ちょうど1年ほど前に話題になった、国会議員夫婦の育児休暇。男性が国会議員で初めての育児休暇を取得したのですが、その後、その男性は育児休暇中の女性問題が週刊誌等で取り上げられ、議員辞職するという結末に。改めて国会議員の育児休暇についてどう思いますか?Q.国会議員夫婦の育児休暇、どう思う?1.賛成 25.2%2.どちらかと言えば賛成 23.0%3.どちらかと言えば反対 19.4%4.反対 19.3%5.わからない・どちらとも言えない 13.1%賛成派の合計が48.2%、反対派の合計は38.7%。その差は約10%とわずかながら賛成派が多いという結果になりました。他メディアのアンケートでは圧倒的反対派が多いものもあることを考えると、子育て世代のパパとママはやや温かい目で見ているのかも。■育児休暇を取るなら国会議員を辞めて!反対派の多くが、国会議員は任期中の仕事は全うすべし、育児休暇を取るならやべるべきという意見でした。一般的な会社員と国会議員は、仕事の内容や性質も違うため同じように育児休暇を取るのはおかしいという人も。「そのつもりがあるなら、立候補しなきゃよかったのでは? 子育てしながらできるような仕事ではないし、短い任期なのだから、当選したその間には休まず働いてもらいたい」(神奈川県 40代女性)「自ら国民代表を立候補し、選ばれた限り、任期を全うするのが筋。育休取るなら一度離職すべし」(神奈川県 40代女性)「任期のある国会議員が育休とは…。ハッキリ言ってありえません。もし本気で問題提起したいなら『育児をするために辞任します! また復帰するときには清き一票を!』くらい言ってみてください」(千葉県 40代女性)■国会議員なら休んだ分は減給や無給に育児休暇を取ること自体は賛成という人も、休んでいる間の給与は減給や無給にしてほしいという意見がたくさんありました。国会議員の給料は国民の税金ですから、働いていない人には給料を渡してほしくないというのが本音。「育休取るのはいいが、給料はもらわないでほしい。血税です。月100万もらって育休って」(東京都 40代女性)「育休取るのはいいと思うけど、無給にすればいいと思う。会社員と違って国民の代表でしょ」(神奈川県 40代女性)「男性が育児休暇を取ることは大賛成です。ただ国会議員の場合には、育休中も給料が100%支給されるとのこと。一般企業や普通の公務員は減額されます。国会議員にも相当の基準を設ける必要があるのではないかと思います」(静岡県 50代女性)■育児休暇の普及にはならない!厚生労働省の調査によると男性の育児休暇取得率は2.65%とかなりの低さ。育児休暇が充実していると言われるスウェーデンでは、男性の90%が育児休暇を取得しているというからさすが。日本でも男性がもっと育児休暇を取りやすい環境になるといいですね。「育児休暇制度を広めるためとかいうなら大間違い。自分が育児休暇を取るより、任期の間に育児休暇が取れる環境作りのために精一杯のことをしてください」(神奈川県 40代女性)Q.国会議員夫婦の育児休暇、どう思う?アンケート回答数:3979件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年03月28日こんにちは、ママライターの木村華子です。子育て系のアドバイスを記したさまざまな媒体で、叱らない育児が推奨されていることを頻繁に見かけます。しかし、母親として3人の子どもたちと暮らす私は、「できることなら、そうしたいよ!」と、長らく叱らない育児に対して食わず嫌いな態度を貫いてきました。叱るという行動は、叱るママにとっても叱られる子どもたちにとっても大きなストレスです。「いけない」とは分かっていても、叱っている間に感情が高ぶり、ついついお説教が長引いてしまう……という経験はありませんか?叱らない育児のメリットには子どもの自己肯定感や自信を育むことなどが挙げられますが、私が最も魅力的だと感じていたのは、叱る頻度の減少がもたらす“家族全員のストレス軽減” でした。他の専門家が唱えている利点よりも単純なものですが、子育てを現在進行形で行っている身としては切実な問題です。不必要なお説教が家庭からなくなれば、わが家はもっと素晴らしい家族に変わるはず……。そんなふうに感じながら、同時に「まあ、無理だけど」と諦めていたのです。●7割以上のママが毎日叱ってる! 叱らない育児なんて机上の空論?多くのママにとって、子どもを叱る行為はあまり人にはお見せできない行為なのではないでしょうか。事実、公園や病院で見かける“叱る母親”は、(おそらく)いつもより控えめなトーンで説教をしている印象を受けます。思い返してみれば私の母親も、人前では本気で叱ることがありませんでした。もちろん、私も同じです。そのため、よそ様のご家庭の“叱る事情”は見えづらく、したがって自分の叱り方や頻度は正常なのか?を推し量る基準もなかなか持てません。そこでパピマミでは、子育て中のママたちを対象に「お子様を叱る頻度」についてのアンケートを行いました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました!●育児中のママに質問! お子様を叱る頻度を教えてください・1位:毎日のように叱っている……77%(106人)・2位:1週間に1回以上は叱っている……15%(21人)・3位:1か月に1回以上は叱っている……3%(4人)・4位:ほとんど叱らない(過去に数えるほどしか叱っていない)……2%(3人)・同率5位:半年に1回以上は叱っている……1%(2人)・同率5位:全く叱らない……1%(2人)※有効回答者数:138人/集計期間:2017年3月6日~2017年3月7日(パピマミ調べ)調査の結果、なんと77%ものママが「毎日のように叱っている」 ことが判明しました。近年あちこちで叱らない育児のメリットが話題に上っているにも関わらず、実際に取り組んでいるママはかなり少数派であることが伺えます。果たして、叱らない育児なんてものは本当に実現可能なのか、机上の空論なのではないか、という疑問や好奇心を抱いた私はある日、子どもたちを前に、「ママはもう叱りません宣言」をしたのでした。狂喜乱舞する子どもたち。この決断は正しいのか……。今回は、叱らない生活で起こった私たち親子の変化を報告します。●“叱らない育児”失敗の目撃例叱らない生活を始める前に、叱らない育児の失敗談の存在を聞いたことがありました。「実現可能なのか!?」と半分好奇心で叱らない生活を志した私ですが、当然子どもたちに悪影響を与えてしまうことはしたくありません。以下では、叱らない育児を実施した親子を知る方々による、育児失敗の目撃例を紹介します。●(1)「ごめんなさい」が言えないワガママ姫『両親のポリシーで叱らない育児を受けた年長の姪は、乱暴で自己中なワガママ姫に育ってる。レストランやバスの中でも騒ぎたい放題で、しかも悪いことだという自覚がない 。「ごめんなさい」も言えない』(20代後半・専業主婦による目撃例)●(2)叱られる経験の不足は、打たれ弱さを招く……『大人から叱られるという経験がなさすぎて、打たれ弱くなった子がいた。中学に上がってすぐに不登校になってた 。その親は子どもが学校に行かなくても叱ることをしないので、事態が改善される可能性が無いと思う』(30代前半・女性による目撃例)●(3)成功例を見たことが無い『叱らない育児をしていた家庭をいくつか知っているけど、成功例がまるでない。いじめっ子や引きこもり、暴力的など、全員何らかの問題児 に育ってる。子どもはある程度叱らないとダメだと思う』(30代前半・パート主婦による目撃例)----------これらのデメリットから、私は叱らない育児に以下2つのルールを加えることにしました。・ママは“できるだけ”叱らない・叱らなきゃいけないことには、本気で叱るよ!「叱らなければいけないこと」とは、他人に迷惑や危害を加えたとき・加える恐れがある行為や、社会のルールや道徳に反していることなどが挙げられます。親として叱るべきだと感じられるとき以外は叱らない 、というシンプルなルールです。「ママは、もう怒らないんだよね〜!」と嬉しそうな子どもたちでしたが、当初の私は(そのつもりだけど、今に叱らなきゃいけないことをしでかすんだろうな〜)と高を括っていました。今まで散々叱られる毎日を送ってきた子どもたちが、突然お利口さんに変身するとは思ってもいなかったのです。●1か月の“叱らない生活”を経て……私の宣言は2月の中ごろで、叱らない生活はまもなく1か月を迎えようとしています。私が本当に叱らずに過ごすことができたのか……結果は、子どもの年齢によって異なるものになりました。●叱らざるを得なかった、3歳児叱らない生活が最も困難だったのは、3歳になる末っ子です。第一次反抗期真っ只中の彼女は、「あれイヤ」「これイヤ」「理由はないけどイヤ」という、何が正解なのかわからない要求が四六時中続く状態。“できるだけ叱らない”というルールは守ったつもりですが、なにしろ他者へ迷惑をかける行動や、道路への飛び出しなど怪我や命に関わる行動もあり、結局は週に2〜3回ほどは叱らざるを得ませんでした。●小2と年長は叱ることが1度もなかった!最も驚いたのは、小2の長男と年長の次男を叱る機会が1度も訪れなかったというポイントです。善悪の分別がつく年の彼らには、「今日からママはできるだけ叱らないけど、そのためには君たちの協力が不可欠。何が良くて何が悪いかを自分で考えてみよう 」と伝えて叱らない生活をスタートさせました。“自分で考えて”と委ねたことが良かったのかもしれません。これまで問答無用で私がジャッジしてきた問題を、子どもである彼らが判断するという工程には、今までにない誇らしさや楽しさを感じていたように見受けられました。またこの結果には、私自身の変化も大きく関わっていると思います。「叱らない」と宣言して以来、叱りそうになったときには“本当に叱る必要があることなのか”を考えるようになりました。その結果、これまで叱り飛ばしてきたことのほとんどが必要のないものだった と気がついたのです。●毎日のように叱っているママ! (できるだけ)叱らない生活、おすすめです!約1か月間を(できるだけ)叱らず過ごした私ですが、これから先もずっと叱らないでいることはあり得ないと考えています。きっといつか、大目玉を喰らわせなければならないタイミングがあるのでしょう。このたびの叱らない生活では、叱らないことそのものがもたらすメリットよりも、“本当に叱る必要のあることなのか”を振り返る機会が重要であると感じました。今回のアンケートでは、「毎日のように叱っている」と答えたママが7割も存在していました。もちろん子どもたちの個性は十人十色で異なります。中には毎日叱らなければいけないお子様もいらっしゃるのかもしれません。子育てを行う多くのママが経験からご存じの通り、子どもを全く叱らずに育てることは不可能に近いと思います。しかし、叱らない生活には、これまでの日常にたくさん存在していた“叱るシーン”の中から、無駄なものをデトックスさせる効果がある と感じました。私たち母親が毎日ヒステリックに叱り飛ばしている事柄の中には、不必要なものも含まれているのかもしれません。ぜひそのエネルギーを、お子様との笑顔の時間に費やしてみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜5位)】育児中のママに質問! お子様を叱る頻度を教えてください()●ライター/木村華子(ママライター)
2017年03月22日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。うちのかわいい息子達、モン太とキーちゃんはちょうど年齢が3歳離れています。3歳差にこだわっていた訳ではなく、2人目を考える余裕ができたのが、ちょうどそのくらいだったからなんです。兄弟の年齢差で育児の大変さもだいぶ変わると思いますが、今回はキーちゃんがまだ赤ちゃんだった頃に試行錯誤して編み出した、とっておきの育児技についてお話したいと思います。キーちゃんが産まれてしばらくのモン太は、まだお兄ちゃんになりたてで情緒不安定、イヤイヤMAXのとっても難しい状態でした。産後半年くらいまで「ママはキーちゃんが好き、モン太はパパだけ好き」と言われ続けて毎日落ち込んでいたものです。そんな落ち込んだ気持ちの中でも、「今こそモン太のフォローをちゃんとしないといけないんだ」と2人育児の大変さにあせったり悩んだもしました。モン太はお外遊びが大好きだったので、モン太のストレスがたまらないようなるべく外に行こう! と思うのですが、一度出るとなかなか帰りたがらないモン太のことを考えると、なかなか外出は難しいのかなと外出もできない日々。そして、まだまだおっぱいの間隔も短いキーちゃんを連れて出歩くことも不安です。外でも授乳はできるけど…授乳中に隣でじっとしていられるはずがない。でも、家にこもるのもストレスがたまってあまり良くないし…。悩んだあげく編み出したのが、とある授乳スタイルだったのです。名付けて「授乳しながら追いかけるスタイル!」授乳ケープをかぶれば外からは見えないので思う存分追いかけることができるのです。(私が使っていた授乳ケープは綿の柔らかい薄手の素材だったので夏でも使いやすかったのです。)抱っこ紐で授乳をしている方も多いと思いますが、かーちゃんはモン太が赤ちゃんの時に試して上手くできなかったので、それ以降やったことがありませんでした。普通に授乳すればいいや~なんて思っていたけど、2人育児だとそうもいかない。ちょこまか動く3歳児と授乳間隔の短い0歳児。この授乳スタイルをするようになってからはお出かけする頻度も増え次第にモン太も「ママが好き!」と言ってくれるようになりました(泣)1人目の時はショッピングモールにあるきれいな授乳室で優雅に授乳し、のほほんと育児ライフを満喫していた私ですが、2人目を出産して、お出かけ先はショッピングモールから公園へ変わり、新たな育児のステージへ。2人の子育てでどんどんたくましくなっていくかーちゃんなのでした。
2017年03月22日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。有給休暇の取得は、労働基準法で決められている私たち労働者の権利です。体を休めたり、ストレスを解消したりするためなどに使うことのできるものです。しかし、有給休暇に関しては知られていない部分があることも事実ですので、基本的なことだけでも覚えておくと働いているママやこれから働こうと思っているママにも必ず役に立つと思います。●有給休暇の基本知識有給休暇の正式名称は、“年次有給休暇”です。労働基準法の第39条で定められています。働き方が個々で違うため、条件と付与日数を一般労働者とパートタイム労働者に分けてみました。●一般労働者【条件】入社後6か月以上勤務していて、その間の全労働日の8割以上勤務した【付与日数】・6か月……10日・1年6か月……11日・2年6か月……12日・3年6か月……14日・4年6か月……16日・5年6か月……18日・6年6か月以上……20日※会社によっては、初年度から20日取れるところや、入社すぐから有休がもらえるところもあります。●パートタイム労働者【条件】週所定労働時間が30時間未満のパートタイムの場合は、勤務日数に応じて【付与日数】・週の労働日数が4日程度……6か月で7日 ・1年6か月で8日・週の労働日数が3日程度……6か月で5日・1年6か月で6日・週の労働日数が2日程度……6か月で3日・1年6か月で4日・週の労働日数が1日程度……6か月で1日・1年6か月で2日※年次が上がるごとに日数も1日ずつ増えるようになっています(勤続年数6年6か月が上限)。●有給休暇の請求と繰り越し●請求するとき基本的には、届出書(会社によって異なります)に具体的な月日と日数を書いて請求します。ただし、会社には“時季変更権”がありますので、変更を提案されることがある ことも知っておいて欲しいポイントとなります。※時季変更権……事業の正常な運営ができなくなるなどの場合に、時季の変更を希望・提案する権利(労働基準法の第39条第4項)●有休の繰り越し年次有給休暇の請求には、時効があります。本年分と前年分までの2年が限度 です。(労働基準法第115条)有休があることを知らなかったからといって、過去分を全て遡ることはできませんので、注意が必要です。●有休の買い取りについて原則としては、有休の買い取りは認められていません。古い話ではありますが、昭和48年の最高裁判決で、このようなことが言われています。『有給休暇を「与える」とはいっても、その実際は、労働者自身が休暇をとること(すなわち、就労しないこと)によってはじめて、休暇の付与が実現されることになる』仕事をするのではなく、休むことが目的として使われることが有給休暇の制度です。それを買い取ってしまうのは、筋からすれば外れていますよね。ただ、有休の買い取りに関しては、法的な義務を会社が負うことはない ため、有休の買い取りに応じるかどうかは、社員と会社の判断となるようです。私が以前に働いていた会社では、有休が取れなかった場合は買い取りを勧められました。仕事の状況などを考えますと、仕方がなかったと思っています。●派遣社員は有休がない?派遣社員の場合は、同じ職場に6か月いられるかどうかわからないという人もいるでしょう。でも、派遣社員でも有休は取れます。条件は、“入社後6か月以上勤務していて、その間全労働日の8割以上勤務していること ”となります。派遣会社経由で3か月の契約であったとしても、契約更新で引き続き雇用される場合がありますよね。その場合はもちろん該当になります。また、1つの派遣元(派遣会社)に在籍して勤務している場合(派遣先が違っても)も該当になります。●おわりに大切なことは、入社前でも入社した後でも“有給休暇に関すること”を聞いておくことです。会社には、就業規則を準備しておくことが義務づけられています。それを見てもいいですし、上司にあらかじめ聞くことも大切です。労働者としての当然の権利なのですから、臆せずに聞きましょう。働くママにとって有休は絶対に必要なものです。休みを確保できるかどうかはぜひ知っておくべきではないでしょうか。【参考文献】・『「困った!」時に助けてくれる 社会保障一覧表』小泉正典・監修【参考リンク】・有給休暇ハンドブック | 厚生労働省(PDF)()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/福永桃子
