前田敦子主演のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」も6月1日(水)今夜の放送で第7話を迎える。前田さんが“超恋愛体質女”の毒島ゆり子を体当たりで熱演していることも話題の本作だが、今夜はどんな展開が待ち受けているのだろうか?二股、三股は当たり前だが過去のトラウマから不倫は絶対しないという“自己ルール”のもと、同棲中の彼氏・幅美登里(渡辺大和)がいながらもほかの男と関係を持ってきたゆり子だが、勤務している新聞社の政治部に配属となり、ライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)と出会って“自己ルール”を破ってしまう。その結果、美登里はゆり子との同棲を解消、部屋を出ていく。一方小津から「妻と離婚した」と言われ今度は小津と同棲を始めるゆり子。スクープをモノにし仕事でも成果を出したゆり子だが、自宅に帰宅すると小津の荷物がなくなっていた。小津はその理由を「母親が倒れ、看病のために実家に戻った」と説明したが、国会ですれちがっても冷たく、部屋に来てもゆり子を抱くとすぐ帰ってしまう。再び寂しさを感じるようになり美登里と会うゆり子だが、美登里のバンドのボーカルをしている女性・来夢(チャラン・ポ・ランタン・もも)から「もう美登里と会わないで」と言われ、さらに友人のナナミ(中村静香)に「小津さん、本当は離婚してないんじゃない」と指摘され大喧嘩してしまう。国会で小津に「離婚、本当にした?」と問うも「今週土曜、キャンプに行こう」とはぐらかされるゆり子だが、キャンプ先で結婚指輪と婚姻届を渡される。2人は婚姻届を提出し「今日から私は小津ゆり子」と再び幸せをかみしめるゆり子だが、そこに法律事務所から1本の電話が。ゆり子は弁護士の真田(バカリズム)から「あなたを訴えようと思っています」と告げられてしまう……というのが前回までの物語。そして迎えた今夜の第7話。真田から訴えようとしているのは小津の妻・彩子だと告げられ、「すでに離婚しているはず…」と小津に確認するゆり子に、小津は「真田はニセ弁護士」だと説明。ゆり子は混乱する。一方、国会ではくろでん(片岡鶴太郎)の分党が間近に迫り、くろでんと共に離党する議員を探ろうとするゆり子らあけぼの新聞の記者達だったが、一番の側近だった上神田(山崎銀之丞)の裏切りが発覚。くろでんについていく議員と上神田と共に誠心党に残る議員の2つにくろでんグループが空中分解するという見方が強まる。プライベートでも仕事でも不信感が募らせるゆり子。そんなゆり子はある行動に出る……というストーリーが展開する。ゆり子を取り巻く人間関係はさらなる混迷を深めていく。ゆり子は本当の幸せをつかむことができるのか。「毒島ゆり子のせきらら日記」第7話は6月1日(水)24時12分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年06月01日「anan」2006号6/1発売は前田敦子さんが表紙の「駆け込みダイエット」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。あっちゃんが見せた、ダイエット特集にあるまじき(!?)姿。今回表紙とグラビアに登場してくれたのは、ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』の妖艶な演技が話題の前田敦子さん。特集テーマが「ダイエット」ということもあり、撮影では体のラインが強調された衣装に身をつつんでもらい、その均整のとれたカラダ、つい触れたくなる柔肌を存分に見せつけてもらいました。その美body、そして愛らしい笑顔にスタッフ一同目を奪われずにはいられなかったのはいわずもがな、実は取材時、それ以上に目がクギづけになる場面が……。それは〝食べているあっちゃん〟! 「朝から食欲旺盛なAKB48前田敦子のスゴ過ぎる朝食」なんていうまとめサイトがあるくらい、その食欲は知られたものではありますが、その姿を目の前にするとスゴイ破壊力!!撮影終わりの昼食にとお重形式で用意したお惣菜やおにぎりを次から次へパクパクと嬉しそうに食べるわ食べるわ。あっちゃんも「やばい、箸が止まらない!」と自分を制御できないようすで、それはそれは見ていて本当に気持ちいい食べっぷりでした。その幸せそうに食べている姿がかわいいのなんのって!!そんな愛らしいまでの食べ姿、ぜひ写真でお見せしたかったのですが、なにせ今回はダイエット特集ということで、それはまた別の機会に(勝手な願望ですが)……。そして、そんな食いしん坊なあっちゃんがあのパーフェクトなまでのスタイルをキープするための秘訣は本誌インタビューでチェックを!!!(N)
2016年05月31日宮沢りえと犬童一心監督の再タッグで贈るWOWOWの連続ドラマW「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」。このほど、本作に出演する猫たちのメイキングを集めたスペシャル動画が解禁となった。人気漫画家の小島麻子(宮沢さん)は、東京・吉祥寺の井の頭公園を望む自宅兼仕事場で、グーグーとビーの2匹の猫と暮らしている。アシスタントのミナミ(黒木華)は、麻子の非凡な才能に寄り添うように多忙な毎日を過ごしているが、漫画家としての独立を考え始めていた。ある日、ミナミは麻子に自分の気持ちを伝える。アシスタント仲間の飯田(前田敦子)がミナミの後任として願い出るが、飯田は猫が苦手という弱点があったーー。少女漫画家・大島弓子による自伝的コミックエッセイを原作とする本作。今回は、前作では描き切れなかった“グーグーと過ごした15年8か月”に焦点を当て、原作をもとにオリジナル・スト-リーを構築。シリーズ構成・監督は、映画版も手がけた犬童監督が引き続き務めている。本作から到着したのは、宮沢さん演じる主人公の漫画家・小島麻子の飼い猫でおなじみのグーグーをはじめ、第1話で麻子が公園で拾ってきてしまう子猫たち、第3話で麻子が大学時代に同級生と通っていた喫茶店の猫たちのかわいい舞台裏を収めたもの。特に子猫たちは、撮影当時はワクチンも打てないほど、まだ小さかったため、風邪を引かないようにキャストやスタッフ、みんなのお腹で温めていたとか。豪華なキャスト陣にも負けない(?)、小さな“名優たち”の活躍も見どころとなりそうだ。「連続ドラマWグーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」は6月11日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送開始(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日前田敦子が過激なラブシーンを体当たり。女優としての新境地を開いたと話題のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」だが、25日(水)今夜放送の第6話も怒涛の展開に目を離せなくなりそうだ。本作で前田さんが演じるのは二股、三股は当たり前だが相手にはそれを必ず伝え、そして不倫は決してしないというポリシーを持つ“超恋愛体質”の新聞記者・毒島ゆり子。しかし政治部に転属になってライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)と出会ったゆり子は、自ら課したルールを破って小津と不倫。その後小津との関係にけじめをつけようとするものの、別れを告げようと呼び出した現場を同棲中の彼氏・幅美登里(渡辺大和)に見られ、二股をやめるか自分と別れるかの選択を迫られてしまう。いったんはほかの男との関係を断つことを決断したゆり子だったが、小津から「妻と離婚した」と言われ再び一夜を共に。その結果美登里はゆり子との同棲を解消。ゆり子は小津だけを信じる決意を固め、初めてひとりの男だけを愛する決意をする。先週放送の第5話では「ただいま」とゆり子の部屋に荷物を持って現れた小津と“同棲”を始めたゆり子が幸せを噛みしめる様子や、さらに新人議員・中川尚太郎(高木渉)の秘書・青羽樹人(橋爪淳)から「少子化対策法案」の資料を入手。中川からくろでん(片岡鶴太郎)との会合場所のヒントを得たゆり子がスクープをモノにし、記者としても成長を遂げる姿が描かれた。一方でゆり子のアパートのポストの中を探ったり、帰宅した小津と抱き合うゆり子の姿を盗撮する人物の影など新たな“火種”を予感させるシーンも。ラストではゆり子の部屋から小津の荷物が消えるという衝撃展開となり、今夜が待ち遠しかった視聴者も多かったのではないだろうか。そして今夜の第6話。小津はゆり子に対し「母親が倒れ、看病のために実家に戻った」と同棲解消の理由を説明するも、国会で顔を合わせてもそっけなく、ゆり子の部屋にたまに来てもすぐに帰ってしまう。幸せから一転再び寂しさを感じるようになったゆり子は美登里に連絡。そんななかゆり子とナナミ(中村静香)は小津のことで大喧嘩してしまう……。先週の6話の予告では「小津さん、本当に離婚したんだよね?」とつぶやいていたゆり子。小津の言うことは本当に信じられるのか?そしてゆり子の周囲を嗅ぎまわる謎の存在の正体は?混迷を深める政治情勢も含め、さらに激動の波が押し寄せそうな今夜の第6話は必見だ。「毒島ゆり子のせきらら日記」は25日(水)TBS系で24時12分~放送。(笠緒)
2016年05月25日●ゆり子と自身の恋愛観について元AKB48で女優の前田敦子が、"深夜の昼ドラ"と銘打つTBSドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~)で超恋愛体質な主人公を体当たりで熱演している。演じるゆり子は、政治記者として奮闘しながら、常に二股をかけ不倫もしてしまう恋愛においては自由奔放なキャラクター。大胆なラブシーンも話題となって回を追うごとに注目が高まっているが、あっという間に折り返し地点にさしかかった。18日に放送された第5話では、ゆり子は初めて1人の男を愛することを決意し、一緒に暮らし始めた小津翔太(新井浩文)との幸せな時間をかみしめる。仕事でも初めてスクープをものにし喜ぶゆり子だったが、家に帰ると小津の荷物が消えているという展開に。そして、本日放送の第6回からはジェットコースターのように物語が進んでいくという。さらに目が離せなくなってきた同ドラマだが、すべての撮影を終えた前田に、ゆり子を演じた感想や撮影の裏話などを聞いた。――はじめに、この役に抜擢された時の気持ちを教えてください。女の子の心情をリアルに描きたいというのを最初に聞いて、そこの部分を詰めてやれるのはすごく楽しそうだなと感じました。そして、脚本がとてもおもしろかったので、うれしかったですね。――常に二股をかけるというゆり子の恋愛観はどう思いましたか?気持ち的には、なくもないんだろうなって。そこの部分が極端には描かれていますが、心情的にはリアルな部分はあるんだろうと思います。――前田さん自身が恋愛において大事にしていることは?AKB48時代はずっとがむしゃらでしたし、そこまで恋愛をしたことがないので、まだ恋愛において何が大事なのかは見つけられていないですね。――ゆり子は付き合う男性のタイプがさまざまで、どれだけ愛してくれているかで判断しているところがありますが、前田さんの男性のタイプは?とりあえず、ちゃんと仕事をしている人(笑)。そして、ちゃんと自分を持っている人がいいです。――このドラマでは、大胆なラブシーンを含め前田さんの新たな一面が見られると話題ですが、ゆり子役を演じ切って前田さんとしても何か新しい発見というのはありましたか?今回、撮影の内容的にはかなりハードだったかもしれないですけど、マイペースでいられたというか、まだ漠然とはしているんですけど、ちゃんと向き合うってこういうことなのかなって思いました。今までは、何かにただしがみついてついていこうって思っている部分があったような気がするんですけど、「私ってなんだろう」っていうところから向き合えた感じがしています。――それは、ゆり子という役だったからでしょうか。そうですね。すごくリアルな役だったからというのはあると思います。私は、リアルなものの方が向き合いやすいのかなと。「自分の持っているものしかお芝居は出せない」ってよく言いいますが、普段の自分はどんなんだろうなって考えました。そして、ゆり子だったらどうなんだろうなと役に寄り添って考えました。――ゆり子という役に寄り添う中で、恋愛観や人生観について見えてきたものはありますか?ゆり子を通して、不倫は絶対にしちゃいけないと思いました。それはもう強く思いますね。また、人を傷つけない限りだったら恋愛は自由なんだなということも思いました。●ラブシーン裏話と政治記者役の苦労――ゆり子を演じるにあたって特に意識したことは?仕事と恋愛がいいバランスで描かれていると思ったので、そこはメリハリがつけられたらいいなと思って演じました。表の顔と裏の顔というのは人間だれでもあると思うので、そこをしっかり出せたらいいなと。