「恋愛ドラマは難しい」と言われる昨今の風潮をものともせず、話題のラブストーリーを次々と世に送り出している脚本家・吉田恵里香。映画『ヒロイン失格』にアニメ「思い、思われ、ふり、ふられ」、そして“チェリまほ”こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」など映画、アニメ、ドラマとメディアを問わず幅広い活躍を見せている。そんな彼女のオリジナル脚本による新ドラマ「ブラックシンデレラ」がABEMAにて配信中。この作品、ド平凡なヒロインと2人のタイプの異なるイケメンが…という、シンプルなラブストーリーのように見えて、いわゆる“ルッキズム(=外見至上主義)”をテーマにするなど、非常に挑戦的な作品となっている。「映画お仕事図鑑」第7回では吉田さんにロングインタビューを敢行! なぜABEMA配信の若者向けのラブストーリーであえてルッキズムをテーマにしたのか?といったことから、現代のラブストーリーの在り方、魅力的なヒロインの描き方までたっぷりと話を聞いた。様々な経験が今の仕事に繋がった――まず、吉田さんが脚本家になろうと思ったきっかけについて教えてください。もともとは小説を書きたくて、いまも小説の仕事もしているんですが、そんな中で大学時代から西田征史(※「とと姉ちゃん」などで知られる脚本家)さんのアシスタントをしていたんです。そこでいろんな作品のプロット協力であったり、ラジオドラマをやらせていただくようになり、「脚本の仕事ってすごく面白いな」と思うようになりました。西田さんとの出会いで沢山素敵な経験をさせていただき、人生が変わったと言いますか……それで以前から映像作品も好きだったこともあり、だんだんそちらが主軸になっていった感じですね。なので明確に「脚本家になろう!」と思ったことはないというか、いま自分が脚本家なのかというのも正直、曖昧で…(苦笑)。大きな意味で物語を書く“作家”というイメージで仕事をさせてもらっています。――実際、映画やドラマの脚本だけでなく小説、漫画原作など幅広くお仕事をされていますね?そうなんです。とにかくお話が書ければ何でもいい…と言うと言葉が悪いですが(笑)、実際に絵本や漫画もやりたいなと思ってますし、“お話”に携わる仕事がしたいんですね。――そもそも、そうやって「お話をつくる仕事をしたい」というのは小さい頃から?そうですね。幼稚園の頃から絵本を描いてましたね。両親が映画や本が好きで、小さい頃から読み聞かせをしてもらっていて、絵を描くのも好きで、自分で“連載”していました。「バイオハザード」だったり、ジブリだったり、『フック』、『ジュマンジ』など、いろんな作品の要素を混ぜてパクッて(笑)、200話以上の物語にしてました。読者は親と数人の友達なのに、キャラクターの人気投票をしたり、手塚治虫先生に憧れて、手塚漫画みたいに作者を作中に登場させたり(笑)。お話の世界に生きていたい子でした。そういう意味ではずっとその頃の延長線上で生きている感じですね。――大学時代から西田さんのアシスタントをされていたとはいえ、大学卒業にあたり普通に就職しようという気持ちはなかったんですか? ご両親に反対されたりは?ありましたね。実際、大学で教員免許も取ってまして、子どもの教育に興味があったので、もし(脚本家の道が)ダメでも…と言うと教師の方に失礼ですが、先生をやりながら小説を書いたりしてもいいかなと考えてました。一番大きかったのは父から「3年やってみて、何かしらの手応えが得られなかったなら、それを主流にするのはやめなさい」と言われたことですね。当時は実家に住んでいたんですが、3年は何も言わないから好きなことをやればいいと。――この世界でやっていけるかどうかを試すための3年の時間を与えられて…。“手応え”ということに関しては(アシスタントではなく)私個人のお仕事をもらえるようになればいいんじゃないかということで、結果的に3年の間に一応、自分の仕事をもらえるようになったんですね。具体的には「シャキーン!」というNHKの教育番組の構成の仕事、西田さんが書いたドラマ「実験刑事トトリ」のノベライズ、それから学生時代から西田さんと共同で脚本を書いていた「TIGER & BUNNY」もオンエアが始まりました。その後、日本テレビの「恋するイヴ」というSPドラマのオファーもいただけて、ポツポツとですが、未来のスケジュールが埋まるようになってきて、それで私自身「もうちょっと頑張ってみよう」となりましたし、親も「頑張れ」と言ってくれました。ちなみにそれまでは「誰かに報告しないと人は怠ける」ということで毎月、両親に「こういう仕事をいまやっています」「こういう仕事でいくらもらいました」「こんな企画をつくったけど通りませんでした」とか報告書を提出することを義務付けられていたんです(笑)。いま考えるとありがたいですが、当時は「大学も卒業したのに何でこんなことを…」と思ってましたね。報告をしないといけないので、通らなくてもドラマの企画書をとにかくいっぱい書いてみたり。――アシスタント時代も含めて、初期の頃から脚本だけでなく、ノベライズから番組の構成まで様々な分野の仕事をされていたんですね。そうですね。最初から希望通りに小説を書かせてもらえてたら、そうなってなかったと思いますが、事務所の社長からも「小説を書きたいなら、賞を獲るか、仕事を積み重ねていくしかない」と言われていましたし、そうやって何でもやっていくうちにいろんなお仕事をもらえるようになった感じですね。――そうやっていろんな仕事をされる中で、作家として鍛えられ、成長につながったのはどういう業務ですか?まず「最初から最後まで書く」という作業ですかね? 当たり前ですけど仕事なので必ず最後まで終わらせないといけないので。学生時代は途中で放置している作品が沢山あり、物語を作るアプローチの仕方は明確に変わりました。終わりまで書き切らないとそれが面白いのか? 駄作なのかもわからないですから、それはどの仕事でも言えることだと思います。“鍛えられた”という意味では、自分が素人の時はドラマを見ても安易に「つまらない」「私には合わない」とかで終わってたんですが、そこで終わらず「なんでつまらないのか?」「自分ならどうしてたか?」ということを考えることは、この仕事を始めてからやるようになったことですね。そうやって自分で考えてみると「こうやればいいんじゃない?」と思いついても「いや、それじゃ主人公が全然輝かないな」といったことが見えてくるんですね。それで「そう考えるとこの作品、あまり面白くはないけど、やろうとしてるテーマは間違ってないな」とかわかるようになってくるんです。そうやって見ていくと、実は世の中、そこまでつまらない作品ってないんだなと思いますね。もうひとつ、具体的に鍛えられた仕事は「TIGER & BUNNY」のコミカライズの脚本ですね。これがすごく大変で毎月短編を1本書かないといけなかったんです。どうやって切り口を変えながら、いろんな話を書いていくかという勉強をさせてもらいました。この3つが、いまの自分を作ってくれたのかもしれないですね。――ちなみに、吉田さんがアシスタントをされていた西田さんは、あまり恋愛作品を書くイメージがないのですが、吉田さんは映画やドラマでラブストーリー、少女漫画の実写化の脚本を書かれることが多いですね。吉田さん自身、もともとラブストーリーを書きたいという思いはあったんですか?結果として得意になったというところはありますね。私、もともと向田邦子さんの作品が好きで、いまでも向田さんみたいになりたいんです。ファミリードラマも恋愛ドラマも書きたいし、エッセイも書きたいなぁと。事務所に所属した時は年齢が若かったこと、恋愛作品を観るのが好きだったこと、そして西田さんが恋愛ものをあまり書かないことから、私はそっちの分野を仕事を頼まれる脚本家になろうというのもありました。自分の転機となった作品で『ヒロイン失格」という映画があったんですが、あの作品を評価していただいたことで、そこから恋愛作品のオファーをいただくことがグッと増えましたね。「ルッキズム」の問題をいかに説教臭くなく伝えるか――ここから具体的に、ドラマの脚本の作り方、書き方についてお話を伺ってまいります。例えば今回の「ブラックシンデレラ」は、どういう経緯で企画され、どの段階から吉田さんは参加されたのでしょうか?「ブラックシンデレラ」はABEMAの池田克彦プロデューサーと一緒に作った作品なんですが、前作の「フォローされたら終わり」というドラマも池田さんとやらせていただいてまして。そもそも前作の段階で「ラブコメやりたいね」という話をしてたのが、紆余曲折あって「フォロー…」はサスペンスドラマになったんです(笑)。なので「次こそは恋愛ものをやろう!」と決めていて「フォロー」が終わった直後から、何をやろうかと話はしていたんです。若い世代、特にティーンにどんなメッセージを伝えられるか? それをラブストーリーでどう表現できるか? というのを考えたとき、どうしても“外見”というものに囚われて傷つき傷つけてしまう世の中で、いわゆる「ルッキズム」の問題をいかに説教臭くなく伝えることができるかというのを私がやりたかったんですね。テーマとして難しいと分かっていたんですが、どうしても挑戦したかったんです。それを池田さんとブラッシュアップしていくという作業でした。――目立たないヒロインが、なりゆきで高校のミスコンに出場することになるというところから物語は始まります。ただ単にヒロインがミスコンのために頑張る…という物語ではなく、第1話でヒロインは事故により、顔に一生消えない傷を負ってしまうという衝撃的な展開が描かれます。私がもともとミスコンという、おそらく今後なくなっていくであろう「これぞルッキズム!」ともいうべきイベントを題材にしてみたいと考えていたんですね。最初は大学を舞台にしたミスコンで、自分の美に自信を持っていて信念のある女性の話を考えていたんですが、そうするとティーンよりもちょっと年齢層が上がってしまうかなというのがあって、やっぱり高校を舞台にしようとなりました。分かりやすく外見でクラス分けや学校での地位も決まってしまうようなぶっ飛んだ設定も一度は考えましたが、ネタに走りすぎる危険性があるので、このアイディアもやめました。何度も企画を練り直して、ルッキズムというのは凄く難しいテーマなんだと改めて痛感しました。どうすれば説教臭くなく、単純にラブコメを楽しみたい若い子にも、このテーマが伝わるか? ということを池田さんといろいろ考えていく中で、現実と地続きの世界観で、現実に同じような悩みを抱えている女子高生を主役にしようということで、いまの「ブラックシンデレラ」に落ち着きました。――企画およびストーリーを執筆される上で、特に気をつけたことや大切にしたのはどういったことですか?繰り返しになりますが、説教臭くならないこと、暗くなり過ぎないこと、正解を決め付けないことです。企画段階で池田さんが中心となり、ミスコンに実際に参加された方にも沢山取材を行いました。自分自身のミスコンへの偏見にも気づかされ、反省もしました。やっぱり私は手放しに「ミスコン」というものを賛成はできないけれど、でもコンテストに出場する為に頑張る子たちを一刀両断したり、その頑張りを否定するようなこともしたくないなと。それに、いまの世の中、私たち大人がルッキズムに囚われているのに「ルッキズムNO!」「絶対ダメ!」みたいな描き方をして、若い子に響くわけがないんですよね。大人が現状を変えられていないわけですから。そういう意味で、いろんな価値観がある中で、「やってはいけないこと」を見極めることができるようなお話にしたいなと思いました。――ちなみに今回はゼロから企画に携わられたとのことですが、作品によっては携わる段階や深さなどは変わってくるのでしょうか?それは作品ごとに全て異なりますね。既に原作が決まっていたり、主演の俳優さんが決まった段階でオファーをいただく場合もあります。ただ私の場合、ここ数年はオファーをいただいた段階で、原作があろうとなかろうと「どういうテーマで何を軸に作品を作るのか?」ということはきちんと企画としてまとめさせていただいて、それにGOサインをいただいてからストーリーを書き進めるというやり方をしています。例えば、原作に明確なテーマがなかったとしてもドラマでは「自己肯定」だったり、「嘘をついてはいけない。嘘をつくと自分がしんどくなるよね」ということだったり、必ずテーマを決めて書くようにしています。そうしないと、単なる原作のダイジェスト版になってしまったり、何を書いているのか一貫しない物語になってしまうので。――今回の「ブラックシンデレラ」に関しては、キャスティングに関しても吉田さんが意見を出されたりしたのでしょうか?企画の段階から「イメージとしてはこういうひと」といった意見は出していました。コロナ禍ということでオーディションなどには立ち会っていないのですが、結果的に理想的なキャストがそろったと思っています。主演の莉子ちゃんとは以前、Y!mobileの放課後ドラマシリーズ「パラレルスクールDAYS」という作品で仕事はしてたんですが、すごく魅力的で、他の現場でも「莉子ちゃん、いいよね」という話はよくしてたんです。正直、こういうテーマの作品の主演を引き受けてもらえると思ってなかったのですごく嬉しいです。――連ドラの場合、企画会議の段階で、物語の最後の結末まである程度、決めてしまうものなのでしょうか?基本的には最後までだいたい固めてからスタートするものですが、とはいえ書いているうちに変わることもありますし、ラストで伝えたかったメッセージが、既にきちんと作中で十分に伝えられているので、その上でラストをどうするか? という具合に変わることはあります。ただ大きなメッセージは変わらないですね。――先ほど「ルッキズムというテーマは難しい」という話がありましたが、このテーマをドラマにするということに関して、企画自体はすんなり通ったんですか?思いが強かったということもあって、最終的に「やってみようか」とはなったんですが、最初に企画を伝えた段階では「話を聞けば面白いってわかるけど、それを1~2行で伝えられるの?」といったことはよく言われましたね。“外見”や“本当の美しさ”って人によって価値観が異なるので、それをどう伝えるかというのは最後の最後まで悩みましたね。――ルッキズムという非常に現代的なテーマをABEMAのドラマで描くというのが驚きでした。ABEMAさんは、実際はいろんなジャンルを扱っているんですが、どうしても恋愛番組などのポップなイメージが強いので「そのテーマどうなの?」「見てもらえるの? 重すぎない?」ということはよく言われました。ただ、だからこそABEMAを見ている子たちにこの作品を見てほしいなと思います。それこそNETFLIXで海外の作品や「クィアアイ」を見ている人たちがこの作品を見ても「うん、そりゃそうよ」って思うだろうと思います。自分で「外見至上主義ってどうなの?」とか「本当の美しさとは何か?」と考えられる人、「他人に何を言われても自分が好きなことを変える必要はないし、『痩せろ』とか『化粧しろ・そんな化粧をやめろ』なんて声は気にしなくていいんだよ」と思える人が、自分で選択して見られるドラマは既にたくさんあると思います。そうじゃなくてただ「カッコいい俳優さんが出るキラキラした恋愛ドラマが見たい!」という人、「ポップな作品が見たい」という人が、このドラマを見てちょっとでも「あぁ、そうか。私が抱えていた息苦しさって、こういうことだったんだ! 気にしなくてもいいんだ!」と思ってもらえたらいいなと。むしろ「ルッキズムって何?」「そりゃかっこいい・可愛いほうがいいに決まってるじゃん!」という子に見てほしいなと。決して外見にこだわったり、他人からよく見られたいと思うこと自体を全否定するつもりはないんです。それはティーンには酷だと思うし、私自身も他人によく思われたいという気持ちはあります。ただ外見で他人を評価したり、差別したり、外見の美しさがないと魅力的じゃないと考えたりするのは間違っているんだという、本当にルッキズムの問題の初歩の初歩の初歩の部分だけでも伝えられたらいいなと。ちょっとでも生きやすくなる子が一人でもいてくれたらいいなという気持ちで作っています。説教臭く「人間は見た目じゃなく中身だ!」と訴えるんじゃなく、ゆるく段階的に伝えつつ、そこで興味を持った子がネットで「ルッキズム」とか「ボディ・ポジティブ」といった情報に行き着いたり、別の作品も見てみようとなったりしてくれればいいかなと思っています。――ちなみに、劇中に「ルッキズム」という言葉は登場するんでしょうか?少なくとも脚本の段階で私は書いてないですね。もちろん、ワードを使うことでカテゴライズされて、可視化されて安心できることって世の中にたくさんあると思うんです。例えば自分のセクシャルに揺れを感じる人が“Xジェンダー”とか“セクシャルフルイド”という言葉を知ることで自分を説明できるようになったり安心することができたり。ただ、このドラマで“ルッキズム”という言葉を使って説明してしまうと「あ、お勉強だ」と感じて、途端に見たくなくなってしまう人がいるんじゃないかなと思って、あえて使わないようにしました。恋愛ドラマのヒロインをどう描くか――続いて、この作品のもうひとつの重要な要素である“恋愛ドラマ”の部分に焦点を当てて、お話を伺ってまいります。まず、魅力的なキャラクター、ヒロインはどのように生まれるのか? ということを教えてください。そうですね、まず作品のテーマにいかに沿った人物にするかということですが、前提として、私自身が嫌いじゃないということが一番大事かなと思いますね。「こいつ、嫌いだな」「このひと、いやだな」と思うような人物は、書いてても愛情を持てないんですよね。嫌なヤツであってもいいんですけど、そうである理由や背景というのはきちんと考えますね。今回で言うと、恋愛ものなのでヒロインですけど、ヒロインを嫌いになるような作品だと見ていてしんどくなってしまうんですよね。