婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第46回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その15をお届けします。1. うっすらとあわれむ男【結婚引き寄せ隊】vol. 46それは婚活サイトで出会った、商社勤務という、30代後半の男性とのこと。いわゆる“三高”(もう死語ですかね)の、高学歴、高収入、高身長の商社マンと、何度かメールでやりとりをして、実際に会うことになりました。商社マンに指定された、ラグジュアリーなホテルのカフェスペースは、見るからに高価そうなファッションに身を包んだマダムや打ち合わせらしきビジネスマンらで、ほぼ満席。予約をしてくれていたようで、2人で座るには広すぎるぐらいの奥のソファ席へと案内されました。とても条件がいいのに婚活をしている理由を「まわりに女性がいなくて忙しさもあって、時間があるときに確認できるネット婚活を利用している」と話す商社マン。こちらも出会いがなくネット婚活をしているという話をしていたのですが、なんとなく、話の内容よりも、商社マンの“目”が気になりました。この日、婚活にぴったりだと思って試着をせずに購入したもののまだ着ていなかったワンピースを着ていましたが、思いがけずちょっと丈が短めで、なんだか“無理をしているアラフォー”という出で立ちに……。そこにきて高級で大きくゆったりとしたソファーに座ることになり、さらにスカートの丈が短くなります。まわりはセレブな装いの人たちに囲まれているからよけいに“無理をしているアラフォー”感が増し、話を聞く限り、派手な生活をしていそうな商社マンには、セレブとは程遠いこちらのファッションにガッカリしたのかもしれません。また、婚活サイトではもっと上品な服装で微笑んでいた写真を掲載していたこともあり、実際に会って商社マンはかわいそうに思ったのか、終始あわれんだような目でこちらを見ていました。いや、あわれんだような目に見えたのは、気のせい……にしたいところですが、その後連絡が途絶えたので、きっとその通りだったようで。今後は事前に服装確認を怠らないようにしようと思ったのでした。2. 既婚者の疑いのある男それはある婚活パーティで知り合った男性のこと。30代から40代の男女が集まるその婚活パーティでは、さまざまな職業の人たちが参加していました。そこにいた40代前半の、清潔感のあるサラリーマンの男性は、フリータイムで女性が途切れずに話しかけに行っている様子が見えて、人気が高い様子。その清潔感のあるサラリーマンと話してみると「可もなく不可もなく」と思ったものの、こちらがいろいろ話していても「うん、うん」とやさしい表情でうなずく聞き上手で、ほかにいるガツガツとしている参加者と比べると、女性側としては好印象を持ちやすかったのです。そのパーティではとくにカップリングすることはなかったものの、連絡先を交換していたのでその後もやりとりをしていましたが、その男性はなんだか気まぐれな返信ばかり。日中に連絡があるかと思えば、何日も経って忘れた頃に返信がくることも。あるとき、その様子を聞いた女友達から、「その人、既婚者じゃない?」という投げかけが。そういわれてみると、夜は連絡が取れないし、家にいると言っていた時間も連絡が取れないし、清潔感があるのも妻がいて身だしなみをちゃんとしてくれていたり、聞き上手なのも自分の話を詳しく話せないからだと思えば、すべて腑に落ちます。結局、真相はわからないまま音信不通になりましたが、婚活パーティの中には、とくに「独身証明書」を見せなくても参加できるものもあるので、既婚者のお遊びには十分気をつけたいところだといえるでしょう。3. お腹がすいている男それはある飲み会に行ったときのこと。少人数での婚活飲み会の場に足を運ぶと、すでに大柄な男性がひとり、髪の長い女性がひとり到着していました。あと数名の男女が参加する予定で、コース料理がすでに決まっていたのですが、運んできてもらうのは人数が揃うまで少し待とう、ということになりました。しかし、ほんの数分しか経たないうちに、男性は「手持ちぶさただし、とりあえずビールだけ先に飲んじゃいませんか!?」と提案。女性同士顔を見合わせながら、まあいいかと、先に乾杯をすることに。すると、グビグビっとビールをあっという間に飲み干して、「じゃ、とりあえず料理も先に食べませんか!?」と言うのです。早急に飲み食いしたがる男性でしたが、「まだ開始時間前だし、さっきから5分しか経ってないので、もう少し待ちましょう」と髪の長い女性が言うと、がっはっはと大きな口をあけて笑い、「じゃあ、もうちょっとね」と「ビール!」とおかわりをしている男性。そうこうするうちに他の参加者も到着し、無事に飲み会がスタートしたのですが、大柄なその男性は出てくる料理を次々にあっという間にたいらげ、大量のビールを飲み干して、2時間きっかりで「じゃっ!」と帰っていきました。出会いが目的ではなく、どうやら「お腹がすいてたんだね」とざわざわとしたのでした。婚活していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©Juanmonino/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©ultramarinfoto/Gettyimages
2020年08月03日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第18回は、コロナ禍でママやファミリーが気をつけたい3つのことをお届けします。1. まわりが敏感になりがちな「子どもの咳」【ママライフばんざい!】vol. 18新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いまは全世界でこれまでとは違う生活スタイルで過ごしている方が多いですよね。そんないわゆる“ニューノーマル”で暮らすなかで、ママやファミリーも日々気をつけたいことをご紹介します。日本では緊急事態宣言が解除されましたが、予防のためには、配慮する必要のあることは多々あります。とくに、咳については現状、敏感になっている方が多いのではないでしょうか。そんなときに気にしたいのは、子どもの咳。まだ免疫力が弱く、ちょっとした気温の変化でも体調に変化が出やすい子どもは、のどの風邪やアレルギーなどで、咳が出てしまうことも。いまは保育園によっては教室に入る前に手洗い、消毒をしたり、咳の症状があるだけでも念のための自宅待機となったりしますが、これがただの風邪だとしても、こんこんと咳き込んでいるとまわりの不安を煽ってしまいがち。現在は、子どもからの感染なども気にする大人の方もいますので、子どものいない方にも安心してもらえるように、親がしっかりと子どもの健康管理をすることが大切です。やむを得ず電車などの公共交通に乗る場合も、なるべく人の少ない時間に利用し、壁などもベタベタ触らないよう、また、おしゃべりをしないように子どもの興味を引く絵本などを持参して静かに車内で過ごすなど、ママがきちんと守ってあげましょう。2. あらためて密になりやすいスーパーや公園は控える言うまでもなく、“3密(密閉、密集、密接)”を避けるのはもちろんですし、そのことを意識して過ごしている方のほうが圧倒的に多いはず。ですが、公園に集まる親子や、マスクをしているとはいえママ友同士でおしゃべりに興じている方をときどき目撃することがあります。また、以前はなるべく大人がひとりで短時間で買い物を済ませることが推奨されていたスーパーなどでも、いまは緊急事態が緩和されているため、うっかり長時間滞在するようなこともあるかもしれません。そういった人との接触が避けられないような場所へ出向くときは、できるだけ子どもを連れていかないか、連れていくなら負担のかからない短時間での利用で済ませるなど、まだまだ工夫が必要。まさか身近で感染するわけがないと思って油断するよりも、自分だけでなく、ファミリーでニューノーマルに慣れて、健やかな毎日を送るようにしていきましょう。3. 子ども用マスクの準備は万端にすっかり、外出の際には「マスク着用」が定番となった今日この頃。わが家では、近所のドラッグストアなどにマスクがなくなった状況が続いた際に、信頼できそうな業者を調べてネットから購入しました。そうして一時期はマスク不足が深刻だった状況から、現在は近所でも販売されているのを見かけるなど、いまマスクの入手についてはそれほど心配ではなくなっていますよね。大人が出かけるときにはマスクの着用をすることが普通になってきていますが、うっかり忘れがちなのが、“子どものマスク”ではないでしょうか。ファミリーで出かける際、パパとママはちゃんとマスクをしているのに、子どものマスクだけ忘れてしまうような場合も。また、マスクが近所でも手に入るようになったとはいえ、実は子ども用の小さなマスクについては、まだ不足している印象です。無理に大人用のマスクを子どもにつけさせても、小さい子の顔には大きすぎるので、飛沫感染を防げるかは疑問。マスクをしないで出かけることはできませんから(※)、子どものマスクはママが手作りするのもいいかもしれません。うちも手作りしようと布とゴムなどを準備しましたが、ネットでも子ども用の小さいマスクを念のため購入しました。いざというときのために、おうちにも多めにマスクのストックを用意しておくといいですよね。自分のことだけでも、気を配ることの多いニューノーマルの生活。そこにさらに子どものことについても気をつけなくてはいけないママは大変なこともあるかもしれませんが、心身ともに健康でいられるように、コロナ禍を乗り切っていきたいですね。※但し、日本小児科医会では、2歳未満のお子さんは、窒息の危険等があることから、マスク着用は推奨していません。また、厚生労働省では、「高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう」としています。©Jurgita Vaicikeviciene / EyeEm/Gettyimages©andresr/Gettyimages©FG Trade/Gettyimages
2020年08月03日【音楽通信】第43回目は、日本を代表するシンガーソングライター、山下達郎さんの初めてのライブ映像配信のレポートをお届けします!写真・濵田志野(京都『拾得』)、菊地英二(氣志團万博2017) 取材、文・かわむらあみり【音楽通信】vol.43ライブ配信は京都のアコースティックセットからこれまで数々の名曲を生み出してきた、日本を代表するシンガーソングライターの山下達郎が、7月30日に『TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING』と題したライブ映像を、高音質の動画配信サービス『MUSIC/SLASH』のこけら落としとして配信した。ロックバンドのシュガー・ベイブとしてデビューした1975年以降、1976年12月のソロ活動からも、2012年に劇場公開されて伝説となった『山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』以外、これまでに山下の映像作品が発売されたことはない。今回のライブ映像の配信は、山下にとって、キャリア初の試みとなった。また、ファンにとっても“動く山下達郎”を自宅で視聴できることは、画期的な出来事。コロナ禍で先の見えない状況を過ごす人々が多いなか、山下のツアーも延期や中止となり、今回のライブ映像配信で元気づけられた人は多いだろう。ライブは、2018年3月17日に行われた、京都のライブハウス『拾得』の映像からスタート。ボーカルとアコースティックギターを務める山下と、ベースの伊藤広規、キーボードの難波弘之の3人編成。ファンにとってはおなじみのこの3人による、アコースティックセットでの演奏だ。1曲目は、1991年に発売された楽曲「ターナーの汽罐車」から。まっすぐに聴き手の胸に届く、揺るぎないボーカルの力は、会場のみならず、視聴している画面の前のオーディエンスをも撃ち抜いていく。続き、1982年発表で同名ドラマの主題歌でもある「あまく危険な香り」をしっとりと聴かせ、2010年発表で下を向く気持ちをそっと励ましてくれるバラード「希望という名の光」、小気味良いサウンドで軽やかなボーカルを聴かせるカバー曲「WHAT’S GOING ON」などを披露した。氣志團万博での圧巻のステージ&34年前の映像もそして、2017年9月17日に千葉県の袖ケ浦海浜公園で開催されたロックフェスティバル “氣志團万博2017”のライブ映像では、なんと山下が登場した40分のステージをノーカットで配信した。まずは会場に「山下達郎 紹介VTR」が流れ、主催者である氣志團の綾小路翔が、山下のことを「日本の音楽を変えた人」と話し、「神すぎて」と絶賛する映像が大型モニターに映し出される。そう紹介された山下の登場をいまかいまかと待つオーディエンスの前にバンドメンバーが現れ、大歓声のなか、最後に山下が登場。場内を見渡しながら、「山下達郎です、よろしく!」と、きりりとした表情で挨拶し、おおいに沸き立つ。1曲目は、山下が作曲を担当し、近藤真彦に提供した1982年の楽曲「ハイティーン・ブギ」。きっと会場にいた誰もが予想外だった選曲からスタートし、同じく1982年の爽快でグルーヴィンな「SPARKLE」では、卓越したギターカッティングも披露。さらに、1997年にKinKi Kidsのデビュー曲として作曲した「硝子の少年」を艶やかに歌い、続く1992年のアップテンポな「アトムの子」では、間奏で「アンパンマンのマーチ」のフレーズを挟みながら熱唱。そんな山下のバックコーラスに目をやると、妻の竹内まりやが参戦している。大型モニターにも竹内の姿が映し出され、盛り上がるオーディエンス。その後、山下が作曲しアン・ルイスに提供した1979年の「恋のブギ・ウギ・トレイン」で、山下はまたもや神業ともいえるギターカッティングほか、圧巻のパフォーマンスを見せる。この曲までは竹内もバックコーラスを務めて夫婦の絆を垣間見せた後、出演者全員で手を繋ぎ、客席へとお辞儀。最後は、山下がハンドマイクで1991年の「さよなら夏の日」を歌い、ステージ上を動きながら、すべての人たちの心へその澄んだ歌声を染み渡らせた。ここまででも十分貴重なライブ映像なのだが、ここからはまさかの1986年のお宝映像を配信。真っ赤なシャツにネクタイ、ジーンズ姿の山下が2曲を披露。何よりも驚いたのは、34年前のライブ映像だというのに、山下のキーも声量もスタイルもいまもまったく色褪せず、変わらない力強さがあるということ。たとえ何年経っても、山下が人々の心を惹きつけて離さない理由がわかった、なんとも贅沢な夜だった。取材後記心に響く数々の名曲を生み出している山下達郎さん。ストイックにご自身の音楽の道を突き進み、時代が移り変わろうとも、けっしてブレないその姿勢、たゆまぬ努力、そして並外れた才能に脱帽するばかりです。表現者として、これからもきっとわたしたちに素敵な音楽を届けてくれるでしょう。山下さんの貴重なライブ映像を堪能させていただきました。セットリストOPENING京都のライブハウス「拾得」より(2018年3月17日のライブ映像)01.ターナーの汽罐車02.あまく危険な香り03.砂の女04.希望という名の光05.SINCE I FEEL FOR YOU06.WHAT’S GOING ON氣志團万博2017より(2017年9月17日のライブ映像)07.ハイティーン・ブギ08.SPARKLE09.BOMBER10.硝子の少年11.アトムの子12.恋のブギ・ウギ・トレイン13.さよなら夏の日「PERFORMANCE 1986」ツアー郡山市民文化センターより(1986年10月9日のライブ映像)14.SO MUCH IN LOVE中野サンプラザホールより(1986年7月31日のライブ映像)15.プラスティック・ラブCLOSING(THAT’S MY DESIRE)Information
2020年07月31日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第46回は、大きな出来事のあと、パートナーに求めるものを見直した女性の声を3つご紹介します。1. 親が病気になり“とにかく健康な男性”がいい人【結婚引き寄せ隊】vol. 46仕事が大好きで、少しワーカホリック気味なくらいだったAさん。地方に住む両親のことを忘れたことはないものの、土日のどちらかにも仕事が入ることがあって毎日多忙だったため、だんだんと実家を気にかける機会が減っていったそうです。また、正月休みや夏休みがあっても、帰省せずに「自分自身へのご褒美」と称して女友達と海外旅行をするなど、ほとんど実家に帰ることがなくなりました。そんなあるとき、用事があって実家に連絡すると、父親の体調が悪いことを初めて知ります。東京で働くAさんに心配をかけまいと、Aさんの母親は、父親の具合を報告していませんでした。ただ、さすがに仕事にばかり意識を集中しているわけにはいかないと、Aさんはそれからちょくちょく実家に顔を出すようになり、だんだんと人生について考え始めたそうです。結婚についても真剣に考えたことのなかったAさんですが、両親の様子を見て、「仕事をするにしても、旅行するにしても、何よりもまず健康が一番」だと、実感。その後、時間に余裕のある仕事へと転職し、時間にも心にも余裕ができたそうです。そんなときAさんが心底思うのは、「結婚するなら“健康な人”であればいい!」ということ。身近な人が病気になると、健康であることにあらためて感謝したくなるものですよね。2. 都会より田舎暮らしで“素朴な男性”がいい人大学時代から東京で暮らしていたBさんは、もともとまわりに田畑があるような自然豊かな場所で育っていました。思春期の頃に触れたテレビや雑誌に、東京で流行っているファッションやスイーツがよく紹介されていて、見るたびに「早く東京に行きたい」「都会で暮らしたい」と、憧れていたのだとか。その憧れの通り、上京し、就職もして、おしゃれだといわれるショップで買い物をしたり、おいしいと評判のレストランへ足を運んだりしていたそうです。そうして何年も経ってくると、すっかり“東京の人”となったBさんでしたが、交友関係が広がるほど、おしゃれスポットに繰り出して人と会っていてもだんだんと都会の喧騒に疲れを感じてきました。あるとき、何気なくつけたテレビに、田舎で暮らす家族の姿を観て、おしゃれなものにもブランド品にもまったく興味がなく、ただ家族で美味しそうにご飯を食べているその様子がなぜか強烈に印象に残ったというBさん。もう十分すぎるぐらい都会を満喫してきたこともあったのか、「もういいかな」と思い、故郷へ戻ることにしたのだとか。以前は洗練された都会の男性が好みだったBさんですが、そこからはすっかり“自然が似合うような素朴な男性がいい”と、好みにも変化があったそうです。3. コロナ禍で“信頼できる男性”がいいと見直した人あまり恋愛をしたことがないという、女子校育ちのCさんは、女友達が結婚ラッシュを迎える時期でもとくに自分の結婚を焦ることもなく、のんびりと過ごしていました。それほど結婚願望もなかったCさんでしたが、まわりに婚活する女性が増えてくると、独身なので誘われて一緒に婚活パーティなどに参加するようになったのです。婚活友達は「いかに好条件の男性を見つけるか」という女性が多く、なんとなくCさんも、「私もみんなと同じで結婚するならエリートがいいのかな」と思っていたそう。そんなとき、コロナ禍で外出自粛制限がなされるという事態に。婚活はもちろん、普段の生活さえも外出することを控えるようになりました。婚活友達とも離れたCさんは、いかに普通の日常生活が大事かを実感。まわりに流されてエリート男性との結婚を夢見ていましたが、やっぱり条件より、どんな状況に陥ったとしても、「信頼できる関係を築ける男性」と結婚することが心から安心できる道だと思ったそうです。思いがけない大きな出来事を体験すると、結婚観や人生観に変化があることもありますよね。出会いを探していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあれば、自分自身を振り返ることもあるでしょう。みなさんにとって、良い出会いがありますように。©Corey Jenkins/Gettyimages©Aja Koska/Gettyimages©Robert Benson/Gettyimages
2020年07月30日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第17回は、育児をしていると避けて通れない、ママ同士のコミュニケーションの場についてご紹介。漫画やドラマの話ではない、本当に体験した疲れるママの特徴を3つお届けします。1. グループを仕切りたがるボスママ【ママライフばんざい!】vol. 17それは子どもの検診先で知り合ったママのこと。育児について勉強中だった私は、あるママに「たまには息抜きしよう」と誘われ、ママ友グループのランチ会に参加することにしました。そこには、同世代から年下まで、さまざまなバックボーンを持ったママと子どもがずらり。育児について意見交換をしたり、話したりしていると、そのなかのひとりのママが突然、「じゃ、次はこの話をしよう!」と場を仕切り出しました。そのママは、もともとちょっとヤンチャ系だったということで、自分の意見をズバズバ言って切り込んでいきます。たとえその意見が間違っていたとしても、私を含めその場にいるママたちは、圧のあるその元ヤンチャ系ママに逆らえる雰囲気ではありません。そんな状況ではあるものの、他のママとの交流も持っていたほうがよいのかなとも思い、その後もママ友会があるときは行くか行かないか考えあぐねていました。そのうち、その元ヤンチャ系ママ以外のママとも親しくなり、それぞれお家を行き来する機会がありましたが、ママ会に行くと元ヤンチャ系ママから「ねえ、この前〇〇の家に遊びに行ったんだって?聞いてるよ」と言われました。他のママとの交流も、すべてその元ヤンチャ系ママに「報告」があがっていたのです。そこにいたママたちは、元ヤンチャ系ママを慕っているのか、怯えているのか、なんでも言う通り。元ヤンチャ系ママが場を仕切り、すべてを掌握できるようにされていました。自分も同じように元ヤンチャ系だとシンパシーを感じることができたかもしれませんが、もともとしがらみが苦手な私は、だんだんと息苦しくなり、徐々にフェイドアウトしていったのでした。やっぱり、ママがしんどいと、子どもにもその気持ちが隠しても伝わってしまうもの。心すこやかに育児をするべく、離れてみて、解放感でいっぱいになったのでした。2. 勝手にSNSに人の子どもの写真をアップするママそれはあるとき知り合ったママのこと。30代半ばのそのママは、働くことが大好きだと言っていて、同じワーキングママとして共感し、仲良くなりました。都内には、子どもが遊べるスペースが設けられていたり、ベビーフードを置いていたりする、親子にやさしいカフェが増えてきていて、そういった場所にお互いのママ友を連れて行くことも。子どもたちも無邪気に遊んでいて、ママたちもいろいろな話をしながら、お茶をすることが楽しかったのです。何度かお茶をした後、今度はお家でご飯を食べようということになり、予定を考えていたある日。フェイスブックに、その30代半ばのママが、知り合いかもと表示されました。あのママだなと思って見てみると、なんと私も一緒に写っている、ママや子どもたちの集合写真がアップされているではありませんか。それもママたちだけならまだしも、みんな子どもの顔もハッキリくっきりと写っている親子の写真が、どーんと目に飛び込んできました。いまでは保育園でも、「勝手に園内で写真を撮らない」「SNSでアップしない」など、個人のプライバシーへの配慮が定められていることが当たり前ですが、なんの許可もなく、勝手に写真をアップされていて大変驚きました。別の友人と「もう大人なんだし、こういうときは相手に聞くよね」という話をしていたら、あるママが「10代、20代だったら無許可で写真を掲載してもスタンプで顔を隠したり、上手に加工するかもしれないけど、30代のママだから逆に無知だったんじゃない」と言われ、納得。いや、もちろん、SNSを駆使している30代のママもたくさんいますし、きちんと写真掲載について連絡をくれるママのほうが多いはず。ですが、時々こういったタイプのママにも遭遇してしまうので、怖いなあと思ったのでした。3. 派閥を組んでボスママの顔色をうかがうママそれは子どもを遊ばせようと、近所の児童館へ行ったときのこと。その児童館には、毎日子どもを遊ばせに来ている親子や、たまに来ている親子など、いろいろなご家庭の方が来ていました。私はたまに顔を出していのですが、あるとき、「最近この街に引っ越してきたんです」というママとお子さんがいました。その次に児童館に行くと、またその引っ越したばかりと言っていた親子がいて、まだこの街に慣れていないのではと気になったので話しかけ、「困ったことがあったら言ってくださいね」「時間があったらお茶でも行きましょうね」という会話がありました。その日はそのまま帰宅し、またしばらく経ったときに児童館に行ったところ、今度はそのママから声をかけてきました。何かと思って話を聞くと、「お茶に行こうという話が出てたんですけど、〇〇さんにグループに入れていいかを確認してみたら、いまはグループの人数が増えすぎちゃって入れないみたいなんですぅ」とのこと。グループ? 〇〇さん?と、初耳だらけの話をするそのママの話をずっと聞いていたら、どうやらその児童館ではママ友グループの派閥が存在。児童館に来るようになってすぐ、そのママはあるママ友グループに入れられ、個人で行動することは控えて、自分に関することはすべてボスママのジャッジをあおいでいました。そもそもしがらみが苦手なので派閥があるだけでもゲッソリするのに、頼んでもいないし入りたくもないママ友グループに、知らないうちに入会希望ということになっていて人が多いと言われるなんて、まったくもって意味不明……。うーん、なんだか、疲れるかもしれない。そう思い、なんとなく児童館からは足が遠のいていったのでした。育児をしていると、さまざまなタイプのママに会うことがありますが、いつかママになる人もいままさに育児中の人も、自分らしくのびのびとしたママライフが過ごせるよう祈っています!©lisegagne/Gettyimages©YakobchukOlena/Gettyimages©monkeybusinessimages/Gettyimages
