俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ 16 世の首を刎ねた男-』のキャストたちによるメッセージ動画が4日、公式ホームページにて公開された。同公演は、4月23日に東京公演を開幕したが、政府からの「緊急事態宣言」発出を受け、4月28日からの15公演の中止を決定。中止の発表後も「もう一度会えるときまで」「演劇は止まらない」という想いを胸に休演となった劇場で舞台稽古を実施している。今回の動画メッセージもその際に収録。台本は演出の白井晃氏が自ら書き、キャスト・スタッフの熱い想いを伝えるべく撮影に挑んだ。稲垣演じる主人公シャルル-アンリ・サンソンという人物を共演者たちが紹介し、公演中止となっている今の心境や再開に向けての思いを告白。稽古の模様も映され、最後は稲垣が「劇場が再開されるときまで、止まらず歩み続けます。また必ず劇場でお会いしましょう」と締めくくっている。本作では、フランス革命期に実在し、ルイ16世、マリー-アントワネット、ロベスピエールらを処刑した死刑執行人を稲垣、革命の中心とも言うべきルイ16世を中村橋之助を演じ、エネルギッシュな群像劇の担い手として、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月らが出演。そして、サンソンとともにギロチンの発明に一役買ったジョゼフ・ギヨタンを田山涼成、シャルルの父親役バチストを榎木孝明が演じる。演出は白井晃氏、脚本を中島かずき氏(劇団☆新感線)、音楽を三宅純氏が担当。稲垣のハマり役とも言える作品『No.9』に続く最強のクリエイターがタッグを組んで届ける同作品は、稲垣自らが上演を希望したという。激動の時代、3000人もの処刑を執行しながらも実は死刑廃止論者であったというサンソンの苦悩と葛藤を描く。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の公演は中止。5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演、6月25日~27日にKAAT 神奈川芸術劇場にて神奈川公演を予定している。撮影:田中亜紀
2021年05月04日4月23日に開幕した、稲垣吾郎の主演作『サンソン ─ルイ16世の首を刎ねた男─』。初日前に行われた本作のゲネプロを鑑賞した。18世紀末、フランス革命期に実在した死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンの葛藤を、フランス文学者・安達正勝の原作をもとに描いた本作。演出の白井晃、脚本の中島かずき(劇団☆新感線)、音楽の三宅純は、稲垣がベートーヴェン役で主演し、3度の上演を果たした『No.9 ─不滅の旋律─』でもタッグを組んでいる。物語の始まりは1766年、パリの高等法院法廷。世間から忌み嫌われる死刑執行人と知らずに食事を取ったとして市民から訴えられたシャルル(稲垣)は、自身が就いている職務の意義を高らかに説いて裁判に勝利する。弁護人もつかずひとりで立ち向かった息子のもたらした結果に、かつて同じ仕事をしていた父バチスト(榎木孝明)も満足顔だ。やがてルイ16世(中村橋之助)の即位によってフランスは大きく揺れ始める。凶作による飢饉で生活苦にあえぐ庶民は、豪華絢爛な暮らしを謳歌する宮廷や貴族への不満を募らせていく。その鬱憤を晴らす日々の娯楽として台頭したのが罪人の処刑見物。そこに、蹄鉄工の息子ジャン=ルイ・ルシャール(牧島輝)による父親殺し事件が起こって……。国の裁きの代行者として“ムッシュー・ド・パリ”と呼ばれ、誇りを胸に職務をまっとうしてきたシャルル。熱心なカトリック教徒にして死刑廃止論者でもあった彼は、罪を裁く己の職務と処刑が持つ残虐性の間で引き裂かれ、苦しんでいく──。稲垣はこの葛藤を、冷静に努めた演技の中ににじませる。ヒステリックに激情をほとばしらせた『No.9』のベートーヴェンとは正反対の、新たな一面に注目だ。国民に向き合わずパリを脱出して逮捕され、王の権威を失墜させたルイ16世だが、一幕では身分によって異なる処刑法に心を痛める、優しく聡明なキャラクターとして描かれた。演じる橋之助は、気品と貫禄に満ちた立ち居振る舞いとセリフ回しで人物を造形。前段となるこのエピソードがあるからこそ、革命の進行によって袂を分かったシャルルと王の悲劇が際立つ。シャルルの法律観に大きな影響を与える登場人物には、実力派の若手が揃い踏みだ。父親殺しのジャンに牧島、ジャンの恋人エレーヌに清水葉月、断頭台ギロチン開発の道に進むトビアスに橋本淳、粛清を断行した政治家ロベスピエールの右腕と称される革命家サンージュストに藤原季節、若き日のナポレオンに落合モトキがキャスティング。若々しくも情熱的なエネルギーを武器に作品を彩った。ロベスピエール率いる左翼のジャコバン派(山岳派)や出身地コルシカ島の独立を願うナポレオンをはじめ、さまざまな価値観に触れて揺さぶられるシャルルの心情は、決して遠い時代のものではない。市民の手で絶対王政が倒された激動のフランス革命期には、新型コロナウイルス感染症の影響でその姿を大きく変容しようとしている現代社会がどこか重なる。その中で翻弄されながらも罰に対する“平等性”を訴え続けたシャルルの姿から、自粛生活を強いられる観客はどんなメッセージを受け取るだろうか。上演時間は約150分弱(休憩含む二幕)。取材・文:岡山朋代公演情報 舞台『サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー』 演出:白井晃 劇作・脚本:中島かずき 音楽:三宅純 原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊) 坂本眞一『イノサン』に謝意を表して出演:稲垣吾郎 /中村橋之助 橋本 淳牧島 輝落合モトキ藤原季節清水葉月 智順藤田秀世有川マコト松澤一之 田山涼成 / 榎木孝明 他【東京公演】 上演中~2021年4月27日(火) 会場:東京建物ブリリアホール ※政府による緊急事態宣言発令により、4月28日(水)~5月9日(日)東京公演は中止となりました【大阪公演】 2021年5月21日(金)~2021年5月24日(月) 会場:オリックス劇場 ※政府による緊急事態宣言延長により、大阪公演は中止となりました※5/12追記【福岡公演】 2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日) 会場:久留米シティプラザ【神奈川公演】 2021年6月25日(金)~2021年6月27日(日) 会場:KAAT 神奈川芸術劇場チケット情報
2021年04月26日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」と日本財団により設立された基金「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)の総寄付額がこのたび4億円を突破し、新しい地図の3人が感謝のメッセージを寄せた。同基金は、「誰かにやさしくすることで自分も幸せになれる」をコンセプトに2020年4月27日に開始。主に「生きにくさ」を抱えている女性や子供への支援や高齢者・地方創生に係る支援を行っていく基金として準備され、現在の新型コロナウイルスの感染拡大の中、コロナ対策に取り組むことを決意し、「新型コロナプロジェクト」を立ち上げた。今後も、同基金では金銭、物資面に限らず支えを必要とする人たちに寄り添っていく取り組みも展開していく予定となっている。3人のコメントは以下の通り。■稲垣吾郎皆さま沢山のご支援ありがとうございます。おかげさまで多くの方々へ温かい気持ちを届ける事ができそうです。これからも宜しくお願い致します。■草なぎ剛みなさん、たくさんのご支援と優しい気持ちをありがとうございます。大切に使わせていただきます。これからも、支援を必要とされている方々の力になれるようにご協力よろしくお願い致します。■香取慎吾総寄付額が4億円を突破いたしました。皆さまの愛に、感謝申し上げます。世界がすごいスピードで変わっています。もっと良い方向に変わる事を、願っています。
