妊娠中は早めに産休を取得し、出産までゆっくりと時間がとれた私。妊娠8カ月ごろ、時間があるうちに何かできることはないかと考えていた私は、赤ちゃんと生活するうえで必要になるだろう情報を収集しておこうと考えました。なかでも出産後に役立ったものを3つ紹介したいと思います。 小児科の口コミをチェック まず調べておいたのは、小児科についてです。生後2カ月からたくさん予防接種を受けなければなりませんし、何かしらの病気にかかる可能性もあります。実際に連れて行かなければならないときに慌てることがないよう、近くて評判がいい小児科を洗い出しておくことにしました。当時、ママ友と呼べる友人はいなかったので、情報はもっぱらインターネットに頼りました。子育て情報サイト、地元の自治体が運営する地域限定サイトなどを活用。なるべく自宅から近くて通いやすいという基準でいくつかピックアップしておきました。事前に小児科の情報収集をしていたことで、赤ちゃんが体調を崩したときでも、落ち着いて対応することができました。 子連れで食事しやすい飲食店をチェック 夫とゆっくり外食ができるのは、0歳のねんねの時期までだろう……と思い、生まれる前に赤ちゃん連れで食事がしやすい飲食店を調べておきました。ベビーカーで入店することが前提なので、ポイントはベビーカーをテーブルに横付けできるくらいのスペースがあること、出入り口に段差がないこと、などです。 子ども用の椅子や食器などが用意してある店舗なら、子連れ歓迎のサイン。席がお座敷、おむつ替え台がある店舗もチェックしておきました。実際に出産したあとは、収集した飲食店情報が大活躍! 子どもが寝た瞬間すぐにお店に向かうことでスムーズに食事を楽しむことができました。 無料で楽しめる遊び場をチェック 育児休暇を1年間申請していたので、赤ちゃんとの時間を有効活用するために遊び場も調べておきました。そのなかでも、公園と百貨店のキッズスペースの口コミが高評価であることを確認。出かける日の天候によって使い分けるといいかもしれないと思い、天候別に行ってみたいリストを作成しておきました。 例えば天気がいいときは広々とした公園に、雨のときは百貨店などです。どちらも子どもがたくさんいる場所なので、他の子どもと触れ合えるのもいい機会に。同じ世代のママさんとも情報交換ができ、夜間授乳や慣れない育児で自宅に引きこもりがちだった生活にメリハリをつけることができました。 他にも屋外での無料大型イベント、自治体がおこなう子育てイベントなど、意外と無料でも参加できるものはたくさんありました。今でも、休日に家族で楽しめるスポットやイベントはないか、情報収集を欠かさないようにしています。 妊娠中はいろいろなことを調べて、出産後に備えておきました。おかげで、産後さまざまな場面で慌てることが少なかったように思います。これからも育児を先読みして、情報収集していくつもりです。 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 監修/助産師REIKO著者:中原けいこ2歳男児の母。妊娠を機に金融機関からライターへ転向。現在第2子妊娠中。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2021年01月12日妊娠期間は産休に入るまで休むことなく仕事をこなし、産休中は週5でマタニティヨガ。産後はなかなか行けないと思ったオシャレなランチを食べ歩くなど、楽しいマタニティライフを過ごすことができた私。しかし、妊娠期間を振り返って、唯一と言っていいほど後悔していること……それは妊娠線! 産後9カ月が経つ現在も、薄い縦線と肉割れが残ってしまっています。 体のケアは元から念入りにおこなっていた妊娠前からずっと、体の保湿には気をつかっていました。夏でも冬でも季節に関係なく、お風呂から出たらボディクリームを全身にたっぷり塗り塗り。そのおかげか、肌がすべすべと褒められることもよくありました。 妊娠後もしばらくは体のケアは自己流のままでした。もとから使っていたボディクリームに保湿効果があるかなと思いオイルを混ぜ入浴後に全身に塗布、これを毎日おこなっていました。 妊娠20週、妊娠線ケアを始める妊娠20週目を迎え、妊婦健診で赤ちゃんが大きめと言われることもあり、出てきたおなかを眺めて少し不安に……。一度できてしまった妊娠線は消えないと聞いたことがありました。「専用のケアを始めるの、ちょっと遅すぎたかな……?」という気持ちはありつつ、ふと思い立って妊娠線予防専用のボディクリームを購入してみることに。 ボディクリームに手持ちのオイルを混ぜ、「妊娠線、できるなできるな!」と念じながら、おなか、二の腕、太ももなどにたっぷり塗布。毎日1度、入浴後の習慣にしました。 それは痒みから始まった…妊娠後期に入り、おなかの下のほうが痒くなり、触っているうちに赤くなってしまいました。妊婦健診でも助産師さんに「おなかかいちゃった? 赤くなっちゃね」と声をかけられ、一時的な肌荒れだと思っていました。しかし、赤みがなかなか治らず妊娠32週目の妊婦健診で先生に尋ねると「妊娠線ですね!」と断言され……。 おへその下からVラインの上にかけて、赤い縦線が7、8本できてしまいました。妊娠線はどんどん濃くなっていき、くっきりと主張してきます。これは出産したらもとに戻るのか、不安になっていきました。 思っていたよりも濃い妊娠線無事に出産を終えて、ふと自分の裸を鏡で見て驚き。妊娠中はおなかが大きくなっていたので正面から妊娠線を見ることがなかったのですが、改めて正面から見ると赤く、ハッキリした妊娠線が見えたのです。自分が思っていたよりも濃い妊娠線に肉割れのような凹凸、もっと早くからしっかりケアしておけばという後悔が……。 出産直後は、できてしまった妊娠線にも効果があるというボディクリームを朝晩しっかり塗りました。今も入浴後は欠かさずに保湿力の高いボディクリームを塗っています。 ボディクリームでのケアの甲斐があってか、産後9カ月経った現在は出産直後よりはかなり薄くなった妊娠線。しかし肉割れとうっすらと赤紫色の線は残ってしまいました。温泉やプール、人目が気になってしまいそうです。もしまた妊娠することがあれば、早めの時期から朝晩1日2度、妊娠線専用のボディクリームでしっかりとケアしていこうと思っています! 監修/助産師REIKO著者:森まり子0歳の男の子のママ。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2021年01月09日私には、現在3歳の息子と1歳の娘がいます。息子が1歳3カ月のときに2人目の妊娠が判明しました。2人目の出産は里帰りせずに自宅の近くの産院で産もうと決めていたので、妊娠後期に入ってから陣痛タクシーを登録。実際に2人目の出産で病院へ向かうときに陣痛タクシーを使うことになったのですが……。そのときのまさかの体験をお話しします。 陣痛タクシーに登録健診にはいつも夫が車を運転して行っていましたが、陣痛はいつどこで起きるかわかりません。それに夫が不在で陣痛がきた場合は私ひとりで息子も連れて病院へ行く可能性があったので、電車やバスはやめておくことにしました。陣痛の痛みに耐えながら入院バッグを持ち、息子の面倒までは無理だと思ったからです。 そこで、自宅と病院が送迎範囲になっているタクシー会社を調べ、混雑していた場合に備えて2つの陣痛タクシーを登録。夫と一緒に陣痛タクシーを呼ぶ流れや注意点を確認し、陣痛がきたときのシミュレーションをしていました。 夜中に陣痛がきた!陣痛かも……と気づいたのは夜中0時を過ぎたころでした。だんだん痛みが強まってきたので、病院へ連絡して向かうことに。深夜だったため寝ている息子は夫にお願いして、私は登録していた陣痛タクシーへ連絡をしました。タクシー会社との電話はスムーズにやり取りでき、すぐにきてくれるとのこと。 そのときの私は2回目の妊娠ということもあり、陣痛がきても気持ちに余裕があったのを覚えています。「いよいよ出産……。赤ちゃんに会えるんだ!」と、陣痛の痛みに耐えながらもどこかワクワクしていました。 陣痛タクシーに乗ったら…家のインターホンが鳴り、タクシーへ乗り込んでいよいよ出発!