2020年07月24日【音楽通信】第42回目は、男女混合パフォーマンスグループ「AAA(トリプル・エー)」のメインボーカル、宇野実彩子さんの初“オンライン誕生日ライブ”のレポートをお届けします!取材、文・かわむらあみり【音楽通信】vol. 42趣向を凝らしたトーク&ライブで構成された生配信「AAA」の宇野実彩子が、自身の34歳の誕生日となる7月16日に、誕生日ライブ「“MISAKO UNO “ birthday party & live session ~いくつになっても離れていてもお祝いしてほしいの~」を動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」より、生配信した。午後9時からは表題と同じ「“MISAKO UNO” birthday party & live session ~いくつになっても離れていてもお祝いしてほしいの~”」をトーク&ライブで、午後11時前からは「2部」を「“MISAKO UNO” after party ~だってまだ足りないの~」と題して、ゲストを交えながらのトークを配信。1部がスタートすると、華やかなバルーンやカラフルなクッションがレイアウトされ、ゆったりとしたソファに座りながら進行できるように設定された部屋に、ドレスアップした宇野が登場した。配信ライブならではといえる、ファンからの「おめでとう」メッセージがコメント欄に盛んに飛び交って、すぐさまお祝いムードは満点に。宇野は「私の初のオンライン誕生日パーティに参加してくれて、本当にありがとうございます!」と、ファンに感謝を述べる。本来なら、ツアーの東京公演の予定だったこの日。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全公演が開催自粛で延期となっていたところに、今回の誕生日ライブ配信が決定し、宇野もファンも喜びもひとしおの様子。トークを行うなか、“宇野ちゃんからのバースデープレゼント”という、3つの報告があった。1つめは、「ソロとしてのオフィシャルサロンを開始しまーす!」と発表された、『MISAKO UNO Inc.』の創立。2つめは、「YouTubeチャンネルを開設しまーす!」と、『MISAKO UNO OFFICIAL』の開設を公表。3つめは、延期になっていた全公演の代替公演となるホールツアーを2021年1月29日(金)の東京公演を皮切りに、全15公演予定していることを公表した。そんなうれしい報告に沸くファンたち。続く“宇野ちゃん! お願いこれやって”という、事前にやってほしいことを募ったという企画コーナーへと進んでいくと、全力でリクエストに応える宇野の姿に盛り上がる。すると、クローシュがのせられたテーブルが運ばれ、蓋を開けると、赤いボタンが。恐る恐るボタンを押すと、幼い女の子からのメッセージが流れる。宇野いわく、前から「大きくなったらみーちゃん(宇野)のために働いてあげるから、ずっと一緒に暮らして」とお願いされている、姪っ子の声だった。サプライズに喜ぶ宇野だが、ひとつ困ったこととして「結婚しないで」と言われているそうで、「結婚はさせてくれ!」と頼む場面も。この後、ライブコーナーに移るため、準備に入る宇野。その間、視聴者には、配信直前の新曲「Stand UP!」のミュージックビデオが公開された。さらに、オリジナルの「Stand UP! Tシャツ」の作り方動画も紹介。「新しいかたちでみなさんとつながれてうれしい」続いては、待望のライブコーナーへ。「みなさん、お待たせしましたー!」と、黒のベアトップとパンツスタイルに髪をアップにして、バンドメンバーと一緒に、アコースティックギターを抱えて現れた宇野。「すごく“ドキンちゃん”です! 心臓がどっかいっちゃった」と、生配信でのライブセッションに少々緊張気味のなか、ライブがスタート。1曲目は、カントリー調の「マイフレンド」を披露。歌い終わると、途中で歌詞を忘れ即興で作詞して歌ったという裏話を話しながらも、「こうやってまた新しいかたちで、みなさんと繋がっていられるのは、うれしいですね」としみじみ。「3月、4月、5月といろいろな気持ちになりました」と、ひとりで苦しかった時間を超えて、この日を迎えたことの幸せを実感しているようだった。2曲目は、ソロで歌うのは初めてだという、AAAの曲から「Love」。ラップも歌いながらも、ミディアムバラードでしっとりと聴かせる。歌い終わるとファンのコメントを確認し、「改めていい曲!」というメッセージに同意し、「練習していて何回も泣きそうになった」と告白。次はガラリと雰囲気を変え、「ここからはあったまりたい! クラップしたい」と煽る。3曲目はAAAの曲から、「Day by day」をのびやかな高音で、軽やかに歌唱。「とびきりの誕生日になりました!」と感謝し、「集まっていただいているので、未発表の新曲を持ってきました!」と、4曲目「きみとぼく」を歌い、ライブコーナーを締め括った。古坂大魔王との絶妙なクロストークも披露2部では、1部のトーク終わりで紹介していたオリジナル「Stand UP! Tシャツ」と、白のチュールスカート姿で現れた宇野。ここからはアフターパーティということで、宇野が18歳のときから知り合いだという、古坂大魔王が特別ゲストとして登場。お笑い芸人、アーティスト、クリエーターなどマルチに活躍する古坂だけあって、鋭いトークがビシバシ飛ぶなかに、笑いのエッセンスが随所にちりばめられる。古坂は、バカラのクリスタルで作られた、折り紙の動物モチーフのオーナメントを宇野にプレゼント。本当は「10万円分の生肉か、コレか迷った」と激白し、笑いを誘った。軽快にクロストークが進むなか、実は宇野が33歳最後の日に、財布をなくして大騒動だったことを話す。最終的には、冷蔵庫の野菜室に、リンゴと一緒にうっかり財布を入れていたという仰天エピソードを披露し、意外な一面をのぞかせた。そして宇野の誕生日翌日となる7月17日に、47歳の誕生日を迎えるという、古坂。宇野からも古坂に、カシウエアのペアスリッパをプレゼントする。続いては、「幸せだと感じる瞬間は?」「うちの家族自慢」など、トークテーマに沿って、続々とふたりのエピソードを紹介していく。笑いを交えて話す古坂に、容赦なくツッコンでいく宇野。長年の信頼関係があるふたりだからか、その掛け合いを観ていると、ほっこりした気分になった。生配信もあと5分を切るというところで、クローシュがのせられたテーブルが運ばれ、蓋を開けると、プリンが。古坂の誕生日を祝った後、駆け足でオンラインライブを振り返る。時計が深夜0時を過ぎ、また何かやろうと意見が合致するふたり。最後に「みなさん、こんな時間まで本当に、本日はありがとうございました! 34歳の宇野実彩子も、よろしくお願いします!」と、初のオンライン誕生日ライブを笑顔で終えたのだった。取材後記アーティストとしてはもちろん、メイクやファッション、スタイルまで支持の厚い、宇野実彩子さん。その力強いボーカルで私たちの心を響かせたり、古坂さんとのやりとりで見せたようなコミカルさでほのぼのとした気持ちにさせてくれたりと、色とりどりの魅力を発揮しています。34歳からの宇野さんのご活躍も目が離せませんね。セットリスト01.マイフレンド02.Love03.Day by day04.きみとぼくInformation
2020年07月21日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第45回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その14をお届けします。1. 「忙しい」が口癖の男【結婚引き寄せ隊】vol. 44それは20代から30代の男女が集まる、飲み会に参加したときのこと。自己紹介もひと通り終わり、それぞれがまわりにいる人たちと打ち解けて、お酒もすすんで盛り上がってきた頃。「このお店は2時間制だから、あと1時間もしないうちに出なきゃいけない。話し足りない人がいないよう、自分から話しかけよう」と、その飲み会で一番年上だった30代半ばの男性が言いました。いや、まだ1時間あるよねと思いながらも、ちょっと強制的に誰かに話しかけにいかなくてはいけない雰囲気になり、正直なところ「このメンツではそこまでしたい人がいない……」と内心思っていた私。ですが、とりあえず、近場にいる30代前半の男性と話していると、あることに気づきました。その男性に仕事のことをたずねても「忙しいんだよね」、趣味をたずねても「忙しいから何もしていない」、家にいるときはどうしているのかをたずねても「いつも忙しいから、家とか会社とか関係ない」という返事。“忙しい人”を演出しているのか、それともこちらに気がないから、話すのが面倒で“忙しい推し”で逃げ切りたいのかどっちだろうと、ふと冷静になってしまいました。その後、その男性は他の女性と話していても、「毎日忙しい」を連発。総合的に考えて、どうやら“忙しい俺=有能でまわりからひっぱりだこの俺”をアピールしたかった様子。でも、本当に忙しかったら、この飲み会にも来るヒマないやん! と、心の中でツッコミながら、「忙しい」が口癖の男性とは距離を起きつつ、飲み会は終了。何事も、過度なアピールは逆効果だと思ったのでした。2. やたらとオシャレな店を選ぶ男それはある婚活サイトで出会った男性と、初めてふたりで会うことになったときのこと。都内の企業に務めるサラリーマンのその男性から、会う場所として提案されたのは、由緒あるホテルのカフェラウンジでした。その男性は、女性をエスコートするスマートさも持っているようで、これは婚活サイトの文面上だけでやりとりしているとわからなかったであろう、ソツのなさを発見。カフェラウンジのゴージャスさもあって、優雅な気持ちでお茶を楽しみ、「よかったら次に会うお店もボクが決めてまたご連絡しますね」と言われ、お任せすることにしました。数日後、連絡があり、指定されたのはオシャレ雑誌に載っていそうな、リゾート気分が味わえるような南国テイストのオシャレなお店。ここでもそれなりに食事を楽しんだものの、少しずつ、違和感を覚え始めたのです。それは、「ボクのセンスはスゴイでしょ」という、けっこうなドヤ顔が見えてきたこと。その男性は、なぜその店をチョイスしたのかを長々と説明する人でした。この日も無難に時間は過ぎて、後半はほとんど「はい」「そうですね」しか言っていなかった私でしたが、それが逆に良かったのか、その男性から「また次に会うお店を決めたら、ご連絡します」と言われ、店をあとにしました。よく考えてみると、その男性はこちらの食事の好みは聞いてこなくて、いかに自分がオシャレだと思っているお店に女性を連れていくかしか、頭にない様子。こちらから「こんなお店はどうですか」と言っても、「いや、それよりも、もっとイイお店知っています」と返されてしまうのですから。最初は、少しでもイイ場所に連れていこうと努力してくれているのかな、なんて思いましたが、そうではなかったんですよね。そう思うと、ちょっと違うな……と感じて、会うことも終了。その男性には、きっとなんでも「スゴーイ!」と盛り立ててくれる女性が合いそうだなと思ったのでした。3. すぐに家に来たがる男それはある婚活パーティに行ったときのこと。エリート男性が集まるという名目のそのパーティでは、いかにも“仕事がデキる感じの男性”や“小金を持っているからちょっと遊んじゃってます”という雰囲気を醸し出している男性など、いろいろなタイプの男性が参加していました。ほぼフリータイムのスタイルだったので、なんとなく近くにいる人と話す場合もあれば、目当ての人を決めてガンガン話しかけに行く人もいるなど、ざわざわとした会場は活気づいていました。そんななか、少し離れた場所にポツンとひとりで立っていた小麦色の肌の男性と目が合うと、その男性は私のところにつかつかとやってきました。その男性は、少し話すとすぐに、「じゃあこのあと、家に行ってもいいかな?」と聞いてくるのです。「は?」と、聞き間違えたかと思って聞き返すと、「きっと仲良くなれる気ががする」と言って笑っています。……怖! と思い、スーッとその場を離れて、私はトイレに行きました。仕切り直しだと思い、会場に戻ると、小麦色の肌の男性は女性と話していたかと思ったら、サーっと一緒にいた女性が離れていきました。たぶんまた家に行きたいと言って、ドン引きされて、それでポツンと状態が多いのに違いないと確信。初対面で相手の家に行きたがる発言は、距離の取り方が性急すぎて、ついていけないわと思ったのでした。婚活していると、思いがけずいろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©Johnce/Gettyimages©Koldunova_Anna/Gettyimages©Taiyou Nomachi/Gettyimages
2020年07月15日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第44回は、出会いを探していると、一定の確率で遭遇するかもしれない“ずるい男”についてご紹介。このタイプと付き合う女性は消耗してしまって危険! 最初に「この人は不誠実かも」と見極めて、ハマらなかった女性のエピソードを3つお届けします。1. 話すほどにナゾな身のうえ【結婚引き寄せ隊】vol. 45それは帰国子女のAさんが出会った、ある男性のことです。Aさんは知り合いが多い友達に誘われて、飲むことが好きな男女が集まる飲み会に参加した際、すみっこのほうでニコニコしながらお酒を飲んでいる、優しそうな男性が目に留まったのだとか。Aさんのほうからその男性のところへ行き、グラスを傾けながら、いろいろな世間話や身の上話をしていたときのこと。Aさんが帰国子女だという話になると、その男性が「ああ、俺たち気が合うねえ。俺も帰国子女」と言いだしました。「私はアメリカにいたけど、海外のどこに住んでいたの?」と聞くと、その男性は「まあ、海外ってことで」と話を切り上げます。その後も、Aさんが住む東京の街の話をすると、「ああ、それも近所かもしれない」と言い出す始末。物怖じしないAさんがどんどん男性にツッコンでいくと、「ちょっと前まで住んでた」と話が変わり、すぐに違う話に切り替えてくるのだそうです。妙だと思い、パッとそこから席を移ったAさん。しばらくして、ちらっとその男性を見ると、若い女性に囲まれて何やら楽しそう。ちょっと近くに寄って話を聞いていたAさん。なんとその男性は、さっきと同じ内容をその女性たちにも話していましたが、ツッコミもせず「へえーそうなんだねぇ」などと、和やかなムードの女性たちだったとか。しかも飲み会の後、ひとりの女性とその男性は消えてしまったそうです。Aさんのように、初対面でもおかしいなと思ったことには切り込むタイプだと、すぐに話の辻褄が合わないことに気づくはず。相手の話が作り話だったり、何かの理由で素性を隠して女性の気を引こうとする男性は、話のどこかにズレが出てきますから、そこで見極めていくことがポイントだといえるでしょう。2. いつも連絡が取りにくい彼氏が途切れたことのないBさんが出会った、ある男性のことです。さびしがり屋のBさんは、常にそばに誰かがいないとダメなタイプ。どこから見つけてくるのか、「あれ? この間と違う男性!?」という具合に、気づくといつも彼氏がいるのだそう。そんなBさんは、前の彼氏と別れて、まだ一週間しか経たないというのに、「早く彼氏を作らなきゃ」と焦っている様子。Bさんと仲の良いしっかり者の女友達は、「少しぐらいひとりでいてもいいのに」と、ちょっと心配していました。間もなく、Bさんは合コンで出会った年上の男性を気に入り、すぐに連絡先を交換しました。相手の男性もBさんを「好みだ」と言い、とんとん拍子にふたりの関係が進むと思いきや……。その男性と全く連絡が取れないのです。そのまま自然消滅かもという状況になると、忘れた頃に「スマホの調子が悪くて」と、向こうから連絡があるのだそう。でも、Bさんから連絡するとつかまらず、また絶妙なタイミングで向こうから連絡がくることの繰り返しに。その状態なのに男性から「付き合おう」という話が出て、Bさんは「OK」を出したものの、また連絡がつきづらい状態に突入。これで付き合っているというのなら、Bさんはまるで“キープ”されているような立場を疑う必要があるかもしれません。そして、最初からその男性を訝しんでいたBさんの女友達に、猛烈に交際を反対されたBさん。さびしがり屋のBさんもさすがにその男性は見送ったのだとか。寂しいときは、好意を見せてくれる男性にふらっとしてしまいそうになるかもしれませんが、あまりにも連絡が取れないなどは、すぐに飛びつかないほうが賢明でしょう。態度も含めて、自分に対して誠実かどうかを見極めたいものです。3. 急に連絡して会いたがる営業職をしているCさんが出会った、ある男性のことです。仕事の関係で知り合ったその男性とは、ときどき顔を合わせる程度でしたが、あるときCさんに「よかったら連絡してください」と言って、個人の連絡先を渡してきたのだとか。その男性に好印象を持っていたCさんは、ちょうど彼氏がいなかったこともあって、連絡してみると、さっそくデートすることに。デートではたわいもない話ばかりだったそうですが、その後も「会おう」と約束し、ウキウキしていたCさん。ですが、だいたいにおいてCさんが提案する日にちとその男性の予定が合わず、向こうから連絡がくるときは、急ながらなんとか身支度をして、短時間だけ会うこともしばしばだったそう。あるときは、夜遅くに「急に申し訳ないけど、会いたいから、家に来る?」と連絡があったことも。まだ付き合うかどうか曖昧な関係なのに、夜遅くに連絡してくることに疑問を持ったCさん。「あっちの都合で急に呼び出されるなんて、これは“都合のいい女”にされかけている」とピンときて、その男性とはキッパリと交流を断ったそうです。やっぱり、相手にだけ都合のよいやりとりがあると、その関係を見極めることが肝心だと思ったのでした。出会いを探していると、思いがけずいろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©Estradaanton/Gettyimages©valentinrussanov/Gettyimages©kupicoo/Gettyimages
2020年07月08日【音楽通信】第40回目に登場するのは、愛にあふれるパワフルなボーカルで、いつも聴き手をハッピーにさせてくれる、AIさん!取材、文・かわむらあみり【音楽通信】vol. 40毎日を精一杯過ごしていたら20年経っていた2000年11月にシングル「Cry,just Cry」でデビューされてから、20周年イヤーを迎えている、シンガーソングライターのAIさん。アメリカで生まれ、鹿児島で育ったAIさんは、そのワールドワイドな感性と確かな実力で、国境をボーダレスに飛び越えて大活躍。また、「Story」「ハピネス」「みんながみんな英雄」などの大ヒット曲を世に送り出し、これまでに3度のNHK紅白歌合戦出場、第59回日本レコード大賞・優秀作品賞を受賞するなど、AIさんの歌声は私たちの心に着実に届いています。そんなAIさんが、2020年7月8日に、アニバーサリーミニアルバム『IT’S ALL ME –Vol.1』をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーーデビュー20周年ですが、これまでを振り返ってみていかがですか。この20年はいろいろなことがありました。デビューした頃は自信に満ちあふれていたのですが、なかなか売れなかったり、ライブにお客さんが来てくれなかったりといったところから、ちょっとずつやってきた感じがあります。ーー徐々にアーティスト活動に手応えを感じたのはどのようなときでしょうか。ライブにお客さんが来てくれるようになって、そこから手紙をいただけるようになったときですね。「え! 私に手紙をくれるの!? これがファンレターだ!」と、すごくびっくりしました(笑)。でも、とてもうれしかったですね。ライブのあとに待っていてくれる人もいて、「サインください」と言ってくれて。私、サインないけどなあと思いながら署名して(笑)。なつかしいです。最近は、普通にライブをさせてもらえるようになって、すごくありがたいと思っています。自分としてはこの20年間、毎日をなんとか過ごすので精一杯。それを繰り返していたら、気づくと20年も経っていたという感じですね。ーーこの20年のなかで、安室奈美恵さんやEXILE ATSUSHIさん、The Jacksons、チャカ・カーン、最近では長渕剛さんといったそうそうたる面々とコラボレーションされていますね。いろいろな方がいらっしゃいますが、コラボレーションするたびに、勉強になっています。みなさんに共通しているのは、「自分が本当にリスペクトしている人たち」ということですね。もしその人の曲が趣味じゃなかったら、コラボしていません。自分ではなく、コラボしてきたまわりの人たちがすごい人たちなので、それによって活かされてきた気がするんです。世界中の人々が仲良くなるよう、音楽でつなぎたいーー2020年7月8日に、豪華タイアップ曲や海外アーティストのフィーチャリング曲を収録した、アニバーサリーミニアルバム『IT’S ALL ME –Vol.1』をリリースされます。どのような思いを込めたアルバムですか。もともとこのアルバムを作るときに、東京オリンピックの開催予定があって、世界各国から日本にさまざまな人が来ると思っていました。万が一、外国の方が私の曲を聴いたときでも「ウェルカム!」という気持ちが強くて、世界平和を目指して「人々が仲良くしてほしい、人と人を音楽でつなぎたい」というメッセージを込めて作ったんです。国同士でけんかしたり、トップ同士が争っていたりしますが、私たちは仲悪くなりたくないじゃないですか。アルバムだと、3曲目「kokoro feat.jenn Morel,Joelii」はドミニカ出身の女性ラッパーと、5曲目「You Never Know feat.MJ116」は台湾のヒップホップグループといった海外のアーティストとコラボしていますが、それぞれいろいろなことがあっても、私たちは仲良くなれる。世界に向けて、アジア人でも、白人でも、黒人でも、ヒスパニックでも関係なく、「言葉がわかりあわなくても、心で、音で、通じ合える」と思っていて。こういう曲は、これからもずっと作っていきたいですね。ーー6曲目「僕らを待つ場所」は、映画『AI崩壊』(2020年公開)の主題歌となったバラードです。“AI”崩壊なのに“AI”が歌うというのは、最初はギャグなのかな、どうしようかなと(笑)。映画は人工知能の話でしたが、主題歌は逆に人間味のある音楽にしたいと思いました。ミュージックビデオでも、いつもは感動を避けるのですが、この曲に関しては「泣きたいんです」と監督に言って、ドキュメントのように仕上がりました。レコーディングでもこの曲は感情的になって泣いてしまったので、その感動をみなさんにも味わってほしいなと。泣いてすっきりすることもありますし、そういう曲も必要だと思ったんです。ーー1曲目の「ギフト」は、2020年4月24日に配信された新しい曲ですね。もともとテレビ番組(TBSテレビ『王様のブランチ』のテーマソング)で流れることが決まっていたんですが、テレビはひとりで観ている人もいれば、夫婦で観ている人も、怒っている人も、幸せな人もいろんな人が観ますよね。だから、どんな人が観て、この曲を聴いても、気持ちがすっきりするものにしようと意識して作った曲です。ーーイラストレーターのChocomooさんが手がけた「ギフト」のリリックビデオもあたたかい感じがしました。Chocomooは最高なんですよ。彼女の絵で、パソコン同士がつながっていて、握手をしているイメージのものがあるんですが、コロナ禍で活動を自粛していたり制限していたりするいまの状況にぴったりだと思いましたね。ーー今回、『IT’S ALL ME』の“–Vol.1”ということですが、今後も続くのですね。ほかにもいい曲がいっぱいあるので1枚には収まらないのと、少しメッセージが違ったところもあるので、続いていく感じもいいんじゃないかと。“–Vol.1”も1曲ごとに大事に作っているので、曲数は少ないのですが、そのぶん曲をちゃんと聴いてほしいというメッセージもあります。なるべくポジティブなものを発信したいーーAIさんを拝見していると、こちらまで元気になれるようなパワーやあたたかさを感じます。ご自身では、いつも前向きにいようと心がけていらっしゃるのですか。お客さんや聴いてくれる人の前といった、外に発信するものは、なるべくポジティブなものにしようと意識しています。暗い気持ちは、家族や近い存在の人の前で出せばいいから。もしも外に自分の暗いテンションを出していっても、みんなからしたら関係ないことですよね。大変なのはみんなも一緒なので、メッセージなども前向きなものを心がけています。ーー活動自粛や制限は解除されましたが、現在、AIさんはおうちでどのように過ごしていますか。自粛、制限があったときは、買い物もひとりで行っていましたし、子どもが小さいので一緒に連れていって何かあってはいけないので、外に出ませんでしたね。感染しないようにということもありますが、もしも感染していて気づかずに私や夫が外に出て、たとえばテレビのお仕事で共演者にうつしてしまうようなことがあってもいけないから、いろいろと考えて過ごしています。自粛が解除されてからは、久しぶりに子どもと一緒に公園に遊びに行きました。ーーおうち時間が長くなって、興味を持ち始めたことはありますか。料理をどれだけ楽に作るかですね(笑)。もともと料理をすることが好きで、食材を切るのがストレス発散になるんです。どれだけ正確に野菜が切れるか、どれとどれを混ぜたら、どんな味になるかというゲームみたいだなと(笑)。料理をしているときは自分の時間になるので、楽しいですね。あとはやっぱり、子育てですね。コロナ禍になる以前は、仕事で外出する機会も多く、集中して子育てできないところがあって、自分を正したいと思っていました。いまは1日の流れを見ながら、自分の性格も研究しながら、子どもと過ごしています。以前はベビーシッターさんもいたし、一緒に外出するときは関係者の方に抱っこしてもらったりも。いまのように24時間、何か月も子どもと一緒ということはなかなかなかったので、とてもうれしいですね。ーーそのお気持ちわかります! ところでAIさんはおしゃれなイメージがありますが、普段はメイクなどどうされていますか。普段は全然メイクしないんですよ。この髪の毛も自分で染めました。いまの時期は、美容室に行くのもまだ控えようと思って、とりあえず自分でなんでもやろうと思っているんです。今回のミニアルバムのジャケ写も、全部自分でやりました。服だけ、スタイリストの方に持ってきてもらって着替えて、メイクも自分でして、準備して、撮影現場もカメラマンと私だけだったんです。ーージャケ写でAIさんが抱えているものは何ですか。“煙”なんです。下からワッと煙が出たときに写真を撮って、後から色をつけました。アートディレクターのとんだ林蘭さんからのアイデアです。パッと見たときに何かを抱きしめているイメージでインパクトがあるなと。自分だったら子どもがいるので抱きしめている感じもありますし、それぞれの人にとっての“大事なもの”を抱きしめるというイメージですね。ーー今後の状況にもよるとは思いますが、11月からは全国ツアーの予定がありますね。ツアーはやりたいですけどね、これがどうなるかはわからなくて。もしツアーができるとしたら、20周年ということで昔の曲もやって、ベストツアーのようにしたいです。いまライブハウスだと透明のカーテンで区切っていたりしますが、ホールツアーだとどうやって安全性を保つか。安心して来てもらえるようにして、楽しんでもらいたい。もし開催できたら、感動して大号泣しそうですね(笑)。取材後記AIさんの力強い歌声と笑顔は、私たちを元気にさせてくれるパワーがあります。今回は、Zoomでインタビューさせていただきましたが、ひとつずつ丁寧にご対応してくださいました。アーティストとして、女性として、ママとして、誰もが応援したくなる魅力いっぱいのAIさんのニューミニアルバムを、まずはチェックしてみてくださいね。AI PROFILEアメリカ合衆国ロサンゼルス生まれ。鹿児島県鹿児島市育ち。ゴスペルクワイアーで鍛えた本格的な歌唱力、L.Aアートスクールで学んだダンスのセンス、完璧な英語、バイリンガルでラップもこなせるストリート感覚を持つ。アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで指示を得ている。2000年11月、シングル「Cry,just Cry」でデビュー。2005年5月にリリースしたシングル「Story」が大ヒット。2009年9月、1stベストアルバム『BEST A.I.』はオリコンチャート1位を獲得し、名実ともにトップアーティストの座を確立する。その後も「ハピネス」、「みんながみんな英雄」などの大ヒット曲を世に送り出す。これまでに3度のNHK紅白歌合戦出場、第59回日本レコード大賞・優秀作品賞を受賞。自身の生い立ち、バックボーンである“和”と“洋”の両極を掲げ奏でるのは、予定調和の聴き心地いい楽曲ではなく、新鮮な驚きと純粋な感動を与えるサウンド・メイキング。2019年11月、デビュー20周年イヤーを迎え、20周年記念ベストアルバム『感謝!!!!! – Thank you for 20 years NEW &BEST -』を発表。2020年1月、シングル「僕らを待つ場所」、6月9日に「長渕剛 feat. AI『しゃくなげ色の空』」を配信リリース。7月8日、アニバーサリーミニアルバム『IT’S ALL ME –Vol.1-』を発売。9月から10月に予定していた7公演は中止・延期とし、11月3日から2021年3月14日まで、「AI 20周年記念全国ツアー」を開催予定。InformationNew Release『IT’S ALL ME – Vol.1』(収録曲)01. ギフト02. GOOD AS GOLD03. Kokoro feat. Jenn Morel, Joelii04. Summer Magic – Japanese Version05. You Never Know feat. MJ11606. 僕らを待つ場所2020年7月8日発売*CD収録内容は通常盤・初回限定盤共通(通常盤)UPCH- 20554¥1,600(税別)(初回限定盤)UPCH- 29369(CD+DVD)¥2,000(税別)*初回限定特典ボーナスDVD付き。シングル曲MV+メッセージ&スペシャルメドレー映像。【初回限定盤特典DVD】1.「Summer Magic」Music Video 2.「You Never Know feat. MJ116」Music Video 3.「僕らを待つ場所」Music Video 4.「ギフト」 Lyric Video (feat. Chocomoo)5.AI’s メッセージ&スペシャルメドレー (Stay Home Version)。