――苦労したなということはありますか?政治記者という役で、今までしゃべったことのない政治の言葉が多かったので、どういう意味なのか毎回聞きながらやっていました。でも、止まっている暇がないくらいの撮影の内容だったので、ペースをつかむまで最初は焦りましたね。――ラブシーンへの抵抗はなかったですか?そこに注目されがちですが、内容がしっかりしているので、ラブシーンもその中の一つとして全然抵抗はなかったです。――小津さんとのラブシーンが特に印象的ですが、撮影時に工夫したことなどはありますか?私がというより、監督と新井さんがいろいろ考えてくれました。全部のシーンにおいて、台本に書かれている内容よりも細かくやったなという感じがします。「抱き合う」「キスをする」というところなど、いろんなパターンを監督が考えてきてくださって、新井さんがサポートしてくれたという感じですね。――ラブシーンや、バスタオル1枚のセクシーな姿の場面などもありますが、今回のために美容面で気を遣われたことはありますか?撮影のリズム的に太る暇がなかったということもあり、何も考えていなかったですね。そのためにマッサージにいくという時間もなかったので、せわしなさがキープしてくれました(笑)――普段は気にするタイプですか?食べ方とかにメリハリはつけますが、無理をするのが一番よくないと思っているので、無理はしないです。ご飯を食べないとなると、そのあと反動で太ってしまったり、矛盾が出てきてしまうので、無理はしないようにしています。●後半はいろんな小津さんを楽しんで!――峯岸みなみさんがツイッターで「毒島待機」とつぶやかれ、いつも見ていらっしゃるようでしたね! みなさんの反応はいかがですか?みんな普通に見てくれていてうれしいですね。会うたび会うたびみんなに「見てます」「おもしろい」って声をかけてもらっています。――さて、次は第6話です。ここから急展開していくそうですが、今後の見どころを教えてください。小津さんのトリコになっている女性が多いなと客観的に思っているんですけど、これからいろんな小津さんが見られると思います。そして、小津さんというか新井さんの考えがすごく腑に落ちるんじゃないかなと思いますね。――腑に落ちるというと?小津さんを演じるにあたって、新井さんがすごく計算されていて、緻密に作戦を練っていたんです。それをすごく楽しんでもらえるのが後半なのかなと。あの時、どうしてその顔をしていたのかとか、どういう風に近づいていたのかとか、そのあたりが理解できるようになると思うので、小津さんをさらに楽しんでもらいたいです。そして、ゆり子がそれに対して、どう恋愛に向き合っていくのか見てほしいですね。――前田さんは、撮影の時に新井さんから作戦を聞いていたんですか?そうですね。新井さんはいつも「こうするよ」「こういう顔をするよ」ってプランをしゃべりながらやってくれて、おもしろかったです。ゆり子は何も知らないということだったので、私はなるほどと思って聞いていました。――最後に…ゆり子のクロワッサンによる男の分析方法も話題となっていますが、前田さんの食べ方は?私は普通にちぎって食べます。――ゆり子や小津さんのような剥ぐという食べ方はどう思いましたか?(笑)「こんな人いるの!?」って思わず突っ込んでしまいました(笑)。でも、意外に周りにもそういう食べ方の人がいて、気にしていなかっただけで本当にいろんな食べ方があるんだなと思いました。「前田敦子サイン入りマイナビベア」プレゼント■応募期間:2016年5月25日~6月25日■内容:前田敦子サイン入りマイナビベア■当選人数:1名様■応募方法1.マイナビニュースエンタメ公式Twitterをフォロー2.ハッシュタグ「#前田敦子サイン入りマイナビベアキャンペーン」「#マイナビニュースエンタメ読者プレゼント」と、本記事タイトルとURLを付けてツイート(コチラをクリックするとツイートリンクに飛べます)当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメ公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。■当選条件日本国内にお住まいの方 応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。(1)個人情報取扱いについて:マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイナビニュースにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社 マイナビ メディアコミュニケーション事業本部 ニュースメディア事業ユニット 編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル news-reader@mynavi.jp(3)個人情報保護管理者:株式会社 マイナビ 管理本部長 personal_data@mynavi.jp■プロフィール前田敦子1991年7月10日生まれ。千葉県出身。2005年、AKB48結成時からメンバーとして活動し、2012年8月に卒業。2007年の映画『あしたの私の作り方』で女優デビューを果たし、映画初主演作『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(11年)をはじめ、『苦役列車』(12年)、『もらとりあむタマ子』(13年)、『イニシエーション・ラブ』(15年)などに出演。ドラマは日本テレビ『栞と紙魚子の怪奇事件簿』(08年)で連続ドラマ初主演、NHK総合『あさきゆめみし ~八百屋お七異聞』(13年)でAKB48卒業後初の連続ドラマ主演。そのほか、フジテレビ『信長協奏曲』(14年)、日本テレビ『ど根性ガエル』(15年)など。(C)TBS撮影:宮川朋久
2016年05月25日不倫、二股、悪女…今、テレビ界はドロドロしたドラマが大人気。どんなドラマの、どのような魅力が視聴者の興味をそそるのでしょうか。『僕のヤバイ妻』のプロデューサー・豊福陽子さんと、『毒島ゆり子のせきらら日記』のプロデューサー・橋本 梓さんが対談。ドラマ制作の裏側をお聞きしました。***――まずはそれぞれに、今回のドラマを企画した意図をお伺いできますか?豊福:夫婦関係を持続させることって難しいと日ごろから感じていて。今回の作品では、不倫の末に妻の殺害まで考えた夫が、逆に妻に出し抜かれて復讐されるという夫婦のぶつかり合いを描けないかと思ったんです。橋本:私は、ドラマでいまの独身20代女性たちの赤裸々な部分に焦点を当ててみたいと思っていました。最近の若い世代は安定を求めていて、恋愛にも消極的に思われがちですが、周りを見るとそうでもない(笑)。男を振り回す女性もいるし、不倫も二股もあるし。――どちらもヒロインがアグレッシブです。豊福:いまは女性が自分の意思で人生を選択していく時代ですよね。観ている女性たちも、誰かに翻弄されて悩む姿より、自分の生き方を貫くヒロインに共感すると思うんです。橋本:確かに。前田敦子さん演じるゆり子は、仕事は男勝りにこなしているし、二股恋愛をしているのも過去のトラウマがあってのことで、けっして打算じゃない。彼女のなかではそこに筋が通っているんです。豊福:善人でも悪女でも、筋が通っているかどうかって大事ですよね。木村佳乃さんが演じている真理亜は、悪女だけれど、目的や行動に一本芯が通っていて、そこにまっすぐ突き進む姿は潔くて美しい。そういう意味で、木村さんのあのしなやかな強さがぴったりで。橋本:わかります。前田さんも、AKBのセンターを務めてきただけあって、どこか潔さや強さを感じさせる方。その一方で、主演映画『もらとりあむタマ子』で見せた、等身大のリアルも持っているのが魅力的なんです。――男性キャストについても伺えますか。豊福:伊藤英明さんって、作品によって色を変えられる俳優さんなんですよね。伊藤さんにお願いしたのは、ダメな奴だけど、どこか可愛げがある男性を演じてほしいということなんです。シリアスなサスペンスなのに、幸平は、焦ってコケそうになったりしちゃうの。そういう役を絶妙に演じてくださって。橋本:ゆり子のセリフに「魅力的な男って、どこか隙がある」っていうのがあるんですけれど、まさにそれですね(笑)。豊福:それです。なんでこんな男に妻も愛人も必死になるのかって思うんだけど、なんか憎めなくて母性本能をくすぐるんです。橋本:新井浩文さんに関しては、完全に、振る舞いが大人でセクシーな男ということでお願いしました。しかも、ドラマでそういう新井さんってレア感もありますし。豊福:いい俳優で、いい男ですよね。しかも近くにいそうな気配を漂わせる色気がある。橋本:だから意識して、女性が萌えるカットを入れてます。こんな男なら絶対に恋に落ちる、というような、キザでいい男の条件をすべて兼ね備えたキャラクターにしたくて。――個人的には、『僕の~』の緒方(眞島秀和)や『毒島~』の木田(諸見里大介)のような、つねに傍でヒロインを肯定してくれる男子の存在も気になるのですが。豊福:そんなふうには観てなかったけれど、確かにそうかも。真理亜はおそらく本音を話せる女友達がいなくて、緒方は、彼女が同性以上に本音を話せる相手なのかも。橋本:女性同士じゃ埋まらない部分を埋めてくれる存在。ただ、結局都合のいい男にはトキメかないから、ここぞという時には新井浩文さんのような男に持ってかれちゃうんです。豊福:(笑)。今回、大事にしたいのは、ディテールなんですよね。橋本:私も同じです。恋愛ってディテールの積み重ねでリアルが作られると思うので。豊福:そう。どんなに憎しみ合っている夫婦でも、積み重ねた年月が垣間見える瞬間があって、そこを丁寧に描いていきたいなと。橋本:共感していただけたらうれしいですね。◇『毒島ゆり子のせきらら日記』 1回観ると、仕事ができて色気もある完璧すぎる小津の魅力に取り憑かれること必至。毎週水曜24時10分~放送中(TBS系)。◇『僕のヤバイ妻』 無邪気な真理亜に毎回ゾクッとしながらも、どこか笑って観られる明るさが今作の魅力。毎週火曜22 時~放送中(カンテレ・フジテレビ系)。◇はしもと・あずさTBSプロデューサー。政治記者として『Nスタ』、ディレクターとして『NEWS23』『サンデーモーニング』など、数々の報道番組を経て、ドラマ班へ。今作がチーフプロデューサーを務める初作品となる。◇とよふく・ようこ関西テレビプロデューサー。数々のバラエティ番組を手がけた後、ドラマ班へ。これまでに『チームバチスタ』シリーズや『美しい隣人』『素敵な選TAXI』など数々のヒット作を手掛ける。※『anan』2016年5月25日号より。写真・菅原景子取材、文・望月リサ小泉咲子
2016年05月20日前田敦子の“超恋愛体質女”を体当たりで熱演し話題のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」の第5話が18日(水)今夜放送となる。前田さん演じるヒロインの新聞記者・毒島ゆり子は二股交際と不倫は絶対しないということを信条としていた“超恋愛体質女”だったが、ライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)と出会ってその“自己ルール”を破り不倫関係になってしまう。その後、3話で小津に別れを告げようと呼び出すものの、その現場を同棲中の彼氏・幅美登里(渡辺大和)に見られ二股をやめるか自分と別れるかの選択を迫られたゆり子は、ほかの男との関係を断つことを決断。先週の第4話では美登里のバンドに女性新ボーカルの来夢(チャラン・ポ・ランタン・もも)が加入。2人の距離感に激しく嫉妬したゆり子は取り乱して「今日の11時55分までに全部別れてくる!」と期限を切って二股解消を宣言するが、小津から「妻と離婚した。ちゃんと付き合いたい」と言われ一夜を共に。翌朝帰宅すると部屋から美登里の荷物が消えていた……という怒涛の展開が描かれた。今夜放送の第5話は、家族を捨ててほかの女の元に行った父に対するトラウマから“超恋愛体質女”になったゆり子だが「小津さんだけを信じて生きていこう」と決意、美登里にも通っているジムのインストラクターの野村(八木将康)にも別れを告げ、初めて二股ではなくひとりの男を愛するようになる。一方政局は緊迫。くろでん(片岡鶴太郎)が猛反対する中、誠心党が国会に「少子化対策法案」を提出。くろでんが党に反発し離党・新党を立ち上げるのも時間の問題となる。その日がいつなのか“Xデー”をつかむため、ゆり子は新人議員の中川(高木渉)に取材するが相変わらずそっけない。そしてゆり子の身の回りでは不審な出来事が起き始める……というストーリーになる。自身を取り巻く状況が大きく変化していく中でゆり子が小津、美登里、そして自らのトラウマとどう向き合っていくのか。今夜の第5話も見逃せない。「毒島ゆり子のせきらら日記」はTBS系で18日(水)24:12~24:42の放送。(笠緒)