もちろん欠点や完璧ではない部分はあります。「応援したくなる」と言うと平たくなってしまうんですが「この子が頑張っている姿を見ていたいな」と思える“熱量”とか根っこの部分の良さ、信念みたいなものは大事にしていますね。その人が絶対に守っている信念みたいなものを決めると、「動き出す」とまでいかなくとも「あぁ、こういう行動はしないな」と言うことは見えてきますね。――恋愛作品だと、ヒロインを巡る三角関係、ライバル関係みたいなものも重要になってくるかと思いますが、そういう関係性を作る上で大事にしていること、意識していることなどはありますか?いまの時代性なのかもしれないですが、“恵まれすぎているヒロイン”に対して見る側はすごく厳しくなるところがあるんですよね。あまりにヒロインがいろんな男の子から言い寄られると「モテモテじゃん!」みたいになってしまうので、その塩梅は意識しますね。理想は“一方通行”ですけど、それができない場合は「でも、この子はこんなつらい問題を抱えている」とか「こういうことがあるから上手くいかない」といった設定は作るようにしますね。それがリアルだとも思うんです。どんなにモテている人でも実は自信がなかったり、周りの目を気にしてうまく動けなかったりするのが現実だと思うので。――まさにいまおっしゃった“現実”との兼ね合いで言うと、恋愛ものはちょっと浮世離れした設定やありえないシチュエーションを求め、楽しんでいる視聴者もいるかと思います。そうですね。やはり視聴者が見たいもの、恋愛ものに求めるものは、見せたいという思いは常にあります。男性キャストにキュンとしたり、ヒロインの健気さとか頑張りを応援したくなったり。王道から外れて、テーマ性を声高に叫んでも、見てもらえなきゃ意味がないですから。そういう意味で、自分が恋愛ドラマを見る上で何を求めるか? という部分での王道感は外さないようにしています。ただ、いまの時代、相手からもらってばかりの受け身のヒロインなんてみんな、そこまで見たいのかな? と思いますし、男性側にしても「男性だから完璧じゃなきゃ」とか「男性だからリードしなきゃ」という“マチズモ”的な男性観に男女共に縛られるのも違うんじゃないかなと思うんです。それをしないからといって“草食”という言い方をするのもまた違うと思いますし、女性の方から積極的に行くからってそれを“肉食”と言うのもそうじゃないよねと思います。そもそも恋愛を食性に例えるのはどうなの?とずっと思っています。自分がどうしたいか? 自分がいかに不快じゃないか? 自分がいかにハッピーになるか? というのが大事だと思ってて、第1話のきっかけとして、相手からもらうばかりになってしまったとしても、それを今後の展開でどう返していくか? どう見せていくか? ということ――いま私が見せたいこと、いまの時代にやるべきことというのは、すごく意識していますね。やっぱり塩梅ですよね。偏ったらお客さんは離れていってしまうので。――若い視聴者、登場人物を意識して、いわゆるイマドキの若者の流行や文化をリサーチされたりはするんでしょうか?SNS上のやり取りを見たり、マクドナルドに行って若い子たちの言葉遣いを研究するというのは以前はやっていましたね。ただ、会話を盗み読み・盗み聞きするというのも失礼じゃないですか。なのでいまは、時代に乗り遅れないようにトレンドを見たり、実際に若い子たちとLINEでやり取りをさせてもらったり話を聞いたり、その子たちが熱中しているものをフラットに見るようにしたりということですかね…?流行を追いかけようと思っても、オンエア時期ともズレるし、「これが若者に流行っているだろう」みたいなことしてもどうしてもダサくなっちゃうんですよ。一番駄目なのは見下す・媚びることなので。基本的には「普遍的なものを“いま”の感性でやる」ということを大事にしていますね。「これ流行ってるからやるぞ」なんてやり方したら絶対に失敗するので。流行を取り入れるなら、自分もまずやってみるようにしてます。言葉遣いにしても、変に若者に寄せすぎないようにしています。言葉のブラッシュアップはしますけど、感覚に関してはそこまで意識してないですね。特に恋愛ものは、誠意さえ持っていれば伝わるのかなと思っています。恋愛ドラマは「いまの時代に合ったものを」――最近では「いま恋愛ドラマヒットさせるのは難しい」という声もあったり、フィクションよりもリアリティショーに魅力を感じるという人が増えているとも言われています。吉田さん自身は、恋愛ドラマの変化、現代の恋愛ドラマについて、どんなことを感じていますか?「恋愛ドラマは難しい」という声に関して言えば、これだけスマホが普及してしまえば、昔のトレンディドラマみたいな、待ち合わせをしていたのにすれ違って…みたいな展開は無理ですよ(笑)。でもその時代ごとにやれることはあるし、恋愛ものの難しさみたいなものを私はそこまで感じないですね。どちらかというと、自分が昔好きだったドラマも含めて、そこで描かれている女性像が、リアルというよりも男性から見た「女ってこうだろ?」みたいなイメージだったり、「ちょっと自虐しすぎじゃない?」と感じるものだったりする部分はあるので、そういう違和感を持つ部分を変えていくだけかなと思いますね。私自身が嫌なんですよ。まだ付き合ってもない相手に頭をポンポンとかされたくないし、「お前」とか言われたくないし、急に無理やりキスされたくもないし、知らない人に抱きしめられたくないし(笑)。そういうルール(=恋愛ドラマの文法)が変わってきているだけだと思います。もちろん(そういう行為の中にも)ドキッとしたりキュンとしたりするものもあるし、私自身が好きだったものもあるので、全部を否定する気はないんですけど、単純に自分がやられたら不快なことはやめていきたいなと思っています。10代の子で「全然、そんなの気にしないよ」という子もいるとは思います。けれど今は平気でも年を重ねて色々経験すると気づきや変化がある。例えば、急にキスしてきて「気持ちを抑えられなかった」みたいなシチュエーション(笑)。私自身も昔は好きだったし、好きな役者さんがやっていると当然ドキッとする。でも「あれ? よく考えたらそれって相手側の勝手な都合じゃない?」と段々気づいていくんです。自分の作品でそういうことはなるべく起きてほしくない。だから私は特にここ数年、メッセージとして「嫌なものは嫌」「無理やりなことはしない」というのは気をつけていますね。それが「つまんない」と言われたら、終わりだと思いますけど、いまのところそうはなってないので、やはり工夫次第じゃないですかね? それを作る側が放棄したら、ラブストーリーも何もできないなと思います。私はラブストーリーが好きなので、書いていきたいし、いつか自分の感覚がニブくなって「吉田の描くものはもう時代遅れだ」と言われるかもしれませんが、いまのところそうなってはないと思うので、いまの時代に合ったものをどう描いていくかということをやっていきたいですね。――お話を伺っていると「ラブストーリーが変わった」のではなく、社会の中での女性(そして男性)の在り方が変わってきて、そうした変化をごく当たり前のこととして、作品に反映させようとされているのかなと感じます。そうですね。「社会が変わった」とか「時代が変わった」じゃなく、ずっとみんなが抑えていたことを声に出してもよくなったし、正しいことと認められるようになったんです。それは素晴らしことだとクリエイターはポジティブに受け止めて、いまの時代に何ができるのか、知恵を絞って考えていけばいいのかなと思います。それは決して、みんなお利口な優等生ばかりの作品を作るということじゃなく、もちろん誰しも欠点はあるし、完璧ではないことも受け入れていかないといけないと思います。「相手が嫌なことをしない」というのは前提ですが、仮に嫌なことをしてしまった/されてしまった時にどうするか? もちろん「好きだからOK」というのは絶対にダメで、この人はちゃんと謝ったね、反省したねというのをきちんと作品の中で見せていくというのも必要だと思います。――脚本家を目指している人に向けて、吉田さんからアドバイスやメッセージがあればお願いします。テクニカルな部分に関しては仕事をしていけばついてくるものだと思います。まずは書きたいものを、粗くてもいいので最後まで書いてみると、その中にある“パッション”みたいなものは必ず伝わります。自分が審査員の立場で脚本を読んでても、支離滅裂だったり、意味がわからなかったり、物語として破綻してる作品でも「セリフが面白い」とか「ものすごい熱量だ」とか伝わってくるんです。とりあえず書いてみて、それから他人の意見を聞く――その意見は怒らずにきちんと聞くということですかね? 4コマでもペラ2でもいいからまずは書いてみるのがいいと思います。2分のお話でいいんです。もし、他人に見せるのが恥ずかしければ、10日くらい置いて、冷静な頭で読んでみて、いいところ3つとダメなところ3つを書いてみてください。とにかく書いてみて、その作品を自分でちゃんと「好き」と思えることが大事だと思います。これは「ブラックシンデレラ」のお話にもつながることですけど、自分のことを簡単に嫌いになれてしまう世の中、時代ですが、自分のことを「好き」と思える心をどう作っていくかということが、すごく大事だと思います。――最後に第2話以降、本作がどうなっていくのか? 見どころをお願いします!1話で「え? これからどうなっていくの?」と思った人への“答え”が2話以降で転がってきます。恋愛面はもちろんですが、ヒロインの愛波が、自分の意思とは関係なくやってきた悲劇、苦しみとどう向き合い、成長していくのか?愛波だけでなく、それぞれの登場人物たちの悩みや価値観も見えてくるので「この人、こういう人なのね」とか「こういう人にそばにいてほしいな」とか感情移入しながら楽しんでもらえたらいいなと思っています。愛波がミスコンでの事故をきっかけに傷を負ってしまったように、人によっていろんな“傷”やコンプレックスを持っていると思います。そういう不条理にできてしまったものにどう向き合っていくのか? を描いたドラマです。これが絶対的な「正解」だと言うつもりはないけど、そこに誠実に向き合った作品です。恋愛も盛り上がっていきますし、神尾楓珠さんも板垣瑞生さんも本当にお芝居が素晴らしいです!恋愛ドラマが好きな人を満足させられる自信はあるので、2話以降もぜひ楽しんで見てください。(text:Naoki Kurozu)
2021年04月29日俳優のムロツヨシが主演を務める、映画『マイ・ダディ』(9月23日公開)の出演者が28日、明らかになった。同作は映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM(以下、TCP)」 の2016年準グランプリ受賞企画『ファインディング・ダディ』(金井純一)の映画化作。中学生になる一人娘を男手ひとつで育てている、小さな教会の牧師・御堂一男(ムロツヨシ)は幸せな人生を送っていたが、娘が病に侵され、愛する娘を救おうと奔走する。この度、御堂一男の娘・ひかりを期待の新星・中田乃愛が演じることが決定した。中田は第8回「東宝シンデレラ」オーディションにてファイナリストとなり、2019年公開の映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』にて女優デビュー。今作が映画出演2作目となる。本作の娘役を決めるオーディションに参加しムロツヨシ演じる御堂一男の娘・ひかり役を勝ち取った。本作では、父との距離が微妙に開きつつある思春期の中学生を演じる。幼い頃に母親を亡くし、父とふたり、仲睦まじく暮らしている最中、突然の病気を宣告され、多感な時期で、父親の小言にもうんざりする一方、父親のことが大好きでもあり、今でもずっと母親のことを愛している。更に今回、映画の特報映像とポスタービジュアルも公開された。特報では映画初主演となるムロが、はにかんだり、微笑んだり、悔しんだり、悩んだり、怒りをぶつけたり、殴られたり、涙を流したりと、とにかく多様な表情・表現が収められている。またポスターも何かを見据えた表情で、新たな魅力を見せた。○中田乃愛 コメント・作品への参加が決まった時の心境についてオーディションの時から絶対に「ひかりになりたい」という想いが強かったので、作品に出演できると知った時は、驚きと不安と嬉しさで胸がいっぱいでした。沢山の方の想いが重なって実現出来た、パワーのある奇跡のような作品だと思うので、いろんな方にお届け出来るように精一杯頑張ります。・共演したムロツヨシさんの印象についていつも明るく朗らかで、とても真面目な方だと思います。ムロさんがいらっしゃるだけで、その場が明るくなってみんなが笑顔になる。いつも気にかけてくださって、私が緊張していた時も和ませてくださったり、緊張ごと肯定してくださって心が軽くなったのをよく覚えています。撮影が延びてしまった間も連絡をしてくださり、おすすめの映画を教えてくださるなど本当に優しい方です。・完成した映画を観た感想についてスクリーンに自分がいるのは、少し恥ずかしくもありましたが、映画としてひとつの形になったのだという実感が湧いて感慨深かったです。目まぐるしくて予想だにしないことが起きても、確かにそこにあって変わらないものをずっと大事にしていたいと思える作品だと思います。そして物語終盤にかけても注目していただきたいです。○ムロツヨシ コメントとてつもなく未完成であり可愛くもあり、純情であり、とても怖がっていましたし、それがとても年齢と相まってですが、すごく人間的な少女的な、これからどんな人に、大人に、女性になっていくのか、まだまだ分からないところの、それが魅力と言いますか。僕が心を奪われてしまったのは事実です。 紛れもない事実なのです。○監督・共同脚本:金井純一 コメント・オーディションで中田さんを選んだ理由について中田さんの演技に、可能性を感じました。オーディションには芸歴の長い子や、演技も上手い子もいました。しかし、中田さんの芝居からしか感じられないものがあり、それは観客に訴えかける真実味のようなものだと思います。彼女は決して器用ではなく、お芝居の経験もほとんどありませんが、彼女の力でしか伝えられないものがあると思い、選びました。最終オーディションにはムロさんにも参加していただきましたが、ムロさんも同じことを思っていました。ひかりはかなり難しい役ですが、可能性に賭けました。・撮影中の中田さんとのエピソードについて中田さんは、普段いつもニコニコしていて、おっとりしているので、カメラ前で演じる表情とのギャップに驚かされます。ひかり役は中途半端な気持ちでは演じきれない役なので、覚悟を持ってこの映画に臨んでくれていたと思います。中田さんにとって映画の現場はこの映画がほぼ初めてで、知らない業界用語に戸惑う場面もあったかと思いますが、その都度ムロさんが優しく教えていました。そんな二人の姿が、僕には本当の親子に見えて、この映画は絶対成功すると思いました。
2021年04月28日ムロツヨシの映画初主演作『マイ・ダディ』の公開日が、このほど9月23日(木・祝)に決定。併せて、特報映像とポスタービジュアルが到着した。今回到着した映像では、ムロさん演じる牧師・御堂一男が微笑んだり、悩んだり、殴られたり、また涙を流したりと、様々なシーンが収められている。また、同時に公開されたポスターも何かを見据えた表情を捉えている。ムロさん演じるこの一男、中学生になる一人娘がおり、今回その娘ひかりを演じるのが、第8回「東宝シンデレラ」オーディションにてファイナリストに選ばれ、また『WE ARE LITTLE ZOMBIES』で女優デビューし、今作が映画出演2作目となる中田乃愛が抜擢されたことも明らかに。ひかりは、お父さんとの距離が微妙に開きつつある思春期の中学生。父とふたり、仲睦まじく暮らしている最中、突然の病気を宣告されるという役どころ。「オーディションの時から絶対に『ひかりになりたい』という想いが強かった」と明かす中田さんは、共演のムロさんについて「いらっしゃるだけで、その場が明るくなってみんなが笑顔になる。いつも気にかけてくださって、私が緊張していた時も和ませてくださったり、緊張ごと肯定してくださって心が軽くなったのをよく覚えています。撮影が延びてしまった間も連絡をしてくださり、おすすめの映画を教えてくださるなど本当に優しい方です」と語っている。一方のムロさんは「とてつもなく未完成であり可愛くもあり、純情であり、とても怖がっていましたし、それがとても年齢と相まってですが、すごく人間的な少女的な、これからどんな人に、大人に、女性になっていくのか、まだまだ分からないところの、それが魅力と言いますか。僕が心を奪われてしまったのは事実です。紛れもない事実なのです」とコメントした。『マイ・ダディ』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ダディ 2021年秋、全国にて公開予定(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