2021年04月23日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』の公開ゲネプロが22日、東京建物Brillia HALLにて行われた。本作は、フランス革命期に実在した死刑執行人シャルル-アンリ・サンソンを稲垣が演じる新作舞台。マリー・アントワネット、ロベスピエール、ルイ16世らの首を刎ねたサンソンは、現役の医師であり、死刑廃止論者でもありながら、死刑執行人だった。激動のフランス革命期、運命に立ち向かった人物を稲垣が全身全霊で演じる。また、革命の中心とも言うべき国王ルイ16世を中村橋之助、シャルルの父親を榎木孝明が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成らも出演する。演出は白井晃氏、脚本は中島かずき氏(劇団☆新感線)、音楽は三宅純氏。この3人のクリエィティブチームは、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2010年初演)、稲垣がベートーヴェンを演じた『No.9-不滅の旋律-』(2015年初演)に続き、3度目のタッグとなる。公開ゲネプロでは、群衆をかき分け登場し、マントを翻したサンソン(稲垣)。死刑執行人という生まれた時から決められた運命を受け入れ、悩みながらもその仕事に誇りを持って向き合う。罪や身分によって決められた刑を執行し、処刑台の上に立って大剣を振り下ろす場面も。「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しつつ自らの職務をまっとうするサンソンを稲垣が熱演した。開幕を前に、稲垣と白井氏がコメントを寄せた。■稲垣吾郎久しぶりの新作舞台になり、良い緊張感で稽古を続けることができました。フランス革命期に実在した死刑執行人“サンソン”は、僕がぜひ演じてみたいと思っていた人物でもあります。思い時代の中でも、社会を良くするために職務に忠実に生きた、サンソンという人物を精一杯演じたいと思います。■白井晃当初、このような時世の中で、これほどエネルギーを必要とする作品を作ることが本当にできるのか、大きな不安を持ちながら創作は始まりました。民主政治の源流となったフランス革命の熱と、その時期に実在したサンソンという死刑執行人の苦悩の物語を語るには、余りにも状況が不向きのような気がしたからです。ムッシュー・ド・パリと呼ばれたひとりの男がたどった人生は、今の私たちからはおよそ想像できないほど過酷なものだったはずです。しかし、その人生に迫ろうとキャスト、スタッフが懸命にリハーサルを積み重ねるうちに、人が集まり創造するという演劇の持つエネルギーが、私たちをどんどん前へと引っ張ってくれ、不安は少しずつ消えていきました。そして、今、死神のように恐れられたシャルル-アンリ・サンソンの、心の奥底に流れる優しさに触れることができた気がします。フィクションの中にあるリアルを作り出すために、献身的に惜しみなく力を発揮してくれた、キャスト、スタッフの結束力がもうすぐ実を結びます、きっと。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月23日~5月9日に東京建物Brillia HALLにて東京公演、5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演を上演。さらにこのたび、横浜公演が決定し、6月25日~27日にKAAT 神奈川芸術劇場にて上演される。※緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の公演は中止
2021年04月22日稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演した映画『ばるぼら』が、完全受注生産によりBlue-ray&DVD化されることが決定。本日4月16日(金)より予約が開始された。“問題作”といわれた手塚治虫の原作を実子である手塚眞が監督し、クリストファー・ドイルが撮影監督を務めた本作。耽美派小説家・美倉洋介を稲垣さん、彼がミューズと信じる謎の女・ばるぼらを二階堂さんが演じたR15+指定作。DVDには、オリジナルメイキング映像やここでしか見ることのできない監督、各役者インタビューを収録。スペシャルブックレットも付いており、本作の世界観を思う存分楽しめる仕様となっている。『ばるぼら』は順次公開中&デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2021年04月16日稲垣吾郎、吉田羊らが出演する、リアルと虚構が入り交じるまったく新しいドラマ、よるドラ「きれいのくに」のメインビジュアルが公開された。美容師の恵理(吉田さん)と税理士の宏之(平原テツ)は再婚同士の夫婦。気になることと言えば、わずかな容姿の衰えと、最近セックスレスなこと、そして子どもを持つことを諦めたことくらい。結婚生活に不満はまったくない…はずだった。しかし、謎の女(蓮佛美沙子)が宏之の前に現れ、夫婦は不可解で信じがたい出来事に遭遇する。同じ高校に通う誠也(青木柚)、凜(見上愛)、れいら(岡本夏美)、貴志(山脇辰哉)、中山(秋元龍太朗)は幼なじみ。仲は良いが、最近は異性や容姿を意識し、ときどきちょっとぎこちない。ごく普通の高校生だが、唯一違うのは、彼らの周囲の大人のほとんどが“同じ顔”をしている国に暮らしているということ。街を歩く大人はみんな同じ男(稲垣吾郎)と女(加藤ローサ)の顔をしているそんな世界で恋をする。ある日、凜と恵理は映画館で出会い――。好きな人の、好きな顔になりたい――。そんな容姿へのコンプレックスを物語の中心にすえ、ドラマではほとんどの大人が“同じ顔”をした斬新な世界が描かれていく。今回到着したのは、稲垣さん、吉田さん、蓮佛さんらメイン出演者の顔を分割して重ね合わせるという、新しいドラマを予感させるモノクロのビジュアル。さらに、NHKのサイトでは、映像制作の裏側や、何役も演じた稲垣さんのコメントを収録した5分動画も公開されている。よるドラ「きれいのくに」は4月12日より毎週月曜日22時45分~NHK総合にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2021年04月02日2021年3月3日に、お笑いコンビ『次長課長』の河本準一さんが自身のYouTubeチャンネルで明かした、中居正広さんにまつわるエピソードが反響を呼んでいます。「口止めされていた」と前置きした上で河本さんが明かしたエピソードは、中居さんの人柄が感じられるものでした。中居正広が若手のお笑いタレントにしていたこと『SMAPを語る』と題した動画の中で、解散したアイドルグループ『SMAP』の元メンバーそれぞれとの思い出話を披露していった河本さん。特にお世話になったというメンバーは中居さんだといい、いまだに思い出に残っているという出来事を明かしました。実は中居さんは、お古(洋服)をですね、若手の芸人さんにいつもプレゼントしてくれてた。中居さんが着てた服はいっつもこんなに高い服ですよ。我々が若手の頃は着れないような高いお値段の服ですよ。それをいっぱい持ってきてくれて、もうみんなで好きなの取ってって、履いてくださいって。いっつもやってくれたの中居さんは。どんだけ優しい兄ちゃんなんだよって。ものすごい面倒見がいいわけですよ。河本じゅんちゃんねるーより引用自身とは直接関係のない若手のお笑いタレントのことまで気遣ってくれる中居さんに、強く心を打たれたという河本さん。「本当にお世話になった」と、当時のことを感慨深げに振り返りました。ほかにも、木村拓哉さんや稲垣吾郎さんなど、元SMAPメンバーとの思い出を語った動画は反響を呼び、さまざまなコメントが寄せられています。・いつかSMAPが再結成してくれることを期待してしまう。・中居くんは、いい人オーラがにじみ出ているよね。・貴重な話が聞けてよかった!2016年に熊本で大規模な地震が起きた際には、現地で支援活動を行うなど、プライベートでの行動が話題となる中居さん。SMAP・中居正広が熊本の避難所で炊き出しに参加笑顔の対応に称賛の声河本さんの話を聞くと、中居さんが気遣いのプロであることが分かりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月07日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」と日本財団により設立された基金「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)の「新型コロナプロジェクト」第7弾支援先が23日、発表された。今回、感染後の重症化リスクが高い高齢者に寄り添う医療・介護従事者への支援が決定した。左から稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾第7弾支援先は、日本財団在宅看護センター事業所75拠点に勤務する看護職員等(1,125人)で、支援金額は8000万円(予定)。同基金は「高齢者の皆様に寄り添う医療・介護従事者のうち、特に高い専門性をもって活動されている在宅/訪問看護師等の皆様が少しでも安心して介護事業に専念できるよう、定期的にPCR検査が受けられる機会を提供いたします」と説明。「こうした医療従事者の皆様は、常に感染拡大のリスクを感じながら職務に従事しています。今回の支援により、医療現場の安全を確保し、重症化リスクの高い人々への感染を防ぐとともに、利用者ならびに家族の安心の一助となることを願います」としている。同基金は、「生きにくさ」を抱えている女性や子ども、地方創生に関わる支援が目的。まずは新型コロナウイルス対策として、最前線で闘っている医療関係者やその家族の支援、両親・ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援を行うことを目的として、「新型コロナプロジェクト」を立ち上げ、新しい地図として3000万円寄付した。
