愛カツ編集部に寄せられたお悩みを漫画にしました。今回のテーマは「コワイ女友だち」。イイ子だと思っていた女友だちの裏の顔を知った人の話をご紹介。同性同士の関わりだけでは、気づかないことがあるようです……。さっそく見ていきましょう。なんと、ミキは主人公と仲良くフリをして彼氏をねらっていたようです。いっけん優しく見えても、心のなかでは腹黒いことを考えている女性がなかにはいるもの。あなたの身近にも、こんな女友だちが潜んでいるかもしれません。注意してくださいね。●【漫画】女友だちに彼氏をとられた話作画:れれそふと原案:愛カツ編集部presented by愛カツ ()
2021年10月02日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳ごろになると、そばにいるお友だちのおもちゃを取ってしまうことがあります。私が経営している保育所は0~2歳児が対象ですので、毎日そんな子ども同士のやり取りがあります。 お友だちのおもちゃを取ってしまうことは、子どもが成長するなかでよくあることです。でも、よくあることと言っても、一緒に遊んでいるお友だちのおもちゃを取ってしまったときは、やっぱり困ってしまいますよね。そんなとき、親は子どもにどう声かけをしたらいいのでしょうか? お友だちのおもちゃを取ることはダメなこと?まずは、おもちゃを取りあうことも成長の証ととらえましょう。3歳ごろまでは「自分の物」「他人の物」の区別がついていません。この時期に、「貸して」「はいどうぞ」の練習を始めるチャンスです! 声かけで両者の気持ちを受け止めるもし、お友だちのおもちゃを取ってしまい、お友だちが泣いてしまったら、あなたならどのような声かけをしますか? たとえば、取られたほうには「取られて悲しかったね」 取ったほうには「おもちゃで遊びたかったね。〇〇ちゃんも取られて悲しかったと思うよ」と、声かけをしてみましょう。このように、両者の気持ちを受け止めることが大切。これは、幼児期になっても同じです。 取ったらダメ!と言わなくてもいい方法友だちが遊んでいるおもちゃですから、遊び終わってから貸してもらうのが理想。子どもの気持ちを受け止めたら「取ったらダメ」ではなく「こっちのおもちゃで遊ぼうか」と別の遊びを提案して、子どもの視点を変えてみましょう。 親が注意しなければいけないことお友だちとの遊びのなかで親が気を付けることは、お友だちを突き倒す・噛む・たたく・ひっかくなどしないかを見守ることです。 このような子どもの行動は、成長するうえでよくあることですが、せっかくの楽しい遊びが残念な気持ちになりかねません。してはいけないことを未然に防ぎ、子どもに繰り返し伝えていくことが大切です。 とはいえ、親も人間。うまく声かけができなくて反省してしまうこともあります。私も反省の連続です。子どもの成長に合わせ、いろいろと声かけにも変化をつけて、親も育っていきたいですね。 イラスト/sawawa著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年07月27日2020年の初夏から、コロナ禍での自粛期間中に、虫を飼うことがマイブームになった6歳の娘。てんとうむし、バッタ、何に孵るかわからないあおむし……。さまざまな虫を飼ってみました。もともと虫が苦手な私は、当初虫を飼うことに前向きではありませんでしたが、飼い始めてみると日々いろいろな発見があり、意外と楽しく、飼ってみてよかったと思うことがたくさんありました。今回は、虫を飼ってみてよかった点をご紹介します。 よかったこと1:知識が増える虫を飼うためには、まずその虫がどんな環境を好み、何を食べるのかを知らなければいけません。飼おうとしている虫のことをネットや図鑑でいろいろ調べて、虫のおうちの環境を整えます。 娘はもちろん、虫にこれといった興味もなく生きてきた私にとっては知らないことだらけで、新しい知識が増える新鮮さがありました。虫に関する知識なんて、子どもがいなければ、一生知ることのない情報だったと思います。 よかったこと2:交友関係が広がる幼稚園のお友だちには、虫好き男子がたくさんいます。虫を飼い始めたことによって、それまでスルーしていた男の子たちや、そのママたちの虫会話に興味を持てるようになり、話題に入れるようになりました。 虫を飼っていてわからないことを虫博士のような男の子に聞いたり、虫好き男子のママに虫の展示が充実している博物館を紹介してもらったりと、交友関係の幅も広がったと感じます。お友だちと公園で遊んでいる最中にも虫が出現するとみんなで虫を観察し、虫取り遊びも一緒に楽しめるようになりました。 よかったこと3:観察するのが楽しい幼虫を飼うと当然成長するので、飼っている間に成長を見守れるのが単純におもしろいです。あおむしが大量に葉を食べ、大量の糞をしてぶくぶくと太り、蛹になる前に糸をまとう……というような虫の成長過程に触れながら、毎日今日は元気かな? 大きくなったかな?と娘だけでなく、2歳の息子も一緒に、みんなで虫の様子を見るのは楽しいです。 まだ赤ちゃんだった小さなバッタが、毎日草をもりもり食べ、大きく成長したときは感激しました。わが家はまだ成功したことがありませんが、あおむしがさなぎになり、きれいなちょうちょになる姿を目撃するのが夢です。 もちろん、虫はお世話をしないと死んでしまうので、毎日公園でバッタの餌をとってきたり、すぐに糞だらけになってしまうあおむしの虫かごを掃除したりと手間はかかります。しかし、それもお家時間が増えた昨今、丁度良い時間の使い方にもなっていると感じました。手間がかかる分愛着もわき、いつの間にか虫好きになっている自分に驚きを感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年06月27日幼稚園のクラス替えで娘にできた新しいお友だち。しかし、そのお友だちの高圧的な態度に娘がストレスを感じているのでは……? と心配になったママ。娘さんへの声かけやその後、お友だちとどうなったのかを紹介しています。 幼稚園のクラス替えで、仲良しのお友だちと離れてしまった娘。しばらくして新しいお友だちができたことに、私は安心していました。しかし、いつもと違う娘の様子が気になっていたところ、幼稚園のお友だち関係で嫌な思いをしていたことを知り……。その後、どのように解決し、円満に遊べるようになったのかをお伝えします。 仲良しのお友だちとはなればなれわが家の8歳の娘は、マイペースでのんびりやさん。慎重なところもあるので、見ていてもどかしいときもあります。そんな娘が年少から年中に上がるときのクラス替えで、それまでいつも一緒に遊んでいた仲良しのお友だちグループと、ひとりだけクラスが離れてしまいました。 娘以上に不安でいっぱいになった私でしたが、その不安は的中。もともと人見知りな娘はポツンとひとりで過ごす時間が増えてしまい、担任の先生に遊んでもらうことが多くなりました。 新しいお友だちができたけれど…しばらくすると、娘から新しいお友だち、Aちゃんの名前をよく聞くようになりました。毎朝幼稚園に行くと、早く着いているAちゃんが娘のことを待っていて、娘を見つけると必ず、「なんでそんなに遅かったのー?」と、駆け寄ってきてくれるのです。 仲良しの子ができたんだな、よかったなとホッとしていたのですが……。やがて娘は、「早く幼稚園に行かないと怒られちゃう」と、朝ソワソワとするようになりました。どうやらAちゃんは強めの性格で、娘はAちゃんに怒られないように遊んでいるようなのです。 そんなこともできないの?それでもAちゃんと遊ぶこと自体は楽しいようで、娘はそれからもよく一緒に遊んでいました。心配しながらも様子を見ていたのですが、そんな矢先に幼稚園のママ友から、「娘ちゃん大丈夫?」と言われました。 それは、娘がAちゃんから、「そんなこともできないの?」と言われて泣きそうになっているのを見た、というのです。しかも、このような話を別の2人のママ友からも聞いたので、どうやら真実のようです。悩んだ末ひとまず娘には、「嫌なことは嫌と言っていいんだよ」ということを伝えました。 体操の時間に起こったこと幼稚園の課外レッスンの体操の時間でのこと。その日は縄跳びのレッスンでした。娘は縄跳びは苦手なので、それまでもAちゃんからは心ない言葉を繰り返し言われていたようなのですが、その日の娘は練習の甲斐あって、Aちゃんよりもたくさん跳べたのです。 そのときの娘が小さな声で私に言った「Aちゃんより跳べたよ!」という言葉と、満面の笑みは忘れられません。娘はやはり、ずっと我慢をしていたのです。 娘はその後、少しずつではありますが、Aちゃんに言いたいことを言えるようになり、トラブルなく遊べるようになりました。また、そのような思いを経験したことで、自分より上手にできないお友達だちがいたとしてもバカにしたり、下に見るようなことはありません。自分がされて嫌なことを人にはしないようにする、という、大切なことを学べたのだと思います。 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月08日「友だちから恋人関係にはなりにくいもの」というのは、よく耳にする話です。とは言え、友だちのことを恋愛対象として好きになる人も、少なくはないでしょう。そんなときがきたら、どのようにアプローチしていけばよいのでしょうか。今回は「友だち関係のときに効果的な、好きな人へのアプローチ」を紹介します。■ ふたりきりで遊びに行く「今の彼には、もともと彼女がいました。でも私は彼が好きだったので、よく飲みに誘ってたんです。友だちだから、ふたりで遊びに行っても平気なわけです。そこから徐々に距離を縮めていきました」(29歳/美容)彼女がいたとしても、友だちという立場を利用すればふたりで会うことも可能。会えさえすれば、なんとかチャンスにつなげることができます。そして会うたびに、あたなのよい印象を彼に与えていけばよいわけです。■ 冗談交じりに、さり気なく好意を伝える「以前から気になってる男友だちがいました。『顔はタイプ』ということは冗談交じりに伝えてて、それを何回か繰り返してたら向こうから『そんなに言うなら付き合ってよ』って言われたんです」(27歳/医療)友だちだからこそ冗談も言いやすく、それに紛れて本音もさらっと伝えやすいのかもしれません。相手も「冗談なのか本気なのかどっちなんだろう……」という気分になってきます。だんだんと気になり始めるようになり、いつの間にかその女性を好きになっているなんてこともあるようです。■ 友だちづたいで遠回しに好意を伝える「彼とは共通の友だちがいっぱいいて、私が好きっていうことは友だちからすでに伝わっていたみたいでした。なので、私から『好きです』って告白したとき、『前から知ってた』と言われました」(26歳/教育)共通の友だちが多いと、気持ちが筒抜けになるのも仕方ないこと。ならばそれを逆手に取ってしまえばよいわけです。友だちづたいであえて好意を伝えておき、それでもなおふたりで会ってくれるようなら、彼も嫌な気はしていないということ。告白もしやすくなることでしょう。■ みんなの前で大胆に告白する「私は好きな人とふたりきりになるのが苦手で……。だからみんなで飲んでいるときに、好きだって伝えちゃいました。そうしたら、周りが盛り上がり、本人もノリでなのかなんなのか、とりあえずOKしてくれました」(30歳/出版)みんなの前でとはなかなか大胆ですが、もしそれができたら周りは味方になってくれます。自分たちの近くでカップルが誕生したらうれしいという気持ちも、手助けしてくれるのでしょう。本人も断りにくくなりOKしてしまうというパターンもあるかもしれませんね。でもその場合は、あなたの真剣な気持ちを付き合ったあとも相手に伝えていくことが重要です。■ 積極的にアピールして友だち関係から恋人になるということも、意外とあるようです。友だちであれば会う機会は必ずありますからそれを有利ととらえて、積極的に好意をアピールしていけるとよいでしょう。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月08日息子が通っている幼稚園では、年中が一番難しい時期だと言われています。その言葉通り、年中のときは長男も初めてのお友だちトラブルを経験しました。子ども同士のトラブルは、親でもなかなか状況が掴みにくかったり、明確な解決方法がなくてモヤモヤしたり……。そんなお友だちトラブルで私が感じたことをお伝えします。 幼稚園2年目! 慣れてきたと思ったら…母子ともに初めての幼稚園生活を1年送り、年中ではお互いに余裕をもって生活できるかなと思っていたのですが、幼稚園から帰ってきた息子がなんだか落ち込んでいる様子……。「どうしたの?」と聞いても「別に」としか話してくれず、だんだんと「幼稚園に行きたくない」と言うようになりました。 初めてのお友だちトラブル!幼稚園でお友だちと遊ぶのが大好きな息子は、これまで幼稚園を嫌がったことがありませんでした。「どうして?」と聞いても話してくれません。 幼稚園へ送迎する際に様子をよく観察してみると、ある男の子からの接触が多いことに気が付きました。その子のママに話を聞いてみると、どうやら彼は息子のことが大好きすぎて、他の子とは遊びたくない、息子にも自分以外の子と遊んでほしくないとさえ家で言っているとのこと。これが息子のストレスになっているのだとすぐにわかりました。息子はたくさんのお友だちと遊ぶのが好きなタイプ。彼のことは嫌いではないけれど、遊ぶ内容を決められてしまうのが嫌だったようです。 