2021年04月28日波瑠が6月スタートの“月9”ドラマに初主演、田中圭や岸優太(King & Prince)、北村匠海、岡崎紗絵と共演する「ナイト・ドクター」で夜間救急専門の医師役を演じることになった。■知られざる夜の病院の実体を描く、5人の若き医師たちの物語本作は、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちと共に、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく、完全オリジナルの“青春群像医療ドラマ”。“昼夜完全交代制”を試験的に導入した病院を舞台に、夜間救急専門の医師「ナイト・ドクター」たちにスポットを当てて物語を描いていく。柏桜会あさひ海浜病院では、“365日24時間、どんな患者も断らない”医療を目指し、崩壊寸前の救急医療を立て直すべく、新たな働き方として夜間救急専門のチーム「ナイト・ドクター」を設立することに。夜間救急は慢性的な医師不足、救急車難民、コンビニ受診など問題が山積みだが、昼も夜も救うべき命があることに変わりはない。“夜の病院を守る”という重要な使命を果たすため、5人の若き医師たちが集められる。強い志を持つ者、自分の意志とは裏腹にやってきた者…訳ありの5人の医師たちがときにぶつかり、ときに励まし合いながら、命に真摯に向き合っていく。一方、医師も仕事を終えればひとりの人間として、家族や恋人、そして自分自身の悩みや問題に直面する彼ら。ナイト・ドクターの5人が、誰よりも長い時間を共に過ごしながら、絆を深め合い、医師として人として成長していく姿をリアルかつユーモラスに描いていく。■波瑠「絶対諦めない」夜の病院で戦うナイト・ドクターに!波瑠さんが演じるのは、「いつでも、どんな患者でも絶対に受け入れる」という強い信念を持つ医師、主人公・朝倉美月。柏桜会あさひ海浜病院で夜間勤務専門の救急医を募集していることを知り、自分の信念を実現できる場所だと思い応募する。病院の近くにある寮に住み、意気揚々と働き始めるも、思い描いていた理想とはかけ離れた過酷な現実が美月を待ち受けていた。美月は負けず嫌いで行動力があり歯に衣着せぬ性格のため、周囲を戸惑わせることもあるが、他人の心に寄り添うことができる優しさを持ち合わせている。向上心が高く、救命に対して誰よりも熱い思いを持っているものの、思い入れが強い分、冷静さに欠けたり感情的になったりしてしまうことも。一方で、そんな美月の熱意は次第に周囲のナイト・ドクターの意識を変えていく。そして職場だけでなく、美月は私生活でも仲間たちを翻弄していく。また、休日を一緒に過ごす恋人もいる美月は、公私ともに順調に思えたが…。波瑠さんは昨年だけでも、連続ドラマ「#リモラブ~普通の恋は邪道~」ほか、映画『弥生、三月-君を愛した30年-』『ホテルローヤル』などで主演を務め、常にオファーが絶えない日本を代表する俳優のひとり。今作で“月9”ドラマ初出演にして初主演を務め、フジテレビ系ドラマへの出演は主演を務めた「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」以来、5年ぶりとなる。波瑠さんは医師役を務めることに「光栄な気持ちと、命を扱う作品なので、気を引き締めて挑まなければいけないなと思いました」と真摯にコメント。「病院が舞台ではあるけれど、ただお仕事だけを描いていくのではなく、そこにある人間関係や、それぞれがどんな思いで命と向き合っているのか、細かい人間模様も描いていけたら」と抱負を語った。■岸優太&北村匠海&岡崎紗絵は波瑠と初共演田中圭/成瀬暁人 役田中さん演じる成瀬暁人は、波瑠さん演じる美月にとってかつて同じ救急にいた先輩医師で、ナイト・ドクターの結成により美月と再会する。上から目線で口が悪く、クールでドライな現実主義者。自分にも他人にも厳しいストイックな性格で、医療現場で唯一必要なことは確固たる技術だと信じている。かつては美月のように患者思いの一面があったが、ある出来事がきっかけで患者と距離を置くように。自分の過去の経験から、とことん患者に向き合う美月はシビアな判断を求められる救命医向きではないと感じており、事あるごとに美月に転科を勧める。しかし、美月や若い医師たちが懸命に患者に向き合う姿を見ながら、忘れかけていた医師としての姿を思い出していく。また、同じ寮に住みながら多くの時間を共に過ごすことで、成瀬の人生にも変化をもたらす。俳優として、さまざまな話題作に出演、最近では音楽番組でMCも務める田中さんが、“月9”ドラマに出演するのは「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」以来、約4年ぶり。仕事にまい進するあまり、見失っていた人生の大切なものを取り戻していく成瀬の変化を、田中さんが丁寧に演じる。「アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋」のスタッフとの再タッグに際し、「医療ドラマの台本が面白いということは、撮影が大変だということも同時に伝わる」と語り、「医療モノと青春群像というバランスがとても良い作品だと思ったので、医療モノだけど医療モノではない、青春群像もあるけど、それだけではない、見たことない作品に仕上がるのではないか」と期待を寄せる。岸優太/深澤新 役研修医あがりの元・内科医。両親を早くに亡くし、病気がちの妹の面倒をひとりで見ている。妹を元気にするために医者になったが、美月や成瀬のような医師としての強い信念は持てずにいる。柏桜会あさひ海浜病院で内科医として働いていた深澤は、救急診療で働く同僚がハードワークでボロボロになっている姿を見て「救急医は絶対にやりたくない」と思っていた。そんな矢先、ナイト・ドクターとして働かないかと院長から持ちかけられる。妹が昔からこの病院で世話になっていることもあり、院長の願いを引き受けることに。技術もやる気も自信もない深澤だったが、美月たちの姿勢に次第に感化されていく。そしてプライベートでは、妹との2人暮らしが長いため家事が得意。仕事優先で私生活がボロボロな美月の面倒を何かと見ることになる。そんな深澤を演じる岸さんは、「ジャニーズJr.」時代から舞台を中心に出演し、2019年からは舞台「DREAM BOYS」で座長を務めるなど芝居の経験も多く積んできた。今作でフジテレビ系ドラマ初出演。医師役を演じるのも初めてとなる。「月9ドラマはジャニーズの大先輩がたくさん出演されている枠なので、“ついにきた!”という気持ちと共に緊張感でいっぱいでした」と岸さん。「メンバーに伝えたときには自分のことのように喜んでくれて、会うたびに“今日は撮影どうだった?”と気にしてくれています」と明かす。北村匠海/桜庭瞬 役ナイト・ドクターとして働く研修医上がりの医師。明るく、人懐っこい性格で、くせ者ぞろいのナイト・ドクターの中でいつも元気に振る舞う桜庭は、チームのムードメーカー的存在。そんな桜庭は、様々な科を転々としていた研修医だったこともあり、救急で運ばれてくる重症患者の処置などやったこともなく、初めての救急の現場で右往左往。救急医になることが夢だった桜庭は、なぜいままで救急の現場に立たなかったのか、そこには桜庭自身が抱える問題や桜庭の家族も関係していた。4人組ダンスロックバンド「DISH//」でボーカルとギターを担当し、北村は、今最も勢いのある俳優としては、ドラマ「にじいろカルテ」にレギュラー出演していたことが記憶に新しい。映画では『東京リベンジャーズ』など、主演映画の公開を多数控えている。、“月9”ドラマへの出演は「信長協奏曲」以来、約7年ぶり。“月9”レギュラー出演は今作が初という。「この作品の特徴だなと思ったのは」と話す北村さんは、「昇ってくる朝日を見て、張り詰めていた表情から、“あ~終わった”とほっと一息つく表情まで、細部がきちんと描かれている」と語る。「医療ドラマとしての面白さもたくさんありつつ、個性豊かでキャラクターの立った5人が織り成す会話劇も見どころ」と明かした。岡崎紗絵/高岡幸保 役美月の同僚のナイト・ドクター、高岡幸保を演じるのは岡崎紗絵。高飛車だが、頭の回転が早く、医師としての責任感も兼ね備えているため一目置かれている存在。とはいえ、人生を仕事だけにささげるのは絶対に嫌で、プライベートにも一切手を抜かない。どんなに忙しくてもいつも見た目に気を使っている。また、交際中の彼は若くして成功したレストランの経営者で、高学歴高収入イケメンのハイスペック男子。世の羨望を集める恵まれた女性にみえるが、実は心に葛藤を抱えている。地位や名誉など人の表面にこだわってきた幸保に訪れる心の変化とは…?岡崎さんが、“月9”ドラマにレギュラー出演するのは「トレース~科捜研の男~」以来、2年6か月ぶり。最近では、新春スペシャルドラマ「教場ll」で成績優秀ながら在学中に妊娠が発覚する生徒役や、「監察医朝顔」では孤独なシングルマザー役といった難しい役柄を見事に演じきり話題を読んだばかり。「見た方が前向きになれる作品になればと思いながら演じています」と語る岡崎さん。「ナイト・ドクターになった5人にはそれぞれいろいろな思いや事情があるので、そんな5人の成長を見届けていただけたらと思います」と期待を込めた。プロデュースは、「コード・ブルー特別編-もう一つの戦場-」をはじめ、小児外科医の世界を舞台にした「グッド・ドクター」や病院薬剤師の奮闘を描いた「アンサング・シンデレラ」の演出やプロデュースなど、さまざまな視点で医療ドラマに関わってきた野田悠介。いま最も勢いのある個性豊かな俳優陣と、“夜の病院を守るドクターたち”の葛藤や過酷な現場をいかに描いていくのかも注目される。「ナイト・ドクター」は6月、毎週(月) 21時~フジテレビ系にて放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2021年04月27日ルッキズムに立ち向かう逆襲ラブストーリー、新ドラマ「ブラックシンデレラ」の第1話が4月22日に配信された。吉田恵里香脚本で贈る本作は、小さい頃からミス清蘭コンテストに憧れるド平凡女子高生の愛波(莉子)は、ひょんなことからそのミスコンに出場することに。圭吾(神尾楓珠)と百合(愛花)の協力のもと、鬼の特訓を開始するが、ミスコン当日、予想もしない事故に巻き込まれてしまう…というのが本作のストーリー。愛波は親友のひまり(鈴木美羽)と高校へ向かうバスへ急いで乗り込むが、ある出来事で愛波だけバスに乗り遅れてしまう。遅刻決定と思われたところ、雑誌のモデルをこなし、勉強も運動もでき、帰国子女の同級生・圭吾と運命の出会いを果たし、学校までの近道を一気に走り切ることに。圭吾に促され、手を繋いで走る2人に、「王子さまみたい」「こんな青春したかった…!」「これは惚れる」と胸キュンする視聴者も。そして、ミスコン出場を目指す愛波に予想だにしない悲劇が襲い、百合と圭吾の知られざる関係や、百合からのショッキングな言葉を聞き、愛波は失意のどん底へ。そして衝動的に学校の屋上へ駆け込み、命を絶とうとした瞬間、空(板垣瑞生)に助けられる。この屋上のシーンは特にコメントが盛り上がり、「生きる希望を見つけてくれる王子様」「優しすぎて泣ける」と視聴者。そんな初回から波乱の展開に「まさか号泣すると思わなかった」といった声も視聴者から寄せられた。次回、4月29日(木)放送の第2話では、愛波を巡るまさかの三角関係、そして美女からの逆襲も描かれるようだ。「ブラックシンデレラ」はABEMAビデオにて配信中。(cinemacafe.net)
2021年04月26日「ABEMA」は、ゴールデンウィーク期間中に「GWいつでも満足宣言」と題し、バラエティ、恋愛番組、ドラマ、格闘、韓流、アニメ、ニュースなど、“おうち時間”を充実させるる多彩なジャンルの番組を放送。その中からおすすめの作品を紹介する。「恋とオオカミには騙されない」最終回、「ドラ恋」は新シリーズ登場恋愛番組では、累計視聴数2億回突破、1200万人が見届けた「オオカミ」シリーズ最新作「恋とオオカミには騙されない」が5月2日(日)22時にいよいよ最終回を迎える。はたして、好きなフリをする「嘘つき“オオカミ”」は一体誰なのか?揺れに揺れた10人の恋の結末とは?激動の最終回は見逃せない。また、新たに俳優と女優の演技、そして舞台側での熱いキスシーンなどに注目が集まる「ABEMA」20代・30代人気No.1恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~」が5月1日(土)23時より放送開始となる。話題の新オリジナルドラマ「ブラックシンデレラ」主演に莉子を迎え、神尾楓珠、板垣瑞生、愛花と、いま注目のフレッシュな若手俳優陣が一挙に出演する、新オリジナル連続ドラマ「ブラックシンデレラ」が4月22日(木)よりスタートし、話題となっている。舞台は、学園一の美男美女を決めるミスコンが今なお行われる清蘭(せいらん)学園高等学校。ミスコンに憧れる見た目に悩みを抱く平凡女子高生の主人公が、ルッキズムに立ち向かいながら、夢や恋に奮闘する“逆襲”ラブストーリー。4月29日(木)に放送される第2話では、莉子さん演じる愛波の恋が大きく動き始める。毎回世界トレンド入り!K-POPサバイバル「KINGDOM」最新章「BTOB」「iKON」「SF9」「THE BOYZ」「Stray Kids」「ATEEZ」という、人気ボーイズグループ6組が事務所の枠を超え真剣勝負を行う新たなK-POPサバイバル新番組「KINGDOM : LEGENDARY WAR」も、日本語字幕付きで、日韓同時・国内独占で無料放送中。すでにデビューを果たし、韓国だけでなく日本でも人気を集める6組が、K-POP界の王座をかけて、それぞれの個性が光る圧巻のパフォーマンス対決を繰り広げている。4月1日(木)の初回放送以降、毎放送回で世界トレンド入りを果たしており、全世界から注目を集める熱戦が「ABEMA」で楽しめる。バズりにバズった人気バラエティも続々バラエティジャンルでは、「5周年記念! ABEMAバズバラWEEK」と題し、ゴールデンウイークから毎週目玉番組を放送するほか、4月26日(月)から5月16日(日)まで毎日日替りでバズりにバズった人気バラエティ回を無料公開。5月5日(水)23時からは、お笑いコンビ「千鳥」がMCを務める「チャンスの時間」を放送。愛が枯渇した現代社会において、人々の悩みを“愛のチカラ”で解消していく人気企画「現代社会を愛のチカラで癒せ!愛王決定戦!」の最新作が登場する。お馴染み“愛王”メンバーの「千鳥」大悟、お笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬、「アルコ&ピース」の平子祐希に加え、今回、「ハライチ」の岩井勇気が初参加する。さらに、テレビ朝日と共同制作するバラエティ枠「ネオバズ!~BUZZる!ネオバラ~」の月曜日枠において、新番組「ビビらせ邸」を4月26日(月)より放送開始。とある豪邸に集められた芸能人が賞金獲得のため「あるゲーム」に挑戦。挑戦者たちを襲うさまざまな“ビビらせる仕掛け”とは?ほかにも、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」「給与明細」など、多種多様なバラエティ番組を日替わりで放送する。(text:cinemacafe.net)
2021年04月26日4月22日より配信がスタートした新ドラマ「ブラックシンデレラ」の合同取材が行われ、主演の莉子をはじめ、神尾楓珠、板垣瑞生、愛花が参加した。学園一の美男美女を決めるミスコンがいまなお行われる学校を舞台に、ミスコンに憧れながらも、見た目に悩みを抱くド平凡女子高生の主人公が、とある出来事からコンテストに出場することになる、ルッキズムに立ち向かう逆襲ラブストーリー「ブラックシンデレラ」。取材が行われたのは、初回配信直前。本作の魅力について莉子さんは「開始からラブコメなどたくさんの要素詰まっている作品です。SNSが普及して外見に対する考え方も変わっている中で、このドラマを届けられるのは嬉しいですし、見終わった後に誰か1人でも多くの方を応援することができたら嬉しいなと思っています」とコメントし、神尾さんも「外見主義にとらわれている今の時代にこのドラマを見ることでまた新たな考え方や価値観が生まれるなと思っているので、そこが伝われば良いなと思っています」と語った。今回の役を演じる上で意識したことについて板垣さんは「空という名前の役だったので、まさに空みたいに演じられたらな、と思っていました」と言い、演技初挑戦の愛花さんは「百合は育ちも良いし、お嬢様の設定なので、お嬢様ってどんな感じかな?とほかの作品を参考にしたり、自分の中でお嬢様ってこんな感じかも、と想像をしながら、制作の皆様と一緒に作り上げました」と役作りを明かす。胸キュンシーンも詰まっている本作。普段、キュンとするシチュエーションについて問われると、莉子さんは「運動している方はかっこいいですね。サッカーかバスケとか、あとはユニフォーム着ていると素敵ですよね」と話し、板垣さんは「“友達になろ?”ってセリフはキュンとしますね。新学期とかに、学校の子に言われたら嬉しいですね。あえて段階をきちんと踏んできてくれると、逆にどういうこと?ってなるので」と具体的に答えると、神尾さんも「可愛い…!」と思わず口にした。また、「非常にメッセージ性のあるドラマ」と本作について語る莉子さんは、「感じ方は人それぞれ。それぞれ感じ取っていただいて、今後に繋がればなと思っています。ラブコメから始まるので、開始1秒から見逃さずに、最終話まで見届けてください」とメッセージを送った。「ブラックシンデレラ」はABEMAにて配信中。(cinemacafe.net)
