記念すべき第一弾は2023年4月に開校した不登校特例校の「白石きぼう学園」がテーマ。開校の経緯や不登校について思うこと、不登校に悩む方へのメッセージなど想いの詰まったイシューを執筆いただきました。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteでイシュー(課題)「【宮城県白石市長から全国の皆さんへ】白石市の不登校に対する取り組みについてどう思いますか?」を9月6日に発行しました。Surfvoteでアカウント登録をすると、この課題について投票しコメントを入力することができます。本イシューは11月30日まで投票可能、締切後は結果を公表します。 「首長・議員」として初めてSurfvoteに参加いただいた山田裕一市長が全国の方へ問いたいこと宮城県白石市では、2023年の4月に不登校特例校である「白石きぼう学園」が開校しました。国は、健康的あるいは経済的以外のなんらかの理由で、1年間に30日以上学校に行くことのできない、行けていない子どもたちを「不登校」と位置付けており、令和3年度の文部科学省の調査では全国でおよそ24.5万人いると発表されています。次代を担う貴重な人材である子どもたちが行きたくなるような学校を作ることができれば、子どもたちにとっても、またその家族にとっても素晴らしいことになるのではないかという山田市長の熱い想いから、白石きぼう学園が実現しました。今回、山田市長はSurfvoteを通じて全国の方へ白石きぼう学園開校にあたっての想いや不登校という事象について思うこと、また不登校について悩まれている方へのメッセージを掲載しています。不登校という事象に対する白石市の取り組みについて、是非ご覧ください。 宮城県白石市宮城県の南端にあり、西には雄大な自然景観をもつ国定公園蔵王連峰と東には阿武隈山系が連なる、南北に長い盆地のまちです。伊達政宗公の智将として知られる片倉小十郎景綱公を初代とする片倉家の城下町として発展し、片倉家が代々居城とした白石城や武家屋敷などの歴史的建造物や史跡に加え、工芸品などの無形の文化財が数多く存在し、城下町の風情を今に伝えています。また、南北に東北新幹線と東北自動車道が走り、市内にはそれぞれ白石蔵王駅、白石インターチェンジが設置され、東京駅から白石蔵王駅まで東北新幹線で約2時間という好アクセスにより、宮城蔵王の玄関口となっています。美しい桜彩る白石城関連イシュー白石きぼう学園を取材!学校が自分たちの居場所になるために必要なことは? - Surfvote : Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家、自治体の首長や議員の方にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月06日東北初・全国3例目の小中一貫不登校特例校をSurfvoteが取材。白石きぼう学園ってどんな学校?先生たちが大切にしていることは?「子どもたちが主役の学校」をご紹介します!SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteでイシュー(課題)「学校が自分たちの居場所になるために必要なことは?」を9月6日に発行しました。Surfvoteでアカウント登録をすると、この課題について投票しコメントを入力することができます。本イシューは11月30日まで投票可能、締切後は結果を公表します。 Surfvote白石市取材班が白石きぼう学園を取材!さまざまな理由で学校に通えない子どもたちの教育機会を守るため、2017年に「教育機会確保法」が施行されました。これに基づき、特別な教育課程をもつ文部科学省公認の不登校特例校が全国に設置されています。今回は宮城県白石市にある「白石きぼう学園」の我妻聡美校長先生に取材を行い、実際に学校内も見学させていただきました。第一弾は、子どもたちは普段どのような学校生活を送っている?先生たちが大切にしていることは?「学校らしくない学校」白石きぼう学園をご紹介します。 関連イシュー【宮城県白石市長から全国の皆さんへ】白石市の不登校に対する取り組みについてどう思いますか? - Surfvote : Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月06日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。4時間目まで登校すると決め、別室教室などを使いながら、自分のペースで時短登校を続けるしぇーちゃん。再登校ということもあり、なるべく無理をさせないようにしていたところ、授業中にプリントの問題を解く時間になると、「疲れたから」という理由で取り組まずに、家に持ち帰ることが続きました。 家ではプリントをスムーズに解けていること、さらに休み時間は元気に過ごせているということから、しぇーちゃんは「疲れたと言えば、やらなくていい」と思っているのでは?と感じたマミヤさん。 しぇーちゃんと「“疲れライン”の基準を大まかに決めておけたらいいね」と話し合い、「運動会の練習をしていないなら、普通授業は基本的に頑張る」「運動会の練習のあとなら、よく考えて本当にできない場合は先生に伝える」と決めました。 そして、不登校の期間中に予約していた、児童精神科の受診の日がやってきました。 「何で支援級なわけ?」友だちからの質問に… 服薬に対して、マミヤさんとしては「もう少し様子を見てもいいのでは……」と思っていましたが、先生からは「環境を整えることも大事だが、将来、自分に合った環境下に必ずいられるとも限らないので、不安を少し和らげる薬を飲んでみてもいいのでは」と言われました。 家族で話し合った結果、今の環境でもうまくいかないときに、また改めて服薬について検討することに。 その後、運動会も無事に終了し、給食の代わりにお弁当を持参して登校するようになったしぇーちゃん。給食当番にも復帰し、徐々に長い時間、学校にいられるようになってきました。 周囲の子と少し違う環境で学校に通っているしぇーちゃんは、お友だちからも「お弁当なのに給食のデザートは食べるの?」「なんで支援級なの?」「どうして4時間目で帰るの?」など、子どもならではの直球な質問を受けることもあるそう。しかし、しぇーちゃんは質問をそのまま受け取り、言葉の裏を考えることなく、淡々とお友だちに事実を伝えます。 こういうときに、返答に困らず自分の状況を的確に伝えられるのは、素晴らしいですよね。いつも親子で話し合っているからこそ、しぇーちゃんはしっかりと自分の状況を理解し、感情や意見を適切な言葉で表現できるのかもしれませんね。 小児科医・松井 潔 先生によると、自閉症スペクトラムのお子さんは繊細なため、学校の生活で疲れが出やすく、そのようなときはストレスの負荷を下げることが大切とのこと。ストレスのかけ方は、「体調が良いときほど頑張らない」「体調が悪いときは少しだけ頑張る」のが良いそうです。 運動会などの特別な行事はストレス度が高いので、フルに普段の学校生活ができてから参加するほうが良いでしょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年09月05日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。4時間目まで登校すると決め、別室教室などを使いながら、しぇーちゃんのペースで時短登校を続けていました。 そんなある日……。 ただ面倒になってやっていないのでは!? 授業中、プリントの問題を解く時間になると、「疲れたから」という理由で取り組まずに家に持ち帰ることが続きました。しぇーちゃんに理由を聞いてみても、運動会の練習で疲れたという理由でもなさそう……。 学校も保護者も「再登校中は無理をさせない」ということを心がけていましたが、その結果、しぇーちゃんは「疲れた」と言えばしなくていいと思ってしまったのかもしれません。家ではプリントをスラスラ解けていること、そして休み時間は元気に過ごせているということから、マミヤさんはしぇーちゃんと話し合うことにしました。 親子で「“疲れライン”の基準を大まかに決めておけたらいいね」と話しあい、「運動会の練習をしていないなら、普通授業は基本的に頑張る」「運動会の練習のあとなら、よく考えて本当にできない場合は先生に伝える」と決めました。結果、この話し合いのあと、プリントをしないということはなくなったそうです。 子どもの気持ちを尊重したいものの、子どもの意見を鵜吞みにしてしまうと甘やかすことになってしまう可能性も。どこまで子どもの背中を押せばいいのか、明確な答えがないからこそ親は悩んでしまうものですよね。 SNSのコメント欄にも、「難しい対応だと思いますが、丁寧に向き合っている姿に尊敬しかありません」 「これは難しい……判断能力が未熟な子どもの自主性にどこまで任せていいものか」 「本当に難しいです。背中を押すのも、受け止めるのも、甘えなのかを見極めるのって本当に難しい」 など、こういった場合の対応に難しさを感じるという意見が多数。 正解がないからこそ、マミヤさん親子のようにその都度、納得がいくまで親子でじっくり話し合うことが大切なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年09月04日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。4時間目まで登校すると決め、別室教室などを使いながら、しぇーちゃんのペースで時短登校を続けていました。 そんなある日、交流級の担任であるB先生に「運動会の練習のとき、怒られちゃったの……!」と、ショックを受けた様子で話すしぇーちゃん。 もともと、夏休み明けにおこなわれた運動会の練習で、B先生がクラス全体に伝えた内容に恐怖心を抱いたことをきっかけに、しぇーちゃんの登校しぶりが始まったという経緯がありました。 しぇーちゃんに何があったのか聞いてみると……。 また不登校になるかもしれない 運動会の練習中、足を崩してしまっていたしぇーちゃんとその付近の子どもたちに注意をしたB先生。偶然先生と目があってしまったことで、しぇーちゃんは自分が強く怒られてしまったと感じたのでしょう。 「子どもの言うことに対して、すべて味方をしてあげたい」「でも、何もかも肯定して慰めるわけにもいかない」親として、このさじ加減は非常に難しいところ。 「私の反応次第で娘が余計につらく捉えてしまう場合もあるので、今回のように娘に原因がある場合は、あまり肩を持たないようにしています」とマミヤさん。B先生と話せたことで、先生もしぇーちゃんの様子を気にしてくれていることがわかりました。 再登校を始めて、マミヤさん親子は先生方の気遣いを改めて感じたそうです。小学校では多くの子どもたちが集団で学習をしています。一人ひとり、得意不得意があるのは当たり前。学校に通うのがつらくなってしまうようなことがあれば、まずは先生方に相談し、協力しながら、子どもが過ごしやすい環境を整えてあげたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年09月03日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。まずは4時間目まで登校すると決めたしぇーちゃん。再登校初日、学校から早退などの連絡はなく、マミヤさんは予定通り12時に学校へお迎えに行きました。 しぇーちゃんは運動会の練習にも参加できたようでひと安心したのですが、どうやら給食前の時間にクラスが荒れている様子。 いつもより荒々しい態度だったクラスメイトのE君のことを、「運動会の練習を頑張ったから、今は疲れちゃっているのかも……」と思いやるしぇーちゃん。 「うるさくて我慢できない私はひどいのかな」と考えてしまうしぇーちゃんを、マミヤさんは「いいんだよ」と伝えながら抱きしめました。 しぇーちゃんの時短登校について、同じ支援級に通う子どもたちがどう思っているのか、気にしなくてはいけないと感じたマミヤさんは……。 先生に怒られちゃった…! しぇーちゃんに話を聞いてみると、支援級のお友だちのことを本人なりに理解して受け入れている様子。そして、時短と別室教室などを使いながら、しぇーちゃんのペースで時短登校を続けていました。 そんな中、交流級の担任であるB先生に「怒られちゃったの……!」と、ショックを受けた様子で話すしぇーちゃん。 もともと、夏休み明けにおこなわれた運動会の練習で、B先生がクラス全体に伝えた内容に恐怖心を抱いたことをきっかけに、しぇーちゃんの登校しぶりが始まりました。しぇーちゃんは、そのときの恐怖心をまだ拭いきれていないのでした。 社会に出るといろいろな人がいるように、小学校にもいろいろな先生がいますよね。穏やかな先生や、ビシッと注意する先生、おもしろい先生や、真面目な先生など。あらゆる場面に遭遇してきた経験豊富な大人からすれば、「そんなに気にすることないよ~」と思ってしまうこともありますが、まだまだ経験が少ない子どもにとっては、先生との関わり方にも不安を抱きやすいのかもしれません。 皆さんはこのような場合、子どもにどのような言葉をかけますか? 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年09月02日なぜかメールが届かず……コロナ禍で感染者が増えたり減ったりを繰り返していた中、息子の通う小学校で感染者が出て、学級閉鎖になったことがありました。通常、このような緊急の休みがあれば保護者にメールで連絡がきます。