俳優の間宮祥太朗が、自身初の国際映画祭となる第20回釜山国際映画祭のオープニングセレモニーとレッドカーペットに参加することが29日、明らかになった。映画『ライチ☆光クラブ』(2016年公開)が同映画祭の"ミッドナイト・パッション"部門に正式招待されることが先月末に発表され、ヒロイン役を演じる中条あやみの参加が決まっていた。間宮は、原作コミックでも人気の美少年キャラクター・ジャイボ役を演じ、配役が発表された際には「ジャイボ」がTwitterのトレンドワードにあがるまでの盛り上がりを見せた。現地日程10月1日から10日まで開催される第20回釜山国際映画祭は、世界各国から集まった映画作品が多数上映されるほか、マーケットも開かれるアジア最大級の映画祭。今年は、スタジオジブリがアジア映画人賞を受けているほか、中島裕翔、菅田将暉、佐藤健、長澤まさみらが釜山入りすることが決定している。間宮と中条は今回が初の国際映画祭デビューとなる。間宮が所属する事務所は、小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎といった人気俳優を多数輩出しているトライストーン・エンタテイメント。モデルとして活動を始め、2008年のTVドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生』で役者デビュー。以降、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(2011年)、『水球ヤンキース』(2014年)、『学校のカイダン』(2015年)などへ出演を重ね、評価を獲得していった。2015年3月に発売された初の写真集『未熟者』(ワニブックス)は、新人としては異例の販売部数となり、握手会では数千人のファンを動員した。本作は、少年たちの思春期における自我の芽生えをテーマとして漫画誌『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)で連載されていた同名漫画、およびその前日譚となる『ぼくらの☆ひかりクラブ』が原作。物語の舞台は、煙と油にまみれた蛍光町と廃工場の秘密基地"光クラブ"。14歳を目前に大人のいない世界を作ろうとした9人の少年たちの愛憎、思考能力を持つ機械"ライチ"と少女との恋をダークな世界観で描く。(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
2015年09月30日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが姉妹を演じる、是枝裕和監督の『海街diary』。この度、スペインで開催された第63回サンセバスチャン国際映画祭にて観客賞を受賞したことが分かった。鎌倉で暮らす幸、佳乃、千佳の三姉妹は、15年前、家を出ていったきりの父の葬儀で、初めて異母妹のすずと出会う。身寄りのなくなった彼女が葬儀の場で毅然とふるまう姿に、幸は別れ際、とっさに「いっしょに暮らさない?4人で」と口にする。こうして、鎌倉での四姉妹の生活が始まった――。今回、世界の映画祭で評価をされた作品などでスペイン未公開作を上映するパールズ部門出品の13本に選ばれていた本作。本年度カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した『黒衣の刺客』などもエントリーされていたが、10点満点中平均8.53点と最高点を記録した『海街diary』が見事受賞した。会場では、公式上映後も帰らない観客たちが劇場入口で拍手喝采で是枝監督を取り囲み大盛り上がり。過去には『奇跡』(’11)では脚本賞、『そして父になる』(’13)では観客賞を受賞している是枝監督。受賞を受けて監督は、「上映後に劇場から出てきたお客さんの表情がとても穏やかで、晴れやかだったので、それだけでも沢山幸せを頂いたと思っていたのですが、観客賞を受賞したと聞き、本当に嬉しいです。『そして父になる』に続いて2作連続の受賞というのも誇らしい限り。愛されてるなあ、としみじみ感じています」と喜びのコメントを寄せた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年09月28日中井貴一と長澤まさみが共演し、君塚良一がメガホンを執る新作映画『グッドモーニングショー』が2016年に全国東宝系で公開されることが発表された。本作は、朝の情報番組を題材にしたオリジナルコメディで、中井は“ワイドショー”の顔であるメインキャスターを、長澤はアシスタント・キャスターを演じる。その他の写真『踊る大捜査線』シリーズや『誰も守ってくれない』の君塚監督が脚本も手がける本作は、メインキャスター澄田真吾(中井)の災難だらけの一日を描くコメディ・エンターテインメント。中井演じる主人公は、生放送中にアシスタントの美人アナウンサーからふたりの交際関係をばらすと脅され、プロデューサーからは番組打ち切りの危機を告げられ、更に突然起こった立てこもり事件に巻き込まれ、犯人との直接交渉をする羽目になってしまう。中井は「初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました」といい、「朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました」とコメント。さらに「テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです」と語っている。長澤は「初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!」と意気込んでいる。君塚監督はふたりについて「ワイドショーはまさにテレビそのもの。その裏側の人間模様はスリリングです。キャスター役の中井さん、長澤さんは本当にぴったり。演技のみならず、アナウンス力も抜群です」と話している。本作には他に、新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田と同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介らが出演する。『グッドモーニングショー』全国東宝系にて2016年ロードショー
2015年09月08日『踊る大捜査線』シリーズ脚本を務め、放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督が、朝の情報番組“ワイドショー”を舞台に俳優・中井貴一、長澤まさみを迎えて描く『グッドモーニングショー』の製作が決定した。澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。かつて報道番組のニュースキャスターだったが、ある震災現場からの現場リポートが世間から非難を浴びて番組を降板。以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われていまに至っている。ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。面倒くさい事から逃げるようにテレビ局に向かう車内で今度は、澄田のアシスタントの小川圭子アナウンサーから連絡があり、二人の交際を今日の番組で発表しようと迫られる。彼女は澄田と付き合っていると勘違いしているのだ!さらにプロデューサーの石山から番組の打ち切りが報告され、新番組への登板はないことも伝えられ、踏んだり蹴ったりの事態に意気消沈する…。主人公の「グッドモーニングショー」メインキャスター・澄田真吾を演じるのは、NHKの大河ドラマを始めとする多くのTVドラマや映画で長きに渡って一線で活躍し、シリアスな役からコミカルな役まで演じ分ける実力派俳優・中井貴一。キャスター役は初挑戦となる。そして澄田真吾のアシスタントキャスター・小川圭子を日本を代表する女優のひとり、長澤まさみが好演する。そのほか新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田に理解を示す同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件の解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらには個性的な番組スタッフに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介と豪華俳優陣が勢揃いした。■中井貴一(澄田真吾役)コメント初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました。朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました。テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです。長澤さんをはじめ皆と良いチームワークを作って、必死に撮影をし、楽しいコメディ映画を皆さんにお送りできたらと思います。■長澤まさみ(小川圭子役)ワイドショーはニュースだけでなく、その時の流行や衣食住などを扱っていて子供ながらに楽しいと感じて良く見ていました。そういう楽しい部分を女子アナという役柄を通して伝えられたらいいなと思います。初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。役柄はまっすぐな気持ちを持っている女性ですが、周囲からみると思い込みが激しい女性に写るかもしれません(笑)。新たに挑戦する役になりますが、しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!中井さんとは初共演になりますが、子供の頃ませていたからか(笑)、中井さんが出演されていた恋愛ドラマをよく見ていました。まさか共演できるとは思っていなかったのでとても嬉しいです。一緒に良いチームワークを作っていきたいです。『グッドモーニングショー』は2016年全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月08日エステティックサロンを展開する「ラ・パルレ」はこのほど、全国の20歳~40歳の女性837名を対象に実施した「理想の脚」に関する調査結果を明らかにした。調査期間は8月9日~16日。脚のラインについての悩みでもっとも気になることについて聞くと、1位は「脂肪・セルライト」(59%)、2位は「むくみ」(17%)、3位は「歪み(X脚・O脚)」(15%)」だった。理想の脚とはどんな脚か尋ねたところ、55%が「メリハリのある脚」と回答した。次いで「カモシカ脚」(17%)、「ほどよい筋肉がついたムチッとした脚」(16%)、「バンビ脚」(13%)となっている。2人に1人は、細いだけではなく、メリハリある脚が理想であることが明らかになった。理想の脚だと思うタレントを挙げてもらったところ、1位となったのはモデルや女優としてさまざまなドラマやCMで活躍する菜々緒さん(28%)だった。2位は米倉涼子さん(19%)、3位は長澤まさみさん(17%)という結果になっている。次に、身近な男性から体のことで言われ、ショックだったことについて聞いた。「黒いソックスを履いていたら、ブーツ履いてるの? と聞かれた」「足がティラノサウルスみたいというところからティーレックスと言われる」「子持ちシシャモみたい」「野菜売り場で、脚が大根に似てると言われた」など、さまざまなエピソードが寄せられた。