と思ったら……運転手さんからまさかのひと言。「陣痛タクシーって言われたんだけど、どこに行けばいいんですかね……」。私はその言葉に固まってしまいました。 病院名や住所は登録済みなので、乗ったらすぐに連れて行ってもらえるはずなのに……。私は陣痛の波に耐えながら、病院までの道や目印となるものを伝えつつ何とか病院へたどり着いたのでした。 2回目の出産で初めて利用した陣痛タクシーですが、運転手さんのまさかのひと言に最初はどうなることかと思いました。でも、病院に到着すると運転手さんに「がんばってきてね!」と言われ、あたたかい気持ちになりました。その後、無事に出産できて本当によかったです。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。 イラスト制作者:イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年01月06日不妊治療に通い、35歳で妊娠! 私は初産が高齢出産だったので、産前産後に不安や悩みがありました。産前は気持ちの面での不安が大きかったのですが、体調は順調。しかし産後は体力の低下を実感したり、出産にともなう体の痛みに苦しんだり、悩むことが多かったです。 親友の助言もあり、不妊治療へ通うことに34歳と遅めの結婚だった私。新婚のうちは「まだまだ子どもはいいかな」と考えていましたが、同じ年の親友からの助言もあり、新婚旅行から帰ってきて妊活を意識するように。親友が不妊治療に通って2年後に妊娠した話を聞いて、私も不妊治療専門の病院へ検査に行ってみました。 検査してみると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたので、早めに検査してよかったです。検査後すぐに不妊治療を開始しながら妊活をスタートしました。 高齢出産、出生前診断迷った結果…不妊治療は仕事と通院の両立が大変で、ラクではありませんでした。それでも不妊治療を開始して8カ月後に妊娠判定が! 妊娠時35歳で、高齢出産ということもあってなのか出生前診断についての説明を受けました。高齢出産になる私は受けたほうがいいか迷うように……。 夫婦で何度も話し合い、どんな結果が出ても産みたいと思ったので出生前診断は受けないと決意。また、妊娠高血圧や妊娠糖尿病について病院で気をつけるよう言われました。私はつわりで脂っぽいものは食べられず、甘いものなら食べられる状態。しかし、食べ過ぎに注意し、味付けや栄養バランスを考え過ごしていました。 私の場合、産前よりも産後がつらかった赤ちゃんが生まれてくるまで不安はあったものの妊娠期間は健康に過ごせていたので、私は産んだあとも順調に過ごせると思っていました。私の場合、帝王切開での出産にはなりましたが、無事元気な女の子を出産! しかし、産後は産前と違い、思ったように動けませんでした。 慣れない赤ちゃんのお世話に加え、脚の付け根やお尻に神経痛が襲い掛かりました。すがる思いで整骨院の産後骨盤矯正に通い、痛みは徐々に消えていくように。産後半年を過ぎると赤ちゃんのお世話のコツも少しずつつかめ、体力も戻ってきて、産後1年で産前のように動けるようになりました。 結婚が遅かったので仕方ないのですが、初産が高齢出産ということで不安が大きかったです。私の場合は、産前よりも産後の体力の低下や足腰・お尻の痛みがつらかったです。同じ年でも元気なママさんもいるので、日頃から運動して体力をつけておくのは大切だと改めて実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。 監修/助産師REIKO著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年01月05日『夫を捨てたい。』第七話。2人の出会いは8年前。付き合って、妊娠して、プロポーズしてもらって、結婚した。幸せだったころを思い出し、枕を涙で濡らします。2人の出会いは8年前。 『夫を捨てたい。』第七話 初めての彼氏。付き合って、妊娠して、プロポーズしてもらって、結婚した。 「どんなときもはなさんを笑わせる」 「どんなときも笑っていられるような家族になろう」 今では夫への不満と怒りをこらえ続ける毎日に疲れ、ついには関心もなくなって、どこが好きだったのかも思い出せない……。 幸せだったころを思い出し、枕を涙で濡らすのでした。 書籍『夫を捨てたい。』 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2021年01月03日こんにちは! はたこと申します。2017年11月生まれの男の子を育児中のぐうたら主婦です。私の妊娠、出産での思い出を紹介する連載マンガ「はたこのニンプあるある日記」。 第1話は、私の妊活についてのお話です。旦那さんと結婚、会社を退職し、子どもが欲しいな~と思った私は、今までやんわりとしか知識がなかった“妊娠”について、ちゃんと知ろう!と思いました。 まずは本屋さんで、わかりやすそうな妊活本を購入。基本的な妊娠のしくみから、どのタイミングで赤ちゃんができるのか、お恥ずかしながら意外と知らないことだらけ……。 しくみがわかったところで、いざ、自分の排卵日を確認!これまで記録アプリでつけていた生理周期から排卵日を予測したり、基礎体温を測って妊活アプリで管理してみたりしました。 お互い、そろそろ子どもが欲しいね~とは言っていたので、旦那さんも子作りには積極的。まずは彼にも妊娠のしくみを理解してもらいました。 妊娠しやすい時期がわかるのは、私の体調次第。旦那さんも「時期がわかったら、ちゃんと教えてくれたほうがいいな」と言ってくれたので、「このあたりでよろしくね!」と気軽にお願いすることができました。 お互いに理解を深めて、2人の気持ちを合わせられたことが、大切な一歩だったように思います。 妊娠が判明したのは、その約2カ月後のことでした。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター はたこ2017年11月生まれの男の子を育てるぐうたら主婦クリエーター。InstagramやTwitterで育児絵日記を気まぐれに更新中。LINEスタンプなどもちまちま制作。
2021年01月02日2018年2月生まれの男の子を育てる母であり、内科医として働くめぐさん。ブログ「なんちゃって女医の育児日記」のなかから、妊活日記をお届けします! 1話目の今回は、もともと月経困難症だっためぐさんが妊活を始めたきっかけについて。 ここから、妊活開始です。 私は4年ほど低用量ピルを内服していたので、妊娠もしなければ、自分の排卵能力もわからず、突如、不安になりました。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター めぐ2018年2月生まれの男児育児中の一児の母。内科医として日々働きつつ、Instagram・ブログで育児絵日記を掲載中。
