2021年4月29日、俳優の河野洋一郎さんが肝硬変で亡くなっていたことが分かりました。60歳でした。河野さんが所属する劇団『南河内万歳一座』の公式ウェブサイトはこのように報告。どうしようもない無念です。河野洋一郎君が、先週の土曜日に亡くなられました。昨年の12月、肝臓を患い一週間の加療と検査を行ったと本人から連絡がありました。その後、治療と静養に専念しておりましたが、先週の土曜日、4月24日に肝硬変で救急搬送先の病院で、その日のうちに亡くなられたそうです。御家族の話しでは、苦しむことなく、安らかな最後であったそうです。葬儀は、新型ウィルスの状況下でもあり、すでに御家族で済まされております。南河内万歳一座ーより引用【南河内万歳一座】 スクリーンショット河野さんは舞台で活躍するほか、NHK連続テレビ小説『すずらん』や大河ドラマ『武蔵MUSASHI』をはじめ、テレビドラマ『半沢直樹』(TBS系)、『HERO』(フジテレビ系)などの作品にも出演していました。ファンからは「ジローさん」の愛称で親しまれた、河野さん。突然の訃報に、ネット上では悲しみの声が相次いでいます。・そんな…早すぎる。優しくてかっこいいジローさんが大好きでした。・僕の大好きな役者さんでした。どうか安らかに。・ショックです。舞台上の、クールでひょうひょうとしたジローさんをもっと見たかった。舞台やテレビドラマなどで活躍した河野さん。心からご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年04月29日一日の始まりを彩ってくれる“朝ドラ”ことNHK朝の連続テレビ小説。これまで数々のスターを輩出し、まさに人気俳優の登竜門となっている。最近行われた会見やイベントにも、朝ドラ出身俳優たちがズラリ。朝ドラといえば優等生が多いイメージだけど、出演後の役者人生は人それぞれ。そこで、歴代朝ドラ俳優たちの現在をリサーチしてみましたーー!【 広瀬すず(22)】’19年度前期放送『なつぞら』奥原なつ役国民的美少女として引っ張りだこの10代を過ごし、記念すべき朝ドラ100作目でヒロインに選ばれた広瀬。それ以降はドラマでコメディやラップなどにも挑戦し、さまざまなジャンルで活躍中。最近、ストレートだったボブにパーマをあてて、グッと大人の雰囲気に。【 のん(27)】’13年度前期放送『あまちゃん』天野アキ役“あまちゃん旋風”を巻き起こしたのは、まだ19歳のころ。通常、朝ドラ出演後は数々のドラマや映画に出演を重ねていくが、当時の所属事務所との衝突もあり、『あまちゃん』以降の2年間、彼女の出演作は映画2本と20分ドラマ1本のみ。【 倉科カナ(33)】’09年度後期放送『ウェルかめ』浜本波美役グラビアアイドルから朝ドラヒロインに大抜擢。応募者1,775人のなかから選ばれたという。交際報道のあった竹野内豊とは破局したようだが、仕事は好調の様子。昨年役づくりのため髪の毛を40cm以上カットし、大胆イメチェンも♪そうした苦難を乗り越え現在は少しずつ活躍の場を広げている。昨年公開された映画『私をくいとめて』では、“あまちゃんコンビ”の橋本愛と共演し話題に。【 向井理(39)】’10年度前期放送『ゲゲゲの女房』村井茂役/’16年度前期放送『とと姉ちゃん』小橋鉄郎役『ゲゲゲの女房』で大ブレーク後も出演作は途切れることなく、朝ドラも2度出演。’14年には国仲涼子と結婚し、現在は2児の父に。大河ドラマ『麒麟がくる』での哀愁漂う足利義輝役でも注目を集めた。今年は芸能界デビュー15年の節目。【 松坂桃李(32)】’12年度前期放送『梅ちゃん先生』安岡信郎役/’17年度後期放送『わろてんか』北村藤吉役どちらの作品もヒロインの夫役として出演。“真面目な好青年”といったイメージから脱却するためか、その後は男娼や新聞記者など難役にも挑み続け、キャリアを築いている。昨年は戸田恵梨香との電撃婚で世間を驚かせた。【 東出昌大(33)】’13年度前期放送『あまちゃん』大向大吉役/’13年度後期放送『ごちそうさん』西門悠太郎役杏との交際のきっかけは『ごちそうさん』での共演だった。’15年に結婚し順風満帆かと思いきや、’20年に唐田えりかとの3年におよぶ不倫が発覚し、離婚。映画には出演しているものの、ドラマ、CMはいまもゼロ。不倫の代償は大きかった。【 成田凌(27)】’17年度後期放送『わろてんか』北村隼也役/’20年度後期放送『おちょやん』天海一平役ヒロインの葵わかなと松坂桃李の息子役を好演。松坂と結婚した戸田恵梨香との熱愛報道があったのはちょうどこのころ。実はデビュー前に美容師免許を取得しているそう。いまではすっかり人気俳優だが、美容師姿もぜひ見てみたい!【 山崎育三郎(35)】’20年度前期放送『エール』佐藤久志役/【古川雄大(33)】’20年度前期放送『エール』御手洗清太郎役ミュージカル界のプリンスである山崎が朝ドラで演じた役はこれまたプリンスと呼ばれた歌手役。その後も、ドラマに舞台に大忙し。いっぽう、舞台を中心に活動してきた古川は個性的な役柄を演じ、演技力の高さを見せつけた。話題作に続々出演。「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月23日現在放送中の連続テレビ小説「おちょやん」が、昨日4月14日(水)に撮影終了したことが明らかに。ヒロイン千代を演じきった杉咲花は「いまの自分にできることは精いっぱいやりきれたのではないかと思うと、感無量です」といまの思いを語った。連続テレビ小説第103作となる今作は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。およそ1年にわたり行われた今作の撮影。杉咲さんは「出演者のみなさん、スタッフのみなさんがこの作品を愛して、自分の仕事に誇りを持っていて、その姿がひとりひとりみんな輝いていて、本当にすてきな現場でした」と語り、「悔しい思いになったこともたくさんありましたが、それ以上に現場が楽しくて、おちょやんという作品が大好きで、一生この現場で演じていたいと思うほど毎日が幸せでした」とふり返る。そして「本当に、毎日現場に行くのが楽しみだったので終わってしまうのはとてもさみしいですが、いま、千代という役に対してやり残したことはないと感じています」とやり切ったとコメントしている。11月30日より放送がスタートした本作。放送は5月15日(土)まで続き、5月17日(月)からは清原果耶がヒロインを務める第104作「おかえりモネ」の放送が始まる。連続テレビ小説「おちょやん」は月-土8時~NHK総合、7時30分~BS4K・BSプレミアムほかにて放送中。※土曜日は1週間をふり返り(cinemacafe.net)
2021年04月15日《僕は本日からひとり立ちし、俳優業を中心に、様々な挑戦をしていきたいと思っています。そんな新たな出発を応援して頂けたら嬉しく思います》Instagramにこうつづったのは、高杉真宙(24)。4月12日、所属事務所『スウィートパワー』を退所したと発表した高杉。11年間、所属していた同事務所に対して《まだまだ未熟な、僕の話しに耳を傾けてくださり、最後まで暖かく送り出してくださった》と感謝の気持ちを記している。「09年にデビューした高杉さんは、12年に初めて映画で主演を務めました。以降もドラマや映画、舞台などジャンルを問わず活躍。これからは新事務所を活動の拠点にするそうでですが、デビュー初期からのマネージャー・Aさんも関与するのではとの噂も浮上しています」(テレビ局関係者)“育ての親”ともいえるA氏は、高杉よりも先に『スウィートパワー』を退社していたという。「事務所では昨年にマネージャーが次々と退社する“お家騒動”が、一部で報じられました。Aさんが去ったことも、高杉さんが退所を考えた理由の一つだったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)■「これからは役者の道を極めたい」そんな高杉は退所の陰で、“大仕事”のオファーを断っていた。今年5月からスタートする清原果耶(19)ヒロインの連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)で、高杉は主要キャストに決まっていたという。「高杉さんは、自ら降板を申し出たそうです。スキャンダルや体調不良以外での自主降板は朝ドラ史上初で、ディレクターも唖然。NHK側としては演技派の彼にどうしてもお願いしたかったそうで、高杉さんも一度はOKを出したのですが……」(別のテレビ局関係者)朝ドラに出演すれば、さらなる飛躍にも期待できるはず。それでも彼が降板を願い出たのは、前述したA氏の影響が強いという。「Aさんはいわゆるメジャー作品よりも、ミニシアター系や舞台などアート志向の作品を好むタイプ。高杉さんが朝ドラを降板したのは、そんな彼の考え方に影響を受けているのかもしれません。高杉さんは退所を申し出る際、『アイドル的な役者と僕は違います。これからは役者の道を極めたい』と強く訴えたそうです」(前出・別のテレビ局関係者)18年6月、本誌に「どんな難役をいただいても、『やればできる』と思ってやっていく精神が必要だと思っています」と語っていた高杉。ひとり立ちも“やればできる!”の精神なのだろう。
2021年04月12日脚本・岡田惠和×演出・田村孝裕の新作舞台『パークビューライフ』が4月7日(水)に開幕する。それに先駆け公開ゲネプロと取材会が行われ、取材には出演者の風間俊介、倉科カナ、中川翔子、前田亜季が出席した。NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」などを手掛けてきた脚本家・岡田による書下ろしの本作は、孤独な人生を送っていた男性が、コロナ禍で職を失った幼馴染の女性3人と共同生活を送ることになる怒涛の会話劇。取材会で風間が「この物語は“今”を描いた物語です。人との接触や出会いが難しくなった今だからこそ、その大切さがしっかりと描かれていると思います。今を生きるみなさんに観ていただけたらなと思います」と話した通り、最初の舞台は2020年。去年だ。風間演じる成瀬洋が暮らすマンションに、倉科演じる玉枝、中川演じる香苗、前田演じる望の幼馴染3人組が忍び込んでくるところから物語はスタートする。4人のキャラクターは、「(成瀬は)あまり人と関わらずに生きてきた人物」(風間)、「(玉枝、香苗、望は)瀬戸内海の島育ちの幼馴染で、前田さん演じる望ちゃんは優等生で、中川さん演じる香苗は変な子、私(倉科)演じる玉枝は普通、という役柄です」(倉科)。そんな3人の小さい頃からずっと一緒だったことが一発でわかるような会話は、内容もテンポも滑らかで賑やか。成瀬が、彼女たちと鉢合わせし、一緒に暮らすことを提案するまでのやり取りは、3人の小気味よいやりとりと、人と接してこなかった成瀬のテンポが全然合わず、けれどそれが笑わせてくれる。そういった会話劇の面白さに加え響いたのは、岡田ならではのほのぼのとした温かさの中に滲む、今だからこその切実さだ。