2017年03月15日暖かくなってコートを脱ぐと、気になるのがボディライン。冬の間に太ってしまったという人も、今のうちに無駄なお肉をスッキリさせたいですよね。しかし、子育て中のママにとっては、激しい運動や食事制限はなかなか難しいもの。子育てシーンで普段行う動作を工夫して、ラクラクダイエットを成功させましょう。■物を拾うときには前屈ではなく“しゃがむ”子育て中は、いろいろなシーンで前屈みになることが多くなります。子どもが床に散らかしたものを拾ったり、外遊びで木の実や虫を「ママ見て!」と呼ばれたり、1日に何度も前屈姿勢をとることもあるかもしれません。そんなときは、前屈ではなく“しゃがむ”ことを意識してみてください。普段の生活では椅子に座ることが多くても、膝を曲げてしゃがむ機会は少ないもの。しゃがむ動作は骨盤まわりの筋肉を緩め、歪みを整えやすくしてくれます。下半身のむくみ解消のほか、太もも痩せやヒップアップを目指したい方にもおすすめです。自宅であれば、お相撲さんや剣道で相手と向かい合ってしゃがむポーズのように、膝を曲げて脚を開いてしゃがむ「蹲踞(そんきょ)」のポーズをとると、さらに効果的です。このときのポイントは、かかとを上げ、つま先と膝の向きを揃えること。そして、上半身はまっすぐに背筋を伸ばすことです。まずは10秒キープを目標に試してみてくださいね。■絵本の読み聞かせは開脚で親子の楽しいふれあいのひとときといえば、絵本の読み聞かせ。そんな日常の子育てシーンも、少し工夫を加えればダイエットにつなげることができます。ダイエットに効果的なのが開脚スタイルです。読み聞かせのときには子どもを自分の膝に座らせることが多いかもしれませんが、赤ちゃん時代を卒業したら、開いた脚の間に子どもを座らせてみてください。脚を伸ばして大きく広げることで、骨盤や股関節まわりの筋肉を緩めることができます。また、開脚スタイルは内もも痩せにも効果的。猫背にならないように気をつけ、つま先は真上に向けるようにしましょう。■親子遊びで二の腕シェイプ赤ちゃんとのスキンシップの中にもダイエットのヒントがあります。これからの薄着の季節に気になる二の腕は、「高い高い」で無駄なお肉をスッキリさせましょう。まず、赤ちゃんの両脇を抱えてママの胸の前に。そのままゆっくりと前方に腕を伸ばして赤ちゃんを身体から離し、腕が伸びきったら再び胸の前へと近づけます。次に、胸の前から上へと腕を伸ばし、赤ちゃんを「高い高い」と持ち上げます。腕が伸びきったら、また赤ちゃんを胸の前に近づけましょう。赤ちゃんの体重が増えると高く持ち上げるのもつらくなりますが、親子のスキンシップの時間にもつながります。無理のない回数からはじめて、徐々に増やしていくようにしましょう。子育て中のママは、エクササイズのための時間もなかなか取れませんよね。普段の動きを無理なくダイエットにつなげ、自信をもって薄着の季節を迎えてください。
2017年03月11日仕事も育児もひととおりこなしてきた50代。大胆な挑戦をしたい気持ちはあっても自信がないとあきらめていませんか?その判断は間違いです。いまこそ華々しき“遅咲き”体験を! 「昨年6月までNHK経営委員を務めてみて『よかった』のは、新しい疑問が出てきたことです。『そもそも公共放送って何?』と思えば、放送制度の歴史やメディア社会学など、専門以外の学問に触れるチャンスも広がる。思わぬ効果が生まれるんです」 こう話すのは、公立はこだて未来大学教授の美馬のゆりさん(56)。ハーバード大、東大と各大学院に進んで博士号を取得。日本科学未来館の設立に携わり副館長に就任する。そして’13年よりNHK経営委員の任命も受けた“リケジョ”の草分け的存在だ。 「ここ最近『就職に強い』といわれ始めたリケジョですが、私が学生のころは求人すらない時代。合格していたハーバードの大学院も留学資金が足りなくてキャンセルし、大学卒業直後に結婚したんです」 リケジョの第一人者が、卒業、即・専業主婦へ? 「家でテレビを見ながら夫の帰りを待つ日々でした。そして夕方帰宅した夫に、その日の出来事を機関銃のようにしゃべる。もちろん仕事で疲れ果てた夫の顔には『勘弁して』と書いてあり……。専業主婦は3カ月で挫折。コンピュータメーカーに就職しました」 翌年には資金もたまり、米国留学。帰国後に東大大学院に進み、並行して大学の非常勤副手として勤務していた。そして、’92年2月、31歳で長男を出産する。 「キャリアを中断するのがイヤで出産2カ月後に復帰したのですが、当時は0歳児保育がなく、半年間は待機児童。母とベビーシッターに交代で見てもらっていました。ただお給料以上にお金がかかることも多く、仕事と育児の両立に矛盾を感じた時期でした」 夜、子どもを寝かしつけてから仕事をしようと思っていたら、つい自分も寝入ってしまった。“気づけば朝”という日が続いた。保育園で「なんだか後ろめたい」と相談した美馬さんに、園長は「わが子にかわいそうなことをしていると思っちゃダメ。社会に貢献しているという、“プロのプライド”を持ちなさい!」と叱咤した。この一言で覚悟が決まる。 「育児に手がかかるのは長くても数年のこと。出費が多くなるのも一時期だけだと思えば、長い人生のなかでは“自分への投資”なんですね。私たち女性は、それを絶対に“マイナス”と捉えてはいけないと思います」 美馬さんは、こうして人の手を借りることは、自分だけのメリットではないと説く。 「私にとって、仕事と育児の両立は、『学生と母の力』を借りることでした。前年に夫を亡くした母にとって“孫育て”は生きがいに、学生には、育児しながら働く母親の見本に、私自身は経験を積み続けることになった。“三方よし”の考え方が育児には当てはまるのです」 そしてこの発想が、これからの女性の生き方に“生きてくる”はずだと提案する。 「昔は60歳が定年だったかもしれませんが、いまは80歳、90歳になっても現役で働いている方はたくさんいます。だからセカンドキャリアはおろか、サードキャリアにだって挑戦できる。子育て期間はその前の“いとぐち”のようなもの。遅咲き人生を、さらに豊かにしてくれる構成要素ではないでしょうか」 このリケジョ的“視点の移動”はぜひ参考にしたい。
2017年03月08日1年間の育児休業中、あるいは妊娠を機に仕事を辞め、これから仕事を探そうと思っている人の中には「スムーズに復職できるか」が心配になってしまう人もいます。何かスキルアップにつながるようなことをしたいけれど、本格的な勉強や子連れの外出は難しいもの。そこで今回は、育児をしながらスキルアップでき、復職そのものを支援してくれるサービスをご紹介しましょう。■子どものお昼寝を利用して、新たな分野を動画学習!通学不要でPC・スマホから勉強したい授業が受けられる動画学習サービス「Schoo(スクー)」では、月額980円で2800本以上の講座を受講できます。Webデザイン、プログラミングなどWeb業界で働きたい人向けの授業が多いですが、マーケティングやコミュニケーション術、人材育成、ビジネス英会話など復職に役立ちそうな講座もたくさんあります。気になる授業を好きなだけ受けられるので、スキルアップに活かせそうですね。■「ながら聴き」で、子どもをおんぶしながら読破!家事をしたり、子どもの世話をしたりと手を動かしながら読書ができるサービス、それが「オーディオブック」です。オーディオブックは朗読される声を音声として聴くことで1冊丸ごと読み聴きできます。子どもを背におんぶしながら読書できるので、ビジネス本や自己啓発本などいつの間にか本を読み終えることができ、とても便利です。■全国21カ所! 託児付きで安心の再就職応援施設就職応援施設として知られるハローワーク。その中で、マザーズ事業の一環として平成18年4月から全国12の都市に開設されたのが「マザーズハローワーク」です。ここでは子どもを持つママ向けの求人情報や、各種サービスを提供しています。キッズスペースや授乳室が完備されているので、子どもをどこかに預けて訪れる必要がありません。就職支援や面接時のメイクアップセミナー、模擬面接サポートに加えワード・エクセル初心者向けのパソコン講習などを行っているところもあるので、ぜひ最寄りの施設を積極的に利用してみましょう。子どもとの時間を過ごしながらも、復職への身支度も整う… そんなサービスを紹介しました。こうしたサービス、今後どんどん増えていくとうれしいですね!<参考サイト>・PC・スマホから気になる授業を動画学習!「Schoo(スクー)」 ・ナレーターが読んでくれる本、オーディオブック「FeBe(フィービー)」 ・子連れでOK!ママの再就職を応援!「マザーズハローワーク」
2017年02月26日小池都知事が発言したことから、にわかに脚光をあびはじめている「液体ミルク」。でも「液体ミルク」は、現在日本国内で製造されてなく、普及していないことから、知らないママやパパも多かったのではないでしょうか?「液体ミルク」が、どうしてママやパパにとってよいものなのでしょうか?■粉ミルクの大変さとは粉ミルクで子育てされたことがない人には、その大変さについてはいまひとつ理解が難しい作業だと思います。粉ミルクでの授乳は次のような作業があリます。<ミルクの作り方>1.器具を消毒しておきます。2.粉ミルクを測って、哺乳瓶に入れます3.煮沸して冷ましたお湯を哺乳瓶に入れ、ミルクを溶かします。4.体温ぐらいの温度まで冷まして、赤ちゃんに飲ませます。ミルクの作り置きはできず、産まれたばかりだと1~3時間おきに用意します。さらに哺乳瓶は使うたびに消毒する必要があります。<粉ミルク育児の場合の外出>おでかけの際は、こんな荷物になります。・粉ミルク・哺乳瓶(長時間の場合は、2~3本ぐらい持つ場合も)・お湯(水筒)・湯冷まし(水筒)長時間外出で、消毒ができない場合には使い捨ての哺乳瓶を何本も持っていく場合もあります。■液体ミルクって何?それでは、話題となっている「液体ミルク」とは、粉ミルクとどんな違いがあるのでしょうか?「液体ミルク」とは、「乳児用液体ミルク」のことで、海外では液体ミルクが一般的に普及しているといわれています。液体ミルクは、紙パックやペットボトルに入っていて、常温保存が可能。飲むときも、ニップルをつけるだけで簡単に飲むことができます。でも日本では現在、製造、流通がされていません。現在、液体ミルクを購入したいと思ったら、ネットでの個人輸入や通販サイトからの購入しか方法がありません。そして金額もかなり高くて、正直日常に使用するには、なかなか手を出すことは難しい状況です。■外出時のママを助ける液体ミルクではどうして小池都知事は、この「液体ミルク」の普及を要請しているのでしょうか? 小池都知事は、こんな風に発言しています。「いま、お母さんたちは、バギーに子どもを乗せて移動する際には、重装備なんですね。外出の際も、液体ミルクがひとつあることで、付け替えるだけで、そのまま飲める」赤ちゃんと外出するとき、粉ミルクを使う場合には、哺乳瓶、お湯、粉ミルク、さらにおむつ、着替えなどを持ったりと、ママは大荷物に。だから赤ちゃんとの外出でかさばる荷物を減らすことに苦労しているママには、液体ミルクはとっても助かります。■パパのメリット、震災でのメリット液体ミルクの普及は、父親の育児参加を増進できると期待されているというニュースもあります。日ごろから育児をしているパパにとっては、液体ミルクの普及と育児の関連性なんて関係ないと思うもしれません。でも液体ミルクがあることでパパもママも育児の負担が減ることは、朗報といえます。夜中に赤ちゃんが泣いたときに「パパー、ミルク作ってきてー」とお願いされた人は多いでしょう。冬の寒い夜は、とくに粉ミルクを作る作業が身に染みます…。そして液体ミルクが日本でも知れ渡ったのは、熊本地震がきっかけでした。フィンランドから緊急支援物資として届けられた液体ミルク。じつは、この液体ミルクを一緒に届けたのが小池都知事だったのです。災害が起こり、避難生活になったときに、粉ミルクのためのお湯の準備、煮沸がとても困難な状況になる場合があります。さらにママがストレスから母乳が出なくなってしまうということも。そんなときに液体ミルクがあったら、どんなに便利でしょう。政府としても2020年の東京五輪・パラリンピックの海外客に向けて対応したいと望んでいるといわれています。現時点では、安全性の懸念、法律の壁などで、販売、流通のめどはたっていません。でもこの問題も、クリアされていく方向に向かっていくだろうと期待して、動向を見守りたいと思います。
