夫の転勤で、まったく知らない土地に来た私たち夫婦と当時1歳の息子。私は夫の転勤を機に退職し、専業主婦に。退職したことで、私は毎日働いている夫に対して少し負い目が出てきました。しかし、児童館での新しい出会いによって、考え方が変わって……!?働いていないから送迎は当然?初めての土地で、新しい出会いも楽しみにしていた私は、息子を連れて児童館に向かいました。児童館では、引っ越してきたばかりの私に先生方がやさしく声をかけてくれ、自然と同年代の子どもを持つママたちとも、友だちに。私は息子と毎日楽しく過ごすことができていました。 ある日のこと、先生方やママ友たちと何気なく、1日のスケジュールについて話していました。私が「朝はまず夫を車で送って……」と言うと、あるママ友が「子どもじゃないから必要ないでしょ」と一言! 私が「でも、うちは車1台だから……」と返すと、今度は先生が「バスがある!」と言いました。実は、息子を連れて往復10kmの送迎は大変で、以前、夫にも意見を言ったことがあります。 しかし、夫は「働いてないんだから、それくらいいいでしょ」という姿勢でした。また、実母にも相談しましたが、夫と同じ意見。私自身も働いていない負い目があったので、夫の送迎は当然と思い込んでいたのです。 夫に再度、物申す!しかし今回、第三者の意見で自信がついた私は、再度、夫に送迎の負担を訴えることに。「児童館で、朝から夫を車で送っていると話したら『子どもみたい』と失笑されたよ」と他の人の意見を交えることで、夫は以前のような強気な姿勢ではなくなりました。 結果、車をもう1台購入するより金銭的な負担がない夫専用のバイクを買うことで決着! 学生時代以来のバイクを手に入れることができた夫はうれしそうでした。 バイクを手に入れたうれしさから、面倒くさがっていた雨の日のバス通勤も了承した夫。おかげで私は朝から息子とゆっくり過ごすことができるようになりました。あのとき、はっきり意見を言ってくれた先生とママ友に感謝です。 イラスト/ななぎ著者:都 うめこ
2024年04月03日昔から仲の良い友人と、お互いの子どもを連れてダブル親子旅行へ行くことに。友だちの4歳の息子・Kくんと私の2歳の息子はこの日が初対面でしたが、すぐに打ち解けて仲良くなっていきました。しかし思わぬ事態に……? 初めての親子旅行で気づかされた子どもに対する私の態度とは旅行の途中に立ち寄った公園で、砂場遊びをすることに。私たちは近くのベンチに座り、話しながら2人を見守っていました。すると、テンションが上がった息子が、Kくんの目の高さへ砂を投げてしまったのです! 私はすぐさま「コラッ! 危ないでしょ!」と大きな声で一喝。幸いKくんの目に砂は入っておらず何事もなかったのですが、その後も息子は何度も危ない遊び方をしていたので、そのたびに私が大きな声で怒っていました。すると、次第にKくんまで萎縮し、私の顔色をうかがいながら行動するようになってしまったのです。友人がお手洗いに行っている間にKくんと話をしてみると、「あのね……怒るとびっくりしちゃって怖いんだ」と打ち明けてくれました。私はKくんに謝り、その晩、友人へもKくんを怖がらせてしまったことを謝ると、「うちは怒るときは淡々と話す方針だから、余計に怖く見えたのかも。家庭の方針の違いがこんなふうに子どもたちに影響を及ぼすとは思わなかったよね」と笑って話してくれたのです。 翌日、「昨日は怖い思いをさせてごめんね」とKくんと息子に謝ると、2人とも笑顔でうなずいてくれました。今回の件で、怒っているときの自分は子どもからすると想像以上に怖いんだなと実感。外では周りの人に配慮し、普段の息子への接し方も見直そうと感じた出来事でした。 作画/yoichigo著者:木村メイ
2024年04月01日これは娘が4歳のころに起こったことです。娘を連れて買い物をしていたとき、ちょっと目を離したすきにヒヤリとする事故が起きてしまったのでした……。 手渡されたのは…その日、私は娘と一緒にホームセンターで買い物をしていました。必要な物をカゴに入れ、レジへと向かった私たち。そして会計を済ませたあと、レジの女性が娘に何かを差し出しました。 「はい、どうぞ」。見てみると、娘の手に小さなキャンディーが握られています。どうやらこのお店では子どもにお菓子を配ってくれているようでした。 私は購入した物を袋に移し替えながら、娘に声をかけました。「そのキャンディーは棒がないから、食べるときは気を付けてね。ごっくんしちゃダメだよ」。実を言うと娘はこのときまで、棒付きのキャンディーしか食べたことがありませんでした。 それで注意を促したのですが、時すでに遅し!! 娘を見ると、真っ赤な顔で苦しそうにしています。すでに袋を開けてキャンディーを口にし、のどに詰まらせてしまっていたのです! 幸いことなきを得た焦った私は、すぐに娘の背中を強めに叩きました。それがよかったのか、キャンディーが小さかったのが幸いしたのか、キャンディーは口の中へと戻り、娘はすぐに普通に呼吸できるようになりました。 その後もしばらく様子を見ましたが、特に問題はないようです。けれどこのときのことは私も娘もトラウマとなり、しばらくキャンディーを食べることはありませんでした。 結局無事だったのでよかったですが、購入した物をカゴから袋に移し替えながら見ていた私は、娘がキャンディーを口に入れる瞬間を見逃していたということ。やはり子育てでは一瞬の気のゆるみが大変な事故につながるのだと痛感しました。大切なわが子を守るため、改めて気を引き締めて娘から目を離さないように気を付けながら過ごしています。 ◇◇◇ 子どもがものをのどに詰まらせてしまうと心配で慌ててしまうかもしれません。ただ、口の奥まで指を入れて取り出そうとすると、かえって口の中に押し込んでしまうことがあり危険です。 もしお子さんが喉に物を詰まらせてしまったら、すぐに119番通報をし、以下の応急処置をおこなってください。 <意識がない、呼吸がない場合>心肺蘇生(気道確保・胸骨圧迫)をおこないます。※母子健康手帳に方法が記載されています。もしものときのために、日ごろから手順を把握しておくと安心です。 <1歳以上の子どもの場合>腹部突き上げ法(ハイムリッヒ法・ハイムリック法)をおこないます。①子どもの背中側から救護者の両手を回す②みぞおちの前で両手を組み、勢い良く両手を絞ってぎゅっと押す <1歳未満の乳児の場合>①救護者が膝を曲げ(もしくは椅子に座り)、太ももの上に子どもをうつ伏せに抱きあげる②子どもの背中の、肩甲骨の間のあたりを手のひらで5~6回強く叩き、詰まった食品を吐き出させる(背部叩打法)。 