出会いの次に描かれるのは2021年の春で、まさに今となる。この1年、新しく人と出会っても、同じ時間を過ごしたり、仲を深めたり、そういうことがしにくかった。その感覚は多くの人が持っているものだろう。だからこそ、去年出会った彼らが一緒に暮らす選択をすること、その暮らしの中での様子、そして劇中で叫ばれる「一緒にいたい」という気持ちは、強烈なものとして感じられた。柔らかなストーリーの中で、噛めば噛むほど味が出るこの作品をぜひ堪能してほしい。上演時間は約1時間40分。公演は4月7日(水)から18日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、4月23日(金)・25日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、5月1日(土)・2日(日)愛知・ウィンクあいち 大ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月07日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「実は2021年になって赤いコートがはじめて新しくなって、気持ちが高まっています。11年この役をやってるんですけど、ずっと先輩のを着ていて。雄大もですけど、昨年朝ドラに出た効果で、ついに自分の赤いジャケットを作ってもらったんじゃないかな」と、2人ともNHK連続テレビ小説『エール』に出演していたことに絡めて明かした。古川も「とても気持ちがいいですね、朝ドラのおかげで作っていただいたので」とトークにのっかり笑いを誘う。2人がWキャストで主演を務めることになるが、古川は山崎に対して「関係は全く変わらず、優しい先輩、頼れる先輩という印象です。今回の稽古場でも、すごく助けていただきました。歌の面ですごく力になっていただきました」と感謝。「僕がわからないところをとにかく育三郎さんにたくさん聞いて、『こうやった方がいいよ』というアドバイスをたくさんいただいて、お芝居の面でも『自分はこう思う』と育三郎さんの意見を聞いたりとか、Wキャストとして高め合っていけたのかなって思います」と自信を表した。さらに古川は「3年ぶりの作品ですし、小池(修一郎)先生も『より良いものを』という演出をつけてくださって、変わった部分もありながら、僕自身もどうにか進化したいなという思いでいて。(山崎が)目の前で素晴らしいヴォルフガングを演じてくださってるので、何か盗めないかなと、とにかく学ぶという気持ちで挑みました」と心境を吐露。山崎は「雄大のヴォルフガングも3年前から本当に見違えるほど進化して。(自分は)24歳からこの役をやって35歳、再演ごとに自分の変化に気付かされるというか、こういうことできるようになったんだとか、逆に今まで何も思わなかったシーンでグッときたり、自分の変化を楽しんでやっています」と充実した様子を見せる。山崎は古川について「先輩扱いをしてくるんですけど、年齢は1歳しか変わらないんですよ。僕が長くやってるというだけで、同世代だと思ってるので、一緒に盛り上げていきたいな」と語る。3年前は山崎が古川について「ごはんにもあんまり来てくれない」とぼやいていたが、「今は何でも語ってくれるようになりましたね。役のこと、歌のことも含めて役作りとか音楽的なことも相談しながら。朝ドラでもずっと一緒、一番ずっといる相手」と表した。稽古場では2人で一緒にトレーニングをしているそうで、山崎は「2人とも、サイズが一回りくらい大きくなってるんですよ。それに合わせて衣装を新調してくださったというのもあります。雄大も、脱いだらものすごいムキムキですから」と紹介。古川は「(衣装で)あんまりわからないかもしれないですけど、体重で言うと5〜6kg増えたのかな」と驚かせ、山崎は「僕も4〜5kgくらい増えました。30代半ばになってきたので、筋肉の支えがないと。ケガをしないためというのが一番大きい目的ですね」と目的を説明する。2人での稽古の合間のトークについても、古川は「筋肉トーク、もっぱら筋トレの話ですね。どうやったらここ(腕)に筋肉がつくんだろうとか、どういうプロテインを飲んでるとか、いろいろ筋肉の話をさせていただきました。あとはくだらないこと。互いに笑いのセンスが似てるところがあるので『これ面白いよね』みたいな他愛もない話から真面目な話まで」と明かした。東京公演は帝国劇場にて4月8日〜5月6日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて5月14日〜17日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月25日〜6月7日。
2021年04月07日「今の私があるのは橋田先生のおかげです。舞台もドラマもやらせてもらいました。ずいぶん喧嘩もしたし、泣いたこともあったけれど、橋田さんとご主人には本当の娘のようにかわいがっていただきました」こうコメントしたのは泉ピン子(73)だ。4月5日、公私共に交流のあった橋田壽賀子さん(享年95)が熱海市内の自宅で死去。冒頭のコメントは橋田さんを追悼するものだ。さらにピン子は「思い出のドレスを着せて、私がお化粧をしてあげて、旅立ちました」とも明かしている。’78年のドラマ『夫婦』(NHK総合)で出会い、43年来の仲だった2人。以降’83年の連続テレビ小説『おしん』(NHK総合)や’90年にスタートした『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)など、名作ドラマでタッグを組んできた。「橋田さんの脚本はセリフが長いため、ピン子さんは四苦八苦することもあったそうです。また橋田さんは簡単には褒めません。そのため、緊張が続いたピン子さんは激痩せしたこともあったといいます。しかし’13年に公開された『おしん』の映画版で加賀屋の大奥様役を演じた際、『温かい演技だった』と橋田さんは絶賛。そのことを、ピン子さんはとても喜んでいました」(映画関係者)プライベートでも縁を深め、一緒に何十カ国も旅してきたという2人。そうするうちに、あるターニングポイントがピン子に訪れたようだ。「もともとブランド好きだったピン子さんはサハラ砂漠に行ったり北極でシロクマを見たりと、普段とは違う環境に身を置くことに。そうして『もっと軽やかに生きよう』と考えるようになったそうです。橋田さんの大らかな性格の影響もあったそうで、『先生と出会ったことで人間が変わった』とも話していました」(スポーツ紙記者)ピン子は、橋田さんの影響で熱海へ移住もしている。そんな彼女に、橋田さんも母のように愛を注いだという。「ピン子さんはたとえ監督であっても、ときにはぶつかることがあったそうです。しかし、橋田さんは『あの子のキャラクターだから』とあえて注意しなかったといいます。“彼女の個性を伸ばしてあげたい。それを演技に活かしてほしい”という気持ちだったのでしょう。橋田さんは“女優・泉ピン子”の演技が好きで、あてがきの台本を書くこともあったといいます」(テレビ局関係者)13年4月、本誌で「私にとって『おしん』は、30年前から特別なドラマでした。いまでも当時の撮影のことや、セリフや方言も覚えています」と語っていたピン子。染み付いた“橋田節”はこれからも、彼女の糧となるだろう。
2021年04月06日4月5日、脚本家の橋田壽賀子さんが亡くなったと発表された。95歳だった。各メディアによると急性リンパ腫治療のため、東京都内の病院に入院していた橋田さん。熱海市内の自宅に戻った後、4日に息を引き取ったという。橋田さんは、脚本担当した’83年の連続テレビ小説『おしん』(NHK総合)が最高視聴率62.9%という驚異的な数字を記録。さらに’90年にスタートした人気ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)は、20年にわたってお茶の間で愛される作品となった。15年には文化功労者に選ばれ、昨年には文化勲章を受章している。そんな橋田さんは生前、本誌にたびたび登場していた。’10年10月、『渡鬼』の新シリーズを控えていた橋田さんは当時85歳。「元気でいなきゃいけないから、毎週4日間泳いで、3日間トレーニングジムに通っています」と元気の秘訣を明かし、“まだまだ現役”と奮起していた。しかし、その4年後となる14年6月。ドラマ『なるようになるさ。』(TBS系)の視聴率不振から「絶筆するのでは」との情報が。そこで本誌が取材を申し込んだところ、橋田さんはこう明かした。「引退は、したいですよ。でも、させてもらえないでしょうね。シリーズものはやりたくない?はい、そうですね」そのいっぽうで「『やれ』と言われたら、やりますよ。『渡鬼』スペシャルも年内には仕上げなければなりません」ともコメント。絶筆願望を抱えながらも、“周囲の期待になんとか応えなければ……”という葛藤がうかがえた。さらに’15年7月には、終活を始めたとも明かしていた。’89年に夫と死別して以降、1人で過ごしてきた橋田さん。本を熱海市の図書館に、そして「山のようにあった」というメガネは発展途上国を送る団体に寄付。洋服やアクセサリーもリサイクルショップに持っていったといい、終活ノートをしたためているとも明かした。当時、橋田さんはこれまでの人生を回想し「本当に恵まれていたと思います」と感慨深げ。そして、こう続けていた。「日本がいちばんいい時代にテレビの仕事をさせていただいて、その時代、その時代に自分が書きたいと思ったものを存分に書かせていただきました」「私生活もそれはありがたい人生でした。『あれがあったらよかった』『あの人と結婚すればよかった』ということは皆無です」思う存分生き、この世を去った橋田さん。今は、安らかに眠っていることだろう。
