夢と現実とが融合し魅せる、2.5次元舞台をもっと知りたい!刀剣男士と歴史上の人物とが邂逅。舞台『刀剣乱舞』が魅せる忠義と愛と。――お二人は2年前、科白劇ですでに同じ舞台に立っています。当時と今とで印象が変わったところはありますか?和田琢磨さん(以下、和田):七海さんとは、初めましてな感じはあんまりなかったな。七海ひろきさん(以下、七海):私は2年前が刀ステ初参加で、宝塚を退団して初めての女性役で、刀ステに女性が出るのも初めてだったから、いろいろプレッシャーを感じてました。稽古場での居方も、これでいいんだろうかと悩んだり…。科白劇は稽古の日数も少なかったからとにかく必死でした。今回のほうがみんなと話せてます。和田:僕は単純にすごく楽しみでしたよ。これまで多くの舞台を経験してる方だし、稽古場で実際に拝見して、これは人気出るぞって。七海:あはは(笑)。“二度目まして”の和田さんは、意外に天然なところを感じる瞬間がちょこちょこあります(笑)。みんなのことをまとめたり、引っ張ってくれてるんですけど、たまに着眼点がユニークというか(笑)。和田:AB型だから、よく言われるんですよ。でも七海さんにも似てる部分があるんじゃないかと勝手に思ってるんですよね。稽古場での居方を見ていると、俯瞰的にモノを見ているのを感じるので。僕から見た七海さんの印象は変わらないですね。最初から居心地のいい人でした。七海:舞台の稽古って、取り繕ってもどうせ後々ボロが出るんで(笑)。だから毎回、ありのままですね。できないものはできませんので、後で追いつくんでっていう。気張らず、自然体でいます。――舞台上でソーシャルディスタンスを保つために科白劇として演じた作品が、今回は「綺伝 いくさ世の徒花」として上演されますが、見どころは?和田:最初から人となりがわかっている状態なのもあって、より深いところまで突き詰めようという気持ちはみんなにありますね。僕らは他の隊より一、二歩進んだ状況から始まるわけだから、普段では到達できないところまで掘り下げようと、稽古場でも末満さんが発破をかけてくださってました。七海:今回は突き詰めるだけの時間もあったしね。科白劇で一度やってるから、前回と同じ部分は自分の中にまだ残っていて。でも、それを思い出しながらやっていると、今度は前回とはまた違う感情が生まれたり…。そういう部分も末満さんはきっと大事にしてほしいと思ってるんじゃないかな。単純に同じ作品ではなく、題材は同じだけど世界観は違うというか。あとは単純に、前にやっているからこそ、前よりパワーアップしたとは言われたいです!――刀ステの魅力、そして刀剣乱舞の魅力は何だと思いますか?和田:刀剣乱舞の魅力はそれこそたくさんあると思うんですけれど、舞台では歴史上の“もしこうだったら”というifの物語が描かれるので、非常にロマンがありますよね。「もし織田信長が本能寺の変で生きていたら」とか、「細川忠興が妻を殺していたらどうなっていたか」とか。だから、原案のゲームを知らなくても単純に楽しめますし、われわれも演じていて歴史の勉強になっています。それに、登場人物一人ひとりが粒立っているので、推しを見つけるのに適していると思いますよ。七海:私はもともと『刀剣乱舞』好きだったので、出演が決まった時はすごく嬉しかった!科白劇から2年が経って、私もそうだし、みなさんもこの間にいろんなことを経験してきているので、だからこそ出てくるものがあるんじゃないかなと思いますし、前回とは全然違うなと感じるところがたくさんあります。それに今回は時間遡行軍との戦いも直接あるので、まず舞台上にいる人数が多い(笑)。和田:刀ステは殺陣のクオリティは非常に高いと自負しています。迫力もありますし、常に臨場感を追い求めているので、単純に見ていてすごいなと思っていただけるようなものになってるんじゃないかと思いますね。――お互いが演じてらっしゃる役の見どころを紹介してください。和田:細川ガラシャって悲運な女性として儚げに描かれることが多いんですけど、同じ物語の中で生きていると、今の女性が憧れる要素をたくさん持っているなと感じるんですよね。戦国時代に生きて、殿様の言うことは絶対という時代に、自分の意思をはっきり示したり、それでも(細川)忠興様のために身を引くところもあったり…。歌仙兼定が二人の半生を物語るシーンがあるんですけど、そばで見ていて人としてすごく魅力的な女性だなと感じますし、七海さんにぴったりの役ですよね。七海:歌仙兼定は風流な部分もあるけど、戦い方は風流というか…。和田:力任せ(笑)。七海:気持ちのままに行く部分があったりするところが、歌仙兼定の素敵なところですね。和田:僕自身、ロールキャベツ男子なんで(笑)。見た目は草食系だけど中身は肉食系っていう。七海:自分で言っちゃった(笑)。そういう部分が本人の魅力とあいまって、最高なんですよ!最初にキャスティングされた方はブラボーだと思います。和田:そんな時から知ってくれていたんだ、嬉しいな。七海:『刀剣乱舞』好きとしては気になるじゃないですか、次は誰がどの役をやるんだというのは。歌仙兼定が和田琢磨さんとはいいところをつきましたねって、当時はめちゃめちゃ上から目線で思ったり(笑)。それに今まで何作もやられて蓄積があるから、より幅を広げられるのかなって、見ていて思いますね。そういうところで他の刀剣男士を引っ張っていけるのもまた素敵なところだと思います。――七海さんは刀ステに出演される前から『刀剣乱舞』ファンだったということは、ご自身の本丸があるんですよね。始まりの五振りは誰を選びましたか?七海:……。和田:いいんだよ、正直に言っても(にっこり)。七海:山姥切国広です(苦笑)。あ、でも今は綺伝メンバーを第三部隊にして回ってます!舞台『刀剣乱舞』綺伝(きでん) いくさ世(ゆ)の徒花(あだばな)上演中~4月3日(日)東京・明治座4月22日(金)~4月24日(日)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール4月30日(土)~5月15日(日)大阪・新歌舞伎座原案/「刀剣乱舞‐ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)脚本・演出/末満健一出演/和田琢磨、梅津瑞樹、佐野真白、松井勇歩、伊崎龍次郎、大見拓土、塚本凌生、星元裕月、三浦浩一、早乙女じょうじ、山浦徹、黒川恭佑、堀田勝、石原正一、船木政秀、松村龍之介、佐藤永典、深澤大河、湯本健一、七海ひろきMitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)©舞台『刀剣乱舞』製作委員会© 2015 EXNOA LLC/Nitroplusわだ・たくま1986年1月4日生まれ、山形県出身。2009年、舞台『流れる雲よ ~DJから特攻隊へ愛を込めて~』でデビュー。ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの手塚国光役など2.5次元舞台の他、舞台『首切り王子と愚かな女』に出演するなど幅広く活躍中。ロングジャケット¥72,600シャツ¥23,100パンツ¥29,700(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)シューズはスタイリスト私物ななみ・ひろき茨城県出身。宝塚歌劇団で男役スターとして活躍。2019年の退団後は俳優、声優、歌手として活動中。最近の出演作に、舞台『フランケンシュタイン ‐cry for the moon-』。4月スタートの自然教育アニメ『インセクトランド』(NHK Eテレ)ではテオの声を担当。ジャケット¥64,900シャツ¥25,300パンツ¥29,700シューズ¥64,900(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿)ネックレス¥4,400(エルエイチエムイー/シアン PR TEL:03・6662・5525)リング¥38,500(ライオンハート/シアン PR)※『anan』2022年4月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・野澤文愛(和田さん)塩田勝樹(Sui/七海さん)取材、文・尹 秀姫(by anan編集部)
2022年04月03日迫力の殺陣に、深淵な世界を丁寧に描いた重厚な物語で人気の舞台『刀剣乱舞』(刀ステ)。今回の舞台は、一昨年上演予定だった「綺伝」。刀剣男士たちが慶長元年の熊本に出陣します。刀剣男士と歴史上の人物とが邂逅。舞台『刀剣乱舞』が魅せる忠義と愛と。役者人生の半分を歌仙兼定と過ごしています。歌仙兼定役和田琢磨和田琢磨さんが歌仙兼定として“顕現”したのは、舞台『刀剣乱舞』‐義伝-暁の独眼竜‐が上演された5年前。キャラクターを舞台でリアルに再現するのが2.5次元舞台の醍醐味だが、歌仙兼定役が発表された当時、和田さんの見事なキャラクター再現は刀ステファンに“本物を連れてきた”と言わしめた。「あれは最高の褒め言葉でしたね!あれから5年が経ち、今は見た目だけでなく、歌仙兼定として自分から発するところに関しては自信があります。だから今は他の人が動いたり、しゃべったりする時にどう聞き、どう居るかということにこだわっています。ふと見た時、『話を聞いている姿も役そのものだね』と思っていただきたいので、どこを切り取っても歌仙兼定であることは心がけています」舞台上で刀が折れるというアクシデントに見舞われた時、とっさに拳で相手を殴る姿がまさにそのものだと絶賛されたこともあった。「本来あってはいけないことだけれど、起きてしまったものはしょうがない。殺陣をやめるわけにもいかないですし、とっさに拳が出てしまいました(笑)。それもまた役を常に意識していたからなのかもしれませんね。僕自身、舞台上で素の自分が見えるのは好きではないんですけど、とはいえハプニングの時に役で居続けるのは難しいもの。だから、そんな時ですら歌仙兼定だったと思っていただけたのだとしたら、嬉しい限りです」歌仙兼定は細川忠興の愛刀で、武将であり文化人でもあった主人によく似て風流を愛する雅な刀剣男士。そんなキャラクターとは人見知りなところが似ているのだそう。「初めての人に対してちょっと様子を窺うところがあるんですけど、僕もそう。でも仲良くなったら案外面倒見がいいというか、何でもしてあげられるところは共感できますね。役者人生の半分近くを歌仙兼定と向き合ってきたので僕もとても大事にしていますし、それは他の出演者も同じだと思います。刀ステは基本的に同じ役者が同じ役を演じ続けるので、みんなそれぞれ自分が演じる刀剣男士に対する愛着が強いんです。刀剣乱舞コラボのお菓子が出たらつい買ってしまったりとか(笑)。役としての関係もそうだし、役者としての経験値も一緒に上がっていくので、周りに育てていただいているなと感じます」舞台『刀剣乱舞』が始まってはや6年。長く愛される理由を和田さんはこう分析する。「脚本・演出の末満健一さんはよく『刀ステはトップランナーである』とおっしゃるんですけど、2.5次元という枠におさまらず、初めて舞台をご覧になる方でも楽しめるところが刀ステの面白さ。長く続くシリーズなので、まるでホールケーキのような魅力があります。1ピースだけ食べてもおいしいし、丸ごと食べる贅沢も味わえる(笑)。これから刀ステの物語がどうなっていくのか、僕もいちファンとして楽しみにしながら演じています」細川ガラシャとして、美しく潔い姿を表現できたら。細川ガラシャ役七海ひろき一昨年に舞台『刀剣乱舞』‐綺伝 いくさ世の徒花‐に七海ひろきさんの出演が発表された途端、SNSをこの話題が席巻。刀ステ史上初めて女性キャストが出演するだけでなく、今作が宝塚歌劇団で男役スターとして活躍した七海さんの退団後初の女性役でもあった。「もともと作品のファンでしたから、出演のお話をいただいた時は嬉しさと同時に、プレッシャーを感じました。ただ、宝塚の男役ではなくなりこれからいろいろなことに挑戦しようとしている私にとって、作品も役どころもすごく魅力的で素敵で…。ありがたい経験になるだろうと思って出演を決めました」結果的に当初の予定から上演の形態は変わったが、七海さん扮する細川ガラシャの存在感、人間としての大きさ、凛とした佇まいは、刀ステファンからも絶賛を得た。「細川ガラシャという人物の生き様が本当にかっこいいんです。その生き方に対して疑問を感じるような部分が何もないから、自分の気持ちをガラシャにリンクさせながら役を深めていけた部分があったかなと思います。末満さんの演出は、おっしゃることがすべて理に適っていて、納得できるし腑に落ちることばかり。アドバイスを受けながら互いのガラシャ像をすり合わせていく過程がすごく楽しかったです」そして、綺伝で再び同役に挑むことに。「今回は新作ではありますが同じ役ですから、役をより深めて臨まないと前回の衝撃は超えられないと思っています。科白劇は、役者同士がディスタンスをとって演じていたわけですが、逆にその距離があるぶん私たち自身の想いや演技で埋めようとする空気が現場にありました。それゆえか、芝居をしながら“何か”が生まれている手応えを感じることができたんですよね。今回は対面してお芝居できるわけですが、あの時以上のものが生まれるのかという不安はあります。ただ、対面してお芝居ができることで、リアルに伝わるものもあるはずだと信じて、そこを追求していきたいと思っています」ガラシャとして目指すは「花のような人」。「彼女の『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』という辞世の句が素敵なんです。まさにその言葉の通り、潔い女性というか、ガラシャとして、きれいで美しく花のように散りたいと思っています」在団中から2.5次元舞台やアニメ作品のファンで知られていた。そんな七海さんが考える、2.5次元舞台の面白さとはなんだろう。「キャラクターがそのまま現実に出てくるということが面白さではあると思います。でもけっしてそれだけじゃない。末満さんが、『2次元とリアルの融合みたいなものが表現できたら』とおっしゃっていて、まさにそれが目標です。役者同士が対峙して生まれるリアルな感情や熱が融合する瞬間を今回も目指していきたいです」舞台『刀剣乱舞』綺伝(きでん) いくさ世(ゆ)の徒花(あだばな)上演中~4月3日(日)東京・明治座4月22日(金)~4月24日(日)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール4月30日(土)~5月15日(日)大阪・新歌舞伎座原案/「刀剣乱舞‐ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)脚本・演出/末満健一出演/和田琢磨、梅津瑞樹、佐野真白、松井勇歩、伊崎龍次郎、大見拓土、塚本凌生、星元裕月、三浦浩一、早乙女じょうじ、山浦徹、黒川恭佑、堀田勝、石原正一、船木政秀、松村龍之介、佐藤永典、深澤大河、湯本健一、七海ひろきMitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)© 舞台『刀剣乱舞』製作委員会©2015 EXNOA LLC/Nitroplusわだ・たくま1986年1月4日生まれ、山形県出身。2009年、舞台『流れる雲よ ~DJから特攻隊へ愛を込めて~』でデビュー。ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの手塚国光役など2.5次元舞台の他、舞台『首切り王子と愚かな女』に出演するなど幅広く活躍中。ロングジャケット¥72,600シャツ¥23,100パンツ¥29,700(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)シューズはスタイリスト私物ななみ・ひろき茨城県出身。宝塚歌劇団で男役スターとして活躍。2019年の退団後は俳優、声優、歌手として活動中。最近の出演作に、舞台『フランケンシュタイン ‐cry for the moon‐』。4月スタートの自然教育アニメ『インセクトランド』(NHK Eテレ)ではテオの声を担当。ジャケット¥64,900シャツ¥25,300パンツ¥29,700シューズ¥64,900(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿)ネックレス¥4,400(エルエイチエムイー/シアン PR TEL:03・6662・5525)リング¥38,500(ライオンハート/シアン PR)※『anan』2022年4月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・野澤文愛(和田さん)塩田勝樹(Sui/七海さん)取材、文・尹 秀姫(和田さん)構成、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年04月03日身のこなしの美しさと繊細で的確なキャラクター造形で高い人気を誇る荒牧慶彦さんと、舞台で目を引く華と確かな歌の実力でいま注目を集めている水江建太さん。2.5次元舞台のトップを走るふたりが、期間限定ユニット、まっきーとけんたを結成。ふたりのつながりとは?荒牧慶彦さんが、彼と一緒ならばとユニットのオファーを快諾したのが水江建太さん。舞台での共演以来、強固な信頼関係を築いてきたふたりの“つながり”に迫ります。荒牧慶彦:初めましてはたしか…MANKAI STAGE『A3!』の取材の場だったよね。水江建太:はい。そのときにお互いにゲームとか趣味とかに共通点が多くて、その話題で盛り上がったんです。荒牧:お互いに組のリーダーという役柄だったのもあって、稽古場で結構話すことが多くてね。水江:そのときからまっきーさんはあたたかい印象でした。荒牧:建太とはなんか初対面のときからフィーリングが合うなっていうのはあったな。他にも仲のいい後輩はいるけれど、舞台での居方だったり、本番での人の目を惹きつける魅力だったりが群を抜いていたのもあって、すごく気になる存在だったし。水江:そんな…まっきーさんこそですよ。お会いする前から出演舞台を観て、すごい方だと思ってましたが、一緒に舞台に立たせていただいて、実力の差を思い知らされて、あらためて尊敬の気持ちが強まりました。荒牧:ふふ(笑)。ありがとう。建太との距離が縮まったのは、たしか『A3!』の春組単独公演かな。あのとき僕がアドリブを入れたいからって、建太を付き合わせて…。水江:そうです。毎日違うことをやってましたよね。結構トリッキーなことも(笑)。そのとき、なぜそういうことをしようかと思ったかも話してくださって、勉強になりました。まっきーさんが声をかけてくれて、サシ飲みにも行きましたし。荒牧:そうそう。今は難しくなっちゃったけど、もともと共演者とかスタッフさんとかと飲みに行くのが好きで…。あのとき建太とサシで話してみたいなって思ったんだよね。なんか建太が考えていることとかをもっと知りたいなぁって。水江:まっきーさんの人柄もあって、誘われたとき、緊張することもなく単純にすごく嬉しかったです。本当に尊敬している先輩なんで、いろいろ話を聞いてみたかったですし。荒牧:そこで建太の仕事に対する思いとか、舞台に対する思いとか、将来的にやりたいことの話とか、いろいろ聞いて。僕自身も、いま思ってることとか、後輩を育てたいと考えていて、それが建太に当てはまるんだよ、みたいな話もして。水江:僕も、そのときに悩んでたことを相談させてもらったり。荒牧:アーティストデビューの話をいただいたときに、生意気ながら建太とならって指名させてもらったのも、そこでやりたいこととか、進みたい方向を聞いていたからなんだよね。建太を次世代の2.5次元のトップに君臨する人だと思ってるから。水江:いやいやいやいやいや…。荒牧:(笑)。ここを足がかりに羽ばたいてくれればいいなと思うし。水江:でも、めちゃめちゃありがたかったです。僕の名前を挙げてくれたことが何より光栄でしたし。荒牧:建太のためだけじゃなく、僕自身も建太を利用させてもらうというか…そういう思惑もあったから。水江:せっかく一緒にやらせていただくわけだから、僕もその掛け算の一部になりたいです。ふたりでさらに高いところに行けたらって。荒牧:今、業界の新陳代謝をすごく考えていて、若い世代がもっと人気を取って、それがいいサイクルになって、2.5次元舞台の世界がもっともっと盛り上がっていったらいいなと思っているんだよね。水江:自分のことだけでなく、業界を盛り上げることまで考えているって視野が広くないと考えられないことですから、マジですごいです。荒牧:もちろん僕も俳優を始めた頃は、自分が一番になるにはとか、自分がいかに売れるかとかばっかり考えてたよ。でも少しずつ世間に認知してもらえるようになって、この先、何をやるべきかって考えたとき、いま自分が立っている場所を耕して、世界を広げていくことが必要だなって。そこには後輩の育成というのもあって、そのことが後々の自分のためにもなるはずだし、ファンのためにもなることだとも思ったし。水江:僕はまだ自分のことでいっぱいいっぱいなのに…。荒牧:建太の年齢ではそれが当たり前で、まだそれでいいんだって。水江:いつか同じ目線で話ができるようになれるまで突っ走っていこうと思います!1月6日よりスタートするドラマ『たびくらげ探偵日記』に、捜し物専門の探偵コンビでW主演するふたり。まっきーとけんた名義で、その主題歌「Nothing but…」も担当している。荒牧:ドラマの撮影が、思っていた以上にスムーズだったよね。建太はもともと器用だし、演技に関しても監督の意向を聞いてすぐに軌道修正できるし、助かった部分も多い。水江:僕は逆にまっきーさんがすごいなって思ってましたよ。映像って、舞台とは見せ方が全然違うのに、そこをサラッとやれちゃうし。しかも撮影現場って結構ストレスが溜まりやすいんですけど、この作品では全然そんなことがなかったんです。それは多分、まっきーさんのおかげなんですよね。待ち時間とかに、いろんな話をしてくださったんで。