株式会社旅館古窯(本社:山形県上山市、取締役社長:佐藤 美惠)が運営する日本の宿古窯は、新年がより良き1年になるようにとの願いを込め、9月10日(金)から「古窯・出羽三山神社 開運プレミアムおせち三段重」を販売いたします。古窯・出羽三山神社 開運プレミアムおせち三段重例年、高い満足度からリピーターが増え続けている古窯のおせち。本年はおせちを通し、「山形から元気や笑顔を届けたい」という強い想いから、50年来の親交のある出羽三山神社の協力のもと、古窯プレミアムおせちと共に出羽三山神社丑歳御縁年記念御朱印をお届けいたします。■コロナ禍の今、「山形から元気や笑顔を届けたい」という強い想い2022年のお正月も昨年に引き続き、帰省や旅行を控え、自宅で過ごす方が多いと予想されています。その中で、古窯ではコロナ禍で山形に来たくても来ることができない方に、おせちを通して山形から元気や笑顔を届けることはできないかとの想いから本年のプレミアムおせちを企画いたしました。出羽三山は山形を代表する場所であり、その信仰は山形・東北のみならず、全国へも広がっています。古来より出羽三山詣では、毎年三山をお参りした後に精進落としとして必ず出羽三山近隣の温泉に宿をとり、疲れを癒し帰路に就いたと言われています。このコロナ禍以前には、ここ古窯にも多くの出羽三山詣での人々にお出で頂きました。そんな出羽三山神社と古窯の親交は50年におよび、正月勧進の際には毎年欠かさず山伏が古窯を訪れており、古窯売店内には出羽三山神社から贈られた窯神社が祀られるほど、深い関わりを合いをもってきました。本年【丑歳】は出羽三山において、出羽三山が揃った開山成就の歳であり、丑歳にお参りを果たすと12年分のご利益を得られると伝えられています。丑歳の丑の日のみ頒布される丑歳御縁年記念御朱印は湯殿山の御神体から湧き出る御神湯からとれるおあかが使用された特別な御朱印です。今までの関係性のもと、古窯のおせちへの想いに共感をいただき、【12月31日が今年最後の丑の日でありコロナ禍で移動の自粛を余儀なくされている本年に限り】特別に出羽三山神社丑年御縁年記念御朱印を付けるという企画にご協力をいただくこととなりました。古窯・古窯女将は、丑歳御縁年に出羽三山を訪れたくても訪れることができない方々を憂い、女将自身が皆様の代わりに御朱印をお受けし、おせちと共にお届けすることで、山形の自然のパワーを全国へお届け致します。今年だからこそ実現した開運おせちをぜひお召し上がりください。出羽三山神社■出羽三山神社からのメッセージ出羽三山神社と古窯・古窯女将との50年の歩みの中で親交を深め、古窯が出羽三山神社の御分社的存在であるという事、それ故にこのコロナ禍において困難なるこの時、おせちに御朱印をお付けするという事業を当社宮司が特別に許可いたしました。御神体のおしるしが使用されているため、この記念御朱印には出羽三山の御神気が籠っています。お受け取りいただいた後は大切に保管いただき、コロナ禍が終息した後には、出羽三山神社に是非ご参拝ください。■「古窯・出羽三山神社 開運プレミアムおせち三段重」伝統が現代に薫るおもてなしの旅館、日本の宿古窯がお届けする『冷蔵』おせちです。冷凍のおせちが主流となる中、古窯は冷蔵おせちにこだわり、食材のもつ旨味を最大限に引き出しています。おせちの定番料理はもちろんのこと、山形の芋煮や玉蒟蒻田舎煮など山形独自の料理もふんだんに入れ、山形の郷土色も大切にしています。2005年に販売を開始して以降、毎年完礼。リピートをされる方が増え続けている、満足度の高いおせちです。「山形牛の香味焼き」はおせちには珍しい生のお肉に、味を付けた状態で真空パックにお詰めしています。焼くだけで旅館の味が味わえると、大変ご好評をいただいております。三の重は温かいおせちを食べていただけるようにと、全て真空パックにお詰めしているので、お正月に食べ切れなくても美味しいままの保存が可能です。盛り付けの大変な一の重と二の重は盛り付けをした状態でお届け致しますので、プロの盛り付けのまま食卓でお召し上がりいただけます。出羽三山神社 丑歳記念御朱印お品書き【全28品】<一の重>伊勢海老、牛肉八幡巻き、寒鱈柚子焼き、松笠慈姑、伊達巻き、鮑柔煮、干支大根梅人参、紅蒲鉾、白蒲鉾、日の出生姜、筍旨煮、花弁百合根、牛蒡旨煮、千社糖西京漬け玉蒟蒻田舎煮、うこぎ麩オランダ煮、手毬麩、合鴨ロースト<二の重>黒豆、干し柿なます、イクラ、鰊旨煮、栗金団、数の子<三の重>山形牛香味焼き(真空)、鮭の昆布巻き(真空)、山形名物芋煮(真空)■販売概要・【販売台数】限定500台・【予約期間】2021年9月10日(金)~12月24日(金)限定数に達し次第、受付終了・【販売価格】31,500円(送料・消費税込)・【お届け日】2021年12月31日・【目安人数】4~5人前・【同梱内容】出羽三山神社丑歳御縁年記念御朱印(令和3年12月31日の日付)寿箸5膳、お屠蘇・【重箱寸法】三段重縦19.5cm×横19.5cm×高さ15cm(外寸)・【賞費期限】2022年1月2日(要冷蔵)・【注文方法】日本の宿古窯公式オンラインショップより ・【商品紹介】YouTube KOYO Group Channel【公式】 ■日本の宿古窯について山形・かみのやま温泉 日本の宿古窯は、蔵王連峰が一望できる緑豊かな高台に佇む、136室の客室を持つ大型旅館です。日本古来の歳時記や山形の里山の季節感を大切に、心を込めたおもてなしでお客様をお迎えしております。みちのく最上級の「旨い」が揃う古窯のお料理は、山形の素材を知り付くした料理人が仕立てる、こだわりのお料理です。■日本の宿古窯の概要施設名 : 日本の宿古窯(にほんのやど こよう)所在地 : 山形県上山市葉山5-20公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月10日忘れかけていた日本の原風景に出会えるレストランJR武蔵野線と埼玉高速鉄道東川口駅から歩くこと約10分。今どきの一戸建てが立ち並ぶ住宅街の一角に一軒の日本家屋が佇んでいた。石塀にぐるりと囲まれたその様は屋敷風。ここだけ時計の針が止まっているかのような懐かしさに溢れている。門から中をのぞき込むと、窓辺には簾がかかり、庭先には昔ながらの日本家屋でおなじみの縁側が見えた。築60年の古民家を利用した【Restaurant KAM】飛び石を渡って建物に近づくと、左手には菜園。ちょうど盛夏の始まりで、様々な種類のトマトをはじめ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどなど、驚くほどたくさんの野菜が実り、あたり一面に青々しさが漂っていた。懐かしい香りだ。子供の頃、田舎の祖父母の家を訪ねたときの記憶が蘇るよう。そんなことを想いながらぼんやりと玄関に佇んでいると、中から一人の男性が姿を現した。【Restaurant KAM】のシェフ、本岡将さんである。【Restaurant KAM】のシェフ、本岡将さん。管理栄養士だった祖母の影響で料理が好きになったという本岡さんと言えば、23歳の若さで静岡県を代表するフレンチレストラン「レストランビオス」の料理長に抜擢され、2018年には新時代の若き才能を発掘する料理コンペティション「RED U-35」において最年少で準グランプリに輝いた実力派だ。なぜ、独立の地として東川口を選んだのだろう。東京で店をやろうとは思わなかったのだろうか。そんな素朴な質問を投げかけてみると、ご本人からはこんな答えが返ってきた。「もともと静岡の里山にいたからか、東京で店をやろうという気はまるでありませんでした。それに独立するなら、【レストランビオス】のときのようにできるだけ自分で育てた野菜やハーブを料理に使いたいと思っていたのです。それで、造園業を営んでいた家族が所有するこの日本家屋を活用することにしました」2021年4月29日の創業から数ヶ月しか経っていないが、庭の自家菜園はご覧の通りの充実ぶりその自家菜園をつぶさに案内してもらうと、トマトだけでもさまざまな品種が食べ頃を迎えていた。優に7種類はあるだろうか。「これをお客様が来る直前に収穫し、もぎたてならではの野菜の力強さを味わっていただくお料理を提供しています」(本岡シェフ)。都会で暮らす者にとっては得難い贅沢。料理への期待がさらに高まった。自家菜園で育てられた野菜たち。どれもこれもつやつやで、ヘタは針のように固い。まさしく生命力に溢れている畑と厨房の近さが実現するパワフルな料理に心酔【Restaurant KAM】では玄関で靴を脱いで、中に上がり込む。誰かの家に招かれたような感覚で奥へ歩みを進めると、そこにはいかにも寛いで過ごせそうなダイニングが設けられていた。お客様ひとりひとりに目が届くようにと、テーブルは2卓のみに絞られている椅子を置いても圧迫された感じのない高い天井や、欄間に配された美しい組子細工、英国製のアンティークのテーブル。異質なものが違和感なく融合し、温かみのある雰囲気を演出している。そして、窓の外の緑あふれる菜園が目にやさしく、心をほどいてくれる。肝心のお料理は、昼も夜も約7皿で構成されるコース1本のみ。一皿目には、例の「ゲストが来る直前に目の前の自家菜園から摘み取ったトマトで仕立てる」という前菜が運ばれてきた。この日は、フルティカ、アイコ、プチプヨ、プヨマル、ロッソナポリタン、ゼブラトマトを使った一皿いい香りだ。トマトの青々しさとアロマティカスの爽やかで甘い香りのハーモニーが心地よい。バニラヴィネガーのソースや、オレンジの皮の香りを移したエクストラバージンオリーブオイル、モッツァレラのクリームで味わいの変化も楽しめる。「その日やって来る客を想像し、どうすれば一番喜んでもらえるかを考えるのが至福の時間なんです」と本岡シェフは語ったが、東京から訪ねた筆者にはドンピシャだった。そして、お次は【レストランビオス】時代を知る人にとって懐かしい一皿であろう、本岡シェフのスペシャリテ「自家製リコッタ」の登場。ガラス製のクロッシュを取ると、ヒッコリーの燻香がふわりと鼻をかすめる上には薄いメレンゲ。中にはエクストラバージンオリーブオイル。聞けば、チーズの濃度は、夏はさっぱり、冬はこっくりと季節によってアレンジするとのこと。スモーキーな香りとミルキーな味わいの調和が見事であった。アルコール派も驚くほど満足感のあるノンアルコールペアリングチーズとくればワインが予定調和だが、【Restaurant KAM】に来たらぜひノンアルコールペアリングを試してほしい。この日、二皿目の「自家製リコッタ」に合わせて供されたのは庭で採れた柑橘の皮を2日間かけて煮出し、黒胡椒とジュニパーベリーの香りを纏わせたドリンク。さっぱりと仕上げられたチーズとの相性は上々で、アルコール派の筆者にとっては新鮮な発見だった。このノンアルコールドリンクを作り出すのは田代圭佑さん。ローカルファーストを標榜して食通に愛される一軒家レストラン【Maruta】出身で、本岡シェフとは幼なじみの間柄。聞けば、二十歳ぐらいの頃から「いつか二人で店をやろう」と話していたという。【Restaurant KAM】のサービスを担当する田代圭佑さん「せっかく自家菜園があるので、それを生かしてドリンクを提供できないだろうかと考えたとき、フルーツや野菜を発酵させてノンアルコールドリンクを作ることを思いつきました。スパイスや出汁、醤油を使うこともあります」(田代さん)。田代さんが見せてくれた発酵ドリンクの一例。左からみかん×山ふじ、ヤマモモ、グリーンキウイ×山の花既成概念にとらわれず、自由な発想で素材が組み合わされたものもあり、新鮮な驚きにふれている。かと言って、奇を衒っているようには感じられない。どれもこれも料理にきちんと寄り添ったものばかりだ。それはプロフェッショナルの仕事であると同時に、互いの繊細な感性を熟知した幼なじみコンビだからこそ実現できることなのかもしれない。畑で採れた野菜のサラダにはハイビスカスを使ったドリンクをペアリング。この後、料理は魚料理、肉料理、デセール、ミニャルディーズと続くなお、【Restaurant KAM】のKAMとは、それぞれの名前のKeisukeとMasashiの頭文字をAndで繋いだもの。2人の目が届く範囲でできることを着実にこなしてお客様に満足してもらいたいからと、1日のゲストは最大8名程度。予約は電話のみで受けている。息がぴったり合った1993年生まれの幼なじみコンビ、田代圭佑さん(左)と本岡将さん(右)「どんな店に育てていきたいか?」という問いかけに対して本岡シェフはこう言った。「先のことはあまり考えません。とにかく目の前にあるひとつひとつの出会いを大切にすること。そのためにはけして欲張らず、身の丈を知ってお客様に向き合うことだと思います」。【Restaurant KAM】で実践されているのは極めてシンプルなことだ。つまり、自分たちが丹精込めて育てた食材を、食べる人が喜ぶようにと思案しながら料理に仕立てるのは、かつては誰もが当たり前のように行っていたことだが、今やそれが難しくなり、複雑になっている。高い理想論を掲げるのではなく、地に足を付け、足元を固めて進んでいこうとする二人は、とても爽やかで清々しい。帰路につきながらやさしい気持ちに包まれたのはだからなのだと合点がいった。RESTAURANTKAM【エリア】川口【ジャンル】イノベーティブ・フュージョン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15000円【アクセス】東川口駅 徒歩8分
