みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!嫌みばかり…義理の両親と同居して10年以上経ちます。私たち夫婦は共働きですが、奥さんの仕事の都合で、夕ご飯はほぼ毎食自分が作っています。義母は「料理が苦手」という理由で料理はしません…なのに食べるときは必ず嫌味を言ってきます。「野菜をもっと入れたほうがいいよ。買えないの?」「味付けが濃いからお茶で薄めたわ」「私はから揚げは食べないから。作らないで」など…。たまに口に合った時もあるようですが「おいしかったよ。いつもより」と、まともに褒められたことは一度もありません。いつか別居するべく貯金に励む毎日です。(男性/会社員)主人の実家で…実家が離れていたため、次男の出産後、体の調子が整うまで主人の実家でお世話になりました。大変お世話になったので感謝しかないのですが、田舎だったので近くにファストフードや買い食いできる場所もなく、お腹が空いていた記憶しかありません。なぜか食事の際に「卵を食べると子どもがアトピーになりやすい」という理由で、私だけ目玉焼きが食べられなかったのが未だにモヤッとしています(笑)(女性/自営業)いかがでしたか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。子どもの為にも義実家とはいい関係でいたいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月12日タレントのmisonoさん(37)と夫のNosukeさん(32)の結婚生活がいま、話題を呼んでいる。17年7月に結婚式を挙げるも、当時は事実婚生活を送っていた2人。その後も8度にわたって結婚式を挙げてきたが、18年9月に入籍していた。だが実はこのときから現在に至るまで、ほぼ別居婚生活を送ってきたというのだ。1月8日には別居婚ブログを開設したことも報じられた。“交換日記のようなブログ”と題されたブログで、misonoさんとNosukeさんが交代で別居婚や現在の生活についての想いを綴っている。昨今、新しいカタチの夫婦のスタイルとして増えつつある別居婚。ただ一言でくくっても、そこに至るまでの経緯や生活スタイルは異なる。離れて暮らしているからこそ相手との関係構築に意識が向く場合もあれば、次第に気持ちのすれ違いが生まれる夫婦も。こうした失敗と成功を分けるカギは、いったいどこにあるのか。恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんに話を聞いたーー。■別居婚うまくいくのは“円満ルール”がポイントこれまで別居婚のご家庭を取材をした際、上手くいっている夫婦にはいくつか共通点があると感じました。それは別居というスタンスを前向きにとらえていることはもちろんですが、以下の3つの要素があったのです。・コミュニケーションのルールが決まっている別居婚といえども夫婦のコミュニケーションを取り続けることが、良好な関係を続けるには絶対必要です。以前、「奥さまは地方でバリバリ働きながら子どもと同居、いっぽう旦那さまは東京で働いている」という別居婚のご家庭を取材しました。彼らの場合、一緒に過ごせる時間は圧倒的に少ない。しかし住まいは別々でも細かく話し合うことで、子育てについての方針や決定がズレないようにしていたのです。別居婚で子育てをしていると、どうしても子どもと一緒に住んでいない側が蚊帳の外になってしまいがち。そこから夫婦のバランスなどが崩れることもあります。しかし上手くいっているご夫婦の場合は子育てに限らず、「コミュニケーションはどの頻度でどれくらい取るか。困ったときの話し合いの方法はどうするか」といった信頼関係を構築するためのコミュニケーションルールがある程度決まっているようです。・別居のスタンスを理解し合っている単身赴任などの理由ではなく自発的に別居婚を選択している場合、どうしても生活に介入する際の“温度差”が生じがちです。いっぽうが「自由きままに生活したい」と思っていても、もういっぽうが「別々に暮らすとはいえ、できれば一緒の時間も過ごしたい」と思っているなど、 “ニーズの不一致”が起きてしまうのです。他人同士なので、こうした違いが出てくるのは当然のことでしょう。しかし別居婚が上手くいっているご夫婦はこうしたニーズの不一致を、話し合いなどを繰り返すことでうまく解決しています。「相手の生活への介入の温度」をある程度、すり合わせているのです。もちろん、なかには「本当は一緒に住みたいと思っているけど、相手の希望で別居婚を選んでいる」というケースもあります。ただそうだとしても、相手の心地よい生活を納得して尊重している。そうした心からの理解が、良好な関係を保っているようです。・別居婚によっていい夫婦関係を維持しようという共通意識がある別居婚という離れた生活スタイルを選んでいる以上、お互いの心がすれ違ったり離れたりするリスクは高まります。しかし別居婚を上手く続けていけるご夫婦には、こうしたリスクを理解した上で「それでもいい夫婦関係を構築していこう」という共通意識があるように思います。逆にいえば夫婦関係を良くしていくための選択ではなく、お互いが自由に生活するための選択と思って始めていると関係はどんどんすれ違っていきます。ただでさえ、夫婦は一緒に住んでいてもすれ違うもの。住まいを別にしたら、もっとすれ違うことが増えるのは当然です。それをどうとらえているかの問題なのです。■別居婚ダメになるケースは離れていることに甘んじる続いて、別居婚によってダメになっていく夫婦の共通点もご紹介します。ここでいうダメとは「離れていても夫婦」という意識が薄れ、「もう離婚しても変わらない」と気持ちも生活も離れてしまっている状態を指します。その最たる共通点は、「離れたカタチが最適な生活として成り立っている」です。たとえば子どもがいない別居婚の場合なら、夫婦一緒の時間より一人の時間が心地良いと思う度合いが極めて高いというパターン。また子どもがいる場合でも「父(または母)がいないほうが、家族がまとまっている」といった状況がデフォルトになってしまうと、その先に待っているのは離婚かもしれません。いないほうが結束力や心地よさが手に入るならもはや、結婚生活を続ける理由はありません。経済的な理由があって別れないケースを耳にすることもあります。しかしそうした場合も子どもが巣立ったタイミングなど、いずれ「つながりを継続する必要はない」と感じたタイミングで関係に見切りをつける可能性が出てくるのです。misonoさんとNosukeさんはまだまだ若い夫婦。今は個人の心地よさを追求した上で、夫婦の絆を作りたいというタイミングなのでしょう。闘病という困難を別居婚で乗り越えた2人。これから夫婦というカタチで、様々なライフイベントを考えるタイミングがあります。そうなったときに別居婚という新たなスタイルを発信する2人がどのような選択を取り、パートナーシップを築いていくのか、注目していきたいと思います。(文:おおしまりえ)
2022年01月18日「人生の後半戦を充実させるため、『卒婚』を選択する夫婦は増えています。この形態は『いいとこどり』といえそうです」こう話すのは約3万件の夫婦の問題に向き合ってきた離婚コンサルタントの池内ひろ美さん(59)。「卒婚」とは、離婚せずに夫婦関係を卒業すること。同居するケースもあるが、多くは別居しお互いに束縛や干渉し合うことなく生きる、新たな選択である。池内さんは「卒婚」のメリットをこう解説する。「離婚するには財産分与の問題や、お互いの両親や周囲への報告をどうするか、決めるべきことが多々あり、エネルギーと覚悟が必要です。一方、『卒婚』であるなら束縛や干渉からは解放され、不動産や預貯金、死亡保険金などの相続権は担保されるのですから、生活力のない側には有利といえます」(池内さん・以下同)■「卒婚」は孫育てからの解放が生んだ新たな夫婦の形「卒婚」という形態が生まれた背景には、昨今の少子化が影響していると池内さんは指摘する。「いま『卒婚』を考え始める50代は、かつては孫が生まれ祖父母の役割が始まる年代でした。必然的に夫婦が協力して孫の世話を担うため、別れることを考えるタイミングがなかったのです」しかし近年の少子化から祖父母の役割が巡ってこなくなり、人生の後半を自分のために謳歌したいと考えるようになったという。「卒婚することで夫の支配や束縛、家事からも離れ、自由な時間を手に入れることができます。仕事を極めるもよし、社会貢献活動や趣味に励むもよしで、人生を充実させることができます」厄介なのは、新たなパートナーがあらわれたとき。結婚話などが持ち上がったときはどうするべきだろうか。「何もかもを夫に打ち明けることは避けましょう。ひとたび『離婚』という話し合いになったとき、有責配偶者にされて慰謝料などを請求されてしまう恐れもあります。多くの場合、新たな恋人とすぐさま入籍することは考えないほうが賢明です。生活力のない相手ならなおのこと。入籍を迫られても、5年は様子を見ましょう」池内さんは、卒婚は期限付きで捉えるほうが賢明だと言う。「夫婦のどちらかが病いを患ったりけがをしたり、あるいは介護が必要になったとき、再び同居する可能性があることも頭の片隅に置いておきましょう。そのときのためにも、夫とは離れていても円満な関係をキープすることが大事です。離れて暮らすと、適度な距離感や緊張感から、お互いのよさやありがたみを再発見できるケースもあります」卒婚ライフを謳歌し気が済んだら、家に戻る道も。だからいざというときは自然に支え合える関係をキープすることが、失敗しない卒婚のルールのようだ。卒婚で幸せになった妻の事例を見ていこう。【ケース1】夫とは不仲でも嫌いになったわけでもなくずっと良好な関係林田智子さん(仮名・52歳・医療従事者)卒婚歴:3年居住形態:自分は地方都市。夫は東京林田智子さんは3年前、一人息子が社会人になったタイミングで卒婚を決めた。会社員の夫は学生時代からの知り合いで、結婚20年以上になる。「物理的に距離も離れてしまったいまは、LINEで連絡を取り合う程度ですが、家族の信頼関係は揺らいでいないと思っています」というまさに「円満卒婚」の典型。ではなぜ卒婚なのか。林田さんは、卒婚へ至った理由をこう話す。「何より私が地元に戻って、仕事に100%邁進したいと考えたことが理由です。夫は、当然ですがこれまでの生活スタイルを変えたくないという希望があり、どちらかが妥協しなければならないのであれば、お互い自由に生きる『卒婚』を選択しよう、ということになりました」林田さんはもともと家事が得意ではなく、家のことは夫任せの仕事人間だった。「子育ても、夫のほうが主として担ってくれていました。私もできる限りは料理や掃除もするようにしていましたが、家の中のことはとにかく向いていないことを自覚していました。そして50歳を過ぎ、子どもの大学卒業も見え、仕事を極めたいと考えたとき、どうしても『主婦』という役割をプレッシャーに感じたのです」妻の役割を果たす余力がもうないということを夫に話し、理解してもらえたという。「いまは正直ラクですね!帰宅時間を気にすることなく、思い切り仕事をして、家に帰って眠るだけ。仕事があるのがありがたいので、休日もいりません。これが私にとっての、理想の幸せな生活でした」何かあればLINEグループで連絡をとれば十分家族の絆はある、と林田さんは言い切る。「多様性の時代ですから、こんな家族もありなのでは--」〈卒婚したメリット〉仕事に1 0 0%のエネルギーを注げ、家事に追われることがない。〈卒婚したデメリット〉仕事をしすぎて気がついたら無休なため、周囲から心配される。【ケース2】離婚申し出への妥協案の「卒婚」。連絡は取らないが生活費は出してくれる田代美香子さん(仮名・59歳・レストランパート)卒婚歴:5年居住形態:自分は賃貸。夫は持ち家で独居「夫の長年のモラハラに耐えられず。離婚に応じてくれるよう懇願したこともありますが、結局『卒婚』に落ち着きました」田代美香子さんは25歳のとき、6歳年上の夫と職場結婚。「当時はクリスマスケーキという言葉がはやって『売れ残り』になりたくなかった……。そして結婚は『永久就職』だと思っていました。いまとは違いすぎますね」とため息をつく。結婚後は、粗暴な性格の夫に悩まされることに。「料理から掃除や洗濯、家事のやり方まで、すべてにダメ出しばかり。口うるさく威圧的で、夫が帰宅する時間になると体がかゆくなり、冷や汗が出る毎日でした」長女と次女が結婚したことを機に離婚を申し出たのが、5年前のこと。娘たちも「もう離れたら」と背中を押してくれ、家を飛び出す形で別居となり、いまは「卒婚」状態だという。「夫は財産分与をしたくないし、モラハラであるという自覚もないので、離婚の話し合いは平行線でした。ただ、『自分に非があるなら』と別居には同意してくれ、キャッシュカードはそのまま使うことができて生活に困ることはありません」以来、夫と連絡を取ることはない。ただ娘たちが「家は散らかっているけど、(夫は)意外と料理上手で、なんとか独りで奮闘しているよ」と報告をしてくれるという。田代さんは「家で暇にしているのはつらい」とレストランのパートでハードに働く日々。休日は趣味のダンスに通う。そして4年前には3歳年下の恋人もできた。「とても優しい性格の人で、けんかになることもありえないくらい。彼の存在があるだけで十分です」田代さんが「卒婚」状態であることを承知のうえで、恋人からは結婚の2文字が出ることがある。「いま答えは出ませんが、穏やかでいられるこの状態が幸せであると思えます」〈卒婚したメリット〉モラハラから解放され体調も回復。充実した日々を取り戻せた。〈卒婚したデメリット〉孫ができても、祖父母そろっての世話やお祝いをしてあげられない。【ケース3】転勤をきっかけに「卒婚」へ。お互いの関係にいい変化も生まれた山上祐子さん(仮名・44歳・介護施設勤務)卒婚歴:4年居住形態:中学生の子ども2人と岡山。夫は東京「『卒婚』という選択があることを知ったとき、『これだ!』と思いました」卒婚歴4年になる山上祐子さんは、ライターの杉山由美子さんの著書『卒婚のススメ』(静山社)でこの言葉を知った。岡山の介護施設で働く山上さんは、子どもたちがまだ中学生ということもあり、「離婚」という選択は今は避けたい。しかし性格の合わない夫との生活がストレスとなり、悶々とする日々が長らく続いていたという。「旅行先や住む家まで、私の意見をまったく聞き入れず、なんでも独善的に決めてしまう人で。そのうえ、子どもたちと会話するときですらドライな対応をする彼に、長年諦めにも似た不信感を抱いていました」冷めた関係が続いていたが、8年前、夫の地元である岡山へ赴任することになり、一家で転居した。それがターニングポイントとなった。「気が進みませんでしたが、暮らしてみると気候も穏やかで、子どもたちのアレルギーも治まり、伸び伸び育っていったのです。私も都会での生活よりずいぶん肩の力を抜いて過ごせるようになりました。家賃も生活費も、それまでの半分以下に抑えられるのもよかったですね」卒婚を後押ししたのは、再び夫が東京に転勤となったこと。「私と子どもはここに残りたいと、伝えたんです。そして杉山由美子さんの本を夫に渡し、『こういう形も悪くないんじゃない?』と言うと、少し考えて同意してくれました」以来、東京と岡山で離れて暮らす生活に。夫に会うのは、盆暮れに帰省してくるときの数回程度。でもお互いの家族には、「卒婚」をあえて伝えていないという。あくまで子どもの環境のために単身赴任という選択をした、と思われている。最大の変化は、夫婦だけの合意事項とはいえ、卒婚したので機会があれば恋人を作ることも可、という取り決めもしたからか、夫の独善的な性格が軟化したことだという。「どうしたい?」「帰省するのはいつがいい?」と都合や要望をあらかじめ聞いてくれるようになったのだ。「不思議なほど晴れ晴れしました。以前よりずっといい関係になれたのは、間違いなく『卒婚』効果でしょうね」〈卒婚したメリット〉夫と距離を取ったことで夫の独善的な態度が改まった。〈卒婚したデメリット〉就学年齢の子どもたちには父親不在で寂しい思いをさせている。