2021年04月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルで女優の愛花さんです。「興味のあることはとことん掘る、オタク気質です」と語る愛花さんの素顔に迫りました。この春、ドラマで女優デビュー。目標はあの人気アニメの声優!3年前、雑誌『ViVi』のモデルオーディションでグランプリを受賞。東京理科大学に通う才色兼備なモデルとして注目を集める。「高校生の頃はコスメに興味があり、化粧品に関わる職に就くのが夢でした。モデルになって撮影のたびにメイクをしてもらえるし、常に新しい情報に触れられる。今はこの仕事が天職だと思っています」。新ドラマ『ブラックシンデレラ』(ABEMA)では学園一の美女を演じ、女優デビュー。「演技にも力を入れて、いつか大好きな『名探偵コナン』の声優をやるのが目標なんです」『名探偵コナン』のコミックは宝物。実家に全巻あるのに、ひとり暮らしをしてからまた全巻買い揃えました!栄養バランスのとれた食事のために。余裕があれば撮影現場にお弁当を持参。栄養について調べるのも好き。デビュー時からの念願を達成しました。『ViVi』で初のカバーモデルを務めることに。一番に見せたいのは祖父母。えりか2000年生まれ。『ViVi』(講談社)専属モデル。新ドラマ『ブラックシンデレラ』はABEMAにて4月22日22時より放送スタート。Instagram(@hi_erica_)もチェック!※『anan』2021年4月28日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年04月23日書籍『ディズニー・コスチューム大全』が、2021年4月20日(火)に発売される。ディズニー実写映画の「衣装デザイン」のすべて『ディズニー・コスチューム大全』は、ディズニー実写映画の衣装デザインにスポットを当てた一冊。1985年の『オズ』から、2019年の『アラジン』まで、実写映画の56キャラクターの衣装を解説する。ロマンティックなドレスが印象的な『シンデレラ』や『美女と野獣』のベルといったディズニープリンセスをはじめ、『アラジン』のジーニー、ヴィランなど、人気キャラクターたちの衣装をどのようにデザインしてきたのか、その制作背景を探る。衣装デザイナーのインタビューを交えているため、生きた人物としてどう表現するか、映画ならではの創造性に触れることも。また巻頭では、アニメーションやテレビ番組、パークのキャストの衣装など、ディズニーの衣装デザインの歴史にフォーカス。ディズニーの衣装がどう造られたきたのか、写真を交えて紹介する。【詳細】書籍『ディズニー・コスチューム大全』価格:4,180円発売日:2021年4月20日(火)仕様:A4変、176ページ取扱店舗:全国の書店、ネット書店ほか出版:株式会社翔泳社
2021年04月23日PARCO Produce 2021『首切り王子と愚かな女』の東京公演が6月15日(火)~7月4日(日)、PARCO劇場で上映される。この度、本作のビジュアルが完成し、全キャストとともに発表となった。本作は劇作家・演出家の蓬莱竜太と井上芳雄が、2015年の『正しい教室』以来、6年ぶりに再び手を組んで贈る大人のファンタジーである。劇団モダンスイマーズや数々の外部作品の作・演出と演劇界のみならず、映画『劇場』の脚本や配信中の人形劇ムービー『しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~』での初監督と、表現の幅を広げている蓬莱。PARCO劇場には「鶴屋南北戯曲賞」を受賞したパルコ・プロデュース『母と惑星について、および自転する女たちの記録』以来、5年ぶりの登場となる。そして永遠のミュージカル界のプリンス・井上芳雄と注目を集める個性派女優・伊藤沙莉がストレートプレイで初共演。井上といえばミュージカル界を代表する俳優のひとり。しかしパルコ・プロデュースによるミュージカル作品は、真っ向から正統派王子役に挑んだ『シンデレラ・ストーリー』のみ。個性派俳優としての彼のポテンシャルを理解し、その表現のバリエーションを開拓する意味でも、今回はあえてイメージとは異なる配役での抜擢だ。『首切り王子と愚かな女』では魑魅魍魎が渦巻く王室を舞台に、腹に一物ある大人たちがあの手この手で陰謀や裏切り、忖度、愛憎、競争をたくらみ、のしあがる。そんな大人たちのほとばしる欲望をシニカルな笑いをまぶしながら描き、黒いことを面白く、難しいことをわかりやすく、いつの世にもあり得る愚かさ、おかしさを表現。井上芳雄と蓬莱竜太が6年ぶりのタッグで描く、ブラックで人間の真実に迫る“現代の寓話”に期待したい。スタッフと出演者のコメントは以下の通り。<蓬莱竜太>劇場に足を運ぶ、そんな行動すら以前より能動的なエネルギーが必要な時代になりました。だからこそシンプルに、観てよかった、足を運んでよかったと思ってもらえる作品を創りたい。「面白い」とは何か、井上芳雄くん、伊藤沙莉さんを中心に悩んでいこうと思います。子供が観ても面白い大人の寓話。幅の広いキャステイングなので、僕もやったことのないことに挑戦してみたいと思っています。今必要なのは「リアル」より「ファンタジー」なのかなと。どうなることやら楽しみに来てください。<井上芳雄>パルコ劇場で蓬莱さんと一緒にやらせてもらうのも、もう4回目になります。毎回見事に異なる、でもそれぞれ強いイメージが残る作品でした。今回もまた新たな座組みで、新しい作品にチャレンジできて幸せです。蓬莱さんが今、何を面白いと思っているのか、とても興味があります。現在の世の中だからこそ、演劇だからこそできることがあると信じて、その世界に全身で飛び込みたいです。<伊藤沙莉>いつか出演させて頂きたいとずっと思って、目標の一つにしていた蓬莱さんの作品への出演が、やっと叶う喜びと共に一気に緊張感が高まっています。しかし、こういうタイミングで蓬莱さんから生まれる作品に携われることを嬉しく有り難く思いました。精一杯頑張ります。届けます。宜しくお願い致します。<若村麻由美>17歳の時にふらりと当日券で入ったパルコ劇場。無名塾公演『ハロルドとモード』のあの感動!そこから私の役者人生は始まった。思い入れ深いパルコ劇場が生まれ変わり、念願の蓬莱さんのオリジナル作品にお声掛けいただき光栄です。しかもファンタジー?女王役も初体験!デビット・ヘアのふたり芝居『プレス・オブ・ライフ』(2014年)以来の蓬莱演出に胸が高鳴ります。スタッフキャスト観客がひとつになる、劇的なる場の醍醐味を存分に味わいたいと思います。<高橋努>蓬莱さんと仕事をするのは5本目。毎回私という俳優の知らなかった部分を引き出してくれ、発見と驚きの連続だが、もっとずっと先を見ている蓬莱さんを必死に追いかけるような感覚で稽古をすることが必要。心と体と頭と神経が疲弊し、無性に酒が飲みたくなる(笑)。この1年と数ヶ月、私は生活の「楽しみ」が減少した。色んな人たちと会うことも、仕事が入っている時の外食も、自粛しなければならない。そんなこの頃。お客様の「楽しみ」の一端になれれば。観劇後にもジワる「楽しみ」になれれば、この上幸せなことはない。蓬莱さんの新作、新PARCO劇場、「楽しみ」な作品になるのは確実である。<入山法子>蓬莱さんが目の前でまばたきをするたびに、私は自分が発した言葉に嘘はなかっただろうかと自問する。見られたくない部分を隠したり、守ったりすることが、全く無意味な人だからだ。いつか出させてくださいと何度も本気で言ってきたけど、いざその夢が叶うのだ!と思うと、興奮と同時に、蓬莱さんの描く人間の渦の中に素直に存在していられるか、怖さも押し寄せる。夢が夢のまま終わらぬよう、今、舞台に立てることを心から感謝して、防具を持たず、全力で挑みます。<太田緑ロランス>プロットを読んだ時から、ドキドキと、ワクワクが止まりません。蓬莱さんとは4度目ですが、いつも思いがけない役を書いて下さいます。今回はずば抜けて思いがけません。ファンタジーらしく、既存の枠やルールを飛び越えた世界の中で、自分のリミッターも外して、思い切り遊びたいです。早く皆さんと稽古場であーだこーだ試して、ダントツに思いがけない人物をお見せしたいです。今の私のドキドキワクワクがお客様のものとなるために。<石田佳央>まず、この作品に参加できる事を非常にうれしく思いますし、舞台に立てることに感謝します。当たり前の事が当たり前ではなくなり、観劇することも何かと大変になってしまった現在。それでも観劇してくださる方々に、観て良かった!面白かった!と感じてもらえるように、共演者スタッフと共に創っていきたいと思います。僕自身もどんな作品になるのか、とても楽しみです!どうぞご期待ください!<和田琢磨>和田琢磨と申します。今回、井上芳雄さんをはじめとする、魅力的で素晴らしい方々と一緒に作品をつくる機会を頂き大変光栄に思います。劇場での生のお芝居を皆様に楽しんでいただけるよう、1日1日の稽古を大事に取り組んで参りたいと思います。■公演情報PARCO Produce 2021『首切り王子と愚かな女』<東京公演>6月15日(火)~7月4日(日)会場:PARCO劇場公式サイト: 料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可U-25チケット6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ)一般前売開始:5月8日(土)<大阪公演>7月10日(土)13時~・18時~7月11日(日)13時~会場:サンケイホールブリーゼ料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<広島公演>7月13日(火)会場:JMSアステールプラザ 大ホール料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<福岡公演>7月16日(金) / 7月17日(土)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
2021年04月22日「僕だけが17歳の世界で」「M 愛すべき人がいて」など、10代~20代を中心に様々な世代から注目されるドラマを送りだしてきたABEMA。2019年には「フォローされたら終わり」で高校の同級生たちを通してSNS社会の歪みや闇を描き、昨年は3人の女子高校生やその親世代に性についての意識革命とアップデートを促した「17.3 about a sex」といった良作が生まれた。2021年最初のABEMA新作オリジナルドラマとなる「ブラックシンデレラ」では、「Popteen」専属モデルで女優の莉子や、活躍著しい若手俳優の筆頭・神尾楓珠らを迎えて、ルッキズム(外見至上主義)に立ち向かう“逆襲”ラブストーリーを描く。「カワイイ」「キレイ」「カッコイイ」「イケメン」…といった見た目を褒める言葉が氾濫するいま、あえて挑む本作に注目した。ミスコンに憧れる平凡女子とミスコン常連のハイスペック男子が出会う物語の舞台は、学園一の美男美女を決めるミスコンが行われる清蘭学園高等学校。莉子さん演じる平凡な女の子・神谷愛波は、幼いころのとある出来事をきっかけに、 当時のミスコン優勝者・ルイ(鈴木愛理) に影響され、自分もキラキラと光り輝く彼女のようになりたいと“ミスコン”に憧れを抱いている。そんな彼女がひょんなことから出会ったのが、同じクラスでもほとんど会話したことなどなかったナルシストで完璧なイケメン・橘圭吾(神尾楓珠)。デパートの御曹司で帰国子女、雑誌モデルでもある学園一の人気者。思わず彼をうっとりと見つめる女子生徒が続出することから、「俺に見惚れんなよ」が決めゼリフ。ランウェイを歩く圭吾のミスター清蘭ぶりは、「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」の1シーンをも思い出させる華やかさだ。彼がミスター清蘭とすれば、ミス清蘭となるのが学園一の美女と謳われ、恋愛リアリティーショーにも出演するインフルエンサーであり、日本有数の美容ブランド・カスミコスメの令嬢・香澄百合(愛花)。その取り巻きの戸田京子(長見玲亜)と水島渚(木村葉月)や、圭吾の親友・滝川隼人(兵頭功海)はまさに「花より男子」「花のち晴れ~花男 Next Season ~」に登場した英徳学園の“F4”や“C5”のごとく、羨望の視線を集める学園ヒエラルキーのトップに君臨する者たちといえる。その一方で、「私なんか…」が口ぐせで自分に自信が持てない愛波は、そんな圭吾や百合たちを親友の吉村ひまり(鈴木美羽)と遠くから見ているだけの日々。でも、圭吾と急接近したことをきっかけに、百合の勧めもあって夢の舞台・ミスコンに出場できることに。“イケメン”とは最近では性格や言動などを指して言われることも多いが、圭吾の分け隔てない態度はまさにそれだ。そして、百合から「キレイはつくれるんだよ」と教えられた愛波は、圭吾に励まされながらメイクやウォーキングからリンパマッサージ、ランニングと、ミスコンのために少しずつ自己改造を始めていく。この流れはシンデレラストーリーといえ、「野ブタ。をプロデュース」なども彷彿とさせる。だが、ミスコン当日に思いがけない出来事が起こってしまい、すべてが台無しに…。失意の中で愛波が出会うのが、自分だけの世界を持つミステリアスな転校生・島村空(板垣瑞生)で、彼との会話が愛波を変える。憧れのミスコン優勝者・ルイがあのとき、キラキラとして見えたのは、勇気、 内面の美しさが輝いていたのではなかったか。自分はどうありたいのか、省みることになった愛波をはじめ、今後、登場人物たちも変化を見せていくことになるという。★ネクストブレイク必至の若手俳優が熱演愛波役の莉子さん自身、かつて人気恋愛リアリティーショー「月とオオカミちゃんには騙されない」に出演したことがあり、SNSの総フォロワー数250万越えを誇る人気モデル。今作ではごく平凡な女子高生から、シンデレラのように変身していく姿、そこから一転して絶望に直面し、力強く前を向こうとする姿まで多彩な挑戦を見せる。また、そんな愛波とは対照的な存在、圭吾を演じるのは、昨年は10本以上の映画&ドラマに出演し、今年も主演映画『彼女が好きなものは』などが待機、存在感と演技力を磨く神尾さん。端正なルックスとクールな眼差しが印象的で、雑誌のアンケートで“NEXT国宝級イケメン”に選ばれた彼が ルッキズムに立ち向かうなんて、どんな反証を見せてくれるのか気になる。そして百合を演じるのは、「ViVi専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、本作が俳優デビューとなる愛花さん。同世代の憧れの存在である百合が抱える屈折した部分は、美しい外見に覆い隠されているよう。カスミコスメ社長である母・慶子(雛形あきこ)との関係が影響を与えていそうだ。一方、愛波の家庭は父(岡部たかし)が毎朝、家族の弁当を作り、母・めぐみ(須藤理彩)はキャリアウーマン。その母は「ミスコンや恋リアなんて、前時代的すぎる」と考える、いまを生きている同時代的な感覚の持ち主であることが分かる。さらに、愛波が屋上で出会う “空”が好きな転校生・空はこうしたルッキズムが渦巻く学園に一石を投じる存在になるのかも。『ソロモンの偽証』で注目を集め、『ホットギミック ガールミーツボーイ』『映像研には手を出すな!』などの作品を経て話題の映画も控える実力派・板垣さんがキッチリと締めてくれるだろう。脚本は、「チェリまほ」こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」が話題を呼び、「花のち晴れ~花男 Next Season~」「フォローされたら終わり」や映画『センセイ君主』『ヒロイン失格』といった、既定路線ではない学園ドラマを数々手がけてきた吉田恵里香が担当。自分にしかない個性や自己肯定について、悩みながらも少しずつ変わっていこうとする愛波の歩みをどう描いてくれるのか、期待が高まる。ABEMA4月新ドラマ「ブラックシンデレラ」は4月22日(木)22時~配信開始(全8話)。(text:Reiko Uehara)
2021年04月22日現在放送中の『恋はDeepに』(日本テレビ系)で、主人公の海洋学者・渚海音を熱演中の石原さとみ(34)。ドラマ初回放送日にあたる4月14日には、共演の綾野剛(39)と『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に登場した。番組では石原の大ファンである「ぼる塾」の田辺智加(37)が、石原と綾野にスイーツを届ける企画が行われた。2人と対面を果たした田辺は、「石原になりきって過ごしている」など“さとみ熱”満載のエピソードを披露。そんな田辺に石原が伝授した“メイク術”が、SNSで話題になっているのだ。「石原さんが紹介したのは、『口紅を1度塗ってからティッシュオフ。これを3回繰り返す』といったもの。この方法によって、マスク内側に口紅が着きにくくなるそうです。マスク着用がマナーとなっている現在は、口紅がマスクに付着してしまうことから『リップメイクは諦めた』という人もいるといいます。石原さんは昨年11月に行われた化粧品のCM取材で、すでにこの方法を披露していました。ですがテレビ番組で話したことを機に、SNSで一気に拡散されたのです。《これやってみたけど、本当に付かない!》など反響が広がっています」(テレビ誌ライター)石原のメイク術が広く支持されるのには、理由がある。「石原さんは、メイクやファッションに対して研究熱心なことで有名です。ドラマや映画の台本を読んだ上で、役柄に合ったメイクを毎回自分で考えているといいます。『恋はDeepに』では清涼感のあるメイクが特徴的ですが、実は石原さんによるセルフメイク。昨年主演を務めた『アンサング・シンデレラ』(フジテレビ系)でも、薬剤師の衣装はデザイン考案から携わっていました。石原さんは仕事に直結するほどの高いスキルと知識量で、スタッフからも好評です。また石原さんは外見だけでなく、日頃から健康的に過ごすことを意識。心と体を健やかに保つことが、『美容にも良い影響を与える』と考えているようです」(ファッション誌関係者)そんな石原がメイクや美容を探求するようになったのは、20代前半で味わった“挫折”が背景にあるという。「当時はメイクやファッションへの関心も薄く、何事にも消極的だったようです。そんなときにパーソナリティをしていたラジオが終了するなど、仕事がゼロになってしまいました。ショックを受けた石原さんは、『周囲から必要とされていないのかも』と深く悩んだそうです。しかしそんな考え方を変えようと、石原さんは’10年末に単身でNYへ飛びました。約1カ月の旅行を通じて、『何が楽しくて、好きと感じるのか』と積極的になる大切さを学んだといいます。帰国後は迷いが晴れ、以前までスタイリスト任せだったメイクやファッションなどを研究するように。そういった努力の積み重ねが、話題作への起用にもつながっているのでしょう」(芸能関係者)挫折を経た石原のたゆまぬ努力が、現在の“成功”へと導いたようだ。
