2020年6月27日、東京都国立市のJR国立駅にある商業施設『nonowa国立』に、国内初の『サイニングストア』である『スターバックス コーヒー nonowa国立店』がオープンします。国内初の『サイニングストア』とは…?『サイニングストア』とは、主なコミュニケーションの手段として手話を使用する店舗なのです!手話が共通言語となる『スターバックス コーヒー nonowa国立店』 が6/27(土)にオープンします。聴者と聴覚に障がいのあるパートナーが共に働き、誰もが自分らしく活躍できる居場所づくりを目指します。ご来店の際には整理券が必要となります。 pic.twitter.com/WS6azHp0CM — スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) June 24, 2020 この店舗では、聴者と聴覚に障がいのあるパートナー(従業員)が働いています。そのため手話での注文はもちろん、音声や指差し、筆談でも注文が可能です。聴覚に障がいのあるスタッフの夢が叶った!これまでスターバックスでは聴覚に障害のあるパートナーが『手話カフェ』や『手話によるコーヒーセミナー』などを自主的に企画、運営していました。そうした取り組みをする中で、聴覚に障害のあるパートナーたちからは「自分たちでお店をやってみたい」という声が上がっていたのだとか。多くのパートナーにとっても、この『サイニングストア』は待望の開業なのです。『スターバックス コーヒー nonowa国立店』のオープンについて、スターバックスジャパンのCEOである水口貴文さんは、このようにコメントしています。店舗のコンセプトは“Infinite Possibilities(無限の可能性)”。私たちパートナーの夢を店舗という形にしました。聴覚に障がいのあるパートナーやお客様にとって、ありのままの自分で居られる場所であり、障がいのある若者にとって夢や未来を描ける場所、そしてこの店舗を訪れた誰もが新たな気づきを得られる場所になればと考えています。スターバックス コーヒー ジャパンーより引用店舗内には手話を学べるディスプレイや、手話をモチーフにしたアートなどが設置されていて、手話の世界を楽しめる店内になっているそうです。このサイニングストア開業の知らせに、さまざまな人が喜びの声を上げています。・こうした店舗が増えてくれると、さまざまな人にとっての『明るい未来』が見えますね。とても嬉しいです。・優しい試み。これで、手話にも興味を持つ人が増えたらいいな~!・とても素敵な取り組みですね!この店舗をきっかけに、どの店舗でも、誰もが心置きなく利用できるようになればいいなと思います。ちなみに、新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、オープンから当面の間、来店には整理券が必要です。整理券は、店頭の発券機かウェブで発行できるとのこと。さまざまな人にとって利用しやすい、『スターバックス コーヒー nonowa国立店』ような店舗がもっと増えていくといいですね![文・構成/grape編集部]
2020年06月25日男性の多くは、無意識に“頼りがいのある女子”に惹かれてしまうと知っていますか?頼りになる女性は、男性に安心感を与えますし、信頼関係も築きやすいもの。しっかりしている女性を、男性は「頼りがいがある」と変換します。ではいったいどんな女子が、頼りになるののでしょうか?具体的にご紹介したいと思います。■ 自己管理のできる子自己管理ができる女子は、男性にとっても頼られる存在です。自分で自分を律することができるのは、それだけ真面目で自分に厳しい証拠だと言えます。毎日早寝早起きができる、きちんと貯金ができる……など、“体調管理”や“お金の管理”ができる女子を無意識に求めてしまうのは、男性として当然なのかもしれません。しかし、自己管理を甘くみている人も多いはず。いつでも始められるからこそ、「明日から」「まだ大丈夫」と先送りしやすので、自分をレベルアップさせるためにも頑張ってみてださいね。■ 優しいけれど強さもある子気になる男性が困っていると、「何かできることがあれば、言って!」と声をかけてしまうものです。たとえ自分が辛い状況でも、優しい言葉がかけられるというのは、強いと言えるでしょう。男性はこういう女子を無意識に求めてしまうはず。あるいは、ダメなことはダメと言ってくれる女子も頼れる存在でしょう。本当に彼のことを想うからこそ、厳しい態度で接することができるのですね。好きな人に甘えられると嬉しくなりますが、ときにはビシっと言ってあげることも大切なのかもしれません。■ 危険を判断して避ける子いざというとき、賢くすばやく行動できる人って、頼りがいがありますよね。もちろん、女性であっても同じです。たとえば、帰宅時間や夜道には用心したり、イベントにはどんな人が参加するのかをしっかりチェックしたり。あるいは、地震や台風といった自然災害を想定して、避難準備を日ごろからしっかりしていたり……などなど、日ごろから防犯意識を持つことで、頼りがいのある女子に見られるはずです。「大丈夫」「なんとかなるでしょ」とは思わず、状況を判断し、備えのできる子は、男性から見ても魅力的でしょう。■ 家事を任せられる子料理や家事が得意な男子であっても、家事のできる女子には頼ってしまうものです。家のことをテキパキできる女子なら、彼女になっても、結婚しても、安心して任せられるはず。自分は全く家事ができないから、と心配する人もいるかもしれませんが、家事は料理、洗濯、掃除などのなかから自分のできることをゆっくりやれば大丈夫。そのうちできるようになったら、気になる男性にアピールしてみてもいいかもしれませんね。■ おわりに男性が無意識に求めてしまう女子は、普段から何でも頑張っている女性たちのようですね。ときには、男性をピシッと問い正せるようなたくましい女子になれるよう、“頼りがいのある女子”を目指してくださいね!(橘 遥祐/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月02日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。今回は、私がコミュ障が原因でとても困った、他のママとのエピソードを前編・後編でお送りします!コミュ障の私が恐れていることコミュ障のママが恐れていることといえば、ひとりだけ「ぼっち」状態になることだと想像する人が多いかと思います。もちろん、それもあります。しかし、意外と私ひとりが「ぼっち」という状況はありませんでした。授業参観でも何でも、「ぼっち」の人というのは私だけではないのです。それよりも現実的に遭遇しやすい、困った状況があります。それは・・・。距離感がある相手との会話例えば、児童館で私ともう一組の親子しかいないような時。授業参観で、他のママに「ちり子ちゃんのお母さんですか?うちの子がいつも仲良くしてもらって・・・」と、気をつかって話しかけられた時。会話が全然、続かなくて気まずい…。「ぼっち」でいるだけの時とは違い、コミュニケーション能力が試されてしまうのです。難しい。実に難しい…。ある日、実家近くの公園であれは、休日にちり子(娘)と一緒に泊まりで私の実家へ遊びに行った日のことでした。普段は、ちり子だけで実家に行くことが多く(行き帰りは私の母と一緒)、知らないうちに近所に同年代のお友達ができていました。その日もお友達と仲良く遊んでいたちり子。しばらく経って、近所の公園に迎えに行ったのです。すると、どうやらお友達のママも同じタイミングで迎えに来ている様子。ちり子に声をかけて、帰ろうとしたその時・・・。えーー!! ありえないだろ!!!他のママって、私は全く知らない人だぞ!しかし、ちり子はたまにしか会えないお友達ともっと一緒にいたかったらしく、行くと言ってききません。その様子をみて、他のママ達は親切に「一緒にどうぞ」と言ってくださったのです・・・。「なんでやねん」って思われていることでしょう。AママとBママはランチの約束をしてるわけだから、しっかり友達なわけですよ。そこへ、見ず知らずのにわとり顔のママが入ってきたら戸惑うに決まっています。私だって、気まずいのに行きたくないです。「じゃ…、じゃあおばあちゃんを呼んで来ようか」と、代わりに私の母(コミュ力が高い)を呼んでくると言っても、ちり子は「ママと行くの!」と、これまた頑固。しかも、さらなる展開が起きます。その場にはもうひとりいらっしゃったのでした。それは・・・。まさかの彼氏付きーーーー!!!どうやらAママ(美人)はシングルマザーのようです。ちり子に「一緒に行きたい」と言われた時、「他には誰が行くの?」と私が聞いたところ、隣にいたAちゃん(お子さん)が「私とママと、ママの彼氏の人と、BちゃんとBちゃんのママ!」と、ご丁寧に教えてくれたのです。腕に美しいタトゥーのある彼氏さんもAママ達も、私より若そうで華やかな感じ。話が合いそうにない気が・・・。正直ぜんぜん行きたくないですが、私のコミュ障のせいでちり子の楽しい時間を奪うのは申し訳ない。かくして、他のママ達のお言葉に甘え、史上最強に帰りたいランチに参加させてもらうことになったのでした。試されるコミュニケーション力そして、居酒屋ランチへ。ママ友ランチってそのへんのカフェとかだと思ってたんですが、チョイスがちょっと渋いのは男性がいるからなのだろうか。席へ着くなり、隣にいたAママが私に質問をしました。え?この変な「間」はなに?変な間のあと、ハッと気づいて「・・・あ、お酒飲まれます?」と聞いたところ、「はい」と。私「どうぞ、飲んでくださいねー。」・・・そうか。最初からこう言わなきゃいけなかったのか。Aさんの質問は、私にお酒を飲んでいいか聞くためでもあったのだ。(…というかそれがメイン?)居酒屋とはいえ思いきり昼間なので、念のため聞いてくれたのだと思います。つまり、変な間ができないスムーズな正解はこう。難しい!!!コミュ力が高い人は、サッと正解が言えるのだろうか。できれば、最初から「お酒飲んでいいですか?」って聞いてください。むしろ、べつに聞かずにサクッと飲んでくれてもいいんです!・・・と、思うのは私だけでしょうか。そして、さらに「帰りたい」と思う出来事がおこるのでありました。(後編へ続きます)
2019年11月02日はじめまして、鶏岡みのりです。このたびウーマンエキサイトで連載させていただくことになりました。夫のユウと、小4のちり子との3人暮らしをしている、にわとり顔の母です。さて、第一回は出産特集ということで、あの日の思い出をどうぞ。陣痛がきた日は、とても天気がよく・・・。完全に寝不足でした。それが後々、あんなに響いてくるとは。というのも、妊娠後期はずっと不眠に近く、全然寝られなかったのです。翌日が休日だったので、夫とゲームをしていました。まぁ、私はほとんど見ているだけでしたが。朝方にゲームを終えると、下痢かな?というような痛みがだんだん強くなり、こりゃ陣痛だということで病院へ。そのまま入院し、お昼になるとさすがに眠くなってきました。しかし・・・。寝られるわけない。陣痛の合間に寝ようとしても、また陣痛が来る恐怖で寝られない。一方、助産師さんには「陣痛をしっかり起こすのにも体力が必要なので、なるべく寝てください」とアドバイスされました。そりゃ私も寝たいのですが、寝られません。寝不足で体力不足の私は、弱い陣痛しか起こせず、一向にお産が進みませんでした。弱い陣痛と言っても、かなり痛い。■「陣痛を和らげる方法」が効かない!?そこで、母親学級のときに先生が言っていた「痛みを和らげる方法」に頼ることに。誰かの親指が犠牲になるようだ。申し訳ないが、夫に頑張ってもらいましょう。しかし!余計に痛いわ!おそらく有名な「陣痛を和らげる方法」だと思うのですが、私はむしろ痛いだけ。最初は軽く押してくれたのが幸いしました。いきなり親指が折れる力で押されていたら、大変なことになっていたでしょう。痛みに苦しんでいると、助産師さんが。今度は肛門かい。と思いましたが妊娠中に読んだ雑誌でも、お尻を押すといいという話が書いてありました。そのためのボールもしっかり100均で買っていました。が、助産師さんが握りこぶしで押してくださる流れに。すると・・・。「うるさい妊婦だな」と、思われたに違いないでしょう。というかどうして、ことごとく痛いのでしょうか。痛みを和らげるはずが、痛みを倍増させてきます。どちらも有名で、有効な「陣痛お和らげる方法」だと思うのでが、私のようなケースもあるようです。和らげるのに失敗しつつ、なんとか早く産もうと病院のお風呂に入ったり、歩き回ったり。そして、病院に来てから24時間後、弱い陣痛でしたが何度もいきんで、やっと出産。子供の顔を見て安心すると、ものすごい疲れが。もうボロボロ。■良いこともあった?出産に時間がかかったのは苦しい反面、良いこともありました。会陰切開をせずに済み、傷も小さかったのです。時間がかかったことにより会陰が急激に伸ばされることがなく、切れなかったのだと思います。トイレも、最初の一回がしみて痛かったですが、その後は大丈夫でした。傷が小さい分、出産後のダメージが抑えられ(それでも全身筋肉痛で、フラフラではありましたが)回復が早かったと思います。2人目の予定はないので、もうあの痛みを経験することはないと思いますが、これから出産される方は妊娠中とにかく睡眠をしっかり取れるように心がけてくださいね。
