使う頻度は減りながらも、仕事を中心に向き合わなければいけない電話は、緊張でうまく話せないなど不得手な人が続出。みんなが頭を悩ませがちな“電話で話すの苦手問題”について、コミュニケーションのプロである大野萌子さんと、ラランドのお二人が分析&アドバイスします!電話で話すの苦手問題20代~40代の男女150人に聞きました。Q1、電話、得意ですか?【かける】得意…22%、苦手…78%【受ける】得意…30%、苦手…70%Q2、Q1で「苦手」と答えた方に質問。電話のどんなところが苦手ですか?(複数回答)【かける】緊張してしまうから…67%相手の時間を邪魔するのが嫌だから…28%相手が電話に出ない可能性もあり、自分の時間を割くのが嫌だから…23%口頭では記録に残らないから…20%その他…3%【受ける】緊張してしまうから…58%自分の都合のいい時間に対応できないから…38%口頭では記録に残らないから…25%その他…3%7割以上が苦手と回答。得意と答えた人を年代別で見ると、20代では16%、30代では32%となり、社会人経験の長さが影響しているのかも。かける、受けるともに苦手な理由としては緊張が最多に。他には自分や相手の時間が割かれることを嫌がる回答が目立つ。また、その他の理由として、「相手の意図をうまく理解できず怒らせてしまう」「うまく聞き取れない」のような、迷惑をかけてしまうことを恐れる声も。Q3、一番使用頻度の高い連絡手段は?1位:SNS2位:メール3位:電話4位:直接会いに行く5位:ショートメール圧倒的1位に輝いたのがLINEを中心としたSNS。特に20代では、46%がSNSを挙げた。また、続くメールも含め、テキストベースでのやりとりがコミュニケーションツールの主流となり、電話をよく使う人は3割という結果となった。使う頻度が低くなり慣れないことが、電話を苦手だと思う人が多いことにも繋がっている様子。Q4、携帯電話の電話帳、登録人数は何人ですか?10人以下…24%、11~30人…31%、31~50人…15%、51~100人…18%、100人超…12%30人以下の人が半数を超える結果に。Q3の、連絡手段としてSNSを使う人が増えているという結果を鑑みると、妥当な数字だといえそう。ちなみに20代で一番多かったのは10人以下という回答で、34%であった。30代では、100人前後の人も割といるが、とはいえ、近年で新しく登録した人の数は多くなさそう。Q5、SNSやメールではなく電話で連絡をとる場合、その理由は?(複数回答)緊急の用件…69%会話をする必要のある込み入った案件…50%コミュニケーション…27%その他…2%すぐに返事が欲しい時や急いで話す必要があるなど、緊急性の高い話をする時には、テキストベースに比べて時差なくやりとりできる電話を選ぶ人が多いことが判明。また、密なやりとりが必要なケースや、メッセージだけでは伝わりにくい内容など、会話をする必要のある込み入った案件の場合も電話が選ばれている模様。Q6、プライベートの電話に知らない番号から電話がかかってきた!あなたならどうする?とりあえず出る…22%、一切出ない…37%、その場では出ず、調べてからかけ直す…41%【年代別】20代とりあえず出る…16%、一切出ない…30%、その場では出ず、調べてからかけ直す…54%30代とりあえず出る…30%、一切出ない…34%、その場では出ず、調べてからかけ直す…36%40代とりあえず出る…22%、一切出ない…46%、その場では出ず、調べてからかけ直す…31%一度スルーしてから、メールの署名欄やインターネットで電話番号を調べてかけ直すという人が一番多く、20代では54%にも及ぶ結果に。一切出ないという人の中には、しつこい営業電話などで嫌な思いをするなど、過去の経験が影響しているケースも。とりあえず出る派は30代では30%を超えたのに対し、20代では16%だった。Q7、電話をかける時、事前に電話以外の手段で予告しますか?予告なくかける…55%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…45%【年代別】20代予告なくかける…42%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…58%30代予告なくかける…66%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…34%40代予告なくかける…56%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…44%予告なくかける派と、LINEなどで事前に予告をしておく派が拮抗するも、全体では前者が勝利。ただ、回答に世代間で差があり、20代は予告する人が58%、30代では34%、40代では44%という結果となった。今の20代はテキストベースのやりとりが当然だからこそ、電話をする前に相手の状況を確認する習慣が身についているのかも。コミュニケーションの達人・大野さんからAdvice!電話の克服には慣れが大事。一度スルー、もアリです。相手が何を言うか予測不可能なことが、電話の苦手意識に繋がっているという。「文字でのやりとりは考える時間が持てますが、電話は瞬時に判断して発言することが求められます。また、電話では相手の表情など視覚情報も得られないため、何でもスマホで調べる“予測”の習慣がついている若い世代の人からすると、暗闇の中で飛んでくるボールを受け止めるようなハードルの高い行為。ただ、メールでは何千文字にもなるやりとりを電話なら数分でできるなど効率が良く、声音などの情報もあるため、ニュアンスや詳細を端的に伝えられます。急いでいる時はもちろん、込み入った話をしたい時や謝罪のシーンにももってこいですよね」克服するには、とにかく慣れが大事。「家族や友だちなど話しやすい人と電話をする機会を増やして訓練しましょう。また、相手の発言をメモして、流れていかないようにしたり、第一声を決めておくことも有効です。余裕がない時は、出ずにかけ直すことも一つの手。切るタイミングが心配な人は、事前に何分程度なら話せるかの目安を連絡しておくと安心です。失言や間違いがあったとしても、よっぽどの暴言でない限り、言い直せば大丈夫。怖がらず向き合ってください」電話克服のための心得電話をする時は、メモを必ず手元に置いておく。名前を名乗る以外の第一声を決めておく。事前に何分くらいの電話になるか相手に伝えておく。ラランドの「電話」ぶっちゃけ話。ボケ担当のサーヤ(左)とツッコミ担当のニシダ(右)。サーヤ:電話は苦手。会社員時代、1年目は電話番になるから、いつもウッ…てなりながら取ってたな。顔が見えない状況で提示される選択肢から、冷静にいいものを選べる気がしないというか。ニシダ:電話自体は苦手ではないけど、急にかかってくる電話は内容が怖いから…。1回行ったきりの歯医者さんの連絡とか、市役所からの書類の催促とか。サーヤ:あとは、カードの支払いをミスってる時ね。電話は相手の時間をまるっと占有するツールだから、私は、かける時は事前に確認するようにしてるよ。ニシダ:仕事も含め、基本的に連絡はLINEだしね。サーヤ:会社員時代はショートメールを便利に使っていた記憶がある。あとは、ボイスメッセージを送ったりとか。でも、電話は相手が目の前にいるわけじゃないから、急な電話に出たくない時は「すいません、電波が悪くて!」とか言って切っちゃえばいいと思う。ニシダ:向こうが急にかけてきてるわけだから、出られなかったり、うまく話せなくても不思議じゃない。ちなみに僕は、生放送で電話番号を晒されたことがあって。ファンの方からかかってきて話すことも。そういう意味では、電話をする回数は多いのかな(笑)。大野萌子さん公認心理師、産業カウンセラー。日本メンタルアップ支援機構代表理事。『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)、『10歳からの言いかえ図鑑』(幻冬舎)など著作多数。ラランドボケ担当のサーヤとツッコミ担当のニシダからなる、2014年結成の漫才コンビ。TVerのオリジナルコンテンツ『TVerで学ぶ!最強の時間割』が配信中。『ラランドの声溜めラジオ』がGERAで配信中。サーヤさん・シャツ¥40,700(ボディソングinfo@bodysongbodysongbodysong.com)中に着たトップス¥11,000パンツ¥11,000(共にセイト/アンティローザ TEL:03・6431・9431)シューズはスタイリスト私物ニシダさん・シャツ¥42,900(ボディソング)パンツ¥6,930(ドープス/アンティローザ)シューズはスタイリスト私物※『anan』2024年3月6日号より。写真・土佐麻理子イラスト・黒猫まなこスタイリスト・西村茜音取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年03月02日将来のことや人間関係で不安を覚えたりするなか、若者たちはどう今を楽しみ自分らしく生きているのだろう。Z世代研究の第一人者で当事者の竹田ダニエルさんに、Z世代の「優しい」価値観について分析してもらいました。Z世代を取り巻くたくさんのモヤモヤ。明るい未来をどうやってつくる?団塊世代やゆとり世代のように、ある年代に生まれた人たちを総称して「世代」と呼ぶことがある。「Z世代」もそのひとつで、1990年代後半から2010年頃までに生まれた人たちがこう呼ばれる。しかし、生まれた年代層だけでZ世代のすべてを語ることはできない。アメリカ在住のライターでありZ世代当事者である竹田ダニエルさんは、著書『世界と私のA to Z』でこう書いている。《私はそもそも『Z世代』というのは生まれた年月で区切られるものではなく、「社会に対して目を向け、常に自分と向き合い、誰もがより良い社会を目指すべきだという“価値観”」で形成される「選択可能」なものなのではないかと考えている》つまり、年代層のくくりから派生して「私たちで社会を変えていこう」という当事者意識を持っている人たちの考え方を「Z世代的価値観」として定義している。