人との出会い方が多様化し、どんどんつながりを増やせる時代。だからこそ大切にしたいのが“絆を感じられる相手”。今の人間関係を見つめ直し、相手との絆が深まるつながり方のヒントをご紹介します!“絆”がなくては、人は生きていけない!?心理カウンセラーとして、よりよい人間関係を築く支援をしている渡邊奈都子さんによると、絆という言葉がポジティブな意味で使われるようになったのは、割と最近のことなのだそう。「“絆”の語源を辿ると、家畜やペットを紐でつないでおく、という意味もあります。今のように、“人と人を結ぶ分かち難いつながり”としてよく耳にするようになったのは、最近のことなんです。特に2011年の東日本大震災のあと、絆を大切に考える人が増えたと感じます」未曽有の大災害を経験したあと、“独りでは生きていけない”と感じて結婚する人が増加したという見方も。「震災婚」という言葉がメディアを賑わせたこともあった。「人が幸せに生きていくためには良質なつながりが必要です。ある調査によると、人と社会とのつながりは、単にタバコを吸わない、運動をしている、お酒を飲まないことよりも、長寿に影響すると報告されています」寿命まで左右するという、人との絆。一体どうやって手に入れればよいのだろうか。「心理の面から絆が深まることに関係する5つの要素を紹介します。どれも人を大切に思う気持ちの表れといえるもの。これらを双方向で実践することができる相手とは絆を感じやすいはず。まずは、自分がこれらを実践できていると思う相手を思い浮かべてみてください。5つ全てが揃わない相手でも、歩み寄る気持ちがあれば、これから絆を強くすることも可能です」5つの要素で深める、相手との絆。当たり前のようでいて実は奥深いのが、下記の5つの行動パターン。自分からこの5つができて、相手も同じように返してくれる。そんな人こそが、絆のある相手。【1】理解を示すただ同調するのではなく相手の思いを受け入れる。相手に理解を示すというと一見簡単そうだけど、実は勘違いしている人が多いと渡邊さん。「理解を示すことと同調することを混同している人が多いです。たとえば今日イヤなことがあったと話す人に“それはイヤだね”と同じ気持ちであることをアピールするのはただの同調。“そっかー、イヤだったんだね”と相手の気持ちを受け入れることが共感的理解であり、相手を受け入れることです」。また、何にでも同調するのはむしろ危険とも。「常に共感しようと必要以上に意識していると人間関係に疲れてしまったり、または“あなたが私と同じ気持ちになれるはずがない”と怒りだす人もいるかも。人は気持ちを受け入れてもらえることで満足して、落ち着くものなんです」【2】励ます元気づけることだけが、励ましではない。励ますというと、落ち込んでいるときになんとか元気づけたり、優しい言葉をかけることをイメージしがち。だけど本来の励ましとは、単に「がんばれ!」「大丈夫?」と声をかけるだけではなさそう。「恋愛でくじけそうになったときに、ただ黙って話を聞いてくれることや、仕事に失敗したとき『あなたががんばっていること、私は知ってるよ』と寄り添ってくれる姿勢に励まされたことがある人は多いでしょう」。また逆に、新しく踏み出した恋愛が上手くいっているとき、または資格試験のために勉強を始めたときなどに応援することも“励ます”。「よいときも悪いときも、自分の味方でいてくれると感じられる関係こそ、絆を感じられる相手であるといえるでしょう」。【3】待つ久しぶりでも変わらない安心感のある関係性。ここで表現したいのは、待ち合わせで遅れてきたときに待ってあげるというよりも、もっと精神的な意味での“待つ”。「既読スルーで放置されても“何か取り込み中なのかも”と相手を思いやり、答えを急かさず待ってあげることができるか。あるいは年中コンタクトをとっているわけではないけど、会えばいつもと同じように付き合える。絆のあるつながりって、頻度の問題ではないんですよね。忙しい現代において、ちょこちょこ連絡を取るのってけっこうしんどいじゃないですか。久しぶりの連絡でも快く受け入れてくれるし、受け入れられる。田舎の両親と上京した娘みたいな、いつも一緒にいなくても信頼できている間柄にこそ、絆があるんだと思います」【4】大切なものを否定しないお互いの価値観を衝突させずに交渉する。人は、好きなものを否定されると、否定してきた相手を嫌いになってしまう。「人間はひとりひとり異なる価値観を持っているから、ぶつかるのもよくあること。でもそこで、相手の価値観を否定するのはNGです。たとえばルームメイトが自分の嫌いな音楽を好んで聴いているなら“その音楽嫌いだから消して”ではなく“ヘッドホンで聴いてほしい”とか“私のいない時間帯だけにして”など交渉してみることが重要です。受け入れてくれるかどうかは、今まで培ってきた関係性にかかっています。交渉とは、互いに相手を尊重しているからこそできることで、自分の主張を言い募るばかりでは成り立たないものです。真の信頼関係が試される場面といえるかもしれません」【5】いい話題に関心を寄せる愚痴を言い合うよりも嬉しい話ができる相手。“いい話題”とは、相手にとって喜ばしいニュースのこと。「辛そうなときに優しくする、というのは比較的しやすいですが、相手によいことがあったとき、一緒になって本気で喜ぶのって、実はなかなか難しいんですね。たとえばお互い婚活をがんばっていた友達の結婚が決まったとき、心からおめでとうと言えるでしょうか?笑顔を作りながらも内心複雑だったり。“よかったね、でも私もこんな男性に出会ったの”と自分の話にすりかえて水を差す、いわば“喜び泥棒”のようなことをしてしまったり。相手の吉事を自分のことのように喜べるのは、利益を考えずに付き合える相手とだけ」。嬉しいことを一緒に喜び合える関係では、絆が深まっていくのを感じるはず。渡邊奈都子さん公認心理師、ウェルビーイング心理教育アカデミー代表理事。「大切な人間関係の維持と回復」のためにカウンセリングを行う。12月には、よりよい関係構築のためのセミナーを開催予定。イベントの詳細は、渡邊さんのブログをチェック。※『anan』2019年11月13日号より。イラスト・林田秀一取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2019年11月07日私たちの悩みは対人関係に尽きています。相手が自分から、こちらの思うとおりに動いてくれれば、ストレスからは解放されることに。それは“伝え方”しだい!「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」(星さん・以下同)そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」星さんが考案する会話術は、どのタイミングでどんな伝え方をすれば、相手にこの2つの感情を与えられるのかを、科学的な根拠に基づきマニュアル化したものだ。「相手と会話していて意見が食い違ったとき、第一声で『それは難しいよ』『それは違うと思う』などと意見を否定されたら、どう感じますか?安心感が損なわれ、傷ついたと感じるのではないでしょうか。人と関わるときに絶対してはいけないのは、相手を否定することです」強い感情はとくに記憶に残りやすく、否定されたときの負の感情はいつまでも相手の中に残る。すると人はその記憶から、再び傷つくことを無意識に避けるようになる。つまり、相手を否定する発言を繰り返すと、その人はあなたの話を聞いてくれなくなるのだ。「意見が違っても、まずは『そうなんだ』と相づちを打って相手の考えを受け止めると、安心感を抱いてもらえます。『でも』『だって』などの逆説的な意味のある言葉や『えっ?』といった否定的な反応も絶対にやめましょう。相手を説得する場合は、考えや行動を否定するのではなく、逆に『どうすればいいか?』と質問を投げかけ、問題点を相手に気づかせ、こちらの意見に導きます。男性は相手から意見を求められたり、教えることで自己重要感が高まる傾向が強いので、この手は有効です」自分の思うとおりに行動するようになったら、相手の自尊心を満たす言葉でさらに自己重要感を高めてあげれば完璧!
2019年10月10日妊娠をきっかけに受ける嫌がらせのことを『マタニティーハラスメント』といい、女性なら誰でもその被害に遭う可能性があります。マタニティーハラスメントを受けてしまった場合の対処法や、相談をスムーズに進めるポイントを紹介します。■そもそもマタニティーハラスメントとはマタニティーハラスメントとは、妊娠だけでなく出産や育児に関連した不利な扱いを受けることを指し、『マタハラ』と略して呼ばれることもあります。働きながら子どもを育てたいと思っている女性にとって、マタニティーハラスメントは大きな悩みの種となるので、まずはその定義について理解しておきましょう。▼マタニティーハラスメントの定義近年、結婚や出産を経ても仕事を続ける女性が増えています。企業側は、妊娠中や育児中の従業員に対して、体調への配慮や育児休暇制度・時短勤務制度などを設けて仕事と子育ての両立をサポートする必要があります。しかし、妊娠や出産・育児で利用できるこれらの制度を快く思わない人もいて、悪口を言われたり不当に扱われたりすることがあるのです。さらに、マタニティーハラスメントの被害は正社員だけでなく、派遣社員や契約社員、パート社員にも及ぶことがあります。男女雇用機会均等法第9条第3項では、「女性労働者の妊娠・出産を理由とした解雇は違法」とされています。厚生労働省では次のように記しています。【妊娠・出産等を理由とする不利益取扱いに関する解釈通達について】雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)第9条第3項や育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育児・介護休業法)第10条等では、妊娠・出産、育児休業等を「理由として」解雇等の不利益取扱いを行うことを禁止している。出典:厚生労働省 「妊娠したから解雇」は違法です『解釈通達の概要』 [PDF形式:673KB]具体的にどのようなことが「マタハラ」が存在するのでしょうか。<マタハラとは>・産休や育休を認めてもらえなかった・妊娠を報告したら、退職または契約を打ち切られた・育休を取得しようとしたら、正社員からパートに変更させられた・妊婦検診のための休暇申請が認められなかった上記のように、妊娠・出産・育休などを理由に、労働者に不利益な取り扱いを会社が行うことを禁じています。【妊娠・出産等を機に不利益な取扱いを受けたときは】<例えばこんなことを理由として>■妊娠した、出産した■妊婦健診を受けに行くため仕事を休んだ■つわりや切迫流産で仕事を休んだ■産前・産後休業をとった■育児休業をとった■子どもが病気になり看護休暇をとった■育児のため残業や夜勤の免除を申し出たなど<こんな取扱いを受けたら法違反です>■解雇された■退職を強要された■契約更新がされなかった■正社員からパートになれと強要された■減給された■普通ありえないような配置転換をされたなど出典:厚生労働省: 「妊娠したから解雇」は違法です ▼マタハラが起こる理由:妊娠・子育てへの無理解自分が同じ立場に立たないと、相手の気持ちはくみ取りにくいものです。妊娠や出産の経験がない場合、身近にそういった存在がいない場合には、その大変さを理解することは難しいことかもしれません。妊娠は病気ではないといった考えから、「がんばれば何とかなるもの」「自分の母(妻)は大丈夫だったから、あなたが具合が悪いのは怠けているせい」などと思ってしまう人もいます。しかし妊娠での体調は個人差があり、つわりが始まると体調の悪い日々が長く続いたり、重症となる人もいます。妊娠中でも以前のように働こうと思っていても、体調の悪さから思うように仕事ができず、欠勤や早退・遅刻が増えがちになることがあります。さらに体調状況では入院することもあり、その分の作業がほかの社員に回ってしまうことも起こりえるでしょう。十分な人員確保ができていなかったり、同じ部署のある特定の人だけがその分の仕事を回されてしまうと、不満が起こりやすくなります。▼マタハラが起こる理由:社会・会社が働く女性に対応できていない昔からの習慣や考えが、子育てしながら働く女性のサポートを妨げてしまっている場合もあります。現在、働く女性が当たり前になってきていますが、古い体質や考えが根強く残っている職場は少なからずあります。さらに『男性が外で働き、女性は家庭を守る』といった考えにとらわれている人からすると、妊娠や出産をしても働く女性の気持ちへの理解は進みません。また、従来の日本の会社ではびこっている『残業することは、仕事をがんばっている証拠』と認識している人もいます。そのため、妊娠や育児を理由に早く仕事を切り上げて帰宅することを、悪いことだと受け止めてしまいやすいのです。実際に会社では制度があってもそれをきちんと認識していない人、運用がされていないといった会社もまだ存在しています。■マタハラをされたときはどうすればよい?妊娠や出産・育児を理由に嫌がらせを受けると、仕事に行くことがつらくなり、産休や育休を取ることに罪悪感を抱く人もいるかもしれません。そういったストレスは、妊婦の体に良いはずがなく、場合によっては早産や流産を引き起こしてしまうおそれもあります。誰もがマタハラを受ける可能性はあるので、1人で悩むだけではなく、対処法を知っておくと安心です。▼もしマタハラを受けたら1、社内の相談窓口に相談しよう会社によってはセクハラやパワハラ・いじめなど被害を受けた社員の相談に乗ってくれる窓口を設けています。そういった部署に相談してみましょう。本来は、マタニティーハラスメントの被害を受けたら、その相手に向かって「やめてください」とキッパリ言えるとそれ以上の悪化を防げかもしれません。しかし、実際にはそう言えるのは、難しいというのが本音でしょう。妊娠や出産・育児に関する嫌がらせは法律で禁止されているので、会社には速やかな解決が求められます。社内で相談窓口がないときは、信頼できる上司や人事部に相談するのも手段の1つです。▼もしマタハラを受けたら2、労働局に相談するのもおすすめ人事部の責任者などから情報が漏れてしまうのが不安だったり、会社の人に相談しづらかったりするときは、労働局にマタハラ被害を相談できます。『紛争解決援助制度』があり、労働局が会社とマタハラ被害者の仲介に入ってトラブル解決のために対策を考えてくれます。マタハラ被害について会社に訴えても、会社が何の対策も取ってくれないときは、労働局に相談してみましょう。労働局では、相談内容に応じて、会社への法律や制度の説明を実施してくれたり、会社に働きかけを行ってくれます。<相談をしたい場合のホットライン>●厚生労働省: 都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧 ●厚生労働省: 『職場でつらい思いしていませんか?』 ●日本労働組合総連合会: 労働相談ホットライン フリーダイヤル0120-154-052■マタハラの相談をスムーズにさせるポイントマタニティーハラスメントの被害で悩んだときは、被害状況を適切に説明できるとスムーズに話が進みます。精神的にはつらい作業かもしれませんが、できるだけ相談が円滑に進むように対応を検討しましょう。▼証拠をきちんと取っておくことマタハラ被害に遭ったことを訴えるためには、その事実を証明する必要があります。マタハラ被害を受けたときの話の内容を証拠にするためには、可能ならスマホやボイスレコーダーに録音します。ほかにも、マタハラ被害を受けたときの日時や状況をノートに書きとめておくことで有効な証拠にできる可能性もあります。▼マタハラは違法、拒否の姿勢を崩さない嫌がらせや不当な扱いを受けると気持ちが沈んでしまって、会社や労働局などに相談する気力もなくなることがあります。悪いことをしているのは、あなたではなくマタハラをしている人です。妊娠や出産・育児に関する労働者の権利は、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法によって守られています。マタハラはそれらの法律に違反する行為なので、毅然とした態度を取り続けることが大切です。■我慢はNG、マタハラにあったら相談をマタハラ被害を受けたとき、最初のうちは少しくらい我慢しようと思うかもしれません。しかし、被害がエスカレートしてくるとストレスもたまり、会社に行くのが嫌になり、会社を辞めることさえ考えるようになります。マタハラは法律違反となる行為です。ぜひ一人で悩まずに、解決に向けて各所に相談していきましょう。そのためにもまずは正しい知識を持つことも大切です。安心して赤ちゃんを産み、育て、そして働くことの権利を失わない社会でありたいものです。<参考サイト>厚生労働省: 「妊娠したから解雇」は違法です ※本記事は、公開時点の情報となります。
