特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」が2月8日(土)から4月5日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催される。そこでナビゲーター(音声ガイド)を務める講談師の神田松之丞に話を聞いた。【チケット情報はこちら】日本で初公開される、明治前期に日本を訪れたヨーロッパ貴族バルディ伯爵の日本コレクション(ベニス東洋美術館所蔵)、博物館のコレクションを中心に、江戸東京で活躍した職人たちの仕事と人生に光を当て、日本が世界に誇るものづくりの力の源泉を見つめるという本展。主には、江戸が生んだふたりの蒔絵師・原羊遊斎と柴田是真、尾形乾山の陶法を継承し軍艦の建造をも手がけた鬼才の陶工・三浦乾也、葛飾北斎の弟子で絵師から金工の道に転じた府川一則、江戸の職人気質を受け継ぎ超細密工芸を究めた小林礫斎という、江戸で活動した特色ある名工達を取り上げるという。レコーディングを終えたばかりの松之丞は「今日読んだ原稿はすべて知らないことでした」と明かし、本展については「バルディ伯爵が“面白い”と思って自国に持ち帰った日本のものが初めてお披露目される、という背景がキャッチーだなと持っています。きっとバルディ伯爵は“日本”を如実に感じるものを選んでいたと思うんです。そういう視点で見るのは楽しみ。日本に暮らす人とはまた違う感性だと思うので」と期待を寄せる。そして大前提として「僕、江戸東京博物館を信頼してるんですよ。そこでやる特別展示ですから、価値のあるものだろうなと思っています。だからこの場所自体もお勧めしたいですね。僕もときどき行くんですけど、好きなんですよ。落語や講談も定期的にやってますし。そういうものをやっていると、独特の空気が自然に出てくる、生きものみたいに。行って損はないところです」と熱く語る。音声ガイドを務めるのは『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』(2019年)から2度目。読むうえでは「あくまで主役は展示物なので、そこを邪魔しちゃいけない。ゆっくり、ハッキリ、大きな声で。要点になるポイントがパッとわかるような、そういう口調や間(ま)は考えました」。そんな中でも松之丞ならではの面白さもある。「ガイドの中で講談のさわりをやらせていただきました。そこは僕らしいところですよね。講談師って、背景を伝える商売だと思ったりするんですよ。例えば橋があったとして、“昔ここでこんなことがあったんですよ”と背景を聞くだけで、その橋が魅力的なものに見えてくることってあると思うので。こういうガイドはこの商売にぴったりだろうなと思っていました」展示をより面白くする松之丞の音声ガイドは利用料600円(税込)。ぜひ楽しんでほしい。取材・文:中川實穂
2020年01月06日陶芸は、「力を込めて土をこね、ろくろをまわし、成形に集中、その後長い時間をかけて焼き上げる」もの。初心者、特に子どもにはハードルが高いイメージがありますよね。そんなイメージを覆す、簡単で楽しい陶芸教室があります。親子で夢中になってしまうという門仲焼教室についてご紹介しましょう。新感覚陶芸――門仲焼とは?まずは「門仲焼って何?」と思いますよね。食べ物ではありません(笑)。「門仲焼」は、カラフルな粘土を使って絵を描くように制作をする、必死の練り作業のない新感覚の陶芸です。様々な色の液体粘土を組み合わせ、小さなお子様から大人まで、自由自在にアクセサリー・小物・箸置き・ボタンなどを作ることができます。門仲焼は一回完結型のワークショップなので、制作日からお届けまでたったの1~2 週間。ご都合の良い時に気軽に体験できるのも魅力です。※通常の陶芸教室は工程が多く、完成まで1ヶ月以上かかります。[一般的な陶芸]成形→乾燥→素焼き→色つけ→本焼き[門仲焼]成形→本焼き(引用元:門仲焼)こねずに、絵を描くように作れるワケは、液体粘土を使うことにあります。何色もある着色液体粘土(カラースリップ)は、細い口がついた柔らかめのプラスチックボトルに入っているため、扱いは初心者にとっても簡単。クッキーにアイシングするかのように、細く絞り出して形を描き、模様をのせていくことができるのです。柔らかいので、形もデザインも自由自在。何を作るかもお好きなまま、箸置きやオブジェ、穴を開けてボタンやアクセサリーパーツも。クリスマスシーズンならオーナメントもいいですね。自分だけのオリジナル作品を暮らしの中で使うこともできる実用性も魅力です。「門仲焼」は、講師の現代陶芸作家・横山玄太郎さんが発案したオリジナル工法です。横山さんは、アメリカの美大を卒業後、現地の陶器製作所を経て帰国。東京・門前仲町にアトリエを構え、国内外のギャラリーで作品を発表、作品は森美術館ミュージアムショップ(東京・六本木)にも取扱いがあるなど、活躍中のアーティスト。「門仲焼」の自由な発想、カラフルな作風は、ご本人のバックグラウンドの賜物なのですね。こんなに簡単でいいの!?門仲焼の作業工程「門仲焼」について少しわかったところで、気になるワークショップでの工程をご紹介します。【1】作業用珪藻土ボード上にカラースリップを絞り出し、ベースになる好きな形を作ります。【2】色づけします。細かい作業はカラースリップを含んだ筆で、マーブリングは粘土が乾く前にすばやく行ないましょう。立体感を出したいときは、ベースの粘土が少し乾いてから色をのせます。色を混ぜて “自分色” を作り出すことも可能です。【3】作業予定時間の1時間半、好きなものを好きだけ作って、あとは先生にお預けして焼いてもらうだけ!1〜2週間ほどしたら、完成した作品が自宅に送られてきます。☆作品はアクセサリー、オーナメント、ネームプレートなど、好きなように各自で加工を楽しみましょう!本当に簡単ですね。作品の焼き上がりは作ったときよりひと回り小さくなり、色は鮮やかに発色します。そんな変化もまた楽しみ。上手に作るコツは、作るものを決めたら、その参考になる写真や絵を持参すること。みなさん夢中になりすぎて、ついつい時間延長になることもよくあるとか。「大人も子どもも簡単に短時間で満喫できる」、それが門仲焼の魅力です。門仲焼は子どもの「遊び」と「学び」にぴったり!「門仲焼」を詳しく知ると、「粘土遊びとお絵かきの中間的なもの」だという印象を受けました。粘土遊びもお絵かきも遊びの大定番です。それらは子どもの成長に重要な役割を果たすことが知られていますが、長年保育業務に携わる市川由美子氏のアドバイスから、改めてその効果を確認してみましょう。■指先のトレーニングが脳を活性化指の神経は脳神経と直接つながっています。粘土を絞り出すことは力加減など指先を繊細にコントロールする必要があり、脳に刺激を与えます。何を作りたいのかを考え、それを実現するために手先を動かすことで脳の発達を促します。■空間認知力が鍛えられる目にするものを立体として捉えることができる力が空間認知力です。脳内で3D化できる能力は、論理的思考の発達を促し、理系の学習分野に効果をもたらすと言われています。作品作りをとおして、まさに立体を想像して実現する過程を体験できるのです。■感性が育つ作品を作るためには、見て、感じて、考えて、決断して、実行するというプロセスが必要です。そのために観察はとても大切。何を作るかを考えるとき、目に映るさまざまなものに興味を持つはずです。感受性というアンテナを経て、「観察力」「想像力」「表現力」が磨かれていきます。■心の安定をもたらす作品を生み出すことは自己表現のひとつです。子どもたちは日々たくさんの学びを吸収し成長していますが、インプットばかりでは心のバランスが保たれません。アート系の自己表現は、とても有効なアウトプットのひとつ。心の奥にたまっていた感情を外に出すことが、心の安定をもたらします。普段しない作業に没頭することは、気分転換にもなりストレス発散の効果も。いつものお絵かきや粘土遊びとは違う表現方法との出会いは、子どもたちにとってより刺激的で、より楽しめそうですね。***「子どもよりお父さんのほうがハマっていた」「子どもが楽しみすぎて作業をやめない」など、大人も子どもも夢中になったというエピソード満載の「門仲焼教室」。横山さんが生み出した陶芸法は画期的に簡単なので、1時間半の作業中にどんどん上達できるのも、子どもたちのやる気を刺激するのかもしれません。「ものづくりの楽しさ」を知るにはうってつけですね。最後に講師の横山玄太郎さんからメッセージです。世界でひとつだけの宝物を作って自分を褒めて、みんなにも褒めてもらいましょう!私も褒められて陶芸家になりました。まだお子さまが製作した作品を販売した前例はありませんが、ぜひ自分で作った作品をバッチやイヤリングなどに加工して、ご両親と一緒にハンドメイド販売サイトやフリーマーケットなどで出品するなど、アーティスの仕事を体験するのもいいと思います。自分で作ったものを売る大変さと売れたときの喜びを感じられる貴重な経験になりますよ!『門仲焼ワークショップ』場所:本所地域プラザBIG SHIP2階 学び合い体験室東京都墨田区本所1-13-4都営浅草線・都営大江戸線「蔵前」駅より徒歩8分東京メトロ・都営浅草線「浅草」駅より徒歩12分都営浅草線「本所吾妻橋」駅より徒歩12分JR「両国」駅より徒歩15分講座時間:1時間30分料金:大人 3000円/小学生 1000円未就学児 無料(場合によって保護者のサポートが必要になります)※お子様だけでの参加はできません。必ず保護者の方とご一緒のご予約が必要になります。ワークショップのスケジュールなど詳細は、門仲焼HPでご確認ください。(参考)門仲焼ベネッセ教育情報サイト|やっぱり人気!粘土遊びで子どもの創造性を高めてあげよう!StudyHackerこどもまなび☆ラボ|空間認識力が高まり、感性が育つ「お絵かき」All About|子供の空間認知力を高めると、数学や科学に強くなる!子どものアトリエ アートランドウィキペディア|アートセラピー
2020年01月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回はスペシャル版として、イラストレーター・五月女ケイ子さんが堀潤さんに“経済・お金”についてレクチャーを受けました!東京五輪景気に期待!その後の落ち込みに警戒を。堀:お金に関することでは、老後の資金問題が大きなニュースになりました。金融庁の報告書にあった、「年金だけでは約2000万円不足する」という話だけが先行してしまい、年金制度に批判が殺到してしまったのですが…。五月女:老後にどれくらいお金が必要かわからなかったので、そういう話が聞けて私はよかったなーと思っていました。堀:あの報告書は実はよくできていて、将来お金が必要になるから、若いときから投資をするなど、お金を賢く増やそう、そのために金融教育にも力を入れようという提言がなされていたんです。投資と貯金の違いなど、ちゃんと教えてほしかったですよね(笑)。五月女:教えてほしかったです!投資とか全くわからなくて。儲かるんですか?堀:投資は、例えば証券会社にお金を預け、彼らが今後成長しそうな企業や国に投資をして運用利益を得るシステムです。途中、多少の上がり下がりがあっても、長期的には世界経済は成長し続けますから、ある程度は増えていきます。五月女:ちょっと博打みたいなイメージもある気が…。堀:「投資」という、お金を投げるみたいな言葉が良くないのでは、という意見も(笑)。日本は資本主義の国。投資、運用するという仕組みのなかで私たちは生きているのに、そういうことを教えてもらえる機会がなかった。「お金儲けは悪いこと」という思い込みがまだ残っているので、意識を変える必要があると思います。五月女:投資について勉強するには、どこへ行けばいいんですか?堀:基本的には証券会社や銀行の窓口です。いまは少額で始められるNISAやiDeCoなどの制度もできています。大手証券会社やメガバンク系であれば、ポートフォリオといって、いっぺんに全額失うような損をしないように、様々な商品を組み合わせて運用しているので安心です。いまは株取引にも人工知能が入ってますから、素人がFXを始めようとしても太刀打ちできないと思います。消費するだけではなく、生産する側にもなってみる。五月女:投資以外にしておくべきことは何かありますか?堀:「自分の手で何かを生み出してみる」ことじゃないでしょうか。そうすれば、消費するだけの側ではなくなります。絵を描く、文章を書く、歌を歌う、雑貨を作る、何でも構いません。自分の趣味や得意なことをお金に換えてみる。いまはインターネットで個人のショッピングモールを開くことができますし、シェアリングエコノミーのインフラも整っています。五月女:私の若いときは、やりたいことがお金につながらなくて表現の世界から離れた人が大勢いました。でも、いまはいろんなところにチャンスがありそうですね。どこからがプロなのか、境界線がわからなくなったけど。堀:必ずしも生業にしなくていいと思います。月に1万でも、「ランチ代10日分、ちょっとしたアイデアで賄う」くらいの感覚でいいんじゃないでしょうか。市場に素人が増えるほど、プロの価値も高まり、再評価されています。