それでも窒息が解除できない場合や意識がない場合には…… ③子どもをあお向けに寝かせ、心肺蘇生と同じように、左右の乳頭を結んだ線の中央で、少し足側を指2本で押す。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る物)は誤飲するおそれがあるため、 赤ちゃんや小さな子どもに渡さない、手の届くところに置かないということも心がけましょう。 イラスト/ふくふく著者:やまね ゆき監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月29日赤ちゃんと一緒に、子連れ向け上映会に参加したときのことです。まさかの出来事に、自分でも驚くやら、恥ずかしいやら…。ヤバッ!子連れ向け上映会で、まさかの恥…子どもがまだ赤ちゃんのころの出来事です。 最近の映画館では、館内は薄明りで音も控えめ、上映中に赤ちゃんが泣いても「お互い様ですよ」という感じで、気兼ねなく赤ちゃんと映画鑑賞ができるという、子連れママ向けの企画をしていることがあります。 私も当時、何度か利用しており、その日は、子どもが気に入りそうな動物ものの映画をセレクト。着席すると、平日昼間の回のせいか閑散としており、私の周りは空席ばかりでした。 そのうち子どもがぐずり始めたので、こっそり胸元を開け、母乳をあげることに。そして、予告が終わり、いよいよ本編が始まったのですが……。 なんとそのあたりから、私の記憶が途切れてしまいました。そう、私も子どもと一緒に眠ってしまっていたのです! 清掃のスタッフの方に起こされて気づいたときには、すでにエンドロールすらも終了していて…。 胸元が丸出し!ではなかったものの、とてつもなく恥ずかしい経験でした。 作画/きりぷち著者:うえだまりな
2024年03月28日下の子を抱っこ紐で抱っこしながら、上の子をカートに座らせてスーパーで買い物をしていたときのこと。この日はふとしたことから兄弟同時に泣き始めてしまい……。周りの目も気になり、どうしようと焦っていました。そんなとき、ひとりの女性が声をかけてきたのです。 スーパーで2人同時に泣き出し…スーパーのカートに3歳になる上の子を座らせていたのですが、途中から降りて歩きたがりました。カートから降ろして歩かせたものの、あちこち行きたがり、走り出しそうになるので目が離せずひやひや。買い物どころではなくなってきました。 最初は優しく注意していましたが、段々声のトーンが上がって次第にイライラ。カートに乗せようにも「歩きたい!」とぐずり、泣きわめきだしました。すると0歳の下の子もつられて泣き出し……。次第に周りの目が気になり、ため息をついていたら買い物中のおばさまが声をかけてきました。 「怒られる!!」と思ったのですが、「2人いたら買い物も大変よね」と優しく声をかけてくださり、上の子に目線をあわせて「歩きたいよね」と声をかけてくれました。すると上の子は驚き、ピタっと泣き止みました!これには驚き!そして「カートに座る」と自ら言うではありませんか!! おばさまにお礼をすると、笑顔で去っていかれました。子どもの泣き声は迷惑になるのでは……とドキドキしながら2人連れて外に出ていましたが、こんな風に温かい声をかけられることもあるんだと外出への怖さが減りました。同じようにしんどそうなママがいたら、声をかけてみようと思います。 ◇ ◇ ◇ 子育てをしていると、知らない人からの共感の言葉や「かわいい」という声かけに心が救われることってありますよね。赤ちゃんや子どもが泣くのは当たり前のことなので、最低限のマナーを守って外出を楽しみたいですね。 イラスト/シュー子著者:立花咲子
2024年03月28日ちょっとそこまで買い物に行ったら娘のおむつが大爆発したエピソードです。ちょっとそこまでの油断が……いつもどこかに出かけるときは、おむつやおしり拭きはもちろん、ミルクに哺乳瓶などしっかり準備していきます。しかし、その日は近所に一瞬買い物に行くだけだからと、出かける前に綺麗なおむつに替え何も持たずに出かけました。するとレジをしている途中に娘のおしりからものすごい爆発音がしたかと思うと、今にもおむつを変えないと溢れ出て汚れてしまうという状況! 一緒に買い物に行っていた旦那と2人で大焦りしました。 たまたまおむつを買いに来てたので追加でおしりふきも買い、慌ててレジを済ませてトイレへ向かいました。幸い、何とか間に合い服が汚れることはありませんでしたが、本当に焦りました。◇◇◇ おむつとおしりふきを買って直ぐにおむつ替えをして何とか対処出来ました。ちょっとだけの外出でも、どんなとこに行く際も必ず何が起こるかわからないので用意をしっかりとして出かけるようにしないといけないなと思いました。 作画/さくら著者:田中夢20代、0歳を育てる母。現在は育休中で、趣味は読書とアニメ鑑賞とお菓子作り。
2024年03月28日駐車場で車のドアを開けるときは、隣の車に当たらないように気をつけている私。幼い子どもがいると、特に注意する必要があります。しかし、中にはバレないから良いと思っているのが、当たってもお構いなしな親もいるようで……。 スイミングスクールの駐車場にて昨年購入した車は念願のスライドドア。内側からは開けられないように設定もできます。今までは、6歳の長男がドアを開けようとするたびにヒヤヒヤしていたのですが、精神的にもだいぶラクになりました。 特に長男が通っているスイミングスクールの駐車場は車と車の間隔が狭く、毎回慎重に開けていたのでスライドドアになってからは心配が減りました。しかし、幼い子どもが多いスイミングスクールでは、ドアを当てられる可能性も低くはなく……。 ゴツン! 車のドアが当たる音が…その日は長男のレッスンが終わるまで、次男と車の中で待機していました。しばらくしてから1台の車がやってきて、私の車の隣のスペースに駐車。その後、5~6歳と思われる男の子が自分で車のドアを開けたのです。 「当てないでよ~」と思いながら私が見ていると、案の定私の予想が的中。ゴツン!と車のドアが当たる音が……。目が合った男の子の母親は…その瞬間、運転席から男の子の母親らしき人が出てきて「コラ!」と男の子を叱っていました。そして、運転席にいる私のほうをチラ見。私とその母親は目が合ったのです。 すると……。なにもなかったかのように完全スルー! さらっとスイミングの建物の中へ入って行ってしまいました。 ドアが当たったもののそこまでひどい傷ではないだろうと思ったため、私はすぐさま車外に出て確認することはしませんでした。しかし、母親は男の子が当てたことを知っています。私と目が合ったのに謝罪がないのはいかがなものかと思いました。子どもも見ているわけですし、当ててしまった側の親として謝罪するべきだと思いました。私が逆の立場になったら、子どもの手本になる行動を心がけようと改めて思った出来事でした。 ※車のドアをぶつけた場合、物損事故にあたります。道路交通法により事故が起こったときは警察に通報する義務がありますので、ぶつけられたことに気付いたら被害の大小にかかわらず、すぐに警察に連絡しましょう。保険金請求の際は警察が作成する「交通事故証明書」なども必要になります。また、加入している保険会社にも連絡して、今後の対応などについて相談しましょう。 イラスト/はたこ著者:鬼頭いちか
