「幼稚園」について知りたいことや今話題の「幼稚園」についての記事をチェック! (41/45)
こんにちは。育児に仕事に忙しすぎて、ストレスの発散どころがなーい!と最近悶々としております。フリーママライターの横山かおりです。たまにはマッサージとか一人で映画とか行きたいけど……自由になるお金もそんなにないし。いつもお財布と相談しながら生活しているみなさん、お疲れさまです!やっぱり家族が増えるとお金がかかりますよね。皆さんはどんなときにそれを感じますか?そこで今回は、ママたちに“子育てはお金がかかる”と感じた瞬間について聞いてみました。●赤ちゃん編『先輩ママから「母乳だったらお金かからないよ」と言われていたけど、搾乳機や母乳のフリージングパック、母乳パッドなど……地味にお金がかかっています。仕方ないけど全然かからないと思っていたから少しつらい!』(0歳6か月女の子のママ)『何よりオムツ代が結構かかる。もうLサイズでもいいのに、枚数多いほうがいいからMサイズでまだ頑張っています 』(1歳女の子のママ)これはベビーママあるあるですね!オムツの枚数を地味に節約したり、もうパンツタイプでいいのにテープタイプで頑張ったり……。本当に地味な節約方法なのですが、「ちりも積もれば……」ということでオムツを選んでいるママはかなり多いです!●幼児編『私立の幼稚園に行っているのですが、月々の保育料の他に給食費、絵本代、バス代……などと諸費用が多すぎて驚いています。全部まとめたおおよその金額を最初に提示して欲しかった!』(1歳女の子と5歳男の子のママ)『兄妹が増えるとイベント時のプレゼント代でかなりの出費がかかります。クリスマスと誕生日にあげる金額が倍になる ので、家族が増えるって幸せだけど本当にお金がかかるなぁと痛感しています』(0歳、2歳、5歳女の子のママ)子どもが成長するにつれてお金のかかり方も変わってきます。大きくなると欲しいものも増えてくるので、おもちゃ代なども意外とかかるんですよね。幼稚園も私立だと結構な金額がかかります。幼稚園選びでは細かい部分まで先輩ママに聞いたほうが良いですよ。●児童編『中学受験を始めるために塾に通いだしたのですが、本当にお金がかかる!ママもフルタイムで働かなきゃいけないかも ……と焦りを感じています』(小学校4年生女の子のママ)習い事でお金がかかるのは仕方のないことですが、中学受験向けの塾は特にお金がかかります。最初は週1、2だったものが、6年生になるころには週5日塾なんていうのも当たり前の話。習い事をするときは金銭面でも計画的にはじめましょう。----------子どもを育てるって本当にステキで幸せなことなのですが、お金もたくさんかかります。日々少しずつでも貯蓄をして、計画的に生活できると素晴らしいですね。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年03月10日子どもが生まれると、じわじわとモノが増えていくもの。おもちゃ、工作、絵や折り紙、ママにあてた感謝の手紙……どれもステキなものばかりですが、気づくと部屋中てんこ盛りになっていることもありますよね。特に園や学校で作ってきた制作物などは、思い出の品でもあるため、なかなか捨てることができません。もちろん全てを永久にとっておくこともできないため、ママたちはジレンマに苦しむことになります。どんなママも頭を悩ませている、子どもの思い出の品問題。ほどよく保管し、上手に処分するにはどうしたらいいのでしょうか。●(1)写真に取るならひと手間プラスしてどんな大きな工作も、写真にしてしまえばコンパクト。かさばらず、シンプルに保管することができます。『持ち帰ってきた日、すぐに撮影しています。いつかやろう、今度やろうと後回しにしていると、結局面倒くさくなってしまうので。習慣づければ、子どもの方から「今日コレ持って帰ってきたよ。撮影しよう!」と言ってくるようになりますよ』(30代女性/小学生女の子のママ)さらに、こんなひと工夫を加えているママたちも。『作品単体ではなく、子どもと一緒に写す のがコツ。あとから見返したときの感慨深さが全然違います!』(40代女性/中学生男の子、小学生女の子のママ)『撮ったらすぐプリントアウトして、裏に日付と一言コメントを記入しています。上の娘は自分自身でも、作る上で苦労した点や満足しているポイントなどを書き込んでいます。いい成長記録になりますよ』(30代女性/小学生女の子、幼稚園男の子のママ)こうすることで、より多くの思い出をとっておくことができるというわけですね。●(2)飾ることで、子どもを満足させる数々の作品たち。それまで見向きもしなかったくせに、いざ処分しようとすると泣いて嫌がる……そんなお子さんは多いものです。あるママはその対策として、あえて“飾る”という方法を取っていると教えてくれました。『シューズボックスの上を、子どもの作品展示場にしています。ここなら家族みんなの目に触れる し、訪れたお客さんも必ず見てくれるので、子どもの満足度が高いんですよね。子どもをきちんと満足させれば、ゴネずに納得して手放してくれますよ』(30代女性/幼稚園女の子のママ)●(3)保存用ボックスにとりあえずキープも保存用のボックスを用意し、とりあえずそこにまとめておく。そんなママたちは多いでしょうが、何か心がけていることはあるのでしょうか。『とりあえず1年間は保管し、年度末に「最優秀作品賞」を家族みんなで選出しています。残すのは受賞作品だけ と決めているので、選出会議は毎年とても真剣。でも、そうすることで子ども自身に「上手に作りたい」「いいものを作りたい」という向上心が芽生えてきたようで、ひとつひとつを一生懸命作ってくるようになりました』(40代女性/小学生男の子、保育園女の子のママ)『大きい制作物もしまえるように、深さのあるボックスを選びましょう。フタ付きでスタッキングできるものだと、さらに便利ですね。複数お子さんがいるなら、みんな同じボックスにするのもスッキリ収納するコツです』(30代女性/小学生女の子、幼稚園女の子のママ)●(4)リメイクすればもっと使える思い出の品は、絵や工作だけではありませんね。赤ちゃん時代の産着やおくるみ、6年間使ったランドセルなども、感慨深くてなかなか捨てることができないグッズです。こういったものは、リメイクして別のものに作り変えるのが人気のようでした。『ランドセルをお財布とパスケースにリメイク し、ずっと使っています。大人っぽいバッグに作り変えてくれるお店もあったのですが、ランドセルのヘタリ感や内部の黒ずみなどが気になってやめました。小物なら安いし、ランドセルの状態が悪くても心配ないと思います』(40代女性/高校生女の子、中学生女の子のママ)『初めて買ってあげた服がどうしても捨てられず、くるみボタンとシュシュを作りました。不器用な私でも簡単にできるリメイクなのでオススメです!』(20代女性/幼稚園女の子のママ)----------いかがでしたか?大切に残しておきたいのはモノそのものではなく、それと共にあった子どもの姿。そう考えれば、実際にとっておく品物はほんの少しでもいいことに気づけるかもしれません。思い出グッズはほどほどに、そして上手に保管したいものですね。●文/パピマミ編集部●モデル/いちご姫(いちごショートくん)、神山みき(れんくん)
2017年02月28日毎年のことながら気ぜわしい毎日を送っているママライターのパピルスです。早いもので2月ももう終わりますね。各役員や係の引継ぎ等でバタバタされているママさんも多いのではないでしょうか?春といえばお引っ越しシーズン! 筆者の周囲でも転勤や就職でのお引っ越しの話題をよく耳にします。また小学校入学や幼稚園の入園に合わせて新しい家に転居するという方も多いですね。お引っ越しの当事者は特にバタバタで大変ですが、周囲の方も「お引っ越し祝い、何にしよう?」と悩みますね。親しい方であればあるほど、「喜んでもらえるだろうか?」と心配になるもの。そこで今回は、『株式会社引越し侍』が行ったアンケート調査による「引っ越し祝い・新築祝いランキング」と引っ越し歴10回の筆者の体験をもとに、喜ばれる引っ越し祝いを選ぶポイント をお伝えしたいと思います!●もらってうれしかったものランキング!前述のアンケートの回答による「うれしかったものランキング」は次のとおりです。1位……現金・祝い金(44.5%)2位……商品券・ギフト券(21.6%)3位……カタログギフト(16.9%)4位……家電(13.7%)5位……洗剤(11.8%)6位……タオル(10.2%)6位……お菓子・スイーツ(10.2%)※『株式会社引越し侍』調べ(2016年5月)堂々の第1位は「現金・祝い金(44.5%)」でした!とにかくお引っ越しには出費がつきもの。必要なときに自由に使える「現金」は本当にありがたいものです。特にお引っ越し前後は荷物を自由に使えなくなりますから、外食やお弁当などの食費に意外とお金がかかります。そんな臨時出費にも対応できますから、現金はとても助かります。また、子どもの転校・転園などが絡む引っ越しの場合は、幼稚園の制服やお道具類、小学校であれば指定の学用品などの出費がばかになりません。子育て世代に現金は心強い ものです。2位は「商品券・ギフト券(21.6%)」です。渡す相手によっては、「引っ越し祝いに現金を贈るのは、生々しくて贈りづらい」「目上の方には失礼にあたるのでは?」といった気持ちが働く場合もあります。そんな場合に便利なのが、「商品券・ギフト券」です。もらう側としても、購入する品物を自由に決められますからとてもありがたいですね。ただし、注意したいのは「使えるお店が新居の近くにあるのか?」ということ。全国の百貨店で使えるタイプの商品券であっても、地方によっては百貨店自体が近くにない、百貨店があったとしても品揃えが少ない、など使いにくい場合がありますから要注意です。ギフト券なども使えるお店が多いタイプを選択してください。その点、3位の「カタログギフト(16.9%)」はなかなか便利ですね。頂いた方も落ち着いたときに気に入ったものや必要なものを注文できますから、無駄がありません。全国どこでも配送してもらえます し、ネットから申込みができるタイプが多いのも魅力です。4位にランクインした「家電(13.7%)」は意外でしたが、どうやら“欲しい家電をリクエスト”という形のようです。特にグループで引っ越し祝いを送る場合などはまとまった予算になりますから、“本人に欲しいものをあらかじめ聞く”ということも良いですね。リクエストされたものでしたら喜ばれることも間違いないので安心です。5位から6位は、引っ越し祝いの定番が並びました。これらの消耗品は、相手の方とそれほど親しい間柄でなくても渡しやすい のが利点です。また、もらう方としても消耗品の方が気が楽でよいと考える方もいますので、失敗のない選択ができそうです。●実はもらって迷惑な引っ越し祝いの品とは?それでは「引っ越し祝いでもらって困ったもの」のアンケートを見てみましょう。1位……観葉植物(24.3%)2位……食器(23.4%)3位……花(23.2%)4位……インテリア雑貨(22.1%)5位……時計(13.8%)6位……酒・アルコール類(11.6%)7位……タオル(10.5%)8位……キッチン用品(7.2%)9位……洗剤(6.3%)10位……カタログギフト(6.1%)※『株式会社引越し侍』調べ(2016年5月)まず目を引くのが1位と3位にランクインした「観葉植物(24.3%)」「花(23.2%)」です。生物関係はやはり敬遠されるようです。引っ越しの前後に管理が難しいです!特に転勤による引っ越しの場合は“栄転”の意味合いも込めて花束を用意してくださることも多いですが、引っ越し直前に渡された花束は引越し業者さんの荷物にも入れにくしですし、自分が持って移動するのも一苦労です。申し訳ないと思いながらも、処分しようにもゴミの回収日のタイミングが合わず捨てられない……と、とにかくもらった後が大変です。2位の「食器(23.4%)」、4位の「インテリア雑貨(22.1%)」、5位の「時計(13.8%)」は、好みに合わないものは家に置きたくない という方もいらっしゃるので避けた方が無難ですね。----------いかがでしょうか?こうしてまとめてみると、「贈る側の好みの押しつけになっていないか」という視点で考えてみると良いように思いました。そして、壊れたり、割れたり、枯れたりという取り扱いに気を使わなくてよいものが良いですね。ぜひ参考にしてみてください。【参考リンク】・引っ越し祝い・新築祝いランキング | 株式会社引越し侍()●ライター/パピルス(フリーライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年02月28日共働き家庭にとって、保活の結果は運命の分かれ道。今期、保活に奔走したママたちも、1月から2月にかけてはドキドキしながら区役所からの通知を待っていたのではないでしょうか。通知の封筒は、ひと目見ただけで結果がわかる無情なものです。入園許可の場合、その後の手続方法を知らせる手紙が同封されていて、分厚くズッシリしています。でも、不承諾の場合はたった1枚、不承諾通知が入っているだけのペラペラな封筒……。あの薄い封筒を手にしたときの、悲しい気持ち、悔しい気持ち、絶望するような思い。経験者にしかわからないつらさですよね。でも、歎いてばかりはいられません。保活はまだまだ続くのです。冷静に粘り強く行動し、最後に笑ったママたちはたくさんいます。今回はそんな先輩ママたちに、認可園の一次募集に全滅したらすぐにやるべきこと、やったことを聞いてみました。●リベンジ保活は冷静さがカギ●認可園の二次募集一次募集の結果が出てしばらくすると、二次募集の情報が出始めます。ほとんどの先輩ママたちは、この二次募集にも応募していました。『不承諾通知を受け取ると、ワーッと焦ってしまいがち。でも、こんなときこそ冷静さが大切です。