食物アレルギーのお子さんを持つママが、アレルギーに理解がなく勝手に食べ物をあげてしまうお義母さんに困ってしまったという体験談を紹介しています。体験談のママは、現在もアレルギーを理解してもらおうと頑張っているそうです。現在1歳の息子をとてもかわいがってくれる義母ですが、アレルギーの怖さを理解せず食べさせたことのない食べ物を与えようとするため、私はヒヤヒヤする日々です。少し無神経な義母との食事で困ったエピソードをお伝えします。 義母がアレルギー持ちの息子に…息子は生後9カ月のときに卵アレルギーが判明。義母にもすぐに報告をしました。義実家で食事をする機会も多く、息子の離乳食を作ってもらったこともあったので、「今は卵を食べられないので、少しずつ慣れさせていきます」と伝えました。 義母は、私が見ていないときにまだ息子が食べたことのない海老入りのおせんべいや生の桃をあげてしまうこともありました。幸いどちらも息子の具合が悪くなることはなかったのですが、「やめてください」と伝えると、それ以来、義母が息子に食べ物を与えることはなくなりました。しかし……。やはり、義母はアレルギーの怖さをわかっていないと感じたため、すぐに夫に相談。そして「昔は不用意にアレルゲンを与えて亡くなってしまう子もいた」「勝手なことをするなら信用して息子に会わせられない」と義母にやや厳しく言ってもらいました。 義母は反省してくれたようですが、やはり義実家で会うときは子ども用の食べ物を必ず持参し、私や夫抜きで長時間息子と義母を2人にしないようにしています。 義母は息子をつらい目に合わせたいわけではなく、おいしい食べ物を一緒に食べたいのだと思いますが、「ちょっとだけ」が重篤な結果を招くこともあるという意識が欠けているのは事実です。現在は、毎月受診している小児科でもらった食物アレルギーに関する資料を一緒に見たり、3カ月ごとの息子の血液検査の結果を共有することで理解を深めてもらえるようにしています。 作画/まっふ著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2024年04月20日みんさんは夫と息子ミーくんの3人家族。ミーくんは消化管アレルギーがあり、小麦や大豆、卵黄が食べられません。ミーくんが離乳食を始めたのは生後5カ月ごろのこと。離乳食初期のころは大泣きして食べないことも多く、そこにみんさんの復職やミーくんの胃腸炎などが続き、みんさんは精神的に参っていました。少しずつ食べられる物も増えてきた生後7カ月ごろのこと、ミーくんが、何度か食べたことのあるメニューを食べたあとに嘔吐。小児科を受診すると、現段階ではアレルギー症状かどうか断定できないので、嘔吐したメニューを少量ずつ食べさせるようにとアドバイスされました。 ミーくんが食物アレルギーかもしれない…?せっかく離乳食に慣れてきたので、まだ食べさせたことのなかった白身魚にトライしてみることに……。 ※再度アレルギーの原因となる食物を食べさせる場合は、医師に指示に従って量を判断してください。 豆腐を少量食べさせたところ、ミーくんに体調に変化は見られませんでした。別の日、みんさんが緊張しながらパン粥を食べさせてみると、ミーくんは再び嘔吐……! 翌日小児科を受診したところ、医師から「消化管アレルギー」の可能性を指摘されます。食物アレルギーには血液検査の際に反応があるのですが、ミーくんの場合は「消化管アレルギー」の可能性があり、血液検査では「陰性」が出るのではないかとのこと。現段階で受診した小児科でできる検査がないため、小麦粉を控え、近くの総合病院を受診するよう言われます。 ミーくんが小麦アレルギーかもしれないことに落ち込むみんさん。医師はその様子に気づき、3歳くらいまでにはアレルギーを克服する子が多いと励ましてくれました。しかし、みんさんは離乳食を進めたいという焦りと、アレルギーへの恐怖に板挟みになってしまうのでした。 小麦が含まれている食品も多く、今後の食事のことを考えるとみんさんがショックを受けるのは無理もありませんよね。そして、食べさせたあとに嘔吐するかもしれない不安を抱えながら離乳食を進めるのは、相当な恐怖でしょう。ただ、助産師さんによるとみんさんが診察を受けた医師が言っていたように、消化管アレルギーは幼児期のうちに治ることが多いと報告されているそうです。焦る気持ちもあると思いますが、みんさんがあまり根詰めないように進めてほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 >>次の話 監修者・著者:管理栄養士 久野多恵 著者:マンガ家・イラストレーター みん
2024年02月26日みんさんは夫と息子ミーくんの3人家族。ミーくんは消化管アレルギーがあり、小麦や大豆、卵黄が食べられません。 えっ? まさかアレルギーなの…?ミーくんにアレルギー症状が初めて出たのは、生後7カ月ころでした……。 生後5カ月目に離乳食デビューしたミーくん。滑り出しは順調かと思われましたが、野菜を食べさせようとすると反り返って嫌がるように。一旦離乳食をお休みして、生後6カ月ごろに再開しましたが、ひと口だけ食べたりギャン泣きしたりと安定しない日が続きます。そこへ追い打ちをかけるように、みんさんの仕事復帰やペットとのお別れ、ミーくんの嘔吐などが重なり、みんさんは精神的に追い詰められていきました……。生後7カ月目に入るころには、少しずつ食べられる物が増えてきましたが、そんな矢先にミーくんが嘔吐! 胃腸炎の再発なのかアレルギーなのか、心配を抱えながら小児科を受診したところ、嘔吐する直前に食べたメニューだと嘔吐でのアレルギー反応は考えにくいと言われます。 医師は、もう一度同じメニューを少量から試すように助言。ミーくんが離乳食に慣れてきたところでまた振り出しに戻ったような気持ちになるみんさんですが、気を取り直して次は白身魚に初挑戦してみようと前向きに考えたのでした。 何度か試したことのある食材を食べた後に嘔吐したミーくん。小児科でも嘔吐の原因がはっきりせず、みんさんは不安な気持ちになったことでしょう。助産師さんによると、アレルギーは少量の摂取でも症状が出る場合や今まで食べることができていたものでもある日突然起こることがあるので、そこまで珍しいことではないのだそう。 ただアレルギーには、一般的に知られている典型的な即時型症状を引き起こす食物アレルギーや、遅延型症状を引き起こす消化管アレルギーなど、あまり周知されていない種類のアレルギーもあります。原因となる食物を摂取してから2時間以内に症状が出る食物アレルギーとは違い、消化管アレルギーは数時間から数日たってから、嘔吐や血便、ひどい下痢などの症状が出現する場合があるとのこと。そのため、医師は「ミーくんが食べてから2時間後に嘔吐した」という2時間という時間が気になっていたのかもしれませんね。不安な状況は続きますが、みんさんは「できることを進めていこう!」と気持ちを前向きに切り替えました。急がず医師と一緒にミーくんのこれからについて考えていけたらいいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 >>次の話 監修者・著者:管理栄養士 久野多恵 著者:マンガ家・イラストレーター みん
2024年02月25日現在、小麦アレルギーに悩む方に向けて、グルテンを含まない米粉が小麦粉の代替品として注目を浴びています。そこで、鳥取県は、2月20日「アレルギーの日」に、親子で楽しめる料理教室を開催し、小麦アレルギーをお持ちの方にも安心な鳥取県産米粉をPRします。また、併せて食物アレルギーの対策などを学んでいただくため、横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター センター長 中村 陽一(なかむら よういち)先生を迎えた講演を実施します。料理教室では、食物アレルギーに関心をお持ちの親子先着8組を招待し、サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」『perus(ペルース)』の山名 新貴(やまな よしき)シェフ(鳥取県出身)が、鳥取県産の「星空舞」の米粉と鳥取和牛を使用したショートパスタの作り方、その他ご家庭でも米粉を活用するコツをお伝えします。鳥取和牛米粉ショートパスタ完成品【応募フォーム】 応募締め切り 2/15(木)17:00まで※メニューで使用する特定原材料は、牛肉と大豆になります。※料理教室参加可能なお子様の年齢は、年齢3歳以上、12歳までに限ります。※当日材料費として、1組500円(税込)現金で頂戴します。二次元コードからもお申込み可能です。 なお、このイベントの模様はYouTube(鳥取県ライブ配信用チャンネル)にてライブ配信致します。配信チャンネルURL: ■鳥取県産「星空舞」米粉でショートパスタ親子料理教室概要【開催概要】イベント名称 : 鳥取県産「星空舞」米粉でショートパスタ親子料理教室開催期間 : 2024年2月20日(火)17時から19時30分(開場:16時)開催場所 : アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」2F催事スペース(所在地:東京都港区新橋一丁目11番7号新橋センタープレイス)店舗ホームページ: 【スケジュール】16時30分 開場17時~ 開始・挨拶17時05分~17時20分 講演「食物アレルギーとは?これだけは知っておきたい」講師:横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンターセンター長 中村 陽一(なかむら よういち)先生17時20分~18時20分 親子料理体験「鳥取県産「星空舞」の米粉を使ったショートパスタづくり」講師:「KURKKU FIELDS」『perus』 山名 新貴シェフ(1)米粉ショートパスタづくり(2)鳥取和牛ボロネーゼースは、山名シェフがデモンストレーションしながら調理18時20分~ 試食19時 イベント終了後、メディア向け試食会19時30分 メディア試食会終了■小麦粉の代替品として、近年注目を集める「米粉」「米粉(こめこ)」とは、お米を細く砕いた粉です。日本では古くからおせんべいや和菓子などに使われてきました。近年では、細かく製粉にする技術が開発されたことで、小麦粉と同じように、ケーキなどの洋菓子、麺類、天ぷらなど様々な加工品に使えるようになりました。米粉は、小麦粉に比べて油を吸いにくく、腹持ちがいいヘルシーな食品として注目されています。特に近年、ウクライナ情勢によって小麦粉の安定した輸入・供給が難しくなったことで、小麦粉の価格が高騰。また、小麦アレルギーを抱えている人が安心して食べられるだけでなく、健康や美容への意識から「グルテンフリー」を支持する人も増えており、今後さらに米粉への需要が高まることが想定されます。鳥取県でも、県産米でつくった米粉や米粉食品の良さを知っていただくため、食品事業者、生産者団体、消費者、行政機関などで「鳥取県米粉食品普及推進協議会」を作り、学校給食や製麺・製パン業者の利用促進を図っています。また、今回使用する鳥取県産米「星空舞」を100%使用した米粉は、旋回気流式の特殊機械で超細粒子に仕上げられ、様々な料理において、もっちりした味わいを楽しんでいただける特徴があり、鳥取県内には星空舞の米粉を使用したチュロスやパウンドケーキ、クッキーなど、小麦アレルギーに悩む方にも安心して味わっていただける商品が揃っています。■鳥取県オリジナル米「星空舞」について「星空舞(ほしぞらまい)」は、鳥取県農業試験場が30年もの歳月をかけて開発し、2018年に誕生した米の新品種です。昨年の猛暑で米の不作が話題となりましたが、夏の猛暑にも負けない品種を目指して、コシヒカリの子孫にあたる「ゆめそらら」を幾度もかけて交配し、コシヒカリのおいしさはそのままに、倒れにくく高温に強いお米が誕生しました。見た目が透き通っており、「星取県」(※)で生まれた「星のように輝くお米」であることから「星空舞」と命名されました。また、日本穀物検定協会の2022年産米の食味ランキングで 星空舞は初めて最高評価の特Aを取得しました。対象の全国152銘柄のうち特Aは40銘柄、生産者と関係団体が一体となって食味品質の高位平準化を図ってきたことが実を結びました。<鳥取県産米「星空舞」の特徴>・白米が綺麗で透き通っている・炊いたお米のツヤが優れる・お米のおいしさの指標「味度値」が高い・適度な粘りと、弾むような、しっかりとした「粒感」・水を抱き込む量が多いため、冷めても食感が変わらず美味しい星空舞/枡に入った鳥取県星空舞※「星取県」とは…鳥取県では、環境省が実施した全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見えるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、「星取県」を名乗り、星空の保全や星空を活用した地域振興に取り組んでいます。■2/20アレルギーの日(毎年2/17~23アレルギー週間)について平成7年(1995年)、公益財団法人日本アレルギー協会は、米国免疫学会会長を歴任した免疫学者 石坂 公成先生(東京大学医学部卒、ジョンス・ホプキンス大学医学部教授)と妻・照子先生がアレルギーの原因物質IgE抗体を発見されました。その成果を発表された2月20日を「アレルギーの日」と制定し、毎年2月17日から23日の1週間を「アレルギー週間」として全国各地で医療相談や講演会などが開催されています。日本国民の半数以上が、何かしらのアレルギーを持っている日本国民は半数を超えており、今や国民病ともいえます。