原田マハの美術小説(PHP文芸文庫)をWOWOWが完全映像化、WOWOW初主演となる高畑充希を迎えた連続ドラマW「いりびと-異邦人-」から、高畑さんの浴衣姿の場面カットが到着した。原作の映画化『キネマの神様』『総理の夫』が今年立て続けに公開され、WOWOWでは「CONTACT ART~原田マハと名画を訪ねて~」がシリーズ化されるなど話題の絶えない原作・原田マハ。今回、美術キュレーター出身の小説家として本領ともいえる美術小説が映像化されるのは本邦初となる。高畑さんが本作で演じる主人公は、希代の美術蒐集家の孫娘にして美術館の副館長を務める篁菜穂(たかむら なほ)。祖父の血筋を受け継ぎ、透徹の審美眼を持つ菜穂は、無名画家が描いた1枚の絵に魅了され、それを世に出そうと企図したことがきっかけで、語られざる京都画壇の深みに踏み込み、その巨魁と対峙することになる。そんな本作で高畑さんが浴衣姿を披露するのは、日本の三大祭の一つに挙げられ、京都の夏の風物詩である祇園祭にて。祇園際は千年以上の歴史を持ち7月1日から31日まで、1か月にわたって多彩な催事が行われる八坂神社の祭礼。前祭と後祭の山鉾巡行はもちろんのこと、それぞれ宵山の時期に行われる屏風祭も見どころの一つ。屏風祭とは山鉾町にある旧家や老舗がそれぞれの所蔵する美術品・調度品などを飾って披露し、通行人の目を楽しませる行事。晴れの日らしい豪華なしつらえの中に、長く受け継がれてきた文化を垣間見ることができる。本作では、京都画壇の大家・照山(松重豊)にその才能を囲われ続ける無名の画家・樹(SUMIRE)のために、主人公の菜穂(高畑さん)がこの屏風祭で、ある策に打って出るという重要なシーンとして描かれている。身重の菜穂が決意と共に浴衣を装う姿からは、たおやかにして凛とした強さが見てとれる。美術の世界で交錯する人間模様や、京都の雅やかな景色を交え、主人公・菜穂と彼女が庇護する無名画家の出生の秘密、ある天才画家の死の真相などの謎を追う中で、画壇における才能を隔てた激しい愛憎が暴かれる本作。美しい京都の情景、由緒ある美術館、原作にも登場するクロード・モネ「睡蓮」など数々の名画がフィーチャーされ、目にも美しく知的好奇心をくすぐられるアートミステリードラマに期待高まる。連続ドラマW「いりびと-異邦人-」は11月、WOWOWプライム、WOWOW4K、WOWOWオンデマンドにて放送・配信(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2021年09月03日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、常にモテていた中学時代の同級生を今もうらやむ23歳女性。結婚したことを知り、ますます呪う気持ちが強まるが、ある日偶然彼女と再会し…。三松先生が誰でも愛され女性になれる秘訣を教えてくれます!ミサト(23)努力レス&笑顔レス女の自覚。タワマン結婚のあの子に嫉妬してる場合じゃないのに【レスなひとびと】vol. 129ミサトには眠れない夜にやってしまう習慣がある。それは、Facebookで嫌いなあの子の名前を検索すること。「こんな実りがないこと、やらなきゃいいのに、ついやってしまう。私って、呪うタイプなのかなあ」いつものように彼女の名前を検索すると、ヒットしない。もしかして…?共通の友人リストから探すと、苗字が変わっている。ミサトはため息をつく。やっぱり結婚か。お相手は、なにやらお金持ちっぽい。「入籍しました」の2ショットは、自宅で撮ったようだけど、ボケたバックの夜景でわかる。完全にタワーマンション。「はあ、やっぱりとことん嫌な女」中学時代からそうだった。彼女は大して勉強もしないし、話す言葉も薄っぺらい。ただ、自分がかわいいってことはちゃんと知っている。相手が喜ぶという確信のもと、誰にでも笑顔で話しかける。素直に甘える。昔から、学年トップクラスのイケメン男子を骨抜きにしていた。ミサトが密かに思いを寄せていた宇津木くんだって、彼女がにこっと笑いかけただけで、嬉しそうだったもん。ついたコメントを見ていると、仕事を辞めて専業主婦になったようだ。タワマンで、夫とかわいい猫と優雅な暮らし。与えられる愛を疑わず、自信を持って享受する。そういうところが昔から嫌いだった。かわいいだけで努力せず悠々と笑う彼女。ずるい女! あざとい女!したたかな女!彼女を貶める敵対語を延々考える。呪い気質のミサトにも彼氏はいる。翌日は、正人との映画館デート。「ごめんミサト、ちょっと寝坊しちゃって」待ち合わせの六本木に、正人は10分遅れてきた。服はいつもと同じシャツ、ジャージ素材のパンツ、通勤用のリュック。なんだかなあ。デートに気持ち入ってないなあ。昨日、呪いすぎて夜更かししたせいか、映画はあまり頭に入ってこなかった。「カフェでも行く?」カフェで、正人は先に入って奥の席に座ってしまう。座ったら座ったで、すぐスマホ。いつも正人はそう。細かい気遣いなどない。でもでも「ミサトの笑顔が大好き」と言ってくれる正人が大好きなはず、だったのに。なんだかうまく笑えない。タワマン結婚のあの子みたいにかわいかったら、大切にエスコートされるんだろうな。遅刻してきたりしないし、車で迎えに来てくれるのかも。自分をタワマン結婚のあの子と比較して、つまらん想像をしてしまう。ガラス窓に映った自分は、髪も痛んでいるし、猫背だし、全然かわいいと思えない。何もかもが嫌になる。「どうした?どっか調子悪いんか」「なんでもない。今日は帰るね」駅前で正人と別れて、あてもなく2時間もぶらつく。すると前方からジョギング姿のイケてる女が向かってくる。「ミサトちゃんーー」ギョギョギョ。タワマン結婚のあの子!!なんでなんでなんで。「びっくりね。ミサトちゃん、久しぶり。お茶でもしない?」引き寄せられるように同窓茶会。「私、太り体質だから高校の時から毎日8キロ走ってるんだ」「夫はね、両親を事故でなくしてから、がんばって起業したんだ。ずっと支えてきてよかったよ」「勉強して宅建の資格取ったの。不動産のことは何でも聞いてね」その他もろもろ。話を聞いてると、自分がしょぼい女に思えた。あの子は、努力レスなわけじゃないんだ。もともとの美貌もあるけど、あの笑顔は努力からくる自信、だったのかもしれない。わたしって、しあわせなひとを呪う癖がついてる。努力レスで笑顔レスな自分を変えるなら今だ。「涼子ちゃん、会えてよかったよ!あらためて、お友達になってくれない。LINE交換しよう」ミサトはニッコリとスマホを差し出した。【三松さんからのコメント】「女はね、自分ができなかったことをやった女が一番嫌いなんだよ」映画『昼顔』の名言です。ミサトさんも、中学時代に自分ができなかった「男子に気軽に笑いかけること」をやってのけた女子が嫌いだったのですね。笑いかけるくらい、サラッとやりゃいいじゃない。彼女にしてみれば、そう思うのかもしれません。でも、相当自分に自信がなければ、笑いかける勇気なんて持てない。ましてや、恋愛経験のない中学時代。持って生まれたかわいさゆえに、自信満々な彼女がうらやましい。わかります。でも、それから10年経った23歳。そろそろ持って生まれた資産だけでは、厳しくなってくるお年頃。ミサトさん、いいタイミングで大切なことに気がつきましたね。自分磨きのきっかけになるなら、嫌いな女性がいるのも悪くない。髪のトリートメントに、姿勢改善。もし自分が気になるのであれば、努力のチャンス。気になる箇所をひとつでも改善できたのなら、それは自信になって、笑顔のもとになるはずです。「他者を呪ってる自分に気づいたら、立ち止まれ!自分の中に3つくらいレスがあるはずだ。努力レス、笑顔レス、上昇根性レス。レス改善でハッピー体質になろうね」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©AleksandarNakic/Gettyimages©Taiyou Nomachi/Gettyimages文・三松真由美
2021年08月26日自分なら好きな人からLINEをもらったら即レスするのに、相手に既読スルーされてしまうとガッカリしますよね。そこで今回は、O型男性が「即レスしたくなるLINE」をご紹介します。気になる彼がO型の人は、ぜひ参考にしてみてください。■ 人恋しさを感じさせるLINEロマンチストでさびしがり屋なところがあるO型男性は、人恋しさを感じさせる女性の言葉や態度に弱い傾向があるでしょう。深夜に「会いたい」「さびしい」「声が聞きたい」なんてLINEがきたらもうダメ。「俺もだよ」「いまから会いにいっていい?」と即レスしてくれることウケアイ。逆に既読スルーされる可能性が高いのは、彼と男友達や知り合いの男性を比較するような話題。男のプライドを傷つけられ、ムッとしてしまうみたい。■ 彼の成功をホメる素直なところがあるO型は、ホメられると子どものようにはしゃいで喜ぶタイプです。彼の成功や手柄話を聞きつけたら「○○したって聞いたよ。スゴイ!」「さすが!○○君だね」とホメLINEを送ってみましょう。気をよくした彼は、間髪入れずに即レスしてくるに違いありません。気をつけたいのは、慰めのLINE。たとえ頑張ったことをホメたとしても、彼は傷口に塩を塗られたような気になってイライラ&ムカムカ!返信をくれても、八つ当たりされる可能性が高め。■ SOSサインO型は、面倒見がよく頼りになるタフガイ。SOSを出すと、ヒーローのようにその場に現れて助けてくれるのです。そんな彼には、サポート&救援要請LINEが効果的。「終電に乗り遅れたから迎えに来て」「PCや電化製品の設置しにきてほしい!」など、無理めなオーダーほど彼の闘志を燃え立たせ、「OK!任せておいて」と即レスしてくれそう。ただし、単純な彼は一度にたくさんのことに気を配れません。「コレとコレとコレをよろしく」なんて感じで、同時にいくつもお願いをすると、うっかりスルーされる恐れも。希望を伝えるときは、1回につき1個にしましょう。■ グルメやスイーツ情報食べることが好きなO型男性は、おいしい情報に目がありません。「○○店の○○が最高においしい」「○○に人気のスイーツが売っているらしい」など食べ物の話題には、即食いついてきそう。おいしいネタを伝えるついでに「今度一緒に行こう」とお誘いの言葉を添えれば完璧!彼は大喜びでOKしてくれて、トントン拍子でリアルデートが実現してしまうかもしれません。とはいえ、食いしん坊の彼でも興味のない食べ物はあります。実際嫌いなものは既読スルーするので、事前に好みをしっかり調べておくことも大切。■ 駆け引きはしない!O型男性は、良くも悪くもストレート。駆け引きで既読スルーをするなんてことは、まずないタイプです。彼の喜ぶLINEをしっかり研究して、O型男性のハートをしっかり掴んでしまいましょう。(涼月くじら/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年08月17日夏の終わりが近付くと、果物のナシがスーパーマーケットなどの店頭に並び始めます。みずみずしさや甘さ、独特なシャリシャリとした食感がいいですよね。しかし中には、期待して買ったのに甘くないナシもあります。用意するのはハチミツと?残念なナシをそのまま食べきるのはつらいもの。簡単時短レシピをTwitterで紹介しているイガゴー(@gogoigarashi)さんは、そんなナシでもおいしく食べられるようになる方法を投稿しています。用意するのは、ハチミツと紅茶のティーバッグだそう!梨が甘くなかった時でもワンチャン美味しく食べられるライフハックなのですが、「蜂蜜と紅茶のティーバッグ」と一緒に一晩おくと、香りと甘味をまとった梨がなんとも上品なお味で美味しい。梨3個に対し蜂蜜かメープルシロップ大さじ3、ティーバッグ1袋が目安。蜂蜜絡めてからティーバッグ入れます pic.twitter.com/oSjZNXLyiA — しかない料理のイガゴー@主材料1つでアホになるほどウマい簡単時短レシピ (@gogoigarashi) August 5, 2021 こちらのように、ナシにハチミツ大さじ3を絡めた後、ティーバッグ1袋と一緒に保存袋に入れて、一晩おくだけ。すると、豊かな香りをまとった上品な甘いナシになるそうです!こちらのように、アイスを載せてもおいしそうですね。ナシで残念な思いをした人は、一定数いる様子。イガゴーさんのライフハックに反響が上がっています。・固くてボソボソしたナシだった時に、やってみます!・やる!絶対にやる!・いいことを教えてもらった。おいしそうだ。この方法を知っていれば、残念な気持ちになることも減りそう。どんなナシもおいしくいただきましょう!イガゴーさんは、ほかのSNSなどでもライフハックを紹介しています。興味のある人は、のぞいてみてはいかがでしょうか。Instagram:@gogoigarashiTikTok:@gogoigarashiYouTube:節約レシピのしかない料理天国ウェブサイト:株式会社フードクリエイティブファクトリー[文・構成/grape編集部]