五月女:2020年には東京五輪がありますが、オリンピックによって経済って変わるんですか?堀:オリンピックの経済効果は大きいですから、景気は良くなるでしょうね。ただ、五輪後は東京も人口減少が進みますし、景気には陰りが出てくると思います。五月女:わーそれは心配ですね。堀:でも、2025年には大阪・関西万博がありますし、2027年には東京(品川)―名古屋間のリニアモーターカーが開業。IR事業も積極的に計画を進めています。五月女:カジノですね!堀:いま大阪と横浜に開設の審議がなされています。ただ、いずれにせよ、「ハコ頼み」「イベント頼み」の景気刺激策にすぎません。自分の手でお金を作り出すことをしていかないと、いつか行き詰まると思います。例えばパラリンピックに向けて、各メーカーが選手の器具の技術開発を進めてきました。そういうものづくり精神を、2020年の東京オリパラから学んでいけたらいいですね。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」主宰。シリア、朝鮮半島、香港、沖縄などを取材した映画『わたしは分断を許さない』が3月7日に全国公開。五月女ケイ子さんイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、新年にふさわしいおめでたいアイテムを多数とりそろえ。作品集『五月女ケイ子 ランド』が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年12月31日年末年始のご予定はお決まりですか? 今年は最大9連休となる年末年始。お家でのんびりもいいけど、せっかくだからどこかにお出かけしたい!そんな方へ、都内近郊で開催中の注目の展覧会情報をまとめてご紹介します。なかには2020年1月1日からオープンしているところも。アートに触れる冬休みを過ごしてみては? ミナ ペルホネンと皆川明にクローズアップ東京都現代美術館「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」ファッション・テキスタイルブランドのミナ ペルホネン(minä perhonen)と、デザイナーの皆川明にクローズアップした展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」。作り手と使い手の双方に価値を生み出すデザインを基本とする皆川とミナ ペルホネンの思想や活動を紐解きながら紹介する。日常生活やその先にある社会の仕組みについて、新たな視点と示唆をもたらしてくれるはず。詳しくはこちら。開催日:11月16日〜2020年2月16日年末年始休館日:12月28日~2020年1月1日、1月14日開催場所:東京都現代美術館 企画展示室 3F益子焼を通して手仕事や伝統の未来を考える無印良品銀座「考える。益子の新しい伝統に向けて」©ATELIER MUJI GINZA 2019益子焼をはじめ、町に根付いた様々な手仕事を、デザインの視点から解釈しなおして新たな益子ブランドとして創出していく試みを行う制作グループ・MASHIKO Productとの協働で開催する本展。約150点以上の試作やツール、さらにエンツォ・マーリが1970年代に手がけた器のシリーズ「SAMOS」2点が一堂に会す。詳しくはこちら。開催日:11月29日〜2020年3月8日年末年始休館日:2020年1月1日開催場所:無印良品銀座 ATELIER MUJI GINZA Gallery1デザイナー達のめったに見られない原画を公開21_21 DESIGN SIGHT「マル秘展」東京・六本木にある21_21 DESIGN SIGHTで開催されるこの展覧会では、隈研吾や佐藤卓らが、デザインの過程において生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々を公開。そんな「秘められた部分」にこそ、デザインの大切なエッセンスが刻まれている。それらを間近で目にすることは、特にデジタル化したものづくりを前提とする世代にとって、刺激と示唆にあふれた体験になる。詳しくはこちら。開催日:11月22日〜2020年3月8日年末年始休館日:12月26日〜2020年1月3日開催場所:六本木 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2DNAから再現する“ゴッホの左耳”森美術館でアート・建築・バイオの「未来と芸術展」Photo by Shinichi Higuchi © FASHION HEADLINE森美術館が企画してきた、現代美術と歴史的・科学的資料を組み合わせたジャンル横断型テーマ展の第3弾。AI、バイオ技術、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築などを通じて近未来の都市、環境問題からライフスタイル、社会や人間の在り方などを考察する。ゴッホの父系と母系の末えいから細胞のDNAを提供してもらい、ゴッホが生前に切り落とした耳を再現した作品なども並ぶ。詳しくはこちら。開催日:11月19日〜2020年3月29日(会期中無休)開催場所:森美術館注目の韓国現代アーティスト表参道 ジャイル「チェ・ジョンファ個展」チェ・ジョンファは、ヴィジュアルアート、グラフィックデザインなど多様な分野で作品を生み出すアーティスト兼デザイナー。過去にはソウルのオリンピックスタジアムを、200万個ものゴミくずからできた花冠で飾り、建物の表面をきらめく宝石のように変換させた。1990年代のコリアン・コンテンポラリーアートにおける象徴的アイコンであり、2000年代からその先でも、最も影響力を持つであろうアーティストの個展をお見逃しなく。詳しくはこちら。開催日:2019年11月15日〜2020年2月24日年末年始休館日:12月31日、2020年1月1日 ※1月2日は13:00から開催場所:表参道 GYRE GALLERYシルバニア村を再現したジオラマや限定グッズが登場小田急百貨店新宿店「シルバニアファミリー展」9つの動物のファミリーと1つのお家、11種類の家具からスタートした「シルバニアファミリー」。本展では、1985年の誕生当時からの人形やお家、家具など1,000点以上を一堂に展示する他、シルバニア村を再現した2.7m×2.7mの大型ジオラマが登場。会場でしか手に入らない限定品など、約700点のグッズも販売する。詳しくはこちら。開催日:12月26日〜2020年1月6日年末年始休館日:2020年1月1日開催場所:小田急百貨店新宿店本館11階 催物場アートなイルミネーションが今年も開催彫刻の森美術館「箱根ナイトミュージアム」髙橋匡太 《Glow with Night Garden Project in Hakone》 ガブリエル・ロアール《幸せをよぶシンフォニー彫刻》 / Photo: Mito Murakami屋外展示場と野外彫刻を活かした髙橋匡太によるライトアップ「箱根ナイトミュージアム」は3年目の開催。無料で貸し出される提灯が、彫刻や風景のライトアップの色に呼応して光が変わり、提灯を持った参加者の動き自体が夜景を作りあげる幻想的な空間が広がる。エリアも拡大し、すでに体験した方も新しい発見があるはず。詳しくはこちら。開催日:11月29日〜2020年1月5日開催場所:箱根 彫刻の森美術館 円形広場、本館エリア屋外展示場、緑陰広場
2019年12月28日保育園に通う1歳の息子を夕方6時にお迎えに行くわが家。仕事が終わってホッとするのも束の間、ここからが超多忙です。特に大変だったのが夕飯づくり。泣く息子を抱っこしながら料理をすることもしばしばでした。今回は、そんな忙しい夕飯づくりを乗り切るために、私が工夫したポイントをお伝えします。 夕飯の下ごしらえは前日の夜に済ませる!夕方は1日保育園で過ごした息子が帰ってきます。「ママに甘えたい」「おなかがすいている」などの理由でとにかく機嫌が悪いことが多かったので、なるべく早く料理を作ることが先決でした。 そこで、前日に次の日の料理の下ごしらえを済ませておくことに! カレーを作るときは材料を切った状態で冷蔵庫に入れておきます。そうすると料理時間が短縮されて、私自身の気持ちにも余裕が生まれました。 スーパーの買い物は週末にまとめて!仕事帰りに子どもを連れての買い物は大変! 特に機嫌が悪いと、思うように買い物ができないこともあります。 そこで私は仕事が休みの日に買い物を済ませるようにしました。基本は週に1回のまとめ買いです。日持ちしない豆腐や野菜などは必要に応じて買い足しますが、まとめ買いをしておくことと時短になるだけでなく節約にもなって一石二鳥でした。 料理中に欠かせない、子どものお守りを用意!料理中、子どもを抱っこをしたたまま料理をするママも多いのではないでしょうか? そんなときに役立ったのが「おもちゃ」でした。子どもは目新しいおもちゃに興味津々! とは言っても、たびたび新しいおもちゃを買うわけにもいきませんよね。 そこで意識したのが、部屋に置いているおもちゃの半分を普段は隠しておくことです。隠していたおもちゃを料理の際に取り出すと、新鮮な気持ちで遊んでくれました。子どもが遊びに夢中になっているうちに料理ができるとラクチンですよね。 思い返せば、この忙しさに翻弄(ほんろう)されていた時期は「完璧に育児をこなそう」としていた自分もいました。ご紹介したような工夫も大切ですが、完璧でいる必要はありません。完璧でいようとするほど大変なので、工夫はしつつもたまには手を抜くことも忘れずにいたいですね。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年12月19日「やりたいことはとことんやる!」というポリシーのもと表現活動に突き進む“のん”。女優・ライブ・アート・映画監督……とジャンルは問わない。2016年公開された劇場版アニメ『この世界の片隅に』で演じたヒロイン・すずさんの声の演技も、彼女にとっては「大切なものをたくさん与えてくれた」と強く印象に残る出会いだったという。そんな思い出深い作品が“さらにいくつもの”気づきをのんさんに与えてくれたようだ。やりたいことに力を注げない…焦りを感じる主人公に共感できます2016年11月、全国63館で公開された『この世界の片隅に』は、製作陣の真摯な原作への向き合い方、作品の持つメッセージ性、のんさんら声優たちの魂を込めた思いが相まって大きな反響を呼んだ。そして2019年12月、前作から250カットを超える新エピソードが追加され『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』として生まれ変わった。第32回東京国際映画祭では、特別招待作品としてレッドカーペットを闊歩した。「まさか東京国際映画祭に呼ばれるとは思っていなかったので…」とのんさんは一報を聞いたとき驚いたというが、片渕須直監督が「映画祭で選んでいただけたということは、新作として扱ってもらえたということなんだ」とコメントしていたのを聞き、大きな喜びとと共に「この映画が多くのお客さんにメチャクチャ愛されているんだな」と強く実感したという。新たに追加されたシーンを演じることで、のんさんは前作時には気づけなかったすずさんの思いを感じた。「すずさんがここまで“自分の居場所がないんだ”ということに危機感を抱いていたとは思わなかったんです。すずさんは絵を描くことが好きですが、慣れない奥さんとしての仕事に追われ、日常的に描いていた絵を描く時間はなくなる。だからリンさんに求められたのが心の救いになるのはとても共感できました」。生まれて初めて「リミッター」という言葉を意識した初舞台好きなこと、やりたいことに力を注げない――。のんさんにとっても、それは大きなストレスになる。だからこそ、思ったこと、やりたいことは存分に表現する。これまでのんさんは「リミッター」を意識したことがなかった。とにかく突っ走る。そしてふと「疲れた!」と気づくというのだ。そんな彼女も、今年8月に出演した女優の渡辺えりさんが脚本・演出を手掛ける舞台「私の恋人」に出演した際、「リミッター」という言葉を初めて意識した。「私は自分の健康状態にうぬぼれているところがあって、どこまでもタフだと思っていたんです。でも疲れで蕁麻疹が出てしまって…。私が蕁麻疹!?と思ったのですが、やっぱり体力的な部分では、しっかりリミッターを意識していかないといけないんだなと思ったんです」とはにかむ。一方で“ものづくり”という点では、片渕監督の良いものを作ろうという執念にも近いこだわりには、度肝を抜かれたという。前述した東京国際映画祭初日のレッドカーペットイベントで片渕監督は、映画が「未完成」であることを報告していたが、その後も完璧を求めるために、ギリギリまでこだわりを見せている。のんさんもYouTubeにて配信されている『おちをつけなんせ』で映画監督デビューを果たしているが「ものづくりをしている人ってリミッターがないんだなと思いました」と語ると「純粋にすごいなと思うし、尊敬できる部分だし、多くのことを学ばせていただいています。とにかく片渕監督は、私が疑問に感じたことに対してとことん向き合ってくださる方。