しかし、このときはなぜか私のところにメールが届かず……。学級閉鎖を知らないまま、私はいつもどおり息子を登校させ、自分も職場へと出勤しました。慌てて帰宅するも、息子の姿がない!私が学級閉鎖のことを知ったのは、職場に着いて1時間ほど経った頃。同じ小学校に子どもを通わせるパート仲間との会話でその事実を知り、私は慌てて上司に報告、緊急で帰宅させてもらうことにしました。その日は気温が10度を下回る寒い日。普段、息子が帰る頃にはすでに私も帰宅しているため、息子は鍵を持っていません。寒空の中、家に入れず寂しく待っている息子を想像するだけで落ち着かず、とにかく全力で自転車をこぎ、家へと到着しました。しかし、家の前に息子の姿はなし。周囲を見回しても息子の姿は見当たらず、私はパニックになってしまいました。息子を寒さから救ってくれた、やさしいご近所さん息子がいない!焦った私が学校に電話しようとしたとき、どこからか、「奥さん!こっちこっち!」との声が聞こえました。見ると、お向かいの家に住むお母さんが、私を手招きしています。そして、「お子さん、ここにいるから!」と。学校閉鎖に気づき家に戻るも家に入れず待っていた息子を見つけ、今まで面倒みてくれていたのでした。そのお母さんとは子どもの年齢が離れているためこれまで付き合いはなかったのですが、それ以来、家族ぐるみでお付き合いしています。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2023年09月02日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。まずは、4時間目まで登校すると決めたしぇーちゃん。 何かあれば先生に伝えることを約束し、マミヤさんは送り出しました。 我慢できない私、ひどいのかな… ※訂正:(誤)すごいかったでじょ?→(正)すごかったでしょ? 再登校初日、学校から早退などの連絡はなく、マミヤさんは予定通り12時に学校へお迎えに。しぇーちゃんは運動会の練習にも参加できたようでひと安心したのですが、どうやら給食前の時間にクラスが荒れている様子。荒れているE君のことを、「運動会の練習を頑張ったから、今疲れちゃっているのかも……」と思いやるしぇーちゃん。 実際に現場を見たマミヤさんも「百聞は一見に如かずと言いますが、娘から聞いていた通り、給食の時間は支援級で一番ザワザワする時間帯のようでした」と振り返ります。暑い中での運動会の練習は、子どもたちにとってもすごく大変なこと。体力的にも精神的にも余裕がなくなって、荒れてしまうこともあるのかもしれません。 お友だちのことを思い、「うるさくて我慢できない私はひどいのかな」と考えてしまうしぇーちゃんは、とてもやさしい心の持ち主です。抱えている気持ちを正直に言葉にしたしぇーちゃんのありのままを認めて、抱きしめながら「いいんだよ」と伝えたマミヤさん。いつも近くで見守ってくれているマミヤさんの存在が、しぇーちゃんにとっての安全基地になっていることが伝わってきますね。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年09月01日小学3年生のときに不登校になり、“少年革命家”でYouTuberのゆたぼん(14)。なんと、まさかの“登校宣言”をしたのだがーー。8月30日、ゆたぼんは「【ご報告】不登校なのに不登校じゃなくなりました」と題した動画を自身のYouTubeチャンネルにアップ。中学2年生時の出席日数は0日だったとした上で、中学3年生の現在はオンラインのフリースクールに通っており、担任などと話し合いのもとそこで勉強した分の時間は出席日数に加算されていると明かした。文部科学省のサイトによると、フリースクールとは、不登校の子供に対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている施設のことを指す。民間の施設ではあるが、ゆたぼんのように学校側が代理で出席を認めるケースもあるようだ。小学生のころは時々学校に通っていたというゆたぼんだが、「中学入ってから1回も学校に行ってへん」と不登校を貫いていた。だが中学卒業7カ月を前に、「行ってみようかなと思っている」と少し迷いが出たことを明かし、「制服とかも買ったし上履きとかも買った」とコメント。「俺が学校行くとか先のことはまだわからんねん」としつつも、「高校どうするかとかは今考え中」と進路について悩んでいると素直な心境を語っていた。とはいえ動画の最後には、「学校に行きたい子は行ったらいいし、行きたくない子はいかんでええ、学校だけが全てじゃない」と変わらずの“ゆたぼん節”も炸裂させていた。過去に「(学校に通う)まわりの子たちがロボットに見えた」など過激な言動が波紋を呼ぶなど学校に否定的だったゆたぼんから飛び出した、まさかの登校への迷い。大きな転換期を思わせる内容だが、アップから1日経った現在でも再生回数は5000回ほど。数年前は560万回再生される動画もあったことと比較すると、その勢いは落ち着いてきている印象だ。一方、同じ中学生でも着々と登録者数を伸ばしているYouTuberグループがーー。男子中学生同士の微笑ましいやりとりが人気の「ちょんまげ小僧」だ。自己紹介の切り抜き動画がTwitter(現X)上で拡散されたことをきっかけに、注目度が急上昇。8月21日にはチャンネル登録者数が100万人を突破し、現在は130万人を超えるなど破竹の勢いを見せ、人気YouTuberの仲間入りを果たした。ちょんまげ小僧のメンバーは、学校に通う普通の中学生4人組。親しみを感じさせる中学生の等身大なやりとりと、大人顔負けの編集技術の高さのギャップに心を掴まれるファンが続出しているようだ。今回の動画で「学校行かなくても友達も作れるし色んな経験なんてできるし、学校だけが全てじゃない」と語っていたゆたぼん。差が広がるばかりのちょんまげ小僧の活躍に何を思うのか。
2023年09月01日株式会社プレマシード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩田 彰人)は、通信制高校比較・資料請求ポータルサイト「Go通信制高校」( )を2023年8月7日(月)にリニューアルしました。Go通信制高校_トップページ通信制高校の生徒数はコロナ禍で19万人から24万人に急増しています。理由は、学校に行かなくても勉強できることに多くの生徒が気付いたからです。同時に、不登校になった生徒の受け皿にもなっています。多くの生徒が通信制高校やサポート校に魅力を感じて入学していますが、一方で通信制高校にはネガティブなイメージがつきまとい、入学を躊躇する生徒もいます。これは通信制高校のイメージが30年前から変わっていないためです。また、生徒一人ひとりの課題を解決する多様性のある学びや生活の支援を受けられることが通信制高校とサポート校のメリットですが、各学校の特徴が明確に伝わっておらず学校選びでミスマッチも起きています。このような現状を踏まえ、プレマシードはサイトをリニューアルして誰もが自分に合っている学校を選べる仕組みを整えました。学校や専門家に取材して得た「通信制高校のリアル」を伝えると共に、サイト内の利便性を向上させ最適な学校探しを実現しています。■「Go通信制高校」リニューアルのポイント1. テーマ別通信制高校まとめGo通信制高校_テーマ別まとめこのコンテンツでは(1)中高生の悩みや疑問、(2)学校生活や学び方、(3)やりたいこと、という3つのカテゴリーを設け、計80テーマの記事を掲載しています。それぞれの記事から夢を叶えられる学校や相談に乗ってくれる学校への導線をつくっており、将来的には100テーマ以上に更新する予定です。(1) 中高生の悩みや疑問「不登校だけど高校に進学して大学を目指したい」「今すぐ転入したい」「学費が高くなく、サポートが充実した学校に行きたい」など、中高生が目の前にある問題や将来への不安を解決するためのテーマをまとめています。(2) 学校生活や学び方「通信制高校に入って友達をつくり、恋愛もしたい」「通学したいけど、体調に不安があるから自分のペースで通える学校を探したい」など、学校生活や学び方に関するテーマをまとめています。(3) やりたいこと通信制高校に通いながら留学やダンス、プログラミングを学びたいという学生に向けたテーマをまとめています。好きなことを学ぶと前向きになり、共通の好きなことがあれば友達もできやすくなります。将来の夢も具体化するため、高校時代から専門的なことが学べる学校の取り組みやサポートを紹介しています。2. 通信制高校からのメッセージGo通信制高校_通信制高校からのメッセージこのコンテンツでは通信制高校やサポート校の学校長やキャンパス長、教員の方々にそれぞれの学校の理念(ビジョン)、使命(ミッション)、価値(バリュー)、文化(カルチャー)を語ってもらっています。学校選びでは学校の雰囲気や環境が重要なポイントになります。雰囲気や環境を知るには学校に訪問することが望ましいですが、興味のある学校すべてを訪問するのは大変です。そこで、学校の雰囲気や環境を形成している先生たちの想いを知り、各学校の特色を把握できるようになっています。3. 通信制高校の疑問や悩みGo通信制高校_通信制高校の悩みや疑問このコンテンツでは20名の専門家に協力してもらい、約50の疑問や悩みに対して解決方法や手順を提示しています。専門家が監修した正確な情報を届けることで緊急性の高い悩みにも明解な回答を用意している点が特徴です。まだまだ多くの疑問や悩みに応えていく必要があるため、今後も拡充を予定しています。<おわりに>今回のリニューアルでは、これら3つのコンテンツをすべてTOPページの目立つ位置に配置しました。専門家の協力のもと学生たちの知りたいことや悩みに答え、いまの通信制高校の取り組みを知ってもらうことで従来のイメージからの改善を図っています。また、各学校の特色や雰囲気を把握してもらい、ミスマッチなどの学校選びにおける課題解決を目指しています。Go通信制高校では今後もさまざまな情報を追加・更新しながら通信制高校とサポート校の認知拡大に努め、誰もが自分らしく学べる環境づくりを推進していきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月30日10代の若者に多様な学びの選択肢を提案し、未来の可能性が限りなく広がることを目指す株式会社プレマシード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩田彰人)は2023年6月3日(土)~6月5日(月)に「不登校に関する調査」を行いました。第1弾では不登校への理解が深まり、不登校という選択をしやすい環境になった、相談しやすい環境になったということを知れる調査となりました。今回は、もしお子さまが不登校になったら、家族としてできることなどに関して調査を行いました。【調査結果トピックス】●もし自分の子どもが不登校となり、学校を休むことになった場合、家族として何をするかを聞くと、「ゆっくり過ごすことを勧める」が最も多い。「家庭内のストレス要因を取り除く」「カウンセリングを受ける」「教育機関と連携し支援を受ける」に関しては、不登校経験者が10ポイント以上多く回答。●子どもが不登校になった際に誰に相談するかを聞くと、最も多い回答は「カウンセラー」となり34.3%が回答。不登校経験者は家族を含め、多くの選択肢で高い数値となっている。●子どもが一般的な進学以外を選択したとしても、意見を尊重するかと聞くと、82.5%が「はい」。不登校経験者は93.7%が「はい」と回答。一般的な進学以外を望んでいたのかもしれない。●[保健室登校][フリースクール][通信制高校]の認知は半数以上だが、[サポート校]に関しては3割程度。■プレマシード 岩田彰人 コメント不登校が悪いことと捉えられず、自分らしい学び方や多様性を肯定する流れになっているのは喜ばしいことです。しかし、その中で不登校になった当事者にしかわからない苦しみがあることも事実です。その「当事者にしかわからない苦しみ」が今回の調査におけるポイント差となって表れています。誰もが不登校になる可能性があるのなら、不登校になっても本人や家族だけが悩みを抱えるのではなく、第三者が積極的に介入して改善を図る体制をつくらなければなりません。保健室登校やサポート校の認知度もまだまだ不十分なので、いまある制度や環境をこれまで以上に周知していくと共に、社会全体で支えていける仕組みづくりが求められているのではないでしょうか。【調査結果詳細】Q1. もしあなたご自身のお子さま※が不登校となり、学校を休むことになった場合、下記の項目についてどの程度心配になりますか。(単数回答/n=600)※お子さまがいない場合でも、ご自身のお子さまがいると仮定してお答えください。社会性が身に付かないのではないか友だちができないのではないかコミュニケーション能力が低下するのではないかまずは、もしお子さまが不登校となり、学校を休むことになった場合、各項目についてどの程度心配になるかをお聞きしました。その結果、どの項目も半数以上が「心配」「やや心配」と回答する結果となりました。自身の不登校経験で比較をすると、不登校の経験がある方が10ポイント以上多く回答しています。自身の経験により、不安視する声が多いのではないでしょうか。Q2. もしあなたご自身のお子さまが不登校になった場合、家族として何をしますか。