2024年03月27日次女が2歳のときに町を散歩していたときのこと。見知らぬ男性に嫌な思いをさせられました……。 2歳の次女と手を繋いで散歩していたら…天気の良い午後、2歳になってしっかり歩けるようになってきた次女と手を繋いで、家の近所のスーパーに買い物がてら散歩に出ることにしました。 次女は周りのお店や草木を指さしながら「これは何? あれは何?」と私に話しかけ、私はそれに答えながら、ほほえましい午後の時間が過ぎていきました。 しっかり歩いていた娘ですが、スーパー近くの横断歩道に差しかかったとき、段差につまずいてしまい、靴が脱げてしまいました。 急いで娘の靴を拾って、道の脇に移動してかがんで靴を履かせようとアタフタしていたら、目の前で男性が舌打ちする音がしました。嫌な予感がしたので、娘をかばいつつ立ち上がると……。 なんと、その男性が私に思いっきり肩でぶつかってきたのです。当時、小柄な女性などにわざとぶつかる男性のことがネットやニュースで話題になっていたため、思わず構えた私。男性に攻撃を受けるが…男性は50代くらいの背の低い痩せ型で、スポーツバッグを肩に背負っていました。頭がクラっとするほどの衝撃が走りましたが、実は私はかなりガタイがよく長身だったため、男性との勝負(?)はほぼ互角。 娘に靴を履かせようとかがんだ私は小さく見えたのでしょうけれども、立ち上がると私は男性より背が高く、正直私の相手にはならない体格でした。ぶつかられても私が一歩も引かなかったため、結果として男性はバツが悪そうに私をよけて道を通る形になりました。 道は広く、塞いでいるわけでもないのに後ろで「邪魔だなクソ」と言っているのが聞こえました。けれども娘のことを考えて男性に詰め寄ることはせず、とにかく娘が無事でよかったとホッとしました。 ニュースなどで見聞きしていたことが自分に起きてとても驚きました。それと同時に、世の中には本当にいろいろな人がいるのだなと実感した出来事でした。 イラスト/まげよ著者:大野肉美
2024年03月25日私が住んでいる場所は言ってしまえば田舎。車がないと生活はできません。普段、買い物に行くときは車なのですが、お店まで行ける巡回バスが家の近くを通っているので、物は試しと生後3カ月の息子と抱っこひもで巡回バスに乗ってみました。すると、帰りのバスで私の隣りに座った高齢女性に声をかけられ、あの言葉を言われたのです。初めて子連れで巡回バスを利用1時間弱バスに揺られ、小声で息子に声かけをしながらお店に到着。息子はご機嫌です。車移動では後部座席でひとりになってしまい、よく泣いてしまう息子。「たまにはこうやって買い物に行くのもいいかもしれない」と私は感じていました。 買い物を終えて帰るために巡回バスの待機列に並んでいると、私の前後に並んでいた高齢の女性たちが、息子を見てほほ笑んでいます。温かい目で見てくださるのはうれしいので、私もほほ笑み返していました。 そして巡回バスに乗る時間になったのでバスに乗り込み座席に座ると、先ほどほほ笑んでくれていた女性の1人が私の隣に座ってきたのです。 隣りに座った女性と話していたら…私の隣に座った高齢女性は、待ってましたと言わんばかりに息子をじっと見つめ、「かわいいわね〜! 男の子?」と話しかけてくれました。 長男であることを伝えると「あら〜! それじゃ、最初が男の子でお父さんは喜んだでしょ! 安心ね!」とニコニコしながら話す女性。息子がかわいいのは同意ですが、私は性別に関係なく、赤ちゃんを授かったことに喜びを感じていたので、少しモヤモヤしながらバスに乗り続けたのでした。 その女性が若いころは、跡継ぎが必要な時代だったのだろうと思います。しかし今は令和。必ずしも男の子が継ぐ時代ではないと思いますし、男の子でも女の子でも継ぎたい子に継がせるのが私たち夫婦の考えです。赤ちゃんの性別はどちらでも問題ありません。女性の発言は悪気がないものでしたが、「第1子は男の子じゃなきゃ」という思考の人がいることに「いまだにその感覚なんだなぁ」と驚く気持ちがありました。 イラスト/森田家著者:たなか かな
2024年03月25日大好きな映画が特別に再上映されるということで、映画館まで車で移動した帰りの出来事でした。どこに消えたの!?おなかがすいたため、途中サービスエリアに寄ってたこ焼きを購入しました。車内で食べようとしたところ、高速道路の加速車線で横から入ろうか迷っている車との衝突を避けて夫が急ブレーキをかけました。その勢いでたこ焼きがパックから何個か落ちてしまったのです。8個入りのたこ焼きの内4個が落ちてダメになってしまいました。ただ、いくら車内を探してもたこ焼きは3個しか見つからず…。高速でベルトが外せなかったので結局そのままにしてしまいました。当時、連日気温30度越えが続く真夏の日々。車内に残されたたこ焼きはどんどん腐って、数日後車を開けたとき、車内のとんでもない腐敗臭に驚きました。 ◇◇◇ 行方不明だったたこ焼きは助手席の下から、カピカピに固まった状態で発見されました。もっとドロドロになってしまっているのを想像していたので、不幸中の幸いだったと思います。たこ焼きを処理して、車のドアを何度か開け閉めして換気をしましたが匂いは数日残っていた気がします。今後は車内には絶対食べ物、飲み物は残さないようにしようと固く決意しました。 作画/ぽよ母著者:中村さち子30代、6歳男の子、9歳女の子を育てる二児の母。仕事探し中。趣味はゲーム。
2024年03月22日幼稚園に通う4歳の長女と、2歳の男女の双子を育てています。家族旅行でテーマパークへ出かけたのですが、楽しいはずの家族旅行が一変してしまう事件が起こったのです……。 楽しみにしていた家族旅行が一変…私の大好きなテーマパークへ家族で行ったときのことです。テーマパークに到着して楽しんでいると、子どもたちが光るおもちゃが欲しいと言い出しました。少し値段が高かったのですが、たまにしか来られないところだからと、3人分購入を決意。次女は夫が押しているベビーカーに座っており、長女は私と一緒にレジへ。 長男は夫の近くにいたので、夫に「長男くんを見ておいてね」と頼み、夫は「わかった!」とベビーカー押して店内の端へ移動しました。 そしてレジが終わりベビーカーのほうを見ると……、なんと長男がいないではありませんか! 大変なことに気がついた夫夫を見るとスマホゲームに夢中。急いで夫に「ねぇ!長男はどこにいるの!?ベビーカーの脇に隠れてる?」と聞くと、焦ってあたりをキョロキョロと探しました。店内はお客さんでいっぱい。 迷子になってしまったら、見つからないのでは……と、とても不安になりながら、長男の名前を呼んで探しました。 すると、私がさっきまでいたレジの近くで店員さんとお話をしている長男を発見……! 店員さんにお礼を言い、急いで夫のもとへ行き、本当にいなくなってしまったらどうするつもりだったのか、次からは子どもと出かけた先ではスマホゲームは禁止と伝えました。夫は反論することもなく、長男にごめんと謝りました。 旅行から帰宅後、これが公園だったらけがに気づかないかもしれないなど、子どもから目を離すとたくさんの危険があることを改めて夫へ伝えました。今回の出来事で夫は自分の不注意で子どもがいなくなるかもしれないと不安に感じたようで、その後、外出中のスマホゲームは減少。ついついやりがちな外出先でのスマホ、私自身も子どもがいる外出先でのスマホはとっても危険なものだと改めて感じ、夫婦にとって教訓となりました。 イラスト/はたこ著者:やまぐち さき
2024年03月18日休日に家族4人で博物館に出かけたときのことです。誰もが楽しめるはずのストリートピアノで長女が演奏中、見知らぬ女性に絡まれてしまいました……。 博物館展示のストリートピアノを演奏する休日に家族で出かけた博物館には多くの展示物があり、子どもたちは大興奮!展示物のなかに、アップライトピアノの裏側が透明になっていて、後ろから構造を見学できるというおもしろい体験展示がありました。数組の家族が和やかにそのピアノで演奏をしていて、私たちも演奏の順番を待ちました。 ピアノを演奏するわが子の後ろに女性が…順番が来て長女が弾き始めると……。なんと後ろの50代ぐらいの女性が「ヘタクソ早くしろよ……」と言ったのです。私たち夫婦は驚きました。 ピアノを長時間占領していたわけでもないのに、子どもに暴言を吐くなんて! と憤りを感じました。けれども帰宅後、長女はケロッとした顔で「でも私ヘタクソじゃないから、私のことじゃないと思って最後まで弾いた」と言ったのです。私たち夫婦は、へこたれるどころかたくましい長女の発言にもっとびっくりさせられました。 長女の成長を感じることができたものの、世の中には平気で他の子どもに暴言を吐く人がいるのだなと、悲しい気持ちでいっぱいになった出来事でした……。やはり、不特定多数の人が集まる場所ではいろいろな人がいることを実感。短時間でも子どもから目を離さないようにしようと心に決めました。 イラスト/きりぷち著者:中野 迷子
2024年03月16日娘が2歳くらいのときの話です。まさか扉が…自宅では標準装備のファミリーカーに乗っていますが、実家に帰ったとき、独身時代に乗っていた軽自動車に家族で乗りました。夫が運転をして、後部座席に私と娘が乗りました。娘は簡易のチャイルドシートに座っています。車を出発させてしばらくすると、なんと娘の席側のドアが突然開いてしまったのです!! ちょうど信号で車を停めるところだったので、その瞬間にすぐにドアに手を伸ばし閉め事なきを得ました。 その瞬間を見ていなかったですが、おそらく娘があちこち触っているときに、ドアのぶを引いてしまったのだと思います。普段使用しているファミリーカーはチャイルドロックがかかっていて、中側から開かないようになっていました。しかし、軽自動車のチャイルドロックに気づかず、さらに車のドアロックをすっかり忘れていたのです。 ◇◇◇ 日ごろの慣習で、子どもの予想外の行動により危険な目に遭ってしまうことを学びました。特に、車などは人命にかかわることなので、いつもと違う車種に乗るときなど、いろいろな可能性を考えて準備をしておかないといけないと思いました。 作画/てる子著者:よっしー40代、9歳の娘のママ。3人家族。専業主婦。趣味は料理系のドラマを見ること。
2024年03月16日娘が3歳のころ。スーパーで一緒に買い物をしていたとき、目の前をきれいなスキンヘッドのおじさまが通りかかりました。おじさまのことを見た娘は……。 家の中ではいいけれど…ある日、娘を連れてスーパーへ出かけました。3歳になってからおしゃべりが上手になり、本人も楽しいのかたくさん話していた時期でもありました。 当時はお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀さんの人気が急上昇中で、娘は彼の代名詞である「こーんにーちはー!!」の挨拶を真似するようになりました。元気いっぱいでかわいいのですが、家と外ではまた別の話。 お店の中では静かにするように声かけを行い、買い物に出かけました。無事に買い物が終わり、レジへと向かったそのとき!目の前にはきれいなスキンヘッドのおじさまが!心のなかで「まずい!」と思ったときにはもう遅く……。 娘はおじさまに向かって「あっ!こーんにーちはー!!の人だ!こーんにーちはー!!」と大きな声で挨拶しました。必死に否定して謝る母。気まずそうに笑うおじさん。なぜか挨拶が止まらない娘。もうカオスな状況でした。その後、私はスキンヘッドの人を見かけると娘の視界に入らないよう気をつけるように。5歳になった今は、スキンヘッドの人を見ても反応しなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 子どもは自分が感じたことを正直に口に出すので、ときとして焦りますよね。小さいうちは難しいですが、思ったことをすぐ口に出さないよう声かけをしつつ、コミュニケーションを楽しんでほしいですね。 イラスト/シュー子著者:清水理恵子
2024年03月15日娘がまだ生後6カ月のとき、夫は仕事が多忙のため毎日ワンオペ状態でした。今だからわかる女性の言葉産後ボロボロのからだで慣れない育児をこなすのに必死で、寝不足のせいもありその日はイライラしていました。娘を抱っこ紐で市営のバスに乗り買い物へ出かけていたときのことです。バスの中でおばあちゃんに話しかけられました。 「大丈夫?眠れてる?小さいうちは大変よね。私もそうだった。でもね、3歳になるまでの辛抱よ。3歳になると会話もできるし自分でできることがうんと増えるから、少し楽になるはず。それまで頑張ってね」と言われました。しかし、育児や寝不足で疲れていた私は、今がつらいのにそんな3年後の話なんてされても。と余裕のない気持ちでおばあちゃんに素っ気ない対応をしてしまいました。 そして3年後、娘が3歳になると夜は長く寝てくれるし服は自分で着れる、ご飯も自分で食べれる、なんと言っても会話ができる。おばあちゃんの言っていたとおりでした。経験したからこそ助言してくださったあのときのおばあちゃんに、素っ気ない態度をとってしまって申し訳ないのと、あのとき応援してくださったことのお礼を言いたいです。 ◇◇◇ 育児だけでなく、何事も経験していないとわからない気持ちがあると思います。そして余裕のなかった私のように、寄り添ってくれているのに気づけないことがあるかもしれません。この出来事を通して、そんなすれ違いがないように自分の言動に気をつけたいなと感じました。 作画/さくら 著者:高橋綾子20代、毎日ワンオペ育児奮闘中の4歳娘を育てる主婦。趣味は寝かしつけ後の晩酌。
2024年03月14日当時3歳の息子と1歳の娘を連れて、四国へ行ったときのこと。帰りの電車まで時間があったので売店でおみやげを買ったりしながら、時間をつぶしていました。そして、いざ電車に乗ろうとしたとき、あることに気づいてとても焦りました。 子ども2人を連れて改札へ向かうと…帰りの電車に乗ろうと改札へ向かう前。娘を抱っこして息子に切符を持たせました。「さぁ、改札を通ろう」としたとき、息子の手を見ると何も持っていません。 「切符はどうしたの」と聞くと、駅構内の掲示板を指さし、その隙間に入れてしまったとのこと。出発5分前の出来事で私はパニック。駅員さんに事情を話しましたが、掲示板は別会社のものなので何もできないとのこと。泣く泣く新しい特急切符を買いました。 この出来事以降、大事なものは親が持つように。子どもに持たせた場合は、常に気にかけるようになりました。子どもは目を離した一瞬で想像を超えることをする、と学んだ体験です。 ◇ ◇ ◇ ちょっとした好奇心から切符を隙間に入れたくなった息子さんの気持ちもわかります!いつもと違う場所などで親の目が届きにくいと、ハプニングやトラブルが起こりやすくなりますよね。そんなときこそ、何かあるかも……と気を引き締めて行動したいですね。 イラスト/森田家著者:加藤実登里
2024年03月13日散歩タイムは、飼い主と犬の双方にとって、大切なもの。普段は室内で暮らす犬も、この時間は大好きな飼い主とともに『外の世界』に触れ、さまざまな刺激を受けているのです。道行く人たちを見たり、時には交流したりするのも、心の成長において必要なコミュニケーションといえるでしょう。犬の飼い主の『呼びかけ』に共感の声大型犬のボルゾイである、ベルくんと暮らす飼い主(@velzoi)さん。ベルくんは、おっとりとした顔立ちに似合う、温厚な性格の持ち主なのだそうです。日課の散歩を、ベルくんと楽しんでいる飼い主さん。しかし時々、心がモヤモヤとする出来事に遭遇するといいます。散歩中、時には幼い子供を連れた親とすれ違うことも。ベルくんを見るやいなや、こんな言葉を発する親もいるのだそうです。「見て、大きなワンちゃんだねー!触ってみようか?」幼い子供にそう問いかけると、無言でベルくんを触ってくる親。きっと、「我が子に、かわいい犬を触らせてあげたい」と思っての行動なのでしょう。そういったケースを受け、飼い主さんはネットを通して「やめてください。『うちの子に限って』なんてものは、ないです」と苦言。優しいベルくんは、めったなことでは吠えたり、怒ったりしません。しかしどんな犬も、突然触られたことで驚いてしまい、パニックになる可能性はゼロではないでしょう。前述したように、コミュニケーションも必要な刺激といえます。しかし、それはいうまでもなく、双方の合意が必要です。人間同士のコミュニケーションで考えても、それは同じ。見ず知らずの人が突然身体を触ってきたら、誰もが恐怖心を覚えるはずです。もし『最悪のケース』に発展した場合、触った子供がケガを負うだけでは終わりません。たとえ相手が勝手に触ってきたとしても、犬は自治体の条例に基づいて指導されるほか、飼い主が法的責任を問われる可能性もあるでしょう。悲しい事故を防ぐためにも、ベルくんの飼い主さんは、多くの人に向けてこのように呼びかけました。どんなにうちの子がいい子で、今までそんなことが起こっていなくても、いつ『最悪のケース』になるかが分からないのが、動物です。声をかけてもらえたら、もちろん「どうぞ」となるけれど、一瞥(いちべつ)もしないで触りにくる人たちに伝えたい。私とこの子が、あなたの責任を負わなくてはならないのですよ。私はうちの子が大事なので、そのような方々には今日も「触るなら触るといってください」と、冷たくいい放ちます。全国の犬の飼い主から「絶対にやめて」の声大切な『家族』を守るため、あえて強い言葉で苦言を呈している、飼い主さん。そのひと言は、相手の子供を守ることにもつながっているはずです。飼い主さんの呼びかけは拡散され、全国の犬の飼い主から「マジでそれ!怖すぎる」「絶句した…本当にやめてほしい」といった共感の声が続出。また、犬と暮らした経験のない人からも、「そんなことをいう人がいるだなんて、絶句した」という声が上がっています。犬も、人間と同じ尊い命であり、さまざまな感情を持っています。相手の気持ちをしっかりと想像した上で、適切なコミュニケーションをとりたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月12日息子と買い物に出かけた帰り、駐車場で手が痛いと訴えてきました。「どうしたんだろう?」と息子の手のひらを見て、ビックリしてしまい……。 どこで?どうしたら?そんなことに?息子とパン屋さんに行った帰り、駐車場で手が痛いと言ってきました。ぶつけたのかなと思い、手のひらを見てびっくり!指と手のひらに黒いトゲのようなものがびっしりと刺さっていました。 話を聞くと、駐車場の植え込みを触ったらこうなったと……。植え込みにはトゲのある植物は見当たらなかったのですが、何かに触れてしまったのは間違いなさそうです。 迷わず、病院へ直行。受診すると、かなり深く刺さっているものもあるとのこと。麻酔テープを貼り、切って取り出すことになりました。子どもは意外なところでケガをするので、より気をつけていきたいと思います。 ◇ ◇ ◇ 目を離したほんの少しの間に、子どもが予想外の行動をとっていることってありますよね。気をつけても妨げないこともあるので、何かあれば病院を受診するなど大事にならないよう気をつけたいですね。 イラスト/森田家著者:月野ぷんこ