荒牧:僕が小ボケを挟むと、すぐ建太が笑ってくれるからで…。水江:田舎での撮影中、すごい数のトンボが飛んでるのを見て、「トンボの赤ちゃんって知ってる?」ってキレッキレのドヤ顔で聞いてきて。「知らないです」って返したら、「アメンボだよ」って嘘を堂々と(笑)。荒牧:そうそう(笑)。変な動物クイズばっかしてたよね。屋根がないのにフラミンゴが動物園から逃げないの、なんでか知ってる?とか。理由は25m以上助走しないと飛べないからなんだけど、それを話したら建太が大爆笑して…。水江:それは超面白かったです!荒牧:建太って自分からすごく話してくるタイプではないけれど、すごく冷静に周りを見ているし、やることはしっかりやる。仕事人タイプだなって思うんだよね。周りには、何考えているか謎って思われているタイプだと思う。まあ多分、何も考えていないんでしょうけど。水江:うんうん…うん?…まあ、その通り…かな(笑)。荒牧:でもそんな建太に向かって、建太にしか聞こえないくらいのトーンで小ボケをかますと、ふっと笑ってくれるんで、僕は満足でした。水江:素敵な現場でした。僕が演じる滝本謙太とまっきーさんが演じる坂牧洋平も先輩と後輩の関係は、僕らと重なる部分も多いですよね。ただ、普段のまっきーさんより坂牧はちょっとクールシフトですが。荒牧:そうだね。何気ない物語だけど、ちょっとした伏線が後半の展開の助走になっていたり、脚本自体が面白いし…何よりエモい!水江:僕も最初に読んだときに面白くて引き込まれました。荒牧:1話完結なんだけど、物語の軸がしっかりしてるから。水江:坂牧と滝本の関係がドラマの中でどんどん深掘りされていくので、そこも楽しんでもらえたら。荒牧:撮影での思い出で印象深いのは…建太がもんじゃ焼きを作るのが下手くそだった、ってことかな。水江:あれは具材が悪いんです!荒牧:地方ロケのときに、ふたりでもんじゃ焼き屋に行ったんだけど…。水江:僕は作ったことがなかったんで、最初の一個はまっきーさんがお手本で作ってくださったんですよね。食べ終わって、じゃあ僕がってなったときに注文したのが、激辛もんじゃだったんですけど、具材にすごい立派なソーセージが入ってて、それにすごい手こずって…。あれはソーセージのせいです!荒牧:まあそうだね。初めて作ったにしては及第点以上だったよ。水江:(笑)。「Nothing but…」は…ぜひ歌って踊ってほしい!荒牧:一回聴いたら口ずさんじゃうような楽曲だよね。振り付けもキャッチー。あと、レコーディングは別々にやったんだけど、思っていた以上に僕らの声の相性が良くて驚いた。水江:僕も同じ感想を持ちました!荒牧:目標は日本武道館!(笑)ユニットを組むにあたって、レコード会社のプロデューサーさんから「武道館に連れていく」と力強く言われましたんで、その言葉に甘えて言ってみてます!ドラマ『たびくらげ探偵日記』は1月6日(木)24:59~TBS系でスタート。「探し屋たびくらげ」という捜し物専門の探偵を営む坂牧洋平(荒牧)は、バックパッカーの滝本謙太(水江)と意気投合し、共に仕事をするようになるが…。まっきーとけんたが歌う主題歌「Nothing but…」は1月26日リリース。あらまき・よしひこ(1枚目写真・左)1990年2月5日生まれ、東京都出身。舞台『刀剣乱舞』山姥切国広役など、2.5次元舞台を中心に幅広く出演し、高い人気を誇る。近作に主演ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』。出演映画『映画演劇 サクセス荘』公開中。ニット¥59,400(シンヤコヅカ/エムエイティティinfo@the-matt.com)パンツ¥33,000(クルニ/シアン PR)ブレスレット¥35,200リング¥11,000(共にトゥエンティー エイティー/HEMT PR)シューズはスタイリスト私物みずえ・けんた(1枚目写真・右)1995年11月2日生まれ、東京都出身。MANKAI STAGE『A3!』摂津万里役で注目され、出演映画『MANKAI MOVIE「A3!」』公開中。6月に主演ミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』が控える。コート¥49,500シャツ¥27,500(共にシャリーフ/シアン PR TEL:03・6662・5525)シューズ¥22,000(スペース クラフト/HEMT PR TEL:03・6721・0882)パンツはスタイリスト私物※『anan』2022年1月12日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・Aki取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2022年01月11日映画『文豪ストレイドッグス BEAST』が公開された。原作・朝霧カフカ、作画・春河35による人気漫画シリーズ『文豪ストレイドッグス』は、太宰治、芥川龍之介、中島敦といった文豪の名を懐くキャラクターが異能力を用いて戦うアクションバトル。2017年からは舞台化もされ好評を博しており、初の実写映画となる今作では舞台出演メンバーが続投することでも話題となっている。映画は原作の朝霧によって本編の“if”の世界を描いた小説『文豪ストレイドッグス BEAST』を元にしており、脚本も朝霧本人が手がけた。さらに監督を特撮アクションの雄・坂本浩一が務める。今回は芥川龍之介役の橋本祥平、中島敦役の鳥越裕貴にインタビューし、舞台から続く作品への思いや、2.5次元の広がりについて話を聞いた。○■2人の仲は…離れる一方!?——映画化と聞いた時の感想をぜひうかがえたら。みなさん驚かれたのではないでしょうか?橋本:もちろん第一に嬉しいというのがあったし、感慨深かったです。これまで積み上げてきた作品が映画化されて、よりたくさんの人に見ていただけると思うと。鳥越:僕ら自身が1番びっくりしたもんね。本当にいいの!? と。先生がGOを出してくれたということで、しかも「BEAST」というストーリーがまた面白いですから。橋本:ぴったりじゃないですか? 内容と、映画が……。鳥越:内容と映画が……? つまり、映画にするなら、この「BEAST」という作品がぴったりってことですよね。これが僕の異能力、橋本祥平の脳内を漁る。橋本:さすがでございます(笑)——舞台は舞台、映画は映画でそれぞれ別の物語になっているということですね。映画化に対して、周りの反応はいかがでしたか?鳥越:特報が公開されたときに、周りから「鳥、これマジやん?」と言われて、「マジだよ!」と言ってやりましたよ(笑)橋本:驚く方が多かったですよね。鳥越:予告も、自分たちで何回も見たよね。橋本:どえらい見ました。鳥越:キャストたちでたぶん、1,000回は見てる(笑)。それくらい、周囲の反響もありつつ、僕らの中での盛り上がりもすごかったですね。橋本:応援してくださっているファンの方の声もよく聞きますから。いざ1月7日に公開されたらすごいことになりますよ!鳥越:1月7日、伝説のスタート。——息ぴったりですが、お二人の仲はどんどん深まっている感じですか?鳥越:いや、離れる一方です(笑)。携わることによってどんどん離れてって、そのまま離れてまたくっつくのかな? というぐらいですか。橋本:今、非常に距離が遠いですよね(笑)。島で例えると、お互い離れていって離れていって、今見えてるぐらいです。島の反対側で。鳥越:また見え始めたな。俺、そこから1回また戻るわ(笑)。でも、「腐れ縁」ってこういうこと言うんやな。もう、腐れ切った縁です。橋本:でも、嬉しいですよ、僕は。鳥越裕貴さんとこのような形でご一緒できて。鳥越:いい、いい! もうそんなとってつけたようなコメントなんか誰が聞きたいんですか、今更!(笑)——ずっと舞台を牽引されてきたお二人ですが、映画の撮影ということで、作品について新たに発見したこととかはありましたか?鳥越:作品に関わることによって、朝霧先生の言葉の読み解きが深くなっていきました。作品を重ねることに、より深く入れていく感覚はあります。橋本:再認識したのは、この『文豪ストレイドックス』に携わる人がみんな作品が大好きで、めちゃめちゃ愛に溢れている現場だなあということで。それは舞台でも映画でも、どの現場でも逆に変わらなかったです。鳥越:愛やな。橋本:愛や。鳥越:LOVE○■ようやくスタートラインに立てたような感覚——2021年末から2022年のはじめにかけて、2.5次元作品の映画が続くのではないかと思っていまして、全体的な盛り上がりを感じました。実際にその中にいて、何か思うことはありましたか?橋本:前までにはない、新しい流れだと思います。それだけこの2.5次元というジャンルが広がったことへの嬉しさは、もちろんあります。鳥越:2.5次元というジャンルも、最初の頃はなかなか認めてもらえなくて、それが今ではいろいろ広がって、世間に認知され始めて、ようやくスタートラインに立てたような感覚があります。橋本:本当にありがたいです。——2.5次元というジャンルに憧れて目指すようになる俳優さんもいるかもしれません。鳥越:そうやって憧れてもらえたら嬉しいです。2.5次元というジャンルに携わるには、ちゃんと演劇を知らないと、ということは自分たちも日々実感しています。まず原作が面白いし、アクションなどもあってすごく楽しいエンターテインメントが詰まっているけど、どれだけ技術を上げるかということも問われていると思っていて。みんな殺陣も歌もダンスもできるし、いろいろ経験している。だからもし、甘い考えで入ってしまったら……痛い目見るかもしれないですよ!?(笑)橋本:もし何も知らない子が『文豪ストレイドッグス』に触れたら、深い世界観にびっくりするかもしれない。でも本当に、こうしてジャンルが盛り上がっていることが非常に嬉しいです。鳥越:どんどん作品や舞台の沼に入って楽しんでもらって、それがさらに広がっていったらいいよね。——今作での映画と舞台での違いというのは、どのように感じていましたか?橋本:お芝居に関しては基本的に監督からも任せていただいている部分があったので、これまでみんなでキャラクターを積み重ねてき作り上げてきたものを発揮する、集大成のような感覚はありました。アクション部分に関しては、やっぱりまったくの別物で、難しかったです。どういう画角で撮られているのか、やっているときはまったく想像もつかなかったので。いざ見たら、本当にかっこ良かったですね。鳥越:アクションシーンが本当にかっこよくて。そういうかっこいいシーンの連続で、ストーリーが進んでいくのが面白かったですね。監督が朝霧先生と綿密に打ち合わせて作ってくださったのだと思いました。あと、これだけ長いこと舞台をやっていたのに、植ちゃん(植田圭輔)と同じシーンで芝居をするのが初めてで。2人で「あれ、もしかして初めてじゃない?」と驚きました。そこはすごい緊張感で演じる事が出来ました。橋本:確かに、そうでしたよね。鳥越:織田さん(織田作之助/演:谷口賢志)とも会ってなかったし、意外とそういう面白さもありました。——4年続けられてきて、そういう意外なこともあるんですね。でも改めて舞台のメンバーで実写映画に至るというのはすごいことだなと思います。そこについての思いも聞かせていただけたら。鳥越:素直に嬉しかったです。いつも舞台を観てくれて、映画の企画にGOを出してくれて、脚本まで手がけて下さった朝霧先生の愛も感じますし、絶対に応えないといけないという強い思いがありました。本当に先生の愛って、役者としていい意味でプレッシャーになるというか、先生の信頼に対して僕らがきちんと愛と行動で返せるか、ということは今回に限らず毎回思っています。だから、早く先生に完成を観てもらいたい。橋本:それは本当に、僕も思いますね。鳥越:もしかしたら、誰よりも楽しみにされているかもしれない。本当に楽しんでくださるから、それをちゃんと愛で返せたらいいなと。たぶん、携わっているみんながそう考えてると思います。■橋本祥平1993年12月31日生まれ、神奈川県出身。2013年に舞台デビューし、ミュージカル「薄桜鬼」シリーズ(15年〜16年)、ハイパープロジェクション演劇 舞台「ハイキュー!!」シリーズ(15〜17年)、舞台「刀剣乱舞 」シリーズ(17年〜)、KING OF PRISMシリーズ(17年〜)、『文豪ストレイドッグス』シリーズ(17年〜)、「舞台 幽☆遊☆白書」シリーズ(19年〜)など人気シリーズに多数出演。2021年は舞台「デュラララ!!」に主演、「バクマン。」THE STAGE、ドラマ・舞台『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』、『映画演劇 サクセス荘』などに出演。■鳥越裕貴1991年3月31日生まれ、大阪府出身。2010年に舞台『イナズマイレブン』で初舞台。その後様々な作品で活躍する。主な出演作にドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』(19年)、『ただいま!小山内三兄弟』(20年)、舞台『弱虫ペダル』シリーズ(12年〜15年)、『SHOW BY ROCK!! MUSICAL』シリーズ(16年〜18年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(16年〜)、舞台『文豪ストレイドッグス』シリーズ(17年〜)、『改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』(20年)、ドラマ・舞台『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』(21年)など。2022年には『舞台 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』上演を控え、YouTube番組『ぼくたちのあそびば』(毎週月・金 20:00配信)も配信している。
2022年01月07日合同会社MINOWA(所在地:愛知県半田市)は、2021年12月25日に常滑市民文化会館にて知多半島二次元カルチャーミュージックフェスティバル『ちたミュ!』を開催します。『ちたミュ!』では、声優・アイドルといったポップカルチャーと、書道・バレエなどといったアーティスト、文化人がコラボしたステージなどを行います。▽知多半島二次元カルチャーミュージックフェスティバル『ちたミュ!』公式サイト ちたミュ チラシ■イベント概要開催日:2021年12月25日(土)会場 :常滑市民文化会館(愛知県常滑市新開町5丁目65番地)開場 :13:30/開演14:00/終演20:00入場料:3,000円前売りチケット購入はチケットぴあとなります。 当日チケットに関しては当日会場での販売となります。(前売り券にて完売の際は『ちたミュ!』公式サイトで報告いたします)■スケジュール14:00 知多娘。&コラボステージ(知多娘。・渡部裕子・堀内慎太郎・川口裕也・ねねとよっち)16:15 アニソン喫茶 ちたミュ!ミュージックバトル(佐倉ユキ・樋口晴名・下前真凛)17:20 能登有沙17:50 高木友梨香18:10 篠田みなみ18:30 MoeMi18:55 クリスマススペシャル朗読劇(能登有沙・高木友梨香・篠田みなみ・MoeMi)19:20 知多娘。&小坂井祐莉絵ステージ19:50 エンディング予定出演者:知多娘。・能登有沙・高木友梨香篠田みなみ・MoeMi・小坂井祐莉絵 他20:00 終演(終演後、知多娘。及び小坂井祐莉絵等によるサイン会実施予定)※各出演者の出演の開始時間は進行の都合上、多少前後する場合がございます。予めご了承ください。ちたミュ スケジュール■出演ご当地声優アイドル 知多娘。知多半島をPRするご当地声優アイドルユニット。アニメーション動画・歌・イベントなどを通し、知多半島を全国・全世界にPRしています。今回イベントでは、初の生バンドコラボに新曲2曲を披露予定!知多娘。声優 能登有沙千葉県出身 誕生日12月26日 1997年から子役、2004年から2009年までハロー!プロジェクトの研修生(ハロプロエッグ)として活動。ユニット『音楽ガッタス』にも参加。2012年、TVアニメ『ハイスクールD×D』主題歌『STUDY×STUDY』で声優ユニットStylipSとしてデビュー。『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』『マンガ家さんとアシスタントさんと』『ガンダムビルドファイターズ』等、アニメの楽曲を多数歌唱。現在は歌、ダンス、振付、声優、ラジオDJ、モーションアクター、イベント等のMC等様々な分野で活動中。能登有沙声優 高木友梨香(Sitoa所属)新潟県出身 誕生日1月12日 『戦国コレクション』ねこ巫女役で声優デビュー。現在はアニメ『八月のシンデレラナイン』中野綾香役や、ゲーム『チェインクロニクル』アリーチェ役『ときめきアイドル』真田小幸村役などで活躍している。また、2020年にはご時世に負けず応援してくれるみなさんと交流を深めたいという思いからファンコミュニティ高木友梨香の『ゆりざんまい』を開設した。高木友梨香声優 篠田みなみ千葉県出身 誕生日6月3日 声優として『Tokyo 7th シスターズ』春日部ハル役『ふらいんぐうぃっち』木幡真琴役『温泉むすめ』道後泉海役『亜人ちゃんは語りたい』町京子役 他、多くの作品に出演。特技はジャズダンス、趣味はダンス・ゲーム。篠田みなみ声優 MoeMi愛知県出身 誕生日7月28日 『知多みるく』として声優デビュー。 その後TVアニメやゲーム、ラジオ、バラエティ番組、雑誌など幅広く活躍している。 また、主人公の大空蘭役を担当する『私の愛した花の名は。』やヒロインの月子役を担当したTVアニメ『それだけがネック』、アプリゲーム『カードキャプターさくら リペイントレコード』など様々な作品の作詞作曲歌唱も行っている。 地元愛知県が大好きで『愛知の離島PR大使』に就任した経験もある。MoeMi声優 小坂井祐莉絵愛知県東浦町出身。2012年、知多娘。の東浦未来役に合格し活動を開始。2014年東浦町の「東浦“超”観光大使」に任命される。台湾国際旅展(itf)にて3年連続ベストパフォーマンス賞を受賞。2017年よりクロコダイル所属。人気アニメ「恋と呼ぶには気持ち悪い」初のヒロイン有馬一花役、「ホリミヤ」吉川由紀役、「邪神ちゃんドロップキック」ぺこら役で出演。他、スターダムリングアナウンスとしても活躍中。小坂井祐莉絵声優 樋口晴名愛知県武豊町出身。「知多娘。」内海お吉役に選ばれ、ステージ、CD発売、写真集、作詞など国内外でマルチに活躍。その後、声優事務所プロダクション・エースに所属し、声優として活動を開始した若手声優。樋口晴名シンガー 佐倉ユキ愛知県出身サブカル系シンガー。2010年「Overdrive/Escape」全国発売CDデビュー(K-DISC)。PCゲーム主題歌・愛知ぽぷかる聖地化計画応援ソング等リリース。ラジオパーソナリティーとしての活動や、声優トークショー等の司会、声優を目指す学生や知多娘。のボーカルレッスン等、幅広く活動中。佐倉ユキアイドル声優 下前真凛「知多娘。」東海しゅう役の声優として活動中の16歳。中学2年生で当時最年少メンバーとして「知多娘。」に加入。現在はチームをリードするメンバーとして活躍。2021年12月に初のCDアルバム「グレート燃えろ東海市 BRAVE!!」が発売。自身のオリジナル楽曲の他、ロボットアニメソングのカバー曲を歌うイベント「鋼鉄と勇気」では、昭和から令和までのロボットアニメソングを熱唱している。尊敬する人物は細井平洲。下前真凛書道家 渡部裕子名古屋市在住 書家・アーティスト。フランス、ニューヨークなど国内外での個展はもちろん、ホテルや料亭への作品提供、名古屋金シャチ横丁ロゴやフランス・アメリカなどでのライブパフォーマンスなど活動は多岐にわたる。2014年には南オーストラリア州立美術館に、書を立体にした作品11点が収蔵されるなど、書家の枠を超えた活躍で知られる。躍動的な線と大胆な余白が特徴的。渡部裕子バレエダンサー 堀内慎太郎高校卒業後、役者を目指し上京。ジャズダンス、モダンダンスを勉強する中で、基礎としてバレエに出会う。20歳の時に、東京シティ・バレエ団研究所入所。その後、平行して池袋ミュージカル学院でミュージカルの基礎を学ぶ。2002年東京小牧バレエ団入団。2007年に退団するまで全ての公演に出演。2007年モンゴル公演にも参加。小林恭バレエ団、谷桃子バレエ団、NBAバレエ団、牧阿佐美バレヱ団、日本バレエ協会等様々な公演に多数出演。 現在、フリーダンサーとして関東を中心に全国各地で活躍中。堀内慎太郎バレエダンサー 川口裕也福岡県出身。10歳よりバレエを学び始め、最年少の16歳でチャイコフスキー記念東京バレエ団に入団。そして、ここからプロとしての道を歩き始める。東京バレエ団では、300を超える舞台数を踏み、ヨーロッパや南米に至る各地の様々なバレエやメソッドに触れる。東京シティ・バレエ団や新国立劇場バレエ団、小林紀子バレエ・シアター、小林恭バレエ団、日本バレエ協会に客演するなど、活躍の場を広げ、オペラやジャズ、はたまた日本舞踊、演劇、俳優等、バレエを通して様々なジャンルでも経験を積み日本各地の出演依頼・講師として国内を飛び回っている。川口裕也母娘デュオ ねねとよっち愛知県東海市を中心に活動する小学生2年生ねねと母よっちの母娘デュオ。地元のイベント、路上ライブなどで、オリジナル曲などを披露している。当日は「知多娘。」ステージ内にて、「知多娘。」とコラボ。オリジナルのクリスマスソングも歌います。今月26日(日)東海市紅白歌合戦にも出演予定。ねねとよっち 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月21日2017年の配信以降、750万ダウンロードを突破するなど、大ヒットを記録しているイケメン役者育成ゲーム『A3!』。