2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。子宮頸がんであることを懇意にしていた編集者に報告したところ、あっさり仕事を切られてしまい……。★関連記事:「マジすか!?」仕事先にがんを報告したら秒で仕事を切られて… #子宮頸がんゆる闘病記 14しょっちゅう仕事をしていた方にあっさり仕事を切られてしまい、「このやりとりをあと何回続けるのか」と思いながら、仕事先の方たちに連絡をしました。ある程度覚悟していたのですが……。「とりあえず半年くらいは待てますから」「無事に治療が終わるのを待っています」「治療が長引くならそのとき相談しましょう!」など、やさしい言葉をかけてくださる方が多く、とてもうれしかったです。ある方からは、治療中も仕事を続けさせてくれるという、うれし過ぎる申し出もありました。でも、一体なぜ……? と思い尋ねてみたところ、その方も長期入院したことがあり、病気が治っても仕事がないかと思うとすごく不安だったという経験があったからとのこと。そのおかげで、実際に私は入院中も働くことができたのです。がんになったことは、本当に死ぬほど怖くて、震えるほど嫌なことです。それでも、実はがんになってよかったと思えることもたくさんあります。その1つが、「待つ」と言ってくれた人たちがいたこと。そのことに気付けたことです。元気だったら、なんということのないひと言ですが、社会に戻れるかどうかわからない自分にとって、思った以上に勇気づけられる言葉でした。特に、戻る場所のことまで考えてくれた彼女には、ただただ感謝しかありません。ほかにも、それぞれのやり方でサポートしてくれた友人がいて、その気づかいにもとても助けられました。ー------------------------「待つ」と言ってくれた人たちがいたことに気付けたことで、視界が大きく変わったと、とりだまりさん。治療を始めてからでないと、自分でもどうなるかわからない中、そういった言葉はとても励みになりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月28日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。子宮頸がんであることを両親に告げ、次は仕事関係の人たちに報告をすることになったのですが……。★関連記事:「お通夜みたいだったよ」娘にがんだと告げられた両親の反応は… #子宮頸がんゆる闘病記 13いつまで続くかのかわからないのが、がん治療。だからこそ困るのが、収入減(仕事)のことなのですが……。がんを治せずに死ぬのも怖い。生き残って、また仕事を始めるのもちょっとしんどい。このときはそんなふうに思っていました。だから、仕事関係の方に連絡するのがとても怖かったです。意を決して、当時懇意にしていた書籍編集者さんに報告したのですが……秒で切られました(笑)。仕事を切られるのはともかく、非常にあっさりなのがなんとも。まぁ、向こうにもいろいろ都合があるのでしょうが……。「治療が終わるまで、何年だって待ってますよ!」……という都合の良い答えを期待していたわけではありませんが(いや、ちょっとしてた)、残念ながら私は、編集さんが「数年待ってでも書いてもらいたいんです!」と思うような、実力派でも売れっ子ライターでもないので、恨むなら自分を恨むしかないのが、なんとも情けなく。ただ、うまい具合に治療を終えられたとしても、そのとき復帰する場所がないというのは、やはりなかなかしんどいものです。ー------------------------仕事をあっさりと切られたとき、とりだまりさんは「正直、終わったな……と思った」とのこと。がん治療とは直接関係ないことであっても、治療前から気に病むことことがあるのは、つらいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月26日がん経験者などに無料のオンラインミーティング9月4日(日)、一般社団法人日本キャンサーアピアランスケア協会が主催する座談会形式のオンラインミーティング「がん経験者とナースで語ろうアピアランスケア」が開催される。参加費は無料となっている。このイベントはzoomによりオンラインで開催され、厚生労働省と公益財団法人日本対がん協会、公益社団法人日本看護協会が後援として参画。がん経験者や看護師、看護師以外の医療関係者などが対象である。当日は女性特有のがんを患った人たちの「よつばの会」代表で、自身も子宮頸がんなどを経験しているタレントの原千晶さんをはじめ、婦人科がん、乳がんの経験者3氏が「患者側」として出演。「看護師側」には、がん看護専門看護師、乳がん看護認定看護師、がん化学療法看護認定看護師の3氏が出演する。「アピアランスケア」とは外見に対するケアがん治療では外見の変化を伴うことがある。「アピアランス」は外見のことを意味し、「アピアランスケア」とは外見に対するケアのこと。がん治療による外見の変化に悩んでいても、看護師などに相談しづらく、悩みを抱え込んだままになりがちである。一方、看護師側も患者が求めているケアとはどういうものかなどの不安や疑問を抱えている。このオンラインイベントでは、がん経験者3氏と、がん専門・認定看護師3氏がアピアランスケアをテーマにそれぞれ経験をしてきたことを語り合うことになる。多種多様なニーズを可視化させ、アピアランスケアの現場に生かすためのイベントであり、参加者には医療現場で嬉しかったことや不満などについて、参加登録の際や当日のチャット機能で伝えてほしいとしている。日時: 9月4日(日) 14:00~15:30参加費: 無料(日本キャンサーアピアランスケア協会のサイトより引用)(画像は日本キャンサーアピアランスケア協会のサイトより)【参考】※「がん経験者とナースで語ろうアピアランスケア」申込開始 - 一般社団法人日本キャンサーアピアランスケア協会
2022年08月24日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。1カ月後に子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。子宮頸がんであることを両親に告げるのは、気が重くて……。★関連記事:「足りなければ俺が貸すし」フリーランスが、がんになるということは… #子宮頸がんゆる闘病記 12子宮頸がんであることを電話で両親に伝え、その後実家に会いに行くことにしました。私もアラフォー。高齢なので、あんま期待してなかったとも思いますが、さすがに両親に「孫を残せなくて……」と直で伝えたときはヘビーでした……。そんなこと娘に言われた両親のほうが、さらに重かったとは思いますが。娘に面と向かってがんだと告げられた、父と母の反応はそれぞれでしたが、泣かれなくてよかったな、と思いました。でもその後、妹から聞いた話では、私の前ではそんなそぶりを見せなかった両親は、うなだれてお通夜のようだったとのこと……。いやー、やっぱそうですよね~。会っている間は淡々と、普通の挙動だった両親ですが、やっぱり無理してたんだなぁと。