2021年02月23日「木下グループ presents No.9 ー不滅の旋律ー」で天才音楽家ベートーヴェン役を熱演し、感動を巻き起こした稲垣吾郎の新作舞台『サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー』が4月23日(金)より、東京・大阪・福岡の3拠点にて上演されることが決定した。本作は、18世紀のパリで4代目の死刑執行人として激動のフランス革命期を生きたシャルル=アンリ・サンソンの実話をベースとした舞台。サンソンは熱心なカトリック教徒であり、「自分の生死を決められるのは神だけではないのか」「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しながら、自らの職務を全うしていたという。当時、死刑は貴族なら斬首、一般庶民なら絞首というように、身分によって死刑の仕方が異なっていた。サンソンは平等思想の観点から、身分の差が苦痛の差に繋がらないようにギロチン(断頭台)の発明に一役買った人物でもある。しかし、サンソンは国王16世の処刑後、秘密裡に命懸けでミサをあげたとも言われ、出自や歴史に翻弄されながらも自らの強靭な精神と心の自由を持っていたのだ。「彼の宿命にこそ、現在の我々の閉塞した社会を打ち砕く希望と光がある」。そんな想いの元でサンソン役に稲垣、ルイ16世役に中村橋之助を迎え、本作を上演する。さらに、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成、榎木孝明と、期待の新人から実力派まで個性豊かなキャストが集結。白井晃が演出、中島かずき(劇団☆新感線座付作家)が脚本、三宅純が音楽を担当する。この3人は、2010年に英仏の百年戦争を舞台とした「ジャンヌ・ダルク」や、稲垣が出演した「presents No.9 ー不滅の旋律ー」でもタッグを組んでいた。史実や実在の人物を基に、大胆な発想を加えて作品を創り上げる彼らの最新作に期待してほしい。●稲垣吾郎2015年から3度上演した舞台『No.9』に続き、白井晃さん、中島かずきさん、三宅純さんの手掛ける作品に出演できることをとても光栄に思います。『No.9』で演じたベートーヴェン同様、今回も歴史上に実在した人物、シャルル=アンリ・サンソンを演じます。フランス革命期という激動の時代に、“死刑執行人”という生まれた時から決められた決して抗うことのできない運命を受け入れ、悩みながらもその仕事にプライドを持って生きてきた人物です。どれだけの重圧を背負っていたのか、今はまだ計り知れませんが、これから稽古を通して創りあげていくことで新しい自分と出会えることが楽しみでもあります。歴史の中で苦悩したサンソンの気持ちに寄り添い、伝えていきたいと思っています。このような時代だからこそ、サンソンを通じて厳しい運命の中でも目を背けずに希望を見出す姿を皆様にお届けできれば嬉しいです。●中村橋之助白井晃さんの演出、中島かずきさんの脚本でこれだけ大きな舞台に出演できるということで自分自身の熱量が上がっていくのを感じています。そして、子供の頃から「テレビの向こう側の人」として拝見していた稲垣さんとご一緒できることがとても嬉しいです。僕の演じるルイ16世はフランス革命期に王位を継承し、最後は死罪となる人物。白井さんの演出で彼の運命がどのように彩られるのか、そしてそれを演じることを楽しみにしています。自分ならではのルイ16世を演じたいと思っています。●演出:白井晃死刑執行人でありながら死刑廃止論者だったという孤高の人物を通して、稲垣吾郎さんと共に再び新作を創れる喜びでいっぱいです。18世紀末のパリに生きたシャルル=アンリ・サンソンの苦悩は、激動の社会で生きる今の私たちと結びつくものが多いと感じています。歴史の闇で、あまり知られることのなかった彼の人生は、この先、私たちが向かうべき指針を与えてくれるようにも思います。私たちの心の平穏はどこにあるのか。そんなことに想いを馳せながら作品創りができたらと考えています。●脚本:中島かずきのちにギロチンと呼ばれることになる断頭台は、実は人道的で人民に平等な死刑を目指して作られた。しかしそれが結果的に恐怖政治の象徴になってしまう。人のためによかれと思って作られたものが、結果的に人の脅威になる。それは現代にも通じる問題だ。愚直に誠実にパリの死刑執行人を勤め上げたシャルル=アンリ・サンソンという男の人生をたどることで、人はその皮肉とどう対峙できるかを描くことに挑戦してみたい。●音楽:三宅純世襲の『死刑執行人』という宿命、動乱の時代がもたらす過酷な試練、シャルル=アンリ・サンソンンをめぐる数奇な史実を知って、僕は震撼した。パリの街が今までとは違って見えてきた。未完の脚本を道しるべに、サンソンの生きた時代、カオスとデカダンス、彼の美学とリリシズムをどうやって音楽に投影するべきか、試行錯誤を繰り返している。白井晃さんの音楽構成案に繰り返し登場する「重低音」というキーワードを濃密に脳内ループさせながら。【公演情報】「サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー」●東京公演公演日:4月23日(金) ~5月9日(日)会場:東京建物 Brillia HALLお問合せ:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00〜18:00 / 土日祝 10:00〜18:00)主催: キョードー東京 / TBS / イープラス●大阪公演公演日:5月21日(金)~5月24日(月)会場:オリックス劇場お問合せ:大阪公演事務局 0570-666-163(11:00〜16:00 / 日祝休業)主催:「サンソン」大阪公演製作委員会●福岡公演公演日:6月11日(金)~6月13日(日)会場:久留米シティプラザお問合せ:久留米公演事務局 092-718-4649(11:00〜17:00 / 日祝休み)主催:RKB 毎日放送<チケット>料金:S席 13,500円 / A席 10,000円(全席指定・税込)チケット一般発売: 東京 3月20日(土)10:00 / 大阪・福岡 4月17日(土)10:00<キャスト>シャルル=アンリ・サンソン:稲垣吾郎ルイ116世:中村橋之助トビアス・シュミット:橋本淳ジャン=ルイ・ルシャール:牧島輝ナポリオーネ・ブオナパルテ:落合モトキルイ・アントワーヌ・サン=ジュスト:藤原季節エレーヌ:清水葉月デュ・バリー夫人:智順アントワーヌ・ルイ博士:藤田秀世グロ:有川マコトラリー・トランダル将軍:松澤一之ジョゼフ・ギヨタン:田山涼成シャルル=ジャン=バチスト・サンソン:榎木孝明伊藤壮太郎 / 今泉舞 / 岡崎さつき / 小田龍哉 / 久保田南美 / 熊野晋也 / 斉藤悠髙橋桂 / 内藤好美 / 中上サツキ / 中村芝晶 / 奈良坂潤紀 / 成田けん / 野坂弘畑中実 / 古木将也 / まりあ / 村岡哲至 / 村田天翔 / ワタナベケイスケ / 渡邊りょう
2021年02月18日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』が、4月23日より東京建物Brillia HALLにて上演される。稲垣は、フランス革命期に実在した死刑執行人アンリ=シャルル・サンソンを演じる。ロベスピエール、マリー・アントワネット、ルイ16世……彼らの首をはねたのは、たった一人の男。シャルル=アンリ・サンソンは熱心なカトリック教徒であり「人間の生死を決められるのは神だけではないのか」、「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しつつ自らの職務をまっとうしていた。パリで4代目の死刑執行人として激動のフランス革命期を生きた実話をベースにその舞台化が決定。宿命と戦いながら生き抜いた孤高の物語を描く。稲垣はこの1月に『No.9-不滅の旋律-』で、3度目のベートーヴェン役を演じたが、今度は死刑執行人という新しい役柄を演じる。“死刑執行人”という運命を生きるシャルル=アンリ・サンソンの内面にうごめくのは筆舌に尽くしがたい葛藤。冷静沈着さの奥底で、人間の存在の生死にまつわる葛藤を稲垣吾郎が全身全霊で表現する。フランス革命の中心とも言うべきルイ16世は中村橋之助が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成らも出演。そして榎木孝明がシャルルの父親役としての大任を果たす。また、演出の白井晃氏、脚本の中島かずき氏(劇団☆新感線座付作家)、音楽の三宅純氏。この3人のクリエィティブチームは、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2010年初演)、『No.9-不滅の旋律-』(2015年初演)に続き、3度目のタッグとなる。稲垣は「2015年から3度上演した舞台『No.9』に続き、白井晃さん、中島かずきさん、三宅純さんの手掛ける作品に出演できることをとても光栄に思います。『No.9』で演じたベートーヴェン同様、今回も歴史上に実在した人物、シャルル=アンリ・サンソンを演じます。フランス革命期という激動の時代に、“死刑執行人“という生まれた時から決められた決して抗うことのできない運命を受け入れ、悩みながらもその仕事にプライドを持って生きてきた人物です。どれだけの重圧を背負っていたのか、今はまだ計り知れませんが、これから稽古を通して創りあげていくことで新しい自分と出会えることが楽しみでもあります。歴史の中で苦悩したサンソンの気持ちに寄り添い、伝えていきたいと思っています。このような時代だからこそ、サンソンを通じて厳しい運命の中でも目を背けずに希望を見出す姿を皆様にお届けできれば嬉しいです」とコメントしている。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月23日~5月9日に東京建物Brillia HALLにて東京公演、5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演を上演。