2015年09月03日ニューアート・ラ・パルレは8月31日、ラ・パルレ「理想の脚に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月9日~16日、全国の20歳~40歳の女性837名を対象にインターネットで行われた。「脚のラインについての悩みでもっとも気になることは?」と質問したところ、1位「脂肪・セルライト」(59.0%)、 2位「むくみ」(17.0%)、3位「歪み(X脚・O脚)」(15.0%)という結果に。さらに「あなたにとって理想の脚とはどんな脚ですか?」という質問に対しては、半数以上が「メリハリのある脚」(55.0%)と回答。次いで「カモシカ脚」(17.0%)、「ほどよい筋肉がついたムチッとした脚」(16.0%)、「バンビ脚」(13.0%)と続いた。「単にまっすぐな細い脚ではなく、ウエストのくびれのように脚にもメリハリを求めている女性が多くいることが判明した」と同調査。「理想の脚タレント・女優」を尋ねると、菜々緒さん(28.1%)が1位に。2位は米倉涼子さん(19.4%)、3位長澤まさみさん(17.4%)、4位中村アンさん(10.4%)、5位綾瀬はるかさん(9.6%)、6位藤原紀香さん(7.6%)、7位マギーさん(7.5%)という結果になった。「身近な男性からカラダのことで言われたショックだったエピソード」を問う質問では以下のようなものが挙がった。・「ヒールを履いていて筋肉がついたのか 男みたいな脚と言われたことがあります」・「バンビみたいな脚だね、筋肉付けたほうがいいよ」・「黒いソックスを履いていたら、ブーツ履いてるの? と聞かれてショックでした」・「旦那さんに、太ももにセルライトが浮き出てて、後ろ姿がおばさんみたいと言われた」・「足がティラノサウルスみたいというところからティーレックスって言われます」・「通りすがりの見知らぬ男性に『脚太っ』とボソっとささやかれた」・「野菜売り場で……脚の太さとこの大根似てる!! と言われた」・「子持ちシシャモみたい」・「足が太い。競輪選手みたい」・「ふくらはぎが俺より太いね」
2015年08月31日まさに“今”、時代に好かれる人の特徴がわかるのがCM。今注目すべきCMヒロインの傾向とは?「最近の主流は“憧れのヒロイン”よりも“等身大ヒロイン”。それに伴って、CMキャラクターも飾らない魅力をまとった方が人気ですね。例えばJR SKISKI(2012~’13)に登場した本田翼さん。恋も友情も全力の爽やかなヒロイン像が話題になりました。また、現在放送中のゼクシィCMでは、新木優子さんの飾らない笑顔が印象的です。幸福感に満たされた花嫁姿のヒロインに自分の将来の姿を重ね合わせた女性も多いのでは」(メディア文化に詳しい法政大学の稲増龍夫先生)“等身大”のキーワードの重要性は、ひとつの商品のCMの中でのヒロイン像の変遷にもうかがえる。「カルピス商品のCMに何度も出演している長澤まさみさんが象徴的。男子目線の憧れヒロインだった2007年と比べると、2015年には男女ともに愛されるサバサバした雰囲気が前面に。“等身大”が今好かれるキーワードであることがよくわかります」◇東日本旅客鉄道株式会社「JR SKI SKI」(2012年12月~2013年2月)恋にも友情にも全力投球な正統派さわやかヒロイン。これは友情?それとも恋?さわやかな愛されヒロインの品格。この後、川口春奈さん、広瀬すずさんもイメージキャラクターに。◇「プロポーズされたら、ゼクシィ CM 愛を叫べ篇」(2015年)飾らない魅力で誰からも愛される、等身大ヒロイン。嬉しい気持ちいっぱいの表情に共感。新木優子さんの前には広瀬すずさんや松井愛莉さんが、等身大のヒロインを演じました。◇カルピス株式会社「カルピスウォーター」(2007年)◇カルピス株式会社「カルピス」(2015年)ミューズそのものが時代!ザ・いまどきヒロイン。ぐっと雰囲気の変わった長澤まさみさん。多数の“いまどきヒロイン”を輩出してきたCMだからこそ、時代ごとの違いが垣間見える。※『anan』2015年9月2日号より
2015年08月31日美しいモチモチ肌を保つ、女優の長澤まさみさん。彼女の美肌の秘訣は、なんと日本酒風呂なのだそう。美肌効果が高い日本酒は、実は昔から基礎化粧品として愛用されてきました。夏の日差しを浴びた肌には、美白効果やデトックス作用もある日本酒風呂が断然おススメです。日本酒風呂の美肌効果とは?日本酒風呂にはさまざまな美容効果があります。とにかくしっかり身体の芯から温めてくれるため、デトックス効果が期待できちゃいます!夏の冷房で弱った新陳代謝を回復させるのによさそうですね。保湿にも優れており、日本酒風呂のあとはボディークリームが必要ないくらい、しっとりお肌が潤います。さらにコラーゲンの素になる「αエチルグルコシド」という成分が含まれているため、シミやくすみの原因となるメラニンを抑制する働きも!夏場の美肌対策としてはこれ以上ないくらい最適ですね。また日本酒に含まれている「フェルラ酸」という物質は老化予防の働きもあるため、アンチエイジング効果もあるのだとか。お家で簡単に日本酒風呂ができちゃう!日本酒風呂の作り方はとっても簡単。湯船にコップ1~2杯の日本酒を注げば出来上がりです。また、日本酒風呂の効果を最大限に引き出すために、合成酒ではなく米のみから作られた清酒を使用するのがおススメ。スーパーなどで売っている低価格のものでOKですよ!ちなみに、お湯は38℃前後がベストで、高くても42℃くらいまでに設定するのが理想的だそう。湯船には2回、ゆっくり浸かる日本酒風呂の準備ができたら、まず湯船に入って身体を温めた後、身体を洗ったら再び湯船へ。10~15分ほどゆっくり浸かりましょう。入浴後、身体を洗い流す必要はありません。日本酒で肌がべたつくこともなく、イイ具合に肌がモチモチしっとりしますよ。酔いやすい体質の人は酒量に注意体質によっては日本酒風呂に酔ってしまうこともあるので、あまり温度を上げすぎず、日本酒の量を少なめにして様子を見ましょう。お酒に強くない人はコップ半分ぐらいの酒量がいいかもしれません。夏場のデトックス、美白だけでなく、アンチエイジングとしても効果が期待できる日本酒風呂。お酒の香りで、プチゴージャスなほろ酔い気分が味わえそうですね。女性には嬉しいメリットが盛りだくさんなので、夏の美容法に取り入れない手はありません!
2015年07月16日押井守監督の実写最新作にして、『TOKYO TRIBE』の清野菜名が初主演するソリッドシチュエーション・スリラー『東京無国籍少女』。この期待の取り合わせに、海外の映画祭から続々と招待オファーが届いていることが判明。それを記念して、劇中では一切“笑わない”清野さんの笑顔がまぶしいメイキングショットがシネマカフェに到着した。舞台は女子美術高等専門学校。かつて天才と持てはやされた生徒の藍(清野菜名)は、事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることもできず、授業もドロップアウト、ただ一人で謎のオブジェを作り続けていた…。そんな藍を、再び学校の広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保健医(りりィ)にも、藍は心を開かない。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。世界が注目する押井監督の新たなる挑戦とも言える本作。最低限のCGIで役者の身体表現を最大限に活かしたラスト15分のクライマックスは、過去の実写作品とも一線を画す壮絶さと迫力で、観る者を圧倒する。まず、ワールドプレミアとして7月7日(現地時間)に上映されるのは、スイス・ヌシャテル湖畔で行われる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」。ヨーロッパのファンタ系映画ファンから注目を集めており、「New Cinema from Asia」にて上映される。続く、「ニューヨーク・アジア映画祭」では7月10日に北米プレミア上映。幅広いジャンルのアジア映画に特化した映画祭で、今年は若手俳優に贈られる「ライジングスター賞」に染谷将太が、過去には山田孝之や長澤まさみが選ばれている。また、高倉健、菅原文太へのトリビュート上映が組まれるなど、日本映画も毎年数多く上映されている。さらに、カナダ・モントリオールで行われる「ファンタジア国際映画祭」では、7月21日に上映予定。北米最大級で、昨年は約13万人の映画ファンが参加。親日的な映画祭で、2014年には『太秦ライムライト』が「最優秀監督賞」、『ジョバンニの島』が「最優秀長編アニメーション作品賞」、『るろうに剣心 京都大火編』が「観客賞銅賞」を受賞。また、押井監督には「生涯功労賞」が贈られている。また、アジアを代表するジャンル系映画祭の1つ、韓国の「プチョン国際ファンタスティック映画祭」がアジアプレミアとなる。なお、ワールドプレミアとなる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」では、押井監督のこれまでの功績を紹介するショートムービーが制作され、上映される予定だという。<清野菜名コメント>初主演映画が、海外映画祭から招待されているのは大変光栄です。カンヌ映画祭のマーケットで、アクションシーンの映像を観た海外の映画祭や配給会社からのオファーや問い合わせが届いていると聞きました。ラスト15分のクライマックスシーンの撮影の時は、集中力が高まっていくなかで、周囲がゆっくりと動いているような感覚を、初めて感じました。吹き替えな無しのアクションに期待して欲しいです。海外の反応も楽しみですが、日本の皆さんにもぜひご期待いただきたいです!!『東京無国籍少女』は7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月07日映画『海街diary』の是枝裕和監督と、メインキャストの一人で4姉妹の三女・千佳を演じた夏帆が6月27日(土)、上映後のトークイベントに出席。