2021年04月05日脚本家の橋田壽賀子(本名:岩崎壽賀子)さんが2021年4月4日、午前9時13分、急性リンパ腫により亡くなっていたことが分かった。享年95歳。1964年、TBS東芝日曜劇場「袋を渡せば」の脚本でデビューし、以来、今日まで55年以上にわたり、テレビドラマの脚本家として、数々の名作・ヒット作を生み出してきた橋田さん。中でも連続テレビ小説第31作「おしん」は、テレビドラマ史上最高視聴率を記録。また、石井ふく子プロデューサーと共に100作以上を描き上げた東芝日曜劇場で“ホームドラマ”のジャンルを確立し、「ただいま11人」、「つくし誰の子」、「おんなは一生懸命」など多くの連続ドラマを執筆。「渡る世間は鬼ばかり」は1990年のスタートから2011年までの20年に亘り、10シリーズ・511話という歴史に残る連続ドラマとなり、現在もスペシャルドラマとして「家族」の物語が続いている。テレビ文化全般に対する関心も高く、1993年、自身が設立した橋田文化財団による「橋田賞」を創設し、「日本人の心や人の触れ合いを取り上げ、放送文化に大きく貢献した番組や人物」を毎年表彰。また「新人脚本賞」を通じて、新たな才能の発掘にも取り組んできた。そんな一般財団法人橋田文化財団は、「今年2月下旬、都内の病院に入院し、治療に専念してまいりました。3月中旬、熱海市内の病院に転院。4月3日、熱海市内の自宅に戻り、翌4日、静かに息を引き取りました。ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますと共に謹んでご報告申し上げます」と発表。なお、故人の遺志により、お通夜・告別式は執り行わず、本日5日、荼毘に付された。お別れの会等についても遺志により行う予定はないとのこと。今回の訃報を受けて、石井プロデューサーは「橋田さんとは60年のお付き合いです。年中喧嘩したり、相談したり、家族のように付き合ってきました。一日電話しないと『どうしたの?』と心配されることもありました。思い出がありすぎて何も言えません。こんなに急だなんて悔しくて、なんと言っていいかわかりません。『あなた一人でどこに行ったのよ』という思いでいっぱいです」と思いを明かす。「おしん」ではおしんの母・ふじ役、「渡る世間は鬼ばかり」では次女・五月役で出演した泉ピン子は「昨日意識がなくなったとき、『ママ』って呼ぶ私の声が聞こえたのか、最後に目を見開いたんです。それが最後でした。クルーズ旅行に行くとき、お正月に着ていたお気に入りのドレスと、橋田文化財団を設立したときに作った松竹梅の思い出のドレスを着せて、私がお化粧をしてあげて、旅立ちました」とふり返り、「今の私があるのは橋田先生のおかげです。舞台もドラマもやらせてもらいました。ずいぶん喧嘩もしたし、泣いたこともあったけれど、橋田さんとご主人には本当の娘のようにかわいがっていただきました」とコメントしている。(cinemacafe.net)
2021年04月05日《高城さんとお別れするのはほんまに寂しい》3月25日、インスタグラムにこう綴ったのは井川遥(44)だ。現在放送されているNHK連続テレビ小説『おちょやん』で、杉咲花(23)演じる主人公・竹井千代が憧れるスター女優・高城百合子を演じた。この日の放送が最後の出演だったのか、《あのキャラゆえずっと迷いながら演じていたけど最後に日に千代を抱きしめて高城百合子になれた気がしたのでしたおおきに》と感謝の気持ちを綴っている。「井川さんの役柄は、千代に転機が訪れるたびに登場するキーパーソン。高城の『一生一回、自分が本当にやりたいことをやるべき』という言葉に後押しされ、千代は役者を目指します。最後は千代にプロポーズした助監督(若葉竜也)と夫婦仲になっており、視聴者を驚かせました。ですが『戦争に乗じて客に媚を売るような芝居をしたくない』と、当初から一貫した信念でソ連へ亡命。別れ際に千代を抱きしめる演技は、名シーンとして残るでしょう。杉咲さんも、『実際にものすごく寂しくなってしまった』と語っていたほどでした」(テレビ誌ライター)帽子やマント、ワンピースに至るまで黒で統一した、井川のミステリアスさは視聴者に強いインパクトを与えた。いっぽう撮影裏では、井川は共演者と親睦を深めていたという。「撮影現場では感染防止のため静寂厳守でしたが、和気あいあいとした雰囲気でした。井川さんは“ママ友”である篠原涼子さん(47)とも久しぶりに再会し、大喜びだったようです。井川さんと篠原さんは、『コロナが落ち着いたら飲みに行こう』と杉咲さんに声をかけているそうです」(ドラマ関係者)■「半沢直樹」でも存在感を発揮昨年7月に放送された、大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)にも出演した井川。半沢直樹(堺雅人)たちが常連客として通う小料理店の女将を好演し、ストーリーを盛り上げた。立て続けに話題作で存在感を放ち、“スター女優”として躍進しているようだ。「井川さんは長年のモデル経験もあり、とにかく所作が美しい。和装で登場した『半沢』では、振り返り方やお辞儀など統一感がありました。そういった品性は、“何者か判然としない”ミステリアスさを引き立てました。朝ドラの撮影にあたって井川さんは、『慎重になってしまうところが課題』と語っていました。ですが求められたことは、忠実にこなそうとする努力家。往年の女優が出演した作品やインタビューを研究し、仕草など何パターンも考えたといいます。15分という短い放送時間のなかで、大胆な中にも気高さが感じられる演技をしっかり見せてくれました。“CM女王”の印象が強かった井川さんですが、ここへきてCMギャラがさらにアップしたとも報じられています。女優業が評価されていることが、他方面にもいい影響を与えているようですね」(芸能関係者)モデルやCMに加え、女優としても力を見せつけた井川。今後も注目を集めそうだ。
2021年04月01日俳優の佐藤健と矢本悠馬が、1日から全国で放送される大林組の新CM「出会い」編に出演することが分かった。佐藤演じる大林組を擬人化したキャラクター「おおばや氏」と、矢本演じる「ぼく」との不思議な出会いを描いたCM。建物と会話ができる130歳の「おおばや氏」は、トレンチコートと眼鏡がチャームポイント。現代風でありながら、異世界から来たようなスタイリングに仕上がっている。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18年)以来、約3年ぶりの共演となった2人。顔を合わせるとすぐに笑顔であいさつし、近況報告を始める姿が。撮影では「自分がロケに出るとあまり天気が良くない」と空模様を心配していた矢本だが、この日は最後まで天候に恵まれ、安堵の表情。「健くんのスター性のおかげですかね(笑)」と話して現場を和ませた。佐藤と矢本が撮影の感想を語った。――共演の感想は。佐藤:久々です。何年ぶりですか?矢本:2、3年ぶりですかね。佐藤:以前、ドラマで共演させていただいたので、元々不安みたいなものはなかったんですけど、やっぱりすごくお芝居がしやすかったです。矢本:「おおばや氏」が元々持っている不思議さと、健くんが元々持っているミステリアスな、すごく人を引きつける魅力がマッチしていて、僕もめちゃくちゃやりやすかったですね。――お互いの印象は変わったか。佐藤:印象は変わらないですね。矢本:僕も変わらないですね。久々だったので、ちょっと緊張しましたけど、変わらずかっこいいなと思いましたし、「うわっ、むっちゃオーラある!」 と思いました。佐藤:矢本くんが演じた「ぼく」って、いわゆる“受け”の役、リアクションを取っていく役なので、その難しさみたいなものはすごくあると思いますし、そのリアクションによって、こっちの芝居も全然変わってきたりするんですよ。だから、矢本くんじゃなかったら、こんなに自分の表現がスムーズに出てこなかったなと思います。テンポ感とかもすごく大事で、気持ちのいいテンポで返してくれた時に、やっぱり矢本くんで良かったなと思いました。矢本:めっちゃ嬉しいです。健くんは普段クールで、なかなかこんなことを言ってくれないので、ちょっと照れますね(笑)。僕自身も、自分のリアクションは全部、健くんに引き出してもらったというか。おんぶに抱っこで、全部任せているという感じでした。――今回のキャラクターやストーリーについて。佐藤:たいへん面白い企画だなと思ったんですけど、自分が「おおばや氏」を演じるということを考えた時、130歳という設定とか、大林組さんという企業の擬人化、いわゆる普通の人間じゃないみたいな設定とかをどういう風に表現したらいいんだろうというのが、最初は分からなかったです。ただ、現場で監督がすごく細かく演出してくださいましたし、衣装とか髪型とか、こだわってデザインしてくださって。現場に入るまでは結構不安だったんですけど、撮影が始まってからは何となく自分でも、なるほど、こういうことかと徐々につかめてきまして、楽しく撮影できました。矢本:最初に絵コンテをもらった時に、率直に「すげー面白いな!」と思いました。「ぼく」が「おおばや氏」に出会って、彼の不思議な存在に引かれていくという、15秒、30秒の物語なんですけど、おのずと二人のキャラクターの背景が垣間見られるような短編映画のような感じでしたね。
2021年04月01日端正な顔立ちに、美しい黒髪のショートヘアが印象的な黒島結菜。’22年度前期の朝ドラヒロインが、ボーイッシュな空気を纏ったミックススタイルで登場!オーバーサイズを、シンプルかつ大胆に!ヌードベージュが春らしいボリュームジャケットに、同素材のジレとボディスーツをセット。そこに絶妙な色落ちのワイドデニムを合わせ、思い切りゆるっとしたルーズな着こなしが完成。気取らずデイリーに着る、カジュアルダウンしたジャケットスタイルが今の気分。ジャケット¥123,200ジレ¥55,000ボディスーツ¥33,000パンツ¥50,600サンダル¥59,400(以上エムエム6 メゾン マルジェラ/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ TEL:03・3408・8681)少年のような、スポーティなシャツスタイル。スタンドカラーや細かなタック、太めにデザインされた七分袖など、オリジナリティが光るシャツを主役に。フェミニンなテーパードパンツなどではなく、あえてスウェットパンツとハイカットスニーカーでボーイッシュに仕上げて、遊び心を覗かせたスタイリングに。シャツ¥62,700(クリスチャン ワイナンツ/ショールームリンクス TEL:03・3401・0842)パンツ¥77,000(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)スニーカーはスタイリスト私物ユニセックスに着こなすジャンプスーツ。メンズとして発表されているジャンプスーツだけれど、女性人気が殺到中!秋冬のイメージが強いグレンチェックを使用しつつも、さらっとした薄手のリネン100%で、着心地は春夏らしく軽やか。ウエストに施されたロープでブラウジングしたり、シースルー素材のシューズで女性らしさもプラスして、小気味よいバランスに。ジャンプスーツ¥59,400(ETHOSENS of white sauce TEL:03・6809・0470)フラットシューズ¥29,700(フォート/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395)ワークミリタリーの要素を品良くちりばめて。パッと目を引く爽やかなサックスブルーで魅了。オックスフォード生地のシャツワンピースに、トランスペアレントなオーガンジーのスリーブがあしらわれたハイセンスな一着。大きめの胸ポケットがついたミリタリー風のデザインと、ドレッシーな印象のボリュームスリーブの相性も抜群!同系色のパンツで、ブルーの美しいグラデーションを楽しんで。シャツドレス¥42,900パンツ¥28,600(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)くろしま・ゆいな1997年3月15日生まれ。沖縄県出身。代表作に、NHKドラマ『アシガール』や映画『カツベン!』など。2022年度前期のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のヒロイン・比嘉暢子役として出演が決定している。※『anan』2021年4月7日号より。写真・Nobuko Baba(SIGNO)スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・奥田新菜(by anan編集部)
