読み書きが苦手な人への支援のポイントがまとまった『ディスレクシア 発達性読み書き障害 トレーニング・ブック』医学博士の平岩幹男先生が、ディスレクシアのある子どもの「読み」「書き」の困難を改善させる効果があると考える学習方法を集めたトレーニングブックです。前半は「どうして診断と対応が必要か」「フォントのさまざま」など前置きとして知っておきたいことが解説されています。そして、ひらがな、カタカナ、ローマ字を読むための練習方法を例題として段階的に紹介。後半は、ひらがなの単語の音読から文章を読み、文脈を読み取るといった練習シートもあります。例題のページに練習の進め方のポイントもきちんと記載されているので、家庭でも気軽に取り組めそうです!また、この本自体が、読むことに苦手がある子どもにも読みやすいよう、書体をはじめ文字サイズや単語の選定といった細部に配慮を施しています。最初にそれが紹介されているので、支援する人にとっても、どんな配慮が必要か、課題が何なのかをイメージして読み進められそうですね。(発行: 2018年7月5日)スモールステップで自信をつける『誤学習・未学習を防ぐ! 発達の気になる子の「できた!」が増えるトレーニング』金銭トラブルやスケジュール管理といった生活面で、発達障害のある大人の人が壁にぶつかることがあります。これは子どものころの「誤学習」(間違ったやり方で覚える)や、「未学習」(知らない、教わっていない)があることが考えられるといいます。この本では、約30年の間、療育現場に携わる橋本美恵さんと成人の当事者支援をする鹿野佐代子さんが、「誤学習」「未学習」を防ぎ、子どもたちの「できた!」を増やすトレーニングを紹介!対象は主に幼児から小学生までで、「あいさつをしない」「好きなものだけを食べてすぐに席をはなれてしまう」といった具体的な困りごとに対し、どうしたらできるようになるかを、イラストも交えて分かりやすくまとめています。紹介されている方法が「うちの子には難しい」という場合でも、工夫のポイントが解説されているので、その子に合ったトレーニングを探してみてください。(発行: 2018/5/21)子どもの発達障害とは違った問題があるーー大人の発達障害の"今"を医師が語る『大人の発達障害ってそういうことだったのか その後』5年前に発行された『大人の発達障害ってそういうことだったのか』の続編です!一般精神科医である宮岡等先生(北里大学精神科学主任教授)と児童精神科医の内山登紀夫先生(よこはま発達クリニック院長)が自閉スペクトラム症やADHDといった大人の発達障害について対談形式で意見を交わしています。「大人」と一言で言っても大学生から高齢者まで幅広く、診断や治療は複雑。子どもの発達障害については、診断や治療についてある程度、精神医学としてまとまりつつある一方で、大人になってからの診断については議論の途中だといいます。当事者だけでなく、家族や職場なども巻き込んで、不確かな情報が一人歩きしていることも。前著以降の国内外の動向や最新事情を踏まえながら、過剰診断や過小診断、支援をめぐる混乱など浮き彫りになってきた問題点にも踏み込んでいます。大人の発達障害の今の課題を知り、これからの支援を考えるためにも手に取りたい1冊です!(発行: 2018年7月1日)当事者はもちろん、企業の工夫や大学の支援まで!インタビュー満載『発達障害の人が就職したくなる会社: 発達障害者の自立・就労を支援する本2』『発達障害と仕事』に続くシリーズの新刊です!特集1「特性と困難さを理解してサポートしている働きやすい職場の条件」では、当事者が悩んでいた過去や職場で行った働きかけを率直に語っているほか、企業側などの生の声をインタビュー!障害者を雇用するための専門の部署を設けたり、発達障害のある職員のキャリア支援に力を入れていたり、勤務時間の配慮をしたりとさまざまなな取り組みをしている企業の紹介も充実しています。また、特集2の「発達障害の学生が安心して学べる優しい大学」では、発達障害のある学生にまつわる全国の統計から、学生の大学生活を支援する組織・プロジェクトの具体的な実例までを掲載。ほかにも、ハローワークが行なっている取り組み、法律から見た発達障害がある人と働くためのポイントなど、あらゆる視点でまとめられています。就職活動中の人から雇用する企業、支援する学校など多くの人にとって学びと発見がありそうです。(発行: 2018年6月30日)
2018年07月11日これから生まれてくる赤ちゃんの名前は、両親の想いを込めたステキな名前にしたいですよね。しかし、こだわりたい字や音の響きなどがあっても「画数はどうなの?」「キラキラネームになる?」など頭を悩ませるパパやママも多いのではないでしょうか?そこで、子供の名付けについて押さえておきたいポイントなどを紹介します。子供の名付けをする上で知っておきたい基本的なこと妊娠がわかってから、これから生まれる赤ちゃんの名前を考える時間は幸せな時間ですよね。名前を決める時期も、妊娠中に性別がわかってから決めたり、生まれてきてから顔を見て決めたり、名前を決めるタイミングは様々です。しかし、名前を考え始めると、たくさんの候補が出てきて悩む方も多いのではないでしょうか?まずは子供の名付けについて押さえておきたい基本的なことからご紹介します。名付けの基本子供が生まれたら、生後14日以内に役所に出生届を提出しなければなりません。役所では、名前に使える漢字を使っているかや非常識な名前ではないかをチェックします。名前に使えるのは常用漢字と人名用漢字、ひらがなとカタカナです。ただし、使える漢字に制限はありますが読み方には特に制限はないので、使える漢字で好きな読み方をあてることが可能です。子供が将来困るかもしれないキラキラネームなどは熟考を…一度付けた名前は変更することも可能ですが、法律的に煩雑な手続きが必要です。そのため、子供が大きくなった時に苦労しないような名前を考えてみましょう。キラキラネームと言われるような、難しい漢字や当て字、読み方などは、学校や病院など社会に出てからも正しく読んでもらえないケースも考えられます。また最近では就職活動の際にキラキラネームの学生は採用を控えるという企業も…。たとえパパとママの想いが込められた名前であっても、本当にその名前が子供にふさわしい名前であるのかしっかりと話し合いましょう。子供の名付けの方法生まれてくる赤ちゃんの名付けの方法は様々あり、書籍などもたくさん販売されていますよね。子供が生まれる季節などから名前をイメージしたり、パパやママの思い出の場所から、花や木などの植物や空、星などから発想して決めるのもステキです。名前を付ける時には「健康であってほしい」「幸せになってほしい」と、願いを込めることが多いものですよね。子供が大きくなった時に、名前の持つ意味などを知ると喜ばれるでしょう。そこで、名前を付けるために参考になる方法をまとめてみました。姓名判断を活用する子供の名付けで、よく使われる方法に姓名判断があります。姓名判断は、一般的には姓と名前で用いられている字の画数で運勢を占う方法です。ただし、流派によって画数の出し方や計算方法が違い、同じ名前でも結果が異なる場合があります。しかし、画数にこだわりすぎると、本来付けたかった名前の意味と違いがでてくることも。あまり画数にとらわれず、姓名判断は参考程度にすると良いかもしれません。音の響きで決める音の響きは呼びやすさや、その名前の持つイメージにも繋がります。優しい響きや爽やかな響きなど、実際に名前を呼んでみると名前の雰囲気が掴みやすいです。漢字から決める子供の名前を付ける時には、パパやママ、祖父母などの名前の漢字から決めるという方法もあります。先祖代々の家系で用いられている漢字を使うのも良いでしょう。また、好きな漢字や、子供に望む意味のある漢字などから名前を決めていくのも良いですね。漢字の意味や「姓」とのバランスも大事!子供の名前は、いくつも候補がでることが多いものです。その中から、パパやママの願いを込めたステキな名前を選ぶためにも失敗しないコツを紹介します。「姓」とのバランスを考えてみる例えば姓が一文字の場合は、紙に書いてみると一文字の名前ではバランスをとるのが難しいです。実際に書いてみて、全体のバランスと印象を確かめてみましょう。また、漢字一文字の名前は漢字の持つ意味や響きが強調されます。名前の読み方に濁点が多いと発音しにくかったり、聞き取りにくかったりする場合もあるので、声に出して読んでみて音のバランスも確認した方が良いですね。有名人にあやかった名前芸能人やスポーツ選手などにあやかった名前を取り入れるパパやママも多いですね。尊敬する人や歴史上の人物などから名前をイメージすることもあるでしょう。そうした場合には、名前として使用できる漢字かどうかや、その漢字の持つ意味が子供の名前としてふさわしいかどうかを見極めることが大切です。周りに同じ名前がないかどうかを確認するパパやママの想いを込めた名前でも、親戚などで同じ名前の子供がいる場合には同姓同名になってしまうこともあります。親戚に同じ名前の子がいないかなどを確認する意味でも、祖父母にあたる両親などに赤ちゃんの名付けについて相談してみましょう。また、近所に同じ名前の子供がいると、将来的に保育園や幼稚園、学校などで一緒になった時に同じ名前で混乱してしまうことも考えられますので、周囲の子供と被らない名前にしたいなら、そのあたりも考慮するといいでしょう。生まれてくる我が子のためだからこそ、頭を悩ませるのが子供への最初のプレゼントとなる名前です。大きくなったことを想像しながら、願いを込めたステキな名前を決めましょう。
2018年06月23日育児が一段落し、「さあ、また仕事を始めよう!」と思っても、思うように仕事が決まらない……。ブランクからの復帰は、とんとん拍子にいくことばかりではありませんよね。そんなときに試してみたい、5つのことを紹介します。仕事が決まらないのは、競争率の高い仕事にばかり応募しているからかも?もしくは、自己PRに改善の余地があるのかも?などなど、ちょっとしたコツを押さえることで、すぐに解決するかもしれません。ぜひチェックを!1. 希望する勤務条件(時間、日数、土日勤務など)を広げる主婦向けの求人(おもにパートタイム)で一番人気の時間といえば、平日の10~16時、子どもが学校や幼稚園に行っている間の時間帯です。当然ながらその求人は「激戦区」となりますが、仕事がなかなか決まらない人は、人気の時間ばかりを狙っていませんか?基本的にこの時間は「人気の時間帯で、ほかの応募者も集まりやすいもの」と心得て。どれだけ応募があっても企業が採用できる人数には限りがあるため、どうしても「経験者」や「スキルが高そうな人」が採用されがちです。可能であれば、18時まで勤務OK、土日勤務OK、など条件を広げてみれば、競争率がそれほど高くない、魅力的な求人に出会えるかも。また、派遣社員や契約社員にこだわって仕事を探している場合、なかなか決まらないときは「まずはパート勤務から始めてみる」ことも選択肢のひとつ。「優秀な人は社員として登用する」という求人もありますので、それを狙うのもいいですね。2. 仕事を探す求人媒体を変えてみるいい求人になかなか出会えないなら、求人を探す媒体を変えてみるのもおすすめ。求人雑誌、求人サイト、地域の求人広告など、その媒体によって掲載されている仕事は異なるからです。また、チェックしておきたいのは「主婦向け」や「ママ向け」をうたった求人情報サイトや人材紹介サービス。これらは主婦・ママであることが前提で求人情報を掲載しているため、効率よく条件の合う職場に出会いやすいのです。3. 自己PRや職歴は「相手に役立つもの」にフォーカス自己PRって何を書いていいかわからない……そんな方は、「自分は何ができるのか、なにをアピールすべきなのか」ばかりを考えていませんか?なかなか自己PRがしっくりこない場合は、自分にフォーカスするよりは、相手(募集企業)について知ることから始めてみて。たとえば工場勤務スタッフの募集なら、どんな人を採用したいでしょうか?工場などでの細かい作業の連続なら、几帳面で集中力をもって働ける人がいいですよね。また、接客業なら、第一印象で「感じのいい人」は魅力です。PC作業メインの仕事なら、PC操作スキルや要領よく仕事をこなせる力、営業アシスタントなら、気が利く人……。そんな風に、仕事によって求められる力は異なります。自己PRとは自分の長所を並べるものではなく、相手の求めている要件に合わせて、自分は「どんな部分で役に立てるのか」を伝えるものです。自分にはどんな経歴があって、どんな性格で、何が相手の役に立つのか、ささいなことでも相手の視点に立ってみてくださいね。その視点で自己PRを見直すと、変わってくる人も多いはずですよ。4. 面接では、その企業で働くイメージを意識する百聞は一見にしかずといいますが、初対面で人事担当者に「そこで働いているイメージ」を持ってもらえると、採用には有利。面接の服装としては、「そこで実際に働くときの服装から、一段階きっちりめ」を心がけるのが無難。たとえば、オフィスカジュアルでOKの事務職であれば、面接時は上品なワンピースやスーツ、カジュアルでOKでのスーパー勤務なら、ちょっときれいめのカジュアル……といったさじ加減です。また、いずれの職種も社会人としての清潔感は重要!きちんと爪を切り、場合によっては髪をすっきりまとめておくとベターです。大ぶりのピアスやキラキラのアクセサリーは普段づかいとしては良いですが、面接には不向き。いま一度、面接でマイナスのイメージを持たれるような装いをしていないか、チェックしてみてください。5. 応募する数を増やしてみる最後におすすめしたいのは「応募数を増やす」こと。特にパート勤務の場合、あまりたくさんの応募をせずに仕事を決めてしまう方が多いという傾向にありますが、パート勤務であっても、仕事探しの段階では、興味のある仕事に複数応募して選考を受けてみてもいいのです。やみくもに応募するのはおすすめしませんが、応募数を増やせば、それだけ通過する確率が上がるのは事実。併願しながら選考を同時に進めていくと、面接の受け答えなども慣れてきますよ。もちろん決まり次第、きちんと辞退の連絡を入れるなどの配慮は必要ですので、そこはきちんと押さえておきましょう。以上、なかなか仕事が決まらないときに試してみたいことを5つご紹介しました。「仕事探しは恋愛に似ている」とは、よく言われること。有能な人ばかりが仕事が決まるわけではなく、条件、持っている雰囲気、その企業の文化など、さまざまな要素がマッチングして決まるものです。仕事が決まらないということは、まだぴったりの相手に出会えていないだけ。求める条件やアピール方法を微調整して、よりよい就職活動を目指しましょう!