(複数回答/n=600)あなたのお子さまが不登校になった場合、家族として何をするかもしお子さまが不登校になった場合、家族として何をするかを聞くと、最も多い回答は「ゆっくり過ごすことを勧める」となり56.5%が回答しました、とくに不登校経験者は63.8%が回答しています。自身が求めていたことなのかもしれません。ポイント差が高かった項目は「家庭内のストレス要因を取り除く」「カウンセリングを受ける」「教育機関と連携し支援を受ける」となっています。Q3. もしあなたご自身のお子さまが不登校になった場合、どのような進路・学習方法を勧めるかをお答えください。(複数回答/n=600)あなたのお子さまが不登校になった場合、どのような進路・学習方法を勧めるかもしお子さまが不登校になった場合、どのような進路・学習方法を勧めるかを聞くと、「自宅での学習」が最も多く45.2%となりました。次いで「フリースクールや通信制高校など」と続く結果となっています。「フリースクールや通信制高校など」は不登校の経験の有無にかかわらず高い結果となっており、全日制の学校に通う以外の選択肢を持ちやすくなっているのではないでしょうか。Q1の回答からは、不登校によって社会性とコミュニケーション能力の低下、友人関係が希薄になる点が不安視されているとわかります。不登校経験の有無によってポイント差も大きく、これは学校が社会の接点として機能しており、不登校経験者は社会との接点を持たないことで上記3点が低下したと感じているようです。Q2の回答では、「家庭内のストレス要因を取り除く」、「カウンセリングを受ける」、「教育機関と連携し支援を受ける」という点のポイント差が大きいです。家族という近い関係性がストレスになり、改善策として第三者に相談することが重要だったとわかります。Q3の回答からも不登校になったときはフリースクールや通信制高校を活用することが一般的になっており、全日制高校以外の選択肢を選びやすくなっているようです。Q4. もしあなたご自身のお子さまが不登校になった場合、あなたは誰に相談しますか(すると思いますか)(複数回答/n=600)あなたのお子さまが不登校になった場合、誰に相談するか(すると思うか)もしお子さまが不登校になった場合、誰に相談するかを聞くと、最も多い回答は「カウンセラー」となり34.3%が回答しました。次いで、「母親」「学校の先生」と続きます。不登校経験者は家族を含め、多くの選択肢で高い数値となっています。Q4は不登校になった際の相談先についての質問です。この質問では不登校経験の有無によって大きな差が表れました。不登校の経験がある方はカウンセラーや親、保健室の先生に相談するという回答が多く、一方で不登校経験のない方は学校の先生や友人・知人が多くなっています。不登校になるということは、主に「教室で過ごす時間に問題がある」ということです。そのため、経験者は「教室内で問題を抱えていることを自分の担任やクラスメイトには相談しにくかった」と感じていたことがこの結果からわかります。カウンセラーや保健室の先生に相談する割合が高いのも、教室以外の学校関係者に助けを求めたからでしょう。家族に相談した割合も高いので、子どもが不登校になった際は、まず家族で話しやすい環境をつくり、その上で第三者に頼ってください。Q5. あなたのお子さまが一般的な進学以外※を選択したとしても、お子さまの意見を尊重しますか。(単数回答/n=600)※退学・進学せずに就職・通信制高校への入学・転入することなど。あなたのお子さまが一般的な進学以外を選択したとしても、意見を尊重するかお子さまが一般的な進学以外を選択したとしても、お子さまの意見を尊重するかと聞くと、82.5%が「はい」と回答しました。不登校経験者は93.7%が「はい」と回答しています。Q6. 各項目に対する認知をお答えください。(単数回答/n=600)[保健室登校]の認知[フリースクール]の認知[通信制高校]の認知[サポート校]の認知各項目の認知をお聞きすると、どの項目も不登校経験者の認知が高い結果となりました。しかし、[サポート校]に関しては「詳しく知っている」「何となく知っている」と回答した方が36.7%、不登校経験者でも54.3%とあまり高くない結果となりました。Q5では不登校経験がない方も80%近くが通信制高校への入学や転入、就職などを尊重すると回答しています。また、Q6でも通信制高校に対する認知度は極めて高いことがわかりました。コロナ禍で通信制高校への入学者は24万人に急増しており、通信制高校という新しい学び方があるという認知が進んだからではないでしょうか。一方で、通信制高校に通う生徒の学習面や生活面をケアするサポート校はまだあまり知られておらず、不登校経験者の認知も半数程度です。「学校には行きたいけど、教室に入れない」という生徒のための保健室登校、家と学校以外の第三の場所を提供して復学や自立を促すフリースクールの認知度も十分に高いとは言えず、これからも認知拡大に向けた働きかけが必要です。Q7. 不登校の子どもに対してあなたが言いたいこと・アドバイスをお答えください。(自由回答/n=600)・辛い時は大人を頼って無理しなくていい。(27歳/女性)・学校に行くことだけが全てじゃない。(28歳/女性)・不登校は悪いことじゃない。(27歳/男性)・不登校になる理由は人それぞれだから、あえて深掘りして聞いたり、怒ったりすることはない。ただ、せっかく学校に通わないという選択をしたのならば、他の周りの学校に通う生徒と差をつけるために趣味や自分のしたい学びを存分に楽しんで欲しいと思う。多様性の時代だから深く考えこまないで自分らしく頑張って行こう!とアドバイスを送りたい。(23歳/男性)・広い世界を見て、様々な体験をしよう。学校のことは考えなくていい。(28歳/男性)・学校には行かなくてもいい。また勉強したいと思えばいくらでも方法はある。(18歳/女性)・保健室とか行けるところからでも来てみてもいいと思う。味方は必ずいる。(14歳/女性)不登校の子どもに対して言いたいこと・アドバイスを聞くと様々な回答が集まりました。不登校は悪いことじゃない。無理をしないで。というコメントが多く集まっています。Q7では、「不登校は悪いことじゃない」「辛いときは大人を頼っていい」という、あたたかく応援するアドバイスが多く寄せられました。また、不登校になったことをきっかけにして自分らしい学び方や体験を推奨したり、多様性を肯定的に捉えるアドバイスもありました。SNSの隆盛によって学校では生徒同士の人間関係を把握することが以前よりも難しくなっており、人間関係の悪化によって不登校になる子どもは後を絶ちません。不登校が誰にでも起こるものになってしまったからこそ、不登校自体は決して悪いことではないという認識が広まりつつあるのかもしれません。また、集団での学びが合わないと感じている子どもにとって、通信制高校やサポート校、フリースクールといった新しい学びの形も選択しやすくなっているように感じられます。■プレマシード 岩田彰人 コメント不登校が悪いことと捉えられず、自分らしい学び方や多様性を肯定する流れになっているのは喜ばしいことです。しかし、その中で不登校になった当事者にしかわからない苦しみがあることも事実です。その「当事者にしかわからない苦しみ」が今回の調査におけるポイント差となって表れています。誰もが不登校になる可能性があるのなら、不登校になっても本人や家族だけが悩みを抱えるのではなく、第三者が積極的に介入して改善を図る体制をつくらなければなりません。保健室登校やサポート校の認知度もまだまだ不十分なので、いまある制度や環境をこれまで以上に周知していくと共に、社会全体で支えていける仕組みづくりが求められているのではないでしょうか。プレマシード 岩田彰人【調査概要】1.調査の方法: インターネット調査2.調査機関 : 株式会社プレマシード3.調査の対象: 全国の10歳~29歳の男女300名、40歳~59歳の男女300名4.有効回答数: 600名5.調査実施日: 2023年6月3日(土)~6月5日(月)※集計時に小数点2位以下を四捨五入しているため、総計が100.0%とならない場合があります。【Go通信制高校】 自分に合う通信制高校・サポート校に出会える資料請求サイト。全国の通信制高校・サポート校を通いたいエリアで探せるだけでなく、不登校、学費、進学、転編入などの悩み、将来の夢、高校生活などの様々なテーマから自分に合う学校を探して資料請求をすることができます。通信制高校の先生を始めとした専門家が通信制高校の仕組みや学校選びのポイントを解説するだけでなく、様々な悩みへのアドバイスも掲載。悩みややりたいことに合わせた学校選びや、学校の雰囲気を知ることで、自分に合う通信制高校・サポート校に出会うことができます。Go通信制高校【会社概要】商号 : 株式会社プレマシード代表者 : 代表取締役 岩田彰人所在地 : 東京都渋谷区神宮前2丁目18-19 the Folks BY IOQ 3B企業URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月22日稲垣吾郎、新垣結衣らが出演する映画『正欲』の公開日が11月10日(金) に決定し、併せてティザービジュアルと特報映像が公開された。本作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる小説『正欲』の映画化作品。家庭環境、性的指向、容姿──様々に異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。稲垣は息子が不登校になった検事・寺井啓喜役を、新垣は特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月役をそれぞれ演じる。そのほか両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道役を磯村勇斗、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避ける大学生・諸橋大也役を佐藤寛太(劇団EXILE)、そして大也と同じ大学に通い、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演依頼をする神戸八重子役を本作が映画初出演となる東野絢香が務める。公開されたティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示されており、「(ab) normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。あえて()でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのか、気になるビジュアルとなっている。特報映像でも本作のタイトルが大きく強調され、「正」という文字が最初に示された後、稲垣、新垣、磯村、佐藤、東野それぞれの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣が演じる桐生夏月の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映される。また、新たに7名の出演者が発表された。不登校になった息子との距離を掴めずにいる啓喜に対し、徐々に気持ちが離れていく妻・由美役に山田真歩、啓喜とともに検察庁に勤める事務官・越川秀己役に宇野祥平、夏月と佳道の中学の同級生・西山修役に渡辺大知、 夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊婦の女性・那須沙保里役に徳永えり、ある日をきっかけに、佳道と大也と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平役に岩瀬亮、大也の所属するダンスサークルのリーダー・高見優芽役に坂東希、そして中学時代、夏月と佳道の担任をしていた教師役を山本浩司が演じる。『正欲』特報<作品情報>『正欲』11月10日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊)監督:岸善幸脚本:港岳彦■出演稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香山田真歩、宇野祥平、渡辺大知、徳永えり、岩瀬亮、坂東希、山本浩司配給:ビターズ・エンド(C)2021 朝井リョウ/新潮社 (C)2023「正欲」製作委員会公式サイト:
