結婚したら、実は彼がモラハラ気質の男性だった……というケースを時々耳にします。できれば付き合う前に見抜きたいところですが、このタイプの男性は交際後や結婚後に豹変するパターンが多いため、なかなか気づかないのが難点。そこで、付き合う前の段階で、彼がモラハラ男性かどうかを見破るチェックポイントを紹介します。女性から尽くしてもらうのが当然だと思っている理想のタイプについてたずねたときに「いつも家にいて帰りを待っていてくれる子がいい」「毎日美味しいごはんを作ってくれる女性がいい」など、自分が何かをしてもらうことばかり求めてくる男性には要注意。このタイプの男性は、家事や育児は女性が全てやるものだと決めつけているので、結婚すると大変です。女性から尽くしてもらうのが当然だと思っている言動があったら、気をつけましょう。いきなり態度が豹変するもしもふとした瞬間に、いきなり彼の機嫌が悪くなったり、言葉遣いが荒くなるなど、態度が豹変することがあったら見逃さないようにしましょう。相手によって態度が変わる男性にも要注意です。例えば、お店の店員さんやタクシー運転手に対して横柄になる、後輩や部下にだけ口調が乱暴になる……などのケースです。「私には優しいから、関係ないや」と思うかもしれませんが、仮に今は優しくても、将来的にはあなたに対して同じような態度を取る可能性があります。とにかく自分の価値観が絶対モラハラ気質の男性は自分の考えが絶対だと思っているので、価値観を押しつけがちです。特にあなたが間違ったことをしているわけではないのに「君はそうするべきじゃない」などと口を出してくることはありませんか?趣味やライフスタイル、外見についてなど、現在のあなたを受け入れず何かと口出ししてくるようなら、自分の価値観を押しつけてコントロールしたがっている可能性があります。完全に女性を下に見ているモラハラ男性には、男尊女卑のタイプが多いです。会話の中で女性を見下す発言が多いようなら、モラハラの可能性を疑ってみてください。また「女性はであるべきだ」「する女性は間違っている」など“女性全般”について偏った考えを持っていないかどうかもチェックしましょう。このタイプは、女性のキャリアについても否定的な人が多いです。自分の都合が最優先モラハラ傾向の男性は、デートをしていても常に自分の都合が最優先。モラハラ男性と付き合った女性の報告には「デートでお店を予約していたのに、気分じゃないからとドタキャンされた」「体調が悪いと言っているのに無視されて、外出に付き合わされた」などの酷いエピソードが数多くあります。そこまでのレベルではなくても、やりたいことや行きたい場所などあなたの希望を聞き入れてくれず、自分の要望ばかり押し付けてくるような彼なら、関係性を見直してみてもよいかも。以上、交際前にモラハラ男性かどうかを見抜くポイントを紹介しました。「少しくらいなら我慢できるし、私は大丈夫」などと思う女性もいるかもしれませんが、深入りすると取り返しのつかないことになる可能性も。きっぱり距離を置くようにしましょう。また、モラハラ男性は他人をコントロールしたがるため、自分に自信がない女性を好む傾向にあります。そういった男性を引きつけないためにも、自己肯定感はしっかり保つようにしたいですね。©Sanna Lindberg/Gettyimages©Halfpoint Images/Gettyimages©Oscar Wong/Gettyimages文・小澤サチエ
2021年07月14日恋愛経験の少ないことが、コンプレックスになっている女性は少なくないと思います。そこで今回は、恋愛に不慣れかなと感じてしまう女性のNG行動を男性たちに聞いてみました。恋愛経験が少ないと不安なあなた。これで自分の行動を振り返って、今後の恋愛の参考にしましょう。■ 寂しがりだが待ってるだけ「自分からは全然連絡してこないのにひさしぶりに連絡すると『全然連絡くれないから、彼女でもできたのかと思った』とか言ってくる子は面倒だなと思います。恋愛したいけど、待ってるだけで恋愛経験積んでこなかったのかなと感じる」(28歳男性/総合商社)男性もいつも連絡するのが自分からだと、疲れてしまうこともあるようです。待ってばかりで行動がないと、男性も「もういいや」と諦められてしまうことも。受け身に徹しすぎると対応に慣れてない感じがして、恋愛経験の少なさを感じさせてしまうかもしれません。■ ちょっとしたことで身を引く「俺のSNSをチェックして、ちょっとでも女性の臭いがすると『最近楽しそうだね~。私も早くいい人見つけなきゃ』的なことをいってくる女友達がいて。きっと恋愛に不慣れなその子なりのアプローチなんだろうと思いました。悪い子ではないけど、付き合っても面倒だな……と感じましたね」(26歳男性/SE)いつも行動をチェックされ、彼女でもないのに細かくいってくる女性は、少し面倒だなと思われてしまうかもしれません。アプローチするならちょっとしたことは気にせず、素直になることから始めましょう。■ 嘘っぽい恋愛経験を語る「自分はモテるとか、このブランド品は男からもらったものだとか。わざわざ匂わせてくる子は、恋愛慣れしてないなって気づきます。気を引きたいんだろうけど、逆効果ですね」(27歳男性/広告代理店)本当に恋愛経験が豊富な人は、むやみに自分の恋愛経験を語ったりはしないもの。話せば話すほど、嘘だということがバレてしまうこともあるので注意したほうがいいかもしれません。■ 自分をよく見せることに集中「合コンで知り合った女子高出身の子は、自分の素を見せるのが怖いのか、いつも強がったり、カッコつけたりしてましたね。話してても、その子の本音が見えないです。何回会っても仲も深まらないので、この先もないですね」(26歳男性/商品開発)素の自分を知られて彼に嫌われるのが不安……と思うのは珍しいことではありません。しかし、それも行き過ぎると彼もあなたの本音が見えなさすぎて困惑してしまうかもしれません。恋愛経験が少なく、男性とどうコミュニケーションを取っていいのか戸惑うのも仕方ありません。最初は不安かもしれませんが、傷つくことを恐れすぎず自分に自信を持って、素直になってみましょう。逆にその初々しさや誰の色にも染まっていない素直さが、好印象に感じる男性も多いです。自分をよく見せることに集中しすぎず、素の自分をアピールしてみてください。■ 今の自分に自信を持とう恋愛に不慣れなことは、まったく恥ずかしいことではありません。恋愛経験が少なくても堂々とありのままの自分をアピールしてみましょう。そうすることで、恋愛経験が少なくても関係ないと思ってくれる本当のあなたを好きになってくれる男性ときっと出会えますよ。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月13日「気になる男性がいても、いつも友達止まり…」という、苦い経験ばかり積み重ねている女性もいるでしょう。知らず知らずのうちに、恋愛においてNGな行動が習慣化しているのかもしれません。そこで今回は、無意識のうちにやってしまいがちな「NG習慣」をご紹介します。男性に、「こいつとは付き合えないな」と思わせてしまうような習慣とは、どのようなものでしょう。■ 身に着けているものに清潔感がない「服装も持っているものも、どちらかというとセンスが良いのに、どこか残念な女の子っていますよね。服にシワがよっていたり、シミが取れていなかったり…。白のスニーカーが、黒っぽくなっていたりする女の子は、本命として見ることができませんね。普段から、人に見られているということを意識できる人こそ、本命彼女にしたい女性です」(31歳男性/新聞社勤務)男性が本命彼女に求めるのは、ファッションセンスではないようです。大切なのは、身につけているものに、清潔感があるかどうかみたい。きらびやかに着飾ることに気を取られてばかりではなく、人に好印象を持ってもらえるような清潔感をキープすることがポイントです。隣にいても恥ずかしくないような女性になれば、本命の位置に昇格することができるでしょう。■ 人付き合いが悪い「飲み会や遊びの席に、あまり姿を見せない子っていますよね。自分の予定ばかり優先して、みんなの集まりをおろそかにするのって、男から見て結構ポイントが下がる行動だと思います。人との関わりを大切にできない子は、彼氏のこともあまり大事にできないんじゃないかな……。とくにこの年齢になってくると、初めての場にも参加して上手に対応している女性は、結婚してもうまくやってくれそうだなとかなり好印象に感じますね」(28歳男性/不動産会社営業)人付き合いが悪い女性も、本命とは程遠い場所に位置づけられてしまうようです。自分の予定を優先しすぎて、周囲の誘いを断り続けていると、本命になるチャンスすら逃してしまうかもしれません。たくさんの人と出会う機会にもなるでしょうし、周りからのお誘いは大切にしておきましょう。また、飲み会などでの立ち回りは、好印象をもってもらう機会にもなるみたいですよ。■ 家事ができない「実家暮らしで家事の手伝いをしていない子や、一人暮らしなのに外食ばかりの子を見ると、『こういう子とは付き合えないな』と思います。花嫁修業とまではいかなくとも、独身の時点で家事がある程度できる子って、男からすればポイントが高いものです。家事できないアピールをしている子なんて、本命の対象としては論外ですね」(30歳男性/自営業)男性は、家庭的な女性に魅力を感じる傾向があるようです。そのため、料理や炊事などの家事全般が苦手だという女性が、恋愛対象にならない男性は多くいるみたい。「私はできないから」と開き直る、「いつかできるようになればいいや」という気持ちを持っている方もいるでしょう。もしかすると、この気持ちがいつまでたっても本命になれない原因となっているかもしれません。本命のポジションを目指すのであれば、今日から少しずつ家事ができるように意識していきましょう。■ 恋愛NG習慣を見直そう紹介したNG全て習慣の全てに当てはまるという方は、要注意が必要かもしれません。いつまでも本命の位置に、昇格できない可能性があります。少しでも当てはまる項目がある人は、今からでも遅くないので、恋愛NG習慣を見直してみましょう。そうすれば、すぐ近くにある本命のチャンスを手にすることができるかもしれませんよ。(愛カツ編集部)●これも本命になれない…媚びすぎているNG女性の特徴presented by愛カツ ()
2021年06月26日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第77回は、やっと出会えた男性の“甘い言葉”に惑わされてNG恋愛をしないよう、気をつけたいキラーワード3つをご紹介します。1.「一緒にいると落ち着く」【結婚引き寄せ隊】vol. 77がんばって恋活や婚活で出会いを探して、やっとイイなと思える男性が見つかっても、はたして相手の男性は、女性側のことをどう思っているのか気になるところ。年齢を重ねるにつれて、きちんと告白されて「付き合おう」という言葉を聞かないまま、実質付き合っているように“見えるだけ”の関係もあるようです。それはつまり、遊びの関係ですが、女性だけが本気という状態は避けたいもの。そこで、筆者が婚活中に見聞きした、気をつけたい男性の“甘い言葉”のひとつめは「一緒にいると落ち着く」という言葉。なんだか一見、ホンワカとした雰囲気になりがちな「落ち着く」という言葉は、安心感のあるキラーワードです。でも、それって、付き合っていなくても言える言葉なんですよね。それに、恋は、ドキドキする気持ちも芽生えるものですが、そんな刺激もないまま落ち着くと思われるのは喜ぶところではない可能性も。落ち着く=女性としてあまり意識していないということもあり得るので、きちんと相手の男性の本心を見極めたいところです。2.「すごくカワイイね」誰だってホメられるとウレシイものですし、明らかにお世辞だとわかっていても、相手にイヤな印象は持たないという人は多いでしょう。でも、遊び相手の女性に対しても、やたらとホメてくる男性は要注意です。とくに、女性が自分に好意を持っているとわかるほど、「すごくカワイイね」などと、ホメるのはNG恋愛のキラーワードだといえそう。付き合っていない相手でも、わかりやすくホメておくことで、自分への好意をつなぎとめておけるという、ズルい考えをする男性が使いがち。本当に「カワイイ」と思っていても、軽々しく、いろいろな女性をホメるような男性は、その真意がどこにあるのか注意しておきたいところかもしれません。女性側も、カワイイと言われたからといって、相手のいいように扱われるようなポジションに陥っていないか、気をつけましょう。3.「顔が見たい」続いて、気になる男性から言われたら、つい舞い上がってしまいそうなキラーワードが「顔が見たい」という言葉。相思相愛の相手なら、もちろん毎日だって、顔が見たくなるものでしょうし、会いたくなる気持ちをおさえられないこともあるでしょう。でも、はたして相手の男性は、あなたとちゃんと付き合っているのでしょうか。たとえ「付き合おう」という言葉がなくても、その後スムーズに結婚までいくカップルもいるので、言葉がすべてなわけではありませんし、逆に言葉だけに縛られるより態度を見たほうが真実がわかることも。とはいえ、「顔が見たい」と言われながらも、女性側のスケジュールを聞かずに、男性側の都合のよいときだけ呼び出されているようであれば、それは要注意のNG恋愛です。そう言われてつい喜んで呼び出しに応じていると、その手のタイプの男性はどんどん調子に乗ってしまうでしょう。本当に大切にしたいと思っている相手には、きちんとスケジュールの都合や女性側のコンディションなど、いろいろと気遣ってくれるものです。それに、女性のほうから「顔が見たい」と言ったときの、相手の男性の反応を見てみると、本気度がわかるはず。本命女性なら、真摯な対応をしてくれますよ。恋を探していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、素敵な出会いがありますように!文・かわむらあみり©Westend61/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©Fotografias de Rodolfo Velasco/Gettyimages
2021年06月16日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第76回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その25をお届けします。1.年代にこだわる男【結婚引き寄せ隊】vol. 73それは婚活パーティに参加したときのこと。とくに年齢のしばりはなく、「真剣に結婚を考えている人」といった、恋を探すよりも結婚を前提としたテーマのパーティとなっていました。そのため、会場には30代から40代ぐらいの男女が多く、時に20代らしき人もちらほらといった割合。最初は「初めまして〜」からの自己紹介が続き、のちにフリータイムとなりました。男性はだいたいが真面目そうな印象の人が参加していて、女性も冷やかしで来ている感じの人はいない様子。「ちょっといいですか」と、スーツ姿の40代半ばぐらいの男性が話しかけてきました。ちょうど前の人と話終わったタイミングだったので、スーツ姿の男性と会話することにしました。その男性は、上から下まで、けっこうじっくりとこちらを眺めながら年齢をたずねてきたので、正直に答えると「やっぱり 30代、しかも後半……」とつぶやいて残念そうな顔に。じっくり眺められたことも「え?」とゾワゾワしましたが、最初から年齢を聞いてくるのも失礼だなと思いつつ答えたら残念がられるなんて……こちらこそガッカリだよ!と心で叫んでいると、「僕、女性は20代が好みなのですみません」と、勝手にやってきたかと思ったら勝手に捨て台詞を残して去っていき、目が点になりました。いや、年代で条件を絞りたいのは人それぞれとはいえ、あえてそれを口にするの?しかも自分の年齢を差し置いて?さらに「20代」に限定するんだったら、結婚前提じゃなくて恋活テーマのパーティに行くべきでしょ! とモヤモヤが増大。でもほかの男性は、常識をわきまえているちゃんとした人ばかりだったので、たまたま“年代区切り男”に当たってしまっただけかな、とサッサと忘れ、他の男性と交流していました。とくにいまは多様性の時代で、年齢にとらわれたりしばられたりする考えが強いと、もしその条件から外れたところで良い出会いがあっても見逃してしまうので、あんなふうにはなりたくないなと思ったのでした。2.自称パイロットという男それは30代と40代をメインにした、婚活飲み会に参加したときのこと。公務員から接客業の方まで、さまざまな職業の方が集まっていました。お酒の力もあるからか、けっこうしゃべることが好きそうな男性は饒舌になり、長いこと会話の中心になって盛り上がったり、隣の席の人と会話が弾んだり。いろいろな人がいるなあ……と思っていたら、少し遅れて40代ぐらいの精悍な印象の男性がやってきました。私の横の席に偶然座ったのでとりあえず会話していたところ、仕事の話になり、「航空関係です」と言う男性。航空といってもいろいろあるため、「どんなお仕事なんですか」とたずねると、「話すほどでもないので」となぜか渋ります。まあ、言いたくないのかなと思ったら、「実は、パイロットなんです」と満面の笑みで発言する男性。「えー! すごいですね」と言うと、謙遜する男性。でも、パイロットがこんな街中の飲み会に来るのかな?と思いつついろいろツッコんでいくと、なぜかしどろもどろになってくる男性。結局のところ、本当にその男性がパイロットなのかアヤシイ雰囲気に。相手の男性の職業によって惹かれることがない私には、パイロットといわれてもあまりピンとこずでしたが、職業にかかわらず、なかには独身だと偽る男性も出没することがある婚活市場。初めて出会う人たちには用心するぐらいでちょうどいいかと思ったのでした。3.気づくといない男それは婚活パーティに参加したときのこと。会場には30名ぐらいの男女がひしめき合い、活気があります。最初にひとりずつ、ざっくりとしたプロフィールシートを交換して、自己紹介。そのあと、何度かグループに分かれて会話する流れになっていました。婚活パーティの種類によっては、フリータイムが多めだったり連絡先を自由に交換してよかったり、さまざま。このときは、「もっと話してみたい」と思える相手の番号を紙に書いて提出し、主催者側で最後にその番号がマッチングしたのかどうかを発表する、カップリングタイムがありました。カップリングした男女は、パーティ終了後に待ち合わせして、そこで初めて連絡先の交換や時間があればそのまま食事へ行くなど、ふたりの時間に。そのため、マッチングした番号の男女は、だいたい会場のドアの前か、会場のあるビルの下で待つことが定番となっていました。そのとき、幸いにも私の番号が呼ばれ、30代の男性とカップリング。番号順に退出していくなか、まず会場のドアの前を確認。相手の男性の姿は……ない。じゃあビルの下で待っているのかな?と、エレベーターで下に降りて確認すると……いない。そう、いないのです。カップリングしたい人の番号を提出するものの、第一希望の人とマッチングするとは限らないため、きっと気に入らなくて男性は帰ってしまったのでしょう。嗚呼。とはいえ、私も第一希望ではなかったこともあり、「まあいっか」と少し肩を落としながら帰路についたのでした。婚活していると、普段は出会わないような人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、素敵な出会いがありますように!文・かわむらあみり©Morsa Images/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages©Dave G Kelly/Gettyimages
2021年06月09日モラハラって、相手を罵倒したり否定したりするケースが一般的です。しかし、世の中のモラハラのほとんどは、もっとナチュラルで気づきにくいケースも多いかもしれません。今回はモラハラをする側に共通する性格と、受ける側がとりがちな5つの誤った対応についてご紹介します。付き合うと危険!モラハラ予備軍に共通する性格【おおしまりえの恋愛道場】vol. 122「彼氏の言い方、なんか乱暴かも」そんな違和感を覚える瞬間はありますか?最近当たり前になってきた「モラハラ=モラルハラスメント(言葉の暴力)」は、年齢問わず夫婦でも恋人同士でも起きているものです。「死ね」「クズ」「生きる価値ないな」など、わかりやすい批判ならすぐに気づけるものですが、モラハラの多くは判断に困るような微妙なものがほとんどです。また、モラハラはコミュニケーションの中で起こるものなので、微妙なやり取りに関して言えば、受ける側のリアクション次第で、モラハラがさらに加速してしまうケースもあります。モラハラがある彼と向き合うのか、別れるのかは皆さんの判断ですが、今回は付き合う前or付き合っている最中に気づきたい、モラハラする人の片鱗について、ご紹介します。モラハラ傾向の人がもつ性格5つまずはモラハラにつながる行動を起こしやすい人に共通する性格を5つご紹介します。ちなみに、モラハラは男性が女性に対してするイメージを持つ方も多いですが、逆のパターンも当然あります。また、モラハラを我慢していた人が、別の相手には逆にモラハラしてしまうといったケースもあります。目の前の大切な人の性格をまずは見ていきましょう。こうあるべき、こうしてほしいが強いモラハラをする人の根底には「べき論」が強く存在しています。自分の中でのべき論を基準に、外れたものを認められず許せない。そんな心情から、相手に攻撃的な態度を取ってしまうのです。自分は正しいし常識的だと思っているモラハラする人は弁が立ち、相手を言い負かすのが上手な人も多いです。受けた側は「そうかも…」と納得してしまいがちです。しかし、ケンカの目的は一方的な勝ち負けをつけるのではなく、お互いが納得し、理解を深めていくことです。強い正しさに捕らわれている人は、このお互いの理解より自分の正しさの主張を優先してしまうのです。人を上下で判断しがち「店員は客より下」「女より男が偉い」「稼いでいるほうが上」などなど、人を批判しがちな人は、独自の上下ルールをもち、それによって態度や言い方を変えたりしています。誰しも上下の意識はもってしまうものですが、モラハラに発展する場合、この上下意識が過剰に言葉や態度に表れる傾向があるので、注意してみてください。きちんと不満を伝えてこない相手が悪いと思っているモラハラをする側は、基本的に自分が正しいと思っています。その結果パートナーには批判や罵倒といった行動を取り、相手がそれに対して怖くて反論できなかったとしても「言い返してこない相手が悪い」と、完結してしまう部分があります。褒めない!労わない!モラハラをする人は、基本的に自分以外を下に見てしまう傾向があるため、結果として何かしてもらったりしても「ありがとう」「嬉しいよ」「感謝してる」といったリアクションはありません。また「ごめん」「俺が悪かった」といった謝罪も基本ありません。心のどこかで自分は労われて当然、相手は頑張って当然、くらいに思っているのかもしれません。モラハラする側に共通する5つの性格をご紹介しました。特定の相手を思い浮かべた時、思い当たる部分はあったでしょうか。モラハラをエスカレートさせる受け手の対応5つモラハラなど攻撃的な行動は、当然ながらする側が改めるべきことです。しかし一方で、微妙なラインのモラハラの場合、被害者側の対応が、モラハラする側をさらにエスカレートさせているケースもあります。では、どういった対応が相手の攻撃的な言葉を助長させているのか、5つ見ていきます。不満や恐怖は黙って我慢やスルー怖いと思うと、相手にきちんと言い返せないことってありますよね。また言い返したらさらに倍返しされてしまうため、黙るしかないケースもあります。しかし、攻撃する側からしたら、我慢やスルーは「響いてない」と捉えられる場合もあります。怖くてひとりで言い返すことができないなら、中立的な第三者を入れてきちんと対応することも考えてみると良いでしょう。何かあると、自分が悪かったのかなと謙虚に考えすぎる受け手に共通するのですが、何か相手を怒らせることをしたかな…と、謙虚に反省してしまうケースがあります。もちろん改善すべき部分がわかっているなら直した方がいいですが、モラハラに当てはまるケースの場合、受け手は過剰に反省しすぎている場合もあります。つい相手の気分や空気を読もうとしすぎる強い言動が日常になると、つい受ける側は相手の機嫌や空気を読もうとした行動をとりがちです。しかし人間関係は不思議なもので、相手の機嫌を伺うと、相手は無意識に合わせるように、さらに横暴な態度を取ってくることがあります。必要なら空気や気分は気遣ったほうがいいですが、不必要に相手の顔色をうかがう必要はありません。耐えることは良いことと考える女性に多いケースですが、「相手に合わせるのが当たり前」「女は耐え忍ぶもの」みたいな、偏った古い考えを持っている人は一定数います。しかしモラハラする側に合わせ過ぎたり、耐えすぎてしまうと、逆に相手の行動をエスカレートさせる側面があります。必要なのは、耐えるのではなく、勇気をもって自分なりの決断をすることです。「恋人なら」と思うと、判断が曖昧になる人と人には、心や精神の境界線が存在します。家族や恋人など親しい間柄でも、この境界線を超える権利はありません。例えば「お前は人としてダメ」といった他者の人格否定をする権利は、他人は誰も持っていないのです。しかし、この境界線が曖昧になっていると、恋人や家族など親密な関係だと、「言ってもいい」といった判断になりがちです。恋人から「お前はダメだな」なんてナチュラルに批判されることに慣れたりしていませんか。これは言い方次第ではジョークに聞こえますが、れっきとしたモラハラの第一歩なのです。モラハラについて、する側、される側に分けて傾向を紹介しました。コミュニケーションの基本は人それぞれ育った環境次第で異なるため、偏りがあるものです。わかりやすいモラハラを直していくのは、正直とても大変なことですが、ナチュラルに気づかず相手を傷つけるような発言をする人には、きちんと指摘してあげることで改善していくケースもあります。モラハラは我慢しても何の解決にもなりません。もし自分や相手との関係の中でこうしたいびつなやり取りがされているなら、何らかの対処をすることをおすすめします。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©bymuratdeniz/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©hoozone/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年05月26日彼ってこうしたらもっと良くなるのに。付き合っていると、相手のことをそんな風に思う瞬間は誰しもあると思います。気になった気持ちを行動に移す献身的な女性も多いですが、彼のケアを行動に移すとき、絶対に意識してほしいことがひとつあります。これを外すと、どんなに相手のためになったとしても、最悪、恋愛関係が壊れてしまうことがあるんです。彼氏を育成!うまくいっても恋愛がダメになる理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 121彼のことが大好きだから、もっと彼のためになにかしたい。そんな気持ちから、仕事や生活面のサポートをしてあげる女性って多いと思います。でも、どんなに相手の成長や成果につながる手助けをしたとしても、“あるコト”を忘れて尽くしてしまうと、結果として彼との関係がダメになることもあります。では、そのあるコトって、いったい何でしょうか。今日は彼氏をサポートしてあげる前に必ず押さえたいポイントを、実例も踏まえながら解説します。彼が気づかなくてはいけないたった1つのこと彼女が彼に尽くす前にしなくてはいけないこと。いきなり答えを言うと、それは彼自身が「必要性を自分が感じている」という自覚を持つことです。なぜこの自覚が大事なのかというと、男女に関係なく人というのは不思議なもので、困りごとを自分が自覚する前に他者から手を差し伸べられて助けられると、結果として助かったとしても、その人に感謝の気持ちを抱きにくい性質があります。なんて冷たい人…と思うかもしれませんが、助けられた当人の心はまだ、「自分は困ってない」という感覚なので、そのタイミングで誰かが助けてくれた場合、「あ、ラッキー」くらいにしか思えないのです。筆者はこれを「風邪薬は、風邪気味に見える人には渡してはいけない。『自分は風邪だから困っている』と言われたら、初めて渡してあげるものだ」といつも例えています。恋愛の話にこれを当てはめるなら、彼が困っていそうなことを彼女が先回りしてフォローしてあげると、彼は「よく気がきくなあ」「ありがたいなあ」くらいにしか思わないかもしれません。だから彼女としては、きちんと彼が「俺、どうしよう」と自覚しヘルプを発信するまで待つか、困っていることを自覚させるのを促すのがおすすめ。そうして初めて「じゃあ私が……」と、フォローするくらいがいいのです。ダサ彼氏の改造を買って出てフラれた彼女では、実際彼にこの自覚があるなしで恋愛関係がどう変化するのか、筆者が過去に聞いた事例をもとにご紹介します。最初は、彼の自覚なく困りごとをサポートした結果、破局を迎えたA子さんの事例です。彼女が付き合っていたのは、3歳年下の独立したての彼。A子と付き合った当時、彼は会社をやめてフリーランスとして独立したばかりで、A子から見ると仕事はいっぱいいっぱいだったそうです。だからこそ、A子は彼のために何ができるかな…と考え、デートのスケジュールを彼に合わせてみたり、独立したての彼の懐事情を心配して家デートを提案してみたりと、献身的に寄り添っていたそうです。筆者も驚いたのは、A子は彼のビジネスの役に立ちそうな情報を、毎日せっせとピックして彼に共有していたそうです。A子は仕事のデキる女だったんですね。そんな彼女の支えもあり、彼の仕事もだんだんと伸びていったそうですが、なんとその過程で彼は浮気をしたんです!こうして2人は、あっけなく別れてしまったそうです。面白いのは別れた後です。彼女のサポートを受けられなくなった彼はその後、仕事でスランプを迎え、大事な案件を失ったのだそうです。廃業とまではいきませんが、仕事でかなり苦労したそうで、初めてこのとき彼女のありがたさに気づいたといいます(遅いっ)。そして、彼はA子に復縁をお願いしたそうですが、A子には既に別の恋人がいたため復縁は未達成に終わったのでした。はたから見ると、彼はA子という彼女のすごさをもっと早くに気づけたら良かったのですが、当時の彼としては、「自分は困っていたわけでもないのに」といった気持ちだったのでしょう。A子がせっせと頼んでもいないけど尽くしてくれている、といった認識だったようです。何なら、口うるさいくらいに思っていたかもしれません。上司と部下といったビジネス関係であればそれでも良いのですが、彼氏彼女の関係で考えると、やっぱり一方的なサポートはいい関係とは言えません。尽くすなら、きちんと困っていることを本人が自覚するまで待つor自覚を促すこと。覚えておきたい話ですね。ダサい俺を変えてくれ!!宣言させた彼女続いてはファッションセンスを叩き直してあげたB子さんの話です。彼女はもともとアパレル勤めをしていたこともあり、ファッションセンスには定評がありました。そんな彼女が付き合った男性はエンジニアでお世辞にも格好いいとは言えない男性でした。彼女も彼の見た目を散々気にしてはいたものの、さすがにダメ出しを勝手にしても失礼だし意味がないと思い、お買い物に出かけては「こういう体型にはこういう形が似合う」とか「くんは髪型はこういうのも似合いそうだけどね〜」と、さりげなく情報を仕込んでいたそうです。するとある時、彼は結婚式の二次会に出ることが決まり、洋服のチョイスを彼女に依頼してきたそうです。彼女はチャンスとばかり彼の要望を丁寧に聞き、彼にとって何が似合うかを一緒に考えアドバイスしたそうです。その結果、彼は「やっぱりB子のセンスに任せてると間違いない」という信頼感を抱くようになり、それ以来服を買うときや髪の毛を切るときは彼女の意見を必ず聞くようになったとか。彼は現在、周りからは清潔感のあるオシャレな男性というイメージを抱かれることも多いといい、センスを褒められると「妻の改造が…」と、当時を振り返って語るそうです。そう、彼は彼女のサポートに感謝し、その後結婚を決めたそうです。成功と失敗の事例をそれぞれご紹介しました。なんとなくの流れの中で、彼のケアをしてしまう女性って多いと思います。でも、それを相手が必要と感じていないなら、勝手に手を出すのはちょっと気をつけたほうがいいでしょう。自分がどうしても気になってやるのであれば、相手の確認はもちろん必要ですし、そこで求めるのは彼からの感謝ではなく自分の中の「やりたかった」という気持ちに対する納得感です。彼を育成…なんて目的を抱くと、目につくことを全部ケアしてあげようと献身スイッチが入る女性も多いものですが、2人の関係を健全に育てていくためにも、この求められてないやりすぎ行動には、気をつけていけたらいいですね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©nd3000/Gettyimages©Chau Tran / EyeEm/Gettyimages©CandyBoxImages/Gettyimages©Michael Heffernan/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年05月20日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第75回は、「結婚できるジンクス」といわれる、ハッピージンクスをご紹介します!1.BGMはウエディングソング【結婚引き寄せ隊】vol. 75運命のパートナーと出会うために、恋活や婚活に精を出していると、そのうち疲れてきてしまうものです。実際に行動することをがんばったら、そのあとは、ちょっと視点を変えて、「結婚できるジンクス」といわれるものを試してみるのはどうでしょう。婚活で1,000人の男性と出会った私も試したことのある、「結婚できる」といわれているハッピージンクスのひとつめは、「BGMはウエディングソング」にするということ。みなさんは、以前は通勤時間やドライブなど、移動する際に音楽を聴く機会もあったかもしれませんし、いまはおうち時間が長いので、家で音楽を聴くこともあるでしょう。そんなときにおすすめなのは、結婚できるパワーを蓄えてくれるといわれている、幸せな曲やウエディングソングを聴くことです。暗くてダウナーな曲や、失恋したりうまくいかなかったりする気持ちを歌っている曲も、たまに聴くならいいかもしれません。ですが、ネガティブな曲よりも、ポジティブな曲、そしてウエディングソングを聴くほうがよりハッピー。以前は木村カエラさんの「Butterfly」を聴くと結婚できると、よく言われていました。私もこの曲やウエディングソングが多数収録されたコンピレーションアルバムをBGMにしていましたよ。こういった幸せな曲を聴くことで、マインドからいい状態にしてくれることが、いい出会いにもつながっていくのかもしれませんね。2.ハッピーコスメを使う飾り気のないすっぴんの状態でも、その人が持つ良さは十分ににじみでるもの。ですが、メイクをするとキュートだったり大人っぽかったりと、いつもと違う自分を表現することができるので、それだけでも気分がリフレッシュする方も多いようです。そこでさらに、「ハッピーコスメ」を使うことで結婚できるのなら言うことなし。そんな結婚できるジンクスとして話題になったコスメといえば、たとえば、ナチュラルな薄づきピンク色のエスティーローダー「ピュア カラー クリスタル シアー リップスティック01 クリスタルベビークリーム」やミルキーピンク色のイヴ・サンローラン「ルージュ ヴォリュプテ シャイン15 コライユスポンティニー」の口紅。どちらも無料で刻印できるサービスがあったと思いますが、コスメに名前が入るのも特別感がありますし、すてきなカラーだとよりうれしいですよね。ただ、コスメは人からプレゼントされるのではなく、自分で購入するといいらしいと噂になって、私も自分で購入して使用していました。3.結婚情報誌でイメトレずばり「結婚情報誌でイメージトレーニング」すると、幸せな出会いや結婚を引き寄せるといわれています。人の何倍も練習して努力を重ねるアスリートでも、さらに高みを目指すために、試合などで成功しているイメトレをして、パフォーマンスを向上させていることもありますよね。同じように、結婚を夢見る女性の場合、幸せな家庭に結びつきやすいイメージを提供してくれる、結婚情報誌を読んでイメトレするといいのだとか。私ももちろん試して、結婚情報誌で有名な雑誌「ゼクシィ」をまだ結婚の予定もないのに(いや、その前に相手もいないときから)読んでいました。いろいろな結婚式場の広告が入っていることもあって、とにかく分厚い「ゼクシィ」でしたが、「こんなところで結婚式がしてみたい!」とか、「すごく素敵なウエディングドレス」といったように、見ているだけでもワクワクしてくるんですよね。そんな楽しい気持ちが、プラスになるのかもしれません。4.アクセサリーでも盛り上げるとくに結婚できるジンクスとして知られているアクセサリーといえば、ティファニーの「ダイヤモンド・バイ・ザ・ヤード」という、一粒ダイヤのネックレスです。普段あまりアクセサリーをつける習慣がないとしても、おでかけするときなどに使用することはありますよね。そんなふうに、アクセサリーをすることで、自然によそいきのようになったり、女性らしさがアップするということがあるからか、結婚運を「アクセサリーでも盛り上げる」ことができるのかも。ティファニーとまではいかなくても、自分自身のお気に入りのアクセサリーを身につけるだけで、いつもよりも気分が上がることもありますし、気に入ったものを身につけるのもいいですよね。そうやって、自分自身の気持ちを高めていくことが、遠いようで近い、結婚への近道なのかなと思いました。出会いを探していたり、相手がいても結婚の話がすぐに出なかったりすると、だんだんと後ろ向きになってしまうこともあるかもしれません。でも、ご縁のある相手ならきっとうまくいくはず!素敵な恋をつかんでくださいね。©Neustockimages/Gettyimages©Peathegee Inc/Gettyimages©petrunjela/Gettyimages©Letizia Le Fur/Gettyimages
2021年05月14日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第73回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その24をお届けします。1.話が長すぎる男【結婚引き寄せ隊】vol. 73それは個室お見合いに参加したときのこと。お見合いといっても、結婚相談所で紹介されるようなフォーマルなものではなく、婚活パーティの会場をブースで仕切って半個室のようなスタイルで行う、プチお見合いの場でした。とはいえ、仕切りがあるのとないのとでは心持ちも少し違って、相手と話すときにちょっとしたプライベート感が出て、話しやすいのです。とにかく多くの人と出会いたいときは立食スタイルの婚活パーティが有効ですが、個室お見合いは結婚への意識がさらに高めの人が集まるため、立食よりも数がギュッと絞られます。だからこそ、参加者の本気度も高く、期待して参加したところ、男性陣はそこそこイイ感じのビジネスマンが多くて年収もイイ感じ。女性陣も結婚に前向きな雰囲気が伝わってきます。男女あわせても20人もいないぐらいでしたが、ひとりずつきちんと話せて、落ちついた時間が過ぎていきました。そんななか、終盤に差し掛かった際、30代後半の真面目そうな男性と会話する番がまわってきました。しっかりと目を合わせて、「こんにちは」と挨拶。ぎこちないながらも、誠実そうな印象です。しかし、自己紹介から始まり、趣味の話になったとたん、ちょっとたどたどしい印象だったその男性が突然いきいきとしだして、趣味の車の話を饒舌に話し始めました。車についてはまったく詳しくない私は、ただ黙ってその話を聞いていましたが、初対面で話すにはわからなすぎる専門用語のようなものや、車の性能について、ちんぷんかんぷん。まだ簡単な自己紹介しかしていないため、趣味以外にももっと、話すべきこともあるはずなのに……。「いつ終わるのだろう?」と内心思いながらも、その後も、男性の車の話は延々と続いて結局、トークタイムの制限時間がきてしまいました。それでも、まだ話足りなそうな男性。何かに夢中になれるって、男女問わずとてもイイことだと思うのですが、短い婚活の場で長話するのはなんだかなあと。それはつまり、その場の空気を読み取れないということで、婚活が長引きそうな男性だな……と感じたのでした。2.みんなにイイ顔をする男それは飲み会に参加したときのこと。友達が友達を呼んで、さらにまたその友達が友達を呼び……という感じで、飲むことが好きな男女が集まる場所でした。そこで、まだ駆け出しだという、モデルをやっている男性に出会いました。ただ、モデルといってもピンからキリまであるそうで、雑誌などで活躍するようなパターンではなく、ショーに登場するお仕事を少しやり始めたとのこと。実際には、セレブなブランドショップでのアルバイトのお仕事をしていて、それで生計を立てていると話していました。まだ上京したばかりで、あまり東京に友達がいないということから、飲み会には友達作りのために参加しているのだとも教えてくれた男性。“ちょっぴりのモデル”業とはいうものの、顔立ち自体は、好みによるのでしょうが、イケメンという感じではない。けれど、身長は高くて、すごくスタイルがいい。知り合ってから頻繁に連絡をしてくることもあり、もしかして、好感を持ってくれているのかなと思い始めました。ある日、その男性から、小規模なショーに出るから見に来てと連絡があり、いざ行ってみると……私と同じように、その男性から、頻繁に連絡が来ていて彼に好感を持っていた複数の女性がショーを見に来ていました。そのなかには、一緒に飲み会に参加した知人の姿も。どうやらその男性は、いわゆる“営業”で、たくさんの女性にイイ顔をしていただけだったのです。ちょっぴりといえども、モデルさんなんだからやっぱり違う感じなのだろうなと、ファンを増やしたいだけだったのねと妙に腑に落ちたのでした。3.追いたい男それは婚活サイトでのこと。ネット婚活では、自分の希望条件を打ち込むと、ヒットする男性が絞り出されて、提案してくれるシステムとなっています。パーティなどに参加していて、しばらくネット婚活をしていなかったので、久しぶりにログインしてみました。すると、40代前半の関東圏に住む男性が、ヒットしました。だいたい希望する条件に合っていたものの、東京ではなく、ちょっと離れた場所に住んでいるところぐらいが、気になったところです。さっそくコンタクトをとってみると、向こうからも好反応。しばらくやりとりが続いたことと、これなら実際に会っても大丈夫そうな人柄だと判断し、「では今度実際にお会いしますか?」と連絡すると、返事が来ません。忙しいのか、ご縁がなかったかなと思い、その後は他の男性ともやり取りしていました。そして40代前半の男性のことを忘れた頃に、やっと連絡あり。男性は、返事をするかどうか悩んでいたとかで、「僕は女性を追いたいんです」とのこと。追わせてくれる女性を探しているので、婚活ではなかなか見つからないから、婚活をやめようと思う、ということでした。それを聞いて、がんばって、と私が言うのも変。ですが、きちんと連絡してきたこの男性は、誠実なのかもしれませんが、リアクションに困ってしまう出来事でした。婚活していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、素敵な出会いがありますように!©drbimages/Gettyimages©draganab/Gettyimages©pascalgenest/Gettyimages
2021年05月04日大人になると、周りに既婚男性が増えていき、だんだん不倫のお誘いが増えるもの。みなさんそう思っていませんか?でもなかには、不倫の誘いが“なぜか”多い女性が存在します。それは絶対的に本人にとって損があるので、解説していきます。不倫の誘いが多い女性がめちゃくちゃ損している理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 118既婚男性から良くしてもらったり、異性として見られているなと感じたりするとき、あなたの感情はどんなふうに動きますか?「既婚者から言い寄られても迷惑」「恋愛対象ではないけど、優しくしてもらえるならいいか」「相手が既婚だろうが未婚だろうが、異性として見られるのは嬉しい」など、その好意をプラスに捉えるかマイナスに捉えるかは人それぞれでしょう。過去に恋愛相談をたくさん受けていて思うのが、不倫経験の有無に限らず、不倫のお誘いが比較的ある女性というのは、女性の中でも特に相手の気持ちを受け止める力(以下受け止め力)が高い傾向にあるように思っています。お誘いを断らなさそうちょっとの無理も飲み込んでくれそう男としての自分を受け止めてくれそうなどの印象を、男性から強く抱かれ、その結果不倫のお誘いといった嬉しくない展開を引き起こしがちです。こうした印象を抱かれる女性の性格や恋愛タイプはさまざまですが、受け止め力が高い結果、男性の行動に合わせたり耐えたりする力が飛び抜けて高い人が、不倫のお誘いも多いように思うのです。でも、合わせるとか耐えるといった能力を不倫モテという成果につなげている人は、同時に大きな損をしています。今日はその、不倫のムダモテが生み出す損についてご紹介していきます。既婚者にモテると、断っても損をする理由既婚者にモテると損な理由。その1番は「受け疲れ」という問題です。相手からの好意を結果として断ったとしても、好かれてから断るまでの間には、相手からの好意を受け取っている時間やエネルギーが存在しています。「さんて、なんで私に優しいんだろう」「下心あったら嫌だから、適度に流しておこう」「カドが立たないように断らなきゃ」「断ったらなんか関係が面倒。これからどう接したらいいものか」とか、考える時間ってありませんか?その時間と意識と労力って、本来ちゃんとした恋愛に向けられていたら、自分にはもっといい恋愛力が備わっている気がしませんか?今回は不倫と限定しましたが、他者を受け止める力が高すぎる人というのは、受け止めた結果、本来力を注ぎたいことへのエネルギーの分配がきちんとできていません。「いつも自分の我を通せばいい!」と言いたいわけではありませんが、好意を寄せられる出来事が起きたとき、自分がどうしたいか主体的に考えるよりも、相手が起こしたアクションに対応することで乗り切ろうとすると、最終的に問題が起きなくても、自分の思ったような流れに乗ることができにくくなるのです。過去筆者が相談を受けたケースでは、会社の上司から好意をもたれ、不倫は嫌だからとサラッと断っていたらだんだん関係がギクシャクしてしまい、仕事にやりにくさが出てしまったという女性がいました。彼女の場合、好意をもたれた際はカドが立たないようにと流すことでその場を乗り切ったようですが、本来好意をもたれた時点でそこは仕事の関係を加味しつつもきっぱり断っておけば、最終的にギクシャクする関係にはならなかった可能性はあります。またギクシャクしたとしても、彼女自身が悩む時間や労力はもっと少なくて済んだはずです。些細な違いかもしれませんが、人生は何に意識や時間や労力を割くかで決まっていきます。こうしたひとつひとつの人間関係の変化も、きちんと対応できたほうが、最終的にめぐりめぐって本当に大切な恋愛関係にもプラスの影響を与えていくのです。不倫のムダモテを防き、いい恋愛を引き寄せていくために不倫のモテは放置するだけでも損ということがわかったと思います。無駄なエネルギーをかけず、さらにいい恋愛へ意識を向けていくためには、この不倫モテをしないこと、そしてモテたとしても適切に対応していく力が大事になっていきます。そこで心がけたいのは、テクニックより自分と相手の男性との対人関係の築き方になります。今回は不倫のお誘いや流されるような人間関係、恋愛関係が多い女性が気をつけたい、ムダモテを防ぐ2つのポイントをお伝えします。自分が嫌なことは嫌と伝えられる力をつけるそもそも、受け疲れを起こしがちな女性というのは、嫌なことや興味がないことをしっかり伝える力をもっていない傾向にあります。相手を突っぱねるリスクを負うくらないら、自分が受けてやり過ごしたほうがいい。それがひとつの処世術になっています。しかし、無駄なモテを受けている時間、あなたのエネルギーは本来使いたくないことへ注がれています。嫌なことは嫌と、カドが立たない伝え方を知っていくことは、自分の身を守り、無駄な受け力を発揮しないことにつながります。相手と自分の心の境界線をしっかり引く受け止め力が高く、受け疲れをする不倫モテ女性というのは、相手と自分の精神的な境界線がきちんと引けていなかったりします。例えば、嫌なことは嫌と伝える力をつけることを先程おすすめしましたが、「彼の好意をはっきり断ったら、彼が傷つくかもしれないから言いにくい」と思うかもしれません。でも、彼が傷つくかどうかは彼の問題であり、どう対応しても自分がコントロールできないし、自分が責任を負う必要はありません。受け止め力が強い人というのは、この相手の責任範囲の部分にまで気を回し、結果として受け止め疲れを起こしています。まずは相手と自分に適切な心の境界線をしっかりと引き、自分ができる範囲で最大限取れる対応を取っていくことが重要です。好意の数に自分の存在価値を乗せない既婚者からの好意って、そもそも寄せられたときにあなたはどう思っていますか。100%迷惑と感じるなら、この部分は流してしまってOKです。最終的に既婚者からの好意を断ったとしても、女として見られた経験自体はポジティブに受け止めた場合はちょっと注意です。なぜなら、そもそも女として見られた経験=自分の存在価値と置き換えているから。そもそも女としての価値や自分の価値というのは、モテることや恋愛の有無で図るものではありません。他者の軸にその評価をあずけているのがまず問題で、しかもその他者というのが、既婚者からの好意という質の悪さというオマケつき。これでは恋愛シーンでの人間関係で、自分を大切にどころか、むしろ雑に扱うような選択を無自覚で取っている可能性すらあるのです。ちょっと長くなりましたが、大人になってからのモテというのは、異性から恋愛対象として見られた数ではありません。いうならば、老若男女関係なく、人として尊敬や信頼を得られた数が大人のモテ力なのではないでしょうか。そう考えると、既婚者から女性として見られなくてもモテることは可能なわけで、むしろ恋愛対象として見られる今の状況は、自分の魅力を適切に発揮できていない証拠です。今日ご紹介した話を少し自分ごとに置き換えて、自分の他者への接し方や評価の仕方を、振り返ってみると良いかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Michael Haegele/Gettyimages©Jutta Klee/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月29日付き合いたての彼との会話、いつもどんな話をしていますか?恋愛初期はいろいろな気持ちが混ざりあい、まだまだ遠慮しがちな時期かもしれません。でもこの時期だからこそ、相手にきちんと伝えたおきたいことがあります。そんなポイントを5つまとめました。新しい恋愛のスタート時、意識して取りたい彼とのコミュニケーション5つ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 117春は出会いと別れの季節です。この時期、新しい恋をスタートさせる男女も多いことでしょう。付き合ったばかりというのは、好きという気持ちの高まりと、相手をまだ知りつくしていない気持ちがせめぎあい、どうしても普段どおりの自分でいられなかったり、言いたいことがうまくいえなかったりする場合もあるでしょう。そんな初々しい時期もまた楽しいものですが、でもこの時期だからこそ押さえておきたいコミュニケーションのポイントがあります。今回は5つ、ご紹介します。1.普段の自分でめいいっぱい楽しむ付き合い初めというのは、この恋愛がずっとうまくいくのかな…と、不安な気持ちが好きという感覚の中にずーっとあったりします。でも、恋愛初期にいちばんやったほうがいいことは、とにかく徹底して恋愛を楽しむことです。普段ならやらないようなノロケやバカップルっぷりを発揮しても全然良いです。なぜこの時期めいっぱい楽しんだほうがいいのかというと、関係の初期にたくさんのハッピーを溜めておくと、その後2人の関係がさまざまな変化を迎えても、初期の楽しかった頃を1つのよりどころにできるからです。周りの目を気にして「そんな好きじゃないよ」とか「まあ普通だよ」なんて本心とは違う振る舞いをしていると、ホカホカの恋愛を味わうことができず、その後の関係構築にも影響するかもしれません。2.好きだからスルーは!好きだから伝えるを習慣に恋愛スタート時というのは、相手のツボがまだわかりきっておらず、ちょっとした要望や苦言も伝えにくいことがあります。例えばある女性の悩みをご紹介します。彼女は付き合いたての彼とデートの約束を立てていた時、ふとこんな不満を抱いたそうです。彼は「明日は13時ごろに新宿駅で」と決めてLINEが終わったのに、当日時間が近くなっても連絡が取れず、彼女は「本当に来るのかな?新宿のどこかな?」と不安な気持ちのままデート場所に行ったそうです。彼としては当日の時間と大まかな場所さえ決まっていたから、後は時間になったら連絡を取り合えばなんとかなると考えていたようです。しかし彼女としては、不安だからもう少し前からこまめにやり取りしたかったようです。こうした些細なツボの違いは、だんだん慣れてくることもありますが、相手と自分のツボの違いを感じたら、スタート時ほど要望はフラットに伝えたほうがいいでしょう。伝えないことで、我慢したほう(今回の場合女性側)には、「私は我慢している」といった不満がたまりますし、相手(今回は男性側)も「相手が合わせて当然」といった感覚が勝手にたまっていくこともあります。長い付き合い、お互いが極力我慢や無理を抱えて過ごさないためにも、最初に自分のペースや価値観を積極的に出していくことが大切です。3.たくさん心からの感謝を与え合う「ありがとう」「嬉しい」などなど、感謝の言葉って日頃から相手に伝えていますか?逆に相手からもらっていますか?「感謝の言葉は意識して出すものではない」と言う人もいるかもしれませんが、それは違います。まず、感謝というのは口にすることで、その状況をさらに味わうことができます。つまり、恋愛関係をさらに楽しくて温かなものにしてくれることが、感謝の言葉にはあるのです。また感謝の言葉を口にする習慣をもつことで、嬉しいことや、相手の気遣いなど、ありがたいなと感じるポイントに敏感になれます。些細なことにも喜びや愛を感じられたほうが、恋愛に対してより充実感を覚えられるのは皆さん想像できますよね。最初は少し気恥ずかしいかもしれませんが、ちょっとのことでも恋人にありがとうの気持ちを伝え続けていると、その恋愛は自分にとって自然と充実感を覚えさせてくれるものになるかもしれません。4.無理と頑張りはほどほどに恋愛初期ほど、女性は相手にさらに好かれたいと思うと、つい無理な頑張りをしてしまうものです。例えば過去聞いた話では…。彼のために手料理を頑張る彼の残業が終わるのを待って起きている彼の好みの服を着るとかとか。みなさんもやったことがありませんか。もちろんこうした頑張りは否定はしません。でも、無理をして頑張ると、結局後から自分が辛くなったりするものです。それにお互い今の自分をさらけ出したところから、最適なカップルの形を作っていくことに恋愛の良さがあります。ぜひスタート時の“猫かぶり”も、ほどほどに。自分のためにいつもの自分を積極的に出していきましょう。5.主導権をお互いが持つ最後は関係性の主導権についての話です。目に見えないことなので、ピンと来ない人もいるかもしれません。例えば「いつも彼の都合に合わせている」とか「いつも私の行きたい場所にばかりデートしている」とかが続いているようなら、意識的にコミュニケーションを取り、主導権を一方が握りすぎていないかを確認したほうがいいでしょう。女性というのは、どうしても好きになると相手に尽くして合わせてしまう側面があります。その結果、いつも彼のペースであったり、丸投げの彼に合わせる形で、いつも自分が計画を立てている、といった関係になっているカップルがいたりします。しかし、恋愛は相互に刺激を与え合うからこそ、より楽しいものになります。一方のリズムにもう一方が合わせっきりの関係は、できるだけ積極的にフラットにしていくように。恋愛初期ほど意識してみると良いでしょう。新しい恋愛のスタートって、ドキドキと不安と安心がごっちゃになり、なんとも言えない時期ですよね。2人の関係をより良くしていくポイントは、ありきたりですがコミュニケーションのとり方です。でも恋愛初期ほど、遠慮や不安もあり、表面的なコミュニケーションで盛り上がりがちです。でも最初から意識して本音で話せる関係を築くことが大事で、今回のコラムは、そんな本音を話すためのポイントを紹介しました。ぜひ彼とフラットに、そして良い対話をしていき、いい恋愛をしていきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Westend61/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月22日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第71回は、女性のほうが男性への想いが強いときに、ドン引きされずに恋を実らせるコツを3つご紹介します。1.かわいく伝える【結婚引き寄せ隊】vol. 71なかなか出会いがない状況から、やっと気になる相手ができたときは、ちょっとドキドキしてしまうこともありますよね。恋活や婚活中に見聞きしたなかでも、そんなせっかくの出会いがその後どう展開していくのかは、相手にもよりますが、もちろん女性がどのように行動していくかにもかかっています。恋愛上手な女性なら、出会いをうまく進展させることもできるでしょうが、そうではない場合はいろいろと工夫が必要に。とくに、相手の男性への想いが深まるほど、その熱量をそのまま相手にぶつけてしまうと、重く受け取られてしまうこともあるかもしれません。そもそも一途な想いはうれしいものですから、あとは表現次第。深く強い相手への想いは大事にしながらも、思いつめた表情で迫ってはいけません。気持ちはそのぐらいあるとしても、まるで女優になった気分で、ここはかわいく振る舞いましょう。深刻そうな顔で想いを伝えるよりも、カラッと明るい笑顔で相手の男性と接するようにすると、「カワイイな」と思ってもらえる日も遠くないはずです。2.押しの一手あまり自分の気持ちをうまく伝えることができないタイプの方も、行動力があるタイプの方も、相手の男性にアプローチするとき、どうすればよいのか思案することもあるでしょう。そんなときに、ここぞという場面で使いたいのが、押しの一手。積極的にいけない女性の場合、そもそも押すことが難しいかもしれませんが、「これでだめなら仕方ない」と諦めるぐらいの強い気持ちで使いたいものです。押しの一手を使うときは、それまでに、じわじわとふたりの距離を縮める行動をとっておくことが前提となりますが、ここ!という際に試したいところです。それはストレートに「好き」と伝えることもあるかもしれませんし、「ふたりでいたいから」とあえて言葉にしてご飯のお誘いをしてみたり、「相談したいことがあるんだけど」とふたりきりになれる場面を増やすという手も。どれにも共通するのは、重々しく伝えるのではなく、さっぱりとした態度でいるほうが、相手も気持ちを受け取りやすいということ。煮え切らない状態に陥ったときは、女性のほうから、スッと相手の背中を押せる行動がとれるといいでしょう。3.さりげなさを忘れない相手に対する気持ちがあるほど、どこかぎこちなくなってしまったり、緊張してしまったりすることってありますよね。とくにお互いの連絡先を知っている場合、夜の静かな時間などは「今頃何してるんだろう……」と、ふと好きな男性のことを考えてしまうことはあるでしょう。でも、実際にはすぐに会える関係性でもなく、恋人でもないという距離感だと、ひとりで想いが募ってもんもんとしてしまうことも。そんな積もり積もった気持ちのままに、相手の男性にLINEしてしまうなど、つい感情が先走って連絡してしまいたくなるなら、要注意です。相手のリアクションが好反応ならいいのですが、そうではないときに「なんでこんなこと送っちゃったんだろう」と、後悔しても後の祭り。衝動的な行動は悔やむもとなので、どんなときも冷静さを持ちたいものです。さらに、いつでも“さりげなさ”を忘れないでいると、より安心。女性側がアクションを起こすときに“いかにもあなたのことだけをずっと考えています”という重量を男性が察してしまうと、まだ心の準備ができていないうちはちょっと引かれてしまうことも……。そうならないためにも、さりげなく気遣いをする、さりげなくそばにいるなどをなるべく心がけるといいでしょう。恋をしていると、さまざまな場面で迷ってしまうことがあるかもしれません。いろいろなことを乗り越えて、すてきな恋をしてくださいね。©Westend61/Gettyimages©Johannes Kroemer/Gettyimages©FangXiaNuo/Gettyimages
2021年04月21日ケンカになると、彼がいつも黙ってどこかに行ってしまう。何を言っても反応がなく、イライラが募る。そんな悩みを抱えて恋愛している女性はいませんか。殻に籠もる男性は女性よりも多いと言われていますが、それを無理やりこじ開けようとすると喧嘩はさらにヒートアップすることに。今回は黙る人の心理と、正しい対応方法をご紹介します。怒るとだんまりモードの彼氏!何でそうなるの?正しい接し方と解消方法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 116人によって怒った時の対応は異なるものですが、女性よりも男性のほうがよくやりがちなのが、怒ると黙ってしまうといった対応方法です。ムスッとして無視したり、ベッドや外に逃げてしまったり。建設的な解決とは真逆の行動のため、イラッとしたことのある女性も多いのではないでしょうか。いったいなぜ、彼らはこのような対応方法を取ってしまうのか(男性に限らず、女性も怒ると黙るタイプはいますが)。今回はそんな心理と、解決へ向けた取り組みについて考えてみたいと思います。だんまりモードの心の中はどうなってる?男性に限ったことではありませんが、一般的に不機嫌さを「黙る」といった行動で示すことがあります。その際彼らの心の中はどうなっているのかというと、まず黙るといった行動で自分自身を守ろうとしています。人がイラッとしている(怒りを覚えた)瞬間というのは、外部から自分への攻撃や身の危険を感じた反射行動を起こしている証拠です。つまりこの反射行動のひとつとして、状況や感情を受け止めきれるまで殻にこもる、といった行動に出ることで、一時的な安全を確保するのです。なぜ女性よりも男性にばかり黙るタイプが多いのかというと、1つは男性の育った環境が、「男なんだから我慢しなさい」「男の子なんだから泣くな」といった、感情の押さえつけを習慣にして育っている傾向が強いからです。感情を外に出すのは悪いことと考え、あまり出し慣れていない人は、イラッとしたらまず黙って状況をやり過ごそうとするのが習慣になっています。怒りを感じるとまず黙って自分を守ったり嵐が過ぎ去るのを待ったりするのです。だんまり男性に怒りを増幅させる女性当人は殻にこもって待つという対応を取っているわけですが、それを目の当たりにした恋人としては、納得できないと思います。リアクションを取ってほしくて話しかけても無視。思っていることがあるのかと問いかけても無視。今後について話し合おうとしても無視。そんな対応をされると、相手はもともとあった怒りが増幅していきます。そもそも言葉や感情を他の人に投げかけるのは、リアクションがほしいからです。それをスルーされたら、傷つき、不安を感じ、さらにその感情が高まるのは当然の流れです。こうしたすれ違いのやり取りの結果、黙る男性怒りを爆発させる女性という喧嘩の図式ができあがり、一向に前向きなやり取りができなくなるのです。彼氏がだんまりモード、その時どうしたら良い?彼氏がだんまりで話し合いにならない。そんないら立ちムードの時は、「何で何も言わないの?」「言わないとわかんないじゃん」「いつもそうやって黙ってばっかりでさ」といった感情を出した誘い出しをしてはいけません。相手はさらに強く殻にこもっていくだけです。ここでは適切な仲直りのステップを踏むために、3つのフェーズでやれることを紹介していきます。1:自分の怒りや不満、リアクションが返ってこないことへの不安を受け止めるまず、ケンカのスタート時よりも相手が殻に閉じこもったことで、受け手の私たちはさらに怒りが増していることに気づきましょう。その怒りの正体は多分、彼からリアクションが来ないことへの悲しさや不安だと思います。こうしたネガティブな感情があって、それに振り回されそうになっている自分をしっかり感じてあげてください。2:相手にきちんと呼びかける振り回されそうな自分に気づいたら、今度は深呼吸しつつ彼にリアクションを取ってみましょう。この時大事なのは、強引に相手を殻から引っ張り出さないこと。イメージとしては、仕事の相手に呼びかけをするくらいの感覚で、相手の「殻にこもりたい」という都合を理解し、ノックします。「ねえ、何で話さないの?」といった相手の状況を批判するような言葉ではなく、「私、何を話しても黙ってられるとすごく不安だから、少しでも話し合いがしたい」といった感じで、あくまでも自分が今どうで、何をしたいか、自分を主語にして希望を伝えましょう。またこの呼びかけに彼が応じなくても、イラッとしないこと。大切なのは、呼びかけてこちらの気持ちや希望を共有するところまでです。3:出てくるまで放っておく!ここまでできたら、あとは殻から出てくるまで相手をそっと放置します。相手が出てくるのを「待つ」のではなく「放置」をするのがポイントです。なぜ待ってはいけないのかというと、「待つ」とは相手に主導権を握らせる行為だからです。待つ時間は相手への期待も高まるため、出てきた時に期待と違う行動をすると、また怒りが湧いてしまうかもしれません。こうして正しく殻から出てきた相手と出会ったら、責めるのではなく自分がどう感じているか、どうしてほしかったのかなど、自分を主語にした話し合いができるといいでしょう。聞く側も責められている印象は感じず、いつもとは違う向き合い方ができるかもしれません。男性と女性に区切って解説していきましたが、人は性格や育ってきた環境によってコミュニケーションの癖を持っています。そのひとつが、怒ったときの表現の仕方です。怒りが湧いたときは自分の感情を優先してしまいがちですが、相手の都合を考えて、少しずつ大人な対応、大人な関係づくりができると、より良い恋愛に発展するかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©bymuratdeniz/Gettyimages©StefaNikolic/Gettyimages©Kosamtu/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月15日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第70回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その23をお届けします。1.なんでもいい男【結婚引き寄せ隊】vol. 70それは20代と30代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。パーティを開催している会社によって、参加する人たちのカラーが違うので、それまではあまり利用したことのない会社が行なっている会に出席していました。20代から参加OKになっていたものの、会場に着いてみると、30代に見える女性がほとんど。私自身はすでにアラフォーだったためちょっと安心はしました。その反対に、男性は20代らしきフレッシュな人たちが多い場でした。自己紹介タイムで会話する際、ちょっとロック少年風の20代前半の男性が前に座りました。ロック少年風の男性は終始やる気がなさそうで、たとえば「どんなお仕事なんですか?」とたずねたら、こういう仕事をしていますと言った後に「なんでもいいんですけどね」と付け加えます。「映画を観るのと、音楽を聴くのとはどちらが好きですか?」と聴けば、「音楽かな……まあ、なんでもいいんですけどね」という返答。こだわりがないという意味での“なんでもいい”なのか、同じ20代の女性と出会いたいのにいないからやる気がなくて“なんでもいい状態”だから「なんでもいい」と言っているのか、どっちなんだろうと思っていたら、あっという間に時間が来てしまいました。いずれにしても、あえて口に出さなくてもいい「なんでもいい」を繰り返すような男性は、長い時間話すと疲れそう。自分が会話するときも、へんな口グセを言わないようにしなきゃなと思ったのでした。2.メールだけ饒舌な男婚活をしていた女友達から誘われて、さまざまな年代の人たちが集まる飲み会に参加したときのこと。初対面の人ばかりだとはいえ、いろいろな職業の男女が集まっていたので、知らない職種の人たちの話を聞くのは楽しい場となっていました。そんななかで、30代前半の男性が、目に留まりました。横に座っている女性ともあまり会話していないように見え、その女性がトイレで席を立ちひとりになると、ふぅ〜っと、大きく深呼吸をするような仕草をしています。あれ?なんか疲れているというか、緊張しているのかな?と思い、対面の端に座っていた私でしたが、「飲んでますか」と話しかけてみました。するとその男性は、突然話しかけられて驚いた様子でしたが、「飲んでますよ」とニッコリ。あまり口数は多くなく、ほかに参加していた男性たちがおしゃべりだったからか、控えめなその男性は印象的でした。参加者全員で連絡先を交換していたので、帰宅後すぐにその男性からメールが来ましたが、なんだか、長い。長文でその日の感想を送ってくれていました。顔を合わせるとすごく控えめな感じなのに、メールではとても饒舌。ただ、同じ熱量でメールを返す気力がなく、心のなかでありがとう……と思いつつも、そのままにしてしまったのでした。3.モテ自慢をする男それは、エリート男性が集まる婚活パーティに参加したときのこと。男性の参加条件は、厳密ではないものの大きなくくりで“エリート”となっていて、女性は30代までとしか条件がなかったので、試しに行くことにしました。ホテルの一室を貸し切っての立食スタイルということもあり、男女ともに少しフォーマルな装いが多い印象。私も普段よりはちょっとよそ行きのワンピースで参加していました。男性はスーツ姿が多く、みんななんだか“仕事がデキる男”の雰囲気がしています。何人かと会話するなか、40代前半の男性と話していたときのこと。こちらから聞いたわけではないのに「僕ね、職場でも人気があるんですよ」と、突然話し出す男性。「ああ、モテそうですよねえ……」と引きつつも返すと、「でしょう!」と満面の笑み。え?モテ自慢なのかな、それともエリート男性だから婚活の場での長所アピールのつもりか、と思案。でも、その後も続く“僕って引っ張りだこ”話に疲れてしまい、作り笑顔が引きつってきたので、早々にその場を退散しました。婚活していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、いい恋をつかんでくださいね!©Hirurg/Gettyimages©WIN-Initiative/Gettyimages©Photosindia Collection/Gettyimages
2021年04月08日男性からおごられないと、イラッと感じる女性はまだまだいると思います。期待はしてはいけない。でも、本音を言えばもっと払ってもらいたい。頭ではわかっていても抜けないモヤモヤは、いったいなぜ起きるのか解説します。男性からのおごられ期待!やめてみたけどやっぱりモヤつく理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 115婚活をしていると、多くの女性が1回は悩むのが「男性からの全額おごりを期待するのはやめましょう」という考え方です。おごってくれるからこの人はアリおごってくれないからこの人はナシなど、人それぞれ「おごる」という行動にいろいろな判断を乗せがちです。しかし逆に男性側からしたら、「おごってもらうことを期待する女性は図々しい」といった判断もあります。その結果、意固地になっておごってくれる男性しか恋愛対象にしない女性もいれば、はたまた心の内では「本当はおごってほしい」と思いつつも、表面上は「割り勘でもいいか…」といった、ある種自分の中での強引な妥協をしている人もいます。そもそも男性が支払いを受け持つかどうかという選択は、その人の金銭感覚に根ざしているだけのことです。少なくとも「おごってくれたからいい人」「おごってくれないから男としてダメ」といった判断はとても危険です。と、ここまでの話は多くのコラムで書かれていることでしょう。「正論はわかっているし、過剰な期待はしないようにしている。それでも、おごってくれない男性とデートすると、なんだかモヤモヤする」といった矛盾に悩む女性の声をよく耳にします。頭ではわかっていても納得できない。いったいその正体は何なのかを、今日は紐解いてみたいと思います。それ、心の理解は追いついている?おごってもらう問題を解説する前に、皆さんこんな感覚になったことはありませんか。納得はしたけど腑に落ちないわかっているけどイラッとする理解はできるけど行動に起こせないこんな理解と感覚がチグハグした状態は、頭と心の納得感がズレているから起きるといいます。これをおごってもらう問題に置き換えると、頭では「おごってもらうことを期待しないほうがいい」といった理解があるのに対し、心では「でも…」といった、相反する気持ちで満たされています。例えば「でもやっぱりおごってもらうと、女性として大事にされている気がする」とか「おごってくれる男性じゃないと、自分が低く見られた気がする」とかとか。これら心の中のこだわりが正しいかどうかは別として、感情的に納得できないといつまでたってもモヤモヤは消えることがありません。納得感を妨げる3つの思い込み支払いのやり取りで相手を過剰に意識しないためには、このチグハグな心の状態に気づき、そして「私ってそういう風に思ってるんだ」と感じてあげることが大切です。気持ちの消化のプロセスでは、まずは自分の思い込みに「気づくこと」。そして感情がそこに「ある」ということを受け入れてあげることで、だんだんと消化されていきます。ここではおごってもらえない状況で今もモヤモヤを感じる女性たちによくある思い込みを、3つ紐解いていきます。おごってくれない人はケチ!「奢ってくれない人はケチだ!」と当たり前にどこかで思っている人って、実はまだまだ多くいます。先程も書きましたが、女性の会計を持つかどうかというのは、その人の金銭感覚が関係しているだけです。つまり、ケチかどうかを1回の支払いだけで判断するのはちょっと急ぎすぎかもしれません。ただこの「おごってくれない=ケチ」という思い込みがある人は、過去にすごくケチな男性と出会っており、その方に感じた嫌な印象を、目の前にいる男性に重ねている場合もあります。こういった思い込みがある方は、「ケチな人は嫌だ」という自分の感情をまず理解したうえで、「おごってくれない人は、ケチな場合もあるし、そうでない場合もある」と、感情を整理していきましょう。自分に好意があるならお金を使って当然バブル時代など、ひと昔前の女性の価値観には「自分にたくさんお金をかけてくれる=大事にされている証拠」といったものもありました。その価値観を今も多くの女性がうっすら引きずっているケースがあり、その場合男性がちょっとの金額をおごってくれないだけでもモヤッとしがちです。「自分に好意があるなら頑張って支払うのは当然!良い格好するのが当然!」なんて考えを持つのは自由ですが、何度も言いますが男性からすると支払いをどうするかはその人の金銭感覚の問題です。この場合、おごることは男性の頑張り男性とは、女性の前で良い格好をするべき好意があるならきちんとリードするべきなど、自分がおごられるという行動でどんな思い込みを満たそうとしているかを、ゆっくり感じてみましょう。そのうえで、おごられることとワンセットになっていたニーズに気づきましょう。このケースであれば、「男性には頑張ってほしい」「女性の前でいい格好をしてほしい」「リードしてほしい」といった部分をきちんと気づくことが大切です。払ってもらえないのは自分の対応が悪いせい最後は、払ってもらえないことによる自己評価への疑いです。いわゆる自己肯定感とつながっている話ですが、自分の評価を相手の行動で図ろうとすると、おごってもらえないとモヤッとした感情は残りがちです。このケースの場合、そもそも小さい頃から自分の行動と周りからの評価がセットになっていた傾向があります。例えば、「親の言うことをよく聞くからいい子」とか「いつもニコニコしているから可愛い」などの褒められ方で育つと、無意識に、「自分の評価は自分の行動によって周りが決める」という思い込みができあがります。行動によって評価が決まることも、周りの評価によって自分自身の価値が揺らぐ感覚も、本来は正しいものではありません。まずは根底にある「自分の価値は振る舞いによって、周りが評価するもの」といった感覚は違っていることに気づくこと。そして「おごってもらえないことで自分が傷ついた感じがする」といった感情にも気づいてあげることが大切です。正しく気持ちの整理をすると、モヤモヤは減っていく「気持ちの整理」とよく表現することがありますが、正しく気持ちの整理をする方法を知っている人はまだまだ少ないものです。気持ちを整理するためには、まずネガティブな感情に気づいて感じてあげること。同時に、その感情を生み出す思い込みにも気づくと、どんどん感情は整理されていきます。頭でいくら考えても、感情が追いついていないと整理することはできません。モヤモヤやイラッとした感覚がもしおごり問題でまだ残っているようでしたら、ちょっと意識して自分の本当の気持ちに気づいてみましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©golero/Gettyimages©Image Source RF/Zero Creatives/Gettyimages©Bernd Friedel / EyeEm/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月08日好きな人から好かれたい。誰だって思うことですが、実はそれが叶わないのには、理想と現実の“なにか”にギャップがあるからかもしれません。今回は理想の相手との恋愛を阻む、3つのギャップをご紹介します。好きな人から好かれたい!でもいつも好かれるのは別の人、その理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 114誰だって、自分の好きになった相手から好かれて、そして恋愛したいと思いますよね。でも、理由はわからないけど、いつも好きになる人との恋は実らず、逆にあんまりタイプではない男性ばかりに好かれている人っていませんか。その悲しいギャップはどうしたら埋まるのか。今日は好きと好かれるの間にあるギャップの原因を見つけていきたいと思います。「理想と現実が合っていない」はレベル感だけじゃない好きな人と好かれる人が違う場合、よく「理想と現実が合ってないから」なんて言いますよね。確かに、普通の女性が超イケメン俳優と恋愛するのは、理想と現実が合ってないと言えますが、こうしたレベル感の違い以外にも、理想と現実にズレが起きているケースはたくさんあります。そしてそれらギャップは、自分の意識を見直すだけで実は埋まっていくものばかりなんです。それではさっそく、よくある3つの理想と現実のズレを解説していきます。1:行動が理想の恋愛とズレている行動が理想の恋愛とズレているパターンをまずは紹介します。例えば「彼氏とは何でも話せる関係でいたい」と理想の恋愛を考えたとします。考えるのは自由ですが、そもそもあなた側が彼を前にしたら、本音の話し合いができていない状態だったりします。相手を前に緊張しすぎたり、自分を着飾りしすぎるケースがこれに当たります。もう少しわかりやすい事例だと、理想の恋愛相手を思い描いたら、その相手と出会うための行動を起こしているでしょうか。出会うためにどこかへ出かけたり、出会ったら会話やフィーリングが合うと思われるための行動を取る。ひとつひとつがどれだけ有効かはわかりませんが、行動から理想が引き寄せられていくケースもあります。このように、意外と相手に求める理想像や理想の恋愛は語れるのに、自分はその理想に当てはまる行動をしていないケースはよくあります。2:相手が理想の恋愛とズレている理想の恋愛は「すごく彼から愛されて、気にかけてもらえる恋愛をすること」と考えているとします。それなのに、現実に好きになる相手はマイペースで自分第一主義の男性だったりするケースがこれに当たります。好きになる男性と理想の男性像がブレているので、いつまでたっても「この彼は違う」と目の前の相手に不満を抱き続けるのがこのタイプ。できることは、好きになる相手が本当に自分にふさわしいのか、本当に自分の理想的な相手なのかを、今一度考えることです。このギャップに悩む女性の特徴のひとつが、彼氏が途切れないタイプであることです(もちろんそれ以外もいます)。彼氏が途切れないタイプは、理想的な相手と付き合うことより、今の寂しさを埋めてくれる相手と付き合うことを優先します。そのため、理想の男性像と現実の男性像が大きくズレていても良しとして付き合い、結果不満を抱くのです。3:自分が理想の恋愛とズレている最後は、耳が痛い話かもしれませんが、自分自身が自分の抱く理想にマッチしてないケースです。わかりやすい例でいえば、「年収1000万円の男性と付き合いたい!」と言いながら、ご自身にこういったキャリアや年収が高い男性に好かれる要素を持ってないケースです。よくある高望みってやつですね。これはわかりやすすぎる事例ですが、ひとつひとつの理想に自分自身がふさわしいかジャッジしていくと、けっこうギャップはすぐに見つかります。「身の程を知れ」とは良く言ったものですが、身の程を知ったうえで、努力することや理想を少し下げたりすることは大事です。逆にいえば、努力や、理想を下げたりする行動も、身の程を知らないとやる意味がないのかもしれません。自分に理想の男性との恋愛はムリと思い込んでない?今回理想の恋愛や理想の男性像との恋愛が、いつも叶わないケースによくあるギャップをご紹介しました。こうしたギャップはなぜ生まれるのかというもう一段深い理由を、最後にちょっとご紹介します。それはあなたの無意識の中の思い込みで、「自分には理想を叶えるのはムリだ」という感覚が根強くあるからだったりします。人というのは不思議なもので、無意識にある思い込みを、普段の行動や選択で、これまた無意識に叶えようとしています。例えば「今日も平和な1日になるはず」と思っている人は、自分が平和な1日を送れるような選択肢を無意識に取っています。突然走り出したいと思っても、突然飛行機に乗って北海道まで旅行したいと思っても、平和な1日になると思い込んでいる人は「いやいや、それは無理でしょ」と思いついたことを選択肢から外します。別に今すぐ走り出してもいいし、北海道に行ったって本質的には良いはずなのに。これは極端な例ですが、普段から私たちは、こうした無意識にある思い込みを叶える行動を取っています。ここで「理想は叶わないものだ」といった無意識の考えを持っていると、知らぬ間に理想が叶わないような行動を取ってしまうというわけです。自分には無限の可能性がある。気持ちの部分でもそう思うことが、まず理想の相手と理想の恋愛をしていく一歩です。あなたは自分の恋愛について、どんな思い込みを持っているでしょうか。