2018年06月18日●『空飛ぶタイヤ』長瀬智也は「かっこよすぎた」『半沢直樹』『下町ロケット』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、わが家へ』『民王』『アキラとあきら』『陸王』など、錚々たるヒットドラマの原作を手掛けるのが、小説家・池井戸潤。今また新たに、初の映画化作品である『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)が世に放たれようとしている。大企業のリコール隠しをテーマにした同作は、運送会社、自動車メーカー、銀行など様々な立場の人間が描かれる群像劇。池井戸自身が「僕はこの物語から『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」とコメントするなど深い思い入れのある作品で、第136回直木賞の候補作にもなった。今回は、池井戸に同作の印象や、小説を書く際に心がけていることなどについて、インタビューした。○シナリオにはほとんど手を入れていない――今回初の映画化ということですが、感想はいかがでしたか?映画化の話は色々来るけど、意外と立ち消えになることも多いんです。今回もダメかなと思っていたのですが、シナリオもしっかりしていて、気持ち良く話が進んでくれました。シナリオに手はほとんど入れないですが、セリフやビジネスシーンのロジックが噛み合ってるのか、ということは見ています。今回は原作にあるPTAのくだりをすっぱり落として、しっかりエッセンスを残している。信頼できるクリエイターだと思いました。――キャスティングについて、池井戸先生から意見を出されることなどはあるのでしょうか?まず口出ししません。プロデューサーさんや監督さんは原作を読んで、イメージを持ってるはずなんですよ。それを作家の都合で口をはさむと、イメージが実現できなくなる。キャスティングって視聴者やお客さんを持ってくるという重要なところですし、商売の邪魔はしたくありません。原作はあくまで原作で、映像関係の賞に「最優秀原作賞」って、ないじゃないですか(笑)。――原作では主人公である赤松社長はもう少しくたびれた印象でしたが、長瀬智也さんが演じていらっしゃるのを見て、イメージ通りでしたか?かっこよすぎましたけど、映画ですから(笑)。赤松像に対して、真剣にとりくんでいらっしゃるという印象でした。監督と相談して、考えながら演技に臨まれていて、「長瀬赤松」として様になっている。途中の辛い場面の演技も印象的で、まさに赤松でしたね。――ディーン・フジオカさんの演じるホープ自動車の沢田や、高橋一生さん演じるホープ銀行の井崎についての印象はどうですか。沢田はちょっとシニカルなキャラなんだけど、クールな感じも、ディーンさんは本当にぴったりでした。一生さんはどうも(ドラマ『民王』の)政策秘書に見えてしょうがない(笑)。でも本当に、相変わらずの良い演技をされていて。『民王』がすごく面白かったので、また秘書にも戻ってくれるといいなと思いました(笑)。――それだけはまり役だったんですね。逆に先生から見て男性像が理想という登場人物はいますか?社長を支え続ける、笹野高史さん演じる宮代のような人生はいいなと思います。○思い入れの深い作品――『空飛ぶタイヤ』は、池井戸先生にとって思い入れのある作品ということですが、どういうところがポイントになっているのでしょうか。今に繋がるベースになっている作品という意味で、大事な作品です。デビューして8年ほど経ち、ようやく直木賞の候補にもなり、作家としての位置付けが変わるきっかけとなりました。書き方を、それまでの作品と変えて、プロット重視ではなく、人をリスペクトして書くようにしたんです。小説ではある期間を切り取っているけれど、約70人分の人生が根底にあって、それぞれがその人生を生きている人間だということを意識しながら書いたのがこの作品です。そういう意味で記念碑的な作品かな。それまではずっとミステリーのつもりで書いていたのに、書店では企業小説の棚にしか置いてもらえず、頭にきて、だったらと企業小説のつもりでこれを書いたら、今度は文芸の棚に入って。世の中わからないなと思いました(笑)。――実際に起こり得そうな事件を、フィクションとして書くというのは、難しいところもたくさんあるのかと思いますが……。これは、リコール隠しという事件をモチーフにして、エンタテインメントとして組み直したものです。「形は違っても、どこにでも起きそうな事件だ」と思っていただければ。なぜそういうことが起きてしまうのか、通底する構造があるのではないでしょうか。●もし、池井戸潤が転職するなら行きたい企業は?○不祥事が起きると引き合いに出される――正義や希望が描かれることも多いのかな、と思っていますが、そういうテーマを伝えたいという思いは強いのですか?正義とか、実はあまり考えたことはないんです。念頭においてはいるけれど、それよりもはるかにエンタテインメントとして楽しんでいただきたい。それが僕が小説を書く最大の目的です。いろんな事件が起きた時に、「あの会社の内部にもいろいろあるんだろうな」と、この小説のことを思い出してくれたら良いですね。――事件というと、今もちょうど隠蔽など話題になることも多いですよね。不祥事が起きると、なぜか引き合いに出されることがよくあります(笑)。――今までたくさんの作品が映像化されてますが、池井戸作品にハズレなし、という印象がありまして。その理由はどういう点にあると思われますか?どうでしょう。ただ、僕の小説は、あまり難しくなくて、ストーリーラインがシンプル。そして、変なラブシーンを出さない(笑)。仕事なら仕事を、徹底して描いています。例えば家族でドラマを観るという状況で、気まずくなることはないと思いますよ。世代が広めで楽しめるような構造になっているのは、事実かなと思います。そう思うと、意外とそういうコンテンツはないのかも知れませんね。若い子向けの恋愛ドラマは、おじさんたちにとっては見づらいし。――幅広く観ることができますもんね。作中では登場人物が困難に苦労していますが、その中でも働くことの面白さが描かれているように感じます。様々な職業を描かれる際の難しさはありますか?全部書き終わった後に、心配なところだけ取材に行くことが多いです。『空飛ぶタイヤ』では運送業の友人がいたので、もし事件が起こったらどうなるのかという話を聞きにいきました。あとは、登場人物がどういう人なのかを忠実に描くことを重要視しています。でもそれは、格上で不都合なこともあるんですよ。「この人はこういうことを言うよな」と思うんだけど、この場面でそれを言ったら話が終わってしまう(笑)。でも登場人物が自然に動くように書いて、納得できる解決を考えていくしかないんです。立場が変われば発言が変わるというのは、サラリーマンにとっては普通のことですよね。そういうことも忠実に描きます。だから、登場人物が悩んでいる時は、実は作者も悩んでいます。今まで最大のピンチは『下町ロケット』かな。主人公の会社にお金がないのに、大企業が特許を買うと言ってきた時に、はねのけてしまうんです。でも、若手社員がすごく反対する。その言葉にあまりにも説得力がありすぎて、全然反論できない。かといってそこで主人公が「そうだよな、売ろう」と言ったら小説が終わっちゃう(笑)。そういう時に作者は、反対している若手も納得するような理屈を出して、説得していかなければならない。実はそれは、読者を説得してるのと同じなんです。そこに妙に物分りの良い若手が出てきて、「社長、やりましょう!」と言ったら、読者も「はあ?」と離れていくわけですよね。だからちゃんと、自然な発言、自然な行動を積み重ねながら小説を作っていくことが大事だと思っています。○映像ならではの表現に唸ったシーン――約70人も出てくると、キャラ作りだけでも大変そうだなと思ってしまいます。『空飛ぶタイヤ』では、登場人物一覧表を作りました。自分のイメージに合う顔を、週刊ダイヤモンドなどから切り抜いて貼った表が、この小説だけはあります。沢田は最初徹底的に嫌な奴として書いたから、一番評価されるキャラクターになったかもしれません。実は彼も、根本は変わっていないんです。沢田側から見れば、読者の感じる人物像もが微妙に変化して、「嫌な奴」から、「ちょっとわかる奴」になるはず。書いていて面白くないのは、正義の味方の主人公です。良いことして当たり前でしょう。半沢直樹のように、ちょっと悪い奴が主人公になっている方が描きやすいです。――映画化されたことで、「ここはやられた、うまかった」と思われた場面などはありましたか?佐々木蔵之介さんのシーンですね。赤松が事件について聞きに行ったときに、絶妙な方言でしゃべるでしょう。あれは妙に印象に残っていて。小説では、あそこまでの空気感は出ないし、本当に「映画ならでは」だと思いました。むちゃくちゃなまっているわけではなくて、少しイントネーションが違うというところがとても良かったです。――こうして色々映像化もされていて、テレビ界や出版界などを舞台に小説を書いてみよう、という構想などは……。それは、角が立つでしょう(笑)。「これは誰のことなんだ」「モデルは誰なんだ」となってくるので、ちょっと書きづらいですね。すっごく面白いものができる気はしますが(笑)。――それはぜひ読みたいです(笑)。『空飛ぶタイヤ』では、中小企業、大企業、銀行とそれぞれの立場が描かれていますが、もし池井戸先生が新卒に戻って就職活動をするとしたら、どのような企業に入りたいですか?どうだろう、大手企業がいいですね。海運会社がいいな。色々な業種があるけど、今まで見てて一番楽しそうなのが海運業の会社でした。海の男っぽいおおらかさがあって、今からでも転職できるなら行きたいです(笑)。おすすめです。――最後に、初の映画化ということで、これまでの映像化作品とここが違う、と思った点を教えてください。一度撮影見学に伺いましたが、スタッフやキャストとの距離が近い気がしました。映画の方が、中小企業っぽいのかもしれませんね。2時間になっていることで作品の凝縮感がすごいです。ぜひのめり込んで観ていただきたいです。■池井戸潤1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞、2010年「鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞。『半沢直樹』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、わが家へ』『民王」『アキラとあきら』『陸王』など、数多くの作品がドラマ化され、話題となった。『空飛ぶタイヤ』は、2006年実業之日本社より単行本が刊行され、09年に講談社、16年に実業之日本社にて文庫化、単行本の新版も本年刊行された。第28回吉川英治文学新人賞と第136回直木賞の候補作でもある。2009年にはWOWOWにてドラマ化され、第26回ATPテレビグランプリ2009最優秀賞(ドラマ部門)を受賞。
2018年06月11日「大手銀行や旅行代理店、損害保険会社など、学生やその親は、安定して高収入が望める就職先を希望するものです。でも、これからは『10年先にどんな経営状態になっているか』で選ぶべきなんです」 こう話すのは、経済評論家の加谷珪一さんだ。6月1日が、採用選考開始“解禁日”となる就職活動。解禁直前のいま、大学4年生は企業研究に大忙しのはず。文部科学省と厚生労働省が5月18日に発表した、4月1日時点での新卒就職率は「98%」という最高値。 「景気回復に伴い企業の採用意欲が向上」と、文科省は分析をしているが、加谷さんは、「この数字にはからくりがある」と指摘する。 「最大の要因は、『若年層の人口減』でしょう。この10年で新卒は14%ほども減少しているんです。しかし、企業は新卒採用の数を毎年キープしたい。それは、新規事業など、企業成長のための施策に人員が必要になるからです」(加谷さん・以下同) 同じペースで採用を続けていった場合、もしその企業が経営不振に陥ったら、どういうことが起きるのか。 「日本では不当な解雇はできませんから、基本、終身雇用と考えていいのですが、解雇しなければ、新規事業のたびに人が増えていきます。分配できる給与はどんどん少なくなり、『終身雇用なのだから待遇、給与が下がるのは我慢しろ』という理屈をふりかざされかねません」 “これで将来も安心”と思って入ったはずの大企業で、まさかの“待遇格下げ”――。「日本郵政」が、正社員約5,000人に福利厚生として給付していた「住宅手当」を10月からカットすることを決定したニュースは記憶に新しい。 では、いったいどんな企業が“先行き不安”といえるのだろうか――。加谷さんによれば、そういった会社は、ある共通点を持っているという。 「最初に目を向けなければいけないのは、『売上高が伸びていないのに、社員数が毎年、増加している』会社。後々、社員の待遇が悪くなっていく可能性があるからです」 就活生に圧倒的人気を誇る“メガバンク”。だが、’13年~’17年の社員数の増加率と売上高の増加率をまとめたものに基づき、加谷さんに将来性を評価してもらうと、“先行き不安”なところも。 「いま、日本には『人手は足りないけれど、人材は余っている』という企業が多い。その典型例がメガバンクです。人手不足なのに、なぜあれだけの大リストラをするのかというと、いま雇用し続けている旧来型の手作業のスキルや、ルート営業などは、事務作業のIT化などで、どんどん“不要な人手”となっていくからです」 増員したいのは「プログラミングなどのスキルを持つIT化に即した若い人材」だというが……。 「そういう人材は、『DeNA』や『メルカリ』などの独立系IT会社が新卒初年度年収で『1,000万円』とか『1,500万円』という待遇で採用していきます。有能な人材は、そういう会社が“1位指名”してしまうということです」 これから就活する子を持つ親は、数十年前の自分たちの就活時代の感覚でアドバイスしてはいけないご時世になったようだ。 「かつては羨望のまなざしを向けられたネームバリューを持つ企業のなかでも、“一寸先は闇”と言える企業が少なくありません。AI化、グローバル展開……さまざまな観点から企業を分析していく必要があるんです」 もちろん、単純に「この企業はリスキー」と言い切れるものではない。同じ業種でも伸びしろがあるかないか、しっかりと見抜く力が必要とされているようだ。