2016年05月18日●台本から飛び出てきたようなハマリっぷり元AKB48で女優の前田敦子が、"深夜の昼ドラ"と銘打つドロドロの恋愛ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS 毎週水曜24:10~)で注目を集めている。5月4日放送の第3話では、昨年10月期にスタートした同局の深夜ドラマ枠で歴代最高となる視聴率3.6%を記録。大胆な濡れ場も話題となっている主演の前田の演技や撮影秘話について、橋本梓プロデューサーに話を聞いた。――前田さん演じる主人公・ゆり子は、常に二股をし、不倫もしてしまうという恋愛において自由奔放なキャラクター。大胆な濡れ場も話題ですが、なぜ今回こういった過激な恋愛ドラマを作ろうと思ったのですか?私は32歳の独身ですが、独身女性ならでは生々しい恋愛ドラマを作りたいと思ったんです。自分の周りの友達から聞いた話を集めたら今までにない赤裸々なドラマが作れると考えました。――橋本さんの知り合いの体験談が盛り込まれているということですか?そうなんです! 前田さん演じるゆり子と中村(静香)さん演じるナナミみたいに、すごく仲のいい友達としか話さないような恋バナをそのままセリフにしています。――ゆり子みたいに常に二股をするという女性も、橋本さんの周りにいたんですか?いましたね。二股だと伝えてから付き合うというのは、ゆり子らしさを出すために作りましたが、男を信じられないから二股するとか、不倫にどうしても走ってしまう女の子は周りにもいて、そういったいろんな人の要素を混ぜながらキャラクターを作り上げました。――二股や不倫をテーマにしたドラマは、作品によって「不倫は絶対にダメ」「だれも幸せにならない」などと強いメッセージが込められていますが、このドラマを通してどんなことを伝えたいと思っていますか?ゆり子は二股や不倫に走り、それ相応の罰を受けますが、世の中にはゆり子みたいに何らかの事情があって二股したり不倫してしまったり、一言でダメと言えない恋愛をしている人は多くいると思うんです。彼氏がいるけどほかの人に惹かれ、ストップできずに二股になったり、気になる上司がいて、既婚者だけど仲良くしているうちに一歩踏み込んでしまったり…。もちろん不倫や二股を肯定するわけではありませんが、当事者の心の内をしっかり伝え、共感してもらえるものにしたいと思っています。――主人公・ゆり子役に前田さんを起用された理由は?めちゃくちゃはヒロインなので、前田さんの爆発力、ただのアイドルじゃない感じがしっくり合うと思いました。前田さんは、『もらとりあむタマ子』で実際にいるような女の子を自然に演じたと思えば、『ど根性ガエル』や『イニシエーション・ラブ』では魔性の女やキラキラ女子を演じるという、両極端の役を演じ分けられる女優。前田さんだったら、仕事はしっかりしているけど恋愛はだらだらとしている二面性のあるゆり子を演じていただけると思い、お願いしました。――実際に撮影を行ってみて、前田さんはいかがでしたか?作る側の私が言うのもあれですが…ハマり役だなと! 台本そのままの世界から飛び出てきた女の子というか、どんどんゆり子になっていったなと思いました。台本を読んだだけだと、ゆり子はどんな女なんだって理解できないスタッフもいましたが、前田さんが演じることによってリアルな世界に。このドラマの世界観は前田さんが作り出しているなっていうくらいハマっていると思います。――ゆり子というキャラクターを作り上げるにあたって、前田さんとどんな話をしましたか?前田さんには、とにかく女性が共感できるドラマを作りたいとお伝えしました。前田さんも、自分の友達でこんな人がいるとか、自分もここは理解できるとか意見を言ってくれ、女性が共感できるものになっているか確かめ合いながら作り上げていきましたね。●ラブシーンは女性がキュンキュンするように――濃厚キスシーンやシャワーシーン、ベッドシーンなども話題になっていますね。そういったシーンは、なるべく女の人がキュンキュンするように撮ってくださいとカメラマンさんにお願いしました。ゆり子が野村さん(八木将康)や小津さん(新井浩文)や美登里(渡辺大知)をかっこいいと思うのはなぜなのか女性が見たら理解できるように、野村さんの腹筋などそれぞれの男性の良さがわかるカットをたくさん入れるようにしています。――特に、小津さんとのラブシーンが印象的で、第2話も第4話もドキドキしました。第5話以降もあるようですし、これからも注目ですね。小津さんはあやしさもありますが、ラブシーンの瞬間は、ゆり子もこれだったら恋しちゃうよねって納得できるいい男にしようと意識しています。また、自分たちだけが酔いしれている感を出すために、スローにしたり、昭和っぽい音楽を流したりしています。――前田さんと新井さんはもともと知り合いだから、ラブシーンは照れてしまうとご本人がお話しされていましたが、現場はどんな雰囲気でしたか?みんな笑っていました(笑)。お二人ともテストなどでは笑ってしまって、和気あいあいとした雰囲気でしたね。それでも、本番になるともちろん本気でやってくださって、その切り替えがすごいなと。――ラブシーンにおいて、前田さんや新井さんから何か提案などはありましたか?第4話での2人のベッドシーンで、新井さんの提案が反映されています。前田さんの背中にキスするという場面で、角度を変えた方がもっと自然なんじゃないかと新井さんが提案してくれました。――第3話で視聴率が2%台から3.6%へ急上昇しましたが、こういった濡れ場が話題になっていることも大きそうですね。どう分析されてますか?そうですね。前田さんが今までにない役を思い切って演じているというのが口コミで徐々に広がったのかなと思っています。また、第2話の動画の再生回数がものすごく多かったので、それを見た人が第3話をリアルタイムで見てくれたのかなと。そうやって増えてきたのかなと考えています。――5月17日に第5話放送となりますが、今後の見どころを教えてください。第5話は、ゆり子にとって幸せ絶頂な時なので、視聴者の方もゆり子の気持ちになって小津さんとの恋に酔いしれてほしいです。そこからは、ジェットコースターのように急展開です。後半は人間の感情のぶつかり合いがメインで、少しずつ謎が明らかになっていくので、そのあたりを楽しんでほしいですね。●政治記者経験を生かしたリアルな政治の世界――ゆり子の仕事は、大物政治家の番記者ですが、橋本さんも政治記者経験があるそうですね。そうなんです。私も昔、政治家の番記者をしていて、その時の経験がこのドラマに生かされています。――ゆり子が通う国会の記者クラブがとてもリアルに感じました。私も通っていた国会内の記者クラブを再現しました。ドラマのために、スタッフと一緒にロケハンにも行きました。――細部まで作り込まれていますが、特にこだわったところは?共有の冷蔵庫ですね(笑)。社名と名前を書かないと取られるよっていう注意書きは本当の話で、冷蔵庫の中がパンパンなのも実際の状況をそのまま再現しました。――ゆり子の仕事のデスクにもあり、自宅にも、思い出のシーンにも登場する"だるま"の存在感もすごいですね。単純に、ゆり子の出身地・群馬は高崎だるまが有名なので、小さい頃からゆり子はだるまに囲まれて育ったという設定にしたんです(笑)。トラウマになった父親と愛人とのシーンにも、家を追い出されるシーンもダルマを登場させ、人生のシンボルにしています。――だるまを使ってゆり子の感情表現もしていますね!あれは監督の演出です。第4話だと、ゆり子が怒っている時にだるまも怒っていますが、第5話はすごくかわいいので、楽しみにしていてください!(C)TBS
2016年05月18日元AKB48で女優の前田敦子(24)が16日、自身のツイッターを更新し、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんへの思いをつづった。2014年に蜷川さん演出の舞台『太陽2068』で舞台に初挑戦した前田は、「2年前に私を新しい世界に優しく手招きして導いてくださった蜷川さんには、一言で言えないくらい本当に感謝しています」と追悼。そして、「教えて頂いた言葉がずっと巡っています。文章には書き表せられない心のなかにだけ止めて置きたい感情も沢山あります」とつづり、「教えて頂いた全てをずっと大切にしていきます」と誓った。
2016年05月17日元AKB48で女優の前田敦子が主演を務めるTBS連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~、18日は24:12~)の第5話が18日、放送される。恋愛も仕事も大きな局面を迎えるという第5話の見どころについて、橋本梓プロデューサーに聞いた。同ドラマは、常に複数の男と関係を持つことをいとわない"超恋愛体質女"の毒島ゆり子(前田)が、大物政治家の番記者としてがむしゃらに働きながら奔放な恋愛を満喫し、一人の魅力的な男性に恋に落ちて、壮絶な最後を迎えるドロドロエンターテインメント。これまでの放送で、ゆり子(前田)は、長年付き合っていた美登里(渡辺大知)と、スポーツジムのインストラクター・野村(八木将康)と二股を続け、さらに、既婚者であるライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)とも関係を持つ。不倫はしないというルールを自分に課していたが、第4話の最後で小津に「離婚した」と言われたゆり子は、第5話で「小津さんだけを信じて生きていこう」と決意し、初めて二股ではなく一人の男を愛するようになる。そんな第5話について、橋本プロデューサーは「ゆり子が人生最高の幸せをかみしめる回。一緒に住み始めたゆり子と小津の初々しい生活を描いている。スウェット姿など、小津の新たな一面も見られる」とアピール。「視聴者の方もゆり子の気持ちになって小津さんとの恋に酔いしれてほしい」と期待している。小津とのラブシーンも登場。橋本プロデューサー的には、ガラス越しに撮影した2人でシャワーを浴びるシーンがおすすめのようで、「シルエットの状態で2人の会話が聞こえてくる…あのシーンはエロいです」とニヤリ。ベッドで見つめ合ってカメラ目線で愛を告白し合うシーンもあるそうで、「あたかも視聴者が相手であるように。そこも楽しんでもらえたら」と語る。プライベートで幸せの絶頂を迎える第5話は、仕事でも大きな局面を迎えるという。公私ともに目が離せない。(C)TBS
2016年05月17日かぶりつく、ちぎる、剥ぐ…クロワッサンの食べ方で、その人の恋愛タイプがわかる!? TBSで放送中の連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~)で、前田敦子演じる主人公・毒島ゆり子のクロワッサンによる男の分析方法が話題を呼んでいる。男がどのように自分を愛してくれるかを、クロワッサンの食べ方で見極めるというゆり子。劇中でたびたびクロワッサンを食べるシーンが登場し、SNS上では「毒島ゆりこ観てると焼きたてのクロワッサン食べたくなる」「毒島ゆり子見てからクロワッサンが妙な色気を放つ食べ物に見えて仕方ない」「クロワッサンはいでくとかエロス!」「クロワッサンがエロい食べ物に見えてきたのはじめて」といった声が上がっている。ゆり子が長年付き合っていた美登里(渡辺大知)は、バターやジャムなどを丁寧につけて食べ、恋愛においては繊細で優しいタイプ。そのまま端からかぶりつくスポーツジムのインストラクター・野村(八木将康)は、ストレートに気持ちを表現する猪突猛進タイプ。ゆり子と、ゆり子が恋に溺れていくライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)は、2人とも生地を一枚一枚剥いで食べるという独特の食べ方で、常に新しい刺激を欲するド変態タイプだという。この設定は、ドラマ上の架空のものだが、本作の橋本梓プロデューサーは、ゆり子、小津と同じ食べ方だそう。「ゆり子がいろんな男の人に恋に落ちるドラマ。どこか一本、筋を通そうと思い、クロワッサンで男を品定めするというキャラクターにした」と説明し、「私はゆり子と小津のように剥いで食べるんです。このタイプは普通の食べ方ができない人ということで、隠れ変態が多いのかなと思い、そういう設定にしました」と明かした。SNS上では「あっちゃんとおなじクロワッサンの食べ方をしている」「夫もクロワッサン剥いで食べる人だった!」というコメントもあり、クロワッサンの食べ方は現実世界でもさまざまのよう。自分の周囲の人たちのクロワッサンの食べ方と恋愛タイプの関係を調べてみるのもおもしろいかも!? 番組の公式ホームページでは、クロワッサンの食べ方で自分のタイプが確認できる「クロワッサン占い」も公開中だ。
