老後資金2,000万円が不足する問題のニュースが金融庁から発表されたことをきっかけに、将来の老後資金や年金破綻の懸念が多くの人の頭をよぎりました。政府(国家)は、この金融庁の発表について誤りだと指摘したものの、次いで経済産業省では老後資金が3,000万円不足するといった発表をした経緯もあり、どの情報が正しいのか、わけが分からなくなっている人も多いのではないでしょうか。そこで本ページでは、これらの内、年金破綻に焦点を当て、FP目線の考えを紹介していきたいと思います。将来、日本の年金制度が破綻する可能性はあるのか現状においても、支給される年金が少ないという多くの声が上がっている中で、これまで以上に将来の年金支給金額が減少することは、若年者の老後生活は相当厳しいものになると予測する考えとつじつまが合うのではないでしょうか。当初、100年安心と言われた年金制度の定義は一体どうなってしまったのか、首をかしげたくなります。消費税の増税によって、すべての国民が支出に対して負担増になる消費税の税率が10%に増加することによって、今後すべての国民は支出に対する負担増が強いられることになりますが、消費税が10%に上がる前の時点で、10%の消費税率が終わりではないといった議論がなされたことがニュースになりました。つまり、若年者が老後年金生活を迎える時には消費税がさらに多くなることも十分予測でき、そのようになりますと、現在よりもなお将来の老後生活は相当厳しいものになるでしょう。自助努力による老後資金対策が左右する時代年金制度が破綻する可能性が極めて低いと考える理由を紹介しましたが、やはりこれからの老後資金や老後生活を考えていく上で重要なのは、自助努力による老後資金対策になると言えます。現在高齢者の方々が現役世代であった時代のように、お金を預金へ預け入れていれば多くの利息を得られる時代ではなくなっており、預金でお金を寝かせておく時間的なロスは避ける必要があります。では、老後資金対策は、どのように行うのが良いのでしょう。[adsense_middle]個人型確定拠出年金(iDeCo)を活用した老後資金対策個人型確定拠出年金(iDeCo)は、預金・保険・投資信託といった金融商品を自由に組み合わせて自ら資産運用をするもので、まとまった老後生活資金を節税しながら準備することができる私的年金制度のことです。個人型確定拠出年金(iDeCo)は、現状まとまった老後資金を準備するには極めて優良な制度と言えます。つみたてNISAを活用した老後資金対策つみたてNISAは、2018年(平成30年)1月から新たに始まった少額投資非課税制度のことで、金融庁が指定した投資信託またはETF(上場投資信託)を毎月一定金額ずつ買付して資産形成する方法です。つみたてNISAは、まとまったお金が手元になくても少額から始められる特徴があり、無理なく老後資金の準備をしやすいメリットがあります。小規模企業共済を活用した老後資金対策小規模企業共済とは、経営者や会社役員の方などが、廃業や退職時の生活資金のために積み立てる制度のことを言い、会社員や公務員で言うところの退職金制度です。小規模企業共済は先に紹介したiDeCoやつみたてNISAと異なり、基本的に誰でも加入できるものではなく、加入対象が限られているものの、小規模企業共済を老後資金対策として活用できることは確かです。小規模企業共済の詳細については、以下、中小機構のWEBサイトを見て確認されてみることをおすすめします。年金制度の破綻や崩壊、経済の低迷を考えるよりも自助努力をする方が賢明年金制度の破綻や崩壊、経済の低迷を私たち一個人が考えても、残念ながら自分自身の老後生活が豊かになることはありません。これまで以上に厳しい老後生活が強いられることが十分予測できる中で賢明なのは、やはり、先に紹介した制度を賢く活用した自助努力に尽きると筆者は考えます。国が国民に対して、老後生活は自分自身で準備してといった丸投げの批判も多いものの、不満を言っても何も変わらないわけであり、自分や家族は自分たちで守る考えを持つことがこれからの時代に必要なことと言えそうです。年金制度の繰上げ受給についても知っておこう現在、国民年金や厚生年金は原則として65歳から支給されることになっておりますが、65歳になる前に年金を受給することもでき、これを年金の繰上げ受給と言います。繰上げ受給には、全部繰上げと一部繰上げの2つの方法が設けられているものの、いずれの繰上げ受給を行ったとしても、本来ならば65歳から支給されるはずであった年金額よりも少なくなってしまう点に要注意です。繰上げ受給した年金は一生変更できない仮に、年金を繰上げ受給するための手続きを行い、実際に年金の支給を受けた場合、以後死亡するまでに支給され続ける年金額は減額され続けた金額となり、一生変更することはできません。繰上げ受給をした場合、長生きをすることでトータルの受取年金が少なくなる、障害年金や遺族年金といった他の年金の支給などに大きな弊害を生じさせるデメリットもあるため、繰上げ受給の請求は慎重に検討をする必要があります。なお、年金の繰上げ受給における注意点については、以下、日本年金機構のWEBサイトで詳しく解説されております。年金破綻の可能性に関するまとめ年金破綻の可能性は極めて低いと思われる一方、年金破綻の防止策として、若年者が将来支給される年金額は現在よりもさらに少なくなると見積もっておくのが無難でしょう。また、消費税の増税など負担の強いられる要素が様々なところで発生する懸念も考慮しますと、若年者の方はもちろん、老後生活に不安のある人は早急な対策が求められることになります。ご自身の懐具合と将来を考慮し、貯蓄・資産運用などできるところから始める必要があると言えます。
2019年09月15日シングルマザーになると、お金の面が特に心配です。貯金したいけれど、毎月の生活がギリギリで難しいという人も多いのではないでしょうか?今回は、シングルマザーの平均貯金額や必要な貯金額、シングルマザーが無理なく貯金する方法について説明しますので、参考にしていただければ幸いです。シングルマザーの平均貯蓄額はどれくらい?厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査の概況各種世帯の所得等の状況」シングルマザーの平均貯蓄額は327万円平成28年度国民生活基礎調査によると、全世帯で見たときの1世帯当たりの平均貯蓄額は約1,032万円です。一方、母子世帯に限った場合には、平均貯蓄額は約327万円となっています。母子世帯以外の児童がいる世帯の平均貯蓄額を見ても約680万円なので、母子世帯の貯蓄額だけが極端に少ないことがわかります。また、貯蓄がある母子世帯では、貯蓄額50万円未満と答えた世帯の割合が14.4%といちばん多くなっています。平均貯蓄額は300万円を超えていても、一部の人が平均を押し上げているだけで、実際にはわずかの貯金しかないシングルマザーが多いことが窺えます。シングルマザーが子育てするために貯金はどれくらい必要?文部科学省「平成28年度子供の学習費調査調査結果の概要」大学4年間でかかる費用は600万円超!教育費の負担が特に大きくなるのは、大学・専門学校等に進学するときです。大学等の入学時には、まとまった費用がかかります。日本政策金融公庫の平成30年度「教育費負担の実態調査」によると、大学入学時にかかったお金は平均で88.4万円です。学校の種類別では、国公立80.1万円、私立文系90.4万円、私立理系85.5万円となっています。また、大学在学中1年間にかかる費用(授業料、施設費、通学費、書籍購入費などを含む)は平均で約156.9万円です。学校の種類別では、国公立114.8万円、私立文系160.1万円、私立理系185.3万円で、平均では約157万円となっています。つまり、子供を大学に進学させるとなると、トータルで1人あたり少なくとも600万円程度、多ければ1000万円以上かかることもあります。進学費用を準備するために貯金しておくのがおすすめ高校までにかかる費用は月々の生活費から出すこともできるかもしれません。しかし、大学や専門学校の進学費用を準備するとなると、貯金があった方が安心です。経済的な事情で進学を諦めるのではなく、子供に学ぶ意欲があるのなら進学を前向きに検討しましょう。進学費用がどうしても用意できない場合には、奨学金や教育ローンという手段もあります。ですが、借金はできるだけ少なくした方がいいですから、目標額を決めて貯金しておきましょう。シングルマザーが貯金を増やすための工夫シングルマザーになったら、自分が働いて得た収入で生活していくことを目指しましょう。それ以外で入ってくるお金を貯金に回すだけでも、目標額を貯金できることがあります。[adsense_middle]シングルマザーに合った貯金の仕方とは?シングルマザーの場合、自分の勤労収入以外に、手当や養育費をもらっていることが多いと思います。シングルマザーが無理なく貯金するには、手当や養育費をそのまま貯金に回すのがおすすめの方法です。手当は毎月振り込まれるわけではない児童手当は中学生以下の子供がいる家庭に支給される手当、児童扶養手当は高校生以下の子供がいるひとり親家庭に支給される手当です。これらの手当は、毎月入金されるものではありません。児童手当は4か月に1回、児童扶養手当は2か月に1回(令和元年11月以降)、まとめて振り込まれる形になります。たとえば、児童手当を月1万円、児童扶養手当を月3万円もらえるシングルマザーなら、毎月4万円の手当収入があることになります。しかし、実際には毎月4万円入金されるわけではありません。つまり、手当を収入に含めて考えてしまうと、入金される月と入金されない月があるので、管理が難しくなってしまいます。養育費が急に入金されなくなる可能性もある養育費は、毎月振り込む形で取り決めしているケースがほとんどでしょう。ですが、養育費は必ず入金されるとは限りません。元夫側の事情で急に入金が途絶える可能性もあります。養育費が入金されなくなっても、督促すれば払ってもらえることはあるでしょう。公正証書などがあれば給与差押して養育費を回収することもできますし、家庭裁判所に養育費請求調停を起こすこともできます。しかし、いずれにしろお金を回収するまでに時間がかかってしまいます。月々の生活費は自分の勤労収入で賄い手当や養育費は貯金するシングルマザーが生活設計をするときには、手当や養育費はないものと仮定し、月々かかる費用は自分の勤労収入だけでやりくりするのがおすすめです。毎月の生活がギリギリでも、手当や養育費を全額貯金に回すことができれば、それなりの金額を貯金できます。たとえば、1か月あたり児童手当1万円、児童扶養手当2万円、養育費4万円をもらっているシングルマザーの場合、手当と養育費をすべて貯金に回すと、年間で84万円貯金できます。さらに、ボーナスなどを貯金に回せば、年間100万以上貯金することも可能になるでしょう。シングルマザーがお得に貯金できる制度もある!貯金をすると利子(利息)が付きますが、利子には20.315%の税金が課税されるので、実際には税金を差し引きした分しか増えません。今はただでさえ金利が低いので、税金まで差し引かれると、利子は本当に微々たるものになってしまいます。シングルマザーの場合、預貯金の利子を非課税にできる少額貯蓄非課税制度(マル優)を利用できることがあります。マル優を利用できるのは児童扶養手当をもらっているシングルマザーに限られますが、元本350万円まで利子非課税の恩恵を受けられます。シングルマザーなら金利がUPする貯金も!ゆうちょ銀行の「ニュー福祉定期貯金」は、ゆうちょ銀行の通常の定期貯金(1年もの)の金利に0.10%上乗せした金利が適用されるお得な貯金です。遺族年金や障害年金の受給者のほか、児童扶養手当をもらっているシングルマザーもニュー福祉定期貯金の対象者になります。ニュー福祉定期貯金とマル優を組み合わせると、利息を増やせる上に非課税にもできるため、二重にお得になります。シングルマザーが貯金するには毎月の収入を増やすことも必要自分の収入だけでは生活していけないようなら、貯金も当然できません。シングルマザーになったら収入を増やすことも考えましょう。[adsense_middle]バイトのかけもちでは安心できないシングルマザーの中にはアルバイトやパートで働いている人も多いでしょう。貯金ができるほどの十分な収入が得られない場合、アルバイトをかけもちすることを考えるかもしれません。しかし、アルバイトのかけもちは体力的にもきつい上に、子供と過ごす時間も減ってしまいます。また、時給を稼ぐためだけに職種を選ばずバイトを組み合わせても、将来につながるスキルが身につかないことがあります。子供が小さい間は、時間的な制約からアルバイトでしか働けないこともあるかもしれません。いずれは正社員で長期の勤務ができるよう、スキルの身につく仕事を選ぶことが大切です。正社員プラス副業という方法を検討アルバイトの場合、急に解雇になるようなリスクもあります。長い目で見ると社会保険にも加入しておくのが安心です。シングルマザーも、できるだけ正社員で働くことを考えた方がよいでしょう。年齢が上がるほど、正社員では雇ってもらいにくくなります。特に20代~30代のシングルマザーは、早めに正社員の仕事を確保しておくことを考えましょう。今は副業OKの会社が増えたので、給料が安く貯金ができない場合でも、副業して収入を増やす方法があります。どんな副業を選んだらいい?副業をするなら、できるだけ自分の好きなこと、興味のあることをやってみましょう。好きなことなら長く続けられます。子供が小さいシングルマザーの場合、在宅でできる仕事や、自分のペースでできる仕事がおすすめです。たとえば、自分の特技を誰かに教える、手作りのものを売ってみる、不用品をフリマアプリで売ってみる、インターネットのアンケート・モニターサイトに登録してみる、クラウドソーシングサイトで記事作成の案件に応募してみる…など、たとえわずかでも、本業以外でお金を得る経験をしてみましょう。それをきっかけに広がっていくこともあります。シングルマザーの貯金に関するまとめシングルマザーの場合、まずは貯金できる家計にすることが大事です。毎月安定した収入が得られる仕事を確保することを考えましょう。手当や養育費は貯金に回し、自分の勤労収入だけで暮らせるように生活設計するのがおすすめです。
2019年09月14日年金は、将来の老後生活を考える上で欠かすことができない重要なお金です。しかしながら、将来支給される年金の見込み額は、これまで支給されてきた平均的な年金額よりもさらに少なくなることが予測されており、会社員(サラリーマン)や自営業者をはじめ、夫婦共働き世帯にとっては関心の高い問題だと思われます。そこで本記事では、将来の年金はいくらもらえるのかについて、ポイントや考え方について紹介していきます。年金がいくらもらえるのかを知る前に受給資格期間を要チェック上記は、平成31年度に50歳未満の人に対して送付されるねんきん定期便の例となりますが、裏面の受給資格期間(赤枠箇所)が120月(10年)以上になっていれば、将来年金の支給が受けられる受給資格期間を満たしていると確認することができます。なお、こちらは参考情報となりますが、ねんきん定期便を破棄や紛失した場合などで、古いものしかないといった人もおられる可能性も考慮し、平成30年度分の書式が違うものも紹介しておきます。年金の受給資格期間を満たせていない場合仮に、年金の受給資格期間を満たせていないことが確認できた場合、このまま放ったらかしておきますと、将来年金が1円たりとも支給されず、これまで支払ってきた年金保険料がすべて無駄になってしまいます。国民年金や厚生年金は、将来、どのくらいもらえるのか将来いくらくらい年金がもらえるのかは、ねんきん定期便の裏面にある、これまでの加入実績に応じた年金額(赤枠部分)を見ることで確認できます。なお、ここで言う年金の加入実績に応じた年金額とは、65歳から支給される現在の年額であり、たとえば30歳の方であれば、今30歳の方が年金の支給を受けた場合に1年間で支給される年金額といったイメージになります。国民年金と厚生年金は、基本的に併給される前項で解説したねんきん定期便にある、これまでの加入実績に応じた年金額に記載されている(1)老齢基礎年金は、国民年金から支給される年金のことを指し、(2)老齢厚生年金は厚生年金から支給される年金のことを指しています。このように、国民年金と厚生年金は年金の履歴によってそれぞれ計算され、どちらの年金も一緒に支給が受けられることになるのですが、これを併給(へいきゅう)と言います。年金の支給は、原則として偶数月の15日に2ヶ月分まとめて支給されるこちらは参考情報となりますが、原則として65歳から支給される年金は、偶数月の15日に前月と前々月分の2ヶ月分がまとめて支給される仕組みになっています。たとえば、10月15日に30万円の年金が口座へ振り込まれたとした場合、年金の内訳は、8月分15万円、9月分15万円といったイメージです。このような年金制度の仕組上、仮に年金の支給を受けている人が死亡した場合、必ず未支給の年金が発生することになるため、遺族の方は、この未支給の年金を請求してもらい忘れのないように心がけておきたいものです。年金の繰上げ受給について減額された年金は生涯に渡って受け取ることになり、65歳以降も減額された年金額が戻ることはないため、繰上げ受給の請求は慎重に行う必要があります。繰上げ受給をすると国民年金と厚生年金の両方の年金額が減額される本記事中において、国民年金と厚生年金は基本的に併給され、どちらの年金も支給されることを紹介しましたが、繰上げ受給をすると国民年金と厚生年金の両方の年金額が減額されます。前項の解説の通り、減額された年金額が元に戻ることは一生ないため、国民年金と厚生年金の両方の年金額が減額される影響は、長い目で見るとかなり大きなデメリットになってしまいます。なお、一度繰上げ請求した後に取消しをすることはできないため、解説が重複しますが、繰上げ受給の請求は慎重に行う必要があります。繰上げ受給をして長生きすると、損をする自分は何歳まで生きるのか誰にも分かりませんが、仮に繰上げ受給をして長生きすると、65歳から年金の支給を受けた場合に比べて損をしてしまうデメリットが生じます。なお、参考までに、年金を繰上げ請求した場合と繰上げ請求しなかった場合における受給総額が同額となる年齢を紹介しておきます。繰上げ請求した年齢60歳の場合:76歳8ヶ月繰上げ請求した年齢61歳の場合:77歳8ヶ月繰上げ請求した年齢62歳の場合:78歳8ヶ月繰上げ請求した年齢63歳の場合:79歳8ヶ月繰上げ請求した年齢64歳の場合:80歳8ヶ月たとえば、繰上げ請求した年齢が60歳の場合で、76歳8ヶ月を超えて長生きした場合は、65歳から年金の受給を受けていた方が得であるといった見方になります。障害年金や遺族年金の支給に影響が生じる場合がある障害年金や遺族年金は、65歳から支給される老齢年金に比べて支給金額が多く、受給者にとって有利になる場合がほとんどですが、繰上げ受給をした場合、障害年金や遺族年金の支給に影響が生じるデメリットがあります。ざっくり言ってしまいますと、障害年金や遺族年金の支給を受けられる条件を満たしていたとしても、繰上げ受給をしたことによって、これらの年金の支給が受けられないことがあるということです。一般的に考えますと、デメリットは大きくなると言えます。繰上げ受給をする前は、年金事務所や専門家へ相談するのが望ましい年金の繰上げ受給は、年金が早くもらえるメリットがあるものの、それ以上のデメリットが極めて多いことが分かりました。実際のところ、先に紹介したデメリットのほかにも、専門的なデメリットが多数あるため、仮に年金の繰上げ受給を検討している方は、年金事務所や専門家である社会保険労務士などへ相談するのが望ましいと言えます。将来いくら年金がもらえるかを知るには将来もらえる年金額がいくらなのかをより正確に知るためには、毎年、誕生月になると郵送されるねんきん定期便を確認したり、ねんきんネットを活用するのが確実です。なぜならば、国民年金の納付履歴、免除履歴、未納履歴や厚生年金を計算する上で必要な平均標準報酬月額、平均標準報酬額、年齢、性別などは、すべての方で異なるためです。そのため、ねんきん定期便やねんきんネットの見方や活用方法を知る方が、楽でより確実な方法だと言い切れます。
2019年09月14日こんにちは、婚活FP山本です。例えば婚活では誰もが「年収」を気にしますよね。しかし自分の給料なら、気にするのは「手取り金額」ではないでしょうか?また給料明細を見ると、よく分からない名目で色々と差し引かれており、これが一体何なのか不満や疑問を持っている方もいることでしょう。知らないままでは、余計な損をするかもしれません。そこで今回は、年収と手取り金額の関係、差し引かれる内容について詳しくお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収は「額面金額」「総支給額」の意味まずは、年収と手取り金額の関係の基本についてお伝えします。簡単に言えば、一般的にいう年収とは「額面金額」という意味です。給料明細などでは「総支給額」などと表示されています。そしてここから、色んなものを差し引かれた残額が「手取り」として、あなたの口座に振り込まれるわけです。付け加えれば、年収とは「給料」だけではありません。会社によって違うのですが、例えば「交通費」や「〇〇手当」など、名目はともかく「もらえるお金」は全て年収として考えます。また年収とは文字通り年間収入という意味なので、「賞与(ボーナス)」も対象です。ひとまず、「年収-色んなもの=手取り(年収)」という関係性は覚えておきましょう。健康保険などとは別に生命保険なども引かれる?「年収から差し引かれるもの」は、みんな一緒というわけではありません。例えば、差し引かれるものの一つは「税金」ですが、税金は個人の事情や家族構成で金額が変わります。また生命保険料や持ち株など、通常とは別に自主的に差し引く項目を増やすこともあるわけです。一方で健康保険など、おおよそ一律に差し引かれるものも混ざっています。だからこそ、「自分の場合は何がいくら差し引かれているのか」をしっかり理解しておくことが大切です。健康保険料などは「年収」で計算・算出される次に、基本的に差し引かれるものの一つである健康保険料についてお伝えします。簡単に言えば、健康保険料は「年収で金額が決まるお金」です。もう少し言えば、年収によって「標準報酬月額」というものが決まり、これによって当人の健康保険料が決まります。ただし、標準報酬月額は「都道府県」によって少しずつ違い、また「加入中の健康保険組合」によっても変わってくる数字です。さらに厳密に言えば、標準報酬月額を計算する時期によっても算出される数字が変わります。初心者には、少し難しいかもしれませんね。なお、同種の厚生年金保険料は、年収と加入中の基金によって金額が変わります。正確な数字はともかく、おおよその数字を自分で計算・算出してみると良いかもしれません。「事業主との関係」は、退職後に差を感じる?健康保険料や厚生年金保険料というのは、「事業主と折半」で支払います。このため、退職後は全額自己負担です。このような事業主との関係は、新卒で入社したなら折半が普通と考えがちですから、退職後に急に負担が重くなって差を感じる人が極めて多いと言えます。他に「雇用保険料」も必要ですが、これは事業の種類によって事業主との負担割合が違ってくるお金です。ひとまず、ちゃんと定められた割合通りに算出されているか計算してみるのも良いでしょう。給料には所得税・住民税という税金が発生するここからは、税金についてお伝えします。そもそも、日本においては「全ての利益」に対して税金が発生するのが基本です。給料にも賞与にも税金が発生します。会社員は少し仕組みが特殊なのですが、ともかく給料などには「所得税・住民税」という税金が必要と理解しましょう。税金計算の基本は、以下の通りになります。収入-経費=利益利益 × 税率=税額普段、何気なく引かれている税金は、このように計算されています。ただし、実は会社員が毎月支払っている税金は「ざっくりとした金額」です。このため、最終的に会社員は「年末調整」を通して、正確な税金額との差額を清算します。できれば、一度は自分の給与明細や源泉徴収票を元に「自分の所得税・住民税額」を計算してみると良いでしょう。まずは「給与所得控除」を理解・算出しよう税金というのは、計算方法も考え方も用語も独特です。何がこれに含まれるのか、含まれないかも内容次第でバラバラになっています。そういう意味で極めて複雑なのですが、それでも基本は先ほどの通りです。ひとまず、税金計算上の「利益」のことを「所得」と呼ぶ点を覚えておきましょう。また会社員の給料(年収)は「収入」に該当しますが、会社員は特別に「給与所得控除」という計算上の経費が認められています。給与所得控除の金額は、以下の通りです。収入から給与所得控除額を差し引いた金額が、あなたの「給与所得」になります。まずは、自分の年収と給与所得控除額を把握・理解し、自分の給与所得額を算出してみましょう。税金計算では同僚とも違いが発生する?収入から給与所得控除額を差し引いた金額が「給与所得」になるのですが、実はまだ、ここから「個別事情による経費」を差し引きます。個別事情による経費も差し引いた残額を「課税総所得金額」といい、この金額に税率をかけて算出したものが「所得税」です。この個別事情による経費のことを「所得控除」と言います。所得控除とは合計14種類あり、主なものとしては以下の通りです。基礎控除:38万円(誰でも差し引ける)扶養控除:38万円~63万円(16歳以上~70歳未満の扶養親族がいる場合)配偶者控除:1~48万円(配偶者がいる場合)医療費控除:10~200万円(医療費を支払っている場合)生命保険料控除:最高12万円(一定の生命保険に加入している場合)所得控除を差し引けるほどに最終的な税金額も下がるものの、差し引けるかどうかは本当にバラバラと言えます。このため税金計算においては、たとえ年収が同じ同僚とも違いが発生するのが基本です。税引き前金額が確定したら税率をかけるだけ税引き前金額のことを課税総所得金額といい、この金額が確定したあとは税率をかけます。日本では「超過累進税率」といって、年収が高いほどに税率が高くなる制度です。具体的には、所得税の税率は以下の通りとなっています。課税所得金額に税率をかけた後、右の控除額を差し引いたものが最終的な所得税です。例えば課税総所得金額が500万円なら、20%をかけて42.75万円を差し引いた「57.25万円」が所得税になります。ただし、現在は例外的に「復興特別所得税」が2.1%必要です。[adsense_middle]節税の定義は「法律で定められた減税行為」節税についてもお伝えします。そもそも、節税の定義は「法律で定められた減税行為」です。つまりルールに則ってなら、国が税金を減らしても良いと公言している行為になります。脱税という違法行為とは全然違いますから、あなたも積極的に節税すると良いでしょう。節税の代表例は、先ほども触れた「生命保険料控除」です。最近では「ふるさと納税(寄付金控除)」も人気と言えます。また最近は大規模な自然災害も多いので、被害額を差し引ける「雑損控除」も言われがちです。会社員でもできる節税行為は、他にもいくつかあります。ひとまず、節税をしても年収が上がるわけではないものの、「手取り額」は増えるわけですから嬉しいのではないでしょうか。ぜひ、できることから一つずつ試していきましょう。「違いはどのくらいか」、比較換算してみよう例えば先ほどの生命保険料控除なら、最大で12万円の所得控除にすることができます。他の諸条件もあるので一概に言えませんが、仮に課税総所得金額500万円なら税率20%ですから、およそ24000円の節税です。どのみち生命保険に加入するなら、嬉しいメリットと言えるでしょう。「節税による違いはどのくらいか」を総合的に比較換算してみると、どの方法が効果的か見えてくるはずです。あくまで事情には個人差がありますから、あなたに合った方法で節税していきましょう。手取りは自分、年収は他人に対して関係する最後に、年収と手取りの発展的な関係についてお伝えします。すでにご存じの通り、会社員なら「手取り額」が重要です。節税などを通して、少しでも上げる努力をすると良いでしょう。それに比べて年収は何かというと、こちらは「他人に対して」関係してきます。すでにお伝えした通り、手取り額は個人の事情や自主性で変わりますからね。このため、手取り額は不明瞭とも言えますから、他人に伝える時には「年収」を使うのが基本です。婚活中や就活中、住宅ローンの審査なども基本的に年収のほうを使います。つまり、手取り額は自分、年収は他人に対して関係してくるわけです。「どちらを使えばいいか分からない」時は、この基本を思い出しましょう。どちらも大切。上げる努力に努めようハッキリ言って手取りと年収は、どちらも大切です。単純な数字では年収のほうが大きくなりますが、手取りが大きいほうが自分の経済力に自信が持てますからね。一方でどんなに手取り額は多くても、年収以上には多くなりませんから、他人に対しては弱くなります。手取りは節税で増やせる一方、年収は出世や副業・投資などでも増やすことが可能です。ぜひ両面について努力を重ね、自分の経済力を高めていきましょう。年収や手取りへの理解は「無用な損」を防ぐ!年収や手取りへの理解というのは、「無用な損を防ぐ」効果があります。理屈を知らなければ、会社などの横暴や誤りに気づけず、使える控除を申請せず、周囲からの理解も弱くなりかねません。逆に知っていれば得になるとも言えますから、ぜひこの機にしっかり勉強していきましょう。
