女優の安藤サクラが主演を務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』(毎週月~土曜8:00~)の第104回が、きょう4日に放送される。第19週「10歩も20歩も前進です!」の初回。萬平(長谷川博己)の「お湯をかけるだけで食べられるラーメン」作りは難航。麺の味付けと常温保存する方法に悩む。福子(安藤サクラ)は萬平のラーメン作りを手伝いつつ、子供たちの相手でヘロヘロ。さらには香田家の忠彦(要潤)の絵画モデル騒動に巻き込まれる。いきなり踊り始めたり、奔放な発言をしたりするモデルに鈴(松坂慶子)たちは呆然。どうしたらいいのかわからない。そこで福子が渦中のモデルと面会することになって・・・。連続テレビ小説第99作となる同作は、戦前から高度成長期の大阪を舞台に、「インスタントラーメン」を生み出した夫婦の知られざる物語を描くドラマ。青年実業家・萬平(長谷川博己)と妻・福子(安藤サクラ)は、何度も失敗してはどん底から立ち上がる“敗者復活戦”を繰り返した末に世紀の大発明へとたどりつく、人生大逆転の成功物語だ。(C)NHK
2019年02月04日「大阪暮らしも9カ月を迎えますが、クランクイン当時“ハイハイ”だった娘さんはもう1歳半。昨年末には歩けるようになりました。長谷川博己さんはじめ、共演者やスタッフもわが子のように成長を見守ってきたので、みなさん感慨深いようです。今ではスタジオ内を元気に走り回っていますよ」(制作関係者)昨年10月の放送開始から視聴率20%台をキープしているNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』。ヒロイン・福子を演じる安藤サクラ(32)は昨年5月のクランクインから大阪府内のマンションで長女との2人暮らしを続けている。「基本的に撮影中は局内のキッズスペースに娘さんを預け、休憩時間に母子の時間を過ごしています。安藤さんは毎朝、娘さんに朝食を食べさせてからNHK入り。楽屋にもベビーベッドがあるので、実母の安藤和津さんがサポートに来ているときなどは娘さんも楽屋で過ごしています」(NHK関係者)そんな安藤が1月23日、インスタグラムを更新し、第74話に登場した福子と娘・幸の似顔絵が実は夫・柄本佑(32)が描いた絵を基にしていたことを明かしている。《理由は内緒で「似顔絵描いて」って頼んで監督に提出してみたら採用された。実際は夫が描いた妻の絵なのでした》柄本が実際に描いた“味のある”似顔絵画像も公開していた。「実は安藤さんも娘さんのために“離れて暮らす家族の顔を忘れないように”とスタジオ内のホワイトボードに旦那さんや両親の似顔絵を何度も描いて、娘さんに見せているんです。安藤さんは多忙で、なかなか東京には戻れませんからね。娘さんもその似顔絵を見てはニコニコしています」(前出・制作関係者)写真ではなく、あえて温もりのある似顔絵で、夫婦の“愛情交換”が交わされていたのだ。「最近、安藤さんはオフの日にマンション近くの公園へ娘さんと一緒に行くことが多く、そこで“大阪のママ友”もできたそうです。クランクイン当初、安藤さんは『娘はまだわからないと思うけど、自分の仕事を肌で感じてもらいたい』と話していました。その思いは確実に娘さんに伝わっているように見えます。出演者の方々やスタッフが連日の過密スケジュールに追われるなか、スタジオに頻繁に現れる“小さな見学者”の存在はみんなの癒し。現場の“アイドル的存在”としてかわいがられています」(ドラマ関係者)安藤のあどけない愛娘が、ドラマの高視聴率を支えるもう一人の“ヒロイン”だった!
2019年01月30日西武・そごうによるキャンペーン広告「わたしは、私。」のポスターが物議を醸している。ポスターは、女性の顔にパイがぶつけられたビジュアル。「女の時代、なんていらない?」とのコピーで、「活躍だ、進出だともてはやされるだけの『女の時代』なら、永久に来なくていいと私たちは思う」といったメッセージが書かれている。Twitter上では《痛ましさしか感じない》《社会の問題を私は私だからでまとめる言い方にはうんざり》と批判が相次いでいるが、以下のようなツイートも。《例の広告の女性、安藤サクラなの?》ポスターではパイで顔が隠れているが、この女性モデルは安藤サクラ(32)。動画バージョンでは安藤がパイをぶつけられながらナレーションをしている。《意味わからないし安藤サクラさんの無駄づかいだと思った》《言われなきゃ誰だかわかんないよ》と、安藤の起用法に疑問を呈するツイートも。また、別のビジュアルを提案するツイートも投稿されている。《安藤サクラさんを起用したならパイをぶつけられてるようなのじゃなくて満面の笑みで中指立ててるビジュアルが良かった》《飛んでくるパイを華麗にかわしカメラ目線で力強く右ストレート決めてくれる動画の方が8億倍ワクワクした》批判が続出しているこの広告だが《私は「女の時代」という言葉の持つ圧力の方が辛いので、安藤サクラの「女の時代、なんていらない」に励まされたなぁ》と、少数ながら支持する声も上がっている。
2019年01月04日2018年もあと数えられるほどになった今日この頃。1年をふり返ると“VOD”動画配信の普及や、『カメラを止めるな!』や「おっさんずラブ」の社会現象化、『名探偵コナン ゼロの執行人』安室透のマルチ的活躍、是枝裕和監督『万引き家族』カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞など映像周りで多くの人の心を動かしてきた。そこでシネマカフェでは今年活躍した俳優・脚本・監督たちに独自取材した記事の中でもっとも読まれたインタビューランキングを発表!10位:桜井日奈子『ういらぶ。』「岡山の奇跡」の愛称でメディアに彗星の如く現れた桜井日奈子は、透明感のある佇まいで、数々の作品で印象を残し続けている。2年間で映画やテレビドラマ、舞台、CMと引っ張りだこの現状からラッキーガールと言われそうだが、走り続けているその足には、女優としての脚力が確かについている。ヴェールに包まれた桜井さんの内に潜む、思いがけないほどのパワーや強い意志は、インタビューでこの後、語られることになる。9位:リリー・フランキー×安藤サクラ『万引き家族』「是枝さんってすごくナチュラルなセリフを書く人なんですけど、その中にたまに、セリフらしいセリフが入ってくることがあるんです」。『万引き家族』で4度目の是枝裕和作品への出演を果たしたリリー・フランキーは言う。「そういうセリフにこそ、是枝さんが言いたいことがかくれていたりするんだけど、是枝さんの中で、そういうセリフらしいセリフを言わせる役者さんって今までは希林さんだった気がする。セリフに聞こえないスゴさがあるから」。今回、その重要な役割を担ったのが、是枝作品初出演となる安藤サクラだった。昨年、プライベートで母となった彼女だが、出産後、初めて臨んだ本作でも一家の“母”を演じている。「母性も母乳もだだ漏れの現場でした(笑)」――。そう楽しそうに現場をふり返った。8位:井上真央『焼肉ドラゴン』「最低、最悪やろ!」と目を吊り上げ怒号を響かせながら登場するファーストシーン。そこに映る井上真央の姿は、これまで観たことのないようなパンチの効いた迫力だった。映画『焼肉ドラゴン』で井上さんが演じた梨花は、昭和45年、万博で盛り上がる大阪の片隅で、強く明るく逞しく生きる女性だ。「ここまで攻撃的な役ははじめて」と語った井上さんに、作品への思いや、女優としてのスタンスなどを聞いた。7位:佐藤健『億男』『るろうに剣心』シリーズ、『バクマン。』、『亜人』――映画だけでも代表作を挙げればキリがない。佐藤健とは、最善のいまを常に更新し続ける、貪欲な俳優である。酸いも甘いも噛み分けたような表情で淡々とインタビューに答えながらも、あるときでは、やんわりと微笑みを広げ、質問を面白がったりする。かと思えば、スッと薄いガラス扉を隔てて向こうにいってしまったかのような、心地よい緊張感さえ持ち合わせる。29歳にして、対象者により代表作や好きな作品が異なってくる、佐藤さんの計り知れない魅力は『億男』でも如何なく発揮されている。6位:舞踏家・小森悠冊『グレイテスト・ショーマン』NYで生まれ、一流ダンサーの母・小森美紀の影響を強く受け、舞踏家として育った小森悠冊は、2016年、初めて映画のオーディションを受け、『グレイテスト・ショーマン』にてチャン&エン兄弟のチャン役を射止めた。多種多様な人物が躍動する物語の中で、小森さんは唯一の日本人キャストとして抜擢。これまで舞台をベースに活動してきた小森さんにとっては、初のハリウッド映画出演となった。「撮影よりも取材のほうが緊張しますよ(笑)」と屈託なく微笑んだ彼に、作品への思い入れやヒューに受けた影響、NYでの活動や、ポジティブなマインドの秘訣まで、話を聞いた。5位:田中圭『伊藤くん A to E』部屋に入ってきた瞬間、空気がパッと華やいだ。こう言っては失礼かもしれないが、隣りのお兄さんのようないい意味での普通っぽさが持ち味だとイメージしていた。だが、『伊藤くん A to E』完成披露試写の舞台挨拶を終え、スーツ姿で取材場所に現れた田中圭は身のこなしも優雅。表情や仕草に余裕があり、写真撮影ではジョークで周囲の緊張をほぐしてくれる。その振舞いは、スランプに苦しむ女性脚本家や関わる女性たちを翻弄しまくるイケメン“痛男”伊藤くんたちが繰り広げるドラマを見守るプロデューサー、田村という劇中の役どころと重なるようにも思える。10代でデビューしてから17年、着実にキャリアを積み重ねてきた田中さんに、演技について、女性観について聞いた。4位:有岡大貴×成田凌×新木優子×馬場ふみか『劇場版 コード・ブルー』『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』では、さらなる輝きを見せる彼らに、また会える。そこには、若き出演者ら――有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか――の存在も欠かせない。ドラマシリーズの撮影現場では、すでに出来上がっているチームに入る緊張感があったと語った4人だが、劇場版では打って変わり「ホーム感に満ちていた」と異口同音に唱え、微笑み合う。その陰には、当然5人の先輩俳優がいたからだと、感謝の気持ちをにじませた。3位:松坂桃李『娼年』一糸まとわぬ姿で多くの女性と交わる様子が、観客の元へ幾度も届けられる。期待、好奇、欲望、嫉妬――様々な視線がスクリーンの中の松坂桃李、もといリョウの元に降り注ぐ。妥協のない描写からR18+指定の本作。セックスシーンのバリエーションはさすがの豊かさでありながらも、醸す行為がすべて下世話に終わっていないところに作品に宿す思いを見る。2位:脚本家・徳尾浩司「おっさんずラブ」<前編>相手を真っすぐに想うという切実でピュアな描写が視聴者に受けたこと、さらに、メインキャストの田中圭、吉田鋼太郎、林遣都らの名演も相まって春ドラマを席巻した「おっさんずラブ」。本ドラマの仕掛け人のひとり、脚本家の徳尾浩司は「作っているのも、撮っているのも、おっさんですからね」とニコニコと微笑みながら、ファンタジーとキュンキュンが絡み合うストーリーバランスの肝を語った。「ロスが怖くて逆に見られない」と嘆くOL(おっさんずラブ)ラヴァーに、徳尾さんの誠実な声を届けたい。1位:脚本家・徳尾浩司「おっさんずラブ」<後編>笑いと涙、感動で幕を下ろした土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」。田中圭、吉田鋼太郎、林遣都が演じた、いい年をした男性同士が、とにかくピュアな恋愛模様を繰り広げた本ドラマは、Twitterの世界トレンド1位に「#おっさんずラブ」がランクインするほど、2018年春ドラマの台風の目となった。最終回を迎え、「明日から何を楽しみに日常を送ればいいのか…」と愕然としているOL(おっさんずラブ)ロスの方々に、脚本家・徳尾浩司からのメッセージを届けたい。本インタビューでは、最終回で「書くのを悩んだ」という台詞について、「おっさん」について、まさか?よもや?どうなる?気になる続編についての想い等々を明かしてもらった。1位・2位はドラマ「おっさんずラブ」の裏話を語ってくれた脚本家・徳尾浩司氏。続いて3位は2018年の衝撃作であり今まで見たことのない一面を見せてくれた松坂桃李。そのほか大ヒットとなった『劇場版 コードブルー』の新米フェローたちや『グレイテスト・ショーマン』で唯一の日本人キャストとして抜擢された小森悠冊氏などのインタビューがランクインした。2019年公開作への期待が高まる中、作品への愛や自身の活動についてなどなど…来年は作り手たちのどんなエピソードが聞けるのか…乞うご期待!(text:cinemacafe.net)
2018年12月28日第71回カンヌ国際映画祭で最高賞、パルムドールを受賞、第76回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞ノミネートなど、全世界的に注目が再度集まっている是枝裕和監督の『万引き家族』が、待望のBlu-rayとDVDとなって2019年4月3日(水)に発売決定。是枝監督、安藤サクラのコメントも届いた。今作の主役は、犯罪でしかつながれなかった家族だ。生計を立てるため、家族ぐるみで犯罪を重ねていくうちに、一層強く結ばれていくある一家。だがそれは、許されない絆だった…。人と人との関係が希薄ないまの時代に、真の“つながり”とは何かを問う、衝撃の感動作として大きな話題に。万引きを重ねる父をリリー・フランキー、その妻を安藤サクラ、彼女の妹を松岡茉優、祖母を樹木希林。そして池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人という実力派俳優たちが集まり、濃密なドラマを紡いだ。今回の豪華版にはメイキング映像や特別番組、イベント映像集など特典映像を収録する予定。また、特製のブックレットも付いてくる。その発売決定に際して、是枝裕和監督、安藤サクラが最新のコメントを寄せている。■是枝監督&安藤サクラのコメント是枝裕和監督小さく産んで、細く長く育てていこうという発想で取り組んだ映画が、公開当初から、こんなに多くの方に劇場に足を運んで頂けるなんて、思ってもいませんでした。監督としては望外の喜びです。この度は、Blu-ray、DVD発売とのこと。欲張り!とお叱りを受けそうですが、お手元に置いて頂けたら、嬉しいです。安藤サクラ(柴田信代 役)あの家族がついに、DVDに、、!!きったないおうちだったし、極寒だったけど、あの時間はなんともあたたかかった。ひんまがったかたちだけど愛が詰まってたんだなぁ。あのこたつが懐かしい。あのお鍋が懐かしい。歩くと足の裏真っ黒になる床も、ぬるっとしたお風呂も、とっても愛しい。あの家はぐっちゃぐちゃに物で溢れてたけど、DVDなんて一枚も無かったなー。また、第91回アカデミー賞の外国語映画賞に日本代表として選ばれ、このほど最終候補作リストに名が残ったことでも注目を集めているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年12月21日国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第73回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品&ノミネート者が決定し、『万引き家族』が最多の13ノミネートとなった。なお、発表は来年1月下旬、表彰式は2月に行われる。日本映画大賞・日本映画優秀賞には、カンヌ最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督作『万引き家族』をはじめ、『菊とギロチン』『きみの鳥はうたえる』『孤狼の血』『寝ても覚めても』が候補に。今回最多となった『万引き家族』はほかにも、リリー・フランキーが男優主演賞、安藤サクラが女優主演賞、樹木希林と松岡茉優が女優助演賞、城桧吏と佐々木みゆがスポニチグランプリ新人賞。そして監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞、音楽賞、録音賞にノミネート。また、男優主演賞には柄本佑(『きみの鳥はうたえる』)、岡田准一(『散り椿』)、東出昌大(『寝ても覚めても』)、役所広司(『孤狼の血』)山崎努(『モリのいる場所』)。女優主演賞には門脇麦(『止められるか、俺たちを』)、黒木華(『日日是好日』)、趣里(『生きてるだけで、愛。』)、松岡茉優(『勝手にふるえてろ』)。さらに、アニメーション映画賞・大藤信郎賞には、蒼井優や西島秀俊も参加した『ペンギン・ハイウェイ』や、細田守監督作『未来のミライ』、高校生の青春を描いた武田綾乃の小説を『聲の形』の京都アニメーションが映画化した『リズと青い鳥』、あまりの好調ぶりに復活&新規上映もされ話題となった『若おかみは小学生!』などが選出された。<「第73回毎日映画コンクール」主なノミネート>【作品部門】●日本映画大賞・日本映画優秀賞『菊とギロチン』『きみの鳥はうたえる』『孤狼の血』『寝ても覚めても』『万引き家族』●外国映画ベストワン賞『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』『ファントム・スレッド』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『1987、ある闘いの真実』【俳優部門】●男優主演賞柄本佑(『きみの鳥はうたえる』)岡田准一(『散り椿』)東出昌大(『寝ても覚めても』)役所広司(『孤狼の血』)山崎努(『モリのいる場所』)リリー・フランキー(『万引き家族』)●女優主演賞安藤サクラ(『万引き家族』)門脇麦(『止められるか、俺たちを』)黒木華(『日日是好日』)趣里(『生きてるだけで、愛。』)松岡茉優(『勝手にふるえてろ』)●男優助演賞新井浩文(『犬猿』)瑛太(『友罪』)酒向芳(『検察側の罪人』)染谷将太(『きみの鳥はうたえる』)塚本晋也(『斬、』)二宮和也(『検察側の罪人』)松坂桃李(『孤狼の血』)●女優助演賞石橋静河(『きみの鳥はうたえる』)韓英恵(『菊とギロチン』)樹木希林(『日日是好日』)樹木希林(『万引き家族』)木野花(『愛しのアイリーン』)原日出子(『鈴木家の嘘』)松岡茉優(『万引き家族』)●田中絹代賞安藤サクラ白川和子寺島しのぶ原日出子風吹ジュン【アニメーション部門】アニメーション映画賞/大藤信郎賞『あの地』『あのねのかぼちゃ』『In the cage』『ケアンの首達』『さよならの朝に約束の花をかざろう』『真珠草』『SCREEEEEN』『旅メーション「死生学」』『タンポポとリボン』『ちいさな英雄』『透明人間』『DREAMLAND』『浜宿海岸のうわさ』『ペンギン・ハイウェイ』『未来のミライ』『夜になった雪の話』『like I used to』『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』「第73回毎日映画コンクール」表彰式は2019年2月14日(木)カルッツかわさきにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.菊とギロチン 2018年7月7日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018 「菊とギロチン」合同製作舎
2018年12月21日「博多華丸・大吉」の2人とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を務める朝の情報番組「あさイチ」に女優の満島ひかりが出演。朝ドラ「まんぷく」ヒロインの安藤サクラとの“関係”なども率直に語る満島さんのトークに視聴者から大きな反響が巻き起こっている。「まんぷく」のヒロイン役・安藤さんとは「特別な関係。人生の節目節目でお互い連絡し合う“戦友”」のようだと語る満島さん。安藤さんの姉、安藤桃子に招かれて高知の祭りに出向いた際の写真などが紹介された。小学生時代から「Folder」として活動、歌番組などにも出演。当時のメンバーでソロアーティストとして活動してる三浦大知らが抜けた後、女子メンバーで再編成された「Folder5」も彼女が高校時代に実質解散、その後女優に転身した満島さん。2011年放送の「それでも、生きてゆく」以降、「Woman」「カルテット」などでタッグを組んできた脚本家の坂元裕二がVTRで登場。「それでも、生きてゆく」では当初3回オファーを断られ、それでも諦められず自分で直接出演交渉に向かうも、実際に満島さんと会うと出るつもりがない雰囲気を漂わせていて、「このままじゃまずい」と手が震えてしまったという当時のエピソードを披露。「テレビは自分の名前が知られてしまう、それが怖かった」という満島さんだが、手を震わせ出演交渉に来た坂本さんの様子を見て出演を決めたという。これに「坂元さんにそこまでさせた満島さんもそこまでした坂元さんも凄いなあ」「満島さんも坂元さんも繊細な人同士って感じするなあ」など視聴者からの感想ツイートが寄せられる。また現在は事務所を独立しフリーで活動する満島さん。大吉さんは「フリーだとドッキリが仕掛けられない」と“不満”を漏らすと、「今回も“誰にインタビューしますか”とプロデューサーさんに聞かれました」と解答。そこから話題はフリーになった経緯に。忙しくなると周囲に“火を飛ばす”自分が気になって、自分と向き合う時間が欲しかったからフリーになったという満島さんだが「マスコミにいっぱい書かれた。信じないでください」「サクラちゃんとも仲良いです」と、フリーになったタイミングで巻き起こったマスコミ報道について“反論”。「サクラちゃんとも仲いいし(そこ大切)」「敢えてそれに」「触れて自分の言葉で説明する姿勢、潔いと思った」「自らゴシップに喝を入れる満島ひかり氏、推せる」など、率直に自分の言葉で語ろうとする満島さんの姿に多くの視聴者から声援が送られていた。(笠緒)
2018年12月21日広瀬すずと「嵐」櫻井翔が紅組・白組それぞれの司会を務め、あいみょん、「King & Prince」らが初出場することでも話題の「第69回 NHK紅白歌合戦」。この度、ゲスト審査員11名が発表された。決定したゲスト審査員には、4月から放送され大きな話題となった連続テレビ小説「半分、青い。」にて、ヒロインを演じた永野芽郁と、ヒロインの幼なじみを演じた佐藤健。現在放送中の「まんぷく」でヒロイン・立花福子を好演中の安藤サクラ。1月から始まる大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」でリレー主演を務める阿部サダヲと中村勘九郎。ほかにも、タレントの出川哲朗や俳人・夏井いつき、狂言師・野村萬斎。スポーツ界からは競泳選手の池江璃花子、スピードスケート選手の小平奈緒、プロサッカー選手の長谷部誠も決定した。なお、「紅白歌合戦」の勝敗を決める審査は、「視聴者審査員」「会場審査員」「ゲスト審査員」が参加、全ての対戦が終わったところで投票実施。勝敗は「視聴者審査員」で投票数が多かったほうに「視聴者審査員ポイントが1つ」、「会場審査員」で投票数が多かったほうに「会場審査員ポイントが1つ」、「ゲスト審査員」で投票数が多かったほうに「ゲスト審査員ポイントが1つ」の計3ポイントで決定、最終的に2つ以上のポイントを獲得した組が優勝となる。「第69回 NHK紅白歌合戦」は12月31日(月)19時15分~NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1にて放送。(cinemacafe.net)
2018年12月19日「いつもスーツを着ているのは、真一と世良(桐谷健太)さんだけなんですが、朝ドラを見ている女性は、スーツの着こなしや色、デザインなどの細かい点にも注目してくださってるんだな、というのは驚きでした。せりふも、ふだん話している大阪弁とはきちんと使い分けて、真一の真面目さを意識したリズムやスピード、語尾にしようと気をつけています」そう話すのは、劇中と同じシルバーの三つぞろいのスーツに身を包んだ、大谷亮平(38)。NHK連続テレビ小説『まんぷく』のヒロイン・福子(安藤サクラ)の義理の兄で、萬平(長谷川博己)が営む「たちばな塩業」に加わった小野塚真一役を演じている。「僕の実家は撮影現場と同じ大阪府。両親も、『まんぷく』を見てくれていますし、父は毎朝、ドラマを見てから出勤していて時間ギリギリになるそうです。バイク通勤なので、“焦ったら大変”と心配していますが(笑)」(大谷・以下同)今回、’17年に生まれたばかりの第1子を育てながら撮影に臨む安藤サクラ(32)。子育て中の女優がヒロインを務めるのは朝ドラ史上初めて。大谷は、そんな彼女との現場でのエピソードを明かしてくれた。「朝、お子さんの面倒をみて、そこから出ずっぱりで撮影をして……僕が勝手に想像するだけでも、大変だろうと思うんです。あるとき、安藤さんに、リハで僕が諭すようにせりふを言うと、笑いながらだけど、『もうわかってるって~』というリアクションが返ってきたんです。優しい気持ちで彼女のことを思っているつもりでも、福ちゃんにとっては“圧”になっているんじゃないか、そう考えさせられる瞬間でした。それからは、“おせっかいな伯父さん”にはならないように、と真一の立ち位置を常に考えるようにしていますね」長谷川博己(41)、桐谷健太(38)とは、撮影後にお酒を飲みにいくことがあるという。「うれしかったのは、長谷川さんが僕を見て、桐谷さんと2人で、『昭和が似合う顔つきだよね』と言ってくれたこと。そのときは、『じゃあ平成のドラマには似合わない顔なの?』と返してしまいましたが(笑)。まぁ、今っぽい顔じゃないってことなのかな。でも、長谷川さんはものすごく映画好きで、昭和の映画もたくさん見ている方だから、そんな方に“似合う”と褒められると、撮影にも自信がわいてくるんです」「たちばな塩業」に加わった真一だが、この先萬平や福子とどう関わっていくのだろうか。「福ちゃんの母・鈴さんを演じる松坂慶子さんが、撮影の合間に『咲(内田有紀)がいなくなった今は、ちゃんとしている人はあなたしかいませんからお願いしますよ』と、ぼそっと。そのときは、『克子(松下奈緒)さんもまともな人ですよ!』と思いましたが、たしかに萬平さんと福ちゃんは、不安定な人生を送っていますよね(笑)。その2人のために真一ができることといえば、自暴自棄にならないように、寄り添ってあげるのが一つの正解ではないかな、と。でも、真一の力では助けにもならないほどの事件もこれから出てくるんですけどね--」まんぷく夫妻、そしてそれを支える真一たちを襲うトラブルはまだまだ続く!?
2018年12月16日「僕の実家は撮影現場と同じ大阪府。両親も、『まんぷく』を見てくれていますし、父は毎朝、ドラマを見てから出勤していて時間ギリギリになるそうです。バイク通勤なので、“焦ったら大変”と心配していますが(笑)」そう話すのは、劇中と同じシルバーの三つぞろいのスーツに身を包んだ、大谷亮平(38)。NHK連続テレビ小説『まんぷく』のヒロイン・福子(安藤サクラ)の義理の兄で、萬平(長谷川博己)が営む「たちばな塩業」に加わった小野塚真一役を演じている。ダンディな見かけと、物腰やわらかな関西弁が視聴者の心をとりこにする魅力となっている。「いつもスーツを着ているのは、真一と世良(桐谷健太)さんだけなんですが、朝ドラを見ている女性は、スーツの着こなしや色、デザインなどの細かい点にも注目してくださってるんだな、というのは驚きでした。せりふも、ふだん話している大阪弁とはきちんと使い分けて、真一の真面目さを意識したリズムやスピード、語尾にしようと気をつけています」(大谷・以下同)真一は、第2週で愛妻の咲(内田有紀)を病気で亡くしてしまう。当時の撮影には、減量して“げっそり”した顔で臨んだと振り返る。「咲がりんごをむいてくれる夫婦の朝食のシーンとか、すごく幸せな場面で僕は好きなんですが、この2人は、幸せな期間がすごく短かったな……。そんな“ドン底”まで落ちていく悲しさでやつれていくさまを出したくて、いつもより4キロほど減量したんです。とにかく炭水化物を抜いて、ウエートトレーニングに励んでいましたね」それから体重を戻すために、地元大阪の“グルメ”を食べあさったと笑う。「“大阪人”ですし、お好み焼き、たこ焼きとか、粉もんは好きです。ちなみにお好み焼きだと、豚入りミックスが好きで、マヨネーズはかけない“ソースだけ派”(笑)。出身高校がスタジオから近いので、バレー部時代の監督を訪ね、かつてよく通った学校の隣の鉄板焼きに一緒にいきました。B級ですが、イカげそなどの一品ものや、焼きうどんもおすすめですよ」地元が撮影場所に選ばれたことで、大谷にとって“新たな楽しみ”もできたという。「9カ月になるめいっ子にしょっちゅう会えるのが本当に楽しみで……。昨日も会ってきちゃいましたから(笑)。姉の子どもなんですが、じ~っと見られて、抱き上げても怖がって泣かれたりで、慣れるまで時間がかかりました。ようやく慣れてきたと思ったら、数日後には忘れているので、マメに通うようにしています。プレゼントもいろいろ買っていますよ。この前買ってあげた手押し車は、プラスチック製ではなく、木製のしっかりした作りのおもちゃなんです。思っていたより値段は高かったですが、めいのためなら、もうぜんぜんいとわないです(笑)」家族への愛情をにじませる大谷の表情からは、福子や萬平に投げかける優しい笑顔がうかがえた。
2018年12月16日『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』の韓国の若手トップ女優シム・ウンギョンと、『娼年』『孤狼の血』などで次々と新境地を開拓する松坂桃李が『あゝ、荒野』のプロデューサーとタッグ。東京新聞記者によるベストセラーを原案にした映画『新聞記者』でW主演を務めることになった。■映画賞総なめ『あゝ、荒野』『かぞくのくに』のプロデューサー最新作安藤サクラや井浦新らが出演し、第86回キネマ旬報ベストテンで日本映画第1位を獲得した『かぞくのくに』(12/ヤン・ヨンヒ監督)、菅田将暉とヤン・イクチュンという日韓の演技派2人が激突し、数多くの映画賞を受賞した『あゝ、荒野』前・後篇(17/岸善幸監督)など日本映画の境界を揺るがす問題作を世に問い続けている河村光庸プロデューサー(株式会社スターサンズ)が、最新作のテーマに選んだのは「国家権力と報道メディア」。望月衣塑子(東京新聞記者)の同名ベストセラー「新聞記者」を原案に政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え、公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いたオリジナルストーリーを描く。■『怪しい彼女』シム・ウンギョン×松坂桃李の化学反応に期待主演を務めるのは、『王になった男』『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』や印象的なカメオ出演を果たした『新感染 ファイナルエクスプレス』など、抜群の演技力で知られるシム・ウンギョン。そして意欲的な作品に次々に挑み、「第10回TAMA映画賞」で最優秀男優賞を獲得するなど人気・実力ともに日本映画トップを走る松坂桃李。監督は、山田孝之プロデュース映画『デイアンドナイト』の公開が2019年1月26日に控える若手注目映像作家・藤井道人。フェイクニュースが社会を揺さぶり、報道の価値が厳しく問われる平成から新年号に変わるメディアの激動期。リアルに人びとに襲いかかる、さまざまな社会問題にダイレクトにリンクする、これまでの日本映画になかった新しい社会派エンターテインメントを目指していく。河村プロデューサーは「世界的な潮流として、権力者や集団の指導者は同調圧力を使い“個”を分断、対立を促し、孤立化を煽る傾向にあります。そのような状況下、官邸に“不都合な質問”を発し続ける東京新聞・望月さんの登場は、正に“個”が集団に立ち向かう姿を日本中の報道メディアに見せつけた」と語り、本作は「そんな望月さんの姿にインスパイアされ企画した映画」と説明。「報道メディアに関わる全ての人たちにエールを送る映画でもあり、政治サスペンスとしても楽しめるエンタテインメント」となると語る。「物語で、真相を追う女性記者はあえて、複数のバックグラウンドを持つキャラクターという捻った役の設定」にしており、「複数のアイデンティティと苦悩や葛藤を持つ役柄を言語を超えて表現できるのは彼女以外のキャスティングは思い付きませんでした」とシム・ウンギョンの実力に言及。また、「この記者に対峙する若手エリート官僚は、国を動かす正義と個人が信じる正義の“二つの正義”の間で葛藤します。この非常に繊細な心を表現する役には、類い稀なる演技力が必要とされ、これを演じてもらうのは幅広い役柄にリアリティを与えることに定評がある松坂桃李さんしかいない」と、演技力が高く評価されている松坂さんの起用理由を語っている。映画『新聞記者』は2019年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新聞記者 2019年、全国にて公開予定
2018年12月05日NHKは12月3日、19年秋に放送を開始する連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインに戸田恵梨香(30)が決まったと発表した。各スポーツ紙などによると、同ドラマは信楽焼で知られる滋賀・信楽(現・甲賀市)が舞台。大阪で就職したヒロインが少女時代を過ごした信楽に戻り、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込んで高度成長期にかけて奮闘する姿を描く。戸田は「これまでさまざまな役を演じてきましたが、1年間1人の女性を演じたことはなかったので、ぜいたくな時間を楽しみながら、頑張っていきたいです」と意気込みを語ったという。「戸田さんは演技力も実績も申し分ない女優。神戸出身ということもあり、制作の大阪局がヒロインに白羽の矢を立てたようです」(NHK関係者)同ドラマ枠といえば、ヒロインが新人女優のブレークへの登竜門として知られてきた。00年代に入ってからも「てるてる家族」(03年)の石原さとみ(31)、「純情きらり」(06年)の宮崎あおい(33)らがブレークを果たした。しかしここ数年は「花子とアン」(14年)の吉高由里子(30)、「とと姉ちゃん」(16年)の高畑充希(26)、「ひよっこ」(17年)の有村架純(25)ら売れっ子を続々と起用。現在放送中の「まんぷく」の安藤サクラ(32)、来年前期の「なつぞら」の広瀬すず(20)、そして戸田と売れっ子が続いているのだ。「ネットニュースで各メディアがやたらと視聴率を報じるようになりました。そのため『ある程度視聴率を安定させたい』など制作サイドが“大人の事情”を考えるようになり、傾向が変わってしまったようです。また売れっ子女優を抱える事務所もNHKとの太いパイプができるので、喜んでオファーを受けます。そのため、どんどん売れっ子偏重の流れが続いているようです」(芸能記者)新人女優がブレークするチャンスが確実に減っているようだ。
2018年12月04日「水谷家の父娘関係は、最大の危機を迎えているといっていいでしょう。水谷さんは娘さんが今回、自分に何の相談もなしに映画で脱いだことが、いまだに許せないようです。相当、ご立腹だと聞いています」(芸能プロ関係者)水谷豊(66)が、長女の趣里(28)と“父子断絶”のピンチ――。水谷が“問題視”するのは、11月9日に公開された趣里の主演映画『生きてるだけで、愛。』の一場面。趣里演じる主人公・寧子はうつを患い、引きこもり状態。感情をうまくコントロールできず、菅田将暉(25)演じる同棲恋人に理不尽な感情をぶつけてしまう彼女は、クライマックスで服を脱ぎながら商店街を疾走するのだ。「女優の“初ヌード”が映画のPRのひとつとして公表されていること自体、腑に落ちないようです」(前出・芸能プロ関係者)趣里は、大胆演技に初挑戦した心境を本誌11月12日号でこう打ち明けている。《初めて台本を読ませていただいたとき、“出会った!”と感じたんです。寧子の心の葛藤が理解できたし、どこか自分の人生と重なる気がしました。(ヌードへの抵抗は)それがあまり感じなくて(笑)。寧子はそういう表現ができちゃうコなんだなあと思ったら、すんなり受け入れられました》趣里は11年春、『3年B組金八先生ファイナル』(TBS系)で女優デビュー。順調な滑り出しだったが、5年前に事件が。「趣里さんに俳優の恋人ができて、彼の家で“半同棲”状態になってしまったんです。さらに恋人は当時、出演していた舞台を“寝坊”ですっぽかしてしまった。あまりのプロ意識の低さに水谷さんは激怒。彼も事務所から解雇されました」(スポーツ紙記者)このとき、水谷は溺愛していた娘が恋人と半同棲状態だったことをまったく知らなかったという。趣里は即刻、水谷夫妻が住む都内の高層マンションに連れ戻されたのだが……。「破局に至るまでの水谷さんと趣里さんの言い争いは壮絶だったと聞いています。ここで父子関係も完全にギクシャクしてしまった。結局、関係を修復できぬまま彼女は事務所を移籍して女優業に没頭。1年ほど前から実家を飛び出し、一人暮らしを始めました」(テレビ局関係者)11月下旬の休日の朝、趣里は自宅近所のスーパーで買い出しをしていた。料理好きの趣里は、買い物カゴを片手に商品を30分以上吟味。手巻き寿司に決めたのか、寿司用の海苔を選ぶと、鮮魚コーナーでネタに目を光らせていた。映画関係者はこう語る。「今の趣里さんは、“両親のおかげで売れた”といわれるのが何よりも嫌なようです。実際に努力して自分の力で今のポジションまで上り詰めてきましたから。最近では吉高由里子さんや安藤サクラさんなど、朝ドラの主演女優クラスでも、素晴らしい作品なら自然と脱いでいるのが潮流です。趣里さんも、今回の決断はすべて自分で決めたそうです」今回の父子バトルについて2人の所属事務所に問い合わせたが、ともに回答は得られなかった。「水谷さんは、心の底では本当は趣里さんを心配しているんです。“一度脱ぐ役をやったら、女優として今後の作品選びに支障が出てしまうのではないか”と――。“父親としての気持ち”は、妻の蘭さんも理解しているようです。趣里さんは蘭さんとはよく一緒にご飯に行って友達のように相談しているそうです。蘭さんは同じ女優として娘が多様な作品に挑戦したい気持ちもよくわかるとか。2人の本音を知る蘭さんは、冷え切った父子関係を改善すべく思案しています」と前出の映画関係者は語る。心配は杞憂に終わる、娘の自立を応援してほしい――妻・伊藤は水谷にそう働きかけているという。
2018年12月04日「神部の魅力は、やっぱり人の懐ろにすぐ入れる人間力に尽きると思います。そこは僕自身、すごく羨ましいところです。僕はどちらかというと構えちゃうほうで、打ち解けるまで時間がかかってしまうので」そう話すのは、NHK連続テレビ小説『まんぷく』で萬平を慕い支える神部茂を演じている瀬戸康史(30)。神部は戦争で家族も家も失ってしまったが、今では「塩軍団」のリーダー的存在に。塩づくりの撮影は今年の夏に行われたそう。「40度近くの日もあって、こんなに日本の夏って暑かったっけ?って思いながら撮っていたんですが、今はもう寒い。時がたつのはあっという間ですね」(瀬戸・以下同)そんな時間を共にする、『まんぷく』共演者のエピソードを瀬戸が教えてくれた。■福子役・安藤サクラ「サクラさんは本当にタフで、元気を皆に振りまいています。子育てをしながらの撮影で、本当に大変なのにもかかわらず、笑顔で接してくれる。ヒロインなので一番多忙ですし、せりふをたくさん覚えないといけないのに、疲れた顔を見たことがありません。現場にもいちばん大きな声で『おはようございます!』と入ってきますし。だから僕も負けじと大きな声で挨拶を。サクラさんには元気をもらっています。きっと視聴者の皆さんもそうなんだろうなあ」■萬平役・長谷川博己「『瀬戸君のお芝居、すごく好きだな』とか『いいよね』とか、長谷川さんはすごく褒めてくださいます。先輩の役者さんに褒められるなんて、めちゃくちゃうれしいです!ちゃんと見てくださっているんだなって。朝ドラはひとつの役を長い期間で撮り、15分という尺におさめる。そんな役についての悩みを打ち明けてくれることもあります。僕も思ったことがあれば伝えたりしていて、距離の近い関係になれたのが、すごくうれしいです」■鈴役・松坂慶子「松坂さんとは『あさが来た』で共演して、そのあとCMでもご一緒させていただいて、そして今回。一緒のシーンが多くて楽しいです。優しい方ですし、癒しのオーラをお持ちなんです。先日は空き時間に、着物のままでY字バランスをされていました(笑)。『体、(どうして)そんなに柔らかいんですか?』って聞いたら、毎日、柔軟体操をされている、と。ポジティブなエネルギーにあふれている方です」『まんぷく』の神部としての、今後の見どころを瀬戸はこう語る。「萬平さんと福子さんとはまた違う、タカちゃん(岸井ゆきの)との若いキュンキュン感みたいなのも楽しんでいただけるかと。神部はめっちゃ鈍感なんです」最後に、少し気が早いものの今年を振り返ってもらいつつ、2019年の抱負を聞いてみた。「俳優としては素敵な作品に出合えましたし、アーティストブックでは自作の絵本を描いたりと、2018年はすごく充実していました。来年もいろいろ新しいことに挑戦できれば」
2018年12月03日本年度の映画賞に先駆けて「第43回報知映画賞」の各賞受賞者が発表された。スポーツ報知によると助演女優賞は、今年9月に75歳で亡くなった樹木希林さんが受賞。「モリのいる場所」、「万引き家族」、「日日是好日」に出演していた。「『モリのいる場所』では山崎努さんげ演じた画家の妻を、『万引き家族』では安藤サクラ演じる主人公の母親を、『日日是好日』では黒木華演じる主人公が通う茶道教室の先生役を担当。それぞれ独特の味を出して演じきっていました。生前、数々の映画賞を受賞している樹木さん。どうしても関係者はその演技に目が行き、魅了されてしまいます。それもあって、映画のオファーが絶えませんでした」(映画業界関係者)先日ノミネート作品と各部門賞が発表された「日刊スポーツ映画大賞」でも、樹木さんは助演女優賞の候補者5人のうちに入っている。さらに、本年度の映画賞の目玉になりそうだという。「『報知』と『日刊』の映画賞の結果は、その後に続々と発表される映画賞へ影響を与えるといわれています。もともと演技力は誰もが認めるところですし、これら2つの賞を両方とも受賞すれば、その後の賞レースを総なめにする可能性が高いといえるでしょう。受賞しても天国の樹木さんは出席できませんが、内田裕也(79)や本木雅弘(52)らが代理で出席すれば盛り上がりそうです」(芸能記者)亡くなっても人々の記憶に残る樹木さん。その作品の動向に、注目が集まりそうだ。
2018年11月29日「先月、安藤さんの義母・角替和枝さん(享年64)が亡くなり、現場で安藤さんが気落ちしている様子も見られました。そんななか、安藤さんの気持ちを察しながらも率先して明るく接しているのが、桐谷さんでした」(番組関係者)スタート以来、20%超えの高視聴率を続けているNHK連続テレビ小説『まんぷく』。放送前からヒロイン・福子を演じる安藤サクラ(32)の“子連れ単身赴任”が話題となっていたが、ここにきて注目されているのが世良勝夫役の桐谷健太(38)だ。11月12日放送回では、福子と夫・萬平(長谷川博己)が世良に大金を騙し取られる衝撃の展開で、ツイッターでは《世良さん》がトレンドワード1位に。SNSでも《世良さん許せない!》《クズすぎる》といった声が殺到した。しかし、そんな“嫌われ者”を演じている桐谷が、安藤を誰よりも元気づけていた――。「私生活で2児の父でもある桐谷さんは、安藤さんの子育ての大変さがよくわかるのでしょう。安藤さんと2人のときは“育児トーク”で盛り上がっているそうです」と、番組関係者。そのため桐谷は収録現場では“ムードメーカー”の役割を果たしているそうだ。「大阪出身の桐谷さんは、休憩中はもっぱら関西弁で共演者やスタッフ相手に冗談を言って、笑わせています。桐谷さん自身、『滑舌が良くない』というので、休憩中はマシンガントークで頬の筋肉をほぐして、滑らかにしゃべれるようにしているそうです(笑)」撮影終了後、安藤は母親業で直帰するため、オフに共演者と過ごす時間はほとんど取れないそう。「そこで桐谷さんを中心に、男優陣による“男子会”がしばしば開かれ、絆を強めています。初回が放送された10月1日は大谷亮平さんの誕生日でした。そのため桐谷さんが地元・大阪の街を案内して、長谷川博己さんとともに焼肉をご馳走したそうです。それ以来、桐谷さん、大谷さん、長谷川さんの3人で飲みに行くようになったとか。ヒロインの安藤さんを『みんなで盛り立てよう!』と話し合っているそうです」桐谷といえば、浦島太郎を演じる『au』のCMでもお馴染みだ。「『まんぷく』のロケ先では、桐谷さんは見学に来た人たちから『浦ちゃん!』と声を掛けられることが多いんです。そのときは『浦ちゃんやない!世良ちゃんや!』と手を振りながら笑顔で応じています。いまやロケ先を盛り上げる“お約束ギャグ”になっています」(番組関係者)スタジオでも、安藤と桐谷の“掛け合い”は定番に――。「桐谷さんの冗談に、安藤さんがツッコミをいれることが多いです。2人で海苔を歯に付けて、お歯黒のマネをして笑い転げています(笑)」(前出・番組関係者)桐谷のユーモアに救われた安藤はこれからも毎朝、日本中に元気を届けてくれるはずだ。
2018年11月29日俳優の山崎努が17日、東京・パルテノン多摩 大ホールで行われた第10回TAMA映画賞授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。山崎は特別賞を受賞した、沖田修一監督の『モリのいる場所』の主演として登場した。山崎は「主人公たちは全く変化がありません。実はそういうところに惹かれて出演させてもらったんですが、撮影中にふと、こういう映画でお客さんが来てくれるのかなあと思いました。もちろん監督は自信があったと思いますが、僕はちょっと不安でした」と振り返りつつ、「で、いっぱい入って売れました。そして喜んで楽しんでくれました」と喜ぶ。「その上、こういう立派な賞をいただいて、嬉しく思っています。特に、特別賞は嬉しいです」と感謝したが、「ここに(奥さん役の)樹木希林がいれば、もっと良かったんですが。残念です。まあ仕方ありません」とこぼした。ともに文学座出身で、56年の時を経ての共演となった樹木について、山崎は「プライベートでもそんなに会ったことなかったんですけどね」と語る。「実は撮影に入る前に、彼女は病気でだいぶ体調が悪いと聞いてましたけども、ものすごく元気で、逆に僕が熱中症寸前でダウンしそうになって、彼女に助けてもらいました」と明かした。さらに「沖田監督も途中で捻挫しまして、ギブスで松葉杖で。一番元気だったのが、希林さんだった」と、樹木のことを悼んだ。■最優秀作品賞『万引き家族』 (是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞沖田修一監督、及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同 (『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『カメラを止めるな!』)■最優秀男優賞東出昌大 (『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李 (『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)■最優秀女優賞安藤サクラ (『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優 (『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)■最優秀新進監督賞今泉力哉監督 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督 (『きみの鳥はうたえる』)■最優秀新進男優賞吉村界人 (『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮 (『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)■最優秀新進女優賞深川麻衣 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉 (『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)
2018年11月18日女優の松岡茉優が17日、東京・パルテノン多摩 大ホールで行われた第10回TAMA映画賞授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。松岡は安藤サクラとともに、最優秀女優賞に輝いた。現在NHK連続テレビ小説『まんぷく』主演の安藤はメッセージで登場。出演した『万引き家族』について、「私にとっては、宝物です。今回は『万引き家族』が作品賞で、茉優ちゃんと同じ賞(最優秀女優賞)を受賞できたことが本当に本当に嬉しいです」と語る。さらに「個人的には自分もとっても思い入れのある『君の鳥はうたえる』で、三宅(唱)監督と、数少ない友人の一人である松坂桃李くんと一緒に受賞できたこともとっても嬉しいです。またこれから頑張っていこうと思います」と、周りの受賞者も祝った。一方、松岡は「もしこの映画祭が、他の賞と同じように、主演女優賞が1名だったら、私は確実にここにはおりません」と微笑む。「自分で言うのもおこがましいんですけど、完全な2位だと思っています。『万引き家族』を観てくださった方にはお分かりでしょうが、安藤サクラさんの、海外でも話題になったあるシーンがあります」と凄みさえ感じさせるスピーチを披露。「初号試写で、リリー・フランキーさんがあのシーンを見て、『安藤サクラは、あのシーンだけで8個、賞が取れるよ』と。8個ってどれのことを言ってるんだろうと思いながら、そうだなあと思いました」と心境を吐露した。松岡はさらに「私はあのシーンを見て、悔しいと思いました。ただ、2年前、TAMA映画祭で"新進女優賞"をいただいてからの1番の成長は、あのシーンを見て悔しいと思えたことです。それまでの私だったら、あのシーンを見て、ただ感動していただけだったと思います。サクラさんにいつか追いつきたい、追い越したいと思えるようになったのは、ここで俳優として認められたからだと思います」と語る。「自信とあたたかい気持ちと、たくさんの人から映画を観ていただけたんだと言う心強い後押しで、これから飛躍していきたいと誓います。次の作品につなげていきます」と改めて宣言した。また、大きな話題となった『勝手に震えてろ』については、「全部出し切った」と表現し、『万引き家族』については「今までの全てじゃ敵わない現場でした。十数年はなんだったんだろうかってくらい、今までの私のすべではOKが出ない」と表した松岡。「是枝さんがニコニコしながら、『もっかい、もっかい』というのが現場に響きましたね」と振り返りつつ、現在撮影中の『蜜蜂と遠雷』について触れ、次に授賞式に来るのは「来年ですかね!」と会場を沸かせるなど、圧巻のスピーチ力を見せた。■最優秀作品賞『万引き家族』 (是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞沖田修一監督、及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同 (『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『カメラを止めるな!』)■最優秀男優賞東出昌大 (『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李 (『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)■最優秀女優賞安藤サクラ (『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優 (『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)■最優秀新進監督賞今泉力哉監督 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督 (『きみの鳥はうたえる』)■最優秀新進男優賞吉村界人 (『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮 (『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)■最優秀新進女優賞深川麻衣 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉 (『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)
2018年11月18日第10回TAMA映画賞授賞式が、17日に東京・パルテノン多摩 大ホールで行われ、受賞者が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。最優秀新進女優賞に輝いた深川麻衣は、「まずは今日のこの日を今後の励みにさせていただきながら、『もっともっと頑張れ』というエールをいただいたと思うので、来年も今まで以上に成長できるように頑張っていきます」と宣言した。同じく最優秀新進女優賞に輝いた伊藤沙莉は、壇上に立った瞬間から涙ぐみ「すいません、早いですよね」とセルフツッコミで会場を笑わせる。『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』と、受賞作品に次々登場し、最優秀女優賞の松岡茉優からも「親友の伊藤沙莉」と紹介された伊藤だが、「9歳からお仕事させていただいてるんですけど、今日に至るまで15年間、決して楽しいだけじゃなく、苦しいこと悔しいこともたくさんありましたけれど、こうやって誰かに求めてもらえたりするのは本当に幸せなことだと思っております」「新しいスタートラインだと思って、大好きな芝居を楽しみつつ、これからも精進したい」と涙ながらに語った。また、大きな話題を呼んだ『カメラを止めるな!』は、特別賞に輝いた。市橋浩治プロデューサーは「ご覧いただいた感染者のみなさんのおかげで受賞できたかなと思っております」と感謝。「この映画を作ったENBUゼミナールは、(『パンとバスと2度目のハツコイの)今泉力哉監督もうちのスタッフとして働いていたということで、感慨深いものがあります」と明かし、会場を驚かせた。最優秀作品賞を受賞した『寝ても覚めても』は、カンヌ映画祭のコンペティション部門に出品され、現地の反応も良かったが、パルムドールは『万引き家族』に。エグゼクティブプロデューサーの福嶋更一郎は「『万引き家族』がいただいたのはすごいことだなと思います」と称賛する。『寝ても覚めても』については、「シナリオの段階でフランスのプロデューサーから『これは絶対いい作品ができる』と言っていただいて、日仏合作になりました」と明かし、監督の独特な演出法についても「間近で見まして、本当にすごいなと思いましたし、編集も緻密ですし、非常に完成度の高い作品を世に出せたなと思います」と自信を見せた。また同じく最優秀作品賞を受賞した『万引き家族』について、松崎薫プロデューサーは「いろんなことがありまして、想定していたより本当に多くの方にご覧いただいています」と感謝。『寝ても覚めても』と同様に「海外に広まっており、今週末はロシア、来週からアメリカと言うように各国で大勢の方に見ていただくことができて、まだ上映していますので、また広まっていっていただけたら」と語った。■最優秀作品賞『万引き家族』 (是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞沖田修一監督、及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同 (『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『カメラを止めるな!』)■最優秀男優賞東出昌大 (『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李 (『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)■最優秀女優賞安藤サクラ (『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優 (『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)■最優秀新進監督賞今泉力哉監督 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督 (『きみの鳥はうたえる』)■最優秀新進男優賞吉村界人 (『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮 (『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)■最優秀新進女優賞深川麻衣 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉 (『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)
2018年11月18日俳優の松坂桃李が17日、東京・パルテノン多摩 大ホールで行われた第10回TAMA映画賞授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。松坂は東出昌大とともに、最優秀男優賞に輝いた。感慨深げにトロフィーを眺めていた松坂は、「もうちょっと高くしていいですか?」と自分でマイクの位置を調整する気さくな様子を見せる。第10回目という同賞に、10年が経ったという自身の役者人生を重ねた。「初めてドラマが決まった時は、チーフのマネージャーさんに『松坂くんはバーターだから、よろしくね』って」と振り返った松坂。「『バーターというのはですね、事務所の売れている方の力を使って出させていただいていただくというやり方です。現実を受け止めろ』と言われて」と驚きの告白で会場をざわつかせる。「で、『今年ちゃんと結果を出さなければ、あなたは終わりです』と言われたのが2年目。『ここで結果を出さなければ本当におしまいだ』と言われたのが3年目」と明かし、「1年に1回以上は、マネージャーさんに精神的に食らう言葉をかけられ続け、メンタルがちょっと強くなりました」と語った。松坂はさらに「10年の中で、数々の作品と出会って、すごく素敵な時間を過ごさせていただいて、その現場を用意してくれたのが、うちのチーフの方で。本当に感謝しても仕切れないです」と改めてマネージャーへの感謝の言葉を重ねる。「メンタルはボロ雑巾のようにやられるんですけど、『孤狼の血』『娼年』『不能犯』出会わせてくれたのもチーフの方ですし、その現場でいろんな方に出会ってここにいるのだと、つくづく感じます」と明かした。また、各作品の役作りについても語った松坂。『孤狼の血』では役所広司にもらったライターを懐から取り出し、『娼年』では「もう塗れ場はしばらくやらないんじゃないかな? というくらいの経験をさせていただいた」としみじみ。『不能犯』では「ニタア……という笑いを練習した」と、練習風景を再現するサービス精神たっぷりのスピーチを見せた。■最優秀作品賞『万引き家族』 (是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞沖田修一監督、及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同 (『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『カメラを止めるな!』)■最優秀男優賞東出昌大 (『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李 (『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)■最優秀女優賞安藤サクラ (『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優 (『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)■最優秀新進監督賞今泉力哉監督 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督 (『きみの鳥はうたえる』)■最優秀新進男優賞吉村界人 (『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮 (『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)■最優秀新進女優賞深川麻衣 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉 (『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)
2018年11月17日俳優の吉沢亮が17日に東京・パルテノン多摩 大ホールで行われた、第10回TAMA映画賞授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。吉沢は吉村界人とともに、最優秀新進男優賞に輝いた。吉村は「僕みたいなやつがすいません」と謝罪から入り、独特な語り口で会場の爆笑をさらう。「俳優をやらせていただいて、すごい嬉しい感じです」「全部難しくて、『俺、できたじゃん』ということなんかなくて、いつも迷いながら不安で不安で仕方なくて、でもなんか、やってますね」と語ると、さらに笑いが起こっていたため、「ちょっと、笑いすぎですよ」と会場につっこんでいた。また吉沢は「こういった賞をいただくのは今回が初めてなので、映画を愛している皆さんに選んでいただいたことを嬉しく思います。3年前くらいから、映画を中心にやっていきたいという話をして、今年はたくさんの映画が公開しました」と振り返る。2018年は公開作8本と、多くの映画に出演したが、「本当にどの役も全く役柄の違うタイプというか。幅が広い役をたくさんやらせていただいて。すごい楽しい年だった」と語る。「頑張ってよかった。映画の現場がとても好きで、もっともっとやりたい」と意欲を見せた。テレビ東京系ドラマ『GIVER』でも共演していた2人は、隣同士に座る際に熱いハグ。さらに『パンとバスと2度目のハツコイ』で最優秀新進監督賞をとった今泉力哉監督が「東出昌大さん、吉沢亮さんと誕生日が同じ」と明かすと、笑顔に。席についた今泉監督と挨拶しあっていた。■最優秀作品賞『万引き家族』 (是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞沖田修一監督、及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同 (『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『カメラを止めるな!』)■最優秀男優賞東出昌大 (『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李 (『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)■最優秀女優賞安藤サクラ (『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優 (『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)■最優秀新進監督賞今泉力哉監督 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督 (『きみの鳥はうたえる』)■最優秀新進男優賞吉村界人 (『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮 (『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)■最優秀新進女優賞深川麻衣 (『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉 (『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)
2018年11月17日映画ファンの祭典「第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM」内にて「第10回TAMA映画賞授賞式」が11月17日(土)、パルテノン多摩にて行われ、松坂桃李が「本年度最も心に残った男優を表彰」する最優秀男優賞を受賞した。『孤狼の血』、『娼年』、『不能犯』、『彼女がその名を知らない鳥たち』という出演作において「作品ごとにまったく異なる境遇に生きる若者の姿を、ほとばしる情熱で息衝かせた迫真の演技は、観客を魅了した」という理由で受賞にいたった松坂さん。本映画賞の10年にかけて「実は芝居を始めて10年で、このような賞をいただけるのは何かの縁かなって袖で10年をふり返っていました」とスピーチを始めた松坂さんは、「初めて、ドラマが決まったときは、チーフマネージャーさんに“松坂くんはバーターだから。この現実を受け止めろ”と言われていた」とふり返った。「2年目、今年が勝負、結果を出さないと終わりですと言われて。3年目、ここで結果を出さないと終わりだと言われて、4年、5年、6年と…。1年に1回以上は精神的にくらう言葉をかけられ続け、おかげさまでメンタルがちょっと強くなりました」と、自分史をしみじみと語った。「メンタルはぼろ雑巾のようにやられていますけど、数々の作品やいろいろな共演者の方と出会って、すごく素敵な時間を過ごして、感謝してもしきれないです。30(歳)以降からは、たくさん受けた恩を1個、1個、丁寧に向き合って返していきたいと思っております」と感謝の言葉に代えていた。『孤狼の血』では主演の役所広司と拮抗する熱演を見せた松坂さんは、役所さんとの共演について「贅沢な時間でした。言葉で、というより、いてくださるだけでキュッと締まる現場で、あの背中は本当に大きかったと今でもつくづく思います」としながら、「撮影が終わったタイミングで、アップしたときに実はライターをいただいたんです」と、うれしそうに緩み切った表情で、内ポケットから劇中で使用したライターを取り出し、また大事そうにしまっていた。「TAMA映画賞」は映画ファンの立場から、観客に活力を与えてくれるいきのいい作品・監督・俳優をいち早く紹介したいとの思いから立ち上げた賞で、本年で第10回目を迎える。近年では、その年の最も早い映画賞という形でも注目を浴びており、今回も多彩な受賞作品がそろい、受賞者もずらり登壇した。最優秀女優賞は、『勝手にふるえてろ』、『万引き家族』、『ちはやふる -結び-』、『blank13』で熱演を見せた松岡茉優が受賞。輝く笑顔を見せた松岡さんだったが、「おこがましいですけど、完全な2位だと思っています。『万引き家族』、ラストの(安藤)サクラさんのシーンを初号試写で観たリリーさんが“あのラストのシーンだけで8個の賞がとれる”って言っていて、そうだな…って思いました。あのシーンを見て悔しいと思いました」と、胸の内をさらけ出した。「2年前、最優秀新進女優賞をいただいてから一番の成長は、悔しいと思えたことです。それまでだったら感動していただけだったと思う。サクラさんに、いつか追いつきたい、追い越したいと思ったのは、ここで俳優として認めていただいたから。今回、自信と温かい気持ちと、心強い後押しで飛躍していくことを誓います。本当にありがとうございます」と深々と頭を下げた松岡さんは、この日一番の長く心のこもった拍手を観客から受けていた。また、最優秀女優賞を受賞した安藤サクラはビデオメッセージを寄せたほか、最優秀男優賞を受賞した東出昌大は11月18日(日)に行われる「東出昌大躍動と温もりと『寝ても覚めても』上映と表彰式&トーク」に出席予定。■受賞者一覧最優秀作品賞『万引き家族』(是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)特別賞沖田修一監督、及び山崎努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同(『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同(『カメラを止めるな!』)最優秀男優賞東出昌大(『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李(『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)最優秀女優賞安藤サクラ(『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優(『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)最優秀新進監督賞今泉力哉監督(『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督(『きみの鳥はうたえる』)最優秀新進男優賞吉村界人(『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮(『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)最優秀新進女優賞深川麻衣(『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉(『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)(cinamacafe.net)
2018年11月17日映画ファンの祭典「第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM」内にて「第10回TAMA映画賞授賞式」が11月17日(土)、パルテノン多摩にて行われ、本年度最も飛躍した男優、顕著な活躍をした新人男優に贈られる最優秀新進男優賞を吉村界人、吉沢亮が、同女優賞の最優秀新人女優賞を深川麻衣、伊藤沙莉が受賞し、喜びのスピーチを行った。「TAMA映画賞」は映画ファンの立場から、観客に活力を与えてくれるいきのいい作品・監督・俳優をいち早く紹介したいとの思いから立ち上げた賞で、本年で第10回目を迎える。近年では、その年の最も早い映画賞という形でも注目を浴びており、今回も多彩な受賞作品がそろい、受賞者もずらり登壇した。「多彩な表情で心の奥に闇を抱えた役から、相手を包み込む優しさをもつ役まで幅広く演じ、その奥深い眼差しは観る者を虜にした」と受賞理由を発表された吉沢さん。その通り、『リバーズ・エッジ』、『猫は抱くもの』、『銀魂2掟は破るためにこそある』、『ママレード・ボーイ』、『悪と仮面のルール』、『レオン』、『斉木楠雄のΨ難』と7作にも出演した。吉沢さんは、「3年前くらいから、マネージャーさんと映画を中心にやっていきたいという話をしていて、今年は映画がたくさん公開されました。ひとつひとつの現場で出会った共演者やスタッフさんとの出会いが、こういう賞をいただける結果を導いてくれたのかなと思います。ありがとうございます」と真摯に言葉を並べた。多彩なラインナップをふり返った吉沢さんは、「幅の広い役をたくさんやっていて、すごく楽しい年だった。ひとつひとつ愛情を込めたものが公開されていくのは寂しさもありつつ、頑張ってよかったなって」と、心を込めた。今後やりたい役を聞かれると「何だろうなあ…いろいろありますよ(笑)。あえて言うなら、超普通な男というか、何の特徴もないような、等身大の普通の男をやってみたいですね」と願望を話した。そして、「“伊藤沙莉”ならではのキャラクター造形で作品に奥行きを与えた」と評され受賞となった伊藤さん。檀上に上がり表彰状などを受け取り、挨拶のためマイクの前に立つと、感極まりウルウル顔に。涙を流すまいと言った様子で「ごめんなさい!(泣くのは)早いですよね!」と手のひらで顔を覆い、笑いに変えた。24歳にして芸歴15年という伊藤さんは、「9歳からこの仕事をやらせていただいているんですけど、15年間は決して楽しいだけでなく、心底悔しいことも、傷つくことも、たくさんありました」と激白。「誰かに認めてもらうことは、本当に幸せなことだと思っています。ここに立てているのは、いろいろな人たちがいてこそ。スタートラインだと思ってこれからも日々精進して、大好きなお芝居を楽しみつつ化学反応を起こしていきたいと思います」と固く決意表明をしていた。■受賞者一覧最優秀作品賞『万引き家族』(是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)特別賞沖田修一監督、及び山崎努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同(『モリのいる場所』)上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同(『カメラを止めるな!』)最優秀男優賞東出昌大(『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』)松坂桃李(『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』)最優秀女優賞安藤サクラ(『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)松岡茉優(『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』)最優秀新進監督賞今泉力哉監督(『パンとバスと2度目のハツコイ』)三宅唱監督(『きみの鳥はうたえる』)最優秀新進男優賞吉村界人(『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』)吉沢亮(『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』)最優秀新進女優賞深川麻衣(『パンとバスと2度目のハツコイ』)伊藤沙莉(『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)(cinamacafe.net)
2018年11月17日「10月29日には、予定通り大阪の撮影現場で『まんぷく』のリハーサルが行われました。義母の角替さんが亡くなったばかりなのに、安藤さんも満面の“福ちゃんスマイル”を見せてくれていました。でも休憩時間になるといつものように共演者たちと談笑はせず、1人で物思いにふけっていたのです」(NHK関係者)10月27日早朝、女優・角替和枝さん(享年64)が原発不明がんで亡くなった。当日、角替さんを看取ったのは夫・柄本明(70)と長男・柄本佑(31)ら。嫁の安藤サクラは(32)『まんぷく』の収録のため大阪におり、次男・柄本時生(29)もハワイで仕事中だった。「安藤が柄本家を訪れたのは29日の夜だと聞いています。昼間に大阪でリハーサルを終えた後に帰京しました」(所属事務所関係者)逝去から約60時間後のようやくの対面……。実はサクラが頑ななまでに大阪の現場で熱演を続けていたのは、義母の“遺命”のためだったという。角替さんを知る舞台関係者は言う。「がん発覚後、角替さんは家族たちに誓約をさせました。それは、《私の病気のことで仕事を休んだり、スケジュールの変更をしてもらったりすることは許さない》というもの。サクラさんは“看取りよりも収録”という誓約を守ったのです」『40、50は鼻たれ小僧』が口癖で生涯“演じること”を追求し続けた角替さんは、舞台にだけは妥協を許さなかった。角替さん自身はインタビューで次のように語っている。《たとえ(子供の)ピアノの発表会でも、チャランポランにやって欲しくないの。人様の前で、一段高いところに立ったらもう、ステージなのね、私たちにとって。とにかく稽古しろって、1カ月くらい前は鬼になりましたね。(中略)後でお父さんとも話したんだけど、私たちにとって舞台っていうのは、神聖なものなんだねって。『板』の上にのるってことはうちの家族には、神聖なことなんです」(『ラ・セーヌ』93年7月号)サクラは角替さん逝去の1カ月ほど前から週末は必ず帰京し、長女を連れてお見舞いに通っていた。「角替さんは、サクラさんがコミカルに歩く『まんぷく』のオープニングがお気に入りでした。最後にサクラさんが海岸で両手両足を広げるのですが、あれも彼女のアドリブで、その話を聞いた角替さんが笑ってほめてくれたそうです。『あんた、女優を選んで正解だったね』って」(前出・舞台関係者)“女優を選んで正解”。義母が遺してくれたその言葉は、安藤サクラの女優人生を照らし続けることだろう。
2018年11月08日「僕はドラマの中で、福子に缶詰を渡すシーンが多いんですよ。街中を歩いていると、すっかり子どもたちにも『缶詰や~』と話しかけられるほどに、“缶詰キャラ”が定着したようです」こう語るのは、NHK連続テレビ小説『まんぷく』でヒロイン・福子(安藤サクラ)の同僚・野呂幸吉を演じている藤山扇治郎(31)。彼は、“昭和の喜劇王”と呼ばれた喜劇俳優・藤山寛美さんを祖父に持ち、伯母はかつて朝ドラのヒロインも務めた女優・藤山直美さん(59)という役者の家系に生まれた。“初舞台”は小学1年生のとき。歌舞伎役者の18代目中村勘三郎さんとの共演だった。デビューから2年後、直美さんの舞台にも出演するようになる。高校、大学は学業に専念。しかし、就職活動の時期に「やっぱり芝居がしたい」と思い立った扇治郎は、東京の劇団青年座研究所へ入所した。上京してどっぷりハマっていたのは、寛美さんが出演している松竹新喜劇のDVD。憧れるままに松竹新喜劇へ入団。そして、松竹時代の彼に目をつけていたと話すNHKの真鍋斎さん(『まんぷく』の制作統括)によって、朝ドラに“初抜擢”された。福子と同じホテルで働く料理人の野呂は、彼女に恋心を抱いていた。アプローチのつもりで、厨房の缶詰を3年間渡し続けたが、福子の夫となる立花萬平(長谷川博己)の登場により、失恋……。しかし、福子に缶詰を渡すシーンが放送されると、ネットのトレンドワードに「野呂缶」と上がるほど、野呂は視聴者の心をつかんだ。「情報番組『あさイチ』で博多大吉さんも指摘していましたが、野呂は缶詰を厨房から勝手に持ち出していると思うんです。だから、放送当初は、『“缶詰泥棒”みたいに言われたらどうしよう』と心配していました(笑)」(扇治郎)伯母の直美さんは、’17年2月に初期の乳がんが見つかり治療に専念していたが、今年10月8日に幕を開けた『おもろい女』(~12月2日、全国ツアー公演)で舞台復帰した。公演中の忙しいさなか、甥っ子のためならと、“愛情いっぱい”の応援メッセージを本誌に寄せてくれた。「扇治郎は器用に物事をこなすほうだと思いますが、共演のみなさまにご迷惑にならないように、しっかりと、お役をつとめてほしいと思っております。私が闘病中に扇治郎と会ったのは、京都で1度しゃぶしゃぶを食べたきりですね。もちろん、私がしっかり支払いました(笑)」(直美さん)そして、これから俳優人生を歩んでいく扇治郎に対して、ハッパをかける。「古典的な歌舞伎の演出には、長い期間にわたり幾多の俳優によって洗練された『型』と呼ぶものがあります。しかし喜劇は歌舞伎とは違い、『型』を伝承するのではなく、『役者一代かぎり』でやっていかなければならない。でも、喜劇を本当にやりたいのなら、(若いうちに)目が充血するぐらいしっかりと歌舞伎を見なさい!!」(直美さん)ドラマでは、野呂は同僚の保科恵(橋本マナミ)に2度目の失恋。さらに、太平洋戦争に出兵したため、行方がわからない状況だ。しかし、制作統括の真鍋さんも、「野呂の出番は終わりではないかも」と再登場に含みを持たせる。「当初は、少しホッとできるようなキャラクターでいればいいかな、と思っていたのですが、僕らの予想以上に反響がありました。だから野呂ファンの皆さんが『生きていてください』と願っていてもらえれば、きっと通じると思います。野呂がどんな男になってもどってくるのか、楽しみにしておいてください」次の「野呂缶」を渡す相手は果たして……?
2018年11月05日「“直美の伯母さん”には、撮影が始まってから出演を報告しました。そしたら、『おお、頑張りや!私もお世話になったからな。○○ちゃんと○○ちゃん知ってるか?』と当時のスタッフさんをあだ名で呼んでいて。『その人たちの本名を教えてください』と話したら、『知らん!』と言われてしまいました……」そう笑って話すのは、NHK連続テレビ小説『まんぷく』でヒロイン・福子(安藤サクラ)の同僚・野呂幸吉を演じている藤山扇治郎(31)。彼は、“昭和の喜劇王”と呼ばれた喜劇俳優・藤山寛美さんを祖父に持ち、伯母はかつて朝ドラのヒロインも務めた女優・藤山直美さん(59)という役者の家系に生まれた。“初舞台”は、歌舞伎役者の18代目中村勘三郎さんとの共演だったという。「祖父と勘三郎さんが懇意な間柄で、小学1年生のときに『お孫さんがいらっしゃるなら舞台に出てみないですか』と勘三郎さんから声をかけていただいて、歌舞伎の舞台に出させていただきました。物心がつくか、つかないかのころから歌舞伎が大好きで……。僕にとっては、ウルトラマンより勘三郎さんのほうがヒーローでしたよ」(扇治郎・以下同)デビューから2年後、直美さんの舞台にも出演するようになる。そのため、学校をよく早退していたという。「先生が『扇治郎くんは3時間目で帰るからいらないよ』と給食費を返してくれていて。それを見て、同級生は『扇治郎の家は多分、家計が大変なんや』って心配してましたね(笑)」家では寝間着でうろうろしていた直美さんを見て、“普通のおばちゃん”というイメージを持っていた、と話す扇治郎。しかし、劇場に行くと、そのイメージは一変したという。「一緒に楽屋入りすると、急に伯母が“女優の目つき”に変わるんです。怒られるとかダメ出しされるわけではないですが、子どもながらに近づきにくいオーラを感じていました。舞台の日、校門まで迎えに来る伯母の姿が、それ以来ものすごく畏れ多い人に見えましたね」高校、大学は学業に専念。しかし、就職活動の時期に「やっぱり芝居がしたい」と思い立った扇治郎は、東京の劇団青年座研究所へ入所した。上京してどっぷりハマっていたのは、寛美さんが出演している松竹新喜劇のDVD。憧れるままに松竹新喜劇へ入団。そして、松竹時代の彼に目をつけていたと話すNHKの真鍋斎さん(『まんぷく』の制作統括)によって、朝ドラに“初抜擢”された。「僕はドラマの中で、福子に缶詰を渡すシーンが多いんですよ。街中を歩いていると、すっかり子どもたちにも『缶詰や~』と話しかけられるほどに、“缶詰キャラ”が定着したようです」
2018年11月05日「『まんぷく』が始まってからというもの、寝ても覚めても長谷川さんのことを考える日々です。『あぁ、安藤さんになりたい……』と何度思ったことかわかりません」(40代・女性視聴者)10月1日より放送開始された朝の連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合)。視聴率は連日20%超えを記録し、既に大ヒットの兆しを見せている。なかでも注目を集めているのが、長谷川博己(41)だ。ヒロイン・安藤サクラ(32)演じる福子の夫・萬平役で、真面目だけどどこかちゃめっ気のある天才発明家を好演している。冒頭のようにこの長谷川の役どころに魅了される視聴者が後をたたない。ツイッターでは、“萬平萌え”現象が連日巻き起こっているのだ。《急に萬平さんが気になりはじめた!》《朝から何回もリピートしてしまう!萬平さあああん!》《すべての男性に萬平さんを見習ってほしい!》しっかりしているけど、どこか守ってあげたくなる雰囲気。そんな長谷川にとって、今回の萬平はまさにはまり役のようだ。「一途に安藤さんを想う姿に、みんなメロメロです。10月23日放送回では、萬平が福子を『おいで』と抱き寄せるシーンが話題になりました。それまで福子には敬語で頼りなかったのに、急に見せた男らしさに視聴者も大興奮。ネットでは『おいで砲』と呼ばれ、ちょっとしたブーム状態です。そんな長谷川さんの演技が『まんぷく』の高視聴率を支えているのは間違いないでしょう」(ドラマ評論家)社会現象といえるほど視聴者を惹きつける長谷川。実は現場でも“萬平萌え”の炎が燃え上がっているという。「女性スタッフはすっかり虜になっています。再来年の大河ドラマでも主役を務めるなど超売れっ子の長谷川さん。それなのにまったく偉そうな素振りを見せず、スタッフにも優しく接してくれるんです。さらに全国各地から取り寄せる差し入れも好評で、その心配りのおかげで女性スタッフたちの士気も上がりまくり。みんなから“ハセヒロ”の愛称で親しまれています」(NHK関係者)そんな長谷川に、“妻”の安藤も例外なく魅力されていた。現場では、まるで長年連れ添った夫婦のような仲睦まじい姿が目撃されている。「長谷川さんは安藤さんと初共演ということもあって、クランクイン当初はよそそよしく“安藤さん”と呼んでいました。それが今や、カメラが回っていない場所でも劇中と同じように“福子”と呼んでいます。最近も安藤さんが『イケメンなのに言うことがおじさんですね』と冗談を言うと、長谷川さんが『18歳を演じたときも可愛かったですが、おばあちゃん姿も可愛いですね』と返答。お互いにからかい合った後、いっしょに笑っていました。実は安藤さん、もともと長谷川さんのファンだったんです。撮影が終わって私服になった長谷川さんを見て、『カッコいい!』と黄色い声を上げていました」(前出・NHK関係者)こうした雰囲気が滲み出ているような二人の演技が人気を呼んでいるのだろう――。
2018年11月01日NHK連続テレビ小説『まんぷく』の咲役で、改めてその美貌に注目が集まっている内田有紀(42)。記者が間近で見ても、シミ、シワひとつなく、感動モノの美しさ!美の秘訣を聞いた。――過去のインタビューでは半身浴されているとおっしゃっていましたが……。「昔はしていたけど今はしていないんです(笑)。最近は本当に自分に時間をかけません。短い時間できれいになりたいと思っています(笑)。肌や体のケアなど基本的なことはもちろん心がけています。もっと自分に時間をかけるなら、美味しいものやいい景色を食べるために遠くに行ったりして、いろんなことを楽しんで、内面からきれいになっていきたいですね。自分に時間をたっぷりかけて、っていうのは30代のときの方がしていたかもしれない。40代になってからは、短い時間で終わりにして、たくさんのことを楽しみながら経験しようとしています。早い時期から化粧水を塗りなさい、って言ってくれていたのは母でした。美に対してたくさん教わりました。母は私と会うだけのときでも、必ずメークしています。私より全然上手い(笑)。昔、私はすっぴんでいることが多かったので、私が元気がないときは『必ずメークしなさい、口紅でもいいから塗りなさい』って言ってくれるんですよね。母は憧れでもあり尊敬する女性です」――食べ物については気をつけていますか?「野菜はたくさん食べます。なるべくドレッシングをかけずに。もちろんお肉も、お魚も、炭水化物もバランスよくとります。最近は食べるときに、私の元へ来てくれるまでの過程を感じて、食べ物に心から感謝して『ありがとう』と言っていただくと味も深みも変わってくるのを実感してからは、いつもそうして食べています」――最後に。『まんぷく』では内田さん演じる咲役が10月12日放送分で、結核のため亡くなってしまいましたが……。「今後も、夢枕で出てきます。咲自身のことばというより、みんなが思っていることを代弁するようなイメージです。ちょっと不思議な存在ですね。『あ、今日は咲が出てきた!』ってたまには喜んでもらえるとうれしいです。朝ドラも初、関西弁でしゃべるのも初めて。貴重な経験で楽しいです。それこそ、ヒロインの安藤サクラさんも今まで演じたことのないはつらつとした役を演じていますし、妹役の松下奈緒さんは朝ドラ経験者なので心強いですし、母親役の松坂慶子さんはもう、安定した美しさと可愛らしさで。みなさん、朝らしい顔、明るくて清々しい作品になってます。松坂さんは、大好きな先輩なんです。『蒲田行進曲』の松坂さんと同じ役を、昔、私が舞台でやらせていただいたご縁もあって。当時のメークのことや現場の雰囲気など、こぼれ話を聞かせていただいたりしています(笑)」
2018年10月30日お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、25日深夜に放送されたニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)で、NHK連続テレビ小説『まんぷく』で主演を務める女優の安藤サクラを「天才」と絶賛した。岡村は「遅ればせながら…安藤サクラ、天才だと思います。恥ずかしいんですけど、それほど注目してなかったんですよ。で、『まんぷく』を見て『この人、天才かも』と思って」と、『まんぷく』の演技に衝撃を受けた様子。「だんだん『まんぷく』を見てて、可愛いらしいなあと思って」と話した。そして、「内田有紀さんとか松下奈緒さんとかおられる中、安藤サクラ可愛いぞって。そう思って見ると、あのオープニングもめっちゃ可愛いねん。最後の『ダダダダダッ』で、あんなポーズも可愛いなあって思って」とタイトルバックのポーズを絶賛。「僕だからもう、これから安藤サクラさんの作品を全部見ようと思ってるんですよ」と宣言した。また、「みんな知ってんのかな? お父さんが奥田瑛二さん。どんどん調べていったら、おじいちゃんのお父さんが、犬養毅なんですって。絶対すごやん」と紹介し、「だから皆さん、安藤サクラさんぜひ注目してみてください。あの人は天才だと思う、本当に。すごいと思う」と魅力をアピールした。
2018年10月26日「つい1年ほど前まで、喜怒哀楽の感情を失っていたのですが、いまはテレビも心から笑って見られるようになりました」瞳を輝かせて笑顔で話すのは、エッセイストの安藤和津さん(70)。夫は俳優・映画監督の奥田瑛二さん(68)で、長女・桃子さん(36)は気鋭の映画監督。そして次女・サクラさん(32)は女優で、平均視聴率20%超えと絶好調の朝ドラ『まんぷく』のヒロインだ。そんな一家を支えてきた安藤さんだが、母・昌子さん(享年83)の介護でうつとなり、母を見送った後も“介護うつ”状態で過ごしてきたという。10月18日にはその壮絶な介護の内実をつづった新著『“介護後”うつ』(光文社・1,300円+税)を出版。すっかり“うつ抜け”した安藤さんが、13年にわたる介護の日々を初めて振り返った――。「ある日、番組で共演したベテラン女優さんに言われたんです。『背中がおばあさんみたいに丸まっているわよ』って。私が55歳のころ、母は寝たきりになり、24時間介護が必要に。ベッドに横たわる母の背に、前かがみになって手を回して抱えますから、背中から首にかけて猫背の状態でガチガチに凝り固まってしまう、“介護首”状態でした。介護首は、いまも完治していません」(安藤さん・以下同)母・昌子さんは26歳で安藤さんを出産し、シングルマザーとして、東京で料亭を経営していた。「母は気丈な人でしたが、60代後半から病的なほど激しい気性になり、暴れるようになった。ズボンやストッキングが『うまく脱げない』とイライラしてハサミで刻んでしまったり、リモコンを投げつけて壊すのも日常茶飯事で」孫の桃子さんやサクラさんが連れてきた友人を見て、「ずいぶんと太ったコね」などと口にしてしまう。さらには得意だったはずの料理の味つけが明らかにおかしくなった。サクラさんが中1の2学期には、こんな事件も――。「母が毎日、娘につくっていたお弁当を、私にもその日、持たせてくれました。しかしお昼に蓋を開けると、ほうれん草のしらすあえは腐っていて、しらすはカビだらけ……。帰宅したサクラに聞くと、『おばあちゃまがつくったお弁当、最近いつも腐っていて、味もヘン。雑巾を絞った手で、おにぎりを握っているの』と、我慢していたものを吐き出すように、大粒の涙をボロボロ流したんです……」ついには、生理用品を手に下半身裸のままヨチヨチ歩いてきて、「ねえ、これ替えて」。放ってはおけないほど、状態は悪化していた。検査の結果、意外な事実が判明した。テニスボール大の脳腫瘍が見つかり、「いつ死んでもおかしくない」という診断を受けたのだ。「その脳腫瘍の影響で、やがて老人性うつ、認知症を発症してしまった。感情のコントロールが利かない母は、私が記憶している愛情あふれる母ではなくなっていました。憎らしい、鬼のような存在になっていたんです」そんな状態にもかかわらず、夫や娘は、大きな慈しみをもって向き合ってくれたという。「施設や病院か、在宅介護のどちらを望むか聞くと、みんな『絶対、ウチ!』と即答してくれた。夫は『在宅介護には費用がかかるけれど、僕たち夫婦が頑張って仕事すれば、なんとかなるよ!』って。うれしかった、心強かった……」
2018年10月25日モラハラ夫図鑑
託児所扱い
占いにすがる私は間違っていますか?