こういう作品作りっていいなと純粋に思いましたし、自分が生み出す側でも、俳優としてでも大事な感覚だと改めて実感しました」と脱帽する。こなれていくことは一生したくない片渕監督の映画作りにほだされたのんさん。体調面では「蕁麻疹になったらしっかり体調を整えるようにしなければいけない」とリミッターを意識するようになったと言うが、それでも自身の好奇心にはふたをすることはできないようだ。「やりたいと思ったことにはブレーキをかけないようにしています。今日も朝から取材だったのですが、昨晩お布団に入ったあと、衝動的に曲が作りたくなってしまい、ギターを弾きながら歌詞を書いて、一曲作ってしまったんです」と笑う。“体調面”がやや心配になる発言だが、楽しそうな語る彼女の表情は明るい。瞬間に生まれた感情を表現すること――。こうした行動をとることで、のんさんは「常に新鮮でいること」ができるという。「こなれていくことは一生したくない」と強い視線で語る。その意味で、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、新たな発見がたくさんあった。象徴的だったのが、すずさんがラストに子どもを連れて帰るシーンだ。前作でのんさんは片渕監督から「ここですずさんは母親になるから、お母さんの役もやってください」と言われたという。そのときのんさんは「子どもを連れて帰るからお母さんなんだな」と納得したが、今回、新たなシーンが追加されたことで、「母親という気持ちに到達するまでの積み重ねた感情が重なり合った」と役へのアプローチ方法がまったく変わった。「余白がたくさんあるからこそ、解釈によって180度キャラクターが変わってしまうことがある」と作品の特徴について語ったのんさん。だからこそ、何気ない会話や行動には、さまざまな感情が隠されている。「やればやるほど奥が深い。改めてすごい映画だと感じました。長い期間携われたことは大きな財産です」と目を輝かせながら、作品に参加できたことへの感謝を述べていた。(text:Masakazu Isobe/photo:Madoka Shibazaki)■関連作品:この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会
2019年12月17日全国各地で創作活動に取り組むクリエイターが東京ビッグサイトへ一堂に会す「ハンドメイドインジャパンフェス(以下HMJ)」。オリジナル作品を展示・販売する“日本最大級のクリエイターの祭典”です。HMJは2013年から同会場で毎年夏に開催しているイベントですが、2019年に参加したクリエイターや来場者のリクエストに応えるかたちで、今回初の冬開催を実施することに。また、2020年は会場の都合でこの冬1回のみの開催だそう。(※2021年は夏・冬共に開催予定)貴重な次回開催でも、クリエイターがひたむきな情熱でつくるオリジナル作品やクリエイティビティを通して体感するここにしかない人・モノ・時との出会えることに期待が高まります。第9回の開催テーマは「Enjoy! 2020」オリンピックイヤーでもある2020年。HMJの開催を皮切りに“この特別な1年をみんなで思いっきり楽しもう”というメッセージが込められています。会場は、国内外で活躍するクリエイターがオリジナル作品を展示・販売するマーケットをはじめ、伝統工芸士や人気クリエイターのものづくりが体験できる「クリエイターエリア」、実力派ミュージシャンによるライブステージやビックゲストのパフォーマンスが堪能できる「ミュージック&プレイエリア」、日本各地から選りすぐりの手づくりフードが集まる「フード&カフェエリア」に区画。“ここでしかできない体験”で、五感を刺激する空間をつくり上げます。【クリエイターエリア】全国から3,000人超のクリエイターが参加。個性溢れる出展ブースが立ち並びます。・ファッション・インテリア・アート・手工芸品などのオリジナル作品を販売する「マーケット」・伝統工芸士や人気クリエイターの作品づくりが体験できる「ワークショップ」・クリエイターがその場で絵を描き上げる「ライブペインティング」3つのコンテンツで構成したクリエイターエリアは見ごたえ抜群!【ミュージック&プレイエリア】人気アーティストのライブステージや、ビックゲストのパフォーマンスが展開!11月後半にライブスケジュールも発表されました。筆者おすすめアーティストは崎山蒼志(さきやま そうし)さん。圧倒的なギターパフォーマンスに酔いしれてほしい!◎ステージスケジュールはこちらからチェック!【フード&カフェエリア】日本各地から選りすぐりのお菓子、パンなどの手づくりフードと、厳選されたおいしいコーヒーに紅茶が味わえるカフェスペースが登場します。食のつくり手と買い手をつなぐ空間をお届け。世界に誇れる才能や技術を持ったクリエイターが集結するHMJ日本のものづくりの良さ、素晴らしさ、そしてものづくりへの情熱に触れる2日間。独自性、ユニークさ、きめ細やかさなど、五感すべてで楽しむハンドメイドイベントは、2020年開催は1度きり。これは、会場に行かなくちゃ! HandMade In Japan Fes’ 冬(2020)<ハンドメイドインジャパンフェス冬(2020)>開催日時:2020年 1月11日(土)・12日(日)各日11:00~18:00開催場所:東京ビッグサイト西1・2ホール入場料:前売券:1,300円 (1日券) / 2,000円(両日券)当日券:1,500円 (1日券) / 2,500円(両日券) *小学生以下、無料公式Webサイト:< >公式アカウント:Facebook:< >Twitter:< >Instagram:< >text: Mizuki Igarashi
2019年12月15日鋳物ホーロー鍋の日本ブランド「バーミキュラ(VERMICULAR)」のブランド初となる体験型複合施設「バーミキュラ ビレッジ{VERMICULAR VILLAGE)」が、2019年12月3日(火)、名古屋にオープンしました。人気のホーロー鍋「バーミキュラ」の体験型複合施設「バーミキュラ」とは、1936年創業の愛知県の老舗町工場から「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」を目指して生まれたメイド・イン・ジャパンの鋳物ホーロー鍋。日本の職人の手により実現した鍋の密閉性が「無水調理」を叶え、誰でも簡単に素材本来の味を活かした料理が楽しめると人気を博しています。「バーミキュラ ビレッジ」は、“最高のバーミキュラ体験”をテーマに掲げ、バーミキュラの料理の美味しさと、バーミキュラブランドの世界観、そしてメイド・イン・ジャパンのものづくりを、様々なかたちで伝えることを目的としたブランドの発信拠点。施設内は2つのエリアで構成されています。バーミキュラを使った食を楽しむ!ダインエリア「バーミキュラ ビレッジ」は北と南の2つのエリアに分かれており、南側に位置するのが、レストランとベーカリーカフェのある「ダインエリア(DINE AREA)」。「ダインエリア」のレストラン「バーミキュラレストラン ザ ファウンダリー(VERMICULAR RESTAURANT THE FOUNDRY)」では、中川運河の美しい水面を眺めながら、素材本来の味を活かした本格的なバーミキュラ料理を楽しめます。モーニング・ランチ・ディナー全ての料理にバーミキュラを使用しているだけでなく、多くの料理は鍋ごとサーブされ、ブランドの世界観を満喫できます。特におすすめは、薪窯でローストした薪窯料理。薪焼き独特の香ばしい薫りと深い味わいを堪能してみて。一方ベーカリーカフェ「バーミキュラ ポットメイドベーカリー(VERMICULAR POT MADE BAKERY)」もまた、運河を望む開放的なロケーション。ここでは、バーミキュラの鍋で焼きあげたパン、サンドウィッチ、シチュー、焼き菓子など20種以上のメニューが揃います。なお、こちらのレストランとベーカリーカフェは、数多くの人気レストラン&カフェを手掛けてきたトランジットジェネラルオフィスがプロデュースしています。ワークショップなどで「食」を学べるスタジオエリアスタジオエリア(STUDIO AREA)では、バーミキュラのフラッグシップショップに加えて、ワークショップや料理教室が実施されます。フラッグシップショップでは、日本で唯一バーミキュラの全ラインナップが揃っており、限定製品の販売や新製品の先行発売も行われ、実演を交えながら商品の魅力を伝えてくれます。料理教室は、バーミキュラ コンシェルジュ・専属シェフを講師に迎えて定期的に開催。大人から子供まで参加できるように親子料理教室も実施予定です。世界各国の食に関する2,000~3,000冊の本を備えるライブラリーや、ものづくり体験ができるワークショップを実施するラボ、バーミキュラブランドの新製品や新レシピが生まれるアトリエなどを設けており、料理好きにはたまらない空間です。
2019年12月12日WOWOWオリジナルドラマと舞台が連動したかつてない企画、『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』が始動。その舞台版の作・演出を鈴木おさむが手がける。そこでキャストの三浦翔平に話を聞いた。【チケット情報はこちら】これまでに映像作品で2度、鈴木とタッグを組んできた三浦。鈴木作品の面白さ、さらに鈴木とのものづくりの魅力についてこう語る。「おさむさんの作品には、予測が出来ない面白さ、次は何がくるんだろう?っていうワクワクがあると思います。急にヘンな演出がつくこともあって、その時はなんで!?って思うんですけど、結果的にすごく面白いシーンになっていて。僕は全面的に信頼している方なので、舞台でもご一緒出来るのはすごく嬉しいです」近年の三浦は、舞台出演に対しても非常に精力的。劇団☆新感線『髑髏城の七人~Season月《上弦の月》』(2017~2018)や『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』(2019)など、話題作への参加が続いている。「舞台の面白さはやっぱり“生”だってことですよね。その日、その公演にしか生まれないものがあり、また映像に比べると自由度が高いのも、俳優にとってはとても魅力的で。やる度に新しい発見があるので、今回はどんなことを見つけられるのか、今からすごく楽しみです」本作は実在する火星移住計画「マーズワンプロジェクト」に着想を得た、シチュエーションコメディ。火星という閉じられた空間の中、4人のワケあり男たちの思惑が入り乱れる。「もちろん火星に行った経験もなければ知識もないので、これまでのメソッド的なものが使えない難しさはあると思います。今回僕が演じる役どころは、強く見せかけて実はすごく弱い奴。両極端なところがある人物だと思うので、その陰と陽の部分をうまく表現出来たらいいですね」共演の矢本悠馬、崎山つばさとはほぼ初顔合わせだが、須賀健太とは『髑髏城~』で長い公演期間をともに走り抜けた間柄。「健太はアドリブを振ると面白いんです。子役からの経験値はあるのですが、真面目なんですよね。なので、今回もたっぷりいじらせてもらおうかなと(笑)。ただ舞台でコメディをやるってすごく難しいことだと思うんです。間と役者としての引き出しと経験が必要になってくるので。今は不安と楽しみが入り混じった状態ですが、せっかく初の企画に参加させてもらえるので、楽しんでやれたらなと思います」取材・文:野上瑠美子