2021年01月01日結婚当初は、“セックスレスなんて考えられない”くらい仲良しだったのに、妊娠・出産したら、“セックスなんて考えられない”くらい夫に触られたくなくなった私。夫のことは好きだし頼りにしているけれど、どうしてもそんな気になれませんでした。そこでわが家では、セックスレス解消のため、まずこの気持ちを夫に理解してもらうことから始めました。 怖いということを素直に伝える安定期に入る妊娠中期からセックスOKと書籍には書いてありましたが、妊娠中はとてもじゃないけれど、する気にはなれませんでした。なぜかというと、とにかく「怖い」からです。 初めての妊娠でわからないことだらけ。おなかが張ったらどうしよう、赤ちゃんがつぶれちゃったらどうしよう、取り返しのつかないことが起きたらどうしよう……。「赤ちゃんに何かあったらと思うと怖い」と伝えたら、夫も同じように感じたようでした。 「ずっとしないわけじゃない」ことをわかってもらう産後間もないころは、とてもじゃないけどセックスなんて心身ともに無理でした。最初のうちは、「なんとなく嫌」「そんな気持ちになれない」といったあいまいな表現で誘いを退けていましたが、夫の納得いかない気持ちが日に日に募っていることは明らか。 このままだと本格的に機嫌を損ねてしまうと危機感をもった私は、「産後すぐで疲れているし、嫌々受け入れてもますます嫌になってしまう。今後のためによくない」と、先のことも見越した説明をしたところ、見通しが立ったことで少し安心したようです。 「タイミングを合わせてほしい」と伝える産後数カ月が経ち、良好な夫婦関係を保つためには、セックスレスになるわけにはいかないと考えていた私。夫には「申し訳ないけれど妊娠前のように気乗りはしない。でもする必要があると思うからする。そのために、タイミングは私に合わせてほしい」と伝えました。 「必要性を感じるから」という理由に、もしかしたら怒ってしまうパパもいるかもしれませんが、夫は納得してくれました。タイミングを伝える方法は、子どもの寝かしつけを終えてから、ごくシンプルに「今日はいいよ」と声をかけるようにしました。 わが家の場合は、本当はしたくないという気持ちも含め、率直に気持ちを伝えることを大切にしました。そうすることで、夫が「生理的に仕方のないことで、セックスレス期間がずっと続くわけではない」と、理解してくれたように思います。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月01日2人目を妊娠中、夫に浮気疑惑がありました。夫のかばんを整理していると、なんと中から避妊具を発見してしまったのです。何か理由がある? 追及する? 妊娠中に混乱し、不安を抱えながらも、私がとった行動についてお話しします。 夫のかばんから避妊具が! なぜ?2人目を妊娠中、当時は共働きでした。私の会社は時短勤務が認められていたので時間には比較的余裕があり、2人目が生まれる前にと、せっせと家の片づけをしていました。そんなある日、夫が出張に持って行ったかばんがずっと部屋の隅に放置されているのを発見。夫は整理整頓が苦手で、かばんの中に食べかけのおにぎりや開封済みの菓子類を放置することもあり、私が時々整理していました。その日もかばんの中を整理していると、なぜかポケットから避妊具が……。 追及する? しない?夫は堅物で真面目な性格だと思っていたので、そんなものがかばんの中から出てくるとは思ってもいませんでした。ましてや結婚前から「浮気は絶対にしない。できない」と断言していた夫が私に隠れて不倫しているなんて……。前述したように夫は整理整頓ができない性格なので、これも私との旅行中に使おうとした何年も前のものが出てきたのでは……とも考えました。夫に聞けば答えはわかる? でも夫がもし浮気していた場合、決定的な証拠を握るまでは聞かないほうが良い? どうすれば良いのか迷いましたが、我慢できず追及することを決意。 夫の告白その場でどういうことか夫にLINEを入れると、すぐに着信がありました。「昔のものが紛れ込んだだけだ!」と必死で説明する夫。しかし! すぐに折り返しの電話があったことや、いつもと違う夫の口調で女の勘がピンときたのです。「だったらこの前の外出が、本当に出張だっという証拠を見せてほしい」と言うと、観念したのか出張は嘘で、友人と泊まりで夜の店に行ったと告白。情けなさと悔しさで離婚しかないと思いました。当然、今まで思っていた夫の実直なイメージも崩壊です。 今は執行猶予中離婚も本気で考えましたが、夫婦で話し合い、再構築することに。正直、夜の店というのも真偽はわからず「本当は誰かと浮気したのでは……?」と今でも疑っています。ただ夫が告白しない以上、真実を知る方法がなく追及できませんでした。また、未就園児を抱え、妊娠中の身では離婚するのは得策ではないという打算もありました。私のなかで夫は執行猶予中の状態で、次に同じことがあった場合は問答無用で離婚するつもりです。 この体験談は3年前の話でこれ以降、夫に怪しい素振りは見られません。今はその後に生まれた2人目と家族4人で仲良く暮らしています。しかし、妊娠中の情緒不安定なときに、夫のした軽率で思いやりのない行動を忘れることは一生ないと思います。 作画/はたこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年12月29日2019年の出生数は86万5,239人で、「86万ショック」とも呼ばれ、少子化の問題はより一層深刻となりました。少子化の原因はさまざまありますが、2020年は新型コロナウイルスが影響していると言わざるを得ない状況となっています。 日本産婦人科学会が緊急調査日本産婦人科学会では、「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB調査」をおこない、結果を公表しました。 「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」は、回答を得られた576施設の2019年10月〜2020年3月までの月別分娩数を2020年10月〜2021年3月までの月別分娩予約数で割り、各都道府県の減少率を調べたものです。その結果、都市部(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪)で約24%、地方(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪以外の都道府県)で約37%減少しており、地域の減少率は有意に減少しているということでした。 「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB調査」では、2020年9月1日〜30日にWEBアンケ―トをおこない、回答時に妊娠している人約5,000人、今年出産した育児中の人約3,000人の回答を分析したものです。その結果、里帰り分娩を予定している、あるいは実際に里帰り分娩をおこなった妊婦さんは各々約20%にとどまり、里帰り分娩を自主的に断念した妊婦さんは約10%だったそうです。そして、新型コロナウイルスの罹患者が多い都道府県の在住者に、不安尺度が高い傾向が見られたとのことでした。 新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)された2020年日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは2020年1月。新規感染者の増加に伴い、妊娠・出産の場においても妊婦健診の回数を減らす、母親学級などの産前教室の休止、立ち会い出産・面会の制限など、さまざまな対応がなされてきました。そのなかで不安を抱えながらも出産している方もいらっしゃいます。 その一方で、ベビーカレンダーがおこなった調査でも、新型コロナウイルス流行前に第2子以降を希望していたママのうち約32%が妊娠を延期または諦めたという結果が出ているように、妊活や不妊治療を休⽌・延期した、および妊娠を諦めたという人も少なくありません。全国的な分娩数の減少に新型コロナウイルスが影響した可能性は少なからずあると考えられます。 また、地方での分娩数が減少した背景には、里帰り出産の減少もあると考えられています。これらの調査は、第3波と言われる現在の状況になる前におこなわれたものですが、やはり移動による感染リスクの回避したことも要因にあるのではないでしょうか。また、晩産化により妊婦さんの親も高齢となっており、里帰り出産をしたいけれど高齢者への感染リスクも考慮した結果も影響していたかもしれません。 新型コロナウイルスの影響がじわじわと2019年に続き2020年も少子化には歯止めがかかっておらず、現在厚生労働省が公表している10月までの出生数を見ても、2019年より1,700人余り減少しています。 「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」からもわかるように、今後も出生数が上がるような状況にはないようです。さらに、現在全国的に蔓延し、日々過去最高を更新している新型コロナウイルスの陽性者数や重症患者数をみても、2つの調査がおこなわれた時期よりもよりいっそう不安な状況になっており、妊娠・出産を控えるという方がさらに増えると考えられています。 