2019年09月13日「収入を増やす」「支出を減らす」「運用する」。お金を貯めるためには大きくこの3つの方法があります。これらすべてを行うのが理想ですが、まずやるべきは不要な支出を減らすことです。収入がいくらあってもそれを支出が上回っていれば穴の空いたバケツに水を入れているようなもの。お金は貯まりません。貯金(元手)がなければ運用もできません。まずはバケツの穴をふさぎましょう。支出を減らす方法はちょっとしたことの積み重ねでしかなく、誰も知らない「秘訣」のようなものはありません、。しかし、そのちょっとした積み重ねができるかどうかで大きな差がつくのです。この記事では支出を減らし、確実に貯金するためのちょっとしたコツを解説します。支出と貯蓄の適正割合を知る明らかな浪費は別として、普段の生活で何にお金を使い過ぎているかを気づくのは難しいもの。次にご紹介する「手取り収入に対する支出と貯蓄の適正割合」は、お金を使い過ぎている支出項目がないか確認する目安となります。必要な生活費は家族構成や収入、家賃負担の有無、住んでいる地域など、それぞれの生活環境によって変わり、すべての人・家庭に当てはまる正解はありません。今回ご紹介するのは「平均的な」家庭における適正割合ということを踏まえてご覧ください。固定費(定期的に必要となる費用)住居費:住宅ローン(持ち家)、家賃・共益費(賃貸)水道光熱費:水道、電気、ガスなどの基本料金(基本料金以外は変動費)通信費:電話料金(固定・携帯)、インターネットプロバイダ料金、新聞代、NHK受信料、郵便料金など自動車関連費:ガソリン代、駐車場代、ローン、任意保険(月割額)など教育費:子どもの学費、教材費、給食費、学習塾・習い事の月謝、書籍代、セミナー費など生命保険料:生命保険、医療保険などの保険料(貯蓄性保険の保険料は貯蓄・運用)変動費(固定費以外の支出で必要に応じてかかる費用)食費:食材費、外食費など被服/理美容費:洋服代、クリーニング代、理・美容院代・化粧品代など日用品費:生活用品代、コンタクト代、オムツ代など交通費:公共交通機関の運賃、タクシー代など(定期代は固定費)医療費:治療費、薬代など交際費:会社の歓送迎会、お中元・お歳暮代、親戚付き合いなどでかかる費用(こづかいの中から支払うものを除く)趣味娯楽費:レジャー費、マンガ・ゲーム・おもちゃ代、嗜好品代(タバコ・酒など)などこづかい:夫・妻・子どもの自由に使えるお金世帯構成別・手取り収入に対する支出と貯金の適正割合世帯構成ごとの手取り収入に対する支出と貯蓄の適正割合はいの通りです。各支出項目の割合は個別の事情によって多少変動しますが、貯蓄・運用に回すお金はこの割合以上とするのが理想です。*2人世帯は20代共働き夫婦、3人世帯は30代夫婦と幼稚園の子、4人世帯は夫婦と小学生の子2人を想定。ボーナスなどの臨時収入は日常の生活費として使わない前提予算を設定してやりくりする習慣をつける支出を適正な割合にコントロールするには、各支出項目に対して予算を割り当て、その予算内でやりくりする習慣をつけるのがコツ。各支出項目の予算は手取り収入に適正割合をかけて計算した金額が目安となります。[adsense_middle]家計の状況を把握することから家計の状況を把握できていないのであれば、家計の状況を正確に把握することから。貯蓄ができているかどうかは、毎月末の口座残高(複数口座があればその合計)の増減からも大まかに確認できます。残高が横ばいであれば貯蓄ができておらず、減っているようであれば赤字。早急に対策が必要です。家計のどこに問題があるかを把握するには、実際の支出を項目ごとに確認していく必要があります。家計簿や通帳、クレジットカードの明細などから直近の支出状況を一覧に書き出してみたり、すべての支出を最低でも1ヶ月記録して確認してみましょう。手取り収入に対する適正割合に対して大きく乖離している支出項目があれば、そこにお金を使い過ぎている可能性が高いといえます。家計簿アプリを活用今は無料で使える優れた家計簿アプリがあり、支出内容の記録や家計管理も簡単に行えます。おすすめのアプリとしては「マネーフォーワードME」「Zaim」の2つ。いずれも登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映する機能があり、入力するのは現金払いなど一部の支払いのみ。手入力が必要な支払いも、レシート撮影による読み取り機能で簡単に入力ができます。入力した情報は項目ごとに自動的に集計、グラフ化されるため、視覚的にわかりやすく家計の現状を把握できます。各支出項目の予算を設定すれば、予算に対してあとどのくらいお金を使えるのかをリアルタイムで確認できて便利です。予算は細分化して使える金額を明確にするのがコツやりくりに慣れるまで食費などの予算はなるべく細かく設定するのがコツです。たとえば1ヶ月の食費の予算が3万6,000円であれば、まず米や調味料などまとめて買う食材の予算を確保します。これが8,000円であれば残る予算は2万8,000円。1週間あたりでは7,000円、週2回買い物に行くなら、1回あたり3,500円まで使えることになります。このように予算を細分化することで1回に使える金額が明確になり、やりくりしやすくなります。やりくりに慣れるまでは月初に予算1ヶ月分をまとめて口座から下ろし、費目ごと、週ごとに封筒に分けて管理してもよいでしょう。ATMからお金を下ろす際、1万円であれば金額を10千円にすると千円札10枚で下ろせるため小分けしやすくなります(銀行によってはできない場合もあります)。毎月確実に貯蓄するコツは「先取り貯金」毎月確実に貯蓄するコツは「先取り貯金」です。先取り貯金とは毎月の給料からその月の固定費と貯金に回すお金を最初に差し引き、残ったお金で生活費(変動費)をやりくりする方法のこと。貯金に回すために確保したお金は、貯蓄専用口座に移す、運用商品を購入するなどの方法で生活費と分けて管理します。順番を変えるだけのちょっとした工夫で、お金を使い過ぎて貯金に回すお金が残らないという事態を防げます。また貯金分を差し引いて残ったお金はすべて生活費として使えるため、残ったお金のやりくりだけに専念できます。やりくりした結果お金が余れば貯金額に上乗せしたり、少し贅沢をする余裕も生まれます。[adsense_middle]無理なく支出を減らすには生活への影響が少ない支出から削るのがコツ無理なく支出を減らすには、生活への影響の少ない固定費、変動費の順番で削っていくのがコツです。節約というと食費など、我慢すればすぐに効果が出る変動費を削るイメージが強いですが、生活が窮屈になったり、常に節約を意識しなければならずストレスを感じたりして長続きしにくい傾向があります。一方で住居費や生命保険料、通信費といった固定費は無意識のうちに支払っていることが多く、見直しに手間もかかるため後回しにされがちです。しかし固定費の削減は生活への影響が比較的少なく、一度の見直せば節約効果が持続するのが特徴。無理なく節約を続けられ、長い目でみれば大きな節約効果が期待できます。固定費を下げるにはどうしたらいい?固定費の中でウエイトが大きいのは、住居費、保険料、通信費、自動車関連費など。まずはこれらの費用に無駄がないか見直してみましょう。主な見直しのポイントは以下の通りです。住居費の見直しポイントローンの借り換え(住宅ローン返済中の人)住宅ローン返済中の人は借り換えにより返済負担が軽くならないかチェックしてみましょう。引越・家賃交渉(賃貸住宅に住んでいる人)賃貸であれば家賃の安い他の物件への引っ越すのが最も簡単に家賃を下げる方法です。今の家賃が周辺の家賃相場に比べ割高なのであれば、大家さんなどに交渉して家賃を下げてもらえる可能性もあります。保険料見直しのポイント保障(補償)の重複・過不足がないかチェックする加入している保険に保障(補償)の重複や過不足がないかチェックしましょう。必要性のない保険は解約することで保険料を下げることができます。逆に必要な保障が不足していた場合には、保険料が上がったとしても保障額を増やしたり新たに保険に加入したりして備える必要があります。複数の保険会社を比較保険会社によって保険料には差があります。加入する保険は複数の保険会社を比較して選びましょう。今までと同じ保障(補償)内容、あるいはより充実した保障(補償)内容の保険に、今より安い保険料で加入できることもあります。通信費見直しのポイント格安スマホへの乗り換え大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を利用している人は、格安スマホ(MVNO)へ乗り換えることで、毎月のスマホ料金を今の半額以下まで節約できる可能性があります。自動車関連費見直しのポイント車の必要性を検討・カーシェアリング・レンタカーの有効活用夫婦で車を2台持っている。週末しか車を使わない。このような人は使用頻度などから必要性を検討し、台数を減らす、公共交通機関やタクシー、レンタカー、カーシェアを利用して車を持たない選択も含めて検討してみましょう。上記のほか、ジムや習い事の月会費、新聞や雑誌などの定期購読料、定額サービスなど、なんとなく続けているものの、実際にはなくても困らないようなものはすべて解約してしまいましょう。家電の設定はすぐに確認・変更!電力・ガス会社の乗り換え、省エネ製品へ買い替えも有効冷蔵庫やテレビなどの家電類は、消費電力の少ない設定に変えるだけで電気代節約になります。家電の省エネは急速に進んでおり、新製品に買い替えたほうが無理して古い製品を使い続けるよりもお得になるケースが少なくありません。ひとつひとつは年間数千円の節約でも、積み重なれば大きな効果があります。設定の変更や買い替えは一度行えばよく、それまで通りに生活しているだけで節約になるため、意識せず節約効果が持続するのもポイントです。設定変更による電気代節約効果の例プラズマテレビ(42V型)の画面の輝度(明るさ)設定を【最大→中央】に変更した場合→年間約3,340円の電気代節約効果冷蔵庫の設定温度を【強→中】に変更した場合(周囲温度22℃)→年間約1,360円の電気代節約効果出所:資源エネルギー庁・省エネポータルサイトより抜粋家電製品の省エネ性能は大きく向上している*液晶テレビ:1日4.5時間使用した場合の目安。エアコン:1日18時間使用した場合の目安(冷房期間 3.6カ月、暖房期間5.5カ月)。電球:1日5.5時間点灯した場合の目安。電力会社やガス会社の選択によって料金が安くなることも電力・ガスの小売り自由化により、利用者は原則自由に利用する電力会社・ガス会社を選ぶことができるようになっています。より安い料金プランの会社に乗り換えができれば、これまで通りに電気やガスを使いながら、料金を下げることができます。賃貸住宅などでは乗り換えが制限されるケースもあるため、まずは管理会社に確認してみましょう。お金を貯める秘訣はない。簡単なことの積み重ねが大きな効果を生む。お金を貯めるのに誰も知らない秘訣のようなものはありません。最初に貯金し、残ったお金でやりくりする仕方を取り入れること。当たり前だと思っていることをひとつひとつ見直し、無駄を減らし、積み重ねていくこと。これらに本気で取り組めば、自然とお金の貯まる家計になります。まずは家計の状況を把握し、できることからすぐに行動に移していきましょう。
2019年09月12日こんにちは、婚活FP山本です。年収1000万円と言えば、多くの人にとって「高年収の代名詞」と言えるでしょう。そして目指すべき目標であるものの、多くの人にとっては手の届かない水準とも言えます。だからこそ達成できている人は羨ましがられるものの、年収1000万円の実際のところは多くの人が知らないのもまた現実かと。そこで今回は、年収1000万円の割合や手取り、生活レベルなど様々な角度でお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収1000万円の割合は約4.5パーセントまずは年収1000万円の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える方の割合は、全体で約4.5%という結果です。また男女別で言えば、男性は6.9%、女性は0.9%というのが結果になっています。ちなみに「もっとも多い年収層」は、男性で「年収300~400万円」、女性で「年収100~200万円」という結果です。年収1000万円の半分にも満たない層が一番多いわけですから、どれだけ年収1000万円というのがスゴいかが分かる結果なのかもしれません。またどちらの結果を見ても、まだまだ「男性のほうが経済力は高い」とも言えそうです。とは言え男性の中にも格差が存在していますから、一律に考えないほうが良いかもしれませんね。サラリーマン人口で言えば252万人程度総務省統計局の平成30年「労働力調査」によると、正社員は3476万人、非正規は2120万人で、全体の雇用者は「5596万人」となっています。これに先ほどの割合を当てはめると、年収1000万円を超えるのは「約252万人」です。思ったより多いと思える結果かもしれませんね。あくまで結果は、労働者というサラリーマン人口に限った割合です。経営者やフリーランスは含まれませんから、もう少し実数は増えるでしょうが、ひとまず相場観を押さえておきましょう。年収1000万円を狙えそうな職業は専門職?次は、年収1000万円を狙えそうな職業についてお伝えします。一概には言えませんが、ひとまず平均年収が1000万円以上とされている職業は、以下の通りです。医者(年収約1233万円)パイロット(年収約1192万円)大学教授(年収約1051万円)弁護士・税理士・公認会計士(年収約1050万円)商社・外資系・テレビ局(年収約1000~1300万円)その他(スポーツ選手・国会議員・経営者など)この通り、例外は商社と外資系くらいで、基本的には「一定の専門職」だけが年収1000万円を狙えるのかもしれません。少なくとも、サラリーマンのまま年収1000万円を狙うのは、きわめて難しいのが実情でしょうか。年収1000万円のハードルの高さが分かるところかもしれませんね。職業選択の時点で差が出てくる現実……一概には言えませんが、多くの専門職は「学生のうち・若いうち」に目指して、実力や経験を積む必要があります。年収1000万円も、学生のうち・若いうちに目指さないと、ただ働くだけでは中々たどり着かないのかもしれません。なんとも厳しい現実かもしれませんね。また年収や格差は、職業選択の時点で相応に決まってくるのもまた現実と言えるでしょう。ひとまず年収1000万円を目指したい方は、今日から努力をすべきなのかもしれません。あるいは、直接的な労働以外の手段を考えて、合わせ技での年収1000万円を目指しましょう。年収1000万円の手取りは700万円少々今度は、年収1000万円の手取り額についてお伝えします。これも結論から言えば、ざっくり年収1000万円の手取り額は「700万円少々」です。所得税に住民税、健康保険料と厚生年金保険料あたりは誰もが最低限、差し引かれますからね。仮に手取り額を720万円と仮定して、ボーナスが年2回で各2か月分と考えれば、毎月の給料は「45万円」となります。ボーナスが90万円というのは高いと感じそうですが、給料については想像以上に低いと感じる人が多いかもしれませんね。年収1000万円の方なら、生命保険や持ち株などを自主的にしていることも多いので、実際にはもっと低いことも多いと言えます。特に婚活中の女性は、気を付けたほうがいい現実かもしれません。累進課税の所得税が響いてくる水準日本の所得税は、累進課税という「年収が高くなるほど税率も高くなる」制度です。年収とは違いますが、課税所得金額が400万円程度なら20%なのに対し、900万円を超えれば33%となります。ちなみに330万円以下なら、わずか10%という税率です。一般の方でも税金は高いと感じるものですが、年収1000万円なら感じ方も段違いと言えます。ちなみに所得税の最高税率は、4000万円超の場合の45%です。いつか、そんな年収を貰ってみたいですね。年収1000万円の暮らしぶりは…バラバラ?さらに、年収1000万円の暮らしぶりについてお伝えします。これは当たり前かもしれませんが、一口に年収1000万円といっても、その暮らしぶりは様々です。豪勢な生活をしている方もいれば、何らかの事情や考えがあって質素倹約な生活をしている方もいます。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1000~1200万円の方の貯金事情は以下の通りです。3000万円以上(25.5%)1000~3000万円(47.4%)100~1000万円(16.1%)100万円未満(8.1%)4人に1人が3000万円以上の貯金をしている一方、同じ割合の人が1000万円の貯金もありません。また、約半分の人は「年収程度の貯金がある」という程度です。少なくとも、たとえ年収は1000万円あっても、誰もが沢山の貯金をしているわけではないと言えます。普通より裕福で贅沢しやすいのは事実!「無い袖は振れない」という言葉もありますが、無ければ基本的にお金は使えません。逆に言えば、ありさえすれば、その気になればお金を使うことができます。だからこそ、少なくとも年収1000万円の方は、平均的な年収の人より裕福で贅沢しやすいのは事実です。一般の人からすれば、羨ましい限りなのかもしれませんね。できれば、その羨ましい気持ちを原動力にして、あなたも同じく年収1000万円を稼げるように成長していきましょう。[adsense_middle]年収1000万円で生活費として使っていい金額は?ここからは、年収1000万円の生活レベルについて考え方をお伝えします。まず収入のうち、生活費として使っていい金額は「個々人の環境や考え方による」のが現実です。これについては年収を問わず、たとえ1000万円でも同じと言えます。例えば仮に子供が3人いるのなら、将来的に必要な教育費を逆算すると「毎月20万円程度」必要です。仮に手取り給料が45万円なら、20万円を差し引いた残額の25万円以下で生活する必要があります。これ以上使っていれば、いずれ教育費で破綻することになるでしょう。簡単に言えば、「将来的に必要なお金を差し引いた残額」で生活することが大切です。年収1000万円でも、十分に家計破綻する可能性はありますから、強めに注意しておきましょう。老後への考え方次第で大幅に変わってくる生活レベルは「老後への考え方」で、大幅に変える必要があります。つまりは「必要な老後資金」です。先般、国が老後資金として2000万円必要と示しましたが、あくまで一般論なので年収が高いならもっと必要と言えます。自然と生活レベルも割高なものですからね。何となくお気づきでしょうが、年収1000万円でも未来を考えれば贅沢などできません。たまの贅沢はともかく、日常の生活レベルについては十分に注意することをおすすめします。どうしても少しは贅沢したい人は、その前にFPに相談したほうが無難かもしれません。年収1000万円の理想的な生活レベルは?一概には言えませんが年収1000万円の場合、一つの理想的な生活レベルは「子供は一人での質素倹約生活」です。限界まで生活レベルを抑えれば、その分だけ多くの貯金をすることができますからね。生活が苦しいと感じるレベルはダメですが、年収が高いからこそギリギリを見図りたいところです。生活レベルを月20万円、子供一人で月6万円とできれば、仮に手取り給料45万円なら毎月19万円ほど貯金できます。すると一年で約230万円貯金できますから、30年で6900万円ほど貯まる計算です。これだけあれば、それなりに老後も安心ではないでしょうか。仮に生活レベルを月30万円で考えると、30年で貯まる金額は約3200万円に半減します。先ほど触れた「必要な老後資金」が貯まりそうかどうかで生活レベルを考えてみましょう。不労所得でのリッチな生活を目指したい!先ほどの約7000万円の貯金ができれば、仮に3%で運用できれば200万円程度の不労所得を生涯生み出すことも可能になります。1億円の貯金ができれば300万円です。年金と合わせれば、老後はそれなりにリッチで安定した生活ができるようになるでしょう。現役中に努力を重ねるほどに、将来的にはラクができるわけです。現在をラクするほど、将来的に苦しくなるのは年収1000万円でも変わりません。できれば、未来を見据えた生活レベルを心掛けましょう。年収1000万円なら「税金対策」をしようここからは、年収1000万円の場合の重要ポイントをお伝えします。まず、やはり年収1000万円なら「税金対策」をすると良いでしょう。先ほど触れた通り、特に所得税は年収が高いほどに税率が高くなります。だからこそ、年収が高いほど節税すると効果が高くなるわけです。例えば、もっとも基本的な税金対策と言えば「生命保険への加入」ですが、これは最大で12万円の所得控除になります。単純な計算でも税率33%なら約4万円の節税です。仮に年収400万円なら2.4万円の節税にしかなりません。税金対策は、他にも色んな方法があります。何もしなければ、年収1000万円でも手取りは700万円少々です。しかし税金対策をすれば、手取り額も相応に増やせることになります。将来的に必要な老後資金も考えて、できれば増やせた手取り額を資産運用に回せると理想的かもしれません。年収や所得税が高いからこそ効果も高まる所得税の最高税率は45%、年収1000万円でも33%ですが、資産運用で得た利益については基本的に「一律20%」の税率です。しかも資産運用は損をすることもありますが、損で利益を相殺することもでき、場合によっては給料の所得税を減らせることもあります。つまり、年収や所得税が高い人ほど資産運用をすると、利益はおろか節税という観点でも効果が高くなりがちです。年収1000万円未満の人でも「年収1000万円になるために」資産運用は効果的な手段ですが、年収1000万円の人は尚更、おすすめしたい方法と言えます。[adsense_middle]年収1000万円の最大の落とし穴は「定年」?年収1000万円の最大の落とし穴は「定年」です。どんなに年収が高くても、定年を迎えれば半額以下になりますし、再就職の可能性も一般の方と大きく変わりません。年収が高いほど年金保険料も高く、将来的にもらえる年金額も多いのですが、せいぜい多くて月10万円程度です。年収換算で300万円程度ですから、年収1000万円から考えれば7割減となります。一方、年収が高いほどに生活レベルも高くなりがちなのですが、定年で年収が下がっても生活レベルは簡単に下がりません。このため、現役中の年収が高い人ほど老後破産しやすい傾向です。現役中から、貯金を通した「生活レベルを上げない努力」が必要と言えます。また教育費も注意が必要です。平均すれば月5~6万円の教育費ですが、最終的には大学費用が「一人平均700万円」必要になります。3人いれば2100万円です。年収1000万円に気が緩んで子沢山なら、大学進学頃には大変なことになるでしょう。十分に気を付けましょう。「過度な安心感」が破滅の元になりがち!多くの人からすれば年収1000万円とは、確かに「羨ましい水準」です。そしてそれは、実は当人も同じことが多いと言えます。自分は年収が高い、だから大丈夫……です。そんな「過度な安心感」が気の緩みを生み、それが生活レベルの高騰や無計画な子沢山に繋がりやすいのが現実と言えます。確かに平均からすれば高い年収なのは事実です。ですが、年収が高いから何をしても何が起こっても大丈夫というわけではありません。「年収1000万円なりの計画性」というものを意識して、人生を歩んでいきましょう。年収1000万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ年収1000万円は高い水準ですが、上には上がいます。年収1000万円は、絶対的に大丈夫な水準でもありません。つまり年収1000万円は、「中途半端に高い水準」とさえ言えます。せっかく年収1000万円まで稼げるようになったのなら、次は年収2000万円を目指して色々と励んでいきましょう。
2019年09月12日一般的な家庭の生活費はどのくらいなのか、何にどのくらいお金を使っているのか。この記事では1ヶ月の平均的な生活費とその内訳、理想的な家計を目指すためのお金の使い方・節約法について解説します。1ヶ月に使うお金の相場(平均額・内訳)はいくら?日本の一般的な家庭における、1ヶ月に使うお金の平均額とその内訳は次のようになっています(総務省家計調査)。世帯人員別・毎月の支出平均額とその内訳*住居費は家賃地代・設備修繕維持費(消費支出)と土地家屋借金返済額(住宅ローン返済額)の合計額世帯主の年齢階級別・毎月の支出平均額とその内訳*住居費は家賃地代・設備修繕維持費(消費支出)と土地家屋借金返済額(住宅ローン返済額)の合計額理想的な支出と貯蓄の割合家計の支出の相場(平均額)からは、一般的な家庭で何にどのくらいお金を使っているか知ることができます。しかし平均的なお金の使い方が理想的かといわれれば、そうとは言えません。理想の家計を目指すためには、次にご紹介する「理想的な支出と貯蓄の割合」がひとつの目安となります。[adsense_middle]理想的な支出と貯金の割合以下の表は、世帯構成ごとに手取り収入に対する理想的な支出と貯蓄の割合を示したものです。必要な生活費は家族構成や収入、住んでいる地域など生活環境による違いもあります。すべての人や家庭にそのまま当てはまるものではないことを踏まえた上で、目安としてください。*2人世帯は20代共働き夫婦、3人世帯は30代夫婦と幼稚園の子供、4人世帯は夫婦と小学生の子2人を想定。ボーナスなどの臨時収入は日常の生活費として使わない前提。1人世帯(シングル)独身の一人暮らし世帯。収入のほとんどを自由に使えるため、家計の管理が甘いと浪費しやすい傾向があります。手取り全体の20%以上は貯蓄や運用に回すのが理想です。自分のためにお金が使えるシングルのメリットは、貯金だけでなく自己投資にも使いたいところ。スキルアップや収入アップにつながれば家計にも大きなプラスとなります。2人世帯(共働き夫婦・DINKS)共働きの夫婦2人の世帯。このような世帯はDINKS(ダブルインカムノーキッズ)といわれ、夫婦2人ともがフルタイムで働いているため、一般的に世帯収入が多くなります。十分に貯蓄できる余力がある反面、独身時代からの延長で、趣味や外食など浪費しやすい傾向もあります。収入に余裕があることで家計の管理が甘くなり、いつの間にかお金がなくなっているケースも少なくありません。DINKS世帯では、それぞれの収入や家計全体の状況について夫婦でしっかりと共有し、協力してメリハリのあるお金の使い方をすることが大切です。理想としては手取り全体の23%以上を貯蓄に回したいところ。一方の収入で生活費をまかなえれば、世帯収入の半分近くを貯蓄・運用に回すことも十分可能です。3人世帯(夫婦2人・子ども1人)夫婦と幼稚園に通う子供1人の3人世帯。子供が生まれると、収入の減少(妻の退職など)や教育費の増加などによって、家計のバランスは大きく変わります。特に子供が小さいうちは、オムツ代などの日用品費、保育園・幼稚園費などの教育費がかさみがちです。万一に備えるための死亡保険への加入する必要性も高まり、生命保険料の割合が上がります。夫婦2人のときに比べ貯蓄に回せるお金は減りますが、手取り収入の12%以上を貯蓄に回すのが理想です。4人世帯(夫婦2人・子ども2人)夫婦と小学生の子供2人の4人世帯。公立小学校であれば義務教育のためお金はあまりかからないため、子どもが小学生のうちは教育費の割合が下がります。食費や子供のこづかいなど増える支出項目もありますが、子供が小学生(〜中学生)の間は貯蓄の頑張り時。手取り全体の15%以上を貯蓄に回すのが理想です。家計の見直しは家計の状況を正確に把握することから家計を見直しは、まず家計の状況を正確に把握することから。貯蓄ができているかどうかは、毎月末の口座残高(複数口座があればその合計)の増減からも大まかに確認できます。残高が横ばいであれば貯蓄ができておらず、減っているようであれば赤字。早急に対策が必要と言えます。家計のどこに問題があるかを把握するには、実際の支出を項目ごとに詳細に確認する必要があります。家計簿や通帳、クレジットカードの明細などから直近の支出状況を一覧に書き出してみたり、すべての支出を最低でも1ヶ月記録して確認してみましょう。手取り収入に対する適正割合に対して大きく乖離している支出項目があれば、そこにお金を使い過ぎている可能性が高いと言えます。家計簿アプリをうまく活用今は無料で使える優れた家計簿アプリがあり、家計管理も以前に比べ簡単になっています。おすすめの家計簿アプリは「マネーフォーワードME」「Zaim」の2つ。いずれも登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映する機能があり、入力するのは現金払いなど一部の支払いのみ。手入力が必要な支払いも、レシート撮影による読み取り機能で簡単に入力ができます。入力した情報は項目ごとに自動的に集計・グラフ化されるため、視覚的にわかりやすく家計の現状を把握できます。各支出項目の予算を設定すれば、予算に対してあとどのくらいお金を使えるのかをリアルタイムで確認できて便利です。節約のポイントは固定費の見直し節約というと、食費を削ったり、電気をこまめに消したり、外食やレジャーを控えたりといった、変動費を削るイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。変動費の節約は我慢すれば効果がすぐ出る反面、常に節約を意識しなければならず、生活が窮屈になったり、ストレスを感じて長続きしにくい傾向があります。一方で住居費や生命保険料、通信費といった固定費は無意識のうちに支払っていることが多く、見直しに手間もかかるため手付かずになりがちです。とはいえ固定費の削減は生活への影響が比較的少なく、一度の見直しで節約効果が持続する特徴があります。まずは決まって出ていく固定費の無駄を減らし、その後で変動費を理想的な割合まで減らす。無理なく効率的に節約を行うには、この順番で進めていくことがポイントです。[adsense_middle]固定費の見直しポイント固定費定期的に必要となる費用住居費、水道光熱費、通信費、自動車関連費、教育費、生命保険料など固定費の中でウエイトが大きいのは、住居費、保険料、通信費、自動車関連費など。まずはこれらの費用に無駄がないか見直してみましょう。主な見直しポイントは以下の通りです。住居費の見直し保険料見直し通信費見直し自動車関連費見直し水道光熱費の見直し住居費の見直しポイントローンの借り換え(住宅ローン返済中の人)住宅ローン返済中の人は借り換えにより返済負担が軽くできないかチェックしてみましょう。引越・家賃交渉(賃貸住宅に住んでいる人)賃貸であれば家賃の安い他の物件への引っ越すのが最も簡単に家賃を下げる方法です。今の家賃が周辺の家賃相場に比べ割高なのであれば、大家さんなどに交渉して家賃を下げてもらえる可能性もあります。保険料見直しのポイント保障(補償)の重複・過不足がないかチェックする加入している保険に保障(補償)の重複や過不足がないかチェックしましょう。必要性のない保険は解約することで保険料を下げることができます。逆に必要な保障が不足していた場合には、保険料が上がったとしても保障額を増やしたり新たに保険に加入したりして備える必要があります。複数の保険会社を比較保険会社によって保険料には差があります。加入する保険は複数の保険会社を比較して選びましょう。今までと同じ保障(補償)内容、あるいはより充実した保障(補償)内容の保険に、今より安い保険料で加入できることもあります。通信費見直しのポイント格安スマホへの乗り換え大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を利用している人は、格安スマホ(MVNO)へ乗り換えることで、毎月のスマホ料金を今の半額以下まで節約できる可能性があります。自動車関連費見直しのポイント車の必要性を検討・カーシェアリング・レンタカーの有効活用夫婦で車を2台持っている。週末しか車を使わない。このような人は使用頻度などから必要性を検討し、台数を減らす、公共交通機関やタクシー、レンタカー、カーシェアを利用して車を持たないことも含め検討してみましょう。水道光熱費の見直しポイント利用する電力会社・ガス会社の変更電力・ガスの小売りが自由化により、利用者は原則自由に利用する電力会社・ガス会社を選ぶことができます。より安い料金プランの会社に乗り換えができれば、これまで通りに電気やガスを使いながら、年間数千円程度〜数万円の節約効果が期待できます。賃貸住宅などでは乗り換えが制限されるケースもあるため、まずは管理会社に確認してみましょう。上記のほか、ジムや習い事の月会費、新聞や雑誌などの定期購読料、定額サービスなど、なんとなく続けているものの、実際にはなくても困らないようなものはすべて解約してしまいましょう。平均と理想は違う!生活費の内訳を見直し、無駄のない理想的な家計を生活費の平均額からは一般的な生活費の相場を知ることはできます。しかし、それが理想的なお金の使い方とは限りません。今回ご紹介した理想的な支出と貯蓄の割合は、無駄のない理想的な家計を目指すための目安となるもの。それぞれの状況に合わせた調整も必要ですが、家計状況の把握、見直しを行う際の参考となります。まずは家計の状況を正確に把握し、固定費を見直すことから始めていきましょう。
2019年09月10日国民年金の保険料は、原則として20歳から60歳までの40年間において、日本に住んでいるすべての方が納めなければならないことが法律(国民年金法)で決まっています。つまり、国民年金には納付義務があることを意味しますが、仮に国民年金を納めない場合、実のところ、老後の年金問題だけに関わらない数多くのデメリットが生じてしまいます。そこで本記事では、国民年金を払わないデメリットを中心に解説を進めていきます。国民年金保険料を払わない主なデメリット国民年金保険料を払わない主なデメリットとして、滞納者および未納者本人が障害や死亡といった状態になった場合において、国民年金から支払われる障害基礎年金や遺族基礎年金の支給が受けられない懸念が生じます。また、原則として65歳から支払われる老後生活資金にあたる老齢基礎年金も支払われない懸念が生じるため、国民年金保険料を払わないことに対するメリットは一切なく、デメリットしかありません。国民年金の支払いが滞納や未納の場合、具体的にどうなるのか令和元年度(平成31年4月~令和2年3月まで)における国民年金の保険料は、1ヶ月あたり16,410円となっており、無職の人や低所得の人からしますと、国民年金を納めるのが義務だと分かっていても、中々納められない人も多いのが現状です。実際、国民年金の納付について滞納や未納がある場合、日本年金機構から督促状が郵送で送付されたり、日本年金機構から委託を受けているアイヴィジットという会社から自宅へ電話が来たりします。国民年金保険料を滞納や未納の場合の対応方法国民年金保険料を滞納や未納にしている場合、日本年金機構(年金事務所)から督促状やアイヴィジットから電話が来ることをお伝えしましたが、これらの場合の対応方法をそれぞれ紹介します。日本年金機構(年金事務所)から督促状が届いた場合日本年金機構(年金事務所)から督促状が届いた場合は、督促状に書かれている内容を一度確認し、必ず年金事務所に電話連絡をするようにして下さい。この時、時間を設けて一度年金事務所へ足を運ぶことになる場合もありますが、重要なのは、なぜ未納や滞納になっているのか理由を説明した上で、国民年金の納付免除手続きを取ることです。なお、国民年金保険料の免除制度につきましては後程解説を進めます。アイヴィジットから電話が来た場合アイヴィジットから電話が来た場合、電話が来た時点で日本年金機構(年金事務所)に電話連絡を済ませているのであれば、すでに電話連絡をして今後の対応について相談することになっている旨を伝えることで足ります。日本年金機構(年金事務所)とアイヴィジットの情報伝達にはタイムラグが生じるため、すでに日本年金機構(年金事務所)に電話連絡を済ませた後であったとしても、重複して同じ内容の問い合わせが来ることも多々あります。そのため、とても不快な思いをしてしまうことも十分考えられますが、冷静に対応しておくようにしたいものです。国民年金保険料の免除制度とは国民年金保険料の免除制度とは、無職や低所得をはじめ、勤務先の倒産や解雇などによる失業によって、国民年金の保険料を納めるのが経済的に難しい場合に行う手続きです。国民年金保険料の免除制度を活用しますと、国民年金の保険料が滞納や未納といった取り扱いにはならず、納付が免除される取り扱いになり、以下のようなメリットが得られます。[adsense_middle]督促状や電話連絡による催促が来ない日本年金機構(年金事務所)から国民年金保険料の滞納や未納に対する督促やアイヴィジットからの催促などによる電話連絡は、あくまでも国民年金保険料の滞納や未納がある場合となります。したがって、国民年金保険料の免除制度を活用したことによって、これまでの年金納付履歴に未納期間がない場合は、これらの連絡が来ることはありません。国民年金の免除期間は、受給資格期間に反映される国民年金保険料の免除制度を活用しますと、国民年金が免除された期間について受給資格期間に反映されるメリットがあります。受給資格期間とは、年金の支給を受けるために必要な期間のことです。一例として、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金が支給されるために必要な国民年金保険料の納付要件について、以下に紹介します。なお、納付要件の紹介において、国民年金保険料の免除に関するものだけを紹介し、すべての納付要件ではないことをあらかじめ申し添えておきます。老齢基礎年金:国民年金保険料を納付した期間、または、免除された期間が10年(120月)以上あること障害基礎年金:初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること遺族基礎年金:死亡した人が、保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が、加入期間の3分の2以上あること国民年金保険料の滞納や未納期間は、受給資格期間に反映されない前項の解説より、国民年金の免除期間は受給資格期間に反映されるため、仮に老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金が支給されるための要件を満たした場合にお金を受け取ることができます。その一方で、国民年金保険料の免除申請をせず、国民年金保険料の滞納や未納をしていた場合、その期間は受給資格期間に反映されないため、免除申請を行っていた方が得策であることが分かります。国民年金の免除期間は、将来受け取る年金額に反映される実のところ、国民年金の免除期間は将来受け取る年金額に反映されることになっており、具体的には、原則として65歳から支給される老齢基礎年金を受け取る際に、2分の1が受け取れる仕組みになっています。大まかな例となりますが、仮に20歳から60歳までの40年間において、すべて全額免除の取り扱いとなった場合、1年間に支給される老齢基礎年金は、年額390,100円(令和元年度)となります。なお、滞納や未納は年金額に反映されません。国民年金保険料の納付猶予制度についても知っておこうこれまで国民年金保険料の免除制度について解説を進めましたが、国民年金の滞納や未納を防ぐための制度として、免除制度のほかに国民年金保険料の納付猶予制度があります。国民年金保険料の納付猶予制度とは、年齢が20歳から50歳未満の人で、本人と配偶者の前年の所得が一定金額以下の場合、申請をすることによって、国民年金保険料の納付が猶予される制度のことを言います。国民年金保険料の納付猶予制度が承認される一定金額とは国民年金保険料の納付猶予制度が承認される一定金額には計算式が定められており、以下の計算式によって計算した金額の範囲内であれば、国民年金保険料の納付猶予が承認されます。(扶養親族等の数+1)×35万円+22万円なお、計算式にある扶養親族等の数とは、源泉徴収票や確定申告書に記載されている扶養控除を適用した人数のことを指しており、いわゆる税法上の扶養人数となります。したがって、0歳から15歳までのいわゆる年少扶養親族は、扶養親族等の数に含まれない点に注意が必要です。国民年金保険料の納付猶予制度は受給資格期間に反映されるが、年金額に反映されないこちらは、国民年金保険料の納付猶予制度における注意点となりますが、仮に国民年金保険料の納付猶予制度を活用した場合、納付猶予を受けた期間について、受給資格期間に反映されるものの、将来受け取る年金額に反映されません。次項で解説を進めますが、納付猶予を受けた期間は追納と言って、免除などの承認を受けた期間の国民年金保険料を後から納付しなければ、将来の年金額に反映されることはありません。追納申請をすると、納付書で後から国民年金を納付することが可能国民年金保険料を払わない場合、基本的に将来支給される年金額も増加しないため、このような事態を避けるために、免除や納付猶予を受けた期間の国民年金を後から納付することができる追納制度が設けられています。実際に追納をするためには、年金事務所に対して追納の申請手続きをする必要があり、この手続きを行うことによって後日納付書が自宅へ郵送され、その納付書で国民年金を納付する流れとなります。[adsense_middle]国民年金の保険料を追納する際の注意点国民年金の保険料を追納する際の注意点として、追納することができる期間が10年以内の期間に限られていることが1つ目の注意点として挙げられます。たとえば、平成30年4月の国民年金保険料を追納する場合の期間は、令和10年4月末日までといったイメージです。2つ目の注意点として、3年度目以降に追納をする場合、追納するべき国民年金保険料に時間が経過したことによる加算額が上乗せされることが挙げられます。これによって、本来納めるべき国民年金よりも多くのお金を納付しなければならなくなるため、早めに追納されることが望ましいと言えます。国民年金を追納した場合、税金の所得控除が適用できる国民年金の追納を申請し、郵送された納付書で国民年金を納めた場合、その納めた金額は、所得税や住民税を計算する上で控除される社会保険料控除として適用できます。たとえば、平成30年度に免除を受けた国民年金保険料が60,000円あったとし、この60,000円分の国民年金保険料を令和元年に追納したとします。この時、令和元年度の年末調整や確定申告時に60,000円分の社会保険料控除が適用でき、これによって納めるべき所得税や住民税が軽減されるメリットが得られます。年末(12月31日)近くに国民年金保険料を追納した場合の注意点通常、毎年秋ごろになりますと、日本年金機構より社会保険料控除証明書が自宅へ郵送され、1年間に支払った国民年金保険料の金額などが記載された葉書を受け取ります。これを年末調整や確定申告の際に添付して社会保険料控除の適用を受けますが、仮に年末(12月31日)近くなど、すでに社会保険料控除証明書が届いてからの追納は、同証明書に追納後の金額が反映されていません。そのため、このような場合は追納後に受け取る納付書の控えを添付することで、適用忘れをすることなく社会保険料控除が受けられることになるため、いつ追納しても大丈夫だと言えるでしょう。国民年金保険料の免除制度と猶予制度まとめこれまで、国民年金の保険料を払わないデメリットと滞納や未納を回避するための方法として、国民年金保険料の免除制度および国民年金保険料の納付猶予制度、追納制度について解説を進めました。本記事で解説した様々な制度があることによって、情報が上手く整理できない場合も考えられるため、以下、それぞれの制度を活用した場合における国民年金の受給資格期間と年金額の反映効果についてまとめます。年金を払わないデメリットは一目瞭然前項の表を見ると、国民年金保険料を滞納や未納のままにしておくデメリットは一目瞭然であることが確認できます。国民年金は、老後生活資金にあたる老齢基礎年金だけではなく、障害や死亡といった場合に一定要件を満たすことで支給が受けられる障害基礎年金や遺族基礎年金もあり、年金を払わない効果は、国民年金で保障が受けられるすべての年金に対してデメリットしか与えないことが分かります。国民年金保険料を滞納や未納にしている場合は、年金事務所へ相談を国民年金保険料を滞納や未納にしている場合は、できるだけ速やかに年金事務所へ相談をし、国民年金の免除制度や猶予制度が適用できないか対応をすることが得策です。一時的に免除や猶予の対応を受け、お金に余裕ができた時に少しずつ追納していくことが、将来の老後資金対策や配偶者および子供のためになることをしっかりと理解しておくことが極めて重要であると言えます。年金を払わないデメリットに関するまとめ国民年金保険料を払わないデメリットは数多くあります。実際のところ、それぞれの人が置かれている状況は全く異なりますが、例えば既婚の場合における未納のデメリットは大きいと考えられ、配偶者や子供がいる状態での障害状態や死亡といったリスクを生活保障の面で支える働きが国民年金にはあります。国民年金は、老後生活資金だけに特化したものではありませんので、広い視野で将来のお金や物事を考え、どうしても年金を納めることができない場合は、免除申請や納付猶予といった制度を上手に活用するようにしたいものです。
2019年09月09日貯蓄や運用にお金を回せる人と給料日前にはお金がなくなってしまう人。収入のほとんどを自分のために使える一人暮らしでは、家計をしっかり管理できるかが大きな差を生みます。貯蓄や運用ができる家計にするにはどうすればいいのか。この記事では、一人暮らしの平均的な生活費と理想的な支出割合、毎月の出費・コストを抑えるための方法について解説します。一人暮らしの生活には平均いくらかかる?シェアリングエコノミー領域map(シャアリングエコノミー協会)一人暮らしの生活費に関するまとめ毎月の出費・コストを抑えるためには、まず家計の状況を把握し予算を立ててお金をやりくりする習慣をつけることから。そのうえで生活の質をなるべく下げない方法で節約を継続することが大切です。
2019年09月05日会社に就職するなどして、初めてクレジットカードを作ろうと思っても、どのクレジットカードを作ったらいいのかよくわかりませんよね。できれば年会費は無料のカードがいいし、審査や手続きもどうすればいいのかと心配です。そんなあなたに、まず最初に作るカードとしておすすめしたいのが、Kyashというカードです!併せて、その後で作った方がいいクレジットカードについても解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。普段使いや買い物用に初めてクレジットカードを作るならKyashが一番おすすめ!初めてクレジットカードを作るとすれば、どんなカードが適しているでしょうか?まず、クレジットカードで決済するとあまりお金を使った感覚がなく、請求も後日になりますので、どうしても使い過ぎてしまうのではないかという不安があります。また、年会費を取られるのも嫌ですし、最初は収入も少ないので審査で落ちてしまうのではないかという心配もあります。Kyashなら、こうしたクレジットカード初心者の悩みを全て解決してくれます!KyashとはどんなクレジットカードなのかKyashは正式にはKyash VISAカードといい、VISAカードの一つです。特徴的なのは、プリペイド型のクレジットカードだということです。つまり、一定金額をコンビニなどで事前にチャージしておく必要があります。一般のクレジットカードと比較すると、下記のような違いがあります。一見するとKyashの方が不便に思えますが、裏を返せば自分がチャージした分までで少額しか使えない、というのは、使い過ぎを防止するためには最高の方策です。また、もちろん年会費は無料です。そして、実は私も以前Kyashを作ったのですが、その時は会社を辞めてフリーで収入もほとんどありませんでした。でも全く問題ありませんでしたし、そもそも職業や年収など最初から聞かれませんでした。ということで、あなたも安心してKyashに申し込むことができます。アプリカードとリアルカード実は、Kyashにはスマホのアプリ上に登録するアプリカードと、通常のクレジッドカードのような物理的なリアルカードの2種類があります。ただし、リアルカードだけを持つことはできません。アプリカードのみか、アプリカードとリアルカードの両方持つ、という形になります。ただ、リアルカードの方が使い勝手がよく、ポイントサイトからリアルカードを申し込むと500円分チャージされたりするので、リアルカードも持つ方がおすすめです。Kyashが利用できる店舗に注意ただし、Kyashを使う際に気をつけないといけないことがあります。それは、店舗によっては利用できないことがある、ということです。例えば、以下のところでは利用できません。月額や継続利用料金の支払いの一部ガソリンスタンド高速道路通行料金航空会社の機内販売ホテルの一部大半のチャージ代金の支払い海外店舗そして、モバイルSuicaへのチャージに使用した場合、後述するキャッシュバックの対象になりません。ということで、Kyashは普段のスーパーでの買い物や、amazonなどのネットショッピングなどで使うのが便利です。Kyashの利用限度額について先ほど表の中でも触れましたが、Kyashには利用限度額が設定されています。一回あたりの購入は5万円まで、一か月あたりの利用は12万円までとなっています。また、Kyashの有効期限は5年で、利用上限は100万円に設定されています。これは、利用の最初の頃は気になりませんが、だんだんと収入が増えたり、大きな買い物をする際には不便になってきます。こうなると、次のクレジットカードの申し込みを検討する時期となります。Kyashは他のクレジットカードからチャージして使うのがお得!これまで、Kyashの初心者が使うメリットや注意点について説明してきました。実は、すでに他のクレジットカードを持っている人に対しても、Kyashはおすすめです。それは、2%のキャッシュバック他のクレジットカードからオートチャージできるというKyashのメリットを享受できるからです。以下で詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]Kyashに他のクレジットカードからチャージさせるとは?Kyashに他のクレジットカードからチャージさせるとは一体どういうことなのでしょうか?実は、Kyashはコンビニなどからお金をチャージする以外に、クレジットカードから自動でチャージさせる機能を持っているんです。とはいえ、Suicaのように一定金額以下になったら一定金額がチャージされるわけではなく、利用の度に必要金額がチャージされます。これは、スマホのKyashアプリの方で簡単に設定できます。他のクレジットカードからのチャージを設定する方法それでは、スマホのKyashアプリでKyashリアルカードと他のクレジットカードからのチャージを設定する方法を簡単に紹介します。Kyashアプリを起動「発行・有効化」→「リアルカード有効化」でKyashリアルカードを登録他のクレジットカードを登録自動チャージを希望する場合は「自動チャージ」を選択他のクレジットカードを登録する際には、なるべく還元率の高いクレジットカードを選ぶと、それだけお得になります。Kyashと他のクレジットカード両方でキャッシュバックを得る!Kyashのキャッシュバック還元率は、2%です。これはチャージの方法にかかわらず、一定です。他のクレジットカードでここまで高い還元率を持つものは、まずありません。これも初心者の方にKyashをおすすめする理由の一つです。他のクレジットカードからのチャージを選ぶと、この2%に他のクレジットカードの還元率がそのまま加わりますので、さらにお得になります!初心者の方も、Kyashでクレジットカードの使用にある程度慣れてきたら、別のクレジットカードを申し込んでこのお得をゲットしましょう。他のクレジットカードを選ぶ際の注意点ただし、ここでKyashにチャージするクレジットカードを選ぶにあたり、注意をしないといけない点があります。それは、「VISAカード、MASTERカード以外のJCBカードなどではチャージの設定ができない」というものです。チャージ用のクレジットカードとして、うっかりJCBカードなどのクレジットカードを申し込んでしまうとチャージの設定ができませんので、初心者の方は特に注意しましょう。Kyashにチャージを設定するクレジットカード候補1:OricoカードTHE POINTそれでは、kyashにチャージを設定するクレジットカードとして、初心者にとって最適なものは何でしょうか?まず挙げられるのは、OricoカードTHE POINTというクレジットカードです。Kyashの次にこのカードに申し込み、Kyashにチャージを設定するとともに大きな買い物ではこのカードで決済するようにすれば、初心者としてはまず合格と言えるでしょう。ではOricoカードTHE POINTとはどのようなクレジットカードなのか、以下で詳しく見ていきましょう。OricoカードTHE POINTとはOricoカードTHE POINTの特徴は、以下の通りです。年会費永年無料ポイント還元率は1%以上入会後六ヶ月間はポイント還元率は2%年会費が無料というのは、お得ですね。還元率も1%と、合格水準と言えるでしょう。Kyashと組み合わせると、合計3%となります。また、入会後六ヶ月間の還元率が2%なので、入学や入社で色々と物いりのタイミングにこのカードで一気に購入して、ポイントを稼ぐという使い方もできそうです。OricoカードTHE POINTのデメリットただしこのOricoカードTHE POINTにも、わずかながらデメリットはあります。まず、もらえるポイントの有効期間が1年と、他のクレジットカードに比べて短くなっています。なので、ポイントを早めに使用・交換することが必要です。また、後で述べるようにOricoカードTHE POINTには旅行傷害保険が付帯していません。頻繁に旅行に行かれる方には、このクレジットカードはやや不向きです。OricoカードTHE POINTの入会審査それでは、OricoカードTHE POINTの入会審査はどのくらいの厳しさでしょうか?OricoカードTHE POINTは信販系のカードに分類されます。一般に、信販系のカードはクレジットカード業界では老舗で安心感があり、審査も銀行系などに比べて緩やかです。実際、私も会社を退職する一ヶ月前に入会し、その時の月収が20万円足らずでしたが、何の問題もなく入会できました。なので、よほどのことがない限り審査に落ちる心配はありません。オリコポイントのお得な獲得方法OricoカードTHE POINTを使用して還元されるポイントを、オリコポイントといいます。普通に使用しても1%の還元なのですが、さらにポイントをお得にゲットする方法があります。それは、オリコモール経由で買い物をすることです。amazonなど、一部のネットショッピングサイトでは、オリコモールというサイトから訪問して購入するだけで還元率がアップします。これはお得ですね。なお、オリコモールのお得があることを知らせるgooogle chromeの拡張機能(オリコモールコンシェルジュ)もあります。Kyashにチャージを設定するクレジットカード候補2:楽天カードKyashにチャージを設定するクレジットカードとして、初心者にとって最適なものとして次に挙げられるのは、楽天カードというクレジットカードです。楽天はカード事業以外にも、ショッピングサイトやトラベルなど、様々な事業を手掛けていますので、おなじみかもしれませんがクレジットカードも手掛けています。こちらのカードもかなりお得ですので、初心者にはおすすめです。では楽天とはどのようなクレジットカードなのか、以下で詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]楽天カードとは楽天カードの特徴は、以下の通りです。年会費永年無料ポイント還元率は1%、電子マネーEdyにも交換可能楽天Payの決済を楽天カードにすると最大で還元率1.5%こちらのクレジットカードも年会費は無料です。また、楽天は手広く事業を展開していますので、それぞれのサービス間での連携が進んでいることも特徴です。つまり、いろいろなサービスの利用を楽天で揃えると、楽天経済圏の中で有利に立ち回ることができるわけです。楽天カードでいうと、楽天Edyやキャッシュレスサービスの楽天Payとの連携が進んでいます。楽天カードのデメリットそんな楽天カードにもデメリットはあります。まず、楽天からの広告やキャンペーンのメールが多くてわずらわしいことがあります。ただし、これはメールを受け取らない設定にしておけばある程度は防止できます。また、楽天カードに楽天Edyが付帯していますが、カードを紛失してしまった場合、それまであった楽天Edyはなくなってしまいます。楽天Edyをよく使う方は、注意が必要です。楽天カードの入会審査実は、私はOricoカードTHE POINTと同時に楽天カードにも申し込みを行いました。通常、同時に複数のクレジットカードに申し込みを行うと、不正の疑いをかけられて審査は厳しくなります。なのになぜそんなことをしたのかというと、それまで私は年会費有料のクレジットカードしか持っておらず、退職を機に節約を始めたからです。審査の結果は、こちらも合格でした。この私の経験から、楽天カードの審査もそれほど厳しくないといえます。楽天スーパーポイントの使い方楽天カードを使ってもらえるポイントを、楽天スーパーポイントと言います。通常の還元率は1%です。ただし楽天市場で楽天カードを使ったり、5と0がつく日に楽天カードを使えば特典として還元率はアップします。また、楽天スーパーポイントは1ポイント=1円で使えますが、街の楽天提携店で使ったり、楽天Edyにチャージしたり、楽天証券で投資信託を購入したりと、本当に様々な用途で使用できます。ただ、いずれも楽天グループ内での使用になります。OricoカードTHE POINTと楽天カードを比較する以上、OricoカードTHE POINTと楽天カードについて解説してきましたが、結局どれがいいのでしょうか?それはあなたの生活の中で、何を最も重視するかによって変わってきます。なぜなら、それぞれに特徴が違っているからです。まずはこの二つのカードを比較しましょう。楽天カードは海外旅行で有利二つを比較してみると、OricoカードTHE POINTには海外旅行保険がついていませんが、楽天カードにはついています。海外旅行を頻繁にする人であれば、楽天カードを選んだ方がいいでしょう。ただし、こちらは利用付帯といって、日本で海外旅行のツアー代金を楽天カードで支払った場合のみ適用されることになりますので、注意が必要です。OricoカードTHE POINTはポイント交換先が多いポイント交換先を比べると、楽天カードは楽天関連だけですが、OricoカードTHE POINTのポイント交換先は多岐に渡ります。例えば、下記の交換先があります。Amazonギフト券iTunesギフトコードGoogle PlayギフトコードnanacoギフトEdyギフトIDファミリーマートお買い物券すかいらーくご優待券UCギフトカードこのように、オリコポイントは様々なサービスで使用可能です。もしも楽天関連以外のサービスを使うことが多い場合には、OricoカードTHE POINTを選んだ方がいいでしょう。ちなみに、私はオリコポイントをTポイントに交換して、毎月20日にドラッグストアHACでポイント使用約33%引きという特典を利用しています。最終的には両方持つという手もありこうして見てみると、使用方法にあまり重複がないようです。だとすれば、私のように両方のカードを持ち、どちらかをKyashのチャージに使用する、という使い方をするのも一つの方法です。ローンを組む際にあまり多くのカードを持っていると借入金が減るというリスクはありますが、2枚くらいならそれほど影響はないでしょう。それよりも、両方を利用シーンに合わせて上手に使い分ける方がお得と言えます。クレジットカードをお得に使うなら、まずはKyashから始めようお得なクレジットカードについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?誰でも初めてクレジットカードを持つとなると、いろいろと不安になるものです。まずはKyashから始めて、少しずつクレジットカードに慣れていきましょう。上手な使い方をすれば、決してカード破産などということにはなりませんので、安心してクレジットカードを申し込みましょう!
2019年09月02日一人暮らしの平均的な食費はや理想的な食費はどれくらいなのか。食費を抑えるにはどうすればいいのか。一人暮らしの理想的な食費の目安や節約術について解説します。一人暮らしの毎月の食費の平均額総務省統計局の家計調査によると、一人暮らしの1カ月の食費の平均額は約4〜5万円前後となっています。男女別で見ると、60歳未満の現役世代では男性のほうが女性よりも食費が1.5万円程度多く、60歳以上では差がほとんどなくなります。男性の食費が多い要因としては、食べる量の違いも考えられますが、弁当や惣菜などの調理食品や外食への支出が男性は多く、女性に比べ自炊をしている人が少ないことが推察できます。また男性は飲酒代も女性に比べて多く、食費を押し上げる要因となっています。住んでいる地域による食費の違い食費には住んでいる地域による違いもあります。総務省統計局の家計調査では、一人暮らし世帯の食費の平均額は都市部ほど多くなっています。地方別では近畿地方が月4万4,435円と最も多く、最も少ない北海道・東北地方と比べて約1万円の差があります。年間収入による食費の違い収入が高いほど食費の平均額は多くなっています。食費は支出全体の約4分の1を占めており、年収が高くなるにつれその割合は小さくなる傾向が見られます。逆に食費に占める外食費の割合は収入が高くなるほど大きくなり、年収600万円以上の世帯では食費の半分近くを外食費が占めています。一人暮らしの毎月の食費の目安一人暮らしの1カ月の食費の理想的な割合は、一般的に手取り収入の13〜15%前後。この割合は適正な食費の目安となりますが、住んでいる地域や収入、学生なのか社会人なのかといった個別の事情によって調整も必要になります。適正額は何円?手取り収入に対する食費の目安次の表は手取り収入の15%を食費とした場合の1カ月・1週・1日・1食あたりの金額の目安です。まずはあなたの収入に対して食費が多過ぎないかチェックしてみましょう。たとえば手取り収入が20万円の人が毎日1,000円のランチを食べていれば使い過ぎであり、見直しが必要と言えます。もちろん収入が多いからといって食費を増やす必要はありません。ちゃんとバランスの取れた食生活が送れているのであれば、貯蓄や投資に回すお金を増やすべきでしょう。むやみに食費を減らすのはNG食費は健康を維持するため最低限必要なお金。手取りの15%というのはあくまで目安であり、極端に食費が多いくなければ無理に減らすべきではありません。食費の節約は携帯代や家賃、保険料などの固定費、娯楽費などを見直した上で、無理のない範囲で行うのが基本です。一人暮らしの食費節約術一人暮らしの人が無理なく食費を節約するためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは一人暮らしの食費節約術を9つご紹介します。食費にどれくらい使えるか細かく区切って予算を立てるコンビニではなくスーパー・ドラッグストアを使う自炊する学食・社食を活用するマイボトルを利用する外食はなるべくディナーではなくランチを利用する割引サービスを有効に活用する飲みに行く回数を減らす・家飲みにする1日1〜2食にする[adsense_middle]【一人暮らしの食費節約術①】食費にどれくらい使えるか、細かく区切って予算を立てる食費を適正額に抑えるためには、細かく区切って予算を立てるのがおすすめです。手取り20万円の方であれば、1ヶ月の食費の適正額は3万円。米や調味料などまとめて買う必要のある食材に5,000円を割り振れば、残りは2万5,000円。1週間あたりでは6,250円。週2回買い物に行くなら、1回あたりに使える金額は約3000円まで。このように細かく予算を設定すれば使える金額が明確になり、使い過ぎを防ぎやすくなります。外食をする場合には、外食費も含めた週単位の予算でやりくりするとよいでしょう。【一人暮らしの食費節約術②】コンビニではなくスーパー・ドラッグストアを使うコンビニは便利な反面、一部を除きほとんどの商品が定価で売られています。スーパーやドラッグストアであれば同じ商品が半額程度で売られていることも多く、コンビニで買うと高くつきます。食費を節約するのであればなるべくスーパーやドラッグストアを利用し、コンビニは利用しないのが基本です。【一人暮らしの食費節約術③】自炊する自炊は最も効果的な食費節約術です。一方で一人暮らしの自炊は材料を余らせてしまいがち。慣れていない人がいきなり始めると食材を無駄にしてしまい、外食や惣菜を買うよりも高くつくこともあります。簡単な料理から始める本格的に料理をするには調理器具や調味料がある程度必要になります。全てを揃えるにはお金もかかかり、もし自炊が続かなければ無駄になってしまいます。手間がかかると自炊が面倒になったり、必要な食材が多ければ食材を余らせてしまいやすくなります。慣れていない人はまずは簡単な料理から始め、自炊を続けることが第一。味噌汁を作ってごはんに納豆をのせるだけでも立派な料理です。慣れてくれば徐々に料理のレパートリーを増やしていくとよいでしょう。写真:tomon使用量の少ない調味料などは100円ショップで買う使用量の少ない調味料などは一人暮らしでは使い切れず、賞味期限を切らしてしまうこともあります。100円ショップでは通常よりもサイズの小さい調味料を取り扱っており、少しだけ必要な調味料などを買うのに便利です。最初は小容量のもので揃え、使用量に応じて通常のサイズを買うか判断するとよいでしょう。栄養豊富でコスパがよく使い回しが効く食材を選ぶいくら安く買っても食材を余らせてしまっては意味がありません。食材を購入する際はさまざまな料理に使えたり、そのままでも食べられたりする、なるべく使い回しが効く食材を選びましょう。使い回しが効き、栄養豊富でコスパもよい食材としては、次のようなものがあります。鶏胸肉豚細切れ肉豆腐キャベツ玉ねぎ大根卵乾物(春雨・切り干し大根・ひじきなど)まとめて作り置きする少量だけ作るのは難しく、食材を余らせたり、手間を考えると効率もよくありません。保存の効く常備菜や冷凍できるものをまとめて作り置きするのが効率的です。夜に作ったものを翌日の朝や昼のお弁当にするというのもよいでしょう。【一人暮らしの食費節約術④】学食・社食を活用する学食や社食は低価格で提供されていることが多く、利用できる人はうまく活用するとよいでしょう。【一人暮らしの食費節約術⑤】マイボトルを利用する(1日300円でも年間では約10万円)水やお茶、缶コーヒーなどの飲み物は外で買わず、家で作ったお茶やコーヒーをマイボトル(水筒)に入れて持っていくのも効果的です。毎日飲み物に300円使っている人であれば年間約10万円の節約になります。【一人暮らしの食費節約術⑥】外食はなるべくディナーではなくランチを利用する多くの飲食店ではディナータイムよりランチタイムの価格が低めに設定されています。メニューや量などに違いはあるかもしれませんが、ランチタイムのほうがお得なことが多いと言えます。【一人暮らしの食費節約術⑦】割引サービスを有効に活用するスーパーやドラッグストアなどが行っている割引サービスは還元率の高いものが多く、うまく活用したいところ。ポイントカードを作る店は普段よく利用する店に絞ることで効率よくポイントが貯まります。ポイントカードの作り過ぎはポイントが分散して効率も悪く、ポイントのために無駄な買い物をしやすくなるため好ましくありません。ポイントカードを作るなら2〜3枚までにしておきましょう。最近はPayPayやLINE Payなどの決済サービスが積極的にキャンペーンを展開しており、還元率の高い割引を受けられます。無駄な買い物をしては本末転倒ですが、必要な買い物で使えるなら有効に活用していきましょう。【一人暮らしの食費節約術⑧】飲みに行く回数を減らす・家飲みにする飲みに行けば1回で数千円以上の出費。食費を抑えたいのであれば必要性の低い飲み会は極力減らしましょう。親しい友人と飲むのであれば、家飲みにすればかなり出費が抑えられます。家族に迷惑がかからないのも一人暮らしの利点と言えます。【一人暮らしの食費節約術⑨】1日1〜2食にするただ食事を抜くのは好ましくありませんが、ちゃんと栄養が取れているなら食事の回数を1日3食にこだわる必要はありません。同じ食費でも食事の回数を減らせば1食にかけられるお金は増え、食事の内容を充実させることができます。1日2食の場合には生活スタイルに合わせて、家で食事できることの多い朝食と夕食の2食にして自炊する、昼食は学食や社食を利用できるから朝食か夕食のどちらか1食にするなど。この方法は人によって合う合わないがあるため無理は禁物です。一人暮らしは、食費だけでなく家計全体を見直すことが大切一人暮らしの理想的な食費と比べ見直し余地のある人は多いと言えます。ただし食費は家計の支出の一部であり、食費だけの見直しでは節約効果は限定的。無理なく効果的に節約するには家計全体を見直すことが大切です。特に家賃や携帯料金、保険料などの固定費は金額が大きく、一度見直せば節約効果が持続するため優先的に見直したほうがよいでしょう。一人暮らし世帯の理想的な支出割合は以下の通り。使い過ぎている支出項目がないか確認してみましょう。[adsense_middle]一人暮らし世帯の理想的な支出割合※飲み会などの費用は趣味娯楽費や交際費の一部に含めても良い。
2019年08月30日筆者は毎月多くの方のお金に関するご相談を受けていますが、生命保険の新規加入や見直しのご相談、資産運用や住宅ローンのご相談など、あらゆる場面でご質問せざるを得ない項目として「現在の貯蓄残高」と「現在の負債額」があります。ご相談者様の家計に対する「貯金額」や「負債額」を参考にすることで、その後のアドバイスが大きく変わってきます。特に生命保険のご相談に関しては、極端に言うと貯金が何億もある方は預貯金で万が一に十分備えることができていますから、そもそも保険に入る必要はありません。このように、貯金はあらゆる面での目安となります。思うように貯金が進まない方、この記事をきっかけに是非貯金を始めましょう。その際に必要な生活改善術もこれからお伝えしていきます。世の中の貯金の実態総務省統計局HP内「家計調査報告・2018年平均結果」によると、40歳未満の世帯では貯蓄現在高が約600万円というデータがあります。しかし、同じく家計調査報告の中の負債の統計によると、40歳未満世帯は貯蓄よりも負債(住宅ローンなど)が上回っている世帯の方が多いという事です。貯蓄現在高とは、現金預貯金や貯蓄性のある生命保険を含めた貯蓄全てを合算したものを指します。負債があっても貯金はするこのように、家計調査報告のデータによると「負債はあっても貯金はしている」家計がほとんどのようです。この場合の負債とは主に以下のものを指します。住宅ローン教育ローンマイカーローン奨学金いわゆる、銀行のフリーローンや消費者金融からの借り入れなどではなく、通常の生活をしていれば誰もが負う可能性が高い使い道のハッキリしたローンのことだと考えられます。若いうちにこのようなローンを組んで、年齢が高くなり年収も上がることで返済もスムーズに行われ、50歳以降では負債額よりも貯蓄現在高が上回るようになります。つまり「負債も返済しながら家計をやりくりして貯金もしている」家庭が多いということであるとデータから読み取ることができます。自然に貯めるクセをつけよう特に住宅ローンは、どなたでも負う確率の高い負債です。しかも住宅ローンは高額で、いち契約あたり数百万円から数千万円という莫大な額です。ではその莫大な負債を抱えている人たちは貯金がゼロなのでしょうか?そんなことはありません。住宅ローンも返済しながら貯金もしているご家庭がほとんどです。その逆に一般的な傾向として、住宅ローンが無く独身でお一人暮らしの方の方が貯金に対する意識が薄いことが多いようです。お金の振り分け方にヒントがある例えば「貯金がうまくいっている住宅ローン契約者」と「貯金がない住宅ローン未契約者」のお金に対する価値観は大きく違う傾向にあるようです。当然どちらのタイプの方も「お金は必要で大事である」という考えは同じです。住宅ローンを契約している方のマネー計画の立て方として「ローン返済ありき」ですので、まず生活費や光熱費・ローン返済金を差し引いたのちに、他の費目にお金を振り分けていきます。この振り分ける費目の中には「貯金」も含まれており、毎月同じ額を貯金できている方が多くいらっしゃいます。実はここに、貯金ゼロの人が見習うべき貯め方のお手本があります。先取り貯蓄を習慣づけるお給料の中から何の出費が毎月どれくらいの割合であるのか、何となく頭の中ではイメージできている人がほとんどではないでしょうか。家賃や各種ローンの支払額は毎月ほとんど定額ですが、生活費(食費・水道光熱費など)は使った分だけ支払わなければいけませんから、なかなか毎月定額というわけにはいきません。では、貯金はどうでしょうか?よくある「貯まらない貯金方法」として「毎月の手取り額から諸々の諸経費を払ってしまった後に残った額を貯金する」というのもです。これではなかなか貯まりません。なんといっても貯金額が一定ではないので不安定です。給与天引きで貯金しようやはり本気で貯金するなら「先取り貯蓄」を実践するに限ります。毎月ご自身で決めた額を、お給料日にすぐ差し引いてしまいましょう。ご自身でのやりくりが不安であれば、財形貯蓄や社内預金などを利用すると確実に貯金ができます。財形貯蓄・社内預金とは、公務員や会社員が勤務先企業の福利厚生の一環として利用できる制度です。毎月の給料から自動的に決まった額を天引きして財形貯蓄や社内預金として貯金することができますので、先取り貯金を確実に実践でき、さらに優遇された金利である場合もあり非常にメリットが高い制度です。理想的な貯金の割合ひとつの目安ですが、手取り月収のうち1~2割程度の金額を貯金とすることが理想だと言われています。一か月の月収の1割でも毎月必ず貯金することができれば、10カ月後には手取り月収分を貯金することができます。月収の2割程度を毎月貯金できるようであれば、5か月後には手取り月収1ヵ月分の貯金ができ、10か月後には手取り月収2ヵ月分の貯金ができるという事になります。最低でも月収の6カ月分は貯金として備えておくと安心だと言われていますので、ひとつの目安としてご自身のライフスタイルにあった割合でスタートしてみましょう。家計の把握と生活費の見直し貯金ができない方は、まずご自身の家計の状況を把握する必要があります。しかしいきなり「家計簿をつけましょう」と言っても、そもそもこれまで実践できなかったことを、いきなり始めるのは苦痛になり長続きしません。段階を踏んで家計管理を実践するようにし、次のステップとして生活費の見直しをすると貯金ゼロから脱出できるようになります。[adsense_middle]苦にならない家計管理の方法以下のようなステップで家計管理を行い、現在の家計状況を把握するように習慣づけると、どこにムダな出費があるか目視できるようになります。頭の中で把握するだけでなく、お金の流れを目視するというところが重要です。現在の家計状況の把握をするために月間収支をまとめる(家計簿アプリで手軽に)食費・光熱費・生活費など項目別に支出を把握する月間収支を確認し、取りまとめて年間収支の参考にする生活費の改善で成功しやすいのは食費このステップでのポイントは、家計簿アプリは無料で、よりシンプルな操作で管理できるものを選びましょう。節約や貯金の為に家計簿アプリを始めるのに課金していては本末転倒です。また、項目別に支出を把握し、例えば食費のムダが多いと感じればそこを改善する必要があります。生活費の改善として、着手してすぐに効果が出るのは食費です。裏を返せば「食費はムダの宝庫」とも考えられます。コンビニには行かないよう徹底しよう対策としては基本的にはコンビニは利用しないようにしましょう。コンビニは便利ですが、割高な上に品数が多く「ついで買い」してしまう傾向にあります。「お茶だけ買う」と決めてコンビニに行ったとしても、つい他の商品に目を奪われがちです。そもそもお茶を買わなくてよいようにすればコンビニに行かずに済みます(自宅からマイボトル持参したり、職場の休憩室のお茶を利用するなど)。家庭でできる節約貯金ゼロを脱出するために、ここまでで家計の把握や生活費の見直しをアドバイスしてきました。もっと手軽に家庭単位で節約できる方法をご紹介します。買い物の回数を減らし、極力ディスカウントショップ等でまとめ買いする。食事は手作りを徹底する。通信費の節約として格安スマホに変更する。本や雑誌は購入せず図書館やサブスクリプションサービスを利用する。不用品はフリマアプリなどへ出品して断捨離に努める。加入したまま長年放置している生命保険を見直す(現在の生活に本当に必要な保障か見極める)。こまめに計画を立て直すなかなか節約や貯金がうまくいかなくてもご安心ください。そもそもこれまで貯金ゼロだったところから、貯金することに対して前向きな行動を起こしたこと自体が素晴らしいのです。それを踏まえたうえで、まずはストレスを溜めずに節約や貯金を継続することについて意識を向けましょう。当初立てた計画通りにうまくいかなくても、こまめに計画を立て直し、その都度微調整すれば良いだけです。全ての面で節約しすぎる生活に変えてしまうと長続きしない場合が多いですので、ご自身のペースで少しずつ生活改善を試みましょう。貯金ゼロの人の貯金対策まとめいかがでしたか。貯金ゼロから脱出するためには、先取り貯金で確実にお金を貯めていくことと並行して、家計の改善(生活費の見直し)が必要です。家計の改善もいきなりすべてに着手する必要はありません。できる部分から(例えば食費だけ)始めて、まずは「節約の長期継続」を目指しましょう。
2019年08月28日貯金を苦手に感じている方や、まとまった額の貯金をしたことがない方は、思い切って是非100万円貯金にチャレンジしてみませんか?100万円というと、かなり大きな額ですが、決して無理な目標ではありません。貯金とは、まさに「千里の道も一歩より」です。コツコツと積み立てていくことと並行して、少しテクニックも加えながら最短距離で100万円貯金を達成しましょう。今回は、その100万円貯金を達成するためのコツと、無理なく節約できるおすすめの方法を紹介していきます。100万円貯める3つのコツ100万円貯めよう!と目標を決めても、何から手を付けるべきか解らないと思います。むやみやらたに貯金をスタートしても、逆に効率が悪く途中で投げ出してしまう場合も少なくありません。ここからは、100万円貯めるために今から簡単にできるコツを3つご紹介します。いつまでに貯めるか期間を決める逆算して毎月の貯蓄額を割り出す貯金の手段を複数取り入れる1. いつまでに貯めるか期間を決める100万円を貯める、といっても、いつまでの間に達成するか決めることは重要ポイントです。10年かけて100万円た貯めるのか、2年で100万円貯めるのか…などなど、貯金の大原則として「目標達成までの期間を決める」ことは非常に大切です。2. 逆算して毎年・毎月の貯蓄額を割り出すコツ1でいつまでに100万円貯めるか決めた後は、その期間から逆算して毎月必要な貯蓄額を割り出します。参考までに2年から10年までの貯蓄額をまとめておきます。ボーナス時の上乗せ貯金額は含んでいませんので、毎月コツコツ貯める場合の目安にされてみてください。※おおよその数字になっているものは四捨五入しています。3. 貯金の手段を複数取り入れるコツ2のように逆算して、目標の期間内に100万円貯めには毎月いくら貯金しなければならないかを割り出しますが、どうしてもコツ2の表のようにコツコツ貯める期間が足りないという方もいらっしゃるかもしれません。(例えば、毎月2万円程度の貯金なら可能だが、3年で100万円貯めたいので資金や期間が足りない、等)そのような時には「少しでも増やしながら貯める」ことを意識しなければいけません。コツコツと毎月定額の現金積立だけでは、決めた期間内に到底目標額に届かない場合などは積極的に複数の貯金手段を取り入れるべきです。この際の注意点は「あくまでも貯金目的であり、資産運用が目的ではない」ということです。簡単に言うと「元本保証のしっかりした金融商品を選ぶ」ということです。元本の保証性の高い資産運用商品は以下の通りです。個人向け国債銀行定期預金財形貯蓄上記3つは、元本の保証性の高い資産運用商品ですが、金利は他の資産運用商品よりもかなり低いものとなっています。しかし、100万円貯めるということが第一目標ですので、ここは「元本の保証」を最優先して「少しでも増やす」という守りのスタンスで行く方が賢明です。投資や株は元本保証がないので、貯金をするための手段としては少し不安定です。「元本保証」という安心感をもって、目標の時期までにきっちり100万円を貯めることを優先していきましょう。個人向け国債についてはコチラ個人向け国債は、資産運用の初心者でも積極的に取り入れるべき資産運用商品です。手軽に購入でき、購入後の煩雑な手続きは一切不要ですし、何よりも個人向け国債の最大のメリットは元本保証です。現金貯金の延長として取り入れてみてはいかがでしょうか。他の資産運用商品についてはコチラ元本の保証性の高い資産運用商品について、ご自身の目的達成のためにより望ましい金融商品を取り入れてみるのも一つの方法です。こちらの記事にて個人向け国債以外の資産運用についても詳しく説明してあります。どうぞご参考まで。年間・月間の収支を把握して対策を打つこれまでに紹介した方法は「毎月コツコツ貯める」ことを前提としていましたが、できれば「毎月コツコツ+ボーナスで上乗せ貯金」という方法をオススメします。おおまかな流れでも良いので、貯金を始める際に年間収支を把握することで、ボーナスの使い道に余裕があれば、是非ボーナスの一部を少しでも貯金に回しましょう。もちろん月間収支を把握して微調整していくことも重要です。そうすることで目標までの期間を随分短縮できることになります。月間の貯金額プラス、ボーナスで年に1回~2回一定の金額を貯金に回すことが出来れば、100万円までの道のりもショートカットでゴールすることができます。[adsense_middle]おすすめの節約方法ここまでで、貯金の目標を明確にすることや資産運用を取り入れることについて紹介してきましたが、並行して「節約する」ということも重要です。貯金も節約もいきなり無理しては長続きしませんので、ここからは気軽にチャレンジできる節約をいくつか紹介していきます。無理なく節約するコツとは?貯金を成功させるには、自ずと節約も同時進行する必要が出てきます。ただ、節約というと「貧乏くさい」「楽しくない」というイメージが大きく、ましてや貯金も節約もなるべくなら他人様に知られることなく秘かに行いたい方が多いようです。簡単にスタートできる節約方法としていくつか挙げますので是非お試しください。財布を小さくし毎日財布の整理をする。レシートを溜めない。コンビニに行かないと決める。飲み物はマイボトルで持参する。家計簿アプリを利用し、収支を把握することで無駄遣いを抑制する。それぞれのライフスタイルによって家計の中で大きなウエイトを占めている出費項目の違いもありますが、上記3つはどなたにでも当てはまる簡単な節約方法です。無理なく節約するコツのひとつとして「自分に嬉しいご褒美を与える」ことは有効です。例えばマイボトルを3日続けて持ち歩くことが出来たら、4日目には好きなドリンクを一杯飲む、など一定の期間継続できたら小休止をいれると良いでしょう。絶対にストレスを溜めず、貯金も節約も継続が命です。家計節約のポイント家計節約のポイントについては、こちらの記事をご参照ください。ひとり暮らしの貯金・節約一人暮らしの方の貯金や節約については、こちらの記事で詳細にまとめてあります。是非ご参考になさってください。達成感を持つと次に繋がる筆者はファイナンシャルプランナーという仕事柄、毎月多くの方と関わりコンサルティングを実施していますが、これまでに貯金がなかなかうまくいかなかった方に、貯金をしようと思ったきっかけを質問してみると「ただ何となく貯金をしていた」「大人だからお金くらい貯めないといけないと思って、なんとなく」という回答が多いことに驚きます。「ただなんとなく」というのは、実は非常に大きく立ちはだかる「壁」です。この「なんとなくの壁」を打ち破り、期間を決めて目標を定めて貯金を始めれば、きっと貯金が楽しくなります。なんとなくでも自然とお金が貯まる方は、きっと普段から節約を心がけナチュラルに貯金体質が身についている方か、もしくは年収が高く日常生活で多少贅沢をしても毎月お金が余ってしまう人かもしれません。いずれにしても、このような方は非常に稀であり、多くの人が「貯金するぞ!」と決めて意識付けなければ成功できません。一度貯金を達成すると、その満足感・達成感は次の貯金への原動力となり、貯金達成を繰り返すことで間違いなく「貯金体質」を身に付けることが可能です。100万円貯金と節約方法のまとめいかがでしたか。100万円貯金、と聞くと「到底自分には無理だ」と思っていた方も、そう遠くない将来に目標達成できそうな気持になったのではないでしょうか。節約も貯金も、一日だけの意志では達成できません。適度に休憩やご褒美を挟みながら、長期的かつ計画的にチャレンジしてみましょう。
2019年08月17日マネーフォワードは国内でもっとも人気のある家計簿アプリです。銀行や証券会社の口座、クレジットカードと連携できて、食費や光熱費などを自動で分別してくれます。今回は、マネーフォワードの評判と安全性や危険性についてまとめました。ぜひ最後までご覧ください。マネーフォワードとはマネーフォワードマネーフォワードは、日々の支出や収入をスマホで簡単に管理できる家計簿アプリ。銀行やクレジットカード、ECサイト、証券など2600以上の金融関連サービスから入出金記録や残高を取得し、自動で家計簿を作成してくれます。金融機関と連携している家計簿アプリは他にもありますが、マネーフォワードは金融機関の対応数が一番多いので利便性が高いと言えるでしょう。2018年1月からは「MY通知」を開始。給与振込通知や賞与振込通知、子育てサポート通知などがあり、振込金額をすぐに確認できるほか、一緒にメッセージが表示させるため多くのユーザーから支持を得ています。マネーフォワードの始め方マネーフォワードマネーフォワードの対応金融機関は2600を超えています。これは、家計簿アプリの中でもトップです。家計簿アプリは、自分の使っている銀行やクレジットカードが対応していないと使い勝手が悪くなってしまうので、幅広く対応しているというのは大きなメリットです。更に、アマゾンや楽天、携帯会社など金融機関以外にも対応。日常の決済にほぼ利用できます。パソコン・スマホで併用できるマネーフォワードは、パソコンとスマホで同一アカウントにアクセス可能です。現金管理は自動作成できないので手入力する必要がありますが、スマホで簡単に入力できます。外出先ではスマホでさっと入力し、自宅のパソコンで詳しく入力するのがおすすめです。また、ATMを利用したときやクレジットカードの引き落としなど、入出金をメールで知らせてくれます。マネーフォワードを使えば資金の流れを把握できるので、お金の管理がしやすくなります。マネーフォワードで資産管理できるマネーフォワードは、日々の収支の他に資産の管理も可能です。銀行はもちろん、証券やFX会社など多くの金融機関と連携できます。資産内訳銀行・証券・カード・ポイント・年金など複数の口座情報を一つに集計。預金や株式などを項目ごとにポートフォリオ(資産の組み合わせ)を作成します。マネーフォワード資産推移マネーフォワードを使えば、自分の資産推移が一目で確認できます。将来のマネープランを立てる時の参考にもなります。マネーフォワード人気のある「MY通知」マネーフォワード2018年1月から「MY通知」が始まりました。金額をすぐに確認できるほか、メッセージが表示されるため、多くのユーザーから高い評価を得ています。「MY通知」には、以下の 3つの種類があります。給与振込通知マネーフォワードに連携している銀行口座に給与が振り込まれると通知が表示。振り込まれた給与額をスマホやPCで確認できます。賞与振込通知マネーフォワードに連携している銀行口座に賞与が振り込まれると通知が表示。振り込まれた賞与額を確認できます。子育てサポート通知児童手当や児童扶養手当など、子育てサポートに関連する手当金が振り込まれると通知が表示され、手当金額をその場で確認できます。プレミアムサービスでさらに便利にマネーフォワードでは、月額500円のプレミアムサービスがあります。プレミアムサービスを申し込むと、以下のようなことが出来るようになります。家計診断年収や年齢、家族構成など自分に合った理想の家計と比較しながら家計を診断。通信費や保険料など固定費を改善するなど、節約ポイントを簡単に把握できます。連携金融機関の制限なしマネーフォワードは、連携できるサービスが2600以上もあることが特徴です。しかし、無料版だと10件までしか連携できません。プレミアムサービスでは、金融機関やサービスとの連携が制限なく利用できます。クレジットカードや銀行・証券会社などと連携すれば、すべての資産とお金の流れを管理できます。証券口座やポイント口座を持っているとすぐに10程度は超えてしまいます。多くのサービスを登録しようとすると、プレミアムサービスに申し込む必要があるのです。資産状況をリアルタイムに把握できるすべての連携先金融機関の最新情報を更新できるので、手間と時間をかけずに資産状況を把握できます。また、無料版の過去データは1年しか閲覧できないという制限があります。一方、プレミアムサービスでは制限がないので、過去のデータと比較可能です。今年の収支が過去と比べて多いのか少ないのか判断できます。プレミアムサービスの利用者は、平均月24,728円の家計改善を実感し、6割以上の人が1年以上継続して利用しています。プレミアムサービスの値段500円/月:クレジットカード、@niftyID、Google Play決済480円/月:Apple IDによる決済また、2019年3月から年払いが可能になりました。年払いをすると1ヵ月分の料金が割引になるので、オトクなサービスです。[adsense_middle]マネーフォワードのデメリットマネーフォワードただ、プレミアムサービスは30日間無料で試す事ができます。まずは30日間無料版で利用してみて継続するかどうか判断するのもいいでしょう。クレジットカードの明細がダイレクトに呼び込まれないクレジットカードの場合、決済があってから決済情報を発信する期間があります。カード会社によってスマホアプリへ情報を送信する日数は変わってきます。当日使ったクレジットカードの明細が知りたいのに何日も待たされることがあるのです。複数枚のクレジットカードを持っているなら、他のカードを試してみるとカード会社によって早い・遅いがわかります。マネーフォワードのセキュリティ体制は安全度が高いマネーフォワードマネーフォワードでは、セキュリティを第一にシステムを構築しています。顧客から預かるメールアドレスや金融機関にアクセスするデータはすべて暗号化され、厳重な管理・運用体制のもとに保護されています。パスワードはログイン情報のみマネーフォワードで連携する金融機関の情報はログイン情報だけなので、お金の引き出しや決済に必要な、パスワードやクレジットカード番号が流出する恐れはありません。顧客データはすべて暗号化顧客から預かるデータと銀行などの認証情報は、異なるサーバーに暗号化して保存し、アクセスについては制限を設けるなど、厳重な管理・運用を行っています。二段階認証や指紋認証情報が暗号化されているので外部からは閲覧できず、二段階認証や指紋認証の設定ができるので不正なログインを防止できます。二段階認証とは、いつもと異なる環境からのアクセスがあった場合、登録しているメールアドレスへ確認メールが送信されることです。不正ログインを防げます。またアプリ版ではパスワードロック機能があります。スマートフォン紛失による情報漏えいを防げます。マネーフォワードの危険性は?(個人情報の流出が恐い人の対策)マネーフォワードはセキュリティがしっかりしていますが、家計簿アプリは銀行口座などと連携するので、個人情報が流出するリスクがまったくないとは言い切れません。パスワードなどはきちんと管理し、対応しているデバイスを持っている人は、かならず二段階認証や指紋認証設定するようにしておきましょう。パスワードの使い回しは大変危険とくに、パスワードの使い回しは大変危険です。一つのパスワードを使い回していた場合、一つが漏れたら他のサービスのセキュリティも突破されてしまいます。マネーフォワードはフェイスブックやグーグルアカウントと連携してログインできますが、フェイスブックやグーグルのパスワードが弱いとハッキングされてしまう恐れがあります。セキュリティが気になる人は連携しないようにしましょう。パスワードはできるだけ長めに設定マネーフォワードのパスワードは他よりも強力に、できるだけ長めに設定しておきましょう。マネーフォワードのログインパスワードは100桁まで設定可能です。他のサービスと分けて管理するようにしましょう。マネーフォワードで金融機関のログインパスワードが盗まれても、資金の移動には別途ワンタイムパスワードなどが必要な金融機関がほとんどです。ですから、それほど神経質になる事はありません。ただ、口座内容など個人情報は見られてしまうので、マネーフォワードのセキュリティ対策はしっかりしておきましょう。まとめ今回は、マネーフォワードの評判やメリット・デメリットについて解説しました。金融機関やクレジットカードなどと連携することで、簡単に資産を把握できます。マネーフォワードでは、まず支出の管理をきちんとしましょう。毎月、どの程度のお金を使っているのかを把握することが大切です。自分が思った以上にお金を使っているなら、その原因は何なのかを確かめられます。そして、支出を抑えてお金を貯めたら投資をするようにしましょう。無料版でも十分な機能を備えているので、まずはアプリをダウンロードしてマネーフォワードを始めてみることをおすすめします。
2019年08月16日子どもの頃、お年玉をもらうと「無駄遣いせずに貯金しなさい」と言われ、社会人になってもなかなかお金が貯まらず「貯金できない」という悩みは結局永遠の課題である方がほとんどではないでしょうか。この「貯金ができない」ということには、何か原因があるのでしょうか。なかなかお金が貯まらない人の傾向や、その対策について今回は深堀りしていきます。節約しているのになかなかお金が貯まらない方は、まず以下の記事をお読みいただいてから本記事に進むことをオススメ致します。なぜ貯金ができないのか?理由は大きく3つ!貯金ができない!と一口に言っても、その原因はいくつもあります。一つの理由だけで貯金できないのか、いくつかの理由が重なって貯金できないのか、その方の環境によって理由は様々です。以下、貯金ができないことで考えられる主な理由を挙げますので、ご自身に当てはまる項目がないかチェックしてみてください。クレジットカードの支払いや借入金返済が多すぎる知らない間に生活費がかさんでいるそもそも給料が低くて生活費が足りない1. クレカ支払いや借入金返済が多すぎる貯金ができない理由の一つ目である「クレジットカードの支払いや借入金返済が多すぎる」場合ですが、このような場合には貯金をするよりまずは借入金返済を優先してください。ただし、住宅ローンや自動車ローン、教育ローンや奨学金返済の場合はこの限りではありません。毎月の返済額・利用明細を必ず確認クレジットカードの使いすぎは、実は貯金や節約ができない方の多くに見受けられます。というのも、クレジットカードの利用料は自動的に口座から引き落としされますので、利用明細を確認せずに一体いくら引き落としされたのかわからない場合が多いからです。この「利用明細を確認しない」や「知らない間に勝手に引き落としされている」という状態は、貯金ができないことに直結します。必ず利用明細や返済額は毎月確認し、いくら利用しているのか把握するようにしてください。この金額の確認を習慣づけるだけでも貯金や節約へ意識が向くようになります。給料に対して返済が多すぎる場合は債務整理もたとえば消費者金融などの借り入れが多すぎるために貯金ができない場合は、債務整理を検討することも視野に入れましょう。安易に選ぶべきものではありませんが、どうしても今の生活が維持できないほど返済に追われて家計がひっ迫するようであれば、迷わず専門家へ相談してみるのも改善の一歩です。2. 知らない間に生活費がかさんでいる知らない間に生活費がかさんでいることが理由で貯金ができない場合は、他の理由よりも改善の余地があります。そして、比較的簡単なことから貯金や節約の効果を感じることが出来るので、劇的に「貯金体質」に変わる方も多くいらっしゃいます。まずは「現在のお金の流れを知る」ことから始め、どれだけ何にお金を使っているのか把握しましょう。その後にムダを省いていけば少しづつ節約体質に変わっていきます。詳しくは、この後で紹介していきます。節約や貯金といえば、昔ながらの「家計簿」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。現在の家計簿の主流はスマートフォンアプリです。中にはレシートを写真撮影するだけで管理ができるアプリもあり、非常に手軽に家計簿をつけることができます。いろいろな家計簿アプリを比較してみて、一番ご自身が使いやすそうなアプリで家計簿を始めてみませんか?3. 給料が低くて生活費が足りないクレカも利用せず、借入金も無く、それでも毎月の生活費だけで手元にお金が残らない場合、思い切って転職を考えるという選択肢もあります。今のお仕事のキャリアが長ければ長いほど転職するのは勇気がいることではありますが、最近大きく取り上げられた「老後資金2000万円不足問題」のこともあり、自分の老後には自分で備える時代が今後主流になってくると予想されています。よいチャンスがあれば転職して生活改善をはかるのも、貯金ができるだけの生活の余裕を生むことになります。節約が苦手な人の特徴ここまでに紹介してきた通り、貯金ができない理由にはいくつかあり、ご本人がどう頑張ってもどうしようもない理由も中にはあります(そもそもの給料が低い場合など)。しかし、節約はどなたでも取り組むことが出来ます。「欲しいものをすこし我慢する」「外食を控える」といった簡単にスタートできるものから、「家計簿をつけて細かい数字まで把握する」など少々ハードルが高くて面倒に感じることまで幅広く節約対策は考えられます。節約が苦手な人のタイプは非常に多岐にわたりますが、中でも割合として多いのは以下の2タイプの方です。コンビニの利用頻度が高いレシートをもらわない。すぐに捨てる。コンビニを利用せず、スーパーやディスカウントショップを利用することで、かなりの節約になります。また、レシートを確認しないということは、ご自身のお金の流れを把握していないという事であり、気付かぬ間に生活費が減ってしまう大きな原因です。必ず「いつ、いくら使ったか」は把握しましょう。中高年の一番の節約は「健康」中高年になると、生活費以外に生命保険料や医療費にお金がかかってくることが考えられます。この時期になると、一番の節約は「健康でいること」です。適度な運動を心がけ、調子が悪いと思ったら早めに病院へ行って病気を治すなど、健康を心がけるだけで医療費の出費は抑えることが出来ます。そして何よりご自身が健やかに過ごして楽しい人生を送ることは、お金には代えられない何よりの財産になります。共働き夫婦の節約方法共働き夫婦の方でも、貯金が出来ず困っている方も多いようです。共働きの方は、ご夫婦ともに忙しく、特に食費での出費がかさむ場合が多いようです。ご夫婦でよく話し合い、貯金を目指して無理なくできるところから節約に取り組んでみませんか?[adsense_middle]生活スタイルを見直すことが第一歩家計の改善をはかるために一番手軽に取り組めることは「生活スタイルの見直し」です。しかし、暮らしのあらゆる場面で「節約」を意識付けしすぎるとストレスがかかってしまい、結果として節約も貯金も長続きしません。生活スタイルの改善は節約や貯金へのスタートではありますが、決して無理をせず、ご自身の苦にならないところから始めても良いのではないでしょうか。すぐに家庭でできる節約すぐに家庭で実践できる節約として、いくつか紹介します。食事はなるべく手作り。コンビニは利用しない。(食費の節約)こまめに電気を消したり、水を出しっぱなしにしない。(光熱費の節約)極力、現金で生活する。(クレカ支払いを止めて現金生活に移行する)不安なことは共有してツラさ半減節約しながら貯金をすることは、非常にストレスがかかる行為です。ご家族や気心の知れた友人に節約していることを打ち明け、応援してもらうことも時には必要です。他人に打ち明けることはもう一つメリットがあり、「有言実行」として敢えて他人に話してしまうことで、目標達成に向けて常に意識を持つことが出来ます。いずれにしても、辛い時は無理をせず少し節約を休んで、また再開すれば良いだけです。節約は家族の協力あってこそ単身者はご自身の意思を強く持つことで節約が可能です。一方、ご家族で生活されている場合は、なぜ節約しているのかという事をご家族と話し合い、家族みんなで協力して節約から貯金を達成していくことが望ましいでしょう。休日のたびに家族皆でいつも車で遠出していたのを、お弁当を作って自転車で出かけるようにしたり、節約を楽しむためにいつもとは違う行動をとることも少なからず出てくると思います。家族で目標をもって節約を楽しむようにしましょう。節約と生活改善に関するまとめいかがでしたでしょうか。貯金ができず、節約が苦手な方には少々耳が痛い内容も含まれていたかもしれません。節約も、貯金するための生活改善も長期戦です。途中で息切れしないように、当初の目標をきちんと定めて、それに向かってご自身なりにどのようなルートでゴールを目指すのがベストなのか計画を立て、時に周りの協力も得ながら頑張りましょう。「辛くなったらひとやすみ」という事も忘れずに。
2019年08月10日筆者はお金の専門家として普段から多くのお客様より様々なご相談を承り、その方に合わせたアドバイスをしています。ご予約いただき面談するお客様の相談内容の多くは「家計のご相談」つまり「貯金について」です。また、雑誌の特集やWeb掲載のコラム等でも、この家計に関する内容は近年よく目にしますし、実際の閲覧数も多いのが現状です。このことから、一般消費者の方の貯金に対する関心の高さがうかがえます。今回は貯金をテーマにして進めていきますが、中でも「共働き夫婦の貯金」について掘り下げていきます。また、お金を貯める仕組みについても解説していきます。お金を貯める仕組みについては、共働き夫婦の方でなくても参考になるポイントを押さえていますので、是非ご参考になさってください。貯金したい!何から始める?貯金したい!貯金しなければ!と思い立った時、まず何を始めたら良いのでしょうか?むやみやたらに貯金を始めても、長続きしないパターンが多く見受けられます。もちろん、貯金を全くしないよりは遥かに良いことではありますが、どうせ貯金をするなら、きちんとお金が貯まっていくシステムを知って、効率よく貯金をしていく方が達成感もあり、その達成感を覚えてしまうことで結果として貯金が長続きします。一度身に付いた貯金パターンを繰り返すことで自然と「貯めグセ」が付くので、その後も貯金することが苦ではなくなります。まずは一度、少額の目標からで良いので貯金を成功させてみましょう。その成功体験の繰り返しで、大きな額の貯金を成功させることが可能になります。お金を貯める前に計画を立てよう貯金を成功させるためにはスタートが肝心です。スタートの段階で時間をかけてきちんとした計画を練ることが、結果として目標達成までの最短ルートになります。貯金を成功させるための計画の立て方ですが、以下の順番通りに行うとスムーズにいくでしょう。これらを順番通りに行うことが不可能な場合は、順番は前後しても良いので以下の項目を検討しておおまかな金額を出すことで、ご自身の中でひとつの目安にすることができます。少々手間に感じるかもしれませんが、最初にここまでやっておくと貯金をスタートした後も挫折することが比較的少なくて済みます。貯金に関する具体的な目的・期間・金額を決める。月間の家計収支を把握する2を基にして年間の収支を把握する2と3を基にして、1年間でいくら貯金することができるか把握する。目標としている時期までに目標額を達成する方法を考える。貯金計画の詳細について次項で詳しく見ていきましょう。共働き夫婦の貯金計画共働き夫婦の方は当然それぞれのお勤めを持っていますので、ともすれば生活リズムもなかなか一致しない場合があるかもしれません。そんな中でも、貯金を始める際には極力ご夫婦揃ってきちんと計画を立てましょう。おひとりだけの貯金ではなく夫婦として・家族としての貯蓄になりますので、ここは同じ目標に向けて無理なく貯金を成功させるためにも是非「貯金計画」を立ててゴールを目指しましょう。【共働き夫婦の貯金計画①】より具体的に【目的・期間・金額】を決める貯金を始めようと決めたきっかけは何だったでしょうか?「ただ何となく」でも良いのですが、効果的に貯金をしていくためには、具体的な目標を据えるとグッと成功する確率が上がります。例えば「2年後の車検の際に車を買い替えたいので、それまでに200万円貯めたい」という目標を定めたとします。車の買い替えの為に【目的】2年間で【期間】200万円貯めたい【金額】ここまでくると、この3つが自ずとハッキリ見えてきますので、あとはこれに向けてどのような方法で貯金をしていくか検討していくのみです。より具体的に目標を持って貯金をスタートすると、目標貯金額に到達した際のイメージが明確であり、途中で貯めていたお金を引き出したり取り崩したりすることが少ない傾向にあります。貯金の目標が見当たらない場合これといって目標がないが「とりあえず貯金」している場合は、逆になかなかお金が貯まらないようです。当面このような「貯金の目的」が見当たらない方でも、やはり貯金はしておくことに越したことはないので、少額ずつでも貯めた方が良いでしょう。例えば会社員や公務員の方であれば、給与天引きの【財形貯蓄制度】を利用すると、毎月の給与や季節の賞与から、指定した金額を自動的に差し引いて勤務先が貯金をしておいてくれるので、いつの間にかお金が貯まっています。財形貯蓄制度でもう一つ良い点として挙げられるのは「貯まっているお金を引き出す際に手間がかかる」ことです。財形貯蓄の引き出しは通常当日は不可です。引き出しをする際の専用の用紙に記入し、しかるべき部署に提出をし、手続きを経てから数日後に手元に着金しますので、非常に面倒です。ですが、これは貯金をしてお金を貯めていく面では非常に有効に働きます。手間がかかる上にすぐにお金が手元に入ってこないとなると、銀行ATMの様に頻繁に財形貯蓄の引き出しをする方は少ないそうです。【共働き夫婦の貯金計画②】月間収支を把握する夫婦で一つの目的に向かって貯金を始める際、まずは現在のリアルな家計状況を把握することが大切です。共働き夫婦の場合、お互いの正確な月収を把握していない場合も多いようです。もちろんその場合は、無理に全てを洗いざらい話す必要はありません。夫婦それぞれで月間の家計状況を確認したのちに、月額いくら位なら貯金に回すことができるかを算出し、それを夫婦で共有するだけでも良いでしょう。[adsense_middle]【共働き夫婦の貯金計画③】年間収支を把握する月間収支で把握した金額を基に、年間収支を把握します。年間収支には支払うべき各種税金や、住宅ローン・自動車ローンなどの「ボーナス払い」についても考慮する必要があります。それらを全て支払った後の残りの金額(可処分所得)の中から、どの程度の金額であれば家計に影響が無く、決まった額を貯金に回すことが可能か検討しましょう。可処分所得とは、給与のなかから税金や社会保険料など必ず支払わなければならない金額を差し引いた所得のことを言います。貯金や資産運用を始める際には、まず「可処分所得」を割り出し、その可処分所得の中から無理のない範囲で金額を振り分けていくことが大切です。【共働き夫婦の貯金計画④】1年間で貯金可能な金額を割り出す2と3の項目で、月間及び年間の収支と貯金予定額を算出することができました。これらをまとめて、1年間に貯金可能な金額を割り出すことができます。【1年間の貯金額の一例】(毎月6万円×12カ月)+(夏・冬ボーナス各10万円×2)=92万円年間の貯金額は92万円このようにして、月間の貯金額・年間の貯金額を予め計算しておくと良いでしょう。【共働き夫婦の貯金計画⑤】貯金を成功させるための方法を検討する目標貯金額に対して期間に余裕があり、コツコツと銀行預金口座に貯めていくだけで良ければ特に貯金の方法を検討しなくても良いでしょう。しかし、捻出できる金額をコツコツ貯めていっても、目標としている期間までに目標金額が貯まりそうにない場合は「少しでも増やしながら貯める」方法も検討しなければいけません。もちろん、目的は「貯金」であり「資産運用」ではないので元本の保証性の高い資産運用を検討することが賢明です。少しでも増やして貯めたい方へ普段から資産運用を活用している方であれば、どの金融商品を選べば元本も守りながら増やすことができるかお分かりになると思いますが、資産運用自体を全く経験したことがない方であれば、なかなかハードルが高い作業になります。具体的にどのような方法が貯金に向いているか一例を挙げますので参考になさってください。銀行定期預金(期間を決めて普通預金より少し高い利率で預ける)勤務先の財形貯蓄(会社員、公務員の方)個人向け国債(元本保証あり。固定3年・5年、変動10年の3パターンから選ぶ)資産運用未経験の方は、貯金を始めた時からいきなり資産運用を取り入れるのではなく、ある程度貯金が貯まった後に、その内の一部を資産運用に回していくと安心です。上記の例に挙げた3つは元本の保証性が高いので貯金当初から併用しても構いませんが、ご不安な方は、少しずつ資産運用商品へ移行していくのも良いでしょう。共働き夫婦の平均給料・平均貯金額総務省統計局・家計調査報告(貯蓄・負債編)の2018年平均結果によると、共働き夫婦(公式資料では「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」と記されています)の貯蓄平均額は1,320万円となっています。ちなみに世帯の平均年収(給料)は729万円ということですので、年収に対する貯蓄額の割合は181.1%という数字が算出されています。このデータは、年代別ではなく「共働き夫婦全体」としての平均データですので、30代のご夫婦なのか、50代のご夫婦なのかで捉え方は様々です。また、共働きと言っても色んな形態の共働きがありますし、お勤めの職種によって年収平均も変わりますので、あくまでデータとしてご参考にされてみてはいかがでしょうか。総務省統計局ホームページ内・家計調査報告は、貯蓄や負債以外の項目に関しても、どなたでも簡単に閲覧することができます。このようなデータをひとつの目安として知っておくことも、家計のことを考えていくうえでの強みとなります。夫と妻の負担割合はなるべく平等に夫の手取り月収が40万円で、妻の手取り月収が20万円という共働き夫婦を例にしてみます。「夫婦どちらも月に5万円ずつ貯金しよう」と一律で同額の貯金額を決めてしまうと、これはどう考えても妻の負担が大きくなります。(もちろんご夫婦で納得の上で一律の金額を毎月の貯金額にすることは大いに結構です)月収に対する貯金額の割合で考えると、夫の場合手取り月収の1/8相当ですが、妻の場合月収の内1/4が貯金額ということになり大きな負担になっていることがわかります。このような場合、負担が大きい方は貯金すること自体にストレスを感じてしまうこともあり得ます。こうなると、なかなか貯金もうまくいかなくなってしまいます。このような事態を避けるためにも、例えばご夫婦で話し合って「手取り月収の内の2割を毎月の貯蓄額にする」と決めた場合、上記の例でいくと夫は月8万円・妻は月4万円の月々の貯金額ということになります。当然、貯金計画を立てる段階である程度の金額はご夫婦で話し合うとは思いますが、必ずしも当初の計画通りに進むわけではありません。実際に貯金を始めながら微調整を繰り返してゴールに向かえば良いだけです。[adsense_middle]共働き夫婦の貯金のポイント共働き夫婦で貯金を成功させるための秘訣として、いくつかポイントをお伝えします。継続可能で無理のない貯金額を決める貯金の進捗状況は、必ず夫婦どちらでも確認できるようにしておく計画通りに行かなくても、話し合って微調整すればOK既婚女性の貯蓄(へそくり)共働き夫婦のうち約3~4割の方が「配偶者に秘密の預貯金がある」ということです。これは、いわゆる「へそくり」のことです。若干ではありますが、へそくりをしている割合として女性の方がやや高い傾向にあります。へそくりは悪いことではありませんし、これもちゃんとした「貯金」です。夫婦二人で協力して目標に向けて貯金をすることとは別に、へそくりでコツコツ貯めるのも楽しみがあって良いのではないでしょうか。いずれにしても「お金を貯める」という行為の楽しみを理解するには、色々な方法手段を試してみるほうが良いでしょう。共働き夫婦の貯金に関するまとめいかがでしたか。共働き夫婦の貯金に関しては「ダブルインカム」のメリットを最大限に生かし、夫婦で協力してより大きな目標額を設定し達成することが可能です。それぞれの勤務先の財形貯蓄制度を活用したり、ボーナス時期に金融機関が展開している「定期預金・金利上乗せキャンペーン」などもオトクに利用し、楽しみながら貯金を進めていくと良いでしょう。いずれにしても夫婦でしっかり話し合い、情報共有をしながら進めていくことが肝心です。たまには息抜きもしながら、協力し合って是非貯金を成功させてください。
2019年08月07日利便性の高さや金利が魅力のネット銀行。便利な反面、セキュリティなどに不安を感じてネット銀行を利用していない人もいるのではないでしょうか。ネット銀行を利用するかは自由ですが、メリットやデメリットを理解した上で利用していないのと、知らないから利用していないのでは大きな違いです。ネット銀行のメリット・デメリットについて確認しておきましょう。ネット銀行はどんな銀行?警察庁・平成30年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について不正引き出しの被害は補償されるネットバンキングで不正引き出し(不正払い戻し)の被害にあった場合、銀行に過失がなくても利用者に責任がなければ被害は全額(※)補償されます。※銀行に被害の通知が行われた日の30日前の日以降になされた払戻しの額に相当する金額利用者に責任が生じるのは、銀行の推奨するセキュリティ対策(ワンタイムパスワード等)を実施していない、パスワードを定期的に変更していない、第三者にID・パスワードを伝えていたようなケースです。このようなケースでは被害額の一部または全部が補償されない可能性があります。利用者がセキュリティ意識を持つことが重要万一不正引き出しなどの被害にあっても補償されます。過度に心配する必要はありませんが、パスワードを適切に管理するなど利用者として最低限のセキュリティ意識は持っておかなければなりません。いくらセキュリティ対策がしっかりしていても、利用者自身がIDやパスワードなどを雑に扱っているようでは意味がありません。【ネット銀行のデメリット③】引落口座(振替口座)に利用できないことがある最近ではネット銀行の口座も引落口座(振替口座)として利用しやすくなりましたが、引落口座に指定できないケースがまだあります。ネット銀行の口座が利用できなければ、別の口座を利用したり、クレジットカードや払込票で支払ったりしなければならず、ひとつの口座で管理できない煩わしさがあります。定期預金や投資信託、住宅ローンなども利用可能楽天銀行住宅ローンの審査は厳しいが低金利ネット銀行の住宅ローンは、従来型銀行より金利が低く設定されている傾向があります。低金利ゆえに審査も厳しくなりますが、借入額が大きく返済期間が長い住宅ローンでは、金利が少し違うだけでも返済総額は大きく変わってきます。ソニー銀行借入金額3,000万円、借入期間30年で住宅ローンを組む場合、たとえば金利が年0.6%と年0.7%、年0.1%違えば返済総額は約48万円変わります(返済期間中金利が変動しなかったと仮定した場合)。申込条件を満たしていて審査に通る可能性があるなら、多少審査が厳しくなるにしてもより低金利なローンにトライしてみるべきといえるでしょう。メリット・デメリットを理解して、ネット銀行を賢く利用しようネット銀行にはデメリットもありますが、パスワードを適切に管理する、他の銀行の口座を併用するなど、自分でできる対策によってそのほとんどは回避できます。メリット・デメリットを理解した上で、あなたにとってメリットがあるならばネット銀行を賢く利用していきましょう。
2019年08月03日こんにちは、婚活FP山本です。金融庁の発表以降、老後資金に関するニュースが本当に増えましたね。それだけ関心のある方が多い表れとも言えますが、専門家として言えば、ちょっと受け取り方が危険なケースも多いように感じます。いくら老後資金が必要か……準備不足になると大事ですから、ぜひ正しい知識を身につけましょう。今回は、いくら老後資金が必要か、また老後を安心して生活するための基本をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。「定年時には〇円のお金が必要」は無意味?まずは、根本的な老後資金の必要額についてお伝えします。そもそも「いくら老後資金が必要か」は個人差が大きい内容です。たとえ年収が似たような同僚やお隣さんと比べても、その必要額は大きく違ってきます。このため、「自分の場合はいくら必要か」を正確に知ることが大切です。中には、自分には貯められそうにない額を示す内容なら無視し、「貯金ナシでも大丈夫」といった情報ばかりを求める方もいますね。そう思いたいお気持ちは察するところですが、現実逃避をして後悔するのは自分自身です。どう転んでも、相応の貯金が必要になるのは冷静に考えれば分かるかと。ひとまず、「定年時には〇円のお金が必要」は、ファイナンシャル・プランナーなら個別に計算してくれます。必要に応じて専門家の力も借り、まずは自分にとって「正しい情報」を知りましょう。金額は個人次第、むしろ目安は危険!繰り返しですが、老後資金に必要な金額は個人差が大きく、むしろ汎用的な目安で考えるのは危険です。そして、ゼロでも大丈夫な人などまずいませんし、中には一億円の貯金があっても破綻の兆候が見える人もいます。こういった人が「私は貯金〇円越えてるから大丈夫」などと考えていたら……。「自分の場合はいくら老後資金が必要か」を知る事こそが、老後対策での最初の第一歩と言えます。不足したとしても過去には戻れない訳ですから、老後になって人生を後悔するような事が無いよう、早めに知って備え始めましょう。貯金なら2000万円分の蓄えが必要?次に、老後資金の基本的な計算方法をお伝えします。簡単に言えば、老後資金は「年金と日常生活費の差額」×余命年数分という計算が基本です。これに、例えば介護などの非日常生活費の分を加算して計算します。仮に差額が月10万円、余命が30年なら最低3600万円ですね。日常生活にいくら必要かは個人差が大きいですし、余命を何歳まで見積もるかも個人差があります。非日常生活費も、人によってリフォームや旅費、趣味や車など「何が必要か」は様々です。そして何より、「何が起こるか分からない」からこそ、より多めに考えて準備する必要があります。先般の金融庁の「老後は貯金2000万円分の蓄えが必要」は、こうした計算を統計で行った結果です。闇雲に2000万円を意識するよりも、まずは冷静に「自分の場合はいくらか」を計算してみてはいかがでしょうか。2000万円は最低生活費。安心できない!金融庁の老後2000万円とは、非日常生活費の分を考えていない「差額×年数」のみでの計算結果です。しかも計算時の生活費は、随分と割安で考えられたものでした。つまり、この2000万円とは「生活費として最低限必要な貯金額」と言えてしまうものかもしれません。このため仮に2000万円の貯金があっても、いずれ生活が苦しくなる可能性が高いため、とても安心できる貯金額とはいえません。あくまで2000万円は「最初の目標」と考えて、達成したらさらに上回る貯金額を目指して励んでいくことが大切です。[adsense_middle]サラリーマン夫婦で平均4000~5000万円が目安今度は、実際の老後資金の目安についてお伝えします。結論から言えば、サラリーマン夫婦の平均としては「4000~5000万円」が一つの目安です。これも結局個人差が大きく、これだけあっても足りない方も出てくるでしょうが、金融庁の計算よりは現実的といえます。なお、この金額は「それまでに自力で蓄えなければならない貯金額」ではありません。例えば退職金を加えてもいいですし、相続財産を加えてもかまいません。住宅ローンを完済しているなら、以後の住居費分は減らして考えられます。ある程度は柔軟に考えていきましょう。ちなみに、この貯金額を超えている65歳以上の夫婦は、統計では「2割にも満たない」のが実情です。皆、貯められていない訳ですね。「だからこんなに貯めなくても大丈夫」ではありませんが、2000万円の次は、この4000万円を目安にしてみてはいかがでしょうか。退職後も働く、自営業になる人もいるが……貯金不足の場合の対処法として、退職後も働いたり、自営業になったりしようと考える方も多いですが、楽観的に考えるのは危険かもしれません。65歳以上の方の年収は200~300万円程度ですし、独立して自営業になっても95%以上の人が失敗している統計もあります。そもそも、今は人生100年時代ですが、どう転んでも100歳までは働けません。想像以上に働けなくなる時期が早い可能性もありますし、やはりある程度は老後資金として準備したほうが無難でしょうね。「いくら老後資金が必要か」を体験してみようここからは、老後資金への対策についてお伝えします。筆者としては、まず「いくら老後資金が必要かを体験する」のがおすすめです。つまり「予定している年金額で実際に生活してみる」訳ですね。どうにも生活が苦しければ「あといくらあれば生活できるか」が実感でき、それが「いくら老後資金が必要か」に繋がるでしょう。そもそも、「老後資金に〇円必要」と言われても普通ピンときません。ピンとこないなら、仮に足りなくても何が起こるのか分からず、必死に備えようとも思わないでしょう。資金不足は老後破産という貧困に直結しますが、「貧困になった事がない」なら尚更と言えます。ならば実際に体験し、老後資金不足がどれだけ深刻なことかを知ることが第一歩です。ちなみに年金額は、年金機構のサイトなどで調べられます。給料との差額は先に貯金し、残額の範囲で一ヶ月生活してみましょう。「安心」は当然ではない。備えて得よう!あなたは「貧困に陥った自分」を考えられるでしょうか。すでに高齢世帯の4割は老後破産状態とされ、今後も増えていくと予想されています。もはや日本は、一生「安心・安泰が普通」ではありません。現代に安心などなく、備えて改めて手に入れるものと言えます。しかし、そうとは思えず、未だに未来や老後を楽観的に考えている人も多いのが現実です。貧困を体験してもいいですし、破産した人に会いに行くのも、老後破産を動画で見てみるのもアリといえます。何らかの方法で、まずは老後対策の必要性・重要性をしっかり理解しましょう。[adsense_middle]預金以外の資産なら近道の可能性アリ次に、「預金以外の資産を持つ」方法もおすすめです。簡単に言えば「投資」ですね。未経験の方からすれば、どうしてもリスクが怖いところでしょうが、賢く利用すれば確かに老後資金準備に役立つ手段です。まずは「投資の勉強」あたりから始めてみてはいかがでしょうか。ちなみに投資とは、ものにもよりますが10年20年をかけて資産を1.5~2倍にすることを狙うようなイメージです。預金なら丸々4000万円が必要なところ、投資なら2000~3000万円の預金があれば良いことになります。一気に目標達成への近道になりうるのではないでしょうか。ただ、10年20年の時間がない方には不向きかもしれません。そもそも貯金自体が厳しい方にも不向きです。それでも相応の条件を備えた方なら、ぜひ検討してみることをおすすめします。「老後資金が貯まるか否か」で考えよう投資と聞くと、どうしても身構え、避けたくなる人もいますが、避けたいなら避けてもいいんです。ただ、投資を避けることはできますが、老後資金については避けられません。他の老後資金準備方法もありますが、少なくとも「もっとラクで確実な方法」などありません。もちろん「貯められなくても大丈夫」は通じません。どう生きるかはあなたの自由ですが、少なくとも「老後破産だけはイヤ」と考えるなら、投資というリスクを取ってでも備えることをおすすめします。老後対策への主敵は「身近」にいる!?最後は、老後(資金)対策における重要ポイントをお伝えします。結論から言えば「周囲に惑わされることなく実行していく」ことが重要です。きっとあなたも、昨日までは老後対策にピンとこなくて、周囲の方と同じく未来を楽観的に考えていたのではないでしょうか。残念ながら、金融庁の発表以降も多くの方はピンときておらず、強めに考えたのは「すでに老後生活に入っている方」という傾向です。例えるなら老後対策は、周囲が遊んでいる中で一人、勉強に励む学生でしょうか。親、同僚、友人、時には配偶者すら「周囲」かもしれません。大半の身近な存在は、老後対策において障害とさえ言えますし、味方に引き入れるのも困難です。孤独な戦いになるでしょうが、最後には笑えるよう、がんばっていきましょう。破産者を横目に、自分だけは安心生活を!少しダークな発想ですが、人間は「人と比べてこそ」価値を感じます。非正規労働の方が傍にいたら、正社員というだけで優越感に浸れるでしょう。周囲が老後破産に喘ぐ中、あなただけは安心して生活できたら……?特に贅沢しなくても、それだけで強烈な幸福感を得られる毎日でしょうね。老後対策は、目先のラクを求めるものではなく、むしろ未来のために目先は苦労します。しかし、苦労した分だけ最後に報われるのが老後対策です。生涯を安心して暮らすために、少しずつできるところから備え始めましょう。老後資金は「いくらでも」必要!安心を積み上げよう老後資金は「いくらあれば大丈夫か」よりも「いくらでも必要」と考えるべきお金です。いくらあっても絶対大丈夫とは言えませんからね。ただ、備えた分だけ安心できるのは絶対です。多くの人が破産していく中、自分だけは安心して生涯暮らすため、少しずつ準備に励んでいきましょう。
2019年07月17日今回は楽天銀行のサービスである「マネーブリッジ」について解説していきたいと思います。このマネーブリッジは無料で非常にお得な内容となっていまして、楽天銀行と楽天証券を結びつけるためのサービスです。楽天証券で口座開設をお考えの方や開設していらっしゃる方は、是非最後までご覧ください。マネーブリッジとはまず初めに「マネーブリッジ」とはどんなサービスなのかを解説していきます。サービス自体は楽天銀行のサービスですが、申し込むに当たっては楽天証券の口座を開設する必要があります。ですからサービス単体では受けられませんのでご注意下さい。サービスの内容はこちらになります。優遇金利自動入出金ハッピープログラム残高表示サービス投資あんしんサービスらくらく入出金順に解説していきますね。①優遇金利の恩恵が凄い!いきなりサービスの目玉について触れますが、この優遇金利は圧倒的にお得です。何故かと言いますと、現在、様々な銀行で取り扱っている普通預金金利の100倍に相当する金利で口座を開設する事が可能となります。条件は先程も書きましたが、楽天証券、楽天銀行を口座開設しサービスに申し込むだけで、年利0.1%もの優遇金利を受ける事が可能です。では、どれほど開きがあるのか検証してみます。普通預金利息を比較してみました現在3メガと呼ばれる銀行でも普通預金の金利は0.001%となっています。対してマネーブリッジを設定した楽天銀行では0.1%の金利です。では手元に当分使う予定のない100万円があったとします。それぞれの銀行に10年間ほど置いておいたらどのようになるでしょうか?楽天銀行以外の銀行(0.001%)だと10年後の元金と利息の合計は1,000,1001円となります。増えた金額に対し約20%の税金がかかりますので、実際には80円ほど増えたという事になります。では楽天銀行(0.1%)の場合、10年後の合計は1,010,045円になっています。同じく税金を差し引くと約8,000円増えた計算になります。安全資産の預貯金にいくらか置いておく事は大事です。この違いを是非将来に活かしたいですね。②自動入出金で投資の手間を省こう!この自動入出金はスイープと呼ばれています。何の自動入出金なのかという事ですが、楽天証券と楽天銀行を行き来する「お金」の事を指します。どういった時に使えるのかと言いますと、「投資」に活用するタイミングです。本来、投資をする場合「証券口座」にお金を入れておく必要があります。その範囲内で買い付けを行う訳ですが、万が一口座内のお金が不足していたら、銀行口座等の手持ちから証券口座に入金しなければなりません。そこで、スイープが活躍します。投資に関する買いを注文する際に、残高が不足していたら自動的に楽天銀行内にある残高から楽天証券へ不足金額を自動的に移す事が可能になります。逆に証券口座内にあるお金を楽天銀行へ自動的に移す事もできますので、その際に先程書いた優遇金利の0.1%の恩恵を受ける事ができます。また、どちらにいくらは残すといった細かい設定も可能ですので、積極的に売買する方は利用するべきでしょう。設定は無料。そして入出金に関わる手数料は無料となっています。スイープの設定方法ここからはスイープの設定のやり方を解説していきます。やり方は簡単です。まずはマネ―ブリッジの設定を完了させ、上記手順に従って行うだけです。以前はスマホから設定できない不具合があったようですが、現在では解消されています。無料で登録可能なので、投資に慣れてきたら合わせて設定しておきたいところです。[adsense_middle]③ハッピープログラムを登録しておこう!さて3つ目の特徴ですが、ハッピープログラムという仕組みがあります。これはどういたものかを解説していきます。ハッピープログラムとは楽天銀行のお客さま優遇プログラムです。エントリーするだけでお取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まり、楽天スーパーポイントを振込手数料に利用できるようになります。また、ATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料になる制度の事です。楽天証券を開設し、合わせて楽天銀行も開設します。日頃の取引銀行を楽天に変更するとお得な条件で銀行を利用する事ができますので、日頃使用している銀行と比較してみて下さい。また楽天スーパーポイントが付与されるのは非常に大きく、貯まったポイントで投資もできます。ポイントは100円につき1ポイントとなっています。VIP、スーパーVIPともなるとかなりの取引が必要になりますし、口座内に100万円、若しくは300万円を置いておかなければ到達しません。とはいえ、先程の優遇金利がありますので、他行に預けているお金がある方は移した方が、ポイントでお得、金利でお得となりますので、是非実行して下さいね。ハッピープログラムはこんなにお得!ではどうお得なのかを図で解説していきます。このように様々なシーンで楽天スーパーポイントが付与される事になります。多くは他行への振り込み等でポイントが付きます。また、楽天証券で投資信託や株式などを買い付けると、金額や残高に応じてポイントが付く様に改編されました。④残高表示サービスで簡単確認!4つ目の特徴です。この残高表示サービスとは、楽天証券にログインしている状態で、連動している楽天銀行の預金残高が確認できるという事です。通常、残高確認を行う場合は銀行のサイトやアプリで確認しますが、マネ―ブリッジで繋がっている為、すぐに確認が取れます。なぜこのようなサービスがあるのかと言いますと、先程のスイープを使う際に、銀行口座にいくらあるのかが分かれば、即時に買い付けができますよね。一旦銀行を確認してとひと手間、ふた手間を省いたサービスです。このサービスも無料ですので安心して利用できますね。⑤投資あんしんサービスでスムーズな取引!こちらのサービスは楽天証券にて「信用取引口座」をお持ちの方が対象になります。今まではNISAや、つみたてNISAに連動していましたが、「信用取引」とは一体何の事でしょう。ここで簡単に解説しておきます。信用取引とは金融用語のひとつで、株取引において株式や株式購入の資金を証券会社より借入れて株の売買を行う投資手法の事です。元手以上のお金を借りる事によって、大きな取引をする事が可能になります。これは上級者の方が行うサービスになります。デイトレードと呼ばれる取引(FX)が主になりますが、お金を借りるに当たって、当然担保となるものが必要になります。まずはご自身のお金を証券会社に預ける事になります。この預けたお金の最大3.3倍までの取引が可能となります。(これをレバレッジと言います)但し、大きな取引ができる代わりに、リスクもその分大きくなってきますので注意は必要です。そして、預けた担保のお金は最低限維持しておかなければ取引ができません。楽天証券でのマネ―ブリッジに申込、投資あんしんサービスを受けると、預けたお金(保証金と言います)が維持しなければならない水準を割ろうとしたら、同時に開設してある楽天銀行から自動でお金を移してくれる事になっています。こうする事で、タイムリーな売買にも臨めますね。また、移し替えの手間暇はこれまでのサービス同様必要ありませんから、ニーズにマッチしたサービスであると言えます。⑥らくらく入出金で手間暇いらず!最後の特徴ですが、らくらく入出金という特徴です。これは次のようなサービスとなります。【入金】楽天銀行から楽天証券へ【出金】楽天証券から楽天銀行へ証券口座から銀行口座への行き来を、何の取引も無い状態でも手数料無料で行き来させる事ができるサービスです。これまでのサービスは取引がある状態でお金の移動ができましたが、本サービスにおいては、買付などの取引が無くてもそれぞれの口座にお金を移すことが可能となる訳です。このサービスも手間暇かけない為、口座を開設して積極的に投資をなさる方には便利なサービスと言えますね。トップランクのプラチナステージへは150点ものスコアが必要になります。大きなスコアを狙うとなるとイオンカードで18万円以上の利用があれば100点が付きます。WAONの利用は9万円以上であれば100点付きます。生活用品の殆どをイオンで賄っている方は高いスコアを狙えるかもしれません。楽天マネーブリッジに関するまとめ楽天銀行の金利と他行を比較しましたが、条件を考えると楽天銀行に分があります。利便性はもちろんですが、知名度、条件が緩く、手っ取り早く0.1%を手に入れる事は可能です。また、銀行はNISA口座と異なり、いくつも開設して問題ありませんから、高い金利を受ける条件さえ整っていれば分散しておくのも一つでしょう。
2019年07月13日こんにちは、婚活FP山本です。最近では老後2000万円問題が大きくクローズアップされていますが、以前から「老後破産」が問題視されていたのをご存知でしょうか?老後2000万円問題で少しは身近な問題になりましたが、まだまだ多くの人は「自分には関係ない事」のようです。その考え方こそが、一番危険なのかもしれませんよ。そこで今回は、老後破産の現実や対策についてたっぷりお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。老後破産になる確率は6~8割?まずは老後破産の現実を、統計を通してお伝えします。総務省の2018年「家計調査」によると、65歳以上の世帯(二人以上)の貯金額は以下のとおりです。100万円未満:8.1%500万円未満:16.0%1000万円未満:15.7%2000万円未満:21.7%、↑合計61.5%4000万円未満:22.1%4000万円以上:16.3%今、言われている「老後2000万円」で考えても、およそ6割を超える人が対象になります。また私を含めた大半の専門家は「2000万円では足りない」と計算しており、実際に必要な額は低くても4000万円です。すると、どうやら8割を超える人が対象となりますね。8割ということは「10人中8人」です。どう少なく考えても、「きっと大丈夫」とは言えないのではないでしょうか。「誰もが老後破産になる可能性がある」と考えるのが自然かと。まずは、この実情をしっかり知っておきましょう。「現実感が沸かない人」こそ筆頭候補!そもそも、あなたは老後破産をご存知ですか?何となく知っていても、まさか自分が陥るとは考えてもいないでしょう。先ほどの貯金2000万円未満の人も、大半は同じです。そうして現実感が沸かないから何の対策も取らず、気づいたら老後破産に陥るのが基本になります。相応に対策を取っていても老後破産する人もいますから、無対策なら尚更で、さらに困窮具合もヒドくなるのが自然です。まずは少なくとも「私にも関係あることなんだ」と、自分事として考えていきましょう。定年後の生活は30年以上も続くもの?次に、老後破産になる理由についてお伝えします。そもそも老後破産とは「老後生活の途中で貯金が尽きる事」です。そして、年金などの範囲での生活になる事を指します。また、老後、つまり定年後は年齢的に満足に働けないことも多いため、基本的に貯金は「減る一方」です。年金の範囲で生活できれば良さげに思えますが、残念ながら多くの人にとって年金だけでは足りません。仮に生活は成り立っても、介護を筆頭とした「生活以外の支出」には貯金が必要です。そんな生活が、定年後に30年程度以上も続きます。40年という事もあり、ほぼ現役時代と変わらない期間です。ちなみに年金額は個人差がありますが、夫婦でも年300万円程度になります。月10万円取り崩すだけで年120万円、30年でも3600万円ですね。月20万円なら……。何となく、老後破産になってしまうのも納得できるのではないでしょうか。老後破産の原因は「発想・想像が貧困」だから?あなたは「80歳頃の自分」を想像できますか?残念ながら、ほとんどの人はできません。考えられるのは、せいぜい「定年頃まで」です。考えられないから考えず、「きっと大丈夫」という発想になり、老後破産してから「こんな風になるとは思ってなかった」となります。つまり、老後破産という現実的な貧困は、「当人の発想や想像の貧困」が最たる原因です。自分で考えられない場合は、代わりに考えてくれる専門家に相談したほうが無難かもしれませんね。年金生活や生活保護=地獄のような人生今度は、老後破産の実情についてお伝えします。これについては動画でも見たほうが早いかもしれません。ぜひ、どこかの動画サイトで見てみて下さい。年金生活や生活保護での生活実態がどのようなものなのか……ほとんどの人は「悲惨・地獄」という感想を持つでしょう。食費は一日300円以下、夏でもエアコンが使えず、お金がないから友人とも会えなくなる……。何より、状況が改善される希望がほぼなく、人生が終わるまで苦しみ続けるだけという絶望の日々になります。しかも、年金も生活保護も「減額の一途」というのが現実です。少なくとも、誰もが「こうはなりたくない」と思うでしょうね。最初に触れた通り、「このままなら6~8割の人が」こうなります。おそらく、あなたも十分に対象に入っているのではないでしょうか。貧困の実例を知り、破綻を避けたい心理を持とう!中には、あまりの悲惨さに逆に現実感が持てない人もいます。お気持ちは察するところですが、老後破産は「確かな現実」です。老後破産が分かりにくいなら、ホームレスや非正規労働者など、まだ身近と思える「貧困の実例」を思い浮かべるのもアリでしょうか。知れば知るほど、現実感も持てて老後破産という生活破綻を避けたいと思えるハズです。まずは「明日は我が身」と思えるまで知り抜いて、その上で避けるための対策を考えて動いていきましょう。[adsense_middle]老後破産の基本対策は、やっぱり貯金?ここからは、老後破産への対策やポイントをお伝えします。まず老後対策としては、やはり貯金が基本です。「いくらあれば足りるか」は個人差がありますが、ともかく十分な貯金さえあれば老後破産は「縁遠い存在」といえます。どんなに貯金があっても「無縁」にはなりませんが……。年齢などによっては十分な貯金ができないこともありますが、その時には「定年後の就労対策」がおすすめです。具体的には「健康・経験(実力)・情報収集」でしょうか。死ぬまではムリでも、働けた分だけ必要な貯金額は減ります。気持ちだけでは働けないことも多いので、現実的な対策を取っていきましょう。少し角度を変えて「熟年離婚対策」も大切です。「離婚したら共倒れ」という理屈があるとしても、感情が上回ることも多々あります。結婚しているなら、改めて夫婦仲の改善を図っていきましょう。サラリーマンこそ貯金より投資での対策がおすすめ老後2000万円問題に関係して、方々で「投資での老後対策」が勧められています。そして投資は、実はサラリーマンの方にこそおすすめです。相応に収入が安定していますし、ものによっては節税にもなりますからね。副業が禁止されていても、投資ならできることも多いので尚更です。もっとも、投資はリスクもありますし、勉強が必須となります。また投資は「長期投資」が基本なので、高齢になるほど老後対策には不向きです。しかしそれでも、興味がある人は勉強から始めてみるのもアリかもしれません。老後対策で忘れがちな「親や子供の存在」次は、老後対策で忘れられやすい盲点をお伝えします。結論から言えば、それは「親や子供の存在」です。親の介護に貯金を出した、離職した。子供の教育費が想像以上だった、引きこもりや出戻りで生活費が増した……。それぞれ単体でも十分な社会問題ですが、あなたの老後破産にも繋がる問題です。また、これらの問題は「少し予測しにくい」ことも特徴といえます。親の資産状況など知らない事も多いですし、子供の引きこもりなどを予測できることも稀ですからね。だからこそ当人の老後対策として後回しにしがちな要素ですが、だからといって無視しても良い要素でもありません。当人達にも「自発的な努力」を早期から促す一方で、頼られる可能性も視野に入れておいたほうが無難です。お金の準備は元より「いつまで、いくらまでなら支援可能か」を事前にしっかり見極めておきましょう。貧困や破産の「連鎖」こそ最恐ポイント!親が貧困や破産に陥ると、子供が勉強不足や経済的負担を強いられるため、結果的に「貧困の連鎖」が発生する傾向にあります。その連鎖は、時に殺人などの「更なる悲劇」に繋がりがちです。しかも最近の連鎖は、子供側が出発点というケースも増えつつあります。ただ一方で、親や子供に助けてもらえる事もあるのも「紛れもない現実」です。あなたがどちらの立場になるか分かりませんが、ひとまず「助ける側」になった時には助けられるよう、備えは常に余裕を持ってしていきましょう。全ての将来・老後対策は「時間」が肝最後に、老後対策における肝となるポイントをお伝えします。結論から言えば、老後対策は「時間」こそが肝です。つまり老後に限りませんが、全ての将来・老後対策は「今日から、少しでも早くから備え始めること」が極めて大切となります。たとえ直接的な準備に至らなくても、です。例えば、2000万円もの大金は準備に何十年もかかります。時間があるほど達成は容易ですが、時間がないほど達成も難しく、負荷も大きくなるでしょう。就労対策でも同じです。中には低年収や長時間労働で、「どうしろって言うんだ」と言いたい人もいるでしょう。冷たいようですが、愚痴っていても対策は何も進みません。ヤケの心境・消極的な姿勢からは何もプラスは生まれません。「どうしたらいいか」を真剣に考え、少しずつでも準備を進めましょう。全てのモデルは無意味!自分だけでも助かろう!学生の多くは「周囲が勉強しているか否か」を気にしますね。そして平均点前後なら安心しますが、今のあなたはこれをどう思いますか?老後は6~8割が破産しますから、周囲に合わせていてはダメといえます。勉強している学生のように黙る必要はありませんが、周囲とは違う周囲以上のことをしてこそ老後対策です。もっとも……何もしていない人を上回るのは簡単ではないでしょうか。できるところから、少しずつでいい訳です。時間を味方につけて、ぜひ今日から老後へ備え始めましょう。老後破産は不可避!無視より「備える安心」を!残念ながら老後破産は無視できず、強引に現実逃避しても老後になれば必ず迫ってきます。そして基本的に誰も助けてくれない以上、備えが大切ではないでしょうか。無視して一時的に安心するよりも、向き合って「本物の安心」を備えて、老後すらも楽しく人生を謳歌していきましょう。
2019年07月11日こんにちは、婚活FP山本です。最近では結婚して夫婦になっても共働きをするのが一般的ですが、だからこそ「お金の管理方法」に悩む声もよく聞くようになりました。共働きだからこそ「夫婦別会計」としている方も多いですが、問題も多く、本当にこれでいいのか悩ましいようです。お金の問題は、なるべくなら早めに解決したいですよね。そこで今回は、家計管理の基本と夫婦共働き世帯におすすめのお金管理方法をご紹介します。あなたの人生に、お役立て下さいませ。金銭管理は口座管理より家計簿管理まずは家計管理の基本をお伝えします。そもそも家計管理とは、「先々に必要なお金を貯められているか否か」が重要です。このため、毎月が赤字か否かや、贅沢をしているか否かなどは関係ありません。そして「先々、いついくらが必要か」を把握する必要があります。その上で、このままのペースで十分に貯まるなら問題ないのですが、貯まりそうにないなら家計の見直しが必要です。そして、家計を見直すには「何にいくら使っているか」の把握が重要になります。口座管理だけで、「何にいくら使っているか」を把握できるでしょうか。つまり家計管理は口座管理だけでは不十分で、将来的な必要額の把握とともに「何にいくら使っているか」を、家計簿を通して管理することが第一歩です。ぜひ今日から家計簿に挑戦しましょう。貯金の推移だけでは管理と言わない家計簿を面倒に感じてつけていない人は、往々にして貯金額の推移だけで「赤字か否か」や「毎月のおおよその貯金額」を把握するだけです。これは一昔前の専業主婦の感覚にも等しいのですが、当時はそれでも問題なかったものの、現代では破産の元になりかねない行為となります。まずは危機感を持つためにも「将来の必要額」を把握し、そして家計簿を通して貯められそうか否かを把握して、厳しそうなら家計簿を見て「どこをいくら削るか」を考えましょう。不慣れなうちはカードより現金支払いを次に、もう一つの家計管理の基本をお伝えします。家計管理のための家計簿は、「月単位で数字を集計」するのが基本です。多くの人は月単位で給料(収入)が入りますからね。このため月単位で「今月は何にいくら使ったか」を集計し、給料との差額で貯金額を計算します。しかし今の日本はクレジットカード大国で、カードの多くは「翌月払い」です。このため、カードでの支払いは家計簿での管理をしにくくさせるアイテムになります。それにカードの多くはポイントが貯まるため、余計な支出を生み出しやすいアイテムともいえる訳です。そこで家計管理に不慣れなうちは、カードより現金での支払いを勧めます。カード払いに慣れた方には窮屈・不便に感じるかもですが、これも家計管理の一端ですから、がんばりましょう。支出時期のズレは管理のズレを生む十分な余裕があればいいのですが、余裕がない中での管理不足は「資金不足」に繋がります。例えば半年後に6万円必要なら毎月1万円貯金ですが、計算時期のズレで5ヶ月分しか貯まっていなかったら……?1万円ならともかく、これが10倍100倍の金額・期間ならどうでしょう?支出時期のズレは管理のズレを生み出しやすく、積み重なれば更なるズレや資金不足を生み出します。たとえ100円足りなくても通じないのが世の中ですから、気を付けましょう。共働き夫婦は役割分担より共同管理をここからは、共働き夫婦における家計管理の基本についてお話します。一般的な共働き夫婦は「夫婦別会計での役割分担」または「共通口座に同額を入れて使う」ケースが多いでしょうか。そして、どちらのケースであっても「互いの金銭事情を詳しく知らない」ことが多いといえます。お気持ちは分からないでもないものの、これらの方法では「口座管理」と大差なく、とても管理しているとはいえません。特に日常的な支出ならともかく、子供の大学費用や老後資金など、大型の支出に対して対処できない事も多々あります。利点は「離婚時」くらいです。このため、共働き夫婦であっても家計簿を通した「共同管理」をお勧めします。お小遣い部分はともかく、それ以外は全てを公開して夫婦で家計簿をつけ、そして世帯としての家計状況を互いに管理しましょう。お互い相手が貯めていると思うことが……笑えない笑い話ですが、実際に夫婦別会計などで「互いに相手が貯めていると思っていた」と、お金が不足したケースもあります。「互いに自分がやらなければと思っていた」と、知らず知らずに夫婦でがんばったケースもありましたが、一般的には前者が多いですね……。夫婦共同で家計管理をする行為は、夫婦で常に未来を見据えて足並みを揃える効果もあります。金銭感覚の相違で離婚する夫婦も多いので、この利点のためにも夫婦で家計簿をつけることをがんばってみましょう。[adsense_middle]世帯年収より世帯支出と世帯貯金額が重要さらに、共働き夫婦の家計管理におけるポイントをお伝えします。そもそも家計管理においては収入より支出、そして貯金額が大切です。どんなに年収が高くても、同レベルで使っていては貯金できませんし、何より「一度上がった支出(生活水準)は簡単には落とせない」のが理由になります。結婚して共働き夫婦になると、互いに家賃や光熱費などを折半でき、互いに独身時より金銭的に余裕が持てますが、その余裕が貯金ではなく支出に向かうことが多いです。つまり、知らず知らずに生活水準が上がり、ひいては貯金事情もさほど向上しないことも多いといえます。しかも教育費を筆頭に、将来的には独身時より多額のお金が必要なのにです。このため共働き夫婦が金銭管理をする時は、家計簿を通して世帯での将来目標を見据えた支出と貯金額を強めに意識する必要があります。これができないのも、夫婦別会計や家計簿がない場合のデメリットですね。「高年収だから危険」という意識を!「うちの旦那は年収が高いから大丈夫」という声を聞くたびに、不安になるのが筆者です。年収が高いほどに支出も簡単に上げられるものの、年収が下がっても支出は簡単には下げられないですからね。そして会社員なら「定年でほぼ確実に年収は下がる」運命にあります。それどころか、最近は大手でもリストラ話をよく聞きますよね。こういった理屈で年収が高くても破産するリスクが高く、実際に破産している方も沢山います。むしろ年収が高いほどに危険とさえ言えるので、十分に警戒しましょう。やりくりの最終目標は「老後資金」最後は、家計管理の理由・目標をお伝えします。これは個々人で多少違いますが、それでも共通として「老後資金」、あとは「子供の大学費用」です。どちらも極めて高額なお金が必要になりますからね。これらについて十分に備えられるかどうかが家計管理のポイントといえます。ちなみに統計上、大学費用は5割、老後資金については8割の世帯が準備不足というのが実情です。なお、大学費用は子供一人約700万円、老後資金は夫婦で約4000万円が一つの目安になります。これらのお金を貯められなかった世帯が5~8割もいる訳ですね。ここでヘンな連帯感を持つと、同じく破産する人生になりえます。「同じにはなりたくない」という自主性を強く持ち、「自分達だけは生き残るんだ」という思いで家計管理に励みましょう。すでに国が警告を発している現実!令和元年6月3日、国の機関である金融庁が「公的年金だけでは老後資金が不足する」と国民に警告しました。自助努力での準備を国民に求めた訳です。金融庁の試算では2000万円が不足するという内容ですが、おそらく今後、その金額は上がっていくでしょう。老後生活の途中で貯金がなくなれば「年金生活または生活保護」です。どちらも「悲惨」と呼ばれる生活水準になります。できればプロであるFPに相談し、早期から備えていきましょう。共働き夫婦の家計管理は「話し合い」が最初!そもそも一般的な夫婦は「お金に関する話し合い」を避けます。ですが、話し合いを抜かせば管理はおろか協力もできず、そして資金不足に陥りがちです。それが原因で離婚になる事もあります。ともに生涯幸せな人生を歩むために、まずは第一歩として夫婦で目標と家計管理方法を話し合いましょう。
2019年06月16日誰もが普段利用する銀行だからこそ、なるべく条件のいい銀行を選びたいところ。この記事ではおすすめの銀行をランキング形式でご紹介します。【第5位】ゆうちょ銀行ゆうちょ銀行ATM利用手数料*税込・2019年5月15日時点参考:ATM利用手数料の比較(自行ATM利用時)振込手数料他行への振込手数料に優遇はないため、振込利用が多い方は無料回数のある他行を利用したほうがよいでしょう。*税込・2019年5月15日時点ゆうちょ銀行の特徴まとめ巨大な店舗網を持つ国内最大規模の銀行。振替口座や振込先としての汎用性が高い。ゆうちょATM利用手数料は終日0円。金利や振込手数料が欠点。【第4位】イオン銀行イオン銀行*対象取引とイオン銀行スコア配点一覧【イオン銀行の特徴②】金利:ステージによって普通預金金利最高年0.15%!イオン銀行の普通預金金利はイオン銀行Myステージによって最高年0.150%(税引前)までアップし、トップクラスの金利水準となります。*税引前・2019年5月15日時点積立式定期預金:口座満期日(口座開設日から6カ月〜40年後)と毎月の預入日を指定し、普通預金からの振替えにより毎月積み立てるもので、月々500円から行える。給料日にあわせて預入日を設定すれば天引き貯蓄にも活用できる。ATM利用手数料イオン銀行ATMの利用手数料は24時間365日何度でも無料、提携金融機関ATMではイオン銀行Myステージに応じて月1〜5回無料となります。*税引前・2019年5月15日時点振込手数料イオン銀行Myステージに応じて他行宛の振込手数料が最大月5回まで無料になります。*税引前・2019年5月15日時点【イオン銀行の特徴③】外貨預金:米ドルでも積立が可能!イオン銀行では月500円からの積立投資に対応しており、米ドルでの積立も可能です。米ドル外貨普通預金は年0.70%(税引前)、期間1年の米ドル外貨定期預金金利は年2.00%(税引前)と比較的高い水準です(2019年5月15日時点)。イオン銀行の特徴まとめネット型と店舗型両方の特長を兼ね備えた銀行。イオンカードセレクトユーザーがお得。ゴールド/プラチナステージの普通預金金利はトップクラスの水準。イオン銀行ATMの利用手数料は24時間365日何度でも無料。積立式定期預金で確実な貯蓄(米ドルでもOK)。【第3位】SBJ銀行楽天銀行ATM利用手数料*税引前・2019年5月15日時点*ステージに応じて月0〜7回無料振込手数料*税引前・2019年5月15日時点*ステージに応じて月0〜3回無料、給与・年金の受取があればステージに関わらず翌月は3回無料楽天銀行の特徴まとめ楽天証券とのスムーズな連携!楽天証券との連携で普通預金金利が5倍にアップ!利用状況から判定されるステージに応じて手数料・楽天ポイントが優遇される!給与受取や振込・口座振替などで楽天ポイントが貯まる!【第1位】住信SBIネット銀行住信SBIネット銀行【住信SBIネット銀行の特徴④】定額自動振込・定額自動入金住信SBIネット銀行では定額自動振込・定額自動入金サービスが利用でき、一定額を別の口座との間で自動的に移動(振込・入金)できます。給与振込口座から複数の口座に資金を割り振ったり、天引き貯金などにも活用できて便利な仕組みです。定額自動振込指定の振込先に毎月または毎週繰り返し自動振込を行うサービス。10件まで登録でき、その月の無料回数を使い切るまでは無料、以降1回あたり154円(税込)です。住信SBIネット銀行定額自動入金他行口座から指定金額を引落し、住信SBI銀行の口座へ自動的に入金するサービス。入金額は1万円以上1,000円単位で5件まで登録でき、手数料は無料です。住信SBIネット銀行【住信SBIネット銀行の特徴⑤】外貨預金:米ドル為替手数料4銭!高金利!積立可能!住信SBIの為替手数料は米ドル/円で片道4銭と最低水準。米ドル外貨普通預金金利は0.70%(税引前)、期間1年の米ドル外貨定期預金金利は2.30%(税引前)とトップクラスの水準(2019年5月15日時点)。定期積立にも対応しており、外貨預金を行うなら候補としたい銀行です。住信SBIネット銀行の特徴まとめSBI証券との連携がスムーズ!目的ごとに複数の口座に分けてお金を管理できる!利用状況から判定されるスマプロランクに応じて手数料が優遇される!外貨預金に有利。おすすめの銀行口座に関するまとめ基本的にはネット銀行がおすすめですが、ネット銀行だけでは対応できないケースもあります。そのようなケースでは、最も汎用性が高いゆうちょ銀行の口座があると安心です。あなたにとって最も条件のよいネット銀行をメインバンクとして、複数の銀行を用途に応じてうまく使い分けるのがポイントです。それぞれの銀行口座の特徴を理解した上で比較し、あなたにとって使い勝手のいい組み合わせを見つけましょう。
2019年05月31日こんにちは、婚活FP山本です。最近では結婚しない、できない女性も増える一方で、やけに「老後に必要な貯金額」を語る記事も増えたように思えます。しかもその必要な貯金額は、ほとんどが「少々の努力ではどうにもならない金額」です。本当にそんな貯金額を皆が貯めているのか気になる反面、どうやって備えればいいかも気になるところかと。そこで今回は、独身女性の老後に必要な貯金額と、その備え方をお伝えします。あなたの人生にお役立て下さいませ。60代の独身者、貯金の中央値は500万円まずは年代別に独身世帯の実際の貯金額を、統計を通してお伝えします。知るぽるとの平成30年「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、各年代の貯金額の中央値は以下の通りです。(中央値とは、対象を順に並べた時、中央にくる人の数値)20代:5万円30代:40万円40代:25万円50代:100万円60代:500万円見た通り、全ての年代で独身世帯は「ほぼ貯金できていない」のが普通といえます。かろうじて60代ともなると多少は備えていますが、人生100年時代、まだ40年も続く人生を考えると、極めて乏しい蓄えといえるでしょう。現在のあなたの貯金額はいくらですか?少なくとも皆、貯金できていない訳ですから、変に怖がる必要はありません。まず、この現実をしっかり理解して安心に繋げましょう。平均貯金額=安心できる額ではない!さすがに「先ほどの貯金額を超えているから大丈夫」と考えられる人は少ないでしょう。本当にその通りであり、皆が貯金できていないから貯金できなくても大丈夫……でもありません。無暗に怖がる必要はないものの、楽観的に捉えて過度に安心するのは危険です。簡単にいえば、皆が危険な水準にいるのが今の日本といえます。中には信じられない人もいるかもしれませんが、これが実情です。まずはこの現実をしっかり知っておきましょう。安心できる貯金額は「最低3000万円」次は、独身者に実際に必要な老後資金の目安についてです。これについては明確な基準がある訳ではないのですが、それでも「最低3000万円」というのが一つの目安になっています。定年後に年100万円取り崩すと考えると、これで30年分、90歳までギリギリですけどね。もう少し言えば、60歳時に3000万円必要なので、仮に今のあなたの貯金がゼロなら、年齢に合わせた「計画的な貯金」が必要になります。具体的に言えば、年齢が50歳なら年300万円、40歳なら年150万円、30歳なら年100万円ずつ……ですね。準備を始める時期が遅くなるほどに準備が困難になります。中にはすでに「そんな貯金できない」と感じる年齢の方もいるでしょうが、無理でも誰も助けてくれませんから、できるだけ頑張りましょう。いくら必要かを意識した準備を心がけよう中には「いくらの貯金が必要か」を考えず、やれるだけやればいいと考えて、実際には極めて少ない金額しか貯金していない統計のような人も沢山います。結婚していないのなら、それで困るのは本人だけなので良いとも言えますが……できれば意識の改善をお勧めしたいところですね。そして今、必要なだけ貯金できないのなら、年収そのものを上げる努力を含め、必要なだけ貯金する方法を考えて実行していきましょう。そんな自立心が、独身者には何より重要です。貯金以外の金融資産を持つことが大事今度は、独身女性が取るべき老後対策の方法をお伝えします。これには複数の方法があるのですが、まずできれば「資産運用」をお勧めしたいところです。まだまだ抵抗のある日本人も多いのですが、貯金だけで先ほどの3000万円を蓄えるのは、かなり困難ですからね。最近では「貯蓄から投資へ」の号令の元、国が率先して「(つみたて)NISA」や「iDeCo」など、節税も踏まえた様々な運用手法が登場しています。運用ですから、どうしてもリスクは避けられないのですが、「投資をしないのも一つのリスク」と考え、試してみませんか?どうしても資産運用を避けたいなら、貯金だけで3000万円貯められるなら問題ありません。しかしそれが無理なら、まずはこの機会に勉強から始めていくことをお勧めします。働くだけでは厳しい。勉強と経験を!詳しくは後述しますが、結局のところ現代は定年後も働かなければなりません。しかし定年後の労働は給料が安く、食べるだけで精いっぱいです。しかも十分な高齢ですから、いつ働けなくなってもおかしくありませんし、実質的に「死ぬまで働く」のも不可能といえます。しかし資産運用なら、アタマさえしっかりしていれば何歳になっても稼げ、何もしなくても収入を得ることも可能です。とはいえ簡単に稼げるものでもないため、ぜひ老後までの長い時間を勉強や経験に充て、老後対策の一つとしていきましょう。[adsense_middle]準備不足ならバイトか非正規労働という老後にさらに、もう一つの独身女性が取るべき老後対策の方法です。結論からお伝えすれば、「定年後の仕事」を備えておきましょう。これは独身女性に限りませんが、独身なら支えとなってくれる男性がいないので尚更です。ちなみに、あなたの仕事は定年後も続けられますか?残念ながら本人の思惑とは裏腹に、ほとんどの仕事は定年を迎えると戦力外と見なされ、実質的に働けなくなります。仮に働けてもアルバイト、または非正規労働となり、年収は半減するのが普通です。実際、65歳以降の女性の年収は約200万円というのが統計結果になります。年収200万円では食べるだけで貯金はできず、職か健康を失えば即、家計破たんするでしょう。先ほどの資産運用も含め、備えられるだけ老後までに備えておくことをお勧めします。「60代で普通に働く」のは想像以上に困難「定年後の仕事」に備えるのは想像以上に困難です。少々の経験や資格があっても、そもそも企業は人を安く雇いたい心理がありますし、起業しても簡単には顧客は得られませんからね。十分な経験や資格があっても、それが直接的な収入や仕事には結びつきませんから尚更です。明確な「こうすればいい」という方法が存在しないからこそ、一人一人の自主性や自立心が求められる問題といえます。誰も助けてくれないからこそ、健康とともに「生きる方法」も養っておきましょう。若い頃の10年と中年の10年は違う!最後に、老後対策を考える時の大切な注意点をお伝えします。そもそも一般論として、人は追いつめられないと動かない生き物です。多くの小学生が夏休みの宿題を終盤まで溜め込むように、多くの人は現役時代の終盤、50歳を超える頃にならないと備えを始めません。しかし、若い頃の10年と中年の10年は違います。定年が迫る10年なら尚更です。長年、勉強から遠ざかっていた人が資格を取るのは困難ですし、チャレンジから遠ざかっていた人が新しい事に挑戦するのも大変な事といえます。備えられる時間も短いので尚更でしょう。つまり、老後対策は老後が近づいてからでは遅い、という事です。結婚を真剣に諦めたのなら、代わりに老後対策を始めるのに十分な年齢といえます。今すぐ、備えを始めましょう。老後対策はがんばった分だけ確実に報われる!夏休み終盤、現役時代の終盤まで物事を溜め込む人というのは「まだ沢山の時間があるから大丈夫」と考えがちです。残念ながら、何年あっても何もしなければ時間だけが失われる事になります。気が付いたら宿題が終わっていた、十分な貯金ができていた……は中々ありません。ただ、がんばっても結果が出るか分からない婚活に比べ、老後対策はがんばった分だけ確実に報われます。望んで独身なら将来的に「結婚しなくて良かった」と思うために、改めて早期に自分の未来を考えて動いていきましょう。独身女性の老後貯金に関するまとめどう人生を生きるかは個々人の自由です。しかし、どんなに辛く苦しい状況に陥っても逃げられない、逃げ切れないのもまた人生といえます。しかも独身なら、親以外は誰も助けてくれません。だからこそ自分の力で、老後の仕事や貯金に備えられるよう、改めて励んでいきましょう。
2019年05月29日ネット銀行の中でも人気の高い楽天銀行とはどのような銀行なのか。その特徴とメリット・デメリットについて解説します。楽天銀行とは楽天銀行ATM利用手数料:最大月7回まで無料楽天銀行はネット専業銀行のため店舗がありませんが、コンビニやゆうちょ銀行など多くの提携ATMがあり、全国どこでも不自由なく利用できます。また、ATMの利用手数料はハッピープログラムのステージに応じて、最高月7回(スーパーVIP)まで無料になるメリットがあります(口座開設後6ヵ月目までは、ステージに関わらず最低月5回まで無料)。【メリット】コンビニ・ゆうちょ銀行ATMが利用でき全国どこでも利用できる!【メリット】ATM利用手数料が最大月7回まで無料!ただし手数料無料回数は入出金の合計であり、出金だけでなく、3万円未満の入金でも無料回数を1回使用します。無料回数を使い切ると通常の手数料がかかり、この手数料が他行に比べて割高な点はデメリットといえます。【デメリット】通常のATM利用手数料が割高になる。楽天銀行ATM利用手数料各銀行のATM手数料(通常時)比較表振込手数料:最大月3回まで無料他行への振込手数料もハッピープログラムによる優遇があり、ステージに応じて最高月3回(VIP・スーパーVIP)まで無料になるメリットがあります。「給与・賞与・年金」いずれかの受取口座に楽天銀行の口座指定し、実際の受取があれば、ステージに関わらず翌月の他行振込手数料が無料となる特典もあります。【メリット】振込手数料が最大月3回まで無料!楽天銀行振込手数料*個人利用・税込・2019年5月1日時点各銀行のATM手数料(通常時)比較表取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まるハッピープログラムに登録して楽天銀行で対象取引を行うと、楽天スーパーポイントが付与されます。ベーシック/アドバンスステージに対して、プレミアムステージでは2倍、VIP・スーパーVIPステージでは3倍のポイントが付与されます。付与されたポイントは買い物に使えるほか、楽天カードやデビットカード、振込手数料の支払い、楽天証券での投資信託の購入など幅広く利用できます。【メリット】取引に応じて楽天ポイントが付与される!ステージに応じて最大3倍!主なハッピープログラム対象取引/獲得ポイント[adsense_middle]楽天銀行の特徴②楽天証券との連携楽天銀行預金金利アップ楽天銀行では、楽天証券と口座を連動させる「マネーブリッジ」の利用で普通預金金利が年0.10%(税引前)にアップします。この優遇は楽天証券に口座を開設し、マネーブリッジの登録だけで、実際に投資するかに関わらず適用されます。楽天証券を利用する予定の方はもちろん、その予定はない方でもメリットを考えれば口座を開設して損はないでしょう。楽天カードの引き落としがあれば普通預金金利が年0.04%(税引前)にアップする特典もありますが、金利面でのメリットは小さくなります。【メリット】楽天証券との連携で普通預金金利が5倍(0.02%→0.10%)にアップ!楽天銀行預入金利*年率・税引前・2019年5月1日時点楽天銀行の定期預金定期預金金利については特筆すべき点はなく、マネーブリッジを利用すると、多くの場合で普通預金金利が定期預金金利を上回ります。預入期間やボーナス時期などに行われるキャンペーン時には高めの金利が設定される場合もあり、そのようなタイミングであれば定期預金を検討する余地がありますが、それを除けばメリットは少ないといえます。【デメリット】通常時には定期預金を利用するメリットが少ない。楽天証券への入金・取引で楽天ポイント獲得楽天銀行から楽天証券への入金(らくらく入金(手動入金)では入金日ごと、自動入金では1件ごと)や楽天証券での取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まります。入金や取引はステージを判定する際の取引件数にカウントされるため、ステージアップにもつながります。【メリット】楽天証券への入金・取引で楽天スーパーポイント獲得!楽天銀行の特徴③楽天カードと連携楽天カードは還元率の高さなどから人気のクレジットカードですが、楽天カードの引落口座を楽天銀行に設定すれば、さらに効率よくポイントが貯まります。楽天市場での支払い時楽天市場での支払いに楽天カードを利用すると、購入代金の3%の楽天スーパーポイントが付与されます(通常分1%+楽天カード利用加算分2%)。このとき楽天カードの引落口座を楽天銀行に指定しておけば、さらに1%加算され、還元率は4%にアップするメリットがあります(楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードであれば2%加算されて6%)。口座振替時さらに、カード利用代金の口座振替の度に3〜9ポイントの楽天スーパーポイントが付与されます。【メリット】楽天カードの引落口座指定で楽天市場でのポイント還元率が1%アップ!(口座振替に対してもポイント付与)楽天銀行の特徴④外貨預金楽天銀行の外貨預金は「円普通預金から預入時」には金利が優遇されますが、「外貨からの預入時」や「外貨普通預金」の金利はいいとはいえません。外貨預金であれば住信SBIネット銀行など他行を利用したほうが条件はよく、あえて楽天銀行を利用する必要はありません。【デメリット】外貨預金の条件がいいとはいえない楽天銀行外貨預金金利外貨預金金利・為替手数料の比較*三菱UFJダイレクト利用楽天銀行の特徴(メリット・デメリット)に関するまとめ楽天銀行の主なメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。メリットコンビニ・ゆうちょ銀行ATMが利用でき全国どこでも利用できる!ATM利用手数料が最大月7回まで無料!振込手数料が最大月3回まで無料!取引に応じて楽天ポイントが付与される!楽天証券との連携で普通預金金利が5倍(0.02%→0.10%)にアップ!楽天証券への入金・取引で楽天スーパーポイント獲得!楽天カードの引落口座指定で楽天市場でのポイント還元率が1%アップ!デメリット通常のATM利用手数料が割高通常時には定期預金を利用するメリットが少ない外貨預金の条件がいいとはいえない一定以上の残高や利用が見込め、ハッピープログラムや楽天経済圏とうまく連携できる方は、楽天銀行を利用するメリットは大きいといえます。しかし利用が少ない場合や連携がうまくできなければあまり恩恵が受けられないため、その点をよく考えて利用するかを判断するようにしましょう。
2019年05月27日節約=ネガティブなこと?その意識から変えていこう。節約と聞くと、“面倒…”“我慢しなきゃいけない”など、ネガティブなイメージを持ってしまう人も多いのでは。「節約は堅苦しいとか、みみっちいなどと感じるかもしれませんが、それは、交際費やレジャー費などを切り詰めるところから始める人が多いからです。節約で大切なのは、お金を楽しいことに使うまでの過程で、できる限り消費を抑えること。たとえば、光熱費や日用品を買うのに必要な日常のお金は、何にいくらかかっているかということがわからないまま支払っているケースが意外と多いもの。そこを“まあ、いいや”とスルーせず、いかに無駄を削ぐかと考えることが、節約においては大切です」(節約アドバイザー・和田由貴さん)節約3つの心得1、よくわからずに払っているお金をなくす。「生活をする上で、何に使っているのかわからないまま払っているお金がある人は要注意。“こういうものだから…”とスルーしていると、損をしていることに気づけません。一度、無駄がないか見直しましょう」2、節約の目的は「生きたお金の使い方」。「お金の目的は貯めることではなく使うこと。その過程で無駄を削ぎ、“使った感”を高めることが節約の役割です。同じ額を出すなら、何となくではなく、満足感のある“生きた使い方”をすることが大切です」3、生活が大きく変わらない部分から手をつける。「節約時、食費や交際費などから控え始めると、たとえば食費ならおかずが1品減るなど、生活の質がわかりやすく落ち、挫折しやすい。電気料金などの固定費をはじめ、生活が変わらない部分から手をつけて」和田由貴さん節約アドバイザー。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットー。TV出演や記事の執筆、講演など幅広く活躍。著書に『月3万円貯まるムダなし生活術』(ナガオカ文庫)など。※『anan』2019年5月29日号より。イラスト・とくながあきこ取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年05月23日貯金にまつわる疑問の数々。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんにお聞きしました!Q. 貯金貯金っていうけど、なんのために貯めなきゃいけないの?A. 貯金は、人生の選択肢を増やしてくれるもの。「貯蓄の一番の目的は、収入がなくなる老後の資金です。ほかにも結婚や住宅購入など、人生には数十万~数千万円単位でお金が必要になるライフイベントが複数待ち構えています」(丸山さん)こうした大きな出費に加えて、下記のような、ある程度まとまった出費も突発的に必要になる。「その都度、対応していけるだけの貯蓄がないと赤字家計に。それに、たとえば会社を辞めて転職活動したくても、その間の生活費を貯蓄していなければ、諦めざるを得ません。人生の選択肢を狭めないためにも、貯蓄は不可欠です」こんな時も貯蓄があれば選択肢を狭めずに済む。事故や病気転職活動留学や資格取得転居や住居の更新家電の買い替え海外旅行Q. 聞きたくないけど、本当はいくらくらい貯めてなきゃダメなんですか…?A. 独身なら、社会人歴×50万円は貯められたはず。一人暮らしか、実家暮らしかによっても違うけど、前者で社会人歴6年の場合、貯蓄300万円が理想となるが…。「月2万円ずつの貯蓄にボーナスを加えて年50万円。実家の人は家賃がかからない分、月6万円の貯蓄プラス、ボーナスで年100万円は本来貯められた金額。これが理想ですが、貯蓄がゼロの人も、後で紹介する目標に沿ってすぐに始めれば、挽回は可能です」理想の貯金額一人暮らしの人:社会人歴×50万円実家暮らしの人:社会人歴×100万円Q. 貯金ゼロです(涙)。まずはいくらを目標にすれば?A. まずは50万円を目標に、手取り月収の1割を貯蓄に回そう。「貯蓄ゼロの人は、まず50万円を貯めましょう。これはライフイベント以外のまとまった出費、たとえばご祝儀や賃貸契約の更新、家電の買い替え、海外旅行など、普段の給料からはなかなか出しづらい費用に充てるための貯蓄です」急な出費に対して備えるもので、これはいわば“使うための貯蓄”。「月々、手取りの1割を貯蓄に回すことからスタート。50万円貯まったら、ライフイベント用の貯蓄も始めましょう。こちらは“使ってはいけない貯蓄”と心得、引き続き月々1割の貯蓄を行って」丸山晴美さんファイナンシャルプランナー。節約アドバイザー、消費生活アドバイザーとしても活躍。年収300万円弱だった20代の頃、4年で600万円の預金に成功。著書は『「貯まる女」になれる本』(宝島社)など多数。※『anan』2019年5月29日号より。イラスト・菜々子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年05月22日貯金をするのって、なかなか難しいものですよね。主婦の皆さんは貯金をするためにさまざまな努力をしていると思います。一度にたくさんの額を貯金するのは不可能なことです。ただ、ほんの少しずつでも節約していけば……、塵も積もれば山となる!今回は、貯金をするために頑張っている知り合いの主婦の皆さんの小さな節約術を4つご紹介します。■ 1. 「ウインドウショッピング」をやめた「ふらふらとあてもなくウインドウショッピングをするのが好きだったのですが、ついいらないものを買ってしまうことも多いことに気付き、思い切ってやめました。1か月たって嬉しかったのは、お財布の中にお金が多く残っているようになったこと。それだけ散財していたということなのですが……」(34歳/パート)IYO / PIXTA(ピクスタ)ウインドウショッピングは楽しいですが、いろいろな商品につい手を伸ばしてしまうことも少なくありません。結局、“見てるだけ”では済まないことが多いんですよね。ウインドウショッピングが趣味の方は、まったくやめてしまうとストレスが溜まってしまうでしょうから月に2回までにするなど、自分ルールを設定してみてはいかがでしょうか。■ 2. 子どもの「お菓子チェック」をやめさせた「新作のお菓子が出ているとすぐ買ってしまうので、子どもをお菓子コーナーに連れて行く回数を極端に減らしました」(35歳/パート)清十郎 / PIXTA(ピクスタ)もしできることならば、お子さまが保育園や学校に行っている間に買い物を済ませてしまうのがベター。ちなみに、旦那さんに買い物を頼むと余計なものまで買ってきてしまうと、悩んでいる主婦さんも多いようでした。面倒くさいですが、買い物は自分ひとりで行くのが、一番の節約方法だと言えるのかもしれません……。■ 3. コンビニより 「スーパー」で買い物する「同じ商品でもコンビニは定価で販売していて、スーパーは少し安く販売していますよね。だからコンビニには極力立ち寄らないようにするように意識をしました。月に800〜1,000円程度ですが、お財布にお金が残るようになりました」(32歳/フルタイム)つむぎ / PIXTA(ピクスタ)筆者も独身時代はコンビニを頻繁に利用していましたが、結婚してからはもっぱらスーパーにお世話になっています。これとあわせて、夜遅くに買い物に行くのは控えるようにするとさらに余計な出費を抑えることができます。■ 4. 「エコバッグ」を買い物の時に使う「エコバッグを持って行き、エコポイントを欠かさずもらうようにしてるんです。そのポイントを貯めて金券に変えて、その分を貯めるようにしています」(31歳/専業主婦)hungryworks / PIXTA(ピクスタ)環境にも優しく、お財布も潤うというのなら一石二鳥ですね!どれもひとつひとつは小さな努力ですが、それでもするとしないでは大違い。お金が溜まりにくい時代だからこそ、コツコツ頑張っていくことが大切です。アオサン / PIXTA(ピクスタ)
2019年03月24日こんにちは、婚活FP山本です。社会人ともなれば、誰もが当たり前のように「貯金は大切」といいます。しかし、実際には大切とは思うものの、思うように貯金できていない声のほうが圧倒的に多いです。しかも、中には本当に年収が低くて食べるので精いっぱいという方もいるものの、その多くは相応の年収がある中で貯金できていないのが実情といえます。そこで今回は、貯金がうまくいく方法をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。最初の貯金のおすすめ方法は「毎月」より……まずは、根本的な基本についてお伝えします。例えば学生の勉強も同じですが、なぜ勉強が大切なのかを本人が理解してこそ、勉強も真剣に取り組むものです。あるいは、なぜ勉強するのか、でしょうか。「貯金は大切」とされていますが、あなたにとってはなぜですか?多くの人が貯金できない、できていないのは、この点にあります。他人の受け売りで強引に大切だと思っても、実際のところを理解できていなければ、目先の苦労や誘惑に負けてしまうのも道理です。あなたはなぜ貯金が必要で、貯金しなければ将来どうなるのでしょうか?そして本当に大切だと理解していれば、月に一度や二度の対処では中々どうにもならない事も理解できるハズです。貯金は「目的や理由への理解」こそが最初に大切と心得ましょう。毎日の、日々の意識こそが大切「毎月こうしよう」という方法だけでは、月に一回しか貯金を意識しないことに繋がります。「給料日に即貯金」という方法もありますが、他の日で浪費していては意味がありません。先ほどの勉強もそうですが、月に一度や二度、真剣にやっても効果が上がるでしょうか。本気で貯金したいと思うのであれば、まずは「日々の意識」こそが重要です。たまの気晴らし程度の浪費は問題ありませんから、まずは貯金への意識を日常的なものにしていきましょう。最初から貯蓄の仕方にコツを求めない事!次に、貯金したい人がやりがちな失敗についてお伝えします。「何事もまずは形から」を地でいくかのように、最初から「成功者の成功方法やコツを真似しようとする」方はとても多いですね。残念ながら、本人にとって良策でも、あなたにとっても良策とは限りません。本当に「何をどうしたらいいか分からない」のなら、真似も最初の第一歩ですが……貯金って、そんなに難しい事でしょうか?勉強でも同じですが、「覚えやすくなるコツ」のようなものはあっても、大した勉強もせずに知識や技能を習得できるようなコツは無いハズです。貯金でも同じことが言え、元々貯金する習慣や意識のない人がコツを覚えたところで意味がありません。結局のところ長続きせずに失敗するのがほとんどではないでしょうか。一発逆転方法もなく、地道な努力しかない受験などでは、よく裏技的に「短期で合格する方法」などが言われますが、出題箇所の絞り込みなどによってはギリギリ可能なのかもしれません。しかし貯金にはそんな方法はなく、あるとすればカンフル剤的な「金利付の借り入れ」でしか対処できません。最終的な返済を考えれば、結局のところ対策にもなりませんけどね。貯金に一発逆転方法はなく、地道な努力を続けるしかない、つまりは「時間がかかる」という点を忘れないようにしましょう。節約意識だけだと長く続かないそしてもう一つ、貯金したい人がやりがちな失敗をお伝えします。何らかのキッカケで「貯金がんばるぞ」と自発的に意気込んでも、途中で挫折することがほとんどです。なぜなら「終わりが見えない、または見えないほどに遠い」から。次第に諦めるのではないでしょうか。たとえマラソンでも、42.195キロという「ゴール」がありますが、ゴールのないレースをいつまでも走り続けられるものではありません。仮にゴールがあっても、見えない程に遠く、途中で諦めても大した痛手がないなら、誰もが途中で諦めるのが普通といえます。あなたにとっては、いくら貯金できたらゴールですか?途中で諦めることで失われる未来は何でしょうか?ぜひ具体的な金額や時期で、「具体的な目先のゴール」を見据えて努力しましょう。節約には限度アリ、稼ぐ方向性で努力を結局のところ、貯金は「収入から支出を差し引いた残額」と計算できます。このため、収入を上げるか支出を下げるかするのが基本です。そして多くの方は「節約で支出を下げる」のですが、下げるにも限度があるのではないでしょうか。どう転んでも数万円以下には下がりません。一概には言えませんが、一万円節約するなら一万円のバイトをする方向性もアリではないでしょうか。稼ぐ方向性なら天井はありませんから、ぜひこちらも考えていきましょう。銀行金利を見て貯金が楽しいと思えるか?今度は、少し貯金の発展的な部分をお伝えします。きっとあなたもご存知でしょうが、お金を銀行に預ければ金利を生んでくれる訳ですが、昨今の金利はもの凄く低いです。最近の若い方なら「金庫代わり」かもしれませんが、高金利時代を知る方なら楽しくないでしょう。少なくとも「貯金すること」は、非常に大切なことです。ただ、その貯金したお金をどこに預け、どのように保管するかは、別視点で重要なことになります。合わせていえば、昨今の長寿化や少子高齢化の影響によって、もはや貯金だけでは将来的に不足することも多いです。「貯金といえば銀行口座で預金」と盲目的に思い込む中では厳しいかもしれませんが、世の中には様々な貯金方法があります。少しずつでも勉強し、視野を広げていきましょう。サラリーマン投資家になるための貯金を!貯金以外というと、中には「つまり投資?ならリスクがあるからイヤ」と直感的に考えてしまう方も多いですね。でも、先ほども触れた通り「貯金だけでは足りない」時代になりました。そしてだからこそ、サラリーマンでも投資家になる方も少しずつ増えているのが実情です。もっとも、投資するには原資が必要になりますし、原資とは貯金のことなので、結局は貯金が大切といえます。ぜひそういう意味でも、今後は貯金に励んでいきましょう。定期預金や株など、様々な情報を取り入れよう最後に、貯金の最終的な方向性をお伝えします。そもそもですが、貯金は「本人にとって将来的に必要だから」する訳です。このため、必要な金額が貯金だけで貯まりそうなら特に何も目新しいことをする必要はなく、逆に不足しそうなら何かをする必要があるといえます。そして大別すれば貯金か投資かという二択になりますが、これは単純な二択ではなく、それぞれの先には更なる様々な選択肢がある訳です。代表例を挙げれば、定期預金や株などでしょうか。何をすれば良いかは本人次第ですが、最終的に「必要なお金が貯められたら」問題ありません。そして多い分には文句もないハズですから、ぜひ貯金を皮切りに「資産を築き上げる」意識を持ちましょう。貧困の際たる原因は「発想」が貧困だから貯金できない方に待ち受ける未来は「老後破産や下流老人」です。そして、このような老後を迎えてしまった方の大多数に共通するのは「発想が貧困だから」と言えてしまいます。「そんな風になる訳ない、どうしたらいいか分からない」どちらにせよ危険でしょうね。貯金する、するための方法を考えるのは、貧困を防ぐ最初の一歩とさえ言えます。できないの一点張りで発想・思考を止めるのではなく、どうしたらできるかを考え抜きましょう。貯金は心がけとともに「仕組み・方法」が大切貯金するには「やる気や心がけ」と「仕組み・方法」が大切です。どちらか片方しかないなら続かないでしょう。そしてひいては「理由や目標」が重要となり、達成するための選択肢を知ることが大切です。ぜひ貯金の先にある人生を考え、一歩ずつ努力を重ねていきましょう。
2019年03月20日こんにちは、婚活FP山本です。一般的に年収でも貯金でも、1000万円というのが一つの目標となる事が多いのではないでしょうか。そして中にはアッサリ超える人もいるものの、多くの人にとっては「遠くて中々到達しない目標」といえます。特に昨今の日本は、ただ働いているだけでは十分なお金が貰えないので尚更です。そこで今回は、筆者が貯金1000万円を達成するための方法についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。貯金の基本的な方法は「目標」を持つことまずは最も基本かつ大切な事について、統計を通してお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1000~1200万円の方の貯金状況は、以下の通りです。単身世帯:無貯金…18.8%、貯金300万円未満…18.8%既婚世帯:無貯金…3.8%、貯金300万円未満…5.8%ざっくり、年収1000万円の方の約4割は、ほぼ無貯金となっています。一方、既婚世帯では約1割という結果です。結婚すれば、誰もが教育費や住居費などが必要になるため、総じて貯金に励むものの、独身の方にはそういった目標が何もないからこその結果といえます。つまり、貯金するための最も基本かつ大切な事とは「目標」、つまり「貯金する理由」です。なぜ貯金が必要か、しなければならないか、しなければどうなるのかを考えましょう。余裕ができたら…なら永遠に貯まらない中には、貯金を「生活費の余り」や「余裕の範囲でするもの」と考えている人もいますが、こういう人は永遠に貯金できません。貯金の優先順位が低く、その必要性も分かっていないためです。貯金するもしないもあなたの自由ですが、それで苦しむのもあなただけですよ。結婚していたら、あなただけでは話が済まず、夫や子供にも迷惑をかける事に繋がります。迷惑どころか不幸のどん底にまで突き落とす事も多いので、十分な注意が必要です。目標は「いつ達成するか」も大切次に、もう一つの貯金における大切な事をお伝えします。例えば、子供の教育費は総額で約1250万円、うち大学4年間で700万円が必要です。そして、子供の進学は「お金が貯まってから行かせる」という事が基本的にはできません。もちろんですが、当たり前の話…ですよね。つまり、貯金は「目標や理由」が大切なのですが、並行的に「いつ達成するか」も重要となります。とりわけ、例えば老後資金なら定年後も働くなどで相応に時期を調整できますが、進学時期は子供が産まれたら実質的に変えられません。時期に間に合うか否かも重要です。合わせていえば、一般的なお金が必要になる理由は、一時期に一つではなく、複数あることが多いといえます。教育費と住宅ローンは最たる理由ですが、複数の理由を合計して時期と必要貯金額を考えましょう。何年あるかを考え、割合を考えよう時期を少し小難しく考えてしまう方もいるかもしれませんが、冷静に考えれば簡単ではないでしょうか。例えば子供が産まれたら18年後に700万円ですから、一年あたり約40万円の貯金が必要になります。お給料の何割を貯金すれば、目標を達成できるでしょう。子供が小学校入学頃に家を買う場合も同じです。7年後に必要と思える頭金の額を考え、7年で割れば出てきます。時期を考えると計画も立てやすいですから、ぜひしっかり考えましょう。年齢などに見合った目標や方法を持とう今度は、少し応用的な貯金のことをお伝えします。貯金を語る時には、よく「収入の〇%を貯金しよう」などと言ったものを見かけますが、こういったものは決して万能ではありません。貯金は大切ではありますが、当人の年齢や諸事情などを考えて決める事が大切です。例えば、まだ年齢も若くキャリアもこれからという人が、イキナリ「貯金1000万円」を目標に掲げても、そこに何の意味も見いだせないでしょう。「外車を買う」や「結婚資金と住居費の頭金にするため」などの理由があれば別ですが、基本的には分不相応といえます。あるいは、必要時期まで一年しかない人が、無理やり「貯金1000万円」を目標に掲げるのも無謀です。無謀な目標を持つと、人は簡単に諦めますから、実現可能かつ意味のある目標を掲げましょう。実家暮らしやバイトなら抜け出しが第一歩並行的に、貯金は「客観的な理由」も大切といえます。例えば結婚資金のためと貯金に励んでいても、それが実家暮らしの人やアルバイトの人なら、ちょっと説得力に欠けるのではないでしょうか。老後資金のためなら、人の目線は関係ないので自由かもしれませんけどね。貯金は目標や理由が大切ですが、取って付けたような理由では本人のやる気も周囲の理解も得られません。ぜひ貯金に励み、貯金に協力してもらえるよう、本人も周囲の人も納得できる理由を考え、実践しましょう。貯金1000万円越えたら資産運用を!さらに、貯金そのもののデメリットをお伝えします。日本では貯金が絶対的なものとして捉えられており、大切なものであるという点は間違いありません。しかし、貯金はご存知の通り「減らない代わりに増えない」資産です。物価上昇を考えたら目減りするとさえ言えます。このため、一定金額以上に貯金が貯まった頃には、少しずつでも資産運用をすることをお勧めしたいところです。それこそ「貯金1000万円」が分かりやすい目標ですが、他にも「生活費一年分」や「年収一年分」でもかまいません。それを上回る部分を資産運用しましょう。ちなみに目標金額の基本は「しばらく手をつけないでいられるか否か」です。少々の事があっても、この金額よりは貯金が減らない、つまり当面は眠らせる……のなら、代わりに資産運用に回しましょう。昨今の社会人は貯金だけでは資産形成ムリ貯金の最終目標は、基本的に「老後資金」になります。そしてこの老後資金を考えると、多くの場合で貯金だけでは必要額が貯まりません。貯金は目標や時期とともに「足りるか否か」もかなり重要なポイントです。この点を考えると、おのずと資産運用も視野に入るでしょう。一口に資産運用といっても、その内容は本当に色んなものがあります。リスクとリターンを存分に勉強して考え、あなたに見合った方法のものを少しずつでも試していきましょう。貯金が大変な理由は「普通」にあるかも!?最後に、中々貯金ができないという人にありがちな原因をお伝えします。分かりやすく年収がとても低く、本当に食べるので精いっぱいという方は除いて、「普通」が原因という事も多いです。つまり周囲に合わせ、周囲の普通を自分にも取り入れた結果……でしょうか。例えば、周囲がスマホを持っていたら自分も持ち、飲み会に誘われたら簡単に応じる……そんな見栄が、往々にして貯金の邪魔となる原因です。特に男性なら「付き合いも大事」などと言い出すところですが、それと貯金の理由である目標と、どちらが大切でしょうか。言い方を変えれば、「今という現金」と「未来に必要な貯金」で、今を優先した結果ともいえます。今を優先すれば、それだけ未来が困窮するのも道理ですから、十分に注意しましょう。大学生や新卒の頃を思い出そう生活水準というのは、たとえ周囲に合わせた結果であっても、それが本人にとっても普通になってしまえば落とすのは極めて困難です。お金や私生活で苦労した事がない人にはイメージする事すら困難かもしれませんが、「お金が足りない現実」は、すぐ傍にありますよ。一概には言えませんが、大学生や新卒の頃の生活水準はいかがでしたか?年収とともに生活水準が上がっていれば貯金額は大きく変わっていないハズです。昔を思い出し、現在の普通という贅沢を改めていきましょう。貯金1000万円は、あくまで通過点!貯金1000万円と聞くと「随分と貯まっているな」と感じがちですが、生涯スパンで考えれば全然足りません。しかし1000万円すら貯められない人には、それ以上の貯金はできません。あくまで通過点ではありますが、千里の道も一歩からですし、まずは1000万円の貯金を目標にがんばりましょう。
2019年03月18日こんにちは、婚活FP山本です。一般的な40代といえば、教育費や住宅ローンがかさみ、思うように貯金ができない一方で、少しずつ老後が視野に入って焦り始める頃合いといえます。事情は周囲の皆も似たようなものの、お金の話は友人ともしにくいですから、つい「皆の貯金事情」って気になるものですよね。そこで今回は、40代の平均貯金額とともに、今後の起こりうる支出イベントをお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。40代の平均貯金額は?中央値はいくら?まずは統計を元に、40代の平均貯金額を確認しましょう。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40代の既婚世帯の貯金額は以下のとおりです。40代の既婚世帯の貯金額貯金ゼロ………22.5%100万円未満…4.8%500万円未満…16.3%1000万円未満…20.0%2000万円未満…17.8%2000万円以上…15.0%中央値…………550万円40代の独身世帯の貯金額また、同調査の40代の独身世帯を対象にした調査では、以下の結果になっています。貯金ゼロ………42.6%100万円未満…12.0%500万円未満…14.2%1000万円未満…11.1%2000万円未満…7.0%2000万円以上…9.5%中央値…………25万円昨今では共働きが一般的になりつつありますから、単純な貯金額では既婚世帯のほうが「貯めている」と言えそうです。しかし既婚世帯では約5人に1人、独身世帯なら5人に2人が無貯金ですから、中央値を見ても「皆さほど貯められていない」と言えるでしょうね。家なし、子供ありなど事情で様々!例えば家を買えば貯金できていても負債を抱える事になり、子沢山なら将来的に教育費が沢山必要になります。一方、現代でも夫親と同居する夫婦もいれば子ナシ夫婦もいますし、何より「結婚しない人」も増加中です。本当に、人生も色々といったところでしょうか。このため、一概に周囲と貯金額を比べてどうこう言えなくなってきたのが現代です。とはいえ、貯金は大切なものですから、貯めてる人はさらに貯め、できてない人はできるよう努めていきましょう。40代の貯金の必要額っていくら?次は40代の貯金の必要額についてです。最近では一概に言えないものの、それでも一般的な40代なら「結婚の有無」と「子供の数」が確定している頃合いになります。そして、結婚して子供を授かった場合は、子供が大学生になるまでに「一人700万円」が必要です。この700万円とは、子供一人が私立文系大学に通う場合の4年総額の学費になります。国公立に通ったり理系に進んだり、留年や留学、下宿などで相応に上下しますが、ひとまずこのくらい必要です。他にも色々とお金は必要ですが、最優先で必要なのは学費でしょうね。なお、どうしても700万円が貯められない場合は「奨学金や教育ローン」を使えますが、これらは結局、返済しなければなりません。その分だけ、さらに先の老後資金を圧迫しますから、できる限り使わないで済むよう貯金に励みましょう。シングル、既婚で大幅に変わる一方のシングルのままという方なら、特に目先で必要になるお金は無いものの、老後を見据えれば既婚者以上に貯金が必要になります。「何にいくら必要か」は、シングルか既婚かで大きく変わるものの、結局、最終的に大金が必要になる点は変わらないので注意が必要です。中には、その状況に陥らないと必要性が理解できない方がいますが、その状況に陥ってから準備を始めても手遅れと言えます。先人の経験と知識を得て、未来を考えて動きましょう。40代は年収いくらあればいいの?今度は40代に必要な年収についてです。まず国税庁の平成28年「民間給与実態調査」によると、40代の年収は以下の通りとなっています。40代の平均年収40代前半男性…563万円40代前半女性…302万円40代後半男性…633万円40代後半女性…299万円最近では年功序列による年収アップが見込みにくく、非正規労働の台頭による格差も広がっています。その一方、まだまだ女性は結婚したら扶養の範囲で働くかたも多いです。このため、この統計を「平均」と読み解くには危険ですが、ひとまずの参考にしましょう。同時に、この年収を上回っていれば、少なくとも「貯金できる土台」だけは出来ているともいえます。この年収を下回っている方は、まずはこれらを上回れるよう努めましょう。年収より年間いくら貯められたかが重要プロとしてお伝えすると、ハッキリ言って年収に大きな意味はありません。意味がないというより、「年間いくら貯められたか」が重要です。仮に年収1000万円であっても、支出も1000万円で貯金がゼロなら、むしろ年収500万円の方より将来が危険といえます。しかし0円では生活できず、子供がいるなら教育費も必要なので、最低限の年収も必要です。支出は上げず、その上で上げられた年収を貯金に回せるよう家計を管理しましょう。結婚してもファミリーによる差がある?今度は40代の婚活についてです。独身のまま40代ともなると、結婚を諦める方も多い一方で、色んな思惑から結婚を諦めきれない方も多いといえます。特に貯金やお金が気になる女性なら尚更でしょう。しかし、結婚は「した方が良い」とも言えないので注意が必要です。そもそも、昨今の結婚には「離婚の可能性」が高めにあります。おそらく、あなたの周囲にも一人くらいいるのではないでしょうか。仮に夫婦仲は良好であっても、先ほどの統計でも5人に1人は既婚者でも無貯金です。お金で夫婦関係がこじれる事も多々あります。何より、一般的には40歳を過ぎると途端に「リストラの可能性」が高まる訳です。相応に高年収な男性と結婚できても、その先に幸せがあるとは限りませんから、しっかり考えましょう。3人家族と4人家族は全然違う!先ほども触れた通り、子供は一人違うだけで700万円、教育費総額でいえば約1240万円違ってきます。しかも、将来的な子供の支援など期待できません。子沢山の世帯が輝かしく見える方も多いですが、お金に焦点を当てれば逆の見方すらできてしまうのが実情です。それに40代ともなれば、男性は「年収が低いから」残っている事も多いので、余計に結婚した方が良いとは言えません。まずはしっかりあなた自身が自立していきましょう。今後のライフイベントで安心を得るには?最後に40代が警戒すべきポイントについてです。結婚の有無に関わらず、40代が警戒すべきは「介護」になります。特に、未婚なら独居老人、既婚なら老老介護という本人達の介護も重要ですが、それ以上に「親の介護」を警戒しましょう。親はおおよそ70歳前後でしょうからね。「介護離職」も一つの社会問題ですが、仮に離職しなくて良くても、親の経済事情によっては多額の援助が必要になります。運よく特養(特別養護老人ホーム)に入れればラッキーですが、入るには原則「要介護度4以上」が必要ですし、受入数にも限度があるため、入れない可能性も高いです。なお、介護は「介護保険」の適用の範囲なら、負担は1割で済みます。しかしそれでも平均すると月3~4万円は必要になりますし、親がそれ以上を望むことも多いです。早めに親と話し合いながら、対策を取り始めましょう。サラリーマンならコツコツ月額貯金が基本日本には様々なサポート制度がありますが、所詮はサポートであり、土台になる原資は本人達が用意しなければなりません。そして教育費にせよ介護費用にせよ、原資を用意する方法は、サラリーマンなら「コツコツ月額貯金」を重ねるのが一番の基本になります。突然に誰かが大金を援助してくれる訳もなく、お金を借りれば利息を付けて返さなければなりません。このため、金銭的な困窮は更なる貧困を招くだけですから、そうなる前に少しずつ積み立てていきましょう。現役では後半、人生では前半扱いが40代:まとめ40代といえば、60歳までの現役で考えれば後半に突入していますが、人生100年で考えれば半分にも到達していない年齢です。このため人生はまだまだ続き、様々なことにお金が必要になります。入ってくるお金には相応に限りがありますから、計画的に貯めて使っていきましょう。
2019年03月14日