「なかでも特に、1990年代後半から2010年頃生まれの人は幼い頃からインターネットに触れ、世界には多様な人種や思想、価値観の人が存在するという事実を実感してきた世代。同時に、大人たちが見て見ぬふりをして後回しにしてきた環境問題や人種差別などの実態を目にしてきたがゆえに、『私たちの世代で変えなければいけない』という使命感を持ちやすい」とも竹田さんは分析している。「Z世代の人格形成に大きな影響を及ぼしたことのひとつは、多感な時期にコロナ禍を経験したことだと思います。アメリカはロックダウンの期間が長く、お店が潰れて街が再生不能になってしまったり、隔離や制限によって生活様式が激変しました。そうした変化を学生時代に経験するのと、例えば就職して10年経ってから経験するのとでは意味が違います」また、コロナ禍でさらに加速したのは「大人たちは何もしてくれなかった」という社会への不信感だった。「国民の生活よりも景気や経済を優先した政府や、ルールを守れない大人に対しての不信感がさらに増したのがコロナ禍でした。子どもの頃から、銃規制がされないことによって起こる学校での銃撃事件や、格差社会の拡大による資本主義の限界、人種差別による分断などを見てきたことで、『こんな社会は持続可能ではないし、これまでの当たり前を変えるべき』という必然性ゆえに立ち向かっているんです」Z世代って優しい?「優しさ」をめぐる考察。アメリカのZ世代は、地球環境や他者に対して「優しい」と語られることも多い。その背景には、このままの社会で生きていても幸せになれないという確信と強い当事者意識を各々が持っていることが関係していると竹田さんは考察する。「日本では政治参加しない若者が問題視されることがありますが、アメリカでは、マイノリティの立場として社会保障を充実させてほしいとか、自分が生きていくために政治の変革について考える機会が多い。多くの人が何かしらの苦悩を抱えていて、このままではいけないという感覚を持っているんです。他者に対して優しい理由は、互いが抱える苦悩に対して想像力を働かせるようになったからだと思います。いま大変な思いをしているのは、必ずしもその人が怠けていたからではなくて、格差社会をつくってしまう資本主義の仕組みや社会保障制度の問題が引き起こしていることも多い。自己責任論ではなく社会や政治の欠陥を指摘するようになり、みんな大変なんだから他者に対しては寛容でいようというマインドが形成されているように思います」竹田さんは10代の学生を相手に授業を受け持つこともあり、彼らからは、他者に対する共感性の高さや、人間関係で波風を立てないといった風潮を感じ取ることも多いという。「アメリカのZ世代はオバマ政権によって初の黒人大統領の誕生を経験したり、2004年には初めて国内で同性婚が合法化されたりと、多様性が当たり前の社会に生きてきました。そして、そうした多様な人種や価値観、思想が存在するのは社会にとっていいことなのだという感覚がある。例えば映画やドラマを観ていても、白人中心的な市場でこれまでは笑いものにされていたようなものが、価値観が多様化して“クール”だと捉えられつつある。自分とは違う価値観も受け入れる、“それもいいね”と共感し、想像力を働かせる考え方が広まっているんです」また、環境問題や人種差別といった大きな社会問題へのアプローチとして、仲間やSNSのつながりを通して情報をシェアすることができるのもZ世代的価値観の強みといえるかもしれない。「例えば、TikTokでヴィーガン系のインフルエンサーをフォローしていたら、その人のライフスタイルをすぐに真似しやすいし、実践的な知識も得やすい。どんなに小さなアプローチでも、それによって精神的な安定を得られるとか、問題に向き合い続けられる点が重要になっていると思います」セルフラブや環境問題。Z世代が「優しく」したいもの。日本では上下関係が生まれがちな学校や職場では、ハラスメントを意識するがゆえに親密な関係を築けなくなってきていると問題視されることも多いが、アメリカではどうなのだろう?「アメリカではプライベートと仕事を分けようという動きがどんどん出てきているのと、同僚と仲良くする文化が日本と比べてもともと希薄なんですよね。社会人になったらみんなライバルで、そこでサバイブしていかないといけない。これはメンタルヘルス(精神的な健康状態)に関わる話ですが、アメリカのZ世代はセラピーに行くことがとてもカジュアルになってきていて、重い悩みはセラピストに聞いてもらう文化が特にコロナ禍以降広まっています。だから、センシティブな話題や友人間のコミュニケーションで解決しづらい話題はセラピストに聞いてもらう、という人が増えています」そうした線引きがある一方で、日常生活では互いに「リアルな話」をするようになったとも竹田さんは分析する。「例えば、『今日は精神的に不安定なので学校を休みます』とか、自分の身に起きていることをオープンに話すようになってきていると思います。セラピーで話すほどの重い悩みは打ち明けなくとも、『私はメンタルヘルスのためにセラピーに通っている』と話すことには抵抗が少ない。それは先ほども話したように個々人の境遇を受け入れる社会ができているから他者に話せることでもあるし、自分を大事にするセルフラブの考え方が浸透しているからこそでもあります」セルフラブは、いうなれば「自分に対して向かう優しさ」だ。まずは自己を愛し、自分の持続可能な生活のために最善を尽くすことが、Z世代にとっての前提になっているという。「恋愛や友情、職場関係において、自分を傷つけるような人とは一緒にいるべきではないというのがZ世代的な考え方です。例えば浮気をする彼氏と付き合っている時点で、自分をリスペクトできてないってことだよね、とか。だからまずは自己を深く認識するために、日記をつけたり、セラピーに通って話をしたりすることが大切。社会を変革しようとする上でもまずは自分のメンタルヘルスを整えないと始まらない。だから、自分に優しくあることが、他者や地球に対しての優しさにつながるのだと思います」竹田ダニエルさん1997年生まれ、米カリフォルニア州出身、在住。そのリアルな発言と視点が注目され、あらゆるメディアに抜擢されている新星ライター。著書に『世界と私のA to Z』『#Z世代的価値観』(共に講談社)。※『anan』2024年3月6日号より。イラスト・マコ カワイ取材、文・原 航平(by anan編集部)
2024年03月02日リモートワークが増え、外食の機会が減るなど、人付き合いが“楽になった”と感じる一方、相手との距離を縮めるのが難しくなったと感じる人も多いはず。今こそ私たちに必要な“人と仲良くなるためのスキル”をアップするための方法をマンガやイラストを加え、わかりやすく解説します。相手に合わせるより自分の気持ちを大切に。傷つけたり、傷つけられたりすることを恐れるあまり、表面的な人間関係にとどまりがちといわれる現代。パンデミックも重なり、人との距離が遠のいたように感じる人も少なくないはず。では、人と人との間に立ちはだかる、見えない“壁”を取り払い、相手との距離を近づけるにはどうしたらいいのか。本やセミナーでコミュニケーションのあり方や言葉の選び方を発信する起業家の宮本佳実さんに、その心得を伺った。「まずは、相手に好かれようとするのは逆効果!嫌われたくないという気持ちが先走り、『こんなことを言ったら嫌われるんじゃないか』と自分が伝えたいことを言わずにいると、いつまでも距離は縮まりません。好かれるように相手に合わせた結果、縮まったように見えても、我慢の上に成り立っている人間関係はいずれ崩れてしまいます」2つ目のポイントは、相手の話を膨らませる意識を持つこと。楽しい会話を積み重ねていくほど、相手との距離は縮まっていくことはわかっていても、会話を続けるのは難しい…。「会話というキャッチボールを続け、膨らませていくには、どんどん質問をするのが一番!“どうして”“なんで”と問い掛けることで、相手に興味や好意を持っていることを示せます。聞かれてたくさん話せれば人は気分がいいですし、『こんなにも楽しく話せる人なら、信頼できそう』と思ってもらえるはず」その上で、最後に宮本さんが強調するのは、誰とでも距離を縮め、仲良くなれるとは限らないということ。「どれだけこちらが歩み寄っても、関係が変わらない相手は必ずいます。ドライに聞こえるかもしれませんが、そう割り切り、関係性ごとに距離を調整するほうがモヤモヤしません。自分らしく付き合える人との距離を縮めることに集中し、自分にとってかけがえのない大切な関係を深めて」この3つの心得をベースに、距離を縮める具体的な方法を学んでいきましょう。ここでは、距離を縮めるLESSON1と2をご紹介します。【LESSON1】「自分の想いと言葉」を事前にリスト化してみよう。想いは文字化することで、確実に伝えられる。相手との距離を縮めるのにとても有効なのが、自分の想いを言語化して伝えること。「相手へのプレゼントになるような言葉を届けられたら、素敵な関係を築けること間違いなし!ただ、喜んでもらえるフレーズがパッと浮かばなかったり、褒め言葉のつもりが、誤解を招くこともあります。そうした事態を避けるために、あらかじめ文字でリスト化しておきましょう。そして、実際に伝えてみる。その反復練習によって想いを伝える力は強くなるので、リストを定期的にアップデートしていくといいと思います」まずリスト化しておくといいのが、相手への感謝の気持ち。「感謝は、そのまま相手への褒め言葉になります。また、日頃から感謝をしていると、その人に対して苛立つなど、負の感情が出てもブレーキをかけられますよ」自分が人から言われて嬉しかった言葉もストックしておきたい。「『誰かに言ってみたい!』と感じた言葉を溜めていけば、距離を縮める魔法のワードのネタ帳が作れます。ただ、自分は嬉しくても、受け手が違えば捉え方も変わります。