2021年08月12日男性も、思わずひとめ惚れしてしまう瞬間があるようです。その相手は、いったいどのような女性でしょうか?血液型別に、男性がひとめ惚れしてしまう女性を占います。■ A型の男性【芯がある女性】A型の男性は、ひとめ惚れをしたとしても、自分の感情にウソをついてしまう場合もあるようです。心の底では思っていたとしても、湧き起こるネガティブな感情にフタをしてしまうこともあるのでしょう。そんな彼は、男性を立てることができる「大和撫子タイプ」に恋に落ちる可能性が。彼は自分に自信をつけてくれる女性に弱いのかもしれません。■ B型の男性【尊敬してくれる女性】B型の男性は、じつはひとめ惚れ体質といっても差し支えないかもしれません。というのも、周囲をよく観察しているところがあるからです。フィーリングや空気感、そして息遣い……、こういった要素から、相手と自分に流れる運命を感じ取る傾向もあるのでしょう。ただ、それは思い込みであることも少ないようです。そんな彼の理想の相手は、自分を特別扱いしてくれる女性と言えるでしょう。彼の意見や考えを尊重してくれる人なら、アッと言う間に恋に落ちてしまうかも。■ O型の男性【包容力のある女性】O型の男性は、ひとめ惚れと本気の恋の区別があまりつかないかもしれません。なぜなら、常に真っ向勝負で恋をしているからです。彼はかなりのリアリストであるため、相手をよく観察して、自分と本当に合う相手かどうかをしっかり見極めます。そんな彼がひとめ惚れし、直感的に好きになってしまう相手は、彼の能力を認めてくれて社会で活躍することを応援してくれるような女性。包容力のある性格なら、即告白してくれるかもしれません。■ AB型の男性【理解してくれる女性】AB型の男性がひとめ惚れをすることは、あまりないかもしれません。ただし、だからこそひと目で恋に落ちたときは、電撃が走ったかのようなショックを覚えるようです。まるで自分というパズルに、感激の波にさらわれるのでしょう。そんな彼にとっての運命の相手は、自分の感性を理解してくれる女性なのかも。独特の感性を理解してくれる女性に「ドキッ!」とするようです。■ とてもロマンチックな「一目惚れ」一目惚れって、とてもロマンチックなことと言えます。一目見て「この人だ!」と思ったということでしょうから。彼の一目惚れに気づいたとき、あなたも何かリアクションを取ってみても良いでしょう。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年08月11日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、結婚を視野に入れたお付き合いをしている彼から、浪費癖を指摘された25歳女性。三松先生が、大人女性のための正しいお金の使い方を教えてくれます!奈々(25)そろそろ結婚!と思いきや、お金管理力レスで暗雲が【レスなひとびと】vol. 126表参道のケヤキ並木に面したカフェ&ダイニングでストローを噛んで「ああ、お金ないし」とぼやく奈々、25歳。IT企業でWebディレクターをしていて、同世代よりはちょっと稼いでいるはずなのに。気づいたら、クレジットカードの請求が手取りを超えている…なんてことが度々ある。何にこんな使ったんだ?テーブルには、期間限定のメロンのアフターヌーンティーセット。限定だし、行くしかないよね!ってことで、友人の未華子とやってきた。「奈々、太一くんとはどうなの?もう付き合って何年よ」「大学からだから、7年かな。仲良くやってるよ」「えー長いしいい」女子二人集まれば、恋愛トークで幕が開ける。ひと通りしゃべり倒したあとは、だらだらインスタを見ながら会話。「この『CELFORD』のワンピ、かわいくない?」「かわいっ!3万円か…」「でもボーナス入ったし、昨日からセールで20%オフだよ。今しか着られなさそうなデザインだし」勢いでポチ。「アイシャドウが見たい」という未華子に付き合って、そのあとは渋谷のスクランブルスクエアへ。デパコスがそろっているわりに、百貨店よりも空いていて穴場なのだ。『THREE』か『LUNASOL』か、迷う未華子とともにテスターを試していると、だんだんと奈々もほしくなってくる。「このパレット、ずっと売り切れてて、今日やっと再入荷したんですよ。お客さま、この色すっごく似合うと思います」セールストークに乗せられて買う。昨夜はひとりエッチ用のグッズをネットで買った。おかず用のエッチコミックも有料でドカ買いしてるし。エッチ系にムチャお金使ってる。エッチだけでなく、先週は美容院で1万8000円使ったし。今週だけでいくら使ったのか、考えるのも怖い。笑いながらお金ないって言ったけど、本当は笑えない。深刻だ。実は、プロポーズ間近かと思っていた太一に、先週言われてしまった。「奈々のいつも楽しそうなところは大好きだけど、お金の使い方は心配だよ。浪費女子だよね」と。こんなことでフラれるわけにはいかない。奈々は未華子に帰り際「未華子って家計簿つけてるの」と聞いてみる。買い物後、未華子がちょこちょこ金額を入力するのを見ていたのだ。「うん、記録してるよ。アプリすごい楽だよ」「それ、教えて!」現実を直視するのは怖いけど、フラれるよりマシ。ここで、腹くくって家計簿アプリやってみようと思う。【三松さんからのコメント】一生懸命働いて稼いだお金で好きな服やコスメを買う。全然悪いことじゃありません。むしろ自分で自分をご機嫌にできるって、ナイスですよ。しかし!いざ結婚して家計をともにする相手ができるとなると、話は別。お金の使い方に賢くならないと生き延びることができない。お金理由の夫婦喧嘩がどんだけ多いか知ってますか!自分のお給料とパートナーのお給料を合体させる人多いでしょ。夫の立場になってみて。せっかく働いて得たお金を、妻が無計画に使ってしまう、と思うと結婚を躊躇するのは当然。いまや、お財布が別々という夫婦も結構いますが、パートナーが貯金無理系だとちょっと不安。子育て資金も老後資金も、片方だけが負担することに。そして「離婚なんてなったら、俺の貯金半分持ってかれる?損やんか」という話になりそうですし。家計簿アプリ、いいですね。まずは、何にどれだけ使ったか把握することから始めてね。本当に生活に必要な金額がわかることで「お金がない」という漠然とした不安から逃れられるはずです。努力して改善しようとしている奈々さんの姿を見て、太一さんだって「俺と一緒にいるために…嬉しいじゃないか」とジーンとくるかも。もし、長期的な貯金の計画を立てたいのなら専門家・ライフプランナーさんに相談するのも手。将来かかってくるお金や必要貯金額がわかって、安心できます。太一さんと一緒にいけば、将来一緒にいる未来がより明確になる。「お金の使い方は本人の意志次第でガラリと変わる。管理力レスだと、将来地獄を見ることに。イソップ童話のアリとキリギリスを読み返せ!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Noel Hendrickson/Gettyimages©VioletaStoimenova/Gettyimages文・三松真由美
2021年07月29日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、誕生日直前に彼がほしいと焦り始めた24歳女性。そこで、気になる彼の前で「彼氏ほしい」とつぶやいたところ…。三松先生が、彼を意識させるための超重要なポイントを教えてくれます!祐子(24)口癖の「彼氏ほしい!」は‟余白レス”な言葉。彼氏を取り急ぎで作ろうなんて思うな【レスなひとびと】vol. 125あと3か月で誕生日。誕生日には、まわりの友達は、彼氏とリッチなホテルに泊まってお祝いしてもらっている。ケーキに花束、HAPPY BIRTHDAYのデコレーションされたベッド。それが、SNSで見る24歳女子のバースデー平均値。今日は大学時代の仲良しグループでの飲み会だ。このメンバーには在学中から少しいいなと思っているヒロキがいる。芋っぽいところがあるけど、まあイケてるレベル。この際だからヒロキでいい。「あ〜彼氏ほしいいいい!」みんな酔いが回っているし、許されるだろうと叫んでみた。もちろんヒロキを見ながら。ヒロキが気にかけてくれるといいんだけど…。その夜は何事もなく飲み会終了。1か月後、また同じメンバーで飲み会。「最近どうよ?」とお互いに聞き合っていると、ヒロキに気になる人がいることが発覚。えっ、先月まで全然出会いがないとか言ってたじゃん。内心焦りながら突っ込む。「誰?誰?どこの子?」「会社の同僚。なんか気になる話し方するんだよね。なんか意味深な」「どんな?」「いや、なんか帰りの電車で一緒になったんだけど。しゃべってる時に『あーあ、もうちょっと素直になれたらな』とか言うんだ。なんかドキッとしたよ」「なにそれ!もうそれいけるじゃん!」(全くうまくいってほしくなんてないけど)「どうなんだろ。なんか気になっちゃうよね。俺のこと好き?どういう意味?ってさ、なんか俺、モテ期かな」「うかれんなよ」と周りにこづかれるヒロキを見て、祐子、フリーズ。祐子だって「彼氏ほしい」とヒロキにそれとなく伝わるようにしていたつもりだったのに、作戦ミスか。よーし、もう一度、と思って口に出す。「あ〜私も彼氏ほしいいい」返ってきたのはヒロキの想定外の反応。「祐子、それホントに思ってる?」「思ってるよ。もうすぐ25歳だし」と反撃。と男性陣が次々に。「ほらあ、誕生日用の彼氏じゃん」「確かに俺も、クリスマス前とか思うわ。独り身寂しいって」「わかる、かわいい彼女連れて街歩きたいよな」「所詮、イベント済んだら終わる恋ってやつだよな」えっ、そんな流れ?ヒロキに全く響いてなさそう。このままじゃ、職場の女に取られちゃう。なんで、私の彼氏ほしい気持ちを男の子たち、わかってくんないかなあ。【三松さんからのコメント】願いは口に出すと叶いやすいといいますね。私もたくさん叶えてきましたよ。「叫ぶ」と「叶う」の字も似ていますし。ところが、男性陣の前で「彼氏ほしい」と叫んだ祐子さん、願いが遠ざかってしまいました。「彼氏ほしい」だけは、口に出すだけでは叶うことはない。さて、なぜでしょう。男性陣の発言にヒントがあります。漠然とした「彼氏欲しい」は、「とりあえず体裁や見栄のために彼氏作っとくか」に受け取られることもあるのです。祐子さんに邪悪な要望が完全になかったと言い切れない。バースデー前の微妙な時期。「ステキな人に告ってほしい」「価値ある自分をみんなに知ってほしい」そういう願望があることは、悪いことではない。素直でよろしい。ただ、SNSで披露するために彼氏がほしいのだと気づかれてしまうと「じゃあ俺が」と立候補しづらいじゃないか。それに比べて、ヒロキさんの同僚女女性、ナイスですね。「素直になりたいな」なんて。「彼氏ほしい」のような狙い打ち度が全くない。「俺にその言葉を言うなんて、ハートの中ぜんぶ見せてくれてるのか」と思わせる上級ラブトーク。何より、相手にアレコレ想像してもらえる‟余白”があります。この‟余白”が大事なのです。ヒロキさんはまんまと「あれってどういうこと?」「僕に気があるかも」とその後ずっと考える。つまり意識下にスルリと入り込んでいる。祐子さんのように、とりあえず手近なところで彼氏作っとく、みたいな取ってつけたようなアクションはだめ。やるべきことは、理想の相手を具体的にイメージすること。具体的な相手像が浮かべば、友人に「こんな人紹介して」と頼みやすくもなります。彼氏を作るための発言という点では同じですが、漠然とした「彼氏ほしい」よりもこちらのほうがずっと周囲に響く。自分の人生、よく考えてるなって思われる。「夢を言葉にする前に、言葉の裏にある意味を問え。なんのためにこんなこと言ってんだと。自分の浅はかさに気づいたら撤回せよ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©PhotoAlto/Gettyimages©Wavebreak/Gettyimages文・三松真由美
2021年07月22日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、研修医の彼がいるにも関わらず、マッチングアプリをやめられない25歳女性。いつまでも経っても現状に満足できない彼女に、三松先生が出会い系アプリの怖ろしい負のループを教えます!菜月(25歳)彼氏がいても“本気度レス”でマッチングアプリがやめられない。【レスなひとびと】vol. 123純也とは「付き合って」と言われたから、付き合いはじめた。研修医で将来安泰。女の子の扱いも下手じゃないし、悪くはないと思った。本当に、悪くはないのだ。ただ「運命の人!」の実感がない。もっといい人、いるんじゃない?純也と付き合いはじめて3か月経つが、マッチングアプリとはずっとお友達。さすがに純也と付き合い始めてからはヘビーユーザーではない。週一くらいでマッチ男と会っている。純也が当直の日が‟マッチ男DAY”。今日のデート。日本橋のフツーのイタリアン。大手飲料メーカーに勤めるおぼっちゃまって感じの拓造くんは、とにかくもう…ずーっと自分の話。家でママに自分の話を「タクちゃん、すごいすごい」って聞いてもらって育ったに違いない。ママの顔が浮かぶよ。小学生時代の武勇伝から、今の職場での活躍エピソードまで語る語る。さりげない感じを装いつつ、ガッツリと「すごい俺」エピソードを挟んでくる。まだ続くの!?と内心ウンザリ。あくびを必死でこらえる3時間。まあ、一回くらいエッチしてもいいけどの思いはよぎる。今日も運命の男は出現せず。純也から電話がかかってきたのは、デートの帰り道。夜道をコツコツ歩くヒールの音が聞こえたのか「あれ、菜月、今日遊びに行ってたの?」と聞かれる。「うん、美波と会ってたの」と答えると「美波ちゃん?ああ、大学の友達の子ね」とあっさり信じる純也。そう、純也はいつも菜月の嘘にまったく気づかない。菜月は女友達と遊ぶ時、ローヒールしか履かない。まわりの女子よりも背が高いのを気にしているから。なんで、純也はこんな簡単な嘘にも気づかないんだろう。心の中で純也をバカにする。嘘をついているのは自分なのに。週末は、本当に美波と会った。「最近どうよ。結婚できそう?」と聞かれ「全然ダメ」と答える。研修医の彼氏もいるし、3日前の拓造くんからは「菜月ちゃんと付き合いたい」とLINEがきたけど。付き合うわけないっしょ。なんでこの程度の男にイケるって思われるんだろ。2度目のデートでセックスできるって思われてる。情けない。ヘラヘラ笑いながら言い直す。「いやほんと、人生全然うまくいってない、アタシ、何もかもダメ」。ぶらぶらさせたローヒールが椅子の足にぶつかってスポっと脱げる。また来週もマッチ男とデートしてみるか。【三松さんからのコメント】「人生全然うまくいってない、私ってダメなやつ」。謙遜しているように見えて、実はこれ、自分のダメな部分を認めていないことからくる発言です。菜月さんがマッチングアプリをやめられないのは、どこかで「自分はこの程度の男と付き合う女じゃない」と思っているからじゃないのか。高慢すぎです。理想と現実が食い違うってつらいですよね、と悲しむ自分に共感してほしいだけじゃないか。まず、相手のダメな部分を見つけてしまったときに、ならば自分はどうなの?と振り返ってみましょうよ。純也さんは鈍感なのかもしれないけれど、メンズにはありがちなレベルです。いちいち詮索する神経質男よりラクじゃない。相手ばかりにダメ出しして、自分のダメを棚上げする女にほんとの恋は寄って来ない。「アタシ、何もかもダメ」とごまかさずに「何がダメ」なのか、ピンポイントで考える。「ダメ」を「よっしゃ」に変換しないと魅力的な大人になれないのであります。相手と向き合う‟本気度”が少ない、それすなわち、自分とも本気で向き合っていないってことなのです。20代やそこらで完璧男と完璧女の完璧恋愛などありません。相手と向き合って磨きあっていくうちに、唯一無二の存在になってくることがある(…あると信じたい)。あなたが本気で自分の「ダメ」を「よっしゃ」に変換できたら今度こそベストな人と出会う確率が上がります。手当たり次第に出会っても、打率は低いと今回の件でつくづくわかったはず。マッチツールは、すぐに出会えちゃうから、だんだん緊張感が薄れていくのが難点ですね。「マッチング依存女子に告ぐ。スマホ1台でホイホイメンズと出会える時代。ダメなら次の人のループにハマると13人目で疲弊してシカバネになるぞ。本気で自分のダメに向き合え」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©KristinaJovanovic/Gettyimages文・三松真由美