2019年09月29日20~30代の女性たちに徹底アンケート!人は“相性”をどのくらい気にするもの?職場での人間関係における相性についても聞いてみました。Q.職場に相性が良くない人がいる場合、どうしますか?なんとか相手のいいところを見つけて、いやなところに目を向けず、いいところだけを見るようにします。友達じゃないから、好きになる必要はないし。(32歳・金融)イラッとする瞬間を減らすために、なるべく一対一になる場面を作らないようにしています。そうすれば、なんとか精神的な平穏は保たれる気がする…。(27歳・メーカー)こちらが“相性悪い”と思っていることは悟られたくないので、基本、物腰は柔らかく。でも、塩対応(笑)。私の苦手意識はバレてないと思うんだけど、本当のところはわからない。(33歳・美容)仕事の進め方も、人間としても、まったく合わない上司がいました。どうしても一緒に仕事をしたくなかったので、頑張って私が出世して、関わらない部署に異動しました。(32歳・広告)苦手な同僚とはなるべく関わらないようにしていますが、話をしなくてはいけないときは、他の人と接するとき以上に笑顔で対応するように意識してます。(25歳・観光)割り切って付き合う、そんな人が多数派。友達なら付き合わない、で終了ですが、職場での人間関係は、そうはいきません。みなさん苦手な人と働くときは、さまざまな努力をしながら、なんとか波風を立てずに乗り切っています。お悩みの方、ぜひこの意見を参考に!Q.相性の良くない友人と、どう付き合う?一対一でなければ付き合う…40%、まったく付き合わない…32%、苦手じゃないふりをしながら付き合う…15%、気にせず付き合う…8%、その他…5%接点を持つときは、一対一は回避、が鉄則。職場の同僚などと違い、好き嫌いで付き合いを決められる友人関係は、「付き合わない」ことも可能。32%はその選択肢をとるそう。最も多かったのは“複数でなら付き合う”という回答。事を荒立てないために耐えてしまうのかも…。Q.相性の悪さは、努力すれば改善できると思う?改善できる…34%、改善できない…66%諦めない3割強の人は、いったいどんな努力を?残念ながら、「努力したって変わらない」という諦めの境地に立っている人の割合のほうが、圧倒的に多い。でも3割強の人は諦めず、自分を変えたり、きっかけを掴むべくコミュニケーションするなど、努力をしている模様。涙ぐましい…。相性を改善するために、こんな努力をしました相手を肯定しまくったら、優しく接してくれるように癪に障ることばっかり言う人に、反論をやめ、「おっしゃるとおり」と肯定するようにしたら、いいことを言ってくれるようになり、ちょっと相性が良くなった(笑)。(29歳・アパレル)相手のバックボーンを聞いてみる苦手だなぁと思う相手には、これまでの人生や好きなものなど、バックボーンにあるものを根掘り葉掘り聞いてみる。そうすると何か好きになれる糸口が見つかります。(32歳・飲食)飲みに誘って仲良くなった職場の相性が良くない先輩とどうしても同じチームで働かざるを得なくなって、とりあえず話す機会を増やそう、とふたりで何度も飲みに行きました。おかげで仕事はスムーズに!(33歳・教育)Q.以前は相性が良かったはずなのに、突然相性が悪くなった…という経験はある?ある…41%、ない…59%実録!相性の良し悪し、変わることもあるんです!仲が良かったはずなのに、あるときから急に噛み合わなくなる。あるいは合わないな、と思っていた人とひょんなことから歯車がぴったりに。アンケートの結果、そんな経験を実際にしている人たちが、いずれも4割程度いることが判明。具体的にどんなことが起きたのか、エピソードをご紹介。相性は変わらないもの、と思っている人も、ぜひご一読を。こんなエピソードありました小学生以来の親友と、恋愛観の違いで疎遠に…幼少期から仲良しだった友達が、大人になってから不倫や彼女持ちとばかり付き合い始め、恋愛トークができなくなり、一緒にいても楽しくなくなってしまった。(30歳・IT)留学経験で、価値観が変わってしまった旅行にも一緒に行くほどだった友達が、2年間留学をして帰ってきたら、「満員電車とか残業とか、日本の生活、もう無理」と言い出し、仕事に夢中な私から徐々に離れていった経験が。(26歳・デザイナー)社会人になると、いい加減な人とは付き合えない大人になり責任が伴うことも増えてきて、ドタキャンが多かったり、約束事にいい加減な友人とは、自分から距離をとりました。(30歳・メーカー)Q.逆に、相性が悪かったのに、突然相性が良くなった…という経験はある?ある…39%、ない…61%こんなエピソードありましたぶりっこだと思ってたら天然だった!打算的でやだな、と思っていた職場の後輩が、本当にただの天然だったことが発覚し、“愛すべき後輩”に。(32歳・美容)最悪の相性と開き直ったら、それが光明!なんか好きじゃない、合わないと長年避けていた同級生に、「お互い合わないと思ってるんだから、気にせずなんでも言っちゃえ」と言いたいことを言ったら、なぜか分かり合い、大親友に。(29歳・ウェディング)自分と似てるから苦手だった…初対面からあまりいいイメージがなく、相性の合わなさを感じていた相手が。でもあるときよく考えてみたら、これは同族嫌悪なのかも?と。話を積極的に聞くようにしたら、価値観が近く、仲良しに。(32歳・医療系)※『anan』2019年9月4日号より。(by anan編集部)
2019年08月30日“世界で最も売れている日本の小説”「人間失格」の誕生秘話を、太宰治自身と彼を愛した3人の女たちの目線から初めて映画化する『人間失格 太宰治と3人の女たち』。この度、蜷川実花監督の撮りおろしによる、小栗旬演じる太宰と彼を愛した3人の女たちの美しすぎる場面写真3点が解禁となった。世界でもトップクラスの写真家である蜷川監督が自ら撮影した今回の写真は、小栗さん演じる太宰と、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ演じる3人の女たちのそれぞれの関係性を見事に映し出したもの。太宰治×正妻・美知子(宮沢りえ) 「あなたは、もっと凄いものが書ける」献身的な妻であり母であるだけでなく、夫の才能を誰より理解し叱咤する、別格の存在が美知子。太宰が自分をさらけ出し、子どものように甘えられる唯一の存在。彼女が見せる、夫に対する様々な感情を飲み込んだ複雑な表情と繊細なまなざしは、日本を代表する女優・宮沢さんならではのもの。太宰治×愛人・静子(沢尻エリカ) 「愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい」戦後の混乱の中、上流階級の娘にもかかわらず世間体を気にせず、ただ恋に堕ちていきたいと望む静子。その可憐な美しさと無邪気でまっすぐな好意で太宰の心を強く動かす彼女の天真爛漫な少女性を、沢尻さんが華やぐ雰囲気で演じている。太宰治×最後の女・富栄(二階堂ふみ) 「死にたいんです、一緒に」未亡人でありながら、太宰と出会って瞬く間にその魅力に溺れていく太宰の“最後の女”・富栄は、まるで病に蝕まれる太宰の体を独占するかのように盲目的に太宰との情事に耽っていく。結核で急激に弱っていく太宰の晩年期の変化を最も間近に、つぶさに観察した女性であり、若手随一の演技派・二階堂さんが静子の軽妙さとは対照的に、湿気のある吸引力で緻密に作り上げた。それぞれの女性と映る、小栗さん演じる太宰の表情もまた、関係性によって全く異なるのも印象的。本編でも、これらの写真同様、3人の女性たちの感情が寄り集まって、太宰の全体像が露わになっていく。一見、太宰に振り回されているように見えて実は自分の意志で力強く生きている女性たちを、“世代別王者”と呼ぶにふさわしい日本を代表する三女優がどう魅せてくれるのかに期待が高まる。『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年06月27日正社員ならば通常は1日8時間以上を過ごすのが「職場」。日中は家族より長い時間を一緒に過ごすのですから、職場での人間関係が良いか悪いかで毎日が楽しくも憂うつにもなることは想像がつきます。では、世の女性たちは職場でどのような人間関係の悩みを抱えているのでしょうか?今回は人材紹介企業エン・ジャパンが女性499名を対象に実施した「職場の人間関係」意識調査の結果についてご紹介しましょう!■ 職場の人間関係で悩んだことがある人が9割近く!xiangtao / PIXTA(ピクスタ)調査ではまず、「職場の人間関係で悩んだことはありますか?」と女性たちに尋ねました。その結果、全体で「ある」と答えたのは86%というかなりの高率に!最も悩んだことが多いのは30代でなんと90%でした。キャリア10年以上ともなる30代女性は、上司や先輩、後輩に挟まれて一番悩める年代なのかもしれません。では、女性たちは職場の誰に関して悩んでいるのしょうか?調査の結果、悩んでいる相手で最も多かったのは圧倒的に「上司」(46%)。2位は「先輩」(26%)、3位は「同僚」(23%)という結果でしたまだ入社して年数が経っていない20代は特に上司や先輩についての悩みが多いようで、54%が上司、31%が先輩という答えでした。年代によって人間関係で悩む対象は少しずつ違ってきますが、上司についての悩みが最も多く、ストレスが溜まるであろうことはどの世代も変わらないようです。■ 「人間関係の悩み」みんなの解決策は?Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)では実際、職場の人間関係改善について、いったいどのような対策を取っているのでしょうか?職場での人間関係の悩みについて皆がとっている解決策には次のようなものが挙がりました。「社内に自分の絶対的な味方になってくれる人を見つける、もしくは作る努力をする」(24歳)「客観的な意見は聞き入れて、主観的な意見は鵜呑みにはせずに、ストレスに感じ過ぎない程度に情報をコントロールする」(27歳)「その人に対して、自分自身の中に苦手意識ができてしまっているため、自分が変わらないと相手も変わらない。まず「ありがとうございます」とお礼を言う+笑顔で接してみています」(30歳)「挨拶は必ず自分からして、質問等を積極的にする。それでも関係性が改善されない場合は、上司に相談する」(32歳)筆者も長い間オフィスで働く仕事をしていますが、職場での人間関係についてはあまり真剣に捉えない、オフィスの外での付き合いは本当に信頼できる人以外なるべく避ける、ソーシャルメディアでつながらないなどの注意をしています。■ 「業務時間以外の交友」望まないが34%プラナ / PIXTA(ピクスタ)では働く女性たちは、業務時間以外の付き合いをどのように考えているのでしょうか?「業務時間外の職場の方との交友を望みますか?」と尋ねると、全体では「どちらでもよい」と答えている人が54%と最多に。しかし、「望まない」が34%と、11%の「望む」よりも多い結果となりました。職場で親友ができる可能性も十分考えられるので、業務外での交友関係は慎重かつ臨機応変に考えたほうがよいかもしれませんね!hide / PIXTA(ピクスタ)では、職場で「良い人間関係が築けた」と思うのはどんなときなのでしょうか?「職場で褒め合いカードというものを作成。ちょっとしたことでも、メンバーのいいところを書いて提出し、毎月発表しています。褒められた側も嬉しいし、良い人間関係に繋がっていると思います」(25歳)「結局は人によると思うので、味方になってくれる人と深く付き合い、他の方とは当たり障りなくうまく関わっていくことで、良い関係を築いていけると思います」(25歳)「職場では上司、同僚と一定の距離を保つようにしています。上司には個人的な話はあまりしなくとも、業務上の報連相は忘れず、同僚にはプライベートな事には干渉しないようにしています。そんな中で、本音を話せる仲になった方とは、プライベートでもお付き合いをしています」(40歳)という意見が出ました。職場の人間関係で悩んでいる皆さん、参考にしてくださいね!EKAKI / PIXTA(ピクスタ)職場の人間関係は自分で選べないため、場合によっては「当たり外れ」があるかも。しかし誰からも学ぶことがあるということは忘れず、適当な距離を保ちながら、職場の人間関係を円滑に出来るよう努力をしてみましょう!【参考】※ 女性に聞く「職場の人間関係」意識調査 9割の女性が「職場の人間関係で悩んだことがある」と回答。 人間関係で悩んだ相手、トップは「上司」。
2019年05月26日日本文学の傑作である太宰治の「人間失格」をダイナミックにリメイクしたアニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』が、今年全世界で公開されることが決定。主人公を人気声優の宮野真守が務めることも明らかになり、ティーザービジュアルとティーザーPVも到着した。■ストーリー医療革命により、“死”を克服した昭和111年の東京。人々は体内の“ナノマシン”とそれらを“ネットワーク”により管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、病にかからず、傷の手当を必要とせず、120歳の寿命を保証する無病長寿を約束された。しかしその究極的な社会システムは、国家に様々な歪を産み出す。埋まることのない経済格差、死ねないことによる退廃的倫理観、重度の環境汚染、そして、S.H.E.L.L.ネットワークから外れ異形化する“ヒューマンロスト現象”…。日本は、文明の再生と崩壊の2つの可能性の間で大きく揺れ動いていた。大気汚染の広がる環状16号線外(アウトサイド)――イチロク。薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる大庭葉藏は、ある日、暴走集団と共に行動する謎の男“堀木正雄”と共に特権階級の住まう環状7号線内(インサイド)への突貫に参加し、激しい闘争に巻き込まれる。そこでヒューマンロストした異形体――“ロスト体”に遭遇した葉藏は、対ロスト体機関“ヒラメ”に属する不思議な力をもった少女“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力を持つことを知る――。■日本最高峰のクリエイター大集結!太宰治生誕110周年を迎える2019年。秋には蜷川実花監督と小栗旬がタッグを組み、「人間失格」の誕生秘話を太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実を基にしたフィクションとして映像化する『人間失格 太宰治と3人の女たち』が公開を控え話題だが、今年また新たな「人間失格」が誕生。今作では、世界に誇る日本最高峰のクリエイター陣によって劇場アニメーションとして再構築する。スーパーバイザーには、『亜人』「PSYCHO-PASS サイコパス」の本広克行。監督には「バジリスク ~甲賀忍法帖~」の木崎文智。脚本は「マルドゥック・スクランブル」で日本SF大賞を受賞、近年では「十二人の死にたい子どもたち」が映画化された小説家・冲方丁。キャラクターデザインは「PokemonGO」や「ファイアーエムブレム」など数々の名作ゲームやアニメーションの登場人物を生み出したコザキユースケ。コンセプトアートは「ファイナルファンタジーXI」「メタルギア ライジング リベンジェンス」など国内外を問わず大規模プロジェクト参加する富安健一郎が手掛ける。さらに、アニメーション制作はアニメーション映画『GODZILLA』三部作などを手掛けたポリゴン・ピクチュアズが担当する。■主人公は宮野真守! 「日本人にしか作れないエンターテイメント作品」そして、本作の主人公・大庭葉藏役には、声優、俳優、アーティストと多岐にわたる活躍を見せる宮野真守が演じることに。『GODZILLA』三部作では主人公を、TVアニメ「文豪ストレイドッグス」では太宰治を演じ、ほかにも「うたの☆プリンスさまっ♪」『怪盗グルー』シリーズ、『ペット』「亜人」など数々の作品に出演、様々な役どころを演じ分ける宮野さん。本作について「最新の映像技術を駆使した痛快なアクションの中に、日本人だからこその精神性、わびさびのある世界観が展開される、まさに日本人にしか作れないエンターテイメント作品です」と明かす宮野さんは、「世の中に翻弄され、『生』と『死』のなんたるかを突きつけられ、苦しみながら、それでも進んでいく葉藏の姿から、皆様にも是非、『生きる』とはどういう事か、感じていただきたいです。公開をお楽しみに!」とメッセージを寄せている。■スタッフコメント到着本広さんは「まさに今、われわれが直面している問題の数々が織り込まれた、見応えのある作品になっているので、ご期待ください」と本作をアピールし、木崎監督は「近代古典文学『人間失格』を“SFエンタテイメント作品”として再構築する。『そんな事が可能なのだろうか』と、先の見えない深い靄の中をもがきながらの作業でもありました」と不安もあったという。一方、冲方さんは「日本の古典文学をSFアクションとして再継承する試みはしばしばみられますが、本企画は中でも一段突きつけたものとなった、という予感を抱いています。実際どうであるかは視聴者や後世の批評家に判断を委ねるばかりですが、文芸サイドの担当者としては、多くの日本人が心の底で無意識に継承する社会的ビジョンを鋭く切り抜いた作品になったと感じています」とコメントしている。『HUMAN LOST 人間失格』は2019年、全世界公開。(cinemacafe.net)