2021年08月14日2021年6月24日付にて、YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』では、とんねるずの石橋貴明さんと古坂大魔王さんとの対面動画を配信中です。この企画は、2021年5月、カンニングの竹山さんが、芸人業界の中で最も『とんねるず愛』のある芸人として古坂さんを推薦したことがきっかけ。竹山さんと事前打ち合わせを済ませ、タカさんは、いよいよ古坂さんと対面することになりました。この対面動画には前半と後半があり、前半は、楽屋でのスリーショット・トークの様子を、後半は対面後に行われた『とんねるず愛検証クイズ大会』を収録したもの。対面後、『とんねるず愛』が強いという古坂さんが、どれほどくわしいのかを検証するためにクイズ大会へと流れたようです。ちなみに、クイズの作成者は、タカさん本人。古坂さんの地元である青森県では、放送されない『とんねるず』出演のテレビ番組やラジオ番組もあったようで、古坂さんも、前半の動画で『とんねるず』にくわしいというよりは『愛』が強いことをアピールしていました。このクイズ大会、結果はいかに…早速、動画をご覧ください。なんと、古坂さんがほとんど『不正解』という、まさかの展開。タカさんの顔色をうかがいながら必死にいいわけしていましたが、落ち込んで『しょんぼり』した古坂さんには、思わず同情してしまいました。そんな古坂さんを必死にフォローする竹山さんが、なんとかクイズを先に進めていましたが、果たして古坂さんの『とんねるず愛』は本物なのでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年07月26日アメリカのジョージア州にあるダルトン市消防署に、市民から助けを求める電話がかかってきました。消防隊員の仕事は火災の消火だけではありません。誰かが困っていたら、彼らはすぐに駆け付けてくれます。ところが今回の依頼は、ダルトン市消防署でも滅多にないものだったそう。それは…「家に入って来たアライグマを追い出してほしい」というもの!アメリカでは、野生のアライグマが住宅地に現れるのは珍しくありません。見た目はかわいいですが、アライグマは気性が荒く、狂暴といわれています。むやみに近付くのは危険なのです。困っている市民を助けるために現場に向かった消防隊員は、アライグマを捕まえることに成功。その直後に撮られた写真がこちらです。You never know what the day is going to hold when you show up for your shift as a firefighter. Sure, there may be the...Posted by City of Dalton Fire Department on Wednesday, July 14, 2021You never know what the day is going to hold when you show up for your shift as a firefighter. Sure, there may be the...Posted by City of Dalton Fire Department on Wednesday, July 14, 2021「あちゃー、捕まっちゃった!」まるでそういっているかのように、恥ずかしそうに顔を隠すアライグマ!この写真を見た人たちは大笑い。たくさんのコメントが寄せられています。・これ以上いいポーズはないよね。・めちゃくちゃ恥ずかしがっているみたいで、かわいい!・写真が苦手な照れ屋さんかな?ダルトン市消防署は投稿で、「私たちは、このアライグマが帰り道を見つけるのを手伝ってほしいと呼ばれました。ご覧の通り、彼はそれが恥ずかしかったみたいですが、恥ずかしがることはありません。私たちはみんな、時に助けの手を必要としますからね」とつづっています。なお、アライグマはこの後、安全な場所まで連れて行かれ、野生に帰されたということです。きっとアライグマは食べ物を探しているうちに、家の中まで入ってしまったのでしょう。勝手に人の家に入ることはダメですが、こんなにかわいいポーズをとられたら笑って許してあげたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2021年07月21日火曜メインパーソナリティを務める朝の情報番組『ZIP!』や自身のYouTubeでも、釣りにDIY、キャンプにと趣味全開。ついには趣味のための基地として古民家を購入。その一軒家を自身でリノベーションし、趣味を思う存分に楽しむ番組までスタート。本業は三代目のパフォーマーのはずですが…、山下健二郎さん、一体、どこを目指しているんですか?――もはや趣味が趣味の域を超えてきていますよね。山下:(笑)。自分の軸はアーティスト活動ですけれど、人生一回きりなんで、決めつけずにいろんなことをやっていこうという考えなんです。自分の中で熱量が高いものを掘り下げていくってことをずっと続けてきて、ダンスもそのひとつ。好きでやっていたら仕事になって、いまに至るわけですし。――WOWOWの『山下健二郎、古民家に住まう』では、配管などを除き、ほとんどご自身でやられていて驚きます。この間は、ユニットバスまで設置されていて…。山下:もともと古民家を買おうと考えていたところに番組のお話をいただいたんです。これはDIYに限ったことではないですが、発信側としてその世界に飛び込むのであれば、それなりの知識を身につけないとダメだと思っています。だからプロのかたと一緒に作業しながら学んでいくスタンスでいます。――いま、古民家はどのへんまで進んでいるんでしょうか。山下:番組はまだ途中段階ですが、家に関してはほぼほぼ終わっています。ここからは家具だったりバーベキュー台やピザ窯作りに着手していこうと思っています。――そもそもDIYは何がきっかけで始められたんですか?山下:もともと陶芸家の家系で、家にろくろとか焼き物がいっぱいありました。陶芸にはまったく興味なかったですが、ちっちゃい時からモノづくりは好きでしたね。――その頃はどういうものを?山下:プラモデルとかラジコンとかの延長ですよね。夏休みの自由研究で自動販売機型の貯金箱とか、モーターで動く船を作ったり。美術で、正方形の板をくりぬいて作った動物のパズルで金賞をもらったり。そこから大人になるにつれ、自分の身の回りのものを作るようになって、徐々に技術が上がっていった感じです。もともとオタク気質というか凝り性なんですよね。――それは番組を見てて感じます。山下:ただ、熱しやすく冷めやすいところもあって、これまでいろんなことをやってはやめてるんですよ。最近だとNAOTOさんに勧められたゴルフが…(苦笑)。楽器も何度かチャレンジしていて、そのなかで続いているのが釣りやDIY、スニーカーなんです。釣りは子供の時に始めたんですが、最初の1年間ずっと釣れなかったんです。どうやったら釣れるかを必死に研究して、初めて魚がかかった時は嬉しくて。その時の感覚は、いまでも変わらないです。――1年も釣れなかったのに、やめなかったのはなぜですか?山下:単純に負けず嫌いもあるし、自分は釣れないのに周りの友達が釣れているのはなんでだろうって考える時間も好きだったんですよね。当時バス釣りがブームで、いろんなレクチャー番組があって、見たら試したくなるという連鎖で…。――教室には通わないんですか?山下:釣りもDIYもキャンプも、全部独学なんです。誰かに教えてもらったのはダンスくらいで。遠回りしてるかもしれないですけど、その過程も楽しいんで。――失敗することもありますよね。山下:それもいいんです。失敗するからこそ成功した時が余計に嬉しいじゃないですか。釣りなんて、この間はあんなに釣れてたのに、同じ装備で同じことをやっても水の状態とか天気の状況とかで全然釣れないことがある。そういう自然と戦ってる感じも面白いです。――でもモノづくりだと、失敗に気づいた瞬間、それまでの手間や時間が無駄になる徒労感とか…。山下:それはしょっちゅうですよ。でも僕は、失敗に気づいてからどうリカバリーするかを考えるのも楽しいんです。どうしようもない時は、イチからやり直しますけれど。――落ち込みません?山下:落ち込みます。一匹も釣れないと、「こんな湖、二度と来るか!」って思いますけど、しばらくすると、「次はイケるんじゃないか」って気持ちが自然と湧いてくる。プロが釣ったあのルアーなら俺も釣れるはずだって思っちゃったり。山下さん自ら購入した一戸建ての古民家を、プロの指導の元でリノベーションしていく過程を追うドキュメントバラエティ『山下健二郎、古民家に住まう』は、WOWOWにて放送中。公式YouTube「YAMASHITA BASE」では改造の過程を配信するほか、釣りやスニーカー、DIYなど、その多彩な趣味の世界を垣間見ることができる。やました・けんじろう1985年5月24日生まれ、京都府出身。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEパフォーマー。朝の情報番組『ZIP!』(日テレ系・5:50~)に火曜メインパーソナリティとしてレギュラー出演中。現在、三代目のニューシングル『100 SEASONS/TONIGHT』が好評発売中。ジャケット¥52,800(ディーゼル/ディーゼル ジャパン TEL:0120・55・1978)カットソー¥8,580(サミット)パンツ¥36,080(スビ) 共にヌビアン原宿 TEL:03・6447・0207シューズ¥33,000(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン TEL:03・6746・4860)※『anan』2021年7月21日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・中瀬拓外ヘア&メイク・下川真矢インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月16日展覧会「細見古香庵生誕120年記念 美の境地」が、京都の細見美術館にて2021年8月24日(火)から10月17日(日)まで開催される。細見コレクションの礎を築いた初代古香庵「細見古香庵生誕120年記念 美の境地」は、細見コレクションの礎を築いた初代細見古香庵こと、細見良の生誕120年を記念した展覧会だ。毛織物業で財を成した初代細見古香庵は、美術品への熱き想いをもって、宗教絵画や和鏡・密教法具などの金工品、茶の湯釜、根来、七宝、土器など多岐にわたる美術品を蒐集。研究者に教えを乞いながら鍛えた審美眼によって、晩年は優れたコレクションの形成に没頭した。初代細見古香庵は蒐集品を茶会やもてなしの場において活用し、独自の境地を展開。この精神は二代古香庵や、コレクションを所蔵する細見美術館の展示スタイルにも影響を与えている。仏教絵画や屏風など厳選した美術品を紹介「細見古香庵生誕120年記念 美の境地」では、そんな初代細見古香庵のコレクションから選りすぐりの美術品を紹介。仏教絵画や屏風、研究にもいそしんだ茶の湯釜など、初代細見古香庵が生涯をかけて追い求めた蒐集品を紹介する。「世界最高の美術品は日本の藤原時代の仏画である」という信念のもとで初代細見古香庵が出会った平安時代の重要文化財「愛染明王像」は、現存最古の愛染明王像を描いた仏教絵画。陰影を生かして描かれた体つきや、金銀を用いた装身具や光背、ぼかしを効果的に用いた表現などによる、存在感のある佇まいが魅力だ。また、初代細見古香庵が強い憧れを抱いていた豊臣秀吉を描く重要文化財「豊公吉野花見図屛風」も登場。満開の桜が咲く奈良の吉野山で太閤・豊臣秀吉率いる5,000人にも及ぶ一行が花見をする様子が描かれている。左隻の中央辺りには、今も現存する金峯山寺の本堂、蔵王堂が存在感を放っている。【詳細】細見古香庵生誕120年記念 美の境地会期:2021年8月24日(火)~10月17日(日)会場:細見美術館住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)入館料:一般 1,300円、学生 1,000円※状況により、止むを得ず会期・ 営業日時等を変更する場合あり。詳しくは、公式ホームページを確認。【問い合わせ先】TEL:075-752-5555(代)