2019年12月06日今、ものづくりの現場で注目を集める“デザインエンジニア”。製品の仕組みを作るエンジニアと、ビジュアルを設計するデザイナーを兼ね備える存在だ。その第一線で活躍する田川欣哉氏がディレクターを務める本展『マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画』では、プロダクト、グラフィック、建築などの分野で日本を代表するデザイナーたちの“原画”が並ぶ。鉛筆書きのレタリングや、写生したように細密なスケッチ。木やプラスチックなどで試作したものもあれば、原稿用紙に書かれた草稿もまた“原画”として展示されている。今やこれらの原画はとても貴重なもの。というのも、デジタル上の制作がメインの現在では、デザイナーのアトリエといえども、手書きの“原画”に触れる機会は滅多にないからだとか。20代の頃の経験を振り返りつつ、氏は言う。「このようなプロセスを垣間見ることは『つくる人』を目指す当時の私には宝物のような体験でした。良質なインスピレーションを絶えず浴びたことで、今の自分が成立していると思います」デザイナーの卵たちにこの“宝物”を譲り渡すために、本展は企画された。原画からはデザイナーたちの試行錯誤や、最高のクオリティに研ぎ澄まされていくまでのプロセスが読み取れる。何気なく馴染んでいる美しさや使いやすさの秘密を、原画の向こう側にいるデザイナーがそっと教えてくれる。そんな特別な機会になりそうだ。佐藤 卓 スケッチ柏木 博 草稿原 研哉 スケッチ小泉 誠 試作田川欣哉さんデザインエンジニア。テクノロジーとデザインに精通、プロダクトサービスからブランディングまで幅広く手がける。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート名誉フェロー。『マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画』21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2東京都港区赤坂9‐7‐6東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン開催中~2020年3月8日(日)10時~19時(入場は閉館の30分前まで)火曜、年末年始休(12/24、2/11は開館)一般1200円ほかTEL:03・3475・2121※『anan』2019年12月11日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2019年12月05日「忙しくて子どもとのコミュニケーションが思うように取れなくて……」なんてお悩みを抱えていませんか?そんなお父さんお母さん助ける画期的なアイテムが生まれました。その名も《ぶうびんポスト》。お子さんの書いた手紙や絵がLINEに届いちゃうスグレモノ。今ならモニターキャンペーンでお試しできるチャンスもありますよ!きっかけは、あるパパの悲しい体験……「子どもが書いてくれた手紙を、帰りが遅いパパが読みそびれてしまい悲しい思いをさせてしまった」。そんなことがきっかけで誕生した《ぶうびんポスト》は、わが子とたのしくすごすために日々ものづくりにはげむお父さんチーム〔はっきんぐパパ〕のプロジェクトから生まれました。この取り組みに共感したのが、スキャナー《ScanSnap》で知られる〔PFU〕。さて、そんな《ぶうびんポスト》とは一体どんなものかというと……!?《ぶうびんポスト》ってなに?《ぶうびんポスト》とはお子さんの書いたお手紙などをLINEに届けてくれるというもの。「手紙がLINEで届くってどいうこと!?」思いますよね。ここからは《ぶうびんポスト》の詳しい使い方と仕組みをご紹介しますよ。子どもが描いた絵を、《ぶうびんポスト》の口に入れます。そして鼻をポチッ!《ぶうびんポスト》がムシャムシャとお手紙を食べいていきます。すると手紙がLINEに届きます!ブタさんの中には《ScanSnap》と《RasberryPi》が内蔵されていて、スキャンしたお手紙をLINEに送ってくれるという仕組みなんです。これはすばらしいアイデアですよね♪ユーザーさんの声をチェック!ユーザーさんの声もチェックしていきましょう!「日頃からお絵かきが大好きな子どもたち。毎回、パパに送るー!と言って、ブタさんに食べさせに行っています」という声や「子どもたちの直筆のメッセージをすぐに届けることができ、保存しておけるのでとてもいいなと思います!」という声も。お仕事で忙しくてなかなかコミニュケーションを取れていないパパやママも、この《ぶうびんポスト》があればお手紙と一緒にお子さんとの会話が盛り上がりそうですね。また遠いところに住んでいるおじぃちゃん、おばぁちゃんとのコミュニケーションも捗りそうです。《ぶうびんポスト》のモニター大募集!そんな《ぶうびんポスト》がモニターを大募集中なんです!応募方法はとっても簡単。Twitter〔はっきんぐパパ〕公式アカウントをフォローして、対象投稿に《ぶうびんポスト》を使いたい理由を添えてリツイート。その中から50名さまに《ぶうびんポスト》のモニター機が提供されます。応募期間は2019年11月28日(木)から12月12日(木)まで。応募規約をしっかりチェックして、応募してくださいね♪《ぶうびんポスト》プロジェクトの詳細はこちら
2019年12月05日Amazon Prime Videoで配信中の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2のバチェラー・小柳津林太郎氏が28日、自身のブログを通じ、週刊誌『週刊文春』で報じられた“やらせ疑惑”について「結論からいうと、やらせはないです!」と否定した。『バチェラー・ジャパン』は、1人の成功した独身男性(バチェラー)が、20名の女性の中から運命の恋人を選ぶ「台本なし・やらせなし」の恋愛リアリティ番組。今年9月からはシーズン3が配信された。小柳津氏は、文春オンラインの記事リンクを貼り、「僕自身は、キャストとして、バチェラー・ジャパンシーズン2にて、恋愛する側の当事者としてやってきましたが、もともと大学時代演劇あがりの人間として、ものづくりの観点でも作品がどうなるかを見届けてきた次第です」と告白。「世の『恋リア』(恋愛リアリティショー)というカテゴリでいうと、『テラスハウス』『あいのり』が先行して、人気をはくしてきたわけですが、常に、争点となっているのが、『やらせなの?』『台本はあるの?』という議題です」と背景に触れ、「今回はバチェラー・ジャパンがたまたま対象に、なったわけですが、僕なりの観点で」と私見をつづった。「制作側は『ある程度』の見立てをたてています。いや、たてざるおえないのです。そもそもたてないと、制作現場は何も進まないわけです。でも、前提デートシーンのプランニングは、事前にキャストと話して、僕という人間の趣味趣向を理解してもらっている前提で、一緒に企画しているのです」また、デートシーンを例に、「1ロケハンをする2撮影許諾をとる3スケジュールを抑える4カメラテストをする」と撮影の流れを示し、「デートシーンの撮影は、1テイクです。言わば、一本勝負です。リテイクはないのです。カクテルパーティや、ローズセレモニーなんて、もっての他です」。さらに、「良いものを作るためには、お金がかかる」とし、「バチェラーの場合、ハリウッドの映画方式にならっているので、最高の作品にしあげるために、かつ、製作陣も初期段階では、バチェラーが誰を最終的に選ぶか???なので、とにかくたくさんにとって、編集に入るのです。ようは、10とって、1しか使わない」と詳細に記し、「そりゃカットになったシーンは山ほどありますよ」と吐露する。「ようは『編集』が一番大変なのです」と力説する小柳津氏。「出る側は、台本が無い分、僕の感覚からすると、ある種俳優より台本を覚える苦労は無い観点では楽だが、ある種ワンテイクだから舞台と同じで感じですかね。でも、僕が最後に言いたいことは一つ。きっと、俳優、女優の方が大変だと思っています。その理由は唯一!!!監督の演出に答えなければいけないから。僕にはそんな責務なかったからですから!!!」とリアリティ番組の難しさを伝え、「文春さんのアンサーになっているでしょうか???」と問い掛けている。
2019年11月29日又吉直樹さんの新刊のタイトルは『人間』。又吉さんが敬愛する太宰治は死の直前に『人間失格』を完成させており、どんな思いを込めてその表題をつけたのか、想像が膨らむ。青春が終わっても、なお人生は続く。その後の物語。「作中にも『人間失格』の話が出てきます。太宰がそれを書いたのは38のとき。僕も連載時38歳で、まったく意識しなかったわけではないです。でもそれ以上に、僕も『人間って何やろう』と考えたりしますし、もともと人間という言葉が好きで、人間というつかみきれないものに興味があるんです」絵を描いて認められたいと思っていた語り手の永山は、38歳となったいま、絵や文章を発表しながら、細々と生計を立てている。そんな永山が、若い時分に暮らしていたのは「ハウス」と呼ばれる共同住宅。クリエイター志望者が集い、創作や議論に明け暮れたあのころを回想するところから物語は進んでいく。芸術を志す同志であり、同時にここでいちばんにならなければという闘争心もあるからこそ、「ハウス」の人間関係は複雑だ。友情も恋愛も辛辣な言い争いも起きる。「作品を褒めるのとけなすのと、ある種の人から見たら、けなす人の方が『詳しい、通だ』。そういう感覚を起こしやすいですよね。でも、若いころなんて特に、本当は怖いから攻撃的になってしまうだけで。僕自身、よしもとの養成所に通っていたころ、ネタ見せして順位を決められたりとかやってましたから、ああいう空気感は思い当たるところがあります。当時は考えすぎて『ボケがないネタを作ろう』とか『ボケがないっていうのをひとつの大きなボケにしよう』とか(笑)。それはいまじゃ絶対にできひんことで。ただ、そんなふうに試行錯誤したことがのちのちの大きなものにつながっていくことはある気がします」本書には、表現やものづくりにのたうち回る若者たちの、胸に刺さる言葉や思いがたくさん出てくる。たとえば、〈自分の才能を信じる事は罪なのか〉という罪悪感。「こうなりたいという理想の自分と現実の自分との差異が苦しみを生むわけで、ギャップが大きいほどしんどいものです。別に本人がやりたくてやっていることなのに、どこからしんどさがくるのか。それをたどってみれば、自分が何者かになれる、自分にはできると思っているせい。永山が己の才能を信じるという感情を罪と捉えるのも、極端ではあるなぁと思いますが、僕も若いときにちょっと考えていたようなことです」ほどなく住人たちとのいざこざが起こり、それを機に、永山はハウスを出た。だが、18年経ってハウスでもっとも気が合った影島と再会し、またも芸術談議を交わすようになる。芸人であり、発表した小説で芥川賞を受賞した影島は、もっとも又吉さんを彷彿させる人物だ。その影島と、同じくハウスの元仲間で、コラムニストとなったナカノタイチとの間で論争が勃発。その果てに、永山や影島はどんな道を選ぶのか。「『火花』も『劇場』も主人公が20代のころの話で、彼らが、その後どうなっていくのかを見つめたいというのが『人間』を書くひとつのモチベーションだったんです。若いころに体験した、本人にとっての大きな出来事を、どういうふうに消化したのか、しようとしているのかと」前2作と比べていちばん自分の体験に近いと、又吉さん自身も認める本作。永山がラストで感じた思いは、いま又吉さん自身が感じている人生のリアルかもしれない。『人間』2018年9月から2019年5月まで毎日新聞夕刊に連載。又吉さんにとって初の新聞小説。「緊張もあったけれど楽しかった」と振り返る。毎日新聞出版1400円またよし・なおき1980年、大阪府生まれ。お笑いコンビ「ピース」として人気を博していた2015年に、小説デビュー作『火花』を発表、同年に同作で芥川賞受賞。そのほか、『劇場』(新潮文庫)、『東京百景』(ヨシモトブックス)など単著、共著多数。※『anan』2019年11月27日号より。写真・土佐麻理子(又吉さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年11月26日プログラミング教育の必修化はいつから?小学校のプログラミング教育は、2020年4月から「全面実施」となります。一部の学校ではすでに取り入れられていましたが、2020年からは文部科学省の新学習指導要領にしたがい、すべての小学校で取り入れられることとなるのです。中学校では現行の学習指導要領でも簡単なプログラミング教育は必修でしたが、2021年からはさらに本格的なプログラミング教育が始まることが決まりました。技術・家庭科(技術分野)においてプログラミングに関する内容を充実させることが決定しています。プログラミング教育が本格化することで、今後は高校入試でもプログラミングに関する問題が出ることが予想されています。知っていた?プログラミング教育、これは勘違い!「プログラミング」という科目が新設されるわけではない「国語」や「算数」などのように「プログラミング」という科目が新設されるわけではありません。現在の各教科の中に、情報技術を活用した学習が組み込まれます。【新学習指導要領の例示】・算数(5年生)プログラミングを通して正多角形をかく・理科(6年生)電気の性質を利用した道具をプログラミングを通して学習する他にも「情報化の進展と生活や社会の変化」「情報技術をいかした生産や人の手によるものづくり」などを全学年を通して総合的に学んでいくことになります。各教科とは別に、実際にプログラミングを体験してプログラミングの楽しさや達成感を味わう学習も始まります。学ぶのは専門的なスキルではなく「考え方」プログラミング教育では、専門的なプログラミング言語の習得を目指すわけではありません。今後のIT社会に必要な「プログラミング的思考」を身につけるのが目的です。プログラミング的思考とは、自分が「こうしたい」という動きを実現させるために、どういう動きの組み合わせが必要で、それらに対応した記号をどのように組み合わせていくかを論理的に考えることを指します。プログラミング的思考を学ぶ過程で、子どもたちは自然とプログラミング言語を覚えたり、プログラミングのスキルを身につけたりしていくことになります。実際の学習事例は?具体的にはどのような授業が始まるのでしょうか。ここでは新学習指導要領に例示された内容を見ていきます。【算数】プログラミングを通じて正三角形をかく【目的】コンピューターで正三角形をかく【学習の流れ】・コンピューターには正三角形をかくという命令は入っていないため、コンピューターに用意されている命令を組み合わせて、正三角形をかく必要がある・紙で作図するときの手順をパソコンで命令する・コンピューターに用意されている命令「長さ○cm 進む(線を引く)」「左に○度曲がる」などを組み合わせていく・順番に命令を組み合わせていくなかで修正、改善・正三角形ができたら「正三角形をかく」プログラムが完成正三角形をかくプログラミングの例としては、「ペンを下ろす」→【「長さ100進む」「左に120度曲がる」】を3回繰り返すなどが考えられます。