2018年06月03日◼︎羽ばたけ、自分。DRESS読者のみなさん、こんにちは。映画ライターの古川ケイです。今回みなさんにご紹介したいのは、本年度のアカデミー作品賞ほか5部門にノミネートされた『レディ・バード』です。これまで『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『君の名前で僕を呼んで』『ファントム・スレッド』と、本年度のアカデミー作品賞にノミネートされた作品を多数ご紹介してまいりましたが、本作『レディ・バード』がノミネート9作品の中で、最後の日本公開作品となります。◼︎監督は新進気鋭のグレタ・ガーウィグ本作の監督・脚本を務めたのは『フランシス・ハ』(2012)でゴールデン・グローブ主演女優賞にノミネートされ、『20センチュリー・ウーマン』(2016)でも各映画賞に多数ノミネートされた、現在34歳の若手個性派女優グレタ・ガーウィグです。女優としてだけではなく、次世代クリエイターとして多彩な才能を発揮するグレタは、本作が単独監督デビュー作にも関わらず、アカデミー監督賞に紅一点でノミネートされ、さらには脚本賞にもダブルでノミネートされるという快挙を果たしました!そんなグレタは、本作を「母親と娘の関係性を愛の物語として描いた」と語ります。「ティーンエイジャーの女の子を取り上げた映画というのは、ある男の子を中心にストーリーが展開されていく場合がほとんど。(中略)でも、実際はそんなに簡単じゃない」「私が知っている女性のほとんどが、ティーンエイジャーの頃、非常に美しく、とてつもなく複雑な関係性を母親との間に持っていた。(中略)私の知る限りでは、母親と娘の間の愛こそが一番深いと思う」都会に憧れたり、恋や友情に悩んだりするティーンエイジャーの心情だけでなく、母と娘が相手と理解し合えないことに苦しみながらも、互いを思い合う様子がしっかりと描かれる本作は、グレタにとって「これこそがもっとも感動するラブ・ストーリー」とのこと。母娘関係の集大成とも呼べる静かな感動のラストに、心が震えます。◼︎『レディ・バード』のストーリー2002年、カリフォルニア州のサクラメント。失業して就職活動中の父ラリー。看護師として家計を支える母マリオン。近所のスーパーで働く養子の兄ミゲルとその恋人シェリーと5人で暮らしているクリスティン(シアーシャ・ローナン)は、自分を”レディ・バード”と名付け、周りの人間にもそう呼ばせていた。カトリック系高校で高校生活最後の年を迎えたクリスティンは、進学先を決めるため、母と大学見学に出かける。だが、帰りの車中でクリスティンが「文化のあるニューヨークやニューハンプシャーの大学に進学したい」と言ったせいで、地元の大学に行かせたい母と大げんか。癇癪を起こして車から飛び降りたクリスティンは右腕を骨折してしまうのだった。そんなある日、クリスティンは高校のシスターに勧められ、親友のジュリーと一緒にミュージカルのオーディションを受けることになる。そこで気になった好青年のダニーと親しくなったクリスティンは、高校のダンス・パーティーで踊った後にダニーとキスを交わし有頂天になるが……。◼︎”レディ・バード”がとにかく可愛い!主人公クリスティン(レディ・バード)を演じるのは、『つぐない』(2007年)でアカデミー助演女優賞、『ブルックリン』(2015年)でアカデミー主演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナンです。若干24歳でありながら、本作でゴールデン・グローブ主演女優賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされるなど、演技派女優としてハリウッドで活躍を続けているシアーシャは、本作でも素晴らしい演技を見せてくれます。シアーシャ演じるクリスティンは、決してクラスの中でイケている女子ではありません。母とケンカして車から飛び降りたり、骨折してしまった右腕のピンクのギブスに”くたばれママ”と書いたり、人気者グループの女の子に見栄を張ってしまったり、クールなバンドの美少年に憧れたり……。そんな愛嬌たっぷりでどこか憎めないクリスティンを、シアーシャがチャーミングに演じます。青春の輝きと痛みを知る人なら誰もが共感できる内容でありながら、ラストには驚くような感動を与えてくれる『レディ・バード』。アカデミー作品の日本公開大トリを飾る本作の静かな感動を、ぜひスクリーンで味わってみませんか?◼︎『レディ・バード』公開情報『レディ・バード』2018年6月1日(金)より、TOHO シネマズ シャンテ他にて全国ロ ードショー監督・脚本:グレタ・ガーウィグ出演:シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツ、ルーカス・ヘッジズ、ティモシー・シャラメ配給:東宝東和上映時間:94分公式サイト:© 2017 InterActiveCorp Films, LLC./Merie Wallace, courtesy of A24
2018年06月01日「17歳で産んだ息子が、今年やっと成人して大学に通っています。この子は私の誇りだし、産んだことは後悔していません。でも、当時の孤独な気持ちは、二度と思い出したくないんです」 息子の成人式の写真を見ながら涙ぐむのは、神戸市内に住む山本美羽さん(仮名・37)。山本さんは、地元の進学校に通っていた高1の冬に妊娠が判明。17歳で長男を出産し、通っていた学校を辞めた。現在は、子どもと2人暮らしのシングルマザーだ。 文部科学省の調査によると、’15〜’16年度に高校側(全日制・定時制3,571校)が把握した生徒の妊娠2,098件のうち、妊娠を理由に学校を退学せざるをえない状況に追い込まれていた生徒は、全体の約3割にあたることがわかった。 「学業の不継続は、将来世代の貧困を生みかねない」と問題視した文科省は、今年3月末、教育委員会などに対し、「妊娠・出産を理由に、安易に退学させないよう支援や配慮を求める」と学校側に通知を出した。 そこで本誌は10代で妊娠・出産を経験した女性に、自らの経験を語ってもらった。 「妊娠がわかったのは高1の冬。父がすぐに休学手続きをとったので、それ以降、私は高校に通っていません。当時PTA会長だった父は、表沙汰にしたくなかったんだと思います。近所の目もあるので、外出もするなという感じで、息苦しかった……」 冒頭の山本さんはそう語る。学校にも妊娠の事実は告げないままの休学だった。相手は、別の高校の同学年の生徒。 「いま考えれば2人とも無知だったと思います。妊娠・出産すれば、どんな責任を伴うのか。どんな生活が待っているのか想像もできなかった」 そう振り返る山本さんだが、自分でも不思議なほど、「産まなきゃ」という気持ちが強かった。彼とも将来的には一緒に育てようと約束もしていたが、周りの大人は反対した。 「母は私の気持ちをわかってくれましたが、父や彼の両親からは、何度も、『中絶してほしい』と頼まれました」 しかし、山本さんの気持ちは変わらなかった。彼とは別れ、翌春に長男を出産。実家で育児する日々が始まった。 「通っていた高校には戻れない。でも、将来のことを考えると高校だけは卒業したかったから、出産してすぐ、通信制高校に編入したんです」 2年かけて通信制高校を卒業し、すぐに医療事務の資格を取得。就職活動を始めるが、乳飲み子を抱えた10代の山本さんを雇ってくれる会社は、なかなかなかった。 「『え、あなた17歳で産んだの?シングル?』って、興味本位で根掘り葉掘り聞かれます。面接のあとの帰り道は、何度も泣きました」 子どもの教育に関しても、手探りだった。 「幼稚園の入園に、願書が必要なことさえ知らなかったんです。息子が幼稚園に入る時期の直前になって気づいて、近所の幼稚園に片っ端から問い合わせたら、どこからも『願書の受付けは締め切りました』と断られて。情けなかった」 そうしたいくつもの苦い経験はふだんは心の奥底にしまいこんでいるという山本さんだが、同じ悩みを抱える“少女たち”へのメッセージを求めると、涙ながらにこう語った。 「生活能力もないのに、妊娠・出産すべきではないかもしれません。でも、産む決断をしたコたちには、周りの大人がもっと、『こんな制度があるよ、こんな仕事に就けるよ』と情報提供し、希望を持たせてあげてほしい。もう、私のような孤独な思いをするコが出てほしくないんです」
2018年05月30日『ソルズコーヒー』オーナー・荒井利枝子さん(31)が、“コーヒー屋”という天職に出会ったきっかけとは?蔵前エリアで3店舗を構える『ソルズコーヒー』。そのオーナーが荒井利枝子さん。建築の学校を卒業時に、友人と会社を設立し、飲食業界へと飛び込んだ。彼女が経験してきたバイトは、すべてコーヒー屋。場の雰囲気や業務が好きだったという荒井さんだが、当時はコーヒーをおいしいと思ったことがなかった。「友人の父が焙煎機を持っていて、焙煎したコーヒーをいただく機会があって。その時はじめてコーヒーがおいしいと思えたんです」この味に衝撃を受け、一からコーヒーを学ぶ。偶然にも友人の父の焙煎機を譲り受けることになり、建築の勉強で培ったデザインの技術も活かせるコーヒー屋を始める。最初は豆の通信販売と、移動コーヒーショップを開始。1年半後には実店舗を構え、気づくと5店舗を経営するまでに。ところが2015年、急にスタッフが退社。2店舗を閉め、ストレスで体調を崩し入院する事態に。「本当にその年は最悪でした。でも、起業時から、絶対に10年は続けると決意していたんです。格好つけずに『職業はコーヒー屋』と名乗れるようになったことで、周りから認められ始めた気がします。去年からカフェのプロデュースにも携わるようになり、今年は娘を出産。仕事も私生活もシーズン2に突入した感覚です」出産後の今は、子どもと一緒にいながらできる仕事方法を模索中。「転機が訪れると、最初に決めることは“やるかやらないか”。そして、楽しいか、誰が喜ぶか、なりたい自分になれるかなどを考え、そのすべてに当てはまったら進むように。それを“どうするか”を考える時には、人のご縁に助けられることも。私ができるのは、周りの人に上手に相談して、よい道を作ることだと思うので。そこで思いもよらない新しい出会いやアイデアが生まれることが、とてもワクワクする瞬間なんです」荒井さんの人生年表2002年(15歳):ダンス部の友人に誘われ、ゴスペルに目覚める。高校に入るとダンス部に入部し、仲のいい部活友達にゴスペルの体験会へ誘ってもらう機会が。この時に歌うことに目覚め、在学中はバンドを組むなど音楽に熱中した。卒業する頃には、レッスンをしながらシンガーを目指すように。2007年(20歳):コーヒーショップで働きながら父親の影響で設計を学ぶ。19歳の時、不運な事情によりシンガーの道に進むことをやめる。今まで家族にやりたいことをさせてもらった恩返しをするため、家族の喜ぶことをしようと一念発起。建設業だった父親の会社を継ぐことを20歳で志し、建築の勉強を始める。2009年(22歳):就職先の内定取り消しを受け、友人と一緒に起業する。女性が職人の世界に立ち入ることを反対する父の意見を受け、就職活動をする。ところがリーマンショックの影響で内定が取り消しに。バイトで培ったコーヒー屋のノウハウと、譲り受けた焙煎機を活用し、コーヒー事業を思いつく。2010年(23歳):初店舗をオープンさせる。江戸川区で初の実店舗となる『ソルズカフェ』を開店。この時はコーヒー専門店ではなく、地域の特性からカフェとして食事にも力を入れる。企画と運営側に集中するため、現場を任せられる人材を育てることに力を入れるように。2013年(26歳):“天職”タイミング。蔵前にスタンドをオープン。知り合いの誘いもあって、小さなコーヒースタンドを蔵前にオープンさせ、店名を『ソルズコーヒー』に。その後、オフィス内でのコーヒーショップ運営や、蔵前エリアで店舗を拡大させる。だんだんと周囲からの見られ方が変わり始める。オープン当初は、道ゆく人に挨拶をしても怪訝な顔をされることも。地道に声かけを続けると徐々に受け入れられ、常連さんが増えた。地域のニーズに合わせてコーヒースタンドの形態をとり、認められるお店になった。あらい・りえこ2009年にSOLISM株式会社を設立。東京・蔵前エリアに3店舗を運営する傍ら、カフェのプロデュースも。千葉県・柏に『子育て支援カフェ・The Giant Turnip』が開店したばかり。※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子イラスト・長谷川まき文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2018年05月29日平成生まれの方と話していると、いかにも平成生まれっぽい言葉遣いだなぁ……という印象を受けたり、平成生まれの方に、「それ、昭和の人しか知らないネタです」と突っ込みを入れられたり……。昭和生まれ・平成生まれに対して、日々、世代の違いに何らかの線引きをしているような気がします。実際のところ仕事や将来に対する考え方など、両者にはどんな”意識の差”があるのでしょうか?horiphoto / PIXTA(ピクスタ)■ 時代背景が大きく影響!? 意識の差は学歴と仕事へのスタンスだった!全国の平成生まれの男女(20歳~28歳の男女)と昭和生まれの男女(52歳~59歳の男女)を対象にした「平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査」。まずは幸せな人生を送るためには、学歴が必要かどうか、のアンケート結果を見てみると、以下のような結果になりました。平成生まれ「学歴はなくてもいい」が59.2%昭和生まれ「絶対に学歴が必要」が51.0%コーチャン / PIXTA(ピクスタ)平成生まれは、それほど学歴を重視していない傾向ですが、昭和生まれは学歴が必要と考える割合が半数越え。今回の調査対象の昭和生まれの方々は、ちょうど平成を迎えた年に若手社員として活躍していた男女。HHImages / PIXTA(ピクスタ)約30年前と考えると1988年、バブル真っただ中から、バブル崩壊を経験している世代です。1994年には大学進学率が30%を超え、その後急速にこの割合は上昇したとされ(2002年に40%、2009年には50%)、バブル崩壊後の時代は顕著な高学歴化の時代だったといえます。バブル崩壊後に失業者が続出したり、採用抑制は大企業ほど多かったといい、この時代を生きたからこそ、学歴が必要と考える割合が高くなったとも考えられます。そういった時代を経験している昭和生まれと、比較的就職活動が売り手市場であった平成生まれを比べると、両者の”仕事への考え方”にも差が見られます。平成生まれは、”給料がいい仕事”を理想の仕事と捉えるのに対し、昭和生まれは”やりがい”を求める傾向に。また昭和生まれはグラフの通り、同じ職場で長く働くことを希望する割合が大多数なのに対し、平成生まれはステップアップのために転職した方がいいと考える割合が3割を超え、転職に対する考え方は平成生まれの方が柔軟なよう。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)バブルの時代を経験したり、就職活動する時代が好景気だったり、その逆だったりなど、それぞれの世代の意識は社会情勢が大きく関わっていることが分かります。■ 平成生まれは”ワリカン”が常識!? 意識の差は恋愛にも…両世代の学歴、仕事に対する意識の差。この差は、”恋愛”にも存在するよう。例えば、デートでの支払い。AH86 / PIXTA(ピクスタ)昭和生まれは、男性のほうが多く支払うべきという割合が7割を超えるのに対し、平成生まれは男性が多く出す派とワリカンがほぼ半々!昔のように、男性の方が多く支払う、は常識ではなくなっているようですね。また、誕生日やクリスマスなどのイベントをささやかに過ごしたいと考えるのは、昭和生まれが圧倒的。AH86 / PIXTA(ピクスタ)しかし、平成生まれは昭和生まれより、豪華に過ごしたいという思う傾向が強いようです。昨今のパーティブームやSNS映えブームなどの影響により、他人の評価を意識しているように感じる平成生まれ。恋愛についての意識の差にもこのような流行が関係しているのかもしれません。いかがでしたか?意識の差はまさか恋愛傾向にまで及んでいるとは驚きでした。平成は2019年4月に終わります。新元号の決定も気になりますが、次の時代がどんな時代になり、その時代を生きる若者がどんな意識傾向になるか今から楽しみです。【参考】※平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査※わが国の経済社会の変化-厚生労働省