2021年03月31日星野源が、川口春奈主演の完全オリジナルストーリーの新ドラマ「着飾る恋には理由があって」で主題歌を担当することが決定した。本作は、綺麗に着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロインが、価値観の違う人々とひとつ屋根の下で暮らしながら、恋をしたり、友情を深めたりする中で、着飾るという鎧を脱ぎ捨て自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリー。星野さんがTVドラマの主題歌を担当するのは、連続テレビ小説「半分、青い。」の「アイデア」以来3年ぶり。TBSでは同じく火曜ドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」で社会現象となった「恋」以来、5年ぶりとなる。今回の書き下ろし新曲は4月20日(火)の初回放送で解禁となるが、川口さん演じるヒロイン“着飾る女”真柴に寄り添う、うちキュンラブストーリーにぴったりの一曲になっているという。星野さんは「兎にも角にもキュンということで、ラブソングを書いています。恋愛というものにまっすぐ向き合いつつ、キスにも、涙にも似合う曲が作れたらと思っています」と言い、「以前ご一緒した、新井さん・塚原さんチームとまた仕事ができてうれしく思うと同時に、川口さんや横浜さんをはじめとしたキャストの皆さんの物語にこの音が響くと思うとワクワクします。あと、“こうじ”が楽しみです」と放送に期待。またプロデュース・新井順子は「おうちで過ごすことが楽しいと思えるラブストーリーを作りたい、とこの企画を練っていたとき、星野源さんの配信ライブを拝見しました。色々な制限があるなか、家でライブを楽しめ、癒され、元気をもらいました。その時に、まだ企画書もないけど主題歌は星野さんにラブソングをお願いしよう! と心に決めました」と今回の星野さん起用の経緯を明かし、「楽曲を聞かせていただき、とても心が洗われました。心が優しく温かい気持ちになれる曲になると思いますので、ドラマとともにお楽しみください!」と楽曲の感想を語っている。「着飾る恋には理由があって」は4月20日より毎週火曜日22時~TBSにて放送。※星野源のコメントの“こうじ”は、本編でルームシェアするマンションで飼っている犬。(cinemacafe.net)
2021年03月30日3月21日(日)放送のドキュメンタリー番組「情熱大陸」は、若手俳優の磯村勇斗が登場する。1992年9月11日生まれ、現在28歳の磯村さんは、連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの爽やかな恋人や、「今日から俺は!!」のケンカとなれば手段を選ばないヤンキー、「きのう何食べた?」では彼氏を振り回すジルベール、「恋する母たち」の既婚の上司に全裸で愛を叫ぶキャラクターと、個性的な役柄をこれまで演じ、いま次世代を期待される俳優として存在感を放っている。そして今後は、『東京リベンジャーズ』や「珈琲いかがでしょう」、「演じ屋」など注目作が公開・放送を控えている。磯村さんが俳優を志したのは、中学生のとき。高校2年で地元劇団の門を叩き、大半が高齢だった団員の中で芝居の基礎、演じる喜びを学んだ。そして大学進学を機に上京し、アルバイトをしながら小劇場の舞台に出演する日々を送る。台本を現場に一切持ち込まない、役に合わせて髪型を徹底的に作り込む――「俳優なら当たり前」という磯村さんのストイックさは、そんな日々の賜物。2015年に「仮面ライダーゴースト」で念願のレギュラー出演をつかんでから6年。次々と作品のオファーが舞い込み、取材した今年1月には、4本の作品を並行して撮影しており、それぞれ違う役として生きる中、「自分は何のために俳優をやっているのか…」と自身の中で葛藤が生じたという。完璧を求めるがゆえ、理想と現実のギャップに苦しむ磯村さん。カメラはそんな彼の剥き出しの感情を収めた。一方、故郷の静岡・沼津にて、俳優を夢見るきっかけとなった自主製作映画のロケ地、そして劇団で初めて立った思い出の舞台を訪れる様子も放送される。「情熱大陸」(俳優/磯村勇斗)は3月21日(日)23時15分~MBSにて放送。(cinemacafe.net)
2021年03月21日光沢のあるサテンのセットアップ姿が眩しいSixTONESの松村北斗(25)が、森七菜(19)とのW主演映画『ライアー × ライアー』の公開御礼舞台挨拶に登場。映画のテーマでもある「三角関係」について、「もし自分の好きな人に、ほかに気になる人がいたら?」という質問をされると。「恋人だったら、吐き気がするし縁を切ります。僕以外に好きな人がいるっていうのが生き物として気色悪い(笑)。付き合う前だったら、相手にどうぞって差し上げます。人と闘いたくないし、波風立てたくないんですよね。僕は独りでもやっていけるので(笑)」そう、潔癖&クールな恋愛観を語った。本作の大ヒット。そして、次々回のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演と、目を見張るソロでの活躍。そんな彼から目が離せません!「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月19日はやみねかおるの大人気小説シリーズを、『万引き家族』『約束のネバーランド』の城桧吏を主演に迎え実写映画化する『都会のトム&ソーヤ』。この度、追加キャストとして中川大志が出演することが決定した。この度、新たなキャストとして解禁されたのは、連続テレビ小説「なつぞら」や「親バカ青春白書」などに出演、4月には『砕け散るところを見せてあげる』『FUNNY BUNNY』と2本の主演映画が相次いで公開されるほか、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演も決定するなど、ますます勢いを増す中川大志。そんな中川さんが演じるのは、酒井さん演じる一大財閥“竜王グループ”の御曹司・竜王創也のボディーガード兼お目付け役でもある二階堂卓也。こわもてで圧倒的に強い存在でありながら、一方で将来は保育士になりたいという可愛らしい一面を持つ男で、原作の中でも非常に人気のあるキャラクターだ。ギャップを持つ役どころを演じるにあたって、中川さんは「ボディガードとしてのオンの時と、自分の夢を捨てきれず求人雑誌を読んでいるオフの時との切り替えを大切にしようと思い、役作りしました」とコメント。内藤さんや酒井さんとの共演については、「ここまで年が離れていて、しかも事務所の後輩との共演はこれまでになかったので、新鮮で楽しかったです」と語った。また、本作の魅力については、「子供たちが活躍する冒険物語を大きなスケールで描いていて、観る人がワクワクする作品になっていると思います」とコメントしている。『都会のトム&ソーヤ』は2021年夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:都会のトム&ソーヤ 2021年、全国にて公開予定©️2020マチトム製作委員会
2021年03月18日俳優で音楽家の浅野忠信の最新展「TADANOBU ASANO EXHIBITION “FREAK”」が4月より渋谷PARCOにて開催されることが分かった。『淵に立つ』「A LIFE~愛しき人~」「刑事ゆがみ」などに出演、また『沈黙 -サイレンス-』『ミッドウェイ』など海外作品にも多く参加している浅野さん。公開・放送待機作には、Netflix『KATE』(原題)、『Minamata』(原題)、『Mortal Kombat』(原題)、連続テレビ小説「おかえりモネ」などがある。同展では、画家デビュー期の巨大なキャンバス画から展覧会場で完成する予定の真新しいオブジェまで、約250点の作品が展示される。アクリル絵具、鉛筆、ボールペンなどによるドローイング、ペインティング、コラージュと様々な作品を制作してきた浅野さんだが、近年、水彩と油彩の画材・手法を取り入れ、驚異的なスピードでカラーパレットを拡張。会場では、ネオシルク版画を展示販売するほか、オリジナルグッズや関連グッズも販売されるという。「TADANOBU ASANO EXHIBITION “FREAK”」は4月9日(金)~25日(日)PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)にて開催。(cinemacafe.net)
2021年03月17日3月いっぱいで、まる60年の歴史を刻むNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)。第1作『娘と私』(’61年)は、文豪・獅子文六による自伝的小説が原作。続く第2作『あしたの風』(’62年)は壺井栄、第3作『あかつき』(’63年)は武者小路実篤と、名だたる文豪が原作に携わった。さらに、ノーベル文学賞受賞作家の川端康成も、第5作『たまゆら』(’65年)の原作を手がけている。最高視聴率62.9%をたたき出した第31作『おしん』(’83年)は、明治から昭和を生き抜き、スーパー業を営む女性の一代記。好景気に沸く日本人が忘れかけた、ものの大切さや清貧を描いた。男性中心社会の明治時代を生き抜く女性の気骨を描いたのは、第36作『はね駒』(’86年)。ヒロイン役・斉藤由貴の好演も光り、最高視聴率は49.7%を記録。また、第88作『あまちゃん』(’13年)の舞台となった岩手県久慈市は、朝ドラ人気が町おこしに一役買った。そんな朝ドラの次回作『おかえりモネ』のヒロインは、第100作『なつぞら』(’19年)でなつの妹を演じた清原果耶。「ヒロインの妹を演じた女優が、数年後にヒロインとして帰ってくるというのが“王道”になってきていますね」そう語るのは、ドラマウオッチャーの田幸和歌子さんだ。第92作『まれ』(’15年)の土屋太鳳は第90作『花子とアン』(’14年)で、杉咲花は第94作『とと姉ちゃん』(’16年)でヒロインの妹役に。「朝ドラの撮影はとても過酷。ヒロインを選ぶ際に、“出演歴がある”ということが、作り手にとってひとつの判断材料になっているのでしょう」(田幸さん・以下同)ちなみに、’21年後期に放送予定の『カムカムエヴリバディ』のヒロインの一人である川栄李奈は、『とと姉ちゃん』に出演歴がある。