2024年03月11日家族で参列した結婚式でのこと。場所見知りをした息子が大泣きし、暴れだしました。落ち着かせようと会場の外であやしていたところ……。 場所見知りをした息子が大泣き当時3歳の息子と私たち夫婦で結婚式に参列。道中は元気いっぱいでしたが、会場に入るやいなやギャン泣き。泣き出した息子を落ち着かせるために会場の外へ出たものの、背中をのけぞらせて泣く息子。 この世の終わりかというくらい泣きはじめ、ドレスを着ていることも忘れて必死にあやしていました。気づくとお股を広げて踏ん張っていたようで……。「ママ、それはちょっと…」とみんなに下着をさらす前に夫が気付いてくれたことで事なきを得ました。ですが、穏やかにあやす方法はないものかと思った次第です。 子どもを泣き止ますためとはいえ、最低限の所作には気を付けようと自分を戒めました。息子はしばらくすると落ち着き、花嫁さんに花びらを投げてお祝いしていました。 ◇ ◇ ◇ 公共の場で大泣きが始まると、親は焦って早く泣き止ませようと奮闘しますよね。必死になるあまり赤っ恥!なんてこともあると思いますが、子どもは泣くこともあるくらいの気持ちで、気負い過ぎずに子育てを楽しみたいですね。 イラスト/シュー子著者:なみ ななみ
2024年03月07日元タレントで現在はクリエーターとして活動するおかもとまりが5日に自身のアメブロを更新。夫が子連れ再婚を決意できた理由を明かした。この日、おかもとは「夫が子連れ再婚を決意できた理由」と切り出し「私を好きすぎることもあるだろうけど」とお茶目に述べつつ「1番は息子の存在が大きかったと思います」とコメント。「息子が、最初からめちゃくちゃ夫に馴染んだことが、大きかった」といい「1番最初は、『こんな髭のおじさんが急に来て大丈夫かな?』って夫も心配していました」と明かした。続けて「会った瞬間から息子は、『ねぇマリカしよー』『だいちゃーん』『パパになってー』のテンションだった」と述べ「夫も『全然心配いらなかった』とびっくり。笑」と説明。「『息子が自分のこと嫌がっていたり、気を遣っていたら、結構気持ちがキツかったかも』と言っていました」と明かし「そうだよね。わかるよ」とつづった。また、自身についても「息子がこんなに人懐っこくて、こんなにだいちゃんを受け入れて大好きでいてくれて、救われました」と述べ「息子が、パパ欲しくないって言ってたら絶対再婚していなかったです」とコメント。「本当、私の息子が、息子だったから再婚できたんだなと思います」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月06日土日や祝日にも出勤日のある職場で、保育園に預けられないときは義母にお願いしていました。その日も義母に娘を預けて会社へ。すると勤務中に電話があり、娘が救急車で運ばれたというのです……。 目を離した隙に起こった事故3歳になる娘を義母に預けて仕事をしていたとき、義母から連絡がありました。話を聞くと、娘は救急車で運ばれて病院にいるとのこと。どうやら、2人で買い物へ行ったとき、義母がレジで袋詰めをしているときに目を離してしまったようで……。 近くにあった階段をひとりで降りた娘はそのまま転んで頭を打ち、嘔吐して救急車で運ばれたとのこと。びっくりして病院に駆けつけるとグッタリした娘が。嘔吐の原因は「脳しんとう」によるものとのことで、様子見で一泊入院することに。頭も縫うほどの傷ができており、とても動揺しました。 それから義母と話し合い、娘と出かける際は家の近くの公園までなど行動範囲を狭めてもらいました。また1〜2年の間だけ、週末の出勤を減らしてもらえないかと会社に相談。義母とは子育ての情報を共有しつつ、今も協力してもらいながら働いています。 ◇ ◇ ◇ 事故が起こるのは一瞬ですが、子どものことをずっと見ているのも難しいですよね。子どもの性格や日頃の行動を考慮しつつ、その子に応じた対策をとっていきたいですね。 作画/さくら著者:石坂らん
2024年03月04日子どもが生まれる前まで10分前行動が染みついているタイプの人間だった。特に人との待ち合わせの前や、「○時開始」など時間が決まっている場合は10分と言わず、出られるものなら可能な限り早めに出発して20分以上は余裕をもっておきたいタイプであった。しかし子どもが生まれてからこれほどまでにたった10分前に行動するということが難しいと思ったことはない。どんなに事前に準備をしていてもすべて「その日の我が子の様子で決まる」といっても過言ではないのが子連れの行動。「要領の悪さを理由にした言い訳では?」と思う人もいるかもしれないが、とにかく子どもと一緒だとどんなに予想していても、さらなる予想外のことが巻き起こってしまうのである。そして我が子が1人目の子育ての場合「そのパターンは知ってるよ」「それも知ってる」なんて場面はなく、大体のピンチは初めましてのピンチである。しかしあるときそんなお出かけ前のバタバタに終止符が打たれた。そんな乳幼児期を終え息子が幼稚園年長さんくらいからだろうか、ある程度自分の準備を自分でしてくれるようになったため、息子の分も同時進行でこなしていた計2人分の準備から、私1人の分と気持ち手伝いくらいの息子の準備1.2人分くらいの量になった。しかし…子どもといて10~20分の時間をつぶすなどはできないので、もうこうなったら目的地に行ってその前で時間が過ぎるのを待とう!けど…子どもといてこの微妙な時間をなんとかやり過ごすってなんと難しいこと…。子どもって暇が嫌いだよね。時間をもたせる暇つぶしグッズも移動の電車などですべて遊びつくしたし、なにより「現地に着いた!」のテンションなのでもうそんな小手先の時間つぶしは通用しない。そんな息子も現在小学2年生になり、10分程度ならトイレ、20~30分なら本屋に行ったり近くのカフェでジュースを一杯飲むなどして大分大人と同じペースでサクッと行動ができるようになった。時計もよめるようになったので「あと何分?」も大分体感で理解してくれるお年頃に。なので目的地に行って時間がかかる場合もしりとりをしたりおしゃべりしたりして目的時間までを過ごすことができるようになった。大人と同じである、楽になった…!!息子が幼稚園小学校に入るくらいまでは「ああ…外出ひとつでいつまでこんな大変なことが…」と思っていたが、過ぎてみるとちゃんとゴールはあったなぁと思う。