そしてどんなギャップを感じるでしょうか。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©martin-dm/Gettyimages©Cavan Images/Gettyimages©Martin Novak/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月01日楽しく長く付き合いたいと思って恋愛をスタートさせても、短期間で別れてしまったor今まさに別れそうといった方はいませんか。今回は短期間で別れてしまうカップルによくある特徴を5つ集めました。なぜ好き合っているはずなのにダメになってしまうのか。ご自身や周りのケースと照らし合わせながら、確認してみましょう。これがあると危険!短期間で別れが見えるカップルの特徴5選【おおしまりえの恋愛道場】vol. 113お互いが恋をして、そして好きになって付き合い始めているはずなのに、残念ながら短期間で別れてしまうカップルが一定数存在します。10代20代の恋愛経験が浅い状況でのことならまだしも、20代30代と年齢を重ねて、ある程度恋愛経験もあるはずなのに、3か月くらいで別れてしまうカップル。彼らにはどんな理由があるのか。今回は実例を踏まえながら、その特徴を5つご紹介します。性生活に不一致がある最初は、性生活の不一致があるカップルです。短期間で別れるカップルでこれを理由にする人はけっこう多いです。そもそも性生活の不一致を乗り越えるためには、話し合ったり譲歩しあったりする根気が必要です。その根気を下支えするものはお互いの強い愛情だったりするので、恋愛初期に性生活の不一致が見つかると、強い感情がまだ育っておらず別れを選んでしまうようです。過去に聞いた話だと、付き合った彼が実は性欲旺盛で、1夜に3回くらい求めるタイプで応じるのに疲れてしまった女性。付き合ったら彼の体臭が合わなくて断念した女性の話を耳にしたことがあります。こればかりは付き合った後じゃないとわからないものですが、どのくらい性生活を重要視しているのか、さり気なく事前にリサーチできたら安心かもしれません。「付き合っている」の意味が男女で違う一般的に、付き合うという言葉の意味は、「お互い好き合って、特別で大切な男女関係になる」という意味だと考えられています。しかし、この付き合うという言葉の意味が男女で違うと、デートや人間関係の優先順位にズレが生じ、関係はあっという間にダメになります。どういった場合ズレが生じやすくなるかというと、距離や生活環境、将来像に差があるカップルは、もれなく「付き合っている」という意味にもズレが起きやすく、別れてしまうケースも多いです。1番わかりやすいのが、結婚願望が一方にはあり、もう一方にはないケースです。この場合付き合っていても当然すぐに将来像の不一致につながり、別れてしまいます。また、遠距離恋愛でもこういった問題は起きています。一方はきちんと付き合おうと頑張っているのに、もう一方が「いないより遠方でも恋人は居たほうが良い」くらいに思っていると、どうしてもパワーバランスはおかしくなっていきます。付き合っていると言っても、それぞれが別の感覚でいるカップルは、うまくいかないことも多いのです。好きという気持ちに明らかに温度差がある好きという感情に差がある状態で付き合い始めると、どうしても片方に負担がいってしまい、負担がいったほうの心は早々と折れてしまうケースがあります。過去に実際聞いた例だと、彼女が彼のことが大好きで、最初は好きだし一緒にいたいからと、かなり彼のリズムに合わせた関係を続けていたそうです。しかしそんな彼女の気持ちに安心した彼は、あまり彼女に愛情を返すことをしなかったそうです。するとしばらくして、彼女は返ってこない愛情にくたびれたのか、彼への熱が覚めてしまったといったケースです。このように、女性が尽くし、男性が甘えて女性の心が離れてしまうカップルは、けっこういます。尽くしすぎる女性にも甘える男性にも、両者それぞれに問題があるものの、好きという感覚の差があるなと感じたら、最初に埋めるなり合わせておくなりしておくのが良いでしょう。喧嘩の仲直りがいつもとりあえず謝って終わり喧嘩をしても喧嘩の原因や仲直りを適当に済ませているカップルは、失敗から学びが蓄積されず、同じような衝突を繰り返し、結果短期間で別れを迎えることが多いです。適当に済ませる、の代表例は、原因や改善策を話し合わずに、どちらかが一方的に謝ったり、なんとなく毎回時間がたったら元に戻り、喧嘩を無かったことにしているケースです。もちろん長く付き合っていればこういった対応をする日もあるでしょう。しかし、恋愛の初期で起きる喧嘩は、明らかにお互い何かが合っていないから起きています。それをなあなあで終わらせるカップルは、長い目で見て関係が発展していかない可能性が高いといえるのです。物事の優先順位が大きく違う恋人というのは、当然特別な関係であり、その優先順位は常時1位とは言わないまでも、高い存在であることが多いです。しかし、片方が恋人を優先順位の1番にしているのに、相手の優先順位の1番が友達や家族といった恋人以外の存在だと、どうしても優先順位を下げられたほうの恋人は寂しさを覚え、長期的な関係が続かないことがあります。よくあるケースでは、男性の優先順位が長年の男友達だったり、女性の優先順位の1番が親だったりするケースを過去に見てきました。こういった価値観を見せられた側の恋人は、「自分は大事にされていない」と感じ、相手といる意味を見いだせなくなっていきます。優先順位はお互い常に上位1位とは言わないまでも、同じくらい大事に思っていることが大事です。5つの特徴をご紹介しましたが、皆さんは当てはまる部分があったでしょうか。恋愛は相性や感情の高まりも大切ですが、長く続ける秘訣は「この人といい関係を築く」という意思や覚悟だったりします。今回のケースは、こういった覚悟を抱く前段階で心が折れるようなものばかりです。もし当てはまったという方は、自分の気持ちをもう一度ゆっくり振り返ってみるといいかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Jamie Grill/Gettyimages©EmirMemedovski/Gettyimages©Estudio13G/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月25日彼のことが好きなのに、好きであるほど彼から雑に扱われる。そんな感覚を抱く人はいませんか?実はそれ、彼があなたを雑に扱うように、あなたが無意識に仕向けているかもしれません。付き合った途端に彼が冷たい!雑にされる彼女のタイプと解消法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 112優しくて頼りがいがいのある彼が好き。そう思って付き合い始めたものの、気づいたら、彼に好きだった頃の優しい面影はなく、むしろ私って、なんだか雑に扱われてるかも。そんな疑問を感じたことはありませんか?むしろ付き合う男性は、いつも気づけば自分を雑に扱う男性ばかり。そんなパターンから抜け出せない人もいるかもしれません。男性の多くは「釣った魚に餌をやらない」ものと言いますが、それってやっぱり本当なの!?と、自分の不幸体質の片鱗に、不安になるかもしれません。今回はそんな彼からいつも冷たくされる女性のタイプと、解決策をご紹介します。雑に扱われる彼女には、男女どちらにも問題があった!?彼がいつも私のコトを大事にしてくれない。浮気したりやましいことをしたりしているわけじゃないけど、LINEの返事はそっけないし、デートの頻度も開き気味。そんな悩みを抱えている女性はいませんか。致命的にダメな関係ではないものの、恋愛を続けるにあたり、放っておけないこれらの問題。いったい自分の何がダメなのか。実はそこには、男性の問題だけでなく、私たち女性が抱える問題もいくつか関係しています。まずは男性側の問題点から解説していきます。「男性は狩猟本能により、付き合うまでは恋愛の温度が高く、手に入ったら温度が下がる生き物である」こんなノウハウがよく言われますが、正しい情報とはいえません。確かに手に入れるまでの過程で喜びを感じる男性はたくさんいますが、それと同じくらい、自分の恋人が自分の手によって幸せになっていることで、さらなる幸福感を覚える男性はたくさんいます。つまり女性は、男性と恋愛関係になった場合、「私はあなたの手によって幸せになった」という状態を、きちんと男性に伝える必要があるのです。雑に扱われる女性は、無言で「雑でOK」のサインを出している?!ここまで説明したところで、彼から雑に扱われた経験のある女性は、おそらく「そうは言っても、気づいたら彼がそっけない態度になっているの!」と反論したい気持ちかもしれません。それでは今度は、女性側が抱える問題についてご紹介してきます。先ほど、男性は付き合った後は「自分の手で相手が幸せな状態」だというのを確認できると、男性としての喜びを感じ、相手にもっと寄り添いたいと考えたりするとご説明しました。この仕組みをベースとして考えると、雑に扱われてばかりという女性は、「あなたに好かれて私は幸せな状態である」という意識やコミュニケーションが不足している可能性があります。その意識が不足しているタイプにも3つの傾向がありますので、それぞれ解説していきます。1自分でなんでもできてしまう「餌は自分で調達する系」女子仕事をバリバリ頑張るタイプや、長女に多いこのタイプ。そもそも「餌は自分で調達する系」の女性たちは、彼氏にリードしてもらわなくても、自分で全部何とかして、自分の幸せも自分の理想の形で叶えていきまっせ!ということができる性格です。自立しており素晴らしい反面、カップル単位で見た時、どうしても「じゃあいっか」という扱いをされてしまうことが良くあります。自分で何でもできることは素晴らしいのですが、素晴らしい力を持っているからこそ、彼に任せたりちょっと寄りかかってみたりすることで、放っておかれない女性に関係がすぐ変わる可能性があります。2気遣いすぎてグッと我慢「お腹は空いてないフリ」女子1と複合して発揮されることも多いこのタイプは、相手のためを思って気を遣いすぎた結果「そんな合わせてくれるなら、もっと合わせてよ」と、相手の怠惰な一面を引き出しすぎちゃう女性です。「本当はお腹が空いているのに、餌がほしいって言ったら嫌がられるかも」と思って、我慢をして雑に扱われるタイプです…ああツライ。このタイプは、そもそも小さい頃から我慢して気を遣うことを当たり前としてきた環境があったりします。でも、生きていれば我慢や気遣いが必要な場面も、自分を思いっきり出したほうがいい場面も、両方ありますよね。一見すると優しい女性と思われることも多いこのタイプは、実は相手に嫌われることを極端に怖がった結果、嫌われはしないけど雑に扱われるといった落とし穴に落ちています。自分のクセを変えるなら、今ですよ!3きちんと受け取らずに次を要求「永遠におねだり」女子「自分の恋人が自分の手によって幸せになっている」この実感を彼が抱くことで、女性はさらに大切にされるという相互循環が、よい恋愛には必ずあります。最後のタイプは、この相手が頑張る姿に対して「受け取らない」というアクションを無意識に取るタイプです。例えばデートプランを練った彼に対して「私ここ行きたくない」とか「ここは前に行った」とか、発言していませんか。もちろん練ってくれたデートプランが好みではなかったら、それは自分の意見を伝えても良いです。でもその前に、「考えてくれてありがとう」という感謝の表現は絶対に必要です。こうした相手への愛情や感謝の表現が薄いのに、自分の愛してもらいたいという欲求ばかりが高い女性は、だんだんと男性のやる気を削ぎ、結果雑に扱われてしまうかもしれません。感謝と愛はお互いが示す。忘れず実行していきましょう。3タイプの雑に扱われやすい女性の傾向をご紹介しました。自分のコミュニケーションのクセは、なかなか気づけないことも多いので、ぜひ親しい友達などに聞いてみると気づきがあるかもしれません。恋愛での問題は片方が起こしていることが多いですが、捉え方を変えたら鏡だったりもします。雑に扱われたと感じたら、じゃあ彼に自分はどう接していたか、ちょっと意識して捉え直してみると、気づくことがあるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©PeopleImages/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月18日コロナ禍で思うように外でのデートができにくくなった昨今、「どうせなら一緒に住んじゃおうかな」と同棲を考えるカップルが増えたよう。同棲をすれば、パートナーとの結婚後の生活が想像しやすいだけでなく、生活費の節約になることもあります。しかし、同棲する上での重要なポイントを押さえておかないと、お互いに窮屈な思いをしたり、破局に繋がることも……。そこで今回は、“同棲生活で高確率でやってはいけないこと”について、経験のある女性たちから話を聞いてみました!家事の役割分担はしない「彼氏と同棲をするとき、家事を半分ずつお互いが負担することにしたんです。しかし、それが全然うまくいかなくて……。彼氏に“今日は洗濯の担当だったよね?”と確認しても、“あとでやる”と言われ、喧嘩に発展することもしばしば。結局、彼氏がやらない分の家事を私がすることになってしまい辛いです」(Mさん・29歳女性)残業や体調によって、家事を思うようにできないこともあるでしょう。そのため、気づいた方がやる形式にするか、その都度家事の分担を相談した方がお互いの不満が溜まりにくいのかもしれませんね。携帯などの個人のものには触れない「携帯をチェックされるのは絶対に嫌なんですが、彼氏に“スマホに着信来てたんじゃない?”と言われるのも嫌なんです。私がスマホを見れば分かることなのに、なんだかいちいち見張られている感じがしてしまい……。過去に、彼氏に“もしかして男性からの連絡?”と言われたのを引きずっているんだと思います」(Kさん・27歳女性)一緒に生活をする中で、好きだからこそより深く相手のことを知りたいと思うこともあるかもしれません。しかし、あまりに相手のことを詮索しすぎると、相手を嫌な気持ちにさせてしまう可能性が高いため、余計な詮索は避けたほうがよいでしょう。門限を決める「ラブラブな甘い生活を夢見て、付き合ってすぐに彼氏との同棲を決めたんです。しかし、実際はというと、彼氏は残業続きでなかなか帰ってきてくれませんでした。しかも、仕事終わりに付き合いで飲みに行くことも多く、家の中で一人ぼっちという日々が続くことも……。あまりに寂しかったため、私から彼氏に“門限を決めよう”とリクエストしたのですが、結局守られることはありませんでした。さらには、そのルールのせいでお互いに不満が募ってしまい、終いには別れることになりましたね」(Aさん・31歳女性)ルールを決めて我慢を強いるとなると、相手が窮屈に感じてしまうことも。また、そのルールが守られないことで、決めた側にも不満が募ります。そうならないためにも、お互いがありのままスタイルで一緒に住む方法を模索することも大事かもしれませんね。パートナーの物を勝手に整理する「前に同棲していた彼氏に、私が大事にコレクションしていたマスキングテープを捨てられたことがありました。事情を聞くと、“そんなにいらないでしょ”という冷たい一言が返ってきたんです。価値観は人それぞれだと思いますが、人が大事にしているものを勝手に捨てるのは本気でどうかと思います」(Sさん・33歳女性)自分にとっては大切なものではなくても、相手が大事にしているものを勝手に捨てるのは避けた方がいいでしょう。なかには、「片付けてよ!」と言われること自体がストレスになる人もいます。同棲するのであれば、そういったプライバシーな領域にはお互いに触れないほうが、良好な関係を保ちやすいかもしれませんね。同棲することで以前にもまして、パートナーを愛しく思ったり、新たな発見があるかもしれません。しかし、「親しき仲にも礼儀あり」です。適度な距離感を保つことは、たとえ恋人同士であっても大切にしたいですね。©bymuratdeniz/gettyimages©gilaxia/gettyimages文・東城ゆず
2021年03月12日出会いが広がるといわれるマッチングアプリ。でも変な人や問題のある人との出会いも、一定数あるといいます。それを適切に見抜き、そして回避していくために、今回は見るべきポイントを5つ、ご紹介します。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 111既婚!浮気!遊び!マッチングアプリで“地雷”を見抜く実例解説5選マッチングアプリではいろいろな人と出会える反面、“地雷”と呼ばれる問題のある男性と出会う確立が一定数あります。例えば独身と偽った既婚者や、遊び目的なのに結婚をチラつかせている人。はたまた彼女がいるのにマッチングアプリに登録する人もいるといいます。いったいこんな“地雷”男性はどうやって見抜き、そして避ければよいのでしょう。今回は見るべきポイントを5つ、実例とともにご紹介します。予定の合わせ方が不自然男婚活中のA子さんが出会った男性は、土日祝日はいつも予定があって会えない男性だったそうです。ちなみに彼の仕事は会社員で、A子さんと会うのはいつも平日の夜。独身者なら不自然と思うものの、彼女が疑わなかった理由は、彼が激務(自己申告)だったことと、会うと結婚や出産などの将来の話が具体的に出ていたからです。しかしそんな関係も3か月をすぎた頃、彼のFacebookを彼女が見つけたことで既婚者であることが発覚し、終わりを告げます。土日に会えないのは1つ怪しいパターンの代表ですが、他にも、会える日が突発的にしかわからない人や、いつも彼主導でしか予定が組めないなど、スケジューリングが不自然な男性は、少し注意してみても良さそうです。住んでいる場所がなぜかファミリータウン男続いてご紹介するのは、なぜか住んでいる家が都内でも有数のファミリータウンだった男性です。ちなみに実家暮らしでもないし、会社がめちゃくちゃそこから近いというわけでもありません。彼いわく、「のんびり暮らせるかなと思ったから」とのことですが、いざ彼女が彼の家に遊びに行きたいと言ったら、彼はそれを断固拒否。理由はこれまた「自宅はパーソナルスペースだから、人をあげたくない」という理由……。そう。この男性、後に既婚者であることが発覚しています。住んでいる場所がなぜかファミリー層の住む街であったり、実家暮らしと言いながら違和感を覚えたりするような人。はたまた彼の住む家に行かなくとも、彼の家の近くで会うことを頑なに拒否する男性は、既婚者であったり、何かしら後ろめたい理由があったりするかもしれません。もちろん実例のようにパーソナルスペースを大事にする男性も実際いるとは思いますが、慎重に観察してみても良いかもしれません。家飲み最高男続いてご紹介するのは、本当によくいる家飲みをやたら誘ってくる男です。初対面で誘ってくる男性は、結婚願望があると言っていても遊び目的である可能性は高いです。また結婚願望が強く男性側にあったとしても、すぐに家に行くような女性を、彼らは彼女にはしたくないと考える傾向があります。自分で誘っといて、そういうのがタイプじゃないと言うのも困ったものです。ちなみこの家飲み最高男を回避するためには、会う場所をこちら主導で決めることが大事です。ほとんどの家飲み最高男は、自分の家のある駅orタクシーで1,000円以内で移動できる場所で飲みたがる傾向があります。理由はもちろん、飲んだ後自分の家に移動しやすい為です。家飲みのトラップを回避するには、そもそも誘われても逃げ切れる場所で会うことが大事なのです。現金至上主義男続いては、後々彼に借金があったことがわかったケースです。C子が付き合っていた男性は、普段金欠な雰囲気はないものの、支払いはなぜか不自然なほど現金。車で出かけた際も、こんな時代にETCカードを持たずに現金で払っていたそうです。C子にクレジットカードを持たない理由として、「現金が安心できる」と力説していた彼ですが、後々C子が家に上がった際、借金の督促状のようなものを発見したそうです。つまり彼は、お金を借りすぎてカードが作れない男性だったのです。ちなみにこの現金至上主義男、今回のケースは借金という地雷を見つけるカギですが、既婚者が行動履歴を残さないため、現金払いを徹底するケースも過去には聞いたことがあります。とにかくお金の使い方に不自然さがある場合、それは慎重に見ていったほうが良さそうです。結婚話はするけど具体性なし男マッチングアプリの良いところは、結婚願望や子どもの希望などを、あらかじめ開示し、スムーズに話し合える点です。D子が会った彼は、プロフィールには「結婚はすぐにしたい」と書かれており、願望の強さを感じるものだったといいます。そうして何回かデートを重ね、付き合うかどうかという段階まで深く話はするものの、D子は違和感が拭えなかったそうです。それは彼が話す結婚願望や子どもへの希望の話が、具体的に見えてかなりフワフワしていたからです。例えば「子どもは2人ほしい」と言いつつ「じゃあ一人目は早いほうがいいですね」と言うと「授かりものだし、今仕事もチャンスなんだよなー」とはぐらかす彼。結婚について1年後くらいにはと話したかと思ったら、本当は留学したい気持ちもまだあると言っていたり。とにかく彼の話はブレるのです。結局後日、D子は婚活ではなく遊び系マッチングアプリの「T」で彼を発見。遊び目的だったことを知り、縁を切ったそうです。実際“地雷”と遭遇した話をご紹介しつつ、5つのポイントをご紹介しました。人は好きになると相手のことがきちんと見られなくなるものですが、好きになる前の違和感というのは、だいたいが当たっていたりします。後々傷つかないためにも、「あれ?」と思ったら、少し慎重に彼と向き合ってみましょう。そして幸せになれる相手をきちんと見定め、いい恋愛をしていきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©The Good Brigade/Gettyimages©hobo_018/Gettyimages©SDI Productions/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月11日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第67回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その22をお届けします。1.カッコよすぎる男【結婚引き寄せ隊】vol. 67それは異業種交流会に参加したときのこと。そもそも男女の出会いをうたっているものではなく、仕事においての人脈を広げるために、自分とは違う職業の人たちや普段は知り合うことのない年代の人たちとの交流が目的とされている会ではありますが、だからこそ婚活パーティでは出会わないタイプが参加しているのです。のんびりと婚活している女友達は、「幅広い交流が目的の場だから、あまりガツガツしてなくてちょうどいいかもね」という感じ。私も“ザ・婚活”という場所にはさんざん出向いているので、たまには異業種交流会のようなところに行ってもいいかと考えました。そこで知り合った人と直接どうこうなくても、その男性の会社の人を紹介してもらうなど、その先にはまた出会いが待っているかもしれませんし。いざ会場に足を運ぶと、なんとまあ大盛況。パッと見た感じ、きちんとビジネスモードで会話している男性同士もいれば、女性に声をかけてナンパしているように見える出会い探しっぽい男性もいるなど、さまざま。ちょっと圧倒されて会場のすみっこのほうにいた私たちに、「楽しんでますか?」と話しかけてくれた男性がいました。その男性は、30代半ばぐらいでスラッとした印象で背が高く、さっぱり系のイケメン。「どこから来たんですか?」「こんな仕事をしています」などと、普段の様子を会話していたら、だんだんとリラックスしてきました。連絡先を交換すると、「今度3人で遊ぼうよ」と言ってくる男性。3人で? と思っていると、さっぱり系イケメンにサッと忍び寄り腕にからみつく女性が出現し、「いつココ抜け出すの?」とうるんだ瞳で聞いているではないですか。男性は、「じゃ今から!」と言って、私たちに「また連絡しますねー」と言い残して去っていきました。あっという間の出来事にあ然とした私たちは、顔を見合わせて「これだからカッコいい人は信用できないね……」と(そうでない人もいるでしょうが)、ソッコー連絡先を削除したのでした。2.笑わない男それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。各会社によって少しずつ仕様は異なりますが、だいたいの婚活サイトでは、希望条件を入れて、それに見合った人たちがリストアップされてくるようになっていました。そんななかで、「なかなか楽しいことがないので『お笑い番組』をよく観る」という、40代のサラリーマンの男性が目に留まりました。私は大阪出身のため、小さいときから吉本のお笑いに慣れ親しんでいますし、一時期NSC(吉本興業のお笑い芸人養成所)に入ろうかと考えていたこともあるほどお笑いは好きなので、話が合うかなと思ったのです。そこからその男性とメールでのやりとりが始まりました。「こんな番組が楽しかった」とか、お笑い番組のことを織り交ぜながら、何度かやりとりが続いたので、実際に会うことに。すると、あんなに盛んにメールしていたのは別人?というほど、おとなしい男性……。こちらが場の雰囲気をこわさないようにと、和ませるようなことを言っても、まったく笑いません。ずっと無表情で、ときどき「ああ」「はい」などと返事をする程度で、ほんの1時間ぐらいのお茶の時間がものすごく長く感じて、ドッと疲れてしまいました。お笑いが好きとは言っていたけれど、それは笑い下手だから?ずっと一緒にいるのは無理だなあと。初対面だとなおさら、作り笑いでもいいから、相手を気遣える対応をしようと、その男性を見て思ったのでした。3.こだわりが強い男それは30代と40代が集まる婚活パーティに参加したときのこと。フリータイムをメインとしたそのパーティ会場では、最初の自己紹介のときをのぞいて、自分が気に入った人に話しかけにいくようなシステムになっていました。それほど気になる男性がいなかったので、とりあえずどうしたものかと思っていたら、近くにいた40代後半ぐらいの男性が話しかけてきました。あらためて自己紹介をして、仕事のことや趣味などいろいろと話していると、その男性はバツイチで「今日は真剣に再婚相手を探しに来たんです」とのこと。「そうなんですね〜」と話を聞いていると、たぶん、ずっと会話する相手がいなくてしゃべりたかったからか、怒涛の勢いで自分の話をしてきます。「結婚するならこんな人がイイ」という、その男性が希望する女性の条件が高すぎて、強いこだわりを感じました。それに「前の妻と違うタイプの人なら絶対うまくいく」と考えているようで、気合が入っているのはわかるものの、過去に縛られながら相手探しをしているためか、話しているとだんだんと疲れてしまいました。運良く他の女性が、その男性に話しかけてきたタイミングで、やっと解放されてひと安心。でも、その男性と接してみて、自分でも気づかないうちに自分語りをしすぎているかもしれない、気をつけようと思ったのでした。婚活していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、いい恋をしてくださいね。©MangoStar_Studio/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages©AaronAmat/Gettyimages文・かわむらあみり
2021年03月08日彼が私を大切にしてくれない!なんだか私って、愛されていないかも!そう思ったら、もしかしたら彼の中での人間関係の優先順位がおかしなことになっているかもしれません。彼女をイラつかせたり病ませてしまう男性に共通する、人間関係の優先順位ぐちゃぐちゃ男子の傾向を3つご紹介します。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 110恋愛より友達優先!彼女を病ませる優先順位ぐちゃぐちゃ男性の3パターン彼ともっと仲良くしたいのに、なんか尽くすほど雑に扱われてるかも。私って大事にされてないかも。もしかして彼はもう私のことが好きじゃないのかな…。なんて不安を抱えて恋愛している女性はいませんか。実はそれ、彼の中での人間関係の優先順位がめちゃくちゃだから起きているのかもしれません。そもそも私たちは、「仕事か恋愛か」といった、物事の優先順位については敏感に考えるものの、人同士の優先順位についてはあまり考えを巡らせません。また、おかしいと思っても、嫌われるかもと思って我慢してしまう傾向があります。その結果ダメになってしまう恋愛を筆者はたくさん見てきました。もちろんこの人間関係の優先順位は、女性でも男性でもおかしな人はたくさんいるのですが、今回は特にパートナーを大事にしない男性によくある、優先順位ぐちゃぐちゃ男のタイプを3つご紹介します。後半ではこういった優先順位がおかしくなった関係を改善させるアプローチについても紹介します。彼女が病んでいく、優先順位ぐちゃぐちゃ男の3パターン私って大事にされていない彼との未来が見えない好きなのに一緒にいるとツライこんな風に思うなら、彼の中であなたの優先順位がどこにあるのか、ちょっと考えてみましょう。今の恋愛がうまくいかない原因や対策が、わかってくるかもしれません。まずはよくある3つのケースから紹介します。家族もしくはお母さん優先!独身の男性にも時々いますが、結婚後の男性によくあるケースとして聞くのが、この家族第一優先な男性たち。いきすぎたものはマザコンなんて呼ばれますが、もっと複雑なタイプも存在します。例えば父親にコンプレックスを抱きすぎて、いつも父親と張り合い続け、そして超えることを第一優先にして仕事に邁進しまくる男性が過去にいました。これって気づきにくいものの、本質は彼女よりも父親への歪んだ愛や傷ついた心を優先しているから起きています。わかりやすくきょうだいや母親を優先していくだけでなく、過去に抱いた家族への特別な感情を優先することも、家族を優先しすぎるケースとして当てはまります。友達優先!男性の中には(女性の中にもいますが)、ハタから見ると「いい男」に見えても、付き合ったら全然ダメなタイプというのが存在します。その典型が、彼女より友達優先タイプ。例えば彼女とのデートより、友達との約束を優先してねじ込む人とかがわかりやすいでしょう。過去に取材したなかでは、彼が友達のペットを溺愛しており、彼女との時間より友達のペットに会いにいく時間ばかりを確保するという悩みを聞きました。ペットと聞くと微笑ましいものの、当の彼女はブチギレ気味で、ペットと言いつつ実は浮気している可能性があると疑いを抱いていました。友達を過度に優先する傾向は、女性よりも男性の方に多い印象です。これは複数人での人間関係の意味合いが、男女で少し異なることに理由があります。女性が思う複数人でのグループ関係がいわゆる「コミュニティ」のような、ゆるいつながりであるのに対し、男性同士の場合それは目的がなくても「チーム」になりやすく、結束力が高かったり、自分の役割や、いる意味を見出しやすいといった傾向があります。つまり、彼女とのつながりよりも、チームとして求められる自分を、優先順位の上にあげてしまうから起きるのです。いつだって自分優先!最後にご紹介する自分優先についても、男性に限った話ではありません。また、普段の生活ではむしろ自分をある程度優先しないと心が疲れてしまうので、ダメなこととも言い切れません。しかし恋愛では100%自分のルールやペースを優先していると、あっという間に相手との関係は悪くなります。自分を優先しすぎる男性によくある実例は、彼女がデートしたいとか電話したいとか言ったとしても、常に自分のしたいこと、自分のリズムを優先する男性です。って、これ、女性にも多いんですけどね。また、わかりにくいケースでいえば、同棲したら自分ルールを押し付ける人とか、頑なに自分の暮らしやすさを優先をする人も自分優先と言えるでしょう。自分を優先しすぎる人の根底には、強い自立心が隠れています。自分が正しい。全部自分でできる。ゆえに自分のペースを乱すものは余計な存在。くらいに思っています。ちなみに多くの人は年齢を重ねるほど、経験によって自立心は高まっていくので、意識しないと「自分絶対優先」の傾向は強くなりがちです。優先順位ぐちゃぐちゃ彼氏は、自分を見つめるチャンス3つの優先順位ぐちゃぐちゃ男子についてご紹介しました。どれも仕組みや対象は異なりますが、解決をしていくには、その場その場で問題に対処するより、もう少し深い部分にも意識を向けて見たほうが良さそうです。ここでは2つの解決へのヒントをご紹介します。無理に理解を示しすぎない相手が好きだと、どうしても違和感を覚えてもぐっと我慢し、相手に合わせてしまうことってあると思います。でも、こうして無理に理解を示しすぎると、自分の中での不満感も溜まるし、相手は相手でその関係性が当たり前になっていくしで、良いことがありません。なんとなく好きという気持ちでごまかして理解を示す前に、不満感があるという状態をしっかり自分で気づき、そして気持ちを感じたうえで、相手を優先するか自分の希望を優先するかを考えてみましょう。自分は大事にされないのが当たり前だと思ってない?心理学の世界では、自分に見える世界というのは、自分の思い込みが現れたものだといわれています。例えば自分はブスだと思っていたら、自分から見える世界は、「自分はブス」という思い込みを裏付けるような出来事や言動を意識的に拾ってしまいます。彼氏の優先順位がめちゃくちゃな場合、実はあなた側には「自分が大事にされるはずない」といった思い込みがあり、無意識に大事にされない態度を取っているかもしれません。その結果、彼が本当にあなたのことを雑に扱ってきているのかもしれません。「自分は大事にされるはずない」。この言葉を、自分に一度聞いてみるところから始めましょう。人間関係の優先順位がおかしい人は、だいたい恋愛でトラブルを起こします。なぜなら、恋愛というのはパートナーを優先順位の1番に起き(常にとは言いませんが)、お互いきちんと向き合うという約束を交わす関係性だからです。片方がパートナーに向き合おうとしているのに、もう一方が違ったら、温度差に揉めるのは当然ですよね。彼の態度に不満や悩みを抱えている人は、少しその仕組みや解決策について考えてみると、2人にとってより良い関係が見えてくるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©EmirMemedovski/Gettyimages©Estudio13G/Gettyimages©Tomas Rodriguez/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月04日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第66回は、つい相手の男性のテンションを下げてしまうNG行動を3つご紹介しましょう。1.相手の話を聞かなすぎる【結婚引き寄せ隊】vol. 66好みの男性と出会えるだけでも運がいいかもしれない、恋活や婚活の世界において、せっかくのご縁を逃してしまいがちな女性の特徴があります。しかもそれを気づかないうちにやってしまい、相手の男性のテンションを下げてしまっているとしたら、こんなにもったいないことはありません。そんなNG行動のひとつめは、相手の話を聞かないということ。女性同士が集まって女子会をしているならいいんです、でも、同じペースで男性とも接してしまう人は要注意。もしも相手の男性が黙って話を聞いてくれているように見えても、内心「話が長いなあ」「いつまで自分のことばかり話しているんだろう」とうんざりされている場合があります。例外はあるものの、だいたいにおいて男性は事実を簡潔に話すタイプが多く、女性はただ自分の思いを聞いてほしいタイプが多いですよね。付き合っているならまだしも、出会ってすぐの関係で、自分の話ばかりしてしまったり、話が長かったりしていないか振り返りましょう。2.相手に合わせすぎる出会いを探していると、いろいろなタイプの男女と知り合うことがあります。なんでもひとりでテキパキとこなすキャリアウーマンタイプの女性よりも、人気があるのは、ほどほどに働いて男性をサポートしてくれるような女性です。とはいえ、あまりにもサポート役に徹しすぎるような女性は、あまり求められていない印象。仕事において前に出過ぎないポジションにいるなら、職場で役割をまっとうするぶんには構わないのですが、プライベートでも相手の意見に従っているだけだと、男性はちょっと味気なく感じるのかもしれません。自分に合わせてくれる女性は、男性にとってラクな存在ではありますが、自分で考えて行動していない印象があるのか、向上心がない女性だと思ってしまうようです。実際には、男性のことが好きだから相手好みになりたくて合わせている場合もあるでしょうが、そこまでの意図をわかってもらえないことも。例えば、「の資格を取りたい」といった趣味でもいいので、何かに向かって努力している姿を見せると、また印象が違ってくるかもしれません。3.SNSを意識しすぎるいまは、ごく当たり前に誰もが使っている、SNS。ツイッターやインスタグラムなど、日常生活のなかにすっかり溶け込んで、ごく普通に投降する人が多いアイテムです。でも、あまりにもSNSに近すぎるタイプの女性は、男性のテンションを下げてしまうこともあるようです。なかでも、男性と一緒にいるときの女性の振る舞い方で、その後の恋の行方に影響が出る場合も。例えば、一緒にカフェに入ることになり、ケーキセットを頼んだ女性がいつものように習慣づいている写メを撮り、インスタグラムにその写真をアップ。その一連の動作をあっという間のスピードでやっていた女性を目の前で見ていた男性は、その場ではとくに何も言わないものの、あとから「やっぱり、ないな」と思った、という話がありました。さすがにその男性が写っている写真を無断でアップするほどの失礼さはなかったものの、「ちょっと写真を撮るね」などのひとこともなく、SNS慣れしている女性のいつものペースでやってしまった行動でした。同じようなタイプの男性じゃない場合、マナーがなっていないと思われてしまうこともあるのかもしれません。いずれにしても、女性側のちょっとした気遣いがあれば、どれも解決する行動なのかなと感じました。恋活や婚活をしていると、うっかりNG行動をしてしまっている自分がいることもあるのかもしれません。そんなことも改善して、みなさんがすてきな人とすてきな恋ができますように!©AntonioGuillem/Gettyimages©Milan_Jovic/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages
2021年02月28日新しい恋がしたい!そろそろ恋愛がしたい!イベントシーズンが落ち着いた今、コロナ禍とはいえそんなことを考える方もいるかもしれません。でも、新しい恋にスムーズにたどりつくなら、ぜひその前にやってもらいたいことがいくつかあります。今回は「次の恋愛のチャンスを広げる準備」について、考えていきます。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 109新しい恋を探す前に整理しておくとチャンスが広がることバレンタインも終わり、イベントシーズンがひとまず落ち着いた気もするこの頃。恋人のいない女性たちのなかには、春までにはときめきがほしいと思っている方もいるかもしれません。今日はそんな方へ向け、新しい恋を探す前にやってほしい、準備モードのお話です。いい仕事は事前準備が大事というように、いい相手やいい恋愛をするためにも、事前準備が実は大切。でも恋愛となると目に見えないことなので、準備といったことをあまり意識はしないものですよね。何をするかというと、ダイエットや自分磨きとかではありません。それはズバリ、スキマを作っておくことです。人生にたくさんのスキマを作る恋愛を始める前にやったほうがいいことは、スキマを作ること。そのスキマとは、時間やお金や人間関係とジャンルはさまざまです。なぜスキマを作るのが良いのかというと、シンプルに空白を持つことで、人はそこを埋めたくもなるし、前向きな余裕も生まれやすいからです。暇ができたから何かしようかなって思ったり、人恋しいから誰かと会う約束を取り付けようとしたりしますよね。恋愛もこの理論に当てはめると、自分の生活や意識がギチギチではないかを見直し、空白を作ってから取り組んだほうが良いのです。ではここでは、特に意識を向けてみてほしい4つの項目をご説明します。人間のスキマ最初は人間関係のスキマです。例えば何となく連絡を取り合っている友達や、暇だから行っている飲み会などなど。今の自分が完全に楽しめないような関係性とは、少し距離をおきましょう。また絶対このタイミングでやったほうがいいのが、元カレや元セフレ(今セフレがいる人はもちろん今のセフレも)の整理です。基本的に自分の意識が分散するほど、いい恋愛からも遠ざかると覚えておきましょう。つまり、未練や逃げ道として残している異性とのつながりは、このタイミングで終わらせないと、その分次の恋も遠ざかるというわけです。物のスキマ続いては物のスキマです。「新しい服を買う前にクローゼットを整理すると良いものと出会える」なんて、昔ファッション関係の方が言いっていたのですが、服に限らず物のスキマは、新しい物との出会いだけでなく、チャンスやここ一番の判断力を高めてくれる効果があります。物が散乱した状態は、それだけで脳の処理に負荷をかけ、判断力を鈍らせるといわれています。たとえば良いなと思った人が目の前にあらわれても、その人を良いと判断する力が残っているかは大事です。ぜひ物を整理し、いい出会いやいいチャンスに気づきやすい自分にしておきたいですね。お金のスキマお金のスキマは、選択や行動の柔軟性を生み出します。今はコロナ禍でお金に余裕がある人のほうが少ないと思いますが、日々の生活を今一度見直し、無駄な支出をカットし、新しいことへの投資の意識を持ちましょう。時間のスキマ最後は何より大事な時間のスキマです。新しい恋愛をしたければ、当然ながらデートしたり一緒にいる時間が必要です。時間のスキマがないと、そもそも恋愛する余裕も生まれませんので、仕事やプライベートのスケジュールは、少し余裕をもたせられると、次の恋愛もスムーズなスタートが切れるかもしれません。エネルギーの隙間は、3つの軸で「過去の整理」をする先程のスキマのところで、元彼やセフレの整理をしたほうがいいという話をしました。特に元彼に対する気持ちはきちんと整理できていないと、新しい異性に出会ったとしても、変に比べたり、元彼に気持ちが持っていかれたりといったことが起きかねません。では元彼とのことをどうやって整理しておくと良いかというと、客観的に相手と自分の良い部分と悪い部分を書き出し、そして認識し直すことです。そしてそこで湧いた悲しいとか楽しかったといった感情を無視せず、ひとつずつきちんと感じて、薄れていくまで感じきることです。過去の思い出というのは、人間の仕組み上、良い思い出が色濃く残るようになっています。「あの時はよかった〜」といろんな人が言いがちなのは、ある意味当然のことなのです。これを踏まえると、元彼との思い出は、未練が強いほど良い思い出として記憶にインプットされています。その状態で次の恋愛に向かっても良いことが起きなさそうって、皆さん思いますよね。そのため、良い部分と悪い部分を客観的にあげて、それに伴う未消化の感情を、きちんと整理していくのが良いのです。ちなみに未練が強いほど、このステップには時間がかかりますし、どんどん気持ちが落ちたりします。でも、過去には戻れませんし、その恋をきれいに整理できたら、きっと次はもっと楽しい恋愛が待っています。ぜひ新しい出会いを求める前に、時間を取ってやってみてください。新しい恋を探す前の、準備についてご紹介しました。ぜひ次は、今とはまたちょっと違う素敵な恋愛ができることを、願っています。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Image Source RF/Sydney Bourne/Gettyimages©Johner Images/Gettyimages©David De Lossy/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年02月25日相手のことをもっと知りたい。自分と合うのか判断したい。自然と盛り上がってそれが確認できたら良いですが、お互い緊張していたりすると、会話が深まるまでに時間や回数が必要だったりしますよね。効率的に相手を知り、そして自分を知ってもらうためには、会話にいくつかコツがあります。今すぐ試せるポイントを5つ、ご紹介します。短時間で相手を知るために、話したほうがいいこと、聞いたほうがいいこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 110春が近づいてくると、考えるのは新しい出会いかもしれません。今はコロナ禍ですが、春は例年、新しい出会いや恋が生まれやすい季節です(並行して別れも多い季節ではありますが)。でも、新しく出会った人との会話って、どうしても親しくなるのに時間がかかる人もいるかもしれません。短時間で自分を知ってもらい、相手を知るためには、どんなところに気をつけていけば良いのか。今回は5つのポイントをご紹介します。相手を知りたいならそのぶん自分の話を先にする初対面での会話って、どうしても「深まらないなー」と感じることってありませんか。質問をすれば返ってはくるけど、どうしても突っ込んだ話には発展しない。そんなときは、相手に話を求めるより前に、自分の“深い”話を先にするのが良いでしょう。「相手の話を聞きたいのに自分の話をするの?」と思われがちですが、人は誰しも、相手が見せた情報と同じくらいの情報を自分も出さないと…と思う性質があります。つまり、相手に「自分はここまで話しました」という姿勢を先に見せることが、コミュニケーションの始めでは大事です。例えばちょっと気になる男性に、過去の恋愛ことを聞きたいときは、まず自分の恋愛傾向や失恋の話とかから始めてみるのが良いでしょう。「私はこんなだけど、あなたはどう?」と話を振れば、相手も自分のことを話しやすくなります。「事実」より「気持ち」を話す&聞く初対面の相手との会話では、仕事や趣味、普段のことなど、自分のいろいろな面を説明することも多いと思います。この時、相手と距離を縮めたいなら、「事実」ではなく「気持ち」を中心に話をしたり聞いてみたりすると、素早くお互いのことがわかっていきます。例えば趣味の映画について話をする場合、「この映画はこうでああで面白い」と作品の説明をするのも良いですが、「この映画のこういうシーンに、ぐっと来る」とか「こういうキャラクターにいつも惹かれる」とか、事実より気持ちにフォーカスして話をしてみましょう。相手に自分の価値観がより伝わりやすいし、相手としても、どんな話をされていても、気持ちという軸が話の中心のため、理解しやすく質問も返しやすくなります。共通点を見つける旅に出る同じ出身地や同じような職業、はたまた同じ血液型やきょうだい構成をしている。こんな風に“同じ”がたくさんある人と出会うと、人は偶然とはいえ、相手とすごく親しい感覚を覚えたり、場合によっては特別な存在と思ったりしがちです。逆にいえば、初対面の会話は共通点を見つける旅だと考えると、相手への興味も湧きやすいし、質問もしやすいかもしれません。ただ、この共通点から抱く好きという感覚には注意点もあります。それは、本当に相手を心から好きだと思えているかがわかる前に、共通点という事実が勢いをつけすぎてしまうことです。「こんなに合う部分があるってことは、運命かも!」みたいに感じすぎてしまうのです。これって、恋愛とか結婚とか長い関係を見据えるなら、良さでもあり危険な部分でもあるのです。初対面では共通点を探す旅を楽しみながらも、最後の決断は少し冷静に相手を見ていきましょう。名前を呼んでみる名前を呼ぶって、当たり前すぎることですが、初対面でも慣れ親しんだ関係でも、相手との距離を縮めるにはとても有効です。まず、初対面で名前を呼ぶと、無意識に心理的な距離が縮まります。名字より下の名前のほうがその効果は高いのですが、まずは上の名前を積極的に会話に盛り込むところから始めましょう。この名前を呼ぶ行為は、慣れ親しんだカップルや夫婦でも効果を発揮します。突然「ねえ」とか「あのさ」といった空気感のある呼び方ではなく、今までと違う呼び名で呼ばれると、意識していなかった自分と相手の距離が見えて、逆にドキッとします。呼ぶほうも勇気がいるのですが、この勇気が、2人の距離をドキドキしたものに変えてくれるのです。褒めずにそのままを受け取る「相手と良い関係を築くなら、褒めることが大事」と、よく言いますよね。それも正解ですが、できれば褒めるより前に、「相手が言ったことをそのまま受け取る」ということも意識してもらいたい部分です。人は誰しも、褒められるより、ただそのままを受け止めてもらえるだけで安心感が増し、相手に心を許しやすくなります。そもそも、褒めるという行動には「受け取った側の評価」がセットです。この受け取った側の評価が褒め言葉に乗っかりすぎると、褒められたけど良い印象を残さないこともあります。例えば毎日残業して仕事を頑張っている男性に対して、「毎日残業してすごい!」と褒めたとします。もちろん悪い印象にはならないのですが、実は当の本人は仕事を頑張っていることは認めてほしいけど、残業続きの毎日を良いことだと思っていなかったら、この褒め言葉は微妙に本人には響かないものになります。それだったら「毎日残業していて忙しいんだね」と、相手の言葉をそのまま受け取って返すほうが、話したほうは安心できるかもしれません。テクニックとして褒め言葉は有効と言われていますが、無理して褒めるくらいなら、まず相手をありのまま受け入れるだけで、2人の心の距離も縮まりやすくなります。今回5つの初対面で使える会話のテクニックをご紹介しました。全てのテクニックをすぐ使いこなすのは難しいかもしれませんが、ぜひどれか1つから始めてみると、相手のことが短時間でわかってくるかもしれません。この春、素敵な出会いがありますように。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Nastasic/Gettyimages©South_agency/Gettyimages©Eva-Katalin/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年02月25日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第64回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その21をお届けします。1.謙遜していると見せかける男【結婚引き寄せ隊】vol. 64それは30代から40代の男女が集まる、大人数での婚活パーティに参加したときのこと。いつものように次から次へと短時間で「はじめまして〜」と会話をしていく自己紹介タイムで、スーツ姿の男性が私の座っている席へとやってきました。プロフィールシートを交換し合い、それをもとに初対面同士、会話をふくらませていくのですが、スーツ姿の男性は30代後半ながら高収入を得ている様子。参加男性によってはあまり詳しく書かない年収をしっかりと記入していました。高収入ですね、などとズバリと言うのもなんだなと思いながらも、これは経済力をアピールしたいのだろうなと「エリートの方ですよね」と言うと、ニヤッと笑って「いやいや、わたしなんて全然ですよ」との返事が。男性が自身を「わたし」と言うタイプは、仕事以外あんまり身近にいないので、ちょっと違和感。すると畳み掛けるように「でもまあ、同年代に比べれば稼いでいるかもしれませんね」とドヤ顔をしたかと思ったら、何かにハッと気づいたように「いえ、まあ、たいしたことないんです」と謙遜。きっと本音では堂々と高収入ぶりなどをアピールしたいけれど、以前何か高圧的な態度をして失敗したのか、ふっと控えめモードになる変わりかたが気になりました。経済力はあるに越したことはありませんから、謙遜モードを無理にひっぱりだしてこなくても、ほどほどにしたらいいのになあと思っていたら、すぐに時間終了となって次の男性と会話する番に。結局、その男性とは自己紹介しかお話ししませんでした。婚活パーティのような瞬発力が必要になる場面では、自分のよさを活かせるパターンとそうでないパターンがあるよねと思ったのでした。2.温和そうに見えて実は企んでいた男それは20代から40代まで、さまざまな年齢や職業の男女が集まる飲み会に参加したときのこと。出会いを求めて婚活中の人もいれば、ただ単に飲むことが好きだという人、誘われてたまたま予定が空いていたから顔を出したという人まで、いろいろいました。そんななかで、正直なところ外見はそれほどモテそうな感じではないものの、しゃべってみるとものすごくジェントルマンで安心できてしまう、温和な笑顔を見せる30代ぐらいの男性がいました。こちら側の話もよく聞いてくれるし、もちろんダメ出しをすることもなく、ただそっと寄り添う……というイメージで、時折笑顔を見せながら静かにお酒を飲んでいる男性。その飲み会はそのまま解散となりましたが、しばらくすると、また「今度みんなで集まろう」という飲みの誘いがきました。前の飲み会に参加していた女友達に、また連絡があったが行くのか確認しがてら話していると、なんと温和な笑顔の男性を気に入ったから「積極的にデートに誘った」と言うのです。でも、続けて耳にしたのは、「なんか売りつけてきた」という話で驚愕。どうやらその男性は、いわゆるマルチ商法というか、デート商法というか、好意をちらつかせて商品を売るという良からぬことをやっているようでした。実際にちょっと接しただけでは、やさしい温和な人という印象しかなかったのに、まさかそんなことを!? と、その飲み会にはそれから一切行っていません。婚活していると、いろいろなところでの出会いが本当のご縁につながることもあれば、相手のバックボーンがよくわからないまま交流することもあるので、危ないものには決して近づかないでおこうと思ったのでした。3.真冬でも日焼け自慢の男それは30代後半から40代後半までと、ある程度大人の男女が集まる、個室お見合いに参加したときのこと。それまで大人数の婚活パーティに参加していながらも空振りが続いて、やっぱり真剣に結婚を考えている割合が高そうな個室お見合いへと、行く先を変えてみたのでした。なかにはバツイチの男性もいれば、「仕事が忙しくてプライベートをおろそかにしていたらいい年になってしまって」と話す男性など、けっこう正直に淡々と話す参加者が多数そろっていました。ただ、そんななかでインパクトが大きかったのが、こんがりと日焼けした小麦色の肌の男性です。パッと見ただけで、あれ? と誰もが思ってしまうような、真冬なのに小麦色の肌、そして10代や20代の若者がやっているのは見たことがあるけれど……という襟足長めの個性的なウルフカットのようなヘアスタイルをした、40代の男性がいました。こちらの視線に気づいたのか、聞くまでもなく「僕ね、アウトドアが好きで、日焼けしてるでしょ?」と言ってきました。近くで見ても、ふつうに太陽の光で焼けるのかな?冬なのに。日焼けマシンでがっつり焼いているんじゃ、などと考えてしまい、相手の会話が入ってきません。失礼ながらぼんやり会話してしまい、最後に「ねっ、やっぱり白い肌よりコッチのほうが男らしいから」と、二カッと笑顔を向けられ、「……はい」と作り笑顔を浮かべて返事をしてしまったのでした。婚活していると、普段は出会わないようないろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、いい恋をしてくださいね。©Morsa Images/Gettyimages©Nastasic/Gettyimages©Tom And Steve/Gettyimages
2021年02月12日好きな人には嫌われたくない。それは誰しもが思うことですが、その結果相手の気持ちを過剰に察したり、気を遣いすぎたりしてしまうと、逆に恋愛がうまくいかないことがあります。こうした“嫌われたくない症候群”は、一体なぜ起きてしまうのか。その仕組と対処法をご紹介します。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 108好きな人にだけ本音を言えない!“嫌われたくない症候群”はなぜ起きる?好きな人からは大事にされたい。それは誰しもが思うことです。しかしその気持ちが「嫌われないようにしなきゃ」といった行動になりすぎると、彼の前で本音が言えなくなる…ひどいと本音がわからなくなるといった問題に発展します。例えば筆者が過去取材した女性は、好感を持った知人や友人男性には何でも言えるし自然体でいられるのに、好きという感情が芽生えたりすると、自分がどう感じているか、どうしたら良いかがわからなくなり、結果として変な対応になってしまうとか。変な対応の代表は以下のようなこと。本音がわからない&言えない相手の都合を最優先しすぎてしまう彼の問いかけに何でもイエスと言ってしまう自分らしさがわからなくなってしまう自分がどうしたら良いか(どうしたいか)がわからないこうしたプチパニックは、百害あって一利なし。とはいえ、どうしてこんな思考回路になってしまうのか、どうしたら脱出できるのかをまずはご紹介していきます。「嫌われたくない」がこじれを生み出す根っこにある問題最初にお伝えしておきたいのが、嫌われたくないと思う気持ちは誰しも持つものであり、適度に相手を気遣ったり合わせたりすること自体は問題ではありません。問題なのは、嫌われたくないと思った結果、過剰に自分を押し殺してしまうクセがついている点にあります。過剰の度合いの目安としては、自分より相手を常に優先しすぎてしまっていたら、それはやりすぎと言えるでしょう。なかには相手を優先しすぎるあまり、自分の気持ちがわからなくなる人も多くいます。こういったこじれた気持ちの根底にある問題は、「好かれるためには、嫌われないように振る舞わなくてはいけない」という強い思い込みです。つまり、私たちの頭の中に「好かれる振る舞いができる=嫌われない=愛される、大事にされる」という図式ができあがっているから、無意識に相手を優先するような対応をしすぎてしまうのです。こうした思い込みは、小さい頃から親や周りの大人の顔色をうかがい察して動くタイプの子や、逆に親が条件付きの教育をしていた家庭で育つ子に多かったりします。「自分が自分でいるだけで愛されている」という状態を感じた経験がないから、大人になってもいろいろ相手のために気を回しすぎてしまうのです。プチパニックが恋愛にもたらすデメリット気を回しすぎた結果、自分の気持ちや個性を無意識に押し殺してしまうクセがついている女性たち。でもそれは、恋愛においてはいい人にはなれても、愛される人にはなりません。なぜかというと、いい人と愛される人はイコールではないからです。いい人で居続けることは、感謝されても常に愛されることではありません。それと同時に、好きな人に合わせることでバランスを取る関係になじんでしまうと、合わせたほうは、同時に「合わせ続けないと相手から捨てられてしまうかも」という恐怖心の芽を自分の中で育て続けることになります。その結果、相手を疑う気持ちがいつまでも収まらなくなると、だんだん自分も疲れてくるし、相手も面白みを感じなくなってしまいます。プチパニックを今すぐ対処する3つの方法一緒にいてもお互いが安心して幸せや面白さを味わえない恋愛って、続けていくのはちょっとシンドイですよね。ではこうした相手に合わせすぎてしまうモードになった際、どう対処したらいつもの自分に戻すことができるのでしょう。ここでは今すぐできる簡単な3つの方法をご紹介します。友達や仕事の場面では同じ対応をするかを考える相手に合わせすぎているなと感じた時、これが恋愛相手ではなく友達や仕事の場面だったら同じことを選ぶかを自分に問いかけてみましょう。だいたいが「友達だったらこう返す」とか「仕事だったらこんな無理は合わせ方はしない」といった、いつもの自分を感じられると思います。あの子だったら、なんて言うかを想像する例えば尊敬するあの人や、いつも恋愛相談に乗ってくれるあの子だったら、今の状況になんてアドバイスをくれるかな…。ある種の天の声を想像してみると、自分の歪みにスムーズに気づけるかもしれません。ちなみに筆者の周りのある女性は、自分がプチパニックに陥ると、メンターとして参考にしている人物を想像するとか。するとだいたいが「それって妄想入ってない?」といった冷静な一言が聞こえてくる気がして、ふっといつもの自分に戻れるといいます。恋愛以外の何かに集中してみるこうしたプチパニックで大事なことは、一旦問題から距離を取ることです。彼が目の前にいたら難しいかもしれませんが、LINEなどのやり取りでパニックになった際は、少し別の何かに夢中になり、頭の中から彼の存在を一旦消してしまうのも有効です。仕事やゲーム、読書や友達とのおしゃべりでもOK。彼が頭の中から一旦消えたら、もう少し冷静な気持ちや答えが見えてくるかもしれません。嫌われたくないって、誰しも好きな人には思うものです。そして恋愛スタート時には、大なり小なりみなさんが相手を気遣い、様子をうかがう期間があったりするものです。一般的には、そういった様子見の期間は3か月くらいで落ち着いていき、同時に自分らしくて安心できる恋愛の形が見えてくるものです。しかし、今回ご紹介したプチパニックを起こしていると、3か月たっても1年たっても、どこか相手の顔色をうかがい続ける傾向があります。自然体に恋愛をしたいと思うなら、こうした自分の心のクセを見直してみると、また今までとは違った恋愛を楽しむことができるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©zoranm/Gettyimages©martin-dm/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年02月11日浮気心って誰の中にもあるものと言われていますが、浮気の動機のパターンはいくつかあります。また浮気の芽を感じても、とどまれる人と浮気に走ってしまう人にはどんな違いがあるのでしょう。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 107心だけ?体だけ?浮気をする女性の心理と改善方法「男の浮気はカラダの浮気。女の浮気は心の浮気」なんてことをよく言われますが、実際浮気はどんなものであれ、パートナーなら許すことはできませんよね。心の浮気といわれる女性の浮気ですが、実際浮気をしてしまう女性にもいくつか動機にパターンがあります。今回は代表的なものを紹介しつつ、あなたがもし浮気を繰り返す当事者であれば、改善するための一歩について、紹介していきます。浮気する女性の心にある3つパターン心の浮気といわれる女性のなかでも、代表的な3つの理由から、そのウラにどんな本音があるのかパターンを紹介します。新しい人がつい魅力的に見える浮気をする理由の1番として上げられる、好きな人が新たにできちゃうパターン。なじんだ安心感のある彼より、刺激にあふれた新しい彼のほうが、良く見えてしまうことって、ありますよね。でも良いなと思う人に出会ったとしても、浮気を踏みとどまる人としちゃう人がいるわけで、その違いってどこにあるのでしょう。関係しているのは「今彼との気持ちを追求し続ける面倒臭さ」です。新しい彼が魅力的に見える一方で、実は浮気する側は、今の恋人と向き合ったり幸せに感じたりする付き合い方を模索する面倒臭さを抱えています。その結果、新しい彼がより魅力的に見え、「この人ならもっと楽しい恋愛ができるのかも」なんて思って浮気に走ってしまうわけです。人から求められると断れない自己肯定感が極端に低い女性にありがちな浮気パターンの1つが、求められるもの全部に応じようとして浮気してしまうことです。どういうことかというと、自己肯定感が低く自分の価値に自信がない女性は、比例して周りの評価で満たされる傾向があります。承認欲求がいつも高いんですね。彼女達は同時に、周りの評価が損なわれそうになると、なんとしても引き留めようとするクセもあります。これを恋愛と浮気に当てはめると、すでに気持ちがもらえている彼氏では、自分の中の承認欲求をこれ以上満たすことはできません。そのタイミングで、新たな男性が目の前に現れると、自分の承認欲求を満たしてくれる相手なわけで、おもわずグラっと来て浮気に走ってしまうのです。とにかく寂しい!寂しいから浮気したって、よく理由として聞きますよね。この寂しいから恋人ではなく浮気相手に走る人の心にあるのは、漠然とした「見捨てられ不安」です。1人になったり相手の心が離れてしまったりすることがとにかく不安。だからこそ、浮気をして、気持ちの保証相手を設けることで、より安心感を得ていきたいんですね。タチが悪いのは、本人の中で寂しがり不安が強いと、つい“寂しさ”にばかり注目してしまい、悪循環になってしまう点です。例えば、なかなか仕事で会えない彼が誕生日に郵送で彼女にプレゼントを贈ったとしましょう。この時「大変な時にきちんと私のことを想って、できることをしてくれた」ととらえるか、「やっぱり会いに来ないんだ!無理してでも来てほしかった!」と、どちらに意識を向けるかは受け取り手の自由です。後者になると、結局寂しさはいつまでたっても満たされません。こうした視点のクセによって、寂しがりな人はより自分が寂しいと感じる情報ばかりを集め、結果として寂しいから浮気といったパターンから抜け出せなくなるのです。浮気に罪悪感を抱く前に、本当のニーズに気づく浮気をする女性によくある3つの理由とその裏の本音を解説しました。もしこの記事を読んでいるあなたが「これって浮気かな?」とか「浮気はもうしたくない」と思うなら、思いとどまって改善をしていくためのポイントをお伝えします。ひとつは、浮気理由に隠れた、自分の本当の気持ちに気づくことです。新しい人が魅力的に見える今彼と関係を深めて付き合うのが面倒人から求められると断れないとにかくたくさんの人に自分を受け入れてもらいたいとにかく寂しい見捨てられるかもしれない不安を落ち着かせたい今回の3つのパターンでは、それぞれこのような本音があると紹介しました。浮気で満たしたい本当の気持ちがわかったら、まずはその気持ちをあるがまま感じて、悲しんだりブルブル震えたりしてみましょう。気持ちに蓋をするから浮気をしてしまうのであって、気持ちをそのまま感じられれば、浮気心はゆっくりですが収まっていきます。また、浮気する(しそうな)自分を感じたとき、多くの人が罪悪感を強く感じると思います。でもこれも、自分にとって負の感情を大きくさせるだけで、前向きな改善の妨げになります。そういう時は「ああ、罪悪感があるな」と、あるがままの状態を感じ、そして「どうしてあるんだろう」とか「だからダメなんだ」といった解釈をせず、そのままを感じてみてください。これは専門的な言葉で「マインドフルネス」という瞑想のアプローチになります。気持ちをそのまんま受け取ることができると、だんだんとその気持に振り回されたおかしな行動を起こさなくなる、という仕組みです。浮気というのは、本気だろうが遊びだろうが、自分も含め全員が幸せにならない選択です。だからこそ、適切にその「浮気心」と付き合えていけばいいですね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Cravetiger/Gettyimages©Compassionate Eye Foundation/Gettyimages©fotostorm/Gettyimages文・おおしまりえ浮気心って誰の中にもあるものと言われていますが、浮気の動機のパターンはいくつかあります。また浮気の芽を感じても、とどまれる人と浮気に走ってしまう人にはどんな違いがあるのでしょう。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 107心だけ?体だけ? 浮気をする女性の心理と改善方法「男の浮気はカラダの浮気。女の浮気は心の浮気」なんてことをよく言われますが、実際浮気はどんなものであれ、パートナーなら許すことはできませんよね。心の浮気といわれる女性の浮気ですが、実際浮気をしてしまう女性にもいくつか動機にパターンがあります。今回は代表的なものを紹介しつつ、あなたがもし浮気を繰り返す当事者であれば、改善するための一歩について、紹介していきます。浮気する女性の心にある3つパターン心の浮気といわれる女性のなかでも、代表的な3つの理由から、そのウラにどんな本音があるのかパターンを紹介します。新しい人がつい魅力的に見える浮気をする理由の1番として上げられる、好きな人が新たにできちゃうパターン。なじんだ安心感のある彼より、刺激にあふれた新しい彼のほうが、良く見えてしまうことって、ありますよね。でも良いなと思う人に出会ったとしても、浮気を踏みとどまる人としちゃう人がいるわけで、その違いってどこにあるのでしょう。関係しているのは「今彼との気持ちを追求し続ける面倒臭さ」です。新しい彼が魅力的に見える一方で、実は浮気する側は、今の恋人と向き合ったり幸せに感じたりする付き合い方を模索する面倒臭さを抱えています。その結果、新しい彼がより魅力的に見え、「この人ならもっと楽しい恋愛ができるのかも」なんて思って浮気に走ってしまうわけです。人から求められると断れない自己肯定感が極端に低い女性にありがちな浮気パターンの1つが、求められるもの全部に応じようとして浮気してしまうことです。どういうことかというと、自己肯定感が低く自分の価値に自信がない女性は、比例して周りの評価で満たされる傾向があります。承認欲求がいつも高いんですね。彼女達は同時に、周りの評価が損なわれそうになると、なんとしても引き留めようとするクセもあります。これを恋愛と浮気に当てはめると、すでに気持ちがもらえている彼氏では、自分の中の承認欲求をこれ以上満たすことはできません。そのタイミングで、新たな男性が目の前に現れると、自分の承認欲求を満たしてくれる相手なわけで、おもわずグラっと来て浮気に走ってしまうのです。とにかく寂しい!寂しいから浮気したって、よく理由として聞きますよね。この寂しいから恋人ではなく浮気相手に走る人の心にあるのは、漠然とした「見捨てられ不安」です。1人になったり相手の心が離れてしまったりすることがとにかく不安。だからこそ、浮気をして、気持ちの保証相手を設けることで、より安心感を得ていきたいんですね。タチが悪いのは、本人の中で寂しがり不安が強いと、つい“寂しさ”にばかり注目してしまい、悪循環になってしまう点です。例えば、なかなか仕事で会えない彼が誕生日に郵送で彼女にプレゼントを贈ったとしましょう。この時「大変な時にきちんと私のことを想って、できることをしてくれた」ととらえるか、「やっぱり会いに来ないんだ! 無理してでも来てほしかった!」と、どちらに意識を向けるかは受け取り手の自由です。後者になると、結局寂しさはいつまでたっても満たされません。こうした視点のクセによって、寂しがりな人はより自分が寂しいと感じる情報ばかりを集め、結果として寂しいから浮気といったパターンから抜け出せなくなるのです。浮気に罪悪感を抱く前に、本当のニーズに気づく浮気をする女性によくある3つの理由とその裏の本音を解説しました。もしこの記事を読んでいるあなたが「これって浮気かな?」とか「浮気はもうしたくない」と思うなら、思いとどまって改善をしていくためのポイントをお伝えします。ひとつは、浮気理由に隠れた、自分の本当の気持ちに気づくことです。新しい人が魅力的に見える今彼と関係を深めて付き合うのが面倒人から求められると断れないとにかくたくさんの人に自分を受け入れてもらいたいとにかく寂しい見捨てられるかもしれない不安を落ち着かせたい今回の3つのパターンでは、それぞれこのような本音があると紹介しました。浮気で満たしたい本当の気持ちがわかったら、まずはその気持ちをあるがまま感じて、悲しんだりブルブル震えたりしてみましょう。気持ちに蓋をするから浮気をしてしまうのであって、気持ちをそのまま感じられれば、浮気心はゆっくりですが収まっていきます。また、浮気する(しそうな)自分を感じたとき、多くの人が罪悪感を強く感じると思います。でもこれも、自分にとって負の感情を大きくさせるだけで、前向きな改善の妨げになります。そういう時は「ああ、罪悪感があるな」と、あるがままの状態を感じ、そして「どうしてあるんだろう」とか「だからダメなんだ」といった解釈をせず、そのままを感じてみてください。これは専門的な言葉で「マインドフルネス」という瞑想のアプローチになります。気持ちをそのまんま受け取ることができると、だんだんとその気持に振り回されたおかしな行動を起こさなくなる、という仕組みです。浮気というのは、本気だろうが遊びだろうが、自分も含め全員が幸せにならない選択です。だからこそ、適切にその「浮気心」と付き合えていけばいいですね。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Cravetiger/Gettyimages©Compassionate Eye Foundation/Gettyimages©fotostorm/Gettyimages
2021年02月04日不倫はやってはいけない行為。だからこそ、本人たちにも後ろめたい気持ちがあるようです。バレないようにと、不倫の愚痴や相手とのやり取りは今やLINEに限らず、裏アカを使ったり、他のSNSのDMを利用したりしているよう。でも、ふとしたことで友人に知られることも。今回は、秘密を知ってしまった友人のみなさんに、発覚のきっかけや内容を詳しくお聞きしました。文・西田彩花深夜に既婚者とやり取りして、DMに移動…「私も友人も匿名登録ですが、そのSNSではつながっていました。お互いに本人だと認識したうえでの交流です。私は主にリアルの友人知人とのつながりですが、彼女にはSNS上での友だちも多いように見えました。たまにオフ会に参加している写真も見たので、そういった広がり方もあるんだな…くらいに思っていたんですよね。ある夜、眠れなくてSNSを眺めていたんですが、『なんだか寂しいな…』という彼女の言葉が目に入り。どうしたのかなと、軽い気持ちでやり取りを見てみたんです。そうすると、男性らしき人との会話が。『俺が行けないから?』『ご名答!』みたいなノリです。『妻がうるさいんだよなぁ…』という内容もあり、男性は既婚者なんだと思いました。最後は『DMするね』で締められており、ちょっと引きましたね…。深夜だからと油断したのか、SNSにハマりすぎたのか。リア友にも見られるんだってことを忘れているようでした。その後も気になってチェックしてしまったのですが、完全にクロです。そんな女性だと思っていなかったのに…」(フミ«仮名»/29歳)同僚の裏アカウントで社内不倫を発見…「同僚の裏アカウントを発見してしまったときは、思わずゾッとしました。たまたま目に入った書き込みの内容が職場の状況と似ていて、同じような人がいるんだな…くらいで見てみたんですよね。愚痴の内容は同僚そのもの。気になってその後も見たんですが、やっぱり内容が酷似していたんです。たまにノロケの内容があったので、恋人かな?と思っていたのですが、うまくいっていないであろうときには情緒不安定気味で…。『あんな女なんかさっさと離婚すれば良いのに』というものがあったので、相手は既婚者かなと。さらに、『今日の彼は一段とカッコよくて素敵だった〜』と書いてあった日は、出勤日。確かに大きなプロジェクトがあった日なので、社内不倫なのかと疑い始めました。彼女が愛想よくしている男性は複数人いるので断定はできませんが、なんとなく彼かな…と思い当たる人がいます。ドラマの世界でありそうなことを、SNSで身近に感じてしまい、戸惑いましたね。もちろん本人には言えないままで、もやもやします…」(チアキ«仮名»/34歳)SNSで出会ったリア友からエグい不倫相談…「SNSではおもにネッ友と楽しむタイプです。リア友とはつながらないよう、住んでいる地域は別の場所を伝えていたり。そんなに知らないライトな関係だからこそ、相談しやすいこともあるんですよね。そんなときSNSで出会った友人は、私と同い年。出身地も同じでした。もしかしたら知り合いだったりして…とよぎりましたが、本当にそうだったんです。恋愛相談をすることが多かったんですが、彼女から来る相談内容といえば、不倫ばかり。『子どもができたら離婚してくれるかな…』とか『安全日って言っちゃおうかな』とか、けっこうエグいことまで言うんですよね。彼女とは、本名を使ったSNSでもつながっています。そっちではたまに手料理2人分を作った写真がアップされていることもあり…。あれは、不倫相手への手料理なのかなと勘繰ってしまいますよね。どうしても、匿名のSNSとつなげて考えながら見てしまうんです。とはいえ、直接突っ込んだ話をするような仲でもありません。早く過ちに気がつけば良いけど…と思ってはいます」(ミオ«仮名»/31歳)匿名だと思うと、後ろめたさがなくなってしまうのでしょうか。発見してしまった女性は偶然なので、相当驚いたのでは…。大して親しくないと、気まずくなってしまいそうですね。とはいえ、不倫は絶対にダメです。いろいろな人を不幸にしていることに気づいて、早くやめることを願うばかりです。©AntonioGuillem/Gettyimages©Highwaystarz-Photography/Gettyimages©tommaso79/Gettyimages
2021年02月02日恋愛のスタート時には、誰しも「この人とずっと一緒にいたい」と思うものです。でも時間が経ちラブラブな刺激が薄れていくと、あの時の熱量はどこへやら。人によっては急激に気持ちが冷めてしまう人がいます。その結果短期間に恋愛相手を変えるのですが、それって実は自分の中に歪んだパターンがあるからかもしれません。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 106恋愛で長く付き合えない女性に共通すること恋愛の始まりって、とても幸せで楽しい時期ですよね。楽しい毎日が続けば良いなと思うものですが、盛り上がった気持ちはゆるやかに落ち着いていきますし、一緒にいれば何かしらの問題も起きてきます。それを2人で向き合い乗り越えていくことにパートナーシップの醍醐味はあるのですが、恋愛の楽しい時期が終わると同時に、すぐに気持ちが冷めてしまう人も一定数います。こういった恋愛が長続きしない人は、一体どんなクセを持っているのでしょう。長く続く良い恋愛をするために、今回は5つの特徴を説明します。長くお付き合いするのが難しい女性に共通する5つのポイントまずは恋愛が長続きしない女性に共通する傾向を5つ紹介します。誰しも恋愛の失敗はつきものですが、長く付き合うのが難しい女性の多くは、同じようなパターンの失敗を繰り返している可能性が高いです。そのパターンを見つけるだけで、解決への一歩は踏み出せたも同然です。そもそも好きじゃない相手と付き合っている長く付き合うために1番大事な事は、ズバリ「相手のことをちゃんと好き」であることです。「は? 当たり前じゃん」て思いますよね。でも恋愛を始めるキッカケが「告白されたから」とか「この人なら合いそうだから」「何となく好きだと思ったから」といった、合理性で付き合っている人がけっこういます。もちろん付き合った後に好きになれれば良いのです。ただ前提として、ちゃんと相手のことを好きじゃないのに恋愛を続けると、ラブラブ期が落ち着いた後に急激な面倒臭さが訪れます。それは相手が面倒な人だから起きるのではなく、現実問題に向き合うほどの「好き」がもともとないから面倒に感じるのです。恋愛で大事なことはよく、価値観や相性などと言われますが、1番は「この人が好き」という愛への確かな感覚と覚悟だったりします。それがないと恋愛を続けようと思っても、気持ちが途切れてしまうのは当然のことなのです。この人はこういう人という分析や思い込みが強い人と向き合う時、私たちは「この人はきっとこういう感じの人だ」という、人物像のアタリをつけながら話していることが多いです。こと恋愛が長続きしないタイプの方は、この人物像のアタリが厳しかったり、予想外の一面があると、一気に「無し!」という判断になったりします。例えば「彼は頼りがいがあって仕事もバリバリやっている人(そういうところが好き)」みたいな強い思い込みを持って恋愛をしていると、休日のダラダラした姿や、落ち込んでふて寝する姿を見たらげんなりして冷める、ということはあるかもしれません。理想像や思い込みが強すぎると、恋愛の初期を通り過ぎた辺りで、現実を知り、気持ちが急激に冷めてしまうことはあるかもしれません。自分の気持ちや要望を彼に伝えるのが極端に苦手他人同士が一緒にいれば、どうしても合わないことも出てきます。そんな時、深刻になる前に「それはこうじゃない?」「こうしてほしい」「私はこうしようと思う」といった本音を伝えていくことが必要です。ここで大事なのは、本音を伝えたうえで相手が要望をのんでくれるかどうかではなく、自分の中に「伝えられない不満感」を貯め続けないことが大事です。自分の中に伝えられない不満が溜まりすぎると、ある時突然「彼とはわかりあえないから無理」というスイッチが入り、恋愛感情がしぼむことがあります。恋愛が長続きしないタイプには、こういった向き合いベタゆえの気持ち冷めタイプがいます。このタイプが別れを防止するには、自分の中の些細な違和感を見逃さず、深刻になる前に自分の思っていることや負担となっている感情を伝え、常に心地よい関係づくりを目指していくことが大切です。彼氏が途切れないタイプ彼氏が比較的途切れないタイプというのは、そもそも「この恋愛がダメなら別の人と付き合えばいい」みたいな割り切った感情がどこかにあります。この割り切り感情のようなモノを持って恋愛していると、面倒なコミュニケーションを避け、無意識に相手と深くしっかりと関わることを避け、恋愛を進めようとしがちです。その結果避けられない面倒事が見えたりすると、「もういっか!」と比較的早くに音を上げて別れを選択する人もいます。彼氏が途切れないことはあなたが魅力的な証拠ですし、初対面でのコミュニケーションが上手であることも言えるでしょう。ただ、1つの恋愛を長く良い関係に育むとはまた別のスキルのため、モテるからゆえに恋愛を長く続ける気持ちが途切れやすいというジレンマの中にいます。運命の相手や白馬の王子さま願望が実はある運命を感じる相手や、理想通りの男性がある日突然現れる…といった夢物語は、誰もが憧れると思います。しかしこうした理想への憧れが強すぎると、やはり現実の恋愛とのギャップにより、恋愛の熱が冷めるスピードが早くなりがちです。また、どこかにいるかもしれない理想の相手やシチュエーションを考えすぎると、想像の世界観が強固になり、どんどん現実の恋愛に熱しにくくなるジレンマも起こります。頭の中の世界は、自分を傷つけたり悩ませたりしませんから、ある種の安全地帯に居続けている状態といえます。それを幸せと考えるか問題と考えるかはあなた次第ですが、理想と現実の恋愛は明確に分けて捉えていく必要があるのです。長く続くいい恋愛のために、まずは思いっきり楽しむ恋愛が長続きしない人に共通する5つのポイントをご紹介しました。ひとりの人と長く付き合い関係を深めていくためには、自分の中に当たり前に居座る「恋愛の誤ったパターン」を見つけ、少しずつ手放していくことが大切です。そもそも恋愛という近すぎる人間関係を長く楽しいものにするには、甘い時間だけでは成立しません。幸せというのは慣れると麻痺していくため、幸せを刷新し続ける努力が必要なのです。その努力が、新たに見えた相手の一面を受け入れたり、起こった面倒事に向き合っていったり。はたまた思ったことを伝え合うということかもしれません。だからこそ、いい恋愛や頑張った恋愛を経て人は成長していくんですね。ぜひ大好きな人と長く良い関係性を築くために、自分のパターンから振り返ってみましょう。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©HRAUN/Gettyimages©Halfpoint/Gettyimages©Simon Winnall/Gettyimages
2021年01月28日