アラサーのアケミはバリバリ働く独身OL。同郷の友だちのユカは夫の希望で専業主婦をしています。アケミは専業主婦が憎たらしく思えて仕方ありませんが、本当は結婚して専業主婦になりたいという願望があったのです。ある日、アケミとユカの2人はランチをすることに。ところが、アケミは当然のように待ち合わせの時間に遅刻してきて……?結婚マウントされてる? 専業主婦が妬ましい! 「専業主婦は暇で時間がある」、「夫のお金でランチを楽しんでいる」と思っているアケミ。 ユカとの待ち合わせに遅れておきながら、謝りもしません。専業主婦にもいろいろあると主張するユカに対して「要領が悪いだけ」だとアケミは軽く言い放ちます。 ユカは、仕事をしながら独身生活を送っているアケミの自由さをうらやましく思いつつも、専業主婦をこき下ろすような発言をされてモヤモヤ……。しかし、結婚の話題になるとアケミは思うようにユカへ反論できません。どうやらアケミは婚活に必死だと思われるのは不快なようです。口では「仕事が大事だから」と言いつつも、本当は結婚して専業主婦になりたいと思っているアケミなのでした。 専業主婦の生活がうらやましい独身OLのアケミと、独身OLの自由さがうらやましい専業主婦のユカ……。お互いないものねだりなのかもしれませんね。「隣の芝生は青い」と言いますが、自分とは違う生活を送っている人ほどうらやましく見えてしまうものです。職場で上司としても働くアケミと、家族のために家事をこなすユカ、どちらも社会に必要とされる大切な役割ではないでしょうか。2人がお互いの立場を尊重しあえるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター とりまるねこぽちゃ
2023年07月22日私は転勤族の夫と結婚した専業主婦。1歳半になる子どもの子育てをしながら就活をしていたものの、不採用が続いていました。夫の姉は3人の子どもがいながら正社員のフルタイムで勤務するキャリアウーマン。その義姉と会った際に思わぬ言葉をかけられるのです……。 「専業主婦がゆっくりできていいね」義姉の言葉にモヤモヤ 私は子どもが1歳半のタイミングで保活と就活を同時にスタート。しかし、待機児童が多い保育園激戦区のため、保育園の空きがなく、仕事も決まらない状況が続きました。一方、3人の子どもを育てながらフルタイムで働くキャリアウーマンの義姉は、働きながら子育てをする自分自身に誇りを持っているような人。 久しぶりに義姉に会ったときに、「今も働かず、家でゆっくりしているの?」という言葉をかけられます。そして「暇じゃない? 私も専業主婦みたいにゆっくりしたいなぁ」「保育園に預けたほうがいい」など、専業主婦を見下すような発言が次から次に出てきたのです。義姉がズバズバ言う性格だとわかっていても、すごく複雑な気持ちになりました。 後日、夫に義姉の失礼な発言が気になったということを相談。すると、夫は義姉が3人目の育休が終わり、仕事復帰したことでかなり大変であるということを教えてくれました。日々の大変さから自分と真逆の環境にある私をうらやましく感じ、つい今回のような発言に至ったようです。 子どもが2歳半になったとき、ようやく保育園が決まり、私は再就職ができました。働き始めて、専業主婦でいることも、仕事をすることも、どちらも大変だと感じます。家族の協力状況などによっても各家庭の大変さはそれぞれ。環境が違っていても、お互いを尊重することが大切だと感じた出来事でした。 作画/yacco著者:三嶋郁子
2023年06月20日これは私が妊活のために仕事を辞めて週に1、2回短時間のパートをしながら、ほぼ専業主婦としての生活を始めたころの話です。当時、夫の仕事は激務を極め、朝早く出勤して帰りは深夜という生活がほぼ毎日続きました。私も仕事が大変な夫をいたわっていたのですが、ときどき専業主婦である私を軽視するような発言が聞かれました。モヤモヤがたまった私はついに……。 激務の夫と専業主婦の私結婚当時はまだ新人で、雑用などを任されることも多く激務を極めていた夫。当時の夫は口を開くと、「疲れた」「眠い」と言っていました。一方私は、妊活のために会社を辞め、パートを始めましたが週に1〜2回、1日3時間の勤務で、ほぼ専業主婦のような形でした。 パートは朝早くから始まるのでなかなか早起きはつらかったですが、夫の激務に比べたらかわいいもの。でもやっぱり眠いときだってあるし、疲れたなと感じるときだってありました。 専業主婦は疲れちゃダメなの?その日は、私が早朝からのパートで夫は休みの日でした。パートから帰り、リビングでくつろいでいた夫に思わず「はぁ〜、疲れた」と言いました。すると夫は、「いや、オレのほうが疲れてるから」と返してきたのです。確かにほぼ専業主婦の私より夫のほうが疲れているのは知っています。だから夫のひと言に返す言葉が見つかりませんでした。 またある日は「すごく眠いなぁ」と言うと、夫はすかさず「オレのほうが眠いよ」と言ってくるのです。この後も何度もこのやり取りがありました。そのたびに私の中にモヤモヤがたまっていったのです。 夫に涙ながらに訴えた私が「疲れた」と言うと「オレのほうが疲れている」と返し、私が「眠い」と言うと「オレのほうが眠いから」と言ってくる夫。私は、数時間のパートくらいで疲れたなんて言うな、ほぼ家にいるんだから疲れてるわけないだろう、と言われているような気分になりました。 そして心のモヤモヤが溜まりに溜まって、ついに爆発! 夫に「専業主婦は疲れちゃダメなの?」「疲れてるのはオレのほうとか、そんなので張り合わなきゃダメなの?」と涙ながらに訴えたのです。 私の訴えを聞いた夫は、「そんなつもりはなかった。ごめんね」と謝ってくれました。その後は自分のほうが疲れている、という変な張り合いもなくなりました。その後、子どもが生まれたのですが、夫が「仕事が疲れた」と言っても、「私のほうが育児で眠れてないし疲れているよ!」なんて言いません。夫婦は協力しあって生活が成り立っていると思っているからです。 著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月09日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「専業主婦を見下す義姉が大暴走した末に……」を紹介します。パニ子は28歳の専業主婦。半年前に双子の女の子を出産して子育てに奮戦しながら、夫のリョウタと4人で暮らしています。 専業主婦を見下す義姉忙しい毎日ですが、リョウタは可能な限り家事をし、義両親も協力的。特に義母は子育ての大変さを知っているからか、お惣菜を届けてくれたり、子どもたちの健診に同行してくれたり、本当に大助かりです。 しかし、義姉ハルナだけは、パニ子が専業主婦であることを快く思っていない様子。「今の時代、女もバリバリに働かなきゃダメよ! 専業主婦なんて夫の寄生虫!」と言いたい放題です。 リョウタは「俺とパニ子は2人で話し合ってこの生活を選んでるんだよ!」、義母も「家庭にはそれぞれの事情ってものがあるのよ」と言ってくれるものの、ハルナは納得いかない様子。パニ子とリョウタは、ハルナとしばらく距離を置くことにしました。 義妹の仕事を勝手に決めてきたという義姉に反論数カ月後、ハルナが急にパニ子たちの家に訪問してきました。そして、「私、パニ子さんの仕事を見つけてきてあげたわ!」と勝手に仕事を決めてきたと言うではありませんか! リョウタとパニ子が驚く中、偶然おかずを持ってきてくれた義母が登場。 「あんた、私も専業主婦だって事を忘れたのかい? それとも、専業主婦だからって実の親まで見下してるのかい?」と義母がハルナに説教!そしてパニ子は「自分の身と時間を削って、無償で自分以外の家族の生活を支えているんです」と反論しました。 それでもハルナの考えは変わらないようで、この日以降パニ子はハルナと会うことはありませんでした。 義姉が倒れて義実家で休養中そして数年後、パニ子の子どもたちはすっかり成長し、穏やかで幸せな日々を過ごしています。ハルナは1年前に出産したとのこと。ただ、疎遠だったので出産祝いを送ったきりです。 そんなある日、義母から「ハルナが仕事中に倒れて、ハルナと子どもが実家にいる」という連絡を受けました。しかも、明日は義母が用事で不在なので、義姉の子どもの面倒を見て欲しいとのこと。 義姉には極力会いたくないパニ子でしたが、義母にはお世話になっているし、子どもには罪がありません。数年ぶりに義姉と対面すると……。 義姉からの涙の謝罪と和解「パニ子さぁん! ごめんなさい!」と泣きながら謝ってきたのです。久しぶりに会った義姉はすっかりやつれて、かなり体調が悪そうでした。どうやら、出産後何もかもが思い通りに進まず、子育ての大変さや責任を痛感したようです。「子どもが一人でもこんなに大変なのに、双子を育てるパニ子さんにひどいことを言ってしまって……」と反省している様子。 パニ子はハルナのことを許し、先輩ママとしてこれから仲良くすることを約束。今では子どもたちと一緒に出掛けるほどの仲になりました。 専業主婦になるか、働きながら子育てをするか……家庭の事情は人それぞれ。価値観や家庭の状況によっても大きく異なるもの。正解はありません。自分の意見が正しいと思い込み相手に押し付けてしまうと、ハルナのように相手だけでなく自分自身もつらくなってしまうかもしれませんね。著者:ライター パニコレ
2023年06月08日パニ子は主婦歴20年の45歳の専業主婦。夫・カズヤの会社が倒産危機に!しかしパニ子のおかげで立て直しに成功!でも夫は有能な妻に嫉妬して……。スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「妻に嫉妬した夫の成れの果て」を紹介します。パニ子は45歳の専業主婦。夫のカズヤとは結婚20年目になります。 夫の会社は倒産目前子宝には恵まれなかったけれど、仲睦まじい2人。ただ、最近カズヤが経営している会社の業績が悪く、倒産危機なのが悩みの種。 ある日の夜、普段はお酒を飲まないカズヤが酩酊して、部下・タシロに連れられて帰ってきました。どうやらまた契約が打ち切られ、やけ酒になってしまったそう。夕食を食べていないという2人を家に入れて、手料理を食べさせてあげました。 パニ子が考案した調味料がヒット商品に料理を食べた途端、タシロが「な、何だこれっ?! うまい……! うますぎる!!」と大興奮。味付けを聞かれたパニ子は、オリジナルの調味料を見せます。専業主婦歴20年のパニ子が研究に研究を重ねて作り上げた、魔法の調味料。 これを見たタシロは、新しく売り出すことを提案! カズヤも乗り気です。大好きなカズヤの力になれると感じたパニ子は、カズヤの会社に入社し、協力することに。包装のデザインを考えたり、販売戦略を工夫したり、ホームページを作成したり、SNS広告を出したり……。パニ子の広告戦略が大当たりして、たちまちヒット商品に! パニ子への嫉妬や苛立ち会社の業績が回復し、社内でも尊敬され始めたパニ子。それに伴い、カズヤからの「パニ子はいいよな、有能でさ……」という妬みやつらみがひどくなっていきました。優しかったのに、「ここは俺の会社だ! この出しゃばりが!」と暴言を吐くまでに。顔を合わせるたびに「いつ辞めるんだ?」と聞いてきます。和解しようにも話も聞いてくれません。 パニ子は、万が一の時のために準備しておいた、とっておきの方法で仕返しすることに決めました。 とっておきの方法で仕返し!ある日、いつものように暴言を吐くカズヤに、会社を辞めることを伝えます。「お前ごときが1人居なくなったって、会社は回るから大丈夫だ」とカズヤ。そして記入済みの離婚届を出すと、「お前みたいなおばさんはいらない!」とあっさりサインしました。 ちょうどそのとき、タシロからカズヤに電話が! パニ子と離婚することをパニ子からの社内メールで知ったタシロが電話口で大慌て。なんと、パニ子はあの調味料で特許を取っていたんです! 慌てるカズヤに、「勝手に技術を使ったら会社を訴えるから」と言い残してパニ子は出ていきました。 専業主婦から女社長へ!その後、案の定カズヤの会社はすぐ倒産。カズヤはパニ子への慰謝料や企業への賠償金の支払いで、多額の借金を背負ったそう。恩をあだで返したので、自業自得です。 一方パニ子は特許を取得した調味料で新たな会社を設立! カズヤの会社で働いていたタシロや従業員たちに来てもらいました。これから色んな企業と提携して、日本だけでなく世界でトップを狙います!著者:ライター パニコレ