その舞台版である、通称“エーステ”も、熱狂的な人気を誇っていますが、今回は『エーステ』を原作とした、映画『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』が完成し、大きな注目を集めています。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。横田龍儀さん & 陳内 将さん【映画、ときどき私】 vol. 433春・夏・秋・冬という4組のユニットから構成されている劇団「MANKAIカンパニー」で奮闘する劇団員の物語を描いた本作で、春組のリーダー・佐久間咲也(さくまさくや)を演じている横田さん(写真・左)と、夏組のリーダー・皇 天馬(すめらぎてんま)を演じている陳内さん(右)。2018年からスタートした舞台版に引き続き、同役を演じているおふたりに、現場の裏側やお互いが明かす素顔、さらにハマっていることなどについてお話いただきました。―まずは、映画化が決まったときの気持ちからお聞かせください。横田さんエーステを3年間続けているなかで、まさか映画化されるとは思っていなかったので、素直にうれしかったですし、とにかく驚きました。陳内さん僕も話を聞いたとき、「オリジナルであるゲームの『A3!』を映画化するんじゃなくて、エーステを映画化!?どういうこと?」と思ってしまったほど。それくらいびっくりしましたが、それはエーステが愛されているからこそなんだなと気がつき、めちゃくちゃ喜びました。あとは、映像俳優でもある皇 天馬の説得力を出せるチャンスにもなるなという期待もありましたね。―映画ということで、いままでの舞台とは意識を変えたことや工夫したことはありましたか?横田さん舞台と違って、映画ではオーバーアクトしてしまうと映像のなかで浮いてしまうと思ったので、表現方法としては抑えめに、でも心のなかでは大きく動くような意識はしていました。陳内さん確かに、僕もまったく別物になるなとは考えていました。特に、セットをリアルに作っていただいていたので、そのなかで存在するというか、その場で起きていることに素直に反応できるようにするというのは、舞台以上に心がけていたことだと思います。リアルなセットに、みんなのテンションも上がった―舞台にはないリアルなセットに入ったときは、かなりテンションも上がったのでは?横田さん舞台では見えていなかった部分も再現されていたので、気持ち的にはだいぶ違いましたね。陳内さんうん、ものすごい上がったよね。横田さん細かいところにまでいろいろな置物が用意されていたので、春組では「これは誰が持ってきたものかな?」とか、自分が一番好きなアイテムについて話し合ったりもしました。その時間はすごく楽しかったですね。ちなみに、僕のお気に入りは、劇中にも映っている風見鶏です。陳内さん夏組は舞台にもゲームにもなかったオリジナルストーリーが今回はあって、合宿へ向かう途中、レンタカーにみんなで乗るシーンなんですが、実際にありそうなエピソードを作っていただいてありがたかったです。あと、合宿用のオリジナルTシャツについても、劇中では触れていませんが、「夏組の一成がデザイナーで、衣裳係の幸が作ったという設定なんですよ」とスタッフさんから教えてもらったとき、なんて愛が深いんだろうと。みんながそれぞれのキャラを理解して愛してくれて、そういう喜びも大きかったです。組のリーダーとして、一緒に壁を乗り越えてきた―おふたりは舞台でもずっとご一緒されていますが、お互いにどんな存在なのか教えてください。横田さん僕からしたら、最初のときからずっと頼りになる大先輩ですね。陳内さんいやいや(笑)。横田さん初めは不安で仕方なかったんですが、そんななかでずっとサポートやアドバイスをしてくれていました。今回の現場でも、映画に対する取り組み方を後ろから見ていて、すごいなと感じることは多かったですね。僕からすると、初演からいまでも変わらず、本当に頼れる存在です。陳内さんこれだけ愛されているゲームを初めて舞台にするということで、それぞれの組のリーダーとして同じプレッシャーを共有し、たくさんの壁を一緒に乗り越えてきた仲ですから。でも、映画ではあまり同じシーンがなくて残念だったよね。横田さんそうなんですよね。陳内さんただ、2人っきりのシーンが撮れたのはよかったかなと。天馬は咲也よりも年下という設定ですけど、役者としては先輩なので、そういう意味で咲也に少しでも影響を与えられたらいいなと心のなかで思って演じていました。―ちなみに、自分が知っている相手の意外な素顔はありますか?横田さん僕は緊張しいなんですが、そういうときはだいたい陳さんが急に変なことを言って、場の空気をよくしてくれます。って、意外ではないですかね?陳内さん(笑)。龍儀はつねに進化を求めるからこそ、過去の自分に厳しいところがあって、ちょっと気にしすぎじゃないかなと思うことも。だから、「そのときはそのときでちゃんと精一杯生きてるよ」って言ってあげたいですね。横田さんありがとうございます。陳内さんでも、それはもっと進化したい欲望の表れでもあると感じています。できなかった打ち上げを早くみんなとしたい―タイトルの『A3!』は、「Act!」「Addict!」「Actors!」の3つを合わせたものになります。では、まずおふたりにとって「Act(演じる)」とは?陳内さん実は、僕は素の自分でいるよりも、演じているほうが自然になれるタイプなので、演じていない期間が長いと、逆に疲れちゃうこともあるくらい。だから、僕にとって「Act」はないとダメなものですね。表と裏があるとすれば、表が演じている自分なので、人生における優先順位は高いです。横田さんおそらく、誰しも演じて生きているところがあると思いますが、僕が演じる理由は、人の心を動かしたいから。というのも、僕自身が昔見たお芝居や映画に心を動かされてこういう人生を歩んできたので、僕も誰かの人生における何かのきっかけになれたらいいなと思っています。それが僕にとっての「Act」ですね。―「Addict(夢中になる、中毒になる)」と聞いて、思い浮かぶものといえば?横田さんいま、ふとコーラが頭に浮かんだんですけど、なんだろう……。陳内さん僕も飲み物が出てきたよ!本当は「芝居です」とオシャレに答えたかったんだけど、やっぱりレモンサワーかな(笑)。横田さん僕も本当はお酒がいいですね。芋焼酎とか、日本酒とか。陳内さんほんと、日本酒好きだよね!昔、まだみんなで飲みに行けたとき、日本酒のこと教えてくれたこともあったよね。懐かしい……。―早く安心して一緒に飲みに行けるようになるといいですね。横田さん作品のことを考えて、ずっと我慢しているので、そういう時間がめちゃくちゃ恋しいですよ!陳内さんコロナ禍になってから打ち上げをまったくできていないので、落ち着いたらその間の作品すべてをさかのぼって全部の打ち上げをしたいです。家族に活躍を見せられるのが、俳優としての喜び―ラストは、「Actors」です。「俳優になってよかった」と感じる瞬間は、どんなときでしょうか。陳内さん僕はけっこうたくさんありますが、実家がある熊本にいるおばあちゃんにがんばっている姿を見せられるのは、喜びのひとつです。足腰が弱いので、遠出して舞台を見に行くことはなかなかできませんが、今回は近くの映画館でも上映されますからね。家族に活躍を見てもらえるのはうれしいことです。横田さん僕は人の笑顔が見られるとき。誰かの心が動いたのを感じられると、舞台に立ってよかったなと思いますし、僕自身も自分が生まれた意味を実感することができるので大切な瞬間です。―もし俳優になっていなかったら、何をしていた?陳内さん僕はお笑いが好きなので、芸人さんを目指していたと思います。横田さん僕は父親のあとに続いて土木関係の仕事か、プロボクサーとかかな。でも、役者じゃない自分をいまは想像できないです。仕事のあとに飲むのが、リフレッシュ法のひとつ―仕事で忙しい日々が続いていると思いますが、疲れを吹き飛ばしてくれるものと言えば何ですか?陳内さんさっきと同じになっちゃいますが、やっぱりお酒ですかね(笑)。横田さん確かに、仕事のあとのお酒はおいしいですよね!特に、悩んでいるときは、リフレッシュになりますし、新しい発見もあったりしますから。人生を楽しむためには、欠かせないです(笑)。陳内さんあと、僕がもっとがんばれると思えるのは、稽古や撮影が終わったときに監督や演出家の方から少しでも褒められたときかな。横田さんいやー、それもすごいわかります!陳内さんやっぱり人間は、悪いところばかりを突かれるよりも、褒められなきゃダメなんですよ。横田さんその通りですね。陳内さん僕は褒めていただけたら、それががんばるための“養分”になる感じです。組ごとの違いも楽しみながら観てほしい―おふたりはそれぞれの組のリーダーですが、最後に「ここはほかの組には負けていない!」と思う自分の組のいいところを教えてください。横田さん春組は、家族みたいな仲の良さですね。恥ずかしさもなく、何でも言い合える関係です。つねにくだらない話をしていますし、春組のグループLINEでも、誰かが変なこと言い出したらみんなでボケ合ったり、ツッコミ合ったりするほど。あとは、いいことがあればお互いに褒め合い、ダメなときはちゃんと意見を言い合うようにもしています。それは、家族のような近い関係になれたからこそなので、そこはほかには負けないと自信を持って言えるところです。陳内さん夏組は、やるとなったときの瞬発力と集中力の高さはすごいんじゃないかなと。横田さん確かに、夏組はすごい。陳内さんたとえば、初めての通し稽古をするとき、段取りの確認くらいでいいよと言われて、直前までわちゃわちゃ遊んでたのに、いざ始まったら最初から最後まで全力。段取り確認どころか、みんなガチでやるようなチームです。組によっても違うので、そういうところもみなさんには楽しんでいただけたらと思っています。インタビューを終えてみて……。舞台で一緒にいろいろな経験をしてきたからこそ、相手に対する信頼感と仲の良さが伝わってくる横田さんと陳内さん。とても和やかで、笑いに溢れた取材となりました。おふたりの思いが交錯する2人っきりのシーンは、必見です。エーステの新しい魅力にハマる!ゲーム、アニメ、舞台と進化を続けている『A3!』シリーズですが、本作では映画ならではの見どころが満載。観客が監督気分を体感できるという斬新な演出で、エーステの世界を最大限に楽しんでみては?写真・安田光優(横田龍儀、陳内将)取材、文・志村昌美ストーリー東京郊外天鵞絨(ビロード)町。この街には「ビロードウェイ」と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にする劇団員の聖地がある。そこに、かつての栄光を失った、借金まみれのボロ劇団があった。劇団を潰さないために提示された条件は2つ。年内に、かつてと同じく春・夏・秋・冬の4ユニット分の劇団員を集めること。4公演、すべてを成功させること。まずは1カ月後に迫った、新生春組の旗揚げ公演。千秋楽までに満席にするため、たった1人の劇団員・佐久間咲也は立ち上がる―!胸が熱くなる予告編はこちら!作品情報『MANKAI MOVIE 「A3!」~SPRING & SUMMER~』12月3日(金)より全国ロードショー配給:ギャガ©2021 MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会写真・安田光優(横田龍儀、陳内将)
2021年12月02日人気アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)が初めて舞台化されると、10月25日に発表された。原作が35周年を迎えたため、それを記念して制作されるという本作。しかし、ネットでは物議を醸している。各メディアによると舞台のタイトルは『ちびまる子ちゃん THE STAGE』。企画と制作は2.5次元舞台の制作プロダクション『ネルケプランニング』で、まる子のクラスメイト男子たちの高校生活を描くという。また、『ネルケプランニング』の公式サイトでは’22年冬に上演予定と明かされている。しかし「ちびまる子ちゃんが2.5次元舞台に」とのニュースが流れると、波紋を呼ぶことに。「『ちびまる子ちゃん』は小学生の女の子・まる子の日常が人気の秘訣。ですが舞台版の主人公はまる子でなく、まる子が在籍した3年4組のクラスメイト男子たちと思われます。さらに原作と違い、舞台は高校時代。『ちびまる子ちゃん』史上初の舞台にもかかわらず、『スピンオフ感が強すぎる』と疑問視する声が相次いでいます」(エンタメ誌ライター)そのため、ネットではこんな声が上がっている。《いやっちょっと待って!!!!!「ちびまる子ちゃん」って言っておきながら高校生に成長させて男子生徒のスクールライフ っておかしいじゃん!?》《そもそも、ちびまる子ちゃんって平凡な小学3年生の日常の物語だからこその面白みがあるのに……》《まさかのまるちゃん2.5次元…あの世界観がよかったのに……これじゃない感半端ない》《原作者が亡くなってから、世界観を損なうリスクがあることをするのはいかがなものかと》
2021年10月26日2021年9月7日、声優の小林清志さんが、アニメ『ルパン三世』シリーズでおよそ50年間演じてきた、次元大介役の引退を発表しました。同年10月9日から放送が開始された、シリーズ最新作『ルパン三世 PART6』(日本テレビ系)では、第1話のみ小林さんが次元役として出演。第2話で、新キャストである声優の大塚明夫さんに、次元役のバトンを渡します。小林清志最後の『次元』出演回で、粋な演出に涙する人が続出『ルパン三世 PART6』の記念すべき第1話では、『EPISODE 0 ―時代―』というサブタイトルのエピソードを放送。次元の人生や人柄にスポットを当てたエピソードであり、仲間たちとの過去を振り返った次元は、このようにいいました。とうとう俺も潮時かもしれねえな。なんだか相棒との人生を振り返っちまったよ。お前らとの縁は、もうこれっきりだ。ルパン三世 PART6ーより引用また、次元についてルパンが石川五ェ門と話しているシーンでは、このようなセリフも。時代が変わりゃ、自分も変わる。そんな俺を(次元は)黙って受け入れてくれた。だから、俺は俺でいられたのかもしれねえ。黙って受け入れるのが筋ってもんだろ。ルパン三世 PART6ーより引用ルパンは元々、声優の山田康雄さんが演じていましたが、1995年に山田さんが亡くなったことを受け、タレントの栗田貫一さんが正式にルパン役として採用されました。そういった経緯から、ルパンのセリフに多くの視聴者が、粟田さんと、初代からずっと次元を演じていた小林さんの関係を重ねたようです。また、作中では1971年製の『とっておきの酒』が登場。1971年といえば、第1シリーズの『ルパン三世』が放送開始された年です。物語の最後はルパンが「また、うまい酒を飲もうぜ。次元」というセリフで、最高の相棒である次元と小林さんにメッセージを送りました。粋な演出を受け、番組放送後は多くの視聴者から「次元と小林さんに向けたセリフに心打たれた」「涙が出てきた」といった声が相次いでいます。『 #ルパン三世 PART6』初回、ご視聴いただきありがとうございました。歴代の色んな次元大介を集めてみました✨ #TMSアニメ Ch pic.twitter.com/exEDjurAzo — トムス・エンタテインメント【公式】 (@TMSent_jp) October 10, 2021 小林さんの次元役としての最後のセリフは、「少々、火薬が強すぎたか」でした。50年という、長い年月にわたって演じ続けた次元は、小林さんの半身といえるのではないでしょうか。今後も小林さんの演じる次元は作品に残り続けることでしょう。そして、大塚さんによって命を吹き込まれる新しい次元も、たくさんの視聴者に愛されるはずです。[文・構成/grape編集部]
2021年10月10日10月といえば、新ドラマが続々とスタートする心躍る時期。話題作がひしめき合うなか、2.5次元舞台のトップスター軍団が勢ぞろいし、荒牧慶彦主演で注目を集めているドラマ『あいつが上手で下手が僕で』がまもなく放送を迎えます。そこで、こちらのおふたりにお話をうかがってきました。荒牧慶彦さん & 和田雅成さん【映画、ときどき私】 vol. 416舞台でも共演の多い荒牧慶彦さん(写真・左)と和田雅成さん(右)が本作で挑んだのは、崖っぷちのお笑い芸人。荒牧さん演じる時浦可偉と和田さん演じる島世紀という2人のピン芸人がさびれた劇場で出会い、「エクソダス」というコンビを組むところから始まります。今回は、撮影の舞台裏やお互いへの思い、そして癒しの瞬間について語っていただきました。―まずはお笑い芸人という役を演じるうえで、事前に準備をしたことや苦労したことはありましたか?荒牧さんコントや漫才など、お笑い芸人さんの動画はいくつか参考に見てから撮影に入りました。なかでも、僕は監督から「又吉直樹さんのイメージで」と言われていたので、又吉さんの「テンションは低めだけど、ここぞというところで差す」みたいな芸風は意識しながら役作りをしています。和田さん僕も事前にいろんなバラエティ番組を見て、勉強しました。島はすごく明るい性格のキャラクターだったので、参考にしているのは、ティモンディの高岸宏行さん。あと、漫才のスタイルとしては、NON STYLEさんを意識しています。でも、お笑い芸人という職業を選んだ方にはかなりの覚悟があると思うので、それを演じることへのプレッシャーはすごくありましたね。大阪出身でお笑いが大好きなだけに、怖い気持ちは強かったと思います。僕にしか見せないまーしーの素顔を知っている―ちなみに、おふたりがいま個人的にハマっているお笑い芸人さんはどなたですか?荒牧さん僕はジャルジャルさんです。毎日動画が投稿されるので、毎日それを見ています。笑いどころが好きなのはもちろんですが、毎日投稿するのもネタを考えるのも、かなり大変なことですよね。にもかかわらず、すごく楽しそうにされていますし、本当におふたりは仲がいいんだろうなというのがわかるので、そういう微笑ましい姿からも元気をいただいています。和田さん僕は何周回ったかわかりませんが、改めてダウンタウンさんです。気がついたらおふたりの番組は、ほとんど見てますね。本当に、究極におもしろいおふたりだと思っています。―なるほど。インターネットでおふたりの名前を並べて検索したところ、予測の最初に「荒牧慶彦 和田雅成 仲良し」と出てきました。いまも本当に仲の良さが伝わってきますが、お互いのどんなところが好きですか?和田さん検索予測で「仲良し」が出てくるなんてすごいよね。荒牧さん確かに。きっとファンのみなさんが、そういうふうに検索してくれてるってことなんだよね。まーしー(和田さんの愛称)は、誰にでも明るく接することができるタイプなんですが、それでも時々僕にしか見せない顔をするときがあるので、僕はそこで周りに優越感を感じています。和田さんなんだそれ(笑)。まっきーの魅力は、あざとくてかわいいところ―和田さんの荒牧さんにしか見せない顔とは、どんな一面なんでしょうか?荒牧さん誰でもそうだと思いますが、いつも明るくいるのって疲れちゃうときありますよね?基本的に明るいまーしーでも、そうじゃないときがもちろんあるんですよ。でも、その明るくない部分も僕には見せてくれるので、それがきっかけで仲良くなった気がします。和田さん確かに、それはありますね。―では、和田さんは荒牧さんのどんなところが好きですか?和田さん僕たちはまっきー(荒牧さんの愛称)がボケで、僕がツッコミという関係性でずっと来ているので、まっきーがボケたときに別の誰かがツッコむとちょっと寂しそうにするんですよ(笑)。ついに、「ちょっと、担当がちゃんとツッコんでくれないと!」と僕に直接言うようになりましたから。あざといなと思いつつ、そういうところがかわいいんですけどね。まっきーのほうが年上なんですが、同い年のような関係性でいられるのもありがたいなと思っています。―逆に、直してほしいところはありますか?和田さんそういうところがあっても、それすらも好きになれるくらいお互いにわかり合えているので、僕はないですね。(声大きめで)まっきーも僕に直してほしいところなんて、ないよね?荒牧さんもう、声が大きいよ(笑)。そうですね、僕もないです。むしろ、そのままでいてほしいと思っているくらいですから。―ということは、いままでケンカしたこともない?和田さんそれもないですね。言いたいことがあれば、お互いにちゃんと言える関係なので、ケンカにはならないです。2人でアドリブをしている時間が楽しかった―ステキな関係性ですね。劇中では荒牧さんがボケで、和田さんがツッコミですが、先ほどのお話だと普段のおふたりも同じなので、コンビとしては演じやすかったのでは?荒牧さんそうですね。2人の間のテンポ感とかは、いつも通りなので練習する必要はまったくありませんでした。―撮影中にテンションが上がったシーンがあれば、教えてください。荒牧さん僕のお気に入りは、漫才のシーン。今回は、長回しにも挑戦しているので、1台のカメラで8~10分続けて撮ったことも。そうすると、だんだんみんなのなかで緊張感が高まっていくんですが、そんなときもまーしーが声を出して、みんなを盛り上げてくれました。そういったことも含めて、僕にとっては思い入れが強いシーンです。和田さん7分半を経過すると、だんだんみんなが自分の失敗でやり直したくないというプレッシャーをかなり感じ始めてたよね。でも、そんななかで最後のセリフを言い終わったあと、「カット!」と言われるまでに余白の時間が入るので、使われるかわかりませんが、毎回まっきーとアドリブを入れて遊んでました。荒牧さん僕もあの時間好きだったな。―それは、監督からアドリブの指示があったということですか?和田さん特に言われてはいなかったんですけど、僕たちが勝手にしていただけです。荒牧さんそのまま黙っていてもよかったんですけど、僕たちは沈黙が怖いので、つい普段のノリでアドリブをしてしまいました。実際、台本とはまったく関係ないこと言ってますからね。和田さん確かに。あるとき、アドリブしている最中にまっきーが持っていたパソコンを僕の顔の前でパソコンをパンッと閉じたんです。そこで、「俺はパソコン食われんのか!」