2016年05月16日元AKB48で女優の前田敦子が主演を務めるTBS連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~、11日は24:12~)の第4話が本日11日、放送される。同ドラマは、常に複数の男と関係を持つことをいとわない"超恋愛体質女"の毒島ゆり子(前田)が、大物政治家の番記者としてがむしゃらに働きながら奔放な恋愛を満喫し、一人の魅力的な男性に恋に落ちて、壮絶な最後を迎えるドロドロエンターテインメント。これまでの放送で、ゆり子(前田)は、長年付き合っていた美登里(渡辺大知)と、新たに付き合うようになったスポーツジムのインストラクター・野村(八木将康)と二股を続け、さらに、既婚者であるライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)のことも意識。そして、ついに美登里から二股を続けるなら別れると宣告される。第4話では、ゆり子は、二股をやめて美登里以外の男と別れることを決意。そんな中、国会ではゆり子に関するある噂が流れ、政治家や秘書たちがゆり子を避け始めていた。噂に全く身に覚えのないゆり子は、デマが他社の記者たちによって流されたと知る。一方、美登里のバンドには、新たに女性ボーカリストの来夢(チャラン・ポ・ランタンのもも)が加入することに決まり、美登里と来夢の仲にゆり子はただならぬものを感じる。(C)TBS
2016年05月11日「二股」や「不倫」をテーマにした“深夜の昼ドラ”「毒島ゆり子のせきらら日記」の第4話が11日(水)今夜放送される。“二股交際は当たり前”の超恋愛体質女の新聞記者・毒島ゆり子を前田敦子が体当たりで演じている本作。物語が始まった当初は“二股”は当たり前でも“不倫”は絶対しないのが信条だったゆり子だが、勤務するあけぼの新聞の政治部に異動し、大物政治家である黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者となったことで、ライバル紙である共和新聞の記者・小津翔太(新井浩文)と出会ってその“自己ルール”を破ってしまう。その後小津との関係を「アクシデント」と自分に言い聞かせるゆり子だが、結局小津と共に政治家の会食に出向き、スクープの取り方を教えてもらうなどずるずると関係が続いていく。結果スクープをものにするがゆり子は不倫にけじめをつけるべく小津を呼び出し別れを告げることに。しかしその現場を同棲中の彼氏・幅美登里(渡辺大和)に見られてしまい、二股をやめるか自分と別れるか迫られてしまう。そして今夜放送の第4話でゆり子は“二股”をやめることを決意するが、そんななか国会でゆり子に関するある噂が流れ、政治家や秘書たちがゆり子を避け始めるように。その噂に全く身に覚えのないゆり子は、その噂が他社の記者たちによって流されたことを知る。そして美登里のやっているバンドに新たに女性ボーカリストの来夢(チャラン・ポ・ランタン・もも)が加入。しかし美登里と来夢の仲にただならぬものをゆり子は感じ、いったんは戻ったかに見えたゆり子と美登里の仲に新たな危機の予感が訪れる。さらに複雑に絡み合い出した登場人物たちの関係性に注目だ。「毒島ゆり子のせきらら日記」第4話はTBS系で11日(水)24:12~24:42の放送。(笠緒)
2016年05月11日お笑い芸人のキンタロー。が、16日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(レギュラーは毎週月曜20:00~20:54)の3時間スペシャルに出演し、デリカシーの無いものまねで殺害予告を受けたという事件を告白する。失敗してしまったゲスト講師が、自らの経験を反面教師としてもらうべく授業を繰り広げる同番組。キンタロー。は、AKB48(当時)の前田敦子のものまねで、デビュー1年目でブレイクしたが、ファンからそのものまねが失礼だと怒りを買い、数えきれない殺害予告があったことを明かす。その被害は、自宅を特定された上、襲撃計画を立てられたというほど。恐怖のどん底に突き落とした、"赤文字のナゾの手紙"の存在も明かしながら、こうした経験によるあまりの恐怖で、3回も家を引っ越したという。この原因を考えたところ、「自分にはデリカシーが無かった」という結論に達したキンタロー。は、今回の授業で子どものころからの歩みを振り返りながら、デリカシーのなさで怒りを買う人間の特徴を紹介。学生時代の驚くべき"ノンデリカシー行動"を反省する。授業の最後では、人をいじって笑いを盛り上げてきた自身の人生を突き詰めて考えた結果、「気づいたことがあります」と切り出し、「これは、世間のすべての皆さんにお伝えしたい、とても大事なことです…」と言って、教訓を伝える。この日の放送ではほかにも、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が「せっかくかなえた夢を、気の緩みで台無しにしないための授業」を行い、番組史上最多のしくじり体験を披露する。
2016年05月09日第18回イタリア・ウディネーゼ ファーイースト映画祭で2冠を達成した映画『モヒカン故郷に帰る』凱旋舞台あいさつイベントが7日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、松田龍平、前田敦子、沖田修一監督が出席した。4月30日にイタリア・ウディネーゼで開催されたファーイースト映画祭に沖田修一監督と松田龍平が出席し、翌日の授賞式でブラック・ドラゴン賞、ブロンズ・マルベリー賞の2冠受賞という快挙を達成した本作。その凱旋イベントに松田龍平、沖田修一監督、そして前田敦子が登壇した。松田は「とても楽しかったですよ。イタリア料理も美味しかったし、景色もすごく綺麗でした」とイタリアを堪能したようだが、授賞式は「ちょっと時間が空いていたので寝てしまい、はっと気づいたら『(授賞して)早く!』と沖田さんに言われ、ぼーっとしている状態でテンションが急にあがりました」とエピソードを披露した。前田は「私はTwitterで知りました。『スゴイ!』と思いリツイートしてお二人に連絡したんですけど」と明かすと、松田は「連絡しないですみません。沖田さんが浮かれちゃっていたので」と話して笑いを誘った。舞台あいさつの最後には、松田が33歳の誕生日をイベントの翌々日(5月9日)に迎えるとあって、サプライズで関係者が松田にバースデーケーキを贈呈。突然の出来事に驚いた松田は「ありがとうございます。もう幸せです。今年は素晴らしい年にしたいな。恥ずかしさがヤバイですね」と赤面していた。2009年公開の映画『南極料理人』、2013年公開の映画『横道世之介』を手掛けた沖田修一監督が自らオリジナル脚本を担当した本作。瀬戸内海に浮かぶ四島を舞台に、モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉(松田龍平)が、恋人の由佳(前田敦子)を連れて結婚報告のために故郷の広島に帰り、ドタバタ劇を繰り広げる。
2016年05月08日松田龍平が5月7日(土)、主演映画『モヒカン故郷に帰る』がイタリアの「ウディネ ファーイースト映画祭」にて2冠に輝いたことを記念して行われた凱旋舞台挨拶に、共演の前田敦子、沖田修一監督と共に登壇。サプライズで一足早く33歳の誕生日を祝福され、笑顔を見せた。売れないバンドマンが妊娠した恋人を連れて7年ぶりに帰郷するも、そこで頑固な父のガンが発覚!父の最期をできる限り幸福でいっぱいにすべく奮闘するという現代版のホームコメディで、極東発の映画を上映し今回で18回目を迎えるイタリア北部の「ウディネ ファーイースト映画祭」にて、ブラック・ドラゴン賞、ブロンズ・マルベリー賞の2冠に輝いた。映画祭には松田さんと沖田監督がそろって出席していたが、受賞の瞬間について式の開催時刻がかなり遅かったこともあり、松田さんは「寝てしまってた…(笑)」と告白。「気づいたら、沖田さんに『早く!』と言われて、ボーっとした状態でテンションが上がった…」と振り返る。「私も行きたかったです。うらやましい!」と語る前田さんはTwitterで2冠受賞を知ったそうだが「リツイートして2人に連絡した」にもかかわらず、松田さん、沖田監督から返信や反応はなかったという…。松田さんは「連絡しないですいません…」と謝罪するも「沖田さんが浮かれちゃって…(笑)」とあくまで責任は沖田監督に転嫁!その後、2人で祝杯を挙げたのか?と尋ねられると「というか、(イタリアに)着いてからずっとお酒をいただいてたので…」と祝杯以前に飲みっぱなしだったことを明かし「ワインに生ハム…おいしいものを食べました」と満足そうに語った挙句「でもやっぱり、日本食が一番だなと思いました」と語り、会場は笑いに包まれた。ちなみに現地での上映では、松田さんも観客と一緒に鑑賞したが「みなさんの反応を感じながら観て、緊張しました。『ここで笑うのか!』『ここは笑わないんだ』とか(笑)」と述懐。特に、デリバリーのピザのくだりに関しては「(本場の)イタリアなのでドキドキしましたね(笑)」と振り返り、沖田監督も「ピザーラとピザハットが競争するとか、全然わかんないだろうし!」と苦笑していた。舞台挨拶の終盤には、2日後の5月9日(月)に33歳の誕生日を迎える松田さんのために、サプライズで特製のモヒカンの絵が描かれたケーキが登場!松田さんは思わぬ演出に少し戸惑いを見せつつ「ありがとうございます。幸せです」と笑顔を見せ「素晴らしい年にしたいと思います。恥ずかしさがヤバいですが…(苦笑)、頑張ります!」と照れくさそうに語っていた。『モヒカン故郷に帰る』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月07日グラビアアイドルで女優の中村静香が6日、埼玉・西武プリンスドームで行われた埼玉西武ライオンズ―北海道日本ハムファイターズ戦の始球式を務めた。中村は、チアリーディングチーム「ブルーレジェンズ」と同じセクシー衣装で登場。炭谷銀仁朗選手を相手に全力投球したが、炭谷の頭上を越えるボールとなり、「もっときれいなストライクを目指していたので悔しいです」と悔しがった。そして、「次にやるときは絶対にストライクがとりたいです」とリベンジを誓った。本番前には、炭谷選手とキャッチボールを行って練習した中村。「数球だけのキャッチボールでしたが、心のキャッチボールは十分にできました。本番もこの調子で頑張りたいです」と意気込み、本番後には「炭谷選手がすごくあたたかい人で気持ちよく投げられました」と感謝していた。中村は、TBSで放送中の連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~)で、前田敦子演じる主人公・毒島ゆり子の親友・桑原ナナミ役として出演中。始球式前には、前田からの応援メッセージが流れ、「前田敦子さんからの応援メッセージも心強かったです」と喜んだ。(C)TBS
2016年05月06日有吉弘行と「嵐」の櫻井翔が今話題の人物や一流芸能人をゲストに迎え、「疑問」「質問」「探し物」などのリクエストに答えていくバラエティー「櫻井有吉アブナイ夜会」の5日(木)放送回に、松本潤らドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」のキャスト陣がゲスト出演する。毎週日曜21時からTBS系で放送中のドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」は刑事事件専門の弁護士たち逆転不可能と思われる事件に挑んでいく物語。今回ゲストとして登場するのは松本さんのほか、香川照之と榮倉奈々。番組では松本さんが番組に“大クレーム”。以前番組で大好きな盆栽について熱く語ったが放送で全カットされてしまったそうで、「納得できない」と怒り心頭。そこで今回は松本さんのために「松潤が買う!高額盆栽即売会」を開催。スタジオには1億円を超えるものを含め高額盆栽が登場。松本さんは高額盆栽を自腹購入する!?そして香川さんが50歳にして初めての“着ぐるみ”に挑戦。カマキリ姿で熱血授業を行うとか。出演者も全員カマキリの被り物で香川さん扮する“カマキリ先生”の授業を受けることに。様々な役をこなしてきた香川さんの初となる着ぐるみ姿は必見。そして毎週水曜24時10分から(4日放送回は24時12分から)同じくTBS系で放送中のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」から、主演の前田敦子がゲストに登場。前田さんが溺愛するというアメリカンショートヘアーのポッツちゃんをテレビ初公開してくれるほか、累計430万部を誇る猫業界No.1人気雑誌「猫びより」の表紙にポッツちゃんを採用してほしいと編集長に直談判!人気女優のプライドを捨て頭を下げまくる前田さんの愛猫家ぶりにも注目。さらに朝食は1000kcal超え、何でもお酢をかけて食べるなど前田さんの不思議な食生活も紹介される。また毎晩深酒で老後が心配といういとうあさこが誰でも簡単にできるという「肥満遺伝子検査」に挑戦。前田さんにも同じ検査を受けてもらい結果を比較する。そこで判明した驚愕事実とは!?「櫻井有吉アブナイ夜会」は5日(木)の21時57分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年05月05日前田敦子が過激なラブシーンに挑んでいることで話題のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」の第3話が4日(水)に放送される。