夫の実家は、車で3時間以上かかる遠方です。そのため、ゴールデンウィークやお盆などの長期休みに、義理の実家へ泊まりに行くのが恒例になっています。私は今回の出来事があるまで、うまく義父母と付き合えていると思っていたのですが……。ドアの向こうから聞こえる私の悪口子どもたちは義父母が大好き。義実家へ泊まりに行くことをいつも楽しみにしていて、私も義実家へ泊まることに抵抗はありませんでした。当時、3歳と2歳になったばかりの子どもたちを連れて義実家へ泊まったときのことです。2人ともイヤイヤ期で、私は常にイライラ。今振り返ってみると、心に余裕がなかった時期だと思います。 子どもたちを寝かしつけて自分も寝ようとしていたとき、ドアの向こうで義父母の会話が聞こえてきました。 「さっきも無視したよ。せっかく話しかけているのに」、「子どもに手がかかるからって……もう少し気を遣えないのか」 すぐに自分のことだとわかりました。義母に話しかけられたとき、子どもたち2人が同時に大泣きしていて、私は子どもをなだめるのに必死でした。泣き続ける子どもにイライラし、義母の話が聞こえていないフリをしていたのです。 これ以上自分の悪口を聞きたくなくて、「おやすみなさい」とドア越しに伝えてその場を離れました。義父母は会話が聞こえていることに気づいたかもしれませんし、まったく気づいていないかもしれません。私は悲しくて暗い気持ちで眠りにつきました。 次の日の朝、義父母は普段通り接してくれています。気まずいと思いつつも、私も気にしないようにと考え直して普段通り過ごしました。 義父母との関係は良好だと思っていたのに、悪く言われるのはショックでしたが、私も悪いところがあるのでとても反省しました。このことがなかったら私はやさしい義父母に甘え、もっと失礼な態度をとっていたかもしれません。いくら仲が良くても、親戚との付き合い方は気をつけようと思った出来事でした。 著者:今井まい6歳息子と4歳娘、夫と犬の4人+1匹暮らし。薬剤師として働くママ。モットーは子どもと一緒に学び続けること。自然科学を中心とした体験重視の知育や、働くママのための記事を中心にライターとして活動中。
2023年05月31日ある日、ショッピングモールの子どもの遊び場に長男を連れて行くと、帰り際に長男の大かんしゃくが発動。泣いて床に転げまわる長男を見て、私は冷静に「あぁ、周りからの視線が痛い」と思いながら、暴れる長男を抱きかかえました。そこに1人の女性が現れて……。 外で大かんしゃくを起こした息子ある日、私は4歳の長男と生後3カ月の次男を連れて、ショッピングモールへ買い物に行きました。買い物が終わり、次男にベンチで育児用ミルクを飲ませながら、子どもの遊び場で長男を遊ばせることに。次男が育児用ミルクを飲み終え、長男に「もう帰るよ」と伝えても、まったく遊びをやめない長男。 長男が「あと10回滑り台が終わったら」と言うので、私も一緒にカウントしましたが、長男は10回すべったあとも滑り台に登っていきました。再度、私が「もう帰るから滑り台おしまいね」と言ったところで、長男のかんしゃくが発動。 ある女性がやってきて…!?長男は「もっと遊びたかった」と泣き叫んでいましたが、夕食・お風呂の時間を考えるとタイムリミット。私は泣いて暴れるはだしの長男を抱きかかえ、「はだしだし、長男重いし、どうやって車まで行こう……」と思っていました。 すると、3歳くらいの女の子を連れた女性が「大丈夫ですか? 何か手伝いますか?」と、声をかけてくれました。 丁重にお断りしましたが、その女性は「じゃあせめて靴だけでも! ね、靴履いてたら何とかなるから」と、暴れる長男に靴を履かせてくれたのです。 長男が暴れていたので、その女性を何度か蹴飛ばしてしまったのですが、女性は「全然大丈夫です! 私も気持ちわかりますから」と、言ってくれたのです。女性が靴を履かせてくれたおかげで、私は何度か長男を床に下ろしながらも、無事に車までたどり着くことができました。大暴れする子どもを抱きかかえる私に、声をかけるのにもとても勇気がいったと思いますが、あのときの女性がしてくれたことは、本当に神対応でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな
2023年05月31日ある日、家族で温泉に行ったときのことです。その日の温泉はすいていて、子どもたちは大喜びでバシャバシャと遊び始めてしまいました。人に迷惑をかけることを心配した私は、子どもたちを連れ、誰もいない露天風呂へ。子どもたちが好き放題バシャバシャしていたところへ、中高年女性が入ってきて……。温泉で子どもたちが見知らぬ女性に…温泉へ行き、誰もいない露天風呂で子どもたちが好き放題バシャバシャしていたところ、中高年の女性がやってきて、大きな岩がある場所へ腰をおろしました。私は子どもたちに、バシャバシャをやめて静かにするよう促しましたが、子どもたちは言うことを聞かず……。なんと女性のすぐそばに、バシャーンと飛び込んでしまったのです! 終わった……と思ったそのとき、女性は怒るどころか「いいよいいよ、元気でいい。子どもはこうでなくちゃ」とやさしく声をかけてくれたのです。謝罪したところ、女性にはわが子たちと同じ年頃のお孫さんがいて、お孫さんもわが家のように広い温泉でバシャバシャするのが好きだということを話してくれました。 わが家の“温泉へ行くときの約束事”今回の出来事から、改めて子どもたちと温泉に入るときの約束をしました。1つ目は、たくさんの人が入っているときには、必ずママのそばで座って静かに入ること。2つ目は、すいているとき、子どもたちだけで好きなお風呂に行きたいときは、手をつないで静かに歩き、浴槽に飛び込まないこと。 当たり前のことのようですが、もう一度確認したことで、約束事を守ってくれるようになった子どもたち。とはいえ、バシャバシャしたい気持ちもどこかで発散させてあげたいので、時間のあるときは近くの温泉プールへ連れて行き、ウォータースライダーを楽しんだり、プールで一緒に泳いだりして楽しむようにしました。 温泉にはいろいろな人が訪れていて、子どもの行動に対して嫌な顔をされ、つらい思いをすることもあります。特に今回のように温泉でバシャバシャしてしまったときは、怒られてしまってもしょうがないと思うのですが、女性からやさしい言葉をかけてもらったことで、とても救われた気持ちになりりました。 イラスト/ななぎ著者:澤口紗枝
2023年05月31日私は、4歳の娘と2歳の息子を育てています。シングルマザーになる前は、子どもたちを幼稚園から通わせようと思っていました。しかし、離婚したことにより、子どもたちを保育園へ入園させて働くことを決意。これで生活が少しはラクになる! そう思っていたのですが、シングルマザーの会社勤めが、こんなにも大変だとは思いませんでした……。 シングルマザーになって初めての就職シングルマザーになってから初めての就職先が決まって、ひと安心していました。しかし、子どもたちの体調不良や、保育園で新型コロナ感染者が出たことによる10日間の休園などで、仕事を休むことが多々ありました。 体調不良の場合、病児保育を利用することもありますが、場合によっては預けられないこともあります。そんなときは、私が休みをとって自宅で子どもをみるしかありませんでした。 退職することに…「子どもがいても働きやすい!」「時短OK!」という求人にひかれて、この会社に就職した私。 実際は、勤務先の従業員に子どもがいる人がおらず、休みが続くことや急な休みに対してあまり理解されている印象はありません。私自身、会社に迷惑をかけているという気持ちから、会社にいづらくなってしまいました。 結局、会社は辞めてしまいましたが、シングルマザーとして働くことの大変さを知りました。しかし、この件で育児と仕事について考える良い機会になったと思っています。今後は、病児保育を利用する以外にも、振替などがしやすいよう平日だけでなく、土曜日も保育園へ預けて仕事をしたりして、育児と仕事のバランスを取りながら過ごしたいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか
2023年05月26日2人目を出産後、産休と育休を取って復職すると、もともと仲が良かった職場の先輩もひとり目の子を出産して、復職。慌ただしく時を過ごす中、先輩からかけられた言葉にとてもモヤモヤしました……。 職場の先輩から言われたこと…2人目を出産し、育休明けで仕事に復帰後、しばらくすると1人目の子どもを出産した4歳年上の先輩が育休を終えて復帰してきました。もともとはとても仲が良かった先輩でしたが、結婚と出産をきっかけになんとなく関係に変化が出てきました。 先輩は職場復帰後、「なんかね、うちの子全然手がかからないのよ。だから他のお母さんたちっていつも大変って思うの」と言いました。このひと言に私は「え? マウント??」と感じて何も言い返せずモヤモヤ……。先輩の子どもは本当に育てやすいと感じる子だったのかもしれませんが、当時の私は年子を育てている最中で、慣れない2人目育児に疲弊している状態でした。 おまけに夫と私の両親共に介護中であまり両親のサポートが受けられない状態。さらに当時2歳だった長男は、自治体の都合上、2人目の育児休暇中に、保育園を退園になりました。私は家で1年近くほぼひとりで2歳と0歳の子ども2人の育児をしていたので、産休中も育休中もなかなかハードな日々を送っていました。 夫のほうが仕事が終わる時間が遅く、私は仕事から帰宅後はワンオペで家事と育児をこなしていました。2歳と0歳の世話はとても大変だったので、先輩のこのひと言は私を何とも言えない気持ちにさせました。育児が大変なのは共通の認識として、「お互い親として大変だけど頑張ろうね」と、先輩とワーママとして共感して仕事に取り組みたかったからです。 3人目を妊娠したあとに私は退職したので、それ以来先輩とは疎遠になりました。出産や育児の経験や大変さ、子どもの育てやすさには個人差があるので、関わる人との会話で自分の経験を話すときは気を付けようと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:小川 朝美