2021年04月21日オリジナルドラマやニュース、スポーツなど、多彩なジャンルの番組を取り扱う「ABEMA」。今回シネマカフェでは、この春配信予定のABEMA新番組から、おすすめをピックアップしてご紹介。□人気K-POPアーティスト主演の青春ロマンス!/「サマーガイズ」「CNBLUE」イ・ジョンシン、元「JBJ」のクォン・ヒョンビンら、出演者のSNS総フォロワー数が1000万人を超える人気K-POPアーティストらが主演の青春ロマンスドラマ「サマーガイズ」。全10話からなる本作は、韓国のリゾート地・済州島の海辺に佇む潰れる寸前のカクテルバー「サマーガイズ」が舞台。そこの社長兼唯一のバーテンダー、オ・チンダルレを訪ねてきたのは、ナルシストでクールな都会男ソヌ・チャン、清純派シックスパックの元野球選手パク・グァンボク、プレイボーイの詐欺師マ・テオという3人の怪しい男たち。彼らは「サマーガイズ」を救うため、バーテンダー軍団“サマーガイズ”となる――。オ・チンダルレを元「I.O.I」「gugudan」のミナ。物語のキーとなる、怪しい男たちを、ロックバンド「CNBLUE」のイ・ジョンシン、元「JBJ」クォン・ヒョンビン、俳優でモデルのイ・ジョンシクが演じている。それぞれに傷を抱え、崖っぷちに追い込まれた4人が熱い青春ロマンスを繰り広げる本作は、日韓同時日本語字幕付きで国内独占無料配信中だ。□若き次世代YouTuberにノウハウを伝授/「水溜りボンドの青春動画荘」ABEMAオリジナル番組となる本番組は、「水溜りボンド」やはじめしゃちょーらYouTuberが、若き次世代YouTuberたちに動画作成にまつわる様々な課題や、視聴者の心を掴む動画制作のノウハウを伝授しながら、“次世代のスター”になりうるコンビを発掘し、育て上げる育成ドキュメントプログラム。次世代YouTuberを目指す男女8人は、共同生活を行いながら、共にスターを目指す相方探しにも挑戦。悩みながらも成長する様子や、先輩たちがどのように次世代YouTuberを育て上げていくのか注目。□格闘オーディション番組/「格闘DREAMERS」新たにスタートした格闘オーディション番組「格闘DREAMERS」は、プロの格闘家として大成することを夢見る若者たちにスポットを当て、彼らがプロ格闘家としてLDH martial artsとの契約を勝ち取るまでのプロセスに密着。過酷なオーディション、練習、試合が映し出される本番組。応援サポーターである「GENERATIONS/THE RAMPAGE」たちとの関わり、那須川天心や平本蓮など第一線で活躍している格闘家たちも登場する。□ミスコンに憧れる平凡女子高生が主人公/「ブラックシンデレラ」4月22日(木)より新たにスタートするABEMAの新オリジナルドラマ。学園一の美男美女を決めるミスコンがいまなお行われる清蘭学園を舞台に、ミスコンに憧れながらも、見た目に悩みを抱く平凡女子高生の主人公・神谷愛波が、とある出来事からコンテストに出場することに。彼女の前に現れたのは、ナルシストで完璧な男子。2人がコンテストの準備を進めるにつれ、まさかの恋の予感が漂う…。主演は、モデルの莉子。コンテストをきっかけに急接近する橘圭吾役を神尾楓珠、愛波らが通う高校に転校してきたミステリアスな一匹狼・島村空役を板垣瑞生、学園一の美女、香澄百合役を愛花と、フレッシュな若手が出演している。今回紹介した番組一覧・韓流ドラマ「サマーガイズ」(毎週火・水18時~配信中)・オリジナル番組「水溜りボンドの青春動画荘」(配信中)・格闘オーディション番組「格闘DREAMERS」(毎週土曜21時~配信中)・オリジナルドラマ「ブラックシンデレラ」(4月22日22時~配信開始)(cinemacafe.net)
2021年04月21日日本デビュー10周年を迎える韓国のロックバンド「CNBLUE」のイ・ジョンシンをはじめ、人気オーディション番組「PRODUCE 101」シリーズから生まれたガールズグループ「I.O.I」のカン・ミナ、同ボーイズグループ「JBJ」出身のクォン・ヒョンビンらが共演することで話題の最新韓国ドラマ「サマーガイズ」。3月30日より日韓同時配信でスタートした今作は、昨年来なかなか体験できない“夏らしさ”をいち早く感じさせてくれる、ひと夏の青春ロマンスドラマ。その見どころに迫った。人気K-POPアーティストら注目キャストが集結海辺に佇むカクテルバー・サマーガイズをたった1人で切り盛りし、バーテンダーとしても抜群の腕を持つ主人公オ・チンダルレを演じるのは、「PRODUCE 101」からガールズグループ「I.O.I」の1人に選ばれ、2020年末をもって解散した「gugudan」でも活躍したカン・ミナ。オムニバスシリーズ「ドラマステージ直立歩行の歴史」で「青春の記録」のピョン・ウソクと共演し、「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」など女優としても頭角を現してきた彼女が、はつらつとした明るさの陰にトラウマを抱えた“ツツジの花”を意味するチンダルレを演じる。また、ひょんなことからサマーガイズを手伝うことになる、物語の鍵を握る3人の男性たちもそれぞれ魅力溢れるキャストが集結。日本でも高い人気を誇る「CNBLUE」イ・ジョンシンは兵役から復帰後、初のドラマ出演。バンドとしては2020年10月に約3年8か月ぶりに韓国でカムバックし、日本では3月にオンラインファンミーティングを実施したばかり。俳優としては、『パラサイト 半地下の家族』パク・ソダム主演「シンデレラと4人の騎士<ナイト>」で財閥の3番目の“孫”を演じ、大ヒット映画を時代劇ドラマ化した「猟奇的な彼女」で華麗な殺陣を披露する姿も印象深いが、今作では涼しげにスーツを着こなすナルシストでツンデレな財閥御曹司ソヌ・チャン役に。新たなファンを増やしそうだ。純朴な元・野球選手のパク・グァンボクを演じるのは、「PRODUCE 101」シーズン2出演者の人気メンバーで結成された「JBJ」として活躍、モデルでもあるクォン・ヒョンビン。Netflixのドラマ「非正規職アイドル」でもアイドルの卵を演じた彼は、2019年には「VIINI」名義でソロ活動をスタートさせた。今作でも歌声を聞かせてくれる。プレイボーイで口が達者なマ・テオを演じるのが、イ・ジョンシク。ドラマ「目覚めたら3人の彼氏」で子犬系年下男子、「ロマンスは突然に~僕が恋した君とトマト~」で農大生を演じた彼は、チソンやイ・ジュンギ、さらに「恋するアプリLove Alarm」ソン・ガンの事務所の後輩にあたる若手俳優。「NCT」ジェヒョンの俳優デビュー作で、放送が延期になっている「Dear.M」にもキャスティングされており、2021年に“来る”俳優の1人となるだろう。そして、サマーガイズを何とか潰したい、リゾートホテルを経営する財閥の令嬢ヨム・アラン役には、「I.O.I」のメンバーであり、元「PRISTIN」のリーダーでもあったイム・ナヨン。彼女もまた初主演映画『トゥウェンティ・ハッカー』(原題)公開に加え、『パラサイト』チョン・ジソほか「U-KISS」ジュン、「ATEEZ」や「SF9」のメンバーらが多数出演するドラマ「イミテーション」で“アイドル”を演じるなど最近の活躍が目覚ましい。“韓国のハワイ”済州島でリゾート気分を味わえるカン・ミナ演じるチンダルレ(男性陣はダルレと呼ぶ)を中心に5角関係(!?)に発展しそうな今作。“韓国のハワイ”とも呼ばれる済州島の海辺が舞台となるだけに、オープニングからクルーズ船で優雅に現れる5人の姿が!キラキラと光る水面や照りつく太陽、賑やかなプールサイドのパーティなど、いまや貴重ともいえるサマーリゾートを訪れたような気分になれるのも見どころの1つ。また、ダルレがサマーガイズで振る舞うカクテルの数々がストーリーとリンク。各話のタイトルが、突然のキスから始まる第1話「キッス・オブ・ファイヤ」、サマーガイズが見違えるように生まれ変わる第2話「テキーラ・サンライズ」、浜辺のカクテルパフォーマンスがSNSでバズる第3話「サングリア」、ダルレとチャンにロマンティックな時間が流れる第4話「エンジェル・キッス」など、カクテルの名前となっている点も想像力をかき立てる。ロマンスだけじゃない、視聴者を惹きつけるサスペンスと人間ドラマ第1話「キッス・オブ・ファイヤ」では両親を亡くしているダルレが、火に対してトラウマを抱えていることがわかる。リゾートを彩る花火も、彼女にとっては苦痛でしかない。また、仕入れ先に断られたり、叔父に1億ウォンもの借金が明らかになったり、サマーガイズを潰すためにリゾート財閥のアランやその父が妨害工作したりと、ダルレにとって困難な事態が続く。そして物語が進むに連れ、3人の男性たちがサマーガイズを訪れた理由も明らかになってくる。会社を辞めて済州島に来たチャンはダルレと幼少期に関わりがあり、さらに何やら身体的なトラブルを抱えている様子。また、サマーガイズで起きた火事にテオが関わっていたことが判明。まさかのグァンボクまでも衝撃の告白をすることに…。グァンボクが済州島に来た理由に動揺を隠せない一同は、彼の誕生日にみんなで海水浴場に行くことになるが、チャンとテオが買い出しに行く中、ダルレと2人きりになったグァンボクはギターを片手にラブソングを披露する。この日を境に、彼らの関係は大きく変化していくことになるようだ。爽やかなリゾート・ラブロマンスにおいても、人生崖っぷちの女性の再起や境遇を越えた友情、持てる者と持たざる者の格差などがしっかり盛り込まれた今日的なドラマとなっている。「サマーガイズ」は毎週火曜・水曜18時~ABEMA SPECIALにて配信中(全10話)。(text:Reiko Uehara)
2021年04月20日「オオカミ」シリーズ史上前代未聞、本編では結ばれなかった2人の“禁断の再会”を追った完全ドキュメント「オオカミくんはもう騙さない-さなりる final balloon-」がABEMAプレミアムで配信中。当時も大きく注目されたカップル“さなりる”が、「オオカミくん」として嘘をつく必要がない状況で再会し、もう一度真剣に向き合ったとき、恋は生まれるのか?“あのとき”と同じ2人の思い出の瞬間を追体験していく今作には、「懐かしい」「切ない」といった声はもちろん、「空気感がもう最高」「尊すぎて泣ける…」など熱い視線が送られている。▼「白雪」で衝撃を呼んだ“さなりる”カップルが再び!今作に登場するのは、2年前の「白雪とオオカミくんには騙されない」(以下、「白雪」)で人気メンバーだった、さなりとあいり(古田愛理)。当時、あいりは同い年のさなりへ一途に想いを寄せていた。その真っすぐな気持ちがさなりにも通じ、中間告白ではあいりを指名して、徐々にさなりの気持ちも大きくなっているように見えた。しかし、さなりはあいりを翻弄した末、視聴者投票により最も「オオカミくん」と疑われて脱落が決定。さなりは“シンデレラタイム”と呼ばれるラストデートの相手にあいりを指名し、脱落前最後の1時間を2人きりで過ごしたが…。▼“オオカミ”じゃなかったら「ずっとあいりだったかも」あれから2年。お互い18歳になり、ラップアーティストとして1stアルバムやツアー、ドラマ主題歌起用などで頭角を現すさなりと、「Popteen」専属モデルとしての活躍ほか「僕だけが17歳の世界で」で女優デビューも果たした“あいりる”こと、あいり。少し大人っぽくなった2人の再会は、まず「白雪」内でも「ただいま」「おかえり」と“再会”した教会から始まる。そして、第一印象で気になった相手に男子からブレスレットを渡して想いを伝える「赤いブレスレット作戦」のアイススケートデートへ。お互い当時の第一印象を語り合うなど思い出話に花が咲く中、なかなか目を合わせず、どこか微妙な距離感があり、ぎこちない2人。その後、当初mihoro*(ミホロ)へブレスレットを渡したさなりへ、「もしあの時オオカミくんでなかったとしたら、誰にブレスレットを渡していましたか?」という質問がなされる。さなりは「第一印象だからね」と補足しながらも、「オオカミくんじゃなかったら…あいりだったかも」と明かし、あいりが驚く場面も。その後も2年前の思い出の場所を巡る2人に、恋が再燃する予感が高まる。▼伝説の“シンデレラタイム”再び!止まっていた恋が動き出す予感第2話では、脱落が決定した当時、さなりとあいりが2人きりで最後の時間を過ごし、視聴者を感動の渦に巻き込んだ伝説の“シンデレラタイム”の時間が前回と同じ遊園地で与えられる。シンデレラタイムの時間をカウントする砂時計を片手に、園内を歩き出し始めた2人は「当時は楽しかったね。最後じゃなかったけど、最後だと思ってたしね」と思い出をふり返っていく。メリーゴーランドでは2年前と同じ場所に隣り合って座り、同じ構図で画面に収まる2人は、「服装が違うだけで2年前と一緒じゃん!」と思い出がフラッシュバックされる。さなりはオオカミと疑われて脱落した際の気持ちを問われると、「悲しかったけど、他の人が落ちるより俺が落ちたほうがマシかと思った」と、実際に“オオカミ”だったからこその心境を吐露。すかさず、あいりが「でも私悲しかったけどね!」と伝えると、「ごめん」と笑いながらも謝罪するさなり。シンデレラタイムも終盤に差し掛かり、2人は2年前と同じく観覧車へ。あいりは“あのとき”さなりが脱落してしまったために渡せなかったチョコを、「2年越しのバレンタイン」としてサプライズで手渡す。完全に2人きり、ようやく素直な感情が溢れ出していく2人が観覧車で交わすやりとりには要注目。視聴者からも「2人の表情ににやける」「絆が深すぎて素敵!」「2人の気持ちは前以上に見えるんだけど…!」といった声が寄せられている。▼2年越しの「月LINE」、最終回をもう一度やり直す…そして最終話では、あいりが2人きりのデートに誘える「月LINE」を2年越しに送り、当時デートした思い出のスポットへ出かける。「ボートに乗りたかった」というあいり。2年前、2人が初めてデートに出かけた際もボートに乗ったものの、お互い恥ずかしさのあまり中々目が合わせられないという、微笑ましい様子を見せていた。ボートを漕ぎだした2人は、「懐かしい」「2年前を思い出すね」と口を揃える。スタジオではさなりの背が少し伸び、2人の身長差に気づいたスタジオの松田凌が「ホント、大人になったな」と声を上げるひと幕も。さなりが「すべてがここから始まった訳だしね、見つめ合う?」と切り出すと、あいりも「そうだね。見つめ合いもここから始まったしね」と応じる。でも「せーの」の掛け声でお互い見つめ合うものの、3秒ほどしか目を合わせられない2人。当時を彷彿とさせながらも、恥ずかしがる可愛らしい姿に、スタジオMCである横澤夏子は「大人になったら10秒も出来なくなったってこと?」と興奮気味に指摘。続いてアトリエに移動した2人は「再会を記念してフラワーアート作ってください」というミッションを受け、当時を思い出しながら、作品作りを進める。あいりはさなりの脱落後、当時の作品に「会いたい」というメッセージを残していた。実はそのメッセージを見ていたと明かしたさなりは、「感動というか、涙が出た」と当時をふり返る。その後、2年前のさなりが、自身が“オオカミ”であることを明かしたシーンが流れる。地面に書いた「FLOW」の文字を逆から読むように(WOLF=オオカミ)矢印をつけた、あのシーンだ。続けて当時の全ての撮影を終えた、あいりのインタビュー映像が流れることに。好意を寄せていたさなりが“オオカミ”であることを自ら打ち明けたことで失格になり、告白することさえも叶わなかったあいりは、“あのとき”何を語っていたのか。そして、2年前の最終回をもう一度やり直すことになった2人。2年という年月はお互いを成長させたが、想いは変わらないのか?前代未聞の再会の結末は見逃せない。「オオカミくんはもう騙さない-さなりる final balloon-」はABEMAプレミアムにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2021年04月19日シチズン(CITIZEN)が展開するウオッチブランド・ウィッカ(wicca)から、ディズニーアニメーション『リトル・マーメイド』をモチーフにした限定腕時計が登場。2021年5月13日(木)に発売される。ウィッカから『リトル・マーメイド』の限定腕時計『ファンタジア』や『シンデレラ』、『アラジン』など、これまにで様々なディズニーアニメーションの世界観を表現した腕時計をリリースしているウィッカ。今回は『リトル・マーメイド』をモチーフに、主人公のアリエルが住む海の世界をイメージした限定モデルを提案する。白蝶貝の文字盤で海の世界を表現白蝶貝をあしらった文字盤には、5時位置に貝、11時位置にヒトデ、3時位置にフォーク、4時位置に音符と、『リトル・マーメイド』の世界やアリエルにまつわる様々なモチーフをセット。このほか、アリエルのイメージからであるピンクとグリーンのクリスタルや、波の揺らぎを表現したインデックスのローマフォント、アリエルのシルエットを刻印した裏蓋など、細部にまで『リトル・マーメイド』の魅力が詰まった一本となっている。価格は33,000円(税込)で、全1,500本の数量限定。裏蓋の刻印と同じアリエルのシルエットや作品ロゴをデザインした限定ボックスも付属する。商品情報ウィッカ「ソーラーテック」ディズニーアニメーション『リトル・マーメイド』限定ウオッチ発売予定日:2021年5月13日(木)価格:33,000円(税込)限定数量:1,500本©︎Disney【問い合わせ先】シチズンお客様時計相談室フリーダイヤル:0120-78-4807(受付時間 9:30〜17:30 祝日除く月〜金)