とツッコミを入れたんですが、そのときにまっきーがめちゃめちゃうれしそうな顔をしていて、そこが僕的には一番うれしかったです。荒牧さんあはは!もし使われていたら、ぜひ注目してほしいです。青春の思い出は、幼なじみとケンカしちゃったこと―使われているかどうかも含めて、楽しみですね。では、今回の現場で、ムードメーカーとなっていた方を挙げるとすれば、どなたですか?荒牧さん今回は、みんなけっこうキャラが濃かったからね。いい意味でうるさいやつらというか(笑)。和田さん本当に、それぞれ個性豊かだよね。荒牧さんそんななかで、唯一静かにしてたのは、梅津(瑞樹)ちゃんかな。みんなが騒いでいても、端っこでじーっと集中してたよね。でも、そんな梅津ちゃんをみんなが笑わせようとしていたので、ある意味ではムードメーカーだったんじゃない?和田さん確かに、そうかも!―本作では芸人の青春が描かれていますが、ご自身にも青春時代の忘れられない出来事があれば教えてください。荒牧さん僕は小学校4年生のときに、幼なじみと大ゲンカしたことがあって、そのあと中学生になるまで疎遠になってしまった時期がありました。理由は思い出せないんですけど、それまではお互いの家にお泊りしたり、2人で遊んだりしていたくらい仲良かったのに、一切話さなくなってしまって……。その後、中学のときにバスケ部の友達が仲裁してくれて仲直りできたんですけど、いま思うと青春だったなと。和田さん僕が青春で思い出すのは、中学3年生の最後の野球大会で負けたときのこと。泣かないつもりだったんですけど、校舎の裏に行って、お互いに「ありがとう」と言い合った瞬間に涙が止まらなくなってしまって、みんなでボロボロに泣いたことがありました。当時は悔しいという気持ちが強かったですが、いま考えると青春してたなと思いますね。あのときのことは、いまでも鮮明に覚えています。男前が揃っているところも楽しんでほしい―まさに青春ですね。最近は忙しい日々が続いていると思いますが、いま癒しの瞬間といえばどんなとき?荒牧さんコロナ禍じゃなかったら、共演者や俳優仲間と飲みに行くのが僕の癒しなんですけど、最近は家でゲームをしたり、睡眠をとったりすることがささやかな幸せです。和田さん僕は猫の咀嚼音ですね(笑)。猫を飼っているわけではないので、動画サイトでピックアップしたり、お気に入りをチャンネル登録したりして、疲れているときに見ています。咀嚼音だけじゃなくて、食べている姿を見るのも癒されるんですよね。―それでは最後に、放送を待っているみなさんへ向けてメッセージをお願いします。荒牧さんお笑い芸人たちが苦しい状況のなかでもがいている姿や青春を追いかけている姿は、見ている方にとってもかつての自分を思い出したり、いまの自分と比較してみたりするきっかけになると思います。そのうえで、「一緒にがんばろう!」と感じていただける作品になっているので、ぜひそのあたりを楽しんでいただけたらと。ドラマのなかではスベッているところもありますが、漫才もストーリーもおもしろいので、仕事で疲れたときに元気をもらえるようなドラマになっています。お笑い番組を見るような感覚で、楽しく見ていただきたいです。和田さん見ている方が主人公の気分を味わえるような撮り方をしているので、ぜひこの世界を一緒に生きてほしいと思っています。とても明るい作品なので、深く考えずに、幸せな気持ちになっていただけたらうれしいですね。あとは、何と言っても男前ばっかりが出ていますから。僕を含めて(笑)。地元では負け知らずだった僕が、本当に男前が多い現場だなと見とれてしまったので、そのあたりも楽しんでいただきたいです。インタビューを終えてみて……。撮影中もインタビュー中も、仲の良かった荒牧さんと和田さん。絶妙なやりとりで、終始笑いの絶えない取材となりました。普段から築き上げられた見事なコンビネーションが、お笑い芸人のコンビとしてどのように生かされているかは必見です。劇場にいる気分を一緒に体感する!芸人生命の危機に立たされたお笑い芸人たちが、ときにぶつかり合いながらも、手を取り合って前に進もうとする姿を描いた芸人青春群像劇。笑いがあるのはもちろん、涙も友情もケンカもありと見どころ満載です。写真・山本嵩(荒牧慶彦、和田雅成)取材、文・志村昌美ストーリーお笑い界という大海原に揉まれ、漂流した者が最後に辿りつく場所とされているお笑いライブハウス「湘南劇場」。ほとんど観客のいないさびれた劇場に、“島流し”された8人の芸人たち。「ここを脱出しなければ、芸人としての未来はない…!」彼らは、どんな手を使ってでも抜け出そうと奮闘することに。果たして、相方や仲間たちと一緒に湘南劇場から抜け出すことはできるのか。芸人としてのカウントダウンがいま始まる……。思わず笑ってしまう予告編はこちら!作品情報『あいつが上手で下手が僕で』放送:日本テレビ2021年10月6日(水)24:59〜読売テレビ2021年10月9日(土)24:58〜©カミシモ製作委員会写真・山本嵩(荒牧慶彦、和⽥雅成)
2021年10月06日【音楽通信】第91回目に登場するのは、数多くの舞台やドラマ出演などで知られ、ソロアーティストとしても活躍し、甘い歌声とカッコいいパフォーマンスで魅了している、高野洸さん!小6からグループで活躍しソロ活動へ【音楽通信】vol. 912009年11月、小学校6年生のときに、ボーカル&ダンスユニット「Dream5」のメンバーに抜擢されてCDデビューした、高野洸(たかの あきら)さん。2014年、レコード大賞や紅白歌合戦に出演後、2016年にDream5としての活動を終了。同年、俳優として、映画への出演やミュージカルの主演を務めるなど、個人での活動をスタートしました。2019年1月には、1stシングルCD「LOVE STORY」でソロデビューし、アーティストとしても音楽活動に励んでいます。そしてこの度、2021年8月18日に5thシングル「Vacances(ヴァカンス)」を発表し、10月27日にライブ映像作品「高野洸 1 st Live Tour “ENTER”」のDVD&Blu-rayも発売されるということで、お話をうかがいました。ーーそもそも高野さんが音楽にふれたきっかけから教えてください。4歳からヒップホップダンスを習っていて、ダンスをやりながらいろいろな音楽に触れていました。小6からDream5としてグループ活動をやらせていただき、徐々に俳優業にも興味を持ち始めて、グループ活動を終了したときに、俳優一本でやっていくと決めました。ただ、ミュージカルをやらせていただくと歌う機会も多く、結局は歌もダンスもできるステージはすごく楽しくて、好きなんだと実感しました。その頃からいまもずっと向上心は高く持って、歌もうまくなりたいと思っていて、ソロでアーティスト活動を始めたんです。――では普段、高野さんがよく聴いていたアーティストはいますか。小学生のときは、親が運転する車のなかでよく流れていた、Mr.Childrenさんが好きでしたね。コード進行もメロディも好きです。いまは、いろいろなジャンルの音楽を聴くようになりました。――以前、ananwebにはミュージカル『刀剣乱舞』の膝丸役の高野さんとして登場いただきましたが、役での歌唱とご自身名義での歌ですと、意識の違いはありますか。膝丸として、ミュージカル『刀剣乱舞』の世界観を背負って歌うときは、ステージでパフォーマンスすることが前提となりますね。膝丸のキャラクターというのは、武士で力強いものなので、勢いを持って歌うことを心がけています。僕自身で歌う、ソロアーティストとしての作品は、レコーディングのときから自分の良さを出せるのはどれなのかと手探りしながら、時間をかけて進めていくんです。なので、意識は自然と切り替わっていると思いますね。きっと歌のニュアンスや語尾の表現の仕方などに、その違いがけっこう出ているかもしれません。初のソロツアーを経てアーティストとして成長――2021年8月18日にニューシングル「Vacances」をリリースされました。1曲目「サマービーツ」は爽快でキャッチーなナンバーで、高野さんご自身で作詞されていますね。シングル曲に「サマービーツ」を選んだのは、野外ステージで歌っている姿を想像して、明るく元気をもらえるサウンドだったから。それから曲を聴き込んで、突き抜けて爽やかなサビをいかして夏の暑さをエネルギーに変えよう、新しい世界を見てみたいという設定で主人公を描くと決めて、歌詞を作っていきました。――歌詞を書かれるときは、どんなふうに作っていかれるのですか。面白い言葉を見つけたら、メモをとるようにしています。今作は夏をテーマにしたので、夏らしい言葉などをある程度メモしておいて、そのなかでも異彩を放つような面白い単語を選んで、曲にあてはまるか試していきました。そんなふうにして、何段階かにわけて、構成していく感じですね。作詞の作業は、本当に楽しいです。ときどき僕の歌詞は独特だと言われるのですが、それは面白い言葉を集めているからなのかなと思いながら、曲を聴いたみなさんはどう捉えてくださるのか、気になりますね。――2曲目「tiny lady」も高野さんが作詞を担当されていますが、この曲はどのようにして生まれた曲ですか。今回、「Vacances」に収録している3曲は夏をテーマにしていて、「tiny lady」はテーマを決めるのにすごく時間がかかりました。この曲を聴いていると、4つ打ちのリズムが曲調的にも少し若い感じもして、イキイキとした、心が浮かれている様子を描いたほうが良いなと。さらに、ドライブしているときにもこの曲を聴きたいと思ったので、ドライブデートというテーマで、歌詞を仕上げていきました。――歌詞に「ドライブの時くらい 君が俺見てよ」とあって、少し大人っぽい印象の曲です。そうですね。歌詞には英語のフレーズを多く入れたのですが、けっこう苦心しましたね。良いメロディとリズム感だからこそ、中途半端な言葉にするとハマりが良くないので、英語詞にはすごく時間がかかりました。――3曲目「Memory of Sunset」は共作されていますね。デモのときに、すでにある程度テーマが決まっていたので、そのデモに惹かれて選んだ曲です。1番の歌詞のみできていたものを引き継いで、その世界を僕なりにいろいろと解釈しつつ、2番からはオリジナルで作りました。この曲に関しては、歌詞の景色が見えてすごく描きやすく、スラスラといきましたね。ラストのサビ終わりにはラップを入れたら面白いなと思って、「Where we going」というメロディが続くところにラップパートも盛り込みました。そういう意味では、最後の歌詞のブロックではメロディも作っているということになります。そのラップのところにも、注目して聴いてほしいですね。――10月27日には、今年の4月と5月、振替公演が9月に行われた「高野洸 1 st Live Tour “ENTER”」のDVD&Blu-rayが発売されるそうですね。初のソロワンマンライブツアーを振り返って、手応えはいかがでしたか。本当にすごく手応えもありましたし、来ていただいたお客さんのおかげで、達成感がありますね。各公演やりきれた、という経験が自分のなかではとても大きいです。ツアーが始まる前は、ひとりで歌って踊ってステージをやりきることが、例えば足がつったり声を枯らして裏返ったりという、アクシデントの不安もありましたが、そういったこともなく。乗り越えられたことが、自信につながりました。――各公演の様子はいかがでしたか。各会場、熱気がすごかったです。トークでは、各地のご当地ネタをやりました(笑)。福岡公演の場合は地元なので、地元で人気のファミレスの話をしましたし、埼玉の大宮だったら、事前に地元の名物を調べてナポリタンの話をしました。――特典映像には、リハーサルやバックステージなどのドキュメント映像が収録されているそうですね。メイキング映像ですが、かっこよく仕上げていただいています。今回、ライブのリハーサルの日数がそれほど多くはなかったのですが、短い時間の中で急ピッチで仕上げていったところを撮ってくれていますし、悩んでいる姿も入っています。――初のツアーが映像作品として発売されるのは、率直にどんなお気持ちでしょうか。ライブの様子が映像作品となって発売されたものを購入した方が、また家でライブを観ていただけるというのは、ひとつの憧れでした。実際のライブでもめちゃくちゃ良い音質だったのですが、その音源がほぼそのまま収録されていて。きっと大画面で良いスピーカーで聴くと、よりライブの雰囲気が味わえて、臨場感があると思います。――高野さんは、歌はもちろん俳優としてもご活躍されていますが、シンガーと役者とは無意識に切り替えているんでしょうか。自然と切り替わっている気がしますね。でも、実はそれぞれ気をつけるポイントはたくさんあって、細かい部分での違いが多いと思うんです。もしステージ上で立っている場合は、エネルギーを発散しなくちゃいけないので、客席の一番後ろまで届ける、ということが重要。でも、自分のソロライブの場合、スクリーンがステージの後ろにあって、カメラで映してくれているんです。アーティストはマイクを通して音を、エンターテインメントを届けているので、舞台のお芝居とソロライブでは、そういう意味でも、感覚が少し違うのかなと。一番大きなポイントとしては、どの大きさで撮られているかが大事という気がしますね。舞台と映像作品の差はそこで、舞台の大きさで表現が変わってきますし、立ち姿から違いがあるので、ヨリで撮られているのか、どれだけの規模で伝えるかというのが、一番繊細なポイントだと感じて表現しています。こうやって自然と切り替えられるのは、いろいろなエンタメをやらせていただいていることも、大きいかもしれません。ひとつのことを極めようとしているわけではないからこそ、舞台や音楽活動などのさまざまな現場で学んだことが、ほかの現場で活きることが多いのかなと思います。音楽活動では「紅白」、俳優では朝ドラと大河が目標――お話は変わりますが、高野さんはおうち時間をどのようにお過ごしですか。家では小説を読んだり、動画サイトを観たりすることが多いですね。あとは曲をスピーカーから流したり。――ご自身の曲ですか?自分の曲もありますし、人気の曲を聴きながら、「自分の曲をここで流してみるとどんな感じなのかな」と、試してみたり(笑)。あとは最近、アロマキャンドルを灯すことを始めました。香りもあって、落ち着く気がしますね。灯していると、空間がすごく活性化されて、空気もイキイキしている気がします。――楽曲ではラブソングを歌うこともありますが、そういうときは理想の人を思い浮かべていますか。また、高野さんの理想的な女性像はどのようなタイプでしょうか。作詞をするときは、自分が行動に移すかどうかではなく、自分がしないようなことも入れています。ストーリーを作ってから歌詞を書くので、あくまで架空寄りですね。そして僕自身の理想の女性像というと、かわいらしくて、愛嬌がある方です。かわいくなろうと努力をしている女性なら、より魅力的。あとは、リアクションが豊かだと良いですね。――では、かわいいだけ、だとダメなんですね?いや、“かわいい”はすべてを補います(笑)。――高野さんは歌やダンスをされているので、普段から健康面や体力作りには気をつけていたりするのでしょうか。それほど気をつけていることはないのですが、食事はだいたい三食とるようにしています。お腹がすいていなくても、一応夜ご飯はちゃんと食べようと……でも、僕正直なところ、お腹が空いていることがないな(笑)。言いたかったことは、バランスよく栄養素をとるといいということ。僕も足りない栄養をサプリメントなどから補うこともあるんですが、実際の食材にはかなわないので、毎食ちゃんと食べて栄養をとるようにしていますね。――運動もされていますか?僕は筋肉がつきやすい体なので、むしろ逆に筋トレしないようにしているんです。首や肩にすぐ筋肉がついてゴツゴツするから。でも、健康でいるには、運動したほうがいい方ももいらっしゃるでしょうし、人それぞれの体調や環境に合わせて運動するといいと思いますね。あまり食欲がない方だと、運動して汗をかいたほうがお腹が空くので、少し体を動かしてみるのも、健康体につながると思います。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。音楽活動では、音楽番組に出演して、世の中にもっと浸透していきたいですね。やっぱり、目標の番組は「紅白歌合戦」です。Dream5と刀剣男士と、いままで2回紅白に出演させてもらっていますが、どちらも作品の力を借りて出ているので、今度は僕自身の作品で出てみたいですね。俳優としては、朝ドラと大河ドラマの出演を目指しています。実家にいるときや両親も朝ドラと大河ドラマを観ていますし、これまで観る側として楽しませていただいた恩返しとして、今度は出演する側として、作品を届けていくことができたらと思っています。取材後記歌に芝居にご活躍中の高野洸さん。ananwebの取材はまだ夏の日差しを感じる午後に、撮影では瞳がキラリと輝く、きりりとした姿やほんのり微笑した表情も見せていただき、インタビューもテキパキと応えてくださいました。そんな高野さんのニューシングルと映像作品をみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・山本嵩取材、文・かわむらあみり高野洸(たかの あきら)PROFILE1997年7月22日、福岡県生まれ。177cm。特技はダンス、ゲーム。2009年、『天才てれびくんMAX』(NHK Eテレ)での全国オーディションから生まれた、5人組のボーカル&ダンスユニット「Dream5」のメンバーとなる。11月にはシングル「I don‘t obey~僕らのプライド~」でCDデビュー。2014年発売のシングル「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」でオリコンウィークリー1位を獲得。妖怪ウォッチ「ようかい体操第一」エンディングテーマは、全国のお子さんたちに大人気となり、話題を呼びました。同年末には、レコード大賞や紅白歌合戦にも出演し、2016年、Dream5としての活動を終了。同年に映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』や、ミュージカル「ROCK MUSICAL BLEACH」~もうひとつの地上~ の主演を務める他、2017年にはミュージカル『刀剣乱舞』 ~つはものどもがゆめのあと~ で膝丸役として出演するなど、俳優としても活動。2019年1月、1stシングルCD「LOVE STORY」でソロデビュー。2020年11月には、4枚目のシングルCDがオリコンウィークリーランキング5位を獲得するなど、ソロアーティストとしての活動も行っている。2021年8月18日に、5枚目のシングル「Vacances(ヴァカンス)』をリリース。10月27日に、ライブ映像作品「高野洸 1 st Live Tour “ENTER”」のDVD&Blu-rayを発売。InformationNew Release「Vacances」(収録曲)01.サマービーツ02.tiny lady03.Memory of Sunset2021年8月18日発売*収録曲はA盤とB盤は共通。<CD+DVD (スマプラ対応)A盤>AVCD-61095/B¥2,090(税込)<DVD内容>01.サマービーツ 〜高野洸 1st Live Tour “ENTER”〜 [Live Video]02.tiny lady [Music Video]03.tiny lady [Music Video Making]初回封入特典(全形態共通) :1.トレーディングカード(全6種類中1種ランダム封入)2.特典応募シリアル<CD+DVD (スマプラ対応)B盤>AVCD-61096/B¥2,090(税込)<CD (スマプラ対応)C盤>AVCD-61097¥1,320(税込)New Release「高野洸 1st Live Tour “ENTER”」(収録曲)01.Can’t Keep it Cool02.TOO GOOD03.WARNING04.MY CREATURE05.Untouchable love06.Shining warm07.In the shade08.You’ve Broken My Heart09.モノクロページ10.Way-Oh!!11.COLOR CLAPS12.Poppin’ Groovin’13.Love To You14.BURNING UP15.New DirectionENCOREEN01.Our HappinessEN02.Always on your sideEN03.サマービーツ<特典映像>1st Live Tour “ENTER” Behind The Scenes*収録曲、特典映像は全形態共通。2021年10月27日発売(通常盤)・DVD:AVBD-27430・Blu-ray:AVXD-27431¥6,050(税込)<封入特典>・ポストカード2枚封入(初回生産限定盤)・DVD:AVBD-27428・Blu-ray:AVXD-27429¥8,360(税込)<仕様>・豪華三方背BOX仕様、・ピクチャーレーベル<封入特典>・PHOTOBOOK・レプリカスタッフパス・大判カード(2枚)・バックステージパス風ステッカー写真・山本嵩 取材、文・かわむらあみり