このような授業によって、図形に関する数学的な知識を活用しながら試行錯誤するプログラミング的思考が身についていきます。【音楽】リズムやパターンを組み合わせて音楽をつくる【目的】リズム・パターンを組み合わせて音楽をつくる【学習の流れ】・プログラミング言語、創作用ソフトなどを用いる・教師が用意しておいた「ドンドン」「ドンドコ」「ドドンコ」といったリズムやパターンを実際に表現する・リズムやパターンを組み合わせていって、まとまりを意識した音楽をつくる・つくった音楽を実際に自分たちで演奏するつくった音楽を聴くなかで「これは意図した音楽ではない」「もっときれいな音楽を作りたい」という意見が出てきます。これが、問題を発見する・解決するといった「プログラムの変更」にあたります。音楽表現を高めると同時に、プログラミング的思考をみがくことができる学習です。プログラミング的思考を身につけよう現代の子どもたちが大人になるころには、IT化によって働き方が大きく変わるといわれています。小さいときからコンピューターを理解し活用する力を身につけることは、将来の可能性を大きく広げてくれるでしょう。プログラミングに詳しいママやパパもいれば、「プログラミングを教えることなんて自分にはできない」と不安に感じるママやパパもいるでしょう。しかし、小学校での必修化のメインはあくまでも「プログラミング的思考を学ぶこと」。プログラミング言語などの専門的なスキルの習得が目的ではないことがポイントです。必修化に向けて準備しておきたい場合は、プログラミング教室や子ども向けのプログラミング教材の利用を検討してみても良いですね。子どもと一緒に未知の分野に挑戦する姿勢で、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
2019年11月26日展覧会「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」が、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接の美術館「えき」KYOTOにて2019年11月23日(土・祝)から12月25日(水)まで開催される。「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」は、絵本、雑貨、アニメーションや舞台美術など様々な分野で活躍するアーティスト。紙を切って様々な色と形で彩る「貼り絵」や「コラージュ」を駆使した、思わずクスッと笑ってしまうような仕掛け、ユーモアにあふれた作品を次々に発表している。『しろくまのパンツ』が「第18回日本絵本賞読者賞」や「第2回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ」など数々の賞を受賞したのに続き、『パンダ銭湯』も「第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ」を受賞。また、『わくせいキャベジ動物図鑑』は、「第23回日本絵本賞大賞」「第1回やなせたかし文化賞大賞」を受賞し、英語やフランス語など世界11言語に翻訳されている。「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」では、「tupera tupera」の絵本の原画を中心に、立体やイラストレーション、映像作品など約300点の作品を展示。「tupera tupera」の活動の軌跡を辿っていく。さらに、新作の制作過程も紹介。色鮮やかで繊細な手仕事が織り成すチャーミングな世界観を楽しめる。会場では展示の他、展覧会オリジナルグッズや京都を中心にものづくりを行うクリエイターとのコラボレーション商品も販売される。【詳細】ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展会期:2019年11月23日(土・祝)~12月25日(水) 会期中無休会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(入館締切:閉館30分前)※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。入館料:一般 900円(700円)、高・大学生 700円(500円)、小・中学生 500円(300円)※価格はすべて税込み。※( )内は「障害者手帳」提示の本人と同伴者1名の料金。※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合あり。【問い合わせ先】TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
2019年11月25日人気の小顔マッサージを学ぼう!2019年12月15日(日)、「IID 世田谷ものづくり学校 Meeting Room1(104号室)」において、『セルフで出来る小顔マッサージと正しいスキンケア&ツヤ肌ファンデーション 』が開催される。ファッション誌「BAILA」や「MORE」などのヘアメイクを担当している清水美知が、自分で出来る小顔マッサージとツヤ肌づくりをレクチャーする。1日2回開催で、1回目の開催時間は10:00から13:00まで、2回目は13:30から16:30まで。参加費は9,000円。持ち物は筆記用具、メモ、いつも使っているメイク用品。定員は各回8名となっている。12月14日(土)にも同時間、同内容でレッスンを行う。申し込みはIID 世田谷ものづくり学校のホームページにて受け付けている。総合的な美容プロデュースを得意とする清水美知清水美知は資生堂美容学校を卒業後、都内サロン勤務を経て、フリーのヘアメイクに転身。現在は、ブライダルヘアメイクや、メイクレッスンなどを行い、オリジナルのヘッド/ネック&小顔マッサージが人気を集める。毎月開催されるレッスンの開催日時や内容は『清水美知オフィシャルブログ「michy-happy」』や『清水美知オフィシャルウェブサイト』などで発信している。(画像は清水美知オフィシャルブログ「michy-happy」より)【参考】※IID 世田谷ものづくり学校※清水美知オフィシャルブログ「michy-happy」※清水美知オフィシャルウェブサイト
2019年11月24日身体を動かして一緒に楽しめる!五感を刺激する演劇を観に行こう(東京都)Upload By 発達ナビニュースシアタープランニングネットワークは、障害児や医療的なケアが必要な子どもたちに向けて、病院や放課後等デイサービスなどさまざまな場所で演劇公演『ホスピタルシアタープロジェクト』を行う団体です。『ホスピタルシアタープロジェクト』の公演では、観客が少人数制であり、回によっても演出を変えるなどして観客の年齢や障害に対応すること、ストーリーの理解ではなく五感を刺激することを重視するなど、障害があっても楽しめるような配慮がなされています。そして観劇中はじっとしていなくても座っていなくても大丈夫、一緒に踊っても大丈夫と、普段演劇を観に行く機会をつくることが難しいご家族でも気兼ねなく楽しむことができます。また、初めて会う人やいつもと違う予定が苦手なお子さんのために、開催前に演劇の内容に関する事前資料もホームページにアップロードされるので、事前に資料で確認したうえで、安心感を持って観劇ができることも特徴です。2019年秋の公演では、『アラビアの空のかなた』というお話を上演予定。会場や日程、上演内容は公式ホームページからチェックできます。【定員】各回6家族程度(お子さまの数により変動します)【参加費】子ども1名+親・介護者1名 2,000円同伴家族大人1,000円子ども500円【申込方法】必要事項を記載の上、tpn.arabianokaze@gmail.comにメールを送付※会場や日程などの詳細は公式ホームページでご確認ください。うまれるまえの命に向き合うときのサポートに「おなかの赤ちゃんと家族のために」ブックレットを無料配布Upload By 発達ナビニュース診断を受ける前でも受けた後でも生まれてくる子どもの病気や障害に対し、不安な気持ちを持つ家族をサポートする仕組みをつくるために設立された『NPO法人親子の未来を支える会』が、おなかの赤ちゃんに病気や障害があったときに妊婦さんや家族を支える仕組み「胎児ホットライン」の活動を開始しました。この活動では、おなかの赤ちゃんに病気や障害の可能性があることを告げられた人が、自分の気持ちに向き合い、情報を整理する際に役立てられるブックレットや、オンラインピアサポート「ゆりかご」などのサービスを提供しています。ブックレットは月編と星編が一冊にまとまった構成。月編は妊娠の継続を考えている方へ、星編は妊娠の継続をしないことを考えている方へ向けた内容となっています。悩み揺れ動く妊婦さんと家族の気持ちに寄り添い、どちらの決断をする場合にもサポートしてくれる冊子です。このブックレットは全国の産婦人科に設置される予定であるほか、初版に限り希望者へ無料で提供し、寄せられた意見を今後の改訂に活かしていくとのこと。親子の未来を支える会のホームページから申し込み可能です。短期集中ワークショップ!『LITALICOワンダー』で冬休みにゲームやロボットなどのプログラミングに挑戦(東京都・神奈川県)Upload By 発達ナビニュース冬休みの予定をそろそろ考え始める方も多いのではないでしょうか。時間のある冬休みだからこそ、子どもの興味関心を伸ばしたり、今後の学びに繋がったりする活動をさせてあげたいという方に向けた、短期集中ワークショップのご案内です。年長・小学生・中学生・高校生を対象にしたプログラミング・ロボット教室を運営する「LITALICOワンダー」の各教室で、ゲームやロボットなどITを使って多様なものづくりに取り組む短期ワークショップ「ウィンターラボ2019」が開催されます。未就学児から楽しめる、文字を使わずタブレットでアニメーションをつくるコースや、プロも使うゲーム開発エンジン「Unity」を使ってオリジナル電車ジオラマを作成するコース、キューブ型ロボットトイ「toio」でロボットサッカーゲームに参加できるコースなど、はじめてプログラミングに取り組むお子さんから、既に自分でプログラミングに取り組んでいるお子さんまで、興味やレベルに合った内容を選んで参加できます!また、空中に絵が描ける3Dペンでつくる、部屋に飾るのにぴったりなミニランプや、ダンボールでつくる動くオリジナルロボットなど、作品を持ち帰ることができるコースもご用意。今年最後の思い出づくりの機会にもなりそうです。年中・年長から参加できるコースもあるので、きょうだいで一緒に参加することもできます。教室やコースによって、参加可能な年齢や料金が異なるので、詳細はぜひホームページからご確認ください。【期間】2019年12月14日(土)〜2020年1月13日(月・祝)【開催場所】LITALICOワンダー各教室【対象年齢・コース】教室によって開催コースは異なります。すでに定員が埋まっている場合もあります。詳細はホームページからご確認のうえ、各教室にお問い合わせください。
2019年11月21日ファッションブランド「ミナ ペルホネン」と、そのデザイナーである皆川明のクリエイションに焦点を当てた展覧会『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』が、東京都現代美術館にて11月16日(土)に開幕。2020年2月16日(日)まで開催される。デザイナーの皆川明が設立した「ミナ ペルホネン」。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとしたファッションブランドで、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりで知られている。1995年に「せめて100年続くブランドに」との思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、デザインの領域を超えて幅広い展開を続け、2020年で25周年を迎える。同展は、そんな「ミナ ペルホネン」と皆川明の創作を、「つづく」をキーワードに読み解こうとするもの。生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料をあわせて展示する。『ミナ ペルホネン/皆川明つづく』()