■朝ドラにはなぜ“ダメ父”が多い?邪魔だと娘を奉公に行かせる第103作『おちょやん』テルヲ(トータス松本)の“クズ父”ぶりは話題に。「第85作『カーネーション』(’11年)のヒロイン・糸子の父・善作(小林薫)が代表的ですが、“愛すべき存在でありながらヒロインが最初にぶつかる障害”の象徴として、ダメ父が登場しているように感じます」『まれ』の父・徹(大泉洋)は、ヒロインが夢嫌いになってしまうほどに、常に夢見がちだった。「こちらは、ヒロインの“反面教師”として描かれています」ただ、テルヲの場合は、あえて“わかりやすいクズっぷり”を見せることで、視聴者のSNSなどでの反響をうかがっているように見えていまいます(苦笑)’22年に放送が予定される第106作『ちむどんどん』では、黒島結菜がヒロインに抜擢。朝ドラの歴史はまだまだ続く。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月17日「私は8年間学んだ日本女子体育大学を卒業いたしました。大学で出会った方々、支えてくださった方々、近くで遠くで応援してくださったり見守ってくださった方々、本当に本当に本当に…ありがとうございます」3月15日、インスタグラムにこう感謝の気持ちを綴ったのは土屋太鳳(26)だ。日本女子体育大の体育学部運動科学科で舞踏学を専攻する彼女は、8年間に渡る学生生活に終止符を打ったようだ。本誌は昨年10月中旬、東京・大手町にある「平将門の首塚」で土屋の姿をキャッチ。“卒業祈願”だったのだろうか、プリントなどを挟んだファイルやテキストを両手に抱えながら熱心に祈りを捧げていた。当時はミュージカル『ローマの休日』で、主演・アン王女を務めていた土屋。15年上半期放送のNHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを演じて以来、主演級女優として駆け上がってきた。いっぽうインスタグラムで、《8年生で卒業がラストチャンスなのでがんばってはいるのですが…》と綴ったこともあったように学業に苦戦してきた。「土屋さんは高校生の頃から、『仕事も学業も妥協したくない』とストイックに取り組んできました。彼女の出世作となった『まれ』や映画『るろうに剣心』も、自らオーディションで掴んだチャンス。喜ばしいことに主演作やバラエティ番組などの仕事も増えていったのですが、大学は欠席しがちになってしまったのです」(芸能関係者)4度目の留年を選択した土屋だったが、“ラストチャンス”では奇しくもコロナ禍が追い風になったようだ。「レポートの提出期限前に舞台がキャンセルになるなど、学業に向き合える時間が増えたといいます。仕事が再開されてからも、オンラインで講義を受けながらレポートに励んでいたようです。土屋さんのなかで中退という選択肢はなく、『卒業します!』と宣言していました。その根気に先生方も応援するほど。幼い頃からバレエや日本舞踊に親しんできた土屋さんだけに、専攻の舞踏学を修めることは悲願だったようです」(学校関係者)“4度目の正直”で卒業を有言実行した土屋に、祝福の声が広がっている。《太鳳ちゃん卒業本当におめでとうございます!レポートや課題といった単語がインスタにちらほら出ていましたが、お仕事だけでも忙しいだろうにコツコツ地道によくぞ…と改めて感嘆しました有言実行する姿、本当に素敵です》《8年かけて卒業。中退しても良かったんじゃないかという声もありながら最後までやり遂げるのは素晴らしいと思います》《太鳳ちゃん、卒業おめでとう! 仕事忙しいのに、頑張りましたね!》
2021年03月16日2019年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で“親子”を演じた安田顕と山田裕貴が、オール福井ロケを敢行した映画『ハザードランプ』に出演することが分かった。地方都市で代行ドライバーとして働く須貝(安田顕)は、ある満月の夜に、新人ドライバー刈谷(山田裕貴)とタッグを組むことに。「――満月の夜には何かが起こる。実際に、女子中学生が誘拐されたのも、満月の夜だった!」。そんな同僚の言葉を背に仕事に向かう2人だったが、様々な酔客の相手をするうちに、思いもよらず過去が交錯していき…。代行ドライバーという様々な客を乗せる仕事に焦点を当て、夜の町の人間ドラマと男2人の奇妙な関係と因縁を、『誘拐ラプソディー』『捨てがたき人々』などの作品で注目を浴び、俳優としても活躍を続ける榊英雄監督が、『アリーキャット』脚本・清水匡とのコンビによる完全オリジナルストーリーで映画化。主人公・須貝に扮するのは、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、映画・ドラマ・舞台など数々の話題作に出演、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じることに定評のある安田顕。榊監督とは「ミステリースペシャル 満願 第二夜『夜警』」(18/NHK総合)に続き二度目のタッグとなる。一方、その代行ドライバーの相棒として一晩を共に過ごす刈谷役を、大好評のうちに終了したドラマ「ここは今から倫理です。」(NHK)への主演ほか、『ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~』『東京リベンジャーズ』『燃えよ剣』など多数の映画に引っ張りだこの山田裕貴が演じ、時間のうちに変化していく男たちの物語に深みを与える。安田顕「山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できた」最初はハードボイルド、クールな作品という印象でしたが、結果、様々な人間模様を描いたヒューマンな作品になった気がしております。約3週間の福井ロケ。連日の雨、風、雪。お天道様に試されているような現場でした。各シーン毎、榊監督と話し合いながら撮影に臨みました。山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できたこと、榊組のスタッフの皆様と共に撮影できたことに感謝申し上げます。完成を心待ちにしております。山田裕貴「刺激的で、濃密な時間でした」声をかけて頂き思ったのはまた安田顕さんとまたお芝居できることに喜び、有無を言わさず「やりたい」と思いました。以前父と息子として、共演させてもらったときに、自分の父親と接しているような、“本物”の感覚をお芝居で味あわせてもらったことがずっと残っていて、このハザードランプの本を読んだときも、生きた人物たちを、熱く、悲しく、儚く、生きることができる想像がすぐ出来たことを覚えています。そして、撮影に入れば、まさにそのとおり。脚本の想像を超えるセッションに、自分の人生より、心が動いているのではないかと、自分の世界を疑いました。それくらい刺激的で、濃密な時間でした。福井県でのオールロケ福井の土地、ぬくもりに感謝しています。ぜひ、お楽しみに。榊英雄監督「2人の丁丁発止をお楽しみに」三密回避が常識? になってしまった2021年に福井嶺南にて濃厚な男2人の物語を撮影しました。主な舞台は車内。密です。(でも、コロナ対策はもちろんバッチリですよ)感情息遣い匂いが濃厚に感じる距離です。運転代行で働く男のほぼ夜一日のお話です。『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『タクシードライバー』、私が大好きな名作は車内の密で作られました。少々こじつけではありますが、それだけ人間の喜怒哀楽が垣間見ることのできる半径1メートルの劇場です。その劇場の舞台に、登場するのは安田顕さん山田裕貴さん。2人の丁丁発止をお楽しみにして頂けると幸いです。素晴らしいスタッフキャストと福井嶺南地方の皆様に心より感謝申し上げます。『ハザードランプ』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年03月16日4月2日(金)より東京・シアターサンモールで、男性俳優による4人芝居が展開される舞台「五月雨」の上演が決定した。脚本・演出を務めるのは、水野美紀演出作品「されど、」の総合演出や、馬場良馬×鈴木勝大の人気作「無人駅」シリーズの脚本・演出を務め一躍脚光を浴び、2021年上演の人気小説「怪盗探偵山猫」舞台化の脚本・演出を担う、今注目の新進気鋭の若手実力派作家、私オム。総合演出として作品を引き立てるのは、テレビドラマ『グッド・バイ』や、ゆうばり国際映画祭ファンタジスタ賞を受賞した映画『私たちのハァハァ』などの脚本を担当し、自身が脚本・演出を務める「劇団ガレキの太鼓」の主宰である舘そらみだ。さらにテレビドラマの演出をはじめ、ミュージックビデオのディレクターとして数多くの話題のムービーを生んだ映像の奇才、スミスがクリエティブ・アドバイザーとして作品に加わり、豪華演出陣が本作に携わる。出演者には、2020年上演された舞台「ぼくらの七日間戦争」の主演の菊地英治役をはじめ、数多くの舞台・映画・ドラマで主演を務める馬場良馬。社会現象になった『おそ松さん』の舞台化「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~」の主演おそ松役を演じ、絶大な人気を誇る高崎翔太。連続テレビ小説『エール』では甲子園を目指す野球少年を、配信中の大人気漫画『マイルノビッチ』初実写化ドラマでは工藤成太朗役を演じ、注目を集める伊藤あさひ。さらに、多くの演劇に出演するほか、自らのプロデュース舞台を精力的に上演する演劇界に欠かせないバイプレイヤー宮下貴浩が出演する。チケットは3月17日(水) 18:00より発売開始となるので、ぜひ早めの購入を検討してほしい。【公演概要】舞台「五月雨」日程:4月2日(金)~4月11日(日)会場:シアターサンモール(東京都新宿区新宿一丁目19番10号)脚本・演出:私オム / 総合演出:舘そらみクリエティブ・アドバイザー:スミス出演:馬場良馬、高崎翔太、伊藤あさひ、宮下貴浩料金:全席指定 8,800円(税込)※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、客席を減らして開催チケットプレイガイド: チケット発売:3月17日(水) 18:00~3月31日(水) 20:59問い合わせ先:株式会社トキエンタテインメント電話 03-5614-0918(平日11:00~17:00)メール info@tokientertainment.co.jp※公演期間中は劇場にお問い合わせください。主催:株式会社トキエンタテインメント