2021年10月01日2021年9月7日、アニメ『ルパン三世』シリーズで次元大介役の声優を務める小林清志さんの勇退が発表されました。後任は、大塚明夫さんが務めます。1971年のアニメシリーズ開始から約50年間、次元大介に命を吹き込み続けてきた小林さん。シリーズ開始から現在まで声優を務めた、唯一のオリジナルキャストの1人でした。「ルパン、俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」主人公・ルパン三世だけでなく、登場するすべてのキャラクターが魅力的な同シリーズ。小林さんが声優を務めた次元もまた、ダンディーな大人の男性の魅力にあふれたキャラクターとして、幅広い世代から支持を集めています。小林さんは所属事務所やSNSを通じて、勇退に関してコメント。そこには、最後まで次元らしさにあふれた粋なメッセージがつづられていました。ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。何とかかじりついていたかったが無理だった。歳をとればそれなりの深みが出てくるはずだ。ただ映像とのギャップがあるか。話は違うが以前、明夫ちゃんに聞かれたことがある。「なぜ親父は五ェ門を辞めたんでしょう?」と。親氏とは大塚周夫先輩である。答えに窮したことがある。さぞ先輩も無念だったにちがいない。一部の方々から言われる事があるのは、次元は歳をとった聞きづらい。当たり前だわたしゃ齢88歳である。俺なりに努力した結果だ。あとは明夫ちゃんに委ねます。頑張ってちょうだい。ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。江戸のイキというもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。明夫ちゃん、これは難しいぞ。雰囲気はJAZZにも似ているんだ。最後にこれまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ。lupin_animeーより引用声優交代のお知らせ1971年のアニメシリーズ開始から初代として約50年間、次元大介に命を吹き込み続けてきた #小林清志 さんから、今回ルパンファミリー初参加となる #大塚明夫 さんへとバトンが引き継がれます!お二人からコメントが到着しました #ルパン三世 #ルパン6 #Lupin6 pic.twitter.com/K2o3MNPPj0 — アニメ「ルパン三世」公式★【PART6】10月放送 (@lupin_anime) September 7, 2021 同年10月9日からは、『ルパン三世』のアニメ化50周年を記念して制作されたシリーズ最新作『ルパン三世 PART6』が放送開始予定。小林さんは初回のみ次元を演じ、それ以降の放送回で大塚さんが声優を務めるといいます。降板の発表はさびしくもありますが、次元に息を吹き込み、誰もが憧れる国民的キャラにまで成長させた小林さんへの感謝と尊敬しかありません。小林さん、本当にありがとうございました!![文・構成/grape編集部]
2021年09月07日広がり続ける世界観に脱帽。“二次元もの”を描いたエンタメ作品の世界をライター・尹 秀姫さんがナビゲート!二次元の世界から基となるモチーフへの愛を感じる。いまやアニメやゲーム、ライブなどを連携させ、メディアミックス的に多方面に展開していくのは当たり前。「それにとどまらず、一過性で終わらせず、次世代に繋ぐコンテンツにするために、ユニークな取り組みが次々と進行しています」と、尹秀姫さん。「人気アーティストをアバターにしたり、駅や競走馬など、身近なものをモチーフにしたり、二次元化してしっかりとした世界観を作り込むことで、多方面からファンを取り込めるだけでなく、伝統や文化の保全にも繋がり、リアルの価値をより高めることができます。さまざまな構想があって、無限の広がりがあるから、いろんな親和性を感じることができておもしろい!」Jr.EXILE38人をアバター化。リアルとバーチャルの融合。『BATTLE OF TOKYO』GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZのメンバーをアバター化し、アニメやライブなど、さまざまなデジタル・バーチャルコンテンツを展開。「アバターとなったアーティストが4つのチームに分かれてバトルを繰り広げる、そのスタイルが斬新」山手線の各駅を舞台にしたアイドルプロジェクト。『STATION IDOL LATCH!』山手線各駅の駅員のキャラクターが業務時間を終えるとアイドルに!「駅や街と、キャラ設定がリンクしていて、親近感が湧く。これからどんな交流が描かれるか楽しみ」。ボイスドラマを軸に、オリジナル楽曲やイベントなども進行中で、8月18日には1stCDがリリース。©LATCH! Project/JRE実在する競走馬の名前と魂を受け継ぐキャラクター。『ウマ娘 プリティーダービー』ウマの耳と尻尾を持つ少女たちが活躍するクロスメディアコンテンツ。ゲームでは、育成したウマ娘たちのレースのほか、ライブパフォーマンスなども。「実在競走馬がモチーフになっており、リアルな関係性を反映しつつ、競馬ファンの夢もふんだんに盛り込み、ウマ娘らの友情が描かれている」©Cygames, Inc.尹 秀姫さん出版社勤務を経て、フリーランスの編集・ライターに。共著に『K‐POPアイドル&ヲタあるある』(竹書房)など。※『anan』2021年7月21日号より。(by anan編集部)
2021年07月19日2.5次元に存在する芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション」(通称:ツキプロ)からデビューした個性と魅力がいっぱいの噂の男(原石)たち、“VAZZY(ヴァジー)”と“ROCK DOWN(ロックダウン)”。この2つのユニットが活躍する『VAZZROCK(バズロック)』シリーズの舞台版、2.5次元ダンスライブ「VAZZROCK STAGE」(通称:バズステ)が、今作より始動する。公演ごとにどちらか1つのユニットが登場するVAZZY公演とROCK DOWN公演に分かれており、前半は芝居パート、後半はまるでライブに来たかのようなダンスライブパートに突入する。芝居パートでは、VAZZYとROCK DOWNがユニット活動3年目を迎えるにあたり、VAZZROCKプロジェクトの見直しを図るべきか否か、リーダーの考えを聞きたいと社長に呼び出された孝明と翔。今作では、メンバーからの見え方や関係性を通して、ユニットリーダー2人のキャラクターを深堀りしていく。ダンスライブパートは、ユニット曲に加えて、ソロ曲やデュエット曲を披露。それぞれセットリストが異なるA・B・Cの3パターンの公演が用意されており、A・B公演については披露楽曲が公式サイトにて公開されている。使用曲はbi-colorシリーズ1stシーズンから2曲と、ユニットソングvol.1「VAZZY vol.1 -始動-」「ROCK DOWN vol.1 -始動-」に収録されている3曲。全員20代の大人なVAZZYとROCK DOWNならではの激しくもセクシーなダンスが見どころだ。さらに、ソロ曲ではメンバーがバックダンサーを務める、バズステならではのスペシャルな演出も。また、バズステで初披露されるきらびやかなステージ衣装やヘアメイクにも注目してほしい。ダンスライブパートは、新型コロナウイルス感染予防の観点から声援を贈ることはできないが、拍手だけでなくペンライトやうちわなど、応援グッズの持ち込みが可能。メンバーが客席のうちわを探してファンサービスをくれるコーナーもあるので、どんな彼らのポーズやリアクションが飛び出すのかも、毎公演楽しみなポイントだろう。公演は、7月11日までCBGK シブゲキ!!にて上演。チケットは発売中で非売品ブロマイド2枚セット付き。7月10日、11日の計6公演はPIA LIVE STREAMにてライブ配信も実施する。2組の原石たちが輝き出す瞬間がここから始まる、バズステシリーズの幕開けをお見逃しなく。取材・文能一ナオ
2021年07月06日2.5次元に存在する芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション」(通称:ツキプロ)からデビューした個性と魅力がいっぱいの噂の男(原石)たち、“VAZZY(ヴァジー)”と“ROCK DOWN(ロックダウン)”。このふたつのユニットが活躍する『VAZZROCK(バズロック)』シリーズの舞台版、2.5次元ダンスライブ「VAZZROCK STAGE」(通称:バズステ)が、今作より始動する。2.5次元ダンスライブ「VAZZROCK STAGE」Episode1『0carat』ゲネプロより、“VAZZY”公演の面々撮影:能一ナオ公演ごとにどちらかひとつのユニットが登場するVAZZY公演とROCK DOWN公演に分かれており、前半は芝居パート、後半はまるでライブに来たかのようなダンスライブパートに突入する。芝居パートでは、VAZZYとROCK DOWNがユニット活動3年目を迎えるにあたり、VAZZROCKプロジェクトの見直しを図るべきか否か、リーダーの考えを聞きたいと社長に呼び出された孝明と翔。今作では、メンバーからの見え方や関係性を通して、ユニットリーダーふたりのキャラクターを深堀りしていく。ダンスライブパートは、ユニット曲に加えて、ソロ曲やデュエット曲を披露。それぞれセットリストが異なるA・B・Cの3パターンの公演が用意されており、A・B公演については披露楽曲が公式サイトにて公開されている。使用曲はbi-colorシリーズ1stシーズンから2曲と、ユニットソングvol.1「VAZZY vol.1 -始動-」「ROCK DOWN vol.1 -始動-」に収録されている3曲。全員20代の大人なVAZZYとROCK DOWNならではの激しくもセクシーなダンスが見どころだ。さらに、ソロ曲ではメンバーがバックダンサーを務める、バズステならではのスペシャルな演出も。また、バズステで初披露されるきらびやかなステージ衣装やヘアメイクにも注目してほしい。ダンスライブパートは、新型コロナウイルス感染予防の観点から声援を贈ることはできないが、拍手だけでなくペンライトやうちわなど、応援グッズの持ち込みが可能。メンバーが客席のうちわを探してファンサービスをくれるコーナーもあるので、彼らのどんなポーズやリアクションが飛び出すのかも、毎公演楽しみなポイントだろう。公演は、7月11日(日)までCBGK シブゲキ!!にて上演。チケットは発売中で非売品ブロマイド2枚セット付き。7月10日(土)、11日(日)の計6公演はPIA LIVE STREAMにてライブ配信も実施する。ふた組の原石たちが輝き出す瞬間がここから始まる、バズステシリーズの幕開けをお見逃しなく。【あらすじ】「まずは 1 年。ちょっと冒険してみないかい?」そんな事務所社長の言葉から始まったVAZZYとROCK DOWNの物語。昨年、社長からプロジェクトについての意見を求められたユニットリーダーの孝明と翔は、それぞれのユニットメンバーたちと触れ合いながら、自分たちの活動の「今」を考えた。(ユニットドラマ 2巻より)──それから更に1年。孝明、そして翔は、当時のことを思い出しながらこの先の「未来」を想うのだった。取材・文・撮影:能一ナオ2.5次元ダンスライブ 「VAZZROCK STAGE」 Episode1 『0carat』2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:CBGKシブゲキ!!【ライブ配信】7月10日(土)12:00(VAZZY公演)、15:30(ROCK DOWN公演)、18:00(VAZZY公演)7月11日(日)10:30(ROCK DOWN公演)、14:00(VAZZY公演)、17:00(ROCK DOWN公演)PIA LIVE STREAMにてチケット情報
2021年07月05日アニメファンとして知られる、アイドルグループ『Kis-My-Ft2』の宮田俊哉さん。ジャニーズ事務所のアイドルとは思えないほどディープな『オタク』であり、バラエティ番組でのアニメ特集では必ずといっていいほど出演しています。そんな宮田さんが、人気作品のキャラクターとのコラボレーションを果たしました。キスマイ宮田俊哉、『うたの☆プリンスさまっ♪』とコラボ歌唱2021年5月7日、宮田さんの新しいソロ曲である『Nemophila』のMVが公開。女性を中心にゲームやアニメで絶大な人気を誇る『うたの☆プリンスさまっ♪』とのコラボレーションを披露しました。動画では、同作品に登場するアイドルグループ『ST☆RISH』の一ノ瀬トキヤと一緒に踊る姿が映っています。作詞は宮田さんと一ノ瀬トキヤの2人が担当。また、作曲は『うたの☆プリンスさまっ♪』の音楽プロデューサーである、音楽グループ『Elements Garden』の上松範康さんが手がけています。動画が公開された翌日、『Kis-My-Ft2』のウェブサイトでは宮田さんのコメントが掲載されました。今までやったことがない、新たなコラボレーションがしたいと思ったのがきっかけでした。そこで、僕自身好きでカラオケでも歌っている「ST☆RISH」さんとコラボレーション出来ないか?デビューがほぼ同期でかつイメージカラーも同じ紫の「一ノ瀬トキヤ」とコラボレーションできたらアイドルの歴史に変わるのではと思いオファーさせていただきました。トシヤとトキヤ。名前が似ているのも運命かなと思いました。「Kis-My-Ft2」と「ST☆RISH」で誰もまだ見た事の無い景色を応援して下さる皆様と一緒に見られたら素敵だなと思います。Kis-My-Ft2 Official Websiteーより引用今回のコラボレーションは、なんと宮田さんからオファーをした様子。また、コラボレーション相手である、一ノ瀬トキヤから宮田さんへのメッセージも公開されています。宮田さんからコラボレーションのオファーをいただいた時はとても驚きました。お話を伺ううちに、同じような境遇であること。また、音楽に対しての熱い想いにシンパシーを感じました。制作過程を通して、学びや刺激が多い時間を過ごせたことに感謝しています。アイドルとして、そして1人の表現者として、持ちうる限りの力を込めました。皆さんに少しでも喜んでいただけたら幸いです。作詞、歌唱、MVでの共演と、私達2人の化学反応をお楽しみください。Kis-My-Ft2 Official Websiteーより引用次元を超えて融合した2人。両者のメッセージからは、アイドルにかける熱い想いが伝わってきます。動画はたった1日でおよそ50万回再生され、「まさかこの2人がコラボするなんて」「宮田さんが嬉しそうでファンも幸せ」など、多くのジャニーズファンとアニメファンから反響が上がりました。同月14~16日に開催される配信ライブ『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME』に合わせて公開された、今回のMV。新型コロナウイルス感染症の影響で会場でのライブが制限された状況でも、ファンの気持ちを大いに盛り上げてくれそうです![文・構成/grape編集部]
2021年05月08日客席が360度回転するIHIステージアラウンド東京で、大坂の陣を題材に冬の陣と夏の陣の2作品を連続上演中の舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)。公演数も劇場のスケールもこれまでで最大の規模となる今公演。大好評のうちに閉幕した冬の陣に続き「无伝夕紅(むでんゆうくれ)の士(さむらい)-大坂夏の陣-」がスタート。中心を担うのは、三日月宗近(みかづき むねちか)役の鈴木拡樹さんと鶴丸国永(つるまる くになが)役の染谷俊之さん。今作にかける、おふたりの思いとは――。鈴木:最初に染ちゃんと共演した時は、お互い役の所属する学校が違ってたから、顔は見知ってるんだけど話す機会はそんなにない、みたいな感じだったんだよね。染谷:そうでした。でも、その時から拡樹くんは気さくに話しかけてくださったりと優しくて、いまも変わらずずっと素敵な先輩です。鈴木:ありがとう。僕がその時思ったのは、染ちゃんってすごく器用な人だなってこと。お芝居に関してもだけど、自転車競技の作品でハンドル以外を体で表現しなきゃいけないんだけど、初日の時点で呑み込んでたのがすごいなと。染谷:全然ですよ。周りは経験者ばかりのなかで僕ときたむー(北村諒さん)が初合流だったんだけど、きたむーが抜群に器用だから、じつはめちゃくちゃ焦ってました。鈴木:そうは見えなかったな。あと染ちゃんのモノを作る姿勢も尊敬してる。毎回、面白い発想を持ってくる姿勢が嬉しいし、一緒にやれてよかったなと思う。染谷:僕からしたら、拡樹くんは、いつ会っても変わらないのがすごいです。穏やかで優しくて、ずっと“仏”。僕も、拡樹くんの背中を見て学ばせてもらっているところは多いですよ。鈴木:(笑)。個人的には、三日月宗近と鶴丸国永としての絡みも結構好きだったりする。この二振りが揃うと、ほかの刀剣男士を置いてけぼりにするような独特の空気を作れるから。染谷:僕もふたりで絡むシーンは、楽しいです。鈴木:僕ら、刀ステには初演の立ち上げから携わってるじゃない?立ち上げに関われるのはどんな作品でも嬉しいけど、刀ステは最初から続編をやろうという意思のもとでやっていたのもあって、やり甲斐はあったよね。でもだからといって守りに入りすぎたりせず、お客さんの想像の先へ逸脱する瞬間があったりもして…。染谷:ただ最初は役の手がかりになる素材が少なかったから、そこはすごく苦労しました。鈴木:その一方で、歴史を遡っていく話だからそこは調べればいくらでも資料が出てくるっていう…。染谷:確かにそうですね。鈴木:三日月宗近に関しては、最初から謎多きキャラクターとして出てきているでしょ?そのおかげで戦う時とのギャップを出しやすい役ではあったかな。染谷:二振りともタイプは違えど、飄々としてますよね。鈴木:だけどいざ戦いとなると、どちらもキレまくっていて、刃物である鋭さをそこに垣間見ることができる。あと、思い悩む刀剣男士が多いなか、この二振りはどこか達観したところがあるから立ち位置としても面白くて。染谷:お客さんには、どっちかがいると安心って思ってもらえたら嬉しいですよね。僕はそれ、三日月宗近に対して思ってるんですけど、そういうキャラクターをちゃんと拡樹くんが存在感で体現してくれているのがすごいなと。鈴木:鶴丸国永はシリアスな展開の中に真逆のテンションを放り込んできたりするでしょ。そこは三日月宗近ではできないから、すごく興味深いキャラクターだなって。染谷:刀ステが面白いのは、他の2.5次元作品とは違って決まったストーリーがないことだと思うんです。毎回僕らも、この話がどう展開していくかわからないから、台本を読むのが楽しみで。鈴木:うん。あと、長くシリーズが続いているぶん、より深く作品の世界観やキャラクターを描いていけるのもいいよね。第1作から5年を経て、それがさらに膨らんでいってるし。ちなみに今回の夏の陣は、前作の冬の陣から始まってしまった歴史改変を刀剣男士たちがどうやって回収していくかが見どころになってくるんだと思うんだけど、なんか…あったかい話だよね。染谷:確かに。史実では実在しない真田十勇士が登場するし、驚く展開もあるけれど、観終わった後は爽快感に包まれると思います。鈴木:三日月宗近としては3年前の「悲伝 結いの目の不如帰(ほととぎす)」で、あるひとつの終着点を描いたこともあって、次に刀ステに出られるとしても随分先になるだろうと思ってたんだよね。でも思っていたより早く出られて嬉しくて。染谷:久々に戻ってきた刀ステはどうです?鈴木:自分が出てない公演も観客として観てはいて、気持ちのうえでは途切れたことがなかったので、そのままの熱で取り組めてるんじゃないかな。染谷:前作のバトンをしっかり受け継げたらと思っているし、お客さんには余計な心配をすることなく楽しんでいただきたいですね。鈴木:公演時期が梅雨時にもかかってくるし、観た方の心が晴れたらいいなと思います。TBS開局70周年記念舞台『刀剣乱舞』无伝夕紅(むでんゆうくれ)の士(さむらい)-大坂夏の陣-上演中~6月27日(日)IHIステージアラウンド東京原案/「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)脚本・演出/末満健一出演/鈴木拡樹、高本学、三津谷亮、北村諒、和田雅成、近藤頌利、熊谷魁人、染谷俊之ほか一般1万6000円サイドシート1万6000円すずき・ひろき1985年6月4日生まれ、大阪府出身。舞台を中心に、近年はWOWOW『2.5次元男子推しTV』でMCを務めるほかドラマや映画などでも活躍。8月にはミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』に出演。コート¥60,500スウェット¥20,900(共にタクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)パンツ¥30,800(カベル/HEMT PR TEL:03・6721・0882)靴¥27,500(スペース クラフト/HEMT PR)そめや・としゆき1987年12月17日生まれ、神奈川県出身。俳優として幅広く活躍するほか、アニメや映画吹き替えで声優としても活躍中。近作にドラマ『FAKE MOTION』など。出演映画『ナポレオンと私』は近日公開予定。コート¥12,100シャツ¥6,600(共にアバハウス/HEMT PR)パンツ¥39,600(キャバン 代官山 TEL:03・5489・5101)ミュール¥22,000(スペース クラフト/HEMT PR)※『anan』2021年4月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・AKI(鈴木さん)中元美佳(染谷さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年04月17日株式会社WOWOWプラスが植田圭輔、井澤勇貴、笹森裕貴ら人気2.5次元俳優によるスタジオ形式の名曲ライブ『2.5次元男子。歌姫へのラブレター』 を、3月27日(土) 21:00より配信することが決定した。『2.5次元男子。』は人気アニメやコミックを原作とした舞台を中心に活躍中。そんな彼らが日本の歌姫へのリスペクトを込め、誰もが知る女性ヴォーカル曲をスタジオから届ける。恋愛映画のモチーフにもなった「未来予想図Ⅱ」や、昨年のNHK紅白歌合戦での披露が記憶に新しい「夜に駆ける」を含む、女性ヴォーカリストによる珠玉の12曲。植田、井澤、笹森の3人がソロやユニットとして歌うヒットソングは必聴となっている。さらには、コロナ禍での生活の変化や仕事観など、他では聞けないファン必見の貴重なプライベートトークも。『2.5次元男子。』 たちの等身大の魅力堪能してほしい。【配信概要】『2.5次元男子。歌姫へのラブレター』日時:3月27日(土) 21:00開演公演時間:110分(予定)公式サイト: <チケット情報>料金: GoTo イベントキャンペーン適用価格 1,760円 (税込)販売期間:3月13日(土) 10:00~4月1日(木) 23:59<配信メディア>・PIA LIVE STREAM・Streaming+・WOWOWプラスチケット(ZAIKO)・U-NEXTアーカイブ配信:4月2日(金) 23:59まで※開演前 の配信開始時間 は配信メディアごとに異なります 。 別途、配信メディアごとに手数料がかかる場合があります。※各配信メディアによって対応サービスや条件が一部異なります。※どのメディアからご覧いただいても、配信ライブの内容は全て同じです。