2021年02月18日草なぎ剛(46)が2月15日に放送された大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)に登場した。ドラマで徳川慶喜を演じる草なぎ。主人公の渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)とのやり取りで威厳を見せるシーンもあり、ネットでは《草なぎくんの慶喜感がすごい》《将軍の気品と近寄りがたさが出ていて、短い場面なのに息を呑んだ》《草なぎ慶喜、迫力あったな。ドラマもすぐ引き込まれた》と讃える声が。3分ほどの出演だったが、すでに話題沸騰中だ。稲垣吾郎(47)や香取慎吾(44)とともに「新しい地図」として活動を開始したのは、17年9月。以降の草なぎはテレビではなく、ネットを中心に活動してきた。「『新しい地図』を始めてからすぐにYouTubeチャンネルを開設。TwitterやInstagram、アメーバブログといったSNSもスタートしました。草なぎさんは当初、戸惑いもあったそうです。しかし次第に、新たな活躍場所を楽しむようになったといいます。役者業にも精を出していました。18年の『クソ野郎と美しき世界』や19年の『まく子』『台風家族』、20年の『ミッドナイトスワン』といった映画だけでなく舞台出演にも積極的。20年1月の『音楽劇 アルトゥロ・ウイの興隆』では、“役者・草なぎ剛”にうなる評論家も数多くいました」(テレビ局関係者)■SMAP時代、そして「新しい地図」での“2度目の下積み”草なぎ自身も、「新しい地図」での活動に手ごたえがあるようだ。20年1月、彼は本誌で「新しいことを毎年更新できてる」とコメント。さらにこう語っている。「いろんな出会いがあって。そのひとつひとつがつながっての道のり。どこに向かっているかはわからないけど、行く先々に皆さんが待っていてくれて、そこに笑顔が絶えなくて。そういう楽しかったものが、この先またいい形で開花できたらなと思います」「ネットの世界に新たに進出しているけど、テレビも好きだし、声をかけていただけるなら今年はお茶の間にもお邪魔できたらなと思います」さらにその翌月にも本誌に登場した草なぎ。「新しい地図」としての活動について「地道にやってきた」と回想している。「SMAPはジャニーズアイドルで初めて、『デビュー曲でオリコン1位』を達成することができませんでした。そうした苦い思いもあり、過去のアイドルとは違ってコントやスポーツにも挑戦するように。結果、国民的グループにまで成長することができたのです。『新しい地図』を始めてからの3年半は草なぎさんにとって、いわば“2度目の下積み”。活動の幅を広げることに精進し、ついに大河に出演することになりました。本人も大喜びのようで、《大河ドラマ。なかなか大変だけどね。楽しくやってます!》と12月にツイートしていました」(前出・テレビ局関係者)今回の大河出演に、ファンの喜びもひとしお。ネットでは《大好きな大河で大好きなつよぽんを見れるって本当に嬉しい》《大河につよぽん出てきた時、泣きそうになったよね》《つよぽんが完全に慶喜ですごい》との声が上がっている。ファンの歓声を背に、草なぎの快進撃はまだまだ続きそうだ。
2021年02月15日昨年大みそかに放送された、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の特番に登場した松平健(67)。何とその影響で、YouTubeチャンネルの登録者がおよそ15倍に増加したというのだ。コメント欄には、《ガキ使から来ました》《面白かったです》といった声が広がっている。「松平さんは、代表作『暴れん坊将軍』(朝日テレビ系)の“上様スタイル”で登場。白馬のぬいぐるみを腰につけて現れ、一同を驚かせました。視聴者からは、菅野美穂さん(43)に匹敵するほどのインパクトとも。このコーナーのなかでは、松平さんが『YouTubeチャンネルが伸び悩んでいるのを愚弄しておるのか!』と自虐ネタを披露。松平さんは台本通りにやることで精一杯だったそうですが、そのおかげで広く認知されたようです」(テレビ誌ライター)そんな松平は1月11日、「ぶっちゃけガキ使トーク」と題してYouTubeを更新。『ガキ使』に出演したことで、当初4,000人弱だった登録者が5万9,500人まで増えたと明かした(1月12日18時現在で6万1,700人)。松平がチャンネルを開設したのは、昨年7月。新型コロナウイルスの影響で、松平が出演するミュージカル「ニュージーズ」や「ピーターパン」といった公演が中止に。少しでもファンを元気づけるため、YouTubeをスタートさせたという。当初は「観てもらいたい人に届けば良い」という考えだったので、登録者が急増したことに「びっくりしている」と明かした。松平にとって思わぬ“恩恵”となったが、これまでも『ガキ使』がきっかけで活躍の場が広がった例は多いという。実際に袴田吉彦(47)は12日に報じられた「Flash」の取材で、17年の出演を「第二の俳優人生のスタート」と断言。そして「初めてバラエティに出演して、役者としての『幅』みたいなものが広がりました」と、ダウンタウンに感謝している。「袴田さんだけでなく、原田龍二さん(50)や宮崎謙介さん(39)も不祥事から再出発するきっかけになりました。新しい地図の稲垣吾郎さん(47)、草なぎ剛さん(46)、香取慎吾さん(43)も、19年に初登場。意表を突いた演出で話題を独占し、地上波復帰を果たしたのです。レギュラーである遠藤章造さん(49)は、十八番の“ほほほい”で天海祐希さん(53)を笑わすなど再び脚光を浴びました。今回は、菅野美穂さんまでも“ほほほい”に挑戦したのです」(テレビ局関係者)『NHK紅白歌合戦』の裏番組として、11年連続で民放の視聴率トップを維持した『ガキ使』。年に一度の風物詩だからこそ、出演者への影響も大きいようだ。
2021年01月12日タレントの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人がレギュラーを務めるバラエティ番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)。2021年1月1日の生放送では、お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんがゲストとして出演しました。中居正広「3人に何かあったらよろしくね」アイドルグループ『SMAP』として活動後、『新しい地図』として再出発を果たした稲垣さん、草彅さん、香取さん。同番組内では、田村さんとともに『本音トーク』と題し、グループや仲間への想いを語り合いました。その中で、田村さんは元『SMAP』の中居正広さんとのエピソードを明かしています。中居くんは、あまりいってほしくないだろうけど、俺はいうね。せっかく3人に会えたから。中居くんとたまたま、帰る時に一緒のエレベーターになって。降りる時に「淳さ、3人に会ってる?」「何かあったらよろしくね」っていわれて。俺、『SMAP』のこと好きだから、エレベーターの中で泣きそうになったのこらえてたのよ。なんなの、このさり気ない言葉。7.2 新しい別の窓ーより引用田村さんから話を聞いた3人は「嬉しいです」「エレベーターの中で中居くんが話す姿が思い浮かぶ」と笑みをこぼしました。田村さんが語った中居さんの想いに、視聴者からはさまざまな声が上がっています。・『SMAP』が解散して数年。中居くんの想いに涙がこぼれました。・中居くんは『SMAP』のリーダーだったから、ずっと気にかけているのかな。所属は違っても、また『SMAP』がそろう姿を見たいです。・このエピソードを披露してくれた淳さんに感謝です。・中居くんの想いに対して、3人の照れたような表情がたまりませんでした。お互いに、家族みたいな存在なんだろうな。解散した後も、お互いに想いあう姿に心温まりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月02日12月30日に結婚を発表した草なぎ剛(46)。彼の新しい門出に、「新しい地図」の香取慎吾(43)と稲垣吾郎(47)が祝福コメントを寄せた。各メディアによると、香取は「つよポン、おめでとう!びっくりぽん!まだまだこれから、一笑懸命がんばりましょう!」とコメント。稲垣は、「これからも良き仲間として、ファンの皆さまと共に、夢を叶えていきましょう」と祝福したという。草なぎの明るいニュースに、木村拓哉(48)も「めでたい!めでたい!めでたい!」と所属事務所を通じて祝福。この3つの「めでたい」は、草なぎ本人、結婚相手、いずれ授かるかもしれない新しい家族に向けられたものだという。さらに中居正広(48)も、「信じられない……。はぁ……。アイツに剛に先を越されるとは……。はぁ……。わざわざコメントですか……。せいぜい逃げられないように!女房ができるんですね……。なんてこった……、ちくしょう!」とユーモラスに祝ったと報じられた。年末にもかかわらず、元SMAPのメンバーから相次いで祝辞が寄せられた草なぎ。解散から4年が経とうとしているが、メンバーそれぞれの節目にはコメントを寄せあうなど交流は続いている。今年2月21日に中居がジャニーズ事務所の退所会見を開いた際も、彼らの“絆”は注目を集めた。「新しい地図」の3 人は、「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」とコメント。木村も「それぞれが決めたこれからの人生、お互いに前に進もう」と、中居の進路を尊重した。さらに11月3日には、‘96年に脱退したオートレーサーの森且行(46)が「第52回SG日本選手権オートレース」で悲願の初優勝を果たした。その際も中居は「諦めなくてよかったなぁ」「とにかく中居も嬉しいぜ~!」と、個人事務所を通じて祝福。稲垣、草なぎ、香取も連名で、「森くんが夢をかなえることができ、僕たちも本当にうれしいです」などとコメント。木村も「それぞれの選んだ道で、それぞれがつかむもの。今後も健闘を祈ります」とエールを送っていたのだ。かつての仲間から祝福されたことについて、森は11月8日に放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)で「やっと5人に伝えられる。日本一になったよって」と言葉を詰まらせていた。それぞれにとって大きな転機があった‘20年。その様子を讃えあう姿に、Twitterでは反響が広がっている。《「元」ではあるけれど、SMAPの絆に心打たれる》《4人からのメッセージもう最高すぎる、2020年は3回もSMAPの全員がそれぞれにコメントする姿が見れて感無量です……どんな形でも繋がってる……っていいなぁ。》《2020年はどれもメンバーの転機に全員がコメントを即座に出して、3回もコメントでSMAPが1つになったすごい年だったんだな〜〜》