これはもう、「心配かけて申し訳ない」としか言えません。本来であれば、親がこっちに心配かけていい年代なのに。介護とか。あと妹。不甲斐ない姉でホントすみません……。病気になることで、自分の甲斐性のなさが、アリアリと浮き彫りになった1日でした。ー------------------------両親に自分ががんだと伝えるのは本当に気が重かったとりだまりさん。伝えるほうも、伝えられるほうもとてもつらいものですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月23日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。 きっかけは子宮頸がん検診だった ※個人の見解を図にしたものです。 近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた、津島つしまさん。 医師に「結果が悪くて……がんの一歩手前です」と言われてしまったのですが……。 なぜか、本人は 「まじすか、やばっ」 と、まるで人ごとのような返事。かなり冷静ですね。 帰宅後、配偶者に「がんの一歩手前だって! 今度精密検査するから!」と、明るいトーンで報告する津島さん。 「ヘラヘラして…大変だって分かってる…?」 むしろ、パートナーのほうが不安そうですね。 こうして、宣告を受けて妙にハイテンションになりながらも、津島さんの闘病生活が始まったのでした。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月21日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。1カ月後に子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。入院準備で物をそろえる以外にも調整が必要なことがあり……。★関連記事:「入院中の楽しみができた!」がん友ができて不思議と心が軽くなって #子宮頸がんゆる闘病記 11自分が倒れれば、そこまで。働けなければ、即無収入。それがフリーランス。しかもわが家は夫婦ともにフリーランス。なので、夫婦といえども、簡単には相手に頼れません。なぜなら共倒れになるから。そのつもりで生きてきました。ただ、「治療費が足りなければ貸す」と夫に言われたときは、「よっしゃ、死んだら借り逃げできるな!」とも思いました(笑)。いざとなったら、借り逃げができる。それが夫婦(?)。そう思っているのは私だけかもしれませんが、夫に確かめるつもりはもちろんありません。「違う」って言われても困るから。この先も、そこはあいまいにしたまま生き抜こう。そう思う今日このごろです。ー------------------------フリーランスのため、働けない期間のお金のことが気がかりだったというとりだまりさん。手術だけでなく、手術後の生活やお金についても夫婦で話し合う必要があるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月21日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。入院手続きのときに、乳がんで抗がん剤治療をした美女に出会ったとりだまりさん。抗がん剤治療についていろいろ教えてもらい、闘病の決意を固めて……。★関連記事:「エステみたいにツルツル!?」抗がん剤治療の思い込みが塗り替えられ #子宮頸がんゆる闘病記 10乳がんで抗がん剤を体験したという美人患者さんに、ウィッグについても教えてもらった私。もし抗がん剤をすることになっても、めっちゃいいウィッグを買うことにして、闘病の決意を固めました。そして、ウィッグへの気付き意外にも、さらにうれしい出来事が……。それは、がん告知を受けたその日に、とてもすてきながん友に出会えたことです。どうせハードな治療をするなら、せめてメンタル面くらいはラクラクのラクをしたいじゃないですか……。だって絶対、そこそこしんどいし。そんな私の怠け者マインドに、彼女の極上におおらかな感性は非常にしっくりきたのです。私も体毛が全部抜けたら、エステで全身脱毛したって思おう~。そう考えただけで、くだらなすぎてちょっと楽しくなれたのでした。ー------------------------入院前からがん友だちができたことが、非常に心強かったと、とりだまりさん。がんである事実は変わらなくても、不思議と心が軽くなったそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月18日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。入院手続きのときに、乳がんで抗がん剤治療をした美女に出会ったとりだまりさん。抗がん剤治療についていろいろ教えてもらい、一番気になっていたことを詳しく聞いてみると……。★関連記事:「めっちゃいい吐き気止めあるから」えっ! 抗がん剤治療は想像と違い… #子宮頸がんゆる闘病記 9すでに乳がんで抗がん剤を体験したという美人患者さんのお話を聞いて、私の中のがん治療への思い込みが次々と塗り替えられました。抗がん剤治療を受けてみないとわからないけれど、私が想像していたよりもずっと体を動かすことができるのだな、と。そしてついに、一番気になっていた髪の毛について聞いてみたら……。「それはもう見事にツルツルに。エステかよっていうくらい」と美女患者さん。抗がん剤治療でエステって一体……!?私は髪の毛が抜けることしか想像していなかったのですが、髪の毛だけでなく、全身の毛という毛が抜けるとのこと。ウィッグは慣れるととてもラクで、ナチュラルになじませるためには、それなりにお値段がかかるよう。でも、それでがん治療のつらさを乗り越えられるのであれば……。このときは「絶対に買おう」と決めたものの、後日、家族の猛反対に遭いました。「なぜ見栄のために、そんなに高いものを……」「数千円台からあるんでしょ? だったら、そういうのを何種類か買って楽しめば?」…………まぁ、そういう考え方もありますよね。でも、正直「うるせえ!」って思いました(笑)。だって治療するのは私だもん。自分で買うのだから文句はないでしょうが!とにかく、私はこの決心で、心置きなくがん治療に挑む覚悟ができたのでした。ー------------------------美女患者さんのリアルな話で、一番気がかりだった髪の毛についても前向きに考えられるようになったという、とりだまりさん。がん治療に挑む覚悟の固まり方は、人それぞれだと実感したそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月17日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの専門病院で受けた検査の結果、がんが確定したとりだまりさん。入院手続きのときに、乳がんで抗がん剤治療をした美女に出会い、いろいろ話を聞くと……。★関連記事:「髪は見事に抜けるね!」