体と一緒に心も成長している入園してお友だちが増え、人間関係が構築されていくのに対して、まだ言葉ではうまく説明できない。それはお友だちに対してもママや先生などの大人に対しても同じで、「こういう遊び方がしたい」とお友だちに話すにもお互いうまく通じ合うことができず、困っていても大人にその状況を説明できない……。あとから考えると、ここが年中は特に難しいと言われている所以だと思います。とてもつらい状況だったと思います。母親である私も、仲良くしてくれているお友だちに対して「息子が嫌がってる」とは言えませんでした。 転機は思いがけないところから!悩ましい状況は長く続きましたが、気分転換になればと思って始めた体操とサッカーが息子にいい影響をもたらしてくれました。元々、体を動かすことが好きなので、新しい技ができたりシュートを決められたりすると、とても気持ち良さそう!また、教えてくれる先生の話を聞くことで、理解する力と説明する力が付き、お友だちに対して「こういうのは嫌なんだ」と言えるようになりました。 これから成長していくにつれて、息子の悩みは複雑になっていくと思います。大人の私でもどうしたらいいのかわからないことや、息子が悩んでいることさえもわからないこともあるかもしれません。直接の解決案は出せなくても、悩んでいる息子の気分転換を提案していけたらいいなと考えています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月25日お友だちの家に遊びに行くのが大好きな娘。週に何度もお邪魔してしまい、夕方になっても帰ってこない状態が続いているそうです。注意しても改善する気配がなく、悩んでいるママの体験談を紹介します。 幼稚園に入園してから、娘が大の仲良しになった同じマンションに住むAちゃん。Aちゃんのおうちには素敵なおもちゃがたくさんあり、娘にとってはとても魅力的な空間のようです。いつしかAちゃんに会うたびに、「お家に遊びに行かせて」とせがむようになった娘。以来、Aちゃんの家にお邪魔した回数は数知れず、ときには夕ごはんとお風呂まで済ませてもらってから帰ってくる始末です。そんな娘の行動に困っている体験をお伝えします。 相手が受け入れてくれるならOK?!Aちゃんのママはとても寛大な方で、いつも娘の訪問を快く受け入れてくれるため、それも何度も行きたくなる大きな要因になっているようです。頻繁にお邪魔していることを謝罪すると、Aちゃんのママは「うちは全然大丈夫だから。遊んでもらってうちの子も喜んでいるから」とまったく苦に思ってはいない様子。 しかし、いくら相手方が受け入れてくれるからといって、週に何度もお邪魔するのは迷惑でしょうし、夜遅くなっても帰らないという状況は教育的にも良くないと感じます。毎度毎度娘に「何度も何度もお邪魔するのは迷惑だよ」「夕方になったら自分のおうちに帰ってこなくちゃいけないよ」と注意するのですが、ダメと言われると余計にそれをしたくなるのがわが娘。 Aちゃんと一緒に公園で遊んで、夕方それぞれの家に帰ろうというときにも勝手にAちゃん宅のある階でエレベーターを下り、家に押しかけてしまったりもします。 背景にある自分の幼少期の苦い経験実は私自身も子どものころに、夕方になってもお友だちの家から帰らなかったという理由で母親にひどく叱られた経験があります。子ども心にそれはショックな出来事で、叱られるのが怖くて、それ以来二度と同じことはしませんでした。 そんな背景もあり、遅くまでお友だちの家に入り浸られると、毎回そのときのことを思い出し、私もかなりイライラが募ります。何度言っても改善してくれない娘に、かなり強い口調で注意してしまうことが何度となくありました。 何度言っても聞いてくれないしかし、叱られている最中は泣いて謝りさえするものの、一向に改善する気配はなく、近ごろではこの件で私に叱られることをなじるような発言すらする娘。私の叱り方は、自分ではわが幼少期の叱られように比べたら本当にかわいいものだと思うのですが、娘にとっては毎回強めの口調で注意されるのが嫌なようです。 こちらとしては、本当にやめてほしいと願っていることに限って執拗にやめてくれないのが悲しく、子育てのしんどさも感じます。私自身は母親からきつく言われたことで家に早く帰るようになりましたが、生半可に叱ってもあまり効き目はなく、子どもに言い聞かせるというのは本当に難しいことだと感じる日々。 娘には嫌がられますが、改善してくれる日を待って、なるべく感情的にならずに冷静に注意し続けようと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年03月29日友だちとして付き合っている男性に、密かに好意を抱いている方もいるかもしれません。いったい、どうすれば交際まで発展できるのでしょうか……。そこで今回は、女友だちと正式に付き合った経験のある男性たちに、キッカケとなったLINEのやり取りについて聞いてみました。「ずっと友だちでいるのは難しいよ」「彼女とは、もともと仲のいい友だちでした。すごく気が合うし、一緒にいて楽しかったんですね。そこで、“ずっと友だちでいたいな”と軽い気持ちでLINEを送ったんです。すると、彼女から“ずっと友だちでいるのは難しいよ”と返信が……。今の関係も長続きはしないのかと、急に寂しく感じてしまい、彼女を手放したくないと思うようになりました」カイト(仮名)/25歳男女の友情を維持するのが難しいと考える人もいます。彼女のやや突き放すようなひと言が、彼の恋愛感情を燃え上がらせたのでしょうね。「次いつ会える?」「以前、仲のいい女友だちがいて、彼女がいない時期によく遊んでいたんですね。あるとき、その女友だちから“次いつ会える?”とLINEが来たんです。ちょっと距離が近いな……と思ったけど、“来週”と返したんですね。そんなやり取りを毎回繰り返しているうちに、自然と彼女と会うのが習慣になってきたんです。ついには、彼女と会えない日に寂しさを感じるようになり……。僕から告白して付き合うことになりました」ミキオ(仮名)/26歳「次いつ会える?」は、彼との距離を一気に縮める言葉ですが、やや強引なのでリスクも高め。しっかりと友だち関係が築けている場合にのみ有効でしょう。「ふたりとも好きだから」「僕には2年ぐらい付き合っている彼女がいたんですが、だんだん関係が悪化したので、そのことを共通の女友だちにLINEで相談していたんですね。すると、“私はふたりに一緒にいて欲しい”“2人も好きだから”というLINEが女友だちから届きました。本当にいい女性だなと感激しましたね。結局、彼女とは別れて疎遠になりましたが、その代わりに女友だちと会う頻度が増えていったんです。その後、半年ぐらいで付き合うことになりました」ナオト(仮名)/27歳恋愛相談をするうちに、相談相手のことが好きになるという、よくあるパターンですね。交際相手のいる男性をあえて狙いに行くのは避けたいですが、男性から相談を持ち掛けられたらチャンスかもしれません。「私は尊敬してるよ」「女友だちと飲みに行ったとき。俺は普段そんなことを他人には話さないのですが、うっかり仕事の愚痴を彼女にこぼしてしまいました。すると、その日の帰り道、彼女から“もっと自信もっていいよ”“私はアツシのこと尊敬してるよ”と励ましのLINEが届いたんです。俺のことをちゃんと見てくれている人がいるんだと実感し、彼女のことが好きになってしまいました」アツシ(仮名)/27歳励ましの言葉をもらって嬉しくない男性はいないはず!普段親しくしている友人からであればなおさらです。彼が悩んでいるときは、特に効果的ではないでしょうか。“女友だちから本命彼女に昇格したLINE”をご紹介しました。すでに友だち関係になっている彼からは、恋愛対象として見られないことも多く、その関係を発展させるには長い時間が必要です。LINEをうまく使って彼の胸に響くメッセージを送り、じわじわとその気にさせていきましょう!©Jamie Grill/gettyimages文・塚田牧夫
2021年02月08日友だちから、恋人関係に発展することも珍しくはありません。これまで通り、付き合っていきたいと思うかもしれませんが、やはり気を付けなければいけない点もあります。今回は、友だちから彼女になるときの心構えについて紹介します。■ 共通の友だちとの関係は変えずに「女友だちと付き合ったことがあり、共通の友だちも結構いたんです。でも彼女が『あの人はあまり好きじゃない』と言って、友だち付き合いに制限ができてしまって困りました」(26歳/映像制作)友達から恋人になった場合、共通の友だちが多い場合もありますよね。付き合うことで、ほかの友だちとの関係性が崩れてしまうというのは、一番避けたいところでしょう。そんな心配をさせることなく、これまで通りでいられるように気を付けるのはマストな条件といえそうです。■ 急に距離を縮め過ぎない「昔から仲良くしているグループがあって、みんなで色んなところに出かけていたんです。でもあるとき、そのなかのひとりの女子が急にくっ付いてくるようになって。どうしていいか分からず距離を置くしかなかった」(30歳/出版)今まで友だちの関係だったのに、急に距離を縮められたら、それは戸惑うでしょう。友だちの期間が長ければ尚更です。女性としては、覚悟の行動だったのかもしれませんが、こういう場合は徐々に距離を縮めていくのが鉄則です。■ お金の問題はしっかりと「彼女とは元々友だち。なので、お金に関してはおごったりおごられたり、でした。付き合うことになり、それではいけないと思って、気を遣うようになりました」(27歳/介護)お金の問題は、後々大きな問題に発展してく場合があります。付き合うのであれば、話し合うことが大切です。割り勘なら割り勘、どちらかが全部出すなら全部出すで、一応の決まりは設けておいたほうがいいでしょう。■ お礼や挨拶は欠かさない「友だちのときは挨拶やお礼はあまり意識しない。そんな感じで女友だちと付き合ったら、何をしてもお礼を言わなくて、だんだん不満に感じるようになってケンカしました」(26歳/内装)友だちならば挨拶やお礼はさほど意識しなくてもいいかもしれません。しかし、彼女となれば挨拶やお礼といったものがないと気になってくるもの。親しきなかにも礼儀ありということで、意識を高める必要があります。■ おわりに友だち関係から彼女になるのは、気持ち的に楽なところがあるかもしれません。ただ、そのままの関係でいいということはありません。一緒に長い時間を過ごすようになれば、気になるところも増えてきます。今回紹介した点は、特に気を付けなければいけないポイントですので気を付けてください。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年01月09日私は4人の子どもを育てており、一番上の子が小学2年生です。学校の規模が小さく、遊ぶお友だちは年齢の上の子ともよく遊びます。周りのお友だちの影響を受けて、多少の言葉づかいの変化はよくあることかなと思っていたのですが、日に日に下の子たちも影響を受けてしまい、「ザコ」「死ね」などといった聞いていて嫌な言葉や耳障りな言葉を覚えてしまいました。そこで私が気を付け始めたことについてお話しします。 言葉づかいが悪くなったきっかけは?上の子が小学校に入学して新たな人間関係の元、言葉づかいが少し変わってきました。私には言いませんが、お友だちに向かっては「はいー残念でしたー」「〇〇じゃねーし!」など。 進級してゲームを買ってからは、敵を倒すときにお友だちが「死ね、消えろ、うざい、ザコ」など言っているのを聞く機会が増えてしまっていました。カッコつけたい気持ちもあるのかなと様子を見つつ、あまりに傷つくような言い方をしたら注意していましたが、お友だちの言葉づかいには注意できないでいました。 しゃべり始めた娘までもが…多少の言葉づかいはしょうがないと思っていたのですが、5歳の次男もゲームをする際に年上のお友だちの影響を受けて「はい、ザコー!」などと叫ぶように……。 しゃべり始めた3歳の娘もお友だちが敵を倒しているのを見ながら「ちねちねー!」と言っているのを見たときに、このままではマズイ!と思いました。おそらく「死ねー」という意味はわかっていないのだと思います。けれど、だからこそ気軽にそんな言葉を使ってほしくないと思ったのです。 私からお友だちにお願いしたことお友だちがきてくれると子どもの遊び相手になってくれてとても助かっていたので、相手の子も傷つけたくないなとは思っていました。 そこで、うちにきたときに、「最近下の子たちの言葉づかいが悪くなってきてしまったの。お兄さんたちの言葉づかいを覚えてしまうから協力してもらえるかな?」と言って、特にゲーム中の言葉に気を付けてもらうようにしました。お友だちもすんなりと「わかりました! 気を付けます!」と言ってくれました。 お友だちにお願いしてからは、下の子から「死ね」というような言葉は聞かれなくなりました。また、私に注意を受けたお友だちも、他の子が乱暴な言葉づかいをすると、「言葉づかい気を付けて!」と注意してくれています。今後もお友だちとは長い付き合いになると思うので、穏便に解決できてよかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年12月30日子どもが1歳のときから0~2歳児対象、定員10人の事業所内保育所を利用していました。しかし提携園が自宅から遠かったため、子どもが3歳のときに地元にある定員200人のこども園に転園。当時、規模の差や経営方針の違いに戸惑うことも多々ありましたが、落ち着いてみるとそれぞれにいい所があるように感じています。