2019年10月20日赤ちゃんが生後7カ月のときでした。いつもは少しグズついても、あやせばすぐに立ち直るのに、その日は昼からずっと泣きっぱなし。「これはおかしい」とよく観察してみたところ、驚きの原因が判明しました。初めて夜間救急に駆け込んだときの体験談をお伝えします。 めずらしく泣き止まない赤ちゃん夫も休みの休日の午後でした。ずりばいを覚えた赤ちゃんは動きが活発になってきていて、おむつ替えもじっとしてくれず寝返りをして抜け出そうとします。そのときたまたま近くにバウンサーがあり、危ないと咄嗟に腕を掴みましたがおでこをぶつけて泣き出してしまいました。 いつもはすぐに泣き止むのに、落ち着いてはまた火がついたように泣き出すの繰り返し。少し違和感を覚えながらも、今日はご機嫌ななめなんだろうと思っていました。 腕が上がらない!? 初めての夜間救急へ赤ちゃんは泣き疲れてお昼寝をしていましたが、夕方に起きるとまた大粒の涙を流し始めました。さすがにおかしいと感じ、赤ちゃんをよく見てみたら左腕が力なく下がっていたのです。 時間は午後7時。慌てて夜間救急の対応をしている病院を調べ、タクシーの手配をしました。病院への道中は不安でいっぱいになり、このまま赤ちゃんの腕が動かなかったらどうしようと悪いことばかりが頭を駆け巡りました。 診断は「肘内障(ちゅうないしょう)」救急へ駆け込むと、小児外科の先生から「肘内障」と診断されました。左ひじの関節が亜脱臼を起こしてしまっているのだと言います。処置をしてもらうと、しばらくしていつもどおり腕を上げることができました。この肘内障は、6歳までの赤ちゃんがなりやすく、腕などが強く引っ張られることなどで亜脱臼を起こしてしまった状態なのだそうです。もしかしたら、バウンサーにぶつかりそうになった赤ちゃんの腕をつかんで引き止めようとしたことが、原因だったかもしれません。 肘内障について知識がなかったのでとても焦りました。また、こんなに些細なことでおこってしまうものだということにも驚きました。これを機に赤ちゃんの体についてもっと知り、気をつけていこうと思います。著者:しまのさくら一女の母で夫と3人暮らし。出産を機に勤めていた会社を退職。現在は育児のかたわら、データ入力の仕事や妊娠・出産・育児に関する記事を執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月26日「好き」で自信を創り、「好き」で社会とつながるこんにちは。「『好き』で自信を創り、『好き』で社会とつながる」をビジョンに、発達障がい児向けのメンターマッチングサービスと教室運営をしているBranchの中里祐次です。Branchは、「発達障がい児の好きなことを見つけたり、好きなことができる環境創りのサポートをするサービス」です。こんなことをやっています↓↓Upload By 中里祐次Upload By 中里祐次 | 発達障がい児の孤独をなくし、可能性を伸ばす習い事って、「役に立つからやる」ことなんだっけ?出典 : この仕事を始めてから、「お子さんが自分の好きなことをできる時間って、今はどれくらいあるのかな?」と、よく考えます。自分の子どもの頃を考えると、おそらく100%に近いくらい、好きなことばっかりやっていたように思うんですよね(勉強していた記憶のない子どもだからかもしれませんが…)。友だちと公園で遊んで、その公園での遊び方を自分で考えたり、当時自分が好きだったドッジボールをみんなでやりたくて勝手にドッジボール部を創ったり…とにかく好きなことばっかりやっていた、のんびりした子ども時代だったなぁ、と。ただ、今のお子さんを見ていると、時代は変わってきているのかな、と感じます。というのは、学校の勉強や習い事に関して、お子さんが好きでやりたいことをベースにやる/やらないの判断をしているわけじゃない場合が多くなってきているように見えるからです。「これを覚えること、習うことがすべての子どもに役立つ」といった、まるで「正解」が決まっているかのような言説をよく見るようになりました。もし本当に、そういったすべての人に正解と言える方法があれば楽だと思う人もたくさんいるでしょう。Branchに相談に来る保護者さんの中にも、「次は子どもに何を習わせれば将来うまく行きますか?」というような質問をされる方がいらっしゃいます。なんとなくそれを聞いていると、スマートフォンのアプリをインストールするように「その習い事に通わせれば、自動でわが子に必要な能力がインストールされる」ような感覚でいらっしゃる方も多いのかなぁ、と感じます。でも、肝心のお子さんの感情はどこ行っちゃったんだろう…。ためしに、自分のお子さんに学校の勉強や習い事について「これは好きかどうか?」を一つずつ聞いてみてください。全部好きっていうなら、とてもその子はラッキー。残念ながら実際は、そうじゃない場合がとても多いと思います。習いごとに行ったあとに僕がお子さんに会うと「実はさっきの習い事、好きじゃないんだよなぁ」なんて言うお子さんも多いです。僕らは、なんでも言ってくれるような関係性が創れて良かったなと思うとともに、悲しい気持ちになります。好きで好きでたまらないことを、大人が全力で応援する出典 : 僕たちBranchは、我慢して我慢して勉強したり習いごとをした先にあるものよりも、「好きで好きでたまらないので誰にも止められない!」ということを大事にすることが、今の時代の学びにとても大切だと思っています。たとえばうちの子は、大好きなレゴをやってる時は大きい声で声をかけても肩を叩いても気づかないような子でした。今はマインクラフトをやったり、YouTubeでマインクラフトの動画を見たりしている時がその時間です。好きなことをやってる時は自発的にものすごい集中力でやっていますが、嫌いなことは絶対やりたくない。思えば自分もほぼ同じタイプの子どもでした。ある時、東京大学の文化祭で東大レゴ部の方が出展されているのを見つけて子どもと出かけました。レゴ好きなので、何か良い影響があるかなー、と期待をしながら。実際うちの子は、目をキラキラさせて東大レゴ部の方にレゴについてたずねたり、帰ってきてからも学校の作文にそのことについて書いたり、大きくなったら東大レゴ部に入りたいから東大に行きたいといったりと、中々良い影響があったようです(東大に行けるかどうかとかは置いておいて…。というか、本人はそれを言ったことをたぶん忘れています笑)。実はその時の経験から生まれたのがBranchなんです。つまり、お子さんの好きなこと(例えばレゴ)を得意な大人(ここで言えば東大レゴ部の方)とマッチングする、というサービスです。その後、サービスが続くうちに代官山に教室を構えたり、お子さんの好きなことを保護者の方と一緒にどう伸ばしていくかを考える計画書を提出するようになったりと、色々と進化を続けて今に至ります。「好きなことで社会とつながる」その最初のきっかけを例えばどんなお子さんがいらっしゃるかというと、こんなお子さんです。Upload By 中里祐次Upload By 中里祐次発達障がいのあるお子さんがメインですが、発達障がいはないけれど不登校状態だというお子さんも多いです。また、たまに「天才を育てるサービス」と勘違いされますが、それは違います。すべてのお子さまが「好きなことができて、それによって自信がつくことと、好きなことで社会とつながるきっかけを創る」ことがBranchが行っていることです。またもう一つ「お子さんの才能を新しく生み出す」ことを期待されることもありますが、基本的に「お子さんが好きなこと」をベースに考えていくので、それがお子さんの好きなことであれば一緒に考えていきますが、お子さんが嫌いなこと、興味のないことであれば僕たちがやることの範疇ではないかな、と思っています。安心して好きなことができる環境を創るのがBranchの役割まだサービスがスタートして3年弱なのですが、最近、Branchのチームで大事にしたいと考えているのはこんなことです。Upload By 中里祐次上述したように、Branchには社会の中で傷ついたお子さんがとても多くいらっしゃいます。好きなことにはすごい集中力を見せるのですが「学校に行けなくなってから、その好きなこともあまりやらなくなっちゃったんです」というようなお悩みも。Branchの場合は上記の図にあるようにまず最初に「安心して好きなことができる環境設計」を大事にしています。人と会うことや、外へ出ることも難しいお子さんもいますので、先に「どんな人」がいるか「どんな場所なのか」を伝えたり、場合によってはこちらから訪問したりもします。他にも、教室事業である「Branch room」のスタッフが共有する「グランドルール」として、こんなことを大事にしています。----------------------------ここはお子さまの「好き」を見つけること、「好き」を育むことを目的としています。・一緒に考える=つまり「教えない」ことです・見守る=つまり「指示しない」ことです・整える=居心地良く、少しの新しい発見がある空間を創ることです上記のようなことを私たちは主に行います。----------------------------まだまだ至らない点もありますが、安心できる場所があると、お子さんにちょっとずつ自信や自己肯定感が生まれるのかな、と思いながら日々活動しています。そして、だんだんと自己肯定ができるようになってくると、自主的に「これやってみよう!」と、自分のやりたいことをやるスイッチを押せるようになると思っています。大人になった時にこの「自主的に自分のやりたいことのスイッチを押せること」がとてもとても大事だと思っていますので、まずはそのための環境創りに取り組んでいるのが、いまのBranchです。もちろん、すでに自己肯定もできていてやりたいこともあるお子さんの場合、それをどう伸ばしていくかの環境創りのサポートが大事になるので、そのあたりも語りたいのですが…長くなってきましたので、今日はこの辺で。ご興味を持ってくださった方は、ぜひBranchに遊びに来ていただければ幸いです。オンラインのメンターマッチングサービス「Branch」は全国どこからでもご利用可能です。東京におられる方は教室事業の「Branch room」も覗いてみてください。それでは。 | 発達障がい児の孤独をなくし、可能性を伸ばす東京・代官山Branch room
2019年05月23日こんにちわ。渋谷です。今回はママ友に関してということなんですが、いかんせんコミュ障なので基本的に友達自体がそんないないんですよね【完】が、そんな私にも一人だけ仲良くしてくれるママ友がいます。コミュ障なりのママ友の作り方をご覧ください。■コミュ障な私のママ友作り結構みんな似たようなことを考えてたりするんだな~というのが衝撃的でした。そして自分が思うほど周りはそんなに自分の事を悪し様には見てない。考えるより酒飲んでテンションあがった勢いでウェ~イ! と相手の陣地に乗り込むくらいの軽いノリでいいんだな~と。当って砕けてしまったらそれはそれ!そもそも友達なんて躍起になって作るものでもないし数が多けりゃ良いということでもないんだよ(おまいう)本当に一緒にいたいと思う人、特別何かをしなくても自然と自分の周りにいてくれる人。それが本当の友達なんじゃないかな~と改めて思ったりしたのでした。
2019年05月14日買うだけで、誰かにやさしくなれる。LOVE&LIFEアイテムカタログ。今回は“障がい者支援”ができるアイテムについて。教えてくれたのは環境ジャーナリストの中野博さんです。SUPPORT(障がい者支援)持続可能な社会に求められるのは、どんな人でも安心して暮らせる地域の実現。「働く意欲がありながら、障がいなどの理由により一般の事業所に就職することが難しい人々に就労の機会を与えることも大切なことです。最近では、彼らのアーティスティックな感覚や個性を生かした製品も増えてきました。こうした製品は、一般販売はもとより企業が社会貢献事業の一環として購入し、イベントなどで配布することも。障がい者支援の一つのスタイルとして浸透し始めています」【1】猫のイラストがキュートなマグ。奈良県にある福祉施設「たんぽぽの家」。障がいのある人もアートを通じて自由に自分を表現できる「アートセンターHANA」を併設している。外側と内側に猫のイラストが描かれたマグカップは、持ち手部分に星のマークをあしらうなど、遊び心いっぱいのデザイン。ゴロちゃんマグカップ¥1,000(chikuru makuru/GOOD JOB STORE)【2】ハンカチブランドとのコラボが実現。障がいのある人がアートを仕事にすることができる環境をつくることを目的に設立された組織「Able Art Company」とハンカチブランド『H TOKYO』がコラボレートし、所属アーティストの作品をあしらったハンカチ。自由なモチーフと独創的なタッチのイラストをプリントしたハンカチはギフトにもぴったり。ハンカチ 各¥1,800(H TOKYO×Able Art Company/GOOD JOB STORE)【3】雇用を促進するハンドメイドブラシ。手工芸ならではのぬくもりと、伝統的でありながらモダンな佇まいを感じるプロダクトを得意とするスウェーデンの老舗ハウスウェアメーカー『イリス ハンドバーク』によるブラシ。目の不自由な人たちが一つひとつハンドメイドで製作している。上・ベジタブルブラシ¥2,000下右・ベイカーブラシ¥600下左・マッシュルームブラシ¥2,000(以上LABOUR AND WAIT TOKYO TEL:03・6804・6448)中野 博さん環境ジャーナリスト、エコライフ研究所所長。企業のエコブランディングや講演活動を行う。『あなたがきらめくエコ活!』(東京書籍)など著書も多い。※『anan』2019年3月13日号より。写真・山口 明スタイリスト・野崎未菜美取材、文・宮尾仁美リサーチ協力・長坂磨莉撮影協力・AWABEESTITLESUTUWA(by anan編集部)
