ストレスケアやひらめき力の向上を狙って、グーグルなどの世界的な企業も研修に取り入れているマインドフルネス。そのメソッドに精通している、浄土宗光琳寺副住職の井上広法さんと、マインドフルネス・ヨガ講師の山口伊久子さんが実践法を教えてくれました。■マインドフルネスって何のこと?→今この瞬間に心を寄せありのままを観ること。井上:マインドフルネスは、ごく最近に考えられた新しいメソッドだと思われることがよくあるのですが、実は、2500年前に生まれたブッダの教えがベース。山口:ヨガの根本の考えにも多くの点で共通するところがあります。井上:その仏教やヨガが、原点に気づき始めたきっかけでもあるのが、マインドフルネスなんです。山口:学会の定義は、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」。ありのままの今の自分に意識を向けることなんですよね。井上:そう、現代社会は、情報が多くて、いつもあちこちに考えが飛んで、今がおざなりになりがち。けれど、今を重視することができれば、ここぞというときに最大限のパワーを注ぎ込める。世界の企業が目をつけているのも、そこなんです。山口:今この瞬間に起こっていることに意識を向けると、自分のネガティブな感情とも折り合いがつくので、ストレスとの向き合い方も変わってきます。井上:例えば、嫌なことがあっても、ありのままの状況判断ができ、悪い想像が膨らまない。すると、辛さの本当の原因ときちんと向き合える余裕が生まれるんです。山口:嫌なことはなくそうとしても次から次に生まれるものです。そういう自分が存在することを認めてあげることでもあります。井上:さらに、身の回りのことがよく見えて整理がつくようにも。マインドフルネスを始めると、必要なものがはっきり取捨選択できるので、より心地よい生活や環境へ整えたくなる人が多いようです。■どうして幸せに繋がるの?→すべての体験の充実感が増すからです。井上:今に意識を向けることができるようになると、まず、それまで見過ごしていた小さなことにも気づけるようになりますよね。山口:お茶を飲む行為ひとつとっても、動作や感覚を丁寧に観察してみると、体がどう感じ、心がどう受け止めているかに気づき、いたわることができるように。井上:自分と同じように、他者に対しても目を向けるようになって心遣いできるようになり、人間関係が良好になります。山口:マインドフルネスを得ることで、いろんなことに対して思いやりや好奇心が持てるのです。井上:そうすると、いつもやっていることで満足でき、そこに幸せを見出すことができます。既に物質的に満たされている日本人は、もう、物を補うことでは幸せを感じられない。とすれば、時代に見合った幸せの見つけ方のひとつではないかと思います。■どうすればできる?→考え方次第で、日常で実践できます。井上:方法としては、浮かんだ考えをそのまま流して、今に引き戻す、瞑想が定番としてあります。山口:いつもの行動も意識して行えば、マインドフルネスのトレーニングになります。以前、職場で嫌なことがあったときにトイレに行き、ただ歯を磨くということに意識を向けて呼吸とともに行うことをしていたのですが、それだけで自然に冷静になってきました。まさにそういうことです。井上:ほかにも、普段の生活で取り入れられるチャンスはたくさんあります。ひとつの食べ物をじっくり味わってみる、家事を丁寧に行ってみる、通勤時間の姿勢に目を向けてみるなど。山口:言葉で言うと難しく聞こえるかもしれませんが、まずは、実践してみることが肝心です。自分に合った方法を選んで、試してみてください。◇井上広法さん浄土宗光琳寺副住職。テレビ出演のほか、お坊さんのQ&Aサイト「hasunoha」主宰として活動。著書に『心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習』(永岡書店)が。◇山口伊久子さんマインドフルネス&ヨーガネットワーク()主宰。マインドフルネス瞑想やヨガの講座を開催。日本マインドフルネス学会理事。※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・小林良子
2016年07月16日‘13年の日本ソロデビュー以来、毎年この時期にミニアルバムを発表してきたジュノさん。今年も自身が全面作曲・プロデュースしたミニアルバムが完成。ドント・ストップ・ミー・ナウ(俺を止めるな!)を略したタイトル『DSMN』からも想像できる通り、ハイテンションになれるイケイケな一枚に仕上がった。「前作は、夏の爽やかさを目で見える形で表したくてMVをハワイで撮ったりしたのですが、今回は耳から夏を感じられるよう、開放感や疾走感を味わえるようなサウンドを意識しました。ドライブや運動中のBGMにオススメです」今回のミニアルバムの製作期間が2PMのライブやドラマ撮影と重なり、精神的、物理的に追い詰められたこともあったとか。「なんで体が10個ないんだろう、なんで天才じゃないんだろうと思ったことも。でも、崖っぷちに立たされたからこそ生まれる音楽、“降りてくる”メロディって本当にあるんですよね。今回は、特にそんな直感に助けられました」最も疾走感を感じられる曲が、1トラック目に収録されている「HYPER feat. Jun.K」。同じ2PMの仲間でヒップホップを得意とするJun.Kがラップを担当した。意外にも、二人のコラボは、これが初めて。「この曲は、作り始めるときからテンションの高い曲にしたいと思っていたんです。ここまでの“ハイパー”な曲を消化できるのはJun.Kさんしかいないなって。頼んでみたら『いいよ』と即答してくれました。レコーディングでも、僕がイメージする以上に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、Jun.Kさんのおかげで、最高の一曲になりました」続く「DSMN」も、自然と体が動き踊りだしてしまうようなビートの利いたダンスナンバー。「NO LIFE NO MUSIC」というフレーズは、今のジュノの姿そのものだとか。「音楽がないと生きられないというより、音楽と演技に関すること以外、何もしてないと言ったほうが正しいかも(笑)。こんなこと言ったら聖職者みたいですけど。部屋のインテリアを考えたり、一人暮らしを満喫しているだけ。唯一の趣味といえば、愛猫の写真を撮ること!猫たちにはいつも癒されています(笑)」アルバムの中には、ジュノ特有の甘い歌声を楽しめる「YES」のような恋愛ソングも。導入部で、日本語で愛をささやく声には、胸がキュンキュンしてしまうこと必至。「タキシードを着るようなフォーマルなパーティで、彼女にこの曲を歌ってプロポーズするという情景をイメージして作りました。導入部のセリフは、もともと寝起きのような声で言おうと思っていたのですが、どうしても難しくて。今作のレコーディングで一番苦労しましたね」ちなみに、実際のプロポーズはどんなふうにしたい?「シンプルに、“一緒に暮らそう”って言いますね。歌わないですよ、絶対(笑)」◇ジュノ‘90年1月25日生まれ。2PMのメンバー。‘13年から、毎年日本でソロアルバム発売&ソロライブを開催。今作をひっさげた5都市12公演のソロツアー「HYPER」が開催中。◇『DSMN』【通常盤CD】¥2,000(税込み)5曲入り。通常盤にMUSIC VIDEOやmaking movie等を収録したDVDがついた【初回生産限定盤A】、ボーナストラック3曲入りの【初回生産限定盤B】も。(エピックレコードジャパン)※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年07月15日ファッションからライフスタイルまですべてがかっこよすぎる日本の元祖姉御、RIKACOさん。13歳でモデルデビューし、その後は若者たちのファッションアイコンとして君臨。2度の出産を経て、すっかり主婦としての顔が定着した今でも、そのライフスタイルは依然注目の的。そんなRIKACOさんも、なんと今年でまさかの50歳!!記念すべき人生の節目に、スタイルブック『RIKACO'S BASIC』を上梓されました。そんなRIKACOさんが息子さんについて話してくださいました***――RIKACOさんにとって息子さんはどんな存在なんでしょう。もうかけがえのない一番大切な存在。いなくなったら私…、本当に…困る。それぐらい、私のすべてだね。次男は来年、高校生活最後で、卒業したらLAのアートスクールに行くって言ってるから、私、もうどうすんだろうって(笑)。――寂しくなりますね…。でもそうなったら、いよいよ仕事に集中するときかなって。子供が成人するまでは彼らのそばにいたいって思ってたから、この20年くらいは子育て1番、仕事は2番ていうプライオリティでやってきた。だから自分の中で仕事は100%こなせてないっていうのがあったんだよね。今は2人ともだいぶ大きくなってきたけど、基本的にはロケにもあんまり行かないし、朝も子供たちを送り出してから仕事に行って、夕方には帰ってごはん作って、土日は休むっていう生活をしてきたから。――今まで再婚をされなかったのも、息子さんのためですか?そうそう。離婚したとき、「言っとくけど、僕たちのお父さんは一人だし、変な恋愛とかを家に持ち込まないでくれ」って言われたの、長男に(笑)。だから、そういう浮いた話とかは一切息子たちにはしなかったね。でも変な話、50にもなるとね、息子たちが育っていって、自分が60、70になったとき、やっぱり私一人でいるのもなぁって思うんだよね。だから縁があって私のことをすごく大事にしてくれる人がいるなら、一緒にいたほうがいいかなぁ、とは思ってる。だけど、無理にそういう型にはまろうとも思ってないし、だからといって全然ボーイフレンドがいないわけでもないんだけど、将来的にずっと一緒にいるパートナーっていうかたちでは、今のところ現実的には考えられないかなぁ。◇リカコ1966年3月30日生まれ、神奈川県出身。13歳でスカウトされ、モデルデビュー。ファッションアイコンとして同性からの支持を集める。17歳で女優、タレントに転身し、数々のドラマやバラエティ番組にも出演。プライベートでは、'94年に長男、'98年に次男を出産し、2児の母に。◇コットンシャツ¥15,000(1961 BY FRED SEGAL/フレッド シーガルTEL:03・6892・1020)デニムパンツ¥46,000(RE/DONE/フレッドシーガル)パンプス¥65,000(ALEXIS GAMBLIN/フレッド シーガル)ネックレス、ブレスレットはスタイリスト私物◇10代の頃から変わらない最愛のワードローブやデビューから今までのアーカイブ写真などを収録した『RIKACO'S BASIC』(LDH magazine)が好評発売中。『情報ライブ ミヤネ屋』『ヒルナンデス!』(共にNTV系)にも準レギュラーとして出演する他、ブランドディレクターしても活躍中。※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・竹村はま子ヘア&メイク・神戸春美インタビュー、文・菅野綾子
2016年07月15日'03年4月から始まったミュージカル『テニスの王子様』をきっかけに一大ブームが巻き起こっている、漫画やゲームの舞台化。その理由について、原作モノ舞台に造詣の深い、佐藤ちまきさん、岸野恵加さん、臼井祥子さんが分析します!***――テニミュから火が付いて、追随する作品が作られ、いまやジャンルそのもののブームへと拡大しています。そうなった理由はなんだと思います?臼井:テニミュを通じて俳優さんにファンがついて、その方々が、テニミュ卒業後の舞台も観に行っているというのも大きいと思います。それが結果的に演劇というジャンル自体を活性化させているんですよね。佐藤:私は宮城に住んでいるんですが、舞台に多くの人が足を運ぶようになったのって、やっぱり3.11の震災も大きいと思うんです。リアルに体験することの大切さをあらためて実感したというか。岸野:それはあるかもしれませんね。現に音楽業界でも、CDは売れないのにライブには人が入る、という現象が起きていますから。臼井:あとやはり漫画やゲーム原作の舞台を“2.5次元”と名付けたことも大きかったんじゃないかな。キャッチーだから、テレビや新聞などで取り上げられる機会は確実に増えました。岸野:以前は“2.5次元舞台”と“演劇”の間に壁のようなものがあったと思うのですが、最近では、元惑星ピスタチオの西田シャトナーさんが『弱虫ペダル』の脚本・演出をやっていたり、ウォーリー木下さんの演出、劇団・柿喰う客の中屋敷法仁さんの脚本で舞台『ハイキュー!!』をやっていたり、いわゆる演劇人と言われる方々がスタッフィングされるようになってきて、垣根が取っ払われてきている気がします。臼井:シャトナーさんといえば、『弱虫ペダル』のパズルライドシステム(俳優が自転車のハンドルだけを持ち、ペダルを漕ぐマイムで自転車に乗っている疾走感を演出)を生み出したのはすごいですよね。――テニミュの、テニスボールをピンスポットのライトで見せる演出に匹敵する発明だと思います。これまでは漫画でなければ描けなかった世界が、演出の工夫や技術の向上から、舞台上で見せられるようになったのも、ブームの一因かもしれません。臼井:プロジェクションマッピングを用いた映像で文字を出して漫画的な見せ方をする『ハイキュー!!』のような作品が生まれているのも興味深いです。佐藤:演出の発明とは少し違うかもしれませんが、ミュージカル『刀剣乱舞』の1部は芝居、2部はライブという2部構成には驚きました。さっきまで芝居をしていた刀剣男士たちが目の前で歌い踊り、客席はペンライトを振って彼らを応援する。そのカタルシスはすごいです。岸野:強烈な印象を残した舞台というと、忘れてならないのは、市川猿之助さんのスーパー歌舞伎II『ワンピース』じゃないでしょうか。本物の水を使ったり、宙乗りしたり…まさか漫画と歌舞伎の世界があんなに親和性があるなんて思いもしませんでした。猿之助さんという名プロデューサーの目の付け所のよさに、ただただ感心します。佐藤:ミュージカル『忍たま乱太郎』もすごいですよ。3頭身のアニメをどう舞台にするのかと思っていたら、同じ忍術学園の6年生を主人公にしたスピンオフ的な作品でした。こういうやり方もあるんだな、と。◇佐藤ちまきさん漫画家。'07年に『りぼん』でデビュー。現在、観劇サイト「最善席」で、エッセイ漫画を連載。連載をまとめた書籍『観劇女子オペラちゃん』(双葉社)のほか、LINEスタンプも好評発売中。◇岸野恵加さん音楽、映画、お笑いなどのカルチャーを幅広く取り上げるニュースサイト「ナタリー」に所属。「コミックナタリー」と、今年2月にスタートした「ステージナタリー」の編集、執筆に携わる。◇臼井祥子さん演劇&エンタメ系WEBマガジン「omoshii」を運営。雑誌の編集も手がけており、『omoshii mag vol.4』(アンファン)では2.5次元舞台を特集。最新刊のvol.5ミュージカル特集も好評発売中。◇高校バレーを題材にした青春漫画が原作。プロジェクションマッピングに、俳優の動きやフォーメーション、照明と効果音とを複雑に組み合わせ、漫画のスピーディな展開とバレーの生の迫力を舞台の上に再現。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“烏野、復活!”秋上演(日程未定)原作/古舘春一演出/ウォーリー木下脚本/中屋敷法仁、ウォーリー木下(C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会写真:引地信彦◇物語の中心は、ロードレースと呼ばれる自転車競技。キャストは、自転車のハンドルを模したバーを持ち、あとはパントマイムで疾走感を表現する。秋の公演はライバル校・箱根学園を描いたスピンオフ作品に。舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇9月30日(金)~10月2日(日)水道橋・TOKYO DOME CITY HALL大阪公演あり原作/渡辺航脚本・演出/西田シャトナー出演/東啓介、河原田巧也、秋元龍太朗、谷水力、兼崎健太郎ほか(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/弱虫ペダルGR製作委員会2014(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント◇歴史に名を残す刀剣が、刀剣男士として戦士の姿になって、改変された歴史を正すために立ち向かう。秋に予定されている新作は、近藤勇や土方歳三、沖田総司といった新撰組の隊員が使用していた刀たちが揃う。ミュージカル『刀剣乱舞』新作公演9月24日(土)~10月10日(月・祝)渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo福岡、大阪、東京凱旋公演あり演出/茅野イサム脚本/御笠ノ忠次出演/佐藤流司、鳥越裕貴、有澤樟太郎、小越勇輝、高橋健介、伊万里優ほかネルケプランニングTEL:03・3715・56248月21日チケット一般発売開始(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月14日フィールドでひときわ輝く彼を見ると、幸せ感が一気に急上昇!実際、スポーツ観戦をして感動を共有することは、幸福度アップに繋がるのだそう。早稲田大学スポーツ科学学術院助教の押見大地さんに詳しくお話しを伺いました。「幸福感は、物理的消費や経験的消費から生まれます。スポーツ観戦は後者で、経験が横に広がり、人とのコミュニケーションが増えることでより幸せになれるんです」(早稲田大学助教・押見大地さん)例えば、同じユニフォームを着て応援したり、会場で知らない人たちと共感することも経験のひとつ。経験から生まれた幸福感は、物理的消費からの幸福感に比べ、長く持続するという研究結果もあるそう。「スポーツ観戦が他のエンターテインメントと大きく違う部分が、不確実性。ハラハラドキドキしている最中、人間は緊張状態になります。良い結果が出てこの緊張が緩和されるとそれが感動へと繋がる。マイナスからプラスへ、一気に感情が動くことで幸福度が高まるのです」さらに感動経験には私たちをポジティブ思考にしてくれる効果があり、特に一体感を感じられるスポーツ観戦にはその要素が多い。また熱狂度に比例して幸福度も上がるそう。「競技や選手に対する知識が多いほど感情移入ができて、勝敗関係なく感動できるという人も多いはず。特に女性は男性より選手への愛着が強い傾向も。下調べで知識を深めカッコいい選手を目指して観戦することで、感動値もさらに上昇。また生で選手を見ることもテレビ観戦とは違う満足感を得られるポイント。そして最も大切なのはスポーツ観戦で得た喜びを他者とシェアすること。より幸せな気持ちになれるはずです」そこで、今、最も気になるカッコイイアスリートの中から、思わず熱く応援したくなるサッカーU‐23代表のイケメン、大島僚太選手と矢島慎也選手をご紹介します。6月に行われたキリンカップに初招集され、ますます活躍の場を広げる大島僚太選手。「普段の練習をしっかりしていれば試合でいいプレーができると思っているので、あまり緊張はないですね」と、頼もしい発言。練習終わりには、サポーターに笑顔で応える姿も好印象。女性にはどう応援されたか尋ねると、「頑張ってね、くらいがいいですね。あまり要求されすぎるとプレッシャーになっちゃうんで(笑)」いつも持ち歩く大切なものは?「僕すごく乾燥肌なんですよ。だから絶対に忘れないのがハンドクリーム。練習場にも置いているし、家用、持ち運び用ってあります。サポーターの方にいただいたものも使ってますよ。最近は好物の甘いものをいただくことも。チョコとか地元のうなぎパイとか。うれしいですね」インドア派の大島選手の気になるお部屋は、「多少汚れていても大丈夫だけど、掃除を始めると止まらなくなっちゃう」そうで、いつもキレイ。本人いわく、ほどほどの几帳面。では、気になる恋愛面は?「優柔不断なので、意志のある女性がいい。行きたい場所やしたいことを提案してほしいんです。誘われたら外デートも喜んで行きますよ」ハニカみながら返答。試合中の強い眼差しとのギャップも魅力です。大事な局面で好プレーを見せ、会場を沸かしてくれる矢島慎也選手。“一体感”を大切にする彼は、同世代の選手について、「いつも刺激をもらえる」と楽しそう。仲良しの大島選手と同じくインドア派。家では漫画を読んだり、テレビを見るのがお決まりの過ごし方。「スポーツ観戦はずっと好きですね。あとはバラエティとアニメをよく見ています。最近は『マツコ会議』にハマっていて。マツコ・デラックスさんに会ってみたいな」現在は岡山で一人暮らし中。だいぶ慣れたというその生活は、「家に一人でいると、自然とテレビに話しかけちゃって。『それはねぇだろ!』とか、突っ込んでたり(笑)。あと自炊はできないので、基本は外食ですね。好きなものは特にないんですが、固形のトマトが苦手で。ソースとかなら大丈夫なんですけど」女性に声をかけられるのも苦手で、「集中しているときはそっとしておいて」と笑う。ということは、恋愛面では受け身のタイプ?「消極的ではないけど、積極的でもないかな。好きな人ができたら、押して引きますね。成功率?するときとしないときが…(笑)」照れた、と思ったら、次には大好きな漫画について無邪気に語る。そんな彼から今後も目が離せない!◇押見大地さん早稲田大学スポーツ科学学術院助教。スポーツによる感動研究を行う。共著に『Jリーグマーケティングの基礎知識』が。◇おおしま・りょうた'93年、静岡県生まれ。川崎フロンターレ所属のMF。「柔よく剛を制す」は、高校時代の監督に言われて以来、ずっと大切にしている言葉。◇やじま・しんや'94年、埼玉県生まれ。ファジアーノ岡山所属のMF。好きな言葉は、バスケ漫画『あひるの空』の中で一番好きなセリフ。「できるできないじゃねーやるかやらねーかだ!!」※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・矢口憲一取材、文・野村紀沙枝
2016年07月13日選手層の厚さでは、世界屈指といわれる日本のフィギュアスケート界。その中で実力、そしてキャラクターの愛らしさでもトップを極めた選手の一人が、織田信成さん。最近は、テレビでも活躍する織田さんの人懐っこい笑顔に癒される女子、結構多いはずです。そんな織田さんの素顔に迫りました。――現役を引退してそろそろ2年半ですが、引退したらタレントになろうと思ってました?織田:いえいえ!僕自身はコーチになって、オリンピックを夢見る子どもたちにスケートを教えてあげたいなという気持ちが強かったんです。僕が引退したのは‘13年の全日本選手権。さいたまスーパーアリーナで開催されていて、電車で会場に通っていたんですが、その電車の中で、引退を決めました。――電車で?!オリンピックに出場したことがあり、全日本ではメダルを争う選手が電車?!大騒ぎにならないんですか?織田:ならなかったですねぇ(笑)。そもそも車とかだと、長時間緊張して座りっぱなしになるので、心も体も固まっちゃうんですよ。僕としては、移動中に体を動かすこともアップのひとつだと思うので、電車のほうがいいかな、と。――なるほど…。織田:それで、フリーの演技の後、全力は出せたので後悔はなかったんですが、思っていた結果ではなかったので、あ、これはもう引退だな、と。とはいえ、ホントにノープランだったんです、その後のことは。そんな中、テレビに出ませんかといくつかお話をいただいたので、出させていただけるのであれば、引退の記念に、的な気持ちで出たら、あれよあれよと…。――でも、現役時代からスケートの番組や、スポーツニュースにはよくお出になってましたよね?織田:あ、あの、バラエティに出たかったんです…(苦笑)。僕、とにかくバラエティが好きなんです。関西出身なので吉本新喜劇を見て育っていることもあり、“笑いこそすべて”だと思っているんです。もう、小学校の頃からその価値観はずっと変わらないというか…。――もしかして、足が速い子より、笑いが取れる子のほうが、モテたりする小学校でしたか?織田:足が速くてもサッカーが上手くても、おもしろくなかったら、絶対女子の中では上位には来ないですね。イケメンじゃなくても、おもしろくてなんかイイやつっていう位置づけの男子がモテてました。――関西では、モテるためには笑いの技術は重要なのですね…。織田:それは絶対!!僕はめっちゃ磨いてましたよ。フリ、ボケ、ツッコミって、誰でも知ってる&やってると思ってましたからね。でも、それが全国共通の認識じゃないことを知ったときの衝撃は、すごかったですよ…。東にはこの文化はないんですよね?残念ですね。非常に残念です…。――現役時代、海外で練習をしたり、試合に行くことも多かったと思うんですが、食事より、お笑いが見られないことがつらかった?織田:つらかったですねぇ。だからお笑いのDVDを必ず持っていってましたよ。それこそバンクーバーオリンピックの時は、『アメトーーク!』の“徹子の部屋芸人”を持っていって、それを見て爆笑して、「よし、ショートプログラム滑りに行くぞ!」って(笑)。あの、笑うことで、緊張がほぐれたり前向きになることってありません?例えばすごく落ち込んでたりしても、友達が目の前で滑って転んじゃったら、悩んでたこととかどうでもよくなったりしますし。そんな僕がバラエティに出させていただけるのであれば、見ている人にちょっとでも僕を見て笑ってほしい、少しでもリラックスしてもらえたら嬉しいです。◇おだ・のぶなり1987年生まれ、大阪府出身。7歳からフィギュアスケートを始め、'08-'09年の全日本選手権で優勝。'10年のバンクーバーオリンピックに出場し、‘13年に現役を引退。スピンの速度と美しさ、また着地の滑らかさには定評が。織田信長から数えて17代目の末裔でもある。※『anan』2016年7月13日号より。写真・小笠原真紀
2016年07月11日大人の夏祭り「ゆかたdeカルネ 2018」が2018年8月12日(日)、小笠原伯爵邸で開催される。「ゆかた de カルネ」は、約1000坪の敷地に広がる当邸のガーデンにて浴衣で楽しむ大人のBBQパーティー。2014年より毎夏開催している人気イベントだ。 会場となった小笠原伯爵邸は、1927年建立のスパニッシュ様式の洋館にオープンした、11年連続でミシュラン1ツ星を獲得しているモダンスパニッシュ・レストランだ。会場では、炭火で香ばしく焼き上げた牛肉、イベリコ豚、海鮮のグリル料理をはじめ、シェフのゴンサロ・アルバレスによる自慢のパエリアやピンチョスが並ぶ。また肉料理に合う、冷えたワインも一緒に提供される。さらに、趣向を凝らした和をテーマにしたエンタテイメントが催され、特別な一夜を盛り上げる。【詳細】ゆかた de カルネ 2018日時:2018年8月12日(日)開場18:00 / 開会 18:30会場:小笠原伯爵邸住所:東京都新宿区河田町 10-10参加費:女性 16,000円 / 男性 18,000円 ※価格は全てサービス料、税込ドレスコード:ゆかた申込方法:WEBより先着順にて受付URL:
2016年07月03日毎回、素晴らしいゲストが登場する東京スカパラダイスオーケストラの歌モノ作品。最新作『道なき道、反骨の。』のボーカリストは、Hi‐STANDARDのKen Yokoyama。公開中の映画『日本で一番悪い奴ら』の主題歌でもあり、10人の男気がぶつかり合うスリリングな曲が完成。「彼が日本語で歌ってくれたことにビックリした」とは川上つよしさん。Yokoyamaさんの作品は、バンドでもソロでも全て英語詞。この曲が初の日本語曲になる。「僕は挨拶代わりに、友人に自分の詩を贈るんですが、彼に贈った詩に対して“スカパラと一緒にやることがあれば、こういう曲を歌いたい”という返信が来たんですよ。あれ?日本語でいいんだ、これは立候補だな、と思いました(笑)」(谷中敦)その話を聞いたスカパラのメンバーも、大いに盛り上がったとか。その後、メンバー全員が曲出し。毎回新曲の度に全員がメロディを作り、実際に演奏して決めるのがデビュー以来のスカパラのやり方だそうだが、今回は川上さんの曲が選ばれた。「最初にリハーサルで歌ってもらった段階から、ものすごいエネルギーを感じました。やはり不屈のパンクロッカーですよ。共感する部分が大きかったし、彼はギタリストでもあるので、一緒に作っていくのも楽しかったですね」(川上)「彼だけが持つ信念やイノセントなものが、表現の中にきっちりこめられていると思う。少年のような無垢な気持ちが、この曲にもドーンと入っていると感じるし、すごい力を持つ作品だと思います」(茂木欣一)今まで20組を超えるゲストボーカルと共に、斬新な作品を作り出してきたスカパラ。相思相愛のコラボレーションには、毎度驚かされる。「最後の共演のときに『会えなくなるのが寂しい』とか『次のボーカリストに嫉妬する』とか言われます(笑)。僕らにとってもコラボは、自分たちを客観的に見られる大事な機会。今回もKen君から『9人全員集まって作ることに感動した』と言われて、ああそうなのか、と。言われて気づくことも多いし、大いに励みにもなりますね」(谷中)8月6日にはスカパラが主催する「トーキョースカジャンボリーvol.6」が今年も山中湖で開催。ゲストのKen Yokoyamaとの共演が、今から楽しみだ。◇右・かわかみ・つよしベース。スカパラ作品の作曲も数多く担当。スカパラ以外でもスペシャルバンド「川上つよしと彼のムードメイカーズ」のバンマスも務める。中・やなか・あつしバリトンサックス。スカパラ作品のほとんどの作詞を手がけ、他ア-ティストにも数多く歌詞を提供している。俳優として映画などにも出演。左・もてぎ・きんいちドラム。フィッシュマンズの活動停止後、2001年に正式加入。近年、フィッシュマンズとしても定期的に活動を展開。◇東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama『道なき道、反骨の。』(映画『日本で一番悪い奴ら』主題歌)【CD+DVD 】¥2,300【通常盤CD 】¥1,000(cutting edge)※『anan』2016年7月6日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年07月01日“シュール”“新しいお笑い”などと評され、お笑い好きのみならず、お茶の間にも熱狂的なファンを生んだラーメンズ。舞台を中心に単独公演を行っていた彼らだが、第17回公演『TOWER』を最後に2人揃った姿を見せていない。それが今回、『小林賢太郎テレビ8』(NHKBSプレミアム)にて、久しぶりの共演を果たすことに。相方の番組にゲストとして出演する片桐仁さんに、心境を聞いてみると…?――小林賢太郎さんとの共演が話題になっています。片桐:本公演から7年ぶりだったんですけど、ブランクはなかったですね。お互いそれぞれ別の仕事をしていたので、ちょっとは変わったりするのかなとか思ったんですけど。間合いだったりとか、“賢太郎はこういうことをしたいんだな”というのは同じで、僕がびっくりしました。最初は少し緊張してたんですよ。先に大泉(洋)さんと3人のシーンを撮っているときに、“このあと2人だな…”とドキドキしたり、距離感を測りかねたり。でも、“これがラーメンズっぽいんだな”と、通じるところがあった。よく相方が“あのコントのあんな感じ”という言い回しをするんですけど。僕が“あ、あれね”ってなって、まぁ、その“あれ”が間違っていて“それじゃねーよ”と言われたりもするんです(笑)。今回もそんな感じ。まぁ、もともと賢太郎とやっているのでそうなんですけど。――お二人は多摩美術大学の同級生だったんですよね?片桐:クラスメイトでした。あいつの家に遊びに行って、お笑いのVHSを観てましたね。当時は、ダウンタウンさんがワーッときていて、“お笑い、かっこいい”みたいな風潮があって。それで大学でも毎月「落研ライブ」をやるようになって、賢太郎とやるようになったんです。そして、大学対抗お笑い選手権みたいなイベントをきっかけに、今のマネージャーにネタを見せる機会があって、ライブに出るようになった。周りには高校卒業後すぐ芸人になった人が多くて、僕たちみたいな大学から始めると、どこか頭でっかりになるんですよね。それで“今のお笑いは面白くない!”とか、“卒業してからもこのメンバーでやろう”とか言うんですけど、見事に六大学の人からやめていくんです。いい会社に入りますからね、みんな。――不安はなかったですか?片桐:僕、将来のビジョンとかまるでなくて、なんかのアーティストになりたいくらいの気持ちで美大に入って、卒業したらフリーターだな、くらいに思っていたんです。そんな暗中模索時代に、相方から“お笑いやろうよ”と言われて、やってみると、まぁ~、ウケて気持ちがいいから、こっちに行こうと思って、お笑いをやるようになった。だから、『爆笑オンエアバトル』とか出るようになって、プロとしてやり始めてからやっと、ことの重大さに気づいたんです。大学とは違うなと。で、“どうしよう”ってなるんですけど、そこは賢太郎が全部決めてくれて。だから本当に運がいいんです、僕は。だって、相方が“お笑いやろう”と話しかけたのは僕だけじゃなかったし。たまたま、俺と賢太郎の相性がよかったからここまでできてますから。やって面白いことが俺と賢太郎はかぶらなかったという、キャラの棲み分けができていたというだけなんです。――最近では、ドラマや舞台と、俳優として大活躍です。片桐:だんだんとラーメンズのコントがお芝居っぽくなっていって、“お芝居の素養がないからどうしようかな~”と思っていたら、演劇作品に呼ばれたんです。それが2004年の『MIDSUMMER CAROLガマ王子vsザリガニ魔人』という作品なんですけど、最初は“こうやって本読みするんだ”というレベル。稽古でも、とりあえず、みんな何かやってるから動くみたいな。ラーメンズは賢太郎が脚本、演出、出演を担当して1対1でやっていたのが、お芝居だとほかに20人くらいいて。台詞がないときも舞台上にいて動かないといけないし。先輩に“どうやって動くんですか?”と聞いても“適当”としか返ってこない(笑)。コメディ作品の場合は、“面白いことを求められているんだな”というのはわかっても、演出家の方に、“ここが面白いよね”と言われるのが、僕が思っていたところと違っていたりするんです。コントだとお客さんが笑うかどうかが重要だけど、お芝居は、お客さんが声を出した笑いじゃなくても、ストーリーの中で成立していればよかったりする。必ずしも笑いの量にこだわる必要がないんだなと知ったり。そして、役として、半分は自分自身なんですけど、作品のなかで面白いものが化学反応みたいに生まれることがあって。それから、演劇って面白いな、と思い始めましたね。でもそれは4~5年前くらいからですけどね。◇かたぎり・じん1973年11月27日生まれ。埼玉県出身。多摩美術大学在学中に相方の小林賢太郎に誘われてラーメンズを結成。‘98年から行われている定期公演など舞台を中心にコント作品を発表し人気を博す。また、俳優としても、舞台や映画、ドラマなど数多くの作品に出演している。◇小林賢太郎さんや大泉洋さんと共演している『小林賢太郎テレビ8~wonderland~』(NHK BSプレミアム)が、6月26 日(日)に放送される。また、これまでの17 年間で手がけた粘土作品を展示した「ギリ展」が全国のイオンモール10会場にて開催中。白泉社より『親子でねんど道』も発売中。※『anan』2016年6月29日号より。写真・小笠原真紀取材、文・重信 綾
2016年06月26日ミシュラン1ツ星のモダンスパニッシュ・レストラン「小笠原伯爵邸」で、8月14日(日)ドレスコードが“ゆかた”という大人の夏祭り「ゆかたdeカルネ」が開催される。2014年より毎夏開催されている人気のイベント「ゆかたdeカルネ」は、約1000坪の敷地を誇るガーデンにて、ゆかたに身を包んだ紳士・淑女がカルネ(お肉)をはじめとするBBQをいただきながら、和のエンターテイメントを楽しむという趣向。「カルネ」とは、スペイン語でお肉のこと。炭火で香ばしく焼き上げた牛肉、イベリコ豚、海鮮のグリル料理をはじめ、シェフ・ゴンサロ・アルバレスによる自慢のパエリアやピンチョスが並び、よく冷えたスペインワインと共に味わえる。お料理(ピンチョススタイル)・お飲物の会費は、女性13,000円、男性15,000円(税サ―ビス料込み)。予約はWebサイトより先着順となる。浴衣でのデートや同僚・女子同士など、大勢でわいわいと夏らしい夜を楽しんでみては。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日一度耳にすると離れない脳内に残る音楽と、強烈なミュージックビデオなどのビジュアル。ウェブやラジオを中心に人気に火がつき、いまや音楽フェスやメディアにひっぱりだことなっているポップハウス・ユニット、水曜日のカンパネラ。3人いるメンバーのなかで唯一、“主演”という肩書で表舞台に登場するのが、現在23歳の歌唱担当、コムアイさん。コムアイさんに話を聞きました。***――そもそも、音楽を始めたきっかけは何だったんですか?コムアイ:歌を仕事にすることはないだろうと思ってましたね。人前で歌ったことはなかったし、あまりにも音痴で。声量もないし、音域も狭い。ピッチも合わないし。そういう数値ではかれるスキルでいえば、何も長所がないんです。なんですけど、水曜日のカンパネラで歌い手にスカウトされて…。本当はアートワークとかを考えたり、プロデュース業がやりたかったんですよ。私、批評家気質なところがあって、“こうしたほうがいいと思う”と文句だけはいくらでも出てくるというか(笑)。だけど、そういう裏方は求められていなかったので、自信はなかったんですけど、少しずつ始めたという感じです。――乗り気ではなかったんですね。コムアイ:だから、最初は遠慮がちに歌ってました。もともとキャラの出すぎている歌が好きではなかったのもあるんですけど、ファーストアルバムは当たり障りなく、淡々としゃべっているような感じ。でも、それだと“自分の嫌いなものを排除した歌”という状態なだけで、“好きなものを表現する”というところまでいってないんです。もらった曲に合わせて歌っているだけで、ほかのことは全部大人たちに任せていたので。でも、だんだんと興味があるものやできることは、自分でやり始めるようになっていって。グッズの企画とかは好きだから携わったり。そうやって、水曜日のカンパネラの方向性と自分の好きなことを、うまく合わせていくようになったんですね。それが合わなければ、やりづらいなと思います。逆に、“これをやってください”とか指示されたことをやるのが苦手。振り付けとかを決められると急に縮こまっちゃうし、動けなくなるというか、ゆとり世代の遠慮気味なところに落ち着いちゃいます…。◇主演のコムアイ、音楽を手がけるケンモチヒデフミ、その他を担当するDir.Fの3名からなるユニットとして、2013年より始動。2014年11月に発売した『私を鬼ヶ島に連れてって』に収録された「桃太郎」がムーブメントを起こす。「ツイッギー」や「ラー」など、CM楽曲でも話題に。◇「チュパカブラ」など全7曲を収録した、メジャー1stアルバム『UMA』が6月22日に発売。Tシャツがついた初回限定盤は¥3,990、通常盤は¥2,500(共に税込み。ワーナーミュージックジャパン)。また6月25日から、全国7か所をめぐる「水曜日のカンパネラ ワンマンライブ2016“未確認ツアー”」が開催予定。※『anan』2016年6月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・宮川朋子インタビュー、文・重信 綾
2016年06月19日2016年下半期の日本はどうなる?政治からファッションまで、気になるところを占い師のキャメレオン竹田さんに聞いてみました!■日本はどうなる?→“人とのつながり”重視の傾向へホロスコープで観てみると、個や個人に注目が集まっていた‘16年前半に比べ、後半は人とのつながりによって個人の運気が変わっていくような流れに変化します。これは、‘16年の9月前半に木星が“人間関係”を意味する天秤座に位置するため。例えば、企業と企業が関わってコラボ商品を発売することも増えるはず。また、天秤座が象徴する体の部位はお肌なので、下半期は美容やスキンケア技術の進歩も期待できるでしょう。■政治経済・社会の動きは?→景気はひとまず“現状維持”タロットで下半期の日本の景気を占うと、「法王」のカードが出ました。これは、信頼関係を表すカードなので、急に一般市民の期待を裏切るような経済状況にはならないはず。良くも悪くも、現状維持といった感じです。ただし占星術的には、“ワンランクアップ”がキーワードになるので、お金は多少無理をしてでも使うべき。例えば、高級レストランに行ったり、旅行をしたり、日常に“プチ贅沢”を取り入れると運が開けていくでしょう。■トレンドはどうなる?→ファッションも、スイーツも、見た目が良ければ万々歳天秤座の支配星である金星は、“女性らしさ”を表します。なので、下半期はファッション業界や美容業界に勢いがあるほか、見た目のかわいいスイーツが人気を集めます。また、ファッション好きな大人の男女が集まるパーティイベントが社会的なブームを巻き起こしそう。いわゆるお見合いや婚活パーティとは違い、おしゃれを楽しみながら自然と会話を楽しめるような場が増えていくため、おのずと男女の出会い運も高まっていくはずです。◇きゃめれおん・たけだ西洋占星術とタロット、精神論を駆使した占いが支持を集める。近著は『おもしろいほどよく当たる! 12星座あるある』(アスコム)。※『anan』2016年6月22日号より。写真・小笠原真紀文・瀬尾麻美 (C)AleksandarNakic
2016年06月17日選挙にオリンピック、はたまた芸能界でも、2016年下半期もさまざまな出来事が世を騒がせそうです。気になる下半期のアレコレを、新進気鋭の占い師、ファンタジスタ徳永さんに聞きました。■日本はどうなる?→カリスマ性のある人物が登場?四柱推命でいうと、‘16年は混沌の時期である「偏印」の年。少し変わったものやユニークなものにスポットが当たったり、カリスマ性のある人物の登場が望まれるでしょう。また、五行で観ると今年は丙の申。丙は火や電波を表し、申は金を表します。さらに前述の偏印には“融合”という意味もあるため、インターネットとテレビの共存が本格的に始まりそうな予感が。TVerやAbemaTVの誕生は、その兆候といえるでしょう。■政治経済・社会の動きは?→7月の選挙はズバリ、与党優勢‘16年は丙申であり、これは“ケンカはするけれども楽観的に終わる”という意味をなします。したがって、政治においても争い事は起きやすいものの、和平問題に関しては話が進む可能性も。また、四柱推命で安倍首相の運気を観てみると、あと2年ほどは運気が強い状態が続く様子。7月の参議院議員選挙をはじめ、今後しばらくは自民党優勢の政権が続きそうです。社会的な問題としては、8月に交通事故運が高まるので注意が必要です。■トレンドはどうなる?→キーワードは“火×金”丙=電波や火、申=金属を表すので、火にまつわるワードや、火と金属を組み合わせたアイテムが注目を集める予感。電子タバコの「アイコス」はまさにその代表例です。また、今年の吉方位は南南東。東京から見ると羽田空港の方角にあたるので、羽田から飛行機でオセアニア方面に旅立つと運気が開けるはず。また「偏印」が示す、“変わったもの”というキーワードから考えると、ユニークな香りのアロマなども話題になりそうです。◇ふぁんたじすた・とくなが東洋占いをベースに数秘術や西洋占星術を融合させた占いで人気を呼ぶ。2011年より鑑定を始め、鑑定人数はのべ1万人以上。※『anan』2016年6月22日号より。写真・小笠原真紀文・瀬尾麻美 (C)Believe_In_Me
2016年06月17日夏目文学の名作『坊っちゃん』をモチーフにしたドラマ『“くたばれ”坊っちゃん』が放送間近。勝地涼さんの役は、坊っちゃんに成敗された“赤シャツ”の孫というレッテルに苦しみ、故郷を離れる矢崎純平。彼に、成長のきっかけを与えたのが、山崎努さん演じる謎の老人だ。「僕自身は東京出身で、故郷への思いはあまりないですが、自分の祖父が後ろ指さされる人だったら滅入るし、故郷も嫌いになる純平の心境はわかります。今回は、そうした深い部分で演じるために、あえて“何も足さない”ことをテーマにしました。でも、同じシンプルさでも山崎さんは何十年もいろんな挑戦をして培ってきたものからそぎ落とすので、立っているだけで成立するすごさがあるんです。たかだか15年の僕とは、厚みがまるで違う。震えましたね」山崎さんとの共演を嬉々として語る姿からは、大先輩への尊敬や愛が溢れて止まらない。「とにかく役や作品のことをずっと考えているんです。移動中、急に次のシーンの台詞を言ってきて『純平、どうする?』と話し合いが始まったり、現場でもギリギリまで話し掛けてくれたり。監督の『よーい!』がかかっているのに『ちょっと待て!』と(笑)。今回は、NHKの地方局の制作で、監督をはじめ、ほとんどのスタッフにとって初ドラマだったこともあって、上手くいかなかったこともあったんです。それでも、山崎さんのように役に向き合い、ぶつかっていけば、出来上がったときによかったと思えると教わりましたね。作品を愛し続ければ、生みの苦しみは、喜びに変わるんだなと」“赤シャツの孫”の呪縛に苦しみ続けた純平。実は勝地さんも、似たような経験をしてきた。「10代では『さとうきび畑の唄』の印象が強くて“ざわわ”と呼ばれました。10代の演技が通じなくなって壁を感じていた頃に宮藤(官九郎)さんや劇団☆新感線に出会って、それまでとは逆方向のコメディをやるようになって救われたんです。そうしたら次は“(『あまちゃん』の)前髪クネ男”と言われるように…。言われ続けるのは、怖いですよ。同じ時期に月9にも出ていたのに、1話だけの出演で言われましたから。『役者の仕事って何だろう?』とさえ思いました。前向きに考えれば、イメージって、ついたぶん、逆に振り切りやすくはなるんですけどね」だからこそ、勝地さんの奥底に、強く響いた台詞があった。「老人の『全部捨てて、やり直せばいい。それが人間だ』という台詞に共感しました。とくに、『捨てる』の部分。年を重ねるほどプライドが邪魔するし、積み重ねたものを捨てる作業は大変。悩むけれど、形に囚われず、自分を疑い、壊していきたい。いつも、まっさらな気持ちで進めたら素敵ですよね。きっと多くの方にも共感してもらえる台詞です」◇かつぢ・りょう1986年、東京都生まれ。'00年のデビュー以来、映像、舞台で大活躍。OA待機作に、バカリズム脚本のドラマ『桜坂近辺物語~近辺2~』(フジテレビ系)が。◇ジャージージャケット¥30,000チェックプリントTシャツ¥12,000(共にBLACK LABEL CRESTBRIDGE/SANYO SHOKAI TEL:0120・340・460)◇“赤シャツの孫”矢崎純平が、10年ぶりに帰郷。電車で因縁をつけてきた謎の老人は、あの“坊っちゃん”なのか!?オールロケを敢行した松山は「海鮮が美味!」と勝地さん。6/22、22:00~NHK BSプレミアムにて放送。※『anan』2016年6月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・SHIBAインタビュー、文・小泉咲子
2016年06月16日彗星のごとくスーッと現れたかと思えば、異質で新しい音楽とビジュアルで、日本中を虜にしている水曜日のカンパネラ。謎めいた歌唱担当、コムアイさんにお話を聞きました。***――お休みの日は何を?コムアイ:夜はネットで『トリビアの泉』『マネーの虎』とか昔のテレビ番組を見てます。めっちゃ面白いですね。あとは、アイソレーションタンクに入りに行ったり。日焼けサロンみたいなカプセルに入って、濃度の高いに浮かぶんです。中は真っ暗で、無重力状態のようで感覚が遮断されます。すると、出たときに体がパーッと黄金色になったような感じがして、動けるようになるんですよ。夜遊びは…、ソファや畳があるクラブが好きなんですけど、最近は次の日の準備が心配で減ってますね。人間観察をするのが楽しかった。一番いいのは、スッピンの美人が多いところ(笑)。それが、いいクラブの評価軸になってます。踊り崩れているオシャレな人を見るのも好きだし、逆にハイブランドの服を着てる男の子が、全然動けていないのを見るのも、ある意味楽しい(笑)。――これから挑戦したいことは?コムアイ:サービスエリアでフェスをやりたい!みんな車で来て、飲まずに盛り上がって。次のサービスエリアに行くと、また別のアーティストがライブをしているという。でも、一方通行だから、間違えたら大変だよね(笑)。あとは、ていねいにインプットをするということ。興味のあることに関しては、ちゃんと資料を調べたり、気になる人の本はちゃんと読むとか。これまで、その手順がていねいじゃなかったんですよね。人に聞いてわかったつもりになるのをやめる。――なぜ、そんな姿勢に?コムアイ:多分、自分の中で“ちゃんとしなきゃいけないな”ポイントがいっぱいたまったんじゃないですかね?表に出る仕事というのは準備が必要で、それができていないのを痛感したからかもしれない。逆に、それができるようになれば、弱みが減るわけだから。◇主演のコムアイ、音楽を手がけるケンモチヒデフミ、その他を担当するDir.Fの3名からなるユニットとして、2013年より始動。2014年11月に発売した『私を鬼ヶ島に連れてって』に収録された「桃太郎」がムーブメントを起こす。「ツイッギー」や「ラー」など、CM楽曲でも話題に。◇「チュパカブラ」など全7曲を収録した、メジャー1stアルバム『UMA』が6月22日に発売。Tシャツがついた初回限定盤は¥3,990、通常盤は¥2,500(共に税込み。ワーナーミュージックジャパン)。また6月25日から、全国7か所をめぐる「水曜日のカンパネラ ワンマンライブ2016“未確認ツアー”」が開催予定。※『anan』2016年6月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・宮川朋子インタビュー、文・重信 綾
2016年06月15日今をときめく著名人の方々に、何度も読み返したお気に入りの本を教えてもらいました。今回は、テレビ、ラジオで活躍中のラブリさんの“私の一冊”です。***子どもの頃からミヒャエル・エンデの『モモ』が好きだったラブリさん。同じ作者の『はてしない物語』もいつか読もうとずっと気になっていて、3年ほど前に本屋で偶然見かけて「今だ!」と直感的に手に取ったのだそう。「『モモ』もそうですが、時間について改めて考えるきっかけになりました。私がいなくなっても時間は流れていくけれども、今の私が見るものや感じることを大切にしようって思えたんです」少年が一冊の本と出会い、現実と虚構を行ったり来たりするうちに、本の世界に吸い込まれてしまうファンタジー。少年と同じように物語に没頭して、現実との境界が曖昧になるような読書の醍醐味を体験できる。児童文学の名作として知られるが、大人だからこそ響く部分も多いと力説する。「ファンタジーだけど、日常のいろんなことに置き換えられる考え方がたくさんあります。たとえば妄想について書かれた部分で、怖いっていう感情は自分の頭の中で作り出しているから、ポジティブに転換することも可能なんだと気づいて、心が楽になったりして」日常で迷ったときや悩んだときこそ、本を読みたいというラブリさん。赤ペンと付箋が必須で、心が動いたところに細かくチェックを入れるため、はたからは勉強しているように見えるのだとか。「本を開いた瞬間、現実とまったく違う世界が広がって、言葉が直接入ってくる感覚は、読書でしか味わえない。作者と会話しているような気持ちになれるんです」◇『はてしない物語』ミヒャエル・エンデ上田真而子、佐藤真理子 訳いじめられっ子のバスチアンが古本屋で見つけた一冊の本。ファンタージエン国の騒動に、少年自らが巻き込まれていく物語。岩波少年文庫上760円、下840円◇らぶり『Re:EDIT』のイメージモデルとして活躍。DJを務める『lovelism』(FḾ‐FUJI)は、毎週土曜23時~23時半にオンエア。スタイルブック『LOVE』(光文社)発売中。◇オールインワン¥20,000(BULSARA/BULSARA 渋谷ヒカリエ店 TEL:03・6427・4334)ブラウス¥18,000(RINASCIMENTO/三欧通商TEL:06・6202・7772)ピアス¥27,000(art jewelry moco/プリマクレール・アタッシュプレスTEL:03・3770・1733)その他はスタイリスト私物※『anan』6月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・津野真吾ヘア&メイク・青山理恵(nude.)文・兵藤育子
2016年06月09日誰しも忘れられない本との出会いがあるはず。女優の夏帆さんにも大切な人から教えてもらった、運命の一冊があるそうです。***東京生まれ東京育ちの夏帆さんは、「故郷」に憧れる。特に、海辺の街に。40年前に発表された遠藤周作の長編小説『砂の城』は、長崎で青春を共に過ごした後、あまりにも掛け離れた道を歩むことになった、二人の少女の物語。「母が“若い頃に読んで大好きだったんだよね”って教えてくれた本なんです。主人公の泰子は真っ当な道を歩んで、親友のトシは破天荒な人生を送ります。でも、どちらの人生が正しくて、“美しいもの、けだかいもの”なのかどうかは、簡単に判断することなんてできないんですよね。じゃあ、私自身にとって“美しいもの、けだかいもの”とは、一体何なんだろうって。怖いもの知らずの10代を終えて、20代中盤になり、今後の人生について考えるようになってきた時期に、この本と出会えてよかったです」『砂の城』の感想を話すうち、別の一冊のことも思い出したそう。作家の立花隆が、若き日のソムリエ・田崎真也や猿まわしの村崎太郎ら11人をインタビューした『青春漂流』(講談社文庫)。「本に出てくる若者たちは、その後は猪突猛進で自分の道を突き進んでいます。みなさんの言葉も熱いんですけど、立花さんの前書きが素晴らしいんです。“自分の生き方を模索している間が青春なんだ”と……。本を読むと、答えは見つからなくても、考えるきっかけがもらえます。これからもたくさん本を読んで、もがいていきたい。だって、まだまだ私、青春まっ只中ですから(笑)」◇『砂の城』遠藤周作物語の始まりは、16歳の誕生日、泰子が父から渡された手紙。そこには若くして亡くなった母が娘に遺した、大切なメッセージが記されていた……。新潮文庫514円◇かほ女優。1991年6月30日、東京都生まれ。最新出演作は月9ドラマ『ラヴソング』、映画『高台家の人々』など。9月上演の舞台『家族の基礎~大道寺家の人々~』に出演。◇シューズ¥22,000(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパンTEL:03・5428・4981)※『anan』2016年6月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仲子菜穂ヘア&メイク・山下小百合(3rd)文・吉田大助
2016年06月09日又吉直樹さんの大ベストセラー作品『火花』の映像作品が、Netflixで配信スタート。売れない芸人の徳永を林遣都さん、徳永が憧れる先輩・神谷を波岡一喜さんが演じます。林さんと神谷さんにお話しを伺いました。――おふたりの出会いは?林:17歳の頃に共演して、初めてごはんに連れていってくれた先輩です。波岡:遣都は、ダメな子なんですよ(笑)。仕事はちゃんとしてるんですけどねぇ…。林:私生活はちゃんとしてない?波岡:周りに流されやすい!林:(笑)。こうして釘をさしてくれる数少ない先輩が、波岡さん。徳永が好きで憧れている神谷を演じたのが波岡さんだったので、僕は自然にできました。――原作の感想は?林:先輩と後輩の素敵なストーリーで、「やりたい!」と思いました。波岡:神谷のガンガンいくところは、かなり僕に近かったですね。ただ、神谷の台詞が2ページくらい続くとこは「どんだけ喋んねん!このウンチクを覚えなあかんのか」と(笑)。――漫才のシーンが見事です。どんな準備を?林:僕の相方を演じた(井下好井の)好井さんは又吉さんと親しくて、薦められた漫才のDVDを全部観ました。タカトシさん、チュートリアルさん、ピースさん、又吉さんが前に組んでいた線香花火…ボケが引っ張るタイプの漫才からヒントをもらって膨らませる作業でした。波岡:神谷は天才肌で、練習しすぎると段取りになってしまう。なので練習は5回くらいでストップ。あとは脚本の「すごくウケた」みたいな1行のト書きを構成作家さんが漫才にして、本番前に1回だけ合わせて、アドリブを入れていく感じでしたね。――全10話を一気見できるのは、配信のよさですね。林:気持ちを途切らせず見てもらえるのは、ありがたいことです。波岡:世界配信ってことで、『火花』を見た外国人から海外で「Oh, KAMIYA!」と話しかけられる可能性も(笑)。じゃ最後に、林さんにとって、ずばり『火花』とは?大事なとこやで!林:ちょっ…(笑)。キャストもスタッフも自信をもって届けられる作品です。4か月の撮影期間、芸人として生きたと誇れます。波岡:よし!◇はやし・けんと1990年、滋賀県生まれ。’07年、映画『バッテリー』で主演デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。現在、ドラマ『精霊の守り人』に出演中。9月には舞台『家族の基礎』出演を控える。林さん/ジャケット¥39,000(ラッピンノット/HEMT PRTEL:03・6427・1030 )Tシャツ¥12,000(リヴォラ/スタジオ ファブワークTEL:03・6438・9575)パンツ¥26,000(ワイアット/スタジオ ファブワーク)なみおか・かずき1978年、大阪府生まれ。’05年、映画『パッチギ!』で注目を浴びる。現在BS時代劇『立花登青春手控え』に出演中。私生活では、2児の父。◇芸人の徳永は、熱海の営業で神谷と出会い、弟子入りを志願。神谷の伝記を書き始める。神谷の相方役に、とろサーモンの村田秀亮さん。門脇麦さん、田口トモロヲさん、染谷将太さんらも出演。6/3より全10話配信開始。※『anan』2016年6月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・菊池陽之助(林さん)インタビュー、文・小泉咲子
2016年06月03日4月から放送日が金曜から火曜に移動し、高視聴率をキープし続けている人気番組『世界の村で発見!こんなところに日本人』。船でしか渡れないアマゾンの奥地から極寒の世界最北の町まで、まさに“こんなところに!”な土地を訪れ、そこに暮らす日本人を探すロケが人気だ。なかでも、レギュラー旅人である千原せいじさんがアフリカの国々を訪れるシリーズは、この番組の肝。歯に衣着せぬ物言いで現地の人々と交流し、日本人を自由かつ大胆に探す様は痛快で見ていて気持ちいい。「僕もアフリカロケに行くのがすっごく楽しいんですよ。レギュラーになる前の特番時代まで遡ると、もう8年続けてますから。最初の頃は、アフリカ事情がどんなもんかわからんから、どでかいキャリーバッグを3個は持っていってた。でも、最近は身軽なもの。キャリーも中身かすかすです(笑)。靴もタオルも予備がなくともなんとかなる。日本のみなさんが思っているよりもアフリカはずっと都会ですし、なんでも揃う」とはいえアフリカ旅は、日本ではまったく想像がつかないようなハプニングの連続だと言う。「電車乗ろうと思ったら雨で線路が流れちゃったと言われたりね。長距離バスではおっさんがバゲージ入れるとこに生きたヤギ放り込んでたりするし。そりゃもう日本の常識は通用しない。やろうと思ってたこと3割できたらいいとこ。だから、東京で思ってた通りの演出なんかできるわけないし、ディレクターがいちばんしんどいとちがうかな(笑)」現地の人との交流も予想外なことばかりだがそれもまた楽しい。「向こうの人はすごく素直に感情を出すんです。腹立つとわーっと怒るし、うれしかったら大の大人が“やったー!”って両手あげて歌いだすし。おもろいですよ。旅して学んだのは、現地のルールを守りつつ自己主張するのが大事だということやね。意外と日本人は海外でこれの逆をやりがちでしょ。日本と同じを求めちゃダメ。俺なんかもう羽田からアフリカスイッチ入るからね(笑)」◇ちはら・せいじお笑い芸人。千原兄弟のお兄ちゃん。弟の千原ジュニアは当番組のメインMC。アフリカ54か国制覇を目指し、在住日本人を探すロケを続行中。現在、22か国を訪ねる。◇出発前に聞かされるのは、どこの国に行くかだけ。「詳細聞いたところで情報出てこないし、調べようもないんですよ(笑)」。ABC・テレビ朝日系、毎週火曜21:00~21:54※『anan』2016年6月1日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・梅原加奈
2016年05月29日ミシュラン1ツ星のモダンスパニッシュ・レストラン「小笠原伯爵邸」に併設されたカフェが、「OGA BAR by 小笠原伯爵邸」としてリニューアルオープン。スペインの缶詰にこだわり、スペインのワインやシェリーが気軽に楽しめるバルとして生まれ変わった。1927年に建てられたスパニッシュ様式の洋館内で、雰囲気たっぷりのディナーを楽しむことができる「小笠原伯爵邸」。このほどリニューアルオープンを迎えた「OGA BAR by 小笠原伯爵邸」では、同邸のシェフ、ゴンサロ・アルバレスが厳選したスペイン産の魚介を中心とした約20種の缶詰が提供される。日本では安価な保存食としての印象がある缶詰だが、スペインでは一流料理店で出されるほどのハイクオリティな缶詰もあり、特別な時の一品料理のような存在として利用されており、伝統のレシピによる郷土料理から高級品まで、数多くの缶詰が存在する。「OGA BAR」では、スペイン北西部に位置するガリシア州や北部のカンタブリア州産など、世界でもトップクラスのスペインの缶詰を用意。魚介以外にも、マッシュルームやピキージョといった多彩な品揃えが並び、すべて保存料無添加・化学調味料なしの缶詰のため、ヘルシー志向の女性にもおすすめだ。同バルでは、缶詰に合わせたシェフ特製のソースや調味オイルなども用意され、缶詰に“ちょい足し”することで味の変化が楽しめる。ほかにも、グラナダ産の天日干しいちじくや、マラガ産の枝つき干しぶどう、お土産として購入できるジャムや調味料など、食材の宝庫としてのスペインを味わえる様々なメニューを味わうことができる。また、同邸のガーデンでは、オープン10周年記念時にシンボルツリーとして植樹された樹齢500年のオリーブの木や、新たにプラントハンターの西畠清順監修のもと植樹されたアーモンドの木や竜血樹、高さ13メートルの糸杉など、スペインらしい雰囲気が演出されている。本格的なスペインの食文化を体験できる新スポットとして、ぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2016年05月27日かたやベストセラー恋愛本の著者、かたや人気グラビアアイドルを撮り下ろしたイケメン写真家。プレイボーイひしめく芸人界で、一味ちがう“モテ”を発揮する2人が雑誌アンアンに登場!2人の恋愛のキーワードは、“ポジティブ”。そんな二人に“セフレ”で悩む読者にガチで答えてくれました。下ネタ満載なのは、ご容赦を。もしかしたら、それこそがあなたの恋を叶える鍵かも!?***綾部(以下綾):セフレって、“付き合う前にHをしたけど、付き合うことにならなかった”という結果論でしかないと思うんですよ。恋人がいない二人がセックスするのは悪いことじゃないし、その後、お付き合いに発展するかどうかは両者の判断によるもので。もちろん、自分だけが恋人関係を望んだ場合はツラいけど、そうじゃないなら悩む必要はないと思うな。井上(以下井):僕はまず、セフレという言葉が好きじゃないです。セックスパートナーがいい。それに“遊ばれた”ではなく、“遊んでやった”くらいに思わないと。だって、無理矢理じゃない場合、合意のうえでHしてますから。綾:そう、お互いの気持ちの天秤がフラットで関係を楽しんでいるうちは“私、セフレになってる”とは思わないんだよね。自分の気持ちが重くなって付き合いたいと思うから悩むわけでさ。井:でもさ、セフレが嫌な人って、エロを別に考えすぎじゃない?僕の場合は、楽しいから一緒にいるし、その延長にHがある。というか、セックスをしている時点で、相手に何らかの感情が動いてるんですよ。誰でもいいわけじゃないし、気になるからHするわけで。“男は穴があったら挿れる”と思っているかもしれませんが、こちらだって、いい穴を選びますから。綾:それに、女性側の気持ちが重くなってしまった天秤をフラットにしたり、逆転させる可能性もHには秘められてると思うんだよ。“エロい”って男にとって大事な要素だもん。美人でも、Hに興味がない人とは付き合えないし。井:そうそうそう!あとね、セフレ関係に悩んでいる女性に言いたいのは、“1回目のセックスからハイパフォーマンスを見せているか”ということ。“最初から本気出したら引かれる”と言う人もいますけど、ローパフォーマンスを見せたほうが男は離れます。綾:もちろん、男側にもハイパフォーマンスを引き出させる器が必要だけどね。昔、Hに消極的だった子が、結果すごくエロかったことがあって。“馬鹿野郎!なんで隠してんだよ!”って思ったわ。井:モンスター棲んでた(笑)。それに、Hがいいと、気持ちが離れそうなときも“もう1回、あのHを見たい”と、興味が復活するきっかけになることもあるしね。だって、シルク・ドゥ・ソレイユは何度でも観たいでしょ?◇あやべ・ゆうじ「ピース」のツッコミ。カメラマンデビューを果たしたグラビア写真集『神室舞衣ファースト写真集photo by 綾部祐二 BED GAME』(集英社)が、好評発売中。◇いのうえ・ゆうすけ「NON STYLE」のツッコミ。“ブサイクなのにポジティブ”キャラで大ブレイク中。著書『マイナスからの恋愛革命』(ヨシモトブックス)が好評発売中。※『anan』2016年5月25日号より。写真・小笠原真紀取材、文・重信 綾
2016年05月19日今年デビュー20周年を迎えるT.Ḿ.Revolution(以下T.Ḿ.R.)西川貴教さん。アニバーサリーイヤー事業のために「株式會社 突風」まで設立し、気合の入った“お祝い企画”を準備中のよう。その第一弾が3枚組ベストアルバム『2020‐T.Ḿ.Revolution ALL TIME BEST‐』。デビュー以降のシングル+αの全40曲収録というボリュームだ。「T.Ḿ.R.の20年の歴史を、ひとつのパッケージにできたのは、やっぱり感動しますね。こうやって並べてみると、やっぱりスピーディな曲が多いのは、バラードよりも疾走感のある曲を求められていたということなんでしょうね。この機会に全曲をNYでリマスタリングし、ずいぶん音質も良くなりました。後世に残す作品を、このタイミングでグレードアップでき、すごく嬉しかったです」ジャケットはご本人自らが強風を受ける姿で、衣装はお馴染み“HOT LIMIT”スーツ。顔は出さなくても、すぐにT.Ḿ.R.と分かってしまうインパクトの強さも、彼が20年の歴史で築いたものだ。「記念アルバムなのに、本人の顔が出ていないというね(笑)。この衣装も風に当たる姿も、デビュー数年後までのものなのに、すっかりT.Ḿ.R.らしさとして多くの方々に認識されているのは面白いことですよ。自分で言うのも何ですけど、このアートワークは現代アートとして、どこかの美術館に飾ってほしい(笑)」デビュー10周年ぐらいまでは、この姿を求められることに「過去のイメージに囚われてほしくなくて、モヤモヤしたものがあった」そう。しかしいまは、それすらありがたいと感じているとか。「デビュー当時はミュージシャンという意識が強く、音楽以外でテレビに出るなんて…、と思っていました。でも思ってもみなかったお芝居や、映画のお仕事をいただき、その期待に応えるうちに、T.Ḿ.R.っていいね、面白い、と感じてもらえる嬉しさが膨らんでいきました。そういう期待に応えてきた20年の歴史だな、という思いも大きいですね」そうして活動の幅を広げ、西川貴教としてお芝居に出演したり、バラエティ番組に出ることが多くなってから、「僕自身とT.Ḿ.R.が、どんどん離れていった」と言う。「T.Ḿ.R.は自分であって自分でない存在なので、そのキャラクターの素晴らしさを、全うしていただきたい(笑)。いわばキティちゃんを扱うサンリオの社長みたいな気持ちで、T.Ḿ.R.とつき合っています」◇ティーエムレボリューション'96年、西川貴教のソロプロジェクトとしてデビュー。5/13のデビュー記念日からクリスマスイブまで、長期にわたる全国ツアー「T.M.R. LIVE REVOLUTION'16‐Route 20‐」がスタート。◇『2020‐T.M.Revolution ALL TIME BEST‐』【初回生産限定盤3CD + DVD 】¥4,556デビュー曲からの全シングルを収録。T.M.R.の歴史を追った2020秒の特典DVD付き。【通常盤3CD】¥3,630(EPIC RECORDS JAPAN)※『anan』2016年5月18日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年05月11日赤のショートヘアがキュートなHARUHIさん。映画『世界から猫が消えたなら』の主題歌でデビューする、17歳のアーティストだ。映画の予告編が公開されると、映像をドラマティックに彩るピュアな歌声が注目され、「歌っているのは誰?」と問い合わせが殺到したという。ご本人に話を伺った。「実は日本語詞の歌を歌うのは初めて。上手に伝えられるかな、という不安もあったけど、映画の場面を思い浮かべながら歌に入っていきました。とくに『ありがとう』というフレーズが好きだったので、その気持ちを大事にして歌いました。聴いてくれた人それぞれに、大切にしてもらえる言葉が見つかるといいな」アメリカで生まれ、学校はずっとインターナショナルスクール。小さい頃から洋楽のロックやジャズ(!)に親しみ、音楽に囲まれた生活を送ってきた。13歳からギターやピアノでオリジナル曲を作るなど、才能を発揮。その頃から「音楽で生きていく」と決めていたと言う。「思い切って受けた学校のミュージカルのオーディションに合格したのが大きなきっかけでした。本番に気持ちよくパフォーマンスできたことや、それまでの練習が楽しくて、『私には音楽しかない』と思えるようになったんです」ただし当時は若すぎて、曲の作り方がわからなかったそう。しかし、「最初の曲が完成したら、その後はどんどん曲が浮かんできた」という、恐るべき10代。デビューシングルのカップリング曲では、自作の英語詞のR&Rや、物語仕立ての曲など、才能の片鱗を見せてくれる。「 “普通のもの”があまり好きじゃないかも。音楽もファッションも書くものも、何でも。髪の毛も今は赤だけど、作品ごとに変えようかなと思っています(笑)。でも、デビュー日が学校の試験期間と重なるので、一体どうなることやら。今からちょっとビビってる(笑)」話題の映画とともにデビューする新世代のアーティストに、リスナーとしてもワクワクが止まりません。◇Debut single『ひずみ』【初回生産限定盤CD+DVD 】¥1,500映画『世界から猫が消えたなら』主題歌。4曲入りCDと「ひずみ」MV収録のDVD2枚組。【通常盤CD】¥1,200(Sony Music Associated Records)共に税込み◇ハルヒロサンゼルス生まれ。現在インターナショナルスクールに通う17歳。13歳から楽曲制作を開始し、ライブやレコーディングに参加。その一曲『ひずみ』が映画主題歌に抜擢され、デビュー。※『anan』2016 年5月18日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年05月11日蜷川幸雄さんや野田秀樹さんからその才能を高く評価され、“演劇”の枠を超えた人気を獲得しているマームとジプシー。いま最もホットな劇団が、新たに誕生するホール「LUMINE 0」のオープニングを飾る。主宰であり作・演出の藤田貴大さんが上演作に選んだのは、「海外に持っていくことを念頭に」作った『てんとてん…』と『カタチノチガウ』、そして「思い入れがある」という『あっこのはなし』の3作。「演劇って、どこか高尚で敷居が高いイメージがありますよね。それをもっとカジュアルにできないかというのが今回のテーマなんです。セレクトショップみたいに、服や化粧品を買ったり、CDを選ぶのと同じ線上に演劇を並べることができないかと思うんです。そういう軽やかさが新しい時代に行く演劇なのかなと」(藤田さん・以下同)近年、東京芸術劇場や彩の国さいたま芸術劇場と組んだ作品づくりなどもおこなっている藤田さん。しかしその一方で、「小さな空間で、かぶりつきで観る演劇ならではの質感とか尊さも大切にしたい」と話す。「正直、3作品を同時に稽古しているわけで、それはすごく大変なことではあるけれど、それと同時に面白さもあるんですよね。ツアー公演の時に、僕らが持っていくのって、せいぜいスーツケースひとつぶん。役者さんが床に線を引いて荷物を広げたら、すぐに芝居が始められるんですよ。今回も、同じ舞台に物が少し置かれただけで作品が変わるわけです。展示替えのように、3日おきに新作が入荷しました、みたいに見えたらいいですよね」◇4月28日(木)~5月8日(日)ルミネ ゼロ4月にオープンしたJR新宿駅直結の複合施設、NEWoMan内。東京都渋谷区千駄ヶ谷5‐24‐551作品4000円マームとジプシーTEL:070・5454・7311mum_gypsy@yahoo.co.jp◇ふじた・たかひろ1985年、北海道生まれ。'07年にマームとジプシーを立ち上げ、全作の作・演出を担当。'11年に岸田戯曲賞受賞。'14 年に野田秀樹作『小指の思い出』を上演し話題に。※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。写真・小笠原真紀インタビュー・文・望月リサ
2016年05月02日「小笠原伯爵邸」併設のカフェがスペイン缶詰バル「オガバル(OGA BAR) by 小笠原伯爵邸」として、2016年4月28日(木)にリニューアルオープンする。9年連続ミシュラン1ツ星を獲得するモダンスパニッシュ・レストラン「小笠原伯爵邸」。そこに併設されるオープンするスペイン缶詰バルは、洗練された空間はそのままに、スペインワインやシェリーを気軽に楽める場として提案される。メインとなる缶詰は、世界でもトップクラスといわれるスペイン産。魚介やタパスなどが最高の状態で閉じ込めた約20種が揃う。日本初上陸ブランド「ラ・ブルフラ(LA BRÚJULA)」からは、肉質に弾力があり、噛むほどに旨みが広がるヴェントレスカ(ツナトロ)、100年以上続く老舗ブランド「パコ・ラフエンテ(PACO LAFUENTE)」からは、酢の酸味が絶妙なオイルサーディンマリネなどがラインナップ。なお、それらに合わせたシェフ特製のソースや、調味オイルも店頭に並べる。さらに、天日干しいちじくや枝つき干しぶどうなど、スペインの自然の恵みが味わえるものを厳選。限定商品として、小笠原伯爵邸ガーデンにあるシンボルツリー、樹齢500年のオリーブの樹になった実を漬け込んだ「樹齢500年のオリーブの実」もバルメニューとして提供する。そして、缶詰のお供として一緒に提案されるのが、ソムリエの選ぶワイン。そのほか、シェリーやビールをはじめ、スペインではおなじみのベルモットやカクテルを用意する。その場で食べることももちろん、土産品として購入することも可能。自宅でも、スペイン本場の味を堪能することができそうだ。【店舗詳細】小笠原伯爵邸缶詰バル住所:東京都新宿区河田町10-10オープン日:2016年4月28日(木)営業時間:11:30〜20:00(L.O.19:30)定休日:年中無休TEL:03-3359-5830
2016年05月01日長年、兄弟ユニットとして活躍してきたキリンジから離れた弟の堀込泰行さんが、ついに待望のソロ・デビュー。ファーストアルバムは、全曲洋楽のカバーという、サプライズ感のあるスタートになりました。タイトルは、『“Choice”by 堀込泰行』。「昨年の暮れ、キーボードの伊藤隆博さんと2人だけのツアーをしたのですが、そのとき洋楽のヒット曲のカバーを演奏するステージが面白いかな、と思い、このアルバムに入れた曲も全部やったんです」堀込さんも「初めての経験だった」という小編成のライブツアー「IN A SIMPLE WAY」。楽器はオルガンなどの鍵盤とギターのみ。ビートはリズムボックスを鳴らした。そして今作は、ライブで使用したアンプやギターなど、機材も同じものを使って、スタジオでレコーディングした曲もあるそう。「たまたま好きで聴いていた南米のCDが、エレクトーンとリズムボックスと歌だけという成り立ちで、そのチープな感じが面白かったんですよ。これはいいなぁ、と思い、その雰囲気を僕のツアーにも取り入れてパフォーマンスを行い、このCDができ上がりました。ただ、ライブと同じ手法で録った曲もありますが、CDで聴くことを考えて、アレンジなど手を加えたものもあります」最低限のシンプルなトラックに、堀込さんの甘く深みのあるボーカルが乗り、往年のヒット曲の数々が、面白いようにイメージチェンジ。べースと歌だけのThe Doorsの『Light My Fire』や、明るいリゾートソングがしっとりと響いてくるバリー・マニロウの『Copacabana』。原曲が有名なヒット曲ばかりなので、一曲一曲の“変身”ぶりも聴きもの。「僕の中ではすごくメジャーでスタンダードな曲ばかり。有名だからこそイジり甲斐があるというのかな、クスッと笑ってもらえることを狙って、様々な遊び心を入れながら、有名な曲を、どこまでオリジナルから離せられるか、という部分に重きを置いてアレンジしました。それと、10曲の曲順には、かなりこだわっています。最後の曲を聴き終わったとき、また最初から聴きたくなるようにヒネリました。BGMとして何度もリピートして、例えば家事をしながらとか楽しく聴いてほしいな」◇ほりごめ・やすゆき'97年に兄・堀込高樹と共にキリンジとしてデビュー。'13年に脱退し、ソロに転身。CM音楽や他のアーティストへの楽曲提供も行う。◇『“Choice”by 堀込泰行』¥2,500 ライブハウス『ビルボード』レーベルの洋楽カバーシリーズ最新作。どの世代も楽しめるエバーグリーンなヒット曲を、堀込流のアレンジで聴かせる。(Billboard Records)※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年04月29日‘96年に上梓され、その翌年にドラマ化された林真理子さんのベストセラー小説『不機嫌な果実』が、約20年ぶりに再び連続ドラマとなって復活。市原隼人さんは、栗山千明さん扮する主人公の麻也子と禁断の恋に落ちる音楽評論家・工藤通彦役。今までの硬派なイメージとは異なり、麻也子を人妻と知りながらも一途に愛し抜く、ピュアで情熱的な男を大人の色気たっぷりに演じる。「これまでどちらかというと男くさい役が多かったので、最初にオファーをいただいたときは自分でも意外でした。今29歳なのですが、30歳までにはもっと役者としての幅を広げたいと思っていたところだったので、いいタイミングで願っていたような役に出合えたことを、とてもありがたく思っています」(市原さん、以下同)本格的な大人の恋愛ドラマに出演するのは今作が初。意気込みは十分ながらも、原作小説を読んだときはかなりの衝撃を受けたそう。「女心って未知数だなと。“私はいつも損をしている”とか、男からしたら考えられないような印象的なセリフや生々しい描写がいっぱいあって、読んでいるうちに自分でも顔が赤くなるほど恥ずかしくなりました(笑)。でも、子供の頃、そっちに行ったら危ないよって言われれば言われるほど行きたくなって、そこがいつのまにか心安らぐ秘密基地みたいになっていったってこと、あるじゃないですか。それと似たようなことが大人の恋愛でも起こり得るんだなぁと、いろいろ勉強になった部分もありましたね」誰かを好きになったら、わき目を振らずに突っ走る通彦。ズバリ、市原さんとの共通点は?「僕も誰かを好きになったら好きって正直に伝えるタイプです。ただ、感情で動く通彦と違って理性が働くので、旦那さんがいる人のところには行きません。それは絶対ダメでしょう(笑)。それに、通彦ほど積極的なタイプでもないと思います。学生のときも、好きな子がいたら休み時間に無駄に廊下をぶらぶらして、偶然のすれ違いをさりげなく演出するようなヤツだったので(笑)」ドラマは不倫がテーマなだけあり、金曜の深夜にふさわしい濃厚なラブシーンも見どころのひとつ。慣れない撮影は、「インタビューで聞かれるのも恥ずかしい」と照れ笑いするほど、戸惑いの連続なのだそう。「もう、最初のポスター撮影のときから緊張していました。上脱いでって言われて、どうしよう…みたいな(笑)。まだベッドシーンの撮影はしていないんですが、それがいつになるのか台本を貰うたびにドキドキしています。2歳から水泳とか、器械体操とか、いろんな運動をやっていたので、もともと体は鍛えているほうなのですが、脱ぐシーンが近づいたらやっぱりジムに行っちゃうかもしれません(笑)。何年も役者をやっていますが、こういう緊張感は本当に初めてです。でも、やるからには、ストーリーとはまた別に、そういう演出も楽しんで見てもらえたらいいなと思っています」◇いちはら・はやと1987年2月6 日生まれ、神奈川県出身。出演映画『星が丘ワンダーランド』が絶賛公開中。公式ブログ「L・S・L HI LIFE」はameblo.jp/koinotakinobori-baka/◇夫・航一(稲垣吾郎)から女として見てもらえず、不満を募らせる麻也子が、通彦と禁断の愛に溺れていく様を描く。金曜ナイトドラマ『不機嫌な果実』(テレビ朝日系毎週金曜23:15~)。4月29日より放送スタート。※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・杉本学子ヘア&メイク・KUBOKIインタビュー、文・菅野綾子
2016年04月28日華麗なドラムプレイとともに、熱いボーカルを聴かせるドラムボーカルとして活躍中のシシド・カフカさん。久々にリリースするフルアルバム『トリドリ』は、日本有数のプロデューサー陣と組んだセッションアルバム。その相手は亀田誠治、蔦谷好位置、織田哲郎など音楽シーンを代表するヒットメーカーばかりだ。「プロデュースしてほしいと思った方々に当たって砕けろ!の精神でお願いし、引き受けていただきました。初めてご一緒する方も多かったのですが、皆さんそれぞれ“こんなシシド・カフカを見てみたい”というイメージがあったようで、私も曲作りの段階からディスカッションし、共に作品を作り上げていきました」収録曲にはキュートな女心を思わせるポップソングや、歌謡曲テイストのセクシーな歌など、今までの彼女の作品にはなかったような歌も。「何曲か歌詞も自分で書いているんですが、今までなら“シシド・カフカは、こうは歌わない”と頑なにせき止めていた部分がありました。だけど、今回はメロディに呼ばれるまま、よし、音に乗っかろう!という気持ちで書いています」例えば、今までは日本語と英語が混在する歌詞は、絶対に書かなかったものの、今回は「メロディの良さを失わせるより、みんなも私自身も楽しめる言葉を自由に書く」と、いい意味で“脱力”していったとか。「今まではドラムのレコーディングも、まだ録るの!?と言われるほど、納得いくまで何十テイクも録ってきました。でも今回は、ビート感という芯が一本通っていて、みんながOKと言ってくれれば完了。頑なにならず、その音が生まれた場を楽しめればいいじゃないと、そんなふうに、心が柔らかくなりましたね」個性的なプロデューサーの他、歌詞の作家陣として甲本ヒロト、大森靖子、VERBALなど幅広いジャンルのアーティストが参加。それぞれのシシド・カフカ像が楽しめる。「13曲全部が完成したとき、いいアルバムができた、と素直に思えたのが嬉しかったですね。自分に自信が持てる作品になりましたし、アーティストとしての柔軟さを見せることもできた。あまりにもいいアルバムを作っちゃったので、次はどうしようと心配なほどです(笑)」シシドさんの新しい魅力をさらけ出す新作『トリドリ』。全国ツアーでは、全曲をパフォーマンスする予定とか。まるでアスリートのように全身全霊でドラムを叩き、歌う、彼女のカッコいい姿が今から楽しみだ。◇シシド・カフカメキシコ出身。2012年にデビュー。5月からは、2年7か月ぶりの今作を引っ提げての、全国9都市のライブハウスツアーが決定。◇2nd フルアルバム『トリドリ』【初回限定生産盤CD+Blu-ray】¥5,800「朝までsugar me」など3曲のMVと、Zepp TokyoでのライブをBlu-rayにフル収録。【CD+DVD】¥3,800【通常盤CD】¥3,000(avextrax)※『anan』2016年4月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア・mayumiメイク・SAKURA文・北條尚子衣装協力・Y‘s
2016年04月22日創刊号に建築デザイナー・黒川紀章さんから、「『anan』こそ肌と目に刺激を与える雑誌になってほしい」というメッセージをいただきました。その理念に則り、数えきれないほどたくさんの男たちが、刺激的な表紙を飾り、話題とともにときめきを振りまいてきました。本稿では、これまでananが追いかけてきた今をときめく“男”である松坂桃李さんのスペシャルインタビューをお届けいたします。***松坂:anan2000号おめでとうございます。ananといえば…僕の中で強く印象に残っているのはやっぱりコレでしょう(と松坂さんが表紙の「愛とSEX」を手に取る)。もう完全にコレです。――コレを受けてくださった理由は?松坂:いままで雑誌で経験したことのない、自分にとっての挑戦といいますか…。お話をいただいて即、“はい、やります”って感じでした。強烈でした。いい経験をさせてもらったと思っています。――当時、大河ドラマ『軍師官兵衛』で共演中だった岡田准一さんに、事前にお話しされたそうで。松坂:父上(岡田さん)も以前ananで披露されていましたからね。父上は“現場で指示された通りにやった”とおっしゃっていて、“そっかー”と思いながら僕も撮影にのぞんだんですよ。当日、現場にはバスローブと前張りしかなくて…。――衣装がなくて(笑)。松坂:ちょうどその頃、『エイプリルフールズ』という映画でも前張りを着けて撮影していたので、“あ、またか”と。“最近、続くなあ(前張り)”と思いながら、覚えたてのノウハウを駆使しました。――撮影中はどのようなお気持ちで?松坂:カメラマンさんから“ご自由にどうぞ”と言われて、え?ご自由に?父上から聞いてた感じと違うぞ、と思いましたよね(笑)。相手役の外国人の方とは言葉も通じないし、もう呼吸を合わせていくしかない。まさにボディランゲージです。――おかげさまで“色っぽい”と大反響でした。松坂:ananって、表紙に堂々と「SEX」という言葉を載せても許されている雑誌ですから。すごいですよね。で、次は誰がからむんですか?決まってるんですか?誰がいっかなー?(嬉しそう)――次の方へのアドバイスをお願いします。松坂:流れのままにやるしかないぞ。――松坂さん再びという可能性は?松坂:いや、次は何かの企画ものでお願いします。父上の連載にも呼んでください。これからも呼んでいただけるよう、僕もがんばっていきますので。◇まつざか・とおり俳優。1988年10月17日生まれ。A型。宮藤官九郎さんが脚本を手がける4月17日スタートの新日曜ドラマ『ゆとりですがなにか』(NTV)に出演。出演映画『秘密 THE TOP SECRET』が8月6日公開。◇ジャケット¥25,925スラックス¥12,963Tシャツ¥8,796(以上コス/コス 青山店TEL03・5413・7121)◇心理テストを試した松坂さんの天職は「研究員」という結果に。「落ち着くかも~」とご本人談。「追い込まれたほうが結果を出せるタイプ」との自己分析も。No.1877(2013年10月23日号)◇2014年の「愛とSEX」特集では、「自然な流れの中で生まれる波を大切にしたかった」とコメント。「女性のストイックな内面に色気を感じる」とも。No.1917(2014年8月13・20日号)※『anan』2016年4月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・Emiy文・今村 望
2016年04月16日刺激的な表紙が特徴的なanan。数えきれないほどたくさんの男たちを追いかけてきたananが、今回スペシャルインタビューをおこなったのは斎藤工さんです。これまでの撮影について語っていただきました。***――2月の「エロティックでいこう!!」特集ではありがとうございました。反響はいかがでしたか。斎藤:周りの反響は大きかったですね。写真のテーマが“ホテルで密会”だったのもあって、知り合いの何人かは本気で勘違いをして、「あの写真、本当なの?」と聞かれたこともありましたし(笑)。――それは、編集部的には狙い通りのリアクションです(笑)。ところで、はじめてananの表紙を飾ったときのことは覚えていますか?2012年の「男のホンネ」特集で、セクシーな裸体を披露していただいたのですが…。斎藤:覚えています。撮影前夜に、城田優くんと上戸彩さんと韓国料理を食べに行っていたんです。その席で、優が以前ananで同じような企画の撮影をしていたので話を聞いたら、「工くん、パフェ食べてる場合じゃないよ」って。「俺はちゃんと撮影前にトレーナーをつけてパンプアップした」って言うんです。とりあえずパフェ食べるのをやめて先に帰って、地道に筋トレしました。――斎藤さんには毎回、何かとハードルの高い企画をお願いしている気がします。斎藤:僕も誌面に参加する限りは、何か特別なものを持ちこめるようにしたいと常日頃から思っています。それが結果的に世間の方や、監督やプロデューサーに認知されるきっかけになることも多くて。――そうなんですか?斎藤:ドラマ『昼顔』の出演が決まったとき、監督の西谷さんが資料として僕が過去に出演したananを一式持ってきてくださったんです。誌面の中の自分を一つの基準に、北野裕一郎という役のイメージを徐々に作り上げていく作業が印象的でした。――そして作品での斎藤さんのイメージをananが受け取って、また新しい企画が生まれたり。斎藤:流れが出来あがっている感じはありますね。だから、僕としてはただならぬ関係性だと勝手に思っています。どんなとんでもない企画でも(笑)、女性が「いま見たい」と思う好奇心に乗っかってこれからも参加していけたら嬉しいですね。◇さいとう・たくみ俳優。1981年8月22日生まれ。A型。直木賞作家・小池真理子氏の半自叙伝的小説を映画化した『無伴奏』が公開中。人気漫画を実写化した映画『高台家の人々』と『団地』は共に6月4日に公開を控えている。◇ジャケット¥40,000(RIVORA/STUDIO FABWORK TEL03・6438・9575)Tシャツ¥12,500(Bernabeu/STUDIO FABWORK)◇一糸まとわぬ姿で挑んだ、女性モデルとの濃厚な絡みが話題に。「見た目があまり変わらない。むしろ、この頃のほうが大人に見える」と斎藤さんはいたって冷静。No.1833(2012年11月28日号)◇AKB48小嶋陽菜さんとの“スクープ”で話題独占!「事前に打ち合わせをするでもなく、まるでドキュメンタリーを撮っているような気分でした」と斎藤さん。あまりにもリアルな写真に騙される人続出!?No.1990(2016年2月10日号)※『anan』2016年4月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・井元文子(クリエイティブ・ギルド)ヘア&メイク・KAZUOMI(メーキャップルーム)文・瀬尾麻美
2016年04月16日