【公益財団法人日本アレルギー協会(Japan Allergy Foundation)】昭和42年(1967年)に経団連の援助を受け、厚生省所管の財団法人として設立。アレルギー疾患の克服を目指し、国民の保健と福祉に寄与するためアレルギーについて全国各地で、知識の普及、啓発活動、アレルギー研究の助成などを行っている。【公益財団法人日本アレルギー協会公式ホームページ】 ■講演講師講演「食物アレルギーとは?これだけは知っておきたい」横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター センター長中村 陽一(なかむら よういち)先生中村 陽一先生【略歴】1981年 徳島大学医学部卒業 同第3内科入局1991年 米国ネブラスカ大学留学1993年 徳島大学第3内科講師2000年 国立高知病院臨床研究部長2004年 高知大学臨床教授併任2005年 横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター昭和大学医学部客員教授併任・日本アレルギー協会関東支部長・日本アレルギー学会功労会員喘息GL・薬物アレルギーGL・蕁麻疹GL 作成委員・日本職業・環境アレルギー学会評議員職業環境アレルギーGL作成委員喘息学会日本北アジア部会幹事■米粉でショートパスタ親子料理体験講師山名 新貴氏シェフ 山名 新貴(やまな よしき)(「KURKKU FIELDS」『perus』所属)1995年生まれ。鳥取県鳥取市出身。大阪『クイントカント』で約4年半勤務しスー シェフを務める。イタリア、スペインをはじめ国内外の星付きレストランで研修を積み、2022年11月音楽プロデューサーの小林 武史さんが手掛ける、KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)「perus(ペルース)」のシェフに就任。自然と共生し、生産者の想いと素材に寄り添った食へとアプローチする。百年後芸術祭「EN NICHI BA」のレギュラーシェフを務め、スペシャルイベント「百宴」では、人と自然、人と人とが“分かち合う”をテーマに直火を使った新たな食体験を届ける。百年後芸術祭「EN NICHI BA」は2024年春会期も開催予定。ちばガストロミーAWARD TOP30に1月16日選出された。【KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)「perus(ペルース)】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月31日舌下免疫療法は噂では聞いたことあるような…という認識だったんですが、お医者さまから提案されるものであって患者から希望できるとは知らず…ネットで体験談を読んだりしました。調べていると、適切な年齢やリスクなども書かれていました。悩みましたが、通院して先生に相談してみることに。治療には数年かかるとも教えられ、また副作用もあるそうなので娘の様子は見守ろうと思います。そして少しでも効果が出ることを祈るばかりです。この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2024年01月18日私は3人の子どもを育てる母親です。1番上の長男が生後10カ月のころ、日々の疲れからか体の不調が続いていました。体の不調が続く中で食物アレルギーを発症し、さらにアナフィラキシーショックを起こしてしまったときの体験をお話しします。 育児疲れで体調を崩しがちに…初めての育児に奮闘していた私は、毎日息をつく暇もないくらい走り回っていました。とにかく長男の世話に一生懸命になり、自分の食事はいつも後回し……。授乳中なのに朝食や昼食をとらない日も多く、ついに体調を崩しがちになってしまいました。特に多かったのが、アレルギー症状です。 私は幼いころからアレルギー体質で、アトピーやアレルギー性結膜炎などをよく起こしていました。私にとってはよくあることだったので、大人になってからもあまり気にせずに毎日を過ごし、育児に奮闘するのでした。アレルギーの恐怖が待ち受けているとは知らずに……。 アレルギー傾向のある果物を口にして!?パートが休みだったある日、リフレッシュのために子どもを保育園に預けて姉とカフェに行くことになりました。久々の自由時間に私はウキウキ。行きつけのカフェに着くと、私は洋なしのタルトを注文しました。 私は果物のアレルギーが多く、中学生のころ給食のキウイフルーツでアナフィラキシーショックを起こしたことがありました。しかし洋なしでアレルギー症状が出たことはありません。年々アレルギー症状の出る果物が増えている自覚はありましたが、特に気にせずに洋なしのタルトを完食しました。 全力で走ったあとに全身を襲った痒み!久々の自由時間がうれしかった私は、保育園に伝えていたお迎え時間ギリギリまでカフェでお喋り……。夕方になりお迎えの時間が迫った私は、猛ダッシュで長男を迎えに行きました。以前キウイフルーツでアナフィラキシーショックを起こしたとき、運動するとアレルギー症状がひどくなると伝えられたことをすっかり忘れていたのです。 全力で走ったあとに長男を連れて帰宅した私は、体の異変を感じとりました。全身が痒くてしょうがないのです。10分ほど経つと顔が腫れてきたのでおかしいと思い、義母に長男を預けて病院に向かうことにしました。 病院のロビーで意識がもうろうとし始め…病院に向かったものの以前経験した息苦しさがなかったため、私は安心しきっていました。ところが病院の受付で名前を書こうとした瞬間、意識がもうろうとし立っていられなくなったのです。その場に倒れ込み、だんだんと意識が遠のき始める私……。 気がついたときには3人の医師に囲まれ、集中治療室に運びこまれていました。怖さで叫んでしまいましたが、注射を打ってもらうと徐々にアレルギーの症状が引いていきました。洋なしが原因でアナフィラキシーショックを起こしたのだろうとのことです。数時間点滴を受け、夜中に帰宅できました。 注射と点滴のおかげで翌日には元気になりましたが、倒れたのが自宅だったらと思うとゾッとします。今回の経験で、自分の健康を整えることの大切さを学びました。そして私自身が果物のアレルギーを多く持っているため、子どもに果物を与えるときも慎重に進めています。自分を過信せず、無理せずに育児を楽しもうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/こちょれーと著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2023年12月09日アレルギーの怖さに対する認識は未だ完全ではなく、軽視する人もいるんだなと実感した出来事をお話しします。私の義母もその1人で、息子の牛乳アレルギーを軽視し、干渉されていました。そんな義母の困った対応から解放されるために、私はある行動に出たのです。義母の干渉から救ってくれたのは、お医者さんからのあるひと言でした……。 息子の牛乳アレルギー私には1歳2カ月の息子がいます。息子が初めて牛乳を口にしたのは1歳になるころでした。初めて牛乳を与えた日に全身に湿疹が出てしまい、病院で血液検査をした結果、牛乳アレルギーだということがわかりました。 病院と相談しひとまず除去をすることになり、身内の理解も必要となってくるため、義母にもアレルギーについてと今後の方針についてしっかりと伝えていたはずなのですが……。 アレルギーは母親のせい?息子がアレルギーであることを伝えた翌日、突然インタホーンが鳴りモニターを見ると、買い物袋を抱えた義母が立っていました。リビングへ案内すると、買い物袋を広げ始め、そこには大量の乳製品が! 除去する方針であることを再度伝えると、「母親がそんなに神経質だから治るものも治らない! 食べさせていれば治る!」と義母は言うのです。 たしかに、少しずつ食べることでよくなることはあるとお医者さんも言っていたので、食物経口負荷試験後に徐々に始めると義母に伝えると、怒りはさらにヒートアップ。「昔は普通に食べていたんだから、そんなものは必要ない! あなたは神経質すぎる!」と声を荒らげました。 義母を連れて病院へ義母にその場では引き取ってもらい、後日義母に息子の健診へ一緒に行ってもらい、アレルギーの怖さについてお医者さんから説明を受けました。 お医者さんは「アレルギーの子にアレルギー物質を他人が食べさせるなんて殺人行為と同じだ」とはっきり言ってくださったので、義母も自分がした事の重大さに気づき、以降アレルギーに関して口出ししてくることはなくなりました。 身内同士だど、私も義母もお互いに感情的になってしまいアレルギーの怖さを理解してもらうのは不可能だと考え、専門的な知識を持つお医者さんから義母に説明してもらいました。間違った知識や偏った考えではなくアレルギーについて正しく理解を深められて、私は義母に健診へ一緒に行ってもらってよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:伊藤あいり3歳の女の子と2歳の男の子の母。現在は、美容関係の営業職として働きながら、子育てに関する体験談を中心に執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年12月02日尾西食品株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 古澤紳一 ※以下、尾西食品)は、7月2日(日)、「尾西のライスクッキー ココナッツ」のアレルギー物質(特定原材料等)28品目不使用リニューアル発売を記念し、アレルギー物質(特定原材料等)28品目不使用に変更になり、エコマークを取得したクッキーを材料に使用した親子向け料理教室イベントを実施しました。今回のイベントは、「食物アレルギーのお子さまをお持ちのご家族でも、ご自宅で、みんなで気軽にスイーツ作りを楽しんでほしい」という想いから実施し、6組の親子が参加しました。尾西のライスクッキー ココナッツをベースに、生クリームの代わりにココナッツクリームや季節のフルーツを使用したパフェと、スモア風のマシュマロチョコサンドクッキーにデコレーションしてスイーツ作りを楽しみました。子どもたちは自分でライスクッキーを好きな大きさに砕いて、クリームも絞るのも初めての挑戦でわくわく!好きなフルーツを選んで重ねて自分だけのパフェが完成しました!色とりどりのきらきらとした材料でクッキーに思い思いの絵を書いて、可愛らしいマシュマロチョコサンドクッキーもできました。マシュマロが温めると膨らむのにもおどろきです。ご家庭でも作れるようなレシピで料理教室を実施した他、特別にたくさんの色のクリームを用意し、子どもたちはレインボーパフェ作りの体験をしました。見栄えもバッチリで美味しそうなパフェになり、大喜びです。手作りのスイーツは特別なおいしさで子どもたちは「おいしい!!」と夢中の様子でした。七夕らしく大きな笹も用意して、みんなで願いごとを短冊に書いて飾りました。楽しく季節を感じられるひとときとなりました。「まんがかになりたい」といった可愛らしい願い事も…。叶うことを願っています。ゲストとしてご参加いただいた食物アレルギー体験レポーターの岡夫婦を通じて集まった参加者は、お子さまが小麦や卵などの食物アレルギーをお持ちの方、また、周りにアレルギーの子どもが多いため、知識を身に付けたい方、子どもはアレルギーではないが、お菓子作りが大好きなど、様々なご家族が集まりました。スイーツ作りの後、岡夫婦と参加者による交流座談会が行われました。岡夫婦は食物アレルギーを持つお子さまの育児を通じて情報発信を行っています。参加者からは、小学生に上がる子どものお弁当の中身についての相談や、周囲にどのように子どものアレルギーを伝えるかなど、様々な質問が寄せられました。最近は子どものみならず、大人にもアレルギーが増えている現状にふれ、アレルギーと防災についてのお話をしていただきました。災害時に食物アレルギーのため、避難所で食べられるものがない場合、命に関わる事態も想定されます。岡夫婦からは、「いざという時に自分たちで身を守れるよう、1週間分は安全な食料を備蓄してほしい。」また、非常食が本当にアレルギーを起こさないか、事前に食べて知っておくこと。」そして、多様性の社会で、食物アレルギーが決して特別でないことを知ってもらいたい。」と、各家庭に向けてアレルギーと防災について伝えていただきました。近年、自治体の備蓄もアレルギー対応の非常食への転換が行われています。尾西食品ではアレルギー対応食を数多く展開。2021年にはアレルギー対応食品専門サイト「あんしんチョイス」( )を立ち上げました。今回は見た目にも鮮やかで安心安全のスイーツ作りを通じて、同じ悩みを持つご家族同士、食物アレルギーについて自分ごととして考えているご家族の交流の場として、防災備蓄の大切さを改めてお伝えする機会となりました。※当日の写真はこちらからご覧いただけます。 <イベント概要>【日 時】2023年7月2日(日)13:30~15:30【参加者】親子6組【場 所】レンタルスペースBPM (東京都世田谷区池尻)【ゲスト】食アレルギー体験レポーター 岡夫婦【内 容】・アレルギー物質(特定原材料等)28品目不使用の材料をメインにしたレシピでスイーツ作り体験※今回使用した材料のアレルゲンはマシュマロ(アレルゲン:ゼラチン)のみです。