2017年02月09日仕事と育児の両立を目指すなら、ママもパパも知っておきたいのが育休のこと。特にこの数年は、女性の社会進出やワークライフバランスなどの流れを受けて、育休制度がどんどん変わってきています。ぜひ最新の情報をチェックしましょう。育休中のお金のこと、基本の期間や延長の条件などについて、2017年の最新情報をまとめました。育休ってどんな制度?育休の正式名称は【育児休業】といいます。育児・介護休業法という法律に定められた休業で、「1歳までの子どもを育てる労働者は、男女問わず希望する期間休業できる」という制度です。「男女問わず」なので、産休とちがってパパもママもお休みを取ることができます。また、法律で決まっていることなので、もし勤務先に育休の規定がなくても、申請すれば取得することが可能です。▼よく混同しがちな【産休】との違い【1】育休はパパも取得できる(産休はママのみ)【2】育休は取得できる人の条件がある(産休は出産する女性ならだれでもOK)【3】育休は条件を満たせば延長もできる(産休は延長できない)【2】【3】については、後ほど詳しくご説明しますね。育休はいつからいつまで?育休の期間は、男女でちがいます。ママは産後休業(出産の翌日から8週間)終了の翌日から、お子さんの1歳の誕生日の前日まで。パパは出産予定日から、お子さんの1歳の誕生日の前日までというのが基本です。また、後でご説明するように、一定の条件を満たせば1歳6ヶ月まで延長することもできます。パートや派遣でも育休は取れる? 取得の条件をチェック!産休とちがって、育休は取得できる人の条件があります。特にパートや派遣などの【有期契約労働者】については、2017年1月1日から条件が緩和されて取りやすくなったので、以下の内容をしっかりチェックしてくださいね!▼パートや派遣で育休を取得できる条件【条件1】同一の事業主に1年以上続けて雇用されていること【条件2】子が1歳6ヶ月になるまでの間に、雇用契約が更新されないことが明らかでないこと以上の条件は「育休の申請をした時点」を基準にしています。これだけではちょっとわかりにくいので、補足しましょう。【1】は正社員にも有期契約の方にも当てはまる条件です。ここで気になるのが「正社員として採用されて3ヶ月で妊娠が発覚したら、育休は取れるの?」といったケース。以前、ネット掲示板などでも相談があり、話題になりました。このケースは正社員でも【1】の条件を満たしていないので、事業主(会社側)は育休を拒否できる権利があります。労使協定という、労働組合と事業主のあいだの取り決めに「【1】を満たさない場合は育休の申し出を拒否できる」と定めてあると、育休は認められません。勤務先の労使協定を確認しておきましょう。【2】は要するに、パートや契約社員などはお子さんが1歳半になるまでに「契約終了することが決まっている」場合は取得できないけれど、そうでなければOKということです。以前はもっと厳しい条件でしたが、2017年1月からこのように緩和されました。 ※参考:改正育児・介護休業法及び改正男女雇用機会均等法の概要|厚生労働省 育休中の給料はどうなる? もらえる手当は?育休中は、産休と同じく、基本的に給料がもらえません。そのかわり、【育児休業給付金】という制度があります。育児休業給付金とは、育休中に給料が支払われない、もしくは給料が大幅に減ってしまう場合に、加入している雇用保険から支払われる給付金です。支払われる金額は、原則として休業前の賃金の67%です。ただし育休開始から6カ月以降は、50%となります。また、育休中も勤務先から80%以上の賃金が支払われる場合は給付対象になりません。なお、つぎにご説明する【育休の延長】をした場合、条件を満たしていれば延長期間中も給付金を支給してもらえます。育児休業給付金の申請先はハローワークです。基本の給付の場合も延長手続きの場合も、必要書類をそろえれば勤務先が代行してくれることが多いですが、自分でハローワークに出向かないといけない会社もあるので、事前に確認しておきましょう。育休を延長したい! 必要な条件は?育休は基本的にお子さんが1歳になるまでですが、以下のような場合には1歳6ヶ月まで延長することができます。▼育休延長の条件【1】市区町村に対して保育所の入所を申し込んでいるが、1歳までに入所できる見込みがない【2】配偶者の死亡、疾病、負傷、離婚などによって子どもの養育が困難になった▼育休を延長を希望する際の注意するポイント注意していただきたいのが、【1】は認可保育施設への入園申込をおこなっていないとダメという点です。たとえば、役所の担当窓口で「待機児童が多くて、あなたの条件では認可園に入るのはむずかしい」と言われたので認可に申込をせず、認証保育所などの認可外保育施設にだけ申し込んでいるケースなどは、育休延長の対象にはなりません。【パパママ育休プラス】ってどんな制度?育休を延長するにはもう1つ、【パパママ育休プラス】という方法があります。【パパママ育休プラス】とは、両親がともに育休を取る場合、パパとママの育休期間をずらすことで最大1歳2か月まで休業できるという制度です。パパとママがそれぞれ1年間まで育休を取ることができ、通常は1回限りの育休を、期間内に分割して取ることもできます。▼パパママ育休プラスの期間ただし、ママは産後休業(8週間)と育休を合わせて1年間が上限です。パパは、お子さんの誕生から8週間の間に育休を取得していれば、その後は特別な条件がなくても再度育休をとることができます。▼パパママ育休プラスのメリット◎出産直後の育児が大変な時期に、両親が一緒に子育てしやすくなる◎ママが職場復帰直後の大変な時期に、パパが育休をとってサポートできる◎パパが育休を取りやすくなり、育児や家事をすることで仕事にもプラスの影響が出る▼パパが育休を取得する、メリット出産という大仕事を終えたママの体は、いわば満身創痍の状態です。ホルモンバランスも不安定になり、肉体的にも精神的にも、回復には早くても半年近い時間が必要になります。その間のママをパパがいかにサポートしてくれたかは、その後の夫婦関係にも大きく影響します。産休・育休中に気づいた信頼関係は、きっとご夫婦にとって大きなプラスとなるでしょう。また、ママの職場復帰後の生活も大変です。さらにお子さんの慣らし保育や本格的な通園がスタートすると、発熱や夜泣きといったトラブルが必ずといっていいほど起こるもの。この時期にパパが育休を取れると、ママも安心して職場復帰できます。▼パパママ育休プラスの具体的な取得パターン【パパママ育休プラス】の具体的な取得パターンを挙げてみましょう。【1】ママの産休中にパパも育休を取り、その後ママの育休が終わってから、パパが再度2ヶ月休業する【2】ママの産休後すぐにパパが育休をスタートし、ママは2ヶ月だけ職場に復帰。その後、パパの育休中もしくは終了後に、ママが再び1歳2カ月まで休業する。【3】ママの産休中にパパも育休を取り、産休明けに一度両親で職場復帰。その後、再び両親もしくはどちらかが育休を取る制度を導入した厚生労働省は、【1】のパターンをメインに想定しているようです。【3】はちょっとイレギュラーな感じがしますが、本格的な職場復帰後の生活を短期間でシミュレーションして、体制を整えられるというメリットがあります。ご夫婦で働き方や育児への関わり方をよく検討して、うまく制度を利用してくださいね。産後に慌てないよう、事前にしっかり確認を!育休は、取得の1ヶ月前までには勤務先に申請しなければなりません。延長する場合は、2週間前までに申請が必要です。それぞれ必要な書類がありますし、会社によっては給付金の手続きなどを自分でハローワークに行っておこなわなければならないことも。出産が近づくと、業務の引き継ぎなどで何かと慌ただしくなるものです。直前になって慌てることがないよう、早めに手続きなどの流れを勤務先で確認しておきましょう。育休をうまく活用して、ママもパパも安心の育児&仕事の体制を今回は、育休の期間や取得できる条件、延長の方法などについて、最新情報をもとに詳しくご紹介しました。いかがでしたか?ママもパパも安心して育児と仕事に取り組めるよう、ワークスタイルやライフスタイルに合わせて、上手に育休を取ってくださいね。【主要参照URL】 働きながらお母さんになるあなたへ(平成28年9月)|厚生労働省 改正育児・介護休業法及び改正男女雇用機会均等法の概要|厚生労働省 雇用継続給付|ハローワークインターネットサービス 育児休業給付金の支給対象期間の延長について|東京ハローワーク 育児・介護休業等に関する労使協定の例|東京労働局 (ライター/本間佳苗)
2017年02月05日「うちの旦那は育児に全然参加してくれなくて…」これはよくある主婦の愚痴ナンバーワンに挙げられる不満であろう。確かに日本の子持ち男性の、家事・家族ケアに当てる時間は先進国の中でも最下位だ。しかし、この不満をすべて旦那さんにぶつけていいわけではない。日本の家庭にない「余裕」国際社会調査プログラムが先進38ヶ国に実施した「家族と性役割に関する意識調査」において、日本の男性が育児や家事に参加する割合は、18.3%で最下位であった。(参照元:Newsweek)上位に名を連ねた、スウェーデンやデンマークといった北欧の国の参加率約50パーセントとは対照的だ。ただ、この結果をすべて男性のせいにしてはならない。そもそも、日本には女性にとっても男性にとっても、育児に余裕を持てるような制度が整っていないのである。まず挙げられるのは、教育費の問題だ。OECD加盟国34カ国中、日本の教育機関への公的支出の割合は、ワースト1位。(OECD調べ)さらに国際社会調査プログラムが行った別の調査では、「就学前の子どもの世話はまず誰がするべきか」という設問において、男性の育児参加率が高いスウェーデンやデンマークといった欧米諸国の90パーセント近くが「政府」と答えているのに対し、日本では75パーセントもの人が「家庭」だと答えているのだ。(参照元:Newsweek)このことからも分かるように日本ではまだまだ育児=家庭で行うものという風習がある。すべてを抱えなければならない日本では育児にゆとりがなくなってしまうことは当然だ。“パパ”が集まってつくる「クレヨン」しかし、もし育児に余裕が生まれたら。特に父親の育児参加が増えるとこんな素敵なことが起こるようだ。例えばアメリカでは古いクレヨンを新しく生まれ変わらせて寄付をするアイデアが、パパによって生まれた。
2017年01月29日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。子どもが生まれる、それも初めてとなると、まだ生まれる前から育児グッズをアレコレと品定めしたくなり、生まれてからはアレコレを買いあさりたくなってしまいます。「あると便利」と聞くと「買っておこう」と心が傾いてしまいそうですが、ちょっと待って。実際には「なくてもよかったな」と思うものも少なくありません。そこで、育児経験アリのママたち3人に、買ってしまってちょっと後悔した育児グッズ を紹介してもらいました。●(1)抱っこひも『抱っこひもはほとんど使わなかった』と答えてくれたのが、31歳1児のママRさん。『抱っこやおんぶをして歩き回る時間なんて限られているから、抱っこひもまでは必要なかった。でも、育児書の必要なものリストにのっていたからつい……』Rさんの場合、移動は基本的に車。車を降りての買い物中はベビーカーを利用していたため、抱っこひもを使う場面がなかったそうです。これが、電車やバスなどの公共交通機関を利用する生活スタイルだとまた違う かもしれませんね。●(2)ベビーバス『それほど高いものじゃないからと思って買ったけど、とにかく場所ふさぎで』というのは2人の年子のママYさん。『アパート住まいだし、お風呂場も洗面所も狭いから、ベビーバスを置いておく場所に困っちゃって』と、買ってきてすぐに後悔したそうです。『2人とも夏生まれだったから、一緒にシャワーを浴びて済ませることにして、ベビーバスは結局ベランダに出しちゃったわ』と笑っていました。ベビーバスが場所を取るのは確か。そして使用期間も半年程度 。ただ、冬生まれの場合にはシャワーだと赤ちゃんもその世話をするママも一緒に風邪をひきそうなので、生まれ月次第かもしれません。●(3)布おむつOさんは高齢で1人目を出産したため、子どもは一人だけのつもりでじっくりと手をかけようと考えたそうです。『だから、布おむつで育てようと思ったの』と出産前に大量の布おむつと布カバーを購入したそうです。『でもね、布おむつって寝ているときや家で薄着のときにはいいんだけど、外出時や厚着をするときはお尻周りがゴワついて気持ち悪そう なのよ』結局、子連れで外出できるようになる生後1か月を過ぎたころには、ほとんど紙おむつにスイッチしてしまったそうです。布おむつの履き心地の良さと使い勝手の良さを知ったOさんは、『布おむつ=手をかけるって思い込んでいたのよね』と苦笑い。残った布おむつはすべて雑巾に変身したそうです。●まとめとして子どもの誕生が待ち遠しいあまりに、早々に“育児グッズリスト”を作成して、購入まで済ませてしまう傾向があります。でも、便利な世の中、ほとんどのものは必要になったそのときに簡単に手に入れることができます。他の人には便利で不可欠な育児グッズも、自分には不要かもしれません。育児グッズは育児が実際に始まってから揃えるのが、後悔を減らすベストな策かもしれませんね。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2017年01月28日楽しみにしていたはずなのに、赤ちゃんと過ごす時間がつらく感じてしまう…それは育児ノイローゼになっている状態かもしれません。育児ノイローゼは、だれでもなる可能性はありますが、きちんとケアすれば気持ちは晴れていくものです。今回は、育児ノイローゼの原因や対処法だけでなく、家族が育児ノイローゼになってしまったときに周りができるケア方法までご紹介します。育児ノイローゼとは? 家族みんなが幸せな気持ちに包まれる赤ちゃんの誕生後に待っているのは、“思い通りにはいかない育児”です。家事が溜まってしまったり、睡眠不足になったりして、カワイイはずの子どもを抱いていてもなんだかイライラしてしまい、そんな自分にまた落ち込んでしまってはいませんか。このような状態が長く続くと育児ノイローゼになってしまう可能性があります。そもそも育児ノイローゼとは、“育児”のストレスが溜まることで引き起こされるノイローゼ症状です。ノイローゼはドイツ語で、日本語では神経症と呼ばれています。精神的な症状ではありますが、ひどくなると身体的な不快症状が出ることもあり、早めのケアが必要です。逆に精神的な症状を自覚する前に、身体的な不調として現れる場合もあります。育児ノイローゼも含め、神経症にはだれでもなる可能性があり、専門医による診断・治療を受けることもできます。育児ノイローゼの原因ノイローゼになってしまう原因は? 育児ノイローゼの原因は、ズバリ“育児”です。新生児のうちは昼夜問わず泣くため睡眠不足にもなりやすく、自分のことは後回し、家事も滞りイライラが募ってしまうことも多くあります。また、ある程度大きくなってからも、その都度“イライラ”の元になることが出てきます。1歳になれば動き出した子どもから目が離せず、2歳になればイヤイヤがはじまって…と育児ノイローゼはいつなってもおかしくない症状なのです。元凶は育児にありますが、さらに育児ノイローゼに陥りやすくなる原因もいくつか存在します。・ひとりで育児・家事のすべてをこなしている(こなそうとしている)・ずっと家のなかで過ごしていて他の人と会話する時間をもてていない・すべてを完璧にしなかければいけない、と考えている・「あれができていない」「これが終わっていない」とできないことに目がいってしまう・夫婦の会話時間が少ないかないこうした原因が思い当たる方は、以下の診断方法もチェックしてみましょう。“育児ノイローゼ”診断□頼れる人が周りにおらず、基本的にひとりで育児・家事をしている□できていない自分が許せない□無性にイライラする/少しのことでもイライラしてしまう□子どもがカワイイはずなのに笑顔で向き合えない/カワイイと思えない□「○○しなければ」という思いに追い立てられている□やる気がわかず、何かに興味ももてない□原因不明の涙が出てくる/なぜか涙が止まらない□すべて投げ出して逃げ出したい当てはまる項目が多いほど、育児ノイローゼの兆候が強く出ている可能性があります。深刻な症状が出てしまう前に、対処するようにしましょう。それでなくとも産後は急激な内分泌変化と心理的変化、環境変化により身体的にも精神的にも不安定になる時期です。その上、核家族化が進んだこともあいまって母子が孤立しがちで周囲が変化に気付きづらく、抑うつが重症化しやすい側面もあります。また育児ノイローゼが進行した状態である産後うつ病の半数は、実際には出産前から発症しているとも言われており、妊娠期にうつ病に罹患している女性は産後うつになる率が3倍高いという指摘もあります。そのため妊娠期からの家族、特にご主人(パパ)のサポートが重要になってきます。育児ノイローゼになってしまったとき/なってしまいそうなときの対処法「育児ノイローゼかも…」「このままだとノイローゼになりそう」そんな自分の状態に気がついたときには、すぐに対処するようにしましょう。症状が深刻だと感じたときには、医師に相談するのもおすすめです。まずは、自分でできる対処法から試してみてくださいね。助けを求めるまずは周りに助けを求めましょう。育児が大変でつらいことをだれかに話すことは悪いことではありません。子どもの泣き声に思わずイライラしてしまう経験は、子育てをしたことのある人なら理解ができることのはずです。心に溜め込んでしまう前に、吐き出せばラクになることも多いものです。子どもと向き合っていると、“自分ひとりで戦っている”気持ちになりやすく、育児ノイローゼの原因にもつながっていってしまいますが、助けてくれる人は必ずいます。1番身近なご主人(パパ)や子どもにとっての祖父母であるお父さん・お母さんに話を聞いてもらい、つらいこと、助けてほしいことを伝えましょう。具体的に何かをしてもらったり代わってもらったりはできない場合でも、助けを求めるだけで心が軽くなるはずです。子育て支援施設などの公共機関でも悩み相談は受け付けています。自分の異変に気づき、助けを求めることはとてもハードルの高いことかもしれませんが、自分と子どものために一歩を踏み出してみてください。ひとりになる時間をつくるご主人(パパ)がおやすみの日に、数時間〜1日かけて、ひとりになる時間をつくりましょう。できれば外出して“自分ひとりだけの時間”を満喫して、スッキリしてから帰宅するのがおすすめです。ひとりになる時間は、1回つくればいいものではありません。