私はすぐに自分が持っている 指数を再計算 し、当落ラインと比較してどれくらい不足しているのか確認しました。当落ラインは役所に聞いても教えてくれません。実際に入園できたママ友に直接聞いてみるのがベストですが、最近ではネット上に情報が落ちていることもあります。粘り強く調べてみてくださいね』(30代女性/会社員/二次募集で認可に入園)再応募の前に必ず、“なぜ一次募集で不承諾になったのか”を分析するのがコツのようですね。また、リベンジする際には園の志望順位も考え直すべきというアドバイスもありました。『できるだけ多くの園の当落ラインを把握しましょう。そして、自分の持ちポイントで入れそうな園を第一志望にするのです。多少遠かったり、希望にそぐわない点があったりするかもしれませんが、そこは目をつぶって。通い始め、慣れてしまえば気にならなくなる部分もたくさんあるものですよ』(40代女性/会社員/二次募集で認可に入園)●認可外への応募認可だけでなく、認可外保育園の情報も調べましょう。こちらはとにかくスピード勝負のようです。『すぐに認可外保育所へ連絡したところ、ちょうどキャンセルが出たということで運よく入園できました。のちに園長先生にきいてみたら、「認可に入園できたご家庭がバタバタとキャンセルを出すので、当落結果が出てすぐは空きが出やすい タイミングなんですよ」とのことでした』(30代女性/公務員/認可外に入園後、認可へ転園)『認可外保育園は、認可園のように指数計算方式を取っていません。早い者勝ちで入園が決まることも多いので、すぐに行動したほうがいいですね。私は数人とバッティングしていたようで、「一番早く入園手続きをし、費用を支払った家庭に決める」と言われてしまい……あわてて銀行へ走りました』(40代女性/自営業/認可外へ入園)●早めにしておきたい、職場への連絡と確認●育休の延長申請育児休暇は、最長で1年6か月まで延長できます。会社によってはもっと延ばせることもあるので、制度を確認しておきましょう。『直属の上司と関係部署に、育休を延長する可能性がある旨を伝えました。最終的にはどこにも入園することができず、2年弱取得することになったのですが、「早めに連絡してくれたので対策を立てることができた。ありがとう」と言われました』(20代女性/会社員/育休延長後、認可外へ入園)●勤務形態を変えられるかの確認『時短勤務、パートへの転向、リモート勤務の可否なども確認しておきましょう。可能性は低いかもしれませんが、訴え続けることで打開策が見えてくることもあります』(30代女性/会社員/リモート勤務に切り替え、子どもは入園させず)●福利厚生制度を確認ふだんあまり気にすることがない会社の福利厚生制度。こういうときこそチェックするべきという声もありました。『会社の福利厚生制度の中に、ベビーシッター会社の割引制度 があったんです。定価で依頼すると大変高額になってしまうところ、グッと安く使うことができたのでとても助かりましたよ』(30代女性/自営業/民間ベビーシッター使用後、認可外へ入園)●その他の預け先も検討しよう●両親などへの打診『こうなったら、なりふり構っていられない!と思って、両親、義両親、叔母や義理姉などあらゆる親戚にヘルプを出しました 。みんな快く助けてくれたし、娘もたくさんの大人たちにかわいがってもらえて喜んでいましたよ』(40代女性/会社員/親戚に依頼後、認可へ入園)●ファミサポやシッター『家庭的保育、ファミサポ、シッターさんなどを片っぱしから調べました。安価なのはやはり行政が行っているサービス。これをメインに使いつつ、足りない部分は民間のシッター会社を依頼してしのぎました。それでも結構お金はかかり、赤字スレスレでしたが、仕事を辞めるよりはいいはず……と自分に言い聞かせ続けてましたね』(30代女性/会社員/ファミサポ等に依頼後、認可外へ入園、その後認可へ転園)●幼稚園ほとんどのワーママたちは、共働きイコール保育園、と考えがち。でも実は、勤務の形態や時間帯によっては幼稚園だって大丈夫なんです。『小規模園に2歳まで入れていましたが、「3歳の壁」にぶちあたり、3歳児クラスへの編入で全滅。そんなときにママ友から「幼稚園でも預かり保育やってるよ!」と教えてもらったんです。16時すぎまで預かり時間を延長することができる幼稚園に入れて、そのまま年長まですごしました。夕方の時間帯は、英語や体操を教えてくれる先生がいらっしゃるので、とても有意義に過ごしていましたよ』(30代女性/会社員/勤務時間を調整し幼稚園へ入園)----------いかがでしたか?保活は本当に厳しい戦いですが、一次で破れても、まだまだ手段はあります。強く賢いワーキングマザーでいつづけるために、しっかりと対策を立て、次の手を考えましょうね。●文/パピマミ編集部●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年02月27日痛々しいけれど…勲章かな?Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子運動が苦手な我が子発達障害の娘は運動が苦手で小学校での体育の時間は苦難の連続でした。徒競走、球技、マット運動に跳び箱、鉄棒…どれも学校の授業だけではコツをつかむことはできませんでした。今回はそんな娘が小学校1~2年生の頃のお話です。苦手な冬のカリキュラム出典 : 娘の通っていた小学校では寒くなってくるといつも決まって“ある運動”が始まります。それは「縄跳び」です。冬の間は体育の授業だけではなく、全学年合同の「縄跳び集会」も開催されていました。縄跳びをカリキュラムに入れている幼稚園もありますが、娘の通っていた幼稚園では、「縄跳びは園児がやりたいと思ったらやる。やりたくない園児は無理にやらなくても良い。」という方針でした。なので他の幼稚園に通うお友達が「縄跳び100回できたんだ!」と話すのを聞いても、私たち親子は「わぁ、すごいね!」と感心するだけで、焦る気持ちなどは全くありませんでした。なぜ跳べない?跳べない原因を考えて対策をした小1の冬休み出典 : でも小学生になったらそうも言っていられません。娘は冬休みに自宅で縄跳びの練習を始めることにしたのです。家には幼稚園からもらった紐の縄跳びと、100円均一で買ったビニールの縄跳びがありました。紐のものは長さが短かったので、100円のビニールの縄跳びを使うことにしました。こうして自宅でも縄跳びの練習を始めたのですが、1回は飛べても連続して飛ぶことができない娘。親子で何が原因か考え、辿りついた答えは1. つま先でなく足の全面を地面に付けて飛んでいる2. 手首ではなく腕全体を使ってロープを回している3. 一定のリズムが取れていないということ。そこでまず、縄を使わずつま先でジャンプする練習や、カスタネットを使って一定のリズムで飛ぶ練習をすることに。「ゆっくりでも良いから連続して10回飛ぶ」ことを目標にして毎日練習を続けました。練習しているうちにロープが当たって娘のむこうずね(弁慶の泣き所)はアザだらけ。それでも飛べるようになりたい一心で娘は何度も何度も練習を繰り返しました。娘にとって一石二鳥の特別ルール出典 : リズムを掴めるようになると一週間ほどで娘は最初の目標の10回を飛べるようになりました。その後20回、30回と飛べるようになったある日、こんな提案をしてきました。「クリスマスに買ったゲームをもっとやりたいから、縄跳び10回につきゲーム時間を1分追加しても良い?」この頃はゲーム機を買ったばかりの時期で、『ゲームは一日30分まで』というルールを決めていたのですが、冬休みの間は時間もあるのでこの特別ルールを認めることにしました。特別ルール効果もあり、娘は冬休みが終わるころには連続100回飛べるようになっていました。ゲームはできるし縄跳びはできるようになるしで、娘にとってはまさに一石二鳥のルールとなったのでした。小2の縄跳びは意外な方法で上達!出典 : 年生になるとただ回数を多く飛ぶだけではなく、様々な技も習得しなければなりません。後ろとび、歩きとび、二重跳び…そしてそれらを3年生の運動会のにダンス取り入れる予定というのだから、さぁ大変。また冬休みの自主トレスタートです。でもいくら練習しても、二重跳びはなかなか飛ぶことができませんでした。そこで私達は縄跳びを替えてみることにしました。大型スーパーのスポーツ品コーナーには様々な縄跳びが売られていました。その中で娘に一番合ったのはこれです。アシックスクリアートビナワジュニアその縄跳びを使って娘はすぐに「この縄跳び、飛びやすい!」と感じたそうです。そして数日後、娘は二重跳びに成功したのです。「縄跳びを替えただけで飛べてしまうなんて!」私も娘自身もこれには本当にビックリしました。諦める前に色々試してみるのも良いのではこの新しい縄跳びはグリップが長く、脇を締めたまま手首で楽にロープを回すことができます。またロープが細くて柔らかい素材でできていて、ロープがねじれて絡まることがありません。実は他にもロープに「おもり」がついているものや、グリップが柔らかい素材のものなどいくつか試してみたのですが、娘には合いませんでした。この縄跳びは値段もそれほど高くありません。ロープを切らずに長さを調整できる仕組みになっていて、背が伸びてもずっと使えるのでむしろお得かもしれません。もし縄跳びで苦労していらっしゃるお子さんがいらしたら“縄跳びを替えてみる”というのも一つの方法かもしれないですよ。
2017年02月27日こんにちは。息子の仲良しのお友達が続々と引っ越してしまい、最近さみしい気持ちでいっぱいのフリーママライター、横山かおりです。もうすぐ新年度。大きな節目を前に生活環境を変える人も多いようです。わが家は特に大きな環境変化はありませんが、子どもたちは毎日確実に変化しています。そこで今回は実際にママたちに「子どもが親離れしたと感じた瞬間」について聞いてみましたのでご紹介します。●0〜2歳(乳幼児)編『ひとりでスプーンやフォークが使えるようになり、食事の手助けがいらなくなった こと。ひとりで生きる第一歩が完了したんだなと感じます』(1歳男の子のママ)『ひとりでトイレに行って、「自分でできるからママはこないで! 」と言われたこと。助かるけど、ちょっと寂しい気分に……』(2歳女の子と5歳男の子のママ)食事もトイレも当たり前でありながら、生きていくうえでもっとも大切な成長過程。生まれたときは何もできなかった赤ちゃんが、少しずつ自分でいろいろできていくようになると、初めて“親離れ”を感じる瞬間に出会います。●3〜5歳(幼児)編『幼稚園に入園したばかりのころは、「行きたくない」と泣いてばかりいたのに、いまでは「帰りたくない 」と泣くように。先生やお友達が大好きなようです』(5歳男の子のママ)『下の子が生まれるとき、ひとりで祖父母の家に数日間お泊まり できるように。ママがいなくても大丈夫になったんだなぁと複雑な心境になりました』(1歳と5歳男の子のママ)幼稚園や保育園などがはじまると、関わる人たちの幅もグッと広がります。いままで家族だけだったものが、お友達や先生と関わるように。子どもだけの世界がはじまることで、新しい“親離れ”を感じることがあるようです。●6歳以上(学童)編『お友達の前で「ママ」と呼んでくれなくなりました ……(涙)』(5歳、9歳男の子のママ)『家族で買い物などに行くとき、上の子が「家で待ってる 」とついてこなくなりました。こうやって離れていくんだな、としみじみ……』(5歳女の子と8歳女の子のママ)小学生になると自分の時間が大切になってきたり、まわりの目を気にしたりということも。幼稚園から小学校では環境も大きく変わり、子どもの成長にも著しい変化が起きるようです。親としては広い心で受け止めていきたいですね。----------何もできなかった赤ちゃんが、どんどん成長して親離れしていく。親としてはもちろんうれしいことですが、同時に寂しい気持ちにも。でも、それも成長の楽しみだと受け止めて、あたたかい目で見守っていきたいですね。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2017年02月26日突然出てきた多動行動と登園拒否我が家の長男・キョウタにはADHDの診断があります。幼稚園に入園したての年少時代は、落ち着きがなく園の先生に色々注意される日々…。でも年中にあがると少しずつ行動に落ち着きが見られ、年長ではほとんど問題なく過ごすことができていました。ところが、順調に過ごしているものだと思われていた年長の10月半ばのことです。Upload By ラム*カナ「キョウちゃん(長男)、最近ちょっと落ち着きのない日が増えてきて…。話を聞く時間も体ごと違う方向いちゃったり、ぼーっとすることが結構あるんです。声掛けすれば直るんですけどね…。」と言われました。落ち着いたと思っていた時期に、こういう注意を受けたことはショックでした。今までも、色んな課題に直面しながらも、ゆっくりとはいえ良い方向に向かっていたので、急に多動っぽさが増えてきたことにドキリとしたのです。もしかして、これを機にガクッと不安定な方向に突き進んでしまうのでは…Upload By ラム*カナそんな不安にかられました。しかも、同じ時期に急に登園拒否反応も出てきたのです。Upload By ラム*カナそれまでだって、楽しい気持ちで幼稚園に行っていたことなどなかったのですが、それでもスケジュールとして割り切って、がんばって行けていました。なのに、ここにきて、急に登園拒否…。この、10月半ばという時期は、運動会(←長男苦手なイベント)が終わってホッとしたところに、おゆうぎ会(←長男がもっと苦手なイベント)の練習が始まるときでもあり、小学校入学に向け、幼稚園も少しピリピリし始めて長男が感じるプレッシャーの種類も重さも増えた時期だったのかもしれません。なので、長男にとってのストレスが増え、行きたくない気持ちが増えたのかな?と思いました。