・岡夫婦と参加者の座談会・七夕フォトスポットで撮影会・参加者からの感想・ご意見【問い合わせ先】尾西食品株式会社所 在 地:〒108-0073 東京都港区三田3-4-2 いちご聖坂ビル3階 (広報室)TEL:03-3452-4020 URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月05日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「アレルギーに無知な義母。無責任な行いが招いた最悪な結末」を紹介します。32歳、1児の母であるパニ子。1歳の息子、ハヤトはとてもかわいく、仕事を辞めて専業主婦の道を選んだことに、後悔はありません。でも、1つだけ悩みがあって……。卵アレルギーの息子にプリンを与える理解のない義母卵アレルギーのあるハヤト。食べるとアレルギー症状がでてしまいます。アレルギーに苦しんでいる姿は、親としてもとてもつらいもの。食事には十分気をつけています。 しかし、アレルギーにまったく理解がない義母。「ママは神経質ね〜」といって、パニ子の見ていないところで卵が入ったプリンを食べさせようとするのです。 アレルギーは正しい知識を持って対応しないと、命を落としかねない恐ろしいもの。命を守れるのは親だけだと、できる限り義母との接触は控えていました。 ある日夫・タカヤが突然のリストラにあってしまいます。家計を支えるべく、パニ子は仕事に復帰することになりました。 ここで問題になるのが、ハヤトの預け先。義母は保育園に預けることに大反対!自分が預かるといって聞きません。 しかし、アレルギーに理解のない義母に預けるなんて、そんな危ないことはできません!職を失い自宅にいるであろうタカヤに、日中のハヤトのお世話を任せることにしました。 アレルギー症状で病院に運ばれた息子。なぜ……?職場復帰したその日のこと。ハヤトは体中にひどい発疹ができ、呼吸困難になって救急車で病院に運ばれたのです。 パニ子が病院に駆けつけると、症状はおさまっていてひと安心。でも一体なぜ? 心当たりはひとつしかありません。 「ハヤトに何か食べさせた!?」とタカヤを問い詰めたところ、「母さんが見ていてくれたからわからない」と無責任すぎる回答が。信じられないことに、タカヤは義母に息子を任せ、息抜きにパチンコに行っていたのだというのです。 この親にしてこの息子あり! 居ても立ってもいられなくなったパニ子は、義母を訪ねます。しかし、義母の発言がさらにパニ子を凍り付かせたのです。 「そんなに食べさせたいのなら、好きなだけ食べさせればいいよ」「アレルギーなんて甘えなのよ。好ききらいと同じ! 好ききらいのない元気な子に育ってほしいの!」 アレルギーと好ききらいの区別がつかないなんて! 言葉を失うパニ子。 苦しんでいる息子を見ても反省の姿勢を見せないタカヤや義母を前に、はらわたが煮え繰り返る思いで立ち尽くしていました。 「そんなに食べさせたいのなら、好きなだけ食べさせればいいよ」ついには、義実家で唯一常識人だと思っていた義父までも、義母を擁護し始めたのです。 無責任な行いがすべてを失う結果に……アレルギーで息子は命を落としてしまうかもしれないのに……。頭が真っ白になったパニ子の前で、義父は話を続けます。 「好きなだけ食べさせればいい。ただし、もう二度とハヤトには会えなくなるかもしれないがね。ハヤトにとって卵は毒物と同じ。それを与えたがる母さんは、ハヤトに会えなくなってもいいと思っているということだね」 義母を擁護したと思いきや、義父はアレルギーをしっかり理解していたのです。義母はというと、ぐうの音もでない様子。「これ以上ハヤトを危険に晒すわけにはいかない。私は会社を辞めてして田舎に引っ越そうと思う。田舎で静かな暮らしがしたいから、母さんとは離婚を考えている」義父の話はまさかの急展開に。無知で無責任な義母は、義父と義父の収入と、都会での裕福な暮らしを失うことになったのでした。 ちなみに、無責任な振る舞いをしたタカヤとは離婚。パニ子は、かわいい孫のためにと義父からの財産分与を受け、ハヤトと安心な日々を送ることになりました。 アレルギーは決して好き嫌いではありません。アレルギーのある子どもにアレルゲンを与えるということは、一歩間違えると本当に危険な行為です。まだまだ理解の浅い、アレルギー。今後もっと理解が深まることを願います。パニコレ記事をまとめて読む▶著者:ライター パニコレ
2023年06月09日ベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】に寄せられた相談の中から、専門家の回答が役に立ったとの声が最も多かった「離乳食に関する世代間ギャップ」に関するご相談をマンガで紹介します!「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、専門家の回答が役に立ったとの声が最も多かった「離乳食に関する世代間ギャップ」に関するご相談です。 Q.離乳食について義母の言うことに従ったほうがいい?娘が生後4カ月に入ってすぐのころ、私の許可もなくお義母さんが娘に離乳食をあげていました。かわいいとは言え、生後4カ月という早すぎる段階で離乳食あげても大丈夫なんでしょうか。また、離乳食は果汁からあげたほうがいいのでしょうか? お義母さんには果汁から始めたほうがいいよと何度も言われます。それに従ったほうがいいのでしょうか? 一藁暁子管理栄養士からの回答30年ほど前は生後4か月ごろから離乳食を始める方も多かったので、お義母さんはそのころの知識で進めてしまったのかもしれないですね。現在、厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』では離乳食開始の目安を5~6か月ごろとしています。 生後4カ月ごろの赤ちゃんはまだ首がすわっていなかったり、哺乳反射が残っていてスプーンを口に入れても舌で押し出してしまうお子さんも多いので、開始時期が遅くなった経緯があります。現在の離乳食の進め方をお義母さんにも共有して、また生後5〜6カ月になってお子さんが開始のサインをクリアしたら離乳食を再スタートしてあげてくださいね。 果汁にはほとんど栄養が含まれておらず、果汁を飲ませることで哺乳量が減ってしまうと赤ちゃんが栄養不足になるリスクが高まる理由から、現在は離乳食でも果汁を飲ませることは推奨されていません。乳児期の水分補給は栄養摂取の目的から基本的には母乳や育児用ミルクで補っていくことが厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』でも示されています。また、お子さんによっては果汁の強い甘味に慣れてしまい、その後甘くないお粥などを食べたがらなくなってしまうこともあります。離乳食初期はトロトロのペースト状の食事から母乳や育児用ミルク以外の食品をごっくんと飲み込む練習を始めていきますので、食物アレルギーや消化器への負担も少なく、赤ちゃんも飲み込みやすいお粥のペーストから始められると安心ですよ。 ※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。 まだまだある! 世代間ギャップ先輩ママからのアドバイスに助けられている新米ママもいらっしゃるかと思います。その一方で、親世代からの助言に困惑してしまうことも……。親世代と今では子育てに関する考え方もいろいろ変わってきています。ママたちがちょっと困ってしまう親世代助言をいくつかご紹介します。 お風呂上がりには白湯以前はお風呂上がりには白湯を飲ませることが主流だったようです。しかし、果汁と同様に、白湯には栄養が含まれておらず、白湯を飲むことで哺乳量が減ってしまうため、基本的に離乳食開始前の赤ちゃんには白湯は必要ないとされています。 食物アレルギーは食べれば治る食物アレルギーの症状は軽度なものから命に関わるものまであり、お子さんによって症状の出方はさまざまです。食物アレルギーに関して、昔は明確になっていないことが多々あったと思います。子どもの体調不良の原因がアレルギーとわかっていなかったということもあったかもしれません。しかし、現在は血液検査のデータや症状の出方、医師の治療方針などによって対応が変わってきています。 抱き癖がつくアメリカでベストセラーになった育児書で推奨されている「子どもの自立を促すために、泣いても抱っこせずに泣かせたほうがいい」とする理論が、1960年代以降、日本でも広まりました。そのため、すぐに抱っこをするのはよくないと考えている親世代もいるのだと思います。しかし、この理論には医学的根拠がないことがあきらかになっています。 手足が冷たい…。もっと厚着を、靴下履かせて赤ちゃんは体温調節機能が未発達で、環境によって体温が変化してしまいます。赤ちゃんの手足が冷たくなることがありますが、背中など体を触って温かければ問題ありません。厚着をさせたり、靴下を履かせることで、かえって熱がこもってしまうこともあります。 良かれと思ってしてくれる親世代の助言。役に立つこともたくさんあると思いますが、以前とは違うことに対してはどう対応していいか困ってしまうことも。そんなときは、実際に専門家の話を一緒に聞きに行ったり、先生がこう言っていたなど伝えるとよいかもしれませんね。 作画/はたこ
2023年02月24日現在第2子妊娠中、3歳の長女を育てています。長女は食物アレルギーがあり、食べ物には普段から気をつかっています。その長女が1歳半のとき、公園で会った見知らぬおばさんが勝手にお菓子をあげそうになり、ひやりとしたことがありました。 公園で出会った見知らぬおばさん長女が1歳半のとき、公園で遊んでいると散歩をしていたおばさんに話しかけられました。そのころ長女は人見知りとは無縁。誰にでも愛想のいい子だったので、知らない人に話しかけられることがよくありました。私もいつものように長女が見知らぬ人とやり取りしているのを微笑ましく見ていました。 その中でおばさんが自分のかばんを開けて何やらゴソゴソ……。そこからお菓子を取り出し、長女と話をしながら食べ始めたのです。「子どもの前で食べるのかぁ……」とうっすら嫌な気持ちを感じつつも、私は見守っていました。 そのお菓子ちょっと待った!すると案の定、長女はおばさんが食べているお菓子を欲しがりました。そして「あら食べる?」とおばさんは言い、自分の食べかけのお菓子をそのまま長女の口の中に入れようとしたのです! 私はとっさにおばさんと長女の間に手をねじ込んで、「ちょっ……! すみません!!」と遮りました。 そして長女には食物アレルギーがあり、何が入っているのかわからない物は食べさせられないと……。するとおばさんが「これは卵が入ってるわねぇ」と原材料を見ながらつぶやき、私が「卵はアレルギーなので食べられないんです」と答えたのですが、次のおばさんのひと言に耳を疑いました。 全然わかってくれない!「大丈夫よ! これくらい! はいどうぞ!」。そう言って再び長女にお菓子をあげようとしました。「いや! いやいやいや……」。再び私が遮り、少し長女を遠ざけました。すると、「あのね、私の孫は小麦のアレルギーだからわかるのよ。孫はアレルギーでも少しくらいは食べてるの。アレルギーだからって何でもダメって言うのは逆によくないのよ」。 おばさんの主張にめまいがする思いでした。アレルギーの程度は人によって違いますし、そもそも親がダメだと言っているものを無理矢理与えようとするなんて……。ぐいぐいくるおばさんに「このままここにいたらダメだ」と思い、「食べる!」と泣く長女を抱えて逃げるように公園をあとにしました。 自分の子どもが知らない人と交流するのは大いに結構です。ただ、誰もが食物アレルギーについて詳しいわけではないですから、常に油断ができません。これから長女が大きくなっていっても親が気をつけていなければいけないところだな、と改めて気を引き締めました。 作画/ぐら子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年02月08日いちかわクリニック(福島県福島市 産科、小児科)、千葉大学予防医学センター(千葉県千葉市)、株式会社ナチュラルサイエンス(東京都中央区)らの研究チームは、出生早期から1歳まで、低刺激スキンケア「ママ&キッズ ベビーライン」製品を、指導したスキンケア方法で使用した結果、1歳の時点で、アトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しなかったという研究発表を行いました。本研究は、2022年11月12、13日に開催された第59回日本小児アレルギー学会学術大会において、優秀演題賞を受賞しました。表1: 発表概要上記研究チームは、乳児の経時的な皮膚バリア機能変化とアレルゲン感作の関係を明らかにする目的で前向き出生コホート観察研究(Fukushima Study)を実施しました。低刺激スキンケア「ママ&キッズ」製品で、洗浄と保湿のスキンケア方法・使用量の指導のもと、出生早期から1歳まで継続的にスキンケアを実施した乳児において、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症率が極めて少ないという結果が得られました(1歳の時点で、アトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しませんでした)。一方、卵白感作率は生後6か月で30%、1歳で39%の乳児で確認され、スキンケアで卵白感作を予防することはできませんでした。しかし、感作が認められた児も含めアトピー性皮膚炎発症および食物アレルギーの発症を予防する効果が確認できました。背景我が国では、出生早期からの保湿などのスキンケアの介入により、アトピー性皮膚炎を予防する効果の研究結果が報告されています。