「幼稚園」について知りたいことや今話題の「幼稚園」についての記事をチェック! (7/45)
ある日、夢の中で妊娠を告げられたなな子さん。半信半疑で検査をしたところ、妊娠が判明しました。そんな不思議なエピソードを持って生まれてきた息子は、赤ちゃんのころから部屋の隅や天井を見て泣いたり笑ったりしていており、なな子さんは「もしかしたら、何か視えているのでは……?」と思うように。息子が1歳10カ月のころには、妊娠を言い当てたこともありました。 しかし、幼稚園に通うようになると、夜泣きや原因不明の足の痛み、高熱といった症状に悩まされるようになり……。 そこにいるのは本当に息子…? 幼稚園に通うようになると、決まって夜中0時に泣き始める息子……。さらには、足の痛みや高熱が出ることもあり、救急に駆け込んだこともありますが、結局いつも原因不明でした。 そんなある夜のこと。また、いつものように夜中0時に夜泣きがスタート。「今日も朝までコースか……」と思いながら、息子を抱っこして寝室から出て行くなな子さん。すこし落ち着いてきたところで、「どうしたの? こわい夢でも見た?」とやさしく声をかけます。 すると、これまでに見たこともないような冷たい表情で、息子が「なにが?」と一言だけ返事をしました。さっきまで泣いていた息子の面影はそこにはなく、なな子さんは言葉を失ってしまうのでした。 毎晩同じ時間に夜泣きをするというのは、相手をするのも大変ですが、息子くん本人もうまく寝られなくてきっと苦しいはず。何か原因が分かれば対策はとれそうですが……。ふと見せた息子の冷たい表情も、気になってしまいますね。みなさんがなな子さんと同じ状況になった際、どのような対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ホラ子
2023年11月11日主人公・さくらさんは長男・レンゲくんの小学校入学を機に、仲の良かったママ友・ヨワ美さんと再会し、サッカーチームへ誘われて入団しするも、ボスママのワンマンぶりに我慢できず退団。その後はボスママと距離を置き、穏やかな日々を取り戻していました。しかし、レンゲくんが5年生、次男くんが幼稚園の年長になったとき。穏やかな日常が再び一変!クラス替えで、レンゲくんはボス子さんの息子・ボス太くんと同じクラスになってしまったのです−−。新学期の保護者会で、久しぶりにボス子さんや取り巻きのママたちと顔を合わせたさくらさん。そんななか始まったPTAの役員決めでは、複数人からさくらさんを推薦する意見があがっていたようで、「役員をやってくれないか?」と声をかけられました。 さくらさんは、今年度は次男くんの幼稚園の役員をする予定があり、仕事もしているため断ろうとしますが、ボス子さんから強く勧められ、断りづらい雰囲気になってしまいます。しぶしぶ役員を引き受けたものの… 6年生で役員になるよりは……と思ったさくらさんは地区委員を引き受けることになりました。 役員会当日、地区役員のメンバーから衝撃的な話を聞かされます。「絶対、名前書かれたと思うよ。さくらさん」 そのメンバーも、息子がボス子さんの息子・ボス太とトラブったため、嫌がらせで次期役員になるよう推薦されたのだと言うのです。さらに前年の役員にも実際に同じような人がいたとのこと……。 それを聞いたさくらさんも、「あいつしかいない!」と納得したのでした。 証拠はないものの、ボス子ならグループのママたちをうまく使って気に入らないママを役員に推薦し、PTA役員を押し付けるのは造作もないことかもしれません。ただ、仕方なく引き受けた役員でしたが、良い人ばかりだったのが不幸中の幸い。このまま何事もなく役員を務められるといいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年11月10日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向がありました。幼稚園に通い始めると、兄弟2人とも発達医療をすすめられて困惑します。長男は就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けるも結果は普通級。幼稚園からは次男の検査も急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。長男はADHD、次男は多動という診断を受け、医師から的確な助言ももらって、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。結果を伝えると、園長は自分の手柄と言わんばかり。年中になる次男は幼稚園から園外療育を提案され、幼稚園と療育園の並行通園を始めていましたが、夏休みに次男の就学に向けた会議が行われ一波乱が起きていましたーー。療育園での大規模な会議で出された懸案事項「幼稚園をやめて、全日療育園にするか?」。来年度の話だったので、夏休みの今すぐに答えを出さなければいけないとは考えてはいませんでしたが、園長からの要請で幼稚園で面談をすることに。面談では、次男の療育サポートに積極的だった主任先生から、幼稚園での加配は予算がなく、しっかり療育したほうがいいと言われて、その変貌ぶりに衝撃を受けるのでしたーー。 「絶対に療育園に行った方がこの子のため」ほんとに? 「中学、高校、大人になるまでのことを考えているか?」「このままでは小学校の支援学級も通えない」「療育園に行った方がこの子のため」 立て続けで責めるような口調の園長の言葉に、思わず涙があふれてしまったゆーとぴあさん。異変に気づいた主任先生が、もう一度夫婦で話し合うように告げました。 自宅で話を聞いた夫は、今すぐにでもやめてほしいという幼稚園側の意向を受けて、やめればいいと言い、ゆーとぴあさん自身も、あんな言い方をする園長の元へ通うのはもう限界の時が来ていました。 ◇◇◇ これまで園長の厳しい発言に耐えてきたゆーとぴあさんでしたが、もう心が限界でした。園長は発達障害のことを自ら勉強をして、幼稚園の図書室に私物の関連書籍を置くなど熱心ではありますが、発達障害の疑いを持つ子どもを育てている親の不安な気持ちには寄り添ってはくれません。親がわが子が大人になるまでのことを考えていないわけがありません。通っているわが子の気持ちも大切ですが、通わせているゆーとぴあさんの気持ちも大切にして判断してほしいですね。 次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年11月10日主人公・さくらさんは長男・レンゲくんの小学校入学を機に、仲の良かったママ友・ヨワ美さんと再会し、サッカーチームへ誘われて入団しました。しかし、ボスママのワンマンぶりに我慢できず退団。チームを辞めてボス子グループから離れたさくらさんは、穏やかな日々を取り戻していました。月日は流れ、相変わらずマイペースなレンゲくんは5年生に、次男くんは幼稚園の年長になりました。しかし、穏やかだった生活は突如一変するのです……。最悪!クラス替えであの人と同じクラスに… レンゲくんが通う小学校のクラス替えは2年ごと。1~2年、3~4年はボス子さんの息子・ボス太くんとクラスが別だったため、サッカーチーム退団後は関わりがありませんでした。 ところが、5年生でのクラス替えでとうとうボス太くんと同じクラスに……! 新学期の保護者会でボス子さんに会うと、まるでさくらさんとのいざこざがなかったかのようにヨワ美さんを含めた取り巻きを引き連れて「久しぶり~」と挨拶してきました。 担任の先生からの話が終わり、PTAの役員決めが始まると……さくらさんのイヤな予感が的中! PTA選出の事前アンケートの推薦欄に、複数の人がさくらさんの名前を書いているというのです。 今年度は次男くんの幼稚園の役員をする予定があり、仕事もしているため断ろうとするさくらさん。 すると……「さくらさんなら両立できると思います!」なぜかボス子さんが推してきました。 拍手までされて断りづらい状況になったさくらさんは、ボス子さんにハメられたことを悟るのでした……。 役員決めのルールや運営の方法は学校によって異なりますが、立候補する人がおらず、決まらない場合には役員未経験の保護者がくじ引きをして決めることが多いようです。 推薦自体は悪いことではありませんが、推薦する相手が役員を引き受けられる環境かどうかを見極めてから、事前アンケートに名前を挙げるほうが親切ですよね。複数名からの推薦……同じクラスにはボス子さんや取り巻きもいるので、引き受けるのも躊躇してしまいますね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年11月09日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向がありました。幼稚園に通い始めると、兄弟2人とも発達医療をすすめられて困惑します。長男は就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けるも結果は普通級。幼稚園からは次男の検査も急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。長男はADHD、次男は多動という診断を受け、医師から的確な助言ももらって、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。結果を伝えると、園長は自分の手柄と言わんばかり。年中になる次男は幼稚園から園外療育を提案され、幼稚園と療育園の並行通園を始めていましたが、夏休みに次男の就学に向けた大規模な会議がおこなわれてーー。会議で幼稚園の園長から、来年度からは幼稚園をやめて全日療育園という考えはあるかと尋ねられ、夫は地域の友だちと一緒に育てたいこと、小学校でも知っている子がいると安心だと答え、現状維持の考えでした。一方、ゆーとぴあさんの本心では療育での息子の成長を感じており、週2の幼稚園はやめたほうがいいかもと感じていました。しかし、3日後、園長が会議で出た通園問題に対する答えを迫ってきてーー。 あんなに熱心だった主任先生が変わってしまったーー 次男の就学に向けての会議で出された来年度からの通園問題について、催促のような電話をしてきた園長。幼稚園をやめて全日療育するかどうかについて、最終的には両親の意見が尊重されるか尋ねると、思わず「そんなことないです」と答えた園長はすぐに発言を訂正しますが、それこそが園長の本心で幼稚園としては次男を退園させる意向だということが明らかに。夫婦で次男の将来を考えてから、幼稚園の面談に来るように伝えられ、電話は切れました。 面談日は、担任、主任、園長とゆーとぴあさんの4人での話し合い。驚いたのは、次男のサポートに積極的な取り組みをしてくれていた主任先生の変化でした。まるで人が変わったように、次男のできないことや苦手なことをあげつらって療育に専念したほうがいいと主張。あまりの変化に衝撃を受けるゆーとぴあさん。担任は下を向いたまま言葉を発しません。 そして園長は、またしても責め口調で、次男が中学、高校、大人になるまでのことを考えているかと問い、衝撃のひと言を浴びせかけてきました。「このままでは小学校の支援学級も通えませんよ?」支援学校になる可能性もあるというのでしょうか? ◇◇◇ 主任先生は、担任と療育園の見学に行き、幼稚園でもできることをさっそく取り入れてくれるような勉強熱心な人でした。しかし、療育園での会議での話し合いの内容が通達されたのか、現状の幼稚園での加配はありえない、しっかり療育すべきだと主張し、わが子のできないことを報告してくるという豹変ぶりはあまりにもショックですよね。主任がこんなに人が変わったのはやはり園長の影響なのでしょうか。担任の先生は下を向いたまま話さないことから、風通しがよくなさそうことは窺えるような気がします。そして園長からの小学校の支援学級も通えないという話。その子に合った教育を受けさせてあげるという考えもありますよね、でも、先生方の頭ごなしな言い方は傷つきますよね。ゆーとぴあさんの気持ちは大丈夫でしょうか。 次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年11月09日「ちょっと」「少し」が理解できない息子、2歳過ぎで支援センターへ現在8歳の息子は、3歳で自閉スペクトラム症(ASD)、ADHD(注意欠如多動症)の診断を受けました。見通し不安がある息子は数字にこだわりがあり、「ちょっと」「少し」が理解できずパニックになるため、あと何分、何回など具体的な数字を使って説明するようにしています。2歳を過ぎても言葉が出なかったこと、動作や言葉の模倣がないこと、他人が公園に入ってくると追い出そうとするなど人との距離感が独特だったことから、2歳すぎに発達支援センターへ相談に行きました。予約から面談当日までの間に言葉が出始めたので、もう支援センターに行く必要はないかと思っていましたが、こだわりが強く様子見が必要とのことで、定期的に通うようになりました。入園式もこれで安心?入園前の民間幼児教室ではまさに優等生幼稚園入園前に小集団を経験したほうがよいとアドバイスをもらい、プレ幼稚園のような民間の幼児教室へ2歳から入園前の1年間通いました。1年の半分は親子通園、後半は母子分離でした。朝の挨拶、お名前呼び、その日の活動、ダンスとだいたい流れが決まっており、お名前呼びのあとにその日の活動内容を具体的に話してくださったり、最後に次回の活動内容の告知があったので、息子は落ち着いて参加できていました。隣の椅子の子が手を動かすだけでテリトリーを侵害されたと感じ、不安がるなど人との距離感が妙ではありましたが、母子分離でさみしがることはあれど大泣きすることもなく、先生の指示を最後まできちんと聞いてから行動するので、教室では優等生扱いでした。なお、児童館での幼児クラスの活動では、部屋から出ようとする、部屋の後ろを走るなどして参加できませんでした。今思うと活動の内容、順番が毎回違うこと、お遊戯や体操が季節によって変わることから、見通しが立たず、不安だったのだと思います。でも幼児教室では模範生と言われるくらいに落ち着いていたので、入園式も大丈夫だろうと思っていました。Upload By ユーザー体験談夫婦で愕然……。入園式で、息子の人生初の大パニックそして入園式がやってきました。息子から「だいたい何分くらい?何をするの?」と聞かれたのですが、私の説明と違うとパニックを起こすだろうと思ったので、「お母さんも初めてだから何分かは分からないんだ。時計の針がぐるっと一周して長い針が6にくるまでには終わるよ。たぶん先生のあいさつ、園長先生のお話、写真撮影の3つはあると思う。ほかにもお母さんの知らないことがあるかもしれない」と幅を持たせた説明したところ、「分かった」とうなずいてくれ、入園式開始まで1人で園児席に落ち着いて座っていました。Upload By ユーザー体験談しかし、入園式には来賓挨拶や在園児の言葉などがあったのです。親としては誤差の範囲でも、息子にとっては予想外の大事件だったようで大パニックになってしまいました!式の途中から泣き出したのですが、泣くだけでなく「あと何分?」「先生のあいさつはまだ?」と何度も繰り返していました。ほかにも泣く子はいたのですが、式の途中で行われた先生との手遊びなどで落ち着いていくなか、息子の泣き声はより大きくなってしまい……。息子の横に担任の先生がかけつけてくれ、落ち着かせようと話しかけてくれたのですが、「あと『もうちょっと』だよ」など息子の望む答えではなかったので、だんだん激しく泣き、怒って先生をぽかぽかたたき始めてしまいました。Upload By ユーザー体験談私も夫も、大パニックを起こした息子を見たのはこれが初めてでした。式後半からは息子の隣に私がかけつけ、膝の上にのせ、「まだ6まで針が来ていない、先生の挨拶のほかにもお母さんの知らないイベントがあるらしいよ」と説得したことで、泣き方は多少はおさまりましたが、最後まで泣いていました。ただ、式が終わったらけろっと「やっと終わった。もう帰っていい?」とあっさりしていました。ただ私たち夫婦にとって、泣いて怒る息子の姿は衝撃的で、目を閉じてもその光景が消えることはありませんでした。一緒に困りごとを目撃した私と夫。このことで夫婦関係に変化が入園式のあと夫と相談し、医療に一刻も早くつながることを目指しました。それまで仕事で家にほとんどおらず、息子の様子をほぼ知らなかった夫は、私が話す息子のこだわりは私の気にしすぎだと思っていたところがありました。発達支援センターに定期的に通っていたことも、当初の悩みの種であった言葉の遅れが解消してからは無意味だろうと言っていました。私が息子に困りごとがあると思い込み、大騒ぎして障害児に仕立てようとしているのではないかと言われたこともありました。しかしながら入園式でのパニックを見て、息子本人が困っていることに気づき、親が手助けできることはやってやりたいと言ってくれるようになりました。受診の状況や、幼稚園とのやりとりの話について関心をもって聞いてくれ、2人でどうするかを考えられるようになり、私は心からほっとしました。Upload By ユーザー体験談児童精神科を受診し診断へ。問題なく幼稚園時代を過ごし小学生へ……その後はすぐに児童精神科を受診し、自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受けました。幼稚園の先生方には丁寧に対応してもらったため、幸いにもスムーズに通い、無事卒園しました。そして小学校の入学式では希望者のみの前日リハーサルに参加し、当日は落ち着いて参加できました。入園式の大パニックの経験をいかすことができ、何事もなく終わってほっとしました。小学校の1年、2年生のあいだは週に2時間、通級指導教室に通い、通級指導教室の担任、通常学級の担任との3人共有の連絡帳のおかげで、ちょっとした困りごともいち早く先生方に伝えられ、即座に対応してもらえました。このことで、「困ったときは先生が助けてくれる」安心感が息子の中でアップしたこともよかったです。私の住む地域では通級指導教室は原則1年限り(延長しても2年まで)とのことで、2年生で通級を卒業しました。3年生の今は問題なく学校に通っていますが、もし困りごとが目立つようなら、再入級を打診するつもりです。「困ったことは工夫すれば対処できる!」ことを経験してのびやかに育ってほしいです入園式以前は、自閉スペクトラム症(ASD)だとしても困り感は少ないだろうと思っていました。数字に強く、文字が読めるようになったのも早かったですし、語彙も豊富でよくしゃべるし、IQも高めだったので安心していた部分もありました。ですが、入園式の様子を見て、できることとできないことの凸凹が激しいところがあると痛感しました。早めに医療とつながり、診断名がついたことで、親や本人のわがままではなくできないことがあると学校側に伝えられたことは助かりました。今も息子にはしつこいくらいに予定を伝え、一緒に確認することで、息子が誤解する余地を与えないように気をつけることでパニックを防いでいます。今後、息子には困ったときに「困っています」と自分で言える子になってほしいです。匂いに敏感で通れない場所があったりするのですが、エッセンシャルオイルを持ち歩くことで通ることができるようになりました。こんな風に困ったことがあっても工夫すれば対処できるといった経験を積みながら、自分でどうすればよいかを考えられるようになってほしいです。願わくば、自身の特性に引け目を感じないでのびやかに育ってくれればと思います。イラスト/海乃けだまエピソード参考/いこま(監修:鈴木先生)神経発達症のお子さんは「ちょっと」とか「少し」のような抽象的な表現の理解が苦手です。具体的に30秒とか時計で示すか、砂時計などを利用して視覚的に訴えることが必要となります。早めに診断することで今後の方向性もわかり、前もって対処することも可能になります。世間のASDに対する理解が広まれば、「自分はASDなので〇〇なことは苦手です」とか「具体的に話してください」などと普通に自己紹介できる社会になっていくのではないかと常々思っています。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年11月09日VISH株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:田淵 浩之)は、幼稚園・保育園・認定こども園の園業務負担軽減を支援するICTツール「園支援システム+バスキャッチ」を導入した学校法人幌南学園 幌南学園幼稚園(所在地:北海道札幌市、理事長:高木 宏壽)の導入事例インタビューを2023年10月30日に無料公開したことをお知らせします。理事長 高木 宏壽 様(中)、園長 冨田 明好 様(右)、事務 権平 真侑子 様(左)導入事例記事全文はこちら: ■幼稚園基本情報・1968年4月開学・在籍園児160名年少・年中・年長各2クラス・職員総勢25名・2022年7月より「園支援システム+バスキャッチ」を導入【導入前の状況】・子どもたちの安全を常に最優先に考え、園の運営やシステムの整備を進めてきた・「園支援システム+バスキャッチ」導入前にも、複数のシステムを導入・10年ほど前にメールシステムを導入。その後、バスの位置確認システム、園児管理・登降園管理のシステムを導入【導入のきっかけ】・業務ごとに異なるシステムを導入したが、システムはあっても決して効率的とは言えない状況だった・保護者からはいくつもアプリを見なければならなくてわかりにくいという声があった・何か一つのシステムでできないかと思い、親しい幼稚園園長に紹介された・2022年5月にVISH株式会社と打ち合わせを行い、6月には契約した【導入効果】1. 預かり保育の予約状況が事前に把握できるので、教員のシフトを早めに組める2. 欠席連絡を登録された時間を見ると、前日の登録が多く、保護者の都合がいい時間で連絡を入れられるメリットがある3. 連絡帳機能は、担任しか把握できなかった内容が、園全体で共有できるようになった4. お便りについては、PDFでメール配信とした。教員の業務負担の軽減やペーパーレスにも大きく役立った5. メール機能は日々活用。テンプレートの登録機能を活用し、緊急の連絡に関しては、即座にメール配信ができるようにした6. 日頃は制服や道具の販売に使用している「用品注文」機能は、PTAバザーの食券販売でも活用。使い勝手が良かった【システムを園に合わせることができる】「機能について、こちらである程度の設定ができるところがいいですね。システムにこちらが合わせるのではなく、システムを当園に合わせることができるので、とても使いやすいと思います。例えば預かり保育のパターンの設定やアンケート内容の作り込みなど、かなり自由にできます。何かをやろうとしたとき、自分たちでできるという点が素晴らしいです」■園支援システム+バスキャッチについて2010年にリリースされた「園支援システム+バスキャッチ」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格なクラウドサービスです。2023年10月時点で、全国で2,300以上の幼稚園・保育園・認定こども園で利用されています(解約・閉園除く)。園支援システム公式サイト: ■会社概要会社名 : VISH株式会社(ヴィッシュ株式会社)所在地 : 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX5F設立 : 2004年12月資本金 : 11,500,000円代表者 : 代表取締役 田淵 浩之企業サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月09日娘は2歳半で双子のお姉ちゃんになりました。3歳になるころには、誰からもしっかり者と言われる頼れる存在に。ところがそれは、少しずつ娘の心をむしばんでいたのです。娘が「お姉ちゃんをやめたい!」と言ったあの涙を私は今も忘れません。きょうだい育児は大変だけれど、上の子のケアも重要だと痛感したお話です。幼稚園の個人面談で衝撃を受ける妊娠25週を迎えたころ切迫早産で入院。まだ幼い娘と離れることが不安でしたが、「お姉ちゃんになるから大丈夫!」と、娘の言葉に励まされました。そうして娘が2歳半の頃、双子が生まれました。双子が生まれる前から我慢してきた娘は、3歳になるころには大体のことを自分でできるようになりました。 しかし幼稚園の個人面談で、「しっかり者だね」と声かけをしたときに「パパもママもとられたから自分でするんだよ」と笑っていたと先生から聞いて、衝撃を受けたことを覚えています。 褒め言葉のつもりが……個人面談で娘が言っていたことを聞いてからは、もっと娘とコミュニケーションをとろうと心がけました。娘は双子の妊娠がわかったときから「お姉ちゃん」になることに喜びを感じ、娘も自分のことを「お姉ちゃん」と呼んでいたので、私たち夫婦も娘のことを「お姉ちゃん」と呼んでいました。それが娘にとってうれしいことと思い込んで……。 ある日「さすがお姉ちゃん、おりこうさん」と言うと「お姉ちゃんやめたい! おりこうさんもやめたい!」とわんわん泣き出したのです。 娘の笑顔を取り戻すためにしたこと手がかからないと思い込んでいたけれど、それは娘が我慢してきただけなんだと気づきました。「もうお姉ちゃんって呼ばれるのいやだ……。」私は知らないうちに娘にプレッシャーをかけていたのです。 それから以前のように娘を「お姉ちゃん」ではなく名前で呼ぶようにして、「娘ちゃんタイム」というパパやママを独り占めできる時間を設けるようにすると、とてもうれしそうにしてくれました。「おりこうさん」の代わりには「ありがとう、大好き」を言うことは、今でも続けています。 私は自分で思っている以上に娘に期待していました。もう3歳、まだ3歳。あのときの娘と同じ年齢になった双子をみて、あぁまだまだ甘えたかったよねと痛感しています。「大人の言う『いい子』は、大人にとって都合の『いい子』」。前にそんな言葉を目にしたことを思い出し、お姉ちゃんである前に大切な娘であることを忘れずに接していこうと思いました。 著者:梟うた/女性・主婦。5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2023年11月09日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向があり、幼稚園に通い出すと担任から医療センター行くよう告げられ、さらに長男も園から発達医療をすすめられて困惑。幼稚園の指導により、長男の就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けますが、結果は普通級。長男の検査が終わるや次男の検査を急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。医師からの助言を受け、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。長男はADHD、次男は多動という診断を幼稚園に伝えると、自分の手柄と言わんばかりの園長の態度に、これまでの性急な指示は園長によるものと合点がいきます。新年度は幼稚園から次男の園外療育を提案され、6月から幼稚園と療育園との並行通園がスタートしていましたが……。幼稚園の夏休み中に療育園で開かれた会議は、年中の次男の就学に向けた話し合いがテーマに。幼稚園、療育園、教育委員会とゆーとぴあさん夫婦。総勢8人の大規模な会議には異様な雰囲気が漂っています。会議の後半になると幼稚園と療育園の通園配分や加配体制についてのシビアな意見が飛び交い、次年度の通園方針についてゆーとぴあさん夫婦の意見を求められました。 「旦那さんはどうお考えですか?」責め立てるような園長の問い 「来年度から幼稚園を辞めて全日療育園の考えはありますか?」「旦那さんはどうお考えですか?」まるで責めるような口調の幼稚園の園長は、次男の通園について夫に質問を投げかけました。 夫は地域の友だちと一緒に育っていきたいこと、小学校でも知っている子がいれば息子も安心だと思っていると答えました。一方でゆーとぴあさん自身は、療育に通うようになって次男の成長を実感していて、週2の幼稚園に対しての費用感やPTA役員といった親の負担などがあるにも関わらず、行事参加が厳しいと言われてしまっては、幼稚園をやめたほうがいいのではとも感じていました。 3日後、幼稚園の園長から電話がかかってきて、前回の会議で投げられた問いについてきちんと話し合うように念押しされました。その口調から来年度からの可能性だった幼稚園をやめるかどうかの検討を今迫られているように感じたゆーとぴあさんは、息子の通園方針の最終決定は両親の意見が尊重されるかを確認してみました。するとーー。 「そんなことないです」園長からは衝撃の答えが返ってきました。そんなことはあるのでしょうか? ◇◇◇ 次男の就学に向けた会議で、来年度から幼稚園をやめて全日療育園の考えはあるかと尋ねられたゆーとぴあさん夫婦。しかし、その判断は今すぐという話ではなかったのに急がせる園長には違和感を覚えますよね。しかも、わが子の通園判断について最終的には両親の意見が尊重されるのかというゆーとぴあさんの問いに対して「そんなことありません」とは、言い間違いだったとしても園長の言葉とも思えません。全日療育がいいという提案自体は選択肢としてあるとは思うので、そうすることがいい理由などを両親の気持ちに寄り添って説明を尽くしてほしいですよね。 次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年11月08日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向があり、幼稚園に通い出すと担任から医療センター行くよう告げられ、さらに長男も園から発達医療をすすめられて困惑。幼稚園の指導により、長男の就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けますが、結果は普通級。長男の検査が終わるや次男の検査を急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。医師からの助言を受け、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。長男はADHD、次男は多動という診断を幼稚園に伝えると、自分の手柄と言わんばかりの園長の態度に、これまでの性急な指示は園長によるものと合点がいきます。新年度は幼稚園から次男の園外療育を提案され、6月から幼稚園と療育園との並行通園がスタートしていました。幼稚園の夏休み中、療育園の園長から大事な会議があるので夫と一緒に出席するよう連絡が入りました。幼稚園の園長や教育委員会も参加し、息子の今後に関わる大事な話し合いだと言われ、ゆーとぴあさんは不安を覚えるのですがーー。 まだ年中なのに…。息子の就学についての会議スタート 療育園にて開かれた、年中の次男の就学に向けた会議。幼稚園の園長と担任、療育園の園長と担任。市の幼児科と幼児相談科の職員、そしてゆーとぴあさん夫婦。総勢8名の大規模な話し合いが始まりました。 会議の後半では、幼稚園と市の幼児科から現在の週2の幼稚園で息子に加配の先生がついていることが問題に挙げられます。園長からはさらに、次年度から幼稚園をやめて全日療育園にするという考えはないのかと、ゆーとぴあさん夫婦を責めるような口調で迫られてーー。 ◇◇◇ 幼稚園と療育園、市の教育委員会。そしてゆーとぴあさん夫婦という4者の物々しい会議では、次男の通園状況についてシビアな意見が飛び交います。幼稚園と療育園の通園配分や園の加配については、ゆーとぴあさん夫婦で意見できるものでもないので答えに困ってしまいますよね。楽天的な夫は会議の連絡があったときもあまり深刻に思っておらず、当日もメモを取る準備もないまま参加していますが、なんと答えるのでしょうか? 次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年11月07日娘は幼稚園に通っています。娘の幼稚園のクラスでは、子どもの親だけでランチをする茶話会が年に数回開催されます。茶話会の幹事は順番に回り、今回、私が茶話会の幹事を担当することに。私を含め5名で茶話会の企画や進行をすることになったのですが……。LINEを通して仲が深まる幹事メンバーでLINEグループを作り、茶話会のランチの場所や席順などを決めることになりました。 LINE上でみんなで意見を出し合っていたのですが、徐々に茶話会のことだけでなく、日々の出来事もLINEで報告し合う雰囲気に。最初は子どもたちが登園している日中だけだったのが、夕方や夜間にもLINEが流れてくるようになりました。 1日中流れてくるLINE私には娘の他に1歳の息子がおり、時短でパートもしていました。そのため、LINEを確認できない時間もあるのですが、ある日、LINEを開くと200件以上ものメッセージが届いていたのです。 ほとんどが茶話会以外の話題で、茶話会について決まったこともわからず、膨大なLINEの会話を読むことに。しかし、茶話会について何も決まったことはないようでした。 Aさんの言葉をきっかけに…私以外にも、フルタイムで仕事をしているママ・Aさんも、LINEの会話にほとんど入っていませんでした。 ある日、Aさんから茶話会の幹事LINEグループに「仕事をしているので、毎日LINEを読むことはできない。茶話会について決まったことがあるなら教えてほしい。自分にできることは精いっぱいするので」というメッセージが……。Aさんのメッセージをきっかけに、茶話会について話し合うようになり、とんとん拍子に決まっていきました。 茶話会の幹事にならなければ、あまり関わらなかったであろうママとも交流ができて良い機会でしたが、普段、関わりがないために、言いたいことをなかなか言えないと思いました。Aさんの言葉がなければ、茶話会についてスムーズに決めることができなかったかもしれません。私は茶話会の話が進まないことに少し焦っていたので、Aさんのように他の幹事メンバーに声かけするべきだったなと反省した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ななぎ著者:神崎 ハナ
2023年11月07日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向があり、幼稚園に通い出すと担任から医療センター行くよう告げられ、さらに長男も園から発達医療をすすめられて困惑。幼稚園の指導により、長男の就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けますが、結果は普通級。長男の検査が終わるや次男の検査を急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。医師からの助言を受け、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。長男はADHD、次男は多動という診断を幼稚園に伝えると、自分の手柄と言わんばかりの園長の態度に、これまでの性急な指示は園長によるものと合点がいきます。新年度、幼稚園から次男の園外療育として新たな提案を受け、6月から幼稚園と療育園との並行通園がスタートしました。コロナ禍の影響で通園当初は全日療育園に通い、6月から本格的に幼稚園との「並行通園」を開始。療育園に慣れたころだったので、両方の通園に泣いたり混乱したりする次男を見て、ゆーとぴあさんは幼稚園のすすめを受け入れたことがよかったのか不安に。しかし、幼稚園側も以前に比べて療育に配慮した対応が増えて助かったと思っていたのですがーー。 夏休み。平穏に療育に通っていたところへ突然の電話が 夏休み。幼稚園は1カ月以上あり、療育園は8月の2日間のみのため、期間中次男は全日療育園に通うことに。 夏休み中に療育園の園長からの電話で、大事な会議があるので夫婦で参加するようにとの連絡が入ります。今後に関わる重要なもので、幼稚園の園長や教育委員会も参加するという大掛かりなもの。 夫に伝えると、「えーーー!」と言いつつ、まあすぐに終わるだろうと気楽な様子。対照的にゆーとぴあさんは何か一波乱起きそうな気配を感じ取りますがーー。 ◇◇◇ 息子が全日で療育に通ってくれることでゆーとぴあさんは短期バイトを入れて身軽に動けていましたが、療育園の園長から大事な会議があると告げられます。夫だけでなく、幼稚園の園長や教育委員会など参加メンバーが多いことから只事ではない雰囲気を感じ取りますが、夫はそこまで深く考えていないよう。杞憂に終わればいいですが、どんな会議になるのでしょうか? 次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年11月06日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向があり、幼稚園に通い出すと担任から医療センター行くよう告げられ、さらに長男も園から発達医療をすすめられて困惑。幼稚園の指導により、長男の就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けますが、結果は普通級。長男の検査が終わるや次男の検査を急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。医師からの助言を受け、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。長男はADHD、次男は多動という診断を幼稚園に伝えると、自分の手柄と言わんばかりの園長の態度に、これまでの性急な指示は園長によるものと合点がいきます。新たな面談で次男の担任から園外療育として、聞き慣れない並行通園という提案をされてーー。当初の療育から、「並行通園」に急きょ提案変更され戸惑ったものの、しっかりとした療育ができるため見学をして受け入れることに。2020年4月、長男は小学校入学、幼稚園年中の次男も療育園との並行通園を開始しますが、コロナ禍で幼稚園が自由登園になってしまい、次男は全日療育園に。療育園はやることすべてが可視化され、教室はもちろん給食に至るまで配慮が行き渡り、次男の様子からこのまま療育園に切り替えてもいいかもと思うほどでした。そして6月にコロナ休園が明け、本来の幼稚園との並行通園が始まりますが……。 並行通園スタート。慣れないこともある一方、よい変化も ※加配とは:保育園や幼稚園で、障がいのある子どもや集団生活において困りごとを抱えている子どもに対し、サポートができるよう通常の職員数に加えて保育士を配置すること。 全日療育園に通い始めて3カ月。すっかり慣れたころに幼稚園が再開し、週2日の並行通園がスタート。ゆーとぴあさんの予想通り、次男ははじめは泣いたものの、慣れてくると療育がない自由な幼稚園がよくて、療育園に行くと泣くという状況に。と言っても、幼稚園では療育園とやり方が違って混乱したり、ダラーッとしたりで、果たして並行通園が次男にとっていい選択だったのか悩むところでした。 そんなころ、幼稚園に新しく入った主任の先生は自ら療育園の見学に行き、さっそくロッカーに可視化方式を取り入れてくれたり、次男に対して加配の先生が入ってくれたりするように。幼稚園の方針が以前より療育に寄り添ってくれるように変化し、ゆーとぴあさんはとても助かっていたのですが、この後次男は幼稚園をやめることになるのでしたーー。 ◇◇◇ コロナ禍の影響もあって通園当初は並行通園ではなく全日となり、慣れてきたころに本来の並行通園に戻ることに。環境の変化に弱い次男にとってベストな選択だったのかと悩むゆーとぴあさんでしたが、幼稚園側も、療育に寄り添った対応を取り入れてくれていることにありがたい思いでいっぱいでした。現在の体制であれば、理想的な並行通園生活が送れるように思えたのですが、一体何があったのでしょうか? 次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年11月05日3歳半の時に、知的障害のない自閉スペクトラム症と診断された息子Upload By みかみかん初めまして。みかみかんです。わが家は4歳のたーちゃんと夫と私の3人暮らしです。たーちゃんは3歳半の時に、知的障害のない自閉スペクトラム症と診断されました。赤ちゃんの頃から気になる点があり、1歳半頃までは私1人で悶々と悩んでいました。2歳からは市の親子教室に通い、続いて民間の療育にも通い始めました。今思えば、早めに外部に相談して療育に繋がれて良かったと思っています。今回は、たーちゃんにはこんな特性があるということを紹介させてください。こんな子いるよね!自分の子どもにも似ているところがある!と身近に感じていただけたらうれしいです。感覚過敏で身に着けられないもの多数!Upload By みかみかんたーちゃんは、素材によって身につけられない服があります。喜ぶと思って買った服を、一度もまともに着られずに終わったことも何回もあります。この特性に気づいてからは、苦手な素材を避けて買うことができるようになりました。帽子を身に着けることも苦手です。サンサンと日光がふりそそぐ公園で、一人だけ帽子を被らないたーちゃん。「被らせたくても被ってくれないんです!」と心の中で唱えていても、他人からの目が気になって仕方がなかったです。コロナ禍でのマスクの練習や、幼稚園の園帽を被る練習も頑張りました。今思えば、私が必死になって頑張らせすぎていたところもあり、反省しています。「身に着けられない物がある」それだけで、当時は落ち込んだり悩んだりして滅入っていました。切り替えが苦手で癇癪!親子共につらい時間に…Upload By みかみかんたーちゃんは公園から帰る時、車から降りた後、玄関についた時、お風呂に入る前、などが荒れやすいです。ほかの多くのお子さんも、楽しいことをやめることは嫌がるかもしれません。しかしたーちゃんの場合は、その癇癪の時間の長さと激しさがお互いにつらすぎて、私の心が折れてしまいそうでした。私が説明をしても余計な刺激になるようで、さらに混乱させてしまいます。最近は、しばらく一人で放っておかれると心の整理ができるようで、お互いに程よい距離感で見守っています。地面に転がる姿にも慣れました。ほかにも、「やめて」と言われてもやめられないこともあります。たとえばたーちゃんが私を叩いたとき「やめて」と言っても、やめられないのです。危険な遊びをやめられなかったり、迷惑になることをやめられなかったりして困ることも多々あります。自分のやりたいことを優先しすぎるあまり、ほかのことに目を向けられないのかなと思います。とにかく落ち着きがない!Upload By みかみかん2歳から通っていた市の親子教室では、椅子に座ることがずっとできませんでした。支援員さんの言う通りに、後ろから腕をシートベルトのようにまわしてガッチリ固定していました。順番を待つことも苦手です。お友達の番でも、やりたい気持ちが強すぎて体が動いてしまいます。動けないように私がたーちゃんをホールドして待っていました。力が強いのと瞬発力があるので大変でした。満3歳児クラス(4年保育)でのエピソードもひとつ。幼稚園に通い始めてすぐの頃、教室の外の廊下に飛び出してしまうことがありました。先生が追いかけると、それがうれしくてさらに速く遠くに逃げていって追いかけっこになってしまったそうです。そこで、その後にたーちゃんが廊下に飛び出しても試しに放っておいたそうです。しばらくすると、ニコニコ笑顔で教室にちゃんと戻ってきたらしいのです。たーちゃんらしいなと思いつつ、先生の寛大な対応に感謝しました(体を動かすことが大好きなおかげか、運動はとても得意です。教えてもいないのに、でんぐり返しや側転や壁倒立をしています)。ほかにも、不安感が強い、表情を読み取るのが苦手などの特性がいろいろあります。毎日が試行錯誤の日々で悩むこともありますが、たくさんの人に支えられながら楽しく暮らしています。発達について悩んでいる保護者の方々に、一人じゃないよと寄り添えるような記事を書いていきたいです。執筆/みかみかん(監修:室伏先生より)たーちゃんの特性と、お母様の努力の日々を共有してくださり、ありがとうございます。みかみかんさんが共有してくださった素直なお気持ちに、励まされたり、一人じゃないんだとほっとされたりする親御さんがたくさんいらっしゃることと思います。みかみかんさんの次の記事を、私も楽しみにしています。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月04日VISH株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:田淵 浩之)は、2023年11月21日(火)、22日(水)に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「保育博2023」に、当社が開発・提供する幼稚園・保育園向け業務支援クラウドサービス「園支援システム+バスキャッチ」を出展いたします。保育博に出展しますVISH株式会社のブースでは、担当者が「園支援システム+バスキャッチ」を活用した幼稚園・保育園・認定こども園の日々の業務の効率化について、ご提案いたします。当社サービスの送迎バスの置き去り防止に対する機能もご案内いたしますので、是非この機会に、当社ブース(小間番号:5F-D010)にお立ち寄りください。■保育博詳細はコチラ: 【当社ブースの出展サービス】2010年にリリースされた「園支援システム+バスキャッチ」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格(初期導入費0円)なクラウドサービスです。2023年10月1日時点で、全国で2,300以上の幼稚園・保育園・認定こども園で利用されています(解約・閉園除く)。リリースから12年経った現在も、園支援システムの継続利用率は約98%と高い数字を保っており、高い支持をいただいております。基本機能価格園支援システム公式サイト: ■開催概要名称 :保育博2023 -保育・教育ビジネス&サービスフェア-会期 :2023年11月21日(火)~11月22日(水)10:00~17:00会場 :東京都立産業貿易センター浜松町館〒105-7501 東京都港区海岸1丁目7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワーWeb ブース小間番号:5F-D010(5Fフロア)主催 :保育博実行委員会入場料 :無料(Web来場事前登録者)●来場事前登録ご来場事前登録はこちら ※メッセフランクフルト ジャパン株式会社のサイトに移動します。周辺道路の混雑緩和のために、公共交通機関をご利用ください。■電車でのアクセス<JR>・浜松町駅(北口)から約350m 徒歩5分竹芝通り方向に出て竹芝桟橋方面へ直進。<地下鉄>・都営大江戸線(地下鉄)・都営浅草線(地下鉄)大門駅・浜松町方面改札からB2出口へ。地上へ出てJR浜松町駅(北口)前から竹芝桟橋方面へ直進。<ゆりかもめ(新交通)>・竹芝駅から約100m 徒歩2分 大門駅から約450m 徒歩7分竹芝駅改札口を出て西口出口から浜松町駅方面へ直進<東京モノレール>・浜松町駅(北口)から約350m 徒歩5分モノレール改札口を出て隣接する世界貿易センタービルの正面玄関口を出て、右(竹芝桟橋)方向から竹芝桟橋方面直進。詳細はコチラ: ■地図はコチラ 【会社概要】代表者: 代表取締役社長 田淵 浩之所在地: 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX 5F設立 : 2004年12月資本金: 1,150万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日義実家で奮闘中のいちごさん。実家のことは気にはかけているものの、なかなか連絡はできずにいました。そんなある日、いちごさんの弟・りょうの彼女みほの妊娠が判明し、結婚することに。その後、2人目も出産。しかし、2人目の出産でお世話をしに行った実母(みほから見た義母)は、衝撃の生活風景を目の当たりにします。息子家族の実態に実母は不安を覚えますが、口出しは良くないと留まり、見守ることにするのですが……。それから数年後。久しぶりに息子家族が実家に帰省。実母は孫と会話をするうちに、嫁・みほの生活の様子を知ることになり、心配になります。 なんとみほは朝は子どもたちに起こしてもらうばかりか、お弁当の用意を忘れてしまうことも珍しくないのだとか。孫の様子を見るによくあることのようで、実母の不安はますます大きくなっていきました。 何考えてるの? 嫁・みほの家での生活に不安を覚えるも、掃除や洗濯などもしっかりできており、口を挟むべきか迷っていた実母(みほから見た義母)。 実母は孫に「公園には行くの?」と聞くと、孫は「行かない」と返答。どうやら、みほの日焼けを避けるため、普段は幼稚園以外では遊んでいないよう。 すると実父が登場し、孫をブランコに誘います。孫は喜んだ様子実父と共に外へ。しかし、孫の帰りが思ったより早く、実母が驚いていると、なんと孫の顔は真っ赤。焦った実母はみほに呼びかけますが、みほは爆睡中。そのため、息子・りょうを呼びました。 ママが日焼けを気にしていることに加え、幼稚園では外で遊んでいるからと、外で遊ぶことに対して少し遠慮がちだった孫。しかし、祖父が遊びに誘うとうれしそうにしていましたね。家の中だからこそできる遊びもありますが、外に行くことでさまざまな刺激に触れることもできます。孫には今のうちは大人に遠慮せず、したいことはとりあえず言ってもいいんだという考えを持ってもらえたらいいのですが、みなさんはどのようにしたらいいと思いますか?>>次の話原作/いちご著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ 著者:原作者 いちご
2023年10月27日おかしい、立てない……。1話目からコメント欄でも多くの意見をにぎわせた作品「妻だって死にます」。特に頭痛で苦しんでいる妻に対して、夫が舌打ちした場面では、読者から怒りの声が多数寄せられています。この記事を機に一気読みしてみるのはいかがですか?<「妻だって死にます」あらすじ>ある日、子どもの幼稚園のお弁当を作るために早起きをした妻。しかし、起き上がったものの、台所にへたり込んでしまうほどの体調不良に見舞われてしまいます……。 妻の病院くらいで仕事を休むのは嫌!月に一度の、幼稚園のお弁当の日なのに……。 立てないほどの頭痛に見舞われる妻。ですが、なんとかお弁当を作って長女を幼稚園へ送り出し、生後2カ月の次女のお世話をします。 最低限の家事をこなしますが、夫が帰って来るころには、ヘロヘロに……。 夫が気づくくらい体調が悪い妻。明日病院へ行く間、次女を見ていてほしいと夫にお願いすると、「嫁の病院くらいで仕事休むのは嫌だ」と断られてしまいます。 死にそうに痛いのに…翌日になっても頭痛が治らないため、次女を連れて病院へ行く妻。病院では、弱い薬を処方され、次女と一緒に横になりますが、効き目はありません。 次の日になってもう一度病院へ行き、CTを受けたいから紹介状を書いてほしいとお願いしますが、予約でいっぱいだったため、すぐに診てもらうことができませんでした。 病院で点滴も打ってもらいましたが、改善せずにフラフラで帰宅することに……。 帰宅した夫に「総合病院へ行きたいから送ってほしい」と妻がお願いすると、夫は舌打ち!このとき、すでに頭痛発症から1週間が経っていました。 このように妻への思いやりのかけらもない夫の行動に、読者から多くの声が寄せられました。 生後2カ月の子どもを抱えての病院がどれほど大変か…●「嫁の病院くらいて、、、自分がもし体調わるいときどうするんですかね?旦那は普通に自分のことばかり考えてればいいかもだけど。2ヶ月の子かかえて病院がどれだけ大変か。みんなが実家に頼れるわけではない」 ●「いや具合悪いのに子ども連れ出す準備して世話しながら用事済ませて帰ったら片付けするとか無理でしょ。なんで連れて行けると思ってるんですかね」 「嫁の病院くらいで仕事休むの嫌」という夫に対して、「生後2カ月の子どもを連れて病院へ行く方が無理」という意見も届きました。仕事を休めないのはしょうがないですが、「嫌」という思いやりに欠ける言動には悲しいですよね。 え、舌打ち!?奥さんのこと心配じゃないの? ●「奥さんの事心配じゃないんですかね?こんなに辛そうなのに...救急車呼んだらいいのに」 ●「え…?舌打ち…?最低…クソやな…落ち着いたら離婚した方がいい、こんかカス 」 体調の悪い妻にやさしい言葉をかけるどころか、舌打ちをする夫の行動には読者から怒りの声が届きました。仕事が忙しそうな夫ですが、頭痛発生から1週間。妻の頭痛が普通ではないと思い始めてもいいころではないでしょうか。妻のピンチにも心配な顔すらしない夫には、一緒にいる意味があるのか……?と思ってしまいますよね。 このようにコメント欄には、夫への厳しい声が!妻の頭痛は治るのでしょうか!? 『妻だって死にます』ベビーカレンダーでは完結しているお話なので、一気読みが可能です!ぜひ読んで、皆さんのご意見も聞かせてくださいね!
2023年10月27日幼稚園から入園を拒否され、通い続けた療育現在15歳の娘は、自閉スペクトラム症、場面緘黙などがあります。小学校に入ってから診断されました。娘は2歳から週に2回療育へ通い、3歳からはプレ幼稚園にも通っていました。いずれこの幼稚園に入園しようと思っていたのですが、母と一緒でないと幼稚園の門をくぐれない娘の様子を見ていた先生に「うちでは預かれません」と入園を拒否されてしまいました。兄である息子も通った幼稚園だったので、私はとてもショックでした。ただ、歓迎されないところで子どもを傷つけるのはよくないと気持ちを変え、それまで通っていた療育を延長し、年長さんになる年は毎日通わせてもらいました。Upload By ユーザー体験談療育では話はできないけれど要求を伝えようとしたり、笑うことは難しいけれど「好き」「嫌い」を表現できていた娘。1番安定してのびのびしていた時期だったと思います。通っていた療育では、最終学年は地域に馴染むために登園日の半分以上は幼稚園へ通うという方針だったのですが、娘は幼稚園に受け入れてもらえなかったため、毎日療育へ通いました。そしてまだ診断もなかった娘は小学校は通常学級に進学することが決定。ですが、初めての行事「入学式」でつまずいてしまうことになるのです。6年生に引きずられている!?事前の約束も反故にされた小学校の入学式入学式の前日にリハーサルがあったため、私と娘は参加しました。そこで私は入学式の担当の先生に、娘はこういう特性があるため無理をさせない形にしたいこと、私と一緒に入学式を見学する形にできないかとお願いしました。ですが先生は「大丈夫大丈夫」と全く心配していない様子。それでもねばった結果、娘がきちんと参加できなかった場合は、私が待機しているところに娘を連れてきてもらいそのあとは一緒に見学をするということになりました。そして当日、入学式のスタートは、新1年生と新6年生がペアになって手をつないで、花道を歩き入場してくる場面でした。娘は歩いてこられるのか……私は娘のことが心配でなりませんでした。入場が始まり娘の姿が見えました。しかし娘はほぼ歩いておらず、6年生に引きずられている状態で入場してきたのです。(やっぱりだめだったか……)と思った私。これなら先生が娘を連れてきてくれるだろうと待っていたのですが、式の最後まで娘は私のところにはこず、椅子に座って固まったままでした。Upload By ユーザー体験談娘がどんな気持ちで入学式に出ていたのか……かわいそうやら悲しいやら……。入学式に参加させるのを止めるべきだった後悔しました。事後、先生から約束通り娘を連れてこなかったことについての謝罪はあったのですが、娘にとって入学式はつらい出来事になってしまったため、学校への恐怖心や不安感が大きくなり、しばらく私から離れようとしなくなってしまいました。そのため、しばらくの間母子登校が続きました。Upload By ユーザー体験談入学式がきっかけで母子登校に入学式後は、私と手が離せず、校門が近づくと私に抱きついてくる娘。2学期前には同じ小学校に通う兄と手をつないでとりあえず学校まで行くことはできるようになりましたが、2ヶ月程は3時間目くらいまで私も学校に残り、授業中は窓から見える廊下に、休み時間はできるだけ担任の先生と談笑し、娘に「学校は安全だよ」と教え込みました。場面緘黙があるので、コミュニケーションは首振りかホワイトボードです。からかう子どももいましたが、学校ときちんと連携できたため、行事以外は特に問題なく過ごすことができました。頑張ってくださった担任の先生、補助の先生には感謝でいっぱいです。そしてこのような状況と並行して、私は行事について別途対策をし続けていました。入学式の失敗を糧に、学校と連携した行事対策入学式のようなことを繰り返さないため、学校とは密に連携を取らせてもらいました。・4月にだいたいの状況を共有、その後は問題起きる度に報告、相談・5月から毎月末に定例会議・夏休み前の会議・毎週行った運動会の調整と終了後の反省会・音楽会の調整と終了後の反省会ただ、こう対策したからといってすぐに改善したわけではありません。運動会や音楽会での娘は微動だにしませんでした。見ている側もつらかったですが、本人もつらかったと思います。Upload By ユーザー体験談ですが、協力頂いた先生方に感謝をするとともに、先生と密にコミュニケーションをとった自分を褒めたい、と思うくらいやれることはやったと思います。それ以外にも子どもたちに接する機会を増やすため登下校などはできるだけ顔を出し、会話の輪に入ったり、また、困ったことがあれば子ども達に相談してみたりしました。たくさんの経験を積んで、笑って動いていって!現在15歳の娘は、真面目でゆとりがなく、いつも張り詰めてるのに不器用という性格です。おでかけはできるようになりましたが、緊張や不安から予定3日前になるとキレ気味になり、おでかけ後は3日間寝込みます。母としては娘にはあまり緊張しすぎず、失敗にもくじけず、たくさんの経験を積んで、笑って動いて行ってほしいと思います。働く頃に少しは耐性がついていればいいな……そのために母はできる限りサポートをしていきたいと思っています。イラスト/マミヤエピソード参考/いこま(監修:藤井先生より)事前のお約束などを行い、見通しを立てて不安を軽減することを、先生方を密に連携されていたご経験のコラムをありがとうございます。やれることはやった、とても素晴らしいと思いました。15歳になられ、お出かけもできるようになられたようですが、緊張や不安が強すぎて、体調を崩す様子もあるようですね。娘さんがご自身の心身の体調をどのように感じているかにもよりますが、医療機関などに相談して、体に不調を来さない程度に不安や緊張が和らぐ術が見つかると良いと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年10月26日私は4歳と2歳の男の子を育てています。長男には幼稚園で仲良くしている男の子が2人いるのですが、3人が集まるといつもいたずらが始まるのです。幼稚園の授業では、3人が別々のグループになるように担当の先生が工夫しているほど。ある日、仲良くしている男の子のママ友から3人の衝撃事実を聞いて私はショッを受けました。そして、担当の先生に相談すると……。 ママ友から聞いた衝撃の話ある日、ママ友から「うちの子と○○と○○(長男の名前)が学校で、ズボンとパンツを下ろしておしりを出して遊んでたらしいよ」と衝撃発言がありました。 私は驚いてママ友に誰から聞いたのか確認したら、ある男の子が直接ママ友に話してきたらしいのです。長男は何も言わないし、私が聞いてもはっきりとしたことがわかりません。 個人面談で確認すると…ちょうど幼稚園で個人面談があったので、担当の先生に長男の様子を聞いてみました。先生は「○○くん(長男)は遊びの延長だと思って友だちについていっているようです。友だちのマネをして遊ぶことは普通のこと。」と、おしりを出したことについては確かにやり過ぎだけれど、つい真似してしまっただけのようであると、問題視していない様子。 一方で、「悪いことをしたときはこちらで注意しているのですが、○○くんは二度三度注意しなければ聞かないところがあります」とのお話もありました。 その後、長男のことを教えてくれたママ友から個人面談がどうだったか聞かれたので、先生に言われたことを報告。 そして2人で「3歳か4歳の小さい子がすることとはいえ、おしりを出すような遊びは注意はしていこうね」と話しました。 長男は今回に限らず、好きなことや夢中になったことに突き進んでいくタイプです。先生に言われた、「何度も注意をしなければ聞かない」ところは直していけるといいなと思っており、私たち夫婦が教育していかなければと考えています。すべてをダメというのではなく、子どもの成長やペースを見守りながら、バランスよく、そして個性を尊重しつつ育児をしていけたらと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ふくふく著者:岩見 エリ
2023年10月26日こだわりその1。必ず「へーそうなんだ」と返さなければならない!ASD(自閉スペクトラム症)のあるわが家の長男あーは、アニメのキャラクターの図鑑が大好き(今でも)なんですが、文字が読めるようになった一時期、図鑑に載っているキャラクターの名前をあーが言うたびに、私が「へーそうなんだ」と返さなければならない遊びがブームでした。コミュニケーションが一方的だったあーが話しかけてくれた!とうれしくて、あーがキャラクターの名前を言った後に、うっかり「え、そのキャラのことあーくん好きなの?ママも好き!」などとほかの返しをしたらアウト。「なんでへーそうなんだって言ってくれないんだよ!」と怒り狂います……。そう、コミュニケーションが取れるのかも!はぬか喜びで、実際は他人を巻き込んだ壮大な1人遊びだったんですね……とほほ。Upload By よいここだわりその2。車に乗る時の儀式が多すぎる!Upload By よいこ幼稚園の頃は車に乗るのも大変でした。「車に乗るため」にこなさなければならない儀式が多いのです。……意味が分からないですよね、ご説明します。まず、シートベルトは絶対に自分でしなければならない。それまでエンジンはかけてはいけないので(かけたら怒られます)、特に夏の場合は、手間取っていると車内の温度がめっちゃ高くなり暑い。つらい。そのあとDVDをつけるのですが、日本のアニメでも字幕を出さなければいけない。音声は日本語に設定しなければいけない。その設定を終えるまでは出発してはいけない……!(ああ、自分で書き連ねていてめまいがしてきた……!)こだわりその3。幼稚園ではいつも「決まった友達」と帰る!Upload By よいこもちろん、幼稚園でのこだわりもあります。あーは、毎日一緒に帰るお友達が決まっていて、絶対その子と帰ると決めていました。でも、その子と仲がいいわけでも、遊ぶわけでもないんです。ただ一緒に帰る、そう決めていただけなんです。あーが勝手に。だからその子もあーも黙って歩く……。 いつもその子にもお母さんにも申し訳ない気持ちでした。そして、その子が事情があって先に帰るとか、幼稚園をお休みした場合は大パニックです。先に帰ったその子を追いかけて路上に飛び出したこともあったし、その子が休みの日は雨の中路上で大泣きされて、道端で15分とかたたずんだこともありましたね……(遠い目)。「こだわり」はASDの特性と分かってはいるけれど……ASDのある子どもを育てていると、「他人と自分を傷つけなければオッケー、できないことは大目に見よう、できることに注目しよう!」なんてことをよく聞きます。でもね、毎回毎回そうも言ってられないというか……。たとえ他人を傷つけなくても、迷惑をかけてしまうことはあるし、母親も人間なので、「悪気はない、これがこの子の特性なんだ」と分かっていても、我慢の限界っていうものは当然あるわけで……。そこをやすやすと超えてくる場合どうしたらいいんでしょうかね!?(地団駄)12歳の今も、「こだわり」は形を変えながら継続中今回は幼稚園の頃のあーのこだわりエピソードを紹介しましたが、12歳の今もこだわりは強いです。ただし、こだわりは移り変わります。今のこだわりは、自分の好きなキャラクターの名前やアニメのタイトルをぎっしり書き連ねた自由帳をどこにでも持って行く、アニメのDVDが大好きで、何かに急かされるかのように毎週DVDレンタルショップに足を運ばなければならない(レンタルショップが少しずつ減っている昨今、近所のお店が閉店してしまったらどうしようと心配している母です)、登校時絶対に弟より先に靴を履く、など……。書いているだけで疲れます……。今回コラムを執筆するにあたり、思い返す作業をしていたのですが、あの頃はあんなに大変だったのに今となってはちょっと懐かしい気持ちすらある。12歳の今のこだわりに相も変わらず頭を悩ませている母ですが、いつかは懐かしめる未来が来るんですかね……(涙)。執筆/よいこ(監修:初川先生より)あーくん幼稚園時代のこだわりの歴史のシェアをありがとうございます。こだわりは特性によるもの、悪気はないと理解していても、なかなかこだわりを守れない状況(お友達がお休みなどはそういう状況ですね)も時にはあるわけで、もう少し何とかならないのかとじれったく思われるのも自然なことと感じます。最初の、「へーそうなんだ」で返さなければならないこだわり、とても興味深く感じました。相手を巻き込んでいるといえばそうではありますが、ただ、自分が話して相手の反応を得て安心したいということ自体は、コミュニケーションの土台の一段階ではあるのだろうなと感じました。最後に書かれていた、今は過去のこだわりをちょっと懐かしく感じる、こだわりは移り変わること。今という時の行き詰まり感、ずっとこのままなのではと不安になっている方にとっては淡く明るい兆しではありますね(とはいえ、今には今の悩ましさもあるということで、一筋縄ではいかないのだなという気配もそれはそれで大事な先達の声だと感じます)。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年10月26日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向がありました。幼稚園に通い出すと、次男の担任から医療センター行くよう告げられ、さらに長男も園から発達医療をすすめられ困惑。幼稚園の指導により、長男の就学のため小学校の支援級の見学や知能検査を受けますが、結果は普通級。長男の検査が終わるや次男の検査を急かされ、兄弟で診察を受けに児童発達センターへ。医師からの助言を受け、息子の育て方に悩んでいた心が少し救われます。長男はADHD、次男は多動という診断を幼稚園に伝えると、手柄と言わんばかりの園長の態度に、これまでの性急な指示は園長によるものと合点がいくのでした。新たな面談で次男の担任から園外療育の提案を受け、ちょうど療育を増やしたいと思っていたので願ってもない案だったのですがーー。幼稚園のお迎えで、ゆーとぴあさんは次男の担任から急きょ面談を打診されます。先生によると、療育の時間が短いけれど、次男にはじっくり療育の時間が取れる「並行通園」はどうかという提案でした。ゆーとぴあさんは急な方向転換に戸惑いを隠せません。 希望していなかった並行通園だけど、恩恵はいろいろあってーー 1週間の中で幼稚園と療育園の通う日を決めて両方の園に行く「並行通園」。最初の提案からは内容が大きく異なりますが、次男を思えばしっかりとした療育を受けられることは望むところ。見学をしたうえで、新年度から週の前半は療育園、後半は幼稚園に通うことにしました。 2020年4月、コロナ禍の中、長男は小学校に入学。年中の次男も療育が始まるため、入園式がありました。しかし、コロナ禍の影響で、長男の小学校は5月まで休校。幼稚園は自由登園だったものの、事実上の休園という状況に。幼稚園からは全日療育園に通うよう指導されますが、ゆーとぴあさんにとっては長男の面倒をみるだけで済むため、ありがたいことでした。 療育園ではおこなうことがすべて可視化され、園児の支援が手厚く、個別の部屋があり集中できたり、給食は個別に好き嫌いや量、切り方に至るまで把握されているという徹底ぶりに驚くゆーとぴあさん。すべてに配慮が行き届き、先生は常に忙しそうですが、やさしくてにこやかでした。次男も何をやるかがわかってくるようになり、このまま幼稚園を退園して療育園に切り替えてもいいと思うほどでしたが、6月になり自由登園に。コロナ休園が明けてまた幼稚園が再開するのですがーー。 ◇◇◇ 幼稚園と療育園の両方に通う並行通園を始めてすぐにコロナ禍に突入。予想外の全日療育園という事態になりますが、小学校は休校となり兄弟のうち長男のみ面倒をみればよいので、ゆーとぴあさんにとっては好都合でした。さらに療育園は園児が迷うことなく過ごせるよう支援や配慮が行き届いていることに感動します。次男も慣れてきているようでこのまま療育園に切り替えてもいいと思うほどですが、休園が明け、本来の並行通園へ。幼稚園が再開したときにスムーズに戻れるかを心配していたゆーとぴあさんでしたが、さてどうなるでしょうか?ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月21日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向がありました。幼稚園に通い出すと、次男の担任の先生から発達医療センターへ行くよう告げられ、同時期に長男も幼稚園から発達医療をすすめられ困惑。長男の就学のため小学校の特別支援級の見学や知能検査を受けますが、普通級という結果に。悩んだ末に支援級も覚悟していただけに複雑な感情に。長男の検査が終わるとすぐに次男の検査を急かされ、兄弟で病院の診察を受けに児童発達センターへ。医師から的確な助言を受け、次男の育て方に悩んでいた心が少し救われます。後日、長男はADHD、次男は多動という診断結果を幼稚園に伝えると、自分の手柄と言わんばかりの園長の様子に、これまでの幼稚園からの性急な指示は園長によるものと腑に落ちると同時にモヤモヤも抱えるのでした。医師の診断報告の面談後、また面談を組まれて幼稚園に出向いたゆーとぴあさん。次男の担任から療育状況を尋ねられ、病院のリハビリのみと答えると、担任はもう少し療育を増やしたほうがいいと思っており、近くの療育園で午後の療育があるので利用しないかとすすめてくれました。ちょうど療育を増やしたいと思っていたところだったゆーとぴあさんはその提案を喜びますが、面談後担任の先生は園長から叱責を受けます。どうやら園長の意図は違ったようでーー。 また面談? え、前回の提案と全然違う… 息子のお迎えに行くと、次男の担任からまたしても面談をしたいと言われたゆーとぴあさん。この前の面談で訂正したいことがあると告げられます。そこで、午後だけの療育だと短時間になってしまうので、次男には長時間しっかりした療育が受けられる療育園と幼稚園の並行通園はどうかと提案されるのでした。 並行通園という聞き慣れない言葉を思わずつぶやくゆーとぴあさんに担任は、1週間の中で幼稚園と療育園の通う日を決めて両方の園に行くことだと説明します。最初の、幼稚園が終わった午後に療育園に行くという提案からの急な方向転換に戸惑いを隠せないゆーとぴあさんは、担任の背後で操作しているであろう園長からの指示を感じずにはいられませんでした。 ◇◇◇ 前回の提案を撤回し、並行通園というあまり聞き慣れない通園方法を提案してきた幼稚園。次男の療育について、いろいろな提案をしてくれるのはうれしいことですが、それであれば最初に2つの方法をいっしょに紹介して、どちらにするかの検討時間も欲しかったですよね。ゆーとぴあさんはどちらを選ぶのでしょうか?次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月20日私にはある悩みがありました。それは日々、増え続ける子どもたちの製作物についてです。0歳のころから家や児童館で製作した作品の保管場所が徐々になくなり、あふれ返ってしまうように。そこで私は、自己判断で「もうこれはいらないかな」と思った物は処分することにしました。しかし、その私の判断で後悔することに……。 幼稚園でも増え続ける製作物現在、子どもたちは6歳と3歳に。年長の息子と年少の娘で、2人とも幼稚園に通っています。幼稚園でもまた、毎日のようにお絵かきや製作をし、作品を家に持って帰ってきます。息子は最近ひらがなが書けるようになり、自分の名前を書いた紙を得意げに見せてくれます。 また、娘は絵を描くのが好きなよう。どの作品も本当に愛おしいですが、保管スペースは限られています。私は子どもたちが見ていないタイミングで、いつも作品を整理していました。 息子に尋ねられて後悔!あるとき、息子から「僕が初めて描いた絵はどんなものだったかな?」と聞かれました。しかし、それはもう処分してしまっていたのです。私はとても後悔しました。 息子には「ママがなくしてしまったよ。ごめんなさい……」と謝罪。そのときの息子の残念そうな顔が忘れられません。 とはいえ、すべての作品を保管しておくことは無理があります。そこで私は、作品を子どもたちと一緒にスマートフォンのカメラで写真に撮るようにしました。 写真は印刷をせず、データ保存なので保管場所を取る必要がありません。また、何歳のときに製作した作品なのか、写真を一目見るだけでわかるので、簡単に思い出を振り返ることもできるのです。今後もこのようにして、子どもたちの作品をたくさん保存していこうと思います。 作画/キヨ著者:都 うめこ
2023年10月20日VISH株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:田淵 浩之)は、幼稚園・保育園・認定こども園の園業務負担軽減を支援するICTツール「園支援システム+バスキャッチ」を導入した学校法人片柳学園 片柳幼稚園(所在地:埼玉県さいたま市、理事長:橋本 義)の導入事例インタビューを2023年10月20日に無料公開したことをお知らせします。導入事例記事全文はこちら: 理事長・橋本 義様(左)と園長・橋本 道子様(右)【幼稚園基本情報】・1963年設立・園児数合計270名年少・年中・年長の各学年3クラス・教職員は合計31名・バスは3台で9コース運行・2019年9月より「園支援システム+バスキャッチ」を導入【導入前の状況】・導入前、保護者への連絡はメール配信システムを使っていた・欠席の連絡は朝、保護者から電話をしていただいて、ノートに書いて、クラス担任はそのノートを見て欠席者の確認をしていた・預かり保育の申し込みは園にノートを置いておき、送り迎えなどの際に保護者に記入していただいていた・預かり保育料は園でチケットを作成して、それを事前に現金で購入していただいていた【導入のきっかけ】・2019年10月1日から「幼児教育の無償化」がスタート・預かり保育管理のシステム化を検討していた【導入の決め手】・一番はこちらが必要としている機能をすべて持っていたこと。そして、導入しやすい金額・比較検討したシステムの中にはイニシャルコストで70万円、さらに高額なランニングコストが必要、というものもあった(「園支援システム+バスキャッチ」は初期費用:無料から、月額費用:9,000円から)・「園支援システム+バスキャッチ」は園児数に関係なく、一定の金額設定【導入効果】1. 朝7時30分ころから鳴り始める欠席連絡の電話が、ほとんど鳴らなくなった。保護者の利便性も高まった2. 預かり保育の集計がかなり便利になった。自動で請求に反映される。手作業で行うことは、いまでは想像できない3. 指導要録の「学籍に関する記録」は子どもたちのデータが自動反映。「指導及び保育に関する記録」の作成はしやすくなっている4. 未就園児の段階から保護者にアプリを入れてもらい、利便性を知っていただくことで、当園への入園にもつながっている5. お便りは、先生たちからの紙で見て欲しいという声、保護者からの紙でも欲しいという声にお応えして、紙とPDFのハイブリッド【今後の活用について】・用品注文を活用して、園のキャッシュレス化を進めていきたい【園支援システム+バスキャッチについて】2010年にリリースされた「園支援システム+バスキャッチ」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格なクラウドサービスです。2023年10月時点で、全国で2,300以上の幼稚園・保育園・認定こども園で利用されています(解約・閉園除く)。園支援システム公式サイト: 【会社概要】会社名 : VISH株式会社(ヴィッシュ株式会社)所在地 : 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX5F設立 : 2004年12月資本金 : 11,500,000円代表者 : 代表取締役 田淵 浩之企業サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月20日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向がありました。次男は保育センターの親子教室などに自主的に参加して幼稚園に備え、入園当初こそ不安があったものの、すぐに幼稚園に慣れてひと安心。しかし、次男の担任の先生から発達医療センターに行くように告げられ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて困惑します。通っている幼稚園のママ友に相談すると、園長は支援級をすぐにすすめることで有名と知りました。長男の就学のため小学校の特別支援級を見学し、知能検査を受けた結果、普通級という結果に。支援級の覚悟も持っていたゆーとぴあさんは複雑な感情に。長男の検査が終わったと思ったらすぐに次男の検査のため、兄弟で病院の診察をすすめられ児童発達センターへ。医師の冷静で的確な言葉に驚き、次男の育て方に悩んでいた心が少し救われたのでした。児童発達センターの診察を受けて、幼稚園へ報告の面談に出向いたゆーとぴあさん。園長に診断を聞かれ、長男がADHD、次男が多動と答えると「やっぱり思った通り!」と、さも自分の手柄のように誇らしげ。その様子をみて、長男と次男の病院の検査や見学などの指示は担任ではなく園長によるものだったと気づくのでした。園長は発達障害について勉強しており、園の図書室に私物の関連書籍を入れるなどの積極的な面がある一方で、親の気持ちに寄り添ってはくれずーー。 次男の療育を増やしたいと思っていたのでうれしい提案! ※OT(作業療法):手の運動や細かな動作が苦手な子どもに対して、手指の動かし方など日常的に必要な動作ができるよう練習、作業活動を通した支援をおこなう。 ※ST(言語療法):言語療法士により、「食べる」「聞く」「話す」支援をおこなう。会話やコミュニケーション方法、聞こえなどの練習のほか、摂食や嚥下の訓練などもおこなう。 幼稚園の職員室にて。園長が次男の担任にゆーとぴあさんへの新たな面談を促し、日程が組まれました。 ゆーとぴあさんは最近面談が多いと思いつつ、今度は何の話だろうと臨むと、担任の先生が次男の療育でのリハビリ状況について尋ねてきました。現在は病院でのリハビリのみと答えると、担任はもっと療育を増やしたほうがいいと言い、近くの療育園で幼稚園児対象の午後の療育が始まるので利用しないかと提案してくれました。 療育を増やしたいと思っていたゆーとぴあさんは、幼稚園のあとに行けるという好条件に、ぜひやってみたいと答えます。担任もゆーとぴあさんが幼稚園の提案を受け入れてくれてひと安心しているところへ、園長が面談後の様子を確認。担任が先ほどの内容を伝えたところーー。 「は? 私の言ったことと違うじゃない! そっちの案じゃないわよ!」すごい剣幕で担任を叱責。担任の伝言はどうやら園長の考えていたものとは違っていたようで、再度面談をして訂正するように指示をするのでした。一体何が違ったのでしょうか? ◇◇◇ 現在、次男の療育は病院のリハビリのみだったので、療育を増やしたいと思っていたゆーとぴあさんにとって、幼稚園が終わってから行ける療育は願ってもない提案でした。しかし、その提案は園長が考えていたものとは違っていたようです。園長の発達障害についての勉強熱心なところはいいのですが、ゆーとぴあさんの気持ちに沿ったものであることを願いたいですね。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月19日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、次男は多動傾向がありました。次男は保育センターの親子教室などに自主的に参加して幼稚園に備え、入園当初こそ不安があったものの、すぐに幼稚園に慣れてひと安心。しかし、次男の担任の先生から発達医療センターに行くように告げられ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて困惑します。ママ友から通っている幼稚園の園長は支援級をすぐにすすめることで有名と聞かされたゆーとぴあさん。長男の就学のため小学校の特別支援級を見学し、知能検査を受けた結果、普通級という結果に。支援級の覚悟も持っていたゆーとぴあさんは複雑な感情に。長男の検査が終わったと思ったらすぐに次男の検査のため兄弟で病院の診察をすすめられ、2人を連れて児童発達センターへ向かいました。診察を受けて医師にすぐに兄弟それぞれの性質とその対応方法についての助言をもらい、驚くゆーとぴあさん。発達障害は6割は遺伝だと話し、長男と母親(ゆーとぴあさん)はADHDで薬の服用で楽になるだろうとのこと。次男と父親は多動の可能性があり、多動は一定の年齢を過ぎると収まるので大丈夫と言ってくれました。自分は多動でないことから次男の育て方に行き詰まっていましたが、「多動の子は将来働き者」というこの言葉に力をもらったのでした。 「だから言ったじゃないですか」え、そこって大事? ※adhd→ADHD(一般的には大文字で表記されます) 児童発達センターでの診察が終わるとすぐに実施された幼稚園での面談。長男がADHD、次男が多動性障害と診断を受けたことを報告し、ゆーとぴあさんが多動の子は将来働き者になるとの言葉に救われたことも伝えます。しかし、園長は話を最後まで聞くことなく、やっぱり自分の言った通りだと得意げに担任の先生に話していました。 「だから言ったじゃないですかー」病院からの診断結果を受けて、さも自分の手柄のように話している園長を見て違和感を覚えますが、一方で長男と次男それぞれの担任からの報告、病院や検査報告を急かしてくることにずっと疑問がありました。その急ぐ理由が園長からの指示だったことに合点がいきました。 ある日、幼稚園の図書ルームにてPTAの仕事である本の整理をしていたゆーとぴあさん。これまで見かけたことのない本を見つけます。それは園児向けではなく、保護者が読むための発達障害の本でした。そこへ園長がやってきて、その本を入れたのは自分であることと、本が私物であることを話してきました。 さらに園長は自身が発達障害について勉強していることや、発達障害の子が最近増えていること、研究や考え方も変わっていることを話した上で、ひと言、「ゆーとぴあさんも読んでくださいね」はいと答えましたが、言われなくともずっと前から発達障害の本や情報を探し続けているゆーとぴあさんは、またもモヤモヤを抱えるのでした。 ◇◇◇ 病院の診察報告のための面談に幼稚園へ出向いたゆーとぴあさんでしたが、園長は兄弟の診断結果が自分の見たてと合っていることを手柄のように話すことに違和感を覚えます。幼稚園が早めに気づいて専門機関への受診をするように指導をおこなうことも大事ですが、もっと大事なのは医師の助言に救われたように、ゆーとぴあさんの気持ちに寄り添ってあげることではないでしょうか。ママの不安な気持ちにも耳を傾けてほしかったですよね。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月18日初めての出産を控え、いつ生まれるんだろうとドキドキの毎日。しかし、正期産の時期を前に頻繁に起こるおなかの張りにより、医師に自宅安静を言い渡されました。そして妊娠36週に生まれてしまい、早産だった息子に対し、人一倍気を遣って過ごしていたころのお話です。2,200gで生まれた息子おなかの中ですくすくと育っていく息子。愛しくて仕方がなく、エコー写真を見ては「早く会いたいなあ」と思っていました。しかし妊娠後期から頻繁におなかが張るようになり、妊娠35週には出血もあったため、医師から自宅安静の指示が。 結局妊娠36週に早産児として生まれた息子は、体重2,200g程度の低出生体重児でした。息子が生まれた直後から助産師さんや担当の医師が、慌ただしくしていたのを覚えています。 罪悪感からひとりで無理をしていた毎日周りの子と比べるのはよくないと思いつつも、小さい息子を抱っこしては、正期産の時期に産めなかった自分を責め、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 退院後、ネットで早産児は病気にかかりやすかったり、発達が遅れたりするかもしれないリスクがあるという情報を目にした私は、「この子を大きくできるのは私だけだ、病気にかからないようにしなければ」という気持ちに。 常に健康状態を気にしたり、授乳回数を増やしたりと自分だけで毎日頑張っていました。しかし産後のボロボロな体と、夜間授乳などでの寝不足も重なって、そのころの私は心身ともに疲れ果てていました。 元気に成長していく息子に私は……夫や友だちから少し頑張りすぎだと言われても聞く耳を持たなかった私。一方で息子は生後3カ月のころには首もすわり、体もぽっちゃりと赤ちゃんらしくなってきて、あやしたりするとよく笑うようになりました。そして生後6カ月にもなると寝返りや、ひとりで座ることもできるように。 そんな成長する息子の姿を見て、私は早産児だろうとこの子はこの子なりにちゃんと成長しているじゃないか、とだんだん思うようになったのです。それからは、周りの助けも借りて、ひとりで無理をするのをやめるようになりました。 現在では、息子も背は少し小さいものの、元気な幼稚園児になりました。今だからこそ言えることですが、早産児だからと母親が責任を感じ頑張りすぎるのではなく、もっと子どもの成長を信じて育児をすればよかったと思います。これからもこの子なりの成長を見守って、一緒に成長していきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年10月17日初めての場所や同じ場所に留まることが苦手な息子にとって、行事は鬼門現在7歳の息子は、4歳で自閉スペクトラム症、軽度知的障害と診断を受けています。見通し不安があり、初めての場所や同じ場所に長い時間留まることが苦手です。入園時まだ発語がなく、特性が今よりも強く出ていた息子は、園からも配慮が必要と判断されたため、まずは週3回、午前中のみ登園するスタイルで幼稚園に慣れることを最優先していました。そんな状態でしたので、行事の時は私が息子の近くにつきそった形で参加するようにしていたのですが、夏祭りでは大パニックになってしまいました。息子の笑顔が1秒もない夏祭り。母が抱っこして盆踊りの輪に入ったら……夏祭りは夕方から行われる行事です。園庭の真ん中にやぐらを組み、周りに先生たちや保護者が運営する屋台があるという形式でした。盆踊りを園児全員で踊ったり、年長さんの出し物の時間もありました。先生たちからは「できる範囲で参加しましょう」と最初から提案されていたので、息子は私に抱っこされた状態でお祭りに参加することになりました。それでも、いつもの幼稚園と違う様子、次に何が起きるのか分らない状況は、息子にとってはストレスでしかなかったのだと思います。息子が笑顔になることは1秒もなく、常に帰りたそうな表情です。Upload By ユーザー体験談そして、ついに息子が参加する盆踊りの時間がやってきました。本来は子どもだけで踊るのですが、息子は私に抱っこされた状態で盆踊りの輪に入りました。ですが、息子は輪に入るや否や、大泣き!私の腕の中でえびぞり状態で暴れて大号泣するのです。その大音量に周りの目が気になりながらも、全身で参加を拒否する息子を何とかなだめなければと私は大焦りでした。Upload By ユーザー体験談集合写真にはえびぞりで大号泣の息子。「もう夏祭りなんてやりたくない!」えびぞり状態の息子を抱えながら、私は「やっぱりだめだったか……」と思っていました。ある程度予想はしてはいました。すぐ横にいてくれた補助の先生が抱っこを代わってくれたりしたのですが、それでも泣き止みません。おそらく、夏祭りが何なのか分かっていなかったこと、暑さと大きな音、そしてコロナ禍前だったので園庭に全園児と全保護者で人がいっぱいだったこと……、自分の知っている幼稚園の風景ではなくて、パニックになったんだと思います。クラスの集合写真では、補助の先生に抱っこされ、えびぞりで大号泣の姿で写っています。大号泣している子どもは息子だけだったので、なんだか申し訳ない気持ちと、周りは何の問題もなさそうで羨ましいと思ってしまいました。これで物凄く疲弊した私は、(もう夏祭りなんてやりたくない!)とうしろ向きな気持ちで帰宅したのをよく覚えています。Upload By ユーザー体験談コロナ禍で減った行事は息子にとってプラスに!少しずつ幼稚園に慣らしていった結果、卒園式では?その後、半年も経たないうちにコロナ禍に入ったため、行事全てが大幅に縮小したり中止になりました。しかしそれは息子にとっては好都合でした。まず、行事そのものがなくなった期間があったので、普段の園生活を慣らすことに集中することができました。年中の一学期からは午前中まで、二学期からは給食まで、三学期はみんなと同じ降園時間で帰れるようになりました。すごい成長です。年中の二学期半ばくらいからは、縮小形式で行事は復活していきましたが、しばらくは密を避けるために、保護者の観覧なしでの開催でした。園児だけで行われた行事は、いつもの園の雰囲気に近いため、だんだんと息子も参加することができるようになりました。年長の運動会あたりから、人数制限ありで保護者観覧もOKになりましたが、私のつき添いなしで、お遊戯もかけっこも元気いっぱいこなすことができていました。そして、卒園式では一人で立派に卒園証書をうけとり、一度も泣かずに参加できたのです。その成長に、私は先生と一緒にたくさん泣きました。Upload By ユーザー体験談小学生になった今は「行事に参加しなくても良い」を前提に考えています!小学生になってからも、補助の先生のつき添いをつけていただいたり、先の見通しをつけるため、一日のスケジュール表をつくって事前確認したりと学校で配慮していただいて行事に参加できています。でも今の私は、行事に関して「参加しなくても良い」を前提として考えるようになりました。息子も成長し、行事に参加することができるようになりました。ですが、年齢と共に精神的に成長し、以前より頑張れるようになっただけに過ぎず、息子に大きなストレスがかかっていることに変わりはありません。頑張り過ぎて疲弊してしまうのか、行事の翌日は行き渋りが出ることがあるため、今でも行事参加は慎重になっています。昔は「行事には参加したほうがいいのでは……」と悩んだ時期もありましたが、今は参加するしないについて深く考え過ぎないようにしています。行事に参加できなくても学校生活に支障はないと今までの経験で分かったからです。今後、息子には行事よりも普段の学校生活の中での楽しみをたくさん発見していってもらいたいです。ゆっくりとマイペースで成長していければいいなと思います。イラスト/SAKURAエピソード参考/ヒラリ(監修:鈴木先生)ASDのお子さんに限らず、初めての行事は誰でも不安がつきまといます。私は、それを打開する一つの方法として、事前にどんなことをするのか昨年のVTRがあれば見せてあげることをお勧めしています。入学式・発表会・運動会・授業参観等々に対してです。できれば少人数から始めて徐々に親離れしていく方法が理想ですが、なかなかそうはいきません。スモールステップで少しずつできたら褒めてあげましょう。先の見通しができない場合は写真や絵で経過を示すことも重要です。一つひとつ終わったらその写真や絵をはがしていくのです。学校の時間割でも同様に、机の上に1時間目〇〇、2時間目□□、と書いてあるのを貼って、授業が終わったらはがしていけばいいのです。無理やり参加させるのではなく本人がやりたくなったら徐々に参加させてあげればいいのです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年10月17日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断に納得がいかず、保育センターの親子教室などに自主的に参加して幼稚園に備えました。入園当初こそ不安要素がいっぱいの次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、担任の先生から問題行動の報告があり、発達医療センターに行くように言われ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて、就学のため小学校の特別支援級を見学。次に受けるウィスク検査(IQテスト)でほぼ決まるという長男の就学先は、普通級という結果に。すると園長は不服な様子で次は次男の検査をすすめてきてーー。病院から兄弟2人の診察予約が取れたという連絡が入り、次男の担任の先生に報告すると安心した様子。さらに診察結果はすぐに連絡するように伝えられました。予約も診察結果も頻繁に状況確認をしてくる幼稚園。何をそんなに急いでいるのでしょうか? 医師「僕もADHDなので」ーーえ、そうなんですか? ※adhd→ADHD(一般的には大文字で表記されます)※親がADHDの場合、その子どももADHDである可能性は非ADHDの親の場合と比べると5~10倍高いと言われています。親がADHDの場合、50~80%(平均70%)の確率で遺伝するという研究結果もありますが、ADHDは遺伝要因だけで発症するわけではなく、環境要因も組み合わさるとされています。 病院(児童発達センター)を予約してから半年、診察日に兄弟2人を連れて行ったゆーとぴあさん。1時間以上の待ち時間を経てようやく診察室へ。 じっとすることが苦手な次男はすぐに部屋から出てしまうので、スマホを見せようとすると、弟ばっかりズルいと長男。次男はそういう子だから仕方ないと言い聞かせますが、いつもガマンしている長男は納得いきません。結局、次男はプレイルームで待機。 その様子を見ていた医師が、長男は自分はルールを守るのに弟は許されることに矛盾を感じており、それが長男のかんしゃくの一因になる可能性もあるため、ルールは守ったほうがいいと言われます。 ほんの数分で兄弟の状況を見抜く医師に感動するゆーとぴあさん。他に何か困っていることはないかと聞かれ、忘れ物や落とし物など注意不足の傾向があり、自分自身がそうであるため、長男は遺伝かもしれないと思っていると伝えました。 「長男くんは多分ADHDで、ママもそうなんじゃないかなと思います」発達障害の6割は遺伝だと言われていると伝えられ、なんと医師自身もADHDだと聞きゆーとぴあさんは驚くのでした。 ◇◇◇ 幼稚園のすすめにより児童発達センターの診察を受けにきたゆーとぴあさん。兄弟2人を連れてくるのは大変でしたが、医師による兄弟それぞれの特性を見抜いた適切な言葉に感動します。これまで相談しづらかった悩みについて、この先生ならじっくりと耳を傾けてくれそうなので、いろいろ話せるといいですよね。 小児科専門医の松井先生によると、「多動傾向、注意欠陥等の症状は小児科外来でもよく見かけます。ご両親も似たような性格だと感じたり、ご自身もADHDだとおっしゃる方もいらっしゃいます。医師の中にもADHDの人がいて、そういう人は新しいことに積極的に取り組まれており、それはADHDの良い面でもあります。主人公のお子さんも大変なこともありますが、良い面もあることをみてあげることが大切です。周囲の人が困ってしまったり、本人もつらい思いをするのであれば、服薬するのもひとつの手段。それで楽になれば自己評価も高くなり、周りの方も安心するでしょう」とのこと。薬などの使用も選択肢に入れて、ゆーとぴあさん親子が少しでも楽になるといいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月16日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断が出ますが納得がいかず、保育センターの親子教室やほかの施設の教室にも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園式こそ、制服を嫌がりじっとしていられない次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、ほぼ同時期に長男も発達医療をすすめられ、就学のため小学校の特別支援級を見学します。ゆーとぴあさんは支援級よりむしろ普通級の授業内容の複雑さに衝撃を受けるのでした。長男の学校見学で支援級の個人のペースに合わせてくれる手厚さに、それもいいかもと思い始めたゆーとぴあさん。次はウィスク検査(IQテスト)を受けさせ、結果を聞きに幼稚園へ。これで長男の就学先がほぼ決まるのですが……。得意なことと苦手なことの差が激しいという特徴が見られるものの、この結果では支援級から断られますよと言われて驚きを隠せませんでした。 長男の就学先が決まったのに、素直に喜べないーー 「支援級だって定員がありますし」教育委員会の担当者から、まるでこちらが支援級を希望していたかのように諭され困惑するゆーとぴあさん。 「園長はすぐ支援級をすすめる」というママ友の言葉が浮かび、園長のほうを見ると明らかに不服そうな表情をしています。結局、長男は普通級が望ましいということになり、支援級を覚悟して臨んだゆーとぴあさんにとって複雑な気持ちで終わった結果報告会でした。 「次は次男君も検査を受けてくださいね」長男の検査が終わるや、結果について園長からの言葉は何もなく、次とばかりに次男の病院や検査の話をし出すことに怒りが湧き上がってきます。 今回の結果に辿り着くまで悩み続け、支援級の見学にも出かけ、義理の叔母や実母にもいろいろ言われて、ゆーとぴあさん自身も傷ついてきただけに心の行き場がありません。長男の就学先が決まって肩の荷がひとつ降りたものの、モヤモヤは拭えないままでした。 ◇◇◇ 紆余曲折あった長男の就学先は、普通級という結果で落ち着きました。園長からの求めに応じて検査となったはずなのに、結果に不服そうな様子の園長は長男が終わったら次男と、2人の母親であるゆーとぴあさんがどれだけ不安だったかに寄り添ってくれません。ママにとってはどれも初めてのことばかりなので、心理的な不安に寄り添う言葉もかけてほしいものですよね。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月14日STEAM教育って何?
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