こんにちは。4歳の双子の女の子と、1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。今回は1歳の末っ子、すぅちゃんとの歯みがきのお話をしたいと思います。■歯みがき嫌いな末っ子ちゃんとの日々 1歳のすぅちゃんは歯みがきが大嫌い。双子のお姉ちゃんたちが1歳のころは「歯みがきするよ~」と言うと、2人競い合って私の膝の上を奪い合いしていて、それはもうほほえましい光景だったのですが、すぅちゃんは正反対です。「歯みがきするよ~」と声をかけただけで、「や~!!」と逃げていってしまいます。だけど、しないと口も臭いし、虫歯になるしということで、心を鬼にして歯みがきしています。 まさに歯みがき中は阿鼻叫喚といったところで、その叫び声はよその人が聞いたら「虐待をされているのでは?」と勘違いされてしまうのではと心配になるほどです。両足で小さな手を押さえて、なんとか歯みがきをしているのですが、小さな腕はけっこう簡単にするっと抜けるので、私の踏ん張りもかなり気合を入れています。 ■娘をおさえ、歯みがきを終えようとした、そのときそんな感じでなんとか歯みがきを終えて、少し気を抜いた瞬間… 信じられます…? 歯みがき中にまさかの頭突き…!全力で抜け出そうとした1歳児の頭突きをモロに顎にくらってしまいました。歯みがき終わりの油断…大敵です。1歳半になったばかりのすぅちゃん。まだ歯みがきの必要性を感じていないので、「いや」という気持ちの方が先行しているのだと思うのですが、上のお姉ちゃんたちがそうだったように「歯みがきをしないと虫歯になる」というのを理解してくれたら、いつかイヤがらなくなるのかなぁと思ってます。
2018年10月15日人間関係で悩むのは、大人も子どもも同じ。でも、自分にはない“子どもなりの発想”にハッとさせられることも多いもので…。憎しみはなにも生まない!? わが子の「仲良くなりたい気持ち」本日は4コマです。最近、のまめの出番が多いような気がしますが、こまめも元気です。憎しみからは憎しみしか生まれないってやつだ…!!!!隣のクラスのゆきちゃんがどんな子なのか見たことないんだけど(本当ににらんでいたかどうかもわからないしね)、のまめが言うには、かわいくて足が速い子なんだそう。その子がバスケ始めたって聞いたら「のまめもバスケやりたいんだよね」とか言うくらい、本格的にお友達になりたいみたいです(バスケはちょっと保留中だけど)。にらまれたらにらみ返すじゃなくて、にらまれないよう仲良くなりたいって思う気持ち。とても素晴らしいとお母さんは思いました。最近、子どもたちから勉強させられることがいっぱいありますわ…。
2018年10月13日「うちの子かわいい!」と思う余裕もないほど、双子の世話で“いっぱいいっぱい”だった乳児期〜幼児期。最近はようやく心に余裕が出てきて、ついに親バカに開眼…!?「うちの子かわいい期」は皆それぞれ違う!?今日はちょっと思ったことを描きました。ちょっと前にママ友と話してたときに、「うちの子毎日叱ってばかりで、もうかわいいって思えなくて(笑)」ってそのママさんが言っててね(もちろん冗談まじりですけど)。そのママさん、保育園のときは「子どもがかわいくて叱れない」って言ってたのよ。この数年で親の心境も変わるもんだなって思ってたんだけど、逆の意味で私もだな(笑)(叱るけど)。たしかに乳児期、幼児期はかわいいけど、かわいいかわいいって思う前に「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」って気持ちの方がいっぱいで、子どものことをちゃんと見ていたかどうかさえも怪しい(記憶がないくらい)。それがだんだん子どもたちも自分でいろいろできるようになり、私もパート仕事を辞めたりして、少し心に余裕ができてからやっと「うちの子かわいいなぁ」ってじっくり思えるようになってきた気がします。でももう小学生だし、周りの保護者はもう少しクールというか、「あの頃はかわいかったよね」みたいな話の雰囲気だったりするので、やっとわが子をかわいいと思えてきた私は遅いのかな? 親バカになってないかな? と一瞬心配になっていたんだけど、人それぞれだもんね。子どもが許す限り、かわいいかわいい言い続けますわ(笑)。
2018年10月06日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の3姉妹の母、田仲ぱんだです。今回は双子のイヤイヤ期についてお話したいと思います。■双子のイヤイヤは交互にやってくる!? 双子を育てている中で私がとくに大変だと感じたのが、双子のイヤイヤ期でした。さいわい、わが子は同時にイヤイヤすることはなく交互にイヤイヤすることが多かったのですが、これってある意味、片方のイヤイヤが収まったと思ったら、もう一人がイヤイヤしているという状況になるというわけで。いわばエンドレスイヤイヤ…! きついです…!! ■双子でも姉と妹で違いが… 双子の姉の方は比較的おだやかなイヤイヤで、受け取る親側も「かわいいね~、イヤイヤ期これぐらいだったらなんとかなるわ」と余裕を持てるほどでした。しかし、妹の方は体中でイヤを表現するタイプで、床に寝転がり七転八倒。号泣しながら絶対に起き上がりません。あまりにひどいイヤイヤっぷりで、私は子どもたちが生まれてから初めて夫に弱音を吐いてしまいました。仕事中にわざわざLINEするほどまで追い詰められたんだろうなぁと今更ながら思います。■イヤイヤ期を過ぎて、ふたりは… そんな激しいイヤイヤ期があった双子も、今は4歳。妹も誕生し、すっかり頼りになるお姉さんです。あのイヤイヤ期真っ最中は、「この子はこんなに激しい性格で大丈夫なのだろうか」と将来を心配したぐらいなのですが、むしろイヤイヤが激しかった双子の妹の方が、今は穏やか。自分から姉に譲るぐらい心優しいのです。つまり「イヤイヤの激しさ=彼女の性格」というわけではありませんでした。いまだに、こんな穏やかな性格の子が、あんなに激しいイヤイヤをしたなんて…!? と驚いています。スーパーで駄々をこねている子どもが、地面に転がったりしている様子を見て、親のしつけが悪いと思っている人もいると思います。でも双子を育てた私からすると、同じDNA、同じ親で同じ育て方をしても、寝転がってイヤイヤする子もいれば、しない子もいる!! しつけだけではなく個人の個性によるところが大きい! です。なので今、わが子のイヤイヤに参っているお母さん。そのイヤイヤはお母さんのせいではないので、気にしすぎないでくださいね!…と言ってもイヤイヤ期がお母さんにとってしんどいことには変わりはないのですけれども…!
2018年10月01日家族で一泊旅行へ。子どもたちが大きくなると、旅行のための準備にも荷物の量にも変化があることに、しみじみ気づかされて…。子どもの成長とともに減る荷物今年は全然出かけてなかったね~と言うことで県内ではありますが、一泊してきました。去年は(一昨年もかな?)行先がディズニーだったこともあって気づかなかったけど(コスプレ衣装が入ってたし)、子供たちの荷物が少ない!着替えと、道中食べるアメを買ったくらい…。ちなみに、0歳旅行にいったときに準備したものはこちらずいぶん身軽になったものだ!(笑)
2018年09月29日長男の予想外な行動によって増えていく、わが家の禁止事項わが家の自閉症の長男は2~3歳ころ、水が流れていく様子を見るのが大好きでした。そのため、トイレの水が流れるのをじっと眺めたりしていました。それはいいのですが、一番やっかいだったのが、テーブルに置いてある飲み物をわざとこぼして、床まで水浸しにしてしまうこと!Upload By シュウママ床までこぼれないようにとお盆を置いて対策してみましたが、まるで効果がありません。長男に「やめて」と言ってもやめてくれません。ただ拭けばいいだけの話なのですが、雑巾を出してきて拭くことが何度も続くと、私自身イライラが溜まってきます。「なんでこうなるの?」「私テーブルに何も置いてなかったよね…」─そんな風に考えていたとき、次男が飲みかけのコップをテーブルに置いていたことに気がつきました。それを見て思わず…Upload By シュウママ私は次男に向かって怒鳴ってしまいました。悲しそうな顔をしてペットボトルを片づける次男。私はすぐ、この子は別に悪いことはしていないのに…と気づいて次男に謝りました。けれど、このときに限らず、叱っても反応のない長男よりも、理解力のある次男をつい叱ってしまうことが度々ありました。「ママ~風がきもちいいよ」次男が窓を開けた瞬間、長男が取った衝撃行動わが家では長男が家にいるときは基本的に窓を開けないようにしています。そして窓には二重に鍵を取りつけています。危険認知の弱い長男は窓から身を乗り出したり、あるいは窓から物を投げたりするからです。ところが夏の暑い日のこと、私が目を離したすきに、次男が2階の窓を開けて網戸にして笑顔で言いました。Upload By シュウママまずい…!私がそう思った瞬間、長男はダダダと窓へ向かってダッシュ。網戸をバンッ!と押して家の外側に落下させてしまいました。Upload By シュウママ私はとっさに「なんで窓を開けるのよ~!」と大声で次男を叱ってしまいました。危ないことをしたのは長男です。けれど長男は網戸を外して落とすのが、なぜ危ないのか分かっているようには見えません。またしても、次男へと怒りの矛先が向いてしまったのです。次男のがまんは限界にそんな日々の中、ついに次男の怒りが爆発しました。私が夕食を準備していたときのことです。長男の泣き声がしたので様子を見に行ってみると、次男が積み木を長男へと一方的に投げつけていました。Upload By シュウママ私は長男に攻撃している次男を叱りました。しかし、横に目をやると、長男がビリビリに破ったと思われる次男の絵本やおえかき帳が散らかっていました。次男が怒っていた理由が分かり、「かわいそうに。それは腹が立つよね」となだめつつ、つい、こう続けてしまいました…。「でも物を投げるのはダメだし、大事なものは鍵つきの本棚に入れといてって言ったでしょう」。すると次男は、泣きそうな顔でじろっと私をにらみ、「うるさいっ!」と叫んで走り去って行きました。破かれて床に散らばった紙を拾いあげると「まま、だいすき」と書かれていました。Upload By シュウママああ、次男が怒った本当の理由はこれか…涙がこぼれました。予想外の行動をしたり、危険なことを理解できていなかったりと、長男に私がつきそう時間は自然と多くなります。そうした"不公平"な状況からも、次男が抱えるストレスを感じることはありました。絵本やおえかき帳を置いておくこと、部屋の窓を開けること、それは一般的に家庭の中でよく見られる「普通」のことでしょう。けれど当たり前のことを当たり前にできない状態を、私が次男に強いているということに、気づかされたのです。あることを次男にきちんと伝えるために…それまで、目の前で起きていることへの対処に必死でしたが、次男の思いに気づき、私は次男と二人の時間をなるべくつくるようにしました。長男が療育園に行っている間だったり、放課後等デイサービスを利用している間など。とにかく次男といろんな話をすることで、私たちなりの親と子らしい関係をつくろうと思いました。双子は今9歳。もう大きくなったので昔ほど会話が多い訳ではありませんが、次男との二人の時間は現在も継続中です。「ママはすぐイライラして、いつも優しくできなくてごめんね。でも…」Upload By シュウママとしつこいくらい伝えています。最近は「ああ、そう」とそっけない態度ですが(笑)以前は次男の話を「うん、うん」と聞いていましたが、最近は逆に私の愚痴を次男に聞いてもらっていることが多い気がします。私と次男だけの二人の時間を少しでもいいから確保し、思いはとにかく聞く、語り合う─。次男が抱えるモヤモヤを取り除いていくために、これからも次男がつき合ってくれる限り続けていきたいと思います。
2018年09月28日親と違って足が速い我が子。自慢をしたくてウズウズしてしまうけれど、人前ではついつい謙遜してしまいます。”子ども自慢”って難しい…!今日は4コマです。自慢できない万年最下位の私からすれば34位もすごい!!!!って言えばよかったかな(;´∀`)世の中からマラソン大会なんてなくなればいいと思っていた小学校時代。未だに続いてるもんな…。でもわが子のこととなると気持ちが白熱しちゃう。のまめは去年20番台だったけど、練習で4位とってきたと報告してきたときは「まさか私の子が…(興奮)」状態だったんだけど、この喜びを言える人がいない。もっと「うちの子すごいでしょ!」「うちの子もすごいわよ!」って言える関係の人が欲しいなと思う………まず私が変わらないとかな本番どんな結果であれ一生懸命応援してきたいと思います!
2018年09月22日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の3姉妹の母、田仲ぱんだです。今回はわが家の双子と双子コーデの関係についてお話したいと思います。■双子といえば、かわいいおそろいコーデ 双子といえば、おそろいの服を着せる双子コーデがとってもかわいいですよね! 私も双子を妊娠して、一番楽しみにしていたのが子どもたちに双子コーデをさせることでした。生まれる前から、かわいい服を見にお店に行ったり…。女の子と知ったときには、「ひらひらのおそろいコーデにしちゃおう!」なんて想像していました。 でも…■べつべつの服の場合… ■色違いのときでも… そう! わが家の場合、楽しみとか、かわいさから双子コーデにするというより、朝のケンカを阻止するために双子コーデにしているんですね…!同じ服が2つないと、たった1つの服を取り合いするし、色違いの服でも取り合いします。
2018年09月18日子どもたちと一緒におやつを作りながら、子どもたちの成長を実感。学校の勉強が生活に役立った瞬間を見ました!子どもたちとおやつを作りました!今日は4コマです。リットル・ミリリットルの勉強が役立った!この間、デシリットルの話をした時に、この液体の単位を覚えてから料理をするとき格段に理解力が違うと思った! ミルメークに限らず(というかミルメーク知ってますかね?)水と混ぜて食べるお菓子系も自分でできるもんね!ただ、漫画の最後にも描いたんだけど、作り方に読めない漢字があったので、そこが読める字にしてもらえると完璧かな~(えらそうに)ミルメークは私が小学生の頃給食にたまに出てくる粉で、牛乳(わたしはビン牛乳だった)に入れて混ぜて飲むとおいしい、という素晴らしい粉だったんです! パック牛乳は混ぜられないから出ないのかな…?今、いろんな味があるんだね! 知らなかった!
2018年09月15日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。私は帝王切開で双子を出産しました。双子というのはさまざまなリスクがあることから、産院から帝王切開で産むことをあらかじめ勧められます。病院の方針として「絶対、帝王切開で産む」という場合もあるそうです。■帝王切開への周囲の反応は?これを周囲に言うと「へ~、帝王切開って、陣痛で苦しむより痛くないんでしょ?」「一気に生まれるからいいよね」と言われたり、帝王切開で子どもを産んだ叔母からも「帝王切開は早く生まれるから楽よ~」と聞かされたりしていたので、私自身も「手術は怖いけど…陣痛で何時間も苦しんで産むよりはマシだよね」と思い、安心して手術に挑みました。しかし、問題はその後にあったのです。それは後陣痛(こうじんつう)。■双子サイズに膨らんだ子宮が収縮すると…!? 確かに出産自体はあっという間で、産後の出血で手術自体に時間はかかったものの、子どもたちは2~3分差でぽんぽんおなかから出てきました。しかし出産を終えると、妊娠中に膨らんだ子宮は急激に収縮し、元の大きさに戻ろうとします。そのときの痛みが後陣痛なのですが、双子の場合は子宮の膨らみ方が1人の子どもよりも大きいといわれています。さらに、比較的小さく生まれることも少なくない双子ですが、わが家の双子は37週で出産。それぞれ2,500gぐらいの大きさで生まれてきたので、合計5キロ分の子ども+羊水と胎盤が入っていた子宮が一気に縮みます。 これがとにかく痛い。痛い、痛い、痛い。筆舌に尽くしがたい痛さです。普段の生理痛のウン十倍ぐらい(これは言いすぎか?)とにかく説明が難しいぐらい、今まで生きてきた中で最大の痛さでした。医師も「双子の後陣痛は痛いからね~」と言っていたので、覚悟はしていたのですがここまでとは…。■麻酔をつかうも痛みが押し寄せ…帝王切開では硬膜外麻酔を使ったのですが、これは術後も2、3日背中からチューブにつながれていて、何時間かごとにスイッチを自分で押して麻酔を送ります。これが…効かない…!スイッチを押した直後は痛みが治まるのですが、すぐに痛みが押し寄せてくるのです。 麻酔医いわく、「この麻酔、帝王切開の傷には効くんだけど、後陣痛にはあまり効かないんだよね~」とのこと。 そう…切った傷より痛い、後陣痛。正直、帝王切開の傷の痛みがわからないぐらい後陣痛がひどかったのです。通常2、3日で終わる硬膜外麻酔も、私のあまりの痛みように麻酔を追加されるほどでした。効かなくても、ないよりマシといったところでしょうか。■数年後、3人目を出産したときは私は双子出産後、3人目を産む機会に恵まれ、この子も帝王切開で産みました。双子出産時の後陣痛を思い出すと恐ろしくて、「3人目はどうなんだろう」と出産まではビクビクどきどきしていたのですが…痛くない…!?まったく痛くないわけではないのですが、耐えられる程度。しかもこのときの術後は硬膜外麻酔なし、痛み止めの飲み薬だけでも大丈夫でした。うーん、やはり、双子の後陣痛は別格だったのか…と3人目を産んであらためて実感したのでした。=========================================本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。=========================================
2018年09月03日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。今回から2回にわたって、双子出産当時をふりかえってみたいと思います。■双子妊娠が発覚! 泣く泣く転院することに私が双子の妊娠を知ったのは、妊娠8週目、2回目の妊婦健診のときでした。そのときは実家の近所にある、食事がおいしいと有名な個人の産婦人科にかかっていました。実家から近いし、里帰り出産のときも通うのが楽だよね~なんていっていたのですが、双子だとわかったとたん、「双子はリスクがあるから、総合病院へ転院してね」とあっさりいわれ、泣く泣く実家から車で1時間かかる距離の総合病院で出産することになりました。双子出産にリスクがあるといわれるのには、いくつか理由があります。わが子の場合は、一絨毛膜二羊膜(いちじゅうもうまくにようまく)といって、2人でひとつの胎盤を共有していたため、双子同士で血液の供給のバランスが悪くなることにより、多血症などさまざまな症状を引き起こす「双胎間輸血症候群」や、「バニシングツイン」といって双子の片方が亡くなってしまうなどのリスクが懸念されました。そのため、NICUなどの設備が整った総合病院で産むことをすすめられます。とにかく双子だとわかったとたん、こんなにもたくさんのリスクを医師からいわれるので、当時の私の心境は「こ、怖い」「気をつけないと…!!」という感じで、毎日毎日をびくびく過ごしていました。■「切迫早産」を乗りきり、いよいよ出産!といっても、母親にできることは少なく、なるべく安静に過ごすこと、高血圧症にならないように食事を和食にするぐらい。そんな風に気を遣って妊娠生活を過ごしていた私ですが、妊娠28週近くになり、通常の臨月の妊婦より大きいおなかをになったころ、頻繁におなかが張るようになり、ときにはしゃがんでしまうぐらいの痛みを伴うようになりました。そして里帰り先の病院で「切迫早産」と言われ、そこから24時間点滴につながれたままの絶対安静寝たきり生活となります。そして37週0日目、異常なまでに膨らんだおなかを抱えて、ついに帝王切開のため手術台に上がることに…!このときの私の気持ちは、なにしろ、大きいおなかは内臓を圧迫して食事も受けつけないほどでしたし、2ヶ月近く寝たきりだったこともあり、「あぁ、やっと産める! この苦しさから解放される!!」という気持ちでした。■ついに双子誕生! ところが…長女2,486g、次女2,642gと、双子にしては十分な体重で二人は生まれました。そして、これから帝王切開で開いたおなかを閉じようとしたとき、夫から聞いた話によると、娘たちは入ってすぐに手術室から出てきたのに、私は全く出て来ず、「縫うだけなのにおかしいね~」「何かあったのかな?」と非常にやきもきしていたそうです。私が意識を取り戻したのは病室。朝の9時に出産したのですが、出てきたのはお昼近くになってからでした。結局輸血にはならなかったのですが、このときの出血は2,637mlもありました。帝王切開の術後は癒着を防ぐためによく歩くようにといわれるのですが、貧血でふらつきがひどいため、母乳も出ず、術後も2、3日はベッドに横になっており、母子同室はできませんでした。一卵性双生児だったわが家の双子は、ひとつの胎盤を共有していました。そのため、胎盤も通常より大きく、それが剥がれ落ちたときの出血が非常に多かったようです。■出産は、何が起こるかわからない双子出産はリスクがたくさんあります。私の出産は双子のわりには順調にいった方だと思うのですが、切迫早産込みの管理入院をし、万全の態勢で出産に挑みましたが、最後の最後に大量出血がありました。総合病院だからこそ対応できた部分もあると思います。何が起こるかぶじ生まれるまでわからない。双子に限らず、妊娠、出産というものはそういうものだと思います。次回は、双子出産後にとくにつらかった「後陣痛」について紹介します。=========================================本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。=========================================
2018年08月20日ベビモニスタによるスナップ連載。これまで素敵なコーデを披露してくれたベビモニスタたちに、おしゃれの極意を伺いました。おしゃれに関する情報やものが溢れるいま、自分たちのスタイル3カ条をしっかり決めることが大事だとか。ぜひ参考にしてください。※着用アイテムはすべて私物です。name: riccarinage:7歳WEAR : riccarin (@riccarin)Instagram : riccarin_☆わたしのスタイル3カ条☆・黒ベース・ひとくせデザインがマスト・コーデは足元から決めるモードなスタイルで一線を画すおしゃれが人気TOPS / SOCKS No BrandSHORT PANTS UNIONINISHOES ZARANECKLACE TAKATORI MEGUMI[ MOM’s comment ]TPPOに合わせて、靴からコーデを決めます。洋服に比べて靴は数が少ないので必然的に履くものが決まり、洋服も選びやすくなります。色は黒をメインにすることが多いので、その分デザインで遊びます。[ STAFF’s comment ]“子どもらしさ”の概念を覆してくれたriccarinちゃん。大胆なデザインのアイテムを使ったモードなスタイルに身を包んだriccarinちゃんは、まるでアート作品のようで毎月、見惚れてしまいました。name: UTAage:6歳WEAR : バニージョイ☆(@mai19791220)Instagram : bunnyjoy.moto.k.m☆わたしのスタイル3カ条☆・プチプラブランドを取り入れる・BOYS MIX・動きやすい動きやすくて可愛さも引き立つBOYS MIXは無敵でしょ!TOPS UNIQLOSKIRT DickiesSHOES CONVERSECAP ZARABAG ARCH&LINE[ MOM’s comment ]ユニクロのシンプルアイテムやH&Mの小物など、プチプラブランドは毎シーズンチェックしています。鉄板のBOYS MIXスタイルは、動きやすいだけでなく、女の子ならではの可愛さが引き立つ気が![ STAFF’s comment ]定番アイテムを使ったコーデが得意なUTAちゃん。サイズ感やアクセントのつけ方、ヘアアレンジなど細部にまで行き届いたコーデはお見事!子どもの魅力を誰よりも分かっているママだからこそ、なせる技ですね!name: LIO & LUKAage:5歳WEAR : kanako0304(@riorukana)Instagram : kanakokko_34_☆わたしのスタイル3カ条☆・双子コーデ・遊び心を忘れない・ゆるピタコーデ周りのみんなを笑顔にするおしゃれパワー恐るべしTOPS blaou.LEGGINGS SISLEYSANDALS GLOBAL WORKCAP BERNSTOCK SPEIRS[ MOM’s comment ]せっかくの双子だから、小さいうちは思いきり双子コーデを楽しもうと思っています。難しそうな柄×柄コーデも、二人一緒だと不思議としっくりまとまるんです。トップスは1サイズ大きめ、ボトムスはジャストで、ゆるピタなシルエットにするのが定番です。[ STAFF’s comment ]元気あふれるLIO&LUKAくんのコーデは、見ているこちらまで元気になれる!そんな魅力がありますよね。柄コーデにシックな黒のアイテムを差し込むテク。柄物を苦手としていた私もとても参考になり、この夏は挑戦しています。name: yuuunaage:7歳WEAR : yuuuna(@moemoe5863)Instagram : ynmk___☆わたしのスタイル3カ条☆・天然素材のアイテム・子どもが着たいアイテムを1点入れる・黒やベージュなどのベーシックカラー鉄棒に一輪車……思いきり遊べるショートパンツにハマり中TOPS No Brand.SHORT PANTS b.ROOMSANDALS havaianasCAP POLO RALPH LAUREN[ MOM’s comment ]肌が弱いので、トップスは天然素材100%のものを選ぶようにしています。小学生になってからは、娘が好きなアイテムを1点取り入れてコーデを組むように。最近は、動きやすいショートパンツに夢中です。[ STAFF’s comment ]ママ自身のコーデの参考にもなるとの声が多かったyuuunaちゃんのスタイリング。じわじわと人気再燃のショートパンツを早速選ぶだなんて!yuuunaちゃんのファッションセンスの今後が楽しみですね。Illustration:HannaText:Kyoko Isobe
2018年08月03日こんにちは。4歳の双子と1歳の末娘、三姉妹のお母さんをしている田仲ぱんだです。年中の双子たちの幼稚園では、週に2回お弁当の日があります。お弁当作りに関しては、私的にはとにかくあまり時間をかけたくないというのが正直なところ。我が家のお弁当事情はこんな感じでゆる~く、ズボラにやっています。でも昨今のテレビやインスタで取り上げられているようなキャラ弁を持ってくる子たちもいて、娘たちは興味津々です。同じように作ってほしいのか、すごく事細かに「〇〇ちゃんは、こういうお弁当だったよ~」とお友達のかわいらしいお弁当の様子を教えてくるのです。うらやましいのだろうか。作ってほしいのだろうか…。でもでも…!!!娘たちが喜ぶようにキャラ弁を作ってあげたいのはやまやまなのですが、現在末っ子の夜泣きで毎晩3~4回起こされている身としては朝はもう少し寝たい…!!二人分のキャラ弁なんて作ってたら…5時ぐらいに起きないと間に合わなさそうです…!!!なのでここはキャラクターもののカマボコや、ふりかけ、星形の冷凍ポテトなどを多用してなんとなーく可愛いらしくお弁当を飾っています。私も、末っ子が朝までぐっすり寝てくれたら早起きして気合の入ったキャラ弁とか作るんですけどねぇ。ほんと、ぐっすり寝てくれたらやりますよ…。ほんとに…
2018年07月24日兄弟姉妹、子どもたちのケンカは日常茶飯事。モラルやルールをきちんと教えたほうがいいのか、仲裁すべきなのか。きつく叱っていいものか、どう肩を持ってあげるのがベストなのか…。親としてはなかなか悩みどころです。本日は4コマです。今に始まったことじゃないんだけど、ケンカすると「こまめちゃんがたたいた~」だの「のまめちゃんが本を貸してくれない~」だのよく報告されるのよ。最初はそれに対して「やめなさい」だの「順番は守ろうね」だの声かけしてたんだけど、なんかもう1日1回や2回じゃなくてどんどこ増えてきたから相手にするのが大変になってきちゃって。だからなんなのよーって(笑)とりあえず話は聞く。ただ聞いて欲しいって場合もあるかな?と思って。だからどうして欲しいかを言ってきたときだけアクションをとることにしたよ。(もちろん現行犯で見つけた時はちゃんと注意するけども)
2018年07月21日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子、三姉妹の母の田仲ぱんだです。我が家の双子、一卵性ということもあって、そっくり。よく、どうやって見分けるの? と聞かれます。母である私も、新生児の時期はまったく見分けがつかなくて、家庭内取り違えをしてしまいそうだったので、病院でつけられたタグを1ヶ月ぐらいつけたまま見分けていました。さすがに4歳ともなると、どんなにそっくりでも親からすると別人に見えます。なので、どうやって見分けるの? と聞かれても、「なんとなく違う」としか言いようがないのです。はじめて彼女たちに会った人たちは、なんとか見分ける違いを見つけようとしてくれるのですが…ときには「こっちの方がすこしふっくらしてるね」と言われたり、「こっちの方が太っている!」とはっきり言われてしまうことも。確かに比べてみると太って見えますが、あくまで比べたらの場合で、その差は300g程度。最近おしゃれ心が芽生えはじめて、自分の体型も気にしはじめた娘たちには、それだけでこっちの方が太っていると言われてしまうのは、ちょっとかわいそう…と思う母なのでした。その一言は、できればそっと心に秘めておいて~~!
2018年07月09日双子を可愛がってくれた、ひいおじいちゃん今年の桜は例年より早く咲き、本来ならまだ満開であろう時期に散っていきました。時を同じくして4月の初め、わが家の双子を可愛がってくれたひいおじいちゃんが亡くなりました。双子とひいおじいちゃんの関わりは深く、以前、コラムにもその様子を書いていました。連絡を受けた時、私はしばらく呆然としていました。頭の中には長男の頭を撫でてくれていたひいおじいちゃんの姿が駆け巡ります。知らぬ間に涙があふれ、私の隣りでは次男が悲しそうな顔をして膝を抱えていました。楽しそうにテレビを見ている長男に「ひいおじいちゃん、死んでしまったよ。もう二度と会えないんだよ」と告げました。けれど長男はぽかんとして私の顔を見つめ、またテレビへと視線を戻しました。長男は死というものがどういうものか分かっていなかったのです。Upload By シュウママ不安もある中、子どもたちと葬儀へ参列することに葬儀には、子どもたちも一緒に参列しようと思いました。2人を大切に思ってくれたひいおじいちゃんのもとへ、どうしても連れて行きたかったのです。そうは言っても、本当に大丈夫だろうか、長男は騒いだりしないだろうかーー。乗り込んだ新幹線の中で不安が募ったことを覚えています。Upload By シュウママパニックになってもおかしくない中、意外だった長男の姿初めて入る葬儀場、そして大勢の人。長男にとってはパニックを起こす要素だらけの状況です。Upload By シュウママ通夜がしめやかに営まれている間、私は多動の長男が騒ぎ出したりしないかと気が気ではありませんでした。ところが予想に反して、長男は握り締めた手を膝の上に置いて、きちんと座っていました。ひいおじいちゃんの遺影を見ながら、感じるものがあったのでしょうか。長男はじっと写真へと視線を注いでいたのです。Upload By シュウママなぜひいおじいちゃんはこの場にいないんだろうという寂しさがあったのかもしれません。周囲に漂う重い空気を察したのかもしれません。どちらにせよあの瞬間、長男はひいおじいちゃんの不在を心の底から哀しんでいたのです。長男にとって、ひいおじいちゃんはやはり特別な人だったんだと改めて感じました。ふっと2年前、最後にひいおじいちゃんと会ったときのことが蘇りました。長男を丸ごと可愛がってくれた長男が言葉を話せなかった7歳ごろは、頻繁に癇癪を起こしていました。それは夏休みに私の実家に帰省した時も同じでした。些細なことで泣き出す長男に対し、ひいおじいちゃんは「シュウの頭の中には言葉があふれているよ」と優しく言い続けてくれました。そして冬休みに再び帰省した時のことです。皆と楽しい時間を過ごし、いよいよ家に帰る日。「また会おうな」と言って頭を撫でてくれたひいおじいちゃんに向かって、長男は「バイバイ」と言って手を振ったのです。その瞬間、ひいおじいちゃんは驚いた顔をしてぼろぼろと涙をこぼしました。これが初めて長男がひいおじいちゃんに向かってしゃべった言葉だったのです。言葉があふれているよーーそう励ましてくれたひいおじいちゃんは、誰よりも長男の力を信じてくれていました。でも本当は話さない長男のことを誰よりも心配していたのだと思います。人前で決して泣くことのなかったひいおじいちゃんが、長男のために流した涙。その優しさは長男の心に届いていたのでしょう。Upload By シュウママ長男が葬儀の席で静かに見送ることができたのは、ありったけの愛情で包んでくれたひいおじいちゃんに必死で応えたからだと思います。愛された記憶は、長男の心の中に宝物のようにしまわれているのかもしれません。葬儀に参列できたことで、改めてひいおじいちゃんの残してくれた優しさが心に沁みていきました。そしてそれは長男も同じだったんだということに気づかされて、悲しみが少しだけ癒されていくのを感じたのです。
2018年06月20日よく「かわいさは2倍だけれど大変さも2倍」と言われる双子育児。子どもの数や年齢差にかかわらず、育児にはかわいさも大変さもつきものですが、同じ年の赤ちゃんを2人育てるという双子育児はやはり特殊な状況です。男女の双子育児経験者の筆者からすると、双子育児は「かわいさは右肩上がり、大変さは右肩下がり」という表現がもっとも近い気がします。子どもたちが成長してくるというのもありますが、とにかく工夫を積み重ねないとやっていけない分、手の抜き方が上手になるからではないかと思っています。そこで今回は、双子育児の現状と双子育児をこなすコツをお伝えします。双子育児って実際どんな感じなの?双子育児は、赤ちゃんたちが生まれた直後から、まさに嵐がきたかのような忙しさに巻き込まれる形で始まります。・授乳「3時間おきにおっぱいをあげましょう」というのが定説ですが、双子育児の場合はこのパターンはまったく当てはまりません。一人の場合でも、赤ちゃんがきっちり3時間おきにお腹をすかせるとは限りませんよね。そんな赤ちゃんが2人いますから、「何時間おきに」といったものはないも同じです。筆者の場合、2人のお腹がすくペースが合うことはほとんどなかったので、日中も夜間も関係なくほぼ1日中授乳という状態の日も珍しくありませんでした。「もうおっぱい出しっぱなしでいいわ!」と何度思ったことか。2人とも泣きだしたらもうどうしようもないので、同時授乳です。両脇に赤ちゃんを抱えるフットボール抱きや、正座した両足に赤ちゃんたちを座らせる縦抱きなどで乗り切ります。赤ちゃんたちを支える気力がない時は、布団に寝かせてほ乳瓶で授乳することもありました。・ぐずった時どちらか1人がぐずりだすと、たいていもう1人も同じようにぐずります。バウンサーやバンボでもだめな時は多かったです。おんぶひもで1人をおんぶしながらもう1人を前で抱っこ。これは定番で、立ってあやせる体力と気力がある時はこの方法。疲れて立つのがつらい時は、前で1人を抱っこしながら、両足を伸ばした上に寝かせてバウンサー代わりに揺らすという方法であやしていました。足の上に寝かせるのは意外に効果があって、なぜか抱っこより泣き止む確率が高かったですね。・お出かけ1人で赤ちゃんたちを連れて出かける場合、ハードルが高いのが移動です。使い勝手がいいという評判を聞いて、横並びタイプの双子用ベビーカーを使っていましたが、抱っこしてベビーカーをたたむという方法は取れないのでバスは使えません。地下鉄は乗れるものの、場所を取るから利用はすいている時間帯限定です。駅によっては、幅の狭い旧式のエレベーターしかなくて双子用ベビーカーが乗らず、そもそもホームまでたどり着けなかったことも。近所のスーパーでは一般的なレジは狭くてベビーカーが通らないので、店員さんに毎回手伝ってもらいながら、カゴだけ置いてベビーカーごとレジの出口まで先回りして精算していました。おそらく一般的な赤ちゃん連れのお出かけと比べてかなり気を遣います。赤ちゃんたちのお世話よりも、こうした周囲にかける手間に対する気遣いで疲れていたように思います。・公園で遊ぶこれは双子あるあるとして有名ですが、歩けるようになった子どもたちをベビーカーから降ろすと必ず反対方向に走り出します。子どもたちにとっては開放感にあふれる一瞬なのでしょうが、ママからすると頭が痛いもの。結局1人の近くにいながらもう1人の安全を遠くから見張るという形になるので、公園に行って親子でのんびり遊ぶといった過ごし方はほぼできません。しかも転んで泣いたり、石を食べようとしたり、いろいろなことをやらかすので気が抜けず、あちこち走り回る子どもたちを追いかけ続けるはめに。結果的にすごい運動量になって、今思えばこの頃が一番よく体を動かしていた気がしますね。なぜいつも反対に走りだすのかは謎のままです…。双子育児ならではの工夫はこの2つ!双子育児は、限られた労力や時間をいかにうまく使いこなすかがポイント。そのためのコツとしては、「同じ作業はまとめてやること」、そして「自分のやり方を認めること」です。・同じ作業はまとめてやるたとえば授乳の場合、双子育児は母乳だけではまかなえずミルクを併用するケースが多いです。しかし使ったほ乳瓶をその都度洗う手間は双子ママにはありませんから、ほ乳瓶を2~3本買っておいて、すべてを使った時点で洗浄と消毒をまとめて行えば効率的です。洗濯物も、干す手間やたたむ手間が1回になるよう、1日1回まとめ洗いをします。買い物も毎日行くのではなく、週1~2回出かけてまとめ買いします。同じ作業を1日や1週間のうち何回もせずにすむよう、まとめてこなすように心がけるということ。パートナーや両親など育児を一緒にする人がいるとしても、ママ一人でやらなければならない時もありますから、常にまとめて作業を行うつもりで考えます。・自分のやり方を認める大切な我が子のためにいろんなことをしてあげたい、そういった気持ちを抱くのはとても自然なことです。しかしその気持ちが「~しなければならない」に変わると要注意。筆者も子どもたちが小さい当時は、同時にぐずられても1人しか抱っこできないことでよく自己嫌悪に陥ったことがあります。我慢させている気がしてとても嫌でした。けれどある日、先輩双子ママから「同時には無理でも、できる限り抱っこしてあげているよね。あなたは精一杯頑張っていて、赤ちゃんたちもちゃんと育っているのだから、問題ないじゃない?」と言われて、肩に力が入りすぎていたことに気づきました。双子に限らず、育児は育児書通りにはいかないのが当たり前。ママが10人いれば10通りのやり方があるわけで、人と多少違っても気にする必要はありません。ママが今できる精いっぱいの方法で、自信をもって育ててあげていればそれでOK。自分のやり方に自信を持つことにしました。双子育児はつらさ双子用ベビーカーを押していると、知らない人、特に年配の女性から声を掛けられることがとても多かったのですが、その際によく言われていたのが「わー双子なんて大変ね」という一言。育児経験がある人ほどお世話が2倍になるというイメージが強いようで、「私には無理!」と言われたこともしばしば。無理なんて言われると実際にやっている身としてはけっこう悲しいものがありますが…。0~1歳代は確かに大変です。この時期の記憶がほとんどなくて、どうやって子どもたちを育てていたのか自分でも不思議なくらい。ただただ忙しかったという記憶しかありません。しかし2歳あたりから、それまで大変だった分、手がかからなくなってくるシーンが増えてきます。2人で遊んでくれるようになってきて、合間に家事を済ませたりのんびりコーヒーを飲んだりする時間がとれるようになります。毎日24時間めまぐるしく過ごしてきた双子ママにとっては、まさに至福の時でした。離乳食以降の食事の準備は1人分も2人分もそう変わりませんし、寝がえりやたっちなど初めてできる瞬間の喜びを2回味わえるなんて最高です。筆者の場合は男女の双子なので、もうすぐ9歳になる現在に至るまで、性差による成長の違いを存分に楽しんでいます。これは妊娠期間中から1歳代あたりまでの苦労をカバーして余りある面白さ。「かわいさは右肩上がり、大変さは右肩下がり」というのを日々実感しています。今0~1歳代の双子ちゃんを育てているママは本当に大変でしょう。しかし必ずひと息つける日はやってきますから、頑張りすぎないように。赤ちゃん語でごにょごにょ会話したり、同じ寝相で眠ったり、同時に同じ質問をしてきたり…双子ならではのかわいさをこれからたっぷり味わえますよ!顔も背格好もそっくりだけれど個性が違う双子たち。いたずらがすぎるとびしっと叱る時もありますが、一緒にわいわいと楽しく過ごす毎日は最高です!<文・写真:フリーランス記者河野由美子>
2018年05月30日運動会の季節、がんばった子ども達以上に疲れているのはママかもしれません。お弁当作りに始まり、長い1日だったことでしょう。ヘトヘトになって帰宅してドロドロになった運動着を洗濯して…。そんな日の夕食は手抜きでも許してほしい!運動会の夜は何もしたくないの運動会終わりました~!土曜が雨で延期になったんだけど、翌日日曜に無事決行しました。すんごい寒かった…!大人も子供もブルブル震えながら運動会してきました(笑)暑いより寒い方がいいよってママ友さんが言ってたけど、寒いのも堪えたわ(笑)そんな運動会夜の4コマです。いつもは「ラーメン食べにいきたい」だの「マック食べたい」だの言うくせに、こういうときに急にお母さんを持ち上げるこまめ。そう言ってくれるのはすごく嬉しいんだけど、今日はいつも通りでいいんだよ…。むしろいつも以上に外食推してもお母さん怒らないから…!(納豆ごはんでも「お母さんが作った料理」のカテゴリに分類されて良かったと思いました)さらにこのあと外食にいきました(行ったんかい)!
2018年05月12日「かわいいわね~」とよく声をかけてもらえる双子。確かにかわいさは2倍でいろんな喜びを感じられるのですが、日々のお世話は何かと大変です。特にかなりの気合い(?)を求められるのがお出かけの時。まだ小さい双子ちゃんをママ1人で連れてお出かけする場合はさまざまな工夫が必要です。せっかくのお出かけですから、双子ママだってしっかり楽しみたいですよね。そこで今回は、実際に現在8歳の双子を育てている筆者の体験をもとに、ママが0~2歳頃の双子の赤ちゃんと楽しくお出かけするためのコツを3つご紹介します。荷物はお出かけ時間の長さで調整しようパパやおじいちゃんおばあちゃんがいる時は手が多いのでいいのですが、平日の日中などはママ1人で双子の赤ちゃんを散歩させたり、用事があって連れて出かける機会は意外と多いものです。その際に大切なのは、家を出てから帰ってくるまでの動きをシミュレーションした上でお出かけの準備をすることです。なぜなら荷物を減らしたいから!おむつや粉ミルク、ほ乳瓶、お湯を入れた魔法瓶、タオル、着替え、おしりふきなどなど、赤ちゃん2人分の荷物となるとかなりの量になります。おそらくママバッグはパンパンになります。その上であの大きな双子用ベビーカーを押さなければいけません。途中で「ベビーカーはいや!」なんてことになって抱っこ攻撃が始まったらもう苦行の域…。対応する赤ちゃんは1人ではなく2人であるということを頭に入れて、荷物はお出かけの時間に合わせて準備するのがおすすめです。あれもいるかも、これもいるかも…ではなく「これで済む」という最低限の荷物にまとめるといいですよ。1人ずつ必要なのは着替えくらい。あとはほぼ共有できます。グッズを活用しよう双子の赤ちゃんをママ1人でお世話するので、ひとつひとつのお世話にじっくり時間をかけていられないのが悩みの種ですよね。そんな時は頑張りすぎないでグッズを活用しましょう。たとえば迷子ひも。最近はおしゃれなデザインの商品も増えてきましたが、見た目の印象としてあまりよく思わない人もまだ多いですね。しかし双子ママにとっては重宝するグッズのひとつです。人が多い場所にお出かけする場合、まだ歩けないうちはベビーカーにおさまってくれているからいいのですが、歩けるようになるととてもママだけでは双子に対応できません。赤ちゃんは大人が思っている以上に変則的な動きをしますから、人ごみの中で一度見失うと探すのが大変です。赤ちゃん1人でもそうですから2人ならなおさら。それにせっかくのお出かけを楽しむのにママが赤ちゃんたちを追いかけっぱなしで疲れてしまったのでは本末転倒です。こうしたグッズは自分が楽だと思えばどんどん活用すればOK。迷わず人の手を借りよう産後の一定期間、ママはどうしてもホルモンバランスの関係でイライラしがちです。自分だけが頑張っているのに…なんてつい思ってしまいがちです。双子の赤ちゃんのお世話は本当に休む間がないほど目まぐるしいものですから、なおさらイライラがつのるのも珍しくありません。それでも赤ちゃんたちのために公園で遊んだり楽しそうなイベントに連れていってあげたくなるんですよね、自分がどんなに寝不足でつらくても。お出かけはどんどんしましょう。ただし1人で頑張るのはやめましょう。お出かけ先で人の手を借りればいいのですから。私もよく子どもたちを連れてお出かけしましたが、いろんなことがありました。ぐずる子どもたちを抱っこしたままベビーカーと荷物までは持てなくてたった数段の階段が下りられず立ち尽くしていたら、数人の見知らぬ人たちが子どもたちを抱っこしてくれたりベビーカーを抱えて下りてくれたり。地下鉄に乗ってすぐにぐずり始めた息子をずっとあやしてくれたこともありました。双子の赤ちゃんを連れていると自分が思っている以上に目立っています。その分声を掛けられやすいです。その時にもし困っていたら、遠慮せずに力を貸してもらって、ママも元気にお出かけを楽しみましょうね。1人で双子の赤ちゃんを連れてお出かけするのは不安だなというママは、まず近所の公園へ散歩に行くことからスタートするといいですよ。何かあればすぐ家に帰ってこられるし、赤ちゃんたちが遊んでいる間、ママもリラックスできます。(ただし歩けるようになると申し合わせたように反対方向に走り出しますが…)双子育児ライフはうまく力を抜けるかがポイント。お出かけもマイペースで楽しんでくださいね。<文・写真:フリーランス記者河野由美子>
2018年02月28日女の子って髪の毛で遊ぶの大好きですよね。ママや妹、弟、お友だちを相手に美容師さんごっこ。ピンで留めたり、三つ編みにチャレンジしたり。ぐっちぃさんの双子女子の今日のお相手は…パパ!心なしかパパも嬉しそう。。されるがままこのあと「そろそろ髪切ろうかな」ってつぶやいてた。
2018年02月24日どうして真似しないんだろう?双子の長男と次男の大きな違い難病のあった長男は、赤ちゃんの頃から周囲の問いかけに対して反応が薄い子でした。反対に双子の次男は1歳の頃には、私や夫が手を叩けば「はくしゅ!」と言って真似をし、近所の方が「バイバーイ」と手を振れば笑顔で手を振り返す子どもでした。どうして長男は反応してくれないんだろう…。焦燥感に駆られて私が目の前で手を振ってみても、長男はガラス玉のような瞳で私を見つめるだけです。Upload By シュウママその瞳からは一切の感情が読み取れず、私はこの子には周りの風景が見えてないんじゃないかと不安になりました。けれど目の検査をしても異常はありません。1歳半を過ぎた頃、この子には何か障害があるのではないか…そんな恐れが徐々に芽生えてきた時期でした。自閉症と診断された長男。納得したものの…その後、長男には2歳で自閉症という診断が下りました。やはり…という思いが強くあり、今まで疑問に思っていた行動の一つひとつに納得がいきました。主治医の先生は「お母さんの真似をしないのは、まだ周囲への関心が薄いからだと思います。でもそれはずっとじゃない。徐々に変わっていきますよ」と力強く言ってくださいました。「本当にそんな日がくるでしょうか」さらに問いかける私に向かうと先生は「大丈夫。シュウくんにはまだ受け皿がない状態なんです」Upload By シュウママと笑顔で言ってくださいました。その言葉を聞いて、焦っちゃいけない。長男の成長を信じて待つしかないんだ――ほんの少しだけ心が軽くなりました。待ちに待った初めてのバイバイ。その後3歳になった長男は療育施設への通園が始まりました。通って数ヶ月たった頃のことです。通園する長男のバスに向けて、バイバイと手を振る私に長男は手を振り返してくれたのです。嬉しくなった私は何度もバイバイしました。すると長男は表情こそありませんでしたがもう一度手を振ってくれました。その手を見るうち、私はあることに気づきました。通常バイバイするときは相手に手のひらを向けますが、長男のバイバイは手の甲を私に向けていたのです。Upload By シュウママ口を真一文字に結んだまま手の甲を向けて振り続ける長男の姿はみんなと違っていて、驚いた私は一瞬、バイバイしていた手を下ろしてしまいました。もしかして「逆さバイバイ」…?社会性の欠落という文字を見て落ち込む私家に帰った私はさっそく長男の不思議なバイバイについてパソコンで検索しました。すると「逆さバイバイ」=「相手と立場を置き換えて行動することが難しいため、相手が手のひらを自分にむけると自分も手のひらを自分に向けてバイバイしてしまう」という文字が画面に映し出されます。Upload By シュウママ「逆さバイバイ」…まさにさっき見た長男の仕草でした。思わずため息がもれました。子どもならバイバイという日常の動作を簡単に身に付けることができると思っていたのに、長男にとってはバイバイを真似することもこんなに大変なのか…そう思ったからです。服を着るのも靴下をはくのも、どれだけ目の前でやってみせてもできなかったのは、こういうことだったのかと目の前の現実をつきつけられた気がしたのです。双子の次男と先生の言葉から気づいた長男流の成長その日、私は暗い気持ちのまま療育施設から帰ってきた長男のカバンを開けました。すると連絡帳に「今日はシュウちゃんバイバイできたそうですね。バスの先生が教えてくれました。初めてのバイバイおめでとう!」と担任の先生が書いてくれていました。Upload By シュウママそれを読んではっとしました。長男が初めてバイバイしたんじゃないか。逆さまだっていいじゃないか。ちゃんと成長してるじゃないか…!私は長男に「バイバイできたね。すごいね」と頭を撫でてやりました。すると再び長男は私に向けてバイバイと手を振りました。その目にはどうだ!という得意げな光がありました。意思の見えないガラス玉の瞳はどこにもありませんでした。この子の感情は育ってきている、ゆっくりゆっくりだけど…そのことに気が付くと涙がこぼれそうになりました。すると後ろから次男の声がしました。「わあ、シュウちゃんのバイバイは逆さまだね。“シュウちゃんバイバイ”だね!」その声は明るく弾んでいます。Upload By シュウママみんなと同じじゃなくていいんだよ。それがシュウちゃん流なんだから――先生と次男のかけてくれた言葉が暗く沈んでいた私の心に灯りをともしてくれたのです。この瞬間、他人と比較することなく長男の小さな成長を丸ごと喜べる親でありたい、そう強く思いました。
2017年11月30日双子の兄弟が就学年齢に。長男は特別支援学校、次男は通常学校への入学が決定重度自閉症の長男は、比較的早い段階で特別支援学校への入学が決まっていました。そして我が家は双子であるため、同時に通常学校へ入学する次男の学校手続もしなければなりませんでした。忙しい日々でしたが、10月に長男の就学通知書が届いた時にはなんだか肩の荷がおりてほっとした気持ちになったものです。入学前の準備。支援学校のカバンはランドセル?それとも?Upload By シュウママそして11月も過ぎたころ、はっと気が付いたのは長男が学校に持っていくカバンのこと。次男はもちろんランドセルのつもりでしたが、長男はランドセルが必要だろうか――入学説明書にはこのカバンで!という明確な記載がなかったので、私は支援学校に問い合わせてみました。電話で丁寧に答えて下さった女性の返事は「特に規定はありませんよ」というものでした。Upload By シュウママこの言葉を聞いた私は、じゃあリュックでいいかな…と思い大きめの新しいリュックサックを長男のために、次男には同じ頃、ランドセルを購入しました。次男のランドセルをじっと見ていた長男に、母として想うことピカピカのランドセルを見て次男は嬉しそうでした。色は黒、ふち取りは赤、何日も前から次男が選んで注文しておいたものでした。入学式の前から次男はランドセルを背負い鏡を見て満足そうにしていました。そんな次男の姿を療育から帰ってきた長男がじっと見つめていました。Upload By シュウママ次男がランドセルを床に置いて遊びに行ってしまうと、長男はランドセルにそろりそろりと手を伸ばしました。どうしたのかな?と見ていると、長男はランドセルの肩ベルトに腕を通して背負おうとしました。けれど不器用で筋力のない長男は、うまく手が通せなかったのかごろりと前のめりになり床であごをごんっ!と打ち、大きな声で泣き出しました。Upload By シュウママ私は驚いて長男のあごをさすってやりました。もちろん長男は痛くて泣いているのでしょう。でもこの泣き声がまるで「僕もランドセル背負いたかった!」という長男の叫び声に聞こえてきました。私はランドセルにするか、リュックにするか、ほとんど逡巡せずに決めたことに対して申し訳ない気持ちになりました。当時、まだ言葉で意思の疎通ができなかった長男に、どちらかを選択させるという考えが私にはなかったのです。ごめんね…と私は長男に謝りました。Upload By シュウママ長男が入学。そこで目にしたのは…そしてひと月が過ぎ長男は支援学校に入学しました。ほどなく父兄の懇談会が長男の教室で行われました。私は同じクラスのお母さん達に挨拶しながら、何気なくロッカーに目をやりました。すると長男のリュックの入ったロッカーの隣りに、横長の形をしたランドセルがあることに気がつきました。Upload By シュウママ「横に長いランドセルってあるんですね」私はランドセルの子のお母さんに聞いてみました。障害児を育てる親に寄り添うランドセルがあったするとそのお母さんは微笑んで言いました。Upload By シュウママお子さんは足が悪いため、車椅子に取り付けやすいベルトがついていることと、沢山荷物が入るということが横型ランドセルを選んだ理由だそうです。最近は障害のある子ども用のランドセルも充実しており、多機能でいろんな色が選べるんだというお話でした。「何よりランドセルを背負った姿が見たかったから・・」お子さんを優しい目で見つめながら言われた気持ちが、私にはよく分かりました。障害のあるお子さんをお持ちなら親は何度も選択を強いられます。そしてそれはとても辛い選択です。普通学校の支援級ならランドセルが必要、でも支援学校なら必要ない――それもその一つです。けれど障害があっても背負えるランドセルもある。それは苦しみを少しだけ軽減してくれ、親心に寄り添ってくれる素敵なランドセルだなと、私もほわっと温かい気持ちになるお話でした。
2017年10月12日初めて双子の母になった私。幸せをかみしめていたけれど8年前のクリスマスイブ、我が家の双子は産声をあげました。か細い声で泣く次男とは対照的に、長男は振り絞るような大声で泣いたことを覚えています。Upload By シュウママ思っていたよりも小さく生まれてしまったので、双子はそのまま保育器に入ることになりました。私はおもちゃのように小さな双子の手を握りながら、他には何も望まない、ただ元気に育ってほしい――そのことだけを強く念じました。生まれた時にか細い声で泣いていた次男は、搾乳したお乳を飲んでどんどん体重が増えていきます。けれど、同じように飲んでも長男はなかなか大きくなりませんでした。Upload By シュウママ結局、次男は私と一緒に退院できましたが、長男は一人残され、病院の保育器で過ごさなくてはなりませんでした。明日が退院という日。長男の体に異変が「体重が増えてきたから、明後日には退院できますよ!」2週間が経ち先生と看護師さんにそう言われた時、どれほど嬉しかったことでしょう。やっと一緒に帰れるんだ!不安が募っていた私の心は浮き足立ちました。けれど翌日病院に行くと、いつものベッドに長男の姿はありませんでした。Upload By シュウママ不審に思っていると、看護師さんから診察室に入るように促されました。診察室の中で、先生はどこか浮かない顔をして言いました。「昨日の夜に、息子さん変わった色のウンチをしましてね…。念のため今から検査したいと思います。結果は明日お話します」きっと大丈夫だ、念のための検査なんだ――この時はまだ、私は事態を深刻に受け止めてはいませんでした。私は「わかりました」とうなずいて病室を後にしました。Upload By シュウママ検査の結果は重い難病…。告知を受けて、目の前が真っ暗に翌日のこと。検査結果を聞くために診察室に入った瞬間、私は先生が暗い顔をしていることに気が付きました。先生は1枚のレントゲン写真を私に見せ、辛そうな顔をして言いました。「この子の体には胆嚢が確認できません。詳しくは大学病院で検査を受けてください。結果によっては早急に手術が必要になります。黄疸もありますし、場合によっては肝臓移植は必要になるかもしれません。」Upload By シュウママ医師からそう告げられた瞬間目の前が真っ暗になりました。その後、私は自分がどんな顔をしているのか、どんな風に診察室を出たのかも覚えていません。ただ待合室の椅子に座り、双子が生まれた時のことを思っていました。元気な体で産んであげられなくてごめんね……そんなことを考えていると、あとからあとから涙がこぼれてきました。Upload By シュウママ待合室で涙をぬぐっていた私に声をかけたのは…しばらくそうしていると、渡り廊下の向こうから見覚えのある看護師さんが歩いてくるのが見えました。双子がお腹にいる間、私はしばらく入院していたのですが、その間お世話になった方でした。看護師さんは私の涙に気付かないふりをして、明るい声で声をかけて下さいました。Upload By シュウママ私はハンカチで涙をふきながら、ろくに挨拶もできないでいました。けれど看護師さんは、私が泣いている理由をおおよそ知っている様子で、どこか労わるような目で私の方を見ていました。『そうか、この人が長男の便の色に気がついたのかもしれない』そう思った私は「長男の病気を見つけてくださってありがとうございました」と頭をさげました。看護師さんが気付かせてくれた長男の生命力すると看護師さんは「違いますよ」と大きな、はっきりした声で言いました。「お母さん、私たちじゃないですよ」思わず顔を上げた私に、彼女はこう言ってくれたのです。Upload By シュウママそれは完全に打ちひしがれていた私にとって大きな力をくれた言葉でした。『この子は生命力のある子ですよ。だって最後の最後で自分の体の危険信号を知らせてくれたんだから』彼女の言葉からそんなメッセージが汲み取れたのです。その時すっと涙がひきました。振り絞るような大声で生まれてきた長男の姿と「生命力」という言葉が重なったからです。もし長男が退院前のタイミングで便を出さなかったら、私では病気に気付けなかったでしょう。治療は適切に行われず、現在、命があったかどうかも正直わかりません。この後、長男は薬が効果的に働いたことで肝臓疾患特有のかゆみが治まり、さらには旺盛な食欲で離乳食をどんどん食べるようになりました。生きるために必死にしがみつき、食べて食べて食べまくり、自分で体を大きくしていったのです。本当に生命力のある子どもだったのです。Upload By シュウママあの時の言葉があるから、苦しい時も長男の力を信じて進める今でも長男は毎月検診を受けなくてはならず、自閉症の経過観察で通院しなければなりません。けれど、あの時看護師さんがくれた言葉は、様々な苦しい場面で私を助けてくれるのです。うまく意思疎通ができず癇癪をおこす長男に対するとき、私も心が折れそうになります。けれど大丈夫――。長男は強い子だからきっと運命を変える力がある、そのうち言葉が話せるようになるーそう強く念じました。今、長男は少しずつ言葉数が増えて、簡単なやりとりができるようになりました。かつて絵本を引き裂き、テーブルをひっくり返して癇癪をおこしていた長男がです。そんな時私は、絶望を希望へと導いてくれた看護師さんの言葉がどれほど温かいものだったか思い出すのです。ああ、あの時私を救ってくれてありがとう、と。
2017年09月28日学校が始まりました。とは言っても午前中で終わるので本番は2日目からかな? 今朝は私も子供たちもアタフタしてました(笑)。(左手でボタン押しちゃってるのすみません)正確には体操着や外履きは今日持って行かなくても良かったのですが、赤白帽子持っていくついでに体操着も一緒に持っていくってことになり、内履きと外履きはセットで持って行きたいよねってことになったりと、そんな感じでここまでもりだくさんな荷物になってしまいました(汗)。これで学校までは歩くのきつそうだと思って送ってあげたんですが、同じことを考えているママさんがたくさんいたようで、学校の前には車がいっぱい止まってました(笑) 。明日から絵の具道具とかも少しずつ運んでいく予定です。こまめとのまめは大丈夫だったけど、すでに学校の靴が小さくなってる子もいたようで、夏休み中に買いなおしたってお母さんもいましたし、子供の成長ってすごいですね! 夏休みが終わる前に一回履かせてみるのをおすすめします!
2017年09月02日つないだ手を振りほどかれる。泣いて駄々をこねる。長男と一緒に歩くのが辛い…自閉症の長男は幼い頃からこだわりが強かったため、外に連れ出すのが困難でした。車や電車といった乗り物は大好きなのですが、徒歩で出かけると、決まって座り込んで泣き出すのです。歩くのが疲れた、行きたい方向と違っていた――おそらくそういった理由だったと思います。つないでいた手を振りほどき、地べたに座って「あー!」と叫ぶ長男…。Upload By シュウママ自閉症という診断が下る前だったこともあり、私は泣きわめく長男が理解できませんでした。次第に散歩するときは長男をベビーカーに乗せ、定型発達の双子の次男とお喋りしながら一緒に歩くようになりました。ベビーカーに乗れなくなってからはできるだけ歩かなくていいように、タクシーを使うようになりました。Upload By シュウママ長男に対して申し訳ないとは思ったのですが、いつも座りこまれてはどこにも行けません。正直、パニックになる長男の姿を見るのは辛く、恥ずかしくもあったのです。タクシーがつかまらない!不安だけど一緒に歩こうかそれから何年か経った日のことです。長男は8歳になっていました。持病があるため定期的に病院に通っているのですが、通院日に困ったことが起きたのです。いつも病院へは電車で行き、最寄りの駅まではタクシーを利用しているのですが、その日はタクシーが一向につかまりません。また座りこんで泣くのではないか――不安を覚えながらも、仕方なく私は長男と駅まで20分の道のりを一緒に歩くことにしました。Upload By シュウママあれ、長男の様子が前と全然違う…?外に出た途端、長男は自分の小さな手を私の手に絡めてきました。そしてぎゅうっと握りしめたのです。小さい頃、どんなに手をつなごうとしても振り払っていたのがうそのように、長男は自分から手を握りスタスタと歩いていきました。時折下から私の顔を仰ぎ見てはにこにこと笑顔を向けます。一緒に歩いていることが楽しくて仕方ないことがその表情からよくわかり、私も温かい気持ちになりました。Upload By シュウママ突然立ち止まった長男が口にした言葉はそうして手をつないでしばらく歩いていたのですが、突然長男がぴたりと立ち止まりました。そして私に向かって大きな声で言ったのです。Upload By シュウママ驚きました。長男が魚という言葉を知っていただけでなく、一生懸命私に伝えようとしたことに。それからも長男は何か見るたびに、見た物をどんどん口にしていきました。「ケーキ!」「ねこ!」「アジサイ!」長男の顔には、発見を一緒に共有しようとする喜びがあふれていました。もう、私の手を振り払って泣き叫んだ幼い頃の姿はどこにもありません。ゆっくり、ゆっくり。5年後に次男と同じ場所にたどりついたんだね単語を口にする長男を見ながら、ふっとある記憶が蘇りました。それは定型発達の双子の次男が、ものの名前を覚えたての頃、ちょうど3歳頃でしょうか――同じように見た物を片っ端から私に教えてくれていた5年ほど前のことです。Upload By シュウママ看板に書かれた文字を読み上げ、道端に咲いた花を見て、名前を教えてくれた次男。四季の移り変わりを感じながら次男と散歩していた頃の記憶。ああ、この子はあの頃の次男に追いついたんだ――言葉でやりとりできないし、一緒に歩いてたってきっと楽しくなんてないだろう、きっとまたつないだ手を払いのけるんだ――私が長男に対して、そう思い込んでいた長い長い間、彼の心はちゃんと成長していたのです。そして5年前、次男が立っていた地点に、長男も今ようやくたどりついたのです。Upload By シュウママそのことが涙が出るほど嬉しくて、私はしゃがみこんで、小さな長男の頭をしばらく撫で続けていました。
2017年07月27日「学校に宿題を忘れたらどうする? 悩んだ末…その2【双子を授かっちゃいましたヨ☆ 第24話】」からの結果報告です。私が作ったプリントと、連絡帳に「すみません」と書き、休み明け月曜に学校に送り出しました。何が事件が起こると、仕事が手につかなくなってしまうのが恒例になってしまいました(笑)大丈夫でした!で、帰宅後連絡帳を見てみると、先生からの返事が書いてあり、どうやらのまめの隣の席の子が2枚持って帰ってしまったようだったんです。「気づかずすみません」と逆に謝られてしまいました(汗)。先生は全然悪くないです。ただ、宿題を学校に忘れた場合の対処がこれで良かったのかどうか、本当はどうするのがベストなのかは結局分からず仕舞いだったので、今度個別懇談のときにでも聞いてみようと思っています。今回はこれで良かったけど、また何回も忘れないようにしっかりチェックしてきてもらおう。ただ以前、学校に提出しなきゃいけない書類を、会社の昼休みに書こうと思って持っていったらそのまま忘れてきてしまったという私もいるので(子供に迷惑かけた)、私の子だなと思ってしっかりサポートしようと思います(笑)。長々とおつきあいありがとうございました!
2017年07月22日「学校に宿題を忘れたらどうする? 悩んだ末…その1【双子を授かっちゃいましたヨ☆ 第23話】」の続きになります。宿題を学校に忘れてきてしまった、のまめ。さて、私ができることは以下の通り(3択しか思いつかなかった(笑))そして、思い立った結果がこちら忘れてしまったものは仕方ないので、謝らなきゃいけないけれど、「でも自分なりに勉強してきました」って言えば先生もそこまで叱ったりしないかもしんない。結局「過保護かも…」と思いつつも、私がプリントの枠だけ作ってあげることにしました。過去のプリントを参考になるべくマス目の大きさを合わせます。(本物と同じがいいと思ったので)(絵に描き忘れましたが、過去のプリントなので、実際はのまめの文字やら先生の赤ペンも書いてあります。)スキャンして枠をトレースしていくという手もあるし、この辺は作り手それぞれかな。もし作れなかったらこくごのノートをコピーして書いてもいいと思いますし、ひらがな練習用の用紙データをDLできるサイトもありますし、100均にもノートとかありそうですし。なんとかなりそうです。とにかく宿題の内容が分かっているので、どうにかしてさせようって思ったのです。(マルつけも親ですしね)枠だけなので30分くらいで完成。それをのまめが過去のプリント(お手本)を見ながら書きました。あとはきっと先生が学校で何か言ってくれるはず。忘れたことを叱ってくれるかもしんないし、「次から気を付けようね」って言ってくれるかもしんない。そして、私のこの行動が間違ってたら、連絡帳で「次からはこうしてくださいね」って言ってくれるかもしんない。ということで、あとは先生にお任せしちゃいました。さてさて、その結果は…もう一回続きます!
2017年07月15日発育が遅いだけとも思えない、長男への違和感にふくらむ不安我が家には双子の兄弟がいます。長男は生後まもなく難病であると診断され、医師からは「この子は長く生きられない」と宣告されました。けれど一つの薬が大きな効果をもたらしたことで、長男は定期的な通院はあるものの、少しずつ状態がよくなり歩いたり走ったりできるようにまでなりました。本当に奇跡に近いことで、私は長男が元気に育っていく姿に安堵していました。けれど一方で、双子の次男と比較した時、長男の行動に対する違和感が拭えませんでした。Upload By シュウママインターネットで長男の行動の気になる点を次々入力して検索してみました。すると検索画面にヒットするのは「自閉症」という文字…。私の気持ちはどんどん沈んでいきました。自閉症かも…病院の受診を決意このまま悩んでいても仕方がない――そう思った私は、夫に自分の考えを話しました。Upload By シュウママすると夫はしばらく黙ったあと「俺も一緒に病院行くよ」と言ってくれました。けれどわざわざ夫が会社を休んで受診するのも…そう思って私は長男と二人で行くことに決めました。帰って来た時、自閉症じゃなかったよ~そう明るく言えることを念じながら。夫は心配そうにしていましたが了解してくれました。「どうしてこの子だけが…」障害告知に止まらない涙現実は厳しいものでした。小児病院の精神保健科を受診すると、長男は室内に置かれた沢山の遊具には目もくれずひたすらボールを回し続けています。その様子を一見しただけで主治医の先生は言いました。Upload By シュウママやはり…という思いと、とてつもない脱力感がありました。難病の上に、そのうえ自閉症まで――病院からの帰り道、長男の顔を見つめていると涙があふれてきます。どうしてこの子だけがたくさんの病を背負わされたのか、いろんな考えがあとからあとから押し寄せます。家にたどり着き、苦しくなった私は夫の携帯に電話をかけました。1コールで夫が出ました。夫が何か言うのを待たずに、私は泣きじゃくりながら話しました。Upload By シュウママ夫が私にかけた言葉は、腹が立つほど能天気だったけど私が話し終えた後、受話器からは耳を疑うような明るい声が聞こえてきました。Upload By シュウママなんて能天気な男なんだ…一瞬怒りがわきあがりました。けれど「自閉症だろうがなんだろうが、シュウが可愛い息子であることに変わりないじゃん」という明るい言葉に、何かすっと心が軽くなったのです。悩んでいた事実がどうでもいい事の様に思えてきました。その日、仕事を終えて帰ってきた夫は普段のままでした。深刻な顔をするでもなく長男の頭をなでるのです。Upload By シュウママ呆れつつも、夫の暢気さと明るさに、この日とても救われたことを覚えています。数年たって、夫にあの日のことを聞いてみたそれから何年か経ち、ふと思い出してあの時のことを夫に話しました。「パパに電話した時、能天気で明るい声に一瞬腹がたったけど、あの言葉で救われたよ」すると夫からは思いがけない返事が返ってきました。Upload By シュウママ「俺が参ってしまったら、だめだろ。一家の主なんだから。だから必死で明るくふるまったんだよ」この言葉を聞いて、ああそうか、夫も辛かったけれど、一生懸命頑張ってくれたんだ、そう気づいて少しだけ夫を見直しました。どうせなら、死ぬまで言わなければもっとかっこよかったのにな…。けれどやっぱり思うんです。長男にとってこの人がお父さんで、本当によかったなー、と。
2017年06月29日運動会、無事終わりました!保育園と規模が格段に違って楽しかったです。そして、6年生のでかさに驚いてきました。私はすでにお弁当を作った時点で運動会をやりきった感満載だったのですが、運動が終わって帰ってきてからもやるべきことはありました。運動会で砂まみれになった体操着を洗うのは分かるけど、外履きも洗わなきゃなんて!(たしかに汚かったけど)(靴洗いって地味に面倒くさいと思うのですが…)子どもたちは今日(月曜日)学校休みなので、その間に洗ってきてねって言ってるのは分かるけど、私は休みじゃないからね(泣)日曜のうちに終わらせました。帰宅してから、そのまま畳にダイブしたい気持ちを抑えて洗濯機をまわして靴を洗って、朝そのまま放置していったフライパンを洗ってお弁当を洗って…。運動会、終わった後の「洗う」ところまでが一連の作業なのね…とひとつ学習しました…(涙)。で、よく考えたら今日も学童にお願いするのでお弁当作らなきゃだった~って気づき、運動会用に買ったお弁当の具材残しておけばよかった…と後悔。(なんとか詰まりましたが、笑)冷蔵庫が見事にカラッポなので今日何か買いにいかないとー!運動会だったみなさま、お疲れさまでした!
2017年06月24日前々回の「先生に言えない「学校へ行きたくない」理由 第13話」、前回の「連絡帳記入を拒否られる 第14話」の続きです。火曜日に泣きながら登校していったこまめ。お迎えのとき、どんな顔をしているか心配だったのですが学校は嫌いだけど、学童は好きみたいでお迎えのときは笑顔でした。いつもの調子っぽい雰囲気だったので私もちょっと安心して、その日を過ごし、夜はまた疲れたのかすぐ眠ってしまいました。で。翌朝ーくまさんが朝起こしにいってくれたのですが、やっぱり昨日と一緒で泣いていたという…。まだ2日しか経ってないけど、毎朝泣いているわが子を見るのはつらい。なんとかならないものかーと思ったけど、やっぱりとりあえずはここから…まず、連絡帳に書いてみて、そこから反応をみてみようと。それでダメだったらまた別のことを考えてみようと思い、こまめをなんとか説得して連絡帳に書くことにしました。とはいえ「先生が怖いです」とは書けないので、ちょっと違う言い回しで伝えられないかとひねりだした言葉はとりあえず学校でこまめはどんな風なのか知りたい。そしてちょっと学校がイヤイヤなんです。というニュアンスも伝わって欲しい…。でも私の拙い文章で伝わってくれるかどうか不安だらけ。仕事もなかなか手をつかないまま1日が過ぎ…玄関でこまめが速攻連絡帳を手渡してくれまして、こまめが帰りの支度をしている間、読ませていただきました。それがこのボリューム!↓私の数行の連絡に対して倍以上のボリュームで丁寧に返事をしてくださいました。この2日間のこまめの様子を細かく教えてくださって、あぁやっぱりこまめのことを見ていてくれたんだな、いい先生だなぁと思ったのです。連絡帳に書いたからと言ってこまめがすぐ「学校楽しい」と言い出したわけではありませんが、モヤっとした不安が少し解消された気がしました。すみません、続きます!(次あたりでまとめたいと思います!(できたら))
2017年05月13日4人の子ども育ててます
子育て楽じゃありません
良妻賢母になるまでは。