2023年05月25日私は新社会人1年生、娘は小学校1年生。新生活の始まりに気合いを入れ、当時シングルマザーだった私は「ひとりでも、実母に頼らず全部がんばるぞ!」と意気込んでいました。ですが、娘を泣かせてしまう結果となってしまい……。 まさかの突然の残業現在中学校2年生の娘が、小学校に上がったばかりのときの話です。私は、娘の小学校入学と同時に新しい職場に入職したので、娘は学童保育を利用していました。学童保育の最終下校時刻は、19時。その時間には、必ずお迎えに行けると思っていたので、近くに住む実母から「学童にお迎えに行くのを手伝うよ」と言われても、私は「自分でお迎えいけるから大丈夫」と断っていました。 入職し、最初の1週間ほどは定時で上がることができ、娘の学童保育のお迎えにも間に合っていました。ですが、研修が終わって現場に入った2日目、なんといきなり2時間の残業が! 実母の支援は、一度断っていたのと直前だったため頼みにくく、当然、学童保育のお迎えに間に合わず、娘は突然ひとりで学童保育から自宅に帰ることに……。 私が仕事を上がり、学童保育の最寄り駅で降りて娘の姿を探すと、ちょうど学童保育から自宅までの道を、ひとりで歩く娘の後ろ姿を見つけました。小さな体で、大きなランドセルを背負ってとぼとぼと歩いている娘……。私は大きな声で娘の名前を呼び、かけつけて「急にひとりで帰ることになってごめんね」と抱きしめました。娘は「周りも暗いし、こわかったよ」とうっすらと涙目に。 娘に無理をさせるくらいなら、最初から実母に頼っておけばよかったと思いました。8年経った今でも、私はあのときの娘の後ろ姿を忘れることができません。この出来事以来、私が仕事で残業になりそうなときは、お迎えをお願いするなど、実母に頼るようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年05月22日電動自転車愛用者でペーパードライバーの私は、こども園まで坂道を登りながら毎日通っていました。しかし、雪国のため、さすがに冬の間は期間限定のバス通園に。運転手さんはとても無口な方なのですが……。 あいさつは大きな声で4歳の娘は、人見知りで恥ずかしがり屋。引っ越してきてから、こども園で先生にあいさつされても私の足によく引っ付いてまともにあいさつができませんでした。バス登園初日のバスに乗るとき、娘は恥ずかしくて 「おはようございます」とか細い声。バスの運転手のお爺さんは 「大きな声で元気よくあいさつ!」と一言だけ言って、正面を向いてしまいました。 それ以来、娘は運転手さんを怖がってしまい、あいさつが大きな声で言えない日々が続いていました。あいさつがじょうずにできなくて、少しバスに乗るのが憂うつになっていた娘。でも、バスを待っているときに知り合った犬と散歩をされているおばあさんととても親しくなり、ご機嫌で朝を楽しく過ごしていました。休日散歩をしていたら休日に娘と家の付近を散歩していたら、後ろから聞き覚えのある犬の鳴き声が。振り向くとなんといつもの朝のお婆さんとその隣にはバスの運転手さんがいました。世間は本当に狭いなと思っていたら娘はとっさに「おはようございます」と普段より大きな声であいさつしました。 運転手さんはとびきりの笑顔で「しっかりあいさつできたね」と初めて娘に言ってくれました。娘もその言葉がうれしかったようで笑顔で頷いていました。私は、運転手さんの笑顔のギャップに思わずほっこりしました。 バスの運転手さんのおかげで今では幼稚園の先生に対しても朝、大きな声であいさつするようになりました。バスの最終日、娘はなかなか降りずに涙を流して寂しいと言っていました。素敵な出会いに感謝です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:伊東理恵子
2023年05月20日40歳のパニ子は、中学1年生の娘パニ美と夫の3人暮らしです。近所に住む夫の会社の社長一家とは、親子で仲良し!しかし仲を阻もうとする親子がいて……。スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「勘違い迷惑親子が勝手に自滅」を紹介します。パニ子は40歳の専業主婦。サラリーマンの夫と、中学1年生の娘パニ美と3人で暮らしています! 社長夫人に取り入ろうとするママ友近所に住んでいる、パニ子の夫が勤める会社の社長夫人のエリナ、社長令嬢のモモコとはとても仲良し! パニ美とモモコは同級生で同じクラスです。4人で近所のカフェでお茶をしていると……。 パニ美とモモコの同級生・ヒヨリと、ヒヨリの母・リリコが「エリナさん♪ パニ子さんなんかとじゃなくて、私とお茶しましょうよ」と声をかけてきました。リリコの夫は、2人と同じ会社の部長です。「パニ子さんの旦那は平社員、私の旦那は本部長!」と。ヒヨリは「パニ美なんかといたら、学校でのモモコちゃんの格が下がるよ?」と親子で言いたい放題! 困り果てるエリナを見て、パニ子は「いい加減にしてください! あっち行ってくださいよ!」と言うと、「こんな女と話してる時間がもったいないわ!」と去っていきました。 嫉妬からか、娘の悪口まで!別の日、エリナとパニ子が立ち話をしていました。話の内容は、先日コンクールで入賞したパニ美の絵をエリナが見てきた感想。パニ美がテストで1位をとったこともエリナは褒めてくれていました。すると横からリリコが登場し「テストはカンニングで、絵はパクリでしょ」と暴言を吐いてきます。 するといつもは冷静なエリナが「根も葉もないことを言って。大人のすることではありませんよ!」と怒ってくれました。エリナが言い返してくれたことに胸がすっとしたパニ子。ますますエリナとの信頼関係が深まります。 ヒヨリが故意に破ったのは、パニ美の絵ではなく……!?1週間後、子どもたちが通う中学校で授業参観がありました。参観後には職員室の前で先日のコンクール入賞者の絵が飾られるとのこと。パニ子親子とエリナ親子の4人は職員室前に集まりました。そして、絵が張り出されると、リリコがヒヨリに何かを耳打ちし、その途端絵に近づいてきたヒヨリがこけて、その拍子にきれいなお花畑の絵をビリビリに破いてしまったのです……! どう見てもわざとらしい演技! 悪気がなかったと言い張る親子にパニ美がポツリと「いや…その絵、私のじゃないんだけど?」と言います。パニ美の絵は、その隣に貼られていた絵だったのです。ヒヨリが破いた絵は、なんとモモコの絵。パニ美の絵は金賞で、モモコの絵はそれよりも上の大賞だったのです! 目の前で大賞の絵をわざと破られモモコは号泣! その絵はモモコが両親の結婚記念日のプレゼントとして一生懸命描いた絵でした。顔面蒼白になるリリコとヒヨリ。そこでエリナが大激怒! 学校から双方の夫に連絡をし、2家族が校長室に呼び出されました。 家も家族も仕事もなくなったリリコの末路一連の話を聞いたリリコの夫は、リリコに大激怒! 「ヒヨリの教育にお前の存在は悪影響だ! 離婚する!」と離婚を言い渡しました。もちろん親権は父親です。追い出されたリリコは頼る実家も友達もおらず、食べ物にも困り、近所の家に侵入し逮捕されたのだとか。ヒヨリは父親と一緒に、農家をしている祖父の家へ引っ越し、厳しく見守られているそう。 一方、リリコがいなくなり、パニ子やエリナは平和な日々を過ごしています。モモコの絵は破れてしまったけれど、パニ美が協力してさらに良い絵を描き上げて両親にプレゼントしたそうです♪ たくましく育つ子どもたちの様子を嬉しそうに見守るパニ子とエリナなのでした。これからも子どもたちの成長が楽しみです!著者:ライター パニコレ
2023年05月10日私は長男の育休中に長女を妊娠し、そのまま長女の産休・育休を取得しました。合計で約2年半の休みを取ってから職場復帰した私。仕事に復帰するといろいろなことが変わっていて、わからないことだらけになってしまったのです……。 2年半の間に変化した会社長男の産休に入るまでは在宅勤務という制度はなく毎日出勤していましたが、長女の育休から復帰すると新型コロナウイルスの影響で週2回ほどは在宅勤務が導入されていました。加えて業務で使用していたシステムも変わり、2年半という長い休みも相まって浦島太郎状態の私。復帰直後はわからないことだらけでした。 おそらく社内のサイト上でも探せばマニュアルはあったのですが、時短勤務で残業ができない私には探す時間もありません。不明点があれば申し訳ないと思いつつ、すぐに同業務の人に質問しました。そして聞いたら必ずすぐにメモ! 同じ質問を繰り返さないよう気をつけています。 いつ休むかわからない…小さい子どもがいると、病気などで突然仕事を休まざるを得なくなることがあります。そのため、1日の仕事終わりには次の日にやることを付箋で残し、期日が近い仕事はまとめてファイルに入れています。 そうすることで突発的に休むことがあっても代わりに業務をおこなってくれる人がわかりやすく進めやすいのはもちろん、自分自身も仕事の進捗がわかり、業務の効率化につながりました。 長い育休を終え、仕事復帰するときは不安でいっぱいでした。いざ仕事が始まると、本当に毎日が忙しくあっという間に過ぎていきますが、毎日が充実しているとも感じます。これからも仕事と育児の両立ができるよう、日々頑張っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:森まり子
2023年05月06日同じマンションに住む、いつも自慢や嫌みを言ってくる少し厄介なママ友。ある日、私の息子に対し、一般的に嫌みととらえられるひと言を言われたのですが、私の返答によってそのママ友を黙らせてしまった出来事をご紹介します。少し苦手なご近所さん私が住んでいるマンションには、息子と同じころに出産したママ友が何人かおり、その中にAさんという女性がいます。Aさんは会うたびに自分の子どもの自慢話をしたり、他の子どもの悪口を言ったりするので、私は少し苦手意識を抱いていました。 ある日、家の近くの公園で同じマンションの子どもたちと息子を一緒に遊ばせていると、そこへAさんが子どもとともに合流。そして、自分の子どもの着ている服がどこどこのブランドだとか、他のお友だちへの嫌みのような話が始まり、周りのママたちは「またか……」といった表情でした。 Aさんの爆弾発言!そしてAさんが、ふと私の息子を見て「ねぇ、息子くんって、○○にすごく似てない?」と発言すると、他のママたちはシーン……となりました。その○○とは、正直イケメンとは言えない男性のプロレスラーのこと。そもそも容姿について言及するのもどうかとは思いますが、Aさんが褒め言葉として言ってるわけではないことは明らかでした。 ママ友たちが「全然似てないよ!」とフォローしてくれたのですが、私は「本当? 顔はあんまり似てないと思うけど、私○○さんのファンだからうれしいな! ありがとう!」と正直に伝えました。するとAさんは、少しムッとした様子でしたが、その後は嫌みな発言が減ったように思えました。 その後、他のママ友からは「よく言った!」「気にしないでね」などの言葉をもらいました。私は正直な気持ちを言っただけなのですが、結果的にAさんの悪口を撃退できたので、なんだか少しスッキリとした気持ちになりました。 イラスト/ななぎ著者:小野 美穂6歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年04月30日4歳の長男は、お店で行列に並んだり病院の待合室で診察を待ったりしていると、すぐに「まだ?」と尋ねてきます。長く待つ必要があるときにはどうやって長男を退屈させないようにするか、いつも私は苦心していました。ある日、お弁当屋さんでテイクアウトすることにした私。しかしお店は混雑しており、なかなか商品を受け取れません。そんなとき、退屈してきた長男に、小学生の男の子が声をかけてきました。 行列に飽きてしまった長男に男の子が…ある日、私は子どもたちを連れてお弁当屋さんに行きました。お弁当をテイクアウトしてラクにごはんを済ませたかったのですが、お店は大混雑。お会計が終わっても、なかなか商品を受け取れません。待つことが苦手な長男は、「まだ? 早く帰りたい」と言い始めました。私がどう長男の気を引こうかと悩んでいると、そばにいた小学校高学年くらいの男の子が突然、「その靴かっこいいね!」と長男に話しかけてきたのです。 男の子とのお話で長男はご機嫌に少し驚きながらも、「うん」と答えた長男。長男が履いていたのは新幹線の絵が付いた靴だったのですが、男の子は「新幹線が好きなの? 他にも赤とかいろいろな色があるよね」と会話をどんどん広げてくれました。長男は退屈を忘れて、男の子と楽しげに話していました。そして男の子は帰る前にも、「きっともう少しでお弁当出てくるよ。頑張って!」と長男を励ましてくれたのです。そのすぐ後に私もお弁当を受け取り、長男は機嫌よく家に帰ることができました。 長男はお気に入りの靴を褒められ、好きな新幹線の話ができたことがうれしかったようです。長男の相手をしてもらい、私もとても助かりました。お願いしたわけでもないのに、長男をスムーズな会話で楽しませて退屈を紛らわせてくれたあの男の子のふるまいは、神対応としか言えません。長男もあの男の子のように、小さな子にやさしくできるお兄さんに成長してくれたらいいなと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:香川えりか4歳と2歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2023年04月29日幼稚園のお迎えの時間にいつも寝てしまう次男と三男……寝ている子どもたちを抱っこし、長男を迎えに行くのはとても大変です。実家から離れ、孤独に子育てをしている私に声をかけてくれたのはママ友の両親でした……。 いつも助けてくれるのは私には3人の未就学児の子どもがいます。長男は幼稚園に通っているので次男と三男を連れての送迎になるのですが、子ども3人を車に乗せ、園に着いたら車から降ろし、また乗せて......これが本当に大仕事。 そんなときにいつも助けてくれるママ友のご両親。ママ友が仕事のため、代わりにお孫さんのお迎えに来ているのですが、やさしいご両親で、いつも私を助けてくれます。長男の幼稚園のお迎えに行ったとき園に着くと後部座席で眠る次男と三男を見て「わしが子どもたちの様子を見ておくからお兄ちゃん(長男)の迎えに行っておいで」と、車の側で子どもたちを安全に見守ってくれるのです。 ママ友のご両親にお礼を伝えると「大したことじゃない。暇だからやってるだけよ」と言ってくれます。ママ友のご両親はささいな手助けをしていると思われているようですが、私にとっては本当にありがたく、頭が上がりません。 送迎時以外では、私が体調を崩したとき「困ったときは子どもたちを預かるから、そのときは遠慮なく言ってね」と声をかけてくれます。両親が遠くに離れて暮らしているため、孤独な子育てに苦しむときもありましたが、ママ友のご両親のおかげで救われました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 人に頼ることが苦手な私は、困ったときも無理をしながら子育てをしていました。しかし、ママ友のご両親と出会い「大変なときは誰かに助けを求めてみよう」と思えるようになりました。ママ友のご両親から受けた御恩をこの先も忘れずに過ごしていきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:はやきゆうこ
2023年04月29日6本の指を持つ「多指症」として生まれた息子。ご近所さんに出産報告をした際、悲しくなる言葉をかけられて……。ご近所さんに息子の多指症を指摘され...私の息子は手の指が1本多く、生後間もなく多指症と診断されました。自分のせいでは……とひどく落ち込んでいた私。しかし、夫から「誰のせいでもない。どんな姿で生まれてきても愛してあげよう」と声をかけられ、前を向こうとしていた矢先のことです。 日頃からお世話になっている70代のご近所さんへ出産を報告すると、「おめでとう。本当にかわいいね」と喜んでくれました。しかしその後、息子の指を見るなり「ん? 指が多いの?」と、とても驚いた様子。私は、息子の多指症のことは隠すことではないという気持ちがあり「はい」と返事をすると、「誰にも見せたらダメ」と注意を受けたのです。 さらには、「妊娠中に何か変なものでも食べたの?」と私を責めるような言葉まで……。「どんな姿でも、生まれてきてくれたことに感謝しています。また遊びに行きますね」とだけ言い、その日は帰ることに。 その後も変わらぬお付き合い帰宅してからは、モヤモヤが止まらず、夫にその日のことを報告すると、「そういう考えの人がいることは仕方がないことだよ。あまり気にせずに、僕たちは堂々としていればいい」と言ってくれました。 ご近所さんなりに考えがあり、私たちへの配慮であのような発言をしたのかもしれません。その後もご近所さんは畑で採れた野菜をお裾分けしてくださったり、体のことを心配してくださったりと、私たち家族のことを気にかけ、以前と変わらない付き合いをしてくださっています。 私は今回の出来事で、人に対しての思いやりを改めて考えさせられました。どんな姿でも息子の存在は尊いものです。もし今後、逆の立場で同じような出来事に遭遇した際は、やさしいひと言をかけてあげられる人になりたいです。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:はやきゆうこ3兄弟のママ。5歳・3歳・0歳のやんちゃな男の子3人と多忙な夫の5人家族。子育ての経験を中心に執筆活動中。
2023年04月29日私には2歳の長女がいます。もともと長女は4月に出産予定でしたが、妊娠36週での出産となったため早生まれになりました。私は、それまで早生まれについて特に考えたことはありませんでした。これは、長女が“早生まれ”であることに対し、他者から心ない言葉を言われ傷ついた、私の体験談です。 ご近所さんからの衝撃の一言ある日、長女と買い物に行った帰りに、家先で近所の高齢男性に声をかけられました。いわゆるご近所さんであり、顔見知りであったため立ち話をしました。会話の中で、長女の誕生日の話となり、3月生まれであることを伝えると……。 「早生まれか〜。かわいそうやったね。これから苦労すると思うよ。どうしても能力的に同学年と比べたら劣るからね。負けず嫌いに育つかな? 頑張れよ! ははは!」と、男性は耳を疑うようなデリカシーのない発言を、私たちに浴びせてきました。幸い長女は当時1歳だったので、発言の意味はわかっていません。ただ、私の心は確実に傷付き、長女を早く産んでしまったことに負い目を感じるようになりました。 早生まれの子どもがいるママに相談それから私は、早生まれについて調べたり、早生まれの子どもがいるママに相談したりするようになりました。友人からは、「その子のペースで成長するから大丈夫」、「月齢が同じでも成長や発達には個人差がある」などのアドバイスを受けました。 どうしても、同学年の子と比べたときに月齢の分、体が小さい、発育が遅いなどの差が出るのは当たり前のことです。しかし、今私が思うのは「人と比べてはいけない」ということ。同学年の子の成長と比べて一喜一憂するのでなく、過去のわが子と比べて成長していればいい、と思うようになりました。 これからも早生まれに対して、ネガティブな発言をする人に出会うかもしれません。そのときも「人と比べない」というマインドを忘れないようにしたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:安西りこ2歳の長女と0歳の長男、夫と暮らす、平凡な看護師ママ。看護師としての経験、ママとしての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年04月28日パニ子は、夫と小1になったばかりの娘・パニ美と3人暮らし。パニ美の友達の母親は、パニ子の同級生・アケミ。金持ち自慢ばかりで、周りを見下します。しかし事件が……!スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「金持ち自慢が止まらない社長夫人女が感涙」を紹介します。パニ子は34歳のワーキングマザー。在宅で広告デザイナーの仕事をしています。夫のケイタとは8年前に結婚し、小学1年生になったばかりの娘・パニ美と3人暮らしです。 娘の親友の母親が同級生だった!入学して間もないパニ美に、サヤカという仲良しの友達ができたそう。公園に様子を見に行くと、2人で追いかけっこをして遊んでいます。パニ子は微笑ましく眺めていると、「サヤカ!いつまで遊んでいるのよ!」とサヤカの母が現れました。 よく見ると、サヤカの母はパニ子の高校時代の同級生・アケミ。「私、社長と結婚したばかりで、あの子は旦那の連れ子なの」と。聞けばサヤカの母は数年前に病死したのだとか。さっきまで満面の笑みでパニ美と遊んでいたサヤカは、うつむいたままアケミに手を引かれていきました。 信じられない発言に一同ドン引き!小学校の参観日のあと、パニ子がママ友たちと立ち話をしているとアケミが入ってきました。パニ子がアケミの自慢話を聞きながら適当に相槌を打っていると、「子育ての合間を縫って、チマチマ在宅ワークしているんだってね?」と話しかけてきました。「正直私としては、貧乏人の娘と関わらせたくないのよね~」と信じられない発言をしてきます。 パニ子があっけに取られていると、「そうだ! 貧乏人が絶対に行けないようなレストランに、あたしの奢りで連れていってあげる」と皆をランチに誘ってきました。半ば強引に、アケミとパニ子親子の他に数組の親子が高級レストランに行くことになりました。 カードが使えない!?レストランでもアケミの自慢話は止まりません。子どもたちは楽しそうに遊んでいたものの、大人たちは罰ゲーム状態。ようやくお会計の時間になり、アケミがカードで一括支払いをしようとすると「現在、利用停止になっているようで……」と店員さん。アケミが持っていたカードは、夫のシュウイチが利用停止の手続きをとったとのことでした。 慌てるアケミの隣で「今日のところは、私が支払うことにするわ」と会計するパニ子。そのときパニ子が使ったのは、年収2,000万円以上の人しか持てないプラチナカード! 実は、パニ子は業界では高い評価を受けている売れっ子広告デザイナーだったのです。 アケミはカードが使えなかったうえに、パニ子を貧乏人呼ばわりしたことを恥じて、顔を真っ赤にしています。 娘の言葉に泣き崩れて…サヤカがキッズスマホで連絡し、すぐにシュウイチが登場! 食事代を払ったパニ子に謝罪をし、現金で返金してくれました。サヤカの教育費に使うようにカードを渡していたものの、アケミが自分のためだけに使っていることが発覚し、カードを使えないようにしていたそう。 怒ったシュウイチが離婚を切り出そうとした途端、サヤカが「確かにママはマウントばっかり。お金をいっぱい使ったり、お友達を変な方法でお食事に誘ったり。でもね、ママになろうとして頑張ってるんだよ」とシュウイチを説得。アケミは感動して泣き崩れます。サヤカのおかげで、離婚は免れた様子です。 子どもは大人の様子をよく見ているものですね。子どもが大切だからといって、以前のアケミのように自分の価値観を押し付けて、子どもたちの世界にまで口を挟むようなことは慎みたいものです。これからもパニ美とサヤカの友情がずっと続きますように。著者:ライター パニコレ
2023年04月27日1人目の子が2歳で2人目の子が0歳のころ、小さい子どもたちを連れて、自営をしている家族の仕事を手伝っていた時期がありました。働きながら子どもと一緒に過ごしたいと思うのは親のエゴなのか……と、患者さんの言葉に悩まされました。 子どもを背負いながら仕事をこなす家族が整骨院を経営しているため、子どもが小さいころは抱っこひもで子どもを抱きながらできる簡単な業務を手伝っていました。とはいえ、ずっと抱っこひものままでは子どもも苦しくなってしまうため、途中休憩を挟んで遊ぶ時間を作ったり、外へお散歩へ行く時間なども作ったりしていました。 子どもたちも基本的に機嫌が良いことが多かったので、来院される患者さんに笑顔を振りまいたりしてとてもかわいがってもらったものです。 勝手に決めつけないでどんなに機嫌の良い日でも、0歳だった息子はおなかが空けば泣いて知らせてくれます。2歳の娘も私の手を引っ張り、何をしたいか伝えようと行動してくれます。 その姿を見て、「抱っこひもばかりでかわいそうに。きっと苦しいのね〜。もっと遊んであげたら良いじゃない」など、こちらの都合はお構いなしの言葉を投げかけてくる方も。相手は患者さんなので言い返すこともできず、ひとり悶々とする日々でした。 子どもたちの顔を見てよ親である私たちも保育園に預けたほうが良いのではと思い、役所に問い合わせてみたり保育園を利用している友人に相談し、検討したこともありました。ただ、自営というだけで保育園に預けられるポイントが少ないのです。声をかけてくれた方が、子どもが泣いているという部分だけ見てかわいそうと決めつけることは、とても悲しい出来事でした。 しかし私夫婦は、騒いでしまいご迷惑をおかけすることもあるけれど、親である私たちと一緒にいる時間のほうが子どもが楽しそうだと感じ、そのまま一緒に過ごすという時間を続けることに決めたのです。夫婦で出した結論は揺らぐことなく、その後は自分の考えに自信を持って、何を言われてもあまり気にせずに対応することができました。 かわいそうと言われて、多少なりとも図星の部分があるから傷つくのかもしれません。公園でのんびり遊ぶことができない日もありました。しかしわが子たちがいつでもどこでも笑顔で遊んでいる姿を見て、仕事中も一緒に過ごしたいと思い行動したことは間違っていなかったと思っています。また自分の意見を押し付けるのではなく、相手の背景を考えて発言できるようになりたいと思わされる出来事でした。 著者:高山ななみ9歳、7歳、4歳、2歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年04月26日私は5歳の息子と3歳の娘を育てる母です。息子が1歳になる前に、夫の転勤のため仕事を退職。その後すぐに娘を授かったこともあり、約5年間ずっと専業主婦でした。もともと仕事がそんなに好きではなかった私は家事や育児に専念できる専業主婦に憧れがあり、夫の転勤にも喜んでついて行きました。しかし、実母は何かと私に嫌みを言ってくるのです。私は悔しくなってしまいました。 想像とは全然違う専業主婦の生活専業主婦の生活は、私が思っていた以上にハードでした。何をするにも子どもから目が離せず、自分の時間はないので寝不足の日々。子どもの行動は予測不能で、気付いたら部屋はおもちゃや食べ物で散らかり放題。わが子は急な発熱も多く、予定が崩れてしまうこともしょっちゅう。 そんな中で家事を完璧にすることは難しく、最低限の食事・洗濯・掃除などをする生活で私は精一杯でした。そんな私に対して驚くべき発言があったのです。 「働いてないから、そのくらいいいでしょ」あるとき、私は「子どもたちの寝かしつけ中に、夫から迎えに来てと連絡があった」と夫の愚痴を母にもらしていました。すると母は「働いてないんだからそのくらいいいでしょ」と発言。てっきり同意してくれると思っていた私は驚きました。 また「子どもたちと1日中公園で遊んでクタクタ」と私が言えば、「でも働いてる人はもっと大変」と母は言います。さらに子どもたちが幼稚園に通い出し、ようやく自分の時間が取れるようになると「専業主婦はラクでいいね」とも母は言ったのです。 悔しくて私は…私は母にそう言われ続けるのが悔しく、仕事を始めることにしました。週3のパート勤務ですが、約6年ぶりの仕事にとても緊張。「専業主婦だった私がちゃんと働けるのだろうか」と不安でいっぱいに。 しかし、いざ働き出すと仕事はとても楽しくやりがいがありました。子どもの存在にとらわれずに役割をこなすことは、自分の存在意義を感じ自己肯定感も上がりました。何より一番に思ったことは「仕事より、何が起きるか分からない付きっきりの育児のほうが大変だ!」ということでした。 私自身も専業主婦を経験するまでは「仕事をしなくていい専業主婦はうらやましい」という気持ちがありました。しかし、専業主婦はまったくラクではなく、今も母の言葉にはモヤモヤが残っています。仕事と家庭の両立もまた大変で、どちらも決して完璧ではありませんが、仕事を始めて良かったと私は思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:都 うめこ5歳男児と3歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2023年04月25日私は現在4児の母で、年長と年少と1歳の娘、3歳の息子がいます。長女の幼稚園の送迎のときに出会ったママ友は、とにかく出会うと必ず立ち話をする人で、子どもが待っていてもおかまいなしです。そのため第一印象はあまり良くありませんでした。しかし、だんだんとママ友の実情がわかってきたのです……。 ママ友との出会い私とママ友の出会いは、長女が年中になったときです。ママ友は引っ越しをしてきて、年中の娘を幼稚園に転入させたところでした。帰る方向が一緒で、長女を幼稚園に送ったときに初めて出会い一緒に帰ることになりました。初対面だし、分かれ道のところですぐにバイバイするだろうなと思っていると、ママ友の足はおしゃべりとともに自然と止まりました。 当時3歳の次女1歳の長男を連れていたのですが、私も止まることに。たわいのない話が続き、その間に私の子どもたちがぐずりだしてしまいました。けれど、そのママ友はお構いなしに話を続け、私は立ち止まりを食らってしまったのです。そのため、ママ友の第一印象は良くありませんでした。 帰宅後のママ友は実は…それから毎日、幼稚園までの道のりが同じで、行く時間帯も同じなので一緒に幼稚園までの往復を歩くことに。そして毎日送っていった帰り、分かれ道で立ち話を始めるママ友。それは「立ち話ばっかり……。暇なの?」 と思ってしまうほどでした。しかし、最初はママ友との立ち話がストレスだったのですが、日を重ねるとママ友の事情もわかってきたのです。ママ友は実のお父さんを介護していて、帰宅したら介護と家事に追われているようでした。私はてっきり、家に帰ったら自分の時間を楽しんでいる人だと思っていたので申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 「あれ?このママ…」それから何回か一緒に帰宅していると、子どもの様子を見て話を切り上げてくれたり、小さかった息子と遊んでくれたりするようになりました。そしてだんたんと、「あれ? このママ、距離感がちゃんとわかっている人だ」 と思うようになっていったのです。ママ友は、きれいなおさがりの服やおもちゃなどもたくさんくれたり、相談にのってくれたりと、ただただ良い人ということがわかってきました。ママ友から直接聞いたわけではないですが、今思えば出会った日のママ友は引っ越してきたばかりで話相手がいなかったし、気晴らしの時間が欲しかったんだろうなと思います。 私は、第一印象がよくないとそのイメージをだらだら引きずってしまいがちです。けれど今回の体験で、付き合ってその人をよく知っていくうちに、ギャップにほっこりすることがあるのだなと実感しました。これからは人を第一印象で判断せず、長い目で人との関わりを大切にしたいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2023年04月07日私が長男を出産したのは2020年3月のこと。ちょうど新型コロナウイルスが流行し始めたころでした。初めての子育てで、ちょっとしたことにも悩む日々。しかし周りに頼れる人もおらず、育児の悩みを誰にも相談できずに孤独感だけが募っていきました。コロナ禍での初めての出産2020年、新型コロナウイルスが流行し始めたころ、不安な気持ちを抱えて長男を出産した私。里帰り出産でしたが、自宅に戻ってからは夫は仕事が忙しく、引っ越したばかりで近所に知り合いもいない環境でした。 さらにはコロナ禍で、友だちに気軽に連絡して会えるような状況でもなく……。外に出るのは少しの散歩程度で、多くの時間を家の中で長男と2人きりで過ごす日々。出産前に思い描いていた子育てとはまったく異なる毎日が始まりました。 孤独感が募りついに限界が…長男が生まれて半年ほど経ったころ。ほとんど出かけることもできず、長男と2人きりの生活に息が詰まり、夫とケンカすることも増えていきました。育児について気軽に相談できる人がおらず、私の心の中で孤独感だけが増していき、ついに爆発。私は、「このまま家にこもる生活はもう無理!」と号泣しながら夫に訴えました。 それまで夫は、新型コロナウイルスの感染を恐れ、「赤ちゃんとの外出は控えるべき」との考えでしたが、私の様子にさすがに心配になったようで、それまで行ったことのなかった子育て支援センターに行ってみようということになりました。 子育て支援センターへ通い、日々が一変子育て支援センターへ行ってみると、消毒や人数制限などしっかりと感染対策されていて、思ったより安心して過ごすことができました。そして何より、同じ子育て中のママさんとお話できることが一番の息抜きに。 それからは毎週開催されているイベントに通い、ママ友もできました。ママ友に子育ての悩みを相談したり、子ども同士が楽しそうに遊んでいる姿を見たりしているうちに、私も少しずつ日々を楽しく過ごすことができるようになっていきました。 コロナ禍の育児で孤独を感じやすい今、子育て支援センターという場所のありがたみを心から感じています。初めての場所に赤ちゃん連れで向かうのは緊張しましたが、勇気を出して行動してよかったです。長男が2歳になった今も、毎週欠かさず子育て支援センターに通っていて、先生方にも顔を覚えて声をかけてもらえるようになりました。今では子育て支援センターなしの生活は考えられないほど、私にとっても長男にとっても、大好きな場所になっています。 著者:咲良ゆいか2歳と0歳の男の子のママ。北欧風インテリアに関心があり、家づくりや子育て、日々の暮らしについて綴るブログを運営。趣味はカフェめぐり。
2023年04月03日私は、自分にとっての普通が周りの常識とは限らないと思っています。普通と感じることにも、大きな個人差があると思います。しかし、あるママ友は「普通は」が口ぐせのよう。私は「このママ友とは合わないな」と感じてしまいました……。 ある日、急接近することになったママ友私の息子は、幼稚園の同じ年中クラスにいるAくんととても仲良しです。そして、Aくんママは気さくな人で話しやすく、いつも子どもには笑顔で接しており好感をもっていました。 幼稚園のお迎えが一緒になったときには、くだらない世間話で笑いあったり、時間に余裕があれば近くの公園で少し子どもたちを遊ばせたりと、適度な距離感で良い関係を築けていたと思います。そんなある日、私とAくんママは急接近することになりました。 「普通は…」「普通は…」幼稚園のイベント準備を私とAくんママとで担当することになり、打ち合わせなどのため、2人でかかわる機会も増え、お互いのことを話したりもするようになっていきました。そして、わかったのが、Aくんママは会話の中で、「普通」という言葉をとてもよく使う人だったということです。 「普通はユニクロとか行かないよね」「普通は女だったら、結婚して子どもも産みたいって思うよね?」など、自分の常識が正しいと思い込み、私にも同調を求めているような会話の流れになります。 共感できないママ友にとっての「普通」Aくんママにとっては普通のことでも、私にとっては普通とは思えない部分が多く、まともに受け取っていたら疲れるだけの会話に感じました。これまでの付き合いで、Aくんママは根本的には悪い人ではないことは知っています。 私は、Aくんママの思う「普通」を否定するつもりはありません。でも、共感もできませんでした。そして私は、Aくんママの「普通」の話になったときは、いちいち気にせず「へえ~、そうなんだ」と、聞き流すことにしていました。 幼稚園のイベント後は、以前のようにくだらない世間話で笑いあったりする距離感に戻り、良い関係が続いています。息子はAくんのことが大好きなので、このまま良い関係を続けたいと思います。そして私自身、無意識のうちに、自分の価値観を周りの人に押し付けることのないように、気を付けようと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:竹中 しゅう先天性難聴を持つ5歳の男の子のママ。息子、夫、黒猫兄弟2匹と暮らしている。以前はフルタイム勤務で働いていたが、子どもの療育を優先するため退職。現在はドタバタ育児と療育に奮闘中。
2023年04月03日わが家の近所に住む男性のAさん。Aさんは夫の親戚で、出産前は会っても軽くあいさつするくらいの関係でした。子どもが生まれてからは道端で会うたびに少し話すようにはなりましたが、それでも世間話程度。ある日公園で遊んでいるとAさんがやってきたのですが、Aさんの突然の行動にギョッとした体験談です。 公園で会ったAさん当時4歳の娘と生後半年の息子を連れて行った近所の公園。楽しく遊んでいると親戚のAさんが公園にやってきました。軽くあいさつし、散歩中だった様子のAさんはベンチで休憩。公園で遊ぶ私たちを見ていました。時間はお昼前。私たちはたっぷり遊んだあとで、もうそろそろ家に帰ろうかという時間でした。 私は娘に「そろそろ帰るよ」と声をかけましたが、遊び足りない娘は「やだーまだ遊ぶー」と言って走り回っています。私もすぐに娘が応じると思っていないので、段階的に声をかけるつもりでいました。 ゴツン!! いきなりげんこつ「最後にこれだけする!」を何度も繰り返し、なかなか遊び終わらない娘。私が「もう終わりにするよー!」と強めに言うと、Aさんがツカツカと娘に近づきました。急に動いたAさんに驚いた次の瞬間、Aさんは娘の頭にゴツン!といきなりげんこつをしたのです! 娘は一瞬驚いた顔になり、一呼吸おいてわんわん泣き始めました。 Aさんはそんな娘に向かって「母親の言うことを聞かないか!」と怒鳴ったのです。普段はおだやかな印象のAさん。その方がまさかいきなりげんこつをするとは思わず、私もかなり驚きました。 しつけが甘い!と一喝娘は私にしがみついて大泣き。唖然としている私に、Aさんは「俺が子どものころはこうやってしつけられたんだ! そんな甘いやり方でどうする!」と一喝。そのままの勢いで後ろを向き、「気分が悪い!」と言いながら公園から去っていきました。 私は「だからっていきなり殴っていいわけないでしょ!」と娘に手を挙げられたことで怒りMAX。げんこつされた頭をさすりながら精一杯娘を抱きしめました。しばらくして娘が落ち着いてから帰宅することに。娘はショックだったのか、何度も思い出しては泣くのを繰り返しながらの帰路となりました。 本気でされたげんこつは相当痛かったと思いますし、怖かったと思います。確かに昔はげんこつも当たり前だったのかもしれませんが今は今。自分の常識を押し付けないでほしいと思いました。これ以降Aさんに会ってもおびえてあいさつをしなくなった娘。しかしげんこつをした本人は何も気にしていない様子です。親戚である以上、適度に距離をとりながら良好な関係を続けていかなければと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年03月30日ある日公園で遊んでいると、同じ幼稚園のお友だちNちゃんに会いました。帰宅の時間になり、いつもなら「まだ遊ぶ」と嫌がる娘がすんなりと帰る意思を示したので、「今日はすんなり帰れるぞ!」と心の中でガッツポーズ。しかしNちゃんが駄々をこね始め、さらにNちゃんママの対応が衝撃的で……。 楽しく遊んで、お別れのときたまたま公園で会った、娘と同じ幼稚園のお友だちNちゃん。私は5歳の娘と1歳3カ月の息子を連れており、Nちゃんはママと2人で公園に遊びに来ていました。あまり話したことのないママでしたが、子どもたちが遊んでいる間に話が盛り上がり「感じのいいママだな」と思っていたのですが……。いざ、帰宅時間になって「そろそろ帰ろうか」と話し始めたときでした。娘もおなかがすいたのか「帰る~」と言い、「それじゃあ、また幼稚園でね」と車に向かおうとしたら、それまでニコニコで遊んでいたNちゃんが「やだ! まだ帰らない!」と怒り始めたのです。 駄々をこねるNちゃん。対応は私だけ?!Nちゃんはその場で「まだ遊ぶ!」と訴え、娘にしがみつきます。Nちゃんの行動に娘はオロオロ。激しめなNちゃんの行動に驚きながら、私が「もうおなかすいちゃったし、おうち帰ろう」と言うと、「私も行く! 娘ちゃんのおうち行く!」と言い、今度は私の足にしがみつくNちゃん。息子を抱っこしていた私は、転びそうになりながらもなんとか踏ん張り、「危ないよ、また幼稚園で遊ぼう」と何度も言いますが、Nちゃんは離れません。むしろ説得することに抵抗するためなのか、石を投げたり砂をかけてきたりしました。このとき一番驚いたのは、Nちゃんママが何もせずにただ見守っていたことでした。 無表情のNちゃんママNちゃんが暴れてもなにしてもママはだんまり。ただ、私たちとNちゃんのやり取りを見ているだけです。その表情はまったくの「無」で、さっきまで楽しくお話をしていたのが嘘のようでした。「なぜ何も言わないのだろうか……」とモヤモヤを抱えながらもNちゃんを説得し続け、結局私がなんとかNちゃんをなだめて、帰宅できることに。 帰宅しようとした時刻から20分も経っていました。Nちゃんは最後泣きながらママにしがみつき、Nちゃんママは「はぁ、やっと帰れる」とポツリ。それを聞いて「いや! だったら自分でもなにかしてよ!」と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「幼稚園でまた遊んでね」と引きつった笑顔で手を振りました。 感じのいいママだなと思って話が盛り上がり、楽しく過ごしてからの、Nちゃんママの無表情にとても驚きました。未だにNちゃんママが何を考えていたのかわかりませんが、人任せだったことにはモヤモヤが残りました。Nちゃんは娘にとって幼稚園で仲良しのお友だちの1人なので、ほどほどのお付き合いを心がけていこうと思っています。 イラストレーター/ねね著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年03月28日念願のマイホームが完成し、私たち家族はご近所にあいさつ回りをしました。どの方もにこやかに受け入れてくれましたが、1人の年配の男性は、息子たちの年齢を聞くと微妙な反応に。私は、「もしかして子ども嫌いなのかな? 迷惑をかけないようにしないと」と思いました。後日、庭で大泣きしている長男のところへその男性がやって来て……。微妙な反応の男性は子ども嫌い?マイホームが完成し、引っ越しを終えた私たち一家は、ご近所へのあいさつ回りをしました。私と夫は「第一印象が肝心!」と少し緊張していましたが、どの家の方も当時3歳と1歳だった息子たちを見ると「かわいいわね」とにこやかにお話ししてくれました。 しかし1人の年配の男性だけは、子どもの年齢を聞くと「あー……。この辺にはそんな小さい子はいないな」とぶっきらぼうな反応。私は「小さい子がいるとうるさくなると思われたのかな……。この方は子ども嫌いなのかも。迷惑をかけないようにしないと」と気を引き締めました。 庭で泣いている長男に声をかけたのは…ある日子どもたちと庭で遊んでいると、次男が転んで服が泥だらけになってしまいました。着替えさせるために家に入ろうとすると、「まだ遊びたい! お母さんもここにいて!」とぐずり始める長男。私は事情を説明しましたが、長男はそれを聞かず泣き出してしまったのです。 困った私はとりあえず服だけ取りに行こうと思ったのですが、しっかり見ていないと、次男は土の付いたおもちゃをなめてしまう危険も……。「少しだけ待ってて」と長男に声を掛けてから次男と家に入りました。急いで服を出していると、庭から「どうした? これあげるから元気出せ!」と男性の声が……。 第一印象で決めつけたことを反省驚いた私が庭に戻ると、大きなビニール袋を持った長男とフェンスの向こうにあのぶっきらぼうな男性が立っていました。家から出てきた私に向かって、男性は「その袋、うちで育てた野菜。よかったら食べて」と言うのです。袋の中には立派な野菜がたくさん入っていました。 慌てて男性に礼を言いながらも、泣き声がうるさかったことを謝る私。しかし男性は「うるさくはないよ。気にしないで」と去っていきました。その後も何度も男性は野菜を届けてくださり、私は初対面の印象だけで子ども嫌いと決めつけたことを反省しました。 男性とは今も良い近所付き合いをしています。男性の最初の発言も、「周囲に同じ年の子がいないとつまらないかも」という息子たちへの気づかいから出た言葉だったようです。第一印象は重要ですが、それだけで相手がどのような人か判断するのは早いと、私は改めて思いました。この経験から、相手の良いところを見つけながら付き合いを深めていくことを心がけています。 著者:香川えりか4歳と2歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年03月25日私は10歳の娘と5歳の息子の母です。夫とは離婚を前提に別居中なので、私はひとりで日々育児と家事と仕事に奮闘しているのですが、ふとしたきっかけで、心の緊張がほどけて子どもの前でも泣いてしまうことがあります。先日は、見ず知らずの人にかけられた言葉で、外でも泣いてしまいました……。民家の前で立ち往生ある日の夕方、息子を自転車に乗せて習い事に向かっていました。息子が眠くなってきてしまったので急いでいたのですが、風の強い日だったため、運悪く私の目にゴミが入ってしまったのです。 私はハードコンタクトをつけているため、ゴミが入った目は激痛。自転車を停めて、動けなくなってしまいました。そして眠くて機嫌の悪かった息子は、自転車が止まったことでさらに機嫌を損ね、グズり始めてしまいました。 こちらを見ている男性は咄嗟に自転車を停めたのは、築年数もかなり経っていそうな和風の戸建て民家の目の前。お邪魔かな……と思いましたが、目からは涙が溢れ出るものの、ゴミはなかなか取れません。息子のグズりは悪化し続けていました。 困ったなぁと思っていると、ふと誰かの視線がこちらに向いているのを感じました。家の住人と思われる年配の男性が玄関から出てきて、こちらを見ているのです。怒られる! と思ったそのとき、驚くことが起きました。 まさかの言葉に涙が……民家から出てきた男性は私に「大丈夫?」と言ったのです。てっきり怒られると思ったので、予想外の展開に慌てながら「あ、大丈夫です」と答えた私。すると男性はさらに、こう言って家に入っていきました。「何かつらいことがあったらいつでも言いなさい」と。 見ず知らずの私なのに、こんなふうに言ってくれたことに驚きました。と同時に、日々のいろいろなことに疲れていたこと、ちょうど父を病気で亡くしたばかりだったので父に言われたように感じたこともあり、私はうれしくて、さらに泣いてしまったのです。そんな私の反応にびっくりしたのか、息子はグズるのをやめて静かになったのでした。 知らない人に声をかけることをちゅうちょしてしまう世の中ですが、やさしい言葉をもらうことは、たとえ見ず知らずの人からであっても心が温まるうれしいことなのだなと感じた出来事でした。まだまだ先の話ですが、自分がいつか子育てが終わったころ、もし日々の育児に悩めるお母さんたちに出会ったら、ちゅうちょせず温かい言葉をかけてあげられるようになりたいと思っています。 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月24日息子と時々遊びに行く、地域の子育て支援センターで出会ったママ友。息子と同じ1歳のAくんのママで、最初の印象はとても明るくて社交的な人だと思っていました。しかし何度も話すうちにAくんママに見えてきたのは別の顔で……。おしゃべりなAくんママ1歳の息子と行く支援センターで出会ったAくんママは、とにかくおしゃべりな人。ニコニコしながらたくさん話を振ってくれて、「話しやすい人だな」と思っていました。息子のAくんは生後9カ月から歩き始め、1歳になるころにはいくつか単語を話せるほど、周りと比べて発達の早い男の子でした。 さらに会話の中から読み取るに、Aくんママの実家は地主さんだそうで、なかなかのお金持ちのよう。ざっくばらんに話すAくんママからそのことを聞いたとき、最初は「そうなんだー」くらいに思っていたのですが……。 「わかる〜」から始まるマウントある日、他のママ友・Bさんが、娘さんの1歳の誕生日について話していました。Bさんは娘さんのために飾り付けや料理を目いっぱいこだわり、素敵な誕生日になるよう頑張ったとのこと。見せてもらった写真は本当にママのこだわりいっぱいで、素敵なお誕生日だったのだと感動しました。するとAくんママは「わかるー!」と話に入ってきて、「うちも1歳の誕生日のときは、○○(高級店)を貸し切りにして、装飾もプロにお願いしたんだ!」と写真を見せながらニコニコ。Bさんの顔が少し引きつっているように見えました。 マウント発言は天然?わざと?他にも、子どもが1歳半を過ぎても歩かないと話すママには、「わかるー! うちの子は今1歳ちょうどで、歩けるのだけどまだジャンプが下手で……。なかなかできないと不安になる」と言う場面も。 また、家の車をファミリーカーに買い替えようか迷うと話すママに、「わかるー! うちは迷ったけど、子どもが生まれる前に○○(高級外車)を買ったよ! 運転しやすくておすすめ!」と、まったく価格帯の違う車種をおすすめしていました。 どの内容もとびきりの笑顔で話すので、Aくんママのマウントが天然なのか、わざとなのか、イマイチわかりません。 いつしか、他のママの間でAくんママは「マウントママ」と、裏で呼ばれるようになっていました。ただ、時々飛び出すマウント発言に驚くことを除けば、話しやすいAくんママ。私はとくにマウントを気にせず付き合いつつ、あくまでも息子の友だちのママとして、程よい距離感で付き合うことを心がけています。 イラスト/ななぎ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年03月18日長男が入園した幼稚園に、性格がとても明るく話し方も豪快なママAさんがいました。自身の子育ての失敗も笑い飛ばしながら周りのママに話し、他のママ友の失敗に対しても「そんなの大丈夫! 大丈夫~!」とママ友の背中をたたきながら笑うのです。楽観的だなと思っていたAさんですが、実は、過去があることがわかりました……。 勝手な印象とママ友の過去そのころの私はというと、次男が生まれたばかりで、長男の幼稚園の準備を忘れがちに。「忘れ物などの失敗をして、先生に迷惑をかけたくない。先生にダメな母親だと思われたくない」とそんなことばかりを気にしていました。 そんな私にとって、どんな失敗も「大丈夫」と笑ってしまうAさんを失礼ながら「楽観的な人だな」と勝手な印象をもち、うらやましくも感じていました。 時間がたつにつれてAさんと関わることも増えていきました。私は「私と性格の違うAさんには理解してもらえないかも」と思いつつも、ワンオペのつらさや子育ての失敗や悩みをAさんに言いました。するとAさんは「……わかる」と言ってAさんの話も聞かせてくれました。 「子どもたちがもっと小さかったころ、私もワンオペで無理をしてしまった。そのせいで、胃潰瘍になって倒れてしまったことがある。先生に入院するように言われたけれど、子どもたちを残して入院するわけにはいかない!と言ってさらに無理を重ねて体をボロボロにした過去があるの」と。 「生きていればいい」さらに「そのときに思ったのは、母親は元気でいることが一番だということ。そのためには多少手を抜いたってかまわないんだよ。失敗は誰にだってある。そんなことで先生たちは私たちを責めたりしない。生きていればいいの。子どもも親も元気に生きられていたら、それだけで充分なんだよ」と言ってくれました。 いつも明るく元気なAさんにそんな過去があったなんて知らなかった私。Aさんは決して何も考えずに「大丈夫」と笑い飛ばしていたのではなく、自身の経験から皆を励ましてくれていたのだと気付きました。 思えばAさんの周りにはいつも人がいました。頑張っているママたちはAさんに「大丈夫」と言ってもらいたかったのかなと思います。自身の過去から周りを励まし支えようとしてくれるAさんは、私にとってとても尊敬できる人でした。私も失敗を悔やむだけではなく、経験から学び直し、周りの人も助けてあげられる人になりたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年03月01日私はシングルマザーですが、元夫と関わりながら子育てをしています。2人目出産直後に別居し、約1年後に離婚成立。どん底な気分を味わったときもありましたが、子どもが両親に愛されて成長していく環境を作ってあげたいと思っていました。そこで、離婚したあと、私は元夫と子育てを協力していくことに……。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 離婚後も子育ては2人で離婚した元夫は、アメリカ人です。離婚した元夫婦が子育てで協力するという状況を実現できたのは、元夫の文化的な背景もあるかもしれません。アメリカでは州ごとで法律が違うのですが、離婚しても共同親権を選択するのが一般的のようです。 離婚=離別という構図が、そもそも彼の考えの中にはないように見受けました。実際、離婚してからも日本に留まり、職場と私たちの家の中間にある場所に住み始めました。 元夫の休みが日曜日なので、基本毎週日曜には、子ども2人と、元夫、私の4人で過ごすことが多いです。動物園や遊園地に出かけたり、近所の公園でピクニックをしたりします。ときには元夫に子どもたちのお世話を任せて、私だけリフレッシュのため出かけることも。 頻度は少ないものの、子どもたちが元夫の家にお泊りすることもあります。私にとっては、好きなときに寝起きできる、貴重な機会となっています。 はっとさせられた長女の言葉来年小学生になる長女は、いろいろなことを理解し始めています。先日長女が、「ごめんだけど、ママよりパパのほうが好きかな。だって、パパと遊ぶとき、お菓子買ってくれるから」と言っていました。 毎日お世話している私よりパパが好きなのね、と少しがっかりしたのはたしかです。でも、子どもがパパを好きだと素直に発言できるということは、パパからの愛情を感じているからこそかもしれない、とうれしく思いました。 夫婦の都合で離婚したとしても、親であることは変わりなく、可能な限り子どもが両親それぞれから愛されていると感じながら育つことが理想的だと私は考えています。幸いにも元夫とそうした認識が合致していました。ときには議論がヒートアップすることもありましたが、お互いの気持ちや考えを共有しつつ、現在があると思っています。 著者:渡辺くるみ2人の女の子を育てるシングルマザー。毎日楽しく、をモットーに、自分も周りも大切にするよう心がけています。
2023年02月27日私は小学生の娘と幼稚園児の息子の母です。夫とは、離婚を前提に3年前から別居中で、余裕のない毎日はストレスだらけ……。そんなときに出会ったママ友が、毎日を笑顔で過ごすための方法を提案してくれたのです。ワンオペでストレスだらけの毎日夫と別居し、ひとりで仕事と育児と家事に追われる日々は、余裕がありません。「困ったときはいつでも助けるよ」と声をかけてくれる、信頼できるママ友はたくさんいるけれど、甘えるのは苦手な性分。さらに、ひとり親でも他のママたちと同じようにできる限りやってあげたい……なんて思って動いていると、うっかり自分の寝食も犠牲にしがちです。 子どもたちのために良かれと思ってやっていることなのに、疲れるとイライラして、子どもたちにきつく当たってしまうことも。本末転倒なのですが、そんな現状をなかなか変えられずにいました。 似たような環境なのに前向きなママ友そんなときに出会ったのが、私と同じように離婚に向けてパパさんと別居中、というママでした。そのママはフルタイムで働きながら、子どものための時間もしっかり確保して、お休みの日はお菓子作りもしています。とても忙しいはずなのに、なんだかゆったりとした雰囲気で、そしてイキイキとしているのです。 ひとりですべてこなす毎日は、私にとってはストレスだらけで、笑うことすら忘れがちなのに、彼女はどうしてこんなに余裕があるように見えるのだろう、と不思議に思いました。 子どものための「マインドフルネス」思いきって彼女にその疑問を投げかけてみると、「『子どものためのマインドフルネス』という本、おすすめだよ」と、笑顔で答えてくれました。マインドフルネスとは、過去や未来のこと、気がかりなことなど、常にあれこれ考えすぎて疲れている頭や心を「今」だけに集中させること。そうすることでストレスが溜まりにくくなったり、脳が活性化したりするそうです。 また、子どもが取り組むと、よく眠れる、集中力が高まる、心が落ち着くなどの効果があるとのこと。紹介してくれたその本は親子で取り組めるそうなので、子どものための時間=自分のための時間になるのなら一石二鳥!と、さっそく本を購入しました。 大人も子どもも楽しくって効果アリ!本によると、眠る前、起きたあと、集中力を高めたいとき、さまざまなシーンに適したものがあるのですが、まずは息子の寝かしつけに取り入れてみました。 内容はどれも、深い呼吸をするというものなのですが、その方法がユニークで、あたたかいココアを冷ましながら飲むつもりでふーっと息を吐いたり、冬眠中のくまさんに扮して深呼吸したり。 小学生の娘も幼稚園児の息子も楽しそうにやってくれました。そしてまず感じたことは、よく眠れる! 私も子どもたちもすんなり眠りに入れて、ぐっすりでした。 自分のストレスを軽減しながら、子どもたちの心のケアもできるこの本は、わが家にピッタリだと思いました。ちなみにママ友は、「子どものための時間には、自分も楽しめるようなことを一緒にする」とのこと。子どものため!と頑張るのではなく、マインドフルネスで力を抜いて、子どもたちと一緒に笑顔で過ごすことができるようになりたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年02月21日あるママ友に出会ったのは幼稚園の説明会でした。彼女に対する私の最初の印象は「なんか苦手なタイプ……」。なんとなく関わりたくないと感じるほどでした。しかし、あるイベントに家族で参加したとき、そのママ友一家に遭遇。すると、夫同士が会社の同僚だったため2人で話が盛り上がってしまい、なんと私たち家族はそのママ友の自宅に寄ることになってしまったのです……! 引いたママ友の言動私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。長男は3歳から幼稚園に通い始め、私は幼稚園の説明会に初めて参加しました。そこには、10人ほどのママがいて、園長先生に質問をしていました。 すると、1人のママが、費用の支払い方法で園長先生に不満を訴えていたのです。支払い方法に頓着のなかった私は、「意見を言うのはいいけど、そんなに言わなくてもいいのに」と感じたのでした。 まさかの偶然でそのママ友とある日、私は家族全員で地域のイベントに参加しました。駐車場に車を止めると、横の車両から説明会で不満を訴えていたママ友の一家が降りてくるではありませんか。私は「私のことなんて気づいていないはず」と思い、声をかけるのは避けようと思ったのですが、夫が「○○(ママ友の夫の名前)!偶然だな!」と話しかけたのです! 夫同士が知り合いだとは思いもよらなかった私は驚いたのと同時に少しどんよりした気持ちになってしまいました。そしてイベント中はその一家と一緒に行動することに。私はそのママ友と少しは話したものの、心を開くことはできませんでした。それでも私たちはママ友家族の自宅に寄ることになったのです。 意外な共通点子どもたちが通う幼稚園の話をしている中、ママ友の一家が私たち家族と同じく、3年前に引っ越してきたことを知りました。移住時期が同じと聞いて、私は「なかなかママ友もできないし、幼稚園の行事に参加しても馴染めない」と言いました。 すると、ママ友は「私も一緒よ、他のママ友はあいさつするくらい。ここの地域の親御さんは人見知りが多いよね」と。私はママ友が同じ想いで子育てしていると知り、親近感を持ちました。それからは、幼稚園の送迎で会うたびによく話すように。そしてママ友を知っていくにつれて、とても話しやすい方という印象に変わっていったのです。 ママ友の言動をみて勝手に「私この人苦手だな」と決めつけてしまっていた私。しかし、偶然が重なったおかげで、ママ友とよく話せる機会ができて、「話しやすい良い人」という印象に変わりました。園長先生への訴えについても、今思えば、気さくな方なので思ったことを、改善案として伝えていただけなのかなと思います。「人は直接話してみないとわからない」と改めて教えてもらったような気がします。今ではそのママ友は仲の良いママ友の1人です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月02日私はフランスで3歳半と1歳半の男の子を育てています。子どもを義父母に預けて、夫婦の時間を楽しむ習慣が根付いているフランス。しかし、私たち夫婦は義父母とは疎遠で、今まで誰かに子どもたちを預けて夫婦で出かけたことがありませんでした。しかし、ある日、仲の良い近所の友人からかけられた言葉にわたしはハッとしたのです……。 助けを求められない私義父母の協力なしで子育てをしている私たちは、知り合いから「忙しいときは子どもを預かってあげるからね!」と声をかけてもらうことがあります。 フランス人の夫も「もしよかったら子どもたちを預かってよ!」と知り合いに気軽に声をかけるのですが、私は「3歳半と1歳半の男の子は大変よ! もう少し大きくなったら頼もうよ」と預けることに消極的。私は「他人の迷惑になるんじゃないか」という気持ちが強すぎて、どうしても簡単に子守りを頼めませんでした。 近所の友人の言葉ある日、近所の友人がわが家に遊びに来て家族で散歩をしていると、夫が「○日は空いている? よかったら子どもたちを預かってよ」と急に友人に申し出たのです。 私は「そんな急に、2人の男の子大変だし」と言うと、4人の子どもを育てた友人夫婦は「頼めばいいのよ! うちは牧場だから動物もいっぱいいるし、子どもたちも遊びにくればいつも喜んでいるじゃない。たまには子どもを預けて、夫婦2人で出かけて楽しむ時間をもつことは、とても大事なことなんだよ」と言ってくれたのです。 大事なことに気づいた私夫は「○○(私の名前)は子どものことになると難しいからね!」と冗談で笑っていました。私は夫の言葉にイラっとしましたが、友人の言葉にハッとした思いだったのです。 「子育てでイライラして全然夫にやさしくなれないでいる私は、今の状況は悪循環なのかもしれない。たまに誰かに子育てを思いっきり頼んで、夫婦で食事に出かけたり楽しんだりすることは家族にとっていいことなんだ」と気づいたのです。また、「他人に子どもたちを預けることは、友人との信頼関係の証にもなる」とも思いました。 「子どもたちを誰かに預けること」に対してとても消極的だった私。しかし、友人の言葉でそれは決して悪いことではなく、むしろ私たち夫婦や子どもたちにとって、または友人との信頼関係にとっても良いことなんだと気づいたのでした。これからは、もっと肩の力を抜いて、頼めるときは頼んでいこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月01日