しかしながら、別の研究や海外ではスキンケア介入による予防効果は得られない、食物アレルギーが増えるという報告もあり、出生早期からのスキンケアの介入の是非が問われています。また、乳児期の皮膚バリア機能異常と感作の関連について、スキンケア製品及びスキンケア方法、使用量を特定したうえで定量的、客観的な評価、解析した報告は少ないのが現状です。本研究では、前向き出生コホート観察研究により、洗浄と保湿によるスキンケアを、使用製品とスキンケア方法を統一し、生後早期から生後12か月まで行った乳児の経時的な皮膚バリア機能変化とアレルゲン感作の関連を明らかとする目的で行いました。実施概要いちかわクリニックで出生した正期産児177名(家族のアレルギー歴を問わない一般集団)に対し、新生児期から下記洗浄・保湿方法を毎日実施するよう指導し、生後数日、生後1か月、4か月、6か月、1歳において、アレルギー専門医による皮膚所見、食物アレルギー診断、血液検査、その他(角層水分量、経皮水分蒸散量、皮膚pH、皮膚常在菌等)を測定し、皮膚バリア機能と感作との関連を調査しました。 スキンケアには、株式会社ナチュラルサイエンスの低刺激スキンケア「ママ&キッズ ベビーライン」の製品を使用。スキンケア方法と使用する量に関しては、いちかわクリニックの看護師・助産師が、洗浄と保湿を組み合わせたスキンケア方法をパンフレットも使って保護者に指導しました。表2: 【使用製品】●頭髪洗浄:ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー ●顔・体洗浄:ママ&キッズ ベビー全身シャンプー ●顔・体保湿:ママ&キッズ ベビーミルキーローション (写真:測定の様子 いちかわクリニック提供)結果・考察これまで報告されていた研究では、研究により使用したスキンケア製品およびスキンケア方法が異なるため、結果に大きな差が出ていると考えられます。本研究では非常に有益な結果が得られたことより、本研究のスキンケア製品およびスキンケア方法はアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症率の低下に大きく関与するのではないかと考えられます。今後、本研究以前のアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症率の調査と比較を行い、効果を確認する予定です。一方、今回の研究では、スキンケアの介入により食物アレルギーの発症率を下げる可能性が示されましたが、卵白に対するIgE抗体の陽性化(卵白感作)率は、スキンケアによっても低下しませんでした。乳児のアレルギー発症や感作については妊娠中の母親の状態や、母乳などさまざまな要因が考えられるため、今後は本研究の解析を進めるとともに、妊娠中の母体環境と乳児の感作についても研究を進め、さらなるアレルギー疾患の予防や感作の予防に役立つ情報提供や製品開発に努めたいと考えております。参考:ママ&キッズ製品について「ママ&キッズ」は、生後すぐから使える低刺激スキンケア。赤ちゃんの肌にとって理想的な、ママの胎内環境をお手本にした保湿成分をたっぷり配合しています。また、肌にとって刺激になるものは徹底排除し、各種テストで安全性も確認。全国250か所以上の産院の沐浴指導にも使われています(2022年4月ナチュラルサイエンス調べ)。胎内環境をお手本にした独自保湿成分を配合●胎脂をモデルとした保護成分:べビーズエマルジョン(R)胎脂は、胎児の表皮に組成し、未成熟な肌のバリア機能を補強する効果があると考えられています。胎脂の組成成分の分析結果を基に開発されたのが、胎脂類似複合成分「べビーズエマルジョン(R)」。高い抱水性・保水性があり、肌と同じラメラ構造をしています。●羊水に含まれる保湿成分:8種のうるおいアミノ酸角層中で水分を保持し、保湿性を調整する天然保湿因子(NMF)のうち、40%をアミノ酸が占めています。また、アミノ酸は羊水中にも含まれ、妊娠初期の胎児は皮膚から栄養分を吸収していると言われています。ママ&キッズ ベビーラインは、「うるおいアミノ酸」として8種のアミノ酸(セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシンHCl、トレオニン、プロリン、アルギニン)、乳酸NaとPCAを配合しています。エモリエントとモイスチャライザーの効果を両立水分を与え、抱え込むモイスチャライザー効果と、油分のバリアによって水分の蒸発を防ぐエモリエント効果の両方を兼ね備えているから、1本でWの効果によりうるおいを持続させます。生まれてすぐの赤ちゃんから毎日使い続けられる安全性を確認●安全性確認試験・皮膚刺激性テスト済み※1・皮膚パッチテスト済み※2・新生児・乳幼児連用試験済み※3・皮膚アレルギーテスト済み※4・眼刺激性テスト済み※1・食物アレルギーテスト済み※5特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類)及び特定原材料に準ずるもの(大豆、くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ)検出範囲以下または陰性であることを確認しています※1 すべての方に刺激が起こらないというわけではありません。※2 すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません。※3 すべての方にわけでは合うというわけではありません。※4 すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。※5 検査方法:ELISA法【卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類、大豆】PCR法【くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ】※ELISA法は、「アレルギー物質を含む食品の検査方法について」(平成22年9月10日消食表第286号)に準拠。すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。●低刺激処方を重視無香料、無着色、弱酸性、パラベン無添加、アルコール(エタノール)無添加、鉱物油無添加、石油系界面活性剤無添加中身の劣化を防ぐ容器を採用保湿剤は、内袋が入った2重構造のボトルを採用※5。また、チューブタイプのクリームも、逆止弁チューブを採用しています※6。中身が空気に触れないようにすることで、製品の劣化を防いでいます。※5 ママ&キッズ ベビーミルキーローション150ml/380ml、ベビーミルキークリーム310g※6 ママ&キッズ ベビーミルキークリーム75g国内自社工場で衛生度にこだわり製造「ママ&キッズ ベビーライン」を製造する国内自社工場は、手術室並みの衛生度を保ったクリーンルーム。容器の工夫と、工場の衛生度を徹底することで、防腐剤の量を極限まで抑えた製品づくりができています。原料の安全性も徹底確認原料は、パッチテスト等の試験を実施し、安全性が確認されたもののみを使用しています。水は、水質で全国1位※6にも選ばれるほどの上質な軟水である北海道白老町の倶多楽湖の地層を通って湧き出る湧水を、毎日ろ過処理・水質検査後に使用。また、原料・工場・資材の放射能検査も実施しています。※6 2001年 環境省公用水域水質測定結果より環境・家庭への配慮ボトルには、割れにくく環境にもやさしい植物由来のバイオマスプラスチックを採用。外箱は、森林を守る活動をサポートする FSC 認証の紙を使用しています。また、赤ちゃんの誤飲予防に、キャップを大きくするなど、家庭での安全性にも配慮しています。会社概要商号:株式会社ナチュラルサイエンス代表者:代表取締役社長 小松 令以子本社:東京都中央区新川1-22-11所在地:東京都江東区北砂3-4-27設立:平成8年8月8日事業内容:化粧品・医薬部外品・歯みがき粉の企画・研究・開発・製造・販売、健康食品・食品の企画・開発・製造・販売、エコロジー・子ども商品の企画・開発・販売資本金:10,000,000円ホームページ: 【一般のお客様からのお問い合わせ先】株式会社ナチュラルサイエンスTEL: 0120-122-783(フリーダイヤル)URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月09日食物アレルギーのお子さんを持つママが、アレルギーに理解がなく勝手に食べ物をあげてしまうお義母さんに困ってしまったという体験談を紹介しています。体験談のママは、現在もアレルギーを理解してもらおうと頑張っているそうです。現在1歳の息子をとてもかわいがってくれる義母ですが、アレルギーの怖さを理解せず食べさせたことのない食べ物を与えようとするため、私はヒヤヒヤする日々です。少し無神経な義母との食事で困ったエピソードをお伝えします。 義母がアレルギー持ちの息子に…息子は生後9カ月のときに卵アレルギーが判明。義母にもすぐに報告をしました。義実家で食事をする機会も多く、息子の離乳食を作ってもらったこともあったので、「今は卵を食べられないので、少しずつ慣れさせていきます」と伝えました。 義母は、私が見ていないときにまだ息子が食べたことのない海老入りのおせんべいや生の桃をあげてしまうこともありました。幸いどちらも息子の具合が悪くなることはなかったのですが、「やめてください」と伝えると、それ以来、義母が息子に食べ物を与えることはなくなりました。しかし……。やはり、義母はアレルギーの怖さをわかっていないと感じたため、すぐに夫に相談。そして「昔は不用意にアレルゲンを与えて亡くなってしまう子もいた」「勝手なことをするなら信用して息子に会わせられない」と義母にやや厳しく言ってもらいました。 義母は反省してくれたようですが、やはり義実家で会うときは子ども用の食べ物を必ず持参し、私や夫抜きで長時間息子と義母を2人にしないようにしています。 義母は息子をつらい目に合わせたいわけではなく、おいしい食べ物を一緒に食べたいのだと思いますが、「ちょっとだけ」が重篤な結果を招くこともあるという意識が欠けているのは事実です。現在は、毎月受診している小児科でもらった食物アレルギーに関する資料を一緒に見たり、3カ月ごとの息子の血液検査の結果を共有することで理解を深めてもらえるようにしています。 作画/まっふ著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年11月16日私は3人の子どもを育てる母親です。1番上の長男が生後10カ月のころ、日々の疲れからか体の不調が続いていました。体の不調が続く中で食物アレルギーを発症し、さらにアナフィラキシーショックを起こしてしまったときの体験をお話しします。 育児疲れで体調を崩しがちに…初めての育児に奮闘していた私は、毎日息をつく暇もないくらい走り回っていました。とにかく長男の世話に一生懸命になり、自分の食事はいつも後回し……。授乳中なのに朝食や昼食をとらない日も多く、ついに体調を崩しがちになってしまいました。特に多かったのが、アレルギー症状です。 私は幼いころからアレルギー体質で、アトピーやアレルギー性結膜炎などをよく起こしていました。私にとってはよくあることだったので、大人になってからもあまり気にせずに毎日を過ごし、育児に奮闘するのでした。アレルギーの恐怖が待ち受けているとは知らずに……。 アレルギー傾向のある果物を口にして!?パートが休みだったある日、リフレッシュのために子どもを保育園に預けて姉とカフェに行くことになりました。久々の自由時間に私はウキウキ。行きつけのカフェに着くと、私は洋なしのタルトを注文しました。 私は果物のアレルギーが多く、中学生のころ給食のキウイフルーツでアナフィラキシーショックを起こしたことがありました。しかし洋なしでアレルギー症状が出たことはありません。年々アレルギー症状の出る果物が増えている自覚はありましたが、特に気にせずに洋なしのタルトを完食しました。 全力で走ったあとに全身を襲った痒み!久々の自由時間がうれしかった私は、保育園に伝えていたお迎え時間ギリギリまでカフェでお喋り……。夕方になりお迎えの時間が迫った私は、猛ダッシュで長男を迎えに行きました。以前キウイフルーツでアナフィラキシーショックを起こしたとき、運動するとアレルギー症状がひどくなると伝えられたことをすっかり忘れていたのです。 全力で走ったあとに長男を連れて帰宅した私は、体の異変を感じとりました。全身が痒くてしょうがないのです。10分ほど経つと顔が腫れてきたのでおかしいと思い、義母に長男を預けて病院に向かうことにしました。 病院のロビーで意識がもうろうとし始め…病院に向かったものの以前経験した息苦しさがなかったため、私は安心しきっていました。ところが病院の受付で名前を書こうとした瞬間、意識がもうろうとし立っていられなくなったのです。その場に倒れ込み、だんだんと意識が遠のき始める私……。 気がついたときには3人の医師に囲まれ、集中治療室に運びこまれていました。怖さで叫んでしまいましたが、注射を打ってもらうと徐々にアレルギーの症状が引いていきました。洋なしが原因でアナフィラキシーショックを起こしたのだろうとのことです。数時間点滴を受け、夜中に帰宅できました。 注射と点滴のおかげで翌日には元気になりましたが、倒れたのが自宅だったらと思うとゾッとします。今回の経験で、自分の健康を整えることの大切さを学びました。そして私自身が果物のアレルギーを多く持っているため、子どもに果物を与えるときも慎重に進めています。