2023年05月08日私が「経血量が多いかも」と自覚したのは、2人の子どもの出産後。子育て中は家にいることも多かったのですが、特に生理期間中は子どもを連れて外出先のトイレに行くのがおっくうで、完全に家に閉じこもることが多くありました。そんなとき、興味本位から自分の経血量を測ってみると……? もしかして過多月経が原因?「もしかしたら、過多月経なのかも」。そう思い、自分の1回の生理でどのくらいの月経量があるのか確かめてみることにした私。方法はいたって簡単で、使用前のナプキンと交換後のナプキンの重さを測り、その差を計算するだけのものでした。 経血の量を測ってみること1週間、7日分の経血量はなんと約250mlでした。多少の誤差はあるものの、「水250ml」と思うとかなりの量です。思えば、就寝時は夜用ナプキンでは追い付かず、タンポンがないと不安で眠れないほどでもありました。 ※日本産婦人科学会では、1回の生理における総経血量の平均を約20〜140mlと定義しています。 また、思い返せば妊娠中から目まいや立ち眩みにも悩まされていました。採血をすると気分が悪くなりフラフラ。妊娠中に調べてもらった結果「貧血だ」と医師から言われ、処方してもらった鉄剤を服用したり、食事を見直したりしていましたが改善することはなく……。同様に若いころ貧血に悩まされていた母から「生理があるうちは仕方がないよ」と言われていたため、貧血については閉経まであきらめるしかないと思っていたのです。 経血量の多さ、貧血症状……過多月経と言われる症状に当てはまるものが多かった私は、「生理がラクになればもっと元気に過ごせるのでは」と考え、産婦人科で相談することにしました。 病院へ思い立ったらすぐ行動。翌日に産婦人科医へ行き、自分で測った1週間分の経血量のことや生理の過ごし方、貧血の症状があることを相談しました。 産婦人科医曰く、過多月経の可能性が高いが、子宮内膜症などの病気も一度検査しましょうということで、検査をすることに。 結果、異常は見つからず、「過多月経」と言われ、低用量ピルの服用かミレーナ挿入を提案されました。産婦人科医は、「過多月経なら保険適用になるし、ミレーナは低用量ピルのように飲み忘れもない」と、ミレーナを強くおすすめしてくれました。 ミレーナに決めた一度見積りを出してもらうと、保険適用とはいえ、もろもろの費用込みで最終的にはおよそ4万円程度に。専業主婦の私には決して安くはありませんでした。 しかし、今後の生理用品代や鎮痛薬代、子どもたちとも全力で遊べるラクな生理生活と考え、夫にも相談した結果……私はミレーナを入れることを決意! とはいえミレーナ挿入のタイミングを調整したり、再度検査が必要で、思い立ったらすぐに入れることはできません。その後、ミレーナ挿入まで4週間ほど時間がありましたが、待っている間、「子宮口から子宮内に入れるって痛いし怖いかもしれない」と、経産婦ゆえに必要以上に不安にもなってしまいました。 結果的には、結構痛かったです。内診台のカーテンの向こうでミレーナ挿入がおこなわれているので、見えてはいないのですが、そのぶん感覚がいつも以上に冴えてしまったのかもしれません。けれども、痛みは一時的なもので、挿入してからは違和感を覚えることもありませんでした。 ミレーナを挿入して、何よりうれしかったのは、経血量が減り生理は3日程度で終了することに加え、生理痛もなく、貧血も改善され、本当に身体がラクになったことです。生理の負担がいかに心身にも経済的にも大きかったか、ということが身に沁みました。今年で5年目で交換の時期になります。今後も医師と相談しつつ、継続して使用したいと思っています。 ※ミレーナの金額は病院ごとに異なります。※ミレーナは、黄体ホルモンを付加した子宮内避妊器具で、重い生理症状の改善のためにも使用されています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/天木みみ作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2023年05月06日私は3歳と6歳の娘がいる専業主婦です。以前はオフィスワークをしていましたが、迷いに迷ったあげく長女の出産を機に退職しました。子どもと一緒にいる時間を楽しんでいるため、仕事を辞めたことを後悔はしていませんが、自分でお金を稼ぎたいという想いで2つのことをおこなっています。フリマサイトでハンドメイド品を売る1つめは、フリマサイトでハンドメイド品を売ることです。私は長女が幼稚園に入園するときに、入園グッズを手作りするためにミシンを購入しました。そこからミシンにのめり込み、子ども用のバッグや人形の洋服などを夜な夜な作っていました。そして自分でもなかなかうまくなったなと思ったある日、人形の服をフリマサイトに出品することに。 するとすぐに売れたのです。味をしめた私は、その後も人形の服や抱っこひも、入園入学グッズなどを作って販売しています。材料費も作る時間もかかるため利益は1点につき数百円、月にして1,500円ぐらいととても少ないのですが、もともと作ることが好きなので楽しんでおこなっています。 Webライターとして子育ての記事を書く何か家でできる仕事がしたいと思い、クラウドソーシングサイトに登録しました。特別なスキルを持っていない自分でもできることを探した結果、たどり着いたのが子育て関連の記事を書くことです。 現在は2つのママ・プレママ向けのサイトでWebライターとして記事を執筆中です。家族が起きる前の時間を執筆活動にあて、無理をせずほそぼそと続けています。執筆数のノルマがないので自分のペースで働いています。収入はひと月1万円ほどで、3年間で30万円近く稼ぎました。 在宅ワークをしてよかったこと在宅ワークは外で働くほど稼げませんが、私はやりがいを感じています。夫が稼いだお金で豪華ランチに行くことは気が引けてしまうのですが、自分で稼いだお金なら話は別。額は小さくても、自分でお金を稼いでいるということにささやかな喜びと社会との繋がりを感じられるのもメリットです。 また自分が成長できることもうれしいです。ミシンの腕前は上達しましたし、文章力もついてきた気がします。子育て情報を発信する記事や育児の体験談を書くことにより新しい情報を得たり振り返りができたりするため、自身の子育てにも生かされています。 在宅ワークすごく稼げるというわけではありませんが、得られることはたくさんあると感じています。子どもの手が離れたらまた外で働きたいと思いますが、それまでは子育てと両立しながらほそぼそとでも家でできることを続けていきたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラスト/キヨ著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2023年03月09日私は26歳の専業主婦。共通の友人を通して知り合い結婚した夫は、「仕事と家事の両立は大変だろうから」と私に専業主婦になることを勧めてきました。やさしい夫だと思っていたのですが……。「やっぱりうちの嫁はハズレ」上司の前で妻をけなしてばかりある日、夕飯を見た夫は「やっぱりうちの嫁はハズレ……」と言ったのです。 「上司の奥さんは6品以上作るんだって。お前家事サボってるとしか思えないんだけど」と、嫌味を言い続けます。 それからというもの、夕飯のたびに文句を言うようになった夫。ある日、「上司の奥さんがどうやって料理してるのか勉強しろ」と言い、上司夫妻の家に伺うことになりました。 上司夫婦の前でも確かに、上司の奥さんの手料理はどれもおいしい! ただ、夫はそこでも「うちの嫁、料理ダメで」と私をけなしてばかりいます。2人とも苦笑いで空気は最悪……! その夜、上司の奥さんから「大丈夫? 旦那さんとうまくいってない?」とメールが。すべてを打ち明けると、ある提案をしてくれたんです。 「恥を知れ!」上司が夫に激怒!とある日の夕方、夫には内緒で上司夫妻が私の手料理を食べに来てくれました。私の手料理を食べると、2人は「すごいね! どれもとてもおいしい……!」と褒めてくれました。 そこでも嫌味を言い続ける夫に「ところでお前は何を手伝ったんだ? 男が仕事で女が家事なんて、いつの話だ。何もしないのに毎日ご飯が食べられるなんて……恥を知れ!」と怒ってくれたんです! 夫は少しはおとなしくなったものの、またひどい態度に戻り、料理を流しに捨ててしまうことも……。 捨てられ続ける料理を見て、私は我慢の限界に達しました。 傲慢夫の末路「これ。書いて」と私は離婚届を差し出しました。 「俺が家事できないのわかってんだろ!! 明日からどうすればいいんだよ」と夫は大慌て。 私は上司夫妻のアドバイス通り、夫からの暴言を録音してあったので、弁護士を通じて慰謝料を請求することに成功し、離婚成立。結局生活もままならなくなった夫は会社も休みがちになり、最終的に仕事も辞めたのだそう。 妻だからといって、自分の思い通りになると思うと大間違い! ずっと一緒にいる妻だからこそ大切にしないといけませんね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年02月21日義母は、私の夫と夫のお兄さん(義兄)の2人の息子を働きながら育てました。それに対し、私は長男を出産する前に退職したため専業主婦です。そして私の母もまた専業主婦でした。私は長男を育てるにあたり、幼稚園へ入園させたいと思っていたのですが、義母はそうではなかったのです……。※コロナ禍前の体験談です 早く保育園に預けるほうが社会性が育つ?義母は65歳になりますが、今でも現役で農家として朝から夕方まで働いています。子育て中も家計を支えるため、バリバリ働きづめだったそう。そんな義母は、子どもが1歳になったら預けて働くのが当たり前のような感覚でした。 私にも、長男が1歳になるのを前に「◯◯ちゃん(私のこと)も早く働いて早く(長男を)保育園に預けなさい。社会性も育つし、わがまま言わなくなるから」と言うのです。私は“保育園に預ける=社会性が育つ・わがままを言わなくなる”、という義母の主張にモヤモヤしました。 保育園に預けて働くことも検討しましたが、私は自分が育った環境からか幼稚園に入れたいと思っていました。 親がしっかり話し合って決断!幼稚園へ行くにしても、保育園へ行くにしても、どのように育つかはその子次第であって、どちらが良いか正解はないと思います。結局、私は「長男が1歳になったら働いて保育園に預ければ?」という義母の提案には乗らず、現在も専業主婦です。義母の意見も踏まえつつ、夫婦でしっかりと話し合い決めました。 