2018年05月22日前年に引き続き、2019年も売り手市場といわれる就職活動。昔の就職活動と違って、今の就職活動鍵を握るのは、就活生の”親”ともいわれていますが……。というのも、オヤカク(親確)という用語もあり、内定者だけでなくその親にも入社承諾の確認をとることを言うそうです。実際のところどうなんでしょうか?就活生を持つ親の実態についてご紹介します。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)■ アドバイスしないなんてありえない!? 子どもの就職活動で親は何してる?就職活動をテーマにしたある調査によると、就職活動中の子どもに「アドバイスしたい」(求められたらアドバイスしたい を含む)と答えた親は81.7%にものぼりました。子どもの就職活動に対して、関心のある親が多いように見受けられますが、オヤカク(※内定者だけでなくその親にも入社承諾の確認をとること)を行う企業については、悪いイメージを持っている親は45.5%という結果に。【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)この”オヤカク”、入社承諾の確認のために親宛に電話や手紙を送付してくるというから驚き。さらに企業によってはオヤカクに留まらず、親向け企業訪問や採用担当者による家庭訪問を実施するところもあるそう。社会に出るための活動に家庭訪問が伴うとは、一体いつ大人になれるのか心配になりますし、さすがにちょっとやりすぎかも……という印象を受けてしまいますが、企業がオヤカクをする理由は何なのでしょうか?■ 「オヤカク」を企業が推奨する背景とは?ocsa / PIXTA(ピクスタ)子どもに就職活動のアドバイスはしたいが、オヤカクをする企業へのイメージはどちらかというと悪い。それなのに、なぜ企業は”オヤカク”をするのでしょうか。その背景には、長時間労働やパワハラなど”ブラック企業”の問題が広く知られるようになった超売り手市場により内定をいくつも取る学生が増え、企業が”選ばれる立場”になった内定辞退を防ぐためなどが挙げられます。foly / PIXTA(ピクスタ)最近、ブラック企業の問題は後を絶ちません。自分の子どもが入社する企業の労働環境はブラックではないか、大手であっても分かりません。また超売り手市場ということから内定辞退者が増加し、企業側が採用人数を確保できない、という問題も生じています。特に、企業が学生を獲得する採用活動には1人あたり、約50万円のコストがかかるいわれています。内定辞退をされるよりはオヤカクをして入社承諾を得たいという企業側の気持ちも理解できます。大学選びも親の意見、成人式にも親同伴、そして就職活動にもオヤカク。少子化などにより、子ども1人に対する親の関心が高まっていることも原因の一つかもしれませんが、今後更に子どもの将来を決定する際の”親の存在”は複雑化していきそうですね。photomai / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?昔は、企業から身元調査された!などと聞いたものですが、今は内定先が会社のことを親に説明してくれる時代になっているとは驚きでした。筆者の住んでいる地域では、入社式にも親が同伴する企業が存在します。自分が社会人になった姿を披露する。これも一つの”親孝行”ということなのでしょうね。【しゅふJOB総研調べ】【参考】※<働く主婦に聞く、子どもの就活への関わり方についてのアンケート>「就活アドバイスしたい」81.7%/オヤカク(親確)への印象「良い」18.4%、「悪い」45.5%※新卒採用サポネット-マイナビ
2018年05月15日映画『友罪』(5月25日公開)でW主演を務める俳優の生田斗真と瑛太が14日、明治大学文学部文学科文芸メディア専攻 伊藤氏貴准教授 特別授業に、瀬々敬久監督とともに登場した。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の"その後"、そして極限の友情を描く物語となる。授業で少年犯罪について学んでいる学生たちが対象となり、すでに映画も鑑賞済み。「もし友達が罪を犯していたら、関係を続けるか続けないか」などのテーマでディスカッションがなされた。また、就職活動が始まりかけている、という学生から「この職業で行こうと決めた時期」について質問されると、生田は「高校生の頃」と答える。SMAPファンの母親がジャニーズ事務所に履歴書を送り「なんとなく部活の延長のような感覚で、毎日楽しいなという思いで続けてきた」という生田。高校生の時に進路に迷い、「自分の中でやりたいことの確信が欲しくて模索し続けていた」ところ、演劇に出会ったという。「周りにいる演劇人の大人たちが本当に楽しそうに作品を作っていて、観たお客さんたちが本当に感動して劇場を後にする姿に感銘を受けて、自分はお芝居で生きていこうと思いました」と振り返った。一方瑛太は、サッカー推薦で入った高校で挫折、普通科に進むも「勉強が大嫌いなので、どうすることもできなくて」と語る。様々なアルバイトも「1カ月やって給料をもらうと、達成感があって、辞めてしまう」瑛太だったが、「現実から逃れられるのは映画のスクリーンの中の世界でしかないというところで、俳優なんじゃないかなと思った」と明かした。また、瑛太は学生に「生田斗真と瑛太、どっちか好きか」と質問。「結果がわかりきってるので、まずは瑛太」「次、生田斗真」と手を挙げさせると、若干瑛太の方が多い結果となり、予想外だったのか、瑛太は「ごめん……」と生田に謝る。瑛太派の学生からは「瑛太さんの方がエロい」「メンヘラっぽところが好きです」という意見が飛び出した。生田派の学生は「役が全然違って凄いし、顔がかっこいい」「『花ざかりの君たちへ』で好きになって、これからも応援させていただきます」とラブコールで、生田も頭を下げていた。最後に瀬々監督は「今でも思い悩んでる人を救えるのは、ちょっとしたかけがえのない時間。かけがえのない時間の大切さを知ったことで、加害者は自分が奪ってしまったと気付くんじゃないか」と作品のシーンについて触れながら語る。「かけがえのない時間を大切にして生きていこうという映画だと、撮った後に気づきました。よりよい人生をこれからも生きていってください」と学生たちにメッセージを送った。
2018年05月14日4月18日とんねるずの木梨憲武(56)が、TBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』にゲスト出演。ラジオリスナーから寄せられた悩み相談に対し、驚きの解決策を提案し話題になっている。 同番組の悩み相談コーナーで22歳の男性リスナーから「自分の才能や、合う仕事がわからない」という相談内容を受けた木梨。 男性は大学を卒業するも就職活動はせず、バスケの選手や映画関係の仕事に就くという漠然とした目標のみで現在はフリーター。父親からどんな仕事でもいいから一度就職してみろと言われたものの、自分にはこれといった才能がなくどうしてよいか分からないという。 木梨は、映画関係やスポーツの場合はスキルが必要な場合があるとした上で「現場に行って、そちらの先輩たちといい感じの出会いがあれば、これはそっちが好きになってくるんですよね」と告白。やりたいことや才能ではなく、環境で仕事が好きになっていく可能性があると説明した。 さらに突然「もう俺、彼の就職先を決めてます」と言い出し、木梨が現在映画『いぬやしき』で関わっているフジテレビの映画部、東宝、そして『いぬやしき』を作ったプロデューサーに会わせると断言。 「そこから社員なのかアルバイトか。センスがあるのか、本当に好きなのかは会ってからでしょう?こういうきっかけがあれば、会った方がいいの、絶対に。で『お前、いいねえ!』とか『じゃあこっち側がいいね』っていうのはその3人が決めますから」と説明。「20日に舞台あいさつがあるから、そこにまず来させます」と宣言した。 これに対しファンは「すごい!かっこいい」「ノリさんさすが…。とんねるずってこうだったよね。」「この展開は読めなかったさすがだなぁ」「ちょっとこれノリさんの懐が深すぎて良すぎ。人と人の架け橋になれるって目標にしたい」と称賛のコメントが相次いでいる。
2018年04月19日タレントでニュースキャスターのホラン千秋(29)が4月8日の「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ系)に出演。ホランの人生が“挫折街道まっしぐら”と紹介され、話題となっている。 仕事がほとんど無かった高校時代。芸能一本で生きることを諦め、勉強とバイトにいそしんでいた学生時代。民放キー局の就職活動も全滅など、番組ではホランの華やかなイメージとはかけ離れた経歴を紹介。 高校時代には、同じ事務所所属の女優・吉高由里子(29)と出会ったというエピソードも。「圧倒的にオーラが違った。お芝居のレッスンでも、彼女が生み出すものには太刀打ちできない。こんなに才能を持った人がいるなら無理だなと思った」と当時を振り返った。 大学時代はサークルに所属せず、合コンにも参加せず、文化祭は門まで行って引き返したという。授業も最前列の席で受けていた。「あのキラキラになじめない気がして。新入生歓迎会も、歓迎されたくない。キャピキャピしているのを斜めに見ていた」としみじみと語った。 同局のニュース番組「NEWS ZERO」のキャスターに抜擢された当時の裏話も紹介。マネージャーからの電話にホランは「23歳で報道番組なんて、何の深みもない人間が絶対無理」と意思表示をしたものの、「こんな大きな仕事はやるしかないから」と説得されて仕事を受けたと明かした。 Twitterでは《「サークルのキラキラした感じを斜めから見てた」とか話が合いそう》《すごく真面目 大学時代に非リア充だったのには好感持てる》と、意外にも大学時代のホランに対し好感が持てるという声が。 番組内では“キレイな顔でズバズバ毒を吐きまくるギャップのあるキャラ”と紹介されたホラン。ユーザーからは《今まで好きじゃなかったけど、めっちゃ話し合いそうだわ》《行動とか価値観似てるなと思った。ネガティブなところとか現金必要になるまで下ろさないところとか》と、共感できるという声が上がっている。
2018年04月08日誰と恋をするかじゃなくて、どんな恋をするか。これが私のモットーです。とは言っても、いつもこのとおりの恋ができるわけでもなく、あまりうまくいかないこともあったりするわけですが(精進ですね!)、少なくとも私の今までの遍歴を振り返ってみれば、それなりに信用できると感じるこの考え方をちょっとシェアさせてください、今日は。■■恋と就職はパッと見似てる恋愛ってよく就職活動に例えられることがあると思うんですけど、それにはいろんな理由があると思います。それは例えば、「出会いがご縁」な部分とか、入社(交際)してみないとわからないことがたくさんある部分とか、まあ、たくさんありますよね、似てる部分は。でも私は一番は、「いい会社に入ろう」つまり、「いい人に出会おう」とばかり思ってて、「自分は、入社して(出会って)どうしたいのか」ってところを考えてない人は失敗するという部分だと思っているんです。就活だと、世間的にも有名で、CMとかもやってて、その会社の商品名を聞けばだれでも「あそこね!」ってなる会社が人気なんですけど、そういうところに応募する動機が、もしも「有名だから」だけだったら、私はそれって全然ダメだと思います。面接とかでは「御社の製品のブランド価値、影響力は社会的にも非常に大きいため、それを活かし、さらに多くの人々を幸せにしていきたいというのが志望動機です」とかもっともらしく言ってても、本当はその会社に入って、その会社の名前が入った名刺を持って、同窓会や合コンで「おー!」って言われたいだけなのがバレバレなんですよ。それは恋愛で言うなら、「いい人」「イケメン」と付き合えばいいと思ってるのと同じ。■■運命の恋が巡ってきたら、そりゃ幸せだけどま、就活の場合は別にいいですよ、そんなダメダメな動機でも、一度入っちゃえば多分クビにはならないから一生安泰かもしれないですね。めでたしです。でも恋は、大企業に入社しただけじゃ全然幸せにはなれないし(入社してしばらくは浮かれてて幸せを錯覚するかもしれませんが)、それこそいつクビになるかわかりません。そう、就活と恋は、似てるようで、ここが全然違う。恋愛は、めっちゃ転職する。最初の会社(初恋)に定年までずっといるなんてほぼありえない。転職を繰り返しまくること前提。だからこそ、会社のネームバリューじゃなくて、一社一社、そこで自分が何をしたいのかが大事。「いい会社に入れた!よっしゃーおつかれ!」って打ち上げするんじゃなくて、いつまでいるかわかんない今の会社で、どれだけ幸せって感じられるか、そして、次転職することがあったら、その新しい会社でどうやって、「前の会社よりも幸せだぜー!」って思えるか、そこが勝負所。そして、この勝負に勝つには、恋愛で感じたちょっとした不満や不安を、幸せに変える企画力、行動力こそが重要。自分が自分の力でどういう恋をするかにかかってる。「今度こそいい会社でありますように」じゃ、いつまでもゴールにはたどり着かない。**おごってくれたり、エスコートしてくれたり、そういう大人な人と付き合いたい?いいじゃないですか。ナイス。でも、それで今彼の甲斐性のなさを嘆いたり、周りの男子がみんなガキだと恨んでちゃダメ。それは違う。いい? おごってもらったり、エスコートしてもらったりする女子は、たまたま”そういう大人な男”に運良く出会いまくってるわけじゃない。そんな悪魔的な強運の持ち主じゃない。努力がある。素敵なデートをしたい。そのために、まずは自分がおしゃれして、魅力的なメイクをして、「こんな子をデートに誘うんだったら、おしゃれなお店を予約してあげないとな」ってまず思わせる。そして、デートでも、その人の話にたくさん笑って、気持ちよくさせて「素敵な時間だったし、ぜひお礼にごちそうさせて」って素で思わせる。自分がしたい恋ができるように、それを叶えてくれる相手を見つけるんじゃなくて、そうなるように自分で動く。それができる人は、誰とデートをしても誰と恋をしても自分がしたい恋が舞い込むし、その逆も同じ。「大人な人がいい!」とただ愚痴ってるうちは、次の彼氏も、その次の彼氏も”子供”に感じるでしょう。もちろん、運命の人と出会えたらって気持ちもあるけれど、運命の人とじゃないと素敵な恋ができないのだとしたら、恋愛ってどんなにつまらないものになってしまうでしょうか。運命の人に出会うまでの恋は何? ただの練習試合? 暇つぶし? 違う、全部の恋が、運命の恋になる可能性を秘めているんです。私もまだまだこれからですが、そんな気持ちで、自分で幸せを作る恋、していきたいですね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年04月07日“バブリーダンス”で話題の大阪府立登美丘高校ダンス部の元キャプテン・伊原六花が、2日に公開されたLINEの動画シリーズ「LINE みんなのものがたり」の最新動画『キャンパラダイス~イマドキの大学4年間を4分でまとめてみた~』で主人公の大学生・ヒナを演じた。「LINE みんなのものがたり」は、LINE上で交わされる人々の感情を伴ったコミュニケーションや新たな文化を描いた動画シリーズ。『キャンパラダイス』では、大学4年間のキャンパスライフは情報戦であり、戦略的にLINEやSNSを使い分ける者がキャンパスライフをパラダイスにできる様子を描き、伊原が高校卒業後初めて挑戦した演技と得意のダンスを披露している。動画は入学時から描かれ、青森から都内の大学へ入学を直前に控えたヒナ(主人公)は、大学入学当初から「入学ぼっち」にならないために、まだ面識のない未来の同級生とグループLINEで交流を開始。大学1年生のシーンでは、数々のサークルの新歓コンパに参加し、LINEグループはいつの間にか100を超える状況に。合コンでの策略的にLINEを使いこなす姿や、気になる男性からメッセージがくるのを待ち焦がれる純朴な一面が描かれる。大学2年生になると、ヒナの生活は恋愛や趣味を楽しむことが中心に。彼氏との交流も友だちに恋の悩みを相談する時も、LINEを駆使し続けるヒナ。遂に彼にLINEで別れを告げられても、たくさん属しているLINEグループに身のよりどころを見つけてめげず、彼氏がいないからこその自由を謳歌し、海に遊びに出かけるなど遊ぶことに励む。大学3年生になったヒナは、就職活動をスタート。就職活動のOB/OG訪問にそなえ、大学のOB/OGとSNSでつながるためにはどうすべきか嗅覚をきかせる。そして、大学4年生のシーンでは、就職活動仕様で就職活動に励む姿や、大学卒業時にLINEのアルバムや所属したグループを見ながら、走馬灯のように4年間の思い出を振り返る姿が描かれている。伊原は「今回の動画では、ダンスも踊らせてもらったので最初から最後まですごく楽しくできました! そして、1日でこんなにたくさんの衣装を着てメイクや髪型もかえて色々なシーンの撮影をしたのが初めてだったので、新鮮で、すごく勉強になりました!」とコメントしている。