今年、5月に緊急事態宣言が発出されたときに比べて、人々の認識も変化しており、なかなか感染が抑えられない状況にあります。海外ではワクチン接種が開始されたところもありますが、日本ではもう少し時間がかかりそうです。ワクチンが承認された場合の優先接種の対象者についても議論されていますが、妊娠中の女性については安全性や有効性に関する明確なデータがないことから現時点では対象にしない方針となりました。まだまだ収束の兆しが見えない状況ですが、1日でも早く、お子さんを希望される方々が少しでも安全な環境で不安なく妊娠・出産・子育てができるようになることを願うばかりです。 【参考】日本産婦人科学会:「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査;結果」「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB 調査(速報)」 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年12月25日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』前回のあらすじ妊娠糖尿病と診断され、総合病院へと転院したおかめさん。転院先の病院で入院が必要と告げられてしまい…バックナンバーはこちら妊娠糖尿病と診断され…妊娠糖尿病の症状や治療・予防法など詳しい解説は以下の記事をご覧ください。おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記妊婦さんなら誰でもかかる可能性がある妊娠糖尿病。日本産婦人科学会によると、妊婦さんの7~9%は妊娠糖尿病と診断されるそうです(※)。「妊娠糖尿病で困っている妊婦さんに向けて何かを残したい」というおかめさんの思いのもと、妊娠糖尿病についての体験談を何回かに分けてお届けしていく予定です。不安なことや正しい予防法・治療法についてはかかりつけの医師に相談してくださいね。管理入院が決まり、おかめさんはご家族へすぐに報告をしたそうです。旦那さんの気遣いや、寂しそうな様子を見せながらも、その寂しさをグッとこらえ「おまめも頑張る!かあちゃんも頑張ってね!」というおまめくんの声かけに心があたたまりました。そして、「自分の頑張り次第!」と意気込むおかめさんの前向きな姿にも大変励まされる回でした。ついに、妊娠糖尿病による管理入院が始まります。ぜひ、次回もご覧くださいね。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年12月25日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんのゆるっと笑える育児マンガ! 第66話、最終回となる今回は、最近のキヨさんと娘ちゃんの様子をお届け! 公園からの帰宅を拒否するイヤイヤ期真っ只中の娘ちゃんに、キヨさんはどう対応しているのでしょうか?こんにちは、キヨです! 娘も2歳になり体力がついてきたのか、公園の遊具で1時間遊んでも帰宅を拒否するようになりました……。 最近は「帰るよ〜」と言えば「ヤダー!」と逃げられる毎日で、公園遊びからの帰り方も工夫が必要です。 本当は、遊びに満足した娘から「帰るー」と言われるのが一番理想的なのですが、それもなかなか時間がかかるので、“3時のおやつ”を利用し帰宅を促しています! 娘も遊びからおやつに意識を向けてくれるので、大変助かっている作戦です。 この66話で最終回となりました。こんなに長く続けられると思っていなかったので、読んで応援してくださった方々、編集部の方々のおかげだと思っております。本当にありがとうございました! 連載当初は1歳前だった娘も2歳5カ月になりました(今回のマンガは2歳4カ月ごろのお話です)。妊娠期間から出産後のお話は記憶がボヤボヤで、日記や母子手帳とにらめっこしながら記憶と文字を頼りに描いていました。私の妊娠性痒疹、全身麻酔での出産体験は、自分でもあまり見ない貴重な体験だと思っています……。少しでも、同じ状況で悩んでいる方の参考になったり、そういったこともあるのだと知っていただくキッカケになったりできればうれしいです。 ここまで読んでいただき、ありがとうございました! 著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2020年12月24日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産体験談第9話、最終回です。 夫と「これが最後」と決めた不妊治療でめでたく双子を妊娠! 妊娠悪阻のため妊娠4カ月で一時入院に。そして妊娠7カ月のとき、2週間ぶりに健診に行ったところ切迫早産で緊急入院! 妊娠36週目、帝王切開で二卵性の双子の男女を出産しました! 出産した夜、なぜか涙が止まらない…体調さえ回復すれば、双子にはすぐ会える。そのことは頭ではわかっているのに、おなかに双子がいなくてひとりぼっち……という気持ちが押し寄せてきて、寂しくて寂しくて涙が出ました。 ママになったことを実感した瞬間双子が生まれた直後は「とにかく生きて生まれてきてくれてよかった……!」と涙が出たんですが、今回はなんというか、これまで不妊治療をしていたので、妊娠期間中も、そして生まれてからも、まだなんとなく安心できないような感覚があって、知らず知らずのうちに気を張り詰めていたのかもしれません。先生の「よく頑張ったね」という一言で「あぁ本当なんだ……本当に私たち夫婦のところに2人は来てくれたんだなぁ」という実感が押し寄せてきて、うれしさと安堵と、先生方への感謝とで涙が止まりませんでした。 その後、切迫早産による緊急入院から2カ月半の入院生活を終えて、無事退院しました。緊急手術で大変だった不妊治療を経て、念願だった赤ちゃんを無事妊娠、出産されたかよポンさん。当時の妊娠、出産、育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月19日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産体験談第8話。 夫と「これが最後」と決めた不妊治療でめでたく双子を妊娠! 妊娠悪阻のため妊娠4カ月で一時入院に。そして妊娠7カ月のとき、2週間ぶりに健診に行ったところ切迫早産で緊急入院! 妊娠36週目、帝王切開で出産することになりました。 いよいよ双子ちゃん誕生…!!! 2人が生まれる前、子宮頸管長が測定不能になり、大きな病院へ移る話も出ていました。でも、移る途中で破水してしまう可能性が高いということで、ギリギリまでとにかく安静にしてこの日を待ちました。赤ちゃんが予想より小さかったり、呼吸器系などのトラブルがあれば、赤ちゃんたちだけ大きな病院へ移る可能性もあると言われました。なんとか無事に生まれてくれさえすればいい。もうただただそれだけでした。こうして、生まれたのが双子の海(長女)と洋(長男)です。海は2,300g、洋は2,500g。予想より大きく生まれてくれて、2人が声をあげて泣いている姿を見て、思わずホッとして涙が出ました。 出産後の処理 先生たちが楽しげ(?)に話しているそのワードに想像が膨らんで、頭がクラクラしました……。胎盤を見せてもらう方もいるそうですが、私には無理でした(笑)!双子ちゃんの出産、おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月18日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産体験談第7話。 夫と「これが最後」と決めた不妊治療でめでたく双子を妊娠! 妊娠悪阻のため妊娠4カ月で一時入院に。そして妊娠7カ月のとき、2週間ぶりに健診に行ったところ切迫早産で緊急入院! 入院してから2カ月後、ついに…!!! 妊娠後期、夜中に突然の痒み! 私の場合、腕と足、足の裏がひどかった。赤い斑点がいくつも浮かび上がってものすごく痒い! 蚊にかまれたピークの痒みがずっと続く感じ。心が折れそうになったときに、たぶん先生が見かねて帝王切開の予定を話してくれました。