現在3歳になった長男は、満3歳クラスへ入園を検討中で、絶賛幼稚園選び中です。ここまでの道のりは大変なことも多かったけれど、楽しいと思える瞬間が多かったのは間違いありません。これから長男の幼稚園生活が楽しいものであることを祈っています。 著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年12月21日私は妊娠してから専業主婦をしています。働いているママから、これまで何度「専業主婦はいったい家で何してるの?」と聞かれたかわかりません。しかし、同じ言葉でも相手の伝え方で、受け取る側である私の気持ちは全然違うことに気が付きました……。 専業主婦を「暇でしょ?」と言うAさんAさんはいつも、働いてない私に「たくさん時間があって、家で何してるの?」と言います。「暇でしょ?」という言葉も添えて。そんな私は子育てに苦戦しつつ、子どもについて新しい発見や学びがあり、暇とはかけ離れた日々でした。 そのためAさんの言葉は、私にとって不思議でなりませんでした。しかも、Aさんが私を少しバカにしているような言い方に聞こえてしまったため、私はモヤモヤと嫌な気持ちになったのです。 専業主婦を「尊敬する」と言ってくれるBさんBさんは「家で何してるの? 私は子どもはかわいいけれど、育児がじょうずじゃなくて。ずっと子どもと一緒にいるとストレスで……。だから尊敬する」と言いました。私は尊敬されるほど立派な育児はしていませんし、育児をしていて人に褒められることもほとんどありません。 ですので「尊敬する」とBさんに言われ、とてもうれしかったのです。そして私は、友人に対して温かい言葉を送ることができ、仕事と育児の両立をするBさんを、心から尊敬しました。 「あなたの息子くんは幸せだろうね」と言うCさんCさんは、子どもと過ごす時間をもっと持ちたいと思いながらも、将来を見据え夫婦で話し合い、共働きという選択をしていました。「家で何してるの?」と聞かれ、昨日の出来事や過ごし方をCさんに伝えると、「あなたの息子くんは幸せだろうね。うちの子はかわいそうだ」と言います。 そんなCさんは働いている間も子どものことを考え、帰宅後は子どもとの時間を大切にするけれど、それでも時間が足りず、子どもに申し訳ない、と思っているようでした。私はCさんを「なんて素敵なお母さんなんだろう」と思いました。 仕事をしながらも、子どものことを思い、真剣に向き合っているCさん。そんなたくさんの愛情をむけられている息子くんが、かわいそうなわけがありません。1日を一生懸命頑張っているCさんの話を聞いていると、私も「もっと頑張れる余地があるな。弱音を吐いていないで頑張ろう」と思えました。 「家で何してるの?」と同じ言葉ではありますが、それに続く言葉や言い方で、悲しくなったり、うれしくなったり、頑張ろうと思えたりと、私の気持ちはまったくちがいました。価値観は人それぞれ。例え私とは違った考え方や環境であっても、相手を尊重し、悲しませない言葉選びをしなくてはいけないな、と改めて感じさせられる出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年11月12日これは私が妊活のために仕事を辞めて週に1、2回短時間のパートをしながら、ほぼ専業主婦としての生活を始めたころの話です。当時、夫の仕事は激務を極め、朝早く出勤して帰りは深夜という生活がほぼ毎日続きました。私も仕事が大変な夫をいたわっていたのですが、ときどき専業主婦である私を軽視するような発言が聞かれました。モヤモヤがたまった私はついに……。 激務の夫と専業主婦の私結婚当時はまだ新人で、雑用などを任されることも多く激務を極めていた夫。当時の夫は口を開くと、「疲れた」「眠い」と言っていました。一方私は、妊活のために会社を辞め、パートを始めましたが週に1〜2回、1日3時間の勤務で、ほぼ専業主婦のような形でした。 パートは朝早くから始まるのでなかなか早起きはつらかったですが、夫の激務に比べたらかわいいもの。でもやっぱり眠いときだってあるし、疲れたなと感じるときだってありました。 専業主婦は疲れちゃダメなの?その日は、私が早朝からのパートで夫は休みの日でした。パートから帰り、リビングでくつろいでいた夫に思わず「はぁ〜、疲れた」と言いました。すると夫は、「いや、オレのほうが疲れてるから」と返してきたのです。確かにほぼ専業主婦の私より夫のほうが疲れているのは知っています。だから夫のひと言に返す言葉が見つかりませんでした。 またある日は「すごく眠いなぁ」と言うと、夫はすかさず「オレのほうが眠いよ」と言ってくるのです。この後も何度もこのやり取りがありました。そのたびに私の中にモヤモヤがたまっていったのです。 夫に涙ながらに訴えた私が「疲れた」と言うと「オレのほうが疲れている」と返し、私が「眠い」と言うと「オレのほうが眠いから」と言ってくる夫。私は、数時間のパートくらいで疲れたなんて言うな、ほぼ家にいるんだから疲れてるわけないだろう、と言われているような気分になりました。 そして心のモヤモヤが溜まりに溜まって、ついに爆発! 夫に「専業主婦は疲れちゃダメなの?」「疲れてるのはオレのほうとか、そんなので張り合わなきゃダメなの?」と涙ながらに訴えたのです。 私の訴えを聞いた夫は、「そんなつもりはなかった。ごめんね」と謝ってくれました。その後は自分のほうが疲れている、という変な張り合いもなくなりました。その後、子どもが生まれたのですが、夫が「仕事が疲れた」と言っても、「私のほうが育児で眠れてないし疲れているよ!」なんて言いません。夫婦は協力しあって生活が成り立っていると思っているからです。 著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年06月20日私は3歳と6歳の娘がいる専業主婦です。以前はオフィスワークをしていましたが、迷いに迷ったあげく長女の出産を機に退職しました。子どもと一緒にいる時間を楽しんでいるため、仕事を辞めたことを後悔はしていませんが、自分でお金を稼ぎたいという想いで2つのことをおこなっています。フリマサイトでハンドメイド品を売る1つめは、フリマサイトでハンドメイド品を売ることです。私は長女が幼稚園に入園するときに、入園グッズを手作りするためにミシンを購入しました。そこからミシンにのめり込み、子ども用のバッグや人形の洋服などを夜な夜な作っていました。そして自分でもなかなかうまくなったなと思ったある日、人形の服をフリマサイトに出品することに。 するとすぐに売れたのです。味をしめた私は、その後も人形の服や抱っこひも、入園入学グッズなどを作って販売しています。材料費も作る時間もかかるため利益は1点につき数百円、月にして1,500円ぐらいととても少ないのですが、もともと作ることが好きなので楽しんでおこなっています。 Webライターとして子育ての記事を書く何か家でできる仕事がしたいと思い、クラウドソーシングサイトに登録しました。特別なスキルを持っていない自分でもできることを探した結果、たどり着いたのが子育て関連の記事を書くことです。 現在は2つのママ・プレママ向けのサイトでWebライターとして記事を執筆中です。家族が起きる前の時間を執筆活動にあて、無理をせずほそぼそと続けています。執筆数のノルマがないので自分のペースで働いています。収入はひと月1万円ほどで、3年間で30万円近く稼ぎました。 在宅ワークをしてよかったこと在宅ワークは外で働くほど稼げませんが、私はやりがいを感じています。夫が稼いだお金で豪華ランチに行くことは気が引けてしまうのですが、自分で稼いだお金なら話は別。額は小さくても、自分でお金を稼いでいるということにささやかな喜びと社会との繋がりを感じられるのもメリットです。 また自分が成長できることもうれしいです。ミシンの腕前は上達しましたし、文章力もついてきた気がします。子育て情報を発信する記事や育児の体験談を書くことにより新しい情報を得たり振り返りができたりするため、自身の子育てにも生かされています。 在宅ワークすごく稼げるというわけではありませんが、得られることはたくさんあると感じています。子どもの手が離れたらまた外で働きたいと思いますが、それまでは子育てと両立しながらほそぼそとでも家でできることを続けていきたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラスト/キヨ著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年03月07日義母は、私の夫と夫のお兄さん(義兄)の2人の息子を働きながら育てました。それに対し、私は長男を出産する前に退職したため専業主婦です。そして私の母もまた専業主婦でした。私は長男を育てるにあたり、幼稚園へ入園させたいと思っていたのですが、義母はそうではなかったのです……。※コロナ禍前の体験談です 早く保育園に預けるほうが社会性が育つ?義母は65歳になりますが、今でも現役で農家として朝から夕方まで働いています。子育て中も家計を支えるため、バリバリ働きづめだったそう。そんな義母は、子どもが1歳になったら預けて働くのが当たり前のような感覚でした。 私にも、長男が1歳になるのを前に「◯◯ちゃん(私のこと)も早く働いて早く(長男を)保育園に預けなさい。社会性も育つし、わがまま言わなくなるから」と言うのです。私は“保育園に預ける=社会性が育つ・わがままを言わなくなる”、という義母の主張にモヤモヤしました。 保育園に預けて働くことも検討しましたが、私は自分が育った環境からか幼稚園に入れたいと思っていました。 親がしっかり話し合って決断!幼稚園へ行くにしても、保育園へ行くにしても、どのように育つかはその子次第であって、どちらが良いか正解はないと思います。結局、私は「長男が1歳になったら働いて保育園に預ければ?」という義母の提案には乗らず、現在も専業主婦です。義母の意見も踏まえつつ、夫婦でしっかりと話し合い決めました。 現在3歳になった長男は、満3歳クラスへ入園を検討中で、絶賛幼稚園選び中です。ここまでの道のりは大変なことも多かったけれど、楽しいと思える瞬間が多かったのは間違いありません。これから長男の幼稚園生活が楽しいものであることを祈っています。 著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2021年12月27日私は3歳と6歳の娘がいる専業主婦です。以前はオフィスワークをしていましたが、迷いに迷ったあげく長女の出産を機に退職しました。子どもと一緒にいる時間を楽しんでいるため、仕事を辞めたことを後悔はしていませんが、自分でお金を稼ぎたいという想いで2つのことをおこなっています。 フリマサイトでハンドメイド品を売る1つめは、フリマサイトでハンドメイド品を売ることです。私は長女が幼稚園に入園するときに、入園グッズを手作りするためにミシンを購入しました。そこからミシンにのめり込み、子ども用のバッグや人形の洋服などを夜な夜な作っていました。そして自分でもなかなかうまくなったなと思ったある日、人形の服をフリマサイトに出品することに。 するとすぐに売れたのです。味をしめた私は、その後も人形の服や抱っこひも、入園入学グッズなどを作って販売しています。材料費も作る時間もかかるため利益は1点につき数百円、月にして1,500円ぐらいととても少ないのですが、もともと作ることが好きなので楽しんでおこなっています。 Webライターとして子育ての記事を書く何か家でできる仕事がしたいと思い、クラウドソーシングサイトに登録しました。