2020年12月31日元SMAPの草なぎ剛が30日、一般女性と結婚したことを、所属事務所を通じて発表。新しい地図としてともに活動している稲垣吾郎と香取慎吾も祝福のコメントを寄せた。稲垣は「これからも良き仲間として、ファンの皆さまと共に、夢を叶えていきましょう」、香取は「つよポン、おめでとう! びっくりぽん! まだまだこれから、一笑懸命がんばりましょう!」と祝福した。なお、草なぎは「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります。このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」とコメントした。
2020年12月30日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」と日本財団により設立された基金「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)の第6弾支援先が23日、発表された。左から稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾第6弾支援先は、学校法人聖路加国際大学(支援額:1500万円)。新型コロナウイルスの感染拡大が広がる第3波の中、新型コロナウイルス感染症と複合災害に備えた救急医療施設への緊急支援として、支援を決定した。実施内容は、医療資機材(PCR検査用資材、放射線防護具、液晶モニタ 等)の整備、職員施設の衛生設備工事、また、研究助成マスク着用の有用性評価、入院患者のデータ解析など。なお、12月23日9時30分時点での支援金額は、3億7289万9465円(新しい地図からの支援金3000万円を含む)。「今後も、同基金では金銭、物資面に限らず支えを必要とする皆さんに寄り添っていく取り組みも展開していく予定です」としている。同基金は、「生きにくさ」を抱えている女性や子ども、地方創生に関わる支援が目的。まずは新型コロナウイルス対策として、最前線で闘っている医療関係者やその家族の支援、両親・ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援を行うことを目的として、「新型コロナプロジェクト」を立ち上げ、新しい地図として3000万円寄付した。7月17日に支援者の名前が公表された際に、SMAPとしてともに活動していた中居正広も寄付していたことが明らかになった。
2020年12月24日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2新しい別の窓』(ABEMA 毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)。次回は日曜ではなく、2021年1月1日に『7.2新しい別の窓 元日スペシャル』(15:00~7.2時間生配信)として生配信する。同番組は、SNSを通じて視聴者とつながる企画を盛り込むなど、SNSを本気で遊び倒すSNSバラエティ。毎回豪華ゲストを招いてさまざまな企画を展開している。2021年最初の配信となる元日スペシャルでは、「ななにー初夢サプライズ祭り」と題し、7.2時間の生配信中にさまざまなサプライズ企画を開催。『ななにー』の出演メンバーがプライベートで親交のある芸能人にサプライズで連絡し、新年の挨拶を行うトーク企画や、3人にもまだ明かされていないサプライズゲストが登場し、そのゲストと72分の「ホンネトーク」を実施するなど“何が起こるか分からない”サプライズ企画満載の生配信となる予定だ。なお、今後さらなる未発表情報や出演ゲスト情報が発表される。(C)AbemaTV,Inc.
2020年12月21日俳優の稲垣吾郎と女優の剛力彩芽が12日、東京・TBS赤坂ACTシアターにて、舞台『No.9-不滅の旋律-』の公開ゲネプロ前に取材に応じた。2015年、2018年の上演に続き、ベートーヴェン生誕250周年の今年、再々演される同舞台。聴力を失いながらも数々の名曲を残し、後世の音楽家達にも多大な影響を与えたベートーヴェンが、最後の交響曲「第九番」まで、どんな時間を生きたのか。その波乱と苦悩の生涯を新しい視点で描く。初演からベートーヴェンを演じている稲垣は「今年はみなさん、コロナの中いろんな思いで過ごされたと思いますが、『No.9』はベートーヴェンからの大きな大きな愛のメッセージなので、僕らエネルギーをもってみなさんにお届けして、2021年にみなさんがまた一歩踏み出す力になれれば幸いです。千秋楽まで頑張りたいと思います」とメッセージ。再演に引き続き、ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役を演じる剛力は「明日初日を迎えるという実感が湧いていなくて、本当にできるんだということと、本当にやるのかという緊張、いろんな気持ちがいっぱいあるんですけど、みなさんに光を届けられるような素晴らしいものが詰まっている作品なので、年末はベートーヴェンを見ながら今年1年終わったなと感じていただければうれしいです」と語った。稲垣と剛力は、再演に続き2回目の共演。稲垣は「本当に信頼していますし、尊敬する女優さん。マスクをしながらの稽古だったり、状況も変わっていたので、楽しさというより緊張感を持っていましたが、心と心はつながっています。ベートーヴェンは感情を爆発する役。僕も冷静さを失ってしまうときに、役柄のマリアのように僕のことを支えてくれて、サポートしてくれています」と話し、「僕は通じ合っていると思っていますが大丈夫ですか?」と確認すると、剛力も「もちろんです」と返した。一方、剛力は「稲垣さん自身が人を惹きつける魅力のある方だと思う。マリアが支えている振りして実は支えられている感じというか、そこは稲垣さんとリンクする部分がある。安心して寄り添うことができる。再演のときよりも安心しています」と語り、前回からの変化を聞かれて「全然変わらない。お若いまんま。スタイルもいいですし」と答えると、稲垣は「ありがとうございます」と照れていた。舞台『No.9-不滅の旋律-』は、12月13日~2021年1月7日に東京・TBS赤坂ACTシアター にて上演。
2020年12月12日元SMAPの稲垣吾郎が12日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われた舞台『No.9-不滅の旋律-』の取材会に、共演の剛力彩芽とともに出席。今年の漢字を聞かれると、元SMAPでオートレーサーの森且行の「森」と答えた。稲垣は「マイナスな報道が多くて、うれしいニュースというのは、元、一緒に頑張っていた森くんが優勝したのはうれしかったですから。どうですか! 今年1年、『森』」と発表すると、報道陣から笑いと拍手が起こった。森は11月3日に行われた「第52回日本選手権オートレース」の優勝戦で悲願の初優勝を果たし、その際、元SMAP全員、木村拓哉、中居正広、稲垣、草なぎ剛、香取慎吾が祝福のコメントを発表していた。なお、剛力は「喜」を今年の漢字として挙げ、「ここに立ってすごく思いました。もちろん、そんな喜べるような年じゃなかったかもしれないですけど、こうしてお芝居を届けて、見に来てくださる方がいて、というのを続けられるのは、表現者としてすごくうれしいなと思ったので」と説明。稲垣は「僕が『森』で、(剛力は)『喜』」とその差に自分でツッコミを入れ、笑いを誘った。2015年、2018年の上演に続き、ベートーヴェン生誕250周年の今年、再々演される同舞台。聴力を失いながらも数々の名曲を残し、後世の音楽家達にも多大な影響を与えたベートーヴェンが、最後の交響曲「第九番」まで、どんな時間を生きたのか。その波乱と苦悩の生涯を新しい視点で描く。初演からベートーヴェンを演じている稲垣は「今年はみなさん、コロナの中いろんな思いで過ごされたと思いますが、『No.9』はベートーヴェンからの大きな大きな愛のメッセージなので、僕らエネルギーをもってみなさんにお届けして、2021年にみなさんがまた一歩踏み出す力になれれば幸いです。千秋楽まで頑張りたいと思います」とメッセージ。再演に引き続き、ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役を演じる剛力は「明日初日を迎えるという実感が湧いていなくて、本当にできるんだということと、本当にやるのかという緊張、いろんな気持ちがいっぱいあるんですけど、みなさんに光を届けられるような素晴らしいものが詰まっている作品なので、年末はベートーヴェンを見ながら今年1年終わったなと感じていただければうれしいです」と語った。舞台『No.9-不滅の旋律-』は、12月13日~2021年1月7日に東京・TBS赤坂ACTシアター にて上演。