前田さんが演じるのは二股、三股は当たり前、だが相手にはそれを必ず伝え、そして不倫は決してしないというポリシーを持つ“超恋愛体質”の新聞記者・毒島ゆり子。第1話では、勤務するあけぼの新聞の政治部に異動し、大物政治家である黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者として慣れない日々を送るなかで、ライバル紙である共和新聞の記者・小津翔太(新井浩文)と出会う。小津が既婚者だと知りつつもゆり子は彼が気になってしまう。27日放送された2話では、通っているスポーツジムのインストラクターの野村新太郎(八木将康)という新しい彼氏ができるものの、小津のことが頭から離れず、「不倫はしない」という自己ルールを破ってゆり子は小津と一線を超えてしまうのだった――。4日(水)放送の第3話では、小津と一線を超えたことを「あれはアクシデント」と自分に言い聞かせ小津を避けるゆり子だが、小津と国会内で会うとどうしても意識してしまう。そんななかゆり子は情報を得るため、新人議員・中川尚太郎(高木渉)の秘書・青羽樹人(橋爪淳)に接触。そして不倫関係にけじめをつけるために小津を呼び出すゆり子だが…というストーリーが展開する。ゆり子を取り巻く周囲の男性たちと、ゆり子の関係はよりドロドロに絡み合っていく…。「毒島ゆり子のせきらら日記」は4日(水)第3話は24時12分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年05月04日昨今、何かと芸能界を賑わせている不倫問題。4月クールは、ドラマ界にもその余波が押し寄せてきています。そこで今回は、思わず身の毛立つリアルな描写が話題の恋愛ドロ沼ドラマ3作品をピックアップ。男女の激しい心理戦…、行く末は如何に!?■その人、本当に信じられますか?恐るべき“愛執の連鎖”から目が離せない「僕のヤバイ妻」背筋が凍るとは、まさにこのこと。「女って怖い!」見ていて率直にそう思わせてくれる「僕のヤバイ妻」、皆さんご覧になりましたか?伊藤英明演じる主人公・望月幸平は、相武紗季演じる不倫相手と共謀し、妻・真理亜の持つ莫大な遺産を狙った殺害計画の実行を決意。しかしながら、ひと足先にその計画に気がついた真理亜に先手を取られ、事態は思いもよらぬ方向へとシフトすることに…。家族や隣人、さらには警察、マスコミまでをも巻き込んで展開していく“愛執の連鎖”。息つく間のないジェットコースター的展開から目が離せない一作と言えるでしょう。そこでまず注目したいのが、木村佳乃演じる“ウザイくらいに完璧な妻”真理亜が行っていた恐怖行動の数々です。もちろん大前提として、不倫に手を染めてしまった幸平に非があることは明白なのですが…それにしても、溢れんばかりの愛情がスゴイ(笑)。彼が朝目覚めてリビングに出てくるであろうタイミングでパンを焼き上げ、スープを温める。そしてそのひと口ひと口への感想を求める真理亜。食後は洗面所へと連れ添って、歯磨きをサポート。ベストなタイミングで水入りのコップを差し出す完璧ぶりに、普通の女性なら「ココまでしないでしょう!?」とツッコミを入れたくなるはず。…がしかし、実際このように尽くされると男性は、気づかぬうちに“彼女無しでは生きられない”ダメ男へと育ってしまうというのがこの物語の面白いところ。明らかに重過ぎるのに、後々ふり返ってその重さを「彼女ほど僕を愛してくれる人はいない」と思わせる上等テクニック!真理亜の地道な活動が実を結んだ瞬間は、まさにホラーとしか言いようがありません。そうして最後、事件の全容が暴かれた後でも、彼女はしれっと「あなたは私に逆らえない」と微笑みます。3歩下がっているようで、実は3歩先を歩んでいるまさに“完璧な妻”。その行く末を、最後までじっくりと観察していきましょう。■傷つくリスクは“二股”で解消すべし恋に臆病な女性必見「毒島ゆり子のせきらら日記」続いての作品は、放送前からエロティックなPR映像が話題となっていたコチラ!「毒島ゆり子のせきらら日記」です。主人公・毒島ゆり子の「艶っぽさ、小悪魔ぶりがヤバイ」と男女問わず高評価を得ており、前田敦子の新たな一面を知る貴重な機会と言える本作。ドラマの最初にテロップで浮かび上がる“恋愛体質のすべての女性へ”というキャッチコピーが非常にリアルですよね~!仕事には全力投球できるのに、恋愛だけはどうしても足がすくんでしまうという女性…実は結構多いのではないでしょうか。そんな世の悩みを代弁すべく主人公・ゆり子が編み出したのが、「傷つきたくないならば二股をしよう」大作戦です(笑)。愛が一生続くということはない。一人の男性に没頭してしまったら、最後には必ず傷つく結末が待っているという持論。彼女は二股をすることで、平和に生きていくためのバランスを必死に保ってきました。しかしながら、恋愛体質を甘く見てはいけません。幼少期、母親に裏切られたトラウマから、「不倫だけは絶対にしない」と決めていたゆり子でしたが、同じ政治記者の小津(新井浩文)に対する直感的恋愛感情から逃れることができず…誘惑に負けてしまいます。クロワッサンの食べ方で“女性の愛し方”を見極めてきた彼女が初めて出会った、自分と同じ食べ方の男。クルクルとパン生地を剥がしながら食べる小津の指先を見つめながら、「この人となら堕ちていく覚悟がある」と心決める姿は、何とも言えない歯がゆさが――。理由なんて本当は後付けで、二股も不倫も「独りが淋しい」言い訳でしかないのだと、ゆり子自身が痛いほど理解している現実の虚しさこそが、このドラマ最大の見どころなのかもしれませんね。そんな彼女が、物語のラストに一体どのような幸せを選択するのか。予想しながら視聴していきたいと思います。■決して他人事とは思えない!「不機嫌な果実」が生み出す“愛”の裏側とは…?最後に、ザ・ドロ沼恋愛といえば、この作品も忘れてはいけません。林真理子さんの人気小説が20年ぶりに連続ドラになって帰ってきた「不機嫌な果実」。以前1997年に、石田ゆり子主演でドラマ化された同作をご覧になった方も中にはいらっしゃるかも?物語にスマートフォンが登場することで、不倫のテイストにも若干の変化が。古き良きドロドロ感と程よく絡み合っているので、見比べてみるのも面白いかもしれませんよ。結婚して5年、夫から女性として求めてもらえなくなった主人公・麻也子(栗山千明)は、昔の恋人である野村(成宮寛貴)とカラダの関係を持つことで、自分の存在価値を見出そうともがいていました。「自分が不倫をするのは、夫が興味を示してくれないからだ」何度も自分にそう言い聞かせる麻也子。稲垣吾郎演じる夫の、適度に嫌味ったらしい物言いがまたとーってもリアルなんですよね!日常会話をしたいだけなのに、「そんなことより、シャンプーの位置が違うんだけど」と話題をすり替えられちゃう辺りとか…。視聴していて、つい一緒に拳を握ってしまう女性も多いはず(笑)。ですが結果として、一線を越えてしまった麻也子には明らかな非ができてしまいました。不倫の決定的証拠となるSNSの履歴を見てしまった夫がどう出るのか。また加えて、麻也子の親友役として登場している高梨臨さん&橋本マナミさんのお二人も、表面上は友達として理解を示していますが…心の奥底に垣間見える麻也子への憎悪が物語にどう影響していくのか。私たちのすぐ隣で起こっているかもしれないリアルなドロ沼恋愛の裏側を覗くことのできる貴重な機会と言えそうです。本作を決して自分事にしない教訓として、結末までしっかり見届けていきましょう。以上、いかがでしたか?いずれの作品も、初回から主人公たちがドロ沼街道をまっしぐらに突き進んでいる…ある意味問題のある作品ばかり。ひと言では説明できない複雑な感情の交錯を、とくとお楽しみくださいませ。(text:Yuki Watanabe)
2016年05月04日4月29日に『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)、4月30日に『トットてれび』(NHK)が放送され、ようやく全ての春ドラマがそろった。今や目安の1つでしかないとは言え、視聴率では『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)が1話15.5%、2話19.1%、3話16.2%を記録するなど、頭一つ抜けたと言っていいだろう。一方で裏番組の『OUR HOUSE』(フジテレビ系)は、1話4.8%、2話5.0%、3話4.0%と予想以上の大苦戦で明暗が分かれた。しかし、当然ながらドラマの面白さと視聴率はあくまで別問題。春ドラマで本当に面白くて、今後が期待できるのはどの作品なのか? 今回もドラマ解説者の木村隆志が、俳優名や視聴率など「業界のしがらみを無視」したガチンコで、今クールの傾向とオススメ作品を探っていきます。春ドラマの主な傾向は、[1]春らしい出会いと恋愛[2]朝ドラヒロインが百花繚乱[3]オリジナル脚本ありきの大勝負[4]婚活、弁護士……まるかぶりの理由は?の4つ。○傾向[1]春らしい出会いと恋愛前期の冬ドラマは重苦しい世界観の作品が多かったが、春の訪れとともにムードが一変。『世界一難しい恋』(日本テレビ系)、『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系、『早子先生』に略)、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系)、『私 結婚できない』に略)など、恋愛がテーマの明るくポップな作品がそろった。さらに、年の差恋愛にコンプレックスの克服を絡めた『ラヴソング』(フジテレビ系)、恋愛依存症や二股恋愛を描いた『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)、妻たちの不倫がテーマの『不機嫌な果実』、夫を殺した男との禁断の恋を描いた『コントレール~罪と恋~』(NHK)など、ハードなラブストーリーも目立つ。思えば前期も、ポップな『ダメな私に恋してください』(TBS系)と、ハードな『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)という真逆の作品が人気を二分していたように、春という季節だけでなく、連ドラそのものにラブストーリーの活気が戻ってきたと言えるだろう。ラブストーリーで注目が集まるのは、やはりヒロイン。20代の波瑠、藤原さくら、前田敦子。30代の松下奈緒、栗山千明。40代の中谷美紀、石田ゆり子。女優の年代が分散しているのは、「全ての層がラブストーリーを求めているから」に他ならない。○傾向[2]朝ドラヒロインが百花繚乱今期は、朝ドラ主演を務めた女優が、民放連ドラのヒロインとして集結。3月に『あさが来た』(NHK)を終えたばかりの波瑠がいきなり『世界一難しい恋』のヒロインを務めるほか、『早子先生』のヒロインに『ゲゲゲの女房』(NHK)の松下奈緒、『お迎えデス。』(日本テレビ系)のヒロインに『まれ』(NHK)の土屋太鳳、『OUR HOUSE』のヒロインに『マッサン』(NHK)のシャーロット・ケイト・フォックス、『99.9』のヒロインに『瞳』(NHK)の榮倉奈々と、5人がそろった。さらに、近年朝ドラの準ヒロインを務めた『花子とアン』(NHK)の黒木華が『重版出来!』(TBS系)のヒロイン、『瞳』の満島ひかりが『トットてれび』のヒロイン、『マッサン』の相武紗季が『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)の準ヒロイン、『まれ』の門脇麦が『お迎えデス。』の準ヒロインと、いずれも主要キャストで出演している。視聴率も評判も朝ドラの好調が続いている上に、やはり週6日、1話につき1日4回放送される効果は大きい。前作『あさが来た』のヒロイン・波瑠はパリから帰国した謎の女性、前々作『まれ』のヒロイン・土屋太鳳はホットパンツでキックを放つ勝ち気な女性と、全く異なるキャラへの挑戦だけに、その演技力が問われそうだ。○傾向[3]オリジナル脚本ありきの大勝負昨年あたりから、原作のないオリジナル作が増えはじめていたが、今期は新旧脚本家の意欲作がそろい踏み。宮藤官九郎が社会派ドラマの『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、野島伸司がホームドラマの『OUR HOUSE』、大石静が恋愛ドラマの『コントレール~罪と恋~』、福田靖がリーガルドラマの『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)と、実績十分の脚本家たちが全く異なるジャンルを手がけるのが興味深い。さらに中堅・若手も、金子茂樹が『世界一難しい恋』、黒岩勉が『僕のヤバイ妻』、新人の倉光泰子が『ラヴソング』を手がけ、金子ありさの『私 結婚できない』も実用書の原案があるだけで、ほぼオリジナルだ。いつも以上に中堅・若手のオリジナル作が多いのは、制作サイドの「脚本家を育てよう」という意志の表れ。