特別なスキルを持っていない自分でもできることを探した結果、たどり着いたのが子育て関連の記事を書くことです。 現在は2つのママ・プレママ向けのサイトでWebライターとして記事を執筆中です。家族が起きる前の時間を執筆活動にあて、無理をせずほそぼそと続けています。執筆数のノルマがないので自分のペースで働いています。収入はひと月1万円ほどで、3年間で30万円近く稼ぎました。 在宅ワークをしてよかったこと在宅ワークは外で働くほど稼げませんが、私はやりがいを感じています。夫が稼いだお金で豪華ランチに行くことは気が引けてしまうのですが、自分で稼いだお金なら話は別。額は小さくても、自分でお金を稼いでいるということにささやかな喜びと社会との繋がりを感じられるのもメリットです。 また自分が成長できることもうれしいです。ミシンの腕前は上達しましたし、文章力もついてきた気がします。子育て情報を発信する記事や育児の体験談を書くことにより新しい情報を得たり振り返りができたりするため、自身の子育てにも生かされています。 在宅ワークすごく稼げるというわけではありませんが、得られることはたくさんあると感じています。子どもの手が離れたらまた外で働きたいと思いますが、それまでは子育てと両立しながらほそぼそとでも家でできることを続けていきたいと思っています。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2021年03月24日私は3歳の長女と生後6カ月の次女の母です。長女を妊娠中に前職を辞めて、いったんは専業主婦の道へ。長女の育児が落ち着いたあとは、家計の足しにと細々とアルバイトをおこなっていました。ワーママに憧れはあったものの「フルタイムで働くのなんて無理」と思っていたのですが……。そんな私に転機が訪れたのです。 働きたいがワンオペ環境では難しい…夫が激務の仕事に就いており、親せきは事情があって一切頼れない環境にありました。しかし、周りのワーママへの憧れもありましたし、決してゆとりある家計でもなかったので、「本当は働いたほうがいい、でもこんな環境では働くのは無理に等しい」とずっと思い悩んでいました。そして次女の妊娠後期になり「里帰りもしないし、これでは長女の保育の手が明らかに足りなくなる」と心配になり、産前産後要件で長女を保育園に入所させたころ、転機が訪れたのです。 次女を出産。働きたい想いは募るが…私が住んでいるのは保育園が足りず激戦区の自治体だったので、長女を入所させられたのは本当に奇跡的だと思います。このまま就職しなければ、産前産後要件では産後2カ月で保育園を退園せざるを得ないという状況でした。だからこそ、この偶然の縁を大切にしたいという想いがありました。 次女の出産という一大イベントで心身共に大変な時期ではありましたが、「なんとかして働いて、このまま長女の保育園通いを継続させたい。けどどうしたらいいの? 今の私の状態で雇ってくれる仕事なんてあるの?」と、とても悩みました。 雇ってくれないのなら、自分で起業する悩み抜いた挙げ句、「雇ってくれるところがないのなら、自分で起業すればいい」と思いつきました。個人事業主という自営業のなかでも比較的規模が小さいものを選択したのですが、特に決まりなどはなく税務署で手続きを踏めば誰でも起業できるのです。 職業は「Webライタ-」を選択。育児の経験を生かした記事などを執筆しています。 現在、完全在宅勤務で長女は保育園、次女は自宅保育で隙間時間を見計らい執筆にあたっていますが、月に5万円前後の収入があります。きちんと就労しているのか審査する市役所の目もあるので、逆にそれがモチベーションとなり「頑張って稼ごう!」という気にさせてくれます。転機の流れがきたときに勇気を持って行動することが大切だと感じました。著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年02月03日平成が終わり、令和時代が幕を開けた2019年。日本のどこかにあるベッドタウン「あさひが丘」を舞台にくり広げられる、3人のママたちの日常ストーリー。 前回 からのあらすじ私(山岸みさ)の将来の夢は、お母さんになること…子どもに「夢を叶えたママはすごいね!」と言われて、不満はないはずなんだけど。■第22話 同じ仲間だと思ってたんだけどな…そのあと私が疎外感を感じてしまった理由は…「憧れの専業主婦ねぇ…」このモヤモヤする気持ちはなんだろう…。(次回は1月27日7:00更新予定です)>> 「山岸みさ」のエピソード一覧
2020年01月26日こんにちは。近ごろは働くお母さんがフォーカスされやすいですが、専業主婦の毎日には光が当たりにくいような気がしています。1日中子どもと離れずにいるって「かわいい」だけでは済まされない辛さがあります。大変さが分かるからこそ、街の中で小さな子どもを連れているママを見ると、心の中でエールを送らずにはいられません。時間通りに家を出て自分のペースで歩く。たったこれだけの事でもなかなか思い通りにいかなかった、長男(5)・次男(2)・三男(0)のときのお話です。■「水筒の蓋がない!」から始まった専業主婦の悲劇長男が幼稚園に行ってる間、我が家には次男と三男がいます。週初めの月曜日。長男は新学期だったので、お道具の用意は完璧に準備しておいたんです。あとは、水筒にお茶を入れて持っていけばいいだけ。のはずだったのにぃ~~~水筒の蓋がない!!金曜日に洗ってそのまま所定の場所に置いてあったはずなのに、月曜日の朝になったらなぜか蓋がありません!急いでるときの探し物って本当に困ります。幼稚園バスの時間は8時10分。時間は刻刻と迫っています。犯人は分かっています。絶対に次男です!むしろ次男以外ありえない。私:「ゆいたん、水筒のフタどこやった?」次男:「とっこーー!?」(どこー!?)いや、どこ~? じゃなくて…私:「ねぇー、フタどこやった!?(泣)」絶対覚えてないだろうなと思いながらも一応確認してみたけれど…やっぱり全然覚えていませんでした!!ソファの下も探して台所の床も探して、次男がよく隠すおままごとキッチンも探したけれどありません。もう仕方がないから大人用の水筒にお茶を入れて、私:「先生に『フタがないから、この水筒にします』って言っといて」と長男に言い聞かせて持たせました。さぁぁーーー!靴履いてーー!制服着てー!行くよーーー!!もう行かなきゃいけない時間になっているのに、次男はというと、ひたすらお着替え拒否です。もうかれこれ10分ほど前から着替えよう、着替えようって何度も声かけてるのに、ずーーーーっと拒否!私:「もういいよ! 着替えるのいやなんだったら置いてくよ!?」てっきり嫌がると思ったのに、次男:「うん! いーよー!」まさかのあっさり。じゃぁ、わかった。バイバーイ!!次男:「うぎゃぁぁーーーー!! いくぅ~~! いくぅ~~~!!」毎回このやりとり。どうせ泣いてついてくるのに、なんで無駄な抵抗をするんだか。ようやく降参した次男を着替えさせようとしたら…うわぁぁぁぁ。しれッと…う ん ちしてる絶句。出かける間際のうんちって。腹立てちゃいけないけど…絶対もっと前に出てたよね!?これ、出てからだいぶたってるよね!?だったら教えてよぉ~~~~~。こんな間際に発見したらバスに遅れるでしょうが!!玄関で大急ぎでオムツを脱がせ、風呂場でお尻を洗いオムツを替えさせました。ぜーはーぜーはー。三男(0歳)はまだ寝てるから、起こさないようにベビーカーに乗せようとたくらんでいたのに…あとは靴を履くだけでよかったはずの次男が三男にちょっかいを出したため、出かける寸前に起きちゃったじゃないかあぁぁ。三男:「うにゃぁぁ~~~~うにゃぁ~~~~~~(泣)」あぁぁ…はいはい…寝起き直後の三男をくるんでベビーカーに急いで乗せて!やっっと出発!!水筒の蓋はないし、次男は無駄な抵抗をするし、ベチャベチャうんちを黙っているし、三男は起こすし…。家出るまでにどんだけややこしいんだっ!この春からバス停が少しだけ距離が離れたので、気を付けながらベビーカーを押して全速力!!いそげぇぇぇぇぇぇ!!なんとか無事に送り届けまして…ぷすぷすぷす…家に戻って、再度、蓋をもとめて部屋中を探し回ったら…。ありました。おままごとキッチンの下に転がっていました!!(犯人次男)もうやだぁぁ~~。おまけに、ここで私はあることに気がつきました。しまった!!今日は給食の日なのにお箸セットを入れ忘れてしまいました!!あんなに新学期の準備は完璧にしたはずなのに、お箸セットを入れ忘れるというマヌケっぷり!!いっそのこと知らんぷりして幼稚園で借りてもらおうかと一瞬脳裏をよぎりましたが、ちょうどフタも見つかったことだし、ついでに水筒も替えようと思い、家事を済ませたら幼稚園に行く予定にしていたんだけれど…ここからがまた進みません!!なんだろうねー、もう。スムーズに行くときはスムーズに行くけどダメな時は全然ダメです。三男がグズグズ泣くからエルゴで抱っこしてたら、ブリブリブリーーーーー!!!! とビックリするぐらいのうんちを噴射。エルゴをはずしてみてビックリ。 足から服からエルゴにまでうんちがはみ出て大変なことにーーーー。あ…あぁぁぁ…(絶句)全部脱がせて洗って着替えさせているうちに、今度はまたしても次男がうんち。なんか…私、ひたすらうんちの世話ばっかりしてる気がするのですが。ダブルオムツの宿命を存分に味わう日々です。抱っこしておっぱいあげて、うんち片付けて、着替えさせて…次から次へと湧き出る用事を、次から次へとやっつけてるうちに、午前中なんてあっっっという間に過ぎていってしまいます。ようやく家を出れたのは11時過ぎ。急がないとお昼ご飯の時間になっちゃうじゃないですか!急げ急げぇぇぇぇぇ!!と思うけど、ビックリするぐらい歩くのが遅い次男…。おっそ。公家の散歩かっちゅうぐらい遅い!!のーーーーろのーーーーろのーーーーろのーーーーーーーろ。(あぁ…早くー…早くしてくれーーーー…)のーーーーーろのーーーーーーーろのーーーーーーろ。(公家ーー…公家早く歩いてーーー…)歩幅3センチずつぐらいしか進めず、めっちゃ時間かかってようやく幼稚園到着。昼食にはなんとか無事間に合いました。2歳といえどもまだシャキシャキ歩くわけでもないし、抱っこも要求してくるし、眠たくもなります。幼稚園にお箸と水筒を届けたあとは小児科まで行かなくちゃいけなかったのですが、こうして長距離をベビーカーで移動していると、途中で2歳児が、歩くのもイヤ。となり最終形態これ。2歳児を背負って、片手でベビーカーを押す。こんなのよくある主婦の日常です。端から見たら全然大変さが伝わらないのですが、それでも頑張ってる私を、きっと誰かが分かってくれるはずって、自分で自分を励ましながら歩いていました。すると、通りすがりのお婆ちゃんが「お母さんのために歩いてあげんさい」と次男を諭してくれました。うぅぅ。ありがとう。お婆ちゃん。■当時を振り返って、いま思うことはぁ…今読み返しても壮絶ですね(笑)毎日家と幼稚園と公園の往復で日が暮れて、今日1日何やったっけな…とか思うような毎日でも、子どもを育てるって社会においても人生においても大仕事なんだ、私は今そんな一大プロジェクトをやっているんだと自分に言い聞かせて乗り切っていました。今まさにかつての私と同じように子育てに追われる毎日にいる皆さん。毎日本当に地味で同じ事の繰り返しで、どこか社会から隔離されているような気がしてくる時さえあるかもしれませんが、そんなあなたの頑張りをきっとどこかの誰かが見てくれているし、わかってくれていると思います。大丈夫!明日もヘトヘトになりながらもかわいい一瞬を見逃さないように頑張っていきましょう~~!!!