2023年07月18日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングを実施。しかし、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目、ゲームやYouTubeとの付き合い方についてしぇーちゃんと話し合い、3日目にはマミヤさんが学校へ行き、先生と今後のことを相談することに。「学校が合わないのであれば、娘が集団で頑張れるところを探そう」と不登校を受け入れ、次の行動を考えていたマミヤさん。一方で先生方は「どうにか学校に来られるように」と考え、さまざまな提案をしてくれました。そして不登校4日目の夜、寝る前に「私、給食が無ければ学校に行けるかもしれない……」と言い出しました。翌朝も「月曜日から学校に行く」と夫に話すしぇーちゃん。「たくさん休んで元気になってきたし、いつかはひとりで頑張るところに行かないといけない。友だちもいるし、もう少し学校で頑張ってみようと思った」とのこと。「やっぱり無理だと思ったら言えばいいからね」と話しつつ、様子を見守るマミヤさん夫婦。日曜日の夜。翌日の学校の用意をしながら、マミヤさんが何気なく「しぇーちゃんとのお家生活、どうなるかと思ったけど、いい感じだったよね」と聞いてみると……!? え、もしかして本音は… ※訂正:(誤)難かしかった→(正)難しかった しぇーちゃんのまさかの反応に、マミヤさんも驚き! 夏休みのように1日お家で好きなことだけをして過ごせるというわけではなく、マミヤさんが考えてくれたスケジュールに合わせてホームスクーリングをしていたため、学校とはまた違った大変さを感じていた様子のしぇーちゃん。 再登校をしようと思った理由としては、 ・家での窮屈感・友だちに会いたい・短時間の登校でもOK、苦手な給食は食べなくてもOKと先生が言ってくれた など、いくつかあるようです。 さまざまな理由が重なった結果、しぇーちゃんは再び学校へ行ってみようと思えたのでした。「休んで元気になった気がする」というのも、しぇーちゃんの本心でしょう。 しぇーちゃんのことを考えて、マミヤさんが作り上げたホームスクーリング。しばらく学校と距離を置いて、しっかりと家で休めたからこそ、自分なりによく考え覚悟を決めて、短時間登校への第一歩を踏み出せたのかもしれません。 不登校となった期間中は、正解のない問題に直面する日々だったかと思いますが、しぇーちゃんが無理なく行動できる道を見つけられて本当によかったですね。 皆さんは、自分の身近な人の心が疲れてしまっていると感じたら、どのように声をかけますか? マミヤさんとしぇーちゃんのように、親子という一番身近な存在だからこそ、相手の気持ちに寄り添いつつ、本音を正直に話し合うことで、より良い結果を導き出せるのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月10日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングを実施。しかし、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目、ゲームやYouTubeとの付き合い方についてしぇーちゃんと話し合い、3日目にはマミヤさんが学校へ行き、先生と今後のことを相談することに。「学校が合わないのであれば、娘が集団で頑張れるところを探そう」と不登校を受け入れ、次の行動を考えていたマミヤさん。一方で先生方は「どうにか学校に来られるように」と考え、さまざまな提案をしてくれました。そして不登校4日目、日中は親子でおでかけしたり実験をしたり、充実した時間を過ごしたしぇーちゃん。突然、夜寝る前に「私、給食がなければ学校に行けるかもしれない……」と言い出しました。 そして翌朝、やはり「月曜日から学校に行く」と夫に宣言。「たくさん休んで元気になってきたし、いつかはひとりで頑張るところに行かないといけない。友だちもいるし、もう少し学校で頑張ってみようと思った」とのこと。 しぇーちゃんには「やっぱり無理だと思ったら言えばいいからね」と話しつつ、マミヤさんは学校の先生に連絡することに。 不登校は1週間で終わりを告げる!? 学校の先生から、交流級の授業に参加するのがつらい場合には、別室でも授業が受けられると提案されました。・1時間でも2時間でも居られる時間で構わない・運動会の練習はつらいときは見学していい・別室で授業を受けることができるしぇーちゃんの様子に合わせて臨機応変に対応可能という先生の話は、マミヤさんとしぇーちゃんの心を軽くしてくれたのではないでしょうか。 この時点で不登校の期間は実質1週間。夏休みとは異なり、終わりが見えない期間だからこそ、どう過ごしていけばいいのか不安になることもあったでしょう。しぇーちゃんの心に寄り添いながらも、学習面や生活面で学びを得られるように、予定を立てて計画的に過ごしてきたマミヤさん。しぇーちゃんへの深い愛情を感じますね。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月09日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングを実施。しかし、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目、ゲームやYouTubeとの付き合い方についてしぇーちゃんと話し合い、3日目にはマミヤさんが学校へ行き、先生と今後のことを相談することに。「学校が合わないのであれば、娘が集団で頑張れるところを探そう」と不登校を受け入れ、次の行動を考えていたマミヤさん。一方で先生方は「どうにか学校に来られるように」と考え、さまざまな提案をしてくれました。先生との面談での話をしぇーちゃんに伝えると、「学校は本当にいるのが大変なんだ!」と怒りの感情を出しながらも、「ママも私が学校へ行ったほうがいいと思っているでしょ?」とどこか不安そう。 マミヤさんは、「親のために学校に行く行かないを選択しなくていいよ」と改めて正直な気持ちを伝えました。 そして不登校4日目を迎え……。 しぇーちゃん、無理して言ってない? 日中、親子でおでかけしたり実験をしたり、充実した時間を過ごしたしぇーちゃん。夜寝る前に「私、給食がなければ学校に行けるかもしれない……」と言い出します。このまま不登校が続くとばかり思っていたマミヤさんは、無理して言っていないかが気になったとのこと。「親を喜ばせようとしているのか、試し行動なのか……」とさまざまな思いがよぎり、なかなか寝付けません。 そして翌朝、やはり「月曜日から学校に行く」と夫に宣言。「たくさん休んで元気になってきたし、いつかはひとりで頑張るところに行かないといけない。友だちもいるし、もう少し学校で頑張ってみようと思った」と自分の気持ちをきちんと言葉に表したしぇーちゃん。ここまで自分のことについて客観的に話せるのは素晴らしいことですよね。数日間学校を休んでマミヤさんと過ごしたことで、気持ちが満たされてしぇーちゃんの考えが変化してきたのかもしれません。 子どもは日々成長し、親子関係や気持ちもどんどん変化していくもの。背中を押せばいいのか、無理をしないようにさせればいいのか、見極めがとても難しいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月08日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングを実施。しかし、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目、ゲームやYouTubeとの付き合い方についてしぇーちゃんと話し合い、3日目にはマミヤさんが学校へ行き、先生と今後のことを相談することに。今の学校の環境を変えるのは難しそうだと感じたマミヤさんは、「娘が学校に合わないのだと思いました」とはっきりと先生方に伝えました。 しかし、先生方は何とかしぇーちゃんが学校とつながれるよう思案し、・支援教室で好きな図工だけ受けないか・1日1時間でも保健室登校するのはどうか・スクールカウンセラーに相談してみてはどうかといろいろな提案をしてくれました。 面談を終えたマミヤさんが、そのことをしぇーちゃんに報告すると……。 何なんだ!あの四角い建物は! ※訂正:(誤)学校へ気持ち→(正)学校への気持ち 面談では不登校について話をしたものの、すぐには先生方に受け入れてもらえなかったことをしぇーちゃんに伝えると、「学校は本当にいるのが大変なんだ!」と怒りながら教えてくれました。 内に秘めていた怒りを出すのはいい傾向と思い、否定せず聞いていたマミヤさん。しぇーちゃんに、「ママも私が学校へ行ったほうがいいと思っているでしょ?」と質問され、再度「親のために学校に行く行かないを選択しなくていいよ」と伝えました。 また、「学校へはもう行かない」とマミヤさん自身の気持ちを切り替えるため、そしてしぇーちゃんを不安がらせないためにも、家にあった学校給食の献立を処分し、GPSを解約したのでした。 しぇーちゃんの選択に対して、決して否定せずに寄り添うマミヤさん。学校でとても頑張っていたしぇーちゃんにとって、自分を理解して受け入れてくれるお母さんがいる家は、すごく安心できる場所なのでしょう。親はいつでも、子どもにとっての安全基地でありたいものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月07日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングを実施。しかし、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目、ゲームやYouTubeとの付き合い方についてしぇーちゃんと話し合い、3日目にはマミヤさんが学校へ行き、先生と今後のことを相談することに。今の学校の環境を変えるのは難しそうだと感じたマミヤさんは、「娘が学校に合わないのだと思いました」とはっきりと先生方に伝えました。 しかし、先生方は何とかしぇーちゃんが学校とつながれるよう思案し、・支援教室で好きな図工だけ受けないか・1日1時間でも保健室登校するのはどうか・スクールカウンセラーに相談してみてはどうかといろいろな提案をしてくれました。 お互い悪気はないものの話がすれ違ってしまい、結局、肝心な適応教室に関する話ができなかったことに帰路で気づいたマミヤさん。「私の話、全部うやむやになってたよね……!?」と混乱してしまい……。 お互いに話したい内容が違った…!? ※訂正:(誤)行かないと行けない→(正)行かないといけない 先生たちとの話し合いを振り返るうちに、そもそもお互いに話したい内容が違ったということに気づいたマミヤさん。「親がいない状態でも自分で考えて立ち回ること」を経験させたいマミヤさんは、登下校の付き添いはしても、学校での活動中まで付き添うことはしないと決めていたそう。だからこそ、「学校が合わないのであれば、娘が集団の中でも頑張れるところを探そう」と次の行動を考えていたのです。 しかし、学校側は「どうにか学校に来られるように」と考え、さまざまな提案をしてくれました。 「集団に入れないのにどうして?」「そこまでして行かないといけない?」など考え、マミヤさんはひとり悶々としてしまうのでした。 SNSのコメント欄には、「無理してまで学校に行なければならないのでしょうか?」 「学校だけがすべてではないけど、集団生活の中で学んでほしいこともあり……。難しいですね」 「給食を食べてきてほしいと、親のエゴが入ってしまうこともあります」など、不登校当事者・親・学校関係者等、いろいろな立場の意見がありました。 子ども一人ひとりの個性も違えば、その子に合う環境も違います。正解がない問題だからこそ、試行錯誤しながら前を向いて動いていくしかないのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月06日2023年7月7日(金)に不登校のお子様をかかえる親御様向けにカウンセリングとマッサージを提供する「家族の再生」をテーマにしたサロン「THE REBORN FAMILY SALON」を東京・潮見にオープンいたします。自身のいじめの経験と娘の不登校克服の実体験から、不登校のお子様をもつ親御様へのケアの必要性を感じ、親御様のもう1つの「居場所」として利用していただける場所を作りたいという思いからサロンを作りました。「THE REBORN FAMILY SALON」 葦船サロンの見取り図サロンの間取り図。成功と発展の象徴である「龍神」を祀った神社を建立。サロン内には運河から引き、「葦船」を設置し少しでもリラックスしていただけるよう工夫しました。■「THE REBORN FAMILY SALON」設立の背景「THE REBORN FAMILY SALON」は、娘の不登校を経験した私自身が、「不登校のお子さまとそのご家族が、自分らしく笑顔になれるようにサポートしたい」という思いから作ったサロンです。娘が不登校であった間、私たち夫婦は、たくさんの試行錯誤をつづけましたが、その中で状況を好転させるきっかけとなったのが「ありのままで、そのままのキミでいいんだよ」というメッセージと、「マッサージ」でした。特にマッサージでは子どもの体に触れることで、「ここに力が入っているな」「今日はリラックスできているな」など、子どもの身体の状態が、文字通り手に取るように分かります。また、マッサージ中は、不思議なくらいにいろいろな心の会話ができます。マッサージには「面と向かって」でも「他のことをしながら」でもない、ちょうどいい空気感を生み出す効果があり、私自身、この体験から「愛情を込めたマッサージには心身のデトックス効果がある」と身をもって学び、身の回りで同じように悩む人たちに、その手法を伝えました。すると驚くほどにいい結果が出はじめ、嬉しい報告が集まるようになりました。「同じように苦しみ、悩むお子さまやご家族のために、この経験を活かしたい」と考え、それまで経営していた会社を後任に引き継ぎ、子どもとその家族のサポートに全力を注ぐことを決意しました。「THE REBORN FAMILY SALON」には「赤ちゃんの頃みたいに、まるで生まれ変わったように、もう一度ゆっくりと歩き始める。」そんなお手伝いができる場所でありたい、という思いから「REBORN=生まれ変わる」という名前がつけられています。本サロンではマッサージの手法だけでなく、私自身の経験や考え方など、様々なことを提供してまいります。