言われた相手がどう感じるかという視点は忘れずに」一方、せっかくの会話の機会が愚痴ばかりになると、建設的な内容にはならず、悪い印象にも。「不満や愚痴は言葉として発さず、文字にして洗い出す。そうすると、頭の中が整理されるので会話の内容も自然とポジティブに。良好な関係を築くのに役に立ちます」Q1. まわりの人に感謝したいことは?“一緒にいると楽しい気分にさせてくれる”“対応が誠実で助かる”“ピンチの時に支えてくれた”など、事前にリストアップしておくと、わざとらしくなく、さらっと感謝の言葉を会話やメールに織り交ぜることができるように。Q2. 人に言われて嬉しかったことは?「自分のことをそんなふうに思ってくれていたんだ」と嬉しくなった言葉があるはず。たとえば、仕事面だったら“機転が利く”“集中力がある”“責任感が強い”など。人間性なら“社交的”“聞き上手”“ポジティブ”など。Q3. いま抱えている愚痴って?イライラすることや、困っていることなどを日頃から洗い出しておく。それだけでは単なる愚痴や悪口で終わってしまうので、今後自分がどうしたいのか、変化を促す行動にまで落とし込むと、建設的でポジティブな会話に!【LESSON2】誘い上手になるための会話例を覚えておこう。人を誘う時こそ相手の立場になるべし。その人のことをもっと知って、仲を深めたい。でも、相手に負担はかけたくない。そんなジレンマに陥って、なかなか踏み込めず、距離を縮められないという人も多いのではないだろうか。「相手を慮るのはとてもいいことですが、相手をより理解して、気持ちを近づかせたいのなら、食事を共にする、休日を一緒に過ごすなど、より密度の高い時間が必要になってきます」人を誘うというのは、それまでの距離感から一歩踏み込む積極的なアクション。せっかく勇気を出してその行動に出るからには、成功させたいものだけれど…。「距離の縮め方には、人それぞれのペースがあり、心地いいと感じる距離も十人十色です。強引に約束を取り付けたり、急に悩みを打ち明けたりすれば、相手を引かせてしまうことに…。なので、相手への負担を極力減らす、もっと言えば相手に断る余地を残すことが、誘う極意なんです。たとえば仕事終わりに、親睦を深めたくて食事に誘いたいなら、その場で具体的に提案したほうが『いつかごはんでも』というよりも実現度が高まりますし、断りたい人にとっては『今日はだめなんだよね』という口実になります。また、悩みを相談したいなら、事前にそのことを伝えておくべき。相手はまだ、あなたの悩みを聞くほどの仲だとは思っていないかもしれません。どんなシーンや目的であっても人を誘う時は、誘われた相手の立場を考慮することが成功の秘訣です」【CASE1】仕事終わりに食事へまずは“断りやすい”ジャブで様子見を。食事は日時を具体的に提示して誘うと、相手の気持ちを見極めやすく、断る側の負担も軽くなる。「その日はダメでも、本当に行きたい人は別の候補日を提示してくるはず。公私をきっちり分けたい人にとっては『その日はダメなんです』と断りやすくなります」【CASE2】休日にイベントに誘う日時より先に、イベントの内容を伝える。一緒に行きたいイベントがあって誘い出したい時は、まずはイベントの内容を伝えるのが誘う側の礼儀。「好みが分かれるものは、スケジュールよりも興味の有無を先に確認しましょう。具体的な行動のイメージがわかるほうが、相手も判断しやすく親切です」【CASE3】悩みごとを相談したいきちんと「悩み相談」と伝えた上でお誘いしましょう。悩み相談は、聞く相手にとって精神的な負担が大きい。「単なるお茶のつもりで行ったのに、愚痴交じりに相談されたら困る人も。『悩みがあるから聞いてほしい。時間をもらえないかな』と明確に伝えておけば、相手は心の準備ができ、こちらも気兼ねなく話せます」【CASE4】久しぶりに連絡をして、友達を誘う突然の「何してる?」連絡は避けるのがベター。しばらく連絡を取っていなかった旧友と、また親睦を深めたくなることもあるはず。「急な連絡は何かの勧誘と思われるなど、相手を警戒させます。昔よく話していた俳優のドラマを見たなど、その人のことを思い出した理由を伝えると、警戒されず、昔の距離感に」宮本佳実さん起業家。女性の働き方や生き方を提案する「ワークライフスタイリスト」を創設。著書に『どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方』(すばる舎)などがある。※『anan』2024年3月6日号より。イラスト・三枝かりん取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2024年03月02日上の子が親子教室に通っていたとき、ミニ発表会が開かれました。初めての息子の晴れ舞台に私もワクワク。楽しみにしていたのですが……。 初めての息子の晴れ舞台で…ミニ発表会の当日。息子の晴れ舞台が楽しみでテンションが上がり、子どもよりも私の方が元気がみなぎっていました。 会場に着くと先生が「パンダ教室の皆さーん、こっちに来てくださーい」と話します。続いて、「ママさん、パパさんも来てくださいね!大きな返事で見本をお願いします!!」と言われ、「はーい!」と保護者みんなで見本を見せました。 発表会が始まり、息子の出番が来たので見送ろうとしたとき、「パンダ教室の皆さん!こっちですよー!さぁ大きな声で返事をしましょう!せーの!」と先生が言いました。なので誰よりも大きな声でと張り切り、「はーい!!」と返事をすると保護者は誰も返事をしておらず……。 先生には「お母さん、今じゃないです!!ハハハ〜!」と言われ、他の保護者には「張り切ってますね〜」と笑われ、やってしまった!姿を消したい……!!と思いました。今でも思い出すと赤面します。 ◇ ◇ ◇ 張り切りすぎて間違えたり、空回りしたりすることはありますよね。出番の前にひと笑いあったことで、子どもたちはリラックスして演じられたのではないでしょうか。忘れられない思い出ですね。 作画/森田家著者:匿名希望
2024年03月01日バラエティでもニュース番組でも、常に自分らしい言葉で気持ちを伝えるホラン千秋さん。そんな彼女に、上辺だけでなく、お互いが心地よい距離感で相手と向き合うための関係性の築き方&会話のコツを伺いました。ホラン千秋さんが実践する、優しい人間関係のつくり方1、まずは自分に優しくなる。「自分が思う優しさと、相手が感じる優しさは一致するとは限らないし、ルールブックもない。それぞれ違うと認識するところからです」と、ホラン千秋さん。「その上で、相手に優しくしようと心がけるのは、もちろんいいことです。でもそれを優先するあまり、自分が本音を言えなかったり、何かを我慢したり、相手に寄り添いすぎるあまりに自分らしくいられないのであれば、まず自分に優しくできていないですよね。無理することで歪みが生じ、結果的に相手との関係性が崩れるようでは、健康的な優しさとはいえません。優しさの矢印は、相手にばかり向いてなくてもいいのではないかと。だからまずは自分に優しくあること。これが“優しい人間関係”を築く上での大前提だと思っています」意外なことに、ホランさん自身はフットワーク軽くいろんな場所に出向いて、新たな人間関係を積極的に築いていくタイプではないという。「プライベートでも仕事でも、私の理解者は、数人いれば十分幸せだと思っていて。だって、10人いたら同じことを10回話さなければいけなくて、それって時間もかかるし、すごく疲れることだと思ってしまう派で。心や体が疲弊していたら、そもそも人に優しくなんてできませんから。心身ともに健康を保つには、自分にとって優しい人間関係とは何かを、見直すのも手。もし今、誰にも優しくできないと思ったら、誰にも会わなくていい。ごはんに誘われても、仕事が忙しいから、今日は疲れているからと断ればいいんですよ。そのぶん自分の趣味や好きなことに没頭して、十分に心と体をいたわることが大切ですよね」2、自分の優しさの“キャパ”を知る。優しい人間関係を築く上で、もう一つ大事なのは「自分の優しさの“キャパ”を知ること」。「優しさの容量も人によって違うはず。100人の友だちを同様に大事にできる人は羨ましいと思うけれど、自分はそういうタイプではないから。自分が思いやりを持って接することができる規模はどのぐらいかを知って、それを守っていくこともまた、豊かな人間関係を築くためのポイントだと思います」変わりゆく人間関係を受け入れて、時には手放してみることも必要だと考えているそう。「結婚や出産、引っ越し、キャリアアップなど、誰もが人生とともにライフステージが変わるのは当たり前で、価値観や優先順位も変わっていくもの。私自身も30代に入り経験しましたが、絶対に変わらないと思っていた関係ですら変わってしまうことがある。大切な関係を失いたくないのはわかるけれど、離れつつある人に固執して無理に繋ぎ留めようとするのではなく、例えば夏休みのような感覚で捉えてみては?本当に必要な人なら、夏休みが終わってまた、『久しぶり』と戻ればいい。それに、お互いを思っているのであれば、関係を一時期断ったとしても、きっといつか元に戻る時がくるはず。そうやって人間関係はいつでも、離れては巡ってを繰り返しているような気がします。無理に抗わず、流動的なものだと考えていれば、悲しむことも悩むこともなくなると思います。それよりも優先すべきは、いま身近に寄り添ってくれている大切な人や、自分に必要な関係性。目の前の人に健全な状態で丁寧に向き合うことで、思いやりや優しさは大事にできるものだと感じています」3、“余白”を残して会話をする。円滑な人間関係を築くために「あいさつと笑顔が大事。これに尽きます」とホランさん。「若手の頃からどこでも誰にでも、あいさつは笑顔で元気にしようと肝に銘じてきました。すると最初は目も合わせてくれなかった人がだんだん気にしてくれるようになり、会話が生まれたりも。人の心はいつか動くということを実感しました。“あいさつ”って拍子抜けするくらいシンプルな方法ですが、円滑で平和な人間関係を築く間違いない方法だと思っています」また、どんなシーンでも相手の立場に立った“優しい会話”を意識しているそう。「摩擦を避けたいから当たり障りのない会話がしたい、と思っているなら、その関係性は長く続かないはず。自分の正直な意見を伝えることは、それだけあなたが必要だという意思表示になるし、思いやりを持って伝えようとすれば必ず届きます。その場合に私が意識しているのは、余白を残して話すこと。例えばAとBの選択肢があった場合、相手はAを、私はBを選んだとして『絶対にBだよ!』と一方的に自分の意見を押し付けるのはNG。『Aの可能性もあるけど、私はこういう理由からBだと思う』と相手の選択も間違いではないとしつつ、相手にはない意見を述べれば、相手のことをちゃんと考えて意見していることは伝わるはずです。年上やちょっと気難しそうに感じる相手には、あえて勇気を出して半歩踏み込んでみるのも手。自分の言葉に対する相手の様子を少しずつ観察しながら、その後の会話の進め方を探ってみる。相手によって対応をカスタマイズするのも、優しい人間関係を築くためのコツだと思います」ほらん・ちあき1988年9月28日生まれ、東京都出身。フリーキャスターとして報道番組『Nスタ』(毎週月~金曜・15時49分~19時/TBS系※一部地域を除く)に出演中。また、話題となったドラマ『コタツがない家』に出演するなど、役者としても活躍している。※『anan』2024年3月6日号より。写真・川原崎宣喜取材、文・若山あや(by anan編集部)
2024年03月01日善かれと思ってした言動が裏目に出て怒られたり、相手の意図がわからずモヤモヤしてしまう…そういったコミュニケーションの齟齬が起こるのは、相手と自分の性格タイプ、考え方が違うから。大まかに4つに分類されるという性格タイプを知ろう!受け止め方を変えれば心に余裕が生まれる!?会話が噛み合わなかったり、何気ない発言に傷ついたりすると、この人とは「気が合わない」と感じて、距離を置きがち。「こういった人間関係の悩みのほとんどの原因がコミュニケーションギャップによるもの。自分と相手の感覚が同じとはかぎりません。性格や価値観、世代の違いなどにより齟齬が生じることもあるし、同じ言葉でも人によっては感じ方や受け取り方が異なるということを、まず認識することが大切です」と話すのは、16年間でのべ12万人のデータを解析し、性格統計学を基にしたコミュニケーション法を体系化した稲場真由美さん。稲場さんによれば、性格は4つのタイプに分類される。そして、自分のタイプを知り、言葉の受け止め方を変えれば、人間関係のストレスは激減する。「自分の性格や、どんな言動にストレスを感じやすいのか傾向を理解して、受け止め方を変えれば、嫌な思いをすることが少なくなり、心が楽になります」そこでまずは下のテストで自分の性格タイプをチェック。稲場さんによると性格タイプは大まかに4つに分類される。タイプによって2コマ目の心の声もこんなに違ってくる。テスト下の2つの質問の答えを表に当てはめて、自分のタイプを導き出して。Q1. 朝に「晩ごはんはカレーだよ」と聞いていましたが、帰ってみるとメニューがハンバーグに変更されていました。あなたはどう感じますか?【A】「あれ、カレーじゃなかったの」とちょっとがっかり【B】「ハンバーグになったんだ。ふーん」とあまり気にしないQ2. 友達とレストランに来ました。あなたはもう食べたいものは決まっていましたが、そのレストランには「2人で同じメニューを頼まなければならない」という変わったルールがありました。あなたはどうしますか?【a】相手が食べたいものを聞いて合わせる【b】自分が食べたいものを伝えて相談するQ1【A】Q2【a】…ピース・プランニングQ1【A】Q2【b】…ロジカルQ1【B】Q2【a】…ピース・フレキシブルQ1【B】Q2【b】…ビジョン診断結果ピース・プランニング人を思いやりながら、自ら計画して進めるのが得意。【性格】責任感が強く、誠実な人。計画性と粘り強さが持ち味。人に喜ばれるなど、誰かの役に立つことで自分の存在意義を見出し、自己肯定感が高まっていくタイプ。責任感が強く基本的には他人軸。また、何かを始める際は、期限とゴールだけでなく、背景や経緯を把握して、目標と計画に沿って進めることが得意。本質を追求する姿勢を大事にし、どんなことにも筋を通したいと思う頑固さがあり、「なぜ?」「何のために」など理由や意義を問う質問が多い。人の話も経緯を最初から知りたいという思いが強い。【ストレスに感じること】あいまいな指示を受けると、意図が汲み取れず、動けない。責任感が強く、任されたことはしっかりやり遂げたいという思いが強いため、「とりあえずやっておいて」や「任せたよ」など、丸投げの指示を受けるとストレスに。周りに気を遣いすぎて本音を言えず、ひとりでため込んでしまうことも。相手軸ではあるが、融通が利かない頑固な一面があり、筋の通らない話や、理由や経緯がわからない話はストレス。「なぜ?」と尋ねたのに「決まってるから」など、答えてもらえず不満を感じることもしばしば。ロジカル自分のペースを守り、納得することが何よりも大事!【性格】目的を明確にして、しっかりと計画のうえ実行に移すタイプ。自分自身の納得を何よりも重視するタイプ。全体像を理解し、ゴールと期限を明確にして計画的に進みたい性格で、あいまいな指示では動けない。シミュレーションを行い、「できる」と判断できれば、確実に実行に移していくしっかり者でもある。ルーティンワークなど、自分のペース、タイミングで物事をきっちり進めるのが得意。話は結論から聞きたい。自分の努力や成果に対して、具体的に褒めてもらえるとうれしい。【ストレスに感じること】自分の計画を乱されたり、無駄に感じることを嫌う。自分のペースを大切にする性格ゆえ、急な予定変更や、計画性のない行動、「適当にやっておいて」などといったざっくりとした指示が大の苦手。「今ちょっといい?」と言われるのもストレスに。効率重視というわけではないが、時間、お金、労力などのあらゆる無駄を嫌う傾向が。感情的な言動、適当な発言、要領を得ない会話、結論の見えない長い話はタブー。急かされたり、無駄に自分の時間を削られるとイライラしやすくなる。ピース・フレキシブル臨機応変に、相手の気持ちを察して動くことが得意。【性格】「ありがとう」の言葉が原動力。急な変更ごとにも柔軟に対応。「ピース・プランニング」同様、人に喜ばれたり、人の役に立つことを好み、「ありがとう」の言葉がやる気の原動力に。相手の意見を優先したり、その場の状況に合わせてフレキシブルに物事を進めていくのが得意なので、潤滑油的な役割も多い。目立ちたくないけど、忘れられたくない。癒し系の愛されキャラで、話しやすい安心感を与える半面、言葉や表情から相手の気持ちを必要以上に感じ取るため、気を遣いすぎて疲れきってしまうことも。【ストレスに感じること】人前で意見を求められたり、何かを選ばされるのが苦手。ひとりで黙々と決められたことをこなすようなルーティンワークは不得手。「みんなで共に進めたい」という思いが強いため、人に迷惑をかける言動、悪口や言い争いを聞くと大きなストレスに。人前で自分の意見を言うことに抵抗があるため、会議などで「さんはどう思う?」「どっちかいいか決めて!」と判断を迫られるのも極度のストレス。また、一生懸命に取り組んだのに、「ありがとう」の言葉がないと、相手への信頼度が下がる傾向が。ビジョン変化、混乱に強く、思うがまま行動に移せる自由人。【性格】自分のひらめきや感性を大切にする天才肌タイプ。直感的なひらめきをもとに、頭の中であれこれ思い描きながら話したり、自ら判断してアクションを起こせる未来志向型の感覚派。一を聞いて十を察する勘の良さがあり、誰の指示を受けずとも可能性があるものに関してとことん追求。予定は変わるものと思っている傾向が強く、完璧な計画にこだわらず、実際に手を動かしながら目標以上の成果を出せる帳尻合わせの天才。影響力のあることや人を好み、オーバーに褒められるとヤル気が出るタイプ。【ストレスに感じること】束縛を嫌い、あれこれと細かく聞かれるのが苦手。ピンときたら動いてみる感覚派のため、理由を聞かれることが大の苦手。「なぜ、これを選んだの?」と聞かれると否定されたと感じる傾向が。褒められ、任されることで伸びるため、細かい指示や、褒めずにダメ出しされるのもストレス。気が利かない人や、リアクションが薄い人に苦手意識を感じやすい。また話が飛びやすく、展開が早いため、主語を省略する傾向がある。「今、何の話?」と相手からいちいち指摘されることもストレスに。稲場真由美さん人間関係研究家。性格統計学の実践支援アプリ「伝え方ラボ」を開発し、個人や法人に対して研修やコンサルティングを行う。著書に『性格が合わないんじゃなくて話がかみ合っていないから』(WAVE出版)など。※『anan』2024年3月6日号より。イラスト・ながしまひろみ取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2024年03月01日初めての出産はコロナ禍で、家族の付き添いはありませんでした。ひとりの寂しさに耐えてなんとか無事出産を終えた私ですが、後日義父がそんな私に対して無神経な発言をしてきて……。 無神経すぎる義父私はコロナ禍で初めての出産を経験しました。当時、家族の付き添いはできず、夜中に破水し病院に一歩足を踏み入れたときからずっとひとりぼっち……。もちろん助産師さんがいろいろ気にかけてくれましたが、やはり家族がそばにいないことで寂しい気持ちに。そして、大けがや大病をしたことがない私にとって陣痛はあまりにも痛くて、泣き叫んでしまいました。それでもなんとか頑張って、予想より早めの約2時間で無事に元気な赤ちゃんを産むことができたのです。 退院して数日後、義両親が私と赤ちゃんに会いにきてくれました。私は早速自分の愛し子を2人に会わせることができてうれしい気持ちでしたが、義父が開口一番「いやぁ、お産、楽ちんやったんやろ!」と言ってきてひどくショックを受けました。寂しさや痛みに耐えて、頑張って産んだ私に対して、なんてデリカシーのない発言なんだ……とだんだんと怒りが湧いてきます。しかし気まずくなるのが嫌で、苦笑いをすることしかできませんでした。 コロナ禍ということもあり、義父母は短時間で帰宅。そのあと我慢ならず母に電話でこのことを話すと、「そりゃイラッとするわぁ。そんなこと言ったらあかんよな」と私のイライラに共感してくれたので、なんとか気持ちを落ち着かせることができました。 作画/さくら著者:まんまるこ
2024年03月01日病院の外で並んでいたときに、ショックな出来事がありました。びっくりして子どもも半泣き状態になってしまったのですが……。待合室で声をかけてくれた高齢の女性のやさしさに救われたお話です。 病院の外で起こった出来事三女がやけどをしてしまったため、5歳の次女、3歳の長男も連れて朝一に病院へ行ったときのことです。病院が開くまで外の列に並んで20分ほど待っていました。そのとき子どもたちは車がこないスペースで踊ったりしながら、楽しそうに過ごしていました。 子どもたちの姿を見て、周りの人も「かわいいねえ」「元気だねえ」「仲良しでいいね」と声をかけてくれていたのですが……並んでいた女性が突然、「うるさい!ここは病院なのよ!」と子どもたちに向かって怒鳴ったのです。 次女と長男は半泣き状態になり、周りにも気まずい空気が流れました。病院の外だったことや、周りの人たちが子どもたちの姿を笑って見てくれていたので、私も甘えていたところもあります。子どもの声が嫌な人もいるのだと実感し、反省しました。 今度は高齢の女性が…待合室で子どもたちがしょんぼりしていると、後ろに並んでいた高齢の女性が話しかけてくれました。「あんたたち……ちゃんと待ててえらいねえ。いい子だよ。えらいねえ」と言って褒めてくださり、立ち去るときには子どもたちとハイタッチまでしてくれたのです。 声をかけてもらった子どもたちは少し元気を取り戻したようで笑顔が見られ、私はうるっと涙が……。気にかけて声をかけてくれたこともうれしかったですし、子どもたちのことをよく見てくださり、元気までくださったことに感謝でいっぱいになりました。 私は反省し、子どもたちにとっては怖い体験にもなりましたが、この温かい体験を忘れず心に留めておき、私もやさしい言葉をかけられる人になりたいなと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:松谷 えりな
2024年02月29日上辺だけの会話が増えたり、相手との距離がなかなか縮まらなかったり…人間関係において、そんな“モヤモヤ”を抱えている人も多いのでは?相手にも自分にも優しい、本当に心地よい関係について考えます。家族・友人の悩み編「地元の友達が最近結婚の話ばかりするので、距離を置いている」(29歳・IT企業)結婚や子供の話ばかりをするので、正直楽しくない。距離を置いているけれど、このまま関係がなくなっていくのかと思うと寂しい気もする。「そもそも社会人になってから、新しい友達ができない」(27歳・食品)友人関係で悩む以前に、社会人になってから友達の作り方がわからない。仕事上で話す人はいるけれど、友達と呼べるかというと…。「SNSをフォローされると、フォローバックしなきゃいけないのが面倒」(31歳・事務)知り合いに急にフォローされるのがストレスで、なんで身バレしたのか不安になる。フォローされると相互フォローしなきゃいけない流れもすごく嫌。勝手にアカウントを見つけないでほしい。「母と仲が悪くなってから、頼る人がいなくなってしまった」(30歳・公務員)去年お金のことで母とケンカをしてから、そのまま疎遠に。今まで悩みや困ったことは親に相談していたので、友人にどう相談していいかわからない。「過干渉な母。気遣いが逆に負担だけれど言えない」(29歳・専門職)本人に悪気はなく、優しさからだとわかるけれど、気にされすぎていてしんどく感じることも。距離を置くにも限界があり、はっきりと言いにくい。最近は、リアルに対面で付き合う友達とはまた別に、興味があることや趣味ごとに、別々の仲間のコミュニティを持つ人も多い。「今の20~30代にとって友達は、“好きなもの”やそれに対する気持ちを共有する仲間であり、悩みを相談したり、深い話をするといった間柄ではないことが多い気がします。なので、友人と本音でぶつかったことがない人は多い。深く付き合うことで、傷ついたり、相手を傷つけてしまうことを恐れているのかもしれません」(臨床心理士・塚越友子さん)では悩みを打ち明けたりする相手は誰なのかというと、母親に話す人が増えている、と塚越さん。「“友達親子”という言葉がありますが、友達より何より、母親を拠り所にするという人が本当に多い。彼女たちにとって母親と仲たがいすることは、もしかしたら友達と揉めることよりも大事(おおごと)なんだと思います。友達は、上手くいかなくなったらそれこそアカウントを削除して次に行けばいいですが、母親は1人しかいないから簡単にリセットできない。母娘関係の絆の強さというのは、最近の人間関係の大きな特徴だと思います」塚越友子さん1973年、スイス生まれ。臨床心理士、公認心理師、産業カウンセラー。2008年、東京中央カウンセリングを開業し、悩める人々をサポート。メディア出演、研修講師なども務めるあさみみちゃんTikTokで注目を集める、OLもタレント活動も頑張るうさぎの女の子(25歳)。深く考え込みがちな世の中で、“あなたの気持ちを浅くする寄り添いうさぎ”として愛されている。座右の銘は「Don’t deep!」=「深く考えすぎないで」の意味。※『anan』2024年3月6日号より。©2021‐2024 Adavito inc(by anan編集部)
2024年02月29日小さな息子を連れての買い物中、突然見知らぬ人から文句を言われた私。何を言っているんだ? と驚いていると、その人はさらに理不尽な発言をしてきて……。 この人は何を言っているの…?息子が生まれて間もないころの話です。ある日、息子を抱っこ紐で抱っこしたままお店でトイレットペーパーを選んでいると、見知らぬ中年男性から「おい、道を塞ぐな!」と突然文句を言われました。さらに続けて、「これだから子連れはどこ行っても邪魔なんだよ!」と怒鳴られ……。あまりにも衝撃的で、この人は何を言っているんだ? ととても驚き、一瞬理解が追いつかなかった私。というのも、商品が並んでいる棚と棚の間の道は、大人が並んで2人は通れそうなくらい空いてたのです。 「ただ文句を言いたいだけの人もいるんだなぁ」と思い、世の中には良い人ばかりではないのだと改めて学びました。もし強く反論して子どもに何かされたらと思うと怖くて言い返せなかったのが悔しいですが、子どものために今後もトラブルにならないよう冷静さを大切にしたいと思った出来事です。 作画/さくら著者:かたやま よしこ
2024年02月29日職場にお菓子の差し入れがあり、たまたま社員代表としてそれを受け取ったAさん。しかし、受け取るときにまさかの発言をしていたのです……。 言動には気をつけよう…私は、女性の多い営業所で責任者として仕事をしている1児の母。最近、後輩でママ友でもあるAさんが、3人目のお子さんを出産して育休から復帰したのですが、驚きの言動を目撃したのでお話しします。 私が務めている営業所は本社と離れたところにあり、仕事で本社から来る男性社員はよく差し入れとしてお菓子を持ってきてくれます。ある日、その差し入れをAさんがたまたま社員代表として受け取ったのですが、あろうことか「えー!ありがとうございます!このお菓子、子どもが大好きなんですー!」とひとりで全部持って帰ろうとしたのです。差し入れを渡した本社の男性社員や周りの女性社員はすかさず、「いやいや、それみんなへの差し入れだから! とりあえず上司に渡しなよ!」とツッコミを入れていました。 別日に私が取引先への菓子折りを職場に持っていったときも、なぜかAさんが「えー!うれしい!」と喜んでいました。「いや、取引先に持っていく菓子折りだよ」と言ったらシュンとして仕事に戻ったのですが、職場にあるお菓子が全て自分のために用意されたものだと思っているような言動には、本当に驚かされました。 悪気はなく純粋に自分や子どもが好きな食べ物だったので喜んだだけなのかもしれませんが、「図々しい人」だと誤解されそうな行動なので、自分も誰かに誤解されないよう言動には気をつけたいと思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:T.K
2024年02月29日息子が7歳ぐらいのころ、うちの近所には同じくらいの年の子が多く、お隣は4人兄弟、前の家は3人兄弟、その隣は2人兄弟の兄弟児が多いところで、一人っ子なのはわが家ぐらいでした。しかし、ことあるごとに、隣人の女性から、わが家の息子がトラブルの犯人扱いをされるようになったのです……。 証拠もないのに…隣人の女性は、度々「子どもの声がうるさい」とか「ボールが花壇の花を潰した」と言いに来ます。 しかしうちの息子は一人っ子だからなのか、とても大人しく、外で遊ぶより家のなかで折り紙や図鑑を見たりするのが好きなタイプで家で遊んでいました。言いに来るたびに「うちの子じゃないです」と話しているのに、なぜか毎回うちの子だと決めつけて言いに来るのです。 近所のママたちに聞くと誰も文句を言われたことはないと言います。なぜうちにだけ文句を言いに来るのか?他にも子どもはたくさん住んでいて、うちの息子がやったという証拠もないのにと、不思議に思っていました……。 ある日、いつも朝早く出て夜遅くまで仕事している職人の夫も一緒に、家族で買い物に行くことに。家を出たところでいつも文句を言いに来るおばさんと出くわしたので、挨拶をして夫も軽く自己紹介しました。すると……。 その日以降、文句を言いに来ることがパタッとなくなったのです。 職人の夫はどちらかというと見た目に貫録があるので、インパクトが強かったのかもしれません。また、私の普段のファッションが少し派手なので、見た目だけで「だらしない人」と思われていたようにも思えました。 これまでは何かにつけて息子のせいにされてきましたが、一切なくなり、今は普通に挨拶する関係に。せっかく良い関係が築けてきたので、実は根にもっていることは心の内に秘めておこうと思います。 イラスト/ふくふく著者:堂本 晴
2024年02月29日子ども2人を連れ、初めて電車で帰省したときのこと。ベビーカーと抱っこで移動していたのですが、電車に乗ると2人がギャン泣き。必死であやしていると、さらに悲劇が起こり……。 子ども2人を連れて電車で帰省2歳の上の子をベビーカーに、0歳の子を抱っこ紐で抱っこして3人で実家に帰省しました。電車での帰省は初めて。静岡から奈良までの移動で肩はパンパン。静岡から京都までの新幹線は2人とも寝ていて何とかクリア。あともう少し、京都から奈良までの電車は残念ながら混んでいて座席に座れませんでした。 乗車してしばらくするとベビーカーで寝ていた上の子が起きて泣き出し、それに反応して抱っこしていた下の子まで泣き出しました。泣き止んでもらおうと必死であやしていたとき、上の子がベビーカーから降りたいと言うので降ろしたところ……。 ベビーカーのハンドル部分に荷物をぶら下げていた事を忘れ、バランスが崩れてベビーカーがひっくり返ってしまい……。どこから手をつけていいのか私はあたふたし、びっくりした子どもたちの泣き声が車内に響きました。 困り果てていると少し離れた席に座っていた女性が手招きしていることに気づき……。何か言われるかもと思いましたが、「気づかなくてごめんね」と席を譲ってくださいました。 座って気分が変わったのか子どもは泣き止み、女性のおかげで本当に助かりました。 それからは困ってる人がいたらすぐに手助けをしようと心に決めています。 ◇ ◇ ◇ 閉ざされた空間で同時に泣かれると困ってしまいますよね。女性の声かけでお子さんが落ち着いてよかったです。ベビーカーのハンドルに荷物をかけると操作がしづらくなり、またバランスを崩して転倒につながることも。安全にベビーカーを利用するためにも、メーカーで推奨されていないものは使わないよう気をつけましょう。 作画/しおん著者:阿部まるこ
2024年02月29日第2子が生まれるまでの期間にあったトラブルをご紹介します! 娘の本性が表れ…第2子の息子を妊娠中のときのことです。切迫早産のため、出産まで絶対安静で入院となり、私は里帰りして2日目で5歳の娘と離ればなれになりました。 両親に娘をお願いするしか手段がないため、あまり長時間一緒にいたことのない3人が2カ月間一緒に暮らすことに。はじめの1週間は娘もお外用のいい子で過ごしていましたが長くは続かず、わがままが始まったよう。母の焼いたウインナーが少し熱い状態で食卓に並ぶと、娘から「ばーば、ウインナーが熱過ぎます」とクレーム。それに対してばーばは 「フーフーしないで食べないから熱かったんだよ」とウインナーの争いが始まります。 こういった日々が2カ月続き、ばーばが疲弊したころようやく息子が生まれ、私は退院。実家でゆっくりした平和を取り戻しました。 作画/市田スナオ監修/助産師 松田玲子著者:杉井 コナン 2児の姉弟を育てるママ。育休中。趣味は音楽鑑賞。
2024年02月29日私の息子が写った写真を、勝手にSNSへ投稿したママ友。顔がはっきり写っているし、本名までも記載……。やめてほしいと伝えたところ、ママ友はまさかの発言をしてきて……。 そんな理由で子どもの写真を…!?ママ友と子どもを連れて一緒に遊びに行ったのですが、そのときに撮った子どもたちの写真をSNSに無断で投稿されてしまいました。しかも、写真の中には加工アプリのかわいい文字で、子どもたちの名前まで入れられていて……。さらに、ママ友の子どもがお腹を出して写っている写真まで載っていました。 SNSに対してそれぞれ考え方があるとは思いますが、子ども達の顔を隠さないどころか、名前まで公表していること、まだ小さな子どもの写真とは言え、肌の露出があるものを平気で投稿していることが信じられなかった私。「うちの子の写真を勝手にSNSに投稿するのはやめて! あと、どんな人が見ているのか分からないんだから、自分の子どもの写真を載せるときもいろいろ注意したほうが良いと思うけど……」と伝えますが、「だってこういう写真を載せるといいねをたくさんもらえるし、フォロワーも増えるんだも〜ん」と言われ、わかってもらえませんでした。 結構強めにやめてと言ったのに軽く流されたことや、子どもの写真をいいねやフォロワー稼ぎの手段として使っていることから考え方が合わないと感じたため、その後はそのママ友と子どもを連れて遊びに行くことを控えるように。今では当たり障りのない関係を保っています。 作画/さくら著者:中島 愛
2024年02月29日祖母から「名付け」をさせてほしいとお願いされたママのエピソードをご紹介します! 名付けをさせてほしい祖母初めての妊娠で不安になっているときに、祖母から名付けをさせてくれとしつこくお願いされました。断ってもしつこくされるためギリギリまで性別も教えないようにしていました。 しかし祖母に性別を知られてしまい、名前の候補を何度も聞かれ候補を伝えると「その名前は知り合いの孫の名前」「変な名前」など言われ、困惑。ちなみに「変な名前」と言われた名前が、長女の名前になりました。 ♢♢♢「名前」というのは、子どもへの最初の贈り物と言っても過言ではありません。そんな大切な名前に関してあまりよくない反応をされると悲しいですよね。みなさんがお子さんに名前をつけるとき、どのようにつけましたか? 作画/きょこ著者:加瀬 ひい姉妹を育てる専業主婦。趣味は推し活。
2024年02月29日子どもが小学生になったころ住んでいたマンションでの話です。小学校が同じで、軽く挨拶する程度の顔見知り程度のママさんがいました。挨拶をするようになってから、だんだんと向こうから頻繁に話しかけてくるようになったなと思っていたのですが、ママさんの言動にだんだん恐怖を感じるようになったのです――。 偶然?言い知れない恐怖ある日、自宅マンションの隣のお部屋に住んでいた方が引っ越しをして、空きが出たと思っていたら……。隣の部屋に、軽く挨拶する程度の、例のママさん家族が突然引っ越して来たのです―。 はじめは「すごい偶然だわ」と思っていたのですが、なんと、「〇〇ちゃんママともっと仲良くなりたくて引っ越してきちゃった!」とそのママさんが言ったのです。まさかの発言に、言葉を失うほど引いてしまいました。正直なところ恐怖を感じてしまったほどです。 どこで隣の部屋の空き情報を知ったかはもとより、そもそも私は自宅に招いたこともなければ、住所を教えた覚えもありません。なぜ私の自宅がわかったの!?と自分の知らないところで情報が出回っていることに恐怖しかなかったのです。 また別の日に、私が友人を自宅に招き楽しく過ごしていたときのこと……。 友人を見送りさよならをしたあと、しばらくすると、「ピンポ~ン」とインターホンが鳴りました。玄関を開けると隣のママさんがいて、何の用事かと尋ねると「〇〇ちゃんのママと仲良かったのですね!私とも遊んで下さいね」と……! 私が今誰と遊んでいたか、隣とはいえどうやってわかったの!?と、驚き、そしてまた恐怖を感じてしまいました。それからお隣のママさんと関わらなくて済むように極力避けて過ごすように……。やがて疎遠になっていきました。 こんなことはドラマや漫画の世界だけの話かと思っていたので、私にとって衝撃の出来事でした。まさか自分が体験するとは思っていなかった私は当時、人間不信気味に……。その後、夫と話し合って引っ越し、現在は2人の子どもと夫と穏やかに過ごしています。 ◇◇◇ いくら仲良くなりたくても、恐怖を感じさせてしまうような言動では、物理的な距離を縮めても本当の距離は縮まらないですよね。まずは人との関係を築くときは、やはり信頼関係を深めることが大切なのだと考えさせられますね。 イラスト/海乃けだま著者:チョコちょここん
2024年02月28日イヤイヤ期が始まった娘と2泊3日でお出かけをしたときのハプニングをご紹介します! 忘れた…!娘とお出かけのときは、靴を履くのをイヤイヤ、車に乗るのをイヤイヤ……と毎回大変。2泊3日の旅行に行くときも、家を出るタイミングでイヤイヤが発動しました。そのときは娘を抱っこして何とかチャイルドシートに乗せて出発したのですが、途中のパーキングエリアで休憩をするときに、靴を家に忘れたことに気がつきました。やむを得ず現地調達になり、5000円くらいのものしか売ってなくて予想外の出費に……。 その後、旅行を無事に終えて帰るときにもイヤイヤが発動し、再び抱っこでチャイルドシートに何とか乗せ、家に帰ると、またホテルに靴をまた忘れてきたに気がつきました。せっかく買った娘の靴は、3日間限りの高級靴となりました。 作画/miyuka 著者:包しゅう1児の娘を育てるフルタイムママ。2人目妊娠中。
2024年02月28日子どもを連れて義実家へ行ったとき、お世話のために部屋を移動しようと、義母からまさかの文句を言われたのです……。 何を言っているの…?義母のことは、初めて会ったときから「苦手だな……」と思っていましたが、夫のお母さんなので仕方なく年に数回ほど会っていました。 初めて義実家に子どもを連れて行ったときのことです。私は当時母乳をあげていたので、違う部屋に行こうとしました。すると義母から、「ここに来てまで母乳をあげなくても……。みんなでいるときくらい粉ミルクをあげれば良いじゃない! そしたらみんなであげられるのに、嫁ちゃんだけ孫をひとりじめにしてずるいわ!」とまさかのひと言。もちろんひとりじめしているつもりのなかった私は、その言葉に腹が立ちました。 その後も会うたびに嫌味ばかりを言われ、それが苦痛でだんだんと「義母に会いたくないな」と思うように。なるべく会わなくて良いように仕向けていると、コロナ禍が始まり自然と疎遠になりました。今では、年に1回会うか会わないかくらいの関係を続けています。 作画/赤身まぐろ著者:山田咲子
2024年02月28日息子が幼稚園のとき、友だちから手紙をもらってきました。その手紙を読んだ息子があることを打ち明けてきて……、驚き&申し訳なく思った出来事です。 友だちからもらった手紙を読んで…2年前に離婚。原因は元夫のギャンブル依存症でした。離婚当時、娘は8歳、息子は3歳。2人を抱えて心機一転、これまで頑張ってきました。 ある日、当時4歳の息子が友だちから手紙をもらってきました。そこには「○○くんのパパにあってみたい!どんなパパなの?」といった内容が書かれていました。 すると息子は私に「ぼくにパパはいないけど、ぼくもパパがほしいなぁ!」と言いました。突然の発言にびっくりし、そして申し訳なく思ったことを今でも覚えています。元夫には月に1、2回、子どもたちが会いたいときに会わせているので「○○にもパパがいるでしょ?」と返しましたが、ずっと心に引っかかるものがありました。 そのときから私はあることを決意。子どもたちが大人になったとき、パパのことを気にしないくらい、ママと3人での暮らしが楽しかったと思ってもらえるように毎日を過ごす。これを心がけて生活しています。 ◇ ◇ ◇ 子どもの願いを叶えてあげられないとき、辛い気持ちになってしまいますよね。ですが、最終的にはポジティブに変換されていて素敵です。考え方ひとつで行動が変わってくるので、なるべく前向きに子育てを楽しみたいですね。 作画/森田家著者:松島まり子
2024年02月28日第一子を妊娠したときのこと。夫婦ふたりで名前の候補をいくつか挙げ、おなかに向けて名前を呼び、毎日のように話しかけていました。もうすぐ生まれるというときには、漢字も決まっていたのですが……。 夫婦で決めていた子どもの名前を…妊娠がわかってから、子どもの名前について2人で話し合っていました。臨月にはいり、画数を見ながら漢字も決定。いよいよ生まれる!というときに夫から連絡がありました。 私たちが決めた子どもの名前を、義母が懇意にしている占い師のところへもっていったそうです。占いの結果、運勢が「大凶」と言われてしまったとのこと。画数的には何の問題もなく、やっと納得する名前が決まったと思っていたのに……。考え直して別の名前に変更しました。 当時は結婚したばかりで、自分の意見が言えなかったことを今でも後悔しています。なので2人目は出生届を出してから報告しました。子育てをしていると周りから何かと言われることもありますが、惑わされない気持ちも必要だなと思っています。 ◇ ◇ ◇ 最初の名前に愛着があったと思いますが、「大凶」と聞くと変更した方がいいのかなと心が揺れますよね。夫婦で話し合い、譲れないポイントなどを決めておくのもいいかもしれませんね。 作画/シュー子著者:田中恵美
2024年02月27日長女が1歳で、少し話し始めるようになったころの話です。 旅行中の娘の言葉に…あるとき、家族3人で旅行にいこうということになり、子連れOKの旅館を予約。昼は遊園地で目一杯遊びました。夜になり、ごはんもお風呂もご機嫌に済ませて、さあ寝ようというとき、娘が一言。 「おうち、帰りたい」 どうやら普段と違う環境で眠るのが嫌だったようで、そこからは大泣きしながら「おうち帰る」と泣き叫び、私たち夫婦は途方にくれました。結局長時間泣いたあと、泣き疲れて眠ってくれましたが、一時は本当に自宅に帰ることも考えました。私たち大人にとっては、旅行は楽しいものですが、こどもにとってはそうとは限らないのだということを痛感した出来事でした。 作画/miyuka 著者:片田ゆい長女と長男を育児中。自営業の夫の仕事を手伝っている。
2024年02月27日息子が2歳のときに、「わが子かわいさのあまり暴走するママ」と出会いました。このママとの出来事がきっかけで一時期はママ友を作ることが恐くなってしまったのです。息子が15歳になった今は笑い話ですが、悩み、落ち込み、苛立ち、対処に困ったことを今でも覚えています。 女の子のほうがかわいいという偏見私の息子が2歳のときに、保育園で同じクラスになった女の子、Hちゃんのママ。ママ同士も同い年ということがわかり、息子とHちゃんを連れてランチに行ったときのことです。ランチに行く前は気づかなかった、Hちゃんママの本性を知ることになりました……。Hちゃんママは息子がいる私に向かって「絶対に男の子より女の子のほうがかわいいよね!」と悪気もなく話し始めたのです。 私もはじめは「女の子は洋服とかおもちゃもかわいいしねー」と話を合わせていましたが、男の子をもつ私に「女の子のかわいさ」をずっと話し続けるHちゃんママにだんだん嫌気がさしてきました。「無神経な人だな」というのが私の本音。ランチに行く前は気づかなかったのですが、長い時間話をしたことで、少しずつHちゃんママの本性が出てきたのです。 かわいそうな息子Hちゃんママの自宅に招かれお邪魔したときは、Hちゃんママの「わが子ばかりかわいがる言動」に驚愕しました。見慣れない女の子のおもちゃに興味津々の息子だったのですが、「ごめんね、◯◯君は持ってきた自分のおもちゃで遊んでくれるかな? 女の子のおもちゃで遊んでも、きっとおもしろくないと思うよ?」と、息子がHちゃんのおもちゃを触ることにいい顔をしなかったのです。 2歳の息子は、なぜ目の前にあるおもちゃで遊べないのか当然理解できず、だだをこね始めました。するとHちゃんママは私に「しつけって小さいうちが大事っていうからね! 頑張らないとね!」と苦笑いで言ってきたのです。「ごめん、ぐずっているから帰るね」とすぐに私は帰りました。そして誓ったのです。2度とHちゃんママの自宅には行かないと。 最後の交流となった日Hちゃんママの数々の言動に不満をもちながらも、ママ友とはうまく付き合っていかなければならないと思っていました。私の家なら息子も伸び伸び遊べるのではないかと思った私は、誘いを断り続けていたHちゃんママを自宅に呼ぶことにしました。 すると、Hちゃんは、息子のおもちゃを独占。息子が「貸して」と言ってもHちゃんは貸してくれず、息子は自分のおもちゃでさえ遊べなくなって泣いてしまいました。そんな様子を見てHちゃんママは言ったのです。「◯◯君はすぐ泣いちゃうんだね……。やっぱり男の子の育児って大変そうだね! 私2人目も絶対女の子がいい!」と。 我慢の限界が来た私は、それ以来、プライベートでは距離を置くことにしました。無理して付き合うのは自分にも子どもにも、そして相手にも良くないことだと思ったからです。人それぞれ考えは違うものだと私は思います。子どもも大人も、相手が嫌な気持ちになることはしてはいけないと、改めて感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ムチコ著者:市谷 千春
2024年02月27日私は、5歳の娘と3歳の息子を育てているシングルマザーです。娘がこども園へ入園してからしばらく経ったころ、寝る前に号泣しながら意地悪なお友だちのことを話してくれて、どうしたものかと悩んでいました。そしてそんな矢先に園の集まりが。すると、私はまさかの事態に驚くことに――! 4歳クラスから意地悪が始まった娘がこども園へ通い始めて8カ月ほど経ったころから、ある女の子(Aちゃん)が意地悪なことをしてくるという話が多くなっていきました。私は、「それは嫌だったね」「なんでそんなこと言ってくるんだろう?」などと返していたのですが……。 ある日、娘が就寝前に意地悪なことをしてくる女の子の話をしていると、声を出して泣き出したのです。娘が話してくれた内容は「水筒でお茶を飲んでいるときに、Aちゃんが水筒の底を押してきたから唇から血がでた」「Aちゃんがトイレの個室を開けきて笑ってきた」「描いた絵を見て、Aちゃんにぐちゃぐちゃだって言われた」「みんなが自分の好きな動物を描いているのに、Aちゃんが私には豚を描いてって言ってきた」など初めて聞く話もありました。 この話を聞いて、最近になって娘が頻繁に「私は絵が下手だから」と言っていたことを思い出しました。 公園で集まることに…娘の話を聞いて、私は次の日に担任の先生へ、Aちゃんとわが子について気をつけて様子を見ていてほしい、娘にも原因があれば教えてほしいと伝えました。先生はAちゃんが一方的に意地悪することがあると思ってはいたようで、注意してみてくださるとのことだったのですが……。娘の話では意地悪がなくなった様子はありませんでした。 そんなある日、クラスメイトが転園するため、日曜日にクラスのみんなでお別れ会として公園で遊ぶことに。すると……。 なんと娘がAちゃんのママに直接意地悪されたことを話していたのです。 娘が、Aちゃんのママに「Aちゃんが意地悪をしてくる」と話しているのを、私は遠くで様子を見ていました。娘の話を聞いたAちゃんのママは、「A(娘)に意地悪しちゃダメだよって言っておくね」と言っていたようです。 娘が自らAちゃんのママに伝えたのは驚きましたが、それからは、娘の話を聞く限りでは、以前に比べてAちゃんの意地悪の回数は減ったようです。5歳の子どものお友だち関係の悩みにはどう対応したら良いかまだ答えはありませんが、これからも娘の様子に注意しつつ見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:本田りか
2024年02月26日夫に内緒で推し活を楽しんんでいる私。しかし、外泊が必要なコンサートの予定はさすがに内緒にできないと思い、思い切って打ち明けてみると……? 夫の意外な反応にびっくり…!半年ほど前に突然、韓国のアイドルにハマった私。オンラインライブや映画館でのライブビューイングを鑑賞したり、グッズを購入したりと出費が増える日々ですが、偶然にもそういったイベントがある日はいつも夫は出張中。グッズも夫が家にいないタイミングに届くよう指定配達にしているため、今のところ全てバレずに楽しんでいます。しかし、夫がいるときにリビングで推しアイドルの動画を見ることもあるため、私が何かにハマっているということはわかっているようです。ただ、無料で楽しんでいると思い込んでいる様子。 そんなある日、推しアイドルのコンサートが開催されると発表されました。絶対に行きたいと思いましたが、チケット代や交通費、宿泊費がかかること、家を数日開ける予定であることを考えるとさすがに内緒にしておくのは気が引けて、勇気を出して夫にこのことを伝えることに。結構な出費になるため許してくれないのではと不安でしたが、なんと夫は「わかった、楽しんできてね」と言ってくれたのです。「そんなことにお金を使うな!」と言われる覚悟もしていたため、夫の思いがけないやさしい言葉に内心とても驚きました。 私は今まで推し活を内緒でしていたことがなんだか申し訳なくなり、その後は夫に推し活の予定を共有するように。また、在宅ワークも始め、家計の足しになるよう頑張っています。私の楽しみを否定せず受け入れてくれた夫にはとても感謝しているので、今後もこの気持ちを忘れずに、家事と仕事、そして推し活をバランスよく続けていこうと思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:宮崎 久美子
2024年02月25日私は友人関係である悩みがあります。それはSNSで頻繫にモテ自慢をする、古くからの友人についてです。友人は結婚しており、子どももいます。ママであり既婚者の友人が、なぜモテ自慢をするのか不思議です。同時に私は、とても不快な気持ちになっていってしまい……。友人の投稿をミュート設定にそもそも、この友人とは幼稚園生のころからの付き合い。お互いの結婚式には参列し、遠く離れた場所にいてもSNSを通じて良い関係を築けていました。しかし、あるときから友人がSNSに「またナンパされた! ママになってもいけるってことだね」「元カレからまた連絡きた」といった男性関係の投稿をたびたびするように。 かと思いきや、家族の仲むつまじい投稿。しかし、友人がご主人以外の男性に抱きついた写真をアップ。私の中で不快な気持ちが募ってしまい「あ、もうダメだ」という結論になったのです。私はミュート設定をし、友人の投稿が目に入らないようにしました。 本来ならば、完全にSNS上の関係を断ち切るブロックの選択が正しかったのかもしれません。しかし、古くからの付き合いで友人の良いところもたくさん知っていますし、実際に会った際にはモテ自慢は気になりません。そのため、友人の投稿を見なければいいだけだと思い、ミュート設定だけにして、そっとSNSを閉じました。 友人は良い人なので、また縁があって再会すれば、仲良く話すことができるかもしれません。しかし友人のSNSだけは、何を見ても不快に感じてしまう私。もちろん、SNSに投稿する内容は自由ですし、価値観や生活水準の違いは仕方ないことです。SNSにとらわれることなく友人の良いところに目を向けて、私は自分軸を大切にしていこうと思った出来事でした。 イラスト/ミロチ著者:都 うめこ
2024年02月25日ドラックストアで美容部員として働いていたころ、お客さんの子どもがイタズラをしているのを発見。やんわりと注意すると、その子の母親がまさかの行動に出て……!? し、信じられない…。ドラッグストアの美容部員として働いていたとき、私はあるお客さんの子どもがアイシャドウのテスターをほじって粉々にしているのを見つけました。近くに親らしき人がいなかったため、子ども本人に注意してやめてもらったのですが、私がいなくなるとまた同じことをし始めます。今度は親がそばにいたのですが、注意するどころか笑いながら見ていて驚きました。床に粉が落ちて汚くなっていたため再度子どもに注意すると、親は謝罪をするどころか舌打ちをしてこちらを睨み、子どもに注意することもなく帰っていきました。 その後、掃除をして片づけましたが、新しいテスターはすぐに用意できないため色を試したい方が使えない状態が続きました。もし子どもの行為に気がつかなかったら、粉々になったアイシャドウが店のあちこちに散らばり、他のお客様のお洋服が汚れていたかもしれないと思うとぞっとします。 自分の子どもが悪いことをしていたら、親にはしっかり注意してもらいたいと強く思いました。また、自分に子どもが生まれたときは、人に迷惑をかけるのはいけないことだときちんと教えたいと思った出来事です。 ◇ ◇ ◇ 子どもが人に迷惑をかけているのに、親が注意せず笑って見ているだけで困惑した……という体験をしたことがある方は、意外と多いのではないでしょうか。皆さんはそんな親子と出会ったとき、どのように対応していますか? 「こうしたら穏便に場がおさまりました」という体験談があれば、ぜひ教えてください。 作画/しおん著者:さいとう ゆり
2024年02月24日息子を屋内のレジャー施設で遊ばせていると、小学生くらいの子が息子を突き飛ばし!? 大泣きする息子を慰めていると、その子の母親が近づいてきて……。 母親の態度にびっくり…子どもが遊べる屋内施設に、4歳の息子をつれて遊びに行ったときのお話です。2歳から6歳までの小さな子ども専用のエリアで息子を遊ばせていると、10歳くらいの兄妹がやってきて、お互いを突き飛ばす遊びを始めました。近くに保護者らしき人は見当たらず、ほかのママさんたちは危険を感じて子どもを避難させます。 私も息子を避難させようとしたのですが間に合わず、その兄妹の妹ちゃんに息子が強く突き飛ばされてしまいました。お兄ちゃんに勝てず面白くなかったのか、近くにいた息子に攻撃し始めたのです。息子はもちろん大号泣しましたが、幸いけがはありませんでした。私は二人にやさしく注意をしたのですが、妹ちゃんはなんと「うるせえなババア!」と暴言を吐いてきたのです! これにはさすがに腹が立ちましたが、やっと母親が登場し「何やってんだ! 勝手にウロウロしやがって! 小さな子が遊ぶ場所に入ってんじぇねえよ!突き飛ばすとこ見てたぞ! 謝れ!」としっかりと叱ってくれたので苛立ちをグッと堪えることができました。ただ、言葉遣いの悪さには驚きを隠せませんでしたが……。 その後、妹ちゃんは母親に促されて泣きながら息子に「ごめんなさい」と謝ってくれ、その子の母親も「ごめんね、痛かったよね」と心配をしてくれたのです。お詫びにアイスまで買ってくれたので、言葉遣いは悪いけれど根は良い人なのかな?と思いました。 今後危ないなと感じたときは、もっと早く息子を避難させようと強く思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:佐々木 亜紀
2024年02月24日義母がお土産を持ってきてくれたときに、困惑したエピソードをご紹介します! 義母のお土産に…ある日、義母が「あなたたちにお土産買ってきたの!」と言って、お刺身とフレーバーコーヒー(カフェインレスではないもの)を持ってきてくれました。生モノもカフェインも妊娠中で控えてるため私はどちらも食べられないのですが、とりあえず「ありがとうございます」と言いました。 すると義母は「花子さんは妊娠中だから食べられないよね。◯◯(夫の名前)、花子さんに刺し身は切ってもらって、コーヒーは淹れてもらって飲んでね!おいしいよ!!」と衝撃発言。予想外の言葉に少し驚きました。 ♢♢♢妊娠中はお嫁さんが食べ物に気をつけていることは、妊娠・出産経験者の義母なら知っているはず。どうせなら、夫婦で一緒に食べられるものをもらえるとうれしいですよね。もし、なにを持っていけばいいかわからないときは、好きなものや食べられそうな物を前もって聞いておくとお互いがモヤモヤせずに済むかもしれませんね。 作画/きょこ著者:高杉花子夫婦ふたり暮らし。初めての妊娠中。
2024年02月24日子育てと仕事に奮闘していたころ。仕事中に保育園からの呼び出し連絡がきたのです。しかし、それはちょうど接客業のピーク時間……。どうしたらいいか迷っていると――!? 予想していなかった後輩からの言葉私は育休明けから職場で指導する立場になり、後輩の指導をしつつ、毎日のタスクをこなす日々を過ごしていました。接客業だったのでピークタイムはとても忙しく、お店のみんなで一丸となってピークタイムを乗り越えていました。 ある日、ピークタイムが始まる30分前にお店の電話が鳴りました。私の娘が通う保育園から「お熱が出たので…」とお迎え要請。いつもは余裕のあるピークタイムの配置人数がこの日に限ってギリギリの人数で、私が抜けると厳しい状態でした。 1時間お迎えを待ってもらおうか、夫にお迎えをお願いしようか私が迷っていたとき、1人の後輩が私のほうに来て、「困ったときはお互いさまです。すぐに行ってあげてください」と言い、後輩はお店のみんなとピークの配置変更を考え始めました。 私は立場上、後輩たちの先頭を走らないといけないといつも思っていたので、後輩からの言葉に一瞬なにが起こったのか理解できず.......。同時に「あっ、私はひとりで頑張る必要はないのだな」と肩の力が抜けた感覚になりました。 そして、お店のみんなにお礼を伝えてすぐに保育園へ向かうことができました。保育園へ着き、熱でぐったりしている娘を抱きひと安心。娘をすぐに病院へ連れて行きました。 立場上、私の都合で後輩に仕事を任すことは迷惑なことだといつの間にか思っていた私。この出来事をきっかけに、私はあまり話さなかったプライベートな話を後輩たちと話すようになり、後輩たちもプライベートな話を私に話してくれるようになりました。 そのおかげか私は後輩たちの得意なことや日頃考えていることなどを知ることができ、どんどん仕事を任せられるように.......。仕事もママも常にしっかりしていないといけないと考えていた私に、周りに頼るということを教えてくれた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:楠 かのえ
2024年02月23日