2019年03月23日みんなと仲良くできたらいいけれど、全ての人と良好な関係でいるのはなかなか難しいですよね。プライベートなら苦手な人と無理に近付く必要はありませんが、仕事だとそうもいきません。そこで、苦手な相手でもうまく付き合える方法をお伝えします! マイナスをプラスに変換できる人間力の高い女子に♪文・Yoshimi【アンアン総研リサーチ】vol. 170職場に苦手な人がいます!「仲良くしたいけれど、どうしてもこの人は好きになれない!」。きっと一度は誰もがそんな相手に出会ったことがあるのではないでしょうか。プライベートでは、苦手な人を避けるのは簡単ですが、職場が一緒、さらに上司がそうとなると、逃げるわけにもいきません。そこで、人付き合い上手な賢い先輩たちに、苦手な人との人間関係の築き方を聞いてみました!苦手な相手でもうまく付き合える方法1.嫌いな人の知り合いに、嫌いな人をべた褒めする「25歳で転職したとき、意地悪お局様が私の上司に。数か月耐えて、我慢の限界だったころ、お局上司と仲が良い上司と飲み会で隣になり、社交辞令もあってお局のことを大げさすぎるくらいに褒めました。すると、その話がお局に伝わったのか、翌日から態度が徐々に柔らかくなり、今では一緒に2人で飲みに行く仲に。今思うのですが、当時は私の相手への苦手意識が自然と伝わって、お互いギクシャクしてたような気がします」(29歳・事務職)苦手な人だからといって、共感してもらえる仲間を増やすべくいろいろな人にその人の悪口を言うのは一時的なストレス発散になっても、結局は逆効果にしかなりません。であれば、相手の良いところを無理やり探して、まずは褒めるところから始めてみてはいかがでしょうか。特にオススメなのが、単に本人の前で褒めるのではなく、本人に近い人の前で褒めること。信頼できる人経由で「あなたが褒めている」ということを聞いた方が上辺だけでなく本気で褒めてくれていると印象を強く与えられます! また、嫌悪感は、空気を伝わっていつの間にか相手に届いているもの。あなたが少しその人を見る角度を変えるだけで、意外にあっさりと苦手な人から大切な人に変わっていくのかもしれません。
2019年01月18日いろんな個性を持った人が、手を取り合って生きている今の時代だからこそ、人間関係はナイーブでデリケート。傷ついたり、傷つけられたり、「こんなはずじゃなかった!」とならないよう、九星気学と五行説が力になります!教えてくれるのは、開運学研究家のオペラ沢かおりさんです。悩みは「成長するチャンス」と考えて。全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは、オペラ沢かおりです。人間関係が不安ですか?大丈夫、不安のない人なんてこの世に1人もいません。だって人間ってうれしい、楽しいだけじゃ成長しないでしょう、「ひどい」「どうして?」という悶えや葛藤があってはじめて強く大きく育つのです。だからもし今後の人間関係を憂えているなら、「自分を成長させるチャンスかも」ととらえてみてください。もちろん、あなたに辛い思いをさせるその人だって誰かから鍛えられています。地球では今日もどこかで誰かが誰かに働きかけてぐるぐる気が循環しています。その循環をわかりやすく示したのが、中国の五行説を元にした相関図。木火土金水の5つのエレメントにはそれぞれ固有の性質や気の流れがあり、他のエレメントを鍛えたり鍛えられたり癒したり癒されたりしながら成長し合うしくみになっています。まずは下の表で自分と相手の本命星を確認してお互いの関係性や接し方を知り、よりよい人間関係を築きましょう。五行で見る・九星相関図「五行」とは古代中国で生まれた概念。「万物は木・火・土・金・水の5つのエレメントから成り立ち、相互に関わり合う」と考えます。エレメント・水深い思いやりで、乾いた世界にうるおいを与える人。「さあ温かいお茶でもいかが?」。乾燥しがちなオフィスやグループの人間関係も、水のエレメントの気配りでたちまちなめらかにうるおいます。ものごとの裏側を読み取るのが上手で、水が染み込むように人の心情を理解します。一白水星変幻自在に形を変え、丸い器にも四角い器にもすんなり収まる人あたりのいい人。ただし内面は意外に頑固で秘密主義。秘めた情念は人一倍深いです。エレメント・木どんより重い空気をさわやか色に塗り替える人。明るい太陽の光を浴びてすくすく成長する木のように、陽気で素直で純粋。行動力がありすぎて「勇み足」とささやかれることもありますが、この人が加わるだけでお通夜みたいな空気が一瞬でにぎやかな女子会のノリに。三碧木星すっきりさわやかなミント味で誰とでもすぐ仲よくなれますが、「朝ね!」「昼よ!」「夜だわ!」などどうでもいいことをいちいち口に出すクセがあります。四緑木星「そうですね」「おっしゃる通りです」「おしぼりお持ちしましょうか」。柳のようにそよそよなびく気配りで世間をすいすい渡る、チーママのような人。エレメント・火なあなあの世界に鋭いツッコミを入れて改革する人。「仲よくするだけが能じゃない、仲よくしない権利もあるのでは?」など斬新な発想でマンネリ気味の職場やグループに刺激を与えます。前衛的な発想で周囲を驚かせますが、人類の進歩と発展には必要不可欠な存在です。九紫火星自己顕示欲旺盛なナルシスト。言動が派手で目立つためファンもアンチも多めですが、自分のこと以外には興味がないので、何言われてもへっちゃらです。エレメント・土何があっても動じない、どんと肝っ玉の据わった人。動かざること山のごとし、たぶん動くのが面倒なのでしょう。何が起こってもどっしりかまえて様子を見ますが、たぶんあわてたり騒いだりするのが煩わしいのでしょう。常に地に足がついているので、周囲に安心感を与えます。何があっても動じない、どんと肝っ玉の据わった人。二黒土星おとなしく見えても芯は強く、経験則をフル活用してしたたかに生きるので、サバイバルゲームをやらせたら最後まで生き残る人ベスト3に入ります。五黄土星モットーは「天上天下唯我独尊」。負けん気と目的意識とプライドを武器に、敵をぶっ飛ばしながら前進します。とはいえ敵に塩を送る義侠心も持っています。八白土星偉大なる野望を胸に秘め、飛車角桂馬を駆使してじわじわ詰めていきます。駆け引き上手な策士で、夢を叶えるためなら、あえて黒も白と言ってのけます。エレメント・金高邁な精神で理想を追求し、現実を軌道修正する人。ヒュルルルと難問が飛んできても驚異の演算処理能力でカキーンと小気味よく打ち返す高性能CPUの持ち主。頭もフットワークもよくておまけに仁義礼智信の五徳も備えているため、どこにいてもリーダー役に推されます。六白金星「人間とは何か」を人生の命題とする哲学者。曲がったことが大きらいで、HPやMPが少なくても恐ろしいラスボスに勇敢に立ち向かう正義の人です。七赤金星六白金星が武闘派なら七赤金星は穏健派。正義の心を真綿にくるんで人と接し、楽しい会話とにこやかな笑顔で周囲のハートをつかみ味方につけます監修・文オペラ沢かおりさん開運学研究家。女性誌などを中心に活躍中。幼少時より占いに興味を持ち、洋の東西を問わず種々の開運学に親しむ。ブログ「PINKIE’S EYE」で九星別運気などを発信。※『anan』2018年12月26日号より。イラスト・黒猫まな子(by anan編集部)
2018年12月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「感謝されないと、むなしくなってしまう」という、モカ次郎さん(39歳・看護師)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。■モカ次郎さんのお悩み私は病院で管理職として働いています。責任感はたぶん強いほうで、仕事でも家庭でも「相手にとってどうしてあげたらよいのか」と考えて行動します。しかし、それを感謝してもらえなかったり、心で感謝していたとしても言葉で伝えてもらえなかったりすると、「自分ばかりが頑張らなくてはならない」「相手に私の頑張りは伝わっていない」とむなしくなり、疲れてしまう…ということが多くあります。 疲弊して自分のつらさばかりを繰り返し伝えていたら、夫に浮気をされました。それをきっかけに、「相手のために」という気持ちではなく「自分がしたいから」という意味づけに変えて行動するようにしていますが、まだまだ感情のコントロールがうまくいかないことが多く、困っています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりお悩みを拝見して、モカ次郎さんは自分より相手のことを優先して、頑張って生きてこられたやさしい人なのだなと感じました。相手のことを優先し、仕事も責任持ってやっているのに、周りの人は感謝してくれない。「ありがとう」を言ってくれない。これだけ頑張っているのに、認めてくれない…。さぞかし、つらかったことでしょう。私も以前は、モカ次郎さんと同じでした。他人を優先し、その頑張りを認められないと虚無感に襲われ、そしてまた頑張ってしまう…。そんな人生をずっと過ごしていました。私が学んだことを、お伝えさせてもらいますね。まず、モカ次郎さんが「認めてもらいたい」と思っているのは、本当は「誰から」でしょう? 実は他人ではなく自分自身、ということはないでしょうか。自分のなかには、冷たいところやわがままなところもあるのはわかっているのに、頑張り屋だったり人にやさしいといった「ちゃんとした自分」しか認めていない、または認めることができていないのではないでしょうか。そうすると、自分の代わりに他人に認めてもらおうとして、その「ちゃんとした自分」だけを増やそうと一生懸命、頑張ってしまいがちです。 また「感謝されること=自分の価値」ととらえていると、相手からの感謝を感じられない時、自分は無価値のように感じられ、むなしさとなってあらわれてしまいます。そのむなしさを味わいたくなくて、さらに他人の役に立とうとしてしまう。そうやって「他人に認められるために」と頑張ってばかりいると、それは時に”押し付け”となってしまうこともあります。そうなると、「これだけ頑張っているのだから、私に感謝してよ」と無意識に相手に強要するような空気を醸し出してしまい、周りの人は嫌気がさしてしまうことも。もしかすると、一番身近なご主人もそう感じた瞬間があったのかもしれませんね。それを踏まえたうえで、では、これからどうすればいいのか?まずは「他人のために頑張ること」をやめてみましょう。怖くても、時々は自分のわがままを通してみることです。相手が困ると分かっていることでも、無理をしてまで手伝わない。そのことで人からそっぽを向かれても、「冷たいね」と言われても、気にしないように努めてみてください。そして、「相手のためを思って頑張ったから、行動しているから→自分を認めてもらえる」という思い込みを捨てましょう。必要以上に頑張るから、自分より相手のことばかりを優先するから、人に認めてもらえない…ということもあるのです。行動に移しながら、「私の中にはわがままで冷たくて、自分勝手な部分もあるんだ」「それも私の一部分として、あっていいんだ」と丸ごとの自分を認めてあげてください。自分を丸ごと認めることができるようになると、他人からどう思われようとも、無価値感やむなしさを感じることが少なくなっていきます。そのためにも、以下の言葉を何度でもつぶやいてみてくださいね。「私は人の役に立たなくてもいい」「冷たい人になってもいい」完璧な自分ではなくても大丈夫なんだ…ということをひとつずつ体験しながら、「頑張らなくても、ダメなところがあっても、私は愛されているんだ!」ということに気づいていきましょう。ご主人も含め、周りの人はきっと素のままのモカ次郎さんが見たいと思っているはずです。モカ次郎さんが気持ちよく生きていけるよう、願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月23日会社の人間関係に悩み疲れたら、そこから逃げるといい――この言い方は誰でも一度は聞いたことがあると思います。逃げることが「負け」みたいに思えても、まずは逃げる。逃げることで義理を欠くように思えるのであれば、心の中で「これまでお世話になりました」と手を合わせつつ逃げる。心の中で手を合わしたという事実を、相手はあとになって知るから大丈夫、義理を欠くことにはならない。人間関係にホトホト疲れ果てたたびに逃げたらどうなるのか?たとえば僕は、流れ流され、ひとりで仕事をする職業に落ち着きました。そう、文筆家になったのでした。だからみんなもぜひ、とは言わないですが、今回は会社の人間関係で悩まなくてすむ方法があるとするなら、それはどのような方法なのかについて、一緒に見ていきたいと思います。2:8の法則これもよく言われていることなので、もしかしたら知っている人もいるかもしれないけれど、「2:8の法則」というものがあります。たとえば「会社の中で真剣に仕事をしている人は2割で、あとの8割はそれなりにうまく手を抜いて仕事をしている」と言われることがあります。あるいは「優秀な人10人でチームを作ったとき、2人はやっぱり優秀で、あとの8人は予想を下回る頭脳プレイしかしなかった」とか。で、今度はその下の8人だけでチームをつくると、1~2人がずば抜けて優秀で、あとの5~6人はさっぱりダメ、みたいな感じです。アリなんかの昆虫を使った実験でも、この2:8の法則が証明されているようで、人間界&自然界におおむね適応される法則であるようです。会社の人間関係にもきっと当てはまるはずこれ、会社の人間関係にもきっと当てはまるんですよね。30人いる部署なら、6人くらいはそれなりに気の合う人で、あとの大勢は「まあまあ」か「ぼちぼち」か「すっごくイヤなやつ」か、みたいな。で、その気の合う6人で退職して小さな会社をつくったら、やっぱり2:8の法則で、1~2人とは気が合うけれど、あとの人とはぼちぼちやっていくしかない、みたいなね。というわけで、どこの会社で働いても、気の合う人は2割くらいで、あとの8割とは仕事仲間としてそれなりにうまくやっていくしかない、というのが、人間界&自然界の法則であると割り切れば、会社の人間関係に悩んでも「まあしかたないか」で済むと言えば済みますがが、でもそれじゃあ答えになっていないと怒り出す人が出てきますよね。こういう答えを求めているわけではないと思うのですが・・・思うんですが、他人と自分の過去は太陽が西から昇るようになったとしても変えられないのだから、大筋としては冒頭に述べたように「逃げる」のが一番いいです。逃げたくないのであれば、いわゆる「声がでかいヤツ」になるしかないです。イヤなヤツって、上司に根回しするのがうまくて、声がでかくて、陰湿な手を使ってでも自分の思い通りにするヤツのことでしょ、たいていは。そういう人のことを「この人、生理的に無理」と思うのなら、生理的に無理というのはどうしようもないので、そいつが視界に入ってこない場所に避難する以外、方法がない。この世の中って、「政治」がうまい人が幅を利かせるようにできているから、どうしても誠実にマジメにコツコツやっている人が割を食います。これはなにも今の時代に限ったことではなくて、1000年くらい前の和歌にも「もう人間関係に疲れたよ。さっさと退職して隠居したいなあ。でも隠居してもきっと、どこまでもややこしい人間関係ってついてくるんだろうなあ」ということを歌っている歌があるので、昔も今も人間関係に悩んでいる人は、どこに行ってなにをしても悩み続けるんだろうね。いっそのことイヤなヤツからも好かれてしまうといいですでも思うんですが、イヤな人間関係を「より我慢しやすい環境」にみずから行くことはできるよね。そういう場所がどこにあるのかわからないという人は、まずは「より我慢しやすい環境に高跳びしたい」と願うところから始めるといいです。人間関係という「目に見えないもの」は、願うという目に見えないことに「還してあげる」からこそ、あなたならではのしっくりくる結論がおのずと出てくるのであって、たとえば「明日から会社の人間関係が良くなる本」なんかを読んだからといって、どうなるものでもないです。そういう自己啓発的なハウツーにすがろうとするから失敗します。見えないものの力を信じること――この出発点から始めることで、好きな人はもとより、イヤなヤツからも好かれて、人間関係が良好になる――はずなんですが、なかなかどうして苦戦中でございます。(ひとみしょう/文筆家)