2021年03月12日オンライン動画配信サービスHuluにて、ネルケプランニングが贈る“2.5次元ミュージカル”作品を中心に100本を超えるラインナップが順次配信されることが決定した。“2.5次元ミュージカル”とは、日本の漫画・アニメ・ゲームを原作とした舞台コンテンツ。Huluでは数々の2.5次元ミュージカル作品が毎月10〜15作品がコンスタントに配信されるとのことだが、これだけ多数のラインナップが月額定額制の動画配信サービスに揃うのは初めてだ。まず、12月19日から配信を開始したのは舞台『犬夜叉』(2017)。漫画家・高橋留美子による原作はアニメ化もされた人気作で、ゴールデンボンバーの喜矢武豊が主演を務めている。また、乃木坂46の若月佑美が日暮かごめ、伊藤純奈が桔梗を演じるほか、木村了、佐奈宏紀、滝口幸広、野口かおる、小林健一らの出演も話題を呼んだ。さらに本日12月22日(火)からは「MANKAI STAGE『A3!』」が配信開始。本作は、2017年の配信開始以降ダウンロード数700万を超えるイケメン役者育成ゲーム『A3!』を舞台化した作品だ。ほか、乃木坂46版のミュージカル「美少女戦士セーラームーン」や舞台「パタリロ」など、人気作が目白押し。さらにHuluでは、アニメ『犬夜叉』『A3!』なども配信され、2.5次元舞台とアニメ、両方を楽しむことができる。今後のラインナップにも注目してほしい。【ネルケプランニング Hulu配信予定コンテンツ(12月、1月)】<2020年>12月19日(月):舞台「犬夜叉」12月22日(火):MANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~12月22日(火):MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~12月22日(火):TEEN×TEEN THEATER「初恋モンスター」12月25日(金):乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」【Team MOON】12月25日(金):乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」【Team STAR】12月25日(金):乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」201912月29日(火) :「ライチ☆光クラブ」12月29日(火) :残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』12月29日(火) :舞台「八王子ゾンビーズ」<2021年>1月8日(金):ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」 -La Reconquista-(ラ・レコンキスタ)1月8日(金):ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」 -Petite Étrangère-(プチテトランジェール)1月8日(金):ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Un Nouveau Voyage-(アン・ヌーヴォー・ヴォヤージュ)1月8日(金):ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-1月8日(金):ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-(ル・ムヴマン・フィナール)1月18日(月):舞台「パタリロ!」1月18日(月):舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★1月18日(月):劇場版「パタリロ!」1月24日(日):「じょしらく」<チームら>1月24日(日):「じょしらく」<チームく>1月24日(日):「じょしらく」<チームご>1月24日(日):「じょしらく弐 ~時かけそば~」<チームら>1月24日(日):「じょしらく弐 ~時かけそば~」<チームく>1月24日(日):「じょしらく弐 ~時かけそば~」<チームご>1月28日(木):舞台「ACCA13区監察課」※配信開始日は変更になる可能性がございます。
2020年12月22日12月14日(月)から動画サービス「ニコニコ」の「ニコニコ生配信」にて、2.5次元俳優たちが出演する交流型配信バラエティ番組『2525推しごと』season3が12月18日(金)までの5日間に渡って配信されることが決定した。この番組は、日テレ アレックスオン(AX-ON)が企画・製作を務め、2.5次元俳優が多数出演するニコニコとのコラボ企画第3弾。今注目の2.5次元俳優たちが、朗読あり、騙し合いあり、深層プロファイルあり、プレゼンありの様々な企画に挑む。今回出演するのは、糸川耀士郎、小波津亜廉、杉江大志、松井勇歩、三津谷亮、和田琢磨の5名。ミュージカル『刀剣乱舞』や『テニスの王子様』シリーズをはじめとした、2.5次元作品で活躍する“推し”の姿を堪能してほしい。番組では視聴者参加型企画もあるので、どしどし参加しよう。【番組概要】『2525推しごと』season3放送日時:12月14日(月) ・12月15日(火)・12月16日(水) ・12月17日(木)・12月18日(金)※全日21時から配信開始<プログラム>12月14日(月)21:00~:Day1★「深層プロファイル 〜過去から未来で自己診断!~」糸川耀士郎、小波津亜廉12月15日(火)21:00~:Day2★「騙し合い対決!コンフィデンスマンはどっち!?」杉江大志、三津谷亮12月16日(水)21:00~:Day3★「俺の推しはコレだ!生・プレゼンバトル!」杉江大志、松井勇歩、和田琢磨12月17日(木)21:00~:Day4★「冬キュン!切なくも、温まる朗読会」 小波津亜廉、杉江大志12月18日(金)21:00~:Day5★「フィナーレ!大集合★オンライン忘年会」 糸川耀士郎、松井勇歩、三津谷亮、和田琢磨各番組ページ詳細: <視聴チケット料金>●12月14日(月)・12月15日(火)・12月16日(水)・12月17日(木)通常価格:1600円、プレミアム会員:1000円●12月18日(金)通常価格:2200円、プレミアム会員:1600円●5日間通しチケット通常価格:8600円、プレミアム会員:5600円チケット販売期間:2021年1月14日(木)23:59までタイムシフト視聴期限:2021年1月15日(金)23:59分まで(視聴回数1回)視聴チケット購入はこちら:
2020年12月08日「2.5次元ミュージカル」「2.5次元舞台」という言葉を耳にする機会が増えた昨今。漫画・アニメやゲームを原作にした、イケメンたちのきらびやかなステージに興味はあっても、「いきなり劇場に行く勇気が出ない」……という方もいるでしょう。でも今は、配信映像で気軽に見られちゃうんです。おうちで気軽に”2.5次元デビュー”してみてはいかがでしょうか。文・榎本もえ舞台「パタリロ!」シリーズ伝説のギャグ漫画が見事に顕現映画『翔んで埼玉』の大ヒットも記憶に新しく、リアルタイム世代のみならず、若者をも虜にしている、魔夜峰央さんの代表作が、まさかの舞台化。あの伝説のギャグ漫画をどうやって舞台に……? という疑問を吹き飛ばすのは、主人公パタリロ役、加藤諒さんの存在感。個性的なビジュアルだけではなく、その身体能力をもって、一風変わったパタリロというキャラクターを見事に“2.5次元”として顕現させています。趣向を凝らした演出で繰り出されるギャグシーンは、息をつく間もないほど。昭和の腐女子たちをときめかせたバンコラン(演・青木玄徳さん)とマライヒ(演・佐奈宏紀さん)の怪しい美しさもしっかりと再現。タマネギ部隊にもイケメン俳優が配されており、目が離せません。舞台「パタリロ!」スターダスト計画©魔夜峰央/白泉社ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ紅白出場も果たした刀剣男士たちの戦いと歌とダンス名だたる刀剣が戦士の姿になった“刀剣男士”を収集・育成・強化し、歴史改変を目論む敵と戦う大人気PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした大人気2.5次元ミュージカルシリーズ。ミュージカル『刀剣乱舞』の刀剣男士たちは、CDリリースなどの音楽活動もしており、『ミュージックステーション』などの地上波テレビ歌番組への出演、さらには『NHK紅白歌合戦』にも出場するほどの人気ぶりです。公演は2部構成で、1部のミュージカルで、源義経の最期や、新撰組の活躍など、歴史上の出来事を取り入れたシリアスなストーリーを受け止めた後、2部のライブで歌い踊る刀剣男士に楽しませてもらえる構成となっています。10月11日(日)まで上演中の、ミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸 双騎出陣 2020 ~SOGA~と、9月20日(日)~11月23日(月・祝)に上演予定の、ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~は、動画配信サービスDMM.comで公演全日程のライブ配信があり、おうちに居ながらリアルタイムで公演が楽しめます。ミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸 双騎出陣 2020 ~SOGA~ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~©ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」シリーズアイドルもセーラー戦士に変身!原作は、少女漫画雑誌「なかよし」に1991年から連載されていた人気コミック。1992年から放送されたテレビアニメを観て育った人も多いはず。ミュージカルシリーズも歴史は古く、“2.5次元”という言葉が生まれるよりも以前の1993年から2020年現在まで、断続的に上演されています。浦井健治さん、城田優さんといった、現在の日本のミュージカルを支えているスター俳優を輩出している点も見逃せません。現在配信中の近作は、乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」で、乃木坂46のメンバーが出演。主演の山下美月さん、井上小百合さん(Wキャスト)をはじめ、リアルアイドルたちが演じる“セーラー戦士”が、可憐に、しかし力強く、過酷な運命に身を投じていく姿は、現実の彼女たちの姿ともシンクロし、2.5次元ならではの醍醐味を噛み締められるはず。幼い頃に胸をときめかせた、キラキラの変身シーンや戦士たちの技が、華麗なエフェクトとともにリアルに甦り、あのころの気持ちに戻る瞬間がきっとあります。乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」Team MOON乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」Team STAR©武内直子・PNP/乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会學蘭歌劇『帝一の國』シリーズ歌劇なのに口パク!? 一度聴いたら忘れられない楽曲が勢揃い!2017年に菅田将暉さん主演の実写映画で一気に知名度を上げた、古屋兎丸さん原作コミック。2.5次元舞台は、それ以前の2014年から2016年まで、3作品が制作されています。生徒会選挙で争う美少年たちの物語という、原作が持つ独特でシュールな雰囲気を、グッとコメディに引き寄せて、クスクスと笑える作品に昇華。タイトルに「歌劇」とあるように、随所に歌が挟み込まれるのですが、なんと口パク! それすらも笑いに変える見せ方は、原作とは違った味わいながらも、個性的な原作に不思議とマッチした舞台になっています。アクの強い美少年たちを、しっかりと再現したビジュアル。演技も見ごたえ十分です。【最終章】學蘭歌劇『帝一の國』 -血戦のラストダンス-©古屋兎丸/集英社舞台「魍魎の匣」舞台化不可能と言われた大ボリュームの原作に迫る言葉を駆使して“憑き物落とし”を仕掛け、殺人事件を解決するミステリ作品、京極夏彦さんの小説「百鬼夜行」シリーズ。中でも人気を誇り、実写映画化、コミカライズ、アニメ化と、メディア展開も盛んな『舞台「魍魎の匣」』が、ついに舞台化。“鈍器になる厚さ”というボリュームで知られる原作を、情報量そのままに2時間強の舞台にまとめ上げた傑作です。主演、中禅寺秋彦役には、橘ケンチさん。EXILE、EXILE THE SECONDのリーダーとして知られる橘さんですが、映画『HiGH&LOW』シリーズなど映像作品はもちろん、舞台経験も豊富な俳優としての魅力が、京極堂らしいソリッドなビジュアルと相まって、今作ではますます光ります。舞台「魍魎の匣」©舞台「魍魎の匣」※各作品タイトルの「」と『』はそれぞれ公式表記に沿ったものとなっています。information著者プロフィール榎本もえ現在地はだいたいテレビの前。レコーダー3台とFire Stickのリモコンを握りしめるミーハーオタク。
2020年09月24日2.5次元ミュージカルなどで活躍する鈴木拡樹がMCを務める番組「2.5次元男子推しTV」の総集編スペシャルが、8月19日(水)に放送されることが決定した。同番組は、2.5次元ミュージカル界で活躍する俳優たちの意外な素顔に迫っていく番組で、2017年3月にシーズン1がスタート。2020年1月から始まったシーズン4がもうすぐ最終回を迎える。今回放送が決定した同番組初となる“総集編スペシャル”は、シーズン1と4に登場した椎名鯛造や黒羽麻璃央など、豪華ゲストとのロケや鈴木さんとの対談の様子をふり返り、鈴木さん本人が番組の思い出や歴史をふり返る撮り下ろし映像も放送する。「2.5次元男子推しTV」総集編スペシャルは8月19日(水)22時~、シーズン4#6(最終回)は7月31日(金)21時15分~WOWOWライブにて放送。(cinemacafe.net)
2020年07月06日sacai (サカイ)2020年秋冬コレクションが、2020年3月2日(月)フランス・パリ市内で発表された。3次元のフォルムを超えて視覚的な4次元のシルエットを探求するため、対称的な“重さ”のファブリック同士を組み合わせるアプローチを行った今季のsacai。動きが加わることで、異なるシルエットへと変化する、意外性に富んだエフェクトを持っているのが特徴だ。ドレッシーな表情へと導くマニッシュなアイテム例えば静止しているとジャンプスーツに見えるピースは、軽やかな素材でアレンジを加えることで、歩き始める流れるようなドレスへとチェンジ。また本来マニッシュな要素を持つピースには、クチュールライクなアプローチを加えてドレッシーな表情へと昇華させる。ジャケットとドキングさせた、MA-1ベースのドレスは、艶めくサテン生地を使用することで、女性らしさをぐっと引き立てているのが印象的だ。カラーにも一捻りまたカラーにアレンジを加えたアプローチも。ミリタリー風のニットウェア×スカートは、ピュアなオールホワイトで統一することで、本来ミリタリーの持つタフなムードをそぎ落としている。ジャケットスタイルを再解釈ジャケットスタイルに取り入れられる、本来“セット”となるアイテムを、1つのピースでドレッシーに再解釈している点も興味深かった。白シャツのドレスは、テーラリングパンツを再構築した“フロントなし”のスカートと組み合わせ。またスーツ地で使用されるマニッシュなボーダー柄はロングドレスへと姿を変え、ジャケットとのセットアップで提案されている。異なる姿に変わりながらも、私たちにとって既視感のある組み合わせは、一種の“安心感”をもたらしてくれるのだ。NASAの宇宙のイメージプリントもブラックやホワイト、ブラウン、ネイビーとプレーンなパレットが目立つ今季は、グラフィカルプリントが、コレクションにリズムをもたらしていく。“4次元”の概念を伝える、 NASAの宇宙のイメージプリントや、Alexander Girardとコラボレーションしたロング丈のドレスの上に登場。アシンメトリーなカッティングによってより動きをもたらし、躍動感の溢れる表情に仕上がっていた。
2020年03月05日令和2年目となる2020年。東京オリンピックも控え、日本はどんな年になるのか興味津々。2020年のスポーツ、芸能について、どんな質問にもタロットで詳しく答えてくれると評判の彌彌告(みみこ)さんに聞きました。活躍しそうなアスリートやタレントは!?来年の日本は、「前半はかなり明るいカード。オリンピックも世界的な評価が高く終われそう。特に5~7月は景気も好調。9月になると状況は一変。平和ムードから激動の時代に突入しそう」と予測。様々な価値観がガラッと変化していきそうな一年になるとか。気になる東京オリンピックでメダルを取れそうな競技は?「柔道は金貨のカードが出ていて、メダルを取れそうな気配です。特にウルフ・アロン選手の調子が良さそう。ラグビーや女子バドミントンも、いいところまでいくでしょう。個人ですと、BMXの内野洋平選手、スケボーの堀米雄斗選手、野球ならソフトバンクの高橋礼選手の活躍も期待できそうです」不祥事や電撃婚などの芸能ニュースが相次いだ’19年。来年は、「2.5次元系からブレイクする俳優が。九州出身や伝統芸能からもスターが生まれそう。『天気の子』の声優を務めた森七菜さんは九州出身で、相手役の醍醐虎汰朗さんともどもいいカードが出ました。伝統芸能で注目なのは、落語家の笑福亭希光さん」。ユーチューバーは引き続き人気で、「ライブ配信アプリの『BIGO LIVE』や『17 Live』からもTVに進出するスターが飛び出す」との予言も。みみこ代官山の占いサロン『kotodama処 彌彌告』の人気占い師。評判のタロットは40分¥10,000~。西洋占星術のメニューも。完全予約制。TEL:080・2030・7078※『anan』2019年12月25日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・さかいもゆる(by anan編集部)
2019年12月19日“エーステ”という愛称で人気を博す2.5次元舞台「MANKAI STAGE『A3!』〜SUMMER 2019〜」の初日会見が8月8日(木)に品川プリンスホテル・ステラボールにて行われ、陳内将、宮崎湧、野口準、本田礼生、赤澤燈、宇佐卓真の6名が出席した。ダウンロード数600万部を超えるイケメン役者育成ゲーム『A3!』が原作の本作。ゲームのプレイヤーが劇団「MANKAI カンパニー」の主宰兼「総監督」となり、劇団員たちをプロデュースして育成するストーリーとなっている。劇団の中では、春夏秋冬の名を冠した4組が在籍。本公演は夏組にスポットを当てた夏組単独公演となっており、原作の第二回公演『にぼしを巡る冒険』、第三回公演『抜錨!スカイ海賊団』の2ストーリーを展開していく。夏組のリーダー・皇天馬(すめらぎ・てんま)を演じる陳内は、初日を迎えての心境を聞かれると「夏組の単独公演が発表されてから今日が楽しみで仕方なかった。「M1」といわれるナンバーに「物語はバトンを繋ぐ」という歌詞があるんですけど、そのとおりに、春組単独公演から受け取ったバトンを、このあとの秋組単独公演へ繋げられるように役目を全うしていきたい」と、続く秋組単独へも思いを乗せて語っていく。瑠璃川幸(るりかわ・ゆき)役の宮崎は「稽古期間中は、暗いトンネルの中を5人で手を繋ぎながら、光が見える方向に一歩ずつ歩いてきたように感じました。最後まで仲間たちを信じて走り抜いていきたい」と微笑む。向坂椋(さきさか・むく)役の野口は「また夏組のメンバーとお芝居ができてうれしい。たくさんの人に夏組の絆を見せつけられたら」と力強くコメントし、斑鳩三角(いかるが・みすみ)役の本田は「夏組単独公演が決まってから、早くやりたいと待ち焦がれた日々だった。誰も観たことがない夏組公演になっていると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら」と意欲を燃やす。三好一成(みよし・かずなり)役の赤澤は「ここにいる夏組5人は、キャラクター同様、人間的に不器用な人たちが集まっているなと感じる稽古期間だった。でもその不器用さが上手くハマった瞬間に、どこの組にも負けない、夏のカンカン照りのようなパワーを発揮できる」と期待を寄せ、本公演から初参戦となる斑鳩円(いかるが・まどか)役の宇佐は「最初は不安なこともあったけど、稽古するたびにみなさんが優しくてすごく楽しい稽古期間でした。あとは56公演、突っ走っていくだけ」と意気込みを見せた。改めて、稽古期間を振り返って印象に残っていることを聞かれると、全員一致で「暑かった(笑)」と回答。赤澤が「稽古期間の最初の方は、夏の暑さもまだ本番ではなくて、前までの夏組感が出せないなって思っていた。でも、暑さが本格的になっていくにつれて、前回の公演のような夏組の空気感がよみがえってきた」と、夏の暑さとともに本調子に戻っていったことを明かしていく。また、稽古場に炊飯器が置いてあったことにも話題がおよび、陳内が「みんなでお米やおかずを交代で買ってきて、同じ釜の飯を食べていました(笑)」という裏話も飛び出した。『エーステ』では、それぞれの組毎の楽曲も見どころのひとつ。夏組の楽曲の良さを聞かれると、本田が「チームごとに伝えたい色が違って、夏組は絆や夏の騒がしさがテーマ」とコメントすると、赤澤も頷きながら「夏って騒がしいけど、楽曲的には夏の切なさ、儚さも描いている」と同調。すると、陣内が「セミみたいな感じかな?」とポロリ。すかさず本田が「そこは花火でもいいのでは?」とツッコミを入れると、キャスト陣は大爆笑。「たしかにそうだね!セミはなかったことにしていただいて……」と、陳内も照れ笑いをしつつ、テンポの良い掛け合いで、夏組の仲の良さを見せつけた。東京公演は8月18日(日)まで上演。その後、兵庫、愛知、新潟を経て、再び品川プリンスホテル・ステラボールにて東京凱旋公演を行う。