2019年03月08日「昨年末で司法研修所での勉強を終えています。今は裁判所、法律事務所などでの研修が始まっています。司法修習生仲間もできて、先日は飲み過ぎてしまいました。研修後、法律事務所への就職活動は大変だと思いますが、この人に依頼してよかったと思われる弁護士になりたいです」笑顔で語るのは、昨年9月、最難関の国家試験といわれる司法試験に、2度目の挑戦で合格した板原愛さん(28)だ。弁護士といえば、法廷で分厚い書面や六法全書を駆使しながら立ち回る姿を思い浮かべるが、愛さんは、角膜変性症という重度の視覚障がいがあり、視力は0.02~0.03で、視野も30度程度と狭い。文字を読むのも困難なのだ。「父(克介さん・70)も同じ視覚障がい者ですが、複数の福祉施設を営む社会福祉法人の理事長として、晴眼者と同じように社会生活を送っているので、私も社会に貢献できるはず。文章を読み上げるパソコンソフトや点字機器、記憶、そして熱意を武器に、優れた弁護士になるため研修に励んでいます」障がいがありながらも、人生の試練をくぐり抜けてきた愛さんは、勇壮なだんじり祭で有名な、大阪府岸和田市で生まれ育った。母親の和子さん(66)はこう振り返る。「外出するとき、人目が気になったことはあります。でも“親の私が引きこもっていては絶対ダメだ”と。障がいがあっても、堂々と外に出て、やりたいことを挑戦させようと、夫婦で決めていました」心配はつきなかったが、ほかの子どもたちと同じ体験をさせたい一心で、愛さんに自転車を与えたことも。車の交通量が少ない郊外とはいえ、ときには畑や溝に落ちたりしてしまったこともあったと愛さんは笑いながら振り返る。「普通の小学校に通いたいと言ったときは、教育委員会に交渉してくれたし、両親は私の挑戦を必ず応援してくれる。でも、始めたことは“やり遂げるまで諦めるな”と厳しく育てられました」(愛さん)小学校では、拡大文字の教科書を使用していたが、学年が進むにつれ、扱う文章も長くなり、拡大文字ではスムーズに読み進められない。勉強に遅れが出ないよう、中学校は東京の視覚特別支援学校へ入学。親元を離れての寮生活を始めた。「このとき、初めて弱視や全盲の人たちと触れ合いました。1人で外出できない仲間もいたし、後ろから声をかけても、見えないからと、振り返らずに前を向いたまま会話する子がいたのは、ショッキングでした」そういった環境に身を置きながら、愛さんはあえて繁華街へと出かけていった。「入学早々、寮の風呂場で髪の毛を茶髪にして、超ミニスカートとハイヒール姿で、門限ギリギリまで遊んでいたんです。たいして好きでもない男の人を彼氏にしたりして(笑)。きっと“自分は普通”と思いたかったのかもしれません」夜更かしした分、授業中は寝てばかり。勉強全般は嫌いだったが、生活と関わりのある政治・経済や、法律などには、興味が持てた。「中学時代、分厚い点字の憲法の本に夢中になり、修学旅行にも持参したりして(笑)。次第に司法に関わる仕事をしたいと考えるようになって、周りには『弁護士になる』と宣言していました」ところが、高等部への進学すらも危ぶまれるほど、成績は落ちていった――。「『あんたみたいな勉強嫌いが弁護士になりたいなんて、弁護士に失礼』なんて笑われたり。確かに偏差値30台の劣等生。先生からも『現実を見なさい』と叱られる始末で……」このとき、愛さんの夢を理解し、背中を押したのは、両親だった。「これまで、“見えないから”と何かを諦めることはさせなかったし、たとえ弁護士になれなくても、その努力は役立つと思い、“どの大学の法学部に行くの?”とすぐに娘と話し合いました」(和子さん)「障がいを持っていても、私は社会に貢献できるはず!」。そう信じて、見事に弁護士への切符を手にした愛さん。彼女を支えたのは、厳しくも温かい両親の言葉だった。
2019年01月17日「父(克介さん・70)も同じ視覚障がい者ですが、複数の福祉施設を営む社会福祉法人の理事長として、晴眼者と同じように社会生活を送っているので、私も社会に貢献できるはず。文章を読み上げるパソコンソフトや点字機器、記憶、そして熱意を武器に、優れた弁護士になるため研修に励んでいます」そう話すのは、昨年9月、最難関の国家試験といわれる司法試験に、2度目の挑戦で合格した板原愛さん(28)。弁護士といえば、法廷で分厚い書面や六法全書を駆使しながら立ち回る姿を思い浮かべるが、愛さんは、角膜変性症という重度の視覚障がいがあり、視力は0.02~0.03で、視野も30度程度と狭い。文字を読むのも困難だ。「昨年末で司法研修所での勉強を終えています。今は裁判所、法律事務所などでの研修が始まっています。司法修習生仲間もできて、先日は飲み過ぎてしまいました。研修後、法律事務所への就職活動は大変だと思いますが、この人に依頼してよかったと思われる弁護士になりたいです」障がいがありながらも、人生の試練をくぐり抜けてきた愛さんは、勇壮なだんじり祭で有名な、大阪府岸和田市で生まれ育った。「普通の小学校に通いたいと言ったときは、教育委員会に交渉してくれたし、両親は私の挑戦を必ず応援してくれる。でも、始めたことは“やり遂げるまで諦めるな”と厳しく育てられました」(愛さん・以下同)小学校では、拡大文字の教科書を使用していたが、学年が進むにつれ、扱う文章も長くなり、拡大文字ではスムーズに読み進められない。勉強に遅れが出ないよう、中学校は東京の視覚特別支援学校へ入学。親元を離れての寮生活を始めた。「中学時代、分厚い点字の憲法の本に夢中になり、修学旅行にも持参したりして(笑)。次第に司法に関わる仕事をしたいと考えるようになって、周りには『弁護士になる』と宣言していました」一浪して入学した青山学院大学法学部では、友人とダーツやビリヤードも楽しんだ、と笑顔で振り返る愛さん。卒業後は、本格的に司法試験に臨むため、法科大学院へ進学した。「早稲田大学の大学院法務研究科を選んだのは、司法試験の合格率が高かったこと、それに日本の大学では数少ない、障がい学生支援室が設置されているためです」愛さんのために板書が読み上げられるほどサポートは手厚く、教科書を作った出版社の協力もあって、文章を音声に変換することができた。同級生たちのなかには名門校出身も多く、刺激になったが、「優等生だったことが一度もない」という愛さんにとっては、気後れすることも多かった。そんなとき、希望の光となったのは、日本で初めて視覚障がい者として弁護士になった、野村茂樹氏が所属する奥野総合法律事務所に、計3週間、インターンとして受け入れてもらったことだ。「野村先生は、所長の奥野(善彦)先生に『弁護士に必要なのは書類を読むことよりも、判断力だ』と言われて、弁護士になることを決意したそうです。その話は、私にとって強い励みになりました」1度目の司法試験は不合格。くじけそうになったが、父親からは電話で「刀折れ、矢尽きるまで戦う覚悟で挑め」と励まされた。司法浪人としての1年間は、全力を尽くすことだけを考えた。「布団に入ると、『今日は勉強が少なかった』と不安になってしまう。だから、そんな余裕もないほど疲れ切るまで勉強しました。それで2度目の挑戦は、合格者の中で上位17%に入る成績でした」現在の研修生活が終われば、晴れて弁護士となる愛さん。「弱視の人は、多少は目が見える。そのため社会に出ると、頼まれた書類仕事などでオーバーワークになり、症状が悪化したり、休職・復職を繰り返すケースもあります。障がい者の人たちを助けるため、私だからこそできる活動をしたい。でも、これまで長く仕送りで生活してきたので、まずは、しっかりと一人前の弁護士として、自立して稼いでいきたいですね!」父と母から教え込まれた“諦めない”という強い気持ちが、愛さんからはあふれていた。
2019年01月17日アイドルグループのKis-My-Ft2がパーソナリティを務める、ニッポン放送特番『第44回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(12月24日正午~25日まで24時間生放送)。メンバーは、目の不自由な方々をとりまく現状への理解を深めるために事前取材を行い、放送内でレポートした。同特番は75年にスタートし、目の不自由な方が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンだ。「君と僕のありがとう物語~キスマイグッドセブン~」と題して、番組冒頭では、千賀健永が筑波大学附属視覚特別支援学校の音楽の授業に飛び入りし児童たちと交流した模様をレポートした。そして千賀は生放送の中で彼らの歌のピアノ伴奏を行うとのこと。さらに横尾渉は、視覚障がいとバリアフリー、ユニバーサル・デザイン研究の第一人者である慶応大学の中野泰志教授を取材し「視覚障がい体験」を。藤ヶ谷太輔は筑波大学視覚特別支援学校の児童に聴いた学校生活の現状を、宮田俊哉は高田馬場にある日本最大の点字図書館を取材し、視覚障がい者にとっての読書の楽しみ方を伝えた。後半では、玉森裕太、二階堂高嗣、北山宏光のレポートが行われる予定となっている。番組では萩本欽一やゆずがゲスト出演。ゆずはスタジオで「いつか」の生歌を披露した。24日の深夜にはKis-My-Ft2のクリスマススペシャルライブなどが行われる予定だ。
2018年12月24日気温がぐっと低くなり冷え込んでくると、風邪や季節性の病気が流行しやすくなります。そこで、予防として大切になってくるのが「手洗い」と「うがい」の徹底です。手洗いはできても、うがいがなかなか上手にできないという小さな子どもを“うがい上手”にする方法を、2歳の次男の実体験をまじえて紹介します。「ブクブクうがい」と「ガラガラうがい」の違いブクブクうがいは口の中の洗浄、ガラガラうがいは喉の洗浄のために行うもの。ウイルス対策には、ガラガラうがいの方がベストですが、ブクブクうがいでも多少の効果はあるので、やってみることがおすすめです。個人差はありますが、うがいは2~3歳でできるようになり、ブクブクうがいから先にできる子どもが多いと言われています。まずは、歯みがきのあとにするブクブクうがいをマスターしてから、ガラガラうがいの練習をするとスムーズです。うがいを練習する前に準備しておくことわが家では、うがいの実践に入る前に、まずは「うがい」ってなに?ということを理解してもらい、子どもの意欲を刺激することから始めてみました。・絵本や歌からのアプローチうがいに特化した絵本は少ないものの、歯みがきの絵本なら多くあります。絵本の中の歯みがきシーンでは必ずと言っていいほど、磨いたあとのブクブクうがいが登場するため、絵本の読み聞かせの中で、うがいの習慣を身近にしておきました。また、絵本以外には教育テレビで扱っている『はみがきじょうずかな』や『カエルのうがい』の歌がおすすめです。・好きなキャラクターのコップを選んでもらううがいを練習する年齢の子どもは、なんでも自分でやりたい期です。うがい用のコップは、好きなキャラクターや色のものを“自分で”選んでもらうと練習する意欲を楽しみながらもってもらえると思います。保育士さんがやっている方法を聞いてみました現役の保育士さんに、子ども達にうがいを教えるときはどのようにしているのかを聞いてみたところ、歯みがきからの流れで前述の『カエルのうがい』を歌うことや、ガラガラという音だけでなく、声の高さや大きさを変えながら抑揚をつけて楽しさを取り入れる方法で行っているとのこと。やはり、子どもに何かを教えるときには楽しみながらということがポイントのようです。お兄ちゃんをお手本に、いざ実践!のんびりマイペースなわが家の次男は2歳4か月。風邪やインフルエンザが流行する季節を迎える前にうがい上手になってもらうべく、練習開始です。すでにうがいマスターの5歳の長男にお手伝いをしてもらい、チャレンジしました。1.コップに水を入れずに、うがいのマネをするブクブクうがいは、口の動きをよく見せ(長男は「お水をむしゃむしゃするんだよ」という表現で教えていました)、ガラガラうがいは顔を上に向けて声を使ってマネをして見せます。2.ブクブクうがい→ガラガラうがいの順にお手本を見せる3.コップに水を入れて、口に含んで吐き出すことを一緒にやる4.(ブクブクうがいができるようになったら)ガラガラうがいは色々な声や音で変化をつけて、飽きずに繰り返し練習できるようにする※慣れるまではお風呂に入るときにやると濡れてしまうストレスから回避できます大人がやってみせるよりも、年齢が近い5歳のお兄ちゃんにお手本になってもらう方が効果的でした。練習を始めるまでは口に含んだ水を飲んでしまっていた次男でしたが、意外なことに1日目の数回の練習でブクブクうがいをマスターし、ガラガラうがいは3日目でできるように!予想以上に早く身についたことに驚きました。うがいが上手にできるようになると、病気にかかるリスクが少しでも軽減されると思います。親子で楽しみながら練習をしてみてくださいね!