2024年03月03日熱4歳の長男が発熱して保育園をお休みしたときのことです。私が仕事を休んで看病しました。2日目は夫が「俺が仕事休んで、長男を見ているよ」と言ってくれたので、夫に任せて私は出勤。とても頼もしいと思ったのですが、現実は違いました。帰宅後にわかったのはありえない夫の行動だったのです……。 熱を出した長男と留守番の夫普段は保育園に通っている長男が、朝に38度台後半の熱を出したことがありました。幸い、その日は私が仕事休みだったため、長男を病院に連れて行き、インフルエンザなどの感染症の検査をしてもらいましたが、陰性。 翌日は私も夫も仕事でしたが、夫が「明日は俺が仕事休むよ」と言ってくれたので、私は仕事に出ることにしました。長男の熱は解熱剤を使ってもすっきり下がらず、翌朝も37度台後半……。 帰宅後に知った衝撃の事実夫に長男をお願いして私は仕事に行き、15時ごろに仕事から上がり家に帰ると「ばぁばが来てくれて、おもちゃ買ってもらってファミレスも行ってきたよ」と、夫の発言にびっくり。 私が「お義母さんが来るのは全然構わないんだけど……。朝も熱があったよね?保育園も休ませてるのに、何で連れて行ったの?」と聞くと、夫は「午後には平熱に下がってたし、元気だから大丈夫かなと思った」と言ったのです。 私は「日中に熱が下がっても、夜にまた上がるって長男によくあるパターンだし、大人でも午前中に38度近くあって午後から出かけるって体つらくない?休ませてあげてほしかった。それに周りの人にもうつしてしまうかもしれないし」と伝えると、夫は「軽率な行動だった、ごめんね」と言いました。 結局その夜長男は熱をぶり返し、翌朝も下がらず、その姿を見た夫は「昨日外に連れ出さなければよかった……」と反省していました。たまたま週末で仕事も保育園も休みだったのでよかったことですが、夫との育児の価値観の違いに気付けた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな
2024年02月29日長男が1歳のとき、天気が良い冬の日にベビーカーで最寄り駅近くを散歩していました。眠くなってきたこともあり段々ぐずり始めた息子。周りからの視線を気にしつつあやしていると、突然見知らぬご年配の女性が近づいてきて強い口調で声をかけてきたのです――。 突然、見知らぬ女性が…どうにかあやしている私に、ご年配の女性が近づいてきたかと思うと、強い口調でこう言いました。 「わからない? 暑いのよ。とってあげなさいよ」とブランケットを指差していました。 全く知らない人から強い口調で指摘されたことが悲しいような恥ずかしいような……。とても複雑な気持ちになり、歩きながら涙があふれてきてしまいました。 今思えば、話しかけてきた女性に悪気はなかったのかもしれないと思いますし、教えてくれたのだと思います。ただ、慣れない育児に試行錯誤しながらも頑張っていた私は傷つき、言い方に少し気を遣ってほしかったというのが本音です。自分が育児の先輩になったとき、この気持ちを忘れずに、頑張ってるママたちにやさしく声をかけようと心に誓った出来事でした。 イラスト/ぽん子著者:大野来未
2024年02月29日子ども2人を連れ、初めて電車で帰省したときのこと。ベビーカーと抱っこで移動していたのですが、電車に乗ると2人がギャン泣き。必死であやしていると、さらに悲劇が起こり……。 子ども2人を連れて電車で帰省2歳の上の子をベビーカーに、0歳の子を抱っこ紐で抱っこして3人で実家に帰省しました。電車での帰省は初めて。静岡から奈良までの移動で肩はパンパン。静岡から京都までの新幹線は2人とも寝ていて何とかクリア。あともう少し、京都から奈良までの電車は残念ながら混んでいて座席に座れませんでした。 乗車してしばらくするとベビーカーで寝ていた上の子が起きて泣き出し、それに反応して抱っこしていた下の子まで泣き出しました。泣き止んでもらおうと必死であやしていたとき、上の子がベビーカーから降りたいと言うので降ろしたところ……。 ベビーカーのハンドル部分に荷物をぶら下げていた事を忘れ、バランスが崩れてベビーカーがひっくり返ってしまい……。どこから手をつけていいのか私はあたふたし、びっくりした子どもたちの泣き声が車内に響きました。 困り果てていると少し離れた席に座っていた女性が手招きしていることに気づき……。何か言われるかもと思いましたが、「気づかなくてごめんね」と席を譲ってくださいました。 座って気分が変わったのか子どもは泣き止み、女性のおかげで本当に助かりました。 それからは困ってる人がいたらすぐに手助けをしようと心に決めています。 ◇ ◇ ◇ 閉ざされた空間で同時に泣かれると困ってしまいますよね。女性の声かけでお子さんが落ち着いてよかったです。ベビーカーのハンドルに荷物をかけると操作がしづらくなり、またバランスを崩して転倒につながることも。安全にベビーカーを利用するためにも、メーカーで推奨されていないものは使わないよう気をつけましょう。 作画/しおん著者:阿部まるこ
2024年02月29日義祖母が亡くなり、通夜と葬儀があったときのこと。お通夜の前に時間があったため、やっと歩けるぐらいになったばかりの1歳の息子と一緒に控え室で待つことに……。すると、控え室で遊んでいた子どもがとんでもない事態に陥ってしまったのです――。 目の前で起きたハプニング1歳の息子は控え室にあるロールタイプのカーテンを見つけると、そのカーテンの紐が気に入ったようで引っ張ったり、触ったりして遊んでいました。 しかし、いつの間にか頭に引っ掛かかってしまったようで、取って欲しかったのか、そのままこちらへ向かって来たのです……! 危うくそのまま首に引っ掛かってしまって首吊り状態になりそうに! 走ってくる姿を見た瞬間、私はパニックになりながら、急いで子どもに駆け寄りました。 危機一髪!紐を外すことができたので大事には至りませんでした。 見守っていたつもりなのに、瞬時に事故は起きるものなのだと痛感。また、小さな子どもにとってはどんなものも危険に変わってしまう事があることを思い知らされました。今後は見守るだけでなく、子どもが遊んでいるものは安全かどうか、危険なものが周りにないかどうかあらかじめしっかりチェックして、必要に応じて対策をしようと思います。 ◇◇◇大事に至らなくて本当によかったです。子どもの周りにはどんな危険が潜んでいるか、想像したり予期したりする力が必要なのだと感じさせられる出来事ですね。小さな子どもの身の回りは何が起こるかわからないので、しっかり安全確認と対策をおこないたいですね。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:山田はな