2019年08月13日『美少女戦士セーラームーン』の2.5次元ミュージカルが楽しめるショーレストラン「美少女戦士セーラームーン -シャイニング ムーン トーキョー(SHINING MOON TOKYO)-」が、東京・麻布十番に、2019年8月15日(木)オープン。2.5次元ミュージカルが楽しめるレストラン武内直子による原作コミックは17カ国語に翻訳され、アニメシリーズは40カ国以上の国で展開するなど世界中で人気を博している『美少女戦士セーラームーン』。これまでにも上演し、注目を集めてきた2.5次元ミュージカルが“ショーレストラン”として楽しめるようになる。常設店としてオープンを迎えるショーレストラン「美少女戦士セーラームーン -シャイニング ムーン トーキョー-」の位置する麻布十番は、物語の舞台であり、国内外から多くのセーラームーンファンが訪る聖地。本レストランが入るビルは、実際に第1話で宝石店として登場する場所だそうだ。店内では、作品の世界を体感できるオリジナルショーをはじめ、作品をイメージしたフードやドリンクの提供、オリジナルグッズの販売も行う。ここでしか観られないオリジナルショーショーにはセーラームーン、セーラーマーキュリー、セーラーマーズ、セーラージュピター、セーラーヴィーナス、タキシード仮面などお馴染みのキャラクターに扮したキャストが登場。日本人だけでなく海外の人にも楽しんでもらえるよう、決め台詞など以外は基本的にセリフなしでパフォーマンスを繰り広げる。ステージ上では、「セーラームーン」おなじみの楽曲「ムーンライト伝説」に加え、ショーレストランのためだけに制作した曲を使用。“聖地”でしか観ることができない完全オリジナルのショーを展開していく。ランチ&ディナーの2部構成レストランは食事のみを楽しむランチタイムと、オリジナルショーと共に食事を楽しめるディナータイムの2部構成。ランチメニューには、変身用ブローチをイメージしたオリジナルランチボックス付き「ムーン・プリズム・ライスバーガー」や、星型のかまぼこ・ポテトなどのおかずをたっぷりと詰め込んだ「Pretty Guardianランチボックス」を提供。また、イチゴとヨーグルトがマッチした「うさぎのおすすめ!ストロベリースムージー」などのドリンクも用意される。ディナーメニューでは、サヨリや金時草、イクラ、ずわいガニ、穴子の5種の手毬寿司をセットにした「セーラー・プラネット手毬寿司」や、うさぎ型のライスが愛らしい「月野家定番!うさぎカレー」を展開。セーラー戦士をイメージした色鮮やかなドリンクとして、サイダーとラムネシャーベットを合わせた「マーキュリー・ブルー・サイダー」や、トロピカルゼリーにマンゴージュースを注いだ「ヴィーナス・ゴールデン・マンゴー」なども取り揃える。なお、ショーの構成やフード・ドリンクメニュー、グッズなどは、ブラッシュアップされていく予定となっている。【詳細】「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」オープン日:2019年8月15日(木)住所:東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA 地下1F■ランチタイム時間:12:00~13:30 ※食事のみ。料金:一律3,500円(税込)(1フード+1ドリンク)※当日追加できるメニューに関しては後日発表。■ディナータイム時間:16:00~17:40(SHOWTIME/17:00~17:40)、18:30~20:10(SHOWTIME/19:30~20:10)、21:00~22:40(SHOWTIME/22:00~22:40)※時間は変更になる場合がある。料金:S席8,500円(税込)(ショーチャージ+1フード+1ドリンク)A席7,500円(税込)(ショーチャージ+1フード+1ドリンク)※当日追加できるメニューに関しては後日発表。■グッズ「-SHINING MOON TOKYO-」オリジナルグッズ販売を予定。<チケット申込み>第1弾・予約可能期間:8月15日(日)〜10月31日(木)・「美少女戦士セーラームーン」オフィシャルFC先着先行受付期間:7月18日(木)19:00〜7月20日(土)18:59・一般販売受付期間:7月21日(日)10:00〜9月30日(月)9:59予約サイト:
2019年07月21日赤澤遼太郎さん、前川優希さん、佐藤信長さん、坂垣怜次さん、堀田怜央さん、桜庭大翔さん、健人さんの7名で結成された「TFG」が、7月17日発売の1stシングル「My dear Summer」でメジャーデビュー!リリースに先立ち、前日の16日には渋谷WWWXにて2回目となるファンミーティングを開催。チケットは即日完売で、後方までファンでぎっしり埋まった会場では、色とりどりのペンライトが揺れていました。TFGの2nd Fan Meeting「TFG おまちどうさま!Debut Party」2部の模様をレポートします!写真 上條遼 取材・文 尹 秀姫モノトーンの衣装で揃えたメンバーがひとりずつステージに現れ、モデルのようなウォーキングとポージングを決めた後、椅子を使ったしなやかなダンスと、手に持った赤いバラを客席に投げ入れる演出が印象的なカップリング曲「With You」からイベントがスタート。続いてはイントロで健人さんが「俺達といっしょに最高の夏を作っていきましょう!」と客席をあおって始まった「My dear Summer」。2回目のイベントとあって、コール&レスポンスも完璧! これからの季節にぴったりなパーティチューンで会場はいきなり最高潮に盛り上がります。赤澤遼太郎さん前川優希さん右・佐藤信長さん 左・坂垣怜次さん堀田怜央さん桜庭大翔さん健人さんトークコーナーの第一弾は、「TFGメンバーぶっちゃけアンケートランキング」。事前にメンバーに書いてもらったアンケートを元にしたランキングで、お題は「こいつとなら一緒に住めるメンバーランキング」。赤澤遼太郎さんが最下位に選んだのは佐藤信長さんで、理由は「部屋に虫が出るらしいと聞いたから」。この理由を聞いた佐藤信長さんいわく、それは誤解だそう。実際には坂垣怜次さんが家に遊びに来た時、たまたま部屋に虫が入ってきて、2人で逃げ惑った話がなぜか間違って伝わったのだと一生懸命、説明してくれました。それでもランキング最下位は佐藤信長さんで、健人さんから「うるさそう」と言われ、ちょっぴり落ち込み気味。でも、堀田怜央さんとはお互いを3位に指名するラブラブっぷりを発揮していました。1位は圧倒的な人気で健人さんに。その理由は「静かそう」「リラックスして過ごせそう」と、居心地の良さが好評価だったよう。2位の堀田怜央さんは「のんびりリラックスして生活できそう」、3位の坂垣怜次さんは「家でサバゲーやらされそう」、4位の前川優希さんは「ほどよくダラけた生活を送れそう」、5位の桜庭大翔さんは「荷物を持ってくれそう」、6位の赤澤遼太郎さんは「楽しく笑顔で過ごせそう」という理由が寄せられていました。次のコーナーは「チームで激突! 五感+音楽ゲーム!!」。赤チーム、白チームにわかれ、まずはドレミの歌を1フレーズずつ、相手の指定した音階のフレーズを歌うという対決だったのですが、あまりにも難しすぎてラリーが続かず、あえなく引き分けという結果に。続いての「ダンスdeイス取りゲーム」は「My dear Summer」の曲に合わせて踊りながらイスの周りぐるぐるまわり、曲が止まった瞬間に座って、座れなかった者が脱落していくというもの。最後に残った前川優希さんと佐藤信長さんの対決は、僅差で前川さんの勝利!負けた赤チームは、TFGファンミーティングではおなじみとなった罰ゲーム、客席から単語を3つ言ってもらい、即興でその単語を使ったミニコントを作るというエチュードを実演してくれました。今回のシチュエーションは病院、お題は「指輪」「虫」「一緒に住もう」の3つをうまく使い、大どんでん返しのストーリーを作り上げた赤澤・佐藤・坂垣チームに、客席からは惜しみない拍手が寄せられました。「My dear Summer」の完成版MV上映を経て、グッズTシャツに着替えたメンバーが登場すると、1人ひとりからご挨拶。赤澤遼太郎さんは「お前たちにはチャンスがそこら中に転がっているのに、がんばらないのはおかしいという言葉を演出家さんに言われたことがあって、それは本当にそうだなと思うんです。ちょっとがんばったらチャンスがどんどん広がるわけですから。TFGの活動を通してたくさんの人に見てもらいたいですし、他の人の2倍、3倍がんばれば、僕たちはきっともっと大きなチャンスを掴めると思っています。だから僕たちは誠心誠意パフォーマンスに取り組んで、みなさまの笑顔のために活動を楽しんでがんばっていきます」とイベントを締めくくりました。最後にはみんなでコール&レスポンスを練習してから、もう一度「With You」と「My dear Summer」を歌い、さらには3回目の公演開催とビッグエコーとのコラボの告知もあり、最後まで盛りだくさん。メンバーの仲の良さとトークに笑い、舞台に懸ける真摯な思いに胸を打たれたイベントでした。TFG“Touchable FraGrance”、つまり“触れることのできる香り”を意味し、メンバーそれぞれに担当カラーとフレグランスがあるのが特徴。五感すべてが刺激される感覚を楽しんでほしいという願いが込められている。普段は俳優として活動している7人のメンバーが、音楽を通して表現力を磨き、演技とは違ったライブパフォーマンスでファンを魅了する。Information次回公演の開催も決定!!日程:2019年10月20日(日)場所:Veats Shibuya (ビーツ・シブヤ)TFGコラボルーム(水道橋店限定)“TFG一色”のコラボルームがオープン! プロジェクターを使った迫力の大画面で、「My dear Summer」MVやメイキング映像、さらにコラボルームでしか観られないメンバーコメントも必見です。予約開始:7月16日(火)17:00〜BIG ECHO水道橋店:03-5275-3232詳しくはビッグエコー公式ホームページをご確認ください。
2019年07月19日ある意味で“大問題作”と言えるかもしれない。鈴木聡が主宰するラッパ屋の最新作『2.8次元』で描かれるのは演劇界の内部。この十数年、従来の演劇とは全く異なるアプローチで新たなファン層を発掘し、人気を博している“2.5次元ミュージカル”を扱う。今年、還暦を迎えた鈴木がなぜ2.5次元をテーマに?そこにどんなメッセージを込めようとしているのか?物語の舞台は老舗劇団「雑草座」。中年以上のメンバーが多くを占める劇団だが、財政難を打開すべく、外部の演出家、若手俳優を招き入れ、流行りの2.5次元ミュージカルを上演しようと試みるが……。「演劇界のことをちょっと書き過ぎたかな…?」――。鈴木はそう苦笑するが、2.5次元ミュージカルの存在、その人気は、かなり早い段階から認識していたという。「うちの照明スタッフさんが『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』)の仕事を初期からやってて“すごいよ”という話は聞いてたんです。“鈴木さんも一度、観に来たら?”“いや、うーん”なんて話をしてたら、あれよあれよという間にすごいことになってて(笑)。今回の話を書くにあたって、最初に映像で『刀剣乱舞』を観て、その後、本広克行さんが演出する『PSYCHO-PASS サイコパス』を生で観せてもらい、他にもスタッフの方から話を聞きました」。では、そんな鈴木の2.5次元評は?そもそも今回、なぜ2.5次元を題材にしようと思ったのか? 「(アニメや漫画、ゲームといった原作の)確固たるイメージがあって、そこに近づけていくという意味で、それこそ劇中の雑草座がずっとやってきた“リアリズム”みたいなものは、求められないし、アニメの世界を演劇的に解釈するというのとも違うんですよね。一方でお客さんが求めるものを全力で作りあげて、その期待に応えて、興行としてもグローバル・コンテンツになる可能性を秘めている。いわゆる、僕らがやって来た旧来の演劇とはアプローチや考え方とは交わらない、なじまない部分もあるとは思います。そういう意味で、価値観のぶつかり合いというのは僕自身がずっと書いてきたことでもあるし、合わない者たちが顔を合わせるというのは喜劇のシチュエーションとしても面白いなと思いました」。舞台上で展開されるのはまさに、異なる価値観のぶつかり合い、ギャップから生まれるおかしみであって、決して鈴木は2.5次元を否定、揶揄しているわけではない。もっと広く現代社会――「旧来の価値観を持つ側から、“ビジョン”を失ったことの切なさ」を描いている。「イデオロギーではなく経済が世界を支配するようになって、しかもそれは特殊な金融経済で、“良いモノを丁寧に作ればお金になる”という従来のモノづくりとも違っていて、ごく一部の人がリードし、儲かる仕組みになってる。劇中、雑草座の面々が自分たちの芝居について“これがリアリズムだ”ということを言うけど、そこには彼らなりの社会への理想も含まれているんですよね。でも、それはもう社会とは合わなくなって、みんな、ただ目の前の現実にどう対応していくかを考えないと生きていけなくなってる。それはすなわち、合わないものを“排斥する”という流れでもあるんですよね」。ラッパ屋『2.8次元』撮影:木村洋一繰り返しになるが、決して本作で2.5次元を批判しているわけではない。ただ、演劇に限らず、世の中全体が白か黒かと答えのハッキリしたもの、見栄えの良いわかりやすいモノばかりを求めるようになっていることには危惧を覚えている。それは、簡単に答えの出ないもの、曖昧なものが排斥、淘汰されていくことに他ならない。「トランプの出現もそうだけど、派手な言動でキャラが立ってないと、多すぎる情報に埋没しちゃう。でも本来、新劇がやってきたことって、それとは正反対の白でも黒でもない曖昧な部分で、そこにこそ豊かさがあるんじゃないかって考えなんです」。鈴木自身、20年近く広告代理店で働いてきただけあって、“わかりやすさ”の効果というのはイヤと言うほどわかっている。その危うさも……。「いまは、いろんなソフトがあって、企画書もみんなデザインがキレイで見やすいの。昔は手書きで文字ばっかりだったのに(笑)。でも“デザイン化する”というのは、細かい微妙な情報を振り落とすということ。広告がまさにそうで、ものすごい情報量の中から、売れるもの、一瞬で届くものだけをピックアップして加工して伝えていく。それが、いまや世の中全体がそうなってる。いや、モノだけじゃなく、“自分”さえもキレイな写真や140字のわかりやすい言葉で自己プロデュースして伝えていかないと生き残れない時代になってる。今回、財政難の老舗劇団を描いてるけど、いまの若い人たちは生まれた時からそういう波にさらされながら、生き延びないといけないわけで、それはそれですごく切ないことかもしれないよね」。ラッパ屋『2.8次元』撮影:木村洋一ちなみに、本作への劇団員たちの反応は? 「劇中劇の2.5次元のパートをやる時は、みんな、ノリノリで楽しそうにやってますね(笑)」。2.5次元に加えられた“0.3”の中身は希望か? 祈りか――?鈴木やキャスト陣と同世代の従来のラッパ屋の客層はもちろん、若い層の感想が気になる作品である。ラッパ屋『2.8次元』は紀伊國屋ホールにて6月16日(日)まで上演中。取材・文:黒豆直樹
2019年06月09日「錆色のアーマ」 -繋ぐ- が、6月6日に開幕。佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)と増田俊樹を中心に、乱世の時代に天下統一を夢見た男達を描くオリジナル作品だ。世界初“逆2.5次元舞台”として、舞台上演から漫画など他のメディアに展開していく。会見ではついにアニメ化すること、声優はふたりが自分の役をつとめることが発表され、「自分たちが原作となる!」と盛り上がった。【チケット情報はこちら】今作は続編だが、前作を観ていなくても楽しめる。前回、本能寺の変で織田信長(増田)は炎に包まれた……はずだった。そこで人ならざる影に出会った信長のことなど知る由もなく、最強の傭兵集団『雑賀衆』の孫一(佐藤)らは本能寺より帰還。「信長の死」の噂が広まるなか、陰陽師・賀茂在昌(丘山晴己)にそそのかされた羽柴秀吉が、病弱な息子・秀勝(玉城裕規)の命を繋ぐためアーマと孫一を手に入れようとする……。「前作はわかりやすくエンタメ。今回はそれぞれ自分の役をいちから考えて、ひとりの人間を描いている」(佐藤)。「なぜ闘うのか、なぜいがみ合うのか、なぜ手をとり合うのか」(増田)。その言葉どおり、雑賀衆のメンバー5名(荒木健太朗、永田崇人、平田裕一郎、章平、神里優希)それぞれの過去や大切にしているものが浮かび上がる。ある者は仲間のため、ある者は家族のため、親友のため、故郷のため……。生き様や深いドラマを彩るのに、新キャストらの存在感が大きい。単なる敵味方として対立するのではなく、それぞれに事情があることで、矛盾や苦悩がうまれる。雑賀衆らの国をまとめる藤白(石渡真修)は、孫一にライバル心を燃やす。茨木童子(佐藤永典)は雑賀衆のひとりと因縁がありそうだ。その兄・酒呑童子(田中しげ美)は闘うことが異様に好きでたまらない。今回、雑賀衆の前に立ちふさがる陰陽師・賀茂在昌(丘山)は優雅で繊細な振る舞いをし、利己的な考えの美学が際立つ。そして、孫一と奇妙な関係を築いていく秀勝(玉城)は、病弱だが才能あふれた若者。幅広い表情を見せる玉城の集中力が、物語をより深く、悲しく、美しく紡いでいく。演出・上演台本の元吉康泰は今作について「まだ見ぬ地平のどこまでのびていくか、とやってきた。前作を観た方は驚かれるんじゃないか」と自信を見せた。ダイナミックな殺陣、アクション、歌、ダンスなど興奮盛りだくさんの2時間半(休憩あり)。22日(土)23日(日)に愛知、27日(木)から30日(日)まで大阪にて上演。取材:河野桃子※「錆色のアーマ」の【錆】の字「つくり」下部分は【円】が正式表記です。