「イライラが溜まってきたな」と思ったら、なるべくひとりになる時間をつくるようにすることで、“イライラの爆発”や“育児ノイローゼ”を防ぐことができます。病院で治療する方法も周りに助けを求めても、ひとりになる時間をつくっても、なかなか思うように気持ちが晴れていかないときは、病院で治療する方法も検討しましょう。症状が進み深刻な状態になっているとなかなか自分から病院へ行こうという気持ちにもなれないかもしれませんが、病院で医師に話を聞いてもらうだけでラクになるケースもあるものです。身構えずに病院へ行ってみてくださいね。心療内科や精神科をいきなり受診することに抵抗がある場合、まずはかかりつけの産(婦人)科で相談することも可能です。産後はうつ病の罹患と関係なく身体的不調を訴えることが多いため、精神科で通常用いられるうつ病評価尺度では過大評価される傾向があります。そのため、EPDS(Edinburgh Postnatal Depression Scale;エジンバラ産後うつ病質問表)に代表される産科領域に特化したスクリーニング検査を行った上で、かかりつけの産(婦人)科から必要に応じて専門科への受診を促してくれるでしょう。ママが育児ノイローゼになってしまったときは「最近、ママの様子がおかしい」「いつもイライラしていて心配」と、ママが育児ノイローゼになってしまっている/なりそうだと感じたときには、すぐにケアをしてあげましょう。ここでは、パパがしてあげられることと、娘(ママ)にしてあげられることをご紹介します。パパがしてあげられることもっとも大切なことは、話を聞いてあげることです。できるだけ毎日、その日にあったことなどを聞いて、会話をたくさんするようにしましょう。「こうしたら?」「このほうがいいんじゃない」とアドバイスはなるべくせず、まずは、ママの話を受け止めてあげてください。また、できる範囲で子どもをお風呂に入れたり、おやすみの日に積極的に子どもを見てママにひとりの時間をつくってあげたりするのも効果的です。イライラしているママをまるごと受け入れ、子どもよりママを大事にするくらいの気持ちをもって接していると、つらいノイローゼ状態になっているママもラクになっていきます。ママにとってつらいことのひとつに“自分の時間軸で動けない”ことがあります。トイレに行くにも、ごはんを食べるにも、なにをするにも子どもの時間軸で動かなければならないのは仕方がないことではありますが、とても大変なことです。そのことを理解して、どうしたらママがラクになるかと考えながら行動していくと、育児ノイローゼの改善や予防にも役立つでしょう。親がママになった娘にしてあげられることママになった娘が育児ノイローゼになってしまっている/なりそうだ、と感じたときには、できるだけ話を聞いてあげ、できるなら子どもを預かって娘にひとりになる時間を作ってあげましょう。ついつい、あれこれ口出ししたくなったり、「自分のときはもっと大変だった」と言いたくなったりもしますが、育児ノイローゼになってしまっていると、良かれと思って伝えたこともマイナスに影響してしまう可能性があります。育児ノイローゼはだれでもなる可能性があり、けっして甘えているわけではありません。つらい状態にあることを理解して対応するようにしてあげてください。遠方に住んでいるときには、電話で話を聞き、家事や買い物がラクになるような物を送ってあげるのもいいでしょう。ふいに届く実家からの贈り物につらい状況の娘さんも、「ひとりではないんだ」ということに気がつけるかもしれません。育児ノイローゼにならないようにするには…育児ノイローゼにならないようにするために大切なのは“会話”です。パパや周りの人とたわいのない話をするだけでも、気持ちは落ち着いていきます。天気の良い日にはなるべく外出したほうがよいと言われるのは、子どもの成長や発達だけでなく、ママの気持ちにも影響を及ぼすためです。気分転換をすることは育児ノイローゼの予防にも効果的なため、家の周辺を一回りするだけでもいいので動いてみましょう。また、すべてを完璧にこなすのは小さい子どもの育児中には難しいため、“何をしておけば自分がイライラせずに済むのか”を考えて、最低限それだけはこなすようにするのもおすすめです。特に“できていない状況”がストレスになってしまうタイプの方は、“自分にとって許せないこと”を優先的にこなしていきながら、できていなくても許せることを増やしていくことで育児ノイローゼにならないような環境をつくることができます。「育児はイライラがつきもの」「育児は大変でつらいこともある」と割り切り、「では、どうしたらいいのか?」と前向きな方向に切り替えて考えられるようにして、楽しく過ごしていきましょう。監修:汐入メンタルクリニック 精神科医越宗 紀一郎(こしむね きいちろう)東海大学卒業後、聖ヨゼフ病院にて初期臨床研修、内科・救急医療に従事。横浜舞岡病院を経て2010年より汐入メンタルクリニックにて外来診療を行う傍ら、コンサルテーション・リエゾン精神医学や介護施設への往診業務等に携わっている。
2017年01月18日女優の井上和香(36)が、育児の悩みをブログで告白し、読者の支えに涙したことを明かした。井上は17日、「みなさんありがとう」と題した記事を投稿。「辛くて辛くて本音書いちゃった…大丈夫かな?なんて思ってましたが、たくさんのコメントを頂けて…全て読みました。みなさん、ありがとう」と読者に感謝し、「みなさんのコメントに励まされ、涙がでました」と正直につづった。読者から励ましの声が寄せられたのは、13日に投稿された内容に関して。「こうやっとブログ書いてると楽しそうな日だったように感じるけど、本当は全然違う。自分の器の小ささに本当に情けなくなりました。自分の出来なさにイライラしてしまい、娘にもイライラしてしまった。そしてすぐに反省。その繰り返し。ダメな母親だなと落ち込んでばかりでした。大なり小なり、毎日こんな感じです。笑」「明日はたくさん笑顔でいられるようにしよう」「今日はごめんね、娘さん」と胸の内を明かしていた。そして17日、前向きになった井上は、「『イライラした』とか『辛い』とかって、人になかなか言えないんですよね。ダメな母親だと思われるんじゃないか。共感してもらえないんじゃないか。など。いろんなことを考えていくうちに、どんどん心に溜め込んじゃう事がありました。今は溜め込まずに、愚痴が言える友達がいるのでちょっとずつ発散出来てますが、この間のブログの時は溜まってたんですね~私。笑全然書くつもりなかったんですが、気づいたら本音を書いてた。って、かなりの重症な感じですね」と冷静に心情を記していく。次第に、「育児って辛くて大変!!イライラするのは毎日!!凹んで反省するのも毎日!!人を育ててるんだから、簡単で楽なわけがないんですよね!!」「辛いと思ってる日々の中に、楽しくて幸せを感じる瞬間があるからやっていけるんです」「子供って、可愛くて可愛くて仕方ない」「だから私、頑張れるんです」「これが私の本音です」と気持ちを整理。最後は、「言えてスッキリしたー。笑」「さ、これから仕事!気持ち切り替えて行ってきます」と明るく結んでいる。井上は、映画監督の飯塚健氏(38)と2012年5月に結婚。2015年7月、第1子となる女児を出産した。
2017年01月17日すっかり時代遅れとなった「家事・育児は女性の仕事」という考え方。最近では育児に参加する男性を指す“イクメン”という言葉もすっかり一般的な言葉になりました。芸能人でもタレントのつるの剛士さんやお笑いコンビ『アンガールズ』の山根良顕さんらがイクメンとして注目されています。と、表向きは男性の育児参加が当たり前のような風潮ができていますが、実際のところはまだまだ“男性の育児参加”が社会に浸透していないのが現状です。それを示すのが、厚生労働省が発表した2015年の男性の育児休暇取得率。なんとわずか2.65%です。なぜここまで日本の男性の育児休暇取得率が低いのでしょうか。その原因のひとつに“パタニティ・ハラスメント”というものがあると言われています。夫がなかなか育児に参加してくれない、と悩んでいる方。もしかしたら夫は“パタハラ”の被害に遭っているかもしれません。●男性の育児参加を阻むパタニティ・ハラスメント(パタハラ)働く女性が妊娠や出産・育児をきっかけに職場から嫌がらせを受けることを“マタニティ・ハラスメント(マタハラ)”と呼びますが、パタハラはこれの“男性版”にあたります。つまり、働く男性が育児参加をする上で育児休暇を取ったり休んだりすることを職場が阻害、またはそれをきっかけに嫌がらせをすることを指します。パタハラを受けた人の中には、出世コースから外されたり、退職に追い込まれたり という被害に遭った人もおり、深刻な問題といえます。●パタハラを受けた人のエピソード●(1)「会社をやめろ」と脅された『上司に3か月の育児休暇を申請したところ、「男が育児休暇なんて取るの?本気で言ってんの?」と言われ、さらには「もしどうしても取るんだったら会社やめたら? 」と脅されました。結局、怖くて育休を取るのは断念しました』(32歳男性/3歳娘のパパ)この方は、妻の体調が回復するまでの間は育休を取りたかったそうなのですが、上司に全く理解されず、退職を促すようなことまで言われたようです。育休を取った後のことを考え、結局育休は断念したとのこと。●(2)重要なプロジェクトから外された『私は育休は取れたのですが、その際「先方に迷惑だから」という理由で重要なプロジェクトから外されました。実際に育休を取る日までには終わるはずのプロジェクトです。それだけならまだしも、その後評価を下げられて給料を減給されました 。これってパタハラですよね?』(38歳男性/6歳息子・4歳娘のパパ)この方は珍しく育休を取得することができたようですが、それをきっかけに重要なプロジェクトから外されたり、不当な評価を受け給料を減給されたりといった嫌がらせを受けたそうです。●(3)「自分だけ恥ずかしくないのか?」と叱責された『社長に育休の申請をしたら「男が育休取るなんて馬鹿げてる。他の皆は我慢してきたんだ。自分だけ恥ずかしくないのか?」と同僚や上司の前で見せしめのように 叱責されました。結局、育休は取れずじまいです』(35歳男性/2歳娘のパパ)育休を取得する男性は少ないのが現状ですから、自分の会社でまだ誰も育休を取った男性がいないというケースも多いと思います。その場合、育休の申請をしづらいものですが、この方は勇気を振り絞って相談したそうです。すると、まるで見せしめのように他の社員の前で叱責されたとのこと。----------日本人男性の育児参加を妨げている要因の一つに、“パタハラ”があるのは間違いないでしょう。自分の夫が育児のために時間を割いてくれない、というママは、もしかしたら夫がパタハラに遭っているかもしれません。頭ごなしに「ちょっとは育児に参加してよ!」と責めるのではなく、理由を聞いてみるようにしましょう。二人で力を合わせることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。【参考リンク】・「平成 27 年度雇用均等基本調査」の結果概要 | 厚生労働省(PDF)()●文/パピマミ編集部
2017年01月15日■出産育児一時金とは?出産(正常分娩)は病気ではないので、健康保険は使えず、費用は全額自費負担となる。その代わりに出産費用の助成として健康保険からお金が支給される、その一時金のこと。■出産育児一時金のもらえる金額は、いくら?「子どもひとりにつき42万円」が基本。多胎の場合は、42万円 × 人数分となる。加入している健康保険組合や自治体によっては、「付加給付金」を上乗せしてもらえる場合も。■出産育児一時金をもらえる人は、どんな人?自分が健康保険に加入しているか、パパの健康保険の被扶養者になっていて、妊娠4ヶ月(85日)以上で出産したママ(流産・死産の場合も妊娠85日以降であれば適用)。■出産育児一時金の手続きの概要公的医療保険から、産院へ直接お金を支払ってもらう「直接支払制度」が原則である。その流れをベースに説明しよう。①支給を受ける健康保険を決める「出産育児一時金」を、どの健康保険からもらうのかを決めておく。選択肢としては「自分の健康保険からもらう」「パパの健康保険の被扶養者としてもらう」のふたつ。②支払い制度を選択する手続きの方法は「直接支払制度」「受取代理制度」「産後申請」の3つだが、基本的には「直接支払制度」を使い、直接支払制度に対応していない産院の場合は「受取代理人制度」を利用する。「直接支払制度」の場合は、分娩予約から退院までの間に病院から説明を受けるので、内容を理解し承諾した上で、渡される申請書に必要事項を記入するだけでOK。「受取代理制度」の場合は、出産前に健康保険に利用する旨を届け出て手続き書類を受け取り、産後に書類に必要事項を記入し、加入している健康保険の窓口に提出する。③出産後、差額を精算出産入院する時に、出産育児一時金の支給を受ける健康保険証を提示する。出産費用が出産育児一時金の支給額より多かった場合は、退院する時に超過分を産院に支払う。出産費用が少なかったとき(「直接支払制度」の場合)は、必要書類を公的医療保険の窓口に提出すると後日指定口座に支払われる。「受取代理制度」の場合は、既に書類を提出済なので2週間から2ヶ月くらいで自動的に指定口座に振り込まれる。■コラム:産後申請する場合出産ギリギリまで働いていて、ギリギリのタイミングで里帰りをするなど、直接支払制度の申請に間に合わない場合などは、「産後申請」を使う。産院の窓口で出産費用を全額支払い、出産後に加入している健保に産後申請の書類を提出し、給付金を受け取るという流れ。産後申請の場合で、入院前に保証金が必要だったり、出産費用を支払うのが難しいケースは、加入先の健康保険に出産費用の貸付の相談ができる■出産育児一時金 DATA※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2017年01月10日■育児休業給付金とは?仕事を続けるママやパパが育休でお給料が出ないときに、雇用保険から生活をサポートする目的でもらえるお金。■育児休業給付金でもらえる金額は、いくら?もらえる金額は、下記の表の通りで2ヶ月分の金額がまとめて振り込まれる。ただし上限があり、それを超えた分は支給されない。基本的には子が1歳(法律的には誕生日の前日)までの支給だが、特別な事情があり育休を延長した場合は1歳6ヶ月まで支給される。●育児休業給付金給付額一覧表(エキサイト編集部で作成)■育児休業給付金をもらえる人は、どんな人?雇用保険に加入していて、育児休業開始日前2年間に、11日以上働いた月が12ヶ月以上ある人。さらに「育児休業期間中、育児休業前のお給料の8割以上のお金を会社からもらっていない」「育児休業期間中、1ヶ月に就労したと認められる日が80時間以下」という条件もある。■育児休業給付金の手続きの概要①産休に入る前に、勤務先に育休期間の目安を伝えて用紙をもらう産休に入る前に、会社に育児休業期間の目安を伝えて「育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書」の用紙を受け取る。②必要事項を記入して勤務先に提出会社の就業規則で決められたときまでに、申請書に必要事項を記入して会社に提出。このときに、振込先の金融機関の銀行印と通帳の表紙のコピーも必要。③振込み・2ヶ月ごとに追加申請産休明けに会社からハローワークに各種書類を提出し、2ヶ月ごとに給付金が振り込まれる。給付金の追加申請は2ヶ月ごとに必要。多くの場合は会社でやってくれるが、自分で申請する場合は申請期限をチェックしておこう。■コラム:育児休業給付金はパパでもOK!育児休業はパパでもとれるし、条件を満たしていればパパでも育児給付金を受け取ることができる。たとえば、ひとりの子に対して、前半はママ、後半はパパというふうに育休をとり、それぞれ給付金を受け取ることも制度の上では可能だ。もちろん職場の理解があってこそ! という部分も大きいのが現実。まずは職場の担当者などに事前に相談してみよう。■育児休業給付金 DATA※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2017年01月10日ニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、2017年1月から改正育児介護休業法(育介法)が施行されることになります。育児休業・介護休業を取得できる従業員の範囲が拡大したことも大きいですが、特にインパクトが強いのは介護休業の取得方法でしょう。改正前と改正後では介護休業の取得方法はどのように変わったのでしょうか?Q.法改正によって何が変わった?*画像はイメージです:介護休暇を「3回」に分けて取得できるようになりました。改正前の育介法では介護休業は1回きり(最大93日間)しか取得することしかできませんでした。ただ、介護を行うにあたっては急な対応を要するもの(直接的な介護だけでなく介護施設の申し込み手続きなど)が複数回発生するため、1回きりしか取得できない介護休業は使い勝手の悪い制度でした。しかし、改正後は取得日数の上限こそ最大93日間と変わらないものの、1回きりではなく通算して93日間を3回に分けて取得できるようになりました。分散して介護休業を取得できるようになったことにより、93日という限られた日数をより効果的に活用してもらうことが期待されています。とはいえ、仕事と介護を両立するためには取得日数が分散できるようになっただけではまだまだ不十分であると言えるでしょう。介護離職を減らすためにも今後の更なる制度改革に期待したいところです。 *取材・文:ライター松永大輝(個人事務所Ad Libitum代表。早稲田大学教育学部卒。在学中に社労士試験に合格し、大手社労士法人に新卒入社。上場企業からベンチャー企業まで約10社ほどの顧問先を担当。その後、IT系のベンチャー企業にて、採用・労務など人事業務全般を担当。並行して、大手通信教育学校の社労士講座講師として講義サポートやテキスト執筆・校正などにも従事。現在は保有資格(社会保険労務士、AFP、産業カウンセラー)を活かしフリーランスの人事として複数の企業様のサポートをする傍ら、講師、Webライターなど幅広く活動中。【画像】イメージです*EKAKI / PIXTA(ピクスタ)