映画を見たばかりの観客からの質問に答えた。吉田秋生の人気漫画の実写化で、鎌倉に暮らす3姉妹の元に腹違いの妹がやってきて、一緒に暮らし始めての1年を描いており、実際に1年にわたり、鎌倉の民家で撮影が行われた。映画公開後の、出演者と是枝監督によるトークイベントは、リリー・フランキー、樹木希林を迎えての回に続きこれが3回目となる。撮影に使われた民家は北鎌倉駅近くにあり、実際に人が住んでいる家。是枝監督曰く「原作を読んで、家がすごく大事だと思った。スタッフが必死に探してくれました。最初は正面の絵だけ、撮らせてくれるようにお願いして、それから『素敵な玄関ですねぇ…』と(笑)」と交渉を進めて丸ごと使わせてもらえるようにしたとのこと。「あの縁側を見たら、撮りたくなっちゃう(笑)。1年を通しての撮影だったので、(持ち主には)撮影のたびに近くのウィークリーマンションに移っていただきました」と家主の全面協力の下で撮影が可能になったと改めて感謝を口にする。夏帆さんも「これがセットだったら全然違った映画になっていた」と家の存在の大きさを口にする。夏帆さんは、姉役の綾瀬はるか、長澤まさみ、腹違いの妹役の広瀬すずとの共演について「本当に楽しかった。大好きな3人ですし、まさかこんなに好きになるなんて…(笑)。いい意味で普通の感覚を持ってるんです。最近も、会ってますしすごく一緒にいて落ち着くんです」と語る。撮影以外でも4人が“姉妹”になっていたことを物語る、こんなエピソードも!劇中、縁側でのシーンで夏帆さん演じる千佳が、次女の佳乃(長澤さん)の足を突っつくシーンがあるが、夏帆さんは「これは、撮影の合間に私がまさみちゃんの足をペタペタしてたら、監督がワーって走ってきて(笑)、『そのままでやってね!』と」とカメラを回し始めた」と明かす。是枝監督は、そのシーンについて「自分から出てくるものじゃないです(笑)。いつ撮っても、映画になる状況が4人にはありました」と振り返った。また、広瀬さんがサッカーをするシーンについて、その技術の高さについて質問も。是枝監督は「1年以上、コーチをつけてちゃんと練習させました。元々、バスケをやっていたから運動神経はいいんです。サッカーは、彼女(四女のすず)にとって大事な要素。すずは、ずっといろんなことを我慢してきて、サッカーの時だけ(内面が)表に出ると思った。撮影は時間がかかりましたけど、僕がOK出しても本人が納得がいくまで撮りました」と明かす。また、是枝監督はサッカーシーンの中で特にお気に入りのカットとして、ベンチ脇で応援している夏帆さんの姿に言及。「ベンチに千佳と浜田店長(※千佳の恋人/池田貴史)がいるんですが、すずのゴールの後の千佳の喜び方がすごく好きなんです」とここでも、夏帆さんが広瀬さんをしっかりと“妹”として見て、喜んでいたと称賛を送った。『海街diary』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月27日映画『海街diary』の是枝裕和監督と本作を含む是枝組常連の樹木希林が6月24日(水)、上映後のトークイベントに出席。次々と観客からの質問に答えた。吉田秋生の人気漫画の実写化で、鎌倉に暮らす3姉妹とかつて彼女たちを捨てて家を出た父が遺した腹違いの妹が共に暮らし始めての1年の月日を描き出す。樹木さんはこの日の上映を客席で鑑賞したが、完成した映画を見るの自体がこれが初めてで「大変、完成度の高い映画になっていました」と語り、会場は温かい拍手に包まれる。特に役名と同じ“すず”という名の広瀬すずについて樹木さんは「この子に出会ったのがこの映画のポイントですね」と語り、是枝監督も「『誰も知らない』の時も、柳楽優弥に出会って映画が動き出しましたが、今回もすずに出会って『広瀬すずが浅野すずだ』と思った」とうなずく。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆の3姉妹をはじめ、豪華俳優陣が競演している本作だが、キャスティングの苦労を尋ねられると、監督より先に樹木さんが「このくらいの(大物の)監督になると『あの人がいい』と言えばみんな出てくれるんです」と答え、「そんなことない!」と監督が苦笑する一幕も。ほかにも、監督が原作の映画化を熱望した理由について、樹木さんが監督が答える前に「キレイな女の人が4人出てくるのが好きなのよ」と断言するなど、樹木さんペースでトークは進む。キャスティングに関し、綾瀬さんと長澤さんは、それぞれ10代の時にドラマ版と映画版の「世界の中心で、愛をさけぶ」で同じヒロインを演じているが、その2人が本作では正反対の性格の長女・幸と次女・佳乃を演じている点について質問が飛んだ。是枝監督はキャスティングに際し「いままでにやった役はあまり関係ない」と語り「綾瀬さんは、お会いした印象では、メディアで見せる天然の印象と違い、凛とした古風な感じがして、所作も美しかった」と説明。そして「綾瀬さん(長女)が“静”で、佳乃はその正反対。『奇跡』でもご一緒した長澤さんに迷わずお願いしました」と語った。その綾瀬さん演じる幸が終末医療を担当する看護師で、長澤さんの佳乃が信用金庫に勤めている点について是枝監督は「死」と「お金」というテーマに触れ「法事のシーンでは原作でも、死んだ人間を悲しむだけでなく、生臭いお金がらみの話が必ず出てくる」と指摘。樹木さんは「人間の生活で避けて通れないことだけど、それが自然とすっと入ってきた」と改めて是枝監督の作り上げた世界を称賛する。また樹木さんは4姉妹について「だんだん成長していき、人間として器が広がっていくのが見て取れました」と絶賛。さらに「この映画のテーマは『家は女で土台が作られる』という気がしてます。女の出来がナンだと、家が苦しむ。あの大竹しのぶさんを(4姉妹の)母親にしたキャスティングは大変上手。存在しているだけで『壊れていくな、この家は』と感じさせる」と思うがままに語り、会場は爆笑に包まれた。是枝監督は「ありがとうございますと言っていいのか…」苦笑し「(大竹さんの放つリアリティは)お芝居でね!」と必死でフォロー。そんな是枝監督だが、樹木さんについては「書いたものを樹木さんに読んでいただき、現場に来ていただき、現場を見ていただく――大好きな役者さんだからというのは勿論ですが、大変厳しい方なので、(樹木さんを前に)ちゃんとしたい。ちゃんとした監督でありたいという気持ちがある」と自らを律するためにも大事な存在であると語る。「また出てください」と樹木さんにお願いし、会場は再び温かい拍手に包まれた。『海街diary』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月25日アイドルグループ・Rev.from DVLの橋本環奈が23日、都内で行われた、角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃―卒業―』の製作発表会見に出席した。KADOKAWAは、角川映画が来年で40周年を迎えるにあたり、1981年公開の『セーラー服と機関銃』に続く物語を橋本主演で製作する。父の死でヤクザの組長になった星泉は、普通の女子高生としての生活を望むも、様々なトラブルに巻き込まれていく――というストーリーで、映画は来春公開予定。映画初主演を務める橋本は、「喜びと同時にまさかと驚きました。大役を演じるとは夢にも思ってなかったので、まだ夢の途中にいるよう」と緊張の面持ち。星泉役は、薬師丸ひろ子のほか、テレビドラマで原田知世、長澤まさみが演じていることもあり、「憧れの薬師丸ひろ子さんが演じた役なので、感じたことがない重圧でいっぱい。名だたる女優の先輩方が演じてるけど、橋本環奈として自分らしい星泉を作り上げたい」と気を引き締めながら意気込んだ。また、前作ラストシーンの名セリフ「快感」を披露して会場を沸かせた橋本は、「今日で重圧は封印するつもり。40周年記念作品という冠に恥じないよう、勇気とポジティブさを持って楽しみながら臨みたい」と笑顔を見せる場面も。会見には、原作者の赤川次郎をはじめ、KADOKAWAの井上伸一郎社長、前田弘二監督、脚本の高田亮、菊池剛プロデューサーも出席し、"目高組"の看板を贈った赤川は、「前作にとらわれる必要はないので、やりたいように伸び伸びやってほしい。頑張ってください」と背中を押していた。
2015年06月24日角川映画40周年記念作品として来春公開予定で『セーラー服と機関銃 -卒業-』が製作されることになり、“千年に一人の逸材”と話題の橋本環奈が主演に決定。6月23日(火)、原作者の赤川次郎らと共に記者会見に臨み、ヒロインの星泉を演じる覚悟を口にした。1981年に公開され、主演の薬師丸ひろ子が機関銃を乱射し「かい…かん」というセリフを口にするのが大きな話題を呼んだ『セーラー服と機関銃』。その後も、ドラマ版で原田知世、長澤まさみがヒロインを演じてきた。女子高生の星泉が、父の死をきっかけに弱小暴力団の組長に就任するという物語だが、今回の『セーラー服と機関銃 -卒業-』は過去作のリメイクではなく、赤川さんが1989年に発表した続編小説「セーラー服と機関銃・その後 -卒業-」(角川文庫刊)を原作に、高校3年生になった泉のその後、そして卒業を描く。監督を務めるのは『婚前特急』が話題を呼んだ前田弘二。同じく『婚前特急』で前田監督と組み、その後『さよなら渓谷』、『そこのみにて光輝く』などの話題作の脚本を手がけている高田亮が脚本を担当している。橋本さんは福岡を拠点に活動するアイドルグループ「Rev. from DVL」の一員だが、2013年の11月にネット上にアップされたイベントでの写真が「奇跡の1枚」として大きな話題を呼んだ。本作の製作総指揮を務める「KADOKAWA」代表取締役の井上伸一郎氏は、当時、この写真を見てすぐに関係者に連絡を取り、映画への出演をオファーしたとのことで、その後、橋本さんに最も適した作品として、角川映画40周年記念作品第1弾となる本作の製作を決めたという。原作者の赤川さんは、角川映画と同じく来年で作家生活40年を迎えるが、本作の制作について「光栄です」と語り「一番のショックは橋本さんが1999年生まれと知った時。一瞬、絶句してしまいました」と冗談めかして40年の月日の重みをかみしめる。そして「薬師丸さんが20世紀の星泉だとしたら、21世紀の星泉を自分なりのやり方でフィルムに刻んでほしい。やりたいように伸び伸びとやって、前のものに囚われる必要はありません。頑張ってください!」と橋本さんにエールを送った。橋本さんは「初めて話を聞いて『まさか』という驚きと、もちろん、大きな喜びがあった」と述懐。「この上ない憧れの存在である薬師丸ひろ子さんの代表作の星泉という大役を自分がやることになるとは夢にも思っていませんでした。