2020年12月12日稲垣吾郎が12月12日、東京・TBS赤坂ACTシアターで開かれた『No.9 ー不滅の旋律ー』(演出:白井晃、脚本:中島かずき)の取材会に、共演する剛力彩芽とともに出席した。2015年の初演、18年の再演に続き、ベートーヴェンを演じており「2回3回と見てくださっているお客様にとっても、さらに新しく、パワーアップしている。2021年の一歩を踏み出す力になれば」と自信のコメント。また、「うれしいニュースがあった」と前置きし、“今年の漢字”として「森」を挙げ、11月にSG日本選手権オートレースで優勝した森且行氏を祝福した。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが聴覚障がいを抱えながら、生涯最後の交響曲「交響曲第九番ニ短調作品125」を生み出すまでの苦難の日々を描く。稲垣は初日を控える心境を「とてもうれしい」と明かし、「来てくださるお客様と素敵な時間を過ごせるのが、楽しみで仕方ない。皆さんと出会えると、元気と喜びがより大きくなります」と声を弾ませた。また、コロナ禍での上演については「関係者の皆さんが作ってくださった対策ルールをもとに、マスクをしながら、緊張感をもって約1ヶ月間稽古してきた。もちろん、これからも大切ですけど」と背筋を伸ばした。剛力は再演に続き、ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役を務めており、「同じ役を2度演じられるのはうれしい。このご時世ですが、時代を超えて、皆さんに何かを伝えられればという思いでここに立っている」とこちらも気合い十分。独立後、初の舞台出演で「舞台の上でやること…思いや物語をお届けすることに変わりはありません。より責任感が増したとは言えますが」と語っていた。そんな剛力に対し、稲垣は「大人っぽくなったよね!」と目を細め、「役柄と同じで、僕を支えてくれている。変化が多い難しい役ですが、その変化を女優さんとして演じてくださる姿を、お客様に見ていただけるのがうれしい」と成長ぶりを絶賛。剛力は「本当に引き寄せられる魅力がある。(マリアは)支えているようで、実は支えられていて、そこは稲垣さんにリンクしている」と全幅の信頼を寄せていた。取材・文・写真=内田 涼木下グループpresents『No.9 ー不滅の旋律ー』演出:白井晃脚本:中島かずき音楽:三宅純出演:稲垣吾郎 / 剛力彩芽 / 片桐仁 / 村川絵梨 / 前山剛久 / 岡田義徳 / 深水元基 / 橋本淳 / 広澤草 / 小川ゲン / 野坂弘 / 柴崎楓雅 / 奥貫薫 / 羽場裕一 / 長谷川初範 / 他2020年12月13日(日)~2021年1月7日(木)会場:東京・TBS赤坂ACTシアター
2020年12月12日現在公開中の稲垣吾郎&二階堂ふみW主演映画『ばるぼら』より、2人が演じる美倉とばるぼらの新場面写真が到着。本作の台湾公開も決定した。到着した場面写真は、荒れた部屋に佇む稲垣さん演じる美倉、別の顔を持つ二階堂さん演じるばるぼらの姿がそれぞれ切り取られている。11月20日よりR15+作品で79劇場での公開ながら、観客動員は3万人を突破し、初週の国内興行ランキング11位、実写作品としては4位の成績となった本作。イタリアのファンタ・フェスティバル最優秀作品賞の受賞に続き、プエルトリコのカリビアンファンタスティク国際映画祭にて監督賞を受賞。公式読本は重版が決定、予告編は約2か月で再生回数約180万を突破するなど、国内外で躍進を続けている。そんな中、12月18日より台湾上映が決定。手塚眞監督は「『ばるぼら』に会いに劇場へ来てくださった多くの皆さん、ありがとうございます。何度も足をお運びいただいている方々には頭が下がります。観客の皆さんこそが映画のミューズとして、この作品に幸運と大きな価値をもたらしてくれています!」と感謝を述べ、「いよいよ台湾を皮切りに、海外での劇場上映が動き出しています。『ばるぼら』のパワーでコロナを吹き飛ばせるように祈りつつ、世界の女性に捧げるこの”究極の純愛ファンタジー”をさらに楽しんでいただけることを願っています」とコメントを寄せている。『ばるぼら』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年12月05日俳優の佐藤浩市が、12月6日に配信されるABEMA『7.2新しい別の窓』(毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)にゲスト出演することが11月30日、明らかになった。同番組は、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組。SNSを通じて視聴者とつながる企画を盛り込むなど、SNSを本気で遊び倒すSNSバラエティだ。年内最後となる今回、数々の映画やドラマに出演し、12月4日に公開される映画『サイレント・トーキョー』で主演を務めた佐藤浩市が登場。稲垣、草なぎ、香取の3人と“本音”でトークを交わす「ホンネトーク」を実施する。2017年に配信された『72時間ホンネテレビ』以来の共演となる佐藤と3人は「ホンネトーク」で何を語るのか。約3年ぶりの共演となる4人のトークに注目が集まる。3人との久しぶりの共演に際し、佐藤は「より一層、活躍しているみんなに、久しぶりに会えるのを楽しみにしています」とコメントを寄せている。
2020年12月01日俳優の稲垣吾郎が28日、女性ファッション雑誌『GLOW(グロー)』(宝島社)の初のオンラインイベント「GLOWプレミアムサロン2020 ~Aging Gracefully~」に登場した。「Aging Gracefully」プロジェクト初の男性アンバサダーに就任した稲垣は、ソムリエがサーブするシャンパンやワインをおつまみとともに試食し、心地のよいペアリングを紹介する「ソムリエGORO」に登場。自宅でお酒を楽しむ際は、合わせるお料理は王道のものが多く、今回のイベントでは自分では合わせない組み合わせで新しい発見をし、新鮮で面白いとご満悦。「最近は友人が燻製器で作ったスモークチキンやスモークベーコンと、ブルゴーニュの赤ワインと楽しみました」とプライベートな話を交えて、イベントを盛り上げた。また、「みなさん、楽しまれていますか? 僕だけが楽しんでいるのでは?」とGLOW読者を気にかける優しさも見せ、「お肉だから赤ワイン、魚は白ワインではないんだな? という発見がありました。年末年始、みなさんもご自宅でお酒と食事の新しいペアリングを楽しんでくださいね」と呼びかけた。スペシャルトークステージ「わたしらしく輝く秘けつ」では、女優の観月ありさが登場。プライベート写真を多数公開し、写真にまつわるエピソードを語った。アウトドア派の観月にGLOW世代が気になる日焼け対策の質問と投げかけると、「日焼け止めクリーム、サングラス、帽子、長袖着用と肌はしっかりとカバーしている」と答えた。GLOWのひとつのテーマでもある“今さら”を“今こそ”に。観月自身は「“今さら”ということはないと思っていて、新しいことを経験してこそ、得られる知識、生まれる感情もあるから、人生においていろんな経験をして歳を重ねていければいいなと思っています。無理をせずに、自分を開放して、自分に優しく楽しく幸せな時間を過ごしていただきたいなと思います」と、GLOW世代にメッセージを送った。『GLOW』は今年創刊10周年を迎えた40代女性ファッション誌。「45才。大人女子第2 章スタート!」をコンセプトに、ファッション・美容・ライフスタイル情報を発信している。“40代女子”という言葉の提唱をはじめ、創刊当初から加齢を否定しないポジティブな女性像を打ち出し続け、新たな価値観を浸透させてきた。2018年4月より朝日新聞社と共同プロジェクト「Aging Gracefully~わたしらしく輝く~」を始動し、加齢に対する新たな価値観「わたしらしく、ゆるっと、優雅に輝く」の日本社会への浸透を目指している。(C)「GLOWプレミアムサロン2020 ~Aging Gracefully~」(宝島社)