2017年01月07日「親が『しない』ことで、子どもは『できる』ようになる」と話すのは、テレビ『情熱大陸』でも紹介されたことがある「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さん。ママが、「しない」なんて許されるの!? 育児まっただ中のママたちも、「育児の『不要なもの』を捨てること」について、ちょっと立ち止まって一緒に考えてみませんか? ■「してあげられない」ことを責める必要はなし「そもそも、ママたちは、『子どもにいろいろとしてあげたい。でも、それをしてあげられない私はダメ』。そんな風に感じる生きものなんです。でも、パーフェクトなママでいられないからって、自分を責める必要はまったくないんですよ」と、高濱さんはいう。そうアドバイスされたからといって「なるほど!」と、すんなりとは思えないのもママ心。「むしろ、なんでもかんでも親が整えてあげることで、子どもの成長を妨げてしまうことだってあります。ですから、今回は、あえて『しない』という選択をすることで、伸ばせる力について考えてみましょう」(高濱さん)■「しない」という選択「しない」ということで伸ばせる力なんて、本当にあるのだろうか。!? 「子育ての中で、『しない』を選択することによってママの時間的負担や、『してあげられていない…』と自分を責めていた気持ちの負担を取り除くことができますよ」(高濱さん)大切なのは、ママの気持ちが軽くなり、笑顔が増えること。そのニコニコオーラは、必ず子どもにも伝わる。「笑顔がすてきな子どもは、魅力的に育ち、将来自分の力でメシが食えるようになるでしょう」(高濱さん)つまり、「将来、自分の力でメシが食えるようになる子ども」を育てるためには、ママの気持ちが軽くなることが、とても大切なことなのだ。■「しない子育て」と「してはいけない子育て」ここでとても難しいのは、「しない子育て」と「してはいけない子育て」の線引き。たとえば、「しない」の一例として、「集中して遊んでいる子どもの手を止めない」と、高濱さんがアドバイスをしたとする。すると、ママからこんな質問が出る。「生活リズムを整えるためには、集中して遊んでいる子の手を止めないといけません。早く寝かせるのと、遊ぶ手を止めないこと。どちらを優先すべきでしょうか?」と。子育ては、矛盾だらけだ。そこで真面目なママたちは、悩む。悩むことで苦しくなり、心に余裕がなくなって、子どもへの声かけもキツイものになってしまう。「大切なのは、『ここだけは譲れない』という基準を決めることです。そうすることで、何事も柔軟にとらえることができるようになり、心も少しは楽になるのではないでしょうか?」(高濱先生)。これからの連載では、『ここだけは譲れない』基準というものをどう考えていけばいいのか、そして「しない」子育てとはどのようなことなのかを紹介していきたい。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月02日子供がどんなに可愛くても、自分の時間が自由に取れない育児期にストレスが溜まってしまうのは仕方がないこと。上手にストレスを発散できるといいのですが、うまくいかずにノイローゼに陥ってしまう人がいることも事実です。そこで、どんな条件で育児をしている人がノイローゼになりやすいのか、どんな性格の人がなりやすいのか、まとめてみました。あてはまるなと思った人は注意するなり、条件や考え方を変えるよう努力してみたり、参考にしてみてください。ノイローゼとはそもそもノイローゼとはどのような状態のことを指すのでしょう。ノイローゼという言葉はドイツ語で「神経症」という意味を持っています。本人の精神状態を基準とする精神病とは少し違い、神経症は自他共に認めることができる状態のものを言います。こころの不調によって、身体的には何も不調がないのに精神や身体に何らかの症状が現れてしまいます。育児ノイローゼの他に受験ノイローゼ、介護ノイローゼなども言葉として浸透していますが、女性の育児ノイローゼの場合は身体的な要素も原因のひとつとして挙げられます。妊娠中は多く分泌されていた女性ホルモンの一種であるエストロゲンが、出産によって胎盤と共に体外に排出されてしまいます。こうしたホルモンバランスの乱れが心身に及ぼす影響は、産後鬱という名前で婦人病の一種として知られるようになっています。ノイローゼになりやすい人女性の育児ノイローゼには身体的な要素もあるとはいえ、必ずしもそれだけが原因というわけではありません。育児による疲労やストレスが重なることによって引き起こされる場合も多いようです。どんな人が、ノイローゼに陥ってしまいやすいのでしょう。孤独になりやすい環境育児ノイローゼの大きな要因のひとつとして、孤独感が挙げられます。まだ言葉もろくに話せない子供と家に2人きりで閉じこもっていると、世界との繋がりが絶たれたように感じるのだそうです。特に育児をきっかけに仕事を辞めたという人に多い実感のようです。そうした精神的な孤独感も、身近に頼れる近親者がいたり、パートナーが育児に積極的だったり、仲の良いママ友がいたりすると軽減されます。しかしそうした繋がりが薄く物理的にも孤独な環境にいると、精神的な孤独感を加速させることになり、ノイローゼに陥ってしまいやすいようです。育児以外の要因がある人育児の他に、例えば親の介護や仕事を抱えている人も、ノイローゼに陥りやすい環境にあります。こういった人は前述の孤独感に関しては問題になりにくいそうですが、時間に余裕がなくなると精神的な余裕も同時になくなります。自分の時間がなかなか取れないことも大きなストレスになってくるわけですね。また、身体が弱いということも大きな要因のひとつとして挙げられます。育児は体力勝負とも言いますが、自分が寝込んでしまうと子供にも影響が……というプレッシャーが余計に掛かり、精神的にも辛い状況になってしまいがちです。完璧主義な性質性質上の特性として、完璧主義的な一面がある人はノイローゼになりやすいと言われています。大事な我が子のことだからとすべて完璧にこなそうとすると、逆にできていない部分が目につくようになり、現実と理想のギャップに打ちのめされてしまうのだそうです。何事にも真面目で手を抜けないという人は、手の抜き方を覚えることも大事です。また育児ノイローゼというと女性の問題と思われがちですが、男性が育児ノイローゼになることももちろんあります。特に男性は女性に比べて理想を高く持ったり、泣き言が言えず我慢しすぎる傾向があります。女性の問題と決めてかからず、育児に関わるすべての人に起こり得ることだと思ってください。頼れる場所をなんとしてでも見つける近親者やママ友がいない、そもそもパートナーがいない、など頼れる場所がないという人も少ないと思いますが、疲労やストレスの解消は頑張ってどうにかなるものではありません。それらを軽視することで、取り返しがつかないトラブルが起こる可能性もあります。ノイローゼの可能性があると思ったら、外部でもなんでもいいのでなんとしてでも頼れる場所を見つけてください。積極的に考え方を変えることも有効です。何もかも完璧にこなそうとするのではなく、できることだけを精一杯にやっていきましょう。
2016年12月26日子育てにはやらなくてはならないことがいっぱい! あれもこれもこなさないと、ちゃんと育てられないのでは、なんて不安になることもあるでしょう。そんながんばりすぎて疲れているママにおすすめの育児マンガをご紹介。世間的には「ダメ母」といわれることもある主人公たちですが、多くのママが共感できる要素があるはず。■『おにぎり通信』(二ノ宮知子 著/集英社)『のだめカンタービレ』の作者、二ノ宮知子さんによる子育てファミリーエッセイ。一般的な育児マンガとの違いは、家事や育児のほとんどを二ノ宮さんの夫が担当していることです。それではママである二ノ宮さんは何をしているかといえば、人気作家らしくマンガの締め切りに追われる日々。「育児より仕事のほうが楽」とまで言ってしまうほど、一家の大黒柱として働いています。生活のほとんどを夫に任せっぱなしなわけで、子どもたちには「パパがいい」と言われてしまう始末。その都度、ママ業をがんばろうとするけれど、朝は起きられなかったりと、なかなかうまくいかないようで…。そんな失敗をしつつも、幸せそうに暮らす家族の姿にほっこりしてしまいます。子どもの成長に沿った笑える「あるある」ネタも盛りだくさん。でも、ママとしては主夫として奮闘するパパの姿にも共感してしまうかもしれません。■『毎日かあさん』(西原理恵子 著/毎日新聞出版)「毎日新聞」で連載中の育児マンガではありますが、作者である西原理恵子さんが連載中に離婚してしまうなど、波乱万丈な様子も描かれた作品です。「かあさん」は晩酌をしながら子どもを寝かしつけたり、運動会の日に寝坊して質素なお弁当しか作れなかったりと、決してほめられる子育てではないかもしれません。でも、大きくなった子どもたちを見て「食事なんか手作りすることなかった あんなに抱っこしてほしがってたのに もったいないことしちゃったなあ」と振り返るほど、子どもたちへの愛情はしっかり伝わってきます。そんな思いにホロリとしながらも、なぜか棒を集めてくる男子の習性など、笑えるエピソードも満載で、育児への勇気がもらえるはず。 ■『私たちは繁殖している』(内田春菊 著/ぶんか社)妊娠から出産、そして4人の子の育児風景を描いたマンガ。主人公がシングルマザーを経て結婚、離婚、さらに再婚するなど、こちらもなかなかの波乱万丈っぷりです。1巻には妊娠から出産にかけての様子が詳しく描かれていて、プレママには参考になりそう。「おしるし」がきてから陣痛時の呼吸法、出産直後の様子などリアルに描かれています。豪快すぎる子育て法には賛否両論ありますが、この本を読んで母乳育児に挑戦した、子育てが楽になったと思う人もいるほど、長く愛されている作品です。■『ママだって、人間』(田房永子 著/河出書房出版)妊娠したけどすぐには母性がわいてこない、妊婦の性欲問題、出産への恐怖、産後の夫婦関係など、他人には聞きづらい、言いづらいことが赤裸々につづられた異色作です。母親学級でママコミュニティに違和感を覚えるエピソードは、初めてママになったときに感じたことがある人もいるかもしれませんね。ほのぼのしたシーンはあまりないのですが、その分、幸せの裏に隠されたママの悩みがぶっちゃけられています。ママであることに疲れたときに読みたくなる1冊です。どの作品もママとしては異端児ともいえる女性が主人公ですが、ハッピーな面だけでなく、大変なことやドロドロしたことも描かれているので、育児に苦労してきたママたちから共感を集めています。「ダメなのは私だけじゃなかった!」と安心するもよし、「ありえない!」と笑い飛ばすもよし。育児マンガだからといって、共感できなくても大丈夫。ほかの人の育児風景を見ることで、ヒントが見つかるかもしれません。・ 『おにぎり通信』(二ノ宮知子 著/集英社) ・ 『毎日かあさん』(西原理恵子 著/毎日新聞出版) ・ 『私たちは繁殖している』(内田春菊 著/ぶんか社) ・ 『ママだって、人間』(田房永子 著/河出書房出版)
2016年12月21日日本でも育児に参加する男性、通称“イクメン”が徐々に増えてきていると言われていますが、一方でママたちからは「夫のイクメン気取りがうざい」「張り切りすぎて逆に迷惑がかかってる」という愚痴もちらほら聞こえてきます。社会からは「男が育児に参加するのは当たり前」と言われ、家では「全然子どものこと分かってないよね」となじられる……今は男性の育児参加が本格的に定着するまでの“過渡期”ということもあり、世のパパたちの中にはそんな苦労を抱えている人も少なくないようです。そんな中、NHKが11月30日に『イクメンブルー』というものを特集して話題になりました。イクメンブルーとはなんなのか。今回は世のパパたちを悩ませる“イクメンブルー”の問題についてお話ししていきたいと思います。●イクメンブルーって何?イクメンブルーという言葉を初めて知ったという人もいると思いますが、イクメンブルーは簡単に言うと“男性が仕事に加え家事育児を手伝うことで精神に不調をきたすこと ”を指します。“男性版育児ノイローゼ”と言い換えてもいいかもしれません。近年日本でイクメンが増加していることから表面化してきたこの問題ですが、人によっては深刻なメンタル不調を起こすケースもあるようで、決して無視できる問題ではありません。これからさらにイクメンが増えてくるであろう日本においては、イクメンブルーはいずれ社会問題化する可能性もあります。●イクメンブルーに陥る原因3つなぜ彼らはイクメンブルーに陥ってしまうのでしょうか。以下では主に考えられる3つ原因についてお話しします。●(1)過労一口にイクメンと言っても、彼らが置かれている環境はさまざまです。毎日定時に帰れて土日も休みという人もいれば、毎日残業で休みは日曜しかないという人もいます。前者の場合は精神的にも時間的にも余裕があるので家事や育児を手伝う余力があるでしょう。しかし、後者の場合は日々の過酷な労働に加え、新しい仕事が増える状態になるため、睡眠時間や気力が削られていきます 。休日も育児に時間が取られ、ほとんど休みがない状態が続くうちに嫌気がさしてきてしまう男性も多いようです。●(2)孤独感男性は女性に比べてコミュニケーション能力が劣ると言われていますから、積極的に“パパ友”を作ろうとしない人が少なくありません。また、そもそもパパ友と出会う機会がないという人もいるでしょう。パパ友がいないと、育児や夫婦の悩みを相談できる相手がいないのでストレスのはけ口が見つからず 、次第に孤独感が増していくようになります。日々積み重ねられたストレスは、いずれ溢れてしまいます。●(3)家事・育児方針の違い夫婦も元を辿れば他人同士です。家事や育児に対する考え方も当然違ってきます。自分はよかれと思ってしたことでも、妻にとっては“迷惑行為”だったり、逆に妻のやることが自分にとって不快だったりと軋轢が生まれてしまいます。家事や育児を手伝うことよりも、そうした妻との衝突のほうが精神的にツラい という男性は少なくないようです。●イクメンブルーに女性からの非難が殺到男性のイクメンブルーについて、女性たちはどう思っているのでしょうか。ためしにネットやSNSを覗いてみると……かなり批判の声が目立ちます。どういうことなのでしょうか?以下はイクメンブルーに対して主に見られた女性側の主張です。『は?イクメンブルーとかふざけてんの?女は毎日家事育児をこなしてるんだよ!』『家事育児を手伝ってうつ病とか、弱すぎて笑うww私はもう10年も一人でこなしてるんですけど?』『育児ノイローゼなんて女性は昔から悩んでた問題。男性だから騒ぐのっておかしいと思う』『ちょっと育児手伝ったからうつ病って……共働きで家事育児全部押し付けられてる私に謝れ』などなど、かなり辛辣な意見が目立ちました。普段自分が苦労しているからこそ、男性にも厳しい態度になってしまうのかもしれません。●イクメンブルーに陥った男性の体験談イクメンブルーとは具体的にどういうものなのか、実際にイクメンブルーに陥ったことがあるという男性たちにお話を伺ってみました。『私は毎日残業になるような仕事なので、毎日帰宅するのは11時。それから家事を手伝って終わるのは夜中の2時。夜泣きも日替わりで私が対応していたので、ほとんど睡眠時間がありませんでした。そのうち、不眠の症状や食欲不振 が出るようになり、そこで自分が育児ノイローゼになっていることに気づきました』(43歳男性/通信)『うちは共働きで二人ともフルタイムなので、家事育児は半分ずつ担っていた感じでした。しかし、実際は家事育児の主導権は妻が握っており、毎日のように文句の嵐 。家に帰るのがイヤでわざと残業したりするほど追いつめられていました』(39歳男性/販売)『私は自分でもプライドが高いのを自覚してるんですが、とにかく妻に育児のことで「こんなことも分からないの? 」となじられるのが苦痛でした。普通の人なら我慢できたかもしれませんが、私には耐えられず、一人で泣くこともありました。今は子どもも大きくなって落ち着きましたが、もう新しい子どもはいらないです』(34歳男性/不動産)やはり仕事との兼ね合いや妻との軋轢が原因でイクメンブルーに陥るケースが多いのかもしれませんね。●イクメンブルーを解消する方法毎日のように家事育児に追われている妻からしてみれば、夫のイクメンブルーは滑稽に思えるかもしれません。しかし、夫が心身に不調をきたせば家庭はまともに成り立たなくなります。夫にイクメンブルーの徴候が出たら、「私だってつらい」という気持ちを少しだけ抑えて、以下のことを試してみてください。●(1)弱音を吐ける関係性を作っておく男性はプライドが高い場合が多いです。あまり妻に弱音を吐きたくないという人も多いでしょう。それに加え、妻が日頃から夫に厳しく接していればますます自分の悩みを伝える機会はなくなります。週に1回でもいいので、家事や育児について夫婦で話し合いをする時間を設けてください 。お互いに疑問に思っていることや不満に思っていること、感謝していることを話しましょう。そうすることで夫も抵抗なく妻に自分の悩みを伝えることができますし、逆に妻も自分の意見を夫に伝えるいい機会になります。お互いにストレスを抱えないように吐き出す場を設けましょう。●(2)スケジュール調整をする夫が過労でイクメンブルーに陥っているときは、少し休息が取れるようにスケジュール調整をしてあげましょう。「今週の日曜は○時まで私が子どもの面倒みるから自由にしていいよ」などと伝え、「その代わり、○時からは子どもをお願いね」と双方が効率よく休める提案 をするといいかもしれません。----------いかがでしたか?イクメンブルーはまだまだ認知されていないものではありますが、放置していれば取り返しのつかない事態に陥ることもあります。夫婦で健康的に家事育児が分担できるように、工夫していきたいですね。●文/パピマミ編集部
2016年12月08日キャリアコンサルタントの上田晶美です。育児休暇を経て仕事に復帰してがんばる女性たちのために、さまざな情報をお届けしてまいりました。今回は、育児休業明けの職場で「連帯感のありがたさ」を実感したという、先輩ママNさんのケースをご紹介しましょう。■一人目と二人目は違う?NさんはIT企業に勤めている二人のお子さんを育てながら働くママ。運よく、二人は同じ保育園に入ることができ、順調に働き続けています。そんなNさんですが、第二子の育児休業を終えて復帰したとき、第一子の時と大きな違いがあったことに驚いたそうです。「一人目の復帰のときは、ミーティングで『よくかえってきたねー』、とみんなに拍手で迎えられた。なんだか晴れがましくて、がんばろーという気持ちになりました。ところが、二人目の復帰ではミーティングもなく、あっさりとスタート。意気込んで復帰したのに肩すかしという感じで。たまたま取引先の担当者が変わっていたこともあり、たった1年の休みなのに、浦島太郎になった気分でした。まるで新人扱いで、あいさつするだけでひと苦労。関係構築に時間がかかって、それは疲れました」二人目の育児休業は周囲から冷たい目で見られるのか? と、勘ぐったりしたそうです。一回どころか、二回も育児休業をとった人と思われて。なんでも滑り出しというのは大事なものですね。上司としての配慮ははじめこそ、肝心ということです。 ■マミーの会で救われるそれでも続けてこれたのは「2か月に一回のマミーの会のおかげです」と言います。IT企業ではまだまだママは少なく、300人の会社に10人足らず。悩みを共有しようと、はじまったランチミーティングの会が「マミーの会」です。子供がいると、夜、飲みに行くというわけにもいきません。せいぜいゆっくりお昼を食べる時間がとれればいい方。みんなで会議室を借りておいて、お弁当をとって食べるのです。先輩ママにちょっとした悩みを話して、「あるある!」と共感してもらうだけで、「あー私だけじゃないんだー」と気持ちが落ち着くとか。子育てには地元の情報、半年後の情報がとても貴重です。先が見えない不安というのが、常につきまとうからです。子供が風邪ばかりひいて病院通いで困っている、というと、「どこそこの病院には託児室がついていて、助かるわよ」とか。予防接種はどうするか、と聞くと「これとこれは先に打った方がいい」など。 ■二人目のママとしてそこでは二人の子供がいるママは少なく、Nさんはまだ二人目。みんなが「お子さん二人はどうですか?」と聞いてくるそうです。Nさんは自身の年齢としては、マミーの会の中で、真ん中くらいだそうですが、なんだか先輩のように扱われ、がんばらなきゃと思ったとか。転職してきた途中入社組や新卒組など、経歴、年齢はさまざまだけど、マミーの会でのつながりはとても貴重な存在だと思ったそうです。ママだからこその連帯感に支えられ、働いている毎日。いつでも相談相手がいる安心感は嬉しいものですね。応援していますよ!
2016年11月24日キャリアコンサルタントの上田晶美です。育児休暇を経て仕事に復帰してがんばる女性たちのために、さまざな情報をお届けしてまいりました。今回は、育児休業明けの先輩ママSさんの、その奮闘ぶりと工夫の一例をご紹介しましょう。■その1. 「コミユニケーション力」を使うのみ!育児休業から復帰したてのママSさんに聞きました。彼女は金融機関で働く、第一子の育児休業を終えたママで、短時間勤務制度を利用しています。「人より短い時間の中で仕事を終えなくてはならない。とにかくプレッシヤーが大きいですね。私の支店では、短時間勤務はまだ一人目なので、悪目立ちしないか、心配が尽きません」一番困っていることは? と聞くと「上司とコミュニケーションをとる時間がないことですね。残業できないから、朝のうちに話をしておきたいと思うと、支店員がみんな殺到していく時間なのです。そこで私はストーカーのように上司の動きを観察して、さっと廊下で捕まえています」またはアメリカ映画のように、同じエレベーターに乗りこみ、伝えることもあるという。なかなかの工夫ですね。■その2. 会議は「午前中」にお願いする「これは私からみなさんにお願いしたことなのですが、以前なら営業が終わって、夕方5時からの会議というのがありました。私は4時退社なので、出ることはできません。できるだけ、午前中に大事な会議は開いてもらうようにお願いしたところ、みなさんが受け入れてくださり、開いてみると案外好評でした。やはり、5時からの会議は退社時間が気になってみんな嫌だったのですね。当然残業という空気になりますから」プライムタイムともいえる午前中に会議を平育ようになったおかげで、スッキリした頭でみんな参加でき、長々話してもいられないので、会議の時間自体が短くなったそうです。ワークライフバランスへの対応は育児中のママにだけではなく、社員全員に上手な時間管理を促すという効果があるのですね。「午後から新規の案件が入ると緊張します。引継ぎして帰らなくてはならない可能性が出てくるからです」 ■その3. お礼は大げさなくらいに言うそこでSさんが心がけているのは、大げさなくらいお礼を言うことだそうです。短時間勤務の人がいると「自分にしわ寄せがくるかも」と周囲は誰でも警戒します。それでなくても忙しいのに、人の仕事まで押し付けられてはたまらないと思うのが、本音ではないでしょうか?実際に引き継いで先に帰らなくはならなくなったとき、そんな相手の気持ちをしっかりと考えて、それ以上のお礼の気持ちを伝えるようにしているそうです。頭を下げるのはただですから!それに、言葉だけでなく、小さな付箋に感謝の気持ちを書いてデスクに張っておくのだそうです。いちいちメールを書くのは面倒でも、付箋に一言ならすぐに書けますし、手書きの方がより気持ちがこもります。ママになったので、動物がらなどのデザインの付箋も似合うようになったそうです。そんなせいもあってか「Sさんはママになってやわらかくなった」とよく言われるとか。子供がいるからこそ使える付箋のかわいさに助けられているのかもしれませんね。ただし、赤ちゃん柄などはお子さんのいない女性に対して、角が立つのでやめましょう。応援していますよ!
2016年11月23日家事・育児に積極的な男性が増えてきました。でも、妻の立場から見ると、「ありがたいけど私がやってほしいことを分かってない」「言ったこと以外はやってくれない」なんて思うことありませんか?もしかすると、夫側も「こんなに頑張ってるのに妻は全然よろこんでくれない…」と不満をつのらせているかも。一度『本音』で話し合ってみるだけで、簡単に解決できるとしたら?というわけで、理想の家事や育児のシェア、将来設計について夫婦で話し合うワークショップに夫婦で参加してきました!その名も「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」。家事・育児についての満足度は夫婦での話し合いの頻度で決まる生活経済ジャーナリスト・和泉昭子さん、NPO法人tadaima(タダイマ)!代表・三木智有さん「◯◯家作戦会議」は、内閣府男女参画協議局が主催したワークショップ。16組の夫婦が参加していました。講師は生活経済ジャーナリスト・キャリアコンサルタントの和泉昭子さんと、NPO法人tadaima(タダイマ)!代表で家事シェア研究家の三木智有さん。夫・妻、親、社会人――いろいろな顔をもっている私たち。その中で家族としての役割シェアをきちんと話し合うことで、充実した生活を送れるのだそう。でも、お互いに満足できる役割シェアってどういうことなのでしょうか?NPO法人tadaimaのヒアリング調査によると、「5:5で家事分担ができていること」よりも、「家事に対する負担感を夫婦で共有できているか」で満足度が変わるそうです。つまり、家事についてよく話し合っている夫婦ほど満足度が高く、話し合いをしていない夫婦ほど不満度が高くなる傾向があるのです。【第1部】ワークショップ「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」いきなり家事分担を押し付け合っても不満がつのるだけ。まずは、ワークシートでお互いの本音を知り、モヤモヤを解消して、その夫婦の価値観に合った役割シェアを話し合いで導き出します。Part.1 素直な気持ちを伝えてみよう最初のテーマは、「自分の素直な気持ちを相手に伝えてみよう」「本当はもっと◯◯に時間を使いたい」の◯◯の部分には、2人とも「もっと自分の時間がほしい」ということを記入。お互いの本心はなんとなく分かっていたけれど、こうやって言葉にして伝えると意外とスッキリ!改めて書いてみることでお互いの理解が深まります。Part.2 2人の今を再確認!Part2は、時間グラフに「現在」と「理想」の時間の使いかたを記入。自分が理想とする時間の使いかたを実現するために、相手に「これをしてほしい!」とお願いします。共働きで、家事も育児もそれなりに分担してやっているわが家のようなケースでは、自分の要望を一方的に伝えるのはちょっと気が引ける……。ところが、このワークシートで、平日の帰宅が遅い夫が「もっと育児に関わる時間を増やしたい」と思っていることが分かりました。しかも「家事の時間が増えてもいい」とのこと!これは意外……あえて時間をとって話し合うことで夫の本音に気づくことができました。Part.3 「家のこと」のシェアの仕方を考えよう一番面白かったのがこのPart3。自分が負担に感じている家事を自由に書き込み、それぞれ自分と相手の負担度を記入して、負担を減らすためにはどうすればよいか一緒に考えます。例えば、毎日掃除をしているという家庭であれば、掃除の回数を減らすというのも1つの解決法です。奥様が主に食事の用意をしているというご夫婦、奥様にとっては毎日食事を作るのはとても負担。でも実は、旦那様が料理に興味があるということを知って奥様はビックリ!これからは休日などに食事を作ってくれることに。わが家の場合は夫がもっと子どもと過ごす時間を増やしたいと思っていることがわかったので、これからはさらに心置きなく育児を任せられそうです。第2部料理教室旦那さんに食事づくりを任せるとすごく時間がかかるし、シンクが洗い物であふれかえるのが嫌――。そう、料理はいかに短時間で効率よくできるかも重要なポイントなんです。第2部は、「男性でも帰ってからすぐ実践できる料理アイデア・レシピ体験」がテーマの料理教室。実際に旦那様におすすめレシピを作ってもらいます。奥さんはそばで見守ります。江上料理学院の松井ゆみ先生教えてもらったレシピは、これからの寒い季節にぴったりの「ポトフ」。ポイントは、冷蔵庫にある食材で、調味料も調理器具もほとんど使わず、短時間でできること。分量もおおよそでいいので、まさに男性向けのレシピ!実際のポトフのレシピ松井先生から一通り調理方法の説明を受け、いざ実践!!パパの料理をそばで見守る娘固い野菜から切ってどんどんお鍋に入れていきます。にんじんもジャガイモもよく洗えば皮付きのままでもOK。こうすれば、ボウルやピーラーを洗う手間や野菜くずを処理する手間も省けます。キャベツもざっくり2等分。レシピの材料以外にも、パプリカやきのこ類など冷蔵庫の中の余り物を適当に入れてもOK。レシピが簡単だから料理中の会話も弾みます。ポトフを煮ている間に、まな板や包丁を洗えばできあがったときにはキッチンがスッキリ。これなら、洗い物でキッチンがぐちゃぐちゃになるから旦那さんに料理してほしくない、という奥様にも喜んでもらえそうですね。ポトフ完成〜!!調理時間は約30分。野菜やお肉からいいダシがでているので、コンソメだけでもとってもおいしかったです。少食な娘もパクパク完食!ワークショップに参加する前は「本音で話し合うだけで何が変わるの?」と半信半疑でしたが、自分の負担感を相手と共有して話し合うだけで気持ちが軽くなるんだとその効果を実感しました。今後は家事・育児について夫とざっくばらんに話し合って、家族全員がハッピーになれる理想の時間を使い方を考えていきたいと思います!「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」藤本美貴・オリラジ中田・鈴木おさむなど豪華講師陣によるトークショーを開催「働く」と「子育て」のこれからを考えるWARCO!2016ライター:柏木 真由子
2016年11月12日【ママからのご相談】結婚して2年目です。先日、子どもができていることがわかりました。育児休暇の取れる職場ではないですし、妊娠していても仕事が続けられるような部署に移動できる職場でもなく、退職しました。そんな中“拾う神あり”で、妊娠をわかった上で声をかけてくれている会社があるのですが、就職するべきか否か、迷っています。家計に余裕はありませんが、切り詰めればどうにかできる見込みはあります。出産・育児に専念したい気持ちもあるのですが、専業主婦になる勇気がわきません。専業主婦になると決められた皆様は、どのようにして決断できたのでしょうか。●A. 専業主婦になった理由は人それぞれ。誰もが悩んで決めるしかない!こんにちは、佐原チハルです。女性にとって、専業主婦になるか仕事を続けるかというのは大きな悩みどころですよね。とくに非正規雇用の女性は、妊娠を機に退職せざるを得ない状況に追い込まれることも少なくないでしょう。かといって、専業主婦でやっていくには大きなリスクも伴います。今回は、そうしたリスクがある中、専業主婦になることを決められた人たちの声を集めてみました。●(1)昔から専業主婦になりたいと思っていたタイプ『私は母親を尊敬しているのですが、その母は専業主婦でした。母のことは理想というか、目標にしている姿なので、当然自分も専業主婦になるもの だと昔から思っていました』(30代・2人の子どものママ)“専業主婦になるための準備”として、結婚前までに多額の貯金をしておいたり、夫と家事・育児分担について話し合いを複数回設けたりもしたそうです。また、『専業主婦っていうと“楽”とか“余裕があってうらやましい”という扱いをされることが多いし、もっとひどい言葉でバカにされることも少なくないけど、「うっせーよ!」って思います』という言葉が印象に残りました。専業主婦でいるためには、本人の気持ちだけでなく、“努力”や”環境”、”運”が必要なのが現状です。また、働かないことで大きすぎる期待や要望を向けられることも少なくありません。専業主婦に向けられるさまざまな抑圧、圧力はもっと小さくなるといいですね。●(2)仕事の継続を選べなかったタイプ『母親が専業主婦だったのですが、“自分で稼いでいない”というせいで、父親よりも低い立場の人間として生きてきた姿をずっと見て育ってきました 。だから私は子どもができても絶対に仕事を続けたいと思っていました。しかし、私が働いていた職場では“既婚者女性は給与は低くていい”、“妊娠したら辞めるのが当然”という雰囲気があったので、とても続けられませんでした』(30代ママ)非正規雇用として働いていた彼女は、結婚後に待遇を悪くされても我慢して仕事を続けていたそうですが、妊娠をきっかけに本格的に仕事を続けることが困難だと判断したそうです。『そんな職場を選んだのが悪いって言われることもあったのですが、当時住んでいた地域では女性が選べるような仕事がそんなになかったんです。もうすぐ子どもが3歳になるので、お預かりのある幼稚園に入れたらパートでもいいのでまた働きたい と思っています。保育園は待機児童が多くてとても無理だと思うので……。専業主婦になったおかげで「子どもと向き合える時間が多くてよかった」と思えたこともたくさんあったけど、やっぱり少額でも“自分で稼ぐ”ことは大切だと思うから』●(3)気付いたら専業主婦になっていたタイプ『専業主婦になろうとか、仕事は続けたいとか、実はちゃんと考えたことがないんです 。妊娠中期に入るあたりでちょうど契約が切れるタイミングだったので、更新しないで“専業”になりました。その後復職しようかなと思いもしたのですが、また妊娠していることがわかったので見送って、というのが2回ほどあって。気付いたらすっかり専業主婦です』(30代・3人の子のママ)彼女の暮らす自治体は“求職中”の低い点数でも保育園入所ができる場合があり、“環境的に恵まれている”そうです。『専業でいるか外稼ぎをするかを選ぶことができるありがたい環境にいるので、心苦しくなく主婦がやれています 。でも友人には“仕事を続けないと生活できない”人も、“仕事を続けたかったけど保育園に入れなくて退職した”人もいます。そういうの、もう少しどうにかならないかな、とはいつも思います』----------専業主婦になるには、たとえ家計にさしあたっての問題がなくても“自分で稼いだお金が使えなくなる”、“再就職が難しくなってしまう”などのネガティブ要素のほか、“家事と育児の負担が妻にばかりよってしまってパートナーシップが崩れてしまう”リスクもあると聞きます。専業主婦になりたいか否か、なっても大丈夫か否かは、周囲の環境によっても変わってきます。「こうすれば大丈夫」「こうしたらダメ」という答えも、保証もありません。とても難しいことですが、悩んで決めるしかありません。旦那さんとも不安を共有して、納得のいく決断ができますよう、心から応援しています。●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/ゆみ
2016年11月01日結婚前は実家住まいだった夫は、炊飯器や洗濯機など触ったこともありませんでした。それがいまでは、育児も家事もやってくれるように。このように、夫を頼れるパパへと育てるには、妻である私から意識的に働きかける必要がありました。今回は、ほぼ家事経験ゼロの夫に対して、筆者が行ったことをご紹介します。個人的な経験談にはなりますが、家事や育児を怠りがちな夫に悩む方にとって、少しでも参考になれば幸いです。■まずは夫に「どんな生活がしたいか」を確認「新婚の時期は言うことを聞いてくれるだろうから、今のうちに旦那を育てないとダメだよ!」夫をちゃんと家事ができる人に育てなくては…。そう思ったのは、友人からのこんな忠告があったから。当時、まだ新婚だった私は、早速、夫にこの友人の話をしました。そして、2つの選択肢を提示したのです。ひとつめは、私が専業主婦になって家事はできるだけ完璧にやるけれど、もちろん私の収入はなし。貯金をするのは難しいし、旅行にも行けない。ふたつめは、私が仕事をそのまま続ける代わりに、家事はできる方がやる。夫の仕事が早い時間に終わるので、平日は夫の家事負担が大きいかもしれない。でも、貯金もできるし、旅行にも行ける。「どっちの暮らしが理想的?」と聞きました。その答えは「どっちでもいい」。不満そうに回答したので良く覚えています。「だったら、仕事を続けるから家事を覚えてね!」こんな感じの口約束で、家事の指導が始まりました。■私が夫に教えたこと家事は、挙げるとキリがないくらいたくさんの仕事があるので、思い出せる限り書き出したいと思います。まず教えたのは、お米の研ぎ方と炊飯器の使い方。夫の帰りが早いので、お米を炊いておいてもらう機会が多かったからです。まったくやったことがなかったようで、研ぐ方法も一から指導。炊飯器はスイッチを押すだけなのですが、最初の頃は水を入れ忘れたり、スイッチを入れ忘れたり、ほかにもいろいろな失敗がありました。おかずは自ら作ってくれるようになりましたが、料理をしながら「片付ける」という意識がなかったので、それを教えました。いまだにコンロ周りの油はねなどには無頓着ですが、細かい部分は私が掃除しています。食器を洗った後、ついでにシンクや排水溝ネットの生ごみもキレイにする。こんな細々とした家事を少しずつ、少しずつ教えていき、今では大概の家事をこなせるようになりました。■感謝の気持ちは忘れずに気をつけているのは、「ありがとう」を頻繁に伝えることです。そして、やってもらったことに関しては、文句を言わないこと。「文句があるなら自分でやる」が我が家のルールになっています。ご飯を作ってくれたときは、「おいしいね!」と子どもと一緒に誉めちぎりながら食べています。夫も、私が食器を洗えば「ありがとう」と必ず言ってくれます。家事を分担にして一番良かったと思うのは、「家事や育児の大変さ」を理解してくれたこと。もし、結婚後に仕事を辞めて一人で家事をこなしていたら、「家事って楽だろうな」とか、「仕事をしていなくてズルいな」と思われていたかもしれません。■育児はもはや「当たり前」に育児に関しては、分担を決めていません。私が家事をしているときは夫が子どもの世話をして、夫が家事をしているときは私が子どもの世話をします。家事の分担が習慣になっていたためか、育児を2人で協力することは生まれる前から「当たり前」になっていました。今では「家事と育児を一人で完璧にやるより、会社で仕事してた方がずっと楽だよ~」と言ってしまう夫。この先、もし私が仕事を辞めることになったとしても、家事と育児はきっと協力してくれるだろうと思います。「イクメン」や「父親の育児参加」などの言葉を聞くと、正直少し違和感を覚えるほど、我が家で父親が育児をすることは当たり前になっています。本当の「イクメン」を育てる鍵は、結婚直後からの家事指導にあるのかもしれません。
2016年10月31日ファミリーサポートとは?出典 : ファミリーサポート(ファミサポ)とは、育児を手伝ってもらいたい「依頼会員」と、育児を手伝いたい「提供会員」が参加し、地域で子育てを支えあっていくサービスです。厚生労働省が構想、設立を始めた制度で、平成26年度の調査によると、769市区町村がファミリーサポートを実施しています。平成27年度からは子ども・子育て支援新制度の開始に伴い、地域子ども子育て支援事業として位置づけられています。各市区町村が設立運営するファミリー・サポート・センターという組織がファミリーサポート会員の仲介や支援、講習の実施・運営などを行っています。依頼会員になって、実際にサービスを受けられるようになると、保育施設や学校・学習塾までの送り迎えを提供会員にお願いしたり、保育施設の利用時間外・保護者が子どもを見れないときに代わりに預かってもらったりすることができます。また、発達障害がある子どもがいる家庭も、約8割のファミリー・サポート・センターが利用を受け入れています。サービスを利用することで育児の負担が軽減できる制度です。参考:厚生労働省子育て援助支援活動(ファミリー・サポート・センター事業)について出典 : ・子どもの対象年齢各センターによって差はありますが、3ヶ月未満の乳幼児から、12~14歳の児童までを対象としているセンターが多数です。・会員数一般財団法人女性労働協会が平成26年に調査したところ、提供会員が約20%、依頼会員が73%、提供会員と依頼会員どちらも登録している両方会員が約7%でした。ファミリーサポートは、依頼会員の数が圧倒的に多く、需要と供給がつりあっていないという現状にあります。・会員の年齢提供会員は、子どもが手を離れ、時間にも余裕がある60歳代が1番多く、50歳代、40歳代の順に続いています。依頼会員は30歳代が半分以上を占めていて、30歳代と40歳代を合わせると9割を超えています。・性別女性会員が約96%と大半を占めています。・会員の条件概ね成人であれば会員となれますが、自治体によっては家族構成(例:3歳未満の子どもがいる)によって協力会員として登録するのに制限が生じる場合などがあります。詳しくは最寄りのファミリー・サポート・センターにお問い合わせください。平成27年3月一般財団法人女性労働協会平成26年度全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果ファミリーサポートはどんなサービスがあるの?出典 : 依頼会員がファミリーサポートで実際に受けられるサービスは、大きく分けて子どもの送り迎え、預かりの2種類です。会員どうしでの取り決めによってはどちらもお願いするという場合もあります。・仕事があって保育園のお迎え時間に間に合わない・時間がなくて子どもを習い事の場所へ送り迎えできない・子ども一人での保育園~自宅間、学校~習いごと場所間の移動をさせることに不安を感じるこのような悩みをお持ちのパパ・ママにはぴったりのサービスです。中には送り迎え時の事故やケガを不安に思う方もいるかもしれませんが、各自治体はファミリー・サポート・センターの援助活動について保険をかけることを義務付けています。万が一の場合でもきちんと補償がされます。・仕事があるから、保育施設・学校に子どもを預かってもらえない時間帯も誰かに子どもを見ててほしい・急に病気になった、冠婚葬祭などが入ってどうしても子どもの面倒を見れなくなってしまった・病児、病後児を預かってほしい(一部地域で実践中)・早朝や夜間の緊急時預かってほしい(一部地域で実践中)・たまには子どもを誰かに預けてリフレッシュしたいこんな時、子どもを預かってくれる人がいたら…。と思うことってありますよね。各センター、そして依頼・提供会員の間で取り決めた範囲内であれば、預かりをお願いすることができます。預かりは提供会員の家に子どもを預ける、というケースが多いようです。その場合は提供会員自身の子どもと一緒に過ごすこともあります。このように、どのように預かりをしてくれるかは提供会員ごとに変わってくるので、提供会員との事前顔合わせの時にしっかり相談しあうことが大切です。ファミリーサポートを利用するには?出典 : では、実際にファミリーサポートを利用するためにはどういった手続きが必要なのでしょうか。依頼会員・提供会員別に紹介します。1.会員登録お住まいの各市区町村のファミリーサポートセンターへ連絡をし、実際に出向いて会員登録を行います。登録説明会や個々での詳しい説明を受け、入会申込書や会員証などの書類に記入します。ファミリー・サポート・センターを訪れ登録が終了しても、直後にファミリーサポートを受けられるという訳ではないので注意しましょう。各ファミリーサポートセンターには託児所を設けているところも多く、事前の予約や申し込みをすれば利用できるので、まだ小さい子どもがいるパパ・ママも安心して登録手続きをすることができます。お住まいの地域のファミリー・サポート・センターの連絡先などは、下記URLから簡単に探すことができます。一般財団法人女性労働協会ファミリー・サポート・センター厚生労働省ファミリー・サポート・センター連絡先一覧PDF2.提供会員とのマッチングファミリー・サポート・センターのアドバイザーから提供会員を仲介・紹介してもらい、お互いが実際に顔を合わせて事前打ち合わせを行います。事前打ち合わせでは、依頼会員とその子ども(ファミリーサポートを受ける子ども)と提供会員で顔を合わせて行うケースが多いようです。依頼会員と提供会員が実際に会い、子どもの様子や注意事項、活動の際の時間や料金の支払い方法など、サポートを受けるうえで決めなくてはならないことや気になることを話し合います。3.ファミリーサポートの実施前もって送り迎えやお預かりをしてほしい日時と内容をセンターに伝えます。活動後、提供会員へ料金を支払います。※料金は、自治体ごとに規定されています。東京都内ですと平日1時間あたりで800円が相場ですが、休日・年末年始の料金は自治体ごとに異なります。また、交通費や食費は別途のところが多いため、利用する市区町村のファミリー・サポート・センターへ必ず確認をとりましょう。1. 会員登録利用しやすい各市区町村のファミリー・サポート・センターへ連絡をとり、会員登録後、活動に必要な事前講習を受けます。その市区町村に住む、子育てを助けたい!と思っている20歳以上の人であれば誰でも提供会員として受け入れてもらえるケースがほとんどです。事前講習は、“安全・事故”、“保育サービスを提供するために”、“子どもの遊び”という3トピックに関して、5割以上のファミリー・サポート・センターが講習を行っています。とくに安全・事故に関しては多くのファミリー・サポート・センターが比重を置いて講習をしています。2. 依頼会員とのマッチングファミリー・サポート・センターのアドバイザーから提供会員の仲介・紹介を受け、お互いが実際に顔を合わせて事前打ち合わせを行います。依頼会員の子どもと顔を合わせたり、依頼会員の細かな要望を聞いたり、提供会員自身がどのように活動するか説明したりします。3. ファミリーサポートの実施依頼会員からの依頼連絡がセンターを通して伝えられます。活動終了後、登録しているファミリー・サポート・センターへ、子どもの様子や託児時間などを記載する活動報告書を作成します。ファミリーサポートを利用してみて出典 : ここで実際にファミリーサポートを利用している人・利用したことがある人の声からファミリーサポートのメリットと注意点を紹介します。■メリット・保育園・小学校の学童保育などが預かってくれる時間外でも子どもをみてもらえる・低料金・事前打ち合わせ・保険加入という安心感・ファミリーサポートを通じて地域でのつながりが生まれる・提供会員自身に子どもがいる場合、遊び相手・友達づくりにつながる■注意点・提供会員と依頼会員・またその子どもとの相性が合わない場合もある・提供会員にどんな人がいるかわからない、資格を持っている人に限ってはいない・提供会員によって保育・子育ての質に差がある残業の日や出張の日でも子どもを預かってもらえるので、安心して仕事ができます。この制度のおかげで仕事が続けられました。メリットは、なんといっても料金が安いことです。民間シッターさんは1500円~2000円が相場ですが、うちの自治体は1時間800円です。デメリットはとくに、登録するときに資格の有無を問わないので、どんな人がいるかわからないことですね。うちは自宅で仕事をしているため自宅にファミサポの人に来ていただいています。子どもとの相性がバッチリの人やいつも子供に泣かれてばかりの人…さまざまです。いきなり当日に「風邪をひいたからお休みします」とメールをもらったりすると青くなります。関わっているお子さんの成長が見られます。今では家族ぐるみで交流もしています。とてもかわいくて毎回のサポートが楽しみです。我が家は子どもがいるので同伴可でもよい人に依頼をしてもらいました。兄弟はうちの子とも遊び、親子でサポートしているかんじです。事前の打ち合わせではお母さんからかなり人見知りをして心配、と聞いていましたが、最初だけで兄弟ともすぐに慣れました。これから申し込みされるのなら、サポーターさんにはお子さんのことは詳しく教えてあげるとよいと思います。ファミリーサポートのお仕事は保育園の送迎に間に合わない家庭に代わって、送迎にいったり…感染症系の病気で保育園や幼稚園を休ませるけど 仕事の方もどうしても休めないとか…理由が理由なので、預かる時間も早朝か夕方から夜にかけてだったり…病気の預かりの場合は急な依頼のときもあるそうです。発達障害がある子どもがいる家庭はファミリーサポートを使えるの?出典 : 障害がある子どもがいる家庭の援助を受け入れているファミリー・サポート・センターの割合は約82%です。非常に多くのファミリー・サポート・センターが、障害がある子どもの受け入れをしていることがわかります。障害の種類としては、多い順に・自閉症スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(および自閉症、アスペルガー症候群)・知的発達症/知的発達障害・注意欠如・多動性症/多動性障害・ダウン症候群となっていて、さまざまな障害がある子どもの受け入れを行っていることがわかります。受け入れ家庭の子どもの年齢は、割合が多い順に6~9 歳(小学校低学年)、3~5 歳、10~12 歳(小学校高学年)と、3~12歳が大半を占めていますが、16 歳~18 歳といった高校生以上の年齢の預かりも、少数ながら行われています。平成27年3月一般財団法人女性労働協会平成26年度全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果障害がある子どもがいて、ファミリーサポートを使用している会員が受けているサービスは、件数が多い順に学校や保育施設、社会福祉施設等への送り迎え、放課後児童クラブや自宅への送り迎え、学校の放課後の子どもの預かりとなっています。預かりよりも送り迎えをお願いする依頼会員が多いようです。ここで注意すべきことは、提供会員は障害に関しての専門家ではないということです。障害がある子どもの送り迎えやお預かりを依頼する場合は、提供会員・依頼会員の間でより綿密な事前打ち合わせやコミュニケーション、お互いの理解を大切にしましょう。まとめ出典 : ファミリーサポートは子育てへの手助けを求めているパパ・ママの心強い味方です。子育て支援に関するサービスはさまざま登場していますが、地域でのつながりが薄れている今、ファミリーサポートを利用することで、ご近所に子育てに関して頼れる人ができるということはとても心強いですよね。メリットと注意点をきちんと理解した上で自分の子育てに取り入れてみることも一つの手かもしれません。
2016年10月25日毎日、子どもたちの世話に追われるママたち。そんな中、みるみるたまっていくのが育児ストレス。これを発散するにはどうしたらいいのでしょうか? みんなが密かにやっている、とっておきの秘策を紹介します。■ママはとにかく健康第一!どうでもいいことにもイライラする、ちょっとしたことでキレやすい、物事をすぐ後ろ向きにとらえてしまう、何をやるにも身が入らない…。このような自覚症状があったなら、相当ストレスがたまっている証拠。早急に、デトックスを行いましょう。とはいえ、やることがいっぱいで、毎日フル稼働のママたち。のんびり旅行したり、時間を忘れておしゃべりしたり、心ゆくまで飲んだり…なんて悠長なことはできないものです。仮にゆっくりできたとしても、「子どもたちは大丈夫かしら?」「早く帰ってあげなくちゃ」と気が気じゃないはず。そうした心配とあせりによって、さらなるストレスを溜めるくらいなら、我慢していたほうがマシ…、なんてママも少なくないでしょう。でも、発散されずに蓄積されたストレスは、カラダをむしばむこともあるので要注意。ママの健康こそが家族のしあわせ。定期的なストレス解消だって、立派なママの仕事と心得ましょう!■こころとカラダはつながっている!多くのママたちが望むのは、時間もお金もかけることなく、パッとリセットできる簡単な方法。実際、多忙な先輩ママたちがどうやって気持ちを切り替えているのか、その方法を聞いてみました。「犬の散歩がてら公園に立ち寄り、鉄棒などの遊具にぶら下がってカラダを伸ばす。イライラすると、余計なところに力が入ったり、カラダが縮こまったり。そんな凝り固まった背中をビヨーンと伸ばすだけで、気持ちもスーッとなるから不思議」(30代前半)「逆立ちをする。血流がよくなりあらゆる滞りが解消されて、一気にスッキリ。運の巡りもよくなる感じ。ただ、何度か失敗してふすまに穴が…」(30代前半)ストレスがたまるとカラダが硬くなってしまいます。肉体がカチカチになるとさらに気持ちが落ち込み、悪循環。このように、こころとカラダは連動しているもの。カラダをほぐせばこころもやわらか。ストレッチやちょっとした運動は、ストレス解消の王道です。また、一心不乱に単純作業をするのも有効なのだとか!「野菜をひたすら刻む。私のおすすめは、長ネギ。これを数本買ってきて、気が済むまでトントンやり続ける。これをしたあとの夕飯には、みそ汁にもおかずにも長ネギがどっさり。それを見て夫が、『スッキリした?』と聞くのがいつものならわし。残ったネギは、袋に入れて冷凍室へ。必要なときにすぐに使えるので、とても便利!」(40代前半)家事は、イヤイヤやればストレスのもとだけど、イキイキと取り組めば気分転換に最適。トントン刻んだり、ゴシゴシこすったり…。料理や掃除など、一定の動きを無心に続けていると、充実感に満たされるはず。■ひとりになれる、なじみの店を見つけておこう家族に内緒の癒やしスポットを作っておくことも大事。「私にはあの場所がある!」という希望が、ママをサポートしてくれます。「買い物ついでにペットショップに立ち寄り、かわいい動物たちを見て癒やされる。私の行きつけの店には看板犬がいて、その子を触ることもできるので、なでたり抱っこしながら、こっそりグチをこぼしている」(30代前半)「幼稚園に子どもを預けたあと、車で1時間行ったところにある、スーパー銭湯で昼風呂を堪能。近場だと知り合いとバッタリ遭遇する可能性があるので、離れたところまでわざわざ足を運ぶのがポイント。お迎えの時間までまったりして、その日は帰宅後、子どもと昼寝!」(30代後半)家族とは一緒に行かない、「自分だけの場所」があると、ちょっとだけ「ママ」の重荷から解放されるかもしれません。忙しい日常から逃れたいときにもおすすめですね。特別なことをしなくても、日々のちょっとしたことでストレスを解消できます。溜め込みすぎる前に、少しずつ発散していきましょう!
2016年10月20日産休や育休を終えて職場復帰するワーママたちは、職場でさまざまな壁にぶち当たることがあると思います。「こんなはずじゃなかった」と思い悩む前に、産休や育休中からの準備が必要です。今回はワーママの体験談をもとに、スムーズに職場復帰するためにやっておきたいことについてご紹介します。目次(1)休みに入る前に復帰時期を決めておく(2)休み中も職場の状況を把握しておく(3)仕事に必要なスキルは鈍らせない(4)スケジュール管理を1か所で行う(5)意地にならない●(1)休みに入る前に復帰時期を決めておく『まず大前提として、産休や育休に入る前から職場復帰する時期を設定しておいたほうがいいです。復帰時期が明確に決まっていれば、産休や育休中にも復帰に向けて保育園探しや仕事の準備などができますから。「保育園が決まったら復職しよう」とか考えてると、なかなかできませんよ』(30代ママ/会社員)休みに入る前に復帰時期を決めておくことで、復帰への準備を計画的に進められるということです。モチベーションの維持にも役立ちそうですね。●(2)休み中も職場の状況を把握しておく『産休や育休に入る前に、職場で仲の良い人と連絡先を交換しておいて、逐一社内の状況や雰囲気、人事異動、担当変え、自分が担当していた仕事の進捗などを報告してもらうといいと思います。社内の状況がわからないまま復職しても疎外感を味わうことになる し、慣れるまでに時間がかかります』(40代ママ/会社員)これは納得ですね!自分が休んでいるあいだの社内の様子を把握しているのといないのとでは、復帰後に大きな違いがあるでしょう。なお、社内の様子を伝えてもらった人には、お菓子などのちょっとしたプチギフトを用意するなど、きちんとお礼することも忘れずに。●(3)仕事に必要なスキルは鈍らせない『私の場合、営業事務なので、休み中もPCスキルが落ちないように表計算とかの練習はしてました。基本的な業務で躓きたくないので…』(20代ママ/会社員)仕事で必須となるスキルは鈍らないようにしておくというのは、大事なことですね。復帰後に「戦力外」となってしまわないよう、休み中にスキルアップをはかるために勉強する など、できることはやっておいたほうが賢明です。●(4)スケジュール管理を1か所で行う『復職後は、仕事に育児や家事などやることが多くて大変。うっかり子どもの予防接種を忘れてしまったり、仕事の締切を忘れてしまったりなんてことがあったら困るので、1か所で仕事のスケジュールも家庭のスケジュールも管理できるようにしておくといいです。「これさえ見ればOK!」というようなスケジュール管理表を作っておくと、便利でオススメ』(30代ママ/会社員)仕事とプライベートの予定は分けて管理している人も多いと思いますが、1か所で管理したほうが良いとのこと。前日に翌日のタイムテーブルを作っておく、というのもいいかもしれませんね。●(5)意地にならない『久々の仕事復帰で、どうしても業務時間内に仕事が終わらず、残業してやってました。同僚から「手伝うよ」と言われても、頑なに「自分のせいだから」と言って拒否していた時期がありましたが、頑張りすぎて体調を崩し、結局みんなに迷惑をかけました 。だから、サポートしてくれる環境があれば、無理しないで頼った方がいいです。無理だと思ったら早めに「ごめんね、お願い」と頼むことも大切です』(40代ママ/会社員)無理をしすぎて周りに余計な迷惑をかけてしまうより、素直に周りのサポートを受け入れ、頼ることが大切。だからといって、「やってもらって当然」という態度はNG。多くの人から反感を買ってしまいます。「ありがとう」という感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。たまにお菓子の差し入れなどをするのも良いでしょう。----------いかがでしたか?ママがスムーズに職場復帰するためには、休みの期間中が勝負と言えそうです。時間に余裕のあるときから、復職に向けてできることをしっかりやっておきましょう!●文章/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2016年09月30日女性の活躍推進にひもづき男性の子育て参加の重要性がさけばれていても、パパの育休取得率は平成26年度で約2%(※)と、まだまだ低いのが現状です。制度も整ってきているはずなのに、なぜこれほどまでに男性の育休取得率が低いのでしょう。その理由を探るべく、お勤め先で男性として初の育休取得を経験した佐藤さん(仮/42歳)に、育休取得までの道のりから知っておきたい育休中のお金事情、そしてこれから育休をとりたいパパに向けてのアドバイスまでお聞きしました。 ※「平成26年度雇用均等基本調査」の結果概要(27年8月厚生労働省発表)より 「戻ってきたとき、いまのポジションがあるとは限らない」といわれた育休取得結婚後、子どもが生まれても単身赴任や出張で家を空けることが多く、家族との時間がじゅうぶんにとれない生活を送っていた佐藤さん。そんななか、産後も仕事を続けているおくさまがふたり目を妊娠します。「下の子が生まれるのをきっかけに、これまでできなかった妻や上の子のフォローをしたい」と考えた佐藤さんは、育休取得を決意します。しかし、会社には男性の育休制度が整っておらず、会社に制度の整備を打診するところからのスタートだったといいます。このとき、佐藤さんはあえて直属の上司ではなく、より決裁権が高く、理解してもらえそうなもっと上の管理職に直談判しました。男性の育休制度を整える会社としてのメリットや、育休前後の具体的な業務の割り振り、トラブル対応などを用意したうえで説得にあたった結果、制度が整い、社内初の育休取得が認められます。育休期間は、3ヶ月間。長く仕事から離れることへの不安や、周囲の反応が気にならなかったのかお聞きすると、「前例がないことなので、不安がなかったといえばうそになりますし、直属の上司や同僚が快く思っていないことも、伝わってきました。違う部署の人からは、育休明けに同じポジションがあるとは思えない、ともいわれましたし。ただ、何でも初めてのことにはハードルがあるもので、周囲からの風当たりが強くなるのも仕方がないと思うのです。だからこそ、育休前はとりわけ仕事に力を入れ、休んでいる間もスムーズに仕事が回るよう引き継ぎ準備をし、育休明けにはさらによい結果を出すなど、行動で示すしかないと思っていました」と佐藤さん。仕事に取り組む姿勢や具体的な行動で、周囲に認めてもらう。この心構えが、育休を取得したい男性にとって大切なのかもしれません。3ヶ月間収入ゼロに! 育休にまつわる意外な盲点会社でのハードルを乗り越え、おくさまの出産とともに育休に入った佐藤さん。ここでもうひとつの壁に直面します。それが、育休中の収入でした。雇用保険から支給される育休の手当(育児休業給付金)の手続きは、会社がおこなうのが一般的です。佐藤さんの場合、実際の育休期間が確定、つまり「ここまで休みました」という事実ができてから会社が申請する流れだったため、育休期間中に給付されることはなく、おくさまの育休も重なった3ヶ月間は収入がゼロになったのです。佐藤さんは「育休中の生活費を計画的に備えておかないと、キツイかもしれませんね。また、会社によって手続きの方法が違うと思いますので、事前にしっかり把握しておくことも大切だと思います」とおっしゃいます。また、育児休業給付金は、休暇に入る前の6ヶ月の支給額をもとに算出されます(2016年9月現在)。この間の給与が多いほど支給額が増えるケースもあれば、もともと給与が高い人は上限額までしか支給されない場合もあります。もうひとつお金に絡んだ話をすると、会社によっては育休期間が、ボーナスや退職金に影響することも考えられます。育休取得を考えている男性は、これらも頭の片隅においておけるとよさそうです。さまざまな壁はあるけれど…。パパの育休、実際どうだった?佐藤さんへの取材で、手放しでウェルカムとはいかない会社の雰囲気、収入減や退職金への影響といった現実的なお金の話など、男性の育休取得がいまひとつ浸透しない要因がなんとなく見えた気がします。それでも、実際に育休を経験したからこそ得たこと、気づいたことがたくさんあるんです、と佐藤さん。「それまでは単身赴任をしていたこともあり、家族と向き合う時間が本当に少なかったんです。それが3ヶ月間の育休で、妻が日頃してくれていること、そして日に日に成長する子どもの姿を間近でみることで、あらためて家族について考えることができました。自分がどうあったら幸せか、と問うたとき、やはり“中心に家族ありき”の幸せだということが、わかりました。あとは、妻との老後を具体的にイメージすることができたのも大きいです。家族のありかた、夫婦のありかたをじっくり考える貴重な期間でした。男性の育休3ヶ月というと長いと思われますが、人生というロングスパンでみると、たった3ヶ月。そこで濃密な時間を持てたことは、私にとって財産です」最後に、これから育休を取得したいと考えるパパへのアドバイスもいただきました。「どんなに制度が整い会社の後押しがあったとしても、誰にも迷惑をかけず、やっかまれることなく育休をとるのは、不可能だと思うのです。だから、何を言われても自分が決めたことだから、と、ある意味開き直れる胆力の強さと、当たり前かもしれませんが育休後の働きかたを含めて、会社に欠かせない存在だと思ってもらえるよう日頃から仕事に取り組み、土壌づくりをしておくことが大切だと思います」平成26年度から、育児休業給付金の支給率が50%から67%に引き上げられるなど、パパの育休取得のハードルは下がりつつあります。必要なのは、会社や周囲に理解してもらうための日頃の行動と、パパ自身が一歩踏み出す勇気なのかもしれません。
2016年09月24日