まさに夢の途中にいるようです」と語る。その上で「名だたる先輩が演じてこられたので、『誰のように』ではなく、橋本環奈として自分らしい星泉を演じていけたらいいなと思います」と意気込みを口にした。橋本さんは、報道陣のリクエストに応じて薬師丸さんの名セリフ「かい…かん」をその場で生で披露し、会場を沸かせた。現在、橋本さんは監督やスタッフとのリハーサルの真っ最中であり、クランクインは7月上旬の予定。前田監督は「橋本さんのいましか撮れない瞬間を撮りたい」と語った。『セーラー服と機関銃 -卒業-』は2016年春公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日公開中の映画『海街diary』の上映後のトークセッションが6月21日(日)に開催され、是枝裕和監督とリリー・フランキーが登場。映画に隠された“仕掛け”や続編への期待などについて語った。吉田秋生の現在の連載中の人気漫画を映画化した本作。鎌倉を舞台に、古い日本家屋に暮らす幸田家の3姉妹と突然、彼女たちと一緒に暮らすことになった、死んだ父が遺した腹違いの妹の姿を静かに描き出す。リリーは、姉妹たちを知る喫茶店「海猫亭」のマスターを演じており、出番は決して多くないながらも4姉妹や風吹ジュンらと味のあるシーンを作り出している。是枝監督は前作『そして父になる』に続いての起用となるリリーさんについて「何もしないでそこにいることが一番難しいけど、それができるといちばん強い――それを最初から分かってて、プロの役者からしたら『困るな』という人」とその存在感を評する。リリーさんから「ストーリーがガッツリある漫画の映画化はやりやすいか?やりづらいか?」と質問されると監督は「どちらかと問われるとやりにくい。最初は苦労しました。僕も原作が大好きなので、何が好きなんだろう?原作は何を言おうとしてるんだろう?と読み取る作業があり、吉田さんの気持ちに入っていった」と述懐。例えば原作は長澤まさみ演じる次女・佳乃が恋人の部屋のベッドで目を覚ますシーンで始まり、映画もオープニングで同じシーンが描かれるが、この点について監督は「原作ではいろんなテーマが並走してるけど『居場所を探す』というのが大きなモチーフ。誰がどこに――誰の隣に居場所を見つけるのか?原作では佳乃の部屋は出てこない。最初は(佳乃の居場所は)朋章(※恋人/坂口健太郎)だったけど、それが変わっていく」とその意味するところを説明した。この長澤さんのベッドのシーンを含め、リリーさんは「四季を長澤さんが肉体で表現している。見終わってちょっとHな映画を見たような気持になった」と述懐。これについて是枝監督は「法事が3回も出てくる映画なので、死を巡るエピソードにくるまれると美しく哀しい話になってしまう。“肉体”と“食べること”という死と対極をきちんと体現したかった。次女(長澤さん)にエロスを、三女(夏帆)に食を担ってもらった。最初から長澤さんには『露出が多くなるかも』と伝えていた」とリリーさんの反応は狙い通りであったことを明かした。また、喪服などの衣裳でも姉妹それぞれ違いを出したそうで「衣裳の伊藤(佐智子)さんが繊細に考えてくれた。衣裳合わせの段階で『(姉妹の)下着から決めたい』と下着が(表に)出てくるわけじゃないのに言ってくれた」と語った。リリーさんはこのエピソードに興奮気味に反応し「幸(綾瀬はるか/長女)は上下バラバラッぽい。三女はボクサーパンツをはいてそう。すず(四女/広瀬すず)はお腹が冷えないパンツをはいていてほしい(笑)」と語り、是枝監督は「次女は日本のじゃないのをはいてます」と設定を明かし、リリーさんは「そうあってほしい!」と喜び(?)を口にする。会場は笑いに包まれるとともに、改めて是枝監督の繊細な映画作りに感嘆の声が漏れた。リリーさんは改めて4姉妹を演じた女優陣を絶賛。「主役を張れる綾瀬さん、長澤さん、夏帆さんが姉として、すずをあぶりだすようなお芝居をしている。カメラが回ってなくても姉としてすずに接していた」と証言する。是枝監督は嬉しそうにうなずき「(背の高さを記録する)柱の傷のシーンで、綾瀬さんがすずの髪を撫でるけど、あれは台本でも指示がないアドリブ。こういうことが自然にできる関係で、2人があそこにいるというのが素晴らしい」と称賛を送った。リリーさんは「続編が見たい」と語り、会場からは期待を込めた拍手が起こる。是枝監督は「みんなで『続編が見たい』と言ってもらえるくらいヒットすればいいねと話していた」と語り「これからお客さんが入って(続編の企画が)具体的になれば嬉しい」と現時点では白紙ながらも意欲をのぞかせていた。『海街diary』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月22日“今、最も観たい四姉妹”、なのだそうです。人気漫画の映画化である『海街diary』で、鎌倉に暮らす香田家の四姉妹を演じているのが、綾瀬はるか(長女・幸)、長澤まさみ(次女・佳乃)、夏帆(三女・千佳)そして広瀬すず(腹違いの末妹・すず)。確かに、いまを時めく各世代の女優が揃い踏みといった感じです。自分たちを捨てて家を出た父の死をきっかけに合うことになった腹違いの妹と、3人の姉たちの生活を映し出した本作。是枝裕和監督が描く人間模様は切なくも力強く、大人たちに翻弄されながらも自分の心の声に従って道を歩もうとする娘たちの凛とした姿がとても印象的な秀作。鎌倉を舞台にした物語は、四季折々の自然の風景とともに、四姉妹の心の変化も、まるで自然の一部であるかのように静かに映し出していくのです。そんな作品で、物語にリアリティを与えているのが、4人の息の合ったやりとり。長女が妹たちを叱り、妹は姉たちに口答えをする。どこにでもありそうな、小さな口げんかが、彼女たちの関係性を見事に物語っているのですが、これを上手く作用させるには、4人の個性が際立っていなくてはダメ。そこで役に立っているのが、それぞれのファッションです。姉妹といえば、やはり長女はしっかり、妹は甘えん坊など、何となく特有の特徴があるもので、知人を「ああ、お姉さんタイプだね」とか「なるほど、妹っぽいね」とか、友達同士で互いをカテゴリー分けすることはよくあります。本作に登場する4人も、それぞれが納得の特徴を見せていて、それを反映したファッションも面白いのです。例えば、しっかり者だけれど、しっかりしすぎていて隙がない長女の幸は、いつもしっかり髪をまとめ、シャツやシンプルなカットソーなど遊びのない服を選んでいます。妹たちへの献身や真面目さ、内面の成熟とリンクする看護婦という職業にもしっくりくる、地味目の服装といった感じでしょうか。一方、自由奔放で大酒飲み、恋多き次女の佳乃は、夏ならショートパンツやタンクトップなどの露出多めのアイテムを好み、四季を通じて明るい色や柄ものをよく身に着けています。おしゃれが大好きで、もっとも流行に敏感な存在。いわゆる、一番いまどきの女性という感じでしょうか。つかみどころがない、男の趣味が謎だと称される三女の千佳は、アート系。エスニック調を好み、柄×柄、色×色のレイヤードスタイルが好き。くるくるにカールした髪にヘアバンドをつけていることも多く、ふわふわとした印象です。末妹のすずは、少年サッカーチームに参加する中学生。おしゃれにはまだ興味がないようで、学生らしい清潔感のあるスポーティな服が中心。腹違いの姉たちと暮らすまでの登場シーンでは、制服しか着ていませんでしたが、それは大人に合わせて自分を押し殺していたことの象徴だったのかもしれません。鎌倉に来て自分の色を持ち始めた彼女の変化は、服装そして表情の変化からも感じられるのです。このように性格を良く表した衣装が、彼女たちの言動に奥行を与え、言葉にならない彼女たちの感情まで察しやすくしてくれているよう。映像言語を熟知した是枝監督ならではの、ヴィジュアルセンスが光る作品。鎌倉の自然の美しさにも注目しつつ、季節ごとに変化する四姉妹のワードローブにも注目です。(text:June Makiguchi)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月19日2011年4月からフジテレビ・ノイタミナ枠にてTVアニメが放送され、「大人も泣けるアニメ」と大反響を呼び、2013年に公開された劇場版は興行収入10億円を突破する記録を打ち立てた大人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。物語の舞台・秩父市に“聖地巡礼”と称してファンが集まるなど社会現象を巻き起こした本作の実写化が決定!スペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と題して今年中のゴールデン枠での放送が決まった。舞台は秩父。活発なリーダー的存在である宿海仁太(あだ名=じんたん)、笑顔を絶やさない柔和な本間芽衣子(あだ名=めんま)、怜悧な秀才タイプ、松雪集(あだ名=ゆきあつ)、引っ込み思案な安城鳴子(あだ名=あなる)、しっかり者のまとめ役、鶴見知利子(あだ名=つるこ)、無邪気な皆の弟分、久川鉄道(あだ名=ぽっぽ)の6人は大の仲良しグループで、いつもつるんで遊んでいた。グループ名は「超平和バスターズ」。じんたんの考案で、「何でも平和にするグループ」という意味だ。しかし、めんまの事故死により、6人の絆は決裂してしまう…。それから7年後。高校に入学したものの、家に引きこもってしまったじんたんの前に、少し成長しためんまの幽霊が現れた。めんまは、生きているときにかなえられなかった“ある願い”が心残りで現れたというが、どんな願いなのかは思い出せないという。めんまの願いをかなえるため、再び集まった「超平和バスターズ」の6人。あの日を境にバラバラになってしまった「超平和バスターズ」は、失われた笑顔を取り戻すことができるのだろうか。そして“めんま”の願いとは一体何なのか――。日本の夏の原風景的な秩父を背景に、幼なじみの幽霊が現れるというファンタジーでありながら、誰しもが共感できる少年少女たちの友情と恋が描かれる本作。めんまの願いを探すミステリー的要素や、登場人物たちの秘められた思いが絡み合うシーンが物語に深みを与え、一瞬も飽きさせないエンターテインメント作品に仕上がっており、「あの花」の略称で親しまれ、いまだに根強い人気を誇る。そんな大人気作品の実写化には次世代を担う豪華若手キャストが集結。引きこもりで、心に忘れられない傷を持つ主人公“じんたん”を演じるのは、本作がテレビドラマ初主演となる村上虹郎。2014年に公開された河瀬直美監督作品『2つ目の窓』でデビューを飾り、JR東日本のCM「JR SKISKI」では恋にたどたどしい純朴な青年を演じるなど、そのピュアな存在感と芝居が絶賛されている。