「ついに、双子と会える!」といううれしさと、先が見えた安堵感で、また頑張れる気がしました。 帝王切開、当日の朝 私の気持ちよさが伝わったのか、双子のドンドコ祭り開催~!!!見たことないほどおなかがボッコボコ、グィーン!!と動いているさまを直に見ました。待望の妊娠、しかも双子ちゃん! おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月17日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産体験談第6話。 夫と「これが最後」と決めた不妊治療でめでたく双子を妊娠! つわりがピークになり……? いま一番大事なことって…? できることを精一杯やろうとすることは悪いことじゃない。 でも、今一番大事なことは何なのか、赤ちゃんを守れるのは誰なのか、その見失っていた部分を先輩お母さんに気づかせてもらいました。 こんなに食べられなくて大丈夫? つわりが酷くなってくると、やっぱり心配なのはおなかの赤ちゃん。 これじゃ大きくなれないんじゃないか、とか、何よりもちゃんと元気でいてくれてるのかとか……。水さえも吐き出してしまったときには本当に心配しました。 妊娠4カ月のとき、この状態が長く続くのは母体が弱る恐れがあり、その結果として赤ちゃんたちも危険になってしまうとのことで、つわりがある程度回復するまで入院することになりました……。 待望の妊娠、しかも双子ちゃん! おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月16日2人目を妊娠していたとき、少し目を離したすきに上の娘がやけどをし、足に傷を負わせてしまいました。そのときにとった私の行動と、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになったときの体験談です。 2人目の妊娠判明娘が1歳2カ月だったとき、2人目の妊娠が判明。娘を妊娠していたときもつわりがひどく寝たきりの生活を送っていましたが、2人目もやはりつらいつわりがありました。 つわりのなかの育児は思った以上にしんどく、夫や両親は仕事でほかに頼る相手もいませんでした。ずっとつわり特有の気持ち悪さと闘いながら、休み休み娘の相手をしたり、家事をしたりしていました。 聞いたことのないような声で泣く娘 ある日曜日のお昼前。夫は仕事へ行っており、平日と同じように家で娘と2人きりで過ごしていました。一通りの家事が終了し、娘とリビングで休んでいるとき、ついうとうとして眠ってしまったのです。 娘もいつもは一緒に寝てくれるのですが、その日は違ったようで、おもちゃを出して遊んでいました。眠りについて30分も経っていないくらいのとき、突然聞いたことのないような声で娘が泣いたため、飛び起きました。 急いで病院へ娘はまだ赤ちゃん言葉だったので、何があったか聞いてもわかりません。体を見ると、太ももにやけどをしていました。隣にはスイッチの入ったアイロンがあり、「あ、これはまずい!」と焦った私。「とにかく冷やさないと」と思って風呂場に向かい、そのまま娘を抱きかかえてシャワーをかけました。突然水をかられたことと、やけどの痛みからか娘は号泣。 しばらく流水をかけ、その後は氷水を入れた袋で冷やしながらネットでやけどの対処などを検索。しかし、正確な情報はわからず、病院へ行くことに。ただ、日曜日だったこともあり、かかりつけの皮膚科もお休み。県のホームページを確認し、休日の皮膚科の当番医を見つけました。家からは約40分かかる場所にある皮膚科でしたが、なんとか午前診療中に行けるよう急ぎました。 自分の不注意で娘の体に傷を病院へ到着するとすぐに診察してもらえ、処置を受けました。痕が残ったら……と心配して医師に聞くと、「現時点ではわからない」と言われ、落胆しました。包帯を巻かれた娘は痛々しく、まだ幼い娘に私の不注意で傷を負わせてしまったこと、女の子なのに足に痕が残ってしまうことを考えると、申し訳なさと悲しさとで涙が止まりませんでした。 その後はかかりつけの皮膚科へ通い、傷の経過を見てもらいました。しばらくの間包帯を巻かれた娘を見るたび、つらくなりました。傷が安定し、包帯が外れた娘には、やけどでできてしまったかさぶたがあり、少しでも痕にならないように、夏でも足が隠れる服装をさせていました。 数カ月は傷痕が残っていましたが、2年ほどたったころにはほとんど痕もない状態まで回復しました。今思い返しても少し目を離してしまったことや、危ない物を周辺に置いたままにしたことで娘につらい思いをさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。その後は当たり前のことですが、危ない物、熱い物は娘たちのそばに置かず、アイロンなどは娘たちが寝た夜におこない、使ったらすぐにコンセントを抜くことを徹底しました。もう2度と今回のようなことが起こらないよう注意深く育児をしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:金本ゆきこ4歳と2歳の姉妹の母。学生結婚をし、出産後に専業主婦を経験。育児を満喫しながら、新たな働き方のできるライターへ転向。自身の経験をもとに記事を執筆している。
2020年12月15日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産するまでのエピソードを9回に分けてご紹介! 夫と「これが最後」と決めた不妊治療で、なんと双子を妊娠していることが判明し……?! ついに待望の妊娠! 喜んだのもつかの間… つわりと言えば、よくドラマで炊き立てのご飯とかのにおいでトイレに駆け込むシーンのイメージがあって、それを想像していました。でも、ちょっと違う……?!おなかが空くと気分が悪くなる「食べつわり」のパターンもあるということを、このとき、初めて知りました。 つわりピークの食生活はというと…妊娠2カ月ごろから、食べづわりから吐きづわりに移行……。ビニール袋が手放せない時期でした……。 最終的に、唯一食べられたのはメロンパンだけでした。 待望の妊娠、しかも双子ちゃん! おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月15日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産するまでのエピソードを9回に分けてご紹介! 夫と「これが最後」と決めた不妊治療をおこなっています。 卵を2つ移植し、いよいよ妊娠判定日です! 診察を待っている間、期待と不安が入り混じり……。 そのとき、思い出したのは、夫の「2人でも楽しいじゃん!」という言葉でした。そして…… 「妊娠していますね」と先生から言われて、頭の中に、その言葉の意味がじわじわ~っと伝わってきて……涙がぽろぽろとこぼれました。その後、双子ということを聞かされ、たくさんのうれしさとたくさんの責任が一気に押し寄せました。 紆余曲折あってようやく授かった命。 子どもを授かることがどんなに奇跡か、素晴らしいことか、あらためて実感しました。 待望の妊娠、しかも双子ちゃん! おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月14日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー7千人を超えるHYPかなこ(@hyp_kanako)さんの産後レポを連載でご紹介していきます。ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー7千人を超えるHYPかなこ(@hyp_kanako)さん。「出産レポ」、「産後レポ 入院編」に続いて、「産後レポ 自宅編」 をお届けします! 産後レポその12です!夜寝る前の授乳を終えたあとに階段を下りていると、しなしなタルタルになったおっぱいがビタンビタン揺れます。ほんっと垂れすぎ……。 10年前は二の腕の真ん中にあったバストトップが、今や肘付近にあります。これ卒乳したらどうなるんだろう(笑)。 こちらで産後レポは終了になります! 引き続き、難ありパイ編をお送りします! HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター HYPかなこ2018.5生まれのチビコーと夫のこうじ氏、セキセイインコのうなぎの3人+1羽の家族です。WEB制作(私は画像と写真担当)などを夫婦でしてます。婦人科通いの干物→婚活→結婚→不妊治療→ギリギリ35歳で出産→2人目不妊治療中なコミュ障新米母です。