2019年06月07日ゲームが原作で、アニメも大人気な『神々の悪戯(あそび)』が舞台化。2.5次元舞台『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』の主人公を演じる與座亘さん、辻諒さん、関根優那さんにお話を伺いました。写真・角戸菜摘 文・尹 秀姫今回、ご紹介する舞台『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』は、神々が集う世界に召喚された人間のヒロイン・草薙結衣が、神々に「人とは、愛とは何か」を教えるというストーリーのもと、光の神様バルドル・フリングホルニと炎の神様ロキ・レーヴァテインとの心模様を描いた作品。バルドルとの関係性を描いたバルドルルートと、ロキに振り回されながら関係性を深めていくロキルートの2つのルートがあるという、乙女ゲームが原作の作品ならではの演出の仕掛けが楽しい作品です。この物語の主人公を演じる與座亘さん、辻諒さん、関根優那さんにお話を伺いました。神様と人間との恋愛ストーリー左から、ロキ役の辻諒さん、草薙結衣役の関根優那さん、バルドル役の與座亘さん。--みなさんが今作で演じるキャラクターについて紹介してください。関根優那さん(以下、関根さん) 私が演じる草薙結衣ちゃんは、いきなり神の箱庭の世界に召喚されて、全知全能の神であるゼウスから「人間の心を神様たちに教えないと元の世界には帰さない」と言われる女の子です。最初はしぶしぶ神様たちに人間のことを教えているんですけど、神様たちと過ごすうちにだんだん友情だったり恋愛だったりの感情が芽生えていくんです。結衣ちゃん自身、すごくまっすぐで芯の通った性格ではあるんですけど、ずっと居合をやってきた子なので、たぶんそれまで恋愛を全然してこなかったんじゃないかと思うんですよね。そんな彼女が神様たちに振り回される姿に、きっと胸キュンしていただけるんじゃないかと思います。辻諒さん(以下、辻さん) ロキは、炎の神様なんですよ。性格は好奇心旺盛でいたずら好き、その場を楽しむのが好きな神様ですね。でも実は幼い頃からずっと孤独を抱えていて、それを救ってくれたバルドルに対しては特別な感情を持っているんです。だからバルドルはライバルというよりは、親友ですね。與座亘さん(以下、與座さん) バルドルは、さびしいひとだと思うんですよね。それは能力によるものというか、自分が光の神様だからみんな寄ってくるんだろっていう思いをずっと抱えてて。それが唯一、効かないのが結衣ちゃんなんですね。その気持ちは、僕はすごくよくわかるんですよ。自分の本質的なところを見てくれる人が言ってくれる言葉ってすごくうれしいですし、そういうところはバルドルに共感できますね。それにバルドルは愛ゆえの行動がすごいんです。女の子からすると一見、それはちょっと……っていう行動も、実は彼のさびしさゆえだったりっていうところもあるんですよね。--バルドルがひとに本質を見つけてもらえなくてさびしいと感じているところが、與座さん本人との共通点ですか?與座さん そうかもしれないですね。僕は楽しい会があっても、家に帰って天井を見つめながら「本当の友だちとは…はあ」とため息つくこともたまにあるので(笑)。そういう気持ちに近いのかなっていうのは想像しますね。たまにありませんか?辻さん あります、あります。あと、バルドルって天然なんですけど、そういうところも似てますね。関根さん バルドルって変わった世界観を持ってるんですけど、與座さんも変わってる世界観の持ち主なので、そういう部分ではハマり役。でもバルドルみたいに王子様っぽくはなくて、もうちょっとおもしろいキャラなので、そこはギャップがあるかも(笑)。--関根さんは、演じている結衣ちゃんと似ているなと思うのはどんなところですか?関根さん 結衣ちゃんは女の子らしいけど、言いたいことは言うタイプの子なんですよ。そういう、思ったことを恐れずに言えるところはちょっと似てるかなと思います。いろいろ荒波に揉まれて、そういう性格になりました(笑)。辻さん ここは言っとかなきゃいけないとこだな、みたいな(笑)。関根さん グループのリーダーをやっていたので、それでどんどん変わりましたね。でも結衣ちゃんが持ってる純粋さとか、まっすぐさっていうのは大事だなと思います。辻さん 結衣ちゃんの裏がない感じは、関根さんもそのままだなって思いますね。でも何か今の話を聞いてたら、昔は何かいろいろあったのかな? みたいな(笑)。--それが経験というものですよね(笑)。辻さんはロキと似てると感じるところはありますか?辻さん いたずら好きで楽しいことが大好きっていうのは僕とまったく同じですね。その場を楽しもうっていう気持ちがあるんですよね。好奇心旺盛っていうところも似てるかな。関根さん 本読みと稽古がはじまって、こんなにロキにハマる人っているんだろうかっていうくらいピッタリでした!辻さん 自分自身、違和感がなかったですね。ロキの性格ってどんななのかなって想像した時に、自分の中で難しいって感じることがなかったです。與座さん ハマり役!辻諒さん(ロキ役)2つのENDがあるのが魅力--舞台『神々の悪戯』の魅力、観どころを教えてください。與座さん バルドルに関して言うと、最初と最後の感情の変化がすごいので、これはぜひ生で観ていただきたいですね。バルドルの気持ちのうねり、そしてなぜ彼がうねっているかということも、何度も観ていただいて理解を深めていただきたいです。関根さん 私は前作に続いて2回めの出演なんですけど、今回は物語的に感情の高低差がものすごくあって、そこが前回よりさらにパワーアップしているところだと思います。笑える部分は思いっきり振り切って作っているので、序盤は神様の世界ってすごく楽しいんだなって感じていただけると思うんですけど、その後はまさかの展開が続くので、けっこうジェットコースターみたいに感情が揺さぶられるんじゃないかと。辻さん 演じているほうはめちゃくちゃ疲れますよね(笑)。関根さん 今回は大変だなと思うことが多いですね。それに、この作品はENDが2つあるので、そこがまた楽しんでいただける部分でもあり、やっていて大変な部分でもあり……。辻さん 僕もやる前から楽しみだなとは思ってたんですけど、本読みとか稽古を進めていくにつれて、楽しみが増しました。ストーリーがほとんど違うんですよ。関根さん 2時間中、1時間半くらいはまったく違う台本なんです。辻さん この舞台ではロキルートとバルドルルートの2つのシナリオがあるんですが、ロキルートの時の結衣ちゃんに対する感情と、バルドルルートの時の感情がまったく違うので、そこから変えていかなきゃいけないっていう。與座さん 両方観ていただくとわかると思うんですが、同じキャラクターなのにたぶん全然違う人に見えると思うんですよね。ロキもバルドルも、ルートによって気持ちの持っていき方が全然違うので、表情も動きも見え方が変わると思うんですよ。関根さん だから、ぜひどちらも観ていただきたいです! どのルートの話かによって、3人の向き合い方もそれぞれ違うんですよ。--ということは、ほぼ2作品を同時にやっているような感じですよね。関根さん 本当にそうなんです! 気持ちの入り方も全然違うし。でも、そこが観てくださる方にとっては楽しんでいただけるポイントだし、観てくださる人がわかりやすいようにという気持ちで演じています。土日は昼公演と夜とでENDが違うので、1日で両方観ていただくこともできますよ。辻さん 僕はこういうシステムの公演が初めてなんですけど、1日でほとんど全然違うことをやるってことでしょう? 大変じゃないですか?プロデューサー 関根さんは去年体験されてるんですけど、1日に2人と別の恋愛をするって、見方によってはあんまりよく思われないこともありえるんですよね。でも関根さんがすごいのは、前回のアポロンENDとハデスENDでそれぞれ別の人間として結衣ちゃんを演じてくれたので、観てくださる方にもスムーズに物語に没頭していただけたんじゃないかと思いますね。関根さん 女性の方から「キャー!」って言われたのが新鮮でしたね(笑)。女性の「キャー」って男性に向けてのものだと思っていたので、ちょっと男性アイドルになった気持ちを味わえました。與座亘さん(バルドル役)実際にこれをされたら胸キュンなシーンとは?--練習中にあったおもしろエピソードを教えてください。辻さん 與座くんは稽古着がTシャツなんですけど、あのTシャツが変わったのをまだ一度も見たことがないんですよ(笑)。関根さん もしかしたらおんなじTシャツをたくさん持ってるのかも?(笑)辻さん それも含めてどうなのか、気になりますね。與座さん 白い『MILK BOY』のやつですか? 実は今までで一度だけ、稽古が終わって朝まで出かけてて、そのまま稽古場に来た日があります。でも実際に連続で着用したのはその日だけです! それ以外の日は家に帰って洗濯するなり、ちゃんとケアしてますから! それに今日は違いますから、安心してください。辻さん 今日は違うんだ!--前回の公演では観客に協力を要請するシーンや、ちょっと笑えるシーンなどもあり、シリアスなだけではない楽しさが魅力でした。今作ではどんなところに注目してほしいですか?関根さん 前回よりも客席のみなさんと触れ合う時間が増えました。神様たちを近くに感じられる時間がボリューミーになっているぶん、得したな!って思っていただけるんじゃないかと! それに、神様を演じているみんなも、そういうシーンのほうが生き生きとしてるというか、楽しそうなんですよね。辻さん 楽しいですね。でも、みんなで作っていく場面だからできるのかも。ひとりで一発芸しろって言われたらしんどいですけどね(笑)。その場、その場の対応ができるのは楽しみです。僕、けっこう欲しがっちゃうタイプなので、どこまでできるか楽しみ!--今回、與座さんと辻さんが演じるのは北欧神話に登場する神様ですが、北欧といって思いつくことはありますか?與座さん 僕、顔の系統から外国の血が入ってる?と聞かれることが多いんですよ。実際は沖縄出身なんですけどね。それで上京したての頃、冗談で「おじいちゃんがスウェーデンの人なんだよね」って言ったまま訂正してない人が何人かいますね(笑)。あと北欧と言えば、スウェーデンのイブラヒモビッチくらいしか思いつかないですね。辻さん サッカー選手だね。関根さん 私はオーロラを観に行きたいです。辻さん オーロラは観てみたい!関根さん 今回の台本にもオーロラっていうセリフがたびたび出てくるんですけど、そのセリフが出るたびに、本物のオーロラを観てみたいなって思ってましたね。関根優那さん(草薙結衣役)--今回共演してみて、相手方を見習いたいなと思うことはありましたか?與座さん 僕は稽古着で来て、稽古着で帰るんですけど、関根さんは毎回オシャレな私服で来てるんで、そういうところはやっぱり見習いたいなーと思いますね。関根さん 今回、男性ばかりの現場なので、一応まだすっぴんで稽古着で行くのはちょっと抵抗があるなって……。でも集中稽古に入ったら、絶対にそういう日が出てくると思います(笑)。與座さん 素晴らしい心がけですよね。もしそういう日が続いたら、僕はそっと「SNIDEL」の服とかプレゼントしたらいいですか?関根さん ああ、そう……そうですね(困惑)。與座さん あ、違いました? 辻さん、助けて!辻さん なんで僕を呼んだ!? そっちで完結してよ!--バルドルとロキは一途で一生懸命な草薙結衣に惹かれていきますが、これをされたら自分も恋に落ちる、という場面はありますか?與座さん 結衣ちゃんが海で「カモメだ!」って言うシーンがあるんですけど、素直に感動できる子には僕、弱いかもしれないですね。子どもみたいな無邪気さを持っているんだなって思うと、素敵な人だなって。関根さん 模範解答ですね!辻さん 素晴らしい(拍手)。與座さん ちょっと、その空気やめてくださいよ!辻さん 結衣ちゃんの好きなところで言うなら、ロキが結衣ちゃんにちょっとしたいじわるをして、結衣ちゃんも口では「やめてください」って言うんだけど、実はそんなに嫌ではない……、みたいなのがいいなと思いますね。ロキもちょっと照れ隠しみたいな感じでちょっかいかけてるんですけど、結衣ちゃんもどこかでロキのことを気にかけている、みたいな。ロキにとっては結衣ちゃんが自分を受け入れてくれた初めての人だから惹かれたっていうのもあるんですけど。與座さん たしかに辻さん、純朴そうな子にすぐ落ちそうですもんね。辻さん うん、すぐ落ちる(笑)。ピュアな子が好き!與座さん 辻さんがフランスパンを落としたら拾ってくれるような子とか。関根さん その例えはどうなの?(笑)與座さん じゃあフランスパンはやめて、例えばリンゴを落としたとして、今の時代、誰が拾ってくれますか? でも結衣ちゃんだったら「落としましたよ(ニコ)」って拾ってくれると思うし、そういう子に辻さんは弱いと思う。辻さん 何となく言いたいことはわかる(笑)。関根さん 結衣ちゃんはこの舞台の中で突然、抱きしめられたりとか、ちょっと服を引っ張られたりとかっていう場面がけっこうあるんですけど、女の子がこれされたらキュンとするだろうな!っていうのはあると思います。私もされたらドキドキしちゃいますね。與座さん でもさ、それがもともと好きな人だったら、いきなり抱きしめられてもまあいいじゃないですか。でも「いい人だな、でも恋愛感情はないかな」っていう人にそうされたらどう思うんですか?関根さん 何とも思ってなかったのに、いきなり「危ないよ」とかってグイッと引っ張られたりとかしたら……。辻さん 不意のやさしさ?與座さん そう、そういうので「何とも思ってない」から「好き」に変わったりすることが、女性はあるのかなって、ずっと疑問なんですよね。関根さん あ、変わると思います!與座さん&辻さん へえー。関根さん 意外と「おっ」ってなる人多いんじゃないですかね。與座さん なるほどー。辻さん 今の「なるほど」は何!?(笑)Information『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』公演日時:2019年4月13日(土)~21日(日)公演劇場:新宿村LIVE
2019年04月08日舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』で円谷幸吉さん役を演じるのは、2.5次元舞台で大活躍して脚光を浴びた宮崎秋人さん。人懐っこい笑顔の裏に隠された演技への真摯な思いと実直さが伝わるインタビューをどうぞ!写真・黒川ひろみ 文・尹 秀姫舞台『光より前に ~夜明けの走者たち~』とは1964年の東京オリンピックをともに走った円谷幸吉さんと君原健二さんという2人のマラソンランナーを描いた物語。この舞台で円谷幸吉さん役を演じるのが、今では舞台からドラマ、映画などジャンルを飛び越えて活躍している宮崎秋人さん。これまでの豊富な舞台経験の中でも「今までで一番、丁寧に作ってると思います」というほどのめり込み、新たな挑戦に臨んでいるそうです。--舞台『光より前に ~夜明けの走者たち~』は東京オリンピックをめざすマラソン走者たちを描いています。円谷幸吉さんといえば悲劇の主人公としても知られていますが、まずはじめにこの作品への出演が決まった時のお気持ちと、どんなふうに演じたいと思われたか教えてください。宮崎さん お話をいただくまで円谷幸吉さんという存在を知らなかったので、調べていくうちにどんどん円谷さんのすごさと重圧を知ることにはなったんですが、最初に話を聞いた時は、次の役はマラソンランナーなんだなくらいの感覚でしたね。今までも走ったり泳いだり自転車漕いだり柔道やったりとかしてきたので(笑)、今度はマラソンなんだなっていう感覚しかなかったです。でもいざ蓋を開けてみたら、今までの作品とは全然違う! 今回はほとんど会話劇と言うか、ランナーの苦悩を描いた物語なので。--実際に円谷幸吉さんのふるさとにも行かれたそうですが、どうでしたか?宮崎さん これまでも資料を読んだりはしてましたけど、実際に円谷さんが過ごした場所に行って、彼が残したものを見ると、実際に生きてた人なんだなっていう息吹を強く感じました。何もない場所でしたけど、当時はもっと何もない場所だったと思うし、そういう場所で走っていたんだなって感じることができたので、行ってよかったです。円谷さんのお兄さんともお話させていただいて、役作りをしていく中でも具体的に思い浮かべることができるようになりましたね。架空の人物でもなく、歴史上の人物でもなく、まだ円谷さんのことを知っている人が生きている中で演じるというのは責任感も伴いますよね。でも今回はあくまで『光より前に』という作品の円谷幸吉っていう男を演じたいと思っているので、そこはハッキリ分けたいと思ってます。--この作品の演出家である谷さんからはどういうふうに演じてほしい、といったお話はありましたか?宮崎さん 台本を読みながら、円谷さんって本当に純粋な人だったんだなっていうのが伝わってくるんですよ。コーチをすごく信頼していた人なので、彼が言う「はい」のひとことも、心の底から言えなきゃいけない。それを、舞台を観ている人に伝えてほしいというのは言われましたね。あとは、悲劇的な側面に注目されがちですけど、実はすごくユーモアのある人でもあるので、そういうところも出していきたいという話はしました。谷さんからは、円谷さんの素朴な感じが僕に合ってるんじゃないかとは言われましたね。--円谷幸吉のライバルでもあった君原健二さんと、君原さんを演じた木村了さんはどんな人でしたか?宮崎さん 円谷幸吉さんと君原健二さんって、2人ともピュアなんだけど、タイプは全然違うんですよ。それがいいコントラストになってると思うし、僕と了くんもまた役者としてのタイプが違うので、そこはちょうどいいんじゃないかと思います。了くんは役者としても頼りになりますし、感覚が優れている人。それをすぐ体現できる人でもあります。それでいてちゃんと裏付けもある人で、常に本を抱えているイメージなんですよね。台本をいろんな角度から読み込む力もある。憧れる面もありますし、自分も負けてられないって思う部分もありますよね。--円谷幸吉さんという人物と自分とで似ている部分はありましたか?宮崎さん それはわからないですね。というより、彼を理解しようと思えば思うだけ、つらいっていうか。彼を演じるにはわからなきゃいけないこともあるけど、その扉を開けるのもちょっと怖い。もちろん彼を演じるには早いうちに扉を開けて自分の体に落とし込む作業が必要なんですけど。今まで役者やってきて、いろんな作品に出させていただいた中で、ここまで演じていて怖いって思った作品はなかったので、それは楽しみでもありますね。役者として新しい自分と出会えるっていう楽しみはあります。--演じていて印象的だったシーンやセリフはありますか?宮崎さん 円谷さんがコーチと友達みたいに仲良くしているシーンがあるんですけど、そこは演じるのが楽しみです。コーチと選手という関係ではあるんですけど、当時のエピソードとして円谷さんがコーチをいじるというか、仲良くしていたというのは実際にあったことなので。円谷さんというと悲劇の部分にばかり注目されがちですけど、実はすごく明るい人だったんだよっていうところも見せたいんですよね。それは畠野コーチ役の和田正人さんとしっかり作り上げていきたいです。--この舞台で宮崎さんが観客のみなさんに届けたい思いとは何ですか?宮崎さん 観に来てくださる方の中には僕みたいに円谷幸吉さんと君原健二さんのことを知らない人がいっぱいいると思うので、まずはお二人の存在を知ってほしいなと思います。当時のスポーツ界に問題提議をして変えてくれた方なので、その事実をまずは伝えたいです。そこから何を感じるかっていうのは人それぞれだと思います。ただ、物語としてはすごくシンプルでわかりやすいお話ですし、これが童話だったらなんて素敵なお話なんだろうって思うんですけど、そういう感覚で観に来ていただけたらいいんじゃないかと。舞台を観てくれた方にはきっとこのタイトルの意味が伝わるんじゃないかと思います!--俳優・宮崎秋人さんについておうかがいします。これまでの役者人生の中でもっともインパクトのある作品はどれでしたか? またその理由も教えてください。宮崎さん すごい質問だなあ(笑)。自分の中で一番大きかったのは『柔道少年』ですね。それまでカッコいい宮崎秋人を求められることが多かった中で、この舞台では10キロ増量して本番に臨みました。太るのはキツかったですけど、太ってる時の自分はすごく楽しかったんですよ(笑)。その頃はやたらおじいちゃん、おばあちゃんに声をかけられたし、おばあちゃんがやってるような小さい商店に行くとたくさんおまけしてくれるし。生きるって楽しいなって思いましたね(笑)。演技でも、今までの宮崎秋人だったら無意識にカッコつけてしまうところを全部削ぎ落とすっていうのを経験できたので、やってよかったなって思いました。それ以降はカッコよさを求められる役であっても、無意識にカッコつけてしまうのではなく、演技としてカッコよさを乗っけてくことができるようになったので、それは『柔道少年』のおかげだと言えますね。--ご自身から見た俳優・宮崎秋人とはどういう人物だと思われますか?宮崎さん 「役者に向いてないやつだな」って思います(笑)。人前も苦手ですし、カメラも苦手ですし、学生時代は本を読むのもあんまり好きじゃなかったし。「それとはどれを指しますか?」という質問をすべて間違える人間でした(笑)。文系、理系で言うなら断然理系なので、ひとの気持ちもわからないですし。自分の性格上、ちょっとでも自分は向いてると思ったら、途端に甘えてサボると思うんですよね。だから常に「自分は向いてない」って言い聞かせてるんです。これまでの人生、他では努力してこなかったけど、役者に関しては一生かけてやってやろうって腹をくくって入った世界なので、中途半端はしたくないですね。自分より上の先輩たちは、それこそいろんな経験をしてこられているわけで、その下の人間がちょっとでも手を緩めたら、上の世代と戦っていけないでしょう?--真面目なんですね! これまでテレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍されていますが、ご自身が一番やっていて楽しいジャンルは何ですか?宮崎さん 今年の3月に初めて海外戯曲をやって、初めて楽しいなって思えた自分がいたので、今後もっとやれたらなとは思いますね。舞台は生で直接届けられるっていう魅力と、1回1回同じものはないっていう儚さが好きですね。特に海外戯曲では今までさんざん自分で武器にしてきた身体能力を封じられるので、それが気持ちいいんです。ただの棒っきれになった気分で(笑)。--俳優という仕事をするうえで、日々の生活で心がけていることは何ですか?宮崎さん 人を好きだと思うことですかね。これは自分の中ですごく大事にしていることです。無理に好きであろうと思ってるわけではないんですよ。それに人見知りはするんですけど、人に興味はありますね。そのせいか違う職種の人とも仲良くしてもらうことも多いです。性格的に合う合わないはありますけど、合わない人でも自分が好きになれてないだけだと思うほうです。別にその人を否定することもなく、ちっちぇーな自分って思うくらいですね(笑)。--今後、どんな作品を演じたい・役柄を演じたいというのはありますか?宮崎さん 今パッと思い浮かんだのは、千利休ですね。急にパッと出てきたんですけど(笑)。これまで元気な役が多かったので、ああいう静かな役をやってみたいですね。ちょっと前に観た映画で、佐藤浩市さんが先の役を演じていて、すごくカッコいいなと思って。一度だけ茶道体験をしてみたことがあるんですけど、その時は茶室への入り方すらわからなかったんですよね(笑)。何回習っても、茶碗を何度まわすのかわからなくなっちゃうし、これ何でまわしてるんだっけ?って考えちゃって(笑)。でも奥深い世界だと思うので、もっと理解したいです。--今、目標として掲げていることは何ですか?宮崎さん シアタートラムに立ちたいです。あの空間は選ばれた人しか立てないっていう感じがします。これまでシアタートラムでの作品は何本か観てますけど、『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』はすごく印象深かったですね。ほぼほぼ2人劇なんですけど、20分以上ひとりで喋るシーンがあるんですよ。瀬戸康史くんが『マーキュリー・ファー Mercury Fur』をやったのもトラムだったし。あそこで観た作品って強烈な印象を放ってるんですよね。なので、いつかシアタートラムの作品に出るのを目標にしたいです。Information宮崎秋人 みやざきしゅうと 1990年9月3日、東京都出身。174センチ。
2018年11月03日