2021年07月04日書籍『京都 古民家カフェ日和』が、2021年4月16日(金)より発売される。「古民家」をテーマにした初の京都カフェ案内書“古民家”をテーマにした京都カフェの案内書が誕生。書籍『京都 古民家カフェ日和』では、43軒ものおすすめの古民家カフェを第6章までテーマを設けて紹介する。特集されるのは、築50年以上の建物を転用・再生したカフェ。かつてお茶屋さん、銭湯、旅館などとして利用されてきた建物を再構築したカフェや、築250年にもなる茅葺屋根の家から昭和住宅を利用した和カフェまで、さまざまな店舗にフォーカスを当てる。著者の川口葉子が1店舗ずつ丁寧に取材を重ね、こだわりの珈琲やスイーツなど、カフェで味わえるメニューなどもあわせて紹介する。例えば、大正元年に借家として建てられた古民家カフェ「aotake」のページでは、店内で味わえるお茶セットに加えて、カフェの改修作業に関するエピソードも特集。「お茶の香りを聞く」「旅人の記憶」「甘い歳時記」など、各章のテーマ設定もユニークで、まるで京都を街歩きしている気分で楽しく読書できそうだ。【詳細】書籍『京都 古民家カフェ日和』1,650円(税込)発売日:2021年4月16日(金)※一部書店により発売日が異なる。発行・発売:株式会社世界文化社
2021年04月19日株式会社中川住研(所在地:京都府亀岡市、代表取締役:中川克之)は、空き古民家のCtoCマッチングサイト「古民家Bank」の英語版を立ち上げ、海外移築売買を2021年1月20日(水)より開始いたしました。年々深刻化する地方の空き家問題解決のためのソーシャル事業の一環として、2020年11月に開始した「古民家Bank」は日本国内が対象でした。今回始める「古民家Bank」英語版では、ご登録いただいた古民家情報が自動で英語版にも公開され、まずは米国への移築売買が可能となります(※)。今後順次、中東、欧州といった世界への発信を拡大予定です。(※)物件は現時点では京都府下限定。サイトは一部運営の翻訳等が入ります。「古民家Bank」英語版へ「古民家Bank」日本語版へ海外移築で古民家を再生。地域の空き家問題解決と伝統技術継承の新たな糸口に日本の古民家には素晴らしい伝統技術が使われているにもかかわらず、残念ながら多くが解体、廃棄されています。特に山間部には、立地上の問題で国内売却が難しく、また、長年放置されたために安価にしか売れない古民家が多数存在します。古民家には特徴的な欄間や建具、大変良質な古材が使用されていることも多く、建築方法の価値からも朽ち果てるのはもったいない状況です。そこで、海外に移築し再生させると共に、新たな販路を提供することで地域の空き家問題解決を目指します。当社は、2015年から海外移築に関するマーケティング調査を継続的に実施してきました。その中で、2018年に行ったサンフランシスコでのフィールドワークから、富裕層を中心に日本の伝統文化である古民家への需要が存在することを確認しました。しかし、現地に出回るものは模倣品が多いという実態もあり、需要はあるのに「本物の日本文化」が流通していません。通常、海外移築には、輸出の専門知識、言語問題、各種国家間のリーガルチェック、海外現地の建築環境把握、海外現地の日本建築可能な人材の確保、海外でのマーケティング技術、海外富裕層顧客の集客等の問題があります。手間・時間・協力人の観点から事業として成功するためのハードルが非常に高いものでしたが、上記の各分野で当社は協力者たちとアライアンスを既に結んでおり、継続的な事業として古民家の海外移築売買を促進し、「本物の日本文化」を現地に流通させてまいります。また、古民家再生に携わる日本伝統建築の伝統技術職人も近年激減しており、職人の後進育成も難しい状況で、の伝統技術が失われつつあります。米国では伝統技術職人の1日当りの人件費相場が日本の3~4倍ということを含め、古民家の海外販路を拡大し古民家再生件数を増やしていくことが伝統技術の継承にも繋がると考えています。<掲載古民家例>【古民家Bank」概要】英語版へ日本語版へ売りたい・買いたい方は無料会員登録が必要ですが、登録料・会費などの料金は一切かかりませんのでご安心下さい。古民家再生事業~ 古民家を100年後の未来に引き渡すという使命 ~『古民家』とは、江戸・明治・大正・昭和時代に建築された歴史的建築物と私どもは捉えています。ヨーロッパなどでは古い家を改修し、内装をリノベーションながら住み続ける文化があります。しかし、日本は比較的、新築戸建てを好む傾向があり、古民家という日本の伝統的建物が失われているように感じています。そこでは当社は、日本が誇る職人技の作品とも言える技術で、古民家を再生することで新たな価値を生み出す活動を開始。本サイトを通じて集まった物件は、①古民家売買②古民家再生③古民家活用(スペースレンタルなど)④古民家海外移築⑤古民家ワーケーション⑥古民家ゲストハウスへ繋げることで、売買のみで完結するのではない他社システムとの区別化を図っています。現在、ビジネスとして古民家海外移築をしている会社は国内にはほぼ存在しないため、海外移築の先駆けとなります。私どもはこの先100年後も残り続ける歴史的建築物を再生する、この古民家再生事業に邁進して参りたいと思います。【会社概要】会社名:株式会社中川住研所在地:京都府亀岡市千代川町千原二丁目8番24号設立:平成2年5月代表取締役:中川克之事業内容:宅地建物取引業全般(売土地・賃貸・新築・中古一戸建・売買マンション・一棟収益物件)の提案/古民家の買い取り仲介リフォーム全般・古民家を中心としたソーシャル事業「古民家Bank」運営【お客様からのお問い合わせ先】株式会社中川住研(担当:坂東)TEL:0771-25-7110(平日:9時~17時)E-mail:info@nakagawa-juken.com株式会社中川住研 HPへ企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年02月07日女優の川栄李奈、モデルの“めるる”こと生見愛瑠、俳優の高野洸、タレントの古坂大魔王が2日、都内で行われた『ぷよぷよテトリス2』CM発表会に出席した。12月10日に発売される『ぷよぷよテトリス2』は、「ぷよぷよ」と「テトリス」がコラボした人気アクションパズルゲームの第2弾。CM発表会では、イメージキャラクター“ぷよテトパーティーメンバー”に就任した4人が出演するCM映像や、古坂が歌うテーマソングをお披露目された。4人ともエイベックスに所属し、顔なじみのメンバーでのCM共演。撮影は和気あいあいと楽しかったようで、高野は「この3人でできて幸せだなと思います」と喜び、古坂も「ただ笑っていて、すごく楽しかったです」と振り返った。そして、川栄は「家にいる感じで、すごくリラックスして楽しめましたし、古坂さんが笑わせてくれて楽しかったです」と語り、生見は「学校みたいな感じで楽しかったです」と表現した。また、『ぷよテト』といえば“つなげる”ということから、「来年つないでいきたいこと」をそれぞれ発表。生見は「はっぴーsu」と答え、おなじみの“はっぴーす”を笑顔全開で披露し、「“はっぴーす”をつなげていきたい。みなさんも絶対“はっぴーす”やったらハッピーになれると思うので、ぜひやってみてください!」と呼びかけた。川栄は「元気で!!」と記し、「健康が一番だなって本当に最近思いまして。みんなが元気でいたらそれでいいなと思います」と説明。「“はっぴーす”とか素敵だと思います。明るくみんなを元気にさせてくれる」と生見を称えた。古坂は、川栄の回答に、「元気をつなぐってどういうこと!?」などとツッコミ。さらに、「女優になったから皆さん忘れていますけど、もともとめるると変わらないですから。出どころは一緒ですから」と、おバカキャラだった過去をいじって笑いを誘った。サンタクロースへのお願いごとを聞かれると、古坂は「70年代物のミル・マスカラスの試合用マスク(マルティネス製)」と答え、川栄は「可愛いマスク」と回答。“マスク”かぶりに、古坂は「同じじゃん!」とうれしそうにしていたが、川栄は「違う!」と即否定した。
2020年12月02日ルメール(LEMAIRE)が、東京・表参道に2021年3月31日(水)まで期間限定ショップをオープン。同時に2020-21年秋冬コレクションの発売をスタートする。ルメールの限定ショップが表参道にルメールが、フランス・パリに続き、東京・表参道に実店舗を期間限定でオープン。ルメールのコレクションに実際に触れることができる特別な空間は、“空き物件”を利用してユニークな空間を作り出すSKWATがデザインを担当した。古民家の廃材を再利用したユニーク空間内装には、築100年の古民家の廃材を再利用し、寺や神社などの宗教建築に用いられる“木組み”という伝統技法を使ってデザイン。什器にも同様に、古民家の廃材を再利用して、温かみのある空間を作り出した。アートブックストアも併設ショップでは、メンズとウィメンズのコレクションを展開。さらに、限定ストアの上には、アートブック・ディストリビューター「トゥエルブブックス(twelvebooks)」が手掛けるブックストアを設置した。さらにギャラリースペースも設け、都心にいながら、リラックスした雰囲気でファッション、アートを体感できるスペースとなっている。【詳細】ルメール 期間限定ストアオープン期間:2020年10月1日(木)~2021年3月31日(水)営業時間:火〜日曜日 12:00~19:00住所:東京都港区南青山5-3-2TEL:03-6384-0237