小規模の保育所と大規模の子ども園を利用してみて、私が見聞きして感じたことをお伝えします。 集団行動とヒトの目事業所内保育所では10人の子どもたちに3~5人の保育者が付いていて、人数に余裕があり、何でも子どものペースに合わせて進めることができました。子ども園では20人のクラスに保育者は2人。カリキュラムがしっかりと組まれていて、スケジュール優先で進みます。わが子ははじめこそ自分勝手な行動をとっていたようですが、徐々に周りの様子を見て、周りに合わせた行動を取れるようになりました。トイレ、手洗い、あいさつといった日常生活に必要なものを身につけるスピードが格段に上がったように感じています。 異年齢の子どもとの交流事業所内保育所では、0歳から3歳までの子どもたちが1日中ひとつの部屋で過ごしていました。そうすることで、子どもたちは主に自分より小さい子への接し方を教わっていたようです。 子ども園は10時から14時までは各学年に別れてクラス単位の活動をしていますが、朝・夕は0歳から6歳までのすべての学年の子どもが一緒に過ごしています。自分より小さい子にゆっくり、やさしく接する、年上の子に付いて遊びを教えてもらう。このような環境を通してわが子は相手に合わせて対応するということが身についてきているようです。 保育者との距離感事業所内保育所ではどの保育者もわが子の一挙手一投足を知ってくれていて、私は一緒に子育てをしてくれているようにも感じていました。子ども園では保育者と顔を合わせてもあいさつ程度。しっかりと話をするのは1学期に1回ある個人面談のときくらいです。子どもに子ども園での様子を聞きはするものの、要領が得られないこともしばしば。日中の子どもの様子がわかりづらく、私はしばらくの間戸惑いと不安を感じていました。しかし慣れてしまえばわずらわしさがなく、気楽でよいと考えられるようになっています。 小規模な事業所内保育所と大規模な子ども園。どちらが良いという訳ではなく、それぞれの特色なのだと思います。私はいろいろなことが気になり、思い悩むこともありました。しかし子どもが元気で楽しそうにしているのを見ると、あんなに考え込まなくてもよかったかなと感じます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2020年12月17日恥ずかしがり屋の息子さんに、幼稚園の発表会で頑張ってほしかったママさん。大きな声が出るように息子さんとある約束をしたそうです。それがママの予想を超える事態となってしまった体験談を紹介しています。私の息子は恥ずかしがり屋で、人前で歌うのが苦手なほうです。幼稚園の生活発表会での合唱に力が入らない息子に、私は頑張ってほしくて大きな声で歌うようにお願いしました。それがきっかけで、発表会当日に息子がしたことに夫婦して赤面した体験をお話ししたいと思います。 「当日、大変なことに…」 生活発表会のはじめの園歌で息子は…息子たちのクラスは、はじめのあいさつと園歌の担当でした。発表会前のクラスでは保護者に見守られながら、先生とクラスメイトで円陣を組んで「エイ、エイ、オー!」。そして私たち夫婦は先に会場へ。 開演しステージに上がる息子を見て、私はどんなふうに歌うのかドキドキしながら見つめました。すると、ピアノの伴奏のあと息子は張り切るあまり怒鳴るような声を上げて歌い始めてしまったのです。 怒鳴る歌声は会場の端までも…私たち夫婦は会場の後ろのほうにいましたが、息子の声だとばっちりわかるくらい耳に届きました。そんな怒鳴るような声を響かせるものですから、隣のお友だちは息子を2度見、3度見……何回見たでしょうか……。 耐えきれない隣のお友だちは耳を掻いたり、息子につんつんしたりしていました。きっと、お隣のお友だちは不快な思いをしていたと思います……。 息子の歌う姿を見て自分のひと言を憎む息子は私との約束を守るべく、大きな声を出すのを頑張っていただけ……。息子は真面目そのもの。堂々たる姿で最後まで歌い切った息子は澄み切った表情をしていましたから。 息子たちがクラスに戻ったとき、私の説明の仕方が悪かったせいで息子が怒鳴るように歌ってしまったと諸事情を先生に話しました。そして、隣にいた息子のお友だちとそのお母様にも「ごめんね……」と謝罪。 息子の先生から温かいお返事が?!後悔している私に先生は、「息子さんのその声のボリュームで緊張していたクラスメイトを引っ張ってくれましたよ」と逆にお褒めの言葉をいただきました。 その言葉に私は息子にさせてしまったことが、少しでもクラスメイトの緊張をほぐすことに役立てたならよかったのかも……と心が救われた気持ちになりました。 私は息子が張り切れるならという思いで伝えたことが、このような結果を招くとは思いませんでした。やはり物事の解釈には人それぞれ違いがありますし、この件以来、私が実際に見せたり聞かせたりして、子どもがまねできるくらいわかりやすく伝えるようにしています。また、伝わり方にズレがないか息子に確認するようにもしています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2020年11月21日わが家のやんちゃな5歳と2歳の男の子2人は、電車が大好きな子鉄です。ある日「プラレールで作った特設レイアウトの線路を、自分の電車で自由に走らせることができる」というイベントに参加。そこで他の子がわが子の電車を勝手に使っている!と思い込み、赤っ恥をかいたできごとが……。反省と後悔だらけのエピソードをご紹介します。プラレールが大好きな子どもたち子どもたちは、私よりも駅や車両の名前に詳しい電車マニアです。おもちゃも電車関係の物が多くなり、なかでもプラレールには目がなく、珍しい車両をお店で見つけては「買って!」とおねだり。そんなある日、プラレールで作った特設レイアウトの線路を、自分の電車で自由に走らせることができるイベントがあるのを知りました。子どもたちにとっては夢のような企画。早速、お気に入りの電車を1台ずつ選ばせて会場に行きました。 よその子がうちの電車を使っている!?会場ではたくさんの子どもたちが楽しそうに自分の電車を走らせていました。早速、長男と次男もお気に入りの電車を走らせました。しばらく遊んでいると、自分の車両を持参していないお子さんが、長男や次男の電車を持って行こうとしたり、誤って落としてしまうことが続きました。こういったイベントではあるあるなので、お子さんたちに悪気がないのもわかっていますが、「これはうちの子の電車なんだ」「触りたくなっちゃうよね~」とやんわり伝えて返してもらっていました。そんなとき、また次男の電車を手に持っている子を見つけたのです。私はまた「ごめんね。うちの子のなんだ」と伝えると、そのお子さんのママが「うちのですよ」と言ってきたのです! 子どもとママさんに平謝り慌ててその子が持っている電車を見ると、車両は同じですがわが家のとは汚れ具合が違う……。実は次男の持ってきた電車は既に廃盤の電車でかなり珍しいものでした。そのため、まさか同じ車両を持っている子がいるとは思わなかったのです。名前入りのテープも貼っていたのですが、車輪側に貼っていたので気がつきませんでした。恥ずかしさと申し訳なさですぐに謝罪したところ、その子のママからは「全然大丈夫ですよ~」とやさしいお言葉。よく確認せずに、勘違いで注意してしまったことを後悔しました。 そのママさんがやさしい方で本当によかったです。そして勘違いで注意してしまったことは、思い出すと恥ずかしくなります。今後は思い込みではなく、よく確認してから行動に移そうと強く猛省したできごとでした。 原案/竹内優実作画/やましたともこ
2020年11月20日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳を過ぎると公園などで友だちと関わることが少しずつ増えてきます。お友だちとのかかわりの中で、必ずあるのが「順番」です。今回は1~2歳の子どもがお友だちとかかわるときの「順番」について話します。 集団行動ができるのはまだ先1~2歳になると、公園などでのお友だちとのかかわりが気になるのではないでしょうか? すべり台などの遊具で、自分の子どもがお友だちを抜かして、階段を上って行ってしまうと、つい「順番守って!」と言ってしまいますが、子どもは素知らぬ顔。こんな様子だとママも心配になってしまうと思います。 実は、この年代の子どもたちは、まだ集団で遊ぶことが苦手です。お友だちと一緒に砂山を作って遊ぶというよりも、それぞれが自分のしたい遊びを自由に過ごすのが楽しい時期。砂場でひとりがスコップで遊んでいると、隣の子もスコップを使い出すかもしれませんが、一緒に遊ぶわけではなく並行遊びをしているという段階です。 なので、ママから「順番よ!」と言われても、「イヤ!」と反発します。この時期に「順番を守る」という集団行動ができると思ってはいけません。今はまだ「順番っていうものがある」ことを知っていく時期なのです。 子どもが順番を守らないときしてはダメなことこの時期の子どもが、お友だちとのかかわりの中で順番を守らなかったときに「順番を守りなさい!」と強く言う必要はありません。ここで、保育所での例を紹介します。 Aちゃんが遊んでいるおままごとをBちゃんも遊びたくなりました。Aちゃんが遊び終わったらBちゃんが遊べるというのが大人の常識ですよね。なので、Bちゃんが奪い取ろうとしたら、「ダメ! 順番よ!」と声をかけるかもしれません。でも、ここでBちゃんに強く「順番を守りなさい!」としかる必要はありませんし、Aちゃんに「Bちゃんが待っているから遊びを終わらせなさい」と言う必要もありません。 それは「順番」という言葉を伝える前に伝えてほしい言葉かけがあるからです。 子どもが順番を守らないときにしてほしいこと子どもが遊びをしているときの気持ちは、「楽しすぎる! 遊びたい!」なのです。この時期は好奇心旺盛で、興味を持ったものに対して突進していきます。ですので、「順番」と言われても「なんだ、それ?」なのです。「順番」という言葉の意味がなんとなく分かってきたとしても「遊びたい!」が勝るので、行動が伴わないことが多いです。 そんな子どもたちに、ただ「順番を守りなさい!」としかるのでは効果がありません。ですので、保育士は「順番」という言葉はほとんど使いません。お友だちのおもちゃを取ったときは体で受け止め、「おもちゃが欲しかったんだね。でもね、取ったらAちゃんが悲しいよ」と、Bちゃんの遊びたかった気持ちとAちゃんの取られた気持ちを代弁するのです。そして「Aちゃんが遊び終わったら、貸してもらおうね」と伝えて待つのです。 「順番」という言葉は具体的ではありませんので、子どもに伝えるときは、今2人の気持ちの中で何が起こっているのかを簡単な言葉で伝えます。それを繰り返していくうちに「順番」が身についてきます。 お友だちが順番を守らないときはどうすればいい?もし、お友だちが順番を守らなかったときはどうすればいいか? 基本の対応は自分の子どもが順番を守らなかったときと同じです。お友だちがしたかったことへの気持ちと自分の子どもの気持ちを代弁します。お友だちがおもちゃの順番を待っているのに、自分の子がなかなかおもちゃを渡すことができなかったら、「早く貸したらいいのに!」と焦ってしまうでしょう。でも、焦る必要はありません。 子どもは「次に待っている子がいる」ことはやり取りの中で分かっています。ママは子どもの遊びを見守りながら待てばいいのです。お友だちのママの存在が気になって、焦って「早く貸しなさい!」なんて言葉にすると、子どもも意地になって「イヤ!」と反発してしまいます。 自分の気持ちをコントロールしながら集団の中で遊ぶようになるには、まだまだ時間がかかります。「順番を守るのよ!」と言えばすぐにできるようになるわけではありません。今は、友だちとの衝突も経験しながら、「順番」というルールを知っていく時期なのです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年11月05日公にはできない不倫関係なのに、友だちに彼とのラブラブっぷりを見せつけたくなる女性もいるようです。そこで今回は「不倫女性が女友だちに送るノロケLINE」をご紹介します。文・和「彼、モテるから浮気が心配でさ…」「既婚者と付き合っている友だちが『彼、モテるから浮気が心配でさ……』と本気で悩んでいてビックリ。そもそも彼は結婚しているのに……。彼女の考えていることがよくわからないです」(28歳/通信)不倫中の自分の身を差し置いて、彼が自分以外の女性と不倫するのは許せないという人もいます。彼女なりのこだわりなのでしょうが、当事者以外には到底理解できない感情ですね。「今日は海行ってきました!」「不倫相手とデートをすると、その詳細を送ってくる友だちがいます。『今日はふたりで海に行ってきました!』と2ショット付きのLINEが送られてきたときは、危機感のなさに呆れました」(27歳/教育)不倫相手と出かけられるのがよほど嬉しいのか、逐一報告してくる女性もいるようです。特に写真はどこから流出するかわかりません。罪悪感を持って交際しているならまだしも、そのお気楽さに呆れてしまいますね……。「もうすぐ奥さんと別れるらしいよ!」「不倫をしている友だちから『もうすぐ奥さんと別れるらしい!』『待った甲斐があったよ~!』と嬉しそうなLINEが送られてきました。一応『そうなんだ、よかったね』と返したけれど、内心引いてしまいました。案の定、彼は奥さんと別れなかったようです」(25歳/受付)不倫女性からすると、交際相手の離婚は大ニュース。誰かに聞いてもらいたくて仕方ないようです。しかし他人にはどうでもいい情報ですし、人の不幸を喜ぶなど信じられません。これは返信に困りますね……。以上「不倫女性が女友だちに送るノロケLINE」をご紹介しました。不倫にのめり込んでいる友だちは、何を言っても聞き入れてもらえないもの。むしろ注意が逆効果になって、さらに不倫相手に依存しはじめる可能性もあります。軽く諭しても聞き入れられないようであれば、そっと見守るしかないかもしれませんね。©Virojt Changyencham/gettyimages
2020年11月02日こんにちは、保育士の中田馨です。1~2歳児のママから「お友だちを作ってあげるために、早いうちから集団に入れたほうがいいですか?」と質問を受けることがあります。特に、公園に行ったときに友だちと関わることをしようとしない子のママはそう思う傾向が強いように感じます。 低年齢児の子どもにとって「友だち」とはどのような存在なのでしょうか? 今回は、友だちと遊べる子、遊べない子をテーマに話を進めます。 1~2歳の子どもの友だちとのかかわりまず、1~2歳の子どもにとっては、信頼関係のある身近な人(親など)がそばにいて、その人との関りを十分にとることが最も重要なことです。それをせずに「友だちと遊ばせること」に意識を向ける必要はありません。信頼関係のある身近な人がそばにいて安心できる環境の中、周りに友だちがいるという環境から友だちとのかかわりがスタートします。 保育所での生活を例に挙げると、信頼できる身近な人(保育士)と一緒にブロック遊びをしていて、その周りに友だちがいるという構図から、時々友だちが関わってくるようになります。友だちのしていることをマネすることもありますし、横に並んで遊んでいるだけで、大きくかかわらないこともあるでしょう。それでいいのです。1~2歳のころは、他者と関わるための準備期間と思ってください。 早く集団生活させたほうがいいのか?では、「早いうちから集団に入れたほうがいいのか」という質問ですが、集団に入れる目的が「社会性」ならば、私は「早くなくていい」と思っています。早く集団生活をしたからと言って、社会性が育つわけではありません。 社会性を育てるために1~2歳の時期にママたちにしてほしいことは、身近な人との信頼関係の構築です。信頼関係の構築というとなんだか難しく感じますが、子どもといつも通りの関りを続けるだけで十分。一緒に遊んで、ごはんを食べて、抱っこをして「あなたが大好き」と伝えることが、この時期の子どもにはとても大切なのです。この経験を積み上げることで、3〜4歳になったときに自信をもって社会生活に踏み出せるようになります。 1歳の子どもが友だちと関わろうとしない場合同じ年ごろの子が、友だちと関わっている姿を見ると「どうしてうちの子は友だちと関わろうとしないんだろう?」と思うことでしょう。「このままで大丈夫かしら? 何か親としてできることはないかしら?」と心配になるかもしれません。ですが、先ほどもお話しした通り、1~2歳児に必要なのは身近な大人との信頼関係の構築です。なので、1歳の子どもが友だちと関わろうとしないことに悩む必要はありません。 友だちと関わっている子は、兄妹がいたり、保育所に通っていたり、他の子どもとかかわる経験がある子かもしれませんし、興味があるとすぐに行動する子かもしれません。あなたの子どもは、積極的に関わっていなくても、友だちの様子をそばで感じているだけで満足している可能性もあります。たまに集団に連れて行ってうまくいかなくても、気にする必要はありません。友人関係よりも、まずは親子で過ごす時間を大切にしましょう。 何歳ごろから友だちと遊べるようになる?自分から積極的に友だちと関わろうとし始めるのは3歳ごろからです。保育所の2歳児を見ていると、2歳前半ごとまでは先生と遊ぶことが中心だったのに、3歳に近くなるにつれ子ども同士で簡単な会話や簡単なごっこ遊びを始めたりします。ただこれも、環境や子どもの性格により、個人差があります。 例えば、私の子は2人とも友だちと本格的に遊び始めたのは4歳児で、初めて幼稚園に入ってからです。私はフルタイムで働いていますが、できる限り大きくなるまで家族で育てたい思いがあり、保育所に入ることは選択せず、日中は祖父母に保育してもらいました。ですので、公園でたまに会う子はいたものの「友だち」と呼べる存在はほぼいない状態。加えて、2人とも自分から積極的に友だちの輪の中に入っていくタイプではありませんでした。それでも幼稚園に入ってすぐ、気の合う友だちと出会うことができました。私の息子(15歳)と娘(12歳)は、友だちデビューは一般的より遅かったかもしれませんが、今でも幼稚園で出会った友だちが一番心を許せるかけがえのない存在のようです。 1~2歳のときに友だちと遊べないことが、将来の友だちとの付き合い方に影響することはほぼないと思います。大人が心配しなくても、子どもは自分の力で友だちと遊べるようになります。今、周りの大人ができることはその力を育てるための土台作りなのです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月26日コミュニケーションが取れる年齢になっても、子ども自身の怒りや感情の高揚を自分では制御できず、「すぐ手が出てしまう」と悩むママは多いです。「暴力はいけない」と言い聞かせても、反射的に手が出てしまうという子も。 そこで、今回は暴力的になってしまう子どもにはどんな声かけや対応をすればいいのか、また、子どもが攻撃的になってしまう理由などを日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授の塩崎尚美先生にお話を伺いました。 子どもが攻撃的になってしまう理由とは 攻撃的になる原因は、家庭環境や子どもの特性などさまざまな要因が考えられ、1つに限定することはできませんが、まだ会話もつたない1~2歳ごろの幼少期の子どもの多くは、自分の気持ちを言葉で表現できないため、子どもによってたたく、噛むなどの攻撃的な行動で怒りや要求を訴えてしまうことが多いです。そのため、3歳以上になって手が出たり、噛みついたりする子は少なくなりますが、3歳以上でも言葉で伝えるのが苦手な性格だったり、反射的に手が先に出てしまう子もなかにはいます。 また、言葉のつたなさ以外では、例えば入園や引っ越しで環境になじめていなかったり、下の子が生まれて赤ちゃん返りしたりなど、大きく環境が変わったときの精神的ストレスで攻撃的になるケースも。ほかには、子どもとの関わりの中で、ママをたたくことで意思表示することを容認していると、お友だちをたたくことで意思の疎通をしようとすることも考えられます。 攻撃的な行動には、こんな声かけを 2歳ごろになれば、親の言っていることを理解できるようになり、会話による意思の疎通も少しずつできるようになってきます。もし、たたいたり噛んだりする行動に出たら、どんな声かけをすると良いでしょうか? ①子どもの言い分を聞いてあげる大人は慌てず、どうして叩いてしまったのかを聞いてみましょう。うまく説明できないときは、大人が「○○が欲しかったのね」「仲間に入りたかったのかな」と、感情をくみ取ったり、子どもの気持ちに寄り添ったりして気持ちを落ち着かせてあげましょう。 ②「たたくのはいけない」ことを伝えるハッキリと「たたくのはいけないこと」をその場で伝えます。叩かれたら痛いこと、悲しいことなど相手の気持ちも教えてあげましょう。 ③たたく以外の解決策を教える「たたかずに貸してと言ってごらん」「こういうときは、ちょっと待っててねって言うのよ」など、たたく以外の解決策を教えてあげましょう。「たたくのは悪い子!」「誰も遊んでくれなくなるよ」といった否定的な言葉は禁物です。 いずれも感情的にならず、冷静に伝えることが大切です。子どもの年齢によって理解できる言葉にかみくだいて説明し、暴力ではなく口で伝えることの重要性を根気強く、いずれも手短にその都度繰り返し伝えるようにしましょう。 第三者に相談するという手段も有効 子どもに叩かれたり、お友だちをたたいたりしたとき、「叩いたらこんなに痛いのよ! 」「ダメでしょ! 」と、大人は決して叩き返してはいけません。叩いた子どもに対して叩き返すことは、欲求を解決する手段として暴力を振るっても良いという誤ったメッセージを与えてしまう可能性もあるからです。 また、子どもの発達上では、戦隊ヒーローのような番組を見て、子ども同士の遊びの中で攻撃性を発散することが大切です。むしろそれをしないことで、攻撃性がコントロールできなくなっている子どもが今増えています。遊びの中で戦いごっこなどをして発散することは、攻撃的な子どもへの対処として必要なほか、それによって手加減を学んでいくことになるからです。 いろいろと試してみても「全然改善されない」という場合は、第三者に相談すると良いでしょう。親族やママ友、保育園の先生など身近な人でもいいですが、身近な人だと相談しにくいという場合は、地域の子育て支援を利用することをおすすめします。専門機関に相談することで、より適切な対処やサポートをおこなってくれるからです。 集団生活では、お友だちに手をあげてしまうと、周囲のママ友からは「しつけが悪い」「一緒に遊ばせたくない」と敬遠され、親子で悲しい思いをすることがあります。例え叩いてもママは焦らず、適切な対処法でサポートしてあげてください。そして、叩かずにいられたら思いっ切り褒めてあげてください。また、どうしても無理な場合は、ひとりで悩まず、第三者の手を借りることも頭に入れておきましょう。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:井上 裕紀子監修者:臨床心理士 日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授(臨床心理士・公認心理師) 塩﨑 尚美1986年上智大学文学部心理学科卒業、浜松医科大学精神神経医学教室研修生を経て、精神科病院、精神科クリニックに 勤務しながら、保健所発達相談も行う。その後お茶の水女子大学大学院に入学。2002年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達学専攻博士課程単位取得満期退学2003年相模女子大学学芸学部人間社会学科講師、准教授2007年日本女子大学人間社会学部心理学科准教授2015年同大学教授に就任 著書に「子どもを知る・臨床心理学」(共著北大路書房)「実践に役立つ臨床心理学」(編著北樹出版)「子育て支援の心理学」(共著有斐閣)「保育相談支援―保育内容・方法を知る」(共著北大路書房)「乳幼児・児童の心理臨床」(共編著放送大学教育振興会)などがある。
2020年10月25日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳~2歳ごろによくある友だちのとのトラブルのなかには「乱暴に関わる」ことがあります。具体的には、たたいたり、押したおしたり、噛んだりです。どちらも気まずい思いをしてしまいますよね。 今回は、友だちをたたいたり噛んだりしたときに、保育士が何をしているかをお話しします。 たたいたり噛んだりすることは異常ではないまず、ママたちに知ってほしいことは、たたいたり噛んだりすることは異常ではないということです。1歳~2歳ごろの子どもは、まだ自分の気持ちを言葉で表現する方法を知りません。自分の気持ちを表現する手段として、たたいたり噛んだりするのです。よく「ストレスがあるのではないか?」などと周りに言われて、「自分の責任かもしれない」と思い悩むママもいますが、決してストレスだけが原因ではありません。 保育所でよくあるのは、下記のような場合です。・おもちゃを取られてたたいた・自分の遊びの世界に急に入ってこられてたたいた・「イヤ」と何度か言っているのにしつこくされたのでたたいたなど 子どもを見ていると、必ずたたく・噛むには何かしらの理由があります。なかには、正義感が強くて当事者ではないのにたたいたり、友だちが好きすぎて思わず噛んでしまった子もいます。でも、「友だちをたたく悪い子」というレッテルを貼らないでほしいです。これらの行為は、子どもの発達段階でよくあることとママたちみんなが理解し、その対応方法を知っていれば、子どもたちは過ごしやすくなります。 たたいたり、噛んだりしたときにしてはダメなこと友だちをたたいたり噛んだりすると、周囲のママたちから白い目で見られることもあるでしょう。「噛んではダメ」と何度伝えても、その場では分かっていても、また次もやってしまいます。そうなんです。これらは1回しかっておさまるものではないのです。繰り返し、繰り返し起きることなので、ママも友だちがいる公園や児童館などに行きにくくなることでしょう。 このときに、子どもを一方的にしかり続けないようにしましょう。そして、ママが必要以上に落ち込まないようにしましょう。した側もされた側も両方とも傷つくので、両方の理解が必要になります。もし、頻繁に友だちとトラブルが起きそうなら、少しの間は集団に入らないと決めてもいいかもしれません。 たたいたり、噛んだりしたときにしてほしいことでは、具体的に保育士がしていることを紹介します。AちゃんがBちゃんをたたいた(噛んだ)とします。 体で止めに入り短い言葉で伝えるその場面を発見したら、まず体で止めに入り、Aちゃんに「たたいたら(噛んだら)ダメ」と言います。しかるのは短い言葉でスパッと言います。ママとしてはいろいろ言いたいかもしれませんが、まだ言葉の理解が大人ほどできない子どもですので、いろいろな言葉を言うのではなく、ママが一番伝えたい言葉だけを言うのです。 気持ちに共感するBちゃんは他の先生がフォローしてくれていますので、次は気持ちの共感です。「おもちゃを取られてイヤだったんだね」と、Aちゃんのイヤだった気持ちに共感し受け止めることはとても大切です。 友だちに目を向けさせる次に友だちに目を向けましょう。「Bちゃん、痛いって泣いているね」と、友だちが悲しい気持ちになっていることを伝えます。これは、Aちゃんが泣いて落ち着かない状態で言っても言葉が届きませんので、Aちゃんの気持ちが落ち着いてから、友だちが「痛がっている」ことを伝えましょう。ここでママと一緒に「ごめんね」が言えればいいですが、強制することではありません。 まずはママが「ごめんなさい」と言っている姿を見せるところから始めましょう。また、ママが謝っている姿を子どもはきちんと見ています。そのことがどんな意味なのかもなんとなく感じ取っています。ここまでできればOKです。 友だちに噛まれたときはどうすればいい?友だちにたたかれた(噛まれた)ときはどうすればいいのでしょうか。おそらく一瞬の出来事ですので、子どもは当然のことながら、ママもビックリすることでしょう。まずは、痛くて悲しかった気持ちを共感します。そして、対応方法は上記と同じです。自分の子であれ他人の子であれ、なぜたたく(噛む)行為につながったかの気持ちを理解しましょう。 自分の子どもがおもちゃを取ったことが引き金だった場合は、たかれた(噛まれた)としても、自分の子どもに「おもちゃを取られて、友だちもイヤだったのよ」と伝えることも大切です。 最後に友だち同士のトラブルが多いときに気をつけるポイントです。・子どもの遊びから目を離さない・すぐに手の届く場所にいる・子どもとのスキンシップを今まで以上に意識する 子どもには「たたく(噛む)ことはダメなこと」という意識がまだありませんので、周りの大人がトラブルを未然に防ぐことが大切です。言葉よりも先に手が出てしまうのは今の時期だけ。子どもが「自分は悪い子だ」と思わないように気を付けつつ、感情の表現を言葉にできるようになるまで、長い目で見守っていくことが大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月19日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳をすぎると、周りのことを興味深く見て、触って、研究熱心に遊ぶようになります。その興味の中に、お友だちやお友だちの触っているおもちゃなどがあります。「おもしろそう!」と思って、興味津々で近づくのはいいけれど、年齢が低いほど、「貸して」「どうぞ」のやり取りができるわけではありませんので、トラブルが勃発することも……。 こんなとき、親は何ができるのでしょうか。今日は、保育現場で行っている対処法をお話しします。 子どもは基本的に自分本位このころの子どもは、基本的に「自分本位」で動いています。「欲しい」と思ったら、パッと手を出して取る。まだ、発達段階で未熟な子どもにとって、この行為は当たり前のことなのです。そんな子どもの姿を見て「私の育て方が間違っているのかしら?」と思う必要はありません。多くの子どもが通る道だと知っておきましょう。 おもちゃの取り合いやそこから起きるお友だちとのケンカは、成長に欠かせない経験です。何度も繰り返し、少しずつ我慢したり、譲ったりすることを覚えていきます。基本は、ある程度見守り、いつでも仲裁に入れるようそばにいることです。この「ある程度見守る」さじ加減が難しいところ。仲裁に入るポイントは、たたく・引っ張る・押し倒す・ひっかく・噛むなど友だちを傷つけるかもしれない行為をしそうになったとき、またはしたときです。それ以外のおもちゃの取り合いなどはある程度見守っていても大丈夫です。 おもちゃを取ってしまったときにしてはいけないこともし自分の子どもがお友だちのおもちゃを取ってしまった場合、思わず言ってしまいがちなのが「勝手にとってはダメ!」「お友だちのおもちゃを取って悪い子ね!」などと一方的に攻め立てることです。大人社会では、他人のものを借りるときは「借りるね」「いいよ」というやり取りをするのが常識です。でも、まだこのころの子どもにはその常識が身についていません。「あ、面白そう! 触ってみたい!」という好奇心が、お友だちのおもちゃを取るという行動につながっているのです。おもちゃを取ったという行動に対して、一方的に「ダメなこと」と攻め立てるのはやめましょう。じゃあ、攻め立てずにどう止めればいいのかをお話しします。 もし、自分の子どもがお友だちのおもちゃを取り、取ったらすぐにボイッと遊ぶのをやめるとき。それは、おもちゃが欲しのではなく、楽しそうに遊んでいるお友だちの姿がうらやましいのかもしれません。以前保育所に、お友だちのおもちゃを取ってはすぐに飽きるのを繰り返す子がいました。様子を見ていると、ブロックや積み木など、なんでもじょうずに遊べてしまうのです。そこでコマを渡してみました。するとちょっと難しいコマにどっぷりとハマったのです!「お友だちのおもちゃを取って困ったな」と思ったときは、子どもが熱中できる遊びを見つけましょう。 おもちゃを取ってしまったときにしてほしいことおもちゃを取った行動に対して、「ダメ!」と言うのをグッと飲み込むことが第一歩です。そのあとママがすることは、おもちゃを取った子どもを体で止めます。そして、「このおもちゃで遊びたかったのね」と子どもの気持ちに共感します。そうすると子どもは「うん」「そうなの」といった表情をするでしょう。そして、「このおもちゃ、〇〇ちゃんが遊んでいるの。遊び終わるまで待とうね」と伝えます。 最初は「待てない!」となると思います。泣いてひっくり返って怒ることもあるでしょう。でも、お友だちが遊び終わって「ハイ、どうぞ」と貸してくれた経験を積んでいくうちに、待っていれば貸してくれることが分かってきます。言葉の理解がまだあまりできていない年齢でも、同じ対応をしましょう。 お友だちにおもちゃを取られたときはどうすればいい?自分の子どもが遊んでいるおもちゃをお友だちが取った場合。とくに、その子のママが見ていない、何も言ってくれない場合は、「どうしたらいいのかしら?」と思ってしまいますよね。 おもちゃの取り合いの対応は、自分の子であろうが、他人の子であろうが同じです。「○○ちゃんも使いたかったんだね。でも今、使っているから、終わるまで待っていてね」と伝えます。自分の子どもには「○○ちゃんもおもちゃで遊びたいって。終わったら貸せるかな?」と伝えます。このときに、子どもに「貸しなさい」と無理強いしてはいけません。友だちが貸してほしいことを伝えるだけでOKです。この声かけをするだけで、意外にも遊びがすぐに終わり貸すことができたり、おもちゃを欲しかった子が別の遊びを見つけたりします。 子どもは「かして」「どうぞ」のやり取りのルールを教えられる前に、自分の気持ちを分かってほしい、認めてほしいと思っているのです。 お友だちと遊んでいると、おもちゃの取った取らないは毎回のように起きます。そのたびに子どもの気持ちを受け止めて、じゃあどうすればいいかという提案をしましょう。ママやパパはを繰り返すことが大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月12日イヤイヤ期は、子どもの自立心や自我が発達してくる時期と言われていますが、ママやパパには自己表現ができても、保育園や幼稚園など一歩外に出ると、自己表現ができないという子どももいます。例えば、自分の使っていたおもちゃを友達に取られたのに何も言えない、友達に嫌なことをされたのに「やめて」と言えないなどです。 そんな自己表現が苦手な子どもに対して、「もう少し、自分の思ったことを相手に伝えられたら良いのに」と悩むママも多いと思います。そこで今回は、自己表現をできない子どもに対して、どんな声かけや接し方をすると良いのかを紹介していきます。 自己表現の強い子、弱い子とは? 自己表現とは、いわゆるわがままとは違い、「この服を着たい」「○○で遊びたい」など、自分の意思を伝える力のことを言います。この意思表示をはっきりと伝える子は自己表現が強いと言われ、逆に、自己表現の弱い子とは、意思表示をあまりしない子。 その原因は、「自分はこうしたい」という意見があまりなくこだわりがない、恥ずかしがり屋、緊張しやすい、いい子に思われたいなどで主張できないことがあります。兄弟姉妹の有無や環境、親の接し方と併せて、生まれ持った気質や性格も影響するようです。 自己表現の弱い子は、強くする必要はあるの? 自分の意思をはっきり伝えることは必要ですが、強い子、弱い子のどちらが良いかではなく、子どもの個性だと受け止めることが大切です。自己表現の弱い子は、いろいろなことに我慢をしている、気が弱い、優柔不断とネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、一方では協調性があったり、やさしい子であるとも言えます。 ただ、幼稚園や小学校などの社会生活の中で、はっきりと物事を言えないばかりに損をしてしまうなど、マイナスになるシーンが出てくるかと思います。そこで、自己表現が弱い子どもに対しては、まずはママやパパが自分の意見を相手に伝える大切さを教えてあげることが必要です。 親は先回りせず、子どもに考えさせよう自己表現が苦手な子どもは、そもそも自己表現の方法を知らない可能性があります。例えば、「こっちが良いよね?」「○○したほうが良い」、おもちゃを取られたら相手に「返して」と仲裁に入るなど、子どもの考えや行動を待たずに親が先回りをして、子ども自身にどうしたいかを考えさせていないケースが考えられます。 ただ、いきなり自己表現を求めても子どもは戸惑ってしまいます。まずは「AとBどっちが良い?」と選択させ、自分で考えることから始めると良いです。選択したものを承認し、選んだ理由をゆっくりと聞いてあげると良いでしょう。やがて選択肢以外のことを選んだら、それは徐々に自己表現が身についてきた証拠です。 また、対人面で「嫌!」と言えないシーンでは、親が代弁するのではなく静観することも大切です。子どもが我慢したことに対して、「おもちゃを取られて悲しかったね」など子どもの悲しかった気持ちを受け止めましょう。 しかし、あまりにも頻繁にお友達に自分の意見を言えなくて、嫌な気持ちをしてしまうということが多い場合は、自分の思っていることを相手に伝えるのは、とても大切なのだということを子どものペースに合わせて、少しずつ教えてあげましょう。 例えば、くまの人形をお友達に見立てて「おもちゃを取られたとき、お友達に何て言ったら良いと思う? くまちゃんに向かって練習してみようか」など、子ども自身に一度考えさせ、口に出して伝える練習をするなど、実際にお友達との場面を想定してシミュレーションをさせるというのも1つの手段です。子ども自身が自分の頭で考え、何度も口に出すということを訓練するうちに、自然と身についていくでしょう。 もし、子どもの言い方が弱かったり、伝わりにくいという場合は「じゃあ、こうに言ったらもっと伝わりやすいんじゃない? 」など、伝え方のアドバイスをおこなうと良いですね。子どもが相手に伝えられるようになったら、褒めてあげるのも忘れずに。 自己表現が弱いことは、決して悪いことではありませんが、我慢ばかりして自分の気持ちを抑えてしまうのは心の発達によくありません。自己表現を覚えないまま大人になっていくのも心配です。時に、親はハラハラすることもあるでしょう、口を出したくなることもあるでしょう。でも、先回りせず子どもの考えを引き出すスタンスを繰り返すことで、自己表現ができるようになるはずです。そして、何より子どもの個性として認めてあげるようにしましょう。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:井上 裕紀子監修者:医師 国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部長 小枝 達也 先生鳥取大学医学部脳神経小児科入局。小児神経科、小児科、新生児医療、神経内科、障害児医療の研修を積み、オランダ政府奨学生としてアムステルダムライ大学小児科へ留学。その後、鳥取大学医学部講師、助教授を経て、鳥取大学教育学部教授に就任。その後、鳥取大学地域学部教授、鳥取大学附属小学校長(併任)、鳥取大学地域学部附属子どもの発達・学習研究センター長(併任)を歴任し、平成27年3月鳥取大学退職。平成27年4月より国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部長に就任。平成29年4月より副院長併任。
2020年09月28日「うちの子は、友だちと一緒に上手に遊べているのかな?」。友だちとの関わりのなかで社会性を身につけてほしいと願うばかりに、そんな心配をしている人もいるでしょう。カリスマ保育士として各種のメディアでも活躍するてぃ先生にアドバイスをお願いすると、その答えはちょっと意外なものでした。「子どもにとっては、友だちと遊ぶこと以前の『ひとり遊び』がとても大切」なのだそう。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹大人と子どもの、「一緒に遊ぶ」に対する認識の違い「子どもに友だちと上手に遊べるようになってほしい」と考える人に前提としてお伝えしたいことがあります。それは、子どもが自分で友だちと遊んでいると思う感覚と、大人が見て子どもが友だちと遊んでいると思う感覚はまったく違うということです。たとえば、積み木のコーナーでふたりの子どもがそれぞれ別々に遊んでいたとします。一緒になにかをつくっているわけでもないし、「僕は赤いおうちをつくろう」「じゃ、僕は青いおうちにしよう」というふうに声をかけ合いながら遊んでいるわけでもない。この状況を大人が見ると、子どもが一緒に遊んでいるとは思いませんよね?でも、その子が家に帰ってきたときに、「今日はなにをして遊んだの?」と聞くと、子どもは「○○君と一緒に積み木で遊んだ」と言います。大人は、なにか直接的な関わりがないと一緒に遊んでいると認識しませんが、子どもはその場にいる別の子の姿を見ながら遊ぶだけでも、一緒に遊んでいると認識するのです。つまり、大人の勝手な基準を子どもに対して押しつけているだけのこと。このことを前提として知っておかないと、「うちの子は友だちと上手に遊べない」という間違ったレッテルを貼ることになってしまいます。それこそ「もっと友だちと遊んだら?」「ちゃんと友だちと遊べてないんじゃないの?」なんてことを子どもに言ってしまえば、「僕は友だちとちゃんと遊べないんだ……」と、子どもをマイナス思考に陥らせてしまうことにもなるのです。「ひとり遊び」を経験してこそ、友だちと遊べるようになるそもそも、子どもにとっては友だちと遊ぶことだけが大切なのではありません。特に3歳くらいまでの子どもには、ひとり遊びがとても重要。幼い子どもは本能的にそのことをわかっていて、夢中になってひとりで遊び込もうとします。そうするなかで、集中力を育んでいるのです。それなのに、「友だちと一緒に遊ぶことが大切だ」と勝手に考える大人が無理やり子どものひとり遊びを中断させてしまえば、子どもは集中力を育むことができなくなるでしょう。そうすると、保育士や親の言うことを聞かずに走り回るような子どもになってしまいかねません。また、子どもの集中力を育むこと以外にも、ひとり遊びが重要な理由があります。ひとり遊びをしっかりすることで、大人が求めるような「友だちと一緒に上手に遊べる」子どもになれるのです。ひとり遊びを徹底的に経験した子どもは、「もっと自分の遊びを広げたい」という発想をもつようになります。そして、自分が遊んでいる場にいる別の子の遊び方に目を向けるようになり、「○○君の遊び方、すごくおもしろそう!」と思う。これが、子どもにとって友だちとの関わりにおける最もいい最初のステップです。友だちの遊び方に魅力を感じた子どもは、まずはそのまねをするでしょう。そこからさらに進んで、「○○君、それどうやってるの?」「一緒にやりたいな」というふうに直接的な関わりをもつようになる。自分ひとりでじっくり遊べるようになることこそが、結果的に友だちと一緒に遊べるようになることにつながるのです。家庭で「順番」や「貸し借り」を経験させるそうして子どもが友だちと遊ぶようになっても、親の心配は尽きません。友だちと一緒に遊ぶようになったらなったで、今度は遊びのなかでのトラブルについて心配します。たとえば、「遊びの順番を守れるのか」「おもちゃの貸し借りがきちんとできるのか」といったことです。でも、子どもが順番の概念を理解できるのは3歳頃、そしてきちんと順番を守ることを実行できるのは4歳頃からです。子どもの年齢によっては、そもそもできないことを親が求めているだけというケースもあるのです。また、別の問題として、順番や貸し借りの経験をいきなり「本番」でさせてしまっているというケースもあります。公園で子どもたちが遊んでいるなかで、遊ぶ順番やおもちゃの貸し借りをめぐってトラブルになったとしましょう。そのときに、いくら順番を守らせたりきちんと貸し借りをさせたりしようとしても、経験がなければそうできるはずもありません。ですから、順番を守ったりおもちゃを貸し借りしたりする経験を家庭で積ませてあげる必要があります。親であるみなさんが「この絵本、パパに貸して」と言って、貸し借りとはどういうものかを子どもに経験させるのです。おもちゃで遊ぶときにも、「ママが最初に取ったから1番、○○君は2番ね」と順番を守ることを経験させましょう。そうすれば、「本番」でもきちんと順番を守り、貸し借りができる子どもになっていくはずです。『保育士てぃ先生のつぶやき日誌 きょう、ほいくえんでね…!!』てぃ先生 著/マガジンハウス(2019)■ カリスマ保育士・てぃ先生 インタビュー記事一覧子どものイヤイヤを減らすコツは、こっそり○○すること【てぃ先生インタビューpart1】子どもが甘えん坊すぎて困るなら、親はシンプルにコレをすればいい【てぃ先生インタビューpart2】「ひとり遊び」に熱中してこそ、友だちとも遊べるようになるワケ【てぃ先生インタビューpart3】園生活の様子が心配なら、子どもにこんな質問をしてみよう【てぃ先生インタビューpart4】(※近日公開)【プロフィール】てぃ先生(てぃせんせい)1987年2月8日生まれ。関東の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は50万人を超える。著書『ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか』(KKベストセラーズ)は15万部、Twitter原作の漫画『てぃ先生』(KADOKAWA)は20万部を超えるヒットを記録。他に、『ハンバーガグー!』(ベストセラーズ)、『せんせい!きいて! 園児がくれた魔法のことば』(リクルートホールディングス)などの著書がある。現在は、保育士の専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディア等で発信。全国での講演活動は年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」の創設と就任など、保育士の活動分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年07月17日もともと普段から晴れた日は近所の公園へ、3歳と0歳の子どもたちと遊びに出かけていたわが家。新型コロナウイルスによって外出自粛になり、感染に気をつけて遊ぶにはどうしたら良いか考えて実行したわが家の遊び方をお伝えします。公園でお友だちと遭遇しないためにしたことや、砂場遊び以外に見つけた遊びなどをご紹介します。 公園で遊ばせたいけど、家族以外の濃厚接触は避けたい!晴れた日は近所の公園へ行って遊んでいたわが子は、お友だちもできて毎日約束するでもなく集まり、みんなで砂場で遊んでいました。そんなときに新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛要請。わが家はマンションのため、体を動かそうと思うと散歩や公園などに行くしかありません。 しかしながら公園に行ってもしお友だちに会ってしまったら、きっと一緒に遊びだしてしまいます。家族以外との濃厚接触は避けたい……と思い、子どもには「今は病気が流行っていてお友だちと遊べない」ということを伝えました。 お友だちと遭遇しないように画策お友だちと一緒に遊べないということを伝えましたが、それでも会ってしまうと我慢するのはなかなか難しいだろうと思い、悩みました。そこで、いつも公園で会うお友だちとのグループラインに思い切って「みんな公園には行く? 行く予定があれば時間など教えてくれるとうれしい! できるだけ時間をずらして行くようにするね」とメッセージを送信。 そうすると、他のママから「そっか! あまり遊ばないほうがいいよね」「会っちゃうと遊んじゃうもんね」「行くときは連絡入れるね!」とメッセージの返事がきました。 砂場遊びセットから網と虫かごにチェンジ!いつもお友だちと使う砂場遊びのセットは持って行かず、最近興味を持ち始めた虫を探そうと子どもを誘い、子ども用に短くカットした網と虫かごを持参しました。 結果、子どもは自分の網と虫かごを見て大喜び! 遊具もない芝生の広場で走り回って蝶々を追いかけ回し、お友だちがいるかもしれない砂場のほうに行きたいと言うこともありませんでした。 汚れない&体を動かして体力消耗0歳の下の子は公園の砂場で遊ばせるといつも砂まみれで汚れていましたが、芝生の広場なら汚れも少なく、ハイハイやよちよち歩きもできてうれしそうにしています。3歳の上の子は毎朝起きると「今日は晴れ? 虫取り行ける??」と確認するほど楽しんでいる様子。 蝶々相手にひたすらひとりで追いかけ、走り回って短時間で体力を消耗して疲れてくれます。また、小さな虫の図鑑も持って、見つけた虫の名前を調べるのも楽しいようです。 公園で遊ばせることを悩みましたが、家族以外の人との接触も今のところはなく、虫取りが新しい日課になってとても楽しく過ごせています。それでもやっぱり早く新型コロナウイルスが落ち着いて、みんなと遊べるといいなと願っています。 監修/助産師REIKO 著者:岡田かこ
2020年07月05日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳ごろになると、そばにいるお友だちのおもちゃを取ってしまうことがあります。私が経営している保育所は0~2歳児が対象ですので、毎日そんな子ども同士のやり取りがあります。 お友だちのおもちゃを取ってしまうことは、子どもが成長するなかでよくあることです。でも、よくあることと言っても、一緒に遊んでいるお友だちのおもちゃを取ってしまったときは、やっぱり困ってしまいますよね。そんなとき、親は子どもにどう声かけをしたらいいのでしょうか? お友だちのおもちゃを取ることはダメなこと?まずは、おもちゃを取りあうことも成長の証ととらえましょう。3歳ごろまでは「自分の物」「他人の物」の区別がついていません。この時期に、「貸して」「はいどうぞ」の練習を始めるチャンスです! 声かけで両者の気持ちを受け止めるもし、お友だちのおもちゃを取ってしまい、お友だちが泣いてしまったら、あなたならどのような声かけをしますか? たとえば、取られたほうには「取られて悲しかったね」 取ったほうには「おもちゃで遊びたかったね。〇〇ちゃんも取られて悲しかったと思うよ」と、声かけをしてみましょう。このように、両者の気持ちを受け止めることが大切。これは、幼児期になっても同じです。 取ったらダメ!と言わなくてもいい方法友だちが遊んでいるおもちゃですから、遊び終わってから貸してもらうのが理想。子どもの気持ちを受け止めたら「取ったらダメ」ではなく「こっちのおもちゃで遊ぼうか」と別の遊びを提案して、子どもの視点を変えてみましょう。 親が注意しなければいけないことお友だちとの遊びのなかで親が気を付けることは、お友だちを突き倒す・噛む・たたく・ひっかくなどしないかを見守ることです。 このような子どもの行動は、成長するうえでよくあることですが、せっかくの楽しい遊びが残念な気持ちになりかねません。してはいけないことを未然に防ぎ、子どもに繰り返し伝えていくことが大切です。 とはいえ、親も人間。うまく声かけができなくて反省してしまうこともあります。私も反省の連続です。子どもの成長に合わせ、いろいろと声かけにも変化をつけて、親も育っていきたいですね。 イラスト/sawawa著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年07月01日男友だちだと思っていたのに、気づけば彼のことばかり考えてしまう。告白して今の関係が壊れてしまったら、と思うと怖くてどうしていいか分からない……。異性の友だちから「彼女」に昇格するにはどうすればいいのでしょうか。今回は、恋人に昇格する女子の特徴をご紹介します。■ なぜか「かわいい」顔立ちでも、服装でもなく、なぜか「かわいい」女子は、男友だちから昇格しやすいタイプ。雰囲気やしゃべり方、態度に愛嬌があるのです。男女ともに好かれるタイプを目指すならば、まずはいつも笑顔で楽しげな雰囲気づくりを心がけるといいでしょう。きっと意中の彼も、ハッピーな女子と一緒にいたいと思うと思いますよ!■ 彼だけの「顔」がある大好きな彼にだけ見せる顔や、「ふたりだけの秘密」を作れるタイプは、異性として意識されやすいでしょう。彼だけの顔を見せるには、ある程度距離感を縮めておくことが大切です。そのためにも、彼と頻繁に連絡を取り、強い部分と弱い部分の両方を見せていくといいですね。あまりグイグイいくと、驚かれてしまうので、彼の性格も考慮しつつアプローチしてください。■ 「最近、色っぽくなったね」と言われるそんなに色気のある女子ではなかったのに、好きな人ができた途端に磨きがかかり、色気が増してくる女性っていますよね。男性はそういう変化に案外、敏感なもの。好きという思いを「友だち関係を崩したくないから」という理由で押し殺さないで、全開にしておいたほうがうまくいく確率も高くなります。■ 「恋愛系の話し」を上手に盛り込んで話す友だちから本命になる女子は、意中の彼にさりげなく好みの女性のタイプをリサーチするのが上手です。できる範囲内で、彼の好みに合わせていくでしょう。そしてちょくちょく恋愛トークを盛り込んで、自分が彼女になったらこんなに楽しいんだよ、という期待感を植え付けるのです。とくにそれは、女性がちょっと派手目な雰囲気のタイプなら効果的。男性は「案外、一途」で、「意外と家庭的」な子に弱いもの。そういうギャップをうまく見せられる女子が、友だちから昇格しやすいと言えるでしょう。■ 非日常体験を取り入れるのが上手グループで旅行に行ったり、いつもとは違う時間帯や場所でみんなと集まったり……日常とは違う世界を共有すると、気持ちが高まりやすくなります。日帰りの小旅行に出てもいいですね。本命の彼女に昇格したいなら、そういう非日常的なシーンを共有してみてはいかがでしょうか。きっと彼とすてきな思い出ができると思いますよ!■ 勇気を出して、彼にアプローチをしてみよう!今まで友だちだった彼を意識するようになったら、まずは二人の時間を増やす努力をして、徐々にアプローチをしてみましょう。彼との関係が壊れたらどうしよう、と思い不安になってしまうと思いますが、どちらかが好きな気持ちを抱えていては友情も成り立ちにくいもの。勇気を出して少しずつアプローチしてみてはいかがでしょうか。(なつくま/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年06月23日みなさん、こんにちは。6月に入り、雨が多くなってきましたが、じつは雨もそんなにきらいじゃないかわベーコンです。新型感染症がちょっとだけ落ち着いて、こちらは学校や幼稚園が再開しはじめました。娘は息子よりちょっとだけ早く学校が始まりましたので、まだそんなになじんでないクラスで「どんな様子なのかな」と気になっております。今日はちょっとおセンチ(これは死語なのか?)なお話になるかもしれません。ついこの前に、娘とこんなやりとりをしました。■子どもが「学校に行きたくない」と言ったら…娘の口からその言葉が出てきたとき、「ついに…」と思いました。というのも、私が「学校に行きたくないな」と思い始めたのもちょうど小学3年生ごろだったからです。私の場合、その理由はいじめだったわけですが…。娘もちょっとお友だち関係でトラブルがあったようで、くわしく聞いてみました。どうやら、まだクラスに仲よくできる子がいないらしくて、前の学年のときに仲の良かったAちゃんのクラスに、休み時間になると遊びにいくんだそうです。よくある話かもしれませんが…。ただそのときにAちゃんを、「元々は娘とも仲良しだったBちゃん」がどこかへ連れていってしまうそう。そして、Aちゃんに娘のわる口を言う…というような…。私のときもあったなぁ…そういうの。そして今回、そのことを娘に教えてくれたのがAちゃん本人なので、「Aちゃんの立場もしんどいだろうな」と思ってしまう…。■ひとりで解決しようと無理しないでやはり、わが娘というか、私と同じくひとりでため込む性格のようです。「大変なのに~」というのは、娘の私への気遣いですね…。あんまり疲れている姿を見せちゃいけないな…と思いました。この後、晩御飯の準備があったので、娘とストレス解消に「コンチクショー! コノヤロー!!」と言いながら、ひき肉をバンバンニチャニチャこねくり回し、おいしい豆腐ハンバーグにして食べてやりました。こういう問題って、大人がどれくらい介入していいものか悩みます。私のときも、母は大変だっただろうな、と今になって思います。とにかくいまは、なんでも話せる環境を日ごろから整えておいてあげなきゃな、と思う母なのでした。※ちなみにこちら、先生に相談したところ無事に解決しました。今はBちゃんと仲良しに戻り、Aちゃんも一緒に3人で過ごしているようです。娘本人も楽しそうに話してくれました。
2020年06月19日彼のことは好きだけど、すっかり“お友だち”の雰囲気……。ここから彼女になるなんて無理だとあきらめていませんか?でも諦めるのは早急です。じつは彼女になれたとしても、その後友だちのような気を許せる間柄になっていかないと最終的に破局してしまうことが多いのです。「友だち」ということは、あなたはすでに彼との間にリラックスできる信頼関係を築けているということ。そういう相手を彼女にすれば、確実に長続きするはずなのです。今回は“友だち”の良さをアピールしつつ、“本命彼女”になるためのコツをご紹介します。諦めるまえに是非試してみて!■ 居心地の良さを第一に彼はあなたとどうして“友だち”でいるのでしょうか?どんな話もできる、自分のことを大切に考えてくれる、無理をせずにいられる……など、彼が居心地良くいられるからですよね。「あなたといるとリラックスできる」という環境はそのまま保ってあげてください。それがあなたの強みになります。■ “女”をさりげなく意識させる「私女だよ」と直接的に言うのはNG。無理にセクシーな格好をする必要もありません。彼も変に“女”を意識して、逆に気まずくなってしまいます。服のテイストは変えなくても、Tシャツやデニムをレディースにしたりタイトなものにしたりと一工夫加えるだけで、ずいぶん印象が変わります。行動面では細やかな気配りや、さりげないサポートをしてみて。もし彼が気づかなくても、周りが「最近女性っぽいよな」と気づけばそれでOKです。“女である”ことを少しずつ匂わすイメージが大切です。■ 安心させすぎない「彼女にしなくてもいつでもそばにいる」と思われてしまうと、そこから発展しにくくなります。「彼氏ができたらもう会えないね」など、ずっとそばにいるわけではないと伝えてみるのが大事。彼がほっとする雰囲気を作るのは大切ですが、無条件にいつもそばにいると思うほどに“安心”させないように意識してみてください。彼も、あなたが離れていきそうになれば慌てて追いかけてくるに違いありません。■ 「彼氏じゃないとしない」を作る身体の関係はもちろんNG。セフレになってしまうと“友だち”以上に本命昇格は難しくなります。たとえばあなたは料理が得意だったとしても「お弁当は彼氏にしか作らない」、歌が得意だったとしても「この曲は彼氏に歌うって決めてる」などの線引きをしてみて。あなたを彼女にしなくても彼女らしいことができるなら、「友だちでもいい」と思われてしまいかねません。“彼氏特典”を作ると、彼もきっとそれを体験してみたくなるはずですよ。■ おわりに意外とちょっとしたきっかけで“友だち”が“彼女”に変化することも多いようです。それに、スタートは“彼女”でも時間が経てば“友だち”のような関係にもなっていくもの。あなたが「居心地の良い」存在であることには変わりないので、少しだけ関係に刺激を与えてみてはいかがでしょうか。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年06月12日現在、6歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。長男は内弁慶で、外ではすぐ泣いてしまう気の弱いタイプです。そのため、幼稚園の入園前はお友だちができるかとても心配していました。そんな長男のお友だち事情をご紹介します。 年少でのお友だち長男は年少のときにはほとんどお友だちがいませんでした。もともと長男は言葉が遅く、お友だちともあまりじょうずにコミュニケーションを取ることができず、心配していました。家でもお友だちの名前は出てこず、園外で遊ぶこともありませんでした。 夏休みなどの長期休みも、幼稚園のお友だちとは一度も遊ぶ機会はなく、「このまま幼稚園生活でお友だちと親しく遊ぶことはないのかなぁ」と、少し寂しくも感じました。 年中でのお友だち年中になり、長男の友だち関係に変化がありました。言葉の遅れがなくなり、家でも「今日は〇〇君と砂場遊びした!」と伝えてくれるようになったのです。また、「うちの子が長男君のこと好きで……」と言ってくれるママもいて、園外で遊ぶことも増えてきました。年少のころは、ほとんどもらったことのないお手紙も頻繁に園のかばんに入っていてホッとひと安心していました。 特に驚いたのは、私が親しくしているママ友の子どもだけではなく、私とまったく接点のないお友だちとも積極的に遊ぶようになったことです。お友だちのタイプとしては、長男と同じくおっとりとした子と一緒にいることが多かったです。 年長でのお友だち年長ではさらに交友関係が活発になりました。ただ、今までは無邪気に話してくれた女の子のお友だちのことを、少し恥ずかしがりながら話すようになりました。意外だったのが、長男とはタイプが異なる活発な子とも遊ぶようになったことです。 年中まではお友だちに叩かれて泣かされてしまうこともあり、私もやきもきしていました。それが、いつの間にかお友だちの輪に自分から飛び込んで、嫌なことはハッキリと「やめて!」と言えるように。夏休みもお友だちとたくさん遊べてよかったです。 私の不安をよそに、長男はいつの間にか自分でお友だちを作れるようになっていました。よく「子どもは自分で勝手に友だちを作る」と聞いてはいたのですが、本当にその通りでした。年少のときは長男の友だち関係に悩んだ時期もありましが、これからもゆっくりと成長を見守っていきたいです。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年05月14日息子が通っている幼稚園では、年中が一番難しい時期だと言われています。その言葉通り、年中のときは長男も初めてのお友だちトラブルを経験しました。子ども同士のトラブルは、親でもなかなか状況が掴みにくかったり、明確な解決方法がなくてモヤモヤしたり……。そんなお友だちトラブルで私が感じたことをお伝えします。 幼稚園2年目! 慣れてきたと思ったら…母子ともに初めての幼稚園生活を1年送り、年中ではお互いに余裕をもって生活できるかなと思っていたのですが、幼稚園から帰ってきた息子がなんだか落ち込んでいる様子……。「どうしたの?」と聞いても「別に」としか話してくれず、だんだんと「幼稚園に行きたくない」と言うようになりました。 初めてのお友だちトラブル!幼稚園でお友だちと遊ぶのが大好きな息子は、これまで幼稚園を嫌がったことがありませんでした。「どうして?」と聞いても話してくれません。 幼稚園へ送迎する際に様子をよく観察してみると、ある男の子からの接触が多いことに気が付きました。その子のママに話を聞いてみると、どうやら彼は息子のことが大好きすぎて、他の子とは遊びたくない、息子にも自分以外の子と遊んでほしくないとさえ家で言っているとのこと。これが息子のストレスになっているのだとすぐにわかりました。息子はたくさんのお友だちと遊ぶのが好きなタイプ。彼のことは嫌いではないけれど、遊ぶ内容を決められてしまうのが嫌だったようです。 体と一緒に心も成長している入園してお友だちが増え、人間関係が構築されていくのに対して、まだ言葉ではうまく説明できない。それはお友だちに対してもママや先生などの大人に対しても同じで、「こういう遊び方がしたい」とお友だちに話すにもお互いうまく通じ合うことができず、困っていても大人にその状況を説明できない……。あとから考えると、ここが年中は特に難しいと言われている所以だと思います。とてもつらい状況だったと思います。母親である私も、仲良くしてくれているお友だちに対して「息子が嫌がってる」とは言えませんでした。 転機は思いがけないところから!悩ましい状況は長く続きましたが、気分転換になればと思って始めた体操とサッカーが息子にいい影響をもたらしてくれました。元々、体を動かすことが好きなので、新しい技ができたりシュートを決められたりすると、とても気持ち良さそう!また、教えてくれる先生の話を聞くことで、理解する力と説明する力が付き、お友だちに対して「こういうのは嫌なんだ」と言えるようになりました。 これから成長していくにつれて、息子の悩みは複雑になっていくと思います。大人の私でもどうしたらいいのかわからないことや、息子が悩んでいることさえもわからないこともあるかもしれません。直接の解決案は出せなくても、悩んでいる息子の気分転換を提案していけたらいいなと考えています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年04月29日一般的に、「友だちから恋人関係にはなりにくい」と言われていますよね。そうなると、男友だちを好きになるのはマイナスなだけ?でもきっと、友だち関係だからこそできるアピールがあるはずです!■ 冗談交じりにさり気なく「以前から気になってる男友だちがいて。『顔はタイプ』ということは、冗談交じりに伝えていました。それを何回か繰り返してたら、向こうから、『そんなに言うなら付き合ってよ』って言われた。それで、2人でよく会うようになった」(27歳/医療)友だちだからこそ、冗談も言いやすく、それに紛れて本音も伝えやすい。それによって相手も、冗談なのか本気なのかという気分になってきます。そして、だんだんと気になり始めるようになり、いつの間にか好きになっているなんてことも。■ 2人きりで遊びに「今の彼は、もともと彼女がいました。でも、私は彼が好きだった。なので、よく飲みに誘ってたんです。友だちだから、2人で遊びに行っても平気なわけです。そこから徐々に距離を縮めていきました」(27歳/美容)彼女がいたとしても、友だちという立場を利用すれば2人で会うことも可能。会えさえすれば、なんとかチャンスにつなげることができます。そして会うたびに、いい印象を与えていけばいいわけですね。■ 友だち伝いで遠回しに「彼とは共通の友だちがいっぱいいて。私が好きっていうことは、友だちからすでに伝わっていたみたいでした。なので、私から『好きです』って告白したとき、『前から知ってた』と言われました」(25歳/教育)共通の友だちが多いと、気持ちが筒抜けになるのも仕方ないこと。ならばそれを逆手に取ってしまえばいいわけです。あえて好意を伝えておいて、それでもなお2人で会ってくれるようなら、嫌な気はしていないということ。ならば、告白もしやすくなりますよね。■ みんなの前で大胆に「私は、好きな人と2人きりになるのが苦手で……。だから、みんなで飲んでいるときに、好きだって伝えちゃいました。そうしたら、周りが盛り上がり、本人もノリでなのかなんなのか、とりあえずOKしてくれました」(25歳/出版)みんなの前でとはなかなか大胆ですが、もしそれができたら周りは味方になってくれます。自分たちの近くでカップルが誕生したら、嬉しいという気持ちもあるでしょう。本人も断りにくくなりOKしてしまうというパターンもあるかもしれませんね。■ おわりに友だち関係から恋人になるということも、意外とあるようです。友だちであれば、会う機会は必ずありますから、それを有利と捉えて積極的に好意をアピールしていけるといいですね。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月05日今月は子どもの「友だち付き合い」がテーマです。子どもは子ども同士で関わり合いながら、いろいろな経験をして成長していきます。したがって、子どもにとって友だちの存在はとても大きいものです。最近は、友だちとうまく関われない子たちも出てきていますが、子ども自身は常に友だちとの関わりを求めています。今月は、子どもたちの豊かな友だち付き合いのためにはどんなことが大切か、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。子どもの友だち付き合いは年齢により変化する子どもの友だち関係は、年齢(発達段階)によって変化していきます。一般的には次のように、友だち作りの要因が移り変わっていくと言われています。【小学校低学年】近接要因~幼稚園時代に仲良しだった、近所に住んでいる、など功利的要因~ものをもらえる、貸してくれる、教えてくれる、など【小学校高学年】情緒的要因~親切、やさしい、快活、温和、相手の性格が好き、など能力的要因~勉強ができる・サッカーがうまいといった知能や運動能力に憧れる、など(参考:改訂・保育士養成講座編纂委員会編(2007),『保育士養成講座 第4巻 精神保健 改訂第3版』,全国社会福祉協議会.)それ以外にも、年齢に関係なく趣味やスポーツの好みが合うなどの「類似的要因」もあります。この中で特に気をつけたいのが「功利的要因」でのつながりです。たとえば、友だち欲しさにものをあげたり、自分のお小遣いで友だちのおやつまで買ってあげたりすること(おごる、おごられる)でつながっている友だちがいると、悪い方向にエスカレートする恐れもあるので注意が必要です。年齢別要因のほかには、今日の社会や家族構成の変化も、子どもの友だち付き合いに大きく影響を与えているように思います。昔はきょうだいが多く、その中でもまれながら人間関係を学ぶ機会がたくさんありました。しかし今は、一人っ子や少ないきょうだいしかいない家庭が増え、「家族内で子ども同士の関わり方を学ぶ機会」が少なくなっています。そのため、大人とは関われるのに、子ども同士の関わりができない子も出てきているのです。大人は、子どもの気持ちや状態を察して声をかけたり、必要に応じた関わりを子どもに対して持つことができます。ですが、子ども同士ではそんな気遣いができませんので、どうしても自分から声をかけたり気持ちを伝えたりしないと、相手に伝わりません。一緒に遊びたいときには「仲間に入れて」と自分から声をかけることができればいいのですが、家族内で子ども同士の関わりを学べない今の子どもたちの中には、それができない子もいるのです。皆さんのお子さんをはじめ、身の回りにそのような子がいる場合には、特に低学年であれば、大人が少しだけ手伝って「自分で話してごらん」とフォローしてあげたり、相手の子どもたちに「誘ってあげたら」と促したりすると、次第に子ども同士での関わりができるようになりますよ。友だち付き合いが上手な子と苦手な子の違い小学校に入学したての頃は、多くの子どもたちがクラスの中で、お互いの様子をうかがっています。上に書いたように、同じ幼稚園や保育園から来た子がいれば、その子たちだけでつながっているものです。しかし、席が隣になったり、勉強のグループが一緒になったりすることで、次第に新しい友だちができていきます。一方で、はたから見ているといつもじっと周りの子たちの様子を見てはいるのに、自分から関わっていかない子どもや関わっていけない子どももいます。こういう場合は、その子どもの性格にもよりますが、それまでの経験が影響していることが多いようです。やはり、きょうだいの多い子どもは周りへの働きかけも活発だったり、周りから声をかけられるとすぐに仲間になれたりします。もちろん、一人っ子でもとても活発なお子さんもいますよ。また、自分から積極的に周囲に関わっていくのに、友だち関係がうまく作れない子もいます。それは、とてもわがままだったり、言葉が乱暴だったり、思うようにいかないと拗ねてしまったりする子です。たとえば一人っ子だと、どうしても自分の言い分が通りやすかったり、我慢したりする場面が少ないので、子ども集団の中でもそのような傾向が出てしまうことがあります。この場合は、少しずつ家庭でも意識して、人との付き合い方を子どもに学習させていくことが大切です。ほかに最近気になることとしては、異年齢集団の遊びが消失していることや、公園で一緒にいてもそれぞれがゲームを持ち、ゲームを介在しての関わりしかしていないケースが増えていることも挙げられます。子ども同士が五感を使って関わりながら、楽しい、悔しい、嬉しい、悲しいなどの体験をする場面が極端に少なくなっているのです。このあたりをどう取り戻していくのかが、社会的にも大きな課題だと思います。親子間で「友だち付き合いのルール」を作れば安心親として、我が子の友だち関係はとても気になるものですよね。学校の行き帰りに声をかけて誘ってくれる近所の子がいたり、友だちと一緒に楽しそうに話をしながら下校してきてくれたりすると安心できますが、どんな子と友だちになっているかも気になるところ。日頃から、自分の子どもがどんな友だちとどのような付き合い方をしているのかを把握しておくことが大切です。言葉や行動が乱暴な子ども、嘘をつく子ども、お金遣いの荒い子どもなど、親から見てとても気になる子どもはいます。でも「あの子とは遊ばないで」とは、なかなか言えないものです。一番いいのは、気になる子どもの言動があれば、自分の子どもでなくても「いけないことはいけない」と注意したり、その親御さんに伝えたりすること。ですが、相手がどのような親御さんかわからなければ声はかけにくいでしょう。そんなときは、学校の保護者会などを利用するといいと思います。特定の「○○ちゃん/くん」の問題ととしてではなく、子どもたち全体の問題として話題にしながら、親同士が協力して子どもたちを見ていけるようにできるといいですね。学校には多くの親御さんの相談が入りますが、その中にはもちろん子どもの友だち関係に関しての相談も多くあります。学校では、相手の親御さんに伝えたり、子ども同士に考えさせてどうしたらよいかを学ばせたりして、対応しています。友だち関係に関することは大事な問題ですから、困ることがあれば学校に相談してみてもいいと思いますよ。それから、子どもに絶対にやめさせるべきことも知っておいてください。それは、社会的にタブーとされていることはもちろんですが、「モノをあげる」「大切なものを貸し借りする」などのことです。子どもたちの間では、ゲームソフトの貸し借りをしたり、自分のお小遣いで友だちにおごってあげたりする場合がありますが、「それはやっても、やられてもいけない」としっかり教えておきましょう。「○○ちゃんにゲームソフトを貸したら、返してもらえない」などというトラブルに発展しかねません。また、親が外出中の友だちの家に入って、冷蔵庫を勝手に開けてものを食べたりする子もいます。そういうことは「しない、させない」が大事な約束。友だちを家に呼ぶ、あるいは友だちの家に行く場合はしっかりルールをつくり、それが守られないようなら、親がいないときは家の中では遊ばせないことです。子どもと親の感覚は違いますし、親が子どものすべての友だち関係を見ることができるわけではありませんので、気になることがあれば子どもと話し合うことは大切です。とはいえ、必ず守るべきルールを決めたあとは、基本的には見守りの姿勢でいるようにしたいものです。子どもは子どもなりに、友だち関係を築いているのですから。人と関わり遊ぶ力があれば、いずれ新たな友だちもできるではここからは、子どもの友だち付き合いに関する3つのお困りごとに、アドバイスをしていきたいと思います。【親御さんからの質問 1】子どもに学校での様子を聞くと、いつも、同じ園出身の特定の子とばかり遊んでいるようです。もしかしたら、新しい友だちを作るのが苦手なのかもしれません……。「友だち100人」とまではいかなくても、もっと交友の輪を広げてほしい。子どもに何と言ってあげたらいいでしょうか。はじめにお話ししたように、低学年では近接要因が強く働くので、どうしても同じ園出身の友だちと遊ぶのが自然です。しかし、学校で席替えやクラス替えがあったり、いろいろな活動を体験したりするなかで、次第に友だち関係は変化していくもの。同じ園出身のお子さんと遊ぶ力があれば、次第に友だち関係も変わっていきますよ。「もっとほかの子とも遊んだら?」などと言うよりも、「今日も○○ちゃんと遊べてよかったね」「いつも××くんと遊ぶと楽しいよね」とまずは共感してあげましょう。今のお友だちとどのような関係を築いているのかを見守り、支配したり支配されたりすることなく、対等で友好的な関係が築けていれば大丈夫です。子どもが困っていなければ、静かに見守って【親御さんからの質問 2】我が子は一人っ子なので、友だちとの距離感をつかむのが苦手な様子。一方、周りの兄弟姉妹がいる子を見ると、人付き合いの仕方を心得ている感じがします。お友だちとの上手な付き合い方を教えたいとは思うものの、親として自分の経験を話すくらいしか思いつきません。なにかいい方法はありますか?実際子どもたちを見ていると、ご質問のような光景はよく見られます。上でお話ししたように、きょうだいの有無により友だち付き合いの得手不得手はある程度出てくるものですが、子どもは子どもたち同士の関わりの中で、友だち関係の築き方を自然に学習していきます。大切なことは、「自分から挨拶をする」「相手の話をしっかり聞く」「自分が間違ったことをしたときは素直に謝る」「約束を守る」などのマナーとルールを、ご家庭でしっかり教えておくことです。低学年ではなかなか新しい友だちができなかった子どもでも、中学年や高学年になるにしたがい、友だち関係は豊かになっていきます。また、子どもによって友だちが多い子・少ない子がいますが、子どもの個性を尊重し、子どもが困っていなければ親があまり心配しすぎないで静かに見守ってあげましょう。「気になる言動をとる友だち」との付き合い方は、こう教える【親御さんからの質問 3】わがままでちょっとズルいクラスメートがいます。自分の意見を通したいあまり、ウソをついたり、うちの子を言いくるめようとしたり……。親としては、内心そのような子とは距離を置いてほしいと思うのですが、正直にそう伝えていいでしょうか?それとも、これも社会勉強と考えて、口を出さずに放っておくべきでしょうか?親が友だち関係で一番心配するのは「言動が気になる」お子さんとの関係ですね。「その子と遊ぶのはやめなさい」と言いたくなりますが、人生の中ではいろいろな人とうまく付き合っていかなければなりません。子どもにとって一番いいのは、自分が嫌だと思ったり間違っていると感じたりしたときに、「いやだ」とか「そういうことはやめて」など、子ども自身が自分の言葉で相手に伝えられるようになることです。親も「一緒に遊ぶのはやめなさい」と言うよりは、「嘘をつかれたときはどうすればいいの?」と対処の仕方を子ども自身にしっかり考えさせ、「お母さんならこう言うけど」とヒントを与えてあげるといいでしょう。気になる言動をしがちな子も、生まれつき嘘つきであったりずるかったりするわけではなく、それまでの生育環境の中でそうならざるを得なかったのかもしれません。最近ではよその子どもを注意したり叱ったりする大人が減ってきていますが、そんな友だちが遊びに来たときは、自分の子どもと同じようにやさしく接しながら「いけないことはいけない」としっかり注意して育ててあげる視点を持てるといいですね。親子それぞれが、豊かな人間関係を築いていけるように「友だち付き合い」は、子どもが今後社会の中で生きていくうえでとても大切な力をつけていく手段です。特に学校では、子どもは知識だけでなく、ほかの子どもや先生たちとの関わりを通して社会で自立していくための力をつけていきます。その学校で、友だち関係がうまくいかなかったり、いじめの問題を抱えてしまったりする子が少なからず出ていることは、とても残念なことです。こうした心配がある場合は、親がしっかりと受け止め、解決のための手立てを探ってあげる必要があります。お子さんが友だち関係でつまずいたり悩んだりしていることがあれば、必ず相談にのってあげましょう。それ以外は、心配しすぎず子どもの主体性を尊重して見守ってあげることです。近頃では子ども会や地域行事が少なくなり、子どもたちが地域内で豊かな人間関係を築く場が減少しているという話も耳にします。しかし、そうした状況を意識して積極的に地域活動をつくり上げている親御さんもいらっしゃいます。私の経験ですと、親御さんが積極的にPTAや地域の活動に参加され他者との関わりが多いと、自然に子どもたちも友だちができたり、人と関わることがうまくなっていくようです。子どもが豊かな友だち関係を築いていけるよう、親自身も、自らの人付き合いの仕方に気を配っていけるといいのかもしれません。(参考)改訂・保育士養成講座編纂委員会編(2007),『保育士養成講座 第4巻 精神保健 改訂第3版』,全国社会福祉協議会.
2020年02月07日