2021年04月18日「歌も踊りも初めてで、まだ真っ白な感じのする普通の小学5年生でした。ただ、何かをつかもうとする気持ちが強く、容姿のかわいさよりも芯の強さが印象に残っています。特別扱いはしませんでしたが、目の奥がほかの子と違って何か持っていると感じていました」教え子・浜辺美波(20)との出会いを語るのは同じ石川県出身の元タカラジェンヌ泉つかささんだ。’81年に宝塚歌劇団67期生として入団。黒木瞳(60)や真矢ミキ(57)と同期。泉さんは男役として17年間、オスカルの上官・ブイエ将軍や弁慶など数々の大役を演じ、結婚を機に退団した。現在は、歌手や俳優を目指す少女たちを指導していて、浜辺にとっては故郷の“恩師”に当たる。浜辺は3月にフォトエッセイ『夢追い日記』(北國新聞社)を出版。地元『北國こども新聞』での8年間の連載をまとめたもので、現在入手困難な人気ぶりだ。浜辺は10歳で、「東宝シンデレラ」オーディションのニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界デビュー。同オーディションではその年、同じく当時10歳の上白石萌歌(21)がグランプリを、姉の萌音(23)が審査員特別賞を受賞した激戦の年だった。「全てが初めての経験で戸惑うことも多かったでしょう。東京でたくさんの刺激を受けたことと思います。自分の課題を一つ一つレッスンの中で乗り越えたことが今につながったのではないでしょうか」■平日は小学生、土日は女優…片道5時間の下積み時代そんな浜辺は、レッスンでは常に全力だった。「早口言葉を1つ考えてくるという課題を出すと、ほとんどの子は『カエルぴょこぴょこ』など誰もが耳にしたものを選んできます。でも、美波ちゃんは、プロを目指す人が滑舌練習で行うような、長くて複雑な早口言葉を用意してきたので驚きました」デビュー後は、東京と石川を行き来する多忙な生活だった。「平日はしっかり小学生として学び、土日は東京でドラマや撮影の仕事。北陸新幹線がない時代なので電車なら片道約5時間です。疲れてフラフラでも、自分の選んだ道だと頑張っていました。レッスンにはいつもご家族全員でお迎えにいらしている姿を拝見し、ご家族の支えは大きかったのではと感じていました」そんな浜辺が憧れるのは意外にも銀幕の女優・原節子だという。古きよきを尊ぶ感覚には、“宝塚の精神”も影響を与えたはずだ。「私は自分が美波ちゃんを育てたとか恩師だとは思っていません。私が教えられるのは、宝塚で培った『清く正しく美しく』の心です。自分に正直になって稽古を積めば舞台は裏切りません。堂々と舞台に立つには人一倍の努力が必要でした。美波ちゃんも、習い事感覚ではなく、毎回課題を見つけ、全てを次につなげようとしていました。当時は、そんな美波ちゃんが、宝塚時代の自分と重なって見えました」故郷で出会った恩師の教えは、今も生かされているに違いない。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日「数あるオファーの中から次の出演作をじっくり選んできた二階堂さんですが、7月クールのTBSドラマで“初”の主演が決まりました。これまでも民放ドラマの主演はありましたが、すべてダブル主演作。今作は初の単独主演でひねくれ男子高校生と恋に落ちるバツイチ女性を演じます」(テレビ関係)こう語るのはテレビ局関係者。平均視聴率20%越えと好評だった朝ドラ『エール』(NHK)でヒロインを務めた二階堂ふみ(26)の待望の次回作が決定した。11月27日の『エール』終了後は、大晦日の『第71回NHK紅白歌合戦』で紅組司会を務め、高い司会力が各界から絶賛されたことも記憶に新しい二階堂。その後、しばらく表舞台からは遠ざかり、4月9日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で久しぶりのテレビ出演を果たした彼女だが、女優復帰作に選んだのは“人気漫画の実写ドラマ“だという。「『プロミス・シンデレラ』という漫画の実写ドラマで、二階堂さんは主演として内定しているそうです。『恋はつづくよどこまでも』や『この恋あたためますか』を放送したTBS火曜22時枠の連続ドラマで、意外にも二階堂さんが連ドラで単独主演する初めての作品になるといいます」(前出・テレビ局関係者)ウェブ漫画配信サイト『裏サンデー』で配信中の『プロミス・シンデレラ』。二階堂が演じるのは不倫した夫から離婚を切り出され、路上生活を強いられることになった専業主婦・早梅。そんな早梅のもとに現れた性格のねじ曲がったお金持ちな高校生・壱成の豪邸でひょうんなことから居候生活を始める異色のラブコメディーだ。窪田正孝(32)を支えた『エール』での好演も、主婦役の決め手となったようだ。「配信されるたびランキング上位に入り、SNS上でも“バツイチアラサー女子と男子高校生”のハッシュタグが盛り上がる若者に大人気の作品。元専業主婦の役ですが、朝ドラでの演技も高く評価されていたといいます。近年TBSは今回放送される火曜22時枠に若い視聴者を取り込もうと“旬”な俳優をキャスティングしています。壱成役には、人気急上昇中の二世俳優がキャスティングされており、そのほかにも女性人気抜群のイケメン俳優が名前を連ねているそうです」(前出・テレビ局関係者)二階堂にとっても“新境地”を開く作品となりそうだ――。
2021年04月14日コナリミサトによる同名コミックを中村倫也主演でドラマ化する「珈琲いかがでしょう」の2話が4月12日放送。臼田あさ美演じる女性のエピソードに「ヒリヒリする」「めちゃくちゃ胃にくる」など視聴者からのコメントが殺到している。中村さんも出演してドラマ化された「凪のお暇」などで知られるコナリさんの人気作を映像化した本作は、素敵な移動珈琲屋の店主が街から街へと行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく“幸せを運ぶ珈琲物語”。移動珈琲店「たこ珈琲」店主の青山一に中村さん。青山を追う謎の男、杉三平(通称:ぺい)に磯村勇斗。そして各話ごとに豪華なゲストが登場。今回は「荒ぶる季節の乙女どもよ。」「書けないッ!?」などの作品で注目を集める山田杏奈と、『蜜蜂と遠雷』「アンサング・シンデレラ」をはじめ数多くの出演作を持つ臼田あさ美がゲスト出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。田舎生活から抜け出し「東京で何かしらになりたい」と考える高校生の大門雅(山田さん)が、田舎道で「たこ珈琲」を開店していた青山のトラックに忍び込み東京に。雅のインスタのファンだという礼(臼田あさ美)の女性限定シェアハウスに泊まることになっていたのだが、行ってみるとそこにはガラの悪い男性がいて…という「キラキラ珈琲」。危機に瀕する雅だが、彼女の父と密かに連絡を取り、雅のあとを尾けていた青山によって助け出される。しかし礼の部屋にスマホを忘れてしまい青山が代わりに取りに行くことに。礼の部屋でスマホを探していると古いエスプレッソマシンが見つかる。マシンは礼が上京した当時購入したもので、画家を目指していた礼は専門学校の同級生“ネネモ”が認められていくことに嫉妬、ネネモが売れるに伴ってネットに誹謗中傷を書き込むなど、“闇落ち”してしまったのだった…という「だめになった珈琲」の2エピソードが今回オンエア。「今日は田舎育ちで芸大美大通った人刺してくるじゃん」「葛藤が嫉妬に変わっちゃったのかなぁ……」「原作の時から好きだったけどドラマになると余計にくるなぁ」など“闇落ち”していく礼の姿に心が“刺された”視聴者からのコメントが続々。また山田さん演じる田舎の高校生、雅に青山が淹れた珈琲「ロサ・メヒカーノ」にも「かわいいコーヒーだなあ~!」「ロサメヒカーノ…美味しそ」「ピンクのコーヒー可愛いし飲みたい」などの反応が多数寄せられている。(笠緒)
2021年04月13日ABEMAの新ドラマ「ブラックシンデレラ」の主題歌が、SNSで中高生にいま人気の703号室による「裸足のシンデレラ」に決定した。本作は、学園一の美男美女を決めるミスコンが行われる清蘭学園を舞台に、ミスコンに憧れながらも、見た目に悩みを抱く主人公が、とある出来事からコンテストに出場することに。彼女の前に現れたのは、ナルシストで完璧な男子。2人がコンテストの準備を進めるにつれ、まさかの恋の予感が漂う…?夢や恋に奮闘する、オリジナル逆襲ラブストーリー。本作の主題歌を担当する703号室さんは、TikTokなどSNSで人気の女性シンガーソングライター岡谷柚奈によるソロプロジェクト。2019年に配信された初シングル「偽物勇者」はYouTubeにてMVが公開されると、1,000万回再生を突破。日本から世界で活躍する才能を発掘するグローバルプロジェクト「TikTokSpotlight」では、ファイナリストに選出されたことも。そんな彼女の書き下ろし新曲「裸足のシンデレラ」は、自信が持てない臆病な自分から一歩踏み出し、勇気を出して「好き」という気持ちを伝えようとする、アップテンポな一曲。徐々に自分に自信を持ちはじめ、夢や恋に奮闘していく主人公・愛波の姿とリンクし、ドラマをさらに盛り上げる。703号室さんは「ドラマの主題歌を歌わせていただくのは初めてなので、本当に嬉しいです」と喜び、「この曲が貴方のガラスの靴になりますように」とコメント。愛波役の莉子は「この曲を初めて聴かせて頂いた時、ドラマそのものを音にしてくださったんだなと強く感じました。歌詞にある『そのままでいいよって君の言葉が傘を差す』という言葉が印象的で、愛波自身も沢山の人に傘を差してもらって、もがきながらも前に進めていたと思います。映像の中でもこの曲がかかれば前向きに明るい気持ちになれるんだろうなと、放送がスタートする4月22日がより一層待ち遠しくなってきました」と主題歌を聞いた感想を語り、橘圭吾役の神尾楓珠も「令和感が満載で、すごくキラキラしている曲だなと思いました。歌詞ももちろんですが、疾走感のある曲調が爽やかで、このドラマにピッタリだと思います!ドラマでこの曲が流れるのを楽しみにしています!」と話している。なお本楽曲は、トレーラーにて一部先行公開中だ。さらに、挿入歌には長野県伊那市発の男女4人組グローバルポップバンド「FAITH」の「Party All Night」の起用が決定。「FAITH」のAkari Dritschler(Vocal)は「私たちの曲が、このドラマが、自分を愛す一歩に繋がりますように」と願いを込めた。「ブラックシンデレラ」は4月22日(木)22時~ABEMAにて配信開始。(cinemacafe.net)
2021年04月12日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「最近、何年かぶりに吉本ばななさんの『キッチン』(’88年出版)を読んでみて、若いころに感じていた繊細さがなくなっていることに気づかされ、つくづく“おばさんになったな”って思いました」ちょっと自嘲気味に語るのは、タレントの新田恵利さん(53)。幼いころから読書が趣味だった。「母親は、お菓子には厳しいけど、マンガを含め、本っていうとすんなり買ってくれました。今でも覚えているのは、自分の体より大きいくらいの『シンデレラ』の本を抱いていたこと。本屋さんも好きで、移動中に時間があれば中に入って、平積みになっている新刊は必ずチェック。『キッチン』を手にしたのも、芸能活動で忙しく、新幹線での移動も多かったころでした」『キッチン』に出合ったのは、芸能界のいいところも悪いところもだんだんと見えてきて、アイドルの人気もぐんっと上がったところから少しずつ落ちていくーーそんなときだった。「いろんなことに敏感になっていた時期に読んだ本です。家族を失って孤独な女子大生が、風変わりな親子との共同生活のなかで変化する細かい心情描写に、泣いたり笑ったりしました」『キッチン』の世界観は、現実を忘れさせてくれたという。「今はもうジェンダーは関係ない時代ですけど、当時はまだまだお父さん像・お母さん像っていうのがステレオタイプでありましたから、“元男性の母親”が登場する設定が、とても新鮮でした」同時期に話題になった『サラダ記念日』も思い出に残る一冊だ。「小学校のころから詩を書くのがすごく好きだったし、’90年から3年間ほど芸能活動をやめたときも、作詞家になりたいと思っていたくらい。国語の授業で感じた“俳句とか短歌って難しい”というイメージを、いい意味で壊してくれた本でした。短歌をすごく身近に感じたことを思い出し、一昨年あたりからインスタで自作の短歌を発表しているんです。だから『サラダ記念日』の影響はかなり受けていて、“うふふ”とか“むふふ”という言葉を入れながら、気持ちをシンプルな形にして表現しています」いまでも活字は好きで、自身の経験をもとに、介護をテーマにした本も執筆中だという。「でも、老眼になってからは、集中力が長く持たなくって(笑)」「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月12日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「最近、何年かぶりに吉本ばななさんの『キッチン』(’88年出版)を読んでみて、若いころに感じていた繊細さがなくなっていることに気づかされ、つくづく“おばさんになったな”って思いました」ちょっと自嘲気味に語るのは、タレントの新田恵利さん(53)。幼いころから読書が趣味だった。「母親は、お菓子には厳しいけど、マンガを含め、本っていうとすんなり買ってくれました。今でも覚えているのは、自分の体より大きいくらいの『シンデレラ』の本を抱いていたこと。本屋さんも好きで、移動中に時間があれば中に入って、平積みになっている新刊は必ずチェック。『キッチン』を手にしたのも、芸能活動で忙しく、新幹線での移動も多かったころでした」おニャン子クラブのエースとして人気が出れば出るほど、仲のよかった友人との距離を感じ、孤独感が強まった。時間に追われ、時にはやりたくない仕事もやらなければならなかった。そんなとき、現実を忘れさせ、寄り添ってくれたのが本だったのだーー。「うちは両親が再婚同士。物心ついたとき、大正生まれの父はおじいちゃんみたいな年齢だったし、昔気質の大工さんということもあって、男尊女卑といいますか“昭和の男”って感じでした」当然、1台しかないテレビは、父親の支配下。「一家そろってプロ野球を仕方なく見ていました。でも、私が中学生くらいになると、だんだんと子どもたちの発言力も増してきて、『ザ・ベストテン』(’78〜’89年・TBS系)は見られるようになったんです」年齢の離れたきょうだいの影響でアリスが好きだったが、学校ではたのきんの話題が主流。「中学っていちばんいじめが多い時期じゃないですか。話題についていく必要があったし、トシちゃんやマッチだと、友達とかぶってしまうので、学校ではヨッちゃんファンで通していました」やがて高校生になり、最初はごく普通に過ごしていたが、3年生に進級するころ、大転機を迎えた。「女子大生が出演していた『オールナイトフジ』の女子高生版に出演したんです。芸能界には興味なかったのですが、スタッフさんから『新しい番組が始まります。アシスタントをやりませんか』と誘われて。しかも日給5,000円!(笑)すぐに計算しましたよ。5,000円が週5で、2万5,000円。4週間なら10万円!当時、アルバイトしていた不二家は時給400円弱で、どんなに頑張っても月に3万円ちょっとだったから、迷いはありませんでした」その番組が『夕やけニャンニャン』(’85〜’87年放送・フジテレビ系)。アシスタントのつもりで参加したが、おニャン子クラブの会員番号4番を与えられ、アイドル活動を始めることに。’86年には『冬のオペラグラス』でソロデビューを飾り、中学時代に夢中になって見ていた『ザ・ベストテン』にも出演した。「生活は一変しました。昔って電話帳に名前も住所も載ってたじゃないですか。『新田』っていう名字は、そうそう多くないので、すぐ自宅が見つかっちゃったんです」自宅近くの大きな駐車場にはファンが大挙し、傘や表札、自転車のサドルやベルが持ち去られた。人気が出て、ファンに囲まれれば囲まれるほど、逆に孤独になっていったという。「移動中の電車も、話しかけられないようにウォークマンを聴いて、寝たふりをしていました。いちばんショックだったのが、中学で同級生だった男のコに駅でばったり会ったとき『俺のこと覚えてる?』って聞かれたこと。自分ではタレントをやっている意識もなかったので、同級生にそう言われるっていうのは、なんかすごく線を引かれたというか……」急激に変化した環境になじめず“現実逃避”するために、眉村卓などのSF小説を好んだという。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月12日現在配信中のABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー「恋とオオカミには騙されない」。今夜配信の第8話ではついに本作で初めての脱落者が決定する。そこで今回は、1話から鑑賞しているシネマカフェ編集部3名のオオカミ予想を座談会形式でお届け。「あの人が怪しい」「誰に幸せになってほしい」「一人抜けるのも辛い」など様々な声が上がった。▽「恋とオオカミには騙されない」とは?「オオカミ」シリーズは、真実の恋をしたい男女10人が、デートや共同作業を通して恋の駆け引きを繰り返し、本気の恋に落ちていくまでを追いかける恋愛リアリティーショー。ただし、参加者の中には、好きなフリをする「嘘つき“オオカミ”」が1人以上潜んでいる。今回の「恋とオオカミには騙されない」メンバーには、人気モデルのYoutuberや日本1位のTikTokerなどインフルエンサーが集結している。