2018年11月06日自分の好みや体型に合ったファッションを、思い切り楽しみたい――。こんなありふれた願いを、「身体に障がいがある」という理由で諦めなくてはいけない人たちがいます。「障がい者用のダサい服は、もう着たくない」そんな声を聞いて立ち上がったのが、ファッションデザイナーで「a.ladonna.(アラドナ)」の代表、加藤千晶(かとう・ちあき)さん。ファッションブランド「a.ladonna.」の代表を務める加藤千晶さん。「障がいのある人のために服を作ろうとすると、どうしても“介護者に寄り添った服”になってしまう。それは機能的なだけで、デザインとしてはダサいことが多いんです」加藤さんはこう話します。その現実を目の当たりにしたとき、培ってきた自身のデザインが役に立てるかもしれないと一念発起。“障がいのある方と共に着られる服”をテーマに、新しいライン「a.ladonna.+(アラドナプラス)」を立ち上げました。ここでは、そんな加藤さんの怒りを抱えながら疾走したアパレル時代、人から必要とされる喜びに目覚めた今、そして一歩先に描いたビジョン……など、彼女のヒストリーに迫ります。■“怒り”が仕事への原動力だった——加藤さんが幼い頃から描いていたというデザイン画を拝見したのですが、「本当に子どもが描いたの?」とつっこみたくなる完成度の高さでした。ちゃんと描き始めたのは小学校4年生くらいの頃です。“お絵描き”という感覚ではなく、ちゃんと“デザイン”というものを意識していたのを憶えています。デザインの背景にあるストーリーまで鮮明に思い描いていましたね。加藤さんが小学生時代に描いていた、洋服のデザイン画。「このデザイン画が、私の今の仕事の原点になっています」と話しながら見せていただいた。「こんな髪型のこんな人が、こんなポージングで着ているんじゃないか」というような(笑)。——視点がもはやプロ並みですね。デザイナーさんはやはり、そういう感覚でお仕事をされている方が多いのでしょうか。「こんな人が、こんな風に身にまとってくれたら素敵なんじゃないか」というところからデザインするのが理想の姿だと私は思っています。でもファッション業界も大きく変わってきていて……。ファストファッションが大量に入ってきてからは、やはりブランドからそんな余裕がなくなってしまったように見えます。去年売れたデザインをアレンジするとか、他社で売れているデザインをコピーするとか、そんな方法が一般的になったのかな。——そうしたファッション業界の変化を、加藤さんはどのように捉えていたのでしょうか?職人の技術によってつくられるファッションに憧れを持って飛び込んだからこそ、20代は本当に苦悩の日々でした。業界に対しても、自分の会社に対しても、世の中に対しても、とにかく不満だらけ。怒りを原動力にしてデザインを描いていました。特に疑問に感じていたのは、「技術はないけれど価格が安い」という理由で縫製がどんどん海外へ発注され、日本の職人さんたちがことごとく食べていけなくなったこと。今日履いているこのブーツ、何度も修理し直しているんですが、20代の頃お世話になった職人さんに作ってもらった当時のブランドのサンプルなんです。加藤さんが職人さんに作ってもらったブーツ。20代の頃からメンテナンスをしながら履き続けている。——素敵ですね。とても味があるというか。当時、私が任されていたブランドの靴を作っていた方の作品です。小さなブランドでしたけど、親身になってどんなお願いにも答えてくれて、アドバイスもしてくれて……。でもある日その方から電話がかかってきて。「加藤さん、来年の展示会の分、作れなくなった。もう、(店が)回らんわ」と言われました。業界のコスト削減の煽りをモロに受けてしまったんですよね。その後その工場は倒産して、連絡が取れなくなってしまった。そのとき、私の中で糸が切れちゃったんです。こんな正直者がバカを見る世界、嫌だなって。それでポーンと会社を辞めてしまいました。■たどり着いたのは“身体障がい者の方と共に着られる服”——ご自身のブランドである「アラドナ」を立ち上げられたのは、どんなことがきっかけだったんですか?他業界に転職しようと思ったんですけど、やっぱり経験がないからことごとく面接で落とされてしまって。貯金が千円もなくなって「あ、死ぬな」って思ったときに、もう一度自分にじっくり向き合ってみたんです。そこで気づいたのは、私は決して洋服が嫌いになったわけじゃないということ。自分の置かれた環境が許せなかったけど、小さい頃からあんなに大好きだった服を、結局は嫌いになれないということでした。だけど会社に戻る気にはなれない。それならつくってしまおう、と。——貯金千円以下のところから会社を立ち上げるのは大変だったのでは?まずは商社と契約をして、フリーデザイナーとしてデザインを売ることから始めました。2年間で資金を貯めて、以前お世話になっていた工場や職人さんに連絡をして。「ひとりで会社をつくろうと思うんですけど、予算もないし、手広くもできないんです」ということを正直に伝えたところ、何人かの方が力を貸してくれて、なんとか立ち上げることができました。今から10年前、29歳のときです。——その10年の間に加藤さんがたどり着いたのが、“身体障がい者の方と共に着られる服”だったのですね。そうなんです。ブランドを立ち上げて、細く長くデザインをつくり続けていくうちにたどり着いたのが、流行にとらわれず使い捨てでもない、男女問わず自由気ままに着られる服でした。どんな体型の方も着こなせるようにファスナーの代わりにゴムのデザインバリエーションを増やしたり、肌触りの良い素材を使用していたのですが、その発想がバリアフリーとしての機能と合致して。たまたま私がつくっている服を見た福祉関係の知人が、「これって障がいのある人でも着られそう。そういうラインつくれないの?」と声をかけてくれて、3年前に“身体障がい者の方と共に着られる服”「アラドナプラス」として発足。そこからは、生地屋さん、縫製屋さん、モニターの皆さんと何度も意見を交わしパターンを引き直しながら、ようやく最近、最初のサンプルが完成したんです。■介護者のためだけに作られた服に、一石を投じたい——これまで普通のアパレルしか経験のない中で、難しい挑戦だという感覚はありませんでしたか?むしろ「自分こそ役に立てるかもしれない」と思いました。ユニバーサルデザインではなく通常のアパレルで経験を積んでいて、ハイファッションまで網羅する技術もある。着やすくてスタイリッシュな服なら、私に任せて欲しい!と思ったんです。着る人ではなく、介護する人のためだけに考えられたデザインって例えば、(脱がしやすくするために)洋服に巨大なファスナーリングがついていたりする。私だったら絶対にそのようなデザインにはしませんから。——巨大なファスナーリング、たしかにデザイン的にはいけてないですね……。やはり障がいのある方の中には、服に対して不満を抱えているケースが多いですか?多いですね。特に女性でユニバーサルデザインの服を好んで着ている方って、本当に少ないんですよ。理由はひとつ。とにかく「ダサい」から。こんな服を着るくらいなら、着にくいけれど一般の市販服を我慢して着たほうがいいという方が多いんです。特別扱いして欲しくない、健常者と同じ服が着たい、と。——おしゃれを楽しみたい人にとって、選べる服が少ないのは悲しいですよね。今回ブランドのモデルを務めてもらった女性は、右半身麻痺の障がいがある方なんです。「アラドナプラス」では、クラウドファンディングにて資金を募っている。ブランドのモデルを務めている女性も当事者のひとり。もともとおしゃれが大好きだったのに、「車椅子に座ってしまったら、どうせデザインなんて見えない」「普通の服を買ってもひとりでは着られない」といった理由で買い物にも行かなくなって、どんどん閉鎖的な性格になってしまったそうなんです。そうやって諦めなくてはいけないことが増えていくのって、すごく悲しいなと思って。気に入ったものを身につけている時って、本当に気分がいいじゃないですか。そういう、ささやかだけどすごく大切な喜びを取り戻してもらうための架け橋になりたいな、と。■“自立服”の確立を目指して——怒りが原動力だった20代の頃と比べると、ずいぶん仕事へのスタンスが変化したのでは。そうですね。ずっと「打倒・ファストファッション!」みたいな反骨精神でやってきたんですけど、最近やっと“競争”じゃなくて“共存”なのかな、と思えるようになりました。マジョリティが必要とするところじゃなくて、そこからこぼれたところで求めてくれている人たちがいるなら、そこを埋めていくのが私の役割なんだと今は思います。あとはやっぱり、助けてくれた職人さんたちへ恩返しがしたいという気持ちが強いですね。——「アラドナプラス」への挑戦が、自分のビジョンを明確にしてくれたんですね。そうですね。今クラウドファンディングで出資を募ってるのですが、なかなか一筋縄にはいかないと感じることもあります。でもすべて自分で決めてやっているし、我慢だとは思っていません。長期戦になるとは思うけれど、待てるようになりました。実は、挑戦してみたいことがもうひとつあって。「アラドナプラス」には“自立服”という側面もあるんですけど、高齢者の方にもどんどん着ていただきたいと思っているんです。障がいのある方と同じように、“自分で選んで自分で着られる”という体験が、高齢者の方が自分らしくおしゃれを楽しむことができるきっかけにも繋がるはず。高齢者数がピークを迎える2025年までに、この自立服というジャンルを確立させることが今の目標なんです。こうやって新しいビジョンを描いては、逆算しながら生きている。それが私らしい生き方なのかな、と今は思います。クラウドファンディングは7月31日まで実施中です。支援はこちらから!取材・Text/波多野友子Photo/小林航平加藤千晶プロフィールファッションデザイナー・衣裳作家/a.ladonna.合同会社代表/一児の母ブランド名:CHIAKI-a.ladonna.JAPAN/ a.ladonna.+“ひとりからみんなへ 日本から世界へ” 環境や労働問題などを解決するため、ALL-WINの価値観でファッション業界から新たな基準を創り、未来の子供たちに美しい地球と心身を残していくことをミッションとしている。同じ価値観の企業とも契約を交わし、イノベーションやプロジェクトを生み出し中。 webサイト:
2018年07月27日『グッド・ドクター』(フジテレビ系)第1話が7月12日に放送された。山崎賢人が、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーションに障がいがある一方、サヴァン症候群で驚異的な暗記力を持つ小児外科医・新堂湊を演じる本作。湊は子どもを助けるために一生懸命だが、人の気持ちを推し量ることができない。「僕は人と違います」。胸が締め付けられるようなセリフは、たくさんのことを私たちに問いかけた。■サヴァン症候群で小児科を目指すことができるか幼いころから小児科医になることを夢見てきた新堂湊(山崎)は、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことになる。期待に胸を弾ませて迎えた初出勤。湊は途中で事故に遭遇するが、暗記している膨大な医療データから最良の方法でケガをした子どもに応急処置を施し、なんとか東郷記念病院にたどり着く。救出した子どもの母親からは深く感謝される湊だったが、指導医の瀬戸夏美(上野樹里)とともに小学1年生の将輝の病室を訪れた際、ある問題を起こしてしまう。横紋筋肉腫が再発した将輝に対し、両親の意に反して真実を打ち明けてしまい、母親から「二度と近づかないで」と非難されてしまったのだ。夏美からの「カルテには書かれていないそれぞれの事情がある。ご両親の気持ちがわからないの?」という問いに、「わかりません」と即答する湊。事故現場での正確な対応といった医師としての優れた能力が明かされた一方で、コミュニケーションが苦手である湊に立ちはだかる壁が、早くも浮き彫りになったかのようにみえたのだが…。■湊と子どものピュアな心に、あふれる涙その後、将輝の容体が急変。居合わせた湊は「早くオペしないと死んでしまいます」と、一刻も早い手術を望むが、「触らないでください。ほかの先生を呼んでください」と声を上げる母親。しかし湊は苦しむ将輝を前に居ても立っても居られない。結果として看護師・橋口(浜野謙太)の協力もあり無事に高山(藤木直人)が手術することとなり、将輝は一命を取り留めた。手術を終え、湊に対して「先生が気づいてくださらなかったら、今頃あの子は。それなのに私、大変失礼なことを。本当にごめんなさい」と頭を下げる母親。だが湊はそんな母親に「僕は人と違います。慣れています」とほほえむ。さらに息子がかわいそうだと話す母親に「かわいそうじゃありません。かわいそうなのは、病気であることです」とまっすぐに伝えるのだった。ドラマの最後に明かされたのは、将輝が退院を待ち望んでいた理由。それは早く小学校に行くことではなく、ママの誕生日をおうちで祝ってあげたいということ。つらい状況でも、母親のことを思う子ども。そして、そんな子どもの本音に寄り添う湊のピュアな思いに心が温まるが、同時にさまざまな感情が交錯し、溢れる涙を抑えることができなかった。