行きたがらなくなった最初のうちは、朝「行きたくないなー」と少しぼやく程度だったのですが、日が経つにつれ、前の晩から「行きたくない…」と言うようになり、幼稚園に着いても車から降りたがらなくなり、クラス部屋まで歩くのにも泣くようになってしまいました。私がそのときやっていた対処法は、・「そうだよね、行きたくないんだよね。つらいよね。」と受容しながら登園を促す・「今日のお弁当にはキョウちゃんの好きなからあげ入れたよ!」「今日のお迎えはばぁばだよ!」などの、ちょっとした楽しみを用意する・月に1~2度幼稚園を休ませ、スペシャルデーを過ごさせる。(休ませる前に、「今日は特別だよ?明日は幼稚園だからね?」と説明してから。)というものでした。うまく気分が乗ることもありましたが、登園拒否は止まらず、私も頭を抱えてしまいました。ADHD長男の頭のなか私が長男を見ていていつも思うことは、Upload By ラム*カナ常に色々な考えや興味や好奇心がひしめきあってて、かつどんどん壮大に広がっていって、いつもフル回転なんだと思います。普段家にいるときも、独自で様々なゲームを考え作成し工夫をして楽しく遊び、次々に溢れるアイデアをどんどん発揮したいのが伺えるのです。そして、もともと持っている凄まじい体力もさらに向上し、いつまででも体を動かしていたい気持ちも感じられました。6歳というこの時期にとめどなく伸びる創造力や体力。広がる「たくさんのやりたいこと」。でも、幼稚園では決まったスケジュールがあり、自分のやりたいことができない…。もちろんそれは社会の一員として必要な過ごし方で、長男自身もわかっていること。だからこそ「やりたいこと」と「しなきゃいけないこと」の差が広がっていくツラさが、登園拒否というカタチで現れたのではと思ったりしました。臨床心理士さんに相談してみることにどんどん悪化する登園拒否反応に悩んだ末、地元の臨床心理士の先生に相談することにしました。この先生は、長男が3歳のとき落ち着きのなさが心配で最初に相談した先生であり、通っていた発達支援センターでも普段からお世話になっている先生でもありました。小さいときの長男のことも、私のことも知ってくださっているこの先生とどうしてもお話しがしたくなったのです。Upload By ラム*カナ今までの経緯を一通りお話しすると先生は、「そうかぁ、お母さんが思っている理由で合っていそうだね。でも、本人は何が嫌なのかきちんとわかっていないからツラいんだろうね…。だからと言って、毎日休ませることが最善なわけではないものね。やっぱりここは、気持ちを受容してあげてね。“そうだよね、行きたくないよね”って。長男くんは今までだって特に幼稚園に行きたくなかったけど、何かキッカケで、急にここにきて行きたくない気持ちを出してきたわけじゃない?しかもお母さんと離れたくないっていうかわいい理由でさ。だから“行きたくない気持ちを言ってくれてありがとう”って伝えてあげてね。」とおっしゃいました。え…っUpload By ラム*カナまさか、その部分にありがとうとは…!あまりの盲点箇所だったので驚きました。でも確かに、行きたくない気持ちを正直に表してくれることは、我慢して溜めてしまうことより何倍もありがたいことです。そしてそのあとも先生とお話しし、結論としては“気持ちを受容しながら登園を促す”が一番いいということになりました。(あくまで我が家の長男に対しては)気持ちを受容しただけですべてが解決するわけではないけれど、それでも一番近くにいる私が気持ちを理解してあげているだけでも不安の軽減にはつながるはず。もしかしたら、ちょっとした何気ないキッカケで気持ちが前向きに変わることがあるかもしれない…。ごほうびを用意してみた嫌がりながらも、登園やおゆうぎ会の練習をがんばっていた長男に、ひとつごほうびを用意してみました。それは、“おゆうぎ会が終わったら遊園地に行こう!”という約束です。そしてこんなものを作りました。Upload By ラム*カナ毎朝登園前にシールを貼ることにしたのです。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナこんな日を続け(大荒れの日もありましたが…)、どうにか登園とおゆうぎ会をがんばり、2学期を終えることができました。向き合って感じたこと大人だって、行きたくない仕事や、やりたくない家事…色々あります。子どもだって同じこと。ましてや平均の枠におさまりきれないADHDの子にしたら、毎日を周りのみんなと同じように過ごすだけでもかなりの気力を要しているはずです。そう思うと、しっかり登園拒否を示してくれたことは、本当にありがたかったなぁと思いました。そして、冬休みが明け3学期が始まったあと、思いのほか気持ちが安定し「ちぇ、幼稚園かー」くらいの嫌がりレベルで、どうにか卒園まで過ごせました。もしかしたら、ごほうびのディズニーランドや、間にあった冬休みで充電みたいなものができ、心の欠けていた何かが埋まったのかもしれません。本当のところはわかりませんが、前向きなキッカケになる何かが長男に降り注いだのは確かです。今後ももし課題に直面することがあっても、このときのやりとりを思い出し、家族で支えていければいいなぁと思っています。
2017年02月18日すぐ人の会話に割り込む、ADHDのある6歳の息子出典 : 発達障害のある6歳の息子は、誰かが会話をしていると、すごい勢いで突進してきて会話に割り込んできます。私と夫の会話、私とママ友の会話、私と医師や療育の先生との会話、私と娘の会話…。私が誰と話していようと、会話が盛り上がって楽しくなり始めると、ダダダダダッと近づいてきて「お母さんあのねあのねあのねーーーー!!」「あのねあのね、お話しやめて、僕のはなしを聞--いーーーてーーー!!」と息子が大声でがなり立て始めます。「今お母さんはお話し中でしょう」と諭しても効果ゼロ。一緒に話していた人たちもみんなうんざりしてしまい、仕方なく話を切り上げることが多いです。原因はADHDの衝動性?でも息子の様子は少し違うようで…出典 : 息子は社会生活のいろいろな場面でつまづいてきましたが、きっちり「ルール化」してあると、やるべきことがスッと頭に入って出来るようになることが多いのです。だから「人がお話ししているときは割り込んで入ってはいけません」というのことも、「ルール」として息子に何度となく言い聞かせてきたのですが、なぜかこればかりはどうしても頭に入りません。1年近く言い続けましたが未だに守れないでいます。発達外来の診察のときも、療育のときにも息子のこの行動について相談しました。しかし答えはいつも「ADHDの衝動性からきているのでしょう」というものでした。息子は療育でも日常生活でも、衝動性をなるべくコントロールできるように頑張っています。以前よりもかなり衝動性は落ち着いてきているはずなのです。ですから、私はなぜこの行動だけ衝動性が残ってしまっているのか分かりませんでした。息子の言葉を聞いてピンときた!会話に割り込む理由は衝動性ではなく…出典 : しかし考えているうちに、やはり息子の「会話に割り込む」という行動は、衝動性だけが原因ではないのではないかと思うようになったのです。そのヒントは、「幼稚園バスに乗るととても疲れる」という息子の言葉にありました。息子が幼稚園バスに乗るとき、誰もいないシートを真っ先に陣取って、外をボーっと眺めていることが多いです。お友達の喋り声が頭に響いてひどく頭痛がしてくることが多いため、誰もいない席で外を眺めながら疲れを最小限に抑えるようにしているのだそうです。毎日ギリギリの状態で幼稚園バスに乗ってくる息子を見たとき、「もしや…息子には、人の喋り声が普通の人よりもうるさく感じるのではないだろうか…!」と私は気付いたのです。このことを考えていたとき、私は成人発達障害の当事者の方から聞いた体験談を思い出しました。どこかから聞こえてくる人の雑談が、全てはっきりと聞こえてきてしまい、集中力が維持できなくなってしまうこと。どこかから聞こえてくる会話の全てが、しっかり漢字変換までされて頭の中に乱立してしまい、頭の中がごちゃごちゃになっていくこと。それが原因で、毎日がひどく疲れること。そして他の人たちがみんなそれを我慢しながら生活しているのだと思い込んでいたこと…。この当事者の方の体験談を思い出したとき、息子の行動の謎について、パズルのピースが全てはまったのでした。聴覚過敏×言語優位な特性に、息子自身が苦しんでいるサインだった出典 : 息子は発達障害の特性で聴覚過敏があり、周りの人が普段気にしていないような音でもひどく嫌がることがあります。そのようなときは、頭痛がして身体がひどく疲れるらしく、真っ青になってしまいます。それに加えて、言語優位型の息子は「言葉へのこだわり」がとても強く、人との会話で知らない言葉があると、いちいち電子辞書で定義をチェックするようなところがあります。会話の中で分からない言葉が出てくると、スルーできません。息子にとっては私と夫の会話や、私とママ友の会話は、いわゆる「大人の会話」です。分からない単語がいっぱい出てくるはずです。そうすると、息子はそれをスルーすることができません。気になって気になって聞かずにはいられなくなるのです。さらに、聴覚過敏の息子にとって、私と誰かが話している声はとても不快なもののようです。だから、話が盛り上がり始めると、必死に邪魔をしてくるのでしょう。息子は「自分の話したいことをおしゃべりする衝動性が抑えられない」からではなく、「他人の会話が気になってスルーできず、しかも、うるさく感じる」という理由から会話に割り込んで自分を守っていたのです。発達障害の子どもが、人の会話に割り込んでしまうというのは「衝動性」の観点から説明されることが多いですが、もしかしたらうちの息子のように、聴覚過敏や言葉こだわりといった別の要素が絡んでいる可能性もあります。親子のどちらかが限界がこないように、会話のボリュームや場所などをうまく調整できると良いなと思います。
2017年02月16日こんにちは、ライターのNANARUKAです。まだまだ寒い日が続きますが、デパートやショッピングモールの売り場に並び出した入園・入学用品、桜の花のデコレーションなどを目にすると、春の訪れを感じずにはいられない今日このごろです。この春に入園・入学を控えているお子さんをお持ちのご家庭では、そろそろ新生活の準備も始めているころでしょうか。そんなとき、まずは学校指定アイテムをコンプリートすればひと安心ですが、各自で選んで買う品、消耗品のストックなどもリストアップしてみると結構な点数になります。さらには名付けアイテムや登園・登校時の“お役立ちグッズ”のように、「買っておくと便利そう」なアイテムもゴロゴロ……。けれど、よくよく考えると「本当に使うのかな? 」と頭をひねってしまう品も多いことでしょう。そこで今回は入園・入学グッズの中で、「要・不要」と意見が分かれがちなアイテムをピックアップし、過去に使用したことのあるママさんや、使用したことはないけれど今後も買わない、というご意見をお持ちのママさんにその使い勝手や理由を取材しました。「買ってみたものの、まったく必要なかった……」という落とし穴に引っかからないように、先輩ママの意見をぜひ参考にしてみてください。●油性サインペンの失敗も心配なしの「おなまえスタンプ」●コレ買い!『うちの幼稚園では毎年園児全員に「かるたセット」が配布され、その日によって違う子のものを使ってみんなで遊ぶ習慣があります。そのため、毎年新しいかるたが配布されると読み札と絵札1枚1枚に名前を書かなければならないので、名前スタンプは毎年重宝しています』(34歳/5歳女の子のママ)『保育園の着替えは名付けが必須。けれど、服の内側に付いているタグに油性マジックで名前を書くと、ものによってはにじんで真っ黒になってしまうので、服の名付けにはスタンプが便利 です』(35歳/5歳男の子のママ)●ウチには不要!『便利そうに聞こえるけど、スタンプサイズを選び、インク台を準備してインクを適度につけ、押す場所を何度も確認して、いざ緊張しながら押したもののズレたりムラになったりして結局失敗……みたいな展開が目に見えているし、面倒くさそう。名前書きなんてツインのサインペン1本で十分!性格にもよるのでしょうが(笑)』(40歳/12歳女の子、8歳女の子のママ)『上の子が小学校入学の際、周りからすすめられてひらがなフルネーム10サイズセットを購入しましたが、使うのは決まったサイズの2、3種類だけ。そのうち子どもが自分で名付けするようになり、2、3年生にもなると出番はほとんどなくなりました 。4,000円近くもかけてオーダーしたのに下の子に回すこともできず、結果的にムダ買いという印象です。名字だけでもいらないと思います(笑)』(45歳/12歳女の子、8歳男の子のママ)●大量の教材への名付け作業が一気にできる「おなまえシール」●コレ買い!『入学とほぼ同時に書道などの習い事もスタートしたり、上の子のときと違って私が仕事に出ていてあまり時間がとれなかったこともあり、名前シールには助けられました』(39歳/11歳男の子、7歳女の子のママ)『3人の子どもたちが同時に小学校へ通っていたときはそれぞれの名前シールを使っていた時期がありました。学校から名付けの徹底を言われても子どもたちは自分からすすんではやらないし、プラスチック製品に油性マジックで書いても使っているうちにに消えてしまい、その都度書くのが面倒だったので便利でした。お下がりとして回すときも張り直すだけ なので簡単』(42歳/14歳男の子、11歳女の子、9歳男の子のママ)●ウチには不要!『「算数で使う小さなおはじきや数え棒ひとつひとつへの名付けが本当に大変だった」というママ友の話を聞いてすぐに注文しましたが、あとになって、うちの学校ではそのような教材は使わないことが判明!極小サイズのシールが大量に余ってしまいました……』(34歳/8歳男の子、4歳女の子のママ)『小学校入学時に、防水シールタイプ、アイロン圧着タイプ、フロッキータイプをすべてひらがなで揃えて1万円くらいかかりましたが、2年経った現在、大量に余ってます……。子どもは「ひらがなはヤダ」と言っているのでもう使うことはないと思います。わが家の経験から、保育園や幼稚園の入園時にひらがなセットを揃えておき、小学校低学年までに使い切るのがベスト だと思います』(40歳/9歳女の子のママ)●プレゼントにも人気の「名入れ鉛筆」●コレ買い!『鉛筆は在学中は絶対必要なアイテム。さらにうちの子の学校では高学年になっても名付けが必要なので、5年生になった今でもリーズナブルなものを名入りでまとめ買いしています』(43歳/10歳女の子のママ)『卒園の記念品としてピッタリ だと思うので、上の子、下の子とも幼稚園の卒対委員をやった際に記念品にして全園児に贈りました』(39歳/12歳女の子、7歳男の子)●ウチには不要!『名入れするにもお金がかかるので自分では絶対に注文しません(笑)。でも、1年生のうちはたいてい持ち物すべてに記名するように言われると思うので、最初のうちは便利かと思います。幼稚園や保育園の卒園祝い品に含まれていることも多いそうなので、その年の卒対委員さんに確認してみるといい かもしれません』(39歳/9歳男の子、6歳女の子のママ)『うちの子の学校では消耗品はすべて自由。名前もそれほど厳しく言われないのでまったく不要です』(33歳/8歳男の子のママ)●空模様が怪しい日にあると安心の「折りたたみ傘」●コレ買い!『うちの子は長い傘を持つのをすごく嫌がる ので、本降り以外めったに傘をさしません。なので、確実に降る予報の日や梅雨時にランドセルに入れて持たせるために折りたたみ傘は欠かせません。学校にも置き傘としてひとつ置いてあります』(39歳/9歳男の子、5歳男の子のママ)『ひとりで出歩くようになると必要になるので、折りたたみ傘は入学前に買っておくといいアイテムのひとつだと思っていましたが、保育園の卒園記念品でいただけたので助かりました』(35歳/7歳女の子、3歳男の子のママ)●ウチには不要!『レインコートや長靴もそうですが、レイングッズってほとんど出番がないんです。小学生になった途端、雨の日に用意してあげても本人は「いらない!」の一点張り。傘にしてもレインコートにしても、出し入れが面倒 なんだと思います。折りたたみ傘なんてその典型で、無理に持たせたところで使った試しがなかったです。なので、うちは折りたたみ傘は家族兼用。サイズもあまり関係ないので、玄関に置いておき、子どもが自分で必要だと思ったら持って行ってもらうことにしています』(44歳/10歳男の子、8歳男の子のママ)『幼稚園の卒園記念に名入りの折りたたみ傘をもらいましたが、自らすすんで使っているのを見たことがありませんし、親の手前使ってみたものの、たたみ方がわからずぐちゃぐちゃに丸めて下駄箱に突っ込む 始末……。「学校に置いてあるから大丈夫」「持たせておけばいざというとき安心」という親の安心材料でしかないようです(笑)』(39歳/7歳女の子のママ)●大切なランドセルを長くキレイにキープする「ランドセルカバー」●コレ買い!『雨が多い地域なので、少しでもランドセルをキレイに保てればいいな、という思いで買いました。現在4年生になりましたが、カバーを使っていない周りの子に比べると、やはりキレイ。雨や紫外線による劣化を防げているように感じます』(40歳/10歳女の子、8歳男の子のママ)『低学年のころ、放課後遊び中に校庭に置いておいたランドセルを上級生に踏まれたということがあったので、その後に買って付けています。自分で汚したり傷つけたりしてしまったならまだしも、他人に破損、汚損されてはたまらない と思ったので』(38歳/9歳女の子、5歳男の子のママ)●ウチには不要!『幼稚園のころにハマっていたディズニーキャラクターのランドセルカバーを本人希望で買いましたが、新1年生は交通安全の黄色いランドセルカバーを付けなければならなかったので出番ナシ。2年生になるころには趣味が変わって「いらない」と言われました』(41歳/8歳女の子のママ、4歳男の子のママ)『傷も汚れも6年間の思い出 だと思うので、特に必要性を感じません』(39歳/8歳男の子、6歳男の子のママ)----------いかがでしたか?「便利!」「使える!」と謳われているものが、自分にも当てはまるかというとそうでもないという例が続々。どちらの意見にもかなりの説得力を感じますが、園や学校の特徴、保育内容や授業内容のほか、登下校の距離や時間をイメージしてみることも、必要か不要かを見極めるポイントとなりそうですね。ぜひ、お子さんとも相談して、ムダ買いを防いで快適な新年度を迎えましょう!●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年02月15日発達障害のある息子のために、習い事をさせたい!思考錯誤を試みるも…出典 : 息子に発達障害の診断がおりた3年前、私はネットの検索魔になっていました。発達障害についての知識を調べることはもちろん、検索窓に繰り返し繰り返し打ち込んだのは「発達障害児 習い事」の文字でした。インターネットのQ&Aなどを見ても、「発達障害児に習い事をさせたいのだけれど、何が良いですか?」という質問の多いこと多いこと!発達障害のある子どもを持つ保護者がこれほど習い事探しに必死になるのは、「発達障害の特性が少しでも軽くなって欲しい」「発達障害でも普通の子に負けないで生きていって欲しい」という想いがあるのかもしれません。私も息子が発達障害だと分かった途端、習い事探しに奔走しましたが、それも同じようにこんな理由からだったように思います。・習い事で苦手を克服して欲しい(息子は運動や協調運動が苦手)・何か「好きなこと」を見つけて欲しい・先生や友達との関わりが上手に出来るようになって欲しい・「楽しい」と思える場所を増やして欲しいしかしあれこれとネットを徘徊し、「これは!」と思った習い事に息子を連れて行っては、癇癪を起こされてあえなく退会…を日々繰り返していました。好きなことを増やしてほしかったのに…失敗だらけだった息子の習い事選び出典 : 例えばトランポリン教室。「発達障害の子どもにはトランポリンが良い」という話もよく見聞きしていました。けれども、競技用の跳ね幅の大きい本格的なトランポリンは、重力に対して強い不安を感じるという特性を持つ息子のパニックを誘発しました。また、先生に支えてもらいながら飛ぶことも、触覚過敏の息子には苦痛でしかなかったようです。それから、ピアノも発達障害児の協調運動を鍛えるのに良いという話。目で楽譜を追いながら、左右の手を別々に動かすからです。理論上は確かに効果的に思えます。けれども、ピアノの習い事はどうしても自宅で練習する必要があります。幼稚園で疲れ果てて帰ってくる息子には、それはあまりに重い負担でした。その他にも、体操教室、サッカー、乗馬教室等々、「理論上は特性を克服するのに良いけれど…」という習い事を、息子が続けることはできませんでした。そして、この経験は息子にとっても「失敗経験」になってしまい、「好きなことを増やしてほしい」という私の期待とは正反対の結果になってしまったのです。「どうしてうまくいかないんだろう?」息子の様子をみて辿りついた答えは出典 : このように私の場合、「発達障害の特性をなんとかしよう」「発達障害でも生きていけるように好きなことを」と思って選んだ習い事は一つもうまくいきませんでした。「なぜうまくいかないんだろう?」私が考えて行き着いた答えは、・「発達障害の特性」といってもあまりに多様であり、必ずしもその習い事がマッチするわけではない・理論上は発達障害の特性に良いことであっても、先生が発達障害に理解があったり、発達障害の子どもでも集中して取り組めるような環境設定が出来ていなければ息子にとっては負担にしかならないというものでした。そして私は途中で気づいたのです。習い事にそんな大それた成果を期待するのではなく、子どもの生活に何かしらの「習慣づけ」をする手助けになれば良いのだと。多くの発達障害のある子どもがそうかもしれませんが、息子は毎日の見通しがきちんとたつこと、日々の規則的なルーティンを好みます。例えば息子は「日中は幼稚園に行く」というのが日々の規則的な習慣です。そのため、イベントが盛りだくさんで幼稚園が休みになったり行事が増えたりする年末年始のほうが、むしろ不安になって辛いと言います。年末年始が終わって、制服を着て通園バスが来たとき、息子は「ああ、やっと幼稚園だ。良かったぁ」と言っていました。お友達との交流や課題などは疲れることも多いようですが、それでも「習慣」をこなすことが彼にとってとても安心のできることなのです。私は息子のこの特徴から、「習慣作り」をつくるための取り組みとして習い事を考えるようになりました。習い事に対する考え方を変えたら、息子に「好きなこと」ができた!出典 : 息子の習い事にとって大事なのは、得意か不得意かではなく、ただ「習慣作り」をすること。私がそう考え方を変えたところ、息子は公文式にうまくハマりました。毎日同じ枚数を同じ時間に取り組むこと、週に二回は教室に行って勉強すること、それが彼の生活習慣となっていきました。そのうちに、公文をやらずにいるとモヤモヤするらしく、毎日決まった時間に自分から教材を持ってくるようになりました。もちろん、一日の課題を終えたらご褒美(うちは息子の好きなYouTube動画を5分だけ見ていいことにしています)をつけるなど、モチベーションを維持する工夫は最大限しています。それを繰り返すうちに、進級したり、賞状をもらったり、先生に褒めて頂いたりすることが出てきて、気付いたら息子の中で「好きなこと」になっていったようです。「好きなこと」は、突然は生まれないのです。地味な習慣の積み重ねと繰り返しの末、なんとなく好きになるのだと思います。習い事を探すときは、「この子をなんとかしよう」という気持ちではなく、「何か習慣を作ろう」という気持ちで検討してみると気持ちが楽になるかもしれません。親子ともに、それを「習慣」にするまでの過程が苦痛ではない習い事が良いかもしれませんね。
2017年02月09日“おじさん進化図”なるものをご覧になったことはありますか?これは若者がおじさんになり、やがておじいさんになっていく様子を示したチャートで、かつてネット上で話題になったものです。このチャートの面白いところは、その進化を彼らが持つ“趣味”という切り口でまとめている点。例えば“バイクおにいさん”は“バイクおじさん”になり、やがて“ハーレージジイ”へと進化します。“自転車おじさん”は年を取ると“トライアスロンジジイ”へと進化していくというのです。なるほど、妙な説得力がありますよね。ことほどさように、趣味多きイキモノである男性たち。しかし女性の目からみれば、今すぐにでもやめてほしい趣味というのも中にはあるようです。今回は、夫の趣味に頭を痛めている妻たちを集めて話を聞いてみました。夫不在の席とあってか、家庭では口にすることができないような過激発言が飛び交いましたよ!●(1)今すぐやめてほしい! ギャンブル最初に槍玉に上がったのがこちら。パチンコやパチスロ、競馬などのギャンブルは、「今すぐにでもやめてほしい!」という声も出たほどです。『ヒマさえあればパチンコ、スロット 。家で夕飯食べた後でも、コソコソ出かけていきます。そんなヒマあったら育児に参加してほしい!毎晩赤ちゃんとふたりきりで取り残され、私のガマンも限界です』(20代女性/0歳女の子のママ)『競馬です……。日曜のたび、テレビの前に陣取って延々と競馬中継。自分でデータを集めて解析してるらしいんだけど、結局負けて機嫌悪くなるんだから、いい加減やめればいいのに。バカですよね』(40代女性/会社員/中学生男の子のママ)●(2)いい年して恥ずかしくないの? アニメ&マンガいくつになっても少年の心……といえば聞こえはいいけれど、いまだにアニメやマンガにハマっている夫の姿には、正直ゲンナリしてしまいますよね。『子どもが夜泣きしても目を開けやしないくせして、深夜の萌えアニメの時間には目覚まし時計かけてまで起きてくる 。そのことで何度喧嘩になったか分かりません。オレ流の感想やストーリー分析とかをSNSで語ってるのも、カッコ悪すぎて引く』(30代女性/パート/3歳男の子、0歳女の子ママ)『もうアラフォーなのに、いまだに少年漫画の雑誌を読んでいる。毎週何冊も買ってきて無駄遣いだし、意味なくかさばって部屋が圧迫される。小学生の頃から脳が成長してないんじゃないですか?女性だったら、少女漫画雑誌を40近くなっても読み続けるなんてあり得ないですよね』(30代女性/自営業/小学生女の子のママ)●(3)“団らん”を勘違い!? スポーツ&トレーニング結婚前はスポーツに励む姿がとてもカッコよく見えたけれど、今となってはただの迷惑な“脳筋夫”。そう語ってくれた方もいました。『サッカー命の夫。社会人チームに所属していて、週に2回は夜間練習に行く。それ以外の日はジムでトレーニング。週末になれば早朝から練習試合にでかけ、夜は遅くまで反省会と称した飲み会。自分の自由時間をすべてサッカーに費やしてしまうので、家族そろっての団らんがないんです。ちょっと頻度減らしてよって言ったら、「なんで?頑張るオレを家族で応援するのが、最高の団らん でしょ」って本気で言うんです。スポーツが趣味なんて健康的でいいじゃんって言われて、ママ友から理解してもらえないのもツラいです……』(20代女性/主婦/幼稚園女の子、1歳男の子のママ)●(4)いい加減にして! スマホゲームそして最後、出るべくして出たのがこちらの意見。スマホゲームにハマりすぎの夫、あなたの家にもいませんか?『寝ても起きてもスマホスマホスマホ。スマホの画面ばっかり見てる。それだけならまだ許すけど、課金してるってことを最近知って愕然としました。さすがにそれはやめてほしいって言ったら「一日じゅう家にいるだけのお前と違って 、男は社会の中でストレスに晒されてるんだ!息抜きして何が悪い!」「オレの唯一のストレス解消法を取り上げるつもりかよ! 」って逆ギレ。スマホの画面、叩き割ってやりたいです!』(30代女性/主婦/小学生男の子、幼稚園女の子のママ)----------いかがでしたか?中には辛辣な声もありましたが、ほとんどの妻たちは、夫が趣味を持つことそのものを否定しているわけではなかったということを最後に付け加えておきます。夫の小遣いの範囲内で、たしなむ程度ならむしろ応援したい。ただ、育児に悪影響をもたらしたり、家計を圧迫してきたりするほどのめり込まれるのが許せないだけ、というのが妻側の総意のようですね。●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ
2017年02月06日卒園式の練習を毎回逃げ出すちひろくん。そこには彼なりの理由がありましたUpload By モンズースーもうすぐ卒業、卒園の時期になりますね。長男の通う支援の幼稚園でも昨年の春先、卒園式の練習をやっていました。卒園式など行事の練習は、待ち時間が多く静かにしなければならないので、凸凹のある子どもたちは苦手な様子。私はちひろくんの逃走も、待ち時間に飽きたのが原因なのかな…と思っていましたが、違ったようです。彼は卒園をきっかけに、お友達や先生とさよならするのが嫌だし、幼稚園に来られなくなるのが嫌だったのですね。それに加え、「卒園式は大好きなママが泣くから嫌」、という話も聞きました。また、支援の幼稚園には色々な地域の子どもが通うので、進学先もみんな違うことが多いのです。Upload By モンズースー例え同じ地域でも、支援学校や支援級に分かれたり、同じ学校でも知的クラスと情緒クラスに分かれたり。息子の通っている幼稚園でも、殆どの子がたった1人で新しい環境に行かなければなりませんでした。卒園するとお友達と離れ離れになってしまう…ちひろくんにはそんな寂しさや不安もあったのかもしれません。卒園から半年後、ちひろくんに会う機会がありましたUpload By モンズースー卒園から半年後、ちひろくんの通う小学校へ見学に行く機会がありました。新しい環境で頑張っていたちひろくんには笑顔が見られ、きっと不安なこともたくさんあったと思いますが、とても成長を感じました。そんな笑顔に、私も何だか安心しました。よく自閉傾向の子などに「他人に興味なんてない」「この子に何言っても伝わらない」なんて言う方がいますが、子どもたちは私たちが思っている以上に、より多くのことを知っているし考えているように思えます。確かに、「他人への興味が薄かったり」「言われたことをすぐに理解し反応できなかったり、伝わりにくい」場合もあるかとは思います。ちひろくんも言葉をあまり話す子ではありませんし、気持ちのコントロールが苦手で人や物に当たることもありました。このため、本人の困りごとが理解されず誤解されることも多いですし、迷惑行為は本人も周囲も過ごしやすくなるような支援が必要でしょう。でも学校が楽しくて、先生やお友達と一緒にいることが好きで、お母さんが大好きな優しい子なのだと、私は思います。理由が聞けたらいつもと違うかわいい素顔を知ることができました。
2017年02月03日総務省による、発達障害者の支援に関する実態調査。その結果は?出典 : 年1月20日、総務省は、文部科学省と厚生労働省に対し、発達障害者支援に関する行政評価と監視の結果に基づく勧告を行いました。この調査は、保育所・学校現場を含む、都道府県・市町村における発達障害者支援の実態を初めて調査したものとなります。前回の記事では、早期発見に関する実態の調査報告と総務省の勧告内容についてお伝えしました。今回の記事では、発達障害がある子どもへの支援状況と情報の引継ぎに関する調査・勧告内容についてご紹介します。発達障害児に対する支援「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」とは出典 : 発達障害を含む障害のある児童生徒の指導について、学校等では、児童生徒それぞれに「個別の教育支援計画」(以下「支援計画」)と「個別の指導計画」(以下「指導計画」)を「必要に応じ」作成し、指導と支援を行っていくこととされています。(4) 関係機関との連携を図った「個別の教育支援計画」の策定と活用特別支援学校においては、長期的な視点に立ち、乳幼児期から学校卒業後まで一貫した教育的支援を行うため、医療、福祉、労働等の様々な側面からの取組を含めた「個別の教育支援計画」を活用した効果的な支援を進めること。また、小・中学校等においても、必要に応じて、「個別の教育支援計画」を策定するなど、関係機関と連携を図った効果的な支援を進めること。(5) 「個別の指導計画」の作成特別支援学校においては、幼児児童生徒の障害の重度・重複化、多様化等に対応した教育を一層進めるため、「個別の指導計画」を活用した一層の指導の充実を進めること。また、小・中学校等においても、必要に応じて、「個別の指導計画」を作成するなど、一人一人に応じた教育を進めること。特別支援教育の推進について(通知)なお、2016年の改正発達障害者支援法においても、発達障害児が年齢及び能力に応じ、かつその特性を踏まえた十分な教育を受けられるようにするために必要な措置として、これらの支援計画及び指導計画の作成を推進することが具体的に明示されています。法律第六十四号(平二八・六・三) ◎発達障害者支援法の一部を改正する法律支援計画や指導計画、実際にどれくらい作成されているの?その効果は?出典 : しかし支援計画に関していうと、必ずしも発達障害のある児童全員に作成されていないのが現状のようです。この度の総務省の調査で調査対象となった111の保育園および幼小中高校において、発達障害児(発達障害が疑われる児童生徒を含む)は計2,431人でした。そのうち支援計画作成が「必要」と判断された児童生徒は829人であり、さらにそのうち支援計画を作成済みの児童生徒は690人でした。支援計画作成が「必要」と判断されたものの、未作成の生徒が139人いることが明らかになりました。未作成の理由としては、教員の業務が多忙で作成する時間の確保が困難であるため、保護者の同意が得られないため、などとされています。また、支援計画作成が「必要」と判断する範囲に関して、111の調査対象のうち19の保育園および幼小中高校では、医師の診断がある児童生徒のみなど、計画の作成対象をかなり限定した範囲にとどめている例がみられました。そしてこうした計画作成対象が限定されていたことの結果として、支援計画や指導計画が作成されていなかった生徒の中には、不登校等の二次障害が生じている例がみられたとのことです。問題行動の度合いが高くない生徒には支援計画及び指導計画を作成することとしていないため、発達障害の診断を受けているにもかかわらず、両計画とも作成されず、結果として、学習障害等で授業についていけずに、平成22年度から26年度までの間に、不登校4人、休学1人、退学1人が発生した。一方、調査した保育所及び学校において、支援計画又は指導計画を作成したことにより、特別支援学校など関係機関による助言や保護者との連携等が図られ状態が改善するなど効果的な支援が行われている例が30事例みられました。総務省は文部科学省と厚生労働省に対し、保育所及び学校において、一律の基準によって支援計画及び指導計画の作成対象を限定するのではなく、個々の児童生徒の特性や状態を踏まえ、支援が必要な児童生徒に対して着実に作成されるよう、作成対象とすべき児童生徒についての考え方を示すことを勧告しました。継続的な支援のために欠かせない、進学先等への情報の引き継ぎ。しかし現状は…出典 : 支援計画や指導計画の作成だけでなく、支援の前提となる子どもに関する情報の引き継ぎ共有も重要です。こうした情報共有の実態についても調査がなされました。具体的には、・乳幼児健診の結果として発達障害の疑いがあるとする情報を保育所へ渡す取り組み・保育所や幼稚園で作成された支援計画等に適宜資料の追加等を行った上で、障害のある児童生徒等に関する情報を一元化し、支援計画や相談支援ファイル等として小・中学校等に引き継ぐ取り組みなど、関係機関同士の情報の引き継ぎ・共有が十分ではないという勧告がなされています。しかし、情報共有が十分に進まない背景には、個人情報保護の観点からの障壁もあるようです。そのことが明らかになったのは、調査対象となった31市町村が実施した乳幼児健診結果の引き継ぎ状況の調査からです。平成26年度に実施した乳幼児健診の結果の、進学先(保育所、幼稚園等)への引き継ぎ状況をみると、30市町村で「引継ぎを行うこと」という方針を立てているものの、個人情報保護の観点から、保護者の同意が得られた場合であって、保育所等から情報提供の依頼があった児童のみ引き継ぐとしている自治体が14市町村にのぼりました。つまり、半数近くの市町村では、保育所等からの働きかけがなければ引継ぎが行われない状況であるということです。調査した市町村の中には、乳幼児健診の結果の進学先への引継ぎ時における保護者の同意取得については、次のような取組を行っている例がみられたとのことです。乳幼児健診の問診票の中に、健診結果等について、保育所等の関係機関と連絡を取り合う場合がある旨をあらかじめ記載し、これに同意するか同意しないかを選択させることとしている。児童が幼稚園に入園する前に、心配事のある保護者に「保護者との連携シート」の記載を依頼しており、同シートにより、幼稚園が保健師等の関係機関等から情報を入手する旨の同意を得ている。また、乳幼児健診の結果が引き継がれなかったことにより、対応が困難になった例もみられたとのことです。市外からの転入により入所した児童について、転出元の市町村での乳幼児健診結果(発達障害の疑いあり)を把握できなかったため、支援計画の作成、個別の配慮、小学校への引継ぎ等を行わなかったところ、小学校で集団行動になじめない状況となり、急遽支援が必要となった歳児健診及び3歳児健診で紹介された親子教室において、軽度な知的障害を伴う発達障害の疑いを指摘されたが、それらの結果が、入園先の幼稚園に伝わらず、児童の知的障害の把握が遅れた。その結果、児童は、特別支援学級へ入級したが、知的学級ではなく、自閉・情緒学級へ入級することとなり、児童に対する教育的配慮や課題設定を行うのに数箇月要した同様に、進学の際や転校の際における引き継ぎの不備も指摘されており、総務省は厚生労働省に対して、市町村に乳幼児健診の結果等の進学先への引継ぎの重要性を周知し、積極的な引継ぎを促進することを勧告しました。他にも総務省は、厚生労働省と文部科学省に対して、保育所・幼稚園から大学・就労先までの各段階において、発達障害児に対する必要な支援内容等が文書により適切に引き継がれるような呼びかけを行なっています。都道府県、市町村、都道府県教育委員会及び市町村教育委員会に対しては、・具体例を挙げて支援内容の引き継ぎを周知すること・支援計画及び指導計画については、引継ぎまでの適切な保存・管理を求めるとともに、具体的な引継方法を提示し、確実に引き継がれるよう徹底を図ることを勧告しました。「切れ目のない支援」を実現するための課題は出典 : 情報の引き継ぎは、切れ目のない支援を推進する上で不可欠だと言われています。そして文部科学省でも障害のある子どもに対して小学校から高校まで一貫した支援ができるよう、進学先の学校へも引き継げる「個別カルテ(仮称)」の作成を学校に義務付ける方針を固め、推進しています。また逆に保育所から専門機関に相談するようすすめられる場合もあるようです。現在、4歳の男の子を持っていますが、引越しして、2ヶ月前ほどから、転園した先の、保育園の先生から、落ち着きがなく、みんなと一緒のことができない、話す単語が少ない、との指摘を受けて、療育センターに問い合わせをするように、言われました。保育園で発達障害を疑われました。3歳1ヶ月の男児です。保育センターの心理相談の結果、問題はなさそうでした。しかしモヤモヤと心配が晴れず、何か息子のためにできることはないかなと焦っています。親や支援者が発達障害をどう理解するか、そして個人情報保護や当事者、家族の不安に配慮する仕組みの構築が、実際に切れ目のない支援を実現するためには必要なのではないでしょうか。
2017年01月30日年度末となる2月・3月。進学や進級を前にした、保護者会のシーズンでもあります。子どもの一年間を総まとめするこの季節、ママたちは幾度となく学校に足を運ばなければならなりません。さて、保護者会などで学校に行くとき、どんな装いで向かえばいいのか悩んだことはありませんか?ガチガチのスーツを着ていく必要はないけれど、普段使いのジーンズで行くのもNG。何しろ、多くの先生やママ友たちの目がある場です。トレンド感をおさえつつも悪目立ちせず、ほんの少しのフォーマルさも兼ね備えたウェアで行きたいものですよね。ああ、一体なにを着ていけばいいのやら……。そんな悩めるママたちの救世主となるのが、今回紹介するユニクロのドレープパンツシリーズです!ここでは数あるアイテムの中から、最も保護者会にピッタリのパンツを3点選りすぐりました。どうぞ参考にしてくださいね♪●(1)ドレープワイドアンクルパンツ参考画像:まずは大人気のワイドパンツから一枚。軽やかなアンクル丈が魅力の、ドレープワイドアンクルパンツです。『おしゃれ初心者ママさんも、今年はコレにチェスターコートを羽織っておけば問題なしの安心アイテム。簡単にトレンドの着こなしができるので、本当にオススメです』(20代女性/幼稚園児のママ)『絶妙なとろみ感があり、着ていてとてもラク。生地が分厚く、しっかりしているので長時間座っていてもシワになりにくいです。役員ママの話が長くてずっと座っていなければならないときでも、クシャクシャにならず最後までキレイでいられますよ(笑)』(30代女性/中学生、小学生のママ)●(2)ドレープワイドクロップドパンツ参考画像:次にご紹介するのも、ゆったり系のパンツです。こちらのクロップドパンツはアンクルパンツよりも若干股下が短め。センタープレスが入っている点も特徴です。『学校に行くときはできるだけ“きちんと感”を出したいので、センタープレスのあるこちらのパンツを選んでいます。しっかり見えるのに、ウエストはイージーフィットタイプ。一度着ると手放せません』(30代女性/小学生のママ)●(3)ドレープジョガーパンツ参考画像:ユニクロのパンツといえば、忘れてはいけないのがジョガーパンツ。世代や性別を超え、非常に人気の高いアイテムですよね。さまざまな素材や着丈で展開していますが、学校に履いていくなら断然、ドレープタイプがおすすめです。『実店舗で販売しているジョガーパンツは、股下がかなり短め。履きやすく動きやすいのは確かなのですが、ドレープのとろみ感がちょっと足りなくてイマイチなんですよね。キレイめに見せたいなら、ネット限定販売の長め丈のものを選ぶのがポイントです。一度チェックしてみて』(30代女性/中学生、小学生のママ)『ここのところずっとクルーネックが流行していますが、あえて深めVネックのトップスを選ぶのがコツ。程よく鎖骨を見せて、上品さや女性らしさを演出しています』(20代女性/小学生、幼稚園児のママ)----------ゆるやかに落ちるシルエットが魅力のドレープパンツ。あなたの気になるデザインはありましたか?ユニクロから出ているドレープパンツはどれもしっかりした作りが特徴です。季節を問わず着ることができる素材なので、ほとんど一年中楽しむことができます。その上お値段も2,000円〜3,000円程度とお買い得(2017年1月23日現在)。一枚買っておけば、保護者会だけでなくさまざまなシーンで大活躍してくれそうですね!【画像出典元リンク】・WEAR/●文/パピマミ編集部
