっては、越えるべきハードルがいくつもあります。そこで、出発目前に必要な知識やノウハウを、あの黄色いガイドブックでおなじみの『地球の歩き方』編集部で働くママ編集部員、日隈さんと福井さんにうかがいました。お二人が実際に国内外のリゾート地で体験した“子連れあるある”をもとに、危機回避術や楽しみ方を教えていただきます。旅の達人でもおちいる事例もたくさん。トラブルの乗り越え方をうかがいました。教えてくれた『地球の歩き方編集部』ママ編集部員は…日隈理絵さん(35歳)/『海外旅行子連れ旅★パーフェクトガイド!2019』、『MOOKホノルルの歩き方』、『MOOKソウルの歩き方』、『子連れで沖縄』など担当11歳の男の子、6歳の女の子のママ。海外渡航回数は40回以上で、子連れではハワイ、台湾、ソウル、シンガポール、バリ島、オーストラリア、モルディブ、UAE、香港、マカオ、インド、トルコ、アメリカ合衆国へ渡航経験あり。福井由香里さん(39歳)/『arucoソウル』、『arucoシンガポール』、『arucoドイツ』など担当8歳の女の子のママ。海外渡航回数は40回以上で、子連れでは台湾、シンガポール、ハワイ、ベトナム、バリ島、ソウル、イタリアへ渡航経験あり。■赤ちゃん連れが客室で注意すべき「お風呂、ベッド、意外にも…」――赤ちゃんや幼児連れだとホテル内にいる時間が長いと思います。客室で注意すべき点は?福井さん:目を離した瞬間に「あっ、しまった…」ということが多いですね。例えば、海外のホテルに多く見られる、バスルームの緊急ベル用の長いひも。いざという時、ひもを引っ張るとフロントに緊急連絡がいくのですが、何度か子どもが引っ張ってしまって、毎度スタッフがやってきては「Are you OK?」とノックされるハメに。子どもはひもを引っ張るのが大好きなので、事前に手の届かないところにずらしましょう。日隈さん:似た話でいうと、冷蔵庫のミニバーも子どもがお酒を引っ張り出して戻せず、課金された経験が何度か。取り出した時点で課金になるタイプの冷蔵庫の場合、注意が必要です。福井さん:子どもが触っちゃった話でいうと、ホテルのセーフティーボックスもご注意を。たいてい低い位置に置かれているので、子どもは面白がって暗証番号用のボタンを押して遊びがちです。ロックがかかって開かなくなり、何度スタッフを呼んだことか…(苦笑)。これは触ってはいけないもの! としっかり教えてあげましょう。――バスルームなど水回りはいかがでしょうか?日隈さん:バスルームでは、まずはお湯の温度に注意です。特に海外は蛇口のひねり具合が日本と異なるので、日本のつもりでひねると熱湯が出ることも。しかも、いきなり頭上のシャワーから熱湯が! なんてこともあるので、まずは親が温度調整をしてから子どもをバスルームに入れたいですね。福井さん:シャンプーなどですべって頭を打つと怖いので、きちんとバスタブに座らせて洗ってあげてください。立ち上がって水遊びをしちゃうと、シャワーカーテンを飛び越えてバスルーム中が水浸し・泡だらけなんてこともしょっちゅうです。まずは、座らせましょう。――おねしょやオムツの処理はどうしていますか?福井さん:おねしょは、ベッドにバスタオルを敷いてもそこにしてくれるとは限らないので、あらかじめ大きめのおねしょシーツを持参するか、就寝用のおむつをはかせるのが最善ですね。日隈さん:おむつは客室のゴミ箱に捨てても問題ありませんが、ニオイがもれないよう厳重に包みましょう。海外ならチップを多めに残す、国内ならひと言メッセージを書き残すなどしたこともあります。福井さん:また、赤ちゃんならベビーベッドを事前リクエストしておくことも重要。幼児と添い寝する時も、ママとパパの間に挟んで寝ても、親を乗り越えてベッド下に落ちることがあります。ベッド周りにベッドカバーをはがして敷き、その上に予備の毛布を重ねておけば少しは安心ですよ。 ■赤ちゃん連れがプール・レストランで注意すべき「服装・食事」――レストランやプールなどでの注意事項を教えてください。福井さん:離乳食時の赤ちゃんなら、食べなれた市販の離乳食を持参するのがおすすめ。荷物になっても回数分を持参して、滞在先で初めて口にするものがないように気をつけています。特に海外では、病院に連れて行くのも大変なので、日本で食べ慣れたものを食べさせましょう。日隈さん:1歳でハワイ旅行に行った時は、現地のものがまったく食べられなくて…。日本から持参したベビーフードばかり食べていました。お湯を沸かしたり、哺乳びんを湯煎したり、キッチンがあるとなにかと便利なのでコンドミニアムに宿泊していました。福井さん:食べ物アレルギーがある子どもと海外リゾートに行く場合は、メニュー名だけでは判断つかないので「Google翻訳」などの翻訳アプリを使って、レストランのスタッフにアレルギーの有無を示すのも有効。「子どもは卵アレルギーです」など現地語表示した画面をそのまま見せれば理解してくれます。日隈さん:哺乳びんの湯煎が面倒なママは、最近では使い捨て哺乳瓶や使い捨てスタイも優秀なものがあるので、旅行を機にトライしてみるのもいいかも。震災用に備蓄するママもいると聞くので、震災&旅行用により良いものを普段から見つけておくといいですね。福井さん:ホテルのプールでは、水着の下に水遊び用のおむつをはかせましょう。あとは、食後すぐのプール遊びは避けること。水が口や鼻に入ってむせるとその勢いで吐いてしまうことも…。おう吐した時は、きちんとホテルスタッフに申告しましょう。――リゾートならではということで、子どもの服装で注意したり、逆に楽しんでいることはありますか?福井さん:寒くなくても必ずフード付きのパーカーを持参しています。肌寒い時、お昼寝の時、急な雨などパッとフードをかぶせることができると便利ですよ。ただし、フードが引っかかって思わぬ事故につながることもあるので、必ず子どもからは目を離さないように。日隈さん:虫が多い季節やエリアではなるべく肌の露出を避けたり、日焼け対策には帽子やラッシュガードが必須です。ビーチやプールは日差しが強いので子ども用サングラスもいいですね。また、ハワイやグアム、沖縄では、母娘でおそろいの洋服を買えるショップが多いので、リゾートワンピでリンクコーデを楽しむこともあります。■赤ちゃん連れリゾートあるある「病気に忘れ物、船酔い…トラブル続出!?」――旅先で思わぬトラブルに巻き込まれたことはありますか?福井さん:プールに浮かぶ葉っぱを取りたかったようで、子どもがプールにドボン! 私は、ちょうど荷物をまとめていた最中で、やはり1秒たりとも目を離してはいけないな…と反省した出来事でした。勝手がわからない旅先では、いつも以上にママかパパのどちらかがきちんと子どもを見ていないとダメですね。日隈さん:バリ島のプール付きヴィラに宿泊した時、2歳の子どもがプールで遊んだあとに突然の高熱を出しました。その時は原因不明でしたが、たぶんプールの水にあたったのでは? と。ウブドの山奥で病院に連れて行くこともできず、スポーツ飲料を飲ませながら一晩寝たら熱が下がっていました。あの時の怖さや、とても不安だったことを、今でも鮮明に思い出します。それ以来、スポーツ飲料の粉末や熱冷ましのシートは旅の必須アイテムになりました。また、1歳のハワイ旅行の時は、子どもが小さかったのでレンタカーを借りてドライブへ。久しぶりの海外旅行にテンションが上り、親のペースで動いていたら、子どもが車内でおう吐…。無理をさせたんだなと旦那と猛省しました。以来、親のペースで旅程を組まないよう注意しています。――ママ・パパ自身がトラブルに巻き込まれた経験はありますか?福井さん:タクシーのトランクにベビーカーを積んで忘れたことが…(苦笑)。降りた時はまさか! と思いましたが、運転手さんが気づいて戻ってきてくれて。赤ちゃん連れ旅行は、本当に荷物が多いので忘れ物をしないよう、荷物の個数を常にカウントする癖をつけるといいですよ。日隈さん:オーストラリアのハミルトン島に行った時。グレートバリアリーフを見るために船に乗ったのですが、揺れが激しくて旦那も私も完全に船酔いしてしまって…。正直、子どもを見ている気力・体力もなくて、かなりしんどかった苦い経験があります。海外リゾートだと親のほうがテンションが上がってしまって、熱中症になった、おなかを壊した、なんて話もよく聞きます。子どもはもちろんですが、まずは親の体調管理を万全に旅行を楽しみたいですね。■赤ちゃん連れリゾート、それでも楽しい理由は?――赤ちゃん連れだからこその、リゾートの楽しみ方を教えてください。福井さん:経験上おすすめするリゾート旅の1日の旅程はこんな感じです。・朝食後に部屋でゆっくりしたあとは、子どもが大好きなプールで水遊び。・日が高くなる午後は、水族館やショッピングセンターなどの屋内施設へ。・ランチ後、子どもが疲れてお昼寝してくれる間にショッピング。・一度ホテルに戻って荷物を置いて、子どもの機嫌がよかったらもう1カ所観光へ。赤ちゃん連れリゾート旅なら、観光は1日1〜2カ所くらいがちょうどいいと思います。――それプラス、ママとパパがリゾート旅を楽しむ方法は?日隈さん:子どもが昼寝をしている間はパパに見てもらって、ママは買い物やエステに。子どもとママが夜早く寝たあと、パパはバーに飲みに行くなど、交代で“ひとり時間”を楽しむのもホテルが充実しているリゾート旅の良さかもしれません。――最後に赤ちゃん連れリゾート旅デビューするママたちへ応援メッセージをお願いします。福井さん:旅行中はせっかく来たのだからと無理してスケジュールをつめ込みたくなりますが、赤ちゃん連れは“あきらめも肝心”です! 目的地に無事に着いて、無事に帰ってくることが第1目標というくらい優しい目標設定にして、ゆったり家族で楽しんでください。日隈さん:赤ちゃん連れ旅行は正直賛否がありますが、家族みんなが笑顔になって忙しい日々をリフレッシュできるような旅であれば、ぜひ出かけてもらいたいです。そのためにも、あれこれしたい欲望はいったん置いて、まずは赤ちゃんの負担にならない予定づくりを心がけましょう。初めての子連れ旅に不安もあると思いますが、ガイドブックを読んだり、クチコミを見たりして準備をしっかりしておけば大丈夫! 子どもが大きくなってからも写真を見返して盛り上がったり、家族旅行はかけがえのない思い出にきっとなるはずですよ。<関連図書> 地球の歩き方MOOKハンディ『海外子連れ旅★パーフェクトガイド!2019』 子どもを連れて海外旅行をするためのノウハウを凝縮した1冊。準備から出発、帰国後の思い出作りまで時系列に発生する不安に、子連れ海外旅行経験者約100名と各ジャンルのスペシャリストが回答。さらに子連れ海外旅行経験のある編集スタッフが選んだ、家族に優しい13エリアの旅先ガイドも付いている。定価:本体890円+税発行年月日:2018年5月31日【Amazonで絶賛発売中!】取材・文/山田裕子
2018年07月10日東京マウントガールズ
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい