1歳11カ月の息子はイヤイヤ期に入り、難しい時期。私は2人目妊娠後期に入り、体が重たく動きづらいうえにまさかの妊娠糖尿病になってしまい、毎日の食事管理や血糖測定でストレスMAXに。体の不調が強まる中、息子のママに甘えたい気持ちにも応えられず、自分の欲求がまったく満たせない毎日で息子にきつく当たってしまうようになりました。そんな私が気づいたことを紹介します。 私の言動を変えると…息子の行動の変化に気づいた私は、「息子はまだ小さくてママの体の変化は理解できないのは当たり前。息子に当たるのはお門違いだ」と反省。私に怒られても毎日笑顔を振りまく息子のことが愛おしく、またかわいそうに思えてきました。 そこでその日から、イライラしても深呼吸して息子を抱きしめることをしました。すると、最近はすねることが多かった息子の表情が明るくなり、私によく笑うようになったのです! 私にとって妊娠トラブルはとてもつらい出来事で、今でも続く食事管理はストレスで簡単ではありません。でも、知らない間に大好きな息子に当たっていた自分に驚き、私の態度でこんなにも息子の様子に変化が出るなんて想像もしていませんでした。子どもはとても繊細だということに気づき、私自身も無理をしないようにして息子への言動に注意していかなければと学びました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年03月29日わが家では、ママである私の話す言葉の理解ができない新生児期から話しかけの1つとして、娘に1から10までお風呂で数えることを始めました。娘が2歳になった今でも続けていて、2歳になったころからひとりで数えられるようにもなりました。この習慣が話しかけの1つだけでなく、イヤイヤ期の育児やお友だちとの交流で大きく役に立つこととなったのです。どんな場面で役に立ったかをお話しします。 新生児期からの習慣新生児期は、ママである私の話す言葉は理解できないかもしれないと思っていましたが、とにかく娘に話しかけることを意識して生活していました。 言葉の発達に効果的という話も聞いたことがありましたが、それ以前に目もしっかり見えていない世界で音や声のない生活は私なら不安なので、「この子もそう感じるのでは」と思いなるべく娘に声かけをおこなう生活。お風呂のときも「10を数えたらあがろうね」。と声をかけて10まで数えてから沐浴を終えるようにしていました。 イヤイヤ期での活躍毎日お風呂で1から10まで数えるようにしていたからか、娘は1歳になるころには自分で数えることはできなくとも、数への理解はできるようになっていました。1歳7カ月ごろイヤイヤ期になっても、「10を数えたらおしまいね」という指示が理解できるおかげでうまく対処ができたのです。 お友だちと、遊具を取り合いにならないように、「10まで遊んで代わろうね」と具体的な指示をあらかじめ出しておくとさらに効果的でした。 自分で数えることで得られる効果2歳になった今、娘は自分で1から10まで数えられるようになりました。今までは私が介入しないとだめだったお友だちとの取り合いも、自分で10まで数えてから相手に「代わって」と伝えてみて、娘なりに解決する努力ができるようになりました。 「まだお風呂に入りたくない!」と娘に言われた日には、「10秒数えてみて、それまで遊んでいいよ」と伝えると、ママである私が数えるより自分で数えたほうが納得するようで、すんなりお風呂に入ってくれるようになったのです。 娘が生まれてから何気なく始めて2年続けてきた、お風呂を上がる前の10秒カウント。0歳では話しかけとして、1歳ではイヤイヤ期対策、2歳でもイヤイヤ期対策やお友だちとの交流にとても役立ちました。お風呂でできる簡単なことなので、続けてきてよかったと感じています。 監修/助産師REIKO著者:伊藤あいり2歳の女の子と0歳の男の子の母。現在は、美容関係の営業職として働きながら、子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年03月29日イヤイヤ期はイライラを抱えやすい状態。自然の中に出かけて発散させよう2歳頃になるとイヤイヤ期が始まります。児童館などで同い年の子どもを見ると、子どもによって随分と「イヤイヤ」の意思表示の仕方が異なることに気づきます。「怖いから行かない」などと言い訳や理屈を言葉で伝えるタイプ。一方で手足をバタバタさせて「ヤダ~!」と感情で訴えるタイプ。どちらのタイプの子も不満やイライラを抱えている状態には変わりありません。イヤイヤ期には、自然の中で外遊びをすることで気分転換をさせるのがオススメです。言葉でイヤイヤ。全身でイヤイヤ。どんなタイプもお母さんは対応に四苦八苦言葉が達者な2歳のAくん。イヤイヤ期に突入して、事あるごとに「それ、嫌い」「そんなのいらない!」など言葉で不満を訴えるように。泣いて暴れたりはしないものの、毎日言葉で抵抗されているとお母さんもさすがに対処に疲れてきました。一方、体を動かすのが好きな2歳のUちゃん。不満があると「ワー」と泣き叫んで怒ります。言葉がまだ上手に話せない分、物を投げたり、自分の体を壁にぶつけたりして不満を表現します。止めに入ると、更に怒って手がつけられなくなることも。一石三鳥!外遊びは“ストレス発散、運動能力向上、言葉の発達”に役立つ心と体は密接な関係があり、自然の中で体を存分に動かして遊ぶと心のイライラを解消することができます。もちろん、外遊びは運動能力の向上にも役立ちます。言葉が達者なタイプは運動をしたがらない子も多いので、外遊びで好きなものを探してあげるといいでしょう。さらに、外遊びは言語の発達にも有用です。自然の中で遊ぶと五感がたくさん刺激されます。「風が気持ちいいね、アリがゾロゾロ歩いてるよ」とお母さんが声をかけると五感で感じながら言葉を覚えていくことができます。お母さんも一緒に楽しみながら、子どもの“心・体・言葉”を成長させよう!イヤイヤ期の子どもと向き合うのは、お母さんにとっても根気のいることです。お母さんも外の空気を吸って体を動かせば、お母さんのリフレッシュにもなります。一緒に虫を捕まえたり、落ち葉を踏んだりして楽しめば自然と会話も増えます。外遊びは、運動能力と言葉の発達の両方に有用なので、どんな子どもにも万能な遊びです。外に出かけてみんなで気分をリフレッシュして、イヤイヤ期を乗り越えましょう。今日の1日1成長2歳のイヤイヤ期に効果てきめん。外遊びにでかけてイライラを発散させよう子どもの感情を消化する力も1成長、お母さんの対応力も1成長。小林いくみ(文)吉田あき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)あわせて読みたい🌈しっかり者の長女にはあえて頼ろう。子育ての戦力になる
2022年03月27日2歳半にして、お話しが大好きな長女。里帰り出産で実家に帰って祖父母と過ごすようになってから、さらに言葉が上達しました。しかし2人目を出産してしばらくすると、長女に吃音がみられるようになったのです。2人目出産のため長女を連れて実家へ長女が2歳半のころ、2人目の里帰り出産で4カ月ほど実家で過ごしました。保育園の同じクラスの子たちのなかでも言葉の発達が早く、おしゃべりが大好きな長女。 しばらく実家で祖父母と過ごすようになり、さらに言葉が上達! あいさつはもちろん「(ごはんを)おさきにいただきます〜」など、たまに大人びた言葉を使い周りのみんなを驚かせるように。かんたんな会話が成立するようになってきて、成長を感じ微笑ましく思っていました。 長女に起きた異変2人目が生まれ、イヤイヤ期と赤ちゃん返りが同時にきた長女。言葉でも自己主張をはっきり伝えてくるようになりました。「寂しさからくるのだろう」と理解するものの、寝不足や赤ちゃんのお世話が忙しくイライラが募って、つい怒ってしまう日々……。 そんなある日、長女の話し方が「あ、あ、あのね」のように、話し始める最初の単語を繰り返していることに気づいたのです。私はびっくりしたのと同時に、もしかして、私が怒り過ぎているからではないかと思ってしまい、落ち込みました。怒り過ぎたことを後悔し、長女が寝いているときに泣きながら謝ることもありました。 小児科で相談したところ…心配で小児科の先生にも相談したところ、「注意したり無理に治させようとしないでください。まだ言葉の発達途中の段階なので、親が神経質にならなくてもいいですよ。親の育て方は関係ありません」と言われました。少し安堵しつつ様子をよく見てみると、歌っているときやゆったり過ごしているときは、言葉がつまったりすることはありません。大人の会話に無理やり入ってくるときや、早く話したいときなどは、スムーズに言葉が出てこないことがあるようです。忙しくてもなるべく顔を見て、話をじっくり聞いて長女との会話を楽しむように過ごすよう心がけることにしました。 長女が言葉を詰まらせる様子に気づいたときは心配で不安でした。今は、親である私が神経質になるほうが良くないと思い、寝る前には「大好き!」とぎゅーっと抱きしめ愛情表現を怠らず、普段通り接しています。現在、3歳半を過ぎた長女は、あまり言葉を詰まらせることはなくなってきました。このまま言葉を習得していくにつれて治っていくといいなと思っています。 ※子どもの吃音(きつおん)の原因は特定されていません。また、親の育て方は関係ないと言われています。言葉が発達する2歳~4歳ごろに起こることがありますが、成長するにしたがって自然に治っていくことも多いです。子どもに吃音がみられたときは、「ゆっくり言ってごらん」などの、症状を指摘するようなことは避けましょう。親や周囲の人が子どもの話にしっかりと耳を傾け、最後まで遮らずに、楽しそうに聞く姿勢を見せることが大切です。話しやすい環境を作ったり、ゆっくりと話をしてあげて、子どもの自信を高めてあげてください。心配なときやは治らない場合は小児科や地域の発達相談など専門家に相談しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:桜井りこ2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納・株、投資信託が趣味。美容・コスメ系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2022年03月23日癇癪がない?Upload By まる昨年末に自閉スペクトラム症の診断を受けた息子リュウ(3歳)。今までひどい癇癪やパニックがない、おっとり鈍感タイプだ。友人たちにも「リュウちゃんは本当におっとりしてて優しいよね~」とよく言われる。