■自分の子どもが病気だったら…親に突き付けられる難題終始、胸が苦しくなるようなセリフの連続だった第1話。なかでも印象的だったのは「先生たち、自分の子どもを“ああいう人”に任せられますか?」というセリフ。これは、湊が将輝に再発を勝手に告知してしまったことに激怒した母親が、担当医に発した言葉だ。辛辣(しんらつ)な言葉だが、親であれば気持ちがまったく理解できないわけではないから、心苦しい。子どもが命に関わる大きな病にかかったとき、どんな医師に診てもらえたらが安心かといえば、腕もよく、親の気持ちを理解してくれる医師なのかもしれない。けれども、もしも逆の立場だったら? 自分が湊の母親だったら? そう考えると、より一層胸が痛む。そして、そんな行き場のない切なさを癒やしてくれるのもまた、湊の優しさにほかならない。患者より接待ゴルフを優先する医師、規則に縛られ担当医の指示だけに従う医師、障がいがあるというだけで切り捨てようとする医師、はたまた「大人になれない子どもをなくしたい」と切に願う医師。一体、名医=グッド・ドクターとは何だろうか。視聴者は多くのことを自問自答しながら、ドラマと向き合っていくことになりそうだ。■役者・山崎賢人が語る大きな使命とは山崎が自閉症スペクトラム障がいの医師を演じるということで、放送前から注目を集めていた本作。第1話が放送されるやいなや、演技を絶賛する声がSNSに上がった。山崎は、特徴的な手や視線の動き、こわばった表情などを細やかに表現。一方で、子どもに頬をつねられたり、子どもと一緒に絵を描いたりするシーンで見せる、柔らかな表情も絶妙だった。小児外科医は医師全体の0.3%しかいないというセリフがドラマ内であった。山崎は番組の公式インタビューで「このドラマで小児外科の現状を知っていただいて少しでも良い方向に向かえば…小児外科医を目指す方が少しでも増えたらうれしい」と話すなど、大きな使命を持ってこの作品に挑んでおり、その決意が伺える幕開けとなった。次回描かれるのは、未受診妊婦の女子高校生。破水からの緊急出産となるが、生まれてきた赤ちゃんは大きな問題を抱えていて…。『グッド・ドクター』第2話は、7月19日よる10時から放送。木曜劇場『グッド・ドクター』木曜よる10時から※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」
2018年07月19日スウェーデンを代表するブランド『IKEA』。『IKEA』を訪れたことがある人なら、「こういう部屋にしたい」と誰もが思うのではないでしょうか。夢がある子ども部屋、シンプルでも温もりがあるディスプレイの数々、おしゃれで可愛い製品が、お手頃な価格で手に入る。家具のディズニーランドのような『IKEA』から、日本との外交関係樹立150周年記念の新コレクション「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」のお披露目会がありました。 認知症をテーマにした「Dementia Forum X 」は、スウェーデン王国シルヴィア王妃陛下が2015年に設立したフォーラムで、今回は海外で初めての開催となり、その開催地に日本が選ばれました。シルヴィア王妃も来日していた「Dementia Forum X 」で、誰もが使いやすい新コレクション「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」のお披露目となりました。 シルビア王妃(左)とクリエイティブディレクターのブリット・モンティ氏 OMTÄNKSAM/オムテンクサム「思いやりがある」という意味のスウェーデン語。このラインを開発するにあたり、クリエイティブディレクターでありデザイナーのブリット・モンティさんは、「特定のグループに限定せず、色々な人を対象に調査をして開発した」とおっしゃっていました。例えば、障がいがある方用に何か機能が付加された製品には、その分価格が上がり、機能性重視でデザインがよくない、そういう現状を変えるべく、今回の「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」が開発されました。 素敵なデザインと工夫が共存新コレクションの説明の後は、実際に、「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」に触れてみました。最近感じる指先の乾燥。冬に乾燥しているときに、銀行のATMでタッチ画面が反応しないときってありますよね。指に力が入らなかったり、高齢になって乾燥しがちな人、力の弱い人、そういう人が「持つ」時に滑らない素材、デザインがおしゃれに展開されています。 指に引っかかるようにデザインされているグラスや花瓶。なぜ、花瓶なのかというと、病気の人や高齢者は外に出かける機会が減り、家にいる時間が増えることに配慮されているからです。自然を家の中に取り込みたいから。モンティさんご自身が数年前に心臓発作を体験した時に、家の中に花、草木があると、心臓にいいとアドバイスされたことがいかされています。どんな大きさの手にもあう、大きさになっています。 くびれのあるグラスと花瓶 一見、普通の白いお皿に見えますが、じつはお皿の底にシリコーンのリングが貼られていて、テーブルに置いた時に滑らない工夫が施されています。モンティさんが説明の途中で、いきなりお皿を床に落としてびっくり!それでも割れない強度も特徴のひとつ。 耐久性と衝撃性に優れたうえに、底にシリコーンが施されて滑り止めにもなっています「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」と緑のある居心地がいい空間 ソファには、「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」の滑らないクッションがあります。ネックピローやアームレスト。アームレストは、立ち上がる時には支えになります。 今、手に入るラインナップ現在、『IKEA』で手に入るのは、腰当てクッション、キャップオープナー、プレートなど、まだ限られてますが、全ての人に「思いやりがある」デザインの「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」は、軽くて、買いやすい価格帯も魅力です。右奥の瓶の下に見える緑色の丸いシートがキャップオープナーです。直径15cmほどの大きさで、瓶の蓋に被せて回せば、簡単に開きづらい瓶も開きました。149円です。 そろそろお皿の買い替えを考えているので、この白いお皿にしてみようかと思います。 おまけお披露目会の会場には、シルヴィア王妃が持ってきてくださっというキャンディが置いてありました。 IKEA OMTÄNKSAM/オムテンクサムコレクション
2018年05月08日女性にとって理想の男性とは、やはり頼りがいのある男性だと思います。しかし、残念ながら本当に頼りがいのある男性はごくわずか。「頼りがいのある風」の男性が大半を占めています。そこでこの記事では頼りがいのある男の3つの特徴をご紹介しましょう。1:未知のお店に堂々と入れるまだ行ったことのない新しいお店に入るとき、頼りがいのある男は先々店の中に入っていきます。お店に入るだけで頼りがいもなにもないだろう、と思われる方も多いでしょう。ところが「頼りがいのある風」の男性は、ほかの人を先に入らせようと、わけもなく靴紐を結び直したり、ゆっくり歩きます。お店に入るときの仕草で、頼りがいがあるかどうかをある程度は判断できるのです。2:気に入られようとする仕草が見られない頼りがいのある男性は、誰かに取り入ろうとしません。自分に自信があるため、わざわざ他人に取り入る必要がないからです。一方で頼りがいのある風の男性は自信がないため、他人に気に入られようとします。ただし、社会生活を円滑に送るために割り切って取り入ろうとしている男性もいるので、そこは見極めが必要です。3:デートプランをパパっと決めてくれるどこにデートに行くか、なにを食べるかなどをパパっと決めてくれる男性は、頼りがいがあります。もし行き先が楽しくなかったとしても責任を取る覚悟ができているから、パパっと決めることができるのです。頼りがいのある風の男性は、自分で責任を取りたくないがために、「どこ行きたい?」「この後どうしようか?」と聞きます。ただし、単純にあなたの意向を尊重してくれてる場合があるので、決断までの早さを観察して、「どちらの男性」なのかを判断するといいでしょう。
2018年04月18日冬になり、寒さも厳しくなりつつあります。空気が乾燥しだすと風邪やインフルエンザの心配も出てきますよね。そこで、風邪予防のための手洗いうがい習慣について、パパママ世代に聞いてみました。Q.お子さまの手洗い・うがい、毎日できていますか?1.毎日できている 31.7%2.だいたいできている 38.7%3.あまりできていない 24.2%4.できていない 5.5%もっとも多いのは、だいたいできているの38.7%という結果になりました。風邪予防は毎日できていないとあまり意味がないので、習慣化することが大切です。■習慣化できている子は風邪をひかない!?幼稚園や学校の指導で習慣化できている子どももいれば、親が徹底してできている子どもも。習慣化できている子はやはり風邪をひかないようです。「親に似ず、毎日帰って来たらすすんでやります。学校での指導のおかげと感謝しています」(東京都 40代女性)「うちの子たちは徹底してます。ノロには紅茶、インフルには緑茶がいいそうで、我が家は数年前から水筒に紅茶や緑茶を持たせています。子ども3人いるため毎年受験が続いていますが、感染してないです」(神奈川県 40代女性)「これからの時期、インフルエンザやノロウィルスが怖いです。集団生活をしている子どもからの感染にいちばん気をつけないと…。乾燥しているときには喉を潤しておいた方がいいそうです」(千葉県 40代女性)■うちの家族で手洗いうがいができていないのはこの人子どもは小さいときからしつけをすれば習慣化できますが、大人になってからでは簡単なようでなかなかできるようにならないようです。小さなこともコツコツと続けることが第一歩です。「息子は小さいころからの習慣が身についているのですが、夫は洗うタイミングがおかしい! 帰って来て手を洗う前に冷蔵庫を開けないでほしい」(神奈川県 50代女性)「娘は大丈夫なのですが、高校になっても息子はチャチャッと流す程度。うがい薬も常備しているし、石鹸も自動で出るのを用意してあるのに…。まぁ、それでも元気ですけどね」(神奈川県 50代女性)「恥ずかしながら私ができていないです。親が口うるさく言わなかった記憶が…。その代わり夫が細かいので、その点は助かってます」(千葉県 40代女性)■インフル経験なしの子どものママが語る今までインフルエンザにかかったことがないというお子さんをお持ちのママの徹底ぶりをご紹介します。薬用石けん&うがい薬のダブルブロックで完全予防をします。「帰って来たら手洗い、うがいは必ずです。薬用石けんとうがい薬で徹底しています。うがいは声を出してするといいと聞いたので『あー』と言います。手拭きタオル、コップも共有しません。各自のコップを壁フックで使い分けています。高校生の子どもたちはまだ一度もインフルエンザになったことはありません」(神奈川県 40代女性)Q.お子さまの手洗い・うがい、毎日できていますか?アンケート回答数:5094件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月06日ニューヨークで1851年に創業し、165年以上の歴史をもつスキンケアブランド、キールズ。「利益を得るためだけではなく、住民や企業、そして地域社会をより良くするために貢献すること」を使命として掲げ、一世紀以上前から様々なチャリティー活動を行っている企業だ。キールズは2017年度のグローバルチャリティー活動として、発達障がいの一種、ASD(自閉症スペクトラム)を支援すると発表した。日本でも、モデルで俳優の栗原類さんと協力して、みんなが輝ける社会を実現するため、ASDへの理解が進むよう取り組んでいる。あまり聞き慣れないASD(自閉症スペクトラム)。アスペルガー症候群(ASDの中に含まれると言われる)と聞くと馴染みある人もいると思うが、ASDは発達障がいの分類の一種で、普通の人に比べ、対人コミュニケーションに困難さがあり、限定された行動、興味、反復行動がある障がいだ。今回Be inspired!は、自ら発達障がい(ADD:注意欠陥障害)であることを公表している栗原さんに、キールズのチャリティー活動にかける想いや自身の経験を語ってもらった。今回キールズが支援する発達障がい、ASD(自閉症スペクトラム)は、世界人口の1%に影響を及ぼすグローバルな問題。特にアジアでの割合が多く、日本では55人に1人がASDと診断されるという。しかし、日本の発達障がいの認知度は、アメリカに比べて約40年遅れているのが現状だ。6歳から11歳までアメリカで育ち、NYと日本を行き来していた栗原さん。日本とアメリカでの発達障がいの理解度の違いはどこから生まれるのだろうか。彼は、“教育”にあるという。アメリカでは、教師と生徒の距離が近く、壁がありません。僕は英語が苦手だったので、みんなと別の教室で個別に授業を受けることもできましたし、手先が不器用で辞書や分厚い本をめくることができなかったので、電子辞書を使わせてもらうこともできました。アメリカの学校は全面的に僕の障害のことを理解してくれましたし、「みんな一緒」がなかったので、居心地がよかったです。苦手なことをしっかりサポートする環境があったおかげで、勉強にも徐々に追いつけるようになった。しかし彼を一番悩ませたのは、「ひとの笑い声」だったという。「人の笑う声がすごい苦手で、誰かが笑うと自分が笑われていると勘違いして、衝動を抑えきれず相手を殴ってしまったり喧嘩してしまったり…」。ある日担任が、僕の母親に発達障がいの検査を受けるよう伝えました。アメリカの学校では、生徒に発達障がいの疑いがある場合、親に言う義務があるんです。三者面談で、先生は母親に「家ではどんな番組を見せていますか?」と聞きました。僕は名作アニメを見ていたんですが、先生は「下品なお笑い番組を見てください。笑いをわからないのは損しているから」って言ったんです。それから僕はいろいろなコメディー番組やドラマをみるようになりました。サウスパークとか。今では、仕事でも、笑いに関する表現をしたいなと思っています。大切なのは、「知ること」。“社会問題”に対して深刻すぎないようにしてほしい発達障がいの問題に対して、深刻すぎず、過剰すぎないように考えてほしい。日本のシステムをすぐに覆すのは難しいし、アメリカに追いつくのはだいぶ先。でもいずれ変わるんじゃないかな。そのためにも、まず障がいの特徴を知ってもらうことが必要だし、周りも偏見をもたないようにしてほしい。国としても障がいの問題にもっと取り組んでくれたらと思います。長い目で見て、ゆっくり認知度を上げ、いつかみんなが生きやすい社会が実現したらいいな。