2019年11月19日第11回TAMA映画賞授賞式が11月17日(日)、中央大学多摩キャンバスクレセントホールにて開催され、最優秀女優賞を受賞した蒼井優と前田敦子が登壇。蒼井さんは結婚、前田さんは出産と2019年、新たなスタートを切ったが、女優業に向けての熱い思いを吐露した。■蒼井さん「新しい一歩を踏み出す時期にこういう賞をいただけたことは光栄」TAMA映画賞は、明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。蒼井さんは『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けたという評価で最優秀女優賞を受賞した。どの作品も非常に勉強になった現場だと語った蒼井さんだったが、なかでも「塚本晋也監督とご一緒した『斬、』の現場では、ものづくりの美しさを身体の底から体感させてただきました」とかけがえのない経験ができたことに感謝を述べていた。さらに蒼井さんは、塚本監督から得たことを胸に映画作りに励んでいくことを誓うと「新しい一歩を踏み出す時期に、こういう賞をいただけたことは非常に光栄でした。ある種の叱咤激励だと思って、これからも真面目に取り組みたいです」と今後の更なる飛躍を誓っていた。また『長いお別れ』で共演した名優・山崎努さんとの現場も味わい深いものであったと述べると「ご共演してまた好きになっちゃいました」と笑顔を見せる。続けて「画面に映らないようなシーンでも、アドリブを入れるんです。あれだけのキャリアを持つ方でも、常に挑戦する姿を目の当たりにすると、自分ももっと大胆に挑戦しなければいけないなと学ばせていただきました」と語っていた。■前田さん「映画の世界には夢が詰まっている」一方の前田さんは、主演を務めた『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像が、前田さんの女優としての資質・魅力にシンクロして、稀有な存在感を放ったということでの受賞となった。2019年を振り返った前田さんは「これまでで一番映画に参加させていただいた年」と定義づけると「やっぱり映画の世界は夢が詰まっていると感じました。やればやるほどワクワクするんです」としみじみ語る。さらに前田さんは「映画の世界にいる方々のひさむきさが尊敬できるんです」と述べると「まだどういうペースでやっていけるのかは決めてはいませんが、またガッツリと映画の世界に携われる日がくるといいなと思っています」と未来に思いを馳せると「これからもしっかりと毎日ひたむきに過ごしていきたいです」と抱負を語っていた。第11回TAMA映画賞受賞作品、受賞者●『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)●『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)●新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)●藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)●山崎努 (『長いお別れ』)●井浦新 (『嵐電』『こはく』『赤い雪 Red Snow』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)●蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)●前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)●山戸結希監督 (『ホットギミックガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)●奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)●成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)●清水尋也 (『ホットギミックガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)●岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)●シム・ウンギョン (『新聞記者』)(text:cinemacafe.net)
2019年11月17日特別展「江戸ものづくり列伝 -ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」が、江戸東京博物館で開催。会期は、2020年2月8日(土)から4月5日(日)まで。なお、3月31日(火)までは展覧会を休止。日本の“ものづくり”をテーマに「江戸ものづくり列伝 -ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」は、日本が世界に誇る“ものづくり”がテーマの特別展。焦点を当てるのは、特色のある5人の日本の名工たち。日本の伝統工芸を通し、人々の生活に潤いと彩りを与えてきた職人の仕事と人生を、江戸東京博物館の所蔵資料を中心とした展示物を通して探っていく。なお、本展は全6章で構成。それぞれの章ごとに異なった名工や名品をピックアップし、紹介していく。日本が誇る5人の名工各章で主役となる5人の名工は、蒔絵師・原羊遊斎と柴田是真、陶工・三浦乾也、金工師・府川一則、超細密工芸師・小林礫斎。いずれも巧みな技術が活きた高い美術性を持つ作品を世に送り出し、多くの人々から愛された名工たちだ。中でも、蒔絵師・原羊遊斎と柴田是真は、国内のみならず、近年世界的にも注目されている人物。2人が手掛けた、江戸の成熟した文化交流の中で磨かれた“粋と洒落”、そして“ものづくり”を心から楽しむ遊び心に満ちた作品の数々が出展する。第4章で登場する、尾形乾山の陶法を受け継ぎ、軍艦の建造をも担当した鬼才の陶工・三浦乾也の作品も見もの。また、同章では、展示作品と絡めながら隅田川流域で栄えたやきものと陶工の足跡を辿り、江戸東京の窯業の姿を紹介する。ベニス東洋美術館所蔵「バルディコレクション」日本初公開さらに注目となるのが、日本初公開となる、ベニス東洋美術館所蔵の「バルディコレクション」。1889年に日本を訪れたヨーロッパ貴族・バルディ伯爵が収集した膨大なコレクションの中から、江戸から明治の工芸品を選び公開する。刀剣や婚礼道具など名品が続々その他も、江戸東京博物館の収蔵品を中心に、武士の都・江戸を作り支えた職人たちの作品が続々登場。大工関係資料や、刀剣・婚礼道具など幕府御用職人が手掛けた名品の数々を見ることが可能だ。【詳細】江戸ものづくり列伝 -ニッポンの美は職人の技と心に宿る-会期:2020年2月8日(土)~4月5日(日) 会期中一部展示品の入れ替えあり※3月31日(火)までは展覧会を休止。時間:9:30~17:30(土曜日は19:30まで、最終入館は閉館の30分前まで)会場:東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室住所:東京都墨田区横網1-4-1観覧料:・特別展専用券一般 1,100円(880円)、大学生・専門学生 880円(700円)、小・中学生・高校生・65歳以上 550円(440円)・特別展・常設展共通券一般 1,360円(1,090円)、大学生・専門学生 1,090円(870円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 680円(550円)、小学生・中学生(都内) なし・特別展前売券一般 900円、大学生・専門学生 680円、小・中・高校生・65歳以上 350円※()内は20名以上の団体料金。※未就学児及び身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳持参者とその付き添い2名までは観覧無料。※前売り券は、2019年11月19日(火)から2020年2月7日(金)までの期間、江戸東京博物館および主要プレイガイドにて販売。※小学生・中学生(都内)は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券は無し。※価格はすべて税込み。【問い合わせ先】江戸東京博物館TEL:03-3626-9974(代表)
2019年11月04日エルメス(HERMÈS)の展覧会「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」が、六本木ヒルズノースタワー1F&2Fにて開催される。期間は2019年11月1日(金)から17日(日)まで。入場無料。スペシャルオーダーのオブジェを展示「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」は、顧客や社員の様々な“夢”を実現してきた、エルメスのスペシャルオーダーにフォーカスした展覧会。顧客の要望に職人のアイデアも取り入れつつ共創していくスペシャルオーダーのオブジェは、メゾンが大切にしている職人技によるものづくりを体現するものでもあり、展覧会を通じてエルメスのクラフツマンシップの真髄に触れることができる。誕生のきっかけとなった“夢”も紹介会場ではスペシャルオーダーに基づき制作された実際のオブジェと共に、誕生のきっかけとなった“夢”の物語を解説。“夢”にまつわるエピソードを紹介する音声に耳を傾けながら、レザーバッグをはじめ、サーフボード、釣り道具、人力車など、顧客にとってもエルメスの職人にとっても遊び心溢れる多種多様なオブジェを鑑賞することができる。ディスプレイを使った体験型展示も会場に足を踏み入れるとまずはじめに手渡されるのが「どんな色が好きですか?」「どんなところへ行ってみたいですか?」「親友をどんなふうに驚かせたいですか?」といった14の質問が記載されたクエスチョンシート。会場入り口の壁面にも同様の質問が記されており、鑑賞者は自分が抱く“夢”のイメージを膨らませながら、展覧会の世界観に入り込んでいくことができる。続いて、絵を描くことによって自分の“夢”を具現化することができるディスプレイが登場。設置された電子パネルの上に自分の“夢”を描いた専用用紙をのせてスキャンすると、壁に設置されたスクリーンに自分の“夢”が現れて、展示の一部になるという仕組みだ。バッグから自動車、帆船まで次に現れるのがスペシャルオーダーされたバッグ類。鼓を収めたいという人のために作られた「Tuzumi bag」や、旅をする時にも33回転LP盤を肌身離さず持ち運びたいという人のための「Vinyl bag」などが並ぶ。通常持ち歩くことの少ない鼓やレコードといったアイテムをも優美に収納してしまうレザーバッグは、エルメスが秘める卓越した技術や大胆な発想力を教えてくれる。フランスのモルビアン湾に浮かべるための半透明のカヌー、エルメスのスカーフ柄《サバンナのダンス》を配したサーフボード、名古屋のブティックスタッフからのアイデアで実現した釣り道具一式などバッグ以外のオブジェも続々登場。展示背景には各アイテムに合わせて海や川の景色が採用されており、それぞれのオーダーに込められた“夢”の世界を感じ取ることができる。その他にも、上質なレザーをシートなどに用いたフランス生まれの自動車「ヴォアザン」や、帆船、人力車などメゾンのクラフツマンシップが光るオブジェの数々を目にすることが可能だ。【展覧会概要】夢のかたち Hermès Bespoke Objects会期:2019年11月1日(金)~17日(日)会場:六本木ヒルズノースタワー1F&2F(東京都港区六本木6-2-31)時間:10:00~20:00(最終入場19:30)入場料:無料【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2019年10月24日メルシーボークー、(mercibeaucoup,)が約4年ぶりのランウェイショーを開催。2020年春夏コレクションを2019年10月17日(木)に発表した。4年ぶりのショー、テーマは「山」“人に見せることに注力をしていて、どんな人が着てくれているのかに意識を向けていなかった”、ショー開催をストップしてからの4年間を振り返ったデザイナーの宇津木えり。時代に合わせた服作りと「清く・楽しく・美しく。」というブランドコンセプトに再び向き合った宇津木えりが決めたテーマは「山」。新しいメルシーボークー、を見て欲しいという願いと、新たに挑戦していくという意思を込めたという。情熱的なテーマ設定ではあるが、出来上がったコレクションは、メルシーボークー、らしい楽し気な仕上がり。山からインスピレーションを得たというシルエットは、八の字にキレイに広がったと思えば、くるんと丸まったり、アシンメトリーに流れたり…と山の天気のように表情をコロコロと変える。山そのものもモチーフとして取り入れ、世界各国の山や日本の象徴・富士山を額縁に収めたモチーフなどをテキスタイルに落とし込んだ。草木染めで仕上げたこだわりウェア山で生きる草花の力を借りて作った洋服もある。ファーストルックに登場したピンクのシャツワンピースや、メンズモデルが着用したブラックの羽織風コート、ドレスの下に忍ばせたタートルネックトップスなどは、すべて草木染めで仕上げたものである。スポーツMIXスタイル時代に合ったものづくりが導いたのは、程よいスポーツミックススタイル。サーモンカラーのプリーツワンピースにはリブネックを合わせ、シャツワンピースにはロゴベルトやボディバッグで、ウエストマークした。さらには登山のときにも役立ちそうな切り替えのナイロンジャンパーも用意している。ただただスポーティーを追い求めるだけでなく、テイストミックスで遊びを効かせるのがメルシーボークー、流。ボウタイブラウスやカシュクールドレス、マーメイドスカートなど、女性らしいエレガントなピースを心地よく交えている。また、久しぶりのランウェイショーは音楽・演出も印象的。ラッパーJUAとサウンドデザイナーSHIMON HOSHINOとコラボレーションし、彼らが仕上げた5曲のサウンドとともに、ライブ感あふれるランウェイショーを完成させた。