2021年03月15日朝の情報番組『あさイチ』(NHK)でキャスターを務める、お笑いコンビ『博多華丸・大吉』の博多大吉さん。2021年3月10日の放送回での大吉さんの発言が、「かっこいい」と反響を呼んでいます。話題となっている大吉さんの発言は、人としてこうありたい…そう思わせてくれるものでした。博多大吉、スタジオに喝!同日の放送回では、番組コーナー『おでかけLIVE』でリポーターを務めていた、俳優の藤原薫さんの卒業が発表されました。番組内で、卒業後の目標を「役者として精進し、朝ドラや大河を含めいろんな作品に頑張って出たい」と語った藤原さん。NHKの朝の連続テレビ小説や大河ドラマは、役者であれば誰もが憧れる作品です。大きな目標を掲げる藤原さんに、スタジオからは笑い声が上がりました。すると、大吉さんは藤原さんに向けて、こうエールを送ったのです。今、スタジオで笑ったスタッフさんを見返してあげなさい。あさイチーより引用目標を持つことはモチベーションを維持する上で大切なこと。どんな目標を掲げようと、周囲が笑っていいようなものではありません。大吉さんは、役者として大切な志を語った藤原さんを励ますとともに、人の目標を笑った人たちを戒めました。一連のやり取りは視聴者の反響を呼び「かっこいい」「大吉さんの言葉に藤原さんも勇気づけられたはず」とさまざまなコメントが寄せられています。・大吉さん、かっこいい!大きな拍手を送りました!・なぜ笑うのだろう。「頑張れ」とか「待ってる」って思いがあれば、笑えるはずはない。・かっこいい姿や人の真剣な様子を、バカにしたように笑う文化はよくない。大吉さんの「見返してやりなさい」という言葉は、藤原さんの未来を信じているからこそでしょう。誰かの真剣な思いを笑いに流すのではなく、ちゃんと受け止めて応援する…人として大切なことを大吉さんから教えてもらえた気がします。[文・構成/grape編集部]
2021年03月11日綾野剛主演作『ホムンクルス』が4月2日(金)に公開される。この度、新たな場面写真が公開された。物語の主人公は一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。彼は期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受け、右目を瞑って左目で見ると人間が異様な形に見えるようになる。「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」とされる、その異形をホムンクルスと名付けた彼の見たものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか。キャストは、記憶も感情も失くした主人公役に綾野剛。彼にトレパネーション(頭部穿孔)を薦める謎めいた医学生・伊藤学役を『カツベン!』(2019)などで数々の映画賞を受賞し、その演技力に定評があり現在NHK連続テレビ小説『おちょやん』にも出演中の若手実力派俳優の成田凌が演じている。さらに“謎の女”として『愛がなんだ』(2019)や『空に住む』(2020)などで注目を集める岸井ゆきのも登場。公開された写真は本作の世界観に欠かせない、VFXシーンを使ったこだわり抜いた異形たち=ホムンクルスたちを映し出している。また今回、新たに主人公・名越を取り巻く役を演じた、新人俳優・伊東茄那の写真も初公開。オーディションで勝ち取った難役を、実力派俳優陣の中で堂々と演じている。また劇場だけで見られる原作者・山本英夫による描き下ろしイラスト付きの特別映像『原作漫画×映画 コラボレーション映像 Message from Hideo Yamamoto』が本編エンドロールの後に上映されることが決定。本編音楽を担当したermhoi、江﨑文武の音楽と共に映画の余韻をさらに楽しめる必見の映像となるもようだ。さらに劇場入場者特典としてティザービジュアル&山本英夫による映画ティザーポスターをイメージした描き下ろしイラストが合体したA5クリアファイルの配布も決定した。『ホムンクルス』4月2日(金)公開
2021年03月09日発行部数50万部を超える大ヒット恋愛小説を、Netflixが企画・製作して映画化する『桜のような僕の恋人』が2022年に配信。主演を中島健人が務め、松本穂香が共演する。美容師の美咲に恋をした晴人は、勇気を出して彼女をデートに誘う。目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンへの夢を叶えるため、再びカメラと向き合うことを決意する。しかし、美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない、という現実を前に晴人と美咲が出した“2人の歩み方”とは…。原作は、宇山佳佑による同名小説(集英社文庫刊)。2017年に発売され、泣ける恋愛小説として瞬く間にベストセラーに。昨年、TikTokからさらに人気に火が着き、発行部数50万部を突破。以降も注目を集め続けている。そんな大人気原作の主演に挑むのは、かねてより原作ファンを公言していた中島健人。主人公・朝倉晴人役を演じる。また、有明美咲役を松本穂香が務める。「小説の中で大恋愛がしたい」と巡った書店で本原作と偶然出会い、「美しくも儚い晴人と美咲の恋が、桜というやはり刹那的な美しさをもった花に象徴されている」と大号泣したという中島さん。兼ねてから映像化を熱望していたほどで、本作の主演のオファーに「震えるような感動と同時にずっしりと重い責任を感じました」と喜びを噛み締めた。そして脚本については「僕の役者人生の中でもっとも泣いた宝物のような脚本です。一文字一文字が桜の花びらのように、とても綺麗で…。僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています」と決意のコメントを寄せる。また、明るい未来を信じて疑わない日々から一転、残酷な運命に翻弄される美咲を演じる松本さんは「読む度に、脚本全体に溢れている温かさを感じ、胸がいっぱいになりました。この物語は他人事ではなく、生きている私たちひとりひとりの物語だと感じています」とやはり脚本の素晴らしさについて触れ、「中島健人さん始め素敵なキャストの皆さんと一緒に、最後まで大切に描いていきたい」と語る。本作でメガホンをとる深川栄洋監督は、2011年に公開した映画『神様のカルテ』と同じプロデューサーとのタッグということで「映画やドラマは直接、人の命を助けることはできません。しかし、傷ついた人々や疲れた心を癒すことが出来るのではないか?と、あの年(2011年)に学びました。この物語は、多くの人々の心に伝播する力を持っています。ただの純愛作品ではない、運命に立ち向かうスピリットを持った映画にしたいと思います」と力強くコメント。原作者の宇山氏は、「この上なく素晴らしい脚本、監督・製作チーム。そして、拙著を心より愛してくださっている中島健人さんが晴人を、凛とした強さと桜のような儚さを感じさせる松本穂香さんが美咲を演じてくださること、そのすべてが望外の喜び」とコメント。脚本は、映画『君の膵臓をたべたい』や連続テレビ小説「わろてんか」などの吉田智子が担当する。Netflix映画『桜のような僕の恋人』は2022年、Netflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月08日千代の心の支えだった弟・ヨシヲも登場し、いよいよあとは、一平との仲が気になるばかりのNHK連続テレビ小説『おちょやん』。前半戦を彩ったさまざまなキャストの意外な過去エピソードを一挙ご紹介♪■成田凌(27)&杉咲花(23)あの熱烈キスは、過去4度の共演で気持ちを高めて!?ヒロインの千代役・杉咲花と、一平役・成田凌の共演は『おちょやん』で5度目となり、「とても心強いです。現場にいてくださると安心感があります」と杉咲がコメント。初の夫婦役になるはず!?■明日海りお(35)過去最大規模の退団公演を行った宝塚“トップオブトップ”高峰ルリ子を宝塚歌劇団花組の元男役トップスター明日海りおが演じている。平成で3番目の長さの約5年半トップを務め’19年に退団。退団公演千秋楽の模様は日本、台湾、香港と過去最大規模で生中継された。■桂吉弥(50)&楠見薫(53)“振り返り”名コンビは朝ドラ常連で2人で15作出演昨年末の特番で名コンビっぷりを見せた2人。語りと黒衣を務めるのは落語家の桂吉弥で朝ドラ出演6作目。“朝ドラ常連女優”の異名を取る、岡安の女中頭・かめ演じる楠見薫はこれで9作目。2人合わせるとなんと15作にも出演!■若葉竜也(31)チビ玉三兄弟三男として1歳から役者に!千代の初恋の相手で「鶴亀撮影所」の助監督・小暮真治を演じるのが若葉竜也。大衆演劇“チビ玉三兄弟”の三男で、初舞台はわずか1歳のとき。31歳にして芸歴30年とベテランの域!■大川良太郎(42)女形役者が座長を務める劇団名は“九州男”女形役者から男役へ転向した漆原要二郎を演じるのが大川良太郎。大衆演劇「劇団九州男」の座長を’03年より務めている。初舞台は7歳。劇団九州男では立役から女形までマルチに活躍中。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月07日オーディションを経て、ディズニー・アニメーション最新作『ラーヤと龍の王国』のヒロイン・ラーヤ役を射止めた女優の吉川愛。「小さな頃からディズニーが大好き。ディズニー・チャンネルを観て育った」という彼女だけに、ディズニーヒロインでの声優初挑戦に大感激。並々ならぬ意気込みで臨んだオーディションの裏側や、「不安と戦った」というアフレコについて振り返ってもらった。本作は、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女ラーヤの戦いと成長を描く物語。ラーヤ役のオーディションの話が舞い込み、吉川は「私はディズニーを観て育ったので、『ディズニー作品に関わりたい』なんて、夢にすらしたことがなかったくらい。そんなチャンスをいただけて『まさか!』と思いましたし、意気込みだけは負けないように、思い切りやろう」と奮起したそう。オーディションの前には、発声法や演技の指導を受けたという。「教えていただいた発声練習をやると、ものすごく声が出しやすくなりました」と発見も多かった様子で、「絵の動きに合うような声の当て方、低い声の出し方、口の動かし方など、本当に細かく教えていただいて。日常生活ではあまり口を動かして話していないんだなということにも気づきましたし、自分でも『こんな声が出るんだ』と驚きもありました」としみじみと語る。特訓の成果や熱のこもった演技を披露し、見事に合格を果たした。報せを受け、大喜びした瞬間を「やったー!」とキュートな笑顔で述懐し、「ものすごくうれしかったです。すぐに母親と愛犬に報告しました」とにっこり。しかし「だんだんと『これ、現実なんだ』と理解をし始めたら、プレッシャーと緊張が生まれてきて。『私なんかで大丈夫なんだろうか』と不安と戦う日々でした」と憧れの場所だけにプレッシャーも大きく、「オーディションの前に教えていただいた発声練習を毎日やって、とにかくやれるだけやるしかないという気持ちでした。アフレコが終わった瞬間、やっと緊張が解けました」と全身全霊を注いだ。あらゆるプリンセス像を打ち出してきたディズニーのヒロインの中でも、幼い頃のある出来事により父を失い、他人を信じることをやめて、たった一人で生きてきたひとりぼっちのラーヤは、異色の存在だ。演じる上では、「ラーヤは芯のある女性。その力強さが出たらいいなと思っていました」と“芯の強さ”を胸に刻んだという。「声のトーンを低くしてラーヤを表現したいと思ったのですが、声のトーンを変えて、なおかつ感情を乗せるというのがとても難しくて。いつもは顔の表情や身振り手振りも使ってお芝居をしていますが、声だけでもいろいろな表現の仕方があることを知りました。いつものお芝居プラス、声の表現も突き詰めていけたら、実写のお芝居も変わってくると思います。次にも活かしたいなと思えることがたくさんありました」とラーヤがくれたものは、限りない。幼い頃から「ディズニー・チャンネルを観て育った」という吉川。「チャンネルを変えられたら、『ディズニー・チャンネルに戻して!』ってお願いするくらい(笑)。夜にしかやっていない番組をどうしても観たくて、寝なきゃいけない時間なのに、こっそりテレビをつけていましたね」とお茶目に笑い、「小さな頃に好きだったヒロインは、アリエルです。アリエルのコスプレ恰好もしていました。当時は髪が長かったので、アリエル気分になって写真を撮ってもらったりして!」と楽しそうに声を弾ませる。『ラーヤと龍の王国』は、若手演技派として躍進している吉川にとっても「一生の宝物になった」そう。「音楽もステキだし、お話も感動できるのがディズニー作品の魅力。そんなディズニー作品の中に自分が入ることができたなんて、もうちょっと別次元の話のよう。ある意味、憧れが現実になったような思いがしていますし、女優として生きる中でも特別な作品になりました。人生、何があるかあるかわからないな!と実感しました」とラーヤが勇気と希望を与えてくれたことを明かしていた。『ラーヤと龍の王国』は、3月5日より劇場公開、ディズニープラスプレミア アクセスにて配信スタート。■吉川愛1999年10月28日生まれ、東京都出身。3歳で芸能界入り、子役として芸能活動を開始。『愛してたって、秘密はある。』(NTV)、『初めて恋をした日に読む話』(TBS)、『恋はつづくよどこまでも』(TBS)、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)などさまざまな作品に出演。ヒロインを演じた映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)も公開待機中だ。
2021年03月05日「撮影はこれからですが、体調に気をつけ、心を込めて日々のぞんでいきます。どうぞよろしくお願いいたします!」Instagramにこうつづったのは、女優の黒島結菜(23)。3月3日、彼女は22年度前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合)でヒロインを務めると発表した。黒島によると「ちむどんどん」とは、心が高鳴る様子やワクワク感を意味する沖縄の言葉だという。沖縄を舞台にした同作で、同地出身の彼女に白羽の矢が立った。「黒島さんは取材中も、沖縄の話をすると目が輝くんです。タイミングがあえば、沖縄に帰ってしまうこともあるといいます。沖縄で自然に触れたり、おじいちゃんやおばあちゃんの畑仕事を眺めるのが彼女にとっての癒し。すでに撮影に向けて張り切っているそうです」(ドラマ関係者)■戸田恵梨香は黒島のことが可愛くて仕方がない様子そんな彼女だが、もともと女優志望ではなかったという。「黒島さんは『自己アピール力をつけなさい』とお母さんに言われ、社会勉強も兼ねてオーディションを受けたそうです。そこで特別賞を受賞し、のち事務所に所属。13年に女優デビューを果たして以降、レッスンや芝居の経験を重ねていくうちに才能が開花しました。朝ドラでは15年『マッサン』や20年『スカーレット』に出演。さらに15年『花燃ゆ』や19年『いだてん~東京オリムピック噺~』といった大河ドラマにも登場しています。そうして、これまで着実にステップアップしてきました」(スポーツ紙記者)確かな演技力で人々を魅了する黒島だが、現場では“愛され力”も発揮しているという。戸田恵梨香(32)も、黒島に魅了されたうちの1人だ。「黒島さんのモットーは『また会いたいと思える女優になりたい』ということ。演技だけでなく現場での気遣いも大切にしているので、共演者からも愛されています。『スカーレット』のとき戸田さんは彼女の緊張をほぐしてあげたり、『こっちおいで』と共演者の輪の中に率先して入れてあげたり。さらに自ら関西弁を指導をしたりと、可愛くて仕方がない様子でした」(制作関係者)愛され力で戸田をメロメロにした黒島。1年後、彼女の魅力に日本中が“ちむどんどん”かも?
2021年03月04日黒島結菜(23)が2022年前期のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを務めるとわかった。3月3日、同局の情報番組「あさイチ」で発表された。故郷・沖縄の料理に夢をかけたヒロインとその兄妹たちによる、沖縄本土復帰からの歩みを描く50年の物語。タイトルの「ちむどんどん」は沖縄の言葉でチム(肝=心胸・心)が高鳴る様子を現しているとのこと。前向きで肯定感に満ちた、わくわく感という意味合いがあるという。番組に沖縄からの中継で出演した黒島は「朝ドラ3本目なんですけど、『いつか自分も(ヒロインを)できたらいいな』と心のどこかにあったのも本当なので……。すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と語った。「黒島さんは沖縄出身。2022年は沖縄本土復帰50年の節目の年とあって、絶好のキャスティングとなりました。また黒島さんはデビュー間もないころからNHK Eテレの番組に出演。さらに朝ドラは『マッサン』『スカーレット』、大河ドラマは『花燃ゆ』『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演しています。着実にNHKでのキャリアを重ねてきたこともあり、今回のヒロイン起用となったようです」(テレビ局関係者)そんな黒島には、デビュー時から背中を追い続ける女優がいるという。「14年にTBS系ドラマ『ごめんね青春!』で共演した満島ひかりさん(35)です。当時の黒島さんはまだキャリアが浅かったのですが、満島さんは同郷の彼女に優しくいろいろと教えてくれたそうです。15年夏のインタビューでも、黒島さんは『ひかりさんの自然体で飾らない演技が好き』と絶賛。憧れの存在であることを明かしていました」(芸能記者)沖縄が舞台の「ちむどんどん」。満島との再共演があるかも!?
2021年03月04日アイドルグループ・SixTONESの松村北斗と、女優の森七菜がW主演を務める映画『ライアー×ライアー』が現在公開されている。金田一蓮十郎氏による同名コミックの実写化となる同作は、三角関係のラブコメディ。潔癖症の地味系女子大生・湊(森)が、普段と違うギャルメイクで街に出たところ、両親の再婚で義理の弟になった同い年でイケメンの透(松村)と出会い、とっさに別人の“女子高生・みな”と名乗る。それを信じた透はJK姿の湊=“みな”に一目惚れし、猛アプローチをかけてくる。初の実写映画主演でヒロインとなる森は、アニメ映画『天気の子』(19年)のヒロインに抜擢され注目を浴びると、映画『ラストレター』(20年)、NHK連続テレビ小説『エール』(20年)、ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)など立て続けに話題となり、今もっとも旬の若手女優。今作では女子大生の”湊"と、ギャルJKの"みな"、まるで1人2役のような演技にも挑戦した森にインタビューした。○■W主演の松村北斗は「この人のことが、わからない!」――今回『ライアー×ライアー』出演を聞いた時の感想をお聞かせください。元々原作が好きだったので、まさか私が演じることになるとは思いませんでした。当時は中学生でしたが、どこか特別に感じていた作品だったので、その特別感が証明されて嬉しかったです。――W主演となった松村さんの印象はいかがでしたか?初めてお会いしたときに、すごく威厳のある方だなと思いました。それでいて、透になった時には“デレ”の部分もまるで本当の気持ちかのように演技されて、アドリブもすごく出てくるから、「この人のことが、わからない!」と不思議な気持ちになってしまって(笑)。尊敬が大きかったです。きっといろんな顔を持たれているのだと思うと、松村さんが透を演じたことに納得というか、「松村さんじゃないとだめなんだ」という気持ちになりました。――現場では仲良くなれましたか?お芝居を中心に打ち解けた感覚はあります。シーンを重ねていくにつれ「こういう切り返しをしても大丈夫なんだ」という信頼が生まれて、ふだんカメラの回ってないときにもお芝居の話ができました。実は、初めてお会いしたのは『ミュージックステーション』なんです。衣装で「ファーコートを着ている人がいるな」というのが第一印象でした(笑)。どちらの姿も見たことがあるからこそ、本当に尊敬できると思いました。どちらにも芯を置いてらっしゃる方だったので、何でも相談させてもらいました。――実写映画としては初主演になりますが、これまでと違う意識などはありましたか?「観ているお客さんと一緒に旅するのは私なんだ」と思ったから、まずお客さんに愛してもらえるキャラクターでいるということが1つの目標でした。でも原作の湊が愛おしいキャラクターだから、そこを忠実に演じていけば大丈夫だという気持ちで、原作を信じて演じました。――『青くて痛くて脆い』撮影や、今回の『ライアー×ライアー』撮影でも晴れを呼ぶ“天気の子”っぷりを発揮されてたそうですね。でも実は、渋谷のシーンは、2回目の撮影なんです。1回目はせっかく3時に起きたのに、雨が降ってしまって……。「天気の子」として、恥ずかしかったです。でもことあるごとに私が「天気の子」と言うので、松村さんに「それもう1年前だぞ! いつまで引っ張るんだ」と怒られました(笑)。効力が切れたのか、天気に振り回された撮影になりました。○■「もう落ちてもいいや」からの逆転劇――森さんは「オーディションに強い」と話題にもなりまして、何かコツみたいなものはあるんでしょうか? 「こういうところが良かったよ」と言われるようなことはありましたか?コツは、まったくわからないです(笑)。でも、数百名規模のオーディションに受かった時に言っていただいたことは、印象に残っています。そのオーディションでは「手をパン! と叩いたら一気に笑ってください、次に叩いたら泣いてください」と言われて、私は「もう無理だ!」と思ってしまったんです。「もう落ちてもいいや、受かっても私にはできない役なんだ」と開き直ってその場にいたら、そのオーディションに受かって。