人間同様、愛犬も歳をとっていきます。最初はやんちゃな子犬でも、3~4歳ごろには徐々に落ちつき、7歳を超えると体の衰えが見え始めます。犬種により平均寿命は違いますが、小型犬で14歳・中型犬や大型犬は11歳前後といわれています。ワンちゃんも年齢によって性格だけでなく、生活も変わります。今回はペットの行動学や食育を学んだ愛犬家として年齢別に適した生活環境をご紹介します。■ すべて年齢の犬に適した生活環境対策3つまずは愛犬と生活するうえで、以下の3つに気をつけて、お部屋の環境を整えましょう。1. フローリングは滑らないようにYAMATO / PIXTA(ピクスタ)おしゃれな無垢のフローリングは滑りやすく、愛犬にとっては怪我の危険があります。愛犬が性格に滑らないようにシリコンコーティングやガラスコーティングをすると良いでしょう。フローリングのコーティングは粗相があったときも、しみこまず簡単に掃除をすることができるのでオススメです。2. 人の動線に愛犬のプライベートスペースは置かないKAORU / PIXTA(ピクスタ)愛犬が食事する場所、寝る場所、トイレは人の動線に置かないようにしましょう。愛犬もプライベートな時間は必要なので、落ち着ける場所を確保してあげることは大切です。ケージやサークル以外にも家具の陰など、人目に触れにくいところでも代用できます。3. 隙間からの脱走に注意aecos / PIXTA(ピクスタ)ドアの隙間やベランダの隙間から逃げてしまう子は少なくありません。2重扉にしたり、ガードをつけたり、簡単には脱走しないように工夫しましょう。■ 0~1歳の犬の生活環境のポイント3つこの時期のワンちゃんはとにかく元気でやんちゃ!なんでも興味をもちます。毎日違うことをして、家族を笑顔にしてくれるでしょう。共に暮らすようになり間もないため、飼い主として何が良いのかいろいろ悩む時期ですね1. たくさん経験をさせるこの時期の子はスポンジ状態。特に生後6か月までの子犬は恐怖心がつく前なので、いろいろなことを経験させましょう。来客や掃除機など、嫌いになりやすいものもこの時期に慣らしておくと、成犬になったときに過剰反応を起こしにくくなります。ゆず / PIXTA(ピクスタ)テレビの音も重要です。人がいる間はつけっぱなしにし、いろいろな音を経験させてみてください。タニホ / PIXTA(ピクスタ)また、インターネットやスマホのアプリで、雷の音やバイクの音などを探し、聞かせてあげるのも経験になります。怖がりそうなものや性格的に嫌がるようなものは、それを行なうときにおやつをあげるなど喜ぶことをしてあげましょう。しつけもこの時期を逃すと、覚えるのに時間がかかるようになります。しつけは飼い主との信頼関係にも大きく関わります。常に主導権が飼い主にあることを覚えてもらうことが重要です。トイレのしつけ以外にも「オスワリ」「フセ」「マテ」など、基本のしつけは最低限おこなえる環境にしましょう。YAMATO / PIXTA(ピクスタ)2. 触られたくないものには近づけさせない動いているものや音がするもの、とにかくなんでも興味を持ってしまうので、触ってほしくないものは愛犬が届かないところに移動させましょう。ストーブや扇風機など、怪我をするようなものに突っ込んでいってしまうことがないように、しっかりとガードをしましょう。yurika. / PIXTA(ピクスタ)3. 飲み込めるサイズの小物は常に片つけるなんでもおもちゃにしてしまうので、噛んだり舐めたらダメなものや小さい小物は常に片付けましょう。通院ランキングでもっとも多いのが“誤飲”です。sae / PIXTA(ピクスタ)この時期は食べ物か食べ物でないかのお勉強中です。ごっくんとできるものは飲み込んでしまう恐れがあります。とにかく注意しましょう。■ 1~3歳の犬の生活環境のポイント2つこの時期のワンちゃんは体力が一番あります。遊びたい!走りたい!かまって!といつでも元気に家族を誘うでしょう。賢さを発揮する時期でもあるので、飼い主として力不足にならないように注意が必要です。飼い主としても落ち着き、気持ちにも余裕が生まれます。1. とにかく体力を使わせようmomo / PIXTA(ピクスタ)犬種によって必要な運動量は違いますので、愛犬の様子を見ながら運動をしっかりさせましょう。運動不足はストレスになるだけでなく、体力が余っているためにいたずらなど困る行動にもつながります。肥満にさせないためにも、しっかり運動をすることは重要です。思い切ってお部屋の模様替えを行い、おうちでも遊べるようにスペースを作ってあげるのも良いかもしれません。2. ダメなことははっきりとダメと示そうこの年齢になると知恵もつき、飼い主の動きを先読みしたりします。ダメだといわれていることも、「ここまでなら大丈夫」など試してきたりします。お部屋での生活の中で、絶対にやってほしくないことは曖昧にせず、しっかりダメということを伝えましょう。Ushico / PIXTA(ピクスタ)■ 3~7歳の犬の生活環境のポイント2つこの時期のワンちゃんは落ち着きもあり、飼い主を困らせることも少なくなってきます。1~3歳に比べると、運動量も少し減ります。ごはんの量を調節しないと肥満になりやすいため、注意が必要です。飼い主としても生活になれ、ゆったりとした付き合い方ができるようになる時期でしょう。1. ゆったりとした日常に楽しみを作ってあげる習慣をこなすだけの日々では愛犬も楽しくありません。新しいおもちゃを買ってあげる、新しい技をトレーニングしてみるなど、楽しめることをときどきできると良いです。お出かけや旅行もしやすい年齢なので、家以外でも楽しみが増えます。YAMATO / PIXTA(ピクスタ)2. 遊びや散歩で運動不足にならないようにこの時期に肥満になってしまうと、老年期を迎えたときに痩せづらく病気にも繋がります。食事の調整と運動で太らせないようにしましょう。のんびりしている愛犬をおもちゃなどで遊びに誘ってあげ、運動させるのも効果的です。aki / PIXTA(ピクスタ)無理に走らせるのではなく、あくまでも楽しく運動をすることを心がけましょう。■ 7~10歳の犬の生活環境のポイント5つこの時期の老化が加速します。体に痛みが出たり、病気や怪我も増えていきます。まだ動ける子も多い分、ちょっとしたことで体が耐えられなくなります。見た目は元気でも、体を気遣った生活が重要になってきます。1. 段差をなくす階段の上り下りだけでなく、ソファーや椅子へ乗り降りなど、足腰に負担がかかることはなるべくさせないように制御しましょう。YAMATO / PIXTA(ピクスタ)階段にはフェンスをつけ、ソファーに上がりたがるのであれば犬用のスロープをつけたり、ローソファーに買い替えも良いと思います。愛犬の筋肉が衰えていくので上り下りの衝撃に耐えられず、筋肉を傷めたり骨に異常が出ることがあります。2. ごはんを食べるときのテーブルを用意してあげる器を床置きにしてごはんを食べさせると、下を向いたまま食べることになるため、飲み込む力が必要になります。若いころは問題なかったことでも、嚥下能力が衰え始めるとうまく飲み込めず誤嚥をおこしたりすることもあります。Taka / PIXTA(ピクスタ)3. 部屋が広ければトイレ箇所を増やすkeechuan / PIXTA(ピクスタ)おしっこを我慢する機能も衰えるため、広い部屋に対しトイレが1か所だと間に合わないこともあります。トイレを覚えている子であれば、粗相をしてしまったと申し訳なさそうにしょんぼりしてしまうことも……。新しくトイレを増やしてもなかなか使ってくれないことがありますが、自分でトイレに行けるうちに増やしておくことで、動きのスピードが落ちたときに使ってくれることがあるので早めに増やすことをオススメします。4. 太らせないように注意する老化と共に代謝も落ちますので、太りやすくなります。nowha / PIXTA(ピクスタ)この年齢になると運動量を増やしてダイエット!はうまくいきません。食べるものや量を調整し、太らせないように注意しましょう。5. 無理をさせない若いころにしていた運動はほぼしなくなります。まちこ / PIXTA(ピクスタ)この歳になると、無理やり走らせたり、過度な運動を行なうことはやめましょう。愛犬が動きたがる範囲で楽しめるように運動させましょう。また、体温調節の機能も衰えてきますので、無理をさせないように冷暖房設備で室温を一定に保ってあげましょう。■ 10歳以上の犬の生活環境のポイント5つこの時期の寝ていることが多くなります。また、体が動かなくなってくることにストレスを感じたり、痛みで怒ったりすることもあります。排泄がトイレまで間に合わないなど、今までできていたことが徐々にできなくなっていきます。飼い主としては最後の最期まで愛犬が幸せでいられるように十分な環境を整えてあげましょう。1. 犬用ベッドを質の良いものにしてあげる若いころは寝心地を選んで、いろいろなところに寝ていたかもしれません。この年齢になってくると動くことが辛いことになってきますので、1つの寝場所にいる時間が長くなります。床ずれをおこさないよう、低反発のベッドや犬介護用のベッドを導入しても良いでしょう。YOBAB / PIXTA(ピクスタ)2. 床にマットやラグを敷くこの年齢になると足腰がかなり弱りますので、滑らないようにコーティングをした床でも立てなくなることがあります。愛犬が動くところはマットやラグを敷きつめ、歩きやすく立ち上がりやすいようにしてあげましょう。polkadots / PIXTA(ピクスタ)汚れた部分を洗えるタイルマットが便利です。3. 家具の配置を再確認するshi-ko / PIXTA(ピクスタ)この年齢になると、視力も弱くなってきます。見えていなくても家具や障害物の位置は記憶を頼りに動いたりします。ぶつかっても危なくない環境を作ってあげましょう。配置換えが難しい場合は家具の角とクッション材などで覆うことも有効です。また、痴呆症が進むと細い隙間に挟まって動けなくなることがあります。挟まりそうな幅の隙間にはクッションを入れたり、隙間をなくしたりして入り込めないようにしましょう。4. 段差はなるべくなくすpu- / PIXTA(ピクスタ)ドアの敷居など小さな段差さにつまずくことがあります。段差をなくすように工夫しましょう。5. 家族を感じていられる環境にするYAMATO / PIXTA(ピクスタ)体の不調や痛みで、不安になる子もいます。どこで寝ていても家族の存在を感じられると安心します。声がきこえるところ、見えるところなどいつ何が起きてもすぐに駆けつけられるようにしておきましょう。いかがでしたか。年齢と共に過ごしやすい環境は変わります。愛犬の年齢に合わせた生活環境づくりをして、より充実した毎日を送れるように、飼い主として工夫していきましょう。年齢による変化は個体差がありますので、あくまでも参考までにご覧ください。
2019年04月04日仕事を続けていると、20代後半から30代にかけて後輩や部下を持つようになる人もいますよね。恋愛の対象も、以前は同世代や年上の人だけだったのが、年下の男性にも目を向け始めることもあるでしょう。今回は、男女を問わず年下から慕われる女性になるために、どんなことに気をつければいいかをご紹介します。■頑張りすぎない、でも小ギレイ上質な素材の服や品のいいヘアスタイル、ちょっと大人なアクセサリー。そこまで派手じゃなくても、見ている人はアラサー女性の魅力に気づいてくれるはずです。30歳前後になると新卒の頃と比べ、お肌の調子や髪質の変化を感じるかもしれません。でも毛先を丁寧に整えたり、トリートメントをしたり、少し手間暇かけてケアをすれば、まだまだキレイになれます。枝毛や傷んだ髪を放っておかず、手ぐしでも引っかからないように手入れしましょう。ベースメイクも粉浮きや小じわが気になり出したら、保湿性が高めのファンデーションや下地に変えるなど、お肌の変化をしっかり見極めて選んでください。書類の受け渡しの際は、爪の長さやお手入れ具合も目に留まります。デコレーションに力を入れなくても、甘皮の処理をする、爪の形を整えるなど、細かいところにちゃんと気を遣うよう意識しましょう。“ちょっと大人のお姉さん”の余裕が、年下の男性の心を揺さぶるかもしれません。■過去に苦労したことを押しつけない大人の女性として大事なのは、心のゆとりを忘れないこと。何かを指示したり、指導したりするときに「わたしのときはこうだったのだから、やってもらって当たり前」そんな気持ちがにじみ出ていませんか?例えば、昔は新人が来客の対応をしたものだと押しつけたり、電話対応を任せっぱなしにしたり。過去に苦労したあれこれを部下や後輩に強いることで、嫌な上司、先輩のイメージを植えつけてしまいます。つらかったこと、理不尽だと感じたことを放置せず、引き継がせない。誰でもできることは手が空いている人がやろう。仕事する中で疑問や改善が必要なことが出てきたら耳を傾けよう。そうした心がけが、男女問わず、憧れられる対象へと成長させてくれるのではないでしょうか。■自分の物差しで判断して指示しないそのくらいの微熱で休むなんて。ちょっと注意しただけで泣くなんて。そんなふうに、自分の物差しで物事を見ていませんか?もちろん仕事をする上で、会社のルールや社会通念上の常識なるものはあります。ですが、それはそれ。まずは相談しやすい存在を目指してみてはいかがでしょうか。感じ方や心の揺さぶられ方、仕事の仕方はそれぞれ異なります。無理のない範囲で相手の話を聞き、気持ちまで考えてみましょう。すると、この人はこのペースが適切だ。この人にはこうした指示の仕方がいいなと傾向が見えてくるはず。頭ごなしにイエス、ノーを出すことがリーダーシップではなく、困ったときこそ相談できるリーダーとなれるよう、俯瞰で物事を考えられるようになりたいものですね。アラサー女性の魅力とは見た目だけでなく、経験から得た振る舞いも含まれると思います。甲斐性や懐の広さと言われるものは、男性だけにあてはまることではありません。■相手を受け入れるゆとりを持って普段はおっとりしているように見える女性も、いざというときは周りが頼れる経験値を持っているもの。なお、みんなと公平に接するための冷静さは、話を聞くときの一呼吸で取り戻せます。仕事でも恋でも、そんなにぐいぐいアプローチをしなくても、相手を丸ごと受け入れるゆとりを持つことで、素敵な出会いやパートナーが近づいてくるかもしれません。
2019年04月04日公園で遊具を使う順番が守れない、お店でおもちゃが欲しいと駄々をこねる——そんな我が子の行動を見ると、「我慢が足りないのでは?」と心配になるでしょう。「我慢する力」とは「自制心」とも言い換えられますね。この自制心は将来の学力や社会的成功に影響するといわれています。であれば、幼少期のうちにしっかり身につけさせておきたいものです。今回は、「我慢する力」の必要性と、不足する原因を明らかにしたうえで、子どもの自制心を養うコツについてお話しします。子どもの自制心を問う「マシュマロ実験」。学力との関係性は?読者のみなさんは、「マシュマロ実験」をご存知でしょうか。この実験は、子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査するため、1970年にアメリカのスタンフォード大学で実施されました。実験方法は次のとおりです。職員の子どもたちが通う、学内の付属幼稚園の4歳の子ども186人が実験に参加した。被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一個載っている。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を出ていく。(引用元:ウィキペディア|マシュマロ実験)おいしそうなマシュマロを目の前にした子どもたちは、あえて目を伏せたり、自分の髪に触れたりして、自分の欲求と戦っていたそうです。しかし、最後まで我慢し続け、見事2つ目のマシュマロを獲得した子どもは、全体のわずか3分の1ほどだったといいます。注目すべきは、その後1988年に行われた追跡調査です。最初の調査が実施されたとき4歳だった被験者たちは、このとき20代になっています。この追跡調査では、マシュマロを食べなかった被験者グループにいたメンバーが、その後の人生で周囲から優秀と評価されていること、大学進学適性試験(SAT)の点数がマシュマロを食べたグループのメンバーより210点も高いことが認められたそうです。また、最初の調査実施時の自制心の有無が、そのまま持続していることも明らかにされました。そして、実験から40年後に実施された脳神経を調べる調査でも、「マシュマロを食べなかった子ども」は大人になってからも、感情的刺激による衝動に影響されにくいという結果が出ました。つまり、幼少期に身につけた「我慢する力」は、学力向上につながること、大人になっても活かされ続けることがわかったのです。我慢ができない子どもは“親の愛”を試してる!?とはいえ、マシュマロ実験でも大半の被験者が2つ目のマシュマロに辿り着けなかったように、「我慢する力」が備わっている子どもは少数派です。多くの子どもは、なぜ我慢できないのでしょうか。その原因のひとつとして考えられるのは、「我慢しなくてはならない理由がわからない」「我慢する必要がないと感じている」といったことです。マシュマロ実験の例で言えば、被験者である子ども自身が実験自体のルールを理解できていなかったり、「より多くのマシュマロが食べたい」という欲求より「より早くマシュマロが食べたい」という欲求のほうが強かったりするのかもしれません。一方で、「愛情不足のサイン」という説もあります。例えば、わざと親に「◯◯して」と駄々をこねたり、「待って」と言われても走り出したりする行動——これらは、親に注目して欲しいから、もしくは、親の愛情を試したくてやっている可能性があります。いずれにしても、子どもに「我慢する力」を身につけさせたいなら、日頃から愛情をもって接し、なぜ我慢しなくてはならないかを根気強く説明してあげる必要がありそうです。「我慢する力」を育てるには、成長に合わせた声かけをでは、子どもの「我慢する力」を育てるために、親はどんな態度で、どんな言葉をかけてあげればいいのでしょうか。子どもの成長段階別に考えていきましょう。【3歳】大人の言うことをわかっているような、わかっていないような、微妙な時期です。それでも、我慢が必要な場面では、なぜ必要なのか丁寧に説明してあげましょう。特に、危険を伴う場面では、親が毅然とした態度で、しっかり言い聞かせなくてはなりません。このとき、忘れてはならないのが、子どもの言い分にも耳を傾けること。この頃の子どもは、自我が芽生え、反抗することも多くなります。その気持ちを汲み取ってあげることが必要です。子どもの気持ちを理解したうえで、親としての気持ちや考えを話してあげましょう。<例>シチュエーション:公園で子どもが「もっと遊びたい」と泣いたときおすすめの声かけ:「公園楽しいから、もっと遊びたいよね。でもね、これから暗くなって寒くなるよ。〇〇ちゃんが風邪引いちゃったら、お母さん悲しいな」【4〜5歳】4歳を過ぎると、基本的な生活習慣が確立されてきます。社会にルールや決まりごとがあることを理解できるのも、この時期です。また、自分と他者の違いに気づき、少しずつ周りの人の気持ちや状況もわかるようになってきます。自分の行動が周囲にどう影響するか、わかりやすく伝えてあげるといいでしょう。<例>シチュエーション:病院の待合室で子どもが騒いだときおすすめの声がけ:「ここには、病気で頭が痛い人や、お熱のある人がたくさんいるんだよ。〇〇ちゃんがうるさくすると、その人たちがもっと辛くなっちゃうから、静かにしていようね」【6〜7歳】小学校に上がると、先生や友人たちと人間関係を構築し、社交性が身についてきます。また、行動範囲も広がり、心身ともに成長する時期でもあります。物事の因果関係を理解し、「今これをやると、後でどうなるか」という未来をイメージできるようになっているはずです。この時期に、子どもに我慢することを教えるコツは、その我慢の先にどんな“よいこと”があるのか丁寧に説明することです。そして、その“よいこと”を子ども自身にイメージさせ、未来の目標や楽しみを作らせます。<例>シチュエーション:「もっとお菓子を食べたい」と子どもが駄々をこねたときおすすめの声がけ:「今これ以上食べたら、お菓子なくなっちゃうよ。我慢すれば、明日もまたおいしく食べられるから、楽しみにしていてね」【8歳以上】8歳頃から、子どもは親に口答えするようになります。そのため、頭ごなしに叱ったり、我慢を押しつけたりすると、逆効果になることもあるでしょう。目指すは、子ども自身が判断し、セルフコントロールできるようになることです。子どもが自分の意思で我慢できるよう、意識を高めるような言動を心がけましょう。例えば、実際に子どもが何かを我慢できたとき、「よく我慢できたね」と、褒めてあげましょう。褒められたことの喜びは、自然と次の我慢につながります。大切なのは、親が子どもを抑圧するのではなく、信じて寄り添ってあげること。そこから生まれる信頼関係と安心感のなかで、子どもの我慢する力は育っていきます。***「うちの子には我慢が足りない」と嘆く前に、我慢が必要なシーンで、親子でどんな会話があったか思い出してみましょう。成長段階に応じた、適切な声がけができていたでしょうか?子どもの将来を左右する可能性のある「我慢する力」。親子で寄り添いながら、一緒に高められたら、それが一生ものの大切なプレゼントになるかもしれません。(参考)ウィキペディア|マシュマロ実験PNAS|Behavioral and neural correlates of delay of gratification 40 years laterAll About暮らし|我慢ができない、待てない子供を変えるしつけのコツ5PHPのびのび子育て 2017年9月号,PHP研究所PHPのびのび子育て 2018年8月号,PHP研究所
2019年03月26日幼いころから身近にスマートフォンがある、今どきの中高生たち。彼らは、単なる連絡手段としてだけではなく、生活のあらゆる場面で活用しています。そんなスマホが、中高生の「恋愛事情」にも大きな影響を与えていることが、電気通信事業者協会の調査で明らかになりました。■親の知らない中高生のリアルな恋愛事情スマートフォンを所有する13~18歳の中高生を対象に、「スマホ」と「恋愛」の関係について質問したところ、「恋愛をするうえで、スマホは必要不可欠なアイテムだと思う」と回答した学生は、実に約8割にのぼることが判明。具体的に、「恋愛においてスマホはどのような点で役に立つ/または必要になると思いますか?」と聞くと、「交際相手との仲を深める」、「恋愛対象の相手と仲良くなる」に続いて、「恋愛対象になる相手と新しく出会う」と約4人に1人が回答しました。■スマホは出会いのツールに?そこで、あらためて「スマホを使って異性と出会うことは“アリ”だと思いますか?」と聞いたところ、「アリ/方法によってはアリ」と答えた人の合計は7割以上という結果に。この結果から、今の中高生たちはスマホを通じた出会いに大きな抵抗がないことが分かりますね。恋愛に対する価値観は、親世代が学生時代を過ごしていた頃とは、大きく変化しているようです。具体的にはSNSを通じて異性と知り合うケースが多いようで、「スマホを使って、SNSで知らない異性とコミュニケーションをした経験がある」中高生は6割にのぼりました。■「出会い系サイト・アプリ」に中高生も興味あり?また、近年出会いのツールとして一般化してきている、「出会い系サイト・アプリ」が中高生に与えている影響についても明らかになりました。「出会い系サイト・アプリがどのようなサービスなのか興味がありますか?」という質問では、約4人に1人が「ある」と回答しているほか、「実際に出会い系サイトやアプリを閲覧してみたことがある」中高生も約7人に1人にのぼることが判明しています。現在、法律により、18歳未満の出会い系サービスへの登録は固く禁じられていますが、登録まではいかないものの、興味本位でサイトやアプリを覗いてしまう中高生は少なくないようです。このような実情を、子どもは、なかなか親には話してはくれません。「実際に出会い系サイトやアプリを閲覧してみたことがある」と回答した中高生に、「閲覧したことを誰かに話しましたか?」と質問したところ、「親」と回答した中高生はたったの4%にとどまりました。■近年目立つ「出会い系被害」SNSやアプリを介することで、コミュニティが広がる一方、トラブルが起こっているのも事実。近年特に目立っているのが、SNSを通じた「出会い系被害」です。特に、中高生はSNS上に自撮り写真や個人情報などを多く公開しているため、狙われやすい状態にあります。また、ネット上での出会いに抵抗がない傾向があるのも危険な点。実際に、SNSを通じて事件に巻き込まれた18歳未満の子どもの数は、2018年までの5年連続で増加(※)しているそうです。※警察庁調べ(2018年発表)■我が子を守るために親がやるべきコト外からはなかなか把握しづらいこの問題を、親はどのように向き合い、対処していくべきなのでしょうか?子どものSNS・スマホの利用実態に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんからは、以下のようなアドバイスがありました。・「フィルタリングサービス」の活用最低限やっておきたいのが、子どもに適さない有害サイトやアプリを自動的にブロックする「フィルタリングサービス」です。現在、携帯電話会社各社が「フィルタリングサービス」を提供しており、出会い系サイトなどへのアクセスを防ぐことができます。またiPhoneの場合は、ペアレンタルコントロールでSNSの利用を制限したり、アプリごとの利用制限をしたりすることもできます。なお、18歳未満には「フィルタリングサービス」の設定が義務付けられていますので、必ず利用するようにしてください。・まず大事なのは家族でのルール決めしかし、SNSはゲーム機や契約が切れた中古のスマホなどからも利用は可能です。隠れて利用すると、被害にあったときに保護者に相談できず、被害がさらに甚大になる可能性もあります。SNSについては、フィルタリングによる制限という方法もありますが、まずは親子でのルール決めが大切です。・親だから言えるアドバイスも子どもにスマホを持たせる際には、親から「ネット上では年齢や性別などを偽れること」、「出会い系被害が多数起きていること」は必ず話しておきましょう。その上で、「ネット上で知り合った人とは会わないこと」を約束しておくとよいでしょう。また最近、児童・生徒が騙されて自ら撮影した裸の画像を送付させられる『自画撮り被害』が問題となっています。これを防ぐためにも「裸の写真は信頼している人にも絶対に送らないこと」をあらためて注意しておきましょう。そして、いざというときには「親自身が必ず味方になること」をあわせて伝え、普段から何かあったときには子どもが相談しやすい関係性を築いておくことが大切だと思います。■広がる様々な取り組み高橋さんのお話にもあった通り、親世代が子どもたちのスマホ利用について把握したうえで、トラブルを防ぐための手立てを示してあげることが大切ですね。また、一般社団法人「電気通信事業者協会」が中心となって、家庭でのルール作り推進や、フィルタリングの普及などの啓発活動を行うなど、親だけでなく社会が責任を持って子どもたちの安全を守る取り組みも近年広がりをみせています。さらに、協会に所属する各通信会社が、「フィルタリングサービス」の無償提供をしており、安心して携帯電話を利用できるサービスの普及促進も行っているそうです。子どものインターネット利用には危険がつきもの。大量にあふれる出会い系サイトなどに関する情報は、ブロックすることでトラブル回避の一助となります。今回の調査結果を参考に、子どものスマホ事情について理解を深めつつ、必要な対策についてあらためて親子で考えてみてはいかがでしょうか?(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)■提供電気通信事業者協会 携帯電話等フィルタリングサービス
2019年03月25日育児は、年齢や性格、子どもひとりひとりによって対応はそれぞれ。つねに「はじめて!」と感じる手探りの連続です。自分の子どもたちのことだけでいっぱいいっぱいなのに、年齢の違う他人の子など、なおさら「未知の生物も同然」と感じていました。■「よそはよそ、うちはうち」は親の逃げだった!?そんなわけでじつは私、長男がまだ幼稚園に入る前、公園や児童館、その他の見知らぬ親子が集まるキッズスペースが大の苦手でした。そこにいる大人たちは「子どもと一緒というだけでこの場に集まる赤の他人」。なのに子どもの世話をしつつ、ときに大人どうしの交流を必要とするそこはまさに高度な社交場!(個人の感想です)立ち振る舞いがわからない…。しかしそんな親の人見知りなどお構いなしに、子どもたちはどんどんアクティブになっていきます。楽しく過ごしてはいても、親としてはヒヤヒヤするようなこともしばしば…。そこで私がとった方法は、まわりの子どもたちにも注意喚起するニュアンスで「息子を介して」声をかけるというもの。おもちゃを投げて危なそうな子どもがいると、自分の子どもに向かって「おもちゃは投げないようにしようね」とか、小さい赤ちゃんがいるところで走っている子がいると、自分の子には「小さい子がいるから危ないよ」と、あえて伝えていたのです。しかしこれはすぐ破綻しました。息子、「同じことしてるのにぼくばっかり怒られる」そりゃそうなるよね…ごめん!「よそはよそ、うちはうち」(自分の子には、自分で声をかけてね)というスタンスのつもりでしたが、これは私が「他人に自分の子が叱られた! 何なのあの人!?」と思われたくない「私に対する他人の反応」からの逃げでしかないと気がつきました。自分の子どもに対しても、まわりの子どもに対しても、とても不誠実であったと…。しかし、そうやって私がモタモタとしている間にも、子どもたちは子どもどうしの交流を広げ、遊び方はどんどんダイナミックになっていきます。■危険な行為を目にしてもとっさに動けない…「危機回避はどこまで先回りすべき?」「子どもどうしのことにどの程度介入すべき?」「それはどのタイミングで?」「相手の親はどう出る?」「むしろ相手の親、動いて!」と、そのたびにどうしたらいいかわからず戸惑い、ただ見守ることしかできず、モヤモヤするなんてこともしばしばありました。ささいなことなら自分の子にはあとでフォローをすればすむかもしれませんが、もっと危険があったり周囲に迷惑がかかったりする場面に遭遇することもあるかもしれない…。そんなとき、もし、ことがおこってからでは「あとでフォローする」ではすまされないだろう…。あきらかに相手に危険な行為があってもその瞬間は様子を見ようとしてしまい、動けない。「あの子は今そういう時期なんだろう」「あの子の親が注意するだろう」「え? 放置?」「今すぐ駆け寄るべき?」「待って待って、息子は? どんな顔してる? 様子を見よう…」結局何もしていない、何も言えていない、誰にも何も伝わらない。■知らない子どもに声をかけるべき?しかし「そんなとき」はある日、突然やってきます。商業施設のすみにある、クッションで囲われただけの遊具ひとつないキッズスペース。息子と娘を遊ばせていると、そこへほかの親子がやって来た、が…すぐにその親は子どもを残し、買い物に行ってしまった…。内心「置いていくんかーい!? 何かあったらどうするんだよー! 自分の子は自分でみろよーー!!」と思いましたが、仕方ありません。早く親が戻ることを祈りながら、子どもたちをまとめて見守ります。最初は遠慮がちに平和に遊んでいた子どもたち…しかし同じくらいの年ごろの子どもどうし、すぐに気分も上がり跳んだり走ったり遊び方が激しくなっていきます。「小さい子(娘)いるからね~、ジャンプ気をつけて(できればしないでね~)」など、苦肉の策で例の悪手「息子に言っているように見せかけて、よその子にも聞こえるよう注意する」を打っていましたが、それも通用しなくなります。よその子がキッズスペースを飛び出し、走り回りはじめたのです。リノリウムの床を靴下で走れば当然転びます。場所はエレベーターの脇、利用する他のお客さんと衝突しそうになりました。そして、息子もまねしたくてウズウズしはじめます。■わが子に見られても恥ずかしくない行動って?私の頭の中は大混乱です。そしていくつかの考えが頭に浮かびます。●「あの子の親」でも「先生」でもないけれど、私はここにいる唯一の“おとな(保育者)”! あの子の親じゃないからって、あの子や周囲を危険にさらしていい理由にはならない。●私があの子を注意して、それをどう感じるかはあの子自身の問題。いやだと感じたら後であの子の親がそれをフォローすれば良いだけのこと。●おとなとしての私の振る舞いは、(自分の)子どもたちも見ている。そう思うと、自然と言葉が出てきました。知らない子どもを注意して、親から苦情を受けたらそのときはそのとき。間違いや勘違いだったらそのときは、謝れば良い。いまその瞬間にすべきことは、自分の子だろうが他人の子だろうが関係ない。そしてそんな親の姿も、子どもたちはちゃんと見ている。これもひとつのしつけのあり方なんじゃないかと思いました。(でもやっぱり基本的には「よそはよそ、うちはうち」でいきたいですが、そこはバランスですよね)
2019年03月19日3月11日、江崎グリコが日本初の「液体ミルク」を発売しました。哺乳瓶に移し替えれば、そのまま乳幼児に飲ませることができ、さらに長期保存も可能です。業界では盛り上がりを見せていますが、育児ママにとっての不満は授乳だけではないようです。1000人以上の育児ママへのアンケートでわかった育児での不満をご紹介しましょう。■ 「液体ミルク」に積極的になれない人は3割以上!その理由とは?株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」にて、3歳以下の乳幼児を育てている20歳~39歳の女性1,100名を対象に、育児における要望や不満に関する調査を実施。まずは、その液体ミルクについて聞いてみました。意外にも「ぜひ利用してみたい」と答えた人はわずか12.7%にとどまりました。「やや興味がある」は34.0%で、合わせても46.7%と半数以下という結果に。そんな「ぜひ利用してみたい」と答えた人の割合は、20代では16.4%、30代では9.1%でした。若い世代の方が、より利用意向が高いようです。一方で、「あまり興味がない」は20.9%、「利用したくない」は12.5%でした。便利であることはわかっていても、まだまだ安全面や衛生面において未知な部分もあるため、子どもに飲ませることに積極的になれないという親心が透けて見えます。Ushico / PIXTA(ピクスタ)ミルクに限らず、乳幼児を連れた外出はさまざまな不便が伴います。Ushico / PIXTA(ピクスタ)外出時の不便について聞いたところ、「ベビー用品をドラッグストア以外のコンビニエンスストアなどでも取り扱ってほしいと思ったことがある」という回答が58.5%にのぼりました。topic_w5 / PIXTA(ピクスタ)また「乳幼児と一緒に来店可能な飲食店か外からではわからず、不便に感じたことがある」という人は55.2%、「離乳食を常備してある飲食店が少なく、不便に感じたことがある」人は51.9%と、それぞれ半数以上。foly / PIXTA(ピクスタ)ベビー用品の持ち歩きだけでなく、お店で他の人に迷惑をかけてしまうのではないかといった心配も、乳幼児を連れた外出を不便にさせてしまう要因のようです。■ 寝かしつけ、おむつ替え…育児に関するさまざまな不満や悩み家の中での乳幼児のお世話についても、さまざまな悩みや不満が明らかになりました。「乳幼児を抱っこで眠らせたが、ベッドや布団などに寝かせる際に起きてしまい、困ったことがある」と答えた人は、82.0%と大多数に。IYO / PIXTA(ピクスタ)また、「乳幼児を抱っこで寝かしつけて、とても疲れたことがある」人は80.0%、「ようやく寝た乳幼児が家族の立てた物音で起きてしまい、困ったことがある」人は78.5%でした。親の寝不足にも直結する寝かしつけは、子育てにおける苦労の中でもかなり大きな割合を占めますよね。ネントレや寝かしつけグッズなど、さまざまな対策を講じている母親は少なくないはず!そしておむつ替えについて聞いたところ、75.3%の人が「お尻ふきをパックから抜き取る際、想定以上の枚数が出て不便に感じたことがある」、72.3%が「おむつ替えの際にこびりついた便がなかなか拭き取れず不便に感じたことがある」と答えました。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)筆者もなかなか自分の使いやすいお尻ふきに出会えず、たびたびメーカーを変えるなどしていました。■ 母親一人だけが悩まない社会にさらに新生児の沐浴時に対する不安や不便に感じたことを聞いたところ、「耳にお湯が入ってしまわないか不安に感じたことがある」人は62.5%、「体をうまく支えられず、不安に感じたことがある」人は61.9%、「ベビー服を脱がせにくい、または着せにくいと不便に感じたことがある」人は58.3%でした。新生児のお世話の中で、とても大変な沐浴。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)誰かと協力して行えたらベストですが、平日は特に帰りの遅い父親がいない場合は、母親が一人で行うことが多いですよね。沐浴については、夫や親に頼れないという人は、地域の子育て支援や民間のシッターさんなどに手伝ってもらうなどして乗り越えるのも、一つの方法でしょう。液体ミルクの発売をはじめとして、子育ての負担を減らす商品は今後も進化し続けていくはず。シロウ / PIXTA(ピクスタ)母親が一人だけで抱え込まず、社会全体の課題として子育てが推し進められていくことを望んで止みません。
2019年03月12日「友だち親子」というと、どんなイメージを抱きますか? 親子がいっしょに買い物や遊びに出かけたり、下の名前で呼びあったりするなど、まるで友だち同士のようなこの関係。理想的だという声や、批判的にとらえる声など、さまざまな意見が聞かれます。今回は「友だち親子」について、パパやママたちの考えをご紹介します。■「賛成」が4割超え、しかし「反対」も3割を超えたアンケートで、「友だち親子」についての考えを聞きました。「賛成」と答えた人が40.8%で4割を超え、もっとも多い結果となりました。ただ、「反対」も32.5%と3割を超えていることから、「友だち親子」についてはパパやママの中で正反対の考えが存在しているようです。さらに「わからない」と答えた人も26.7%あり、親子のあり方について悩んでいる親も一定数以上いることがわかります。Q.「友達親子」について、あなたはどう思う?賛成 40.8%反対 32.5%わからない 26.7%■「”友だち親子”は子ども目線の考え方が理解できる!」まずは「賛成」と答えた4割以上の親の意見をのぞいてみましょう。「普段お互いに気を抜いているときは、友だち感覚でもいいと思います。その方が子ども目線の考え方も理解しやすいので」(神奈川県 40代女性)「主人と娘たちはまさに“友だち親子”です。主人も『友だちだもんな』と、うれしそうに言っています。私以上に主人のほうが娘たちの情報は多いです」(福島県 30代女性)「高校生の子どもは、暇なときにメールや電話してきたり一緒にカラオケに行ったり、仲良しです。なんでも気楽に相談してきてくれるし、私も楽しいし、良いことだらけだと感じています」(東京都 30代女性)「友だちのように趣味や悩みを素直に話してくれる親子関係は良いと思います。 親も子どもからさまざまなことを教えてもらい楽しいです」(神奈川県 40代女性)そのほかには、「一人っ子だから親でも友だちでもありたい」という声もありました。さらに、「自分自身と母親も友だちのような関係なので、子どもともそんな関係を築き何でも相談してもらいたい」という意見は非常に多く見られました。「友だち親子」に賛成する親たちのなかには、「子どもと何でも相談できる関係を築きたい」と考える人たちが多いようですね。2015年に政府がまとめた調査によると、「悩みや不安がある」と答えた中学1年生の男女のうち6割以上が、相談相手は「母親」だと答えています。ともに「友だち」と答えた数を上回っていて、子どもたちにとって「母親」は相談相手として大きな役割を担っているようです。そんな子どもたちの気持ちを受け取るという形としても、「友だち親子」というスタイルは効果があるのかもしれません。■「友だち親子」でも名前で呼びあうのはあり、なし?「賛成」と答えた人たちのなかでも意見が分かれたのが、親子が「名前で呼び合うこと」でした。「賛成」と「反対」、両方の意見を見ていきましょう。▼「使いわければ名前で呼びあってもOK!」賛成派の意見とは「親として話を聞いて欲しいときは“ママ”、友だちのように相談や遊びに行っているときは“名前”と、子どもたちのなかで分けてそのときどきで呼ばれています。呼び方も含めて、子どもたちからは『この関係だから隠し事をしなくていられる』と言われています」(千葉県 40代女性)「名前で呼びあっていますが、外ではきちんと“お母さん”と呼びます。親としてやるべきことはやっているし、普通のご家庭と変わらないと思います。ただ“お母さん”と呼ぶのが名前であるだけ」(神奈川県 40代女性)「名前で“ちゃん付け”で呼ばれています。学校や友だちの前ではちゃんと“お母さん”ですし、敬われてないと感じることはないです。きちんと使い分けることができればいいかなと思います」(鹿児島県 30代女性)名前で呼びあう親子間においても、その家庭ごとにルールがあるようですね。家と外などのシチュエーションに応じて呼び方を使いわける、親としての責任はしっかり果たすなど、それぞれの家庭の個性が見られました。▼「”友だち親子”でも名前を呼びあうことには抵抗がある…」という声も一方反対派の意見はというと…。「ちゃんと“お母さん”って呼ぶことやお手伝いをしたりすることは大事。でも、学校での嫌なことや恋の悩み、友だちのこと、友だちには言えない愚痴を話したり、子どものことをできる限り受けとめたいです」(静岡県 40代女性)「親を名前で呼ぶのはダメだけど、大きくなっても一緒に出掛けるのはいいんじゃない? 義務教育の間は、いろんなとこに一緒に出掛けて、いろいろ学ばせる期間だと思うから」(三重県 40代女性)「親と友だちは違うけど、家族それぞれの“好きなかたち”があってもいいのかなぁ~と思います。何でも話せて、どこでも一緒に行ける仲でありたい。でも親を名前で読んだりするのは違う気がするし、呼ばれたくないです」(静岡県 40代女性)「友だち親子」を肯定している親のなかでも、名前で呼ぶことに抵抗のある人は結構多いようですね。それぞれの家庭によって、親子間で許容できる行為のボーダーラインがあり、「名前で呼びあうこと」は、意見が分かれる大きな境目のひとつになっているといえそうです。■「賛成、反対、どちらともいえない…」悩める親たちの意見もアンケートでは、「わからない」と答えた人も25%を超えていて、親子のあり方の難しさに悩む親たちの存在も見えてきました。「なんでも話せる関係がいいけど、やっぱり親子は親子だからつかず離れずの関係も自分的には良いなって思う。だから賛成もできないし反対もできない」(神奈川県 30代女性)「“友だち親子”だろうがなんだろうが、親子関係が良好で立派に子どもが育てば問題ない。親子のあり方を一辺倒にする必要はないし、型にはめる必要もない」(青森県 30代女性)「“友だち親子”の定義が何だかぼやけているので、賛成も反対もしかねます。親でも子でも、基本的にひとりの人間として対等という意味では当然です。肝心なのは、親自身の成熟度だと思います。子育ては自分の未熟さとの静かな戦いです」(東京都 40代女性)たしかに、そもそも「友だち親子」ってどういう定義なのか、はっきりとした答えはありません。そうした曖昧(あいまい)な言葉そのものに対して疑問を抱き、「よくわからない」と考えている人たちもいるということがわかります。■「親子はあくまで親子!」、「友だち親子」に批判的な意見も集まる次に「反対」と答えた親の気持ちを見ていきたいと思います。「仲が良いのは良いことだと思うけど、親としての一線は引くべきだと思う。じゃないと、何か問題が起きたとき向かい合って話せなくなるような気がするから」(愛媛県 40代女性)「親と子は友だちにはなれない。親は子どもの最大の理解者だが、礼儀礼節を教え、悪い事をしたら心を鬼にしてでも叱らなければならないときもある。友だち関係よりも濃い絆を持っている反面、一線は絶対に引かれるべき存在であると思う」(神奈川県 50代男性)「親が親らしくあることは、子どもにとって大切なことだと思います。友だちのような親は一見楽で楽しいように思えますが、子どもが親に甘えたり、頼ったりすることができなくなる場合も。親は親の役割を果たさなければならないのではないでしょうか」(神奈川県 50代女性)そのほか、「家庭は上下関係を最初に教える場所だ」という意見や、「子どもを育てる親と子どもの目線が一緒なのはおかしい」、「“仲良し”と“友だち”をはき違えてはいけない」といった意見も寄せられました。「反対」という意見のなかにもさまざまな理由があって、「友だち親子」というあり方については、さまざまな疑問の声が集まっていました。あくまでも「親子の関係」は「親子の関係」であることを重視する親たちの、真剣な思いが伝わってきます。■理想の親子の形とは?それでは、理想の親子関係とは、どのようなものなのでしょうか。キーワードとして多くでてきたのは、「信頼関係」や「思いやり」という言葉。どんな親子の形であれ、信頼関係を築くことの大切さを感じている親は非常に多いようです。また、「その家庭それぞれに、正しいと思うことを子どもにつたえるべき」という意見も多く寄せられていました。「ちゃんと、“親”“子”と分別をわからせていれば、外でもちゃんとマナーも守って、人様にも礼儀正しくしてくれている。話しやすい環境をつくってあげられるのは、結局信頼関係ではないかな」(広島県 40代女性)「親は、自分の人生でしてきたたくさんの成功や失敗を伝えて導く存在でありたいです。けっして押しつけでもなく、背中を見てほしい」(神奈川県 40代女性)「子どもが悩んだり困ったりしたときに、どんな事でも相談できる相手である方が大切だと思う。親の威厳を守りたい、尊敬してもらいたいのは親側の思いであって、親と子の間に信頼関係が築かれていれば、気にならないと思います」(兵庫県 40代女性)「親子は友だちみたいな関係になってはいけないけど、友だちみたいに何でも話せて互いを思いやれる関係が、“友だち親子”なんだと自分は理解しています」(岩手県 40代女性)親と子それぞれの個性に基づき、その親子関係も千差万別(せんさばんべつ)です。それぞれの関係性に正解を見つけることは難しく、また親子のカタチは各家庭によって異なるでしょう。でも、親が願っているのは、子どもが将来自立して生きていかれること。「『友だち親子』といった関係性について自分だったらどう思うか」を頭の片隅で少し考えてみるだけでも、自分の子どもとの信頼関係の築き方について考える良い機会になるような気がします。Q.「友達親子」について、あなたはどう思う?アンケート回答数: 6708人件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ 【参考】・厚生労働省: 21 世紀出生児縦断調査 [pdf]
2019年03月10日「母は、この3月で98歳になります――もうすぐ白寿。ただ、いまは介護施設にいて、私が何かを囁きかけても、私のことを、息子だとわかってくれることはないんです」こう話すのは、落語家の六代・桂文枝さん(75)。’66年に三代目・桂小文枝に入門、「桂三枝」としてデビューし、芸歴は53年目に突入している。ライフワークである「創作落語」は、現在までに290にのぼる作品を手がけてきた。日曜昼の『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)ではユーモアあふれる司会として知られているが、この番組は「同一司会者によるトーク番組の最長放送」として、ギネス世界記録に認定されている。そんな文枝さんは、’18年10月、初の自伝『風に戦いで』を出版。「母」について公で語るのは、この自伝が初めて。文枝さんがいまだからすべてを話せる、“母への恩讐”とは--。「旧陸軍にいた父は持病の肺結核を悪化させていて、私が生後11カ月のときに亡くなりました。私を抱えて父の実家を出た母は、羽振りのよかった叔父の屋敷にお世話になることにしました」しかし5歳のとき、そんな生活が一変する。「大阪市内の小さな製材所の3畳一間に、母子2人で暮らすように。母は、叔父の知人だった製材所の社長さんに雇ってもらい、事務作業とまかないの仕事をするようになりました」だが数年後、製材所は材木街を襲った大火事で全焼してしまう。今度は母の兄の家に身を寄せることになった。「おっちゃん(母の兄)の家は本当に粗末で、いわゆるバラックでした。そのころ母は、月曜日から金曜日まで料理旅館に住み込みで働き、土曜日になると帰ってくる生活でした」当時母は30代前半。文枝さんはそのころの母をこう振り返る。「小学生の私と2人で暮らそうと思えば、安アパートを1部屋借りて住むこともできたはずですが、母はそうしなかった。おっちゃんにわが子を預けて、“女の人生”を謳歌したい時期でもあったんでしょう。週末の夜遅くに帰ってくる母は化粧や酒のにおいがして、すごく嫌だった記憶がある。母を遠くに感じたものです。その後、母は再婚するのですが、私は最後まで猛反対しました。彼女からすれば、“母ひとり子ひとり”の人生に疲れたのかもしれませんが、当時の私には納得できませんでしたね」一度も「勉強しなさい」とは言わなかった母が唯一厳しくしつけたことは、「箸の持ち方」だった。「ちゃんと持ちなさい。それと、食べるときくちゃくちゃ言わさないで。お前は、いつか、天皇陛下さまの前で食事するときが来るかもしれんのやから--」高校に進学した文枝さんは、同級生と漫才コンビを結成。そして関西大学に入学したとき、1枚のチラシを手にする。「国文学部が主催する『桂米朝独演会』の案内でした。担当教授が、そのイベントを機に落語研究会を立ち上げるタイミングだったんです。その名も『落語大学』。私は『浪漫亭ちっく』と名乗り、2年時に“二代目学長”に就任しました」落語の魅力にとりつかれた文枝さんは大学卒業後、就職はせず、落語家の門をたたくことを決めた。師匠となる故・桂小文枝さんから出された入門条件は「親の了承」。なかなか母に言い出せない文枝さんは「就職の面接があるから、人事部長に会って」と嘘をついて連れ出した。しかし、着物姿のまま現れた師匠を見た母は、「月謝のようなものはいりますか――。よろしくお願いします」。そう言って深々とお辞儀したという。「母を騙したつもりでしたが、実際は、息子が就職せずに噺家になることに気づいていた。その晩、横で寝ている母を見ると、肩をふるわせながら泣いていました。子が手を離れる安心、それとは反対の寂しさ、先行きへの不安……複雑な感情が渦巻いていたんでしょう。あの晩の、母の背中が目に焼きついて、『どんなことがあってもやめてはいけない』と思いました」「桂三枝」としてデビューした文枝さんは、1年目の’67年にラジオ番組『歌え!MBSヤングタウン』の司会で大ブレーク。『ヤングおー!おー!』『パンチDEデート』などの人気番組を持ち“テレビの顔”となっていった。私生活では、ラジオ大阪『ヒットでヒットバチョンといこう!』のアシスタントを務めていた真由美さんと’72年に結婚。文枝さんは28歳、真由美さんは19歳の女子大生だった。そして’03年、上方落語協会会長に就任、’06年11月には紫綬褒章を受章した。翌秋の園遊会でも、天皇皇后両陛下に拝謁。そのときの思いを文枝さんは目を細めて語る。「『ついにこの日が来たか』と、しみじみと思ったものです。食事作法をしつけるときの、母の口癖でしたからね、『天皇陛下にお会いするときのために』は。まだかくしゃくとしていた86歳の母に、園遊会の記念でいただいた和菓子を差し出すと、ただ無言で、涙を流して喜んでいた。64年生きてきたなかで、最大の親孝行ができた瞬間でした――」
2019年03月04日2月7日に明らかになった、賃貸アパート大手「レオパレス21」の相次ぐ施工不良問題。これまでも同社は施工不良物件の存在を明言していたが、同日、新たに33都府県にある1,324棟の物件で壁や天井などに施工不良があることが報告された。住民からは、「隣人の物音で眠ることができない」という悲鳴が相次いでいた――。「しかし、レオパレス問題はあくまで氷山の一角。知らないうちに“不良賃貸物件”を押し付けてくる不動産業者や、不正を働く引越し業者はまだまだいます」(不動産関係者)新生活に向けて、物件選びや引越し業者との打ち合わせを進めている人も多いはず。せっかくの引越し先に、そんな“不良物件”をつかまされたら、たまったものではない……。そこで、賃貸物件で失敗しないための知恵を取材するため、お笑いコンビ2700のツネのもとを訪れた。「右ひじ左ひじ交互に見て~」でブレークした2700。ツネは’17年11月から不動産業者の賃貸部門を任され、「ツネの賃貸『THE CHINTAI』」という賃貸住宅サービスをはじめている。不動産会社で部長も務める彼が、選ぶべきではない4つの“NG不動産業者の特徴”を挙げる。【1】1つの物件をひたすら推す「不動産業者が、自社で物件を持っているときに多くみられます。業績を上げるために、いち早く空室を埋めたいという狙いがあるのです。希望を無視してまで押しつけてくることもあるので、希望にそぐわないと思ったら、『ほかの物件を見せてください』ときっぱり断ってください」(ツネ・以下同)【2】物件をすすめてすぐに「売れてしまった」と話す「ネットやパンフレットなどに、実際は存在していない物件を掲載する“おとり物件”が問題になっています。『いい物件があります』と、おとり物件をでっち上げるのは、来店時に『さっきなくなっちゃったんですよ。こっちの物件はどうですか?』と、自社が売りたい物件を押しつけるのが目的です」【3】物件の張り紙が日焼けしている「いい不動産業者は最新の物件をどんどん張り替えていくもの。同じ張り紙がいくつもあって、日焼けするようなことはありません。ずっと張り替えてないということは、よっぽど人気がない物件や、おとり物件を見せていることが多いです」【4】駅前などの好立地にある「好立地の不動産業者はお客さんがバンバン来るので、スタッフの手が回らず、処理時間に余裕がないことがあります。だから、ゆっくり余裕を持って決めたい人は避けたほうがいいかもしれません」これらの特徴を踏まえたうえで、賃貸物件で失敗しないためには、「必ず物件の内見に行ってほしい」とツネは語る。「地方から出てくる人は、遠方のため大変なので、内見しないで部屋を決める人が多数います。しかし写真はめちゃくちゃ奇麗なのに、住んでみたら思っていたより汚なかったという声が後を絶ちません。お客さまが物件の状況を把握するには、内見に行くことがとても大事なのです」
2019年02月28日赤ちゃんが生まれた喜びを噛みしめたのも束の間、なかなか寝ない赤ちゃんの寝かしつけ問題に直面しているママは少なくありません。そんなママにおすすめしたい寝かしつけ方法の一つが添い乳です。しかし、メリットもあればデメリットも耳にするのが添い乳。いつから初めていつまで続けていいのか悩みどころですよね。添い乳のおすすめの体勢とやめ方など、添い乳との上手な付き合い方をご紹介します。添い乳で過酷な出産~新生児~乳児育児を乗り切る帝王切開はもちろん、自然分娩であっても母体は深刻なダメージを受けます。しっかりと寝て回復に努めたいところですが、新生児や乳児期(生まれて一年くらい)は寝かしつけがスムーズにいかず、夜間の授乳もあるせいでなかなかまとまった睡眠がとれません。そんなママと赤ちゃんにとって、添い乳には大きなメリットが2つあります。1つは寝たままで授乳ができるという点。日中は一日中ずっと抱っこしたりあやしたりと、腕や腰が悲鳴を上げている、ママの体を休めることができます。2つ目はママの匂いや体温を感じられるため、赤ちゃん自身も安心して自然と眠りにつきやすくなるという点です。 添い乳を始める時期とやり方とは添い乳には、いつから始めてよくて、いつまでに終わらなければならないという明確な決まりはありません。産院によっては添い乳を推奨しているところもあり、生まれて間もない赤ちゃんでも添い乳をしているという場合もあるようです。添い乳を始める前にあると便利なグッズとママの服装添い乳は赤ちゃんとママが向かい合って寝る体勢になって行い、赤ちゃんが眠って乳首を離してくれるまで続きます。つまり、何分経てば寝る!というより、赤ちゃんもママも授乳をしたまま寝るスタイルになるのです。そのため、長時間横向きで寝ていてもしんどくない体勢を作ってくれるグッズは必要不可欠です。ママにとってあると便利なのは、枕、横向きになって寝ても脚に負担がかかりにくいよう膝の間に挟むクッション、体全体を支えるクッションなどがあげられます。赤ちゃんにとっては、最初のうちは背中を支えてくれるクッションや、同じ向きで寝やすい楕円形の赤ちゃん用枕があるといいでしょう。また、季節にもよりますが、ママは片方のおっぱいをさらけ出して寝ることになるので、添い乳がしやすい服装にも気を配るといいですね。例えば、肩紐があるブラトップのようなものであれば、片方だけ脱ぎ着しやすいサイズや形のものを用意しておきましょう。寒い季節であれば、ママの肩にかけられる、布団とは別の薄いブランケットのようなものがあると重宝します。添い乳をする時の体勢まず赤ちゃんと向い合せになって布団に横になりましょう。この時、ママの下側にあるおっぱいを赤ちゃんにくわえさせます。(ママの右側を下にして寝るなら右のおっぱい、左側を下にして寝るなら左のおっぱいになります)寝そべっている方の手を、赤ちゃんの頭の下や横に伸ばしておくと楽です。そのまま寝てしまう場合も考慮して、曲げたり負荷がかかるような位置に置くのはやめましょう。赤ちゃんはママのおっぱいを無理なくくわえられる、ママの脇の下あたりの位置に寝かせてあげましょう。赤ちゃんによっては枕やタオルを畳んだものを頭の下に敷いてあげた方が、頭が安定する場合もあります。添い乳をする時間と頻度前述したとおり、添い乳に明確な時間設定はありません。答えは赤ちゃんが自然に眠るまでなので、ママも赤ちゃんもそのまま寝入ってしまうケースがほとんどです。気を付ける点があるとすれば、ママのおっぱいを左右まんべんなく授乳させることです。右のおっぱいで授乳をしたら次の授乳は必ず左……と、しっかりカウントしておくと安心です。添い乳をする時の注意点体勢的にママも赤ちゃんも横向きで寝る形になりますが、眠りについたときには注意が必要です。ママが寝返りをして赤ちゃんに覆いかぶさってしまうようなことがあると危険なので、添い乳の間はできるだけ、完全に眠りについてしまわないようにするのがベストです。起きておくのが難しいようであれば、旦那さんや家族に起こしてもらえる状況を作っておくのも一つの手です。 添い乳しないと寝ない子になる?添い乳を一度してしまうと、「添い乳じゃないと寝ない子になる」という話を耳にします。しかし、添い乳をして横になったままスッと眠ってくれる赤ちゃんを見ていると、そんなデメリットも気にしてられないというママの気持ちも分かります。実際のところはどうなのでしょうか?添い乳以外の入眠儀式を見つけてあげよう添い乳しないと寝ない子になるというのは、添い乳が入眠儀式になってしまっている場合が大半です。そんな時は寝る前の行動を見直してみましょう。「お風呂に入って歯を磨き、絵本を持って布団に入ったら眠りにつく時間」「人形や手触りの良いブランケットを用意してあげる」など、赤ちゃんが『今から寝る時間なんだな』と分かるルーティーンを作ってあげたり、ママ以外に安心できるものを見つけてあげたりしてください。ママにも、添い乳さえしていれば泣いていても落ち着かせられる、寝かしつけができるという安心感があるので、しっかりと添い乳を活用しながら、他の入眠儀式を見つけてあげましょう。歯が生えはじめると虫歯のリスクが気になる添い乳に対するデメリットとしてよく聞くのが虫歯になりやすいという話です。しかし実際には、乳児で虫歯になっている子は、その子の歯質・体質や口内に虫歯菌がいるかどうか、母乳以外の飲食物(離乳食やジュースなど)が口内に残っているかなどが大きく関係しているようです。添い乳が虫歯の直接的な原因ではなくとも、、ここはしっかりとママが対策をしておきたいところですね。添い乳が終わった赤ちゃんの歯をガーゼで拭いてあげたり、人肌程度の温もりに調節したお湯を指にとって口の中をそっと拭ったりしてあげるだけでもいいのではないでしょうか。 添い乳はやめたいなと思った時がやめる時赤ちゃんとママの添い乳ですが、やめるタイミングはいつがいいのでしょうか?続けていい場合とそうでない場合があるようです。妊娠したら添い乳はすみやかにストップ基本的には、添い乳を存分に活用しながら赤ちゃんが自発的に眠れる方法を探っていく中で、自然と卒業を迎えられるのがベストです。ただし、次の子を妊娠したことが分かったら、その時点で早急にやめる必要があるようです。授乳中は、産後の子宮の収縮を助けたり母体をリラックスさせたりするホルモンが分泌されるほか、赤ちゃんもママとの幸せなスキンシップがはかれる最高の時間です。しかし、妊娠中のママにとって子宮の収縮は避けるべきです。後ろ髪をひかれる気持ちになるのも分かりますが、次の赤ちゃんを妊娠できるということは、赤ちゃんも確実に成長しているという証。赤ちゃんを信じてあげましょう。やめると決意したのであれば迷わない!添い乳をやめると決めたものの、いざ泣きわめく赤ちゃんを目の前にするとどうしてもおっぱいを差し出してしまいそうになります。しかし、そこはママがぐっと気持ちをこらえましょう。激しく泣けばママがおっぱいを出してくれると赤ちゃんが認識すると、負のループから抜け出せなくなります。ママの乳首に絆創膏を貼るなどの方法でいつもと違う見た目にして、赤ちゃんに見せてあげるのも効果があるようなので、試してみて下さい。 赤ちゃんとママがハッピーになれる添い乳を赤ちゃんにとってママは、大変大きな存在です。眠っている間も変わらずママを近くに感じていたいからこそ、赤ちゃんも添い乳が大好きになってしまうのでしょう。まずは、赤ちゃんとそれだけの信頼関係が築けているママ自身を褒めてあげましょう。無理して添い乳をやめなくても、いつまでもおっぱいを飲んでいる子どもはいません。しっかりと添い乳を活用しながら、ママの体やメンタル面の負担を減らしつつ、赤ちゃんが安心できる睡眠環境を整えていってあげましょう。 参考:大阪大学大学院歯学研究科口腔分子感染制御学講座(小児歯科学教室)母乳が出るしくみ|母乳のはなし|和光堂わこちゃんカフェ
2019年02月26日子どもの幼稚園で、「しっかりしているな」と思う男の子がいました。その子のママとじっくりお話する機会があり、いろいろと尋ねてみたところ、「自分のことは自分でやる」ために、いくつかのことを意識してきたとのこと。そこから感じた子どもとの関わり方を紹介します。上履きや靴は自分で洗う「自分のことは自分でできる子」のママが、子どもに意識的にさせていたひとつ目が「上履きや靴を自分で洗う」こと。上履きや靴は幼稚園に入った年少のころから、お風呂場で自分で洗わせていたようです。うまくできなくてもいいからと、子どもには水遊びの延長として、汚れてもいいお風呂場で気兼ねなく靴洗いをやらせるうちにうまくなったとか。上手にできないし、きれいにしたいからと、つい親が手を出しそうな時も、子どもに任せることで、「上履きや靴を洗うのは自分でするべきこと」との認識になったのだそう。わが家では親がやるほうが早いしきれいにできるからと、洗ってしまっていたので反省し、もう小学生の子には自分で洗ってもらうようにしました。幼稚園の下の子はまずは教えるところからはじめる予定です。幼稚園や学校の準備は自分でする2つ目は「幼稚園や学校の準備は自分でする」ということ。年少さんから意識して自分でさせていたという話を聞き、とにかく登園することだけに注力していた私は感心しました。入園したばかりや入学したばかりの時は、親が一緒に確認してあげる必要がありますが、いつまでも「親が一緒に」だと子どもがひとりでできるようになりにくいもの。忘れ物が怖くて、という思いはあったようですが、徐々に自分で準備したものを親はチェックするだけになり、ステップを踏んで自分の準備は自分でできるようになったのだとか。ポイントは前日に余裕をもって準備をさせることだそう。わが家では小学生の子もいまだに当日の朝から準備していることも。「今日これが必要なんだけど…」と騒いでいることもありますが、当日の朝に言われても準備できないものもありますよね。自分の汚したものは自分で運ぶ3つ目は「汚れた服やお弁当の袋などは自分で洗濯かごに持っていき、弁当箱や水筒は自分でシンクに運ばせる」こと。これはわが家でもやっていることなので、「できているぞ!」と嬉しく思いました。自分ですべてこなすのは時間がかかりますが、時間に追われる朝と違って、用事などなければ焦ることもないので、じっくり任せて見守ることができる分、ハードルが低いかもしれません。子どもなので気分にムラがあることも。やる気が起きないようなときには、親が全部やってあげるのではなく、「どこまでなら自分でできそう?」という感じで聞いてみるといいようです。親がさっさとやる方が早いし、まわりを汚したりしないし、忘れ物して恥ずかしい思いをしなくて済むしと、つい手を出しがちな場面で、ぐっとこらえて、小さな頃から「自分のことは自分で」させていくこと。それを小さな範囲でも続けていくことが大切なんだなぁと思いました。<文・写真:フリーランス記者結生>
2019年02月25日子どもが成長するに従い、あいさつや言葉づかい、食事のマナーなど、生活におけるさまざまなルールをどうやって教えればいいか、悩むことはありませんか。子どもの年齢にもよりますが、さまざまな状況によってしつけの必要性を感じる人は多いかもしれません。ただ、家庭や親によって考え方はさまざまで、さらに子どもの個々の性質もあるため、正しいしつけの方法を見つけるのは難しいですよね。今回は、子どものしつけについて、パパやママの助けとなるヒントを探してみたいと思います。 ■半数以上の悩みは「あいさつや言葉づかい」、「電子機器の時間」 アンケートでは、子どものしつけで一番悩んでいることについて聞きました。その結果、「あいさつ/言葉づかい」と答えた人が31.9%でもっとも多く、2番目は20.9%の「TV、動画、ゲームの時間」と答えた人でした。これら2つの回答だけで全体の半数を占めていて、親の悩みにはある程度の偏りがあるようです。ただ、残りの約半数は全部で8つの回答に分かれていて、しつけの悩みは多種多様であることも読み取れました。 Q. お子さまのしつけで一番の悩みは?あいさつ/言葉づかい 31.9%TV、動画、ゲームの時間 20.9%片付け 15.0%食事のマナー 13.5%寝る、起きる 3.7%特になし 2.9%トイレトレーニング 2.4%交通ルール 1.8%歯みがき/着替え 1.4%その他 6.4% ■言葉づかいの悪さで悩む親が多数「あいさつや言葉づかい」で悩んでいると答えた3割の親たちの思いをのぞいてみたいと思います。「あいさつを当たり前にできないのが情けない。子どもらしく、元気にあいさつができるようになればうれしいです」(神奈川県 40代男性)「小学校で広い年齢層での生活をしていると、変な言葉づかいをまねしちゃうのが一番の悩み」(三重県 40代女性)「言葉づかいが気になる。兄弟の影響か、言葉づかいが男の子みたいな時があります」(三重県 40代女性)「幼稚園で覚えてほしくない言葉を覚えてきて、“お友だちはいいのに自分はどうして使ってはだめなの”と聞かれると、納得してもらえる説明ができない」(千葉県 30代女性)保育園や幼稚園、小学校などでの集団生活、または兄弟間のやりとりによって、子どもたちは新しい言葉をたくさん覚えていきますよね。そんな「言葉づかいの変化」に心配を抱える親は多いようです。ただ、こんな意見も寄せられていました。「上の子が、下の子に注意するときの言い方が、私そっくり。命令口調だったり、下の子が嫌だろうなぁと思うような言い方をしていたりすると、客観的に見てあの言い方はやめようって反省しています。正に『子は親をうつす鏡』だなと思います」(神奈川県 30代女性)筆者も、長男が次男に「そんなことするならおやつあげないよ!」と意地悪そうに言っているのを見て、情けないような恥ずかしいような気持ちになったことがあります。子どもたちは親から言われた言葉を本当によく聞いているのだと、あらためて気づかされました。子どもたちの言葉づかいの悪さの原因にはもしかすると、親自身の話し方もあるのかもしれません。 ■テレビや動画、ゲームの時間が長すぎる!2番目に多い回答が集まったのは、テレビや動画、ゲームに使う時間についてでした。 「4歳の子が、テレビが見たくて仕方がないらしい。市の検診では“テレビは1時間まで”と厳しく言われましたが、ルールを作るのも難しい」(徳島県 30代女性)「テレビを見ながら、ゲームをやりながら、携帯で音楽を流し、タブレットで動画を流している。“目と耳はいくつあるの?”と不思議でたまりません」(千葉県 40代女性)「中学生でずーっとゲームをしていて、本当に困ります。休みの日は1日中家で友だちとオンラインゲーム、勉強は宿題だけで心配です」(新潟県 50代女性)「少し前はテレビばかり、最近はスマホの動画ばかり見ています。 さすがにテスト前は取り上げますが、自分も仕事をしているので管理しきれません」(神奈川県 40代女性)「ゲームの時間を決めていても、日に日に長くなる」というコメントもあり、時間を決めて電子機器を使わせることの難しさが伝わってきます。またゲームや動画に使う時間が長くなりすぎて、「一日の時間をどう管理するか」といったしつけがうまくいかないことを心配している人が多くいました。 ■家庭環境や子どもの個性によってしつけの悩みはさまざま…そのほか、片付けや食事のマナー、寝起きなど、日々の生活を過ごすうえで、守ってほしいこと、身に着けて欲しいことなど、しつけの悩みは細かく分かれました。それぞれどんなことで悩んでいるのでしょうか。▼「片付けができない子どもにイライラ」「最初の遊びに飽きると次の遊びが始まる。最初に使ったおもちゃは片付けることなく次から次へと出しまくり、結局片付けられずに終わります」(東京都 40代女性)「整理整頓ができなくて、どこに何があるかわからなくなってしまう。机の引き出しも、何をしまうか決めても時間がたつとグチャグチャで、“あれがない、これがない”と騒ぎます」(茨城県 30代女性)ほかにも「使ったら戻すよう、何回も注意しているができない」という意見もありました。片付けが苦手な筆者自身も耳が痛い話で、子どもたちに対して「片付けなさい」と言っても説得力がないなと反省する日々です。▼食事のマナーが守れない子どもに悩む親も「とにかく息子は食事中に機関銃のようにしゃべりまくる」(茨城県 40代女性)「手や机を大きくたたいて“おいしい”と表現するのが、クセになってしまって直らない。外食すると周りの目が気になる」(千葉県 40代女性)「食事中、肘をついたり後ろにもたれ掛かったりする。あとは食事中にトイレに行くのも、何度言っても直らない」(神奈川県 30代女性)食事中のマナーが気になっているという声は多いようですが、なかには「小さい頃は食事させるのに必死で、しつけどころではなかった」という意見も寄せられていました。忙しい日々を送るパパママにとって、子どもに毎日の食事を作って食べさせるだけでも大変という現実がありますよね。そうした日々のなかでは、マナーまで気にすることは難しいというのも、本音なのかもしれません。▼「朝全然起きてくれない…」「寝る時間になるとテンションが上がって、お布団の上でふざけてしまい、いくら注意しても言うことを聞きません」(茨城県 20代女性) 「朝起きることが苦手で、目覚まし時計の音も聞こえないようです。光の目覚まし時計、爆音の目覚まし時計などいろいろ試しましたが、ダメでした」(愛媛県 50代女性)「子どもがなかなか寝ない」、もしくは「起きない」というのも、毎日繰り返されることなので、親としてはイライラが募ってきます。とくに、寝つきや寝起きが悪い子だと、その苦労は相当なものでしょう。■しつけできない原因はパパにあり!?ここまで、さまざまなしつけの悩みを見てきましたが、しつけできない理由について、パパに一因があると考えている人も多く見受けられました。「“ゲームはダメ”と言っても、夫がご飯以外の時間ずっとスマホでゲームしています。そこを直さないと子どもだけ直すのはムリ!」(岩手県 40代女性)「子は親の背中を見て育つ。例えば、“片付けなさい”と言えば“パパだって出したら出しままだよ”と返ってくる。“洗濯物ちゃんとカゴに入れて”と言えば“パパだって入れていないよ”と言ってくる。まずは夫をしつけます」(大阪府 30代女性)「子どもは親や身近な大人を見て、自然と学んでいる。まずは親や大人たちがしっかりしないとね。パパ、頼むからちゃんとしてくれ」(神奈川県 40代女性)ママからパパに対する切実な思いが伝わってきますよね。なかには、「夫が家事をやらないから私がやるのが当然と子どもたちも思っている」というママからの意見も寄せられていました。アンケートからわかるのは、子どものしつけにおいては、夫婦が同じ思いで協力して行っていかないと、子どもが混乱してしまうということでした。■しつけで一番重要なこととは?それでは、子どものしつけでもっとも大切なこととは何なのでしょうか。「あいさつの大切さは、口が酸っぱくなるくらい言って教え、自分も一緒になってやりました。家族も“ありがとう”を言うようになり、いま夫婦円満です。感謝は大事だと、この歳になって知りました」(神奈川県 30代女性)「“子どもは、親が言ったようにではなく親がしたように育つ”と聞いて、まずは自分が示さなければと思うようになった」(東京都 40代女性)「“しつけ”と言うと、親が決めているように感じられますが、話し合って決めていくことで、自分の子どもであっても人格は別だと考えれば、おのずと答えが見つかると思います」(神奈川県 40代女性)「一番大切なのは“人としてどうか”ということに尽きると思っています」(神奈川県 40代女性)「今はできなくても、大人になったときに“母ちゃん、しつけてくれてありがとう!”と少しでも思ってもらえたらそれでいい」(千葉県 40代女性)ここまで、子どものしつけについてアンケートをもとに考えてきました。「しつけ」とは、家族や社会で自分も周りも過ごしやすく、秩序やマナーを守っていくうえで大切なふるまいを学んでいくことだと思います。そう考えると、子どものためだけのものではなく、親自身もわがふりを見直すきっかけにもなりそうです。忙しい毎日の中で、何もかも完璧にこなすことは親でも難しいこと。まずは夫婦で、どんな風に育ってほしいのか、自立するためにどういったことを教えたいのか、どう伝えると理解しやすいのか、夫婦で話し合ってみるといいかもしれませんね。そして「あるべき姿」を、言葉で言うだけでなく、親が行動で表すことにより、きっと子どもたちが人として一番大切なことを学ぶのではないでしょうか。そのためには、親としても直していきたいところがあるときは、夫婦間で「あなたには、子どものお手本になってほしい。だから●●については見直してもらえないか」と感情的にならず、伝えられるといいかもしれません。子どもが大きくなってきたときには、親子でも「どんな自分になりたいのか」を考えることも、ひとつのしつけの道筋と言えるかもしれませんね。 Q.お子さまのしつけで一番の悩みは? アンケート回答数:4622件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月17日赤ちゃんのお世話って休みがないけれど、ママだって美容院や病院などなど、1人で出掛けたい用事がありますよね。そんな時、1番身近なパパに、気軽に預けられるようになるといいこと尽くし。今回はパパと息子のお留守番エピソードや、注意点をまとめました。はじめてのお留守番は、2ヶ月のとき出産後、はじめてパパに預けて外出したのは息子が生後2ヶ月頃。4時間ほどの外出でした。普段からお世話をする時間が少ないパパに預けるのは、やはり不安。前々から準備をしておくことにしました。パパの食事とミルクの準備、お気に入りのおもちゃや必要なものをわかりやすいところに置いて、タイムスケジュールもメモにして共有。お出かけ中やっぱり時折心配になりましたが、帰ってきたら仲良くやっているようで一安心。わたしが家を出る前は、「泣き止まない時は、どうしていいかわからない」と不安そうだったパパも、どうにか乗り越えたよう。それから数回、続けてお留守番を頼むことに。2〜3回目のお留守番では、哺乳瓶を拒否するようになるトラブルも!その都度スプーンであげてもらったり、授乳してから次の授乳までに帰れるようにすることで乗り切り、5〜6回目には快くお留守番を引き受けてくれるように。徐々に私の出先での心配の回数も減っていきました。お昼から寝かしつけまで、長時間のお留守番は…?息子が1歳半頃のある日、予定が2日連続でできてしまい、しかも初めて夜まで家を空けることに。つまりパパにはお昼ご飯~夕飯の長時間お留守番に加えて、初めてのお風呂・歯磨き・寝かしつけ「怒涛の育児タイム」を1人で経験してもらうことになります。もちろん、こんなに長い時間2人だけで過ごすのも初めて!前準備としてはまず、パパと息子の食事。前日に息子が大好きなカレーとお味噌汁を作っておきました。カレーは、ルーを入れる前に半分取り出し、別鍋で大人用のカレー粉を入れてパパ用カレーも用意。あとは好物で、簡単にあげられる納豆、のり、みかん、いちご、バナナ、ボーロなどを多めに用意。さらには前の週に作ったミートソースや煮物を冷凍でストック。これで食事は完璧!ただでさえ初めての慣れないワンオペタイムに、あれやこれやと食事の支度をしている余裕があるとは思えなかったので、さっと食べられるもの&息子の大好物メニューで用意しました。お風呂は朝のうちにきれいに洗って、歯ブラシもわかりやすいところに置いて、タオルとパジャマもセット。これでパパはタイムスケジュール通り、トラブルも少なく動けることでしょう。私は心配性なので、とにかくパパと息子の行動を予想して、至れり尽くせり準備をしておきました。夜、急いで帰ってきてみると親子で仲良く並んでテレビを見ていて、私が何度声かけても無視する息子…。聞いてみると何も問題なく、お昼寝もしっかりして、わんわん(飼い犬)と三人で仲良くやっていたようです。こちらのいろいろな心配は、取り越し苦労だったよう。平気な顔の息子に嬉しいやら、切ないやら、複雑な気持ちでした。そして、まだ寝てなかったのね...。パパ&子どものお留守番で大事なこと私がお留守番の際に気をつけているのはこんなこと。普段から夫婦で育児をしているといっても、パパは忙しくって、どうしてもメインはママになりがち。愛用アイテムやお気に入りお菓子、過ごし方などを日頃から共有しておくことで、子どももパパと二人の楽しい一日が過ごせると思います♪準備は入念に!あれがない、これがない、哺乳瓶はどこ!?ないものに気づいても、ママがいなくなってからだと連絡がとれるまでに時間がかかってしまったり、スムーズに進められないですよね。普段からやっていないからこそテンパってしまうパパのためにも食事や洋服、医療証などの準備はしっかり。リスト化した表を渡しておきましょう。また、熱が出たり怪我をしたときなど非常時の想定も忘れずに!どういう時にどれくらいぐずった、これをしたら泣き止んだ、など普段から子供の様子を共有しておくことも大事です。短時間での練習近所のスーパーへ買い出し、などちょっとした用事の時にも、パパに預けて練習しておくと安心。少しずつ「赤ちゃんと二人の時間」に慣れてもらえます。完璧を求めない帰ってきて部屋が散らかってようが、お菓子をあげ忘れていようが、よほどのこと以外は怒らず「大変だったんだな…」と思うようにする心構え、意外と大事です(笑)パパに預けてのお出かけはママもリフレッシュもできるし、父子の絆を強めたり、育児の大変さをわかってもらうチャンスでもあります!まだやったことがないという方も是非、赤ちゃんとパパのお留守番デビューしてみてくださいね。
2019年02月13日世の中のお母さん、いつもお疲れさまです。母である前に一人の人間ですもの…イライラする日もありますよね。睡眠不足、時間に追われてる、何度言っても話を聞かない子どもたち、いろんなシチュエーションがありますが、私がイライラしている時の子どもたちの反応を紹介します。長男と次男とで反応に違いが…!「長男の場合」「次男の場合」素直に謝る長男とは逆に、次男は私が怒ってる時に「だいすき」を連発します。そんなこと教えてないぞ?!怒ってるお母さんも「だいすき」と言えばニコニコ笑顔に戻ってくれると思っているのでしょうか。残念ながら人生はそんな甘くない…!そして、そんな正反対の2人がごはん中にふざけていた時のこと…お兄ちゃんにもアドバイスしてる…!怒り心頭の私が「だいすき」の一言に拍子抜けするのは次男の作戦通りなのでしょうか… 悔しい!
2019年02月13日こんにちは、はな@まるママです!2月に入ってのイベントといえば、節分。節分といえば、鬼。…ということで、今回は私の中に潜む“鬼”について書いてみたいと思います。■怒りのコントロールって難しい…子育てをしていると、どうしても子供の行動にイライラしてしまったり、思わず怒りが爆発してしまうような瞬間があるのではないでしょうか…まさに鬼のツノがにょきにょきっと生えてしまう瞬間が。私自身、息子まるのイヤイヤ期を経験して、時にイライラを露わにしてしまったり、言いたくない言葉が口をついて出たり… できるだけそうならないように…自分の中で『いつ叱るべきか』の線引きをしたり、怒りを鎮める方法を持つようにしたり、この子育てを通して少しずつそういうものを身につけよう、と思って試行錯誤はするものの…どうしても避けられない時ってやはりあるんですよね。どんなに感情をコントロールしようとしたって、やはりこちらも人間です。まるに対してできるだけ怒りがドカーンッとならないように…という意識を強く持つようになってからも、やはりどうしても私の中の鬼が顔を出すのですが、それがどんな感じかというと…一番最近の出来事を例にあげてみます。 叱りスキルが今ひとつなのかもしれない、いつも伝えているからってまるが守れないのもまだ仕方ないことなのかもしれない、本当は悪いことだとわかっててもとっさの行動を抑えられないんだろう…しかし、大切なことなのに…すさまじい不完全燃焼…こんな時に私の中の鬼は、出現しました。 ■私の中に居る鬼の姿…そう…不機嫌さに加えて口数が少なくなる、無口な“鬼”なのです。怒りを察してほしいのか、ただ怒りや虚しさで心が疲れてしまって何も言う気にもならなのか、自分でも良く分からないのですが… ここまで心が冷え切った鬼モードになるのはそう頻度が高いことではないのですが、一度なってしまうと切り替えにも時間がかかってしまったりして…なんて思ったり…でも、こう思えるってことは鬼はいなくなりかけているので、このあたりが切り替えどき。こんな風に、まるに対して、自分に対して、“鬼さよなら宣言”をしてしまえば気持ちが切り替えやすく、その後はいつも通りにお喋りしたり遊んだり出来るようになったりします。怒りが収まらず静かに鬼で居続けるという状態は良くないよなぁとは思うのですが、今回は、その間にまるの方が少し反省してくれる様子も垣間見れたりもしました。前まではこんな様子はなかったので、成長を感じます。この鬼化もときどき発揮してみれば、お叱り効果があるのかもしれないぞ…? なんて、思いつつ。豆まきをしてもいなくならないこの“鬼”と、うまく付き合っていきたいところです。
2019年02月12日最近、幼児虐待に関する心が痛むニュースが多いですよね。一見他人事のように思えますが、親子の関係が良好な我が家でも、ついカッとなって手が出てしまったことがありました。キッカケは些細な事。服を後ろ前反対に着ていたことをママンに笑われたアリッサは、腹をたて、ママンを蹴ってしまったんです。それを見ていたパパンが、ついカッとなってアリッサを叩いてしまったのです。パパンにこんなに怒られたことのないアリッサは泣いて隣の部屋へ。パパンも理由があったにしろ、手を上げてしまったことに落ち込んでしまいました。「ゴールデンルール」とは黄金律(おうごんりつ)とも呼ばれ、多くの宗教、道徳や哲学で見出される「自分がして欲しいことを人にしよう」という内容の倫理学的言明。最近ではサービス業や育児にも取り入れる人が増えています。一方「プラチナルール」っていうのは「相手がして欲しいと思っていることをしよう」というルール。「ゴールデンルール」より、もう一段深く相手の気持ちになって考えてあげる必要があるのです。叩いてしまったことはしょうがないので、なぜ叱ったか? 次にどうしたら良いのか? 深く考え、隣の部屋で泣いているアリッサと仲直りして話し合う事が大切なことに気づきました。毎日の育児、時には自分の中の鬼が見え隠れすることもあります。そんな時は「アンガーマネジメント」といって、怒りをコントロールする方法も有効です。まずは怒りを感じた時は6秒我慢。そうすると感情に任せず、冷静に対応できるはずです。6秒が難しい方は「タイムアウト」と言ってその場を少し離れ、違う場所でクールダウンすることも有効です。「ゴールデンルール」「プラチナルール」と合わせて試してみてくださいね。
2019年02月08日こんにちは。1歳の娘を育てていますワーママのみさこです。今回は全然寝ない娘が寝るようになった寝かしつけ方法についてお話しします。夜中に全然寝なかった乳児期娘は産まれたときから全然寝ない子でした。生後9ヶ月になっても夜中2〜3時間おきに起き、朝まで寝ることは一度もありませんでした。娘の生活リズムを整えたいという気持ちと、私自身2〜3時間おきに起きることに疲れを感じていたため、本格的な寝かしつけをスタートすることにしました。寝る前のゆったりタイム我が家は20時に就寝していたので、寝る30分前の19時半にはテレビ等をやめて寝室に行くようにしました。そして寝るまでの30分間を娘とのゆったりタイムにしました。この時間は今日いちにちを振り返って楽しかったことなどを話しかけるようにしました。娘もママと一緒に過ごすことで安心してそれだけで寝そうになることもあります。(滅多にありませんが。笑)寝る前に決まった絵本を読む寝る前に読む本を決めて、読み聞かせを行いました。読む本はおやすみの絵本にしました。最初は絵本がおもしろいのか、興奮して寝てくれませんでした。しかし毎日繰り返し寝る前に読むことで「この絵本を読んだらもう寝る時間だな」とわかってくれるようになりました。今では絵本を読んだ後に部屋を暗くするだけでコトンと寝てくれるようになりました!寝かしつけは背中ポンポン今までは抱っこで寝かしつけていましたが、背中ポンポンで寝かしつけするようにしました。前までは絶対に抱っこじゃないと寝なかった娘。この生活リズムを始めた頃は抱っこじゃないとギャン泣きだった娘。今ではママとゆったりタイムを過ごしておやすみの絵本を読むことで背中ポンポンでも寝るようになりました!むしろ背中をポンポンしなくても寝てくれることもあります!小さい子供でも生活リズムは大切!生活リズムを整えてあげることで朝までぐっすり寝るようになり、娘のためにも私自身のためにも良いことづくしです!これからも規則正しい生活リズムで過ごしていきたいと思います。●ライター/みさこ
2019年02月06日こんにちわ。渋谷です。子どもが大きくなるにつれて毎日怒っているような気がします。もぅマヂ無理。。。ビ-ル飲も。。。なんでこんなに怒ってしまうのか自分なりに考えた結果、何個かの要因を発見したんですが、今回はその一つをお話しできたらと思います。■その時、ふと頭をよぎるのは…■自分の黒歴史!そう、昔親に言われた時のことを思い出してしまってムズムズしてしまうんです。「子どもの頃の私とまんま同じことしてる…もぅマヂ無理。。。ビ-ルおかわりしよ。。。」となり、ついつい語気荒くなってしまう。あの時の私こんな気持ちでコレやったな…こういう気持ちでこんなこといってたな…母ちゃんはこんな気持ちだったのかな…などなど、恥ずかしさがこみ上げてきてしまうのです。だから頼む娘。これ以上お母さんを辱めないでおくれ…
2019年01月27日■「ちゃんとみがく」ってどういうこと?さっさと仕上げみがきだけした方が早いのだけど、自分でみがくことを習慣づけて欲しい!!「ちゃんと」とか「しっかり」みたいな指示はなかなか通らないことが多い…。自分的にには常に「ちゃんと」してるつもりらしい…。なので、なるべく具体的にどういう行動をして欲しいか言っています。(本当は怒らずに優しく伝えるべきなんだけど、だいたい怒っている…)■ついつい注意してしまうものの…子どもに注意しておいて、自分が同じことやっちゃうあるあるーーー!!(てかひとつのことを集中してやりきるって難しい!!)こうやって悪い手本を日々見せてるのかと、反省です。叱るより行動で示さないといけないのは分かってるんだけど、ついダラダラしているのをみてるとイライラして注意しちゃうんですよね。
2019年01月22日こんにちは、ちょっ子です。今回は我が家での子どもの叱り方のお話です。私には「きゃん太」という小学一年生の息子がいます。彼は言動のひとつひとつがロマンティックで母親の私が言うのも何ですが、心の優しいスーパーイケメンなのです。しかしそんな彼にもイケてないところがあるのです。それは…面倒くさがりでのんびりしすぎているということ!動かざるごと山の如し!小学生一年生ともなると、そろそろ自分の身のまわりのことは自分でできるようにならなければいけない年ごろです。朝は遅刻しないよう時間配分を考えて支度をしなきゃならないし宿題、明日の持ち物の準備など帰宅後のタスクも盛りだくさん。しかしきゃん太ときたら、私が何度も何度もしつこく言わないと何にもやろうとしないのです。毎日毎日毎日毎日、何度も何度も何度も何度も「早く◯◯しなさい!」を言い続けた私は飽きました。同じ事を何度も言うのにウンザリした私は、言い方を変えてみることにしたのです。このように、急かすのではなく「これをやらなかったら困るのはママじゃない、君だ」というメッセージ性を込めた言い方で(きゃん太が虫歯になったり、勉強についていけなくなったりしたら本当は私だって辛いし困るんですが…)何のためにそうするべきなのか?を、ちょっとイメージさせてみる作戦に出てみたのでした。そうすると「あ、困るわ」とハッとしたのか、(はたまた単に私の言い方が不気味だったのか)以前よりきゃん太が自主的に行動を起こすことが増えてきました。しつけとは、感情的にガミガミ言ってしまいそうになる自分との戦いでもありますが「怒られるからやるのではなく、自分のためにやるのだ」という意識を育てるような言い方、叱り方を心がけねばと思っています。
2019年01月22日こんにちわ!もうすぐ3歳のおてんば娘の育児に日々奮闘中!普段はInstagramで育児絵日記を描いている松本うちと申します。ママが寝かしつけをすると、なかなか寝ない娘…。でも、パパが寝かしつけをするとすぐ寝るらしいのです!?パパの寝かしつけのコツをご紹介します。目からうろこ「寝室は寝るところ!」寝る前、寝室で絵本を読まなければいけないっ!!!という謎の固定概念があったため、私的には目からうろこの寝かしつけ法でした!娘の場合、寝室で絵本やお歌を歌うと、大興奮して寝なくなってしまうタイプなため、この方法がベストのようです。まだまだママが寝かしつけすると興奮気味のちゃんみーですが、パパ考案の寝かしつけ法で頑張ろうと思います♪●ライター/松本うち
2019年01月19日叱るって難しい…。母になってもう6年、でも、まだ6年。いまだに「叱る」が難しくて、試行錯誤の日々です。■叱ってばかりの日々…子どもの一言がグサリ!!子どもたちが幼稚園から帰ってきたら、なんだかずっと叱ってばかりいるような気がします。もともとのどが弱い私は、夜寝るころにはのどガラガラに。それにしても、なんで子どもって同じことを何度もしてしまうのでしょう。「3歩歩くと忘れるニワトリか!」と突っ込みたくなります。まあ、こういう軽い「叱り」はまだいいのですが(根気はいりますが)、お友だちをたたいたり、道路に飛び出そうとしたりと、深刻なときの「叱り」は難しい。「怒り」「心配」「不安」、いろんな感情が飛び交うときは、つい「叱り」を超えて感情を込めた「怒り」になりがちだからです。気持ちの切り替え下手な私は、一度「怒りモード」になると、「ニコニコモード」に切り替えるのが大変。「叱り」が終わったあとも、自分の中のイライラが解消できずに不機嫌になってしまったり、その後子どもが普通に接してきても、ぶっきらぼうな対応をしてしまったりすることがありました。そんなときに子どもに言われた一言が…ズキューンと胸に突き刺さりました。せっかく子どもは気持ちを切り替えて普通に接してきてくれているのに、母である私は自分の感情をコントロールできずにずっとウジウジ怒っている。それに対して、夫は大人の対応をしている。しかもそれを子どもに悟られている…!いまでもやっぱり気持ちのモード切り替えは苦手ですが、母になった今、そんなことは言っていられない。ひとしきり叱ったあとは、無理やりにでも、見た目だけでも気持ちを切り替えるように心がけるようにしています(顔は引きつってるかもだけど…苦笑)。最初は無理やりでも笑顔で接していくことで、自然に「ニコニコモード」になっていくのが不思議。■「わかってくれるだろう…」で起こる「叱る」の悪循環また、これまで叱るときに「まだ子どもだから、ただ叱るだけではピンとこないんじゃないか」と考えて、具体例をだしたり、長々説明したりしていました。「自分がされた側だったらどう思う?」 なんてことを、グダグダと叱ってしまっていたのです。これだけ手を変え品を変え諭したんだから、わかってくれるだろう…そう思ってみると、ある程度物事がわかる年であれば、いろんな例を出すなどの諭し方は効果的かもしれません。でも、まだそうではない年齢の場合、集中力が続かず逆効果だったみたいです。結果として、聞いていないことにさらに「叱る」という悪循環…。また、日々生活するうえで、娘と息子では効果的な「叱り方」が違うように感じてます。息子には、回りくどい間接的な叱り方よりも、直接的な叱り方の方が効果的な気がします。わが家の場合は姉弟ということ、年齢によるものなどの違いもあるのかもしれません。ただ私の周りの兄妹を育てている先輩ママも同じようなことを言っていたので、もしかしたら男女差もあるのかもしれませんね。そんなこんなで「叱る」に試行錯誤を繰り返すわが家。私自身に課している「叱る」の目標があります。『自分の感情を巻き込まず、短く簡潔に短時間で「叱る」。そしてひきずらない』まだまだ100%実施とまではいかないけれど、これを意識することで、少しずつ「叱る」が「良い叱る」になってきているように感じます。何度注意しても同じことを繰り返す子ども。これからも、私は、子どもが大人になるまで何万回、何十万回と叱ることになるのでしょう。世のお母さんお父さん、めげずにがんばって子どもと接していきましょうね。
2019年01月11日今回は、長女ももが3才くらいの時のお話しです。■叱らない方法子どもを育てるって忍耐ですよね…「ここは叱るべき!?」っていう自問自答を何度繰り返したことか…。叱るべきところなのか、自分がイライラしてるだけなのか分からなくなる時が何度もあります。この時もそうでした。「自分が買い物に行くっていったのに」「私は両手にいっぱい荷物持ってるのに」「抱っこだと…!?」って言いたくなったんです…が!!たまたま前に本で読んだ方法を試してみたら、家まで全速力で走って帰りました(笑)。言い方ひとつで変わるもんなんだなーと思いました。でも、子どもって同じ方法がまた通じるとは限らないんですよね。忍耐ですね。ほんと忍耐!(笑)
2019年01月10日こんにちは。とりです。今回は我が家のしつけについて描いてみました。2歳2ヶ月となったむすめ。元気いっぱいなのは良いことなのですが、元気いっぱい力いっぱい母を叩いてくることがあります。それも突然に。どうやらテンションが高くてじゃれつきたいらしいのですが…普通に痛い。そんなとき、私は驚きとともに笑ってしまうことが多く、いくら言葉で叱っても「遊んでもらってる」と認識されてしまう模様…。痛いでしょ!と伝えても私の顔が笑っていたらそれにつられてキャッキャと笑い、また懲りず叩いてくるのです。このままじゃダメだ、そのうちお友達を叩いてしまう…。意を決して怖い顔を作り、怒っているのが伝わるようにしっかりとダメなことはダメと伝えることにしました。だめだ、全然きいてない。聞いてないし効いてない。目を逸らして現実逃避をするむすめ。その様子までも正直面白く感じてしまうのですが、ここで笑ったらまた同じことになってしまう。きちんと叱らないといけない…。きちんと顔を見て話を聞きなさい。伝えるとぐっとこらえたあと泣いてしまいました。むすめはまだ何が悪いかもわからずじゃれついていただけなのに…と胸がちくりと痛みます。でもこの先むすめが誰かとコミュニケーションをとるときに面白半分で人を叩いてしまったりしないように、しっかりと教えなければなりません!余談ですが、最近は「明らかな失態」をしたときに「ごめんね」と謝れるようになりました。「ありゃりゃ…ごめんねえ…ごめんねえ〜…」と可愛い声ですごく申し訳なさそうに謝られると、全力でフォローしてしまいますね。2歳に近づいた頃からぐんぐんと「人間」になってきたなと感じます。いろいろなことがわかるようになってきた様子なので、だめなことはだめと叱る。それ以上に良かったこともどんどん褒めながら育てていきたいと思いました。
2019年01月09日こんにちは! ねここあんな。です!息子のきっくんは1歳10ヶ月。言われていることもだいぶわかってきているはずだけど、すべては理解できていない。今回は、そんなきっくんへのわが家の「叱り方」についてお伝えします!■1歳児に「叱る」意味はあるのか?まず、そもそも1歳児に「叱る」って意味があるのか? という疑問があるとは思います。子どもを生む前だったら「1歳にしつけは早すぎる」、そう思っていたと思います。でも、一緒にいてよくわかるんですが、子どもって大人が思う以上にこちらの伝えたい気持ちを把握しているんですよね。例えば「テレビに近い」ことを注意しても、わかる年頃ってもっと大きくなってからだと思っていました。でも、テレビのすぐ下に何かバリヤーになるようなものを置くのもかわいそうだし、言って聞いてくれたら助かるなと思ってたんです。そこで、一人歩きをするぐらいになってから、テレビの近くへいくたびに…。少し低い声で言います。顔はもちろん真剣な表情で!最初は「?」という感じなので、そのたびに少し離れたところへ連れて行ってました。これぐらいのことなら「怒る」というより「わかってね」という感じ。1歳前後の頃からひたすら、6ヶ月ぐらいこれを繰り返すのは結構面倒でした(笑)。それでも続けていたところ…■1歳でも「ダメ」がわかってくれた瞬間なんと素直にテレビから遠ざかっているではありませんか!!「え? 偶然?」そう思っていましたが、別の時にも注意すると「わかったよぉ~」と言わんばかりに自ら移動!! これは続けた成果がありました!うれしくてうれしくて、わが子が引くほどほめちぎりました!! アメとムチのアメは、甘々なぐらいで良いのが、わが家流です。かなりうざいぐらいやります。意識してというより、気づいたらやってます(笑)。もちろん帰宅後の夫にも報告。夫からも“ほめほめ攻撃”をくらう息子なのでした。■「絶対にダメ」が何かを伝えるためにちなみにわが家はなるべく「ダメ」という言葉をおさえています(おさえててもつい口から飛び出してしまうことがあるんですが)。なぜなら「ダメ」は効果を発揮させるためにも、「本当にやってほしくないこと」に備えているんです。例えば、物を投げるのもだれかにあたったら危ないので、わが家ではボールだけOKと言い聞かせています。もちろん人の顔をたたく、何か(人形など)に乱暴をするのにも、誰かを傷つけてしまうかもしれないのでNG!また自らが危険な目にあうようなことは絶対にダメ。火に近づく、走ってる車に近づく、正体のわからないものを食べる、そんなときはまず「ダメ!」の声がけです。安全が確保されてからダメな理由を伝えます。そういうときはいつもよりきつく言います。お互い人間。私自身、いつも聖母マリアのようなほほ笑みをしていたらパンクしてしまいます。「誰かの痛み」や、「本当の危険」に気づくことができる子になってもらうためにも、小さいうちから声と表情で伝えることが必要だって思います。■結局は親の演技力? あなどれない1歳児の理解力私たちの演技力(!?)もあって、今のところきっくんは「なんとなくそれをやっちゃダメなんだ」と認識してきています。何歳だから叱っていいとかじゃなくて、何歳からでもダメなものはダメ。理解できたらたくさんほめてあげる。それの繰り返しかなぁと思っています。ただし月齢や年齢に合わせて言い方を工夫したり、言い回しに変化をつけています。そうやってわかってもらう努力は大切にしたいです。こんなふうにわかりやすい言葉で伝えたからなのか、表情や声に変化をつけたからなのか、ある日からコンロは触らなくなりました。冷蔵庫の開け閉めも同じで、きちんと言えば伝わったりもするんです。1歳のしつけって迷うところもありますが、自分は女優だと思って時には怒りの顔を見せることも大切なのかもしれません。そしてわかってもらえたら、ほめ倒し! わかってもらえなくても、焦らず、継続あるのみです!(笑)自分が思っている以上に子どもって理解力があったりして、こっちが驚かされます。
2019年01月07日新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。新年一発目の記事は、「しつけ」についてです!約1年半前のことです。上の子イチコは3歳。0歳の子どもがいる友だち、1歳になりたての子どもがいる友だちと集まりました。そこであることを聞かれたのです。3歳のイチコに注意することが日常すぎて、いつから声かけをし始めたか、まったく覚えていませんでした!育児って目の前のことに必死すぎて、振り返ると本当いろんなこと忘れてる…。その後どうだったか記憶をたぐり…そしてふと思い出したんです!イチコが0歳のとき私も同じことで悩んで、近くの保育園の先生に聞いたことを…!先生のおっしゃるとおり、泣かずにおもちゃを貸せるようになるのは、3歳の終わり…いや、4歳になってからだったと思います(まさかのそこ曖昧)。でも先生の言う、「親が『まだわからんやろ』『できひんやろ』と決めつけて何も言わないより、子どもがわかってなさそうでも、できなくても伝え続ける」って大事な気がします。いつかわかってくれるときは来るし、それを行動に移してくれるときも来る。それを想像して…いまイヤイヤ期でおもちゃを貸せない二太郎に、「貸してあげようね」と言い聞かせる日々です。ふぅぅぅ…。(デカめのため息)
2019年01月07日長男が4歳、次男が2歳になる頃の話です。長男は幼稚園に入園し、はじめての環境に少し不安な様子を見せていました。はっきりと幼稚園を嫌がることはなかったのですが、朝は行き渋ることが多く…どんなに夜早くに寝かせても朝起きようとしなかったり朝ごはんをだらだら食べたりトイレに行かせるのも、制服に着替えさせるのも一苦労という状態。それでも幼稚園に行く前から嫌な気分にさせないようにと、私はにこにこ笑顔で、時に歌を歌いながら、踊りながら、飛んだり跳ねたりして長男を笑わせよう、楽しい気持ちにさせようと必死でした。そんな中、もうすぐ2歳でイヤイヤ期に完全に入っている次男がわがままを言い始めます…。イヤイヤに付き合っていろいろ聞いてあげても、あれでもないこれでもないと次第に大泣きし始めます。次男1人だったら泣き止むのを待つことも、じっくり時間をかけて言い聞かせることもできるのですが、長男は次男の泣き声を聞くと不安になるので、泣かせっぱなしにすることもできません。そんな時、次男は“これさえあれば機嫌を直してくれる”というアイテムがあって…それは 「お気に入りのおもちゃ」でした。本当はおもちゃで遊びながら食べるなんてしてほしくないけどただでさえ幼稚園を行き渋っているのに、次男の泣き声で長男の不安を大きくするのは避けたいので仕方なく…。それでも「しつけを…マナーを」…と思うと、そのまま遊ばせておくわけにいかないと、おもちゃを持たせないようにしようとする日もありましたが、やはり長男が不安になるため、食事中のおもちゃを許してしまいます。“しつけ”よりも“次男を泣かせないようにすること”の方が大事になっていることに対してと不安になる思う日も多かったです。 2歳前後の子がおもちゃなしで食事を食べているのを見て「これじゃダメだ…」と自己嫌悪にも似た感情を持つこともありました。それでも長男を不安にさせたくない気持ちの方が上回り、次男には「おもちゃを持ってご飯食べるの嫌だな~」など、言われて泣き出さない程度の簡単な声かけだけを続けていました。それから1年半…未だにお気に入りのおもちゃを目の前に起き、眺めながら食事をしたいという日もありますが、ダメと言われたら泣かずにきちんと言うことをを聞くようになりました。一時はどうなるかと思いましたが、イヤイヤ期が落ち着いて「我慢すること」「感情をコントロールすること」ができるようになってきたことで、少しずつ言うことを聞いてくれるようになったのかなと思います。子育ては楽しいことも大変なこともたくさん…これからもいろいろ試行錯誤しながら、がんばっていきたいです。【お知らせ】 第3話 の記事下アンケート「Q1.休日に休めていますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「子育て世帯「休めている」のは4%…ママに休みはない? 残る夫婦の不公平感」
2018年12月30日こんにちは。わたしはこいしさんと申します。現在4歳差の姉妹を育てている主婦です。子育てをしていて、私が一番難しいなと感じているのが「しつけ」です。上の娘は6歳になり、いろんなことが理解できているなと思う反面、「分かっているはずなのに、なんで何度言っても直らないんだろう…」そんな風に感じることも増えました。そんな日々の中で、わたしはふと、自分の幼少期のことを思い出しました。ただのおばさんの思い出話ですが、私と同じように「(子どもが)何度言っても聞かない! キィーーー!」となりがちなお父さんやお母さんに読んでほしいです。■父の口癖うちの父の話をします。父はわりと豪快な性格で、口調がかなり荒っぽいです。自営業をしており、取引先とはかなりフレンドリーな付き合いで、私は父が敬語を使っているところをほとんど聞いたことがありませんでした。そんな父は怒ったとき、「バカやないんか!」と言うのが口癖で、幼少期の私にも、その口癖がしっかりとうつってしまっていました。あるとき、私は友だちとの会話の中で、何も考えずに「バカやないん!」と口にしてしまったことがありました。私としてはツッコミ、くらいの気持ちだったのですが、そのときの友人の反応…そうではありませんでした。■友人の反応友だちを傷つけて、そして怒られるという出来事は、私にとってすごく強烈でした。「バカ」は、絶対使っちゃいけない言葉だということ、無神経な言葉によって人が傷つくことがあることを、私は友人との会話で学びました。■親ではなく他人から学ぶ経験単純に、母親から「バカは言ったらいけんよ」と言われてもきっと流れてしまっていたと思います。「ああまた言いよるわ」くらいに思っていたと思います。たとえば、親に叱られるのはある意味慣れていても、他人に叱られる体験ってなかなかないですよね。家で言い聞かせていることも、本当の意味で理解をするのは、外で痛い思いをしたときなのかもしれません。きっと娘も、理解力はついてきたけど、まだまだ経験が足りてないだけなんじゃないかなと思うんです。だから私も、「いますぐになんとかしたい」という気持ちはいったん置いておいて、「いつか分かるときがくるよね」という気持ちで接していきたいな、と思っています。そんな私の昨晩の様子を載せておくのでぜひ参考にしてくださいね。※本文はあくまで理想論です
2018年12月29日私は4児の母なせいで、「ベテランね~」なんて言われることが多々あります。子どもが多いだけで全然ベテラン感はないのですが、そうそう怒るようなこともなくなってきたような気がします。次女が特に問題のない幼稚園児だったということもありますが、(クラスで問題起こすでもなく、毎日ニコニコで登園してた)すごく怒った記憶はないですね〜。長男長女のときも、今くらい心が広かったら…と思うほど。そんなわけで怒られたことないNO.1、次女のちいちゃんでしたが、それが激変したのは、彼女が小学校に入学してからです。相変わらず学校では頑張ってる次女でしたが、家に帰ると…宿題絶対したくないマン! になってしまうのです…。先におやつ食べたい!ちょっと休憩したい!果てには「公園に遊びに行きたい」なんて言い出します。ここで公園に行かせると、あとあと大変なことになるのはすでに体験済み。思いっきり遊んでご飯食べると、もう眠くなって宿題どころじゃなくなるのです…。だから絶対に先に宿題をしてほしい!!!「宿題しなさいー!!」のお母さんの怒声に泣いちゃう次女。怒られ慣れてないから、よけいショックみたい。小学生になり、幼稚園の頃とは生活が激変した次女。学校では頑張ってはいるけど、家ではわがまま言って甘えたいんだろうな。しかしやるべきことはあるわけで…試行錯誤は続くのでした。
2018年12月29日