2020年01月20日こんにちは、エェコです。子育て中の親御さん、自身がお出かけするとき、お子さんは誰に預けてますか? 私は、旦那かお義母さんに預けています。今回、旦那に預けたときのお話です。■育児のできる旦那だから安心して外出…普段、旦那が趣味のサーフィンに行くとき、子どもの面倒をみているので、今回は私が趣味の世界へとお出かけ。旦那は育児できるし、息子もパパ大好きな子なので私がいなくても無問題!安心して遊んできました。そして…は?? まわりを見てみると…■「専業主婦はラク」と言う夫に妻はひっとつも片付けてないリビング。旦那が外で働いて大変なのもわかる! すごくありがたいって思っている。でも専業主婦だってなぁ…専業主婦だって大変なんだよぉぉぉ!育児や家事、それに自治会など入っていたらその仕事…。家で漫画描いて、育児だけしてればいいってもんじゃないんだよ~!それなのに軽い気持ちで「楽」とか言わないでほしい~!あと、たまには育児だけじゃなく、家事もしてほしいなってそう思うのでありました。夫婦ではやっぱりお互いに「お疲れさま」って返したいです。※記事の一部を修正して2019年12月18日に再度公開しました。
2019年12月15日我が家は共働き家庭です。ただ私が働き始めたのは三男が1歳半になる頃です。 何か新しいことにチャレンジしたくて仕事をはじめました。それも自営業。出張型の撮影業を開業したので(今は閉業しています)重い荷物を車に乗せてあちこち出向くという体力仕事でした。 しかし、夫の協力を得られていたのかというとそんなこともありません。 言葉にして表現はしないもののずっと専業主婦で行くと想定していた夫からは、「仕事はしてもいいけど家事と育児に支障がない程度に」「仕事はしてもいいけど俺は今までと変えるつもりはない」そんなメッセージが言葉の端々に醸し出されていました。 最初から共働きを前提で結婚した夫婦なら最初から協力体制が取れていると思いますが、途中から予定変更した夫婦にはこのパターンが発生する例はかなり多いのではないでしょうか。 いざ仕事を始めてみたものの、家事育児分担になるかと思いきや、あれ? なんか私の負担がさらに乗っかっただけじゃない?? みたいな。 以下は当時の記録をもとに書き起こしたものです。 ■専業主婦をやめて、仕事を始めてみたけれど…私が家を出るのは夫の出勤時間よりも早いんです。早い時には7時過ぎには家を出ます。 早く家を出る日は、次男の幼稚園と三男の保育園に送って行くのは夫の役目です(2人一緒の園に入れることは無理だったので別々の園に通わせていました)。 お弁当作り・洗濯・登園準備・掃除機がけは私の役目なので、7時までにこれだけの事を終わらせておかなければいけません。もーーーーー、必死ですよ…。マジで必死。 家の中なのに走ってますからね。 特にお弁当が大変で、幼稚園のお弁当が週に2回あるもので何気にお弁当作りに時間がかかってしまいます。 前の晩に作り置きしといたら? って…??それが出来ればいいんですけど、晩御飯作ったあとにはもう台所立ちたくないんです私。 お弁当作って朝ごはん作って、水筒3本用意して、洗濯して掃除して身支度して、幼稚園の準備して…次男と三男がまだ寝てるすきにこっそり、急ぎ足で私は出発。 私がひと足先に家を出たあとで夫が小さい組の身支度を整えて、幼稚園保育園に送り出します。 そう、お気づきですか??夫の仕事はほとんど「送るだけ」でいいんです。 2か所の送迎はたしかに大変ではありますが、それをお願いするのはせいぜい月に3回程度で、残りの日は全部私が1人でやっています。 私がすべて準備を整えたうえで、最後の仕上げだけを夫にバトンタッチする。 なんだかバランスおかしくないですか?? 送り届けたあとに、「今、登園した」だの「泣いてた」だの連絡をくれるんです。 だけど私も朝は急いでるし、夫も普段の登園システムとか全然よく分かってないから、夫が最後の仕上げをするとちょっとおかしなことになってたりするんですよね。 朝登園したら次男以外みんな体操服だったり(私がおたより見忘れてた)三男に履かせた靴が次男の靴だったり(どうも今日はよく脱げるなぁ~~って不思議だった…) そしてある日、お迎えのときに先生が神妙な面持ちで、 って言うから何事かと焦りました。 生活スタイルが少し変わったせいで、園で何か問題行動でも起こしてるのかと思ってドキッとしたし。 そんな先生の大事な一言……。 え!? 嘘でしょ!? 次男まさかの、パンツなし登園。(笑)!! なんでーー!!!!なんでそんなことに!!!!おかしいなぁぁ。私が出勤するとき、裸でうろうろしてたんだけどなぁ~~~~。(それのせいじゃ) しかもなんで発覚したのかというと、身体測定だったからなんです…。 マジですか。 うちの子………オールヌード測定したんじゃ…。いやいやいやいや(笑)まさかね??(ちゃんとパンツ貸していただきました…) てか、そもそもなんでノーパンになったんでしょうか。夫は気付かなかったのかと確認したところ、 気づかなかったらしいです。 ダメだこりゃー!! それもこれも準備されたものをそのまま出ていくだけの状態に慣れてしまっていて、自主的に動くってことをしなかったからですね。 ■当時を振り返って今思うこと よく頑張っていますね、私。 でも頑張りすぎてる一方で、私がやらなくちゃ…! ってがんじがらめだったような気もします。もっと「私できないから助けて!」っていやな顔されようがぶつかろうが訴えてみればよかったのにと今となっては思います。 ただどちらにせよ夫がダメダメで笑えます。 それ以降少しずつですが育児への参加率が増えていった夫ですが、まだまだ家の中にどこに何が入っているか、子どもたちの普段の持ち物が何なのか、把握できていなことが山ほどあります。 たしかに日頃仕事でいないのはたしかなのですが、いないからってわからない、知らないでは成長しません。 夫婦の間での育児率のはかりをイーブンに近づけていくことがまだまだ我が家の課題です。
2019年10月18日10月1日から幼児教育と保育の無償化がスタートしました。私は2人の子どもが幼稚園年長・年少の時、保育料が家計を圧迫するほどの負担を感じていました。当時専業主婦だった私は働くことを考えたものの、どんな仕事をしたいのか自分を見つめる時間もなかったように思います。現在は、「今自分にできること」を中心に、不定期でできる仕事を担っていますが、フルタイムで働くママ友が輝いて見え、もやもやしてしまうことも。そんな思いを一掃するため、ご本人も3人の子育て真っ最中のキャリアコンサルタント・新井香奈さんに、「自分らしい働き方」を見つけるためのアクションを聞きました。選択肢は自分が考えているよりも多い!「労働条件など、自分の希望を言うとワガママと思われがちだったひと昔前。社会の変化、会社の体制変化に伴って働き方は多様化しています。“正社員として”“大手企業で”働くという枠にとらわれなければ、選択肢は自分が考えているよりも多いということをまず知りましょう」と新井さん。あんふぁん世代のママは、子どもが幼稚園児~小学校低学年という人がほとんど。仕事を始めたり、復帰することで、子どもに寂しい思いをさせてしまうのでは?と不安や罪悪感をもつ人も多いと思います。「その気持ちはごく普通のこと。物理的、精神的にも出産前と同じようには働けないということを前提に、自分にできる社会貢献=価値(仕事)を考えることが第一歩です!」と新井さん。好きなことが仕事になる時代!あなたの好きなことは?企業に雇われるか、自分で何かを始めるのかの違いだけで、好きなことは仕事に繋がります。直接的な場合だけでなく、発想の転換で間接的に繋がってくこともできるとのこと。例えば、「レジでの会計」を仕事として選んだとします。その環境の中で、自分の好きなことに携わる方法を考えていくと、食品・雑貨・本など、何を扱うのか選択することにより、チャンスが訪れます。ここで、自分は何が好きなのか、浮かばないという人もいるかもしれません。新井さんは、「幼少期(10歳ころまで)の記憶をたどってみてください。親に言われたからではなく、自分で選択できる事柄において、どんなことが好きだったか、嫌いだったかを思い出してみると、快or不快の両方が思い起こされると思います」と話します。・こんな雰囲気が好きだったな・こういうことはイヤだったな抽象的な表現ですが、自分の「核」がここにあるそうです。成長するにつれて、経験が増えていき、核に肉付けされ、自分が大切にしたいものが育まれていきます。例)束縛されることは嫌い⇒私らしくいたい自分だけが幸せなのはイヤ⇒人の幸せにつながる仕事がしたい「私の大切なものは〇〇です!と、限定的な言葉で語れたら、カッコいいのかもしれませんが、今それがなくても大丈夫。言語化できない感情も含めて、今の自分を形成している核を時間をかけて見つけてみてください。子育てをしている人だけが経験できる日常の中に、核を見つけるための“種”があるんですよ」と教えてもらいました。一歩を踏み出すために■「仕事をしたい」と宣言社会の変化と、自分の環境の変化のスピードには大きな開きがあります。そのギャップを埋めるためには、どうしたら良いのかをひとりで考えていても悶々としてしまいますよね。そんな時、まずは「私は仕事をしたいと思っている」と家族や周囲に宣言してみましょう。「自分ひとりで考えているだけだと、経験や思い込みが邪魔をしてしまいます。言葉にすることで、自分では考えつかなかった意見が聞けることもありますよ」と新井さん。■縁を大切に求人の仕組みについて興味深いお話を聞きました。ある会社で人が必要になった時、1)社内で探す2)社員から人づてに探す3)求人を外部に出す、という順に求人活動が行われるそう。2)の場合、3)とは違い、雇う側も雇われる側も、よりスムーズに信頼関係を築くことができ双方にメリットが生じるとのこと。あくまでもご縁ではありますが、人とのつながりを大切にしながら生きていくことが、ますます求められる時代なのだなと感じました。■ハローワーク(マザーズハローワーク)も有効な手段ハローワークは求人の件数が多く、地元企業への強みがあります。学びなおしや専門性を身につけたいと考えている方には、教育訓練給付金制度の活用もおすすめです。教育訓練給付金には、一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金があり、新井さんは専門実践教育訓練給付金の制度を活用して、国家資格である「キャリアコンサルタント」の資格を取得されたそう。新井さんの友人にも、看護師や弁護士を志し、ママになってから資格を取り活躍されている人がいるとのこと。本当にやりたいことが見つかれば、環境や制度は整っていているということを教えてもらい、私も何かチャレンジしてみたくなりました!フルタイム?週に何回かのパートタイム?自宅での仕事?私は息子が生まれてから、初めての育児への不安や葛藤を文章にし、積極的に新聞各紙へ投書してきました。これまで複数回掲載されたことから、書くことを仕事にしたいと思うように。その後、あんふぁんwebのママライターのお仕事に出合い、現在に至ります。その他にも仕事をしていますが、1か月のうち、仕事をしている日は数える程度。フルタイムでもパートタイムでもありません。原稿を考えるのはどこでもできるので、在宅ワーカーとも言い難いような働き方です。子どもや学校の予定を最優先させ、ママ友との時間も楽しみ、実家の母の介護も手伝いたいという自分のワガママを叶えるため、悩みながらたどり着いた結果、このようになりました。新井さんに教わったことですが、自分が大切にしたい「核」さえブレなければ、自分の選択に自信が持てます。私も、自分の大切なことを改めて考えたことで、「フルタイムでバリバリ働くママはカッコいい」という自分が描くイメージを払拭でき、今の自分にとってベストな働き方をしているという自信を持つことができました。先のことは、子どもたちの成長に合わせて、学び直しを含めた計画をじっくり立てようと考えています。これから「働く」ことを考えているあんふぁん世代のママたちが、新井さんのアドバイスを通して、不安や焦りを一つひとつ解消していけますように!■取材協力キャリアコンサルタント新井香奈さん連絡先メールアドレスkana.arai.career@gmail.com■教育訓練給付制度について<文・写真:ライターよしだひろこ>