2020年12月13日『夫を捨てたい。』第一話。3男1女、4人の兄妹の母で、Instagramのフォロワーは22万人超のいくたはなさんの著書『夫を捨てたい。』(祥伝社)。赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのに、夫に感じる不満やストレス……そのエピソードに多くのママたちから共感を集めています。いくたはなさんの話題作を短期連載にてご紹介します。大学生で付き合い、社会人3年目に妊娠し結婚。幸せなはずなに、夫を捨てたいと思っている……。 『夫を捨てたい。』第一話 妊娠・出産し、家事、育児に追われる毎日。 「ひとりになりたい」「外に出たい」「休みたい」「眠たい」「自由がほしい」 そんな思いで頭がいっぱいに。 あのときのプロポーズの言葉も、「どんなときもはなさんを笑わせる」という誓いの言葉も、「この人となら幸せになれる」という私の確信も実際は違っていて、今では夫を「うそつき」だと思っている……。 確実にストレスが溜まっていったいくたさんをさらに追い詰めていったのは、なんと夫でした―――。 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2020年12月13日私は31歳のときに妊娠しました。順調に妊娠生活を送り、妊娠37週を迎えたある夜に破水! いよいよ、初めての出産というチャレンジが始まりました。なかなかお産は進まず、破水から12時間ほど経ったところで、やっと子宮口が全開大に。その後、意識がもうろうとするなかで聞こえた「パチン!!」という音……。今回は、私の会陰切開体験談をご紹介します。 初産、なかなか進まないお産31歳で初めての妊娠。おなかの赤ちゃんも順調に育ち、経腟分娩の予定で臨月を過ごしていました。妊娠37週のある夜に破水。両親と一緒にタクシーで病院へ向かいました。 規則的ではありませんでしたが、おなかの強い張りも感じていたため、そのまま陣痛室に入りました。しかし、なかなかお産は進まず、痛みに耐えながら12時間。体力的にも厳しくなってきたころ、やっと子宮口が全開大になりました。何度かいきむのを繰り返し、意識がもうろうとするなか聞こえた先生の声。「それじゃ、ちょっとお手伝いするね~」。 「パチン!!」これが会陰切開かぁ!先生の声のあとすぐに「パチンッ!」という大きな音が聞こえました。それこそ、会陰切開をした音だったのです。そのあまりの大きい音に、意識が薄れていた私も、怖くて目が覚める思いをしたことを覚えています。 かなり大きく切開されたように感じましたが、その場所が直接痛むという感じではなく、赤ちゃんが産道をグリグリと押して出てくる出産の痛みのほうが、断然つらいものでした。無事に長男を出産……闘いはやっと終わったのです。 会陰切開、その後の経過会陰切開後の処置は出産時と同じ体勢、つまり分娩台の上で足を広げたままおこなわれます。会陰切開の傷の縫合は、早くきれいに治るよう細かく丁寧に縫うそうです。また、なるべく縫い目が内側になるよう縫い合わせるため、「傷口も目立ちにくいよ!」と先生が教えてくれました。 出産の次の日にはシャワーも浴びることもでき、傷口がひどく痛むことはありませんでした。さらに、縫い糸は体に吸収される糸が使われていたため、抜糸の必要もなく、順調な産後の経過をたどることができました。 会陰切開時の「パチンッ!」という音と、大きく切られたような感覚に反し、あまり痛みを感じることもなく、産後も順調に回復しました。その瞬間はすごく恐怖を感じた会陰切開でしたが、安全な出産のためには必要な処置であったことを、身を持って体験しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。産院・病院によって対応が異なることがあります。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:鍜治すみの生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。
2020年12月13日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー7千人を超えるHYPかなこ(@hyp_kanako)さんの産後レポを連載でご紹介していきます。ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー7千人を超えるHYPかなこ(@hyp_kanako)さん。「出産レポ」、「産後レポ 入院編」に続いて、「産後レポ 自宅編」 をお届けします! 産後レポその11です!ホント新生児期はいまだに一番ヤバかったなって思います。ズッタボロ~の体で、完全に自分の生きるペースを捨てるという。まさかトイレまで好きな時間に行けなくなるとは思っていませんでした。チビコー、新生児期は声を出して泣く前に「フーカフカフカフカフカッ」と鼻息を荒くしておりました。時々「フガッフガフガッ」とも言っておりました。あ~懐かしい!HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター HYPかなこ2018.5生まれのチビコーと夫のこうじ氏、セキセイインコのうなぎの3人+1羽の家族です。WEB制作(私は画像と写真担当)などを夫婦でしてます。婦人科通いの干物→婚活→結婚→不妊治療→ギリギリ35歳で出産→2人目不妊治療中なコミュ障新米母です。
2020年12月12日30代半ばで結婚して妊活を始めたころから、それまでとは明らかに生理の様子が変わってきました。生理周期はほぼ同じなのですが、経血量がぐんと減り、日数も短くなってしまったのです。「この状態で妊娠できるのかな?」と、だんだん心配になってきました。 20代とは変わってきた、30代の生理20代のころはとにかく経血量が多く、3日目あたりまでは2時間おきに厚手のナプキンを交換しないと漏れてしまうほどでした。夜間も夜用ナプキンを取り替えないと、朝までもたなかったほど。生理が始まってから完全に出血が止まるまでに1週間はかかり、「ああ、面倒だな……」と、毎月憂うつな気分になっていました。 それが、30代になってしばらく経つと、経血量が減り始めました。きちんと出血するのは初日と2日目くらい。その後はチョロチョロとしか出ず、4日くらいで終わってしまうようになったのです。 経血の色も黒っぽくサラサラしてきて、かつてのような粘度のある鮮血ではなくなってきました。 医師から「大丈夫」と言われたけれど…ちょうどそのころ結婚し妊活を始めていたのですが、なかなか妊娠しません。妊活中は、普段よりも生理の様子が気になりました。 そこで妊活のために通っていたクリニックで相談してみたところ、「子宮内膜の厚みは十分にあるので、問題ないでしょう」との回答。「経血の変化は加齢のせいだろう」とのことでした。 それでも、「私の子宮、ちゃんと受精卵が着床しやすいフカフカのベッドになっているのかな?」と、生理がくるたびにため息が出ていました。 その後、2人の子どもを出産そんな不安がいっぱいではありましたが、結局その後、妊娠することができ、アラフォーで2人の子どもを出産しました。1人目はホルモンを補充しての体外受精でしたが、2人目は自然妊娠です。 けれども、その間には2度の流産を経験するなど紆余曲折もありました。1人目の産後の生理も、再開するまでに2年近くかかりました。授乳を続けていた影響もあるのかなと思いますが、このまま閉経してしまうのではないかと思ったほどです。やはり、生理のしっかりあった20代が、私にとっての妊娠や出産の適齢期だったのかもしれないと、しみじみ思います。 10代、20代のころは経血量が多くて面倒に思っていたのですが、加齢によりかつての勢いがなくなってくると、今度は心もとなくなってきました。不安なときは専門家に相談しながら、この先も体の変化とつき合っていきたいです。 監修/助産師REIKO 著者:桐谷きこり