2017年01月26日普通級から特別支援学級へと転学した長男。過ごしやすさはどう変化した?出典 : 小5の長男には、自閉症スペクトラム・ADHD・学習障害の診断が出ています。就学相談では普通学級を勧められて小学校へ入学しました。ところが学年が上がるごとに学習障害に苦しめられ、学校に行くことができなくなった長男。いろいろ悩みましたが夫婦で話し合った結果、今年の2学期から知的障害対象の特別支援学級に転学しました。長男が現在通っている支援学級では、3人の担任と4人の介助員とで、1年生から6年生まで十数人の子どもたちを指導しています。授業では、学年ごと3、4人の少人数指導で、1人ひとりの実態と目標に合わせた課題の提示をしてくれるので、今まで授業のスピードについて行けず、わからなくても聞くこともできずに、ただ授業時間を耐えていた長男にとっては、やっと「学べる」授業を受けられるようになったのではないかと思います。生活面では、朝学習と朝の会から始まる規則正しいスケジュールで時間にもゆとりがあり、スケジュール変更や慌ただしいことが苦手な長男にとっては、過ごしやすいようです。また、友達と遊ぶことが大好きな長男に、新しい学校で友達ができるのか?楽しく遊べるようになるのだろうか?という不安もありました。今は同じ学年の交流学級には行かず、支援級だけで学習や生活をしています。その中で、下級生の面倒をよく見るので慕われているらしく、6年生のお兄さんとは意気投合し、放課後お互いの家で遊ぶほど仲良くなることができました。先生方のフォローなどがきっと行き届いていることもあるのでしょうが、すぐにみんなと仲良くなれて、休み時間には楽しく遊ぶ毎日を送れていること、本当に良かったと胸をなでおろしています。それでも、悩みや不安は尽きなくて…出典 : 彼の特性に合ったカリキュラムにはなったけれど、長男本人にとっても、以前より学校生活は楽になったのかな…?私たち親にとっては、それが何より気になるところです。家での様子は、以前に比べて穏やかになったと感じています。イライラして当たり散らしたり、自分を責めて大泣きしたりすることは減ってきました。それでもたまに、「学校いやだな~」「今日も疲れちゃったよ…」という言葉を長男から聞くたびに、「なんで?何があったの?何がまだ辛いの?」とビクビクしてしまう私がいます。支援級に移ってもまだ毎日が辛いなら、後はどうしてあげたらいいの?わからない…。また、将来のことを夫婦で話し合うたびに、「支援級に移ったことで、長男が将来やりたいことができなくなったらどうしよう…」という弱音を吐いてしまいます。今まで辛そうな長男をずっと見てきたので、親の私が少し過敏になっているのかもしれません。そんなある日、長男が自ら語ってくれた現在の心境出典 : そんなある日のことでした。大好きなハンバーガーショップでニコニコとお昼を食べていた長男が、私と2人きりになったとき、急に話し始めました。長男「お母さんあのね…、今ね、毎日楽しいな~と思えるんだ。大変なこともあるけど、前より楽になった感じ。」私は急に話し出した長男にビックリしましたが、笑顔で「うんうん」と聞くことにしました。長男「そうだな~…小さい頃の僕に戻った感じかな。いろんなことが楽しいって思えるし、嫌なことがあっても、まあいっかって思えるんだ。幼稚園の年中さんぐらいからね、僕ずっと辛かったんだ。グラグラする吊り橋にずっと乗ってるみたいで、いつかヒモがブチっと切れるんじゃないかって、怖かった。今思えば、1番辛かったのが、3年生の頃だったな。色んなことがワーッて僕を襲ってきて、どうしたらいいのかわからなかった。今はね、大丈夫だなって、思えるんだよ。」私たちの選択は適切だった。長男に、そう励まされた気がして…出典 : 私はただ笑って、彼の頭を優しくなでていました。次男がそのとき席に戻って来なかったら、たぶん泣いていたでしょう。長男は、幼児の頃から自分が抱えている辛さを自覚していたのでしょう。でも、上手に表現できなかったし、助けを求めることもできなかった。ただただ「幼稚園行きたくない、学校行きたくない。」と言って泣くことしかできない彼に、当時の私は「わがまま言わないの!」と理解してあげられなかった…。どれほど絶望的で救いがなく、辛い毎日だったのか…。その頃の気持ちを客観的に捉え、今こうして表現できる長男に本当に驚きました。そして、今を「楽しい!」と笑顔で話してくれた長男に、私の方が救われたような気がしたのでした。夫婦で思い出したのは、子育てで最も大切なことだった出典 : ちょうどその日の翌日、夫が嬉しそうに私に話しかけてきました。たまたま通勤途中に長男の学校を通りかかったところ、支援級のみんなで朝マラソンをしている長男に会ったそうです。友だちと笑顔で話したり、じゃれあったり…本当に楽しそうだったとのこと。夫「俺、思い出したんだよ。長男は小さい時、あんなふうに底抜けに楽しそうな笑顔をする子だったよね。長いことあんな笑顔見ていなかった気がするけど、そういえば最近また見られるようになったと思わない?」ああ…支援級に移って、あの子は本当に良かったんだ。やっと心底、そう思えるようになった瞬間でした。不安は尽きない。それでも「楽しい!」と思える日々が、きっと将来への道につながっている出典 : それでも、将来への不安はやはりあります。彼が幸せな大人になるための道を、これからも親子で真剣に模索していかなくてはならないし、支援級にいたことで辛い思いをすることが、今後出てくるかもしれません。それでも、今を「楽しい!」と言って、前を向いて生きていける。本来、長男が持っている明るさや優しさを活かし、伸ばすことができる。そんな長男なら、きっと困難にぶつかっても乗り越え、自分の道を前へと進んで行けるんじゃないか…。今の彼を見ると、そう思えるのです。私たち親にできることは、彼が「楽しい!」と思える毎日を過ごせるよう、環境を整えていくこと。そして、困難にぶつかったときに、「一緒にいるよ」と伝えて、共に乗り越えていくこと。これからも揺らぐことはあると思いますが、改めて親として彼を支え、見守っていきたいと思います。
2017年01月23日こんにちは。NPO法人Collable(コラブル)の山田小百合です。私たちは障害があってもなくても、遊んだり学んだりできる環境づくりに挑戦しているNPO法人です。多様な人たちが集う場において、関係性をケアするという視点で、活動を行っています。先日の記事では、さまざまな反響をいただきましてありがとうございました。一つひとつ読ませていただきました。法人 CollableCollableが生まれて3年ほどですが、活動を始めるに至る経緯について、お話する機会を多くいただくようになりました。そのときによく話すのが、自分の家族のことです。今日は私が育ってきた家庭環境について、少し書かせていただこうと思います。私には年子の兄と3つ下の弟がいますが、実はどちらも知的障害と自閉症を併せ持っています。現在は父と母と一緒に暮らし、福祉事業所に通う日々を過ごしています。今となっては私自身が東京に暮らすようになったので、彼らと会うのは年2回の帰省のときくらいですが、変わらず元気にしているようです。家族がなかよくしていられるのは、両親のタフで楽観的な性格(?)が影響しているのかもしれません。とはいえ、それなりに考えたり悩んだり、時を経て今気づいたりすることもあるので、そんな経験をみなさんと共有できたらと思っています。障害のある子のきょうだいに多いのは、「面倒見がよいしっかりした子」出典 : 障害のある子どものきょうだいである子は、少し考え方が大人びていて、振る舞いも実年齢から数歳上に見えることが多いなと感じます。Collableのワークショップにも、きょうだいの子が一緒に参加してくれることがありますが、ファシリテーターが説明をする時間に静かに座って待っていたり、落ち着きのないきょうだいに声をかけたりと、しっかりもののお兄さんお姉さん(年が下であっても)です。例えば、自分の障害のあるきょうだいがトイレに中座したときに「どこにいったの?」と心配そうに質問をしてきたり、言葉が明瞭ではない子が何かを言ったとき「『これ作ったよ』だって。」と何を言ったか教えてくれたりもします。いろんな施設の方にきいても、きょうだいの子はしっかりしていると言う方が多くいます。振り返ってみても、自分自身もそんな子でした。「さゆりちゃんはしっかりしてて偉いわね」と、もはや言われ慣れてしまうわけです。おそらくそれは、兄弟が自分より少しできないことを程よく手伝う塩梅を理解して振る舞っていたりとか、弟がパニックになっているときに黙ってそこにいて待っているとか、そういう経験を日常に重ねていったからかもしれません。きょうだいは福祉や特別支援教育の勉強をしてきているわけではありません。それにもかかわらず、肌感覚として自分のきょうだいをどのようにサポートすれば良いか体得していくことが多いので、「しっかりしている」と見られやすいのかもしれませんね。きょうだいで「同じ場所に通える」のはやっぱり嬉しい出典 : 私が幼稚園に通っていた歳のころは、兄と同じ地元の幼稚園に通うことができて、幼稚園のお友達や先生たちにはとても良くしてもらっていました。ただし結果として、私が兄と同じ幼稚園に通えたのは1年のみ。私が年中に上がる頃に、兄は別の保育園に移ることになったからです。兄が別の園に移ることは、その保育園からの要望だったようです。そこから母が市内の園を訪問しては、受け入れてくれるところを探していたことを、おぼろげながらに覚えています。「よそのお家は兄弟が同じ場所に通うのに、なぜか自分の兄弟は同じ学校や園に通えない」という経験をするので、ちょっぴり寂しい気持ちにもなります。兄が特別支援学校に通ってからも、「交流及び共同学習」の時間に交流校として自分の学校に来ていたときは少し誇らしげでもありました。自分の兄弟のことを知ってもらえる機会が学校という場でもあったので、頻度は人それぞれですが、同じ学校環境の中に少しでもいられるときは嬉しいものです。Collableのワークショップでも、「兄弟で遊びに来れるところがないので」と来てくださるご家庭もいます。親も子も、根本的には同じ場所にいられることに喜びを感じるものなのかもしれません。きょうだいのことは大切。だけどやっぱり、どこか寂しい出典 : 同じ場所にいれば嬉しいし、困っていれば面倒も見る、大切な存在。しかし、矛盾するようですが、そのような境遇にある障害児のきょうだいだからこその寂しさもあるように思います。自分自身を振り返ってみても、同じ場所で遊んでいたとき、親や先生は手のかかる兄と弟に目を向けている、というのは日常茶飯事。自分が大人に見てもらいたいと思う瞬間に誰も見てくれていない、という経験も重ねてきました。だけど、そこで我慢をしていると、「いい子にしていてえらい」と褒められるので、「兄弟のことを必要なときに手助けしながら、親を困らせないことがいいことだ」と、一種の刷り込みのような状態になっていたような気もします。私の場合はおかげである日突然、感情が爆発してしまうような経験もありました。「なんでそんなにご機嫌ななめなの!」と怒られても、理由がうまく言えずにいましたが、よくよく考えると、自分の要望には目を向けてもらえないという小さな積み重ねが影響していたのかも、と当時を思い返しました。障害のある子も、そのきょうだいも、家族みんなが健康であるために出典 : 今日の記事は、知的障害のお兄ちゃんと一緒に活動に参加してくれた、とあるワークショップ参加者の女の子のことを思い浮かべながら書きました。ワークショップに来てくれた彼女に、ちょっかいを出すお兄ちゃん。そしてそれに何も言わずにただじっとしている様子に、「たくましいな」と思いつつ、「どこかで我慢をしてそうだ」と思った瞬間でもありました。お母さんも、当然ながらお兄ちゃんのことに常に目がいき、いつも不安げな様子が印象的でした。その子に出会ってから、昔、障害のある弟がいる友人が、「お母さんがいつも家で抱え込んでるから私ががんばらなきゃ」と思いつつ、苦しい胸の内を話してくれたことが一層鮮明に思い出されました。Collableが「障害がある子もない子も」というコンセプトを大切に活動をしてきた背景には、こうしたきょうだいの複雑な気持ちも受け止めながら、遊びの場を作りたいという気持ちも込められています。「障害があってもなくても、きょうだいどちらのことも見てるよ」という関係を、丁寧に作っていく場でもありたいと願っています。一見しっかりしているきょうだいは、どこかで自覚のない「我慢」を積み重ねているかもしれず、それが一見「しっかり者にみえる」状態なのかもしれません。障害があってもなくても、こどもたちが毎日心も体も元気でいられるためには、やっぱり家族の存在が大きいなと思っています。お父さんお母さんには笑顔でいてほしい。一方で親御さんにも我慢も無理もしてほしくない。親御さんの不安な気持ちを少しでも和らげられるよう、貢献したいなと思い、今日も活動をしています。