2019年10月20日作・佃典彦、演出・松本祐子のタッグによる、文学座10月公演『一銭陶貨』が10月18日(金)から東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。日本中が金属不足にあえいでいた第2次世界大戦末期、窮余の策として「せともの」で作られた「一銭陶貨」。あらゆる職人技を結集させて生まれた「陶貨」だったが、お上にさんざん振り回されるうちに終戦を迎え、結局、世に出ることはなかった。そこに透けて見えるのは、日本が誇る技術の高みと、それにまつわる人々の揺れる思い。それは時に気高く、時に滑稽で愛おしい。生活の中のユーモアを細やかにすくい上げることに定評のある佃典彦が、この題材をひとつのストーリーへと織りあげた。時は昭和18年。瀬戸の町に長く暮らす陶芸家の家系にある加藤家の物語。長男の和雄は陶芸の才能豊かで超エリート。母の愛を一身に受けてきたが、ある日、赤紙が届く。次男の昭二は足が不自由で徴兵不合格の身。陶芸の才能にも乏しく、母に疎ましがられて育った。そんな加藤家に、京都・有田・瀬戸で、金属貨幣に替えて陶器貨幣を製造するという話がもたらされた。昭二は、今までの鬱積のすべてを陶貨作りにぶつけようと心に決める……。演出を手がけるのは劇団内外で高い評価を受ける松本祐子。佃とのコンビは2007年の『ぬけがら』以来で、同作で佃は岸田國士戯曲賞を、松本は千田是也賞を受賞している。技術や才能、嫉妬や欲望。「ものづくり」の周辺で人間を葛藤させるあれこれを、ふたりの「芝居づくり」師がどう描くか。文:小川志津子
2019年10月15日革とモノづくりの祭典「浅草エーラウンド 2019秋」が、2019年10月18日(金)から20日(日)まで、東京の浅草・奥浅草エリアで開催される。革とモノづくりの街“奥浅草”を楽しむイベント「奥渋谷」や「奥代官山」など主要駅から少し離れたエリアが人気を博しているが、「奥浅草」も注目を集めているエリアの1つ。観光地・浅草の奥座敷であり、明治維新以降およそ150年の間、日本の皮革産業の中心地であり続ける街だ。「浅草エーラウンド」は、そんな奥浅草の魅力を、革靴工場や革卸問屋などの専門店、街の飲食店、雑貨店などを巡ることで体感できるイベント。2013年の初開催以来11回目となる今回は、約100店舗の専門店・飲食店が参加し、今なお革靴の生産出荷額日本一を誇る奥浅草エリアの魅力を伝える。見どころ1:革小物から下町グルメまで「エーラウンド・マーケット」イベントのメインとなるのは、「エーラウンド・マーケット」と「マテリアル・ギャラリー」の2つの特設会場。隅田川を臨む山谷堀広場に29組のブースが出店する「エーラウンド・マーケット」では、革小物や革靴の販売などを行う。もんじゃコロッケやメンチバーガー、タピオカドリンク、浅草橋産クラフトビールなどの下町グルメが味わえるのも魅力的。映画『ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話』『ゴーストニューヨークの幻』を野外鑑賞したり、地元の学生によるバンド演奏やダンスを楽しむこともできる。見どころ2:プロ仕様の革素材を吟味「マテリアル・ギャラリー」浅草駅近くの隅田公園リバーサイドギャラリーに設置する「マテリアル・ギャラリー」には、革・資材問屋12社など計24店舗が集結。厳選した革素材を中心に、革製品や道具を展示販売する。通常は小売りを行っていないエリアの問屋や工房も出店するため、プロ仕様の素材をじっくり吟味することができる。見どころ3:見学ツアーやワークショップその他、モノづくりの現場をガイド付きで巡る人気企画「浅草エーラウンド 公式まち歩きツアー」として、紳士靴メーカー「スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)の革靴ができるまで」ツアーや、デザイナーと行く「和菓子づくり体験」とモノづくりの街ツアーも実施。「革から選べるモカシン靴づくり」や「革のバッグづくり」といったワークショップも、イベント内各所で体験することができる。【詳細】革とモノづくりの祭典「浅草エーラウンド 2019秋」(Asakusa A-ROUND 2019Autumn)開催日時:2019年10月18日(金)・19日(土)・20日(日) 10:00〜18:00(最終日のみ17:00まで)※エーラウンド・マーケットの開催時間18日(金)12:00〜18:00・19日(土)10:00〜19:00・20日(日)10:00〜17:00開催場所:浅草・奥浅草エリア(台東区北部の隅田川西側、浅草国際通り〜言問通り〜明治通り一帯)(1)マテリアル・ギャラリー、インフォメーションデスク場所:隅田公園リバーサイドギャラリー(東京都台東区花川戸1-1)(2)エーラウンド・マーケット場所:山谷堀広場(東京都台東区浅草7-1-22 隅田公園内)(3)浅草ものづくり工房 ※施設公開を同時開催場所:東京都台東区橋場1-36-2 台東区産業研修センター内【問い合わせ先】エーラウンド実行委員会事務局TEL:03-3873-6564
2019年10月12日ファッション・テキスタイルブランドのミナ ペルホネン(minä perhonen)と、デザイナーの皆川明にクローズアップした展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が、11月16日から2020年2月16日まで、東京・清澄白河の東京都現代美術館にて開催。デザイナーの皆川明が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきた。皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張。展覧会の会期中である2020年には25周年を迎える。今回の展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」では、作り手と使い手の双方に価値を生み出すデザインを基本とする皆川とミナ ペルホネンの思想や活動を紐解きながら紹介していく。“pur”2018-19→AW photo: Mitsuo Okamoto展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものだが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもある。多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、会場では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示される。建築家・中村好文と皆川による新たな「宿」のプロトタイプも展示される他、現代美術家・藤井光がミナ ペルホネンの世界を撮り下ろした映像作品が誕生。展示構成は田根剛、グラフィック・デザインは葛西薫が担当する。会期中には、各界で活躍するクリエイターやアーティストと皆川によるクロストークを多数開催。詳しい情報は展覧会特設サイト()にてチェック。“one day”原画 2018-19→AW photo: sono (bean)前売券は、10月1日より販売中。皆川が朝日新聞のコラム「日曜に想う」のために描いたイラストのポストカード(非売品)3枚がセットになった「ポストカードセット前売券」も数量限定で販売されている。私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらしてくれる「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」 にぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】ミナ ペルホネン/皆川明 つづく会期:11月16日~2020年2月16日会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F住所:東京都江東区三好 4-1-1時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)料金:一般1500円(1300円)、大学生・専門学校生・65歳以上1000円(800円)、中高生600円、小学生以下無料 ※( )内は前売券料金。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料。20名以上の団体購入は当日券料金から2割引(東京都現代美術館で購入の場合のみ)休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、12月28日~2020年1月1日、1月14日
2019年10月07日富山県高岡市の匠の技と秘密を通じて探る、新しいものづくりの形。10月7日「Creators Meet TAKAOKA」を渋谷ヒカリエで開催秋といえば、イベントシーズン到来ですね。富山の職人直伝の伝統工芸ワークショップや、話題のプロダクトや職人にも出会えて、「d47食堂」によるオリジナルの富山フードが楽しめちゃう、ものづくりのイベントがあるって知ってますか?10月7日に渋谷ヒカリエ8F「COURT」にて、1日限りの高岡ものづくりの祭典「Creators Meet TAKAOKA」が開催されます。伝統の技から最新の産業まで、ものづくりの盛んな富山県高岡市。「Creators Meet TAKAOKA」は、高岡の歴史・ 文化・精神風土も含めた魅力を伝え、ものづくりに携わる人・関心のある人たちとの新しい出会いや協働の可能性を求めるイベントなんだとか。今回のイベントでは、デザイン活動家・ナガオカケンメイ氏ら国内外で活躍するクリエイターと、高岡市の地元職人によるトークイベントのほか、伝統工芸ワークショップや交流会などを通じて高岡の魅力と秘密の一端を伝えるとともに、11月に高岡市にて行う「クリエイター向けモデルツアー」の参加者を募ります。400年の歴史をもつモノづくりの街からやってくる富山の職人との出会いや、ものづくりへの心意気を身近に感じる濃厚な1日になる予感。総務省「関係人口創出・拡大事業」モデル事業Creators Meet TAKAOKA 高岡の、匠の技と秘密。地域で出合う新しいものづくりの形。日時: 2019年10月7日(月) 14:00~20:30会場: 渋谷ヒカリエ8F「COURT」(東京都渋谷区渋谷2丁目21)内容: 高岡のプロダクト・富山ローカルフード展示販売/伝統工芸ワークショップ/トークセッション+交流会料金: 展示は入場無料、伝統工芸ワークショップは参加費(材料費)別途、トークセッション+交流会は500円定員: トークセッション+交流会 100名申し込み方法: トークセッション+交流会のみPeatixより要事前予約。展示と伝統工芸ワークショップは事前予約不要。「トークセッション+交流会」の事前予約はこちら ※2019年9月30日(月)申込み締切。先着順につき定員に達し次第受付終了展示/14:00~20:30先人の技が凝縮した伝統的な作品から、デザイナーとのコラボレーションなどによって生み出されている話題のプロダクト、高岡の職人と先端のテクノロジーのエンジニアが協働した作品などを紹介。 ワークショップ/14:00~18:00高岡の技を体験するワークショップ。金属工芸と螺鈿細工の職人が教えてくれます。武蔵川 剛嗣(螺鈿細工職人・武蔵川工房)トークセッション・交流会/19:00~20:30高岡市とゆかりのあるクリエイターと地元の職人・作家を招き、高岡市のものづくりや文化・人の魅力、地方におけるものづくりについてなどについて意見を交わします。トークの後は、高岡の作り手、ゲストスピーカーとの交流会。d47食堂による富山の食材を使ったオリジナ ルメニューや富山の地酒も楽しめます。Session1ナガオカケンメイ(デザイン活動家)×島谷好徳(鍛金職人、島谷昇龍工房4代目)ナガオカケンメイ島谷 好徳 Session2小池博史(クリエイティブディレクター、NONーGRID INC.代表)×佐野文彦(美術作家・建築家)×尾崎迅(金工作家)モデレーター: 林口 砂里(エピファニーワークス代表)交流会ケータリング: d47食堂小池 博史佐野 文彦尾崎 迅林口 砂里 「Creators Meet TAKAOKA」の詳細はこちらのWEBでチェック!