■「もう一度生まれる空間=母親のお腹に満ちた羊水」サロン施設にもとてもこだわり、サロン入口から施設内まで運河の水を引いたスペースは「母親のお腹に満ちた羊水」をイメージしており、「もう一度産まれる=REBORN」を象徴する場所となっています。また天井の照明は、12星座に見立てて表現。私たちの身体の各部分は、母の胎内で12星座の影響を受けて形づくられているといわれています。引水部は母の羊水に浮かんだ状態をイメージし、12星座で形づくられた各部を癒してくれるよう設置しました。葦船212星座■教育現場の現状(年々増え続けている不登校)不登校児童生徒数の推移2022年10月27日に文部科学省が出した「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」の結果によると、全国の小中学校で2021年度に学校を30日以上欠席した不登校の児童生徒は前年度から4万8,813人(24.9%)増の24万4,940人となり過去最多を記録。不登校の増加は9年連続で増加となった。また不登校の内訳は、小学校が8万1,498人(前年度比28.6%増)、中学校が16万3,442人(同23.1%増)で、いずれも増加率は過去最高。そして不登校の原因として上位を占めるのは、無気力・不安(49.7%)や生活リズムの乱れ、あそび、非行(11.7%)、いじめを除く友人関係をめぐる問題(9.7%)という結果となっている。コロナ禍で通学の制限や学校行事の中止など、生活リズムが崩れて休むことへの抵抗感が薄れ、活動制限が続いて交友関係が築けないことで登校意欲が低下していることが、不登校の急増につながっていると考えられています。(参照元:令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要、文部科学省)このような状況の中、家庭内で不登校のお子様とどう向きあっていけばいいのか、親御様が相談できる環境はまだ整えられてないと推測しています。■お客様の声(実際にサービスを受けられた方からの感想です)お客様の声アンケート1お客様の声アンケート2お客様の声アンケート3■白山 天(しろやま てん)について白山 天1981年生まれの大分県出身。小学生・中学生の頃、友達からの仲間外れ(いじめ)にあい、誰にも相談ができず寂しい時期を過ごす。大学を卒業後、会社員として数年働いたのち、20代前半で起業。その後、ビジネスに没頭しこれまで6社の法人を設立。一時はIPO(上場)を目指してビジネスに没頭。しかし、娘の不登校をきっかけに自分自身の生き方を考えた結果、全ての法人から身を引き(現在、一部のみ引き継ぎ中)、子供たちの支援、親御様の支援を始める。自身の経験から、親御様のすべての悩みをそのまま受け止め、自分ごととして考え、不登校に悩むお子さまやご家族に寄り添いたいという思いでサロン設立。お子さまとご家族の一番の味方として、一緒に最善の方法を考え、一歩一歩ともに進んでいくことから、全国から相談者が絶えない。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月06日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングをすることに。ドリルなどの座学に加え、外に出かけておこなう学習も取り入れて工夫するマミヤさんでしたが、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目もボヤき続けるしぇーちゃんに、「ママはゲームや動画を見せるために不登校にしたんじゃない」と伝えるマミヤさん。再度しぇーちゃんと話し合い、ゲームやYouTubeとの付き合い方について共有しました。 そして不登校3日目。マミヤさんはしぇーちゃんの担任の先生と面談し、今後について相談してみたものの、今の学校の環境を変えるのは難しそう……。 学校や先生方の事情も理解しているマミヤさんは、「結論として、娘が学校に合わないのだと思いました」とはっきり先生方に伝えたのですが……。 結局、先生に話は伝わった…!?混乱する母 不登校になる決断をし、次のステップに進んでいきたいマミヤさんと、何とかしぇーちゃんが学校とつながれるよう思案してくれる先生方。先生は、・支援教室で好きな図工だけ受けないか・1日1時間でも保健室登校をするのはどうか・スクールカウンセラーに相談してみてはどうか と、いろいろな提案をしてくれました。 お互い悪気はないものの話がすれ違ってしまい、結局、肝心な適応教室に関する話ができなかったことに帰路で気づいたマミヤさん。 相手の立場や環境によって、導き出す答えが違うこともありますよね。今回の場合、大人たちの誰もがしぇーちゃんのことを考えているものの、学校側と保護者とでは考え方の方向性が少し異なるようです。お互いの意見が一致しない場合でも、マミヤさんのように相手への配慮を忘れず、冷静な対応を心がけたいものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月05日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングをすることに。ドリルなどの座学に加え、外に出かけておこなう学習も取り入れて工夫するマミヤさんでしたが、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目もボヤき続けるしぇーちゃんに、「ママはゲームや動画を見せるために不登校にしたんじゃない」と伝えるマミヤさん。再度しぇーちゃんと話し合い、ゲームやYouTubeとの付き合い方について共有しました。 そして不登校3日目。マミヤさんはしぇーちゃんの担任の先生と面談し、今後について話し合ったのですが……。 もう何度もお願いしているけれど… 「しぇーちゃんの意見をきちんと伝えなければ」と意気込んでいたマミヤさんは、先生方に給食のこと、イヤーマフのことなどを相談してみました。 しかし、給食に関しては全体への指導は特に変わっておらず、イヤーマフのについては前例がないとのことで会議を通してから……という先生方からの返答。 学校や先生方の事情も理解しているマミヤさんは、「結論として、娘が学校に合わないのだと思いました」とはっきりと先生方に伝えたのでした。 先生方への配慮もしつつ、自分の子どものために要望を伝えるのは難しいものです。より一人ひとりの子どもたちに寄り添った指導をしてもらえるよう、学校には臨機応変に対応してほしいところですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月04日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れたり、かかりつけの児童精神科の予約を入れたりし、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングをすることに。ドリルなどの座学に加え、外に出かけておこなう学習も取り入れて「いい感じかな」と思っていたマミヤさんでしたが、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げ。 マミヤさんは、学校の先生や夫と今後の対応について話すなどして、不登校1日目は無事に終了しました。 そして2日目。1日目と同様に、自由時間までの時間が長いとボヤき続けるしぇーちゃんに、マミヤさんは……。 ゲームをするための不登校じゃない! ※訂正:(誤)1か100→(正)0か100 不登校2日目にして20回以上もボヤき続けるしぇーちゃんに、「ママはゲームや動画を見せるために不登校にしたんじゃない」と伝えるマミヤさん。再度しぇーちゃんと話し合い、ゲームやYouTubeとの付き合い方について共有しました。 「私の機嫌が治らないと娘も不安定から抜け出せないので、こういった話し合いは早めに切り替えて終わらせるようにしています」とマミヤさんは語ります。 SNSのコメントには、 「冷静にお話できるお母さんと、素直に話を聞けるしぇーちゃんはすごいと思います」 「わが子にはどうしても感情的になってしまうので、この冷静さが本当に素晴らしい」 「冷静で長期的に考えられるお母さんで本当にすごいです!」 と、その冷静さに驚く声が多数寄せられました。 子どものこととなると、大切な存在だからこそ、つい感情的になってしまったり、冷静でいられなくなったりするのかもしれません。マミヤさんのように、子どもの気持ちに寄り添いつつ、親目線での考え方や思いを伝えられるよう、冷静な対応を心がけたいものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月03日不登校の子供たちをイベント創りで応援する一般社団法人アナザーステージ(所在地:島根県隠岐郡隠岐の島町)は、不登校の中学生とその保護者を対象にしたキャンプ「島流しキャンプ in 隠岐の島」を、8月24日(木)~26日(日)、島根県の離島 隠岐の島で開催します。イベント詳細: タイトル用■「島流しキャンプ in 隠岐の島」開催の背景不登校の子供の多くは、学校に行っていないことに罪悪感や自責の念を抱き、自由に行動することを躊躇します。そうした子供たちに豊かな時間を過ごしてほしい、やりたいことに挑みさまざまな経験を積んで人生を切り拓いてほしいという願いを込め、不登校の中学生だけのキャンプを計画しました。舞台はかつて流刑地として知られた島根県隠岐の島。古よりここに来るすべての人を受け入れ心を通わせる温かい人情、豊かな自然と風土が、島のDNAとして受け継がれています。この地でのさまざまな体験を通し、中学生が新しい自分を発見して将来への情熱を再燃させる、そんなキャンプになることを願っています。スタッフ■『島流しキャンプ in 隠岐の島』について「島流しキャンプ in 隠岐の島」は8月24日(木)の午後からスタートし、各種ワークショップやシーカヤック、海遊び、ゲストミュージシャンの清水十樹(TOKI)さんによる音楽フェスなどで構成する2泊3日の計画です。募集定員は不登校の中学生とその保護者のペア20組合計40名で、先着順に定員になり次第申し込みを締め切ります。参加費は親子1組あたり50,000円で、2名分の食費および保護者の宿泊費を含みますが、隠岐の島までの交通費は別途です。中学生はテント、保護者はログハウスで宿泊します。2日目に音楽ワークショップとライブを行う清水十樹さんは、自身も学校に行かずホームスクーリングで育ったミュージシャンで、代表作「学校には行きたくなくなった」を引き下げ、不登校の中学生と保護者に熱いメッセージを送ります。このワークショップとライブの模様は、島流しキャンプのクラウドファンディング支援者に対しYouTubeでライブ配信する予定です。TOKI 音楽ワークショップ■開催概要イベント名: 島流しキャンプ in 隠岐の島 2023開催日時 : 8月24日(木) 14:30 ~ 8月26日(土) 12:00会場 : 塩の浜海岸都万野営場(〒685-0311 島根県隠岐郡隠岐の島町津戸1537-1)参加費 : 親子ペア1組 50,000円(税込)参加条件 : 不登校の中学生とその保護者(1名)のペア定員 : 親子ペア20組 計40名主催 : 一般社団法人アナザーステージ申込方法 : 公式サイトから申し込み 公式サイト: <内容>8月24日(木)○ワークショップ1(オープニング・アイスブレイク・ねらい設定)○シーカヤック体験○テント設営等○ワークショップ2(親子チャレンジ)○保護者懇親会8月25日(金)○自然散策○ワークショップ3(創造力チャレンジ)○海遊び○TOKI LIVE&TALK ~これからの学びって?~・清水十樹さんによる音楽ワークショップ・クラフトファンディング支援者へYouTubeライブ配信○TOKIスペシャルライブ「BEATS on BEACH, TOKI×School Exiles」・参加者と一緒につくる音楽フェス・クラフトファンディング支援者へYouTubeライブ配信8月26日(土)○ワークショップ4(振り返り)<清水十樹さん プロフィール>TOKI紹介TOKI - 学校には行きたくなくなった(Official Video): ■法人概要名称 : 一般社団法人アナザーステージ代表者 : 代表理事 渡部 正嗣所在地 : 〒685-0017 島根県隠岐郡隠岐の島町下西1014-12設立 : 2023年6月事業内容: イベントやプロジェクト創りを通した児童生徒支援URL : 企業理念: 「子供たちに 豊かな時間と 確かな自信を」【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人アナザーステージお問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月03日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れたり、かかりつけの児童精神科の予約を入れたりし、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングをすることに。 学校の漢字ドリルや個人的に用意したドリルなどの座学に加え、日本地図パズルや虫探し、捕まえたコオロギのエサを切るなど、動きながらの学習も取り入れて「いい感じかな」と思っていたマミヤさん。 しかし、しぇーちゃんは「まだ12時か~」と言い、ゲームやYouTubeをしていい時間までが長いとぼやきます。初日から少し不満げな様子のしぇーちゃんに、マミヤさんは……。 