2020年10月08日“泊まれる醤油蔵”古民家ホテル「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」が、奈良・田原本町に2020年8月29日(土)オープン。奈良最古の醤油蔵に泊まる「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」奈良最古の醤油蔵を再構築した宿泊施設「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」が誕生。70年前に一度閉業したマルト醬油が、築130~140年の蔵の一部を改修し、古民家ホテルとしてオープンする。屋敷全体は、奈良固有の大和棟造りの名残を残す佇まい。客室には、醤油蔵元の使われ方に着想を得た家具や装飾を施しており、かつてこの蔵に住み込みで働いていた蔵人たちの生活をいたるところで感じられる。部屋名にも、醤油づくりや蔵の歴史にちなんだ「糀」「府庫」などユニークな名前を採用した。丁寧に手入れされた庭には、七福神の飾り瓦や春日灯篭などを飾って“和”の雰囲気で来客をもてなしてくれる。食事をする奥の間からは美しい景色を眺めることができ、緑あふれる空間で朝食を味わうことができる。醤油づくりに新たに挑戦古民家ホテル「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」のオープンにあわせて、伝統の古文書を読み解き、醤油づくりに新たに挑戦。地元原材料と天然醸造製法にこだわったマルト醤油は、約2年かけてじっくりと熟成させ、2022年よりマルト醤油を使った食事メニューが提供される予定だ。遺跡、神社仏閣を巡る街歩きも「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」の周辺は、重要文化財や遺跡、神社仏閣が多く存在するエリア。日本最古とされる⼤神神社の別宮・村屋神社や、国史跡唐古・鍵遺跡など観光スポットが揃っているので、宿泊時には足を延ばして、ぜひ周辺エリアの街歩きも楽しんで欲しい。【詳細】「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」オープン日:2020年8月29日(土)住所:奈良県磯城郡田原本町大字伊与戸170標準的な部屋設備:ヒノキ風呂・レインシャワー、温水洗浄トイレ、冷暖房完備(全室床暖房有)インターネット:無料Wi-Fi【予約・問い合わせ先】TEL:0744-32-2064
2020年08月28日withコロナ時代に合わせたマイクロツーリズムを提案古民家再生による地方創生を手掛ける株式会社EDGEが、山梨県小菅村との共同事業として「NIPPONIA 小菅 源流の村」の第2期プロジェクトとなる「崖の家」を2020年8月7日に開業します。「NIPPONIA 小菅 源流の村」は「700人の村がひとつのホテルに。」がコンセプトの分散型ホテル。2019年8月にオープンした第1期プロジェクト「大家」では、築150年超の邸宅「細川邸」を改修し客室4室とレストラン(22席)として営業しています。客室が地域内に分散している上に、都心部から車で約2時間の場所にあるため3密を回避できるマイクロツーリズム(都市近郊への観光)に最適の場所として注目を集めています。全室マウントビュー。アイランドキッチン完備今回開業する「崖の家」は、小菅村の特徴的な地形である急峻な崖に張り出すように立っていた2棟の古民家をリノベーション。キッチン・トイレ・バスルームを完備した2階建てのコテージとなっています。すべての部屋からは、一切の人工物に邪魔されない唯一無二のマウントビューを望むことが可能。東山魁夷の代表作「緑響く」を連想させるとの評もある四季よって変化する景観を存分に楽しめます。チェックイン・チェックアウト・食事は客室で可能なため他の利用客との接する心配なし。自炊スタイルのコテージなので、とれたての野菜や魚をアイランドキッチンで調理して食べることが可能です。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社EDGEのプレスリリース/PR TIMES※NIPPONIA 小菅 源流の村
2020年07月26日コンセプトは台湾に住むアメリカ人『toolbox』で住宅やオフィスの内装設計施工を担当している渋谷南人さんと、きもののスタイリング/着付けの『kifkif』の大川枝里子さんのお宅は、築60年ほどの約90㎡の一軒家。「この家は、基本自由に改装してもよいという、願ってもない条件でした。まず天井、壁を全て白くペイント、リビングの床をフローリングに、ダイニングキッチンはコルクの床を貼りました。間取りは特に変えていません。改装費用は出来る限りかけたくなかったので、会社や職人さんから捨ててしまうような端材をもらい、仕事に行く前や土日の合間の時間を使ってDIYでコツコツ進めました」この家のコンセプトは、”台湾に住むアメリカ人の部屋”なのだとか。「もともと二人とも手持ちの家具や雑貨が多く、私はアメリカやヨーロッパの古いものが好きなのですが、妻は昭和を中心とした和の雰囲気のものを集めていて、かつリビングのすぐ隣には和室もある。全てを強引にMIXさせようとした結果、そうだ、台湾に住んでるアメリカ人風というコンセプトで行こうと(笑)。和室の入り口の枠全体を朱色に塗ってバランスを取ったり、古い紹興酒の壺を置いてみたり、全体的に改装費用はかけられなかったのですが、せめて空間にしっかりテーマ性は持たせたいと思いました」壁と天井は白にペイント。梁はそのまま残した。渋谷さんが指を指している部分の棚受けは、なんと、macの梱包材(段ボールの中でモニターが動かないように支えている部分)なのだとか!「とても頑丈ですし、おもしろい形なのでなにかに使えないかなと考えていて、ひらめいたのが奥行きの浅い棚受けでした(笑)」この家の唯一のキーカラーは濃いめのグリーン。棚の中に渋谷さん好みのキッチュな小物が並ぶ。引き戸の木口を、キーカラーのグリーンに塗装する遊び心に注目!古道具屋で買ったスピーカーを縦積み。キッチンでは肉を一週間かけて仕込むことも渋谷宅には来客も多いのだとか。お客様へのおもてなしが、目下ハマりにハマっているのスモークバーベキュー。「ときには仕込みに1週間、そして12時間かけて燻製器でじっくりと焼くこともあります。庭でスモークができるのも、一軒家ならではですね。今も仕込み中の肉が小さな冷蔵庫を占領しています」ダイニングテーブルの天板は、なんとドア!脚は『toolbox』。イスはお気に入りのものをバラバラにセット。キッチンの扉にはメラミン材の裏を表にして貼った。キッチンのペンダントライトは、電球にレフ球を使うことで傘がなくてもダウンライト的に手元を明るくできる優れもの。キッチンのタイルは枝里子さんが貼ったのだそう。すごい! 「夫が外でタイルをカットしている間、私がせっせと貼っていきました。目地の幅を均一にするのがとても難しかったです」なるほど”台湾のアメリカ人”っぽい、無国籍感がキュートなキッチン。下駄箱の上は『toolbox』のフローリング材の端材を載せている。広い和室はきもののコーディネイト空間2階の2間続きの和室はあえて手を入れずにそのまま残した。水屋のある本格的な和室だ。畳の部屋は、枝里子さんがきものを広げてコーディネイトをするのにとても重宝している。「1階と2階の雰囲気をあえて変えて、違いを楽しんでいます」。きもののコーディネイトを考える際、広い和室はとてもありがたい存在なのだとか。「箪笥はたぶん中国のものだと思います。宇都宮の古道具店で買いました」床の間には、ダルマや歌舞伎のはりこ人形を並べて。2階の奥の洋室をベッドルームに。木製のカーテンレールは『toolbox』のもの。
2020年04月03日築古マンションを営む大家さんにとって「コツコツとリノベしながら経営し続けるか」「新築に建て替えるか」は悩ましい選択でしょう。東京・世田谷で大家をしているアサクラさんは、かつて建て替えを断念してリノベーションを選んだ経験があります。新築で想定される賃料と現在の賃料を比較し、「建て替えなくてよかった」と実感した体験談を話してもらいました。■ 建て替えると1億円ちかい費用がかかる私事で恐縮ですが、2020年はマンション経営を引き継いで6年目となる年であり、マンションが築52年目を迎える年でもあります。実を言いますと、マンションを引き継いだ当初、築45年を過ぎたマンションを取り壊し、新築しようと考えた時期もありました。もし新築を選んでいたとしたら、ちょうど2020年に新しいマンションが完成する予定でした。新築プランを検討し、当時住んでいた住人のみなさんに退去いただき、古いマンションを取り壊し、新しいマンションを建てる工期も含むと、それくらいの年月がかかるものなのです。予算規模もかなりの高額で、ざっくり9,000万円はかかるという見積もりでした。解体費や退去に伴う支払い金額なども含めると、1億円に届かんばかり。「そんな大金をかけて借金して、建て直しなんてする必要ないです」と税理士さんからきっぱりと言われ、新築をあきらめました。当時の資料を引っ張り出し、あらためて新築した場合に想定される賃料とリノベーション後の賃貸をくらべてみます。■ 建て替えならリノベ前の家賃から約3万アップの試算もともとうちのマンションは一室あたりの広さは約30平米。僕が引き継いだ当時、家賃はかなり下がっていました。部屋によってバラつきはありますが、大体9万円前後。リノベーション前の室内水まわりも古くインテリアもいまひとつとあって、空室が埋まらず苦労していました。リノベーション前の室内当時は「こんな古ぼけたマンションじゃ人も入らないな」と思い込んでいたので、建て替えなければダメかなと思ってしまったわけです。実際、不動産屋さんに出してもらった「新築後に想定される賃料」はグンと高くなりました。新築時の一室あたりの面積はほぼ同じ広さを想定しているので、一室あたり「約3万円アップ」する試算でした。■ 建て替えるとトータルの賃料が下がる?でも、3万円という差額には裏もありました。うちのマンションが建っている地域は「第1種低層住居専用地域」。半世紀前のルールでは3階建てが建てられたのですが、現在の法制度では2階建てしか建てられないのです。これでは建て替え後の部屋数は、これまでの3分の2に減ってしまいます。いくら一室あたりの家賃が上がっても、トータルではやや減ってしまう計算なのです。1億円近い借金を背負ってこれでは割が合わないということで、建て替えはあきらめました。結局、空室が出るたびにリノベーションしていく道を選び、5年経った現在では半分以上の部屋が新しくなりました。リノベーション後の室内幸い、新しい部屋のマンションの賃料は、僕が引き継いだ頃の賃料とくらべてグンと上がりました。■ リノベーション後の賃料は新築時の想定賃料とほぼ同じリノベーション後の部屋の賃料をごらんください。部屋によってバラつきがありますが、11万円半ば~12万円の家賃をいただくことができています。もう一度、建て替えた場合の想定賃料をごらんください。両者をくらべると、ほぼ同じ金額と言っていいでしょう。これには僕も驚きました。部屋数も含めて考えると、建て替えた場合の約1.5倍の賃料収入となる計算。築古マンションはメンテナンス費用がかさみますし、この先あと何年もつかもさだかではありませんが、それでも多額の借金を背負う新築のプレッシャーにくらべれば、はるかにマシ。うちのケースについていえば「建て替えなくてよかった」と心の底から思います。もちろん、敷地の条件によっては、今までよりも大きな建物を建てられるケースもあるでしょうし、建て替えを選んだほうがいい場合もあることは言うまでもありません。あくまで、ひとつの例としてお考えいただければと思います。リノベーション後の室内ひとつだけ胸を張って言えることは、うちのような築古マンションでも、しっかりとリノベーションすれば、新築と渡り合えるくらいの賃料がもらえるということ。「古いマンションなんて建て替えないとダメだよな」と思っている大家さんは、リノベーションという選択肢についてあらためて考えてみることをおすすめします。