マジか…抗がん剤を経験した美女に出会い… #子宮頸がんゆる闘病記 8入院手続きをしているときに、すでに乳がんで抗がん剤を体験したという美人患者さんにお会いしました。抗がん剤といえば、「とにかく吐きまくり」という印象だったのですが……。「多分吐かない。大丈夫」と言われてびっくり!中には薬が合わなかったり、薬の量が多かったりして吐く方もいるようですが、「今めっちゃいい吐き気止めあるから」とのこと。美女患者さんの場合は、ちょっとムカムカするかな? 程度だったらしいです。さらにこの後、私にとっては意外な事実が告げられました!思えば、私の身近でがんにかかったのは、高齢の祖父母だけ。年齢のことを考慮して、抗がん剤治療はしなかったので、今のがん治療がこんなに進んでいるとは少しも思いませんでした。「もしかして、がん治療をしながら仕事ができるかも?」それは、フリーランスの私にとっては、非常に希望の持てること。だって、休業補償がないし……。長期間休んだら、これまでのキャリアがすべて終わるような気がするし(これは気のせいでしたが)。まぁ、がん治療しているのに休めないという現実もどうかと思いますが、仕事が続けられるという事実は、いろんな意味で支えになります。もちろん、体は治療でそれなりに疲れているので、これまで通りというわけにはいかないのですが。それでも、治療を受けながら仕事をしている人がいるという事実を知り、非常に力が湧いてきました。ー------------------------想像していた抗がん剤治療とは全然違っていたと知り、驚いたというとりだまりさん。症状の出方やつらさは人によってそれぞれだと思いますが、がん治療中をしながら働いている方もいるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月14日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの専門病院で受けた検査の結果、がんが確定したとりだまりさん。検査結果を聞いたその日に入院手続きをすることになり……。★関連記事:「アウトでした…」がんと確定。診察後に夫に電話で報告したら… #子宮頸がんゆる闘病記 7翌月に控えた手術のために、入院の手続きをすることになりました。私の場合、がんになったことは、割とあっさり受け止めることができました。けれど、ハゲるのはなかなか……(笑)。そんな私に、とってもうれしい出会いが訪れたのです!声をかけてくれた美女は、乳がんで抗がん剤を投与したとのこと。髪の毛のことについて聞くと、「見事に抜けるね! もうツルッツルに! あ、ちなみに今もヅラね」と教えてくれました。そのやさしく美しい姿に「これならイケんじゃね?! がん治療!」と感じたのです。ー------------------------不安な中、その女性に出会えたことはとてもうれしいことだったというとりだまりさん。経験者の話を聞いたり、姿を見ることは、自分が前向きに考えられるきっかけになるのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月12日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの専門病院で受けた検査の結果、がんが確定したとりだまりさん。まずは家族である夫に電話をかけたのですが……。★関連記事:「この先どう生きたら…」組織診の結果を聞きに行くとまさかの… #子宮頸がんゆる闘病記 6検査結果はクロ。子宮頸がんのIb1期でした。まずは夫に伝えなければと、「アウトでした…とりあえず手術」と電話で報告しました。「まぁ、なったもんはしょうがないからしっかり治そう」と、落ち着いて対応してくれた夫の存在が、とてもありがたかったです。ややホッとしたこともあり、このあと、思わず不安をこぼしてしまいました……。結婚前から「子どもはいらない」となんとなく決めていたわが家。ですが、いざ自分の子宮も卵巣もなくなるとなると、子どもを持てなくなることへの罪悪感がほんのりと湧き上がってきました。なるほど、「産まない」のと「産めない」のは、似ているようで、ずいぶん違うんだな……と、このときはひしひしと感じたものです。それにしても、この段階で「ハゲたくない」とか言っている私って……。でも実際、手術よりも抗がん剤そのものよりも、このときの私はハゲるのが何よりも怖かった。だって、見栄っぱりだから。それがわかっていても、本当に本当に嫌だったんですよ~。ー------------------------何よりもハゲるのが怖く、「もし抗がん剤をやらなきゃいけなくなったら……」と考えると目の前が真っ暗になってしまったそう。治療を始めてみないとわからないことは、不安になりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月09日2022年8月6日現在、食道がんのため入院し、治療に専念している俳優の秋野暢子さん。芸能活動は休止していますが、入院先での日常をブログでつづっています。がんを公表した秋野暢子メッセージに「本当に尊敬する」「ゆっくり休んで」がん治療中の俳優に寄せられた心ない言葉反応に「人柄を感じる」秋野さんは病院で、「転ばないと思っているあなたへ」の1文から始まる、1枚の貼り紙を目撃。内容に、「なるほど!」と感心したようです。こ声かけて。自信のない時、不安な時。ろ6~7時は転倒・転落の多い時間帯。ばバランスを崩しやすいので気を付けて。ぬ濡れてる床にはご注意を。ささぁ、足首回して第一歩。き危険です。エレベーターの隙間にはご注意を。の飲み薬によってはふらつきのもと。つつまずきやすいよ。スリッパは。え笑顔のあなたが見たいです。つまずくといったトラブルが起きるのは、段差がある場所だけとは限りません。起きた直後や掃除などで濡れた床、スリッパを履いている時…さまざまな要因が、転ぶことにつながりかねないのです。秋野さんは、入院中の生活で転びかねない場面を知り、「気を付けましょう」と、自らだけでなくファンにも呼びかけました。ファンからは、「早速メモします」「大切なことですね」といったコメントが集まっています。この貼り紙に書かれている場面は、病院内だけに限らないでしょう。自宅や外出先など、さまざまな場所に転びやすい要素があるといえます。「自分だけは大丈夫」と思わずに、日頃から気を付けたほうがいいですね![文・構成/grape編集部]
2022年08月06日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院後にひたすら食べたいものを食べまくった結果、妊娠中の体重くらいまで増えてしまい、運動を決意するのですが……。★関連記事:「私だけじゃないし〜」コロナ禍でがん患者もみるみる太っていき…!? #大腸がんらしい 68「デブis健康」と豪語(?)していた私ですが、さすがに体が重く感じ、今の状態は不健康だと意識するようになりました。とうとう真実に気付いた私は、ウォーキングや小走りを始めてみたのですが、私の場合は目的地がなくひたすら歩くのは性格的に厳しくて……。ということでジムに通い始めました。思いついたらすぐに行動する私。体は重くて動きは遅いけど、決断は早いんです。そして、ジムに併設されているエステも速攻で申し込んだのでした。ー------------------------ぜい肉は健康ではないのだと、ジムに通うようにやって正常な判断ができるようになったというおさしみ1番さん。太るのは簡単ですが、痩せるのはやはり大変なようですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年08月02日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院後にひたすら食べたいものを食べまくった結果……。★関連記事:「謎のロジック発動で爆食!」退院後にひたすら食べまくった結果… #大腸がんらしい 67「がんで痩せるのは良くない」「ご飯を食べられなくなったら危ない」そう聞いていたので、「逆に太れば健康ってことか!」と食べまくっていたら……妊娠中と同じ体重(62kg)まで増えてしましました。われながら、なんて安直なのでしょう(涙)。当時の私はツッコミどころ満載ですが、このときは正しいと思って食べまくっていました。今思うと、変な恐怖心や、現実を直視したくないから食に逃げていたのかも。「食べたら幸せ」「幸福感が欲しいから食べる」この発想もあったかもしれません。言わずもがな、完全に失敗です。ー------------------------がんになると痩せてしまうというイメージが何となくありますよね。痩せずには済みましたが、すっかり太ってしまったおさしみ1番さん。がんの手術をしても人それぞれなのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月31日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの可能性が高いことがわかり、さらに詳しい検査を受けるために、大きな病院を紹介してもらうことになったとりだまりさん。そうなると、今まで見過ごしたきたちょっとした不調が気になるそうで……。★関連記事:「がん患者でも全然普通!」病院選びでがん専門を選んで良かったこと #子宮頸がんゆる闘病記 3大きな病院で検査を受けるにあたり、夫と「これを機にちゃんと診てもらおう」と話しました。とはいえ、痛くも何ともないので、「本当にがん?」とも思うのですが、くじ運は悪いほうな私は、裏を引きそうな気もして……。そうなると、「ここ何年も不正出血が続いていたな」「結構な頻尿だったな」など、これまでは何とも思っていなかった体の不調も気になってきました。当時は「疲れてるせいかなぁ」と漠然と思い込んでいたというか、変なことになっているんじゃないかとは、考えたくなかったのだと思います。さらに、「ちょっと変だな」という自覚はあっても、お金がない時期が長かったので、なかなか病院に行く決心がつかなかったというのもあります。後にして思うと、「お金がなくても、結構何とかなったのにな」と激しく後悔に襲われました。日本には、医療費が高額になった場合に一部を払い戻してくれる「高額療養費制度」というすごい制度がありますし、入院前に「限度額適用認定証」の申請を役所にしておくと、病院で自己負担限度額以上の支払いをしなくて済む仕組みもあります。いずれの場合も、自己負担限度額は収入に応じて変わってくるので、自分が加入している保険(国民健康保険なら役所、社会保険なら会社等)の担当者に相談すると良いそうです。ー------------------------ご自身の経験を踏まえ、「ちょっとでも変かな?と思ったら、ぜひ病院に行っときましょう!」ととりだまりさん。気になる症状があるときは、自己判断をせず、早めに受診できると良いですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】頻尿だったのは、おそらく大きくなった子宮が膀胱を圧迫していたのだと考えます。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年07月27日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。翌年2021年にまた大学病院に行くことになり……。★関連記事:「ハッピーエンドしか考えていなかった」大腸がんの手術は終わったけれど… #大腸がんらしい 64大腸がん手術後、再発がないかなどを確認するために受けたCT検査の結果を聞きにいきました。実は、CT検査をおこなう前から、悪性の可能性を示唆されていたため、今回はなんとなくわかっていました。今思えば、この時点では「転移という事実」を受け入れたに過ぎず、「転移」自体が意味するものについては、まったく理解していなかったように思います。ー------------------------動揺を表に出すことがあまりないと自覚しているおさしみ1番さんは、転移を告げられたとき「そうですかー。じゃあどうしようか」という感じだったそう。皆さんがもし同じような状況だったら、どんな反応をしそうですか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。【里村先生からのアドバイス】大腸がんで一番転移が多い部位は肝臓、次に肺と言われています。転移も、単発なのか多発なのかで治療方法が異なります。単発のときは、手術や抗がん剤を半年ほどして、新たに転移巣がなければ根治術という選択肢もあります。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月24日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。手術後、立つことすらままならなかったり、股関節の激痛が続いたりと想定外のことが起こりましたが、ようやく退院をして……。★関連記事:「持っていってよかった!」大腸がん手術入院時のおすすめアイテム5選 #大腸がんらしい 63大腸がん手術を終え、退院しました。手術前の私は、がんを切ったら終わって、すぐ治るのだからと思っていました。だから退院してからは、ハッピーエンドまでまっしぐらのストーリーしか考えていなかったのです。でも後腐れるのが、がんという存在。残念ながら、この物語は現在進行形で今も進んでいます。少しだけ遠回りになりますが、ハッピーエンドを目指していきたいな、と思っています。ー------------------------がんをみんなが嫌がる理由は、終わりがないことだとおさしみ1番さん。がんは、手術が終わったとしても、すぐに治るものではないのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月22日「子宮頸がん」というがんを知っていますか? 子宮にできるがん、ということくらいはわかっていても、どのように発症するのか、どんな人がかかりやすいのか、といったことはまだ知られていないかもしれません。最近は20~30代女性の発症が増えているということですが、40~50代女性も発症しており、油断はできません。40~50代女性が子宮頸がんについて知っておきたいことを産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。★関連記事:子宮がんは実は2種類!「年に1回検診を受けているから安心」の落とし穴【医師監修】子宮頸がんとは?性交渉により、子宮頸部にできるがん子宮頸がんとはどんな場所にでき、なぜできてしまうのでしょうか。「子宮頸がんは、子宮の入り口付近の細くなった部分の頸部にできるがんです。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって起こります。男性性器がウイルスに感染した状態で、避妊せずに交渉することで女性性器に感染するのです。ただ、HPV感染は性交渉による“風邪”のようなもので、珍しいものではありません。女性の50%以上が一度は感染するウイルスとされており、感染しても90%以上は免疫力により自然治癒します。しかし、自然治癒できなかった残りのウイルスが持続感染して細胞ががんに変化することで発症してしまうのです」(駒形先生)。およそ10~20年かけてがんに変化「HPV感染してから、がん細胞に変化するには、一般的には10~20年かかるといわれています。ですから、20代や30代のとき、避妊ナシで性交渉した経験がある女性は40代や50代で発症するリスクがあると言えます。また、40代や50代の夫婦は避妊ナシの性交渉が多いと思います。パートナーがHPV感染していないとは言い切れないので、誰でもリスクがあるのです」(駒形先生)。不正出血やおりものに変化が子宮頸がんにかかると、どんな症状を感じるようになるのでしょうか。「初期症状は見られないという表現をよく見ますが、正確には初期症状がわかりにくいと言えます。主な症状は不正出血ですが、量がとても少ない場合があります。おりものに少し血が混じるというケースも多いです。他に性交渉のときに下腹部が痛む、下腹部が張って鈍痛がするなどの症状があります。おりものに血が混じる程度なら大丈夫と思っている方も多いのですが、おりものに血が混じっている=不正出血です。血液が出るべきでないときに出た場合は、量や色に関係なく、なるべく早く婦人科を受診してください。不正出血を放置すると、がんが進行してしまう恐れもあります」(駒形先生)かかりやすいタイプはある?ストレスが多い環境の人は要注意「避妊ナシの性交渉をしたことがある人すべてがかかる可能性がありますが、中でも以下のような場合はリスクが上がります。出産回数が多いストレスフルな環境にある喫煙者性交渉の数が多くなればなるほど、かかる可能性が高くなるため、出産回数が多い人はリスクが高まります。また、ストレスフルな環境と喫煙という要素は、免疫力と関係があります。免疫力が高ければ、ウイルス感染しても自然治癒させることができます。ストレスや喫煙は免疫力を下げることで知られています。ちなみによく“セックスパートナーが多い”ということが子宮頸がんのリスク要因として上がります。たしかに性交渉の数が多くなればなるほどリスクは高くなりますが、たとえパートナーが1人であってもその人がHPV感染していればかかります。必ずしも相手の人数だけが理由ではないと思います。同様に、“初交年齢が低い”ということも挙げられますが、初交年齢が低くてもその後性交渉が多くなければリスクは低いので、これも一概には言えません。そのような風潮から受診控えをする女性もいるようですが、気にせず受診してほしいと思います」(駒形先生)。予防はできる?ワクチンがあるようだけど?40代以降は検診による早期発見が有効「自治体や企業の検診に“子宮がん検診”がありますが、これは子宮頸がんを検査するものです。40歳以降の女性に推奨されることが多いと思います。検診で早期発見されれば、子宮頸がんは予後が良いがんとされています。進行すると全身に転移する可能性もある怖いがんです。年に1回は必ず子宮がん検診を受けて欲しいですね。子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんですが、最も有効な接種時期は初交前とされています。40代、50代はすでに感染しているケースがあり有効性は低くなります。3回接種が必要で、合計4万5000円ほどというコストの課題もあります。現実的には年に1回の子宮がん検診を受け、ストレス回避をして免疫力を上げる努力をすることが子宮頸がん予防につながると思います」(駒形先生)。まとめ不正出血を放置している人はすぐに受診&ない人も年に1回は子宮がん検診を必ず受診。この2つを守れば子宮頸がんの進行は防げるようです。なお、駒形先生から「今の40代、50代女性は体力と仕事量が合っていない」という指摘がありました。家事でも手を抜けるところは抜いて、ストレスをためこまないようにしたいですね。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年07月22日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。近所の婦人科を受診したところ「がんかも……」と医師に言われ、がんの細胞診を受けたとりだまりさん。検査の結果、がんの可能性が高いことがわかり……。★関連記事:「出ちゃった…」がんの可能性を指摘されて急いで検査を受けた結果…#子宮頸がんゆる闘病記 2がんの細胞診の結果、がんの可能性が高いことがわかり、さらに詳しい検査を受けるために、大きな病院を紹介してもらうことになりました。候補に上がった2つの病院のうち1つは、3万円からの個室しかないセレブな病院だったため、「経済的に無理!」となり、もう1つの病院にしました。その病院はがん専門なので、患者さんも皆さんがんを患っています。不思議なことに、しんどいのは自分だけじゃないと思うと、何となく怖さが薄れてメンタル的にとてもラクになったので、結果的によかったと思いました。そして、病院選びで気を付けないと、と思ったことが1つ。総合病院の場合、婦人系のがんの患者さんと、出産を控えた方が、近くに配される可能性があること。「隣の病室からは、赤ちゃんの元気な泣き声や親族の『おめでとう!』の声が聞こえてくるのに、がんの手術で子どもを産めなくなってしまった自分って……」これは、子どもがいない女性にとっては、なかなかしんどいと思います。とはいえ、総合病院には良い点もたくさんあります。すでに子どもがいる方なら、上記のようなことがあってもさほど気にならないかもしれませんし、がんの他に持病を抱えている方なら、がんも持病もトータルで診てもらえるというメリットもあるでしょう。できるだけストレスなく過ごせるところを選べると良いですよね。ー------------------------がん専門病院を選んだことで、とりだまりさんは自分が「普通ゾーン」にいると思えて、安心したそう。自分ができるだけストレスを感じずにいられる病院選びが大切なのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年07月20日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。