2024年02月28日6歳の息子、4歳の娘、7カ月の娘と一緒にマンションのエレベーターに乗っているときのこと。なんだか臭いのです……?帰宅時の自宅エレベータ内の異臭に、何が起こっているのか最初はわからなかったのですが――!? 臭いの根源エレベーター内の異臭に、何の臭いだろうと思いながら耐えていました。 すると息子が「かあか、○○ちゃん(7カ月の娘)の髪の毛にカメムシ!」 と叫んだのです。その途端、私はすぐに状況を理解しました……。 「ギャーーーー!」と叫んだと同時にエレベータの扉は開き、カメムシは娘の髪の毛から飛び去っていきました。 しかし、その後も臭いは取れず…‥。お風呂で何度も何度もシャンプーしましたが、鼻につくあの青くさい臭いがとれません。 カメムシの臭いを知らない息子たちは 「なんかキューリの臭いがするー」なんてのんきなものでした。ネットでいろいろと調べたらベビーオイルを使うと臭いを落とせるというのを見つけ、半信半疑でしたが何かしなくてはと思ったので、すぐさまベビーオイルを使用。しかし、わずかに臭いが薄まったかな?程度でした。 もうどうしようもないと判断し、「ごめんね」と娘に謝った後、断髪式となりました……。すごい髪型になってしまったけれど、あの凄まじい臭いはなくなり一件落着。その年は洗濯物を外に干すのもためらうほどカメムシが大量発生していて、それからは外出の度ビクビクしながらも注意して扉を開閉することになりました。 イラスト/海乃けだま著者:やすだはなこ
2024年02月24日大型スーパーにあるキャラクターの子ども用カートが大好きな3歳の次男。スーパーに行くたびに急いで探しに行きます。この日は、カートをゲットしたのですが――!? 最後の1台をなんとかゲット!子ども用カートは数に限りがあり、とても人気があるため、特に休日は取り合い状態です。この日はなんとか最後の1台をゲットし、次男の機嫌も上々に。 大人の買い物を済ませたあと、しばらく次男のリクエスト通り、子ども用のちょっとした遊具がある広場で遊ぶことにしました。広場にはカート置き場もあったので、私はカートにはハンカチを乗せておき、置いておきました。 あれ? 置いておいたカートは…!?20分ほど遊んだあと、お昼ごはんを食べに行くためにカートのところへ行くと、あるはずのカートが見当たりません。そして代わりに、私のハンカチが乗った通常のカートが置いてあったのです。 「まさか勝手に交換された?」と思いながら、次男を見ると今にも泣き出しそうな顔をしていました。使っていた子ども用のカートが無いことを伝えると、案の定泣き叫ぶ次男。どうすることもできなかったため諦めるしかなく、泣き叫ぶ次男を抱きかかえながら、その場を去りました。 スーパーのフードコートでお昼ごはんを食べるつもりでしたが、帰り道にあるファストフードチェーンのテイクアウトに変更。注文したセットにおもちゃが付いていたので、なんとか次男の機嫌も直りました。 勝手にカートを交換するのは、いかがなものかと思います。しかし、次男と同じように子ども用カートを使いたい子どもたちがいるとは思うので、一定時間使わない場合はキープしておくのはやめておくべきだったかなと、私の行動も反省した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:鬼頭いちか
2024年02月24日2人目を妊娠していたときのこと。1人目の長女が予定日を遥かに過ぎてから生まれたこともあり、予定日の5日後に入院日をして出産することになっていました。案の定、予定日になっても生まれる気配がないので、近所のイベントに出かけたのですが……。 自宅近くのイルミネーション会場へ出産予定日は祝日で、自宅近くの山でイルミネーションイベントが開催されていました。どうしても行きたいという娘。安静にして家にいるのが正解だと思いましたが、入院前の最後の思い出づくりにと車で向かうことに。何か異変があったらすぐに引き返そうと思っていました。 イルミネーションはとてもきれいで、娘も大喜び。「3人でのお出かけはこれで最後だね」と感慨深い気持ちになっていました。イルミネーションを見終え、いざ帰ろうとしたときです。なんと、車のタイヤがパンクしていました。 急いで業者に連絡しましたが、道路が混んでいるので何時間かかるかわからないと言われ……。その間に私のおなかはどんどん痛くなっていき……、すぐに病院へ行けない状況に恐怖を感じました。 結局、おなかの痛みは前駆陣痛で大変な事態は免れました。妊娠中は何があるかわからないので、自宅近くの場所でも気をつけたいと思いました。 ◇ ◇ ◇ 自宅から近い場所であっても渋滞で車が動かなくなる可能性もあるので、妊娠中とくに臨月に入ったら人が集まる場所やイベントは避けたほうが安心かもしれません。何かあった際の行動も考えつつ、マタニティライフを楽しみたいですね。 作画/森田家著者:晴田ちえり
2024年02月20日息子は幼稚園に通う前まで、遊び場として支援センターを頻繁に利用していました。息子が2歳のとき、おもちゃで遊んでいると、息子と同じくらいの年齢のある男の子が息子の遊んでいるおもちゃをいつも取ってしまいます。その男の子のママさんの態度にあ然としてしまいました……。 何度も取られるおもちゃに逃げる息子ある日息子が車で遊んでいると、ある男の子に取られてしまいました。ほかのおもちゃで遊ぼうかと息子に言い、他のおもちゃで遊んでいると、また取られる。息子も男の子におもちゃを取られるのが嫌で逃げていました。 「順番だよ」と私から男の子にやさしく伝えましたが、まだ2歳の息子と同じくらいの年の子ども。伝わりません。「そう言えば男の子のママやパパがいない」と思い、辺りを見渡すと、男の子のママらしき人物がスマートフォンを触っていました。 驚愕した保護者の態度息子が逃げても逃げても追いかけてきておもちゃを奪っていく男の子。息子は大泣きしてしまい、「ごめんね。おうちに帰ろう」と息子に言いました。それでも男の子のママはこちらを見ようともしません。 さすがに腹が立ったので、男の子に「ママを呼んできてくれるかな?」と言うと、男の子はママのところに行きましたが、一部始終を見ていなかったので、「なに?」という顔をしている男の子のママ。 私は呆れて言葉も出てこず、その場を後にしました。帰りに窓から中の様子を覗きましたが、男の子のママはまたスマートフォンを触っていました。 まだ2歳。順番を守れないことやおもちゃを取ってしまうことはよくあることですが、親が必ず見ていなければいけない年齢だと思います。私にとって、子どもより大事な物はありません。 スマートフォンは子どもが寝てからいくらでも見られると思います。わが子が安全に遊べるように、わが子が他の子に嫌な思いをさせないように、自分の子は自分で責任を持って見るべきだと再確認した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち監修/助産師 松田玲子著者:宮﨑るか
2024年02月20日