私は5歳と2歳の娘たちを育てています。5年間子育てをしていますが、イヤイヤ期に突入した下の子と上の子の対応が大変で、ここ数カ月ほどが一番育児がつらいと感じ、現在、うつ状態になってしまっています。どのような症状が出ているのか、症状を良くするために何をおこなっているのかをお話ししたいと思います。 つらくなった原因下の子が2歳になりイヤイヤ期に突入する前は、上の子のペースで物事を進められました。しかし下の子に自我が芽生えてきてからは、何をするにも姉妹で意見が衝突して、時間がかかるように。例えば、1人が階段で帰りたいと言えばもう1人はエレベーターが良いと言い、次はエレベーターのボタンをどちらが押すかでもめるなど……その繰り返しなのです。 「なるべく2人の意思を尊重してあげないと」と思い、1回で済むことも順番にやらせたり、諭したり、なだめたりと頑張っていたのですが、争いが減ることはなく私の神経だけがすり減っていきました。 私の体の変化特につらかったのが幼稚園の夏休み期間中です。2カ月弱の間、姉妹が四六時中一緒にいることでいざこざは絶えず、私のストレスもマックス! 仲良く楽しく過ごしたいのに、怒ってばかり。そんな自分に嫌気がさし、母親としての自信も喪失。そして、夏休みが明けたころ体調に変化を感じるようになってしまいました。 とにかく体が重く、何もしたくないし、すぐ涙が出るのです。家族のためにも元気に普段通りにしなくては、と気持ちを奮い立たせても、何かがおかしく、子どもたちと一緒の空間にいることさえしんどかったです。 心療内科と育児相談へそんな状態が1カ月ほど続いたので私は心療内科に行く決心を……。初診では何がつらいのか、どのような症状かを10分ほど医師と話し、安定剤が2週間分処方されました。そして2回目の受診で、あまりよくなっていないことから抗不安剤が追加されることに。 薬の力を借りるとともに、育児の悩みや不安も聞いてもらいたいと思い、地域の子育て相談にも行ってみました。相談にのってくださった子育て支援者さんは真摯に話を聞いてくださり、母として頑張りすぎないためのコツをいろいろと教えてくれました。普段人には言えないような深く、暗い話を支援者さんたちとすることで、私は自分の気持ちを整理することができ、ストレス発散ができました。 体調がおかしいなと感じてから2カ月ほど経ちました。まだ本調子ではありませんが、どん底のときに比べるとかなり良い状態です。もうしばらく医療と地域の子育て支援者さん、そして家族の力を借りて本来の自分を取り戻していきたいです。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年11月28日「HSPがHSCを育てています」第20話。敏感で好き嫌いの多い息子きったん。周りから「ダメな母」と思われてるんじゃないかと気にしはじめたユキミさん。実母が昔言っていたことを思い出して……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第20話前回。 息子きったんのあまりのイヤイヤ期のすさまじさ。 公園からはなかなか帰らず、食事の時間は地獄。自分の言い分がとおらなければ床にひっくり返って大号泣。 そんなイヤイヤに私も、 「アラームが鳴ったら帰るよ」「ひとくちだけチャレンジしてみよう!」「そうかそうか〇〇がしたかったね」 そんなよく聞く「THEイヤイヤ期乗り切り術☆」なんて切り返しや提案をするもなにひとつ解決しないこの現状エヴリデイである。 私は昭和61年生まれ。そんな私の母である実母はバリバリの昭和育児実践者。父である実父もまた同様である。 よく昭和のアニメで観る、 「バカ野郎!! 」(げんこつ一発)「いい加減にしなさーい!! 」(数発のビンタ付)「そんな子は家にいらない!帰ってくるな!! 」(玄関締め出し) なんて台詞を幼少期から小学校高学年までひととおり浴びて育った私。 「昭和のしつけあるあるビンゴ」 そんなビンゴがあったらいち早く列がそろうくらいである。 そんな、「THE昭和の母」である実母。スーパーで見た親子を見て、ちょいと思うことがあったらしい。 ちなみに昭和最後、平成初期、その頃は「イヤイヤ期」なんて言葉はなく、「子どもの癇癪=わがまま」。わがままなので許してはならんもの、と言われてたんだとか。 「ちゃんと親子の上下関係ができていたら、子はわがままなんか言わない! 」「イヤイヤ期なんて、ただ子どもに言うことを聞かせられない言い訳」 これが母の持論だった。 「親が上、子は親の下」 絶対的な家庭権力の順番。これが私の両親の考えだった。子のいうことを聞くと親はなめられる。 子どもが親に意見や自分の考えを軽々しく口出すことは許されなかったし、たとえそれが正論でも、子が親に言うことは全て「屁理屈!! 」と叱られた。 私はイヤイヤ期の息子が訴えていることはわがままではなく「自我が出てきた証拠」、そう思っていた。 思っていたし、どこへ行っても「イヤイヤ期ね~、やりたいことはやらせてあげて」「お母さん大変だけど付き合ってあげてね」そう言われていた。 でも、もし実母の考え「子が親をなめている」「親だと思っていたら言うことを聞く」が正論だったとしたら? 実際に自分はそれで育ってきた。そんな私と弟を育てた母は以前、 と言っていた。(ちなみに実母はこの電話をしている頃には、イヤイヤ期という言葉を正しく認知してくれました。) 実母は子育ての結果が出ている。私も、弟もいい子である。 昭和の育児はどうなの?今の育児は「イヤイヤ期」って言葉に逃げてるの? 私、実母にどんなふうに育ててもらったっけ? このとき私は生まれて初めて自分の過去と向き合うきっかけができた。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月20日「HSPがHSCを育てています」第19話。敏感で好き嫌いの多い息子きったん。前回、思わずユキミさんは初めて、小さなきったんに大きな声を出してしまいました。「毎日毎日私だってもう嫌だわ!! 」さらに、「周りからダメな母と思われるんじゃ……。」そんなことも気になりだして……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第19話前回。 なにひとつうまくいかない育児が嫌になり、息子に初めて大声を出してしまったという話。 1歳半になり本格的なイヤイヤ期にどっぷり。イヤイヤ期は自我の芽生えって分かっちゃいるけど……。 今でこそ「手抜きは美徳」といわんばかりに己の手を抜きまくり日々そこその育児を心がけている私。 「食べたくなければ食べんでいいし、好き嫌いはいつかなくなるし、育児アドバイスは合う合わないあるっしょ」 息子が5歳の現在。こんな考えのもと毎日を送っている。 たぶん第3者から見たらかなり適当だと思う。 「さぼり過ぎ」 そう思われても仕方ないくらい適当である。 しかし、私も最初からそんな考えだったわけではない。食べなければなんとか食べるよう工夫を凝らし、好き嫌いがあれば離乳食の本を片っ端から作ってみた。 育児アドバイスは「正」とつくものは即実行。 ちなみに余談だが、離乳食の本は1冊まるごと全てチャレンジしてみたので、今でも離乳食を作るのはちょいと得意である。 でも……。 毎日喉がかれるほど声をかけていても子どもが言うことをきいてる姿が見られなければ、声のかけ方が悪い。 一生懸命離乳食を手作りしてたって、子どもが食べてなきゃ、味が悪い、工夫が足りない。 毎日その腕が許す限り抱っこをして子どもの話に耳をかたむける。でも子どもが癇癪を起せば、満たされてない、親の愛情が足りない。 一瞬。 その一瞬の結果だけで、「ダメ親」のレッテルを貼られてしまうんだよね、育児中って。結果が全て。 どんなに頑張ってたって、努力してたって、その姿は誰にも見えないから、見える結果しか見てもらえない。で、結果が出てなきゃ「ダメな親」。 逆に結果が出ればその過程がどうであれ、「よい親、素晴らしいお母さん」。それが世の中。 そもそも子育ての結果ってなに?結果が出るってなに? と思う。 「よい母」「ダメ母」とはなに? そんなことを考えたときにふと頭をよぎった言葉は「子は親の通信簿」である。これ、よく聞く言葉だよね。 「子は親が手をかけたら手をかけた分だけ、いい子になる」「逆に手を抜けば抜いたぶんだけ、子は荒れる」 だからお母さん頑張れ!手をかけたらその分返ってくるよ! そういう解釈の言葉だと思ってる。 息子がイヤイヤ期のとき、私はこの言葉に大分苦しめられていた。というか、自分で勝手に苦しんでいたのだ(笑) そんな私の母親としての通信簿。通信簿なのだから、つける人がいる、評価する人がいる。 じゃあその人は誰……? ◇◇◇ ユキミさんは、実母が言っていたあることを思い出します。それが、生まれて初めてユキミさんの過去と向き合うきっかけに……!? ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月19日「HSPがHSCを育てています」第16話。敏感な息子きったんの子育てに疲弊していくユキミさん。あるとき、1歳半健診がもうすぐあることを思い出します。「プロに相談できるから、きっと解決策が見つかるはず!」と期待に胸をふくらませました。が、しかし、健診でのまさかの事態にユキミさんも唖然……! いったいきったんになにが!?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第16話息子の「食べない」「寝ない」「癇癪」に限界を感じてきた私。 「もう、ひとりじゃどうにもならない……!!」となっていたとき、偶然にも1歳半健診が。「これはプロのアドバイスをいただけるチャンス……!!」と、全ての希望を1歳半健診へと託した。 ※1歳半検診→1歳半健診 息子は3カ月頃から人見知りが始まり、母以外全員NG道行く人と目が合っただけで号泣知らない場所へ行くと号泣 息子が乳児の頃の育児はこの 「人見知り&場所見知り」 によって、暗黒時代だったのだが、イヤイヤ期の訪れと共に、なぜだか人見知りは徐々に姿を消していった。 そして1歳半。 息子完全イヤイヤ期突入と共に、人見知りは終わった。 そして保健師さんにある程度息子のことを見てもらい、現状を相談する。 外面ーーーー!!! 年少の初めての個人懇談 「先生、どちらのお子さんの話してます…?」 と先生にボケをかましてしまったくらい。それくらい息子は外面がよい。 幼稚園に入りたての頃から「母がいいー!!」と先生を困らせることはあっても、思いどおりにならなくて癇癪を起したり、集団生活なんかやってられっか!と輪を飛び出したりなんてことは1度もないらしい。 家では、ブロックがうまく組めなくてすぐひっくり返って怒るし、私の買い物なんて3分しか付き合ってくれないし、あれやだこれやだ全部やだ、もうずっと息子のターンなんすけど。 そう、息子は人見知りが終わり、イヤイヤ期に入った頃から「人前だとそこそこいい子」だったのだ。 1歳半健診も、ハキハキニコニコ、積み木サクサク、はい、おしまい。 「え…!?(絶句)」 正直、私は複雑な気持ちだった。 だって息子がこの場だけお利口だって、積み木が積めたって、今私が困っていることはなにひとつ解決されないままだよ。普通に私、困ってるよ。 今日も決まったものしか食べず、この服は着たくないと脱ぎだし、靴も毎日同じ。遊びながらすぐ怒り癇癪を起こし、夜は30分おきに泣きだすんだよ。 積み木が積めたからって、指さしできたからって、母の悩みが解決すんのかよぉぉぉぉぉ!!! 逆に、積み木積めなくたって、指さしできなくたって、なにか問題でもぉぉぉぉ!!??(あらあら、もうただのいちゃもんになってきましたよ) 「迷える子羊な私に、なにかプロのアドバイスを……」と思ってすがる思いで行った健診での回答は、「息子の癇癪は私の焦りが通じてるから」「イヤイヤ期だから」だって。 じゃあ偏食は?身につけるものへの敏感さは?こだわりは?夜泣きは? で、私はどうしたらいいの!?どう解決したらいいの!? なんでこんなに大変なの?息子はただのわがままなの? また迷宮入り。 ◇◇◇ 期待した1歳半健診で解決策が見いだせず、振り出しに戻るユキミさん。 むしろ、1歳半健診で言われた保健師さんからのあるアドバイスに、次回、いっそう苦しむことになってしまいますー。 ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月16日友だち関係や勉強のことなど、子どもたちはさまざまな悩みやストレスを抱えて生きています。漠然と「イヤ〜な気持ち」が湧いてきて、モヤモヤ。ときにイライラしたり、泣きたくなったりもするでしょう。子どもが悩んでいる姿を見るのは、親としてはつらいものですよね。だからつい元気を出してほしくて、「そんなことないよ。大丈夫だよ!」「気にしない気にしない」なんて、無理やりポジティブな声かけをしていませんか?でもその声かけは本当に正しいものでしょうか。そもそもなぜ、「イヤな気持ち」が起こるのでしょうか?今回は、脳科学者・中野信子先生のアドバイスを参考に、脳科学の観点から子どもたちの悩みを考えていきます。写真/川しまゆうこ子どもたちはどんなことに悩んでいる?コロナ禍以降、「新しい生活様式」に、あなたの子どもはうまく対応できていますか?「うちの子は、対応できていると思う」「悩んでいるようには見えない」など、子どもそれぞれの性格によっては、コロナ禍前と変わらない日常を送っているかもしれません。しかし、発達途中である子どもの心はとてもデリケート。国立研究開発法人 国立成育医療研究センターの調査(2020年)によると、なんと全体の7割以上の子ども(未就学児~高校生)に、何らかのストレス反応・症状があったそうです。全体の約5割の子どもが、「最近集中できない」と答えている全体の約2割の子どもが、友だちとの関係に何かしら悩みを抱えている小学1〜3年生の約2割が、「誰かと一緒にいても、自分はひとりぼっちだと感じる」と回答小学4~6年生の約4割が「自分はダメな人間または失敗者だと感じる、または自分自身あるいは家族をがっかりさせていると思う」と答えている このように、多くの子どもたちがストレスを感じています。もしかしたら、 “悩んでいるようには見えない” 子どももじつは悩みやストレスを抱えているかもしれません。もしそうならば、どうにかしてストレスをゼロにしてあげたいと思うのが親心だと思います。でも、それはちょっと待ってほしいのです。中野先生は、「悩みがなければ人間は生きていけない」と断言します。次項で詳しく説明しましょう。悩みがなければ、人は生きていけない悩みに対して、「こんなことで、くよくよ悩んでいる自分が情けない」と、自己否定してしまう人は少なくないはずです。しかし、「悩みがなければ人間はうまく生きていけません」と、中野先生は述べています。なぜなら、自分にとってイヤで、なにか困ったことがあるからこそ、「なんとかしなきゃ!」と思ってがんばることができるからです。これは「ねたみ」などの、マイナスな気持ちでも同じです。誰かのことがうらやましいから、「わたしもあの人みたいになりたい」という気持ちが生まれ、自分を変えていく力になります。(引用元:中野信子(2021),『中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える!』, フレーベル館.)なるほど、「イヤな気持ちや悩みは、むしろあったほうがいい」のですね。ですから、「〇〇ちゃんの絵ばかり先生がほめていて悔しかった。イヤな気持ちだった」と言っていたら、「イヤな気持ちをもつことは悪いことじゃないよ。その悔しいという気持ちは、エネルギーになるよ」と伝えてあげるといいでしょう。「『イヤな気持ち』を自分の力に変えていくと、人生はもっと楽しくなる!」と中野先生も断言しているように、子どもが自分の気持ちを受け入れて、「悩みがあるからこそ、人生が豊かになるのだ」と考えられるようになるといいですね。「親がうざい!」と反抗する子どもにはどう対応する?そうはいっても、そのイヤな気持ちの矛先が親に向けられたときはどうしたらいいのでしょうか?そうなると、なかなか冷静ではいられないかもしれません。子どもが親に反抗してくるとき、子どもの頭のなかでは何が起こっているのでしょう?中野先生は子どもの反抗について、人間がもっている「物事を自分に都合よくとらえる性質」に原因があると解説します。』, フレーベル館.">よくよく思い起こすと、親はあなたをほめてくれたり、やさしい言葉をかけてくれたりしているはずです。でも人間は、いいことをたくさんいわれても、ひとつイヤなことをいわれたらその耳ざわりなひとことを、いつまでも覚えているものなのです。(引用元:同上)子どもが小学校中学年、高学年になってくると、「うるさいな」「わかってるよ」などと親に反抗的な態度をとることが増えてくるかもしれませんが、これは人間の性質上、仕方のないことなのです。そしてこの性質は、子どもの脳の成長プロセスにも関係しています。一般的に、脳のなかでは、神経細胞(ニューロンといいます)が枝のような突起を伸ばし、情報を伝えるためのネットワークをつくって成長します。このとき、逆にネットワークから、いらない部分を刈り込むことも成長には必要なのです。(引用元:同上)子どもの脳は、「〇〇をするのはダメ!」「こうしなさい」などと、親に行動を刈り込まれる、つまり親から行動を修正されることで、スムーズに情報を処理できるようになります。たとえば、「ひじをついて食事をするのはやめなさい」「脱いだ服は洗濯機に入れなさい」と親から言われることで、情報が整理されるというわけです。このような理由から、親のアドバイスは子どもの成長に必要なものと言えます。しかし、 “小言” を言われる側の子どもは、せっかく成長したネットワークを親が勝手に刈り込むことに抵抗を感じてしまい、「親がうざい!」となるのです。子どもに反抗的な態度をとられてイライラしそうになったときは、この脳の働きや人間の性質を思い出しましょう。そうすれば、感情的にならずにすむかもしれません。脳科学の観点から悩みをひもとくと、生きるのが楽になる「親がうざい!」などのイヤな気持ちは、「脳が引き起こしている感情のひとつ」。そう、理解しているだけで、子どもも親も生きることが少しだけ楽になるのではないでしょうか。人間関係の悩み、勉強や将来への不安、劣等感、承認欲求からくる苦しさなど、生きているかぎり悩みはつきません。もし子どもが以下のような悩みを抱えているのであれば、『中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える!』を読んでみてください。空気がうまく読めません人前に出ると緊張して、うまく振る舞えません失敗すると、とてもはずかしくて、ずっと引きずってしまう信頼できる友だちができない。浅い付き合いばかりする自分がイヤ自分の見た目にまるで自信がもてません 本書は小学校中学年~高学年向けとされていますが、親世代が読んでもためになる内容です。「イヤな気持ち」を感じる脳の仕組みについて、脳科学の見地からわかりやすく書かれています。そして、本のなかにある「自分を大切に」という中野先生の温かい言葉が響きます。それもそのはず、中野先生自身が「運動が不得意」「頭痛もち」「感覚が過敏」「コミュニケーションが苦手」などの悩みを抱え、生きづらさを感じながら成長してきたのですから。中野先生は、「脳を知ることで生きるのが楽になる」と述べています。イヤな気持ちをエネルギーに変える「生きるコツ」が満載の1冊です。本の体裁は子ども向けですが、本質を突く内容なため、親子で読むのも、子どもがひとりで読むのも、大人が読んでから子どもに説明してあげるのもいいと思います。 ***子どもの頃、「早く大人になりたい!」と思ったことはありませんか?あなたの子どもも、いままさに、そう感じているかもしれません。でも、中野先生いわく、「脳の成長が早すぎると、伸び幅が小さくなる場合もある」のだそうです。多くの子どもたちが、イヤな気持ちをエネルギーに変えながら、時間をかけて成長できるといいですね。(参考)中野信子(2021),『中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える!』, フレーベル館.国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第1回調査報告書国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第2回調査報告書国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第3回調査報告書国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第4回調査報告書
2021年11月16日ユウコトリトリさんの連載第34話。次男くんが3歳のころに経験したイヤイヤ期。時が経ち思い出せば少し笑えることもありますが、まさに闘っている最中は笑えないことだらけですよね。こんにちは、ユウコトリトリです。保育園児から中学生まで、3人の子どもを子育て中です。 今回も過去の話になりまして、次男が3歳のころの話です。2〜3歳と言えば「イヤイヤ期」の黄金期…その理不尽な怒りと要求の数々がこちらです。 理不尽な怒り いや、ごはんを食べたのは貴方ですよ…… 水も理不尽な言いがかりに戸惑っていると思うし でも、トイレをつい流してしまったのは悪かったかな…… そして、夜を朝にするのは、お母さんには無理です。(お母さんじゃなくても無理だけど) そんな次男も現在6歳になりました。今となっては、理不尽を通り越して、おもしろ懐かしい思い出なのですが、現在イヤイヤ期と戦っているお母さん方は笑い事ではないですよね。 いや、ホントに……お疲れ様です。いつか落ち着く日が来ますので…いつかネタになる日が来ますので…今日もがんばりましょう。 ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね! 著者:イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2021年11月14日「HSPがHSCを育てています」第13話。実母と義母の子育てアドバイスに玉砕し、今度はネットの世界にアドバイスを求めるユキミさん。藁にもすがる思いで、ネットに書いてある方法を実践し始めます。すると育児にどんどんルールを課してしまうようになっていき……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第13話前回。息子のイヤイヤ期突入に「もう、私ひとりの力で育児をするのはちょっと無理……」と、実母と義母たちの知恵を借りようとするも見事玉砕、ってな話でした。 好き嫌いがひどく、夜は30分おきに夜泣き、そして1日幾度となく大爆発の地雷スイッチ。 私自身、息子のことを、 「こんなに泣く子、ほかにいる?」「かんしゃくの理由ってイヤイヤ期だけなのかな……、ちょっと違うかも……?」 と思い始めてきた。 なら! 得意のネット検索~!!! 息子の授乳の合間や、夜泣き対応で寝そうなとき、某知恵袋を始め、ママ向け情報サイト、主婦向けお悩みサイトを検索して引っかかるものは片っ端から目をとおした。 責任感ある意見から、いちゃもんレベルのものまでいろいろあった。そしてそれらを見てスッキリするかっていうと……。 しないよね(笑) とくに弱ってるときに見たらあかん。 そしてこのときの私はちょっと珍しい回答を目にしてしまった。 それは…… 砂糖が入っているお菓子はもちろん、パンもノンシュガー、ありとあらゆる砂糖を排除した。 そしてそんな食事療法をチラ見&実践した流れで、私はどんどん 「これをすべし!」「これはよくない!!」 系の、苦しいだけの育児ルールにのめり込んでいった。 こういったちょっと骨が折れる系のことにチャレンジするときは、「よーし!やるぞっ☆」なんて前向き明るくポジティブにこなすならよい。 しかし、だいたいは、 「砂糖を摂らないことで息子が泣かなくなるなら……。」「毎日決まった時間に行動して息子が寝てくれるなら……。」 そんな藁にもすがる思い。ギリギリの精神状態でチャレンジのスタートを切る。 これらが万が一思うようにできなかった日には、 「ああぁ……、あのときできなかったから……」 なんて、ストレスが余計に増えるぞよ。 必死の精神状態でこういった「ルール系育児」に手を出しちゃうとちょっとした非日常が楽しめなくなっちゃう。 ちょっとした非日常大事。 なので。母に負担がかかるチャレンジをするときは、絶対に心身ともに整ってるポジティブなときにするに限る。 できない日があっても、「あー、あの日?」って鼻ほじって薄ら笑い浮かべられるくらいのね。(それはそれでちょっと問題) さて。そんな心身を削り倒す育児ルールの成果はあったのか? 結果は次回! ※食事療法は医師や専門家に相談し、診断に基づいて適切におこなうことが大切です。自己判断でおこなうのはリスクが伴いますので避けましょう。※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月13日「HSPがHSCを育てています」第12話。前回、実母の子育てアドバイスに玉砕したユキミさん。今度は義母に聞いてみることに!しかし義母のアドバイスにまたもダメージを受けてしまいます。そんな義母のアドバイスとはいったい……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第12話イヤイヤ期を乗り切るアドバイスが欲しいでやんす~!! うーん。育児に詰まったとき親に聞く、って結構有効手段だと思ったんだけどな。似てるところとかあるだろうしね。 なら。もうひとりの親に聞いてみる?ってなことで、夫の方の母にちょいと相談。 「かくかくしかじか」と息子の現状を説明、悩んでることも話す。 なら…… とんでもマウンテンが現れてしまった。 わし「そうですか……。それはよかったですね」しか言えず。 うへへ。先人たちにアドバイスをもらうつもりがダメージを受けただけだった。 そんな己の特攻からダメージを受けていたとき、ちょうど友達とLINEをしていた。 なら、勇気を出してわが家の悩みをさらしてみる。 ありがたや……。 友達のやさしさに触れる私。なんかどえらい久しぶりに誰かにやさしくしてもらえた気がする……、そんなイヤイヤ期。 そうか。みんな一緒か……。みんな大変なもんなのか……。これでいいのか……。 用意した服は着ない。 ご飯の時間になるたび号泣。 お散歩中、白い線の上をうまく歩けなくて号泣。 って気持ちもちょっとあるんだぁぁぁlこれがみんな一緒…!???って。 全国のキッズたち、みんながみんなこんな困ったさんじゃないよね? こんな激しい子は未だかつて見たことない気がして。不安。なくならんよね。 ◇◇◇ 今度は義母にアドバイスを求めるも、「育児で苦労したことないわ」「育児で悩むことなんてあるの?」との返答にまたまた心が折れてしまうユキミさん。 実母、義母のどちらの母からも欲しいアドバイスが得られないユキミさんは、次回、ネットや本に書いてある育児アドバイスにのめりこんでしまいます……。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月12日4歳と1歳の娘の育児に追われる毎日。1歳の娘のイヤイヤ期が始まり、4歳の娘は4歳の壁といわれる時期を迎えて情緒不安定な状況に、私の体力も気力も限界を迎えていました。育児に疲れ果てていた毎日を何とか抜け出そうと生活を改善し、効果があった3つの方法をご紹介します。 1.便利な家電を購入!家事は家電任せ以前からずっと購入を検討していたロボット掃除機を購入! 日々食べこぼしや子どもたちが遊びで使った折り紙やテープの細かなゴミ、外遊びから帰ってきて服から落ちた砂など、汚れが気になってもスイッチひとつで掃除が完了し、掃除機をかける回数が減りました。 「掃除をしなきゃ……」と思って憂うつに感じていた気持ちや、掃除の手間も省けて、家電に助けられ、心身共に少しラクになりました。 2.ママのオフdayを作り、リフレッシュ!今までは、パパに子どもたちを預けて外出するのは通院くらいで、平日も休日もずっと自由な時間がなかった日々。限界を迎えて、ある休日にパパに子どもたちを預けて、ひとりで買い物に行きました。 いつもはゆっくり自分のものを見る時間がないため、その日は久しぶりに自分の服を選んだり、本屋で雑誌を買ったりと自分の時間を満喫することができて気分転換になりました。それから隔週で、数時間でも自分の時間をもらって、気分転換に外に出るようになり、気持ちを切り替えて育児ができるようになったのでよかったと感じています。 3.夫婦の家事・育児の役割分担を見直し!専業主婦だから育児・家事は全部自分でおこなうべき、と自分を追い込んでいたことに気が付き、パパにも家事や育児を助けてもらうようにしました。朝の子どもたちの着替えや歯磨き、休日の掃除など、担当を決めて無理のない範囲で家事育児を分担すると、負担が減って余裕が生まれました。 パパにも感謝の気持ちが深まり、夫婦関係がよくなるメリットも! 子どもたちともリラックスして楽しく笑顔で過ごせる時間が増えて、笑顔の日々が戻ってきました。 娘たちの育児に行き詰まり、気付けば笑顔で過ごすことが少なくなっていた毎日でしたが、家事育児の負担を減らす3つのステップを踏んだことによって、心と体に余裕が生まれ、以前のように心から育児を楽しむことができました。家電や家族の協力を得ることは決して悪いことではなく、家族みんなが毎日をよりよく生きるために必要なことだと気付きました。 監修/助産師REIKO著者:渡辺あや4歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。
2021年11月11日「HSPがHSCを育てています」第11話。敏感な息子きったんがイヤイヤ期に入り、子育てに疲弊するユキミさん。そこで実母に子育てのアドバイスを乞うことに。しかし実母からかえってきた答えに、ユキミさんは「そういうこと2度と言わんで」と憤慨します。実母のアドバイスとは……?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第11話息子きったん、好き嫌い多いです。 息子1歳3カ月。 まだ私は「HSP&HSC」という単語を知りません!「早よ気づいて」と思うかも知りませんが、もう少しお待ちを。 イヤイヤ期が始まり、いよいよ自分ひとりの力では困難になってきた息子の育児。 こんなときは先人の知恵っしょ!ということで…… 実際我々姉弟はどこへいっても「大人しいわね」「お利口さんね」と誉められていたので、母も「できる母」と見られていた。 なので2~3回言っても聞かない子は聞き分けが悪い子に見えていたし、親の言い方が悪いんじゃない?とすら思っていたとか。 鬼やんけひど でも、ま。仕方ないよね。私だって息子きったんを育ててなければ、知らなかったこといっぱいある。 実母と同じ育児をしていたら、きっと同じように「床で転がる子は母親のしつけが悪い」そう思っちゃってたかも。 そう思うと、今まで5年間の育児はつらいことが多かったけど無駄じゃないね。よかったと思えるよ。 ということで、今日もそんなきったんが好き。 でも。肝心である私の「イヤイヤ期手詰まり」という悩みは解決されぬまま。 うーん。ならば夫側の母にも聞いてみるか……?夫の幼少期からなにかヒントが得られるかも! ◇◇◇ 実母の子育てアドバイスに玉砕し、今度は夫の母にアドバイスを求めることにしたユキミさん。次回、夫の母はユキミさんにどんなアドバイスをするのでしょうか。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月11日「HSPがHSCを育てています」第10話。イヤイヤ期デビューした息子のきったんは、1日中「NO」を連発。スプーンを渡せばスプーンを投げ、公共施設の床で「いやだいやだ」と寝そべるきったん。「なにが望みなの?!」母ユキミさんはそんなきったんの子育てに疲弊していきます。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第10話前回。自我が芽生えた途端、やってきたぜイヤイヤ期!って話だったね。 え、なんでこんなことするの!? なんでこんなことで泣くん!? ってことの連続やで。ちなみに上はスプーンを渡しただけなのに泣かれた。 スプーンを…スプーンを渡しただけなのに…!! 24時間気に入らないことだらけ。24時間なにと戦ってるん!?ってくらい「NO」「NO」と言い続ける息子。「YES」と言えない呪いにかかってる!? 今まではさ、「泣いたら抱っこ!!」が合言葉みたいなところがあった、乳児期育児。 しかしそれがまったく通用しなくなるのがイヤイヤ期。 とりあえず抱っこしておけばなんとか切り抜けられるか……!?って思っていた私、なす術なし。 そしてこの頃になると、赤ちゃんとの隠居生活……というより、自分の今までの買い物~家事~用事~なんて生活に息子も一緒になって参加することが多くなってきた。 外にも出る。用事もする。 なら、こういうことが始まった。 施設の床で自我を大放出。「いやだいやだ」と寝そべる我が子。 電車で自分の座りたい席に座れなかった、なんて理由で1駅も2駅も愚図り続ける我が子。 「さすがに……」と降りるも、今度は降りた駅で「なんで降りたのーー!!」と泣く我が子。 どんなに説明したって、まだ1歳、2歳。こちらの想いは3分の1も伝わらない。 どうしたらいいんだ……とすがる思いで、ア●ラー式子育て術とか育児書何冊読んで、何回試したか。 「やりたいことをやらせてあげる」 分かる。やらせたい。 でも!! その、子がやりたいことが分からないんだけど!! 母になってまだ1年。加減もやりかたも分からんよ。いよいよ1人で息子と向き合うのが手詰まりになってきた。 育児ってこんなに毎日激しいのか。まさにぶつかり稽古……。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月10日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。こんなところも似てるの?編集後記1歳頃の赤ちゃんはまだ言葉で自分の気持ちを伝えることができないため、泣いたり怒ったり、ものを投げたりしながら感情を表現することが多いですよね。1歳半から2歳頃からはじまる「イヤイヤ期」と似ていることから「プレイヤイヤ期」と呼ばれることもあるようです。つぶみさんの長女・ねむちゃんも思い通りにいかないことがあると怒りスイッチがONに。日中にキイキイ怒りだすことがあるそうですよ。そんな時に思い浮かぶのはねむちゃんの兄である長男・ほにゅくんの姿。怒りをきちんと表現するところが似ていて「やっぱり兄妹だなぁ」と感じるつぶみさんでした。4コマ目のねむちゃんの背後にうっすら登場している、兄・ほにゅくんにもぜひご注目くださいね!ままのて編集部長男・ほにゅくんのイヤイヤ期エピソードはこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年11月10日「HSPがHSCを育てています」第9話。息子のきったんがついにイヤイヤ期に突入!1日中、なにもかもきったんは拒否!ワンオペ育児なうえ、ママ友たちとも距離を置いている孤独なユキミさん。きったんの育児に精神的な限界を感じはじめ……?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第9話前回。きったんついに イヤイヤ期デビューしたってよ!! って話ですよ。生後1年と3カ月。イヤイヤ期、ここにあり。 ひ……ひぇ……っ!! そっかそっか。お茶じゃなかったんだね……。ごめんなすって。 ならスプーンを…… やばい……、やばいぞ……。 なにがやばいってね、母の心ですよ。母の心、やばい。砕けそう。 ハートが!砕けそう!!! だってさ。こちらの意見も気持ちも1ミリも受け入れてもらえないんだよ? 食事も、散歩も、日々のコミュニケーションがすべてNOで返ってくるんだよ? こんなとき「うちもイヤイヤ期~!」なんて笑ってイヤイヤ期を吹き飛ばし合える友達や「一緒に頑張ろ!」って戦友になってくれる旦那さんがいればちょっと違うけどさ。 今まで通りのぼっち育児でいるとさ。子どもがイヤイヤ期に入った途端、一日中「嫌」としか言わん人としかコミュニケーションとれないんだよ。 一日「NO」で始まり一日「NO」で終わる。 これまでずっと子と1対1のガチンココミュニケーションを続けてきたワンオペ母としてはさ。子に拒否され続けるって結構つらいよね。 今までは肉体的な助けが必要だったけど、子に自我が芽生えたら「精神的な助け」が絶対必要!! ダメダメヤダヤダ言われてばっかじゃ母も参るって。 ◇◇◇ 「いったいなにが望みなの?!」 わが子のイヤイヤ期に途方に暮れるユキミさん。次回、ひとりで育児をすることに手詰まりに感じてしまい……? ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月09日「HSPがHSCを育てています」第8話。息子きったんは地雷持ち。泣かれたら最後、なかなか泣き止まず大暴れ。そんな経験からユキミさんは、きったんが泣かなくてすむよう地雷察知レーダーで地雷を回避!でもあることからその地雷察知レーダーは機能しなくなります。その理由とは……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第8話前回は、「わが子が地雷持ち」の場合、それを避けるため母には高性能地雷察知レーダーがつくんだぜ!って話から、その地雷察知レーダーが、あるものの襲来と共に使えなくなったんですけど……って話をしたね。 その地雷察知レーダーが使えなくなる理由は1つ。 子のイヤイヤ期だよ。 イヤイヤ期=自我の芽生え 母の助言なんか聞きやしない。 自分の欲望にまっしぐら!!それを叶えるためならば!どこからともなく出でよ、秘めたる馬鹿力!! そして母の助言を無視した息子は当然… 吠えられた。 自我が芽生えるっていうのは「自分はこうしたい!」って気持ちが芽生えることじゃな。 そして成長してちょっと知恵が付いて、体を自分で動かせるようになって。やっと「自分はこうしたい!」って芽生えた気持ちに、心身ともに追いつけるようになったのか。なら「NO」と言うし、体も動くんだな。 これがイヤイヤ期…。 今まで完全に受け身だった息子の反応が…… とにかくNO!なんでもNO!! お茶が欲しいかな?って渡せば叩き落とされ。 ズボンを履かせようとしたらのけぞって嫌がられる。 おむつを変えようとすれば頑なに拒否。 出かけようと抱っこ紐に息子をいれようとしたらなら脱走。 道を曲がろうとすれば真っ直ぐ行くんだと道端に寝っ転がり、かかえて連れ去ろうとすれば号泣。 地雷察知レーダー出番なし。 だって「これは地雷だ……!!回避せよ!!」ってレーダーが感知しているのにもかかわらず。子がそれを振り払って自ら踏みに行くんだもん。 そしてこの地雷。踏んでも泣くし、踏ませなかったとしても「なんで踏ませてくれないの!!」って泣くの。 どっちみち泣くのぉぉぉー。 息子さ。生まれたときからよく泣くし 哺乳瓶NO!ミルクNO!!母以外NO!! ってNONOだらけだったから、「生まれた時からイヤイヤ期~」なんてヘラヘラしてたけど、いやスマン。 「イヤイヤ期やばいわ。」 ◇◇◇イヤイヤ期に突入した息子きったん。次回、きったんのイヤイヤぶりにユキミさんのハートは今にも砕けそうになってしまいます……。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月08日「HSPがHSCを育てています」第7話。敏感でHSCの息子きったんは、ささいなこともすぐ泣いて、一度泣くとなかなか泣き止まず大変。そこでユキミさんはできるだけきったんが泣く事態を避けてきましたが、きったんにある変化が訪れると……?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第7話しかし、いよいよ息子きったんに自我が芽生えてきたようで……。 こっちの道は自動販売機があるぞ。なら小一時間いじり倒すから絶対通らないでおこう。 このお店にはおもちゃがあるな……!!通ると「欲しい!」って泣かれるから、通らないでおこう。 だってうっかり前を通って「ダメ!行くよ!!」って言おうもんなら烈火のごとく号泣する。 そんな泣くことに対して全力な子を持つ母はきっとこんな先回り癖がつくだろう。 避けられる地雷は全力回避。母が持つ子の地雷レーダーはなかなかの精密っぷり。 しかし。そんな実践に基づき日々アップデートされる高機能母レーダーに立ちはだかるものが……! 高機能母レーダーに立ちはだかるもの。それは…… 自我 である。 自我の芽生え!きたよぉぉぉぉ!!! そしてこれを人はイヤイヤ期という。 イヤイヤ期。 ただでさえスムーズにいかない毎日。イヤイヤ期まできたらどうなってまうの!? ◇◇◇ 息子きったんにいよいよ自我の芽生えが訪れました。 次回はイヤイヤ期。いっそうユキミさんの育児はスムーズにいかなくなってしまいます。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月07日娘が2歳になるころ、俗に言う「イヤイヤ期」がやってきました。なんでも自分でやりたい時期の娘に対して頭を抱えつつも、健やかな成長にうれしさもありました。そんな中、義母から言われたひと言についてのお話です。(※コロナ禍になる前の体験談です) イヤイヤのレベル買い物などで同じくらいの月齢の子を見かけると、同じくイヤイヤ期なんだろうなぁと感じる場面に何度か遭遇したことがあります。友人から、「大泣きしながら床に這いつくばって、どこだろうと寝転がって動かないよ!」という話を聞くこともありました。 娘の場合は人見知りもあったためか、外出先では比較的イヤの主張は控えめで、周りを見て落ち着けるタイプのようです。イヤイヤの言動が見られたときは、娘が伝えたいことを一度必ず受け止めて、一緒に解決するというコミュニケーションを大切にしながら成長を見守ってきました。 楽しかったバーベキューのあとに…ある日、義両親とバーベキューに出かけました。久しぶりの祖父母に緊張した様子の娘でしたが、遊具が設置された河川敷でおこない、ごはんもそっちのけで遊ぶほど楽しく過ごせました。 しかし楽しい時間も束の間、「イヤ!! 帰りたくない」と予想通りにこの日もイヤイヤの時間が来ました。珍しく這いつくばって動きません。最終的には無理やり連れて帰るしかないと思っていたとき、義母が来ました。「今がちょうどイヤイヤ期で、主張が激しくすみません」と伝えると……。 今と昔の育児の違い「(夫姉弟)はイヤイヤ期なんてなかったけどね〜」とひと言。帰宅後には義両親から「今はそんな風に言うの? 家でもこうなの?」「昔はイヤなんて言わせる前にお尻たたいて外に出してたよ」と、娘の成長や私の育児を比べるような話題に。 それから急に娘に対して厳しい対応に切り替わり、とても気が気でない状況でした。数カ月に1回会える程度の義両親に何がわかるんだと、私は夫に愚痴を言うことしかできませんでした。 イヤイヤ期も娘の喜ばしい成長過程だと思っていたので、義両親の言葉にはショックを受けました。その後、その場だけではない娘を見てもらため、写真共有アプリで文章を添えて娘の成長を頻繁に発信したり、イヤイヤ期の中でもできるようになったことを伝えました。今では、30年前とは時代も育児も変わっていることに、理解を示し接してくれています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ムチコ著者:島野かすみ2歳女の子のママで、元ブライダル業界勤務。現在、第二子を妊娠中。激務の夫に頼らずワンオペ育児をこなし、自身の経験から家事・育児術などを執筆している。
2021年11月06日わが家の次女は2歳くらいからイヤイヤ期に突入しました。自分でやりたいこと、やってほしいことの自己主張が強く、なかなか言うことを聞いてくれない次女。気に入らないと大きな声で泣かれ、私も疲れてしまっていました。どう対応したらいいのか悩んでいたところ、スマホに助けられた体験談をお話しします。 次女がイヤイヤ期突入わが家には4人の子どもたちがいますが、それぞれにイヤイヤ期があります。長男は現在16歳、長女は14歳の思春期の反抗期真っ只中。大きくなってからは話せばなんとかわかってもらえますが、上の子2人が小さいときはワンオペで、イヤイヤ期は怒ってばかりいました。 そして、長女と8歳差で生まれた次女がイヤイヤ期突入。上の子たちの手伝いのおかげもあり、少しは落ち着いて子育てできるものの、やっぱりイヤイヤ期には悩ませられます。 スマホに鬼さんから電話が…!そんなとき、スマホでイヤイヤ期に何が効果的かを検索していると「鬼から電話」を見つけました。アプリの中で鬼が「おうちの人の言うことを聞かない子は誰だ~? 」と代わりに叱ってくれます。 本当に効果があるかわかりませんでしたが、まずはやってみることに。なかなか言うことを聞いてくれないときに「わがまま言ってると、鬼さんから電話かかってくるよ~」と次女にスマホを見せると効果抜群。 泣きながら、「鬼さんイヤ~」と言うこと聞いてくれるようになりました。アプリでも代わりに叱ってくれる人がいると、私にも心の余裕ができ、ちゃんとできた子どもをほめることができるようになりました。それからは、脅かすのはよくないという声もありますが、怒ってしまうよりいいかなと思い、子どものイヤイヤにイライラしてしまって限界を感じたときなど、本当につらいときのみ頼るようにしました。 効き目抜群!わが家のイヤイヤ期には効き目抜群の「鬼さん」ですが、次女も少し大きくなり、スマホが理解できるようになると効果がなくなりました。今は2歳の次男にまだまだ効果絶大の「鬼さんからの電話」。6歳になった次女は、次男が「こわ~い」と言って泣いているのを抱っこしてなだめてあげています。 それをほほえましく見ている私ですが、上の子たちのときに使っていればあんなに怒らなくてよかったのにと今になって思っています。長男のときは、初めての子育てに一生懸命で、イヤイヤ期の対応なんで検索もしたことがありませんでしたが、今は少し心の余裕を持って対応できるようになりました。 イヤイヤ期は子どもが成長する過程で必要なものだとわかっていても、やっぱりイライラしてしまいます。次女には2歳からのイヤイヤ期でしか使えませんでしたが、効果があるものが見つけられてよかったです。思春期の上の子たちにも毎日イライラしがちですが、自分の気持ちを一旦落ち着かせて、子どもたちの成長を楽しんでいます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年11月02日ウーマンエキサイトの皆さん、こんばんは!ドイツ在住の主婦、ぱん田ぱん太です。皆さんはお子さんとの休日、どうやって過ごしていますか? ドイツではコロナ対策により一時閉鎖していた子ども向けの施設も開放され、ようやく外出先の選択肢が増えてきました!そんな中、今回の休日で息子と訪れた場所はここです。遊園地と言っても絶叫マシンなどはなく、幼児~10歳くらいの子どもたちが楽しめる乗り物やゲーム機、公園などが用意されている場所です。3歳の我が子フリッツ君も、この遊園地が大好き!フリッツ君が最初に選んだ乗り物は、園内を一周する機関車でした。機関車に乗るための列に並んでいる間、フリッツ君が話してくれたところによると、複数の色がある車両のうち、緑のものに乗りたいのだと……。イヤな予感がしました。この時点で私とフリッツ君は、列のほぼ最後尾辺りにいたのです。緑の車両は、前に並んでいる子どもたちが先に座ってしまう可能性が高い状況。「望む車両に乗られるかどうかは分からない」ということを説明してみますが、フリッツ君はとにかく「緑に乗る!」一辺倒です。案の定、緑の車両には他の子どもたちが先に乗ってしまいました……。「緑がよかったのに!」と泣きだすフリッツ君を、残りの車両(黄色)に乗ろうと説得してみますが……。結局フリッツ君は納得できず、私たちが乗るはずだった車両は後ろに並んでいた子どもたちに譲り、私とフリッツ君は今回の乗車を諦めて、次の便の列の最前列に並ぶことに。それでも、フリッツ君は私に抱っこされたまま、なかなか涙が止まりませんでした。そんな私たちの様子を見ていた、すぐ後ろのママさんでした。カバンから菓子パンを取り出し、フリッツ君に笑顔で差し出してくれたのです。このママさんの連れている子どもたちを見ると、フリッツ君とあまり変わらない年頃のようでした。この年頃の子どもたちのイヤイヤ期なども経験済みで、よく分かってくれたのかもしれません。外出先で我が子のイヤイヤが発動すると、周りの目も気になるし、疲れてしまいます。だけど、こういうふうに別のママさんに寄り添ってもらえたら、それだけですごく救われるんだなぁと実感しました。私もわがままを言う小さな子と疲れた様子のママさんがいたら、同じように寄り添いたいな、と思いました。……さて、そうしていい感じに終わりたいところなのですが、このお話にはオチがありまして。※ドイツの日付表記は日/月/年の順番ですもらった菓子パンを後で見直したら、賞味期限がかなり過ぎていました(笑)。1~2日ほどならともかく、この時点で10月始めでしたから、2週間ほど過ぎていたため、残念ながら食べるのは断念。だけどきっと、あのママさんのカバンには、自分の子どもたちが泣いたときに慰められるよう、いつも菓子パンが用意されていて、その中のひとつだったんだろうなぁ……と想像してほっこりしてしまった、そんなエピソードでした。
2021年11月01日2歳になる前から3歳半まで激しいイヤイヤ期が続いた息子。「自分でやってみたい! 」「何でも自分で決めたい! 」欲が人一倍強く、意にそぐわないと、室内でも屋外でも地べたにあお向けになって泣きわめいてジタバタしていました。まさか自分の子どもがこんな風になってしまうとは……と心身ともに疲労困憊の毎日でしたが、あることを実践したことでイヤイヤ行動が劇的に減っていきました。 どんな場所でもひっくり返って泣く息子 息子は、公園やおもちゃで遊ぶことが大好き。イヤイヤ期の最中、あたりが暗くなり夕飯の時間になるまで遊んでも、帰りたくないと泣きじゃくり、家の中でおもちゃで遊んでいるときは、お出かけをする時間になっても家から出たくないと泣いて床に転げまわって泣きわめきました。 そうなってしまうと、どう声かけをしても落ち着くことがないので、息子を肩に担いでその場を移動しなければならないという日々が続きました。 かんしゃくの原因は、時間感覚がないから?息子のかんしゃくは「時間」に関係する事柄でよく起きており、まだ2歳なので時間の感覚がないということに気づきました。そこで私は、息子に時計の読み方を教えようと決め、時計の絵本を購入。 やってみたいという欲求が強い息子は、時計の読み方に強い興味を持ち、意欲的に覚え始めました。「何時何分」と正確に読むことは2歳の息子には難しかったので、「長い針が1から2になったら5分進んだ」ということを覚えさせました。 時間の決定権を息子に委ねてから変化が!息子のイヤイヤ行動にさらに有効だったのは、最終決定権を与えることでした。たとえば、公園から家に帰る際、「いま長い針が3なんだけど、長い針が4と5、どっちになったら帰りたい?」と、スマホの時計を見せます。そうすると息子はどちらかを選択することができるので、「自分で決めたい」という欲求も満たすことができました。 帰る時間を自分で決めることができるようになってから、遊んでおきたい遊具で何度も遊んだりと、息子の行動にも変化が見られました。 息子が時間の概念を理解し、時計をある程度読めることができるようになってから、大きなストレスが1つ減り心が軽くなりました。2歳なので当然気分にムラがあり、うまくいかない日もあります。しかし、子どもなりに遊ぶ時間配分があるのかなと考えたら、泣きわめいて床に転がっている息子を見ても、気持ち的にラクに対応できるようになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2021年10月21日イヤイヤ期が始まっていたことに気づかず、感情の起伏が激しくなるお子さんを怒ってばかりいたママ。同い年の子を持つ妹さんへ相談したことでイヤイヤ期を理解し、お子さんの接し方を学んだという体験談です。 1歳3カ月を過ぎた息子が、急に怒り出したり泣いたりする毎日に戸惑う私。「おとなしかった息子がなぜこんなに変わるの!?」。イヤイヤ期がこんなにも早く訪れるだなんて予想もしていなく、気づけば息子に怒ってばかりでした。怒ることに疲れ悩んだ私が妹に相談すると……。そんな私の体験談です。 あれ? なんでこんなに怒るの?1歳3カ月を過ぎるころ、今までおとなしくいつも穏やかに過ごしていた息子が「おむつを替えるとき、急に顔を真っ赤にして怒り出す」「食べたくない物を口に持っていくと低い声でう゛~と私をにらむ」「今まで機嫌よく遊んでいたのに急に怒って泣き出す」ようになったのです。 180度変わってしまった息子の態度に、私たち夫婦はびっくりして「え? なんなの? なんでこんなにすぐ怒るの?」と戸惑い始めました。 訳もわからず怒る毎日…息子がなんでこんなに感情の起伏が激しく、全身を使って怒っているのかまったくわかりませんでした。そこで「一個一個説明して注意していかないとわがままになる」と思った私は、おむつ替えを嫌がって足をバタバタするときは「○○! おむつが替えられないでしょ!」と足を押さえ、食べ物をポイッと捨てたときは「食べ物は捨てちゃダメ!」など気づけば毎日ずっと怒っていました。 しかし、だんだん怒っている自分が嫌になって、怒られたあとに機嫌がよくなって笑っている息子の顔をみると「怒ってばっかりでごめんね」と後悔するように。 自我の芽生えだったんだ!息子の感情の変化が日々強くなるにつれ、「どうやって対応したらいいんだろう」と悩むようになり、同い年の子どもを持つ妹に相談しました。すると「うちなんかもっと早くにイヤイヤ期に入ったよ! それは自我が出ている証拠。成長だから見守ってあげて」と。 イヤイヤ期は2歳くらいからだと勝手に思い込んでた私は、子どもの成長はそれぞれ個人差があることに気づき、息子に怒ってばかりの態度を改めて反省しました。 イヤイヤ期だと知った今では、危ないことをしたら注意しますが、何か嫌で怒って泣き叫んでいるときは静かに見守り、気を紛らせたり落ち着くまで泣かせてみたりなど対応しています。子どもの成長は本当に個人差があるので、息子のペースを見守りながら受け止めて、できるだけ怒らずに子育てしていけたらと思っています。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年10月13日私は3児の母です。子育ての中で私自身が1番大変で、毎日のように怒鳴ったり泣いたりが多かった時期は、長男が5歳、次男が2歳のイヤイヤ期でした。世間では、「魔の2歳」「5歳児の反抗期」と呼ばれていますが、そう言われているだけのことはあると実感できたほどつらかったです。それを乗り越えられたきっかけや大変だったことについてご紹介します。 兄弟喧嘩の対応でつらかったこと息子たちはヒーローものが好きで、兄弟で遊ぶときは戦いごっごをよくしていました。喧嘩になる原因は、変身するおもちゃの奪い合い。長男は順番や貸し借りが守れますが、次男はうまくできず、待てない次男が長男を叩いたり、長男の「貸して」に次男は貸せなかったりして、私も「譲ってあげなさい」と長男を叱ることが増えていきました。 そんな日々が続いて、長男は次男におもちゃを貸さずおもちゃをぶつけるように……。さらに、次男もまねしておもちゃを投げるようになり、私はまた怒る……。そういった負の連鎖が続いて育児がつらく感じていたとき、長男は怒る私に対して「ママなんか嫌いっ!」 っと言ったのです。そのひと言で、もっとつらくなりました。 育児のつらい想いを私の母と姉に相談育児がつらいことばかりで楽しいと思えなかった日が続く中、私も精神的につらくなって母や育児中の姉に相談。母からは、長男をしっかり見守ってあげなさいとアドバイス。姉からは、男の子の意地はたててあげたほうがいいよとのことでした。 私は長男ばかりに怒ることが多かったので、母と姉のアドバイスは胸にささりました。兄弟が仲良くいられるためには、長男の次男に対する関わり方を叱るのではなくて、私が長男に対しての関わり方を変えることが必要なんだと気づかされました。 長男・次男との関わり方で工夫したこと物の取り合いになったり、遊びから喧嘩に発展したりしたとき、長男に怒ることが多かったので、叱り方から変えようと思いました。叱るときは、私と子どもたちと座って向かい合い、なぜ喧嘩になってしまったのかを話し合うように。 すると、長男なりの理由がそこにはあることを知り、「これは長男の思いをたてるとき」と感じた場合には、次男に我慢してもらう声かけをするように工夫しました。 また、喧嘩を止めるのに怒鳴り声をあげていましたが、「もうそろそろやめないとママ本気で怒るよ」 とやさしく、それでもダメなときは「あ~ママもうカンカンだな、ママ、鬼になるかな~」 と強めな声で叱るようにしました。 関わり方を工夫してよかったこと子どもたちに段階をつけて私が怒っていることを伝えると、いきなり怒鳴るよりお互いに喧嘩をやめようとしていくのがわかり、効果あるかも!と感じました。 一旦、私も子どもたちも冷静になって話すことで、長男・次男の言い分をお互いに知り、仲介役として私が入ることで、穏やかに解決法を見つけられるように。長男の思いをたててあげることで、おもちゃを投げるという行為も少なくなりました。 私は育児において、子どもたちに言うことを聞かせるという関わり方をしてきたように思います。次男が長男と同じように遊べるようになって初めて、私自身の関わり方を変えないと何も変わってはいかないということに気が付くことができました。これからも子どもの年齢に応じて関わり方を工夫していこうと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師 REIKO著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2021年10月11日ようやく歩けるようになった娘さんですが、今度は歩けるようになったがゆえの、新たな問題が勃発!とある方法で、無事に切り抜けた和田さんですが、その作戦とは一体……。娘のよちよち歩きはかわいいものの、移動にはものすごく時間がかかりました。アパートの目の前にあるコンビニに行くだけでも数十分。ちょっと行って帰ってくるだけでも、結構疲れます。ましてやショッピングモールのような広い場所を歩き回るときは、できるだけベビーカーに乗っていてほしかったのですが……。 歩けるようになったものの…! 母の勘とでも言うのでしょうか。娘の様子から、自力で歩きたいだけでなく、「ベビーカーはもうダサい! 私はもう赤ちゃんではない!」と思っているような気がしていました。そこでベビーカーに乗ることは恥ずかしくないことをアピール。使っているベビーカーがいかにかっこいいかを説明をしてみました。 こんなこと長々言われても理解できないかも、と思ったのですが、これがバッチリ通じたので驚きました。もちろん歩きたがることもありましたが、素直に乗ってくれることが増え、長時間の移動時にはだいぶ助かりました!監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2021年10月10日2歳10カ月の娘さんはイヤイヤ期に入ったころから野菜を食べなくなってしまったそうです。ママが調理法を工夫してもなかなかうまくいかず……。そんな娘さんが野菜を食べた意外な方法を紹介しています。 私には2歳10カ月と6歳の娘がいます。長女は好き嫌いが少なく食卓に出したものを割と何でも食べてくれたのですが、次女は嫌いなものが多く、特に野菜が苦手でした。そして私が調理法を工夫しても食べてくれなかった野菜を、なんと娘は意外な方法で食べるようになったのです! イヤイヤ期到来と共に好き嫌いをするように次女は1歳8カ月ごろに自己主張をするようになってから、嫌いな食べ物は頑なに食べなくなりました。「おくち、アーンして」と言っても口を一文字に結んだまま。おだてて気分をあげようとしても、ご褒美でつろうとしても、私が怒っても次女は食べず、お手上げ状態。 長女は好き嫌いがなく食べさせることに苦労することがなかったので、私もどうしていいかわからず悩みました。特に野菜が嫌いで、食べてくれる野菜はトマトぐらい。仕方がないので、毎日トマトをあげていました。 食べてもらおうと工夫する日々食べてくれる野菜がトマトだけでは、栄養が偏ってしまうと心配に。他の野菜も食べられるようになってほしいと思ったので、さまざまな調理法を試してみました。例えば、細かく刻んでチャーハンにしたり、野菜を柔らかくなるまで煮込んでスープにしたり、甘いものなら好きかなとにんじんのグラッセを作ってみたり。 でも私の頑張りも虚しく、なんとか次女の口に入れてもべーっと出してしまうのです。ネットでレシピを検索し、細かく刻んで味付けをしてと手間暇かけているのに……。 虚しくなり頑張るのをやめたら…私は次女が2歳になるぐらいまでなんとか野菜を食べてもらおうと料理を頑張っていましたが、ある日、食べてくれないことを虚しく思い、次女向けの野菜のおかずを作ることをやめました。そして、半ばやけくそ気味にきゅうりスティックをお皿によそってみたら、なんと食べるではないですか!! きゅうりのように青臭く、歯応えがある野菜を食べるはずないと思っていた私はびっくり。その後いろいろと試した結果、ブロッコリーも茹でただけで食べることがわかりました。それまでは茹でたブロッコリーを細かく刻み、とろみをつけたりスープにしたりとしていたのに……。 私は常に野菜の存在感をなくそうとしていました。しかしそれがとんだ思い違いで、次女は野菜が嫌いなのではなく、くたくたの柔らかい野菜が嫌いだったようです。細かく柔らかくしたほうが子どもは食べてくれるという先入観にとらわれず、早いうちからシンプルな食べさせ方を試せばよかったなと後悔しています。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2021年10月07日こんにちは。3児の母小児科医の保田典子です。今回は、小児科医的しつけ、イヤイヤグズグズ対応のNG行為について。NG行為と言いつつ、私自身ももよくやってしまいます。反省も込めてお伝えしたいと思います。NG1:ぐずったら「とりあえず泣き止むもの」をすぐ与えてしまう子どもがクリニックで泣いてしまったら、とりあえずスマホの動画を見せてしまう、とりあえずお菓子をあげてしまう、という親御さんがよくいらっしゃいます。子どものグズグズ、イヤイヤに対して、スマホやお菓子に関わらずすぐ何か与えてしまったり、子どもの言いなりになってしまうのは、あまりしない方がいいでしょう。 子どもはそもそも泣くものです子どもはよく泣くものですし、よくグズグズします。特にクリニックは、お子さんにとって嫌なこともいっぱいしますし、予防接種などの注射は痛いので、機嫌が悪くなったり泣いてしまう子も多いですが、別にいいんです。 子どもが学びエスカレートする可能性も子どもは賢く、すぐ学びます。「こうやったら親はすぐに言うことを聞いてくれる」と学んだら、どんどん態度がエスカレートしていくことがあります。スマホやお菓子を与える「使いどき」を親御さんがきちんと決めて、生活の主導権を握れるようにすると、後々のしつけにも良い影響があります。 スマホは「ここぞというときにだけ」与えるようにするたとえば、電車や役所など、公共の場所で子どもがグズって本当に大変!というときに、「スマホは電車に乗るときのスペシャルね♡」という感じで、ここぞというときにだけ「とりあえず泣き止むもの」を使うようにすると、より効果的だと思います(とはいえ、親がスマホをずっと見ていてお子さんは無視は、もっと避けた方がいいかなと思います)。 NG2:イヤイヤグズグズしている子どもへ感情的に怒る子どもがイヤイヤグズグズしているときに、「だから何がしたいの!」「〇〇しちゃダメでしょ!」「しょうがないでしょ!」と怒ってしまう親御さんを、よく見かけます。突然しょうもないことでイヤイヤし始めると、ため息が出ちゃいますよね。 とはいえ、このように子どもと同じ土俵に立ってしまっては何も解決しないですし、火に油を注ぐことになってしまいます。親が感情的に怒ることで、子どもはさらに泣き叫び、親は困り果てる……ということになります。 親がイライラしなくていいように対処しておく子どものグズグズは本当にどうしようもありません。なので、突然イヤイヤが始まっても慌てなくていいように、事前に対処しておいたり、時間に余裕を持ったスケジュールで行動ができると良いですね。 例えば、電車の中でかんしゃくを起こしてしまっても、時間に余裕があれば次の駅で降りることができます。時間ぎりぎりだと「下車すると間に合わないのに!」とますますイライラしてしまうかもしれませんね。また、ぐずりやすい時間を外して移動したり、子どもが眠くなりやすい時間に移動をすれば、外でイヤイヤの対応をしなくて済むかもしれません。子どもがグズグズしやすいポイントを把握したうえで、グズグズしないスケジューリングをすることも大事ですよ。 ぐずったら共感して抱きしめてみてぐずったときの良い対処としては、「〇〇したかったんだね」と共感して、ギュッと抱きしめてあげましょう。そのあとは落ち着くまでそうっとしてあげるか、トントンしてあげましょう。これは、公共の場所でも、子どもが泣いても大丈夫な場所でも同じです。 イヤイヤグズグズに対応している親御さんへ赤ちゃんや子どものイヤイヤ・グズグズは「こんなことで!?」とか「なんでここで!」という連続だと思います。周りの目が気になったり、迷惑をかけていると落ち込んだりすることもたくさんあると思います。子どもがぐずっても、慌てて「イヤイヤを止めないと!」って思わなくていいんですよ。子どものイヤイヤに付き合うのはすごく疲れてしまいますが、親の毅然とした態度が今後の親子関係に深く関わってきます。イヤイヤしたら、慌てずに「共感して」「ギュッとして」あとはあらかじめ決めたルールであやすようにしてもらうといいでしょう。そうすると、今よりもっと上手くお子さんのイヤイヤと付き合えるかもしれません。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年09月30日わが家の一番下の息子は2歳半で、イヤイヤ期真っ盛り。特に夫の存在そのものが嫌なようで、夫がいるだけで一切しゃべらなくなり、目が合ったら泣くといった状態に。夫は夫で「男の子だから泣き虫はダメ!」と徹底抗戦。どんどん険悪になる2人をつなぎとめるために私が始めたことを紹介します。 夫の話を聞いていた息子息子が夫に泣いてばかりのことを散々叱られた次の日、一緒にお散歩に行くとどこかから子どもの泣き声が聞こえました。「誰か泣いてるねぇ」と私が言うと、息子がぽつりぽつりと話し始めました。 「○○(息子の名前)もいっぱい泣いたから怒られたねぇ。泣いたらだめだけど、おとさん怒ると○○泣いちゃうね」。たどたどしい言葉ではありましたが、息子が夫の言葉をきちんと理解していたことに私はとても驚きました。 夫の気持ちの変化夫が帰宅したあと、私は息子が話したことを夫にそのまま伝えました。夫もやはり驚いていて、「ちゃんと俺の話聞いてたんだ」とぽつり。最近、夫の叱り方が感情的になってきていて心配だったのですが、その日を境に息子が泣いていても、淡々と諭すようになってくれて安心しました。 きっと夫は、自分の言葉が伝わっているのか、叱ることに意味があるのか、どこか不安な気持ちがあって感情を抑えられていなかったのだと思います。 夫にもっと息子の成長を見せよう平日息子とほとんど会えない夫は、私のように息子の成長を感じ取ることがなかなかできません。そんな中で息子に泣かれて満足に対話もできないのは夫にとってとてもつらいことだと思います。 せめて、息子が日々ちゃんと成長していっている姿を見せてあげようと思い、私は毎日息子の動画を撮って夫に見せることにしました。取るに足らない動画ですが、息子の成長を2人で見て、毎日息子について話すことで、少し夫と息子の距離が縮まった気がします。 相変わらず息子は夫が苦手ですが、動画を見せるようになってから夫の息子に対する態度は確実にやわらかくなってきました。少しずつ息子が泣きやむことも増えてきたので、これからも私は息子の成長を夫に伝えられるよう頑張っていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/おもち著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院まで学んだ食についても執筆。
2021年09月29日最近言うことを聞かなくなった長女。叱ってもなんだか思いが届いていない、伝わっていない気がする。そんな時、保育園の先生が……。小3長男、年長長女、3歳次女の育児に奮闘中のオニハハ。さん(@onihaha3)が体験した、長女ちゃんが3歳のころのエピソードです。最近長女が言うことを聞いてくれない。これってイヤイヤ期なのかな?甘やかさずに怒っても叱っても、なんだか届いていないような……。 わがままの原因は…? 「えっイヤイヤ期じゃないの!?」保育園の先生は気づいていた、長女の繊細な心の内。一緒に過ごす時間、そういえば最近あまり無かったかも……。 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2021年09月23日1歳半ごろから始まったわが子のイヤイヤ期を振り返ってみると、自分でしたいのにじょうずにできないときに、特に泣きわめいたり、怒って地団駄を踏んだりしていたように思います。気持ちや時間に余裕があるときは、「待つ」「代弁する」「笑わせる」という主に3つの方法でイヤイヤを鎮めていました。本人が納得いくまで待つよく覚えているのは、靴を履くときについ私が手出しをしてしまって、怒らせてしまったことです。子どもが自分で履きたいことはわかっているのに、見ているとまどろっこしくなって手伝ってしまう……。何度これで失敗したことか……。 育児書には「手を出さずに見守る」よう書いてありましたが、私は見ているとどうしても手が出てしまうので、なるべく見ずに、隣に座って「待つ」ようにしていました。じっと見ていなくても隣にいれば様子がなんとなくわかりますし、見ないほうがイライラしなくて気持ちがラクでした。 気持ちを代弁する「1~2歳の子どもはまだ自分の気持ちを言葉でうまく表現できないので、なぜ自分が“イヤ”なのかを伝えられなくて怒っている。気持ちを代弁してあげると落ち着くことがある」と知り合いの保育士さんから聞き、原因がわかるときは「足がうまく入らないんだね」とか「ブロックがなかなかはまらないね」とか、具体的に言葉にしていました。 それで急に泣き止むわけではないのですが、言葉にすることで私自身が「そうか、この子はこれでイライラしているんだ」と納得でき、少し寛容になれました。 笑わせて気をそらせる何が嫌なのか原因がよくわからないときは、笑わせて気をそらせるようにしていました。 具体的には、おなかを指でツンツンつついたり、くすぐったりします。笑うと気持ちが切り替わるようです。ますます怒らせてしまうこともあるので、ギャンブル的要素もありましたが……。子どもが笑ってくれるとこちらの気持ちもほぐれ、私も笑うことができ、お互いにいい影響があったと思います。 こういったイヤイヤ対処法を知っていたからといって、いつもうまくイヤイヤを鎮めたりかわしたりできたわけではなく、まともに向き合って母親の私も怒って怒鳴ったり泣いたりすることがありました。しかし、「この方法でうまくいった」という経験が自信になり、少しずつわが子の扱いがうまくなっていったように思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/manami.koiso監修/助産師REIKO 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2021年09月21日現在8歳と5歳の男児、0歳の女児を育てる共働きママです。イヤイヤ期は話せない子どもの表現方法と思っていました。次男は「魔の2歳」と言われるイヤイヤ期がなく、転んでも平気、いつもニコニコ笑顔で私は癒されてばかり。しかし、話せるようになった途端に「やだ」「ママやって」が激しくなりました。自分が悪いことをしてもあやまるどころか、親を脅してくる始末。悩み疲れた私がやってみた親子喧嘩の対処をお話しします。 「家を出て死んでやる! 」と玄関へ息子たちのYouTubeの見過ぎに注意をしたときです。テレビは15分と約束しており、10分オーバーでテレビを消しました。長男はたとえ不満そうでも、「ごめんなさい」とすぐにあやまります。 しかし、突然消されたことに腹を立てた当時4歳の次男は私に向かって「ひどい! ママは僕が大好きじゃないんだね、僕は家を出て車に引ひかれて死んでくる、ママのせいだから!」と玄関へ走っていくのです。 玄関に居座る次男。先に折れたのは…?私は日ごろから息子たちに「道路に出ると車にひかれて死んじゃうよ」と注意をしていました。次男は自分がいなくなることが叱られた私への仕返しだと思ったのでしょう。 はじめはハラハラして追いかけましたが、次男は玄関のドアに手をかけたまま「出て行くからねー、行っちゃうからねー」と一点張り。出て行かないことがわかると私のほうも面倒くさくなり、「どうしたらいいの?」と折れることにしました。 「なんで私が?」次男の発言にイライラ次男は「ママがあやまってよ!」と言ってきました。私は「なんで私が?」と怒りを抑え黙っていると、「いいもんね。家を出て車に引かれて死ぬからね」と発言はヒートアップするばかり。 仕方がなく「わかった、ごめんね」と言うと、「怖い声。かわいい声で!」とまさかの指示が。苦笑いで「ごめんね」と返しました。すると「だめ怖い」「ごめんね」「だめ、もっと」と次男のリテイクが続いたのです。 「ごめんね」が思っていたのと違った…?次男が求める正解がわからず、疲れた私は「すみません、見本を見せてください」とお願いしました。すると次男が「しょうがないな」と頬に人差し指を当て、「ごめんね☆」とアニメ声優のようにつぶやきウィンク。 あまりにも突然の豹変に絶句。私も次男のマネをして「ごめんね☆」と言いました。すると次男が「いいよ。ぼくもごめんね。大好き」と抱きついてきました。あまりにも不器用な次男に、私も怒る気がうせてしまいました。 これまでは「ママが先にあやまって」と私に先に謝罪するよう指示していた次男ですが、少しずつ自分が悪いと思ったときは、玄関へ行く前に「ごめんね」と言えるようになってきました。私自身も以前は「親が先にあやまったら良くないのでは……」と思っていましたが、お互い感情がヒートアップしているときは、親でも子でも、どっちが先にあやまっても良いんだなとこの経験を通して学びました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/あんこママ著者:巳村 糸8歳、5歳、0歳の子どもを持つママ兼保育士。趣味は旅行、レジャー、ショッピング。家族5人になり、軽自動車を手放して7人乗りの天井が見える車を購入。この夏は初のオートキャンプを計画中。
2021年09月17日出したい期・開けたい期のお子さん。片付かない・散らかるとイライラしていたパパとママの体験談を紹介しています。でも考え方を変えてみると、子育てがとてもラクになったそうです。 私は3人の子育てを経験していますが、うちの子どもたちも例外なく大変だったことがあります。それは、子どもがつかまり立ちをし始めた時期。引き出しの物や箱の中に入っている物を見境なく出しまくる、開けまくるで、なかなか家が片付きません。そんなわが家で実践した出したい期・開けたい期の関わり方をご紹介いたします。 出さないでと叫ぶ妻つかまり立ちを始めたわが子。小さな足を一生懸命につっぱって、ゆらゆらと不安定に揺れながらも、こちらを振り向くうれしそうな顔は私たち親の心を癒してくれました。しかし、その笑顔とは裏腹にまるで小悪魔のように扉やテレビラックの戸を開け、ティッシュをはじめ、おむつやおしりふきまでいろいろなものを出すように。 子どもの心の出したい欲求・開けたい欲求が湧き出るたびに、妻の叫び声が……。わが子の後ろを追いかけながら出したものを片付けていく、妻と子どものイタチごっこ。妻も疲労困憊でした。 出さないにようにしてみたついに妻が「扉にはテープを貼って、子どもの手に届くところには何も置かない」という提案をしてきました。保育士をしていた私は、妻の提案に対して「この時期の子どもはたくさんの物に触れて、見て、いろいろな感覚を身に付けるらしいよ。だからもうちょっと様子を見させて。片付けは俺がするから」と、子どもの発達の道すじを伝えました。 妻は、あなたが片付けるのならばと納得してくれましたが、やってみると本当に大変で、仕事と子育ての両立は大きな労力も伴うことを実感しました。 様子を見て気付いたこと子どもの目線を観察していると、何か物を取り出すときに子どもは必ず手を見ていることに気付きました。指先の感覚を養っていると共に「どうなっているんだろう?」という探求心が芽生えているのではないかと思いました。 とするならば、命の危険がない限り多少の痛みも必要な感覚であったり、家が散らかることは、子どもがどれだけ学んでいるのかという物差しになるだろう。 そうやって考え方をプラスに転換していきました。例えば、引き出しに指を挟んでしまったことも、「痛み」と「危険」を覚える良い経験になるだろう。先回りして止めてしまっては獲得できないもので、生きていく上ではとても重要な感覚だと考えるようにしました。 イライラしがちな、子どもの出したい期・開けたい期の考え方を「見てみたいという探求心やできた喜び、痛みや危険などたくさんの経験をしているんだ」とプラスに捉えるようになったことで、私も妻もずいぶんラクになり、笑顔で乗り切ることができました。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:藤田直樹10歳長女・6歳長男・2歳次男の3人を子育て中のパパ。現役男性保育士ならではの保育経験や子育て経験を執筆している。
2021年09月15日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。 大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2021年09月12日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!