2019年10月04日「ヨコハマハンドメイドマルシェ秋」が、2019年10月12日(土)・13(日)の2日間、神奈川・パシフィコ横浜にて開催される。神奈川最大級のハンドメイドイベント開催11回目を迎える「ヨコハマハンドメイドマルシェ」は、開催2日間で約20,000人を動員する神奈川最大級のハンドメイドイベント。「パシフィコ横浜」の広大な会場にハンドメイド作品の作り手と買い手が集まる、ものづくりのお祭りだ。30,000点以上のハンドメイド作品が集結出店者は、全国から集まる約2,000人の作り手。アクセサリーやインテリア、雑貨、靴、カバン、ファッションなど個性的な30,000点以上の作品のほか、ケーキやクッキー、パン、はちみつといったフード類も販売される。ハンドメイド体験教室「マルシェのがっこう」また、会場ではハンドメイド未経験でも気軽に参加できる体験教室「マルシェのがっこう」を開催。ハンドメイド作品の作り手を講師に、アクセサリー作りやフラワーアレンジ、クラフト、伝統工芸など、世界に一つだけのハンドメイド作品作りが体験出来る。開催概要「ヨコハマハンドメイドマルシェ秋」開催日:2019年10月12日(土)・13(日)時間:11:00~18:00会場:パシフィコ横浜 A・Bホール出店者数:約2,000人入場料:当日券900円、前売券700円 ※小学生以下は入場無料
2019年09月30日最新ガジェット無料体験やプログラミング体験コーナー、そして子どもの成長が詰まった発表が見どころ前回約1万人が来場し、大好評を博した「ワンダーメイクフェス」。6回目となる「ワンダーメイクフェス6」は、11月9日(土)・10日(日)の2日間、日本科学未来館7階で開催されます。「ワンダーメイクフェス」は、プログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといったテクノロジーを活用したIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」が主催するイベントです。子どもたちと社会との接点を増やすことを目的に、通塾生の作品発表会として、年に1回開催されています。2015年の初開催から回を重ねるごとに内容・規模ともに大きく進化しており、通塾生に限らずたくさんの子どもたちが楽しめる子ども体験型プログラムも盛りだくさん。当日は、・ITやものづくり系企業によるワークショップ・展示・プログラミング体験コーナー・子どもたちによるゲームやロボットのプレゼン発表など、休日に親子で気軽に楽しめ、ためになるコンテンツが盛りだくさんのイベントです♪「ワンダーメイクフェス6」特設サイトワンダーメイクフェスへの参加を通じて学んだことを活かし、AO入試に合格前回大好評だった、注目のIT企業による最新ガジェット体験・展示だけでなく、LITALICOワンダー通塾生の作品発表も見どころのひとつです。LITALICOワンダーへの通塾やワンダーメイクフェスへの参加を通じて学んだことを活かし、AO入試で大学に合格。現在大学生活を楽しんでいる睦さんへ取材しました。Upload By 発達ナビニュースプロフィール:睦(さとし)さん現在大学1年生。2018年6月から約2年、LITALICOワンダー蒲田に通塾。たまたまワンダー川崎の前を通った睦さんのお姉さんが、「ブロック好きな睦にぴったりの場所かも!」と当時高校2年生だった睦さんに紹介したことがきっかけで入塾。好きが高じて制作したロボットのコマ撮りアニメーションを大学のAO入試で発表し、見事合格しました。「大学はパソコンの授業が面白いです。ソフトウェア上の楽器を使って、プログラミングで音楽をつくったりすることもある」と大学生活について慎重に言葉を選びながら説明してくれる睦さん。これから挑戦してみたいことを聞いてみると、「ロボットのデザインと、そのアニメ化をやってみたい」と返ってきました。そんな睦さんにLITALICOワンダーと出会う前のことを聞いてみると、「数字の理解が苦手だったので、そこの部分に自信がなかった。できないことが多かった」と話してくれました。小学5年生のときの先生との出会いで、少しずつ睦さんは変わっていきます。睦さんのこだわりのロボット作品をはじめて見た先生はすぐに「美術クラブで作品をつくってみたらどう?」と提案。はじめは戸惑うことも多かった睦さんでしたが、大好きなロボットの作品を通して、次第に周りの子どもたちとも打ち解けていきました。高校受験は、学力試験がない代わりに面接や自己アピールをする受験方法で入学。高校の先生も睦さんのものづくりの才能を認め、以前から興味のあった映画制作にも挑戦。そしてLITALICOワンダーに出会ってからさらにものづくりへの情熱は加速していくようになります。Upload By 発達ナビニュース高校2年生でLITALICOワンダーに入塾した睦さん。ロボット制作への探求心はロボットプログラミングへも派生していきます。そして睦さんのつくったロボット作品を起点に、同年代の子どもたちやスタッフとも活発にコミュニケーションをとっていきます。苦手だった企画や言葉の整理などは、大好きな本やネットで調べたり、自分から周りの人の助けを借りてどんどん自分で解決していけるようになりました。LITALICOワンダーでは、興味やスキルを生かした進路の相談をしたり、制作のアドバイスをもらったり。「パソコンの専門用語が多くて、大学の授業は難しい。ワンダーでは分かりやすく教えてもらえていたが、大学だと1度でやらないといけないこともあったりして…。」と睦さんの本音も聞こえてきました。睦さんがはじめてワンダーメイクフェスに参加したのは高校2年生のとき。大好きなアニメのキャラクターの動きを再現したロボットを展示しました。「睦は末っ子なので、普段小さいお子さんと話す機会はほとんどありません。正直、発表当日に小さなお子さんたちがワッと睦の作品にかけよったときは、どんな対応をするのかと心配で仕方ありませんでした」とお母さん。それまで学祭などでは展示していたものの、ワンダーメイクフェスのように一般人も来場する1万人規模のイベントで展示するのは初めての経験。結果的に発表は大成功。小さな子どもたちにも自分から積極的に作品の説明をしていた睦さんを、お母さんは頼もしく感じたと話してくれました。「ブース発表は、高校受験のときと同じくらい緊張しました」と笑う睦さんからは、照れながらも自信がのぞいています。Upload By 発達ナビニュース幼いころから話すことが得意ではなかったという睦さん。ワンダーメイクフェスに向けて準備をする中で、LITALICOワンダーの教室で制作を進めたり、図書館やネットで調べたり、大好きなブロックのテーマパークへお兄さんと2人だけで旅行したり。「さまざまな出会いと経験を積み重ねる中で、着実に成長し人とのつながりがゆるやかにひろがっていっています」とお母さんは嬉しそうに話されていました。「LITALICOワンダーで、先生や友だちと大好きなロボットの話ができて楽しかった。小さい子もいたし、同年代の友達もできた。もともと苦手意識のあった数字は、プログラミングの調整をしたり、ワンダーの先生が言っていたことをひとつずつ思い出したりした。そうやって繰り返し覚えることが自分にあった方法だと気づいた」苦手な計算も、自分らしく吸収するコツを身につけ、LITALICOワンダーで出会った人たちの助けを借りながら解決していきました。ロボット制作への探究心をどんどん派生させ、得意なロボットの作品を通して、応援してくれる仲間を見つけ、一歩ずつ成長してきた睦さん。そしてそんな睦さんの挑戦をあたたかく見守るお母さん。別れ際に「僕にはまだ分からないことがある。また遊びにくるよ!」と言う彼の背中は頼もしく見えました。ワンダーメイクフェスは見どころいっぱい!ワンダーメイクフェスは、通塾生以外にとっても見どころが盛りだくさんです。・無料で最新のガジェットに触れて、遊べる「企業コーナー」ITやものづくり関連の企業などによる、テクノロジーツールの展示や体験があります。子ども向けのIT教材やツールの最新事情をいち早く体験することができます。・プログラミングをプチ体験できる!「ワンダーコーナー」LITALICOワンダーによる、遊べて学べるコンテンツが盛りだくさんのコーナー。初めてプログラミングに触れるという子どもたちでも楽しめる、ゲームプログラミングやロボットプログラミングのプチ体験をご用意しています。・プロのコメントも聞ける「プレゼン発表・ブース出展」年長・小学生~高校生の子どもたちによる、プログラミングやロボット制作などのプレゼンテーションや展示は見どころのひとつ。ITやものづくり系のクリエイターの方からの作品へのフィードバックもあり、プログラミングを学ぶ子どもたちにとっての社会への発表の場となっています。◇開催日時2019年11月9日(土)・10日(日)10:00~17:00(9:30開場・17:00最終入場)入退場自由◇開催場所東京都江東区青海2-3-6日本科学未来館7階新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分◇参加費無料※日本科学未来館の常設展・企画展をご覧になる場合は別途入場料が必要です。◇参加・申し込み方法下記の特設サイトより入場申し込みをお願いします。当日は混雑が予想されるため、事前に入場申し込みをするとスムーズに入場できます。※当日参加も可能です。「ワンダーメイクフェス6」特設サイトはこちら
2019年09月30日東京・六本木にある21_21 DESIGN SIGHTのギャラリー1&2では、企画展「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」を、11月22日から2020年5月10日まで開催する。1953年の設立以来、銀座の百貨店・松屋との長い関係の中で、すぐれたプロダクトの選定やデザイン展の開催を通して、日本のデザインに貢献してきた日本デザインコミッティー。各分野を代表するデザイナー、建築家、評論家が自主的に参加し、現在は40代から90代まで26名のメンバーで構成されている。企画展の核となるのは、現在、日本デザインコミッティーに所属する幅広い世代のメンバーたちが、そのデザインの過程において生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々。それらは、多くの人々の目に触れる完成品に比べて、あまり光が当てられないが、そんな「秘められた部分」にこそ、デザインの大切なエッセンスが刻まれている。それらを間近で目にすることは、今後のものづくりを担う人々、特にデジタル化したものづくりを前提とする世代にとって、刺激と示唆にあふれた体験になるだろう。隈研吾 スケッチ展覧会ディレクターには、ハードウェア、ソフトウェアからインタラクティブアートまで、多岐にわたって活動するTakramのデザインエンジニア・田川欣哉を迎える。デザインエンジニアとして新しい領域を探求しつづける田川は、日本デザインコミッティーの最も若い世代に属するメンバーのひとりだ。ロビー展示イメージ展覧会の開催にあわせて、特設ウェブサイト()がオープン。開幕に先駆けて、日本デザインコミッティーメンバーのインタビューをポッドキャストで公開する他、会期中にはメンバーの「めったに見られない原画」の一部や、代表作品を紹介。また会場でも、11月30日には田川と鈴木康広によるオープニングトーク、12月7日には面出薫、2020年1月11日には原研哉を招いたトークイベントを開催し、展覧会の枠組みを超えた情報発信を積極的に行う。本展に合わせ、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3では「DESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZA」を11月22日から2020年1月13日まで開催。1955年、日本グッドデザインのパイオニアとしてスタートしたデザインコレクションと、松屋銀座の活動の紹介とともに、コレクションの中から厳選したアイテムを展示販売する。【展覧会情報】マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画会期:11月22日〜2020年5月10日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂9-7-6時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜日(12月24日、2月11日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)料金:一般1,200円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料DESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZA会期:11月22日〜2020年1月13日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3時間:10:00〜18:00 ※12月20日〜24日は19:00まで、1月13日は17:00まで休館日:火曜日(12月3日、12月24日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
2019年09月26日「angersの小さなうつわ市」1日目が終了いたしました。貴重な3連休中に「angersの小さなうつわ市」にお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。混雑時には、陳列商品が見えづらい状況ができてしまったり、レジでお待たせしてしまうこともあり、ご迷惑ご不便をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。ご迷惑をおかけしましたが、お気に入りのうつわたちとの出会いを楽しんでいただけたなら私たちもとっても嬉しく思います。1日目が終わり、安福由美子さんと阿部慎太朗さんのうつわが残りわずか、曽山瑛里子さんは箸置き1種類のみとなりました。※明日販売時も1日目同様、一部の作家さんのうつわにつきましては数量制限がありますことをご了承ください。開店直後から多数のお客様が購入され、あっという間に完売が続出した曽山瑛里子さんの作品たち。特にこれからのクリスマスシーズンにもぴったりの「木の壁掛けオブジェ」は開店後数分でなくなってしまうほどの人気ぶりでした!今回のうつわ市は、アンジェのうつわ市初登場の作家さんの作品も多数取り揃えておりますので、例年に増してパワーアップしたラインナップとなっております。明日は「angersの小さなうつわ市」2日目最終日。17時までの営業です。スタッフ一同心よりお待ちしております!イベントの詳細【angersの小さなうつわ市-にほんの丁寧なものづくり-】2019年9月21日(土)10:00〜18:00(終了致しました)2019年9月22日(日)10:00〜17:00会場:NO DESIGN GALLERY = nakameguro gallery =中目黒駅から徒歩5分住所:東京都目黒区上目黒1-7-2<当日のご注意>※クレジットカード使用可(VISA、MasterCardのみ)※ラッピング・配送不可※一部、数量制限あり※当日連絡先:070-4018-7961(当日営業時間のみ) ■食のはなし 器のはなし 作り手さんのはなし アンジェのはなし
2019年09月21日