このまま、ずっと不登校でいくの? ※「就学奨励費(特別支援教育就学奨励費)」:障害のある幼児児童生徒が特別支援学校や小学校・中学校の特別支援学級等で学ぶ際に、保護者が負担する教育関係経費(通学費、給食費、教科書費、学用品費など)について、家庭の経済状況等に応じ、国及び地方公共団体が補助する仕組み。 ※訂正:(誤)障害に事は→(正)障害の事は マミヤさんは学校の先生と連絡を取り、改めて直接、今後について話をすることになりました。 また、仕事から帰ってきた夫と今後の話をしていると、服薬に関しては夫婦で考え方が少し異なる部分も……。 お互いにしぇーちゃんのことを第一に考えているのはわかっていても、意見が分かれることはありますよね。2人とも感情的になるのではなく、相手に共感しつつ、より良い方向へ向かうように話し合いました。 不登校初日から、学校の先生や夫としっかり話し合いを進めていったマミヤさん。わが子が不登校になると、不安から孤独に陥ってしまいそうですが、マミヤさんのように周囲の人をじょうずに巻き込みながら過ごしていくことが、保護者にとっても大切なのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月02日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れたり、かかりつけの児童精神科の予約を入れたりして、以前から話し合っていたスケジュールで過ごすことに。 いい感じかなと思っていたのに…※訂正:(誤)受診をして→(正)受診させて 学校の漢字ドリルや個人的に用意したドリルなどの座学に加え、日本地図パズルや虫探し、捕まえたコオロギのエサを切るなど、動きながらの学習も取り入れた、ホームスクーリング初日。「いい感じかな」と思っていたマミヤさんでしたが、しぇーちゃんは「まだ12時か~」とゲームやYouTubeをしていい時間までが長いとぼやきます。 「学校に行かない子の勉強量がまだわからず、何時間も勉強ばかりはかわいそうだったのと、逆にゲームは1時間だけという制限も、家にずーっといるのにお互いがつらくなりそうで……」と、とりあえずゲームなどの自由時間は3時間に設定していたそう。しかしそれでも、初日から少し不満げな様子のしぇーちゃんなのでした。 不登校を選んだからといって家でダラダラ過ごすのではなく、外での体験を取り入れつつ積極的に子どもの学習に関わるマミヤさん。学校の代わりに家で学習するとなると、何をすればいいのか難しいものです。わからないことだらけの中、初日からここまで子どもにしっかりと向き合えるのは、とても素晴らしいことですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月01日10代の若者に多様な学びの選択肢を提案し、未来の可能性が限りなく広がることを目指す株式会社プレマシード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩田彰人)は2023年6月3日(土)~6月5日(月)に「不登校に関する調査」を行いました。【調査背景】文部科学省が2022年10月に発表した、高校生を除いた小・中学校における不登校の状況によると不登校の児童生徒数は2014年度から9年連続で増加。とくに2020年度から2021年度で約5万人急増し約24.5万人となっています。コロナ禍でのオンライン授業なども増え、学校に行かなくても学習できる環境があることを知った子どもたちも多く、人間関係の変化も大きかったのではないでしょうか。学習・人間関係に関する環境が大きく変化するなか、10代~20代の若者世代、40代~50代の親世代に対し「不登校に関する調査」を実施いたしました。報道の一資料として是非ご活用ください。【調査結果トピックス】●学校に行きたくないと思った経験がある人は70.8%。10代~20代よりも40代~50代に多い結果に。その理由は「友人関係のトラブル」や「いじめ・いやがらせ」が多い。●不登校の経験を聞くと、21.2%が「経験がある」と回答。年代で比較をすると、10代~20代は25.0%、40代~50代は17.3%となり、10代~20代に不登校経験者が多く、その差は7.7ポイント。無理をせず、不登校を選べる環境に変化してきているのではないだろうか。●その時期に「相談相手はいない」と回答した方が54.0%と半数を超える。とくに40代~50代は66.4%と高い。親世代が相談できなかった人が多いことから、子ども世代の悩みには相談に乗れるようにと少しずつ環境が変化しているのかもしれない。●「相談できる場所」や「学校に通う以外の選択肢」を知りたかったとの回答が多く、とくに40代~50代が多く回答。「相談できる場所」は15.6ポイント、「学校に通う以外の選択肢」は6.1ポイントの差。●友人関係のトラブルや勉強や体調などの何らかの理由で不登校せざるを得なくなった場合、その後復学するべきだと思うと回答した人は、計44.3%、復学しなくても良いと思うと回答した人は計55.7%となった。不登校の経験(単数回答/n=600)【調査結果詳細】Q1. あなたが今までに「学校に行きたくない」と思った理由があればお答えください。(複数回答/n=600)今までに学校に行きたくないと思った理由(複数回答/n=600)まずは学校に行きたくないと思った経験についてお聞きしました。その結果、「経験はない」と回答したのは約3割にとどまる結果となり、約7割が学校に行きたくないと思った経験があることがわかりました。その理由は「友人関係のトラブル」や「いじめ・いやがらせ」が多く、10代~20代よりも40代~50代が多く回答しています。Q2. 学校に行きたくないと思った経験があると回答した方にお聞きします。その時期をお答えください。(複数回答/n=425)学校に行きたくないと思った時期(複数回答/n=425)学校に行きたくないと思ったことがある人に対し、その時期をお聞きしました。最も多い回答は「中学2年生」となり44.2%が回答しています。年代別で比較をすると、10代~20代は「中学2年生」が最も多く48.3%、40~50代は「小学校高学年」が最も多く41.9%と年代で差のある結果となりました。■プレマシード 岩田彰人 コメント:中学生になると、小学生から様々なことが大きく変化します。コミュニティーが大きくなり、多様な人と接する必要が増え、大人になるのだからと自立を求められることが多くなります。多くの人が集まる環境が苦手、自分の意見を言うことが苦手という子どもには、難しい環境に置かれることになります。また、思春期を迎え、成長に伴い感受性が強くなり、価値観の違いに周囲とのギャップを感じるようにもなります。小学生から中学生になり、環境の変化に戸惑い不登校になってしまった子どもも中学2年生まではなんとかしてきたけれど、いよいよ高校進学が迫り、自立を強く求められ、先行きが見えない、気持ちも追い込まれてしまうという時期なのではないでしょうか。Q3. あなたは不登校の経験がありますか。(単数回答/n=600)不登校の経験(単数回答/n=600)不登校の経験※についてお聞きすると、21.2%が「経験がある」と回答しました。年代で比較をすると、10代~20代は25.0%、40代~50代は17.3%となり、10代~20代に不登校経験者が多く、その差は7.7ポイントとなっています。※「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」などの定義を設けず聴取。Q4. 不登校の経験があると回答した方にお聞きします。その理由をお答えください。(複数回答/n=127)不登校の理由(複数回答/n=127)不登校の経験があると回答した人に対し、その理由をお聞きしました。その結果、【Q1.】に続き「いじめ・いやがらせ」(48.0%)、「友人関係のトラブル」(43.3%)が多い結果となりました。■プレマシード 岩田彰人 コメント:不登校の経験では、10代~20代 25.0% 40代~50代 17.3%となり、その差は7.7ポイントとなりました。不登校という選択をすることができる環境になっているのではないでしょうか。中学生になると複数の学区や様々な地域から生徒が集まり、コミュニティーが大きくなり多様な人と接する機会が増えます。多人数が苦手な場合、その苦手な部分が出やすく、学校へに苦手意識が芽生えてしまう原因にもなります。思春期を迎え、成長に伴い感受性が強くなり、価値観の違いに周囲とのギャップを感じ、男性らしく、女性らしくといったジェンダー問題にストレスを抱える子どももいます。大きな環境の変化、価値観の違い、ギャップが生じることにより、いじめ・いやがらせ、友人関係のトラブルが起きてしまうのではないでしょうか。もちろんこれは、中学校の中だけの問題ではなく、多様な価値観を認め合う社会になることが必要ではないかと思います。Q5. 「学校に行きたくない経験がある」もしくは「不登校の経験がある」と回答した方にお聞きします。その際に、相談相手はいましたか。(複数回答/n=426)不登校や学校に行きたくないと思った際の相談相手(複数回答/n=426)次いで、学校に行きたくないと思った経験がある方、不登校の経験がある方にその際の相談相手についてお聞きしました。その結果、「相談相手はいない」と回答した方が全体では、54.0%と過半数を超えましたが、10代~20代では40.4%、40代~50代では66.4%となり、10代~20代では相談がしやすい環境になっていると言えます。また、「相談相手」についても、40代~50代に比べ、10代~20代が全ての項目で上回る結果となっています。Q6. 「学校に行きたくない経験がある」もしくは「不登校の経験がある」と回答した方にお聞きします。その際に知りたかった情報をお答えください。(複数回答/n=426)不登校や学校に行きたくなかった時期に知りたかった情報(複数回答/n=426)知りたかった情報を聞くと、「相談できる場所」44.1%、「学校に通う以外の選択肢」39.7%という結果となりました。とくに40代~50代が多く回答しています。■プレマシード 岩田彰人 コメント:学校に行きたくない、不登校の際に相談相手がいないと回答した10代~20代は40.4%、40代~50代は66.4%となり、若い世代ほど相談がしやすい環境が整ってきているようです。また、相談相手について尋ねると、40代~50代と比較し10代~20代では、全ての項目で相談した割合が高く、ここでも相談しやすい環境が整ってきたことが伺えます。知りたかった情報として、相談できる場所、学校に通う以外の選択肢については、40代~50代に比べ、10代~20代の割合が低い結果となりました。相談しやすい環境が整ってきたことはもちろん、学校、家以外の第三の場所としてのフリースクールの認知、オンライン学習の一般化、学校に通う以外の選択肢を持ちやすくなってのではないでしょうか。Q7. 友人関係のトラブルや勉強や体調などの何らかの理由で不登校せざるを得なくなった場合、あなたはその後復学するべきだと思いますか。(単数回答/n=600)友人関係のトラブルや勉強や体調などの何らかの理由で不登校せざるを得なくなった場合、あなたはその後復学するべきだと思うか。(単数回答/n=600)Q8. 前問で回答した理由をお答えください。(自由回答/n=600)【復学すべきだと思う理由】・問題が克服できたら、ゆっくりでも良いので復学して欲しい。(27歳/男性)・自分も、苦しくても学校に行って卒業した経験があって、その経験は人生のプラスにもなっているから。教室でなくてもいいから、人生経験として行って欲しいと思う。(28歳/女性)・苦しかった状況をなるべくなら乗り越えてほしいから。ただ、必ずしもそれができるわけではないから、転校などの別の方法も考えて。(42歳/男性)・本人が可能なら、できれば復学して欲しいとは思います。学びは続けて欲しい。(55歳/女性)・学校は子どものころしか行けないところだから。(15歳/女性)【復学しなくても良いと思う理由】・勉強が全てではないから。(16歳/女性)・原因にもよるが、学校の規則に悩むならば別の場所で学ぶのが自然だと思うから。通常の学校以外で学ぶことはできます。(27歳/男性)・学校に行くことが全てではない。大学進学だけならば通信制でも十分といえる環境があるから。大学で環境が変われば、不登校から解放されることもあり得る。(28歳/男性)・辛いのに行くほど学校だけに意味があるとは思えないから。(14歳/女性)・無理に復学する必要はない。現在の学校に復学することだけが選択肢ではないと思う。(16歳/女性)前問では、「学校に通う以外の選択肢」について知りたかったとの回答が多く集まりましたが友人関係のトラブルや勉強や体調などの何らかの理由で不登校せざるを得なくなった場合、その後復学するべきだと思うと回答した人は、計44.3%、復学しなくても良いと思うと回答した人は計55.7%となりました。半数以上の方は無理に復学しなくても良いと考えているようです。その理由をお聞きすると、様々な回答が集まりました。「復学しなくても良い。」と回答した方も、通信制高校など別の方法で学び続ける選択肢を提示する声も多くありました。■プレマシード 岩田彰人 コメント:将来の自立に向けて必要な社会性、学力を身に付けるために最終的には小学校、中学校への復学は必要なことだと言えます。アンケートでは半数以上の方が無理に復学することはないと答え、復学するべきと答えた方の中にも、無理はするべきではないと答えた方が多くいました。