2017年09月07日「今回の本で、三女の亜子が発達障がいとともに生まれたことを初めて書きました。私は美宇という日本一の卓球女子を育てた母親と言われますが、同時に障がい者の娘を育てた母親です。どちらも同じ子育てなんです。そのことを伝えたいと思いました」 そう語るのは、ドイツで開催された卓球世界選手権女子個人で48年ぶりの銅メダルに輝いた平野美宇選手(17)の母・真理子さん(48)。 山梨県甲府市郊外で卓球教室「平野卓研」を営む真理子さん。娘の応援に赴いたドイツのホテルで、新著『美宇は、みう。』(健康ジャーナル社)の原稿を書き綴った。その中で、三女の亜子さん(12)が発達障がいだと初告白したのだ。 「亜子は対人関係が希薄で思ったことをそのまま素直に行動に移しますから、幼児期は『先生のお話を聞きましょう』と言われても、嫌なのですぐに向こうに行ってダラーっとしてしまう。無理に引き戻しても逆効果。ゆっくり諭すように話して、時間をかけてやらせました」 真理子さんが美宇選手の遠征に付き添って家を空けるのが寂しくて泣いていた亜子さんは、6歳で「亜子も卓球やりたい」と言い出したそう。 「本人が『やる』と言うならママの私も徹底して付き合おうと。美宇もたまに実家に戻ったときは、卓球で亜子の相手をしてくれます。亜子にとって日本代表の姉は“雲の上”の存在。美宇から『亜子、こういう風に返すんだよ』とレッスンをしてもらうと、『美宇ちゃんが教えてくれたよ!』って大はしゃぎ。『ショートバウンドで打ち返したら相手に勝てるよ』と教えると、ひたむきに一生懸命練習していました。執着心は相当なものなんです」 3姉妹でいちばん最後に卓球を始めた亜子さんは、瞬く間に頭角を現した。昨年には小学生日本代表として海外に派遣されるまでに。「あの亜子がここまでねえ」と真理子さん自身も驚いたという。 「大体ひとりでできるようになりましたが、頬にケチャップがついていても平気とか、気になることもあります。少しずつゆっくり、ですね。美宇の目標は3年後(東京五輪)。そこで金メダルを狙っています。姉妹3人、みんながんばっているのが自慢です!」 卓球一家の子育てママはそううれしそうにほほえんだ。
2017年06月30日現在「Kiss」(講談社)にて連載中の有賀リエの漫画「パーフェクトワールド」が映画化決定。「EXILE/三代目J Soul Brothers」のメンバーとして絶大な人気を誇る岩田剛典と、『湯を沸かすほどの熱い愛』で様々な映画賞を受賞した若手実力派女優・杉咲花が初顔合わせ、W主演で純愛ストーリーに挑戦することが分かった。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、設計事務所との飲み会で高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹と再会する。樹にときめきを覚えるつぐみだったが、彼は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。「先輩との恋愛はムリ」最初はそう思うつぐみだったが、昔と変わらずまっすぐな彼にどんどん惹かれていき、あの頃閉ざした感情が止められないほど溢れてくる。「私は――先輩が好きなんだ、いまでも」。樹もまた、全身でぶつかってくるつぐみの、素直で優しく思いやりのある性格に惹かれていくが、彼は「自分は誰かを幸せにすることができない」と思い込み、女性と付き合うことを諦めていた。それを知ったつぐみは樹のことを諦めようとするが、どうしても諦めきれないでいた。2人は、全てのハードルを乗り越え、幸せなパーフェクトワールドにたどり着くことができるのか?2人が迎える結末とは――。原作は、2014年から現在も連載中の“障がいのある恋”というテーマを描いた同名漫画。車イス生活になった初恋の人との再会を軸に、仕事、生きること、そして恋する気持ちを障がいという難しいテーマで扱いながら、ストレートに伝える純愛ストーリー。20代女性を中心高い支持を集めている。さらに、国内のみならず海外にも広がり、フランスの老舗漫画雑誌「Animeland」にて編集部セレクション/一般投票共に2016年ベスト少女漫画も受賞している。この度、映画化にあたり、突然の事故で下半身に障がいを持ち、車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹役を演じるのは、「砂の塔~知りすぎた隣人」や『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズなどで役者としても活動の幅を広げる岩田さん。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』に続く2作目の主演となる岩田さんは、「漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います」とコメント。また、初恋の先輩である樹を一途に思い、悩み、もがきながらも一緒に前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみ役を、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や『湯を沸かすほどの熱い愛』『無限の住人』など話題作に出演し、声優を務める『メアリと魔女の花』の公開が控える杉咲さん。本作で初主演となる杉咲さんは、「樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います」と意気込み、「原作の魅力を肉体を使って表現させていただく中で、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです」と話している。そして原作者の有賀氏は、「漫画作品の実写化には色んな意見がありますが、本作はありがたいことに『実写化して欲しい』『した方がいい』と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います」と心境を話し、「主演は岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお2人に決まりわくわくしています。2人の恋にときめいたり、そして見終わった後はテーマの部分を身近に感じてもらえるような、そんな映画になればいいなと思っています」とメッセージを寄せた。監督を務めるのは、『流れ星が消えないうちに』の柴山健次。脚本は『ラムネ』「グッドモーニング・コール」の鹿目けい子が担当。なお、現在撮影中の本作は、7月中旬にクランクアップ予定となっている。『パーフェクトワールド』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月10日私が「障害」という漢字表記を使う理由出典 : 最近ではいろいろなメディアや個人の意向によって「しょうがい」という単語の表記が様々です。スタンダードに「障害」であったり、または「害」の字に抵抗があるとのことで「障がい」または「障碍」と表記されたり…。「障がい」や「障碍」を使う方は特に、それぞれに思いや考え、配慮が詰まっているのだと感じます。ちなみにこの発達ナビが「障害」と表記するのにはこんな理由があるそうです。障害児の表記について当ホームページでは、「障がい児」を「障害児」と表記しています。「障がい児」という表記の場合、音声ブラウザやスクリーン・リーダー等で読み上げる際、「さわりがいじ」と読み上げられてしまう場合がございます。そのため、「障害児」という表記で統一をしています。私は基本的に「障害」という表記を使います。それには、一応こんな理由があります。・「障がい」という書き方がなんだかビジュアル的にアンバランスで「がい」だけ妙に目立つから・「障害」は当事者にあるものではなく、当事者と社会の間にあると感じるから。つまり障害の「害」が当事者を指すとは考えていないから。・ちょこっと文字を書き換えるだけで「障害」という単語のイヤな雰囲気からは逃れられない、そして単語の一部を変えることでは結局何も変わらないから。特に私が強く思うのは3つ目の理由です。「障害」であろうが「障がい」であろうが「障碍」であろうが、「しょうがい」という言葉にはなんだかネガティブな響きがするように私は感じてしまいます。その原因はなんなのでしょうか。「障害」という言葉そのものに、ネガティブな響きがあるのはなぜだろう出典 : なんとなくいやな響きがする理由の一つとして多くあげられるのが、やはり「害」という漢字の影響力でしょう。だからこそ、「害という字を使わないで」という意見が生まれているのだと思います。しかし私はそれだけではない気がしています。結局は、「障害」という言葉に対してついてしまったイメージが問題なのではないでしょうか。歴史的にも障害者は排除され、隔離されてきた事実があります。「障害」または「障害者」という言葉にネガティブな物事がひも付けられてきたからこそ、この「障害」という言葉を敬遠したくなる気持ちが生まれるのではないかなあ、と感じています。そう考えると、これからも「障害」「障害者」という言葉やイメージはやはりネガティブなままなのでは?と思ってしまいます。いくら表記を変えたところで、言葉そのものに対するイメージを覆すことは難しいでしょう。だったら、言葉そのものを変えちゃおう!出典 : そこで私は、「表記をちょこっと変えるのではなく、『障害』という言葉自体変えちゃったらいいんじゃない!?」と考えました。若い方はご存知無いかもしれませんが、今「認知症」と呼ばれている病気は以前「痴呆症」と言われていました。「障害」よりもよっぽど差別的な言葉だと個人的に感じていた「痴呆」という単語。私と同じように考えていた世の中の流れとともに、「認知症」へと変化しました。だったら、「障害」も他の言葉になるんじゃない?世の中の流れで変えちゃえばいいんじゃない?では、どんな言葉がいいでしょうか。ちょっと考えてみました。■外国の「スペシャルニーズ」から頂いて「特要」?■状態を表す言葉として「大変者」「困難者」?…でもこの決めつけ方は良くないなぁ。■「ちょっと(Chotto)違う(Chigau)ところが(Tokoroga)あります(Arimasu)」で「CCTA」?…私ごときの語彙力ではまったく浮かばないものです。発達障害に関して言えば、「発達凸凹」という書き方をされる方もいらっしゃいます。発達に凸凹があるということで起きる困り感を表しているのかと思います。ただ私にとってみれば、子ども達の凸凹から生まれる社会的な困難さは凸凹とかそんな可愛いレベルじゃありません。「発達ロックだし発達パンクというか発達デスメタルだよ!」なんて感じる日々です。無意味な議論かもしれない。それでも、考え続ける必要があると思うから出典 : すっかり取り留めもないことを書いてしまいましたが…。私はこの議論が無意味だとわかっていても、終わりがないことだとわかっていても、「障害」という言葉やこの言葉の持つイメージで傷つく人がいるのであれば、考え続ける必要はあるのではと思っています。もしもこの障害という言葉に変わる言葉があるとしたら、皆さんはどんな言葉だと思いますか?