今回の初ドラマ主演について「これまで出演させていただいた映画と(ドラマ)の違いを知り、そこで主演をやらせていただくことは本当にありがたいことで、真摯にやりたい」喜びのコメント。さらに、大人気作品の実写化について「アニメを100%表現するのは難しいですが、この現場では、僕も含め、それぞれが自分から役に近づくということをしていて、人間がいることで、アニメとは違う味が出せると思います。ファンの方もアニメを知らない方も、気持ちよく見られる作品にしたいな、と思いますのでご期待ください」と意気込みを語った。そして、ヒロインで幽霊の“めんま”を演じるのは浜辺美波。沢口靖子や長澤まさみらを輩出してきた東宝「シンデレラ」オーディションの第7回でニュージェネレーション賞を受賞しデビューして以来、現在放送中のNHK「まれ」や、『エイプリルフールズ』などに出演。愛くるしいキャラクターで大人気のキャラクターを演じるにあたり、「たとえば、なるべく軽やかに見えるように歩いたり走ったりしています。また、“めんま”は憎めないキャラクターなので、“じんたん”を、からかったりするお芝居では、“じんたん”とお話ができることが純粋にうれしい、という表情と口調でからっかたり。そういうことの積み重ねで“めんま”というキャラクターを作っていければ、と思います」と、役作りについて明かした。秀才タイプで地元一番の進学校に通う“ゆきあつ”を演じるのは志尊淳。今回がフジテレビ系ドラマ初出演であるが、「烈車戦隊トッキュウジャー」では主演を、7月からスタートのTBS「表参道高校合唱部!」のレギュラー出演が控えるなど、ネクストブレイク必至の若手俳優のひとりだ。志尊さん演じる眉目秀麗で怜悧な“ゆきあつ”に胸をときめかせる視聴者も続出するだろう。引っ込み思案な少女だったが高校生デビューでギャルとなった“あなる”を演じるのは松井愛莉。「GTO」「地獄先生ぬ~べ~」と立て続けて話題作に出演し、大ヒット中の映画『ビリギャル』では主人公の親友のギャルを熱演。本作でもギャル役だが、どのように演じるのか期待がかかる。しっかり者で、いまは“ゆきあつ”と同じ進学校に通う“つるこ”を演じるのは飯豊まりえ。フジテレビ系「あすなろ三三七拍子」、「信長協奏曲」、日本テレビ系「学校のカイダン」、TBS系「アルジャーノンに花束を」と4クール続けてドラマに出演する実力派。さらに情報番組「めざましテレビ」の「イマドキガール」を務めるなど、お茶の間での人気も高い。最後に、昔は皆の弟分で、今は高校に行かず、世界中を旅している“ぽっぽ”を演じるのは高畑裕太。女優・高畑淳子を母に持つ高畑さんは、「まれ」などに出演中。なお、本作がフジテレビ系ドラマ初出演となる。バラエティー番組では独特のキャラクターが笑いを誘い、多方面での活躍が期待されている。無邪気で明るい“ぽっぽ”は、まさに高畑さんにとってハマリ役となるに違いない。今回の実写化について、アニメでの原作脚本を務めた岡田麿里は「実写作品的な内容を、アニメでしかできない表現で描いてみたい…と考えて生まれたのが『あの花』でした。それが、まさかのドラマ化。感動&動揺しつつも、スタッフの皆さまの手による、ドラマでしかできない表現で描かれた、新しい『あの花』を楽しみにしています!」と期待を寄せた。フレッシュな若手俳優陣を迎えた本作は、既にクランクイン済みで、撮影は全編を通じて、ほぼ秩父ロケを敢行するとのこと。現在、秩父の観光課含め、街全体の応援を受け撮影は快調に進んでいるという。若い人だけでなく、幅広い世代のファンが何度観ても涙してしまうという「あの花」。今年、スペシャルドラマとして実写化される本作でも、思い切り涙し、爽やかな感動を味わってみてほしい。スペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は全国フジテレビ系にて今年、ゴールデン枠にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月17日ドクターシーラボは6月15日、ダイエット事情についての意識調査の結果を発表した。調査は6月8日~9日、20~59歳の女性460名を対象にインターネットで行われた。○この夏、「4.5kg以上痩せたい」女性が最多「今年の夏、痩せたいと思いますか?」と質問したところ、7割以上(72.6%) の女性が「痩せたい」と回答。そのうち3人に1人(34.7%) の女性が「4.5kg以上痩せたい!」と回答した。ステーキ1枚=150gで換算すると、4.5kgはステーキ30枚以上に相当する。また、ボディで気になる部位はどの年代もダントツで「おなか・ウエスト」という結果に。年を重ねるごとに「太ももやお尻が気になる」という回答は減少傾向にあるものの、「おなか・ウエスト」は「気になる」という声が増加傾向にあった。○実践しているケアは「食べ物に気を使っている」が最多「痩せたい」と回答した女性334名に「実践しているボディケア」について聞いたところ、「食べ物に気を使っている」人(36.5%)が多数。12.9%が美容機器を使用したケアを行っていることが分かった。○女性が憧れる美ボディな有名人第1位は「藤原紀香」「美ボディな憧れの女性有名人は?」と聞いたところ、第1位は藤原紀香さんがだった。次いで、2位米倉涼子さん、3位長澤まさみさん、4位吉瀬美智子さん、5位菜々緒さん、ローラさんが選ばれた。
2015年06月16日2015年6月13日、14日の全国映画動員ランキングは、大人気ユーザー参加型アイドルプロジェクト“ラブライブ!”の劇場版アニメーション『ラブライブ!The School Idol Movie』(全国121館)が初登場で首位に輝いた。2位に綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが4姉妹役で共演した『海街diary』(全国323館)が入り、3位は『トゥモローランド』(全国343館)になった。その他の写真『ラブライブ!…』は、アニメの1期、2期ともに監督を務めた京極尚彦がメガホンを執り、国立音ノ木坂学院の廃校の危機を救うため、9人の女子生徒で結成されたスクールアイドルグループ“μ’s(ミューズ)”の新たな活躍を描く劇場版最新作。『海街diary』は、吉田秋生の同名ベストセラー・コミックを是枝裕和監督が映画化したヒューマンドラマ。鎌倉で暮らす3姉妹と、父親が亡くなり、彼女たちの家に引き取られることになった腹違いの妹が、それぞれ複雑な想いを胸に本当の家族になっていくまでを描いた1年間の物語。その他、『映画クレヨンしんちゃんオラの引越し物語~サボテン大襲撃~』が、11位よりランクアップし、再びベスト10に入っている。『ラブライブ!The School Idol Movie』公開中
2015年06月15日映画『海街diary』が6月13日に公開を迎え、劇中で4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、メガホンを握った是枝裕和監督が舞台あいさつに登壇。“長女”綾瀬はサプライズで6月生まれの長澤、夏帆、広瀬、是枝監督のために手作りバースデーケーキをプレゼントし会場をわかせた。『海街diary』舞台あいさつ/その他の写真吉田秋生の人気漫画を『そして父になる』の是枝監督が実写化。鎌倉で暮らす3姉妹の元に、彼女たちを捨てた実父が死んだという知らせが入り、葬儀に足を運ぶが、そこで出会った腹違いの妹・すずを鎌倉に引き取ることになり…。綾瀬が映画を観終えたばかりの客席に「いま、気持ちいい感じですか?」と問うと、客席は大きな拍手でそれに応える。4女のすずを演じた広瀬は、1年前から撮影が行われてきた本作が公開を迎え「この日が来るとは思っていなくて…これからいろんな人に広まっていくと思うと幸せです」と笑顔を見せた。是枝監督は「今日がゴールではなくスタート。作品と観ていただいたみなさんの旅がこれから始まります」と感慨深げに語った。そして舞台あいさつ中盤で、綾瀬はこの日「やることが多くて(笑)」早起きをしたと明かす。何の話かと首をかしげる残りのメンバーをよそに、綾瀬は「お誕生日ケーキを作ってました。実は私以外の4人は6月生まれなんです!」と明かす。そこへ、映画で夏帆演じる千佳の恋人であるアフロ男・浜田を演じた池田貴史がケーキを運びながらサプライズで登場! 池田の音頭に合わせて会場全体でバースデーソングを歌い、長澤、夏帆、広瀬、是枝監督を祝福した。このケーキ、綾瀬は「2日にまたがって、スポンジを焼くところから作った」という力作で、これには妹たちも大感激! 広瀬は「おいしそうです!」と目を輝かせ、夏帆は「ホントに作ったの?すごい!」と感嘆。長澤は本当にびっくりしました。嬉しいです」と感激の面持ちを見せた。綾瀬は「中はイチゴがぎっしり詰まってます。“海辺の朝日”というタイトルで、朝4時~5時くらいのイメージです」と自信満々でコンセプトを語り、一同は仲良くケーキをほおばったが、自作のケーキの味について感想を求められると綾瀬は「ついさっき、歯みがきをしたので歯みがき粉と混ざっちゃって…(苦笑)」と劇中のしっかり者の長女の面影はどこへやら…、おなじみの(?)ボケキャラをのぞかせ、会場は笑いに包まれた。『海街diary』公開中
2015年06月13日映画『海街diary』が6月13日(土)に公開を迎え、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、是枝裕和監督が初回上映後の舞台挨拶に登壇。綾瀬さんは、6月生まれである長澤さん、夏帆さん、広瀬さん、是枝監督のために手作りケーキのサプライズプレゼントを贈った。吉田秋生の人気漫画を実写化。鎌倉で古い一軒家で暮らしていた3姉妹が腹違いの妹を引き取り、彼女たちがそれぞれの葛藤を乗り越えて成長していくさまを四季の情景と共に瑞々しく描き出していく。綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんの4姉妹は白い衣装で登場。長女・幸を演じた綾瀬さんは「3人をまとめる姉であり、(4女の)すずが来ることで母にもなっていくし、女の顔も見せるし、娘でもある。『4つの顔を撮りたい』と監督からは言われました」と明かす。綾瀬さん自身はその4つの顔の中で「お姉ちゃんとして厳しくみんなを律する感じは好きです」とニッコリ。日頃から劇中同様にしっかり者なのか?という問いには「もちろんです!」と語り、笑いを誘う。広瀬さんは、1年前から撮影してきた映画の公開に「この日が来るとは思ってなかったです。これからいろんな人に広がっていくかと思うと幸せです」と万感の思いを口にする。撮影で印象的だったシーンを尋ねると、姉たちの実母を演じた大竹しのぶ、大叔母を演じた樹木希林の2人と初めて顔を合わせるシーンを挙げる。「怖かったのか?」という問いに「そういうわけじゃないです(笑)!」