2020年07月08日【音楽通信】第39回目に登場するのは、同世代の女性から支持されている、ポップスの王道を走り続ける次世代シンガー、杏沙子(あさこ)さん!取材、文・かわむらあみり【音楽通信】vol.39母の大好きな松田聖子さんの歌が音楽の原点2016年に初めてオリジナル曲「道」を発表し、インディーズ時代からYouTubeで公開しているミュージックビデオの総再生回数が現在1000万回を超え、とくに女性からの人気が高い杏沙子さん。2018年にメジャーデビューしてからも、その共感を呼ぶ歌詞やポップネスな楽曲が注目を集めています。そんな杏沙子さんが、2020年7月8日に2ndアルバム『ノーメイク、ストーリー』をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーー2016年から音楽活動をスタートされましたが、音楽の道を選んだきっかけは。鳥取県出身なのですが、鳥取は車社会で、どこへ行くにも車移動でした。その車の中で出会った音楽が、いまのわたしの音楽の原点になっています。母の大好きな松田聖子さんの曲はとくに車の中でよくかかっていて、聖子さんの歌を聴きながら、幼心に「この人はいくつ声を持っているんだろう?」と興味を持ち、「自分もこんなふうに歌いたい」と思ったんです。だから、聖子さんが、音楽の道を進むきっかけとなったアーティストです。家族みんな歌うことが好きだったので、車の中はいつもカラオケボックス状態で、毎日、毎日歌っていましたね。小学生の頃から、歌手になりたいと思っていました。ーーその後、実際に音楽活動をスタートされて、インディーズ時代からYouTubeで公開しているミュージックビデオの総再生回数は現在、1000万回を超えています。なかでも「アップルティー」という曲は再生回数750万回を超えていますが、とくに中高生の女性から支持されているそうですね。「アップルティー」は2作目のミュージックビデオなんですが、当時インディーズ活動をしていた私は、かき集めたバイト代で学校を借りて、友達にノーギャラでエキストラの学生役を頼んで……と、半分遊び感覚でそのミュージックビデオを制作したんです。その結果、まさかこんなにたくさんの方に見てもらえるとは、思ってもいませんでした。とくに中高生に見てもらえているというのは、この曲の歌詞やメロディに詰め込んだ“青春”と、リアルな友達と遊び感覚で作ったからこそ撮ることができた本物の“青春”がばっちりハマって伝わったからかなぁと思います。本物って、理由なく伝わるものなんでしょうね。みんなで制服を着て、みんなでダンスを踊ったあの撮影は、音楽活動と切り離しても、特別な思い出です。ーー2018年7月に、ミニアルバム『花火の魔法』でメジャーデビューされました。もともとデビューを目指していたのですか。デビュー前と後で心境の違いは。メジャーデビューが決まった時は、もちろんうれしかったんですが、背筋が伸びる思いのほうが強かったです。「ちゃんとしなきゃ」というか。良くも悪くも真面目な性格なので、それこそ「アップルティー」のときみたいに、もう遊び感覚じゃいけないなと(笑)。デビュー前後の気持ちの違いは、自分の音楽に、より向き合うようになったことですね。“杏沙子の音楽”ってなんだろう、私は何を歌うべきなんだろうって。自分ではデビュー前後で何かを変えるつもりはなかったし、変わったつもりもなかったのですが、いま考えると、けっこう肩に力が入りすぎていたかもしれない。最近、やっと力が抜けてきた気がします。新作は“すっぴんの気持ち”を歌った物語が満載ーー2020年7月8日に、2ndアルバム『ノーメイク、ストーリー』をリリースされます。どんな思いがこめられたアルバムでしょうか。また、タイトルの意味は。タイトルを日本語にすると「すっぴん」の「物語」です。隠しておきたい感情や、言えなかった言葉、恥ずかしい気持ち、情けない自分。そんな“すっぴんの気持ち”を歌った物語がたっぷり詰まったアルバムです。これまで映画や小説のようにフィクションの物語を歌にすることが好きだったのですが、最近はエッセイのような、よりリアルな温度のあるノンフィクションの物語を歌いたいと思うようになってきました。その温度が高いほど、ひとりよがりな歌になってしまうんじゃないかと以前は思っていたんですが、意外とそうではなく、より「誰かの歌」にもなり得るんだと、気づく瞬間があったんです。今回、思い切ってノーメイクなストーリーを書いたので、「あなたの」ノーメイクなストーリーが1曲でも見つかるとうれしいです。ーー収録曲「見る目ないなぁ」は6月10日から先行配信されていますね。終わりを告げた恋へのやりきれなさが伝わるが曲ですが、実体験なのでしょうか。ミュージックビデオでは、コンビニの袋をぶらさげてお酒を飲みながらトボトボと帰る背中が悲しく印象的でした。はい、実体験をもとにして書いた曲です。この曲が生まれたのはけっこう前のことなのですが、書いた当時はあまりにぶっちゃけた内容すぎるので、自分の中でお蔵入りさせていました(笑)。でも、先ほど言ったように歌いたい、書きたいものが変わってきて、ずっと忘れられずにいたこの曲を引っ張り出してきて、完成させました。とにかくこの曲に合わせたリアルなミュージックビデオにしたくて、「コンビニから家に帰る」というだけのごくシンプルな設定にしました。撮影は、リアル感を出すために、できるだけ何も考えずにたくさん歩いたんです。表情を最後の最後まで見せない演出なんですが、それは「私の物語であると同時に、誰かの物語になったら」という願いを込めて、意図的に顔が見えないように撮影しました。ーー収録曲「クレンジング」の歌詞に出てくる「コーラル色のリップ」や「ラメ入りアイシャドウ」など、こちらにもパッと映像が浮かび、好きな人に会うときにおしゃれしたい恋する女性の姿が伝わってきます。歌詞を書かれる際、情景なども意識しているのですか。「クレンジング」も実体験をもとにしているので、見た景色、感じた気持ちをそのまま言葉に変換する感覚で作りました。実体験ではない曲も、基本的には、情景が浮かぶ言葉、色を感じる言葉を意識して書いているんです。私の音楽のルーツである松田聖子さんの楽曲の、多くの作詞を手掛けていた松本隆さんの書く歌詞が大好きで、松本さんの言葉が見せてくれる情景や色に、すごく影響を受けています。ーーほぼすべての作詞と作曲を杏沙子さんご自身で手がけていらっしゃいますが、ひとつの曲を完成させるまでに心がけていることは。直感です。なんだかよくわからないけれど、直感的に心が動いた言葉や表現は、すぐにメモするようにしています。その直感が起爆剤になって曲を書き始めるので、最初の「ビビッ!」と来るものがないとワクワクが持続せず、だいたい途中で書くのをやめてしまうことが多くて(笑)。直感を掘り下げて、広げて曲にしていくので、書き切った頃には心が動いた理由がわかるので、答え合わせみたいで面白いんです。ーー収録曲「ファーストフライト」は、特別な曲だそうですね。今回の『ノーメイク、ストーリー』のような、自分の中にある本物の気持ちをテーマにしたアルバムの、先駆けのような曲です。女の子がパイロットを目指すドラマL『ランウェイ24』(テレビ朝日系=ABCテレビ制作、2019年放送)の主題歌のお話をいただいたことがきっかけで作った曲です。夢を追うからこそ感じる不安や焦りの感情、道なき道を進む孤独感が、ドラマの主人公とパイロットという職種が自分と完全にリンクして、思い切って自分の中にある負の感情を曲にぶつけてみたんです。自分のために書いたようなこの曲が、誰かのテーマソングに、お守りのような曲になっている声を聞いて、「自分の本物をさらけ出すことが、自分が歌う意味になるのかもしれない」と気づかされた特別な曲。自分で書いた言葉に自分が救われるという経験をしたのも、この曲が初めてでした。ダイヤの原石みたいな“本当”を見つけていきたいーー目標としているアーティストの方はいらっしゃいますか。何度かお話に出ておりましたが、松田聖子さんは別格なのでしょうか。歌う、という点では、やはり小さい頃から聴いている松田聖子さんに、いまも変わらず憧れています。聖子さんのように、曲ごとに声を変え、時にはその曲の主人公になりきる、文字通りいろいろな声色でいろいろな色を見せられる歌い手を目指し続けます。書く、という点では、松本隆さん。言葉でも、色を見せられるソングライターを目指し続けたいですね。ーーところで、美容面において、好きなコスメや普段のお化粧、ファッションなどを教えてください。メイクもファッションも大好きなんです。美容面は、自粛期間中にずっとほしかった美顔ローラーを奮発して買って、毎日コロコロしています(笑)。あと、作曲がはかどるお風呂タイムも、欠かせません。最近、“艶肌メイク”の気分になっているので、ハイライトにハマっていますね。どこにどう入れたらナチュラルに透明感が出るのか、日々研究中。ファッションは、透け感のある服に、少し個性的なゴールドやシルバー、ガラスのアクセサリーを合わせるのが、いまのマイブームです。ーーでは現在、ご興味のあることはなんですか。おうち時間が増えたので、リラックスできるおうちを目指して“おうち革命”を起こしました(笑)。寝る前のルーティンに、アロマディフューザーで部屋を好きな香りでいっぱいにして、好きな音楽を聴く時間が加わりました。興味があるのは、香りですね。いま、4種類のアロマオイルが家にあるのですが、毎日、選ぶ香りが変わるんですよ。昨日は癒されていた香りが、今日はなんだか甘ったるく感じたり。面白いので、香りオタクになってみたいです(笑)。ーーシンガーソングライターとしての今後の抱負を教えてください。歌いたいこと、書きたいことが、日々変わっていっているのを感じているので、素直にそれに従っていきたいなと思っています。普段の生活も、曲を書くときも歌うときも、いまはできるだけ自分に正直でいたい気分。それで、自分でも気づかなかったダイヤの原石みたいな“本当”を見つけていきたいですね。それをもっともっとたくさんの人と、音源やライブで共有していけたらうれしいです。取材後記ナチュラルでチャーミングな印象の杏沙子さんの歌は、女性なら誰しもが「わかる!」とうなずいてしまう、色とりどりのストーリーに満ちています。これからももっとたくさんの人たちに、杏沙子さんの歌が届いてくのでしょう。そんな杏沙子さんのニューアルバムをまずはチェックしてみてくださいね。杏沙子 PROFILE1994年4月4日、鳥取県生まれ。2016年、初のオリジナル曲「道」を発表し、本格的に音楽活動をスタート。YouTubeに公開した曲「アップルティー」は女子中高生を中心に注目を浴び、後にJTBのCMソングにも起用される。2018年7月、1stミニアルバム『花火の魔法』にてメジャーデビュー。2019年には、「ケチャップチャップ」が『NHKみんなのうた』に抜擢される。同年夏、初のドラマ主題歌(ABCテレビ「ランウェイ24」)に「ファーストフライト」を書き下ろす。2020年1月、配信限定シングル「こっちがいい」をリリース(JSBC SNOW TOWN 2019CM曲)。7月8日、2nd フルアルバム『ノーメイク、ストーリー』をリリース。新曲「ジェットコースター」がNHK-FMの「ミュージックライン」6・7月度のエンディングテーマに決定。InformationNew Release『ノーメイク、ストーリー』(収録曲)01. Look At Me!!02.こっちがいい03.変身04.クレンジング05.見る目ないなぁ06.outro07.交点08.東京一時停止ボタン09.ジェットコースター10.ファーストフライト2020年7月8日発売*CD収録曲は通常盤・初回限定盤共通。(通常盤)VICL-65383¥3000(税別)*CD収録内容は全形態共通(初回限定盤)VIZL-1772¥4000(税別)*特殊パッケージ、2CD。〈初回限定盤 LIVE CD収録曲〉ワンマンライブ「あさこまとめ2019 ~まとめません~」2019.12.8 Veats Shibuya公演01.ファーストフライト 02.青春という名の季節 03.Look At Me!! 04.真っ赤なコート~toi toi toi 05.見る目ないなぁ 06.道 07.花火の魔法 08.あなたのことが好きだなんて言えないんです。 09.こっちがいい
2020年07月06日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第43回は、婚活中に見聞きしたエピソードです。なかでも、女性たちがいまでも印象に残っているという、付き合ったけど「サイテーだった男」のエピソード3選をお届けします。1. ほぼ「財布を忘れる」男【結婚引き寄せ隊】vol. 43バリバリと仕事をしている30代のAさんは、年下の彼氏との関係を終わらせたばかりでした。合コンで出会ったという年下の彼氏は、Aさんに一目惚れして、最初から「付き合ってください!」と積極的に向かってきて、彼氏のいなかったAさんは了承したそうです。ただ、最初のデートのときは年下の彼氏がごちそうしてくれたものの、2回目からはいつも「財布を忘れてきた」と言って、Aさんが支払ってばかりいました。経済力のあるAさんにとって、お茶や食事代を出すぐらいのことはなんてことはなかったものの、年下の彼氏が毎回「今日は絶対持ってこようと思ったのに」と言いながら必ず忘れるルーズさに嫌気がさしたと言います。次第にAさんは、「また今日もおごらされるかもしれない」と思うと、だんだんと年下の彼氏に会いたくなくなり、きっぱりと別れを告げたのだそう。「もしかして最初からヒモになりたかったのかも」と話すAさんでしたが、別れてさっぱりしているようでした。私も「財布を忘れる」男に遭遇したことがあるので、Aさんのスッキリした様子に共感。支払うか支払わないかというお金の問題というよりも、そのときの相手の性質が垣間見えることで、自分のことを大事に思っているのかいないのかが判断できます。やっぱり、大事にしてくれる人をパートナーに選びたいものですよね。2.「彼女は絶対に20代」という男30歳になったばかりのBさんは、長く付き合った30代後半の彼氏と別れたばかりでした。仕事関係で知り合ったという元カレとは、最初からお互いに好印象を抱いていて、付き合うまでも順調だったといいます。10歳ぐらい年上の彼氏は、年の離れたBさんに「これ似合うから」と言っては洋服やアクセサリーなどをプレゼントしてくれていたのだとか。Bさんも幸せなお付き合いが続き、「このままこの人と結婚できたらいいな」と考えるようになっていました。付き合い当初は20代だったBさんの、30歳の誕生日が近づいたある日。突然彼氏から「別れよう」と切り出され、ショックを受けたBさん。ですが、理由を問いただすと「……絶対に彼女は20代がいいから」と言われたそうです。そんな理由で!?と理解できなかったBさんですが、「年齢で相手を区切るような男だと見抜けなかった自分にも悔しい」と、2度とサイテー男に引っかからないと心に誓ったようです。年齢に限らず、相手の内面を見ないで、条件だけで人を判断するような人とは、関わりたくないと共感したのでした。3. 趣味の場に付き合わせる男アラフォーのCさんは、婚活で知り合ったサラリーマンの男性との関係を切ったばかりでした。出会ってすぐに意気投合したCさんと彼氏は、すぐに「付き合いましょう」という話になり、1度目のデートはイタリアンに行ったのだとか。ただ、だんだんと「行きたいところがあるんだけど」と言われ、Cさんが連れて行かれるのは彼の趣味の商品が販売されているスポーツ用品店。体を動かすことが好きで、ゴルフや山登りが趣味だとは聞いていたものの、デートとは名ばかりでほとんどが彼の趣味の店ばかりで会うことに。スポーツ用品店に行った帰りにごはんを食べると、彼はずっと趣味の話ばかりで、Cさんの趣味については一切聞いてもこなかったそうです。「いま思えば、私に興味があるんじゃなくて、自分の趣味の話を聞いてくれる相手がほしかっただけ」と話すCさんでしたが、やはり婚活のプロフィールだけでは相手のことを見抜けない点はたくさんあるなと思ったのでした。婚活していると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。みなさんもすてきな恋愛を謳歌してくださいね。©Ozge Emir/Gettyimages©Mixmike/Gettyimages©lostinbids/Gettyimages
2020年06月27日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第42回は、婚活中に見聞きした、ちょっと敬遠されがちな“クセ”のエピソードを3選お届けします。1. “クチャラー”になってしまうクセ【結婚引き寄せ隊】vol. 42出会いを探している男女がたくさんいるなかで、「いいな」と思うポイントは人それぞれですよね。それとは反対に、「いやだな」と感じるポイントも人によって違います。そのなかのひとつとして、食の好みが似ているか似ていないかを相手に求める人もいるようですが、食事をするときの振る舞いについても、おたがいの相性がわかることがあります。婚活サイトで出会いを探していたAさんは、理想の条件に合う男性を探し当て、何度かメッセージをやり取りして、とても好印象だったそう。スムーズにやり取りが続き、「今度はお食事でもいかがですか」と誘われ、実際に初対面することになったときのこと。婚活サイトのプロフィール写真で見た通りの好青年がAさんを出迎え、ふたりで席について、料理が運ばれてくるまでは「この人、当たりかも!」と思っていたのだとか。ところが……。食事の際、その男性は「クチャ、クチャ」と音を立てて食べたり、口に食べ物を入れたまましゃべり続けたりする、“クチャラー”だったのです。気にならない人にはそこまで重視することではないのでしょうが、気にする人にとっては、クチャラーとの食事の時間は憂うつになるもの。最終的にAさんのほうから、その男性とのやり取りをやめたそうです。ほかにも、婚活していた男性が女性の食べ方がいやで疎遠になったという話も。とくに出会ったときの第一印象がその後を左右する場において、“クチャラー”は男女問わず、ちょっと敬遠されがちなクセのひとつといえるでしょう。2. ついネガティブなことを言ってしまうクセそれは絶賛婚活中のBさんのこと。いつも控えめなBさんは、女子会でも端っこのほうに座ってまわりの話を聞いているような慎ましやかなタイプです。そんなBさんが婚活友達に連れられ、続けて合コンに行ったけれど「まったく成果がなかった」という話をしていました。最初は、ひかえめなBさんのことだから、あまり自分のことを出せなくて疲れてしまうのかなと思っていたのですが、よく話を聞くと「つい相談しちゃうんだよね」と言います。なんだろうと思ってさらに話を聞いてみると、「今日も会社でいやなことがあった」「あまりコミュニケーションを取るのがうまくないから、こんな私なんて……」などと、グチやネガティブなことを相手に言ってしまうのだとか。「でもあんまりなぐさめてもらえない」と話すBさんでしたが、初対面の男性に、突然ネガティブなことばかり話したら、相手のテンションは下がるばかりだということをBさんはよくわかっていない様子。Bさんだけでなく男女問わず、初めて会う相手から暗い話ばかりされても戸惑ってしまいますよね。出会いの場において、“ネガティブなことを言う”のはマイナスにしかならないなと思ったのでした。3. 無意識に上から目線になってしまうクセそれは結婚相手に、エリート男性を求めているCさんが、婚活パーティに参加したときのこと。そのパーティでは、年収が高く、ハイステータスの男性ばかりが集まる場で、張り切ってCさんはパーティ会場へ出かけたのだとか。相手にばかりスペックを求めるのではなく、Cさんの場合、自分自身も高学歴で高収入、身なりにもお金をかけていました。そんなCさんを男性が放っておくはずもなく、パーティでも「いま、いいですか?」と声をかけられては話すものの、ほんの数分話すとサッと相手の男性が離れていくのだそう。「原因がわからない」と話すCさんですが、男性との会話の内容や、普段のCさんの言動からも察しがつきました。それはつい“上から目線”で話してしまうこと。男性にも、「私はという会社で年収をこれぐらいもらっているけど、あなたは?」とストレートに年収や仕事内容、家柄などまで聞いてしまうようでした。Cさん自身は堂々と自分のプロフィールをアピールできるからこそ、同じように相手も話せるものだと思って聞いてしまうのですが、それを快く思わない男性も多いものです。また逆に、好条件の男性だからといって、出会ったときに見下したように話す男性は、女性からも敬遠されがち。無意識とはいえ、“上から目線”は印象がよくないなと思ったのでした。恋活や婚活をしていると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。くれぐれも、みなさん素晴らしい恋をしてくださいね。©Aja Koska/Gettyimages©Estradaanton/Gettyimages©praetorianphoto/Gettyimages
2020年06月26日【音楽通信】第38回目に登場するのは、ソロデビュー15周年を超えて、さらに前進し続けるヒップホップ界のカリスマ、KREVAさん!写真・角戸菜摘 取材、文・かわむらあみり ヘアメイク・結城藍【音楽通信】vol.38ソロデビューしてからの15年は楽しくやってきた2019年にソロデビュー15周年を迎えたKREVAさん。昨年は9カ月連続リリース、『成長の記録~全曲バンドで録り直し~』『AFTERMIXTAPE』と2枚のアルバムを発売、日本武道館でのワンマンライブに加え、横浜アリーナでの<908 FESTIVAL 2019>開催、「KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』」のライブハウスツアーを実施するなど、精力的な活動を展開されました。そんなKREVAさんが、2020年6月24日にニュー・シングル「素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI」をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーーまずソロデビューされてからの15年を振り返ると、どのような日々でしたか。この15年の変化を広い意味で言うと、テクノロジーの面で、だいぶん変わってきた気はしますね。CDもどんどんストリーミングに変わってきて、曲を作る機材も変わってきました。パソコンの変化ともいえますね。ーーKREVAさんは、常に何かに挑戦していらっしゃるようなイメージがあります。そうですねえ。楽しいですよ、進んでいくテクノロジーについていくというのは。たとえば、ロボット掃除機って、最初出たときに「いらない」って思ったんですが、いまは性能も上がってきて「あると便利だな、ないと困るな」という感じになってきている。音楽でもロボット掃除機的な、便利なものがたくさん出てきて、それもどんどん使いやすくなって、自分のような完全独学でやっている身としては、助かっています。その面白みで、音楽を続けていられますね。お米を炊く以外に、料理もできる炊飯器を買うと、とりあえず一発目にパエリアいっとこうか、みたいな(笑)。そしてまた、パエリアから違う料理にいってみようとする感じ。この道具があるから、この音楽を作ろう、という考え方も増えました。ーー15年はあっという間でしたか。振り返り方、切り取り方にもよるんですが、シンプルに年月だけを言うと「おお、もうそんな?」という感じもするし。ただ、やってきたことを振り返ると「なっげぇ!」って、なってくると思うんですけどね(笑)。楽しくやってきました。ーー今年、2月から6月まで開催予定だった「KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』」のホール&アリーナツアーを新型コロナウイルス感染拡大防止のため、はやい段階で無期限延期とされました。2月には無観客ライブをYouTubeで配信されていましたね。「敵がいない国」というタイトルを掲げたツアーだったことが、無期限延期する決断がはやかった理由です。「敵がいない国」というのはファンタジーで、ライブのMCでも、「敵がいない国ってないじゃん、でもあるじゃん」って伝えていて。「ここにいる人たちだけでも、敵がいない国を作ろうって全員が思えば、そうなるよね」って、ファンタジーで作り上げていく世界だったんです。でもそのファンタジーを上回る、全世界が敵の見えない状態になるなんて、想像だにしない現実がやってきてしまったから。本番同様のリハーサルであるゲネプロもやってみたんですが、何をやってもハマんないというか。自分が考えていたすじ道のことも全然響かなくなって、「やめましょう」と言いました。ーーすごいご決断でしたね。いまとなればね。あのときはやったほうがいいのかなという気持ちも少しはありました。みんなが不安な気持ちで来ても、俺が楽しめていれば、「楽しもうか」という気にもなれたかもしれないですが、こっちもみんなも迷っている状態で「敵がいない国」はありえなかったです。新曲はこの3年で1番好きなメロディとトラックーー本来は「敵がいない国」ホール&アリーナツアーで披露されるために書き下ろされた新曲「素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI」が6月24日に発売されます。KREVAさんが見出されたシンガー・SONOMIさんとの楽曲ですね。「敵がいない国」のツアーに、SONOMIを呼んでいたんです。2006年に出した『愛・自分博』というアルバムに入っている「涙止まれよ feat. SONOMI」という曲をこのツアーで歌いたくて。当時から、ふたりでひとつの声になっている感じがあるんです。今年のホール&アリーナツアーは無期限延期になりましたが、昨年12月には「敵がいない国」のライブハウスツアーがあったので、そこでSONOMIと一緒に歌ってみたんです。どちらもベストな声が出る高さの曲じゃないんですが、大きくもない、小さくもない声で、ほどよく歌うふたりの気持ち良さがあって。これはやっぱりすごいなと思って、そんな曲がもう1曲できたらと考えていたんです。この曲は、自分がこの3年ぐらいで作ったなかで1番好きなメロディ、トラックです。ーー『愛・自分博』のときの「KREVA TOUR 2006 愛・自分博〜国民的行事〜」のツアーファイナルとなった日本武道館ライブに、私も行かせていただきましたが、当時からSONOMIさんは堂々とされていた印象です。SONOMIは、何年一緒にいるかわからないですが、妹みたいな感じなんです。自分の声の成分のなかに、SONOMIの声の成分も聴こえてくるというか(笑)。科学的に調べたら、同じ成分が出てくる気がして、以前から響き合うところがありました。ーーSONOMIさんの一番の良さはどこですか。なんかずっと垢抜けない感じかな(笑)。ただ、キャリアも長いんで、SONOMIが出演しているイベントでは“姉さん”という捉えられ方をしていて、俺からすると「お前が!?」と(笑)。「敵がいない国」でも、SONOMIは“国民の妹”というキャラクターで出演していたんですが、俺からすると、“永遠の妹”。視点が人とちょっと違う感じがあって、そこが面白いんです。音楽的な面では、グッとくるポイントがすごく似ていると思います。そこはすごく大事。「これ泣ける!」と言ったときに、「はっ?」って言われると困るんですが、そこはお互いに同じことをキャッチできていると思います。ーー「素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI」のKREVAさんのラップ部分で、「自分で終わらせるのは無し 必ず生きる いつかは笑えるかな これもかすり傷って」という歌詞がありますが、とても深い言葉だと感じました。うちの事務所の社長と20年前ぐらいから、「とりあえず死ぬのは無しにしよう」って、ずっと言っているんです。ヤバいものとか、エグいものとか、いろいろあるとしても、自分で人生を終わらせるのはとにかく無しにしようというのは、よく言っていたんですよ。あと「敵がいない国」のライブハウスツアーのときに、ファンクラブの方と直接会う企画の“ミート&グリート”をやったんです。各公演5人ぐらいの方とお話をしたんですが、「よくそんなにつらいことがあって堪えられたな」という経験をしている方がいて。そういう方が、俺の音楽を聴いて「がんばろうって思えた」と言ってくれるんですよ。俺なんて、9対1ぐらいで嫌なことばっかりなんですが、このレベルで「もうやだ」と言っている場合じゃないなって。そこで、その歌詞が出てきました。ーー今回、楽曲からアートワークまですべてKREVAさんご自身が手がけた完全セルフプロデュース作品ということですが、ジャケット写真には幼少期のKREVAさんの写真を使用されたそうですね。このジャケ写は“棚から牡丹餅”的な感じなんです。昔から趣味のようにやってきた、コラージュで作っています。今回のツアーに向けて、ファンじゃない人も含めて来てもらえるようにとYouTubeを始めてみて、自分で動画の編集もやって、できるようになってきたんですよ。そうやって動画編集ソフトを使えるようになったら、デジタル的にコラージュができると思って、やってみたらこうなりました(笑)。この写真は、うちの父親が写真好きで、3歳ぐらいのときに撮ってくれたものです。母親はなんでもとっておくタイプで、たとえば俺が子どものときに使っていたマグカップをまだ家で使っているみたいなのが、いっぱいあって(笑)。そのなかで、とっておいていた写真のひとつをジャケ写にコラージュしました。それとバンドメンバーに、「ヴィンテージの楽器の写真を撮って送ってくれたら、コラージュするよ」と言っていたんです。(ホールツアーの)バンドメンバーの田中義人さんのギターとか、ベースの大神田智彦くんとか。神ちゃんは1960年代後半の楽器を持っていて、「いい音するんだよね」って、楽器をずっと使い続けられるのはいいなと。一発目に、ドラムの白根(佳尚)から、ヴィンテージシンバルの写真が送られてきて、そのシンバルの写真がまるで“年輪”みたいだなと。シンバルにもともと「15」という数字も入っていて、最初俺は気づいてなくて、メンバーから「ちょうど15周年だね」と言われて、今回のジャケ写にぴったりだと思いました。未開拓の領域に踏み込むと、いい時を重ねられるーーお話はかわりますが、KREVAさんは活動自粛制限期間はどのように過ごしていましたか。また、自粛が解除された現在はどのように過ごしていますか。自粛期間は、とにかく家にいましたね。1週間、外出しないことも多かったです。以前は、ちょっと買い物に行くだけでもひとりで行っていましたが、いまは子どもを連れていくこともできるようになりましたね。ーーおうちではどんなふうに過ごしていたんですか。最初のうちは断捨離をしていたんですが、途中から捨てるものもなくなってきて、家で曲を作っていました。ただ、それを自分のスタジオで聴いてみたら、集中できていない感じがして、あまりよくない出来でしたね。