2017年03月29日東京・表参道のEYE OF GYREにて、3月9日から4月2日まで、知的または精神に障がいのある芸術作家たちの選りすぐりの作品を集めた展覧会「アールブリュット?アウトサイダーアート?それとも? -そこにある価値-」が開催される。作品の多くが知的障がい者施設で制作される日本のアール・ブリュット=生の芸術(=英語ではアウトサイダーアート)。明るく豊かな色彩感覚と自由で伸びやかな表現が特徴の日本のアール・ブリュットは、近年脚光を浴び始めている。今回は、アートディレクションにエンライトメント(Enlightenment)、作家のポートレートには写真家若木信吾を迎え、専門家によって全国より厳選された25名もの現役作家の選りすぐりの作品が展示される。エネルギッシュでユーモラスな、そして時に型破りな作品が展示され、販売される展覧会となっている。参加作家は、やまなみ工房よりEmi、井上優、岡元俊雄、川邊絋子、田中睦美、宮下幸士、studioCOOCAより伊藤太郎、岩本義夫、松本倫子、YELLOWより上田匡志、平野喜靖、工房集より栗田英ニ、西川泰弘など。【展覧会情報】「アールブリュット?アウトサイダーアート?それとも? -そこにある価値-」会場:EYE OF GYRE住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階会期:3月9日~4月2日時間:11:00~20:00
2017年02月21日障“害”という表記につきまとうネガティブなイメージ出典 : こんにちは。『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』著者の立石美津子です。「障害児」という言葉を聞いたとき、みなさんはどんなイメージを浮かべますか?私にも、知的な遅れを伴う自閉症の息子がいますが、子どもを表す言葉として“害”という字が当てられると、やっぱりネガティブな印象を受けてしまいます。元々、「障害」という言葉は「障碍(障礙)」という漢字でした。しかし戦後の国語改革で「碍(礙)」という字が当用漢字に含まれなかったために、「障害」という表記が一般的になったという経緯があります。碍の本字は元は礙であり、大きな岩を前に人が思案し悩んでいる様を示します。つまり自分の意思が通じない困った状態。意思が通らない、妨げられているという意味だったのでマイナスイメージはそれ自体にはありませんでした。そのため「障害」の「害」という漢字の負のイメージに対する反対意見から、「碍」という漢字を常用漢字にしてほしいという声が当事者からもあがっています。現在は「障がい」という交ぜ書きの表記を採用している自治体も多いです。朝日新聞デジタル: 「障害者」か「障碍者」か 「碍(がい)」を常用漢字に追加求め意見, 2010年4月5日「障害」「障がい」「障碍」。それぞれの表記についていろいろな考え方がありますが、この議論に違和感を覚えます。なぜなら「障害」の「害」ではなく「障」の字も、ネガティブな意味を含んでいるからです。しょう【障】1. じゃまをする。じゃま。さしさわり。「障害/故障・罪障・支障・万障・魔障」2. 隔てさえぎるもの。「障子・障壁」3. 防ぐ。「保障」コトバンクよりこのような考えから、現在は“チャンレンジド”などまったく違う呼び方をしている団体もあります。運動会でも “障害物競争”の種目名をなくしている学校もあると聞いたことがあります。「自閉症」という名前がもたらしている誤解・弊害は?出典 : <span><a class="linkclass" href="">同じように、言葉のせいでネガティブな印象を与えてるものに「自閉症」があると思います。自閉症の「閉」には、「閉める」「閉ざす」という印象を受けますが、今もこのまま使われており、この障害名により随分と誤解が生まれています。自閉症がこれだけ認知されてきているのに、字面だけで判断して“自閉→自分の心を閉ざしている→鬱みたいなもん”と考えてしまう人たちもいるようです。「私は若い頃自閉症だった」とか「あいつは自閉症だから付き合いが悪い」なんて平気で言う人もいます。私もママ友から息子について「殻に閉じこもっているの?」「鬱病みたいなもの?」「治療すれば治るんでしょ?」「もっと愛情をたっぷりかけて育てたら?」という言葉をかけられたことが何度もありました。自閉症は後天的にかかってしまった病気でもなく、薬により治癒するわけでもなく、親の育て方が原因でもないのですが…自閉症の特徴として、興味関心が限定的であり、外界とのコミュニケーションが難しいことがあります。たとえよく喋っていたとしても相手の気持ちを推し量ることが困難ですので、察したり空気を読むことが苦手でトラブルになることがあります。相手の顔色や声のトーンをキャッチして共感しながら会話する意思疎通はなかなか出来ず、一方的な話し方になってしまうこともあります。そういった意味で“自分の世界にいる=自分だけの独特の空間にいる”という特徴を表しているのが「自閉症」という言葉であり、その言葉ゆえ誤解を生んでしまっているように感じます。言葉が変わると、社会の見方も変化する出典 : <span><a class="linkclass" href="">一方で、呼び方が変わったことで社会の見方が変化したものもあります。例えば、今は「看護婦」「保母」という呼び方はしません。「看護師」「保育士」となっています。職業に対して女性の仕事と決めつけないようにこの言葉が生まれました。実際、男性看護師や男性保育士も今はたくさんいますし、「看護や保育は女性の職業」という社会の偏見も少しずつ緩和されてきたように思います。他にも、「父兄会」という言葉。現在はあまり使われなくなってきました。「父母会」という呼び名に変わったり、両親ともに居ない子に配慮して「保護者会」と言われることも、全国の保育園、幼稚園、学校で増えてきているようです。最近では、シングルマザー・シングルファザーの家庭に配慮して、「父の日」「母の日」ではなく「父母の日」、両親ともおらず祖父母の元や児童養護施設で育っている子に配慮して「保護者の日」としている園もあります。出典 : <span><a class="linkclass" href="">同じように、学校での学級種別の呼び名にも少しずつ変化が生まれています。これまで、小学校では、障害のない子のクラスを「普通学級」、障害のある子のクラスを「支援学級」と呼んできました。また支援学級は、「なかよし学級」「わかば学級」といった風に、各学校でクラス名を決めていることも少なくありません。これも今では、「そもそも何が“普通”と言えるのか?障害のないことを"普通"と考えることはどうなのか?」という議論もあり、「通常学級」と「支援学級」という表記に変わりつつあります。他にも、特別な感じを与えないため通常学級を1組~4組とし、最後の番号、例えば5組を支援学級としているところもあるようです。こうした事例を考えると、呼び名を変えることに、人々の見方や意識を変えていく意味はあるのかもしれません。けれども、呼び名を変える"だけ"では、当事者の抱えている現状は変わらない出典 : <span><a class="linkclass" href="">上に挙げた事例を考えると、呼び名を変えることに、人々の見方や意識を変えていく意味はあるのかもしれません。ですが、いくら呼び方や言葉が変わったとしても、それだけでは当事者が直面している状況は変わりません。いくら「保護者の日」と呼んだところで、親がいない子どもたちにとってその現実が変わることはありません。子どもたちは、「うちにはママがいない」「うちにはパパがいない。ママ一人で僕を育ててくれている」とちゃんと分かっています。同じように、「障害」であろうが「障碍」であろうが、その人が何らかの「障害に直面している」という現状も変わりはないのです。それはこの世の中は大多数の定型発達の人が生きやすいようになっているからです。例えば、合理的配慮が義務化された現在でも、まだまだ学習障害児の子どもも黒板の文字を読み、それを書きとることをさせられている現場は多いのではないでしょうか。音声ソフトやタブレットを使うことなど浸透はまだまだしていません。出典 : <span><a class="linkclass" href="">いつの時代も障害者は、社会から見て“障害がある”のではなく、理解や配慮のない社会で生きて行く上で“障害に直面している人達”です。言葉だけをいじって「ハイ、完了!」としないで、「殻に閉じこもっている人」「心の病」「愛情不足」「治療すれば治る」「人づきあいが悪い人」などの間違った認識がなくなり、それぞれに配慮し、みんなが生きやすい社会になればよいのではないでしょうか。皆さんはどう思いますか?立石美津子/著『立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方』2016年/すばる舎/刊Upload By 立石美津子
2017年01月29日周囲の人に発達障害を理解してもらえるように…札幌市が「虎の巻」を作成Upload By 発達ナビニュース札幌市の保健福祉局や教育委員会が発行した、発達障害者理解・支援のためのイラスト冊子「虎の巻」シリーズが「分かりやすい」「役に立つ」とインターネット上で話題になっています。目に見えにくく、わかりづらいと言われる発達障害の特性と、家族や周りの人たちとの間で起こりがちな日常のすれ違いとその対応法について、イラストで紹介されており、「職場編」「暮らし編」「学校編」「続・学校編」「子育て編」が発行されています。Upload By 発達ナビニュースUpload By 発達ナビニュースUpload By 発達ナビニュースまた札幌市では、平成17年度より発達障がい者の乳児期から成人期までの一貫した支援を行うため「札幌市発達障がい者支援体制整備事業」を実施しているとのこと。支援制度を体系的にまとめた「札幌市発達障がい者支援施策体系」や「ライフステージに応じた支援機関一覧表」などの冊子の発行も実施したり、発達障がいの早期発見・支援体制を明らかにすることによって早期支援体制を構築するための調査も行っているそうです。このように行政として発達障害に対し積極的な取り組みをする札幌市に対し、LITALICO発達ナビ編集部は「虎の巻」シリーズ制作の背景や想いについて取材を行いました。札幌市, 発達障がい支援情報のページ札幌市発達障がい者支援施策体系札幌市, ライフステージに応じた支援機関一覧表(発達障がい者)札幌市保健福祉局の担当者さんにインタビュー出典 : ―どのような経緯で、「虎の巻」シリーズのようなイラスト冊子を発行することになったのでしょうか。札幌市では平成17年度より「札幌市発達障がい者支援体制整備事業」を実施しており、教育、就労、親の会などが連携をとって活動を行っています。その部会のひとつとして地域生活就労部会があるのですが、働く能力はあるのになかなか就労が難しい、発達障害当事者の方々に対する事業者の理解と支援が必要だという議論が行われました。そこから、今回の『職場で使える「虎の巻」発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント』に繋がる企画が動きだしたのが始まりです。。子供の発達障害を紹介した本は多くあるのですが、大人の発達障害に関する本が少なかったのでつくれないかという話になりました。―「虎の巻」シリーズをマンガで制作したことにはどのような意図がありますか。事業者への理解促進を一番の目的としていたため、文章がたくさん書かれていても見てもらえないと考えました。そのため読んで貰いやすさ重視でマンガ形式としました。また特に考え方の違いの部分が理解されにくいと思っており、認識の違いを「ギャップ」として伝えるのには絵の方が分かりやすいと考えました。―「虎の巻」シリーズに対し、実際どういった反応がありましたか。当事者の方々から、「この冊子を見せることで、周りの人に自分のことを分かってもらいやすくなった」という声を頂いております。また就職活動に活用できたという声もいただいています。―「虎の巻」シリーズをどういった人に見てほしいと考えていますか。まず第一に雇用する事業者側の方々に見ていただき、発達障害のことを知ってもらえればと思います。特性によるむつかしいことばかりを強調すると悪印象を与えかねないため、特性を活かせば強みとなることにも焦点を当てています。―札幌市として発達障害への対策を積極的に行っているのにはどういった背景がありますか。札幌市では関係機関伝達会議において、課題ごと、ライフステージごとに対策を検討しています。そこで検討された施策のうち、取り組めるところから取り組んでおり、また関係機関同士でしっかり連携がとれるようにしています。こういったことの積み重ねで支援が広がっています。―発達障害の早期発見・早期支援にはどういったメリットがあるとお考えでしょうか。早い時期から保護者が支援機関とつながり、共に療育を行うと、子どもの成長への効果が大きいと言われています。教育委員会や保健などそれぞれの関係機関と連携をとってほしいです。―発達障害者支援において、札幌市をどういった街にしていきたいとお考えでしょうか札幌市だけでなく全国的に、幼児期の支援は進んできているように思います。しかし、二次障害を起こしやすい青年期や成人期においてはまだまだ体制がとれていないところが大きいのではないでしょうか。札幌市では、支援が手薄くなりがちな青年期・成人期の課題においても、関係機関との連携を含めた体制整備が必要だと考えています。幼児期を終えて年齢が高くなっても、途切れのない支援が受けられるような体制作りをしていきたいです。お住まいの自治体にはどんな取り組みが?一度確認をおススメします!出典 : 今回は札幌市の事例を紹介させて頂きましたが、もしかしたらお住まいの市町村でも何かしらの取り組みを行っているかもしれません。改めて自治体のHPを確認してみてはいかがでしょうか。※「虎の巻」シリーズの冊子は札幌市民向けに制作されたものであるため、他都市の方への配布は難しいとのことです。HP上で全ページを閲覧することが出来ます。※「虎の巻」シリーズの冊子に掲載されている文章、イラスト等の無断転載、引用は禁止とのことです。当サイトは許可を頂いて掲載をしております。当サイト記事からも画像の無断転載はお控えください。札幌市, 発達障がい支援情報のページ(虎の巻もこちらから閲覧可能)