不登校の原因は人間関係、家庭環境、学校への不信感など様々な要因があり、当事者だけでの解決が難しいのも事実です。フリースクール、カウンセラーのような第三者に介入をしてもらいながら無理をせず復学、高校への進学を目指してもらいたいと思います。また、不登校を解決し、復学や進学、夢を叶えた方の声がもっと広まれば、周囲からの理解も得やすく、解決の手助けになるのではないでしょうか。【総評:プレマシード 岩田彰人 コメント】不登校への理解が深まり、不登校という選択をしやすい環境になった、相談しやすい環境になったということを知れる調査となりました。子どもから大人へと成長する思春期は、参加するコミュニティーが大きくなり、学校での指導方針も自立を求めるものへと変化していきます。環境や学習面の変化が大きく、自身の成長とのギャップが生じれば、誰でも不登校を経験する可能性があります。不登校という選択を選ぶことができる、相談しやすい環境に変化していることは、前向きな変化です。より理解を深めていくためには、不登校を解決し、復学や進学、夢を叶えた方の声が広まることが必要なのではないでしょうか。プレマシード 岩田彰人【調査概要】1.調査の方法:インターネット調査2.調査機関 :株式会社プレマシード3.調査の対象:全国の10歳~29歳の男女300名、40歳~59歳の男女300名4.有効回答数:600名5.調査実施日:2023年6月3日(土)~6月5日(月)【Go通信制高校】 自分に合う通信制高校・サポート校に出会える資料請求サイト。全国の通信制高校・サポート校を通いたいエリアで探せるだけでなく、不登校、学費、進学、転編入などの悩み、将来の夢、高校生活などの様々なテーマから自分に合う学校を探して資料請求をすることができます。通信制高校の先生を始めとした専門家が通信制高校の仕組みや学校選びのポイントを解説するだけでなく、様々な悩みへのアドバイスも掲載。悩みややりたいことに合わせた学校選びや、学校の雰囲気を知ることで、自分に合う通信制高校・サポート校に出会うことができます。Go通信制高校【会社概要】商号 : 株式会社プレマシード代表者 : 代表取締役 岩田彰人所在地 : 東京都渋谷区神宮前2丁目18−19 the Folks BY IOQ 3B企業URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月28日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。 毎日楽しく過ごしていましたが、学校が始まるまでのカウントダウンをし続け、夏休みの終わりが近づくと愚痴をこぼすように。2学期が始まり、行き渋りもなくスムーズに登校できたと思っていたら、「学校で体中痛くなって……体がおかしくなっちゃったの!」と戸惑いながら帰宅したしぇーちゃん。しぇーちゃんは学校生活において、なかなか量を減らしてもらえない給食や、運動会の練習、騒がしい支援級が苦手で、つらいと感じてしまうようです。話し合いの末、今後も学校に通うか、家で勉強するか、しぇーちゃん自身に学校へ行って確かめてきてもらうことに。翌朝、マミヤさんに付き添われ登校したものの、学校が見えた途端に表情が曇ってしまうしぇーちゃん。しかし、下校時には思いのほか晴れ晴れとした表情で「大丈夫だった。来週から行けると思う」と話してくれました。 しかし週末、自宅で過ごしていると「月曜日は無理して5時間目までは頑張ろう」と独り言のように、度々つぶやくようになったしぇーちゃん。 日曜日の夜、「明日ね、私頑張って無理してでも学校行くから安心してね」としぇーちゃんが言ってきました。それまで悶々と悩んでいたマミヤさんでしたが、しぇーちゃんから“ママを安心させるために学校へ行く”というような発言を聞いて、瞬間的に「そんな理由なら、行かなくていい」と思ったそうです。 しぇーちゃんを抱きしめ「無理して学校行かなくていいよ。ママのために行かなくていいんだよ? 学校、行きたくないんだよね?」と改めて確認。すると、涙を流しながら「そうなの……。私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれて……。 この判断でよかったんだよね… ※「二次障害」:発達障害(一次障害)の特性について周囲からの理解を得づらい環境の中、繰り返し注意されることで自信を失ってしまい、ストレスや不安によって身体症状(頭痛・腹痛など)や精神症状(うつ病・不安障害など)、不登校、ひきこもりなど、別の問題が出てきてしまう状態のこと。(※医学的な専門用語ではありません) 将来や学習面の不安もあるものの、優先すべきは「しぇーちゃんが心身ともに健康であること」。マミヤさんご本人の経験から、限界ギリギリまで頑張ってしまうのではなく、あえて早めに不登校という選択をしました。 いろいろな不安が頭をよぎる中、マミヤさんは優先順位を明確にすることで、不登校を決断できたそうです。子どものことを決めるのは、簡単ではありません。しかし、「学校休んでいい」と聞いて安心して眠りについたしぇーちゃんの穏やかな寝顔を見ていると、この選択がしぇーちゃんの気持ちを落ち着かせたのだと思えますよね。 この選択が正しかったかどうかは、すぐにはわかりません。しかし、マミヤさん一家のように悩みにぶつかったら、まずは子どもと向き合い、家族でしっかりと話し合って、その都度、最善の選択をしていくことで、後悔することは少なくなるかもしれません。 今回、しぇーちゃんの心身を守ることを第一に考えて、学校を休ませる選択したマミヤさん。これから先、また悩むことがあっても、家族でしっかりと向き合って乗り越えていくことでしょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年06月20日新しい学びに対応し、学び直しから国公立大学進学まで力強くサポートする東京都立小台橋高等学校は、開校2年目を迎えて、いよいよ待望のゼミ教育がスタートしました。課題研究作成のための情報活用の授業ではChatGPTのメリットデメリットも学びました。中学生対象の学校見学会の受付は6月22日(木)スタート(予定)です。学校見学会では校舎見学、及びチャレンジスクールについての説明を主として説明会も実施します。「東京都立小台橋高等学校」URL: 現在の仮設校舎外観■「ゼミ教育」ChatGPTの授業本校の進路活動は「フューチャーデザイニング(未来設計)、以下FD」と称して、1年次から卒業年次まで計画的、効率的に運営が行われています。このFDの幹となるのが「ゼミ教育」です。課題研究作成を目指したFDでの学びの第一単元は情報の集め方です。2年生全員が同じ内容で学びます。第一回はフェイクニュースの見分け方や第一次情報を扱うこと、第二回はネット上の情報について、第三回は図書館の活用と引用文献の表し方、第四回は言葉の定義と続きます。第二単元は各自の問立ての練習になり、さらに後期に入ると各ゼミの独自性を発揮しつつ課題研究に取り掛かります。去る5月19日にはネット上の情報活用について学び、その中で、ネット上の情報の集め方の一つとして、ChatGPTを取り上げました。授業では、まず、ChatGPTとは何か解説があり、会話や創作、翻訳や文章要約、文書校正、プログラミングなどができると紹介されていました。「公開されるとマズイものは、送信しない!」「個人情報は送信しない!」「回答内容はきちんと自分の目で確認する!」などの使用上の注意があり、生徒たちは真剣に聞き入っていました。各授業担当の先生のスライドには、「メブクロウ」という学校のマスコットの名前を使って主人公の物語を考えさせた文章や、「メブクロウって何?」と尋ねて「メブクロウとは、鳥類の一種で、日本に生息するフクロウの一種です」と「嘘」の情報に行き着いた文章が紹介されていて、生徒が実感しやすい授業となっていました。この授業を企画担当者の一人である学習進路部の柴田有歌理先生は「ChatGPTを知っている生徒がたくさんいるので、最新のツールを紹介すると同時に、十分注意して活用してほしいと考えて授業を構成した。生成AIに頼っていたら何もできない人になってしまう。課題研究は学びを身に付けてもらうことこそが課題です」とお話ししていました。■小台橋高校 学校見学会今回の学校見学会では、校舎見学、及びチャレンジスクールについての説明を主とした説明会を実施します。中学生の生徒の皆さんとその保護者の皆さんを対象としたご説明になりますが、中学校・塾の先生、広く教育関係者の方々にも来ていただき、開校間もない都立小台橋高校のことを知っていただければと思います。事前予約はWebページで受け付けます。開催日 :令和5年7月22日(土)第1回 09:30開始(受付09:00~、個別相談10:30~)第2回 12:15開始(受付11:45~、個別相談13:15~)第3回 14:30開始(受付14:00~、個別相談15:30~)会場名 :小台橋高等学校3階視聴覚室アクセス :JR田端駅から都営バス10分(小台橋バス停下車すぐ)、都電荒川線小台駅徒歩8分、日暮里舎人ライナー足立小台駅徒歩11分対象 :中学生とその保護者、教育関係者申し込み方法:学校Webページ「事前予約フォーム」より申し込みください■「学校見学会」内容(1) チャレンジスクールの高校です。チャレンジスクールは東京都立の昼夜間定時制総合学科高校で、不登校を経験した生徒や中途退学者等を主に受け入れる高校の名称です(不登校経験のない生徒も多くいます)。●チャレンジスクールの特徴・学力選抜がなく、面接・作文・書類で選抜・朝昼夕の三部制で、一人一人の生活・健康に配慮・所定の単位が取れると卒業できる単位制で、多様で柔軟なカリキュラム・キャリア教育が充実した総合学科で、多彩な選択科目から自分の時間割を作成(2) 学び直しから国公立大学進学まで学習面を支援する高校です。オンライン学習を授業に組み込んで積極的に活用し、自習時間や長期休業での補習や補講の体制を整備して、学び直しから国公立大学進学まで生徒の多様な学習ニーズに対応します。●幅広い学習ニーズに対応・学び直しから国公立大学進学まで授業でオンライン学習・ラーニングコモンズやゼミ室を活用して自習・キャリアサポートコーナーで履修や進路の相談・職員室カウンターやゼミ室で勉強の質問(3) 新しい学びに対応する高校です。課題研究や本物体験を学習活動の中心と位置づけてゼミ教育を実施し、地域との連携を通して新しい学びに対応し、総合的な学力を身に付けていきます。●まるで大学のような学習環境・自分の興味関心や将来像に合わせて学ぶ・履修登録をして自分の時間割を作る・授業に組み込まれたキャリアガイダンスを受講・ゼミナールに所属して課題研究を作成(4) 心の健康面を支援する高校です。教科を横断して教育活動全体で交流プログラムを実施し、相談体制や問題解決体制を整備することで、一人一人の心の健康面を支援します。●面倒見の良いサポート体制・少人数クラスや時差通学で密にならない学校生活・交流プログラムを授業で学ぶ・相談室やカウンセリング室で悩み相談・学校医、産婦人科医、スクールカウンセラー、ユースソーシャルワーカーなどの支援(5) 施設・設備が充実した高校です。令和6年4月から新校舎で授業開始。東京都教育委員会指定のTOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校としてデジタル環境を整備、校内居場所カフェを設置するなど、施設・設備が充実しています。●新校舎は最先端の設備・全教室が空調・Wi-Fi完備、デジタル対応・協働学習にぴったりなラーニングコモンズ・動画スタジオや3Dプリンターなど最新デジタル対応のPC室・相談にも対応できる居場所カフェ●東京都教育委員会の指定事業・TOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校TOKYO教育DX推進校(AI教材を活用する学校)先端技術推進校(VR等を活用する学校)・校内居場所カフェ設置校(令和6年度)【学校概要】学校名 :東京都立小台橋高等学校所在地 :東京都足立区小台2-1-31課程・学科・部:定時制課程総合学科。午前部・午後部・夜間部の三部制。校長 :杉森 共和設立 :令和4年4月開校「都立高校改革推進計画・新実施計画(平成28年2月東京都教育委員会)」により計画された都立高校で6番目のチャレンジスクール。東京都教育委員会TOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校、校内居場所カフェ設置校(令和6年度)。【チャレンジスクール】東京都立高校の校種の一つ。小・中学校時代に不登校経験を持つ生徒や長期欠席等が原因で高校を中途退学した者等を主に受け入れる総合学科・三部制(午前部・午後部・夜間部)の高校で、他部履修により3年での卒業も可能とする。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月06日源氏物語の作者・紫式部にまつわる背景知識を元国語教員の2名が徹底解説するセミナーを、不登校児童生徒や保護者向けにオンライン学習支援などのサービスを展開する「株式会社CoCon」(本社:東京都千代田区、代表取締役:洲崎 祐貴)が開催します。セミナーでは、2024年放送予定の大河ドラマ「光る君へ」をもっと楽しむために、『オトナの源氏物語』と題した先取り解説を行います。オトナの源氏物語オンライン家庭教師サービスの特徴は、講師が元教員、教員免許をもった教科の専門家であること。