2020年11月30日11月21日、22日の全国映画動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開6週目も首位をキープした。先週末、3連休の記録は、動員110万5782人、興行収入は14億9245万5350円を記録。公開から39日間の累計は、動員1939万7589人、興収は259億1704万3800円をあげた。(IMAXシアター38館含む、全国414館で上映)歴代興収ランキングは4位の『君の名は。』(250.3億円)、3位の『アナと雪の女王』(255億円)を抜き3位になった。続いて2位に初登場で『STAND BY ME ドラえもん2』がランクイン。本作は、2014年に公開され、興行収入83億円を超える大ヒットを記録した、フル3DCGによるドラえもん映画の第2弾。原作漫画でも名作として名高い“おばあちゃんのおもいで”をベースにオリジナル要素を加えて再構築し、さらに前作で描かれた、のび太としずかの結婚をめぐる物語の続きも描かれる。監督は前作に引き続き、山崎貴と八木竜一。注目は5位の『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』。先週8位から5位に順位をあげている。そのほか新作では、手塚治虫が1970年代に発表した同名漫画を、稲垣吾郎と二階堂ふみの主演で手塚眞監督が実写映画化した『ばるぼら』が11位につけている。次週は『アンダードッグ 前編 / 後編』『君は彼方』『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザー』『劇場版 HAYABUSA2〜REBORN』『真・鮫島事件』『10万分の1』『トップをねらえ! OVA前編 / 後編』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『STAND BY ME ドラえもん2』3位『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』4位『罪の声』5位『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』6位『魔女見習いをさがして』7位『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』8位『きみの瞳(め)が問いかけている』9位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』10位『パウ・パトロール カーレース大作戦 GO! GO!』
2020年11月24日稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演を務め、手塚治虫原作の漫画を実写化した映画『ばるぼら』。その公開記念舞台挨拶が行われ、主演の稲垣さん、二階堂さん、手塚眞監督が登壇した。先日ローマにて開催されたイタリア最古のファンタ系映画祭<ファンタ・フェスティバル>では最優秀作品賞を受賞した本作。舞台挨拶は新型コロナウイルス感染拡大予防のため無観客にて実施され、全国65劇場に生中継された。司会は、矢田部吉彦(東京国際映画祭シニア・プログラマー)氏が務めた。まず、稲垣さんは「全国でこの映画を楽しみにしてくださっていた皆さんに会いに行きたかったのですが、今日はこういった配信という形で皆さんと楽しいひとときが過ごせられればなと思いますので、最後までお付き合いください」、二階堂さんは「全国の方々にこれが配信されているということで嬉しく思います」とそれぞれ挨拶。手塚監督は「2年前の11月、この3人で『ばるぼら』の映画の発表をさせていただきました。その時は手塚治虫生誕90周年のパーティーの席上だったんですね。それからだいぶ時間が経ちましたが、こうやって無事に皆様に観ていただける機会に恵まれました。奇跡的な人たちが集まって、つくり出した素晴らしい作品です」と、ようやくの公開に感慨をのぞかせた。稲垣吾郎「役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげ」稲垣さんと二階堂さんは本作が初共演。稲垣さんは「嬉しかったですね。二階堂さんのデビュー作から映画をずっと観させていただいて、すごいなと思っていて、いつかご一緒させていただきたいなとずっと思っていました」と語り、「主人公の美倉洋介にとって、彼の才能がさらに開花していくのは、ばるぼらとの出会い、ばるぼらがミューズだったわけですが。この作品で僕が最後まで役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげですので、この作品において二階堂さんは僕にとってのミューズですね」と語る。一方、二階堂さんは「私もたくさんの(稲垣さんの)作品を観させていただいてましたし、物心ついた時からスターといいいますか、トップで活躍されている方だったので。そういった面も含めて、稲垣さんのもつ聡明さであったり、博学な部分であったりが、このキャラクターにとっても魅力的になるだろうなと現場に入る前からすごく感じておりました」と語り、「現場で学ばせていただいたことが数多くあって貴重な経験をさせていただけて、感謝の気持ちでいっぱいです」と言う。そんな2人に対し、監督は「内容的に非常に難しい場面もございましたが、二人ともプロフェッショナルで、全く躊躇なく様々な場面をこなしていただいて、監督としては感謝の気持ちしかありせん」とコメント。「稲垣さんが仰ったように二階堂さんの存在自体がこの映画のミューズとして現場に存在してくれていたなと思います。この二人がいなかったらこの映画はできあがっていなかったかもしれない、まさにこの映画の中心を成す二人でありました」と改めて感謝を口にした。二階堂ふみ「芸術のあるべき姿みたいなものを学ばせていただいた」また、日本のみならず、ドイツ・イギリスと海外の撮影も多かった本作。稲垣さんは初めての体験に「楽しかったですね」と語り、「クリストファー・ドイルの映画は僕も大ファンで好きな作品もたくさんありますし、手塚監督の『白痴』も大好きで、20代の頃からずっとご一緒させていただきたいと思っていたのでその夢も叶った」と言う。すると「今回(撮影監督クリストファー・)ドイルさんは英語と中国語を使っていて、他のスタッフとは英語で、自分が中国から一緒に連れてきたスタッフとは中国語。英語、中国語、日本語が飛び交う現場でしたね」と監督。稲垣さんは「ドイルさんは、良いか悪いかがすごくはっきりしているので、カットかかって本番撮り終わった時に、良い時と悪い時が分かりやすいので、彼が喜んでくれると僕らも手応えがありました」と言い、「撮影現場で夢のような時間を過ごすことができて。作品自体もちょっと非現実的なので、本当にあれは現実の出来事だったのかな、と不思議に思えるような(感じでした)」と振り返る。そして二階堂さんも「言語は違えど作っているものは一つで、同じ方向を目指して、色々な背景をもった人たちが集結して現場に集まって一つの作品を作っていけるということが本当に素晴らしいなと思いました。芸術のあるべき姿みたいなものを学ばせていただいた」と同意した。ビジュアリストでもある監督は「ドイルさんの感性も捨てがたいんですね。だから時々『ここはドイルさん、演出してみない?』と預けたり、セッション的にやったような場面もあります。映画の中では無理なく調和しているんじゃないかと思います」と振り返ると、稲垣さんは「僕は、それがすごいなと思って。撮影監督とビジュアル監督のそのバランスがね、素晴らしかったですね」と絶賛を贈る。「ここに並んでいる3人だけでも相当個性的で強い3人なんですけど、ドイルさんも個性的だし、皆さん強い個性の集まりなんですね。へたすると無茶苦茶な映画になっちゃうんですね。ですが、これが本当に良い形で調和して、見事なバランスになっていました」と監督が語ると、「信頼関係があったからできたんだなと僕も思います」と稲垣さんが続けた。さらにこの日は、香港で自主隔離中のクリストファー・ドイルからのメッセージも到着。稲垣さんは改めて「わずかな3週間の出来事だったんですけど、ずっと灯火みたいなものが僕の中に消えないであって。そういう意識があると、またどこかで再会してご一緒できるんじゃないかと思いますね」と語り、二階堂さんからは「(ドイルさんは)すごく楽しい方で、いつまでもお元気で作品をつくる大先輩として映画界をこれからも引っ張っていただけたらと思います」と“エール”も。監督も「クリスの愛を感じますね。映画や我々スタッフ、出演者全員に対する強い愛を感じますし、何よりも彼が映画という創作物を愛しているからなんだなと思います。本当にありがとうございます」と感謝を語った。稲垣吾郎は愛に溺れすぎない!?「実際の僕の方がもっと冷静」また、主人公・美倉というキャラクターへのアプローチについて問われた稲垣さんは、「原作のイメージだと、精神的にも肉体的にもマッチョな男らしい印象が強かったんですけど、今のこの時代で、この作品でやるとしたら、そこまで男性的な強いものを出しすぎない方が作品全体としてよく見えるのではないかと思いました」と明かす。「でも、いいですよね、愛に溺れていく感じというか。そこまで振り切ることってなかなかできないじゃないですか。周りが見えなくなってしまって、二人で愛の逃避行をしたりという…少し憧れたりはしますけれども、実際の僕の方がもっと冷静だと思います」と美倉との相違点に持論を展開。一方、二階堂さんはばるぼらという少女が漫画が発売された当時から「実在しない芸術のミューズなのではないか」と言われていた点について、「実態のないキャラクターなんだろうな、というのは原作からも脚本を読んでもそういう感じがしたので、あまり自意識を持たないように、『普通』とか、人だったらこうするというのがあまり通用しないキャラクターだなと感じて。あまり毎回現場で考えすぎないようにしなきゃなと思ってやらせていただいたんですが、いつも以上にあまり考えないでやっていました」と語った。そして、父・手塚治虫がこの映画を観たら何というか、と問われた手塚監督は「完璧にこの二人だったら太鼓判をおす二人でございます。もちろん内容は、もし本人が観たらああだこうだと突っ込んでくるとは思うんですね。でも、今週イタリアのファンタ・フェスティバルという国際映画祭で最優秀作品賞という賞をいただきました。恐らくそのことを僕以上に喜んだのは父親だと思います」と言う。「自分の原作の作品が世界に認められたというところでは、親子共々嬉しい気持ちでございます。今月は父親の誕生日月(治虫氏は11月3日生まれ)なんですけども、記念のときに父親に賞をプレゼントできて良かったと思います」と噛みしめていた。