と語りつつ「あの2人が一緒に来るってどういう画なんだろう?どうしたらいいんだろう?と思ってたんですが、自然とお姉ちゃんたちの陰に隠れて、でも気になって覗いているという感じになりました」と振り返った。舞台挨拶中盤で、台本なしで次々と新しいシーンを加えていく是枝組の撮影さながら、舞台挨拶も台本なしで進行すると司会が宣言すると、綾瀬さんを除く4人は怪訝な顔…。綾瀬さんはいたずらっぽい笑みを浮かべ「やることが多くて」早起きをしたと語り、6月生まれの4人のために「お誕生日ケーキを作りました!」と明かす。すると、映画で夏帆さん演じる千佳の恋人のアフロ店長・浜田を演じた池田貴史がケーキを運びながら登場!池田さんに合わせて会場全体でバースデーソングを歌い、4人を祝福する。綾瀬さんは、「2日がかりでスポンジを焼くところから作った」というケーキの出来栄えに自信満々。「イチゴがぎっしりつまってます。“海辺の朝日”というタイトルで、朝4時~5時くらいのイメージです」とコンセプトを明かす。長女の粋な計らいに妹たちも大喜びでケーキに舌鼓を打った。綾瀬さんは自作ケーキの味を尋ねられると「ついさっき、歯みがきしたばかりで、歯みがき粉の味と混ざっちゃって(苦笑)」としっかり者の姉とは思えないボケコメントで会場をわかせていた。『海街diary』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月13日女優の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずらが、第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された出演映画『海街diary』(6月13日公開)の上映に合わせてカンヌを訪れ、そこで取材を受ける1日を追ったメイキング映像が12日、公開された。映像は、現地に同行した映画のスタッフが撮影。写真撮影やインタビューの合間に楽しそうに会話をする様子や、広瀬が長澤や夏帆にふざけてカメラを向ける場面、綾瀬が食べ物をほおばるシーンなど、映画で四姉妹を演じた4人のリラックスした素顔を見ることができる。この映像の撮影が行われたのは、現地でのインターナショナル取材日当日。綾瀬は胸元のスパンコールが印象的な白のロングドレス、長澤も同じく白のロングドレス、夏帆は柔らかな色合いのピンクのロングドレス、広瀬は紺色のワンピースに身を包み、是枝裕和監督と共に世界各国のメディアから取材を受けていた。取材を終えた是枝監督は、「四姉妹をあの舞台に連れていけたことがとても幸せでした」と映画祭を振り返り、「これからの俳優人生にとっても、絶対にいい経験になるんじゃないかな」とコメントを寄せた。映画『海街diary』は、漫画家・吉田秋生が漫画雑誌『月刊フラワーズ』(小学館)で2006年8月号から不定期連載中の同名漫画を原作に、一昨年の第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受けた『そして父になる』(2013年)以来の新作となる是枝監督がメガホンを取った作品。鎌倉の祖母が残した家を舞台に、"異母妹"を加えた四姉妹のリアルな家族の絆を描く。本作は、第68回カンヌ国際映画祭で、邦画としては唯一コンペティション部門に正式出品された。(C) 2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月12日それは熱望という以上の強い感情だった。現在の邦画界にあって、オリジナル脚本での映画作りを許されている数少ない映画監督の一人である是枝裕和監督。実際、長編映画デビュー作『幻の光』こそ宮本輝の小説の映画化であったが、2作目『ワンダフルライフ』以降はほぼ一貫してオリジナル脚本を自ら執筆しており、非オリジナル脚本作品は『空気人形』のみ。これとて原作となった業田良家の漫画はごく短いもので、監督自身が物語を膨らませることで長編映画に仕上げた作品である。そんな是枝監督が第1巻の最初の1話を読みながら自らの手で映画化したいと強く思った――いや、当人の言葉を借りるなら「これは絶対に誰かが映画化するって言い出すぞ。いやだ!撮られたくない!と思って手を挙げた」のが、吉田秋生の人気漫画である「海街diary」(小学館刊)である。物語の中心となる4姉妹に上から綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずを配し、原作の舞台である鎌倉での撮影を敢行し完成した映画『海街diary』。いまなお連載の続く漫画をどのように料理し、組み立て、新たな是枝作品は出来上がったのか?是枝監督にじっくりと話を聞いた。鎌倉の古い木造一軒家に姉妹3人で暮らす幸、佳乃、千佳。そんな彼女たちの元に、かつて家族を捨てた父親の訃報が届く。山形で行われた葬儀で3人は、父が遺した腹違いの妹・すずと出会い、幸のひと言で彼女を鎌倉の家に引き取ることになり…。「1巻の最初に3人が父親の葬式で山形に行って、(すずを加えた)4人が高台に登って街を見下ろす。そこですずが泣くんだけど、そこで4人のシルエットが重なって蝉時雨が…というシーンが素晴らしくて、やられちゃった(笑)。ここ、カメラは絶対にクレーンアップだし、音楽ももう鳴ってたもん(笑)。映像になるために描かれた画だったんです」。実は、そのタイミングでは、すでに原作の映画化権は別の人間に押さえられていた。「だから1回、あきらめたんですよ。そうしたら、(権利を)手放したという連絡が入って、じゃあ今度こそって。そこまでするのは初めてでしたけど、あきらめた後もずっと、いち読者として漫画は追い続けていたんですよ。読みながらいろいろ考えていたものが、もう一度できそうだということになって、思いのたけをぶつけてみようと。熱いんですよ、今回は(笑)」。映画化が決まり、脚本にしていく過程を是枝監督は「吉田さんの中に深く潜っていく感じ」と表現する。「何を考えて吉田さんはこういうシーンにしたのか?読み解いていきました。他人の作品をこんなに読んで、読んで、読んで…というのはなかなか。そこからスタートして、でも途中からは(綾瀬さんらキャスト)4人を選んだので、この4人をどう動かしていくか?という演出家の視点にシフトしていきました。例えばですが原作の1話目は、なぜ佳乃が恋人の部屋のベッドで目を覚ますところから始まるのか?家から始まってもいいはずなのになぜなのか?そんなことを考えていくところから始まりました」。「不在者」と「残された者」、「死」と「記憶」――海外映画祭の常連でもある是枝監督の作品について語る上で頻出するキーワードと言えるが、この脚本執筆の思考の過程でまさに、こうしたテーマとぶつかった。「原作者の吉田さんには『お任せします』と言われたんですが、唯一、『アライさんだけは出さないでください』と言われたんです」。アライさんとは原作にも幾度となく出てくる人物で、看護師である幸の後輩なのだが、連載を通じてなぜか幸をはじめ他人の会話の中でその存在が語られるばかりで、本人の姿は一度も登場しない。「それを深く考えていくと、この物語は、出てこない人間が重要な役割を果たす作品なんだと改めて思い直しました。そう思って読み直すと、キーになる人物――4人の父親やすずの母親などの姿は出てこないんですよね。その人たちを意識しながらみんな、生きている。生きていない人間を回想で出さずに、どうやって生きている人間に重ねながら生きていくか?すごくアクロバティックなことを要求されているんだなと受け止めて、細かい積み重ね、どうやっていない人を感じさせられるか?やれるだけやろうと覚悟が決まりましたね」。そうした作業の中で是枝監督は、原作漫画にはない映画オリジナルのシーンをいくつも加え、溶け込ませていった。その理由、それぞれのシーンの作られ方も千差万別である。例えば、3姉妹の母親でいまは再婚して離れて暮らす都(大竹しのぶ)とすずが顔を合わせる鎌倉での法要のシーン。都にとって、すずは夫を奪い、家族を壊した女の娘であるわけだが、ここで原作にはない、都とすずの2人だけのシーンを加えた。「(原作のまま)グループショットで押すというやり方もあったけど、一度、あそこですずを単独にしておいて、家に戻ってからの流れ(※帰宅後に起こる姉妹と母親たちの騒動)のために、彼女に強めの“圧”をかけておいた方がいいと思って、意地悪で書きました(笑)。あえて、そうやってバランスを崩すために加えたものもあります」。また、撮影が始まってから女優陣の芝居を見て急遽、新たなオリジナルシーンを加えたことも。「病院で幸と二宮(風吹ジュン)がバッタリ会って『最近、胃の調子がね』というやり取りを撮っていて『また来てちょうだいよ、お店』と二宮さんが言って、幸が『懐かしいな』と言うんですが、その顔を見て、幸は律儀な子だから、実際にお店に行くだろうと思ったんです。あの店には、(自分たちを捨てた)父親の記憶もあって、おそらく意識的に行ってなかったんでしょうけど、そう言われたら行く気がした。だから、原作に4人であの店に行くというシーンはないんですが、それで描いてみると『あ、このシーンがあれば最後のシーンも成立するな』とか、描いていく中で骨格が見えてきた。そういうことは今回、意外と多かったです」。キャスティング、オリジナルシーン、原作から削除されたシーン、世界観etc...人気漫画であればあるほど、連載が長いほどに映画化には賛否がつきまとう。是枝監督は完成した作品について「原作と映像の関係で言うとうまくいったと思う」と自信をのぞかせるが、その手応えの理由を語る上で口をついて出たのが、夏帆さん演じる三女・千佳の存在である。ちなみに幸ら姉妹のそれぞれの特徴や演出について語る文脈で、是枝監督は三女・千佳についてこんなことを語っていた。「撮影前に何組が3姉妹を取材したんですが、どこの家でも長女と次女は洋服の貸し借りをするけど、三女は趣味が変わってるからしないの。『あいつの服は借りられない。あいつの音楽の趣味もわかんない』って(笑)。上の2人を見て、違う道を行くんだよね。原作でも千佳は一人だけ違う服着て、髪型もアフロ。上の2人と違うノリとリズムで生きていて、2人の対立に左右されない子がいることで、対立が深まり過ぎないというバランスの取り方をしてるんです」。その上で、映画では千佳をアフロにはしないことにした。それを、監督は映画化の成功の“勝因”のひとつに挙げる「それは判断として大きかったと思う。アフロであるってどういうことか?と考えると、やはり姉たちとは違う美意識で生きてるということ。池田(貴史/※千佳の恋人)さんはアフロだけど、そのアフロのオヤジの隣に居場所を見つけているということ――つまり、趣味がきちんとそこにリンクしているのであれば、別にアフロじゃなくても行けるし、アフロにしてしまうとコミックをなぞる感じになって、人間としてむしろわかりやすくなっちゃう。