自分を過信せず、無理せずに育児を楽しもうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/こちょれーと著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2022年11月14日3回食に慣れた離乳食後期、献立のバリエーションを増やそうと新しいメニューに挑戦したら、初めて食物アレルギーを発症! 受診の流れと、医師から教わった食品の慣れさせ方について紹介します。順調に進んでいた離乳食当時生後9カ月だった息子は、食欲旺盛で好き嫌いや食べムラがなく、何でもよく食べる子でした。息子にいろいろな物を食べられるようになってほしい、献立のバリエーションを増やしたいと考えていた私は、レシピ本やベビーフードを参考に楽しく離乳食を進めることができていたと思います。 ただ、食物アレルギーを恐れていたので、初めての食材は平日の1回目の食事で与えると言うルールを設け、必ず守っていました。 卵は食べ慣れていたはずなのに…息子がアレルギーを発症した食材は、卵でした。しかし、卵は以前から食べていた食材。自治体の母親教室で習ったとおりに与え始め、徐々に他の食材と合わせたり、卵ボーロや赤ちゃん用クッキーなど加工品でもアレルギーが出たことはありませんでした。 しかし、その日はレンジで加熱して作るタイプの蒸しパンを朝ごはんに食べ、昼12時過ぎから虫刺されのような発疹が首を中心に出始めたのです。「これがアレルギーか?」とピンときた私は、すぐにかかりつけ小児科医の午後の診療の予約を取りました。 投薬治療とアレルギー検査朝に食べた蒸しパンのパッケージを持参し診察を受けると、「恐らくアレルゲンは卵だろうね、検査してみましょう」と言われ、その日は血液検査を受け、アレルギーの飲み薬を処方してもらい、帰宅しました。首から背中まで広範囲に出ていた発疹も翌朝にはきれいに消えており、ひと安心。 1週間後に検査結果を聞きに行くと、0〜6段階で示される食物アレルギーにおいて、息子は卵白にレベル3、卵黄にもレベル1の抗体がありました。発疹が出た日は前日までよりかなり気温が上がったことなど、さまざまな要因が重なったことが引き金になったのではないかと医師から言われました。 医師の指導のもと、ゆっくり再開その後は、医師の指導のもと、焦らずゆっくり卵を与えることを再スタートしました。医師には、「多くの子は年齢が上がるにつれて食べられる物が増えるので、あまり心配し過ぎないように。治そう治そうと考えなくて良い」とアドバイスを受けました。 離乳食で最も恐れていた食物アレルギーが出たとき、「病院が空いている時間でよかった」と強く思いました。正直、卵は食べ慣れていたので油断しており、これが病院の空いていない日曜や夜間だったらと思うと怖くなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 REIKO著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年10月07日一般社団法人日本環境保健機構(東京都中央区日本橋堀留町1-11-5 2F、会長:佐川 久美子)は、アレルギー対応のスイーツ啓蒙を目指す、「第4回アレルギー対応スイーツコンテスト 2022」を開催しました。一般・学生・プロ部門は8月27日(土)に決勝を実施。キッズ部門は9月20日(火)に入賞者を発表しました。キッズ部門は、実際に調理し味や見た目などを競う他部門とは異なり、子どもたちが自分たちの夢のケーキを紙に描きその絵をもとに審査員が審査を行います。アレルギー対応スイーツコンテスト メインビジュアル今回応募数15名の中から入賞作品に選ばれたのは愛知県にお住いの伊藤 美羽音さん(7)の作品「ゴロゴロフルーツケーキ」、埼玉県にお住いの阿部 七瑠美さん(8)の作品「フルーツもりもりハウスケーキ」でした。このスイーツに込める想いを伊藤さんは、「将来の夢はパティシエ。アレルギーがあるお友達にも甘くておいしいスイーツを食べて欲しいと思い考えました」阿部さんは「お母さんがアレルギーでも食べられるお菓子を作っていて、私も作ってみたいと思いました。私が好きなのがフルーツだから、フルーツをたくさんのせました。」とそれぞれ応募用紙に記載しました。▼伊藤 美羽音さん(7)の作品「ゴロゴロフルーツケーキ」伊藤さん自身には食物アレルギーはないが、食物アレルギーがあるお友達にこのケーキを食べて欲しいと語る。「ゴロゴロフルーツケーキ」▼阿部 七瑠美さん(8)の作品「フルーツもりもりハウスケーキ」七瑠美さん自身は食物アレルギーはないが、幼いころはアトピー性皮膚炎があり、小麦 卵 乳製品不使用の食べ物をとるようにしていたとのこと。また、母親がアレルギー児も参加できる料理教室を開いているため、アレルギー対応のスイーツは身近な存在だったそうです。「フルーツもりもりハウスケーキ」今回入賞したお二人には共催企業である、食品産業新聞から図書カード5千円分、協力企業であるもぐもぐぽけっと株式会社から小麦卵乳製品不使用のドーナツ詰め合わせが送られます。■9月29日 報告会開催キッズ部門の入賞者発表もふまえたアレルギー対応スイーツコンテスト全体の報告会を、9月29日開催の第8回みんなのEXPO 2022(アレルギー)内で行います。第8回みんなのEXPO 2022(アレルギー)開催日時 : 2022年9月29日(木)10:00~17:00※スイーツコンテスト報告会は13:30~14:20会場 : いかほ秀水園(群馬県渋川市伊香保町伊香保557)※当日はYouTube中継を行います。ホームページ: ■増加する食物アレルギー患者 より多くの子どもの笑顔を作りたい国内の子どもの5人に一人が、食物アレルギーと言われている現在。日本では、小麦・卵・乳製品が3大アレルゲンといわれ、多くのアレルギー児がそのどれかを口にすることで、アレルギー症状を発症してしまいます。時に命を落とす危険も伴います。そのため、多くの食物アレルギー児は、食の制限の中生活をしています。特に、ケーキやお菓子といったスイーツへの制限が多くあります。大人も子どもも、男の子も女の子も、誰もが笑顔になるスイーツ。しかし、そのほとんどは「卵・乳製品・小麦」を含んでいます。つまり、5人に1人はスイーツを食べることができません。今回開催する、アレルギー対応スイーツコンテストは、「食物アレルギーがあってもなくても、みんなが笑顔になれるスイーツ」の啓発を目的としています。■コンテスト概要◆主催:第4回アレルギー対応スイーツコンテスト 2022実行委員会一般社団法人日本環境保健機構◆共催:学校法人 東京製菓学校食品産業新聞社◆後援:一般社団法人環境アレルギーアドバイザー支援ネットワーク一般社団法人 日本幼児食協会一般社団法人 グルテンフリーライフ協会◆協力:八芳園 もぐもぐぽけっと株式会社◆協賛:Deli&Cafe TOKINIHA株式会社愛幸TO BE KOFFEEいかほ秀水園Total Body Conditioning SAMURAI昭和建設株式会社幸和建設工業株式会社◆公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月20日アルファ化米を主軸に加工米飯の製造・販売などを行っている、アルファー食品株式会社(本社:島根県出雲市、代表取締役:林 隆史)は、水、食器、調理不要で温めずにそのまま食べられ、そしゃく機能にも配慮したレトルトシリーズの長期保存食『北海道産ほたて貝柱のおかゆRT』を2022年9月より出荷開始いたします。本商品の賞味期間はより長期保存を要望される声に応え、常温で7年間。日本介護食品協議会が定めるユニバーサルデザインフード(UDF)の『舌でつぶせる』に相当する商品且つ、特定原材料等(アレルギー物質)28品目不使用で様々な方へ配慮しています。北海道産ほたて干し貝柱と、国産米100%を使用した贅沢な逸品です。やさしい味わいで、生姜がほたての旨味を引き立て、おいしさと長期保存を兼ね備えています。新商品「北海道産ほたて貝柱のおかゆRT」そしゃく機能や食物アレルギーをお持ちの方にも配慮したレトルトシリーズのラインアップは、新たに「北海道産ほたて貝柱のおかゆRT」が加わり、「白がゆRT」「ぜんざいおはぎRT」の全3種類となりました。袋をそのまま容器として使用でき、スプーンが段ボール内に付属しているため、緊急時の初期対応やライフラインが途絶えている場合にも食器の用意が不要で開封後温めなくてもすぐに召しあがっていただけます。また、温めるとさらにおいしく召しあがっていただけるので、普段の食事としてはもちろん、アウトドアや旅行、食物アレルギーを持つお子さんの外食・行楽地での食事、介護食、インフルエンザやその他外出できないときなど、様々なシチュエーションでの活用もご提案いたします。備蓄したままでなく、日頃から食べる機会を設けることで好みを判断しておくことも大事です。■商品特長・日本介護食品協議会の定めるユニバーサルデザインフードの『舌でつぶせる』に相当・特定原材料等(アレルギー物質)28品目の食物アレルギーに配慮・常温で7年間長期保存が可能・日本災害食学会認証商品・国産米100%使用・北海道産ほたて干し貝柱使用・やさしい味わいで、生姜がほたての旨味を引き立てる「北海道産ほたて貝柱のおかゆRT」召しあがり方「北海道産ほたて貝柱のおかゆRT」認証など安心・安全への取り組み■ユニバーサルデザインフード日常の食事から介護食まで幅広くお使いいただける、食べやすさに配慮した食品です。日本介護食品協議会が制定した「かたさ」や「粘度」の規格により分類された4つの区分があり、対象商品にはマークを表示し日本介護食品協議会の規格に基づき商品を製造・販売しています。■日本災害食学会認証自然災害によってもたらされる被災(避難)生活を支えるために、必須の条件を備えた「食品」に付与される認証です。日本災害食学会とは、学識経験者や全国の食品製造業者によって組織された団体です。災害発生時の食事における健康二次災害の発生防止を目的として、災害食の規格化を進めています。■商品情報商品名 :北海道産ほたて貝柱のおかゆRT内容量 :200g希望小売価格:356円(税抜き価格330円)賞味期間 :常温7年間販売期間 :2022年9月~通年【商品規格】北海道産ほたて貝柱のおかゆRT 北海道産ほたて貝柱のおかゆRTサイト(9月1日より公開) ■会社概要名称 : アルファー食品株式会社設立 : 1966年6月29日代表者 : 代表取締役 林 隆史事業内容 : アルファ化米を主体とした、米加工食品の製造・販売本社所在地 : 島根県出雲市大社町北荒木645番地ホームページ: オンライン : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月25日孫の気持ちを考えない父私の父は昭和9年生まれの、頑固な人でした。今考えると、父も発達特性があったのかもしれません。周りがどんな状況であっても、昼の12時になったら「飯!」と叫び、夕飯はキッチリカッキリ18時半に開始…そんなことを母に要求する父でした。息子を出産した日は、両親ともに病院に来てくれていました。息子の出産時刻は18時だったのですが、だんだんと18時半に時刻が迫ってきたときに出た言葉は「飯の時間だから帰るぞ!」でした。Upload By 立石美津子これは、食物アレルギーのある息子の目の前で、父が自分の食べたいソフトクリームを食べている写真です。うしろから私が何とも言えない顔で見ています。食物アレルギーのある子を育てる親御さんの中には卵や乳製品が入っていないクッキーやケーキなどのお菓子を準備する人もいます。けれども、私は誤食事故を防ぐため、「自分の食べられない物を知る」という教育をしたかったので、目の前で食べることは悪いことだとは考えず、父に対して止めることはありませんでした。ただ、父はそんな教育方針を理解したうえで、目の前で食べたのではなく、「自分が今、食べたいから食べる」、そんな状態だったと思います。孫の障害に対しても全く理解を示さず、私に対して「墓守なのに難儀な子を産んだ」とよく口にしていました。たまに実家に遊びにいったときも、孫である息子が見たいテレビを要求しても、頑としてチャンネルを譲らない父でした。また、パニックを起こす息子を見て「静かにさせろ」と私に要求し、それでも収まらないときはいそいそとスポーツクラブに出かけてしまうのでした。「怖いおじいちゃま」7年前に父が癌で亡くなったとき、看護師が息子に「どういうお祖父様でしたか?」と尋ねました。すると息子は、「怖いおじいちゃま」と答えていました。またお通夜の場で、実家の玄関に付いている祖父のフルネームが書かれた表札をいつ変更するということばかり気にしていました。悲しい気持ちはもちろんあったのだと思いますし、自閉スペクトラム症の特性ゆえの面もあったでしょうが、自分を理解してくれなかった祖父に対して、息子なりにいろいろな思いがあったのだと思います。Upload By 立石美津子両親への想いUpload By 立石美津子母ももう80代となりました。母が子育てしていた時代は発達障害という言葉もありませんでしたので、知識も祖父のようにはありません。でも、障害があろうとなかろうと可愛い唯一の孫。そんな愛情をかけてくれる母です。怖い父ではありましたが、シングルでも困らないようにと経済的な面でもいろいろ支えてくれました。生前は折り合いが悪いこともありましたが、亡くなった父の墓前にまいるたび、「本当にありがとう。感謝しています」と伝えています。執筆/立石美津子(監修者・鈴木先生より)昔から「雷おやじ」「頑固おやじ」などと称される父親の多くには、ASD特性があったと思われます。お父様には、食物アレルギーの孫の前でもソフトクリームを食べてしまう自己中心的な面や、パニックになった孫と遊ばずスポーツクラブへ出かけてしまう聴覚の過敏さやマイペースさ、また時間へのこだわりなどがうかがえます。しかし、経済的な面での支えがあったことは救いです。自己中心的な面があっても、娘のことを思いやる優しさがベースにある、一見怖いけれど実は優しいお爺さんだったのだと、お子さんに伝えてあげてください。
2022年07月01日ベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】に寄せられた相談の中から、専門家の回答が役に立ったとの声が最も多かった「離乳食に関する世代間ギャップ」に関するご相談をマンガで紹介します!「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、専門家の回答が役に立ったとの声が最も多かった「離乳食に関する世代間ギャップ」に関するご相談です。 Q.離乳食について義母の言うことに従ったほうがいい?娘が生後4カ月に入ってすぐのころ、私の許可もなくお義母さんが娘に離乳食をあげていました。かわいいとは言え、生後4カ月という早すぎる段階で離乳食あげても大丈夫なんでしょうか。また、離乳食は果汁からあげたほうがいいのでしょうか? お義母さんには果汁から始めたほうがいいよと何度も言われます。それに従ったほうがいいのでしょうか? 一藁暁子管理栄養士からの回答30年ほど前は生後4か月ごろから離乳食を始める方も多かったので、お義母さんはそのころの知識で進めてしまったのかもしれないですね。現在、厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』では離乳食開始の目安を5~6か月ごろとしています。 生後4カ月ごろの赤ちゃんはまだ首がすわっていなかったり、哺乳反射が残っていてスプーンを口に入れても舌で押し出してしまうお子さんも多いので、開始時期が遅くなった経緯があります。現在の離乳食の進め方をお義母さんにも共有して、また生後5〜6カ月になってお子さんが開始のサインをクリアしたら離乳食を再スタートしてあげてくださいね。 果汁にはほとんど栄養が含まれておらず、果汁を飲ませることで哺乳量が減ってしまうと赤ちゃんが栄養不足になるリスクが高まる理由から、現在は離乳食でも果汁を飲ませることは推奨されていません。乳児期の水分補給は栄養摂取の目的から基本的には母乳や育児用ミルクで補っていくことが厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』でも示されています。また、お子さんによっては果汁の強い甘味に慣れてしまい、その後甘くないお粥などを食べたがらなくなってしまうこともあります。離乳食初期はトロトロのペースト状の食事から母乳や育児用ミルク以外の食品をごっくんと飲み込む練習を始めていきますので、食物アレルギーや消化器への負担も少なく、赤ちゃんも飲み込みやすいお粥のペーストから始められると安心ですよ。 ※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。 まだまだある! 世代間ギャップ先輩ママからのアドバイスに助けられている新米ママもいらっしゃるかと思います。その一方で、親世代からの助言に困惑してしまうことも……。親世代と今では子育てに関する考え方もいろいろ変わってきています。ママたちがちょっと困ってしまう親世代助言をいくつかご紹介します。 お風呂上がりには白湯以前はお風呂上がりには白湯を飲ませることが主流だったようです。しかし、果汁と同様に、白湯には栄養が含まれておらず、白湯を飲むことで哺乳量が減ってしまうため、基本的に離乳食開始前の赤ちゃんには白湯は必要ないとされています。 食物アレルギーは食べれば治る食物アレルギーの症状は軽度なものから命に関わるものまであり、お子さんによって症状の出方はさまざまです。食物アレルギーに関して、昔は明確になっていないことが多々あったと思います。子どもの体調不良の原因がアレルギーとわかっていなかったということもあったかもしれません。しかし、現在は血液検査のデータや症状の出方、医師の治療方針などによって対応が変わってきています。 抱き癖がつくアメリカでベストセラーになった育児書で推奨されている「子どもの自立を促すために、泣いても抱っこせずに泣かせたほうがいい」とする理論が、1960年代以降、日本でも広まりました。そのため、すぐに抱っこをするのはよくないと考えている親世代もいるのだと思います。しかし、この理論には医学的根拠がないことがあきらかになっています。 手足が冷たい…。もっと厚着を、靴下履かせて赤ちゃんは体温調節機能が未発達で、環境によって体温が変化してしまいます。赤ちゃんの手足が冷たくなることがありますが、背中など体を触って温かければ問題ありません。厚着をさせたり、靴下を履かせることで、かえって熱がこもってしまうこともあります。 良かれと思ってしてくれる親世代の助言。役に立つこともたくさんあると思いますが、以前とは違うことに対してはどう対応していいか困ってしまうことも。そんなときは、実際に専門家の話を一緒に聞きに行ったり、先生がこう言っていたなど伝えるとよいかもしれませんね。 作画/はたこ
2022年02月26日京セラ株式会社の新規事業アイデアスタートアッププログラムの第1弾で、現在事業検証中である食物アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」が、2月20日(日)のアレルギーの日にちなんで、改めて多くの方にアレルギー対応食品をご体験いただけるデザートキット「焼きリンゴのおうちパフェキット」(卵・乳製品・小麦不使用)を2月17日(木)10時からmatoil公式サイトにて数量限定で発売いたします。この機会にアレルギーがある方々に本サービスをご活用いただくとともに、食物アレルギーへの理解促進の一助になればと考えています。■matoilに関する詳細は下記サイトをご覧ください 「焼きリンゴのおうちパフェキット」調理イメージ■商品概要「焼きリンゴのおうちパフェキット」は、りんごのほのかな酸味と香ばしさ、2種のカスタードクリームの上品な甘さ、そしてパイフレークのサクサク食感をお楽しみいただけるスペシャルデザートで、matoilシェフ特製の素材の数々を、ご家庭でパフェに仕上げていただくことができます。特定原材料等(※1)28品目のうち、卵、乳製品、小麦など、26品目を使用していません。今回、100セットの数量限定で発売し、3月1日(火)より随時、チルド便にて発送します。お届けイメージmatoilの公式Instagramでも、今回のデザートキットのレシピ動画を近日公開予定です。◆matoil公式Instagram: ※1 食物アレルギーを起こしやすいとされる食品のうち、2001年4月から厚生労働省によって定められ、2002年4月から原材料表示が義務付けられているもの■申し込みについてお申し込みWEBサイト:www.matoil.jp/special.html表1: ※使用アレルゲン(28品目中):大豆、りんご。その他の原材料・アレルゲンについては、お申し込みWEBサイトをご覧ください。■食物アレルギーについて日本財団の調査(2018年)によると、現在、約2割の家庭でご家族の誰かに食物アレルギーがあり、その中でも、「0歳~中学生」の子どもが43.6%と最も多い結果になっています。食物アレルギーのある子どもがいるご家庭は、料理に使用できる食材が限られていることから総菜や外食の利用がしづらいといった課題があります。その原因の一つには、食物アレルギーに関する情報がまだまだ不足しているという現状があります。出典:日本財団「小児食物アレルギーに関する基礎調査」(2018年8月3日~2018年8月7日)参照matoilは、誰もが食べたいもの、食べられるものと出会い、選ぶことを楽しめるようにとの思いから、食物アレルギーや食の嗜好(しこう)に合わせた国内でも珍しいオーダーメード形のミールキットの予約販売を行っています。さらに、昨年12月にはmatoilの料理を外食で体験いただける場として、東京都世田谷区に「matoil factory(マトイルファクトリー)」をオープンしました。食物アレルギー対応サービスmatoilを通して、誰もが一緒においしい食事を囲むことができる体験をお楽しみください。■matoil factory店舗概要・店舗名:matoil -マトイル-・住 所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4丁目15-12 1F・店舗面積:9坪 / 席数16席・営業時間/営業形態●メニューのないレストラン:完全予約制*ご利用日時については、お電話かメールにてご相談くださいMail: matoil_sh@kyocera.jp TEL:070-3798-1222(マトイルファクトリー直通)●月イチオープンファクトリー:毎月最終土曜日 11:00-18:00(予約不要)*どなたでも気軽にお立ちよりいただけます。体験会などを行っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月17日現在第2子妊娠中、3歳の長女を育てています。長女は食物アレルギーがあり、食べ物には普段から気をつかっています。その長女が1歳半のとき、公園で会った見知らぬおばさんが勝手にお菓子をあげそうになり、ひやりとしたことがありました。 公園で出会った見知らぬおばさん長女が1歳半のとき、公園で遊んでいると散歩をしていたおばさんに話しかけられました。そのころ長女は人見知りとは無縁。誰にでも愛想のいい子だったので、知らない人に話しかけられることがよくありました。私もいつものように長女が見知らぬ人とやり取りしているのを微笑ましく見ていました。 その中でおばさんが自分のかばんを開けて何やらゴソゴソ……。そこからお菓子を取り出し、長女と話をしながら食べ始めたのです。「子どもの前で食べるのかぁ……」とうっすら嫌な気持ちを感じつつも、私は見守っていました。 そのお菓子ちょっと待った!すると案の定、長女はおばさんが食べているお菓子を欲しがりました。そして「あら食べる?」とおばさんは言い、自分の食べかけのお菓子をそのまま長女の口の中に入れようとしたのです! 私はとっさにおばさんと長女の間に手をねじ込んで、「ちょっ……! すみません!!」と遮りました。 そして長女には食物アレルギーがあり、何が入っているのかわからない物は食べさせられないと……。するとおばさんが「これは卵が入ってるわねぇ」と原材料を見ながらつぶやき、私が「卵はアレルギーなので食べられないんです」と答えたのですが、次のおばさんのひと言に耳を疑いました。 全然わかってくれない!「大丈夫よ! これくらい! はいどうぞ!」。そう言って再び長女にお菓子をあげようとしました。「いや! いやいやいや……」。再び私が遮り、少し長女を遠ざけました。すると、「あのね、私の孫は小麦のアレルギーだからわかるのよ。孫はアレルギーでも少しくらいは食べてるの。アレルギーだからって何でもダメって言うのは逆によくないのよ」。 おばさんの主張にめまいがする思いでした。アレルギーの程度は人によって違いますし、そもそも親がダメだと言っているものを無理矢理与えようとするなんて……。ぐいぐいくるおばさんに「このままここにいたらダメだ」と思い、「食べる!」と泣く長女を抱えて逃げるように公園をあとにしました。 自分の子どもが知らない人と交流するのは大いに結構です。ただ、誰もが食物アレルギーについて詳しいわけではないですから、常に油断ができません。これから長女が大きくなっていっても親が気をつけていなければいけないところだな、と改めて気を引き締めました。 作画/ぐら子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2022年02月14日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!前回の続きです。アレルギー検査の結果、卵と乳のアレルギーが発覚した次男。医師の指示のもと負荷試験を始めることになりました。まだ読んでない方は、「次男の食物アレルギーが発覚した話(1)」から読んでくださいね!■負荷試験アレルギーの克服を目指し、早速負荷試験を始めることになった次男。※あくまで我が家の次男に適したやり方になります。まずは、指示書に記載してあるステップ0の量からスタートすることに。卵も乳も離乳食に混ぜてあげていたのですが、黄身はボソボソして食べずらいようで、でも水分を多めにすると量も増えてしまい、初めはなかなか完食することが出来ませんでした。■次のステップへそれでも少しづつ地道に続けることで、だんだんと食べられる量が増えていきました。その後とくに大きな問題も無くステップも進められて、順調かと思っていたのですが…■油断大敵次男が誤って私や長男の食べるものを口にしないよう日々気を配り、毎日掃除もかかさず行っていたためトラブルもなく、気持ちにも余裕が生まれ始めていた頃。一応いつも飲むコーヒーのミルクは豆乳にしていたのですが、この日はたまたま気持ちの余裕からたまにはいいだろうと牛乳を使用して飲んでいた私…油断大敵ですね…幸いコーヒーは冷めていたため火傷はしませんでしたが、案の定全身蕁麻疹に。改めてきちんと気を付けてあげないといけないなと、気を引き締めた出来事でした。今回でアレルギーのお話は一旦終わりです。また何か進展があったら報告させていただきますね!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年01月20日アレルギーの怖さに対する認識は未だ完全ではなく、軽視する人もいるんだなと実感した出来事をお話しします。私の義母もその1人で、息子の牛乳アレルギーを軽視し、干渉されていました。そんな義母の困った対応から解放されるために、私はある行動に出たのです。義母の干渉から救ってくれたのは、お医者さんからのあるひと言でした……。 息子の牛乳アレルギー私には1歳2カ月の息子がいます。息子が初めて牛乳を口にしたのは1歳になるころでした。初めて牛乳を与えた日に全身に湿疹が出てしまい、病院で血液検査をした結果、牛乳アレルギーだということがわかりました。 病院と相談しひとまず除去をすることになり、身内の理解も必要となってくるため、義母にもアレルギーについてと今後の方針についてしっかりと伝えていたはずなのですが……。 アレルギーは母親のせい?息子がアレルギーであることを伝えた翌日、突然インタホーンが鳴りモニターを見ると、買い物袋を抱えた義母が立っていました。リビングへ案内すると、買い物袋を広げ始め、そこには大量の乳製品が! 除去する方針であることを再度伝えると、「母親がそんなに神経質だから治るものも治らない! 食べさせていれば治る!」と義母は言うのです。 たしかに、少しずつ食べることでよくなることはあるとお医者さんも言っていたので、食物経口負荷試験後に徐々に始めると義母に伝えると、怒りはさらにヒートアップ。「昔は普通に食べていたんだから、そんなものは必要ない! あなたは神経質すぎる!」と声を荒らげました。 義母を連れて病院へ義母にその場では引き取ってもらい、後日義母に息子の健診へ一緒に行ってもらい、アレルギーの怖さについてお医者さんから説明を受けました。 お医者さんは「アレルギーの子にアレルギー物質を他人が食べさせるなんて殺人行為と同じだ」とはっきり言ってくださったので、義母も自分がした事の重大さに気づき、以降アレルギーに関して口出ししてくることはなくなりました。 身内同士だど、私も義母もお互いに感情的になってしまいアレルギーの怖さを理解してもらうのは不可能だと考え、専門的な知識を持つお医者さんから義母に説明してもらいました。間違った知識や偏った考えではなくアレルギーについて正しく理解を深められて、私は義母に健診へ一緒に行ってもらってよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:伊藤あいり3歳の女の子と2歳の男の子の母。現在は、美容関係の営業職として働きながら、子育てに関する体験談を中心に執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月01日尾西食品株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 古澤紳一 ※以下、尾西食品)は12月19日(日)都内キッチンスタジオにて、食物アレルギーのお子様を持つご家庭11組を招待し、親子向けのクリスマスケーキ作りのイベントを開催しました。またゲストの食物アレルギー体験レポーター岡夫婦による参加者との交流会も行われました。幼児の食物アレルギー疾患は増加傾向にあり、災害時だけでなく日常においてもアレルギー対応商品の充実やアレルギー表示の正確性が求められています。尾西食品では、アルファ米の他にも米粉パンやライスクッキー等、アレルギー物質28品目不使用製品を多数展開しており、2021年6月にはアレルギー対応食品専門サイト『おにしのあんしんチョイス』を立ち上げました。今回のイベントは、「食物アレルギーのお子様をお持ちのご家族でも、みんなと一緒に安心して食べられるクリスマスケーキを作ってもらいたい」という想いから実施しました。※おにしのあんしんチョイス ■ 安心の国産米粉100%のパンでクリスマスケーキ作り日曜開催ということもあり、兄弟やご両親揃っての参加や、外国人家族も加わって国際色豊かなイベントとなりました。まずは、尾西食品の国産米粉100%の米粉パンとココナッツのクリームを使った世界にひとつだけのクリスマスケーキ作りです。フルーツやクリスマスピックで飾り付けしながら思い思いのケーキにみんな夢中です。個性豊かなアイデアいっぱいのケーキが完成しました。「とても美味しい!」と満足そうな笑顔が各テーブルから溢れました。もう一つのケーキは、米粉パンで作ったツリーに子ども達が順番にデコレーションして、最後は上から粉砂糖を雪のように降らせて、みんなの力で巨大なクリスマスケーキが完成。見上げるほどのツリーケーキに子ども達の歓声が上がりました。想像以上の出来映えに大人達もビックリです!!■ 増えている食物アレルギー・同じ悩みを持つ家族との交流と体験談ゲストとしてお招きした岡夫婦は食物アレルギー体験レポーターとして、SNSやイベント等で情報発信を行っており、今回の交流会ではファシリテーターとして、お子様の体験談も交え、参加家族との意見交換を行いました。まず、いざという時の備蓄について触れ、「電気が復旧するまで最低でも3日、ガスは長くて1か月。火が使えない、電子レンジもないという環境では、お湯や水だけで食事を作れるものが望ましいです。」また「アルファ米の調理はとても簡単ですが、実際に作り方を体験していないと、いざという時に困ります。またお母さんだけではなく、お父さんも一緒に家族みんなで調理をすることが大切です。」とアドバイス。「特に食物アレルギーがある場合、口にするものが大変危険な可能性もあるので、日頃から作り方や食べ方に慣れておくローリングスストックの意識が必要です。そうした中で子ども達が好きな味を揃えておくと良いでしょう。備蓄は最低でも3日分、できれば1週間分、確保できれば安心だと思います。」と災害時の備蓄の重要性についてお話してくれました。続く質問タイムでは参加者からアレルギーに関する様々な質問が寄せられました。岡氏は、「アレルギーに関する情報は整理されていないのが実情で自らが色々と発信していくことも大切です。」と紹介。さらに「子どもがアレルギーを持っていることを周りに理解してもらうためには、普段の近所付き合いが重要。」また「父親が育児参加しアレルギーへの理解を深めていくことも大切。今日、多くのお父さんが参加してくださっているのは喜ばしいことです。」と岡氏は続けました。非常時も日常も誰にとっても安心・安全のアレルギー対応食を参加者からは、「私は子どもと料理をするのが初めてで、良い思い出になりました。」というお父さんや「他の家族と情報交換できる機会がとても貴重でした。」「家に帰ってからもこの楽しかったイベントの話を家族の中でずっとしています」との嬉しい感想を沢山寄せてくださいました。尾西食品のアレルギー対応専門サイト『おにしのあんしんチョイス』は、「同じものを 同じ場所で みんなで食べられる」ことをコンセプトに、非常食のみならず安心して利用できる日常食にしていきたいという想いで始まりました。尾西食品では今後も食の多様性に寄り添うべく、誰にとっても安心・安全で美味しい食をお届けしてまいります。アレルギー物質28品目不使用「クリスマスケーキ教室」 実施概要日時:2021年12月19日(日)午前の部:10:00-12:30 午後の部14:00-16:30場所:キッチンスタジオ パティア東麻布ゲスト:食物アレルギー体験レポーター岡夫婦参加者:午前5組・午後6組<参考資料> 当日のイベントの様子■尾西食品株式会社・事業内容:長期保存食の製造と販売 ・代表取締役社長:古澤 紳一・所 在 地:〒108-0073東京都三田3-4-2いちご聖坂ビル3階・URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月24日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!前回の続きです。とうとうアレルギー検査をしに病院へ行くのですが…まだ読んでない方は「次男の食物アレルギーが発覚した話(1)」から読んでくださいね! ■アレルギー検査人気の小児科のため3時間待ってやっと順番が回ってきて、やっとアレルギー検査をしてもらえる! と思ったのですが…その後の1週間はアレルギーの疑いがある食材は避けたものの、いつ反応が出るか、本当にアレルギーなのかドキドキしながら過ごしたのでした。■再び病院へそして無事何ごともなく1週間が経ち、また病院へ。なんとなくすぐ結果が出るものだと思ってしまっていた私は、また1週間待たないといけないのかとガックシして帰宅しました。■検査結果またドキドキモヤモヤする1週間を過ごし、やっと検査結果を聞く日になり再び病院へ。覚悟はしていたものの、原因がはっきり分かってスッキリした半面、いざ断定されるとやっぱりショックでした…。だけど2歳までには克服できるとの希望の言葉を聞けたので、克服できる日を目指して、奮闘する日々が始まるのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年12月21日3回食に慣れた離乳食後期、献立のバリエーションを増やそうと新しいメニューに挑戦したら、初めて食物アレルギーを発症! 受診の流れと、医師から教わった食品の慣れさせ方について紹介します。順調に進んでいた離乳食当時生後9カ月だった息子は、食欲旺盛で好き嫌いや食べムラがなく、何でもよく食べる子でした。息子にいろいろな物を食べられるようになってほしい、献立のバリエーションを増やしたいと考えていた私は、レシピ本やベビーフードを参考に楽しく離乳食を進めることができていたと思います。 ただ、食物アレルギーを恐れていたので、初めての食材は平日の1回目の食事で与えると言うルールを設け、必ず守っていました。 卵は食べ慣れていたはずなのに…息子がアレルギーを発症した食材は、卵でした。しかし、卵は以前から食べていた食材。自治体の母親教室で習ったとおりに与え始め、徐々に他の食材と合わせたり、卵ボーロや赤ちゃん用クッキーなど加工品でもアレルギーが出たことはありませんでした。 しかし、その日はレンジで加熱して作るタイプの蒸しパンを朝ごはんに食べ、昼12時過ぎから虫刺されのような発疹が首を中心に出始めたのです。「これがアレルギーか?」とピンときた私は、すぐにかかりつけ小児科医の午後の診療の予約を取りました。 投薬治療とアレルギー検査朝に食べた蒸しパンのパッケージを持参し診察を受けると、「恐らくアレルゲンは卵だろうね、検査してみましょう」と言われ、その日は血液検査を受け、アレルギーの飲み薬を処方してもらい、帰宅しました。首から背中まで広範囲に出ていた発疹も翌朝にはきれいに消えており、ひと安心。 1週間後に検査結果を聞きに行くと、0〜6段階で示される食物アレルギーにおいて、息子は卵白にレベル3、卵黄にもレベル1の抗体がありました。発疹が出た日は前日までよりかなり気温が上がったことなど、さまざまな要因が重なったことが引き金になったのではないかと医師から言われました。 医師の指導のもと、ゆっくり再開その後は、医師の指導のもと、焦らずゆっくり卵を与えることを再スタートしました。医師には、「多くの子は年齢が上がるにつれて食べられる物が増えるので、あまり心配し過ぎないように。治そう治そうと考えなくて良い」とアドバイスを受けました。 離乳食で最も恐れていた食物アレルギーが出たとき、「病院が空いている時間でよかった」と強く思いました。正直、卵は食べ慣れていたので油断しており、これが病院の空いていない日曜や夜間だったらと思うと怖くなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 REIKO著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2021年10月25日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!次男も生後6ヶ月を過ぎ、とうとう離乳食がスタート!比較的何でも食べてくれるし順調かと思いきや…なんと次男に食物アレルギーが発覚!今回は発覚した経緯について何回かにわたって書いていきたいと思っています。あくまで我が家のパターンですので、軽くご参考程度に読んでいただけると嬉しいです。■食物アレルギー長男の時はなかなか食べてもらえずかなり手こずった離乳食。次男も心配していたものの、比較的なんでもパクパク食べてくれて順調に進んでいたのですが…私や私の家族には食物アレルギーを持ってる人はいなく、我が家には関係ないことだとなぜか思い込んでいたので、発覚した時はとてもショックでした…。■ミルク今では完全母乳の次男ですが、産まれた当初はミルクと混合で育てていました。母乳だけで済むととても楽なのですが、やはり私が急に入院しなくてはいけない状況になった時や、一日留守にしなくてはいけない状況が出てくる可能性もあるので、完母になってからしばらく経つものの、哺乳瓶も慣らす練習を始めることにしました。■疑惑そんないきなり哺乳瓶でごくごく飲んでくれるわけもなく、ふた口くらい飲んだら嫌がってしまった次男。少しずつ慣らしていこうと思ったのですが…その後も何回かお風呂上りに哺乳瓶でミルクを与えてみたのですが、結局毎回数口飲んだだけで嫌がってしまい、哺乳瓶に慣れさせるのを諦めてしまいました…。その都度やはり口まわりが赤くなっていたのですが、数分後にはすぐに消えていたし、お風呂上りやよだれのせいかな? と勝手に判断し病院に連れて行くことはありませんでした。後日アレルギーだと確信する出来ごとが起こり病院に連れて行くことになるのですが、その時にこの出来ごとを医師に説明したら、定かではないけどアレルギー反応ということも十分あり得るとの話でした。続きはまた次回~!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月25日現在4歳の息子は、卵白と小麦のアレルギーを持っています。卵はしっかり加熱すれば全卵食べられるものの、小麦はうどん3cmでも症状が出るほど。アレルギーを治すべく、自宅でも小麦を摂取させる日々ですが、症状が出るたびに息子に申し訳ない気持ちがつのっていきました。 生後7カ月でアレルギー判明 息子のアレルギーが判明したのは、生後7カ月のときのこと。初めて食パンを食べさせた日でした。初めてなので小さじ1ほどの食パンを食べさせましたが、食後2時間経ってから急に息子が咳をし始めました。何かにむせたのか、風邪をひいたのかな?と私は思ったのですが、ふと脚を見るとふくらはぎにじんましんが! これは食パンのせいだと疑った私は、すぐにかかりつけの小児科を受診しました。先生に食パンのことも話すと、すぐ血液検査をすることに。その結果、やはり息子には小麦のアレルギーがあるということが判明しました。しかも、一緒に血液検査した卵白までひっかかってしまったのです。 1歳で負荷試験のため入院息子のアレルギーが判明してから、ひとまず小麦と卵白は除去することに。その後1歳になったときに再度血液検査をし、負荷試験を受けるために1日入院することになりました。医師の立会いのもとアレルギーがある食材を食べさせ、どれぐらいの量でどのような症状が出るかを確認するのです。 息子は特に小麦の数値が高かったので、この負荷試験ではうどんを食べさせることになりました。その結果、うどん10gほどでじんましんや咳、くしゃみや体のかゆみが出ることがわかりました。その結果をもとに、先生から自宅でも5gの小麦を摂取するようにとの指示が。ですが、そこから息子に申し訳ないと思う日々が始まりました。 少量ずつ摂取を続けた結果…負荷試験後、自宅では5gの小麦を摂取する日々が始まりました。5gでは症状が出ても軽い咳程度なので、処方された抗アレルギー剤を飲ませば、30分後には症状もおさまります。私の通っている病院の方針では、アレルギーを治すには原因となる食材を除去するのではなく、少量ずつでも摂取することが重要だと先生から聞いていたので、咳などの症状が出つつも、2日に1回は小麦を摂取させるようしていました。 そんな毎日が続き息子が2歳になったころ、再度病院で血液検査をしました。ところがアレルギーの数値は下がるどころか前回よりも高い数値に。親子で頑張ってきたつもりだったのに残念な結果となり、かなり落ち込んだのを今でも覚えています。 まさかの呼吸困難!血液検査の結果が思わしくなかったこともあり、自宅で摂取する量を10gに増やすことに。今までも咳などの症状が出ると息子に申し訳なく思っていたので、これ以上量を増やしたくないというのが正直なところ。でも治療のためと、なんとか気持ちを奮い立たせて息子にうどんなどを食べさせていました。 ですがある日、10gのうどんを食べたあと、息子がいつもより激しい咳をし始めました。その咳はどんどんひどくなり、気管が閉塞して起こる喘鳴も聞こえてくるように。息をするのもつらそうだったので、処方されているステロイド剤を飲ませると、少しずつ症状はおさまり、1時間後には咳や喘鳴も消失。 私はひと安心しましたが、こんなにつらい思いをさせていることに「ごめんね」という気持ちでいっぱいでした。アレルギー治療のためとは言え、呼吸がつらくなるほどの思いを息子にさせてしまったことに、私はとても申し訳ない気持ちになりました。 ただでさえ普段からパンや麺類を食べられず、保育園の給食もお友だちとは違うメニュー。がまんしているのがわかるからこそ、さらにしんどい思いをさせたくない……。かといって除去するわけにはいかないので、主治医の先生と相談し、現在は比較的症状が軽い5gを摂取させる日々。いつかアレルギーが治る日を夢見て、親子で頑張りたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※アレルギーの治療法については、人によって異なります。また、指導の方法も病院によっても大きく異なるので、かかりつけの医師の指導のもと行いましょう。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2021年09月01日生後7カ月の息子が午後3時ごろ、突然咳き込み始めました。特に風邪をひいているわけでもないのに、咳はそのあと2時間ほど続くことに。その咳の正体は、昼食として息子に食べさせた「アレ」が原因でした。 突然始まった咳それは午後3時ごろ、3歳である上の息子の幼稚園にお迎えに行ったとき。生後7カ月である下の息子が突然咳き込み始めました。激しい咳というわけではありませんが、断続的に続く咳に私はとても不安になりました。 それまで風邪の兆候もなく、これといって咳の原因が思い当たらなかったからです。そして幼稚園から帰宅するまでの間も、ずっと咳は続いていました。 足にブツブツが現れる私は息子のことを心配しつつも、咳以外の症状は特になく元気だったので、様子を見ることに。すると帰宅後しばらくしておむつを交換するときに、息子のふくらはぎや太ももにブツブツができているのを発見しました。 そのブツブツを見たときに、私は初めて咳の原因がアレルギーなのではないかと疑ったのです。結局、息子の咳は2時間ほど出続けました。 咳の原因はお昼に食べさせた「アレ」?咳の原因がアレルギーだと私が疑ったのは、その日の昼食に初めて食パンを息子に食べさせていたからです。それまでに小麦の食品を食べさせたことはなかったため、食パンをパンがゆにした物を小さじ1ほど食べさせていました。ですが、食べてから時間が経っていたため、まさか咳の原因が食パンだとはすぐには思いつきませんでした。 しかも息子の咳は断続的ではあるものの、激しいものではなく、私が想像していたアレルギー症状とはまったく違う印象。 すぐに病院を受診息子の咳の原因が「食パン」によるものだとはっきりさせるためにも、その後すぐに小児科を受診しました。問診や血液検査をしてもらった結果、予想通り小麦アレルギーと判明。 そのうえ、卵白にもアレルギーがあることがわかりました。上の息子にはアレルギーがなかったため、下の息子に食物アレルギーがあるという結果に私は驚きましたが、咳の原因がはっきりしたことに少しホッとしていました。 小麦と卵白のアレルギーが判明してから約3年が経ちましたが、今でも息子の食物アレルギーが続いています。しっかりと火を通した卵は全卵食べられますが、小麦に関してはうどん1本でも食べると咳や蕁麻疹ができてしまうので、主治医の指導のもと食事を与えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2021年08月24日今回は、0~2歳ころまでの赤ちゃんに起こりやすいアレルギーについてお話しします。 赤ちゃんに起こりやすいアレルギーの原因とは?アレルギーとは人の体には、自分と異物を区別して異物を追い出す仕組みがあり、細菌やウイルスなどの病原体から体を守る免疫システムが備わっています。ところが、花粉や食べ物など病原体ではないものに対しても免疫反応を起こしてしまうことがあります。これがアレルギーです。 アレルギーを起こす物質(アレルゲン)に対してIgE(アイジーイー)という抗体(免疫が使う武器のようなもの)が作られることが、アレルギー反応の始まりです。 初めてアレルゲンが体内に入ったときに、免疫細胞がIgE抗体を作り、次にアレルゲンが体内に入ってきたときに備えます。次にアレルゲンが入ったとき、体内の細胞はヒスタミンなど化学伝達物質などを出して攻撃します。この攻撃が過剰になるとアレルギー症状が起こります。 赤ちゃん(0~2歳)に起こりやすいアレルギー症状0~2歳の赤ちゃんに起こりやすいアレルギー症状は以下の通りです。 ・皮膚や目の周囲の症状皮膚の赤み・湿疹・かゆみ・じんましん目の赤み・かゆみ・充血・目がゴロゴロする・消化管症状気持ちが悪い・吐く腹痛・下痢、血便 ・呼吸器症状水っぽい鼻水・くしゃみ・鼻づまりせき・ゼーゼーやヒューヒューという呼吸(喘鳴)息苦しい 赤ちゃんに起こりやすいアレルギー0~2歳の赤ちゃんに起こりやすいアレルギーは、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎です。 ・食物アレルギー赤ちゃんに起こる食物アレルギーの原因は、鶏卵・牛乳・小麦の割合が高いです。離乳食で初めての食材を与えるときに、食物アレルギーを起こすのではないかと心配する親御さんもいるでしょう。食物アレルギーは成長すると多くは治ることが多いので、アレルギーがある食物を与える時期や方法は小児科医へ相談してください。 生後間もない時期から湿疹がある、アトピー性皮膚炎と診断されている、深刻な食物アレルギーをもつご家族がいる場合は、離乳食開始前や新たに与える食品を増やす前にかかりつけの小児科医に相談しましょう。 赤ちゃんの口の周囲だけが赤くなる場合は、食品の成分が肌に付着して炎症を起こしている可能性があります。その場合は口の周りにワセリンを厚めに塗ってから食べるようにすると、肌を守ることができます。 もし、食物アレルギーが起きたら、食べた後2時間以内にアレルギー反応による皮膚症状(湿疹やじんましん、かゆみ、鼻水、くしゃみ、目の充血など)を示すことが多いです。自然に症状が落ち着かず、嘔気や嘔吐、下痢、血便、機嫌が悪い、息苦しさ、ぐったりしているなどの症状があれば、速やかに受診しましょう。 ・アトピー性皮膚炎生後間もない時期は乳児湿疹が起こりやすいため、月齢が小さいうちにアトピーかどうか気にされる親御さんもいると思います。赤ちゃんの皮膚トラブルは清潔と保湿を継続することで改善されるので、日常的にスキンケアに励みましょう。基本的な沐浴や入浴の方法、保湿方法がわからない場合は、保健所や保健センターにいる保健師や助産師へ相談しましょう。 もし、スキンケアを続けているのに湿疹がなかなか治らない、赤ちゃんの皮膚に合う保湿剤がわからないなど気になる症状などで相談したい場合は、小児科あるいは皮膚科を受診しましょう。 赤ちゃんのアレルギーを予防するためにできること生まれて間もない時期から肌を清潔に保つスキンケアを続けることで、アレルギーの発症を予防できないかという研究が世界中で進められています。乳児期から幼児期に、アレルギーの原因物質が食べ物からハウスダストやダニに変化していくとされているので、生活環境を清潔に保つこともアレルギーを予防するために大切です。 皮膚を健康的に保つことで、皮膚から体内にアレルギーの原因物質が侵入するのを防ぎ、喘息の発症を予防できる可能性があります。 赤ちゃんに起こりやすい食物アレルギーやアトピー性皮膚炎について、医療に頼らないで治ると謳う健康法や健康食品などの情報が世間に出回っていますが、科学的根拠のないものも多いです。離乳食の開始を遅らせる、特定の食品だけを食べるあるいは除去する、妊娠中や授乳中の母親が食事制限をするなどの方法はどれも科学的根拠はなく、赤ちゃんのアレルギー症状に対して治療効果があるものではありません。適切な医療から遠ざける情報を鵜呑みにしないように気をつけましょう。 赤ちゃんにアレルギーの検査は必要ありません症状がなければ赤ちゃんにアレルギー検査は必要ありません。どのような食材でもアレルギー症状を起こす可能性があります。保険診療内で調べられる食材といっても何十種類もありますが、アレルギー検査でアレルギーがあるとわかっても、なんの症状も起こらず食べられることもあります。0~2歳児の場合、アレルギー検査の結果と症状が一致しないことがあります。また、多少のアレルギー症状があっても、食べ続けることで症状が出にくくなることもわかっています。 深刻な食物アレルギーをもつご家族がいてアレルギーについて心配な場合は、小児科医あるいは皮膚科医へ相談しましょう。 食物アレルギーの有無を診断するという目的でIgG(アイジージー)抗体を調べることをすすめる医療機関や検査機関がありますが、この検査は日本小児アレルギー学会では推奨していません。海外のアレルギー学会でも、意味のない検査として公式に否定されています。 IgG抗体はアレルギーのない健常な人にも存在します。アレルギーを起こす物質に対して作られるIgE(アイジーイー)抗体とは異なりますので、検査項目や説明に惑わされないように注意してください。 まとめ2歳ごろまでの赤ちゃんに起こりやすいアレルギーは食物アレルギーとアトピー性皮膚炎です。アレルギーを予防するために、生後間もない時期からスキンケアを続けて、皮膚を健やかに保ちましょう。気になる症状があれば、小児科あるいは皮膚科を受診して相談しましょう。 参考:・厚生労働省授乳・離乳の支援ガイド2019年改訂版・日本小児アレルギー学会・日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会作成 食物アレルギー診療ガイドライン2016ダイジェスト版・公益財団法人日本アレルギー協会 原稿監修/松井 潔先生(小児科医・ 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長) 著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー。大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2021年07月17日ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル
両手に男児