あとから聞いたら「『ああいう子、クラスにいるよね』という話になったんだよ」と(笑)。「大丈夫、なんとかなる」と思うことが私らしさなので、自分を出したことによって、選ばれることもあるんだ、大事だなと思いました。――そういう「森さんらしさ」がオーディションでも見られているんですね。一方で今回はギャル姿にもなりましたが、ご自身で見てみていかがでしたか?鏡を見るたびに、いつも「誰、これ?」とびっくりしていました。別人になったようでしたし、自分を騙せるほど変われたことが嬉しかったです。実写化するにあたって「透がみなに気づかない」という設定が、1番大きなハードルだと思っていたので、色々工夫はしましたが、脚も出すし、爪も長いし、すごく大変でした。プライベートではずっと校則を守っていて、スカートも膝丈だったし、家族は新鮮に思うだろうなあ(笑)。自分でメイクをしたこともないので、「いつからメイクをしようかな」とか、大人になることが楽しみです。――普段の生活で、自分の姿にギャップを感じるようなことはありましたか?今まで大分に戻ったら高校生、東京に来たら大人という生活を送ってきて、そこのギャップに苦しいと感じたこともありました。大分で大人っぽくしたら、素直に高校生活を楽しめないし、どっちつかずで難しかったんです。でもだんだん、楽しむときは楽しむ、お仕事はお仕事、と切り替えることが得意になったし、それが今回活かされた部分もありました。これからもずっと“女の子”と“女性”を行き来するような大人になりたいので、そこの基盤が作れたことにはすごく感謝しています。○■意外な恋に憧れ…!?――今までに演じられた役の中で、「こういう恋愛に憧れるな」と思ったのはどんな相手でしたか?朝ドラ『エール』の岡部(大)さんです。私が演じた梅は、(岡部が演じる)五郎さんが修行をして1人前になるまで、7~8年待っていたので、すごいなと思いました。その人がやりたい仕事を応援してずっと待っていられるなんて、素敵な関係で憧れます。――岡部さんというよりも関係性に憧れがあるということですか?岡部さんも好きですよ!(笑) でも、関係性に憧れました。――この1年で色々な作品に出られるようになり、何か変化などはありましたか?朝ドラに出たときに、祖父がくれた手紙に「梅ちゃんへ」と書かれていたんです。「見てくれてるんだな」「役が定着している作品があって嬉しいな」と思いました。でも手紙に「歌を書いておくので、作曲してください」と書いてあって、「梅は作詞する人なの!」とつっこみつつ、曲を考えてます(笑)。――森さんとのコラボ曲が…!?できるかもしれないです。ただ、詩がちょっと古文のような感じなので、発売は難しいかもしれません。今の人には刺さりにくいかも(笑)。――では、最後にメッセージをいただけたら。こんな世の中で自由にできないこともあるんですが、いつかこういう我慢が報われることを信じています。そこに向かって頑張ることでどこかに見てる人がいると思うので、一緒に頑張りましょう!■森七菜2001年8月31日生まれ、大分県出身。行定勲監督によるWebCMで芸能活動を開始し、映画『心が叫びたがってるんだ。』(17年)で映画初出演。ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(18年)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19年)などに出演後、19年に公開されたアニメ映画『天気の子』のヒロインに抜擢され注目を浴びる。その他にも『東京喰種トーキョグール【S】』『最初の晩餐』『地獄少女』(19年)、『ラストレター』(20年)などに出演。近作に、NHK連続テレビ小説『エール』(20年)、ドラマ『この恋あたためますか』(20年)、映画『青くて痛くて脆い』『461個のおべんとう』(20年)がある。
2021年03月04日●「やっぱり女優さんをやりたい」芸能活動休業中に芽生えた思いあらゆる映画、ドラマで確かな演技力と存在感を発揮し、ネクストブレイク女優の筆頭となった21歳の吉川愛。ディズニー・アニメーション最新作『ラーヤと龍の王国』では、ヒロインのラーヤ役で声優初挑戦を果たしている。天才子役として知られたのち、一時は芸能界を離れていたが、今や女優業に快感を覚えているという彼女。休業中に芽生えた思いや、「私、夢がなくて」と微笑む真意。「そのときにやりたいと思ったことを一生懸命にやる。それがモットーです」という吉川流、女優道の歩み方を教えてもらった。本作は、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女ラーヤの戦いと成長を描く物語。『初めて恋をした日に読む話』(TBS)のエトミカ、『恋はつづくよどこまでも』(TBS)のナース役など人気ドラマでの好演が話題を呼び、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)の方言女子も注目を集めている吉川が、本作で日本版声優にチャレンジ。大のディズニー好きという彼女だけに、オーディションを通じてディズニーUS本社にも認められてラーヤ役を射止めた喜びは格別だ。「受かったと聞いたときには『これは現実なのか?』と信じられなかったです。不安や緊張もありましたが、精一杯やるしかない!と、思い切り演じました」と声優の特訓にも励み、ディズニーの新たなヒロイン・ラーヤに命を吹き込んだ。ラーヤの印象は、「芯の強い女の子」とのこと。「ある出来事で父親を失って、誰も信じられなくなった女の子。もう自分しか信じられないという状況の中、旅に出たことで、いろいろな仲間との出会いを果たします。『自分が信じたら、相手も信じてくれるんだ』ということを知って、ラーヤが成長していく姿に、とても胸を打たれました」としみじみと語る。自身も「ラーヤと同じように、慎重になってしまう性格」だそうで、「初めて会った人などには、慎重になりすぎてしまうところがあって。なかなか自分の思ったことが言えなかったりすることがあります」と照れ笑い。「ラーヤが成長していく姿を見て、“信じ合う心”ってとても大切だなと思いました。私ももっと積極的になりたいなと感じましたし、ラーヤに心寄せる部分も、声のお芝居に乗せることができたらいいなと思っていました」とラーヤから刺激も受けたという。3歳で芸能界入りし、ドラマ『山田太郎ものがたり』(TBS系)や『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)などで、天才子役として活躍した吉川だが、2016年に一度は芸能界を離れたこともある。芸能界から離れていた時期は、「好きなだけ日焼けすることもできるので、半袖で外に出られるのはうれしかったです!虫刺されも気にしなくていいし(笑)。髪をバッサリ切ったりもしました」とアルバイトや学校生活を満喫しつつも、「テレビを観ていると、自然と『こういう役をやってみたいな』とか、『この役を私がやったらどうするだろう?』と考えている自分がいて。『やっぱり女優さんをやりたいのかな?』という思いが芽生えてきました」と述懐。「街で『ドラマ観ていたよ、もうやらないの?』と声をかけていただくこともあって、すごくうれしかったんです。『誰かを喜ばせたりできるお仕事ってステキだな。私はそういうお仕事をしていたんだな』と気づくことができました」と改めて自分の心と向き合う機会になったそう。●「夢がない」も個性“目の前のことに全力”がモットー旅の過程で新たな仲間と出会い、自分自身と対峙しながら成長していくラーヤと同じように、吉川も力強く女優道を邁進している。大きな転機は、天海祐希と共演したドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日)だと語る。吉川が演じたのは、取調官・真壁(天海)と心理戦を繰り広げる、被疑者の未亜役。不気味な存在感で視聴者を釘付けにしたが、「ゲームをしているような気持ちというか、やっているうちに、どんどん、どんどん楽しくなっていって。未亜を通して『こんな気持ちが沸き起こるものなんだ』とか、すごく不思議な感覚になりました。天海さんは小さな頃にお見かけして一目惚れして以来、憧れの女優さん。未亜は真壁に『土下座しろ!』と言うんですよ。憧れの方にそんなセリフを言うときが来るなんて思ってもみませんでした(笑)。天海さんだからこそ、思い切りぶつかることができたと思いますし、終わった後には温泉から上がったような、サッパリした気持ちになりました」と、女優としての喜びをたっぷりと味わった作品だったという。「『おちょやん』では方言、本作では声優という新しいチャレンジをさせていただいて。女優さんは、毎回『難しいな』『大変だな』と感じるお仕事」と話すように、女優業はあらゆる壁が立ちはだかる職業でもある。「それでも、終わってみると『やってよかったな』と思います。私は“褒められて伸びるタイプ”なので(笑)、作品を観た方に『よかった』と言ってもらえると、ものすごくうれしい!」と大きな笑顔。さらに「いろいろな役柄を演じることで、『こういう自分もいるんだ』と発見できることも、面白いです。ラーヤならば、『私もラーヤと同じで慎重な性格だな』と照らし合わせてみたり、『自分って、こういう人間なんだ』と気づくこともできる。ものすごく楽しいし、これからも新しい自分を発見してみたい」と充実感をみなぎらせる。子役からのスタート、休業、復帰を経て、実りのときを迎えている吉川。「人生、なにがあるかわからないなと実感しています」とふわりと微笑み、「だからこそ自由に、確かな目標を決めずに、目の前のやりたいことに向き合っていきたいなと感じています。私、夢がなくて。すると『ええ!?夢がないの?』と言われることもあるんですが、それも個性だと思うし、そのときにやりたいと思ったことを一生懸命やっていれば、それだって夢をかなえていることになるのかなと思うんです。強いて言うならば、かっこいい女性になりたいです」と語る表情は、キラキラと美しく輝いている。目の前のことに熱中し、それが未来につながるーー。“今”を大事にする吉川愛に、これからも注目だ。『ラーヤと龍の王国』は、3月5日より劇場公開、ディズニープラスプレミア アクセスにて配信スタート。■吉川愛1999年10月28日生まれ、東京都出身。3歳で芸能界入り、子役として芸能活動を開始。『愛してたって、秘密はある。』(NTV)、『初めて恋をした日に読む話』(TBS)、『恋はつづくよどこまでも』(TBS)、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)などさまざまな作品に出演。ヒロインを演じた映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)も公開待機中だ。
2021年03月04日私、「サレ妻予備軍」になりました。
編集部の「これ、気になる!」
兄の連れてきた婚約者は…