だから、そこを一度、捨ててみようと思ったし、むしろ夏帆さんであればアフロにはしないだろうと思った。アフロにせずとも姉2人と違う感じが出せれば、映画としてはその方がいいんじゃないかという方向性に行けたのがよかったんじゃないかと思います」。改めて、吉田さんによる現在進行形の原作を是枝監督は「少女漫画の枠を超えてすごく“大きなもの”を描いていると思う。それは人間ではなく、街だったり、時間だったりしていて、だからこそ、これは『鎌倉4姉妹物語』ではなく『海街diary』なんだと思う」と評する。さらに、こうも続ける。「よく『この作品を撮って家族観が変わったか?』と聞かれますが、そもそも、自分に確固たる家族観があったのかがよくわからない(笑)。ただ、なぜこの原作漫画が面白いのかと言うと(同じく吉田作品の)『櫻の園』は『過ぎ去った時間はもう戻ってこない…』というある種の残酷さを描いているんだけど、この『海街diary』は『過ぎ去った時間が時と共に自分の中で形を変えていく話』を描いていると思うんです。特に幸にとっては。反発していた母親に久しぶりに会う。嫌って否定していた父親がすずを残してくれた。そうやって、幸の中で過去が書き換えられていくことが、彼女の成長になっていくというのが、すごく大人の人間描写だと思うんです。時間が彼女の中でどう変化するのか?それは見えないけど、この原作の豊かさなんだなと。それを何とか映画で描きたかった。自分が父親になったことで、もう亡くなってずいぶん経つ父親のことを思い返している自分がいるんですよ。この年齢のとき父は…と考えてる。疎遠だったんだけど、自分の中でちょっとずつ形を変えている。自分が子供と接する中で、そういうことが自分の中で起きているから、映画を撮りながら幸の変化にすごくシンパシーを感じていたんです」。美しき原作に、私小説のように監督自身の思いを編み込みながら、4姉妹と共に紡ぎ上げていった『海街diary』。観客がどのように受け止めるのか?是枝監督は静かにその反応を待つ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月12日『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した映画『海街diary』。先日行われた第68回カンヌ国際映画祭では、邦画で唯一コンペティション部門に正式出品され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと、最旬女優たちがレッドカーペットを歩き世界中を魅了した。そして今回、カンヌでの取材の一日を追ったメイキング映像が到着した。吉田秋生のベストセラーコミックを実写映画化した本作。鎌倉の祖母の残した家で暮らしている三姉妹が、ある日迎えることになった、幼いころに別れたきりの父が残した“異母妹”。海の見える街の色とりどりの四季の中で、彼女たちが傷つけ合いながら絆を結び、本当の家族になるまで積み重ねるかけがえのない瞬間を映し出す。今回公開された映像は、現地に同行した是枝組のスタッフが、四姉妹と是枝監督のカンヌでの様子を撮影したもの。顔見知りの相手ということもあり、カメラに向けられる四姉妹はとてもリラックスした表情をみせている。ホテルの開放感溢れるプールサイドで南仏の明るい日差しにぴったりなドレスで登場した四姉妹。綾瀬さんは、「ヴォッテガヴェネタ(Bottega Veneta)」の胸元のスパンコールが印象的な白のロングドレス、長澤さんは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の白のロングドレス、夏帆さんは、「バーバリー(Burberry)」のヌーディーピンクのシースルーのロングドレス、広瀬さんは、「グッチ(Gucci)」の濃紺のワンピースに身を包み、是枝監督と一緒に、現地フランスメディアを始め、スペイン、イギリス、メキシコ、ポルトガル、オランダ、台湾など世界各国のメディアから取材を応じる姿が映し出される。仲良く話したり写真を撮ったりと本当の姉妹ような彼女たちを見守る是枝監督。「四姉妹をあの舞台に連れていけたことがとても幸せでした。これからの俳優人生にとっても、絶対に良い経験になるんじゃないかな」とカンヌについてふり返っている。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月12日10社以上のCM出演やドラマ『学校のカイダン』で主演を飾るなど、引っ張りだこの広瀬すずさん。最新映画『海街diary』では、母親の違う3人の姉と暮らす選択をした少女という難しい役を演じています。そんな今をときめく広瀬さんは、「日本一忙しい16歳」とも称され、大人顔負けに多忙な日々を送っていますが、その素顔は無邪気なひとりの少女でした。姉の広瀬アリスさんと自身のデビュー秘話を交えながら話していただきました。***お姉ちゃんがデビューするって聞いた時は「本気?無理だよ、すぐ終わる」って思ってました。――えーっ、それはなぜ?基本的に静岡の田舎もんなわけですよ。そんな田舎もんが、東京で輝けるわけない、って。お姉ちゃんが初めてドラマに出た時も、「本当に出てるよ…」って思って見てましたし(笑)。――そんな(笑)。じゃあ、この世界に入ったわけは?誘われて断りきれなかったからで…。お姉ちゃんだって、誰もが名前を知ってるってほどじゃなかったから、私はそこまでも行けずに、すぐに静岡に戻るんだろうと思ってました。――それが、あっという間にドラマの主演まで務めるように。私、運だけはいいんですよ。おみくじを引くとほぼ大吉ですし。――運がいいだけじゃないと思いますが…。ちなみに、テレビはどんなものを見てたんですか?バラエティばっかり見てました。ザキヤマさんとかエガちゃんとかが大好きで、LINEでもふたりのスタンプを使いまくってます。――いつかバラエティで共演、なんてことになるかもしれませんね。ふふふ(笑)…出てみたいです。ただ私、一生懸命しゃべろうとしすぎて、失敗しそうですけどねぇ。◇ひろせ・すず1998年6月19日生まれ、静岡県出身。’12年に雑誌『Seventeen』の専属モデルになり、翌年、ドラマ『幽かな彼女』で女優デビュー。昨年出演した『ゼクシィ』のCMで注目を集め、今年1月にはドラマ『学校のカイダン』で主演。7月には初の吹き替えをつとめた劇場アニメ『バケモノの子』が公開に。◇広瀬さん出演の映画『海街diary』は6月13日全国ロードショー。鎌倉の古い一軒家で暮らす三姉妹と腹違いの妹・すずが、海の見える街で少しずつ家族になっていく様を四季の美しい移ろいとともに描く。3人の姉を綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さんという豪華キャストが演じることでも話題に。監督は是枝裕和さん。※『anan』2015年6月17日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2015年06月10日今週末より公開される『海街diary』の大ヒット祈願イベントが6月9日に映画の舞台である鎌倉で行われ、4姉妹役で共演した綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが劇中で着た艶やかな浴衣姿で出席した。その他の写真本作は、鎌倉で暮らす3姉妹と、父親が亡くなり、彼女たちの家に引き取られることになった腹違いの妹が、それぞれ複雑な想いを胸に本当の家族になっていくまでを描いた1年間の物語。吉田秋生のベストセラーコミックを原作に『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した。イベントを行った長谷寺は“花の寺”として親しまれ、紫陽花が見頃を迎えており、4人が登場すると、偶然居合わせた参拝客からは「かわいい~」「きれい~」という声が飛び交った。映画は、先日閉幕したカンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品され、4人は是枝監督と共にレッドカーペットを歩いた。綾瀬は「はじめて行った場所で、空気感も違うし、映画に対する情熱を感じる場所でした。温かい拍手もいただいて、とても刺激的で、忘れられない日々になりました」と振り返り、カンヌ映画祭への参加は2度目になる長澤は「運よく今年もお邪魔することができましたが、去年はコンペティションで参加したいという目標があったので、4姉妹で行くことができて、本当に良い思い出となりました。カンヌは頑張る人を応援してくれる場所です。いつかまた行けるよう頑張ろうと思いました」と決意を新たにした。夏帆は「みなさんの反応が温かくて、夢見心地だったけど、貴重な体験だったと噛み締めています」といい、広瀬は「レッドカーペットは映画祭ならではという感じで、お姉さんたちと歩けたことが幸せでした。大人になってからもずっと思い出すだろうなと思っています」と話した。鎌倉での撮影について長澤は「昔なつかしい日本の味わいがありつつも、決して古めかしいわけじゃなく、都会的な魅力ももっている。年齢を問わず、親しみをもてる街だと思います」と魅力を語り、広瀬は「私ががっつりと撮影したのは夏だったので、夏が一番印象的です。みんなで海辺を歩くシーンがあって、そのときにみんなで遊んだことが思い出となりました」とコメント。最後に綾瀬と夏帆は「たくさんの方に楽しんでいただきたいです。特に家族や身近にいる大切な方と観ていただきたいです」(夏帆)、「4姉妹が本当の家族になるまでの一年間を丁寧に描いています。本当に家族っていいなと、とても心が温かくなる気持ちの良い作品です」(綾瀬)と語った。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年06月09日『海街diary』の大ヒット祈願が9日、鎌倉・長谷寺で行われ、カンヌ国際映画祭後初めて4姉妹が勢揃いした。カンヌでのドレス姿からは一変、劇中でも身につけていた浴衣姿で、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが涼やかに登場。去年に続きカンヌに参加された長澤さんは、「厳しい世界だとは思いますが、カンヌは頑張る人を応援してくれるところだな、ということを改めて感じました。また行けるように頑張りたいです」と語った。それぞれ、映画のキャラクターに合わせた浴衣ということもあり、斬新な帯を身につけた夏帆さんは「スタイリストさんの手作りなんです。実は撮影中にこの帯を狙っているんです」と、とても気に入った様子だった。司会者から思い出深いシーンを聞かれた広瀬さんは、「この浴衣を着てみんなでした花火のシーンは、自由に動いたり会話をしたりしながらの撮影だったので、とても楽しかったです」と、撮影中にも和気あいあいと関係性を深めたことを紹介。