熊本市現代美術館では、展覧会「不思議の森に棲む服ひびのこづえ×KUMAMOTO展」を、2022年7月2日(土)から9月19日(月・祝)まで開催する。ひびのこづえによる不思議な衣装の世界NHK Eテレ「にほんごであそぼ」のセット衣装をはじめ、広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなどで幅広く活躍するコスチューム・アーティスト、ひびのこづえ。近年は、コスチューム制作者としてひびの自らが働きかけ、ダンサーや作曲家とともにダンス・パフォーマンスを行なっている。ひびののコスチュームや衣装は、地球上に存在するあらゆる生き物、現象、そして人工物を着想源としており、その作品の多くは、人がそれを身にまとって動くことで、一瞬ごとにその表情を変えてゆく。ひびの自身、「あり得ないことがあり得て、かたちを持たないものにかたちを与える」ことの面白さから、30年以上にわたって衣装の仕事を手がけてきたと語っている。展覧会「不思議の森に棲む服ひびのこづえ×KUMAMOTO展」では、深い森の中でさまざまな生き物がざわめくような不思議な世界を、会場全体で表現。最先端のARによる動画や映像、試着体験なども通じて、動いては形を変えてゆくひびのならではの作品の魅力を紹介する。また、会期中には、ひびの主宰のダンス・パフォーマンスも開催。何重にも重ねられた衣装を1枚ずつ脱ぐことで、その度ごとに別の生き物に返信してゆく《ROOT:根》と、マンモスの生きた時代から現代までの長い歴史を、ダイナミックかつ繊細なダンスで表現する《MAMMOTH》を披露する。ダンサーの身体表現、ひびのの衣装の動き、そして舞台を盛り上げる音楽を楽しみたい。展覧会概要展覧会「不思議の森に棲む服ひびのこづえ×KUMAMOTO展」会期:2022年7月2日(土)〜9月19日(月・祝)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーI・II住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3開館時間:10:00〜20:00(展覧会入場は19:30まで)休館日:火曜日観覧料:一般 1,300円(1,100円)、シニア 1,000円(800円)、学生(高校生以上) 800円(600円)、中学生以下 無料※( )内は、前売や20名以上の団体などの料金※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などのを提示者と付添者1名は無料■ダンス・パフォーマンス・ナイトタイム・ダンス・パフォーマンス その1《ROOT:根》(ひびのこづえ×アオイヤマダ×小野龍一)日時:7月2日(土) 20:00〜20:30場所:展覧会場内※定員150名、要事前申込(抽選制、 6月1日(水)から6月17日(金)まで受付)※要展覧会チケット(未使用、ないし当日入場の半券)・ナイトタイム・ダンス・パフォーマンス その2《MAMMOTH》(ひびのこづえ×藤村港平×川瀬浩介)日時:8月26日(土)・27日(日) 20:00〜20:30場所:展覧会場内※定員150名、要事前申込(抽選制、 7月25日(月)から8月14日(日)まで受付)※要展覧会チケット(未使用、ないし当日入場の半券)【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2022年05月30日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、メゾンの160余年におよぶ歴史を巡る展覧会「SEE LV」展を、2022年7月8日(金)から8月21日(日)まで東京ミッドタウン 芝生広場にて開催する。アーカイヴから最新コレクションまで紹介、没入型のデジタル体験も「SEE LV」展は、ルイ・ヴィトンのヘリテージ・コレクションから選りすぐりのアーカイヴと最新のクリエーションを組み合わせて紹介するエキシビション。没入型のデジタル体験を通して、ルイ・ヴィトンの世界観を体感することができる。20世紀初頭のトランクやアーティストとのコラボレーション「SEE LV」展は5つの世界で構成され、会場には今までのコレクションで披露されたルックの数々や20世紀初頭のトランク、メゾンとアーティストたちによるコラボレーション、アイコニックなレザーグッズなどが集結。「旅の真髄(こころ)」という精神を継承しつつ、多彩な交通手段の変遷と共に何世紀にもわたって独自のエレガントなアイテムを展開してきた、ルイ・ヴィトンの軌跡を辿ることができる。ルイ・ヴィトンの厳選アイテムを販売する期間限定ショップまた、会期中は東京ミッドタウン ガレリアB1にて特別なギフトショップを期間限定オープン。厳選されたルイ・ヴィトン製品が店頭に並ぶ。尚、「SEE LV」展は世界の都市を巡る巡回展。2020年に中国・武漢を皮切りにスタートし、2021年に杭州、2022年にドバイでの開催を経て、4番目の寄港地として東京会場での開催を迎える。【詳細】ルイ・ヴィトン「SEE LV」展開催期間:2022年7月8日(金)~8月21日(日)会場:東京ミッドタウン 芝生広場住所:東京都港区赤坂9-7-1営業時間:11:00~20:00 最終入場19:30※期間中は厳選されたルイ・ヴィトン製品を取扱う特別なギフトショップを東京ミッドタウン ガレリアB1にオープン。※入場無料※要事前予約(LINE予約サイト6月下旬オープン予定)※会場内では音声ナビゲートによるオーディオ・ガイドと共に展示を観覧可能。【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2022年05月20日阪神梅田本店(大阪市)では、イラスト熱が沸騰中の台湾で人気急上昇中の実力ある台湾のイラストレーター「天之火」、「KRENZ」のイラスト絵画の展覧会を6月8日から開催いたします。天之火 鏡山鏡海(沢山の鏡)展覧会情報: 台湾のイラスト界は、イラストレーターの画力と先進性、そしてファン層の広がりから非常に活発な状況といわれます。作家とファンをつなぐマーケットも頻繁に開催され、熱気あふれるデジタル先進社会の姿がそこにみることができます。そんな中で、実力と人気を兼ね備えた台湾イラストレーターの展示販売会が、相次いで阪神梅田本店のハローカルチャーで開催されます。【日本初個展 天之火さん「台湾OFFICE LADY」シリーズ作品が一堂に!!】~天之火「On-Off-On」6月8日(水)→28日(火)(19日(日)から一部展示替え、最終日は午後5時まで)~「台湾OFFICE LADY」をテーマに描かれているイラストレーター天之火さんの日本初個展となります。今展は、その人気の台湾OLシリーズのあどけなさの残る働く女性の一瞬のしぐさをとらえた愛らしいイラスト作品で構成されます。展覧会タイトルは「On-Off-On」となり、これは、仕事モードでキメて凛々しくテキパキと働く「ON」状態と仕事モードから離れ素の状態の「OFF」。そして、その中間の混在したなり切れなさが残る「素の私と仕事モード」を表現したフレーズからとられました。毎日の仕事と生活の中で訪れるモードのスイッチの切り替え。そのシチュエーションで働く女性の表情を繊細に描きつつ台湾の日常風景を背景で包み込んだところが見どころとなります。【台湾の巨匠イラストレーター KRENZ先生登場!!デジタル印象派の未来を体感!!】~KRENZ「IMPRESSION(印象)」 7月6日(水)→7月19日(火)(最終日は午後5時まで)~KRENZ先生は、台湾で美術教育組織を設立し多くのイラストレーターを育て指導してきました。その画力だけでなく知名度も高く人格者で巨匠と呼ばれるにふさわしい作家です。今回の個展タイトルは「IMPRESSION(印象)」となり、これは19世紀の印象派の美術用語に由来する言葉からです。特に、「影にも色彩がある」と発見し表現した印象派の画家たちの色相技法を21世紀のデジタル技術を用いてさらに先進的、精密的に表現したのがKRENZ先生の仕事と考えられるからです。それまでの絵画が筆を用いて影は黒という固定観念で描かれていたものが、印象派の画家達が補色を用いることによって光の当たる部分と影の部分を美しい色彩関係に変換しました。KRENZ先生は、デジタル技術を用いて筆では表現しえなかった、さらに美しい補色、色彩関係を高精度に丁寧に構成し、「色彩の共鳴現象」を生み出しています。この彼独自の色彩の共鳴現象によって、彼の眼に映る風景、人物、静物すべてが美しい色彩世界へと変換されます。この綺麗なメロディーのハーモニーを聴くようなイラストをご鑑賞いただければと思います。【デジタル原画を尊重し忠実な再現に挑戦!!】今回の阪神梅田本店での展覧会では、イラスト作家が丹精込めて作り上げたデジタルデータ原画をいかに忠実に再現できるかということに苦心しました。そのため作家をはじめ京都の美術印刷会社や職人、京都の美術商、百貨店担当者、大学教員が協力しあい試行錯誤を繰り返しました。それはモニター上の作画によって描かれたデジタル原画を印刷出力するときに生ずる様々な問題を解決することでした。一つは、解像度の問題です。印刷に適した解像度は1インチあたり300dpiから350dpiとされます。それより解像度が低いとドットが目立ちガタついた粗い画面となり滑らかな描線が失われてしまいます。通常、パソコンやスマホ画面表示であれば72dpiがWEB解像度やスクリーン解像度とされモニター上では問題なく美しく見ることができますが、それを印刷すると不適合となり文字などが判読できないことさえあります。ここで一番問題なのが、解像度を高くするとデータ容量が非常に大きくなり作画環境に大きな負担がかかることです。つまりイラストレーターにとってモニターのみで作家活動をするのか、印刷媒体を想定して作画するかによってコンピューター性能や作業手順、作業時間が大きく変わるということであります。今展では300dpi以上の原画データを使用しての展覧会とすることにしました。つぎにサイズの問題です。日本画や洋画であれば号数という規格サイズがあり、パネルや額縁に既製品があり、オリジナルサイズで描くということがあまりありません。しかしイラスト界には確立されたサイズ寸法はなくイラストレーターが自由サイズで作画しています。この自由サイズの原画をAサイズ、Bサイズや日本画や洋画などの既成品に落とし込もうとすると原画を損ねてかけ離れたトリミングや縮小拡大が行われます。しかし、今展では、作家の創作活動を尊重し、原画データサイズに基づいた別注のキャンバスパネルをミリ単位で製作し忠実再現することにしました。そのために職人さんに手仕事で一点一点手作りしていただきました。さらにそのキャンバスサイズに合わせたオリジナルハンドメイドフレームもミリ単位で製作し、画題に応じた着彩も施した額縁でご覧いただく予定です。そして色彩の問題です。作家はモニター上で作画していますので、そのモニターと同等の色彩表現をいかに印刷出力表現でも可能かということになります。しかし、一般的にモニターは光の三原色であるRGBデータであり印刷出力はインクの色であるCMYKとなります。この変換技術が印刷会社の腕のみせどころで今回、京都の寺院の国宝や重文級の美術品をスキャニングから後世へ伝えるための複製品製作を多数手がけ実績のある京都の老舗美術印刷会社にお願いしました。色校正を経て打ち合わせを重ね特別色を加えた独自のジークレー印刷によって今展では、デジタル原画を最高のキャンバスアートに再現することができました。【価値を高めるホログラム付き作品証明書を添付】さらに今展では、美術業界でもめずらしい偽造防止技術のホログラムを施した作家の直筆サイン入り作品証明書を全作品に添付することにいたしました。これは印刷技術が日進月歩で発達し今回のような素晴らしい作品が再現できると同時に、よくない方に使うこともできてしまうからです。これからのイラスト界の発展のために作家とコレクターが共にWIN-WINとなれるように、プライマリーマーケットからセカンダリーマーケットを見据えたときに信頼できる証明書はなくてはならないものといえます。このように6月から阪神梅田本店ではハイクオリティーなデジタルイラスト展覧会が続きます。さらに6月30日まで作品募集しているデジタルイラストコンテスト「第1回 イラスト甲子園2022」の展示発表も8月17日から23日(最終日は午後5時まで)まで開催されます。この時、「VOFAN」「空缶王」の作品も併催されます。ぜひ素敵な感性あふれるイラスト絵画に触れてみてください。■開催概要作家 :天之火タイトル:「On-Off-On」開催期間:6月8日(水)→28日(火)(19日(日)から一部展示替え、最終日は午後5時まで)作家 :KRENZタイトル:「IMPRESSION(印象)」開催期間:7月6日(水)→7月19日(火)(最終日は午後5時まで)開催場所:阪神梅田本店 8階 ハローカルチャーILLUST GALLERY TOLALAILLUST GALLERY TOLALA 公式サイト : ILLUST GALLERY TOLALA 公式Twitter: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月20日展覧会「tupera tuperaのかおてん.」が、福岡市美術館にて2022年7月1日(金)から8月21日(日)まで開催される。“かお”がテーマの展覧会が福岡にtupera tupera(ツペラ ツペラ)は、絵本、雑貨、アニメーションや舞台美術など様々な分野で活躍する、亀山達矢と中川敦子によるクリエイティヴ・ユニット。紙を切って様々な色と形で彩る「貼り絵」や「コラージュ」を駆使した、思わずクスッと笑ってしまうような仕掛けにあふれた作品を次々に発表している。福岡で開催される展覧会のテーマは、“顔”。本展では、『かおノート』や『こわめっこしましょ』など「顔」をテーマにした絵本の原画をはじめ、映像作品「かおつくリズム」、2メートルの巨大な顔がずらりと並ぶ「かお10」などユーモア溢れる作品を数多く展示する。また、さまざまな仕掛けを発見して楽しむインスタレーション「かおカオス」や、来た人が自分のカラダを使って顔を完成させる「床田愉男(ゆかだゆかお)」など、体験・参加型の作品も。子どもも大人も、見て、感じて、体験して、“顔だらけ”の世界を楽しむことができる。前売り券にはキュートな「かおシール」付きなお、前売り券には「かおシール」の特典も。キュートな全8種のデザインの中から、1枚がランダムで付属する。【詳細】「tupera tuperaのかおてん.」会期:2022年7月1日(金)~8月21日(日)会場:福岡市美術館住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6開館時間:9:30~17:30(毎週金・土曜日は20:00まで開館)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※7月18日(月・祝)は開館。翌7月19日(火)は休館。観覧料:一般 1,600円(1,600円)、高大生 1,100円(1,100円)、小中生 700円(700円)※()内は前売金額。前売り券発売期間:5月16日(月)~6月30日(木)※前売り券には特典として「かおシール」が付属。※夜間割引:毎週金・土曜日の17:30以降に入場の場合は、一般のみ500円引き。他の割引と併用不可。チケット販売場所:福岡市美術館、ARTNEチケットオンライン、ローソンチケット(Lコード83843)、チケットぴあ(Pコード686-101)ほか。【問い合わせ先】・福岡市美術館(展覧会に関して)TEL:092-714-6051・西日本新聞イベントサービス(チケットに関して)TEL:092-711-5491(平日 9:30~17:30)
2022年05月19日チームラボの展覧会「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」が、島根県立美術館にて、2022年7月1日(土)から8月28日(日)まで開催されます。「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」が島根でデジタル技術を駆使した"デジタルアート"の先がけとして知られるアート集団、チームラボ。世界中で1,000万人以上を動員している本展は、「他者と共に世界を自由に創造する」ことをコンセプトとした、子どもから大人まで楽しめる展覧会です。会場では、色とりどりの花びらが動物の形を作り上げる《花と共に生きる動物たちII》や、ボールを転がすと、色や音が変化する《光のボールでオーケストラ》、すべり台を滑ることによってフルーツを育てる《すべって育てる!フルーツ畑》などを展開。自分自身もアートの一部になったような感覚を味わうことができます。また、紙に描いた海の生き物が泳ぎ出す《世界とつながったお絵かき水族館》や、みんなが描いた様々な生き物が、高低差のある斜面を走り回る《グラフィティネイチャー - 山と谷、レッドリスト》など、自分の作品を参加させることができる展示も登場します。また、《世界とつながったお絵かき水族館》や《グラフィティネイチャー - 山と谷、 レッドリスト》で描いた絵を、オリジナルの缶バッジにして持ち帰ることができる「お絵かきファクトリー」も開催。展覧会の思い出やお土産にもおすすめです。【詳細】「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」開催期間:2022年7月1日(土)~8月28日(日)場所:島根県立美術館住所:島根県松江市袖師町1-5開館時間:10:00〜日没後30分※展示室への入場は日没時刻まで休館日:2022年7月5日(火)、7月12日(火)、7月19日(火)観覧料:<日時指定優先制>■前売券(コレクション展とのセット販売のみ)・企画展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」+コレクション展セット一般 1,650円、大学生 1,400円、小中高生 800円(内訳/企画展 一般 1,500円、大学生 1,300円、小中高生 800円/コレクション展 一般 150円、大学生 100円、小中高生無料)■当日券(現金払いのみ)・企画展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」一般 1,700円、大学生 1,500円、小中高生 900円・企画展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」+コレクション展セット一般 1,850円、大学生 1,600円、小中高生 900円※パスポート会員の方に限り日時指定は不要。※未就学児無料。
2022年05月18日戦後、アメリカの統治下にあった沖縄は1972年5月15日、日本に復帰し、今年で50年という節目の年を迎えた。これを記念した琉球の歴史と文化を紐解く展覧会、『特別展「琉球」』が、6月26日(日)まで東京国立博物館で開催、その後、九州国立博物館へ7月16日(土)〜9月4日(日)の期間で巡回する。かつて琉球王国として、独自の文化と歴史を有していた沖縄は、現代まで続く様々な困難のなか、その文化、歴史を未来につなぐ努力をたゆまず続けている。同展は、沖縄の考古遺物や民族作品から、王国時代の歴史資料や工芸作品そして、国王尚家に伝わる宝物まで、さまざまな沖縄の文化財を紹介する、琉球をテーマにしたものとしては過去最大級の規模をほこる展覧会だ。展覧会は5章構成。第1章「万国津梁アジアの架け橋」では、アジア各地の貿易の中継地点として反映した琉球王国の姿を追う。「万国津梁の鐘」として知られる重要文化財《銅鐘 旧首里城正殿鐘》は、かつて首里城の正殿にかけられていたと考えられている。鐘に刻まれた琉球王国が世界の架け橋になろうとする気概が「万国津梁」(“万国の架け橋”の意)の文字が入った銘文に込められている。重要文化財《銅鐘旧首里城正殿鐘(万国津梁の鐘)》藤原国善作 第一尚氏時代 天順2年(1458)沖縄県立博物館・美術館そして、当時の那覇港の様子や、首里城などから出土したものから、琉球王国が日本や朝鮮半島、中国大陸、東南アジアと盛んに交易し、繁栄していたことが伺える。左:《琉球進貢船図屏風》第二尚氏時代 19世紀 京都大学総合博物館※展示期間:5/3~5/29右:阿嘉宗教筆《首里那覇鳥瞰図屏風》明治時代 19世紀 沖縄・那覇市歴史博物館※展示期間:5/3~6/5左:《三彩鴨形水注》中国 明時代 16世紀 右:《三彩鶴形水注》中国 明時代 16世紀琉球王国は1470年から約400年間、尚氏が統治し、繁栄していた。第2章「王権の誇り外交と文化」は王家の宝物や、諸外国から送られた工芸品などが展示される、同展のクライマックス。刀剣や染織品、簪(かんざし)などの至宝の美しさを堪能しよう。《聞得大君御殿雲龍黄金簪》第二尚氏時代 15~16世紀 沖縄県立博物館・美術館手前 《朱漆竹虎連珠沈金螺鈿座屏》第二尚氏時代 17〜18世紀 沖縄・浦添市美術館蔵※展示期間:5/3~5/29奥左:国宝《紺地龍丸文様緞子唐衣裳》 第二尚氏時代 18〜19世紀※展示期間終了奥中:国宝《赤地龍瑞雲嶮山文様繻珍唐衣裳》 第二尚氏時代 18〜19世紀※展示期間終了 奥右:国宝《赤地繻子裙》、《白地繻子衣裳(桐衣・袴)》第二尚氏時代 18〜19世紀※展示期間終了手前:国宝《玉冠(たまんちゃーぶい)[付簪(つけたりかんざし)]》 第二尚氏時代 18〜19世紀 いずれも沖縄・那覇市歴史博物館※展示期間終了左:国宝《黒漆脇差(号 治金丸)》(刀身 室町時代 16世紀、拵 江戸時代 17世紀)※展示期間:5/3~5/29右:国宝《青貝螺鈿鞘腰刀拵(号 北谷菜切)》(刀身 室町時代 15世紀、拵 江戸時代 16〜17世紀)※展示期間:5/3~5/29 ともに沖縄・那覇市歴史博物館蔵左:国宝《白地牡丹尾長鳥燕鶴菖蒲文様紅型平絹衣裳》第二尚氏時代 18~19世紀※展示期間終了右:国宝《黄色地鳳凰牡丹文様紅型縮緬袷衣裳〔琉球国王尚家関係資料〕》第二尚氏時代~明治時代 19世紀 ※展示期間終了ともに沖縄・那覇市歴史博物館蔵左:国宝《黒漆貝尽螺鈿漆絵料紙箱》明治時代 19世紀 ※展示期間:5/3~5/29右:国宝《黒漆貝尽螺鈿漆絵硯箱》明治時代 19世紀※展示期間:5/3~5/29 ともに沖縄・那覇市歴史博物館蔵続く、第3章、第4章では繁栄を誇っていた琉球王朝の周辺の暮らしや、その前の歴史について考察を深める。第3章「琉球列島の先史文化」では、琉球王国の繁栄前の歴史を紐解く。土器や石器が作られたほか、海に囲まれた琉球列島では、貝やサメの歯などで作られた装身具が作られており、独特の文化がこの頃より育まれていたことが伺える。展示風景より続く第4章「しまの人びとと祈り」では、祭祀を女性が司るという沖縄独特の風習と、それらにまつわる文化をたどる。中央:《玉ハベル》 江戸時代または第二尚氏時代、18〜19世紀、左右:《玉ダスキ》江戸時代または第二尚氏時代 18〜19世紀いずれも東京国立博物館重要文化財《斎場御嶽出土品》第二尚氏時代 17〜18世紀後半 沖縄・南城市教育委員会そして、最終章の第5章「未来へ」では、これまでの困難を乗り越え、その歴史を未来につなげていく沖縄の道のりと今後について、首里城の復活を中心に紹介していく。上原俊展、高田明 《模造復元美御前御揃(ぬーめーうすりー)(御玉貫(うたまぬち))》平成30年度(2018) 沖縄県立博物館・美術館蔵※展示期間:5/3~5/29《大龍柱(旧首里城正殿前)》第二尚氏時代 康熙50年(1711) 沖縄県立博物館・美術館蔵古琉球時代よりアジア各国と交易し、反映していた琉球そして沖縄。同展はこれまでの歴史と文化を俯瞰し、未来の沖縄についても考えを巡らせることができる。これまでにない大規模な琉球展、ぜひ足を運んでおこう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『沖縄復帰50年記念特別展「琉球」』5月3日(火・祝)~6月26日(日)、東京国立博物館平成館にて開催※会期中展示替えあり
2022年05月17日フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)の手がける展覧会「WHAT’S YOUR COLORS ~NICOLAI BERGMANN FLOWER EXHIBITION IN KUMAMOTO~」が、熊本城ホール シビックホールにて開催される。期間は、2022年5月18日(水)から5月22日(日)まで。約2,000本の“熊本の花”を使用本展では、ニコライ・バーグマンのフラワーデザインの中でベースとなる6つの色を中心に、約2,000本の花を使った作品を展示。花に馴染みのない人でも楽しめるよう、色やデザインといったわかりやすい切り口でデザインした作品を展開する。また、フラワーデザインに加えて、熊本で活躍する陶磁器作家とのコラボレーション作品もラインナップ。さらに、フラワーアレンジメントのワークショップや、作品集などを購入した来場者向けの特典としてニコライ・バーグマン本人によるサイン会も実施する。なお、本展は5月22日(日)まで熊本で開催されている「くまもと花博(第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと 花とみどりの博覧会)」のフィナーレを飾るイベント。ニコライ・バーグマンは、「くまもと花博」のフラワーアンバサダーも務めている。【詳細】「WHAT’S YOUR COLORS ~NICOLAI BERGMANN FLOWER EXHIBITION IN KUMAMOTO~」開催期間:2022年5月18日(水)~5月22日(日)時間:10:00~20:00(最終入場 19:30)場所:熊本城ホール シビックホール住所:熊本県熊本市中央区桜町3-40 2階入場料:無料【問い合わせ先】第38回全国都市緑化くまもとフェア実行委員会 事務局TEL:096-288-1001(8:30~17:30受付)
2022年05月16日東京国立博物館で特別展『琉球』が開催中です。この展覧会では、金銀や水晶などで飾られた色鮮やかな国宝の冠をはじめ、キラキラ美しいガラス玉の瓶や、神々しい「神猫図」など、貴重なアートや資料が一堂に集結。琉球の歴史と文化を体感できる展示の様子や、おもな見どころをご紹介します!琉球の歴史と文化を体感!【女子的アートナビ】vol. 242沖縄復帰50年記念特別展『琉球』では、琉球王国として独自の歴史と文化をもつ沖縄ゆかりの文化財を過去最大規模で展示。琉球国王尚家400年の貴重な宝物をはじめ、工芸作品や考古遺物、歴史資料など、さまざまな品を見ることができます。さらに、琉球の美と技を今に伝える模造復元作品も展示されています。明治以降、多くの困難を乗り越えてきた琉球・沖縄。その歴史や文化をさまざまな作品で知ることができる展覧会です。研究員さんのおすすめ作品!では、いくつか見どころをピックアップしていきます。まずは、東京国立博物館の研究員さんによるおすすめ作品をご紹介。東洋工芸がご専門の三笠景子さんのおすすめ作品は、重要文化財にもなっている《首里城京の内跡出土陶磁器》です。「京の内」とは、首里城内でもっとも大きな祭祀儀礼の場所。そこから出土した陶磁器は、中国の有名な景徳鎮窯でつくられたもので、ほかの日本の地域では見られないものばかり。かなり貴重な優品とのことです。東洋絵画がご専門の植松瑞希さんのおすすめは、《虎図》。まんまるまなこにふさふさ眉、やわらかそうな足など、愛嬌のある姿が琉球の虎の特徴だそうです。注目ポイントは、寅の額に描かれた「つむじ」。写真ではわからないと思いますので、ぜひ現地で見つけてみてください。ちなみに、筆者が個人的におすすめしたいのは、《虎図》の近くにある《神猫図》。ふさふさした黒い尾をもつ白猫の絵です。神々しいネコさまのお姿に魅入られます!キラキラ&ゴージャス!次にピックアップするのは、キラキラしたまばゆい作品2点。まずは、国宝の《玉冠》(展示は5月15日まで)。国王の正装として用いられたもので、金、銀、珊瑚、水晶、碧玉など計7種類の玉が合計288個もついています。まさにキラキラ&ゴージャス。本作品が飾られている展示室には、ほかにも琉球国王の尚家に伝来した多くの宝物がずらりと並び、すべて国宝に指定されています。これらは、戦前に東京へ移されていたため戦禍を免れたそうです。もうひとつ、美しくまばゆい作品《御玉貫》をご紹介。錫の瓶に、ガラス小玉を麻糸でつづった覆いをかぶせた琉球独特の酒器で、首里城内で行われる祭儀や贈答品として用いられたものです。色彩が本当に鮮やかで、うっとりします。未来への希望を感じるアート最後は、歴史と希望を感じる作品にフォーカス。展示室のなかでもひときわ目立つ彫刻《大龍柱(旧首里城正殿前)》は、戦前、首里城正殿前に設置されていた柱です。本来は、下の部分にとぐろを巻いた姿があったそうですが、沖縄戦で胴体のなかほどから下は失われました。この柱が製作されたのは、1711年と推測されています。「未来へ」と題した最終章では、1992年の首里城再建や、琉球文化の復興と継承のための人々の地道な研究や取り組みを紹介。仁王像や工芸品、衣裳などの模造復元を見ることができます。コラボ企画も!今回ご紹介した作品のほかにも、貴重な衣裳や歴史資料、先史文化を知ることができる土器など多彩な展示品があります。また、沖縄ゆかりの国宝の刀剣と『刀剣乱舞-ONLINE-』とのコラボ企画があったり、サンリオキャラクターズとのコラボグッズがあったりと、さまざまな角度から楽しめます。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。Information会期:~6月26日(日)※休館日は月曜日会場:東京国立博物館平成館開室時間:9時30分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般¥2,100、大学生¥1,300、高校生¥900※最新情報は公式サイトでご確認ください
2022年05月13日ミントデザインズ(mintdesigns)のデビュー20周年を記念した展覧会「ミントデザインズ大百科:Mintpedia」が、2022年6月8日(水)から19日(日)までの期間、東京・表参道のスパイラルガーデンにて開催される。ミントデザインズのデビュー20周年記念展が開催大胆で爽やかな色使いやポップでユニークなモチーフのテキスタイル、こだわり抜いたディテールを独自の視点から掛け合わせ、トレンドに決して流されることのない、オリジナリティー溢れるコレクションでファンを魅了し続けるミントデザインズ。20年間の仕事の軌跡を紹介ブランド設立から20年というアニバーサリーイヤーを記念して開催される本展では、その20年間の仕事の軌跡を紹介。共にロンドンの名門校「セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アーツ」で学びを得たデザイナーの勝井北斗と八木奈央が手掛けた歴代コレクションをはじめ、ブランドの世界観を構成する様々な要素を、文字通り百科事典のように展示する。計40シーズンにおよぶコレクションを一挙にこれまでに手がけた計40シーズンにおよぶコレクションは、年代やテーマ別に分けた映像コンテンツ、コレクションルック、130種類以上ものグラフィックテキスタイルを一同に展示。インスピレーションやデザインスケッチ、パーツといった細かなディテールも抽出しながら、2人が作り上げてきたデザインの真髄に迫る。展覧会限定オリジナルグッズもまた、会期中には20周年を記念して、これまでに発表してきたコレクションの中から"best 20”として厳選したプリントドレスや限定20点の版画をオーダー販売するほか、併設するショップではステッカーやTシャツ、アーカイブテキスタイルを使ったバッグなどの展覧会限定グッズも販売する。開催概要「ミントデザインズ大百科:Mintpedia」開催期間:2022年6月8日(水)〜6月19日(日)会場:スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23スパイラル1階)時間:11:00〜20:00 ※初日は18:00閉場入場料:無料
2022年05月12日『平成』(2018年)、『心理』(2021年)といったアルバム作品で注目を集めるシンガーソングライター・折坂悠太による展覧会『薮IN』が、5月13日(金)より渋谷PARCO 4F 「PARCO MUSEUM TOKYOにて開催される。同展では、新たな表現としてタイトルにもある“薮”をテーマに、アーティストの生演奏に囲まれているかのような没入感を体感できる立体音響や映像を使った作品、折坂自身によるインスタレーションやパフォーマンスなどを展開。会期中もその形態が日々変化していく展覧会となる予定だ。また、今回の展覧会の着想ともなった短編小説「薮IN」を含む、エッセイ、論考、対話など様々なスタイルの文章で折坂が書き下ろした初の著書「薮IN」の先行発売も実施。進化を続ける折坂悠太の新たな表現に期待したい。書籍『薮IN』書影折坂悠太【開催概要】折坂悠太展『薮IN』会期 :2022年5月13日(金)〜5月30日(月)会場 :PARCO MUSEUM TOKYO時間:11:00-20:00 、最終日は18:00まで(入場は閉場30分前まで)料金:一般800円(税込)公式HP:
2022年05月04日死に関するさまざまな問いを来場者に投げかける参加型の展覧会『END展~死から問うあなたの人生の物語~』が、5月27日(金)より、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズにて開催される。人生100年時代。世界に類を見ない超高齢社会を迎えている日本では、「老後の生活」のイメージは徐々に刷新されつつある。同展では、超高齢社会において、生活者一人ひとりのこれからの人生を心豊かで充実したものにすることを目指し、普段あまり考えることのない死について思いを巡らせる機会を提供。会場には、死や人生に関するさまざまな問いを軸に、テーマと関連する「名作マンガの1シーン」のセットが登場するほか、自分の大切な人へ「最後に伝えたい言葉」を参加者から事前に募集し、展示する作品《Type Trance/Last Words(10分遺言)》、 テクノロジーが進展する時代の新たな死のありようを描いた短編マンガ作品などを展示する。展覧会をめぐりながらひとつひとつの問いと向き合うことで、自分の「生」をどう紡ぐかに思いを馳せ、これからの人生をより前向きに歩むためのきっかけになりそうだ。【マンガ・1シーン出典作品(予定)】赤塚不二夫『天才バカボン』/五十嵐大介『海獣の子供』/板垣巴留『BEASTARS』/市川春子『宝石の国』/岩明均『寄生獣』/ウチヤマユージ『よろこびのうた』/遠藤浩輝『EDEN~It’s an Endless World!~』/大島弓子『ダリアの帯』/岡崎京子『リバーズ・エッジ』/おざわゆき『傘寿まりこ』/オノ・ナツメ『僕らが恋をしたのは』/鬼頭莫宏『ぼくらの』/さくらももこ『コジコジ』/士郎正宗『攻殻機動隊』/たらちねジョン『海が走るエンドロール』/萩尾望都『トーマの心臓』/平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』/星野之宣『ヤマタイカ』/水木しげる『カランコロン漂白紀』/山下和美『ランド』/矢口高雄『釣りキチ三平』/よしながふみ『大奥』/ヤマシタトモコ『違国日記』/山田参助『あれよ星屑』/横山光輝『三国志』空間イメージ五十嵐大介《「遠野物語」より》【開催概要】『END展~死から問うあなたの人生の物語~』会期:2022年5月27日(金)~6月8日(水)会場:iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ時間:11:00~20:00、土日は10:00~20:00、最終日は17:00まで ※事前日時予約制/入場にはWEBサービス「Hiraql(ヒラクル)」への登録が必要END展公式サイト:
2022年05月03日人気漫画『美少女戦士セーラームーン』連載30周年を記念した大展覧会「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」が、2022年7月1日(金)から12月30日(金)まで、六本木ミュージアムにて開催される。『美少女戦士セーラームーン』30年間の軌跡を辿る大展覧会「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」は、『美少女戦士セーラームーン』の30年間の軌跡を辿る展覧会。原作者の武内直子が描き下ろした新作イラストや、初展示を含む貴重なカラー原画や生原稿を3期間に分けて、過去最大規模で展示する。会場には、『なかよし』連載当時から現在に至るまでのカラー原画の中から、選りすぐりの作品をラインナップ。『美少女戦士セーラームーン』の世界を訪れたかのような空間の中で、多彩な原画の数々を目にすることができる。外部太陽系4戦士が加わったセーラー10戦士のカラー原画も登場9月10日(土)からスタートするVol.2の会期では、原作第3部・第4部を中心としたカラー原画60点が登場。「セーラーウラヌス」、「セーラーネプチューン」、「セーラープルート」、「セーラーサターン」たち外部太陽系4戦士が加わった、セーラー10戦士の鮮やかな原画を間近に堪能することができる。没入型体験シアター&ホログラム原稿展示も原画の他にも、映像と特殊効果を4.5×8メートルの大スクリーンに映し出す没入型体験シアターや、漫画の名場面や名シーンをきらびやかに振り返るホログラム原稿など、インタラクティブな展示を実施。『美少女戦士セーラームーン』の世界観を、新たな形で体感できる。アニメ絵コンテやミュージカル衣裳など関連資料600点以上加えて、600点以上の設定資料や貴重なグッズを過去最大規模で展示する“博物館”さながらのコレクション展示も登場。90年代から最新作までのアニメシリーズの設定資料や絵コンテをはじめ、変身グッズ、フィギュアなどの玩具、ゲーム機、ミュージカルで実際に使用された貴重な衣裳など、様々なジャンルに関する資料が一堂に集結する。2023年に公開される劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』に先んじて、『美少女戦士セーラームーン』の魅力を隅々まで堪能できそうだ。ジミー チュウとのコラボブーツも展示会場では、ジミー チュウ(JIMMY CHOO)とのコラボレーションブーツも初公開。主人公セーラームーンのアイコニックなブーツから着想を得て、フューシャピンクのニーハイブーツに、スワロフスキークリスタルをハンドメイドで施した。特設カフェ「美少女戦士セーラームーン ミュージアム カフェ」会期中は、六本木ミュージアム内に特設カフェ「美少女戦士セーラームーン ミュージアム カフェ」もオープン。セーラー戦士や、作中のアイテム、セリフなどをモチーフにしたオリジナルメニューの数々が登場する。尚、9月10日(土)以降のVol.2からは、カラー原画の展示と連動し、外部太陽系4戦士をモチーフにした新メニューも追加予定だ。きらめくコズミック・ハート・コンパクトを表現したフランボワーズムースのデザートプレートや、セーラー5戦士のイメージカラーを表現したレインボーパフェ、「月にかわっておしおきオムライス」、名台詞を浮かべたラテなどがラインナップ。コンパクトを象ったアイシングクッキーはテイクアウトも可能だ。また、ジ アレイ(THE ALLEY)とのコラボレーションドリンク2種類も用意。楽しい食感のナタデココ、ゼリー、マンゴープリンを入れてセーラームーンをイメージした「セーラームーン・トロピカル・パッションオレンジ」や、ストロベリーミルクとタピオカが相性抜群の、セーラーちびムーンをイメージした「セーラーちびムーン・タピオカ・ストロベリーミルク」を提供する。特設ショップでオリジナルグッズ販売「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」の特設ショップでは、武内直子の新作描き下ろしを含む原画を使用したオリジナルグッズを販売。色鮮やかな名場面のポストカードやクリアファイルをはじめ、『なかよし』の付録として登場した「スーパープレミアムカード」を復刻風にしたプレミアムカードダスコレクション、セーラー戦士たちのアクリルフィギュアなど、ファン心をくすぐるグッズが勢揃いする。また、ムーンスティック型マスキングテープホルダーやルナ・アルテミス・ダイアナを描いたマスキングテープ、ルナ&アルテミスの両方に合えるリバーシブルクッションなど、遊び心にあふれたグッズもラインナップ。尚、オリジナルグッズは、会期ごとに新しい商品の追加販売も予定している。詳細美少女戦士セーラームーン ミュージアム会期:2022年7月1日(金)~12月30日(金)・Vol.1 7月1日(金)~9月4日(日) ※原作第1部・第2部を中心とした原画を展示予定・Vol.2 9月10日(土)~11月6日(日) ※原作第3部・第4部を中心とした原画を展示予定・Vol.3 11月12日(土)~12 月 30 日(金) ※原作第5部以降の原画を展示予定場所:六本木ミュージアム住所:東京都港区六本木5-6-20休館日:9月5日(月)~9日(金)、11月7日(月)~11日(金)時間:10:00~18:00(最終入場 17:30)料金:・前売 一般 2,000円、中学・高校生 1,200円、小学生 600円・当日 一般 2,200円、中学、高校生 1,400円、小学生 800円チケット発売日:〈Vol.1〉2022年5月4日 10:00~、〈Vol.2〉2022年8月3日(水)10:00~※日時指定制。前売券はイープラスにて販売。当日券はイープラスまたはミュージアムの窓口にて館内の滞留人数に余裕がある場合のみ販売。※チケット販売詳細は、公式ウェブサイトにて告知。■ジミー チュウ コラボレーションブーツ※会場にて公開。※数量限定オーダーを受け付け。詳細は公式サイト(から問い合わせが必要。TEL:0120-013-700(ジミー チュウ)■美少女戦士セーラームーン ミュージアム カフェ場所:六本木ミュージアム内 特設カフェ営業時間:11:00~20:00(L.O.19:00)メニュー例:・コズミック・ハート・コンパクト デザートプレート 1,730円・セーラー5 戦士のレインボーパフェ 1,480円・月にかわっておしおきオムライス 1,650円・ジ アレイ コラボレーション セーラームーン・トロピカル・パッションオレンジ 740円※営業時間は予告なく変更となる場合あり。※カフェの利用にはミュージアムのチケットが必要。また、カフェの利用は展示室を観覧後となる。カフェのみの利用は不可。※混雑状況によっては入場待ちとなる場合あり。座席やメニューの予約は不可。※混雑状況によってはカフェの利用時間に制限を設ける場合あり。※メニューのデザインおよび仕様、価格、販売開始日、販売方法などは予告なく変更する場合あり。また予告なく販売数に制限を設ける場合あり。■オリジナルグッズ例・アクリルフィギュア コレクション(ブラインド)全10種 1,540円・缶バッジコレクション(ブラインド) 全10種 440円・なかよしふろく復刻風 プレミアムカードダスコレクション グラフィティ ver.1/ ver.2 1,650円・豪華版ノート 1,540円・マスキングテープホルダー 1,760円・マスキングテープ(ルナ&アルテミス&ダイアナ) 440円・リバーシブルクッション(ルナ&アルテミス) 4,180円※商品のデザインおよび仕様、価格、販売開始日、販売方法などは予告なく変更する場合あり。また、品切れとなる場合や、予告なく販売数に制限を設ける場合あり。詳細は今後、順次告知。・オリジナルグッズは、会期終了後に「美少女戦士セーラームーン」オフィシャルファンクラブ"Pretty Guardians"でも発売予定。
2022年05月01日漫画家・水木しげる初の大型展覧会「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」が、2022年7月8日(金)から9月4日(日)までの期間、六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューにて開催される。漫画家・水木しげる初の大型展覧会が開催妖怪研究に没頭し、その創造性溢れる作品を通して、現代日本人に「妖怪」という文化を根付かせた漫画家・水木しげる。漫画のみならず、妖怪絵師であり研究家でもある水木の生誕100周年を記念して開催される本展は、東京シティビューの壮大な景色を舞台に、その唯一無二の妖怪世界が楽しめる展覧会だ。貴重な妖怪画100点以上を展示会場では、“百鬼夜行”の名にふさわしく、水木しげるの妖怪画を100点以上にわたって公開。「ゲゲゲの鬼太郎」にもメインキャラクターとして登場したお馴染みの妖怪「塗壁(ぬりかべ)」や、古くなり粗末に扱われた草履が化けた「化け草履」、狸が化けて人を驚かすという「大かむろ」など、奇妙で怖くも、時に愛くるしい貴重な妖怪画の原画が展示される。水木自身が所蔵する妖怪関係資料を初公開また、江戸時代の絵師・鳥山石燕の『画図百鬼夜行』、昭和初期の民俗学者・柳田國男の『妖怪談義』など、水木自身が所蔵する妖怪関係資料もあわせて初公開することで、日本の妖怪たちがどのように生まれてきたかを紐解いてゆく。妖怪画の創作方法も紹介さらに、晩年までに1,000点近くもの妖怪を描いたという水木の妖怪画の創作方法も紹介。「絵師たちから継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つに分けて、水木がいかにして妖怪画を生み出していったのかに迫る。シアターでは、NHK Eテレ「てれび絵本」より、展覧会用に特別に編集された「水木しげるの妖怪えほん」の映像上映も行う。コラボカフェ「妖怪の森Cafe」加えて、コラボレーションカフェ「妖怪の森Cafe」も登場。「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」会場に隣接するカフェ「THE SUN & THE MOON」では、会期中展覧会とコラボレーションしたメニューを提供する。様々な妖怪が大集合した「百鬼夜行パフェ」は、黒ゴマプリンや抹茶シフォン、わらび餅、バニラアイスを入れて和テイストのパフェに。その他、巨大な頭だけの妖怪「大かむろ」をそのままバーガーにした「大かむろバーガー」や、沖縄の妖怪キジムナーのマンゴーかき氷、一反もめんに乗った鬼太郎と目玉おやじを飾ったメロンソーダ風ドリンク「鬼太郎と一反もめんのお空の散歩」など、見た目にも楽しいメニューが揃う。特設ショップ「ねこや」で展覧会限定グッズ販売会場内の特設ショップ「ねこや」では、展覧会限定グッズを販売。水木しげるが描いた妖怪や漫画作品をはじめ、温度変化で妖怪が現れるマグカップや、鬼太郎などのキャラクターが磁石でくっつくサンコイチキーホルダー、Tシャツ、お菓子などが店頭に。“可愛らしい”グッズから“迫力のある”グッズまで、多彩なラインナップの妖怪グッズが揃う。さらに、水木しげる生誕100周年を記念した展覧会図録も販売する。開催概要「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」開催期間:2022年7月8日(金)〜9月4日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:00)※情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や休業となる可能性あり。<チケット情報>東京シティビュー専用オンラインサイト、プレイガイド(ローソンチケット)にて販売通常チケット料金:・一般 2,200円・シニア(65歳以上) 1,900円・高校/大学生 1,600円・4歳~中学生 1,000円※前売券は当日券より300円OFF)特別割引チケット販売期間:2022年4月27日(水)12:00~7月7日(木)23:59お得なペア割:3,600円<特典付きチケット>販売:プレイガイド(ローソンチケット)のみの販売決済方法:クレジット決済・キャリア決済■「水木しげるの妖怪百鬼夜行ツアー ~自分だけの妖怪ミニ図鑑を作ろう~」※10組20名限定開催日時:8月8日(月)10:00~11:30価格:4,200円(保護者1名・子供1名)対象年齢:小学3年生程度(保護者は18歳以上)販売方法:抽選申込み受付期間:7月9日(土)12:00~7月22日(金)23:59当選通知日:7月27日(水) 18:00※各種チケットの詳細は公式WEBサイト(より。※「ポスター付き展覧会チケット(日時指定なし)」「真夏の夜の妖怪ツアー ~妖怪ライター・村上氏のガイド付!水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ナイトツアー~」は販売終了。■妖怪の森Cafe展開期間:7月8日(金)~9月4日(日)会場:THE SUN & THE MOON(Cafe)※六本木ヒルズ森タワー52階「東京シティビュー」「森アーツセンターギャラリー」53階「森美術館」、3施設いずれかのチケットを持っている人のみ利用可能。営業時間:11:00~22:00 (L.O フード 21:00/ ドリンク 21:30)メニュー例:・百鬼夜行パフェ 1,480円・大かむろバーガー 1,550円・鬼太郎と一反もめんのお空の散歩 1,080円■特設ショップ「ねこや」限定グッズ商品例:・Tシャツ 3,300円・変化マグカップ 2,420円・サンコイチキーホルダー 1,320円・アクリルブロック 5種 各5,500円・大判ハンカチ 3色展開(コヨーテ・オリーブドラブ・フォリッジ) 各1,320円・水木しげるの妖怪 百鬼夜行展図録 2,200円※商品ラインナップ、商品名、価格、デザイン、仕様、購入個数制限などは発表後であっても変更になる場合あり。※商品は発売延期・中止になる場合あり。※写真と実際の商品の色・形などは若干異なる場合あり。【問い合わせ先】TEL:03-6406-6652(東京シティビュー)©水木プロダクション
2022年04月30日オメガ(OMEGA)は、レディース腕時計の展覧会「OMEGA Her Time 宝物のような時間たち」を、2022年5月21日(土)から6月5日(日)まで、東京・ウィズ ハラジュクで開催する。オメガの貴重なレディース腕時計を展示する展覧会「OMEGA Her Time 宝物のような時間たち」は、100年以上にわたって作られてきた貴重なレディースウォッチとともに、日本女性のために作られ新作腕時計を世界に先駆けて展示するエキシビジョン。会場では、“誰にとっても大切な時間”をテーマに、「ある女性の宝物のような1日」というストーリー仕立てで腕時計を紹介する。エキシビションは、“本”が設置されたエントランスからスタート。本の中に入り込むように1歩足を踏み入れると、朝の光に包まれたリラクシングな空間が広がる。さらに、優雅な午後のティータイムやドレスアップして向かうレッドカーペットなど、華やかな1日をイメージした不思議な空間が続く。なお、展覧会「OMEGA Her Time 宝物のような時間たち」は事前予約制で実施。来場者には、特別なギフトが数量限定で用意されているので、気になる人はぜひ早めにチェックしてみてほしい。詳細「OMEGA Her Time 宝物のような時間たち」期間:2022年5月21日(土)~6月5日(日)場所:ウィズ ハラジュク住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30 3F時間:11:00~20:00(最終入場は19:30)入場料:無料 ※オメガ公式LINEアカウントからの要事前予約【問い合わせ先】オメガお客様センターTEL:03-5952-4400
2022年04月30日展覧会「型染~日本の美」が、東京の文化学園服飾博物館にて2022年6月15日(水)から8月4日(木)まで開催される。型を使った染織技法「型染」に着目した展覧会「型染~日本の美」では、日本の染織文化の中で古くから行われてきた“型染(かたぞめ)”に着目。型染は、紙や木の型を使って布に文様を施す技法だ。モチーフとなるものの形を巧みにとらえて単純化・デフォルメした図案を型に落とし込み、文様を生み出していく。型を使うからこそ生まれる、整然とした柄の配置やモチーフの反復といった特有の表現には、日本人の文様に対する独特の美意識が見て取れる。モチーフがデフォルメされている分、かえって本質的な表現になっている点も印象的だ。小紋や板締、型友禅など多彩な型染会場には、小紋、板締、型友禅など、様々な型染の服飾が集結する。藍一色の精緻な型染から、華やかな多色使いの型染までを時代ごとに分類して紹介する。江戸時代から現代まで、時代ごとに型染を紹介型染の衣服は、江戸時代中期頃まで主に武家に用いられていたが、その後町人にも広まり、江戸時代後期には中形で文様を施した浴衣が庶民に広く用いられた。量産に向く型染は日常着を染める際に多用され、幅広く愛用されるようになる。明治時代に入ると、型染の技術向上によって、より精緻なものへと進化を遂げる。複数の型を組み合わせて複雑な文様を染めたり、刺繍と組み合わせて仕上げたりと、多様な表現が可能になった。その後、大正・昭和初期には化学染料を用いた型友禅による「捺染」が登場。以前は華やかな友禅染めの着物を着用できるのは富裕層のみだったが、「捺染」により大量生産可能となったことで、より幅広い層の着用が可能となった。また、現代においては戦前と比較すると手工業としての型染は減少しているものの、工芸作品として新たな展開を見せている。伝統技術と創造力を融合させ、オリジナリティを反映した、型染作家による作品が生み出されている。【詳細】展覧会「型染~日本の美」会期:2022年6月15日(水)~8月4日(木)会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1階開館時間:10:00~16:30 ※6月17日(金)、7月8日(金)は19:00まで開館、入館は閉館の30分前まで休館日:日曜、祝日、6月23日(木)入館料:一般 500円、大高生 300円、小中生 200円 ※障がい者とその付添者1名は無料※混雑時は入館待ちとなる場合あり。※状況により予定が変更される場合あり。最新の情報はホームページにて告知。【問い合わせ先】文化学園服飾博物館TEL:03-3299-2387
2022年04月18日展覧会「Human and Animal 土に吹き込まれた命」が、岩手県立美術館にて2022年5月28日(土)から7月3日(日)まで開催される。人間、動物をテーマにした現代陶芸作品約100点展覧会「Human and Animal 土に吹き込まれた命」では、「陶芸」の分野で長らく親しまれてきた“土”という素材に着目。陶芸のみの領域にとどまらない、“土”という素材が生み出すことのできる造形、表現の可能性に焦点を当てる。会場では、古くからモチーフとされてきた人間、動物をテーマに、現代陶芸作品など約100点を展示。世界各地で活躍する5人の作家達にフォーカスし、陶芸や関連作品を紹介する。奈良美智やステファニー・クエールなど5人の作家に着目子どもや動物たちの作品を多数手がけている奈良美智や、ドーバー ストリート マーケット ギンザ店頭の象のオブジェを手がけたことでも知られるステファニー・クエールをはじめ、躍動感のある細やかな造形が目を引くベス・カヴェナー、陶芸とポップカルチャーの融合を試みるキム・シモンソン、表情豊かな動物たちの作品が魅力のスーザン・ホールズの陶芸作品が一堂に集結。土と対話し、命を吹き込むことで生き物の形を生み出す陶芸作品の数々を通して、土の持つ力や、土による表現の最先端に迫る。【詳細】Human and Animal 土に吹き込まれた命会期:2022年5月28日(土)~7月3日(日)会場:岩手県立美術館住所:岩手県盛岡市本宮字松幅12-3開館時間:9:30~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日観覧料:一般 1,000円(800円)、高校生・学生 600円(500円)、小学生・中学生 400円(300円)※( )内は、前売料金、もしくは20名以上の団体料金。※当日券の販売は岩手県立美術館のみ。※療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示した人、およびその付き添いは、当日券が半額。※岩手県子育て応援パスポートによる割引もあり。※学生は学生証または生徒手帳を提示。※企画展観覧券でコレクション展も観覧可能。前売券販売所:岩手県立美術館・岩手県民会館・指定プレイガイド カワトク/アネックスカワトク/フェザン/イトーヨーカドー花巻店/東山堂書店/さわや書店本店/江釣子SCパル/いわて生協 ※一部店舗を除く/岩手県庁生協/Cyg art gallery/ローソン (Lコード:21928)/セブン‐イレブン (セブンコード:093-181)※前売券販売期間は4月9日(土)~5月27日(金)
2022年04月03日展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が、2022年7月20日(水)から東京・新宿高島屋、大阪高島屋、横浜高島屋で順次開催される。漫画家・矢沢あいの原画展恋愛漫画の金字塔『天使なんかじゃない』、90年代の少女漫画を代表する『ご近所物語』、『下弦の月』、『Paradise Kiss』、そして社会現象を巻き起こした『NANA』など。数々の人気作品を世に送り出している漫画家・矢沢あい。「ALL TIME BEST」 - ベストアルバムのような展覧会展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」は、そんな矢沢あいの“ベストアルバム”とも言える特別な原画展だ。会場では、300点におよぶ直筆原画やイラストに、初公開の関連資料や連載当時のふろくカットを加えた“厳選”アイテムが展示される。展示の冒頭「Track 0」では、ストリートの変遷をたどる解説書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』に掲載した挿画を展示。その後の、「Track 1」から「Track 5」までは、代表作である 『Paradise Kiss』『ご近所物語』『天使なんかじゃない』『下弦の月』『NANA』の原画をそれぞれ作品ごとに展示していく。「SPECIAL REEL」コーナー高校生の恋愛を描いた『マリンブルーの風に抱かれて』やデビュー作『あの夏』など過去の作品の原画も展示する。また、矢沢あいの愛用画材や、イラストを手掛けたCDジャケットやコラボレーションアイテムなどを彩ったファンにはたまらない空間となっている。展覧会オリジナルグッズ会場内特設ショップでは、展覧会オリジナルグッズ100点以上を販売。『天使なんかじゃない』『Paradise Kiss』『NANA』のイラストをあしらった缶入りスチームクリームや、『ご近所物語』の豆皿やスタンドミラー、『下弦の月』のマスキングテープなど人気作品のイラストを配したアイテムが登場する他、『NANA』の作中に登場するナナ&ハチのお揃いイチゴ柄グラスもラインナップする。Q-pot.×矢沢あいのコラボアクセサリー先行販売もさらに、Q-pot.(キューポット)と矢沢あいのコラボレーションアクセサリーも受注販売。東京・大阪・横浜会場では、若干数を先行販売する。『NANA』のナナとハチがともに暮らした707号室の鍵をモチーフにしたイヤリングやネックレスをはじめ、『ご近所物語』に登場する実果子のブランドアイコン「HAPPY BERRY」をマカロンにしたネックレス、こんがり焼き上げたスドーザウルスのシュガークッキーモチーフに“天使の羽”のチャームを合わせた『天使なんかじゃない』のバッグチャームなどが揃う。『NANA』大崎ナナと『天使なんかじゃない』須藤晃なお、矢沢あい本人が展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」のために描き下ろしたビジュアルでは、『NANA』の大崎ナナと『天使なんかじゃない』の須藤晃が並ぶという、作品の垣根を超えたスペシャルコラボレーションが実現。そのほか、「ALL TIME BEST 矢沢あい展」で展示予定の原画やイラストや特別インタビューを収録した公式図録も販売される。開催概要展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」チケット価格:・前売券・当日券 一般 1,000円、大学・高校生 800円・プリント付き前売券 一般 1,200円、大学・高校生 1,000円※中学生以下と、障がい者手帳・デジタル障がい者手帳を提示した本人、同伴者1名は入場無料。※小学生以下は保護者の同伴が必要。※本展は入れ替え制ではない。※来場者には、オリジナルステッカーを1名につき1枚プレゼント(毎週水曜日から週替わりで、全3種のうち1種のステッカーを配付)。■東京会場開催期間:2022年7月20日(水)~8月8日(月)会場:新宿高島屋 11階特設会場住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2入場時間:10:30~19:00(19:30閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)チケット発売開始日:6月4日(土) 10:00~ ※セブンコード(094-732)※当日券は各日10:30~販売。当日券購入とあわせて、入場整理券も必要。■大阪会場開催期間:2022年8月24日(水)~9月12日(月)会場:大阪高島屋 7階グランドホール住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-5入場時間:10:00~18:30(19:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)チケット発売開始日:6月18日(土) 10:00~ ※セブンコード(095-518)■横浜会場開催期間:2022年9月21日(水)~10月10日(月・祝)会場:横浜高島屋 ギャラリー<8階>住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31入場時間:10:00~18:30(19:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)チケット発売開始日:7月16日(土) 10:00~ ※セブンコード(094-830)※会場の混雑状況により、入場制限となる場合あり。※記載内容は2022年5月24日現在の予定。展示の内容は東京会場のもの。今後、開催期間や内容が変更する場合もある。また、やむを得ない事情により催事が中止となる可能性もある。本展覧会に関する最新情報は展覧会ポータルサイトにて要確認。※以降、全国巡回を予定している。■展覧会グッズグッズ例:・スチームクリーム 1,848円・ふせん 825円・マスキングテープ 550円・豆皿 1,430円・イチゴのペアグラス 1,980円■Q-pot.×矢沢あい〈先行販売〉アイテム例:・『NANA』Q-pot.707号室の鍵 イヤリング 7,700円・『ご近所物語』Q-pot.HAPPY BERRY マカロン ネックレス 9,900円・『NANA』Q-pot.BLACK STONES チョコプレートと707号室の鍵 ネックレス 20,900円・『天使なんかじゃない』Q-pot.スドーザウルス シュガークッキー バッグチャーム 10,450円※在庫がなくなり次第すべて予約注文(後日発送・別途要送料)となる。※横浜会場終了以降の各会場での予約注文受付、店頭での取り扱いは未定。※Q-pot.直営各店・Q-pot. オンラインショップでの取り扱いなし。※配送時期など詳細は各会場にて確認。【問い合わせ先】新宿高島屋 TEL:03-5361-1111(代表)大阪高島屋 TEL:06-6631-1101(代表)横浜高島屋 TEL:045-311-5111(代表)©矢沢あい/集英社©矢沢漫画制作所/集英社©矢沢漫画制作所/祥伝社
2022年04月01日新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなか、美術館・博物館では展覧会や収蔵作品への関心を喚起するため、デジタルコンテンツを制作して活用するなど、ポストコロナ時代のあり方を検討しています。滋賀県立陶芸の森 陶芸館では、令和2年度から所蔵品と展覧会のおすすめ作品を紹介するデジタルコンテンツの制作に取り込んできました。このたび、信楽窯業技術試験場の技術協力を得て、専用3Dデジタルアーカイブサイトを開設し、その成果の一部を2022年3月5日より公開しています。滋賀県立陶芸の森 陶芸館 3Dデジタルアーカイブサイト 陶芸館所蔵の名品と展覧会のおすすめ出品作品を、高精細360°VRと3D映像で細部まで自由自在に、気軽にスマートフォンやパソコンを通してご覧いただけます。常設展がない当館では、今後このサイトを充実・活用し、将来的にウェブ常設展のような形で当館コレクションの魅力をより多くの方に発信する予定です。また、現在開催中の「ジャパン・スタイル ― 信楽・クラフトデザインのあゆみ」展の出品作品・干支シリーズを会期中に増やし、順次紹介していく予定ですので、ご期待ください。(1)3D(2)高精細360°VR■基本情報内容:(1)陶芸館コレクションの名品を紹介(高精細360°VR・3D映像)(2)展覧会のおすすめ作品を紹介(高精細360°VR・3D映像)URL: 技術協力:滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場(担当:信楽窯業技術試験場 陶磁器デザイン係 野上 雅彦)助成:文化庁の令和2年度文化芸術振興費補助金(文化施設の感染症拡大予防・活動支援環境整備事業)■滋賀県立陶芸の森〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日今なお語り継がれる伝説のアーティスト、尾崎豊さんが26歳の若さで急逝してから30年。この一つの区切りを機に、尾崎とは一体どんな人間だったのか、その実像に迫る展覧会『OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展』が開催される。世代を超えて愛され続ける彼の魅力とは?ファンを代表して、20代、30代、40代の編集スタッフ3名が語り合います。座談会メンバー編集F40代後半。リアルタイムで聴いていた、座談会メンバー唯一の生前からのファン。推し曲は「15の夜」「はじまりさえ歌えない」。ライターK30代後半。CDやライブビデオをすべて所有する熱狂的ファン。今でも命日には、たびたび渋谷クロスタワーの記念碑に足を運ぶ。編集M20代前半。CMで偶然耳にした「I LOVE YOU」や映画『ホットロード』の主題歌だった「OH MY LITTLE GIRL」で尾崎を知る。没後30年。尾崎豊が歩んだ道を振り返る展覧会を開催。編集F:私が初めて尾崎を知ったのは小学生の頃。当時、毎号買ってた雑誌『平凡』についてくる別冊の歌本で、尾崎の「卒業」の歌詞にすごく衝撃を受けたんだよね。あの時、「卒業」っていうタイトルの楽曲を発表してた歌手が他に3人いたんだけど、それとは全然違う内容で。以来、ファンレターを送るくらいハマってたから、亡くなった時はそれはそれはショックで…。ライターK:私は5歳上の姉がもともとファンで、尾崎の訃報を聞いた時の姉の取り乱した姿が今でも目に焼き付いているんです。私自身が尾崎にハマったのは、その2年後くらいにドラマ『この世の果て』の主題歌に使われていた「OH MY LITTLE GIRL」を聴いてから。まだ小学生だったんですけど、すごく心に響いて涙が出ました。編集M:私は平成生まれなので、彼のことを詳しく知らないんですけど、CMで使われていた「I LOVE YOU」を聴いてすごく好きになりました。同世代の子でも尾崎が好きっていう人は結構多いんです。ライターK:たしかに、アーティストやアイドルの子を取材していても、好きな歌手や影響を受けた人の名前に尾崎を挙げる人は結構多いかも。編集M:そうなんですよ。この間も、歌番組の最強恋うた1位に「I LOVE YOU」が選ばれていましたし。だから当時、彼がどんな存在だったのか、みんながどんなところに熱狂していたのかが気になって。編集F:デビューした当時はテレビにも出ないし、全然メジャーな存在ではなかったよ。だからこんなふうに銀座で展覧会をやるなんて当時は考えられなかったし、今でも不思議な感覚。アルバムのジャケ写もモノクロとか横顔とか、容姿がよくわからないものばっかりだったしね。かっこよすぎるから顔を出さなかったっていう話も聞いたことがある。ライターK:たしかに、こうやって展覧会に展示される写真を見ていても、圧倒的に華がありますよね。編集F:でも顔でファンがつくのは本意じゃないからって。当時は今みたいにネットもないし、尾崎の本当の顔を知ってるのは東京のライブハウスに行けた一部の人たちだけ。だから本当に歌だけで熱狂的な支持を集めてたってことだよね。ライターK:私はリアルタイムじゃないにしろ、先生が竹刀を持って歩き回るくらい通っていた中学校は荒れてたし(笑)、人一倍多感な性格でもあったので、尾崎の曲の歌詞にある反抗心や鬱屈した感情みたいなものがすごくフィットしたんですよね。編集F:不良じゃなくても、10代の頃とかはとくに、そういう感情を抱えている人は少なくないと思う。編集M:そうですね。“誰もわかってくれない”みたいな青春期特有の感情を持っている人は、時代を問わず一定数はいると思います。ライターK:逆に今の時代こそ、そういうことを口に出すと、“中二病”って言葉で簡単に片付けられちゃうこともあるし、響く人は多いのかも。編集F:今は、そういうことを歌う人も他にいないんじゃない?編集M:たしかに、今も恋愛ソングを歌う人は多いですけど、ここまでまっすぐなものはないというか…。編集F:尾崎というと「15の夜」とか「卒業」が取り上げられやすいし、反逆のカリスマみたいに言われてるけど、ラブソングもすごくいいもんね。あと、声もすごくいいんだよな。ライターK:私もどちらかというと、「Forget-me-not」とか「群衆の中の猫」みたいな、ラブソングをよく聴いてたかも。当時付き合ってた彼とCDウォークマンで。編集F:イヤホンを片方ずつシェアしてでしょ?(笑)ライターK:そうです(笑)。懐かしいな…。でもそういう恋愛ソングから感じ取れる彼のピュアさとか繊細さとかにも焦がれていた気がします。編集M:でも本当に今聴いても古さを感じないです。だからこれからも、他のアーティストがカバーしたり、名前を挙げていくことで、後世に引き継がれていくんじゃないかなって。ライターK:当時からのファンはもちろん、尾崎の歌は好きだけど、彼のことをよく知らないっていう若い世代の人こそ、この展覧会に足を運んでみてもらいたいですね。生前愛用したプライベートアイテムも展示。展示内容は、多数の直筆ノートや楽譜、ステージで使われたセットリストや手書きの歌詞カードのほか、実際に作曲に使っていたピアノやギター、ブルースハープといった愛用楽器、財布や手帳などのプライベートなアイテムも多数。さらにはパーソナルスタジオも再現される。歌詞や日々の想いを書きためた多数のノート©Hiroshi Iwasaki初期作品の数々を書き上げた学習机ともに闘い、パフォーマンスを支えたギター Gibson ES‐175未公開作品を含む100点以上のライブ写真も!写真展示は生きていた証でもあるライブに着目。1985年の代々木オリンピックプール、1988年の東京ドーム、1991年の名古屋国際会議場センチュリーホールなどで記録された未公開作品を含む100点以上の写真を公開。コンサートツアーで記録されたライブ写真1985年代々木オリンピックプールPhoto by Teruhisa Tajimaコンサートツアーで記録されたライブ写真1988年東京ドームPhoto by Teruhisa Tajima『OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展』松屋銀座8階イベントスクエア東京都中央区銀座3‐6‐13月23日(水)~4月4日(月)10時~20時(3/27、4/3は~19時30分。最終日は~17時。入場は閉場の30分前まで)会期中無休一般1500円ほかTEL:03・3567・1211 © Teruhisa Tajima, Isotope※『anan』2022年3月23日号より。文・春山繁美(by anan編集部)
2022年03月20日展覧会「日本の映画館」が、2022年4月12日(火)から7月17日(日)まで東京・国立映画アーカイブ 展示室で開催される。“日本の映画館の歴史”を辿る展覧会今でこそ、1か所に多くのスクリーンを持ち効率的経営を行う「シネマコンプレックス(シネコン)」が映画館の主流となっているが、かつては豪勢な大型劇場や小さな映画館が人々に映画という娯楽を提供する場であった。「日本の映画館」は、そんなシネマコンプレックス登場以前の“観客の映画史”に迫る展覧会。映画館の写真やプログラム、雑誌・書籍、実際に映画館で使われた品々などを通して、日本初の映画館が誕生した1903年から、映画興行の発展期、ミニシアターの時代までの映画館の歴史を辿る。写真や模型、ポスターなどを展示会場内で展示されるのは、東京・浅草に開業した日本初の映画常設館・電気館の初期を捉えた写真や浅草六区の模型、映画説明者の人気を反映した活動写真弁士番付表、日本初の映画スター「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助主演作品のポスターなど。また、関東大震災から急速に復興し、娯楽産業の中心となった戦前期の映画興行を象徴するモダンなデザインの映画ポスターも多数鑑賞できる。“映写技師の仕事”や“ミニシアター”に関する紹介もさらに、かつては免許制度もあった“映写技師の仕事”にも着目するほか、1974年にスタートした岩波ホールの「エキプ・ド・シネマ」など、1960年代から1980年代にかけてのアートシアター/ミニシアターの活動についても紹介する。映画興行主の旧蔵資料また、特別コーナーでは、川崎市で映画館を主とする事業を展開している「チネチッタ(旧美須興行)」と、北九州市の映画・芸能資料館「松永文庫」が所蔵する映画興行主の旧蔵資料を展示。映画館が人々の日常に寄り添ってきた時代を振り返ることができる。【詳細】展覧会「日本の映画館」開催期間:2022年4月12日(火)~7月17日(日)休室日:月曜日、5月24日(火)~27日(金)開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長する。(入室は19:30まで)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズは入室の際、証明できるものを提示。※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(半券可)提示者は、1回に限り団体料金が適用される。※2022年5月18日(水)「国際博物館の日(毎年5月18日)」は、無料で観覧可能。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年03月18日展覧会「国立国際美術館コレクション 現代アートの100年」が、2022年4月2日(土)から5月29日(日)まで、広島県立美術館にて開催される。20世紀から現在まで“現代アートの100年”を辿る名品「国立国際美術館コレクション 現代アートの100年」は、20世紀の絵画に多大な影響を与えたポール・セザンヌや、西洋美術の価値観を大きく変化させたマルセル・デュシャンから、アンディ・ウォーホルや草間彌生、森村泰昌、奈良美智に至るまで、国内外の現代美術作家達の名品約70点を、国立国際美術館収蔵のコレクションから紹介する展覧会。従来の美術の見方や価値観を揺るがし、常識を覆すアートが次々と登場した20世紀は、美術界が大きく変容した時代。近代から現代をめぐる100年のアートの動向を、作品の数々を通して辿っていく。“近代絵画の父”セザンヌなど20世紀美術のはじまり会場には、近代絵画から2000年代、現在にかけてのアート作品まで、多彩なアートが集結。「すべての自然は球、円筒、円錐に基づいて肉付けされている」という考えた“近代絵画の父”ポール・セザンヌの、後のキュビスムに通じる表現が見て取れる《宴の準備》や、抽象絵画を生み出したヴァシリー・カンディンスキーの《絵の中の絵》などは、“20世紀美術のはじまり”を感じさせる作品だ。ポップアートやミニマリズムなど戦後美術また、第二次世界大戦以後の“戦後美術”にもフォーカス。アートの中心地がパリからニューヨークへと移動し、1950年代後半には「ネオ・ダダ」、1960年代以降は、アンディ・ウォーホルを筆頭としたポップ・アートが一世を風靡する。一方で、ドナルド・ジャドらによる「ミニマリズム」の気運も高まり、コンセプチュアル・アートの誕生へと繋がっていく。さらに、写真や映像といったメディアの登場以降における「絵画」「写真」といったジャンルを横断した表現や、その反対に絵画や彫刻の独自性を追求する動き、1980年代以降の、歴史や伝統を踏まえつつ不特定の人物や物語、個人的な体験や感情に訴えかける傾向などについても、その流れを辿る。奈良美智や森村泰昌など日本の現代作家もさらに、現代にかけて活躍する日本の現代美術作家による作品にも注目だ。時代の空気をまとったポップな感覚で、ユニークな佇まいの少女を描く奈良美智や、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト《肖像(ゴッホ)》をはじめ、“自画像的作品”を追求する森村泰昌などによる、バリエーション豊かな表現を間近に目にすることができる。【詳細】国立国際美術館コレクション 現代アートの100年会期:2022年4月2日(土)~5月29日(日)会場:広島県立美術館住所:広島県広島市中区上幟町2-22休館日:月曜日(5月2日は開館)開館時間 : 9:00~17:00(金曜日は20:00まで)※4月2日(土)は10:00開館 ※入場は閉館30分前まで料金:一般 1,400円、高・大学生 1,000円、小・中学生 700円※前売り・20名以上の団体は当日料金より200円引き。※学生券を購入・入場の際は学生証の提示が必要。※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1名まで)の当日料金は半額。手帳の提示が必要。前売券販売所:広島県立美術館、セブンチケット(セブンコード:093-024)、ローソンチケット(Lコード:61416)、チケットひあ(Pコード:685-953)、広島市・呉市内の主なプレイガイド、画廊・画材店、ゆめタウン広島、中国新聞社読者広報部など※開館情報に変更が生じる場合あり。最新情報は広島県立美術館ホームページなどにて告知。※来館者が多い場合は、入場制限を行う場合あり。※本展入館券の提示により、100円で縮景園に入園可能。【問い合わせ先】広島県立美術館TEL:082-221-6246
2022年03月14日春のお出かけにぴったりの展覧会が、都内各所で次々とはじまっています。今回は、特に日本が誇る美しい芸術品を見られる場所にフォーカス。サントリー美術館、山種美術館、アーティゾン美術館と東京国立近代美術館の企画展をまとめてご紹介!サントリー美術館『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』【女子的アートナビ】vol. 237御大典記念特別展『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』では、奈良にある正倉院宝物の精巧な再現模造のなかからセレクトされた逸品をまとめて展示。近現代の一流工芸家により再現された天平時代の技と美をたっぷり楽しめます。正倉院宝物とは、東大寺の重要な資財を納める「正倉」に伝わった約9,000件の品々のこと。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、奈良時代の貴重な宝物が多く、調度品や楽器、武具、仏具、染織品など多彩な品があります。でも、なぜ本物の宝物ではなく再現模造を展示するのでしょうか?宮内庁正倉院事務所保存課長・飯田剛彦さんによると、正倉院宝物は壊れやすく、全国各地の展覧会で積極的に作品を公開するのは難しいとのこと。代わりに再現模造で理解を深めてほしい、とのお話でした。明治期の模造製作は、宝物を修理するための試作品としてつくられたことが多く、今では万が一の際のスペアとしての役目や、今回のような展覧会に出品する役割も担っているそうです。例えば、正倉院の国宝「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」の模造をつくる際、まず製作前にレントゲンやCTスキャンなども駆使して徹底的な調査を実施。痕跡を探り、さらに当時と同じ材料も各地から探し集め、そのうえで当代の名工たちが当時の技法を再現しながらつくりあげたそうです。「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、正倉院宝物を代表する名品のひとつ。楽器としても大変珍しく、世界で現存するのは正倉院の現宝物のみ。それと同じものをほぼ完ぺきに再現した模造も、やはり素晴らしい芸術品といえると思います。前出の飯田さんは、この企画展の楽しみ方について、次のように教えてくれました。飯田さん再現模造には変色や欠けている部分もなく、ストレートな美しさがあります。また、現代の一流工芸作家が失われた技術をどのように再現したのか、という部分も注目点です。模造のパーツなども展示されているので、製作過程も含めて楽しんでみてください。本展は3月27日まで開催。その後、長野に巡回します。山種美術館『上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』渋谷区広尾にある山種美術館では、美人画の巨匠として知られる上村松園と、その長男・松篁(しょうこう)に焦点を当てた展覧会『上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』が開催中。気品あふれる日本画を心ゆくまで堪能できます。上村松園(1875~1949)は、京都で活躍した女性画家。葉茶屋の娘として生まれ、京都府画学校(現:京都市立芸術大学)で鈴木松年に、その後は竹内栖鳳などのもとで日本画を学びます。1902年に長男・信太郎(のちの松篁)を出産。家業の茶商を廃業して画家に専念し、シングルマザーとして息子を育てます。1948年には、女性初の文化勲章を受章。格調高い美人画で人気を博し、日本画家として成功を収めました。上村松篁(1902~2001)は、花鳥画で有名な画家。特に鳥の絵に定評があり、アトリエで多くの鳥を飼って観察しながら描いていたことで知られています。1984年には文化勲章を受章。息子の上村淳之も、日本画家として活躍しています。会場では、山種コレクションの上村松園作品全18点・松篁作品全9点を一挙に公開。さらに、淳之も含めた三世代の作品を見ることができます。なかでも時期的に必見なのが、松園の《春芳》(しゅんぽう)。梅の木の前でたたずむ女性の姿が描かれた大変美しい作品です。芳しい梅の香りが漂ってきそうで、作品の前に立つだけで一気に春の空気に包まれます。本展は4月17日まで開催。アーティゾン美術館『はじまりから、いま。1952ー2022』公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館では、現在『はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡―古代美術、印象派、そして現代へ』が開かれています。本展では、石橋財団コレクションの歴史を約170点の作品とさまざまな資料で紹介。古代美術や日本東洋古美術から現代美術まで、幅広いジャンルの名作を楽しめます。展覧会は3部構成。第1章「アーティゾン美術館の誕生」では、近年収蔵された作品や、これまで開催された展覧会のポスターなども展示。ブリヂストン美術館時代の懐かしい企画展などを思い出しながら、美術館が歩んできた歴史に触れられます。第2章「新地平への旅」では、中国出身の画家ザオ・ウーキーによる墨で描かれた大作が登場。また、新所蔵作品《平治物語絵巻 常磐巻(ときわのまき)》も初公開中です。これは鎌倉時代に制作された作品で、清盛勢が内裏に討ち入りする場面などがドラマチックに描かれています。さらに、みんな大好きな“日本の宝”も第2章に登場!国宝《鳥獣戯画》(京都・高山寺蔵)甲巻の一部だった作品《鳥獣戯画断簡》も、石橋財団コレクションの所蔵作品です。最後の第3章「ブリヂストン美術館のあゆみ」では、開館初期のコレクションを紹介。モネやマネなどの絵画やギリシア彫刻などを楽しめます。本展は4月10日まで開催。東京国立近代美術館『没後50年 鏑木清方展』最後にご紹介するのは、美人画の大家として活躍した鏑木清方(1878~1972)の日本画約110点を集めた展覧会『没後50年 鏑木清方展』。こちらは3月18日からはじまります。鏑木清方は東京・神田生まれ。浮世絵系の画家に師事したあと挿絵画家としてデビューし、新聞や小説雑誌などの挿絵を手がけます。その後、人物画を中心とした日本画にも取り組み、庶民の暮らしや文学などをテーマに絵画を制作。関東大震災後、清方は再開発で失われていく明治の景色をテーマに作品を描き、代表作のひとつ《築地明石町》が誕生します。明石町は、明治時代に外国人居留地だった場所。本作の背景には洋館の垣根が描かれ、黒い羽織姿の女性の髪形は、明治期に流行した「イギリス巻」になっています。鏑木清方は、先にご紹介した上村松園と並び称されることも多く、特に美人画の雰囲気が似ているので違いがわかりづらいと思う人もいるかと思います。でも、山種美術館の企画展と本展を見れば、その違いがきっとわかるはず。ぜひ、どちらにも足を運んで、じっくりと本物の作品をご覧になってみてください。本展会場の東京国立近代美術館は千鳥ヶ淵にも近く、周辺にお花見スポットがたくさんあります。アートとお花見と一緒に楽しむのもおすすめです!Information御大典記念特別展『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』会期:~3月27日(日)※火曜休館※3月22日は開館会場:サントリー美術館開室時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※3月20日(日)、3月21日(月・祝)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで※開館時間は変更の場合があります観覧料:一般¥1,500、大学生・高校生¥1,000『上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』会期:~4月17日(日)※月曜休館※3/21(月)は開館、3/22(火)は休館会場:山種美術館開室時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般¥1,300、春の学割 大学生・高校生¥500、中学生以下無料 (付添者の同伴が必要)『はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡―古代美術、印象派、そして現代へ』会期:~ 4月10日(日)※月曜休館※3/21(月)は開館、3/22(火)は休館会場:アーティゾン美術館開室時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)※金曜日は20:00まで観覧料:ウェブ予約チケット¥1,200、当日チケット¥1,500、学生無料(※要ウェブ予約)『没後50年 鏑木清方展』会期:3月18日(金)~5月8日(日)休館日:月曜(※3月21日、28日、5月2日は開館)、3月22日(火)会場:東京国立近代美術館1F企画展ギャラリー開室時間:9:30-17:00(金・土曜は9:30-20:00)(入館は閉館30分前まで)観覧料:一般¥1,800、大学生¥1,200、高校生¥700、中学生以下無料
2022年03月13日カナダ「National accessArts Centre(NaAC)」とはUpload By 発達ナビニュースカナダの障害者芸術団体「National accessArts Centre(NaAC)」。発達障害、身体障害、後天性障害のある人々に芸術的トレーニング、創作、展示の機会を提供しています。その活動は、障害のある人への経済的自立支援にもつながっています。NaACは、カナダで最も歴史ある障害者芸術団体です。創立から45年経った2020年、現代表・ジョンソク・リュウ さんが中心となり団体のコンセプトや支援の仕組みを刷新。団体名を「National accessArts Centre(NaAC)」とし、さらに躍進的に、障害者芸術の新しい支援の形を作り出し、唯一無二のアーティストたちを輩出する団体へと進化しました。NaACで最も大切にしていることは所属するアーティストが「障害のある人」として作品を提供するのではなく、「アーティスト」として仕事をし、適正な対価を得るということ。実際に芸術に関するサポートを受けた人々はすばらしい作品を生み出し、それらは芸術作品として高い評価を得ています。NaACの活動は、海外から見ても障害者芸術への支援の先駆けであり、その支援の仕組みや所属するアーティストたちの芸術性は、カナダ国内にとどまらず注目されています。その活動は芸術的支援のみならず、2021年の国連気候変動会議(COP26)では、カナダの代表として展示会「Conference of the Birds 」を開催しました。のホームページNaACの代表、ジョンソク・リュウさんに活動について伺いました。発達ナビ編集部(以下、ーー)NaACの活動を通して伝えたい思いを教えてください。Upload By 発達ナビニュースジョンソク・リュウ:NaACでの仕事を通じて私が学んだことは、機会を提供すると、驚くべきことが起こる可能性があるということです。長い間、障害のある人のコミュニティは無視され、差別されてきた印象があります…特に芸術の世界では。私たちはこれを変えるべく活動を始めましたが、これからもたくさんやるべきことがあると考えています。私たちはNaACのアーティストと、世界で活躍するさまざまなアーティストとのコラボレーションする機会もつくっています。今ではNaACに所属する12人以上のアーティストが、海外を旅して文化交流活動に参加しています。活動を通し、今までにないすばらしい芸術作品がうまれ、新しい価値を創造していると感じています。また2021年からNaACでは、音楽に関する活動も始めました。障害のある人々によって革新的な音楽が次々に作曲されています。さらに世界中でアーティストの作品を展示しています。アートの力で、障害のある人に対する社会の誤解や偏見を変えたいと思っています。NaACは、障害者芸術団体にとどまらず、よりよい社会をつくる最前線にいると感じています。展覧会「マイ・イマジネーションー創造性は無限だ!」の見どころそのNaACの展覧会「マイ・イマジネーションー創造性は無限だ!」が、東京都港区にあるカナダ大使館高円宮記念ギャラリーで022年5月25日(水)まで開催されています。※新型コロナウィルス感染拡大防止のため2022年1月17日(月)より一般公開を一時休止しています。今回日本で行われている展覧会では、発達障害のある5人のアーティストが手掛けた約20点の作品が一堂に並びます。Upload By 発達ナビニュースアーティストの一人、ジェーン・キャメロン(1949―2000)は、「発達障害のある芸術家が活躍できる」という道を開きました。 展覧会「マイ・イマジネーション ー創造性は無限だ!ー」というタイトルは、彼女の記した「My imagination is so many things」という言葉に由来しています。そして、アディール・サディク、デビッド・オポン、ドナルド・グリノー、レイ・ワンの4人は、ジェーンと共通する創造性を持って新たなメディアやその組合せを開拓している注目のアーティストです。世界中でこの2年の間に生活様式が変わり、今までのような制作活動が難しい面もありました。その中で彼らは新しい方法での制作に挑戦し、心ゆさぶられるような作品の数々をつくりだしています。キュレーターを務めるカーリー・モーティマーさんにこの展覧会について伺いました。Upload By 発達ナビニュースーー展覧会「マイ・イマジネーションー創造性は無限だ!」の見どころを教えてください。カーリー:全て注目してほしい作品なので、お気に入りをひとつ選ぶのは難しいですね。ジェーン・キャメロンの「Calgary Boy」は、パワーにあふれ、私たちが暮らすカルガリー市(カナダの都市)がよく表現されており大好きな作品です。Upload By 発達ナビニュースまたデビッド・オポンの作品は、自然災害からの復興という観点でも重要だと思います。 2013年、カナダのカルガリー市では約10万人が避難を余儀なくされる洪水があり、私を含めて多くの人々が家を失いました。デビッド・オポンは、困難に見舞われたあともアーティストとして芸術作品をつくり続けました。その前向きに進もうとするアーティストの力は、人々に希望を与えるものであると思います。Upload By 発達ナビニュース私はアーティストには世の中を変えていく力があり、あらゆる問題の捉え方を変えていく存在だと思っています。そして作品をつくるためには、アーティストたちは多くの課題に取り組む必要があります。 ドナルド・グリノーの作品「Sheriff Rug」は、それを強く印象づけるものです。 彼はこの作品を完成させるのに、なんと8年の年月を費やしました。彼が作品を完成させた日、私たちは作品を誇らしげに掲げる彼の写真を撮りました。Upload By 発達ナビニュース障害のある子どもたち、そして保護者へ伝えたいことジョンソク・リュウ:ぜひ展示会を見に来てください。今回ギャラリーまで足を運べない場合でも、インターネットで障害のあるアーティスト、ダンサー、ミュージシャンの芸術を見ることができます。きっと、芸術を通して自分自身の価値観を表現している人がたくさんいることに気づくでしょう。芸術にふれ、「やってみたい」と感じているか、ぜひたしかめてみてください。あなたの視点と創造性にワクワクして、あなたが持つその価値観をすばらしいと感じている人たちが、身の回りや世界中にいることを忘れないでくださいね。表現することを恥ずかしがらなくて大丈夫。障害があってもなくても、あなたはあなたなのです。もし『自分の感じていること、思っていること、表現したいことを誰かと共有したい』と思うのならば、ぜひ一歩踏み出してみてください。そこに共感してくれる人がきっといますよ。のYouTubeチャンネルはこちらカーリー:価値観を限定せず、思い切ってのびのびと作品をつくること、表現をすることを恐れないでくださいね。今回の展覧会でアーティストたちは、今までにない新たな挑戦をしました。私はそこから今まで以上に彼らの力強さを感じ、とても胸を打たれました。世界中の人たちが、発達障害のある人々の視点や価値観からもっと多くのことを学ぶ必要があると感じています。あなたが何かをつくり出すことで、あなたのすばらしい視点や価値観がきっとたくさんの人に伝わると思います。ジョンソク・リュウ:私たちはみんな、障害のある人々にとってより良い世界をつくろうと思っている仲間です。私はたまたま、発達障害のある人々が驚くべき創造性と可能性を持っていることを世界に証明しようとしている芸術団体の代表をしています。障害のあるお子さんを育てる保護者のみなさんも、いろいろな形でより良い世界をつくるための行動をしていらっしゃることでしょう。やっていることが何であれ、それがときには挑戦的で、落ち込んでしまうようなことがあるということを私は知っています。私たちの挑戦や苦悩を知らない人たちは、「どうして、さらに求めるの?」と聞くかもしれません。 私はNaACの活動する中で「今のままでも十分ではありませんか?」とこれまで何度も聞かれました。難しいことではあるのですが、そんなとき「いいえ、まだまだ」と言う勇気と力を持ち、子どもたちにとって最高のサポートと環境を求めることが大切ではないかと思っています。お子さんは、やがて成人へと成長し、その可能性を開いていくことで、自分らしい充実した生活を送ることができます。お互いに、そして私たちのようなグループや団体からインスピレーションを得てみてください。良い世界をつくっていく勇気と力をみんなが持てることを願っています。カーリー:みなさんのお子さんは世界を変えていく存在であり、将来の仕事などにつながる新しい方法を見つけるでしょう。彼らはイマジネーションの力と考える力を秘めていて、私たちがこれまでに見たことのないような芸術的な表現をすることがよくあります。保護者の方はお子さんや、そのほかの障害のある方たちの一番のサポーターになることができます。彼らのために一番よい方法に出合ったら、それが今までにないサポートだとしても怖がらず挑戦してみてください。障害のある人たちの才能と能力がたくさんの人たちに知られることで、みんなにとっての壁がなくなるのではないかと思います。NaACは、いつでもその味方になります。※クリックすると発達ナビのサイトからカナダ大使館のホームページに遷移しますUpload By 発達ナビニュース〈詳細〉【会期】:2021年12月6日 (月)~2022年5月25日(水)10:00~17:30(入場は17:00まで)休館日:土曜、日曜および、2022 年 3 月以降は、3 月 21 日(月)、4 月 15 日(金)~18 日(月)、5 月 3 日(火)~4 日(水)※新型コロナウイルス感染予防のため、同時のご入場は 5 名まで※2022年1月17日(月)より一般公開を休止しています。詳しくは以下へお問い合わせください【会場】:カナダ大使館 高円宮記念ギャラリー(東京都港区赤坂7-3-38)【観覧料】:無料※ ご入館に介助を必要とされる方は事前にご連絡ください。【問い合わせ】:カナダ大使館広報部(tel) 03-5412-6310現在、オンラインでも展示会の紹介動画を公開しています
2022年03月06日愛媛県西予市立美術館 ギャラリーしろかわ(以下 ギャラリーしろかわ)では、第27回全国「かまぼこ板の絵」展覧会に向け、2022年3月1日(火)から4月30日(土)まで、かまぼこ板に描いた絵を募集しています。応募作品は、2022年7月23日(土)から12月4日(日)までギャラリーしろかわにて開催する、第27回全国「かまぼこ板の絵」展覧会において全て展示します。第27回展 作品募集チラシ■開催の背景ギャラリーしろかわは、1993年に愛媛県南予地域初の自治体(旧城川町、現在は西予市)美術館として開館。翌年に企画展で、ギャラリートークをした折笠勝之氏(洋画家)が「絵はいつでも誰でも、なんにでも描ける」とかまぼこ板に描いた油絵を職員にプレゼントしたことがきっかけとなり、かまぼこ板を使った絵を全国から募集を開始しました。1995年から全国「かまぼこ板の絵」展覧会を開催し2022年で、27回目となります。毎年、国内外から1万点近くの応募があり、その年の応募作品すべてを7月中旬から開催する全国「かまぼこ板の絵」展覧会にて展示します。■応募要項材料 :かまぼこ板、どこの産地のものでも可1作品、かまぼこ板100枚以内最大面積1平方メートルまで可応募資格 :プロ・アマ問わず、誰でも応募可(未発表作品に限る)題・テーマ:自由応募方法 :作品(板)の裏に、絵の題、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢(学生の方は学校名と学年も併記)、電話番号をボールペン等で直接記入し、下記応募先へ送付1人何点でも応募可応募先 :〒797-1717 愛媛県西予市城川町下相680西予市立美術館 ギャラリーしろかわ第27回全国「かまぼこ板の絵」展覧会 係応募締切 :2022年4月30日(土)(当日消印有効)※応募作品は、一切の権利を西予市が有し、返却しません(ただし、入選作品以外については応募時に返却希望の申し入れがあり、切手を貼った返送用封筒等を同封された方のみお返しします)。※返却希望されない入賞作品以外の作品については、概ね10年間保管活用します。※展示のため、作品裏面に吊金具の設置等、一部加工する場合があります。ご了承下さい。※応募者全員に第27回全国「かまぼこ板の絵」展覧会招待券を贈呈します。■展覧会概要審査員 :名誉審査員 中村時広(愛媛県知事)審査員長 車だん吉(タレント)審査員 折笠勝之(洋画家)、神山恭昭(絵日記作家)、伊東正次(日本画家)、夏井いつき(俳人)入賞数/賞:大賞1点/30万円、優秀賞10点/5万円、ジュニア大賞1点/図書券2万円分、中・高生大賞1点/図書券4万円分、優良賞40点/1万円、奨励賞100点/南予名産宇和島かまぼこ詰合せ、特別賞 合計40点※歴代大賞受賞者の方は、招待作家とさせていただきます。主催 :愛媛県西予市主管 :西予市立美術館 ギャラリーしろかわ後援 :日本郵便株式会社四国支社、愛媛県、愛媛県教育委員会、愛媛県市長会、愛媛県町村会、坂井市(福井県)、公益財団法人丸岡文化財団(福井県)、(公財)愛媛県文化振興財団、愛媛新聞社、NHK松山拠点放送局、南海放送、テレビ愛媛、FM愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、愛媛県農業協同組合中央会、愛媛県森林組合連合会、伊予銀行、愛媛銀行、愛媛信用金庫、宇和島信用金庫、コープえひめ、宇和島蒲鉾協同組合、伊予蒲鉾、大一ガス、ポストのある風景フォトコンテスト実行委員会、東宇和農業協同組合、「小さな親切」運動愛媛県本部、西予市議会、西予市森林組合、西予市商工会、西予市文化協会、西予CATV、四国西予ジオパーク推進協議会■主管概要館名 : 西予市立美術館 ギャラリーしろかわ(せいよしりつびじゅつかん ぎゃらりーしろかわ)所在地: 〒797-1717 愛媛県西予市城川町下相680番地営業 : 9:00~17:00(毎週火曜日休館、祝日の場合はその翌日)入館料: 一般420円、高校・大学生310円、小・中学生100円(20人以上の団体は2割引)代表者: 市長 管家一夫、館長 小田原誠開館 : 1993年7月30日床面積: 1041.2平方メートル収蔵品: 横山大観、片岡球子、マリー・ローランサン、北村西望、ミロ、ロダンほか500点以上URL : 【本イベントに関するお客様からのお問い合わせ先】西予市立美術館 ギャラリーしろかわTel : 0894-82-1001Fax : 0894-82-0756E-Mail: s-gallery@city.seiyo.ehime.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月01日黒塗りの画面に亡霊のような顔が浮かびあがる絵など、心に深く突き刺さる作品を数多く残した画家、香月泰男(1911-1974)。彼の生誕110年を記念した展覧会『香月泰男展』が、練馬区立美術館で開催中です。画家から兵隊になり、戦後はシベリアに送られ、帰国後再び画家に戻った香月は、自身のつらい体験を20年以上も描き続けました。展覧会の様子と彼の人生をあわせてご紹介します。画家として認められたが…【女子的アートナビ】vol. 236香月泰男は、代々医業を営む家の長男として山口県に生まれます。幼いころから絵を描くのが好きで、20歳のとき東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科に入学。学生時代は、ピカソやゴッホの作品などから影響を受けます。卒業後は、美術教師として北海道に赴任。その後、故郷の山口県にある女学校に転任し、教師をしながら公募展に絵を出品していきます。27歳で結婚し、1939年には第一子が誕生。また、文部省美術展覧会で特選を受賞するなど、画家としても認められはじめましたが、そのころ第二次世界大戦が勃発していました。中国からシベリアへ…1942年に召集令状を受け、翌年、32歳のとき満州国(現・中国東北部)に配属されます。絵具箱を持っていった香月は、軍務の間にも絵を描き、また家族あてにスケッチ入りの郵便を数百通も出していました。終戦後の1945年11月、香月はシベリアの収容所に送られます。極寒のなか、森林伐採や運搬作業など過酷な重労働に従事。食糧事情もかなり悪く、多くの収容者たちが亡くなります。2年間の抑留後、1947年に帰国。香月は山口の学校に復職し、油彩画も描きはじめます。戦争体験のほか、草花や食材など、さまざまなテーマで描きながら、技法の研究にも取り組みました。しだいに作品に使われる色彩が限られるようになり、モノトーン系の画風になっていきます。悪夢のような体験をアートに…1959年から、香月は兵役とシベリアの経験を本格的に描きはじめます。現地で見た景色や強制労働の様子を描いたもののほか、私刑にされた日本人の姿、収容所で亡くなった仲間の顔など、苛烈な作品も制作。悪夢のような体験をした香月にとって、この重いテーマをアートにするまでには長い時間が必要でしたが、1960年代以降、シベリアの作品が一気に増えていきます。例えば、黒い塊に足が生えたような作品《運ぶ人》(1960年)は、60キログラムもある麻袋を運んでいる抑留者の姿を描いたものです。近くで見ると、黒い部分に亡霊のような顔が浮かんでいます。「シベリアの画家」に香月が描いた戦争・抑留体験の絵は注目されはじめ、1967年には画集『シベリヤ』を刊行。それらの作品は「シベリア・シリーズ」と呼ばれるようになり、香月は「シベリアの画家」として評価を確立していきます。晩年になると、黒や茶色のモノトーン系の作品に少しずつ色が戻りはじめます。特に、鮮やかな青を使った作品は印象的。《青の太陽》(1969年)は、戦争中、匍匐(ほふく)前進の演習をしていたときに見た地面のアリの巣から着想した作品で、地中から空を見上げる構図になっています。新たな画風が表れはじめた1974年、心筋梗塞により急逝。62歳でした。心が震え続ける…この展覧会では、香月の作品が制作順に展示されています。情感豊かな戦前の作品から、どのように画風やテーマが変わっていったのか、その流れを画家の人生と重ね合わせながら見ることができます。テーマも画面も重々しいものが多いのですが、目をそむけたくなるような残酷さは感じられません。恐怖や苦痛、鎮魂、祈りなど画家のさまざまな思いがアートに昇華され、作品の前に立つと、静かな感動が押し寄せてきます。美術館を出てからもその余韻は残り、ずっと心が震え続けました。会場には、香月が残した言葉もところどころに記されています。ぜひ足を運んで、作品を通して画家の思いを感じてみてください。Information会期:~3月27日(日)※途中展示替えあり前期:~3月6日、後期:3月8日~3月27日※休館日は月曜日。ただし3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)は休館会場:練馬区立美術館開室時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般¥1,000、大学生・高校生、65歳~74歳¥¥800、中学生以下、75歳以上は無料その他割引制度あり
2022年02月27日サウナの展覧会『サ展』が、3月4日(金)より、PARCO FACTORY(パルコファクトリー 池袋PARCO本館7F)にて開催される。『サ展』は、サウナ大使も務めるタナカカツキ氏を中心に「サウナカルチャー」の世界観を伝える展覧会。会場では、タナカカツキ氏描き下ろしの原画展示や、『マンガ サ道』の原画、サウナ室のミニチュア模型の展示やサウナ室を再現したコーナーを設置。サウナにまつわる写真や動画の展示をはじめ色々な角度からサウナを紹介する。また、ドラマ『サ道』の“ととのった~”シーンで撮影できるフォトスポットや、ととのい椅子に座りパノラマ映像の空間で「ととのう」までを没入体験できるフォトスポットも用意。会場内のショップの「サ店」では厳選したサウナグッズを取り揃え、サ展オリジナルグッズや先行販売商品、今回書き下ろしたエッセイ『サ道 ととのいの果てに』(PARCO出版)も特典付で販売される。さらに、展覧会開催を記念し本館6階「カフェ・アドレス」にて『サ展』コラボメニューの提供も行われる。 会期中にはタナカカツキ氏をゲストに招きトークショーなどのイベントも実施される予定だ。《展覧会開催概要》タイトル:サ展会期:3月4日(金)~3月28日(月)11:00~21:00会場:PARCO FACTORY(東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋PARCO本館7F)入場料:600円 ※小学生以下無料主催:PARCO企画:PARCO / タナカカツキ / Juice協力:日本サウナ・スパ協会 / サウナーけたアートディレクション:広岡ジョーキ展覧会HP(PARCO ART):
2022年02月25日27年の沈黙を破り、あの大芸術家が帰ってくる。その名は楳図かずお。「グワシ!!」の決めポーズで知られるギャグ漫画の主人公まことちゃんの生みの親であり、『おろち』など一連のホラー漫画で一世を風靡した漫画界の巨匠が、85歳にして新作をひっさげ展覧会『楳図かずお大美術展』を開くという。目玉は101点の連作絵画「ZOKU‐SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」。1982~1986年に連載された『わたしは真悟』の続編であり、B4サイズ(漫画原稿用紙と同じ大きさ)の紙にアクリル絵の具で描かれている。「最初に見たのは鉛筆で描かれた素描。タッチの一つ一つからアーティストの原初的なエネルギーや情熱が直接的に伝わってきました」と本展キュレーターを務める窪田研二さん。一方、それらを一枚一枚コピーし、着彩したものからは、さまざまなチャレンジが窺えるという。「細かな筆致もあればアクションペインティングのように大胆な筆遣いもあり、飽きさせない。蛍光色や金色が入る独特の色使いも魅力です」ペンを筆に持ち替え、「画家」として、思う存分腕を振るった新境地。会場ではカラー作品を鑑賞した後、アーティストの冨安由真が手掛ける幻影的な空間の中で、モノクロの素描101点とも対面できる。さらに本展では作家の歩みをたどる代表作として『わたしは真悟』のほかに『漂流教室』(1972~1974年連載)、『14歳』(1990~1995年連載)にフォーカス。「この3作品には私たちの生活に直接結びつくような状況が凝縮して描かれています。意識を持つようになったロボット、環境が破壊され荒廃した地球に教室ごとタイムスリップした小学生たちのサバイバル、培養肉を作る工程で、突然変異により生まれた鳥人間、ウイルスの蔓延など、極めて現代的なリアリティを持つ作品ばかり。楳図さんのシャーマン的ともいえる予見性に驚かされます」しかし、物語は決して終末的な絶望で終わらない。主人公の少年少女たちが勇気を振り絞り、力を合わせて現実に立ち向かう姿は胸を打つ。「楳図さんにとって子どもとは、純粋性の象徴なのかもしれません。勇気や愛を発露させることができる存在として、希望を込めて描かれているのだと思います」「わたしは真悟」小学6年生の悟と真鈴は工場で出会った工業用ロボットに言葉を教える。やがてロボットは自らを「真悟」と呼び始め…。インターネット社会やAIの到来を予見したといわれる傑作。上は東京タワーから飛び降りようとする二人を描いた場面。©楳図かずお/小学館「ZOKU‐SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」そもそも「漫画とは物語を語る絵画である」と楳図さん。本展のために4年かけて連作絵画を描き上げた。芸術家のパレットから生まれる独特の色彩が描き出す、悟と真鈴のもう一つのストーリーに引き込まれてしまう。101枚すべてがメインディッシュだ。楳図かずお《ZOKU‐SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部)2021年アクリルガッシュ、紙©楳図かずおうめず・かずお小学4年生で漫画を描き始め、高校3年生でデビュー。“ホラー漫画の神様”と呼ばれる一方、ギャグ漫画やSF漫画でも異才を発揮。『漂流教室』で小学館漫画賞、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。『楳図かずお大美術展』東京シティビュー東京都港区六本木6‐10‐1六本木ヒルズ森タワー52F開催中~3月25日(金)10時~22時(入館は21時30分まで)会期中無休一般2200円ほか※日時指定事前予約推奨TEL:03・6406・6652※『anan』2022年2月16日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2022年02月14日展覧会「コシノジュンコ『原点から現点』」が、大分県立美術館にて、2022年4月15日(金)から5月29日(日)まで開催される。創作の原点から現在まで、活動の全貌を紹介世界的なファッションデザイナーとして知られる、コシノジュンコ。新人デザイナーの登竜門とされる装苑賞を最年少の19歳で受賞したコシノは、東京を拠点に活動を開始。1978年から2000年まではパリコレクションに参加するほか、北京やニューヨークなど世界各地でショーを開催するばかりでなく、スポーツユニフォーム、オペラやブロードウェイ・ミュージカルなどの衣装を手がけるなど、多岐にわたる分野に携わってきた。近年では、ファッションのデザインにとどまらず、インテリアや食、花火のデザインから、ファッションや音楽、ダンスが競演するアーツライブのプロデュースに至るまで、その活動の領域を切り拓き続けている。「コシノジュンコ『原点から現点』」は、コシノジュンコの過去最大規模の展覧会。創作の原点でもある大阪・岸和田の高校時代に描いたデザイン画や装苑賞の受賞作から、60年代のブティックの風景、70年の大阪万博のユニフォーム、そして「対極」「宇宙」「合理」「永遠」などコシノがファッションを通じて生みだした世界観まで、その活動の全貌を一挙に紹介する。展覧会概要コシノジュンコ「原点から現点」会期:2022年4月15日(金)~5月29日(日) 休展日なし会場:大分県立美術館 1階 展示室A住所:大分県大分市寿町2-1開館時間:10:00~19:00(金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館30分前まで観覧料:一般 1,400円(1,200円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学生以下 無料※( )内は前売および有料入場20名以上の団体料金※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金※障がい者手帳などの提示者とその付添者(1名)は無料※学生は入場の際、学生証を提示※コシノジュンコ「原点から現点」の会期中に限り、本展の半券提示でコレクション展を無料で観覧可【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500
2022年02月10日宝塚市立文化芸術センター(所在地:兵庫県宝塚市/館長:加藤義夫)は、写真家・五十嵐健太の3タイトルの写真作品を展示する展覧会「五十嵐健太 飛び猫写真展」を、2022年2月11日(金・祝)~3月27日(日)の期間、開催いたします。飛び猫写真集『飛び猫』より (C)五十嵐健太五十嵐健太の作品は、本来猫が持つ野性的で躍動的な部分と、猫特有の「きまぐれ」な性格を愛らしさとともに表現しています。本展では、猫がジャンプする瞬間をとらえた“飛び猫”シリーズを中心に、人気タイトルの“フクとマリモ”シリーズ、“ねこ禅”シリーズなどもあわせて、約400点を展示します。さらに、自慢の猫写真を募集して、公募「猫と宝塚」写真展を同会場内で開催します。■開催概要展覧会タイトル: 五十嵐健太 飛び猫写真展会期 : 2022年2月11日(金・祝)~3月27日(日)内覧会 : 2022年2月10日(木)13:00~休館日 : 毎週水曜 ※2月23日(水・祝)は開館会場 : 宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-64WEBサイト : 観覧料 : 一般(高校生以上)500円 ※中学生以下無料: ※障がい者手帳提示でご本人様、付添の方1名まで無料問い合わせ : 宝塚市立文化芸術センターTEL:0797-62-6800■展覧会構成1. 飛び猫五十嵐氏が「飛び猫」を撮り始めるきっかけとなった、漁船と漁船の間を飛び移る猫の写真をはじめ、離島に暮らす猫たちのいきいきした姿が楽しめる。2. フクとマリモ大阪・中崎町のカフェ「HUKULOU COFFEE」の看板フクロウ“フク"と子猫の“マリモ"を、カメラマンとして初めて撮り下ろした作品。丸いフォルムのフクとマリモがふれあう姿に萌え、種を越えて育む友情に心癒される。フクとマリモ写真集『フクとマリモ』より (C)五十嵐健太3. ねこ禅話題の「人気ねこ」×悩める心にじんわり刺さる「禅語」の名言写真集より、伸びやかに、気ままに生きる姿から、豊かに過ごす人生のヒントが見つかるかもしれない。4. 公募企画「猫と宝塚」写真展猫の写真を募集し、同会場内で展示する。■写真家・五十嵐健太 プロフィール五十嵐 健太1984年、千葉県出身。これまでに10万点以上の猫の写真を撮影。文具や印刷物などに多数採用される。写真集『飛び猫』、『フクとマリモ』(KADOKAWA)は、テレビや新聞、数多くのメディアでも話題になり、2015年ベストセラー猫写真集になっている。企業とのコラボや猫イベントの企画も精力的に行っている。本展では、『飛び猫』『フクとマリモ』『ねこ禅』の3タイトルを中心に、彼の写し出す猫の“逞しくも可愛らしい”作品を展示する。《写真集》「飛び猫」KADOKAWA「ねこ禅」KADOKAWA 菅原研州(監修)「フクとマリモ」KADOKAWA「HOGO猫」KADOKAWA「ねこのゴロゴロセラピー」WAVE出版「こんにちは、ミルくん」廣済堂出版「萌猫」もえにゃん/泰文堂(リンダパブリッシャーズ)「もふあつめ」KADOKAWA「瀬戸内海の猫が教えてくれた、だらりのらりと生きる術」にゃん旅DVD付きKADOKAWA《映画》オムニバス映画「ダヤンとタマと飛び猫と ~3つの猫の物語~」写真集飛び猫の映像化「旅する飛び猫」 原案・撮影2019年5月から全国イオンシネマで公開《写真展》2019年3月~5月兵庫県 あさご芸術の森美術館 猫写真展 飛び猫・フクとマリモ・ねこ禅2020年1月秋田県 横手まんが美術館「飛び猫」2020年10月石川県 めいてつエムザ「2020にゃんにゃんフェスタ~五十嵐健太 ねこ写真展~」他、全国美術館・ギャラリーにて開催■五十嵐健太「ギャラリートーク」開催日時:2月11日(金・祝)14:00~(20分程度)参加料 :要入場料申込不要(ただし、会場の入場者数制限あり)■五十嵐健太「交流会」開催日時:2月12日(土) 14:00~(30分程度)参加料 :要入場料申込不要※2階ショップにて販売している写真集をご購入の方には、会場でサインの対応も可能です。2月11日(金・祝)~2月13日(日)は五十嵐健太さんが来館されます。ギャラリートーク・交流会以外にも会場でお見かけした際は、お気軽にお声がけください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月07日展覧会「細見コレクションの漆芸 根来 NEGORO-朱と黒のかたち-」が、2022年2月10日(木)から4月10日(日)まで、京都の細見美術館にて開催される。実用から生まれた“根来”の美しさを紹介「細見コレクションの漆芸 根来 NEGORO-朱と黒のかたち-」は、漆器「根来」を一堂に集めて紹介する展覧会。「根来」は、中世に紀州・根来寺で作られた飲食器や什器に端を発するといわれており、実用的な器として生み出された。用途に適した簡潔なフォルム、長年の使用に耐えうる堅牢な造り、明快な朱と黒の色彩を特徴としている。経年変化する朱漆と黒漆のコントラスト漆を塗り重ねた器の表面は、経年とともに上塗の朱漆が擦れ、中塗の黒漆が現れる。しなやかで強い木と、鮮やかで渋みのある漆の特性を生かした「根来」ならではの、味わい深い塗肌の美しさに注目だ。会場では、細見コレクションの創始者である初代古香庵が情熱を傾けて蒐集した「根来」を紹介する。本来は神前に酒を供えるための器として用いられた「亀甲文瓶子」は、漆の朱と黒が強く引き合う、時の経過を感じさせる風合いに。加えて、寺院の食事を運ぶ際に用いられた器である「重要美術品 菜桶」や、平安時代に供物台や膳具として用いられていたとされる「高坏」、東大寺伝来とされている「湯桶」などが登場。実用に向けた造形の美しさや、長い年月を感じさせる重厚な質感を見て取ることができる。【詳細】「細見コレクションの漆芸 根来 NEGORO-朱と黒のかたち-」会期:2022年2月10日(木)~4月10日(日)会場:細見美術館住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)入館料:一般 1,300円、学生 1,000円※会期などは変更となる場合あり【問い合わせ先】細見美術館TEL:075-752-5555(代)
2022年02月04日