2017年01月19日やっぱり知りたい!よそのおウチのカミングアウト事情出典 : 周囲に子どもの障害を知ってほしいとき、伝えなくてはいけなくなったとき、みなさんはどんな風に告知していますか?今回は我が家の3つの事例を振り返りながら、障害のカミングアウトの在り方について考えてみました。最初にお伝えしておくと、長男は広汎性発達障害の診断が下りています。次男は発達が緩やかで、診断は出ていませんが、「先の見通しのつかないこと」への恐怖感が強い特性があります。出典 : 私が最初にカミングアウトをしたのは、長男の幼稚園の保護者会での集まりです。長男は当時、他のお子さんのように指示に従ったり椅子に座ったりが難しい状況でした。幸いお友達も保護者のみなさんも、とても温かく優しかったので、息子をいじめたり叱責する人は1人もいませんでしたが、だからこそ、様々な理由でパニックを起こし暴れる息子が、みんなに迷惑をかけていないか?と、常にとても心配していました。そんな我が子のことを周りに知ってもらい、できない部分を認めてもらうため、勝手だとは思いつつもある種の「免罪符として」、私はクラスにカミングアウトをすることに決めたのです。そして当時の担任の先生に何度か相談し、「保護者会の日に伝えよう」ということになりました。当日は何を話そうか、主人と何度も相談を重ねました。いよいよ訪れた保護者会の日。伝えたことは以下のような内容でした。・障害があること、障害名、どのような障害なのか・聴覚に過敏さがあり、イヤーマフを使っていること・障害によってご迷惑をおかけすることがあること、ご迷惑をおかけしたら遠慮なく教えてほしいこと・パニックで暴れているときは、危険が無いかだけ見て頂き、後は構わないでOK保護者の皆さんは私が想像していたよりもさらに温かい雰囲気で、私の話を聞いて下さり、中には涙しながら私の思いに共感してくださる方もいらっしゃいました。その後、それまでよりも更に長男のことを理解し、応援してくださる方が増えたのです。このときは、クラスメイトや保護者の皆さんの人柄を信じたことが、カミングアウトの成功に繋がったのだと思います。出典 : 次は、次男が通っていた保育園の保護者会でのカミングアウトです。次男はどちらかというと「全てにおいてゆっくりタイプ」なため、カミングアウトについては完全にノープラン。しかも保育園なので、他の保護者の皆さんとはあまり接する機会もありません。先生と相談し、子ども同士のケアができていれば、特にカミングアウトをする必要も無いよなぁ…と思っていました。しかしそのときは突然訪れたのです。保育園の保護者会での一幕でした。「最近お子さんと接していて困ったことを教えてください」というお題で、フリップに絵を描いて発表するというレクリエーションが行われたのです。他の親御さんが「下品な言葉を連発してくる」「口喧嘩で子どもに勝てない」など、思わずクスっとなる年相応の可愛い「あるある」を披露していきます。出典 : そんな中、私が発表した内容は…「言葉が話せないので『ハァ~』『んん~』などの、ニュアンスで物事を伝えようとしてくるので困る」と、およそ4歳児の「あるある」とはかけ離れたネタでした。正直、このネタをネタと受け取ってもらえるのか?引かれてしまうのか?気を遣われてしまうのか?…賭けでした。でも、嘘の「あるある」を発表するのは、保護者の皆さんも我が子をもバカにしているように思えたので、正直にそのとき感じていた困りごとをイラストと共に発表しました。このときは結局、それ以上お伝えすることもありませんでしたが、「あの子がおしゃべりができないのは、悪気があるわけじゃないんだな」とは、わかってもらえた感触がありました。そしてその数ケ月後、あるお母さんから「◯◯くん、お話が増えたよね」と話しかけてもらえたときに、「ああ、あんな曖昧なカミングアウトだったけど、ちゃんと伝わったんだな」とあらためて実感することとなりました。出典 : そして最後のカミングアウトは、長男が転園した保育園の、保護者との飲み会です。いろいろあって幼稚園をやめることになった長男。その後、偶然欠員が出た保育園になんとか転園することができました。次男とは別の保育園で、園の雰囲気や保護者の皆さんのカラーも、また違ったものでした。どちらかというと、元気でノリのいい雰囲気の保護者さんたち。ざっくばらんで話しやすい方々という印象だったので、そのうちの1人であるAさんに、息子のことや発達障害が原因で幼稚園をやめたことなどを伝えていました。その数週間後、クラスで飲み会が開催されました。出産後、飲み会どころかランチもほとんど断り続けていた私でしたが「みなさんとの親睦を図るため」と、一念発起して飲み会に参加することにしたのです。そこでの乾杯の音頭をAさんがとることになり…Aさん「みんな~!新しく入った◯◯くんは、成長に凸凹があります!!イエーーーーーイ!!乾杯!!」というわけで、私は全く気を揉むことなく、乾杯の勢いでサプライズ的にカミングアウトをしてもらうこととなったのです(笑)。正直ビックリしましたが、「ああ、別にそんな大したことじゃないんだよな…」と感じ、実は私にとって一番嬉しかったカミングアウトの思い出となりました。酔いが冷めた後も、親子ともども優しく接してくださりクラスメイトに助けてもらいながら、長男は元気に保育園に通っています。カミングアウトに正解なし!でも、知っておきたいことは…出典 : いかがでしたか?●場を設けてもらってしっかりと説明●たまたま機会があったのでなんとなく●周りの方がいきなり発表私は色々なタイプのカミングアウトを経験してきました。そんな私が言えるのは、「カミングアウト、万人に当てはまる正解はない」ということです。自分にとってはこの方法が良い、子どもはこうして欲しいはず、という思いも大切ですが、カミングアウトを「する側」があれば「される側」もいるということを忘れてはいけないと思うのです。「される側」が期待通りの反応をしてくれなかったと思うこともあるでしょう。でも、私は思うのです。心の準備ができていない状態で障害のことを伝えられ、困惑しない人の方が珍しいと。「カミングアウトする必要があるかどうか」「いつ、どのタイミングがいいのか」探りながら相談しながら、当事者にとっても周りにとっても負担のないカミングアウトの方法を見つけていくことができれば、周囲との関係性は良い方向へ変わっていくと私は思うのです。
2017年01月18日妊娠から出産までは、“十月十日”と言われています。妊娠が分かってすぐに計算し、その日を心待ちにしているマタママさんも多いことでしょう。でも、予定日が1月、2月、3月に当たることがわかると、手放しで喜ぶことができない人もいるのでは。そう、“早生まれ”になってしまうからです。保育園に入れるのがとても難しくなる、クラスの友だちよりも幼く能力が劣る、幼稚園や小学校のお受験をする際に不利になりそう……といったデメリット面ばかりが取り沙汰されがちな“早生まれ”。しかし、早生まれは本当に損するばかりなのでしょうか。今回は現役保育士さんや早生まれっ子のママさんたちに、そのメリットやトクしたことを聞いてみました。●(1)園のリズムになじみやすい保育園や幼稚園へ入園させる際には、多くの早生まれっ子ママたちが気をもんでしまうものです。わが子が集団生活についていけるのか。ほかの子よりもずっと幼いのに、ちゃんとやれるのかどうか。とても心配になってしまいますよね。でも、心配ご無用。都内で働くベテラン保育士さんからこんな話を聞くことができました。『月齢が高い子は、私たちの指示にも「なんでやらなくちゃいけないの?」「そんなのイヤだ」とハッキリ自己主張してきがちです。頼もしい反面、園生活のリズムに乗せるのが少し難しいと感じることもあります。その点、早生まれのお子さんはあっさりしたものです。周囲をよく見て模倣し、アタマではなくカラダから生活リズムを吸収してくれるんですよね。素直に流れに乗ることができるのは、月齢の低さならではのメリット だと感じています』(50代女性/保育士)●(2)空気を読むチカラに長けている4月生まれと2月生まれ、両方のお子さんをお持ちのママさんは、それぞれのお子さんを比較・分析してくれました。『4月生まれの上の子は、幼稚園でも小学校でもリーダー格。先生や友だちから「さすが○○くんだね!」「クラスで一番のお兄さんだもんね!」とほめそやされていました。本人もその自覚を強く持っていて、リーダーであろうとし続けるあまりプレッシャーに感じたり、時にはお友だちの行動に口出ししすぎて煙たがられたりしたこともあったようです。下の娘は2月生まれ。クラスで一番チビで幼く、たよりない存在でした。そのぶん、先生から手厚くされ、かわいがってもらえたと思います。お兄ちゃんのようにリーダーにはなれませんが、いつもみんなの様子をうかがい、和を乱さず行動しています。空気を読むチカラに長けている ようです』(40代女性/会社員/小学生男児、幼稚園女児のママ)●(3)努力を惜しまない子になる月齢が低いぶん、できないことがどうしても多くなりがちな早生まれっ子。しかし、「長い目で見たらデメリットだけではない」と強く語ったママさんのエピソードです。『小さいころは確かに、お友だちよりもできないことばかりでした。かけっこは常にビリ、鉄棒もなわとびもヘタ、絵も文字も書けない、口ゲンカではいつも言い負かされてばかり。家で悔し泣きしては、「みんなみたいに、できるようになりたい」と言っていました。そんな息子も、小学3年生ごろになり、生まれ月の影響が少なくなってくると、メキメキと頭角を現すようになったんです。勉強も運動も、あっという間にクラスの上位に食い込むようになりました 。劣等感をバネにして、コツコツと努力を続けてきた結果だと思います。「やればできるんだ!」ということが分かったときの、早生まれっ子の伸びしろはスゴイものがありますよ』(40代女性/主婦/中学生男児のママ)●(4)入園、入学が早いのでママがラクこれをメリットと言っていいのか分からないけれど……と、そっと打ち明けてくれたママさんもいました。『わが子は3月26日生まれ。ママ友の子は4月4日生まれ。ほんの1週間程度の差しかないのに、わが子が“一学年上”なんです。つまり、ママ友の子よりも1年早く幼稚園に入れる ってこと。これには正直助かりました。ママ友も羨ましがっていましたね』(30代女性/幼稚園女児のママ)手のかかる時期、少しでも早くお子さんを入園させたいと願うママたちの本音が垣間見えますね。----------今回お話を聞かせてくれた人たちのほとんどが、「早生まれが発達に直接影響するのは、せいぜい10歳くらいまでだと思う」と語っていました。その後は持って生まれた気質や生活環境などに大きく左右されてくるようです。早生まれっ子を育てるときは、決して焦らず、長いスパンで発達を捉えることがとても大事。やさしくあたたかく、見守ってあげましょうね。●文/パピマミ編集部●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年01月16日子どもの送迎にお買い物、公園遊びの相手など、ママたちの日常はとてもハードです。子どもの手を引いて走ったり、重たい荷物を持って長時間歩いたりは日常茶飯事。少しでも負担を軽くするために、歩きやすいぺたんこ靴を愛用しているママたちは多いことでしょう。歩きやすい靴といえば真っ先に思い浮かぶのはスニーカーですよね。ですが……実はモカシンシューズも、ママたちにとっては強い味方になってくれるフットウエアなんです。GUから出ているモカシンシューズは、2,000円でお釣りがくるスグレモノ。値下げのタイミングを狙えば、なんと990円(税抜)でゲットできる可能性も!(2017年1月10日現在)そこで今回は、GUのモカシンシューズをステキに取り入れたママコーデを3つ紹介していきましょう。●(1)もう着ぶくれも怖くない! モカシンで足元にヌケ感を参考画像:まだ一足も持っていないという人は、まず基本のベージュをおさえておきましょう。寒さ厳しいこの季節こそ、大活躍してくれる一足になりますよ。『この時期、気づけば着込みすぎて上半身モコモコになってることってよくありますよね(笑)。着膨れているのに、さらに足元にムートンブーツなどをもってくると重すぎてダサい。でも、いつものコンバースじゃつまらない。そんなときはモカシンの出番です。女らしさとヌケ感を出すことができるので、一気にスタイリッシュになりますよ』(30代女性/主婦/幼稚園児のママ)●(2)GUモカシンの一番人気! 差し色にピッタリの深い赤参考画像:大人っぽさを演出したいなら、グレーのモカシンがオススメ。ベージュよりもぐっと落ちついた雰囲気を出すことができます。また、中がボアになっているタイプを選べば、防寒性もバツグンです。『ベージュのモカシンに靴下をあわせるのって、たしかにカワイイ。でも私たちママ世代がやったらちょっとアウトかなと思うんですよね。だから私は中ボア素材のグレーモカシンを愛用してます。フットカバーだけでも十分あたたかです』(30代女性/パート/小学生女児のママ)●(3)GUモカシンの一番人気! 差し色にピッタリの深い赤参考画像:ベージュやグレーの定番色のほかに、実は大人気なのがレッドのモカシン。色味をおさえたモノトーンコーデの差し色にピッタリなんです。『深みのあるこっくりした赤は上品で合わせやすい。いつものコーデにあわせても悪目立ちしません。これならママ世代でもトライしやすいですよね。赤は2017年春のトレンドカラーでもあるので、今買って春先まで楽しめるのもおトク♪』(30代女性/主婦/小学生男児・幼稚園児のママ)----------いかがでしたか?歩きやすくて疲れにくい、さらにコーデを選ばないモカシンは子育てママたちの強い味方です。GUからは今回紹介したカラーのほか、ネイビーやブラウンも出ています。気に入ったカラーをまとめ買いしていく人も多いのだとか。まだ持っていない人は、ぜひチェックしてみてくださいね!【画像出典元リンク】・WEAR/●文/パピマミ編集部