2020年12月12日私は妊娠39週のときに、妊娠高血圧症候群で入院しました。その日の夜に陣痛が始まり、自然分娩になるはずが緊急帝王切開に! 陣痛の痛さで何も考えられないなか、ストレッチャーで手術室に運ばれるときに言われた助産師さんの言葉が今でも忘れられません。 臨月に妊娠高血圧症候群で緊急入院つわりはほとんどなく、血圧も正常。むくみはあるけれど、それ以外は何の心配もなく迎えた臨月。高齢出産ですが、自然分娩で頑張れそう。あとは陣痛をどう乗り越えるか……と、私自身いろいろなことを考えていました。 妊娠36週を過ぎたあたりから、上の血圧が130を超えることがありました。医師と相談し様子を見ていたのですが、下がる気配はありません。妊娠39週で妊娠高血圧症候群と診断され、入院することになりました。 入院初日に下された決断病室で安静にしていると、いつも静かな赤ちゃんが頻繁におなかをポコポコ蹴ってきました。「陣痛が来る前触れ?」と思っていると、その日の夜に陣痛が始まりました。はじめは軽い腹痛でしたが、だんだんと背中に激痛が走るようになり、分娩室へ運ばれ、夫も呼び出してもらいました。 これからが闘いだ!となるはずが、先生の表情が曇っています。赤ちゃんの心拍が時々下がることがあると言うのです。そして下された決断が「緊急帝王切開」でした。 ストレッチャーの上で聞いた助産師さんの言葉ストレッチャーに乗せられ、手術室へ運ばれました。途中、1人の助産師さんが私に声をかけてきました。「帝王切開も立派な出産ですからね!」。痛さで何も考えられず、夫も先生の言葉も耳に入ってこなかったのに、この言葉だけがスッと頭の中に入ってきました。 わかっているつもりでしたが、落胆した表情をしていたのかもしれません。無事に生まれた娘を目にして、「本来の目的を忘れないで!」と背中を叩かれたような気がしました。 無事に出産するためには、自然分娩も帝王切開も関係ない。そう教えられた気がしました。どちらも命がけで出産しているのですから。これから出産する妊婦さんやご家族の方に、改めて知っていただきたい私の体験談です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:永山たまこ1歳女児の母。3回の流産後、不育症の治療をえて高齢で娘を出産。現在は仕事と育児に奮闘中。愛犬と娘を連れて散歩に行くことが日課。
2020年12月12日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』妊娠糖尿病と診断され…妊娠糖尿病の症状や治療・予防法など詳しい解説は以下の記事をご覧ください。おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記妊婦さんなら誰でもかかる可能性がある妊娠糖尿病。日本産婦人科学会によると、妊婦さんの7~9%は妊娠糖尿病と診断されるそうです(※)。「妊娠糖尿病で困っている妊婦さんに向けて何かを残したい」というおかめさんの思いのもと、妊娠糖尿病についての体験談を何回かに分けてお届けしていく予定です。不安なことや正しい予防法・治療法についてはかかりつけの医師に相談してくださいね。妊娠糖尿病と診断され、待合室で涙を流すおかめさんがとても印象的で、おかめさんの気持ちとご状況がヒシヒシと伝わってきました。妊婦さんなら誰でもなる可能性はあるものの、「自分のせいではないか」「赤ちゃんにも申し訳ない」という気持ちがどんどんと込み上げてきたようです。さらに、転院先の病院では突然の入院を余儀なくされました。息子であるおまめくんのことなども気になるところですよね。ぜひ、次回もご覧くださいね。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年12月11日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。2018年4月生まれの男の子を育てています、じゅのです。私は40歳で入籍、41歳で妊娠しました。出産時は42歳。不妊治療をしていたわけでもなく赤ちゃんを授かったのは本当に奇跡的なことでした。今回は、妊娠糖尿病になってしまったお話の第10話、最終話になります。ここまでお付き合いいただきまして本当にありがとうございます。 第1話で少し触れましたが、私は産後の心身が回復するまでに5カ月ほどかかってしまいました。出産時は42歳、高齢だから回復が遅いというのもあるかもしれませんが、妊娠糖尿病になったりしたストレスからパニック発作を起こしたことが響いていたのだと思います。 では、そこからどうやって回復していったのか……。 出産直後は初めての育児でバタバタで、パニック発作のことを考える暇もないほどでした。それが1カ月ほど過ぎたころ、糖尿病の心配はなくなったものの、睡眠不足や慣れない育児の疲れやストレスが溜まってくると、また息苦しくなってしまったのです。 思えば、妊娠がわかったときから高齢出産のさまざまなリスクに対する不安をずっと抱え続けていました。「順調です」と言われても、どこか不安で常に神経質になっていました。 それに加えて妊娠糖尿病。赤ちゃんを無事に産むことを最優先にして血糖コントロールを頑張っていましたが、正直、逃げ出したくなるほどのストレスでした。 そんな不安やストレスの積み重ねが、出産後に一気に噴出してしまったのかもしれません。 夫が会社に行っているときにもしも自分が倒れてしまったら、この子はどうなるんだろう?考えるとよけいに不安で息苦しくなってきます。 あ……これはまずい……限界が来る前に助けを求めよう! ひとりで育児をすることに不安を覚えたので、しばらく実家に帰ることにしました。 いきなり子どもを連れて帰省することになってしまったから、実家には迷惑をかけてしまうなぁ……と思って申し訳ない気持ちでいたのですが、両親は孫と一緒に2カ月ほど楽しそうに過ごしてくれていたので、私は勝手に「これは親孝行!」と思うことにしました。 母親に育児や食事のことをサポートしてもらいながら少しずつ回復。実家に帰省している間は両親や妹に子どもを見てもらったり、たまに来る兄夫婦にも遊んでもらったりしたおかげで、子どもはよく笑ってくれるようになりました。ああ~、あのときひとりで無理しないで人に頼ってよかった~! 住んでいるマンションに、子どもと一緒に戻ってきたころは産後4カ月。睡眠時間がまとめて取れるようになってきて、私の身体はほとんど回復していましたが、精神的にはまだまだ不安がありました。 そして5カ月が過ぎたころ、育児に慣れてきて少しだけ精神的余裕が生まれてきました。子どもを寝かしつけてから絵を描くことを再開しました。もともと趣味で描いていたのですが、子どもが生まれたら忙しくてそれどころじゃないだろうと思ってやめてしまっていたんです。 自分の好きなことを少しでもできる時間が持てると、みるみるうちに精神的にも回復してきました。子どもの成長を見守りながら、自分の好きな絵を描くことで記録する。これが私の一番の楽しみです。 そういうことを続けていたら、パニック発作が起こらなくなってきました。長くかかりましたがようやく自分でも回復してきた実感を得ることができました。そして、このマンガコラム描かせていただいている今に至ります。 ここまでの体験記をお読みいただきまして、本当にありがとうございました!この記事がどなたかのお役に少しでも立てたなら幸いです! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター じゅの2018年生まれの、自分と同じ誕生日の男の子の母。元グラフィックデザイナー。高齢出産、慢性腎臓病、妊娠糖尿病、そして出産間際にパニック発作を経験。インスタグラムにて育児絵日記・漫画を更新中。