女性メンバーには、SNS総フォロワー500万人以上を誇り、Z世代を中心に高い人気を誇るなえなのを始め、「Popteen」専属モデルのみちゅ、女性ダンス&ボーカルグループ「FAKY」のTaki、テレビ東京ドラマ「だから私はメイクする」、テレビ朝日「お願い!ランキング」などに出演する女優のりょうか、「ボンビーガール」で知られる女優のあおいの5名。男性メンバーには、テレビ朝日「騎士竜戦隊リュウソウジャー」リュウソウブルー/メルト役を務めるなど、ドラマや映画に多数出演の俳優・つなを始め、「Popteen」専属メンズモデルでTikTokのフォロワー数は250万以上、2020年12月にはアーティストデビューを果たし、マルチに活躍するちょこ、元サッカーJリーグプロ育成選手だった経歴を持つLINEライバーとしても注目を集めるコウヘイ、男性ボーカルダンスグループ「原因は自分にある。」のもくだい、フジテレビ「シンデレラはオンライン中!」に出演する若手俳優・そらの5名、計10名が参加している。7話のラストでは、そらへの想いをTakiとあおいに告白したなえなのが、月LINEでそらを誘うシーンで終了した。▽編集部3名でオオカミ予想!Yさん:「恋とオオカミには騙されない」7話が放送され、次はいよいよ視聴者投票による脱落回ですね…!今回はオオカミが「女子」側にいるか「男子」側にいるかも分からないので結構予想が難しいですが、みなさんのオオカミ予想は?Eさん:今のところなえなのかりょうかのどちらかかなと思っていました。Yさん:女子側という予想ですね。Eさん:そうですね。りょうかちゃんはちょことラブラブだったのに、中間告白が終わってから態度が変わったというか。中間告白で正式な両想いになってからガラッと変わったので、自分がオオカミだったとしたら、一途に思ってくれるのが辛くて、距離を置きたいのかなと。Yさん:なるほど~。確かにいきなり、ちょこに対する態度が変わりましたよね。ただ心変わりしただけなのか、オオカミだからなのか、そこが分からないのが「恋とオオカミ」の面白いところでもありますよね。Eさん:あとは、なえなのも少し気になる。コウヘイに中間告白しているけど、7話で月LINEでそらを誘っていて、このタイミングで…!と思いました。男子側だったらそらかな…。今のところ、そらはTAKIと両想いだけど、7話でTAKIちゃんも言ってたけどアクションを起こすのはいつもTAKIちゃんだし、どこに行きたいのかがちょっと読めないですよね。Yさん:そうそう!彼の想いが見えないから、もしかしたらそらがオオカミなのかな…?と思ってました。Tさん:私も行動が怪しいなと思うのはなえなのとりょうか。なえなのは途中、太陽LINEで水族館に行ったときはちょこを誘っていたし、これまでそらくんが気になっているような要素が全然なかったので、今までの行動を見ると一番怪しいなと思っています。逆に絶対オオカミじゃないなと思うのはTAKIちゃんで、もくだいも途中までは怪しいと思っていたんですけど、一番年下だし色々考えていたんだろうなと思うと変に嘘もつけなさそうだなと思って。あおいちゃんも恋愛!という感じでもなく、感情をあまり出さないので怪しいなと思ったりします。今回はオオカミ“ちゃん”か“くん”かも分からないし、何人いるのかも分からないけど、女子にはいるんじゃないかな…と思っています。Yさん:なえなのとあおいは2人とも落ち着いているというか、余裕を感じます。TAKIとみちゅはオオカミであることを隠せなさそうだから違うんじゃないかな~と勝手に予想しています。Tさん:みちゅもあまり感情を出すシーンがないんですよね。大穴かもしれないです。黒幕の可能性もあるかも(笑)Yさん:いや~予想難しいですね!でも私はやっぱり、誰にも踏み込めていない感じがするからそらかな。Tさん:全体を回す感じで一歩引いてますよね。個人的にはちょこが落ち込んでいるときTAKIちゃんが励まして、TAKIちゃんが落ち込んでいるときはちょこが励まして、どちらかが泣いているときはそばにいて、TikTokでもめちゃくちゃ仲が良さそうなので、これからの展開であの2人が両想いになるのもありだなと思いました(笑)Yさん:TAKI&そらカップルを推したかったけど、ここにきて、そらくんが分からなくなってきたから、TAKIはちょこといた方が幸せになれるかもしれない…。Eさん:私は見ていられないくらい辛そうなので、ちょこの幸せを願っています…。Tさん:つなもあおいに一途だったのが良いなとおもっていたけど、、視野を広げてみようと思うと言っていたし…。Eさん:でもそこからあおいはつなくんを気になりだすかもしれない。そらにはTAKIもいるし、なえなのもいるから一歩引くことも考えそう。Tさん:確かに。自分に向かなくなったら気になるかも!Eさん:投票結果で誰が落ちるんですかね…。オオカミじゃなかった場合切ないですけど、今までを見てるから、1人落ちるだけでも悲しい。Yさん:次回予告でもみんな泣いてましたね…8話がターニングポイントとなってまた一気にいろいろなことが動きそう!▽「恋とオオカミには騙されない」気になる第8話視聴者投票によって最も“嘘つきオオカミ”と疑われ、脱落するメンバーが発表。脱落直前まで想いを確かめ合いながらも、同時に激しく動く恋模様に注目。さらに、脱落者の復活に関するお知らせ、謎の青い手紙の登場に困惑するメンバー。なえなのが口にした「今までで一番きついかもしれない」という意味は…?「恋とオオカミには騙されない」第8話は4月4日(日)22時~ABEMAにて配信。(text:cinemacafe.net)
2021年04月04日デートや共同作業を通して、真実の恋を叶えようと奮闘する男女を追いかける「恋とオオカミには騙されない」第7話が3月28日に配信。次週の脱落回を前に突然の告白、そして涙に「こんなのめちゃくちゃ泣ける」「恋の嵐が来た」「すごい展開になってきた」と視聴者からは衝撃や驚きの声があがっていた。■つな×あおいの恋模様…第7話は、キャンピングサイトの骨組みの廃材拾いに行くチームと、アトリエで作業を進めるチームに分かれるところからスタート。廃材拾いの途中、つなはあおいを2ショットに誘い出し、「俺の中で一区切りついた」と切り出し、「視野を広げてみようと思う」と前に進むことを伝えた。また、今後について問われたあおいは「何も考えてないけど、つなくんと話す前に、次どうしようとか考える権利ないなと思っていた」と回答した。■そらを巡る多角関係――そして、アトリエにメンバー全員が合流し、作業を続行。そらと中間告白で両想いとなったTakiは、なえなのに「そらくんの気持ちがどんどん変わっている」と不安を吐露。続けてなえなのの近況について聞くと、意を決してなえなのは「そらくんが気になっている」と告白。そら、Taki、あおいの三角関係にあとから入る形になったなえなのの気持ちを察し、「一緒に頑張ろう、気持ちは止まれないの」とTakiは応援の言葉をかける…。そんな再燃するそらを巡る多角関係に視聴者も「なえなのちゃんも辛いし、Takiちゃんの言葉も沁みる」「韓流ドラマみたいな濃厚な展開」と反響が寄せられた。■もくだいの月LINEデートの相手は?終盤は、もくだいとみちゅの月LINEデートの様子が描かれた。謝らないといけないことがあると切り出したもくだいは、「最初は第一印象でりょうかさんを選んで、楽しかったしその時の気持ちは本物だったんだけど、徐々にみちゅとの時間が増えて楽しかったのも本当。一緒にいたいと思っていた」と気持ちはみちゅにあったこと、そして本当の気持ちを大粒の涙を浮かべながら伝えた。その真相に思わず涙する視聴者も。■次回第8話、脱落メンバーを発表…ラスト、そらへの想いをTakiに告白したなえなのが、月LINEでそらを誘うシーンで終了した第7話。次回は、視聴者投票によって最も“嘘つきオオカミ”と疑われ、脱落するメンバーが発表。脱落直前まで想いを確かめ合いながらも、同時に激しく動く恋模様に注目。また予告編では、脱落者の復活に関するお知らせ、謎の青い手紙の登場に困惑するメンバー、さらに涙するメンバーやMC・横澤夏子の姿もあり、次回配信が待ち遠しい映像となっている。■「さなりる」第2話配信、シンデレラタイムで止まっていた恋が動き出す…?一方で、「白雪とオオカミくんには騙されない」に出演したさなりとあいりが「オオカミくん」として嘘をつく必要がない状態で再会し、ふたりの時間を過ごす中でもう一度真剣に向き合ったとき、恋は生まれるのか、を追いかける「オオカミくんはもう騙さない-さなりる final balloon-」の第2話も配信。伝説の“シンデレラタイム”の時間が前回と同じ遊園地で与えられ、園内を歩きながら当時の思い出をふり返り、オオカミと疑われて脱落した際の気持ちを問われると、「悲しかったけど、他の人が落ちるより俺が落ちたほうがマシかと思った」と心境を吐露する場面も。そして、2年前と同じく観覧車に乗り、あいりは2年越しのバレンタインチョコを渡し、それに喜びながらも照れるさなりの様子が、再び恋が動き出す予感を感じさせた。これには視聴者も「2人の表情ににやける」「2人の気持ちは前以上に見えるんだけど…!」と大興奮のコメントが寄せられた。「恋とオオカミには騙されない」第8話は4月4日(日)22時~ABEMAにて配信。「オオカミくんはもう騙さない-さなりる final balloon-」第3話は4月11日(日)23時~ABEMAプレミアムにて配信。(cinemacafe.net)
2021年04月03日土屋太鳳が、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がるまさにシンデレラになるも、ある日前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう主人公を演じる映画『哀愁しんでれら』のBlu-ray&DVDが7月2日(金)にリリースされることが決定した。青春映画のヒロインを溌剌と演じ、天真爛漫なイメージの強い土屋さんが、本作ではその真っ当さゆえに狂気に絡め取られる女性・小春を演じ新境地を開拓した話題作。そして、度重なる不幸にあった小春に救いの手を差し伸べる大悟を、「おっさんずラブ」で大ブレイクした田中圭が熱演。ルックス、財力、人当たりの良さ、社会的ステイタスの全てを兼ね備えたパーフェクトな王子様を演じ、時折見せる歪な気配をさりげなく増幅させ、作品の陰と陽を自由自在にコントロールする。ほかにも、2人の娘・ヒカリ役でファッションインスタグラマーのCOCOがスクリーンデビュー。山田杏奈、石橋凌、銀粉蝶らが出演している。本作は、「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」で2016年にグランプリを獲得した新鋭・渡部亮平のオリジナル作品。「シンデレラは、王子様と結婚してからどうなったのだろう?」という疑問に、モンスターペアレンツにまつわる事件のニュースをかけ合わせて生まれた物語となっており、その結末ゆえに最終審査では喧々諤々の議論を巻き起こし、また土屋さんは「覚悟のないまま受ける物語ではない」と3度オファーを断ったという意欲作だ。今回リリースされるBlu-ray&DVDには、メイキングやキャストインタビュー、完成報告会などの模様を特典収録。また封入特典には、ポストカード2枚セット(初回生産限定)とフォトブックを封入。渡部監督が描いた製作秘話の4コマ漫画(全32篇)を全掲載したリーフレットも封入されている。『哀愁しんでれら』Blu-ray&DVDは7月2日(金)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年04月01日「ABEMA」の新作オリジナルドラマ「ブラックシンデレラ」より場面写真が初公開された。本作は、学園一の美男美女を決めるミスコンがいまなお行われる清蘭学園を舞台にした、吉田恵里香脚本の恋愛ドラマ。ミスコンに憧れながらも、見た目に悩みを抱く女子高生の主人公・神谷愛波(莉子)が、とある出来事からコンテストに出場することに。彼女の前に現れたのは、ナルシストで完璧な橘圭吾(神尾楓珠)。対照的な2人だが、コンテストの準備を進めるにつれ、恋の予感が漂う…。配信に先駆けて今回公開されたのは、愛波と圭吾の運命の出会いのシーン。同じクラスだが、ほとんど会話をしたことがなかった2人。ある日の通学途中で愛波が圭吾に助けられたことをきっかけに初めて会話を交わし、急接近する。写真では、圭吾が愛波の顔を覗き込み、「何?見惚れてんの?」と、愛波に顎クイしたり、圭吾が愛波の肩に腕を乗せたり、愛波の手を握ったりと、出会いから自信満々の圭吾らしい接し方をする場面が切り取られている。「ブラックシンデレラ」は4月22日(木)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2021年04月01日もも(@isr3104)さんは、千葉県にある『東京ディズニーランド』で撮影したシンデレラ城の写真を投稿。多くの人をクスッとさせています。シンデレラ城の全体像を写そうと、ローアングルで撮影中、カメラの前に割り込んできたのは…。しゃがんでお城の写真撮ろうとすると高確率でフレームインしてくるカモ pic.twitter.com/P79JKZ6Zwj — もも (@isr3104) March 28, 2021 カモ…!ディズニーランドには池など、たくさんの水場があるので、野生のカモが住み着いています。人に慣れているようで、カメラに興味を持って寄ってくることも…。こちらのカモは、どうしてもお城と一緒に撮ってほしかったようです。ほかにはこんな写真も投稿されていました。お城にピント合わせてるから突然フレームインしてキメ顔くれてもピント合わないよ pic.twitter.com/4EbcDgIW3C — もも (@isr3104) March 28, 2021 美しいお城より、カモの存在感が強いですね…!ネット上にはさまざまなコメントが寄せられています。・もはやカモさんたちも、キャストなのかもしれない。・アピールの圧。「俺を撮りたまえ」といってそう。・ディズニーあるある。私も写り込まれたことがありますー!・カモに会いたいがために、ディズニーランドに行きたくなってきた。ももさんいわく、ディズニーランドにいるカモをはじめとした鳥たちは、このように人の近くまで来ることが多々あるそうです。楽しそうにしている人間を見ていると、「何しているの?」と近付きたくなるのカモしれません。近くに来たら、触ったり追いかけたりせず、そっと見守ってあげたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月31日「Popteen」専属モデルとして活躍する莉子が主演、神尾楓珠、板垣瑞生、愛花など、いまをときめく若手俳優が一挙総出演する「ABEMA(アベマ)」の4月新ドラマ「ブラックシンデレラ」が4月22日(木)22時より全8話で配信される。本作は、いま注目のフレッシュな若手俳優陣が一挙に出演する、完全オリジナルストーリーのドラマ。舞台は、学園一の美男美女を決めるミスコンがいまなお行われる清蘭(せいらん)学園。ミスコンに憧れながらも、見た目に悩みを抱いていた平凡女子高生の主人公・神谷愛波は、とある出来事からコンテストに出場することに。そんな彼女の前に現れたのは、ナルシストで完璧な国宝級イケメン・橘圭吾。なにもかも対照的な2人はコンテストの準備を進めるにつれ急接近し、まさかの恋の予感が漂う。しかし、コンテストを目前に予想だにしない悲劇が彼女を襲い、取り巻く世界が一変してしまう…。“本当の美しさ”とはいったい何なのか?見た目の悩みを抱えながら、学園内に色濃く残るルッキズム=外見主義に立ち向かう、夢や恋に奮闘する“逆襲”ラブストーリー。脚本は、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」「花のち晴れ~花男 Next Season~」や映画『センセイ君主』『ヒロイン失格』など、数々のヒットドラマや映画を手掛けた吉田恵里香。監督は、『のだめカンタービレ最終章』『L・DK』『海月姫』などを手掛けた川村泰祐が務める。最旬キャスト陣からコメント到着「私なんか…」が口癖で自分に自信が持てない主人公・神谷愛波を演じるのは、「ABEMA」オリジナルドラマ初出演にて主演を務める莉子さん。そんな愛波の同級生で、コンテストをきっかけに急接近する橘圭吾に神尾さん。莉子さんは、演じる愛波について「お人好しで純粋な女の子です。私と重なるところは、早口でしゃべりたいことを全部しゃべってしまう部分が似ている」と語り、「違うところは、愛波は周囲に辛い姿を見せないという強さがありますが、私だったら辛いことを笑顔で隠すことができないので、辛い時こそ笑顔でいれる愛波を尊敬します」と明かす。そして本作の見どころについて「ラブコメの中にも外見主義に対するメッセージが詰まったドラマになっています。見た目に悩みを抱えながらも強く生きる愛波とその周りの登場人物も悩みながら真っ直ぐ生きていく人間模様」と語り、「一人でも多くの人の背中を押せるようなドラマになっていたらいいな」と思いを込めて語っている。神尾さんは「“バス停のシーン”に注目して」と言う。「少女マンガのような、ラブコメっぽい青春を感じられるシーンであるとともに、ここで圭吾の役が固まったなという感覚がある思い出深いシーンなので、ぜひ本編を楽しみにしていただければ」とコメントした。さらに、愛波らが通う高校に転校してきたミステリアスな一匹狼・島村空役に、大河ドラマ「麒麟がくる」や連続テレビ小説「エール」ほか、数々の作品で活躍の幅を広げる板垣さん。学園一の美女と謳われ、日本有数の美容ブランド・カスミコスメのひとり娘・香澄百合役に、ファッション誌「ViVi」の専属モデルで本作にて女優デビューとなった愛花さんと、旬なキャストが揃った。