2017年01月11日障がい者と結婚した人に「偉いね」と言ってしまったあのとき2016年4月から、障がい者差別解消法が施行されました。人の個性に応じて、できる範囲で助けてあげましょうねという法律です。最近はパラリンピックも注目されつつあり、テレビで放送されるようになりました。今までは障がい者と縁がなかった人でも、これからはどんどん身の回りに接する機会が増えていくでしょう。不慣れなものには、不慣れな対応をしてしまうもの。私もいくつか経験があります。もう10年くらい前だったと思いますが、知り合いの女性が、車いすの男性と結婚をすると聞いたときのことです。思わず「偉いね」と言ってしまったのです。直後に、「あれ、思っていることと違うことを言った」と思いました。「車いすの男性とわざわざ付き合うなんて、あなたはいい人ね」と言いたかったのではないのですが、彼女にはそう聞こえたかもしれません。今、Co-Co Life☆女子部という障がい女子のためのフリーペーパーの制作に関わっていることもあり、車いす女子と一緒に出歩くことも普通になりました。まあそれで感じるのは、靴で歩くか車いすで歩くかは大した違いではなく、単に一緒にいて楽しければまた遊びに行く、というだけの話です。あのとき私が言いたかったのは、心のバリアを取り払って一人の男性として車いすの彼を選んだその女性はステキだな、ということだったんですよね。『パーフェクトワールド』(有賀リエ/講談社 KC KISS)既刊3巻『パーフェクトワールド』は、高校時代に好きだった男性と同窓会で再会したら、彼は歩くことができず、車いすの人になっていた、というストーリーです。絵柄はカワイイのですが、ネタはシビアです。ラストで、彼が迫ってくる牛が怖くて思わず立ち上がって歩けるようになりました、みたいことは(たぶん)ないでしょう。「私があなたの足になるわ!」ジャジャーンでハッピーエンド、ということでもないでしょう。少女マンガは社会の問題や来るべき未来を先取りするストーリー中、「幻肢痛」といって、動かなかったり切断してしまった足が痛むことや、排泄などの健康上の問題を次々とぶつけられます。とはいうものの、テレビでよく見かけるような、「車いすの生活は大変だけど頑張っているんです!」みたいなお涙頂戴の障がい者ポルノでもありません。障がいを客観的に見つめ、そこで起こる問題をどう解決していくのか、主人公は努力をしていきます。きれい事だけでは済まない、障がい者との恋愛について真摯に受け止め考える姿勢には、とても好感が持てます。これからますます社会のバリアフリー化が進んで、障がいがあるとかないとかの境界線がなくなっていくでしょう。和久井が少女マンガって素晴らしいと思うのは、こうした社会の問題や来るべき未来を先取りする作品がとても多いことです。障がいを持つ人と関わる機会が増えれば、当然、恋愛や結婚という問題も身近になっていくでしょう。「障がい」と一口に言ってもさまざまで、車いすひとつとってもたくさんの種類があります。「車いすの人はこうだ」と決めつけてしまうことはできませんが、ひとつの例として、そして自分が恋愛に求めるものや条件を考えるのに、参考になるかもしれません。ちなみに和久井は、車いすの男性はけっこう好みです。付き合ったらどうかというのは、経験がないからわからないけど。Text/和久井香菜子
2016年12月06日広汎性発達障がい、解離性障がいがありながらも、数々のコンクールに入賞し、5年ほど前からソロコンサートを開いている宮崎出身のピアニスト、野田あすか。彼女が初めて東京でのソロコンサートに挑む。野田あすか ソロコンサート今回のコンサートは二部構成。前半では、ショパン「幻想即興曲」、ドビュッシー「2つのアラベスク」第1番といったクラシックを予定しているが、なんといっても注目は、後半に彼女が演奏する自作曲の数々だ。「この1年間に作った曲から何曲か弾きます。『あしたに向かって』は、明日に向かってがんばるエネルギーを充電して、爆発させるイメージの曲です。いつもがんばれるわけではないから、エネルギーを貯めるためにひと休みしたり、心をゆったりさせたりするところもあります。そういう、私の中のエネルギーの動きを曲にしました。また、『しあわせのプレゼント』を作った時は、まわりのひとや、ステージでわたしを包む光や音などを、表現したいと思いました。前半は、私がメロディで、その周りを、人や光の伴奏に包んでもらっています。後半は、幸せのメロディーを音にしました」幼いころから、障がいが原因で、いじめや転校、退学、自傷、パニック、右下肢不自由、左耳感音難聴などでの入退院を繰り返してきた野田。今も腕にはリストカットの傷が残る。しかし、今の彼女にあるのは感謝の気持ち。その情感豊かな演奏にも、紆余曲折を経て辿り着いた、明るさや優しさがあふれている。「私は今まで周りのみんなに迷惑をかけたり困らせたりしてきました。でも、ステージで演奏させていただくようになって、自分だけが練習して自分だけが舞台に立っているのではなく、たくさんの方に支えられて励ましてもらっていたことに気づいたんです。また、舞台のお手伝いをしてくれるひとやCDを聴いてくれるひとがたくさんいるんだとわかりました」他の楽器を弾いた経験もあるそうだが、ピアノのどこに魅せられたのだろうか?「ヴァイオリンやトランペットならひとつの音を自分で伸ばしたり、音を大きくしたりすることができるけれど、ピアノの音は、一度鍵盤を叩いたらあとは消えていく。その一音一音が切ないの。大事に弾き過ぎて、先生に『ちょっと遅い』と言われてしまうこともあります」はにかむように笑う姿が印象的だが、その言葉や音には、常にしなやかな強さがある。「東京でソロで弾くのは初めてなので緊張もしているけれど、心を込めて、みなさんがほっこりにっこり帰ってくれるように弾きます。いつもの私のコンサートでは泣いている人もいるけど、最後はみんな笑顔なので、ぜひ自由に楽しんでほしいです」公演は10月19日(水)東京・王子ホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2016年10月11日娘を「人並み」に育てなくては!と厳しかった主人子どもの障害を受け止める過程というのは、人それぞれだと思いますが、夫婦で考え方が大きく違う場合は、少し時間が必要なようです。主人は発達障害の娘が小学生になると、それまで気付かなかった「周りの子どもとの違い」を感じ始めました。そして、娘を人並みにするために人並み以上の努力を強いたのでした。「電気がつけっぱなしだ」「ドアがきちんと閉まっていない」「自分が出したものは自分で片付けなさい」家の中で、娘はいつも父親の注意を受けていました。私が娘の障害について「特性というものがあって、厳しくすれば本人も落ち込む」と説明しても、「このままで困るのは本人だ。俺は本人が将来困らないように言っているんだ」と、聞き入れようとしませんでした。増えてゆく夫婦喧嘩主人と私の「子どもの障害に対する考え方の違い」は日に日に大きくなっていきました。Upload By 荒木まち子娘が中学で一般級を希望した時は、「一般級を臨むなら人並み以上に努力しろ」「俺は普通に学校に行って結婚して欲しいと思ってるんだ」と自分基準の"普通"を押し付けるのです。夢にまで見るほどにそれほど主人の"普通"に対する信念は強く、「娘が普通になった夢」を見るほどに。Upload By 荒木まち子主人の娘に対する期待は変化し…それからしばらくして、主人に変化が現れたのは、娘が中1の秋、発達検査の結果を聞きに病院へ同行した頃でした。Upload By 荒木まち子それまで「努力すればなんとかなる」とかたくなだった主人が、検査結果を聞いて途端に弱気に。夫も夫なりに、娘の将来を心配していたんですよね。ある「お父さん」からのメッセージを読んで…主人との考え方の違いに悩んでいたとき、あるお父さんブロガーさんから頂いたコメントがあります。「男性の場合は『社会経験から努力することに意義がある』という思考が先行するのでやむを得ないと思います。旦那さんが変わっていくには、氷が溶けるように多くの時間と月日を要しますね。」このコメントを読み、私も「発達障害のある子どもを持つ父親の気持ち」が少しわかったような気がしました。確かに、娘を厳しく叱っていた頃と比べると、主人の固定観念は氷が溶けるように少しずつ少しずつ変化していきました。母親に比べ、子どもと接する時間が圧倒的に少ない父親が、子どもの障害を理解し受容するのには長い長い時間が必要なのだと思います。
2016年08月09日明治が運営する「明治カバくんうがいラボ」はこのほど、「うがい」がインフルエンザや風邪対策として本当に実践されているのかを調査するため、11月13日~15日の期間に20代~40代の子どもを持つ会社員の女性を対象とした、「家庭」と「ママ達が働いてる企業」でのインフルエンザに関する調査を実施し、その結果を発表した。「家庭でのインフルエンザに関する調査」では、はじめに家族が帰宅後うがいや手洗いをしているか、またはして欲しい(するべき)と思うのかを質問。その結果、風邪・インフルエンザ対策として、子どもにうがい・手洗いをしてほしいママは72.5%であるのに対して、実際に帰宅後うがい・手洗いを徹底している家庭は38.9%であった。また、自分が風邪・インフルエンザにかかったときに、家族が冷たいと感じたことがあるのかを聞いたところ、「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」を合わせた32.1%が、感じたことがあると回答している。「ママ達が働いてる企業でのインフルエンザに関する調査」では、勤め先で風邪・インフルエンザ対策として「うがい・手洗い」を徹底しているのかを質問したところ、39.1%の企業がうがい・手洗いを推奨していることが分かった。さらに、従業員のインフルエンザの予防接種にかかる費用を補助する制度ががない企業は44.4%、全額補助があれば、インフルエンザの予防接種を受けたいと思っている人は91.8%であることが分かっている。この結果を受けて同社は、「従業員のインフルエンザ予防接種費用の補助制度が浸透しているともいえない状況であり、日本の文化とはいえインフルエンザ対策として『うがい』で予防する習慣をもっと多くの方がつける必要があるという結果となった」とコメントしている。同調査は、11月13日~15日の期間に、全国の20代~40代の子どもを持つ会社員の既婚女性を対象とし、インターネット調査(マクロミルモニタを利用)によって実施された。有効回答数は414人。
2015年12月24日『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』(菊原智明著、ワニブックス)は、営業に関する本としてはきわめて珍しいタイプだといえるはずです。タイトルからもわかるとおり、営業マンに営業力は必要ないといい切ってしまっているのですから。不可欠な要素であったはずの世間話も雑談もヨイショも、すべてなくても大丈夫だといいます。それだけではありません。コミュ障であったとしてもまったく問題なく、むしろいまの時代は、「コミュ障だからこそ営業がうまく行く」と考えているのだとか。■成功してもいまだにコミュ障のまま著者は営業コンサルタントとして活躍している人物。日本で初めて、大学で営業の授業をした講師としての実績も持っているそうです。いかにもやり手という感じですが、最初からうまくいったわけではなさそうです。大学卒業後にトヨタホームに入社して、営業の世界へ。しかし自分に合う営業方法が見つからなかったため、7年もの間クビ寸前の苦しい時期を過ごしたというのですから。7年もの長きにわたって苦難に耐えるというのは、そうそうできることではないはずです。その過程で精神を病んでしまったとしても、まったく不思議ではありません。しかし底辺にいたにもかかわらず、その後、「自分でラクに楽しくできることだけをする」営業スタイルに変えたところ、4年連続トップの営業マンになったというのですから驚きです。でも、それだけの実績を打ち立てて、いまだ「コミュ障」なのだというのです。■プライベートを犠牲にしなくていい営業マンには、過酷なイメージがあります。事実、プライベートを犠牲にして、毎日遅くまで仕事をしているという方も多いのではないでしょうか。著者も営業マン時代には、「結果が出ないのは自分の努力が足りないからだ」との思いを抱き、朝から夜遅くまでお客様のところを訪問し続けていたのだそうです。それも、99%はアポイントがとれないお客様への突撃訪問。当然のことながら、それではうまくいくはずもありません。だから、なんの成果もないまま夜9時に会社に戻り、以後も毎日ため息をつきながら深夜0時すぎまでサービス残業を続けていたのだそうです。■バリバリ活躍する営業は短命が多いしかしなかには、同じように毎日夜遅くまで仕事をしながら成果を出している営業マンもいるもの。同じようにプライベートを犠牲にし、ひきつった笑顔で「私は仕事が趣味ですから」などというようなタイプです。でも著者の経験上、そういう人は決まって短命だったそうです。身体を壊す、精神的にやられる、離婚する、子どもが問題行動に走るなど、さまざまなことに足を引っ張られるということ。そして気づけば営業成績もどんどん落ちていき、やがて寂しく辞めていくことに。いくら一時的に結果を出せたとしても、最終的にそうなってしまったのではまったく幸せとはいえないはずです。■打ち込めるものがある人は魅力的!一方、長く活躍して結果を出し続けられる人もいるものだといいます。なにが違うのだろうと思って著者が観察したところ、そういう人はプライベートを犠牲にしていないのだそうです。やることさえやれば、ダラダラせずにパッと切り上げるということ。そしてそういう人は仕事以外にも、打ち込めるものや、まわりの人に語れるものを必ずといっていいくらい持っているのだといいます。自転車レースをやっていたり、バンドで活躍していたり、いろいろですが、そういう人の話はおもしろいものだと著者はいいます。なぜなら仕事とは違う世界のことを知っていて、自分にはないものの見方や考え方を持っているから。■時間を大切にすれば成果につながるだからそういうタイプの人の場合、お客様と話をしていても(自分からぐいぐい攻めなくても)、お客様の方から「もっと聞きたい」「この人、いろいろ知ってそうだな」と距離を縮めてもらえるのだといいます。つまり、お客様と話をするとき、本で読んだ知識よりも、実体験に基づいた話の方が何倍も興味を持ってもらえるということ。それだけではありません。仕事ばかりしている方がお客様が離れていって、プライベートの時間も大切にする方が、お客様がついてくるのだと著者はいうのです。無理のないスタンスでいれば、必然的に、それが仕事の成果につながっていくというわけです。「仕事が忙しくて趣味どころではない」「趣味なんて特にない」そういうのは簡単ですが、なにか小さなことでも仕事以外のことをはじめてみれば、必ず仕事でもいいことが起こるものだと著者は記しています。*実体験がベースになっていて、しかもソフトな語り口で書かれているので、無理なく読み進めることができるはず。「突き抜けたい」営業マンは必読です。(文/書評家・印南敦史)【参考】※菊原智明(2015)『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』ワニブックス
2015年12月19日明治は12月10日、「明治カバくんうがいラボ」を発足したと発表した。このラボでは、同社が30年以上にわたり「うがい習慣」の普及・啓発活動を推進してきた「うがい」をテーマとした話題をさまざまな視点から掘り下げていく。具体的には、インフルエンザによる学級閉鎖、生活者実態について、風邪による旅行のキャンセルはどれくらいあるなど、「うがい」や「風邪・インフルエンザ」にまつわるトリビアや、生活お役立ち情報など、面白くてためになるいろいろな話題を発信していく。なお同社は12月9日、これまで、「イソジン」ブランドの日本国内における製造販売権を取得し、50余年にわたりうがい薬を販売してきたが、イソジン製剤の製造販売権をムンディファーマへ移管することに合意したことを受け、新たに「明治うがい薬」およびシリーズ各製品(合計12品)を2016年4月1日より新たに販売することを発表している。その際、従来以上にうがいの重要性を啓蒙することで、うがい文化のさらなる定着による市場の活性化とシェアの獲得を図っていくことも発表しており、今回の「明治カバくんうがいラボ」もその一環。
2015年12月10日