2019年10月03日平成が終わり、令和時代が幕を開けた2019年。日本のどこかにあるベッドタウン「あさひが丘」を舞台にくり広げられる、3人のママたちの日常ストーリー。 前回 からのあらすじ子どものころから親の喜ぶ方を選んできた山岸みさ。もし自分の好きな道を選んでいたらと考えると…■第13話 唐揚げの配分いつの間にか“母親らしいふるまい”が板についてきた自分。ふとした瞬間に、なんだか不思議な気持ちになるのでした。>> 「山岸みさ」のエピソード一覧
2019年08月20日1人目を出産したとき、私は1年間の育児休暇を経て仕事復帰をしました。その後、2人目の妊娠を機に、退職して専業主婦に。専業主婦になった私が2人目の育児で感じたことや気付いたことがあります。 育児の大変さを改めて痛感した1人目の子どもは1歳から保育園に預けていたため、食事や排泄、服の脱ぎ着などの生活習慣の大半は保育園で覚えてきてくれました。トイレトレーニングも保育園でしてくれたので、働くママにとって本当にありがたい存在だったと今でも感じています。 ところが、2人目の育児ではそうはいきませんでした。専業主婦になり、親子の時間が増える……。とてもうれしいことではありましたが、育児の大変さを改めて痛感しました。時には仕事をしているほうが楽かもしれないと思うこともありました。 生活習慣は自然には身につかなかった食事や手洗い、歯磨きなどの基本的な生活習慣を、生活のなかで教えていかなければならない。そうわかっていても、日々の生活に追われ、保育園の先生たちのように子どもに生活習慣を教えていくことができませんでした。何も予定がない日は着換えもせずにパジャマで過ごしてしまうことも。 私の「しつけ」が甘かったからか、2人目の子どもは基本的な生活習慣があまり身についていません。生活習慣は教えていかないと自然には身につかないと感じました。 もっと意識して親子遊びをすればよかったたっぷりある時間のなかで、親子でさまざまな遊びを楽しもう! 最初はそう意気込んでいたものの、実際はテレビやおもちゃに頼ることがほとんど。にも関わらず、在宅の仕事を始めたことで、ますます子どもの相手ができない状況になってしまいました。 赤ちゃんのころは、ママやパパが一緒に遊んであげることでさまざまな体験ができる時期だと思います。それを犠牲にしてしまったことを、今では後悔しています。絵本の読み聞かせやごっこ遊びの相手など、自宅でもできる遊びはたくさんあったはずです。 ワーキングマザーから専業主婦になり、1人だった子どもが2人になり、それぞれの違いを実感しました。退職し、第二子を迎えるといった、私と同じような状況の方の参考になれば幸いです。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月27日家事や育児は無償労働で、家庭内で「やってあたり前」のこと。長年、そんな考え方が主流になっているように思います。しかしその主婦力がスキルとして注目される時代となってきました。■主婦力で100万円稼げる時代が来たベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」によると、「元専業主婦」の方で月商100万円を達成した人が登場したそうです。さらに、上位10人の売り上げは、平均して毎月50万円以上。好きな時間に好きな時給で働ける、新しい保育の働き方として注目され、現在では、日本全国に3500名をこえるシッターが登録しています。主婦業と両立するパートタイム形態や副業としての働き方も選択でき、登録者は増加中。副業として活動している場合でも月5万円以上の収入を得ている人が半数近くの43.6%も! 家事や育児のスキルがきちんとしたお金になる時代がきています。■家事や子育てなど、主婦経験は強いスキルになる主婦(もしくは主夫)が家庭内で行う家事や育児などの仕事には、報酬は発生せず、「女性がやって当たり前」という固定概念が根強く存在してきたように思います。しかし家事も育児も家庭ごとに差はあれど、その内容は多岐にわたります。たとえば、料理、掃除といった家事だけでも多くの種類があり、さらには子どもの宿題をみるといった役割もあります。しかし、女性だからといって、それらのスキルやノウハウを最初から持っていたわけではありません。毎日の家事や育児で、ときにはイライラしながら、忙しく動き回りながらつちかってきたもの。そんなスキルを発揮できる場所のひとつとして「シッター」や「家事代行サービス」が出てきたのは、主婦力が認められたという気がします。また妊娠や出産によって仕事を離れ、復職が難しいと感じている人には、ベビーシッター業界の活気はプラスに働くと思われます。「働きたいと思っているけれど…」と躊躇していた人にとって、子育てや家事でつちかったスキルを、自由な働き方で収入につなげることができるというのは、1つのチャンスとなりそう。■育児も家事もOPENにしていこう!食事は毎日手作り、子どもとしっかり向き合う…といったさまざまなことを「母親」に期待されている空気。現代では共働き家庭も増え、家事育児に仕事も加わります。家事と育児はまったく別の労働で、ひとりで両立するのはとても大変なこと、ということに多くのママは気が付き始めています。赤ちゃんがいて、先のことまで考えられないというママたち。そして、出産や子育てのために仕事を離れて不安を感じているママたち…。そんな人たちが、「自分のための時間」を作ることに、後ろめたさを感じたり、我慢したりすることがなくなればいいなと思います。そんな自分自身の「ゆとり」を持つことは、とても大事なこと。筆者は、2歳の子どもを育てていますが、「キッズライン」でシッターさんを依頼した経験があります。そのとき自分のためにベビーシッターを利用することに、罪悪感がありました。でも、夫婦ともにお互いの両親が遠方で、ほかに頼れる人がなく、慣れない育児で夫婦の余裕のようなものが削られていくと感じたとき、スキルある人に対価をわたしてお願いしたほうが、健全な家庭を保てるのではないかと思いました。同じように孤独のなか育児をしているママにとって、育児を手伝ってくれるだけでなく、子育て経験から話を聞いてくれたり、アドバイスをくれたりする。そんなベビーシッターの存在があれば、ひとりで苦しむことも少なくなるのではないでしょうか。そして誰かに助けてもらって子育てをした人が、またいつか誰かの子育てを助けられる社会になっていけば、社会はもっとよくなっていくように思います。ベビーシッターとして働くことを選んだ先輩ママ、そしていま子育てまっただ中のママ。いろいろな選択肢を自由に選べるようになる。そんな時代をベビーシッターという働き方が作るのかもしれません。ベビーシッター、家事代行サービス「キッズライン」: 公式サイト キッズライン: キッズラインプレスリリース
2019年06月04日専業主婦の年金削減なんて話がSNSで飛び交っている今日この頃…私は子どもを妊娠し、いろいろな事情もあり仕事を辞めることになったので、今日はそのお話をさせていただこうかなと思っています。■出産ギリギリまで働こうと思っていたけれど…私は不妊治療をしていたのでお金が必要だったのもあり、妊娠するまでずっとフルタイムのパートで働いていました。パートだった理由は、正社員だと、突然の通院のたびにお休みや半休を貰うのが困難だったからです。そのため、子持ちのパートさんがたくさん働いていた通販サイトの受注管理の仕事に転職しました。その会社は、通院だけじゃなく、子どもの急な発熱でのお休み等も他のパート同士でフォローし合いつつ休みやすい雰囲気を作っていたので、できれば出産後に戻ってきたいなと思っており、妊娠報告をした時も上司に「子どもが1歳くらいになったら戻ってきて欲しい」と言っていただきました。なので、出産ギリギリまで働こうと思っていたのですが…こうしてあれよあれよという間に、予想外の退職。正社員だったらまた違ったかもしれませんが、生まれてくる子どもの事が第1だったので今でも後悔はありません。ですが……■ハードルが高い、育児中の復職やっぱり家族が増えると今まで以上にお金がかかる!夫に何かあった時のためにも、自分も仕事をしていた方がいいなと思いつつ、なかなか思うようにはいきませんね…。保育園に預けられず泣く泣く退職したという話や、育児しながらの激務に耐えきれず止むを得ず辞めたというようなお話を周りからも聞いたりするので、育児中に限らず、全ての人が、もっと余裕のある働き方、生き方ができる世の中になって欲しいなと願うばかりです。
