スポーツに特化したサニタリーショーツ登場インテグロ株式会社は、最大でタンポン約2本分の経血を吸収できる超吸収サニタリーショーツ「エヴァウェア スポーツ」をヨガ&ライフスタイルイベントである「第6回 Organic Life TOKYO」にて先行販売する。イベント開催期間は2019年4月19日~21日。また、一般販売は2019年4月22日からとなっている。カラーはブラックのみで、サイズはXS、S、M、Lの4サイズ。価格は税別5100円。販売はインテグロ楽天市場店から順次展開される。女性の活躍の場を広げるエヴァウェア スポーツ生理時のモレ、ムレ、ズレの3点を解決するエヴァウェア スポーツ。普通のショーツと変わらないはきごこちとは裏腹に、ナプキン、タンポン、生理カップ等の機能を後押しする。生理が終わる頃の経血量が減少した日はナプキンを使用せずそのまま着用することも可能。激しい動きにも対応できるほどくい込みやずれに強く、レースを使用しないシンプルなデザインのため、擦れによる肌への負担を抑える使用となっている。また、素材は天然素材であるコットンを使用。経血を吸収する素材はクロッチのみに使用されており、肌に優しくムレを気にすること無く動くことが可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※インテグロ株式会社のニュースリリースより※第6回Organic Life TOKYO
2019年04月07日トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)は、新ライン「トミー スポーツ(TOMMY SPORT)」をローンチ。2019 スプリング コレクションを2019年4月3日(水)より、トミー ヒルフィガーの一部のストアとオンラインストアにて発売する。「トミー スポーツ」では、メンズ・ウィメンズのアパレル、フットウエア、雑貨を展開。アウトドアやフィットネスなどあらゆるシーンでの活用を想定すると同時に、街中でも着用できるよう、クラシック・アメリカン・クールなブランドのDNAをデザインに組み込み、トミー ヒルフィガーならではのツイストを効かせた。各アイテムには、圧縮技術、撥水生地、吸水速乾、ストレッチ素材といった身に着けた時の快適性をもたらす機能を搭載。人間工学に基づいて身体の動きに対応するよう設計し、パフォーマンスを重視している。初シーズンとなる2019 スプリング コレクションでは、クラシックなスポーツウェアスタイルをベースに、カラーブロックや星型のグラフィック、ストライプテープでモダンにアレンジした。スポーツブラやレギング、ショーツ、タンクトップなどスポーツに欠かせないアイテムがラインナップする。なお、ブランドのロゴは、アイコニックな“トミー ヒルフィガー フラッグ”からインスパイアされており、レッド、ホワイト、ブルーのカラーパレットを採用している。【詳細】新ライン「トミー スポーツ(TOMMY SPORT)」発売日:2019年4月3日(水)取り扱い:トミー ヒルフィガー 表参道店、心斎橋店、アーバンドックららぽーと豊洲店、テラスモール湘南店、松坂屋名古屋店(ウィメンズ)、大丸札幌店(ウィメンズ)、そごう横浜店(ウィメンズ)、トミー ジーンズ ルミネエスト店、オンラインストア■アイテム価格帯パーカ 12,000~17,000円+税Tシャツ/プルオーバー 9,000~12,000円+税スポーツブラ 6,500~9,000円+税ショーツ 6,500円+税レギング 6,500~13,000円+税スニーカー 15,000円+税【問い合わせ先】トミー ヒルフィガー カスタマーサービスTEL:0120-266-416
2019年04月04日マッチョなスポーツ系男子は、男らしく頼もしい印象があって魅力的ですよね。ここでは、そんな男子が惹かれる女性のタイプについて紹介していきます。自分を律することのできる女性日頃からトレーニングに励んだり、食事制限をしたりと、マッチョなスポーツ系男子はストイックな生活をしています。それとかけ離れた、あまりにもだらしない生活をしている女性とは、理解し合うことや一緒に暮らすことが難しいので、惹かれる可能性はほとんどないといってよいでしょう。男子ほどストイックである必要はありませんが、ある程度自分を律することのできる女性のほうが、惹かれる可能性は断然高いです。アクティブな女性マッチョなスポーツ系男子は、一緒に筋トレやスポーツをしてくれるアクティブな女性を好みます。そんな女性であれば、自分がいつもしているトレーニングの辛さや喜びを理解してくれて、また、ここぞという時に励ましてくれそうだな、と思うからです。逆に、筋トレやスポーツに全く興味を示さず、「トレーニングと私、どっちが大事なの?」と聞いてくるような女性は敬遠されてしまうでしょう。おっとりとした女性人は自分にないものを無意識に求めますよね。それと同じで、マッチョなスポーツ系男子は、その正反対である、運動神経があまり良くないおっとりとした女性に惹かれることも多いです。また、おっとりした女性はか弱そうに見えるので、守ってあげたくなりますし、疲れたときには癒しの存在にもなります。ゆっくりとした丁寧な話し方や動作をするように心がけるだけで、おっとりしているように見せることができますよ。積極的な女性小さいころからずっとスポーツに熱中してきた男子は、女性慣れしていないので、緊張してなかなか女性に話しかけられません。まず会話をしないことには、何も始まりませんよね。そこで、自分から積極的に話しかけられる女性が望ましいのです。もし気になる男子が話しかけてくれず、また女性慣れしていなさそうだったら、ぜひ自分から積極的にいってみましょう。アピールすれば、相手も好きだなと思ってくれる可能性が高まりますよ。
2019年04月02日セクシーな腹筋が見逃せないサッカー選手。専門家が、色気を感じるあれこれをピックアップして、その魅力を語ります。世界一周の旅をしながら、数々のイケメンたちをストリートスナップする“世界イケメンハンター”として、バラエティ番組『マツコの知らない世界』に出演もした窪咲子さん。もとはアイドル芸能雑誌の編集者で、日本トップクラスのアイドルや若手俳優を見てきた、いわばイケメンのプロ!そんな彼女が熱く語るテーマは、“男らしさが詰まっている”という、サッカー選手の腹筋と顔の関係性。「いちばん美しく感じられるシチュエーションは、プレー中、汗をぬぐう時にチラッと見えた腹筋。無防備な状態で見える腹筋がたまりません。真剣にプレーしているのに、つい腹筋に視線がいってしまう…。見てはいけないものを見ているような罪悪感めいた感情が刺激的。さらに、顔立ちと腹筋を見比べると、イメージ通りだったり、意外なギャップがあったりして、腹筋単体で愛でるよりも色気をより強く感じるんです」そもそもはサッカー好きの父親の影響で競技に興味を持っていた窪さん。‘02年日韓W杯で大ブームを巻き起こしたベッカムが人生を変えた。「思春期真っ只中の中学生の頃、お小遣いで買った写真集に上半身裸のカットがあって。王子様系の顔と見事な腹筋に、心を撃ち抜かれましたね。生徒手帳に切り抜いた写真を入れてました。実は、イケメンハンターとして世界一周旅行したゴールで、彼に会えたんですよ。汗だくのカラダから発せられる体臭さえいい匂いでした!」そんな彼女が紹介するのは、実力も兼ね備えたイケメン選手。窪さんの初恋相手でサッカー界の元祖スター・ベッカムと、現役の第一線で活躍中のトーレス、グリーズマン、期待の新星ディバラ。萌えポイントを解説します!元祖プリンス選手、殿堂入りの肉体美。デビッド・ベッカムイギリス代表として来日した‘02年の日韓W杯で、大旋風を巻き起こす。‘16年、H&M の広告では衰えぬ腹筋を見せ、世界的な話題に。「腹筋萌えの芽生えとなった人。鍛え抜かれた筋肉の神々しさに言葉を失いました。腹筋も王子様系の顔もふくめて、存在自体が尊いです!イケメン遺伝子を引き継いだ次男のロメオ君にも注目中」写真・ロイター/アフロ下がり眉がキュートな子犬系イケメン。アントワーヌ・グリーズマンフランス出身のフォワード。サッカー選手として小柄ながら抜群の得点感覚を持ち、‘18年W杯では、自国の優勝に貢献。「私が愛してやまないベッカムに憧れていた選手。愛されキャラで、ちょっぴり下がった眉が印象的。顔立ちも子犬を思わせるかわいらしさ。そこまで割れていない、あっさり系の腹筋とバランスがとれています」写真・AP/アフロメッシを超える!?やんちゃな“原石”。パウロ・ディバラスーパースター、メッシを超えるといわれる逸材で、“宝石”の愛称で親しまれる。ユヴェントス所属。「日本ではまだそこまでメジャーではないですが、育ち盛りの選手。気の強そうなやんちゃ系の顔も日本人ウケしそう。個性的な髪型がメディアでたびたび注目されます。腹筋は見事なシックスパック!まるで芸術作品のような美しさ」写真・ロイター/アフロ優しげな微笑みと腹筋のギャップにきゅん。フェルナンド・トーレススペイン出身。欧州の強豪チームを経て、昨年、サガン鳥栖に電撃移籍。「日本で生で観られる貴重な存在!王子様系の顔は私のドストライク。腹筋はバキバキですが、写真によってはぽっこりな時もあり和みます。8 歳で出会った女性と結婚し、しかも初キスの記念日を意味するタトゥーを入れてるエピソードも素敵」写真・ロイター/アフロ窪 咲子さん旅行ライター、イケメンハンター。70か国を訪れた。著書に『「世界イケメンハンター」窪咲子のGIRL’S TRAVEL』(ダイヤモンド社)。※『anan』2019年4月3日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年03月28日右からフーディー¥8,640、ブラトップ¥4,860、ハイウエストレギンス¥10,800/ダンスキン(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) ストレスフリーな高機能アイテムをラインナップNEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)は「スポーツライフスタイルで、24時間を過ごしたい人たちのためのココロとカラダをニュートラルに整える」をコンセプトに、デザインや機能性の高い商品を提案し、高品質なサービスや情報を提供するショップブランド。 デザイン性はもちろん、汗を素早く吸収して乾かす吸汗速乾機能、動きを妨げにくいストレッチ性、肌を包み込むような心地よい肌触りや、UVカット効果、抗菌防臭など、快適なワークアウトをサポートする機能を搭載したアイテムが豊富にラインナップされています。 パーカ¥10,260/ニュートラルワークス.(ニュートラルワークス.トーキョー) こちらのパーカは上記の機能性に加え、脇と袖口は、肌への当たりを軽減できるフラットシーマ縫製を採用。毎日着用したくなる手触りのいいソフトな風合いはエクササイズだけでなく、デイリーにも幅広く使えるおすすめアイテムです。 普段のアイテムとミックスしてアスレジャーファッションを楽しんで ニュートラルワークス.では、オリジナルアイテムに加え、DANSKIN(ダンスキン)やTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)なども取り扱うショップブランド。こちらのハイウエストレギンスは、見る角度によって表情が変わるデザイン。着用して正面から見ると足首のラインがワンポイントに、サイドから見ると縦ラインが足首位置で横ラインとクロスするスタイリッシュなデザイン。それだけでなく、吸汗速乾、ストレッチ効果はもちろん、抗菌防臭にも優れています。天然の銀イオンにより繊維上の細菌の繁殖を抑制し、抗菌防臭効果を発揮してくれます。 ヨガやランなど、日常的にエクササイズに励む人には、トレーニング時のウエアとして、もちろん最適。ただ、これだけ機能性、デザイン性ともに優れているならデイリーアイテムとしても取り入れてみるのはいかがでしょうか? これからの時季は、気温が上がるにつれて紫外線が気になったり、たくさん汗をかいたりします。そんな季節に、機能性に優れたスポーツアイテムを取り入れることで、新たなファッションの楽しみを見つけてみませんか?ベーシックなカラー展開のアイテムが多いので、デイリーのアイテムともミックスして、アスレジャースタイルを楽しんでみるのもオススメです。 ニュートラルワークス.トーキョー03-6455-5961ゴールドウイン カスタマーサービスセンター0120-307-560
2019年03月24日暖かくなり、外へのお出かけも増えてくるこの季節。晴れた日は、外でランニングするのが気持ちの良いものです。近年、週に1日以上運動している20代30代共に4割以下という調査結果が。運動不足になりがちな現代人におすすめなのがランニング。始めやすく個人で続けやすいランニングは、基礎代謝を上げ体力UP、集中力UP、ストレス発散など良い効果が盛り沢山です。今回は、ランニングシューズとしてもデイリーシューズとしても活躍するファッション性と機能性の高いアイテムをご紹介します。 ニューバランスのベストセラーFRESH FOAM 1080 W¥16,000(税別)ランニングシューズのベストセラーは、フルマラソンからスロージョグまで使えるFRESH FOAMシリーズの「1080」。特徴はFRESH FOAMシリーズの中でも最上級のクッション性。凹凸のある3Dデザインヒールを採用し、高い安定性とホールド性を向上。そして、部位ごとに硬度を変えたアウトソールでクオリティの高い走り心地を実現します。ブラックカラーでシンプルなデザインなので、デイリーシューズにも重宝しますよ。 春の新作4カラーからあなた好みの1足をFRESH FOAM ZANTE PURSUIT W ¥11,900(税別)新作「ZANTE PURSUIT」はFRESH FOAMのクッション性をレーザー加工でさらに高めたランニングシューズです。抜群のフィット感とサポート感のあるアッパーと細やかな凹凸でグリップ性を高めたアウトソールもポイント。春の新作としてブラック、ピンク、バイオレット、グレーの4カラーが登場しました。 汎用性の高いベーシックカラーのブラックとグレー、春らしさを感じさせるピンクとバイオレットは、アッパー部分のファブリックが二重になっていて下のファブリックカラーがちらりと覗くデザインに。 本格的なランニングにはコレNB HANZO U W ¥13,500(税別)日本人向けの長距離マラソンシューズとして、20年以上幅広いランナーに支持されてきた「1040」がHANZOシリーズとして新たに「NB HANZO U」として登場した。日本人の“幅広甲高”な足に合わせて開発されたフィット感と、足の筋力が強くないビギナーランナーでも足の衝撃を和らげてくれるクッション性と反発性も兼ね備えたランニング初心者から上級者まで広くカバーをしてくれる一足です。また、軽さと通気性も高く、長時間のランニングでも安定した心地よい走りを実現してくれます。バイオレットカラーが目を引くデザインで、オレンジのネオンカラーが映えるインナーソールがトレンド感を演出。シュータンには、HANZOシリーズでお馴染みの忍者のロゴマークがポイントです。 ファッションのアクセントにもなるランニングシューズFRESH FOAM CRUZ W ¥9,500(税別)シューズの脱ぎ履きが簡単にできるソックタイプのアッパーが特徴のランニングシューズ。フィットネスからデイリー使いまで様々なシーンで活躍してくれることで人気の「FRESH FOAM CRUZ」は、柔らかい履き心地で足を包み込みます。ネイビーのボディにバイオレットのシューレースがアクセントに。ランニングはもちろん、ちょっとしたお出かけでたくさん歩く日にもおすすめ。ガーリーなスタイルの抜け感としても活躍してくれるシューズです。 効果的なランニングとは?ランニングなどの有酸素運動は、20分以上の継続が効果的と言われています。20分以上の運動によって血液の収縮が多くなり脂肪燃焼を助けてくれるのだとか。また、食後3時間以上を空けて走るのがベストで、走った後30分以内は豆乳やフルーツジュース、果物などを摂取するのがオススメです。ランニングビギナーの方は、体の負担をかけないよう週に2〜3日の頻度を目安にすると良いですよ!あなたの足とスタイルに合ったランニングシューズで、春のランニングを満喫してみてはいかがでしょうか? New Balanceshop.newbalance.jptext: 和田典子
2019年03月24日イニエスタやポドルスキなど世界的に有名な選手を集めるJリーグのヴィッセル神戸が新たに7人目となる外国人選手を獲得。元FCバルセロナのセルジ・サンペール選手の加入を発表しました。クラブのスポンサーである楽天・三木谷浩史会長は、24歳の彼をなぜ獲得したのか、サンペール選手の意気込みも交えて、入団会見の模様をお伝えします。彼を応援したくなること請け合いです!文・伊藤順子ヴィッセル神戸新加入のサンペール選手って?3月7日、元FCバルセロナ(バルサ)MFセルジ・サンペール選手のヴィッセル神戸新加入記者会見が行われました。ヴィッセル神戸のスポンサーである楽天の代表取締役会長兼社長三木谷浩史氏は冒頭から、「FCバルセロナから、若く才能あふれる選手が来ることになりました。現在24歳、これから世界的プレーヤーに飛躍していくであろう選手を迎えることができて大変嬉しく思います」と大絶賛。それもそのはず、サンペール選手の所属していたFCバルセロナは、現在ヴィッセル神戸で活躍中のイニエスタ選手の古巣であり、サッカーを知らない人でもその名くらいは知っているであろうメッシ選手がいるスペインの名門クラブ。しかも、サンペール選手は、6歳でバルサアカデミー(バルサのサッカースクール)に入り、カンテラ(下部組織)を経て、トップチームに上りつめた生え抜きなんです。このような経緯を辿った選手は歴史上なんと3名しかいないのだとか!黒いジャケットに身を包み颯爽と登場したサンペール選手。同年代の日本人男性と比べると落ち着いている印象ですが、終始浮かべる笑顔はかわいくて、人のよさそうな好青年です。まずは、「コンニチハ」と日本語でご挨拶。そして、三木谷氏や各関係者にお礼の言葉を述べてから、次のようにコメントしました。サンペール選手 アジアの中でも有数の素晴らしいチームでプレーできることになりました。結果を出すことが私の使命です。バルサ時代を共にしたイニエスタに会えるのが楽しみですし、このクラブにはポドルスキや山口蛍選手をはじめ、素晴らしい選手がいます。ここで活躍できることをとても楽しみにしています。エリートだけど、実は苦労人!?経歴だけみると絵に描いたようなエリートコースを歩んできたサンペール選手ですが、これまで幾度となく怪我に見舞われ、活躍できる数々のチャンスをモノにすることができませんでした。ですから、この入団は彼の転機にもなり得る絶好の機会。長く辛かった時期を乗り越え、人よりも傷みと悔しさを知っているぶん、それらを糧にして、Jリーグで才能を開花させてほしいものです。かわいらしい笑顔に加えて、苦労人というギャップも持ち合わせているサンペール選手。母性をくすぐられて、女子のツボにハマる要素が満載かも!三木谷会長が彼にこだわった理由ポドルスキにイニエスタ、ビジャと超がつくビッグネームを獲得しているヴィッセル神戸。同じく楽天がスポンサーを務める「バルサ化」を目指しているだけあり、外国人選手の補強は当然のことなのかもしれませんが、数ある一流選手のなかでも、なぜサンペール選手を選んだのでしょう。会見で、三木谷会長はこのように答えました。三木谷氏 ヴィッセル神戸は“魅せて強いサッカー”、言ってみれば“ポゼッションサッカー”を主体としてアジアNo.1を目指しています。このポゼッションサッカーの良いお手本としているのがバルサです。私は以前バルサの選手に「どうしてあんなサッカーができるのか」と聞いたら、「昔(カンテラ)から一緒にやってきた選手が多いから」との答えが返ってきました。ポゼッションは高い技術だけでなく、創造力と空間認識力が必要です。カンテラで育ったサンペール選手はそれらが備わっている。大きな力になってくれると思いました。ーーポゼッションサッカーとは、ざっくり言えばパスをたくさんつないで(ポゼッション=ボール支配率を高めて)点を取る戦い方のこと。サンペール選手は、ヴィッセル神戸の掲げる目標になくてはならないキーマンのようです。三木谷氏 彼は現役どころかこれから伸びる新たなスター。このような外国人選手を獲得したのは、Jリーグにとってほぼ初めてではないでしょうか。ヨーロッパでも驚きをもって捉えられています。Jリーグは世界のトップリーグになれると思っています。ーー大いなる期待の言葉を受けて、サンペール選手も応えます。サンペール選手 Jリーグの試合はヴィッセル神戸も含めていくつか観ました。テクニックもフィジカルもあり、これからグローバルに伸びる力のあるリーグだと思います。私はクラブに全力で貢献したいと思っています。カンテラ育ちのMFとして、いいサッカー、いいプレーをすることに注力していきたいです。イニエスタ選手からは「神戸はきれいでバルセロナと似ている部分があり、クラブもプレースタイルがバルサに似ている。困ることはないし、きっといいサッカー人生になる」とアドバイスされたそう。ひょっとして、イニエスタ選手も彼のかわいい笑顔の虜になっているのかも!? Jリーグはまだ始まったばかり! サンペール選手がピッチに立つ日を心待ちにしていましょう!以上、サンペール選手の新加入記者会見の模様をお伝えしました!Informationセルジ サンペール モンターニャ1995年1月20日(24歳) 182cm/73kgポジション:MF国籍:スペイン©VISSEL KOBE
2019年03月08日健康で丈夫な体を作るには、毎日の食事が大切。子どもたちには、栄養のあるものをバランスよく食べさせてあげたいですよね。特に、習い事などでスポーツを頑張る“スポーツジュニア”をお持ちの親御さんにとって、「パワーチャージできる栄養満点の食事づくり」は大きなテーマでしょう。とは言え、カロリー計算や栄養素のチェックなんて難しいし、忙しい中で品数を多く作るのは大変なこと。そこで、運動量の多い子どもたちに最適な、「栄養満点・簡単に作れる・美味しい」の3拍子が揃った“スポーツごはんレシピ”をご紹介する連載がスタートします!監修は、さまざまな競技のアスリートを栄養面でサポートするほか、食育活動を広く実施している株式会社明治。書籍『かんたん! おいしい!ジュニアのためのスポーツごはん栄養満点パワーチャージレシピ』(金の星社刊)に掲載された人気メニューから、明治イチオシレシピを5回に渡ってご紹介します。栄養面でのワンポイントアドバイスも盛りだくさん!どうぞお楽しみに。第1回のテーマは「色とりどりの野菜でビタミン補給」です。カラフルで栄養バランス◎!『コンディショニングパスタ』その名の通り、コンディションをととのえやすいひと皿です。たんぱく質やビタミンB1が豊富なハムと、ビタミンCが豊富なパプリカやピーマンを使いました。■ 材料(2人分)パスタ(乾燥)……200gむきえび(背わたをとる)……中4尾(50~60g)玉ねぎ(7~8mm幅の薄切り)……1/2個赤・黄パプリカ、ピーマン(それぞれ太めのせん切り)……各1/2個ハム(短冊切り)……70gバジルの葉(ざく切り)……10枚(A)オリーブ油……大さじ2(A)にんにく(薄切り)……1/2片塩、こしょう……各少々粉チーズ……適量※パスタの量は、1人分100gを基準としています。成長段階や目的に応じて調整してください。■ 作り方(1)鍋に湯をたっぷり沸かして塩適量(分量外)を入れ、パスタを袋の表示時間通りにゆでる。パスタがゆで上がる1分ほど前にむきえびを加え、ゆで汁を玉じゃくし1/4杯分取り分けて、湯をきる。(2)フライパンに(A)を入れて弱火で炒め、香りが立ったら玉ねぎ、赤・黄パプリカ、ピーマン、ハムを加えて中火で炒める。弱火にして塩、こしょうで味をととのえ、(1)で取り分けたゆで汁を加えてのばす。(3)(1)のパスタとえびを加えてざっくりと炒め合わせ、火を止めてバジルの葉を加える。(4)器に盛り、粉チーズをたっぷりふる。【栄養士より:ここがポイント!】・サポートしていたチームの海外遠征時に何度も作ったひと皿です。「ビタミン類を確保して体調維持につとめてほしい」という思いからつけた料理名です。選手にも好評でした。・“色とりどりできれい”ということは、たくさんの食材を使っているということ。食材の多さは栄養素の多さにつながります。***子どもが大好きなパスタにひと工夫するだけで、栄養満点のメニューに仕上がります。鮮やかな見た目も食欲をそそりますよね。ぜひ、レパートリーに加えてみてください。■ 『かんたん! おいしい!ジュニアのためのスポーツごはん栄養満点パワーチャージレシピ』株式会社 明治(監修)/2017年、金の星社■ この書籍の監修者インタビューを掲載しています試合当日の朝食には「炭水化物をたっぷり」。スポーツ栄養学にもとづいたメニューとは?不足しがちな「たんぱく質」と「カルシウム」、朝ごはんに取り入れるコツ
2019年02月26日3月に行われる世界フィギュアスケート選手権に初出場する坂本花織選手。金メダルの期待もかかる全日本女王の魅力を解き明かすべく、会いに行った。ヘタなら、“ヘタクソ~”って、怒られたほうが気持ちいい。昨年末に行われた全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルフリースケーティング。最終滑走の重圧もなんのその、会心の演技で優勝し、初の全日本女王に輝いた坂本花織選手、18歳。一昨年の同大会では、五輪切符を掴んでいる。その、ここいちばんでの強さの秘密は、どこにあるのだろう。そう尋ねると、「お昼寝」という予想外の答えが返ってきた。「公式練習は朝が早いので、お昼寝して、散歩してっていうのが、ちょうどいい気分転換になって、ああいう結果が出ました。ハハハ」笑うと、目が細くなり、エクボが出る。「目は好きじゃないけど、これは好き」と、エクボを指して、また笑う。その飾らない、作らない素顔は、観ていて気持ちのいい演技に通じるものがある。フィギュアスケートを始めたのは、4歳の時。同時に水泳や陸上、モダンダンスも習っていたというから身体能力が高かったのだろう。「小学校2年生になる時、水泳を続けるかフィギュアスケートか、究極の選択を迫られて。当時は、水中で息を止めるのが、とにかくキツくてキツくて…。普通に地上で息をしたいなと思って」フィギュアを選び、以降、ひと筋。やめたいと思ったことはない。ジャンプの練習が大好きで、「失敗してコケても、ずっと笑っている感じ。まぁ、大半は先生(中野園子コーチ)に怒られているんですけど、ごくたまに褒められることがあって。そういう時はすごくうれしいし、新鮮な気持ちでまた頑張ろうと思える。私は、ヘタなら、“ヘタクソ~”って怒られたほうが気持ちいい。ヘンにお世辞言われると、“ウソやん”と思ってしまうので」実は、いまだに恥ずかしがり屋で、目立つのも好きじゃない。モダンダンスも、「恥ずかしすぎて」やめたぐらい。この日も、カメラを前に、時折、“あぁ、恥ずかし~”という表情をのぞかせる。「それでも、衣装を着ると、テンションが上がって、“私を観て”って思えるようになりました。観てほしいところは、う~ん、パワフルなジャンプです」女子シングルにも、高難度ジャンプ時代が到来しつつあるが、「新しいジャンプは、もうちょっと体重を落として、体幹を鍛えて、跳んでもケガをしないような体を作ってからやっていこうと思っています。中3の時にトリプルアクセルの練習中に、あと少しというところで骨折と肉離れを起こしてしまったので。いまは、できるジャンプの練習だけをしています」ステップを踏むかのように、軽々と跳ぶ、幅があって正確なジャンプは最大の武器。でも、それだけではない。坂本選手の演技には、観る者をグイグイ引き込む力がある。その魅力を引き出しているひとりは、昨シーズンからプログラムの振付をしているフランス人のブノワ・リショーさんだ。「ブノワ先生は、ひとつひとつの動きを大事にしなさい、って細かく、細かく振付してくださるんですけど、いままでとはまったく違う動きなので、とにかく難しい。何回やってもついていけない。ジャンプもスピンもない振付のところで転ぶし…。試合が終わるたびにアドバイスをもらうんですけど、厳しいし、まぁ、怖いです(笑)」現在は、3月20日から、さいたまスーパーアリーナで行われる世界フィギュアスケート選手権に向け、猛練習中だ。金メダルも十分狙えるが、本人は「金メダルを目指せば、(表彰台に)乗れるかな」。ちなみに4月からは大学生。フィギュア以外でやってみたいことは?と尋ねると、ずいぶん長いこと考えて、「強いて言えば、パーマかけたい。ゆるふわ、みたいな感じに。似合うかどうかわからへんけど」と。いまは大好きな競技のことで頭がいっぱいの18歳だ。さかもと・かおり2000年4月9日生まれ、兵庫県出身。ジュニア最後のシーズンで、世界ジュニアの表彰台に立ち、シニア1シーズン目から大活躍。平昌五輪でも6位入賞を果たす。好きな色は赤と青。「賢い友だち」を募集中。※『anan』2019年2月27日号より。写真・わたなべよしこヘア&メイク・吉田奈央取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年02月23日注目の若手アスリートが魅せるカラダに注目!「情熱と愛情を持った選手になりたい」と力強く語ってくれたのは姫野和樹選手。その表情には、ラグビー界を牽引していくという決意が表れていました。フィジカルの強さでは、誰にも負けない自信がある社会人1年目という異例の若さで名門・トヨタ自動車ヴェルブリッツの主将を務め、日本代表に定着。名実ともにトッププレーヤーに君臨する姫野和樹選手の持ち味は、108kgの強靭な肉体を生かした圧倒的な突破力!「中学1年時の身長は170cmぐらいで、高校の頃には今(187cm)ぐらいありました。ウェイトトレーニングを開始したのも高校から。競輪選手だった父親譲りなのか筋肉がつきやすく、自然とサイズアップしていきました。今ではフィジカルの強さが一番の武器。特に脚は自慢です。試合中に見てほしいプレーは、ボールを持った時のランですかね。どんなにデカい相手にも当たり負けしない強さを間近で見てほしい!」パワーの源は、やっぱり美味しいごはんだそう。「栄養士さんのアドバイスも受けますが、基本的には好きなものを食べるスタイル。大好物のうなぎと焼き肉は、週に1度必ず食べます!てんこ盛りで!」と、くしゃっと笑う姿は少年のよう。その太陽のような性格でチームを引っ張ってきたのかと思いきや、「初めてキャプテンに任命された時はあまりのプレッシャーにラグビーをやめたいと思うこともあったんですよ」と本音が。「ツラい時期は、中学時代の恩師から言われた“常に一流であれ”という言葉を思い出して乗り越えました。当時は一流の定義なんてわからなかったけど、大学時代に“失敗してもすぐに起き上がれる人間が一流”と教えてもらい、そこからはその言葉が支えになっています。今一番心がけているのは、気持ちに余裕を持つこと。そのほうが大好きなラグビーを心から楽しめるとわかったから」そんな芯の強さが垣間見える姫野選手が惹かれる女性像とは?「品がある女性ですね。周りへの思いやりがあって、電車で席を譲るとか当たり前のことを当たり前にできる人。僕のことを立てて一歩下がってついてきてくれるけど、一緒にふざけ合えるような。好きだなぁ、そういう女性(笑)」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。帝京大学卒業後、’17年トヨタ自動車へ。FWのNo.8。昨年トップリーグの新人賞を獲得。日本代表。趣味はサーフィン。※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・黒澤祐美(by anan編集部)
2019年02月18日日本を代表するアスリートたちの鍛え上げられたカラダの秘密とは。大きなケガから待望の復帰を果たした高橋健太郎選手(※「高」は「はしごだか」)。東レアローズのコートには、挫折を経て、自分の体に真摯に向き合う姿がありました。自分の体に責任を持ち、ケガしない肉体にミドルブロッカーの高橋健太郎選手から繰り出される、とてつもなく高く力強いスパイク。そのパワーの源は、ブロックでも必要とされる発達した広背筋。そこは、自分でも自信のある部位だそう。肉体作りで難しいのが、筋肉を大きくしすぎてはいけない点。「もともと筋トレが好きで大学時代に肥大させてしまい、東レアローズに入部した頃は110kgありました。そこから1年以上かけて93kgまで絞ったんです。体が軽くなり、跳ぶ感覚が全然違います」’18年は日本代表に選ばれたものの、肩のケガで代表チームを離脱。手術をして、3か月プレーできず、ツラい期間を過ごした。「今はケガをしないように肩の三角筋と上腕三頭筋を強化中です」2m超えの高身長に甘いルックス。実は、大学時代、アバクロのモデルにスカウトされた経験が。「買い物してたら、次々に服を着させられて『お似合いですよ。モデルやりませんか?』と。あの頃は正直かっこつけてましたね。試合前にワックスつけてましたし(笑)。たくさん服を買い、いいものを持ちたい欲も強かった。『NEXT4』という日本代表若手バレーボール選手のユニットにも選ばれてチヤホヤされ、勘違いしちゃったんでしょうね。地方出身のテレビっ子で、テレビに出られることが単純に嬉しかったんです」社会人となり環境が変わり、ビジュアルではなく、自分の体にフォーカスが移った。「結果を残せず、挫折を味わい、気持ちも入れ替え、謙虚になれました。ここ2年、一枚も服を買ってないし、試合前のスタイリングもしてません。思えば、大学までの僕は、自分の体に無関心でしたね。『練習してるんだから、ケガして当然』と思ってて、ケガして悔しいという気持ちすらなくて。去年のケガも、それまでの僕だったら、『もういいや』って投げ出していたかもしれません。でも、目標とする東京オリンピックも近くなり、自分の体に責任を持とうと決意。今は、すごくバレーに集中できています!」たかはし・けんたろう1995年2月8日生まれ。山形県出身。筑波大学卒業後、’17年、東レアローズ入部。「凡事徹底」が座右の銘。好きな女性のタイプは女優の紫吹淳さん。※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年02月17日研ぎ澄まされた肉体で勝利を掴む!俊敏かつ力強いプレーで注目を集める、アルバルク東京の馬場雄大選手。激しい接近戦にも負けない体はコアトレーニングのおかげと教えてくれました。ぶつかってもブレない軸のある体作りを意識華麗なドリブルに軽やかなパス、豪快なダンクシュートで多くの人を魅了する馬場雄大選手。身長198cm、体重90kgと恵まれた体格を武器に大学在学中にプロバスケットボールチームと契約を交わした逸材で、プロ1年目から高い身体能力によるプレーが話題に。その背景には強い体作りが深く関わっているそう。「ぶつかり合いが激しいスポーツなので体幹を強くして、接近戦に勝たなくてはいけない。全身の筋トレと合わせて、コアトレーニングを意識的に行っています」特に目を引くのがふくらはぎの筋肉。引き締まった腓腹筋の下にあるヒラメ筋の長さは天性のもの。全速力でダッシュしたかと思えば、相手の動作に合わせてアクセル&ブレーキをかけ、踏み込んで軽やかにゴールを決める。しかしBリーグ新人賞に輝いた昨シーズン、試合中に足の甲を負傷。「落ち込みましたが、体の使い方に無理があったと気づきもあった。お尻の筋肉をうまく使えるよう重点的に鍛えるようになりました」また、気持ちの切り替えも大事だそうで、コートの外ではバスケのことは一切考えないとか。「頭に浮かぶのは“何を食べようかな”です。だから理想の女性は胃袋を掴んでくれる人(笑)」好きなものを好きなだけ食べるのがモットー。ただし、睡眠の質にはこだわっていて、寝る時は加湿器とアイマスクが必需品という。「寝つきが悪いと余計な考え事も増えますし。視界を真っ暗にするとリラックスして眠れます」近い将来、アメリカ進出も視野に入れている馬場選手。屈強な外国人選手と互角に戦っていくには、「あと5cmは身長が欲しい」と本音も。だが、今は体を強化することと同じくらい日本のバスケ界を盛り上げることも大事、と。「女性目線でいえば、Bリーグはかっこいい選手も多いですし、ユニフォームから見える腕の筋肉は見所のひとつかも?(笑)コートと観客席の距離も近いので、躍動する選手の筋肉にも注目して観戦してもらえたら」ばば・ゆうだい1995年11月7日生まれ。富山県出身。筑波大学在学中の’17年、アルバルク東京へ。座右の銘は「人の痛みを知る」。好きな食べ物は白味噌のお味噌汁。※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・浦本真梨子(by anan編集部)
2019年02月16日イスタンブール・オープンでATPツアー初優勝を果たしたダニエル太郎さんに、お話を伺いました。祝・ツアー初優勝!成長著しいテニス選手が目指すのは“最強の自分”。5月、イスタンブール・オープンでATPツアー初優勝。世界最強のジョコビッチ選手にも勝つなど、昨年大躍進したプロテニスプレーヤーのダニエル太郎さん。その原動力は、スペインから日本に拠点を移し、トレーニング法を変えたことだった。「10年間、同じパターンを繰り返してきたんですが、サーブを変えたり、ベースラインの近くでアグレッシブにプレーできるような新しい練習を取り入れるようになって、結果が出てきた感じですね。やり方を変えるってことは、失敗する可能性もすごくあります。でも、新しいことに挑戦しなければ、メンタルへの刺激もないし、上には絶対に行けないですからね。他人と比べるのではなく、“最強の自分”を目指しています」そうして勝ち取ったツアー初優勝。喜びもひとしおと思いきや、「勝った嬉しさは一瞬」といたってクール。「特別なこととは思ってなくて、ジュニアのころから、優勝の嬉しさは同じです。僕は、できるだけワイドな目線で自分を見るようにしてるんですけど、40歳まで現役でいても、あと40年も人生は続くじゃないですか。そう考えると、この優勝もそんなにデカいことじゃないんです」勝利には、趣味のドラマ&映画観賞にまつわる意外なジンクスが。「大会中、ハマっているドラマシリーズがあると結果がいいんです。試合後、部屋に戻って続きを観られる楽しみがあるからかな?『ブレイキング・バッド』や『ゲーム・オブ・スローンズ』が、大、大、大好き!イスタンブールでの大会中は、『アベンジャーズ』シリーズとか『アイアンマン』とか、マーベル映画を毎日1本ずつ観てたら優勝してました(笑)。映画はラブストーリーもファンタジー系も、社会派の作品も何でも観ます。女性と映画館デート?『面白かった』『誰々がカッコよかった』くらいの感想しか出てこなくて、作品について深く語り合えない人は無理…。だったらひとりで観たいタイプ。僕、面倒くさいんですよ(笑)。好きな女性のタイプは、ケイト・ブランシェット。フェミニストムーブメントのとき、パワフルなメッセージをアグレッシブになりすぎず、静かに話しているのがカッコよかったですね」2月から、国別対抗戦のデビスカップの予選が始まる。「今年から、試合方式が5セットから3セットに変わったので、どうなるのか楽しみですね。日本チームのひとりとして、11月のファイナルにクオリファイすることが目標です。チームメイトとは、よく一緒にごはんを食べるし仲がいいですよ。でも、僕だけゲームをやらないから、その会話になるとついていけなくて…。それだけが残念(笑)。個人としては、今年、ランキング50位以内に入りたい。あと、全英でまだ勝ったことがないので勝ちたいです」テニス観戦のポイントは、“フットワーク”だそう。「ラケットスポーツなので、どうしてもラケットとボールに目がいきますけど、フットワークを見ると『こんなに動いてるんだ』と驚くと思います。選手がボールに追いつくときのエネルギーってすごいんです」だにえる・たろう1993年1月27日、アメリカ・NY生まれ。12歳まで埼玉県で育つ。1月14日付のランキングは82位。好きな日本食はしょうゆや塩のあっさり系ラーメン。会ってみたい芸能人は「キムタク」。デビスカップ 日本対中国(予選)は、2/1、2/2にWOWOWで放送。トップス¥3,300パンツ¥4,900(共にオークリー/ルックスオティカジャパン〈オークリー〉TEL:0120・009・146)スニーカー¥29,000(diadora/ディーエムアールTEL:03・5770・3040)※『anan』2019年2月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・中原正登(FOURTEEN)ヘア&メイク・高松由佳インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年02月02日注目選手がぞくぞくと!’19フィギュアスケートの展望を小塚崇彦さんが教えてくれました。男子シングルも、女子同様、日本選手を中心にメダル争いが繰り広げられるのだろうか。宇野昌磨/Shoma Uno (JPN),DECEMBER 6, 2018 – Figure Skating :2018 ISU Grand Prix of Figure Skating FinalMen’s Short Programat Doug Mitchell Thunderbird Sports Centre, Vancouver, BC, Canada.(Photo by YUTAKA/AFLO SPORT)「世界選手権は、やはり、羽生結弦選手と宇野昌磨選手のふたりが中心になると思います」アメリカのネイサン・チェン選手を筆頭に、ふたりよりも難度の高い構成で挑んでくる選手はきっといるはずだが、それでも小塚さんはこう予想する。「両選手のプログラムには、抜け目がないですよね。トランジションと呼ばれる、ジャンプやスピンといった要素と要素の間のつなぎを、すごく大切にしています。よく、“難しい入り方からのトリプルアクセル”といった解説を耳にすると思うんですが、ジャンプの前後に難しい動作を入れるのは、あくまでジャンプの加点をもらうため。それを入れながら、なおかつ、その間にも、難しいターンを入れたり、上半身の大きな動きをつけたりして、途切れないスケートをしているのが、つなぎがあるということ。実はジャンプを跳んだ後に、つなぎを入れるのは、難しいことなんです」でも、これが、PCS(プログラムコンポーネンツ)と呼ばれる演技構成点に反映され、得点にかかわってくるのだという。「見ていると、ただ足をクロスさせながら滑っているだけ、という選手が意外に多い。そんな中で、日本の2選手、特に羽生選手の演技には、つなぎがたくさん入っています。グランプリファイナルで3位に入った韓国のチャ・ジュンファン選手も、そこを意識して滑っていると感じます。ふたりとも、同じブライアン・オーサーコーチに師事していますが、こういうところもチーム・オーサーの強さの秘密だと思います」中国のボーヤン・ジン選手は、「そこに気づいて、つなぎを入れようとしているんだけど、それによってジャンプに影響が出てしまっているという段階ではないでしょうか。でも、少し前までの彼は“高難度ジャンプを跳ぶ選手”というイメージでしたけど、最近はとても個性が出てきましたよね。演技を見ていても、楽しいな、面白いなという部分が感じられるので、これからが楽しみです」そして、もうひとつ、ルール改正も戦いを左右するという。「羽生選手が、平昌五輪で4回転ループジャンプを回避して、4回転トウループとサルコウの2種類だけで、金メダルを獲りましたよね。今季からのルール改正で、それがより顕著に出てくると思います。つまり、難度を下げても、戦略的に戦えば、高い点数が出て、勝機があるということです」あとは、跳びたいのか、勝ちたいのか、選手の考え方次第。「以前、チェン選手が、“いましかできないから”と、フリーで4種類の4回転を5本跳んだことがあったんですが、それもひとつの考え方。ただ、いまは、ケガを押してまで頑張らなきゃいけないシーズンではないので、とにかく無理だけはしないでほしいですね」日本から出場するもうひとり、田中刑事選手については「身長が高いので、ジャンプが決まると映えます。全日本選手権では、今季、苦しんでいた4回転サルコウも決まって、魂の入った演技をしていたと思います」「ただし」と、四大陸に出場する友野一希選手とともに、あえて、愛ある苦言と激励の言葉を。「全日本選手権での高橋大輔選手は素晴らしかったと思いますが、ふたりはその上をいかなきゃいけなかった。なにせ4年間もブランクがあったんですから。3位と4位という成績に終わり、改めて気持ちが入っていると思うので、しっかり結果を残してほしいです」ちなみに、いまはジュニア世代にも、4回転ルッツを跳ぶ選手が出てきている。男子のジャンプ構成は、今後も高難度化が進むのか。「僕は、ジャンプの種類は、落ち着いてくるんじゃないかと考えています。チェン選手がいま、5種類の4回転ジャンプを跳んでいますが、これがおそらくマックスではないかと。ただ、羽生選手は近い将来、4回転半(アクセル)を跳んでくるかもしれません」羽生結弦ソチに続く、平昌でも金メダル。男子シングル史上、66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた24歳。世界選手権へは、2011-12シーズンから6大会連続出場。2度金メダルを獲得しているが、近年はケガに悩まされ、昨年は代表に選ばれながらも欠場に。トリプルアクセルの完成度は別格で、4回転アクセルへの挑戦も公言している。宇野昌磨平昌五輪で羽生選手に次ぐ、銀メダル。昨年末の全日本選手権で3連覇を達成した日本男子シングルの二枚看板のひとり。マイペースな天然キャラとして愛されていたが、最近は男気のある姿勢やコメントも注目を集める21歳。世界選手権は2年連続の銀メダル。クリムキンイーグルを炸裂させ、今年こそ金メダルなるか。ネイサン・チェン平昌五輪での、男気あふれる驚異の巻き返しが記憶に新しい19歳。5種類の4回転ジャンプを跳ぶことができる前回世界選手権の覇者で、今季もグランプリシリーズ連勝、ファイナルも制している。将来、医者になるという夢を叶えるべく、昨秋からアイビーリーグの名門イェール大学に通う、文武両道を実践するスケーター。チャ・ジュンファン今季はシニアのグランプリファイナルで韓国男子初の表彰台に上がるなど、韓国・男子シングルの歴史を次々と塗り替えている17歳。11歳で5種類の3回転をマスターしていたという逸材は、オーサーコーチの下で、着実にトップ選手への階段を上っているところ。子役もしていたというそのルックスで、人気も高い。友野一希シニア1年目の昨季は、“浪速のエンターテイナー”からトップ選手へ大躍進。補欠で出場した世界選手権で5位入賞。日本の3枠確保に貢献したが、昨年末の全日本選手権では力を発揮できず、自力での出場は叶わず。四大陸選手権での活躍を誓う。海外の実況も驚くベビーフェイスの20歳は、大のラーメン通としても有名。※『anan』2019年1月30日号より。写真・YUTAKA/アフロスポーツ(宇野昌磨)写真:坂本 清/アフロ(高橋大輔)取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年01月29日表現者としてさらなる高みを目指す羽生結弦。原点回帰、そして今季のビジョンを織り込んだ、新プログラムに迫ります。静かなピアノの曲は音も抑えて滑りたい。幼い頃から目標にしてきた、23歳での五輪制覇。それをディック・バトン(アメリカ)以来66年ぶりに果たす“連覇”という快挙とともに達成。そしてそれにより始められると思った、自分のための、新たなフィギュアスケートへの挑戦。自分が競技者として目覚め、世界を意識する気持ちを生み出してくれた憧れのスケーターふたりの、代表的なプログラムで使用された曲を使うと決めた。だからこそ、いま自分ができる最高の技術を入れ込んだプログラムにしたいという思いは強い。その表れが、SPでジャンプをすべて後半の初めまでに入れ、その後はスピンやステップを行う構成にしていることだ。昨年4月に自ら企画・参加したアイスショーの“コンティニューズ・ウィズ・ウィングス”で、羽生はジョニー・ウィアーの、体をかがめて足の間に手を入れて回転する彼の“パンケーキスピン”に衝撃を受けたと話していた。アイスショーではウィアーだけではなく、ステファン・ランビエールなどもスピンだけで感情を表現する技術の高さを見せている。そんなスピンとステップで表現する世界を、さらに際立たせようとする試みなのだろう。自身の世界最高得点を更新する110. 53点を出したGPシリーズロシア大会では「曲自体も序盤はゆったりしているので、その中の滑りではあまりエッジの音は立てたくないし、ゴリゴリとスケートを滑らせたくないので。そういった、何かジャンプにつながる部分の難しさみたいなものも感じながら滑っています」と話していた。それは彼が『バラード第1番ト短調』を滑るシーズンイン前の言葉と共通している。静かなピアノの調べで始まる曲だからこそ、スケーティングの音も極力抑えて静かに滑らなければいけないと思う、と話していたのだ。羽生がウィアーの滑りに憧れたと話した中のひとつに、彼のジャンプのランディングのスムーズさときれいな流れがある。静かな曲調の中で力を使わずにスムーズな“静”を感じさせるジャンプをし、曲が盛り上がる後半のスピンとステップで自らの感情を爆発させるようなプログラムを意識しているのだ。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は、シーズン初戦オータムクラシックの、羽生のSPのスピンが印象的だったという。「レベル4を取るためには今までと同じことをやればいいが、今季はその組み合わせを難しいものに変えていた。それでこれまでの彼には見られないミスをしたが、本人も自分のためにスケートをすると話していたように、楽しみながら新しいことに挑戦しているなと感じました」と話している。ほぼスコアに縛られず演技ができている。フリーで彼の挑戦の気持ちが表れているのが、後半に入れている4回転トウループ+トリプルアクセルだ。このコンビネーションは着氷した足では踏み切らないために“シークエンス”扱いとなり、得点は2つの基礎点を加算した8掛けになる。羽生はそれを入れようとした理由を「今はほぼスコアに縛られることなく演技ができているので。点数は関係なく、今の自分ができる最高のコンビネーションとなるとやっぱり4回転トウループからのトリプルアクセルになると思うから、やろうかなと思いました」と話す。自分が得意にしていて思い入れのあるトリプルアクセルを2本入れたいという強いこだわりもある。それを入れることによって、連続ジャンプで2回転トウループを入れる必要がなくなることにもこだわった。エフゲニー・プルシェンコが『ニジンスキーに捧ぐ』で見せていた重厚感のあるカリスマ性を意識し、演技時間が30秒短くなり演技に余裕が持てない中で、すべてのジャンプに難しい入り方や出方を織り込む。そして最後にトリプルアクセル2本を含めたコンビネーションジャンプを3連続で入れる、極めて難度の高い構成にした。その難しさを承知しながらも、自分ができうる最高難度に取り組もうとするのは、“皇帝”とも称されるプルシェンコのこれまでの功績に敬意を払ってのものだろう。そのプログラムを自分のものとして完成させることこそ、羽生が目指すものだ。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。 2014年のソチオリンピックに続き、2018年平昌オリンピックで金メダルを獲得。五輪連覇は66年ぶりの記録。※『anan』2019年1月30日号より。写真・能登 直(a prest)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2019年01月27日昨年8月末、拠点であるトロントのリンクにジャージー姿の羽生結弦の姿があった。公開練習のリラックスした表情に接近。公開練習で、いい意味での力をもらっています。昨年8月30・31日にカナダ・トロントのクリケットクラブで行われた、羽生結弦の新シーズンへ向けての公開練習。クラブに入ってくる彼を数多くのカメラが迎え、ロッカールームから出てスケート靴を履く時も、間近までカメラが迫ってくる。そんな中で彼にとっての公開練習の意味を聞かれると、笑みを浮かべながらこう答えた。「ひとつには自分にとって締め切りというか、テスト的なところがありますね。人間って追われるものがないと、最終的には詰めることができないじゃないですか。そういう意味で公開練習というのは皆さんが期待して来てくれることだから、自分の中で『ここまでにある程度仕上げておかなきゃ』という、ある意味でのプレッシャーというか…。いい意味での力みたいなものをもらっています」羽生は平昌五輪の後で、「五輪というのは卒論みたいなものだ」と話していた。4年間の集大成。そのためにゼミに入って研究を積み重ね、積み重ねて結果を出すものだと。だが平昌ではケガでその期間がギュッと短くされてしまった。すべてがゼロになった状態から、またすべてを一から作り直すのが大変だったと苦笑していた。そんな状況でも大きな目標にしていた五輪連覇を果たした羽生。今季の公開練習では、五輪へ向かう気迫を心に秘めていた昨季とは違う、穏やかな表情を見せていた。そこで発表した新プログラムは、ショートはジョニー・ウィアーが’06年トリノ五輪の前にフリーで使っていた『秋によせて』。『Origin』と名付けたフリーは、エフゲニー・プルシェンコが旧採点法時代に芸術点ですべてのジャッジが満点の6.0点を付けた、伝説のプログラム『ニジンスキーに捧ぐ』で使用していた曲。共に幼い頃に憧れ、その演技に刺激を受けた尊敬する存在。ふたりには自身が企画・プロデュースしたアイスショー“コンティニューズ・ウィズ・ウィングス”に出演してもらった時に、使いたいという思いを伝え、快く了承してもらったという。「フリーはまだ自分が使ったことのないジャンルの曲。小さい頃からずっとやりたいと思いながらも、プルシェンコさんの代表的なプログラムだから自分が使うべきではないと我慢してきた曲です。彼の圧倒的なオーラだったり、ニジンスキーのポーズ、一つひとつの音に合わせている動きやジャンプなどに、ものすごく惹かれた記憶があります。ウィアーさんの『秋によせて』も、男性だからこそ出せる中性的な美しさは彼の一番の魅力だと思ったし、スピンでの手の使い方やジャンプのランディングの美しさに惹かれ、自分もこういうふうに滑りたいなと思った記憶があります」曲の中に、自分の色を入れ込みたいと思う。以前は自分の色というより、尊敬しているスケーターたちの様々な部分を受け取り、それをつなぎ合わせて自分になればいいと思っていた。だが昨シーズンあたりからは自分らしさ、色というのがやっと出せるようになったと思えてきた。だからこそふたりへのリスペクトを持ちながら、曲の中に自分の色を入れ込みたいと思うようになったというのだ。競技を続行しようと決断した彼の心の中には、4回転アクセルに挑戦し、跳びたいという強い気持ちもある。それが今の最大のモチベーションだと。だがそれとともに、新しいプログラムに自分の思いを込めて作り上げ、演じたいという気持ちもある。「プログラムに関しては何か、自分の好きなようにしちゃおうというのが一番ですね。もう素直に、自分の気持ちとか、童心の中にある夢というものを叶えてあげようという気持ちが、今はすごく強いので。だから今は、すごく子供に戻った感じです」羽生はこう言うと明るく笑った。大きく開放された心。彼はそれを存分に楽しもうとしているかのようだった。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。 2014年のソチオリンピックに続き、2018年平昌オリンピックで金メダルを獲得。五輪連覇は66年ぶりの記録。※『anan』2019年1月30日号より。写真・能登 直(a prest)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2019年01月26日2年前、将来への期待をこめて取材したジュニア選手は、着実に結果を残し、日本を代表するスケーターになりつつある。人気もうなぎ上りの友野一希選手に、再び会いに行った。なにをどのぐらいやれば、世界と戦えるかが見えてきた。「以前は、褒められるなら、“かっこいい”がいいと思っていましたけど、最近は、考えを改めました。“かわいい”って言ってもらえるだけでも、ありがたいなって」そう言って、人懐っこい笑顔をカメラに向ける友野一希選手、20歳。シニアにあがる直前に取材してから2年。そのかわいさは相変わらずだけれど、氷上では、本人も「正直、びっくりしている」と明かす躍進を見せた。なかなか結果が出なかったジュニア時代とは対照的に、シニア1年目の昨シーズンは、補欠で初出場した世界選手権でいきなりの5位入賞。今季はグランプリシリーズのロシア杯で初の表彰台。全日本選手権では表彰台に一歩及ばなかったが、四大陸選手権への出場を決めた。「いまは、“先が見えるスケート”ができていると感じています。もちろん、4回転ジャンプは、最低でももう1種類は必要ですし、スピンやスケーティングもまだまだ。羽生結弦選手や宇野昌磨選手に比べれば、未熟なところだらけ。それでも、なにをどのぐらいやれば、彼らと戦えるのかが見えてきて。北京五輪に出場するという目標も、より明確になりました」言葉の奥には決意が覗く。明るいキャラクターそのままに、楽しい演技で観客の心をつかんできた“浪速のエンターテイナー”は、表現力でも新境地を見せた。「いままでは、自分のスケートや気持ちを前面に出して滑るだけでした。でも、今季のショート『ニュー・シネマ・パラダイス』では、映画の中で描かれているいろいろな愛の形を、音楽にのせて、観ている方に届けるという、これまでとは違う思いの伝え方ができるようになった気がします。演技後には、経験したことがない拍手や会場の空気に包まれて、自分はこういう曲を演じたかったんだな、って気づきました。いまでは、いちばんのお気に入りです」ショートを振り付けたウズベキスタンのフィギュアスケーター、ミーシャ・ジーさんとの出会いも、成長を後押ししている。「彼は、僕がまさにそうなりたいと目指している、美しい演技から楽しい演技までできるスケーター。ありがたいことに、振付の先生という枠を超えて、スピンやステップなどの技術まで、本当に熱心に指導してくださっています」競技を忘れ、大学の仲間と過ごす時間も大切。オフアイスでの過ごし方も、結果につながっているのだろうか。現在は、同志社大学スポーツ健康科学部の2年次生。「見てのとおり、普通の大学生です」と繰り返すように、自宅からリンク、大学へは、いまも電車通学。この日もキャップにパーカというスタイルで、ひとりでふらりとやってきた。「私生活では、フィギュアスケーターの友野一希は捨てて、大学の友だちと焼き肉を食べに行ったり、会話したりする時間を大切にしています。スケートのことばかり考えていると、ストレスがたまってしまうので。仲良くなるのは、自分と同じように、なにか本気で目指しているものがある人。逆に、漫然と学生生活を送っているような人は苦手かなぁ。大学の友だちからは、よく“やっぱり大阪人だね”って言われるんですけど、なにが大阪人ぽいのか、自分ではよくわかりません」と、笑う。トレーナーの袖口が図らずも萌え袖になるほど、本当に華奢。体重は、なんと48kg。「日本のブランドのXSサイズしか着られないんですよ~」と嘆くが、氷の上に立てば一転、どこにそんな力を秘めていたのかと思うほど、エネルギッシュに舞う。最後に来季への思いを聞いた。「グランプリファイナルに行って、本気でメダルを目指したいし、ショートで100点台という異次元枠にも行きたい。でも、その前に、四大陸選手権の表彰台です」友野一希1998年5月15日、大阪府生まれ。4歳からフィギュアスケートを始め、17歳の時に出場した世界ジュニアで初めて“世界”を経験。意識が変わり、飛躍を遂げている。※『anan』2019年1月30日号より。写真・わたなべよしこスタイリスト・壽村太一取材、文・(by anan編集部)
2019年01月24日シニア世代に勝るとも劣らぬ技の持ち主がひしめく現在のジュニア世代(13歳以上、18歳までの選手)。北京五輪で活躍しそうな男女シングルの新星をピックアップ。4回転を難しいと意識せず、美しい演技を目指したい。2年前の取材時より、身長がまた伸びて、174cmになったという島田高志郎選手、17歳。「手足をきれいに伸ばして演技をしないと悪目立ちしてしまうし、姿勢も良くないと言われているので…」と、苦労も多いのは承知のうえで、やっぱり、長い手足は氷上映えする宝物。笑うと、あどけなさが残るけれど、雰囲気も格段に大人っぽくなり、スケートファンの間で早くから注目されていた表現力にも磨きがかかってきた。ケガを乗り越えて迎えた今シーズンは、初めてジュニアグランプリファイナルで表彰台にも上り、その才能が花開きつつある。成長の裏には、芸術性の高いフィギュアスケーターとして知られるステファン・ランビエールコーチの存在がある。昨シーズンから、拠点を海外へ移し、単身スイスへ渡って、指導を受けている。「ステファンコーチには、“優しすぎる!”という印象を持っていたんですが、いざ、コーチと生徒の関係になると、日本の先生とはまた違う厳しさがあります。毎日、本気で練習に臨んでくれるので、僕も疑問があれば、きちんと口に出して伝えて、コミュニケーションをとるようにしています。すごく難しいスケーティングやステップに挑戦する練習もあって。これが予想外の動きの連続で、ほんとにきつい。でも、そうした中で、スケーティングの基礎も上達したと思いますし、気持ちの面でも強くなっている実感があります」リンクがあるのは、アルプス山脈の山の中。「スケートしかやることがない!」という環境で、練習漬けの日々を送っている。普段の会話は英語。食事は自炊。見知らぬ土地でのひとり暮らしは、最初は寂しい気持ちもあったというが、それも数か月のこと。「最近は、試合で日本に来てスイスに戻ると、“帰ってきた”と思うようになりました。逆に日本に来ると、ご当地グルメを楽しんだり、ラーメンを食べに行ったり。以前より日本を満喫しています」お気に入りの場所は、湖畔の散歩道。練習がない日には、時々、電車に1時間ほど揺られて、気分転換。「少し街のほうに向かったところに、山に囲まれた、すごく大きな湖があるんです。雄大な自然が広がっているので、湖の周りを歩いているだけで、とてもリラックスできる。時々行っている、いま、お気に入りの場所です」そして、切磋琢磨し合うチームメイトと過ごすオフアイスも、かけがえのないひととき。特に、日本でも人気が高い、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手には楽しませてもらっていると話す。「彼はほんとうに趣味が多彩。将来はケーキの店を開きたいという夢を持っているそうなので、ケーキを作ってくれたり、時にはそれをお手伝いしに行ったり…。といっても、僕はただ、かき混ぜているだけなんですけどね(笑)。ステファンコーチも時々、スイスの郷土料理ラクレットやチーズフォンデュを作ってくれます。そういう時も、会話はいつもスケートのことばかりですけど」3月には、世界ジュニア選手権という大舞台が待っている。そして、それが終われば、いよいよ来シーズンは、シニア参戦だ。「4回転やトリプルアクセルジャンプが、簡単に跳べるようになりたいです。難しいジャンプとして認識していると、どうしても意識して緊張してしまうので。今後はそこを改善して、そして、美しい演技を目指したいと思います」実は、振付にも興味があって、ウォーミングアップの時には、スケートでよく使われる曲を聴きながら、“自分だったらこう踊る”と、こっそり練習しているのだとか。いつか、セルフコレオのプログラムも観たいが、まずは3月、ジュニア最後の雄姿を見届けたい。島田高志郎2001年9月11日、愛媛県生まれ。6歳からスケートを始め、ジュニア以前のノービス時代から頭角を現す。14歳で初出場した全日本選手権で11位となり、新人賞に。※『anan』2019年1月30日号より。写真・小笠原真紀(島田さん)取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年01月23日バレンタインに周りとひと味違うチョコレートで勝負したい人は、こんな個性派チョコがおすすめ。贈る相手の趣味に合わせて選んで。周りに差をつける、グッドルッキングアイテムをご紹介。スポーツ好きの彼に贈る、3つのおいしいボール。アンダーズ 東京 ペストリー ショップ3個入り¥1,800ゴルフボール、サッカーボール、バスケットボール型の3色のチョコレートの中には、ストロベリー味のアマンドショコラが。ピンク色のバスケットボールは、ルビーチョコレート製。東京都港区虎ノ門1-23-4アンダーズ 東京1FTEL:03・6830・77658:00~20:00(土・日・祝日10:00~)無休アメリカの街並みを、丸ごとかじってみる?モロゾフ¥1,400毎年好評のフォルクスワーゲン社「Beetle」とのコラボレーション。今年の新商品は、なんと、ビートルやバスが行き交うアメリカ西海岸の街並みをかたどったジオラマ型チョコ!3色から選べるミニカー付きも嬉しい。全国のモロゾフ店舗、バレンタイン催事場にて販売。モロゾフTEL:078・822・5533鉱物の透明感を再現した、唯一無二のアートチョコ。エーケーラボ右・4個入り¥950左¥1,200「鉱物アソビ」主催のイベントから生まれた、美しい鉱物モチーフチョコ。ザラメをまぶしたボンボンショコラでイメージしたのは、ぶどう石と玉髄。タブレットにはレーズンをちりばめ、きらめく鉱石の世界を表現した。東京都武蔵野市中町3-28-11TEL:0422・38・972711:00~18:00水・木曜休※『anan』2019年1月23日号より。写真・永禮 賢石渡 朋谷 尚樹スタイリスト・中根美和子文・日高むつみ岡井美絹子佐々木ケイ(by anan編集部)
2019年01月22日日本eスポーツ連合副会長の浜村弘一さんに「eSPORTS国際チャレンジカップ」について伺いました。写真提供/Asian ElectronicSports Federation日本で初のeスポーツ国際大会。日本代表の活躍をライブで体感しよう。eスポーツが、一般のスポーツの世界と変わらない盛り上がりを見せてきた。国際大会への日本代表の派遣も相次いでいる。そんな中、日本代表とアジア選抜が対戦する国際大会が開催される。大会の見どころを日本eスポーツ連合副会長の浜村弘一さんに伺った。「アジアは世界的にもeスポーツ大国が多く、その各国トップ選手と日本の最高峰が、日の丸を背負ってギリギリの戦いをする。決して画面の中では完結しない、競技者として戦うプレイヤーを見てください。勝って、日の丸が揚がり、君が代が流れると感動すると思いますよ」。競技は『ウイニングイレブン 2019』『Counter-Strike:Global Offensive』『ストリートファイターVアーケードエディション』『鉄拳7』の4タイトル(※2018年12月25日現在の情報)。日本代表は、昨年9月のアジア競技大会で『ウイニングイレブン 2018』で優勝、11月の世界大会では『鉄拳7』で準優勝。今大会での活躍にも期待したい!『ウイニングイレブン 2019』プロサッカー選手にも愛好者が多い『ウイイレ』。All copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are used under license. ©Konami Digital Entertainment『鉄拳7』世界中で絶大な人気を誇る、3D対戦型格闘ゲーム。©CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.TEKKEN(TM)7 & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.「eSPORTS国際チャレンジカップ」●幕張メッセ ホール41月26日(土)・27日(日)10:00~18:00(27日は~17:00)前売り一般入場券:1日券¥1,500、2日通し券¥2,500、当日1日入場券¥2,000※『anan』2019年1月23日号より。(by anan編集部)
2019年01月21日世の中はまだ正月ボケも残る時期だが、テニスでは早くも2019年のメインイベントの一つである全豪オープンが開幕する。2019四大大会の初戦。大坂、錦織の活躍に期待!女子ではなんといっても昨年全米オープン優勝の大坂なおみに期待がかかる。憧れの女王セリーナ・ウィリアムズを倒しての優勝は一種の社会現象となったが、それ以来の四大大会となる。現在の女子テニスは大混戦。ここ2年の四大大会優勝者8人は全て違う選手となっており、まさに群雄割拠の時代。一度優勝するだけでも間違いなく偉業だが、まだ21歳になったばかりの大坂。こうなると2つ目、3つ目が気になってくる。将来の女王との呼び声も高い大坂がどんなプレーを見せるか注目だ。男子では錦織圭が初優勝を狙う。昨シーズンは、全米オープンでベスト4など鮮烈な復帰を印象づけたシーズンだったが、うかうかしてはいられない。すでに20歳前後の選手がマスターズを優勝するなど、世代交代の印象は日に日に強くなってきている。29歳となった錦織にとって、今年は勝負の一年になる。昨シーズンはけがでランキングを落とし、ノーシードからの出場を余儀なくされてトップ選手との連戦が続いたが、ようやくその状況を脱した。けがから復帰して以降、最上位シードで迎える今大会は、数年前のように2週間を戦い抜くペース配分が組みやすくなるはずだ。復帰後、厚みを増した攻撃に期待したい。オーストラリアの1月は真夏。例年、灼熱地獄が選手たちを襲い、タフな持久戦になることもしばしば。序盤戦は素早く勝つことも求められる。1/14~1/27、メルボルンで開催。NHK、WOWOWで放送予定。過去11回出場した四大大会で、2回戦までに敗退したのはわずか2回。初出場のころから大舞台での勝負強さが光る。©AP、ZUMA Press日本と時差もなく、日本のファンも多く駆け付ける。最もホームの四大大会となる。声援を味方につけられるか。©AFP※『anan』2019年1月16日号より。写真・アフロ文・今田望未(by anan編集部)
2019年01月11日マルコメ君でおなじみのマルコメが新商品発表会を開催しました。会の冒頭で行われた糀甘酒PRイベントに、同社がスポンサー契約を結んでいる川崎フロンターレのキャプテンかつエース・小林悠選手が登場しました! 壇上では力強い書初めを披露したほか、その後の取材では、糀甘酒にちなんであま~い思い出とともに、切なすぎる初恋話もお話ししてくれました♡文・伊藤順子2019年の新ユニフォームで小林悠選手がお目見えです!1月10日、都内某所で行われたマルコメの糀甘酒PRイベントでは、人気糀甘酒シリーズで初となる無塩タイプの糀甘酒と、糀ジェラートをPRするために、同社のCMに出演中のミランダ・カーさん、小林悠選手のおふたりが揃って登壇しました。小林選手は、昨年よりライトブルーを全面に打ち出した今シーズンの新ユニフォームに身を包んでの登場です。「この明るい青が僕はすごく好きなので、とても気に入っています。また、ストレッチが効いていて動きやすい。今年も優勝できそうです!」と頼もしいお言葉。そして、「2連覇できて大変充実していました」と昨年を振り返ったあと、新年にふさわしく書初めを披露してくれました。小林選手が書いたのは…。堂々たる「王」の一文字!小林選手 (隣のミランダ・カーさんが「愛」を書いたのに対して)僕、日本人なのに簡単な字ですみません(会場笑)。得点王の「王」と、クラブとして再び「王者」になるという意味を込めて書きました。ご指導してくださった鈴木啓水先生による評は「最初は緊張しているな、という書き方でしたが、最後の1筆が素晴らしい! チームを支えるぞという気合と、力強さを感じますね」とべた褒め。小林選手は恥ずかしそうに笑みを浮かべていました。その後に告知された、川崎フロンターレ2連覇を記念して販売される、特別デザインの味噌汁を「毎朝飲みたい」と話し、「この1年戦うために、糀甘酒を飲んで怪我なくやりたい」とPRした小林選手。実際に米糀甘酒は、疲労改善効果が確認されたのだそう(同社と大妻女子大学家政学部教授・川口美喜子さんとの共同調査により)。今回、糀甘酒を使った3種のジェラートの試食もあり、その後の囲み取材では、「甘いものは好きなのですが、職業柄控えているので、健康によく罪悪感なく食べられるのはとてもいいですよね」とお話してくれました。そして、素の小林選手を探るべく、こんな質問を。ーー甘酒にちなんで、あまい思い出を教えてください。小林選手 え~、あまい思い出!? (と困惑しながらも…)奥さんと付き合った当初、料理を作ってくれたことが嬉しかったですね。体のことを考えたメニューを用意してくれました。あと、バレンタインや誕生日などは、自分の食べたいものを作ってくれますね。ーーバレンタインって、手作りチョコレートですか?小林選手 いえいえ、チョコじゃなくて。なんだろ、毎年違うからなぁ。よく覚えているのは、カボチャのケーキかな。僕、カボチャが好きなんです♡ーーでは、逆にしょっぱい思い出はありますか?小林選手(上を向いて考えながら)初恋の女の子が不登校になっちゃったのがショックでしたね。お互い好き同士(!)だったんですけど、部活動が原因で、学校に来なくなっちゃって……ショボンとしましたね。彼女とはそのまま終わってしまったそう。切なすぎる恋バナでした…。また、他記者からは、次のような質問もありました。ーー今年挑戦したいことは何ですか?小林選手 サッカーでは、自分の得意とするターンが一番うまい選手になりたいですね。プライベートでは、コーヒーが好きなので、ソムリエの資格を取りたいです(笑)。プライベートの意外な目標もお伺いできて、時折笑いが起こる和やかな取材となりましたが、最後に来月2月16日に行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2019」への意気込みを問うと「昨年は負けてしまい、ズルズルとACLも残念な結果に終わったので、今年は必ず勝って、いいスタートにしたいです」とキッパリ宣言してくれました。今年も小林選手のさらなる活躍を期待しましょう!Information『プラス糀 糀甘酒LL 糀リッチ』オープン価格 4月上旬発売予定1000ml『糀ジェラート』柚子バジル、アーモンドチョコ、バナナキウイの3種類各オープン価格 春発売予定内容量未定小林悠1987年9月23日生まれ。東京都町田市出身。2010年、拓殖大学から川崎フロンターレに加入。一瞬の動き出しでDFの視界から消え、ラストパスのタイミングでゴール前に入り込むストライカー。得点を奪うだけではなくチャンスメイクにも長け、アシストに回ることもできるオールラウンダー。2017年シーズンからキャプテンとなりチームを引っ張る。2017年、Jリーグ最優秀選手賞、J1得点王、Jリーグ ベストイレブンを獲得。
2019年01月11日今回のグラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイは、子どものときの習いごとにまつわる切ない思い出について。前後編でお届けします。あけましておめでとうございます!今年は大厄年のグラハム子です。ちなみに、夫は私のひとつ年上です。今回は、私が夫と結婚を決めた理由のひとつを描きたいと思います。それはまだ結婚前、夫(当時はまだ彼氏)とともに、共通の知人たちと食事をしたときでした。■子どもの習いごとの悩みに知人たちは…こんな会話を聞きました。本当に、なにげない会話の一部だったと思います。でも、私にはすごく胸に刺さる会話でした。なぜなら、私自身が昔、A先輩の息子と同じような経験をしたからです。■“母の希望の習いごと”に自分が向いていないと思ったら私は幼稚園のころ、とあるスポーツの習いごとを始めました。きっかけは覚えていなくて、気がつけば通っていた感じです。おそらく母の希望だと思います。最初の数年は疑問を持たず通っていました。母も応援してくれていました。が、小学校2年生のころ、 私は母にそう言いました。理由は、「自分にはその習いごとがあまり向いていない」と気づいたからです。でも母は と言いました。私は言われたとおり、もう少しがんばることにしました。でも、やっぱり自分には向いていないと思う気持ちは変わりませんでした。変わらないどころか、日に日に、その気持ちは増していきました。だんだんと行きたくなくなり、習いごとを休む日も多くなっていきました。週3日ある習いごとでしたが、月に1回も行けないときもありました。それでも母はやめさせてはくれませんでした。■私のぽっかり開いた穴に母がいる…小学校高学年になると、もう「やめること」をあきらめました。だんだんまた通うようになり、すると母もよろこんでくれました。中学校ではその習いごとの部活に入りました。強豪校で、成績は県大会でも常に上位でした。メダルや賞状をもらうたび、母はとてもよろこんでくれました。私もメダルをもらったり、賞賛されることはうれしかったです。でも、ずっと自分の本当の気持ちは、ぽっかりと穴が開いてしまっていて。その穴の中に他人(おもに母)が住んでいるような感じでした。…長くなりましたので、続きは後編に…。後編は、「もし子どもの時、習い事を辞めさせてくれたら…」と思ったときに、夫が言った言葉とは…。子どもが親に対して持っている気持ち、親になって初めてわかる気持ちを見つめなおします。
2019年01月11日2019年に、チェックしておきたい注目のスポーツ選手は?作家でスポーツライターの小林信也さんに聞きました!自由な空気が漂うバスケ&ニューウェーブ系の選手がアツい!パワハラ問題など、暗いニュースが多かった2018年。「その反動もあり、競技をする人にも観る側にも“純粋にスポーツを楽しみたい”という空気が流れる一年になりそうです。そこで注目したい競技のひとつが、ストリートから誕生したバスケットボール。自由なファッションをしていたり、とがった選手も多いです。NBAで活躍する渡邊雄太や、現地で高い評価を受ける八村塁。さらに、’17年に史上最年少で日本代表候補入りを果たした田中力など、ハイレベルな選手が揃います」また、’19年は、いよいよ東京オリンピックの予選がスタート。「注目したいのは、これまで目にする機会が少なかったスポーツクライミング(ボルダリング)やBMXやスケートボード、サーフィンといったニューウェーブ系スポーツです。これらの競技では、16歳の中村輪夢や17歳の白石阿島、21歳の五十嵐カノアなど、新世代を担う若い選手が多く活躍しています。彼らのなかには、勝ち負けだけに支配されず、すごい相手がいれば互いを称え合うというカルチャーが存在しているのが特徴的。そんな、真のスポーツスピリットを思い起こさせる競技こそ、観ている人は心惹かれ、応援したくなるのではないでしょうか」渡邊雄太(BASKETBALL)わたなべ・ゆうた1994年生まれ。メンフィス・グリズリーズに所属、日本で2人目のNBAプレーヤーに。デビュー戦で2得点を記録。田中 力(BASKETBALL)たなか・ちから2002年生まれ。’18年1月にはU16日本代表としてクリスタル・ボヘミア杯に優勝しMVPを獲得。アメリカのIMGアカデミーへの進学を発表。中村輪夢(BMX)なかむら・りむ2002年生まれ。中学生でプロ転向を果たす。’17年の第1回全日本BMX フリースタイル・パーク選手権大会で優勝。丹野夏波(BMX)たんの・かなみ2000年生まれ。8歳で世界選手権大会のチャンピオンに。’18年7月の全日本選手権で優勝。白石阿島(BOULDERING)しらいし・あしま2001年生まれ。’17年の世界ユース選手権でボルダリング、リードともに金メダルを獲得。日米両国の国籍を持つ。原田 海(BOULDERING)はらだ・かい1999年生まれ。ボルダリングの世界選手権2018において、初出場で世界チャンピオンに。五十嵐カノア(SURFING)いがらし・かのあ1997年生まれ。3歳でサーフィンを始め、9歳でUSA強化チームに加入。今年行われたワールドゲームズの個人戦準優勝。カノアはハワイの言葉で“自由”の意。瀬尻 稜(SKATEBOARD)せじり・りょう1996年生まれ。世界大会で5度優勝。オリンピック期待の星とされるが、「会場がみんな僕の金メダルだけを期待してる雰囲気はちょっとどうかな」と発言して話題に。小林信也さん作家、スポーツライター。雑誌やTVなどメディアで活躍。『「野球」の真髄 なぜこのゲームに魅せられるのか』(集英社新書)など。※『anan』2019年1月2・9日号より。取材、文・重信 綾写真・アフロ(by anan編集部)
2019年01月02日2018年12月18日に行われた「2018Jリーグアウォーズ」で優秀選手に輝いた、川崎フロンターレの小林悠選手にお話を伺いました。ご自身の性格や家族のことなど素顔とともに、弾けるような小林選手の笑顔をお届けします!写真・大内香織 文・伊藤順子爽やかイケメンストライカー!川崎フロンターレ・小林悠選手川崎フロンターレのエースストライカーといえば、小林悠選手の右に出る者はいないでしょう。その年に活躍した選手を表彰する「Jリーグアウォーズ」では、2017年にMVPを受賞、今年2018年も優秀選手に選ばれました。クラブでも2年連続でキャプテンを担い、中村憲剛選手と肩を並べる「川崎の顔」といっても過言ではありません。でも、果敢に攻めるプレースタイルとは裏腹に、オフザピッチでは、天然なところも持ち合わせているそう。そのギャップもまた魅力のひとつで、子どもから大人までみんなから愛されています。今回は、そんな好青年極まりない小林選手の素顔をお見せします!ーー笑顔が似合う小林選手ですが、今季は怪我で日本代表を辞退されるなど、順調ではない時期もありました。一番辛かったことは何ですか?小林選手 9月26日第18節(延期分)の湘南戦、10月7日第29節の鹿島戦と、PKを2回連続で外してしまったことですね。その日は悔しくて眠れませんでした。ーーどのように気持ちを切り替えたのでしょうか。小林選手 クヨクヨせずケロッとするしかないですよね。サッカーに限らずいえると思いますが、失敗したことを引きずっていても何のプラスにもなりません。僕の場合、2回もミスったのでさすがに反省はしましたけど、たいていのことは朝が来ると同時にリセットできていますね。ーー気持ちの整理はできても、いざまたPKとなると怖くはなかったですか?小林 怖かったですけど、チームメイトが励ましてくれたので、それが後押しとなって無事決められました。克服すると、さらに切り替えられて、自信も取り戻せますね。ーーそのPKですが、いつも事前にお子さんに指示を仰ぐとか?小林選手 はい、子どもが言うほうに蹴っていますね(笑)。今後もそうするつもりです。子煩悩と評判の小林選手。育児アピールをお願いすると、「え~普通ですよ、特別なことなんて…う~ん」としばし考えてから、「とにかく、子どもが大好き! ってことです(笑)」と満面の笑みで答えてくれました。その全力スマイルに取材陣も顔がほころびます。ーーでは、奥さまについては、どう思われているのでしょう。小林選手 僕は何でも話すので、よく支えになってくれていますね。苦しい時は一緒に落ち込みますけど、その辛さは半分になります。逆に、嬉しいときは倍増しますよね。ーー選手によっては、家ではお仕事のことを一切話さない方もいるようです。小林選手 いろいろ聞いてくれるから、僕も話しちゃうんですよ(笑)。本当は守りたい気持ちのほうが強いのですが、僕は次男坊だからか、つい甘えちゃっているのかな(笑)。撮影では、こちらの無理な要望に快く応じてくれた小林選手。とくに両手で頬杖をつくポーズは、あまりにもキュートだったので、思わず「かわいーっ!」と叫んでしまうと、ニッコニコで嬉しそうに(?)照れていらっしゃいました。とにかくハッピーオーラが漂う小林選手ですが、その秘密は常にポジティブ思考であることと、ご家族の支えにあるのかもしれません。来季もシュートをバンバン決めまくって、多くのサポーターを魅了してくださいね♪Information小林悠1987年9月23日生まれ。東京都町田市出身。2010年、拓殖大学から川崎フロンターレに加入。一瞬の動き出しでDFの視界から消え、ラストパスのタイミングでゴール前に入り込むストライカー。得点を奪うだけではなくチャンスメイクにも長け、アシストに回ることもできるオールラウンダー。2017年シーズンからキャプテンとなりチームを引っ張る。2017年、Jリーグ最優秀選手賞、J1得点王、Jリーグ ベストイレブンを獲得。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2019年01月01日先日12月18日に行われた「2018Jリーグアウォーズ」でベストイレブンに選出された、川崎フロンターレの谷口彰悟選手にお話を伺いました。イケメンの、イケメンすぎるコメントをとくとご覧あれ! 惚れちゃう女子続出です!写真・大内香織 文・伊藤順子全方位で男前すぎる!川崎フロンターレ・谷口彰悟選手川崎フロンターレ、いやJリーグが誇る屈指のイケメンといえば、サッカー通なら言わずもがな、知らない人はすぐにでも注目してほしい、谷口彰悟選手! もちろんルックスだけでなく、昨年、今年と連覇を制したフロンターレの守備の要であり、クラブ最少失点は谷口選手のおかげと評されるほど実力も素晴らしいんです。加えて、2年連続全試合フル出場と、タフな精神力と体力の持ち主でもあります。そこで、どこをどう切り取っても男前すぎる、谷口選手の魅力に迫りました!ーー今年も怪我をする選手が続出しました。そのなかでの見事な全試合フル出場ですが、達成できた秘訣はありますか?谷口選手 正直、ストイックな生活はしていないんですよ。ただ、自分の体は自分でわかっているので、サッカーに支障が出るようなストレスは、自分にかけないようにしています。ーーストレスとはどんなことでしょうか?谷口選手 例えば、ひとつは食ですね。ハンバーガーとかラーメンとか、ジャンクなものが実は好きなんですけど、シーズン中はやめておこうとか。食べるなら、栄養バランスがいいものを選択するようにしています。外食ももちろんしますが、寮母さんが作ってくれる食事をうまく利用しながら、体にいい食生活を心がけていますね。あとは強い体に産んでくれた親に感謝と、集中力が怪我のリスクを減らすポイントかなと思います。ーー集中力ですか?谷口選手 目や耳など五感をしっかり使って集中しながら練習しています。これは高校時代からしていることで、自分のいいルーティンになっていますね。あとは体の動かし方も大事なこと。この動きをすると怪我するな、と思うことはやりません。うまくコントロールすることをかなり意識しています。「もっと具体的にお話したほうがいいですよね、わかりにくいですよね」と、こちらの意図を察して丁寧に答えてくれた谷口選手。何かに集中するのも大事だけれど、集中しすぎて気づかぬうちに無理をしてしまう。それを防ぐためには、自分自身を俯瞰で見つめることも大切ということでしょうか。谷口選手の自己コントロール法は、私たちの実生活でも大いに参考となりそうです。ーー節制はしないけれど、状況を的確に判断して無理はしない。谷口選手の性格を表しているように思えますが?谷口選手 そうですね、慎重ですね(笑)。周囲を見ながら動きますし、これはいまのポジションであるDFに通じることだとも思います。ーーひょっとして、恋愛も奥手なんですか?谷口選手(キッパリと)いや、男らしく自分からアタックします。ーーさすが、カッコいい!では、女性に求めるものは何ですか?谷口選手(悩みながら)癒しと…刺激かな。僕とは違った視点や感性を持っていると、刺激を受けますよね。それは相手もそうであってほしい。お互いが高め合える存在だといいと思います。個々を尊重しあえるパートナーがよさそうです♡ 以上、素顔もとびきり男前な谷口選手でした。来季も端正なお顔と、安定感抜群のプレーを拝めることを楽しみにしていましょう!Information谷口彰悟1991年7月15日生まれ。熊本県熊本市出身。2014年、筑波大学から川崎フロンターレに加入。巧みなカバーリング技術と空中戦の強さが武器。守備面での貢献はもちろんだが、最終ラインからのビルドアップで他の選手との違いを生み出すことができる稀有な存在。2017年~2018年リーグ戦フルタイム出場を継続中。2018年、Jリーグベストイレブンに初選出される。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2018年12月31日先日12月18日に行われた「2018 Jリーグアウォーズ」で見事MVPを受賞された川崎フロンターレのMF・家長昭博選手にお話を伺いました。一般的なイメージと素顔にギャップはある? 女性の好みは?家長選手の魅力満載です!写真・大内香織 文・伊藤順子男女問わず惚れてしまう!川崎フロンターレ・家長昭博選手の素顔とははらりと額にかかる前髪を払う仕草、キリリとした横顔、鋭い視線。試合中だというのに、「色気だだ漏れ」「セクシー」と思わずため息が漏れてしまうほどダンディな雰囲気を醸し出している家長昭博選手。加えて、プレー上でもテクニシャン! 強靭なフィジカルのもと、敵のDFをものともせずに突破するドリブルに、意表をつくパスなど、素人でも「すごすぎる!」と驚嘆してしまうほどの才能の持ち主でもあります。そんな家長選手は、先に述べたようなことから、クールで寡黙という印象をもたれがち。ちょっと話しかけずらい? と思いきやーー。家長選手 僕を知らない人はそう言うんですよ。でも、クラブのみんなは、全然違う印象だと思いますよ。よくしゃべりますし、普通です、普通。お笑いも好きですし、NHKの朝ドラも欠かさず見てます(笑)。冗談だってもちろん言うし、関西人らしくツッコミもけっこうやりますよ。爽やかな笑顔を見せながら、柔らかい物腰でそういってくれた家長選手。張りつめていた空気が一気に緩んだように感じました。高い壁はなかったと確信し、思い切った質問を。ーー以前、猫を飼われていたそうですが、女性も猫のようなタイプがお好きですか?家長選手 そうですね、猫みたいな女性がいいですね。自由でいて、“かまってちゃん” じゃない人が好きです。ーー家長選手にとって女性とは、どのような存在ですか?家長(しばらく考えて)自分にないものを補ってくれる存在、かな。脳というか考え方が違うから、女性の意見を聞くと新しい発見があります。猫のようなというと、小悪魔的なちょっとツンデレタイプのイメージありましたが、家長選手のそれは、依存せずに自立した女性を指すようです。お互いがお互いの時間を大切にする、そんな関係性を求めているのかも。ーーでは、ご自分のことをどう思いますか?家長 物事をマイナスに捉えないですね。例えば思うようなプレーができなかったとしても、落ち込むことはないです。悔しい気持ちは当然あって、それをプラスのエネルギーに変えます。どうせ俺は……とへこんだって仕方ないし、試合はまたすぐやって来るわけだから、考えなくなりました。ーーでも、どうしても自分を責めてしまうこともありますよね。立場は全然違いますが、anan世代は責任ある仕事を任されたけれど失敗してしまったり、結婚や出産にタイムリミットを感じるけれど、思うような恋愛ができなかったりと、自信喪失しやすい危うい年齢でもあるんです。自分を卑屈に感じてしまったら、どうすればよいでしょうか?家長 そうなってしまうのは、大きな目標を持ってしまうから、ではないでしょうか。小さな目標から設定し、成功を積み重ねていく。それを繰り返していけば、自然と大きな自信につながると思います。いきなりハードルを高く設定したところで、苦しいのは自分。まずは、身丈に合うことから始めるということですね。これまでのべ9つのクラブを渡り歩き、最優秀個人賞を受賞するほどの選手となった背景には、こうした努力の蓄積があったのでしょう。試合のときとは違う穏やかな表情には、ひとつの場所に留まらず、常に挑戦しクリアし続けてきた確かな自信が満ち溢れていました。今後もさらに男っぷりが増しそうな家長選手、来季も私たちをメロメロにさせてくださいね♡Information家長昭博1986年6月13日生まれ。京都府長岡京市出身。2017年、大宮アルディージャから川崎フロンターレに加入。抜群のテクニックを駆使してチームのリズムにアクセントをつけ、天才的なセンスで得点シーンに絡むレフティー。フィジカルの強さを生かしてチームに推進力を生み出すだけではなく、守備でもハードワークを続ける献身性の高いプレーヤー。2018年、Jリーグ最優秀選手賞、Jリーグベストイレブンを獲得。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2018年12月30日すっかり恒例となった年末の世界タイトルマッチ開催。今回予定されている中から、注目選手をご紹介。『ボクシング・ビート』編集長の島篤史さんに見どころを伺った。まずは初の世界戦に挑む井上拓真。現WBAバンタム級王者“モンスター”井上尚弥の弟だ。「兄が世界的にもずぬけた存在なので、プロデビュー時から注目されていましたが、もちろん実力もあり、勝つ可能性も高いと思います。同じ階級で同時期に兄弟で世界王者というのはあまり前例がないですね」次は、井岡一翔。’17年大晦日の電撃引退から、’18年7月に現役復帰を発表。9月、復帰戦に勝利し、今回2戦目で4階級制覇に挑む。「階級を上げて通用するにはテクニックがないと難しいのですが、復帰戦でも、さすが井岡という技術の高さ。スキルは全然錆びてなかった。体格的にもフィットしていましたし、4階級制覇、期待していいのでは」最後はメイウェザー。元世界最強の王者が総合格闘技「RIZIN」のリングで、キックボクサーの那須川天心とエキシビションマッチを行う。二人に体重差がある時点で、ボクシングからは逸脱と前置きした上で、「那須川選手がメイウェザーに当てられるか?そこに注目して観るファンも多いのでは」と、島さん。井上拓真念願の世界戦初挑戦、兄弟王者なるか!?WBC世界バンタム級4位。12戦12勝。今回は、同級2位のペッチ・CP フレッシュマートと対戦。当初、2 年前にデビュー9戦目で世界戦が予定されていたが怪我で中止に。WBC世界バンタム級暫定王座決定戦。12/3019:00~フジテレビ。井岡一翔現役復帰2戦目で世界戦、日本人初の4階級制覇へ!WBC世界スーパーフライ級シルバー王者。24戦23勝。元WBC・WBA世界ミニマム級統一王者。さらに、ライトフライ級、フライ級の3階級を日本人最速で制覇した。WBO 世界スーパーフライ級王座決定戦。12/3118:00~TBS。フロイド・メイウェザー伝説の最強ボクサーが総合格闘技のリングに元WBC世界スーパーフェザー級、同ライト級、同スーパーライト級、同ウェルター級、同スーパーウェルター級王者。50戦無敗で5階級制覇を達成した伝説のボクサー。©ロイター「RIZIN.14」12/3118:00~フジテレビ。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・アフロ(by anan編集部)
2018年12月28日12月18日、横浜アリーナで今年2018年に活躍した選手、監督、クラブなどを表彰する「2018Jリーグアウォーズ」が行われました。選ばれた選手たちは、いつものユニフォームではなく、タキシードを身にまとっての登場です。そこで、震えるほどカッコいい戦士たちの特別な舞台に潜入しました! サポーターも、そうじゃない人も垂涎もののレポ、必見です!文・伊藤順子いつもと違う! 今年のJリーグアウォーズJリーグ開幕25周年という記念すべき2018年のJリーグアウォーズは、25年前の川淵三郎初代チェアマンの映像から幕を開けました。さらに、ご本人が登壇し開会宣言をした後は、Jリーグオフィシャルテーマソングを手がけた、ギタリストの春畑道哉さん(TUBE)がスペシャルゲストで登場。ご自身が作曲し、25周年を機に新たなサウンドへと生まれ変わった「J’S THEME(Jのテーマ)25th ver.」を生演奏で披露してくれました。そんな節目にふさわしい特別感あふれる雰囲気のなか、満を持して選手たちの入場です。試合とはまた違う緊張した面持ちの彼らでしたが、精悍な顔と鍛え上げられた体にタキシードは反則級のカッコよさ! 半端ないイケメンが総勢100人以上も集結しているわけですから、観覧しているサポーターはもちろん、我々メディアもボルテージが高まります。明治安田生命J1リーグ優勝の川崎フロンターレが登場!まずは、今年のJ1リーグ優勝クラブの表彰からスタート。昨年に続き2連覇を遂げた川崎フロンターレの選手全員と鬼木達監督が登壇しました。輝くシャーレと、クラブ名にかけたスワロフスキーの風呂桶を手にした選手たちは、それらに負けないくらいピカピカのオーラを放っていました。2年連続で全試合フル出場を達成したDF・谷口彰悟選手に「ルーキーとは思えないほど素晴らしい」と絶賛された、今年ブレイクの守田英正選手は、この日はニューヘアスタイルでお目見え。「その前髪どした?」と登里享平選手にちゃかされる場面もあり、いい意味で緊張がほぐれる和やかな表彰となりました。最も素晴らしいゴールを生んだのは…?その後、J2、J3優勝クラブ、JリーグYBCルヴァンカップ優勝クラブ、フェアプレー賞、功労選手賞などの表彰が続き、注目の最優秀ゴール賞の発表です。これは、月間ベストゴール受賞者のなかから選ばれるもので、今年は川崎フロンターレのMF・大島僚太選手が初めての受賞となりました。大島選手のゴールは、10月度月間ベストゴールとなった第30節、対神戸戦69分のもの。川崎フロンターレの戦い方を象徴する、パスをつないで生まれた連係プレーによる美しい1点でした。大島選手は「豪快なゴールがベストゴールと思われがちですが、このようなきれいなゴールを選んでいただけました。来年もこういった形で点を決めたいです」とコメント。後の記者会見でチームメイトの家長昭博選手も「僚太のゴールは自分たちの練習が凝縮されたもの。思い出深いシーンです」と言っていました。ひとりの選手が放つ強烈なゴールは当然ながら印象に残りますが、このように何人もの選手が関わる華麗なゴールもまた多くの人々を魅了します。来季もぜひ芸術的なゴールを量産していただきたいですね。2018年最強のイレブンを発表!得点王、ベストヤングプレーヤー賞に続いて、いよいよベストイレブンの発表です。ベストイレブンは、J1の監督と選手による投票で選ばれた30人の優秀選手賞受賞者のなかから、さらに活躍が顕著だった11名が選考委員会により選出されるという大変名誉ある賞です。11名は下記の通り。ベストイレブン受賞者GKチョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)DF西大伍(鹿島アントラーズ)エウシーニョ(川崎フロンターレ)車屋紳太郎(川崎フロンターレ)谷口彰悟(川崎フロンターレ)※谷口選手は登録ポジションのMFではなく、今季はDFとして試合エントリーされていたため、DFとしてベストイレブンに選出。MFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)家長昭博(川崎フロンターレ)大島僚太(川崎フロンターレ)中村憲剛(川崎フロンターレ)FWジョー(名古屋グランパス)ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)優勝クラブである川崎フロンターレからはなんと7名。これは歴代最多タイとなる数だそう。しかも、今回で受賞8回目となる同クラブの中村憲剛選手は、自身の最年長受賞記録を更新し、38歳での受賞となりました。式終了後の記者会見で中村選手は「今年は、ネガティブな感情は吹っ切れて、純粋にプロサッカー選手としてサッカーを楽しめました。年齢は関係ない。僕は先日血管年齢が50歳といわれたのですが、それでもできると証明できました」とにこやかな表情で答えてくれました。中村選手は特別な人なのかもしれません。でも、一流の現役アラフォーのお言葉は、anan世代にも響くはず。年齢を理由にしてはいけないですね。何事も努力と気持ち次第です。確かな強い思いと行動力があれば、夢や目標は現実となり得るのでしょう。そして特筆すべきは、北海道コンサドーレ札幌のMF・チャナティップ選手。東南アジア国籍選手では初の受賞です。「嬉しい、今ドキドキ」と、はにかみながら慣れない日本語でコメントするさまは、試合で勇ましく敵地に切り込む姿とは結び付きません。そのギャップがたまらなく愛らしく、子どもからお年寄りまで幅広い世代で人気なのも頷けました。記者会見での「ベストイレブンに入れるとは思わなかった」という謙虚な姿勢も好印象。彼のファンがますます増えそうです♪最優秀選手賞(MVP)の栄冠は誰の手に?そして、ついにベストイレブンから最優秀選手賞(MVP)の発表です。2018年に最も活躍を遂げた選手は、川崎フロンターレのMF・家長昭博選手でした!昨年2017年に大宮アルディージャから移籍した家長選手。その年に初優勝というクラブの成績とは裏腹にご自身はケガに泣きましたが、今年はクラブを連覇に導いた立役者といわれるほど、素晴らしい活躍をみせてくれました。発表後には、家長選手いわく「生年月日も一緒で運命を感じる選手」である本田圭佑選手がビデオでサプライス登場。お祝いの言葉を述べつつも「全然連絡してこない」と不満げな本田選手に対して、家長選手は「会いに行きたいです」と嬉しそうに返していました。記者会見では「MVPは価値のあることで、周りの人に感謝したい。でも、毎年何かに挑戦して、成長していくことのほうが大事だと思っています。フロンターレは志が高く、向上心の強いチーム。多くの刺激をもらえて学ぶことで成長できると思うので、このチームに入ってよかったと思います」と述べた家長選手。これを受けて中村選手は「クラブを牽引してくれる頼もしい存在。入ってよかったという言葉を聞けて嬉しい」と話し、最優秀ゴール賞となったシーンと同じように、ここでも川崎フロンターレの絆の強さを垣間見ることができました。最後に、家長選手を囲むように登壇した選手たちは、ハイタッチしながら場内を一周し、拍手喝采を浴びながら会場をあとにしました。来季、壇上に立つのはいったいどのクラブで、誰なのか。2019年もまた多くのドラマが生まれ、私たち観る者に感動と驚きを与えてくれることでしょう。ひとつのことに打ち込む姿は本当に美しいもの。私たちもまた、仕事に恋にそして生きることに、一生懸命でありたいですね。以上、「2018Jリーグアウォーズ」レポをお届けしました!Information川崎フロンターレ(2018明治安田生命J1リーグチャンピオン)と浦和レッズ(天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会 優勝)が対戦する2019シーズンの開幕を告げる戦い「FUJI XEROX SUPER CUP 2019」は2月16日(土)埼玉スタジアム2002にて13時35分キックオフ!(日本テレビ系全国ネットにて生中継)©Jリーグ
2018年12月27日12月20日~24日、大阪・門真市のRACTABドームで、第87回全日本フィギュアスケート選手権大会が行われる。この大会は今年度の日本チャンピオンを決める大会。それと同時に、来年3月にさいたま市で開催される世界選手権の代表最終選考会を兼ねていて、大会後に代表選手が発表される。出場が予定されている選手の中で話題なのは、何といっても高橋大輔選手。今年7月1日、現役復帰を発表。約4年間のブランクを経て競技の世界に戻ってきた。10月、復帰戦の近畿選手権で3位、続く11月の西日本選手権で優勝し、全日本への切符を掴んだ。現役復帰の記者会見で「今季の目標は全日本選手権の最終グループで滑ること」と語っていた高橋。前代未聞の復帰、そして32歳となった髙橋選手がどんな演技を見せるのか、目が離せない。ケガのため羽生結弦選手は出場しない可能性が高い。となると、男子の優勝候補は宇野昌磨選手だろう。今季のGPシリーズで、スケートカナダとNHK杯で優勝。出場選手の中でライバルは見当たらない。女子で注目したいのは紀平梨花選手。今季シニアデビューを果たし、いきなりGPシリーズのNHK杯、フランス杯と2連勝!パーソナルベストスコアでも、女子選手中、トップに立つ。浅田真央さんの代名詞だった、女子では限られた選手しか跳べないトリプルアクセルが武器。GPファイナル(12月6日~10日)でも好成績を収め、そのままの勢いで大会を迎えると、ニューヒロイン誕生の可能性も高いのでは。対するは宮原知子選手。五輪初出場だった平昌で4位、全日本でも昨年まで4連覇中と女子エースの座を守ってきたが、NHK杯では2位と紀平選手に負けている。しかも紀平選手とは同じコーチ。現女王が巻き返すのか、一気に台頭してきた後輩との同門対決に注目を!全日本フィギュアスケート選手権大会期間:12月20日(木)~24日(月)会場:大阪府門真市・東和薬品RACTABドーム(大阪府立門真スポーツセンター)男子はSPが22日、FSは24日。女子はSPが21日、FSは23日。フジテレビ、フジテレビONE 、BSフジにて放送。※出場選手の情報は12月7日現在※『anan』2018年12月26日号より。写真・アフロ(by anan編集部)
2018年12月22日