入院中に「持っていってよかった!」と思ったアイテムがあるそうで……。★関連記事:「よしっ」どうにか自宅に帰還! 肩で息をしながらもまずしたことは… #大腸がんらしい 62入院した際に助かったアイテムを紹介します!まず、耳栓とアイマスク。病院の夜はいろいろあるため、明るくてにぎやか。私はないと多分眠れませんでした。次に、ポケットWi-Fi。病院内はよく電波迷子になるのであると便利です。暇つぶとして重宝したのが、Amazonの「Prime Video」。映画やアニメをダウンロードして見られるところが優秀です。YouTubeも入院をきっかけによく見るようになった気がするなあ。そして、ふりかけ! おかげで味気ない入院食が一変しました。後半は痛みでそれどころじゃなかったのですが、ごはんをきちんと食べられないと退院させてもらえないと聞き……。しっかり食べようと思ったのですが、なんせ味が薄くて箸が進まない。ですが、ふりかけのおかげでご飯が待ち遠しくなりました。入院はもちろんしないほうがいいけれど、入院した際はぜひ参考にしてください!病院食が楽しみになったふりかけはを持たせてくれのは、姉でした。入院前に「入院のときにあったらいい物を調べておくね」と電話をくれた姉。その後、ふりかけ、塗り絵と色鉛筆、いい香りのハンドクリームが届きました。何より、いろいろと調べてくれた気持ちがうれしかったです!あ、ちなみにお姉ちゃんの本名はナナコではありません。勝手につけたコードネームです(笑)。ナナコ、ありがとう!ー------------------------ふりかけは、1回のご飯で2個使ったりと、とにかく大活躍したそう。心細い入院生活で、周りの人のやさしい心づかいは、とてもうれしく励みになりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月19日大阪国際がんセンター認定「がん専門運動指導士」1周年記念セミナー株式会社ルネサンス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長執行役員:岡本利治、以下「当社」)は、がんを経験する多くの方々の「生活の質 (QOL) の向上」に関するセミナー、「がんと共に生きる時代~自分らしい人生を歩むために~」を開催いたします。本セミナーを通じ、がん患者ご本人やそのご家族・医療従事者・運動指導者・地域や企業の担当者などへ、がん患者のQOL向上のための運動や社会的な支援の重要性について、より多くの情報をお伝えしてまいります。【セミナー開催の背景】当社は「生きがい創造企業としてお客様に健康で快適なライフスタイルを提案する」という企業理念のもと、健康分野におけるサービスを多岐にわたって展開しております。2019年6月には大阪国際がんセンター内に「ルネサンス運動支援センター」を開設し、がん患者の治療前・中・後におけるQOL維持・向上を支援してまいりました。また、2021年6月には大阪国際がんセンターと、がんの医療内容をよく理解し、がん患者のニーズに応じた運動指導者を社会に輩出することを目的に、「がん専門運動指導士」の養成・資格認定事業を開始しました。本セミナーは「がん専門運動指導士」の養成・資格認定事業の1周年を記念して、それぞれの領域の第一線でご活躍されている有識者を講師としてお招きし、がんを経験する多くの方々の「QOLの向上」についてお話しいただきます。【セミナー概要】■開催日時2022年7月10日(日)10:00~13:00■開催形式オンラインライブ(Zoomウェビナー)配信■主催株式会社ルネサンス■後援地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター■プログラム●基調講演「途切れのないがん患者支援」10時10分~11時00分大阪国際がんセンター総長松浦成昭●講演1「がん治療とリハビリテーションの実際」11時00分~11時40分大阪国際がんセンターリハビリテーション科部長田宮大也●講演2「人生100年時代に向けた治療と仕事の両立」~企業のできるフィジカルサポート~11時40分~12時20分一般社団法人がんと働く応援団代表理事吉田ゆり●講演3「がん患者のQOLを高めるための運動支援」12時20分~12時50分株式会社ルネサンス取締役常務執行役員望月美佐緒株式会社ルネサンス運動支援センター施設長沖本大■定員500名■参加費1,100円(税込)※運営に関する費用の実費を精算した後、余剰金が出た場合はがん患者支援などの活動を行う公益法人に寄付します。■締切日2022年6月30日(木)■申込み方法下記のページよりお申し込みください。大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士 1周年記念セミナー : 《関連URL》「大阪国際がんセンター」ホームページ大阪,府立,がん,成人病,医療,センター,診察,治療,病院,外来,初診,再診,急患,治験 : 「ルネサンス運動支援センター」ホームページがん特化型運動施設ルネサンス運動支援センター : 「ルネサンス運動支援センター」noteルネサンス 運動支援センター~ がんサバイバーの為の運動を考える ~|note : 「大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士」ホームページ【公式】大阪国際がんセンター認定 | がん専門運動指導士 : 【お問合せ先】■セミナーについて株式会社ルネサンスヘルスケアソリューション部がんリハビリ事業研究チームMAIL: r-8310@s-renaissance.co.jp 担当:石野田(いしのだ)■リリースについて株式会社ルネサンス経営企画部パブリックリレーションチーム:村角(むらずみ)・瀬戸TEL:03-5600-7811MAIL: ml_pr@s-renaissance.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月09日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。全身麻酔から覚め、思ったこととは……。★前の話:「入院あるある言いたい」看護師が使う用語を言いたいけどイキってる感が!? #大腸がんらしい 43大腸がんの手術が終わり、HCU(高度治療室)で目が覚めました。体のいろいろなところが管につながれているし、眠くて、重くて、痛かったです。でも、術後の様子はぼんやりしていてあんまり覚えてないんですよね。自分の感情も体も制御できないというか、布団に張り付いて起き上がる力が湧いてこないというか……。頭の中で「痛い、眠い、だるい、眠い…」を繰り返しながらその日を終えました。ちなみに、術後の血栓予防のために着圧ソックスを装着しました。そして、術後は両足にマッサージ機を装着。寝たきりが続くと、血が詰まりやすくなるからとのことでした。とにかく、今回の入院のピークは終わり、後は消化試合だな、と思っていました。ー------------------------手術後は、「よかった」「終わった」という感情はあまりなく、じんわりした痛みが広がっていくのを感じていたそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年06月05日2020年5月に大腸がんが発覚した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がんと確定し、手術前の検査で何度か病院に行くことになったおさしみ1番さん。PET-CT検査を受けることになり……。★関連記事:<乳がんマンガ>「痛っ!」寝返りをしたら右胸がズキン!として…大腸がんだと告知を受け、手術前の検査で、PET-CT検査(陽電子放出断層撮影)を受けに行きました。通常のCT検査は部位を絞って検査するのですが、PET-CT検査では全身を一度に調べられるのだそう。検査に放射線を使うので、入り口から厳重……。検査のために使う薬剤に放射線を使用しているとのことで投与も厳重でした。薬剤の投与後、1時間程度安静にして、その後装置のベッドに横になり撮影します。通常のCT検査と違って今回の検査は、「薬剤を扱う看護師さんたちの緊張感がものすごい」ことと、「関節を折り曲げると薬剤がたまるので、安静時にはダランとしておく」ことが衝撃的でした。ー------------------------CT検査よりも厳重で緊張感が高かったPET-CT検査。安静時は、テレビを見ることもできたそうですが、音量を上げることがNGだったため、ほぼ無音で見ていたとのことです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年05月10日2020年5月に大腸がんが発覚した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。組織検査の結果、腫瘍は悪性であり、大腸がんと告知されたおさしみ1番さん。その後、先生に質問をすると……。★関連記事:<腎がんマンガ>「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで…大腸がんだと告知を受け、先生に「よく聞くステージってどんなもんですかね?」と聞いてみました。「正確な診断は外科でおこないますが、おそらくステージⅡbかと」と先生。そして、「がんの中でもいわゆる顔つきのいいがんってやつだと思います」と言われました。……顔つきのいいがん?そんな言葉は聞いたことがなかったので、思わず笑ってしまいました。リンパ節や肺や肝臓には転移がなさそうとのことで、この段階ではまだざっくりとした診断でした。※Stg0→Stage0、Stg1→StageⅠ、Stg2→StageⅡ、Stg3→StageⅢ、Stg4→StageⅣのことです。ステージⅡbと聞いてもどういう位置付けかよくわかっていなかったので、私なりに調べてみました。大腸がんでのステージⅡbとは、がんが筋肉を超えて大腸壁の外側の壁に接するか腹腔内に露出している状態とのこと。ついでにリンパについても調べてみました。リンパはウイルスなど体に悪いものから体を守ったり、体の老廃物を掃除したり、水分を流したりと、とても働き者。そして、リンパにはところどころコブがあり、悪いものをせき止める機能があるようです。なので、がんがリンパにたどり着くと、悪いものをせき止めていた関所を突破されてしまい、体に悪いものが巡ってマズイってことになるのかな。リンパってすごいなぁと思いました。ー------------------------腫瘍は悪性で、大腸がんと告知されたおさしみ1番さん。「いわゆる顔つきのいいがん」と言われ、顔って……と思わず笑ってしまったとのことです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年05月08日2020年5月に大腸がんが発覚した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大学病院で、大腸がんの可能性があると告げられ、想定外だったけれどあまりショックを受けていない自分に少し驚いたおさしみ1番さん。詳しい説明を医師から聞くことになって……。★最初から読む:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1私の場合は、大腸の下行結腸の下のほう、ほぼS状結腸に近い部分で腫瘍が見つかりました。その腫瘍が大きくなり過ぎて、腸閉塞を起こしかけていたため、便の通りが悪く、腹痛を起こしていたとのこと。がんの切除よりも、腸閉塞になりかけているほうが緊急度が高いということで、まずは便の通り道を広げる処置をすることになりました。そして、事前検査としてまずは採血とレントゲンをすることになったのですが、採血ルームの規模の大きさにびっくり!毎日どのくらいの血液を採っているんだろう……と、若干震える私。診断結果を聞かされたときよりも衝撃が大きかったです。次回に続きます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年03月21日2020年5月に大腸がんが発覚した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。前回大学病院で、大腸がんの可能性があると告げられたおさしみ1番さん。率直な感想は……。★最初から読む:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1大学病院で先生から大腸がんの可能性を聞かされました。大半の人が、まさか自分ががんになるとは思っていないだろうし、私もポリープくらいかな? と思っていたので想定外でした。受け止め方は人それぞれだと思うのですが、私の場合は「そうかぁ、がんだったのかぁ」というのが率直な感想でした。あまりショックを受けていない自分に少し驚く……。痛みがなかったので、他人事だったのかもしれません。次回に続きます。※大腸カメラは大腸内視鏡検査ともいいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年03月19日3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、新型コロナウイルスのワクチンを打ったときのこと。感染リスクを考え、2回接種を終えたのですが、後悔していることがあるそうで……。★前回:「基準値超えにショック!」がんの再発より注意しなきゃいけないことは… #43歳で腎がんになった話 34問診は若い先生が担当してくれて、「打っても大丈夫ですよね?」と聞くと、「わかんない」ってそんなキッパリ言うのね!て思いました……。正直者かよ!ワクチンはホントは、ちゃんと納得して不安を解消してから打つべきだと思いました。そして、そんなことを思いながら、2回目の接種へ。仕事を休まなくても済むと思い、土曜日に予約して打ったのですが、いざ熱が出ると平日に打てばよかったと激しく後悔しました。結局月曜の朝にはすっかり治って悔しがりながら仕事に行きました。