最後に稲垣さんは「この作品は、一つ大きな答えの用意された娯楽作品とはちょっと違うところにある作品なんですけれども、映画のテーマでもある愛や幻想、そして狂気の果てで見えるような美しい景色、美しい芸術を皆さんに堪能いただける作品に仕上がっていると思います。こういった抽象的な作品ですから、観るときの気持ちや環境によって違った受けとめ方や感じ方ができる作品だと思います」とアピール。二階堂さんも、「稲垣さんも仰っていたように、アート性の高い作品になっていると思うんですけれども、そこからどんどん繋がりができていく作品」と自負していた。『ばるぼら』はシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月22日俳優の稲垣吾郎が21日、都内で行われた映画『ばるぼら』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、女優の二階堂ふみ、手塚眞監督とともに登壇した。稲垣は、演じた小説家・美倉洋介との共通点について「社会的に知名度のある男性」と司会者から紹介され、「今のように名前が知られていなければ何かしたいことはありますか?」と聞かれると、「1日だけ海外に行って自分のことを誰も知らない町で歩いたりすると開放的な気持ちになれますよね」と答えた。続けて、「最近はコロナの影響もあってみなさんマスクして帽子をかぶって歩くのが普通になっている」と言い、「そういう格好をして歩いていると今までは『芸能人だろ』という感じで見られてしまうんですけど、ちょっと不謹慎かもしれませんけど、今まで行けなかったお店に行けたり、そういうことはあります」と、自身が感じているwithマスク時代のメリットも明かした。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した手塚治虫氏による大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞が担当。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂が演じた。3人が登壇した舞台挨拶は無観客で実施し、全国65館の劇場にて生中継された。
2020年11月21日俳優の稲垣吾郎と女優の二階堂ふみが21日、都内で行われた映画『ばるぼら』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、手塚眞監督とともに登壇した。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した手塚治虫氏による大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞が担当。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂が演じた。稲垣は、二階堂との初共演の感想を聞かれて「うれしかったですね。二階堂さんのデビュー作からずっと見させていただいて、『なんだこの女優さんは! すごいな! いつかご一緒させていただきたい』と思っていました」と答え、「二階堂さんがばるぼらとしてそのまま存在していてくれたおかげで僕も演じることができた。作品の中では主人公の美倉洋介にとってばるぼらがミューズでしたが、この作品を最後まで僕が役を全うすることができたのは二階堂さんのおかげだと思うので、この作品において僕にとってのミューズは二階堂さん。本当にありがとうございました」と感謝した。二階堂も「私もたくさんの(稲垣出演の)映画を見させていただいていましたし、物心ついたときからスター。トップで活躍されている方だったので、そういった面も含めて、あとは稲垣さんの持っていらっしゃる聡明さや博学な部分で、すごくこのキャラクターが魅力的になるだろうなと現場に入る前から感じていたので、現場で学ばせていただくことが数多くあった」と振り返り、「すごく貴重な経験をさせていただけたなと、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝した。3人が登壇した舞台挨拶は無観客で実施し、全国65館の劇場にて生中継された。
2020年11月21日俳優の稲垣吾郎と女優の二階堂ふみがW主演を務める映画『ばるぼら』(11月20日公開)の公開記念舞台挨拶が、21日にライブビューイングで実施されることが決定した。舞台挨拶の模様は、全国65館の劇場にて生中継される。当日は稲垣、二階堂、手塚眞監督が登壇する予定となっている(3人の登壇会場は無観客にて実施)。手塚治虫氏が1970年代に『ビッグコミック』(小学館)で連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞、撮影監督はクリストファー・ドイルが務め、異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣吾郎、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂ふみが演じた。ライブビューイングで実施される舞台挨拶のチケットは、18日より各劇場オンラインサイトと劇場窓口にて発売開始予定。詳しくは同作の公式HPまたは各劇場公式HPを参照。(C)2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月13日手塚治虫禁断の問題作を、稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河ら出演で映画化した『ばるぼら』の公式読本が発売決定した。手塚氏が1970年代に「ビッグコミック」(小学館)で連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した大人向け漫画「ばるぼら」。この実写化公開を記念して発売が決定した読本は、稲垣さんと二階堂さんをはじめ、クリストファー・ドイルの特別インタビューや、手塚眞監督と漫画家・永井豪の特別対談を収録。また巻末には、本作のシナリオなどが収録されており、原作ファンも必見の1冊となっている。本書は、一部劇場を除く公開劇場、全国書店、Amazonなどで販売。予約はキネマ旬報オンラインショップほかにて受付中、電子ブックも発売予定。なお、原作者・手塚治虫の実子であり、本作でメガホンを取った手塚眞監督の公式インタビュー映像が公開中。稲垣さんと二階堂さんの撮影現場の様子や、父との意外な共通点など撮影秘話をメイキング映像も交えて紹介。インタビュー映像は数回に分けて配信される予定だ。「映画『ばるぼら』公式読本」は11月20日(金)より劇場販売開始。※劇場と書店で発売日が異なる場合がある『ばるぼら』は11月20日(金)よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月03日実際に起こった心霊体験を基に描くリアルホラーエンターテインメント「ほんとにあった怖い話 2020特別編」が10月31日(土)今夜放送。21年間の“ほん怖”歴史の中でも初めてとなるハロウィーンに放送となる今回、ほん怖クラブのリーダー・稲垣吾郎が収録を終えた感想を語った。今回も怖い話(ドラマパート)を見て、内容を分析する稲垣さん。収録を終え「久しぶりにほん怖クラブの子どもたちと会えてうれしかったですし、今年はハロウィーンでの放送という新しい試みで。セットも冬の仕様の雰囲気とかは、連続ドラマで放送していた当初を思い出しました」と初心にかえったという。今夜の放送では、上白石萌音主演「あかずの間を造った話」、岡田健史と亜生(ミキ)が出演する「訳ありのカラオケ店」といった新作ドラマに加え、視聴者からもう一度見たい名作リマスター版を募集し、「深夜の鏡像」(2004年/神木隆之介主演)、「本が招く幽霊」(2004年/堀北真希主演)、「うしろの女」(2004年/長澤まさみ主演)、「断崖の下にて」(2006年/伊藤淳史主演)、「顔の道」(2009年/佐藤健主演)、「タクシードライバーは語る」(2014年/坂上忍主演)、「腕をちょうだい」(2014年/桐谷美玲主演)、「もう1人のエレベーター」(2016年/乃木坂46主演)が放送される。そんな懐かしい作品の登場に「“恐怖”というのは時代が変わっても普遍的なものだなと思いました。特によりすぐりの“名作”がピックアップされていたのですが、恐怖に関してはストレートな表現が多かったように思います。逆にそれが斬新に感じてしまって。時代と共に脚本や演出など、作品のテイストも変わっていくものだなと、その時代を感じることができました」と稲垣さん。そして放送に先立ち 「この番組ももう長いのですが、『ほん怖』ファンの方が待ち望んでくださっていたのはうれしいですし、そんな視聴者の皆様には感謝しています。今回のように、夏ではなくてもいろいろな季節で放送があってもいいように思いますので、これからもずっと続けていけたらと思います」と語り、「今年は子どもたちもハロウィーンの行事で街を出歩くこともあまりできないと思いますし、家族皆さんで見て楽しんでいただけたらと思います。そういえば、香取慎吾君が“怖いのはだめだ”ってほとんど見たことがないという話を聞いて。今年はちょっと見てほしいなって思います(笑)」とコメントした。「ほんとにあった怖い話 2020特別編」は10月31日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年10月31日編集部の「これ、気になる!」
兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?