叱っても泣くのを我慢することがあったり、泣いていてもそんなに長時間泣くことはなく親の私でも驚くほど切り替えが早い。人見知りや場所見知りで困ったこともほとんどない。こう言うとすごい楽な子じゃん!と誤解されがちだがそれなりに心配がある。癇癪などで、嫌な気持ちを今の小さいうちに表現したりすることで気持ちの切り替えや伝え方などを学んでいくと聞く。「小さいうちに体験して学んでおかないと、大人になって力が強くなってから思い通りにいかなくて暴れたりするとママの力じゃ抑えられないから今癇癪がある方がいいんだよ」と言われたことがある。息子はすでによく食べるお陰で年齢よりも大きく成長している、親戚中から将来はお相撲さんかな〜⁇と言われるくらい。これで将来手がつけられない癇癪などされたらたまったもんじゃない。息子が診断される前の私の中の自閉スペクトラム症のイメージが「癇癪、こだわりが強い、多動」などがあった。2歳ごろのリュウは癇癪とこだわりがあまりないが多動ではあった。静かに移動するので外で本当にすぐ見失う。私が買い物の棚を見ているほんの一瞬でいなくなるのだ。忍者か。それは保育園でも同じようで公園などでもそろ~っといなくなるらしい。迎えに行ったときに先生から「静かな多動」といわれて笑ってしまった。息子はおっとりタイプの性格…そうなると保育園ではUpload By まる発達障害かもと言われてから初めて支援センターで心理士さんと面談した際、「この子はおとなしいしぼーっとしているタイプの子なので、大人数の保育園などに入れると放置されやすくなるかもしれない。自ら学びを吸収しようと動くタイプでもない、そうなるとこれまで以上に発達が遅くなる危険があるのでちゃんと大人が一緒に関わるようにした方がいい」と言われた。現在通っている保育園は少人数制で先生の人数も多くよく見てもらえ、息子にとても合っていた。母子家庭ということもあり先生方にもすごく気にしてもらっていたので感謝しかない。2歳児までの保育園なので残念ながら3月で卒業だが、来年度からは、新しい保育園に転園するが、そこでは加配保育士(※)をつけていただけることが決まっている。※加配保育士とは:障害の診断を受けた子どもを対象に配置される保育士で、子ども2人につき1人を基準として配置されることが一般的。ついにきたイヤイヤ期(3歳前後)Upload By まるおとなしいと思っていた息子だが、徐々に3歳ごろからイヤイヤで大騒ぎするようになった。バナナを食べると言うのでむいてあげ、黒ずみを見つけたのでそこだけ取ると欠けたバナナが気に入らなくて泣いて投げつけてきたり、パンを食べるときに半分にして渡すと半分にしたことに怒って泣きじゃくったり。お散歩中駅に電車を見にいきたいと道路でひっくりかえって大泣きしたり、スーパーであっちこっち行く息子と買い物ができなくて手をがっちり捕まえると離せと大泣きして転がったり…私も思ったように動けず買いたいものも買えなく、泣きながら帰宅することも多々あった。療育でのイヤイヤもUpload By まる1番大変だったのは2歳9ヶ月ごろ療育に通い出したとき。最初は週1回通っていた(現在週2回)ので慣れるのに時間がかかったせいもあるかもしれない。行くたびにリトミックに参加したくない、教室から出たいと怒って大泣き、なにも参加できず「この療育に通って何の意味があるんだろう」と毎週ぐったりしていた。何ヶ月か過ぎたとき、不機嫌に泣いている息子を見てため息をついていると先生に「癇癪とまではいかないけど、ちゃんと自分の嫌なことは嫌って表現できているから大丈夫よ。それに前より『聞く』ことができていますね。これをお片づけしたらそっちのおもちゃ出そうね、とか聞き分けて自分で納得して動くこともできるようになってきているから!」と言ってもらえて安心したことを覚えている。もうすぐ4歳の息子、最近は…Upload By まるリュウはもうすぐ4歳になる。スーパーや道端で寝っ転がって泣くことやスーパーであっちこっち行くことも、1年ほどの間で少なくなってきた(日によってはある)。お陰で私が泣きながら買い物から帰宅することもなくなったし、療育でもすべてではないが多少参加できるようになってきた。先日療育で絵本の読み聞かせ中に座って居られなくて笑いながら逃げ回っている息子にちょっとイライラしていると先生が「でもさ!リュウちゃん変わったよ!最初のころ思い出してみて!ずっとドアのところで泣いてたんだよ!?」と言われてハッとした。一つできるようになるとできなかったことを忘れてしまう。この記事を書くまでイヤイヤで外で泣いて転がっていたことも忘れていて、うちの子大変なときあったっけ…?と考えていたほどだ。今も大変なことは多いが、少し前を思い出すと成長しているなぁと思える。執筆/まる(監修:井上先生より)癇癪が強いか弱いかというのは、周囲の受け止め方の違いもあったりするので、大きな癇癪がないことに対して過度に気にされる必要はないかと思います。リュウくんはその理由が比較的はっきりしていますね。そのような場合大人も原因が推測できるので、癇癪の代わりになる周囲に伝わる言葉や行動を教えていくチャンスにしていくこともできると思います。ただ、大人の要求水準が高すぎるとバトルになってしまうので、まるさんのように事前に予告をしたり、100%できなくても25%で良しという行動にしたり(25%ルール)、できている部分ややろうとしている部分に注目してそこを少しずつ増やしていけるようにすると良いと思います。まるさんの努力によって、リュウくんも少しずつ自分の感情をコントロールしたり、コミュニケーションに置き換えたりすることができてきたのだと思います。
2022年03月19日息子が2歳になる直前に、2人目となる娘が生まれました。当時の息子はイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なって、私は息子への対応にかなり手を焼いていました。そんな中で私が娘の出産、入院を経てやっと家に戻ると、さっそく2人育児の洗礼を受けることになったのです。 憧れていた2児ママになったけど…私は結婚をしたころから「1人目は男の子、2人目は女の子ができたらいいな」と思っていました。すると結婚して1年後には息子、その2年後には娘が生まれ……憧れていた2児のママに! そのため2人目となる娘が生まれたばかりのころは、2人育児の大変さよりも、楽しさやうれしさのほうが強かったです。 産後の入院中も「早く家に帰りたい」とばかり思っていました。 息子まで泣くの!?でも実際は新生児の世話とイヤイヤする2歳児の対応にあたふたしまくりで、毎日があっという間でした。 新生児のころの娘は昼夜関係なく3時間おきに泣いて起きていたので、私もそのたびに授乳をしていたのですが……。私が退院して帰宅したその日から、なんと息子まで娘と一緒に夜泣きを始めました。娘が泣いて起きるたびに、息子も一緒にわんわん泣くし、私が娘の授乳をしようとすると怒って大暴れ。 とりあえず私が2人を膝にのせて抱きかかえ、落ち着かせようとしてもダメでした。息子にはおもちゃで気を引こうとしたり、何か話しかけたりても泣き止みません。もう完全にお手上げ状態でした。 毎日のように私も泣いていた夜間授乳昼間に娘の授乳をするときは、息子と絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながらだったので、暴れることも泣くこともありませんでした。でも夜だと息子も本能のままに泣いているのか、何をしてもダメでした。 泣き続ける2人と一緒に、私も何度泣いたかわかりません……。ただとにかく息子を落ち着かせることと、娘の授乳を早く終わらせることで毎日必死。たまに子どもたちが大泣きしているときに夫が帰ってくることがあったので、そのときはすぐに息子の対応をお願いしていました。 当時は2人泣き続ける夜間授乳が永遠に続く気がして、本当にしんどかったです。出産直後は憧れの2児のママになることができた喜びが強く、まさか退院して家に帰ってから夜間授乳でこんな目に遭うとは思っていませんでした。でも時間が過ぎるにつれて、息子も夜中に起きることがなくなりました。大変でしたが、今では懐かしい思い出です。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2022年02月17日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。わが家のフリッツ君はもうすぐ4歳。ピークの頃ほどのイヤイヤはなくなってきましたが、まだまだワガママを言いたいお年頃。彼のよくあるワガママはと言うと……。定番(!?)の、こういう系のワガママです(笑)。かわいいわが子の望みはかなえてあげたいところですが、本人のためを思うとやりたい放題にさせるわけにはいきません。しかし、頭ごなしに「もう食べたでしょ!ダメ!」「もう時間だから帰らなきゃダメ!と言ったところで、ただヒートアップするだけ……。そんなわけで、わが家ではこんな方法を採り入れています。それがどんなものかと言いますと……。まずは、わが子がおやつをもっと欲しがったとき。ここでは言われたとおり、追加でさらっとあげちゃいます。しかし、ここで満足してくれる子はそれでいいのですが、わが子はここから「もっとちょうだい!」と続きがち。だから……。わが子の「もっとちょうだい」よりも先に、こっちから「もうちょっと食べちゃう?」と提案します。すると、あくまでわが子の場合ですが……。「もうダメよ」と言われたら欲しくなるのに、「もっとあげるよ」と言われると別に欲しくなくなるみたいなのです(笑)。追加であげちゃう分も考慮して、最初にあげるおやつをちょっと少なめにしておくのもポイント。さらに、公園などでもっと遊びたかった場合はどうするかと言うと……。こちらも、言われたとおりに「じゃあ最後に〇〇していいよ」とワガママを受け入れます。ただ、おやつの例と同じで、ここからさらに「もっと〇〇もしたい!」となりがち。なので……。こちらから「もっと遊んじゃおっか」と逆に促してみます。すると……。やっぱり「帰らなきゃダメよ!」と急かされると遊びたくなるのに、「もっと遊ぼっか」と言われると「もういいや」となるみたいです(笑)。こちらも、追加で遊ぶ分を考慮して、帰りたい時間から少し早めに声をかけるようにしています。子どもの数だけ個性がありますから、すべての子供たちに通用する方法ではないと思いますが……。少なくとも、わが家では効果抜群! もし子どものおねだりに困っているママさんがいらっしゃいましたら、よければ試してみてください!
2022年02月01日高円寺こどもクリニックの院長で、私生活では3児のママでもある保田典子先生のコラム。今回は、発達の視点からイヤイヤ期の乗り越え方についてです。「イヤイヤ」の正体、イヤイヤを起こさせないための工夫や、早く卒業するためにできることなどについてマンガでわかりやすくお伝えします!こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では3人の子どもを子育て中の母でもあります。わが家も例外なくイヤイヤ期が全員あり、1人目は1人目なりの、2人目は2人目なりの、末っ子は末っ子なりの大変さがありました。 今回は、発達の視点からイヤイヤ期の乗り越え方をお伝えしたいと思います。 “イヤイヤ期”の正体は…!?2-3歳のイヤイヤ期、思春期の反抗期、どちらもその正体は「自己決定したい年ごろのジレンマ」です。すべてにおいてお世話が必要で、親がいてくれれば幸せだった時期をすぎ、自分で考えて自分で決めたいけれど、まだうまく表現できない、まだうまく実行できない……そんな想いが子どもの中にうずまいています。そのことを親が理解してあげて、厄介なイヤイヤ期に付き合ってあげてください。 イヤイヤを起こさせない工夫3つ①子どもに選択肢を与えるイヤイヤの正体は「自己決定がしたい」なので、「イヤ!」を出さないために、子どもに「決定をしてもらう」という作戦があります。「靴を履いてお出かけしよう」だと「お出かけしない」になるので、「青と赤、どっちの靴を履く?」と聞いてみるのです。この声かけだと、お出かけをするかしないかはまったく会話に入らず、とりあえず履いたら出かけるとなり、お出かけしない、という選択肢をうやむやにできます。 ②見通しをきちんと伝えるスケジュールがよくわからないと誰でも不安です。まだ自我が目覚めたばかりの子どもだと、余計にさまざまなことが不安になります。また、目についたものにすぐ飛びついてしまったりします。今日のスケジュールをわかっている範囲で伝えてあげると落ちつくことがあります。そのとき、言葉で言うだけでなく、絵を使うと伝わりやすいです。お店に行ったときに「今日は、お菓子は買いません」と店に入る前に伝える、というのも見通しを伝えることです。 ③時間には余裕をもって!イヤイヤは突然発動します。子どものイヤイヤは早く対処しようとすればするほど泥沼になることが多いので、スケジュールは入れ過ぎず、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。とはいえ、わが家は時間を持て余してしまうと大変だったりするので、「余裕と持て余すのをどちらも良い感じにする時間配分」をすごく気をつかって行動していました。 イヤイヤになってしまったら… ①答えを求めないイヤイヤしているときに、「結局どうしたいの?」と言っても興奮している子どもには逆効果です。おもちゃを選んでもらうときなども、イヤイヤしちゃっているときに「買ってあげるよ、どっちがいいの?」と言っても火に油なことがあります。 イヤイヤ発動しちゃったときはとりあえず「そっか、こう思っていたんだね」と気持ちを代弁してあげて(その代弁した気持ちが正解である必要はありません)、ぎゅっと抱きしめてあげてみてください。(ちなみに、ギュッとされると大人でも気持ちが落ちつく効果があるそうですよ) ②待つイヤイヤ発動したら、とりあえず落ちつくまで待つしかありません。 ③時間がないときは力技で!待つ時間がないときは、子どもに根気よく付き合うことなく、泣く子どもを抱えて帰宅したり、とりあえずベビーカーに乗せて移動しちゃうこともありました。ギャン泣きのまま人の目に晒されることにはなりますが、実はそんなに長い時間は続かないことが多いです。 イヤイヤを早く卒業するためにイヤイヤの正体は「自己決定したい」「うまく表現できない」ということが主体なので、表現ができるようになってくると落ち着いてきます。つまり、言葉をうまく使いこなせるようになると減る傾向にあるのです。 イヤイヤになってしまったら①で書いたように、「〇〇〇なんだね」「○〇〇って思ってたんだね」と声をかけたり、「ママは○〇〇されると悲しくなっちゃう」などママやパパ自身も気持ちや、やりたいことを表現してもらうことで、どんな場合にどんな表現をすればいいかを学びます。言葉のキャッチボールも大切ですが、会話ではなくオウム返しになるような言葉もどんどんかけてあげましょう。絵カードなどを使って気持ちややりたいことを表現できるようになるのもいいですね。 生活の主導権は親が握ろう!子どものイヤイヤがひどいと、なんとか早く終わらせたくなってしまって、子どものワガママの言いなりになってしまうことがあります。例えば、お店でお菓子を買ってあげてしまったり、見せる気のないタブレットを見せてあげてしまったり。 でも、そうすることで解決するのはほんの一瞬です。子どもは「こうすれば親は〇〇〇をしてくれる」と学ぶとどんどん要求がエスカレートして、のちのち大変になってしまうことがあります。ワガママを聞いてあげるとき、絶対に聞かないときを親できちんと決めて、「生活のコントロールしているのは親」であることをわかってもらうことは大切です。こうすることで、お菓子や娯楽ではなく、“自分で自分のご機嫌をとる”ことを覚えることができます。 ただ、本当に困ったときなどはお菓子などを使ってもいいと思っています。これも、できればその日のスケジュールを決めたときに「ここでイヤイヤ発動したらお菓子を使う」など、親の中で事前に使うタイミングを決めておくのがおすすめです。イヤイヤ期は大変な時期ですが、過ぎてしまうとめちゃくちゃかわいい時期でもあります。子どものしょうもない言動をちょっとでも楽しみながら乗り越えましょう! 作画/山口がたこ監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年01月06日現在7歳、5歳、3歳の子どもを持つ私。2歳差で3人出産しましたが、2歳差であることは、良い面と大変な面とがありました。育児をしながら感じた、そんな2歳差きょうだいの良い面、大変な面をお話します。2歳差で1番よかったことは…2歳差で産んで一番よかったなぁと感じたことは、「下の子が幼稚園に入りやすかったこと」です。というのは、私が住む町では最近急激に子どもが増え、希望の幼稚園に通わせることが難しくなっていました。入園のために家族総出でプレ幼稚園の申し込み日に電話したり、キャンセル待ちを続けたりすることも珍しくありません。 卒園児の弟妹でも必ずしも同じ幼稚園に入れるとは言えない状況だったので、2歳差のきょうだいで常に「在園児の弟妹」という1番の優先枠を得られることは大きなメリットでした。 2歳差ならではの悩みも…!良い面もある一方、2歳差であるがゆえに、イヤイヤ期と出産が重なってしまうのは大変でした。下の子が生まれるとき、上の子は2歳前後のイヤイヤ期真っ盛り。新生児のお世話という一番大変な時期に上の子のイヤイヤ期のピークがきたのはかなり大変でした。 ただ、大変な時期が固まっている分「今だけ乗り切るぞ」という気持ちで、イヤイヤしたら気持ちを代弁してあげるようにしたり、多少お金がかかっても家事代行や便利な家電などを購入したり、工夫して乗り切るようにしました。 出産のたびに家族みんなが成長出産のたびに疲弊し、生まれたばかりの子どもをお世話している時期は、夫と大きな喧嘩をしてしまうこともありました。しかし、問題を解決していくことで「子ども2人の生活」「子ども3人の生活」へと、私や夫を含め家族みんなが急激に成長した時期でもあったように思います。 また、新生児と2歳児がいる生活は、私ひとりではどうしてもまわらなかったので、夫や上の子、保育園などに頼ることに抵抗がなくなりました。その結果、家族の家事・育児能力がめきめきと伸び、今では子どもも立派な戦力です。 心配していた行事関係はというと2歳差きょうだいとなるときに心配していた「幼稚園(学校)の行事の重なり」については、わが家の場合は思ったより大丈夫でした。たとえば参観日では、親が参加する時間が学年ごとに重ならないようになっていて、私ひとりでもきょうだいそれぞれのクラスを見て回ることができました。 個人懇談などもきょうだい同じ日に、連続するよう日程を組んでくれていました。そのほかにも、小学校と幼稚園では運動会の時期が春・秋でずれていたりして、子どもの行事のほとんどは、たまたまなのか、配慮なのかわかりませんが、きょうだいで重なることがありませんでした。 2歳差きょうだいの育児はこれからも良い面もあれば大変な面もあると思いますが、家族で助け合っていきながら、家族みんなで成長していけたらいいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年01月02日■前回のあらすじ長男の反抗的な態度を前に感情が抑えきれず、日に何度も怒鳴りつけるようになってしまい…。そんな親の言葉や態度に、長男は何を感じていたのでしょうか。■第2子のイヤイヤ期、余裕がある理由は■育児に正解はないとわかっていても…おとくん(第二子)のイヤイヤ期は、にぃくんの時の経験があるから少し余裕を持てるけれど、第一子の子育てはいつも不安だらけで気が張る…。まっとうな人間に育てる責任、重すぎてつぶれそう…。多分どれだけ私がひとりでアタフタしてもカラ回ってるだけなんやろうなーと思うのですが…。次回に続く「中間反抗期という名の成長証明書」(全9話)は21時更新!
2021年12月28日長女が1歳1カ月のときに次女が生まれました。長女もまだまだ幼く甘えたい時期なのはわかっていても、生まれて間もない赤ちゃんで手のかかる次女のお世話で心も体もいっぱいいっぱいになっていた私。そんなワンオペ育児の日々の出来事についてお話しします。年子育児の私のストレスの分岐点わが家は1歳1カ月差の年子です。里帰り出産をしたので、次女が生まれて1カ月ほどは実家で過ごしていました。里帰りが終わり、自宅へ戻ってきて3カ月ほど経ったころから長女のイヤイヤ期がピークになり、かんしゃくがひどくなりました。 長女は一度泣くと手がつけられない状態になり、それが1日に何度も……。そのころはまだ次女は夜中に2度ほど授乳で起きていたので、私は十分に睡眠もとれず、昼間の長女のかんしゃくも加わって、育児ストレスは日々積み重ねられていきました。 長女に冷たくあたってしまう日々新生児期からよく泣いて大変だった長女に比べて、次女はいわゆる育てやすいタイプでした。よく眠るし、起きているときもだいたい機嫌が良いことが多かったので、次女はとてもかわいい存在でした。しかし、私は睡眠不足もあって、昼間の長女のかんしゃくに悩まされ、次第に長女をかわいいと思えなくなっていったのです。 パパにも相談しましたが、話を聞いてくれるものの仕事が忙しくほとんど家にはいないため、私は長女がかんしゃくを起したり、言うことをきかなかったりすると怒鳴ってしまうようになっていきました。 寝顔をみて「ごめんね」私は長女に対して、怒鳴る以外にも次女の授乳中に抱っこをせがまれて拒否したり、あまりに言うことをきかないときには、軽くではありますが叩いてしまったこともありました。 その都度、きちんと長女と向き合って話すようにはしていますが、うまく気持ちを切り替えられないこともあります。毎晩、寝顔を見るたびに1日の出来事を振り返り、冷たくあたってしまった日には後悔の気持ちでいっぱいになり、長女の寝ている姿に「ごめんね」と反省しています。 長女もまだまだ幼い子、甘えたい時期のはずです。最近は長女も2歳3カ月になり、お話がじょうずになりかんしゃくも減ってきました。長女は言葉で要求することも増え、可能な限り言う通りにしてあげています。長女がイヤイヤで言うことをきかないときはいまだにかわいくないなぁと思ってしまいますが、以前の接し方を反省し、冷たくあたらずに日々楽しく過ごせるように関わっています。 監修/助産師REIKO著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2021年12月27日現在2歳の娘を育てています。娘はイヤイヤ期真っ只中。イヤイヤ期を心の成長だと前向きに捉え、日々娘のためにできることはないかと考えながら過ごしています。今回は、イヤイヤ期は気持ちの切り替えが本当に大切だと感じた私のエピソードについてお話しします! イヤイヤが少しずつ増えてきた娘が2歳になりたてのときには、それほどイヤイヤが気にならなかったのですが、日を増すごとに少しずつ娘の思いも強くなってきて、イヤイヤが増えてくるようになりました。 イヤイヤと娘が発言することは「心が成長してきた証だな!」とうれしくなるのですが、外で大きな声で騒いで周りの人を驚かせてしまうことが気がかりでした。お出かけすると、視覚的にもおもしろい物がたくさんあるので大興奮の娘。娘が寝てから、夫と出先でのイヤイヤ対策を考えることにしました。 おもちゃではなく大人の持ち物が◎外出時、娘の大好きなおもちゃを私のかばんの中にひそめておいて、いざイヤイヤが出たときに渡してみようと計画。結果は、娘にとって見慣れたおもちゃだったのであまり効果がありませんでした。次に私が思いついたのは、大人が普段持っているハンカチなどを渡してみること! すると不思議なことに、娘のイヤイヤがピタッと止まり、30分以上触ったり舐めたりして夢中で遊んでいました。ハンカチにかわいい動物の絵が描いてあったのも効果大。ハンカチを渡したことで娘の気持ちが切り替わり、笑顔が増えて楽しく過ごせていました。 夫の協力が効果絶大!私と娘と夫の3人で、買い出しに出かけているときのこと。娘がお菓子コーナーにいたのですが、移動しようと思い抱きかかえた途端、イヤイヤが発動しました。「そうだよね。まだ見たかったよね」と話しかけていたのですが、お菓子コーナーにいたい思いが強く、なかなか泣き止まない娘。 そんなときはひょっと夫が横から娘を抱きかかえると、すんなりイヤイヤがおさまりました! 同じ人ではイヤイヤがヒートアップしている場面でも、人が変わるだけで気持ちも大きく切り替わる場合があるのだなと実感しました。 改めて、娘が気持ちを切り替えられる方法を見つけていくことが大切だなと感じました。娘も気持ちを切り替えながらのほうが、過ごしやすいように思います。私の場合、夫がイヤイヤ期について一緒に考えてくれているので本当に心強いです。まだまだイヤイヤ期は続きますが、できる対策を考えながら前向きに過ごしていきたいです! 監修/助産師 松田玲子著者:優木 のぞみ1児の母。元幼稚園教諭で子どもの成長を見守ることが大好き。障がい児保育も経験あり。現在はわが子との生活を楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆している。
2021年12月21日現在4人の子どもを育てていますが、初めての子のイヤイヤ期は親子共々本当にしんどいものでした。なんでもイヤー!と言っていましたが、中でもひどかった「着替え」「歯磨き」「おもちゃの貸し借り」についてのイヤイヤエピソードをお話しします。 児童館では謝ってばかり息子とは児童館に行くことも多かったのですが、大変だったのはおもちゃの貸し借り。自分が使っているときに「かーしーて」と言われても絶対に譲りません。使っている物ならまだしも、さっきまで使っていたけど今は使っていないおもちゃも、他の子が触った瞬間「あー! ダメー!」と大声で威嚇し、泣かせてしまうこともしばしば。 泣かせてしまった子や親御さんに謝るとたいていの場合は「大丈夫だよー!」と言ってくれましたが、冷たい目で見られているような、なんだか気まずさを感じたこともありました。 イヤイヤ期に意識したこと育児書を読んだり保育園の先生に聞いたりしながら、奮闘した毎日。何をやってもイヤー!と言われてしんどいこともありました。 しかし、「完璧を求めない」「本人に選ばせる」「嫌だったねと共感してあげてからこちらの要望を伝える」の3つを意識していくうちに、落としどころが見いだせるように。第2子以降のイヤイヤ期も大変ではあるけれど、第1子ほどつらくはないように思います。 とにかく大変な息子のイヤイヤ期でしたが、おもちゃを貸せなくても理解してくれたママ友や、「ママが大変よね」と寄り添ってくれた児童館の先生、一緒にラクになる方法を考えてくれた保育園の先生のやさしさは今でも忘れられません。これから周りにイヤイヤ期で困っている親子を見かけたらやさしく寄り添ってあげたいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/まっふ著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年12月16日歯磨きが大嫌いな娘。仕上げ磨きを嫌がって毎日大変だったのですが、あることをきっかけに自ら口を開けてくれるようになり、歯磨きがとてもラクになりました。今回は娘が歯磨きを嫌がらなくなったきっかけについてお話ししたいと思います。子どもの歯を磨くのが大変娘がイヤイヤ期に差し掛かった1歳7カ月ぐらいのころから、毎日の歯磨きを嫌がるようになりました。毎回嫌がって逃げ回るので、歯磨きには手を焼いていました。 どうして歯を磨かないといけないかを理解してもらおうと思い、「歯を磨かないと虫歯になって大変」と教えてくれる絵本を読み聞かせていましたが、その効果はイマイチでした。 黒ゴマが歯についていたある日のこと。いつも通り夕飯のあとに歯磨きをしようとしたら、ふりかけに入っていた黒ごまが前歯に挟まっていました。そこで私はひらめいたのです! 「◯◯ちゃん、大変! お口の中にバイキンがいる!」と真剣な顔で伝え、歯ブラシでとってあげました。歯ブラシについた黒いゴマを見た娘は神妙な顔。 私は続けて、「他にもいないか見てあげる。いたら歯ブラシでまたやっつけるから大丈夫だよ」と言いました。すると、あんなに口を開けようとしなかった娘が進んで口を開け、歯磨きをさせてくれるではないですか! 自ら進んで口を開けるように毎回うまい具合にゴマが歯に挟まっているわけではないので、次の日は黒ゴマをスタンバイして歯磨きを開始。最初にバイキンがいるからやっつけてあげると言って歯を磨き、最後に用意していた黒ゴマを見せました。 「バイキンが上に逃げた! あ、下にいるから歯ブラシでやっつけるね」と、私もノリノリ。2回黒ゴマを使ったら、バイキンの存在が脳にインプットされたのか、その後は「バイキンやっつけるよ」と声をかけるだけで口を大きく開けてくれるようになりました! 仕上げ歯磨きは毎日しなくてはならないこと。歯磨きを無理やりするのではなく、子どもが納得して口を開けてくれると親はラクですし、子どもも嫌な思いをしなくてすみます。この方法が見つかって本当によかったです。それにしても、黒ゴマをバイキンだと信じて、歯磨きをさせてくれるようになった娘の心は純粋でかわいいなと思いました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2021年12月12日私は5歳と2歳の娘たちを育てています。5年間子育てをしていますが、イヤイヤ期に突入した下の子と上の子の対応が大変で、ここ数カ月ほどが一番育児がつらいと感じ、現在、うつ状態になってしまっています。どのような症状が出ているのか、症状を良くするために何をおこなっているのかをお話ししたいと思います。 つらくなった原因下の子が2歳になりイヤイヤ期に突入する前は、上の子のペースで物事を進められました。しかし下の子に自我が芽生えてきてからは、何をするにも姉妹で意見が衝突して、時間がかかるように。例えば、1人が階段で帰りたいと言えばもう1人はエレベーターが良いと言い、次はエレベーターのボタンをどちらが押すかでもめるなど……その繰り返しなのです。 「なるべく2人の意思を尊重してあげないと」と思い、1回で済むことも順番にやらせたり、諭したり、なだめたりと頑張っていたのですが、争いが減ることはなく私の神経だけがすり減っていきました。 私の体の変化特につらかったのが幼稚園の夏休み期間中です。2カ月弱の間、姉妹が四六時中一緒にいることでいざこざは絶えず、私のストレスもマックス! 仲良く楽しく過ごしたいのに、怒ってばかり。そんな自分に嫌気がさし、母親としての自信も喪失。そして、夏休みが明けたころ体調に変化を感じるようになってしまいました。 とにかく体が重く、何もしたくないし、すぐ涙が出るのです。家族のためにも元気に普段通りにしなくては、と気持ちを奮い立たせても、何かがおかしく、子どもたちと一緒の空間にいることさえしんどかったです。 心療内科と育児相談へそんな状態が1カ月ほど続いたので私は心療内科に行く決心を……。初診では何がつらいのか、どのような症状かを10分ほど医師と話し、安定剤が2週間分処方されました。そして2回目の受診で、あまりよくなっていないことから抗不安剤が追加されることに。 薬の力を借りるとともに、育児の悩みや不安も聞いてもらいたいと思い、地域の子育て相談にも行ってみました。相談にのってくださった子育て支援者さんは真摯に話を聞いてくださり、母として頑張りすぎないためのコツをいろいろと教えてくれました。普段人には言えないような深く、暗い話を支援者さんたちとすることで、私は自分の気持ちを整理することができ、ストレス発散ができました。 体調がおかしいなと感じてから2カ月ほど経ちました。まだ本調子ではありませんが、どん底のときに比べるとかなり良い状態です。もうしばらく医療と地域の子育て支援者さん、そして家族の力を借りて本来の自分を取り戻していきたいです。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年11月28日「HSPがHSCを育てています」第20話。敏感で好き嫌いの多い息子きったん。周りから「ダメな母」と思われてるんじゃないかと気にしはじめたユキミさん。実母が昔言っていたことを思い出して……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第20話前回。 息子きったんのあまりのイヤイヤ期のすさまじさ。 公園からはなかなか帰らず、食事の時間は地獄。自分の言い分がとおらなければ床にひっくり返って大号泣。 そんなイヤイヤに私も、 「アラームが鳴ったら帰るよ」「ひとくちだけチャレンジしてみよう!」「そうかそうか〇〇がしたかったね」 そんなよく聞く「THEイヤイヤ期乗り切り術☆」なんて切り返しや提案をするもなにひとつ解決しないこの現状エヴリデイである。 私は昭和61年生まれ。そんな私の母である実母はバリバリの昭和育児実践者。父である実父もまた同様である。 よく昭和のアニメで観る、 「バカ野郎!! 」(げんこつ一発)「いい加減にしなさーい!! 」(数発のビンタ付)「そんな子は家にいらない!帰ってくるな!! 」(玄関締め出し) なんて台詞を幼少期から小学校高学年までひととおり浴びて育った私。 「昭和のしつけあるあるビンゴ」 そんなビンゴがあったらいち早く列がそろうくらいである。 そんな、「THE昭和の母」である実母。スーパーで見た親子を見て、ちょいと思うことがあったらしい。 ちなみに昭和最後、平成初期、その頃は「イヤイヤ期」なんて言葉はなく、「子どもの癇癪=わがまま」。わがままなので許してはならんもの、と言われてたんだとか。 「ちゃんと親子の上下関係ができていたら、子はわがままなんか言わない! 」「イヤイヤ期なんて、ただ子どもに言うことを聞かせられない言い訳」 これが母の持論だった。 「親が上、子は親の下」 絶対的な家庭権力の順番。これが私の両親の考えだった。子のいうことを聞くと親はなめられる。 子どもが親に意見や自分の考えを軽々しく口出すことは許されなかったし、たとえそれが正論でも、子が親に言うことは全て「屁理屈!! 」と叱られた。 私はイヤイヤ期の息子が訴えていることはわがままではなく「自我が出てきた証拠」、そう思っていた。 思っていたし、どこへ行っても「イヤイヤ期ね~、やりたいことはやらせてあげて」「お母さん大変だけど付き合ってあげてね」そう言われていた。 でも、もし実母の考え「子が親をなめている」「親だと思っていたら言うことを聞く」が正論だったとしたら? 実際に自分はそれで育ってきた。そんな私と弟を育てた母は以前、 と言っていた。(ちなみに実母はこの電話をしている頃には、イヤイヤ期という言葉を正しく認知してくれました。) 実母は子育ての結果が出ている。私も、弟もいい子である。 昭和の育児はどうなの?今の育児は「イヤイヤ期」って言葉に逃げてるの? 私、実母にどんなふうに育ててもらったっけ? このとき私は生まれて初めて自分の過去と向き合うきっかけができた。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月20日「HSPがHSCを育てています」第19話。敏感で好き嫌いの多い息子きったん。前回、思わずユキミさんは初めて、小さなきったんに大きな声を出してしまいました。「毎日毎日私だってもう嫌だわ!! 」さらに、「周りからダメな母と思われるんじゃ……。」そんなことも気になりだして……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第19話前回。 なにひとつうまくいかない育児が嫌になり、息子に初めて大声を出してしまったという話。 1歳半になり本格的なイヤイヤ期にどっぷり。イヤイヤ期は自我の芽生えって分かっちゃいるけど……。 今でこそ「手抜きは美徳」といわんばかりに己の手を抜きまくり日々そこその育児を心がけている私。 「食べたくなければ食べんでいいし、好き嫌いはいつかなくなるし、育児アドバイスは合う合わないあるっしょ」 息子が5歳の現在。こんな考えのもと毎日を送っている。 たぶん第3者から見たらかなり適当だと思う。 「さぼり過ぎ」 そう思われても仕方ないくらい適当である。 しかし、私も最初からそんな考えだったわけではない。食べなければなんとか食べるよう工夫を凝らし、好き嫌いがあれば離乳食の本を片っ端から作ってみた。 育児アドバイスは「正」とつくものは即実行。 ちなみに余談だが、離乳食の本は1冊まるごと全てチャレンジしてみたので、今でも離乳食を作るのはちょいと得意である。 でも……。 毎日喉がかれるほど声をかけていても子どもが言うことをきいてる姿が見られなければ、声のかけ方が悪い。 一生懸命離乳食を手作りしてたって、子どもが食べてなきゃ、味が悪い、工夫が足りない。 毎日その腕が許す限り抱っこをして子どもの話に耳をかたむける。でも子どもが癇癪を起せば、満たされてない、親の愛情が足りない。 一瞬。 その一瞬の結果だけで、「ダメ親」のレッテルを貼られてしまうんだよね、育児中って。結果が全て。 どんなに頑張ってたって、努力してたって、その姿は誰にも見えないから、見える結果しか見てもらえない。で、結果が出てなきゃ「ダメな親」。 逆に結果が出ればその過程がどうであれ、「よい親、素晴らしいお母さん」。それが世の中。 そもそも子育ての結果ってなに?結果が出るってなに? と思う。 「よい母」「ダメ母」とはなに? そんなことを考えたときにふと頭をよぎった言葉は「子は親の通信簿」である。これ、よく聞く言葉だよね。 「子は親が手をかけたら手をかけた分だけ、いい子になる」「逆に手を抜けば抜いたぶんだけ、子は荒れる」 だからお母さん頑張れ!手をかけたらその分返ってくるよ! そういう解釈の言葉だと思ってる。 息子がイヤイヤ期のとき、私はこの言葉に大分苦しめられていた。というか、自分で勝手に苦しんでいたのだ(笑) そんな私の母親としての通信簿。通信簿なのだから、つける人がいる、評価する人がいる。 じゃあその人は誰……? ◇◇◇ ユキミさんは、実母が言っていたあることを思い出します。それが、生まれて初めてユキミさんの過去と向き合うきっかけに……!? ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月19日「HSPがHSCを育てています」第16話。敏感な息子きったんの子育てに疲弊していくユキミさん。あるとき、1歳半健診がもうすぐあることを思い出します。「プロに相談できるから、きっと解決策が見つかるはず!」と期待に胸をふくらませました。が、しかし、健診でのまさかの事態にユキミさんも唖然……! いったいきったんになにが!?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第16話息子の「食べない」「寝ない」「癇癪」に限界を感じてきた私。 「もう、ひとりじゃどうにもならない……!!」となっていたとき、偶然にも1歳半健診が。「これはプロのアドバイスをいただけるチャンス……!!」と、全ての希望を1歳半健診へと託した。 ※1歳半検診→1歳半健診 息子は3カ月頃から人見知りが始まり、母以外全員NG道行く人と目が合っただけで号泣知らない場所へ行くと号泣 息子が乳児の頃の育児はこの 「人見知り&場所見知り」 によって、暗黒時代だったのだが、イヤイヤ期の訪れと共に、なぜだか人見知りは徐々に姿を消していった。 そして1歳半。 息子完全イヤイヤ期突入と共に、人見知りは終わった。 そして保健師さんにある程度息子のことを見てもらい、現状を相談する。 外面ーーーー!!! 年少の初めての個人懇談 「先生、どちらのお子さんの話してます…?」 と先生にボケをかましてしまったくらい。それくらい息子は外面がよい。 幼稚園に入りたての頃から「母がいいー!!」と先生を困らせることはあっても、思いどおりにならなくて癇癪を起したり、集団生活なんかやってられっか!と輪を飛び出したりなんてことは1度もないらしい。 家では、ブロックがうまく組めなくてすぐひっくり返って怒るし、私の買い物なんて3分しか付き合ってくれないし、あれやだこれやだ全部やだ、もうずっと息子のターンなんすけど。 そう、息子は人見知りが終わり、イヤイヤ期に入った頃から「人前だとそこそこいい子」だったのだ。 1歳半健診も、ハキハキニコニコ、積み木サクサク、はい、おしまい。 「え…!?(絶句)」 正直、私は複雑な気持ちだった。 だって息子がこの場だけお利口だって、積み木が積めたって、今私が困っていることはなにひとつ解決されないままだよ。普通に私、困ってるよ。 今日も決まったものしか食べず、この服は着たくないと脱ぎだし、靴も毎日同じ。遊びながらすぐ怒り癇癪を起こし、夜は30分おきに泣きだすんだよ。 積み木が積めたからって、指さしできたからって、母の悩みが解決すんのかよぉぉぉぉぉ!!! 逆に、積み木積めなくたって、指さしできなくたって、なにか問題でもぉぉぉぉ!!??(あらあら、もうただのいちゃもんになってきましたよ) 「迷える子羊な私に、なにかプロのアドバイスを……」と思ってすがる思いで行った健診での回答は、「息子の癇癪は私の焦りが通じてるから」「イヤイヤ期だから」だって。 じゃあ偏食は?身につけるものへの敏感さは?こだわりは?夜泣きは? で、私はどうしたらいいの!?どう解決したらいいの!? なんでこんなに大変なの?息子はただのわがままなの? また迷宮入り。 ◇◇◇ 期待した1歳半健診で解決策が見いだせず、振り出しに戻るユキミさん。 むしろ、1歳半健診で言われた保健師さんからのあるアドバイスに、次回、いっそう苦しむことになってしまいますー。 ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月16日友だち関係や勉強のことなど、子どもたちはさまざまな悩みやストレスを抱えて生きています。漠然と「イヤ〜な気持ち」が湧いてきて、モヤモヤ。ときにイライラしたり、泣きたくなったりもするでしょう。子どもが悩んでいる姿を見るのは、親としてはつらいものですよね。だからつい元気を出してほしくて、「そんなことないよ。大丈夫だよ!」「気にしない気にしない」なんて、無理やりポジティブな声かけをしていませんか?でもその声かけは本当に正しいものでしょうか。そもそもなぜ、「イヤな気持ち」が起こるのでしょうか?今回は、脳科学者・中野信子先生のアドバイスを参考に、脳科学の観点から子どもたちの悩みを考えていきます。写真/川しまゆうこ子どもたちはどんなことに悩んでいる?コロナ禍以降、「新しい生活様式」に、あなたの子どもはうまく対応できていますか?「うちの子は、対応できていると思う」「悩んでいるようには見えない」など、子どもそれぞれの性格によっては、コロナ禍前と変わらない日常を送っているかもしれません。しかし、発達途中である子どもの心はとてもデリケート。国立研究開発法人 国立成育医療研究センターの調査(2020年)によると、なんと全体の7割以上の子ども(未就学児~高校生)に、何らかのストレス反応・症状があったそうです。全体の約5割の子どもが、「最近集中できない」と答えている全体の約2割の子どもが、友だちとの関係に何かしら悩みを抱えている小学1〜3年生の約2割が、「誰かと一緒にいても、自分はひとりぼっちだと感じる」と回答小学4~6年生の約4割が「自分はダメな人間または失敗者だと感じる、または自分自身あるいは家族をがっかりさせていると思う」と答えている このように、多くの子どもたちがストレスを感じています。もしかしたら、 “悩んでいるようには見えない” 子どももじつは悩みやストレスを抱えているかもしれません。もしそうならば、どうにかしてストレスをゼロにしてあげたいと思うのが親心だと思います。でも、それはちょっと待ってほしいのです。中野先生は、「悩みがなければ人間は生きていけない」と断言します。次項で詳しく説明しましょう。悩みがなければ、人は生きていけない悩みに対して、「こんなことで、くよくよ悩んでいる自分が情けない」と、自己否定してしまう人は少なくないはずです。しかし、「悩みがなければ人間はうまく生きていけません」と、中野先生は述べています。なぜなら、自分にとってイヤで、なにか困ったことがあるからこそ、「なんとかしなきゃ!」と思ってがんばることができるからです。これは「ねたみ」などの、マイナスな気持ちでも同じです。誰かのことがうらやましいから、「わたしもあの人みたいになりたい」という気持ちが生まれ、自分を変えていく力になります。(引用元:中野信子(2021),『中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える!』, フレーベル館.)なるほど、「イヤな気持ちや悩みは、むしろあったほうがいい」のですね。ですから、「〇〇ちゃんの絵ばかり先生がほめていて悔しかった。イヤな気持ちだった」と言っていたら、「イヤな気持ちをもつことは悪いことじゃないよ。その悔しいという気持ちは、エネルギーになるよ」と伝えてあげるといいでしょう。「『イヤな気持ち』を自分の力に変えていくと、人生はもっと楽しくなる!」と中野先生も断言しているように、子どもが自分の気持ちを受け入れて、「悩みがあるからこそ、人生が豊かになるのだ」と考えられるようになるといいですね。「親がうざい!」と反抗する子どもにはどう対応する?そうはいっても、そのイヤな気持ちの矛先が親に向けられたときはどうしたらいいのでしょうか?そうなると、なかなか冷静ではいられないかもしれません。子どもが親に反抗してくるとき、子どもの頭のなかでは何が起こっているのでしょう?中野先生は子どもの反抗について、人間がもっている「物事を自分に都合よくとらえる性質」に原因があると解説します。』, フレーベル館.">よくよく思い起こすと、親はあなたをほめてくれたり、やさしい言葉をかけてくれたりしているはずです。でも人間は、いいことをたくさんいわれても、ひとつイヤなことをいわれたらその耳ざわりなひとことを、いつまでも覚えているものなのです。(引用元:同上)子どもが小学校中学年、高学年になってくると、「うるさいな」「わかってるよ」などと親に反抗的な態度をとることが増えてくるかもしれませんが、これは人間の性質上、仕方のないことなのです。そしてこの性質は、子どもの脳の成長プロセスにも関係しています。一般的に、脳のなかでは、神経細胞(ニューロンといいます)が枝のような突起を伸ばし、情報を伝えるためのネットワークをつくって成長します。このとき、逆にネットワークから、いらない部分を刈り込むことも成長には必要なのです。(引用元:同上)子どもの脳は、「〇〇をするのはダメ!」「こうしなさい」などと、親に行動を刈り込まれる、つまり親から行動を修正されることで、スムーズに情報を処理できるようになります。たとえば、「ひじをついて食事をするのはやめなさい」「脱いだ服は洗濯機に入れなさい」と親から言われることで、情報が整理されるというわけです。このような理由から、親のアドバイスは子どもの成長に必要なものと言えます。しかし、 “小言” を言われる側の子どもは、せっかく成長したネットワークを親が勝手に刈り込むことに抵抗を感じてしまい、「親がうざい!」となるのです。子どもに反抗的な態度をとられてイライラしそうになったときは、この脳の働きや人間の性質を思い出しましょう。そうすれば、感情的にならずにすむかもしれません。脳科学の観点から悩みをひもとくと、生きるのが楽になる「親がうざい!」などのイヤな気持ちは、「脳が引き起こしている感情のひとつ」。そう、理解しているだけで、子どもも親も生きることが少しだけ楽になるのではないでしょうか。人間関係の悩み、勉強や将来への不安、劣等感、承認欲求からくる苦しさなど、生きているかぎり悩みはつきません。もし子どもが以下のような悩みを抱えているのであれば、『中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える!』を読んでみてください。空気がうまく読めません人前に出ると緊張して、うまく振る舞えません失敗すると、とてもはずかしくて、ずっと引きずってしまう信頼できる友だちができない。浅い付き合いばかりする自分がイヤ自分の見た目にまるで自信がもてません 本書は小学校中学年~高学年向けとされていますが、親世代が読んでもためになる内容です。「イヤな気持ち」を感じる脳の仕組みについて、脳科学の見地からわかりやすく書かれています。そして、本のなかにある「自分を大切に」という中野先生の温かい言葉が響きます。それもそのはず、中野先生自身が「運動が不得意」「頭痛もち」「感覚が過敏」「コミュニケーションが苦手」などの悩みを抱え、生きづらさを感じながら成長してきたのですから。中野先生は、「脳を知ることで生きるのが楽になる」と述べています。イヤな気持ちをエネルギーに変える「生きるコツ」が満載の1冊です。本の体裁は子ども向けですが、本質を突く内容なため、親子で読むのも、子どもがひとりで読むのも、大人が読んでから子どもに説明してあげるのもいいと思います。 ***子どもの頃、「早く大人になりたい!」と思ったことはありませんか?あなたの子どもも、いままさに、そう感じているかもしれません。でも、中野先生いわく、「脳の成長が早すぎると、伸び幅が小さくなる場合もある」のだそうです。多くの子どもたちが、イヤな気持ちをエネルギーに変えながら、時間をかけて成長できるといいですね。(参考)中野信子(2021),『中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える!』, フレーベル館.国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第1回調査報告書国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第2回調査報告書国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第3回調査報告書国立研究開発法人 国立成育医療研究センター|コロナ×こどもアンケート 第4回調査報告書
2021年11月16日ユウコトリトリさんの連載第34話。次男くんが3歳のころに経験したイヤイヤ期。時が経ち思い出せば少し笑えることもありますが、まさに闘っている最中は笑えないことだらけですよね。こんにちは、ユウコトリトリです。保育園児から中学生まで、3人の子どもを子育て中です。 今回も過去の話になりまして、次男が3歳のころの話です。2〜3歳と言えば「イヤイヤ期」の黄金期…その理不尽な怒りと要求の数々がこちらです。 理不尽な怒り いや、ごはんを食べたのは貴方ですよ…… 水も理不尽な言いがかりに戸惑っていると思うし でも、トイレをつい流してしまったのは悪かったかな…… そして、夜を朝にするのは、お母さんには無理です。(お母さんじゃなくても無理だけど) そんな次男も現在6歳になりました。今となっては、理不尽を通り越して、おもしろ懐かしい思い出なのですが、現在イヤイヤ期と戦っているお母さん方は笑い事ではないですよね。 いや、ホントに……お疲れ様です。いつか落ち着く日が来ますので…いつかネタになる日が来ますので…今日もがんばりましょう。 ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね! 著者:イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2021年11月14日「HSPがHSCを育てています」第13話。実母と義母の子育てアドバイスに玉砕し、今度はネットの世界にアドバイスを求めるユキミさん。藁にもすがる思いで、ネットに書いてある方法を実践し始めます。すると育児にどんどんルールを課してしまうようになっていき……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第13話前回。息子のイヤイヤ期突入に「もう、私ひとりの力で育児をするのはちょっと無理……」と、実母と義母たちの知恵を借りようとするも見事玉砕、ってな話でした。 好き嫌いがひどく、夜は30分おきに夜泣き、そして1日幾度となく大爆発の地雷スイッチ。 私自身、息子のことを、 「こんなに泣く子、ほかにいる?」「かんしゃくの理由ってイヤイヤ期だけなのかな……、ちょっと違うかも……?」 と思い始めてきた。 なら! 得意のネット検索~!!! 息子の授乳の合間や、夜泣き対応で寝そうなとき、某知恵袋を始め、ママ向け情報サイト、主婦向けお悩みサイトを検索して引っかかるものは片っ端から目をとおした。 責任感ある意見から、いちゃもんレベルのものまでいろいろあった。そしてそれらを見てスッキリするかっていうと……。 しないよね(笑) とくに弱ってるときに見たらあかん。 そしてこのときの私はちょっと珍しい回答を目にしてしまった。 それは…… 砂糖が入っているお菓子はもちろん、パンもノンシュガー、ありとあらゆる砂糖を排除した。 そしてそんな食事療法をチラ見&実践した流れで、私はどんどん 「これをすべし!」「これはよくない!!」 系の、苦しいだけの育児ルールにのめり込んでいった。 こういったちょっと骨が折れる系のことにチャレンジするときは、「よーし!やるぞっ☆」なんて前向き明るくポジティブにこなすならよい。 しかし、だいたいは、 「砂糖を摂らないことで息子が泣かなくなるなら……。」「毎日決まった時間に行動して息子が寝てくれるなら……。」 そんな藁にもすがる思い。ギリギリの精神状態でチャレンジのスタートを切る。 これらが万が一思うようにできなかった日には、 「ああぁ……、あのときできなかったから……」 なんて、ストレスが余計に増えるぞよ。 必死の精神状態でこういった「ルール系育児」に手を出しちゃうとちょっとした非日常が楽しめなくなっちゃう。 ちょっとした非日常大事。 なので。母に負担がかかるチャレンジをするときは、絶対に心身ともに整ってるポジティブなときにするに限る。 できない日があっても、「あー、あの日?」って鼻ほじって薄ら笑い浮かべられるくらいのね。(それはそれでちょっと問題) さて。そんな心身を削り倒す育児ルールの成果はあったのか? 結果は次回! ※食事療法は医師や専門家に相談し、診断に基づいて適切におこなうことが大切です。自己判断でおこなうのはリスクが伴いますので避けましょう。※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月13日「HSPがHSCを育てています」第12話。前回、実母の子育てアドバイスに玉砕したユキミさん。今度は義母に聞いてみることに!しかし義母のアドバイスにまたもダメージを受けてしまいます。そんな義母のアドバイスとはいったい……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第12話イヤイヤ期を乗り切るアドバイスが欲しいでやんす~!! うーん。育児に詰まったとき親に聞く、って結構有効手段だと思ったんだけどな。似てるところとかあるだろうしね。 なら。もうひとりの親に聞いてみる?ってなことで、夫の方の母にちょいと相談。 「かくかくしかじか」と息子の現状を説明、悩んでることも話す。 なら…… とんでもマウンテンが現れてしまった。 わし「そうですか……。それはよかったですね」しか言えず。 うへへ。先人たちにアドバイスをもらうつもりがダメージを受けただけだった。 そんな己の特攻からダメージを受けていたとき、ちょうど友達とLINEをしていた。 なら、勇気を出してわが家の悩みをさらしてみる。 ありがたや……。 友達のやさしさに触れる私。なんかどえらい久しぶりに誰かにやさしくしてもらえた気がする……、そんなイヤイヤ期。 そうか。みんな一緒か……。みんな大変なもんなのか……。これでいいのか……。 用意した服は着ない。 ご飯の時間になるたび号泣。 お散歩中、白い線の上をうまく歩けなくて号泣。 って気持ちもちょっとあるんだぁぁぁlこれがみんな一緒…!???って。 全国のキッズたち、みんながみんなこんな困ったさんじゃないよね? こんな激しい子は未だかつて見たことない気がして。不安。なくならんよね。 ◇◇◇ 今度は義母にアドバイスを求めるも、「育児で苦労したことないわ」「育児で悩むことなんてあるの?」との返答にまたまた心が折れてしまうユキミさん。 実母、義母のどちらの母からも欲しいアドバイスが得られないユキミさんは、次回、ネットや本に書いてある育児アドバイスにのめりこんでしまいます……。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月12日4歳と1歳の娘の育児に追われる毎日。1歳の娘のイヤイヤ期が始まり、4歳の娘は4歳の壁といわれる時期を迎えて情緒不安定な状況に、私の体力も気力も限界を迎えていました。育児に疲れ果てていた毎日を何とか抜け出そうと生活を改善し、効果があった3つの方法をご紹介します。 1.便利な家電を購入!家事は家電任せ以前からずっと購入を検討していたロボット掃除機を購入! 日々食べこぼしや子どもたちが遊びで使った折り紙やテープの細かなゴミ、外遊びから帰ってきて服から落ちた砂など、汚れが気になってもスイッチひとつで掃除が完了し、掃除機をかける回数が減りました。 「掃除をしなきゃ……」と思って憂うつに感じていた気持ちや、掃除の手間も省けて、家電に助けられ、心身共に少しラクになりました。 2.ママのオフdayを作り、リフレッシュ!今までは、パパに子どもたちを預けて外出するのは通院くらいで、平日も休日もずっと自由な時間がなかった日々。限界を迎えて、ある休日にパパに子どもたちを預けて、ひとりで買い物に行きました。 いつもはゆっくり自分のものを見る時間がないため、その日は久しぶりに自分の服を選んだり、本屋で雑誌を買ったりと自分の時間を満喫することができて気分転換になりました。それから隔週で、数時間でも自分の時間をもらって、気分転換に外に出るようになり、気持ちを切り替えて育児ができるようになったのでよかったと感じています。 3.夫婦の家事・育児の役割分担を見直し!専業主婦だから育児・家事は全部自分でおこなうべき、と自分を追い込んでいたことに気が付き、パパにも家事や育児を助けてもらうようにしました。朝の子どもたちの着替えや歯磨き、休日の掃除など、担当を決めて無理のない範囲で家事育児を分担すると、負担が減って余裕が生まれました。 パパにも感謝の気持ちが深まり、夫婦関係がよくなるメリットも! 子どもたちともリラックスして楽しく笑顔で過ごせる時間が増えて、笑顔の日々が戻ってきました。 娘たちの育児に行き詰まり、気付けば笑顔で過ごすことが少なくなっていた毎日でしたが、家事育児の負担を減らす3つのステップを踏んだことによって、心と体に余裕が生まれ、以前のように心から育児を楽しむことができました。家電や家族の協力を得ることは決して悪いことではなく、家族みんなが毎日をよりよく生きるために必要なことだと気付きました。 監修/助産師REIKO著者:渡辺あや4歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。
2021年11月11日「HSPがHSCを育てています」第11話。敏感な息子きったんがイヤイヤ期に入り、子育てに疲弊するユキミさん。そこで実母に子育てのアドバイスを乞うことに。しかし実母からかえってきた答えに、ユキミさんは「そういうこと2度と言わんで」と憤慨します。実母のアドバイスとは……?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第11話息子きったん、好き嫌い多いです。 息子1歳3カ月。 まだ私は「HSP&HSC」という単語を知りません!「早よ気づいて」と思うかも知りませんが、もう少しお待ちを。 イヤイヤ期が始まり、いよいよ自分ひとりの力では困難になってきた息子の育児。 こんなときは先人の知恵っしょ!ということで…… 実際我々姉弟はどこへいっても「大人しいわね」「お利口さんね」と誉められていたので、母も「できる母」と見られていた。 なので2~3回言っても聞かない子は聞き分けが悪い子に見えていたし、親の言い方が悪いんじゃない?とすら思っていたとか。 鬼やんけひど でも、ま。仕方ないよね。私だって息子きったんを育ててなければ、知らなかったこといっぱいある。 実母と同じ育児をしていたら、きっと同じように「床で転がる子は母親のしつけが悪い」そう思っちゃってたかも。 そう思うと、今まで5年間の育児はつらいことが多かったけど無駄じゃないね。よかったと思えるよ。 ということで、今日もそんなきったんが好き。 でも。肝心である私の「イヤイヤ期手詰まり」という悩みは解決されぬまま。 うーん。ならば夫側の母にも聞いてみるか……?夫の幼少期からなにかヒントが得られるかも! ◇◇◇ 実母の子育てアドバイスに玉砕し、今度は夫の母にアドバイスを求めることにしたユキミさん。次回、夫の母はユキミさんにどんなアドバイスをするのでしょうか。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月11日「HSPがHSCを育てています」第10話。イヤイヤ期デビューした息子のきったんは、1日中「NO」を連発。スプーンを渡せばスプーンを投げ、公共施設の床で「いやだいやだ」と寝そべるきったん。「なにが望みなの?!」母ユキミさんはそんなきったんの子育てに疲弊していきます。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第10話前回。自我が芽生えた途端、やってきたぜイヤイヤ期!って話だったね。 え、なんでこんなことするの!? なんでこんなことで泣くん!? ってことの連続やで。ちなみに上はスプーンを渡しただけなのに泣かれた。 スプーンを…スプーンを渡しただけなのに…!! 24時間気に入らないことだらけ。24時間なにと戦ってるん!?ってくらい「NO」「NO」と言い続ける息子。「YES」と言えない呪いにかかってる!? 今まではさ、「泣いたら抱っこ!!」が合言葉みたいなところがあった、乳児期育児。 しかしそれがまったく通用しなくなるのがイヤイヤ期。 とりあえず抱っこしておけばなんとか切り抜けられるか……!?って思っていた私、なす術なし。 そしてこの頃になると、赤ちゃんとの隠居生活……というより、自分の今までの買い物~家事~用事~なんて生活に息子も一緒になって参加することが多くなってきた。 外にも出る。用事もする。 なら、こういうことが始まった。 施設の床で自我を大放出。「いやだいやだ」と寝そべる我が子。 電車で自分の座りたい席に座れなかった、なんて理由で1駅も2駅も愚図り続ける我が子。 「さすがに……」と降りるも、今度は降りた駅で「なんで降りたのーー!!」と泣く我が子。 どんなに説明したって、まだ1歳、2歳。こちらの想いは3分の1も伝わらない。 どうしたらいいんだ……とすがる思いで、ア●ラー式子育て術とか育児書何冊読んで、何回試したか。 「やりたいことをやらせてあげる」 分かる。やらせたい。 でも!! その、子がやりたいことが分からないんだけど!! 母になってまだ1年。加減もやりかたも分からんよ。いよいよ1人で息子と向き合うのが手詰まりになってきた。 育児ってこんなに毎日激しいのか。まさにぶつかり稽古……。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月10日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。こんなところも似てるの?編集後記1歳頃の赤ちゃんはまだ言葉で自分の気持ちを伝えることができないため、泣いたり怒ったり、ものを投げたりしながら感情を表現することが多いですよね。1歳半から2歳頃からはじまる「イヤイヤ期」と似ていることから「プレイヤイヤ期」と呼ばれることもあるようです。つぶみさんの長女・ねむちゃんも思い通りにいかないことがあると怒りスイッチがONに。日中にキイキイ怒りだすことがあるそうですよ。そんな時に思い浮かぶのはねむちゃんの兄である長男・ほにゅくんの姿。怒りをきちんと表現するところが似ていて「やっぱり兄妹だなぁ」と感じるつぶみさんでした。4コマ目のねむちゃんの背後にうっすら登場している、兄・ほにゅくんにもぜひご注目くださいね!ままのて編集部長男・ほにゅくんのイヤイヤ期エピソードはこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年11月10日「HSPがHSCを育てています」第9話。息子のきったんがついにイヤイヤ期に突入!1日中、なにもかもきったんは拒否!ワンオペ育児なうえ、ママ友たちとも距離を置いている孤独なユキミさん。きったんの育児に精神的な限界を感じはじめ……?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第9話前回。きったんついに イヤイヤ期デビューしたってよ!! って話ですよ。生後1年と3カ月。イヤイヤ期、ここにあり。 ひ……ひぇ……っ!! そっかそっか。お茶じゃなかったんだね……。ごめんなすって。 ならスプーンを…… やばい……、やばいぞ……。 なにがやばいってね、母の心ですよ。母の心、やばい。砕けそう。 ハートが!砕けそう!!! だってさ。こちらの意見も気持ちも1ミリも受け入れてもらえないんだよ? 食事も、散歩も、日々のコミュニケーションがすべてNOで返ってくるんだよ? こんなとき「うちもイヤイヤ期~!」なんて笑ってイヤイヤ期を吹き飛ばし合える友達や「一緒に頑張ろ!」って戦友になってくれる旦那さんがいればちょっと違うけどさ。 今まで通りのぼっち育児でいるとさ。子どもがイヤイヤ期に入った途端、一日中「嫌」としか言わん人としかコミュニケーションとれないんだよ。 一日「NO」で始まり一日「NO」で終わる。 これまでずっと子と1対1のガチンココミュニケーションを続けてきたワンオペ母としてはさ。子に拒否され続けるって結構つらいよね。 今までは肉体的な助けが必要だったけど、子に自我が芽生えたら「精神的な助け」が絶対必要!! ダメダメヤダヤダ言われてばっかじゃ母も参るって。 ◇◇◇ 「いったいなにが望みなの?!」 わが子のイヤイヤ期に途方に暮れるユキミさん。次回、ひとりで育児をすることに手詰まりに感じてしまい……? ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月09日「HSPがHSCを育てています」第8話。息子きったんは地雷持ち。泣かれたら最後、なかなか泣き止まず大暴れ。そんな経験からユキミさんは、きったんが泣かなくてすむよう地雷察知レーダーで地雷を回避!でもあることからその地雷察知レーダーは機能しなくなります。その理由とは……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第8話前回は、「わが子が地雷持ち」の場合、それを避けるため母には高性能地雷察知レーダーがつくんだぜ!って話から、その地雷察知レーダーが、あるものの襲来と共に使えなくなったんですけど……って話をしたね。 その地雷察知レーダーが使えなくなる理由は1つ。 子のイヤイヤ期だよ。 イヤイヤ期=自我の芽生え 母の助言なんか聞きやしない。 自分の欲望にまっしぐら!!それを叶えるためならば!どこからともなく出でよ、秘めたる馬鹿力!! そして母の助言を無視した息子は当然… 吠えられた。 自我が芽生えるっていうのは「自分はこうしたい!」って気持ちが芽生えることじゃな。 そして成長してちょっと知恵が付いて、体を自分で動かせるようになって。やっと「自分はこうしたい!」って芽生えた気持ちに、心身ともに追いつけるようになったのか。なら「NO」と言うし、体も動くんだな。 これがイヤイヤ期…。 今まで完全に受け身だった息子の反応が…… とにかくNO!なんでもNO!! お茶が欲しいかな?って渡せば叩き落とされ。 ズボンを履かせようとしたらのけぞって嫌がられる。 おむつを変えようとすれば頑なに拒否。 出かけようと抱っこ紐に息子をいれようとしたらなら脱走。 道を曲がろうとすれば真っ直ぐ行くんだと道端に寝っ転がり、かかえて連れ去ろうとすれば号泣。 地雷察知レーダー出番なし。 だって「これは地雷だ……!!回避せよ!!」ってレーダーが感知しているのにもかかわらず。子がそれを振り払って自ら踏みに行くんだもん。 そしてこの地雷。踏んでも泣くし、踏ませなかったとしても「なんで踏ませてくれないの!!」って泣くの。 どっちみち泣くのぉぉぉー。 息子さ。生まれたときからよく泣くし 哺乳瓶NO!ミルクNO!!母以外NO!! ってNONOだらけだったから、「生まれた時からイヤイヤ期~」なんてヘラヘラしてたけど、いやスマン。 「イヤイヤ期やばいわ。」 ◇◇◇イヤイヤ期に突入した息子きったん。次回、きったんのイヤイヤぶりにユキミさんのハートは今にも砕けそうになってしまいます……。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月08日「HSPがHSCを育てています」第7話。敏感でHSCの息子きったんは、ささいなこともすぐ泣いて、一度泣くとなかなか泣き止まず大変。そこでユキミさんはできるだけきったんが泣く事態を避けてきましたが、きったんにある変化が訪れると……?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第7話しかし、いよいよ息子きったんに自我が芽生えてきたようで……。 こっちの道は自動販売機があるぞ。なら小一時間いじり倒すから絶対通らないでおこう。 このお店にはおもちゃがあるな……!!通ると「欲しい!」って泣かれるから、通らないでおこう。 だってうっかり前を通って「ダメ!行くよ!!」って言おうもんなら烈火のごとく号泣する。 そんな泣くことに対して全力な子を持つ母はきっとこんな先回り癖がつくだろう。 避けられる地雷は全力回避。母が持つ子の地雷レーダーはなかなかの精密っぷり。 しかし。そんな実践に基づき日々アップデートされる高機能母レーダーに立ちはだかるものが……! 高機能母レーダーに立ちはだかるもの。それは…… 自我 である。 自我の芽生え!きたよぉぉぉぉ!!! そしてこれを人はイヤイヤ期という。 イヤイヤ期。 ただでさえスムーズにいかない毎日。イヤイヤ期まできたらどうなってまうの!? ◇◇◇ 息子きったんにいよいよ自我の芽生えが訪れました。 次回はイヤイヤ期。いっそうユキミさんの育児はスムーズにいかなくなってしまいます。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月07日娘が2歳になるころ、俗に言う「イヤイヤ期」がやってきました。なんでも自分でやりたい時期の娘に対して頭を抱えつつも、健やかな成長にうれしさもありました。そんな中、義母から言われたひと言についてのお話です。(※コロナ禍になる前の体験談です) イヤイヤのレベル買い物などで同じくらいの月齢の子を見かけると、同じくイヤイヤ期なんだろうなぁと感じる場面に何度か遭遇したことがあります。友人から、「大泣きしながら床に這いつくばって、どこだろうと寝転がって動かないよ!」という話を聞くこともありました。 娘の場合は人見知りもあったためか、外出先では比較的イヤの主張は控えめで、周りを見て落ち着けるタイプのようです。イヤイヤの言動が見られたときは、娘が伝えたいことを一度必ず受け止めて、一緒に解決するというコミュニケーションを大切にしながら成長を見守ってきました。 楽しかったバーベキューのあとに…ある日、義両親とバーベキューに出かけました。久しぶりの祖父母に緊張した様子の娘でしたが、遊具が設置された河川敷でおこない、ごはんもそっちのけで遊ぶほど楽しく過ごせました。 しかし楽しい時間も束の間、「イヤ!! 帰りたくない」と予想通りにこの日もイヤイヤの時間が来ました。珍しく這いつくばって動きません。最終的には無理やり連れて帰るしかないと思っていたとき、義母が来ました。「今がちょうどイヤイヤ期で、主張が激しくすみません」と伝えると……。 今と昔の育児の違い「(夫姉弟)はイヤイヤ期なんてなかったけどね〜」とひと言。帰宅後には義両親から「今はそんな風に言うの? 家でもこうなの?」「昔はイヤなんて言わせる前にお尻たたいて外に出してたよ」と、娘の成長や私の育児を比べるような話題に。 それから急に娘に対して厳しい対応に切り替わり、とても気が気でない状況でした。数カ月に1回会える程度の義両親に何がわかるんだと、私は夫に愚痴を言うことしかできませんでした。 イヤイヤ期も娘の喜ばしい成長過程だと思っていたので、義両親の言葉にはショックを受けました。その後、その場だけではない娘を見てもらため、写真共有アプリで文章を添えて娘の成長を頻繁に発信したり、イヤイヤ期の中でもできるようになったことを伝えました。今では、30年前とは時代も育児も変わっていることに、理解を示し接してくれています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ムチコ著者:島野かすみ2歳女の子のママで、元ブライダル業界勤務。現在、第二子を妊娠中。激務の夫に頼らずワンオペ育児をこなし、自身の経験から家事・育児術などを執筆している。
2021年11月06日ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル
両手に男児