2018年04月05日3月25日深夜に放送された「にけつッ!!」(日本テレビ系)で、千原ジュニア(43)が自身の所属する吉本興業の“元・新入社員”についてのエピソードを披露。その元・社員は退職する際に“理由”を上司から訊ねられ、こう明かしたとジュニアは再現した。 「親にも『お前』なんて言われたことないんです!『お前』なんて呼ばれ方する職場、こんなところで僕は働けないです!」 ジュニアは自身について「親にも殴られるのが当たり前だった世代」とし「正直悪い、(そんな発言をするような社員は)吉本には向いてないわ!(社内では)『貴様』が飛び交ってんやから!」と発言。さらに共演者のケンドーコバヤシ(45)もその“退職理由”について「世も末やな!」とコメントし「(男が)弱くなったというか……」「どの業界でも、今、言ってますけどね」と持論を述べた。 ネットでは2人の意見に是非が分かれている。否定派は「2人の考え方はパワハラに繋がるのでは」といった声を上げる。 《受取手によっては「パワハラ」になるかもしれない》《言い方に愛があるか無いかだとは思う。多分無い会社なのかもしれない》《打たれ弱くなったのはそうやと思うけどそもそも不必要に打つ必要がない》 いっぽうで「そういう会社だから仕方ないのでは」という意見もある。 《吉本クラスの知名度ある会社なら、就職活動前に会社の体質分かる》《(吉本興業が)そもそも体育会系なのわかりきってる》《芸人という名の社員が毎日テレビに出てる。会社のこともわかりそうなもんだけどな》 パワハラが問題視される昨今。それぞれの価値観を理解することも、大事なのかもしれない。
2018年03月28日障害のある方の「働く」を応援する、LITALICO仕事ナビがオープン!Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)働くことに障害のある方と、就労支援事業所(就労移行支援事業所・就労継続支援A型事業所・就労継続支援B型事業所)を繋ぐ情報サイト、「LITALICO仕事ナビ」が、2018年3月26日にサービスを開始しました。LITALICO仕事ナビでは、全国の就労支援事業所の情報を分かりやすく掲載するほか、障害のある方が受けられる支援の利用方法や就職に向けた実践的なノウハウを紹介する専門家監修記事や、就職者インタビュー・企業インタビューといったコンテンツを幅広く発信していきます。障害のある方一人ひとりが、自分のニーズに合った事業所を選ぶことができる情報プラットフォームをつくることで、誰もが自分らしく働くことのできる社会の実現を目指します。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)障害がある方の「働く」を取り巻く社会の課題は?LITALICO仕事ナビ、サービス開始の背景そもそも、障害のある方の「働く」を取り巻く状況はどのような状況なのでしょうか。また、就労移行支援をはじめとした、障害のある方の「働く」を支援する事業所の運営状況は、現在どのような課題があるのでしょうか。この記事では、「LITALICO仕事ナビ」のサービス開始の背景となる社会課題や、運営スタッフの思いをご紹介します。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)運営スタッフ プロフィール:鈴木悠平(写真左)2014年に新卒として株式会社LITALICOに入社。LITALICOジュニアの指導員として、発達が気になるお子さんや保護者の方々の学習・生活支援を経験したのち、LITALICO研究所の立ち上げ・事務局長を担当。現在は国内最大級の発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」編集長としてコンテンツ制作を統括するほか、LITALICO仕事ナビ創刊編集長としてコンテンツの企画・制作を推進。昆野祐太(写真中央)2012年に新卒として株式会社LITALICOに入社。「LIALICOワークス」支援員として、障害のある方一人ひとりの就労・定着の支援を経験したのち、延べ4センターでのセンター長・新規開設を担当する。現在は、LITALICO仕事ナビの地域連携担当として、全国各地の就労支援事業所を訪問。勝俣友紀子(写真右)2016年に新卒として株式会社LITALICOに入社。子育てメディアConobie(コノビー)の企画営業職を経て、2017年よりLITALICOワークスの新規センター開設チームへ。主にご利用検討者さまの初回相談面談(年間300名ほど)と地域連携(関係機関訪問、セミナー講師)等を担当。障害のある方の就職者数は年々増えており、昨年は47万人以上が民間企業に雇用され、13年連続で過去最高を更新しています※1。また、今年は4月に障害者雇用促進法が改正され、企業の障害者法定雇用率が現行の2.0%から2.2%に引き上げられるなど、障害のある方の雇用に対する企業の関心も、年を追うごとに高まっていると言えるでしょう。株式会社LITALICOは、就職を目指す障害のある方のための就労移行支援事業所「LITALICOワークス」を全国で運営しており、これまでに5,000名以上が企業への就職を果たしています。こうした障害のある方の「働きたい」を支援するのが、障害者総合支援法に定められた就労系障害福祉サービス(就労移行支援事業・就労継続支援A型事業・就労継続支援B型事業)です。これらの事業所は2016年10月時点で全国に17,000近くあり、3年前と比べて約 1.4 倍に増加しています※1。ところが、障害のある方の就労・雇用への関心の高まりや、障害のある方を支援する事業所数の増大にもかかわらず、実際に就職を目指す障害のある当事者にとっては、必要な情報が十分に届いていない、自分にあった支援にたどり着くことが難しい、という課題が残っています。※1 厚生労働省「平成28年 障害者雇用状況の集計結果」よりUpload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)LITALICO仕事ナビが昨年12月に就労支援事業所を探したことのある方(877 名)を対象に実施した調査では、就労支援事業所を探すにあたり困ったこととして、8割以上(81.4%)の方が、「自分にふさわしい事業所の探し方がわからなかった」の項目に「(非常によく/まあ)あてはまる」と回答しました。※2また、就労支援事業所をどのように探したかという問いに対して、「パソコン(PC)で検索した」の項目に 「(非常によく/まあ)あてはまる」と回答した方が最も多く、6割以上(64.5%)に上っています。※2しかし、就労支援事業所としては、インターネットでの情報発信には費用や手間がかかることや、現利用者への支援で手一杯になってしまうなど、新しい利用者を集めるための活動が難しい状況にある場合も少なくないようです。厚生労働省の調査によると、就労移行支援事業所の7割弱は定員に達していないというデータもあります。※3就労支援事業所は、それぞれが特色のあるサービスを提供しているものの、利用を希望する方にとって、どの事業所が自分に合った事業所かを探す手段に乏しいのが現状と言えるでしょう。※2 LITALICOプレスルーム掲載、LITALICO仕事ナビ実施の調査より※3 厚生労働省 「平成 28 年 社会福祉施設等調査の概況」よりプレスルーム: 働くことに障害のある方と就労支援事業所をマッチングする情報サイト「LITALICO仕事ナビ」を2018年3月開始Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)昆野「私はこれまで、LITALICOワークスの複数のセンターで就労支援に携わるなかで、さまざまな特色ある魅力的な事業所さんと繋がってきました。障害のある方の就労に向けたニーズや、必要とする情報や支援の性質は一人ひとり異なります。LITALICOワークスに限らず、お住まいの地域にあるさまざまな就労支援事業所を比較検討し、ご自分に合った支援に繋がってほしいという思いがありました。ですが、障害のある方も、そもそもどうやって就労支援事業所を探して良いのかわからなかったり、事業所の運営者さんたちも、日々の支援と、地域への情報発信をなかなか両立することが難しいという課題もあるようです。今回、LITALICO仕事ナビのオープンに先立ち、さまざまな事業所さんと意見交換をさせていただいていますが、インターネットでわかりやすく、多くの当事者に情報を届けていくことの重要性は、多くの方が実感しておられました。LITALICO仕事ナビを通して、多くの事業所さんに、事業所の特色や、支援に対する想い、プログラムの内容などを発信していただきたいと思っています。」Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)勝俣「LITALICOワークスの新規拠点開設担当として、各地で障害のある方向けの就職相談会を行うなかで、忘れられない一言があります。精神障害のある当事者の方に、就労移行支援サービスについてご説明した際、「あと1年早く、こんな支援制度があることを知りたかった。そうすれば私の人生はもっと変わっていただろうに…」と言われたんです。その方は、精神障害によって以前の仕事を辞め、病院での治療を受けたのちにご自身で就職活動を始められたそうです。しかし、ご自分の障害について企業にどう説明すれば良いか、ご自分の症状や体調に合わせて働けるにはどのような仕事・企業を選べばよいかといった、障害のある方の就職活動におけるノウハウを持たれないなか、なかなか内定を得ることができませんでした。一年間、就職活動を続けるなかで、貯金もだんだんと減っていき、また一緒に暮らすご家族の健康状態にも変化があり…と、再就職に向けた"溜め"がなくなっていくなかで、就職に対して希望が持てない状態に陥ってしまっていたのです。障害のある方が就労に至る方法はさまざまですが、ご自分の環境や願いにあった選択をするためにも、適切な「情報」を得ることや、就職活動に伴走する「支援者」に繋がることは、とても重要だと感じています。あの日お会いした方のように、情報や支援に繋がることが出来ず困っている方は全国にもっとたくさんいるのではないか…こうした状況をなんとかしたいという思いから、LITALICO仕事ナビの立ち上げに携わっています。」LITALICO仕事ナビのサービス概要「LITALICO仕事ナビ」は、働くことに障害のある方と、障害のある方の「働きたい」を支援する就労支援事業所双方の課題を解決するプラットフォームです。障害があり、仕事を探しているユーザーの方々は、LITALICO仕事ナビ上で多くの事業所情報を閲覧・比較することができ、現利用者の障害種別や施設運営のこだわりポイント、就職者実績などを調べることで、ご自分の状況に最適な就労支援事業所を選んでいただきやすくなります。また、障害のある人の「働きたい」を支援する、就労支援事業所の方々は、LITALICO仕事ナビ上で自身の事業所紹介ページを設けることができます。ページ運営や問い合わせ管理をLITALICO仕事ナビ上で一括して対応することが可能となり、事業所を探す新規利用者の方々への情報発信に必要な時間や費用を減らし、現在の利用者の方々への支援に一層注力できる環境を提供します。LITALICO仕事ナビのサービスを通して、障害のある方、就労支援事業所双方のお悩みを解決し、一人ひとりが自分らしく働ける社会の実現を目指します。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)撮影: Junichi Takahashi
2018年03月26日「ブランクが長くなるにつれて、働くことに臆病になってしまう」。特に、出産育児で退職した主婦の場合「そろそろ働きたいけど、自分ができる仕事ってあるのかな?」とためらってしまう人、多いのではないでしょうか?育児や家事との両立、子供の急病のときなど考えはじめると、一歩を踏み出すのには勇気がいりますよね。そんな一歩を踏み出すために知っておきたいのが「主婦が働きやすい職場」に出会うためのチェックポイント。今回は、パート・アルバイト情報を見る際に知っておきたいポイントについて解説します。「働きやすい条件」としてチェックしておきたいポイント6つではまず、押さえておきたい「働きやすい条件」とはなんでしょうか。あくまで一般論ですが、「主婦が働きやすい条件」をチェックするときに、見ておきたいポイントを下記に上げてみました。●土日の勤務、年末年始・夏季休暇の有無はどうか家族と予定を合わせたい主婦に人気なのは「土日休める」「長期休暇がある」求人。飲食店や小売業ではちょっと難しいですが、土日休みの一般企業、コールセンター、工場勤務などの場合、職場自体が稼働していませんのでスムーズに休みを取ることができます。また、飲食店などでも、学生アルバイトがたくさんいる場合は土日必須ではないところも。●子供の予定や緊急のとき勤務の調整ができるかどれだけ仕事に対する意欲があっても、お子さんがいると学校行事や急な体調不良でのお休みがどうしても発生しがち。学校行事など事前にわかっているものでシフトの調整ができるか、そして体調不良などによる急な当日欠勤がどの程度許容されるのか、は確認しておきたいポイントです。●実際に主婦・ママさんが働いているか現在働いている人の中に、主婦やママさんがいるかどうかも知っておきたいポイント。すでに多くの主婦が活躍している場合は制度が整っていたり周囲の理解があったりする場合が多く、働きやすい傾向にあります。●同じポジションのスタッフがいるか「自分の代わりがいない職場」では、休みが取りにくく、勤務の調整がしづらくなりがち。例えば同じ仕事内容の事務職でも、事務職が1人の職場と、事務職が3人いる職場とでは責任や勤怠の調整のしやすさが変わってきます。あくまで「家庭と両立しやすい」を重視するなら、自分と同じポジションのスタッフがいる仕事の方が働きやすい確率は高いです。●自宅から近く、通いやすいか通勤は毎日のことですから、「通いやすい」「何かあった場合にすぐ帰れる」立地の良さは大切です。通勤時間が「ドアtoドア」でどのくらいかかるかは要チェックです。●未経験OK、もしくは、活かせる経験があるか十分に慣れた仕事内容であっても「仕事と家庭の両立」はまた違った苦労があります。あくまで「無理なくスタートしたいのであれば」ですが、自分がすでに経験のある仕事か、もしくは未経験者OKの職場がトライしやすいでしょう。条件のチェックはどうやってするべき?さて、チェックしておきたいポイントをご紹介しましたが、小さな求人広告欄では実際のところなかなか条件面について読み取れないところも多いですよね。スペースの問題という場合もありますが、企業によっては「あえて詳しく出していない」というところも……。おすすめのチェック方法は、自分の譲れない条件についてあらかじめピックアップしておき、できれば最初の(電話などでの)問い合わせときに、それが難しければ面接の機会にストレートに聞いてみること。採用が決まっていない段階で条件面について詳しく聞くのは気が引ける方も多いと思いますが、「職場になるべく迷惑をかけたくないので、あらかじめ必須の勤務条件を聞かせてください」といった形で切りだしてみると、快く教えてくれるはずですよ。複数の勤務先を同時進行で選んでもいい家事や育児とのバランスなども考慮しながら、さまざまの求人を比較検討して同時進行で複数の面接を受けてみること。就職活動のとき、同時進行でいくつもの会社にエントリーした経験ってありませんか?それと同じイメージで、主婦がパート・アルバイト求人に応募する場合でも、併願で複数の企業を受けるのはOKです。もちろん、決めた時点できちんと断りを入れる、音信不通にならないなど、当たり前の礼儀や配慮は必要ですよ。複数の求人を比較して、わからない条件については質問して……ということを繰り返しやっていると、自然と自分が求める条件が精査されていきます。これによって自分に合った仕事に辿り着きやすく、満足度の高い就職ができるのではないでしょうか。ぜひ、しっかり比較検討をして、自分に合った仕事を見つけてくださいね!
2018年03月23日何者かになりたいなって認められたい欲が凄い。 最近の10代20代を見ていて思うことです。先日芸能界から引退を決めたおかもとまりさん(28)も、やはり何者かになりたい欲の塊に見えてなりません。 おかもとさんは’10年に女優の広末涼子さん(37)に似ているということでブレーク。美女芸人の先駆け的存在として注目を集めました。しかしブレーク後は爪痕を残すことができず、表舞台から姿を消していきました。 今後は自身が代表を務める「(株)minto.」でコンテンツを創造する側になるそうです。第一弾の取り組みとして’17年に「人間力向上コラムサイト minto.」をスタート。「人間力って何?」と筆者はツッコミを入れてしまいましたが、WEBコンテンツ制作やイベント出演などをされているそうです。 そんな彼女を見ていると、「何かで自分を確立したい」という強いコンプレックスと承認欲求が漏れている気がするのです。ただこれはネットで誰でも発信できる今の時代において、よくある渇望感なのかもしれません。 一般的に「自分探し」といわれる迷いは、決め打ちよりも走りながら探すほうが効率的といわれています。「これが天職だ!」と決めて取り掛かるよりもまずトライ&エラーで選択肢を潰していき、ときに経験や学びを雪だるま式に大きくしていくのが正解ということです。 そういう意味でおかもとさんのいろいろやるキャリア選択は正しいはずですが、なぜか応援よりも「まだ迷っているのか…」と落胆している人は多いはず。このギャップはなぜ起きるのでしょう。 そこにはチャレンジよりも大切な「継続的な努力」が感じられないからかもしれません。たとえば過去には仕事が激減した理由を「器用でもないし才能もなかった」「(タレントを希望していたのに)芸人というのが辛かった」とテレビで語っています。たしかに辛い部分ではあるのですが、若干うまく立ち回れない自分への言い訳にも聞こえてしまいます。 成功するには才能よりも努力し続けることが大事とは常々いわれています。芸人でもタレントでも各種資格を生かすにしても、そのとき決めた選択肢に全力で向き合い続けること。それができないと結局は何をやっても同じような壁に直面し、挫折のパターンを繰り返す。そして永遠に何者にもなれない人生が待っているのです。 昨今は、芸能活動を継続しながら起業したりする人も増えています。おかもとさんはそういった二刀流ではなく新事業に集中することを選んだわけです。ただ本当にその集中は、意味のある決断だったのか。今一度考え、真剣に“人間力向上”を考えるときなのかもしれません。 一般社会では先日、大学3年生の就職活動が解禁になりました。彼らは自己分析し、迷い、いろんな選択肢を想像しながら、自分は「何者」なのか模索し、進路を決めていきます。おかもとさんをはじめ承認欲求強めの世代が「何者探し」ではなく、自分を見つけられる人生を歩むこと。それを人間力向上中の筆者も祈るばかりです。
2018年03月20日春は、進学・就職・転勤などでストレスが増える時期こんにちは。感涙療法士の吉田英史です。3月と言えば、進学、就職、転勤等の異動が決まる時期。心休まらず、それがストレスになっている方も多いのではないでしょうか? 中には、ストレスが原因で肌荒れを起こしてしまうなんて方も……。そんなときは、涙活(るいかつ)をおすすめしたいと思います。涙活とは、1ヶ月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことで、心のデトックスを図る活動を言います。泣くことがストレス解消に有効!?泣くと、身体にある変化が起こります。人は、涙を流すと、自律神経が緊張や興奮を促す交感神経が優位な状態から、リラックスな状態になる副交感神経が優位な状態に切り替わります。涙活は、この仕組みを利用した健康法なのです。肌荒れにも抜群の効果を発揮します!涙活にオススメの泣ける映画。泣いて心のデトックスを!今回ご紹介する映画は、『余命1ヵ月の花嫁』(2009年)です。末期の乳ガンで24歳にして亡くなった長島千恵さんの生涯を描いた作品。支えてくれた恋人と余命1ヶ月を夫婦として過ごす日々には涙が止まりません。死の間際まで乳ガンの撲滅を訴え続けていく姿勢には、感動と勇気を与えてくれます。感涙療法士/吉田英史
2018年03月19日若手実力派・岡山天音が民放ドラマ初主演を務め、松本穂香と片山友希らメインキャスト、ならびに監督の松本花奈らメインスタッフを“平成生まれ”で揃えたスペシャルドラマ「平成物語」が放送されることが決定した。本作は、平成元年生まれの青年を主人公に、1989年から2018年までの約30年の月日を、若者たちの目を通して描く完全オリジナルストーリーの青春群像劇。まもなく“平成”という1つの時代が終わるいまだからこそ、平成を生きているすべての人に見ていただきたい、との思いで実現した。■物語主人公の名前は平成(ヒラナリ)。平成元年に生まれたので縁起がいいと、父親が「ヒラナリ」と命名した。流されやすく優柔不断な性格。サッカー選手やミュージシャンなどの夢を抱き、どこにでもある平凡な田舎で育つ中、東京に強いあこがれを持つようになり、大学進学を機に上京。しかし勉学にはあまり身が入らず、大好きな音楽にのめり込み、もっぱらバンド活動とバイトに明け暮れる日々を過ごす。そんなヒラナリと幼なじみの女性、結(ユイ)も平成元年に生まれ、時代を結っていける人になるようにと命名。天真爛漫で、自然と周囲を明るくする性格。ヒラナリとはお互いに好意を抱きながらも、うまく表現できずに幼なじみの関係から進めずにいる。デザインを学ぶ地元の短期大学に進学した後、就職活動のため上京。そこでヒラナリと再会して…。かたや、上京したヒラナリには恋人ができていた。同じ大学の紡(ツムギ)という女性で、同様に平成元年生まれ。時代を紡いでいける人になるようにと命名されたツムギは、聞き上手で自分よりも他人を尊重する気質。ヒラナリとは半同棲をしているものの、明確に「付き合って」と言ってくれないヒラナリに一抹の不信を感じている。ヒラナリ、ユイ、ツムギ。「平成という時代を通して、いったい自分は何者になれたのか?」といった不安を胸に抱きながら、3人が恋に、夢に、友情に、そして家族に向き合い、喜び、悩み、笑い、涙する姿を通して、「平成とは何だったのか?」「次の時代をどう生きていくべきなのか?」を問いかける。朝ドラで注目を集めた次世代の実力派が集結岡山天音、主人公の平成(ヒラナリ)役主人公の平成(ヒラナリ)を演じるのは、平成6年生まれ、本作が民放ドラマ初主演となる岡山天音。初の主演作「中学生日記シリーズ・転校生」で俳優デビューをして以降、特徴的なルックスと変幻自在の演技力で、数々の映像作品で唯一無二の存在感を放ち続けている。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」での浅香航大との売れない漫画家コンビ役も記憶に新しい中、今年には伝説的恋愛漫画の実写ドラマ「I”s」(BSスカパー!)や、映画『神さまの轍-CHECKPOINT OF THE LIFE-』など主演作が続々と控えている。民放初主演となる岡山さんは、「平成生まれのスタッフ、キャストが軸となってドラマを作り上げるというスペシャルな企画に、しかも主演の平成役でお話を頂き、とても嬉しかったです。平成(ひらなり)という役の痛みをせいいっぱい味わおうという思いで撮影に挑みました」とコメント、「まるで僕らの人生みたいなヒリヒリしたドラマになっている」と語る。松本穂香、ヒラナリの幼なじみのユイ役ヒラナリの幼なじみの結(ユイ)を演じるのは、平成9年生まれの松本穂香。神木隆之介と共演するauのTVCMが放映されるや、「かわいすぎる!」と話題となり、デビュー3年目ながら、すでに映画、TVドラマから引っ張りだこ。2017年には岡山さん同様「ひよっこ」や、「コウノドリ」など7本もの作品に出演。映画では、出演作『恋は雨上がりのように』ほか3作品が控えており、いま最も将来を期待されている若手女優の1人。「監督もキャストもスタッフもほぼ平成生まれの攻めの姿勢が、斬新ですごく面白い」と語る松本さんは、「色んな世代の方に響く作品になっていると思います。ぜひ見てください!」と視聴者に向けてメッセージ。片山友希、ヒラナリの恋人のツムギ役そして、ヒラナリの恋人のツムギを演じるのは、平成8年生まれの片山友希。2014年にロックバンド「ココロオークション」のMV「蝉時雨」に出演。YouTubeに公開されると200万回再生を超え、片山さんの演技に胸キュンする視聴者が続出するなど大きな話題に。その後「べっぴんさん」や「セトウツミ」などの出演で注目を集め、2018年は映画『いぬやしき』といった大作への出演が控えている。「まず初めに驚いたのは、監督が1つ年下ということ」という片山さんも、「なかなかこういうチームで作品を作ることはないと思います。これが平成パワー!ぜひ見てください!!」と意気込みたっぷり。そんな平成の空気を吸いながら育った岡山さんたちが、平成を生きる登場人物たちの心の奥まで、圧倒的にリアルに演じきる。スタッフにも平成生まれが勢揃いする異例の布陣岡山さんが「台詞の生々しさにハッとさせられました」という脚本を務めるのは、今回がTVドラマ初脚本となる加藤拓也。平成5年生まれの加藤さんは「灰皿を投げない蜷川幸雄氏」と呼ばれ、注目を集めている演出家・劇作家。18歳でイタリアで演出の経験を積み、帰国後、劇団「劇団た組。」を立ち上げ。2015年に「博士の愛した数式」、2016年に「惡の華」、2017年に「パーマネント野ばら」など話題作を多数公演。2017年は「壁蝨(だに)」で東京・三越劇場の舞台の作・演出を史上最年少で務めるという記録を樹立し、「若手演出家コンクール2017」では優秀賞を受賞(※辞退)した。「この話が自分の隣にすっと入ってくるような、そんな小さなドラマになるといいなと思って書きました」と、明かしている。また、監督を務めるのは、同じくTVドラマ初監督に挑む松本花奈。平成9年生まれの松本監督は女優として活動するかたわら、中学2年生から映像制作を始め、高校在学中の2014年、監督・脚本・編集を手掛けた映画「真夏の夢」が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」フォアキャスト部門に正式出品。2016年、同映画祭に出品した映画「脱脱脱脱17」がオフシアター・コンペティション部門の審査員特別賞・観客賞を受賞した期待の新鋭。同作品を見た岩井俊二から、「この若さにしてこの技量。自主映画なのにこの質量。こんな映画が現れたら学生映画だからという言い訳はもうできない。これを新たなるパラダイムとして若い君たちが映画を作り始めたら確実に将来の映画界は変わる。という意味でこの作品は既に事件だ」と、その才能へあふれんばかりの賛辞が贈られた。松本監督は、「“変化”することはすごく怖いこと」と話しながら、「大抵の思い出は美化されて保存され、昔は良かったという思いに変わっていくけれど、でもそれでも、時間は止まることはなく、時代はどんどん変化していきます。だから、そういう人生に必ず訪れる“変化”を受け入れることができたらもうちょっとだけ、いまを一番楽しく生きられるんじゃないかな、と思って、そういうことが(全員じゃなくて良いから、一人でも良いから!)誰かの心に少しでも伝わったら良いなと思って創りました」と思いの丈をコメント。さらに、ドラマの劇伴を務めるのは次世代ピアノロックバンド「HOWL BE QUIET」のボーカルで平成3年生まれの竹縄航太、ドラマのキービジュアルを務めるのは新進気鋭の写真家で平成14年生まれの吉川然。カメラマン・照明の二役を務めるのは平成8年生まれの林大智、平成の時代表現を担う美術を務めるのは平成6年生まれの中岡莉沙。劇中では、平成を彩ってきた楽曲が象徴的に使用され、脚本、映像、音楽のすべてが組み合わさり、平成という時代を描いていく。そしてドラマの企画・プロデュースを務めるのは、平成3年生まれの橋爪駿輝。来年2019年4月30日をもって、31年にわたった時代が終わる平成。昭和に比べ、目に見えるダイナミックな変化はなかったかもしれなくても、グローバル化やIT化など、人々の生き方や価値観は昭和のころには想像もしていなかった形となった。そんな平成が終わり、新たな時代が始まろうとしているタイミングだからこそ、紡がれる物語。いま、平成を生きているすべての人に響く青春ドラマとなりそうだ。「平成物語」は3月23日(金)・30日(金) 24時55分~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年03月15日●『去年の冬、きみと別れ』は自分のキャリアに大事な作品『教団X』で知られる芥川賞作家・中村文則による、映像化不可能と呼ばれていたサスペンス小説『去年の冬、きみと別れ』が実写映画化、3月10日に公開される。新進気鋭の記者・耶雲恭介が、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と、その事件の容疑者である天才カメラマン・木原坂雄大(斎藤工)の謎を追う物語の中で、「絶対に騙される」という謳い文句にあるようにクセのある登場人物たちが様々な面を見せる。今回主役を演じたのは、EXILE、及び三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する岩田剛典。役者としても活躍し注目を浴びる岩田は、これまでにないような表情を多く見せた。本人も「チャレンジングな出会いだった」と語る同作について、そして現在様々に活躍する岩田の原動力について、話を聞いた。○作品性と役柄が生活に影響――まず、岩田さんが最初に作品に触れたときの印象を教えてください。作品も役柄も、自分にとってすごくチャレンジングな出会いだと思いました。覚悟が必要な作品でしたし、これをしっかり世の中に届けることができたら、自分のキャリアにとって大事な経験になると、確信が持てるような脚本でした。また、瀧本監督との出会いも、僕にとって大きなものでした。――演技指導が細かった、同じシーンを何時間も撮影したなど、撮影では大変だったところもたくさんあったというお話でしたね。とにかく作品性と役柄が、自分の生活に重くのしかかりました。この作品に入っている時は、人に会うこともあまりなく、映画以外の刺激を自分に入れないように蓋を閉ざしてるような感覚があって。その分、集中出来る環境で臨めたので、妥協なく向き合えたと思います。あとは映画の構成や撮影手法もテクニカルだったので、神経を使いました。――生活を閉ざす感覚は、他の作品よりも強かったんですか?そうですね、強かったです。結構、影響を受けやすいというか、そうしていないと、ちゃんとできない性格なのかな。和気藹々と明るいテイストの作品だったら、逆に生活も明るくなると思うんですが、基本的には現場と自宅の行き来のみでした。――『植物図鑑』や『HiGH&LOW』シリーズともまた違うような。まったく、違いました。『植物図鑑』は現場もほっこりしていましたし、すごく楽しい雰囲気でした。『HiGH&LOW』も気心の知れた仲間ばかりなので、アクションの緊張感はありましたけど、全体的にはリラックスして臨めた現場でした。現場ではスタッフさんとコミュニケーションをとって明るく振舞おうと、極力努力はしていたつもりなんですけど、今回は役に持っていかれる感覚はありました。●自分が選んだ道に対する思い○プレッシャーもあった芝居――監督とはどのようなお話をされていたんですか?作品に対する覚悟や情熱は、撮影に入る前にものすごく話し合いました。現場ではそのシーンとごとの心情や、描写のプランを提案したりされたり、撮影についての話ばかりでした。滝本監督は、撮りたい画や表情が明確な方だったのですごく頼もしくて、自分はそこに演技をフィットさせていきました。――今回特に難しかったシーン、追い詰められたシーンを教えてください。2つあって、1つ目は泣く芝居です。そのシーンをどのくらいの火加減で演じるかが、後で効いてくるという、繊細な場面だと思いました。しかも、カメラがまわった瞬間にマックスで感情を出さないといけないので、難しかったです。自分で感情を積んでいけるような尺や台詞量があると、ドバッといけるのですが、今回は「はい、ここから泣いて!」という感じだったので、難しいなと思いました(笑)。もう1つは、ラストシーン。10ページを超える長台詞をワンカットで、何回も撮ることはあまりないので、北村(一輝)さんも「大変だね〜」と言ってました(笑)。この映画のキモとなるシーンでしたので、失敗すると映画自体が台無しになってしまうというプレッシャーもありましたし、今まで積み重ねてきた微妙なニュアンスを全部回収する芝居にしないといけなかったので、苦労しました。○「人生の決断を絶対に後悔したくない」――岩田さんご自身の話も少し伺えればと思います。うちの会社が、マイナビという就職活動のサイトも運営しておりまして……。使ってました(笑)。――ありがとうございます(笑)。現在役者として、パフォーマーとして活躍されている岩田さんですが、大学生の時は就職活動をして内定までもらっていたそうで、そこから今の仕事を始めるにいたった決断について教えてください。当時は就職氷河期と言われていて、僕の周りも含めて、なかなか内定がもらえなくて。本当に「行けるところがあれば、どこでも行く」という時代だったんです。でも、例えば会社に入ってから独立をするにしても、最低10年はそこで働くだろうと思うと、人生一回きりなのに中途半端な事はしたくないと思い、いろいろと受けさせていただきました。ありがたい事に内定もいただいたんですが、自分が本当にやりたいことを見つめ直すと、根底にある「好きなことを仕事にしたい」というマインドが拭い去れませんでした。もちろん、内定をいただいた企業でも、楽しさや苦しみも見出して頑張っていたでしょうし、人間関係も含めて違う人生も歩むことができたとは思うんですが。そんなタイミングで、本当に棚からぼた餅の話だったんです。先輩の(小林)直己さんから「LDHのオーディションを受けたらどうか」というお電話をいただいて、すごく動揺しました。人生が半分決まったような時だったので、「このタイミングか」と思って。でもそこで勇気を出してオーディションを受けて……本当に僕はラッキーだと思います。芸能界のオーディションなんて、100社も200社も受けてもうまくいくかわからないような世界なのに、いただいたチャンス1回で、デビューもできたのは、ありえないパターンだと思います。だから逆に、そこが原動力になっているのかもしれません。1回腹をくくっているから、たぶん周りの方が見て、怖いくらいの仕事への情熱はあると思っています。――それはかなり大きな決断だったんですね。もう、これしかないから。人生の決断を絶対に後悔したくないし、60歳、70歳になった時に「選ばなかった人生の方が充実してたんじゃないか」とは思いたくないんです。本当に難しい世界で、次世代もどんどん出てくるし、ライバルもいっぱいいるし、プライベートも限られるところはありますけど、自分が選んだ道なので、精一杯やる。それのみですね、今は。――そこまで考えられるのがすごいです。今の決断はすごく良かったという気持ちでしょうか。60歳になった時にどう思っているかはわからないけど、今は仕事が楽しいです。とにかくやれるだけ出し切って、死にたいですね(笑)。■岩田剛典1989年3月6日生まれ。三代目 J Soul Brothersのパフォーマーとして2010年にデビューし、2014年にEXILE に加入。グループでの活動以外に俳優として数々の作品に出演。2016年公開の映画初主演作品『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞、第26回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。主な出演作にドラマ「砂の塔〜知りすぎた隣人」(16)、ドラマ「HiGH&LOW 〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」(15)から続く、映画『HiGH&LOW』全シリーズ(16〜17)など。新作には主演映画『パーフェクトワールド』(10月5日公開)などがある。●【プレゼント】岩田剛典サイン入りチェキ<応募〆:3/13>岩田剛典さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼントします。○応募要項■応募期間:2018年3月8日から2017年3月13日23:59まで■内容:岩田剛典サイン入りチェキプレゼント■当選人数:1名様○応募方法1.マイナビニュースエンタメch公式Twitterをフォロー2.応募ツイートをリツイート当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメch公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。○当選条件日本国内にお住まいの方 <個人情報取扱いについてのご注意> 応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。(1)個人情報取扱いについて:マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイナビニュースにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社 マイナビ ニュースメディア事業部 編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル news-reader@mynavi.jp(3)個人情報保護管理者:株式会社 マイナビ 管理本部長 personal_data@mynavi.jp
2018年03月08日人生の大きな決断の一つ、職業選択。大学生は、就職活動を通し自由に企業に話を聞きに行き、自分に合った会社を探すことができる。しかし、大学に入っていない、中卒・高卒者の就活状況はかなり制約に縛られていることを、あなたは知っているだろうか?また、制度的な制約に加え、中・高卒者へのネガティヴなイメージがさらに企業の受け入れのハードルを高くしている。人間の働く能力は学歴によって大きく変わるのか。若者の挑戦したいという思いを遮断してしまう、今の学歴中心の就職市場は、彼らのチャンスを無慈悲に奪っているのではないだろうか。この不公平を減らすべく立ち上がったのが、中・高卒者限定の「ヤンキーインターン」プロジェクトである。インターン生は食事や住まいなど、生活インフラが無償で提供され、英会話学習や各業界人の講義を聞いたり、実際に営業の仕事を実践するなどして半年間の研修を行う。人生の選択肢を幅広く提示し、消去法ではなく自分の意思で選択した道を歩んでもらうことが目標だ。ヤンキーインターン参加者の右からbefore、after①ヤンキーインターンを提供する株式会社ハッシャダイは、「中・高卒者の存在が認知され、仕組みが定着し、ハッシャダイが不要になる世の中こそが、僕たちが目指す世界」であると語る。自社の事業の存在意義をなくすことが、最終目標であると言い切る彼らから伝わってくるのは会社の利益よりも本気で社会をよくしようという強い思いだ。ヤンキーインターンが提案する、中卒・高卒者向けの“第0新卒”枠現在、就職する際の応募には、新卒、第二新卒、既卒、中途採用といった様々な枠が存在する。このうち第二新卒とは、大学を卒業後、新卒として企業へ就職したものの、3年以内に退職、または転職活動を行っている人のこと。これを参考に、ハッシャダイは”第0新卒”と称した中卒・高卒者向けの新しい枠を、ヤンキーインターンを踏み台にして新たに市場に作ることを試みている。ヤンキーインターン参加者の右からbefore、after②「中卒高卒のネガティヴなイメージをリブランディングによって変え、市場を作ることによって企業に入ってきてもらう。市場が形成され色々な事業者が参画してくると、ユーザー利益が増え、結果的に就職先の選択肢が増えることになる」と話すハッシャダイ。この理念に共感した人は着々と増えており、2016年にはヤンキーインターン参加者が就職する際のスーツ・鞄などの購入のための資金獲得を目的としたクラウドファンディングも成功させた。学歴に頼らず自分を売り込む時代の到来へ
2018年02月23日「自分の趣味や本当に興味のあることを仕事にできる人は、働く大人のほんの一部」と言うけれど、どうせ働くのであれば!「好き」を仕事にしたいと思いませんか?コスメやメイクが好きな人が、その思いと知識を活かせる仕事は、こんなにたくさんあるのです。大卒・安定志向のあなたは?!化粧品を扱う企業の本社勤務大学を出て就職活動をしようと考えている方や、一般企業からの転職を考えるならば、化粧品を扱っている企業についての研究やOB訪問をしてみましょう。外資系企業、日本の大手企業、中小企業、アパレルメーカー、玩具メーカー・・・と、化粧品を扱う会社は多数あります。就職活動中の大学生の中でも大手志向の方は、これらの会社から内定がもらえた場合、「名前を言えばわかる会社」に勤めているステータスと、自分の「好き」の両立が可能です。ただし、憧れの化粧品会社へ勤務できたからと言って、必ずコスメを担当できるとは限らないので注意して!生活用品や健康食品、ヘアケア、フレグランスなど、企業によって差はあるものの、化粧品以外の商材も多数扱っています。また、会社が大きくなればなるほど部署の数が多くなるため、「コスメやメイクだけのことを考えたい」と思う方には不向きでしょう。自分の技術を生かしたい方は?!ヘアメイクアップアーティスト自分の能力や才能を活かしたい!メイクのみでなくヘアスタイリングも大好き!と言う方は、ヘアメイクアップアーティストを目指してみてはいかがでしょうか。美容関係の専門学校に通い、美容師免許を取得すると、一気に活動の幅が広がります。芸能人を担当したり、本を出版したりするような有名アーティストになれるのはほんと一握りですが、ヘアメイクアップサロンへの勤務や技術のあるアーティストのアシスタントとして経験を積めば、いつしか大きな夢をつかめるかもしれません。化粧品売り場のBA/BCとにかく化粧品が大好き!スキンケアやメイクを通して全ての女性に輝いてもらいたい!そんな風に思っている方は、化粧品売り場のBA(ビューティーアドバイザー)やBC(ビューティーカウンセラー/ビューティーコンサルタント)になれば、毎日大好きな化粧品たちに囲まれて仕事ができます。自分の好みのメイクテイストや好きなコスメが多くあるブランドで働くことができたら夢みたいですよね。接客業のため、特有の悩みはもちろんあるかも知れませんが、新作コスメや美容情報をいち早くゲットできる環境は、きっと刺激になるはず。容姿に自身がある方は?!ビューティーモデル自分の容姿に自信があるのならば、ぜひ志して欲しいのがビューティーモデルです。「ビューティーモデル」とは、雑誌やショー、化粧品の広告などで活躍する、「メイクやスキンケアに特化したモデル」のこと。雑誌のファッションページやファッションショーに出演するモデルのように、高身長でスタイルに秀でている必要はありません。大切なのは、化粧品の購買意欲を湧かせる顔立ちやバストアップのみでの表現力、そしてどんなときでも肌や顔のコンディションを整えておくプロ意識です。ビューティーモデルとして活躍する有村実樹さんは、SNSで発信する独自の美容情報も人気。ただモデルとして誰かの情報を発信する素材になるのみでなく、彼女のように自ら発信できる人が、これからの時代は求められていくでしょう。美容情報を発信したい人は?!美容ライター「今の仕事を継続しながら副業で好きなことに携わりたい」、「子育てをしながら好きな仕事をしたい」と考えている方にもおすすめなのが、美容ライターです。美容ライターの中でも、雑誌や本へ文章を書く人と、GODMake.のようなWEBで記事を書く人では、求められるスキルが変わるため、自分に合う方を選びましょう。この仕事は、自分のペースでゆっくり働くこともできれば、頑張り次第でエディターなどになり、活躍することもできます。まずは、気軽な気持ちで自分の美容知識を発信し、やりがいを感じたら、全精力をかけてスキルアップを目指すのも良いでしょう。美容ブロガー/ユーチューバー/インスタグラマー美容ライターよりもライトに美容情報を発信したい人や、しがらみのない状態で、素直な化粧品レビューを発信したい方は、「自分のメディア」を持つのがおすすめ。まずは、有名なブログサイトやユーチューブ、インスタグラムなどを活用し、独自の情報をどんどん発信していきましょう。最初は無収入のため“仕事”とは言えませんが、アクセスが増加すれば、それだけで生活できるようになることや、大手の出版社や美容情報サイトの目に留まり、「美容家」として活動の幅を広げることができる可能性を秘めています。この他にも「コスメ・メイク関係」の仕事はある!!自分の興味を仕事にする選択肢を捨てないで今回は、「コスメ・メイク関係」の仕事の中でもメジャーなものを紹介しました。この他にもコスメやメイクに携わる仕事はありますし「美容」と枠を広げれば、さらに無数の職業が存在します。「趣味は趣味。仕事は仕事。」と割り切った働き方が向いている人もいるので、そういった場合は好きなメイクやコスメは休日のお楽しみにした方が良いけれど、もし、「好きなことを仕事にできたら」と感じているのであれば、ぜひ、これらの仕事を選択肢に入れてみて。「好きなことを考えているだけで仕事のアイディアに繋がる」って、なかなか楽しく幸せなことですよ。
2018年02月20日女優の平祐奈が1日、自身のブログを更新。川栄李奈、飯豊まりえとのスーツ姿の3ショット写真を公開し、「可愛すぎる」「美人三姉妹」などと話題を呼んでいる。平は「2月!」と題して更新し、「紳士服AOKI イメージキャラクターを川栄李奈ちゃんと飯豊まりえちゃんとさせて頂くことになりました」と報告。同日から新入学・新入社のフレッシャーズに向けたCMが放送開始したことを伝えた。そして、「まりえちゃんとりなちゃんと3人で和気藹々と楽しい撮影でした」と撮影を振り返り、ピースサインをしたスーツ姿の3ショットを公開。「就職される方~!新入学の方~!自分にピッタリなスーツ探しましょ 自分にピッタリなスーツ診断もできちゃうよ」とアピールし、「大学生活、就職活動頑張っちゃお~!」とエールも送った。この投稿に、「スーツ姿ナイスです!!」「みんなビューティフルですね(笑)」「こんな可愛い後輩いてくれたら良いのになー笑」「3人とも可愛すぎるー!!」「スーパー美女軍団」「美人三姉妹」「明日早速AOKI行きます」「本当に好きな人たちなのでとっても嬉しいです、、」「CM決定嬉しいです」などと喜びや絶賛のコメントが寄せられている。
2018年02月02日読者アンケートで、悩んだときに道しるべとなった言葉を調査。道に迷ったときのヒントとなった偉人たちの名言を一挙にご紹介いたします!まず「本当は重要でも何でもない」1000のことに「ノー」と言う必要がある。(スティーブ・ジョブズ『Bloomberg Businessweek』)ビジネスの才能にあふれたアップルの創始者、故スティーブ・ジョブズ流の優先順位のつけ方がわかる。「今、自分がやるべきことを導き出すためには、必要のないものを見極めていくという引き算の発想に感動。実践したら、TO DOリストが作りやすくなった」(30歳・マーケティング)迷う、ということは、一種の欲望からきているように思う。(松下幸之助『物の見方 考え方』)パナソニックを一代で築き上げた経営者が、目標を立てるのに迷った人に向けて綴った言葉。後には、自分の才能と、それに向く仕事を考えて進むことが非常に大事だと続く。「就職活動で職種を悩んでいたときに親が教えてくれた。おかげで今、楽しく仕事ができています」(26歳・営業)自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。(西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』)就職や転職、生き方を迷ったとき、「カネ」が道しるべの一つになると漫画家の西原理恵子さん。「生きるにはお金が必要という当然のことを、再認識させられた。本を読んだ当時、会社を辞めて歌手になろうか悩んでいたけど、到底、無理だと冷静になったのを覚えてます」(35歳・会社員)人生をやり直さない限り一生わからないからです。(孫子)戦争の勝敗は天運に左右されると考えられていた時代に、冷静な視点で勝利を導く兵法書を残した孫子。「“わからないものは考えても仕方ない”という割り切った考え方がクール。選ばなかったほうの結末は知ることができないとわかり、思い切って選択できるように」(27歳・広告)人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。(ヘレン・ケラー)「ゼロか100 か」というストイックな姿勢を提示するのは、奇跡の人ヘレン・ケラー。「三重苦を抱えた状態から、とてつもない努力と気力をもって一歩を踏み出した彼女だからこその、強い言葉です。選択をするときには、このくらいの覚悟も必要だと奮い立たされた」(24歳・会社員)「ジワジワと」「ナアナアのうちに」変貌し、移ろうものがある。(田辺聖子『死なないで』)小説家・田辺聖子の、ユーモアあふれるエッセイの一節。人生の変化は突然ではなくグラデーションで起こるものだから、すぐに決断しなくていいと声をかけてくれる感じがする。「即決できないところにこそ人間くささがあると言われた気がして、心がホッと落ち着きます」(33歳・編集)自分の中で限界がきているようだったら、その時は迷わず逃げていいと思う。(蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』)お悩み相談での独特な回答が人気の蛭子能収さんらしい、ひと味違う角度から投げられたフレーズ。「“逃げてもいい”というひと言を、仕事中いつも、お守りのように心のなかに置いています。そう思うだけで辛い気持ちが少し柔らかくなって、頑張れるようになる」(34歳・IT関連)結婚も因数分解してみれば、人生のパートナーに選ぶべき相手が分かり、また、しないという選択も。(湯山玲子『四十路越え! 戦術篇』)結婚に対する考えを整理できる言葉。因数分解することは、結婚だけでなく、あらゆるジャンルの選択時に役立つ。「婚活に疲れていた時期に読み、頭を殴られた気がしました。周りに流されて結婚したいと思い込んでいたと気づき、婚活をやめたら心がスッキリ晴れやかに!」(30歳・事務)森の中で道が二手に分かれていた私は、人が通らない道を選んだ(ロバート・リー・フロスト「The road not taken」)たとえ苦労をしたとしても、困難なものを選ぶことが、人生を豊かにすると教えてくれる。この詩はアメリカでは教科書に載っており、国民の多くが知っている有名なもの。「人に流されたりと、自分が楽な方向へ進もうとしていると気づいたときに思い出しています」(29歳・美容師)※『anan』2018年1月31日号より。イラスト・山中玲奈文・重信 綾(by anan編集部)
2018年01月27日歌手の宇多田ヒカルが男性新人アーティスト・小袋成彬(おぶくろ・なりあき)をプロデュースし、4月25日には1stアルバム『分離派の夏』がリリースされることが17日、発表された。小袋成彬宇多田が「この人の声を世に送り出す手助けをしなきゃいけない―――そんな使命感を感じさせてくれるアーティストをずっと待っていました」とまで絶賛する小袋は、いったいどんな人物なのだろうか。小袋は1991年4月30日生まれの26歳。2013年夏、音楽への思いを捨てきれなかった彼は就職活動を辞め、三日三晩ホテルで書き上げた曲をYouTubeにあげた。この曲が反響を集めたことがきっかけとなり、R&Bユニット”N.O.R.K.”を結成し、小袋はボーカルに。”N.O.R.K.”は91年生まれの現役大学生(当時)2人で結成されたこと、当時全盛だったIndie R&Bの文脈にクラシックの要素を取り入れたことなどもあってか、様々なメディアが取り上げた。2014年には”N.O.R.K.”としてアルバム『ADSR』をリリースしている。翌15年9月には、音楽レーベルTokyo Recordingsを法人化し、小袋は代表取締役に就任。水曜日のカンパネラの楽曲「ナポレオン」の作詞、柴咲コウのカバーアルバム『続こううたう』収録曲でコーラス、映画『ナラタージュ』の主題歌「ナラタージュ」(作詞作曲はRADWIMPSの野田洋次郎)に編曲として参加するなど、幅広く音楽の世界で活躍していた。そんな小袋の知名度を大きく上げたのが、2016年9月に発売された宇多田ヒカルのアルバム『Fantôme』収録曲「ともだち with 小袋成彬」にゲストボーカルとして参加したことだろう。宇多田がその実力を高く評価する小袋であるが、『分離派の夏』完成に寄せて発表したコメントによると、 「もとより私は、この作品を世に発表する心ぐみも、ましてやこの稚拙な歌声を人前で響かせるつもりなど毛頭なかった。」という。しかし2016年の初夏に自らがボーカルとして歌うことを決意し、アルバム完成に至ったとのこと。5月1日には渋谷WWWで初のワンマンライブを行うことも決定している。
2018年01月19日女優の立石晴香が映画『40万分の1』(2018年夏公開)のヒロインを務めることが15日、わかった。副島和樹が主演を務める。同作は大卒の就職活動をテーマにしたオリジナル作。何事にも本気になれなかった大学生・中西徹(副島)は、初めて付き合った美人な彼女・真美(立石)に振られてしまったことから、業界No.1広告代理店の内定獲得を狙っていると嘘をついてしまい、「働くこと」と向き合うようになる。副島は2014年にミスター九州大学 グランプリ受賞、2015年に全国ミスターキャンパスコンテスト審査員特別賞受賞、2016年に第29回ジュノンスーパーボーイコンテスト 審査員特別賞受賞と数々の受賞を経て今回が映画初出演にして主演となる。ヒロインの立石は『動物戦隊ジュウオウジャー』でアム役を好演し、15日から放送開始されるAbemaTVオリジナルドラマ進出記念作品 『#声だけ天使』にもレギュラー出演中と、フレッシュな2人が揃った。また、"伝説のOB”として徹を指導する先輩・荻野晴彦役佐藤輝、「就活」のトレーニングで通う演劇ワークショップで徹に大きな刺激を与える元女優・大川美海役に久保陽香が出演する他、菊池修司、朝見心、鈴木祐真、津村和幸、元田牧子、米山穂香、結城貴史が脇を固める。○副島和樹主演をさせていただく徹と共に、自分とは何なのか、苦しみながら捻り出し演じました。遅足ながら自分のやりたいことを本気で考え、俳優として生きていく決意を与えてくれた作品です。小さな一歩ですが、僕一人では決して踏み出すことができなかったこの大きな一歩を、僕を育ててくれた両親や応援してくれた方々にこそ観てほしいと思います。中西徹の自信のなさや優柔不断な対応など彼のネガティブな性質を演じるときは、ありのままの副島を出せば難しくありませんでした。しかし、そんな彼も就活を通して一歩一歩成長していきます。苦難に直面しても逃げず、困った人に手を差し伸べられる男になっていきます。僕自身の演技力と人間力も彼と共にもっと成長していく必要性を感じ、頑張りました。○立石晴香コメント今回わたしは主人公 徹の元彼女 真美を演じさせてもらいました。真美は負けず嫌いで不器用なところをうまく消化できずダイレクトに表に出してしまうので、共感できる気持ちを自分の中で存分に引き上げて演じました!物語の中で徹が変化したいと思うきっかけを作る人物なので見てる人にもその出来事や様子が伝わるように、徹にもいいパスが送れるように考えて撮影に臨みました。今回は就活がテーマですが、わたし自身一般企業への就職経験もあり同じような想いをしたことがありますし、今の役者の仕事もうまくいかない事があれば努力して挑戦しての繰り返しです。落ち込む気持ちや人と比べて余裕がなくなる気持ち、きっと誰もが経験あるんじゃないかなと思います。なので就活生の方はもちろん社会人の方だったり、学生さん、いろんな方に見ていただきたいです。登場人物の誰かに共感できるほっとする作品だと思います。私も作品見るのが楽しみです。お楽しみに。
2018年01月15日いまや女性の働き方や生き方を選べる時代。ロールモデルにならうより、自分で新しい生き方を生み出す人が増えています。「好き」を仕事にして、自分らしい幸せのカタチを見つけた女性たちがどうやってそこにたどり着いたのか、インタビューしていきます。今回はコミュニケーション力を武器にマーケティング支援をする飯田 安紗美さんです。企画・ZENKUMI /ライター・NAHOMI(Mediajo)【好きなことで未来を創る】私がこの仕事をしている理由 vol. 3現在までの経歴と仕事の内容を教えて下さい。トレンダーズ株式会社飯田 安紗美さん大学を卒業して、新卒でトレンダーズ株式会社に入社しました。現在はアカウントプランナーをしています。具体的にはクライアントがもつ商品やサービスの課題に対して解決策を企画し提案しています。あなたが仕事に活かした「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」は何ですか。出会った人が幸せになれる「人生のきっかけ作り」ができたらと考えています。そのために日々のコミュニケーションを大切にすることを意識していますね。例えばクライアントとの関係や職場での後輩との関係、それから恋愛などにおいても。いつも相手にとって価値のある時間にしたいなと考えて行動するよう心がけているのですが、仕事も一緒で、例えるならクライアントに恋をしているような感覚ですよね。この人をなんとかサポートして今より良くしたい!という気持ちになります。ーー「人」が好きなんですね。苦手な人はいないのですか?苦手だなと思っても、「この人は何を考えているのかな」とどうやって向き合おうかと考えるようにしています。そうするとコミュニケーションの仕方が変わり、壁も超えて自然と向き合えるようになるんです。改めて考えると、好き嫌いで判断するのではなく、昔からコミュニケーションを重ねていくことが割と得意だったのかもしれません。ーー得意になったのはどうしてですか?10代の頃ずっとブラジル、タイなど言語が通じない国に住んでいました。言葉がなくても伝えなくてはいけない、言語がわからない人を見て何を考えているのか理解しなければいけないという環境だったので、自然とコミュニケーション能力が鍛えられたんだと思います。「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」を仕事にするために工夫したことはありますか。就職活動のとき、「きっかけコンサルタント」をやりたいということを言い続けました。面接の場で会社のビジョンや方向性とは関係のない、自分の将来やりたいことを宣言し続けるには勇気が必要でした。でも、思っていることを伝えずに評価してもらうより、自由に発言をして本当に自分にあった会社で仕事がしたいと考えていたんですよね。結果的に、自ら働く環境にフィルタリングをかけるという意味でも、やりたいことを言い続けてよかったと思っています。そして、将来は「きっかけコンサルタント」になりたいという想いにエールを送ってくれたのがトレンダーズでした。仕事をしていて一番つらかったこと、悩んだことはなんですか。入社1年目のことです。その頃の私は一緒に働くメンバーに依存していて、この人に評価してもらいたいというモチベーションに支えられていました。当時の上司が異動し環境が変わった途端に、目標管理の仕方がわからなくなってしまって……目標がもてなくなったことがとても辛かったです。その時の工夫の方法や克服方法を教えて下さい。不思議なもので、仕事がうまくいかないと思ったら全てのことが本当にうまくいかなくなりました。会社の研修合宿で骨折したり、通勤途中で交通事故にあったり…。何か工夫したというよりも、「このままではいけない!」と目が覚めましたね。改めて当時の上司に目標管理に悩んでいることを伝えた時に、会社のこれからの成長のために一緒にやってほしいと言ってもらえて……。人に依存するのではなく「会社」という組織作りの大切さに向き合うことができて、「自分がやらなくちゃ!」という視点に変わりました。これからの未来への展望を教えて下さい。女性の生き方を変えたい、日本を元気にしたいということに大きな視点で取り組んでいきたいと思っています。私の今年のテーマは「概念からの解放」なのですが、先日先輩と話をしていたら、日本の女性の就職活動のスタイルが20年間変わっていないということに気づいたんです。例えば一般職か総合職かなど選択肢が限られていたりもするし、それ以外にどんな選択ができるのか知らない人も多くいます。もっとたくさんの選択肢があるし、どんな生き方を選んでも良いということを伝えていきたいですね。今の会社は事業としても女性のマーケティングに強いので、まずは女性の生き方に向き合っていきたいと思います。好きなことで未来を創るためのヒントがあれば教えて下さい。夢を見つける、好きなことを見つけるって、待っていても絶対に見つからないと思います。私は学生時代に20種類以上のアルバイトをしました。早いうちにいろいろなことを経験してみる、いろいろな大人に会ってみる。足を動かすことで自分の好きなことが必ず見つかると思います。プライベートで最近はまっていることを教えて下さい。学生時代に続けていた絵を描いたりモノづくりをしたりといった創造活動を再開しました。「日常に落ちている愛を切り取る」をテーマに自分の感性や日常と再度向き合おうと思っています。コスメポーチの中身で欠かせないアイテムを教えて下さい。香り系のもの。特にJO MALONEのフレグランスとAesopのハンドクリームはずっと使い続けています。Inforomation取材協力:トレンダーズ株式会社企画:ミーズハー株式会社(C)visoook/Gettyimages(C)Julia_Sudnitskaya/Gettyimages
2018年01月10日第一印象は、見た目でほぼ決まります。合コンのようなカジュアルな遊びの場はもちろん、就職活動の面接や取引先との商談時もそうです。そんなとき、「頼りない」と思われるより、「この人なら任せられる」と思われたいでしょう?では、「頭が良い人」と思ってもうためには、どんなことを意識してメイクをすれば良いのでしょうか。知的顔ポイント➀眉を美しく整えるぼさぼさの眉は、だらしない印象を与えてしまうので、いくらナチュラルな眉がトレンドとは言え、放置しすぎにはご注意を。自眉を活かした「細すぎず・太すぎず」のデザインを意識しながら、毛流れからはみ出てしまったところはきちんとケアしましょう。特に、眉毛のラインからはみ出したところの産毛は気をつけて!汚く見えてしまうので、剃ることをおすすめします。②眉はしっかりと描くベースの眉を美しく整えたら、メイクするときもきちんと描くのを忘れずに。あまり薄くなりぎないよう、髪色と同じくらいのトーンで、仕上げます。このとき、眉頭ではなく、眉尻にポイントを置くようにしましょう。眉頭が濃すぎると、メイクが下手な人に見えてしまいます。いくら知的そうでも、メイクが下手・美しくないのは目指したくはないところです。③目の開きを良く見せる「目力」とは、目の大きさではなく目の開きの良さのこと。そして、目力がある人のほうが、眠たげな人よりも知性的に見えるのです。「目の開きの良さ」とは、すなわち黒目が見える範囲の広さのこと。一見、良かれと感じる、カラーコンタクトやサークルを着用し、黒目を大きく見せる方法ですが、それでは結果として瞳の上下がまぶたにかぶってしまい、目力が弱くなってしまう可能性もあるので、正しく取り入れる必要があります。レンズを着用する際は、適度な大きさを心がけるのがポイントです。また、二重幅が広い方は、外国人ようにホリの深い目もとでない場合、開きが悪く見えてしまうため、アイラインを太く引き、まつ毛を根元からしっかりカールさせるようにしましょう。③鼻はしっかり長く見せる立派な鼻も知性の現れ。鼻が低く短い人は、高く長く見えるようにハイライトを入れましょう。このとき、明るい色のスティックコンシーラーを活用すると、ハイライターを使うより、さらにしっかりとした鼻筋をつくることができます。鼻の先まできちんとハイライトを入れ、長さを強調して。鼻がより長く見えるよう、鼻筋を細くするように、ノーズシャドウを入れるのもおすすめです。横幅が狭くなると、視覚効果で縦が長く見えます。④口角を上げるキュッと上がった口角は、知的さのみでなく、美人で魅力的な表情に見せてくれる素晴らしいパーツ。逆に、ここが下がっていると、何においてもマイナスの印象を与えてしまいます。コンシーラーやリップライナーを用いて、美しく上がった口角をつくりましょう。そして、メイクのみでなく表情的にも、口角が下がらないように意識して。すると、たったそれだけで、聡明な魅力が高まります。相槌のタイミングで口角を上げるようにするのもおすすめ。メイクの力のみではカバーできないパーツだからこそ、「ここぞ」というタイミングでは、しっかり意識して表情をつくるようにしましょう。⑤輪郭をほっそりさせ顎は小さめ細い輪郭と小さな顎も、知的な顔に見せてくれるパーツ。そこで役に立つのがコントゥアリングです。ハイライトとローライトを駆使し、フェースラインをすっきりさせるようにメイクして!すると、「頭が良さそう」に見えますよ。スリムで引き締まったフェースラインは、若くて美しい人の条件でもあるので、知的さ以外のうれしい効果も期待できることでしょう。なお、極端に尖った顎は、求められていないので、スマホアプリで加工したかのような、不自然な輪郭を目指すのはやめましょう。それはそれで、頭が悪そうに見えてしまいますよ。何事も「適度」が大切と心得て。第二印象以降の中身も一緒に整えるのが成功の鍵「知的な顔×抜けた中身」はマイナスギャップ!仕事での商談や就職活動の際など、「頭が良さそう」に見せたい場面は、この先永久にあるもの。そんなときは、第一印象を決める「見た目」を、まずはメイクで整えましょう。そしてここで気をつけたいことがひとつ!見た目がすこぶる知的なのに、中身が空っぽでは、マイナスのギャップが生じて良くない印象を与えてしまいます。これでは、せっかくメイクを頑張ったはずなのに、「天然そうなルックスで中身も抜けてる」ほうがよほど良いという展開になりかねないのでご注意を!第二印象以降は、ルックスではなく中身です。メイクの力を借りて「頭が良さそう」に見せながら、同時に中身も整えて、見た目どおりの“デキル女”を目指しませんか。「知的な顔×頼れる中身」であれば、あなたの印象はばっちりです。
2018年01月04日