特に、プロデューサーの「ドラマはやっぱりオリジナル」という原点回帰が透けて見えるだけに、脚本家にとってはプライドを賭けた大勝負となる。視聴者にとっても、結末がわからないオリジナル作のほうが、終盤の楽しみは大きいだろう。○傾向[4]婚活、弁護士……まるかぶりの理由は?刑事ドラマや医療ドラマならまだしも、『早子先生』『私 結婚できない』の婚活ドラマ、『グッドパートナー』『99.9』の弁護士ドラマは、「1クールに1作あるかどうかのジャンルだけに、「何でここまでかぶってしまうの?」と感じた人も多いのではないか。制作側に話を聞くと、「ウチは全然気にしていない」と言い切る自信派と、「そんなつもりはなかったし、嫌だよね」という本音派の2通りに分かれるが、ともに制作意図は同じだけに、視聴者は比較せざるを得ない。ただもともと、春は人生を考えるドラマ、夏は学園ドラマ、秋は恋愛(クリスマス)ドラマ、冬はミステリードラマと、季節に合わせたジャンルの作品が多かったが、21世紀に入ってからは年々ボーダレスになり、刑事や医療以外はかぶりにくくなっていた。今期、婚活ドラマがかぶったのは、前述した「恋愛ドラマ復活」のムードに加え、新たな出会いに胸をときめかせやすい春に合う作品だから。弁護士ドラマがかぶったのは、TBSの日曜21時枠とテレビ朝日の木曜21時枠が、ともにターゲット年齢層が高く、1話完結の勧善懲悪モノを好む傾向があるから。また、テレビ局には、年間の放送計画を考える上で、それぞれ「この時期にこのジャンルを放送しておきたい」「次期や次々期ではなく、今期がベスト」という判断基準も存在する。自局内での調整を優先させるだけに、「他局とかぶってしまうかも……」という懸念は否めないのだ。ちなみに、キャスティングの情報はある程度漏れるものだが、ジャンルなどの内容は「なかなか他局の情報がつかめない」と大半のプロデューサーが話している。つまり、「ジャンルのかぶりはともかく、内容のオリジナリティで勝負しよう」という姿勢で臨んでいるのだろう。これらの傾向を踏まえつつ、今クールのオススメは、単なる業界モノではなく、人間関係と仕事の楽しさを丁寧に描いた『重版出来!』と、満島ひかり×中園ミホ×井上剛の緻密かつ濃密な仕事が光る『トットてれび』。クドカンの社会派ゼリフがササる『ゆとりですがなにか』と、「年の差恋愛」の扱いこそ微妙だが新ヒロインの奮闘が光る『ラヴソング』も見応え十分。力の抜けた脚本と演出が心地よい『世界一難しい恋』、昼ドラのエグさを土曜深夜にうまく移動させた『火の粉』、名人・福田靖の脚本が光る『グッドパートナー』も連ドラとしての質は高い。一方、今後の上昇に期待したいのは、サスペンスの怖さをもう一段階上げてほしい『僕のヤバイ妻』、ひさびさにセクシー路線に戻した金曜ナイトドラマの『不機嫌な果実』。嗜好性の高い作品だけに、“コンプライアンスギリギリの振り切った演出”ができれば、熱狂的なファンを生みそうだ。おすすめ5作No.1重版出来!(TBS系火曜22時)No.2トットてれび(NHK土曜20時15分)No.3ゆとりですがなにか(日本テレビ系日曜22時30分)No.4ラヴソング(フジテレビ系月曜21時)No.5世界一難しい恋(日本テレビ系水曜22時)全作品の解説(「「2016年春ドラマ」21作を視聴&ガチ採点! - 視聴率や俳優の人気は無視、本当に面白い作品はコレだ」)は5月5日にアップされます。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技84』など。
2016年05月04日25回目を迎えた「日本映画プロフェッショナル大賞」の授賞式が5月3日の深夜に開催され、主演男優賞に輝いた染谷将太、川瀬陽太、主演女優賞の多部未華子、大賞に輝いた『バクマン。』の大根仁監督、監督賞の『野火』の塚本晋也監督ら、多くの映画人が出席した。映画ジャーナリストの大高宏雄氏が主催する世界でも類を見ない個人による映画賞であり、大高氏に賛同するジャーナリストや記者、映画関係者が審査委員を務め、各賞を決定。今年は、「週刊少年ジャンプ」に連載された人気漫画を原作に、佐藤健&神木隆之介主演で、漫画家を目指す高校生たちの姿を描いた大根仁監督『バクマン。』が大賞に輝いた。大根監督は本作に関して「まずヒットさせることが命題で、賞をいただけるとは思ってなかった」と受賞への驚きを口にする。自身、監督デビュー作『モテキ』で同省の新人監督賞を受賞し、続く『恋の渦』も超低予算ながら俳優陣が新人奨励賞を受賞。そうした縁の深さも踏まえて「これからも映画を作るなら、日プロは狙っていきたい」と語っていた。各賞のプレゼンターに、受賞者や受賞作品と関わりの深い俳優らが来場するのも同省の大きな特徴だが、大賞の『バクマン。』のために、同作でヒロインを演じた小松菜奈が来場!オーディションで役を勝ちとった小松さんだが「迷惑をかけてばかりで…」と苦笑交じりに撮影を述懐。大根監督は「すごくヘタクソでした!オーディションでも名だたる女優を差し置いて、一番ヘタ(笑)!でも光るものがあった」と起用の理由を説明し「撮影から2年経って、いまこのポジションにいるというのはすごいこと」と自身が見出したヒロインの引っ張りだこの現状を喜んでいた。また、監督賞は大岡昇平の同名小説を映画化した『野火』の監督・主演を務めた塚本晋也監督が受賞。「『いましかない!』と思って作りました」と衝動に突き動かされ、本作を作り上げたと語る。リリー・フランキーがプレゼンターに登場したが、同作でヴェネツィア国際映画祭を訪れた際、受賞はならなかったが、その代わりに現地の土産屋で300円ほどで買ったという、小さな金獅子の置物を塚本監督にプレゼントし、会場は爆笑に包まれた。主演男優賞の染谷さんのために『さよなら歌舞伎町』から共演の前田敦子と廣木隆一監督、『ソレダケ/that’s it』から石井岳龍監督がプレゼンターとして来場!これには染谷さんも感激しきりで「一緒に作品を作り上げた仲間に祝っていただけるのは嬉しい」と満面の笑みを浮かべる。前田さんは「染谷くんはどの作品で観ても、いつもピカイチ!さすが!この賞がふさわしい」と手放しで称賛を送った。染谷さんよりもさらに下の世代の俳優の中には、染谷さんに憧れているという者も多数いるが、こうした声に染谷さんは「俺に憧れたら痛い目に遭いますよ(笑)」と首を振る。今後の俳優人生についても「どういう役者になりたいか?特にないです。雇われ仕事ですから、雇われないと仕事がない!自分にできることを黙々とやっていけたら」とマイペースな口調で語っていた。「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」受賞一覧大賞:『バクマン。』監督賞:塚本晋也(『野火』)主演男優賞:染谷将太(『さよなら歌舞伎町』『ソレダケ/that’s it』)主演男優賞:川瀬陽太(『ローリング」「犯る男」)主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』『映画 深夜食堂』)新人監督賞:安川有果(『Dressing Up』)新進プロデューサー賞:深田誠剛、小野仁史(『恋人たち』)特別功労賞:芦澤明子(『岸辺の旅』および、長年の映画撮影の功績に対して)(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2016年05月04日松田龍平を主演に柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大がドタバタ“家族”を演じるホームドラマ『モヒカン故郷に帰る』が、イタリアで開催されていた第18回ウディネ・ファーイースト映画祭にて、日本映画としては『告白』以来5年ぶりとなるブラック・ドラゴン賞(批評家賞)など2冠を達成した。本作は、恋人の妊娠をきっかけに7年ぶりに故郷に帰った、売れないバンドマンのモヒカン息子が、父親の病気が発覚したことから家族とともにドタバタを繰り広げる、笑って泣けるホームドラマ。これまでも数多くの日本映画が評価されてきた同映画祭で、本作は現地時間4月29日(金)に1,200席が満席となるヨーロッパ・プレミアを行ったばかり。批評家賞にあたるブラック・ドラゴン賞と観客賞3位となるブロンズ・マルベリー賞をW受賞する快挙となった。日本映画の2冠は、ブラック・ドラゴン賞&ゴールデン・マルベリー賞(観客賞1位)の第11回『おくりびと』、ブラック・ドラゴン賞&マイムービーズ観客賞(インターネット投票)の第13回『告白』以来5年ぶり、3作品目。授賞式では、まずブラック・ドラゴン賞の発表が行われ、英題「Mohican Comes Home」と読み上げられた瞬間、現地にかけつけていた沖田修一監督と松田さんは一瞬驚いた後、喜びの表情で壇上にあがり、盾を受け取った。監督は「本当にこの映画を選んでくださってありがとうございます。松田さんとこの舞台に立ててとても嬉しく思っています。松田さんありがとう、みなさん、ありがとうございます!」と、喜びの笑いをこらえきれず、興奮気味にスピーチ。続いて、松田さんは「グランデ! タンテ・グラッツェ!」と感謝の意をイタリア語で伝えると、会場からは熱い拍手と声援が巻き起こった。「僕も沖田さんの映画が大好きで、沖田さんに感謝の意を示したいと思います。ありがとうございます」と、ともに映画を作り上げ仲間として喜びを分かち合った。さらに、2人が盾を持って会場席へ戻っている最中に、次の観客賞3位のブロンズ・マルベリー賞の受賞発表が始まり、受賞作品は「Mohican Comes Home! 沖田さん、カムバック!」と呼ばれ、再び沖田監督と松田さんは壇上へ。まさか2冠を想定していなかった2人は、盾を受け取ると大きく掲げ、喜びを爆発させた。受賞後のインタビューで受賞の感想を聞かれた沖田監督は、「映画祭の上映でたくさん拍手をいただいて、それだけで十分だと思っていたのに賞までいただいて、しかも2つも!松田さんと1個ずつ持てるのがとても嬉しく思います」と答え、松田さんも「沖田さんと僕で1つずつ持てることが幸せです、ありがとうございます」と高揚しながら語った。沖田監督としては、2012年『キツツキと雨』、2013年『横道世之介』、2014年『滝を見にいく』に続いて、本作で4作目。主演の松田さんとともに初めての同映画祭参加となったが、上映時の会場は熱気もむんむんで、ドタバタでも温かい日本の家族像は海を超えて笑いを呼び、上映終了後にはスタンディングオベーションも巻き起こっていた。沖田監督はそのときの感想を「1,200人というなかなかない規模の、日本ではない場所で、たくさんの方が映画を観る瞬間に立ち会いながら、みなさんの反応をひとつひとつ新鮮な気持ちで感じつつ、また自分自身としても客観的に映画を楽しんで観ることができました」と真摯にコメント。松田さんも満席の観客に「元気をもらいました、また沖田さんと作品を作りたいです!」と新たな作品づくりへの意欲をのぞかせていた。『モヒカン故郷に帰る』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月02日女優の前田敦子が主演ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBS系)で“一皮むけた”姿をみせている。“深夜の昼ドラ”なんて触れ込みで、奔放な恋愛を満喫する主人公・毒島ゆり子演じる前田さんが濃厚なラブシーンに体当たりで挑む、ということで放送前から注目を集めていた話題作の第1話。そういう“お色気”を期待して観た視聴者はやや肩透かしを食らう内容だったかも。もちろん、シャワーシーンをはじめ、セクシーな下着を太ももをあらわに身につけるシーンなんかはあわや見えてしまうのでは?とヒヤヒヤしたし、さらには二股男との逢瀬を待ち焦がれ、会った途端に“肉食”むき出しで唇にむさぼりつく姿などは、「AKB48」時代からのファンなら十分に度肝を抜かれただろうけれど。とはいえ、やはりそれだけが目当てだったとしたら、まあ元アイドルの新進女優ならこれが限界だろうなあ、といった感想に落ち着いただろう。でも、そんな“表向き”のエロティックなシーンだけで、今作を評価してしまうのはまだちょっと早すぎる。今作の前田さんは、たとえばヌードでベッドシーンを演じるなんてこと以上に、とにかくエロティックな「表情」をみせていることに注目したい。これまでの女優としての前田さんをざっくりふり返ってみると、とにかく“AKBのあっちゃん”というイメージからの脱却にもがいた道のりだったように思う。女優としての本格的なスタートはAKB卒業後の2013年5月に公開された映画『クロユリ団地』で狂った形相で病んでいく姿をさらけだし、同年11月公開の『もらとりあむタマ子』では「ニートのダメ女」に。食事をする姿もだらしなく、かつてのアイドルだった姿からはかけ離れた役柄を演じた。そういった“体当たり”が功を奏してか、演技では監督や共演者からは毎回一定の評価を得て、女優賞も数々受賞した。なのにそれらに反して世間ではあまり正当な評価を得られてはいない印象が強いのは、やはり評価云々の前に「前田敦子でしょ」といったレッテルが邪魔をしてしまうのだろうか。しかし、前田さんが持ち前の負けん気で女優業に真剣に取り組んでいることは業界内ではよく知られていて、染谷将太とセックスシーンを演じた映画『さよなら歌舞伎町』への挑戦は、“元アイドル”や“清純”といったイメージを払拭しようとあがいているのだなあという印象も受けた。そんな流れで、今回の「毒島」である。私生活では二股交際を楽しみ、仕事では新入り政治記者として大物政治家の番記者を務めることになり、これから一人前になることを目指す、というところまでが第1話では描かれた。前述にもあるように、「毒島」は前田さんのセクシーなシーンが注目を浴びていたが、「毒島」におけるエロティックさは二股男との情事後に裸でピロートークする、なんてシーンではなく、“表情”だ。「毒島」での前田さんは、その表情に尽きる。2015年5月公開の映画『イニシエーション・ラブ』では、“清純な”お嬢様を演じた前田さん。恋人と甘い恋愛を育みながらも、やがて男から疎まれ暴力を振られ、顔を歪めて泣きながら「止めて」と懇願するその姿は、どことなく“M(マゾ)”的で、筆者も「これは!」と、彼女の新たな境地を見た気がした。元トップアイドルグループの「不動のセンター」なんて華々しい経歴を持つ人気者を叩きたい人たちなんていくらでもいるだろうから、そうした人たちの満たされない欲望と、溜まり溜まった日頃の鬱憤のささやかなはけ口となる「ドM女優」こそ前田さんの適役だ!なんてことを勝手に。一方の「毒島」の役どころとしては「男を信じない」「男をとっかえひっかえ」と、奔放な女。ここで垣間見えるのが、“次の男”を見つけたときのなんとも“メス”的な顔であった。それは恋する少女のそれとは明らかに違う物欲しげな表情で、「わたし、おかしい…。なんか、おかしい」なんてため息混じりにつぶやく。そして、その毒島を無表情ながら獣の目で見つめるのが、新井浩文演じるライバル紙のエース記者だ。こちらはこちらで、変態的に、猟奇的なまなざしで毒島を見つめる。エロス対エロスがねっとりと絡みつく様がスローで描かれていく。相手が既婚者と分かっていながら、欲望にブレーキが効かないように惹かれてしまう…毒島のそんな表情はまさしく“昼ドラ”的で、これまでの作品で見せてきたエロスよりも官能的そのものだった。もちろん同ドラマがエロスな要素だけをフィーチャーしているわけではないが、今後この昼ドラ的なドロドロの愛憎劇が繰り広げられる中、前田さんがどこまで“脱皮”してみせるのか。第1話はまだまだ“前フリ”段階とのことで、これからさらにドロドロさが増してくるようだ。“AKBのあっちゃん”ファンは気が気じゃないかもしれないけれど、このドラマが終わった頃には“元AKB”という肩書を完全に払拭した前田さんが見られるかもしれない。そんな期待を込めて、やましい気持ちなど毛頭なく、次回を録画予約しました。「毒島ゆり子のせきらら日記」は毎週水曜深夜0時10分より放送中。(花)
2016年04月29日●私、意外としっかりしてるんです!(笑)松下奈緒が、結婚に向かって傷つきながら奮闘する姿を描くフジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜22:00~22:54)がスタートした。トレードマークだったロングヘアーを30cm切り、天真爛漫(らんまん)な三枚目という、これまでのイメージを覆す役柄で話題だが、新境地に挑むのは、その妹役を演じる川栄李奈も同じだ。AKB48時代に"おバカ"イメージが定着していた川栄だが、今作で演じるのは、しっかり者の人妻というキャラクター。今回のインタビューでは、この役柄の影響もあってか、すっかり"女優"としての顔を見せている――。――今回、しっかり者という役柄のオファーを聞いた時の心境はいかがでしたか?松下さんが演じるお姉ちゃんを支えるしっかりした妹という設定なのですが、私には実際にお姉ちゃんがいて、結構私の方がしっかりしているタイプなので、すごく似てるなと思いました。――実際のお姉さんはどんな方なのですか?お姉ちゃんは家のことをなんにもしなくて、本当に基本怠けてるんですよ(笑)。私は何年も前からひとり暮らしをして、自分のことは自分でやっているので、そういうところは早子さんとそっくりだなと思いました。――お姉さんはひとり暮らしですか?いえ、実家です。だから早子さんと全く一緒です!(笑)――全く同じ環境なんですね(笑)。そうすると演技にも入りやすいのでは。そうですね。松下さんも実際に実家暮らしで、妹さんの方がしっかりしてると言っていたので、お互いがすごく似ていて、やりやすいですね。――その松下さんの印象はいかがですか?今までお会いしたことがなくて、テレビで見る限りではものしずかなしっとりとしたイメージがあったので、松下さんが早子先生をやると聞いて、意外だなと思ったんです。でも、会ってみたら意外と"早子先生"で、女!って感じじゃなくて、本当にサバサバしている方でした。――橋本芙美プロデューサーが川栄さんの起用に際して「周りを精神面で支えてくれそうな強さと大人っぽさを常々感じていました」とコメントしていましたが、自覚されている部分はありますか?私、結構だらしなさそうに見られることが多いんですけど、意外としっかりしてるんです!(笑)――AKB48の時も先輩を支えたり、後輩から慕われることは多かったのですか?後輩がすごく好きで、よく一緒にふざけてたりしたんですけど、やるときはちゃんとやるっていうことを心がけていましたね。――『めちゃイケ』の学力テストの影響もあって、まだ世間に"おバカキャラ"のイメージがある中で、今回「しっかり者」というキャラクターを演じることに、プレッシャーはなかったですか?ん~特になんともなかったですね(笑)。でも、私って顔が薄い方で、松下さんは濃いじゃないですか。だから姉妹なのにだいぶ似てないぞって思ってしまいました(笑)。実際に会うと、心の面では本当にお姉ちゃんみたいに接してますね。●初めての人妻役も「自分はまだガキ」――初めての"人妻"役ということで、左手の薬指に結婚指輪をはめてらっしゃいますね。自分の想像やテレビなどから既婚者役を参考にしていると聞きましたが、具体的にどのようなところを参考にしていますか?あんまり何かを見てガッツリ参考にするということではなくて、ドラマが好きなので、いろんな作品を見て雰囲気を吸収するような感じですね。今回は脚本でも、旦那の話をよくしているので、自然と人妻の役に入っていけます。――結婚がテーマの今回のドラマに参加して、ご自身の結婚へのイメージはどうですか?セリフでも言ってますが、大変だなぁという感じです(笑)。でも、このドラマのお母さん(松坂慶子)とお父さん(尾藤イサオ)を見ていると、とってもほんわかしている家族なので、楽しそうだなとも思います。――川栄さんは今21歳ですよね。何歳で結婚したいという願望はありますか?30までにはしたいです。――その心は?子供が好きなので、それくらいまでに結婚して、早く子供を作りたいです。――実際に人妻役を演じてみて、結婚への意欲はわきましたか?私、自分の中で心が17歳くらいで止まってるんですよ。だから、年下の方が気が合いますし、公園とかで遊んだりもするので、自分まだガキだなって思ってます(笑)――となると、第1話でお父さんとお母さんが記念写真を撮っている時、早子が"三十路の涙"を流して、それを見た妹の風子が「まだ20代の私には流せない涙だな~」とからかう場面がありましたが、実際の川栄さんにも、まだグッと来るものはないですか?ないです(笑)。本当にセリフのままで、何の涙!?って感じです。そのうち三十路になったら分かるようになるのかもしれませんが…。――舞台『AZUMI 幕末編』で、演出の岡村俊一さんから「演劇では日本一」と称賛されるなど、川栄さんの演技力を評価する声が多く上がっていますが、そうした評価を受けていかがですか?いえいえ全然です。まだまだです。――今作でAKB48卒業後初めての民放連続ドラマレギュラー、そしてNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』にも出演され、順調に女優業を歩んでいるように見えます。いろんな撮影をさせてもらって、すごく楽しくって、うれしいですね。大変というよりも楽しい方が大きいです。――何が楽しいですか?お芝居をするのがもともと好きだったので、それができているのが楽しいですね。撮影の雰囲気とか、いろんな方とおしゃべりするのも楽しいです!――女優さんを目指してAKB48を卒業されたわけですが、女優を志す何かきっかけはあったのですか?全然何にもなく、普通にAKBに入ってからお芝居の仕事をさせてもらって、楽しいなと思うようになったんです。――AKB時代のアイドルをしながらのお芝居と、女優業一本となった現在。環境はだいぶ変わりましたよね。全然違いますね! 今はすごく集中できます。AKBの時は、ドラマに出てもそれが終わったら次の日にコンサートのリハがあったりとかすごい大変だったんですけど、今はドラマの撮影だけなので、気持ちに余裕もありますね。――時間的な余裕もできましたか?そうですね。ありますね。――この4月クールの連続ドラマでは、元AKB48の前田敦子さんが主演を務めたり、現役メンバーの島崎遥香さんもレギュラー出演していたりと、活躍されていますよね。女優として活躍されている元/現メンバーと、お芝居についてお話されたりするのですか?そういうのはないですね、全く。でも、ぱるる(島崎遥香)さんとは「今度出るんだ」みたいな話はしました。――同志の演技を見て、感化されることはありますか?見ている時はメンバーとは思わずに見ているんです。だから純粋に面白いなと思って見てますね。――目標にしている女優さんはいらっしゃいますか?ずっと満島ひかりさんが好きで、ずっと目標にしています。――どういった部分で目標にされているのですか?いろんな役をやっていて、どれも全部ハマってるし、『ど根性ガエル』では声の出演もやってて、いろんなことができる方だなと思ってます。共演させてもらった時も、普段はすごく明るいのに、お芝居になるとガラッと変わって存在感もあって、すてきだなと思います。――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、視聴者の皆さんへドラマの見どころをお願いします。結婚されている方も、していない方も、見て楽しめると思いますし、すごく楽しい、面白いシーンもたくさんあります。笑って泣けるストーリーになっていると思うので、楽しんで見てほしいなと思います。私と松下さんのシーンも、姉妹ってこういう感じなんだなっていうのが伝わってくると思うので、ぜひご覧ください。■プロフィール川栄李奈(かわえい・りな)1995年2月12日生まれ。2015年8月にAKB48を卒業後、エイベックス・ヴァンガード(株)へ移籍。女優業をメインに活動の幅を広げ、2016年4月からはNHK朝の連続ドラマ『とと姉ちゃん』、フジテレビ『早子先生、結婚するって本当ですか?』にレギュラー出演を果たす。現在21歳。
2016年04月28日元AKB48で女優の前田敦子が26日深夜、自身のツイッターを更新し、主演を務めるTBS連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~)がオールアップを迎えたことを報告するとともに、今夜27日放送の第2話をアピールした。同ドラマは、常に複数の男と関係を持つことをいとわない"超恋愛体質女"の毒島ゆり子(前田)が、大物政治家の番記者としてがむしゃらに働きながら奔放な恋愛を満喫し、一人の魅力的な男性に恋に落ちて、壮絶な最後を迎えるドロドロエンターテインメント。前田はツイッターで「アッププ!オールアップ!」と報告し、「愛してます毒島ゆり子チーム!最高です!最高!」と興奮気味にコメント。「明日は2話放送です!本当に面白いから見てね!」と呼びかけた。第1話でゆり子は、念願だった政治部への異動が決まり、与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者として新たな一歩を踏み出した。政治の世界でゆり子は、スクープを連発するライバル紙の記者・小津翔太(新井浩文)と出会う。「二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝える」「不倫はしない」というルールを自分に課しているゆり子にとって小津は対象外。にもかかわらず、ゆり子は小津を意識してしまう。今夜放送の第2話では、通っているスポーツジムのインストラクター、野村新太郎(八木将康)とも関係を持ち付き合うことになるが、小津のことが頭から離れない。そんな中、ゆり子はくろでん(=黒田田助)グループの議員と番記者との会食に初参加することに。政治家たちから嫌がらせにあうゆり子だったが、小津の助けでグループのキーマンである上神田(山崎銀之丞)と親しくなる。(C)TBS
2016年04月27日「二股」「不倫」といった恋愛テーマを描き、“深夜の昼ドラ”を目指す現在放送中のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」。この度、前田敦子演じる主人公・毒島ゆり子の運命を握る男・真田役にバカリズムが出演することが決定した。新聞社に勤める毒島ゆり子(前田敦子)は、常に複数の男と関係を持つことを厭わない超恋愛体質女。そんなゆり子は念願だった政治部への異動を告げられ、しかも与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者という、異例の大抜擢を遂げる。そんな中、ライバル社、共和新聞の小津翔太(新井浩文)に出会い、惹かれていくが、彼は既婚者だった。ゆり子には自分に課したルールがある。二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝える。そして不倫はしない。と、自分を戒めるゆり子だったが――。キャストには、超恋愛体質の政治記者・ゆり子役の前田さんをはじめ、ゆり子と恋に落ちるエリート政治記者役に新井浩文、ゆり子の長年の恋人役に渡辺大知、そのほか片岡鶴太郎、山崎銀之丞、橋爪淳などが集結。様々な女性が持つ、まさに“せきらら”な恋愛観や仕事の悩みをリアルに描き、恋に溺れ、壮絶な最後を迎えるまでを描く。今回ゲスト出演が決定したバカリズムさんは、お笑い芸人としての活躍のほか、ドラマ「下町ロケット」としての役者業、竹野内豊主演ドラマ「素敵な選TAXI」では脚本も担当し、活動の幅を広げている。そして今回バカリズムさんが演じるのは、真田という男。彼はある日突然、前田さん演じるゆり子の前に現れ、衝撃的な言葉を告げる。ドラマ中盤、真田の登場により物語が一気に急展開を迎えることになる重要な役だという。そんなバカリズムさんは、すでにクランクイン済みだが、今後の撮影では、ゆり子、新井さん演じる小津を巻き込んだドラマ最大の山場も用意されており、ゆり子の運命を揺るがすことは間違いないようだ。ゲスト出演が決定したバカリズムさんは「とてもおいしい役をいただき、光栄です」と喜びを語り、「前田さんを中心に現場の雰囲気がとても和やかで初日から楽しく参加させていただきました」と撮影をふり返った。そしてさらには「居心地が良いので、もう何話か出たいなあと思いました。もし別の役で人員が足りない場合はご連絡ください」と早くも再出演をアピールしていた。「毒島ゆり子のせきらら日記」は毎週水曜日24時10分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年04月27日お笑い芸人のバカリズムが、前田敦子主演のTBS連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~)に出演することが26日、明らかになった。同ドラマは、常に複数の男と関係を持つことをいとわない"超恋愛体質女"の毒島ゆり子(前田)を主人公とする物語。大物政治家の番記者としてがむしゃらに働くゆり子は、プライベートでは奔放な恋愛を満喫し、一人の魅力的な男性と出会って恋に落ち、壮絶な最後を迎える。バカリズムが演じるのは、ゆり子の運命を握る真田という男。真田はある日突然、ゆり子の前に現れ、衝撃的な言葉を告げる。ドラマ中盤、真田の登場により物語が一気に急展開を迎えることになる重要な役だ。すでにクランクイン済みで、今後の撮影では、ゆり子、小津(新井浩文)を巻き込んだドラマ最大の山場が用意されているという。バカリズムは「とてもおいしい役をいただき、光栄です」とコメント。「前田さんを中心に現場の雰囲気がとても和やかで初日から楽しく参加させていただきました」と話し、「居心地がとても良いので、もう何話か出たいなあと思いました。もし別の役で人員が足りない場合はご連絡ください」と冗談交じりにアピールしている。(C)TBS
2016年04月26日そうか、故郷に帰ることもひとつの旅なんだ――と、『モヒカン故郷に帰る』を観て自分の故郷を思い出しました。東京に出てきて一人暮らしをする前は、当然ですが実家が自分の家でしたし、祖父母や親戚もわりと近くに住んでいたこともあり、ゴールデンウィークや年末年始に家族揃っておじいちゃんおばあちゃんの家に行く周りの友だちが羨ましかったものです。そして時は流れ、故郷を離れ、かつて「羨ましい」と思っていたことを大人になって経験しているわけですが、やっぱり故郷に帰る旅っていいものです。海外旅行と比べるとかなり地味で小さな旅ですが、実家が近づくにつれて見なれた景色が広がり、懐かしい気持ちでいっぱいになる。目的地(実家)に着いたときの言葉は、もちろん「ただいま!」であって、「ただいま」と言える旅ってあったかいなぁと思うわけです。この映画のなかでは、モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉(松田龍平)が、妊娠した恋人を連れて結婚報告をするために故郷の戸鼻島へ帰ります。戸鼻島は広島・瀬戸内海に浮かぶ架空の島ですが、描かれる風景は、おじいちゃんおばあちゃんのいる町ってこんな感じだよなぁと、自分の記憶と自然とリンクするようなザ・故郷です。息子が親に会いに行く、とてもシンプルな話ですが、永吉の両親は――矢沢永吉をこよなく愛す頑固おやじの治(柄本明)、筋金入りのカープ狂の母の春子(もたいまさこ)。さらに、そんな恋人の両親に初対面ながらもあっさりとけ込む、ズバ抜けた適応力の由佳(前田敦子)…というように、永吉をとりまく人たちの性格は“モヒカン”の見た目以上に個性があって、おまけに「あっ、帰ってきたのね」と、おもてなしとはほど遠い(笑)、ぜんぜん特別じゃない対応がこれまた良くて。そして父親の病気をきっかけに、親との時間について自分たちの将来について永吉は考えます。コミカルで笑わせてくれる映画ですが、そのベースにあるのは「家族って、面倒くさいこともあるけど、やっぱり有難い存在だなぁ」という家族を想う気持ちと気づき。実家に帰ることは特別でも何でもないことだと思っていましたが、帰る場所があるってこんなにもしあわせなことなんだと再確認させてくれる、『モヒカン故郷に帰る』はそういう映画です。もうすぐゴールデンウィーク。小さな旅を計画しようと思います。(text:Rie Shintani)
2016年04月24日昨今のドラマでは、『あさが来た』(NHK)『ダメな私に恋してください』(TBS)に出演したディーン・フジオカが大ブレイクしましたよね。4月からスタートしだした春ドラマも、見逃せないラインナップがずらり。そこで今回は、おさえておきたい春ドラマを一挙ご紹介!あなたを虜にするドラマが見つかるかも。●3年振りに月9主演を果たす福山雅治4月11日にスタートした“月9”は、『ガリレオ』以来、3年振りに福山雅治が主演する『ラヴソング』(フジテレビ系、月曜21時)。元プロミュージシャンで臨床心理士の神代広平(福山雅治)が、孤独を背負った佐野さくら(藤原さくら)と出会い、音楽を通して失いかけた人生を取り戻すという、ヒューマンラブストーリー。オーディションでヒロイン役に大抜擢された藤原さくらさんの、演技にも注目が集まっています。さくらに思いを寄せる幼馴染の天野空一役には人気若手俳優の菅田将暉、さくらの姉代わりの存在である中村真美役に夏帆、さらに神代の大学時代のバンドメンバーで現在は耳鼻科医として働く増村泰造役に田中哲司、神代の昔のバンド仲間であり彼にひそかに思いを寄せる宍戸夏希役に水野美紀と、実力派俳優たちが勢ぞろいしています。『ラヴソング』というタイトルの通り、音楽がエッセンスとなる本作。結婚して大人の魅力が増した福山雅治の、甘い歌声と演技にうっとりする月9は要チェック。●イケメン40代俳優たちの主演作が続々今クールの特徴として、40代イケメン俳優たちの主演作が多いのが目立ちます。最近コメディ作品で演技の幅を広げている竹野内豊は、『グッドパートナー無敵の弁護士』(テレビ朝日系、木曜21時)に主演。松雪泰子とともに、元夫婦で同じ法律事務所に勤める弁護士同士を演じます。“法務&ホームドラマ”というスタイリッシュでコミカルな新しい弁護士ドラマです。また、事前告知で話題を呼んだのが、伊藤英明主演の『僕のヤバい妻』(フジテレビ系、火曜22時)。伊藤英明ふんする脱サラして憧れのカフェ経営をする望月幸平役が、本音を隠した妻への息苦しさから不倫相手と共に彼女の殺害を計画するも、妻の恐ろしい素顔が暴かれていく…という大人の心理サスペンス。悪女役に定評のある木村佳乃が演じる妻の真理亜の、美しき“ヤバ妻”具合にも目が離せません。そして、やっぱり医療ドラマも充実!『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』(テレビ東京系、金曜20時)で、医療事故の調査員を演じるのは谷原章介。架空の組織「医療事故調査委員会」が医療事故の背景に潜む闇を暴く、という一話完結型のヒューマン医療ミステリー。脇をかためるのは高畑淳子や中越典子、忍成修吾など個性豊かなキャスト。重ためのテーマにバラエティ色が加わった新鮮なドラマになっているので注目。さらに『昼のセント酒』(テレビ東京系、土曜24時20分)には、大泉洋や安田顕とともに人気演劇ユニット「TEAM NACS」に所属する戸次重幸が主演。ダメダメなサラリーマンが明るいうちから銭湯と酒を楽しむという、大人の道楽エンターテインメント。制作スタッフとともに、原作も大人気ドラマ『孤独のグルメ』の久住昌之氏による痛快エッセイということで、東京都内を中心とした実在する銭湯と、実在する肴の美味い飲み屋が登場するのも見どころです。●独身女性の結婚観を反映するドラマは共感を呼べるかまた、世の女性たちの価値観を反映する恋愛&結婚ドラマにも注目したいところ。中谷美紀が容姿端麗、高年収の39歳独身女性・橘みやび役を演じる『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系、金曜22時)。恋愛弱者であるみやびが、超毒舌な割烹料理店店主である十倉(藤直人)のスパルタ恋愛術によって、理想の結婚を叶えていくストーリー。原案は、「夢をかなえるゾウ」や「LOVE理論」の著者である水野敬也氏の「スパルタ婚活塾」。ドラマには、男目線で展開する女性への恋愛理論が盛り込まれているとのことで、婚活中の女性は要チェックかもしれません。一方、松下奈緒主演の『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系、木曜よる10時)は恋愛ハウツーものではなく、結婚に向けて動き出した女性が成長していくヒューマンドラマ。結婚にさほど積極的ではない34歳独身女性教師の立木早子が、父が倒れたことで一人で家業を営む母の姿を見たことで、結婚に対して心境が変化していく姿を描いています。立木早子氏による実話をもとにした四コマエッセイマンガ「早子先生、婚活の時間です」、「早子先生、結婚はまだですか?」、「早子先生、結婚するって本当ですか?」の3冊が原作ということで、独身女性たちの共感が得られるドラマになりそうです。さらに、元AKB48の前田敦子が恋愛体質の25歳政治記者を演じる『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系、24時10分)。二股恋愛や不倫など、ドロドロとした恋愛の中に潜む、等身大の女性たちの赤裸々な本音や悩みをリアルに描きます。●イケメン若手俳優たちの主演コメディも楽しみ一方で、若手俳優陣も負けていません!岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥で贈る『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系、日曜21時)は、『あまちゃん』の宮藤官九郎脚本による、“ゆとり世代”が主人公のコメディドラマ。1987年生まれの「ゆとり第一世代」と社会にくくられるアラサー男子3人が、仕事や恋、友情や家族などに迷い、もがきながら人生を見つめていく様子が描かれます。さらに田中メカ原作の少女漫画「お迎えです。」をドラマ化した『お迎えデス。』(日本テレビ系、土曜21時)には福士蒼汰と土屋太鳳が主演。感情希薄な理系オタク男子・堤円と猪突猛進女子・阿熊幸が、幽霊をあの世に送るという不思議なアルバイトを通して、生きていくことについて学んでいくというストーリーです。死神役の鈴木亮平がどのように死神を演じるのかも楽しみですよね。その他にも、嵐の大野智演じる性格に難アリの一流ホテルの経営者の恋活を描いた『世界一難しい恋』(日本テレビ系、水曜22時)、同じく嵐の松本潤が0.1%の確率に賭けて刑事事件の無実を証明する弁護士を演じる『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系、日曜21時)など、個性的なドラマが目白押し。今クールの注目作は見つかりましたか?(石狩ジュンコ)
2016年04月22日