音楽劇『イキヌクキセキ~十年目の願い~』の公開稽古が2日、神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場ホールで行われ、浜中文一が安寿ミラの言葉に照れ笑いを見せた。「東日本大震災」から10年。震災に関わった多くの人たちにエールを送るために、数々の作品を手がける演出家のモトイキシゲキ氏が現地で取材し、実際の出来事をもとに書き下ろした作品。震災で両親を失い、東京でダンサーになる夢を叶えようと故郷を離れていた鈴木大樹(屋良朝幸)は、同郷で「元気食堂」を営む木島晃(松平健)との出会いで、故郷へ帰ることに。吉澤元(浜中)ら同級生たちと再会し、常連客と絆を深めるうち、震災によって幻となっていた「高校の卒業式」を計画し始める。浜中演じる元の母親・淳子役を演じた安寿。稽古を振り返り「息子役の文ちゃん(浜中)が日に日にかわいくなって……もう、すごくかわいい。ちょっと目が合うと、手を振り返してくれるんです」と浜中とのエピソードを明かした。思わず照れ笑いを浮かべた浜中は「ヘラヘラするなって!(笑)」とキャスト陣にツッコまれながら「僕が手を振るのは失礼かなと思ったのですが、パッと目が合ったときに手を振ってくださったので、つい僕もうれしくて振り返していました……」と説明していた。『イキヌクキセキ~十年目の願い~』は、KAAT神奈川芸術劇場(7月2~11日)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(7月16日~18日)にて公演される。
2021年07月03日世界的な画家、葛飾北斎(1760~1849)と人気漫画家のしりあがり寿さんがコラボした展覧会『しりあがりサン北斎サン -クスッと笑えるSHOW TIME!-』がすみだ北斎美術館で開かれています。コロナ禍でちょっとトゲトゲした心をもみほぐしてくれる、脱力系アート満載の展覧会をご紹介!遊び心がいっぱい!【女子的アートナビ】vol. 208本展では、人気漫画家でアーティストのしりあがり寿さんと葛飾北斎が時代をこえてコラボ。しりあがりさんは、2018年に北斎の「冨嶽三十六景」のパロディ作品「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」をすみだ北斎美術館の展覧会で発表。今回はそれらの作品に新作も加え、約160点が紹介されています。北斎の浮世絵をしりあがりさんが楽しく解釈したパロディ作品は、どれも思わずニヤリとしてしまうものばかり。遊び心がいっぱいで、コロナ禍でトゲトゲしくなりがちな気分をもみほぐしてくれます。ちょっと笑える…それでは、展示作品からいくつかピックアップしてご紹介。まずは、北斎のもっとも有名な作品、《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》をご覧ください。うねる大波のなかに小舟が浮き、その奥に富士山が見えます。いっぽう、しりあがりさんのパロディ作品《ちょっと可笑しなほぼ三十六景太陽から見た富士山》では、北斎作品の「大波と富士山」を「太陽フレアと地球」に変換。太陽のフレア越しにある地球をよく見ると、日本列島のなかにちゃんと富士山も描かれています。しりあがりさんの新作、《ポテトチップス六景揚げたて》も要チェック。これはポテトチップスの作り方を浮世絵風に描く特別シリーズで、北斎の「大波」が「揚げ油」に変換され、そのなかに薄切りのポテトが浮かんでいます。ちょっと笑える、ゆるい感じが楽しいです。ちなみに、北斎生誕260年を記念して、2020年には期間限定で「すみだ北斎美術館監修 ポテトチップス うすしお味」がカルビーから発売され、しりあがりさんのパロディ作品もパッケージに採用されました。その全4パッケージも展示されています。絶叫マシーンも登場!?もうひとつ、楽しい作品をご紹介。まず、写真右側にある北斎の錦絵《諸国瀧廻り美濃ノ国養老の滝》(パネル)をご覧ください。岐阜県養老郡養老町にある有名な滝を描いたもので、垂直に流れ落ちる滝や水しぶきなど、さまざまな水の表情が表現されている名作です。しりあがりさんのパロディ作品《諸国瀧廻りアトラクション》では、滝が絶叫マシーンのアトラクションに変換されています。マシーンに乗って楽しそうに手をあげているのは、和服を着た江戸の人たち。見ているだけでほのぼのします。3階ホワイエでは、しりあがりさんのセンスで北斎作品をアレンジしたアパレルコレクションを展示。北斎の「諸国瀧廻り」シリーズをもとに作られた「瀧廻りポンチョ」や「飛沫どころか瀧マスク」など、今の時代や世相をクスッと笑い飛ばせるようなゆる~い作品が並んでいます。コロナ疲れをちょっと癒してくれる展覧会は7月10日まで。Information会期:~7月10日(土)会場: すみだ北斎美術館開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日: 月曜日観覧料: 一般¥1,000、高校・大学生¥700、65歳以上¥700、中学生¥300、小学生以下無料
2021年06月09日西麻布の隠れ家店で“関西割烹”を楽しむ特別な時間食材や器との相性で輝きを増す、計算されたコース料理日本酒は佐賀の地酒を中心に、常時14~15種西麻布の隠れ家店で“関西割烹”を楽しむ特別な時間西麻布の住宅街にひっそりと佇む小さな店お店があるのは根津美術館の交差点から5分ほど進んだ先。人通りもまばらな西麻布の住宅街の一角で、屋号の看板も小さく、ともすれば見落としてしまいそうな店構えが、デートにもぴったりな隠れ家の雰囲気を演出しています。目の前で繰り広げられる見事な職人技も楽しみのひとつカウンターを中心とした約10坪の店内は、天井が高く広々と感じられる居心地のいい空間で、接待や少し特別な日の食事などにもぴったりです。数寄屋風のインテリアに、あえてヨーロッパ風に設えた板張りの床も違和感なく調和しています。食材や器との相性で輝きを増す、計算されたコース料理ここで楽しめるのは、大阪で腕を磨いた店主の先崎真朗さんによる関西割烹。出身地である九州の食材をふんだんにつかったコース料理を提供しています。料理自体はいたってシンプルでありながら、食材の組み合わせや器のチョイスで華やかさも演出。ここからはコースの中の一例をご紹介します。コース料理:おまかせ 15,000円~まろやかな酸味が素材を引き立てる『毛蟹とウニの土佐酢和え』先付けの一例『毛蟹とウニの土佐酢和え』。酢に鰹出汁や柑橘を加えて仕立てる土佐酢と、旨み濃い旬の魚介が絶妙な相性です。甘みある野菜と蟹を出汁が包み込む『蟹真丈 蕪のみぞれ仕立て』伝統的な懐石のなかで、先崎さんが特にこだわるという『お椀』の一例。この日は松葉ガニの真丈と聖護院大根、椎茸、金時菜、めかぶを、蕪をおろしたみぞれで仕立てた逸品。上品な出汁の風味が活きた極上の味わいです。肉の旨みがダイレクトに伝わる『佐賀牛イチボの炭火焼き』焼き物の一例。この日は上質な佐賀牛を炭火でじっくりと焼き上げた『佐賀牛イチボの炭火焼き』でした。塩または出汁醤油で味わいます。日本酒は佐賀の地酒を中心に、常時14~15種料理に合わせる日本酒は、「鍋島」や「東鶴」を中心に充実のラインナップ日本酒は純米から大吟醸まで常時14~15種類が並びます。特に先崎さんの出身地である佐賀の地酒「鍋島」と「東鶴」は、充実のラインナップ。さりげない対話を通して好みのものを提供してくれるので、迷ったらオススメを聞いてみてください。黒子に徹しつつ適度な会話のなかからゲストの好みや要望を汲み取ってくれる【寿修】。大切な人との食事や、特別な日を過ごすのにぴったりのお店です。料理人プロフィール:先崎真朗さん1976年、佐賀県生まれ。調理師学校では西洋料理の道を希望するも、大阪・北新地の割烹【斗々屋】の料理に衝撃を受け日本料理へ転向。【斗々屋】に入店し9年間修業を積む。その後東京に移り和食店、寿司店などで腕を磨いた後、2010年に西麻布の閑静な住宅街に【寿修】を開店、ミシュラン2つ星を獲得する。※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください寿修【エリア】西麻布【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】17000円【アクセス】表参道駅 徒歩10分
2021年04月10日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受け、一部の地域に発令されていた緊急事態宣言。政府は、2021年3月21日で解除する方針であることを発表しています。同月18日に放送された情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、コロナウイルスの感染者数の推移や、緊急事態宣言後に起きる影響について特集しました。番組では、同月17日に東京都で把握されていた新規感染者の年代別による内訳を発表。30代以下の若年層がその割合の半分を占めることを報じた上で、夜に渋谷区の路上で飲酒する若者たちの姿を撮影したVTR映像を流しました。古市憲寿「ちょっとミスリードかなって」MCを務める小倉智昭アナウンサーが、緊急事態宣言の解除後に、懸念されるリバウンドについて、社会学者の古市憲寿さんの意見を求めた時のこと。古市さんは「大事なのは医療体制が盤石であること」という自身の意見を述べた後、次のような指摘をしました。それよりも、さっきのVTRで気になったのは、メディアってついつい若者っていうと、なぜか渋谷に行っちゃうんですけど、20代って全国に偏在しているわけですよね。で、20代って若者がどういう人かっていうと、多分エッセンシャルワーカーが多かったりだとか。必ずしも若者=夜の街=遊んでいてってばっかりではなくて。むしろ介護職員だったりとか、ケアワーカーとか製造業とか、その表に出て働かざるを得ない人って、それだけ若い世代も多いと思うんですね。だから、感染経路が本当はどこかって分からないですけど、でも若者=渋谷で遊び歩いていて、それで感染が増えているっていうのは、ちょっとミスリードかなって思いましたね。とくダネ!ーより引用古市さんは、感染者数の推移について報道する際に、渋谷区の路上でたむろする若者の映像を流したことに、疑問を呈します。そして「若い世代の人が遊んでばっかりいるわけではない」と指摘したのです。古市さんのコメントに対し、ネット上では共感の声が上がりました。・完全に同意。よくぞいってくれたと思った。・古市さん、ありがとう!そういう平等で筋が通ったところが好きです。・いつもコロナウイルスの特集で、遊んでいる若者の映像が流れるたびにモヤモヤしていたので、スッとした。コロナウイルスの流行によって外出自粛が求められる中、行きたい場所へ行けず、我慢している人は数多くいます。職種などによっては、プライベートも外出自粛をするよう、周囲からうながされている場合もあるでしょう。年齢や世代に限らず、この未曽有の事態をみんなで乗り切る意識を持つことが必要ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日2月22日は「にゃんにゃんにゃん」で猫の日。ということで、猫ラブな芸能人が大集合!おこもりライフを癒してくれる愛しの家族を紹介します♪■藤あや子(59)/愛猫:マル(オス)とオレオ(メス)。ともに雑種、1歳紙袋の中でルームランナーのように猫が走る動画や、双子猫のシンクロ写真をアップするTwitterの投稿が大人気。なかには28万いいねを超えるものも!■吉岡里帆(28)/愛猫:チーズ(オス)。雑種、16歳京都の実家で幼少期から猫を飼っている吉岡。「重度の猫依存症」と公言するほどで、一時は15匹飼っていたそう!Instagramにはたびたび猫と戯れる様子が投稿されている。■中川翔子(35)/愛猫:メポ(オス)。雑種、3歳常に10匹以上の猫と暮らす。自身のファッションブランドの売り上げの一部を寄付するなど保護猫活動にも貢献。■大地真央(65)/愛猫:トリュフ(オス)。メインクーン、5歳猫アレルギーを克服!十分な抜け毛対策をしながら4匹と暮らしている。猫愛がすごい!■古市憲寿(36)/愛猫:モカ(メス)。マンチカン、1歳歯にきぬ着せぬコメントが定評の古市だが、猫には甘口。シュールな写真とコメントが人気を呼んでいる。■サンシャイン池崎(39)/愛猫:風神(メス)と雷神(オス)。ともに雑種、2歳テレビ番組の企画で出合った保護猫を引き取り、猫用のTwitter、“裏垢の極”を開設。YouTubeの広告費から経費を除いた112万円を保護猫団体に寄付して話題に。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月27日俳優のブルース・ウィリスがドラえもんを演じているソフトバンクのテレビCM「5Gって ドラえもん?」シリーズ最新作『スマホになったドラえもん』篇(30秒・15秒)が、20日から全国で放送される。買ったばかりの5Gスマホを手にした中学生ののび太(鈴木福)が、未来ののび太(堺雅人)としずか(上戸彩)、スネ夫(古市憲寿)と5Gスマホに関するトークを展開。「未来だよ、これ!」と期待を膨らませた様子の中学生のび太に、未来ののび太は「知ってる」とうなずき、未来のスネ夫が「ムッチャいろんなことできるからね」と答える。すると、未来のしずかが「手の中にドラちゃんがいるのと同じ」と説明。その言葉を聞いてドラえもんは、自分の手を見ながら「手の中にオレ…!?」と心の中でつぶやき、ここからドラえもんの想像の世界が展開される。ドラえもん自ら、頭の中でユニークな想像をふくらませるストーリーを通じて、まるでドラえもんと一緒にいるかのように、身の回りのさまざまなことが便利になる5Gスマホの魅力を表現。スマホサイズになった小さなドラえもんが自ら、のび太たちにスマホでできるさまざまなことを再現してみせる。堺は、未来ののび太役の反響について、「周りのちびっ子たちから、反響があって嬉しいですね。子どもと一緒に見ていますけど、ドラえもんという作品を見る目がまた違ってきました」と話し、上戸が「お子さんはパパがのび太を演じることについて、何か言っているのですか? 『パパ、のび太やっているね』とか」と尋ねると、「あまり言わないですね」と返答。すると、上戸は「いいなぁ。私の場合は、ゲラゲラ笑われます。CMが流れると『ママ、しずかやってる~』みたいな感じで。友達も涙を流しながら笑うから、ちょっとどうしよう(笑)みたいな」と明かし、古市が「ママがしずかちゃんって、子どもからしたら、嬉しいんじゃないですか。年齢が不詳なんですよ。しずかちゃんの未来って、漫画の中にも出てきますけど、何歳か分からないというか。だから、本当に漫画から飛び出てきたような感じのしずかちゃんだなと、僕は思いました」と語ると、上戸は「嬉しい。ぜひ私の年齢は今回、出さないでいただきたいなと思います(笑)」と話した。(C)Fujiko-Pro
2021年02月18日SNSの普及にともない、昔の友人や連絡の途絶えた幼馴染などをインターネット上で見つけ、再び連絡をとりあうことができるようになりました。昔の友人とつながることは懐かしい話で盛り上がったり、現在の姿に驚いたりと、楽しいものですよね。古市憲寿「18年ぶりに話せた!実は大学の同級生で…」2021年2月9日、社会学者の古市憲寿さんがTwitterを更新。音声SNS『Clubhouse(クラブハウス)』で、18年ぶりに会話したある友人とのエピソードを明かし反響を呼んでいます。クラブハウスとは、自分でルーム作りそこに友人を招待して会話を楽しんだり、ルームに入って話を聞いたりすることができるサービス。驚きの声が多く寄せられた、投稿がこちらです。クラブハウスで水嶋ヒロくんと18年ぶりに話せた!実は大学の同級生で、入学当初に会っていたのを覚えていてくれた。あと昔、YouTubeの悪口を言ったのもばれていた— 古市憲寿 (@poe1985) February 9, 2021 なんと、古市さんと俳優の水嶋ヒロさんは、2003年に慶応義塾大学へ入学した『同級生』だといいます。音声での会話を楽しめるクラブハウスで、水嶋さんと久しぶりに会話した古市さん。投稿では、「昔水嶋さんのYouTubeチャンネルの悪口をいったことがバレていた」と冗談交じりに明かしました。きっと、水嶋さんが18年経った今でも自分のことを覚えていてくれたことを、嬉しく思ったことでしょう。ネット上では、古市さんと水嶋さんの意外な関係に、驚きの声が上がっています。・まさかすぎる2人でした…!どちらも好きなので、嬉しい!・覚えていてくれてよかったですね。意外な組み合わせだったのでビックリです!・古市さん、悪口はほどほどに!クラブハウスで聞いていましたが、とても楽しいやりとりでした。SNSを通じて、学生時代を振り返った古市さんと水嶋さん。同窓会などができない中でも、SNSを通じて懐かしい友人とやりとりをするだけで、ちょっとした同窓会気分を味わうことができるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年02月10日和のチョコレートをご提案する専門店【カカオハナレ】を運営するメゾンカカオ株式会社は、2月6日より、創業1847年の歴史を持つ、日本唯一の金平糖専門店【緑寿庵清水】とコラボレーションをした「金平糖 カカオ」(税抜3,400円)を数量限定で販売いたします。 カカオを主役とし、上質なカカオ本来の香りや味わいを閉じ込めるため、カカオニブを核にし、余計な材料は一切加えずにカカオだけを加え、蜜掛けし結晶させて完成いたしました。【緑寿庵清水】が代々受け注がれる一子相伝の技を駆使し、カカオだけを使用しているにも関わらず熱を加えて溶けないように結晶させるという常識を覆す挑戦で日にちを掛けて育て上げ誕生した、渾身の逸品です。「金平糖 カカオ」:(税抜3,400円)京都の地にて伝統と一子相伝の技術を守り続け、味わい豊かな金平糖を製造販売する【緑寿庵清水】。レシピを持たずに熟練の職人が五感を研ぎ澄ましながら金平糖と向き合い、素材の魅力を最大限に引き出し、日にちをかけて育てる製法を守り続けています。自社農園で育てた風味豊かでフレッシュなカカオを和菓子でも楽しんでいただきたい、今までにない特別なカカオスイーツを作りたいと、今回のコラボレーションが実現しました。使用する材料は水と砂糖、カカオ、カカオニブ、澱粉、シンプルな素材だけにより一層の技術や日にちがかかります。金平糖の核にカカオニブを使用し、カカオパウダーと蜜を加え、甘さは金平糖の砂糖のみ、斬新な発想と【緑寿庵清水】ならではの技術が生み出した逸品です。【販売期間】2/6(土)から、数量限定販売です。【販売店舗】・本店 緑寿庵清水 (京都市左京区吉田泉殿町38番地の2)・祇園 緑寿庵清水(京都市東山区祇園町南側570番地の122)・カカオハナレ 長谷店(神奈川県 鎌倉市長谷1-15-9)・ジェイアール名古屋タカシマヤ店(愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1−4)<緑寿庵清水 とは>創業1847年京都でただ一軒、製造販売する緑寿庵清水には、レシピがなく技術の体得に20年かかると言われています。さらに素材を加えると結晶しないと言われる常識を覆し、変動する気温や天候により密の濃度や温度・釜の斜傾などを調整し、熟練の職人が金平糖の状態を五感を使い見極めながら技術を託し、1種類を約16日~20日かけ育て上げています。世界で製造した事ない金平糖を開発し、80種類を超える味と色彩と形を丹精込めて手作りする、一子相伝の技と独自の製法を守り続ける日本唯一の金平糖専門店です。<MAISON CACAO とは>2015年に鎌倉の小町通りに誕生したアロマ生チョコレートブランドです。品質とサスティナビリティへのこだわりから、コロンビアでカカオの栽培、収穫、クーベルチュールへの加工までを行なっています。企業理念「未知を楽しむ」の元、世界各地を周り、素材やアートデザインなど多くの未知に触れ、新しいカカオ体験を提案する商品の開発、販売を行なっています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月08日本日1月27日に発売された『FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号』では、中村憲剛氏とつながりが深い方々にインタビュー。誌面の都合で泣く泣くカットせざるを得なかった盟友・伊藤宏樹氏(現・川崎フロンターレ強化部)との対談の未公開部分を昨日に続き掲載。後編は長年、兄と弟のような関係で切磋琢磨してきたふたりが、印象に残っている試合やゴールについて語り合う。――印象に残っているゴールを教えてください。中村憲剛(以下、中村)「俺は2007年のナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)で、宏樹さんがアウトサイドに(巻いて)かけて、サイドネットに突き刺さったゴール。あれは、宏樹さんのゴールのなかでもすごく覚えてる」伊藤宏樹(以下、伊藤)「あれ?その試合に憲剛いたんだっけ?」中村「いましたよ」伊藤「いたか」中村「あれはいました(笑)」伊藤「憲剛はいつもカップ戦にあると、代表でいないイメージだったから」中村「あのときはいたんですよ、なぜか」伊藤「(チョン・)テセのゴール、アシストした?」中村「した、した。俺、意外と宏樹さんの生涯ゴールの半分ぐらいはアシストしていると思う。セットプレーも含めて」伊藤「少ないからな(笑)」中村「たぶん5点、6点くらいでしょ?そのうち3点ぐらいは俺がアシストしているよ」伊藤「もうちょっと(点は)多いわ!」――宏樹さんは憲剛さんのゴールで印象深いものはありますか?伊藤「ゴールでいうと、プロ1年目のアウグストからのボレー。まだ憲剛が26番のとき。引退セレモニーの『ThanksVTR』のなかでも流れていたけど」中村「あれね」伊藤「あとは、アシストは熊谷での大宮アルディージャ戦。ジュニーニョに出したロングスルーパス、かな」中村「それもう、だいたい世に出ているやつじゃないですか。……別のやつもらってもいいですか?(笑)」伊藤「じゃあ、やめようか?(笑)」中村「大丈夫、大丈夫、それでいい(笑)」伊藤「まだ、いっぱいあるけど、憲剛とジュニーニョの“翼くん・岬くんゴールデンコンビ”みたいに決めたやつも好きだけどね。あれはFC東京戦だっけ」中村「FC東京戦のやつね。あれもすごかった」伊藤「あれは本当にすごかった」中村「宏樹さん、ほとんど俺のゴールを後ろから見ているからね。確か、宏樹さんが俺と一番試合に出ていたんだよね?この間、誰かとその話をした覚えがある」伊藤「この間、タニ(谷口博之)が言っていたな」(写真左より)中村憲剛、伊藤宏樹――ふたりのなかで一番印象深い試合は?伊藤「ふたりのなかでか。俺が悲しかったのは、2004年に昇格して、2005年にいざ念願のJ1開幕戦を迎えた柏レイソル戦。憲剛が前日に熱を出して、いないという。あれは悲しかった」中村「それを挙げるのは、よくないなあ(苦笑)」伊藤「本当、そこを楽しみにめっちゃ(練習して)きていたのね。そしたら、前日のホテルで知らされて」中村「俺もそうだよ。飯を食って、部屋に戻ったらもう急に寒気がしちゃって」伊藤「39℃くらいあったよね?」中村「ああーってなった」伊藤「『何してんだよ!』と思った。あれが本当に残念だった」中村「現役最初のJ1の試合と最後のJ1の試合が柏戦で、両方とも行っていないという……(苦笑)」――なるほど。中村「実は2005年にJ1に昇格したときの試合日程が柏、続いて浦和レッズだったんです」伊藤「ああ」中村「しかもアウェイ柏、ホーム浦和で。それで、自分の現役最後のリーグ戦は、ホーム浦和、アウェイ柏!」伊藤「すごい偶然だね」中村「2020年のスケジュールが出たときにもう、ゾゾゾってなったよ。それで始まって、それで終わるの?という日程だったので。だからその2試合は絶対に出なきゃいけないって思ってた」伊藤「でも、最後、出ていないからちょうど良かったのかもしれないね(笑)」中村「というか、(伊藤が挙げた)一番悔しかった試合、印象に残っている試合に、俺がいないことが問題です(笑)」伊藤「印象に残っている試合……他は……」中村「何ですかね。もう、あり過ぎて…」伊藤「個人的にはあれかもしれない。俺の引退試合になった(2013年の)横浜F・マリノス戦。あの試合は憲剛がめっちゃめちゃパフォーマンスが良かったから。あれにはびっくりしましたよ」中村「俺ね、最初で最後だと思う。人のために頑張ったの」伊藤「結構、神がかっていた」中村「神がかっていましたね。『宏樹さんの等々力ラストゲームを負けて見送るわけには、絶対にダメだ』と思っていた」伊藤「しかも、相手は優勝のかかっていた大きな試合。大舞台ですよ」中村「あの試合は、もう本当に心震えましたね。それにこの人、引退すると言ったのが、その週の初めなんですよ。F・マリノス戦の週のオフの日に、電話がかかってきて、あり得ないよ、本当に」伊藤「(笑)」中村「それもあったから、俺は2カ月前に言ったんです。だって、さみしい。1週間前に言われて、気持ちの整理がつかないじゃないですか。だから自分は、引退するときは絶対に先に言いたいと思っていたんです。そうしたら、たまたまチームの調子も良くて言いやすかった。やっぱり、唐突なお別れになっちゃうのはダメだなというのは、宏樹さんから学びました(笑)」伊藤「あはは(笑)」中村「残される方はさみしいからね。俺、今回は去っていくほうの気持ちが初めてわかったけど、意外と去っていくほうは、さっぱりいけるんですよ」伊藤「うん」中村「ただ残された方は、キツいから」伊藤「俺の場合は、フロンターレだけで、憲剛の場合は背負っているものが違うから。俺はあれで良かったんだよ」中村「いやいや、そんなことないでしょ」伊藤「でも、改めて、憲剛のこの終わり方は本当にすごいよね。リーグ優勝を決めたことを考えても、最後に天皇杯決勝の舞台まで整ったことも含めて。普通のスポーツ選手では、なかなかできないことだと思います」取材・文:林遼平撮影:佐野美樹FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号川崎フロンターレとサッカー人生を歩んできた中村憲剛のバンディエラの矜持に迫ります。1万文字にもおよぶ本人のロングインタビューはもちろん、ピッチの外から見届けた天皇杯決勝のラストゲームにも密着。小林悠、家長昭博、大島僚太、谷口彰悟、登里亨平らチームメイト、恩師、クラブスタッフにもインタビュー。サッカー漫画『GIANT KILLING』の漫画家・ツジトモによる中村憲剛の描き下ろしイラストやスキマスイッチ・常田真太郎からのメッセージ、よき理解者である伊藤宏樹との対談も掲載。タイトル:FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号発行:ぴあ株式会社発売:2021年1月27日定価:1,500円(本体1,364円)判型:B5判・96ページAmazon: 楽天ブックス: 書店、ほかネット書店にて詳細はこちら:
2021年01月27日明日1月27日(水)に発売される『FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号』では、中村憲剛氏とつながりが深い方々にインタビュー。その企画のひとつとして行われた、かつてのチームメイトである伊藤宏樹氏(現・川崎フロンターレ強化部)との対談は関係性の深いふたりの歩みがわかる貴重なトークとなっている。今回、誌面の都合により、本誌ではカットせざるを得なかった未公開部分を特別に掲載。兄弟のように強い絆で結ばれたふたりのクロストークをお楽しみあれ。――ふたりがチームメイトだったときは、どんな話をすることが多かったのですか?中村憲剛(以下、中村)「本当にずっとしゃべっていたよね。だから、いつ、とかではなく常に、だよね」伊藤宏樹(以下、伊藤)「うん、何をしゃべっていたかが分からないくらいに(笑)」中村「アウェイのときに宿泊するホテルでも、普通に部屋に行って話していた。今はあり得ないけど、本当にずっとベッタリだった」伊藤「ね。でも、試合になれば、いつも喧嘩していた」中村「そうそう。ちなみに俺ら、仲良くはないんですよ?(笑)」伊藤「憲剛は俺しか文句を言える人がいないから、こっちにばっかり言ってくる」中村「みんな先輩だったから(笑)」伊藤「当時、ボランチなのに、まあ守備はしないし、ポジショニングはめちゃくちゃで(笑)。だからこっちも言うけど、でも、それがたまにいいチャンスになるし、(当時監督だった)関塚(隆)さんもそれを褒めるんですよ。それで憲剛は伸び伸びやっているから、こっちは(守備面などの)文句を言って、喧嘩をするわけです。そうしたら、だんだん憲剛が成長してくるにつれて、賢いから的確なことを言うんですよ。すると、こっちも言い返せなくなって、グーってなって、とりあえず『うるせえ!』となる(笑)。そういったやり取りが多かったかな。でも、昔はそんなことがおもしろかったけどね」中村「こっちとしても言い負かしているというか。この人ね、リアクションはそんなに多くないんですよ。我慢して、我慢して、最後に『うるせえ!』と言う。あとは『取れよ!』とか。まあまあな口を……」伊藤「そんな言い方ですよ。もう、昔は(笑)」中村「こっちも『宏樹っ!』とか、呼び捨てにしていて(笑)。だからシーズン最初のキャンプのときに、それをやると新加入(の選手)が『えっ?』ってなっていたよね(笑)。普段にしても好きなものや趣味も全部、違うからね。馴れ合うような仲の良さじゃない」伊藤「うん」――それなのにアウェイのホテルなどでも一緒にいられる理由とは?伊藤「何だろうね、あれ。バスや新幹線でも隣だったし」中村「居心地がいいから。何を言っても大丈夫という安心感。たぶん。失礼な後輩ですよ。今、思えば」伊藤「失礼極まりない後輩だよ(笑)」中村「極まりない(笑)。だけど、昔からのフロンターレのサポーターは結構、知っているよね」伊藤「ふたりのつながりで言うと、僕が(2013年に)引退するときに、憲剛は二人組(の練習相手)や隣に座る人がいなくなってさみしいんだろうなという話をしていたんだけど、この間、憲剛が引退するときに、(小林)悠が全く同じ話をしていたから『ああ、歴史っておもしろいな』というのは、個人的には思ったね」中村「だって大変だったよ。“宏樹ロス”……」伊藤「長くやったら、そうなるんですよ。やっぱり悠も憲剛と長く一緒にやって、そういう関係になった。それでまた、何年後かに悠が何を言うんだろう、というのは思います」中村「宏樹さんの引退VTRを、当時、妻とずっと見ていてふたりで泣いていましたもん(笑)」伊藤「あはは(笑)」中村「うう……いなくなるって……。だから結構、大変だった。2014年から悠がそういう存在になるまでは本当に。要は、宏樹さんがやっていた役割を俺がやって、俺がやっていたことを悠がやらなくてはいけなくなったから。本当はタサ(田坂祐介)だったんですけどね、俺のなかでは。宏樹さん、俺、タサで、いつも3人一緒だった。だから、つなげていこうと。だけど、あいつ(田坂)はドイツに行ってしまった(笑)」伊藤「そう」中村「だから、後継者を探さなきゃいけなくなってしまった。タサは今も仲がいいし、俺と宏樹さんみたいな感じだけど、でも、いなくなっちゃったから、当時は慌てましたよね」伊藤「あれは慌てたね(笑)」中村「せっかく宏樹さんがフロンターレの先輩から受け継いできたものを、俺もちゃんと受け継いで、それをタサにつないで、(その次は)悠と決めていたのに、いなくなったから結構大変だったよね」(写真左より)中村憲剛、伊藤宏樹――確かに、考えると中村選手と小林選手の間が、世代的にも少し空いている感じはあります。伊藤「年齢的にね」中村「タサやタニ(谷口博之)だったんだけど、間にいた選手は全員、菊地(光将)も横山(知伸)も移籍しやがった(笑)」伊藤「しやがったって(笑)」中村「だから俺が頑張んなきゃいけなかったんですよ。宏樹さんがいなくなって、いかに宏樹さんが、あらゆる日陰の仕事をやっていたかがわかったから」伊藤「それ、もうちょっと大きな声で言ったほうがいいよ(笑)」中村「(笑)。要は、俺と宏樹さんは“表と裏”ではないけど、俺が表面をやって、宏樹さんが裏面のマネージメントというかチームの雰囲気作りを含めて、いろいろなところに目を届かせてくれていたことに初めて気付いた」伊藤「俺らはチームキャプテン・ゲームキャプテンみたいな感じで別れていて、ふたり(の間)では『ふたりで一人前だな』みたいな自覚があった。お互いにないところを補いながらね。そういうのも含めて、僕が引退してからの憲剛には注目していましたけど、そこからの憲剛の歩みは成績にも出ていますけど、周りに伝えることを含めて後輩たちを育ててきたところがあるし、今のチームを作り上げるためにすごく貢献したと思います。本当にすごいと思いますよ」――“世代をつなげていく”話は、昔からそういうふうに話していたんですか?中村「昔からですね。『そこの木の“幹”をちゃんと太くしていかないと』という話はずっとしていた。だけど、自分ひとりではできないから、育つのを待つしかなかった」――宏樹さんは自身の引退後のことはどう考えていたんですか?伊藤「あまり考えてはいなかったですけど、自分の引退は関係なしに、ターニングポイントとしては、風間(八宏)さんが2012年に(川崎フロンターレに)来て、やるサッカーが明確になったことで、憲剛も楽しそうにしていた。そこを突き詰めたことが、今のこのスタイルになったところもあるし、そこについての心配はしていなかったです」中村「サッカー的なところはね」伊藤「うん」中村「振り返れば、最初は、サッカー自体も風間さんになって『大丈夫か?』みたいになっていた。でも、最初のサンフレッチェ広島戦で、俺のアシストから宏樹さんが先制点を取ったんですよ。不慣れな右SBで宏樹さんが珍しくいい動きをしていてさ」伊藤「あれ、面白いよね。本当に最初の試合で、みんな(従来の)ポジションと違うところをやっていて。ある意味、今までのフロンターレの概念みたいなものを壊して、一つでもいいプレーができればみたいな感じでやった試合だった。それで、あの得点が取れた」中村「あの1点は、今のフロンターレのベースの本当に第一歩になったから。あのゴールを俺と宏樹さんで取ったというのは、歴史的には非常に大きかったんじゃないかなと、改めて思いますけどね。……うれしそうだな、おい宏樹っ!(笑)」伊藤「『何で、お前があそこにいんねん!』みたいな感じだったんですけどね(笑)」中村「本当にそういうゴールだった。連戦がスタートするなか、風間さんになってからの新たな船出。『大丈夫かな、フロンターレ?』となっているときの1試合目。その試合はボッコボコにされるんですけど(笑)、それでもあの1点を俺と宏樹さんで取ったというのは『あ、これでやっていける』みたいな思いはありましたからね」(明日1月27日(水)7:00配信の未公開記事後編に続く)取材・文:林遼平撮影:佐野美樹FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号川崎フロンターレとサッカー人生を歩んできた中村憲剛のバンディエラの矜持に迫ります。1万文字にもおよぶ本人のロングインタビューはもちろん、ピッチの外から見届けた天皇杯決勝のラストゲームにも密着。小林悠、家長昭博、大島僚太、谷口彰悟、登里亨平らチームメイト、恩師、クラブスタッフにもインタビュー。サッカー漫画『GIANT KILLING』の漫画家・ツジトモによる中村憲剛の描き下ろしイラストやスキマスイッチ・常田真太郎からのメッセージ、よき理解者である伊藤宏樹との対談も掲載。タイトル:FOOTBALL PEOPLE 川崎フロンターレ 中村憲剛特集号発行:ぴあ株式会社発売:2021年1月27日定価:1,500円(本体1,364円)判型:B5判・96ページAmazon: 楽天ブックス: 書店、ほかネット書店にて詳細はこちら:
2021年01月26日様々なジャンルのエキスパートをゲストに、最新ニュースやキーワードを読み解く『中居正広のニュースな会』より誕生した絵本『ピンポンパンポンプー』。監修を中居正広さん、キャラクターデザインを劇団ひとりさん、文を古市憲寿さんが担当し、発売するとすぐに「オリコン週間BOOKランキング」で1位を獲得するなど話題に。収録終わりの劇団さんと古市さんを直撃し、その制作の過程や裏話を聞いてみました。目指すは絵本シリーズ化と『のんびりーらんど』!劇団ひとり(以下、劇):自粛期間中に僕が3Dプリンターを買って、遊びで中居さんの会社「のんびりなかい」のロゴやマグカップを勝手に作って番組内で紹介したのが、そもそもの始まりでした。あの時はほかの収録もなくて、仕事は『ニュースな会』1本だったから暇で。ある日マスコットキャラクター“のんちゃん”と“びりーくん”を作ったら、絵本にしようとトントン話が進んだ。ゼロからだったらもっと大変だったと思うけど、キャラがすでにできてたから。つまり僕が創造主です(笑)。古市憲寿(以下、古):最初、何の動物かわからなくて(笑)。カピバラって馴染みある動物じゃないから。劇:“のんびり”な動物ってなんだろう?亀だと遅すぎるイメージだし…っていろいろ考えた中でカピバラが出てきたんです。古:ちなみに、トントン進んだのは僕が頑張ったからじゃないですか?劇:早かったのは最初だけ!(笑)古:確かに…。テーマを“ありがとう”にするのか“仲直り”にするのかで悩みましたね。みんなが家にいなければいけないとか制限されている時で、「ありがとうを言いましょう」ってちょっと押しつけがましい。それよりも、思い合っていたはずなのにいつの間にかすれ違って離れてしまったというような、子供から大人にまで起こり得ることをテーマにしたほうがいいのかなって。ひとりさんも、そもそも物語を書かれる方なので、展開に迷った時に相談できたのはすごくよかったです。劇:そう言うわりに、僕が「こっちがいいんじゃない?」って言ったら「そうですか」って言いつつすぐに覆す。「わかったよ、じゃあそっちで」って言ってもそれも覆す!3~4回はひっくり返してましたよ。古:あははは(笑)。絵本って短いぶん、たった1つの文章で内容がガラッと変わっちゃうから、なかなか決められなくて。しかも小説を書く時はパソコンやスマホで打ち込むところを、絵本となると手描きのラフをスケッチブックに貼り付けてって本当に試行錯誤でした。でも、そうやって本当に絵本になっていく過程や、自分の予想外の絵があがってきた時は面白かったし、普段は一人で書いているから相談しながら作っていくのは楽しかったですね。劇:自粛期間中じゃないとできなかったし、そもそも生まれていない企画だったと思う。古:そうそう。でも、翌週までにこれを作ってこようとか部活みたいで、不思議な熱が生まれて、それが原点になったというか。劇:古市さんのすごいところは、びりーくんのおうちの絵を見て「ママだけ料理をしてパパが何もしないというのはこの時代に合わない」って言えるところ。僕は全然気づかなかったから、なるほどなって思ったの。目の付けどころが違うんだよね。古:こちらこそ相談するといつも即断で答えてくれるから助かりました。それに共演者ではなく、ひとりさんの作り手側のセンスを初めて見て、信頼できる人だと思った。劇:中居さんは最後の「おしまい」のセリフを土壇場で「はい おしまい」に変えたり、タイトルの「ピンポンパンポンプー」もそうなんだけど、説明できないことを考えつくからすごい。古:普通はこのタイトルは思いつかないですよね。劇:僕たちは経験則でロジカルに考えちゃうから、結局当たり障りのない言葉しか出てこないんだけど、根拠もなく「ピンポンパンポンプー」って出てくるって素晴らしい。誰よりも経験値がある人なのに、そこを打破して自分の感覚や感性を優先できるって、じつはすごいことです。古:目標はシリーズ化かな。劇:そしてゆくゆくは『のんびりーらんど』を造ることだね(笑)。『中居正広のニュースな会』 素朴で初歩的な疑問をぶつけながら、1週間の出来事やニュースを視聴者の目線でわかりやすく掘り下げる情報番組。毎週土曜、昼12 時~テレビ朝日系にて放送中。中居正広、劇団ひとり、古市憲寿『ピンポンパンポンプー』どこへ行くのもいつも一緒。大の仲よしののんちゃんとびりーくんが、ケンカを乗り越えて友だちの大切さを教えてくれる心温まる物語。マガジンハウス1500円げきだん・ひとり1977年2月2 日生まれ、千葉県出身。お笑い芸人、俳優、作家、映画監督として活躍。監督・脚本を務める映画『浅草キッド』がNetflixで2021年冬に配信予定。ふるいち・のりとし1985年1月14日生まれ、東京都出身。社会学者、作家。近著に『アスク・ミー・ホワイ』(マガジンハウス)、『絶対に挫折しない日本史』(新潮新書)。※『anan』2020年1月27日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年01月24日2021年1月7日、菅義偉首相は、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の1都3県に緊急事態宣言を再発令。2020年4月に、初めて緊急事態宣言が発令された際には多くの教育機関が休校措置を取りました。この休校措置について、西村康稔経済再生担当相は「2回目となる緊急事態宣言が発令されても、小中学校の一斉休校は必要ない」と考えを示しています。その理由としては、「小中学校がクラスター源となるリスクは低いため」だそうです。小中学校についても「これまでの知見から、そこがクラスター源となって地域全体に広がるリスクは低い。一斉休校は今の時点では考えていない」と語った。産経ニュースーより引用休校はしないけれど…学校での厳しい感染対策2021年1月7日放送の、情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、子供たちが学校で、徹底的な感染対策を求められていることについて特集しました。同番組によると、東京都教育委員会は都内の学校に対し、厳しい感染対策を徹底するよう要請。その内容に、教育現場からは困惑の声が上がっているといいます。合唱やリコーダー演奏、球技も中止に同番組の調べによると、部活動や合唱など飛沫感染の可能性が高い活動は中止するよう呼び掛けられているため、ディスカッションや歌唱、リコーダー演奏、調理実習、マット運動、球技、武道、理科の実験、部活動などは行えないそうです。そのため、合唱の授業では、生徒は歌わずに、先生の指揮に合わせ、足や手でリズムをとるなどの措置がとられています。また、体育の授業では試合形式は中止に。バスケットボールの授業であっても、フリースローの練習のみといった対策が行われていました。小学校での徹底した感染対策について、社会学者の古市憲寿さんは「子供たちにここまでの犠牲を強いるのはフェアじゃない」とコメントしています。そもそも、子供にとってはインフルエンザのほうが、危険性は高かったわけじゃないですか。でもその時は、別に同じようなこと(感染対策)はしてなくて。それで、今、大人や高齢者の病気であるコロナウイルスに関して、子供たちにここまで犠牲を強いるっていうことは、ちょっとフェアじゃないなと思うんですね。とくダネ!ーより引用古市さんは、「厳しい感染対策がいつまで続くか分からないのは、酷なのでは。期限をきっちりと定めてあげることが大事」とまとめました。また、コメンテーターとして出演していた、国際政治学者の三浦瑠麗さんは「二度と戻らない子供たちの時間についてもっと考えてあげるべき」と持論を展開しています。正直、部活動がダメっていってしまうと…。この子たちの二度とやってこない期間を1年にわたって奪われているっていうことを、私たち大人はもう少し考えてあげないと…。だって、1日の中で、私たち大人はそんなに制限をかけられていないじゃないですか。重症化リスクの高い人たちも含めて。なんでここまで、子供たちに実験室的な生活をさせるのかなっていうのは、親として本当に心配ですね。とくダネ!ーより引用小学校の徹底的な感染対策について、視聴者からはさまざまな声が上がっています。・三浦さんの言葉にハッとしました。確かに、私たち大人は満員電車にも乗るし、会社で会議もするし、ジムで運動もします。子供たちにとってはフェアじゃないのかも。・ただ行動を制限して機会を奪うだけじゃなく、新しい形で団結する楽しさや、大切さなどを体験させてあげたい。・子供たちの命やその家族を守るためだと思うと、現状では仕方がないことなのかなとは思います。・学校での感染対策、いきすぎているとはいわないけれど、かわいそうに思えてきます。子供にここまでさせるなら、大人ももっと気を付けるべき。2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの子供たちが二度と経験できない、貴重な機会を逃してしまいました。子供たちの大切な時間をこれ以上奪わないためにも、今一度、大人も感染対策を徹底して意識したいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月07日川崎フロンターレひと筋18年の“クラブの象徴”、中村憲剛選手が現役引退を電撃発表したのは、大怪我から復帰し、40歳となる誕生日にゴールを決めた翌日。いま明かす胸の内とは……。無観客試合の味気なさ。コロナ禍で痛感したのは…。――シーズン中の引退会見は、我々が度肝を抜かれました。僕にとっては前々から思っていたことで、先輩である伊藤宏樹さん(現在、川崎フロンターレ強化部スタッフ)の引退も考えるきっかけのひとつになりました。宏樹さんは、僕が33歳の時に引退されたのですが、その発表をホーム最終戦の週初めにされたんです。僕たちは報告を受けて、気持ちを無理やり整理して試合に挑みました。結果は勝利こそしましたが天皇杯では負けてしまい、宏樹さんはドタバタしたまま退かれました。その様子を見て、チームメイトにも応援してくださる方々にも、お別れまでの気持ちの猶予みたいなものが必要だと思ったんです。また、今年改めてサポーターの存在の大きさを痛感したというのもありますね。無観客試合をスタジアムの上から観ていたのですが、何とも言えない味気なさを感じました。これまでサポーターがいて当たり前だったことが、実はそうではなかった。みなさんがいてこそエモーショナルな空間ができるのだと初めて思いました。ですから、ひとりでも多くの人に自分のプレーを見てもらいたい、そうじゃなかったら寂しいと思い、このタイミングでの発表となりました。――選手の方々の反応はみなさん同じだったそうですね。まずは絶句、次に「まだできるじゃないですか」の言葉でしたね。「そうだよね」や「おつかれさま」ではなく、そう言ってもらえるなんて、とても嬉しかったです。ただ、みんなが僕への思いもいろいろと話してくれたので、精神的にはこたえました(笑)。――中村選手も選手やクラブへの思いは相当あるでしょうね。僕は川崎フロンターレに拾ってもらったと思っています。最初はついていくのに必死でしたが、いつしか自分の立ち位置がわかるようになり、毎年すべてをクラブに捧げてきたつもりです。そこから、多くの人に「元気が出た」「勇気をもらえた」と言われるプレーヤーになれたのは、クラブおよび支えてくれたみなさんのおかげ。もう感謝しかないですし、これからはそれを還元していきたいです。なので、引退後もフロンターレを離れるつもりはありません。でも、クラブだけに携わるということでもなくて、まだ何も決まっていませんが、若い選手の育成や、Jリーグの普及活動もお手伝いしたいですし、ゲーム解説にも興味があります。今は指導者のライセンスを取っている最中で、将来的には監督も視野に。でもS級(最高位の指導者資格)を取るまでにあと3~4年はかかりますね。この仕組み、何とかしてくれませんか(笑)。って、これでは体がいくつあっても足りないですね。――ダメもとでお聞きします。現役復帰の可能性は、本当にもう1ミリもないのですか?本気で決断したことなので、それはないですね(笑)。自分を裏切ることになりますし、今はそのイメージは湧かないです。ともかく、これまで好きなサッカーを40歳まで続けたのは我ながらよくやったなと思います。そして、むしろここからだなと思っています。今まではいわば自分がメインで周囲を巻き込んでいましたが、これからはサポートや応援する側になりますから。自分なりにブランディングを考えていかなければいけない。でも、不安よりは期待のほうが勝っていますよ。第二の人生を思い切り楽しもうと思います。――とはいえ、現役生活はまだあります!(本誌発売日の)2日後は天皇杯の準決勝ですね。もちろん勝って、元日の決勝で優勝して引退できたら本当に幸せ。簡単ではないと思いますが、実現できたら、こんなに恵まれたサッカー選手はいないと思います。泣いても笑っても僕のラストになりますが、他の選手に余計なプレッシャーをかけたくないので、一選手として優勝を狙いにいきます。リーグ優勝も泣くかなと思ったら笑ってましたし、今回も笑って終えそうです。涙はきっと、グラウンドにひれ伏すほどに泣いたリーグ初優勝で枯れたのかな(笑)。なかむら・けんご1980年10月31日生まれ、東京都出身。川崎フロンターレ所属。ポジションMF。中央大学卒業後、同クラブ入団。幅広い視野と高度なテクニック、特にスルーパスが持ち味で、長年チームを牽引し3度のリーグ優勝に貢献、常勝軍団へと導いた。日本代表にも招集され活躍。2020年11月1日、今シーズン限りでの現役引退を表明。カメラマンがドリブルとシュートをいきなりリクエスト。「本当に怪我していたのかな、と思うくらい好調です。天皇杯は自分にとってラストの試合ですが、私情抜きに完全燃焼で頑張ります」。天皇杯準決勝は12月27日(日)、決勝は2021年1月1日(金)。クラブでは中村憲剛選手への感謝を込めて「One Four KENGO」プロモーションを実施中。※『anan』2020年12月30日‐2021年1月6日合併号より。写真・藤尾真琴インタビュー、文・伊藤順子(by anan編集部)
2021年01月01日地獄と天国を見た男。’19年から’20年にかけての中村憲剛選手を表すならば、これがしっくりくるかもしれない。選手生命を脅かすほどの大怪我からの復活、まさかの電撃引退表明、そしてリーグ優勝。記憶と記録に残る激動の現役ラストイヤーと、心に秘めていたある思いを中村選手に語っていただきました。――3度目となるリーグ優勝おめでとうございます!まずはこの一年を振り返っていかがでしたか。’19年11月、39歳を迎えた2日後の試合で、左膝前十字じん帯損傷という大怪我を負いました。手術を経てリハビリ中にコロナ禍となり、緊急事態宣言が出て練習場にも病院へも行けない日々が続いたのですが、周囲の方々のおかげで8月末には試合にも出られるようになったんです。その復帰戦や誕生日にゴールを決められただけでなく、クラブはJリーグ史上初の12連勝を遂げ、かつ史上最速で優勝することができました。その1か月前に現役引退を発表したのですが、思い描いていた以上の結果というかストーリーが生まれ、自分の想像を遥かに上回る素晴らしいシーズンになったと思います。――想像を超えていた、とは?妻以外は誰にも言わなかったのですが、実は35歳になった時に、40歳を迎えたら引退しようと決めていたんです。僕は計画的なほうではなくて、いつも目の前のことだけを考えて切り拓いてきたのですが、唯一未来を考えたのが引退だったんですね。自分が戦力として求められているうちに退きたいと、それだけは心に決めていたのですが、具体的な身の引き方は描けなくて。昨年10月にルヴァン杯で優勝した時点で、来年迎える引退に向けてどうやって終わっていくのだろうかと、漠然と考えていました。もちろんリーグ優勝は目標にありましたが、今シーズンの連勝や首位独走は想像できなかったですね。鬼木達監督や選手、スタッフの努力の賜物だと思います。――当然、怪我も想定外ですよね。全治7か月という、僕の選手生活で初めての大怪我でした。でも、予期せぬ出来事の一方で、これのおかげでラストまでの道は決まったとも思えたんです。そもそもサッカー選手を17年やってきた人間が、よりによって残り1年でここまでの大怪我なんてしないですよ。これは意味のあることなのだろうと。何が何でも克服し、復帰をしてプレーをみなさんに見せてからやめろと言われているのだと僕は受け止めました。とはいえ、早期に戻っても再断裂の危険があり、慎重に調整しながら進めました。今は痛みも全くなく、これまで通りに動けているので、プログラムを作ってくれたトレーナーや医師の方々に大変感謝しています。――焦りはなかったのですか?リハビリの時期がコロナ禍と重なり、自分だけじゃなく、Jリーグはおろか日本自体が止まっていたので、しんどかったですけれど、しゃあないと開き直れて、焦りはそこまで感じずに済みました。ただ、膝が思い通りに動かせなかったり、原因不明の痛みが出たりした時はすごく苦しい思いをしましたね。だから、妻にはしょっちゅう、「痛い」「無理」「もうやだ」と子どもみたいに弱音を吐いていました(笑)。妻は妻で、休校だった子どもたちの世話や食事作りで、言ってみればそれどころじゃなくて。毎回「そんなことを言ってもどうせやるんでしょ」と軽くあしらわれていましたけど、そのリアクションがありがたかったですね。――怪我がもたらしたものとは?大怪我は僕が唯一したことのない経験でした。というのは、35歳で40歳の年に引退すると決めてから、36歳でJリーグMVP初受賞、37歳でリーグ初優勝、38歳でリーグ連覇、ルヴァン杯初優勝と、立て続けにさまざまな経験を回収できていたので。これだけ並べると僕が“持っている”ように思われるかもしれませんが、大卒で入団した時は、クラブはJ2にいて、そこからJ1に上がれたものの、優勝まであと一歩の2位止まりで終わることが何度も続いていました。僕は、今の位置に辿り着くまで幾度も悔しい思いをしてきた人間で、近年得られた結果は、地道に鍛錬し積み重ねてきたクラブと自分へのご褒美だと思っています。だから、不謹慎かもしれませんが、この怪我によって、良くも悪くもすべての経験が揃って現役を終えられると。とはいえ、怪我については、そう捉えないと自分的に重すぎたことでもあって、終わりが決まっていたからこそポジティブに変換できたのだと思っています。怪我自体の痛みや辛さだけでなく、復帰する過程の苦しさ、試合に絡めない悔しさ。怪我を通して得た経験と湧き出たさまざまな感情は、今後指導者になるにしても、何にしても活かせるだろうし、説得力のある話ができると思っています。――では、現時点で夢がありながらもうまく進めていない人に対してアドバイスをするならば?中長期的なプランニングがあってこそですが、いま目の前のことをどれだけ頑張れるかが大事なのかなと。それを積み重ねた先に自分の望んでいた未来があるのだと思います。僕はそうやってきたから優勝という結果が出ましたが、努力しても報われないことや仕事なども多いと思います。それでも、努力してない人には絶対に何も転がってきません。自分なりにやったと思っても成果が出ていないのであれば、自分はまだ努力が足りないと思えるかどうかもポイントかな。そこに気づければ、足りない部分を補えて成長できるはずです。他人のせいにするのは簡単ですが何も残りません。僕も学生時代にそういうところがありましたが、結局選んだのは自分なのだから。努力している人に手は差し伸べられるという意味で、今を頑張ってほしいですね。絶対誰かが見てくれていますから。なかむら・けんご1980年10月31日生まれ、東京都出身。川崎フロンターレ所属。ポジションMF。中央大学卒業後、同クラブ入団。幅広い視野と高度なテクニック、特にスルーパスが持ち味で、長年チームを牽引し3度のリーグ優勝に貢献、常勝軍団へと導いた。日本代表にも招集され活躍。2020年11月1日、今シーズン限りでの現役引退を表明。カメラマンがドリブルとシュートをいきなりリクエスト。「本当に怪我していたのかな、と思うくらい好調です。天皇杯は自分にとってラストの試合ですが、私情抜きに完全燃焼で頑張ります」。天皇杯準決勝は12月27日(日)、決勝は2021年1月1日(金)。クラブでは中村憲剛選手への感謝を込めて「One Four KENGO」プロモーションを実施中。※『anan』2020年12月30日‐2021年1月6日合併号より。写真・藤尾真琴インタビュー、文・伊藤順子(by anan編集部)
2020年12月31日中村憲剛の偉大さはイベント名を見ても理解できる。12月21日に行われた引退セレモニーの正式名称は『おフロの恋人! LOTTE presents 中村憲剛引退セレモニー&優勝報告会』である。勝点83、26勝、88得点、得失点差57、2位に勝点18差、最少敗戦3試合などなど、記録尽くめで史上最速優勝を果たした川崎フロンターレの優勝報告会の前に、引退セレモニーと謳われているのだ。名前だけではない。2時間半ほどのプログラムの中で、鬼木達監督や谷口彰悟主将のあいさつなど優勝報告セレモニーは15分ほど。時間配分も大半は引退セレモニーが占めた。福田紀彦川崎市市長より市民栄誉賞が授与された (C)J.LEAGUE等々力陸上競技場に1万3000人を集めるなどセレモニーは異例の規模で行われたが、決して華美ではなかった。中村がどれだけクラブ・川崎市に愛され、中村がどれほどクラブ・川崎市に愛されていたかわかるあたたかいイベントであった。式はホームタウン活動で親交が深かった中原消防署や中原警察署、河川協力団体のとどろき水辺の楽校、フロンターレ算数ドリルで関わった川崎市立有馬小学校の関係者が感謝の言葉を並べてスタート。キングカズこと三浦知良をはじめ、川島永嗣、ジュニーニョなど盟友・戦友たちもビデオメッセージを送った。福田紀彦川崎市市長から市民栄誉賞が授与され、36名ものクラブOBも登壇した。さらに本人も登場。チームメイトからのメッセージ、家族からの花束贈呈、スキマスイッチ常田真太郎、SHISHAMOからのあいさつ、川崎市の小学生からの手作りシャーレのプレゼントなど、涙あり、笑いあり、感動ありのラインナップとなった。中村憲剛引退セレモニーに1万3000人が集った (C)J.LEAGUEエース・小林悠は涙ながらに「苦楽をともにした憲剛さんと初めて優勝した時を超える感動はこの先も絶対にない。一緒に抱き合って喜び合えたことが本当にうれしかった。憲剛さんがいなかったら、今の僕は絶対にないと断言できます。僕にとって大きな存在でした」と感謝の念を表した。長男・龍剛くんは「中村憲剛選手の18年間のサッカー人生は出来すぎでした。悲しい時も悔しい時もともに乗り越えてきた家族として、ありがとうと伝えたいです。引退、おめでとう。そして、ありがとう」と12歳とは思えぬクオリティの手紙を披露した。中村は集まったゆかりのある人々、チームメイト、クラブ関係者、そしてファン・サポーターに感謝の言葉を並べた。「みんながありがとうと言ってくれたけど、ありがとうと言いたいのは僕の方。何でもない大学生を拾ってくれたフロンターレには感謝しかありません。僕はフロンターレで学んだ。それは地域密着、『川崎市のみなさんを笑顔に、元気にする』こと。自分がただサッカーをやっていればいいという発想の人間だったら、ここまでプレイヤーとして続けられなかったと思うし、フロンターレもここまで大きくなることはなかったと思っている。本当にそういった意味でフロンターレに拾ってもらって心からよかったと思っているし、この18年間、本当に感謝の気持ちしかない。頼もしい後輩たちにフロンターレは任せて、僕は先のステージに進みたい。今日の景色は一生忘れません。本当に感謝しています。フロンターレ、最高です」胴上げの回数はもちろん背番号にちなみ14回 (C)J.LEAGUE場内一周では神輿にものった (C)J.LEAGUEチームメイトたちによって背番号と同じ14回を2セット胴上げされた中村は場内を一周。ファン・サポーターとの別れを惜しんだ。セレモニーを終えた後、中村は記者会見に登場し、「もう何だろ。すごいことが起きたんだなと。感情が揺さぶられて、心地よい疲労感で気持ちよかった。一生忘れられない光景がまたひとつ増えました。本当に引退するんだなと」と率直な感想を語った。さらに「夢見心地。今もフワっとしている。本当に感謝しかない。本当に幸せ者だなと。入れてくれたのもそうだし、ここまで大きく育ててくれたのもそう。僕も還元していかないといけない」と続けた。泣いたことを指摘されると、「泣かない方がおかしい(笑)。感情を揺さぶられすぎて、わけがわからなくなかった。みんなの思いがありがたすぎて。基本泣き虫だから、案の定泣きました」と頬を緩めた。チームを代表してメッセージを送る小林悠(川崎フロンターレ) (C)J.LEAGUE小林からのメッセージについて質問されと、「いつ泣くかなと見ていたが、あいつにしか話せない話をしてくれたので、僕も感極まった。僕の方こそ感謝している。彼が優勝させてくれたんで」と言い、龍剛くんの手紙について問われると、「息子の文章力の高さにちょっと引いた(笑)。彼が息子であることを僕は誇りに思う。もちろん妻もふたりの娘もそう。4人がいなければ、僕はここまでがんばれなかった。心の底から感謝している」と振り返った。サッカーを志す子どもたちへメッセージも送った。「僕自身足が遅かったり、体が小さかったりと劣等感を持っていた。劣等感を武器に変えることで道が切り開けて、40歳までやれた。可能性に蓋をせずに、毎日毎日トレーニングしていけば誰でも必ず道は開ける。受け入れてくれる素晴らしいクラブが川崎にはあると伝えたかった」次なる夢の日本代表監督について、コメントを求められると、「過程を経て、タイミングが合って初めてなれるもの。そうなるには本当に勝たないといけないし、評価されないといけない。自分から目指しますなんて軽々しく口にできないが、目指すのは自由」と口にした。大いなる目標の前に、目の前に迫った目標がある。もうひとつのタイトル『天皇杯』である。次なる戦いに向けて、中村は「今日は感情を揺さぶられすぎたので、今日は切り替えられない。明日トレーニングがある。明日からしっかり切り替えていきたい。みんなとサッカーできるのもあと10日。まず準決勝に向けてしっかり準備をして全力で向かっていきたい。(国立での決勝については)正直そこまで考えていない。相手のあることなので、勝てる保証はどこにもない。準決勝、等々力でやるのは最後。そこで全力を尽くすことしか考えていない」とキッパリ。中村憲剛の勇姿が見られるのも最大あと2試合 (C)J.LEAGUE中村憲剛は、そして川崎フロンターレは12月27日(日)・等々力陸上競技場での『天皇杯』準決勝でブラウブリッツ秋田×福山シティFCの勝者と対峙し、1月1日(金・祝)・国立競技場での『天皇杯』決勝を目指す。準決勝のチケットは予定枚数終了、決勝のチケットは12月26日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2020年12月22日例年、その年の世相を漢字1文字で表す『今年の漢字』。2020年は新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)のまん延を受けて、『三密』という言葉が生まれたことなどから、『密』の1文字が選ばれました。古市憲寿は『快』、松本人志は『底』同年12月20日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、出演者たちが考えた『今年の漢字』を発表。番組のコメンテーターを務める、社会学者の古市憲寿さんは、次のような持論を述べました。僕はね、快適の『快』にしました。やっぱりちょっと嫌いな人とか、ちょっと距離のある人と会わなくていいっていうのって、意外と心地いいんだなって。意外と今年は快適でした。ワイドナショーーより引用古市さんは、コロナウイルスの流行にともない、他者と対面で会う機会が減ったことについてポジティブにとらえているようです。その理由として「本当に仲のいい友達とだけ会って、そうでもない相手とは交流する必要がなくなったのがよかった」と語ります。一方、同じく番組のコメンテーターを務める松本人志さんは、『底』という漢字を選択。一見ネガティブにとらえられそうな漢字を選んだ理由について、こう説明しました。これ実はポジティブなんですよ。『底』ですね。ここまで来たかという。もう後はええことしかなんじゃないかなって思いますよ。世界中が、今、全財産を1回もう投げ出したくらいの気持ちですよね。ワイドナショーーより引用松本さんは、コロナウイルスによって社会全体が底まで落ち込んだことに触れて、「後はいいことしか待っていないはず」と前向きな意見を述べます。発言に対し、スタジオでは「本当だよな」「後は上がる一方だね」と共感する声が上がりました。番組を見た視聴者からは、さまざまなコメントが寄せられています。・松本さんの考えにうなずいた。本当にその通りだと思う。・松本さんのポジティブなコメントが素敵。来年は、自らそういう1年にしていきたいな。・自分は古市さんの漢字に共感した。ストレスを感じる集まりが減って、何が自分にとって大切なのか、改めて気付けたと思う。・コロナウイルスの流行はつらいけど、自宅で仕事できたり、無駄な会合が減ったりしたのは、確かによかったかもしれない。2020年は、コロナウイルスのまん延にともない、多くの人にとって「当たり前」だと思っていた生活に、大きな変化がもたらされたことでしょう。苦しい状況に耐える一方で、新しい価値観に出会い、これまでの生活スタイルを見直した人もいるかもしれません。世界が直面した未曽有の事態を前に、よりよい未来を作っていくための選択をしていきたいと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日ブルース・ウィリスがドラえもん役を演じ、堺雅人が未来ののび太役を演じる「SoftBank 5G」と「ドラえもん」がコラボしたCMシリーズで、上戸彩が未来のしずか役として登場。お馴染み白戸家のアヤと一人二役を演じている。最新CMでは、前回明らかになった未来のジャイアン役の八村塁選手、スネ夫役の古市憲寿に続き、未来のしずか役で上戸さんが、白戸家のアヤと一人二役で登場。自分の未来も見てみたいという、中学生のしずか(小宮山莉渚)に、時間を進めることができるドラえもんのひみつ道具『タイムふろしき』をかぶせると、そこへ偶然通りかかった白戸家のアヤが、未来のしずかと鉢合わせするというコミカルなストーリー。一番の見どころは何と言っても、上戸さん扮する未来のしずかの初登場シーン。学生時代を彷彿とさせる、ツインテールの制服姿に上戸さん自身は大照れながらもハマり役となったよう。そんな上戸さんの10月某日に撮影が行われた現場に密着したメイキング映像も公開。初めて未来のしずか役を演じるに当たって、これまでのテレビCMシリーズでずっと未来ののび太役を演じ、「半沢直樹」での夫婦役も記憶に新しい堺さんに、「のび太に変身している時ってどんな感じですか?恥ずかしいですか?」と質問していた上戸さん。上戸さん自身、今回のツインテール&制服姿にはかなり抵抗があったらしく、周囲から「似合いますね」と声を掛けられる度に「誰も何も言わないでください(笑)」と手で顔を隠しながらうつむき、「今すぐ『タイムふろしき』を使って、リアルに制服を着ている頃のしずかちゃんに戻りたい」と語るひと幕も。また、休憩中は、2歳のときに初めてドラえもんの映画を観に連れて行ってもらったという中学生ののび太役の鈴木福に、堺さんと小宮山さんが「え、2歳で!?」と驚きの声を上げると、鈴木さんは「母からそう聞いたんですけど、僕はまったく記憶がないんですよ」と告白。その後も、堺さんがドラえもん映画に登場する恐竜の鳴きまねを披露したり、「心は今のままで時間を行き来したい」などと、『タイムふろしき』について語り合ったりと、キャスト同士でドラえもんトークに花を咲かせていた。5Gって ドラえもん?「未来のしずか登場」篇は12月16日(水)から全国にて放映開始。(text:cinemacafe.net)
2020年12月16日唐沢寿明主演、仲間由紀恵、栗山千明、桜田ひよりらが出演する「24 JAPAN」の6話が11月13日深夜放送。今回は桜田さん演じる美有の“瞳”と、寿々の父・要吾の“正体”に多くの視聴者が注目した模様だ。ジャック・バウアーにあたるCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班班長・獅堂現馬に唐沢さんを迎え、日本初の女性総理候補の暗殺計画を巡り、総選挙前夜からの“24時間”を描く本作。日本初の女性総理候補・朝倉麗には仲間由紀恵。獅堂の部下で深い仲だった水石伊月には栗山千明。伊月の今の恋人である南条巧には池内博之。麗の夫の遥平には筒井道隆。暗殺計画のため誘拐された獅堂の娘・美有に桜田ひより。獅堂の妻・六花に木村多江。美有の親友・函崎寿々の父・要吾に神尾佑。麗の情報屋・上州にでんでん。美有誘拐の実行犯の1人、長谷部研矢には上杉柊平。麗暗殺計画を進める神林民三に高橋和也といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話では麗が上州から麗の息子・夕太(今井悠貴)の殺人をもみ消したと明かされ、それが夕太本人からの頼みであり、遥平が自分と夕太を繋げたことを示唆される。一方、陳元が始末するよう命じられた“身元不明の死体”をCTUに運んだ獅堂は、寿々(柳美稀)の命も狙われていると察し病院へ。その頃美有は鮫島(犬飼貴丈)の死体を埋める研矢を手伝っていた…という展開に。美有がスコップで土を掘っているとそこに神林が現れ、父親と話をさせてやるからついてくるよう告げられる。すると美有はスコップを土に突き刺して神林をじっとにらみつける…「美有ちゃんが強すぎて尊敬」「美有ちゃんめっちゃかっこいい」など、SNSには神林に毅然と立ち向かう美有を讃える声が。「美有(桜田ひよりさん)が一番いい役者」「桜田ひよりが売れるためのドラマ以外のなんでもないな」など、改めて桜田さんの演技を評価する反応も数多く寄せられる。病院に到着した獅堂は意識が戻った寿々と話したいと願い出るが、要吾が先に寿々から確認を取ると2人きりで病室に。病室に入った要吾は娘であるはずの寿々を手にかける。さらに要吾は六花を連れ、美有が監禁されていたという場所に向かうのだが、そこに獅堂と連絡が取れない伊月から六花に電話が。六花によれば“身元不明の死体”は要吾だというのだ…。衝撃的なラストに「確かになんか怪しい気がしたけど…」「寿々のパパは偽物だったのか!?」「唐沢ちゃんママを見張るっていう役割もあったと?」などの反応が続出。「すずちゃんなんも悪く無かったのに全部CTUのせい」と獅堂らCTUに対する怒りのコメントも投稿されている。(笠緒)
2020年11月14日ドラえもん50周年を記念し、11月20日(金)に公開されるアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん 2』。劇中で結婚式を開催するのび太としずかちゃんへ、各界の著名人から寄せられた“寿メッセージ”が映画の特設サイトで公開されることが決定した。漫画『ドラえもん』の世界を3DCGアニメーションで描いた本作。2014年に公開された『STAND BY ME ドラえもん』は国内興収83.8億円、全世界興収100億円を突破するなど、映画史に残る大ヒットを記録した。そして、八木竜一(監督)と山崎貴(脚本)の名コンビが引き続き手がける『STAND BY ME ドラえもん 2』では、原作の中でも名作として知られる『おばあちゃんのおもいで』(てんとう虫コミックス『ドラえもん』4巻/小学館)をベースとした物語を展開。のび太としずかちゃんの結婚を巡るラブストーリーが描かれた前作に続く、物語となっている。そして、『STAND BY ME ドラえもん 2』の公開を記念して、もはや国民的ビックカップルとなったのび太としずかちゃんの結婚を盛り上げるために各界の著名人からお祝いの“寿メッセージ”が寄せられることになった。今回は、池田美優(みちょぱ)、糸井重里、岡部大(ハナコ)、児嶋一哉(アンジャッシュ)、鈴木福、徳光和夫、蜷川実花、古市憲寿、フワちゃん、ゆきぽよといった豪華メンバーが「のび太&しずか結婚応援団」としてふたりに温かいメッセージを送る。なお、前作で「10名の子ども経験者たち」企画を仕掛け、本作でも宣伝クリエイティブディレクターを務める佐々木宏は「プリンスメロンホテルで、のび太としずかが結婚式。なんで私が呼ばれない、と怒鳴られそうな10人だけこっそりお声がけしました。ただ、呼ばれたら呼ばれたで、大変な目に遭うのです。のび太逃げるし、ジャイアン歌、、、あ、やめておきましょう。ふたりの結婚式に参列されるつもりで、映画館へどうぞ。今回はコロナな世の中一変させてくれそうな、日本の映画界も一気に奮い立たせるような、素晴らしいメッセージが最後にのび太としずかから。そして、おばあちゃんからも。涙もろい方、特に徳光さん、決して最後まで観ないでください(笑)」とコメント。まずは、池田、児嶋、古市、ゆきぽよによる寿メッセージビデオの一部が公開となったので、ぜひチェックしてほしい。その他メンバーの寿メッセージビデオや特別映像は、今後特設ページなどで、順次公開予定とのことだ。【著名人による「寿メッセージ」】特設HP: <池田美優(みちょぱ)>『のび太くん、しずかちゃん、ご結婚おめでとうございます。わたし的には、のび太くんは少し心配な部分があるんですけど、ずっとずっと仲の良い夫婦でいてください。』<児嶋一哉(アンジャッシュ)>『のび太さん、しずかちゃん、ご結婚おめでとうございます。子供の頃から観てますから二人のことを。本当にこんなにめでたいことはないです。嬉しいですね!』<古市憲寿>『のび太くん、しずかちゃん結婚おめでとうございます。のび太くんて、やっぱりすごいダメなんだけれど、でも根っこではすごい優しくて。そんなのび太くんをしずかちゃんが選んでくれた。嬉しいなって思います。』<ゆきぽよ>『のび太くん、しずかちゃんご結婚おめでとうございます!自分がもし結婚式をあげるとしたら楽しい結婚式にしたいな。おばあちゃんか生きている間にゆきも結婚しないとなって思う。急がないと(笑)』『STAND BY ME ドラえもん 2』11月20日(金)全国公開
2020年11月11日2020年10月31日放送の、バラエティ番組『アナザースカイⅡ』(日本テレビ系)では『世界の学校スペシャル』というテーマのもと、これまでの放送を振り返りました。留学経験のある著名人の1人として、同番組にゲスト出演した社会学者の古市憲寿さんは、20歳の時にノルウェーのオスロ大学へ留学。2019年1月には、同番組の企画で母校であるオスロ大学を訪問しました。オスロ大学では子育てをしながら学ぶ生徒のため、敷地内に保育園が併設されていることを紹介。日本とノルウェーとの保育環境の違いについて、古市さんはこのように持論を展開しました。やっぱり日本って待機児童がすごい問題だったりとか、「少子化」っていう割には全然子供のためにいろんなことを行政がしてないなって感じて。だったらいっそ、国が義務教育みたいに幼稚園とか保育園に関しても整備してもいいんじゃないかっていう。小学校に待機児童っていないじゃないですか。だから同じようなことが、保育園とか幼稚園とかでもできるんじゃないかっていう。ノルウェーは義務教育とかじゃないですけど、望んだら1歳を超えたら多くの子供たちは保育園に通えるわけで。それが多分、子供たちの発育にもいい影響を及ぼしている。アナザースカイⅡーより引用古市さんが訪問した当時オスロ大学内の保育園には76人の子供が預けられており、8人の先生と12人のアシスタントが働いていました。厚生労働省によると、日本では、保育現場における保育者の人数は、以下のように定められています。【保育園】1~2歳児6人につき1人以上3歳児20人につき1人以上4~5歳児30人につき1人以上【幼稚園】児童35人につき1人以上古市さんは、オスロ大学内の保育園の保育者が多いことに驚いたといいます。また、その園では、子供の主体性に任せて遊ばせている光景を目の当たりにした古市さん。「日本と違い、保育者の数が多いからできること」と、ノルウェーの保育園の体制に感心していました。日本だと、おままごととかお遊戯とか、「みんなでこれしましょう」っていうことが多いと思うんですけど。(ノルウェーの保育園では)子供の主体性に任せているなと思います。多分、先生の数が多いからできると思うんですけどね。ノルウェーって、そんなに詰め込み教育じゃないんですけど、大学ランキングが高いのは、子供の頃に主体性を、子供に持たせてあげている。「何やりたい」とか「何したい」ってことを、みんなが主張するようにちゃんと環境を作ってあげるから。これが大人になってからもいいように働いているんじゃないかなぁって。アナザースカイⅡーより引用スタジオで、過去の自分の発言をVTRで見ていた古市さんは「僕、これ、好感度上がりますかね?」と笑いながらひと言。同番組のMCを俳優の広瀬アリスさんは「めちゃめちゃ上がりますね」「世の母親たちが『うんうん!』ってうなずいてると思う」と答えました。同番組の視聴者からはさまざまな声が上がっています。・本当に、古市さんの好感度ものすごく上がりました!素敵な考え方だと思います。・「小学校に待機児童はいない」という発言、本当にその通りだと思います。保育園、幼稚園の環境の改善をもっと進めてほしい。・保育士の待遇をもっと改善していく必要があると思う。「保育士として働きたい」って思える環境を作っていくことも大切ですね。日本では2019年10月1日から、3~5歳の保育料無償化をスタート。保育料無償化だけにとどまらず、さまざまな国のいいところを取り入れながら、保育環境の改善がもっと進むことを祈ります。[文・構成/grape編集部]
2020年10月31日女性ダンス&ボーカルグループSPEEDが来年1月13日、25周年を記念して、これまでのシングルやアルバム楽曲のオリジナルバージョンが全て収録されたBOX商品『SPEED MUSIC BOX –ALL THE MEMORIES–』(音源:CD8枚・Blu-ray Audio2枚 映像:Blu-ray1枚/1万9,968円税別)を発売する。10月に入ってから、SPEEDのオフィシャルサイトでは謎のカウントダウンやティザー動画が公開され「何か発表があるのでは」とファンの間で話題に。きょう13日10時になると、本BOXの告知動画に切り替わり、リリースが発表された。発売日の1月13日は、SPEEDが命名された“誕生日”とも呼べる日だ。特設予約サイトでは、楽曲のほとんどを手掛けた伊秩弘将氏をはじめ、中山秀征、鈴木愛理、古市憲寿ら豪華メンバーからのメッセージも。LiSAは、「初めてドキドキをくれたのも、初めてCDを手にしたのも、初めて雑誌を切り抜いたのも、初めて憧れたのも、初めての夢をくれたのも。私に初めてをたくさんくれたのはSPEEDさんでした。私にとって正真正銘の原点です」とSPEEDへの熱い思いをつづり、「25周年おめでとうございます」と祝福している。同BOXは、TOY’S FACTORY、avex、ライジングプロダクションがレコード会社を超えて連携し、SPEED名義で発表された全シングル、アルバム楽曲のオリジナルバージョンをCD8枚にわたり完全収録。また、幻の未発表音源「Affection」の初収録や、幻の未発表映像「Final Summer Dream Stage in 千葉マリンスタジアム」の初Blu-ray化、CD収録曲の初ハイレゾ音源化など、ベスト盤でありながら“初”揃い。貴重な秘蔵写真で構成されたビジュアルBOOKも付属するなど、まさに永久保存版にしたいBOXだ。
2020年10月13日・母親らしい服装をしろ。・同じ子を持つ母親として恥ずかしい。・胸元を出す母親はありえないだろ。2018年に娘さんを出産した、タレントやパーソナルトレーナーとして活躍する紅蘭さん。紅蘭さんが、セクシーな服装の写真をSNSに投稿するたびに「紅蘭さんみたいなかっこいいママになりたい!」という声が寄せられる一方で、「母親らしい格好をしろ」という非難の声も多数寄せられるそうです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 紅蘭 (@kurankusakari) on Sep 18, 2020 at 2:58am PDT紅蘭さんは非難の声に対し、自身のInstagramで反論。その内容に多くの人が共感し話題となりました。「母親らしい格好をしろ」の声を一蹴!紅蘭の投稿に「スカッとした」の声古市憲寿、紅蘭の服装に対する持論に称賛の声2020年9月24日放送の、情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、紅蘭さんの服装に対する賛否の声について特集。紅蘭さんへの非難の声について、コメンテーターとして出演している、社会学者の古市憲寿さんは…。日本のお母さんってとにかく周りにいろんなことをいわれるんですよ。働いただけで「子供がかわいそう」とか、遊んでると「子供がかわいそう」とか…。だから、これもその一環だと思うんですけど、本来は別にどんな服を着ようとどんな髪型をしようと完全に個人の自由なので。それを他人が、とやかくいう問題じゃないのかなと僕は思いますね。とくダネ!ーより引用また、古市さんは『母親らしさ』について、「『○○らしい』とか『○○らしくない』って、本当に呪いだなと思う」とコメント。古市さんの意見に、視聴者からは称賛の声が上がりました。・本当にそう!母親になったって、その前に1人の女性です。他人がとやかく口を出すことじゃない。・古市さんのいうように『○○らしさ』って呪いだと思います。「男らしく生きろ」とか「女らしくない」とか、そういう考えはもう古い。・よくぞいってくれました!個人の『母親像』を世の女性に押し付けないで。『母親』といってもそれぞれに個性があり、好きなファッションや選ぶ服が違うのは、当たり前のこと。古市さんや紅蘭さんのような、『らしさ』に囚われない自由な考え方がもっと広まってほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月25日社会学者で、情報番組のコメンテーターとしても活躍する古市憲寿さんは、小説家でもある。芥川賞に2期連続ノミネートされ一躍注目を集めた。第4作『アスク・ミー・ホワイ』はオランダのアムステルダムを舞台にした長編だ。マガジンハウスから刊行される。「これまで書いた3冊の小説とは、明らかに違うものができたと思ったんです。だったら、純文学からは一番遠い出版社に出してもらうのがいいかな、と(笑)」主人公のヤマトは、恋人のサクラに誘われてアムステルダムへ移住してきた青年だ。サクラに捨てられた今、とどまる理由も飛び出す理由も持てないまま、日本料理店で働き続けている。鬱屈した日々の中で出会ったのが、日本で国民的知名度を誇っていた芸能人の港くんだった。アムステルダムやオランダ郊外の街デルフト、ヨーロッパの様々な風景の中で、ふたりは共に時間を過ごし――。「オランダはエスケープルーム(脱出ゲーム)の聖地で、3年前に初めて足を運んで以来何度も旅行しています」作中の港くんという存在は、実際に海外へ移住した噂もある元有名俳優を想起させる。「『港くん』というキャラクターを書くにあたって、性格や佇まいなど特定のモデルがいたわけではないんです。ただ、表舞台から姿を消した人がどうか幸せであってほしいと思って書いた部分はありますね。そんなことを考えているうちに、アムステルダムで“彼”と出会い、“彼”との関係を通じて成長していく主人公のイメージができあがっていきました」相手は芸能人で、自分は一般人。相手は男で、自分も男だから、抱いている感情は恋愛と違う。主人公は港くんとの関係に常識に囚われた線引きをするが、境界線はグラグラ揺さぶられる。凝り固まった思考がほどけて、溶けていく。「人って何事も二項対立にしがちだけど、そんなにはっきり分けられるものではないよなって昔から疑問なんです。友情と愛情、とか。異性愛者にとって、性別って絶対に超えられない壁でもないんじゃないのかな、とか。今“溶けていく”と言っていただけたのは嬉しくて、もともとの僕の出自である社会学の本でも、基本的には社会の常識を溶かしたいというか、“こうも見られるんじゃないの?”ってことを書いてきたつもりなんですよ。テレビでコメンテーターをする時も、そこは意識しています」だが、小説だからできることがある。「例えばこの小説の書き出しの〈ニュースにはいつも続きがない〉という一文は、何年も前からメモしていたものなんですが、論文っぽいものやエッセイではうまくハマらなかった。そういうものが溜まってアウトプットできていないことが、小説を書く前まではちょっとストレスでした。日常の中で芽生えたふとした感情とかふとした気付きって、小説ならば自由に盛り込める。小説だから、フィクションだからこそ“本当のこと”が書けるって感覚があるんです」ちょっとだけの勇気でこれだけ人生が動く。「コロナが流行しはじめた頃、外に出られず家にいるしかない時間を使って一気に書き上げました。旅行した時のことを思い出しながら書いていったからこそ、想像も加味されて、実際よりも素敵なオランダとかドイツになったんじゃないかなと思います」物語の舞台が、東京から海外へと変わっただけじゃない。安楽死をテーマにした『平成くん、さようなら』に象徴されるように、過去3作には死の匂いが充満していた。しかし本作は、外国で暮らす主人公の孤独感や、過去のスキャンダルが一生つきまとう芸能人の理不尽なども活写されてはいるが、生の、希望の方向へと物語が展開していく。何よりその一点が、これまでと「明らかに違う」。「辛い話や暗い話は僕自身も読みたくなくなっていたし、書きたくもなかったんです。社会が暗くて不安な時代ほど、明るい話だったり、現実には叶わないことをフィクションで読者に届けることが、クリエイターに求められるものなんじゃないかなと思う。そうすると、死の匂いが消えて、あんまり純文学っぽくもなくなる(笑)」デビュー以来書き継いできた“記憶”というテーマも、ポジティブな感触で読者の胸に刺さる。「辛い時に何が今日の自分を助けてくれるかっていうと、楽しい思い出や記憶。それは誰にとっても絶対大事なもので、誰も奪うことはできないものじゃないですか。思い出したい記憶をどれだけ作れるかが重要で、逆に記憶さえあれば、大切な人とたとえ離れ離れになっても大丈夫だと僕は思うんです。だからインスタグラムは、あと100年ぐらいサービスが続いてほしいですね。老後にちゃんとインスタの写真を見返せるように。逆にツイッターはなくなったほうが、無駄な争いが減っていいかもしれないけど(笑)」作中で、幾度か現れるフレーズが印象的だった。「勇気」だ。「“人生つまんないな”とか“何も起こんないな”と言う人ほど、受動的な気がするんですね。ただ待つんじゃなくて、自分から動きだすことでしか、自分の人生って動いていかないなと思うんです。ヤマトはうじうじした面倒くさい奴ですけど(笑)、港くんに対してはちょっと勇気を出して近づいていった。ちょっとの勇気でいいんですよ。人から誘われたら断らないようにするとか、提案されたことをすぐ拒絶せずいったん考えてみるとか。僕自身が人生の中で感じてきた“ちょっとの勇気でこれだけ人生が動く”ってことを、物語にしたのが今回の小説なんです」主人公のヤマトは港くんとの交流を通じて、自由になった。幸せになった。そして、優しくなった。いや、彼本来の優しさが表に出せるようになった、と言うべきか。人間は、本当は優しい――。古市さんの小説は、身も蓋もない酷悪な現実を突きつけながらも、必ずそのことを描いている。「合理的に突き詰めて考えていくと、人って優しくなれるはずだと昔から思っているんです。世界中の人々がいがみ合うよりも一斉に仲よくしたほうが、警察もいらなくなるし、軍隊もいらなくなるし、経済もうまく回るじゃないですか。利他的であることが利己的である、誰かに優しくすることが巡り巡って自分のためになる。そういった僕自身の考え方が、一番色濃く出るのが小説なのかもしれません」コロナ禍で疑心暗鬼と隣人恐怖が渦巻く今だからこそ、優しさがより強く響く。ラブストーリーというジャンルでは括れない、深い読後感を持つ一冊が届けられた。ふるいち・のりとし1985年生まれ。社会学者。連続して芥川賞候補となった『平成くん、さようなら』『百の夜は跳ねて』ほか、著書多数。8月27日、最新作『アスク・ミー・ホワイ』が発売される。※『anan』2020年9月2日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・大野彰宏(ENISHI)取材、文・吉田大助(by anan編集部)
2020年08月26日2020年8月16日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、社会学者の古市憲寿さんが出演。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にまつわる発言が話題になっています。古市憲寿「感染者0ではなくて、死者の数を減らす」番組では、島根県のサッカー強豪校の学生寮でコロナウイルスが流行し、選手らを中心に集団感染が起きた1件について特集。無症状や軽症を訴える感染者が多いことが危険視される中、古市さんは次のような持論を展開しました。一方ではやっぱり、原点に立ち返るべきだと思っていて。我々はコロナで何を目指すべきかっていうと、感染者0ではなくて、死者の数を減らす。重症の方の数を減らすと考えると、基本は重症化しやすい高齢者の方と、現役世代ができるだけ会う回数を減らしてくっていうのがコロナの基本じゃないですか。ワイドナショーーより引用コロナウイルスが身近に存在する以上、どれだけ気を付けて感染予防対策をしていても、感染してしまうことはあります。古市さんは、猛威を振るい続けるコロナウイルスについて「感染者数より死者数を減らすことを目指す」という視点を持つことが大切だと説いたのです。さらに「今回のクラスターは確かに防げたかもしれないけれど、日本中のニュースで大騒ぎする必要があるかというと、違うと思う」とキッパリ。古市さんの意見に対し、番組のMCを務める東野幸治さんは「クラスターが出たからといってやみくもに騒ぐのではなく、冷静な対処が必要ですね」とうなずきました。古市憲寿が接触確認アプリを推奨続けて、古市さんは厚生労働省が提供する『新型コロナウイルス接触確認アプリ』(通称:COCOA)について紹介。『COCOA』とは、濃厚接触の疑いのある同アプリ利用者間の接触を検知・記録し、接触者から陽性者が発生した際に通知される仕組みです。アプリを利用することで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けられるというメリットがあります。また、利用者が増えることで感染拡大の防止につながることに期待の声も。氏名や電話番号などの個人情報を入力する必要はないため、プライバシーを確保した上で運用されているのも嬉しいポイントでしょう。古市さんは「日本が持っている唯一の武器だと思うし、アプリを入れてもデメリットはないので、積極的に入れてほしい」と訴えました。【ネットの声】・「目指すのは感染者0じゃない」って、本当にその通りだなと思った。・古市さんに完全同意。マスコミが何かあるとクラスターだといって、やや騒ぎすぎているように感じる。・ただ「気を付けてください」で終わらせるのではなく、接触確認アプリを薦める姿に好感を持った。同月現在、特効薬がないといわれている以上、コロナウイルスとの共存をはかっていかなくてはなりません。古市さんのいうように、感染者数の増減に一喜一憂するのではなく、死者数を減らすよう最大限注力していくことが大切でしょう。できる限り『3密(密閉・密集・密接)』の状態を避け、接触確認アプリを取り入れるなど、世の動きにあった対応が求められています。[文・構成/grape編集部]
2020年08月17日2020年7月21日に、俳優の横浜流星さんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染したことが明らかとなりました。所属事務所によると、横浜さんは同月20日にあった舞台稽古の帰宅途中に倦怠感を訴え、発熱症状が見られたことから、医療機関を受診。抗原検査で陽性の結果を受けました。本人は病院の指導に従い、入院と治療を行っているとのことです。医療機関受診後、当人は病院の指導に従い、入院・治療を行なっております。仕事関係者・共演者の皆様、いつも応援して下さっているファンの皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしていることを、心よりお詫び申し上げます。当人も病状の回復に全力で努めております。今後も医療機関、行政機関の指導の下、当人の体調管理を徹底してまいります。STARDUST - スターダストプロモーション制作2部 -ーより引用横浜流星の感染発表に、古市憲寿が持論同月22日に放送された情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、横浜さんの感染について報道。横浜さんは、ドラマの撮影や舞台の稽古を行っていたため、多くの共演者が濃厚接触の対象者となり、検査を受けています。共演者との濃厚接触は免れないという状況に対し、番組でスペシャルキャスターを務める古市憲寿さんは…。当然ドラマだからキスシーンもあるでしょうし、避けられないですよね。まあでも、ただどんな立場の人であっても、コロナ含め病気にかかったら、いえることは「お大事に」という言葉しかないわけで。ご本人も事務所もそんな「申し訳ない」とか、あんまり思わなくていいんじゃないのかなぁってことは思いますよね。とくダネ!ーより引用古市さんの発言に対し、スタジオでは「これだけ経路不明の感染者が出ている以上、誰しもが感染の可能性がある」といった意見も上がりました。ネット上では、横浜さんの容体を心配する声や、古市さんの意見に同意するコメントが寄せられています。・本当にその通り。今は自分を責めずに、治療に専念してほしいな。・古市さん、ありがとう。こんな風にいってくれることで、救われる人がいるはず。・どんなに気を付けていても感染する可能性はあるので、自分も謝罪は要らないと思う。厚生労働省によると、同月20日時点で日本のコロナウイルス陽性者数は400人を超えています。人によっては無症状な場合もあるため、感染経路が分からないことも少なくありません。どんなに感染予防対策をしていても、生活のために外出する以上、防ぎようがないこともあるでしょう。引き続き「感染しない・させない」という意識を持つとともに、万が一感染した際に備えることが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月22日サイドやえり足部分を短くカットするヘアデザイン『ツーブロック』。若者の間で人気のヘアデザインですが、一部の学校では校則でこのツーブロックが禁止されているといいます。ツーブロックを禁止する校則については、2020年3月に行われた都議会で話し合われ、東京都の教育委員長は「外見が原因で事件や事故に遭うケースがある。ツーブロックの禁止は生徒を守るため」と回答。この回答が同年7月中旬にネット上で注目を集め、各テレビ番組などでも特集が組まれるほど話題になっています。同月16日放送の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)でも、同校則について特集。社会学者の古市憲寿さんは、ツーブロックを禁止する理由についてある問題点を指摘しました。問題なのは、教育に携わる方が、外見で人を差別してもいいってメッセージを堂々と発していることだと思うんですね。例えば、性被害にあった人に対して「ミニスカートが悪いんだ」とかってことをいう人がいるじゃないですか。でも実際、そんなの被害者側に責任を負わせる発言だと思うんですね。だからツーブロックだから犯罪に巻き込まれやすいというのは、外見差別の助長っていう意味で、非常に問題だなと僕は思います。とくダネ!ーより引用ツーブロックに限らず、髪の毛の長さやデザインについて、校則で細かく規則を定めている学校は多くあります。そうした現状を受け、古市さんが「バカな先生がたくさんいる」と吐き捨てる一幕も。髪形で子供を管理できると思っているバカな先生がたくさんいるってことですよね。だから本当に頭悪いと思うんですよ。髪形で、うまく人を導けるという発想自体が、すごい前時代的だなって思う。とくダネ!ーより引用厳しい言葉を並べ、髪形に関する校則を批判した古市さん。番組内でのこれらの発言は反響を呼び、放送終了後にさまざまなコメントが寄せられました。・髪型は個性。自由にしたらいい。禁止されるから、余計に反発するもんです。古い考えは捨てなさい!・「被害者側に責任を負わせる発言」に、強く共感!本当にその通り。・髪形すらも管理しないといけないバカな生徒が多いからでは?本来、校則は生徒を守るために存在するはずです。しかし、返ってその校則が生徒を傷付けることにつながっていないか、改めて見直す必要が出ているのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年07月18日2020年1月に発生後、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)により、私たちの生活は一変しました。外出時のマスク着用や、店や施設に入る際に必ず消毒液を付けるなど、一人ひとりが感染対策を余儀なくされています。社会学者の古市憲寿さんが、2020年7月9日にTwitterを更新。コロナウイルスのまん延後に感じた、自身の罪悪感について明かしました。知らないお店に入って、手指消毒だけして、買うものがなくて出て行く時の、ささやかな罪悪感ってありませんか。— 古市憲寿 (@poe1985) July 9, 2020 古市さんが投稿したのは、ショッピングの際に目当てのものがなく、何も購入せずに店を出る時に抱く罪悪感についてです。「手指の消毒だけして、何も買わずに店を出ると、ささやかな罪悪感がある」とつぶやく古市さんに対し、ネット上では共感のコメントが寄せられました。・コロナウイルス時代のあるあるだね。・めっちゃ分かる。本当は要らないのに、なんとなく申し訳なくて商品を買っちゃう…。・「消毒するために店に入ったのかよ」と思われたら嫌だなって、変に気をつかってしまう。コメントの中には「罪悪感はない。消毒しないほうが周りに迷惑だと思うので、いいんじゃないかな」といった声も。コロナウイルスの流行後、私たちはこれまで気軽に行ってきた、不要不急でない目的での外出を避けるようになりました。その中には、これまでだったらなんてことのない行為に不安を覚えたり、罪悪感を抱いたりすることもあるでしょう。未知のウイルスと共存しながら、これまでの生活を違和感なく過ごすには、もうしばらく時間が必要そうですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月09日現在、第4話が放送延期中となっているドラマ「M愛すべき人がいて」。この度、6月6日(土)に第3話のコメンタリー付きリミックスバージョンを放送することが決定。前回の伊集院光と古市憲寿に加え、塙宣之(ナイツ)も参加する。前回の副音声では、“眼帯の秘書”姫野礼香役で出演中の田中みな実の演技にハマッていると明かした伊集院さん。今回、第3話でアユ(安斉かれん)に宣戦布告したときの「許さなーーーーーーい」というセリフについて、「台本に“ーーーーーー”がいっぱい書いてあったから、それ一つが何秒なのか、音程まで考えて役作りしたそうですよ」と、田中さん本人から聞いたという裏話を暴露。一方、浜崎あゆみファンだという古市さんは、「『絶対負けない!』っていうのは本当に松浦さんの口ぐせらしいです。あと、あゆ本人も手紙を書くのが好きで、ホントに言葉のセンスがいいらしいです」とエピソードを披露。また、「三浦翔平さんから聞いたんですけど、『俺はマサになる!』とスイッチを入れて、ノッて演技しているらしいです」と明かすなど、今回も「M」愛が止まらない!再びコメンタリーに参加することとなった伊集院さんは「前に副音声をやった後に、田中みな実さんが僕のラジオにゲスト出演してくれることになったんです。俺を殴りにくるのかな…って思ってたんですけど(笑)、懐の深い方でした。ちなみに、副音声もちゃんと聞いているみたいです(笑)」と田中さんとのエピソードを明かす。古市さんは「本当は僕、あゆについてもっと詳しいんです(笑)。我慢しないといくらでもしゃべっちゃうので(笑)、前回の副音声では抑えたんですけど、反響がすごくてビックリしました」と前回をふり返り、「あゆが世間で『バカじゃないか!?』って言われていた時期があるんですけど、ラジオを始めたら意外と哲学的なこととかも話していたんですよ。それでバカじゃないとわからせたのはあゆの底力ですよね。あれでファンになった人も多いんじゃないかな。今後、そういうシーンも出てくるのか楽しみですね」と今後の放送に期待を寄せた。そんな伊集院さんと古市さんの2人に加え、「このドラマが好き過ぎてYouTubeにパロディー動画を作ったんです」という塙さんも参加。作詞に苦戦中のアユが、ライバルの2人にイビられるシーンを絶賛したり、「茶化しているように見えるかもしれないけど、どハマりしています。このドラマはリモートで誰かと一緒に見ることが必要!」と視聴方法を熱く推してみたり。2人に負けない愛を炸裂させる。また塙さんは「今後の予告動画で、田中みな実さんがキスするシーン出てきますよね?流川翔(白濱亜嵐)と!謎過ぎて気になります。ここまでストレートに思いきり感情をぶつけてやっているドラマって『M』しかない…絶対見てほしいです」と本作をアピールしている。なお、テレビ朝日は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中断していた「M 愛すべき人がいて」を始めその他ドラマの撮影を6月1日より再開することを発表している。『「M愛すべき人がいて」コメンタリー付き第3話リミックスバージョン』は6月6日(土)23時15分~テレビ朝日系にて放送。ABEMAにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年05月31日総勢37人がリモート出演するサントリーグループのWEB動画シリーズ最新作『話そう。みんなで』篇の続編、『話そう。「佐藤健・しずちゃん(南海キャンディーズ)・古市憲寿』篇が13日、公開された。佐藤は、しずちゃんと古市氏とのリモートトークで、「パソコンの前で1日10時間くらい過ごしていますよ。朝とか夜とかの概念はないよ」と外出自粛生活を語り、「人とつながるとは何なのかとか、哲学的なことを考え出すよね」とコメント。そして、古市氏から「結婚したい欲、高まってないでしょ?」と言われると、「高まってる。だいぶ高まってるよ」と返し、「リモートだけで恋愛し出す時代が来るのかな。会わずにしゃべっているだけで満足しちゃうような」と話した。サントリーグループは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、人との接触を減らすことが求められている中、「これまでも、これからも。私たちは、つながっている。」という言葉を大切に、今できることから取り組みを開始。こんな今だからこそ「人と人が話す」その価値を改めて伝え、後押しするメッセージを発信できないかと考え、WEB動画を制作した。5月8日より「人と人が話す」大切さを感じられるWEB動画『話そう。』篇、『話そう。』シリーズを公開し、12日より最新作として、天海祐希、石原さとみ、香取慎吾、堺雅人、佐藤健、出川哲朗、吉高由里子ら総勢37人が総出演する『話そう。みんなで』 篇を公開。そして13日に、続編『話そう。「佐藤健・しずちゃん(南海キャンディーズ)・古市憲寿』篇が公開された。
2020年05月13日歌姫・浜崎あゆみが誕生するまで、そこに秘められた出会いと別れを描いた小説を、安斉かれん×三浦翔平共演でドラマ化した「M愛すべき人がいて」。先日、本作のファンを公言する伊集院光とエイベックス通だという古市憲寿が、番組解説を行う第1話のリミックスバージョンを放送、こちらが話題になっている。2人が第1話を視聴しながら、独自の視点で解説を行った今回は、副音声で聞ける2人の解説が「共感できた!」「詳しくて理解が深まった!」などの反響を呼び、本作や“古市さん”がTwitterのトレンドに入る盛り上がりを見せた。第1話は、アユとマサが衝撃の出会いを果たし、何気ないやりとりを繰り返す中、マサから7回目の電話で「今から会おう」と誘われる…。この電話のシーンについて古市さんは「実際、浜崎あゆみさんの『appears』という曲にも歌詞に電話の回数が出てくるんです。3回目は〇〇みたいな。このシーンもその通りになっているんだと思いますね」と独自の見解を披露し、90年代当時の音楽業界の裏話や、「ベルファイン」として登場する実在したディスコ「ベルファーレ」のエピソードなどのトークも展開。一方、伊集院さんは「ひとりじゃなくて、ネット飲み会じゃないけど、繋がりながら皆で見るといいかもしれないですね」と本作の視聴方法を提案すると、古市さんは「僕、もうやりました!」と友人と共に楽しんだと明かしていた。また「ABEMA」では、この2人による新撮の独占限定コンテンツ「業界震撼の裏話トーク」を加えた特別番組も配信開始。第1話で1番好きなシーンについて古市さんは「2001年のアユが売れてからのシーン。売れてスターになってからも、マサからもらったコースターを見るアユが、健気でほんとかな?と思ってすごい好きでした」と語り、伊集院さんは「眼帯の秘書・礼香役の田中みな実さんの演技が好きで悶えますね…」と回答。そんな怪演が話題の田中みな実の魅力について「役に向き合う健気さというか。さぁ、頑張ろう!と監督の要求通りにパーフェクトにこなす姿。それがさらに香ばしくなっているんだと思いますね」と言い、「実は裏で聞いた話なのですが、田中さんは初回撮影に入る前にメイクさんに『昨日眠れなくて、ちゃんとできるか不安で・・・』と話していたらしいです」と田中さんの撮影裏エピソードも披露。これには古市さんも「馬鹿にするんじゃなくて、不安で眠れないほど、本気で挑んでたんですね!」と感銘を受けた様子。このほかにも90年代をふり返ったり、ドラマ内でのリアルな場面を語ったり、様々なテーマをもとに赤裸々トークが白熱している。なお、本作は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、撮影スケジュールに変更が生じているため、第4話の放送を当面の間、延期中。放送日は決まっていない。「【アベマ限定】#1:俺の作った虹を渡れ! リミックスver」は配信中。(cinemacafe.net)
2020年05月11日