これから定期的にワクチンを打つたびに寝込むことになるならちょっと憂うつだけど、新型コロナウイルスに感染したらそれどころじゃないし……。以前ニュースで、新型コロナウイルスに感染した人が一定の確率で腎臓にダメージを受けると聞いて、緊張感マシマシになりました。腎がんを経験したことで日ごろの体調管理がいかに大切なのかがわかりました。がん検診やワクチン接種なども、体のためにできることはしていきたいと思います。これで最終話となりますが、また腎がんについて、体調の変化などがあればお伝えしたいと思います。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)【窪田先生からのアドバイス】主治医がワクチン接種は大丈夫と言っていれば、基本的に大丈夫です。がんになった方は、免疫力が低下しますので新型コロナウイルスの感染リスクを考えてワクチン接種をしたほうが良いでしょう。★最初から読む:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★関連記事:「そんなに放っておいて大丈夫!?」乳がん確定後、治療の進め方でパニックに #40歳独身で乳がんになりました 5★関連記事:乳がんで右乳房を全摘。だいたひかるさんインタビュー「抗がん剤治療中、太らないようにサウナスーツでレンタルDVD店へ(笑)」#2著者/マメ子(43歳)2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。Instagram:@sora_mameko.628
2022年01月18日3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、前回に引き続き、術後3カ月検診のときのこと。残った腎臓を調べてもらったのですが、思っていたよりも結果が悪くてショックを受け……。★前回:術後3カ月検診へ! 転移の有無を聞きながら、ほかに気になったことが… #43歳で腎がんになった話 34腎臓ってひとつでもほとんど変わらないと思っていたけど、腎臓の数値が下がっていたことにちょっとショックでした。いや、当たり前?なのかな?病院に行ったりするといったんわれに帰って反省するんですけど、徐々にまた食生活が緩んで、反省しての繰り返し。人間って忘れる生き物なんですよね。次回は、新型コロナウイルスのワクチンを打ったときの様子をお伝えします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)【窪田先生からのアドバイス】貧血の原因は腎臓を摘出したことで腎機能が悪化したことにより腎性貧血のほうが可能性が高いかもしれません。貧血は鉄分不足以外にも腎機能の悪化も原因になります。★最初から読む:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★関連記事:「95%の確率で悪性です」リンパ節転移も発覚し、ショック!! #40歳独身で乳がんになりました 4★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/マメ子(43歳)2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。Instagram:@sora_mameko.628
2022年01月16日3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、腎臓摘出手術の術後3カ月検診について。ほかの臓器への転移があるのかを医師から聞きながらも、ほかに気になったことがあったそうで……。★前回:「調子に乗ってました」残りの左腎臓さん、負担をかけてごめんね #43歳で腎がんになった話 32腎臓摘出手術の術後3カ月検診に行ってきました。ほかの臓器への転移はないと聞いてひと安心だったのですが、CTの撮影で乳首が鮮明に写っているのがどうしても気になって、話が入ってきませんでした。ホントはおシモも鮮明に写っていて気になっていたんですが、絵にするの自粛しました。でも、今まで何度もCTを撮ったけど、手術前はそんなことは全然気にならなかったのに、今は乳首を気にする余裕があるってことだから良いことだと思います!次回も術後3カ月検診の続きをお伝えします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)★最初から読む:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★関連記事:「痛っ!」寝返りをしたら右胸がズキン!として… #40歳独身で乳がんになりました 1★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/マメ子(43歳)2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。Instagram:@sora_mameko.628
2022年01月14日3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、腎臓摘出手術後しばらく体調がよかったのが、油断したせいか頭痛を頻発するようになったときのこと。体を見直すきっかけになったそうです。★前回:「こんな面積いらないよ!」乳がん検査でやるせない気持ちになること #43歳で腎がんになった話 31最近、低気圧のせいなのか、食生活の緩みのせいなのか、片頭痛が再発しています。井戸端会議のノリじゃん!先生、相変わらずだなぁ。で、手術した病院では一応聞いたけど、もう1回ここでも痛み止めについて聞いてみました。そりゃ飲まないのが一番なんだけど、なんかもっとスッキリする答え欲しい!それに、今までは仕事中に薬が効かないと、6時間も待てなくてまた飲んじゃって……。でも、よく考えたらそこまでして(用法を守らないで)仕事するより、そんなときは帰らせてもらおうかな?いつも思うけど、診察代って結構かかるよね……。腎臓摘出手術後、病院に行っていなかったので、今回、久しぶりに体について考え直すきっかけにはなりました。なったのだけども、マジでやめて!次回は、術後3カ月検診に行ったときの様子をお伝えします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)★最初から読む:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★関連記事:「悪性である可能性が高い」エコー検査でしこりを診た医師に告げられ… #40歳独身で乳がんになりました 3★関連記事:乳がんで右乳房を全摘。だいたひかるさんインタビュー「抗がん剤治療中、太らないようにサウナスーツでレンタルDVD店へ(笑)」#2著者/マメ子(43歳)2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。Instagram:@sora_mameko.628
2022年01月11日