2020年03月25日-- am 9:00地下鉄の安国駅から5分ほど歩いたところにある、瓦屋根の木造建築に、“onion”のロゴをあしらった家屋。韓国仁寺洞にある「カフェ オニオン(cafe onion)」は、韓国の古民家にあたる韓屋(ハノク)をリノベーションしたベーカリーカフェです。旅先での朝を幸せな気持ちにさせてくれる、焼きたてのパンの香りとエスプレッソマシンの音。店内は、テーブル席と、抹楼(マル)とよばれる板の間、韓国特有のオンドル(床暖房)で暖まった座敷が用意され、食事をしながら韓屋の伝統的な住居スタイルを体験することができます。cafe onionのパンはどれもフォトジェニック。甘いパンから、惣菜パンまで...おいしそうなパンたちが並びます。日本人も大好きなあんこやきな粉のパンも充実していました。中でも人気のパンドールは粉砂糖がたっぷりのったシフォンケーキのような食感のパン。山になった粉砂糖を崩さないようにそっとトレーに乗せて、神経を集中させながら席まで運びます。見た目より甘すぎず、ふわふわで軽い口あたりのパンドール。オーダーしたカプチーノとの相性も抜群です。 この投稿をInstagramで見るcafe onion(@cafe.onion)がシェアした投稿 - 2019年 8月月19日午後5時33分PDT cafe onionは、こちらの安国店の他、聖水店、弥阿店にもお店があります。どちらも、古いビルをリノベーションしていて、新旧が混在した新たな空間を楽しむことができます。それぞれ行く価値アリです。また、安国駅に行った際には、徒歩5分ほどのところにある美術館「アラリオミュージアム・イン・スペース(Arario Museum in Space)」にも足を運んでみては? 旧「空間」建築事務所のオフィスがリノベーションによって2014年に誕生した美術館で、建築好き必見のアートスポットになっています。伝統ある古い建物に新たな生命が吹き込まれ、誰もが楽しめる空間へと再生していく韓国の建築。めまぐるしく変わりゆく東京の街にも、懐かしさと新しさが交わうような素敵な空間が生き残っていきますように......。週末韓国トリップ! は、また不定期でレポートします。■cafe onion angukソウル特別市 鍾路区 桂洞キル 5■Arario Museum in Spaceソウル特別市 鍾路区 栗谷路 83
2020年02月25日スノーピーク(Snow Peak)は、体験型複合施設「スノーピークランドステーション京都嵐山(Snow Peak LAND STATION KYOTO ARASHIYAMA)」を、京都・嵐山に2020年8月29日(土)に開業する。スノーピークの体験型複合施設が京都・嵐山に「スノーピークランドステーション京都嵐山」をオープンするのは、神社仏閣といった歴史的建造物だけでなく、自然の美しさも見どころとされる京都・嵐山エリア。スノーピークのフィルターを通して、日本の伝統や京都の自然に出会える体験型複合施設を目指す。リノベーションした古民家にストアやカフェを展開広々とした庭園を擁する築100年の古民家をリノベーションし、ストアやカフェ「Snow Peak Cafe」をオープン。直営店では、キャンプギアやアパレルを豊富に取り揃える他、限定アイテムや地元物産品も販売する。限定アイテムとして、Tシャツやチタン先割れスプーン、スタッキングマグが登場する。「Snow Peak Cafe」では、特製ブレンドの日本茶やコーヒー、軽食などを提供。京都発の洋菓子ブランド・マールブランシュの洋菓子も用意し、気軽に飲食を楽しめるカフェを展開する。やまとの新業態店舗「やまと ツナガリギャラリー」併設さらに、着物専門店やまとの新業態店舗「やまと ツナガリギャラリー(YAMATO Tsunagari gallery) 京都嵐山店」も併設。きものと世の中との新たな“つながり”を作るプロジェクト「YAMATO TSUNAGARI Project」から生まれた初の実店舗であり、京都の町を散策できるレンタル着物プランや、モノづくりにまつわるワークショップを開催する。店頭では、スノーピークとのコラボレーションアイテムやきもの産地にて制作した小物を販売する。尚、やまとの「やまと ツナガリギャラリー」は京都嵐山に続き、9月2日(水)には福岡の大濠公園にもオープンする。宿泊プランや地元おすすめスポット巡りも加えて、建築家の隈研吾とスノーピークが共同開発した、スノーピークランドステーション京都嵐山限定仕様のモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」に宿泊する滞在プランや、京都嵐山の地元住民が推薦する、おすすめスポット巡りができる体験プラン「スノーピークゴー」も用意。庭園では今後、様々なイベントも開催予定だ。【詳細】スノーピークランドステーション京都嵐山オープン日:2020年8月29日(土)住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町7施設概要:スノーピーク店舗、カフェ、宿泊等所在地:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町TEL:075-366-8954営業時間:物販 10:00~19:00、カフェ 10:00~19:00(食事のみ18:30ラストオーダー)定休日:毎月第3水曜日敷地面積:353坪(1167.5平米)■やまと ツナガリギャラリー「日帰りレンタルプラン」申込開始日:8月27日(木) 17:00~利用開始日:8月29日(土)~申込窓口TEL:075-366-8954■スノーピークゴー申込開始日:8月27日(木) 17:00~利用開始日:8月29日(土)~申込窓口TEL:075-366-8954・「のんびり嵐山散策体験」(ランチセット) 1人 3,000円+税、2人 4,000円+税・「奥嵯峨サイクリング体験」(レンタサイクル、ランチセット、足湯) 1人 5,000円+税、2人 8,000円+税※大覚寺を参拝する場合は別途拝観料が必要
2019年12月08日チェロ・古川展生、ピアノ・妹尾武、尺八・藤原道山のスペシャルユニットKOBUDO-古武道-が、12月24日(火)、新歌舞伎座で古武道忘年会『師走の協奏曲(コンチェルト)』Vol.11~なにわ友あれクリスマス~を開催する。妹尾に新アルバムやコンサートについて話を聞いた。古武道忘年会「師走の協奏曲(コンチェルト)」Vol.11 チケット情報2017年に結成10周年を迎えた古武道。今年10月に通算8枚目となるアルバム『HORIZON』を発表した。今回、楽曲の多くを妹尾が手掛けている。「僕たちはそれぞれソリストとして活動していて、ある程度経験を積んでから出会った。“俺が俺が”と自己主張するのではなく、お互いをソリストとして生かせる曲作りを意識しています」と語る。寿司屋に飾ってあった鳥獣戯画から着想がわいた『踊る鳥獣戯画』は、動物や寿司が今にも踊り出しそうな軽快な曲。「僕の持つ和のイメージを投影したかったのと、古武道にはダンサブルな曲が少ないので、それにチャレンジしたいと思って作りました」。また、妹尾が敬愛するラフマニノフの交響曲第2番第3楽章を元にしたカバー曲『Love’s Journey』は、ジャズが心地よく響く。「僕がビル・エヴァンスなどのジャズが好きで、古武道にジャズを染み込ませたいという思いがある。また、古川はクラシックひと筋で、道山は武満徹などの現代音楽を小学生から聴いていた変わり者。たぶん、彼のような小学生はめったにいないでしょう」と笑う。ピアノとチェロの壮麗な音に包まれ、藤原の尺八はフルートやビブラフォンのようにも聞こえ、変幻自在だ。「道山は陰で血のにじむような努力をしていると思う。もちろん、僕らもそうですが。道山はいい意味で負けん気が強くて、お茶でも点てそうな姿勢の良さと立ち振る舞いから、僕は“女優”と呼んでいるんです(笑)。僕と古川はそこまで負けん気は強くなく、だらしないところを見せる時もある。でも、道山は隙がないので、その隙を演奏中やオフでつくのが楽しみなんです(笑)」という言葉から、3人の仲の良さがうかがえる。ラストの『夜明けのラプソディー』は、「未来に向かい、お客さんと盛り上がる曲を作りたかった。ゴスペルやクラシックも混じり、古武道のミックスジュース的楽曲ですね」と自信を見せる。珠玉の15曲が揃った。「一番うれしいのは、“演奏が上手ね”という感想ではなく、曲を聴いていると掃除がはかどる、ドライブが楽しい、元気が出た、お通じが良くなった(笑)などと言われること。音楽が生活の中に溶け込めることが作家冥利に尽きるんです」。新歌舞伎座での年末ライブは7回目となり恒例だが、クリスマスイブの夜は初めて。ゲストにミュージカルを中心に活躍する俳優・岡幸二郎を迎える。「クリスマスソングや新作を多めに披露し、岡さんがミュージカルの曲も歌います。音の贈り物で、みなさんが温かくなれる素敵な夜にしますので、ぜひ、来てください!」公演は12月24日(火)大阪・新歌舞伎座にて。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2019年12月04日平屋ならではの一体感に魅せられてこの鎌倉のお宅は、濵さんにとって3軒目の平屋の住まいなのだそう。1軒目が横浜市内の平屋、2軒目が鎌倉の賃貸の平屋、そしてここが3軒目。「すべてを見渡せるのが平屋の魅力です」約築60年の建物のリノベーションは建築家の宮田一彦さんにお願いした。「鎌倉の物件を探していた時にグーグルマップ上に『宮田一彦アトリエ』という案内が出てきたんです。検索するととても素敵なリノベーションを手掛けてらしたのですぐに連絡致しました。この物件の下見にも一緒に行っていただきました」約築60年の家は10cmほど傾いていたそうだがジャッキアップして直し、土台の下にコンクリートを流し込んで床下全体に土間を打ち、断熱材をしっかり入れた。底冷えのない暖かく過ごせる家にしてもらったのだそう。そして、以前のオーナーがリフォームでアルミサッシに替えたほとんどの窓を、木枠のものに交換。「6連の木枠の窓がオークションに出ていたのを見つけてリビングの窓を交換することができました。障子は新しく作っていただきました。建具も大部分をネットで見つけてます。トイレのドアは、もともとあった建具を移動して使いました」「キッチンの白いタイルは、宮田さんに昭和っぽくなりすぎるかもと心配されたのですが、おばあちゃんちのような台所を目指していたので狙い通りに仕上がりました(笑)」ひとつひとつの道具が美しい。ステンレスの天板によく似合う。リンゴ箱を重ねた棚の上に鍋敷きや鍋つかみなどを並べて。ガスコンロは壊れたらいつでも替えられるように独立型を選択。明るく眺めのいいキッチン。濵さんのお宅は目の前に一面の緑が広がり、周囲からの視線はまったく気にならない。キッチンの棚の下段はリンゴ箱にキャスターをDIYでつけた。引き出しにはプラスティックのケースも。「プラスティックは素材的に最初はどうかなと思ったのですが、使ってみるとそれほど違和感ありませんでした。左側のはFOUND MUJIで、右の棚の収納に使っているのは近くのケーキ屋さんが移転するときにいただきました」。真ん中のコールマンのクーラーボックスの中にはぬか床が!イメージは"おばあちゃんちの台所”キッチンは壁で少し囲って天井を下げ、独立した小部屋のようにした。「白い飾り気のないタイルを選んで、”おばあちゃんちの台所”を目指しました」最近はキッチンの天板とガスレンジが一体になっているものが多いが、あえて独立型を選択。”壊れても簡単に交換できる”を最優先にしたそう。「キッチンに棚を作っていただこうかとも思ったのですが、住みながら少しづつ変えていくのもいいかなと思い、リンゴ箱やワインの箱にキャスターをつけて引き出しを作って楽しんでいます」「天井ははがして状態を見てから、ラワン合板を貼ることに決めました。耐震補強のため、新しい柱や壁も追加しています」。テーブルの上のライトはイサムノグチ。正面奥が子ども部屋。本棚はリンゴ箱。「足りなくなったら同じサイズのものをいつでもネットで買い足せます」。上のロフトには漫画コーナーも。ミシンを載せたテーブルの下の柳行李には、趣味の裁縫に使う布地がぎっしり入ってるのだそう。「柳行李の収納力の高さには驚かされます」緑豊かな抜群の環境以前のオーナーが増築した部分も同時にリノベーションした。寝室や洗面バスルームは主に増築部分を使っている。洗濯物を乾かすためのドライルームも作った。「鎌倉は湿気が多いのと、僕らが共働きということもあって、洗濯物を干しながら乾かせる場所を造りたかったんです」濵さんの住まいは、道路から外階段を20段ほど上がった場所にある。緑たっぷりの庭と、庭の横の斜面も敷地の一部なのだそう。「手入れを怠るとどんどんジャングル化します(笑)。テラスにイスを出して外にいる時間が増えました。今まではアウトドア派ではなかったのですが、俄然興味が出てきました」洗面所は天窓をつけたので気持ちのいい明るさ。建具はネットオークションで。「鎌倉彫の手鏡は祖母が彫ったものです」庭で使うためのアウトドア用チェアがドラム缶の中に入っている。子ども用の小さな下駄箱がかわいい。寝室とウォークインクローゼットを仕切っているカーテンは、なんと布オムツをはいで作ったのだそう。透け感が美しい!外壁は杉無垢板の押縁仕上げと漆喰左官仕上げに。「吉村順三建築をイメージしました」。屋根はガルバリウム鋼板で葺き替えた。濵 邸設計宮田一彦(宮田一彦アトリエ)所在地神奈川県鎌倉市構造木造規模地上1階
2019年10月30日日本の風土が育む伝統食材をフレンチの技法で再構築蔵の中はワインセラーに! こだわりのラインナップが評判70年以上もの歳月と人の温もりが宿る、唯一無二の空間日本の風土が育む伝統食材をフレンチの技法で再構築大きなターミナル駅を擁する上野から、活気に満ちたアメ横でつながる御徒町、その先には国内外から多くの人が訪れる秋葉原。商業・観光の地としてにぎわうエリアの中に、周囲の喧騒が届かない一角があります。通りにはオフィスとして機能するビルばかり、そこに建つ古民家を目にしたら、「こんなところに!?」と必ずや驚くはず。堅牢な木造建築は、現存するのが奇跡と言えるほど。そんな建物を再生させたレストランが、この【KUFUKU±】です。青果問屋兼住居だった建物は、築70年を越える。看板などの装飾はせず、内装も元の姿を可能な限り残しているからりとガラス戸を引いて店に入ると、古い柱や梁はそのまま、所々に配されるのは桶や鉢など使い込まれた調度品。歳月の流れが刻まれた空間に、華やかな彩りをもたらすのは、竹中誠治シェフが手掛ける料理です。メニューリストを見れば、パテドカンパーニュやサーモンミキュイが並ぶ正統派フレンチ……と思いきや、へしこに千枚漬け、塩麹といった意外なワードが随所にある、一筋縄ではいかないラインナップ!一つ一つに適した火入れをして、素材が持つ甘みや食感を最大限に生かす。ほんのりとバターを香らせ、彩り豊かなソースを添えて。『25種類の季節野菜やハーブを使った温野菜サラダ』1,650円(税抜)聞けば竹中さんは、日本を代表する豪華客船「飛鳥Ⅱ」にシェフとして乗船し、乗客の舌を楽しませてきたのだとか。1度の航海で100日を越えることもある船上で、幅広い年代の人々を飽きさせないため、フレンチはもちろん、和食に中華、さらにクルーズで巡る世界各国のエッセンスを取り入れて料理を振舞っていたそうです。そして下船し、改めて日本を眺めたことで、いまなお継承される伝統食や風土が育む食材に着目しました。例えば、有機農法を取り入れる千葉の柴海農園を訪れ、作業を手伝い、市場に出回らない葉や花まで味わったからこそ完成した野菜の一皿。海老やホタテ、白身魚などを土佐酢とコンブチャでマリネし、千枚漬けを合わせて。旨みと酸味のバランスが心地よい。『新鮮な魚介を自家製の千枚漬けで覆った和風セビーチェ』1,480円(税抜)あるいは、日本古来の調理法「発酵」によって旨みを存分に引き出し、体に優しく仕上げたメニューも。自家製の千枚漬けに南米の代表的なメニュー「セビーチェ」を合わせた、ミックスカルチャーも楽しい!口当たりはしっとりと柔らかく、Vみ締めると力強い味わいが広がる。骨からとったダシや血はソースに、皿には角をあしらって。季節野菜とともに盛り付け、屋久島の自然を表現。『屋久鹿のロースト』3,000円(税抜)害獣として駆除されるのみだった屋久鹿は、肉はもちろん、血や骨まで取り寄せて余すことなく使い切るように。屋久島の自然を守りつつ、命を享受することについて探求したメインディッシュに。これからも、知る人ぞ知る生産者、伝えていくべき郷土料理や伝統食材を発掘していきたいという竹中シェフ。経験に裏打ちされた技術によって、新たな一品が生まれていくはず蔵の中はワインセラーに! こだわりのラインナップが評判オリジナリティが光る料理をぐっと引き立てた、お酒のペアリングも魅力の一つ。シェフソムリエの金澤善幸さんが提案するのは、ワインをはじめ日本酒、カクテルなど多岐にわたります。特にワインのセレクトは、生産量に限りがある日本のワイナリーのもの、その土地に根付く在来種のぶどうを使ったもの、世界各国の自然派ワイン等々、作り手の思いが込められたものばかり。「ドメーヌ・タカヒコ ナナツモリ」「98WINEs 穀」「ドメーヌ・マルセル・ダイス アルテンベルグ・ド・ベルクハイム グランクリュ」など希少なもの、個性豊かなものがずらり食前から食後まで金澤さんにお任せして、ゆるりとお酒を楽しむのもいいけれど、これぞという1本を相談して決めたいならば2階にあるワインセラーに案内していただけます。このセラーが一見の価値あり! 重厚な戸で守られた、蔵を改装したものなのです。大切なものを守り続けた蔵は、とっておきのワインが並ぶワインセラーに。案内してくれるのは、シェフソムリエの金澤善幸さん発酵や熟成を取り入れた竹中シェフの料理には、もちろん日本酒の相性も抜群。老舗から革新的な蔵元まで吟味して、幅広い味わいを楽しめるように揃えています。日本酒も「新政 NO.6 X-type」「仙禽 オーガニックナチュール」「而今 純米大吟醸 NABARI」「雪の茅舎 美酒の設計」といったこだわりの品揃え70年以上もの歳月と人の温もりが宿る、唯一無二の空間青果・乾物問屋兼住居であったという建物は、持ち主の親族である宮大工の手によるもの。随所にみられる贅沢な木材と高い技術は、改装工事に入った熟練の大工さんも舌を巻くほどだったとか。エントランスを入ってすぐ、厨房を囲むカウンターメインのスペースはかつて商いをしていた土間玄関の幕板には大きな一枚板、釘を一切使わない木組み、欄間に施された家紋、見えないところまでノミで仕上げた梁……。現代では再現が難しい匠の技は、ぜひ訪れて見てください!天井板を外し、開放感のある空間になった2階は、主に貸切営業時に使用。家具はオーナーが集めていたアンティーク70年以上の時を経ても、建築当時の姿をそのまま残しているのは造りの良さだけが理由ではありません。住む人がいなくなっても毎朝、戸を開けて風を通し、ぬかで柱や床を磨き上げていた大家さんのおかげ。大切に建て、大切に住み、大切に手入れをしてきたからこそ、その思いが込められた空間をできるだけ残し、今の【KUFUKU±】になりました。夕餉支度の気配が残っていそうな台所。どこか懐かしい、温もりある生活空間がそのまま客席に!そうして再生した古民家は、竹中シェフと金澤さんによる、料理とお酒の構成に大きなインスピレーションを与えているそう。この空間のように、発酵や熟成といった時間が育てたもの、作り手の温もりが感じられるもの、日本の風土に根付いたもの。それらをふんだんに取り入れた料理とお酒を味わえば、【KUFUKU±】だけに流れている時間を体感できるはず。KUFUKU±【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】末広町駅
2019年10月21日こんにちは、まりげです。今回は寡黙なドラ○もんことダンナの話です。<実際のベッドの写真>ホームセンターでヒノキと杉板を買ってきて、ベッドフレームとすのこを作ってくれました。<実際の仕事机の写真>想像していた以上に大きな机!子ども達からの無理なお願いにも…<実際のブレスレットの写真>つ、作れちゃった…!不思議に思って聞いてみると10代の頃、麻ヒモを編むことにハマった時期があったそうです。ついには掃除機までも…たまに失敗することもありますが、「なければ作ればいい」「工夫すればなんとかなる」というアイデアにはいつもワクワクさせられます。
2019年10月13日メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)が手掛けるカフェ「カフェ キツネ(CAFÉ KITSUNÉ)」初となるコーヒーロースタリー「カフェ キツネ ロースタリー(CAFÉ KITSUNÉ ROASTERY)」が、2019年9月26日(木)、岡山県出石町にオープンする。「カフェ キツネ ロースタリー」が位置するのは、岡山後楽園から程近い出石町。岡山県のスペシャリティコーヒー専門店「アロマ コーヒー ロースタリー(Aroma Coffee Roastery)」のオーナーである渡辺一也協力の下、誰もが美味しく飲める普遍的なオリジナルブレンドの味を自家焙煎で提供する。ロースタリーをオープンする建物は大正時代の古民家を改修した風情溢れる雰囲気。内装には岡山名産の大理石や犬島石などを使用し、クラシックとモダンな要素が共存した空間を創り上げる。なお、「カフェ キツネ ロースタリー」で焙煎した豆は、今後国内をはじめ、世界中の「カフェ キツネ」で展開していく予定だ。【詳細】カフェ キツネ ロースタリーオープン日:2019年9月26日(木)営業時間:10:00~17:00住所:岡山県岡山市北区出石町1-6-6-2TEL:086-201-2534
2019年09月22日「コロンビア(Columbia)」の新店舗「コロンビア 京都店」が、2019年9月20日(金)にオープンする。古都・京都の中心部に位置する同店は、築100年の古民家の基本的な構造を残しつつ、最低限の手を加えて改装して新店舗。ブランド生誕80年の歴史を持つ「コロンビア」が、歴史と伝統ある日本家屋にアウトドアのエッセンスと共に新たな息吹をもたらした。店舗デザインは、周囲の景観に馴染む漆喰塗りの外壁で、京町家本来の姿を踏襲しながらも、アウトドアが持つ清涼感を演出。元々玄関だった場所を店舗入り口としているほか、古材を用いたレジカウンターやフィッティングルーム、古い舟板を利用したコロンビアのアーカイブアイテムのディスプレイスペースなどを設置するなど、元の家屋をフルに活用している。店内では、メインラインの「コロンビア」に加え、タウン、ビジネス、トラベルと様々なシーンに対応する「コロンビアブラックレーベル」、高い機能性とデザイン性からアウトドアと街中を問わず活躍するフットウェアブランド「ソレル」のアイテムを展開する。【店舗情報】「コロンビア 京都店」オープン日:2019年9月20日(金)住所:京都市中京区六角通富小路西入大黒町 78TEL:075-255-3222営業時間:11:00〜20:00定休日:不定休商品構成:コロンビア、コロンビアブラックレーベル、ソレル店舗面積:47.37坪/156.60m²(1F・2F・離れ含む)【問い合わせ先】株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンTEL:0120-193-803(フリーダイヤル)受付時間:月〜金 10:00〜18:00(土日祝休み)
2019年09月22日「名物裂と古渡り更紗」展が、東京・静嘉堂文庫美術館にて2019年11月2日(土)から12月15日(日)まで開催される。茶道具・煎茶道具の染織品“名物裂”“古渡り更紗”「名物裂と古渡り更紗」では、静嘉堂文庫美術館所蔵の茶道具と煎茶道具に含まれる優れた染織品を紹介。多様で美しい意匠の「名物裂」茶の湯文化や、文人の嗜みとして流行を見せた煎茶文化の世界では、中国をはじめ海外から伝来した文物が用いられてきた。中でも、高級な染織品は、絵画・墨蹟の表具裂(ひょうぐぎれ)や、茶道具を包み飾る「仕覆(仕服)(しふく)」となり、茶人たちの鑑賞の対象に。特に、貴重な渡来織物である「金襴(きんらん)」「緞子(どんす)」「間道(かんどう)」などのことを、「名物裂(めいぶつぎれ)」と総称。多様で美しい意匠が見て取れる。草花・鳥獣模様の「古渡り更紗」また江戸時代以降には、型や手描きによる草花・鳥獣、幾何学文様などを色鮮やかに染めた木綿布「更紗」が、ポルトガルやオランダの南蛮船や紅毛船、中国船などによって伝来。とりわけ江戸時代中期頃までに輸入されたインド製更紗の一群は、後世「古渡り更紗」と呼ばれ、茶道具では箱の包み裂に、煎茶道具では、茶銚・茶心壺の「仕覆」や「敷物」として重用された。国宝「曜変天目」の「仕覆」さらに、国宝「曜変天目」を包む貴重な名物裂の「仕覆」も登場。曜変天目には2つの「仕覆」が添えられており、いずれも今から5~600年ほど前の、中国・明時代に製作された絹織物で仕立てられている。曜変天目の格に相応する、2つの名物裂の「仕覆」は、経年による剥落が見られる部分もあるが、輝く「金襴」に分類されている。デザインが波及した工芸品もその他、名物裂や古渡り更紗を模倣したヨーロッパ更紗や和更紗、漆芸品・陶磁器など、他の工芸品にデザインが波及した作例も紹介。華やかな染織デザインをふんだんにあしらった箪笥(たんす)や、岩﨑家が美術品用にあつらえた風呂敷などが登場する。【詳細】静嘉堂文庫美術館「名物裂と古渡り更紗」会期:2019年11月2日(土)~12月15日(日)休館日:毎週月曜日(ただし、11月4日は開館)、11月5日(火)場所:静嘉堂文庫美術館住所:東京都世田谷区岡本2-23-1TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)入館料:一般 1,000円、大高生 700円、障害者手帳持参者および同伴者1名 700円 ※20名以上の団体、200円割引※中学生以下無料