ーー新曲でも「素敵な時を重ねましょう」とおっしゃっていますが、一般的に年を重ねることに肯定的な方は多くない印象もあります。どうすれば、素敵な年を重ねられると思いますか。たとえばリモートワークをしていると、前進している感じがあまりないかもしれないですよね。さっきの曲を作った話もそうですが、曲を作ってトラックが1個増えたはずなのに、なんか前進した気がしない。それを超えていくには、スキルアップしていくのが大事なのかなと思いました。未開拓の領域にちょっとでも踏み込んでみると、いい時を重ねられるんじゃないかな。この曲のジャケ写も、やってみて「デジタルでできるんだ、コラージュ!」と思って。いままでできなかったことができたという意味で、“ゼロから1”は、“1から2”よりも、前進した感じが強いじゃないですか。だから、まったくしたことがなかったジャンルの料理をするとか、釣りなのか、ランニングなのか、手を出したことがなかったやつを一歩進んでやってみると、充実感がハンパないです。心がふさぎ込んでいると、だんだん心も体も衰えていく気がします。ーーそれは若くても、年を重ねても、関係なくそうかもしれないですね。そうなんですよ。俺は50歳から、字がうまくなるって決めているんですよ(笑)。無限のスキルアップの可能性がある、何歳からでも、字をうまくすることはできるじゃないですか。手が震えてきたことからの“達筆風”とかも(笑)。可能な領域に残されています。ーーでは、そうやって前進していくことで、魅力的な女性になっていくと。やっぱり、いろいろなことに挑戦している人は、魅力的だと思いますね。あとは自分が熱中して取り組んでいることで、前進感が得られるなら、それも魅力になると思います。心と実績とを得ていくことが大事なんじゃないかと思います。ーー今年の11月6日公開予定の、V6の井ノ原快彦さん、なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑さんらの映画『461個のおべんとう』にご出演されていますね。劇中では、井ノ原さん、やついいちろうさんと「Ten 4 The Suns」というバンド仲間として、KREVAさんはMC担当の古市栄太役を務めていらっしゃいますが、撮影はもう終わられたんですか。もう終わりました。撮影中は、イノッチ(井ノ原さん)と、やっつん(やついさん)と、ずーっと3人でしゃべっていましたね(笑)。ーー音楽のお話ですか。いや、くだらないことから、何から何まで(笑)。ライブシーンがあったんですが、ステージに出てからも、3人ともずっとしゃべっていました。観客役のエキストラのみなさんを盛り上げるために、俺も、イノッチも、やっつんもずっと黙らないから(笑)。本番では使われないシーンなんですが、3人でずっとしゃべり続けたことによって、お芝居ではなく本当にライブ感が生まれたので、良かったと思いますし、楽しかったです。正直、映画に出たという感覚はない(笑)。ーーそれはミュージシャンの役だからでしょうか。そうですね。それに、自然でいるほうがいいなと思って。映画ではラップもしていますし、ミュージシャン役だったんで、より自分らしく、自分のまんま出ている感じですね。ーー井ノ原さんの息子役の道枝さんとは、お話しされましたか。話しましたね……話したと思うけど、振り返ると、イノッチとやっつんとずっとしゃべっていた記憶しか(笑)。兼重淳監督も、現場に緊張感を走らせるタイプの方じゃないので、みなさんにもよくしていただきました。ーーでは最後に、いまはなかなか予定も立てづらい時期ではありますが、今後のご予定は。いまはもう、何にも考えてないですね。いままでもそうだったんですが、ある時期から、「こうしたい、ああしたい」という目標がだいぶんなくなってきて。よりいっそう、ひとつずつ全力でやっていこうかなと思いました。次の曲を出したら、「これが最後」くらいの気持ちでやろうかなと。でもね、求めているものは、さらっとしたものを出したい。最後だと思って、「全身全霊をかけてやりました!」というものが誰かから来たら、俺からすると重い気がするので(笑)。そこらへんの塩梅をよく読みながら、今後もやっていけたらと思います。取材後記日本のヒップホップシーンを牽引し続けているKREVAさんは、常に挑戦し、私たちに新しい驚きと喜びをもたらしてくれる稀有な存在です。折しも自粛制限は解除された時期でしたが、さまざまなことに配慮をしながらの取材となりました。そんななか、快く取材に応じてくださったKREVAさんは、シングル発売日と同日の6月24日に、無観客有料生配信ライブ、KREVA Streaming Live『(マルイチ)』を急きょ開催されます。ぜひライブもチェックしてみてくださいね。KREVA PROFILE国民的人気を誇るヒップホップアーティスト。ヒップホップの殿堂『B-BOY PARK』のMCバトルで3年連続日本一の栄冠に輝く実績を持ち、現在に至るまでその記録は未だに塗り替えられていない。2004年9月08日(クレバの日)に、シングル「音色」でソロメジャーデビュー。2006年2月リリースの2ndアルバム『愛・自分博』は、ヒップホップソロアーティストとして史上初のオリコンチャート初登場1位を獲得。リリースされる楽曲は常にチャート上位にランクイン。9月08日は「クレバの日」と日本記念日協会に正式認定される。2019年、1月から9月08日(クレバの日)まで9ヵ月連続リリースを敢行し、ニューベストアルバム『成長の記録~全曲バンドで録り直し~』と8枚目のオリジナルアルバム『AFTERMIXTAPE』の2枚の作品をリリース。さらには、日本武道館ワンマンライブとKREVA主催の“音楽の祭り”「908 FESTIVAL 2019」横浜アリーナ公演を開催。12 月、「KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』」ライブハウスツアーを実施。2020年2月から6月のホールツアー&アリーナ公演は、新型コロナウイルス感染拡大抑止のため、全公演の無期限延期を決定。6月24日、シングル「素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI」を発売。同日、無観客有料生配信ライブ、KREVA Streaming Live『』を開催する。11月6日にはTOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さんによるエッセイ「461個の弁当は、 親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)原作の映画『461 個のおべんとう』が公開予定。常に新しいことへ挑み続ける、日本の音楽界最重要人物のひとり。InformationNew Release『素敵な時を重ねましょう feat.SONOMI』(収録曲)01.素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI02.素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI (Inst.)2020年6月24日発売NCS-970¥908(税別)※紙ジャケット仕様。※KREVAオフィシャルオンラインショップのみでの数量限定販売。
2020年06月22日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第41回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その13をお届けします。1. 携帯電話を気にしすぎる男【結婚引き寄せ隊】vol. 41それは飲み会で知り合った男性と、初めてふたりでお茶をすることになったときのこと。IT関連の会社で働いているという、すらりとした長身のその男性は、待ち合わせの場所に早めに到着して、待っていてくれて好印象でした。ただ、お店に入る前にまずポケットから携帯を取り出したその男性は、何かをチェックしているのか画面を見たあと、席についてから自分の目の前に携帯を置きました。本来食事中は携帯電話を見ない、テーブルには置かないのがマナーだと思っていた私でしたが、仕事柄何かの連絡が入る場合は、携帯は欠かせないもの。そういった急ぎの案件でもあるのかもしれないと、とりあえず携帯のことは気にしないでいようと、そのままその男性と時間を過ごしていました。ですが、お茶を飲んでいる間も、ふたりで話している間も、チラチラと目の前の携帯を見る男性。正直、初めてふたりで会うというときに、断りもなしに携帯ばかり気にされていると、こちらのテンションも下がります。もう何度目?というぐらい携帯を何度もその男性がチラ見するので、思い切って、「仕事の電話が入るの?」とたずねると「あ、全然!」という返事。そのわりに携帯ばかり気にしていて、これはもうないな、と即座に心のシャッターを閉め、それからその男性とは疎遠に。仕事柄や緊急性のある連絡待ちがあるなら、まだ理解できるものの、ほぼ初対面の相手とデートするときに携帯を何度も見るのは、気がない証拠。もしただ単にクセだとしても節度がなく、人のふりみて我がふり直せじゃないですが、自分自身もうっかりマナー違反をしないよう、気をつけようと思ったのでした。2. 手をつなごうとしてくる男それはあるパーティでのこと。20代から30代の男女が集まり、みんなでおいしくごはんを食べるという趣旨の内容でした。一応“婚活パーティ”とは銘打っているものの、本気で結婚しようと思う人ばかりではなく、ちょっと恋活したいぐらいのノリの人も集まっているような感じの場所でした。受付順にグループ分けされて、男性3人、女性3人で、軽くごはんを食べながら飲んでいると、となりのグループのひとりの男性からの視線を感じました。ふとその視線のほうに振り向くと、20代であろう雰囲気の男性と、目が合いました。パーティが終わり、解散となったときに、目が合ったとなりのグループにいた男性が、「これからどこか行くんですか」と話しかけてきました。今日は帰宅することを伝えると、「じゃあ、駅まで一緒に帰りましょう!」と力強く言われ、それほど距離もなかったのでとりあえずふたりで駅に歩くと、なんか手が当たるなと思っていたらその次、がっつりと手をつなごうとしてきたのです。不意にパーソナルスペースにガッと入ってこられ、初対面のその男性に手をつながれそうになって、ゾッとした私は、もういいやと思い一気にダッシュしてサッサとひとりで電車に乗りました。その場のノリでくる男性は、同じようなノリの女性ならいいのでしょうが、真面目な結婚を目指していた私にはちょっと厳しいなと思ったのでした。3.「きれいな感じですね」という男それはある飲み会でのこと。30代の男女が集まり、仕事のことや趣味のことなどをざっくばらんに飲みながら話す、フレンドリーな場所でした。参加者はそれぞれ会社勤めの人ばかりで、飲み会だからといって気合を入れている服装の人もおらず、等身大で飲めるような雰囲気。はじめに隣りの席になった男性は、話していると「それにしてもきれいな感じですね」と、褒め言葉を口にし、ただのお世辞とはいえ悪い気はしません。ただ、その後、席替えをしてその男性の隣になった女性にも、同じく「きれいな感じですね」と褒め言葉が聞こえてきました。さらにその後も別の女性にも……。その男性の心のなかでは、“とりあえず女性を褒めておけ”というポリシーがあるようで、リップサービスがデフォルトだったのです。でも本心ではないため、きれいな“感じ”と必ずふんわりとした言葉……。結局その飲み会からは一組もカップルは誕生しませんでした。でもまあ、リップサービスでも、けなされるよりは褒められるほうがいいよね、と思ったのでした。婚活していると、思いがけずいろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©SolStock/Gettyimages©Mixmike/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages
2020年06月17日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第16回は、ふとした瞬間に感じる「結婚してよかった」と思ったママの声を3つご紹介します。1. 世の中が不安定になったとき【ママライフばんざい!】vol. 16ひとりでいると心細いときもあるけれど、家族と一緒にいると、それだけで安心できることもたくさんありますよね。最近では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界的に活動自粛となっていました。いつもとは違う状況で、いろいろと考える時間があった人も多かったようです。夫が在宅勤務に切り替わったご家庭のママの場合、「自分のお昼ごはんだけなら適当に済ませるけど、夫もいるとなるとちゃんと作らないといけないから面倒なんだよね」という人もいましたが、周りにいるママの多くは、活動自粛期間を特別なものとして乗り切っています。専業主婦のAさんは、「ひとり増えても変わらないからね」と、夫が家で仕事をすることにより増える家事などはまったく手間ではなく、むしろ「こんな状況で家にいて帰りの遅い主人を待つより、そばにいてくれるほうが安心するから、結婚していてよかったよ」と言います。確かに、わが家でも夫はしばらくリモートワークとなり、子どもの保育園通園も自粛となっているため、活動自粛期間は毎日家族が一緒。こんな時期は家族と一緒にいると、私の場合は、よりいっそう心強さを感じます。また、独身の友人も、通勤時間がなくなって「自分の時間を有意義に使える」と言っていました。もちろん全員がリモートワークになるわけではないですし、家族がいてもいなくても、さまざまな立場においての捉え方があるはず。まずは何よりも世界中でコロナの影響が終息することを願いながらも、不安なときこそ“いつも通り”の心持ちで過ごせるといいですよね。2. 自分ができないことをしてくれる力仕事が苦手な女性は多いものです。重い荷物を持つとき、職場なら男性社員が、恋人同士なら彼氏が協力してくれるということもあるはず。家族がいるママの場合、とくにパパのありがたみを感じることもあるようです。3人のお子さんがいるBさんは、力仕事やテレビの配線などをテキパキとやってくれる夫がいます。「私ができないことをやってくれるから助かるんだよね」と言っていましたが、お子さんが多いぶん、遊び相手になってくれたり、DIYを任せることができたりするパパがいると、「結婚してよかった」と思うのだとか。もちろん女性でも力仕事やDIYが得意な方もいるでしょうし、結婚していなくても、自分にできないことができる人が身近にいると助かりますよね。ママの場合、それがパパだとさらに頼り甲斐が増して、パパ本人も張り切ってくれることもあって、何かと円満になりやすい気がします。3. 家族でご飯を食べているときいつも忙しく過ごしている共働きのCさんは、夫が仕事柄家を空ける日があったり、Cさん自身も仕事が忙しいため、近くに住むご両親に家事や育児を協力してもらうことがよくあるそうです。基本的に夫は帰ってくるのが遅いか出張などで家にいないことが多く、Cさんの帰りが遅いときは、Cさんのお母さんがお子さんの食事の用意をしているのだとか。だからこそ、お子さんたちと一緒に過ごせる時間は何より大事だと思っていて、「家族でご飯を食べるときが幸せ」だと言います。ほとんどワンオペ育児に近い状態のCさんですが、ご両親がそばにいることが、心の支えのひとつにもなっている様子。また、子どもたちも忙しいCさんの毎日に慣れているので、ママがいないときはおじいちゃんたちと遊ぶのも楽しいようです。そんなCさんは、なんといっても、あまり家にいない夫と、Cさんのご両親、お子さんたちという「家族全員がそろう食卓が一番」とのこと。お子さんも、おじいちゃんやおばあちゃんと触れ合う機会があって、自然と家族の絆を感じられる環境になっているのは、安心ですよね。「家族でごはんを食べる」という、一見、ごく当たり前のように思えることが、実はとても素晴らしいことでもあります。「結婚してよかった」とどんなときに感じるのかは人それぞれですが、いつかママになる人も、いままさに育児中の人も、すてきなママライフが過ごせますように。©franckreporter/Gettyimages©zeljkosantrac/Gettyimages©Morsa Images/Gettyimages
2020年06月03日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第15回は、仕事と家事、育児の両立に悩みがちな共働き家庭のママのエピソード3つをご紹介します。1.「何ごともホドホドにやる」ママ【ママライフばんざい!】vol. 15お子さんがいる家庭のママは、専業主婦の方もいれば、兼業主婦の方もいて、いろいろな環境のご夫婦がいらっしゃいますよね。そのなかでも、今回は「共働き家庭」のママにスポットを当て、どのようにうまく家庭をまわしているのか、実際にお聞きした声を3つお届けします。出産する前からバリバリと働いていたAさんは、産休はしっかり休んでいたものの、育休もそこそこに仕事復帰して共働きしているママです。そんなAさんは、当初、仕事と育児の両立が思いのほか大変だったそうですが、ある時期から考え方を変えたと言います。それは、「何ごともホドホドにやる」ということ。ただでさえ初めての育児で必死になりがちなところ、しばらくしていなかった仕事に復帰することも重なって、最初の頃はかなりてんてこまいになっていたそう。ですが、何でも頑張ろうとしてしまうAさんの疲弊していく姿をそばで見ていたご主人が、「無理をしないで」と心配するようになったのだとか。そのうち、「ひとりでなんでもやりきるのは無理だと悟った」と言うAさんは、たとえば毎日やっていた洗濯の回数を減らしたり、家の掃除をするのもできるときにできることをするという方向に切り替えたりしました。すると、忙しいのは相変わらずとはいえ、「ちょっと気持ちがラクになった」のだそうです。初めてのことだらけだと、知らない間に肩に力が入りがちですが、そんなときこそ“ホドホド”にできるといいですよね。2.「持ちつ持たれつ精神を忘れない」ママ小学生のお子さんと、保育園に通うお子さんのふたりのママであるBさん。上のお子さんが小さいときは、仕事と家庭の両立をすることに悩んだことも多かったそうですが、そのおかげで「鍛えられた」と言います。以前は、「子どもを保育園に預けてまで働くなんて……」と、お子さんを保育園や学童保育に預けることに罪悪感があったのだとか。そんな状況で働いているなかで、Bさんは、理解のある職場に助けられたと思うことが何度かあったそうで、「自分だけが大変だと思いがちだった」と振り返ります。子どもが怪我をした、体調不良になったなど、家庭の事情で急に休むこともあったBさん。その状況は世の中の共働きママが経験したことのあるものとはいえ、理解のある職場かそうでないかという環境によって、仕事を続けるか続けないかという決断に至るママもたくさんいます。そんななか、Bさんは周囲にフォローしてくれる人が多いことで「世の中はやっぱり持ちつ持たれつ」と実感し、その後両立に慣れてきてからは周りのサポートなどをすすんで行い、より仕事をがんばろうと思うようになったのだとか。Bさんのように、育児と家事と仕事の両立に悩むママもたくさんいるかと思いますが、周りの人たちのおかげだという気持ちを忘れずに、そのときにできる精一杯のことができるといいですよね。3.「どんどんサポートを取り入れる」ママもともとアクティブで、趣味の知り合いも多いというCさんは、結婚してからも夫婦でスポーツを楽しんだり、仲間とバーベキューに行ったりするなどして過ごしていました。お子さんができてからはあまり外出する機会は少なくなったそうですが、ママ友も多いCさんは、いろいろな情報を交換することもあるそうです。ご主人も忙しく、ほぼ育児と家事をひとりでこなさないといけないワンオペ状態だったCさんですが、ママ友などからの情報もあって、「どんどんサポートを取り入れてなんとかなっている」と言います。ご主人も多忙のため、利用できるサービスは使っていいと言っているのだとか。Cさんもご主人も忙しく、なかなか家の掃除にまで手がまわらないようなときは、ママ友から聞いた情報を活用し、家の掃除をしてくれるプロに頼むこともあったそうです。ご飯を作るのが難しいときも、食材や加工食品を配達してくれるサービスに頼むなどして、なんとか家事と育児と仕事を乗り切りました。共働きのママも、専業主婦のママも、大変なときはいろいろと工夫をしながら、乗り越えていけるといいですよね。いつかママになる人も、いままさに育児中の人も、すてきなママライフを送ってください。©LightFieldStudios/Gettyimages©SDI Productions/Gettyimages©andresr/Gettyimages
2020年05月24日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第37回目に登場するのは、新海誠監督作『天気の子』の音楽を担当していたRADWIMPSに、ボーカリストとして抜擢され話題を呼んだのも記憶に新しい、歌手で女優の三浦透子さん!「2代目なっちゃん」から『天気の子』ボーカリストへ【音楽通信】vol. 372002年の5歳のときに、清涼飲料水『なっちゃん』のCMで女優デビューした、三浦透子さん。2020年は『ロマンスドール』や『架空OL日記』などの映画に出演するなど、これまでに数々の映画やドラマで活躍しています。歌手としては、大ヒットした新海誠監督作『天気の子』(2019年)の音楽を担当していたRADWIMPSにボーカリストとして大抜擢されました。「役者の歌声というよりも世界そのものの響きのような、個人の感情を少しだけ越えたような何かを、まっすぐに運んできてくれる声」(新海監督)、「どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持つ」(RADWIMPS 野田洋次郎)と称されて、その歌声にも注目が集まっています。そんな三浦さんが、2020年5月27日に1stミニアルバム『ASTERISK』をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーー5歳のときに『なっちゃん』のCMに出演され、2代目なっちゃんに抜擢された当時のことは覚えていますか。また、もともと女優を目指していたのでしょうか。当時のことは、ひどく現場で迷惑をかけたということだけはしっかり覚えています。とにかく調子乗りで大人の言うことを聞かない子どもだったので、まわりのみなさんは本当に苦労したと思います。もともと私も家族も芸能界に興味があったわけではなく、習い事で通っていたダンススクールの友達と一緒に、ふらっとオーディションに参加しました。CMが決まった後も、母親は、「思い出作りになれば良いかな」くらいの気持ちだったと聞いています。ですから、ここまで続ける仕事になるとは、そのときはまったく思っていませんでした。ーー結果として、5歳から現在まで女優としてご活躍されていますが、目標とする俳優さんや憧れの作品、監督はいますか。目標というのとは少し違いますが、田中絹代さん、京マチ子さん、乙羽信子さんはとても好きな俳優です。相米慎二監督の『台風クラブ』(1985年)、ツァイ・ミンリャン監督の『青春神話』(1992年)は初期の映画体験だというのもありますが、私にとって特別な作品です。ーーでは、歌手活動を始めたきっかけを教えてください。タナダユキ監督と役者としてCMの撮影をご一緒したときに、ワンフレーズだけ歌うシーンがありました。その際、「声が良い」とおっしゃっていただいて以降、タナダ監督のCMや映画の音楽の仕事をさせていただくようになったのがきっかけです。ーー映画『天気の子』(2019年)のボーカリストとして、主題歌「祝祭 feat.三浦透子」と「グランドエスケープ feat.三浦透子」で大抜擢されました。ご自身の歌声が、新海誠監督とRADWIMPSの野田洋次郎さんを唸らせたことやおふたりの印象を教えてください。もともと「歌の仕事をしっかりやりたい」という気持ちが心のどこかにはあったので、新海さんと野田さんの反応は素直にうれしかったです。ボーカリストとして新しいチャレンジをすることに対して、とにかく楽しみな気持ちが一番でした。新海さんは、私がお会いしたときは特に忙しい時期だったと思いますが、いつお会いしてもとても穏やか。常にリスペクトを感じる丁寧な言葉でお話ししてくださるのが印象的です。野田さんは、妥協せず、私に対してもプロフェッショナルとして接してくださいました。おふたりとも、それぞれの分野の先頭を走っている方々ですが、どなたにも変わらない姿勢がとても素敵です。——2019年は『ミュージックステーション』や『第70回NHK紅白歌合戦』などにRADWIMPSさんと共に初出演されましたが、歌番組はいかがでしたか。歌の現場と、お芝居の現場との違いや心境の違いは。2019年は本当にいろいろな景色を見させていただきました。本当に想像していなかった出来事ばかりで、心の整理をする時間がなかったのが逆に良かったと、いまでは思います。どのステージもただただ楽しかったな、という印象が強いです。ただ、こういう流れは、いずれ落ちつくものだという認識もしっかりありました。CM『なっちゃん』のときと同じですね。『天気の子』で体験させてもらったことは、ある意味、一番華やかなところ。これから自分で歩いていくときには、歌もお芝居も一歩ずつ、丁寧にやりたいという思いが強いです。歌とお芝居の細かな違いはたくさん感じますが、一貫した“自分がやる”ということをいまは意識しています。新作は本格的に音楽と向き合うけじめの作品ーー5月27日に1stミニアルバム『ASTERISK』をリリースされます。2017年にカバーアルバムをリリースされてから、今回が初めてのオリジナルアルバムとなりますね。はい、今回のリリースは素直にとてもうれしいです。自分名義でのオリジナル作品というのは、やはりいままでとは感覚が全然違いますね。私にとっては、本格的にこれから音楽と向き合っていこうという、けじめの作品でもあります。最初の一歩なので、みなさんからどんな反応が返ってくるのか、とても楽しみです。ーー収録曲の、映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』(近日公開予定)の主題歌「uzu」は、まるで子守唄のようにも聴こえるやさしい歌ですね。歌詞のない歌ですが、心がけたことはありますか。作曲をした森山直太朗さんとは曲について話し合うことはあったのでしょうか。ムヒカさんの物語や言葉から、観る側が受け取る感情はさまざまだと思います。エンドロールは、そういう映画の余韻を邪魔しない、言葉を反芻し、自分と向き合うような時間になればいいなと思いました。歌詞のない歌になったのは、田部井一真監督や直太朗さん、みんなのそういう思いから。直太朗さんが、「寝起きみたいな感じがいいな」とおっしゃっていたので、“歌う”というよりは、声を“鳴らす”というようなイメージで歌いました。レコーディングでは、メロディ以外の決まりは何もなくて、とにかく自由。直太朗さんの人柄も相まって、のびのびとリラックスして純粋に音楽を楽しめる贅沢な時間でした。このアルバムの中で最初にレコーディングをしたのが「uzu」でしたが、これが最初でとても良かったです。ーー収録曲「ブルーハワイ」は曽我部恵一さんが作曲した曲です。曽我部さんのバンド、サニーデイ・サービスはもともとよく聴いていたそうですが、今回は三浦さんのオリジナル楽曲を歌われてみていかがでしたか。2017年にリリースしたカバーアルバムの際にも、サニーデイ・サービスの楽曲「東京」を歌わせていただきました。今回はその流れでまた、オリジナル作品でも楽曲を提供していただけるというのは、とても感慨深いです。曽我部さんはふわふわ漂っているような不思議な存在感の方で、お話ししていてすごく楽しかったです。その反面、曽我部さんの頭の中ははかり知れなくて、いったいどんな曲になるのだろうと、まったく予想ができませんでした。いただいた曲は、まるで自分が見透かされているかのようで驚きました。心にすっと落ちてくる歌詞とメロディで、一番自然に歌うことができたんです。ーー収録曲「FISHANDCHIPS」は、赤い公園の津野米咲さんが担当された曲ですが、ラップや和洋折衷のようなサウンドなど、おもしろい楽曲だと感じました。今回は、今までとは違ったアプローチで声を聴かせたいというのが、アルバムのテーマとして最初にありました。「FISHANDCHIPS」はまさにそのコンセプトにあった曲だと思います。これまで歌ってきたオーガニックな楽曲とは違って、音数もたくさん、これでもかというくらい盛り込んで、遊び尽くしてもらいました。そのなかで、私の声をどうたたせるか。私もたくさん声で遊んで、ニュアンスもいろいろ試しながら歌いました。今までは、どれだけ削ぎ落として歌えるかということをテーマに歌ってきたので、とても楽しいチャレンジでした。中毒性があって、個人的にも一番よくリピートしているかもしれません。ーーそのほか、映画『天気の子』のRADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」のカバーや、スカート・澤部渡さんが作曲した「波がたった」など、多彩な楽曲が詰まったアルバムです。今回、7組のアーティストが制作に参加されていますね。7アーティストのみなさんは、私の希望でお願いさせていただいた方がほとんどで、本当にとても光栄です。何よりも今回、一番大事にしたのは“7つのカラーで声を見せる”こと。ただ私がご一緒したいという理由だけで選ぶと偏りが出て難しかったので、そのバランスは慎重に考えました。それぞれのアーティストさんとしっかりコミュニケーションを取るところからはじめて、参加できるところはオケ録りもなるべく見学させていただきました。曲が違えば、毎レコーディング、課題も違います。曲数は少ないですが、とても濃密なレコーディング期間でした。ーー『ASTERISK』というタイトルに込めた思いと、実際に完成して聴かれた印象を教えてください。記号の「*(アスタリスク)」は、掛け算記号としても使われますが、その“掛け算”という意味合いが今回のアルバムにとてもしっくりきたので、このタイトルにしました。良いコラボレーションというのは、やはり私が受け身になりきってしまうと成立しない。もらった歌を歌う、というところから一歩先に進んで、“関わる”という意思表示でもあります。また、「アスタリスク」には、ギリシャ語で「小さな星」という意味があると、後から調べて知りました。星や光のイメージも、今回のアルバムビジュアルとも合っていて、良いタイトルになったかなと思っています。7曲すべて本当に違った曲なので、聴き応えもある反面、アルバムを通して聞いても30分かからないという、気軽さが気に入っています。変わることと、変わらないこと、そのどちらも大事ーー女優、歌手としてご活躍の三浦さんですが、普段から美容面などで気をつけていることは。私は中学の頃と高校の頃の2回、ひどい肌荒れに悩んだことがあります。こればっかりは、この方法が一番と言い切れないのが難しいところですが、私の場合は朝の洗顔をやめたことが一番効果がありました。自分の肌の特徴を理解することが大事だと思っています。ーーよく聴くアーティストや楽曲はありますか。人生で一番聴いたのは、NUMBER GIRL。私の青春のバンドです。最近はエレクトロやジャズなどインストを聴くことが多くなりました。あとは、大貫妙子さん、吉田美奈子さんなどの70〜80年代の日本の音楽も聴いています。いまはたくさん時間もあるし、音楽の活動を始めたという意味でも、いろいろと吸収する必要がある時期だと思うので、周りの信頼できる人から、さまざまな音楽を教わっています。ーーいま興味のあることはなんですか。建築に興味があります。はじめはただ建物を見るのが好きなだけでしたが、ル・コルビュジエ(モダニズム建築の礎を築いた20世紀を代表する建築家)の「住宅は住むための機械である」という言葉に惹かれて、それ以来、その建物が建てられた背景や建築家の持つ哲学にも興味を持つようになりました。昨年、ロシア・アヴァンギャルド建築のお話の舞台に出演したこともあって、その分野を勉強したのも影響しています。駒場東大前にある日本民藝館も、はじめは建物が好きで通い始めましたが、いまは民藝品や民藝の考え方にも興味を持つようになりました。ものづくりの裏側にあるものに興味があるのかもしれません。ーー現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界的に活動自粛制限がありますが、三浦さんはどんなふうにおうちで過ごされていますか。こういう時期は、特別なことはしないで、いつも通りを心がけています。つい何かやらなくてはと意識しすぎてしまいますが、変わることと、変わらないこと、そのどちらも私は大事だと思っているんです。いま時間が与えられたと思って、しっかり自分と向き合い、考える時間にしたいです。取材後記女優として活躍しながらも、歌手としても存在感を発揮されている三浦透子さん。その透明感のある心地よい歌声は、新海監督や野田さんではなくとも、魅了されてしまうに違いありません。そんな三浦さんがリリースされるミニアルバムをまずはチェックしてみてくださいね。三浦透子 PROFILE1996年10月20日、北海道生まれ。女優としては、2002年、サントリー『なっちゃん』のCMでデビュー。 その後、映画、ドラマなどで本格的に女優としての活動を開始。近年は2018年、映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』でヒロインを務め、2020年、映画『ロマンスドール』や映画『架空OL日記』などにも出演。歌手としては、2017年、90年代の名曲をアコースティックカバーした企画アルバム『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』でCDデビュー。2019年、新海誠監督最新作『天気の子』の音楽を担当していたRADWIMPSにボーカリストとして大抜擢され、その歌声にも注目が集まる。2020年5月27日、1stミニアルバム『ASTERISK』をリリース。InformationNew Release『ASTERISK』(収録曲)01.uzu02.愛にできることはまだあるかい03.蜜蜂04.おちつけ05.波がたった06.ブルーハワイ07. FISHANDCHIPS2020年5月27日発売(初回仕様)UPCH-29362¥2,000(税別)※初回仕様出荷終了次第、同価格の通常仕様(UPCH-20542)に切り替わります。
2020年05月15日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第40回は、婚活中に見聞きした、男性を喜ばせることが上手な女性のエピソードを3選お届けします。1. 彼氏マニアの女性【結婚引き寄せ隊】vol. 40ある飲み会で知り合った、ゆるふわパーマがかわいい感じの30代半ばだというAさんは、最近付き合い始めたという同年代の彼氏に夢中だと話していました。彼氏のどこがいいのか聞いてみると、「とにかくもうすべてがいい!」と即答。もともと合コンで知り合ったというその彼氏は、多忙ながらも毎日マメに連絡をくれるうえ、一人暮らしをしているふたりは、いまほとんど彼氏の家にAさんが通いつめて、半ば半同棲のような状態になっているのだとか。どちらから告白したのかと聞いてみると、「私からに決まってるでしょ〜」とにんまり。合コンで出会ったときに一目惚れしたAさんは、その場ではボーッとしてしまってあまり話せなかったらしく、その後幹事の女性にのちに彼氏になる男性のことを詳しく聞いて、好みや興味のありそうな話題をいっぱい考えて自らコンタクトを取ったのだそう。観に行く映画も、食べに行くレストランも、話す内容も彼に合わせた結果、「気が合うね」という話になり、トントン拍子で付き合うことになったと話すAさん。自分の好みと全然違う場合は、彼氏に合わせていたら疲れないのかとたずねると、「そんなことよりも彼氏と同じものを好きでいられるのがウレシイ」と笑顔。付き合ってからしばらくして、「実は事前に情報を聞いてた」と、彼氏好みに合わせていたことも告白したAさんですが、その話に引かずにサプライズだと感じた彼氏。ここまで惚れ込まれる彼氏は幸せ者だなあと思うと同時に、Aさんの“彼氏色に染まる”体質とガッチリと合うタイプの男性だったことが功を奏してうまくいっている話に微笑ましくなったのでした。2. あえて手紙を書く女性それはキリッとした目力のある、瞳が印象的な30代前半のBさんのこと。「いつも便箋をバッグに入れている」と話していたので気になり、仕事で使うからなのかとたずねると、「ううん、手紙を書くのが好きなんだよね」という返答。ですが、それは誰に対しても手紙を書くというわけではないらしく、「ここ! っていうタイミングで、彼氏に手紙を書くようにしている」というのです。付き合って1年という年上の彼氏はSNSに疎いこともあって、何かあったら電話をするか、直接話すことが多いのだとか。相手の年齢や性格によって、連絡手段やコミュニケーションの方法を合わせていくのも、付き合いがうまくいっている秘訣なんだろうなと思い話を聞いていました。ただ、それだと面倒だと感じてしまう人も多い現代で、Bさんはそのあたりは気にならないのかとたずねると、「全然平気」とのこと。それに直筆の手紙はどこかその人らしさを感じさせますし、相手のために使った時間が目に見えて文字となって読めるわけで、愛情を感じやすいのは確かです。彼氏が疲れて家に帰ってきたときに、さくっと読める程度の短い手紙を書いて、疲れをねぎらっているそうで、手紙を読んだ彼氏はそのたびに感動してくれるのだとか。何度手紙を書いても、彼氏には心に響くサプライズだと思ってもらっているようで、Bさんが渡した手紙はちゃんと彼氏の大事な手紙ボックスにしまってあるそう。一見、古風な手紙という手段も、それを喜んでくれる彼氏だと、よりいっそう絆を深めるアイテムになるんだなあとほっこりしたのでした。3. 手料理をがんばる女性それは料理教室で知り合った、黒髪が似合う和風美人のCさんのこと。婚約している彼氏がいるというCさんは、幸せいっぱいの様子。ひとり暮らしが長かった私は、ひと通り家事はするものの、婚活し始めてからもっと料理の腕をあげようと、アラフォーになってからという遅まきながら改めて花嫁修業のひとつとして料理教室に通い始めていました。一方、Cさんはほとんど料理をしたことがなかったということで、婚約者に「お金は払うから、料理を習ってくれないかな」といって、送り出されてきたのだそう。結婚したら、毎日Cさんのご飯を食べることになるから自分のためなのか、それとも純粋にやさしさからなのか、いずれにしても愛しいCさんのためにと背中を押したのは、彼氏でした。料理教室では、毎週、何品も料理を作って、実食します。お皿の準備から、片付けまで、すべてが練習で、すべてが勉強になることばかり。包丁を持つ手が震えながらも、毎週がんばるCさんは、料理を作り上げるたびに自信を持って、「この前習ったおかずを家でも作ったらおいしいって言ってくれた」と笑顔で話してくれました。Cさんのように、あまり料理ができなかった人が、ある日何品も食事の用意をしてくれると、彼氏にはうれしいサプライズになるに違いありませんよね。その後も、「料理はやっぱり苦手だ」と言いながらも、婚約者のためにがんばる姿自体が、きっと喜ばれているのだろうと思ったのでした。とはいえ、いまは女性もバリバリと働いて共働きの家庭もありますし、必ずしも女性だけが家事をしなければいけないわけではありません。男性によっては、仕事をがんばる彼女の姿に惹かれる人もいれば、趣味を一緒に楽しめる人がいいというタイプもいるので、相手によって好感を持ってもらえる何かがあると強いはず。婚活していると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。みなさんもすてきな恋愛を謳歌してくださいね。©CoffeeAndMilk/Gettyimages©-slav-/Gettyimages©golubovy/Gettyimages
2020年05月14日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第36回目に登場するのは、モデルやラジオDJとしても活躍されている、シンガーの安田レイさん!「元気ロケッツ」から、ソロシンガーへ【音楽通信】vol. 36アメリカで生まれ、3歳で日本ヘ来た、安田レイさん。13歳のときに、音楽ユニット、元気ロケッツに参加。その後、2013年にシングル「Best of My Love」でソロシンガーとしてデビューしました。2015年には「第57回輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞し、その後もドラマやアニメ主題歌、CMタイアップ曲など話題の楽曲を次々と発表し、2020年3月には3rdアルバム『Re:I』をリリース。今回、5月27日にニューシングル「through the dark」をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーー3歳でアメリカから日本へいらしたのち、シンガーを志した経緯を教えてください。アメリカのノースカロライナ州で生まれ、お父さんの仕事で3歳のときに日本に来ました。小学校はインターナショナルスクールに通いましたが、それ以外の幼稚園や中学、高校は日本の学校へ行きました。そんな学生生活のなかで出会ったいろいろなジャンルの音楽やアーティストに影響を受け、小さい頃からずっと音楽に興味があったんです。とくにシンガーになりたいと思った一番のきっかけは、宇多田ヒカルさんの曲「First Love」との出会いでした。そのとき、私はまだ小学1年生で、恋愛の歌詞の意味なんて何ひとつわかりませんでしたが、宇多田さんの歌の表情やサウンドが他の人にはない個性的なヒカリに感じて、一目惚れした記憶があります。ですから、宇多田さんは、いまでも雲の上の存在です。ーー13歳で音楽ユニット、元気ロケッツに参加され、その後ソロ活動されたきっかけは。それぞれどのような心境だったのでしょうか。元気ロケッツと出会っていなかったら、いま私はどんなふうに生きていたんだろうと、たまにふと考えてしまいます。歌以外にできることが何も浮かばないんですよね。小学校6年生のときに、元気ロケッツのオーディション会場で、緊張して顔を真っ赤にしながら歌った“チビレイ”に感謝です(笑)!それまでボイストレーニングにも行ったことがなかったですし、人前で歌うのはカラオケくらいでしたし、受かる自信はありませんでした。会場には自信に満ちてキラキラしている洗練された美しい人ばかりで……。私はランドセルを背負ってましたし、ソバカスだらけでしたし、まわりには大人しかいないし、「あぁ、どうしよう、怖い」と思いました(笑)。それなのに、こんな私を選んでくださって、感謝しかないです。元気ロケッツで学んだいろいろなことが、いまの安田レイのベースになっていると思います。右も左もわからないただの小学生に、さまざまなことを教えてくださったプロデューサーの玉井健二さん含め、チームのみんなに感謝です! We LOVE GENKI ROCKETS!ーー2013年からソロシンガーとしてご活躍され、2020年3月には、ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』のオープニング曲「Sunny」や、ドラマ『モトカレマニア』オープニングテーマ「アシンメトリー」などを含む3rdアルバム『Re:I』をリリースされましたね。さまざまな作品を通して、みなさんが安田レイの音楽に出会ってくれていると思うんです。今回のアルバムもそうなのですが、その一つひとつのタイミングは、本当に奇跡。日本には、世界には、たくさんの素晴らしい音楽が存在していて、生きているなかで全部聴くことは不可能なので、この出会いに「感謝! 乾杯! ありがとう!」という想いをどの作品にもぶつけています。ですが、一番伝えたいのは、今年の7月でデビュー7周年を迎える目前で、何かいい意味でみんなの中の「安田レイ」というイメージを壊したいというエネルギーがあって。これは昨年からすごく強くなって、ちょっといい子ちゃんな自分のイメージを壊して、「こんな私もいるんだよ、知ってほしいな」というところから制作が始まりました。もちろん、その想いを受け入れてもらえなかったらどうしよう、こんなの安田レイじゃないと思われるかもしれないという覚悟でアルバムを作りました。でも、ずっと同じ場所で前にも後ろにも動けずにいるのがイヤで、トライした結果、やってよかったです。たまには心の信号無視はしていいものですよ、みなさん。気持ちがいいです(笑)。誰かへこのエールが届いていたらうれしいです。光と闇、遠距離恋愛がテーマの新曲ーー5月11日に先行配信した、14枚目のシングル「through the dark」を5月27日にCDとしてもリリースされますね。“光と闇”をテーマに表現されたそうですが、歌詞にはどのような思いを託されましたか。光と闇が大きなテーマですが、実は遠距離恋愛というテーマでもあるんです。遠くにいる大切な人へのストレートな気持ちを歌詞にしてみました。「会えない時間が私を少し迷わせる」という歌詞があるんですが、こういうことって、実際にもありますよね。好きな人に会えないことによって、余計なことを考えてしまい、自分の正直な気持ちが見えなくなるあの恋愛の謎めいた感情を歌詞にしてみました。でも、実はすごく会いたくて、触れたくて、その人がもしいま苦しんでいたら、闇のなかであっても救い出したい、この僅かな光ででも、照らして見つけて、抱きしめたい。そんな想いを歌詞に込めています。ーー今作は、ゲーム発のテレビアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』(TOKYO MXほか 月曜 22:30)のエンディングテーマにもなっていますね。はい。アニメも毎週の楽しみになっています。この「through the dark」は、ヒロインのアイリス目線の楽曲なので、私は自然とアイリスを応援してしまいますね(笑)。とにかく心がピュアで美しいアイリスは目の保養にもなりますし、こんなエンジェルのような心を持ちたいと思いながら、毎回TVの向こう側にいるアイリスを応援しています。ものすごいプレッシャーと戦いながら、世界の平和を守るアイリスはカッコ良すぎます!ーー「through the dark」は生命力を感じる楽曲ですが、曲の第一印象や歌唱の面で気をつけた点はありますか。今回初めてご一緒したプロデューサーのJeff Miyaharaさんが作る、繊細さのなかにある、心のなかの叫びのようなサウンドに初めて触れたとき、ゾクゾクしました。レコーディングのときは、ディレクションが面白くて新鮮。なかでも一番印象に残っているのは、「5歳のレイちゃんならどう歌う? ヴォーカルテクニックとか全部忘れて、もっと素直になって、うまく歌わないで」と言われたこと。いままでそんなディレクションをされたことがなかったので、最初は少し戸惑いましたが、だんだんとその意図を読み解くことができた気がしました。この曲のピュアなメッセージは、この歌い方が正解だったんだと思います。ーーでは、カップリング曲の「true colors」には、どのような思いがありますか。この曲は、鳥かごのなかに閉じ込められた鳥というのがテーマなんです。本当は見たい世界があって、広げる羽があるのに、そこから抜け出せない。これは職場の人だったり、親だったり、恋人だったり、そういう近くにいる人が自由にしてくれないというフラストレーションを歌詞で表現しています。私はそんなコントロールが大っ嫌いです。実はこの歌詞は何年か前に書いていたメモから生まれたんですが、そのときの悩みが、まさかこうやって曲になるとは!ーーそうだったのですね。この「true colors」の編曲者には、元気ロケッツでも組まれていた玉井健ニさんの名前があります。玉井さんが携わっている楽曲と、そうではない楽曲ですと、心境の面で違いはありますか。小学校6年生の頃から玉井さんと一緒に制作しているので、確かに阿吽の呼吸みたいなものはあると思います。いまだに、私が27歳だという事実を玉井さんは疑いますしね(笑)。玉井さんのなかでは、出会った12歳の頃の私でストップしているみたいです。ですが、初めましての方とモノ作りをするのも刺激的で楽しいです。みんなやり方が十人十色で面白いです! 結果、音楽を通して出会ったみんなが大好きです!ーー今回のジャケット写真では、通常盤は安田さんが白い服を着て白い球とともに、初回生産限定盤では黒い服を着て黒い球とともに写っていますがコンセプトは。今回、光と闇がテーマなので、「光の私」「闇の私」をテーマにしてみました。光は闇を、闇は光を、求め、共存していく。そんなことを思いながら撮影していました。光だけの世界も、闇だけの世界もなくて、きっとどちらもお互いを求めていると思うんです。共存するからこそ、グラデーションが生まれ、お互いが存在する。大切な人の光も闇も、私は知りたいですしね。ーーところで、ラジオパーソナリティとしてもご活躍ですが、歌うことと話すことでの意識の違いはありますか。まず、歌うときと話すときの声が全然違うと言われますね。しゃべるときはかなり素でやらせていただいています(笑)。歌うときは、その楽曲の世界観、キャラクター、歌詞のメッセージなどが楽曲によって違うので、声も自然と変わってきますね。マイルールは“できることを無理せずにやる”ーー容姿端麗な安田さんですが、普段から美容で気をつけていることはありますか。“できることを無理せずにやる”がマイルールです(笑)。あとは長風呂をして汗をかいています。湯船に浸かりながら動画配信サービスを観ていると、1時間なんてあっという間。長いときは2時間近く入っているんですよ。たっぷりと水分を摂りながら、たまに足湯にチェンジしながら入るのがオススメです。無理は絶対続かないので。ーー食事やダイエットはどうされていますか。おすすめの健康法があれば教えてください。フルーツや野菜を多く摂っていますね、最近は味噌にハマっていて、毎日お味噌汁を飲んでいます。お味噌汁の具材は、冷蔵庫に残っている野菜を適当に入れるだけで、パパッとできるので大好き。健康にも美容にも発酵食品はいいので、お味噌料理を極めたいです。いつかマイ味噌も作ってみたいですね。ーー好きなアーティストはいますか。好きなアーティストはたくさんいます。最近注目しているのは、藤井風さんです。こんなに若いのに、この色気と、可愛さと、センス! 「ずるーい!」と言いながらも釘付けになっている私です(笑)。藤井さんはピアノの技術もすごくて、欠点が何も見当たらない。たぶん、あっという間にスーパースターになると思います。ーー安田さんがいま興味のあることは。最近は古着のTシャツ集めにハマっています。仕事で全国をお邪魔した際に、その地域の古着屋さんに行くのがいつも楽しみなんです。ハーレーTとか、タイダイTとか、あとは男子には全くウケないだろうちょっと変わったモチーフのTシャツとか(笑)。Tシャツは夏だけではなく、冬はレイヤードして使えるので、何枚あっても困らないんです。ーー現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界的に活動自粛制限がありますが、安田さんはどんなふうにおうちで過ごされていますか。洋服のDIYにハマっています! 「ブリーチタイダイ」といって、漂白剤でタイダイの模様を作るDIYなんですが、もう着ないと思っていた服が生まれ変わるんですよ。作り方をインスタにアップしているので、見てみてください。すごく簡単にできるので、ぜひやってみてくださいね。取材後記2020年7月で、デビュー7周年を迎える、クールビューティな安田レイさん。モデルとして、ラジオDJとして、シンガーとして、これからもさらにご活躍されるはずです。音楽への愛情にあふれる安田さんがリリースされるニューシングルをまずはチェックしてみてくださいね。安田レイ PROFILE1993年4月15日、アメリカのノースカロライナ州生まれ。3歳で日本ヘ。10歳の頃、母親が聴いていた宇多田ヒカルに衝撃を受けてシンガーを志す。13歳で音楽ユニット、元気ロケッツに参加。2013年7月、シングル「Best of My Love」でソロシンガーとしてデビュー。その後も、ドラマやアニメ主題歌、CMタイアップ曲など、話題の楽曲を次々とリリース。2015年11月にリリースしたシングル「あしたいろ」がTBS系ドラマ『結婚式の前日に』主題歌として共感を呼び、その年の活躍が認められ、「第57回輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。配信シーンでの活躍が顕著で、これまでにリリースした1stアルバム『Will』2ndアルバム『PRISM』はともにiTunesでJ-POP1位、総合2位を獲得。2020年3月、3rdアルバム『Re:I』をリリース。5月11日に先行配信したシングル「through the dark」を5月27日にCDとしてもリリース。JFN38局放送 TOKYO FM『JA全農 COUNTDOWN JAPAN』、JFN系列『CITY GIRLS MUSIC』ではラジオDJとして、ファッション分野ではモデルとしても活動し、さらなる活躍が期待されている。InformationNew Release「through the dark」01.through the dark02.true colors03.through the dark -Instrumental-04.true colors -Instrumental-2020年5月27日発売*通常盤と初回盤の収録曲は共通(通常盤)SECL-2577(CD)¥1,200(税込)(初回生産限定盤)SECL-2575(CD+DVD)*DVDは「through the dark」Music Video。¥1,800(税込)(期間生産限定盤)*収録曲は3曲目「through the dark -アニメサイズ-」以外は共通。SECL-2578(CD+Blu-ray Disc)*アニメ絵柄描き下ろしデジパック仕様。*Blu-ray DiscにはTVアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』ノンクレジットエンディング映像を収録。¥1,500(税込)
2020年05月14日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第35回は「番外編」! 現在、活動自粛期間で“Stay Home”を続けるみなさんの力になりたいと、EXILEのパフォーマーであり、俳優でもあるAKIRAさんから『ananweb』をご覧のみなさんだけにお送りする動画とスペシャルメッセージが届きました。 ぜひチェックしてくださいね!!内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・jumbo(speedwheels) ヘア&メイク・MAKOTO(juice & juicy)僕ら一人ひとりが与えられた使命を全うしたい【音楽通信】vol. 35「番外編-AKIRAさんスペシャルメッセージ」新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は世界的に活動自粛制限がなされていますが、ananwebをご覧のみなさんはどんな毎日を過ごしているでしょうか。いつもは音楽記事をお届けしている「音楽通信」ですが、普段とは違う日常生活を送り“Stay Home”を続けるみなさんに、今回は特別編として、AKIRAさんから動画とスペシャルメッセージが届きました!いまAKIRAさんが思うこと、どんなおうち時間を過ごしているのか、そしてEXILEのことまで、さまざまなことをうかがいました。AKIRAさんのメッセージに込められたエールを受け取ってくださいね。ーー「LDH PERFECT YEAR」にあたる今年ですが、活動自粛のためライブは延期または中止となりましたね。ご来場されるみなさまの健康と安全を最優先に考えたうえでの判断ではありますが、「LDH PERFECT YEAR 2020」を楽しみにしていただいた多くのファンのみなさまには、大変申し訳なく残念な気持ちでいっぱいです。LDH独自に専門家の方々で構成した「LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チーム」による対策会議を開催し、さまざまな状況を検討した結果、想定以上に当面はライブの開催が困難であるとの判断に至りました。ですが、このまま中止、延期とするだけではなく、この新型コロナウイルス感染症が終息した際には、明るい未来へ向けてみんなが一緒に歩んでいけるようにとメンバー、スタッフと、日々熟考しています。ライブが開催できない期間においては、いましかできないことにも積極的に取り組み、自宅でも楽しんでいただけるようなLDHらしいエンタテインメントを作れないかと、連日、メンバーやスタッフでアイデアを出し合い、みなさまに楽しんでいただきたいとの想いでいろいろな準備もしています。ーー休校になったり、職場へ出社せずにリモートワークになったり、外出できない人々がたくさんいるなかで、おすすめの家での過ごし方はありますか。普段、僕は日本にいるときも海外への移動があるときも、ライブやイベントなど地方に飛んでばかりで、とにかく外出が多いんです。家で過ごす時間や自分の時間が少なく、アウトプットばかりしてきたので、むしろいまはこの期間を活用しています。インターネットやSNS、読書や映画などから、さまざまな知識や情報をインプットして、自分自身の成長につなげて生活していますね。ーー予定していたスケジュールが変更になるなど、外出できないストレスを抱えている方もいるかもしれませんが、いま一番心がけることは何だと思われますか。また、AKIRAさんが現在心がけていらっしゃることは何でしょうか。まずは、さまざまな葛藤や恐怖、プレッシャーと隣り合わせのなか、新型コロナウイルスと最前線で戦ってくださっている世界中のドクター、医療関係のみなさまに、感謝の気持ちを持って生活するように心がけています。大変な状況下ではありますが、そんなみなさまのおかげで僕らの生活が保たれて、世界中がなんとか持ち堪え、終息に向かうことができていると思いますので。世界各国で最前線で戦ってくださってるみなさまも、早く安全な私生活を取り戻していただけるよう、まずは、僕ら一人ひとりがいま与えられている使命をしっかり全うして、一刻も早い終息を願っています。もしオンライン飲みをするならファンのみなさんと乾杯したいーーEXILEのメンバーのみなさんも、いまはどのように過ごしていらっしゃるのでしょうか。EXILE TRIBEメンバーの世代を超えて、定期的に情報共有会議やビジョン会議をリモート会議や各自それぞれで話し合ったりしています。先日は、GENERATIONSの数原龍友からもいろいろなアイデアの共有や相談の連絡がきました。とにかくみんなで一丸となって、新たなエンタテインメントを考えています。ーー自宅にこもる人が多いなか、オンライン飲み会をする人もいるようです。AKIRAさんはリモートで、メンバーのみなさんやご友人と盛り上がることはありますか。飲酒はいまの時期は控えていますが、もし、オンライン飲みをするなら、たくさんのファンのみなさんと乾杯してみたいですね(笑)。さすがに、何万人という方々とは、レモンサワー乾杯をしたことがないので(笑)。ーー想像しただけで楽しそうですね(笑)。そんな明るいイメージをずっと保てるといいのですが、もしこのまま自粛期間が長引いて落ち込んでしまうときがあったら、どうやって前向きさを取り戻せばよいでしょうか。落ち込んだときは、自分より大変な思いをしている人が、この世界にどれだけいるのだろうと、イメージしてください。現代の僕らは、きっといろいろな意味で恵まれすぎなのではないかとも思います。もちろん個人差もありますし、そう思えない方々もいらっしゃることは重々承知ではありますが。世界各地では、生まれたときから家も家族もなく、ごはんもろくに食べられず、必死で生きている子どもたちがいます。学びも社会に出ることもできず、必死に生きることだけに日々を過ごしている子どもたちもいます。自分のまわりに存在するどんな小さなことにもすべてに感謝の気持ちを持って向き合えば、きっと、自然と笑顔や幸せを感じでいけるのではないかと。そして次第に、自分の悩みも少しは癒えるのではと思うんです。地球規模で考えて「自分の悩みなんてこんなに小さいではないか!」と思えば、少しは気が楽になるかもしれませんね。僕はそうやって、乗り越えてきました。あと“ピンチはチャンス”ではないですが、ネガティブな状況下だからこそ見えてくる発想やアイデアを見出すように心がけ、さらにプラス思考に持っていき、さらなるビジョンやプランを立てていきます。思い通りにいかないことは当たり前だと思って、常に芯は持ちながら柔軟に対応、変化していける自分作りが大事。“人生日替わり弁当”です、当たり前はない。だからこそ、変わりゆくその日、その日の流れに順応しながら“日替わり弁当”を楽しんでいく。そういう生き方のほうが、ネガティブ思考にならず常にワクワクしていられます。嫌いなことも許し、受け入れ、克服していくことが大事ではないでしょうか。世界を明るくする気持ちと意識で過ごしてほしいーーAKIRAさんのご自宅での過ごし方を教えてください。いまは生活リズムを改める良いチャンスかなとも思うので、朝8時に起きて、自宅でできるトレーニングをし、しっかり朝昼晩、自炊して健康的な生活を心がけています。いま、アスリートや世界のアーティストたちもたくさん、トレーニング方法をアップしてくださっているので、参考にすることも。僕は、日頃からEXILE専属トレーナーとしてお世話になっている『コアパフォーマンスジムPCP』の吉田輝幸さんのメニューをこなしているんです。女性の方にも簡単にできる内容もありますので、YouTubeなどでチェックしてみてくださいね。ーーいずれ活動自粛制限が解除されたら、AKIRAさんはまず何がしたいですか。LIVEです!ーーLIVEも楽しみですが、自宅でもEXILEのみなさんの音楽を聴いて勇気づけられる方はたくさんいると思います。今後もSNSなどから、近況報告を届けてくださるのでしょうか。自社メディアを充実させていけるよう、メンバー、スタッフと面白い企画を練っている最中です。いまはYouTubeやSNSなど含めて、みなさんと離れていても自分たちのエンタテインメントを共有できるツールがたくさんありますよね。離れていてもワクワクしていただけるような企画や、ゆくゆくは家からでも体感できるLIVEシステムや音楽配信システムが充実していくとよいなとも考えています。ーーAKIRAさんの今後の活動のご予定は。「LDH PERFECT YEAR 2020」の再開に向けて、準備をしています。先行きは不透明ではありますが、この事態が落ち着きLIVEができる環境になったら、まずは「EXILE THE SECOND PERFECT LIVE」をリスタートできることを願っています。今回の「EXILE THE SECOND」のLIVEは、集大成であり、新たな幕開けともなるべく、進化したLIVEスタイルをお届けできると確信しているんです。以前は、EXILE TRIBE全体として「LDH PERFECT YEAR 2020」の4つのシーズン「IGNITION(1月〜3月)」「IMAGINATION(4月〜6月)」「INFINITY(7月〜10月)」「BEYOND THE BORDER(11月〜12月)」を計画していました。ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止による現状の開催期間延長に伴って、ファイナルシーズンとして新たに「RISING SUN〜TO THE WORLD〜(2021年1月〜3月)」をテーマに、開催することを決定しました。「RISING SUN〜TO THE WORLD〜」は、東日本大震災の復興へ向けて「日本を元気に」という想いを込めてEXILE が作った楽曲「Rising Sun」が根本のテーマにあって。東日本大震災とはいままた状況が違いますが、私たちが経験したことがないこの状況を克服し、また新たな未来へと力強く歩んでいこうという希望と願いを表現しています。そして「Rising Sun」にはEXILEがいつも大切にしてきた想いが込められています。かつてない挑戦への絶対に負けないという不屈の精神と、困難を乗り越え次の時代を切り拓いていく力。これまで歩んできたEXILEの精神そのものでもあり、いまでは、EXILE TRIBE、LDH全体に受け継がれている精神でもあります。LDHのエンタテインメントで「日本を元気に」というテーマを掲げ、LDHアーティスト、スタッフ一丸となって、お待ちいただいているみなさまが一人でも多く笑顔になっていただけるように、LOVE、DREAM、HAPPINESSあふれるエンタテインメントをお届けしていきたいと決意を新たにしていますので、ご期待いただき、楽しみにお待ちいただけたらと思います。ーー最後に、ananwebの読者のみなさんにメッセージをお願いします。ananwebをご覧のみなさん、僕のインタビューを読んでくださり、ありがとうございました!現在は大変な状況下ですが、読者のみなさま、そしてみなさまのご家族や身内の方が安全で健康な日々でありますよう、心から願っています。新型コロナウイルスはとても怖いです。どうか、一人ひとりが正しい知識と危機管理意識を持って、日々を生活していただければと思います。手洗い、うがいを徹底して、不要不急な外出は控えて、不確かな情報をうのみにしないようにしましょう。今日、私たちができることをそれぞれの場所で徹底し、こんな時代だからこそ、一致団結し終息に向かっていけたらと思います。暗いニュースばかりの世の中なので、どうかみなさまご自身が世界を明るくしていく気持ちと意識で、日々を過ごしてくださいね。取材後記AKIRAさんの真心がまっすぐに伝わってくる動画とメッセージ。かつてない状況にいるわたしたちですが、AKIRAさんのあたたかい言葉は、「前を向こう」という勇気をくれます。励ましの言葉をくださったAKIRAさん、本当にありがとうございました!AKIRA PROFILE1981年8月23日生まれ、静岡県出身。EXILE、EXILE THE SECONDのパフォーマー、俳優。EXILEの中心核としてグループを牽引し、パフォーマーとしての活動に加え、数々の映画、ドラマ、舞台、声優などさまざまな分野で活躍。2009年、長編映画初主演作『ちゃんと伝える』では日本映画批評家大賞新人賞を受賞。2010年、中国公開のアンドリュー・ラウ監督作品『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』でアジア映画デビュー。2017年、マーティン・スコセッシ監督のハリウッド作品『沈黙‐サイレンス‐』に出演。2018年、三船敏郎の生涯を描いたドキュメンタリー映画『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』日本版ではナレーターを務め、2019年、童謡100周年を記念して作られた映画『この道』では大森南朋とダブル主演を果たす。また、アーティスト、役者として活躍するなか、2017年からはアジア人初となるRalph Laurenアンバサダーに就任し、2018年と2019年の2年連続で最高峰ラインPurple Labelの広告イメージモデル契約を結ぶなど、世界に活躍の場を広げている。2020年、小泉堯史監督作品『峠 最後のサムライ』の9月25日公開が控えている。Information
2020年05月13日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第39回は、婚活中に見聞きした、恋を逃しがちな女性たちのエピソードを3選お届けします。1. やたらと婚活状況を聞いてくる女性【結婚引き寄せ隊】vol. 39それは身近な友達に誘われた女子会に参加したときのこと。そこにいた女性たちは、彼氏がいる人もいれば、シングルの人もいて、仕事も趣味もバラバラでした。シングルの女性でも、特に彼氏が必要だと思っていない人もいれば、絶賛彼氏募集中という人もいてさまざま。そのため、婚活のことをしばし忘れて、純粋に女性たちとの食事とおしゃべりを楽しもうと思っていたのですが……。「いま婚活してるんだよね」という話をしたとたん、ものすごくその話に食いついてくる女性がいました。それは絶賛彼氏募集中の女性です。「彼氏募集中」と自分で言うぐらいなのだから、婚活で結婚相手を探しているという話にも興味があるのは納得できるものの、「いったい何から始めたの?」「そこで何人ぐらいに会ってる?」「結婚じゃなくて恋愛できそうな男はいるの?」「彼氏になってくれそうなイケメンもいるわけ?」と、根掘り葉掘り聞いてきます。彼氏募集中の女性はとにかく聞いてくる内容が細かく、きちんとこちらが答えているわりに「ふーん、それで〇〇は?」と、矢継ぎ早に質問してきて、「そこで何人ぐらいに会ってるんだっけ?」とまた同じ質問を繰り返すことも。聞かれたことにはその都度丁寧に答えていましたが、そのうちこちらも疲れてきたのと、ほかの女性たちとも話がしたかったので、違う話題に切り替えました。彼氏募集中の女性は、初対面でも私にそうしていたように、男性にもつい根掘り葉掘り聞いてしまうのだとか。初対面の男性のことを知りたくて、いろいろと質問するのは悪くないことだと思いますが、さすがに矢継ぎ早に聞きすぎると相手は引いてしまいますし、さらに聞いているわりに内容がまったく頭に入っていない姿はテンションを下げてしまう原因になってしまい、恋を逃しているんじゃないのかなあと思ったのでした。2. セクシーすぎる女性それは婚活合コンに参加したときのこと。30代の男女が集まる場だったため、年齢も近く、話がしやすい雰囲気で飲み会がスタートしました。「まずはビールですよね」と全員の意見も一致して、それぞれビールを飲みながら、和気あいあいとした空気に安心できました。お酒も食事もすすんできた中盤ごろになり、ひとりの参加女性が「ちょっと暑くなってきた」と言い、羽織っていたピンクのカーディガンを脱ぎ捨てました。すると、え? それ、下着? と二度見してしまうほどにセクシーなビスチェが目に入りました。その女性の目の前に座っていた私は、ビスチェの女性の両隣にいた男性たちが、急に顔がニヤけだしている状況を目撃し、他の男性たちもビスチェの女性に気づくと目の前にいる女性をよそにちらちらビスチェの女性に目をやる始末。ほかの参加女性もその状態を把握してからしばらく経った終盤になり、やっとビスチェの女性はおもむろにピンクのカーディガンを羽織りました。そこで男性たちがガッカリした雰囲気に満ちていたことを参加女性たちはみんな感じ取っていたはず。その後連絡先の交換をする場面になりましたが、セクシーな女性はビスチェ姿になってあれだけ男性たちの注目を集めていたのにもかかわらず、それほど男性陣からは連絡先を聞かれていない様子でした。あえてなのか、他意はないのかはわかりませんが、女性たちのひんしゅくを買ってでもセクシー路線を打ち出したのに空振りだったとしたら、やはりセクシーさは恋を逃す原因になっているのではと思ったのでした。3. 文句ばかり言う女性それはある婚活パーティに参加したときのこと。パーティでは残念ながら相手が見つからなかったものの、そのときに参加していた女性とパーティ終了後、お茶に行くことになりました。その女性は、アパレル関係で働いているという、茶色いロングヘアをなびかせている20後半の女性。昔ながらの喫茶店でお茶を飲みながら、その日のパーティの印象をお互いに語り合います。「最近、婚活始めたんですよね」と話すアパレル関係の女性。すでにアラフォーとなっても婚活していた私は、最近は20代という若さで婚活市場に参戦する女性が多くてアラフォーはさらに大変だ、という話をしていました。すると、アパレル関係の女性は「えー、若くてもそんなにメリットはないですよ」と不満げ。話を聞いてみると、「自分と同じ20代の婚活男性が圧倒的に少なくてガッカリしている」と言います。さらに、「カップリングしてデートしても、まだ20代だからまた出会いがあるよね」と言われて振られることもあるのだとか。若くて注目度は高いものの、そのメリットをいまはあまり感じていない様子でした。男性の経済力が武器になるように、女性の若さも武器になるものですが、アパレル関係の女性の口からはその後も愚痴ばかりがどんどん噴出。男性と一緒にいても、愚痴などのネガティブな言葉が出がちなようで、それだと宝の持ち腐れというか、恋を逃してしまうんじゃないのかなと思ったのでした。恋活や婚活をしていると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。くれぐれも、みなさん素晴らしい恋をしてくださいね。©andresr/Gettyimages©Robert Deutschman/Gettyimages©Henglein and Steets/Gettyimages
2020年05月12日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第38回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その12をお届けします。1.「いい人なんだけど……」止まりの男【結婚引き寄せ隊】vol. 38それは結婚相談所でお見合いをしたときのこと。自分なりに大枚をはたいて、大手結婚相談所に入会した私は、「これからどんな人に会えるんだろう」とワクワクしていました。結婚相談所では、身元のしっかりとした独身男性がたくさん登録しています。希望通りにいくかは別としても、言うのはタダだしと、ある程度の収入などのこちらの希望条件を伝えると、婚活アドバイアザーさんから、顔合わせの日程の連絡がありました。結婚相談所の一室へ案内され、部屋に入ると、そこには微笑みを浮かべた30代半ばの堅実そうな男性が座っています。お互いに自己紹介を済ませ、限られた時間のなかで、何から話そうかと緊張していました。すると、「好きな食べ物はなんですか」「普段はどんなことに興味がありますか」などと、その堅実そうな男性がそっと話をふってくれます。そのおかげで、質問に答えるかたちで、会話をすることができました。ただ、質問してくれるのと同じように堅実そうな男性に質問し直すと、「僕は何でも食べて好き嫌いはないんです」「あまり趣味もなく、興味があることもありません」といった具合に、会話をしてはいるものの、ほとんど“どんな趣味嗜好の人なのか”がわかりません。長く会話していても、最後まで、“謎の堅実男性”といった印象でした。エリートサラリーマンで、経済的には安定できるだろうし、実際に会ってみても堅実そうな雰囲気もするし、ギャンブルや借金などとも縁遠くしっかりとした男性なのは結婚相手にバッチリ。ですが、どうしてもそのデータ以上に踏み込んでみたくなるような印象が持てません。その後、婚活アドバイザーさんから、堅実男性からは好印象だったと連絡をもらったものの、こちらとしては「いい人なんだけど……」という返事しかできませんでした。結婚相手となると、社会的にも経済的にもきちんとした男性を求める場合が多いとは思いますが、いくら条件が良くても、それだけではないんだなあと実感したのでした。2. ペットを持ってくる男それは大勢が集まる婚活パーティでのこと。その日は、「20代から40代まで」という年齢しばりのみで募集されていた、さまざまな職種の男女が参加していたパーティでした。まずは全員が、会場にまあるく設置された椅子に座り、隣の人と短時間で挨拶を交わして順にグルグルと場所を移動し、相手を変えてまわっていく自己紹介タイムから、スタート。このグルグル回っていく自己紹介タイムは、お笑い芸人のナインティナインさんが司会を務めるTBS系のイレギュラー婚活番組『ナイナイのお見合い大作戦』のワンコーナーで、「お見合い回転寿司」と名付けているところから、巷でも“回転寿司タイム”と呼んでいる婚活男女は少なくありません。この回転寿司タイムは、ほんの数分しかなく、その後フリータイムとなるとさらにハードルが上がって、気に入った相手とカップリングできるかどうかが決まってしまいます。だからなのか、この回転寿司タイムでインパクトを与えようとする参加者もたまに存在します。このときの回転寿司タイムで何番目かに遭遇したある男性は、一見、地味な印象のおとなしそうな40代ぐらいの人。男性には珍しく、ポシェットをしていることがちょっと気になりましたが、とにかく時間がないので、急ぎ足で挨拶します。「はじめましてー!」と言ったか言わないぐらいで、「あの、僕……」と斜めがけにしていたポシェットをガサゴソとし始めました。名刺でも出すのかと思い、じっとその様子を見ていると……! なんと、ポシェットから出てきたのは、モルモットではありませんか。そうです、別名テンジクネズミと呼ばれる、小さくてまあるいあの生き物です。「モ、モルモット!」とびっくりした私に、その男性は「僕の大事なペットだから今日も一緒なんですー」とニンマリ。そのあと、自己紹介が続いた気がしますが、モルモットに気を取られて、どんな話をしたのかされたのか一向に頭に入ってきませんでした。その男性の手のひらでモニュモニュ動くモルモットは、かわいくて一瞬癒されましたが、小さなバッグに生き物を入れて持ってくるセンスのほうにドン引き。その後回転寿司がどんどん進んでも、「あのモルモット逃げないのかな…」「あんな小さいところに押し込められて大丈夫かな」などと、動物好きの私としてはモルモットのことが気になって仕方がありませんでした。案の定、その男性がモルモットを取り出すたびに「ひぇっ!!」と驚く女性の声が聞こえてきて、結果として誰もその男性とはカップリングしていませんでした。確かに、こうして今も忘れられない光景として記憶に残っているので、会場にいた女性陣にインパクト大だったことには違いありませんが、仲良くなってからのおうちデートでペットを紹介されるほうがドン引かないのになあと思ったのでした。3. グローバルさをアピールする男ある飲み会に参加したときのこと。30代の男女が集まる場に、少し遅れて到着した、ネクタイもきちっとしめてビシッとしたスーツ姿で登場した男性がいました。平日の夜の飲み会だったとはいえ、その日の参加者にはスーツ姿の男性は少なく、遅れてきた男性は目立っていました。席につくなり、「いま進めてる海外事業の話が長引いちゃって……」と、誰も聞いていなかったのですがグローバルな仕事の話を始めます。しばらく話したあと、ドリンクメニューを見ながら、「あ、僕はまた会社に戻るから、ウーロン茶で!」とオーダー。会社に戻らなきゃいけないくらい忙しいみたいだけど、飲み会でウーロン茶ね。とそこにいた女性陣は言葉に出さないまでも、まるで全員がテレパシーを発したように目を合わせて、その男性のことをちょっと遠くから見るモードに切り替わりました。その後も、他の参加者にはほぼ話題を振らずに、自分の話ばかりマイペースに話してから約1時間が経過。まだ飲み会が終わるまで時間がありましたが、その男性は「そろそろ出なきゃ!」と言って、「忙しい」と言い残して去っていきました。残った参加者はみな、キョトンとしていましたが、突然の出来事がまるでなかったかのように、その後は和気あいあいと飲み会は進行。忙しいビジネスマンは時間がないのは仕方がないとは思いますが、いまいちよくわからない参加男性だったなあと思ったのでした。婚活していると、思いがけずいろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©druvo/Gettyimages©NATALIA KHIMICH/Gettyimages©Image Source/Gettyimages
2020年05月03日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第36回は、婚活中に見聞きした、ちょっと残念な女性たちのエピソードを3選お届けします。1. おごられたい女性【結婚引き寄せ隊】vol.36婚活をしていると、同じように頑張っている女性に出会うことがありますが、そのなかでもあるパーティで知り合ったOLのAさんとは、初対面のときから話しやすい印象を持ちました。同じ婚活パーティに参加していながら、Aさんも私も不発だったことや近くにいたこともあって、その後も会う機会がありました。Aさんは、「貯金が趣味なんです」という堅実な女性。それほど多くはないと話すものの、毎月のお給料から少しずつ、しっかりと貯金をしているのだそう。ブランド品などにもあまり興味がないそうで、「必要最低限のものだけで暮らせるから」と言います。そんなしっかり者のAさんは、妻にすると家計もちゃんと管理してくれるタイプでしょうし、結婚相手もすぐ見つかりそうだと思っていましたが、「ケチな男はお断りしてる」という発言が。どういうことなのかツッコンで話を聞いてみると、とにかく自分にお金をかけてくれる男性が好きなのだとか。最近婚活で知り合った男性が「おごってくれなかったから切った」と言っていて、一緒に食事をするならそのお金はもちろん“男性持ち”、ふたりでどこかに出かけたらそのデート代ももちろん“男性持ち”というポリシー(?)のもと相手探しをしているのだそうです。貯金をしているのも将来のためだそうですが、「婚活でお金を使いたくない」というのが本音なのだとか。確かに、お金は大事ですが、将来のパートナーを見極めるのに、極端すぎるハードルがあると相手探しは大変だろうなあとAさんを見て思ったのでした。2. 占いで決める女性宣伝の仕事をしているBさんは、明るくて話し上手な女性。その明るさで男女ともに知り合いが多いのですが、それは「恋愛が絡まない関係だから気楽」なのだそうで、人の恋愛相談にのることもあるものの、「自分自身の恋愛ではまったくもってうまくいかない」と言います。もともと女子校育ちで男性にあまり慣れないまま大人になったとかで、好きな人と長い時間一緒にいることを想像するだけで、どうしていいのかわからなくなるのだそうです。そんなときに、ひとりでこっそりとやってみるのが、好きな人との相性占い。私も大の占い好きなので、Bさんとは占いの話でけっこう盛り上がりました。ただ、よくよく話を聞いていくと、Bさんは「いいなと思った男性がいたけど、占い結果で相性がイマイチだから会わなくなった」とか、「占いたいから、知り合ったらすぐに男性に生年月日と血液型を聞く」と言うのです。占う占わないに関わらず、相手の誕生日などは知りたいところではありますが、聞くタイミングもあるかと思うものの、Bさんはそのあたりの空気は読みません。それに、ひとつの相性占いでよくない結果が出たとしても、占いといえば東洋、西洋、その他たくさんの種類があるので、同じ相手でも結果が違うことになる場合もありますが、Bさんの場合は自分が気に入っているひとつの占いだけの結果のみを信じている様子。せっかくなら、いろいろな占いで相性をみてからでも遅くないのになと思いながらも、「相手探しが難しい」と話すBさんなりの男性選抜の方法が、もう少しゆるくなるとうまくいくのではないかなと思ったのでした。3. 若作りしすぎる女性婚活友達が開いた女子会で知り合った、企業勤めのCさん。「仕事も好き」と話すCさんは、ばりばりと働くキャリアウーマンだからこそ、「会社では指導係になっちゃって、プライベートで会いたい男はいない」ときっぱりと断言していました。そんなCさんと同じ婚活パーティに参加することになったのですが、会場に着くと、あれれ?女子会ではパリッとしたシャツにタイトスカートという格好をよく見ていたのに、そこにいたのはピンク色のひらひらしたフリルのついたふんわりしたブラウスに、女子大生が着ていそうな甘めのミニスカート姿のCさん。そのときはたまたまなのかと思いきや、また別の婚活パーティでは、パステルカラーの上下で、けっこう短めのスカートを履いていました。これは婚活用のファッションだと確信し、Cさんにそれとなく聞いてみると、「だって、いつの時代も男性ウケがイイのは、女子大生っぽいとか、女性らしいファッションでしょ」と即答。いや、確かに、女性らしいファッションが好評だとは思うものの、Cさんは会社用の凛々しいファッションのほうが美しい感じが伝わりそうなのになあと、それにだいたいの年齢によってまた、似合う服は変わってくるのでは……と思ったのでした。男性ウケするファッションとされていても、似合っていないと魅力が半減してしまうこともあるかもしれません。Cさんを見ながらも、自分自身もその年代なりの格好をしようと思ったのでした。恋活や婚活をしていると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。くれぐれも、みなさん素晴らしい恋をしてくださいね。©MangoStar_Studio/Gettyimages©tommaso79/Gettyimages©Westend61/Gettyimages
2020年04月25日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第37回は、婚活中に見聞きした、思わず男性がときめく女性のエピソードを3選お届けします。1. 自然体でいられる【結婚引き寄せ隊】vol. 37ある合コンで知り合った、ショートカットがよく似合う30代前半のAさんは、自分から告白したことがないという女性。なんでも「気づくと付き合っている」とかで、向こうから告白されるか、もしくはお互いにわざわざ付き合いましょうという言葉がないまま、自然と恋人同士になることが多いそうです。とはいえ、お互いに何の言葉もないまま、付き合っているのかどうかわからない関係は苦手という女性も多いなか、Aさんはなぜ曖昧な状態でもそんなに気にならないのかとたずねると、「そのとき、心から一緒にいたいと思える男性と過ごせれば、それだけで満足できるんだよね」と笑顔を見せます。そんなAさんは、過去の恋愛についても、誰かに聞かれると包み隠さず何でも話す正直な人。誰とでも仲良くできて、自分の考えも押しつけない、同性から見ても居心地の良さそうな女性です。合コンに参加していた男性が、その後、Aさんの彼氏になったので彼女のどこに魅力を感じたのかたずねると「無理しなくていいんだよね」と、ひとこと。Aさんの前では、素直に自分をさらけ出せて、安心できるそうです。やっぱり、一緒にいることで常に自分がリードしなきゃと肩肘を張ったり、逆にだらしなく甘えすぎてしまうのではなく、ほどよく自然体でいられる女性はイイ女なのだろうなと思ったのでした。2. 連絡するペースが似ているある女子会で知り合った、ロングヘアをなびかせていた20代後半のBさんは、一見おとなしそうに見えるものの実は豪快な性格で、言うなれば肝っ玉母ちゃん的なタイプ。「小さいことが気にならない性格」だと自分で言うぐらい、おおらかな感じの女性でした。恋バナが進んでいき、Bさんの話になりました。いまの彼氏とはどこで知り合ったのかという質問があり、Bさんは「飲み会だよ」という返事。さらに、相手はどんな男性なのか、付き合うきっかけは何だったのかとどんどん掘り下げて話を聞く女性たち。Bさんの彼氏は30代前半のサラリーマンで、「連絡先を交換してから、ちょうどこっちが連絡しようと思うタイミングで向こうから連絡が来る」という、お互いのタイミングがばっちり合う人なのだとか。Bさんが昼休みに一息ついたころに、ちょうどその男性から連絡が来たり、週の半ばごろにふとその男性が「何をしてるのかな」と頭に思い浮かんだときに連絡が来たり。それは相手にとってもそうで、ちょうどBさんに連絡しようと思ったら、 Bさんから連絡が来るなど、お互いの連絡しようと思うペースが似ていて、トントン拍子でつきあうことになったそうです。やっぱり、連絡が来ても都合が悪いときばかりだとか、逆に連絡がなさすぎる相手だとかけひきなのか興味がないのかと悶々としそうですが、そういった心配もなくペースが合う者同士は、うまくいきやすいのだなと思ったのでした。3. ひとりでも毎日を楽しんでいるある飲み会で知り合った、スポーツが大好きだという30代半ばのCさんは、日焼けした肌がよく似合っている女性。小さい頃から水泳やダンスなどを習っていて、もともと運動神経も良く、大人になってからも家の近所を週に何回かは走っているという、活発なタイプです。「とにかくジッとしているのがニガテ」と話すCさんは、週末はほぼ家にいることはなく、ジムへ行って筋トレしたり、走る仲間とともに遠くまで走りに行ったりしているのだとか。それに、運動したぶん、しっかりとボリュームのある食事もとって、お酒も大好きと言います。飲み会でも、焼酎やワインなど、いろいろな種類を飲んでいるものの、顔色ひとつ変わらず楽しく飲んでいました。どこかワイルドさを感じさせるCさんは、だいたいにおいていつも彼氏がいるそうです。「別に男はいなくてもいいんだけど、知らない間に彼氏ができている」のだとか。Cさんの女友達いわく、「ひとりでいても毎日が充実している様子がわかるから、人を惹きつけるところがある」そう。確かに、暗い顔でつまらない毎日を過ごしている女性よりも、いきいきと楽しく毎日を過ごしている女性のほうが、同性から見ても魅力がありますよね。そんなCさんに、男性が思わず告白してしまうというのも、納得するのでした。婚活していると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。みなさんもすてきな恋愛を謳歌してくださいね。©m-imagephotography/Gettyimages©damircudic/Gettyimages©Westend61/Gettyimages
2020年04月19日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第34回目に登場するのは、メンバーそれぞれが自分の趣味に特化したコアなオタクで、秋葉原を拠点に国内外で活躍している6人組アイドルグループ、でんぱ組.inc(でんぱぐみインク)!写真・黒川ひろみ秋葉原から世界のでんぱ組.incへ写真左から古川未鈴、相沢梨紗。【音楽通信】vol. 34メンバーそれぞれが、アニメ、漫画、ゲームなど自分の趣味に特化したコアなオタクで、「萌えきゅんソングを世界にお届け」をキャッチフレーズに、秋葉原を拠点に活躍している古川未鈴さん、相沢梨紗さん、成瀬瑛美さん、藤咲彩音さん、鹿目凛さん、根本凪さんからなる6人組ユニット、でんぱ組.inc。2013年にはJAPAN EXPOに日本代表として出演し、2014年度は東アジア文化都市2014横浜親善大使を務め、2015年はワールドツアーも敢行するなど国内のみならず、海外でも活躍しています。2019年1月には、約2万人を動員した日本武道館公演2daysを開催し、夢眠ねむさんが卒業して、現在の6人体制に。12月に行った幕張メッセ2days公演「幕張ジャンボリーコンサート」の模様をおさめた映像作品は、2020年3月25日に発売されました。今回、4月15日にニューアルバム『愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ』をリリースされるということで、でんぱ組.incから古川未鈴さん、相沢梨紗さんにお話をうかがいました。ーーまずはおひとりずつ、自己紹介からお願いします。古川未鈴「みりんちゃん」こと古川未鈴です、テーマカラーは赤です。もともとゲームが好きで、いろいろなきっかけがあって秋葉原に来て、メイド喫茶で働き始めて、ディアステージ(秋葉原のライブ&バーであり、でんぱ組.inc他が所属する芸能事務所)へ入ったんです。そこで、「どうしてもアイドルグループが作りたい」と、もふくちゃん(でんぱ組のプロデューサー)に直談判して、紆余曲折あり、いまのでんぱ組.incが結成されました。相沢梨紗「りさちー」こと、相沢梨紗です。テーマカラーは白で、でんぱ組.incのリーダーをさせていただいております。「2.5次元伝説」が私のキャッチフレーズなんですが、もともとオタク気質で、声優さんのラジオをよく聴いていました。そしてコスプレをしたり、メイド喫茶のメイドさんをしたりと秋葉原に通うようになった後、ディアステージに入って、でんぱ組として活動するようになりました。古川未鈴(ふるかわみりん)。9月19日、香川県生まれ。A型。でんぱ組.incのセンター。オタクジャンルは、ゲーム。ーーそもそも、おふたりがアイドルになろうと思ったきっかけは何だったんでしょうか。古川私はもともとSPEEDさん、モーニング娘。さんなどの女性アイドルに憧れていたんです。学生の頃にすごくいじめられていたので、アイドルのようにみんなが憧れるようなキラキラした人になれたら、いじめていた人を見返せるんじゃないかと思ったことから、アイドルを目指しました。だから、ひとりではなく、どうしてもグループでのアイドル活動がやりたかったんです。所属しているディアステージでは、その当時、アイドルグループよりもソロシンガーで活躍する人が多くて。でも、どうしても人を集めてアイドル活動がしたいと思って事務所に直談判して、(相沢)梨紗ちゃんなどにも加入してもらい、でんぱ組.incができたという感じですね。私はアイドルになりたくてなったんですが、他のメンバーはどちらかというと、アーティスト志望だったり歌手志望だったり、アイドルになりたいっていう動機の子はほとんどいなかったという、不思議なグループなんですよ。たぶん、梨紗ちゃんも、「アイドルになりたい」とは思っていなかったよね?相沢梨紗(あいざわりさ)。8月2日、大阪府生まれ。A型。でんぱ組.incのリーダー。オタクジャンルは、2.5次元。相沢私は声優さんになりたくて、声優さんをしつつ歌唱をしている人にあこがれていたので、いろいろな活動ができればいいなとは思っていました。でも、私は秋葉原に来るまで歌や踊りもしたことがなかったですし、そんな急にはできないですし。アイドルになりたいというよりも、なれないから、なりたいとも思っていなかったんです。当時、でんぱ組に入ると「ゲームの歌が歌えるよ」と聞いて、「じゃあ、やりたいです!」とオーディションを受けて入れてもらって、気づいたらアイドルになっていました(笑)。だから、アイドルになりたかったわけではなかったのに、だまされたわけではないんですが……。古川それはだましてますね(笑)。相沢ははは(笑)。だから「あれ?アイドルになりたかったんだっけ」と思いながら、でんぱ組を始めたんです(笑)。オタクからしたら、三次元で輝いているアイドルに対しては、もはや嫉妬の感情しかないんですが(笑)。私は自分から音楽を聴いてもこなかったので、音楽活動をしているいまが不思議な感じです。ーーそういった経緯がありながらも、実際にアイドルとしてご活躍されていていかがですか。相沢「人って、めちゃくちゃ変われるんだ」と思いましたね(笑)。「でんぱ組.inc」になる前の、初期の「でんぱ組」に入ったとき、私はダンスも踊ったことがないのでツーステップも踏めなかったんです。学生時代も体育の授業はできる限りサボっているようなタイプで……。でも、マネしちゃダメですよ、授業はサボっちゃいけません(笑)。ただできる限り、ドッジボールをしてもはしっこにいるとか、そんな運動が苦手な人間だったので、それがいますごくはやい曲を歌いながら踊れるようになるというのは、やり続けていると、人は変われるんだと思いました。いまはけっこう踊るのも歌うのも好きになったんです。古川私は人に興味のない人生を送ってきたんです。それこそ梨紗ちゃんからは、自分の世界だけで生きている“古川未鈴は人間じゃない”ぐらいのイメージを持たれていて(苦笑)。相沢そうだね(笑)。古川でも、でんぱ組.incを通じて、私自身の意識が変わってきました。活動していると、応援してくださるファンのみなさんは、心から応援してくれているんだなということを肌で感じるじゃないですか。そういうときに、みなさんにもっと喜んでいただけるようにという意味でも、私は「とにかくアイドルだけで生きていればいい」とより強く思いますね。相沢そう、わりと人って、優しいんだなと思いますよね。私たちは本当にオタクの集まりーー国内外でご活躍されているでんぱ組.incさんですが、2019年1月に夢眠ねむさんがでんぱ組.incから卒業されてから現在までに、心境の変化などありましたか。古川ねむさんはメンバーをまとめてくれていた方で、すごく優しいので、私にない人間味の良さを120パーセント持っている方だったんです。そういう方が卒業するとなって、グループが空中分解するんじゃないかと、ちょっと不安でしたね。でも、いまの6人でも、ちぐはぐしながらもなんとかやってこれている状態ではあります。相沢私たちは本当にオタクの集まりなので、すごく得意な分野もあれば、すごく苦手な分野もあって。ねむさんは、秋葉原に来たことがない方やアイドルを初めて知るような方に「こういうことを伝えたいんですよ」とか、未鈴ちゃんが「こんな気持ちでいるんです」、梨紗が「ボケているようですけどこう言ってるんです」という、メンバーの状況を説明する架け橋の役割をしてくれていたんですよね。それは外でもそうですし、グループのなかでもそれぞれの共通言語を見出す役割を担っていたから、いままでねむさんに頼っていたところを「どうしようか、そこ」となっちゃいましたね。古川私たちが話す内容は、まわりにあまり伝わらないことが多いんです(笑)。そういうときに、「あ、通訳のねむさんがいない」と気づいて、自分の話し方を反省することもあります。家族のようになってきたでんぱ組.incーー2020年4月15日に、6枚目のアルバム『愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ』を発売されますね。相沢毎回、良いアルバムなんですが、今回は本当にめちゃくちゃ良くて。でんぱ組.incとしては珍しく、じっくりと「でんぱ組らしさとは何か」ということを考えて、純粋にこのアルバムのために楽曲を作っていったというイメージの作品です。古川今回はコンセプチュアルなオリジナルアルバムで、2019年にやってきたことがすべて入っている集大成。そもそもの2019年のテーマが「愛」「ファミリー」だったので、リリースまでに1年半ぐらいの時間をかけた壮大な作品です。1曲、1曲に、このアルバムに収録をしていった意味があると思っています。ーーでは、1年半前に、すでに「愛」と「ファミリー」をテーマにして活動されていたのですか。古川アルバムの最後の「いのちのよろこび」という曲が、現体制で走り出した1枚目のシングルだったんですね。そのツアーが2019年の初頭で、そのときに「でんぱ組っていろいろな背景がある子の集まりだけど、やっと今になって大事なのは愛なんじゃないか? と気付きはじめた」ということをプロデューサーが言い始めて。私は日常会話で「愛がさあ〜」とは、なかなか言わないんですが。相沢うん、なかなか言わないよね(笑)。古川10年ぐらいでんぱ組.incをやっていて、前まではメンバーのことを「一緒に走り抜けてきた仲間」や「戦友」という気持ちがあったんです。でも、2017年12月の大阪城ホール公演で、ぺろりん(鹿目凛)、ねもちゃん(根本凪)がでんぱ組.incに入って「家族っぽくなってきたな」という雰囲気になって。そんな家族のようなメンバーと一緒にいる気持ちから「いのちのよろこび」という曲ができて、それで2019年を走り続けてきた現在しか歌えないアルバムになっていると思います。相沢ねむちゃんがいて7人でツアーをまわっていたときは、いわば宇宙でいろいろな探査をしていた時期。そのなかで、私たちが見つけてきたものが愛なんじゃないかと思っています。もちろんこのアルバムにねむちゃんの声は入ってないんですが、愛の意思も受け継ぎつつ、これまでの歴史のなかででんぱ組の歴史も感じつつ、ここに辿り着いているのかなって。ーーそんな楽曲が14曲収録されています。どの曲も大切だと思いますが、とくに思い入れのある1曲を選ぶとしたら、どの曲でしょうか。古川う〜ん、1曲。相沢1曲となると……どれも良いんですよね。なんとか2曲にしてもいいですか(笑)。このなかで、ライブをしていて一番「いいなっ」とより好きになったのは、アルバムのタイトル曲にもなっている2曲目「愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ」ですね。この曲は、2019年12月に2日間行った幕張メッセ公演で初めてお披露目した曲なんですが、そのときにすごく素直にいまの気持ちや宣言を歌える曲で、いまのでんぱ組.incらしい曲だと感じています。そしてアルバム用に作った新曲があるんですが、8曲目「桜が咲く頃に」は、(3人組バンドの)LUCKY TAPESさんのKai Takahashiさんが書いてくださった曲なんです。もともとLUCKY TAPESさんが好きでよく聴いていて、今回のアルバムタイミングで曲を作っていただきました。作っていただいてからわかったのですが、LUCKY TAPESさんの「MOOD」という曲とまったく同じ音を「桜が咲く頃に」でも使っているそうで、このアルバムがなかったらそんな嬉しいことはなかったかと思うと、感慨深いですね。ーーこの曲はラップがありつつもメロウな感じのアンニュイな曲ですよね。相沢そうですね。曲の分布図のようなものをサウンドプロデュースのYGQさんが作ってくれたんですが、「でんぱ組のなかには、おだやかでラップぽい、エモ目の曲がないよね」ということを発見してくれて、こういうタイプの曲にもアルバムで挑戦してみようということで作ってくれたのですが、難しい歌でしたね。古川気づくと口ずさんでいるのが、4曲目の「もしもし、インターネット」です。この曲は、高校1年生のシンガーソングライターの諭吉佳作/menさんが作ってくれた曲で、家族というテーマのなかで、年若い諭吉さんがこういう曲を作ったという事実自体がなんかいいなと思って。諭吉さんはでんぱ組.incのメンバーではないですが、こうやって新しく“でんぱファミリー”が増えていくというファミリー感もいいと思ったし、歌詞の最後のほうで「もうここには残るものもないのに、何ひとつとして諦めたりはしないの」と歌う部分があるんですが、それがいまの心境に合っているんです。歌詞の心境に共感して歌えたので、このパートを歌わせてもらえてよかったなと感じていて、お気に入りの1曲です。誰にとっても優しいでんぱ組.incでありたいーーアルバムのリリース後は、全国ツアー「THE FAMILY TOUR 2020」がスタートしますが、どのようなステージになりそうでしょうか。相沢アルバムの新曲はチャレンジングな曲が多く、私たちもライブでやったことがないタイプの曲がけっこう入っているので、実際にどんなステージなるのかは、やってみないとわからないところがありますね。みんなでアルバムのステージバージョンを作りつつ、これから練習をしていく感じになります。古川ツアーといえば、昨年末の幕張のツアーで私は“サプライズフライング”をしてもらって、会場の宙に飛ばされたんです(笑)。それは私が昨年の9月に、ファンのみなさまの前で結婚発表をしたお祝いフライングだったんですが、「おめでとう!」と言われたかと思いきや、ばーん!と飛ぶ、みたいな(笑)。その結婚発表をしてから初めてのツアーが、今回の「THE FAMILY TOUR 2020」なんです。幕張公演のように単発のものではなく、今回行うツアーのように全国各地をまわるライブは結婚後初めてになるので、観てくれている人もたぶんこれまでと違う目で私のことを見ますし、でんぱ組.incのことも見ると思うんですよ。だから、みなさんにどういう目で映るのかも気になるし、私自身も結婚で人生がガラッと変わったなかでのツアーは、また新しい思いでまわることになるのかなと。いまから、そこは楽しみであり、不安でもありますね。ツアーのこまかいところはまだ詰めきれていないんですが、これまでとはまたひとつ、違ったでんぱ組.incになるかと思います。ーーここでがらりと違うお話ですが、おふたりが普段から美容面で気をつけていることはありますか。古川とくにこのふたりは“美容大好き人間”なんです。やっぱりオタクって、ゲームだったりアニメだったり、何かを突き詰めるじゃないですか。私たちはそういうのも好きなんですが、美容に関して、このふたりはずば抜けて興味があるんですよ。相沢ちょうどこの間、未鈴ちゃん家におじゃまして、「新しいメイクをやってみようか」「このコンシーラーがいいんだよ」とか、情報共有しながらやっていました(笑)。古川めったにメンバー同士、仕事以外では会わないんですよ。相沢メンバーはみんなオタクなので、それぞれの趣味のオタク活動をしなきゃいけないので、趣味が合わないとあまり一緒に何かをやるということもなくて会わないんです(笑)。古川それがこのふたりは、美容という目的だけで会うんです。意見交換をすることもあるので、お互いに美容については気をつけていることがいっぱいありますね。相沢実は2018年末ぐらいから筋トレを始めて、ジムに通い始めて、まわりからは「スタイルが良くなったね」と言われるようになったんです。それで未鈴ちゃんにも「一緒にやろうよ」と言って。古川梨紗ちゃんと同じジムに通いました。同じように食事制限をして、ストイックに筋トレをやりましたね。相沢いまも続けていますが、以前よりは緩やかにやっている感じです。古川食事では「油を絶対に食べてはいけない」という制限があって、サラダチキンをいっぱい食べ、玄米を食べ、タンパク質を摂るという食事スタイルなんです。それを面倒くさがらず、ひとつずつ制限についても、夢中になれるふたりなんです。相沢さっきもずっとそんな話をしていました(笑)。ーーおやすみの日の過ごし方も教えてください。相沢趣味が料理なので、家にいると、ずーっと料理を作ってしまいますね。この間は、自家製ジンジャーエールを作ろうと思って、生姜を買ってきて、お鍋でコトコト煮込んでいました。ジムに通ったことがきっかけで、自分が何を食べているのかをわかっていなきゃいけないと思うようになって、何も考えずに何が入っているかわからないものばかり食べていてもだめだなって、料理に目覚めたんです(笑)。古川でんぱ組.incは、大人なんですよ(笑)。私の場合、お休みの日はひたすら化粧品について調べていますね。いま流行っているものや新発売のものをYouTubeで調べています。やっぱり、いま、かわいくなければ意味がないと思っているんですよ。数々のアイドルのオーディションに落ち続けてきた人間なので、なんとかしてかわいくなりたいと思っているんです。メイクにはこだわりがあって、不自然に見えないようにするとか、そういうものも鏡を見ながら日々研究しています。ーーでは最後に、でんぱ組.incさんとしての今後の目標を教えてください。相沢まずは全国ツアーを成功させたいですね。いままで来てくれている方はもちろん、ちょっと離れちゃったという方、遠くてなかなか行けなかったという方も来てほしいです。それに、こちらの体制が変わったり、曲も変わったりしているので、いろいろな方に「今日、でんぱ組.incに時間を作ってよかったな」と思ってもらえるような私たちでいたいと、そういう気持ちでツアーに臨みたいと思っています。古川私が結婚してもアイドルを続けられているというのは、けっこう奇跡的なことだと思っているんです。みんなにも何かしら恩返しできたらいいなと思っています。みんなが私にしてくれているように、誰にとっても優しいでんぱ組.incであればいいなと。ふわっとした感じではありますが、それが長期的な目標ですね。取材後記明るく、元気で、カラフルなイメージのあるでんぱ組.inc。今回登場してくださった古川未鈴さん、相沢梨紗さんは「あまりこういう写真撮らないかも」と言いつつ、撮影では大人っぽい表情も見せてくださいました。好きなことをとことん追究するすてきなオタクで、アイドルのでんぱ組.incのみなさんがリリースされるニューアルバムをまずはチェックしてみてくださいね。でんぱ組.inc PROFILE古川未鈴、相沢梨紗、成瀬瑛美、藤咲彩音、鹿目凛、根本凪からなる6人組ユニット。メンバーそれぞれがアニメ、漫画、ゲームなど、自分の趣味に特化したコアなオタクで、「萌えきゅんソングを世界にお届け」をキャッチフレーズに、秋葉原を拠点に活躍中。また、東京コレクションほかさまざまなクリエイターとのコラボレーションを活発に展開し、国内のみならず海外からも注目を集め、台北やジャカルタでのファッションイベントにも参加。2013年にはJAPAN EXPOに日本代表として出演。2014年度は東アジア文化都市2014横浜親善大使を務めた。2014年は日本武道館で1万人動員、2015年は国立競技場代々木第一体育館2days単独公演を大成功させた。シングル「あした地球がこなごなになっても」でミュージックチャート1位を獲得。2015年はワールドツアーも敢行。MTV「ワールド・ワイド・アクト賞」の日本部門「ベスト・ジャパン・アクト」のウィナーに。2016年12月、ベストアルバム『WWDBEST 〜電波良好!〜』をリリース。2017年1月、アリーナツアー6公演を開催し、2度目となる日本武道館公演も行う。8月、最上もが脱退。12月、大阪城ホール公演で鹿目凛、根本凪が加入し、2018年4月4日に7人体制となって初のシングル「おやすみポラリスさよならパラレルワールド / ギラメタスでんぱスターズ」をリリース。2019年1月1日、7人体制初のアルバム『ワレワレハデンパグミインクダ』をリリース。1月6、7日に日本武道館公演2daysを開催し、約2万人を動員。この公演で、夢眠ねむはでんぱ組.incから卒業。12月7、8日に幕張メッセ公演2daysを開催。2020年3月25日、昨年12月の幕張メッセ公演「幕張ジャンボリーコンサート」の模様をおさめた映像作品を発売。4月15日、ニューアルバム『愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ』をリリース。InformationNew Release『愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ』01.ファミリーワールド02.愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ03.子丑寅卯辰巳04.もしもし、インターネット05.生でんぱ06.星降る引きこもりの夜07.ボン・デ・フェスタ08.桜が咲く頃に09.形而上学的、魔法10.私のことを愛してくれた沢山の人達へ11.結婚してもMAMAになっても君は永遠にぼくのIDOL12.アイノカタチ13.秋の葉の原っぱで14.いのちのよろこび2020年4月15日発売*CD収録内容は全形態共通(通常盤)TFCC-86710(CD)¥3,000(税別)(初回限定版A)TFCC-86708(CD+DVD)*特典DVDにはMusic Video9曲を収録。¥4,500(税別)(初回限定盤B)TFCC-86709(CD+CD)*特典CDにはメンバー6人のソロ曲を収録。¥4,000(税別)
2020年04月13日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第35回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その12をお届けします。1. 割引クーポンを駆使する男【結婚引き寄せ隊】vol. 35それは30代の男女が参加する婚活パーティへ参加したときのこと。男性は年収〇〇〇万円以上というくくりで集められていたため、それなりに経済的に安定した男性ばかりが集結していました。女性のほうはというと、30代という年齢しばりはあったものの、とくに職業でのくくりはないため、飲食店から企業の方までさまざまな仕事をする女性が参加。そのパーティで話していたなかで、大手企業に勤めるひとりの男性が気になりました。その企業のテレビCMに出演している女優さんの話から、会社での仕事の話までを聞いていて、立ち居振る舞いもスマートなその男性に好感を持ったのです。その日連絡先を交換して、後日、ふたりでランチを食べることに。指定されたそのレストランは、エキゾチックな装飾がなされた無国籍料理のお店。店内には小さな滝が流れていて、なんともオリエンタルムード漂うすてきな場所でした。場所もよく、その男性の気遣いもよく、会話も楽しくて食事もどんどんすすんでいきます。正直なところ、見た目がそれほどイケメンというわけではありませんが(いや、私も人のことは言えませんが)、落ち着いた雰囲気のその男性は、意外とモテそうなのになぜ婚活してるんだろうなどと思っていたらお会計の時間に。すると、その男性は擦り切れたボロボロの黒いお財布を取り出し、何やらごそごそと領収書やショップカードと思われる分厚い束をかきわけながら何かを探しています。まずその本来はお札を入れるはずの場所にお札が見えず、ハンパない領収書などの紙に驚く私。けっこうな時間、お財布をゴソゴソした後、その男性は「あった!」と言って、お店の割引クーポン券を取り出しました。意気揚々とクーポン券を店員さんに渡し、しっかりと割引してもらい喜ぶ男性。それまでの振る舞いがスマートすぎて、急に超庶民的な動きをしたことに、ちょっとテンションが下がってしまいました。結婚相手と考えると、その男性のように割引クーポンをたんまり溜め込んで活用するのは、節約のためにも家計に優しい性格だといえるのかもしれません。ですができれば最初のデートのときぐらいは、もうちょっと現実感を出さないでくれたらよかったなあと思ったのでした。2. きっちり割り勘する男それはネット婚活で知り合った男性と初めて会うときのこと。当時の私は、男性の経済力を重視していたため、ある程度の年収の人ばかりを探していました。いくつかの婚活サイトを見ていたなかで、まじめそうなひとりのサラリーマンの男性が気になり、さっそく会うことに。「とりあえず登録だけしてみたんです」と話すまじめそうなその男性と、喫茶店でお茶をしました。その際、紅茶が好きでよくその喫茶店に男性が行っていることや趣味の海外旅行の話などをしてくれて、興味深く話を聞いていました。こちらも日頃の仕事や趣味の話などをして、お互いに話も弾んでいて、なかなかの好感触。そしてポットの紅茶もなくなって、そろそろ帰ろうかとなったときに、テーブルに置かれた伝票をじっと見つめる男性。もちろん「払いますよ」と言って、お財布を取り出す私に、男性は「ちょっと待ってください」と携帯電話の計算機で何やら計算しています。「割り勘すると、〇〇〇円ずつです」と言って、まっすぐにこちらを見てきました。「え?」と聞き返すと、同じように割り勘した金額を伝えてくる男性。いや、自分が飲んだぶんはもちろん払うけれど、こちらの紅茶よりもその男性の紅茶のほうが値段が高かったはずだけど……と内心思いながらも、メニューで金額を確認するのもいやらしいのでサッサとお金を払ってすぐ帰りました。なんでもかんでも男性にお金を出してほしいとは考えていませんが、あきらかに割り勘の仕方がおかしいと思いながらも、あまりにもお金に細かい男性は無理だと思ったのでした。3. おとなしすぎる男ある合コンに参加したときのこと。20代、30代の男女が少人数集まる場で、お酒がすすむにつれて盛り上がってくる参加者のなかで、隅っこのほうで静かに微笑んでいる言葉数が少なめの男性が気になりました。いやいや来ているのかと思いきや、席替えになってその男性の横になったときに、いろいろと話しかけてみると、こちらの質問に何でも答えてくれます。ですが、向こうからはまったくこちらに質問してくることもなく、興味がないのかなあと思っていました。ただ、ほかの女性が隣になっても、同じような状態の男性。どうやら本当におとなしい性格のようです。合コンに参加した理由を聞くと、「人と会話するのがうまくないから練習したいと思って」という独特の答えが。けっこうイケメン風な男性でしたが、もしうまくいっても、常にこちらから働きかけるのも厳しいなあと思ったのでした。婚活していると、思いがけずいろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©Westend61/Gettyimages©GrashAlex/Gettyimages©Prostock-Studio/Gettyimages
2020年04月11日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第14回は、親子で遊べる“100円ショップ”の楽しいグッズ5つをご紹介します。100円ショップのお遊びグッズ5選【ママライフばんざい!】vol.14日々の暮らしに役立つアイテムが多彩な100円ショップ。一人暮らしでも、家族がいても、何かと生活を支えてくれる便利なものがたくさんあります。お子さんのいるご家庭では、お金をかけなくても十分楽しめる100円ショップのアイテムは、気軽に活用できてありがたいですよね。とくにいまの時期は、新型コロナウイルス感染防止にともなって休園や休校となり、ずっとお子さんが家にいるご家庭では、親子で過ごす時間が長いことも。今回は、そんなときにも活用できる『ダイソー』『キャンドゥ』『セリア』の複数の100円ショップで見つけた、お遊びグッズをご紹介します。1. セリア「たのしい 手芸セット」カンタンに手作りビーズアクセサリーができます(対象年齢6歳以上)。セリアの「たのしい 手芸セット」は、赤色、緑色、オレンジ色、水色、黄色、透明の合計6色の丸いビーズと、ピンクと透明のヒモが合わせて2本、リングが1個入っています。ビーズとヒモはポリスチレン樹脂でできていて、手芸セットがちゃんとトレイに入っているのも使いやすいポイントです。お子さんが女の子の場合、カラフルなものやカワイイものには目がないはず。小さいときからおしゃれにビンカンな子も多いので、きらきらしたビーズでブレスレットやリング、ネックレスなどのオリジナルアクセサリー作りができるのはうれしいでしょう。2. キャンドゥ「English Trump」遊びながら英単語も覚えられて便利。キャンドゥの「English Trump」は、その名の通り、英語を学べるトランプ。片付けやすいプラスチックのケースに入っていて、つるつるとしたポリ塩化ビニル素材のトランプカードは、丈夫で折れにくく、さばきやすく作られています。トランプカードには、通常の数字のほか、「英単語」と発音の仕方がわかる「カタカナ」、「日本語訳」と「それを表したイラスト」が描かれているので、ひと目で英語と日本語の意味を理解することができるスグレモノ。まだ文字が読めない年齢のお子さんでも、かわいいイラストを見せていくだけでも興味を引くはずです。3. ダイソー「3Dパズル 消防車」組み立てるとワクワクする立体パズル(対象年齢6歳以上)。ダイソーの「3Dパズル 消防車」は、消防車のパーツが描かれた発泡スチロールでできた、なんと63ピースもあるパズルです。それぞれのパーツを組み立てていくことで、知育玩具としても取り入れたくなる立体的なパズル。消防車以外にも、警察機動隊の車などの車シリーズのほか、宇宙シリーズなど種類は多そう。お子さんが男の子の場合、とくに立体的になる3Dパズルは、組み立てるとおもちゃとして遊べるのでほしくなるはず。ただ組み立てるには、お子さんひとりだとちょっと難しいかもしれないので、親子で一緒に作るのも楽しいですよね。4. ダイソー「プチブロック」いろいろなシリーズが欲しくなりそう(対象年齢12歳以上)。ダイソーの「プチブロック」には、ABS樹脂でできているプチサイズのブロックがたくさん入っています。写真のものは“犬・猫のなかまシリーズ”で、中に入っている説明書の通りにプチブロックを組み立てていくと、スコティッシュフォールドになるんです。ほかにも、車や海のなかまなど、さまざまなシリーズあり。プチブロックを組み立てている作業中は一生懸命、集中しているでしょうから、あっという間に時間が過ぎてしまいそう。手軽に購入できる100円グッズだからこそ、ひとつ完成するたびに、さらにもうひとつそろえたくなってしまうかも。手先を使うことで、楽しみながら脳にも刺激を与えられます。5. セリア「なわとび」木の持ち手で運動能力アップ(対象年齢6歳以上)。セリアの「なわとび」は、長さ約11.6cm、太さ約2.3cmの木の持ち手と、長さ約2.5mの綿のロープでできています。6歳以下でまだ握力や体力のないお子さんだと、持ち手がプラスチックでできている軽いなわとびのほうが飛びやすいと思いますが、6歳以上になると木の持ち手のなわとびでしっかり運動したいところです。家の中で遊ぶのも楽しいですが、時にはお庭や家の前などでも、手軽にできるなわとびで、遠出しなくても体を動かしたいですよね。お子さんの身長に合わせて、ロープに結ぶ目を作ると長さを調節することもできますし、親がそれぞれの持ち手を持って、大縄跳びをしたりにょろにょろさせて飛んだりして遊べます。あまり外出できないようなときは、お子さんが興味を持てるようなアイテムを揃えて、家の中で楽しく遊べるといいですよね。便利なお遊びグッズ5選をお届けしてきましたが、すべて100円(税別)だなんてうれしい限り。プチプライスで手に入れられる手軽なお遊びグッズは、今後もママライフを助けてくれそうです※2020年3月購入。時期や店舗により商品の有無は変わることがあります。
2020年04月03日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第33回目に登場するのは、歌手としてだけでなく、俳優やモデルなどでも幅広く活躍している5人組ボーカルダンスユニット、M!LK(ミルク)!写真・大内香織音楽以外にも多ジャンルで活躍する5人写真左から吉田仁人、山中柔太朗、佐野勇斗、曽野舜太、塩﨑太智。【音楽通信】vol. 332014年11月に結成され、2015年3月にシングル「コーヒーが飲めません」でデビューしたボーカルダンスユニット、M!LK。「何色にも染まることのできる存在に」という意味が込められたグループ名の通り、メンバーは音楽活動に留まらず、ドラマ、映画、舞台、モデルと幅広く活躍しています。2018年にリリースされた8thシングル「Over The Storm」でオリコンウィークリーランキング2位、2019年11月にリリースした結成5周年アニバーサリーシングル「ERA」はトータルセールス10万枚を超え、ゴールドディスク作品として認定されました。2020年2月から、佐野勇斗さん、塩﨑太智さん、曽野舜太さん、山中柔太朗さん、吉田仁人さんの5人編成となったM!LKが、3月11日に3rdアルバム『Juvenilizm(ジュブナイリズム)-青春主義-』をリリースされるということで、メンバー全員にお話をうかがいました。ーーまずはおひとりずつ、自己紹介からお願いします。佐野佐野勇斗、22歳です。特技は書道です。塩﨑塩﨑太智、19歳です。趣味はゲームです。曽野曽野舜太、17歳です。もうすぐ高校3年生になります。人に笑ってもらえたり、笑顔を見ることが好きです。山中山中柔太朗、18歳です。最近、ドライヤーの髪の乾かし方にハマっています(笑)。どうやったら効率良く乾かせるか、研究しています。吉田リーダーの吉田仁人、20歳です。特技はダンスと合気道です。蕎麦、アメフト観戦、盆栽が好きなんですが、最近はゴルフも好きです。5人になっていまはすごくいい現状のM!LKーーM!LKさんは2020年1月まで7人編成でしたが、おふたりが卒業されました。2月からは現在の5人編成となりましたが、心境の変化はありますか。佐野5人になってより一層、団結力を深めたいと思いますし、「後がない」という気持ちでがんばらなきゃなとは思っていますね。曽野“背水の陣”という感じですね!(静まり返るメンバー)佐野……よかった、言わなくて(笑)。山中その言葉、このために残しておいたの(笑)?佐野そう、(曽野)舜太が言うだろうと思って残しておいた(笑)。曽野ありがとう(笑)。もう僕らは、前しか向いていないんです。もし次に誰かが卒業するとなったら、解散するぐらいの気持ちでいるから。それぐらい5人で上を目指す気持ちがかたまっていますし、スタッフさんも含めての強い絆があるんです。吉田字面で“背水の陣”と見ると、危機感があるように見えるかもしれませんが、僕らはいつも笑っているというか。どんな状況になっても「いけるっしょ!」という気持ちで前を向ける5人なので、いまはすごくいい現状だと思いますね。ーー5人編成となって初のニューアルバム『Juvenilizm -青春主義-』を3月11日にリリースされましたね。吉田今回は“シネマティックアルバム”というコンセプトアルバムになっていて、1曲目から順番に聴いていくと、ストーリーが進んでいくように工夫されています。5人になって初めてのアルバムということで、「5人だとどういうものを最初に出すんだろうな?」と思っているM!LKを知っている方も、そして知らない方でも、聴きごたえのあるものになりました。「これが5人のM!LKですよ」と堂々と言える力作になっています。最新作では5人それぞれが主演のショートフィルムもーー“シネマティックアルバム”ということで、メンバーのみなさんがおひとり1曲ずつ、収録楽曲の5曲をそれぞれモチーフにしたショートフィルムも制作され、主演を務めています。佐野さんは、アルバムの14曲目に収録された「君がくれた宝物ならココにある」のショートフィルムでは、新人美容師を演じていましたね。佐野この役がけっこう難しかったんです。“佐野勇斗だけど佐野勇斗”じゃないから。普通は役で別の人物の人生を演じていますが、今回は佐野勇斗役。だけど、パラレルワールドといいますか、違う時間軸を生きている佐野勇斗なんです。この5人の関係も、メンバーではなく、幼なじみという設定になっていて。ショートフィルムの中で、僕は幼なじみのみんなにハサミをもらって、「一流の美容師になりたい」と希望を持つのですが、実際には大変な状況なんです。目指す場所にたどりつけていない自分にモヤモヤするという心情を今回演じてみて、世の中のみなさんのなかにももしかして壁に当たってしまった方がいるとしたら、悩む気持ちに共感することができました。そのあたりは繊細に演じています。ーー吉田さんは、収録曲の5曲目「晴れのち曇り時々虹」に連動したショートフィルムで主演を務めていますね。吉田この曲は、(山中)柔太朗くんとふたりで歌うユニット曲なんです。ストーリーで僕は就活生の役。実際に、就活生のみなさんが経験したことのあるかもしれない、就活があまりうまくいかないという設定です。現実的で、考えさせられる部分が多くて、いろいろな作品を読んで勉強しました。ストーリーでは、うまくいったら「みんなでビールを飲む」という夢があって、支えてくれる仲間がいるから、就活もがんばれるんだと思いました。そういう点では、支えてくれるメンバーがいる実際の自分自身と重なっている部分もあると感じましたね。自分だけど自分じゃないという役なので、「もしかすると自分はこういう人生を送ることもあったのかもしれない」と思うと、別の人生を送る“吉田仁人”を演じるのは難しかったけれど楽しかったです。ーー山中さんは、11曲目の「last moment」ですね。山中はい。「last moment」のストーリーのなかで、僕はフリーターで仕事もせず、ヒモというんですかね。年上の彼女の家にずっと住み込んでいるという男性の役で、面白いなと。でも監督さんと役について話し合うと難しい役だと思いましたが、演じていると、だんだんとこの役の気持ちがわかってきました(笑)。僕とはさすがに正反対だと思いたいんですが(笑)。世の中にいるこういうタイプの男性は、その人にはその人なりの魅力があるんじゃないかなと。年上の彼女が思わず世話したくなるような魅力があると気づいて、演じていて楽しかったです。ーー曽野さんは、6曲目の「DEAR LIFE」をご担当です。曽野はい。このストーリーをひとことで言うと、「運命のマドンナに再会……だが!?」というところです(笑)!メンバー爆笑曽野学生時代に好きだったマドンナに、デリバリーサービスの配達員をしていたら偶然再会するんですが、だが! しかし! という展開(笑)。そこにはマドンナが付き合っているダメ男もいて、しょんぼりしていたら、(塩﨑)太智くんたちと偶然出会って、運命の歯車が動き出していくというストーリーになっています。実生活では、運命のマドンナに再会という経験がなく、まるで夢の世界のストーリーなので、演じていて楽しかったですね。あと偶然この撮影現場で、小学校のときに一緒にサッカーをやっていた友達に出会ったんです。しかも僕、東京ではなく、三重県の出身なんですよ。三重県出身の男同士が、東京のスカイツリーの下で偶然出会うという経験をして、そのことに運命を感じました(笑)。ーー塩﨑さんは、9曲目「Don’t think Jump!」ですね。塩﨑僕は、友達の前で強がってしまう俳優志望という役柄でした。演じてみて、(曽野)舜ちゃんと一緒の場面も多くて、みんなが学生という設定での場面を撮ったときは、ナチュラルに普段の僕らの感覚で演技ができました。でも、大人になったときの場面を撮るときもついはしゃいでしまって、そこがちょっと難しかったところではありましたね。完成したアルバムを聴いてやっと安心ーーアルバムのレコーディングは順調でしたか。山中まあ順調でしたね。曽野いつもメンバーは別々にレコーディングするんです。吉田(佐野さんを見ながら)確か、レコーディングは主演舞台『里見八犬伝』(2019年10月~12月開催)のときだったよね?佐野そうだったね。舞台とレコーディングの日程が重なっているときがあったんですが、舞台で声を張っているから喉を壊してしまっていて。歌えなくて、初めてレコーディングの日程をずらしてもらいましたね。僕が歌う曲数は多いので、喉の調子を見ながら、メンバーのなかでは最後に歌録りをしました。吉田それぞれがレコーディングをしていて、まとめあげて完成された音源を聴いたときに、「おっ!」って思いましたね。「やっと出来上がったな」という実感がわきました。山中7人体制のときに、「5人になる」と決まってからのアルバム制作期間でした。曽野長期的な計画だったんです。吉田なんだその、ロケットを飛ばすような「長期的な計画」って(笑)。それはつまり、ちょうど今回のアルバムは、M!LKが7人から5人体制に移行するタイミングで、じっくりと時間をかけたという意味での長期的な計画です。だから、完成したアルバムを聴いて、やっと安心できましたね。個性豊かな5人のエピソードーーここで趣向を変えて、メンバーそれぞれの普段の行動を見て思う「さわやか」エピソードを本人以外のメンバーの方から、おひとりずつ教えてください。曽野今日カフェに行ったんですが、スコーンを(佐野)勇斗くんが買ってくれて、お礼を言おうとしたら「you’re welcome」って言われました(笑)。吉田ダサい(笑)!メンバー爆笑曽野さらっと「you’re welcome」なんて言葉が出てくるところが、さわやかだなと思いました!佐野文字にされると恥ずかしい(笑)。曽野なんていうか、「どういたしまして」をあえて英語で言うさわやかさが、ニュアンスだけでも伝わればいいなと思います(笑)!吉田あとのメンバーはさわやかさはない気がするんですが……(笑)。佐野僕らには、さわやかさが足りていないのかな(笑)。吉田そういえば、さっき車中でアルバムの曲をみんなで大合唱してきたんです。勇斗もめいっぱい歌っていましたし、これは“さわやか”じゃないでしょうか。曽野(吉田)仁人くんは、スタジオに入るときに「先にどうぞ」って譲ってくれましたね。山中そう、そういうところだね、さわやか!曽野あと仁人くんは、メイクをするときも順番があったんですが、先に譲ってくれました。佐野それはゆっくりしたかったのかも(笑)。吉田話を聞いていて思いました、こうやって人のいいところを見つけられる舜太は、さわやかですね。佐野太智は、アルバムの2曲目「Winding Road」のミュージックビデオで一生懸命自転車をこいでいて、その姿はさわやかです!塩﨑ぜひ見てほしいですね(笑)。曽野太ちゃん、この前ハワイに行って帰ってきてから、「ハワイの男性は常にレディファースト」だと教えてくれました。それ以来、僕も太ちゃんを見習って、レディファーストをまねしています(笑)。吉田意外とあんまり見せないけど、柔太朗は笑顔がさわやかですよ。山中そういえば、以前撮影していたときに、作り笑顔じゃなくて、自然といい感じの笑顔ができたこともありましたね。ーーさわやかエピソード、ありがとうございます。ところでみなさん、好きな女性のタイプも教えていただけますか。塩﨑これは盛り上がっちゃうな(笑)。曽野時間が足りないかもしれない(笑)。佐野好きなのは、笑顔ですね。でも、なんでも笑ってほしいわけじゃないんですよ。流す感じの「ははっ」という笑い方ではなく、ちゃんと僕の話を聞いて、自然と笑顔を見せてくれる人はうれしいですね。あとは家族や同性を大事にする人ですね。女の子同士でいるときに、まわりの女の子にも気をつかえる、優しいタイプの女性は、本当にいい子だと思います。吉田僕は、自分のままでいられる人が一番です。嬉しいときは嬉しい、悲しいときは悲しいと、素直に表現できる人が一番心が強いと思っているので、そういうありのままでいられる人が魅力的だと思います。あとは、笑ってくれる人がいいですね。山中うん、ささいなことでも笑い合える人がいいですよね。僕は、おしゃれな人が好きです。僕と価値観が合うようなセンスの人がいいですね。佐野じゃあ、外見も内面もめちゃくちゃタイプだけど、ファッションがイマイチの女性だと、どうなるの?山中それは……コーディネートを考えたりしたいですね(笑)。でも基本的には、おしゃれな人、服の価値観が合う人だと、うれしいですね。曽野僕はですね、一緒に笑ってくれる人。相手が「ありがとう」って言ったときに、歯が見えるくらいのニコッとした笑顔がいいですね。塩﨑確かに、まず笑ってくれるのは、僕も大前提ですね。そしてたとえばお金を払ったときに、ちゃんと感謝をする人。「あ、払ってくれるのね〜」と流すんじゃなくて、毎回「ありがとう」を言える人、気遣いができる人、料理ができる人がいいです。外見でいうと、清楚な雰囲気が好きですね。これからもどんどんM!LKを広げていきたいーー最後に、今後のM!LKさんとしての目標を教えてください。佐野ヒット曲を出したいですね。楽曲からもM!LKのことを知ってもらいたいので、代表曲がほしいですし、冠番組も持ちたいですね。吉田メンバーで夢を語り合うことがよくあるんですが、僕としてはずっと、「この5人で一生M!LKをやっていたい」と思っています。それぐらい大事なメンバーだし、日本中の人がM!LKを聴いてほしいですし、僕たちのことを知ってもらいたい。目標は、M!LKでドームツアーをすること、紅白歌合戦の司会をすること。日本中の人にM!LKを知ってもらえたら、目標にしていることもできるようになるのではと思っています。大きな夢を掲げて、一歩ずつ地道に進んでいきながら、まずはこのアルバムをみなさんに聴いていただきたいですね。そして2020年、2021年と、どんどんM!LKを広げていきたいと思っています。取材後記佐野さん、塩﨑さん、曽野さん、山中さん、吉田さんらメンバーそれぞれが多岐にわたってご活躍されている、M!LK。取材の合間にも楽し気に過ごす姿を見せてくださって、5人の仲の良さやチームワークの良さを強く感じました。それぞれが織り成すカラーをまとい、これからも全国の女性のハートをキュンキュンさせてくれるはず。まずはニューアルバムをチェックしてみてくださいね。M!LK PROFILE2014年11月結成。佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ボーカルダンスユニット。スターダストプロモーション所属。“今この瞬間の感情”を収めた楽曲や、エモーショナルで強いメッセージ性が話題を呼び、注目を集めている。グループ名には「何色にも染まることのできる存在に」という意味が込められており、メンバーは音楽活動に留まらず、ドラマ、映画、舞台、モデルと幅広く活躍している。2015年3月「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。8枚目のシングル「Over The Storm」で自身最高のオリコンウィークリーランキング2位、2019年にリリースした結成5周年アニバーサリーシングル「ERA」はトータルセールス10万枚を超え、ゴールドディスク作品として認定された。2020年3月11日に3rdアルバム『Juvenilizm-青春主義-』をリリース。InformationNew Release『Juvenilizm-青春主義-』01. Theme of Juvenilizm-青春主義-02. Winding Road03. かすかに、君だった。04. Searchlight-僕らが僕らになる方法-05. 晴れのち曇り時々虹06. DEAR LIFE07. Ordinary-最高の退屈-08. We’re Here!!!09. Don’t think, Jump!10. Lost and found-am 0:00-11. last moment12. 嫌い13. ERA14. 君がくれた宝物ならココにある(通常盤)2020年3月11日発売ZXRC-2061(CD)¥2,750(税込)(Limited盤)ZXRC-2059(CD+Blu-ray)*Juvenilizm-青春主義-Special Short Film+40Pフォトブック+身蓋箱¥4,950(税込)(初回限定盤)ZXRC-2060(CD)*40Pフォトブック+三方背仕様¥4,070(税込)※封入特典:Limited盤、初回限定盤、通常盤(初回生産分)共通全18種類(メンバーソロ各3絵柄メンバー全員3絵柄)のトレカから1枚ランダム封入
2020年03月27日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第34回は、婚活中に見聞きした、「2番目」を謳歌している女性のエピソードを3選お届けします。1.「1番は疲れる」という女性【結婚引き寄せ隊】vol. 34ある飲み会で知り合ったのは、お酒に強く飲むことが大好きな、派遣社員として働くAさん。仕事に対する熱意はあまりないらしいのですが、「おいしいお酒を飲むためにがんばってるの」という、ほぼ毎日飲みに行くというAさんの飲みっぷりは、見ていても気持ちのいいものでした。女性が何人か集まると、自然と恋話になるもので、それぞれ自分の状況を話していくなかで、Aさんは「もう長いんだよね」という自分にとって落ち着く彼氏がいるのだとか。付き合い始めのようなフレッシュさはないものの、すっかり夫婦のようになっていると言うので、毎日飲みに行くのには彼氏も一緒なのか聞いてみると首を横に振るAさん。とても寛大な彼氏だなと思い、「じゃあ飲みに行っても彼氏は怒らない?」とたずねると、「ああ、彼は本命がいるからねー」とあっけらかんと答えるAさん。そうです、実はAさんは何年も“セカンド女子”の立場なのだそう。それがいやにならないのかAさんにたずねてみると、「ちょうどいいんだよ。1番は疲れるから」とニコッと笑って、日本酒をグビッと飲み干しました。サバサバしているというか、達観しているというか、強がりではなく、Aさんの持つ独自の恋愛観にマッチしている付き合い方が“セカンド女子”という立場なのだったら、他人がとやかく言うこともないかなと思った夜でした。2. お金をかけてもらえる女性女友達が開く女子会に参加したときのこと。みんなある程度名の知れた企業で働く優秀そうな女性がそろっていました。そのなかでも、いかにも丁寧にケアをしているような絶妙なカラーリングのロングヘアを風になびかせて、体にフィットしたワンピースをまとい、美しさをかもしだしているBさんが目立っていました。その女子会では、私を含めてほぼ彼氏のいないシングルガールが多かったのですが、Bさんは「いるっていうか、まあちょっとネ」と、彼氏の話になるとなぜか含みをもたせた言い方。その返答が気になったので、さらに突っ込んで聞いてみると、Bさんの彼氏は“めちゃくちゃモテるエリートサラリーマン”なのだとか。こちらが突っ込んで聞くのを待っていたかのように、その後は「この間は海外出張で〇〇っていうブランドのお土産を買ってきた」という話や高級そうなお店で食事している話など、Bさんから彼氏の話が止まりません。ただ、最後にひとこと、「でも、2番目だけどね」と言って、彼氏の話が終了しました。沈黙が続いた後、まったく別の会話に流れて女子会は終わりました。その後女性たちは、美人のBさんをセカンドにしながらも本命にしない彼氏、そしてゴージャスな思いをさせてくれるけれどセカンドで甘んじているBさんの話で持ちきりに。「貢いでもらえたらセカンドでも満足できるだろうか」「貧乏でも愛情だけあればOKなのか」という議論が巻き起こり、結局のところ、「特別優雅なデートじゃなくても、そこそこのフツーの男の本命彼女として楽しく恋愛したいよね」という結論に達したのでした。3. 本命を目指すのが楽しい女性Cさんは、都内の企業に勤めるOLさんで、仕事終わりにいくつもの習い事に通っている意識の高い女性です。「月曜日は英会話、火曜日はフラメンコ、水曜日は休みで木曜日は……」といった具合に、ほぼ毎日どこかへレッスンに出かける日常を送っていました。「とにかく上を目指すのが好き」と語るCさんは、仕事でも習い事でも、なんでも貪欲に向き合う向上心の強いタイプ。そしてそれは、恋愛においても同じだったのです。だいたい「好きになる男には必ず彼女がいて」と残念そうに話しますが、なんとなく心底そう思っているようには見えません。「まあ私が魅力を感じるぐらいだから、ほかの女性も魅力的に思うのは当然よね」と言って、ほぼ彼女のいる男性に片思いしてしまうのだとか。しかも、「本命になろうとがんばることが意外と好きなのかもしれない」と本人もうっすら自覚はあるものの、山が高いほど燃えるという、向上心のあるCさんらしさがそこにも表れている気がしました。恋は“するもの”じゃなくて、“落ちてしまうもの”。いつ、どこで、誰のことを好きになるかなんてわかりませんよね。とはいえ、自分にとって一番ベストだと思える恋愛がしたいものです。婚活していると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。みなさんもすてきな恋愛を謳歌してくださいね。©JGI/Jamie Grill/Gettyimages©Flashpop/Gettyimages©Philipp Nemenz/Gettyimages
2020年03月21日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第13回は、両親や夫、ママ友につい依存するママ友エピソード3つをご紹介します。1. 実家が近くて頼りすぎる【ママライフばんざい!】vol. 13夫婦ふたりで生活するぶんには、大人のペースでいられるものですが、子どもが生まれると途端にそのペースは変わってくるものです。ひとりっ子のAさんは、実家のそばに、両親からの援助で家を建てました。家族仲がいいことは素晴らしいことではあるのですが、Aさんの場合、歩いてすぐのところに実家があり、とにかくなんでも両親に頼りすぎてしまう傾向があるよう。もともと独身時代も実家から出たことがないAさんは、結婚後も実家のそばで暮らすことをOKしてくれる心優しい男性を夫にしていました。Aさんは出産のときから、歩いて数分の実家に、里帰り。夫は毎日Aさんの実家に通うスタイルを続けていたようです。そのままの関係性が続いているため、何か困ったことがあったら、夫に相談する前に、まず実家の両親に相談するのだとか。Aさんの両親も、そもそも「娘の家もお金を出したから口も出させてもらう」という考えがあって、けっこう家庭の問題には入ってくることがあるようです。ここまでくると、さすがに夫の立場も弱く、一度家出騒動に発展するほどの大げんかをしたことがあったとのこと。ただ、その後慣れたのか、夫もしぶしぶそのライフスタイルに慣れ、いまではケンカすることもなくなったのだとか。どんな結婚生活が待っているのか、わからないものですね。2. 夫の色に染まりすぎる大手企業で働く夫を持つBさんは、とにかく夫のことが大好きで、ママ友同士で集まっても「うちの夫が〜」とよく口にしていました。ママ友の手前、家庭のことを話すときは、本当はそうでもなくてもだいたいが“ちょっと悪く言う”ぐらいのママが多いものですが、Bさんは違います。口を開くと、「夫が〇〇ってホメてくれて」「夫がいないと生きていけないから」と話し、子どものことよりも夫の話題を好んで話すBさん。確かに、バリバリと働いて経済力があるBさんの夫は頼り甲斐のある存在だとは思いますが、Bさんの場合はすべての基準が自分ではなく、夫にあるという感じ。恋人時代はBさんも自分の考えを主張したこともあったようですが、それで破局しかけたことから、以降は夫に頼ることにしたのだとか。どこかへ出かけるときのファッションも、夫が見立ててあげたり、買ってきてくれたりするものを喜んで着るBさん。そこに抵抗感はなく、夫の色に染まることが何よりもBさん自身がうれしいことなのだそうです。いつまでも夫婦仲が良いならいいのですが、たまには自分自身の感覚も大事にしてみてはと、大きなお世話を思うのでした。3. 親友やママ友に依存しすぎるおしゃれに敏感でかわいらしい感じのCさんは、年を重ねてママになっても、どこか頼りなげな雰囲気をかもしだしています。だいたいCさんと一緒に行動することが多いのは、彼女のことをついかまってしまうというお姉さん的なポジションの女性。ほぼそんな女友達に囲まれているからか、Cさんはいつも団体行動を好んでいて、「学生時代からひとりで行動したことはあんまりない」と言います。育児で困ったことがあったら、すぐにお姉さん的ポジションのママ友に「おねがぁい、助けてほしいの〜」と、連絡するのだとか。そんな依存しがちなCさんを敬遠する人もなかにはいるものの、そういうタイプをうまく嗅ぎ分けて、いつもつるんでくれるママ友を見つけるのが得意なCさん。その様子を見ている夫は「ひとりでなんとかできるようになれよ」と、Cさんに怒ったこともあったそうですが、最終的には甘え上手なCさんを許してしまうのだとか。子どもという、守るべきものがいるママになったら、少しは独立心もあったほうがよいのでは……と感じてしまうところもありますが、世の中には、いろいろな夫婦のかたち、家族のかたちがあるのでなんとも言えない点もありますよね。どのコミュニティにいても、自分に合うタイプのママ友と、楽しいママライフが送れることが一番。いつかママになる人も、いままさに育児中の人も、すてきなママライフを送ってくださいね。©Sam Edwards/Gettyimages©Foremniakowski/Gettyimages©Westend61/Gettyimages
2020年03月16日