2018年09月14日昨今「職場いじめ」が問題になっています。「いい大人が何をしているんだ」と思ってしまいますが、幼稚な思考を持つ人間が存在しています。また、「辞めさせる」ためにわざといじめてくるケースもあるようです。学生のいじめも問題ですが、大人のそれも厄介。仮に自分がそのような状況に陥ってしまった場合、どのように対処するべきなのでしょうか?法律事務所あすかの冨本和男弁護士に、今回の処分について見解をお伺いしました。Q.職場いじめを受けた場合、どのように対処すればいい? A.上司や弁護士、都道府県の労働局に相談しましょう冨本弁護士:「まず、職場で受けたいじめの内容(加害者の具体的な言動)について、時系列に沿って整理し、可能であれば録音したり、証言者を得たりして証拠を確保します。その上で上司に相談して解決されそうであれば上司に相談してみましょう。また、ある程度大きな会社でそうした相談の担当部署があるようであれば、そちらに相談してみてもいいでしょう。会社内で頼れる人・部署がないような場合、弁護士や都道府県の労働局に相談することも考えられます。企業が従業員から職場でのいじめの相談を受けた場合、いじめを受けた従業員からよく話を聞くのは当然ですが、いじめを行った者や周辺の者にも事情を確認する等の調査を行って、いじめが事実であると判断するのであれば、いじめを行った者にいじめを受けた従業員への謝罪を促したり、いじめの内容がひどくいじめを行った者に反省の色も認められないようであれば相応の処分を行うことも検討した方が良いでしょう。また、調査の結果いじめが事実であるとの判断に至らない場合でも、いじめを受けたと主張する従業員に対し、どういった調査を行って、どういう理由でいじめの事実を認めなかったかについて可能な範囲で説明を行うことも考えられます」職場でいじめ被害を受けた場合、1人の力では如何ともし難いものがあります。証拠を確保したうえで、上司や部署、そして弁護士や都道府県の労働局に相談しましょう。 *取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています) 身近に潜む「職場いじめ被害」のリスク被害を受けた場合の対処法を弁護士が解説はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。身近に潜む「職場いじめ被害」のリスク被害を受けた場合の対処法を弁護士が解説はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年08月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の目が怖くて、人間関係が苦しい」という、ぽぽんたさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ぽぽんたさんのお悩み私はずーっと人間関係に苦しんでます。いわゆる”普通”がわからないので、大勢の中にいることや、人との関わりを怖く感じます。「私はここにいてはいけないのではないか?」「バカにされてないか?」と人の目が怖いのです。主婦ですが、ご近所や婦人会など、人付き合いはついて回ります。どうしたらこの孤独感や不安から解放されるでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんよりぽぽんたさん、ご相談ありがとうございます。人付き合いは、どこにもついて回りますもんね…。その間ずっと怖さや孤独感、不安を感じているのはとてもつらいですよね。私もぽぽんたさんと同じく、人といてもずっと孤独感を感じていたので、お気持ちがとても分かります。けれど、今はほとんど気にならなくなってきましたし、ぽぽんたさんもきっと楽になっていけるので大丈夫ですよ! ぽぽんたさんが楽になる方法を一緒に考えていきましょうね。人間関係での距離感や自分の役割の多くは、子どもの頃の家族との距離感や、家族の中の自分の役割が基礎となって身についていると言われています。ご相談内容だけではわかりませんが、ぽぽんたさんは、子どもの頃の家庭内で「私はここにいてはいけないのではないか?」と感じてはいませんでしたか?そこで、次の言葉を口に出して言ってみてください。「お母さん、役に立てなくてごめんなさい」「お母さん、助けてあげられなくてごめんなさい」言ってみて、何か思い出すことはありましたか? どんな気持ちになりましたか? もしも気持ちの変化を感じたら、家族の中、特に関係の深いお母さんとの間で、「自分は役に立てない存在」と思うことがあったのかもしれません。大好きだったお母さんによく怒られたり、ガッカリされたり、ほかの兄弟ばかりほめられたりするなかで、「自分はお母さんの役に立てない存在なんだ」「私なんて、お母さんを喜ばせることができない。ダメな子どもなんだ」「大変そうなお母さんを助けられない役立たずなんだ」などと、自分で自分を責め続けてはいなかったでしょうか。自分のことを「役立たずで存在する価値もない人だ!」と自分で否定していなかったでしょうか?自分で自分を否定していると、周りの人からも否定されているように感じてしまうんですよね。そして、自分が扱うのと同じように、周りの人もあなたを否定するように扱い始めます。もし、周りの人に「ぽぽんたさんて、役立たずで存在する価値もない人だよね!」と言われたら、とっても悲しいですよね…。そんな悲しい言葉を、自分には何十年間も、しかも1日に何万回もぶつけているんですよ! ほかの誰でもない、自分を傷つけているのは自分自身。自分を孤独にさせているのは、真っ先に自分を否定し、自分を責めて、自分の味方をしてあげない、自分自身だったのですね。けれど、そこに気づいたら、あとは簡単です! 自分と自分の関係が変われば、周りの人との関係も変わりますから!まず、ぽぽんたさんは本当に”お母さんにとって役に立たない子”だったのか? 存在する価値もない子だったのか? 子どもの頭で考えて、子どもの自分が信じ込んだ自分のイメージ。それってホントかな…? とぜひ疑ってみてください。疑うためには、お母さんに直接聞いてみるのもいいと思います。「お母さんの役に立てないような自分は、お母さんの側にいる価値もない子だってずっと思っていたんだ。役に立てないこともある私でも、ここにいてもいいかな?」と。とても勇気がいる行為だと思いますが、それは、心の底で自分自身が無意識のうちに何度も言ってきた言葉です。それを一旦、外に出してみてください。妄想から目覚める大きな一歩となりますよ!それから、信じてきた自分のイメージを疑うためには、次の魔法の言葉を1日に何回も繰り返しつぶやいてみてください。「私はただここにいるだけで、周りに喜びをもたらす、みんなから引っ張りだこの人気者です!」 そうすると、気がついたら”ぽぽんたさんを孤独にするぽぽんたさん”は息をひそめていき、逆に”どんな人間関係の場にいても、そのままの自分でいることを許してくれるぽぽんたさん”という、一番の味方を得たぽぽんたさんが誕生します。次第に、孤独感や不安感を感じなくなっていることにも気づけると思います。ぽぽんたさん、これからも応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)※2018年8月10日 内容に不備がありましたので、修正させていただきました。
2018年08月02日ママ友の長話に延々と付き合わされたり、子育てに口を挟む義理の両親にうんざりしていたり。不快な思いをしているのに「自分さえ我慢すればすむこと」と問題から目を背け、ストレスを抱え込んでいませんか? それは、人間関係の「バウンダリー・オーバー(境界線越え)」が起こっている状態です。“ココロとカラダをつなぐカウンセラー”として、24年間で2万4000件、のべ5万時間以上ものカウンセリング実績があり、 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)を執筆したおのころ心平さんに、ママたちがモヤッとする人間関係の境界線について、お話をうかがいました。お話をうかがったのは…おのころ心平さん一般社団法人自然治癒力学校理事長。ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして、これまで2万4000件、約5万時間のカウンセリング経験を持つ。経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのセルフケアを請け負っているほか、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法、医療選択もサポート。セミナー・講演回数は年150回を超える。 ・オフィシャルブログ ■人間関係の“境界線”を越えてくる人々「これって親切? それとも…」「バウンダリーとは、自分と他人との間の境界線を指す心理学の用語です。例えるなら車の一時停止線のようなもので、状況によって線を超えざるを得ない場合もあるし、手前で止まった方がいい場合もある。とても曖昧(あいまい)だからこそ、そこには上下関係・地位・経済力・押しの強さや弱さなど、人間関係のパワーバランスが入り込んできます。私のところには、家庭や会社、ママ友、近所付き合いなどさまざまな人間関係の中でバウンダリー・オーバー(境界線越え)を起こしてしまい、それが原因で体を壊した方がたくさん相談にいらっしゃいます」とおのころさん。まずは、バウンダリー・オーバーの典型的な例をあげてみましょう。1.妻が夫の脱ぎ散らかした洗濯物を片付ける。2.親が子どもの宿題を勝手にやる。3.ママ友の愚痴に毎日のように付き合わされる。4.義理の母がアポなしで押しかけてくる。5.上司が部下に上から目線のアドバイスをする。いずれのケースもお互いに納得しているならOKですが、不快な思いをしている人がいればそれはバウンダリー・オーバー。一方が、もう一方の領域に踏み込んでいる状態です。1.〜2.は責任のバウンダリー・オーバー、3.〜5.は感情のバウンダリー・オーバーといえます。 ■悪気・自覚のない人にイライラ「3つの解決方法」バウンダリー・オーバーで問題を複雑にしているのは、バウンダリーを超えている側に悪気や自覚がないこと。「彼らは、他人には自分と違う感情があるということが分からないんです。特に要注意なのは、何かにつけて『あなたのためを思って』と言いながら押しつけてくる人。本人は善意で動いているつもりなのでしょうが、深層心理では自分の欲求を満たしたいだけなのです。例えば、留守中に隣人が自分の庭の草刈りを勝手にやっていたとしたら、どう感じるでしょうか? 本人はよかれと思ってやっています。こういう人は、放っておくとどんどんあなたの領域に踏み込んできますよ」(おのころさん)バウンダリー・オーバーは自然に解決できるものではないため、自分で何かアクションを起こす必要があります。では、問題にどう対処したらいいのでしょうか。まず大切なのは、相手の行動や言葉のうち、どの部分がイヤなのかを分析したうえで、「ここからが自分の領域、ここからが相手の領域」というバウンダリーをしっかりと引くこと。そのうえで、おのころさんは以下の3つの解決方法を挙げています。1. 相手との関係を完全に断ち切る。2. 自分の“器”を増やし、相手を受け入れる。3. 相手に「嫌だ」「それはダメ」と意思表示をして理解してもらう。「バウンダリー・オーバーを完全になくすには、1番目の方法しかありません。近所に嫌な人がいれば引っ越す、会社なら転職する、友人なら付き合いをやめるなど、関係を断ち切ればいいでしょう。とはいえ、人間関係にはいろいろなしがらみがあり、簡単に住居や仕事、友人関係を変えるわけにはいかない場合がほとんどです。そのため、あまり現実的な解決策とはいえません」(おのころさん)2番目の方法について、おのころさんは自分の人間関係を図にしてみることを提案しています。「図を見ながら、子ども、夫、親、友人、同僚、部下、ご近所さんなど、どこまで自分が引き受けるのかを一度じっくり考えてみましょう。自分にその器があると思うならとことん付き合えばいいでしょう。でも、一番大切なのは自分自身です。自分が体を壊してしまっては意味がないので、無理をしないように気をつけてください」(おのころさん)自分自身に余裕があり、かつ相手が両親や親友などの大切な人であれば、有効な解決法といえるかもしれません。最も現実的で、かつ有効なのは3番目の方法です。ただし、直接的に「嫌だ」「やめてほしい」といった強い言葉をぶつけるのは得策ではありません。「最近は打たれ弱い人が多く、他人に怒られることに慣れていません。相手の怒りを買ってしまうと、周囲の人にありもしないウワサ話を言いふらされるなど、やり返されてしまう可能性があります」。そこでおすすめなのが、サブリミナルなトークとボディランゲージを使って、さりげなくバウンダリーを引く独自のメソッドです。例えば、長話を切り上げたい時には、手のひらを体の前に突き出してクルッと円を描く。私もよく使っている方法で、一見すると無意味な動きなのに、かなりの確率で相手は話を切り上げてくれますよ。相手の潜在意識に語りかけるので、誰も傷つけることなく、少しずつ相手を自分の領域から追い返すことができます」(おのころさん)相手が敏感な人なら一度だけでも効果がありますが、すぐには効果が見えなくても何度も繰り返すことが必要。繰り返していくことで、少しずつ自分の領域を広げることができます。次回は、こうした具体的なバウンダリーを引くテクニックを、いくつかご紹介していきます。参考図書: 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)おのころ 心平 著 1,512円(税込) 24年間で2万4000件、のべ5万時間以上のカウンセリングから導き出した「病気にならない心理学」の本。快適でベストな人間関係を築くために、自分と相手とのバウンダリー(境界線)を引くことを提唱する。表情・しぐさ・言葉遣いをほんの少し変えるだけで「自分の領域」を守る方法や、バウンダリー上手な人になるためのテクニックを紹介。イラスト/野原広子取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月24日社会人として会社で働く以上、避けて通れないのが人間関係。悩んでいる人は多く、それが理由で「会社に行きたくない」、「転職を考えている」なんて方もけっこういるようです!今回は、誰もが一度は悩む職場の人間関係について、アラサー女性の声を聞いてみました!文・オリ子【アンアン総研リサーチ】アラサー女子が抱えている、職場の人間関係の悩みって何ですか?あなたは職場の人や仕事で関わる人と「人間関係最高!」と言えますか? 近年はリモートワークなども可能な時代ですが、それでもはやり仕事は人と人が繋がって生まれるもの。そんな人間関係の問題について、リアルな悩みを聞いてみました!若い女子社員が優遇される「部長が若い女の子が好きで、新入社員の女の子と話しているとき鼻の下のびのびが半端なくて正直きもい。かわいければ、若い子ばっかりひいきしている。そういう姿をみていると上司としても尊敬できない」(29歳・不動産)「社長は若い20代の女の子の採用に力を入れており、最近入ってきた子はみんな社長好みの顔の子ばかり。社長は30代以上のお局女子たちに声は滅多にかけませんが、20代前半の子たちには、『アイドルみたいだね』『これいる?』など頻繁にちょっかいを出しています。その女の子たちに罪はないけど、社長のそういう態度で、若い子とは仲良くなりたいとは思わない」(31歳・マーケティング)男に偉そうにされる「ほぼ同期入社の少し年上の男。同じ部署ではあるものの仕事内容は異なり、本来であればそこまで関係ないのに、私のすることに口出して上から偉そうに解説してきたり、雑務を押し付けてきたり。また、私のPCで同じ画面をみていると急にキーボードやマウスを触り出して手がいつも触れます。いろいろとそいつのせいでストレスが溜まって、転職したばかりなのに会社行くのが億劫になってしまいました……」(32歳・広報)「同じ部署ではないですが、人事の30中盤の男の態度がでかい! 実際頭も良くて仕事もできる人だから仕方ないけど、とにかく私にストレスを与えます!」(29歳・広報)若い子みたいに八方美人になれない!「若い時みたいに、若さ、八方美人じゃもう乗り切れない!」(30歳・公務員)「同期入社の営業の女の子が、まだ20代前半でかなりの八方美人。社長含め男にいつも話しかけてかわいがられてます。正直私のほうが顔は上と思っていますが(笑)、私は愛想よくないし、不器用なのであんなふうには生きられない。ある意味、若くて八方美人になれて、仕事ができなくてもうまく生き残れる子がうらやましい」(35歳・会社員)「昔、8歳年上の女友だちが、職場の若い女の子の文句を言っていた意味が、ようやく30過ぎてわかる。若さは何でも許され、誰にでもある程度いい顔してれば認められる。でも、30すぎるとそうはいかない。今の若い子たちには早めに知っておいてほしいと思います」(33歳・会社員)女性が20代前半のうちは、仕事ができなくても若さでとりあえず乗り越えられたりすることが多いもの。しかし、今まで若いがゆえにかわいがられていた女子も、アラサーになると上司にかわいがってもらえませんし、「ある程度仕事ができて当たり前」と思われ、小さなミスも気になってしまいます。そんな微妙な立ち位置にいるアラサー世代にとって、中途半端に偉そうにしてくる同じ30代の男性は、敵になってしまうのかも。特に30代男性は、ある程度仕事ができる人は社会で認められ出すので、調子に乗っている人もちらほらいますよね。リスペクトできる部分は謙虚にすべきですが、中途半端にできるふうを装う男なんて、気にしないで無視しちゃいましょう!アラサーウォーカーはつらいよ。年齢ならではの苦悩がさらに増えるのが悩みアラサーともなれば、職場である程度のパフォーマンスが求められがちですよね、でも実際、みんながみんなそんなに器用に仕事をこなせたりしませんよね。さらに生じる、同い年前後で調子に乗っている、敵となる男の存在。もう若さ、かわいさだけで乗り切れない歳なだけに、ストレスを抱えている女性は多いようです。人間そんなに急には変われませんし、できない自分も認めつつ、他人の目や年齢を気にせず働くことが、幸せに働くコツなのかもしれません。©MangoStar_Studio/Gettyimages©Eva Katalin Kondoros/Gettyimages
