10歳と2歳のお子さんがいる2児のママ・ひなこさんは、36歳のシングルマザーです(2022年9月時点)。結婚当初から夫のうつに悩み、結婚10年目に離婚。Instagramではご自身の離婚体験談や、シングルマザー向けの役立ち情報をシェアしています。長年うつ病を患い、休職や転職を繰り返すものの子ども2人の育児どころか、ひなこさんが働いているにもかかわらず家事もしない無職の夫。 「夫はATMだ……」と離婚を踏みとどまっていましたが、義母からお金の援助を断られたことで、夫と結婚している意義を見出せなくなり、離婚を決意したひなこさんの体験談をご紹介します。 別居中、「親を話し合いに介入させない」と約束していたのに、義母から怒りの電話が! 約束を破ったことで日ごろの不満をぶつけ、母親同士が罵り合う修羅場になってしまいました。 その直後、旦那さんから驚きのLINEが……! この修羅場電話を切った1時間後、夫から「俺だけになったから話せる?」とLINEがきたので、しぶしぶ承諾しました。 夫「もう俺に何の魅力もないんかなぁ? 別れたくないよー! 涙」私「私に愛情もなにもなかったやろ?」夫「そんなことない。今でも愛しとるよ」 これまでずっと冷たい態度だったし、大切にされていると思ったことなんてない。離婚したいと伝えたあとも私が悪いと言い続けていたのに、今さらすぎる。10年間一緒に暮らしていたので「情」はあったけれど、私には「愛情」なんてとっくに無くなっていました。 「もう決めたことだから。離婚する意思は変わらん」 意思は固いことを伝えると、その後離婚することには同意してくれました。 離婚が決まったあとは大事な「お金」の話その後、財産分与について話し合いました。貯金がほぼなかったので、車と家をどうするかという話になりました。ローンが残っていた車は、売却すると残りのローンより高く売れたので、お金を半分に分けました。 夫名義になっていた子どもたちの学資保険は、もし私が死んでしまったときに子どもではなく夫へお金が支払われるものだったので解約。違う保険に加入して貯めていくことにしました。 家は夫の単独名義でしたが、私の実家の近くだったので、私が夫から買い取ることに。養育費については、夫が無職だったので見込めず、保留のままとなっています。 私は自営業なので、住宅ローンを組むのがなかなか大変でした。夫から私へ名義変更に100万円ほど費用がかかってしまいましたが、私が考えてつくった思い入れのあるマイホームだったので、またこの家に住めることが本当に嬉しかったです。 「親権は私」ということが決まった状態で、離婚届を先に提出。夫は離婚後1カ月ほどで出て行ってもらい、マイホームに子どもたちと再び住めるようになりました。大好きな家で子どもたちと平穏に暮らせるようになり、毎日幸せを嚙みしめています。 離婚後、夫から「子どもの話」はナシ……結果的に離婚で、夫を家から追い出すかたちになりました。愛情はなかったけれど情はあったので、少しだけかわいそうな気もしましたが、これまで家族を大切にしてこなかった自分の行動が全部自分に返ってきたと思ってもらうしかないですね。 離婚して半年ほど経ちましたが、夫から子どもに会いたいとか、面会について話し合いたいという連絡は一度もありません。せめて子どもたちには愛情を示して欲しかった……。でも、子どもたちを大切にしない夫と義母と縁が切れてスッキリしました。 離婚するまでたくさん悩みましたが、離婚した今は、子どもたちと幸せに暮らしています。あのとき決断してよかったと思っています! 著者:ひなこ2児のシングルマザー。Instagram(@sweet_10_rikon)では、自身の離婚体験談やシングルマザーのための情報を発信している。
2024年01月01日みんなの「夫婦関係」は良好?発達ナビ会員アンケート結果発表!毎日生活を共にしている夫・妻の存在。発達障害や特性のあるお子さんがいると、子育てについて話し合う機会も多いのではないでしょうか。今回、発達ナビでは「夫婦関係」についてのアンケートを実施。その結果をご紹介いたします。Upload By 発達ナビ編集部夫婦関係は「良好」「おおむね良好」という回答を合わせると59%と、過半数を占める結果となりました。一方で、夫婦関係は「あまり良くない」という回答が18%、「良くない」という回答が23%という結果に……!妻の立場の方から夫へのコメントが多く寄せられていましたが、「一緒に遊んだり勉強を見てくれる」「ときどき喧嘩もするけれど、家族を大事にしようと思う気持ちは十分伝わっている」といったコメントが見られました。「夫はわが子の障害について理解がない」「子どもに対して『怠けている、やる気がない』などと叱責する」といった子育ての考え方の違いについてのコメントも。「夫の協力が得られず、手続きや学校関係の対応はすべて妻が担っている」という声もありました。また、「パートナーにも発達障害があると思う」という方もいらっしゃいました。中には、「夫婦関係がおおむね良好なのは私があきらめているから」という方も……。参考:みんなのアンケート夫婦喧嘩にワンオペ育児、性格豹変まで!?「夫婦関係」にまつわるエピソード今回お寄せいただいた会員の皆さんのエピソードの中から、発達ナビ連載ライター陣がイラストを描き下ろし、漫画エッセイとしてリリースしたコラムをご紹介します。「こんなこと、あるある!」「わが家のことかと思った……!」と共感する部分もあるかもしれません。3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断された娘さんは現在19歳。こちらのご夫婦は、結婚して最初の数年はよく喧嘩をしていたそうですが、娘さんが生まれてから少しずつ、歩み寄れるようになったそうです。そのきっかけとなったのは……?20歳の大学生の息子さん、17歳の高校生の娘さんがいらっしゃる方のエピソードです。お子さんは二人ともADHD(注意欠如多動症)で、小さいうちは特に〇〇が大変だったそうです。そんな中、子どもたちの療育について夫婦で意見が分かれてしまい……。障害受容のタイミングがご夫婦で違うことは、よくあることではないでしょうか。付き合い始めてから11年、一度も喧嘩をしたことがないほど仲が良かったご夫婦。ふたりの関係が少しずつ変わってきたのは、DQ(発達指数)が境界域の息子さんの子育てがきっかけでした。日ごろ仕事が忙しく、子どもの特性への理解があまりないという父親も多いのかもしれません。こちらの体験談では、発達障害のある息子さんに、海外赴任中の夫がゲーム機をサプライズでプレゼント!「我慢が苦手な息子にはまだ早い」と思っていた妻は呆然……すると、予想を超える出来事が!?おわりに長年夫婦として連れ添っていれば、考え方の違いから傷ついたり、喧嘩をしたりすることもあるでしょう。そこに育児が加わってくると、さらに問題は複雑に……。発達に特性があるお子さんの子育ては、最も身近な存在であるパートナーと協力できればいいのですが、アンケートでの回答からは、さまざまなご家庭の様子が垣間見られました。忙しい日常から少し離れることができる年末年始、改めて夫婦関係を見つめ直すきっかけにしてはいかがでしょうか?発達ナビではこれからもたくさんの体験エピソードを募集していきます。あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。あなたのエピソードをぜひ教えてください。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年12月31日妊娠がわかり、私は妊娠・出産期について書かれた資料を読むようになりました。夫はその横でゲームやYouTube三昧。あまりに腹がたったので、あるものを突きつけました。すると少し変化がみられ……。 妊娠がわかっても変わらない夫妊娠がわかり、保健所で子育てに必要な情報が載っている冊子をもらいました。かなり沢山ありましたが、大事なことなのですべてに目を通すことに。私が読んだ後、夫にも読むように伝えました。 ですが、一向に読む気配がなく暇さえあればゲームとYouTube三昧。読んでほしいと伝えても、「わかったー」と言うだけで読まず……。そのくせ、「どんな制度があるの?」「親からこう聞いたけどどうなの?」「何歳からしゃべるの?」と質問責め。資料を見ることなく何でも質問してきます。 出産がどれだけ大変か理解しようとせず、最終的には「お金がかかる」と言ってくるだけ。あまりにも「お金」のことを言うので、私は怒りながら資料を渡して読む期限を決めました。ようやく目を通したようで、以前よりも無神経な発言は減りました。 ◇ ◇ ◇ 妊娠期の過ごし方や準備するものなど、夫婦で共有しておくと安心ですよね。お金についても出産育児一時金のほか、利用できる支援制度があったりするので知っておいて損はありません。出産するのは女性ですが、夫も自分ごととして捉えることで女性側の心の負担が少し軽くなるはず。新しい命に夫婦で向き合いたいですね。 作画/赤身まぐろ著者:吉田よしこ
2023年12月29日夫は付き合っていたころ、デートのたびにシャンプーの香りが漂ういい匂いの人でした。とてもきれい好きなのだろうなと勘違いしてしまった私。しかし、結婚してみると……。 知らなかった夫の生態結婚後の夫は、付き合っているときと真逆でした。家に帰ってくるなり、靴下はこたつの中で脱ぎ捨て、そのまま翌日まで放置。私が気づかなければ洗濯機に入れてくれませんでした。また、夫が大の風呂嫌いということが判明。1週間に一度入る程度で、付き合っているときには取り繕うために急いで入ってきていたのだなとわかりました。 そんな夫の正体を知った私は、玄関から浴室や脱衣所が動線上の家を借りるようにしました。そして、帰宅後はすぐに脱衣所へ行き、すべての洋服を脱いで洗濯機へ入れるようにお願い。入浴は彼のタイミングに任せていますが、子どもに一緒に入ろうと誘わせたりしてなんとか頻度を増やすようにさせています。 (30代/女性/主婦) 作画/miyuka
2023年12月29日幼稚園に入園したタイミングで息子からとある質問が。そのときに思いついた時期を伝えたのですが、それが後から自分の首を絞めることに……。 簡単ではなかった息子との約束…幼稚園に入園したタイミングで「いつまでかたぐるましてくれる?」という質問を息子からされました。「そうだな~。小学校1年生までかな~。」と何となく思いついた辞め時を伝えたのですが……。 幼稚園に入園してからぐんぐん成長する息子。よくよく考えたら私も身体が大きいほうで身長は185cmほどでした。子どもの成長はうれしいことに違いないのですが、大きくなりすぎて、かたぐるまをするのが次第につらくなっていきました。「子どもとの約束は守る」それは自身で大事にしていることのため「小学校1年生までは頑張る」と思っていたのですが、小学校1年生になるころに息子は身長135cm体重は33kgになっていました。声を出しながら気合を入れ、何とか肩に乗せることはできても長時間は無理。ついには首と肩に限界がきて、整体に通うハメに……。 息子をかたぐるましたことで通う事になった整体ですが、状態を見る為にレントゲンをとったら自分がストレートネックだということを初めて知りました。もしかしたら、これを知らせるためにあった出来事なのかもしれません……。 作画/miyuka 著者:熊田雄一2児の父。会社員として働くかたわら、執筆活動や昔の上司が経営する飲食店の手伝いもおこなうトリプルワーカー。
2023年12月28日先日、私と息子が同時にインフルエンザにかかりました。夫だけは罹患しなかったので、息子を小児科へ連れて行ってくれたのですが、その後の夫の言葉に驚愕してしまいました……。夫からのまさかの言葉息子が診察をしてもらった病院では大人の診察はできないと言われたので、私は別の病院を予約しました。私は39度を超える高熱で、着替えるのも、歩くのもやっと。その姿をみているのに、なんと夫は「自分で運転していける?」と言ってきたのです。息子を病院へ連れていってくれたことはありがたいですが、私への配慮がなさすぎて悲しくなり、「無理に決まってるでしょ」と怒ってしまいました。 夫もハッとしたようで、「ごめん」と謝りすぐに私を病院へ連れていってくれました。夫も息子と私が同時にインフルエンザにかかって焦っていたのかもしれません。冷静になった私は夫に激怒してしまったことを反省。家族が大変なときこそ、お互いに配慮ある行動や言葉選びをしていくことが大切だと痛感した出来事でした。 作画/ぽよ母著者:渡辺もな
2023年12月24日子どもがそろそろ保育園に入るタイミングで2人目の妊娠がわかり、何かとお金がかかるため「節約しようね」と夫婦で決めました。夫が「お小遣い少し減らして良いよ!しばらく飲みも控えるから」と言ってくれたので、お小遣いを減らすことに。ところが夫から思いもよらぬ申告があったのです……。 夫の衝撃の使い道2人目の子どもの妊娠を機に、節約をするようになってから数カ月後のことです。お小遣い日からたった3日で、夫から「ごめん。お小遣い使いきった……」と申告が……。これまで節約に協力をしてくれていたので、突然のことでびっくり!何に使ったのか問い詰めました。すると……。 お小遣いのすべてを使ってスクラッチくじを買っていたのです! まさかの予想外の答えに、私はしばらく固まってしまいました。これからますますお金が要るのにスクラッチとは……。節約のストレスが溜まってしまったのかもしれませんが、夫にはその月の休日出勤を増やしてもらい、休日手当てで出費を埋め合わせてもらいました。 それから夫には「二度とそんなお金の使い方はしない」と約束させ、今は必要な時に必要な分だけ私からお小遣いを渡すようにしています。 イラスト/まげよ 著者:佐々木未久
2023年12月24日夫は大学時代と社会人になってからの数年は一人暮らしをしていました。そのため、夫もある程度は家事ができるだろうと思っていたのですが、その予想を見事に裏切られる衝撃的な出来事がありました……。夫が作った料理を見てあ然…共働きのため、先に帰宅した方が料理をするのがわが家のルール。夫より遅く帰った日、キッチンのお鍋をのぞくと、そこにはなんと、鍋一面がわかめだらけのお味噌汁が……。慌てて夫に聞くと、乾燥わかめがどれだけ増えるかわからず「足りなかったら困る」とたくさん入れた結果、お味噌汁がわかめだらけになってしまったとのこと。頑張って作ってくれたことはうれしかったのですが、その日のお味噌汁はわかめの味ばかりでした。 その後、反省した夫は料理方法を少しずつ学び、今では冷蔵庫の中身を見ながらぱっと料理を作れるようになりました。この経験から一人暮らしをしていたからといって家事が必ずできるわけではないとわかったため、やり方などに不満があればその都度きちんと伝えています。 作画/ぽよ母著者:山村さつき
2023年12月23日夫は私の手作り弁当と水筒2本(お茶とブラックコーヒー)を毎日持参して仕事に行きます。タバコは吸いません。毎日19時ごろ帰宅して家で夕ご飯を食べるので、日々決まって使うお金などほとんどないはずです。しかし、1日あたり1000円×30日分プラス3万円=毎月6万円のお小遣いが必要と言います。なぜそんなに要るのか疑問に思いつつも聞けずにいたある日、私は見てしまったのです――。 妻は見た夫は外食をすることもなく、趣味や習い事もしていないのに、どうして月6万円もお小遣いが必要なの……?問い詰めたい気持ちは山々でしたが、その話題を口に出すと夫がひどく怒るので、次第に聞くこともしなくなっていました。それでも私は「どうぞご勝手に」というスタンスを貫いてきました。もしも浮気をされていたら、それならそれで離婚するだけのことと割り切っていたからです。ところが最近になって夫のお小遣いの使い道を知ることに……! 夫は会社で営業をしているのですが、出かけた先で夫を見かけました。すると、夫は……。 パチスロ店に入っていくではありませんか! 夫は外回りに行くふりをしてパチスロをしていたのです。帰宅後に問い詰めると、負けてばかりで、負けを返すために消費者金融から借金までしているということも判明。 何か形に残るものや、身になる勉強など、人生の役に立ちそうな経験に使ってくれているならよかったのですが……。使い道にはあ然としましたが、どうしてそんなにお小遣いが必要なのか疑問だっただけに「やっぱりね」と腑に落ちたのでした。私はお金にだらしのない夫とは別々の道を歩むためにすでに動き出しています。はじめはショックでしたが、今は新しい人生を考えてワクワクしているところです。 イラスト/まげよ 著者:戸田ととこ
2023年12月23日夫とは長年友人として付き合い、その後結婚をしました。夫はいつも笑顔が絶えない人で、両親に紹介したときも「笑顔でやさしそうな人で良かったね」と祝福してもらいました。結婚してしばらくしたころ、夫の提案で私の両親を誘って4人で温泉旅行へ行くことに。しかし、夫のまさかの行動にあ然としてしまいました……。夫の信じられない行動あいにく私は仕事の関係で1日遅れでの合流に。夫も了承してくれたので、私は両親のアテンドを夫に任せました。しかし、旅館で合流すると両親からとんでもないことを聞かされました。 新幹線で移動したのですが、道中、お弁当や飲み物やおやつを買う際に、夫は支払うそぶりを見せず両親が買うことになったそう。さらにはチェックイン時に宿泊代を支払う旅館だったのですが、その宿泊代すら夫は払わなかったと言います。そして両親が支払いを終えても感謝の言葉もなかったとのこと……。相手への配慮ができず、両親からは「ただニコニコしているだけの男だ」と言われて、私は情けなくなりました。夫への不満はその後さらに募っていき、1年後に離婚。 自分がされてうれしいことや悲しいことはどんなことかと夫と話し合いましたが、意見がまったく合いませんでした。友人の期間が長かったのに、他者に対する配慮のできなさに気が付けなかったことを反省。人としての思いやりや、感謝の気持ちが持てない人とは意思の疎通ができないと学びました。結婚前には相手の表面的な部分だけでなく、価値観や考え方をよく知ることが大切だと思いました。 作画/ぽよ母著者:林ひろみ
2023年12月22日2人目の子どもが幼稚園に入り、落ち着いてきたころ私は職場復帰をしました。私は夫よりも収入が良く、家計は一気に余裕がでてきました。ある日、夫からお小遣いを3万円から6万円に上げてほしいと言われ了承したのですが……。夫の金銭感覚が狂い始め…夫は、今まで遊んだり飲みに行ったりすることはありませんでしたが、お小遣いが倍になったおかげで急に飲みに行ったりパチンコに行ったりするように。 さらに夫は、しばらくすると「お小遣いもう2万円あげてくれない?」と値上げ交渉をしてくるようになりました。どうやら夜のお店を覚えその費用が足りないよう。私は育児や家事に協力的でないくせに、お小遣いの値上げばかりをねだる夫にイライラ。「そんなに遊びたかったらあなたは一人で生活したら? 私はあなたよりも収入が多いしやっていけるから大丈夫」と言いました。すると夫は「ごめん………」と何も言わなくなりました。 人はお金でテンションが上がってしまうと痛感。現実主義な私はお金に余裕があってもなくても金銭感覚が変わらないので、これからもしっかり家計を管理していきたいと思います。現在は家を購入するために頑張っています。 作画/いずのすずみ著者:遠藤愛
2023年12月21日2カ月半の里帰りを終えて、自宅での初育児。授乳やあやすのに手を取られて家事ができない中、夫が料理・片付けをしてくれた! 素直に感謝を伝えると、思わず「オイ!」とつっこまずにはいられない一言が夫から返ってきたのです……。料理や片付けをしてくれる夫に感謝!私が出産に向けて里帰りをしていた間、夫はひとりで過ごしていました。夫はひとり暮らしをしたことがなく、時が経つに連れ、静かな自宅でひとりで過ごすことに寂しさを感じていたようです。 私は2カ月の里帰りを終えて自宅に戻り、環境が変わって泣きじゃくるわが子をあやしたり、授乳したりなどでいっぱいいっぱいになり、食事の準備まで手が及ばずにいました。 そんな中、休日に夫が料理の準備や後片付けまでしてくれ、これなら何とかやっていけるかな……?という安心と、感謝の気持ちが出てきました。 素直に「やってくれてありがとう」と伝えると夫は……。 夫の家事は「やる気」次第!?「このやる気がいつまで持つかわからないから、やる気があるうちにね!」と笑顔で返事をする夫。子どもが生まれる前なら笑って済んだ返事ですが、赤ちゃんがいるのに家事をするか否かが「やる気による」なんて言っていられません。 私は夫に「やる気の有無でされると困るんですけど?」とだけ言いました。育児もやる気によるの? やる気うんぬんじゃなくてやってくれ!と、内心ではツッコミが止まりませんでした。 里帰りを終えて、夫が家事を進んでしてくれたことには助かったのですが、それがやる気次第で変わるなんて、そんなこと許されないから!という気持ちになった私。冗談でも、のんきなことを言わないでほしかったです。これからが育児生活の本番なのに、このままでは先が思いやられるので、あえて夫を頼るようにしていこうと思います。 イラスト/ミロチ著者:たなか かな
2023年12月20日夫は仕事ではよく気がきいて、職場でも頼りにされている存在です。しかし家庭内のこととなると一転、「なんでこんなことに気づかないの?」と不思議に思うくらい抜けていることだらけ。さすがに夕飯の買い出しぐらいできると思ったのですが……。 帰宅が遅くなった日5歳と2歳の子どもたちと私の3人でおでかけしたときのことです。遠くまでおでかけして思い切り遊び、帰宅が遅くなりました。しかも帰り道は渋滞していることがわかり、帰宅予定時刻をかなりオーバーしそうでした。 帰ってから夕飯の準備をしようとしていた私は、家にいる夫に夕飯の準備を頼むことに。といっても夫はほとんど料理をしないので、スーパーで夕飯の買い出しを頼んだのです。 帰宅してまさかの光景にびっくりやっとの思いで家に着き、子どもたちはおなかがペコペコ。夫に「子どもたちおなかすいてるから先に食べさせちゃおう」と、買ってきた食事をテーブルに並べてもらいました。夫は食事の準備、私は片付けをして、夫に「準備できたよー」と言われて見てみると……。 そこに並んでいたのは、たこわさ、イカの塩辛、辛い麻婆豆腐、担々麺、野菜スティック、お刺身と、子どもたちの食べられない物だらけ。思わず「えっ?!」と声が出ました。「これ、子どもたちは何を食べるの?」と聞くと夫は、「えっ? あ、そうかぁ……」と腑に落ちていないような顔。そのまま何もしない夫にイラっとし、「もういいよ!」とすぐにラーメンを作って、子どもたちに出しました。 子どもたちは「おいしい」とモリモリ食べてくれましたが、夫の自分のことしか考えていない行動にため息が出ました。自分のイライラを少なくするためにも、次からは面倒でも細かく買う物の指示をしようと固く思った出来事です。 イラスト/海乃けだま 著者:山口花
2023年12月18日第1子を出産してから13年……いまだに出産直後の記念撮影のことで後悔しています。無事に出産を終えたら、立ち会ってくれた夫と出産を頑張った私、そして生まれたてのほやほやの赤ちゃんの3人で写真を撮りたいと妊娠中から考えていました。それが、まさかの結果に終わってしまったお話です。妊娠中から決めていた、初めての家族写真第1子を妊娠時、初めての出産ということもあり、陣痛中はどんなサポートをしてほしいか、どんな音楽をかけてほしいか、出産したらしてほしいことは何か、などバースプランは念入りに考えることに。 私は立ち会い出産の予定で、赤ちゃんが無事に生まれたら夫と私と赤ちゃんの3人で初めての家族写真を撮りたいと思っていました。そのことも助産師さんに伝え、バースプランにも記載していました。夫も賛成してくれ、当時はフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)だったので、デジカメも用意して準備していたのです。 いよいよ陣痛が来た! 立ち会いもできそう!妊娠39週3日の21時ごろ、陣痛が始まりました。ちょうど夫も仕事から帰宅したタイミングで、立ち会いもできそう。病院に着くころには子宮口も7cm開いていましたが、そこから子宮口全開大になるまでが長くかかりました。 陣痛の痛みの波のたびに強い力で一生懸命腰をさすってくれる夫。合間には私をうちわであおいだり、水を飲ませてくれたりと一生懸命サポートしてくれていました。深夜1時半に出産し、その瞬間にも立ち会った夫は感動の涙を流していました。 助産師さんに「赤ちゃんの状態をみるから、写真が撮れるようになったらパパに声かけますね」とのことで、夫は分娩室を一度出て、陣痛室のソファで待つことに。 一度寝たら、なかなか起きない夫……私も分娩台に横になったまま出産の余韻に浸っていると、助産師さんが気まずそうに「3人で家族写真撮りたいよね? 赤ちゃんの準備できたからパパに声をかけているんだけど、熟睡しちゃってるんだよね」と。 私は2時間の安静時間が必要なため動けず、助産師さんにお願いし、夫の肩を叩いて再度声をかけてもらいましたが、まったく起きない様子……。仕方がないので、赤ちゃんと私の2人で写真を撮ってもらいました。安静時間が終了し、病室に移動する際に夫を叩き起こすと、青ざめた様子で何度も私に謝ってきました。 出産直後に3人で初めての家族写真を撮ろうと約束していたのに、陣痛中のサポートで疲れたのか、寝てしまった夫。今考えたら、私の安静時間が終了して夫を叩き起こしたときに写真を撮ってもらえばよかったのですが、当時は怒りでそんなことも思いつきませんでした。出産に立ち会いサポートしてくれた夫には感謝していますが、13年経った今でも、後悔している出来事です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:鈴木 沙智2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月11日子どもが保育園に通っていたときのことです。私は夫に家事や育児のことについて相談をしたのですが、まさかの返答に驚愕してしまいました……。夫の衝撃的な言葉ある日、夫と仕事のバランスや子どものこと、家事の相談、私はこうしたいのだけどどうだろう? など話をしていました。すると夫は「ママはひとりでも生きていけるね! 大丈夫!」と言ってきたのです。 夫からその続きの発言はなく、悩みがあって一緒に話し合いたいのに、まるで他人事のような返答。「ちょっとー! どういう意味!?それってフラグ?」と怒りました。すると夫は「結局そこまで考えているなら俺なんていらないじゃん!」と言いたかったことがわかりました。夫からすると私が既に決めているように聞こえていたようです。夫に意見を求めていた私は言い分を聞いてますますモヤモヤとしてしまいました。 その後、保育園での悩み相談のお茶会でネタとして話したところ爆笑され、おかげでモヤモヤが吹っ切れました。最近は、夫と何か話し合うときはお互いに言い方に気を付けるようになり、きちんと夫婦で意見交換をしています。 作画/ぽよ母著者:からは りく
2023年12月10日同居をしている姑が認知症になり、おかしな言動が増え始めました。私が耐えきれずに夫に相談すると……。そんな私のお話です。 この言動は病気だから?元々姑とは良い関係性ではなかった私。とはいえ、夫よりも姑といる時間が長いので、姑の言動をよく把握していました。そんなある日、姑の異変に気付いて……。 姑の異変を感じつつも、「この私に向けられた敵意は本気なのか?」「それとも認知症なのか?」というようなことが増え、夫に相談していました。 なかなか認めようとしない夫夫は、「認知症じゃないでしょ?」という気持ちが強く、私が姑から受けたひどい言動を報告しても、「お前が嫌いだからってオーバーに言ってるだけだろ!」と何度も否定されました。 夫に対する腹立たしさが…しかし、認知症らしき症状が進行するにつれ、日時を間違えたりご飯食べたのに食べてないと言われたり、夜中のトイレの失敗も増えたりして……。さすがに夫も認めざるを得ない状態になりました。 いくら認知症になったとはいえ、姑からは本当にひどい言動を受けました。また、それをなかなか認めず、私を疑い続けた夫に本当に腹が立ちました。 まとめ自分の親に対する愚痴や老化の話を子どもの立場としては聞きたくないかもしれませんが、これが紛れもない現実であることを受け入れ、夫にもっと早い段階から理解と協力をしてもらいたかったです。私だって人間なので、正直本当につらくて生きた心地がしませんでした。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 文/山田のあ 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!介護カレンダー編集部
2023年12月09日私は4回出産を経験しましたが、妊娠中や産後に身内に不幸があり、葬儀がおこなわれることがありました。まさかの出産予定日直前に夫の祖母が亡くなり、臨月の状態で葬儀への参列をどうするべきか悩んだことも。また、次男が生後2カ月のときには義父が他界。小さい子どもを連れて葬儀に参列することになったのですが……。ここでは、妊娠中や産後に葬儀があった際、私がどのように対応したのかをお話しします。まさかの出産予定日に葬儀が……私は長女の出産予定日1週間前に、2歳の長男を連れて実家に帰っていました。すると、実家に帰って2日後に夫の祖母が危篤という連絡がありました。今動くべきか悩みましたが、夫はもちろん、私まで本当にかわいがってもらっていたので、どうしても会いたくて病院へ行くことに。その後、義祖母は息を引き取り、まさかの出産予定日に葬儀が執りおこなわれることが決まりました。 義両親や親戚も、私が臨月ということは知っていたので、無理に参列しなくてもいいと言っていただきました。ただ、本当にお世話になった義祖母と最後のあいさつがしたいという気持ちがあり、夫や母と相談することに。 お通夜だけ参列することに夫は義祖母にとっては初孫で長男ということもあり、本当にかわいがられていました。その義祖母をきちんとお見送りしたい気持ちと、私に何かあったらすぐに動かないといけないことから、臨月の私には安静にしておいてほしいと夫から言われました。 けれど、私も最後に会いたいと言うと、お通夜だけということで話がまとまったのです。おなかの大きい私はなんとか入るサイズの黒い服を探し出し、長男を連れて、母と一緒にお通夜へ。ただ、本当に義祖母にあいさつだけをして、短い時間で帰ることにしました。 出産予定日より1週間遅れて出産結局、出産予定日当日に陣痛は来ず。その後、祖母の初七日が終わった1週間後に陣痛が来ました。長男は夫の実家にあずけ、長女を出産。義祖母のことが一段落するタイミングだったので、夫も無事出産に立ち会うことができました。あのとき無理に動いてお葬式まで参列していたら周りに迷惑をかけていたかもしれないと思うと、あの判断は間違っていなかったと思います。 それから時が経ち、次男を授かり出産。次男が生後2カ月のときに義父が亡くなり、葬儀がありました。私はもう動ける状態だったので、長男の妻としてバタバタしながら、次男への授乳やお世話をして本当に大変でした。 妊娠中や、小さい子どもを連れての葬儀は本当に大変です。特に妊娠中となると、地域によっては風習があり、生まれてくる子どもに影響があるかもと心配されることもあります。私の場合は運良く4回とも家で陣痛が始まりましたが、急な葬儀の対応なども含め、妊娠中は自分の体調を考え、ベストな状態を整えておくことが大事だと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月07日10歳と2歳のお子さんがいる2児のママ・ひなこさん。36歳のシングルマザーです。(2022年9月時点)結婚当初から夫のうつに悩み、結婚10年目に離婚。Instagramではご自身の離婚体験談や、シングルマザー向けの役立ち情報をシェアしています。長年うつ病を患い、休職や転職を繰り返すものの子ども2人の育児どころか、ひなこさんが働いているにも関わらず家事もしない無職の夫。そんな夫と離婚するまでのエピソードを教えてもらいました。結婚1年目で夫が病気に結婚して1年ほどで、夫がうつ病を患い、休職や転職を繰り返すようになりました。最初は病院に付き添ったり、病気が良くなるようにかなり気を遣って生活していましたが、結婚10年目でついに離婚することになりました。うつ病の夫自身もつらいかもしれませんが、私も精神的、経済的に限界を迎えてしまったからです。 「良い旦那さん」と言われていた夫の様子に変化が結婚当初、私はろくに料理も作れず、元夫に教えてもらったり、下手な料理を文句も言わずに食べてくれたり。おもしろくて、やさしくて、「良い旦那さん」でした。子どもが生まれると、おむつ替えやミルクなど積極的に育児をしてくれて、初めての育児を一緒に乗り越えられました。私の友達にも気さくに話すので「話しやすくて良い旦那さんだね!」と褒められることも。そんな彼と一緒にいてすごく楽しかったです。 でもあるころから、仕事が休みの日に長時間寝るようになりました。「私は育児でずっと寝不足なのに……」と、ずっと眠っている元夫に不満がありましたが、仕事が大変なら仕方がないと思うようにしていました。 しかし、体調が悪くなってきて、会社を休むようになり、病院を受診すると「うつ」と診断されました。夫と一緒に休職のお願いをしに会社へ行きましたが、休職を拒まれ辞職を促されてしまいました。元夫は会社と争う気力もなく、あっさり自主退職。働けなくなったらすぐに辞めさせられるなんて、悲しくて悔しかったです。 無職になった夫、仕事どころか育児も家事もしてくれず……そこから1年以上無職のままでした。元夫は体調が悪いときは別人のように変わってしまいます。弱気で、何もやる気がなく、放っておいてくれという雰囲気。 最初はすごく心配していましたが、仕事だけでなく家事も育児もしてくれない。その期間が長くなるにつれて、私も精神的にしんどくなりました。 夫が休職や転職を繰り返すので、「体調が悪い」と言われるたびに動悸がしたり、また仕事ができなくなってお金が入ってこなくなるのではという不安に駆られ、毎日ビクビクして暮らしていました。 当時、私も働いていましたが、パート勤務で収入も多くありません。子どもがいるなかで、経済面で不安がつきまとうのは精神的につらかったです。 この間までは大好きな「良い旦那さん」だったのに病気のせいで、おもしろくて、やさしかった彼はいなくなってしまいました。まるで別人のようになってしまった彼。毎日気を遣って私自身も疲弊してしまい、離婚という決断をしました。 離婚して初めて「一緒にいるしんどさ」に気がついた今考えてみると、「離婚」という決断をするまで10年、遅すぎたなと思っています。元夫は仕事だけでなく、結婚生活自体にストレスがあって病気になってしまったんじゃないかなと思っていますが、離婚した今でも社会復帰はできていないそうです。 離婚したあとの私はというと、解放された喜びでいっぱいです。私は自分が思っていた以上に、元夫と一緒にいることがしんどかったんだな、と離婚して初めて気づきました。 先日、夫に連絡をすると「もうあなたたちの知っている私は死にました」と返信がありました。もう俺はいないと思って関わらないでくれ、という意味なのでしょう。私はもう関わらなくてもいい。でもせめて、離婚したあとも、子どもたちのことは愛してほしかった。養育費を払おうとせず、子どもたちと連絡を取ることも関わることもしようとしない元夫に、がっかりしています。そんな夫の分まで、子どもたちをたくさんかわいがって笑顔で生活していけたらと思っています。 著者:ひなこ2児のシングルマザー。Instagram(@sweet_10_rikon)では、自身の離婚体験談やシングルマザーのための情報を発信しています。
2023年12月06日長野県に移り住んだのは、ちょうど7年前のこと。以前は、神奈川の自宅から東京の会社まで往復3時間、満員電車に揺られての通勤の日々。深夜残業も多く、これでは生きるために仕事をしているのか、仕事のために生きているのかわからない……。妻と話し合い、自然に近い環境で自分たちのペースで暮らそうと地方への移住を決意。移り住んで2年目に子どもが生まれたのですが……。 育児休業は休暇じゃない移住者ゆえ、私も妻も両親が遠くに住んでいることから、夫婦だけの子育て。妻の負担を考え、私は半年間の育児休業を取ることに。産後まもなく子どもが母乳をうまく吸えずに粉ミルクに切り替えることになりました。 私ひとりで子どもを見る時間も多く、家事をしながらのおむつ交換やミルク作り、夜泣き対応にもうヘトヘト。ようやく眠ってくれたかと思い、ベッドに寝かせるとスイッチが入ったように泣き出し……。育児休業は休暇じゃないと痛感しました。 ある出会いが……町の広報誌に載っていた弓道教室の参加者募集の記事。興味を持った妻は気分転換にと通うことに。週1回、弓を手に的を目掛けて意識を集中。子育ての疲れと不安で暗かった妻の顔が少し明るくなりました。ある時、妻は弓道場に通う初老の女性に出会いました。彼女も移住者で隣村に住んでいる方でした。何度か会ううちに親しくなり、時々、わが家に絵本やおかずを持ってきてくれるように。いつも息を切らせながら自転車に乗って急な坂道を上ってやって来ます。彼女には東京に住む息子夫婦と孫がいるそうです。 もう1人のおばあちゃんやがて子どもは保育園に入り、少し子育ても落ち着いてきました。妻は弓道場に通わなくなりましたが、その後も隣村の女性との交流は続いています。コロナ禍前のこと、あるとき、保育園の祖父母参観の知らせが。 私たちの両親は遠くから来ることが難しく、どうしたものかと、その女性に話すと、「それなら私が行くわ!」とおばあちゃん役を買って出てくれました。保育園側も了承。きっと保育園の先生には本当の祖母のように映ったでしょう。後日、女性は息子の保育園での様子をにこやかに話してくれました。 もうすぐ小学校の入学を控える息子。自然豊かな環境でのびのびと育っています。ライフスタイルや家族のあり方が変わる中、血縁だけでない新しい家族のカタチがあります。移住先で出会った“もう1人のおばあちゃん”。彼女はペダルをこいで坂道を上ります。“もう1人の孫”に会うために。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 著者:鈴木俊輔元出版社勤務。長野県に移住して、地域おこし協力隊に。任期中に子どもが生まれ、育児休業を取得。ローカル紙の記者やニュースメディアサイトの副編集長を経て、現在はフリーライターとして活動中。
2023年12月06日夫は運転上手で結婚前はドライブデートを重ねていました。私も安心して車に乗っていたのですが、結婚後に出かけた際、衝撃の事実が判明し……。 結婚後にドライブで遠方に出かけたら…夫が運転する車には結婚前のデートで何度も乗っていました。車庫入れがうまく、周りの車に道を譲るような安全運転。私も安心していました。 結婚後に少し遠出をしたときのこと。高速道路で渋滞に巻き込まれ、予想よりも道が混んでいました。すると、夫が目に見えてイライラし出したのです。気まずくなって「混んでるねー」と声をかけると、まさかの無視。少し間があいてから、「これだから休日に出かけるのイヤなんだよね」と呟きました。 その後も気まずい雰囲気で目的地に到着しても機嫌は直らず……。外食の予定でしたが、疲れたと言ってコンビニでご飯を買って食べることに。ご当地ならではの食事を楽しみにしていましたが、残念でした。 後日、運転中の態度について話し合いました。一応、私の気持ちを理解して気をつけるようになってくれたので良かったです。 ◇ ◇ ◇ 渋滞で進まない、前の車が遅いなどでイライラした経験がある人も多いのではないでしょうか。車内の雰囲気が悪くなると、せっかくの楽しいお出かけも台無しに。なかなか難しいですが、自分の気持ちをうまくコントロールできる方法を見つけられるといいですよね。 作画/さくら著者:ゆっきー
2023年12月04日職人の夫と結婚して2年。給料は日払いだったのですが、段々と生活が苦しくなっていき……。あるとき、夫の車の中を見て驚きました。 仕事がないとは聞いていたけれど…夫は良くも悪くも、感情がすぐ顔に出る嘘のつけない人だと思っていました。ですが、入籍してすぐに借金が発覚。そのときは義両親が結婚祝いとして返済してくれました。 職人の夫からは「現場に出て1日いくらという日払いの仕事だから給料明細がない」と言われており、私は疑うこともなく信じていました。結婚して2年ほどたったころ、夫が「最近現場の仕事がないんだよ」と言ってきました。その月の給料は8万円、次の月は3万円。 さすがにこれはおかしいと思い、夜中に夫の車の中を探すことに。するとダッシュボードから給料明細が見つかり、給料は一般的な金額でしたが、○月○日○○円と前借りがずらーっと並んでいました。夫を叩き起こし、どういうことなのか問い詰めると「仕事帰りにパチンコへ行ってた」と言うのです。前借りだけではなく、消費者金融にも借金していることが分かり、心底呆れました……。 その後、義両親と私の両親が集まって話し合うことに。借金は義両親が返済しましたが、夫はギャンブル依存症から抜け出すためにカウセリングへ通いました。そして、私の両親と同居し、今は真面目に働いてくれています。 ◇ ◇ ◇ 一度でも嘘をつかれると、信頼関係が崩れてしまいますよね。円満に生活していくためにも嘘はつかず、何でも話し合える仲でありたいですね。 作画/さくら著者:堂本 晴
2023年12月03日日ごろから私の話を真剣に聞いていない夫。注意しても「そんなことないよ」「はい、はい」「わかった、わかった」の空返事。どんなときでも私の話を真面目に聞いてくれない夫に対し、イライラしていたときに起きた夫婦ゲンカのお話です。娘が入浴中に逃走いつもは私とお風呂に入る4歳の娘ですが、私がぎっくり腰になったことで夫とお風呂に入ることになりました。いつものお風呂の温度は38度ぐらいで、大人の私が「少しぬるいな」と感じる温度にしています。 夫には「お風呂の温度が熱いと嫌がるから気をつけてね。少しぬるいなと感じるぐらいがちょうどいいよ。シャワーは顔にかからないようにね」と言ったのですが、いつものように「はい、はい」の空返事です。 お風呂に入るとさっそく、娘の「熱い」と泣いている声が聞こえてきます。しかし、腰が痛くて動けない私はどうすることもできず、「そのうち娘も夫も慣れるだろう」と軽い気持ちで寝ていました。そして、夫とお風呂に入るようになった数日後、シャンプーを洗い流さないまま、娘がお風呂から逃走して私に抱きつき、「パパ大っ嫌い」と泣いていてびっくりしました。 娘が泣いている理由に怒り爆発娘は「何度もお風呂が熱い、シャワーが熱いと言っても変えてくれない」と泣いています。お風呂へ一緒に行き、シャンプーを洗い流す前にシャワーの温度を確認。シャワーの温度も浴槽のお湯の温度も、私の伝えた温度より5度ぐらい高い温度になっていました。この温度を見た私は、怒り爆発です。 「なんで私の言ったことをやらなかったの!?」「注意してと伝えたよね!?」と聞いても、夫は「そこまで熱くないよ」という返答。「大人でも熱いと感じる温度なのに」呆れて言葉が出ませんでした……。 初めて聞いた夫のごめんなさい結婚して8年になりますが、夫婦ゲンカをして夫から謝られたことは一度もありません。そんな夫が謝ったのは、私の言葉に反省したのではなく、娘の言葉でした。4歳の娘は泣きながら「人の話はちゃんと聞かないとダメなんだよ」と……。 この言葉を聞いた夫は娘に「ごめんなさい」と謝り、「これから気をつけるね」とひと言。謝る姿を見た私は、今まで何度とケンカしては消化できない夫への不満が少し軽くなった気分になりました。 このケンカから夫は、娘の意見は受け入れるようになりました。今まで私の意見を受け入れなかった夫が変わってくれたのはうれしいことです。今では私の意見を娘に伝え、娘が夫へ伝えるようにしています。面倒ですがこの方法にすることで、夫婦ゲンカの回数が減りました! 夫へのイライラも軽くなり、助かっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:半澤真弓4歳の女の子のママ。ファッションやコスメが好きで、前職は百貨店に勤務。現在は夫の仕事の関係で東北在住、ワンオペ育児中。
2023年12月02日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、出産のときに時々あるちょっと困ったパパについて教えてくれました。立ち会い出産の本当の目的は出産するママのサポートなはずなのですが……!? 立ち会い分娩はどれくらいの夫婦がしてる?「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査(2013年・厚生労働科学研究)」によると、分娩室で立ち会いをした「夫」は53%。経腟分娩に限れば、立ち会いをした「夫」は59%で、2006年の調査の39%から大幅に増加しています。しかし、強制するものではありません。実際の立ち会い分娩は、赤ちゃんが生まれてくる足元を見るものではなく、頭側にいてママをサポートするのですが、赤ちゃんに付着する出血などを見るのも苦手な男性も少なくありません。2人でよく話し合って、立ち会いをどうするか決めていくことが必要です。陣痛中は一緒にいて分娩時は外で待っててもらう、途中で気分が悪くなったり立ち会いが続けられない気持ちになったら外で待つなど臨機応変にするなどにしてもいいかと思います。立ち会いができ、それを望む場合に知っておいてほしいことをお伝えします。 立ち会い出産で何をすればいいの?立ち会い出産でパパの役割はたくさんあります。何をしたらいいかわからない場面も多いと思うので、助産師と相談しながら試してみましょう。ここでは陣痛中と分娩時のおすすめサポートを教えます。 【陣痛中】・腰などのマッサージ・腰やおなかを温める・お産が進まないときなど院内散歩の付き添い・お産が進んできて児頭が降りてくるとつらいので、おしり(肛門部分)の圧迫・吐いてしまうこともあるのでその介助・陣痛の合間に飲み物や食べ物がとれるように介助・精神的なサポートなど 【分娩時】・出産時いきむときの体勢になるようサポート・陣痛の合間に水分がとれるように介助・汗を拭いたり、うちわであおぐ・声をかけたり精神的なサポートなど 動画撮影のタイミングはいつ?赤ちゃんが生まれてくる大事な瞬間を記録に残しておきたいという気持ちはよくわかります。しかし、撮影は最低限にして、無事に出産できるように2人で頑張ってお産に集中することも大切です。陣痛のときに、撮影しているパパもいますが、痛みが強くなってくると余裕がなくなり撮影どころではなくなってくる場合が多いです。無痛分娩ではママに余裕があるため撮影をしているパパもいますが、お産が進んで分娩準備をするようになったら、動画撮影をしてもいいかと助産師に確認するようにしましょう。赤ちゃんが生まれた直後は写真撮影のみ許可という病院も多いです。出産後落ち着いてから、動画撮影ができる場合もあるのでそのタイミングも助産師に相談してみてください。立ち会い出産は、パパにも役割がたくさんあります。思い出の記録を残すことも大切ですが、無事に赤ちゃんが生まれてくるように2人で頑張ってほしいなと思います。動画撮影や写真撮影だけに集中しないようにして、家族の心の中に、新しい家族を迎えるいい思い出となるように、お産に取り組んでいただけると幸いです。監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年11月30日日常には、洗濯や料理、掃除などのように名前はついていませんがやらなければならない「名もなき家事」があふれています。これらは、“妻に任せきり”というケースも多く、夫婦げんかの火種になることも。そんな日常に潜む「名もなき家事」、なかでも今回は、「数秒でできるのになぜやらない……」とママたちが頭を抱える「名もなき家事」をピックアップ。男性の家事・育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に話を伺いました。あなたの夫はいくつあてはまる?数秒で終わるのに夫がやらない「名もなき家事」日常に溢れる「名もなき家事」。数秒あれば誰でもできて、すぐに終わるのに、やらないと後でまとまった時間をとられてしまう家事がたくさん。パパがその場で気が付いてやってくれたら、私の負担も軽くなるのに……とママたちを悩ませているようです。実際、ママたちはパパのどのような行動に頭を抱えているのでしょうか。 ケース1.使い終わっても電気や電源をきちんと消さない洗面所やキッチンの電気、誰もいない部屋のエアコンや誰も見ていないテレビの電源をつけっぱなしにするパパ。電気代がもったいないし、家計のことも気にしてほしい! 電気や電源を消すなんて1秒でできるのに……。 ケース2.朝起きてベッドや布団を整えない朝起きたあと、ベッドや布団を整えることもせずぐちゃぐちゃのまま仕事へ行ってしまう。むしろ子どもの分を一緒にやってほしいぐらいなのに。布団やベッドがぐちゃぐちゃだと見た時にテンションが下がってしまいます。 ケース3.自分が使ったものをその場で片付けない使った爪切り、ハサミやボールペン、飲んだ薬などがダイニングテーブルの上に置きっぱなし。いつも子どもにおもちゃを使ったら片付けるように言っているのに、これでは示しがつきません。 ケース4.靴下を洗濯カゴに入れるとき、きちんと伸ばさない洗濯カゴに丸まった状態で靴下を入れられるとイラッとしてしまう。洗濯するときに丸まった靴下を一枚ずつ伸ばす作業は面倒だし、できれば洗濯前の汚れた靴下をあまり触りたくないのが本音……。なんだか子どもがもう一人いるような気分……。 ケース5. バサバサの歯ブラシを自分で交換しない新品の歯ブラシを買ってストックしておいているのに、どうしてバサバサになった歯ブラシをいつまでも使い続けるの!? 古い歯ブラシを捨てて、交換することくらいすぐにできるはず。自分で定期的に替えてほしいです。 ケース6. 食事の際、自分だけ席に座って待っていて一緒に準備しない食事が出てくるのを席に座って待たれるとモヤモヤしちゃう……。食事をよそったり、運んだりすることを一緒にやってくれたら早く食べられるのに! 食べはじめたあとの「あれ、箸は?」「コップは?」にもうんざりです。お客さんじゃないんだから……。 ケース7.食べ終わってもすぐに食器を水につけない食事が終わってもなかなか食器を下げずテーブルに放置するパパ。時間が経ってしまったせいでご飯がこびりついて食器洗いが大変に。洗わないならせめてこれぐらいは協力してほしい……。 ケース8. 洗濯を干すときにしわを伸ばさない洗濯物を干すとき、しっかりしわを伸ばさずそのまま干してしまうから、乾いたらシワシワ……。これでは恥ずかしくて着られず、アイロンをかけなくてはいけなくなってしまいます。これなら自分でやったほうがいい…! ケース9.使い終わってもハンドソープやシャンプーなどの補充をしないハンドソープやシャンプーを最後に使い切ったのに知らん顔。私が使うときにリンスがなくなっていて、慌てて濡れた体で詰め替えを取りにいったことも。次に使う人のことも考えてくれたらいいのに……。 家のことはママの仕事…?数秒あれば誰でもすぐにできることまで、ママの仕事にしてしまっているパパ。電気を消さない、靴下を丸まったままカゴに入れるなど「もう子どもじゃないんだから!」とママもイライラしてしまいますよね。 「パパには”家のことはママの仕事”といった認識があり、その認識がすぐにできる家事もやらないというパパの行動につながっているのかもしれません。これは、高度経済成長期にできた『男性は仕事、女性は家事と育児』という、性別を理由に家庭での役割を固定的にとらえる『性別役割分業意識』の考え方が現在も根深く残っているからでしょう。 しかし、家事や育児は生活するためのものなので、家庭によって役割分担は異なるとは思いますが、ママだけに負担が偏るのは考えもの。ましてや、自分のことなのであれば、自分でやってほしいとママが思うのはすごく自然なことだと思います。 1つ1つの家事は数秒で終わるものばかりですが、やらずに積み重なればまとまった時間が必要になりますし、『名もなき家事』を生んでしまいます。結果的にそのしわ寄せはママに行くことが多く、ママたちのストレスになっているようですね。もし、いくつか当てはまるなとパパたちが思うようなら、ぜひ意識を変えましょう。 『名もなき家事』は、家族みんなが気持ちよく生活するために欠かせないことばかり。使ったハサミやペンがダイニングテーブルに置いたままになっていたら、すぐに食事ができませんよね。また、乾いた洗濯物がシワシワだったら、出かけるときのテンションが下がってしまいます。生活の中で沁みついてしまっている行動を変えるのはとても難しいことではありますが、このことを念頭において、より強い意識をもって自分の行動を変えて、習慣化させていくことが重要です。 そして、ママが日頃、小さな家事をたくさんこなしてくれていることを知って理解すること自体が、ママたちのストレス軽減につながるでしょう。まずは、パパは、ママが日頃やってくれている家事に気が付いたら感謝の気持ちをきちんと伝えられると良いですね」(小崎先生) コミュニケーションを大切に「自治体のなかには、夫婦で家事や育児を分担するにあたり、まずはどんな家事や育児があるのか、主に誰が担当しているのかを確認するための『家事・育児シェアチェックシート』(※)などを作成して配布しているところがあります。ぜひ参考にして、一度夫婦で自分たちの家庭でおこなわれている『名もなき家事』を見える化してみるのも良いでしょう。『歯ブラシは毎月1日になったら自分で交換する』、『シャンプーは最後に使った人が必ず詰め替える』などとルールを作るのもおすすめです。 たった数秒でできる家事さえもやらないパパに対して、『どうせ何を言っても伝わらない』と思ってしまっているママもいるかもしれません。しかし、夫婦生活は、この先も長く続いていきます。 パパに対して察してほしい、わかってほしいと考えていることをママから具体的に伝える機会を作ってみてください。話し合いを通してお互いの気持ちに気が付いたり、問題点が明確になったりすれば、家族みんながもっと気持ちよく生活を送っていけるのではないでしょうか」(小崎先生) (※)参考:「家事・育児シェアチェックシート」,大阪市市民局ダイバーシティ推進室雇用女性活躍推進課監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年11月30日私は1歳の子どもを育てています。育児はほとんどのことを私一人でこなす毎日。一方で夫は母親である私が育児をして当然だと思っているようで……。夫の衝撃的な言葉ある日のこと、私は家事に追われながらも、子どものおむつ替えをしていました。すると、夫が私に向かって「お茶ちょうだい」と言ってきたのです。私は夫の言葉に耳を疑いました。 その他にも、私がご飯の準備をしているとき、子どもが泣いている様子を見た夫は「ねえ、泣いてるよー!」と言ってきたことも。まるで子どもが一人増えたようでした。そしてなんで他人事なの?とモヤモヤした気持ちに……。 「察してほしい」というスタンスではなく、やってほしいことを言葉にして伝えていかないと夫の行動は変わりませんし、自分が潰れてしまうと実感する日々です。伝え方や言葉選びには配慮しつつ、今後は夫にやってほしいことを具体的に伝えていこうと思います。 作画/まげよ著者:雨女晴男
2023年11月29日共働きで夫が住居費、妻が食費と分担して払っていた夫婦。産休に入り、収入が見込めないと話す妻への夫の言動に驚いたエピソードをご紹介します。 夫の態度に、あ然…子どもが産まれる前、産休に入ったころの話です。月始めから休みに入ったため、その月の給料はほとんどでませんでした。当時、共働きだったため、夫が住居費、私が食費という分担で払っていました。給料日になり、「食費は?はやく払って。」と言った夫。事前に、給料はほとんど入らないことは事前に伝えていたのですが、「伝わらなかったのかな」よ思い、夫に「今月の給料、ほとんど入らなかったんだけど。」と言いました。 すると「でも、貯金あるでしょ?」と言った夫。そしてビールをあけて、飲み始めました。驚きのあまり「えっ、私が払うの…?」と聞くと「そうでしょ。分担って決めたし。」と言われてしまいました。 私一人の理由で休んでいるわけではないし、これから育児休業支援金が入るまでは、このような感じなのかなと思いました。夫婦別財布で大丈夫だと思っていた、新婚当時まで戻りたかったです。 ◇ ◇ ◇最近は共働きの家庭も多くなり、夫婦別財布という形も増えてきていますよね。今回の妻さんのように、お互いの認識のズレをご経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚をする際に、お金ことはライフイベントを予想してより細かく定めておくのも手かもしれませんが、夫婦別財布をされているみなさんはどのように決めていましたか? 作画/大福著者:中村いりこ1児の母。出産前、そして仕事復帰後も学校で働いている。読書が好き。
2023年11月29日日常には「名もなき家事」があふれていますが、実は、「名もなき育児」にこそ、ストレスを感じ、パパに理解してほしいと思うママは少なくないようです。また、パパは名もなき育児=ママの仕事と思い込んでいる傾向にあるのだと語るのは、パパの育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生。今回は、お正月などの季節の行事や、七五三や誕生日など子どもに関わるイベントに急増するママの負担に着目し、小崎先生にお話を伺いました。季節の行事や子どものイベントによって増える「名もなき育児」のリアルここで、季節の行事や子どものイベント時にママたちを悩ませる「名もなき育児」のリアルを紹介します。 ケース1:お正月やお盆の帰省準備毎年やってくるお正月やお盆は帰省することが多いですよね。実家への手土産を準備をしたり、実家が遠方の場合は、新幹線や飛行機のチケットの用意したりとやるべきことがたくさんあります。それなのに、自分の荷物だけをカバンに詰めて、新幹線や飛行機のチケットを取ったら、やるべきことはやったと満足してしまっているパパもいるようです。 子どもが小さければ、おむつ、おしりふき、ミルク関連のグッズ、着替え、移動中に使うおもちゃや絵本など準備する荷物が増えます。寒い時期であれば帰省当日に子どもが風邪を引かないよう体調管理をしたり、車移動の場合は、渋滞に巻き込まれた場合の対応も考えておいたりしなければなりません。また、電車や新幹線、飛行機の場合は、遅延や運休などを想定して準備をしておくことも大切でしょう。 さらに、子どもが緊急で受診できる病院が実家の近くにあるのかなどのリサーチをしたり、実家で料理などを準備してくれる場合には、子どもの苦手なものやアレルギーのある食材などをあらかじめ伝えておいたりすることも必要かもしれません。 このように、子どもがいる場合の帰省の準備はやるべきことがさらに増えるのに、「自分の荷物の準備さえ終わっていれば大丈夫」とパパたちが知らん顔では、ママたちが帰省準備に隠れた「名もなき育児」の多くの負担を背負うことに。 こうした「名もなき育児」にパパたちが知らん顔になりがちなのは、実家で過ごす時間が楽しければ良いと目の前の事しか見えていないことが原因かもしれません。そこで、夫婦でやるべきことを箇条書きにして共有し、役割分担をしてみるのが良いのではないでしょうか。分担を一度決めてしまえば、次の帰省のときにはパパも自分から準備をすることができるでしょう。 ここではお正月の帰省を例にとってみてみましょう。 お正月の帰省に生じる「名もなき育児」・交通手段の選定(新幹線、飛行機、電車、車など)・公共交通機関の場合、座席チケットの取得、経路の確認・車の場合、渋滞予想や当日の渋滞状況の確認・移動中の休憩するタイミングの決定や場所のリサーチ(授乳スペースやおむつ替えコーナーがあるかなど)・当日の出発時間を決める・当日の天気のチェック(雪が降ったときの対応)・荷物の準備(移動中のあやしグッズなどを含む)・子どもの体調管理・帰省先の病院のリサーチ・実家に子どものアレルギーや生活リズムなどを伝えておくなど このように、普段大人だけなら必要のない準備、つまり、子どもがいる場合ならではの準備が多数発生していることがわかりますよね。例えば、車の渋滞や公共交通機関の遅延が発生した場合、大人だけであれば、おしゃべりをするなどしてなんとか乗り切ることができます。しかし、子どもにとっては生活リズムが乱れて体調を崩したり、飽きてぐずったりする原因になることも。だからこそ、事前の特別な準備が重要になるんです。 あらゆる事態を想定して細かくリストアップしてみることで、パパも「名もなき育児」が多数存在することが理解しやすくなりますし、もしかすると、ママも帰省準備ではパパがやってくれていることがいろいろあるのだと気が付くことがあるかもしれませんね。情報収集をするのが得意、時間の管理が得意などとそれぞれの得意を生かして分担を分けてみると良さそうですね。 ケース2:お宮参り、七五三、誕生日など子どものイベント準備子どもが生まれると、お宮参り、お食い初め、七五三、誕生日、ひな祭り、子どもの日など、子どもにまつわる行事がたくさんあることに気が付きますよね。これらのイベントは、当日までに準備しておくことがたくさん。初めての子どもであれば、そもそもの行事の由来や、どこで何をしたら良いのかなどを調べる負担もあり、ママたちはそのたびに苦労しているようです。 一方で、そんなママたちの苦労を知らずにベント当日に参加をするだけのパパたちが多いと、ママたちから嘆きの声が聞こえています。 そこで、ケース1でもお伝えしたように、夫婦で役割分担をするとスムーズにイベントの準備が進めていけるのではないでしょうか。役割分担をする際には、見逃しがちな「名もなき育児」を含めてリストアップをして、見える化することがおすすめです。 ここからは、七五三にまつわる「名もなき育児」を例にとって見てみましょう。七五三は、子どもが無事に育ったことに感謝し、これからの健やかな成長をお祈りする行事。男の子は5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。七五三に向けての準備としては、子どもの体調管理、神社決め、天気や家族の都合に配慮してスケジュールを立てることなどが挙げられ、やることがたくさんあります。 リストの具体例は次の通り。 七五三に生じる「名もなき育児」・家族のスケジュール調整(両親や義両親も)、日程決め・子どもの体調管理・神社決めと予約・神社が遠い場合は交通手段や移動時間の選定、座席チケットの取得・当日の天気のチェック・写真スタジオの予約・記念撮影のカメラ準備・子どもの衣装や小物の準備・当日の着付けやヘアセットの予約・食事会のためのお店の予約・上記に関して、どこまでやるのかの決定(予算決め)など このように、やることをすべてリストアップすれば話し合いも効率が良くなりますし、パパも1つのイベントに「名もなき育児」がたくさん存在していることが理解しやすくなると思います。 他の行事の準備が発生した際にも、役割分担をするというルールにしておけば、パパがママだけに準備の負担を押し付けてしまうことがなくなるでしょう。子どものイベント当日を無事に迎えることができるのは、事前の計画やきめ細かな準備があってこそ。ママとパパでしっかりとすり合わせをおこなって、準備の過程も夫婦で楽しめるといいですね。 ちなみに、日本は子どもの成長をお祝いする行事がとても多いことが特徴です。これは、昔は生まれた子どもの多くが長く生きられず、亡くなってしまうのが当たり前だったということが背景にあります。時代は変わりましたが、こうした行事の背景を理解しつつ、子どもの健康や成長を祝う気持ちをママとパパや家族みんなが持ってイベントに参加できるといいですね。 行事やイベントを大切にすることは家族の絆を深めることにつながる季節の行事や子どものイベントごとの準備はやるべきことがたくさん。夫婦で協力しておこなってほしいですが、実際はママに準備の負担が偏りがち。 子育ての期間はあっという間です。パパにもぜひ、家族の大切な時間をつくるという意識を持って、積極的に行事やイベントの準備をしてほしいと思います。 それから1つだけ、パパにもママにも行事をおこなううえで特に気を付けてほしいことがあります。それは「子どもの体調管理」。というのは、行事やイベントごとでは、準備でバタバタとしたり、親のテンションが普段とは違ったりすることもあり、家族みんなの生活リズムが乱れがちだからです。その結果、イベント当日に子どもが熱が出てしまったなんてことも起こりうるんです。まずは、大切な行事やイベントを家族みんなで健康に迎えるということを第一に、子どもの体調面の管理は慎重におこなってほしいです。また、子どもの様子がいつもと違う、体調不良かな?と思ったらどんなに準備をしていても無理をせず中止にしましょう。 季節の行事や子どものイベントは、子どもの健やかな心を育んで家族の絆を深めてくれます。子どもの未来につながっていると考え、ぜひ準備の段階から夫婦で協力しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。(小崎先生)監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年11月29日感受性があり、やさしい息子さんを持つママ。いつも「きれいねぇ」などと感想を教えてくれるのですが、そんなある日ママが息子さんに「ヒヤリ」としたエピソードをご紹介します。 衝撃!わが家の「きれいねぇ」事件息子は赤ん坊のころからきれいな物を見た際には私に「これきれいねぇ~」と教えてくれたり、私がドラマを見て泣いているときは「いい子いい子~」と一緒に泣いてくれたりと本当に感情豊かな子です。 ある日の夕飯を作っている最中でした。息子はお手伝いをしてくれて使ったお皿を拭いてくれたり、ご飯をよそってくれたりしていました。コンロに火をつけて煮込んでいるとそれをじっと見ている息子。息子は「きれいねぇ~」とコンロの火に手を伸ばしました。ぎりぎりで私が気づいたため、火傷などはしなかったのですがかなりヒヤリとしました。 「きれいねぇ事件」があってから息子にルールを定めることに。料理中のコンロには近づかない。何でもかんでも手を出さない。また対処としてコンロと流し台の間に仕切りをつけることにしました。息子は不服そうでしたが、私も様々なことを予想して気を付けようと反省しました 作画/きょこ著者:天野 薫夫と2人の娘の4人家族。在宅で記事執筆やデータ入力などをおこなっている。
2023年11月28日娘さんの途中入園した幼稚園での初めての運動会。家族で会場を訪れた際の大ハプニングをご紹介します。 衝撃の光景に…夫の転勤の関係で途中入園した幼稚園で、初めての運動会がありました。会場は駐車ができないところだったのですが、近場だったので歩いていくことに。 娘はオープニングで踊る予定だったので、集合時間も早めでした。少し余裕を持って会場に着くと、園児が誰もおらず、そこでは野球部らしき人たちがキャッチボールをしていました。呆然としておたよりを取り出すとなんと会場を勘違いしていたことが判明。土地勘がなく、必死で調べると走ればギリギリ間に合う場所でした。 娘と共にとにかく走り、道行く人に聞きまくりながらなんとか到着しました。運動会前に娘を盛大に疲れさせてしまい大反省の出来事でした。 作画/きょこ著者:平岡さな2児の母の主婦。日々節約生活に励んでいる。
2023年11月27日私は娘を出産後、1年間の育休をもらい、春に仕事復帰しました。毎日、家事や育児、仕事に追われる中で忙しさもありましたが、とても充実感を得られていました。仕事のやりがいを感じるとともに、自分だけの時間を過ごせる喜びもあったのです。しかしそんなとき、夫が職場で倒れたと連絡があり……。夫の体調に異変!?仕事に復帰後、半年を過ぎたとき、夫の会社から連絡がありました。夫が会社で倒れたというのです。私は驚きのあまり放心状態になりましたが、娘を連れてすぐに夫の会社へ向かいました。 診断結果は軽度の貧血。夫は、「共働きの状況に疲れた」と言い、その日は眠りにつきました。これを機に、私は、今の生活スタイルを続けるべきか悩み始めたのです。 保育園の洗礼で心身疲弊冬になると、娘の体調不良で、保育園からお迎えの連絡があったり、熱が下がらず休んだりすることもしばしば。仕事も早退や休むことが増え、中途半端になることが多くなりました。 私は周りにどう思われているかばかり気にして、同僚には謝ってばかり。復帰後1年も経たずに有給休暇がなくなるのとともに、心も徐々に疲弊していきました。 私を救ってくれた言葉そんな疲れ切っている日々を過ごしていたある日、仕事を終えて急いで帰ろうとしている私に他部署の先輩が「大丈夫?」と声をかけてくれたのです。「大丈夫です」と泣くのをこらえて言いましたが、心の中では「もう無理かもしれない」と答えている自分がいました。 ハッとしました。そのとき、「そうだ、私は大丈夫じゃないんだ」と自分の気持ちを理解したのです。この言葉をきっかけに、私は会社を退職する決意をしました。 今思うと、子どもを理由にしたくないという思いが強すぎて、必要以上に責任を感じていたのかもしれません。そのため、職場でのコミュニケーションがじょうずに取れなかったのではないかと反省しています。退職をして生活リズムや心にも少し余裕ができた気がします。これからは、周囲の人を頼る勇気を持ちたいと思います。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:相原るか
2023年11月27日モラハラ、DVはもってのほかだけど、仕事で出世の兆しなし、脱いだ靴下はそのまま、食器も洗わない、もちろん子育てにも協力しない…。そんなダメ夫をイケてるパパに変えたいと思いませんか? あなたの夫がこれで変わる?かもしれない「ダメ夫改造マニュ…
ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~