2021年07月08日女性たるもの、いつでも気になる男性からは即レスされたいもの。既読スルーなんてされたら、ショックですよね。そこで今回は、「彼が夢中になり、つい即レスしたくなるLINE」についてレクチャーします。■ 1、趣味の話夢中になって楽しめるといえば、「趣味の話」が盛り上がるという意見が多くありました。趣味といっても、特別なことではありません。同じテレビ番組が好きだったり、気になるユーチューバーが一緒だったり……というような気軽な内容でも、十分楽しく、続くLINEになるといいます。「好きなゲーム実況者の動画が出たよ~とか、同時に見てココがめちゃウケた!みたいな会話で、LINEをよく続けてますよ。一緒に楽しめている感じで楽しいし、同じ時間を過ごせている感もあるから心地良いです」(25歳男性/営業職)趣味の話はストレスなく自然と続けられる、とのこと!どうでも良い話こそ、案外夢中になって続くのですね。■ 2、出会ったころの話ただの思い出話は退屈そうですが、2人が出会った時期の話をすると、恥ずかしい気持ちやその当時のドキドキ感がこみ上げてくるんだとか!「付き合い始めたころの話をすると、盛り上がりますね!あのときのデートで転んだよねとか、もっと美味しいお店でのデートが良かったよねとか、本音をこぼしてもらうのがめっちゃ楽しい。それに、次会うときが楽しみになるのでつい返信しちゃいます」(29歳男性/経理)2人だけの過去を共有し、ドキドキする思い出話で盛り上がるLINEも◎今だからこそ言えることがあると、ますます楽しめます。■ 3、ノリが良く、楽しいLINE真剣な相談をすれば、即レスがもらえる!と思っている方も少なくないはず。でも、男性的には重い話を毎度毎度されるよりも、ノリが良く楽しいLINEのほうが日常的にやりやすいんだとか。「負担感がなく、進んで返事がしたくなるといえば、やっぱりノリが良くって楽しいLINEですね。愚痴とか相談は疲れるし、言葉を選んで返信する必要があるから、絶対に返事はするけど続かせるのは大変です」(32歳男性/事務)また、ノリの良いLINEでは元気がもらえたり癒やされたりするという声も。いずれにせよ、重苦しい内容のLINEよりも、楽しく気軽に続けられる話のほうが男性的には負担感がなく、夢中になって会話ができるようです。■ 負担をかけない気軽なやりとりを!単純なようで意外なものも多かったLINEのネタ。返事がほしいなら、相手に「返事をしなきゃいけない」という負担感を与えず、楽しみながら会話が続けられるようなネタにすることを心がけましょう。彼とのLINEの話題に迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。(コンテンツハートKIE/ライター)(愛カツ編集部)【実際の意見】思わず即レスしたくなったLINEって?presented by愛カツ ()
2021年07月01日産後、育児に一生懸命になるあまり、レスになってしまった夫婦。2人目の赤ちゃんが欲しい夫婦がレスを解消し、2人目の赤ちゃんを授かった体験談をママの目線から伝えています。 1人目の子どもを産んで、1カ月健診で性交渉を開始しても大丈夫と医師から言われたあとも、私はセックスをしたい気分になりませんでした。赤ちゃんのお世話で昼夜関係なく気を張っていたので、夫とセックスする時間を取ることや雰囲気作りをすることが考えられなくなって10カ月。子どもが1歳を迎えるころ、2人目について考えるようになり、セックスレスを解消する必要が出てきました。 産後セックスレスにわが家は結婚してセックスレスだった期間はなく、夫婦生活を送っていました。そして、2年後に待望の第一子を妊娠。出産して育児に没頭していた私は、産後1カ月で性交渉を開始しても大丈夫だと医師に言われてからもセックスをしたい気分にはなりませんでした。 産後6カ月ごろから夫に誘われることはありましたが、24時間休むことのない赤ちゃんのお世話で寝不足の私は、疲れているので毎回断っていました。 2人目が欲しいけれど…第一子が1歳になるころから、2人目の子どもについて考えるようになりました。しかし、まだそのころもセックスレスは継続中。 セックス再開のタイミングを逃して夫からも誘われなくなり、「この先、夫婦のセックスがなくなってしまうのは嫌だ! なんとかしなければ」と私は動き出しました。そして、自分たちのセックスレスを解消するために必要なことは何かを考えたのです。 私たちのセックスレスの原因とは私が心身ともに疲れていることが原因と感じたので、夫に相談。夫は「2人で子育てをしよう! ひとりで背負わなくても大丈夫だよ」と言ってくれました。夫の言葉で、私はなんでも自分ひとりで頑張りすぎていたなと気づいたのです。 そして、育児と家事をもっと夫に頼るようにしてから、夫婦の関係は「子どものママとパパ」ではなく、「お互いをサポートし合う良きパートナー」になっていきました。家庭での役割の重圧から解かれた私は、夫のことをより信頼し愛せるようになり、セックスレスは自然と解消したのです。 無事にセックスレスを解消した私たち夫婦には、数カ月後に第二子がやってきました。今回の体験を通してセックスレスは夫婦の問題であるし、女性側がひとりで悩んで解決しようとしても根本の解決には至らないと気づいた私。これからも家庭のことや夫婦間のことで悩みが出たら、「お互いをサポートし合う良きパートナー」である夫に正直に話して、2人で解決策を探っていきたいと思いました。 監修/助産師REIKOイラストレーター/Michika著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2021年06月08日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、没頭できる趣味もなく、多忙な彼に会えないと何もすることがなくて自暴自棄に陥った26歳女性。彼にも疎まれてしまい、破局の危機を感じる彼女に、三松先生が強烈なアドバイスをしてくれます!美奈子(26歳)“趣味レス女”やることないと命取り。連続LINE攻撃でフラれるかもの危機【レスなひとびと】vol. 118土曜日の朝9時。目は覚めたけれど、デートのない休日。起きてすぐ誠司からのLINEを確認したあと、Instagramを開く。骨格ウェーブに合うワンピース、ブルベに合うプチプラリップ…出てくる投稿を寝そべったままだらだら見続ける。何時間経った?目が疲れたのでいったんやめようと画面を暗くする。暗い画面に顔が映る。むくんでいるじゃないかー。目ヤニついたまま、髪はボサボサ。気分ダウン。ひとりで過ごす休日は長い。起きてから眠るまで、全部ひま。はあ、今日は何しようか。ひとりが楽だって感じる人もいるけど、美奈子は逆だ。本当に何をして過ごしたらいいかわからないのだ。料理、ゲーム、動画鑑賞、どれも時間を忘れるほど夢中になれない。ひとつだけ興味を持てることといえば、誠司からのLINE通知を待つことくらい。彼が唯一の推しなのだ。彼といると自分が特別な人間のように思える。「かわいいね」って言われて、無敵気分になれちゃう。でもひとりでいるとどんどん自信がなくなってくる。私ってつまらない女か?趣味もなく、ひとり時間を充実して過ごせない自分。中身のない人間みたいで嫌いだ。休日、洗濯後はやることがなくなり彼にLINEしてしまうのだ。「誠司、何してる?」既読はつかない。仕事が忙しいって言っていたけど、2時間経ってもつかない。1Kの部屋で、息が詰まりそうになる。誰かを家に呼ぼうかな。でも彼以外に会いたい人っていない。どんどんつまらない女になっていくような気がする。壁のシミを見つめながら、自暴自棄突入。もはや、誠司のことしか浮かばない。追撃LINEに加えて、電話もしてしまう。5度目の電話に出た彼は「仕事がすっごく忙しいんだ。ちょっと勘弁してほしい。美奈子はなにか趣味とかないのかよ」。速攻切られる。やってしまった。‟重い女”の代表入り。振られる。嫌われる。息が苦しい。鏡を覗くと、顔までブサイクになっていた。【三松さんからのコメント】恋に落ちると夢中になって、彼のことしか考えられない女性、いますよね。夢中になれるのはすっばらしいこと。恋なんか無駄って冷めてる人よりずっと人間的でいいじゃない。でも、忙しい彼に一方的な連絡をし続けてしまうのは危険。うっとうしがられる。自分の世界を持ってない人って魅力半減です。没頭できる趣味があればいいですが、美奈子さんのように、どうにもこうにも動けない場合。やれることがひとつあります。それは、彼が好きだと言っているものについての研究。(彼ナシの場合は友達のでもいい)彼が筋トレオタクなら、タンパク質多めの料理の特訓をしてみる。三島由紀夫が好きなら、三島由紀夫の本を順に読んでみる。Awesome City Clubが好きなら、曲を聴きまくってハモれるようにしてみる。結局彼のことかよ、と思うかもしれませんが、それでよし。どうせ、それ以外はやる気にならないんだから、いっそ極める作戦で。次に会った時に話そう歌ってみようと思いながら、新しいことを学ぶ。グイっと吸収していけるはず。恋してる時って、最高の学習チャンスなのです。TBS日曜劇場の「ドラゴン桜」観てますか。興味がなくても本質を考えるって、深い教えを桜木先生が伝えてくれました。まさにそれ。彼がなぜそれを好きなのか、ルーツを知る。彼の顔が浮かべばできてしまう。彼もきっと「俺たちってもしかして趣味合う?」とうれしくなる。好きなことの話題を振ってもらうと誰しも心を開きます。万が一、彼と別れても料理の腕や文学知識、カラオケのレパートリーは持ってて損ナシ。あ!もちろんエッチのテクニックもね。次のモテにつながる。学びは無駄になりません。彼キッカケではじめたことが、My趣味になったという報告も多数です。お酒好きの彼のために、簡単おつまみを研究していたら楽しくなり、YouTubeでおつまみチャンネルを始めたなんて話も。ハッピーね。「趣味レスで、ひとり時間をグズグズ過ごすな。『ドラゴン桜』を観て、全てのことの本質を考えてみろ。彼との恋愛の意味も見えてくるかもよ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©vitranc/Gettyimages文・ 三松真由美
2021年05月20日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、おしゃれで社交的で同性から好かれるのに恋人ができない28歳女性。三松先生が、意中の彼が自然と意識する神アプローチを教えてくれます!舞(28歳)‟色気レス”おしゃれで気さくなのになぜかモテない。でも〇〇を変えたら!?【レスなひとびと】vol. 117「乾杯〜!」日曜日の昼下がり、汐留のイタリアンにてグラスを合わせる6人。フットサルサークルで仲良くなった男3人、女3人。「さすが舞ちゃん。いい店知ってるよね」褒める佑介に「いや、たまたまだよ」と笑う舞。舞はエンジニアの仕事をしている。運動不足なのでフットサルを始めたばかり。おくれ毛のニュアンスが絶妙なヘアアレンジ。シアーシャツ。『MARNI』のバッグ。完璧なようだけど「ダメっしょ、それ」の抜けてるところがある。そこが人間くさくて、舞を愛すべき友達はたくさん。恋人だっているはず…と思いきや。なぜか舞には彼氏ができない。2人メシする仲良し男性は数人いるが。決して男女の仲にはならない。佑介は隣の席の美雪となにやら楽しそうだ。佑介の飼い猫の話に美雪は「あっ。前に話してたよね、ヨケ子ちゃんだっけ。見せて見せて」とぐっと乗り出す。ディスタンスなし。‟社会のルール守れよ”と舞は胸の奥でつぶやく。腕…いやオッパイ、くっついてんじゃん。美雪は異性にオンナを出していく行為をしたたかにやってのけるタイプ。そして「前に話してたよね」とか‟あなたのこと覚えてますよー”アピールも絶妙。感心しながら見ていると、他のメンバーから「舞ちゃんは彼氏いないの?」と急に恋愛系クエスション。「えっ!いないよう」と答える舞に女性陣は「え〜なんで?」「うっそ」「きれいなのにー」と声をそろえる。俺にはわかるぞという顔で話し始めたのは佑介だ。「確かに舞ちゃんは魅力的。なんだけどさあ。舞ちゃんとふたりで出かけることになったとして『うわ〜デートだ。ワク2!』ってならなくない?」「ひっどーい。男っぽいってこと?」「いや、そういうんじゃなくてさ。俺がもし舞ちゃんをオンナとして見てたとしても、舞ちゃんは俺のこと全然オトコとして見てないじゃん。美雪ってさ、男をめちゃくちゃ恋愛対象として見てる。そういうのってこっちにも伝わってくるわけ。あれ、もしかしてって思っちゃうわけ。『うわあ、デートだ。エッチありか??』って感じするんだよ」美雪は「やあん」と手を振りながらニコ顔で聞いている。「あっ。なるほど。じゃあ、佑介くんはわたしのオンナスイッチを押してくれるほどのオトコじゃないってことか」「そうきたかあ」なごやかなランチタイム。なるほど。美雪ねえ。ぱっと華やかなタイプじゃないけど、モテるのはそういうことかあ。ここにいる男3人はタイプじゃないからオンナスイッチ押さないけど、いざこの人!って人ができたら‟意識してますオーラ”出してみるか。しみじみ思う舞なのであった。【三松さんからのコメント】確かに「あなたのことを意識していますよ」というのをそれとなく伝えるのって大事なことです。全開で伝えちゃダメよ。重い女になるから。相手も「あれ、もしかしてこの人、俺に気があるかも」なんて思うのと思わないのとじゃあ、相手の出方も変わってきます。誰とでもエッチまでいけちゃうオンナを演じろ、というわけじゃなくってですよ。「この人に好かれたい」と思ったら、ちょっとお願いごとをしてみたり、笑顔で目を見て話を聞いてみたり‟意識してます”というサインを出してみるのは必要アクション。美雪さんクラスはボディ寄せ寄せ仕草が小さな頃から身についているんだと思います。お得なキャラ。そうじゃない場合、恋の対象者が目の前に降ってきたら自然に「あなたと近づきたい」とハートで訴えるのです!イケてるファッション、愛らしいヘアスタイルは基本を抑えるだけでよし。モテるオンナが皆、おしゃれセンス抜群でトレンド追っかけてるか?そんなこたあない。このひとって存在が降ってきたら質問3個浴びせてみろ。どこのカフェが好きですか?ってなやつ。回答にコミットして嬉しそうに深掘りせよ。最後に「一緒に行きたいな」とニッコリ願望吐露。「何も持ってなくても、おしゃれしてなくても、近づきたい意識ひとつで恋愛世界のドアはカチリと開く。それを色気と呼ぶのだ。うっふん」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Oana Szekely/Gettyimages文・三松真由美