2022年01月06日夫婦でいろいろなライフステージを乗り越え、やっとできた自分時間。そんなとき、頭をよぎるのは「離婚」の2文字。今まで我慢していたことから解放されたいのが本音です。でもやはり心配なのは先立つもの。そこで、「卒婚」という“心にも財布にも優しい”選択−−。「人生の後半戦を充実させるため、『卒婚』を選択する夫婦は増えています。この形態は『いいとこどり』といえそうです」こう話すのは約3万件の夫婦の問題に向き合ってきた離婚コンサルタントの池内ひろ美さん(59)。「卒婚」とは、離婚せずに夫婦関係を卒業すること。同居するケースもあるが、多くは別居しお互いに束縛や干渉し合うことなく生きる、新たな選択である。池内さんは「卒婚」のメリットをこう解説する。「離婚するには財産分与の問題や、お互いの両親や周囲への報告をどうするか、決めるべきことが多々あり、エネルギーと覚悟が必要です。一方、『卒婚』であるなら束縛や干渉からは解放され、不動産や預貯金、死亡保険金などの相続権は担保されるのですから、生活力のない側には有利といえます」(池内さん)離婚とは違う、「卒婚」最大のメリットは次の3つだ。・束縛から解放。自由に生きられる・相続権や遺族年金、保険金といった妻の権利は担保される・老後一人きりの不安が軽減される「『卒婚』を申し出るのは圧倒的に妻側です。昨今の断捨離ブームもあるのでしょう。女性は新しい生活や仕事に邁進したくなると、うっとうしい夫も“断捨離”してしまいたくなるようです。一方、男性は『慣れ親しんだもの』に愛着を覚える習性がある。離婚だけは回避したいと主張する夫は多く、卒婚に抵抗するケースも。ですから卒婚を思い立ったら、それなりの準備やルールがあります」こう話すのは離婚専門弁護士として活躍する原口未緒先生だ。卒婚に先立ち、やっておくべきことを教えてもらった。【「卒婚」に際し決めること・心がけることリスト】・月々出してもらう生活費を決める・別居までに夫婦の財産をすべて洗い出す・冠婚葬祭への出席や家族への報告をどうするか決める・夫を独居トレーニングする・「離婚」という言葉を安易に出さない・「あなたのここが嫌いだった」などと指摘しない・卒婚後のライフプランを立てる「月々の生活費の取り決めや、いまある財産を洗い出す作業は必須です。のちのち『勝手に使った』と言われないよう金銭面については覚書を交わしてシビアに管理・把握することが大切。またやるべきは自分のことだけではなく、お互いの家族にどこまで説明するか、共通認識を持つこと。そして家事のできない夫を置いていくのなら、ゴミの出し方など独居トレーニングもしてあげましょう。家がゴミ屋敷になったり、夫が不摂生で病気になると、早々に家に戻るはめになるでしょう」(原口先生・以下同)禁止事項もある。夫には、「あなたのここが嫌いだった」など欠点を指摘するのは厳禁だという。「卒婚をするのなら夫の嫌なところは許すことです。いつかどちらかに介護が必要になったとき、再同居する可能性もあるからです。『恋人ができた』などと決定的な決別・亀裂になることをわざわざ告げるのも得策ではありません」何より「卒婚」によって実現したい目標を定めておくことが大切と、原口先生は勧める。「鬱陶しい夫と離れたいためだけの卒婚はおすすめできません。あなたの人生をどう充実させるか、目標を明確に決めておく必要があります。いまの仕事をもっと極めたいのか、それとも資格を取って人助けをしたいのか、実家の親と暮らして最後の親孝行をしたい、という人もいるかもしれません。『卒婚』してみたけれどこんなはずじゃなかった、という空虚さに苛さいなまれないよう、せっかく手に入れた時間を大切にしましょう」
2022年01月06日批判のなか開催された東京オリンピック、次々現れる新型コロナウイルスの変異株、エンゼルスの大谷翔平が満票でMVPを獲得するなど、これまでになく激動の年だった2021年。芸能界でも衝撃的な事件が次々と起こっていたーー。本誌が目撃してきた数々のスクープのなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介したい。’21年7月に離婚を発表した篠原涼子と市村正親。実は本誌は約1年前に2人の別居をスクープしていた。当時、所属事務所は別居を認めた上で“一時的な措置”と説明していたが、2人が一緒に暮らすことはなかったのだーー(以下、2021年6月22日・29日合併号 掲載記事)※年齢は掲載当時のママ初夏の陽光に照らされながら、東京の下町エリアにある運河をゆっくりと走る水上バス。真っ白なシャツをまとい、デッキで満面の笑みを見せているのは篠原涼子(47)。5月末日のこの日、大勢のスタッフが見守るなか、篠原は“初めての不倫”に挑んでいた。「篠原さんが撮影しているのは、Netflix配信のドラマ『金魚妻』。人気漫画の実写化作品で、篠原さんは不倫に溺れる専業主婦の主人公・平賀さくらを演じます。年内配信予定ですが、コロナで撮影スケジュールが後ろ倒しとなったため、連日、朝から晩まで撮影していると聞いています」(ドラマ制作関係者)不倫する役を演じるのは今作が初という篠原。出演に際し、こうコメントを発表していた。「お話をいただいて、私自身演じたことのない役柄でもございましたので、挑戦させていただくという思いで出演させていただくことになりました。(中略)新しい生活様式の中で、改めて不変的な想いを作品を通して伝えて行けたらと思います」不変の愛を伝える意気込みを見せた篠原だが、プライベートの生活様式は今も“激変”したままだったーー。昨年8月、本誌は篠原と夫・市村正親(72)との別居生活を報じた。市村と2人の息子が暮らす自宅マンションから車で10分ほどの場所にある高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃。当時、篠原の所属事務所は市村との別居を認めたうえで、次のようにコメントしていた。「不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」それから10カ月。当然、別居は解消しているはずだと思っていたが、驚きの情報が本誌に飛び込んできた。篠原をよく知るテレビ局関係者は言う。「実は篠原さんは今も別宅のマンションを引き払っておらず、市村さんとの別居生活が続いているようなんです……」■撮影終了後、缶ビール片手に篠原が向かった先はーー冒頭の撮影から数時間後の午後10時過ぎ。本誌がふたたび篠原を目撃したのは、家族が暮らす自宅マンションではなく、昨年と同じ高級賃貸マンション。手に缶ビール数本や食料品が入ったビニール袋を提げ、篠原はエントランスへと入っていったーー。篠原が自宅を空けていたのはこの日だけではない。中学校に通う長男(13)を市村が一人で送迎する姿を本誌は何度も目撃。いずれもそこに篠原の姿はなかった。篠原が市村との別居生活を開始したのは昨年3月初頭。つまり、1年以上にわたって別居を継続していることになるのだが、所属事務所に確認すると、次の回答が。「篠原が今も別宅で生活していることは事実です。理由としては、市村さんをはじめ家族への感染を防ぐためであること。またコロナ禍により、朝ドラの撮影が今年4月まで延び、その後も『金魚妻』など出演作品の撮影が今日現在まで連続して行われているためです。決して不仲が原因ではありません。仕事が落ち着き次第、別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」昨年同様、“コロナ別居”を強調した。市村と親しい舞台関係者は言う。「別居状態になって1年以上経ちますが、子供たちも今はこの生活に慣れてきて、久しぶりに篠原さんが自宅に戻る日は子供たち用に手料理を保存容器に入れて持っていくこともあるそうです」本誌も篠原が“一時帰宅”する姿を目撃している。6月上旬の夕方、大きな買い物袋を提げ、自宅マンションに戻った篠原。ほどなくして長男と現れた篠原は、手をつないで母子の会話を楽しみながら、習い事に向かう息子に付き添っていた。市村はこの数年、定期的に舞台に出演している。「コロナ禍ではありますが、市村さんには舞台の出演オファーが殺到しています。昨年は5本、今年もすでに2本の舞台に出演。また、10月公開予定の『劇場版ルパンの娘』にも重要な役で出演するそうです。体力づくりにも余念がないそうで、お子さんを学校に送り届けた後に、よくジムに通っていると聞いています」(前出・舞台関係者)72歳とは思えぬ精力的な日々を過ごす市村だが、自宅には篠原以外に身近に頼れる存在が。■篠原は夫不在の日に“一時帰宅”「市村さん一家には、ほぼ住み込みで身の回りの世話をする女性の家政婦さんがいます。市村さんが仕事のときは、家政婦さんがお子さんを学校に送り届けたり、買い出しをすることもあるそうです」(近所の住民)しかし、朝ドラや『金魚妻』など多数の作品を抱えるのは篠原も同じ。なぜ、市村だけが子供のいる自宅に残っているのだろうか。そこにはコロナの影響だけでなく、自由を愛する篠原の性格が影響していると、前出のテレビ局関係者は言う。「仕事が大好きな篠原さんは、出産後もかなり早めに女優業に復帰しました。息子さんたちが成長してからは仕事量をさらに増やし、ほぼ毎年、主演作品を抱えている状況です。しかし、家庭を大切にしたい市村さんには、篠原さんの女優業を応援しながらも“母親は子供たちのそばにいてあげてほしい”という思いもあったそうです。ここ数年、篠原さんが夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村さんへの愚痴をこぼす姿が報じられたこともありました」くしくも6月上旬に篠原が“一時帰宅”した日は、市村が大阪での舞台出演のため不在にしていた日。これは“夫のいる家には帰らない!”という篠原の意思表示なのかーー。「篠原さんへのオファーは今後も絶えないでしょうから、別居生活は続くと思います。昨年8月下旬に引き払う予定だった別宅で今も生活しているのも、思った以上に一人で過ごす時間の居心地がいいのでしょう。それだけに今は自分のキャリアを優先したいという思いもあるのだと思います。別居が続き、“夫婦の時間”が激減しているのは気がかりですが……」(前出・テレビ局関係者)篠原はかつて、結婚後に自分の時間が減ったことに触れたうえで、こう語っていた。《時には一人だけの時間が欲しいとないものねだりをしてしまいますけど、今のこの幸せがもしなかったら、と考えるとものすごく怖くなりますね》(『文藝春秋』’15年10月号)“一人だけの時間”を求めた彼女の選んだ別居生活が夫婦の“最終結論”となるのか。心まで完全にはなればなれにならないことを願うばかりだーー。
2021年12月26日「結婚を発表させていただいたことが印象的というか、いちばん私の中で大きな出来事でしたね」12月10日にアサヒグループの公式YouTubeで公開されたCMのメイキング映像で、こう語ったのは、女優の新垣結衣(33)。’21年5月に星野源(40)との結婚を発表した彼女は、変わらず精力的に仕事に励んでいる。多数のCMに出演し、’22年1月スタートの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)では、主人公の初恋の人である八重を演じる。12月17日に行われた大河のオンライン会見では、結婚後初めて表舞台に登場したが、結婚生活について触れることはなかった。“契約結婚”を描いたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の共演を機に結婚した2人。現実ではどんな結婚生活を送っているのだろうか。「星野さんたちは、結婚当初よりも夫婦としてなじんできたと聞いていますよ。照れくささもあり、新垣さんは少し前まで『星野さん』と呼ぶことが多かったみたいですが、今では『源さん』と呼んでいるそうです。また最近、大の甘党である星野さんのために、お手製のパンケーキを振る舞ったようです。結婚前と同じく“おうちデート”を楽しんでいるみたいですよ」(音楽関係者)初々しい新婚生活を送る2人だが、意外な話も聞こえてきた。「結婚発表から7カ月たったものの、新垣さんたちはまだ同居していないそうです。もともと一人の時間を大切にするタイプ同士ですし、仕事も多く抱えていますからね」(芸能関係者)結婚発表から6日後の5月25日深夜、星野はラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演。結婚後初めて取材陣の前に姿を現した際、「(同居は)まだ全然決められてなくてですね……」と、一緒に住んでいないことを認めながらも、同居への意欲をのぞかせていたのだがーー。「2人は以前、同じマンションの別の部屋に住んでいることが報じられました。結婚発表直後のラジオで、星野さんはそれを認め、『マジにたまたまなんです』とコメントしています。しばらくすると、星野さんは、別の広いマンションに引っ越していきました」(前出・芸能関係者)だが、本誌が取材を進めると、都心にある家賃100万円以上の星野の新居マンションに新垣が、一緒に住んでいないことが判明した。『逃げ恥』では未婚で同居していた2人だけに、結婚後も別居する現状はいわば“逆逃げ恥婚”かーー。■misono、菊池桃子…続々増える“別居婚”芸能人映像制作関係者によれば、星野は新居に慣れるのに時間がかかるという。「星野さんは“引っ越しをすると必ず体調を崩す”と話していました」実際、雑誌のインタビューで星野はこう語っている。《新しい空間にカラダが適応するのに時間がかかるんでしょうね。引っ越してから3か月ぐらいは調子が悪いです》(『anan』’19年8月28日号)前出の映像制作関係者は続ける。「星野さんは新曲を書いたりしていて、年末年始にかけて、ほぼスケジュールが埋まっているそうです。スタッフに『あー、休みたい……』とこぼしているといいます。新垣さんも現在撮影中の『鎌倉殿の13人』で、大河初挑戦。オファーを受けたとき『絶対にやりたい!』と意気込んでいて、熱心に取り組んでいるそうですし、2人とも今、環境を変化させる余裕はないのでしょう」2人が選択した「別居婚」だが、最近では珍しくなくなってきている。’19年に「株式会社リンクバル」が、20歳以上の未婚男女753人に行った結婚観調査では、48%が別居婚に抵抗がないと答えた。芸能界では、菊池桃子(53)やmisono(37)、壇蜜(41)、も別居婚を公言。壇蜜は’20年7月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、漫画家の夫・清野とおる氏(41)の「集中するときは一人のほうが心地よい」という主張に応じて、別居婚を告白。さらに「常に(夫の暮らしぶりを)心配することは、相手となれ合いにならなくていい」と語り、“こんな価値観が広がってほしい”と訴えかけていた。結婚相談所マリーミーの代表で恋愛婚活アドバイザー・植草美幸さんも、「ある程度経済的に余裕がある若いカップルのあいだで別居婚は増えている」と語る。「別居婚の場合、パートナーの都合で、行動や時間を制限されることがありません。仕事に専念できるんですね。以前より女性の社会進出が進んでいるなか、多くのことを犠牲にして同居する必要はないと考える人が増えたのでしょう」新垣も’20年12月26日にテレビ番組『まるっと!サタデー』(TBS系)に出演した際、「いろんな夫婦の形があっていいと思うんです」と語っており、夫婦関係に対して、柔軟な姿勢を見せていた。夫婦問題専門家の岡野あつこさんも「芸能人カップルこそ別居婚にメリットがある」と主張する。「芸能人は不規則な生活を送ることが多く、離婚理由のほとんどがすれ違いです。別居婚を選択し、お互いに自立することで、初めからすれ違わない距離感を作っておくことは、ある意味合理的といえます。また別居婚のほうが、新鮮な状態が長く、楽しい時間が続きやすいのでしょう」多忙な星野と新垣にとって、少なくとも今は別居婚を選ぶメリットが大きいようだ。「新垣さんたちは結婚前から『逃げ恥』を通して、結婚生活を演じてきました。実際に結婚したからといって急いで同居を始めると、ドラマと実生活のギャップを強く感じてしまうのでは……と懸念しているのかもしれません。ドラマの役をひっぱらずに、素の自分たちの夫婦関係を築いていくため、2人のペースを大事にして生活することを、最優先にしているのでしょう」(前出・映像制作関係者)結婚後も自分らしく生きられるように2人は“深謀”をめぐらし、結婚契約を交わしているようだーー。
2021年12月21日結婚するまでは誠実で優しい姿を見せていたものの、結婚してから「モラハラ」な本性をあらわす男性もいます。舞花さん(34歳女性/当時)の夫もそのケースで、何かにつけて妻と義母を比較する性格だったそう。そんな夫に嫌気がさして離婚を考え始めたころに、妊娠が発覚。今回は、そんなモラハラ夫と生活をした4年間の実態について、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。息子を出産するも夫のモラハラは加速…「子どもが産まれても、夫はそのことをさほど喜んでくれなかったんです。むしろ息子の世話に私がつきっきりになるので、夫のために時間がさけないことが不満のようでした。毎日のように『子育てと家事を両立できないのは、能力が低いからだ』と罵られ、私も自分に自信を失う日々。そんな生活が何年も続き、メンタルも限界を迎えていたときに言葉を話せるようになった息子が、夫のいないところでポツリと『ママかわいそう』と言ったんです。息子の前では笑顔でいることを心がけ、明るく振る舞っていたつもりが、『全部お見通しだったんだな…』と思いましたね」このことをきっかけとして、夫との離婚を再び考え始めたという舞花さん。子どもが小さかったこともあり、「シングルマザーで息子をきちんと育てられるのか」だけが気がかりで離婚を踏みとどまっていたそう。しかし、息子が自分を心配していると知り、「このままでは私がどんなに我慢をしても、それを見ている息子に悲しい思いをさせてしまう」という思いが強くなったとのこと。夫には言わず荷物をまとめて別居…失っていた幸せを取り戻したい「夫はモラハラ、マザコン気質なうえに、かなりの浪費家。そのため、家庭にもほとんどお金を入れてくれていませんでした。私は契約社員で、収入があまり良くないこともあって、なかなか別居費用を捻出できずにいたんです。しかし、そんなことを言っている場合ではないと思い立ち、実家に相談。実家から援助をしてもらえることになって、すぐさま別居を決行しました。夫に言えば、また罵られて邪魔をされると思ったので、内緒で荷物をまとめ、行き先も告げずに息子とふたりでひっそりと家を出たんです。その後、家出に気づいた夫からしばらくは怒りのLINEや電話が鳴り止みませんでしたが、その内容もかなりモラハラなものだったので、『今後、離婚する際に有利な証拠になるかもしれない…』と考え、全部記録に残しました」そして今は、離婚調停中。当初は夫が離婚を渋っていたようですが、今では渋々ながらも合意していて、あとは財産分与や養育費などを決めるだけのところまで来ているそうです。「今となっては、もっと早く行動に移せばよかったという気がしますね。夫にモラハラやマザコンな気質がある場合、どんなに妻が努力しても、改善する可能性は低いと感じています。もうすぐ離婚が成立すると思うので、そうしたらやっと自分らしい人生を送れます。息子とふたりで幸せな日々を過ごしたいですね」舞花さんのケースのように夫にモラハラ気質がある場合、よほどのことがなければ夫の性格が変わることはないでしょう。我慢をしても、その我慢が報われず、つらい思いをしている妻も少なくないのが現実です。そういう場合、離婚を決意することが自分らしい人生を取り戻すキッカケになることも。今回の話のように勇気を出して一歩を踏み出すことによって、地獄のような毎日から抜け出せたというケースもあります。モラハラやマザコン気質の男性と結婚をすると苦労するという話も聞きますが、相手の本性を完全に見抜けないこともあるでしょう。ただ、その片鱗が結婚前に現れることもあります。そのため、結婚前に少しでも「変だな」と感じるところがあれば、しっかりと相手を観察してから結婚を決めたほうが良いでしょう。©d3sign/gettyimages©maruco/shutterstock文・並木まき
2021年11月30日フランソワ・オゾン監督の『8人の女たち』『スイミング・プール』、是枝裕和監督『真実』などに出演するリュディヴィーヌ・サニエ主演作『ローラとふたりの兄』から、主人公ローラをめぐる個性的な登場人物たちの場面写真が一挙に解禁となった。本作は、兄と妹の物語であると同時に、三人兄妹それぞれのパートナーや息子、日常で出会う何気ない登場人物たちの存在が、ドラマに深みを与えている。弁護士のローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)は、離婚調停の依頼人だったゾエール(ラムジー・ベディア)から食事に誘われ、彼の笑顔と積極的なアプローチにしだいに惹かれていく。ゾエールは、ローラの家族を客観的に見守り支えてくれる頼れる存在。長男ブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)は天真爛漫な妻・サラ(ポーリーヌ・クレマン)と幸せな新婚生活を送っている。サラは、かなり個性的なアクセサリー作家で、飾らない笑顔が周囲を幸せな気分にしてくれる。だが、ある日サラが家を飛び出してしまい、ブノワが追いかけて向かった先は元妻3人による女子会だった!一方、次男ピエール(ジョゼ・ガルシア)は、妻サビーヌ(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)と別居中。仕事のトラブルに見舞われるが、なんでも自分で抱え込む性格からサビーヌに助けを求めたときにはすでに2人の心の距離は広がっていて…。サビーヌは、良識的な女性。別居したいまも、思い込みで突っ走るピエールを優しく諭す。そんな一筋縄でいかないフランスの大人たちの複雑な恋愛模様は、本作の見どころの1つ。また、息子・ロミュアルド(ガブリエル・ナカーシュ)は、ケンブリッジ大学に進学を控える心優しき秀才。頭が良すぎるせいか、独特な言葉遣いがチャーミング。父親が仕事でトラブルを抱えていることを知った彼は隠れてある行動を起こすが…。また、ピエールの部下アントワーヌ(フラン・ブリュノー)は、いつもおっとりしていて、一見何も考えていないように見える“ゆとり系”。しかし、ピエールがトラブルで頭に血が上っているときも、いつもゆったりと構えて深呼吸のようなひと言をくれる。この2人の存在は物語の清涼剤的な役割にもなっている。そのほかにも、ローラたちが両親の墓参りにいくたび出会う常連のおじいさんや、団地のおばあさんなど、濃すぎるサブキャラクターたちが与える深みとリアリティにも注目だ。11月14日から27日までは「家族の週間」、11月21日は「家族の日」。本作は、いざというときにそばにいてくれる人の大切さを思うきっかけになりそうだ。『ローラとふたりの兄』は12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローラとふたりの兄 2021年12月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2018 NOLITA CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - FRANCE 2 CINEMA
2021年11月18日2021年11月2日、ロックシンガーのダイヤモンド☆ユカイさんが自身のブログを更新。「俺の妻がいなくなり早3か月」と、妻とは別居生活にあることを明かしました。さらに、ブログでは妻が家を出て行ったことで気付いたという後悔もつづり、その内容が反響を呼んでいます。ダイヤモンド☆ユカイ「ありがたみを感じた」同年10月には、出演したバラエティ番組で、妻が家を出て行ったことを自らカミングアウトしていた、ダイヤモンド☆ユカイさん。妻と別居後は、ダイヤモンド☆ユカイさんが10歳になる双子の育児をしていることも明かしていました。10歳は物心が付き、1人でできることも増え、幼少期に比べたら手のかからない年頃ともいえるでしょう。しかし、食事の用意や身の回りの世話など、まだまだ親の存在は必要です。ダイヤモンド☆ユカイさんは、妻が出て行ったことで「ありがたみを感じたね」と、ブログで正直な気持ちを吐露。さらにこうも続けます。俺、今まで家の事、何にもしていなかったんだよね。ダイアモンド☆ユカイオフィシャルブログーより引用これまでの家での自分の行いに対する後悔を口にしたダイヤモンド☆ユカイさんではあるものの、「今は、何気にボーイズツーメンとの生活を楽しんでる」と、現在の生活に楽しさを見出しているとも。また、「夫婦の形は十人十色。俺達は…別居ポップコーン(婚)」とダジャレを披露する余裕も見せました。別居とはいえ、ダイヤモンド☆ユカイさんと妻なりに、家族や夫婦の形を模索しているのでしょう。前向きさも感じるブログに、励ましや応援など、さまざまなコメントが寄せられています。・「失ってから初めてその大切さに気付く」的な?陳腐なラブソングみたいだな。・愛の形はいろいろだと思います。ユカイさんを応援してます!・ブログが明るい雰囲気だからか、あまりシリアスな雰囲気に感じない。ダイヤモンド☆ユカイさんが明かした後悔に、自身の家族生活を重ね合わせ、ドキッとした人は少なくないことでしょう…。[文・構成/grape編集部]
2021年11月04日《数年前から話し合い、1年間の別居生活を経て熟考を重ねた結果、お互いがより良い人生を歩めるようにこの決断に至りました》10月29日夕、女優の長谷川京子(43)と、ポルノグラフィティ・新藤晴一(47)が離婚を発表した。2008年10月に交際3カ月のスピード婚で結ばれた2人の間には、結婚翌年に長男が、2012年に長女が誕生。長谷川は「ベストマザー賞2013」で表彰されるなど、家族仲はむつまじかった。だが、夫婦関係は6年前に暗転する――。2人をよく知るテレビ局局員は、「やっぱり、新藤さんの浮気報道が大きかった」と明かす。「2015年12月に、新藤さんがツアーで訪れていた札幌・すすきので、小西真奈美似の美女をお持ち帰りしていたと報じられたのです。浮気されたことを許せないという思いもあったでしょうが、それ以上に長谷川さんが怒ったのは、それが長男の小学校受験シーズンだったことです」長谷川の知人も、彼女の苦悩ぶりをこう振り返る。「新藤さんは育児に放任主義で、当時、長男を超有名私立小学校に入れるために、長谷川さんは必死に頑張っていました。お受験もまさに本番に向けての山場という時期の不実だったわけですから、それは幻滅もしますよ。お受験は、有名校になればなるほど、子供の在学中は夫婦関係など家庭環境が変化しないことを求められます。家庭不和が原因で、幼い子供に心的影響を与えないように、という教育方針をとる学校が多いからです。下の娘さんのお受験も控え、すぐ離婚するわけにもいかず、『子供のお受験が……』と、長谷川さんはずっと悩まれていました」今年10月には別居が明るみに出て、一部では新藤の“パパ活疑惑”も報じられた。当初の家族計画を狂わされた長谷川は、仮面夫婦生活を続けていて――。「最近も、長谷川さんを娘さんの英語教室の送迎でよくお見かけします。娘さんを待っている間、ママ友と近くのカフェでお茶をして、熱心に情報交換していました」(芸能事務所関係者)長谷川が13年間続いた夫婦関係にピリオドを打つ決意を固めたのは、環境の変化もあった。「長女も有名私立小学校に無事合格し、長谷川さんも『もういいかな』という思いが強まっていたようです。1年前から別居して、離婚に向けた話し合いを続けていました。最近ではもう2人が直接話すこともなく、離婚の話も第三者が間に入って進めていました。また仕事も順調で、オファーも次々と入っていて、メディアへの露出も増えています。こうしたことも、離婚する決断を後押ししたのでしょう」(前出・2人をよく知るテレビ局局員)「夫の不実」に耐え続けた長谷川は、新たな人生を歩み始める――。
2021年11月01日《今年12月舞台に出演させていただくことになりました 作品は別役実さんの「受付」です。なんと!二人芝居に挑戦します》10月24日、こうつづったのは小林麻耶(42)だ。昨年1月、三谷幸喜(60)作『罪のない嘘』で初めて舞台を踏んだ小林。新作について《舞台上に最初から最後まで居続け、台詞もたっ~ぷりあるので今から楽しみで仕方がありません》と喜びをつづっている。’18年7月、整体師の國光吟氏と“交際ゼロ日婚”を発表した小林。しかし以降、紆余曲折があった。「昨年11月、レギュラー番組『グッとラック!』(TBS系)を突如降板。そして、所属事務所の契約も解除となりました。夫婦で運営するYouTubeチャンネル『コバヤシテレビ局』で、『番組を降板したのは、ファッションコーナーのスタッフさんからイジメを受けていたから』と説明したものの小林さんは始終笑顔。笑いをこらえ切れない一幕もあり、その異様な雰囲気は波紋を呼びました」(スポーツ紙記者)小林のメディア露出は極めて減ったものの、YouTubeでは夫婦そろって瞑想するシーンをアップするなど夫婦の絆を見せていた2人。ところが今年1月、『コバヤシテレビ局』の生配信を終了することに。そして3月には別居が、続けて7月には離婚協議が『NEWS ポストセブン』によって報じられた。そんななか、今回の舞台出演が決まった小林。4月と5月はブログをほとんど更新していなかったものの、ここ数ヵ月は週6のペースで記事をアップすることも。活動再開に向けて、動き出しているのかもしれない。いっぽう夫の國光はどうだろうか。『NEWS ポストセブン』は彼が小林姓に、そして自身の会社を『株式会社コバヤシテレビ局』に変えたことを報じている。「あれほど幸せそうな2人でしたが、現在『コバヤシテレビ局』での夫婦の生配信アーカイブは非公開となっています。そして國光さんはいま、個人での活動に力を入れている様子。YouTubeのメンバーシップを募ったり、LINE通話で“施術”を行ったりとビジネスに奔走中。6月には一人でインスタライブも行っていました」(前出・スポーツ紙記者)さらに今月3日には、ブログで“期間限定サービス”を告知している。「占い 60分33,000円30分22,000円期間限定30分11,000円除霊 一体110,000円期間限定33,000円」“お試し価格”といったところだろうか?かたや芸能活動、かたやスピリチュアル業。夫婦は別々の道を歩み始めているようだ。
2021年10月29日■前回のあらすじ「1週間、考えてほしい」という夫からの申し出を受け入れた妻。1人自宅に残され、考えていたことは…。■別居1日目、妻が見た夢は…■離婚は結婚するより大変すぎる…!あまりのやることの多さに頭を抱える結果に…。ならばと「離婚しないパターン」のリストを作ることにします。果たしてその中身は…?次回に続く「旦那の不倫を暴いた話」(全51話)は21時更新!コミックライター: 人間まお
2021年10月12日9月30日発売の女性セブンで報じられた、長谷川京子(43)の別居。ネット上では、彼女に対して批判の声も多く上がっていた。しかし、そんななかで恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは「今回の別居報道への批判には、日本の古臭くて嫌な空気を感じます」と声を上げる。その真意とは――。◆長谷川京子さんが家族と住む自宅を出て別居中であると、一部週刊誌が報じました。記事によると長谷川さんが自宅を出て別のマンションで暮らしながら、週末に子育てを担っているそうです。日本では夫婦の別居といえば「夫が自宅を出るパターン」が多いため、長谷川さんの行動に対してはネットから批判めいた声も聞こえてきました。《自分の立場なら子どもを残して出るなんてありえない》《一生女であり続けたいタイプなんだな》《結局、結婚には向いてないんだろうね》などなど。1つは子育ても女性としての生き方も追求する彼女に対して、常に子ども第一で生きる母親としての姿を求めるような声です。また40代になっても色っぽさを持ち合わせた彼女の見た目には、さらに辛辣な声も……。どれも、もっともらしい意見ではあるかもしれません。ただ改めて見ると日本の女性が今も苦しむ、“良い母親信仰”が詰まっているようにも感じます。■「母親が出ていくなんてありえない」と声高に叫ぶ人の根底にあるもの長谷川さんのお子さんは、13歳の長男と8歳の長女の2人。まだまだ自立しているとはいえない年齢です。そうした年齢の子どもを置いて別居する姿に、どうやら一定数の批判が集まっているようです。しかし不思議なのですが、これが男女逆だったら別に「父親失格!」とはなりにくいのではないでしょうか。「母親が出ていくなんてありえない」と声高に叫ぶ人は、その根底に「子育て=母親の役目」「母親=子どもの傍にいるべき。そのほうが双方にとって幸せ」という思い込みの図式があるのだと思います。夫婦関係にだけ問題があって別居になったのであれば、母親が出ていこうが父親が出ていこうが同じ。基本的に、子どもにとっては辛いものです。おそらくはそれを承知で話し合い、別居という選択肢を取っているはず。にもかかわらず“母親失格”とカンタンに言い切ってしまう人が一定数いることに、悲しさすら覚えてしまうのです。■なぜ日本の女性は子を生むと“貞淑な母”を求められるのかまた今回の報道で非常に違和感を持ったのは、彼女の見た目への批判の声です。以前から長谷川さんが色気を漂わせるようになってきたことについて、厳しい声も上がっていました。もちろん人それぞれ好みはあるので、彼女の見た目の良し悪しには言及しません。ただ別居報道の際、「こんな(胸元を強調した)母親は嫌だ」や「子ども生んでまでこんな胸強調してるのは痛い」などの声が出ていたのです。母親が色気をただよわせていることへの非難も多く、非常に複雑な気持ちになりました。たとえばマドンナが今なお露出の多い服装をしていたとしても、「母親なのに下品」といった感想は持たないと思います(もちろん好きか嫌いかは別です)。ちなみに彼女は6人の母親で、すでに還暦を超えています。しかし日本だと子どもを持つ女性がキレイであることは歓迎されても、色気のあることは下品であるとみなされがち。さらには、そうした女性に対して「母親としての資質がない」とみなす価値観もまだまだ多くあります。これは古くからある日本の奥ゆかしさ思想が産んだ、「貞淑な妻」「貞淑な母」といった存在への幻想かもしれません。日本人特有の“母だから”といった価値観によって、別居や服装やボディラインなどに過剰すぎる視線が注がれる現状。そこに、なんとも言えない窮屈さを覚えるのです。■これから増えるかもしれない「母親が出る円満別居」という選択今回の報道では、離婚するかどうかはハッキリ明言されていません。こうした「妻側が家を出るタイプの別居」というのはそこに至った原因がどうあれ、夫婦2人が育児をきちんと分担して取り組んでいるからこそ成り立つ選択だと思います。つまり今までの「男性が家を出ていくタイプの別居」というのは、夫が育児に主体的に参加していないからこそできた選択ともとらえられます。そう考えると共同育児が進むと、今後は妻が育児を担いながら家を出る別居も増えるのではと思っています。少し前だと、篠原涼子さん(48)の別居からの離婚も話題になりました。当初は篠原さん側が家を出る別居に対して、「母親として向いてない」「母親が家を出るなんて……」といった声が多くありました。当人としても悩む部分があっての決断だったと思いますが、「家を出る母=失格」というイメージはそろそろ私たちが手放していくときかもしれません。そして子どもを持とうが持つまいが、自分らしい生き方や見た目の選択が受け入れられる世の中であってほしいなと思うのでした。(文:おおしまりえ)
2021年10月07日9月30日、「NEWS ポストセブン」で家族との別居が報じられた長谷川京子(43)。’08年10月に「ポルノグラフィティ」のギタリスト・新藤晴一(47)と結婚し、2人の間には長男(12)と長女(9)がいる。同サイトによれば、すでに都内の高級マンションで1人暮らしをしているという長谷川。現在は平日と週末に分けて、新藤と子供の世話を分担しているというのだ。9月のある日曜日に長谷川は長女と知人宅を訪問したものの、長女は「ママ、またね!」と自宅に帰宅。一方の長谷川は、自宅とは別のマンションに帰っていく姿が目撃されている。また新型コロナの影響で新藤の在宅時間が増えたことから、夫婦関係に変化が生じたとも伝えられている。家族を置いて単身別居が報じられた長谷川だが、実は今年7月に市村正親(72)との離婚を発表した篠原涼子(48)と“ママ友”でもある。「’17年に放送されたトーク番組で、井川遥さん(45)が仲の良いママ友として長谷川さんや篠原さん、板谷由夏さん(46)の名前を挙げて話題になりました。なかでも長谷川さんと篠原さんは、下のお子さんを同じ’12 年に約1カ月違いで出産しています。さらにお子さん同士が同じ私立小学校に通うなど、何かと共通点が多いのです。同じ“女優ママ”として、日頃から悩みを相談し合っていたといいます」(芸能関係者)本誌は篠原が市村と離婚する以前から、篠原が単身別居をしていたことをいち早く報じてきた。長谷川と同じく夫と子供2人を残して家を出た篠原だが、その“自由ぶり”には批判の声が相次いだ。「篠原さんは市村さんと別居すると、たまにしか自宅に帰らなかったそうです。自宅ではほぼ住み込みの家政婦さんが、子供たちの世話をしていたといいます。さらに篠原さんは、子供の学校行事にも顔を出さなくなったそうです。離婚後は、積極的に育児をしていた市村さんが親権を持つことになりました。さらに篠原さんには、韓流アイドルとの親密な関係も報じられました。そんな篠原さんの行動に対して、『子供が可哀想』という声が相次いだのです」(ワイドショーデスク)■篠原と同じ単身別居でも批判が少ないワケところが篠原と同じく単身別居したという長谷川には、批判の声は少ないというのだ。一体なぜなのか。「長谷川さんは日頃からトーク番組などで、豊富な育児エピソードを披露していることでも知られています。9月には7年半にわたって綴ってきたエッセイが書籍化されたばかり。子供の成長を見守ってきた母親としての長谷川さんの思いが詰まっています。一方、今年で夫婦生活13年目を迎えましたが、夫の新藤さんは’15年に浮気疑惑が写真週刊誌に報じられました。ですが長谷川さんは、現在に至るまでノースキャンダルです。その点は篠原さんと大きく異なるのではないでしょうか。また長谷川さんは’19年に16年ぶりの写真集を発表し、今年5月にはランジェリーブランドを立ち上げるなど仕事に精力的です。そんな彼女のポリシーは、『子供たちに自分の仕事を誇れるように』だといいます」(ファッション関係者)ネット上では、長谷川の単身別居に理解を示す声が上がっている。《お互い子供と自分を大切に出来ていて、経済的に困らないのならそれでいいのでは?》《夫婦が一緒に住んでいることが子供の幸せでもないと思う。冷えた関係で一緒にいてギスギスする方が子供もストレスを感じるんじゃないかな。子供とも会ってコミュニケーション取っているなら別にいいのでは?》《別居しても育児は分担できてて良いと思います。芸能人同士ですし、仕事は不規則。どちらか忙しくない方が育児を多く分担するだけなのかと思います。家を出たから愛情がないとか薄情な母親と言うわけではなく、仕事量から仕方ないこともあると思います》果たして長谷川は、どのようなライフスタイルを思い描いているのだろうかーー。
2021年10月03日私は21歳のとき4歳年上の彼と職場結婚し、2人の子どもを授かりましたが、およそ5年間の結婚生活を経て離婚することになりました。離婚理由は、いわゆる価値観の違いによるもの。慎重に話し合いを重ねたうえで円満離婚となるはずだったのですが、予想外のところで話がこじれることになってしまったのでした。「どうして? 」電話口で問い詰める義母義母との関係はどちらかと言えば良好でしたが、遠方に住んでいたこともあり、離婚話について相談はしていませんでした。しかし、離婚の前準備として別居をし始めたころ、とうとう夫が義母に現状を話したようで、すぐさま義母から私に電話がきたのです。 ちなみに夫はマザコン。義母も子離れできていないのでは? と思うような出来事が、これまでにも度々ありました。電話口で突然「なんで? どうして何も話してくれなかったの? 」ときつく問い詰めてくる義母はこれまでとはもはや別人で、動揺した私はただひたすらに謝ることしかできませんでした。 最後の話し合い。遠方からやってきた義母別居から約3カ月が経ち、話し合いも終盤に差しかかったところで、離婚届を書くため子どもたちを連れて夫の元へ。あれ以来、義母とは連絡を取っていなかった私。最後にもう一度電話をしないとダメかな⋯⋯そんな風に思っていた矢先でした。夫の家に着くと、なんと呼んでもいないはずの義両親の姿が! 夫からも親がくるという話は一切聞いておらず、「なんで!?」と思いました。義母は最初に「あなたから直接話が聞きたい」と言ってきましたが、実際は私に不満をぶちまけにきただけだったようです。 義母主導!?私だけが悪者扱い「お前の我慢が足りないからこうなった」「息子は一生懸命働いて頑張っているのに」と、とにかく私を責め続ける義母。しまいには「養育費なんて払えない」「学資保険は解約して。解約金は息子のお金よね? 」など、夫の金銭の心配をするばかり。そもそも離婚になったのは、元はと言えば夫の金銭感覚の緩さが原因なのに、それを知ってか知らずか、義母は終始「息子は悪くない」の一点張りでした。 おとなしい義父は義母の発言にうなずくのみで、夫は何も言えずにただうつむくだけ。言い返したい気持ちでいっぱいでしたが、子どもたちが見ている前であまり争いたくはなかったのでグッとこらえ、ただただ時間が過ぎるのを待つばかりでした。今となってはあのときどう対応するのが正解だったのかわかりません。 「義母との関係は良好」と思っていたのは私だけで、日ごろから敵意でも抱かれていたのかなと、少しゾッとした体験でした。その後、離婚した元夫には養育費を払ってもらい、子どもたちとも月に一度の面会をしていましたが長くは続かず、音信不通となってしまいました。どちらにせよ、豹変する義母を止められない夫とは別れて正解だったな、とも思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:夏川さほ10歳、8歳、3歳、0歳の男女4人の母。ステップファミリー。元コンビニ店員だが、第4子出産を機に退職し、現在はフリーライターとして活動中。自身の子育て体験談や商品レビューなどを執筆中。
2021年09月06日有吉弘行(47)&夏目三久(37)、星野源(40)&新垣結衣(33)など数々の超大物芸能人が相次いで電撃結婚を発表した2021年。しかし、同時に夫婦生活に終止符を打った芸能人夫婦たちも。本誌はそんな夫婦たちの結婚当時のデート現場を目撃。もう見ることができない貴重なラブラブぶりを写真とともに振り返りたい。■前田敦子&勝地涼(4月23日離婚発表)18年7月30日に勝地涼(34)との結婚を発表した前田敦子(30)。人気イケメン俳優との交際わずか半年ほどでのスピード婚は世間を大いに驚かせた。発表当初、妊娠を否定していた所属事務所だが、本誌はその約2週間後の8月中旬に外出する2人の姿を目撃。スーパーでの買い物を終え、高級外車に乗って自宅マンションへと帰宅した2人。率先してスーパーの袋を持つなど甲斐甲斐しく動く勝地の横には、どことなくお腹が膨らんだ様子の前田の姿が。そしてこの約1カ月後の9月中旬に2人は第一子の妊娠を発表するのだ。互いに支え合いながら、子育てに励む2人だったが次第に不和が報じられるように。昨年7月には別居が報じられ、本誌も勝地が前田との結婚生活について「もうダメ…」と知人に漏らしていたことを報じている。そして今年4月23日、ついに離婚を発表することなったのだ。■鈴木保奈美&石橋貴明(7月16日離婚発表)『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、『恋人よ』(フジテレビ系)など数々の高視聴率ドラマに出演するも、人気絶頂の98年11月に突如、石橋貴明(59)との再婚、妊娠を発表し、芸能界引退も宣言した鈴木保奈美(55)。その後3人の娘を出産し、専業主婦として子育てに専念していた鈴木だが、11年には大河ドラマで女優業を本格液に再開。再び人気ベテラン女優として不動の地位を築くのだが、裏では石橋の“束縛”に頭を悩ませていた。女性誌のインタビューでは190平米を超える豪邸に自室がないことを明かし、石橋から“深夜帰宅はNG”“共演者と仲良くするな”と厳しく言いつけられていると報じられたことも。そして昨年7月には個人事務所を設立し、今年7月16日に石橋のYouTubeチャンネルで離婚を発表したのだ。3人の娘の子育ても一段落したところで、ケジメをつけたということなのだろうか。そんな2人にも仲睦まじいひとときが。2011年8月14日、鈴木の誕生日であるこの日、2人は東京・青山にある高級家具店へ。女優復帰したばかりでもある妻に石橋はイタリアの超高級家具メーカー・カッシーナの家具をプレゼントしていた。鈴木も満面の笑みでで喜んでいる様子で、離婚の予感をまったく感じさせないデートだった。■篠原涼子&市村正親(7月24日離婚発表)7月24日、約16年間に及ぶ市村正親(72)との夫婦生活にピリオドを打ったのは篠原涼子(48)。05年12月の結婚発表当時、25歳差という年の差婚は世間に衝撃を与え、案じる声も少なくなかったが、2人の子宝に恵まれ、芸能界屈指のおしどり俳優夫婦に。14年には市村が胃がんを患うなど試練も訪れるが、篠原の献身的な看病もあって無事に乗り越え絆はますます強固なものに。本誌もそんな2人の”強い絆”を何度も目撃している。胃がんの手術を終えて市村が退院した14年8月中旬、市村と腕を組みながら自宅近所を仲良く歩く篠原の姿を目撃。胃がんの手術を終え、退院したばかりの夫を労うデートだったのだろう。その後も、18年4月には都内の有名私立小学校に入学した次男の入学式に市村、長男と家族4人で出席する姿も。ネイビーのスーツに身を包んだ篠原の姿は幸せそのものだった。しかし、2人にも徐々にすきま風が。篠原の“夜遊び”が報じられるようになり、昨年7月には本誌が自宅マンションからほど近くにある高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃。所属事務所も別居は認めたものの、離婚は強く否定。しかし、その後も別居生活が解消されることはなく、結局離婚することに。その幕切れはあまりにもあっけないものだった。
2021年08月21日7月24日に離婚を発表した篠原涼子(47)と俳優の市村正親(72)。離婚後の親権は市村が持つと明らかになったが、そうした決断を受けて篠原に対するネガティブな意見も見られた。だが世間の批判に、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは「違和感」を感じたという。その正体とは、いったい何だったのか。近年、増える「卒婚」の正体について語ってもらった――。◆女優の篠原涼子さんと俳優の市村正親さんが、15年の結婚生活に終止符を打つと発表しました。離婚後の親権は、市村さん側が持つとのこと。今後は互いにそれぞれの立場で、父と母という役割を全うしていくようです。篠原さんは今後も女優業に邁進するようですが、日を追うごとにそのネガティブ報道は強まっているような……。そこには、思わぬ“思い込み”があるような気もするのです。■「親権は父親」に対する違和感の正体は今回の離婚報道が出た際、まず多くの人が首をかしげたのは「親権を持つのが市村さん側である」ということです。一般的に離婚後の親権は妻側になることがほとんどであり、今回のケースも「円満なのになぜ夫側が親権を?」と思った方も少なくなかったようです。筆者もこの選択には若干、引っかかる部分がありました。しかし、改めて考えると「むしろ円満な離婚だからこそ、親権を夫にする」という決断ができたのかなと思えなくもありません。離婚後に上がった篠原さんへの批判の声。そこには、私たちの中にまだまだ “母親バイアス”が掛かっているような気がしてならないのです。母親は子どもの親権を取るのが普通。母親なら恋愛にうつつを抜かすべきではない。などなど、当たり前に思っている節はないでしょうか。そういった思い込みと向き合いながら篠原さんや市村さんの選択を見ると、本当はより個人にフォーカスをした決断なのかもしれません。ここ数年、「卒婚」という言葉が一般的になりつつあります。結婚を卒業するという意味で使われますが、何を持って卒業とするかの定義は曖昧です。ただ「相手が嫌になった」というだけでなく、「自分のより良い人生を考えた結果、パートナーが必要ない」と考えたときに卒婚となるようです。そしてこの選択の多くは、子どもという真正面からエネルギーを向ける相手が成人したタイミングなどで起きやすいようです。篠原さんの場合、お子さんはまだ中学生と小学生。ふと考えると、これも1つの“卒婚の形”なのかなと思えてきます。篠原さんを“女優”や“母“として見るのではなく“1人の働く人”として見ると、違った見え方ができるからです。■不仲じゃなくても離婚する時代へ篠原さんは現在、47歳。企業の立ち位置で考えれば、脂が乗った働き盛りの時期です。20代と30代を走り続けて大きな成果をバンバン出してきたのであれば、40代はさらにもっと仕事がしたい、もっと成果を出したい、もっともっと自分を高めたい……。そんなふうに思う人も多いでしょう。しかし、そこに立ちはだかる2つの壁があるとしたら……。1つは子育て、もう1つは年上夫のサポートです。子育ては自分たちの選択ですから当然、向き合い続けるべきものでしょう。ただ年を重ねてきた夫のサポートとなると、話は別。愛し合ったパートナーだけど、気がつけば自分の進みたい道とは合わない。自分の望む自己成長とのスピード感も合っていない。そう考えたとき、今後の関係を見直そうと思うのは自然な流れではないでしょうか。また別居期間が1年と長かったのも、決断を後押ししたかもしれません。別居してみたら意外と家庭はきちんと回っているし、自分も子どもも関係が崩れるわけじゃない。そうなったときに「じゃあ離れた場所で子育てには今後もコミットし続け、普段は自分の役者人生にコミットしたい」と考えるのも、なくはないでしょう。とはいえ夫が自分よりも先に老いて、サポートが必要になること。そして夫と自分のエネルギッシュさにいつか差が出ることは、年齢差がある以上はわかっていたこと。それが現実になったとき、「やっぱり違った」と手放すのはややドライすぎるような気もします。ただそうした彼女に対するネガティブな考え方の根底にも、もしかしたら私たち一人ひとりの中にある“母親バイアス”があるのでしょうか……。(文:おおしまりえ)
2021年08月14日離婚を発表した大物カップル2組。妻はともに人気女優というほかに、ある共通点が。奪ってまで欲しい人だった夫に、自分から三行半をーー。「7月16日に石橋貴明さん(59)と鈴木保奈美さん(54)、7月24日に市村正親さん(72)と篠原涼子さん(47)と、立て続けに大物芸能人夫婦が離婚を発表しました。じつは2組には不倫を経て結婚に至った“略奪婚”という共通点があるんです」そう語るのは、All About恋愛ガイドの石田陽子さんだ。【略奪した人・鈴木保奈美(54)×結婚していた人・石橋貴明(59】1998年12月入籍/2021年7月離婚’98年10月30日に石橋は前妻と離婚成立。11月13日に入籍。14日に鈴木と結婚会見をしたが、妊娠3カ月 だった。“6月に妻に離婚届を渡し、鈴木とは8月に交際を開始したので不倫はない”と石橋は主張したが、前妻は本誌に「不倫をしたんですね」と語っている。【略奪した人・篠原涼子(47)×結婚していた人・市村正親(72)】2005年12月入籍/2021年7月離婚’01年、舞台『ハムレット』での共演をきっかけに親密に。’03年には、市村は舞台女優の妻と別居後に離婚。2人は’05年に結婚したが、結婚16年目にして離婚。コロナの家庭内感染を防ぐためと説明した別居報道から1年たってのことだった。親権は市村へ。「仕事を通じて、魅力的な異性に会う機会が多い芸能界は、“略奪婚”カップルがとても多いんです」(石田さん・以下同)略奪婚した夫婦も時間を経れば、おしどり夫婦として認知されることもある。婚姻期間23年の石橋と鈴木、16年の市村と篠原の両カップルも、そう思われていたのだが……。「鈴木さんはテレビ番組で『豪邸に自室がない』『深夜帰宅NG』と話していました。若いころなら夫から守られているとうれしく感じるかもしれませんが、自立した妻からすると、仕事より家庭優先という圧力を感じます。正直、離れたくなる要素が満載です」一方、篠原は昨年7月に夫と子どもを残して、マンションで独り暮らしをしていると本誌がキャッチ。「別居生活が続いているうちに、一人時間の快適さ、心地よさを手放せなくなったのでは」離婚に至った2組の共通点は仕事が充実していること。そして妻から別れを切り出したと伝えられていることだ。「略奪婚をした女性に多いのは、仕事を通じて、年上の既婚男性に尊敬の念を抱き、それが恋心に変わるというパターンです。逆にいえば、夫に対する尊敬が薄まったとき、妻の愛も消えるのかもしれません」市村の主演舞台で、篠原は市村に出会った。舞台初出演だった篠原を、すでにベテラン俳優だった市村が演技指導したという。一方、石橋は鈴木と結婚した’98年の長者番付の芸能部門1位。日本のトップに君臨する人気タレントだった。「だが、今や篠原さんはトップ女優。鈴木さんも精力的にテレビドラマに出演する一方、石橋さんはテレビの世界からフェードアウトしました。立場が“逆転”するにつれ、尊敬とともに愛も薄れ、今まで許せていたことも気にかかるようになったのかもしれません」奪ってまで欲しかった人に、飽きてしまったということか。
2021年08月11日ワンオペ育児は大変で、人手が増えればラクになる。そんな定説に一石を投じたのが、コミック『転勤から帰った夫との夫婦仲』です。単身赴任中の夫と離れ、ひとりで仕事と育児、家事をこなす日々を送る主人公は、夫と同居すれば毎日がラクになると思っていました。でも、実際は…。物語が進むにつれ、夫婦の間で広がっていく“理想”と“現実”のズレ。読者からは「まさにそれ!」と、共感の声が多く寄せられました。■「育児は思い通りにいかない!」が理解できない夫にイライラ主人公は、銀行員として働く藍子。夫と娘の3人家族ですが、夫は4年前から単身赴任をしていました。ワンオペ育児と仕事の両立にようやく慣れた頃、夫が戻ってくることに。藍子は、夫と一緒に子育てできるとホッとしたのですが…。今まで子どもと一緒に生活してこなかった夫は、育児に対して小言ばかり。藍子には、ストレスが溜まっていきます。そして…!別居していた時より手は足りているし、夫も家事をやってくれている。それなのに、「家事をすれば好きなことをしてもいい」と考えている夫に、モヤッとしてしまうのでした。■「やるべきことはやったのに!」いつも不満げな妻にイライラ<妻目線>で描かれていたコミックは、ここから<夫目線>に切り替わります。相手の立場になることで、見えてくる新たな真実。夫には、妻の言動がどう見えているのでしょうか?子どもとの生活は、予定通りにいかないことばかり。そんな中、休日に気分転換でもしようと、夫はジムに出かけることにします。そのために、妻が寝ている間に料理、掃除をするのですが…。やるべき家事をきちんと済ませたにもかかわらず、ジムに行くことに対して怪訝な面持ちの妻にうんざり。せっかく家族みんなで暮らせるようになったのに、夫婦揃って互いの行動に違和感を抱いていたのです。■母親には休みがないのに! マイペースな夫への不満が爆発コミックの読者からは様々な意見が寄せられましたが、なかでも多かったのは“母親には休みがないこと”について、夫に理解を求める声でした。・子どもの親に終わりなんかないのに「まだやらないといけない?」って言い方にめちゃくちゃ腹が立ちます。あなたは父親じゃなく、ボランティアスタッフなんですか?・子どもを相手にしていると、予定通りに進まない事ばかり。世のお父さん方、「1日家に居るのに」と言う考え方はもういい加減やめてほしいです。主婦の仕事はやってもやっても終わりはないです。子どもや夫、加えて家の細々とした仕事を優先して、自分の事などやる時間は皆無です。一方で、家事を済ませてから出掛ける夫に不満を抱く妻に対しては、賛否両論ありました。・これは奥さんが自分勝手では?朝から朝ごはん作り、掃除、その後にジムに行って何が悪いんだろう。「好きなことしたい」って言うなら、早起きして旦那が家事している間にやればいいのでは。・家事、育児やったから、ジム行ける?じゃあ妻が、家事、育児やった後には何をやらせてくれるの?どうしてもジム行きたいなら、丸一日、妻を自由にさせてやった翌日に行ってほしい。■夫の単身赴任経験者からは、赤裸々な本音も!またコミックと同じ、夫の単身赴任経験者の方からは、リアルな本音が届きました。・夫は家事を全くやらず(専業主婦だったので特に不満でもなかった)、子育てにもさほど関心がない。別居くらいの距離感でちょうど良かったので、帰って来られるのが憂鬱。いつまでも独身と同じ生活をしていて羨ましい。・現在、単身赴任中で休日に自宅に戻るのですが、単身赴任する前は当たり前に育児家事やってくれたのに、単身赴任をきっかけに宿泊施設のお客様のような振る舞いです。単身赴任生活をしながら重圧のある仕事をする大変さもわかりますが、だからといって家族を蔑ろにするのはいかがなものかと思います。・単身赴任から5年半経って夫が帰任。そこにコロナ禍の在宅勤務が重なって、いろいろモヤモヤしました。家事もやってくれたので感謝するようにしていましたが、遠方への転勤が決まり、今はまた単身赴任になって、毎日とってもスッキリしてます。コミックに登場する夫婦は、この後どんな結末を迎えるのでしょうか。ふたりが下した決断は、ウーマンエキサイトに掲載されています。
2021年08月08日「パっと見では杏樹さんだとわかりませんでした。ロングヘアの印象があったので……」(近所の住人)7月下旬の昼下がり、都内で撮影をしていたのは鈴木杏樹(51)。ショートヘア姿で、あまりの猛暑に時折顔をしかめる表情を見せながらも、監督の指示を真剣に聞き、熱心に撮影に取り組んでいた。鈴木といえば、昨年2月に俳優の喜多村緑郎(52)との“ラブホ不倫”が報じられている。「’13年に外科医だった夫と死別していた杏樹さんのまさかの不倫。喜多村さんは“独り身になるつもり”だと杏樹さんに話して口説いたといいます。報道後、杏樹さんは自身のラジオ番組で涙ながらの謝罪をしました。ただ喜多村さんの妻で元宝塚の貴城けいさん(46)の怒りはなかなか収まらなかったようで、夫妻は別居したとの報道もありました」(スポーツ紙記者)その後、夫妻は離婚こそしていないというが、別居解消の声も聞こえてこない状況だ。一方の鈴木は心機一転とばかり、昨夏に髪をバッサリ。しかし仕事面でのダメージは大きかった。「不倫騒動以来、しばらくラジオ以外の仕事をしていませんでした。10カ月後の昨年末になってやっとバラエティでテレビ復帰。今年に入ってからはようやく女優としても再始動しています。そちらはテレビでなく配信ドラマ。Amazon Prime Videoの『ホットママ』と言う作品でレギュラー出演しました」(前出・スポーツ紙記者)ある芸能関係者はこう分析する。「不祥事などを起こした俳優が配信ドラマで復帰するケースは多いです。スポンサーの目を気にする必要がある地上波に比べて出演のハードルが低いからでしょう」本誌がキャッチした冒頭のロケも、配信ドラマの撮影だった。篠原涼子(47)主演の『金魚妻』(Netflix・年内配信予定)だが、実はこの作品、不倫ドラマなのだ。「マンガ原作で、人妻が不倫愛に走るストーリー。原作は性描写が多く、不倫する女性たちの事情や心理も細かく描かれています。それを篠原さんが演じるというので話題です」(ドラマ関係者)ということは、鈴木も不倫を?「さすがに杏樹さんは不倫する役ではないんです。出演シーンはほんの少し。制作側は“こんなところに鈴木杏樹が出てる!”というサプライズ感を狙っているようです」(前出・ドラマ関係者)少しの出演とはいえ、ドラマの内容が内容だけに報道を思い出さずにはいられないが……。「昨年末にバラエティ番組に出た際にも、出演者にやんわりと“ラブホ”いじりをされていました。杏樹さんはいじられるのは仕方ないと腹をくくっているのかもしれませんね」(前出・芸能関係者)開き直って“新生・鈴木杏樹”として再起の道を歩み始めているようだ。
2021年08月03日「まだ市村さんの長男であることは正式には発表されていませんが、ミュージカルファンたちの間では“初の親子共演では!?”と話題になっています」(舞台関係者)7月1日、10月7日から本公演が開幕するミュージカル『オリバー!』の子役キャストが発表された。総勢54人の子役が並ぶ中、そこには思わぬ名前が――。市村正親(72)の長男(13)が出演するというのだ。「市村さんはフェイギンというギャング団の頭領役として出演し、息子さんはその一味を演じます。彼が舞台に出演するのは初めてだといいます」(前出・舞台関係者)父親との初共演には長男も胸を躍らせていることだろう。しかし、いっぽうで両親はその約3週間後に苦渋の決断をくだす。7月24日、市村と篠原涼子(47)は15年半の結婚生活に終止符を打った。「市村さんは、昨年からコロナ禍での家庭内感染を防ぐために別居生活を始めたことで“新しい家族のカタチ”を考え、決断したことをコメントの中で明かしていました」(スポーツ紙記者)本誌も、市村と2人の息子が住む自宅からほど近くにある高級賃貸マンションに帰宅する篠原の姿をたびたび目撃している。そのつど、篠原の所属事務所は市村との不仲を否定し、期間限定の別居であると本誌に強調していたが、そのまま離別することとなった。離婚に際し、慰謝料も財産分与もないということだが、市村にはどうしても“譲れないもの”があった。息子2人の親権だ。市村がコメントで《人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました》と綴っていることからもその強い意志がうかがえる。それもそのはず、市村は老体に鞭打ちながら息子たちに全身全霊で愛を注ぎ続けてきた。■2人の息子は「パパみたいな役者になりたい」「市村さんは、長男が生まれる時期に合わせて3カ月の産休を取り、篠原さんの母親学級にも一緒に付き添ったといいます。料理をはじめ、休日には息子さんが自宅で座る椅子も自分で作ったそうです。還暦目前で初めての子宝に恵まれたことが本当にうれしかったのでしょう」(市村の知人)市村はかつてインタビューでこう喜びを爆発させていた。《生まれたばかりの息子を抱いたとき、僕は『ああ俺の子だ、俺の次世代の人間だ』って強く思った。そして、『おまえのこと、59年間待ってたんだよ』ってささやいていましたね》(『AERA with Baby』’10年10月号)そして、’12年2月には次男が誕生。成長した息子たちは、徐々に市村の仕事にも興味を持ち始める。「市村さんが舞台に出演すると、2人はよく見に行ったそうです。 特に長男はミュージカルにハマり、市村さんの出演が決まると大喜びしたといいます」(前出・知人)そして、2人ともいつしか父親の背中を追うように。市村はこう語っている。《将来は、2人ともパパみたいな役者になりたいそうで。上の子ははっきりと「自分はこの世界で生きたい」と言っていますし、下の子は「僕はパパがやった役を全部やりたい」って》(『婦人公論』’20年4月14日号)市村もそんな息子たちの思いに全力で応えていたという。「2人とも自分と同じ道に進みたいと思ってくれたことが市村さんはうれしかったようで、自宅ではよく2人の発声練習を指導しているそうです。また長男はクラシックバレエやタップダンスも習っているといいます」(前出・知人)■「子供たちの前じゃ手は抜けないだろ、市村!」出産後は女優業をセーブし、母親として全力で家庭を支えてきたのは元妻の篠原も同じ。しかし、息子たちの成長とともに彼女の“自我”が顔を出し始める。「篠原さんは子育てがある程度落ち着くと、毎年のように主演作を抱えるように。市村さんは『母親はできれば子供のそばにいてほしい』と思いながらも、女優業に生きがいを感じる妻の生き方を尊重していました。しかし、次第に篠原さんは打ち上げなどで遅くまで家に帰らないことが増え、市村さんともしばしば言い争うようになりました。市村さんと別居すると、自宅にはたまに帰るのみで、代わりに家政婦さんがほぼ住み込みで、息子たちの面倒を見るようになったそうです」(篠原の知人)別居中の昨年7月下旬、息子たちが通う私立小学校の保護者同伴の説明会に出席する市村の姿を本誌は目撃。ほとんどの子供は両親と参加していたが、そこに篠原の姿はなかった――。そして、溝を埋めることができないまま離婚を選んだ市村と篠原。72歳という年齢でありながら、市村が親権を死守した陰には、息子たちへの“継承”が影響していると、前出の知人は言う。「市村さんの年齢でやんちゃ盛りの男の子2人を育てるのは体力的にもかなりしんどいはず。しかし、市村さんにはミュージカル俳優の大先輩として“自分が息子たちを後継者として育てないといけない”という使命感があるといいます。もちろん篠原さんも息子たちの夢は応援していると思います。しかし、彼女のライフスタイルを考えた市村さんとしては“涼子には任せておけない”という思いもあるそうで、親権を獲得することで公私とも責任を持つ“最後の意地”を見せたのではないでしょうか」市村は『オリバー!』出演に際し、こう意気込んでいる。《72年生きてきて、芸歴50年になろうとする僕の、「それでもまだこの男はもがいているぜ」「輝いているぜ」って姿を子供たちに見せるために、神様が采配してくれているんじゃないかなと思います。そして僕に対しても、「子供たちの前じゃ手は抜けないだろ、市村!」と言っている気がしますね》(『ステージぴあ』’21年7+8月号)ミュージカルを舞台に、市村の“子育て第2章”が今、幕を開けようとしている――。
2021年08月02日うだるような暑さに包まれた7月下旬の昼過ぎ。美容室から元気よく姿を現したのは篠原涼子(47)。この日、都内では篠原が主演するドラマ『金魚妻』(Netflix)の撮影が行われていた。炎天下の撮影にも苦しそうな表情一つ見せることなく、笑顔で役を演じ切る篠原。その顔つきにはどこか吹っ切れたような潔さがあった――。「『金魚妻』は人気漫画の実写化作品で、年内放送予定。篠原さんは美容室を経営する夫との関係に亀裂が生じたことから、別の男性との“不倫愛”にのめり込む主人公を演じます」(テレビ局関係者)そして、冒頭の撮影から数日後の7月24日。まるでドラマをなぞるように篠原も“自由”になる決断を下した。市村正親(72)との離婚を突如、発表したのだ。所属事務所を通じて直筆署名入りのコメントとともに離婚を発表した篠原と市村。《今の私があるのも市村さんの大きな力のお陰だと思い感謝しております》(篠原)《涼子との出会いは私の人生最大の喜びです。そして可愛い子どもたちと出会わせてくれたことを心から感謝しています》(市村)と、コメントの中でお互いへの感謝をつづった2人。慰謝料も財産分与もないとした。約16年の結婚生活に終止符を打ったわけだが、“円満”とはいかなかったようだ。息子2人の親権を市村が持つというのだ。市村はこうコメント。《尚、人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました》強く親権を望んだという市村。そこには篠原との間にできた埋めがたい“溝”があった――。■亀裂生んだ篠原の“夜遊び”’01年9月に共演した舞台をきっかけに距離を縮めた2人だが、波乱の幕開けだった。「交際当初の市村さんは妻帯者で、’03年5月の離婚後に正式に交際をスタート。’05年12月に結婚しましたが、一部では“略奪婚”と呼ぶ声も」(スポーツ紙記者)その後も2人は次々と立ちはだかる“障壁”を手を取り合いながら乗り越えていく。「篠原さんは常に市村さんの体調を気遣い、’14年7月に市村さんが胃がんを患った際は、献身的に看病しました。市村さんもそんな篠原さんに感謝しきりで、『妻は理想のタイプそのもの』と仲間によくのろけていたそうです」(舞台関係者)’08年と’12年には男児を出産し“ママ女優”としても不動の地位を築いた篠原。このまま幸せな結婚生活が続くと思われたが、徐々に“すきま風”が吹き始める。「2人の子供が成長するにつれて、篠原さんの“夜遊び”が目撃されるように。泥酔し、バーで市村さんへの愚痴をぶちまける姿や、’16年には江口洋介さん(53)との深夜焼き肉デートが報じられていました。その後も彼女は夜にカラオケに行くなど改まる様子はなく、2人の関係はどんどん冷え切っていったそうです」(芸能関係者)そして、2人は決定的な“亀裂”のときを迎える。昨年7月、本誌は市村と2人の息子が暮らす自宅マンションから10分ほどの場所にある家賃80万円ほどの高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃したのだ。当時、篠原の所属事務所は別居を認めたものの、コロナ禍での感染防止策であるとし、市村との不仲も否定。篠原が抱えているドラマの撮影終了後には同居を再開すると本誌に強弁し、“夫婦円満”だと主張していた。しかし、“実態”は違ったようだ。■缶ビール片手に帰宅…満喫した高級マンションの別居生活「ご飯を届けに自宅マンションに戻ることもあるそうですが、ここ1年は基本的に別居状態だといいます。子供の面倒は市村さんとほぼ住み込みで世話をしてくれる家政婦さん任せだと聞いています。別居中、長男の学校行事にも篠原さんはほとんど顔を出さなかったそうです」(篠原の知人)そして、今年5月末も、仕事終わりの午後10時過ぎ、昨年と同じ高級マンションへと帰宅する篠原の姿を本誌は目撃。その手には缶ビールの入った袋が提げられていた。まるで“夫に子育てを任せ、一人で生きていく”という決断を下したようであった。別の日には自宅マンションに戻り、習い事へ向かう長男に付き添う篠原の姿を目撃した。しかし、この日は大阪での舞台出演のため市村が自宅を不在にしていた。市村との共同生活はすでに彼女の頭にはない様子だった――。その際も所属事務所は「別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」と本誌に言い逃れしていた。不仲を隠す目くらましとして続いた別居生活。市村も離婚コメントの中で、こうつづっている。《作品が続いたことで別居が基本の生活スタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました》市村に育児を“丸投げ”し、独り身を選んだ篠原。そこには彼女の“自由奔放”な生きざまがあるという。「市村さんとしては篠原さんの仕事を尊重しながらも、“母親として子供たちのそばにいてほしい”という思いを常に抱いていたそうです。しかし、篠原さんは仕事が大好きで、自分の時間が欲しいタイプ。確かにコロナをきっかけに別居を始めたのかもしれませんが、一人で過ごす時間は想像以上に快適だったようです。女優業を最優先に、離婚後も自由に生活していくのではないでしょうか」(篠原の知人)離婚後も子育てには協力するという篠原だが、“母の品格”には疑問符がつくばかりだ――。
2021年07月28日「親権に関しましては父の背中を見せて育てていきたいとの市村氏の希望と父のようにたくましく育って欲しいとの私の願いが一致し市村氏が持つことを子供たちとも話をしまして決定致しました。私も、これまで以上に母として子供たちとふれあい、話し合い力強く支えていきたいと思います」こうコメントを発表したのは篠原涼子(47)だ。7月24日、彼女は市村正親(72)との離婚を発表した。また子供の親権は市村が持つとも明かしている。2人は05年12月に結婚。そして08年5月と12年2月に、それぞれ男児が誕生している。順風満帆に思われたが、次第に“夫婦不和”がささやかれることに。そして昨年8月、本誌は2人の別居を報じた。「篠原さんは自宅ではなく、1カ月以上の利用から借りることのできる高級賃貸マンションで生活。家賃は1LDKでひと月当たり80万円ほどで、20年3月の初頭から一人暮らしをしています。別居以来、市村さんが2人のお子さんの面倒を自宅で見ているそうです」(2人と親しい知人)結婚15年目にしての別居報道。当時、本誌が篠原の所属事務所に確認するとこう答えていた。「篠原が市村さんと別居をしていることは事実です。しかし、不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」あくまで「コロナ禍による別居」だとしたが、しかし篠原が家を出たのは都内で少しずつ感染者が出始めたころ。そして「ドラマの撮影が終了次第、別居を解消する」とのことだったが、本誌は今年5月、篠原が自宅でなく別宅を出入りしている様子を目撃。依然として別居生活が続いていたのだ。その際も事務所は「篠原が今も別宅で生活していることは事実です」といい、長引く別居は“家族の新型コロナ感染を防ぐため”とのこと。また『金魚妻』(Netflix)といったドラマの撮影も影響しているとコメントしていた。そして再び、「決して不仲が原因ではありません。仕事が落ち着き次第、別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」と強調していた。■女優欲、そして「1人になりたい」という気持ち「篠原さんは仕事が大好きで、出産した後もかなり早めに女優復帰。息子さんたちが成長してからは仕事量をさらに増やし、ほぼ毎年、主演作品を抱えている状況です」(テレビ局関係者)しかし、その”女優欲”が夫婦に溝を生んだのかもしれない。「家庭を大切にしたい市村さんには、篠原さんの女優業を応援しながらも“母親は子供たちのそばにいてあげてほしい”という思いもあったそうです。またここ数年、篠原さんが夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村さんへの愚痴をこぼす姿が報じられたこともありました」(前出・テレビ局関係者)また篠原は『文藝春秋』’15年10月号で、「時には一人だけの時間が欲しいとないものねだりをしてしまいますけど、今のこの幸せがもしなかったら、と考えるとものすごく怖くなりますね」と語っていた。「別宅で生活するうちに、一人で過ごす時間の“居心地の良さ”に気づいたのでしょう。市村さんが親権を持つということですし、篠原さんはいっそう仕事に没頭できるようになります。それだけに、今後は今まで以上に自身のキャリアを優先することになりそうですね」(前出・テレビ局関係者)離婚コメントで「私たちなりの新しい形・環境を作って参りたい」ともつづっている篠原。新天地に向かって歩み始めたばかりだ。
2021年07月24日7月24日、篠原涼子(47)が市村正親(72)と連名で離婚を発表した。篠原と市村は’01年に舞台での共演をきっかけに交際を始め、’05年に結婚。’08年に長男が生まれ、’12年に次男が誕生した。2人の所属事務所によると子供たちの親権は市村が持ち、慰謝料や財産分与はないという。離婚した理由について、市村は《昨年のコロナによって撮影中は家庭内感染を防ぐ事からも、別居し役者業に取り組む生活をするようになりました。しかし作品が続いたことで別居が基本のスタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました》とコメントしている。篠原が市村と別居生活を始めたのは、昨年3月初頭。その間、篠原はNHK連続テレビ小説『おちょやん』や主演を務めるNetflix配信ドラマ『金魚妻』などの撮影で多忙を極めていた。かつて子供が産まれた後も夫婦で仲睦まじくデートする姿を本誌は目撃したが、いつしかすれ違いが生じてしまったようだ。篠原が女優業に邁進するいっぽうで、1年以上にわたり別居生活を送る様子を本誌はいち早く報じてきた。昨年7月、黒いキャップを目深にかぶり、サングラスにマスク姿で都心にある高級賃貸マンションの地下駐車場に現れた篠原。待機していた事務所の送迎車に飛び乗っていったが、辺りを警戒する素振りが印象的だった。いっぽう本誌は、市村が1人で育児に励む姿もたびたび目撃している。長男と次男が通う有名私立小・中学校へ子供たちを送迎し、保護者が参加する説明会にも足を運んでいた。しかし、そこに篠原の姿はなかった。「篠原さんが生活するマンションは1カ月以上の利用から借りることのできる高級賃貸マンション。家賃は1LDKでひと月当たり80万円ほどだといいます。いっぽう市村さんやお子さんたちが暮らすマンションには、食事など身の回りの世話をしてくれる家政婦さんがいるそうです。市村さんは篠原さんがいなくても、子供たちに不自由な思いをさせないよう務めていました」(篠原の知人)その後、年が明けても夫婦の別居生活が解消されることはなかった。今年5月下旬の午後10時すぎ、缶ビールや食料品が入ったビニール袋を片手に“別宅”へと帰路に着く篠原の姿があった。しかし6月上旬には、家族たちが暮らす自宅マンションに帰る篠原の姿を本誌はキャッチ。長男と現れた篠原は手をつなぎながら、笑顔で習い事に向かう息子に付き添っていた。だが市村は大阪での舞台出演のため不在であり、篠原の“一時帰宅”によって夫婦が揃うことはなかった。離婚発表に際して、《これまで以上に母として子供たちとふれあい、話し合い力強く支えていきたいと思います》とコメントした篠原だが、72歳で2人の子供の親権を持つことになった市村の重責は計り知れない――。
2021年07月24日元フリーアナウンサーの小林麻耶(41)が整体師の夫・國光吟氏(37)と離婚協議に入ったと7月1日に報じられた。『NEWS ポストセブン』によると彼女は周囲の声もあり、決断することにしたという。18年7月、“交際ゼロ日婚”で話題となった2人。しかし昨年11月、暗雲が立ち込めることに。彼女がレギュラー番組『グッとラック!』(TBS系)から突如降板することとなり、所属事務所の契約も解除されたのだ。そして、小林は國光氏とともに運営しているYouTubeチャンネル『コバヤシテレビ局』で“真相”について口を開いたがーー。「小林さんは『番組を降板したのは、ファッションコーナーのスタッフさんからイジメを受けていたから』と発言。さらに事務所の社長に守ってもらえなかったとも明かしました。しかしずっとニコニコしており、ときに噴き出す場面も。その異様な雰囲気に驚く視聴者もいました」(スポーツ紙記者)以降も夫婦は“我が道”をひたすら進んでいく。平日は毎日YouTubeで生配信をし、約15分もの間、瞑想する回は特に話題を呼んだ。「國光さんは昨年8月、単独のYouTubeチャンネル『あきら。AKIRA』で『再生するだけでダイエット』という動画をアップ。それは、タイトルの書かれた紙が映され10分近く無音が続くというもの。この『再生するだけで◯◯』はシリーズ化されており、その効果をいぶかしむ声もたびたび上がっていました。それでも小林さんは國光さんに心酔しており、その後も『コバヤシテレビ局』に2人で生配信動画を公開し続けていました」(前出・スポーツ紙記者)2人の世界に閉じこもっていくようにも見えた矢先、思わぬ事態が。今年1月、2人は『コバヤシテレビ局』での生配信を終えると発表。そして3月、『NEWS ポストセブン』によって別居が報じられた。「別居報道とともに、國光さんが小林姓に改めたことも報じられています。しかし小林さんはホワイトデー以降、ブログで國光さんに言及していません。さらに毎日のようにブログを投稿していたにもかかわらず、4月は25日もの間、更新をストップ。5月9日からは1ヵ月近く記事をアップすることはありませんでした。さらに『コバヤシテレビ局』の、生配信動画のアーカイブは現在非公開となっています。國光さんは自身のYouTubeチャンネルの名称を変え、そこで新たなビジネスをスタート。心機一転したかのようにも見えます」(テレビ局関係者)小林は離婚協議が報じられた当日、2つの記事をブログにアップ。しかし、報道については一切触れていない。「下半期もよろしくお願い致します!」とつづっているが、その心中はいかに。
2021年07月01日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”がーー。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。今年4月、勝地涼との3年弱の結婚生活に終止符を打った“あっちゃん”こと前田敦子。新婚当初から幾度となく夫婦不和が噂されてきた2人だが、本誌は離婚直前に決定的な出来事を取材していたーー(以下、2021年2月16日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「勝地さんは、親しい友人らと毎晩のようにオンラインゲームに興じているそうです。実はこれ、前田さんと別居する前からの日常なんです。以前はお店などに集まって、仲間たちとゲームをしていましたが、コロナ禍のステイホーム生活になってからは『荒野行動』や『フォートナイト』などのバトルロイヤル系のオンラインゲームを楽しんでいるといいます」(勝地の知人)現在、離婚協議中であることが報じられた前田敦子(29)と勝地涼(34)夫妻。昨夏の本誌では、勝地が親しい仲間に「もう、ウチらはダメですよ。終わってるんで」と、前田との夫婦関係の修復が難しいと漏らしていたことも報じている。新年を迎えたが、結局、夫婦仲が元に戻ることはなかったようだ。「同居当時、慣れない育児に2人とも余裕がなくなり、“イクメン”を目指した勝地さんは、精神的に不安定になる前田さんへの接し方がわからなくなってしまって落ち込んだそうです。ふさぎ込んだ彼は、友人と会って時々飲んだり、愚痴ったり、ゲームでストレスを発散するしかなかったようです。そんな勝地さんの態度に前田さんはひどく怒っていたといいます。別居後、しばらくは彼女が仕事の際は勝地さんが自宅に戻って息子さんの面倒を見ることはあったそうです。ただ、彼の休みの日は相変わらずゲーム三昧だと聞いて、呆れ果てていたそうです」(前出・勝地の知人)本誌は昨年7月、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に前田が出演した際、長男を楽屋に連れて収録に臨んでいたことを報じている。今年3月には2歳になる長男。今はもっぱら前田の“ワンオペ”ということになるがーー。■別居で息子と会えない日々が続くように…現在の夫婦関係について、勝地の所属事務所はこう語る。「基本的にプライベートは本人に任せております。家庭のこととなれば、なおのことです。本人からはオフの日だけでなく、育児にもできる限りの態勢を取っていると聞いております」前田は当初、別居によって、夫婦関係の修復に期待していた部分もあったという。「前田さんはいったん夫婦の距離を置いて、お互いがリフレッシュして冷静に考えることができれば、まだ夫婦としてやっていけるのではないかと思っていたようです。ただ、勝地さんは、目に入れても痛くないほどかわいがっている息子さんとなかなか会えない日々が続くようになり、前田さんとは“いつ別れてもいい”と周囲に漏らすようになりました」(前出・勝地の知人)すでに“離婚後”を見据えて動き始めているという前田。勝地も親権を争う気はなく、今後も父親として育児を手伝う意向だという。
2021年06月20日初夏の陽光に照らされながら、東京の下町エリアにある運河をゆっくりと走る水上バス。真っ白なシャツをまとい、デッキで満面の笑みを見せているのは篠原涼子(47)。5月末日のこの日、大勢のスタッフが見守るなか、篠原は“初めての不倫”に挑んでいた。「篠原さんが撮影しているのは、Netflix配信のドラマ『金魚妻』。人気漫画の実写化作品で、篠原さんは不倫に溺れる専業主婦の主人公・平賀さくらを演じます。年内配信予定ですが、コロナで撮影スケジュールが後ろ倒しとなったため、連日、朝から晩まで撮影していると聞いています」(ドラマ制作関係者)不倫する役を演じるのは今作が初という篠原。出演に際し、こうコメントを発表していた。「お話をいただいて、私自身演じたことのない役柄でもございましたので、挑戦させていただくという思いで出演させていただくことになりました。(中略)新しい生活様式の中で、改めて不変的な想いを作品を通して伝えて行けたらと思います」不変の愛を伝える意気込みを見せた篠原だが、プライベートの生活様式は今も“激変”したままだった――。昨年8月、本誌は篠原と夫・市村正親(72)との別居生活を報じた。市村と2人の息子が暮らす自宅マンションから車で10分ほどの場所にある高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃。当時、篠原の所属事務所は市村との別居を認めたうえで、次のようにコメントしていた。「不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」それから10カ月。当然、別居は解消しているはずだと思っていたが、驚きの情報が本誌に飛び込んできた。篠原をよく知るテレビ局関係者は言う。「実は篠原さんは今も別宅のマンションを引き払っておらず、市村さんとの別居生活が続いているようなんです……」■撮影終了後、缶ビール片手に篠原が向かった先は――冒頭の撮影から数時間後の午後10時過ぎ。本誌がふたたび篠原を目撃したのは、家族が暮らす自宅マンションではなく、昨年と同じ高級賃貸マンション。手に缶ビール数本や食料品が入ったビニール袋を提げ、篠原はエントランスへと入っていった――。篠原が自宅を空けていたのはこの日だけではない。中学校に通う長男(13)を市村が一人で送迎する姿を本誌は何度も目撃。いずれもそこに篠原の姿はなかった。篠原が市村との別居生活を開始したのは昨年3月初頭。つまり、1年以上にわたって別居を継続していることになるのだが、所属事務所に確認すると、次の回答が。「篠原が今も別宅で生活していることは事実です。理由としては、市村さんをはじめ家族への感染を防ぐためであること。またコロナ禍により、朝ドラの撮影が今年4月まで延び、その後も『金魚妻』など出演作品の撮影が今日現在まで連続して行われているためです。決して不仲が原因ではありません。仕事が落ち着き次第、別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」昨年同様、“コロナ別居”を強調した。市村と親しい舞台関係者は言う。「別居状態になって1年以上経ちますが、子供たちも今はこの生活に慣れてきて、久しぶりに篠原さんが自宅に戻る日は子供たち用に手料理を保存容器に入れて持っていくこともあるそうです」本誌も篠原が“一時帰宅”する姿を目撃している。6月上旬の夕方、大きな買い物袋を提げ、自宅マンションに戻った篠原。ほどなくして長男と現れた篠原は、手をつないで母子の会話を楽しみながら、習い事に向かう息子に付き添っていた。市村はこの数年、定期的に舞台に出演している。「コロナ禍ではありますが、市村さんには舞台の出演オファーが殺到しています。昨年は5本、今年もすでに2本の舞台に出演。また、10月公開予定の『劇場版ルパンの娘』にも重要な役で出演するそうです。体力づくりにも余念がないそうで、お子さんを学校に送り届けた後に、よくジムに通っていると聞いています」(前出・舞台関係者)72歳とは思えぬ精力的な日々を過ごす市村だが、自宅には篠原以外に身近に頼れる存在が。■篠原は夫不在の日に“一時帰宅”「市村さん一家には、ほぼ住み込みで身の回りの世話をする女性の家政婦さんがいます。市村さんが仕事のときは、家政婦さんがお子さんを学校に送り届けたり、買い出しをすることもあるそうです」(近所の住民)しかし、朝ドラや『金魚妻』など多数の作品を抱えるのは篠原も同じ。なぜ、市村だけが子供のいる自宅に残っているのだろうか。そこにはコロナの影響だけでなく、自由を愛する篠原の性格が影響していると、前出のテレビ局関係者は言う。「仕事が大好きな篠原さんは、出産後もかなり早めに女優業に復帰しました。息子さんたちが成長してからは仕事量をさらに増やし、ほぼ毎年、主演作品を抱えている状況です。しかし、家庭を大切にしたい市村さんには、篠原さんの女優業を応援しながらも“母親は子供たちのそばにいてあげてほしい”という思いもあったそうです。ここ数年、篠原さんが夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村さんへの愚痴をこぼす姿が報じられたこともありました」くしくも6月上旬に篠原が“一時帰宅”した日は、市村が大阪での舞台出演のため不在にしていた日。これは“夫のいる家には帰らない!”という篠原の意思表示なのか――。「篠原さんへのオファーは今後も絶えないでしょうから、別居生活は続くと思います。昨年8月下旬に引き払う予定だった別宅で今も生活しているのも、思った以上に一人で過ごす時間の居心地がいいのでしょう。それだけに今は自分のキャリアを優先したいという思いもあるのだと思います。別居が続き、“夫婦の時間”が激減しているのは気がかりですが……」(前出・テレビ局関係者)篠原はかつて、結婚後に自分の時間が減ったことに触れたうえで、こう語っていた。《時には一人だけの時間が欲しいとないものねだりをしてしまいますけど、今のこの幸せがもしなかったら、と考えるとものすごく怖くなりますね》(『文藝春秋』’15年10月号)“一人だけの時間”を求めた彼女の選んだ別居生活が夫婦の“最終結論”となるのか。心まで完全にはなればなれにならないことを願うばかりだ――。
2021年06月08日《私事ですが、私、前田敦子は、勝地涼さんと何度も話し合いを重ね、過日、離婚届けを提出したことをご報告いたします》Instagramにこうつづったのは、女優の前田敦子(29)だ。彼女は4月23日、勝地涼(34)との離婚を発表した。前田は《夫婦ではなくなりましたが、一人息子にとっては永遠に父親であり、母親》といい、《これまでの経験を生かしこれからの前田敦子も役者業を精進して参りますので、勝地涼さんともども、よろしくお願いいたします》と結んでいる。18年7月に結婚した2人。交際4ヵ月でのスピード婚と報じられ、当時は話題を呼んだ。「2人は15年のドラマ『ど根性ガエル』(日本テレビ)で共演。しばらくは友人として交流していましたが、17年9月公開の映画『食べる女』で再共演となり急接近しました。もともと『26歳までに結婚したい』という夢があった前田さんは、26歳で勝地さんと交際を開始。そして27歳になると、すぐに結婚したのです」(芸能関係者)結婚から4ヵ月後、前田はInstagramに愛妻弁当をアップ。舞台の初日を迎えた夫に向けて《朝はフルーツ お昼は初日頑張ってねを込めて。。お弁当 いい日になりますように》と投稿していた。そして19年3月には第一子となる男児の誕生を発表。勝地はInstagramで《妻には感謝しきれないくらい感謝です。本当にありがとう。そしておつかれさま》と労っていた。■「もう、ウチらはダメですよ。終わってるんで」順風満帆に見えた結婚生活。ところがーー。「慣れない育児に2人とも余裕がなくなっていに、そこへ追い討ちをかけるようにコロナ禍が。前田さんは、勝地さんを怒鳴りつけることもあったといいます。そして不安定になる彼女への接し方がわからなくなった勝地さんもまた、落ち込んでしまって……。次第に友人へ愚痴ったりゲームをしたりして、ストレスを発散するようになっていました」(勝地の知人)そして約1年前には、夫婦の亀裂が浮かび上がることに。昨年6月、一部メディアで別居が報じられたのだ。ただ当初、前田は別居生活を前向きなものとして捉えていたという。「子どものこともあり、同居中も前田さんは関係修復を目指していました。ただ2人で向き合うと口論になることも多く、“別居してしばらく離れたほうがお互いにとってプラスになる”と前田さんは考えたそうです。時期が来たら夫婦で話し合い、家族3人の新しい生活が送れると期待していました」(2人の知人)しかし、夫婦の溝は埋まらなかったようだ。「勝地さんは息子さんとなかなか会えない日々が続き、前田さんへのフラストレーションも溜まるように。そして飲み歩いては『もう、ウチらはダメですよ。終わってるんで』と開き直ったように話していました」(勝地の知人)結婚当時、勝地の母は本誌の取材に対して「孫は何人くらい?そうですね、私は3人の子供を産みましたから、(2人の間に)3人くらい孫ができたら、にぎやかになるでしょうね」と語っていた。しかし、“その夢は叶わず”となってしまった。
2021年04月24日「壇蜜さんはこの春先、めまいの症状が強く出たそうで、週3日ペースで通っていた大好きな銭湯やサウナにも一時まったく行けなかったそうです」(壇蜜の知人)レギュラー番組『サウナを愛でたい』(BS朝日)に出演中の壇蜜(40)。強いめまいは、同じく1年前の春にも起きていた。《雨が降りそうな気配を感じるとめまいや頭痛の症状が出てくることがあります。(略)私の場合は「降りそうだ」という雲行きの時にズキズキ、クラクラ…困ったものです》(’20年4月13日ブログより)実母も祖母も同じ体質で、壇蜜も大人になってから、強く症状を感じるようになったという。壇蜜といえば、’17年3月の番組共演で意気投合した漫画家の清野とおる氏(41)と’19年11月に結婚。“別居婚”と話題になった。「東京都北区に長らく住む清野さんは自宅へのこだわりが強く、週の約半分、壇蜜さんの住むマンションを訪れる生活だそうです。昨年12月、彼女の40歳誕生日当日も、彼女は都内の銭湯に行き、そのまま自転車で帰宅する姿が目撃されています」(スポーツ紙記者)このライフスタイルを貫くことに彼女なりの気苦労もあるようだ。「壇さんと清野さんは、お互い“表現者”として、別々に暮らしているほうが良好な関係でいられると別居婚を選択しました。しかし、結婚直後から周囲に『そんな“別居”生活では別れてしまうよ』と言われ続けたといいます。『家族はひとつ屋根の下』という価値観で常に判断され続けることが、ストレスを感じる一因になっているようですね」(前出・知人)■「一人でいる時間がないと爆発しそう…」結婚から1年5カ月たっても、夫妻のスタイルが世間に理解されないことが、彼女の心身に負担を与えているのだろうか。「壇蜜さんは昨年収録された料理トーク番組の本番中に貧血で倒れ、収録を中断させたこともありました」(テレビ局関係者)それでも、壇蜜には別居婚を貫かざるをえない理由が――。雑誌のインタビューでこう語っている。《他人には解決できない自分の闇の深さみたいなものは、ちゃんと伝えられたほうがいいなと。一人でいる時間がないと爆発しそうになるとか、そんなことで、大好きな人を嫌いになったりするのは絶対に嫌だから、この生活を選んだということ》(『VERY』’21年1月号)唯一無二の存在感で、文筆業でも高い評価を得てきた壇蜜。「もの言わぬペットたち……猫、ヘビ、トカゲ、鳥、熱帯魚との暮らしは彼女には不可欠だそうです。清野さんも彼女をよくわかっているから別居婚が最善と考えているのでしょう」(前出・知人)周囲の理解が彼女の体調回復につながることを願うばかりだ――。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月14日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「妻が傷つく夫の嫌味『いつも子どもと一緒でいいよな』イライラはどうかわす?」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、育児を頑張っている自分を認めつつ、夫の真意を確認してみることをお話ししましたが、今回は「高学歴夫から受けたモラハラが許せない」という方からのお悩みです。■質問:高スペックなモラハラ夫の言動が許せません私の夫は医師です。医師としての頭の良さは私も認めますが、人としてはあまりに自己中心的で、私が何を言っても狡猾(こうかつ)に言いくるめようとしてきます。周りを理解しようともせず、自分の意見を押し付けてばかりで、家庭の中で君臨しようとする態度が嫌でたまりません。我慢の限界に達した時、夫の理不尽な言いざまをひとつひとつ論破して、最後は離婚届を突き出しました。 現在は再構築してはいますが、当時の夫の言動はまだトラウマとなって残っています。一生許せません。■回答:モラハラ化しやすい夫には2つのタイプ頭も良く社会的地位が高い男性なのに、何故か妻に暴言や暴力をふるってしまう。実はこれ、カウンセリング事例では決して珍しくないケースです。高学歴でハイスペックなのに家庭ではモラハラまがいの言動をとる男性のタイプは、大きくわけて2つあります。一つは「人に言えない何らかのコンプレックスを抱えており、それを隠すために社会的地位という鎧(よろい)を着けたがる」タイプです。頭が良いゆえに仕事もでき、家の外では他人に気もつかえるので、人生の成功者というレッテルを勝ち取っていますが、どこかでそのコンプレックスが露呈することを恐れており、その不安を妻への八つ当たりという形で発散しています。もう一つは「自分は特別な存在で常に勝者であり、何でも思い通りにできると思っている」タイプです。勉強という競争を勝ち抜くことで親や先生からほめられてきた結果、他人を自分より上か下か(ほとんどは下の存在)で判断しています。しかし、社会に出て、頭の良さだけでは評価されないことに遭遇すると「周囲がバカばかりだから自分は認められない」といった被害者意識、他責の念を募らせ、その思いを妻にぶつけてしまうのです。どちらのタイプも、自分と同様に賢い女性か、正反対の従順で幼いタイプの女性と結婚する傾向があります。賢い女性は夫の隠し持つコンプレックスや傲慢(ごうまん)さに気づき意見するため夫は不満を募らせます。一方、従順な女性は夫の言いなりになりやすいので八つ当たりされるようになります。その結果、どちらの場合も男性は家庭内で自分の不機嫌をまき散らし、モラハラまがいの言動が増えてしまうようです。もちろん、頭が良く社会的地位が高い男性がみんなそうなるわけではありません。プレッシャーとなるような過大な期待を周囲から受けることがなかったり、本人のスペックが高すぎたことで激しい競争に自らを投じる必要のなかった男性は、モラハラ夫化する可能性は低くなります。それは、自分のすごさを周囲に認めせようとして身や心をすり減らす必要もないし、他人に特別扱いを求めることもないからです。そういうタイプは、トップを走ることはなくても地道に責務を果たした結果、人より上の地位にたどり着いていたというケースも存在します。そんなガツガツすることなく、虚勢をはる必要もなく周囲から認められる人に対し、高スペックなモラハラ夫は嫉妬やストレスを感じ、その矛先は家庭内へと向かうのかもしれません。■モラハラ夫は許さなくていいご相談者様は夫の理不尽な言動をひとつひとつ論破し、最後には離婚届を突き出したとのことですね。現在は関係が再構築されているけれど、かつての夫とのやりとりがトラウマとなっているようです。どんな言動があったのかはわかりませんが、頭の良さを盾にして理屈で自分の意見ばかり押しつけてくる夫にご相談者様は大きな失望感を持ったのではないでしょうか。また、夫婦なのにお互いを理解しようと歩み寄る姿勢もなかったのなら、夫に対する信頼感も失くしてしまっただろうと思います。おそらく、「自分が悪いのでは」と自責の念にかられたこともあったでしょうし、自分の意見を強く出しすぎて、夫から「それなら離婚する」と言われたら、その後の生活はどうしようなど不安もたくさんあったのではないでしょう。その不安や恐れを一つずつ克服し、離婚届まで突きつけた勇気はすばらしいです。実際は離婚せず夫婦関係の再構築に至ったということは、夫が少なからず自分の非を認めたということですよね。本当に負けずによくがんばったと思います。では今後、ご相談者様はどうすればいいのかという話です。一般的な正論で結論づけるなら「いつまでも夫を責める気持ちがあると、自分自身が苦しいばかりなので、許すことも大事です」といったアドバイスになるのでしょう。しかし私は、許したくなければ一生許さなくていいと思います。ご相談者様は夫に対する怒りや失望を導火線として、自分の本当の気持ちに気づき、進みたい方向に舵(かじ)を切れました。今後もこの「許さない気持ち」をバネにして、ご自身がどうしたら毎日快適に過ごせるかを考えていけばいいのではないかと考えます。■一番の仕返しは、圧倒的に幸せになることこのような高学歴モラハラ夫への対処法ですが、次の2つのパターンが考えられます。1. 今すぐではなくても、別居や離婚を視野に入れて密かに準備する2. 離婚はせず物理的に同居はするが、精神的に徹底抗戦をする1. のように別居か離婚を検討しているのであれば、日常では極力夫と関わらないようにして面倒な摩擦(まさつ)を回避し、ムダなエネルギーを消費しないように生活しながら、こっそり家計から貯金するなり、仕事を始めるなりして「精神的にも経済的にも夫を頼らない妻」に変わっていくことをおすすめします。2. のように同居を続けるのであれば、今回のご相談者様のように、夫が理屈を持ち出して絡んできたら、落ち着いて理屈と事実で対抗するようにします。どんな理論武装をしても、夫の本音は「自分はえらいんだ! 自分を大切に扱え! 自分を認めて!」という横暴でわがままな感情に基づいています。大抵の場合、最後は「自分は家族のためにがんばっているのに!」とか「男の大変さが女には理解できないだろう!」という流れになるでしょう。肝心なのは、感情的になってしまった夫につられて、あなたまで感情的になってしまわないこと。「がんばってくれているのはすごいよね。あなたの言いたいことはわかりました。でも、そんな態度で話されてもいやな気持ちになるだけです。あなたを好きでいたいので、これ以上は話したくありません」と言って別室に消えましょう。そうやって、夫がモラハラ発言をしてくるたびに、毅然(きぜん)とした態度で「嫌いになりたくないから、そういう話は聞きたくない」と強い姿勢で示し続けてください。そうすると、夫はあなたに八つ当たりをしても意味がないとわかり、ほかの八つ当たり相手をみつけるかもしれません。それにより孤立したり、社会的な制裁が加えられる可能性もありますが、このようなタイプの男性はそれくらいのことがないと、自分のモラハラ気質には気づきません。実際、定年退職してから会社という居場所がなくなると、周囲から人が去り孤独になって、怒りとさみしさのなかでカウンセリングに訪れる男性も少なくありません。モラハラ言動に傷ついてきたご相談者様が夫を見返す一番の方法は、夫がいてもいなくても、圧倒的に幸せで満足のいく人生をこれから送ることです。自分の幸せに熱中していれば、気づいたときには夫のことなど考える暇もなく、「許せる=どうでもいい、気にならない」気持ちになっているはずです。今は「許せない、傷ついた」と感じる心を抱えたままで、無理に夫を許そうとする必要はありません。これからは自分で楽しく幸せに生きていくことだけを考えて行動していっていただきたいと思います。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年04月03日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
モラハラ夫図鑑