板垣さんが演じる島村空は、「天然、計算、怒り、笑顔、の感情がどこか掴めなく、漢字のまんま空のような人」と説明し、「屋上の撮影シーンはめちゃくちゃテンションが上がりました」と言う。さらに愛花さんは、「香澄百合はブランドコスメ社長の一人娘で、学校の頂点に君臨する高校生です。母親の影響で外見にはシビアですし、常に他人の評価を気にして生きてきましたが、愛波と出会い百合の心情にも変化が生まれるのか?ぜひご注目いただきたいです」と力説。本作で演技初挑戦となったが、「実際に演じてみてお芝居や映像制作の奥深さに気付かされました。初めの頃は劣等感を抱いたり落ち込んだり悔しい思いをしましたが、監督陣に褒められたり、演技よかったよって言われた時は、これまでにないくらい嬉しかった」と打ち明けている。そして脚本の吉田氏は「多かれ少なかれ私たちは不条理や理不尽と共にいて、自分のことを軽率に嫌いになってしまいがちです。そんな毎日を、主人公の愛波は悩みながらも少しずつ変えようと奮闘します。彼女の愛と変化の物語が、誰かの心に寄り添えますように!」と本作のメッセージに触れてコメント。川村監督も「莉子さん、神尾楓珠さんはじめ、若いキャストたちが、持てる力を全力で注いで演技してくれました」と語る本作で、「多くの方々にこの『全力』が伝わってくれたら嬉しい」と熱く語っている。ABEMA4月新ドラマ「ブラックシンデレラ」は4月22日(木)22時~配信開始(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2021年03月30日アイドルグループ・King & Princeの岩橋玄樹が29日、3月31日をもってグループの活動を終え、ジャニーズ事務所も退所することが公式サイトにて発表された。同グループは2018年5月にシングル「シンデレラガール」でデビューした、ジャニーズ事務所の6人組アイドル。メンバーの岩橋はCDデビューに伴う環境の変化から心身のバランスを保つことが難しくなり、同年11月初旬に「長年患ってまいりましたパニック障害という病の治療に専念するため、一定期間休養させていただきますことをご報告申し上げます」と、病気休養に入った。2019年2月に芸能活動の一部再開を発表したものの、同月内に活動再開見送りとなり、それからも休養を続けていた。同事務所は「岩橋は、King&Princeでの活動再開を目指してパニック障害の克服に努めてまいりました。症状が現れることもあれば落ち着くこともあり、一進一退を繰り返した約2年5か月に及ぶ活動休止期間を経て、最終的に岩橋自身が出した結論は、King & Princeとしての活動を終え、ジャニーズ事務所を退所し、新たな道を進むというものでした」と明らかに。病気を克服するにおいて「タレントという職業においてかかるプレッシャーや緊張感の大きさを知っている岩橋が、今の自分の状態を考えて今後の人生を見つめ直し、辿り着いた結論でございます」とコメントする。また、岩橋から決断を聞いたKing & Princeのメンバーも、6人全員で話し合った結果「大切な仲間だからこそ前向きに送り出すべきだと考え、5人で歩んでいくこと」を決意。岩橋はパニック障害の治療を行いながら、新たな道を歩んでいくという。○岩橋玄樹 コメント全文まずはじめに、応援してくださっているファンの皆様、そしてお世話になった関係者の皆様にきちんとしたご報告が長い間出来ていなかった事をお詫びいたします。僕は2018年から、小さいころから患っていたパニック障害を治療するために、入院をして、自分なりに頑張ってなんとか回復させて、また皆さんの前にたてるよう、またメンバーと一緒の時間を過ごせるよう、これまで病気と向き合ってきました。でも、現在も僕の病気は完全には治っていません。僕の症状には波があり、ひどく症状が出てしまう時と、おさまっている時があります。そんな自分の状態をうまく説明できなくて、なかか周囲の方に理解してもらえない時もありました。そして、休養をしてから2年以上が経過してしまい、いつもそばで見守ってくれたメンバーや、ずっと応援してくれているファンの皆さんに対して、はっきりとした報告もできないまま、この先もこれ以上待たせてしまう事が、本当につらく感じてしまいました。そのような気持ちを抱えて過ごす中で、色々な葛藤がありましたが、とても勝手かもしれませんが、自分のなかでの一つのけじめとして、2021年3月31日をもちましてKing & Princeからの脱退と、ジャニーズ事務所を退所させていただく事になりました。メンバーを含め、たくさんの方々が応援し続けて待ってくれているにも関わらず、自分の心の弱さから、皆さんとの約束を果たす事が出来なくなってしまった事を、本当に申し訳なく思っております。ティアラの皆さん、ずっと僕の事を好きでいてくれてありがとうございました。常に心配をかけてしまったけれど、どんな時でもティアラの皆さんの気持ちはすごく伝わっていました。約11年間応援してくれて本当にありがとうございました。新しい道に進んでも僕はティアラの事が大好きです。これまでお世話になった関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様から色々な事を学ぶ事ができ、本当に楽しかったし、勉強になりました。皆様のお力がなかったら、ここまで歩めなかったと思います。今後はその学んだ事を生かしながら、新しい道を進んでいきたいと思っております。そして、いつも僕の居場所を守って、ずっと寄り添ってくれて、僕の決断を尊重してくれた、紫耀、廉、海人、岸くん、神宮寺には言い表せないくらいの感謝の思いでいっぱいです。中学生の頃からお互い切磋琢磨し、時には喧嘩をして、時には泣き、笑い、本当に僕の青春時代をみんなと共に過ごせた事は、人生最高の思い出です。そしてKing & Princeのメンバーとして一緒にデビュー出来た事は、人生最高の誇りです。この先は、オスティアラとしてKing & Princeを応援し続けたいと思います。僕はずっとずっとメンバーの事が本当に大好きです。また、ここまで大きく成長させてくれて、僕の生きる意味を教えてくれた、ジャニーさんにもたくさん感謝しております。ジャニーさんと出会ってなかったら僕はいませんでした。メンバーにもファンの皆さんにも会えなかったと思います。ジャニーさんは僕にとって、お父さんのような存在でした。たくさん怒られ、たくさん褒めてくれ、最後の最後まで心配をしてくれていました。ジャニーさんの教えてくれた事は芸能界問わず、社会に出ても大切な事ばかりです。その事を胸に刻み、ジャニーさんが笑って、安心してもらえるような人生を歩んでいきたいと思っております。この先、新しい道に進みますが、僕とメンバー、そしてティアラの絆は、この大きな空を通して永遠に繋がり続けると思います。またこの先、大きな壁が立ち塞がる事もあると思いますが、その時は自分自身に『大丈夫』と言い聞かせ、1人の人間としてより強くなりたいです。そして今後、病気が治った時はもっともっと笑っていたいです。また、多くの先輩方、仲良くしてくれたジャニーズの皆さん全員に心の底から『本当にありがとうございました』と伝えたいです。今後もきちんと自分の病気を克服するために、今までとは少しだけ環境を変えて、しっかりと自分のペースで治療を頑張ります。そして、応援してくださった皆さんにいつの日かまた再び笑顔を届けられるようにしっかりと人生を歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。
2021年03月29日●「新世界に飛び込んだ気持ち」 日本との違いに驚き話題作への出演が相次いでいる女優の山崎紘菜(26)。3月12日に映画『ブレイブ 群青戦記』が公開されたのに続き、26日にはハリウッドデビュー作『モンスターハンター』が公開を迎えた。唯一の日本人キャストとして、本作で受付嬢役を演じた山崎にインタビューし、ハリウッド初挑戦の感想や主演のミラ・ジョヴォヴィッチとの共演の感想を聞いた。○■『モンスターハンター』受付嬢役はゲームで徹底研究日本発の大ヒットゲームシリーズ「モンスターハンター」を、「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で実写映画化。突然嵐に巻き込まれた国際連合軍隊長のアルテミス(ミラ)たちは、超巨大モンスターたちが暮らす新世界に辿り着き、そこで出会ったハンター(トニー・ジャー)と共にモンスターに立ち向かっていく。山崎が演じた受付嬢役は、同シリーズの定番キャラクターで、プレイヤーのサポートをする重要な存在。本作でもアルテミスやハンターとともに行動し、モンスターとの戦いを手助けするという役どころだが、山崎はゲームで受付嬢を徹底的に研究したという。「ゲームに対するリスペクトと愛情を持たれている監督で、『ゲームからそのまま出てきたように演じてほしい』とお話があったので、ゲームをたくさんやったり、ゲームの中のストーリーの部分をたくさん見たりして、受付嬢の動きや話し方を研究しました」そして、「受付嬢はすごく可愛らしいキャラクター。抜けている部分やドジな部分があり、モンスターと戦う過酷な世界の中でひと息つけるようなキャラクターだと思うので、そういう彼女の良さを映画にも持っていけたらいいなと思いました」と意識したポイントを説明した。受付嬢の言葉は、英語ではなく独特なモンハン語。台本には、成立していないアルファベットが並べられており、それを自分なりにセリフとして話したという。言葉になっていなければ何でもOKだったそうで、「誰でもモンハン語は話せると思います」と笑った。本作は“新世界”が舞台だが、山崎は「私も新世界に飛び込んだ気持ちでした」と、ハリウッド初挑戦の心境を作品と重ねて表現。「初めての体験ばかりで、見るものすべてが新鮮でした。ロケをした南アフリカという場所も初めてでしたし、すべての経験が新しく、冒険したという気持ちでした」と振り返る。まず、ハリウッドならではセットや機材に驚いたという。「セットとして船をまるごと1つ作ったり、豪華だなと思いました。また、機材も最先端のものを使っていて、映画の本場のすごさを感じました」。撮影環境だけでなく、食事の豪華さにも驚いたそうで、「日本だとお弁当という文化がありますが、海外では冷たいご飯を食べる習慣がないので、現場に必ずシェフがいて、オムレツを作ってくれたり、いつも温かいご飯が食べられてありがたいなと思いました」と日本との違いを明かした。○■日本の良さを再確認する一方、海外を身近に感じるようにアフリカロケと聞くと過酷な環境をイメージするが、「全部楽しかったです」とにっこり。「スタッフの方々もよくしてくださって、ミラを含めたキャストの方々とも、撮影の合間にご飯に行ったりするくらい仲良くなれたので、寂しさもあまり感じなかったです」と振り返り、「私のシーンはすべて夜の撮影で、夕方に入って朝の4時とか5時まで撮影し、昼に寝るという昼夜逆転の生活でしたが、日本と時差が十何時間あるので、(夜の撮影中に)『日本では今、昼だな』とポジティブに捉えていました」と昼夜逆転生活も前向きに乗り越えた。海外に飛び出したことで、日本の良さも改めて感じることができたという。「日本とハリウッドの現場の違いはもちろんありますが、日本には世界に誇るべき日本の良さがたくさんあると思うので、それぞれ独自の文化で独自の映画作りをしていけばいいんだなと思いました」改めて気づけた日本の良さを尋ねると「一番は、言葉が通じること」と答え、「同じ国で生まれ育ったというだけで、目に見えない絆があるのだと感じました」と、日本で生活していると意識しなかったことに気づけたという。また、「海外のお仕事をして、生まれ故郷の温かさ、自分の思い出やルーツがある国というのは、自分の中ですごく特別なものなんだと感じました」と続け、「もっと自分の国を大切にしたいと思いましたし、もっと自分の国の良さを知っていなきゃなと思いました」と、改めて母国と向き合う機会になったようだ。日本の良さを再確認する一方で、海外を身近に感じるように。「この作品を通じていろんな国に友達がたくさんでき、視野が広がりました。今までは国内のニュースを追っていましたが、地球の反対側で起こっていることが他人事ではなく自分事にできるようになりました」●ミラ・ジョヴォヴィッチらから刺激「一日一日を見つめ直すきっかけに」○■「ハリウッドスターでもこんなに努力しているんだ」ミラとの共演も女優として大きな経験に。「ミラのアクションの大ファンで、クールでかっこいいというイメージがありましたが、実際お会いしたら、もちろんクールでかっこいいんですけど、愛情深い方でとても優しく接してくださいました。メイク室で必ずキャスト一人ひとりに『おはよう』『調子はどう?』と声をかけてくれたり、撮影の合間もみんなで冗談を言ったり、ミニゲームやって盛り上がったり、すごく愛情深い方だなと思いました」と人柄を称賛。また、芝居、特にアクションに対する姿勢に刺激を受けたそうで、「とてもストイックで、セットの中を走ったり、過酷の撮影の中でもジムでワークアウトしてから現場に入ったり。そして、過酷な撮影でも一切弱音や文句を言わず、そういう姿勢はすごく勉強になりました」と語る。さらに、「1つの作品に対し、全身全霊をかけて、心身ともにすべてをかけてやり通すことの素晴らしさを教わりました」と、女優としての心構えを学んだ山崎。トニー・ジャーからも刺激を受けたそうで、「トニーも、一流の技術を持っているのに日々鍛錬していて、ハリウッドスターでもこんなに努力しているんだと思うと、自分の一日一日を見つめ直すきっかけになりました」と振り返った。アンダーソン監督もミラのように愛情深い人のようで、「現場に入ると『ハ~イ!』と言ってハグしてくれて、いつも『元気!?』と声をかけてくださり、撮影ではワンカット終わるごとに『ラブリー!』『グッド!』『ファンタスティック!』と盛り上げてくださり、監督がそう声をかけてくださると安心することができました」とうれしそうに話した。○■「英語をやり続けていてよかった」 海外再挑戦にも意欲オーディションで出演をつかみとった山崎。アンダーソン監督は初対面時の山崎の印象を「ゲームの世界から抜け出してきたようだった」と明かしているが、オーディションの場で「撮影で会おう」と、山崎の起用を即決した。オーディションで山崎は、英語で監督に熱い思いをアピール。撮影現場でも英語でスタッフやキャストとやりとりし、無事にやり遂げた。山崎は帰国子女ではなく、「英語が話せたらかっこいいな」という思いで昔から独学で英語を勉強。そして、本作に向けて本格的に勉強したという。「ずっと勉強はしていましたが、目標を持つと頑張れるもので、仕事で絶対に必要となってから気が引き締まり、スイッチが入った気がしました」と語る。ただ、オーディションを受けると決まったのは、その約1週間前。短い時間で監督と英語で会話できたということは、やはりコツコツ積み重ねてきたものが大きかったのだろう。「ずっとやり続けていてよかったなとは思いました」と笑顔を見せる。そして、「言語は使い続けていないと上達しないし定着しない。撮影は3年前でしたが、3年前の自分に負けないよう、これからも勉強し続けたい」と今後も英語を勉強していくという山崎。「この作品でハリウッドという、手が届くと思っていなかった場所に連れて行っていただいた。チャンスがあったらそのチャンスをまたゲットできるように磨き続けていきたい」とハリウッド再挑戦を狙い、さらに、「アジアでも素晴らしい映画がたくさんありますし、海外の方々とのお仕事を通じて得られるものもたくさんあると思うので、チャンスがあればどんどん挑戦したい」と、ハリウッドに限らず世界に目を向ける。ハリウッド初挑戦は女優人生にとって大きな分岐点に。「すべての作品が自分の中では分岐点ですが、今回の挑戦で視野がすごく広がりましたし、新たな世界=ニューワールドに私自身も出会うことができました。やはり一番は、世界で活躍されている方々の仕事ぶりを見て刺激を受けたことが、女優人生として大きかった。そこで得た経験は絶対に風化させたくないと思っています」と、この経験を今後に生かすつもりだ。最後に思い描いている将来像を尋ねると、「お仕事を始めて10年目になりますが、10年前には想像もできなかったような経験ができたり、想像もしていなかった自分になっているので、今後どうなるかわからないですが、誰かの気持ちを軽くしたり明るくしたいという気持ちで女優をやっているので、そこは絶対に忘れないようにしつつ、活動の場と広げたり、自分の可能性をどんどん広げていきたい。そのために、自分の中で磨くものは磨いていきたい」と答え、「また世界で活躍している方々とお仕事がしたいですし、『モンスターハンター』は、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』で雪の世界へ。受付嬢のアイスボーンの衣装も可愛いので、また参加できたらうれしいです」と続編にも期待した。■山崎紘菜第7回「東宝シンデレラ」オーディションにて審査員特別賞を受賞。2012年『僕等がいた』で女優デビュー。以降、映画やドラマなど数多くの作品に出演。また、ニュース番組のナレーションやラジオパーソナリティなど幅広く活躍している。近年の主な出演作品は、2018年『50回目のファーストキス』、『検察側の罪人』、2019年『スタートアップ・ガールズ』、2020年『海辺の映画館―キネマの玉手箱』、劇場版『仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』。また、2021年『ブレイブ-群青戦記-』でヒロインを演じ、『モンスターハンター』でハリウッド進出を果たした。
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