本イベント中も、幾度となく長澤さんが広瀬さんに目配せをしたり、笑い合ったりする愛らしい姉妹の姿が見られた。プライベートでも仲良しだという4姉妹。浴衣を着てどこに行きたいですか?との質問に、「どこに行きたい?」と長澤さんがみんなに尋ねると、ボソッと綾瀬さんが「金魚すくい」と答え、「お祭りです」と長澤さんが返答。自然にコミュニケーションをとる姿がとても印象的だった。最後に、映画の見どころについて「4姉妹が本当の家族になっていく姿を1年間かけて丁寧に撮影した作品です。綺麗ごとだけでは済まないところもありますが、家族っていいな、家族に会いたいな、って思って貰えるような温かい作品になっているので、大切な人と観にきて頂きたいです」と綾瀬さんが、長女らしくまとめた。この日、本作のヒットを願い“『海街diary』特製梅ジュース”で鏡開きを行い、選ばれた一般の来場者に振る舞われた。準備の最中に、4姉妹が海を見つめながら話す姿は、まるで映画のワンシーンのようだった。映画『海街diary』は6月13日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月09日明石家さんまが司会を務め、さまざまゲストを呼んでトークわ繰り広げる人気番組「さんまのまんま」。関西テレビで6月6日(土)、フジテレビでは7日(日)に放送となる「さんまのまんま」にゲストととして映画『海街diary』で姉妹役を演じた長澤まさみ、広瀬すずが登場することが明らかとなった。『海街diary』は、親を許せない長女・幸(綾瀬はるか)と、姉の幸せを願う次女・佳乃(長澤まさみ)、父を知らない三女・千佳(夏帆)、自分を許せない四女・すず(広瀬すず)…それぞれの想いを抱えながら、四人が本当の家族になっていく一年間の物語を描いたもの。「会うのは久しぶりです」という長澤さんに「毎日夢で会うとるよ」と相変わらずメロメロのさんまさん。ゲストがお土産を持ってくるのが恒例だが、広瀬さんは最近ハマっているという“使い捨てカメラ”、長澤さんは映画のロケ地、鎌倉の極楽寺で買ったお香と縁結びのお守りをプレゼント。ほかにも映画のペアチケットやカンヌ映画祭の現地で購入した品々を持参するも、「1枚は長澤に」と映画のチケットを1枚手渡され、困惑!その様子をみたさんまさんが、「そういえば…」とさんまさんと長澤さんが共演したドラマの打ち上げで、さんまさんが大ショックを受けたエピソードも披露されるという。さんまさんのボケ振りに「いつも上手くいかないんで、今回はギャフンと言わせたくて」という長澤さんに、「ノンスタイル」や「テンダラー」がお気に入りの芸人だと言う広瀬さん。そんな2人にさんまは「お前らならできると思うから高度なやつ教えるわ」と女優2人を相手にギャグやショートコントを次々レクチャーし始め、つい笑ってしまい「(コントのセリフが)言えないよ~」という広瀬さんに、「もう1回いきまーす!」と厳しく指導。果たして長澤さん、広瀬さんはさんま直伝のギャグをマスターできるのか?さらに本作で4姉妹の母親役を演じているのは、さんまさんとゆかりのある大女優…その事実を聞いたさんまさんの反応は?見どころ満載の放送となりそうだ。【関西テレビ】「さんまのまんま」は6月6日(土)13時56分~放送。【フジテレビ】「さんまのまんま」は6月7日(日)13時~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日先日行われた第68回カンヌ国際映画祭において、邦画で唯一コンペティション部門に正式出品され、現地時間14日には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと、いまを咲き誇る女優たちがレッドカーペットを闊歩し、世界中を魅了した『海街diary』。このほど、鎌倉を舞台に四季折々の四姉妹の日常を描いた本作には、さまざまな姉妹の“あるある”が描かれていることが分かった。本作は、吉田秋生のベストセラーコミックを『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化。鎌倉の祖母の残した家で暮らしている三姉妹が、ある日迎えることになった、幼いころに別れたきりの父が残した“異母妹”。海の見える街の色とりどりの四季の中で、彼女たちが傷つけ合いながら絆を結び、本当の家族になるまで積み重ねるかけがえのない瞬間を映し出していく。そんなリアルな家族の物語には、姉妹の日常のやり取りも丁寧に描かれており、特に姉妹を持つ人たちから共感の声が上がっているという。例えば、劇中で“誰が先にお風呂に入るか”で四姉妹がもめるシーン。家族に女性が多ければ多いほど、どの家庭でも毎晩のように繰り広げられる“プチ”ゲンカかもしれない。是枝監督は、よりリアルな姉妹像を描くため、実際に何組かの三姉妹を取材したそうで、彼女たちは「お風呂に入る順番を決めるとき、年上とかは関係なく、ほとんどの姉妹が(一番)短く入る人が先に入る」と答えたと明かしている。さらに、「一番のケンカ理由は何か?」といえば、自分が買った服を(ほかの姉妹に)最初に着られてしまうことだったそう。このエピソードは劇中でも、長女・幸(綾瀬さん)が買った服を次女の佳乃(長澤さん)が無断で着てしまい、言い合いになるシーンとして実際に登場する。そんな、クスっと笑えるやり取りや姉妹の“あるある”ネタなど身近に感じられるエピソードがたくさん詰まった本作。綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんが織りなす、1つ1つの出来事は何もかも愛おしく、心をほっこりさせてくれるに違いない。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月30日女優の広瀬すず、映画監督の是枝裕和、写真家の瀧本幹也が27日、東京・有楽町の東京交通会館ダイヤモンドホールで行われた写真集『海街diary』(発売中 3,456円 青幻舎刊)の発売記念イベントに出席した。同写真集は、是枝裕和監督の前作『そして父になる』に続き撮影監督を務めた写真家の瀧本幹也が『海街diary』を撮影する過程で記録した写真集。劇中では綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが主人公の4姉妹を演じているが、同写真集では映画同様に4姉妹の瑞々しい演技と鎌倉の四季折々の美しい風景が織りなす時間や映画にはないシーンも多数掲載されている。瀧本は「原作と同じような日本家屋がありまして。そこの縁側に佇んでいる4姉妹を撮りたいという"写欲"が湧いて撮った写真をみんなに見せたら『いいですね』と盛り上がり、『ぜひ写真集にしましょう』という話になりました」と出版のきっかけを明かした。綾瀬はるかや長澤まさみ、夏帆とともに被写体となった広瀬は、瀧本のお気に入りでもある日本家屋の縁側で4姉妹が楽しくおしゃべりをしている写真の撮影時に触れ「瀧本さんの話や監督の話もしてましたよ。瀧本さんはクールで普段どんな人なんだろう? とか、途中から監督の話に変わって『可愛いよね』とか、そういう話をしてました。監督の可愛い部分は、穏やかな雰囲気の中でスタッフさん同士仲がいい現場で、みんな監督が大好きなのが伝わってきて可愛く見えました」と明かすと、是枝監督は「ありがとうございます。スタッフのお陰だと思います」と照れ笑いを浮かべた。3人は先のカンヌ国際映画祭から帰国したばかり。初めてカンヌを訪れた広瀬は「すごく楽しかったです! 映画の街という印象でしたが、思った以上に緊張もなくお姉ちゃんたちと映画とは違った雰囲気の衣装でレッドカーペットを歩けたのがうれしかった」と満足げ。そんな広瀬を是枝監督は「すずは落ち着いていて記者会見も一番しっかり受け答えをしてました。何の心配もせず見てましたが、最後はすずが締めてましたね」と褒め称えていた。映画『海街diary』は、6月13日より全国公開。
2015年05月28日是枝裕和監督最新作『海街diary』公開を前に、是枝監督の前作『そして父になる』に続いて本作のカメラマンを務めた写真家の瀧本幹也が撮影の過程を収めた写真集「海街diary」が発売。5月27日(水)、是枝監督、瀧本さん、主演の広瀬すずによるトークイベントが開催された。現在も連載が続く吉田秋生の人気漫画の実写化で綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆という豪華女優陣が広瀬さんの腹違いの姉を演じている。育ての親の祖母亡きあと、鎌倉の家で暮らす3姉妹の元に、かつて彼女たちを捨てた父が亡くなったという知らせが届く。その葬儀の席で出会った腹違いの妹を鎌倉の家に引き取り、4人は一緒に暮らし始めるのだが…。先日閉幕した「カンヌ国際映画祭」に出品され、是枝監督、瀧本さん、そして広瀬さんを含む4姉妹が現地を訪れたが、是枝監督は「4人をカンヌに連れて行くことができて幸せな時間でした」と笑顔で語る。広瀬さんも「楽しかったです。映画の街だなというのが印象的でした。思ったよりも緊張することなく、お姉ちゃんたちとレッドカーペットを歩けたのが楽しかったし嬉しかったです」とニッコリ。カンヌ滞在の様子は日本でもTV番組などで紹介され、カンヌの常連である是枝監督のおすすめのパンナコッタを食べる様子なども映っていたが、広瀬さんは「いままで食べたデザートの中で一番おいしかったです!」と嬉しそうに語っていた。今回の写真集の写真は、瀧本さんが撮影の合間やセットチェンジの時間に撮影したものが収められている。広瀬さんは「映画の中で食事しているシーンでも、カットがかかっても4人ともずっとそこで食べ続けてるんです、おいしいから(笑)。そこで自然な世界に生きているのを感じたし、そういうところを撮られてる」と語る。是枝監督も「4姉妹のこの時しかない瞬間――特にすずは、そういう瞬間を切り取られています」と瑞々しい一瞬が収められていると強調する。瀧本さんは、4姉妹が暮らす古い民家の縁側に惹かれたようで、そもそも、そこに佇む姉妹の姿に写真家として刺激され、撮影が始まってから写真集という形で記録を残すことを考えたとのこと。「セットチェンジのときでも普通は控室に戻るのに、そのままみんな、縁側に座っていた」と述懐。広瀬さんはその時の会話について「あそこの食べ物屋さんがおいしいという話か、監督や瀧本さんの話もしてましたよ」といたずらっぽい笑みを浮かべていた。写真集「海街diary」(青幻舎刊)は発売中。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月27日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!