2019年05月14日今の時代、「キャリアも結婚も諦めたくないし子どもも欲しい!」と思う女性は多いはず。あるいは「専業主婦になりたいけど、経済的事情で出産後も働く予定」という女性もいるでしょう。そんな女性たちにとって気になるのが「育休」と「保活」の問題。最近問題となっているのは、最初から育休延長をしたくて人気がある保育園に入園申請し、わざと落選を狙う「落選狙い」の家庭が多いことだとか。そこで今回は、『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が650人を対象に実施した「育休2年と落選狙い」の調査結果をご紹介します!■ 保活の結果に関係なく「2年間育休が欲しい」は3割!OrangeMoon / PIXTA(ピクスタ)日本では2017年10月より、改正育児・介護休業法で育休が2年まで取得できるようになりましたが、実際に働く女性は2年間の育休を取得しようと考えているのでしょうか?そこでまず、「もしあなたが育休をとるとしたら、2年まで延長したいと思いますか?」と尋ねると、最も多かったのが「保活の結果に関係なく思う」という意見で32.8%。次いで、「わからない」(30.9%)、「保活がうまくいかなければ思う」(22.8%)、「思わない」(13.5%)という結果でした。保活の結果にかかわらず、「許されれば2年間の育休を取りたい」と思うのは意外にも3割と少数派。「なるべく早く仕事に戻りたい」と希望する人もいるでしょう。ABC / PIXTA(ピクスタ)しかし、はっきりと「思わない」と回答し、早く仕事に戻ることを希望する人以外は、「落選すれば2年育休が取れる……」と心が揺れる場合も多いかもしれません。もしそう思っても、もちろん誰もが実際に「落選狙い」の行動を起こすわけではありません。主婦たちがこの「落選狙い」についてどう思っているのかを検証してみましょう!■ 「落選狙い」の原因は育休2年取得のルールが問題?makaron* / PIXTA(ピクスタ)「育休の延長を目的に、いわゆる『落選狙い』が起きていることについてどう思われますか?(複数回答)」という質問では、最も多かった回答は「落選しなければ育休延長できないルールが問題」(60.2%)。「落選すれば育休を延長できる」と考える人が出てきても仕方がないシステムだと問題視する女性が多いことが分かりました。次いで多かったのは、「本当に保育所に入りたい人に迷惑をかけている」(47.2%)。そして、「自治体が保育所を十分提供できていないことが問題」(31.7%)と、こちらも政府や自治体を責める声。maroke / PIXTA(ピクスタ)一方、「育休延長するためには致し方ない」という人も14.9%いることが判明。しかし、これでは本当に職場に戻りたかったのに、保育園に落選してしまった人にしわ寄せがくることにもなりかねません。■ 政府の「落選狙い対策」は適切?調査では次に、女性たちに「育休延長のための“落選狙い”対策として、政府では申し込み段階で事前に保育ニーズの高さを把握する方法を検討しています。あなたのご意見をお聞かせください」と尋ねました。すると「わからない」と答えた人が最も多く41.4%という結果に。次いで「適切な対策だと思う」が30.8%、「適切な対策だとは思わない」が27.8%でした。Graphs / PIXTA(ピクスタ)「適切な対策だと思う」と答えた人からは、「公的なお金がかかわるので公平性が必要だから」(50代SOHO/在宅ワーク)「本当に保育を必要としている人の当選する確率が少しでも上がると思うから」( 40代パート/アルバイト)「どうしても保育園に預けなればいけない事情の人を優先すべきだと思うので、職場で育休が延長出来るなら譲るべき」(50代パート/アルバイト)などという意見が寄せられました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)逆に、「適切な対策だと思わない」という人からは、「育休の延長は可能だが今回保育園に入れたい、という場合も不利になってしまうから」(40代契約社員)「人それぞれ事情が違うので、どういう基準で保育ニーズの高さを決めるのか疑問」(40代今は働いていない)「希望する時期に復職できるよう全入を保証してほしい」(30代正社員)「育休延長が可能かどうか確認する公平な方法なんて無いと思うから。うまく誤魔化す人はいると思うから」(40代パート/アルバイト)という声が聞かれました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)以上、育休と落選狙いについての調査結果をご紹介しましたが、いかがでしょうか?何事も肝心なのは事前のプランニング。妊娠・出産を考え始めたら、保活がしやすい自治体を事前に調査して引っ越しを考えたり、会社と国の育休制度をよくリサーチしたり、自宅で働くオプションを考えたりするなど、準備を整えてみるのも一手です!【参考】※育休延長のための“落選狙い”について、働く主婦層に意識調査 “いまのルールが問題”60.2% ― ビースタイル
2019年03月20日平成も終わりを迎える2019年。日本のどこかにあるベッドタウン「あさひが丘」を舞台にくり広げられる、3人のママたちの日常ストーリー。前回からのあらすじショッピングモールの遊び場で、たまたま居合わせた谷口ちさと親子から「娘さん、お喋り上手ですね」と話しかけられた山岸みさ。その胸の内とは?■第3話 余計気にさせちゃうかもしれないし…目の前で不安そうにしている初対面ママ・谷口ちさとに対して、何か言ってあげたいと思う山岸みさ。けれど相手の気持ちを思いやるあまりに…何も言えなくなってしまうのでした。>> 「山岸みさ」のエピソード一覧
2019年03月12日『夫の扶養からぬけだしたい』 ゆむい著(KADOKAWA)結婚もしくは出産をきっかけに仕事を辞め、専業主婦としての道を選ぶ女性たち。「仕事もしないで気楽でうらやましい」「家事と育児だけで大変だなんて甘え」彼女たちがいかにも“お気楽”な存在として誤った批判を受ける反面、専業主婦として生きる現実は決して生ぬるいものではありません。なかでも、「夫婦間のパワーバランスの乱れ」や「家事・育児への非協力体制」といった家庭内の問題に苦悩する専業ママたちは、決して少なくないはず。「仕事をしていない」という理由から、妻に家事・育児を押し付ける夫。夫の収入で生活することに負い目を感じているからこそ、心から反論できない妻。そんな専業主婦家庭が抱える苦悩と闇を生々しく描き、Twitterでも波紋を呼んだWEB漫画 『夫の扶養からぬけだしたい』 (KADOKAWA)が、ついに書籍化を果たしました。本作は、ウーマンエキサイトでも連載を持つ人気コミックライター ゆむいさん が 「ママの求人」 で連載していた作品。そのあまりの衝撃的な内容から、公開されるやいなや大きな反響を呼んだ話題作でもあります。専業主婦からの脱却をテーマに、夫婦それぞれの苦悩や親になった後も抱える人生への葛藤、結婚生活における幸せの定義について、思わず誰もが考えさせられるような深い内容に仕上がっています。■僕と同等に稼いでみなよ! 専業主婦を生きる「ももこ」の日常主人公の「ももこ」は、会社員で転勤族の夫「つとむ」と2歳の息子「たると」と暮らす専業主婦。かつては漫画家になる夢を追っていたものの、子どもが生まれたことで家事と育児との両立が厳しく、夢を諦めた過去があります。現在は専業主婦として、家事、育児を一手に引き受けているものの、毎日のワンオペ育児で心身ともに疲労困憊。夫のつとむに協力を求めるも、「家事は僕の仕事じゃない」と一蹴され、逆に「甘えている」、「努力不足」と責め立てられてばかりいます。つとむにとって、家事・育児は専業主婦なら完璧にできて当たり前のもの、“昼間にたっぷりあるはずなのに、できない理由がわからない…”と疑いもなく信じているのです。ももこが助けてほしいと心からお願いしたところで、「働いて家族の生活を支えていること」を盾に、全く耳を傾けようとはしません。そして、「収入の有無」を争点にももこに対して容赦ない言葉を浴びせかけます。「努力が足りない」「社会人失格」つとむにとって社会から離れ、専業主婦として生きるももこは、社会の厳しさを知らない、まるで世間知らずのような存在。社会に出て働いていないという一点で、夫婦の間に上下関係を持ち込み、厳しい言葉で妻をねじ伏せようとします。そして、ももこはといえば、夫の収入で暮らしていることに罪悪感を感じ、「働いていないこと」、「収入がないこと」へのコンプレックスをどんどん増幅させていくばかり…。ある日、夫と距離を取りたい一心で、思い切ってアパートを探してみるも、無収入の専業主婦では自分名義の物件は借りられず、ただただ無力感にさいなまれるのでした。“私の社会的信用は夫の上に成り立っている”夫という存在がなければ、個人として社会から認められないという厳しい現実をつきつけられたももこは、自分自身の人生について自問します。そして、再び自らの生き方を取り戻したいという強い気持ちを持つことで、専業主婦からの脱却を目指すのです。 ■「つらさを知らないくせに…」背負いすぎて壊れていく夫と妻心ない言葉でももこを追いつめ、“モラハラ夫”として、その言動がネット上でも反響を集めたつとむ。しかし本作は、ワンオペ育児に苦しむ専業主婦ももこの姿だけでなく、仕事のストレスで追い込まれ、居場所を失う、つとむの姿にもスポットライトを当てています。業務過多による長時間労働、理不尽な上司、押し付けられる責任とプレッシャー、育児に無理解な職場環境。夫もまた、仕事と家庭の狭間で悩み、ストレスのはけ口を見出せないまま、日々をやり過ごしているのです。妻と夫、どちらも決してラクをしているわけでもないのに、大変さの種類があまりにも違うことで、夫婦2人の言い分はすれ違っていきます。母親として、父親として「自分が頑張らないと…」という責任感がいつしかプレッシャーに変わることで、「なんで自分ばっかり…」という不公平感にさいなまれるようになる夫と妻。社会的にまだまだ根強く残る男女の役割の違いを押し付けられ、夫婦それぞれが無理をしながらも責任を全うすることで、家庭内にしわ寄せが生まれているという事実は決して否めません。ももことつとむも、苦しみを1人で抱え込み、相手の事情など想像すらできない状況にまで追い込まれることで、ますます溝が深まり、争いの渦にのみ込まれていくのです。 ■強くなりたかった…“ふよぬけ”で妻が手にしたかったものその後は「自立する」と決めたももこがさまざまな現実に直面しながらも、奮闘する様子が描かれていきます。“仕事にやりがいを求めるなんて贅沢だ”“母親なのに、何夢見てるの?”批判的な言葉にさらされるなか、ももこが最終的にたどり着いた答えとは?そして、そんな夫婦を襲う、思いがけないトラブルとは…!?最後の1ページまで目が離せない展開が待っています。■本書が問いかける「結婚生活」と「生き方」の問題結婚とは、ときに自分の人生を変えてくれるような幸せの象徴として描かれることもあるけれど、実際は、いかに現実と折り合いをつけながら、他者とともに人生を歩むか…というまるで修行のような時間。自らの心の安定を手にいれるためにも“自分自身を飼いならす術”を学び、人生の満足度はあくまで自分自身の手の内にあることを自覚する必要があるのです。そんな結婚生活を踏まえて、本書はあなたに「どう生きるか?」を問いかけ、1人の女性として、母として、妻としてたくましく生きるためのエールを送ってくれるのです。■作者ゆむいさんからスペシャルメッセージ夫つとむの衝撃的な言動や思わぬストーリー展開で大きな反響を集めた『夫の扶養からぬけだしだい』。