2019年08月30日女優としても活躍しているグラビアアイドルの古崎瞳が、最新イメージDVD『瞳の中へ』(4,104円税込 発売元:竹書房)をリリースした。2006年にグラビアアイドルとしてデビューを果たし、以降はグラビア以外にもレースクイーンやK-1のラウンドガール、女優業にとマルチに活躍している古崎瞳。上からB82・W58・H86というスレンダーボディーでグラドルファンのハートを射止めてきたが、4年ぶりにリリースした今作がラストDVDとなる。水着の仕事がラストということで、今作は過去最大の露出が見どころだ。昨今のグラビア界ではハイレグ度マックスの変形Y字系水着が流行りで、古崎はその水着を着用して最大の露出を披露している。それとは異なる白のハイレグ衣装では、透け感もたっぷりで古崎の胸の膨らみが目立つこれまた過激な衣装だ。ベッドの上では手ブラも披露し、目隠しプレイにもチャレンジ。ラストグラビアにふさわしい過激な1枚となっている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月11日、東京・秋葉原のソフマップAKIBA 4号店 アミューズメント館(12:00~)で開催される。
2019年08月07日山梨・小菅村の地域全体を一つの宿に見立てた古民家ホテル「NIPPONIA 小菅 源流の村」が、2019年8月17日(土)に第1弾オープンを迎える。人口700人の村を一つのホテルに見立てる「NIPPONIA 小菅 源流の村」多摩川源流に位置する小菅村は、面積の95%が森林という豊かな自然に囲まれた、人口約700人の小さな村。森を守る活動が100年以上も前から続いており、森の中には天然記念物のニホンカモシカや野鳥が生息、数多くの山野草も自生するなど、日本の美しい原風景が多く残っている。今回オープンする「NIPPONIA 小菅 源流の村」は、深刻な過疎高齢化が進む小菅村の自然と村の文化を後世に残すために企画された、分散型の古民家ホテルだ。地方創生にも貢献、“分散型ホテル”の新たなロールモデルに「分散型ホテル」とは、その名の通り地域内にホテルの客室を分散させるホテルの形態。「NIPPONIA 小菅 源流の村」では「700人の村が一つのホテルに。」をコンセプトに、地域全体を一つの宿に見立てて、古民家の雰囲気を残した客室や小菅村の食材を使った料理、世界でも珍しい高アルカリ性温泉、手付かずの美しい自然などが楽しめる、新たな宿泊体験を提案する。第1弾は全4室の客室とレストランがオープン8月17日(土)の第1弾オープンでは、築150年を超える地元名士の邸宅「細川邸」を改修、屋号である「大屋」に因んで「OHYA棟」と名付けられた客室とレストランがオープン。788平方メートルという壮大な敷地の中には、養蚕を営んでいた歴史を裏付けるような高く太い梁を持つ主屋と、家の格を表し客を迎え入れたという長屋門と蔵、そしてかつての家主が作り上げた美しい日本庭園が広がる。古民家の雰囲気を活かしたモダンな客室定員は2棟4室で計10名、宿泊料金は1泊夕朝食付きで1人25,000円〜。全4室の客室は、古民家ならではの雰囲気や構造を残しつつも、ベッドやテーブル、椅子などの各種インテリアでモダンに演出。主屋の3室、蔵の1室の全4室でそれぞれコンセプトの異なる、贅沢なプライベート空間が用意されている。小菅村民がガイドする自然体験ホテルを運営するスタッフは全員が村人であり、ほとんどの食材も小菅村の農家が栽培したものだ。その地域性を活かして、地元をよく知るスタッフと共に、ホテルの中だけでなく周辺の自然を散策したり、自転車で村全体を巡りながら村人と触れ合うことで、小菅村村全体の魅力を感じられるような体験を提供する。中長期的に客室を追加今後は、2020年5月に新たに古民家2棟を改修した客室2室を追加予定。また、中長期的には、村の中に70~100棟ほどあると言われている空き家の中から、家主の合意が得られたもの、また特徴的で立地が良いものを順次客室に改修していくことで「700人の村が一つのホテルに。」のコンセプトの実現を目指していくそうだ。施設情報「NIPPONIA 小菅 源流の村」OHYA棟(細川邸)オープン日:2019年8月17日(土)所在地:山梨県北都留郡小菅村3155-1アクセス:・都心部から車で約2時間・JR中央本線・大月駅よりバスで1時間、青梅ICより車で約70分・JR青梅線・奥多摩駅よりバスで1時間、奥多摩湖より車で約20分※当ホテルによる大月駅からの送迎サービスを用意。TEL:042-887-9210施設構成:客室(4室、各部屋にトイレ・バスルームあり)、フロント、ラウンジ、レストランほか予約:2019年8月1日(木)より一休.comにて宿泊予約受付開始
2019年08月03日祖母の家を仕事の拠点に海も山も近く、別荘地としても名高い神奈川県三浦郡葉山町。高台の一角に、大きく育った庭の木々に隠れるように平屋建ての日本家屋が建っている。古いガラスの建具を開けて出迎えてくれたのは、書籍や雑誌などのデザインを手がけるトリゴニアデザイン事務所の高橋快さん。葉山で生まれ育ち、3年ほど前から葉山を仕事の拠点にしている。高橋さんが事務所として使っているのは、父方の祖母が生まれてから亡くなるまでずっと暮らしてきた築90年の家。「実家が同じ敷地内にあるので、小さい頃から四六時中祖母の家で過ごしていました。おばあちゃん子だったんです」と笑う。3年前、長年勤めていた会社から独立した高橋さん。事務所を構えるにあたり、愛着ある祖母の家の、亡くなった祖父が書斎にしていた部屋をリノベーションして使おうと思い立った。「ノートパソコンがあれば仕事はどこでもできるので。ここを拠点にすれば、おばあちゃんにも会いに来られるし、とにかく静かでいいなと思って」と振り返る。祖母やご両親に相談すると、喜んで了承してくれたそうだ。大きく育った庭の木々が、築90年の平屋を囲む。屋根の形に沿った勾配天井が印象的。開口部は全てアルミサッシから木製の古建具に入れ替えた。写真正面が最初に購入した“隅丸”の古建具。祖父が使っていた重厚な机はそのままに。机上には高橋さんが骨董店で買い求めたお気に入りのモノが並ぶ。書斎だった四畳半を事務所にリノベーションが始まる前、病床についた祖母は、高橋さんら家族に生まれ育った家の歴史を話して聞かせてくれたという。「この家は90年前に、広島生まれの祖祖母が広島から馴染みの職人さんを呼んで池子(逗子市)に建てたそうです。その後、池子の土地が米軍に接収されて、祖祖母の兄が住んでいた葉山に引っ越すことになって。気に入った家だったので、また広島から職人さんを呼んで解体して、この場所に移築したんだそうです」。解体・移築を経て長い歴史を刻んできたこの家には、高橋さんだけでなく家族みんながそれぞれ思い出と愛着を持っているという。そのためリノベーションにあたって「手を入れる部屋だけが別物のようにならず、古い部分と違和感なく馴染むようにしたい」というのが高橋さんの想いだった。骨董やアンティークが好きなこともあり、まず古材や古建具扱う葉山のお店「桜花園」を訪れた高橋さん。そこで、ガラス入りの古建具に一目惚れしたという。「“隅丸”という角が丸くなっている加工がとても気に入って、まだプランが何も決まっていないのに買ってしまいました」と話す。以前のリフォームでアルミサッシに替えられていた開口部に、この古建具を付けたいと考えたが、すぐにつまずいてしまったという。「数軒の住宅メーカーに問い合わせてみたら、できないと断られてしまったんです。アルミサッシから古い木製建具に変えるには、大工さんの技術がいるということを知りました」。写真正面は押入れだった空間。写真右手に外から直接出入りできる扉を新たに設けた。廊下との境界にも、“隅丸”の古建具を。ガラス越しに廊下の奥まで見通せる。暗くジメジメした部屋が生まれ変わるそこで高橋さんは、古家修繕を手掛ける知人の北川さんに相談。リノベーションのプランを提案してもらうとともに、湯河原の伝統構法を得意とする工務店「杢巧舎」を紹介してもらった。「杢巧舎の職人さんが暑い中すごく丁寧に仕事をしてくださって、ありがたかったです」と高橋さん。北川さんの提案で、壁には漆喰を塗り、天井材は剥がして梁をあらわしに。勾配天井によって、江戸間の四畳半という実際の面積以上に広く感じられる空間となった。また、押入れだった場所に本棚やカウンターを造作し、読書などを楽しめるスペースに変更。座った時の目線の高さに新たな開口部をつくり、風通しや視線の抜けにも配慮した。そうして出来上がったのは、家族が口を揃えて「暗くてジメジメした部屋だった」と話すかつての印象から一変した、明るく居心地のいい空間だ。また、印象が大きく変わったにもかかわらず、高橋さんが願った通り、手を入れていない部分と違和感なく調和していることも大きなポイントだろう。「大工さんが作業を急いでくれて、おばあちゃんが亡くなる前に仕上がりを見てもらうことができたんです。おばあちゃんが『まさかこんなになるとは思わなかった』と喜んでくれたことが嬉しかったです」(高橋さん)。ご両親も空間の変わりように驚きつつ、とても喜んでくれたそうだ。廊下側から事務所スペースを見る。床の色も手を加えていない廊下と調和している。事務所横のトイレもリノベーション。「行きつけの蕎麦屋さんのトイレを参考にしました」と高橋さん。手洗いカウンターは古材の一枚板。廊下にある手洗い場は既存のまま。水栓金具や金属製の流し台がレトロな雰囲気。庭に面した壁に不思議な扉が…?扉の正体は、雨戸を出し入れしやすいように大工さんが造作した開口部。新設した出入り口には、湯河原の旅館で部屋の扉として使われていた古建具を。部屋番号が残っているのがかわいらしい。都内と葉山を行き来する平日は主に都内のマンションで過ごし、週末に葉山の事務所に来ることが多いという高橋さん。「とにかく静かで鳥の声しかしないから、こっちに来ると集中できますね。2つ拠点があることが、プラスに働いています。緩急がついてリラックスしながら仕事ができるようになりました」と生活の変化を実感している様子だ。祖母が大切に住んできた家をこれからにつなげるためのリノベーション。90年もの長い間、家族の思い出が刻まれてきた家は、事務所というもう一つの役割を得て、新しい時を刻んでいく。客間は既存のまま。照明を取り替えた以外は手を入れていない。客間にはモダンなソファが鎮座。連結する洋館に置いてあったものだが、不思議なほど和室の雰囲気に合っている。縁側越しに庭を見る。「祖父と祖母が好きな植物を次々植えていったので、整っていない森みたいな庭です」。床の間には、高橋さんのお母さまがしつらえた紫陽花が飾られていた。この客間で祖父と祖母が結婚式をした当時の写真が残っている。客間の隣の洋間。こちらも既存のままで、床は絨毯敷き。
2019年07月08日【今夏トレンド!進化系流しそうめん体験@スペースマーケット】梅雨が明けたら、令和最初の夏がやってきます!みなさん、夏を楽しむ準備はできていますか?今回は、 7月7日(日)の「そうめんの日」を目前に、ルトクリのあやねさんとみほさんが今夏トレンドの進化系流しそうめんを体験してきました!【体験会レポート】体験会の会場は、パーティールームや古民家などあらゆるスペースを簡単に貸し借りできるスペースマーケットの人気スペース「ソラハウス&ソラテラス」。体験会には夏を感じるアレンジグルメや、SNSでも話題の天の川のようなライティング流しそうめん、ホームパーティーでも大人気の流しそうめん器など、多くのコンテンツが用意されていました!思わず写真と動画を撮りたくなるかわいい仕掛けが盛りだくさんな体験会。一足先に夏気分を満喫し、終始笑顔のルトクリでした!ぜひみなさんも進化系流しそうめんで令和最初の夏を楽しんでみてはいかがでしょうか?【進化系流しそうめんとは?】場所や食べ方にとらわれないのが進化系流しそうめん。昨今、「流しそうめん器」が進化し、卓上で利用できるおしゃれな流しそうめん器の人気が上昇中。また、家庭で食べるイメージが強いそうめんですが、 こだわりのそうめんを提供する「そうめん専門店」でパスタの様な進化系そうめんが増加。スポット情報スポット名:スペースマーケット/流しそうめん(ソラテラス)住所:東京都渋谷区神南1-5-14三船ビル8F
2019年07月01日自然と人が集まるアイランドカウンター築年数不明のトタン貼りの建物が残る再建築不可の旗竿地。ここに住むためにはこの古家を生かさなければならない。それでも購入に踏み切ったのは、小学2年生のお嬢さんの学区を変えることなく、中目黒という便利な街に住み続けられることが理由だったそう。「『フィールドガレージ』の原 直樹さんに建物を見てもらったところ、大丈夫というお墨付きをいただいたので思い切ることができました。基礎から作り直さなければならないほど建物が傷んでいたので、実際の工事は想像以上に大変だったそうです」元々の家がとても暗かったので、リノベーションはなにより明るい家にするのが目標だったそう。開口部を大きく確保し、吹き抜けを作り、光を1階まで届けた。2階のリビングの中心は大きなアイランドカウンター。「料理好きな夫の身長が高いこともあり、アイランドカウンターを思い切った高さまで上げました。天板に肘をつきながら立ち話をするのにちょうどいい高さです。来客はなぜかソファに座らず、カウンターの周りに集まって話をします(笑)」キッチンは2階に。三角屋根がかわいい。アイランドカウンターの腰板の面材はヴィンテージオーク。古い柱を残しながら、新しい梁を入れて耐震補強している。山本貴緒さんは、ここでイギリス人の夫イアン・ギビンスさんと、小学2年生のあおちゃん、ダックスフントのマカロンと、シーズーのココと暮らす。キッチンの戸袋には古い家の建具をリメイクして使っている。調理道具や食器は、料理上手なイアンさんがセレクトしたものが多いそう。「不思議と植物がよく育ちます。前に住んでた家から持ってきた植物がすぐにボーボーになりました(笑)」右はあおちゃんが描いたアクリル画。「元気が出る色合いの花に、ミツバチがとまっています。とても気に入ってます」。左側はお母さまにもらったフジコ・ヘミングの作品。吹き抜けから明るい光が注ぐ1階玄関旗竿地の細い通路を通って玄関ドアの引き戸を開けると、広々とした土間が現れる。細い通路と広がりのある玄関。そのメリハリのある対比が、山本・ギビンス邸をより魅力的に見せている。以前の家はとても暗かったという一階の玄関は、吹き抜けから光が降り注ぐ、明るく広いスペースへと変わった。住まいのあちこちで使われている古い建具や板や箱などは、もとの家で使われていたものを救出し、新しくデザインし直して生き返らせたもの。年月を経たものならでの深みが、綺麗にリノベーションした住まいに温もりを与えている。広々とした玄関の土間。吹き抜けから明るい光が射し込む。左側の棚は、以前の家にあった木箱を積み上げて壁に固定して制作。L字の廊下の先に寝室がある。古い建具を生かし、温かさの感じられる明るい廊下。リノベーションする前はこの辺りが特に暗かったのだそう。2階のリビングと書斎の間の室内窓には、対で古いガラスを入れた。書斎の窓は、吹き抜けをはさんで眺めの良い通路側に面している。断熱材をしっかり入れて快適な住まいに古い戸建て住宅にありがちな悩みが、寒さ。その問題を解決すべく、断熱工事やペアガラスなどを積極的に採用し、とても暖かで快適な住まいに仕上がった。平屋の家を増改築した建物は構造的にも不安定だったが、しっかりと耐震補強も施した。「元のオーナーはここでクリーニング店を営んでいたようです。作業場があった形跡が残る土間をリノベーションして、1階奥の寝室にしました。きちんと床を張り、床下にはしっかり断熱材を入れていただいたので、気持ちよく過ごせます。再建築不可でなければ取り壊していただろう建物を、考えていた以上に快適で素敵な住まいにリノベーションしていただき、『フィールドガレージ』さんには感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです」寝室の奥はウォーキングクローゼットに。引き戸には古いガラス戸を。天井の古い梁がとてもよい雰囲気。高窓から洗面所に明るい光が射し込む。ブルーのタイルをアクセントに。タオルもブルーでコーディネイト。旗竿地の築年数不明な建物をリノベーション。玄関は引き戸に。曇りガラスから光が室内に取り込まれる。通路脇に植えた植物がぐんぐん成長中。山本・ギビンス邸原 直樹(フィールドガレージ)所在地東京都目黒区構造木造規模地上2階延床面積111.37㎡
2019年06月26日懐かしい里山に囲まれた“広島の隠れ里”庄原に、古民家をリノベーションした宿泊施設「せとうち古民家ステイズHiroshima」が、2019年9月1日にオープンします。家族やグループでのどかな時間を満喫できる、おこもり型ステイを体験してみませんか。「せとうち古民家ステイズHiroshima」について瀬戸内ブランドコーポレーションの地方創生プロジェクト「せとうち古街計画」に基づき実現した、一棟貸しタイプの高品質な宿「長者屋(ちょうじゃや)」と「不老仙(ふろうせん)」を提供する施設です。宿周辺は四季を通じて美しい自然に囲まれており、「比婆山連峰」や「雄橋」、「帝釈峡」など広島を代表する景観美を楽しめるほか、各種ネイチャーアクティビティが豊富。大人数向けの宿泊施設なので、家族やグループでのお泊りにぴったりです。築約250年「長者屋-CHOJAYA-」江戸時代に建てられた入母屋造りの農家で、牛小屋と居住スペースの屋根がひとつに繋がった造りを残しています。老朽化のため取り壊されそうだったところを、地域の方々の尽力により今日まで守られ、この度、宿泊施設として新しく生まれ変わります。複数の寝室に、みんなで寛げる広いリビングエリア。縁側からは棚田を望む美しい景色が広がります。浴室などの設備は近代的にリノベーションされているので、快適に利用できますよ。■室内イメージ所在地広島県庄原市比和町1528最大定員6人設備ベッドルーム1室/和室2室/リビングダイニングルーム/キッチン/浴室/トイレ×2/展示室/駐車場備品Wi-Fi/電子レンジ/冷蔵庫/コンロ/調理器具/金庫/シャンプー/コンディショナー/ボディソープ/ヘアドライヤー/スリッパ/温水洗浄便座/エアコン設備棚田の奥地に佇む「不老仙-FUROSEN-」小さな川沿いに棚田と民家が続く里山の、仙人が住んでいたという伝説もある霧深い地に建てられた築100年の古民家をリノベーション。庄原ICより車で約20分という好アクセスでありながら、人工的な建造物の見えない美しい自然の姿を見ることができます。■室内イメージ所在地広島県庄原市上谷町796最大定員6人設備ベッドルーム1室/和室2室/ダイニングキッチン/浴室/トイレ×2/駐車場備品Wi-Fi/電子レンジ/冷蔵庫/コンロ/調理器具/金庫/シャンプー/コンディショナー/ボディソープ/ヘアドライヤー/スリッパ/温水洗浄便座/エアコン設備「せとうち古民家ステイズHiroshima」概要オープン日2019年9月1日(日)予約受付2019年6月4日(火)13:00~ウェブ特設フォームにて予約受付中※特設ページ内予約フォームからのお申し込みは「予約希望」となります。確定メールをもって予約受付となりますのでご了承ください。宿泊料金大人2人素泊り:46,000円(税抜)/1棟あたり※追加大人1名(中学生以上):+2,000円(税抜)※最大6名まで※追加小人1名(小学生):1,000円(税抜)※未就学児:無料※料金はシーズンによって変動しますスポット情報スポット名:せとうち古民家ステイズHiroshima「長者屋」住所:広島県庄原市比和町1528電話番号:0824-72-3385スポット情報スポット名:せとうち古民家ステイズHiroshima「不老仙」住所:広島県庄原市上谷町796電話番号:0824-72-3385
2019年06月07日「帰ってくれ!」そんな怒号が響きわたった。不倫騒動の渦中にある原田龍二(48)の実父だ。さいたま市内にある古民家カフェ。看板には「原田龍二の父の店」と誇らしげに書かれている。記者が声をかけると、奥のカウンター越しに実父が不機嫌そうな声で「何ですか」と答えた。そこで「原田さんの件でお話をうかがいたいのですが……」と伝えたところ、冒頭のように激高。そこには、自慢の息子に対する憤りがあふれているようだった――。『週刊文春』6月6日号で複数の女性ファンとの不倫が報じられた原田。記事によると、彼はインスタグラムを通じて女性ファンと接触。呼び出した女性を愛車で駅まで迎えに行くと、そのまま近くの公園に直行。ライトやエンジンを消し、車内で事に及んでいたという。そして行為を10分ほどで終えると、すぐに女性を駅まで送って別れたというのだ。原田はこうしたマイカー内での不倫を、別のファンとも行っていたという。記事では“車内で何をしていたのか”という直撃取材に対して、彼は「……してはいけないことです」と不倫の事実を認めていた。すると、彼がとった“女性への雑な扱い”に世間から批判が殺到。原田は5月31日、会見を開くことになった。会見の冒頭で深々と頭を下げ謝罪した原田。そして続けて「妻と2人の子供につらい思いをさせたこと、深く反省しております」と語っていた。「原田さんと奥さま(45)が結婚したのは、01年のこと。翌年には長男(16)が生まれ、06年に長女(13)が誕生しました。奥さまは元女優で、10年間もの交際を経てゴールインしました。彼は、そんな昔から支え続けてくれた“糟糠の妻”を裏切っていたのです」(芸能関係者)子供たちはあきれ顔のようで、原田は「息子からは『ママにこんな悲しい思いをさせて許さない』というメールが来ました。娘からは『何やってんの?』と……」と情けなさそうに語った。ただいっぽうで、妻から「原田、アウト!」と冗談まじりに言われたとも告白。そして「励ましのつもりだったのかわかりませんが……」と妻への感謝を口にしていた。だが妻が許してくれたとはいえ、決して円満解決したわけではない。記者会見の前、原田は家族会議を開いていたという。参加者は原田夫妻、そして実弟で俳優の本宮泰風(47)と妻でタレントの松本明子(53)。そして原田の実母の5人だ。「原田さんの謝罪に対して本宮さんと松本さんは『大丈夫』と言ってくれたのですが、お母さんは泣き崩れたそうです。お母さんは原田さんを幼いころから塾に通わせるなどしてきた教育熱心な方。その息子が世間を騒がせたことに心を痛めているのでしょう」(前出・芸能関係者)そんな実母を泣かせた原田に怒りをあらわにしたのが、冒頭の実父だった。そこには、“理由”があったという。「原田さんのお父さんは厳格な人です。男として曲がったことが大嫌いな、昔かたぎの“鬼父”でした。そんなお父さんは原田さんに1つの“家訓”を言い聞かせてきました。それは『人に迷惑をかけるな』というものです。しかし原田さんは今回、周囲の人たちに多大なる迷惑をかけてしまいました。そのことが、どうしても許せなかったようです。ふだんはお店でも、原田さんのことをうれしそうに話すこともあったといいます。しかし騒動以降、お父さんはふさぎ込んでしまっているとも聞きました」(別の芸能関係者)実際、記者が質問しても「話すことはない!」と言う父。そこで最後に「家族会議が行われたそうですね?」と聞いてみたところ、しかめっ面になって「帰れ!」と怒鳴ったのだ。店の看板で宣言するほど息子を誇らしく思っていた父。だからこそ今回の失態には、ことさら“裏切られた”という思いが大きいようだった――。
2019年06月04日