2018年07月06日「ストレス発散には、森林浴がいいから、たまには自然の中に出かけた方がいい」「ストレス発散には旅行が最適」。そんなことは分かっていても、「仕事が忙しすぎて、そんな余裕ない。休日は家でゆっくり寝ていたい」という方も多いでしょう。今回は、忙しい職場でストレスを感じることが多い方向けに、仕事中に気軽にストレスを発散する方法をご紹介します。1. ゆっくりと深呼吸イライラしているとき、呼吸は浅くなりがちです。逆に、深い呼吸をすると自然と心は穏やかになります。試しに、5秒ほどかけてゆっくりと鼻から息を吸い込み、同じ時間かけて鼻から息を出してみてください。その状態でムカつくことを考えても、驚くほどイライラするのが難しいことに気がつくはずです。2. 紙に書き出す理不尽な上司や、過密すぎるスケジュールなど、仕事をしていたらイライラすることは頻繁に起こります。仕事に集中できないほどイライラが溜まったときは、トイレなどに行くか、ランチ休憩の間などに、溜まっている思いを書き出しましょう。怒りを紙に書き出していくと、自分が何にイライラしているのか、客観的に把握できるようになります。怒っている自分を客観的な目線で一歩引いて見ることができるので、衝動的な怒りは収まり、自然と冷静になることができるのです。さいごにイライラが募ったからといって、職場であからさまに不機嫌な態度をとるのは得策ではありません。「扱いづらい人」「子供っぽい人」と思われてしまう可能性がありますし、不機嫌な態度をとり続ける限り自分の気持ちは穏やかにはなりません。周囲の人とコミュニケーションをとりながら円滑に仕事を進めて行くためには、自分の感情をコントロールする術を身につけておく必要があるでしょう。Written by 今来今
2018年06月26日職場には、性別や年齢、学歴など、さまざまな個性を持った人たちが集まりますよね。学校やサークルとは違い、特別共通点のないこの集まりで良い人間関係を築くのは簡単なことではありません。何気ないひと言で嫌われる、あることないこと噂されるなど、ちょっとしたことであなたの立場が危ぶまれます。では、職場の人間関係を良くするために気を付けるポイントとはどのようなことなのでしょうか。ポイント1. 相手の人間性を知る相手の年齢層や性格、何が好きかなど、まずは相手のことをよく観察してみましょう。相手を観察することにより、どう話を振ったら良いのか、どのような話し方が嫌いなのかがだんだんわかるようになってきます。・職場の人とはあまり親しくなれない人・男女関係なく仲良くなれるムードメーカー・最初は人見知りだけど、話せば楽しい人など、その人その人に合わせた良い距離感をつかむことが出来れば、気持ちよく人付き合いをしてもらえますよ。ポイント2. 相手の話をよく聞く相手の話をよく聞くというのは、人付き合いの基本。話を聞いて的確な相槌を打つことは、人と人とが良い関係を築くためにも必要不可欠。さらに、話を聞いて疑問に思ったことはすぐに質問するということも大切です。誰しも、自分が話していることに対して興味を持ってもらうのは嬉しく感じますよね。そこをうまくつつくことが出来れば、相手にとってあなたは良き話し相手となれるのです。また、口下手で会話をするのが苦手だという人でも一対一なら話しやすいですよね。相槌を打ち疑問に思ったことは聞く。これだけで、2人の間には立派な会話が成立することになるのです。ポイント3. 友だちではなく同僚である職場の同僚と仲良くなりすぎて、相手を友だちだと認識してしまっているという人は、結構多いですよね。一緒に飲みに行くことはあっても同僚は同僚。友だちとは関係性が違うのです。例えば、仕事で何かトラブルがあったとします。同僚相手なら今後の仕事のためにもお互いの意見をぶつけ合うことができますが、友だちだとそこに私情も入ってしまい、良い落としどころを見極められないという可能性も出てきてしまいます。また、「どうしてこうしてくれなかったの?」など、自分ではなく相手に多く求めてしまうということもあるのです。もし本当にプライベートでも仲が良い相手だったとしても、職場では友だちではなく同僚。そこだけはしっかりと認識しておきましょう。締めるところは締めて、緩めるところは緩める、メリハリをつけることができなければ、良い仕事は出来ませんよ。いかがでしたか? 職場での人間関係はちょっとしたことで亀裂が入り、どんどん溝が深くなっていってしまいます。お互いにお互いが気を使う場だからこそ、良い関係を築いていきたいものですね。
2018年06月24日あなたは子どものことをどう呼んでいますか? 「◯◯ちゃん、◯◯ちゃ~ん」と呼ぶママ友を見て、甘やかしてそうだなあ…と思ったり、「◯◯◯っ!」と呼び捨てにするママ友を見て、怖そう…と思ったり。呼び方から親子の関係性がなんとなく想像できてしまいますね。「人の呼び方が、人間関係においてとても重要ではないか?」、つまり「呼び方によって、相手との関係が決まるのでは?」ということを分析したのが、作家・心理カウンセラーの五百田達成さん。 ・「人との距離感がわからない…」○○を変えるだけで人間関係も変化【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第1回】 ・夫婦の満足度が急降下「夫をどう呼んでいますか?」【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第3回】 ・ママ友つき合い「トラブルに発展しない」上手な呼び方【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第4回】 連載2回目は、子どもの“うまい呼び方”についてお話をうかがいました。五百田達成さん プロフィール作家・心理カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店→博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(新潮文庫)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。著書: 『あの人との距離が意外と縮まる うまい呼び方』 HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■『ちびまる子ちゃん』の“お姉ちゃん”の名前は?――さまざまな子どもの呼び方があると思います。呼び方が母子関係をあらわしている典型的な例はありますか?五百田達成さん(以下、五百田さん):子どもの呼び方は、呼び捨て、くん・ちゃん呼び、あだ名呼び、お兄ちゃんなどの役割呼びなどがあります。また、ひとりっ子ときょうだいの場合でも、呼び方は変化します。上の子と下の子を呼び分ける典型的なお母さんといえば、人気アニメ『ちびまる子ちゃん』のお母さんです。ちびまる子ちゃんの姉妹の名前は、姉がさくらさきこで、妹がさくらももこ。でも、お母さんは常に姉さきこを“お姉ちゃん”と呼び、妹ももこを“まる子”とあだ名で呼びます。母親にもあだ名で呼ばれる妹のももこは、いつも自由奔放で楽しそう。対象的に役割呼びをされる姉は、いつも冷静沈着で好き勝手している妹をプリプリ怒っています。「お姉ちゃんなんだから、しっかり妹をみていてね」「妹が何かしでかしたら、お姉ちゃんの責任でもあるんだから」と母親からの静かな重圧が“お姉ちゃん”という呼び方に集約され、姉のさきこはまるで“小さなお母さん”みたいですよね。――でも、下にきょうだいが生まれるとたいていの場合が、上の子は“お兄ちゃん”“お姉ちゃん”と呼ばれる気がしますが…。五百田さん:下の子から見れば、役割呼びは有効です。でも、たまには、上の子を名前で呼んであげると、想像以上にうれしそうな反応を示すと思いますよ。上の子は、下の子が生まれると愛情がとられたと感じ、さらに役割呼びをされます。最初は、役割呼びをうれしく感じるかもしれませんが、徐々に甘えたくても甘えられないなどのフラストレーションを感じるはず。そんなそぶりを察知したら、上の子と向き合う時には、きちんと名前で呼んであげましょう。ただそれだけで、子どもは「今日は私のことを見ていてくれる」と感じるはず。時間が許せば、ふたりだけの時間を作って名前で呼んで「いつもありがとう」と伝えたいですね。 ■タイプ別・子どもの“うまい呼び方”は?――子どもの“うまい呼び方”をタイプ別に教えていただけますか?五百田さん:まずは、下の子が生まれて、上の子が赤ちゃん返りしたり、スネたり、自信をなくしているように見える時。この場合の“うまい呼び方”は、呼び方を定期的に更新することです。例えば、カップルを想像してみてください。ユウコさん→ユウコちゃん→ユウコリン→リンリンなど時間や親密度とともに呼び方が変化していきますよね。これは、呼ばれる側にも、常に相手から注目されているという心理が働きます。それは、子どもも同じ。役割呼びから名前呼び、あだ名呼び、さらにあだ名も定期的に変えると効果的です。呼び方を変えるだけで、「ママはあなたをいつも見ているよ」というサインを子どもに送ることができるはず。まずは、お兄ちゃん・お姉ちゃん呼びを卒業することから始めてみましょう。――逆に、上の子にしっかりしてほしい時はどうでしょう?五百田さん:甘えん坊の上の子をしっかりさせたい時は、あえてお兄ちゃん・お姉ちゃんと役割呼びを強調するのがおすすめ。普段、名前やあだ名で呼んでいるママが、突然、役割呼びに切り替えれば、ママの気持ちの変化を子どもも敏感に察知します。家庭内だけではなく、ママ友など第三者の前でも本人がいるところで役割呼びをすることがポイントです。――「お兄ちゃんなんだからしっかりして」と言葉にしていても、まったく成長を感じられない…なんて悩みをもつママもたくさんいると思いますが…。五百田さん:そんな時に有効なのが、肩書き呼びです。「片付け隊長! そこのおもちゃを片付けていただけますか?」という具合に、肩書き呼びで格上げ+敬語で子どものやる気に火を付けましょう。上の子を動かしたい時には、隊長! リーダー! キャプテン! など肩書き呼びが効果的。特にレンジャーものが大好きな男の子には響くと思いますよ(笑)。――なるほど。それは効果がありそうですね! 逆に親が子どもにベッタリになりすぎない“うまい呼び方”はありますか?五百田さん:友人に娘さんのことを“さん付け”で呼ぶパパがいます。「◯◯さん、今度はこっちのおもちゃで遊びませんか?」なんてやりとりを見ていると、父と娘が自立した人間同士、ほどよい距離感で向き合っている感じがして、とても好感がもてます。もしかしたら、娘さんは“さん付け”で呼ばれることで、パパにうまく甘えられない一面もあるかもしれませんが、大人と対等に扱われている感覚は、教育上、良い効果もあると思います。そして、何より娘への溺愛ぶりをコントロールするという意味で、パパにとっても効果があると思うんです。“さん付け”は距離を遠ざける呼び方になりますが、この場合は、ほどよい距離感をキープする呼び方として有効といえます。■シーン別・子どもの“うまい呼び方”は?――子育てのさまざまなシーン別に“うまい呼び方”を教えてください。まずは、ほめる時はいかがでしょう?五百田さん:前述の肩書き呼びが効果的だと思います。運動会で1位になったら「よっ、天才ランナー!」、「よっ、メダリスト!」という具合に、肩書きで呼びかけてみましょう。家族みんながそろったところで呼んであげれば効果大で、子どもはうれしさ倍増でしょう。―― 叱る時は、どう呼ぶのがよいでしょうか?五百田さん:叱る時は、やはり呼び捨てでしょうね。普段、ちゃん呼び、あだ名呼びしている母子であればなおさら。「◯◯ちゃん、お友だちのおもちゃとっちゃダメでしょう」では、ママが本気で怒っているとは思えませんよね。本気で叱って教えたい時は、母子の上下関係や距離感を明確にするためにも呼び捨てで呼びかけましょう。――なぐさめてあげたい時はいかがでしょう?五百田さん:アメリカのドラマのようなノリで「子猫ちゃん、どうしたの?」「こぐまちゃん、元気ないね?」と呼びかけてみるのはどうでしょう? さすがにそれは気恥ずかしいというママは“姫”や“王子”くらいなら呼べるのでは? いつもより甘く呼びかけて、距離をぐっと近づけ悩みを聞いてあげたり、抱きしめてあげたりすれば効果的だと思います。 ■子どもの“うまい呼び方”これさえ覚えておけば大丈夫!――いろいろな呼び方を教えてもらいましたが、忙しいママたちに究極のコツを教えていただけますか?五百田さん:確かに毎日多忙なママにとって、子どものタイプやシーン別に呼び分けるのは難しいですよね。そんな時は、3パターンの呼び方を用意してみませんか? 例えば、ナオキくんという男の子の場合なら、「ナオキ」「ナオくん」「ナンナン」の3パターンを作り、子どものテンションやシーン別に使い分けてみましょう。叱る時やしっかりしてほしい時は「ナオキ」、ニュートラルな状態が「ナオくん」、ほめたり甘えさせてあげたい時は「ナンナン」と呼んでみる。距離感が異なる3パターンの呼び名を用意し、距離を遠くしたい・近づけたい時に合わせて使えば、自然に呼び分けられるようになりますよ。五百田さんが考える子どもの“うまい呼び方”がわかったところで、次回は「夫の呼び方」についても、具体的なメソッドをご紹介いただきます。参考図書: 「あの人との距離が意外と縮まる うまい呼び方」 (サンマーク出版)「あの人のことをどう呼ぶかで、距離感は変わる」。コミュニケーション・人間心理の専門家として数々のメディアに出演し、ベストセラーをたくさん世に送り出す「対人関係のスペシャリスト」である著者が、コミュニケーションについてのさまざまな理論や方法論を分析した結果たどり着いたのが、「『話の内容』や『伝え方』以上に、『どう呼ばれるか』で人の心は決まる」という境地。巻頭にはスペシャル対談として、2016年に日本一を成し遂げた北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督との「呼び方」対談を収録。取材・文/山田裕子
2018年06月05日あなたは周りの人からどんなふうに呼ばれていますか? 「○○ちゃんママ」と呼ばれる度に、「この人たち、私の名前を知っているんだろうか?」と不安になったり、夫に「ママ」と呼ばれる度に、違和感を感じたり…。そんなママも多いのでは?また、逆にあなたは、周りの人をどう呼んでいますか? 同じように、ママ友を「〇〇ちゃんママ」、夫を「パパ」と呼んでいますか? それとも、下の名前やあだ名、名字にさん付けでしょうか?呼び方によって相手との距離感を考えてみると、遠かったり近かったり。なんとなく呼び方と人間関係に密接な結びつきがあるのでは? と感じるでしょう。「人の呼び方が、人間関係においてとても重要ではないか?」、つまり「呼び方によって、相手との関係が決まるのでは?」ということを分析したのが、作家・心理カウンセラーの五百田達成さん。呼び方と人間関係についてお話をうかがいました。 ・「子どもの名前、どう呼んでる?」親の呼び方が“子どもの心”を育てる【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第2回】 ・夫婦の満足度が急降下「夫をどう呼んでいますか?」【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第3回】 ・ママ友つき合い「トラブルに発展しない」上手な呼び方【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第4回】 五百田達成さん プロフィール作家・心理カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店→博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(新潮文庫)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。著書: 『あの人との距離が意外と縮まる うまい呼び方』 HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■「名前をちゃんと呼んでもらえない…」フラストレーションがきっかけ――そもそも、なぜ「呼び方=人間関係」に着目したのでしょうか?五百田達成さん(以下、五百田さん):私の名前は、「五百田達成」と書いて、「いおた たつなり」と読みます。「五百田」という文字は覚えられても、読み方を正しく覚えてもらったことがほとんどなく。下の名前も同様に、「たつのり」「たつや」と呼ばれることもしばしば。自分の名前を正しく呼んでもらうために、あらゆる説明方法を試してきましたが、うまくいったことがありません(苦笑)。また、何より切ないのが、自分で自分の名前を気に入っている、ということなんです。なのに、きちんと呼んでもらえないというフラストレーションが小さな頃からありました。逆に、きちんと呼んでもらえると、とてもうれしい! という気持ちも味わい続けてきました。自分の名前を通して、昔から「呼び方=人間関係」は気になっていたんでしょうね。もちろん、心理カウンセラーという立場からも、気になっていたテーマです。なぜ、夫婦は子どもがいない場所でもママ・パパと呼び合うのか? なぜ女性は下の名前で呼ばれるとうれしいのか? これは、女性ホルモンが活発化するという研究結果もあります。呼び方により、人の心はどうして動かされるのか? 常々気になっていました。そこへタイミングよく、「呼び方に着目した本を書いてみませんか?」というご提案をいただき、書籍『うまい呼び方』(サンマーク出版)を書くことになったんです。呼び方に焦点をあてた本は過去にもないようで、“日本初の呼び方研究家”を名乗る思いで分析&メソッドをまとめてみました。■「どう呼ぶか?」に表れる距離感と人間関係――どうして呼び方で人間関係は変わるのでしょうか?五百田さん:「名は体を表わす」ということわざがありますよね? まさにその通り! と多くの人が実感していることと思います。ということは、そのことわざを発展させると「呼び方は人間関係を表わす」とも言えるのでは? と思ったんです。仲が良いふたりは、あだ名や呼び捨てなどの呼び方をします。これは裏返せば、「呼び方を変えれば、仲良くなれる」ともいえるのではないかと。逆に、距離を置きたい人には、あえてよそよそしい呼び方をしてみたらどうかと考えたんです。例えば、初対面の男性から「〇〇ちゃんさぁ〜」などと下の名前で気安く呼ばれると、一歩二歩うしろに下がりたい気持ちになりませんか? そんな時、たいていの人は「〇〇さん、なんでしょうか?」と、名字にさん付け+敬語で相手から心理的に離れることを無意識に行っているはずです。このように、近づきたい人には距離を近づける呼び方を、離れたい人には距離を離す呼び方をすることで、お互いの距離(=人間関係)を呼び方ひとつでコントロールできるのです。■こんな経験ありませんか? 「呼び方で関係が変わった!」――呼び方で人間関係が好転した事例を教えていただけますか。五百田さん:では、心理カウンセラーとして、よく聞くお話を例に挙げてみましょう。ママ友は、子どもをありきとした関係ですよね。多くの人が「〇〇くんママ」「〇〇ちゃんママ」と呼び合うはずです。でも、LINEやメールのやりとりにいちいち「〇〇くんママ、近々お茶しませんか?」「〇〇ちゃんママ、あさってなら都合いいですよ!」なんて書き続けるのは正直、面倒…。そこで、いつの日からか「ミカちゃん、明日お茶どう?」「アヤちゃん、OK!」と下の名前で呼び合うようになって距離がぐっと近づき、旦那の浮気話までできるほどの仲、つまりママ友ではなくふつうの「友だち」の関係に発展したと聞きました。――夫婦間ではいかがでしょう?五百田さん:心理学の世界では、「ママ・パパと呼び合う夫婦は満足度が低い」という調査結果があります。これは役割呼びをされると、個人として認められていない気持ちになるから。ママをねぎらいたい場面にこそ「〇〇、いつもありがとう」と名前で呼びかけ、グンと株を上げるパパたちがいます。結婚記念日やパパの誕生日には、ぜひ、子どもが生まれる前の呼び方で夫を呼んでみましょう。お互い忙殺される日々で離れがちな心も、一気に近づくはずです。また、義父母の呼び方でも夫婦関係を好転させるケースがあります。例えば、夫の実家に帰省し戻ってきたあなた。同じ内容でも、夫から次の2つのパターンで言われたら、それぞれどう感じますか?A:「うちのお母さんっていつも細かいこと言ってごめんね」B:「〇〇(義母の名前)ってさぁ、いつも細かいこと言うんだよなぁ」五百田さん:謝罪の言葉が入っているAより、義母の名前を呼び捨てにするBのほうが、素直に受け止めることができるのでは?これは旦那さんがお母さんと距離をとる呼び方をすることで、夫婦が共犯関係になる心理が働くためです。義母のいない場面では下の名前で呼び捨てにし、義母を前にしたらきちんと「お母さん」と呼ぶ。呼び分けることで夫婦仲は良くなり、義母に対する奥さんのストレスが軽減するという事例もあります。――本当に呼び方ひとつで人間関係やコミュニケーションって変わるんですね…。五百田さん:私は、言葉の力を信じています。言えばわかると思っているので、メールも話も長いです(笑)。いわば、コミュニケーション信奉者。ネットやSNSの登場によりコミュニケーションが楽な時代になりましたが、だからこそコミュニケーションをさぼっちゃいけない! と思っています。そのとっかかりとして、「呼び方」はとても有効なツールであると思っています。■子どもは見ている「ママの“うまい呼び方”」スキル――人間関係に悩んでいるママたちも、呼び方で状況を好転できるでしょうか?五百田さん:現代のママたちは、仕事に育児に家事に本当に忙しい日々を送っていると思います。コミュニケーションにまで気をつかっていられないという人も多いでしょう。でも、だからこそ! 呼び方ひとつケアするだけでいいんです。子どもに当たってしまったり、ママ友にLINEを返せずにいる時は、下の名前で「○○ちゃん、ごめんね」と呼びかけるだけでも違います。また、自分の子どもが、友だちからどう呼ばれているか? にも注目してみてください。あの子とだけあだ名で呼び合うから一番仲が良いのかな? という具合に、子どもを取りまく友人関係を推し量るバロメーターにもなります。そして何より、子どもは親のコミュニケーション力を見ながら育ちます。ママが呼び方を上手に操り、パパやママ友、義父母たちとうまくコミュニケーションをとるところを子どもに見せるのは、教育上とても良いことだと思います。“うまい呼び方”とは、正しい日本語の使い方やマナーの話ではありません。時には、日本語的に正しくないとしても、人間関係を円滑にするためにはこの呼び方を選択するほうが効果的! という話です。この連載を通して“うまい呼び方”をマスターし、忙しいママを取りまく人間関係がより良くなるお手伝いができればと思います。五百田さんが提唱する“うまい呼び方”の基本の考えがわかったところで、次回から「子どもの呼び方」「夫の呼び方」「ママ友の呼び方」について、具体的なメソッドをご紹介していきましょう。参考図書: 「あの人との距離が意外と縮まる うまい呼び方」 (サンマーク出版)「あの人のことをどう呼ぶかで、距離感は変わる」。コミュニケーション・人間心理の専門家として数々のメディアに出演し、ベストセラーをたくさん世に送り出す「対人関係のスペシャリスト」である著者が、コミュニケーションについてのさまざまな理論や方法論を分析した結果たどり着いたのが、「『話の内容』や『伝え方』以上に、『どう呼ばれるか』で人の心は決まる」という境地。巻頭にはスペシャル対談として、2016年に日本一を成し遂げた北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督との「呼び方」対談を収録。取材・文/山田裕子
2018年05月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「仕事を失い、自分の存在を否定された気分」という、アラカンさん(50歳以上・会社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■アラカンさんのお悩み繊維関係の専門職として 現在5社目で8年間勤務しています。あと2年ほどで定年になりますが、その後の就労計画を始めなければ……と考えていた矢先、会社側から【今期の契約は更新しません】と一方的に言い渡されてしまいました。 会社が私を必要としていないのなら致し方ないことですが、自分としては頑張ってきたつもりなのに、自分の存在を否定されたような、あまりにも冷たい仕打ちに思えてがっくりきています。 あるブログで「自分が幸せになるために試練が与えられた…」と読み、今の自分に必要な内容に感じていますが、どのように自分が立ち直り、幸せを感じながら生きていけるようにすればいいのかがわかりません。 まだまだ経済的に働く必要があり求職活動中ですが、心から幸せを感じながら毎日生きていくのは、私にはとてもハードルの高いことのように思えます。人生はつらいことの連続だとしか思えず、今日まで我慢ばかりしてきたような気分にも。「幸せな人生だった!」と最後に心から思えるよう、これからの生き方を考えたいのですが、どう歩みだせばいいのか。アドバイスをいただけたら幸いです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんより陰気な気分を早く抜け出したい。幸福感を味わいたい。そのお気持ち、とてもよくわかります。けれど、もうしばらく”落ち込んだ気分”でいてもいいのでは…と私は思いました。いきなり契約の打ち切りを言い渡されたら、それはがっくりきますよね。落ち込みますよね。何年も専門職として頑張ってきたならばなおさら、会社に裏切られた気分にもなりますよね。悔しさや怒りを覚えて当然だと思います。文面から察するに、アラカンさんはとても丁寧で、相手を思いやり、今まできちんと生きてきてこられた方なのでしょう。怒ったり、不機嫌になったり、そんな態度は人前で見せないように努力してこられたのでしょう。そのことに、ご自身でも気づいていらっしゃる。「今日まで我慢ばかりしてきたように思います」と。それなら、我慢を減らせばいいのですよね。嫌がる。拒否してみる。そのような言葉を口にしてみる…等々。でも、いきなり我慢をやめろと言われても、どうすればいいのか、分からないかもしれません。私も最初は、「我慢をやめるって何?」と思いました。仕事なのに、わがままを言っていいのか? 我慢をやめるって、人としてどうなのか? と。誰かに迷惑をかけるのではないか。嫌われるのではないか、怒られるのではないか…。そんなことが気になって気になって、怖かったです。アラカンさん、「私はもっと怒ってもいいのかもしれない」「私は嫌だと言ってもいいらしい」と思ってみてください。温かさや喜びを感じられる心というのは、うれしい気分と嫌な気分、両方を感じられることだと私は思います。嫌な気分はとても大事です。それは「自分が何を我慢しているのか」に気づくチャンス。「本当はどうしたいのか」に気づくチャンスなのです。自分をねぎらう、自分を褒める、自分を甘やかす。そんなことにぜひ挑戦してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年03月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「異動先の仕事を好きになれない」という、gyokuhakuさん(43歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■gyokuhakuさんのお悩み全く経験のない部署へ異動して5年が経ちましたが、どうしても今の業務を好きになる事ができません。そもそも異動自体、納得のいくものではなく、かといって断ることもできず、異動を拒めば退職するという道しかありませんでした。泣く泣く異動し、猛勉強し、ひと通りの業務をこなせるようになりましたが、そのことが私の評価に影響を及ぼしてはいません。大企業の子会社なので潰れる心配はありませんが、殆どの社員がゆるく適当に仕事をこなし、上司に気に入られれば上に上がれる、といった職場です。私は上司にゴマをすれない性分のため、入社10年、給料は殆ど上がっていません。子どもにはこれからお金がかかるため、正社員の立場は貴重ですし、年齢的にも転職はたやすいものではありません。この職場で何とか納得しながら仕事をしていくために、どのような気持ちと考えでいればよいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の大竹公子さんよりgyokuhakuさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。納得のいく異動でなかったにもかかわらず、「猛勉強し、ひと通りの業務をこなせるようになった」とのこと、素晴らしいですね!さて、ご質問には「この職場で”何とか納得しながら”仕事をしていくために、どのような気持ちと考えでいればよいでしょうか」と書かれていますね。つまり、gyokuhakuさんは今の状況に「納得をしていない」。自分の意にそぐわない異動も受け入れ、頑張っているのに評価してもらえない。それなのに、ゆるく適当に仕事をこなしている人が、上司に気に入られれば上に上がれる。そんなの納得いかない!と腹も立ちますよね。おそらく、gyokuhakuさんが最も納得できる形は、「上司にゴマをすることができない性分」のまま、上司から評価されることなのだろうと思います。ただそれを叶えるのは、今の職場では不可能だとgyokuhakuさんも分かっていらっしゃる。「他人と過去は変えられない」と、心理学でもよく言われていますよね。私が以前、会社員だった頃、同じ状況を体験したことがあります。「上司に気に入られれば上に上がれる」という状況に遭遇し、納得いかないと感じていました。当時は「こんなに私は頑張ってるのに、なんであの人の方が評価されるの?」とイライラしていました。結局、羨ましかったんですね、評価されている人のことが。私も評価されたかったし、気に入られたかったのです。そして、逆だったのです。「頑張ってるのに」評価されないではなく、「頑張っているから」評価されない、だったのです。当時の私の「頑張る」は、「上司にゴマなんてすらない!」「仕事は誰にも頼らない! 迷惑かけない!」でした。私の「頑張ってるのに!」というイライラオーラは、今思えば、さぞかし周囲に迷惑だったと思います。心屋を学び、そういう自分を直視した私は、評価されている人のマネをすることにしました。上司に相談する、頼る、感謝する。同僚にも相談する、頼る、感謝する。そうしているうちに、肩の余分な力が抜けて、仕事がラクに上手くできるようになっていることに気付きました。それに比例して、評価もされるようになりました。評価されると、イヤだった業務も不思議と楽しくなっていました。gyokuhakuさんが今の職場で楽しく働けるようになるために、私のお恥ずかしい過去の経験が少しでも参考になったら嬉しいです。心から応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2018年03月13日職場での人間関係の“困った”は、こう解決!職場でよくある人間関係のお悩みをピックアップ。一つ対処法を間違えばこじれてしまいそうな局面での、上手な切り抜け方を教えます。教えてくれたのは、オリエンタルランド在籍時代、ディズニー流のおもてなしの極意をキャストに根付かせてきた経験を持つ人材トレーナーの櫻井恵里子さん。また、TEAM NACSの音尾琢真さんからもアドバイスをいただきました。Q.上司から急な仕事を振られたけれど、いま手いっぱいなので、うまく断りたい。A.現状の仕事内容を説明し、引き受けた場合の納期を話す。最初から断ることを前提に話せばカドが立つもの。まずは、現在の仕事状況を正直に。そして、「◯日でよければ」や「△△のところまでなら」など引き受けた場合の可能な納期などを伝えて。音尾’s VOICE実直ささえ伝われば、断ったとしても、相手も納得するのでは。それでも無理なら、「僕より◯◯の方が仕事が早いと思います」と、別の同僚に仕事を振っては(笑)。Q.後輩が、まだ仕事を覚えきれてないみたい。なのに、質問をしてくる様子もなく、モヤモヤします。A.何気ない会話のなかで、自身の失敗談を交えながらアドバイス。現状どういう手順で進めているのかを聞き、頭ごなしに否定しないこと。自分が過去にした似たような失敗談を引き合いにしてのアドバイスが最適。間違っても命令口調でしゃべらないこと。音尾’s VOICE僕の場合、さりげなく「大丈夫そう?」って聞いたりします。ただ、監督や演出家など言うべき人に任せる場合も。それに、失敗して学ぶこともある。失敗させるのも先輩の役割かなと。おとお・たくま末っ子気質の愛されキャラ。個性の強いTEAM NACSメンバーのなかでバランサー的役割も。撮影現場でも、全方位に気を配り、良好な関係を築くコミュニケーション上手。そんなスキルを発揮し、アドバイスしてくれました。櫻井恵里子さん著書に『「一緒に働きたい」と思われる心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』『3日で変わるディズニー流の育て方』(共にサンクチュアリ出版)。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken)イラスト・山中玲奈取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「緊張せずに自分の意見を言えるようになりたい」という、まぁちゃんさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■まぁちゃんさんのお悩み自分の意見を話さなければならない場面で、緊張もあり、話すことができません。小さい頃からあまり親に逆らうことがなく育った影響もあるのか、そういった場面では思考停止してしまいます。後から「ああ言えばよかった」と後悔することも多々。せめて必要な場面では、緊張せずに自分の思いを言えるようになりたいです※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりまぁちゃん、ご相談、ありがとうございます。高橋かのんです。「自分の意見を言えようになりたい」との思い、しかと受け止めました。まず、まぁちゃんが意見が言えないのは、「緊張」よりも「怖さ」という表現がぴったりだろうと思います。 (緊張しないための魔法の言葉は、こちら())まぁちゃんのような悩みを持った方は、沢山いらっしゃいます。そんな皆さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。まず、どうしてそのような傾向を持つようになるかをお話ししますね。まあちゃんも感じているように、小さい頃の環境が強く影響しています。自分の意見が言えないのは、いわゆる「いい子」でいた方の傾向です。そのまま、大人になっても周りに対して「いい子」でいる状態です。「いい子」は相手の望むことを察して期待通りに動く、相手に合わせる、人の顔色を伺う傾向が強い。それが人とうまくやっていく方法だと学び、信じています。その自分で好かれても、本当の自分ではないので虚しくなりますが、それで好かれているので、本当の自分がますます出せなくなるのです。なぜ「いい子」になったのか。それは「いい子でいることで、親に可愛がられる」と思ったからです。誰かを見てそう学ぶこともあれば、何度か逆らったり、自分の意見を言ったりしたけれど、怒られた、あるいは言ったところで耳すら傾けてもらえなかった――。そのような悲しい体験をすると心の傷となり、「もう言わない」を選択して「いい子」になります。つまり、裏を返せば「いい子でいなければ、可愛がられない」のであり、結果、「自分の意見を言わないこと」に安心感があり、言うことが怖くなってしまうのです。さらに長年いい子でいると、自分を押し殺す癖がつき、自分の意見がわからない、意見がない(自分がない)という状態に陥ってしまいやすいです。そのような場合、自分の希望を察して動いてくれる人が周りにいるときはいいのですが、いない場合、自分ばかりが一方的に合わせることになり、理由不明のモヤモヤやイライラが募ります。そして、ある日突然に「なんで私ばっかり!」「こんなに頑張ってるのに!」と爆発する……なんてことも。そうすると周りからは「わがままだ」と言われ、さらに「いい子」になろうとします。悪循環ですよね。これまで我慢しすぎた結果、そうなってしまうのです。 どうやったら自分の意見を言えるようになるのか。それには、2つのステップがあります。1つ目は「自分の意見を自分でわかるようになる」こと。2つ目は「それを伝えること」です。これまで「言わないようにしてきた」、さらに「わからないように麻痺させてきた」分、意見を言う経験値が極端に少ないのが現状です。逆に言えば、ただの経験不足。だから、今から練習するつもりで取り組んでくださいね。自分を育て直すリハビリです!練習は次のようにしていくといいでしょう。まずは、1つ目のステップから。生活の中の小さいことからでいいので、自分の意見をまず自分に聞いてあげましょう。例えば、ランチを決めるにしても、皆がどうかではなく「私は何が食べたいか」「飲み物は紅茶がいいのか、コーヒーがいいのか」。そこから始めてみてください。テレビなどを見ているときにも「心の中で言っている意見」にも耳を傾けてみましょう。続いては、2つ目のステップ。意見が言えないのは、心の底にある「怖さ」がブレーキになっています。ですから、まずは自分に許可を出してあげること。「自分の意見を言ってもいい」「私の意見をみんなも聞きたがってる♪」と呟いてみてください。そして、いい子とお別れするために「人の期待に応えなくていい」「人に合わせなくてもいい」「人の機嫌を取らなくていい」の魔法の言葉も言ってみてください。それから、「意見を言うことで起こるかもしれないと恐れていること」を引き受ける魔法の言葉。「嫌われてもいい」「否定されてもいい」「揉めてもいい」など。相手の反応よりも、意見を言えた自分を褒めてあげてください。始めから上手に言おうとしなくて構いません。意見を言うときは、「否定されること」に敏感になってしまうかもしれません。しかし、反論があっても、相手もただ単に自分の意見を言ったにすぎないケースが殆どです。意見が違っているとわかれば、そこから「じゃあ、どうしようか」の話し合いがようやくスタートするのです。そうしたやり取りも含め、意見は一方的に一度言って終わり…ということはほぼありません。意見に対して相手も何かを言って、その意見に対して自分も…とキャッチボールになるのが普通です。もちろん、すぐにはそうした対応力を発揮できないと思いますが、それでオッケーです。後から「ああ言えばよかった、こう言えばよかった」と思うかもしれません。でもこれは「後からでも自分の意見がわかる」ということなので、途中段階として順調ということ。そのうちにその間隔がどんどん短くなり、瞬時に言えるようになります。そう思っておいてくださいね。後からでも「本当は何と言いたかったのか」をしっかり考えることは、次へ向けてのいい練習です。次に言える機会があるかもしれませんし、どうしても言い直したいことがあれば、自分から切り出してもいいわけです。最後にひとつだけ。「せめて必要な場面では自分の意見を言いたい」という記述もありますが、これが「怖さ」マックスの最終到達点だと思っておいてくださいね。そこでだけ言おうと思うと練習は進みません。まずは、どうでもいいところから自分の意見をどんどん言ってみてください。そして「言っても大丈夫なんだ」を体験してください。自分の意見を伝えれば伝えるほど、「本当のまぁちゃん」と相性ぴったりの方々が周りに集まってくることと思います。応援していますね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年02月27日「今日こそは大声で叱らないと決めていたのにな…」天使のような子どもの寝顔を見ながら思ったこと、ありませんか?「夫にうまく言いたいことが伝わらなくてケンカになってしまう」「義両親とうまく付き合えない」「ママ友とランチしたけど、みんなの本音がわからなくて不安…」ひとりになると、いろいろなことが頭を駆けめぐり、相手に対してモヤモヤ…そして、そんな自分に対してもイライラ。そんな子育て中のママのお悩みに、ジワジワと効くのは、ズバリ、学問です。え?学問? そう、学問なのです。勉強なんて苦手…と思う人も多いかもしれません。でも、社会人になり、実社会でいろいろな経験をした今は、実のところ「学生の頃にもっと勉強しておけばよかったな」と思う人も多いのでは?学問とは、理論に基づいて体系化された知識と方法を学ぶこと。大人になった今だからこそ、その「体系化」された「知識の地図」を理解できることも。「心理学」とは心を理解するための地図のひとつそんな学問の中でも、人間関係や心が出発点となるお悩みを抱えているママにおすすめなのが「心理学」です。心理学とは、ズバリ、文字通り「心」の「理(ことわり/物事の筋道)」の学問。曖昧ではっきりしない人の心を、長い間多くの研究によって科学的に分析し、心と行動・身体のメカニズムを体系化したもの。心を理解するための地図のひとつとなります。何を考えているのかいまいちよくわからない乳幼児期の子どもを育てているママならば、乳児期の心理的発達を学ぶことで、「なるほど、この行動には、こんな能力を育てようとする目的があったのね」と理解が深まるでしょう。子どもの教育に興味があるのであれば、学習支援の心理学を学ぶことで、学習意欲を育てる手助けになるでしょう。子育てだけでなく、働き盛りのパパのことを支えたかったり、年齢を重ねていく親の心を知りたかったら、心理学で新たな視点を学ぶことで、相手がどんな状態にあるのかのヒントをつかむことができるでしょう。また、自分の仕事や、職場で起きる問題のアレコレ、さらに、自分の人間関係の悩みについても心理学がきっと活かされることでしょう。入り乱れた路地をただ闇雲に歩くよりも、その道の専門家が作った地図を片手に歩いたほうが目的地には確実にたどり着けると思いませんか?心理学を学ぶなら、何歳になっても自由に学べる「開かれた大学」で!その地図のありかのひとつが「放送大学」です。放送大学は、学びたい人が「いつでもどこでも」学べる「開かれた大学」です。何歳になっても、どんなライフステージの人でも、学びたい気持ちがあれば入学できて、その上、何度でも再入学できます。授業の科目を調べてみると「乳幼児の発達心理学」「子どもの発達に与える電子メディアの影響」「科学的思考力を育てる」など子どもに関するものだけでなく、「人格心理学」「偏見の心理」「自分を知り、自分を変える」など自分自身に役立ちそうなものまで、興味をそそられる内容がたくさんあります。 どんな授業があるの? 授業科目例を見てみる 学習方法は大学の名前の通り「放送授業」がメインです。テレビで放送大学のチャンネルがあるのをご存知の方も多いと思いますが、テレビ以外にラジオやインターネットで学ぶ方法もあります。もちろん、オンタイムにテレビ視聴できればそれでいいですし、録画しておけば、好きな時間に学習することも可能。学生専用サイトにアクセスすれば、ほとんどのテレビ科目とすべてのラジオ科目をネット配信しているから、パソコンやスマホ、タブレットとネット環境があれば、学ぶ場所も時間も選びません。自宅で勉強するだけなのが不安ならば、キャンパスで学ぶ方法もあります。放送大学のキャンパスは「全都道府県に設置」された学習センターやサテライトスペース。見逃した授業をCDやDVDで視聴できます。さらに、放送大学の隠れた人気&楽しみのひとつは、スクーリング。全国50カ所の学習センターと7カ所のサテライトスペースで、年間3,000以上のクラスが開講されているので、実際の教室で、同じ授業を受ける仲間たちと一緒に学ぶこともできるのです。また気になる授業料も1科目11,000円から学べます。好きな科目だけ選択する場合は、その科目の授業料だけを納入すればいいので、無駄がありません。※別途入学金が必要となります。金額は、学生の種類によって異なりますが7,000~24,000円です学び始めて面白いと思ってさらに本格的に学びたい気持ちが高まったら、資格も取れます。専門家への第一歩となる「認定心理士」。この「認定心理士」の資格、実は放送大学では、これまでに、7,900人以上もの人が資格取得要件を満たしています。そして、さらに臨床心理学の知識や技術を用いて、心理的な問題を取り扱う専門家「臨床心理士」、放送大学大学院修了生の合格率は、2016年度73.5%です!※臨床心理士の資格を取得するには大学院修士全科終了と1年以上の実務経験が必要となります最後に。私自身、子育てをしながら仕事をしているママとして、声を大にして、全国のママに伝えたいのは、放送大学の講師の方々は、本当に、本当に、一流だということ。現役のときには到底、入れる学力がなかった(涙)私にとっての、あの憧れの大学、大学院で教鞭をとったこともあるキャリアのある先生方が教員紹介のリストに、ずらずらと並んでいるのです。本屋や図書館で読んだ、あの有名な専門家の先生が教員紹介のリストに、いっぱいいるのです。そんな一流の先生を独り占めにするかのような贅沢な環境で学ぶこともできるのが放送大学の魅力のひとつです。これでも受講を迷うようならば、一回、気になる授業をテレビで見てください。45分の授業を見終えた後、きっと、少しだけでも、自分が成長したのを感じられるはずです。 まずは1科目から! はじめてみませんか?心理学 PR:放送大学
2018年02月06日現在の勤務先に不満があったり「もっといい職場があるに違いない」と期待したり……、あるいは、職場の人間関係が原因だったりと、いわゆる“諸事情”で転職をする人も珍しくありません。しかし、単身ならばまだしも「結婚をしている身で転職!」となると、次の勤務先が決まっていない場合には、家族に大きな不安も……。転職に失敗してしまったとしても、家賃やローンなどの住まいにまつわる支払いは止まりませんから「夫婦で真っ青……!」な事態にならないとは言い切れません。いざそうなってしまったときに慌てないためにも、今回は、そんなときのために知っておきたい“お金”にまつわるお話を2つご紹介します。ハローワークでもらえる“失業給付金”これまで雇用保険に加入していた人が「失業状態」と呼ばれる状態になった場合には、失業給付金が受給できます。ただし、ここで言う“失業状態”とは「働こう」という意思が本人にあり、積極的な転職活動を行なっていながら、なかなか勤務先が決まらない状態を指します。また、失業給付金を受給するためには過去の2年間に雇用保険に通算1年(12ヶ月)以上加入していることも条件です。ざっくり言うと以上のような制度ですが、厳密には受給を受けられる条件はいろいろとありますので、給付金を受けたい人は、まずはハローワークの窓口に問い合わせると安心です。ちなみに、晴れて給付金の受給が決まっても、離職前の給料と同じ額を満額もらえるわけではありません。おおむねの目安としては、離職前の給料の5~8割程度になることが多いようです。ローンで不動産を購入している方は、万が一の失業給付金で賄える範囲の支払額なのかも、転職前に今一度確認しておくほうが賢明です。にっちもさっちもいかなくなった場合には…生活保護もあるけれど「働こうとしても働けない」「どうしても転職がうまくいかず、貯蓄も底をついてしまった……」となってしまったときには「そうだ、生活保護の相談をしてみよう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「住宅ローンの返済ができないから」という理由では、生活保護費は受け取れないのが原則です。ローンを抱えている方が受給相談に行くと、まずはローンを支払っている不動産の売却を勧められるパターンが多く「失業してローンが払えないから、生活保護を受給したい」という要望は、基本的には認められません。生活保護費は、ローンの返済をするためのお金ではないと考えられています。ただし、生活保護の受給決定には、個人の事情も考慮されますので「明日の食費もままならない……」というところまでにっちもさっちもいかなくなってしまった場合には、住んでいる地域の市役所(区役所)や福祉事務所に相談に行くのをおすすめします。「転職活動がうまくいかない!」となっても、公的な支援サービスでローンを賄うのは厳しいと考えておくほうが賢明です。賃貸住宅に住んでいる場合には、より安い家賃の家に引っ越すことができますが、不動産をローンで購入している場合には、予想外に転職が困難となり、窮地に立たされる家族も珍しくありません。「不動産ローンがあるのに、失業してしまった……」というときには、借入をしている金融機関にも、念のため、相談をしてみるといいでしょう。安心して今の家に住み続けるためには、計画的な転職をする必要があることは、言うまでもないお話です。いざ転職活動を始めてから、想定外にうまくいかなくなったとしても、公的な支援で頼れるものは限られている実態は、知っておいて損はないのではないでしょうか。
2018年01月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場で涙が止まらなくなってしまうことが悩みです」という、みーさん(25歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■みーさんのお悩み社会人3年目になりますが、毎日怒られてばかりで辛いです。そして、職場で涙が溢れてきて止まらなくなってしまうことが悩みです。私のミスだけではなく、理不尽な理由で怒られることもあります。ミスをしたときは悔し涙、理不尽に怒られたときは「言い返したいけど先輩にそんなこと言えない」という、もどかしい涙です。目つきや態度が怖い女性上司への怯えからも、涙が出ることがあります。 私はもともと人前で泣くタイプではなく、厳しかった前の部署でも泣いたことはありませんでした。しかし今は心が弱っているのか、すぐに泣いてしまいます。色々と泣かない工夫もしていますが、今はもう効果なしです。「怒りたくて怒ってる人はいない」「あなたのことを思って怒ってる」「成長を期待してるから怒ってる」といった言葉は聞き飽きました。仕事を頑張りたい気持ちはあるんです。こんな私が前に進める方法はないでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりみーさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。どうやら最近、お仕事であまりうまくいかないことが多いのですね。本当につらいのであれば、その職場を辞めてもいいのです。辞めるのは、逃げることではありません。しんどくなりすぎて自分を見失い、「辞める」という選択肢すら浮かばなくなるのは、もっと危険です。みーさんが「やってみたい」「好きだな」と思える仕事に出会えるまで探し続けてもいいのです。その選択肢も考えた上で、みーさんが「もうちょっと今の職場で頑張ってみたい」と思うならば、2つ、覚えておいてほしいことがあります。1つ目は「理不尽な目に遭っているみーさんには、何も問題がない」ということです。物事がうまくいっていないと、つい「自分に何か原因があるのではないか」と問題の原因探しを始めてしまいますが、それは全くの無駄です。仕事に対する能力が足りないならば、身に付ければいいだけ。知らないことがあるならば、学べばいいだけ。そこは問題ではないのです。もし、知らないことを馬鹿にされたり、できないことをやって失敗し、責められたりするのであれば、それはみーさんの責任ではありません。馬鹿にした相手にも、仕事を任せた上司の側に問題がある。仕事でうまくいかないこと、失敗して落ち込むようなことがあっても、上司や配属した人事の問題と考えて、みーさんは淡々と仕事をすればいいのです。みーさんは、何も悪くないのです。2つ目は、みーさんはもう既にとても素晴らしい人だ、ということです。みーさんは自分のことを「足りない」「まだまだ」と思っていませんか? 今よりももっともっと努力して、会社に貢献できるようになろうと頑張っていませんか?もう、そんな必要はないのです。既にみーさんは、貢献できる人になっています。努力したり、頑張ったりするのは悪いことではありませんが、それを誰かに認めてもらう必要はないのです。それよりも、まずはみーさん自身が自分のことを認めてあげてください。みーさんが、心の中で「まだ足りない」「もっとがんばれ」「もっとできるようになれ」「もっとちゃんと仕事しろ」と自分に言えば言うほど、上司や先輩の言葉がどんどん心に突き刺さってきます。では、この状況を乗り越えるためにどうすればいいのか。実はとっておきの方法があります。知りたいですか?それは「何もしなくてもいい」です。みーさんはこれ以上、何もしなくてもいいのです。その時々の状況下で、「みーさんができること」だけをやっていればいいのです。また理不尽に怒られることもあるかもしれません。それでも頑張りすぎることなく、時には定時に帰り、ちゃんと有給も使いましょう。どうやら、自分らしく人生を生きている人や、好きなこと・やりたいことをして生きている人は、そうした理不尽な目に遭ってしまうことも多いようです。しかし、そうした「なぜだかわからないけど、理不尽な目に遭ってしまう人」たちも今回のような気づきを得ると、その後の人生をめちゃくちゃ楽しんで生きています。みーさんも、今後の自分にぜひ期待してみてください。間違いなく素敵な未来が待っています。そう思ったらら、みーさんは明日から何をしてみたいですか? その「したいこと」に、ぜひ取り組んでみましょう。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月09日年末年始は帰省やイベントなども多く、人付き合いに疲れたり、気持ちをへこませる出来事も増える時期。「大切なのは心の持ち方」と話すのは、人間関係のスペシャリストである人気心理カウンセラーの根本裕幸先生。 「人間関係でぐったり疲れてしまうのは、『期待に応えたい、よく思われたい』という気持ちが強すぎるのが原因です。久しぶりに会う人の前だから、なおさらそう思うのでしょう。じつは、その『他人によく思われたい』という気持ちが、あなたを苦しめているのです。そうした悩みを持つ人たちに、私はまず“他人軸でものを考えること”をやめるようアドバイスしています」(根本先生) “他人軸”とは、他人の価値観や考え方を、自分の思考や行動の基準にしてしまうこと。SNSの普及などもあり、つい自分と他人の暮らしぶりを比較したり、他人の評価を過剰に気にする人が増えている。 「本来、価値観は人それぞれです。自分とまったく同じ考え方の人は存在しません。相手に合わせようとするから苦しくなる。他人の評価を気にしてしまう自分から、いかに脱するか。これがポイントなのです」(根元先生) そう語る根本先生が、この時期に多い「人間関係のお悩み」に答えてくれた。 【お悩み1】「義母はいつも「手伝いはしなくていい」と言っているのに、夫には「嫁が何もしてくれない」とグチっている様子。でも、いざ手伝うと、それはそれで邪魔そうにされて……」 【お答え】「面倒くさいですね。でも、義母に自分の気持ちをわかってもらうのは、ハナから無理だと心得て。思いをぶつけても、むなしい論争になるだけです。『海外出張に来た!まさに異文化に触れている!』とでも思いながら接しましょう!」(根本先生・以下同) 【お悩み2】「兄嫁はとても気が利くタイプ。夫の実家でのお手伝いなど、何でも先を越されてしまうので、われながらふがいなくて……」 【お答え】「その手の人と張り合っても、出し抜くことは絶対に無理。だったら、金魚のフンのように張り付いて『彼女が動いたら自分も動く!』ようにしてみては。少なくとも『気が利かない』とは思われなくなるはず。いっそのこと兄嫁を『師匠』とあがめれば、2人の仲もスムーズに!」 【お悩み3】「旧友との女子会でも親戚の集まりでも、子どもの学校や就職先を比較されます。うちの子はイマイチなので肩身が狭いんです……」 【お答え】「肩身が狭く感じるのは自分が否定されているように感じるから。こだわっているのは実はあなたのほう。『自分たちが幸せであればよい』と考えて。いっそ『うちの子、私に似て出来が悪いの!』などと自虐的な笑いにし、それ以上言えない雰囲気を作りましょう!」 人間関係の悩みに対処するには、日ごろから、他人軸でなく「私は私」という自己軸でものを考える習慣をつけること、という根本先生。 「自己充足――つまり、趣味でも仕事でも何でもいいので、自分が夢中になれるものを見つけて自分を満たしてあげましょう。そして人間関係で困ったら『私は私』とつぶやいて、自分の心に素直に従いましょう!」(根本先生)
2017年12月30日年末年始は、義父母や親類縁者、あるいは旧友など、ふだん会わない人と顔を合わせる機会が増え、人間関係で疲れてしまいがち。考えるだけでも気が重い……という人も多いだろう。 「人間関係でぐったり疲れてしまうのは、『期待に応えたい、よく思われたい』という気持ちが強すぎるのが原因です。久しぶりに会う人の前だから、なおさらそう思うのでしょう」 こう語るのは、人間関係のスペシャリストである心理カウンセラー・根本裕幸先生。 「じつは、その『他人によく思われたい』という気持ちが、あなたを苦しめているのです。そうした悩みを持つ人たちに、私はまず“他人軸でものを考えること”をやめるようアドバイスしています」 “他人軸”とは、他人の価値観や考え方を、自分の思考や行動の基準にしてしまうこと。SNSの普及などもあり、つい自分と他人の暮らしぶりを比較したり、他人の評価を過剰に気にする人が増えている。 「本来、価値観は人それぞれです。自分とまったく同じ考え方の人は存在しません。相手に合わせようとするから苦しくなる。他人の評価を気にしてしまう自分から、いかに脱するか。これがポイントなのです」(根元先生) この時期、特に多いのは、義父母との人間関係の悩み。帰省した夫の実家で、「いい嫁を演じて、相手によく思われなければ」と張り切りすぎると、“他人軸”のわなにはまってしまう。また、気むずかしい性格の相手との付き合いに疲弊してしまったりもする。 たとえば、こんなケース。 「ふだんはさほどでもないのに、いきなり不機嫌になったり叱ってきたりする義母。“地雷”がどこにあるのかわからず、いつもビクビクしてしまいます……」 先生の答えはこうだ。 「相手の考えなどわからないのだから、“地雷”なんか踏んでもいい、という気持ちで接したほうがいいのです。踏んでしまったら、『ごめんなさい』『そんなつもりじゃなかったんです』と明るく謝ればいいだけのこと。そのうち、『この嫁は何もわかってくれない』と諦めてもらえれば、むしろ大成功ではないですか!」(根本先生) 相手の顔色をうかがってビクビクしない――。そのためには“他人軸”ではなく“自分軸”で生きることが大切だと根本先生。 「自分の心を犠牲にせず、自分の声に従って生きる、それが自分軸で生きるということです。人間関係に敏感な人は、これはできていない場合が多い。“自己肯定感”、つまり、ありのままの自分を認める力が弱いのです。だから、何か言われると心が折れてします」(根本先生) この時期、ありがちなのが、親戚の集まりなどで放たれる「去年より太った?」「お宅は一人っ子でかわいそうだね」などという無神経な一言(!)。 「自分軸で生きていて、自己肯定感が強い人は、『また、おじさん(おばさん)が何か言っているわ……』程度に聞き流せます。でも、他人軸で生きている人は、まるで自分を否定されている気分になり、傷ついてしまう。大切なのは、今の自分に自信を持つこと。そうすれば、そんなセリフを気にする必要はありません」(根本先生) この年末年始は「私は私」マインドで、人付き合いの疲れとオサラバしよう!
2017年12月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「天然キャラと言われ仕事にも影響、どうしたらいい?」という、アンテプリコさん(49歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■アンテプリコさんのお悩み私は子どもが手を離れた2年前から働き始めている派遣社員です。短期の仕事から始めて、去年からフルタイムで働くようになりました。頑張っていますが、緊張と焦りで空回りする毎日。同期の派遣社員から、仕事ができないレッテルを貼られ、口も聞いてもらえないこともありました。その上、ちょっとずれた事を言ってしまうのか、周りから「天然」と言われます。真面目にやっていても、どうしても本来のキャラクターが隠せず、周りから馬鹿にされている気がします。 ママ友ならばそれも個性、といえますが、周りは子どものいない既婚者や独身者でずっと働いているひとばかり。天然のんびりのほほんキャラが、直せない、隠せないためか、受け入れられていない気がします。仕事も、何度教えられても間違える、気をつけても間違える、そして遅い…。生真面目なところがありマニュアルがある仕事は、きっちりこなせるのですが臨機応変な対応が苦手。 事務に向いてないのか、ただ頭が悪いのか…、と思うこともあります。 自分の人生を生きることのひとつとして、社会に出て働きたい。でも、何かが上手く回りません。主人は、子どもっぽさがある、そんな私をかわいいと言ってくれますが、社会人として「ほんわか、ゆったり、のんびり、癒される~、天然だよね」というキャラをどう活かしたらいいのかがわかりません。 社会に出て働きたいんです。主人も家計を助けるためにも働くことを希望しています。 アドバイスをお願いします。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんより「ほんわか、ゆったり、のんびり、癒される~、天然だよね」と言われるアンテプリコさん、ご相談ありがとうございます。さて、アンテプリコさんは、ちょっとズレたことを言っても「子どもっぽくてかわいい」とご主人にも愛されていらっしゃる。ご自分でも「天然・のんびり・のほほんキャラ」ということを承知していらっしゃる。これは、とても素晴らしいことですね。まずは、あなたのその良さを丸ごと受け入れてみてください。あなたのおっしゃる「本来のキャラクター」こそが、アンテプリコさんの個性なのです。ありのままのあなたなのです。それを認めていきましょう。でも、馬鹿にされている気がする…、受け入れられていない気がする…のですね。そう!「気がする」というところがポイントです。誰もそんなことは言っていないのですから。あなたがそのキャラクターをダメだと思っているから、そう思われている「気がする」という心の仕組みです。だから、あなたがご自分のことを、「天然・のんびり・のほほんキャラ」だから愛される存在であって、「私はこのままでOKなの!」と自分を受け入れることで、目の前の景色が変わるのを体験してみてくださいね。ところでアンテプリコさんにとって「社会人」とは何でしょうか。「家庭から出て働く人」が社会人ですか? 専業主婦は社会人ではないのですか? 社会人とは、「社会の一員としての人」という意味があります。ということは、お子さんを無事育てあげたことも、夫を支えて家事をしてきたことも、立派な社会人としての努めを果たしてきたということになりませんか。だとすれば、あなたの個性を活かせる場所で心豊かに過ごすことが、社会人として価値のあることであり、しあわせなことだと言えるのではないでしょうか。専業主婦であろうが、派遣社員であろうが、正社員であろうが、アンテプリコさんは、尊くて価値ある社会の一員なのです。ということは、向いていないと思われる仕事に就いて、自己嫌悪に陥り自分を責めていく毎日は、あなたらしさが発揮されないどころか、どんどん何かがうまく回らなくなってしまい、あなたが元々持っている魅力もパワーも減少してしまうのではないでしょうか。加えて、ご主人の希望だから家の外で働いて収入を得なければ、という理由で仕事に就こうとするのではなく、ほんとうに自分は家の外で働いて収入を得たいのか、自分がしたい仕事は何なのかを考えてみてほしいのです。なぜなら、自分の人生は、自分の選択で築いていくことができるからです。その選択に責任を持つのが、社会人としての努めでもあるからです。アンテプリコさん、もっと自分の心の声や身体の声を聴いてみてください。そして、その声に寄り添ったり、応えたりしてみてください。そのことが自分を大事にすることであり、この小さな積み重ねが、自分の人生の舵を、自分でとっていくことになるでしょう。「ほんわか、ゆったり、のんびり、癒される~、天然だよね」というあなたの良さが、さらに輝き、心豊かに過ごされることを願っています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年12月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の気持ちを飲み込んでしまう」という、ももさん(22歳・接客業)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■ももさんのお悩み私は、自分の気持ちを友達にすら言えません。嫌な事は嫌、悲しい事は悲しい、と言えません。家族に対しては、悲しいとか傷ついたなどを言えない変わりに、反抗ばかりして暴言・暴力で表してきました。今は、自分の考えが正しいのか間違っているのか、自分はどうしたいのか、どうされたいのか、すらわからなくなってました。例えば友達に約束をドタキャンされると、悲しいし腹がたつのですが、そんな事で怒ってしまう自分がいけないのではないか? 普通の人はもっと心が広いのではないか? と思うと、自分の感情が表現できません。また「理解されたい、愛されたい、認めて欲しい」という欲求が強く、恋愛でも人を信じることができません。わがままを言って相手がどこまで受け入れてくれるかを試してしまいます。仕事でも気分に波があり、誤解されやすいです。そして、何かあると周りは私の事を“ダメ人間”だと思ってるのではないかと、不安になり泣いてしまいます。歳を重ねれば重なるほど人間関係がうまくいかなくなります。なぜ私は生きているのか、こんな人生がずっと続くのかと思うと生きる気力がなく、希望なく、もう死にたいとすら思わなくて、無になって何もしたくなくなります。このままではダメだと。何かを変えなければと思いますが私はどうしたら良いのでしょうか?■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりももさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。「もう死にたいとすら思わなくて、無になって何もしたくなくなります」という部分を読んで、私も昔「死にたい」より「消えたい」と思っていたなぁということを思い出しました。さてさて。結論から言わせてもらうと、ももさん自身を変えなきゃいけないところは何一つありませんが、少し練習が必要かもしれません。「ご自分を大事にする」練習です。「自分を大事にする」というのは、どんな自分でもOKしてあげること。自分のどんな感情や考えも、OKと受け入れてあげることだと私は思っています。お友達やご家族に、悲しい気持ちや傷付いた気持ちを伝えられないのは、ももさんがその気持ちを“ダメなこと”と思っているからではないですか?感情に正しいも正しくないも、ないのです。今この自分は悲しい。今この自分は腹が立っている。以上、まる。だけなのです。それは唯一無二の自分自身が感じた気持ち。他の人と比べるものでもないのです。最初のうちは、人に伝えられなくてもいいです。だけど、悲しさや怒りを感じたら、「そうだよね、悲しいよね」「そうだよね、腹が立つよね」と、自分の気持ちを丸ごと受け入れてみてください。ノートに書いてみるのもオススメです。「理解されたい、愛されたい、認めて欲しい。という欲求が強い」とのことですが、これも同じです。自分が自分の気持ちを否定しているから、自分が自分に「理解してほしい、愛して欲しい、認めて欲しい」と訴えているのです。まずは、自分自身の気持ちを分かってあげて受け入れてあげる。そこから始めてみてください。そして、今まで通り否定してしまっても、そんな自分も受け入れてあげてください。ずっとやってきた習慣を変えることはなかなか手強いものです。すぐにできるようにならなくても、自分を責めないであげてくださいね。大事な宝石を毎日磨くような感じで、少しづつ自分の感情を受け入れる練習を続けてみてください。自分で自分の感情を受け入れられるようになったら、人にも言ってみる練習に入りましょう。大丈夫ですよ。私もももさんと同じような状況から、少しづつ練習し続けて、生きるのが楽しいと思えるようになりましたから。ももさんを、心から応援しています! ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年11月09日夫婦の危機
セレブ婚で変わってしまった親友
義父母がシンドイんです!