作者であるゆむいさんから作品への想いについてなどをお伺いしました。「夫の扶養からぬけだしたい」ご興味を持ってこの記事を読んでくださった皆様、ありがとうございます。タイトルと帯のコピーを始め、作中にも破壊力強めのセリフが出てきますが、大きなテーマは「働くこと」です。どう働くかは、その人の生き方、家族のあり方に直結します。つとむの叫びは日々の苦しみから滲み出てきた本音でもあるしももこの不安や悩みも人によっては「甘ったれ思考」と捉えられるかもしれません。でも当事者にならないと見えてこない問題ってたくさんあるんですよね。この物語は、読む人の立場によって感想がガラッと変わってくると思います。立場が違っても、最終的にはどこに行き着くのか?何があればいいのか?夫婦だけでなく、就活中の学生、これから結婚を控えた男女にも働き方、生き方を考えるキッカケとして、読んでいただければ嬉しいです。ゆむい 『夫の扶養からぬけだしたい』 ゆむい著(KADOKAWA)1,050円(税抜)出産・育児を機にマンガ家になる夢を諦めた過去を持つ専業主婦のももこ。収入がないことに引け目を感じ、言いたいことを我慢する日々を贈っている。家事・育児の大変さを理解しようとしてくれない夫の態度や発言に傷付き、すれ違っていく夫婦の関係。扶養から抜け出し自立することを決意するももこだが…。WEBサイト「ママの求人」連載され、Twitterで波紋を呼んだ話題作が待望の単行本化。●ゆむいさんのブログ: ゆむいhPa ●ゆむいさんのTwitter: @yumuihpa ●ゆむいさんのInstagram: yumui_hpa ●ウーマンエキサイトの連載: みつ&みの すくすく兄弟劇場
2019年03月07日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。明日はバレンタインですね。皆さんはパートナーにどんなチョコレートを渡す予定ですか?我が家は毎年、娘と作ったチョコレートやクッキーを主人に渡しています。昨年渡したクッキーは「娘が作ったクッキーなんてもったいなくて食べられないよー」と言って、いまだに冷凍庫に保存してあります(笑)そして、バレンタインということで…今回は「この人と結婚してよかった」と思ったエピソードを描きたいと思います。■“専業主婦”に向けられる言葉に傷付いたあの日うちは転勤族ということもあり…私は出産してから現在に至るまで専業主婦をしています。専業主婦は楽だと思われがちで「どうせ暇でしょ?」とか「三食昼寝つきでいいね」とか傷つくことを言われることもあります。酔った男友達に言いたい放題言われてしまい…なんだか存在や生き方を否定されているみたいでとても悲しかったです。冷静に考えてみれば、育ってきた環境や現在置かれている立場が違うのだから、簡単に分かり合えるはずなんてないんですよね。でもこの日は客観的に物事を考えられなくて、ショックで専業主婦でいる自分にとても罪悪感を感じながら帰宅しました。■夫がかけてくれた温かい言葉に…大号泣主人の優しい言葉に涙が止まりませんでした。この人と出会えたことが私の人生で一番幸運な出来事だったなと思います。夫婦で足りないところを補いながらこれからも頑張っていこうと思いました。明日はバレンタイン! 日頃の感謝の気持ち、パートナーに伝わるといいですね。
2019年02月13日皆さん、夫婦げんかしてますか?うちは、最近はだいぶ落ち着いてきましたが、新婚~子どもが乳児時代はしょっちゅうけんかしていました。それぞれ別の家庭で生きてきた者同士が結婚を機に同居を始めると、どうしても価値観の違いが出てきて、お互いに大きなストレスになってしまいますよね。さらに当時は、夫は役職がついて激務な毎日、私は慣れない育児に四苦八苦、お互いに余裕のない時期でした。他にも私は、「夫は独身時代と変わらず気楽でいいよね(連日飲み会行ったり、気軽に休日友人と遊んだり)。」と思っていました。夫はというと、「目先のことばかりじゃなくて、もっと将来見据えて家計管理してよ。(できないなら、俺が家計管理する)」と思っていたよう。そこでしばしば険悪ムードが巻き起こっていました。しっかりと話し合いの場を持てばよかったのかもしれませんが、「子ども中心生活の私」と、「帰りの遅い夫」とは、生活時間のズレもあり、お互いに不満がたまっていくばかりで、しっかりした話し合いもできずにずるずると冷戦をすることもありました。平日に話せない分、休日に意見をぶつけるとお互いが大爆発して、俗にいう、「禁句ワード」も飛び出す始末。ああ、思い出しただけで腹が立ってくる。また、専業主婦というワードを出されると「ぐ…っ」となって言い返せないのもまたつらいところで。それをわかってて言ってくるから、さらに腹立たしいというか…。また、これは男性の特性なのかもしれないですが、けんか中に論理的に正論を述べてくるのもイライラしてしまうんですよね。なんでもかんでも教科書どおりにはできないし、今のバタバタした状態がいいとは私自身も思っていないけれど、でもうまいことできなくて、自分でもどうしたらいいのかわからなくて苦しくて…。そんな時にも、さらっと「●●したらいいじゃん?」とか事もなげに言われると余計にイラっとしてしまうんですよね。「たしかに、そうなんだけど…そんなことは私だってわかっとるわーい!」ってなっちゃう。そうじゃなくて、「大変だね」の一言が欲しいだけなんだよ…。難しいですよね。お互いにいっぱいいっぱいで、相手の状況を把握したり思いやったりする余裕がなくて、お互いに「自分ばっかり大変だ」と思い続けていました。お互いに別のステージで大変なのに。が、そんな不毛な衝突を繰り返すうちに、お互いに理想と現実の違いを悟り、ある程度譲歩できるようになってきたことで、理想を押し付けるような衝突は減りました(まだまだゼロではないですが)。また、衝突を繰り返すたび、人生の先輩である実母や、先に結婚した妹、そして友人たちに相談すると、皆同じようなことに悩んでいることがわかり、それでも夫婦で前に進むために心がけている事をアドバイスしてもらえました。それが、なんて、言葉でいうのは簡単だけど、実践するのはなかなか難しいですよね。私も偉そうに書いておいて、頭ではわかっていてもなかなか割り切れなくてモヤモヤすることもまだまだ多々あります。他人同士が一緒に生活する上で、ギャップはどうしても出てきます。そしてそれは、これまでの長い人生で培われたものだから簡単に変わるものではなく…結婚生活はある程度スルー力も大切だと思いました。すべてを真剣に受け止めていたら、いちいちイライラしたり、衝突したり、大変です。心穏やかに過ごすために、ある程度「はいはい」と受け流せることも大事かな。また、在宅ではありますが私自身も仕事を持ち始めたことで、仕事をすることの大変さがわかるようになりましたし、自分の自信にもつながりました。子どもが生まれることで生活が180度変わるけれど、それは今だけの話。子どもの成長とともに余裕もできてきて、いずれ残るのは夫婦だけ。
2018年11月16日今どの主婦の家事事情は、どうなっているのでしょうか。主婦の方がパピマミで書かれた「家事」の記事をまとめたのでご紹介します。あなたの家事事情と比べるなり参考にするなり、ぜひ使ってみてください。家事の大惨事毎日家事を行っていれば、失敗の1つや2つありますよね。パピマミに寄せられた主婦からの投稿でも、失敗談を多くいただきます。例えば「共感率120%! ママたちがやらかした“家事の失敗”あるある16選」のような頻繁にやってしまう失敗について書かれているので、同じ失敗をしないためにも読んでおいてください。失敗から学べることはたくさんありますが、失敗は最小限で抑えたい。先人からの知恵を拝借するのは大切なことです。家事の大惨事と言っても、「ありがた〜い「家事休みの日」に起きた、わが家の事件簿 」のような少しほっこりするような記事も。人の振り見て我が振り直せと言いますが、他人の失敗を見ると引き締まる思いがしますよね。ただ、失敗だらけを経験しているとストレスを感じてしまいます。そんなときは、「家事に育児に介護まで?現代ストレスを解消する5分の技」を活用してください。イライラしていては、失敗も楽しめません。夫婦で家事をこなす方法共働き夫婦で家事を両立するのは至難の技。とくにフルタイムで働いてくれている夫の家事参加率を上げる方法が気になりますよね。そんなときは、「共働き夫婦の我が家が家事分担ができていなかった理由とは?」で夫と家事分担ができない理由を考えてみましょう。理由がわかり傾向がつかめてきたら、「共働きでも大丈夫!旦那さんと仲良く家事分担する方法」や「あなたは知っている? 夫婦で上手に家事育児を分担する方法とは」を読んで、夫への家事参加率をあげる試みを試してみてください。ただ、どうしても夫がやる気を出してくれない…と思ったりしますよね。であれば、「家の隅に”あれ”を置くことが効果的?旦那に家事をやる気にさせるコツ体験談 」に書かれているコツを実践してみましょう。参考になるはずです。家事あるある恋愛あるあるがあるように、家事にもあるあるがあります。例えば、「意外とシェアしない方が楽?夫婦のリアルな家事シェア事情」のような夫婦のリアルな現状など、それって当たり前だったの?という話が意外と多いもの。他にも、「お金で解決もアリ! 共働きママが家事を上手に“手抜き”するコツ 」や「家事を時短でラクに! 共働き世帯が「買ってよかった」と思う家電4選」もあります。この2つの記事の特徴は、「やっぱり手抜き大事だよねー」という主婦の声が多大に漏れていること。最初は一生懸命で完璧にこなそうとしているのですが、やはり惰性が働いてしまいます。ただ、それもあるあるなのです。家事テクニック家事はスピードが命です。毎日の反復作業になるからこそ、時短は心がけなければいけません。「面倒な家事を少しでも時短したい人向け! ユニクロ式綺麗なシャツのたたみ方 」や「毎日キレイ! “予防家事”で掃除の手間を減らすためのコツ」のような細かいテクニックもあれば、「「できた!」を育ててあげたい…ちいさな”お手伝い上手さん”におすすめの家事 」のように子どもをお手伝いさんに変身させてしまう方法なども紹介されています。テクニックとは少し外れますが、「明日も明後日も…やってみたい「ノー家事デー」のメリットデメリット」や「時短家事の究極形?私がいくつかの家事をやめた日 」なども、家事を減らすという意味では役に立ちます。家事をいかに楽しんで終わらせるのか、その点を踏まえて一読してみてください。まとめ主婦が家事に対して抱えそう問題とその解決策をご紹介しました。今の自分に合った解決策を参考にしてみてください。あなたの生活がより良くなることを願っています。
2018年11月14日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々