オンライン家庭教師でも、現場での経験や専門知識を生かした指導が行われています。本オンラインイベントでは、元国語教員でWebライターの“猪狩はな”と“アヤコ”が登壇予定。大河ドラマ「光る君へ」に関連する、平安時代ならではの文化や習慣、『源氏物語』のストーリーを学ぶ機会を提供します。初回セミナーは5月31日(水)21時~オンライン開催。参加費は初回無料です。以降は毎月2回、第2・4水曜日の21時~の開催となり、参加費用は200円です。当日は参加者からの講師への質問や意見交換も受け付ける予定です。国語の専門家から直接『源氏物語』について学べる機会をぜひご活用ください。イベントへの申し込みはPeatix「大河ドラマ『光る君へ』先取り解説セミナー『オトナの源氏物語』」で行えます。■登壇者<猪狩はな>2児ママ×元国語教員×webライター。モットーは「持続可能に好きを楽しんで生きる」。古語を見て「この美しい日本語を後世に伝えたい!」と思ったことをきっかけに、国語の先生を志す。高校時代に『源氏物語』の沼にハマり、うっかり大学院に進学。非常勤古文講師→公立中学国語教員→非常勤国語講師を経て、現在は株式会社CoConでCLO (教育戦略責任者)として不登校向け学習支援に関わっている。好きな『源氏物語』の女君は、朧月夜。猪狩はな<アヤコ>元国語教員webライターで一児の母。公立中学校の国語教員として、8年間勤務した後、webライターとして活動。『源氏物語』にハマったのは、4コマ漫画を用いた高校古典の授業がきっかけ。そこから平安文学にハマり、卒論では「枕草子ー結局どんな男がモテるのかー」をテーマに、清少納言の男性評価規準に迫る内容を執筆。好きな『源氏物語』のキャラクターは柏木、六条御息所。アヤコ■当日のトーク内容「紫式部と源氏物語」大河を100倍楽しめる!?紫式部の基本の「き」・大河ドラマのキャスト、メインキャラクターの解説・平安時代ってどんな時代?時代背景を知ろう・大河に出るのはココ!?重要ポイント解説!■株式会社CoCon(ココン)概要会社名 : 株式会社CoCon所在地 : 東京都千代田区神田佐久間町3-38 第5東ビル5階設立 : 2022年2月代表者 : 洲崎 祐貴事業内容: 不登校児童・生徒向けオンライン学習サービス「ココン」の運営不登校児童の保護者と支援者を繋ぐオンラインプラットフォームサイトの運営フリースクールの運営サポート不登校児童を対象としたイベントの企画運営ウェルビーイングと子育てをテーマとした企業向け研修の企画実施URL : Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月29日特定非営利活動法人からふる(NPO法人からふる、以下:からふる)は、「大人の数学教室」6月の受講生の募集を開始いたしました。大人の数学教室 in 仙台◆こんな方におすすめ!「学生時代、ちゃんと勉強しなかったな…」「子供の宿題、教えてあげられたらいいのに…」・青春を取り戻したい方・今から数学をもう一度学びなおしたい方勉強は、今からでも遅くない!からふるの「大人の数学教室」で、『あの頃』をもう一度、学びなおしてみませんか?◯現在の実施状況場所:EDC医療福祉学院(〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目4-30 3F)日時:毎週火・金曜日 14時半~15時半料金:5,000円/1時間内容:中学数学、高校数学※学習目標として、実用数学技能検定の受験・取得も推奨しています。★見学は無料!まずはお問い合わせください!★申し込みは、からふるのHP、またはメールでお問い合わせください!HP : メール: chairman_colorful@mj-j.co.jp ◆その他のからふるの活動からふるは、『学年・年齢にこだわらず、自分のペースで自分の勉強を!』をテーマに、学習活動やスポーツ活動の支援を、栗原市・仙台市、新たに石巻市でも、行う団体です。数学教室の他、以下のような活動も行っています。<クラウドファンディング>「【宮城県】『学年・年齢にこだわらない学習』をさせたい!新たに石巻でも活動を!」宮城県での活動範囲の拡大の一つとして、新たに石巻市でも、からふるの活動を展開していくために、クラウドファンディングを立ち上げました。『学力低下』『いじめ』『不登校』が全国ワーストと言われる宮城県。「学年・年齢にこだわらない学習」で、周りを気にせず、“自分のペースで自分の勉強”ができるような場所・環境づくりを進めていきたいと考えています。ご支援ご協力を宜しくお願い致します。▼支援はコチラから <からふる勉強会>「得意」も「不得意」も、「できる」も「できない」も、それは全部、唯一無二の個性!「登校」も「不登校」も、「年齢」も「学年」も、一切関係なし!今の自分に合わせて、個性を伸ばす学習をしましょう!◯現在の実施状況場所:若柳公民館(〒989-5501 宮城県栗原市若柳字川北古川83)日時:毎週水曜日16時~18時、土曜日:10時~12時対象:小学生~高校生料金:・小学校 1,000円/1時間・中学校 1,500円/1時間・高校 2,000円/1時間また、小・中・高校の分類は、学習内容による振り分けとなります。参加者の学年や年齢ではありません。見学は無料!まずはお問い合わせください!<Dr’s講習検定【理科】>試験問題の点数によって合否が決まる一般的な検定試験とは異なり、「理検Doctor」の認定を受けた講師による講義を受講し、講義内容のチェックテストを経て合否が決まる、検定試験です。※講習検定とは(リンク先:日本理科検定協会公式ホームページ) からふるでは、理事長の菅原 一真が「理検Doctor」の認定を受け、講義を行います!昨年8月には、日本国内で初めての講習検定の実施及び、国内初の合格者を輩出!★料金を改定します。6月から、Dr’s講習検定【理科】の受験料を改定します。これまで:50,000円→6月から:30,000円◆各種検定実施予定からふるで取り扱っている検定試験と、実施予定はコチラ・数学検定 :8/26(土) 申込締切:7/18(火)・理科検定 :8月上旬実施予定・日本語検定:11/11(土) 申込締切:10/12(木)・英語検定 :10/7(土) 申込締切:9/7(木)・漢字検定 :10/28(土) 申込締切:10/1(日)◯検定対策講座も随時実施!これまでの本講座受講者のうち、不合格者数は、なんと0名!必ず結果を残せます!個別対応で、一人ひとりに合わせた講座です! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月29日「皆さん、こんにちはー。今日は、よく来てくださいました。ただいまから『ひきこもり女子会』、始めたいと思いまーす」都心の貸し会議室。午後の陽光が大きな窓から差し込み、清潔感あふれる部屋の雰囲気そのままに、女性は明るい声で、硬い表情の参加者たちに語りかけていた。今年3月末、内閣府はひきこもりに関する調査(’22年実施)の結果を発表。それによれば、15〜64歳でひきこもり状態にある人は、全国で推計146万人にのぼるという。なかでも、40歳以上の中高年では女性が半数超の52.3%を占めていたことが注目を集めていた。「ようやく、実態に追いついた数字が出てきたように思います」こう話すのは、「一般社団法人ひきこもりUX会議(以下、UX会議)」の代表理事・林恭子さん(56)。貸し会議室で参加者に優しく語りかけた、あの人だ。「『ひきこもり』という言葉が広く知られるようになって20年以上。その間、困難を抱える当事者に向けて、自治体などによる、さまざまな支援策が講じられてもきました。ですが『ひきこもり=若い男性』というイメージが根強く、実態に即していない支援も少なくなかったように感じています」’19年発表(’18年実施)の調査では、ひきこもり状態にある中高年女性の割合は23.4%。それが4年で倍増したわけだが、林さんは「いまになって急増したわけではない」と話す。「コロナ禍を経て、男女を問わず当事者は増えているとは思います。とくに、女性はコロナ禍で困難な状況に追い込まれた人が大勢いますから。ただ、今回の調査結果は、これまでクローズアップされてこなかった、ひきこもり状態にある女性の存在が、可視化されてきた結果ではないかと考えています」職に就かず家にいても問題と見なされない「家事手伝い」「主婦」という肩書があるのも、女性のひきこもりを見えにくいものにしてきた。さらに、林さんは「社会の変化」についても指摘する。「『働いてこそ一人前』と、かつては男性のほうが社会からの重圧に強くさらされ、生きづらさを感じていた人も多かったように思います。それが昨今は、女性も『活躍』を強く期待され、『生産性』を問われるように。現代社会で、女性のひきこもりが男性と同等数いたとしても、不思議ではありません」林さんたちUX会議は、存在が見えにくい女性当事者たちの声を拾い上げたい、彼女たちの心安らげる居場所を作りたいと思案。7年ほど前から、冒頭で紹介した「ひきこもりUX女子会」と銘打った会を、全国各地で約190回も開催してきた。そこには10〜60代の幅広い世代の女性たちが、これまで延べ5千人も参加している。「女子会で出会う当事者と話していると、本当にしんどそう。よき娘、よき妻、よき母に加え、よき社会人であることを求められ、一つでも欠ければ『自分はダメだ』と卑下し、ひきこもり状態に陥る一因にもなってしまっている」こう話す林さん自身も、ひきこもりの当事者だった。16歳で不登校になり、そこから断続的に20年間、「出口の見えないまっ暗な闇の中で、もがき続けるしかなかった」■最近の「ひきこもり女子会」には、本当に40代~50代の参加者が多い。一時は自殺を考えるまでに追い詰められた林さんだったが、同じくひきこもりの当事者の会に参加したことで、「自分だけじゃないんだ」と救われた気がしたという。’02年、林さんはアルバイトで生計を立て実家を出ることを決意できるまでに。このとき、林さん36歳。不登校になったあの日から、じつに20年の歳月が流れていた。「やがて、さまざまな当事者たちとの出会いのなかで、もっと当事者の声を届けたい、そんな思いに駆られるようになりました」林さんは’12年から、自ら率先して当事者活動を開始。そして’14年には、自分と同じ当事者、経験者らとともに当事者団体「ひきこもりUX会議」を立ち上げた。「UX」とは「Unique eXperience=固有の体験」という意味だ。活動の柱は当事者の声を届けること。そこには、当事者不在のままニーズに合致しない支援が形作られ、無駄に時間だけが過ぎてしまったという焦燥感にも似た思いがあった。なかでも注目していたのが女性当事者だ。長年、「ひきこもり=若い男性」という間違ったイメージが定着してしまった結果、彼女らへの支援が圧倒的に不足していると実感していた。また、仮に支援はあっても、男性がいる場に怖くて足を運べないDVや性被害を経験した女性当事者も少なくない。「そこで、女性だけが集まる場を設ければ、女性当事者がもっと来やすくなるのではと考えました」 ’02年。第1回の「ひきこもりUX女子会」が開催された。「最近の女子会には、本当に40代、50代の参加者が多いんです。時には、50代がいちばん多いこともある。これまで、見過ごされてきた中高年女性の当事者たちです」なかには「自死寸前だった」と語る50代女性もいた。また「50年生きてきて、初めて自分の話を聞いてもらえた」と涙を流す人も。「お二方とも『女子会の存在を知り救われた』『勇気を出して今日、来て本当によかった』と言ってくれました。これは、中高年の方に限ったことではありませんが、女子会に参加された当事者の多くは、表情が激変するんです。見ている私たちも感動するぐらい、来たときの硬い表情とは別人のような、明るい顔になって帰っていく」■当事者の持っている優しさ、エネルギーを生かせる社会になってほしいと願うひきこもり女子会の開催を重ねるなかで、驚かされたのが、参加する主婦の多さだった。「予想以上でした。’19年からは自治体と連携し『ひきこもりママ会』も開催しています。これまで11回開き、延べ参加人数は61人。ニーズは確実にあると思います」取材の最後に、改めていまの夢を尋ねると、「UX会議など当事者活動は続けていきたい。それはなにも、誰かを助けたいからじゃなくて。私自身がいまも、この社会に息苦しさを感じているから。自分のためにも、隙間を作りたいんです」そして、こう言葉を続けた。「ひきこもり=弱くてダメな人、役に立たない人と思われがちですけど、彼らの持ってるものを測る物差しが社会の側にないだけだと思うんです。当事者の多くは、本当に優しくて繊細で。その半面、エネルギーの大きい人も多い。そのエネルギーで自分を責めるから、ひきこもりになってしまう気がします。彼ら、彼女らの持っている優しさ、エネルギーを生かせる社会になってほしいと思っています。ま、簡単ではないとは思うし、私が生きているうちは無理かなとも思いますけど。そのための活動は最後まで続けたい。死ぬ瞬間まで『こうあってほしいんです!』って、電話一本、することはできますから」自分ばかり責めてしまうがためのひきこもり。だが気づいてほしい、仲間がいることに。そして、あなたが自分を好きになることが、“闇”から一歩踏み出すきっかけとなることを。【後編】20年間ひきこもりだった経験から「ひきこもり女子会」を主催する林恭子さん“原因”となった母との「和解」へ続く
2023年05月21日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!