2021年05月13日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、インスタの「いいね」ばかりを気にして生きている女性。それをもらえないと絶望まで感じるという彼女に、三松先生が自己肯定感を高める簡単な方法を教えてくれます。ミイナ(22歳)‟自己肯定感レス”。「いいね」されなきゃ絶望の淵に追いやられるヨワヨワちゃん。そんなんじゃ彼氏も逃げてくぜ。【レスなひとびと】vol. 116「ねえ、アキト。もう夕方の4時だよ。ハンドパフェのカフェに行くって言ったじゃん」眠り続けるアキト。もう軽く14時間は寝ている。ミイナは困るのだ。アキトが一緒に出かけてくれないと。だって、SNSに載せる写真を撮ってもらえないから。先週は、固めプリンをすくったスプーンをくわえて、「ん〜」とおいしそうな表情を浮かべてパシャリ。投稿時に添えたテキストは「彼がスイーツをいっぱい食べさせてくるので、永遠に痩せられない」。1時間で100の「いいね」がつく。「ほんとかわいい」「こんな表情されたら、彼氏さんもいっぱい食べさせちゃうよ」と並ぶコメント。かわいいわたし、彼氏に大切にされるわたし。はあ、やっと満たされる。こうして肯定感を満たさないと、とてつもなく寂しさを感じてしまう。「いいね」がほしいから、お店のレトロな雰囲気に合うように、大きめの襟がついたブラウスを着て行った。プリンの上のさくらんぼと合う色のリップをつけた。かわいいコメなんて当然たくさんもらえるっしょ、と思いたい。誰からもリアクションされなかったら、絶望的になる。「ねえ、アキトー、早くしないと日が沈んじゃうよ、写真撮れなくなっちゃうよ」何度も揺り動かすけれど、返ってくるのは「うう…ん」という声。もうやだ、これじゃあ今週はなにも投稿できなくなる。暗くなる。LINEが届く。送り主はお友達の美保。20代女子向けメディアの編集者。「ミイナ、カフェの記事を書いてみない?」というオファー。アキトへの怒りも忘れて「やりたい!」と即返事。翌日、ミイナはさっそくひとりで出かける。お店の雰囲気やメニューをリサーチして出かける習慣があったので、事前の情報収集も苦にならない。カフェに行って、店内の装飾やスイーツをくまなく観察していく。帰宅すると「あれ、ミイナ。どこ行ってたの?」アキトが聞く。「ん、ちょっと取材!」と答えてさっそく原稿に取りかかる。原稿をまとめるのが苦しい時もあったけど、せっかくもらったオファー。毎週の取材と執筆を続けるうちに、なんだか自分が好きになってきた。充実した毎日に、今ではアキトのほうから「ミイナー、ちょっとはかまってよ」と言われるくらい。生き生きして動いているミイナに、アキトも前より魅力を感じているようだ。ミイナはもう誰かにちやほやされなくたって、自分で自分に「いいね」がつけられる。【三松さんからのコメント】自己肯定感。ばっちりあるわ、という人のほうが少ない世の中。自分は自分と常に一緒にいるからこそ、できていないことが目につきやすい。「ああ、今日も運動してない」「洗濯物、溜まっててだらしない」なんて、日々の「できなかった」の積み重ねで自己肯定感なんてものがグングンと下がってしまいます。肯定感レスの皆さんにお伝えしたいのはコレ。「やることをひとつだけ決めて、続ける」ビジネスパーソンのあいだではGLITを持つことが成功の秘訣って言われてます。やり抜く力を意識するのだ。ミイナさんの場合は、カフェの取材と執筆ですね。ただし、他者の評価を目標にしないこと。「いいね」やフォロワーの数なんて見ない。評価を目標にしてしまうと、評価がつかなかった時に落ち込んで投げ出す。ミイナさんは最初、アキラさんが協力してくれなかったり、ちやほやしてくれるフォロワーがいなかったりすると、ピンチになってしまう危うい状況でした。取材と執筆を続けることを目標にすれば、他人がどうであれ、やるだけ。やり続けていると、自信になります。周りの人に「自己肯定感を満たして!」とすがるより、自分で満たすほうがずっと健全。まずはひとつ、好きなことをいくつかあぶり出し、何を続けるか決めてみて。決まらない場合には、ミイナさんのように頼まれたことを続けてみる。依頼されるということは、そこが強みなのです。「考えよ。好きなこと、得意なことは何だ?一個もないなんてひとはいないはず。ライブでも、コスメでも、からあげでも、バナナジュースでも一点集中で掘り下げよ。いつの日か‟からあげ女王”になれる…かもしれない」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©urbazon/Gettyimages文・三松真由美
2021年04月29日第一子妊娠時から産後2年、計3年にもわたるセックスレス生活について、ママが体験談を紹介しています。ある出来事をきっかけにセックスが急に再開! セックスレス解消のきっかけとは何だったのでしょうか?わが家は、第一子妊娠をきっかけにセックスレスになり、その後3年ほどその状態が続きました。2人目が欲しいけれど、したくない。私は夫のことを嫌いになってしまったのだろうか。どうしたらセックスレス生活から抜け出せるのかと、長い間悩みました。そんな私の体験談をご紹介します。 第一子妊娠をきっかけに、セックスレスに私は夫とのスキンシップが大好きでした。第一子を妊娠するまでは、多いと週数回、少なくとも週1回はセックスをしていました。 ところが第一子の妊娠がわかってからは、セックスに対して、赤ちゃんへの後ろめたさを感じるように。私が夫の誘いを何度かはぐらかすうちに、夫も私の気持ちに気づいたのか、誘ってこなくなりました。 2人目が欲しいけれど、したくない第一子妊娠中は、赤ちゃんに後ろめたい気持ちからセックスを避けていましたが、産後は「夫のセックス相手の対象とされるのが気持ち悪い」と感じるようになり、夫自身に嫌悪感まで覚えるようになりました。 産後1年ほど経ち、第二子を考えるようになってからも気持ちは変わりません。子どもは欲しいけれど、セックスはしたくない。夫は産後2カ月くらいから再び誘ってくれるようになったのですが、そんな夫にも申し訳ない。どうしたら良いか、とても悩みました。 解消したきっかけは、生理再開私は産後2年以上、生理が再開しませんでした。セックスレス解消に向けて積極的になれなかった理由に、「今、セックスをしても子どもは授かれない」という想いもありました。 出産から2年後に生理が再開したときは、「どうしよう、生理が再開してしまった。セックスもしないといけないのかな……」と憂うつな気分になりましたが、その後、気持ちに変化が。後日、夫からの誘いがあったときにまったく嫌な気持ちにならなかったのです。第一子妊娠から産後2年、合計3年にもおよぶセックスレスがあっさり解消してしまいました! 3年にもおよぶセックスレス生活は、生理再開のタイミングで突然解消されました。それまでの嫌悪感や憂うつな気持ちは、ホルモンバランスのせいだったのかなと思っています。夫のことをまた大好きになることができて、ほっとした出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/まきこんぶ著者:仲本まゆこ子育て中のママ。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月23日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、スタートアップ企業に勤めバリバリ働く彼を持つ26歳女性。自分といるよりも会社仲間とのほうが楽しそうな彼のSNSを見て卑屈に感じてしまい…。三松先生が、自信が持てない人に解決策を伝授します!「〇〇みたいな子のほうが好きなんじゃない?」他の女と比べて自信レス!彼のSNSを見ては落ち込む玲奈(26歳)【レスなひとびと】vol. 112「ねえ、だいちゃんはやっぱり‟スタートアップでバリバリ働く女“みたいな女のほうが好きなんじゃない?」ベッドで彼氏のだいちゃんに問いかける。玲奈は老舗メーカーで、生産管理の仕事をしている。派手な仕事じゃないけれど、ほどよくやりがいがあり、気に入っている。いつも機嫌よくニコニコ、小柄で愛嬌たっぷりの玲奈は、今までずっと男性から大事にされてきた。が、しかし。彼氏であるだいちゃんからイマイチ愛情を感じられないでいる。「バリバリ働く女?別に好きじゃないよ」と答えるだいちゃん。マーケターとして、スタートアップ企業でバリバリ働く29歳。玲奈とは付き合って1年。半年前から同棲。だいちゃんの帰宅は毎日深夜1時過ぎ。というか、帰ってくればいいほう。同世代の仲間と新しいものを生み出す毎日は、文化祭前夜のようで楽しそう。だいちゃんのSNSには、毎日のように写真付きで #今日の〇〇社 のタグつきで楽しそうな会社の様子が投稿される。「急に筋トレを始めるCTO。 #今日の〇〇社」「ついにパジャマで出社するエンジニア瑠衣氏。 #今日の〇〇社」ってな具合。ときに真面目な投稿。リンク付きで「この記事めちゃくちゃ勉強になった!」すぐさま、マーケター仲間の女からのリプライ。「ね!最近このあたり勉強せねばと思ってた…!」この”ゆり”とかいう女、しょっちゅう、だいちゃんにリプライしてる。ほんとやめてほしい。と思えばだいちゃんのほうも「主催の勉強会で、ゆり氏 @yuri_isof421 と会いました。お互いがんばっていこうね!」…ふうん、夜遅くまで“勉強会”お疲れさま。今日も玲奈はひとりでさみしくテイクアウト夕食だ。金曜日の夜、友達のリカに相談する。「ねえ見てよ、この投稿とリプライ。もーやだ。だいちゃんは、どうして私と付き合ってるんだろ? こういう”ゆり氏”みたいな女のほうがだいちゃん、絶対気が合うし、好きじゃん」「そう? だいちゃんも、玲奈の一緒にいてほっとするところとか、好きなんじゃないかな。仕事とプライベートって別だし」確かにだいちゃんは、休日に玲奈との時間を必ずとる。忙しいなかで家事や料理もしてくれる。「ここ行きたい!」や「これ食べたい!」もちゃんと覚えていて、実現してくれる。誕生日や記念日には、玲奈の好きな花とスイーツとプレゼントを欠かさない。でも、いつだって会社からの連絡を気にしている。目の前の玲奈の「土曜日一緒にホットケーキ焼こ」よりも、”ゆり氏”や仕事仲間からの連絡のほうがうれしそうに見える。やっぱりだいちゃんには、だいちゃんと同じようにバリバリ働く女がいいんじゃないか。そうしたら、いつでも一番大事な仕事の話ができるじゃん。それにそんなに仕事がおもしろかったら、私なんて要らなくない?一緒にいて、卑屈になってしまう。玲奈もバリキャリ女になる以外、正解がないように思える。なんか最近、苦しい。【三松さんからのコメント】玲奈さんは今の玲奈さんのこと、好きですか。彼の好み抜きでいったんよく考えてみて。みなさんも考えてみて!「自分のことあまり好きじゃない」「自分のこんなとこ変えたい」と思うならば、すぐアクション。動いてみると、また‟自分好き力”が戻ってきます。自信につながりますね。「どう動けばいい?」という質問も多いのですが、そこは個別に考えないといけません。個性や好き嫌いがあるから。玲奈さんの場合、SNSが苦手そうだから、SNS以外の場で新しい友だちを作るとか。大好きな職場に毎日お花を飾るとか。原宿のワンちゃんカフェにひとりで行ってみるとか。今までしなかったことをやってみようよということです。脳の回路が切り替わると考え方も少し変わる。世界が違う景色に見えてくる。自信が戻れば人と比べて落ち込むことも減る。動いていると暇がないから、もやもや時間も減る。「今の自分、なかなかいいぞ!」と思うなら、だいちゃんとの関係を一度考えて。玲奈さんが今の玲奈さんのままでいいと思えて、のびのびいられる関係が他にあるはずです。でも、もうちょっと彼との関係を続けたいと思うなら。「彼の気持ちをこちらが勝手に決めない」これに限る。相手が思っていることは、相手にしかわからないものです。彼がいつ「スタートアップでバリバリ働く女が好き」って言った?言ってないはず。心の自家中毒です。自分で作った毒に、自分でまいってしまっている。彼の好みの女像を勝手に作って、当てはまらない自分を責めている。ナンセンス。そんな暇や不安があるのなら、カラダと気持ちを動かしてみて。「自信レス女子達よ、動いて動いて動きまくれ。自分で作った心の毒に汚染されるな。職場に花を飾る自分がスキと思えたら勝ち。”自分好き力”最強!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©urbazon/Gettyimages文・三松真由美
2021年03月25日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、若さとルックスに自信があり、決めごとは何でも彼任せで奔放に生きている25歳女性。ハイスペックの彼氏以外にも実は…。三松先生が、自分は無敵と思いがちな若い女性に向けて説きます!「文句なしのハイスペ彼氏がいても幸せになれない」なんだかなあ…の日々を過ごす決断力レスの律子(25歳)【レスなひとびと】vol. 111バリバリ仕事をするタイプの男って、女にあまり時間をかけないんだと思っていた。でも、聖也は違う。毎日のように「会いたい」、会えば3度はエッチ、寝る時は必ず腕枕。律子は知り合いの会社で事務の仕事をしている。目立つところはないけれど、160センチ、49キロ、色白でナチュラルボーン二重。けっこうイケてる。彼氏の聖也はいわゆる稼ぐ力がある完璧系。渋谷区在住IT起業家。スッとした鼻に切れ長の目。かっこよくて、やさしくて、エッチもうまい。何より、律子のことを愛してくれている。ある日、律子は聖也に仕事の相談をした。「今の仕事ね、嫌なところがあるってわけじゃないけれど、毎日変わりばえがしなくて。転職しようかな」「そっかあ。律子は3年後とか5年後、どうなっていたいの?一緒に考えてみようよ」律子は、うーん…と煮え切らない。聖也と違って、律子には将来のビジョンなどまったくない。「律子、そろそろおなかすかない?桜丘にできたバル行こうよ」聖也の提案で、夜は少し歩いて話題の店へ。歩く時、律子は地図を見ない。聖也の腕を掴んで、ついていくだけ。「劇場」がコンセプトのバルは天井が高く、夜景も申し分なく美しい。メニューもずらりと豊富。迷ってしまう。律子は昔から決めることが苦手なのだ。何かを決めると、何かを捨てることになりそうで不安。手にしているメニュー、律子が選んだものがおいしくなかったら?責任を負うのも嫌だ。結局その日も聖也が決めた。タコとセロリのセビーチェ、じゃがいものニョッキ、トリュフソースがかかった牛フィレ肉。スラスラ食べるものを決める聖也を見つめて「やっぱ頼るとラク…」と微笑む。1週間後の夜。再び渋谷、今度はホテルの40階のレストラン。桃のコンフィチュールが添えられたシャーベットを食べ終わると、聖也がゆっくりした口調で名前を呼ぶ。「り・つ・こ」。一呼吸置いたのち「結婚しよう」の言葉。…。律子は気づいた。「嫌だ」。聖也といる将来は、想像できない。聖也を選んだら、他の人が選べなくなってしまうから。決め事が苦手なことがつくづく嫌になる。そう。律子には、並行して付き合っている人がもう2人。聖也のことを愛してなどいない。友達に「いいじゃん!」って言われたから付き合っただけ。並行して付き合っている2人も同じ。欠点が見えないから付き合っている。1人だけ選ぶなんて無理。2年前、一度だけフラれたことがある。「自分の人生に責任がないよね」って。仕事も恋も選べない律子。本当はわかっている。そろそろ意を決して選ばないと幸せになれない気がする。でも、どうしたらいい?【三松さんからのコメント】律子さん、外見がイケてるから調子こいてないか。いつまでも学生気分でいてはいけません。そろそろ大人世界に身を投じる時期。自分が無限の存在だと思ってないか。甘いです!若いうちは無敵で、微笑みひとつで男性をトリコにできるかもしれませんが。あっ、年齢を重ねるとモテなくなるなんてマイナスな意見ではなく、なぜか日本では若さが恋のアドバンテージ!恋愛にスムーズに移行できるよってことです。時間は無限じゃなくて有限。いつまでも自分がてっぺんに立ってアレコレ選べるわけじゃない。自分で選択して、責任しょってく路線にシフトしないとずーっと子どものまま。薄幸な老後になります。律子さん、すでに男性3人に不義理をしてますよね。彼らがそれに気づき、逆襲し始めたらどうする?SNSで「R子、ひでえ女だ」ってシェア…しないにしても周りの友人には悪口言っちゃうかもです。人徳ゼロ%女に堕ちてしまう。決心するのが怖いなんて逃げてちゃだめ。失敗したって、それが自分で決めたことなら納得できる。他者に決めてもらうと、そのひとのせいにして恨む気持ちが増幅するし。うまくいかなかったときに文句飛ばす、かっこ悪い大人になってしまう。失敗経験は、とっても大事。何度か決断を間違えているうちに、コツを掴んできて「こっちじゃないぞ」ってわかるようになってきます。うちら人間は日々成長してるのであります!人の意見を聞きながらでもいい、まずは自分で決めること。「うちも決断力レスだわと感じた皆さん。今夜は彼氏と食べるもの、彼氏と見る動画、エッチの体位、自分で決めて突き進め。失敗体験の積み重ねでいい感じの大人になれる」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©EmirMemedovski/Gettyimages文・三松真由美
2021年03月18日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、バイトさえも続かない飽き性の21歳女性。その自堕落ぶりを気になる彼から厳しく指摘されて…。三松先生が伝授する、本当にあなたを想ってくれる、運命の人とは。カリン(21歳)お家レスで大切なことに気づいたうえに彼氏できそうな予感【レスなひとびと】vol. 110「今日だるいんで、休んでいいっすか? え、ダメ? じゃあもういいっす。辞めます。はい」電話を切ると、ベッドにバフンっとスマホを投げた。実家で両親と兄と暮らすカリンは、飽き性でめんどくさがりや。バイトもすぐ辞める。平均20日しか続かない。半年で6件辞めた。リビングに行くと、兄の茂樹が、大学時代からの友人、修二とゲームをしていた。修二は菅田将暉似の顔立ちで、なんともいえないオトナの雰囲気。目が合ったカリンはひそかにトキめいた。「あれ? カリン、今日バイトじゃないの?」「辞めた。だるいから。わたしに合う職場じゃなかった」「お前、そんなんばっかじゃん」「だよねえー、ザンネンなわたしーー」カリンはふざけて笑う。茂樹がトイレに行った隙に、修二が話しかけてきた。「カリンちゃんって苦労したことないでしょ」「は?」「実家で暮らしてて、不自由なさそうだし。だから、バイト先の人の気持ちもわからないんじゃない?もっとちゃんとしないと将来落ちぶれるよ」ムカッ!そしてガーン…「なんで初対面のあんたにそんなこと言われないといけないの!うち、ひとり暮らしなんか余裕でできるし」無性に怒りが湧いた。カリンはひとり暮らしの部屋を借りると即決。めんどくさがりのくせに沸騰しやすい、やっかいな性格。「実家出て自立するし」と鼻息荒い。頭金を母親にせがむと、「ま、あんたの自立のための修行だと思って、出したげる」と、あっさり貸してくれた。「やっぱ、親に頼るってとこがうちの甘いとこかも…」と思ったものの、まずはひとり暮らしだ。4畳一間の部屋しか無理だったが。速攻、近くのコンビニの面接に行って働くことに。コレがむちゃくちゃキツかった。早朝シフトか深夜枠しか空いてないので、体内時計の調整がうまくできず、ずっと眠い。一回寝坊してしまい、店長からクビ宣言。他のバイト先は受からなかったから、ここを辞めると実家に戻るしかない。悔しい。「家賃の支払いがあるから辞めるわけにはいかない」…と泣いた。猛烈反省で許しを得た。一緒にシフトに入った同い年の美希は大学費用を払うために働いてると言う。ふたつ上のお姉さんはシングルマザーで、生活資金が足りないから昼も夜も働いていると。「そうかあ。みんな頑張って生きてんだなあ…」美希と一緒になってから、真面目に日々の業務に向き合うようになり、20日過ぎても続いていた。日中も働けるようになった頃、修二が買い物に来た。「ひとり暮らし、どうよ」「うん。うちが間違ってた。たしかに苦労知らずだったなって。自分で家賃払うってマジきつい。今まで20日で辞めたバイトばっかだったけど、店の人に迷惑かけて悪かったなと思うよ」「ほう」「あんとき、正直ムカついたよ。でも、それでひとり暮らし始めたから、結果よかった。サンキュ」ボソボソと答えて顔を上げる。修二がカリンの目を見て微笑んでいた。あらららら、頬が熱くなる。「バイトのあと空いてる?俺のおごりで天丼食うか」もうすぐ22歳の誕生日。少し早めの春の予感だ。【三松さんからのコメント】どういうときに人を好きになりますか?見た目が好み、話し方がやさしそうって思った、尊敬できるとこが多い、など好きポイントはさまざま。好きになったひとが表面だけでなく、心からあなたのことを想っているかどうか。それはとても重要なこと。上っ面の褒め言葉や、チャラい誘いには気をつけて。カリンさんは、修二さんの言葉に最初むかつきましたが、速攻行動し、生きるのに大切な心構えに気づく。耳が痛い言葉を、どう受け止めるかってとこが運命の分かれ道です。怒って、そのひとを嫌いになるか。自分の反省点に気づくことができるか。自分から実家を出たのだから、すぐにめげて帰るわけにはいかない。奮起させてくれたひと言は、落ちぶれる将来からカリンさんを救ってくれたのです。実家を出て自分で生計を立てる。当たり前のようでむずかしい。覚悟がないと、すぐにヘタレてしまいます。苦労知らずのカリンさん、大切なことに気づけてよかったよかった。災い転じて福となす。周りにリップサービスばかりする男性が多いと感じたら、深い呼吸をして心の目で他者を見つめて。厳しい言葉、弱い部分を指摘する言葉を告げてくれるひとこそ、運命の相手…の可能性があるもんです。「飽き性でひとつのことが続かないザンネンなあなた。自分を逆境に置いてみて。けなげに生きる姿を認めてくれるひとが突然ポポポーンと現れるから」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Westend61/Gettyimages文・三松真由美
2021年03月11日お味噌汁や煮物などの料理でおなじみの食材『お麩』。調理する時は、水で戻して使うことが多いですよね。イラスト料理研究家のぼく(@boku_5656)さんは、煮物にお麩を入れる際、『あるひと手間』を加えると、絶品な食感になるとおすすめしています。お麩を「もちもちプルプル」にする方法Twitterに投稿されたレシピは、以下の通り。まず、お麩を水で戻した後、軽くしぼって卵液を十分に吸わせましょう。卵液を吸わせたお麩を、フライパンで揚げ焼きします。揚げ焼きしたお麩を煮物に入れれば、もっちもちプルップルな食感になるとのこと!お麩、水で戻してそのまま煮物に入れるんじゃなくて水で戻して絞って卵を充分に吸わせ、フライパンで揚げ焼きしてから煮物に使ってみて…めっちゃ美味いから…もっちもちのプルップルだから… pic.twitter.com/S5rGNKHv8O — ぼく◓イラスト料理研究家 (@boku_5656) March 8, 2021 熱々のお麩をひと口食べれば、プルッとした食感とジュワーッと染み出す煮汁のうま味がたまりません!ぼくさんいわく、沖縄県のお麩を使った定番の炒め物『フーチャンプルー』も、同様に卵をお麩にまとわせて作るそうですよ。投稿を見た人たちからは「おいしそう」といった声が多数寄せられています。・あ~おいしそう!ネギと一緒に甘辛く煮付けて丼にしてもいいですね。・「もちもちプルプル」なんて最高の食感。試してみます!・これは天才の発想…。早速お麩を買ってきます。お麩はヘルシーな上、料理にボリュームも出るので便利な食材です。夕飯のおかずに悩んだら、試してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年03月09日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、もはや体の一部となっていたスマホを失くした21歳女性。不便と思っていたスマホのない生活だったが…。彼女に舞い込んだ意外な結末とは!?三松先生が、「スマホレスのススメ」を説きます!文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 103直美(21歳)スマホレスで、スマホより大事なものを手に入れたピコン。直美はいつものごとく、LINEの受信音が鳴り終わる前に携帯のロック画面を解除。友達のチキからの誘いだ。「今日会える?」「うん。インスタでカフェ検索するから、京都駅らへんで会おうや」近鉄電車に乗って京都駅へ向かう30分ほどの間、Instagram、Twitter、Facebookのタイムラインを全部チェック。友人の投稿すべてにイイネをつけていく。チキと解散したあとは、寝るまでひたすらスマホゲーム。そんな日常を過ごす直美にとって、スマホはカラダの一部。が、そんなスマホをなくしてしまった。寝起きにLINEをチェックしようと思ったら、ない。大慌てで部屋中探したが、ない。最新のスマホに買い替えたばかり。とりあえずPCからSNSに「携帯をなくしました」と投稿したが、実家住まいの直美が家族共用のPCを持ち歩くことは許してもらえず。3日間経過。PCでメールをチェックしても誰からも連絡がない。スマホがないと、時間が潰せない。手持ち無沙汰とはこういうときに使うんだ。いや、絶対出てくる。チキもバーガー屋に忘れたけどすぐ戻ったって言ってたし。家のテレビで映画を見始めたところ、どっぷりハマった。とくに『半裸監督』という映画が面白くて何度も見た。ちょうど映画館で、同じ監督が撮った映画を上映しているという。どうせ暇だし。最新作の『背面監督』を見に行ったら、涙アリ、笑いアリの傑作だ。映画館を出て、涙を拭くティッシュがほしいと、リュックの奥をあさっていると、トントンと誰かが肩を。「よければどうぞ。さっきの映画、泣けたでしょ」顔を上げると、白いタートルネックが良く似合う同い年くらいの青年がハンカチを差し出す。彼も同じ映画を見たのだ。そのまま、ベンチで映画話が盛り上がり、LINEを聞かれた。「ごめんね、わたしスマホ持ってなくて」「じゃあハンカチ貸すから、水曜の19時、この映画館の前で返してよ。映画の話、もっとしよ」帰宅後、もう一度家を大捜索した。「アイフォン探す」の機能は役立たんと怒りながら。しかし、意外になくても困らない、むしろ自分時間が充実して快適になってきていた。そして借りたハンカチを見つめてほほえむ。なんか幸せ。4時間の家中大捜索の結果、おばあちゃんの部屋のカーペットの下に挟まっていたスマホ発見。そういや、あの日、ばあちゃんに饅頭買ってきて渡したんだった。ばあちゃんと談話したのを思い出す。水曜日、映画館へ向かう。ていねいに洗ったハンカチを彼に返す。「あ。これいい匂いの柔軟剤。ありがと」「直美ちゃん、インスタとかやってる?」「…ううん、もう止めた。インスタよりちゃんと会って話したいから」ばっちり、彼と仲良くなった。翌日、ピンポンが鳴ったので出るとチキが立っていた。「え、直美、携帯持ってるやんか」「見つかってん! 来てくれたん?」「SNSの投稿もないし心配したわ。家電から電話くらいしてや」「ありがと」なんか泣けてきてハグした。スマホ中毒にはもうならない。スマホがあってもなくても、なくならない大切なものに気づいた気がした。【三松さんからのコメント】電車やカフェなど、ふと周りを見やると、みんなが自分のスマホに目を落としています。LINEを返したり、SNSのタイムラインをチェックしたり、ゲームを楽しんだり。今やスマホは日常になくてはならないもので、‟コミュニケーション=スマホでの返事”となっているんじゃないかと。スマホは遠距離でも愛を育めるなどのメリットがありますが、反対に即レスを返せなかっただけで、誠意がない、愛が足りない、浮気してるなどの判断をするギクシャクカップルがいるのも事実。告白もお別れも、スマホで完結というひとがいるのは寂しいです。仕事メールはなる早レスが当たり前でも、プライベートに流れる時間は人それぞれ。ネットのあらゆる媒体から24時間連絡を受け取れる時代。大好きなパートナーの通知ですら辛く感じることもあるでしょう。ぶれないパートナーシップを築くには、自分にとって必要なコミュニケーションツールは何かを見極める余裕も大事。感染など心配なことはあるけど、十分気をつけながら、恋人だけじゃなくて、友達にもリアルで会って表情や声のトーンから「あ、今、こんなこと感じてるな」って観察してください。感性が磨かれて、ワンステップ大人の関係に上がれます。「スマホレスを1か月やってみて。連絡取らなくても辛くないひとがたくさんいるって! 声が聴きたい、会いたいってひとがあぶり出されるぞ。たいして会いたくない彼氏なら別れろ」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Westend61/Gettyimages
2021年01月14日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、父親のある言葉をきっかけに、無気力生活から一念発起して人生を変えた29歳女性。三松先生が、ほしい物を手に入れたいならするべきことをお伝えします!文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 100小海(29歳)健康レスのダルダル女でも、コミットすれば変身して人生変えることができるって実話日曜日、ひとり暮らしをしている会社員の小海は、下半身が寒いなと感じて、目覚める。ゴムのスエットがずり下がり、半ケツ。「喉乾いたなっ。あれ、ハイボールしかない。まあ、アルコール度数9%以下なら水がわりに飲んでも大丈夫か」グッグッとハイボールを流し込み、3日前に買ったカチコチのチョココロネをパクつく。肌はブツブツ。下腹はタルタル。目の下はクマ。慢性胃もたれ。最低の健康管理。気にしたことはないが。空腹が満たされると、再び布団にもぐりこんだ。イヤホンをつけてアイドルグループ太郎きゅんの美声に酔いしれる。が、そこで親から着信。「もしもし起きとるか。小海、おまえ来年の1月に30歳になるなあ」げっ、また結婚の話かとゲンナリ。すると父から予想外の言葉が。「この前宝くじ当たったんだ。額は内緒やけど。やから、小海が30歳の間に結婚できたら背が高いマンション買ってやるけん。はよ結婚せい」そこで、プチッと電話が切れた。マンション? タワマンってこと? 頭がついていかないが、父は昔から嘘をつかない人だ。約束したら必ず守れ。それが我が家の家訓。「あたくしは、30歳までに結婚します!」部屋でひとり、宣誓をした。じゃあ、どうすればいいか。きれいになる。痩せる。健康的な女性になる。そうと決まれば、ダイエットじゃ。すぐに半身浴をしながらスケジュール決め。毎朝5時台から1時間のジョギング設定。YouTubeでピラティスを寝る前の日課に設定。ヘルシー食事メニュー制作。婚活サイトに登録し、毎月最低5人とデートするよう厳しくコミット。怠惰な小海がマンションのため、ストイックな生活に突入。そして数か月。会社で酵素玄米のおにぎりと、薬膳スープを飲みながら、婚活アプリで出会った男性たちに食事のお礼などを高速メールしていたら、視線を感じるではないか。すると、1年目のとき部署が同じで一緒に飲んでいた啓介が。胸がトクン。啓介はちょっぴり顔立ちが、マイアイドルの太郎きゅんに似ているのだ。当時良い雰囲気になりかけたこともあったのだが、ぽっちゃりな自分に自信が持てず、友だちモードから一歩を踏み出せず。「小海、痩せた? ふつーにきれいじゃん」「うーん? 10kg落としたよ。ふっふっふ」158cmで60kgあった体重が50kgになり、ぐんとコンパクトになっていた。便秘がなおり肌もツヤツヤ。20代のころよりも若々しい印象に。「今夜空いてない? 久々に焼き鳥田端いこうよ。鶏肉ならダイエット中でも、いいだろ?」「そうだね、ささみでも食べようかな」冷静を装いながら内心で大きなガッツポーズ! 今の自分なら、頑張れるかも。夜を楽しみに、会社のトイレでスクワットに励んだ。彼氏とマンションの2重狙い。身体が健康になると「すべてゲットできる!」と気合がみなぎる。変身した小海…おそるべし。【三松さんからのコメント】おうち時間が増えて、体のラインがだらしなくなってきてエッチ無理、と嘆く声を聞く機会が増えました。外出が減ると人に見られる機会が減るため、きちんとした服装をしなくなる。つい油断してブヨっとなってしまいます。お肌の手入れも怠りがち。食べるのが好きなかたは、いつでもパクパク…スイーツタイムとなる環境です。私は健康に関しては意識高い系なので、4㎞以上のジョギングとYouTubeのZUMBAダンスを欠かさず続け、ビフォーコロナよりずっと健康になってきました。毎日、鬼汗ってやつです。過激なダイエットはダメですが、肥満による体調不良を起こさないように、自分の体重をコントロールするのは人生100年時代の今、不可欠。毎日健康に過ごしていくために、どんな生活スタイルになろうとも栄養のとれた食事、運動、睡眠、(できれば快適セックス)のバランスを考えて! 人間の3大欲求を自由に操ることが健康への道。目の前に落ちてきたチャンスを逃さない準備を整える。もし、お肌ザラザラで下腹プヨプヨ、体臭ありだったら、いい感じになっても服を脱ぎたくなくなる。つまりチャンスが遠ざかる。いかなるときも「整ってます」と自信満々で受け入れる女になろう。「健康なボディにこそ、健康な魂が宿る。そして健康なセックスができる!! ほしい物すべてを手に入れるために健康になれ、乙女たち」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©PixelsEffect/Gettyimages
2020年12月24日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、恋愛願望はありながら地味で存在感がないと自覚している22歳女性。親友のアドバイスをもとに、あることを試したらさっそく出会いが!三松先生が魅力的な女性になるために必要な「自信」が持てるようになる策を伝授します。文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 99麻美(22歳)存在感レスで、平凡な毎日。ドキリとする日はやってくるんか某ハンバーガーチェーンでアルバイトとして働く麻美は、バイト終わりにロッカーの鏡を見て思わず呟いた。「やっぱ、わたし地味…同じシフトのケイちゃんはマスクでも美人に見えるアイメイクしててすごいな」麻美は、なんだかつまらなかった。学校とバイト。毎日同じことの繰り返し。バイトも定形ルーティン。恋の兆しもなし。ドキリとするようなことがまったく起きない。「ドキリはいつ来るんだろ」麻美は決して第一印象で嫌われるような雰囲気ではない。が、とにかく印象に残らない。目力もないし、眉も薄い一本線。言葉数も少ない。ひとの一歩後ろに立つタイプ。ブサイクというわけでなく、ただただ地味。「お先に失礼します」「あれ? 麻美さん今日出勤してた!? え、朝8時から8時間いた?」“うわ、存在感なっ…わたしゃ、ゴーストかよ”こんなやり取りが続くことで存在感のなさを実感した。いいんだ、今週末は予定があるから。小学校からの親友の沙織に誘われて、大きな街コンに参加。街コンに参加するのは初めてだ。モテ服と聞いた黒のワンピースで参戦するも、結果は惨敗。沙織が声をかけられた男性たちと2対2で話し、その場は一時的に盛り上がるものの、最後のマッチタイムでは誰にも連絡先を聞かれなかった。「沙織、3人に連絡先聞かれててすごい。わたしってなんでこんな地味子なんだろ」「麻美は一緒にいて居心地がいいのが魅力なんよ! でもね、たしかに、麻美は自信がなさすぎ。目立たんもん。銅像みたい。眉毛サロンとかネイルサロンに行ってみ」“自信がないから眉毛サロン?”と思ったが、試しに行ってみた。ほお。かわいくなった。今まで前髪で隠していた眉毛を出したくなって、いつもの美容室で相談。「あ、かわいい! おでこ出したほうが似合いますよ。ほら、明るい雰囲気に」美容師さんも褒めてくれて、うれしくなり、帰りに明るいシャーベットカラーのシャツも購入。翌日、その服を着てバイトに行く。「おはよ、麻美さん! イメチェン! かわいい」バイト仲間何人かに声をかけられた。眉毛と前髪効果、それだけなのにすごっ!自然とほかのひとの眉毛が気になった。カウンターで注文を受けながら、みんなの眉毛をチェックするようにしたら、お客さんと目が合う機会が増えて、何人かの男性客から、にこっと微笑まれた。今までメニュー表とレジしか見ていなかったけど、この店、けっこう常連さんが多かったんだな。「682円になります」「あれ、髪切ったんですね」えっと見つめると、グレーのセーターがよく似合う、短髪黒髪の、同世代の男性が笑っている。近所の大学生だろうか。「ぼく、週5で来てるんですよ」そのあと小声で「バイト終わったらそこの公園でシェイク飲みませんか」ドキリ。待ち望んでいたドキリ。嘘みたいな展開。はにかみながら、マスクの下で大きくニッコリしてみた。誰かに気づいてもらうって、気分いい。麻美の恋がそろそろ始まる前兆だ。【三松さんからのコメント】「モテない」「男子に声かけられたことない」「女子力ない」などなど存在感を発揮できずに自虐ワードをつぶやく女子多発。存在感ニアリーイコール個性ですね。個性はみな平等にあるものです。奇抜=個性ではありません。頭一つ目立つ女性に引いてしまう男性の気持ちもわかってあげて。こんな行動、私には合わないなと思うことを無理にやってみる必要はないのです。麻美さんは、自分には存在感がないと思い込み、自信がなくなっていました。そこで登場した沙織さんは、麻美さんの魅力を見抜いてアドバイスをくれています。いらんアドバイス、傷つくひと言をくれる女子友もいますが、真の友達は一本筋が通ったことを教えてくれる。ここの見極めも大事です。麻美さんに足らなかったのは派手さや個性ではなく、自信だということを教えてくれた。ベスト女子友です。「うち、存在感ないわあ」と悩んでいる人は、自分に自信が持てる策を、あれこれ考え抜くべし。イメチェン、仕事スキル向上、ダイエット、オンラインサロン参加、リスペクトするひとと話す、SNSデビュー、動画デビュー。なんでもいい。「ひとに、私いま〇〇にハマってるの」とプチプレゼンできることを見つければいいのです。イメチェンなら、眉毛をプロに整えてもらうのは本当におすすめ。太さや形を変えるだけで驚くほど顔の印象が変わるので、ぜひ試してみてください。ひとつ自信が持てると、それがジワジワ積みあがる良い循環が生まれる。自分の魅力を発揮できる日が必ずやってくる。「おうち時間増加の今こそ、人知れず存在感を高めるチャンス。眉メイクに沼はまりしてみろ。ドキリなチャンスが舞い降りる」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Halfpoint Images/Gettyimages
2020年12月17日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、夫とケンカにもならないほど会話レスの34歳人妻。三松先生が、離婚でもなく修復でもない、仮面夫婦の新しい関係の築き方を伝授します!文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 97華江(34歳)夫婦喧嘩レスで円満に見えてるが内心ざわつく仮面夫婦朝9時過ぎ、史彦が先に家を出る。リモートワークになってからは週2度の出社。華江はホッとして濃いめのコーヒーを淹れ、BON JOVIとQUEENのライブ動画を続けて大音量で流す。「やってらんない。史彦と毎日顔つき合わせて同じ空気吸うのなんて…」華江は、派遣社員をしているが現在は仕事が少なく休職中。自宅で翻訳の在宅ワークをしている。ネットで単発の仕事が見つかる、便利な世の中だ。と心でつぶやきながらも、熊のぬいぐるみをソファに投げつけ、「あたしは不便なんだよ!!」と叫ぶ。史彦とは社内恋愛で結婚。5年目に突入。会話が少なくなったのは3年前のこと。史彦が高性能カメラを買って、写真に凝りだした頃。自然を撮りたいと、休日になると奥多摩や房総半島にカメラ抱えて出かけてしまう。最初のうちは華江も同行したものの、なんだか退屈。やがて史彦はひとりで自由気ままに出かけるように。趣味の話は通じない、仕事の話も共通項がない。華江の好きなロックを史彦は嫌がる。史彦はチクリと嫌味を言うようになったのが不便な、寂しい生活の始まりだ。「ロックなんて聴いてると心が荒れるぞ」「僕の計画ではきみも僕と同じくらいの給料になって財布を別にする時期なんだけど」「アメリカの政治の仕組みがわかってないの? 日本の制度はわかってんのか」反論できない嫌味なので、黙っているうちに史彦は声をかけてこなくなった。夫婦喧嘩にもならない。圧倒的に史彦に分がある。給与、知識、実家の家柄。優勢な史彦に楯突いても無駄だと、華江は気持ちを閉じてしまった。つまり夫婦喧嘩はまったくない。それなのに、会社の同僚が遊びに来たり、マンションの自治会に参加するときの史彦の態度は別人だ。「いやあ、華ちゃんが家事得意なんで、頭があがりませんよう」「今度、華ちゃんをモデルに蓼科で写真撮ろうかと思ってます」とういう具合だ。「はあ? 二人のときは名前なんか呼ばないくせに」華江は悟った。『仮面夫婦』という状態に。ロック番組を見たあとは興奮しすぎてムラムラするが、もちろんセックスレス。セクシーな動画を流しながらむなしくひとりエッチ…。生活費を使うときには遠慮しなくちゃいけないし、夫の留守中しかロックは流せないし、声かけていいタイミングがわからないし。そんでもって子どもはほしいし。私達この先、どうなるの? 不便で寂しい仮面夫婦生活に、果たして光は差し込むのか。【三松さんからのコメント】華江さん夫婦のような状況、我が国ではアルアル案件です。先日Abemaプライムに出演した時、“仮面夫婦”がテーマでした。番組リサーチでは2割と出ましたが夫婦仲相談を日々している私からすると、その倍の4割はいるっしょ、という感覚です。会話も喧嘩もなくなって、淡々と暮らす二人。むなしくないのか、と周りは思いますが、結婚生活を継続するほうがメリットがあり、しかたないと考えるひとがいて当然です。経済面、子どものこと、世間体etc.。天秤にかけて結婚継続をチョイス。華江さんも、本心は現状打破したいと悩んでいます。もちろん、仲良し夫婦に戻るのが一番安泰。しかし、こじれた関係、薄れた愛情の復元はかなり難しい。元に戻るというより、「新しい関係を作ろう」と動くのが正解かなと思うのです。お互い頼りたいところを整理して、そこは頼る。家事も5割ずつでなくていいので、7割3割で分担する。週一回は、昔行った店で外食する。こんなルール作りを提案するだけで、風の流れが変わります。ニューノーマル志向の世の中。仮面夫婦かな、と感じてる方々は仮面夫婦なりの新しい関係を編み出そうというのが私のアドバイスです。「仮面夫婦の行く末は熟年離婚か、わびしい老後。気づいた時に大きく舵を切るべし。ニューノーマルの動きを発揮するのは今だ!」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©fizkes/Gettyimages
2020年11月26日ananwebのインスタグラムで「彼氏への不満」を募集したところ、たくさんのお悩みをいただきました。レス人でおなじみの三松真由美先生に分析、回答していただく、レス人番外編第12弾!今回は「ほかの女性に対する彼の態度」です。文・三松真由美【レスなひとびと 番外編】vol. 12自分のイラッは、彼が悪いせい? ちゃんと見極めて!他の女性に対する態度、どんなものがあったでしょうか。元カノの話が多い女友達が多い女友達と仲良すぎる異性の女の子と遊びたがる。遊ぶ相手いるなら私は必要なの? って思う他の女とエッチなLINEしてること女友達と電話する必要ないでしょ。女友達と日付が変わるまで2人きりで飲む! 帰ってはきますけど…元カノからのプレゼントや手紙、写真を捨ててくれず勝手に捨てたらプライバシーの侵害だと…SNSで特定の女の子に対してのみ、いいね押しすぎ。自撮り投稿には100%いいね押してるの歴代の彼女の話をするのをやめてほしい。伝えても隠すのやだからって言われるけど異性2人で出掛けても大丈夫って言ってくる、どういうこと? それ他の女の子にも優しい嘘ついて女と遊ぶTwitterの裏垢で、エッチな女の子たちをフォローしている。知らないふりをしています。悲しいです付き合ってるのにマッチングアプリで他の子と連絡とってる私が男の人と遊んだらグチグチいうくせに、自分も女の人とか私のお姉ちゃんと遊んでてうざい8か月も付き合ってるのに未だに元カノの写真を消さないところ元カノのものをいつまでも残してる出てくる出てくる、彼への不満。女の敵は女でござる。ジェラシー満開のコメントを眺めながら「私も若い頃はそうだったよなあ」とシミジミしてしまいました。大人になると「嫉妬するなんてかわいいじゃない」と余裕の目で眺めることができるようになるんですよ。ヤングなみなさん、なぜイラっとするのか根本を考えてみましょう。“そいつ”に彼を寝盗られるんじゃねえの彼は私より“そいつ”のほうが好きなんじゃねえの彼は私のこと好きだけど“そいつ”のことも同じくらい好きなんじゃねえの彼は“そいつ”だけじゃなく、複数の女と付き合うのが平気なタイプじゃねえの彼は“そいつ”のとこに戻っていくんじゃねえの考えていると、クラクラしてきます。見えない“そいつ”に牙をむく。彼を独り占めしたいのに邪魔すんなよ的な敵意。生産性がない怒りなので、視点を変えましょう。まず“そいつ”のことを頭から追い出す準備を。あなたを不機嫌にしてしまう彼側に問題があるのか、“そいつ”に囚われて怒ったり、悲しんだりするあなたが幼いのか。根っこのとこを深堀りせよ。あきらかに彼が悪い、と断言できるならその案件を膝交えて話し合わないと解決しません。彼はあなたが“そいつ”にイラっとしてることなんざ、気づきません。今回寄せられたコメントがあなたの願いを語っていますが、この短文だけでは彼に伝わらない。(私には理解できるけど)「そいつとエッチなLINEすんな」「そいつと電話すんな」「そいつのSNSにイイネすんな」ってことですよね。このあとに「なぜならホニャララ」とあなたの本音を正しく伝えるのが大切。事例「私はあなたが他の女性にこういうことすると胸が張り裂けそうなの。他人を恨む醜い女に堕ちてゆくわあああ。嫉妬深い私を罰してええええ」みたいな。いや待て。冷静になると「それくらいならいいじゃない」と思えてきませんか。未婚のうちはわからない感情かもしれませんが、結婚したり、長期同棲をしていると”マンネリ”というあくびが出るような関係に陥る二人が増加。「彼が空気みたいな存在」になって、トキメキ減少。エロチックな雰囲気は消滅。既婚者に蔓延するセックスレスという状態になってゆきます。そんな二人に刺激を差し込むという意味で、『嫉妬』は絶大な効果を発揮するのです!!! ここ強調したいところなんで、腹落ちさせてね。今は鈍感な彼に不満を持っていても、いつの日か「どうでもいいや」と思えるマンネリ状態になる。そのときに『嫉妬』することで「あ、わたし、彼のこと好きだから腹が立つんだ」と立ち返るきっかけを与えてくれる。ながーい目で二人の関係を考えてね。そして、彼は“そいつ”より自分のほうを好きっていう自信も持とう。「ジェラシーの根っこを見つけてみて。彼にちゃんと伝えても彼が“そいつ”に行くのなら、彼は浮気男&女好き。謹んで“そいつ”に差し上げましょう」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Elie Bernager/Gettyimages
2020年11月05日30代40代の大人かわいいショートボブ30代40代の大人かわいいショートボブスタイリング剤を付けてマジックカーラーで横だけ巻いてショートの横にボリュームを出すとちょっと雰囲気が変わります。ケートke-to.beautyhair30代40代の大人かわいいショートボブを見る櫛やブラシでお風呂上り乾かす前に梳かす。お風呂上りは髪が洗った後で毛が色々な方向を向いています。シャンプーで頭皮を綺麗にしている状態で髪を整えてあげると頭皮の穴は多少緩くなっているので、整いやすくなっています。お風呂から上がった後に毎日梳かしてあげると扱いやすくなりやすいです。30代40代大人かわいいショートボブ30代40代大人かわいいショートボブ30代40代の方におすすめのショートボブ前髪も厚すぎないので今っぽく感じます。でも、落ち着きもある大人かわいいショートボブのヘアスタイルです。ケートke-to.beautyhair30代40代大人かわいいショートボブを見るお風呂上りにタオルで髪をふき取る時は優しく。ガシガシとタオルでふいてしますと髪が絡まっていたりして、髪が痛みやすくなってしまうかもしれません。抑えて毛を優しく拭きっとってあげると後々の髪のダメージに違いが出るかもしれませんね。ショートヘアショートボブヘアスタイルショートヘアショートボブヘアスタイルナチュラルなショートカットスタイル。乾かした後にアイロンを巻いてもスタイリング剤つけても大丈夫です!ケートke-to.beautyhairショートヘアショートボブヘアスタイルを見るシャンプーで洗う前にしっかり濡らす。シャンプーで洗う前の肌は髪が邪魔したり頭皮までシャワーが届きにくいです。頭皮にシャワーヘッドを当てて頭皮を動かすように当てると濡れるのが早くなったりします。頭皮もそうですが髪もしっかり濡れていないとシャンプーがうまく伸びずしっかり全体を洗浄出来なくなってしまうのでしっかり濡らす事は大切です。ミディアム風ショートボブヘアスタイルミディアム風ショートボブヘアスタイルハネ感とフンワリ感でひし形シルエットを作っています。ロングからショートにしたい方が入りやすいスタイルです。表面にレイヤーが入っているので、おしゃれを楽しみたい方は特におすすめです。ケートke-to.beautyhairミディアム風ショートボブヘアスタイルを見るブローをする。先程頭皮を整える話がありましたが、髪も整えると髪も癖が多少つきますのでお勧めです。ちょっと慣れが必要かもしれないので何かわからない事があったら担当の美容師さんに相談してみると良いかもしれませんね。意外と1日1日が大切だったりします。髪が扱いやすくなるとセットも楽になってくるかもしれませんね。皆様のヘアライフに幸せが訪れますように。ケートke-to.beautyhairケート ke-to.beautyhair三軒茶屋美容室美容院ヘアサロン個室【二名様で入れるお部屋もございます。施術を二名様とも行わせていただける場合は、順番の施術となります。宜しくお願い致します】オーガニックカット、カラー、パーマ月曜日、火曜日、金曜日、土曜日、日曜日ヘッドスパ担当者固定出勤日水曜日ヘッドスパはMikaのみの対応になります。メニュー税抜カット5500円話が苦手な方は、必要以上お話なしサイレントカット5500円前髪カット1000円2ブロックのバリカンのみ1000円学生カット4000円小学6年生までキッズカット3000円オーガニックカラー7000円ショートリタッチカラー4500円ロングリタッチカラー5500円オーガニックパーマ7000円トリートメント3500円からクイックヘッドスパ5000円美髪ヘッドスパ10000円美髪+育毛ヘッドスパ13000円オンラインショップにて現在オープン記念期間につき自社では取り扱いのない様々な美容商材【シャンプー、トリートメント、ワックス、スプレーなど】15%オフの物の取り扱いも行っております。お気軽にお問い合わせください。 この投稿をInstagramで見る KOJI (@kawai.koji1)がシェアした投稿 - 2020年 7月月6日午前2時38分PDT
2020年11月05日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、LGBTであることを隠して友達付き合いをしている女性27歳。偽り続ける彼女に、三松先生が心地いい自分の居場所の見つけ方を伝授します!文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 94カリン(27歳)本音レス、無理して女子友コミュにいるけど胸がザワつくカリンは、手慣れた様子で松屋の牛丼チケットを発券した。運ばれてきた牛丼に大好きな紅ショウガをたっぷりかけて思いきり頬張る。もちろんサイズは大盛り。友だちの美穂からLINEが。「今日はフルーツとヨーグルトを食べて生姜湯を飲んだよ」少し考えてすぐに返事を打つ。「わたしはお湯にレモン汁と塩をちょっぴりいれたドリンクを作って飲んだ~。胃腸がポカポカしていい感じ」うさぎがハートを作っているスタンプも同時に送信。そんな健康おたくのドリンクを飲んだことなど、もちろんない。YouTubeで見たモデルのモーニングルーティンで紹介されたものを覚えていただけだ。「えらいじゃん! レシピおしえてー」スタンプの着信履歴が2件。既読はつけずに、味噌汁をズルズルすすっていると、他のLINEグループからも連絡が来た。「カリン、アプリの進捗はどう? デートしたら写真見せてよ。盛ってない写真ね」思わずスマホを裏向ける。これは数日未読でいいや。友だちのことは大好きだ。好きだから無視はしないし、遅れても返事は返す。しかし…なにゆえ、友だちというのは体型から、恋愛から、転職にいたるまで、頼んでもいないアドバイスを懇切丁寧、かつマメにくれるものなのか。はああ。ため息がでる。リーディングダイエットも、出会い系アプリへの登録も、手堅い固定給の事務仕事への転職も、カリンは全然求めていなかった。出会い系プリは登録後、一度も開いていない。女子会で恋バナ、聞くだけならいい。だがみんなは「カリンはどうなの? 気になる男いる?」と必ず聞いてくる。そこで「好きな人はできたことない、これからもできないかも」と話すと「もったいない」「それはまだ本当に好きな人に出会っていないだけだよ」なんてことを口々に言われる。まるでカリンをダシにした討論会だ。「まずは出会い系アプリを始めなよ」とアドバイスを受け、目の前で登録させられ、今にいたる。カリンは部屋でアニメを見たり、本を読んだり、ぼっちになりたいのだ。寂しくなったときだけ友だちに会えばいい。ムラムラしたときは、ゆっくりひとりエッチを楽しみたい。出会い系アプリだ? 私が魅力を感じるのは、髪の毛サラサラの女性だし。が、そんな本音を言えば友だちはドン引きショックだろうし、遊んでくれなくなるかも。だから「ありがと」と言って受け入れる。「きっと私がほんとに変人なだけだから」普通の友達関係に適合するために、カリンは今日も無表情でうさぎスマイルのスタンプを打つ。【三松さんからのコメント】女性は共感力が高いってよく言いますね。よかれと思ってアドバイスしたり、親身に相談に乗ったりと、友だちのために時間を割きます。その女子友マインドに救われて信頼関係が深まっていくケースもありますが、カリンさんのようにそれが負担になっている人もいるかもね、と最近よく思います。女性にとって結婚だけが幸せのてっぺんでなくなった今の時代。セクシャルは十人十色であるという当たり前のことを、少しずつ世間が知ってきたのです。自分が異性愛者でも友だちは違ってて、カミングアウトをしていないのかもしれない。そんな当たり前のことをふまえながら付き合うだけで大切な友だちは、ぐんと生きやすくなるかも。カリンさんの場合は、もっと自分を自由にしてあげてほしいなとも感じます。恋愛に興味がないと話したときに受け入れてくれるコミュニティもあるはず。「いいじゃん。ところで、今日晩ゴハン何食べたい?」など、カリンさんを否定しないコメントが寄せられるってやつです。探せば必ずあります。ひとつのコミュニティの型に自分をハメるのではなく、自分の自然体にフィットする新たなコミュニティに出会ってほしいなと。例えばSNSで趣味アカウントを作るのはどうでしょう。共通の趣味の友だちが見つかります。#牛丼とか#ボーイズファッションとかね。受け身で周りに合わせてばかりでなく、ちょっと横道を探して自分の居心地がいい広場に向かうのもありでしょう。「本音言えないコミュ、本音言えるコミュ、いまの世の中、自分の居場所はいっぱい持ってるのが快適だ。我慢しないで、サイコーの友達をつくろう」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Westend61/Gettyimages
2020年10月29日松山ケンイチが主演をつとめ、NHKスペシャル班の膨大な取材の蓄積を基に、ひきこもり当事者の声をドラマで描いた「こもりびと」の放送が決定した。主人公は、10年以上に渡ってひきこもり生活を送る倉田雅夫(松山ケンイチ)。重いストレスを抱え、働けなくなったことがきっかけだった。厳格な父・一夫(武田鉄矢)は元教師で地元でも尊敬を集める存在だが、雅夫の存在を世間から隠し、息子に介入することも諦めていた。しかし、自らの余命宣告を機に、最後にもう一度息子と向き合うことに。一方の雅夫は、閉ざされた部屋の中で人知れず、ひきこもりから抜け出す道を必死で探っていた――。松山さんは本作について、「ひきこもりの特性上関係のない人達が作り上げた像がそのまま認識されているような気がします。切り捨てても良い存在。自分達には関係の無い人種。でももし、ひきこもりの人がいなかったら誰が思いやりや優しさよりも効率ばかり求める社会にNOと言えるのかなと少しだけですが当事者に触れてみて感じました」と語る。「ステレオタイプのひきこもりからこの作品を通して少しでもその印象が変化していく事に期待していますし、各々の捨ててしまったもの、忘れてしまったものを振り返る機会になって頂けたらと思っています」と作品が及ぼす力に期待を込めている。そのほかのキャストには、北香那、迫田孝也、根岸季衣ら。挿入歌には「ザ・ブルーハーツ」の楽曲が起用される。NHKスペシャル ドラマ「こもりびと」は11月22日(日)21時~NHK総合テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年10月21日好きな人からLINEの返信が来ると嬉しいですよね。「即レスは脈ありサイン」なんて説もありますが、実は返信が早いのに脈ナシということもあるみたい。では、即レスする男性はどんな気持ちなのでしょうか?今回は脈ナシ男性が即レスする心理を4つご紹介していきます。彼の脈を見極めるヒントにしてみましょう。■ スマホに依存しているだけ四六時中スマホを触っているタイプの男性は、暇つぶしに即レスします。女性への関心が高いのではなく、スマホに依存しすぎて手持無沙汰を返信することで埋めているのです。「まじで!」「ウケる」「ヤバいね」「なるほど~」スマホに依存気味の男性は、このような汎用性の高いリアクションで適当に返す傾向があるでしょう。あまり考えておらず、とりあえず盛り上がりそうな言葉を送っているのです。話題を続けることはできますが、「なんだか軽いな」「適当な感じがするな」と感じたら、このタイプに当てはまっていないか考えましょう。■ 優柔不断でいい顔をしちゃう「皆に好かれたい」という八方美人なタイプの男性は、好意に関係なく明るいメッセージを即レスします。一見「反応がいいから脈アリかも」と思えるのですが、相手は全然意識してなくて見事に脈ナシ…という展開もあり得るのです。この優柔不断で“いい人”に見られたい男性は、顔文字・絵文字・スタンプの装飾が多すぎたり、テンションが高すぎる傾向があります。「盛り上げないと」「愛想よく振る舞わないと」という気持ちが根本にあるため、シリアスな雰囲気が苦手で無理してでもテンションを上げるのです。■ メッセージが溜まるのが苦手来た連絡にはすぐ返信したい性格の人もいます。その理由を聞くと、「メッセージが〇〇件」と表示されることがストレスなのだとか……!特に、忙しい人や人脈が広い人にみられる特徴で、返信を「仕事をこなす」ぐらいの感覚で捉えているのでしょう。また、このタイプの男性は早めに話題を切り上げようとする傾向があります。デートの約束を取り付けてくれるなら脈アリ、仲良くなるつもりがなさそうなら脈ナシ、と考えると分かりやすいかもしれません。脈ナシの場合に無理に連絡を続けようとすると、相手は「しつこいな」「めんどくさいな」と感じることも。切り上げたい雰囲気の時は後追いしないようにしましょう。■ 好きな話題だから盛り上がってる「即レス」「楽しそうな雰囲気」「盛り上がってる」などの条件は、脈アリLINEの定番ですが、脈ナシでも“好きな話題”であればこのような状況になるようです。メッセージを送っている女性への興味ではなく、話題への興味で即レスしているのです。しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。これから恋愛に発展する可能性はあります。共通の話題で盛り上がりつつ「気が合う」「共通点が多い」などの意識を共有できれば、「付き合ったら楽しそう」と想像しやすくなるはず。今はまだタイミングが来てないだけで、無駄なやり取りとは限らないのです。楽しいメッセージを重ねながら、じっくりと恋愛感情を育てていきましょう。■ 返信の早さ以外も見よう好きな人からすぐに返信が来ると嬉しいですが、即レスは脈アリ・脈ナシの両方があります。返信の早さはあくまで判断材料の一つにした方が良いかもしれません。メッセージの内容や会った時の言動など、様々なところに人の好意は滲み出ます。「即レスしてくれるけど好きなのかな?」と疑問が湧いたら、様々な視点から脈アリを判断してみましょう。複数の項目から「脈アリっぽい」と分かると少しだけ安心して、前向きに恋愛できるようになりますよ。(岡あい/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年09月20日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、結婚詐欺に遭った26歳女性。三松先生が、結婚願望を抱く女性が忘れがちな重要ポイントをお伝えします!文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 89日富美(26歳)危機予測レス。なんも考えずリスキーな結婚に向かい、ギャン泣きするはめに。「ひふみんは、結婚したい病だからね。結婚詐欺には気をつけなよ」大好きな女子友、芽依がレモネードを飲みながら諭してくれる。日富美は女子校時代から芽依に憧れて大人になった。芽依のファッションをまねしたり、芽依の文房具とおそろにしたり。就職も芽依のアドバイスどおりキラキラ雑貨のチェーン店。親よりも芽依の言うことを信じている。好きになった男子もまず芽依に紹介し、ダメ出しが出たらバイバイしてきた。いま、彼氏はいないが、“結婚したい病”のため、マッチングアプリやネット婚活に励んでいる。そんな日富美の前に、突如現れたアスリート系さわやか青年。チーママが客同士をマッチするお見合いスナック『PICORO』で知り合った。彼の名は三郎。日本のスポーツ選手のリタイア後のキャリアを応援する会社を作りたいと、夢を熱く語る。何度か一緒に飲みに行く。そして、エッチ4回済み。日富美の“結病”が重篤化したのは言うまでもない。今回は芽依に会わせてNG出るのが嫌なので、紹介はしない。それほど、自分を信じている。「芽依、三郎くんと結婚するよ。運命の出会いなんだ。将来のことちゃんと考えてるし。日本に貢献したいって」「ひふみん、出会って3か月そこらで結婚決めちゃダメよ。危ないよ。裏の顔があるかも」「ないない。三郎くんは日本に元気を与える正義の味方だよ。細マッチョで、エッチも…すてき」芽依は「日本を元気に」なんて言うやつはビッグマウス男だ、住所調べろ、履歴書もらえとうるさく言うが、日富美のスマホは式場の検索履歴でいっぱいだ。恋愛気分上昇中の日富美に三郎が笑顔で頼む。「クラウドファンディングで集めた資金があと180万足りないんだ。ひふみん、出資してくれないかな。この事業がうまく走り出したら、一緒に住もう!!」“結病”とは恐ろしいもので、思考力を鈍らせる。ネットバンクに貯金していた201万の残高が21万に一瞬で変貌。その後の展開は、悲惨なものになった。芽依に抱きついて、泣きじゃくる日富美。背中をさする芽依。合掌。【三松さんからのコメント】「日本人の意識調査」(平成30年調査/2751人)では必ずしも結婚する必要がないと答えた人が約7割。恋人がほしいと思っていても婚活する人は25%未満と言われています。マッチングアプリが盛況なようですが、“結病”女性はそれほど多くはない。わたし、プライベートで若年未婚女友達と遊ぶたび、その中のひとりに「彼氏紹介してください」と言われています。彼氏=人生を彩る異性のフレンド、という感覚です。でもって気に入れば入籍が理想…的な。でもでも、ひふみんのような“結病”女性も確実にいますね。そんな方々は「結婚なんて勢いでするもんです」「直感が鋭くないと運命の相手を見逃す」と申すのですが、その考え方がリスキーだ。勢いは大事ですが、危機予測能力も備えておかないと、何かを失う。昨年、婚活歴10年、35歳でやっと理想の相手が現れて結婚パーティをした女性がいます。彼女は理想が高かったので、相手の欠点を見つけると結婚に踏み切れなかったのです。そのうえ「35歳までに!」の“結病”でした。この目標設定が仇になり、危機予測能力が消失。2か月未満で離婚騒動。ただいま、争っています…。いつの日か、このお話もお伝えしましょう。「結婚への憧れも、目標設定も持ってるほうがよいけれど、危険予測センサーは常に作動させとかないと最高に悔しいことになる」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©fizkes/Gettyimages
2020年09月17日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、夫の不倫を知ってしまった31歳人妻。意を決して不倫相手を呼び出すが…。三松先生が、夫に不倫されたら妻が取るべき秘策を伝授します!【レスなひとびと】vol. 87香子(31歳)夫への信頼感レス。不倫夫と結婚継続していけるんだろうかと悩みまくる。香子はスーッと息を吐いた。手の震えを止めるためだ。カフェの扉が開いたことを知らせるチャイムがなった。「香子さんですか。春未と申します」ダボッとした地味なチュニックを着た女。こちらをオドオドした様子で見つめる。なんとも言えない悲しさが押し寄せる。気が強そうなビッチだと思っていたのに…。女子大生の春未は、夫、ヒデの不倫相手だ。2週間前。最近常にスマホを持ち歩いていたヒデが、酔っぱらって帰って来た日のこと。うっかりテレビの前にスマホを置いてお風呂へ向かった。“見ていい?…それしたら嫌な妻だよね”香子は葛藤した。最近のヒデは週末出張が急に増えた、帰宅時間が遅くなった、記念日当日に急な夜勤が入ったって出かけた。不審な行動のオンパレード。“やっぱ、たしかめないと気がすまないよ”ロック画面に、香子の誕生日の数字を入れると簡単に開いた。「お前の誕生日にした」と契約時に言ってたことを覚えている。めんどくさがり屋のヒデ。いちいちパスを変えているはずがなかった。LINEやSNSのDMをさらっと目で追う。不審な内容はない。「疑って悪かったかな」と思った矢先、見たことのない電卓の形のアイコンのアプリが目に留まる。本能が「やばい!」と叫ぶ。タップした。途端、アプリの様相が変化し、メッセージboxが現れた。そして春未との情事に関するメッセージのやり取りがズラリと。胸がバクバクする。混乱しながら、メッセージ画面のスクショを撮り、自分の携帯に送った。とりあえず証拠を押さえるためだ。ヒデがお風呂から出てきた。「ヒデっち、これ何?」うろたえながらも、「勝手に見んなよ」と反論してきたヒデとはあれから2週間、口を聞いていない。香子と夫の間には3才の子どもがいる。子どものためにも別れるという選択をすることはできない、そう考えた香子は春未にDMを送った。「ヒデトシの妻です、一度会いましょう」そして今日。話せば話すほど、春未は純朴ないい子だ。伏目がちに、か細い声で香子の質問に答えてゆく。苛立った。この子がヒデっちと不倫??なんで?意味わかんない。話していると最後に衝撃の事実が。「ヒデさんは、独身だと言ってました」合コンで出会ったヒデは独身だと嘘を付き、付き合って8か月になる。しかし連絡ツールに指定があったり、家に行かせてくれなかったりと疑問に思うところは多かったが、まさか自分が不倫しているとは思わなかったと。香子は混乱しながらも、今日の目的である念書にサインをしてもらった。「二度と会わないことを誓う。会えばこちらが200万円を請求する」というもの。深々とお辞儀をして帰る春未の小さな背中を見て、香子はかわいそう…と感じた。“こんないい子に嘘ついて、もて遊んでいたなんて。最低なやつ。私、このままヒデっちとやっていけるのかな”【三松さんからのコメント】今回、香子さんの悩みは夫の不貞ですが、妻も同時に不倫しているW不倫の話も決してレアではない。ワーキング妻の増加で、女性も自由な時間と資金を得やすい時代です。とは言え、どちらも外に彼氏彼女を持ってよしというシステムを家庭に取り入れて、家庭は安泰という夫婦は至極少ない。暗黙の了解カップルはいますが。パートナーが不貞行為をしたら許せないのが一般的です。1度なら許すという妻の話はよく聞きます。しかし、繰り返す男性は数多し。さて、夫に不倫されたら?私のアドバイスはアクシデント対処用に、結婚後も自分個人の資産を持つことです。“妻貯金”です。パートナーの不定行為で離婚となった場合、慰謝料・養育費はもらえますが、その支払いが滞るのは必然。夫の収入に頼らずとも生きていける自信がみなぎれば、不倫リピートを我慢する必要がなくなります。生涯ひとりのパートナーと添い遂げるのは理想的です。不倫を心から許して、ゼロから愛を積み上げる覚悟があるならそれもよし。相手の不倫による離婚、結婚継続、どちらをチョイスしても“妻貯金”があれば、気持ちが少し楽です。お守りのようなものですね。「不倫にも悪行レベルがある。不倫相手にも嘘ついて、将来を壊すような行為は極悪レベル最高。女二人を苦しめる男は信用できん!不倫夫を持つ妻は、悪行レベルを判定してみよ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Carlo Prearo / EyeEm/Gettyimages©Westend61/Gettyimages
2020年08月27日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、Stay Home中のLINEやり取りで彼と気まずくなった30歳女性。三松先生が、愛されるLINEの送り方やラブラブになれる付き合い方を説きます!文:三松真由美【レスなひとびと】vol. 81ヒカル(30歳)ステイホーム中、既読レスの彼氏に暴言吐いて大騒ぎ。ふられる一歩手前!「ふぅー」ヒカルは、ため息をつく。自粛明け、久々の出勤日だが元気が出ない。「なんであんなこと言っちゃったんだろう」電車に乗り、神奈川にある自宅から渋谷の広告会社に出勤。ステイホームは緩和されたが、乗客はスカスカでなんだかびっくり。通勤で座れるなんて。座席で何度も読み返すのは拓郎とのLINE画面。「連絡してこないで」絵文字なしの冷たい短文。その後LINEは途切れたまま。拓郎とは付き合いはじめて2年になる。婚活アプリで知り合った拓郎は、同じく渋谷にあるベンチャー会社勤務。ヒカルは渋谷に着くやいなや、キョロキョロと辺りを見渡し、無意識に拓郎の姿を探す。肩を落とす。いくら人が少ないっていったって、渋谷駅で好きな人にばったり会えるわけ無いじゃん。またも「ふぅー」。ことの発端は1か月前。外出制限でなかなか会えない時期。ヒカルが「会いたいよ」と提案したが、拓郎からは、「落ち着いてからにしよう」とそっけない返信。拓郎が正しいことはわかっている。でも周りの同棲カップルは、同じ家で24時間一緒にいながらイチャラブ生活を送っているし。こっそり会ってる友達カップルだっている。元々LINEがマメではない拓郎。仕事以外でIT機器は使いたくないという頑固者。ZOOMもいやがる。ちょこちょこ会うことで関係を深めてきたふたりだった。だからこそ、ヒカルは焦っているのだ。ステイホーム中、いつも以上にたくさんのLINEを送った。新しい話題を作って送り、自然消滅しないように努めた。拓郎が既読をつける速度はどんどん遅くなる。家から出られないストレスも重なって、ついにブチ切れてしまったのが2週間前。「浮気でもしてるわけ? 冷めたなら冷めたって言ってよ。もう別れてもいいんだから」エスカレートした内容を日々送りつづけた。そして来たのが「連絡してこないで」のデスLINE。不安になるあまり、自ら別れを作ってしまった。拓郎がいつもと変わらなかったのは、関係に信頼があったからなんだと、今さら気づいて反省した。以前のLINEには愛がいっぱいの言葉がポツポツ並んでいる。「どこにいても思ってるからね」と。会わなかったのもヒカルを大事に思っていたからだろう。「私ひとりでストレスに負けて騒いじゃってバカみたいだ…」夕方、渋谷のホームでもう一度LINEを読み返し、涙があふれる。既読はつかないけど、ちゃんと謝りたい。「ごめんね。もう嫌われてるかもだけど、わたしはまだ好きです。別れたくないんだよ」送信と共に既読がついた。拓郎もLINE画面を見ていたようだ。「別れるつもりなんてない。お互い頭を冷やしたくて、連絡をいったん止めてほしかっただけ。コロナで仕事も大変で。こっちこそごめん」電話をすると、渋谷のハチ公あたりにいるという。ヒカルは目の前に来た電車に乗るのを止め、ハチ公前へとダッシュした!【三松さんからのコメント】あなたはささいなことでも誰かにLINEを送りたいタイプ? もしくは大雑把で、彼氏や友達からのLINEに返信するだけのタイプ?短文やスタンプは手間がかからないので、気軽に「自分の世界観」を送ってしまいがち。特に好きな相手には、世界を共有してほしくてズルズル送りっぱなしになる女性もいますね。内容がたわいないものならまあ許すとして、攻め言葉や自虐言葉になっていたらアウトです。相手を信用できずに責め立ててしまう人には、言い分があります。過去の恋愛でトラウマになるようなダメ男、女に引っかかり、信じた結果、裏切られた経験がある人。同じ轍を踏まないよう悪いほうへ物事を考える。恋愛中、多少の嫉妬心が起こるのは仕方ないです。ただ、思いやりがないのはダメ。相手の行動が、相手の気持ちそのものです。なぜ連絡をくれないのかと疑う前に、なぜ連絡ができないのか、忙しいのかもしれない……など、状況を想像して想いやる気持ちがないと。忙しいときに「なんで返事くれないの? 浮気?」と棘文が来るよりも、「お疲れさま! 会えてないけど風邪ひいたりしてない?」と癒やし文が来るほうが嬉しいに決まってます。相手を信じて接していけば、なめらかな関係を築けるはず。過去の悲しい恋愛に引きずられ、進行中の恋愛に黒い雲をかぶせるのはやめましょう。相手を信じられる自分になること。自粛中ていねいに信頼関係を深めていたカップルはステイホームが終わってから、前よりずっとハッピーになっています。「会えない時間が愛育てるという昔の名曲を聴いてみろ! ほんとに大切なひとは、目をつむればソコにいるのだ」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©PhotoAlto/Eric Audras/Gettyimages
2020年07月09日