2020年12月10日みずみずしくやわらかなタッチで心を和ませてくれる、yukkoさんの描く繊細なストーリーです。今回は、yukkoさん(@yukko_96:Twitter)が二人目妊娠中のご自身のエピソードを描いてくださいました。妊娠初期に「つわり」に悩まされる方も少なくありません。その症状は人それぞれで、そのつらさも本人にしかわからないことも多いでしょう。二人目妊娠中、つわりに悩まされたyukkoさん。パパとの関わり、上の子との関わり、お腹の赤ちゃんとの関わり…心温まるエピソードをご覧ください。二人目妊娠中…「つわり」は家族みんなで乗り越えた10月末に、無事に二人目を出産されたyukkoさん。本当におめでとうございます!編集部一同心よりお祝い申し上げます。今回は、yukkoさんの二人目妊娠中のエピソードを描いてくださいました。妊娠初期に起こりやすい「つわり」の症状は人それぞれです。そのつらさは本人にしかわからないといっても過言ではないでしょう。二人目の妊娠中は、ママがつわりでつらいときに、上の子をパパや祖父母みてもらうこともあります。ママは、子どもに寂しい思いをさせているのではないかと後ろめたさを感じることもあるでしょう。つわりでつらいときに、子どもがママを気遣って持ってきてくれた「氷」。宝物ですね。子どもの優しさ、パパのいたわり、そしてすくすく成長してくれたお腹の赤ちゃんの頑張り…家族の深い絆を感じました。無事に二人目をご出産されたyukkoさん。家族が増えて、素敵な思い出ももっと増えていきますね。(ままのて編集部)どれをとっても心温まる優しさが伝わってくる、yukkoさんの作品。ぜひ過去の回もご覧くださいね。つわりに関する記事はコチラyukkoさんの作品は動画も大人気ままのてで人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後も「泣ける」と話題のyukkoさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他育児に関するお役立ち情報がたくさんありますよ。字幕付きのため、音声なしでもお楽しみいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソードままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!著者情報2018年1月生まれの男の子を育てる1児の母。「子育ての中で見つけた、瑞々しい気持ちを表現したい」という思いから水彩画を描いています。子どもとの何気ない時間を大切にしたいという気持ちを込めた「#忘れたくない瞬間」シリーズのほか、離乳食を舞台にした「りにゅうこく物語」もTwitterで人気を集めています。
2020年12月10日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。2018年4月生まれの男の子を育てています、じゅのです。私は40歳で入籍、41歳で妊娠しました。出産時は42歳。不妊治療をしていたわけでもなく赤ちゃんを授かったのは本当に奇跡的なことでした。今回は、妊娠糖尿病になってしまったお話の第9話です。 血糖コントロールを続けながら、ついに無事に出産。これでいったん、インスリンとはオサラバ! 妊娠糖尿病と診断されてからここまで、本当にしんどかったです……。 あまりにも妊娠後期がつらかったので、本来なら陣痛と出産の痛みを気にするところですが、私はインスリンや息苦しさからの開放感でいっぱいで、痛みなんて吹っ飛んでしまいました。 でも、これですべてが終わったわけではありません。産後の入院中も血糖値の検査は継続。 妊娠糖尿病は、ほとんどの人は出産をして胎盤が外に出れば、血糖値は通常通りに下がるらしいのですが、私はどうなのだろう……?まれにそのまま糖尿病になる場合もあるそうなので安心はできません。 退院のときには医師から「この数値なら大丈夫そうですね」と言われました。「大丈夫そうですね」とあいまいに言ったのは、これでハッキリと「糖尿病ではない」とお墨付きをもらったわけではないからです。まだこれで終わりではないのです。1カ月後に採血しますのでまた来てくださいと言われました。 退院して家に帰れば育児がスタート。3時間おきのミルクタイムがあるので昼も夜もまともに眠れず、自分の食事もままならない状態では、せっかく栄養指導を受けたのに健康的な食事なんて作れません! そこで、実家から母親に来てもらって、しばらくの間ごはんの準備など手伝ってもらっていました。 今度の検査でも引っかかったらどうしよう……。妊娠糖尿病からの糖尿病になっちゃったらどうしよう……。 育児が始まったばかりで手一杯なのに、またあのインスリン投与生活になってしまったら……どうしよう!!ちゃんと「大丈夫ですよ」と言ってもらえるまでは心配です。 そして1カ月後の検査の結果は……正常値で問題ないとのことでした! ここまでやって、やっと妊娠糖尿病は終了です。妊娠後期から出産、そして産後1カ月までは不安の連続のジェットコースターのような日々でした! 次回は最終回、出産後から今に至るまでのことです。どうぞもうしばらくお付き合いください。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター じゅの2018年生まれの、自分と同じ誕生日の男の子の母。元グラフィックデザイナー。高齢出産、慢性腎臓病、妊娠糖尿病、そして出産間際にパニック発作を経験。インスタグラムにて育児絵日記・漫画を更新中。
2020年12月09日2019年8月、幸せの便りは二つ同時にやってきた。 一つは会社から、成果を出し続けることで勝ち取った昇格試験の合格通知。もう一つは妻から、夫婦二人がずっと待ち望んでいた妊娠の報告。大学時代から付き合っていた僕たちは、子どもを早く持ちたいという価値観が共通し、入社後すぐに入籍した。 それから9年間、振り返れば楽しくかけがえのない時間であったと同時に、「子どもを持ちたい」そう強く願う二人にとっては悩ましく、つらい9年間でもあった。治療を含め妊活するも、妊娠できない原因もわからぬまま、闇雲に時間だけが過ぎていった。半ば子どものことは諦めかけ治療もストップし、お互い好きなことをして生きようと決め、僕は昼夜を問わず仕事に邁進した。 営業職のため、やればやるだけ成果も上がり、マネージャーに昇格。会社からは厳しいフィードバックも多くなったが、期待のあらわれだと思って、歯を食いしばって働いた。 昇格から数日後、まさかもうそんなことは起きないと思っていたのに、妻からの驚きの妊娠報告を受け、嬉しくて嬉しくて二人でたくさん泣いた。そして将来生まれてくる子どものためを想い、さらに仕事に邁進した。 月日は流れ、緊急事態宣言の中、彼女は生まれた。 立ち会い出産ができない病院が多い中、立ち会いできる病院とご縁があり、10年待ったわが子を迎え入れることができた。 5月1日は、愛する人の幸せを願いすずらんを贈る「すずらんの日」。 僕たち二人に幸せを贈ってくれた愛する彼女に、生涯ずっと幸せであるように願いを込めて、“蘭”と名づけた。 寄稿/蘭パパさんイラスト/まっふベビーカレンダー恒例の人気企画「赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」。2020年はコロナ禍で、妊娠中や出産時に不安な思いをしたママ・パパも多かったと思います。そんななか1,000件以上の心温まる素敵な名づけエピソードが集まりました。今回は、「名づけエピソード大賞」受賞エピソードを、ベビーカレンダー人気連載マンガ家まっふさんのマンガでご紹介しました。 「子どもの存在が親を強くする」そのことを教えてくれるような蘭パパさんのエピソードに、ベビーカレンダー編集部でダントツの票を集め、見事大賞に選ばれました。 さまざまな名づけエピソードを知っていただくことで、一生に何度もない大切なわが子の命名の参考にしていただければ幸いです。ベビーカレンダーの「赤ちゃんの名づけエピソード」が、みなさんのお子さんを笑顔にするきっかけとなりますように。
2020年12月09日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん