最近よく耳にするオリーブダイエット。ダイエットを成功させるためには、いくつかポイントがあります。そんなオリーブオイルを普段の生活の中で効果的に取り入れて、ダイエットを成功させるポイントをわかりやすく解説していきます。オリーブオイルダイエットとは?オリーブオイルダイエットとは、良質でダイエット効果を高める脂質を、積極的にとるための食事法です。エネルギー源にもなる油は腹持ちがよいので、ダイエットに大切な栄養素になります。しかし、同じ油でも、マーガリンやショートニングなどは太りやすく、ダイエットには不向きです。食事の際は、サラダ油やマーガリン、ショートニングなどは使用せずに、良質なオリーブオイルだけを摂取しながらダイエットを行います。オリーブオイルがダイエットに効果的な理由オリーブオイルには、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できる「オレイン酸」が豊富に含まれています。また、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているため、老化の抑制効果も期待できます。生活習慣病の予防だけでなく、体内の老化を抑制することで、代謝の維持や肌トラブルの予防・改善し、エネルギーを消費する役割を担う筋肉を、健康で若々しい状態に保つのに役立ちます。オリーブオイルは、このように含まれる栄養素が健康維持に役立つため、健康的なダイエットにぴったりです。オリーブオイルダイエットのやり方オリーブオイルダイエットのやり方摂取量の目安は、1日「大さじ1」杯です。料理の油として使用するか、食べる際に直接回しかけて取り入れるようにしましょう。肉や魚などの動物性食品を食べれば、自然と脂質を摂取することになります。ですが、オリーブオイルがダイエットに役立つからと、闇雲に料理に取り入れるのはNGです。料理はできるだけ油を敷かずに調理し(肉や魚を弱火で調理すれば食材の油が出てきて、油を敷かずとも十分に調理することができます)、食べる際に回しかけるようにすると良いでしょう。オリーブオイルと相性のよい食べ物には、納豆やサラダ、パン、味噌汁、スムージーなどのドリンク、そして冷や奴や、パスタ、ヨーグルトなどがおすすめです。関連記事オリーブオイルを『生』で取り入れてアンチエイジング♡オリーブオイルダイエットにおすすめの油摂取量の目安は、1日「大さじ1」杯です。料理の油として使用するか、食べる際に直接回しかけて取り入れるようにしましょう。ダイエット中に取り入れるオリーブオイルは、「オーガニック認定マーク」が付いているものや、ラベルに原料が明記されているもの、遮光ボトルに入っているもの(酸化=傷みを防ぐため)がおすすめです。また、酸化によってオイルの質が低下を防ぐため、購入したら日光の当たらない場所に保管し、早めに使用しましょう。オリーブオイルダイエットをする際の注意オリーブオイルが体に良いから、と料理にドボドボと回しかける光景をよく目にしますが、大量に取り入れる必要はありません。脂質はカロリーが高めな食品であることには変わりありませんので、適量に止めるようにしましょう。しかし、取りすぎと同じように不足もダイエット効果を阻害するので、必要量は安心して取り入れるようにしましょう。オリーブオイルを上手に活用してダイエットを成功させよう!普段使っている油を、オレイン酸が豊富に含まれている上質なオリーブオイルに変えるだけで、脂肪を燃焼し、コレステロールを下げるなどのダイエット効果が期待できます。オリーブオイルは、スーパーなどでも手軽に手に入る食材なので、チャレンジもしやすいです。そんなオリーブオイルを、普段の食事の中で上手に活用して、ダイエットを成功させましょう。Nao Kiyota美容・健康ライター
2019年09月19日「無添加 食用薔薇入り酵素ドリンク」株式会社リセル・ローズは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」において、プロジェクト『九州福岡県のママ二人で本気起業!諦めたくない!【ばら酵素】と【私の人生】』を開始した。現在、同プロジェクトの支援を募っている。「無添加 食用薔薇入り酵素ドリンク」は、強力な発酵パワーを持つとされているココナッツウォーターをベースにしている。無農薬の食用ばら(エディブルフラワー)のほか、メシマコブ・霊芝などの16種類の厳選素材を5年間長期熟成2段階発酵させて作りあげた。アンチエイジングにオススメの美容健康飲料エディブルフラワーは、食用目的のため無農薬栽培で安全性も高く、栄養価がとても高い。「無添加 食用薔薇入り酵素ドリンク」では、抗酸化力が高い食用ばらを花びらごと発酵させている。同製品は、肌のくすみ・衰え、更年期障害、生活習慣病、免疫力の低下、高コレステロールななどが気になる人にオススメの美容健康飲料である。プロジェクトの期間は、10月10日まで。目標金額は1,000,000円、リターンは、「無添加 食用薔薇入り酵素ドリンク」。プロジェクトの詳細は、「CAMPFIRE」で確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社リセル・ローズ※九州福岡県のママ二人で本気起業!諦めたくない!【ばら酵素】と【私の人生】CAMPFIRE
2019年09月16日目にやさしい、とよくいわれるブルーベリー。最近では、その健康効果が肌、血管、そして脳まで若返らせてくれると、ますます注目されているのです!「寝ても疲れがとれない、ストレスがたまっているといった悩みを訴える患者さんに、食生活から体調を改善させる方法も提案しますが、その1つに、ブルーベリーをおすすめすることがあります」そう語るのは、アンチエイジングの専門医で、銀座上符メディカルクリニックの上符正志院長だ。「野菜や果物には体の調子を整え、生活習慣病を予防する働きがあり、最近注目されているのが“ファイトケミカル”です。これは食物が持つ色素や香りの成分のことで、シミやシワの原因となる体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があり、同時に免疫力アップや老化予防効果などが期待されています。ファイトケミカルの代表はポリフェノール。ブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニン、お茶などに含まれるカテキン類など、ポリフェノールには種類が複数ありますが、アンチオキシダント(抗酸化物質)の含有量を比較したORAC分析で、ブルーベリーはぶどうやザクロ、オレンジなどと比較しても抗酸化物質を多く含むことがわかっています」(上符院長・以下同)眼精疲労解消で知られるブルーベリーだが、アメリカの研究でがん抑制効果への期待が報告されるなど、さまざまな健康効果が新たにわかってきているという。「活性酸素が肌の細胞に増えると、線維芽細胞やコラーゲンなどの細胞のDNAを壊し、それがシミやシワの原因となります。ブルーベリーに含まれるアントシアニンは壊れたDNAを修復し、シミやシワの出るスピードを遅くして、日焼けによる紫外線のダメージも防いでくれます」一般的に糖尿病の人は、果糖が含まれる果物はあまり食べないよう推奨されているが、ブルーベリーは別だという。「アントシアニンには、インスリンの分泌を促し、血糖値を下げる働きもあります。むしろ糖尿病の予防になるといえるでしょう」さらに、米タフツ大学などの研究では、毎日24グラムのブルーベリーを90日食べたグループと、プラセボ(偽薬)を摂取したグループに分け、90日後に認知機能のテストをし、結果を比較したところ、ブルーベリーを食べたグループのほうが、認知機能がアップしていた。「研究でははっきりと因果関係まで書かれていませんでしたが、アルツハイマー型認知症は、海馬や大脳皮質にアミロイドβというタンパク質がたまり、神経細胞同士をつなぐシナプスが損傷するといわれています。アントシアニンには傷ついたシナプスを修復する力があるので、認知機能を改善させたと考えることもできます」ブルーベリーにはカルシウムやマグネシウム、マンガン、亜鉛、ビタミンKなどの栄養素が含まれ、これらは骨を強化してくれる。さらに、食物繊維が100グラムあたり3.3グラム含まれているので、腸内環境を整える効果も期待できる。至れり尽くせりの万能のブルーベリーだが、どんな食べ方がいいのだろうか。「アメリカではスーパーの野菜コーナーにボウルでどっさり売られていて、500円ぐらいの手ごろな価格で購入できます。彼らは小腹がすいたとき、サラダのトッピング、主食の付け合わせなどにして毎食食べている人が多いです。1日に50グラム取ることができれば、さまざまな健康効果が得られるでしょう。アントシアニンは皮にたくさん含まれているので、できるだけ生のまま食べるのがベスト。冷凍食品もいいですが、加熱すると栄養素が逃げるので電子レンジにかけないようにして、自然解凍して食べましょう。ヨーグルトにトッピングするとお通じがよくなる効果も得られます」厚生労働省によると果物の目標摂取量は1日200グラムなので、それ以下を目安に。最強果実のパワーで見た目も体の内面も若返ろう!
2019年09月12日季節の変わり目、「寒暖差が激しくてなんだか調子が悪い」「家事や仕事などやることがありすぎて、疲れがとれない」など、体の不調を訴える人が多くなる。「寝ても疲れがとれない、ストレスがたまっているといった悩みを訴える患者さんに、食生活から体調を改善させる方法も提案しますが、その1つに、ブルーベリーをおすすめすることがあります」そう語るのは、アンチエイジングの専門医で、銀座上符メディカルクリニックの上符正志院長だ。「野菜や果物には体の調子を整え、生活習慣病を予防する働きがあり、最近注目されているのが“ファイトケミカル”です。これは食物が持つ色素や香りの成分のことで、シミやシワの原因となる体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があり、同時に免疫力アップや老化予防効果などが期待されています。ファイトケミカルの代表はポリフェノール。ブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニン、お茶などに含まれるカテキン類など、ポリフェノールには種類が複数ありますが、アンチオキシダント(抗酸化物質)の含有量を比較したORAC分析で、ブルーベリーはぶどうやザクロ、オレンジなどと比較しても抗酸化物質を多く含むことがわかっています」(上符院長・以下同)眼精疲労解消で知られるブルーベリーだが、アメリカの研究でがん抑制効果への期待が報告されるなど、さまざまな健康効果が新たにわかってきているという。「活性酸素が肌の細胞に増えると、線維芽細胞やコラーゲンなどの細胞のDNAを壊し、それがシミやシワの原因となります。ブルーベリーに含まれるアントシアニンは壊れたDNAを修復し、シミやシワの出るスピードを遅くして、日焼けによる紫外線のダメージも防いでくれます」ほかにも、米ハーバード大学などが行った研究では、アントシアニンを定期的に摂取したことで心臓発作のリスクが3割低下したというデータが得られたという。「体内でタンパク質が消費された後に残る物質があるのですが、これが蓄積すると血管が損傷して心疾患のリスクが高まるといわれています。アントシアニンはこの物質の蓄積を食い止める作用があります。すなわち、血管も若返らせる力があるといえます」
2019年09月12日腸内フローラは大腸の中に存在している菌のこと。ダイエットや健康、美容にも効果的だと注目が集まっています。また、腸内フローラの痩せ菌を増やす生活を心がければ、痩せやすい体になる可能性も。今回は腸内フローラについて徹底的に解説していただきました。腸内フローラとは?腸内フローラとは大腸の中に存在している菌のことで、きちんとした名称にすると腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と表します。顕微鏡でみるとまるでお花畑のように見えることからflora(お花畑のように植物が多数存在している状態)と呼ばれるようになりました。個人差はありますが、一人の腸の中に存在する菌の種類は1000種類以上あり、重さにすると1kg〜2kgもあると言われます。そのため、一つの臓器に匹敵するほどの働きをもつとも言われ、健康、ダイエット、美容の分野において注目が集まっています。腸内フローラとダイエット近年の研究で、腸内フローラと太りやすさの関連があることがわかってきました。とある有名な研究をご紹介しましょう。A:痩せているヒトの腸内フローラを移植したマウスB:太っているヒトの腸内フローラを移植したマウスAとBとで比較すると、同じエサを与えていても、Bのグループのマウスだけ太ったという結果になりました。この報告を皮切りに、腸内フローラとダイエットとの関連について研究が日進月歩で進んでいます。実際に、痩せている人には、痩せ菌(バクテロイデーテス門という種類の菌)が多く、太っている人にはデブ菌(ファーミキューテス門)が多いと言われています。つまり痩せ菌をふやす生活習慣に改めることで、ダイエットが成功しやすくなる、と言えるのです。ただまだまだ世の中にエビデンスが十分に蓄積しているとは言えないので、これからも研究報告についてはチェックが必要です。腸内フローラと摂取する食品改善する食品痩せ菌を増やすためにマストなのが「水溶性食物繊維」です。痩せ菌は水溶性食物繊維をエサにするためです。食品でみると海藻類、きのこ類、雑穀、ねばねば系食材に多く含まれる傾向があります。例えば、もずく、昆布、えのき、大麦、おくら、納豆などです。腸内からやせ体質をつくりたい方は、ぜひそれらを毎日2品以上摂るようにしましょう。その他にも冷やご飯に多いレジスタントスターチ、はちみつに含まれるオリゴ糖も痩せ菌のエサになることがわかっています。控えたほうがいい食品一方でデブ菌を増やす原因になりうるのが「油」です。デブ菌は脂質をエサにするという特徴をもつからです。揚げ物、中華料理、パスタやカレーなどのクリーミーなメニューを好まれる方は注意が必要です。それらは1日でどれか1品までが目安です。飲み会やお付き合いなどで外食が多い方は特に要注意ですね。意識的に焼き、蒸し、生で食べるメニューを多く摂るようにしましょう。たとえば焼き鳥、焼き魚、蒸し鶏、お刺身などです。効果を上げるための食品の取り方水溶性食物繊維の摂り方水溶性食物繊維を習慣としてとれるよう工夫しましょう。一番おすすめは、ごはんを麦ごはんにすることです。ごはんに混ぜるのは押し麦などですが、スーパーやコンビニなどで簡単に手に入ります。おかずだけで十分に繊維をとるのは意外に難しいので、主食でとる習慣を作っておきましょう。質のいい油を摂る余計な油を控え、代わりに質のいい油を摂るようにしましょう。デブ菌を増やす原因になるので、揚げ物や中華料理などこってりとしたメニューは時々の楽しみとして食べるようにしましょう。盲点になりがちな、スナック菓子、クッキーなどの洋菓子も毎日だと食べ過ぎになります。一方で、オリーブオイルやココナッツオイルは適度にとると、有用な菌を増やすことがわかってきています。キッチンに常備して、質の良い油を摂るようにできると良いですね。腸内フローラダイエットの方法太りにくい腸内フローラのバランスにすることと、お通じの良い状態をつくることが腸内フローラダイエットを成功させるポイントになります。その方法は1〜3の通りです。1.痩せ菌を増やす食事にする・水溶性食物繊維をとる(海藻、きのこ、雑穀、ネバネバ系食材を積極的に)・質の良い油(とくにココナッツオイルがおすすめ)をとる・適度にごはんを食べる(極端な糖質制限はNG)2.デブ菌を減らす食事にする・揚げ物などこってりとしたメニューは多くても1日に1品までにする・乳製品を取りすぎない・洋菓子やスナック菓子をとりすぎない3.便秘知らずの体をつくる・朝食はできる限り毎日摂りましょう(固形食が難しい場合ドリンクでもOK)・体を動かす習慣をつくるか、毎日8000歩以上歩くようにする生活習慣で気を付けること細かく言えば、「腸内フローラダイエットの方法」でご紹介した方法で生活習慣をつくることです。ざっくりとお伝えするのであれば「和食を中心にして、バランスよく食べること」につきます。和食を中心にすることで、自然と痩せ菌をふやす食事になりやすいからです。また偏らずバランスよく食べることで、腸内細菌の多様性(たようせい)を増やすことに繋がります。多様性とは、種類が多く、数も多く存在していることです。多様性が高い程、腸内環境は良いとされています。改善は長期的に取り組む腸内フローラの改善は長期的にとりくむことをおすすめします。腸内フローラのバランスが変わるのは早くて2ヶ月、遅くて1年以上といわれます。すぐに結果を求めようと焦ってしまうのは時間がもったいないですし、ストレスとして腸にも悪影響です。2ヶ月以上のスパンで取り組むようにしましょう。ただし、始めてほんの1週間ほどでお通じやお腹のハリなど、体調面での変化を感じることがあります。腸内フローラを改善して痩せやすい体に腸内フローラは食生活や生活習慣で改善が期待できます。改善には長期的な取り組みが必要になりますが、ダイエットはもちろん健康や美容にも効果的と言われていますのでぜひ改善に取り組みたいですね。まずはできるところから始めてみてはいかがでしょうか。マカロン管理栄養士
2019年09月12日新陳代謝を上げることは、美しさをキープするためにも大切なことです。年齢と共に落ちていってしまう新陳代謝を上げるためには、毎日の生活習慣や食習慣の見直しが効果的。新陳代謝を上げるために、今すぐ実践したいポイントを教えてもらいました。新陳代謝を上げると得られる効果太りにくく痩せやすい体質になれる新陳代謝とは、体の中の古いものと新しいものが入れ替わるということです。そのため、新陳代謝が上がれば、老廃物を排出する力も高まりますし、エネルギーもたくさん使えるようになり、太りにくく痩せやすい体質を作れます。美肌・美髪効果新陳代謝が高まれば、肌のターンオーバーの周期も整います。古い角質を新しい細胞にする力が上がりますから、美しい素肌と艶のある髪の毛をキープできるようになるでしょう。便秘解消新陳代謝が向上すると、腸の働きも活発になってスムーズなお通じを促します。反対に、新陳代謝が低下すると、腸の機能が弱まってしまいます。関連記事新陳代謝とは?基礎代謝との違いや新陳代謝を活発にするメリット新陳代謝を上げるための生活習慣1日2リットル以上水分を摂る水分を摂る時は、常温のミネラルウォーターがおすすめです。水分を十分に摂ると、血流が良くなって内臓の働きが活発になる効果が期待できます。老廃物を排出する力も高まりますから、新陳代謝の向上につながるでしょう。座りっぱなしにならないデスクワークで、1日のうちほとんどを座って過ごしているという場合、下半身の筋肉が使われないことで、全身の筋肉量や筋力が低下し、代謝が下がってしまいます。その場で足踏みをしたり、足をぶらぶらさせるなど、できる範囲で活動量を増やしていきましょう。夜は湯船に浸かる湯船につかると、全身の筋肉を緩めることができます。内臓の働きを良くする効果も期待できますから、新陳代謝のアップにつながります。新陳代謝を上げるための食習慣炭水化物を抜かないダイエット=炭水化物抜きというイメージがあるかもしれませんが、炭水化物抜きダイエットは、新陳代謝を下げる要因になります。炭水化物は、エネルギーを生み出して身体活動量を高める大切なものです。油や砂糖が含まれない米類で、適量の炭水化物を摂取しましょう。3食、少しでも食べる朝食や夕食を摂らないという女性もいますが、食事は体内時計をリセットし、内臓を動かす働きも持っています。朝、昼、夜の3食は、食欲があまりないときでも食べるようにしましょう。お水とフルーツなど、少量でも大丈夫です。摂取したい栄養素と食品タンパク質新陳代謝を上げるためには、筋肉づくりが大切です。植物性タンパク質の大豆製品は、ホルモンバランスを整えてくれます。また、動物性タンパク質である肉類(特に鶏肉)と魚類(特にマグロやカツオ)は、筋肉作りや筋活動のサポート役をしてくれます。ビタミンB群糖質、脂質、タンパク質、すべての代謝を助けてくれる栄養素です。ビタミンB郡が不足すると、疲労が蓄積したり、イライラしやすくなったりして、活動量の低下につながってしまうこともあります。ビタミンB郡は大豆や緑黄色野菜、卵、うなぎに多く含まれています。新陳代謝を下げないために気をつけること身体を冷やす物を控える精製された小麦や、白砂糖を使ったスイーツ、アルコールは、体を内側から冷やして体内の酸化を進行させるといわれています。このような食べ物は、新陳代謝を上げるためには避けた方がいいでしょう。特にお腹まわりを冷やさないようにするお腹まわりや下半身の冷えは、むくみや便秘、生理不順などを引き起こすことがあります。しかし、スカートをはいているときは、足元を温めるのが難しいでしょう。そういうときは、ウエストまわりに腹巻をするなどの工夫をして、冷えを予防してください。お腹まわりと温めることは、内臓の冷えを防いでスムーズな代謝を促すためにも役立ちます。新陳代謝を上げることは女性にとってのメリットがたくさん!新陳代謝を上げると、ダイエット効果や美肌効果、便秘解消など、たくさんの女性にとって嬉しい効果が期待できます。毎日の食事内容や生活習慣を少しだけ見直して、“昨日よりも新陳代謝が高い明日”を目指していきましょう!内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年08月31日「日ごろから、バランスのいい食事や適度な運動をすることを心がけ、積極的に社会参加することなどは、認知症発症リスクを下げるために有効かもしれません。久山町研究を含むさまざまな疫学調査データから示されています」そう話すのは、九州大学大学院医学研究院教授で医学博士の二宮利治先生。“久山町研究”は、福岡市の北部に位置する糟屋郡久山町(人口約8,900人)の住民を対象に、’61年から長年継続している生活習慣病の大規模な疫学調査だ。脳卒中や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の調査に加え、’85年からは、65歳以上の住民を対象とした認知症の調査も開始した。6〜7年ごとに追跡調査を行い、日ごろの食事や生活習慣が認知症の発症とどのような関連があるかを調べているのだ。「久山町研究の特徴は、町ぐるみで調査に協力してくれているということ。そのため、65歳以上の住民における認知症の調査の受診率は90%以上と非常に高く、さらに、調査にご協力いただいた99%の方の健康状態を毎年追跡しています」このように精度の高い認知症の疫学調査は、世界でほかに例がなく、注目を集めている。久山町研究の成績を基にした推計によると、’25年には日本で認知症患者が約700万人にのぼり、65歳以上の5人に1人が認知症になるという。とはいえ、いまだ特効薬もなく、未解明な部分が多い認知症。そこで今回、久山町研究の研究責任者である二宮先生に、現在までの調査結果から得られた認知症の予防法を聞いた。■持続できる軽い運動を「久山町の研究では、運動習慣がない人よりも、ある人のほうが、認知症の発症リスクが20%低くなることもわかっています。とくにアルツハイマー型では、運動習慣がある人は40%もリスクが低下していました」どんな運動が効果的なのか。「ハードな運動をする必要はありません。日々の生活の中で階段を上り下りする、できるだけ歩く、スクワットを毎日数十回するなど、足腰を鍛えることです」また、体幹を鍛えるような運動もいいという。「弱くてもよいので持続的に負荷をかける運動が大事。無理なく、生活に取り入れてください」■難聴にならないように気をつける食事や運動のほかに、認知症のリスク要因になるのは、喫煙、高血圧、それに難聴だという。「難聴になると、外部から入る情報量が少なくなり、脳の萎縮や神経細胞が弱まってくると考えられています。また、人とのコミュニケーションがおっくうになってひきこもりがちになることも、認知症のリスクにつながります」本年5月にWHO(世界保健機関)がまとめた認知症のガイドラインには、難聴が認知症の大きなリスクになると記されている。「WHOは、スマートフォンなどの携帯音楽機器で長時間、大音量の音楽を聴き続けることは、難聴障害を生じる恐れがあるとして、音量制限に関する基準を発表しました。また、世界の若者(12〜35歳)の半数近くが将来難聴になる危険性が高いと警告しています。いったん難聴になると治りにくいので、予防が大切です」
2019年08月14日「日ごろから、バランスのいい食事や適度な運動をすることを心がけ、積極的に社会参加することなどは、認知症発症リスクを下げるために有効かもしれません。久山町研究を含むさまざまな疫学調査データから示されています」そう話すのは、九州大学大学院医学研究院教授で医学博士の二宮利治先生。“久山町研究”は、福岡市の北部に位置する糟屋郡久山町(人口約8,900人)の住民を対象に、’61年から長年継続している生活習慣病の大規模な疫学調査だ。脳卒中や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の調査に加え、’85年からは、65歳以上の住民を対象とした認知症の調査も開始した。6〜7年ごとに追跡調査を行い、日ごろの食事や生活習慣が認知症の発症とどのような関連があるかを調べているのだ。「久山町研究の特徴は、町ぐるみで調査に協力してくれているということ。そのため、65歳以上の住民における認知症の調査の受診率は90%以上と非常に高く、さらに、調査にご協力いただいた99%の方の健康状態を毎年追跡しています」このように精度の高い認知症の疫学調査は、世界でほかに例がなく、注目を集めている。久山町研究の成績を基にした推計によると、’25年には日本で認知症患者が約700万人にのぼり、65歳以上の5人に1人が認知症になるという。とはいえ、いまだ特効薬もなく、未解明な部分が多い認知症。そこで今回、久山町研究の研究責任者である二宮先生に、現在までの調査結果から得られた認知症の予防法を聞いた。■歯の健康を保つ「過度なダイエットは避け、筋肉や骨のもとになる良質なタンパク質を、大豆や卵、魚などでしっかりとってください。筋力や骨密度が低下すると、足腰が弱まって活動が鈍ります。その結果、脳の働きが衰え、認知症のリスクも高まるのです。また、食事をしっかりかむためには“歯”の健康を保つことも必要です」栄養素の取り方も重要だ。「主食はカップ麺で、足りない栄養はサプリメントで補う、という方もいますが、栄養素は食品からとるのが好ましいと思います。外食でもかまいませんが、バランスを考えてメニューを選んだり、献立を考えたりする行為そのものが、生活にハリをもたらし、認知症のリスクを低下させることにつながります」少なめにしたほうがいいのは、米と酒だ。「米の摂取量と、認知症の発症に明らかな関連性が見られたわけではありません。しかし、一定の摂取カロリーのなかで、米の摂取量が多いほど、予防効果があるほかのおかずの量が減ってしまい、栄養バランスが崩れることになります。ですから、米の量が少なめで、副菜を多く食べている人のほうが、認知症になりにくいという結果が得られたと考えています」■生きがいを持つのがいちばん。お酒のリスクも減るお酒に関しては、「飲めば飲むだけ脳が萎縮する」と言う研究データもあるというが……。「脳の病的変化や萎縮が進んでいても、認知症の症状が見られない人がいることが海外の調査から報告されています。また、人とのコミュニケーションをとり、社会活動や趣味のサークルなどに参加するなど、生きがいを持つことが脳にいい影響を与えることを示唆する報告もみられます。脳には耐久性があって、脳を継続的に刺激することで、この神経細胞のルートはダメならこっち、というように脳の働きを代償する機能があるのではないかと思っています。飲酒と認知症の関係はまだ明らかになっていませんが、お酒が人生の楽しみという方は、一日1合程度なら飲んでもいいかもしれません。ただし、飲みすぎは絶対にダメですよ」
2019年08月14日治療が難しい認知症。正確な予防法をあぶりだすために、町の住民ほぼ全員の生活を長年追いかけた、画期的な調査がある。認知症発症の有無から見えてきたものとは——。「日ごろから、バランスのいい食事や適度な運動をすることを心がけ、積極的に社会参加することなどは、認知症発症リスクを下げるために有効かもしれません。久山町研究を含むさまざまな疫学調査データから示されています」そう話すのは、九州大学大学院医学研究院教授で医学博士の二宮利治先生。“久山町研究”は、福岡市の北部に位置する糟屋郡久山町(人口約8,900人)の住民を対象に、’61年から長年継続している生活習慣病の大規模な疫学調査だ。脳卒中や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の調査に加え、’85年からは、65歳以上の住民を対象とした認知症の調査も開始した。6〜7年ごとに追跡調査を行い、日ごろの食事や生活習慣が認知症の発症とどのような関連があるかを調べているのだ。「久山町研究の特徴は、町ぐるみで調査に協力してくれているということ。そのため、65歳以上の住民における認知症の調査の受診率は90%以上と非常に高く、さらに、調査にご協力いただいた99%の方の健康状態を毎年追跡しています」このように精度の高い認知症の疫学調査は、世界でほかに例がなく、注目を集めている。久山町研究の成績を基にした推計によると、’25年には日本で認知症患者が約700万人にのぼり、65歳以上の5人に1人が認知症になるという。とはいえ、いまだ特効薬もなく、未解明な部分が多い認知症。そこで今回、久山町研究の研究責任者である二宮先生に、現在までの調査結果から得られた認知症の予防法を聞いた。■糖尿病にならないようにする「認知症には、いくつか種類があります。久山町で主に研究しているのは、脳梗塞や脳出血などによって発症する血管性認知症と、脳の側頭葉などが萎縮して起こるアルツハイマー型認知症の2種類。’88年および’02年の久山町の健診を受診された、65歳以上の住民を10年間追跡しました。その結果、’88年の対象者に比べ’02年の対象者では、アルツハイマー型認知症の発症率は倍増していました。血管性認知症の発症率は、高血圧治療の普及により大きな変化はありませんでした」アルツハイマー型が急増している要因の一つとして、近年、解明されつつあるのが“糖尿病”との関係だ。「糖尿病患者は、糖尿病でない人と比べて、アルツハイマー型認知症および血管性認知症の発症リスクが約2.1倍高いことがわかりました。つまり、糖尿病は、認知症発症のリスク要因であると考えられます」ということは、糖尿病の予防になる食生活を心がけることは、認知症を予防するうえで大切であるといえるだろう。■一汁三菜の和食スタイルが大事久山町研究では、認知症になりにくい食事パターンも検討している。その結果、糖尿病を予防する食事法とも類似していた。「’88年の久山町の健診で食事調査を受けた、認知症のない60〜79歳の住民1,006人を17年間追跡調査し、食事パターンが認知症発症に及ぼす影響を検討しました。すると、大豆・緑黄色野菜・海藻類・魚・卵・牛乳や乳製品・果実などをよく摂取する食事をしている人のほうが、認知症になりにくいことがわかったのです」牛乳・乳製品を例に挙げると、摂取量が1日あたり44グラム以下の人たちと比べて、97〜197グラム(約牛乳瓶1本分)摂取する人のほうが、血管性、アルツハイマー型ともに発症率が低かったという。九州大学農学研究院との共同研究では、鶏の胸肉に含まれる“イミダゾールペプチド”という成分に記憶力を改善させ、認知症に予防的に働く可能性があることなどもわかってきている。「注意してほしいのは、『これを食べていたら認知症を予防できる』という夢のような食材はないということです」二宮先生が推奨するのは、大豆を使ったお味噌汁などの汁物が一品と、主食の米、魚や肉などの主菜に加え、野菜などの副菜が2品つくバランスのいい“一汁三菜”の伝統的な和食スタイルだ。久山町研究に協力している中村学園短期大学准教授の内田和宏さんが、一日分の理想的な一汁三菜レシピを教えてくれた。【朝食】麦ごはん…白米、押し麦味噌汁…かぼちゃ、しめじいり豆腐…木綿豆腐、にんじん、葉ねぎ、サクラエビ、しらす干し、糸みつばコールスローサラダ…キャベツ、とうもろこし、ヨーグルト、ミニトマトいり豆腐や味噌汁で、大豆を摂取。サラダで緑黄色野菜を、ドレッシングにヨーグルトを使って乳製品もしっかり補給している点がポイント。白米をとってはいけないということではないが、少なめのほうがいい。【昼食】麦ごはん…白米、押し麦鶏肉の味噌焼き…鶏肉、じゃがいも、ブロッコリー五目あえ…にんじん、しいたけ、ほうれん草、絹さや、木綿豆腐きんぴらごぼう…ごぼう、にんじん、ごまリンゴそれぞれの料理にブロッコリー、ほうれん草、にんじんなど緑黄色野菜を含む。大豆、鶏肉のタンパク質は筋力や骨を形成するのに必須なので、しっかりとったほうがいい。足腰の強さを保つことは認知症予防に必須。【夕食】麦ごはん…白米、押し麦味噌汁…オクラ、ぶなしめじアジのエスカベッシュ(マリネの一種)…アジ、にんじん、たまねぎ、きゅうりエビとヤングコーンの炒めもの…エビ、ヤングコーン、さやいんげんトマトのマヨネーズグラタン…トマトアジ、エビといった魚でタンパク質をとるのもいい。アジなど青魚が豊富に含むEPAには血液をサラサラにして血行をよくし、脳機能維持効果がある。緑黄色野菜とトマトやきのこ類と、野菜を豊富に含むのがいい。認知症リスクを減らす一日のメニュー。さっそく実践してみよう。
2019年08月14日今年1月に岐阜市で胃がんの検診を受けた50代の女性が、7月16日に亡くなった。「要精密検査」と診断されていたにもかかわらず、「異常認めず」と誤って通知されていたのだ。市区町村が実施するがん検診への信頼を、大きく揺るがす事件であった。「全国の自治体で行われているがん検診で、正しくがんが発見できる精度は、そもそも7〜8割。4〜5割の自治体すらあります。がんの見落としは、かなりの確率で起こりうるのです」そう語るのは、国立がん研究センター・社会と健康研究センター検診研究部長の中山富雄医師。がん検診にはなぜ、そのように“穴”があるのだろうか?中山医師と、東京大学医学部附属病院放射線治療部門長の中川恵一医師が部位別に解説してくれた。【乳がん】乳腺が発達している人にマンモグラフィーは不向き女性の11人に1人がかかるといわれる乳がんは、40〜50代女性の部位別死因のトップ。年間1万4,000人ほどが命を落としている。「『マンモグラフィー』が乳がんの早期発見に効果があることは明らかですが、弱点もあります。画像で乳がんの部分は白く写るのですが、同時に乳腺も白く写るので“雪原で白うさぎを見つける”くらい、がんとの判別が難しいのです。とくに日本人は乳腺濃度の高い“デンスブレスト”が多く、画像を読む技量の低い医師による“見落とし”の可能性はあります。乳房に超音波を当ててがんの有無をみる『超音波検査(乳腺エコー)』は乳腺が白く写り、がんは黒く写ります。二親等以内に乳がんか卵巣がんにかかった人がいる“乳がん家系”の方は、40歳以前から乳がん検診をするべき。とくに若い人は乳腺が発達しているため、超音波検査がいいでしょう」(中川医師)乳がんの発見率はマンモグラフィーが8割、超音波が7割と万能ではないことも知っておきたい。「超音波検査も検査する技師の腕次第。機器を扱う角度のわずかなぶれで、乳がんが見逃されてしまうこともあるのです。わずかな病変を見つけ出す名人もいますが、そうでない人もたくさんいるのが現状。超音波検査の認定試験が’15年からスタートしていますが、技術の均一化には時間がかかりそうです」(中山医師)【胃がん】早期で見つかりやすいのはバリウム検査より胃カメラ’90年代まで日本での死亡者数が最も多かった胃がん。今でも5万人近くが亡くなっている。ただし、早期に発見できれば、ほぼ100%が治るという。おもな検査は「胃部X線検査(バリウム検査)」か「胃内視鏡検査(胃カメラ)」のどちらかを選択する。「胃がん患者の98%はピロリ菌の感染が原因です。採血や採尿などで感染の有無を調べ、感染していた場合には抗生物質で除菌することも重要です。バリウム検査は、X線画像に写る胃の粘膜の凹凸から病変を見つけます。これで手術可能な大きさまで進行した胃がんを見つけることはできますが、凹凸がない早期がんは盲点になりやすい。胃カメラは胃の内部の変化まで見られるため見落としが少ないのが特徴。早期の咽頭がんや食道がんが見つかることもあります」(中山医師)厚生労働省の「地域保健・健康増進報告」によれば、’16年に新たに胃がんになった13万人のうち、自治体のバリウム検査で見つかったのはわずか4,500人。もはや時代にそぐわないようだ。【子宮頸がん】「細胞診」の精度は高いがそれでも“見落とし”は2割年間で約1万人が患者となり、3,000人近くが亡くなっている子宮頸がん。おもな検査となるのはブラシやヘラで子宮頸部の粘膜を採取して調べる「細胞診」だ。「顕微鏡で採取した細胞を調べるため、有効性が高く、大規模な臨床研究でも『検診で死亡率が下がる』ことが判明しています」そう話す中川医師。それでも見つかる確率は、最大で8割という。「子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因。海外では主流になっている、HPVに感染しているかどうかをチェックする検査も、検診とあわせて行うといいでしょう」(中川医師)どうやら“見落とし”も多い、がん検診。とはいえ、「受診しないのは間違いです」と中川医師。「がん検診はそもそも“受診者個人のがんと向き合い、死亡リスクを下げる”ためのものではなく、“国民全体のがん死亡率の減少”が目的。でも、だからこそ公的な補助があるわけで、受けなければ損だと思います。そのうえで、自分の家系に多いがんや、生活習慣病の既往歴など、抱えているリスクに応じて、自己負担での検査も受けることが重要です」(中川医師)検診に頼りきらず、“自分に合った”がん対策を始めよう!
2019年08月13日身体を美しく変える冷たいごはんいつもの温かいごはんから冷たいごはんに切り替えて、健康になろうという新刊『炭水化物なのに太らない!あなたの身体を美しく変える「冷和ごはん」 』が発売された。四六判で179ページ、1,300円(税別)の価格で水王舎から発売中である。著者は野菜ソムリエ上級プロ(旧名:シニア野菜ソムリエ)の三輪桃加氏である。野菜ソムリエの最高峰 野菜ソムリエ上級プロ野菜ソムリエは、野菜と果物の知識を身に付け、栄養や素材を活かし、その魅力や価値を社会に広めるスペシャリストである。野菜ソムリエは現在、5万人以上いるとされているが、その中でも野菜ソムリエの最高峰である野菜ソムリエ上級プロの資格を保有しているのはわずか143名ほどだという。三輪桃加氏は自身の体調不良から、毎日の食事の大切さを意識するようになり、食物学(栄養学)を学び、野菜ソムリエ上級プロの資格を取得している。ごはんは炭水化物だから食べられない?ダイエットでは常識となっている糖質オフ。糖質は炭水化物の一部であり、摂取する炭水化物を減らすことでダイエットを図る。米は炭水化物を多く含む食材であり、糖質オフダイエットや炭水化物抜きダイエットでは避けられることが多かった。しかし、現在、食べても太りにくいでんぷん「レジスタントスターチ」が注目されており、このでんぷんは米やジャガイモに含まれているという。レジスタントスターチは食物繊維と同様に小腸で消化されにくく、大腸まで届き、ダイエットだけでなく、生活習慣病予防、便秘解消効果も期待できる。新刊では、温かい食品が冷めていく過程で作られるというレジスタントスターチを冷たいごはんから摂取し、和食との組み合わせで健康的にダイエット、健康寿命をのばす食事スタイルを紹介している。また、腸の環境を改善するかんたんなレシピも掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※炭水化物なのに太らない!あなたの身体を美しく変える「冷和ごはん」 - 株式会社 水王舎
2019年08月09日「人間は老化に伴い、メラトニンという“睡眠ホルモン”を産生できなくなってきますし、とくにリタイア後の高齢者は体を動かす習慣が減ります。ですから、現役時代と比べて高齢者が眠れなくなるのは“当たり前”と言っていいんです。しかし現在、睡眠薬に頼ろうとする高齢者が増え、彼らに睡眠薬を安易に処方してしまう医師がいるのです」こう語るのは、菅原脳神経外科クリニックの菅原道仁理事長。高齢の外来患者が睡眠不足を訴えると、詳しく問診をされないままに、“じゃあ、お薬出しておきますね”と二つ返事で睡眠薬を処方されてしまうケースが多いのだとか。さまざまなビッグデータを抽出・研究している株式会社インテージテクノスフィアの医薬情報部の調査によると、加齢とともに睡眠薬の処方率は上がっているようだ。働き盛り世代(40~44歳)と比較して、リタイア世代(65~69歳)の処方率は、ほぼ倍にもなっている。睡眠薬は、その作用の持続時間によって、4つのタイプ(<1>超短時間作用型、<2>短時間作用型、<3>中間作用型、<4>長時間作用型)に分類される。「睡眠が浅く、途中で起きてしまうような人には長時間型。寝つきは悪いけれど、寝つければ朝まで寝られるという人には超短時間型、というふうに、その人の睡眠パターンや症状によって、薬の種類や摂取量を決めています」一般的に1日7時間の睡眠が理想とされているが、体のメカニズム上、高齢者はそれ以上眠ることは難しい。「5時間しか寝られなかった」からといって、不眠症だと決めつけるのは拙速だという。「翌日に眠気を残さず、普通に生活できていれば、それがその人にとっての理想の睡眠時間。しかし、昼間に眠気が襲う人は“危険信号”です。われわれも患者が不眠症かどうかを判断するとき、“昼間眠くないですか?”と聞くようにしています。当てはまる人は、いい睡眠がとれていないと判断できるため、そこではじめて睡眠薬を検討する段階に入ります」昼間にウトウトすることなく、普通に生活しているのであれば睡眠は足りている。それでも“眠れない”“寝つきが悪い”という高齢者には、睡眠薬を処方する前に、まずは生活習慣の見直しを勧めているそうだ。そこで菅原理事長に、よい睡眠をとるための生活習慣を教えてもらった。■朝日を15分浴びる「われわれの体には時計が内蔵されています。朝日を浴びるとその時計はリセットされ、そこから約15時間後に眠くなるように設定されている。深夜になっても眠気が来ない、なんてことにならないように、朝起きてからしっかりと日光を浴びることが大切です」■昼寝は15分まで「昼寝をするリタイア世代は多いですが、1時間以上も寝てしまうと、夜眠れなくなるのは当たり前。15分程度に抑えましょう」■就寝1時間前にぬるめのお風呂に入る「眠気とは、体内の深部でいったん上がった体温が下がり始めるときに出てきます。ですから、寝る前にお風呂に入ることで体温を上げてから、ベッドに入るのが快眠のコツ。お風呂の温度は高くても40度ほどにするのが推奨です」■唐辛子を使った食事をとる「食事面でも同じように、深部の体温を就寝前に上げましょう。唐辛子に入っているカプサイシンという成分をとると体温が上がるため、キムチ鍋などがオススメ。ただし、食事は寝る3時間前までに」リタイア後でも、適度に散歩などをして、体を動かすことも“眠気”を呼ぶためには大事なことだそうだ。“欲しい”というと、いたずらに処方されてしまう可能性もある睡眠薬。頼る前に、まずは生活習慣のチェックからはじめよう。
2019年08月01日テレビでも大人気の減量外来医師の新刊7月19日、食べ方の工夫で内臓脂肪を減らし、やせようという新刊『内臓脂肪を減らす食べ方』が発売された。著者は日本内科学会、日本糖尿病学会などに所属し、生活習慣病や減量外来を専門としている工藤孝文医師である。同書は四六判並製の176ページ、1,404円(税込)の価格で日本実業出版社から発売中となっている。「デブホルモン」増・「やせホルモン」減の内臓脂肪工藤孝文氏は福岡県みやま市の工藤内科で副院長を務め、工藤内科ではダイエット・コレステロール外来を担当し、減量外来ドクターとして「ガッテン! 」、「あさイチ」、「世界一受けたい授業」、「名医のTHE太鼓判!」、「ホンマでっか!? TV」などのテレビ番組出演でも人気である。この新刊はこれまで様々なダイエットに失敗した人や、お腹まわりが気になる人、難しいダイエットやハードなダイエットはしたくない人などにおすすめだとしている。同書では、内臓脂肪は「デブホルモン」を増やして「やせホルモン」を減らし、「デブ・スパイラル」を招くとしている。工藤氏自身、25kgのダイエットに成功し、のべ10万人の減量指導を行った経験があり、同書では運動を伴わず、我慢しなくても食べ方を変えるだけでやせられるという方法や、生活習慣のコツについて解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※内臓脂肪を減らす食べ方 - 日本実業出版社
2019年07月26日《1日1食》《糖質制限》など新しいダイエットや、体にいい食材・よくない食材などが次々と話題になるが、むやみに実践することは逆に健康をおびやかすことも。「腸内環境を整えて健康を維持する“腸活”がブームですが、『腸にいい』と思っていた習慣が、じつは腸の状態を不調にする原因だった、ということがよくあります。腸が健康でないと、肌荒れなど見た目に影響が出るだけでなく、精神的にもストレスがたまり、免疫力が下がって病気にかかりやすくなってしまうのです。人生100年時代ともいわれますが、健康寿命でいるためには、足腰だけでなく、腸の健康も欠かせません。正しい腸活を行って、消化と吸収、排泄がスムーズな“美腸”をキープすることが大切です」松生クリニックの松生恒夫院長は、腸の健康の大切さをそう強調する。松生院長はこれまで4万件以上の大腸内視鏡検査を行い、“汚腸”の人を救ってきた便秘外来のスペシャリストだ。「ベストな“美腸”の状態になるためには、毎日の朝食後に消化管の収縮活動“大蠕動”が起きて、スムーズな排泄が行われていることが不可欠です。ダイエットで朝食を抜いたり、食事の時間が不規則になるなど、生活リズムが狂うと大蠕動が起こらなくなります。また、腸に強いストレスがかかると交感神経が優位になり、腸を動かす腸管運動にブレーキがかかり、便秘の原因となってしまいます」(松生院長・以下同)便秘は腸の老化を早めるだけでなく、万病のもと。便秘が長引くと、老廃物や毒素が体内にたまり、さまざまな病気リスクが増大してしまう。“腸美人”であることは、体の内部も見た目もイキイキと過ごすためのカギなのだ。日本人の食生活の欧米化により、腸内環境が悪化して便秘になる人が増えている。大腸がんにかかる人も年々増え、がんで亡くなる人のうち、女性では大腸がんがもっとも多い(男性では3番目)。便秘になりがちという女性は気をつけたいところだ。その一方、腸の健康を維持している人は健康寿命であることが研究で実証されているという。「アメリカのミネソタ州では、’88年から’93年までに20歳以上だった人を対象に『消化器症状評価アンケート』を行い、約4,000人を’08年まで追跡調査しました。この調査の結果、慢性的な便秘がない人のほうがさまざまな病気にかかりにくく、生存率も高いことがわかったのです」さらに、腸内環境をよくする不飽和脂肪酸のオリーブオイルを多用し、野菜や豆類、果物、穀物をたくさん食べる“地中海型”の食生活をしている人は、アルツハイマー型認知症の発症リスクが少ないという研究結果もあるという。しかし、若々しくありたいと思って取り入れている健康法が“不腸”の原因になってしまうケースも。松生院長の患者さんに目立つ主なケースは3つ。1つ目が「玄米食」。玄米は白米より食物繊維とビタミンB1が豊富で、健康食のイメージがあるけれど……。「食物繊維は、水に溶けない『不溶性食物繊維』と、水に溶ける『水溶性食物繊維』の2つに分けられ、玄米に多く含まれているのは前者です。消化に時間がかかるため、腸にトラブルを抱えている人はかえっておなかが張ったり、便が硬くなったりして、便秘を悪化させてしまうことも。腸の動きが正常ならもちろん食べてもいいですが、その際も、よくかんで食べる、スープなどの水分を多めに取る、水溶性食物繊維が豊富な海藻類と一緒に食べる、などしましょう」理想的なのは、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を2対1の割合で取ることだという。次に糖質制限。生活習慣病の予防や治療として注目を集めているこのダイエット法は、血糖値をコントロールするなど医師の指導のもとに行うのは効果的だが、やみくもに糖質を避けると、腸にダメージを与えるリスクが。「ごはんやパン、麺類、根菜類などの野菜や果物を食べないことで、体重と体脂肪を一気に減らせるかもしれませんが、同時に食物繊維をはじめ必要な栄養素も不足してしまうと、慢性的な便秘を招き、“汚腸”になってしまいます」このほか、外食やコンビニ食・インスタント食品をよく食べる人も、食物繊維が不足しがちだという。おなかを冷やす生サラダではなく、煮物などの総菜を1品追加するよう心がけよう。納豆や漬け物といった発酵食品もよいという。「漬け物に含まれるラブレ菌という植物性の乳製品は、腸内の善玉菌を増やし、便秘を解消してくれます。また、魚に含まれるEPA、DHAは大腸がんを抑制する因子の1つと認められています。肉ばかりに偏ることなく、魚もしっかり食べましょう」さらに、ヨーグルトにも注意が必要だという。えっ、腸内環境には欠かせない食品じゃないの!?「ヨーグルトに含まれている動物性乳酸菌は、消化の過程でほとんど消滅し、小腸にはよいのですが、大腸にはあまり高い効果が期待できません。『生きたまま腸に届く』という製品も登場していますが、それでもわずかな量です。むしろ食べすぎによる脂肪の取りすぎや腸の冷えによる悪影響のほうに気をつけるべきです。取るのであれば、低脂肪や無脂肪のものを選ぶようにしましょう」
2019年07月10日「天候が目まぐるしく変わるだけでなく、ジメジメした梅雨の季節は自律神経のバランスが乱れがち。不眠や頭痛、便秘や肩こりなどの不調を訴える女性が増加します。そんな“梅雨バテ”を解消しないまま酷暑の夏に突入すると、心身ともに大きなダメージを受けてしまいます」そう語るのは本誌連載「血流講座」でおなじみの順天堂大学医学部・小林弘幸教授。自律神経研究の第一人者である小林先生に梅雨バテになったときの対処法を聞いてみた。「大事なのは朝の過ごし方です。朝は“リラックスモード”の副交感神経優位から“活動モード”の交感神経優位に切り替わるタイミング。しっかり切り替えることで、自律神経が安定します。これから紹介する健康法は自律神経を短時間で整えるもの。10秒ずつでOKなので、毎日続けましょう」そこで小林先生が実践している朝の習慣を紹介。■伸ばしストレッチ頭上で手のひらを合わせて、全身をグーッと伸ばす。手を合わせるのが難しい人は手首をクロスさせる。「目が覚めたら寝床で全身を10秒間じっくり伸ばします。体の両脇をしっかり引き伸ばすことで、腸に適度な刺激が加わり活動が促されます。それによって自律神経が整ってくるのです」(小林先生・以下同)就寝中にこり固まった、肩や腰などの筋肉をほぐす効果もあるとか。■朝の光を浴びる「朝の光を浴びることで、代謝やホルモンの分泌をコントロールしている体内時計が正常に働きだします。曇りや雨でも効果は十分あります。自然の光を浴びると体内時計が正常な状態にリセットされ、自律神経のバランスが整い血流もアップ。快適な一日を送れます」■体重計に乗る「体重の増減に気を配る習慣をつけることで、生活習慣病やさまざまな体の不調のサインを見落としにくくなります。朝の体重を記録しておくことがオススメです。また毎朝、同じ時間に体重を量り、自分の現状を把握することは、肥満防止にもなります」■起きたらすぐの歯磨き寝起きの口内環境はかなり悪化しているので、まずは短めに歯磨きを。「40代以上になると急増する歯周病は、糖尿病や脳梗塞などの慢性疾患のきっかけになる万病のもと。その要員である歯周病菌は就寝中に増殖するため、起床したばかりの口内環境はかなり悪化しています。歯磨き粉を使わずに、歯や歯ぐきをサッと磨いて洗い流しましょう」朝食後の歯磨きはこれとは別に、時間をかけて丁寧に磨いたほうがいいそうだ。■コップ1杯の水を飲む忙しい朝でも、朝食はしっかりとりたいところ。その前にルーティンに加えたいのがコップ1杯の水を飲むことだという。「胃に水の重さが加わると、その下にある大腸の上部が刺激(胃結腸反射)され、腸のぜん動運動が活発になります。その結果、腸内環境が整い自律神経が活性化。ポイントは冷たい水よりも常温水を勢いよく飲むことです」“朝習慣”で梅雨の不調を解消しよう!
2019年07月06日目下、食品業界でその健康効果が注目されているピーナッツ。ツヤツヤな肌をキープし、認知症も予防。そんな“老けない体”を作ってくれるというのです――。「アーモンドやくるみなど、ナッツ類の健康効果はこれまでにもたびたび話題になってきましたが、いま食品業界が注目しているのはピーナッツに含まれる豊富な栄養素です」そう話すのは、ナッツ類の研究を長年続けている慶應義塾大学医学部の井上浩義教授だ。ピーナッツはミネラル、ビタミン、タンパク質、植物由来の脂質などの栄養素が豊富で、特筆すべきはその“抗酸化作用”だという。「ピーナッツの薄皮部分には、レスベラトロールというポリフェノールがふんだんに含まれており、この成分には血管を若々しく保つ働きがあります。これはほかのナッツ類と比較しても群を抜いています。以前にハーバード大学が行った研究でも、《ピーナッツを毎日食べ続けると、生活習慣病などによる死亡リスクが20%下がる》という報告がされています」(井上教授・以下同)手軽に食べられるピーナッツに、そんなにすごい健康効果があるとは!さらに、ピーナッツから得られる効果は、女性にとってうれしいものが多いと井上教授は解説する。「まずは便通の改善です。ピーナッツは食物繊維も豊富であるため、食べ続けることで腸内環境が整い、1日の便通が平均1~2回増えたというデータもあります。これは大腸がんの予防にもつながるのです」また、ピーナッツは肌の新陳代謝を促し、保湿効果を高めることで、肌を健康な状態に保ってくれるという。「これからは強い紫外線によるダメージが気になる季節ですが、ポリフェノールの抗酸化作用は肌を日焼け後の酸化から守ってくれますし、ビタミンEは美肌効果をもたらします。同時に網膜の細胞が保護されることで、目の老化予防という効果も得られるのです」そのほか、脳の血流を活性化させ、記憶力アップや認知症の予防にもなる。さらには、活性酸素や悪玉コレステロールを減らすことで、動脈硬化を防ぐことにもつながる。これほどまでの若返り効果をもたらすピーナッツは、“最強食材”といってもけっして過言ではないだろう。井上教授自身、毎日ピーナッツを食べる生活を10年以上続けているそうだが、その効果を実感しているという。「昔は難治性のニキビが出ていたのですが、ピーナッツを食べるようになってからはいっさいなくなりました。もちろん、毎日快便です」そう話す井上教授の肌は、記者も驚くほどツヤツヤだ。
2019年06月20日目下、食品業界でその健康効果が注目されているピーナッツ。ツヤツヤな肌をキープし、認知症も予防。そんな“老けない体”を作ってくれるというのです――。「アーモンドやくるみなど、ナッツ類の健康効果はこれまでにもたびたび話題になってきましたが、いま食品業界が注目しているのはピーナッツに含まれる豊富な栄養素です」そう話すのは、ナッツ類の研究を長年続けている慶應義塾大学医学部の井上浩義教授だ。ピーナッツはミネラル、ビタミン、タンパク質、植物由来の脂質などの栄養素が豊富で、特筆すべきはその“抗酸化作用”だという。「ピーナッツの薄皮部分には、レスベラトロールというポリフェノールがふんだんに含まれており、この成分には血管を若々しく保つ働きがあります。これはほかのナッツ類と比較しても群を抜いています。以前にハーバード大学が行った研究でも、《ピーナッツを毎日食べ続けると、生活習慣病などによる死亡リスクが20%下がる》という報告がされています」(井上教授・以下同)手軽に食べられるピーナッツに、そんなにすごい健康効果があるとは!さらに、ピーナッツから得られる効果は、女性にとってうれしいものが多いと井上教授。その効果は次の5つだ。【1】お通じがよくなり、腸がイキイキ!【2】高い保湿効果で、肌がツヤツヤに!【3】脳の血流が活性化し、認知症の予防に!【4】網膜の細胞が保護され、目の老化防止に!【5】良質な脂質で、動脈硬化の予防に!これほどまでの若返り効果をもたらすピーナッツは、“最強食材”といってもけっして過言ではないだろう。さっそくピーナッツを食べる習慣を始めたいところだが、井上教授によれば、若返りの効果を十分に発揮させるには食べ方や選び方に注意が必要だという。ポイントは次の4点だ。【1】必ず薄皮付きのものを!「薄皮をとってしまうと、大切なポリフェノールがほとんど失われてしまいます。健康効果を得るためには、ピーナッツは必ず薄皮付きのものを選ぶようにしてください。市販のものはきちんと密封されたもの、素焼きのものを選ぶようにするとよいでしょう」【2】目安は1日30粒“ピーナッツは太る”という先入観を持つ人もいるだろう。もちろん食べすぎには注意だが、ピーナッツのカロリーは、30粒でおにぎり約1個分。「間食でついつい甘いものに手が出てしまうよりは、ずっといいでしょう。小腹がすいたときに手軽に食べられるのも、ピーナッツのよいところです」【3】朝起きてひとつまみ「人間の体が1日のうちで“酸化”のピークを迎えるのは正午です。朝一番にピーナッツをひとつまみ食べることで抗酸化物質を摂取し、体を酸化から守ることができます」【4】味付きでないものをできれば味が付いていない素焼きのものが好ましいが、食べにくさを感じる人は、塩味やハチミツなどの味付きでも構わないという。ただし、塩分過多のものを食べることで、せっかくの健康効果を台無しにしてしまうことのないように気をつけたい。若々しさをキープするために、手軽に食べられる“最強食材”ピーナッツ30粒を、毎日の習慣にしてみては。
2019年06月20日1.コールドプレスジュース毎日、新鮮な野菜とフルーツをたっぷり摂ることを心がけています。野菜やフルーツには、ビタミン・ミネラル・食物繊維をはじめ、たくさんのフィトケミカルが含まれているので、体が酸化するのを防いでくれます。食事で取り入れることを心がけていますが、出張や外食が続くとどうしても不足しがち。そんなときは手軽にコールドプレスジュースを買ったり、家で作ったりして、栄養補給をしています。サプリメントよりも吸収がよく、飲むと体がポカポカすることから、即効性も感じます。2.ヒップラインをキープするエクササイズ「美は1日にしてならず」。日々の積み重ねしかあなたを創ることができません。これを実感するのは特に30代以降。若い頃は、持って生まれたものが大きいと思いますが、30代以降は日々の努力が身を結びます。私は、歳をとっても海外のビーチで水着を着たいので(笑)、エクササイズは欠かしません。毎日スクワットを朝晩に20回ずつ(計40回)と、立った状態で脚をヒップ側に持ち上げる足上げは、朝晩に左右20回ずつ(計40回)必ずしています。もしもできなかったときは、次のタイミングに40回ずつしています。これは実際、「意外と少ない」と思われるかもしれませんが、続けることがとにかく大事なので、絶対に続けられる回数を自分で決めるといいと思います。といっても、実はこれを始めたのはまだ数カ月前の話。でもやればやった分だけ、すごく効果を感じるので、自分のヒップラインを見てはモチベーションにしてがんばっています。また、ただ回数をこなすのではなく、きちんとしたフォームですることが大切なので、最初はパーソナルで指導してもらうのがいいかと思います。3.お風呂でエステ忙しい日々の中で、お風呂タイムは自分をケアする時間。いわばお家エステの時間です。私が必ずしているのは、湯船に浸かりながらマッサージをすること。まずはゲルマニウムローラー(スリムセラ)を使い、顔全体をコロコロして、その肢の部分を使ってフェイスライン・首・耳まわり・頭を丁寧にコリコリとほぐしていきます。また、かっさのようなゲルマニウムプレートを使って、脚とお尻を湯船の中で流します。特にセルライトが気になる部分は丁寧にほぐして、足首周りも丁寧にマッサージします。また入浴剤は、入れるだけで水素が発生するパウダー(W THE FARMの水素スパ)を毎日愛用していますが、びっくりするくらい血流がよくなり疲労回復し、よく眠れるのでおすすめです。4.とにかく、しっかり寝る理想の睡眠時間は人によって様々だと思いますが、私はしっかり寝ないとダメなタイプ。起きている間、とにかく集中していろいろなことに取り組んでいるので、ある一定時間起きていると急に睡魔が襲ってきます。そんなときに、体にムチを打って仕事や予定をこなしても効率が悪いだけ。体にもよくありません。そんなときは体に素直になってすぐに寝られる環境を作ることを普段から心がけています。具体的には、夜の予定をあまり入れない(夜に入れるときは日中ゆったりめのスケジュールにする)、その日に必ずやらなければいけないことがあれば先にしておく、遅く帰るときはすぐに寝られる準備をして出かける、必ず入浴をする(睡眠の質を高めるため)などです。どんなに忙しくても、睡眠時間を削ることだけは絶対にしません。睡眠を削ることは日々のパフォーマンスを下げると共に、体や肌のコンディションに直接影響するからです。5.暇さえあればストレッチ日々、体と心を「ゆるめる」ことを意識しています。これを意識することによって、集中したいときに集中できる「パフォーマンス」を上げることができます。オンとオフを体からアプローチできるのがストレッチ。しっかりゆるむから、しっかり動ける。これは鉄則です。そして体がゆるむと血流がよくなり、たくさんの酸素や栄養素を体の細胞隅々に届けることができます。逆にいらないものを血流やリンパに乗せて戻すにも、体をゆるめることが大切です。要は「副交感神経(リラックスの神経)」を優位にさせるということです。そのための、ストレッチ。ストレッチをすることにより、呼吸もゆったりと深くなる。すると副交感神経が優位になり、健康にも美容にもうれしい体の状態を作ってくれます。6.ヘアブラッシングありがたいことに髪を褒めていただくことが多いです。実は、髪は体にとっては「排泄物」のひとつ。髪も肌と一緒で、体の内側に栄養が満たされないことにはキレイな髪は作られません。私が心がけているのは、基本的な食事・睡眠・運動以外に、よくブラッシングをするということ。お気に入りのブラシは、ジョンマスターのブラッシング用のブラシと、AVEDAの頭皮用のブラシ。このふたつを使い分けています。そして基本的にヘアクリームも含めた整髪料を一切つけません。ですので、シャンプーもナチュラルなものを使っています(整髪料をつけなければ、シャンプーもナチュラルなもので地肌を洗うのみで十分きれいになります)。コンディショナーは指通りをよくするために、毛先半分くらいに馴染ませる程度。過度な髪へのストレスも加えない代わりに、過度なケアを一切していません。7.笑顔これまでアウター&インナービュティーについて挙げてきましたが、やっぱり一番大事なのは、これらすべてを支える「マインド」の部分。いくら完璧な美容法を取り入れたところで、心が満たされていなければ美しく見えません。では、心を満たす方法……いつもハッピーでいる方法とは、それが「笑顔」です。ハッピーだから笑顔になるのではなく、常にハッピーでいたいから笑顔を心がけるのです。笑顔はポジティブな心の状態をつくります。ポジティブな心の状態は、良い出会いやチャンス、ワクワクした出来事を引き寄せます。あなたの発するオーラは、同じものを引き寄せます。いいものを引き寄せて、いつも美しくいたいなら、まず今から「笑顔」を心がけましょう。2016年6月16日公開2019年6月10日更新美しい人に聞く、江頭令子さんの10のきれい習慣 #1VOYAGE GROUP広報
2019年06月10日就寝中を含めた16時間の「食べない時間」を作ることで、体脂肪が燃焼、細胞を活性化させ、免疫力がアップするそう。16時間といっても、就寝時間も含めれば、寝る前と朝起きてからの数時間、食べないことで可能。無理なら12時間からでも始めてみよう。体調が劇的に変化、糖尿病や心疾患にも効果が!「現代人は食べすぎです。糖尿病、高脂血症、脳出血、心疾患、メタボ、がんなど、多くの病気や体の不調は食べすぎによるものです。食べる回数を減らして、空腹をしっかり感じる習慣をつけると、病気を遠ざけ、若さを保てます」こう話すのは、あおき内科さいたま糖尿病クリニックの院長、青木厚先生だ。青木先生は、1日の中で食べない時間を16時間持つことをすすめている。「現代人の食事は糖質が多すぎです。本来、人間の体は飢餓状態、つまり、低血糖、低栄養に耐えられるようにできています。その証拠に血糖値を上げる作用のあるホルモンは成長ホルモン、コルチゾール、カテコールアミン、グルカゴンなど複数あるのに対し、血糖値を抑えるホルモンはインスリンしかありません」(青木先生・以下同)ところが、戦後、飽食の時代に入ってから、生活習慣病と呼ばれる病気が急増し始めた。「これは1日3食の弊害かもしれません。今では、1日3食きちんと食べることが奨励されており、私たちもそれを信じて疑ってきませんでした。ところが『1日3食が健康によい影響を与える』といった確たるエビデンスは、少ないのです」むしろ3食取ることのデメリットのほうが多いと青木先生は指摘する。「ひっきりなしに内臓が働かされていることから、内臓疲労が起きているはずです。また、糖分の取りすぎによる血糖値の乱高下が、糖尿病や心疾患などさまざまな病気の原因になります。たとえば、ご飯1杯にはスティックシュガー17本分の糖分が含まれています。これを1日3回も取れば、確実に糖分過多です」健康のために3食きちんと食べていたことが、皮肉にも体調を悪化させているというのだ。そこで青木先生がおすすめするのが、プチ断食、「16時間食べない時間を作る」ことだ。これで体内の“オートファジー”がフル回転するようになるのだという。「“オートファジー”とは細胞を新しく生まれ変わらせる働きです。飢餓状態では、オートファジー活性が数倍上昇します。私たちの体は外からの栄養供給がなくなると、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲン(ブドウ糖)を使用するのですが、グリコーゲンが枯渇すると、体は“飢餓状態”と判断し、体脂肪を燃焼してエネルギーとして利用するようになります。体脂肪がエネルギーとなる際、ケトン体という代謝物質が生まれます。血中でのケトン体濃度が高くなればなるほど、飢餓状態が強くオートファジー活性も高くなるのです」「16時間食べない方法」の実践方法はシンプルだ。たとえば、22時に就寝し、朝6時に起きる人の場合、8時間の睡眠時間を利用し、18時から就寝の22時までの4時間、朝6時の起床から10時までの4時間を合わせた16時間を「空腹の時間」、日中の8時間だけを「食べてOKの時間」と決める。「『食べてOKの時間』は好きなものを好きなだけ食べて構いませんが、『空腹の時間』は、水、お茶、コーヒー(ブラック無糖)などノーカロリーの飲みもの以外、基本的に固形物は口に入れないでください。どうしても空腹に耐えられないときは、ナッツ類や無糖ヨーグルトなら食べても大丈夫です」とはいえ、いきなり16時間を実践するのはハードルが高すぎる。「まずは1食抜いてみましょう。あるいは、おなかがすくまで何も食べないこと。とにかく最初は空腹の感覚を体でしっかり感じることです。そして12時間くらいから始めてみましょう。たとえば、朝8時~夜8時までの間は、好きなものを好きなだけ食べても構いませんが、それ以外の時間は食べないというふうに」プチ断食を実践するようになった青木先生の患者さんたちからは、体重減、血糖値、コレステロール値の減少がみられている。糖尿病が改善され、体調もよくなったという報告も続いているという。「空腹力」を生かせば、薬いらずの体質に変われるのだ。
2019年05月27日「現代人は食べすぎです。糖尿病、高脂血症、脳出血、心疾患、メタボ、がんなど、多くの病気や体の不調は食べすぎによるものです。食べる回数を減らして、空腹をしっかり感じる習慣をつけると、病気を遠ざけ、若さを保てます」こう話すのは、あおき内科さいたま糖尿病クリニックの院長、青木厚先生だ。青木先生は、1日の中で食べない時間を16時間持つことをすすめている。「現代人の食事は糖質が多すぎです。本来、人間の体は飢餓状態、つまり、低血糖、低栄養に耐えられるようにできています。その証拠に血糖値を上げる作用のあるホルモンは成長ホルモン、コルチゾール、カテコールアミン、グルカゴンなど複数あるのに対し、血糖値を抑えるホルモンはインスリンしかありません」(青木先生・以下同)ところが、戦後、飽食の時代に入ってから、生活習慣病と呼ばれる病気が急増し始めた。「これは1日3食の弊害かもしれません。今では、1日3食きちんと食べることが奨励されており、私たちもそれを信じて疑ってきませんでした。ところが『1日3食が健康によい影響を与える』といった確たるエビデンスは、少ないのです」むしろ3食取ることのデメリットのほうが多いと青木先生は指摘する。「ひっきりなしに内臓が働かされていることから、内臓疲労が起きているはずです。また、糖分の取りすぎによる血糖値の乱高下が、糖尿病や心疾患などさまざまな病気の原因になります。たとえば、ご飯1杯にはスティックシュガー17本分の糖分が含まれています。これを1日3回も取れば、確実に糖分過多です」健康のために3食きちんと食べていたことが、皮肉にも体調を悪化させているというのだ。そこで青木先生がおすすめするのが、プチ断食、「16時間食べない時間を作る」ことだ。これで体内の“オートファジー”がフル回転するようになるのだという。「“オートファジー”とは細胞を新しく生まれ変わらせる働きです。飢餓状態では、オートファジー活性が数倍上昇します。私たちの体は外からの栄養供給がなくなると、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲン(ブドウ糖)を使用するのですが、グリコーゲンが枯渇すると、体は“飢餓状態”と判断し、体脂肪を燃焼してエネルギーとして利用するようになります。体脂肪がエネルギーとなる際、ケトン体という代謝物質が生まれます。血中でのケトン体濃度が高くなればなるほど、飢餓状態が強くオートファジー活性も高くなるのです」空腹(飢餓状態)が継続すると、脂肪燃焼のほか、血糖値降下、免疫力アップ、記憶力・認知力アップなどがみられる。そのため、海外の医療現場でも断食療法は注目されているのだとか。「糖尿病、認知症、心疾患、動脈硬化、アレルギーなど免疫疾患の治療、老化予防のほか、がんの治療法としても効果をみせています」青木先生も9年前、40歳のときに舌がんを患った。これがきっかけで、断食療法に着目するようになったという。「私は幼いころからよく風邪をひく体質で、『免疫力が低い』という自覚がありました。舌がんになったことで、体質改善を決意し、いろいろな文献を読みあさったところ、空腹の時間を持つことの重要性に気づいたのです」早速実践してみたところ、効果はすぐに表れた。体重、体脂肪率が減り、血中のケトン体の量が増えた。仕事に集中できる時間が長くなったとも感じている。がんの再発もなく、今ではスリムな体形で、風邪ひとつひかない丈夫な体になったそうだ。
2019年05月26日太らない習慣を身につければ太らないこんにちは、美LIFEクリエーターの長谷川エレナ朋美です。私は20代前半まで、さまざまなダイエット法を繰り返していました。いろいろと試すものの、どれも長続きせず、常に「太りたくない」ということばかりを気にして、ストレスをためていたような気がします。ですが、身体と心の根本的な仕組みを勉強し、理解してからは、もう10年以上「ダイエットをしよう」と思ったことがありません。「でも、太らない体質なんでしょ?」とよく言われますが、もともとの体質的にはそんなことはありません。私の両親はぽっちゃりしていますし、食べて動かないときはすぐに太ってしまいます。ですが今は、「太らない習慣」が身についたため、太ることがないのです。その習慣をご紹介します。太らない習慣1満腹にしない、超空腹をつくらない腹7分目を心がけ、目一杯食べることはありません。目一杯食べてしまうと、過剰な栄養素が脂肪に変わりやすいだけでなく、集中力が落ちて後に何もできなくなってしまいます。コース料理など、デザートを食べたいならパンは食べない、パスタやご飯は量を半分にしてもらうなど工夫しましょう。「残したらもったいない」という発想を手放し、残すのでなく、最初から量を少なくした状態で出してもらうようにしています。また、あまりにもお腹が減ってから食べる次の食事は吸収しやすいので、小腹が空いたら血糖値を一気に上げすぎないようなおやつ(ナッツやドライフルーツなど)を摂るようにしています。たんぱく質や食物繊維と一緒に摂る糖分は血糖値が上がりにくく、太りにくい食べ方です。太らない習慣2頭と身体をこまめに動かすやはり、痩せている人は常に動いていて、太る人はあまり動かない傾向があります。動くというのは運動するという意味だけでなく、日常的にテキパキ物事をこなしたり、手を動かしたり、頭を使っています。何かを考えたり学んだりするときは、かなりのエネルギーを消耗します。すると糖質が使われていくので、一気に糖分を補給することを習慣にしない限り、太りにくくなります。太らない習慣3とくに下半身を冷やさない痩せたい人は身体を冷やすのは絶対にダメです。「痩せたい」と言いながら、寒いときに素足でいたり、入浴時、湯船に浸からなかったりするなんて、痩せることを放棄しているのと一緒。とくに下腹部から足元までは1年を通して暖かくしましょう。身体が冷えていては代謝が上がらないので、太りやすくなりますし、冷えている場所には脂肪がつきやすいです。家やオフィスにいるときは、夏でもレッグウォーマーをしたり腹巻やカイロをしたり、おしゃれを損なわない程度に上手に取り入れましょう。太らない習慣4毎日裸になって全身鏡の前に立つまず自分の現状を正確に把握することはとても大切です。やみくもに痩せたいというよりも、ポイントを決めて、「まずはウエストのくびれをつくる」「二の腕をあと2センチ細くする」など目標を定めましょう。セルフイメージを上げるような美しい身体のモデルさんを眺めることもいいのですが、それよりも現実に目を向けて、「これはいけない!」という恐怖モチベーションから、しっかりと美意識をもっていきましょう。太らない習慣5おしゃれをして外に出る場を週1日はつくる「見られている」という意識は、とてもいい刺激になります。とくにいつもより露出してパーティーなどに出席する場合は、気持ちが引き締まりますよね。パーティーがなければ友達とドレスアップをして食事をする機会を週に1度はつくりましょう。デートでもいいと思います。私は引き締めたい箇所ほどあえて露出して、自分を戒めています。太らない習慣6家にお菓子をストックしない家にお菓子があるとついつい食べてしまいますよね。それが習慣になると絶対に痩せられないだけでなく、食べた後の罪悪感はストレスにもなってそれが一番よくないものです。太る原因になるものを、自分の身の回りから排除しましょう。嗜好品、アルコール、ストレスetc……もちろん絶対に摂ってはダメということでなく、常備することをやめて、ご褒美のようなものにするのです。私は家にはフルーツやナッツを常備して、お菓子の代わりにしていますよ。太らない習慣7痩せようと思わないここまでさまざまな習慣について書いてきましたが、大事なのはストイックに考えすぎないことです。先ほども述べたように、太ることの最大の原因はストレスです。ストレスをうまくマネジメントしながら、上手に付き合っていけるといいですね。ダイエットとは表面的なものでなく、セルフマネジメントのことです。自分のことをよく知っていて、モチベーションコントロールできる人は太りませんし、常にポジティブで楽しく過ごせます。「痩せよう」と思うより、「より健康になろう」とか「心からキレイになろう」という意識を持って生活をしていけば、絶対に太ることはないでしょう。太らない習慣を一生モノの心がけにここでご紹介した太らない習慣は、身につけると一生使えるもの。太らない習慣はダイエットに限らず、自分自身と丁寧に向き合うための習慣でもあります。自分が好きな身体や健康を手に入れて、健やかで笑顔あふれる日々を過ごしたいものですね。2016年12月2日公開2019年5月23日更新
2019年05月23日“ファスティング”とも呼ばれ、体の中にたまった余分なものをきれいにするイメージのある「断食」。ダイエットの手段として、一度は気になったことのある女性が多いのでは?なかでも、おかゆのみを食べる「おかゆ断食」は、手軽とあって根強い人気だ。具体的な健康効果を食医療に詳しい石原新菜先生にうかがった。【無理なく安全に行える】「おかゆは消化によく、消化器官に負担がかからないのが利点。“完全断食”より効果は薄れますが、必要最小限の栄養がとれるため低血糖やめまいを起こしにくく、空腹も感じづらいでしょう。また、準備期や回復期が不要なので気軽に行え、体が温まるので、断食につきまとう冷え性悪化のリスクも避けることができます」【デトックス効果がすごい】「胃腸が“消化”に労力を割かなくていいぶん、そのエネルギーを胃炎や潰瘍を治すなど、消化器官のメンテナンスにあてることができます。体内の余分な脂質も代謝できるので、生活習慣病の予防にも。また、排せつ力が高まるのであらゆるデトックス効果があり、便はもちろん、湿疹が出たり、おりものが多くなったりします」【気持ちが前向きになる】「胃腸が休まるとよく眠れるようになり、前向きになるといった精神的な効果も期待できますよ」完全な断食は1カ月以上の間隔が必要だが、栄養がとれる「おかゆ断食」なら毎週末でもいいという。では、実際に「おかゆ断食」で体はどう変わるのだろう?そこで「おかゆ断食」を試した人たちの体験談を紹介。■ケース1「驚くほど便通がよくなります!」平原由布子さん(46歳・パート主婦)「40代に入ったころから徐々におなかに脂肪がつき始めていましたが、『年齢とともに肉のつく場所って変わるよね、でも体重は増えていないし』などと自分に言い聞かせて何年も過ごしてきました。でも、40も半ばにもなると体全体が大きくなってきて、『いよいよヤバい』とダイエットを考えるように。ですが、食事制限を試みては挫折し(運動はしたくない)、リバウンドによってさらに肥えていくという……。そんなころ、趣味仲間がやせてきれいになったので理由を尋ねると“おかゆ断食”なるものを教えてくれました。すぐにできそうだったのでさっそく試してみると……なんと3日間で1.3キロやせました(この便通のよさは人生初!)。その間、さほど空腹も感じずつらくなかったので、自分には合っていると思い、ちょっと体が重く感じたら、思い立っておかゆ断食をしています」■ケース2「長年のアレルギー性鼻炎が緩和した!」中村ひろきさん(33歳・鍼灸師)「アレルギー性鼻炎の改善に効くと聞いて以来、断食オタクになった私ですが、『おかゆ断食』は禅の世界で効果が証明されているというので、ますます興味を持ちました。実際、食べた瞬間から体がポカポカするし、腹持ちもいいからつらくない。正直、体重はそんなに減りませんが、味覚が正常化したのか甘いものを受けつけなくなり、胃の大きさも正常化したようでドカ食いがなくなりました。だから、断食後も自然とダイエットしている感じでしたね。ただ、一緒にやった友人はみんな『ヤバすぎるくらい便が出た!』と大興奮していたのに、私は3日間、お通じが一度もなかったんです。でもそれは結果的に、私の腸に問題があって、それがアレルギーの原因になっていると判明しました。次は7日間のおかゆ断食に挑戦して、7歳から苦しめられたアレルギー性鼻炎を完全に消し去ってやる!」「おかゆ断食」の方法は、3日間、トッピングで変化をつけながら、おかゆのみを食べるだけ。白米より玄米が効果的だ。また、効果を高めるトッピングは、黒ごま塩、梅干し、ねぎみそ、しょうが、かつおぶし、昆布、高菜、野沢菜など漬け物全般。しらす、山いも、明太子、にらしょうゆなど。体が重い、すっきりしないと感じたら試してみよう。
2019年05月15日“ファスティング”とも呼ばれ、体の中にたまった余分なものをきれいにするイメージのある「断食」。ダイエットの手段として、一度は気になったことのある女性が多いのでは?なかでも、おかゆのみを食べる「おかゆ断食」は、手軽とあって根強い人気だ。じつは、おかゆの効能は禅の世界でも認められていて、道元禅師が仏典『摩訶僧祇律』から引用した曹洞宗の規律にも「粥有十利」として記述がある。【粥有十利】おかゆがもたらす10の効能<1>色(肌の色つやがよくなる)<2>力(気力が増す)<3>寿(寿命が延びる)<4>楽(食べすぎることなく体が楽になる)<5>詞清辯(頭が冴え言葉がなめらかになる)<6>宿食除(食べ物が残らず胸やけしない)<7>風除(風邪をひかない)<8>飢消(消化よく栄養となって飢えを消す)<9>渇消(のどの渇きを消す)<10>大小便調適(便通がよくなる)そこで、具体的な健康効果を食医療に詳しい石原新菜先生にうかがった。■無理なく安全に行える「おかゆは消化によく、消化器官に負担がかからないのが利点。“完全断食”より効果は薄れますが、必要最小限の栄養がとれるため低血糖やめまいを起こしにくく、空腹も感じづらいでしょう。また、準備期や回復期が不要なので気軽に行え、体が温まるので、断食につきまとう冷え性悪化のリスクも避けることができます」■デトックス効果がすごい「胃腸が“消化”に労力を割かなくていいぶん、そのエネルギーを胃炎や潰瘍を治すなど、消化器官のメンテナンスにあてることができます。体内の余分な脂質も代謝できるので、生活習慣病の予防にも。また、排せつ力が高まるのであらゆるデトックス効果があり、便はもちろん、湿疹が出たり、おりものが多くなったりします」■気持ちが前向きになる「胃腸が休まるとよく眠れるようになり、前向きになるといった精神的な効果も期待できますよ」■より代謝を上げるなら玄米で「玄米には代謝を上げるビタミンやミネラルが含まれ栄養価も高いので、断然おすすめ。白米なら、それを補うトッピングを工夫するといいですね。せっかくの効果が薄れるので、消化に悪い肉類や卵などは避けてください」完全な断食は1カ月以上の間隔が必要だが、栄養がとれる「おかゆ断食」なら毎週末でもいいという。体が重い、すっきりしないと感じたら試してみよう。
2019年05月15日ヨーグルトや甘酒、納豆、みそ……そして、本誌でも紹介して注目を集めた「発酵たまねぎ」「発酵しょうが」など、おいしいだけでなく健康効果もあると、ますます需要が高まっている発酵食品。加えて近ごろは“肌が食べる”として「発酵コスメ」を手に取る女性が増えている。発酵が体にいいことは、なんとなくはわかっているが、そもそもどんなメカニズムなのだろう?皮膚美容に詳しく、スキンケアブランド「アンプルール」でコメ発酵液によるコスメ開発にも携わった高瀬聡子先生に話をうかがった。「発酵とは、簡単にいえば麹菌や乳酸菌といった微生物の力で、成分を人間にとって有益な形に変化させること。牛乳が乳酸菌の力でヨーグルトに、大豆が麹菌の力でみそになるなど、具体的に想像するとわかりやすいと思います」発酵によってもとの食材とは違う味わいが生まれ、栄養価が高まり、消化吸収もよくなる。さらには腸内環境を整え、生活習慣病の予防や免疫力を上げる効果もあることは知られてきているが、いったい肌にはどんなメリットがあるのだろうか。高瀬先生によると、発酵コスメのおもな利点は4つあるという。【1】肌のターンオーバーを促進「老化とは、紫外線による光老化も含め、新しい肌細胞をつくり出す力が落ちて代謝がにぶくなることがいちばんの原因ですが、発酵によって生まれた成分には、代謝を促す働きがあるのです」(高瀬先生・以下同)【2】肌をやわらかくしてくれる「たとえばヨーグルトや甘酒などの発酵食品が肉や魚をやわらかくする作用があるように、発酵成分にはタンパク質を分解する酵素が含まれています。肌の主成分はタンパク質ですから、発酵エキスが含まれるアイテムには、加齢で厚く硬くなった角質を分解する作用が期待できるのです」【3】アンチエイジング「発酵の過程でビタミンやミネラルなど美肌を助ける栄養成分が生成されるので、肌の老化にあらがう力となります」【4】肌への浸透力「発酵によって分子が小さく分解されるので肌に浸透しやすく、3つ目までに挙げた効果がより発揮されるのです」とはいえ、やはり“菌”という響きが、肌に直接つけても大丈夫なのか、という心配を伴う。「発酵によって生まれた成分は刺激物ではありませんから、加齢によってバリア機能が低下した肌にも安心です。それに、腸の中と同じように、肌にはもともと常在菌がいるので、よい菌でバランスを整えることも美肌につながると考えられます」
2019年05月03日日本人が1日にカロリーを摂取する量は高度経済成長期をピークに減少傾向にあるのに、肥満や生活習慣病に悩む人は増加するいっぽう。なかなかヤセない原因は、“食事の中身”にあるようで――。「食事制限をしても全然ヤセないのは“食べ方”のせいです。食べる量を減らすことによって必要な栄養素が不足するために、筋肉量が減ったり、脂肪の燃焼ができず、太りやすい体になってしまうのです」そう指摘するのは、東京慈恵会医科大学附属病院栄養部係長の赤石定典さんだ。現代日本人の「栄養不足」を裏付けるデータがある。戦後、日本人の平均摂取カロリーは1日1,856キロカロリーで、高度経済成長期の1970年代には2,287キロカロリーまで上昇。それ以降は減り続け、’10年には1,849キロカロリーと、戦後を下回るほどに。その一方で、肥満の割合は女性の約2割になり、糖尿病患者も年々増えている。つまり、肥満を招くのは、カロリーの“量”より、“中身のバランス”にあると赤石さんは指摘する。管理栄養士でもある赤石さんは、昨年夏から、自らを実験台に食生活を見直した。食べる量を減らさずに、なんと3カ月で5キロの減量に成功したそうだ。「ダイエットするぞ!と肩に力を入れたわけではなく“食べ方”を変えただけなんです。ヤセ体質になるには、筋肉を作り基礎代謝量を高めるタンパク質、脳のエネルギー源となる糖質、体温の維持に使われる脂質の3大栄養素をしっかり取ることが基本です。さらに代謝を高めるビタミンB群やミネラル、排出を促す食物繊維をバランスよく取ると、腸内環境が整い、肥満の解消につながります」(赤石さん・以下同)実体験を踏まえ“栄養不足デブ”を招くダイエットの間違いを赤石さんに解説してもらった。まず、過度なカロリー制限は筋肉量を減少させ、基礎代謝も落ちてしまい、ヤセにくい体質に陥ってしまうという。「いつも食べる量やカロリーばかり気にして“引き算”していませんか?たとえばお昼にコーヒーと甘い菓子パンを食べてもいいんです。その代わりに、夕飯は抜きにするのではなく、タンパク質と食物繊維が豊富な食事を心がけるといったように、1日の食事に関して、不足している栄養素を“足し算”するように意識しましょう」カロリーとともに大敵とされがちなのが糖質だ。「糖質を取りすぎると血糖値を急激に上昇させ、肥満につながることから、糖質制限ダイエットがはやっています。糖質を抜くと、一時的には確実にヤセます。しかし、空腹ストレスを抱え、リバウンドを繰り返してしまう人が多いのも事実。専門家の指導の下で実施することが大切です。糖質は体内に取り込まれるとブドウ糖に変わり、脳や神経系のエネルギー源になります。脳の活動は基礎代謝の約2割を占めるので、その源が枯渇しないように、糖質も確保するべきなのです」
2019年04月03日「これまで『上(=収縮期血圧)140/下(=拡張期血圧)90』(単位=mmHg)といわれていた高血圧の基準が“見直されるのではないか”と注目されているのが、日本高血圧学会が4月に改訂する予定の『高血圧治療ガイドライン2019』。そこでは『上130/下80』未満まで、降圧目標値が引き下げられる方針なんです」(医療ジャーナリスト)現在、日本には「上140/下90」以上の高血圧患者が推定4,300万人いるとされている。もし、それが「上130/下80」に引き下げられると、日本は6,300万人の高血圧患者であふれることに。すなわち“国民の2人に1人が高血圧”と認定されるが――。新小山市民病院の理事長・病院長の島田和幸さんに、さっそく話を聞いた。日本高血圧学会の元理事長でもある人物だ。「確かに勘違いしている方も多いのですが、高血圧の基準値は現状どおりの『上140/下90』で変わりません。今回、改訂される点は、それとは別に、“降圧目標値”という数字が新たに設定されるということなのです。この降圧目標とは、高血圧とは呼べないけれど、心臓血管病の発症するリスクが高まる領域にある人に対して、『生活習慣の改善が必要ですよ』と促すために設定されたものだと説明されています」そうなると、血圧130という数値は、まだすぐに治療を始めるほどではないのだろうか?「実はこの数字は、欧米で高血圧基準値の見直しが行われている、その“最近の流れ”を受けてのものといえます。アメリカでは、’17年にいちはやく『130/80』以上がすべて『高血圧症』と診断されるように基準が改訂されました。’18年には、欧州高血圧学会と欧州心臓病学会が、基準値を『140/90』で据え置いたまま、『降圧目標』を『130/80』未満に引き下げています。それらの大きな根拠となったのが、アメリカ国立心肺血液研究所が行った『SPRINT』という臨床試験の結果でした」’15年に発表された「SPRINT」は、糖尿病のない高血圧患者9,361人を対象に実施され、投薬によって降圧目標を「上140未満」と「上120未満」の2クラスに設定してそれぞれの「心筋梗塞や脳卒中の発生率」と「全死亡率」を比較したもの。上120未満の人は上140未満の人に比べて、心筋梗塞や脳卒中の発生率で約25%、全死亡率で約27%低いという結果が出た。「この調査が、血圧は低ければ低いほど“健康で長生きできる”という理屈の裏付けになった。ただ、もし日本で『上130未満』と基準値を10も下げたら、大変な混乱が起きる可能性がある。だから今回は“目標値”として発表することになったのです」この調査結果を知った人の中には、恐怖のあまり「すぐに降圧薬を処方して!」と病院に駆け込む“血圧130台”の人がいるかもしれない。そこで本誌は「高血圧の薬による家計の負担増」を試算してみることにした。実務薬学総合研究所の薬剤師・水八寿裕さんが解説する。「高血圧薬の処方として、通例では、まず安価なジェネリックも多いカルシウム拮抗薬が出されます。次に肥満傾向がある場合には利尿薬で体重増加を抑え、必要であれば、ACE阻害薬などが処方されます」高血圧の薬はこの3分類の取り合わせが一般的だが、依然、血圧が高ければ、ほかの生活習慣病とひも付けて考えることが多い。「それぞれ基準値を大きく外れるなどしていれば、抗コレステロールのHMG-CoA還元酵素阻害薬や糖尿病のビグアナイド製薬などが、追加されていくケースが考えられます。仮にこのような計5種類の処方ともなれば、病院での自己負担額と薬局での薬代を合わせて月3,000円近い治療費がかかることになるでしょう」水さんは「3割負担で月額1,000円以上」になる場合、薬代の見直しが必要ではないかという。「女性は更年期関連の薬、ご主人は肝臓や尿酸値の薬などが追加で処方されていけば、夫婦で月6,000円を超えるかもしれない……。薬剤師に相談するなどして、作用の有無も考えながら“本当に必要なもの”を検討すべきです」
2019年03月18日女子栄養大クリニック監修ダイエットで選ぶべき食品がひと目でわかる書籍『ダイエットの食品早わかり』が発売された。出版は女子栄養大学出版部からで、同大栄養クリニックが監修。B5判変型で144ページ、価格は1,400円(税込)である。肥満などの治療を行っている大学内クリニック女子栄養大学は、栄養学と保健学の教育、研究を行い、管理栄養士や栄養士などの育成を通し、国民の健康の維持と増進に貢献。女子栄養大学栄養クリニックは、創立者の香川綾氏が開始した大学内クリニックで、生活習慣病や肥満、メタボの治療、予防、対策などの活動を行っている。同クリニックはこれまでも『時短カンタン糖尿病ごはん』『いつものおかずで塩分一日6g献立』『女子栄養大学栄養クリニックのさば水煮缶健康レシピ』などを発表、または監修している。ランキングだからエネルギーが一目瞭然新刊の『ダイエットの食品早わかり』では、ダイエットにおける食品をエネルギーの低いものから高いものの順にランキングの形で掲載。ダイエット中にどの食品を選ぶべきか、一目瞭然でわかるようになっている。また、ダイエットでは要注意の食品、ビタミンやミネラルを含む食品のランキング、ダイエットを健康的に成功させるために知っておくべきコツなどについても紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※女子栄養大学出版部 - 新刊案内一覧
2019年03月14日いつまでも丈夫な足腰を維持するためにも大切な筋トレ。そのポイントは、トレーニングによって“関節が正しく動くこと”をちゃんと意識して行うことなのです――。「膝や腰の慢性的な痛みは、関節や筋肉の生活習慣病とも言えます。正しい姿勢で歩ける状態を維持するためには、これらを正しく鍛えることが大切です」そう話すのは、理学療法士の笹川大瑛さん。笹川さんは“予約の取れない理学療法士”として人気で、健康に関する講座を開けば毎回満員になるほど。評判を呼んでいるのが、笹川さんが独自に開発した「関節トレーニング」(通称「関トレ」)。関トレが目指すのは、「関節を守る筋肉を鍛える」ことだ。「人間の体は、どの関節も2つ以上の筋肉で支えられています。しかし、いずれか一方の筋肉をよく使うことからバランスが崩れて関節に負担がかかり、姿勢の悪化や、コリや痛みの原因になってしまうのです」(笹川さん・以下同)背中が丸まったり、歩くと膝に痛みが生じるのは、弱くなった筋肉をもうひとつの筋肉がサポートしているためについた“体のクセ”のあらわれだという。「とはいえ、いきなり筋肉をつけようと筋トレをしても、適切に筋肉を鍛えなければ効果は望めません。筋肉には鍛えるべき順番があるのです。関トレでは、インナーマッスルと呼ばれる体の深部にある筋肉をまず鍛えます。深部の筋肉がつくと、それを支えているまわりの筋肉も自然と使われ、正しい動作ができるようになり、全体の筋力が底上げされるのです」そこで今回は、読者世代を悩ませる腰痛、膝痛の解消にも効果的なエクササイズを笹川さんに紹介してもらった。腰や膝を支える筋肉には、(1)腸腰筋、(2)多裂筋・腹横筋、(3)内転筋、(4)内側ハムストリングスがある。腸腰筋は多裂筋・腹横筋と一緒に股関節を、内側ハムストリングスは内転筋と一緒に膝関節をそれぞれ支えている。腰痛改善のためには、股関節を安定させることが重要となるため、腸腰筋と多裂筋・腹横筋の2つを鍛える。これらが鍛えられると、座骨神経痛、変形性股関節症などが改善され、ぎっくり腰や脊柱管狭窄症の予防にもなる。さらに、骨盤底筋も鍛えられることで、尿もれ予防にもつながるそうだ。【腸腰筋のトレーニング】腸腰筋は骨盤まわりの筋肉。膝を上に持ち上げるときにはたらく。1)足の裏を合わせて座る。太ももとすねの骨で正方形を作り、背筋を伸ばす。かかととお尻は50センチくらい離す。2)背筋を伸ばした状態から、胸がかかとに近づくように腰から上半身を折りたたむように前傾させていく(おへそを前に出していくイメージ)。力強く前傾した状態を10秒キープ。10秒キープ×3~5セット。NG:かかとの位置とお尻が近い。腰が曲がっている。腕で上半身を引っ張っている。【多裂筋・腹横筋のトレーニング】多裂筋=脊柱の骨に直接ついている筋肉。腹横筋=腰回りをコルセットのように包む筋肉。いずれも姿勢保持のためにはたらく。1)体の左側を床につけ、両足を伸ばして横になる。右手を伸ばして手のひらを上に向ける(手のひらは外回りで天井に向ける)。右足を伸ばしたまま、右足のつま先を床に向けて、股関節を内側にひねるようにする。そのまま右足をやや後方に伸ばす。2)胸を張り、骨盤の右側を頭のほうへ引き上げるようにして右足を上げる。骨盤と脇が近づくように骨盤を持ち上げ、10秒間キープ。反対側も同様に。NG:体がくの字に曲がっている。うつぶせになっている。膝が曲がっている。膝痛は、膝の軟骨がすり減るため起こるという考え方が一般的だが、笹川さんは、膝関節を安定させる筋力の低下が原因だと考える。その対策として、内転筋と内側ハムストリングスを鍛えることが肝心だ。【内転筋のトレーニング】内定筋は内ももの筋肉。足を閉じるときにはたらく。1)あおむけになり、右足のつま先を親指が床につくぐらい内側に倒す。2)右手を横に伸ばして肘を床につけ、お尻の右側を浮かせた状態で10秒間キープ。反対側も同様に。NG:胸だけが上がって腰が浮いていない。肘が床から離れている。【内側ハムストリングスのトレーニング】内側ハムストリングス=もも裏の筋肉。膝を曲げるときにはたらく。1)両足を開いてイスに座り、右足のつま先を前へ向ける。2)右膝が上がらないように、ふくらはぎとももの裏がくっつくように膝を曲げ、10秒キープ。反対側も同様に。10秒キープ×3~5セット。NG:膝が上がっている。それぞれのエクササイズは、動きこそ地味だが、意外にキツく、じんわりと効いてくる感じがする。「関トレは、起床後や就寝前など、決まった時間に継続して行うことが何より大切です。何歳の人でも、正しく実践していけば、体の不調の改善がみられます。いくつになっても、イキイキと動ける体を目指しましょう!」要介護になるリスク軽減のためにもトライしてみよう。
2019年02月20日「膝や腰の慢性的な痛みは、関節や筋肉の生活習慣病とも言えます。正しい姿勢で歩ける状態を維持するためには、これらを正しく鍛えることが大切です」そう話すのは、理学療法士の笹川大瑛さん。笹川さんは“予約の取れない理学療法士”として人気で、健康に関する講座を開けば毎回満員になるほど。「腰が痛くて立ち仕事がつらかったが、痛みが気にならなくなった」(50代女性)、「膝が痛くて外出する勇気がなかったが、何時間も歩けるようになった」(80代女性)など、受講者からは喜びの声が寄せられるという。こうした評判を呼んでいるのが、笹川さんが独自に開発した「関節トレーニング」(通称「関トレ」)。関トレが目指すのは、「関節を守る筋肉を鍛える」ことだ。「人間の体は、どの関節も2つ以上の筋肉で支えられています。しかし、いずれか一方の筋肉をよく使うことからバランスが崩れて関節に負担がかかり、姿勢の悪化や、コリや痛みの原因になってしまうのです」(笹川さん・以下同)背中が丸まったり、歩くと膝に痛みが生じるのは、弱くなった筋肉をもうひとつの筋肉がサポートしているためについた“体のクセ”のあらわれだという。「とはいえ、いきなり筋肉をつけようと筋トレをしても、適切に筋肉を鍛えなければ効果は望めません。筋肉には鍛えるべき順番があるのです。関トレでは、インナーマッスルと呼ばれる体の深部にある筋肉をまず鍛えます。深部の筋肉がつくと、それを支えているまわりの筋肉も自然と使われ、正しい動作ができるようになり、全体の筋力が底上げされるのです」腰や膝を支える筋肉には、(1)腸腰筋、(2)多裂筋・腹横筋、(3)内転筋、(4)内側ハムストリングスがある。腸腰筋は多裂筋・腹横筋と一緒に股関節を、内側ハムストリングスは内転筋と一緒に膝関節をそれぞれ支えている。腰痛改善のためには、股関節を安定させることが重要となるため、腸腰筋と多裂筋・腹横筋の2つを鍛える。これらが鍛えられると、座骨神経痛、変形性股関節症などが改善され、ぎっくり腰や脊柱管狭窄症の予防にもなる。さらに、骨盤底筋も鍛えられることで、尿もれ予防にもつながるそうだ。膝痛は、膝の軟骨がすり減るため起こるという考え方が一般的だが、笹川さんは、膝関節を安定させる筋力の低下が原因だと考える。その対策として、内転筋と内側ハムストリングスを鍛えることが肝心だ。「関トレは、起床後や就寝前など、決まった時間に継続して行うことが何より大切です。何歳の人でも、正しく実践していけば、体の不調の改善がみられます。いくつになっても、イキイキと動ける体を目指しましょう!」
2019年02月20日昨年5月に63歳という若さで亡くなった歌手の西城秀樹さんは、精力的な芸能活動の陰で、17年間も脳梗塞と闘っていたことは記憶に新しい。その西城さんが「脳梗塞」と報じられたのは、’03年と’11年だったが、じつは17歳年下の妻・美紀さんの手記『蒼い空へ夫・西城秀樹との18年』(小学館)によると、結婚直後の’01年秋から脳梗塞を発症し、8回も入退院を繰り返していたという。「脳梗塞は脳内の血管が詰まり、脳細胞が壊死する病気で、『ある日突然、意識を失って倒れる』という印象を持たれがちですが、ごく微小な梗塞“隠れ脳梗塞”が少しずつ増えて脳梗塞に発展するケースのほうが多いのです。西城さんの場合、水分を取らずにサウナに入り続けて脳梗塞になったといわれてきましたが、隠れ脳梗塞を何度も起こしていたのが特徴です」そう解説するのは、くどうちあき脳神経外科クリニックの工藤千秋院長。隠れ脳梗塞は医学的には「ラクナ梗塞」と呼び、脳内の細い動脈にできる直径15ミリ未満の梗塞のこと。自覚症状がないのでCT検査やMRI検査で見つかることが多いという。「隠れ脳梗塞を起こしても、気がつかないほど軽い症状なので、血液をさらさらにする薬を1週間ほど飲んでもらうと、一時的に症状が解消されます。完治したわけではなく、繰り返し梗塞を起こして、大きな発作を招きます。症状が軽いからといって楽観してはいけません」(工藤院長・以下同)隠れ脳梗塞を放っておくと、重大な脳梗塞を起こすリスクは高くなり、脳梗塞や脳出血などの発症リスクは10倍以上にもなるという。では、予防するためにはどうしたらいいのか。「いつもと違う『頭が重い』といった症状があったら、病院で脳の検査を受け、隠れ脳梗塞を早期発見すること。糖尿病や高血圧など生活習慣病は動脈硬化が進みやすく、隠れ脳梗塞を起こすリスクが高くなります。喫煙をやめて食生活を見直すことが大切です」気になる症状があったら放って置かないで、病院で検査してもらい、健康をキープしよう。
2019年02月07日今の時代だから気になる! 美容医療にできること
初めてのデリケートゾーンケア
やせにくいママのための「脳科学ダイエット」ってなに?