カナデさんは5歳年上の夫マサハルと順調な交際を経て結婚。しかし、次第に夫はほとんど家に帰らなくなり、カナデさんが夫の行動をこっそり調査すると、若い女とのW不倫が発覚します。怒りに震えるカナデさんは、敵を討つため苦手だった義母に近づいて良好な関係を築きます。そして自分たち夫婦の引っ越しする新居だと嘘をついて、一緒に不倫部屋へ。そしてカナデさんの思惑通り、義母と夫、その不倫相手は鉢合わせ。息子の不倫を確信した義母は、夫と不倫相手を説教し、カナデさんに土下座して謝罪しました。一方のカナデさんは夫に離婚と慰謝料を突き付けます。そして、不倫相手にあることを要求したのです。カナデさんは「あなたの旦那さんはこのことまだ知らないから」と言っただけなのに、バラさないでもらえると勘違いした不倫相手。にこにこしながら「ありがとう!」とお礼を言った不倫相手を、鼻で笑ったカナデさん。 この場で旦那さんに電話して、全てを告白するように告げたのです――。はたして、不倫相手は……!? 不倫女が泣き叫んで夫に告白した内容は… カナデさんの勢いに圧倒されて、泣きながら不倫相手は旦那さんに電話をかけました。そして「わたし不倫しちゃいましたぁ……」と言って、そのまま不倫の内容を旦那さんに告白します。罪の意識に耐えられなくなったのか、そのまま声をあげて泣き叫ぶのでした。 ◇◇◇ カナデさんの要求通り、旦那さんに全てを話した不倫相手。旦那さんも突然の告白に驚いたことでしょう。犯した罪の重さを知って、同じことを二度と繰り返さないようにしてほしいものですね。著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤 かと 著者:原作者 スカッと春香!
2024年01月28日花屋で働く20代の知佳さん(仮名)は、既婚者の男性客・高田さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまったといいます。不倫関係では物足りなくなった結果、高田さんと妻を離婚させようと考え始めてしまったそうですが…。一体その後、どんな結末を迎えたのでしょうか。安易な不倫によって人生が大きく転落した20代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。真剣に略奪婚を画策する日々に訪れた転機勤務先の花屋の男性客である高田さん(仮名)と不倫関係になった知佳さん(仮名)は、高田さんと妻を離婚させて略奪婚しようと真剣に画策を始めます。そこでまずは高田さんに離婚を迫ったそうですが、「いつか別れるから、もう少し待って」と常にはぐらかされ続けていたとのこと。関係が進まない状況が続くことに苛立ちを覚えていた知佳さんでしたが、ある日、大きな転機を迎えました。「なんと勤務先の花屋に、高田さんの妻が来店したんです。私は、不倫がバレて妻が乗り込んできたなと瞬時に悟りました。普通なら慌てると思うのですが、略奪を画策していた私は逆にチャンスだと思い、妻に対して『高田さんと別れてほしい』とその場で宣戦布告をしました。ところが妻は私の予想に反して、特に驚く様子もなく『不倫をするような夫なのでお好きにどうぞ。ただし慰謝料は払ってください』とだけ私に言い残し、その日はお店から去って行きました」妻の発言に拍子抜けした知佳さん。数日後に高田さんの妻から文書が届き、そこには慰謝料の額と振込先が書かれていたそうです。「勤務先に、普通郵便で文書が送られてきました。慰謝料はちょっと迷いましたが、高田さんと一緒になれるなら安いものだと思い、妻の要求を飲むことに。そこからはスムーズに諸々の手続きが進み、ついに高田さんと結婚して二人で暮らすことになったのですが…」略奪して初めて知った彼のとんでもない本性知佳さんは、高田さんとの幸せな生活を想像していたものの、実際に一緒に暮らしてみると、高田さんは家のことを何もしないうえに、モラハラ気質な一面があったそう。結婚をしてから彼の本性に気づいた知佳さんは、このとき愕然とした気持ちになったと振り返ります。「それまではずっと高田さんから妻の悪口を聞いていましたが、実際は高田さんに問題があったのだと気づきました。高田さんが妻との離婚を渋っていたのも、自分の思いどおりになる生活を手放したくなかったからだったんですよね。私は愛妻家の男性を略奪できたと思っていましたが、実際には、妻に捨てられるような男性と結婚してしまったとわかり後悔しかありませんでした」知佳さんはその後、次第に高田さんからのモラハラや生活態度に耐えられなくなり、今は離婚に向けて話を進めているとのこと。安易に不倫をしてしまったことで、自分の人生が大きく狂ったことを悔やんでも悔やみきれないと後悔しているそうです。不倫をしている男性は、必ずと言っていいほど嘘をつきます。妻の悪口も不倫男性の常套句のひとつでしょう。「彼を好きだから」と不倫相手の言葉をすべて信じてしまうと、あとになってから大どんでん返しのような不幸が待ち受けているかもしれません。不倫男性の本性に気づいてから軌道修正をしようとしても、そう甘くない現実が待ち受けている例も決して少なくないのです。©健二 中村/Adobe Stock ©琢也 栂/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月24日ありふれた日常を送っていたのに、何かの拍子に不倫へと足を踏み入れてしまう人もいます。花屋で働く20代女性が、男性客と底なしの不倫沼へと転落したエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。妻思いの優しそうな既婚者に惹かれて花屋で働く20代の知佳さん(仮名)。ある日男性客の高田さん(仮名)が訪れ、知佳さんに対してブーケの作成を依頼しました。ブーケを作っていると高田さんから話しかけられ、最近結婚をして近くに引っ越してきたので、これからもぜひ通いたいと伝えられたそうです。「そのときにブーケは妻へのプレゼントだと聞き、妻思いの素敵な男性だなと好印象を抱きました。高田さんは私の作ったブーケをとても喜んでくれて、『これからも指名でお願いしたい』と伝えてくれたんです。そして本当に、その日以降も高田さんは月1ペースで妻への花を買いにお店に来ました。次第に私は、高田さんに対して好意を持つように。でも彼は既婚者なので、必死に気持ちを抑えるよう努めていました」するとある日、とても疲れた様子で高田さんが来店。心配した知佳さんが声をかけると、高田さんから妻との関係がよくないと相談されてしまったのだとか…。実は夫婦仲が悪いと知り略奪を計画「妻の浪費癖が治らないことや、ひどい言葉遣いで彼に話しかけることなど、つらいエピソードをたくさん聞きました。それまでは夫婦仲がいいと思っていたので、驚くと同時に私もそんな妻への怒りが込み上げてきたんです。思わず『私なら、彼にそんな思いをさせないのに』という気持ちになり、その日から高田さんを略奪できないか考え始めるようになりました」それからしばらくして、知佳さんは高田さんとLINEを交換し、食事へ誘うことに成功。高田さんはその日、妻への気持ちが冷めてきていると知佳さんに伝えたそうで、知佳さんからのアプローチにまんざらでもない様子を見せていたと言います。「初めての食事の後に、そのままホテルへ行きました。私はずっと彼への気持ちを抑えていたので、彼と二人きりで過ごす時間は幸せな気持ちで満たされましたね。妻から高田さんを奪えたことにも満足し、毎日がとても楽しくて仕方なかったのですが…それからどんどん欲が出ていきました」知佳さんは次第に不倫関係では物足りなくなり、高田さんと妻を離婚させようと考え始めたそう。高田さんを奪いたいという気持ちを抱えながら、不倫関係を続けたと語っていました。穏やかな日常にも、不倫が忍び寄ることがあります。「自分は不倫なんて絶対にしない」と誓っていた人でも、目の前に現れた相手に心を奪われ、いとも簡単に不倫へと進む例も少なくありません。しかしどんなに恋心が募ったとしても、既婚者との関係は絶対に始めるべきではないでしょう。©west_photo/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月24日日頃の頑張りが認められ社長秘書になった真帆さん(仮名・38歳)。同時期に先代の娘婿として社長に就任した匠さん(仮名・35歳)が重圧に押しつぶされそうになる姿を見て「彼をそばで支えたい」という気持ちになって…。親身になって近づき、やがて二人は密会を重ねる仲に。しかし予想外の形で彼の妻(美鈴さん・仮名・34歳)に不倫がバレたことがきっかけとなり、真帆さんは匠さんにあっさり捨てられてしまいます。真帆さんは、匠さんと一緒にいると居心地が良かったのでこのまま不倫関係が長く続くことを願っていたと言います。そのため突然の別れが相当胸に応えたそう。社長である匠さんと顔を合わせるのは憂鬱だったものの、気を取り直して会社に行くことにしたのだとか。元不倫相手とサレ妻の立場が交代…窮地に追い込まれることに「翌日、会社は大騒ぎになっていました。なんと社長が匠さんから妻の美鈴さんに代わっていたのです。以前、美鈴さんは父である先代の右腕として働いていたこともあり、同族企業なので彼女の鶴のひと声で社長が交代した様子。彼女はグッと私に顔を近づけると『夫を略奪しようとしたあなたを許さない』『これからたっぷり復讐させてもらうから』と言ってきて…そこからが本当の地獄の始まりでした」この日を境に真帆さんは、新社長の美鈴さんに冷たく当たられるようになります。「美鈴さんはあからさまに私を追い詰めてきました。彼女は私たちの不倫の件から、移動をタクシーから運転手(康之さん・仮名・40歳)付きの車に変更して。私が車の見送りをすれば『あなたの顔なんて見たくない!』と怒鳴られ、帰ってくれば『スケジュール管理がなっていないから疲労困憊になるのよ』と言いがかりをつけられる始末。そんな様子を見た運転手の康之さんが『あんな言い方しなくてもいいのに』と私に同情してくれたのですが…。周りの部下は普段厳しく接していたこともあって、みんな美鈴さんの味方になっており私は完全に孤立してしまいました」しかし、生活していかなければならなかったので、真帆さんはそう簡単に仕事を辞めるわけにはいかなかったと言います。「社内は私と匠さんの不倫の話題で持ちきりでした。結局のところ自分が悪いのだけれど、周りから白い目で見られてやりきれない気持ちでいっぱいに…。そんな時、運転手の康之さんから『かわいそうで見ていられない』と言われ駐車場で急に抱きつかれて。本来なら、すぐに彼の腕を振りほどくべきだったのですが、メンタルが弱っていたこともあり誰かに寄りかかりたい気持ちから、私はそのまま身を任せてしまったのです」数日後、真帆さんは美鈴さんに社長室に呼び出されたそう。サレ妻からさらなる不倫を疑われ…必死に否定するも…「何事かと思いドアを開けると、そこには康之さんも同席していました。美鈴さんから『あなた、私の運転手とも不倫しているの?』『証拠もちゃんとあるのよ』と写真を見せられて。そこには私を抱きしめる康之さんの姿が写っており『抱き合ったのは一度きりで、カラダの関係は一切ありません』『康之さんが既婚者だと知らなかった』とはっきり否定したのですが…。康之さんは『真帆さんに誘惑されました』と素知らぬ顔で言い放ったのです。美鈴さんは、驚く私を見てほくそ笑んでいて…この状況から、康之さんとの不倫疑惑は彼女が仕組んだものだと悟りました」その後、康之さんと抱き合う真帆さんの写真が社内メールで出回ってしまいます。「私は社内で二人の男性と不倫関係にあったと噂されるようになりました。康之さんとは何もなかったのに、どんなに言い訳しても写真を見た周りの人たちは私の言葉を信じてくれなくて。さすがに職場に居づらくなった私は、退職を余儀なくされることに。精魂尽き果てたので、しばらく実家の両親を頼ることにしたのです。でも、美鈴さんが先回りして実家に不倫の証拠を送りつけていて、両親に『不倫ばかりして恥ずかしいと思わないのか!』と怒鳴られ敷居をまたがせてもらえませんでした」このタイミングで真帆さんは美鈴さんから慰謝料を請求されたのだとか。「不倫の代償として慰謝料を払うことになりました。今回のことでもう秘書の仕事はこりごり…次の職もこのご時世そう簡単に見つかりそうもありません。もうすぐ貯金も底をつき家賃が払えなくなる可能性も…。いつも男性に頼って生きてきたので、ピンチを一人で乗り越えるすべを知らなくて…私はこれからどうやって生きていけばいいのでしょうか」不倫したことで何もかも失った真帆さん。人の家庭を壊そうとしたのだから、つけが回ってきても何も文句は言えません。越えてはいけない一線があると自ら戒めておきましょう。©Kanazawa photo base/Adobe文・菜花明芽
2024年01月18日「困っている人がいたら放っておけない」と思うのはごく自然な感情ではないでしょうか。今回は、ある男性を守りたいという気持ちから不倫に陥ってしまった38歳社長秘書のエピソードをご紹介します。奔放な恋愛ばかり経験するも…精神的に追い詰められた彼が気になって真帆さん(仮名・38歳)は現在とある既婚男性(匠さん・仮名・35歳)と不倫関係にあると言います。なぜ、真帆さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「自分で言うのもなんですが、私は昔から男性にモテます。寂しがり屋な性格ということもあり、いつも男性がそばにいなきゃダメな恋愛体質なんです。ですので、相手が既婚者でも、彼女持ちでもお構いなしで…好きになった人はすべて自分のものにしてきました。さほど結婚願望もないので、気ままに独身生活を送っていると言った感じでしょうか」これまで思いのままに恋愛をしてきた真帆さん。しかし、社内不倫は今回が初めてだったのだとか。「小さい同族企業で秘書として働いています。地道に努力を重ねたかいがあり、最近社長秘書に抜擢されて…同じタイミングで社長に就任したのが、先代の娘と結婚し婿として会社を継ぐことになった匠さんでした。そばで見ていると彼は相当なプレッシャーを日々感じている様子。心配になった私は『無理は禁物ですよ』『何かあったらいつでも相談にのります』と頻繁に彼に声をかけていたのです。その結果二人で会話する機会が増えていって、匠さんが妻と不仲であると知ることに。徐々に私の中で『匠さんを支えられるのは私しかいない』という気持ちが芽生え始めました」母性本能をくすぐられた真帆さんは、匠さんに猛アプローチ。間もなく二人は不倫関係に陥ったそう。「私たちは不倫がバレることをとても恐れていました。社長と秘書という間柄なので、事実が知れるとすべてを失うとわかっていたからです。秘書である私が匠さんのスケジュールを調整して『取引先に出向く』と予定しながらもホテルで密会をしたり、『出張』と言いながらも後から私が合流する形で一緒に旅行したりして周りの目を欺くことに。毎日のように顔を合わせるため、基本的に私から連絡は一切しないことになっていて。匠さんは主にタクシー移動をしていることもあって、私のスマホの番号をカムフラージュのためタクシー会社の名前で登録。不倫関係が周りに気づかれないよう対策を徹底していました」でも、予期せぬ形で匠さんの妻(美鈴さん・仮名・34歳)に不倫がバレてしまいます。「ある夜、寂しさが募って私は匠さんのスマホに電話をかけてしまいました。すると妻の美鈴さんが出て『夫がタクシーに忘れ物でもしましたか?』と言うじゃないですか。彼のスマホに私の番号が『タクシー』と登録してあったからです。続けて『どうしてタクシー会社の方が夫の電話番号を知っているんですか?』と疑問を投げかけられて。まさかの展開に驚いた私は何も言わずそのまま電話を切りました」この時匠さんはそばにおらず、タクシー会社から急ぎの電話がかかってきたと思った妻がスマホに出たのだとか。自分のせいで妻に不倫がバレてしまって…その時彼が放った驚愕の言葉とは…?「まずいことになったと思っていたら、翌日彼に呼び出されました。匠さんは『昨日の電話が原因で妻に不倫がバレた』と語ると『もう君とは別れる』と冷たく言い放ったのです。すかさず私が『妻とうまくいっていないんでしょ?』と問いただすと『たしかにそうだけど、俺は世間体があるから離婚することはできない』と言われて。匠さんが『私のことよりも周りの目を気にしている』と知り…ここでようやく彼に遊ばれたのだと気がつきました」不倫相手にいとも簡単に捨てられてしまった真帆さん。突然別れを告げられても、身勝手に不倫に走ったのだからすべて受け入れるしかありません。©taka/Adobe文・菜花明芽
2024年01月18日彩実さん(仮名・28歳)は、叔父が重役を務める企業にツテで入社したのち、配属先の上司と不倫に堕ちてしまったそう。やがて自分が重役の姪であることが上司に知られてしまい、上司から別れをほのめかされてしまいます。しかし別れる気のなかった彩実さんは、強引に関係を続けさせました。さらに上司だけではなく、取引先の男性にも興味を持ってしまったそうで…。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。取引先の相手とも関係を持ち…「上司と不倫関係を続けながらも、気になる男性がもう一人現れました。彼は、職場に出入りしている取引先の若い男性。名前は濱野さん(仮名)と言い、私の1歳上で背が高くてイケメン。最初のうちは会釈する程度でしたが、少しずつ会話するようになりました。そこで私は、わざと叔父の名前を出してみました。珍しい名字なので、相手は親族だと気付くわけです。向こうにとって、私とつながるのはプラスでしかないので、連絡先を交換するまでスムーズでしたね。すぐに二人で食事に出かけるようになり、関係を持つまでにも時間はかかりませんでした」不倫相手との別れ「濱野さんには長く付き合っている彼女がいたので、私たちは割り切った関係として付き合っていました。そんな日々を続けていると、上司から“やはり別れたほうがいいのでは…”と深刻に訴えられました。恩人である叔父の姪に手を出してしまったことについて、相当悩んでいたようです。そのとき、私はすでに濱野さんに夢中だったので、ちょっと悩んだふりをしながら“そうだね”と別れを受け入れました。上司はホッとしたようでしたが、そのまますんなりとは終わらなかったのです…」上司の妻からの密告「別れた数日後、上司から“妻に気付かれた”と言われました。実は以前から、私たちの関係を上司の妻が疑っていたようなのです。とはいえ、すでに終わった関係なので、今バレたところでどうにもならないだろうと高をくくっていました。しかし、上司の妻が会社に報告を入れていて、私は人事に呼び出されてしまったのです。会議室に入ると、重苦しい表情の社員二人が待っていて、上司との関係について問われました。もう嘘をつくわけにもいかず、不倫の事実を認めるしかありません。私と上司の不倫の話は、重役である叔父の耳にも入ったようで、さらに私の両親にも報告が届きました」職場からは自主退社を促されて…「父親は何も言いませんでしたが、母親からは叱責を受けました。そのときに初めて、私がコネ入社できたまでの経緯を聞かされました。もともと父親と叔父はそりが合わず、あまり仲が良くなかったようです。ですが父は、私が良い会社で仕事に就けるようにと、叔父に頭を下げてくれたそう。そこまでしてくれた父への恩を、私は仇で返す形となってしまったわけです。そして、私が不倫をしたせいで、父親は再び叔父に頭を下げなければいけない状況となってしまいました。ようやく私は、自分のおかした罪の重さを実感したのです…。職場からは自主退社を促され、受け入れるしかありませんでした。不倫関係にあった上司は別部署へ異動することに。濱野さんは、もう私と付き合うメリットがなくなったので疎遠になりました。父親は私を責めることはしませんが、それが余計に心苦しかったです。今は小さな会社に就職し、地道に頑張っています」重役の姪ということで、自分に力があるように過信してしまったところもあるのかもしれません。これから地道に働き、失った信頼を取り戻していくしかないでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月17日就職や転職の際、なかには家族や親せきのツテで会社に入社する人もいるでしょう。今回お話を伺った彩実さん(仮名・28歳)も、縁故採用で叔父の会社に入社をしたそう。しかしその会社で、ひょんなことから不倫に走ってしまったと言います。当時どのような状況だったのでしょうか。就職先がブラックで転職「大学時代、一応就職活動はしていたものの、ダメだったらフリーターでいいやくらいに考えていました。運よくとある会社に入ることができたのですが、入社した会社はとんでもないブラック企業。給料は安いし残業は多いし、上司もパワハラ気質。辞める人が多くて、私も半年で退社しました。実家住まいで余裕があったので、しばらく働かずにプラプラしていたんです。するとある日、“叔父さんのツテで会社に入れるかもしれない”と母親から言われました。父親の兄である叔父は、ある会社の重役を務めているので、そのコネが使えるかもしれないと言うのです」配属先の上司に惹かれて…「私は父親とは仲がいいわけではなく、普段はさほど会話もしません。でも、叔父の会社はそこそこ大きくて給料もいいので、コネが使えてラッキーと考えて入社させてもらうことに。中途採用として部署に配属され、自分が重役の姪であるとは明かさずに、日々の業務をこなしていました。そして、叔父の会社で働き始めてからしばらく経ったころ、ある男性のことが気になるようになりました。相手は、私が配属された部署で働く直属の上司です。上司は40代前半で仕事ができるタイプで、頼りがいがあり、ほかの社員からの信頼も厚い人。ただ、残念ながら上司は既婚者でした」上司との不倫「ある日、その上司を含めて少人数で飲みに行くことに。これはチャンスと思い、飲み会の席で上司と連絡先を交換して、その日から直接やりとりをするようになりました。上司の反応はまんざらでもない様子だったので、試しに飲みに誘ってみるとまさかのOK。上司にも下心があったのか、思っていたよりもあっさりと話が進み、その日のうちにホテルに行ってしまいました。関係を持ってからは、周囲に気付かれないよう気を遣いながらも、密会を重ねていたんです。そんななか、不倫を始めたタイミングと同時期に、私が重役の姪ではないかという噂が部署内で流れ始めました。もともと、私はちょっと珍しい名字なので、気付かれるのも時間の問題ではありました。そしてその噂は、不倫相手である上司の耳にも入ってしまったのです」重役の姪であることがバレて…「上司と二人で会っているときに、噂は事実なのかと尋ねられました。私が頷くと、上司の顔が一気に青ざめ始めました。実は、上司は入社当初、私の叔父のもとで指導を受けていたそう。恩人の姪と不倫してしまったことがあまりにもショックだったのか、“どうしよう”と頭を抱えるような状態に。そして、別れをほのめかすようなことを言ってきたのです。そのときの私は、別れたい気持ちは微塵もありませんでした。なので、“今別れたら、叔父さんにも伝わっちゃうかも”と、脅すようなことを言ってしまったんです。私の言葉を受けて上司は大人しくなり、不倫を続けることを選びました。何も言えなくなった上司の姿を見て、私はまるで自分に力があるような錯覚に陥ってしまって…。こうして私は、なかば強引な形で上司との不倫関係を続けることになりました。」不倫が許されないのはもちろんのこと、周りの人の尽力があってこそ入社できたわけですから、その人たちを裏切る行為とも言えるでしょう。大きなリスクを伴う行為でしかありません。©Monet/Adobe Stock ©UTS/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月17日声のいい男性が好みのタイプだという紗英さん(仮名・28歳)。2年前に転職した勤務先に、まさにタイプの声を持つ上司がいたそう。上司は既婚者、紗英さんにも恋人がいたため、最初は恋愛対象として見ていなかったものの、次第に惹かれていったと言います。やがて自分からアプローチをして不倫関係に堕ちてしまった二人。その後、どんな結末を迎えたのでしょうか…。日増しに高まる独占欲「上司と社内不倫という状態になり、しばらくその関係が続きました。職場以外で二人で会うのは、1~2週間に一度。お店で待ち合わせをして、食事のあとにホテルへ、という流れでした。もともと声に惹かれたというところもあり、耳もとで囁いてもらえるのがとても幸せでしたね。プライベートな話をするなかで、上司の妻について聞く機会がありました。上司の話によると、“妻にはもう関心はない”“妻も働いているし、財布も別々”とのこと。そして幸いなことに、二人のあいだには子どもがいなかったので、“もしかしたら、離婚して私と一緒になることもあるんじゃないか”と思うようになりました。それからは、彼を独占したいという意欲が日増しに高まっていったんです」上司から衝撃のLINE「上司自身も“妻と別れたい”とよく言っていましたが、結論を急いで焦らせてはいけないと思い、私は気持ちを抑えて待つことに。そのあいだにも、料理を作って食べてもらったり、ちょっとしたプレゼントを渡したりと、気持ちを引き寄せるように努力をしていました。私なりにいろいろと考え、私と上司が同じ職場であることもネックなのだろうと思ったので、“私は会社を辞めてもいいから”と伝えたんです。すると上司は、“わかった”と強く頷いてくれました。ところが、その数日後、“大変なことになった”“妻に関係がバレた”というLINEが上司から届いたんです」不倫相手は自分だけではなかった「驚きましたが、“これで上司が離婚をしたら、私と一緒になれるのではないか”という考えも浮かび、そこまで深刻には受け止めていませんでした。翌日、上司から詳しい話を聞いたところ、なんでも妻は上司の不倫を疑っていたようで、探偵に調査を依頼したそう。そこで私との関係が判明したとのことでした。証拠の資料を見せてもらうと、私のマンションに入っていく上司の姿がバッチリと写った写真がありました。ただ、写真はそれだけではありません。ほかの資料には、上司が別の女性と手をつないでいる写真がありました。なんと上司は、私以外の女性とも関係を持っていたのです…」好みのタイプが同じだった同僚「その女性は、同じ職場の別部署で働く人で、以前に会話を交わしたこともありました。そのとき好みの男性のタイプの話になり、“声のいい人がいい”と言っていて、お互いに共感したことも思い出しました。私は上司にひたすら謝られましたが、そのときにはもうバカバカしくなっていましたね。なんで不倫相手に二股をかけられているんだと、人生を捧げようとした自分が情けなくなりました。その後、上司の妻から会社に報告が入り、上司は勤務地を異動したうえ、離婚することに。もう一人の不倫相手はそのまま職場に残りました。私にも異動の打診がありましたが、会社にも上司にも未練はなかったので自主退職しました。不倫の末に幸せな結末はないのだと実感し、今は深く反省しています」“転職先で出会った上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。自分たちの問題だけでなく、会社にとっても迷惑な話です。不倫はマイナスしか生み出しません。次の職場では不倫の沼にハマることのないよう注意してもらいたいものです。©Imaging L/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月14日新しい環境では新しい出会いがあり、相手に恋心を抱くこともあるでしょう。なかには既婚者と恋に落ちてしまい、トラブルに発展するケースも…。紗英さん(仮名・28歳)も、以前にそのような経験をしたことがあるそうです。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。上司との出会い「私は、男性の好みのタイプにおいて、とにかく声を重視します。特に、低くてフワッとやわらかい感じの声が好きなんです。2年前に転職したとき、新しい職場の同じ部署で出会った上司は、まさに理想的な声の持ち主でした。声だけでなく対応も穏やかだったので、初対面ですぐに好印象を抱きましたね。ただ、上司は40代の既婚者。見た目が特にかっこいいわけではないので、同性の同僚と男性社員の話になっても話題にもあがらないようなタイプです。私には彼氏もいたので、上司を男性として見ているわけではありませんでした。“いい声だな”と思う程度で、このときは恋愛感情はまったくなかったんです」飲み会で隣の席になり…「転職をして1か月ぐらい経ったころ、職場で飲み会があって、私は上司の隣の席に座ることに。すぐ近くで上司の声が耳に入ってきたとき、あまりにも好みの声質なので、聞いているうちにちょっとドキドキしてきました。脳が錯覚を起こしたのか、その瞬間から上司への思いが好意に変わった感じがしましたね。その後、職場で声をかけられると、やはりドキドキしてしまうんです。何か頼みごとをされると嬉しくなり、つい言うことを聞いてしまいたくなるような感覚に。少々手間のかかることでも苦にならず、上司のためなら何でもしたいと思うようになっていました」初めて二人きりで食事に「ある日、職場で残業をしていると、上司と二人きりになるタイミングがありました。私は思い切って、“食事でも行きませんか?”と声をかけてみたんです。上司は“いいね”と快諾し、“近くにおいしい親子丼の店があるんだよ”と言って、食事に連れて行ってくれました。そこで初めてプライベートな話をしたんですが、お互いの家族や恋人の話をしつつも、最初は探り合うような会話でした。その一方で私は、近い距離で上司の声を聞いているうちに、どんどん彼に惹かれていく感覚があり、“もしかしたらこの人と関係を持ってしまうかも……”と思い始めたんです」独占したいと欲が出てきて「数日後、前回ごちそうしてもらったお返しにと口実をつけて、私から飲みに誘いました。正直なところ、何か起こるのではないかと期待していたんですが、お酒が入っていい雰囲気にはなったものの、何もなくそのまま解散しました。別の日にもう一度飲みに行っても、やはりすぐに解散する流れに…。上司との関係が進展しない日々が続き、私のなかで次第にフラストレーションが溜まっていきました。もう気持ちを伝えたくてたまらなくなってしまい、次に二人で会った日に“好きなんです”と思いを告げたんです。すると、上司は私の思いを受け入れてくれて、私たちはそのまま深い関係になりました。とはいえ、私は彼氏と別れるつもりも妻から奪う気持ちもなかったんです。軽い気持ちでこっそり付き合おうと思っていました。それなのに、上司の声で愛を囁かれると、たまらない気持ちになってしまって……。上司を独占したい、自分だけのものにしたいと、欲が出始めてしまったんです。そこからはもう、どうやって妻から上司を略奪しようかということばかり考えるようになりました」“転職先で出会った上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。好みのタイプに当てはまる相手に惹かれるのは、自然なことだと言えます。ただ、相手が既婚者である場合は、いくら好みのタイプであっても関係を持つべきではありません。それは単なる不貞行為であり、破滅を迎える結果になることは免れないでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©Monet/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月14日夫(克敏さん・仮名・40歳)に不満を感じながらも、仕事と育児に追われる日々を送っていた紀子さん(仮名・38歳)。ある日、上司に仕事の成功と引き換えにカラダの関係を迫られてしまって。そんなピンチを救ってくれた後輩(佑さん・仮名・28歳)に思いを寄せるようになり、二人はやがて不倫関係に。しかし、あることがきっかけで佑さんに上司との不倫を疑われ、紀子さんはあっさり捨てられてしまいます。突然別れを告げられて悲しみに暮れる紀子さん。しかし、誰にも不倫がバレていなかったので元の生活に戻ることにしたのだとか。予想外の形で元不倫相手から復讐されて…「次の日、私は気を取り直して職場へ向かいました。すると上司から『佑さんが君からセクハラを受けたと訴えている』と告げられて。もちろん身に覚えがないので『そんなことしていません』と主張し、とりあえずその場を納めたのですが…。周りから白い目で見られて『二人は仲がいいと思っていたのに』『紀子さんが佑さんに迫っていたのでは?』と噂される始末。すべては私と上司が不倫していると勘違いした佑さんからの仕返しだったのです」その後、紀子さんのセクハラ騒動は、何の証拠もないので大事に至ることなく収束したそう。「まさか佑さんに復讐されるとは思ってもみませんでした。セクハラの事実はないものの、悪い噂に尾ひれがついてしまって…私は職場に居づらくなり退職を余儀なくされることに。元不倫相手の佑さんと顔を合わせるのもつらかったので、もう潮時だと思ったのです」急な決断だったので、仕事を辞めたことを家族にまだ伝えていなかったと言います。「私が退職の話をしようとしたところ、夫も『家族会議を開きたい』と言い出しました。すると娘(朱莉さん・仮名・13歳)の目の前で、突然私と佑さんの不倫の証拠写真をテーブルに並べ始めたのです。以前に増して、週末外出するようになった私を不審に思った夫がスマホを盗み見した様子。そこで動かぬ証拠を押さえるため探偵を雇ったのだとか。完全に不倫はバレていないと思っていたので、私はあまりのことに絶句してしまいました」娘は激しく泣きじゃくり、紀子さんの不倫を責め立てたそう。娘の前で夫に不倫を暴露されて…その時彼が発した驚きの言葉とは…?「すべて私が悪いので娘に何も言い返すことができませんでした。すると夫がたたみかけるように『朱莉が誕生日にもらったネックレス…それはママが不倫相手と選んだものなんだ』と暴露。事実を知った娘は『こんなものいらない』とネックレスを私に投げつけて、部屋を出て行ってしまったのです」予想だにしなかった展開にただぼう然とする紀子さん。なぜ、夫は娘の前でわざわざ母親の不倫を暴露したのでしょうか。「たしかに夫婦で話し合ってもよかったと思います。これまで育児に参加してこなかった夫は、強い絆で結ばれている私と娘を引き離そうと考え不倫を暴露したのだとか。すぐに夫は『これでお前の味方は誰一人いなくなった』とほくそ笑んだのです。『それにしても娘にはあまりにも酷だった』と話すと『全部お前が悪いんだろう』と夫に怒鳴られました。彼の言っていることは間違っておらず、私に言い返す権利などありません」紀子さんはその場で夫に家を追い出されてしまいます。「行く当てもないので、私はとりあえず実家に帰ることにしました。しかし、そこに娘が逃げ込んでおり、不倫の事実を知った両親に『孫を泣かせるなんて許せない』『家庭を大事にしなかった紀子が悪い』と言われ敷居をまたがせてもらえず…。住む場所もなく、退職したばかりで現在職もありません。その後夫とは離婚が成立し、最終的に慰謝料を請求されることに。不倫した結果何もかも失ってしまったけれど、これも全部自業自得だと思います」自ら不倫に走ったことで家族を傷つけてしまった紀子さん。今になっていくら後悔しても以前のような生活に戻ることなどできません。悪いことをしたら巡り巡って自分に返ってくると肝に銘じておきましょう。©MAXSHOT_PL/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日誰かの優しさに触れて嫌な気がする人はいないのではないでしょうか。今回は、上司から自分をかばってくれた年下男性と不倫関係に陥った38歳女性のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも何も言えず…仕事と育児に追われる日々紀子さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(佑さん・仮名・28歳)と現在不倫関係にあると言います。なぜ紀子さんは先行き不安な恋に走ってしまったのでしょうか。「うちは夫(克敏さん・仮名・40歳)と娘(朱莉さん・仮名・13歳)の三人家族です。夫は亭主関白の上嫉妬深くて、一緒にいても安らぎを感じることができません。しかも、子育てに協力的でないので私はずっとワンオペ育児を強いられてきました。それでも、おとなしい性格ということもあり、夫に不満を抱いていても文句ひとつ言えず…。ですので、この現状を仕方なく受け入れて生活するしかなかったのです」ここまで話を聞いても、浮気の気配すら感じないのですが…。「私は長年企画部で働いています。自分のアイデアが商品化されることにとてもやりがいを感じていました。しかしある日突然『君の企画を通す代わりに俺とカラダの関係を持たないか?』と上司に言い寄られて。最近私の考えた案はことごとく不採用になっていて…ちょうど自信を失っていたところだったのです。『そんなこと言われても困ります』と誘いを断るも、結局上司にしつこくされることに。それを見兼ねた後輩の佑さんが『あなた既婚者でしょう!なんてことを言うんですか!』と上司に釘を刺してくれました」その日を境に、上司は紀子さんに何も言ってこなくなったそう。「私は、身を挺して守ってくれた佑さんに思いを寄せるようになりました。『自分は既婚者だから…』と気持ちを押さえようとするも、それを止めることができなくて。でも、積極的なタイプではないので、最初は彼と休憩時間に談笑するだけで精一杯。その内容は夫の愚痴から始まり、近頃は悩みを相談する仲に。ある日『「娘の誕生日プレゼントを買いに行こう」と夫を誘ったけれど断られてしまった』と話すと、佑さんが『俺で良かったら一緒に行きますよ』と言ってくれたのです。思いがけない展開に私は心が躍りました」紀子さんは「ただ二人きりで会うだけだから何も問題はない」と考えていたのだとか。「彼は『今どきの中学生は大人っぽいものを好むようですよ』と言って、プレゼントにアクセサリーを勧めてくれて。『これなんてどう?』『もっとシンプルなデザインがいいのでは?』と二人で話し合って、娘に似合うネックレスを購入。その後、プレゼント選びに付き合ってくれたお礼に彼に食事をご馳走して…気がつくとあっという間に日が暮れていました」佑さんと楽しい時間を共にしたことで、紀子さんは家に帰るのが忍びなくなったと言います。「次の瞬間、私の気持ちを察したかのように彼がギュッと手を握ってきました。『もっと紀子さんと一緒にいたい』『これから二人きりになれる場所へ行きましょう』と誘われたのです。私は佑さんに好意があったので、言われるがままカラダの関係を持ってしまって…。『二人で会うのは一度きり』と決めていたのに、気づいたら毎週末彼と密会を重ねるようになっていました」そんなある日、紀子さんは再び上司に呼び出されます。「私はまた上司に誘われたらどうしようと思い悩んでいました。すると『次の企画は君に任せるよ』と言って、上司は私の肩をポンっと叩いたのです。地道な努力が認められ喜んだのもつかの間…私を心配して後を追ってきた佑さんがこの現場を見ていて。それが思わぬ出来事を引き起こすことになりました」上司との不倫を疑われて…その時彼が放った衝撃的な言葉とは…?「翌日、いつも通り彼とデートする予定でした。しかし、佑さんは鬼のような形相で現れて…私が『何かあった?』と聞くと『よくもそんなしらじらしいことが言えるな!』と怒鳴ったのです。さらに『昨日上司と廊下で見つめ合っていたじゃないか』『俺に隠れて二人は付き合っていたんだろう』とすごい剣幕で怒り出して。上司とは仕事の話をしていただけで、カラダの関係はないと説明しても、彼は聞く耳を持たず。『上司と好きなだけ不倫関係を続ければいいだろう』『俺たちもう終わりにしよう…君とは別れる』と捨て台詞を吐くと彼は足早にその場を去っていきました」本来の不倫相手である佑さんに「上司と不倫している」と誤解されたまま、突然別れを告げられた紀子さん。夫に不満があったとはいえ、自ら不倫に走ったのだから悲しい結果になっても仕方ないのではないでしょうか。©Imaging L/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日奈々恵さん(仮名・29歳)は実家の裕福な彼・聡志さん(仮名)と4年の交際を経て結婚を決意。結婚式を目前に控えたある日、職場の元同僚たちに結婚を祝ってもらったそうです。そのとき同僚たちとダーツバーを訪れ、イケメン店員のルカさん(仮名)と出会います。彼に惹かれ、再び二人で密会した奈々恵さんは、結婚式の1週間前に不倫関係に堕ちてしまったそう。その後どんな展開を迎えたのでしょうか?結婚式後も不倫を続行「結婚式は滞りなく終わりました。多くの祝福を受け、笑いあり涙ありのいい結婚式だったと思います。ただ、私の不倫は続行中で、式の1週間後にはもうルカ君と一緒に過ごしていました。そんな日々が続いていたある日、私たちの関係が元同僚の耳に入ってしまったのです。その元同僚は、もともとバーを紹介してくれて、ルカ君をかっこいいと言っていた人。それからも何度かお店に通ううちに、私たちの噂を耳にしたようでした。後日、その元同僚から連絡があり、二人で会うことになりました」元同僚の怒り「最初のうちは結婚生活などについて聞かれ、穏やかに会話をしていましたが、だんだんと元同僚の声のトーンが変わってきました。ついにルカ君の話になると、元同僚は“信じられない”と怒り出したんです。“私が紹介したんだから”と、ルカ君を奪われたような感覚なのか、悔しさを滲ませていました。さらに、“私が不倫の片棒を担いだみたいじゃん”と責めてきたので、私も腹が立ってしまい、“それとこれとは関係ないでしょう”と突っぱねてしまって。こうして元同僚を怒らせてしまったことが、のちに最悪の事態を引き起こすキッカケとなりました…」家族同士のいがみ合いに発展「数日後の夜、夫の聡志に“不倫してるのか?”と言われました。誰に聞いたのかと尋ねても教えてくれませんでしたが、元同僚からの密告であることは明らかでした。その時点では、聡志は呆れているだけのように見えたのですが、すでに不倫の話は聡志の家族にも伝わっていたのです。不倫を知った義母や義父が、“どうなっているんだ”と私の実家に訴えてきました。実は、もともと聡志の家族と私の家族は正反対のタイプということもあり、あまり折り合いが良くなかったんです。そして、私の父が“聡志くんに不満があったんだろう?”と聞いてきたとき、つい私が“うん”と返事をしまったせいで、“向こうの家族も悪い”と対決姿勢を見せ始めて…。その結果、しばらく家族同士のいがみ合いが続きました」家族会議中に訪問してきた人物は…「これからのことを話し合うために、実家で父と母と家族会議を開くことになりました。するとそこに、突然聡志が訪問してきたのです。家に入るとすぐ、聡志は“僕が悪いんです”と父に向かって頭を下げました。聡志の誠意ある態度に心を打たれたのか、父も“こちらも悪かった”と言って謝罪し、いがみあいは収束。当然、悪いのは私です。申し訳なさや後悔の念でいっぱいになり、頭を下げてくれた聡志ともう一度やり直したいと思いました。その後改めて心から謝罪をしたものの、“夫婦としての関係修復は難しい”と言われてしまい、そのまま離婚に向けて話が進んでいきました。今は実家に戻り、ルカ君とも関係を断ち、つつましく暮らしています。聡志を失ったことで、初めてその存在の大きさを感じ、いまだに心にぽっかりと穴が開いたような気持ちのままです。たくさん傷つけてしまいましたが、聡志には本当に幸せになってほしいと思っています」“結婚式直前に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。夫の機転を利かせた行動により、家族同士の全面戦争という最悪の展開には至らずに済んだようです。夫を見直すキッカケとなったものの、もう手遅れ。日頃からもっとコミュニケーションをとっていれば、良い面を知るうちに相手を大切に思う気持ちが育まれ、不倫に堕ちることはなかったのかもしれません。©polkadot/Adobe Stock ©milatas/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月10日愛し合う二人がこれからの人生をともに生きていこうと歩み出すのが、結婚というものでしょう。しかし、そのような局面で、相手に対して「この人でいいのかな」と迷いが生じてしまうことも…。奈々恵さん(仮名・29歳)も、かつて結婚直前に心が揺らぎ不倫に走ってしまったそう。当時の状況をお聞きしました。実家が裕福な彼との結婚「20代前半のころ、のちに夫となる聡志(仮名)と知り合って交際を始めました。その4年後に結婚することになりましたが、交際期間が長かったからか、本当に好きなのかどうか自分の感情がわからなくなっていて…。ただ、聡志の実家は会社を経営していて、とても裕福。聡志は親の会社で働いていましたし、彼は次男だったので比較的しがらみも無さそうで、条件が良かったんです。何をするにも私が主導権を握っていて、ワガママを言っても聞いてくれるので、最終的には結婚を決意しました」元同僚たちと結婚祝い「結婚を決め、式の日取りなども決まったタイミングで、私は仕事を辞めました。その後、結婚式の3週間ほど前に元同僚たちから連絡がきて、私の結婚を祝ってくれることになったのです。元同僚たち6~7人で集まり、お酒を飲みながら楽しく会話をするなかで、一人の同僚が“近くのダーツバーに通っている”と言いました。“そこの店員のなかにかっこいい人がいる”と言うので、その場のノリもあって“今から見に行こう!”となったんです」ダーツバーのイケメン店員と出会い…「ダーツバーはすぐ近くにありました。お目当ての店員さんはルカ君(仮名)という男性で、確かにイケメン。背が高くスッとした顔立ちの、韓流アイドル風の容姿でした。ルカ君にダーツを教わったのですが、みんなお酒を飲んでテンションも上がっていたせいで、かなり失礼な言動もあって…。それでもルカ君は丁寧に接してくれたので、好印象を持ちましたね。それに、途中でルカ君が私を見て、“めちゃくちゃスタイルいいですね”と褒めてくれたんです。そのころは式に向けてダイエット中で、3~4キロ体重を落としていたので自信になりましたし、イケメンに褒められたことにもドキッとしました」結婚式の1週間前に不倫「結婚式まではいろいろとやることが多かったのですが、私は仕事を辞めていたので時間はありました。すると無意識のうちに、ダーツバーでの楽しかった時間を思い返すようになり、次第にルカ君に会いたいという思いが強くなっていって。ただ、またみんなを集めるのは面倒だと思い、一人で行ってみることにしました。夕方の少し早い時間に訪ねると、お客さんがほとんどいなかったので、ルカ君と二人の時間を過ごすことができました。そして、ルカ君と会話するなかで、完全に彼を好きになっている自分に気づいてしまって…。ルカ君から“今度飲みに行きませんか?”と誘いを受けたときは、正直嬉しくてたまりませんでした。約束通り、結婚式の1週間前にルカ君と二人で会うことに。そのまま深い関係になり、私は不倫に堕ちてしまったのです」“結婚式直前に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。結婚式を目前にして、幸せ絶頂の時期だったはず。ただ、結婚に対する迷いが少しでもあると、不倫という落とし穴にハマりやすいのかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月10日不倫を繰り返す夫への仕返しとして、自分も不倫を始めた紗季さん(仮名)。しかし紗季さんの不倫中に、夫も新たに不倫をしていた事実が発覚。問い詰めたところ、夫はすでに紗季さんの不倫を知っており、「お前も不倫しているんだろう?」と開き直ったのです。その後、夫婦関係は思いもしなかった方向へと進んでいったそう…。心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の不倫による転落劇をお届けします。夫から突然「離婚」の申し出「夫と私は、このままお互いに不倫を公認する関係になっていくのかな、と思っていました。しかし夫はいきなり、『もうこうなったら離婚しようよ』と、まるで週末にどこかに出かけようというような軽い口振りで提案をしてきたんです。まさか夫から“離婚”という言葉が出るとは思っていなかったので、この時点でかなり動揺しました」自分も不倫をしている立場なので、夫の新しい不倫を追求することができない紗季さんは、夫の言い分をまずは聞いたとのこと。夫は「もともと夫婦としてしっくりこないから、俺は浮気を繰り返した」、「君が不倫をするほど好きな人ができたなら、俺ではなくその人と幸せになってほしい」と言ってきて、強い離婚の意思を示したそうです。「最初は冗談かと思っていましたが、話を聞いているうちに夫は本気で離婚をしたいのだと感じました。だけど私の不倫は、夫への腹いせから始まったもので本気ではなかったので、夫に離婚をされたら困るのは私です。ここまで事態が悪化して初めて、私は自分がとんでもないことをしてしまったのだと気づきました」結婚してからパートや派遣社員で短期の仕事しかしてこなかった紗季さんは、離婚をしても自立をするだけの経済力がなく、夫と離婚をすれば生活への不安が強かったとのこと。しかし夫は、紗季さんの言葉にはまったく耳を傾けることなく「夫婦双方が不倫しているんだから、もうとっくに家庭崩壊だ」「頼むから離婚してくれ」の一点張りだったとか…。“腹いせの不倫”という理屈は通用しなかった「夫に対して『私の不倫は、あなたへの腹いせで本気ではない』と何度伝えても、夫の離婚意思が変わることはありませんでした。今思えば、夫は本当に家庭にうんざりしていて、息抜きのために不倫を繰り返していたのかもしれません。私が不倫をしていたことで、やっと離婚できる口実ができたとでも思ったのかというくらい、離婚と言い出してからの展開は早かったのです…」最後まで紗季さんは離婚に抵抗したそうですが、夫の提案した離婚条件をのむ形で協議離婚が成立。慰謝料はなく、婚姻期間に応じた財産分与のみでした。「財産分与のお金で、なんとか新生活の準備はできましたが、結婚してからずっとキャリアを中断していた私は、就職も思うようにいかず今もアルバイトをしています。あのとき、自分が腹いせで不倫をしていなければこんなことにはなっていなかったはずだし、夫だって再び不倫をすることはなかったかもしれません。夫婦関係を完全に壊す引き金を引いたのは、私なんだと思うと悔しくて仕方ありません。人づてに聞いた話では、夫も再婚はしていなくて、家事ができないので独り身で大変そうと聞いてはいます。私が不倫さえしなければ、夫婦の再構築だってできたかもしれない…と後悔しています」不倫のきっかけが“腹いせ”だったとしても、不倫は許されることではありません。夫婦としてこれまで築き上げてきたものを一瞬にして破壊してしまうほど、不倫には強い破壊力があるのです。©健二 中村/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日ナギサさんは高校時代から付き合っていたタクミさんと長い月日を経て結婚。しかし挙式直後、新居の寝室で不倫の証拠を発見。浮気中の2人を寝室に閉じ込めたナギサさん。出てきたのはなんと50代後半くらいの女性……夫は「これくらいの女性が一番好き」と熟女好きをカミングアウト。さらに、結婚した理由は、ナギサさんの母親目的だったと衝撃の告白。怒ったナギサさんは夫を家から追い出しました。 ナギサさんは夫の不倫を両親に報告するため実家へ。父親は意見を曲げない自分勝手な亭主関白タイプ、母親はその父親の言いなりのため両親とウマが合わず疎遠でした。 父親にはある程度言われる覚悟をしていましたが、夫に不倫されたと報告すると「女が悪い」「女にはわからない苦労が男にはある」などなぜかナギサさんを一方的に責めるばかりで、心配は一切してくれません。 さらに父親と思えない発言は続いて……。 実の娘にそんなことを言う? 「新婚なんだからこんなことで離婚は許さない」「仕事を辞めて家庭に入れば心の余裕が生まれて、こんなつまらないことにいちいち怒らんだろう」と、娘のことを一切心配せず、ひどい発言を続ける父親。 ナギサさんは涙を浮かべながら反論しますが、何も響きません……。「夫のために時には目を瞑るのも妻の役目」「男を見る目がない、自業自得だ」などと女性を見下す発言は止まりませんでした。 そんな父親に限界に達したナギサさんは「昔っからそういう考え大嫌いだったの」と反撃すると、「これだから女はすぐ論点ずらしてギャーギャー騒ぐから嫌いなんだ」と父親とは思えない発言をしてきたのです。 父親の言葉はどれも女性を見下したひどいもの。自分の娘に対して愛情のかけらも感じない発言ばかりで残念ですね。価値観がまったく違う話の通じない父親とは、関わるほどストレスになってしまいそう。これ以上関わらず距離を置くほうがいいかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2024年01月05日ナギサさんは高校時代から付き合っていたタクミさんと長い月日を経て結婚。しかし挙式から1週間後、新居の寝室で不倫の証拠を見つけてしまいます。そんな中、ナギサさんが出張で家を空けている間に、自宅の寝室に女を連れ込んでいた夫。怒り心頭のナギサさんは2人を寝室に閉じ込めたのです。扉を開けると、夫の不倫相手は若い男性が大好きな50代の女性が出てきました。夫が熟女好きだったことがわかり、ショックを受けるナギサさん。 さらに、ナギサさんと結婚した理由は、ナギサさんの実母・キョウコさんを「お義母さん」と呼びたかったからだと言ってきたのです。 頭にきたナギサさんは夫を家から追い出し、両親にこの一件を報告することにしました。 被害者に対して許せない発言が! 夫の不倫をひとりで抱え込むわけにもいかない……と、ナギサさんは両親に報告するため実家へ。 父親は自分の意見を曲げない自分勝手な亭主関白タイプで、母親はそんな父親の言いなり。そんな両親とウマが合わず、疎遠になっていました。 夫の不倫を報告すると、父親の第一声が……「ナギサ、お前何かやらかしたのか?」と、ナギサさんを責める発言をしてきたのです。 状況を説明しますが、父親は「昔から結婚に向かなそうだもんな」「不倫はたいてい女が悪い」「男には女にはわからない色々な苦労がある」などモラハラ発言を連発! さらに「不倫は男が誰しも通る道だから許してやれ」と夫の味方をすることまで言ってきたのです。 理解し難い父親ですね。不倫されたのは「お前が悪いからだ」と心配している様子は一切なく、一方的に責めるばかり。こんなにも娘の気持ちに寄り添ってくれない両親と疎遠になってしまうのは仕方がないかもしれません。そして非難されるべきはナギサさんではなく、不倫をした夫です。ナギサさんの父親には何が正しいのか、だれが悪いのか、しっかり考えてほしいものです。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2024年01月04日不倫をしている女性のなかには、やめるべきだとわかっていても、彼のことが好きでなかなか別れられない…という人が多くいます。ところが、ひょんなことがきっかけで突然目が覚めて、不倫から足を洗おうと決意するケースもあるようです。今回は、既婚男性と付き合った経験のある女性から「不倫をやめようと思った瞬間」を聞いてきました。事が済むと急いで帰ってしまう彼氏「過去に既婚者と付き合っていたことがあります。友達から不倫を猛反対されていたんですが、彼のことが本気で好きだったのでなかなか別れる決断ができず、1年ほど付き合っていました。でも彼、私の家に来ても絶対に泊まらないんです。やることだけやって、すぐにシャワーを浴びて慌てて帰っていく彼を見ていたら、これじゃセフレと変わらないな…とすごく虚しくなってしまって。それで彼と別れることを決めました」(凛花/29歳)どんなに彼と自分が愛し合っていると信じていても、不倫である以上、彼にとっての一番にはなれません。家庭を優先する既婚者の態度に傷つくこともしばしばあるようです。やはり本当に自分を大切にしてくれる男性との恋愛が望ましいです。「取引先」だと紹介された「既婚者の男性と2年くらい付き合っていたことがあります。一緒にいるときはすごくラブラブだったので、そこまで不満はなかったんですが、ある時デートで食事している時に、店内で彼の知り合いにバッタリ会ったんです。そしたら彼が咄嗟に私のことを『取引先の方です』と知り合いに紹介して…。その時は空気を読んで、彼に合わせてあげたものの、後になって怒りが沸々と湧いてきました。きちんと彼女として紹介もしてもらえないなんて、なんだか惨めな気持ちになって、自分から別れを告げました。(梓/32歳)不倫の場合、堂々とデートすることすら許されません。2人でいる時はラブラブだとしても、外に一歩出れば、“日陰の女”扱いをされてしまうのです。自分の価値を下げるような恋愛は、絶対にやめるべきです。結局妻が一番だった「以前、会社の先輩と不倫していました。奥さんとは全然うまくいっていなくて、私のことを愛していると言ってくれるのがすごく嬉しかったんですが…。週末になると、私がどこで何をしているのか彼がやたらと知りたがるんです。最初は、私のことを気にしてくれているからだと思っていましたが、途中で、週末は妻とデートしていることが多く、私とバッタリ会ったりしないように、私の動向を探っていたことに気づきました。口ではうまいことを言っても、結局妻が一番大事なんだなと気づいたら一気に冷めて、不倫なんてやめようと思えました」(友紀/33歳)不倫をしている男性は、妻にも不倫相手にも、どちらにも良い顔をしていることが多いです。「もう妻とは終わっている」と散々言っていたのに、実は円満だった…などというケースもしょっちゅう。既婚男性の言葉巧みなアプローチに惑わされないようにしたいですね。不倫経験のある女性に聞いた「不倫をやめようと思ったきっかけ」を紹介しました。既婚男性と付き合っていると、惨めな思いをしたり、虚しい気持ちになることも多いようです。やはり不倫ではなく真っ当な恋愛をしたほうが、心をすり減らすこともなく幸せになれそうですね。©taka/Adobe文・小泉幸
2023年12月30日ナギサさんは高校時代から付き合っていたタクミさんと長い月日を経て結婚。しかし挙式から1週間後、新居の寝室で不倫の証拠を見つけてしまいます。ナギサさんは不倫の証拠を集めるために、部屋に防犯カメラを設置したりしますが、証拠が集められずにいました。夫はナギサさんが出張中に浮気女と密会を約束。ナギサは出張を早めに切り上げ、荷物を置きに自宅へ戻りました。すると会社にいるはずの夫と浮気女がお楽しみ中だったのです……! ナギサさんは 寝室の前に重い家具を置き、扉にテープを貼って2人を寝室に閉じ込めました。監禁されたことに気づいた夫は「とにかく出せよ!」と謝罪どころか逆上! 扉を開けると、人数的に不利になってしまうと考えたナギきサさんは、味方をつけるため、お風呂場で発見した浮気女のバッグからスマホを取り出し、苗字が同じ人物に電話をかけることに。 妻が連絡をした相手とは? パスワードがかかっていない浮気女のスマホから、相手は『香山サチコ』という人物であることが判明しました。ナギサさんは同じ苗字の人物を探し出し電話をかけることに。 電話に出た男性に「あなたの奥さんがうちの旦那とわが家で浮気の真っ最中なんです」とストレートに伝え、家に来てもらうようにお願いしました。 電話の男性は「申し訳ございません。すぐに向かいます……」とあっけない反応。それから10分後。インターフォンが鳴り玄関を開けると、そこにいたのは中学生らしき男の子が! ナギサさんが電話をかけた相手は、サチコさんの息子だったのです。 衝撃の展開でナギサさんは気が動転してしまいました。まさか息子に電話していたとは……。それにしても中学生の息子を持つ母親が昼間から不倫を楽しんでいるなんて最悪ですね。早くこの問題が解決するといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年12月30日知人の夫・正志さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまった美奈さん(仮名)。結婚を見据えて他の男性とも交際していましたが、不倫をしていることが知られてしまい、破局したそうです。その後、不倫相手との関係はどうなったのでしょうか…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫によって地獄の末路を迎えた30代女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻から厳しい要求が…不倫していることがバレて、恋人と別れた美奈さん。その後、恐ろしい事実が発覚したそう。実は彼は、不倫相手の妻である岡山さんと知り合いで、美奈さんが不倫をしている情報は岡山さんから聞いたものだったということ。つまり美奈さんの不倫は、すでに不倫相手の妻に知られていたのです…。「このまま穏便には済まないだろうな…と感じていたところ、すぐに岡山さんの代理人弁護士からの書面が自宅に届き、慰謝料を請求されました」岡山さんから「2度と夫(正志さん)と会わないこと」「美奈さんから岡山さんへの謝罪をしてほしいこと」「120万円の慰謝料を支払ってほしいこと」を要求された美奈さん。知人の夫との不倫の代償は、美奈さんが想像していたよりもとても大きなものだったそうです。「薄給生活で貯金がほぼゼロだった私にとって120万円は大金でしたし、恋人に振られた直後に正志さんも失うことになり精神的なダメージや孤独感も凄まじかったです。でも何よりしんどかったのは、岡山さんに会って謝罪をしなければならなかったこと。指定された日に岡山さんの代理人弁護士の事務所に行くと、岡山さんと正志さんがいて、その場で私は謝罪をしました。岡山さんからは冷たい言葉で延々と罵られました。彼女の目は私への憎しみに満ちていて、人様から恨まれることの怖さを思い知りましたね」全てを失って人生はどん底岡山さんに不倫を知られて以降は、正志さんから美奈さんへの連絡もぱたっと途絶えていたそう。弁護士事務所で久しぶりに顔を見た正志さんはひどくやつれていて、美奈さんが知る正志さんとは別人としか思えなかったとのことです。不倫の経緯についても、全て美奈さんが主導したことになっていて、一方的に正志さんをそそのかした立場にされてしまったとか。信じていた不倫相手の激しい裏切りにも、美奈さんは大きなショックを受けたと話します。「全てを一瞬にして失いましたし、不倫相手を信じていた自分の愚かさを悟りました。この件があってから岡山さんは共通の知人に私の悪口を言いまくり、自業自得ではありますが私の周囲からはサーっと人が離れていきました。お金もなく恋人もいなくて、強い孤独感もあるなか、なんとか仕事だけは続けていましたが、ついに精神的に弱ってしまって体調を崩し、つい先日、長く続けていた仕事も退職しました…。虚脱感というか無力感というか、30代という貴重な時間を不倫ですべて台無しにしてしまった自分が情けないです。新しい恋愛を始める気になんてとてもなれませんし、自分がやってしまったことへの代償が大きすぎて、安易に不倫をした自分の馬鹿さ加減に呆れます」不倫によって人生が狂った末に、なかなか立て直すことが叶わずドン底のまま時間だけが過ぎていく人もいます。そのときになって過去の自分の行動を呪っても、あとの祭り。最初から不倫に足を踏み入れるべきではないのは、言うまでもありません。©yamasan/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月27日友人や知人の配偶者と不倫をした末に、人生を大きく転落させる人もいるようです。30代で知人の夫との不倫を始め、人生計画が大きく狂った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。旧知の知人の夫と知っていて不倫関係に30代半ばの美奈さん(仮名)の不倫相手は、昔からの知人女性・岡山さん(仮名)の夫・正志さん(仮名)。不倫をする前から、正志さんが岡山さんの夫であることを知っていたそうです。「岡山さんとは旧知の仲でしたが、友だちと呼ぶには遠い関係です。正志さんとは、仕事の関係で知り合いました。最初は知人の夫だから不倫なんて絶対にダメだと思っていたのですが、正志さんとは話もよく合うし、一緒に過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまうほど相性がよくて…。彼からも『この愛は本物だ。妻には申し訳ないけれど、僕は運命の人に出会ってしまったんだ』と言われ、岡山さんには申し訳ないと思いつつも不倫関係になってしまいました」最初のうちこそ正志さんと密会するたびに、知人である岡山さんの顔が浮かんだと振り返る美奈さん。しかしそのうちに罪悪感は薄れ、正志さんとの不倫にどっぷり浸かっていったそうです。ところが、美奈さんがある男性と出会ったことで状況は大きく変わっていきます。新しい彼と不倫相手との二股交際「ある日、他の友人から『美奈もそろそろ婚活したら?知り合いの男性を紹介するね』と言われて、会うことになりました。正志さんと不倫関係は続けていましたが、いつまでも不倫をしていても将来が見えないし、正志さんとの付き合いは続けつつも、結婚を考えられる相手も探していかなくてはいけないなと思って…。友人からの紹介話を受けることにしたんです。友人には、私が不倫中であることはずっと伏せていたので、シングル生活が長い私に友人が同情して男性を紹介してくれるんだろうと思いました」友人の紹介で知り合った男性は、朗らかで仕事もできそうなタイプ。美奈さんは「結婚するならこんな人だな」と好印象を抱いたそう。正志さんとの不倫を続けつつも、その男性とも定期的なデートを続けていったとのことです。そして新たな恋愛も順調に進み、不倫をやめる覚悟を決めた美奈さんでしたが、その矢先にとんでもない出来事が起きてしまいます。「ある日、新しい彼から『話がある』と呼び出され、知人の夫と不倫をしているのかと問い詰められました。どこで情報を得たのかわからなかったのですが、彼の言う内容はおおむね事実でした。誠意を見せたかった私は、不倫の事実をその場で認めたんです。すると彼は『不倫をするような女性とは結婚できないから、2度と会うことはできない』と言い残し、その日を境に連絡が取れなくなってしまいました。でも正志さんへの気持ちが強かったそのときの私は、彼が去ってしまった以上はもう少し不倫を続けようかな、という程度の軽いダメージしか受けなかったんですよね」なぜ彼が美奈さんの不倫を知ることになったのか疑問に思いつつも、すぐに切り替えて正志さんとの密会を続けたそう。当時を振り返り、「今思えば、不倫に溺れて冷静ではなかったんだと思います」と語ってくれました。不倫相手の配偶者が友人や知人であれば、想像もしなかったような地獄のドロ沼を迎えるリスクも上がるでしょう。相手が誰であれ、不倫は許されるものではありませんが、知人の配偶者との不倫となれば、のちのダメージの大きさは計り知れません。©One/Adobe Stock ©rrice/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月27日三十代になったことを機に自分のお店を持ったネイリストの杏奈さん(仮名・30歳)。初めて来たお客さま(皐さん・仮名・29歳)の話す夫(正也さん・仮名・31歳)の愛妻家ぶりに強い興味が湧き、正也さんがお店の隣のジムにトレーナーとして勤務していると知るやいなや、すぐに入会。マンツーマン指導を受けて彼との距離を縮めやがて不倫関係に。しかし、ある日突然杏奈さんは正也さんにあっさり捨てられてしまいます。厳しい表情でさよならを告げる正也さんを見て、別れを受け入れるしかなかった杏奈さん。しかし、彼を愛していたというより、その人柄に関心があっただけなので気持ちを割り切るのにそう時間はかからなかったのだとか。不倫相手と別れた後にサレ妻から強い抗議を受けて…「正也さんと不倫していたものの、私は結婚願望がなかったので彼の家庭を壊すつもりはまったくありませんでした。そのため、不倫関係が終わってもすぐに気持ちを切り換えることができて。でも、衝撃的な出来事が起きて奈落の底に突き落とされることに。ある朝、お店の玄関先に彼の妻である皐さんが作った愛妻弁当が置いてあったのです。もう正也さんとは別れたのに…と疑問に思いつつも中を開けると、お弁当箱には皐さんからの手紙が一通入っていました」あまりの恐ろしさに封を切る杏奈さんの手は震えたと言います。「案の定、そこには怒りの言葉がたくさん書いてありました。夫から週末デートに誘われなくなった皐さんは、怪しいと思い探偵を雇ったのだとか。それで証拠を掴み、私と正也さんの不倫を知ることになった様子。『愛妻家の夫が羨ましいからって横取りするなんてひどすぎる』と彼女は強く抗議したうえで『でも、夫はあなたでなく私を選んだのよ!』『私たち離婚しないから』と文面で主張してきて。最後は『これで復讐が終わったと思わないでね』という言葉で締めくくられていました」こんな手紙を受け取ることになったのも自業自得だと痛感した杏奈さん。すっかり気が滅入ってしまったので、憂さ晴らしをするためジムへ行ったそう。サレ妻の怒りは収まらず…その時彼女が下した強烈な制裁とは…?「ジムの廊下に人だかりができていました。不思議に思い近くの掲示板を見るとそこにはある張り紙が…。『スイミング教室中止のお知らせ』とあり『担当の正也先生の退職のため』と理由が書いてあったのです。彼は皐さんから違うジムに勤めるよう言われたのだと確信。次の瞬間、みんなの視線が私に集まって…よくよく張り紙を見返すと赤い字で『ジムの隣でお店をやっている杏奈さんとの不倫が原因です』と書き足されていて。人ごみの中に皐さんの姿があり、これは彼女の仕業だとすぐに勘づきました」大半がジム関係のお客さまだったので、不倫の事実が知れ渡るとお店に人が訪れなくなったのだとか。「ある日『今から行ってもいいですか?』と一本の電話がお店にかかってきました。予約もなかったので『いいですよ』と答えたものの、お客さまの名前を聞き忘れてしまって。私が気を揉んでいるとそこへ現れたのは元不倫相手の妻の皐さん。驚きのあまり何も言えないでいると、彼女は『確認してほしいものがある』と切り出したんです。探偵が集めた不倫の証拠を一つ一つ見せられて、すべて事実だと認めると慰謝料を請求されることに。さすがにここまで追いつめられると私の心も完全に折れました」さらに皐さんは「あなたの実家にも不倫の証拠を送った」と言ったそう。その結果、杏奈さんは完全に逃げ場を失ってしまいます。「あれからというもの、お店は開店休業状態になってしまいました。しかも、毎日皐さんがやって来ては『今日も誰もいないのね…不倫したつけが回ってきたのよ』と捨て台詞を吐くのです。お店をやっている限り、こんな風に彼女の復讐は続くのでしょう。これに耐えかねて私はお店をたたむことに…。でも、慰謝料を支払わねばならないのに職を失って、実家も頼れず。私は一体これからどうすればいいのでしょうか」愛妻家に関心を持ったがゆえに不倫に走ってしまった杏奈さん。軽い気持ちで相手の妻を傷つけたのだから、人生が立ち行かなくなってもすべて背負って生きていくしかありません。何事にも越えてはいけない一線があると覚えておきましょう。©takahiro/Adobe文・菜花明芽
2023年12月22日「隣の芝生は青い」と言うように、他の人のものがやたら良く見えることは多々ありますね。今回は、お客さまののろけ話をきっかけに、相手の夫を略奪してしまった30歳ネイリスト女性のエピソードをご紹介します。結婚願望はないものの…お客さまの夫自慢に興味が湧いて杏奈さん(仮名・30歳)は、ひょんなことから既婚男性(正也さん・仮名・31歳)と不倫関係に陥ったと言います。なぜ、杏奈さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は長年ネイリストをしています。三十代になったことを機に独立し、小さいながらも自分のお店を持ちました。ただあまりなじみのない土地なので、これから少しずつお客さまを増やしていこうと、お店のホームページを立ち上げてネット予約を開始…するとすぐに数人のお客さまが来店してくれることに。この仕事を天職だと思っているので、お店を大きくしようと躍起になっていました」やる気に満ち溢れている杏奈さん。ここまでの話を聞くと、とてもこの後不倫に走るようには思えないのですが…。「実は、初めてのお客さま(皐さん・仮名・29歳)との会話が不倫のきっかけになりました。ネイルの施術はもちろんですが、相手と話をしながらのコミュニケーションも大事。その日は『結婚』の話題になり『私は独身なんです…結婚願望もなくて』『両親の仲が悪かったから家庭に夢を描けない』と本音を打ち明けたんです。すると、お客さまの皐さんが『結婚っていいですよ!うちの夫は愛妻家なんです』と自慢してきて。さらに『毎食後、皿洗いをしてくれる』『決まって週末は二人でお出かけ』と言ってはのろけるばかり。私は『素敵な旦那さまですね』と褒めつつも、そんな男性いるわけがないと疑念を抱いていました」この話で杏奈さんはお客さまの夫に強い興味を持ったそう。さっそくその人となりを知りたいと思ったのだとか。「それから、聞き役に徹して皐さんからいろいろ情報を引き出しました。彼女の夫である正也さんは、お店の隣のジムにトレーナーとして勤務している様子。私は『愛妻家』と呼ばれる彼を一目見たい気持ちにかられ、すぐにジムで入会手続きをして。皐さんと同じ苗字の男性に近づきそれとなく名前を確認…その場で彼女の夫を誘惑することに。正也さんにパーソナルトレーナーになってもらいマンツーマンで指導を受けることにしたのです。そこで『私の運命の人はあなただったのかも』『私ならあなたをもっと幸せにできるのに』と迫ると、彼はいとも簡単に私の手に落ちました」「本当に家庭がうまくいっているの?」と疑いたくなるくらい、正也さんの心は杏奈さんに傾いていったと言います。その後どんな風に二人は仲を深めていったのでしょうか。「自分でも普段からネイルをしています。少しでもお客さまの見本になれるようにという気持ちからです。ただ私は爪が折れることを恐れ、食事は外食かお惣菜ですませるので料理は一切しません。不倫関係がバレないよう正也さんとは私のお店で密会…それほど予約も入っていないし、お昼休みはずっと一緒にいるといった感じ。彼は『お腹が空くからお弁当を二つ作ってくれ』と妻に頼むようになって。その分を私にくれるように…つまり妻に、私がお昼に食べるお弁当も作らせていたのです。正也さんのために作られた愛妻弁当を食べることに罪悪感はまったくありませんでした」彼の勤めるジムにお店のチラシを置いてもらい、そこで顔見知りも増えたことで多くのお客さまが来店するようになったそう。お店が忙しくなったので、二人は昼休みではなく週末に密会を重ねるようになったのだとか。何の前触れもなく不倫相手が店を訪れて…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「そんなある日、彼が久しぶりに店にやって来ました。私の顔を見るなり『君との不倫関係をなかったことにしたい』『別れよう…俺は自分の家庭に戻るよ』と言い出した正也さんの表情はとても険しく、何を言っても彼を引き止めることはできないと悟って。ただ漠然と彼と一緒に過ごす日々が続くと思っていただけに、その言葉に相当なショックを受けました。私は納得できないまま仕方なく別れを受け入れるしかなかったのです」突然の別れにぼう然自失の杏奈さん。興味本位な気持ちから、自ら不倫に走ったのだから何も文句が言えるはずもありません。©mapo/Adobe文・菜花明芽
2023年12月22日玖美さん(仮名・28歳)の職場には、妻から激しい束縛を受ける角谷さん(仮名)という上司がいました。角谷さんに同情した玖美さんは、次第に角谷さんへの好意が芽生え、出張先で関係を持ってしまったそう。その日から束縛妻の目を盗んで密会していた二人は、いったいどのような結末を迎えたのでしょうか。出張と偽って密会を重ねる「出張先で上司の角谷さんと関係を持って以来、私たちは密かに交際を続けていました。といっても、角谷さんの妻が厳しく目を光らせているので、二人っきりになれるのは仕事終わりのわずかな時間だけでした。ときには、出張だと妻に嘘をついてもらって密会をしたこともあります。角谷さんいわく、日帰り出張であればさほど制限されず、少しなら帰りが遅くなっても大丈夫とのことでした。それでも、一緒にいられるのは2~3時間程度でしたね。そうやって限られた時間を有効に使っていたんですが、ある日突然、私たちの関係に幕切れが訪れました」妻から突然の電話「嘘の日帰り出張をでっちあげて、角谷さんとホテルで過ごしていたとき、角谷さんのスマホに妻から着信が。嫌な予感がしましたが、角谷さんは出ないわけにもいかないので応答しました。会話を続けるうちに角谷さんの声のトーンがどんどん低くなっていき、私は出張だと嘘をついたことがバレたんだなと思いました。どうやら、出張の回数が多いと感じた妻が会社に問い合わせ、嘘が発覚したようです。すると突然、“妻が話したいと言っている”と言って、角谷さんが私にスマホを渡してきました」不倫相手の妻から呼び出され…「激しく罵られるかと思って構えていたものの、妻は意外と冷静な口調でした。淡々と何かを言われたのですが、私はかなり動揺していたので何も頭に入ってこず、ただ“はい”と返事を繰り返すことしかできませんでしたね。最後に“一度、二人で会って話をしましょう”と言われ、私は我に返って指定された場所と時間をメモしました。その日の記憶はおぼろげで、どうやって角谷さんと別れてどうやって帰ったのか、ハッキリと覚えていません。そして週末、角谷さんの妻と会う約束をした日がやってきました。彼があれほど恐れている妻です。もしかしたら刺されるかもしれない……なんて恐怖心を抱きつつも、意を決して指定されたカフェに向かいました」束縛妻から提示された条件「角谷さんの妻は強そうなイメージを持っていましたが、実際に対峙すると、小柄で一見おとなしそうな女性でした。私が挨拶をして謝罪の言葉を口にすると、“単刀直入に言いますね”と遮られました。そして間髪を入れず、冷たい口調で“会社を辞めてもらえませんか?”と言われたんです。やはり、角谷さんとはもう会ってほしくないとのことで、そうなると会社を辞めるという選択しかないだろうと。“この条件を飲んでくれるのなら、会社にも伝えないし、慰謝料の請求もしない”と言われました。角谷さんの出世に響くということもあり、会社への報告はなるべく避けたいとのことでした。さらに、“この条件が飲めないのであれば、あなたのご両親にも報告します”と…。私は妻の言うとおり、週明けには退職希望を出して、1か月後には会社を辞めました。角谷さんと関係を持ち、角谷さんの妻を傷つけてしまったことには深く反省しています。角谷さんとはそれ以来連絡も取っていません。ただ、今でも角谷さんは今でも妻から束縛を受けているのだろうか……と、たまに考えてしまいます」“束縛妻を持つ上司と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。いくら相手を不憫に思って同情したとしても、家庭を壊すようなことをすれば、新たな不幸が生まれてしまいます。相手が結婚している限り、相談に乗るくらいにとどめておくべきだったのでしょう。©Svyatoslav Lypynskyy/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月20日同じ職場の人たちとは毎日のように顔を合わせますよね。いろんな面を見るうちに、特定の人に憧れを抱くこともあるかもしれません。玖美さん(仮名・28歳)も、かつての職場で上司に特別な感情を抱き、社内不倫へ堕ちてしまったそう…。当時の状況を詳しく伺いました。飲み会に来ない上司「私は以前、ある保険会社に勤めていました。職場に40代前半の角谷さん(仮名)という上司がいたんですが、とても仕事ができる人で社員たちからの信頼も厚く、私も好感を持っていました。ただ、角谷さんは職場の人とはプライベートな付き合いをほとんどしていなくて。飲み会などにはほぼ不参加で、会社主催の大きな忘年会などには顔を出すものの、いつも早々に帰っていました。ほかの社員から理由を聞くと、なんでも角谷さんの妻はとても束縛が激しいとのこと。周知の事実のようで、みんな同情を寄せていました」上司と地方出張へ「あるとき、角谷さんの出張に同行することになりました。1泊2日の地方出張は私にとってほぼ初めての経験です。角谷さんにフォローしてもらいながら、なんとか初日の業務を終了させました。終わったのが夕方だったので、私が“食事はどうします?”と尋ねたところ、角谷さんはチラッと腕時計を見て“どこかで食べようか”と。そこで初めて、角谷さんのプライベートの話を聞くことができました。角谷さんと彼の妻は大学時代からの付き合いで、26歳のときに結婚したそう。当時から束縛は厳しかったそうですが、子どもが生まれて妻が完全に家庭に入ってから、さらにエスカレートしていったようです。話をしている間、角谷さんは妻をけなすことはせず、“いろんなストレスがあるんだろう”とかばうような口ぶりでした」妻に束縛されている上司の姿に…「食事を終えましたが、私としてはもう少し話をしたい気分でした。そこで、“もう1軒行きませんか?”と誘ってみたんです。すると、角谷さんは腕時計を見て、“ごめん。妻から電話がかかってくるかもしれないから行けない”と言いました。“そのときにホテルに戻っていないと大変なことになる”と。さらに、“GPSも付けられているから絶対にバレる”と言うので驚きました。なんでも、出張中はGPSで位置を管理されているらしいのです。私は話を聞いているうちに、角谷さんがあまりにもかわいそうに思えてしまいました」同情心から不倫関係に「誘いは断られたものの、どうしても諦めきれなかったので、“ホテルの部屋で飲むのはどうですか?”と尋ねました。ホテルの部屋ならGPSは問題ありませんし、テレビ電話がかかってきたとしてもすぐに対応できると思ったんです。そんな私の提案に対し、角谷さんは“それでいいなら”と受け入れてくれました。そしてお酒や食材を買い込み、角谷さんの部屋で深夜まで飲みました。幸いにも妻からの連絡はなく、角谷さんは“こんなにゆっくりと過ごしたのは大学以来かもしれない”と嬉しそうでしたね。私は昔から、かわいそうという同情の気持ちから人を好きになってしまうことがありました。その人のために何かしてあげたくなり、そのうちに好きになってしまうのです。角谷さんに対しても、はじめは同情を感じていただけでしたが、次第に好意がわき上がってきて…。アルコールが入っていたこともあり、良い雰囲気に流されるまま角谷さんの部屋で関係を持ってしまったんです。その日から私たちは不倫関係になり、妻の目を盗んで会うようになったのです」“束縛妻を持つ上司と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。同情したからとはいえ、不倫は不貞行為なので許されるものではありません。二人の関係はあくまで上司と部下であり、苦労話を聞く程度にとどめておくべきだったのでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月20日主人公の正子さんは、彼氏いない歴と年齢が一致している恋愛とは少し縁遠い女性。そんな正子さんのもとへ、ある日「夫との不倫の事実を知っている」という女性が乗り込んできます。まったく身に覚えのない正子さんは必死に否定しますが、女性にはなかなか聞き入れてもらえません。しかし、お互いの情報交換をしているうちに本当に不倫をしていたのは正子さんの友人・キヨちゃんだったということがわかりました。女性に不倫の事実を突き付けられるも、相手(たぁくん)が既婚者だと知らなかったと主張するキヨちゃん。しかし女性は追及の手をゆるめません。なんで私が…胃がキリキリする… 既婚者とは知らずに交際をしていたと主張するキヨちゃんに、女性は夫とどこで知り合ったのかを聞きます。すると話を逸らし、涙ぐみながら「本当にたぁくんと結婚してるんですか?」と話すキヨちゃん。「質問を質問で返さないで」と怒る女性とキヨちゃんの間には、とても険悪なムードが立ち込めています。その状況を見かねた正子さんは、近くのファミレスに移動して話そうと提案するのでした。 女性の問いかけにはっきりと返答しないキヨちゃん。もしキヨちゃんの言っていることが本当だったとしても、そんな態度をとっていては印象も良くありませんよね。そんな2人を見かねて、すかさずフォローする正子さん。当事者ではないにしても、周りで見ているだけでもハラハラしてしまいますね。このまま2人だけで会話を進めると、落ち着いて話ができないようにも思えてしまいます……。正子さんには災難ではありますが、2人のやり取りの行く末を第3者の観点からしっかりと見届けてほしいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター エェコ
2023年12月14日周囲が羨む「セレブ婚」をしても、夫だけでは満足できず、夫の目を盗んで不倫に走る女性がいるようです。新婚早々に年下男性との不倫に溺れた30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。周囲が羨むセレブ婚を叶える優菜さん(仮名)は婚活中に12歳年上の会社経営者と出会い、優菜さんからの猛アプローチの末に結婚。20代の頃から「結婚をするなら経営者でお金のある人がいい」と決めていたという優菜さんは、婚活でもターゲットを絞って念入りなアプローチを繰り返してきたと振り返ります。「私はどうしてもセレブ婚がしたかったので、友人も仕事も優先順位を下げて、ようやく高収入の夫をつかまえました。だけど12歳年上の夫とは会話も価値観も合わず、一緒に暮らし始めてみたらストレスだらけで……。しかも夫は、年齢がかなり上というだけで私を見下す発言が多く、モラハラっぽいところがあったんです」結婚生活に不満を抱いていたある日、優菜さんは知り合いを介して2歳年下の独身男性である本田さん(仮名)と出会ったとのこと。本田さんは高収入でもイケメンでもなかったものの、結婚生活に早くも疲れ始めていた優菜さんにとって、本田さんは癒しの存在になっていったそうです。結婚生活への不満を不倫で解消することに「結婚するわけじゃないからハイスペな男性じゃなくてもいいかなと思って、私は本田さんにアプローチすることにしました。夫に生活の面倒を見てもらいつつ、恋愛気分は本田さんと味わえれば私の毎日も充実するかなって。本田さんは私が既婚者だと知っていましたが、まんざらではなかったようで、すぐに付き合うことになりました」不倫関係が始まってからは、週2回ほど夫の目を盗んで本田さんとの密会を続けた優菜さん。「計画は全て順調。私って天才!」と、夫もいて彼氏までいる自分に対して優越感に浸っていたと口にします。「半年くらいは全てが順調でした。本田さんは私が何をしてもニコニコとしていて包容力のある男性。夫との生活にイライラしていた私の心を、本田さんが優しく包んでくれていたからこそ、当時の私は健全なメンタルを保てていたのだと思います。それに……世間では婚活に苦戦している人も多いと聞くなか、私はハイスペ夫もいて、さらに優しい彼氏までいるなんて、世間の女性よりも私のほうが“女性”として優れているんだという錯覚にも陥っていました」ところが、不倫を始めて8か月が経ったとき、本田さんといきなり連絡が取りにくくなり始めます。最初は「たまたま忙しいのかな?」と思っていた優菜さんでしたが、1か月近くもそんな状況が続いたうえにデートの回数も激減。会っていても以前の本田さんのように朗らかな態度では接してくれなくなり、優菜さんは不満を抱き始めました。「家庭も恋愛もうまくいっている私でいたかったので、これでは私の理想が崩れてしまう……と焦りました。そこで、本田さんに直談判をして、どういうつもりなのか問い詰めることにしたんです」しかし、その場で本田さんから衝撃の真実を伝えられ、優菜さんは瞬時に事態の深刻さを悟ったと言います。「本田さんから、私たちの不倫はすでに夫にバレていて、本田さんの仕事に支障が出ていると打ち明けられました。なんと本田さんは、夫の会社の取引先の人だったんです。私の不倫を知った夫は探偵を使って不倫の証拠を集めただけでなく、すでに弁護士に依頼し、離婚の準備を進めていると知らされました……」優菜さんが考えていたほど事態は甘くなく、本田さんの口から衝撃的な真実を伝えられ、大きなショックを受けました。「全てが順調」と思っていたのは優菜さんだけで、優菜さんの周辺は、不倫をきっかけにじわじわと壊れていたのです。不倫を始めたばかりの頃は、すべてがバラ色に見えている人も少なくありません。しかし、人道に外れた行為をすれば因果応報で、自分にその報いが返ってくるのが常。夫を欺いて別の男性との密会を続ける妻には、厳しい制裁がくだっても不思議ではありません。©buritora/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月13日主人公の正子さんは、彼氏いない歴と年齢が一致している恋愛とは少し縁遠い女性。そんな正子さんのもとへ、ある日「夫との不倫の事実を知っている」という女性が乗り込んできます。まったく身に覚えのない正子さんは必死に否定しますが、女性にはなかなか聞き入れてもらえません。さらに女性は証拠の写真まであると言うのです。しかし、女性が持っていた証拠写真は加工された偽物であることが判明! それだけではなく、本当に不倫をしていたのは正子さんの友人だったということがわかりました。さらに、友人が正子さんを裏切って自分の身代わりにしていたのではないかという疑いまで浮上して……。疑わしい部分がある以上は、きちんと事実をはっきりさせるべきだと主張する女性。正子さんはそれでもどうにか友人のことを守ろうとしますが……。 友だちを疑いながら過ごすなんて…たしかにつらい どうしても友人と直接話がしたいと要求する女性に、困惑する正子さん。 女性からの追及に必死に食い下がろうとする正子さんですが、切実な女性の懇願についに抵抗を断念。友人が自分とルームシェアしていること、もうすぐここに帰ってくることを白状したのでした。 とうとう友人の居場所を明かしてしまった正子さん。悩みに悩んだ末に、友だちを疑いながら生活するより真実を明らかにすることを選択しました。 女性の「友だちを疑いながら過ごすなんて……つらいと思う」という言葉がとても胸に響いたのではないでしょうか。自分の疑いを晴らすだけならすぐに友人のことをしゃべってしまえばよかったものの、ギリギリまで何とかできないかと行動した正子さん。友人も正子さんのこの行動に応え、しっかりと真実を明かしてくれることを願いたいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター エェコ
2023年12月12日自分とそっくりな妹(奈津さん・仮名・34歳)から恋愛相談を受けるふりをして、彼女の思いの人を横取りしていた真里さん(仮名・35歳)。十年ほど前、合コンで出会った男性(航さん・仮名・35歳)との間に子ども(愛理さん・仮名・10歳)を授かり結婚へ。これを機に恋愛も卒業することを決意。しかし、出産後に義母の問題行動で悩みを抱えるようになり、妹の勧めでカウンセリングを受けることに。そのカウンセラー(健一さん・仮名・37歳)と十年間不倫関係を続けるも、あっさり捨てられてしまいます。真里さんは彼に突然別れを告げられても、長年不倫関係にあったので、そう簡単にこの現実を受け入れられなかったそう。でも、不倫が誰にもバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。十年の不倫があっけなく終わって…素知らぬ顔で元の生活に戻るも…「そんなある日、妹の奈津から部屋に呼び出されました。ドアを開けるとなんとそこには何から何まで私にそっくりな妹の姿が…。『私の真似をするなんてどういうつもり!』と思わず大声をあげると、『お姉ちゃんになりすまして、すべてを解決したのよ』と奈津がニヤリと笑ったのです。よくよく話を聞くと、娘から『ママが知らない男の人と浮気している』と相談を受けたのが事の始まりのよう。娘の手には彼からのラブレターがいくつも握られており、それで妹は自分が紹介したカウンセラーと私が長く不倫関係にあると悟ったのだとか。自分がカウンセリングを勧めた手前、奈津も責任を感じたと語りました」妹の話にじっと耳を傾ける真里さん。この後、健一さんとの不倫関係が破綻した衝撃の事実を知ることになります。「妹は私になりすましてカウンセリングを受けに行き『スマホの番号が変わった』と健一さんに伝え、自分に電話がかかってくるように仕向けたのだとか。だから、私がいくらかけても彼に電話がつながらなかったわけです。奈津は電話で健一さんを呼び出してはデートを重ねて…二人はお互い独身なので堂々と外出できたのでしょう。十年間も不倫していたのに、彼は私でなく奈津と一緒にいることにまったく気づかなかったそう。私は健一さんに深く愛されていると思っていただけに、この事実にかなりショックを受けました」しかし、傷心の真里さんにさらなる悲劇が襲いかかります。不倫の事実を知っていた妹…その時彼女から聞かされた衝撃の言葉とは…?「健一さんと奈津はすっかり意気投合していたようです。妹から『実は姉になりすましてあなたに近づいたの』と打ち明けられても、『君のほうが魅力的だよ』と彼はすんなり事実を受け入れたと言うじゃないですか。奈津は『十年も不倫していた相手の区別もつかないなんて、彼もばかだよね』『お姉ちゃんと別れるよう健一さんを説得して…二人の関係が終わったところで、私は彼をさっさと捨ててやったわ』と言い放ったのです。さらに『今まで私の好きな人を横取りしていたでしょ…気づかないとでも思っていたの?今回のこともお姉ちゃんへの仕返しのひとつだから』と詰め寄って来て。妹のあまりの迫力に、私は頭が真っ白になってしまいました」妹は真里さんの夫である航さんにも不倫を暴露していたのだとか。その日、真里さんは自宅に帰るも「もう一緒にはいられない」と夫に家を追い出されたと言います。「話し合いの末、夫に慰謝料を払って娘も手放す形で離婚することになりました。住む場所がないので、ただホテルを転々とする日々。このご時世、簡単に仕事も見つからず、とうとう貯金も底をついてしまって…仕方なく実家を頼ることに。しかし『不倫した娘を家にあげることはできない』と両親につっぱねられて…『今、奈津が愛理の母親代わりになって航さんと三人で家族として暮らしている』と衝撃の事実を聞かされたのです。完全に私の居場所を奪った妹…これが彼女からのさらなる『仕返し』なのでしょう。すべてを失ったけれど、これも自業自得…。背負って生きていくしかありません」十年間も不倫をして家族を裏切り続けた真里さん。妹からの復讐で何もかもなくしても、不倫の制裁が下ったのだと思い全部受け入れるしかないでしょう。それ以上に大切な人を傷つけたことを深く反省してもらいたいところです。©kei907/Adobe文・菜花明芽
2023年12月10日友人の紹介で知り合った男性と結婚した那奈さん(仮名・31歳)。その1年後、大学時代に同じサークルだった親友の結婚式に参加した際、当時付き合っていた桐谷さん(仮名)と再会したそうです。久しぶりに会った桐谷さんに惹かれ、懐かしさも相まって不倫関係となってしまったそう。その後、いったいどんな展開を迎えたのか、話を伺いました。夫から疑われ始める「親友の結婚式の日に桐谷くんと関係を持ったあと、定期的に会うようになりました。付き合っていた大学時代を思い出し、当時の感覚に浸っていましたね。頻繁に連絡を取っていたこともあり、夫から、“最近よく出かけてるよな”と指摘を受けました。どこに行っているのかを聞かれたので、“結婚式で再会したサークル仲間たちと定期的に集まっている”と答えたんです。実際、桐谷くんとの関係はそこからなので、嘘をついているわけではないと思い、さほど罪悪感も湧きませんでした」親友に嘘が知られて…「そんなある日、親友から連絡があり、結婚式後に初めて二人で会いました。そこで、“私に何か噓をついてない?”と問われました。彼女と私の夫は、何度か顔を合わせたことがあります。そういった経緯から、“結婚おめでとう”と連絡を受けたそうなんです。そして、“最近サークル仲間で集まってるみたいだね”と言われたそう。しかし彼女には身に覚えがなく、同じサークル仲間にそれとなく尋ねてみたところ、“そんなことはしてない”と言われ、彼女のなかでピンときたようでした」親友との絶縁「親友はズバリ、“桐谷くんと会ってるんでしょう?”と聞いてきました。黙っていて申し訳なくなり、正直に不倫を告白しました。彼女なら、私の気持ちもわかってもらえるのではないかと思いましたが、ダメでした。だいぶ腹を立てている様子で、“私の結婚式をそんなことに利用したんだ”と憤慨。さらに“私の結婚式を汚さないで”と…。私と桐谷くんがかつて付き合っていたことを知っているわけですから、私もついカッとなってしまい、“だったら同じテーブルになんてしないでよ”と反論。すると彼女も、“10年近く経ってるのに、私のせいなの!?”と言ってきて、口論が続きました。結局、“距離を置きたい”と言われ、しばらく会わないようにしようとなり、事実上の絶縁状態となりました」親友のリークによりすべてが発覚「数日後の夜、“話がある”と夫が私を呼び寄せました。“最近出かけてるのはサークルの集まりじゃないんだろう?”と尋ねてきたんです。“元カレと会ってるんだろう”と。“誰に聞いたの?”と尋ねても、夫は答えてはくれませんでした。でも、リーク先が親友であるのは明らか。夫としばらく話し合ったのち、“離婚したい”との申し出を受けました。このことを桐谷くんにも連絡すると、ずいぶんと狼狽えていましたね。“妻にバレたらどうしよう”と自分のことを心配している様子。そのうち、連絡しても返信がなくなってきました。幸い、夫から桐谷くんへの追及はありませんでした。私との離婚により、この一件は終結。ただ、犠牲にしたものはとても大きかったです。私は夫だけでなく、親友に恋人、いろいろなものを失ってしまいました」“親友の結婚式で元カレと再会し不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫により人間関係が崩壊してしまっただけでなく、過去の思い出までも汚してしまったわけですね。何もかもを廃れさせていく不倫は、本当に恐ろしいものなのです。©buritora/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月10日今までの成功体験から「私は男性をすぐに虜にできる」と、自分に強い自信を持っている女性は少なからずいるのではないでしょうか。今回は、出産とほぼ同時に不倫を始め、その男性と十年間関係を持ち続けた35歳女性のエピソードをご紹介します。妹の好きな人を横取りして自尊心を満たす日々…妊娠を機に他の男性と結婚するも…真里さん(仮名・35歳)はすでに結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(健一さん・仮名・37歳)と十年も不倫関係にあると言います。なぜ、真里さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私には、見た目が似ている妹(奈津さん・仮名・34歳)がいます。私は華やかで男性にモテるタイプなのですが、それに比べて妹は地味で化粧っ気もなく今まで彼氏すらできたことがありません。それは、妹から恋愛相談を受けるふりをして、気づかれないよう彼女の好きな人を誘惑し、私が横取りしていたからなんですけど…。優秀な妹はいつも両親からの期待を一身に背負っていて…それが内心面白くなかった私は、彼女が思いを寄せる相手を奪うことで優越感に浸っていたというわけです。ちょうど十年くらい前に、当時合コンで知り合った男性(航さん・仮名・35歳)との間に子ども(愛理さん・仮名・10歳)を授かって、そのままゴールイン。男性と遊ぶのをやめて、今後は真面目に結婚生活を送ることにしました」恋愛経験豊富な真里さん。結婚し家族と真剣に向き合うと語っていただけに、この後不倫に走るとは思えないのですが…。「私が出産するとすぐに問題が起きました。義母が娘に会いに毎日家を訪れるようになって…それが負担となり徐々に体調を崩すように。すると妹の奈津が『このままじゃお姉ちゃんが倒れちゃう』と心配して、カウンセリングを受けるよう勧めてくれたのです。評判のいいカウンセラーを妹に調べてもらい、そこへ悩みを相談しに行くようになって。そのうち昔の恋愛の記憶がよみがえり、親身になってくれた先生の健一さんといとも簡単に不倫関係になりました」真里さんは妊娠を機に結婚を決意したので、最初からそれほど夫に愛情はなかったと言います。しかし、出産してすぐというタイミングで不倫に溺れてしまい罪悪感を抱くことはなかったのでしょうか。「どうせ不倫がバレることはないと高をくくっていたので、罪悪感に駆られることはありませんでした。カウンセリングの予約を取って、その時間不倫相手と密会を繰り返す日々。スマホに足跡が残らないようメールやLINEは一切使わず…その代わり、帰り際にお互いラブレターを渡し合うことで愛を育んでいったのです。もちろん寂しい時は、夫や子どものいない昼間の時間帯に健一さんに電話することも…。こんな風に気がつくと十年も彼と不倫関係を続けていました」しかし、ここに来て順調だった健一さんとの不倫に陰りが見え始めます。急に不倫相手と音信不通に…再会後に彼が放った信じられない言葉とは…?「少し前から健一さんの様子がおかしいと思っていました。電話をかけてもつながらず、ネットでカウンセリングの予約を取っても『急な用事が入った』とキャンセルされるばかり。どうにか会う約束を取りつけ、何があったのかと問い詰めると『君より素敵な人が見つかったんだ…俺のことはもう諦めてくれ』と彼が冷たく言い放ったのです。突然の別れにぼう然自失…『私より魅力的な女性って誰よ!』とメラメラ嫉妬心が沸いたものの、結局彼の言葉を受け入れるしかありませんでした」長きにわたって不倫関係にあった健一さんに、突然別れを告げられた真里さん。「不倫していても隠し通せればいい」という気持ちから夫と子どもを裏切り続けたのだから、納得のいかない結果を迎えても文句が言える立場ではありませんね。©Kanazawa photo base/Adobe文・菜花明芽
2023年12月10日