2017年01月11日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。子どもを保育園へ入園させるかどうか、そこには家庭ごとの“理由”があるものです。ただ、生まれて数か月以内の0歳児を保育園に預けることに関しては、世間で多くの賛否両論が交わされています。ここでは、どちらかというと「何も生まれてすぐに預けなくても……」という声が多い0歳の保育園入園について、実際に0歳のわが子を保育園に通わせている、または通わせたことのあるママ4人にうかがった「メリット」をご紹介します。●(1)親の自由時間が増えるインタビューした4人ともが何らかの形で認めたのが、「親の自由時間が増える」というメリットです。2歳の女の子を生後3か月から保育園に預けているというTさんは、『産後3か月で職場復帰できたのは、保育園のおかげ』と言います。10か月の男の子を保育園に通わせているというNさんは、出産を機に仕事を辞めたものの、ステップアップを狙って産後半年で資格取得のための勉強を始める予定だったため、『0歳保育があって本当に助かった』そうです。他の2人のママも同じように、外で働く、または習い事に通う時間など、自由に使える時間が持てた ことをメリットにあげました。●(2)子育てを助けてくれる存在7歳の女の子のママUさんは専業主婦でしたが、娘さんを0歳から幼稚園入園まで保育園に預けたそうです。その理由を尋ねると、『子育てに自信がなかったから』との答えが返ってきました。自身が一人っ子、両親とは離れて暮らし、ご主人は出張の多い職業というUさんは、子どもと二人きりでいる時間の長さと孤独感に、生後3か月ごろにはもうノイローゼ気味だったそうです。『相談相手を探していたときに、保育園の体験入園会に行ったら、保育士さんが何人もの0歳~4歳の子どもたちの相手を上手にこなしているのを見て、「これだ!」と思ったの』Uさんの場合は、子育てを完全に任せてしまうわけではなく、数時間や半日保育で預けながら、プロの保育士に育児の相談ができた ことが一番のメリットだったというわけです。●(3)一日のリズムが整いやすいUさんはさらに、子どもと二人でいると、お互いの都合で一日のペースがバラバラになり、夜中に起きだした娘の相手をして昼夜が逆転してしまうこともあったと話してくれました。『保育園に入れることで、起きる時間、食べる時間、寝る時間が自然と固定して、イライラが減ったのも、大きなメリットだった』と言います。一日のリズムの基礎となってくれる 保育園の存在はUさんにとっては救世主だったようです。●(4)子どもとの時間を有意義に過ごせる前述の、習い事のために0歳児の子どもを保育園に通わせているNさんは、こんなことも話してくれました。『自分の都合で保育園に入れたことで罪悪感も持つけれど、だからこそ、子どもと一緒に過ごす時間を大事にできていると思う』そうです。24時間育児に取り組んでいると、子どもと一緒に過ごせる時間のありがたみや幸せ を実感するチャンスはあまりないのかも。確かに、“離れて初めてわかる”こともあるのでしょう。●(5)入園しやすく慣れやすい最後に、2歳の男の子を生後2か月から不定期で保育園に通わせているというIさんがあげたメリット。それは、「入園の競争率が低い」ということと、「子どもが保育園に慣れやすい」ことでした。保育園ごとに条件は違うでしょうが、確かに0歳からの入園希望者は2歳、3歳に比べると少数の傾向があります。また、子どもが物心ついてからだとママと離れるのを嫌い、保育園に馴染めない例も確かに多いようです。特に将来的に保育園に預ける必要がある家庭では、0歳児のうちから数時間や半日保育としてでも入園して籍を確保し、子どもを保育園慣れさせておく とスムーズかもしれません。●まとめとしてここでは主に親の都合とメリットをご紹介しましたが、0歳からの保育園通いは、子どもにもメリットを与える可能性があります。たとえば、Uさんの娘さんは幼稚園でも小学校でも、常にクラスのまとめ役になるようなリーダーシップを持った子どもに育っているそうです。『保育園で早いうちから自立を学んだからだと思う』とUさんは考えています。核家族、それも一人っ子家庭では身に付きにくいとも言われる“社会性”が身につきやすいという意見も聞かれました。0歳児保育を検討している方にとっては、心強いメリットの数々です。ただ、育児方針は家庭ごとに異なります。親も子どもも含めた各家庭にとってのメリットとデメリットをよく考慮した上で、0歳児の保育園入園を決めたいですね。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年01月07日幼稚園の3年間、友達の輪に入っていかなかった息子出典 : 発達障害のある息子は、お友達との関わり方が独特です。例えば人の話を聞くのが苦手で、自分の話を一方的にしてしまったり、友達と協力が必要な集団のゲームは疲れるから関わろうとしなかったり…たまに幼稚園に様子を見に行くと、いつも1人で遊んでいます。他の子どもたちも、息子からはちょっと距離を置いている感じがします。送迎の園バスでも、仲良し同士で隣に座っておしゃべりに賑やかな中、息子は1番に誰もいない席に突進していきます。そして、窓の外をぼんやりと眺めているのです。年少から年長までの3年間、様々な面で成長が見られましたが、お友達の輪からササっと抜けてしまうところはずっと変わりませんでした。そして、何やら楽しそうにボーっとしていたり、空想上の誰かとブツブツ話をしていたりします。1人でも楽しそう…でもウチの子、どうして友達と遊ばないの?出典 : 幼稚園の先生方も私も、息子に「みんなの仲間に入ろう」と促すことは1度もありませんでした。幼稚園だけではなく、息子は幼稚園外での「ママ友付き合い」に連行されることも大嫌いです。幼稚園に通っていると多かれ少なかれ「○○ちゃんのおうちでみんなで遊ぼう」とか「みんなでピクニックに行こう」なんてお誘いを頂くことがありますが、私は3年間、見事に1度も参加しませんでした。それは、そういうイレギュラーな集まりを息子が嫌うこと、幼稚園以外で園のお友達と会うとパニックを起こすことなどを知っていたからです。こんな風にお友達の輪からすぐに外れ、幼稚園外での付き合いも一切拒否する息子を見ていたら、親も不安にならないと言ったら嘘になります。特に年少の頃は息子の行動の理由がつかめず、みんなで戦闘ごっこをする男の子たちの横で、ポールの周りをくるくる回り続け1人楽しんでいる息子に「おいおい…」と思わず思ってしまったものです。息子が語った「1人で遊ぶ理由」。そこには息子の頑張る姿があった出典 : 息子は友達に一切興味がないの?気になった私は、ある日息子に「1人で遊んでて、寂しいとかある?」と聞いてみたことがあります。そのときに、息子はこう言ったのです。「お母さんたちがみんなでキャーキャー喋る声とか、お友達がワーワー言う声が辛くて頭痛がするから、いいの」「お友達から離れて、ボーっと景色を見ていると、疲れが取れる」「バスの中でも隣に人が座って欲しくない」これを聞いたとき、私はハッとしたのです。私は、いつしか輪から外れてみんなと一緒に遊ぶ息子を「可哀想」と思ってしまっていたのです。きっとみんなに外されて嫌な気持ちになっているんだろう、そのうち成長したら入れるようになるかな、お友達の家に遊びに行けなくて寂しくないのかな…と。けれども息子の言葉を聞いて、私の考えが間違っていたことに気付きました。息子にとっては、集団生活を問題なく送るというだけでも重労働なのです。息子は聴覚過敏があるため、子どもがみんなでワーワー言っている声が大嫌いです。けれども、集団生活ではそれを我慢しながら生活しています。だからこそ、息子はお友達と遊ぶ時間よりも、1人になって自分を休ませる時間が必要だったのです。幼稚園の自由時間に1人でブツブツ言いながら集団から離れているからこそ、バスで1人の座席を陣取って景色をボーっと眺めているからこそ、息子は集団生活で頑張ることができていたのでしょう。社会性やコミュニケーション能力は、みんなの輪に入れることがゴールではない出典 : 私は息子の気持ちを聞くまで、自分が息子に療育を受けさせ、早期から支援をしていたのは「社会性を身につけ、友達の輪に問題なく入れるようにすること」だと勘違いしていました。けれども、息子の話を聞いて私は思ったのです。療育や支援を受けたことで、息子は「いっぱいいっぱいになってパニックになる前に、自分で集団から抜けて休憩を取る力をつけた」のだと。これこそが、息子にとっての「社会性」の獲得の大きなステップだったのではないでしょうか。「社会性」とは友達みんなと仲良くすることではなく、自分の特性を知りながら、自分なりに社会と上手く関わる方法を知ることなのだと思いました。それが、息子のように「お友達の輪から離れる」ということだとしても、それは決して間違ったことではないのだ、と私は感じたのです。
2017年01月05日マンション、アパートなどの集合住宅に住んでいると、どうしても気になるのが“生活音”ですよね。単身や夫婦だけの世帯ならまだしも、子どもがいるとなると悩みは深刻。ところ構わずドスドス歩く、キーキー言いながら地団駄を踏む、ソファやベッドから飛び降りる、電子音の鳴り響くオモチャで遊ぶ…… そのたびにママたちは、「近所から苦情が出ないか」とヒヤヒヤしてしまいます。子どもがいるなら、家の防音対策は必須です。かといって、業者に依頼してリフォームしてもらうのは手間もコストもかかりすぎてNG。そこで今回は、自分の力だけでできるマンションの防音対策を体験談とともにご紹介しましょう!●(1)床にはコルクマットや防音マットを『リビングと子ども部屋に、コルクマットを敷き詰めています。防音もできるし、床の保護にもなる。おまけに、冬場は足元があたたかいですよ』(30代女性/小学生、幼稚園児のママ)『マンション用の防音マットをネットで購入し、DIYで敷きました。大変だったけど、ジョイントマットやカーペットなどよりも強力に音をシャットアウトしてくれています 。階下からのクレームも減りました』(40代男性/中学生、小学生、2歳の子のパパ)パズルのように部屋に敷き詰めていくだけのジョイント式コルクマット。手軽で便利な防音用品として、高い人気がある製品です。いっぽうで、中にはこんな体験談を聞かせてくれたママもいました。『賃貸マンションの人は、原状復帰できる方法で施工するように気をつけましょう 。ウチはウッドカーペットを敷いたら、下にあったフローリングにカビが生えてしまい、退去時にかなりお金を取られてしまいました……』(20代女性/幼稚園児、1歳の子のママ)マットを固定するのにテープを使うときにも、跡が残らないように注意しましょう。●(2)壁には吸音パネル、カーテンは遮音性のあるものを騒音対策というと、床が真っ先に思い浮かびがちですが、実は壁面からもかなりの音が漏れているのです。床をチェンジしても足りないときには、壁やカーテンを見直してみましょう。『フェルト製の吸音パネルをピアノ部屋につけています。壁にペタペタと貼っていくだけなので、設置は簡単。私1人で1時間もかからずにできましたよ 。効果は上々です』(30代女性/小学生のママ)『イヤイヤ期の子と泣きっぱなしの乳児、そしてキャンキャン吠える小型犬がいるわが家。いろいろ対策しましたが、その中でも良かったのが遮音カーテンというものです。窓全体を隙間なく、完全に覆うことができるように、購入前にはサイズをしっかり確認するのがポイントですよ』(30代男性/2歳の子、7ヶ月の子のパパ)●(3)近隣との良好な関係も必要マンションの防音対策は、床を張り替え、壁に対策を施せばそれで終了というわけではありません。近隣住民との距離が近い集合住宅だからこそ、“気配り”も必要です。『ひとつ前に住んでいたマンションを、騒音トラブルで半ば追い出されるように退去しました。そこで学んだのは、最終的にはご近所との関係性が最も重要 だということ。ですから、今のマンションに入居するときには、子どもも連れて両隣と上下の部屋にご挨拶に行きました。「騒がしいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。なにかご迷惑をおかけするようなことがあったら、いつでも仰ってください」。最初にキッチリと伝えることが重要かと思います』(40代男性/中学生、小学生、幼稚園児のパパ)顔や素性がわからない子どもの声は“騒音”でも、よく知っている子の声ならなぜだか許せてしまうものです。近隣といい関係を保てるよう、十分なコミュニケーションを取りましょう。----------いかがでしたか?自分で施工・設置できる防音床材や壁材などは、“防音・壁・DIY”などのワードで検索すると数多くヒットします。素材によって性質が異なり、防音力もさまざまです。気になる製品を見つけたら、ホームセンターなどで実物を見たり、店員さんに相談してみるといいでしょう。また、ハード面だけではなくソフト面からの防音対策も忘れずに。挨拶や声掛けを丁寧にしていくことで、無用な騒音トラブルを避けることができるのですね。●文/パピマミ編集部●モデル/神山みき(れんくん)
2017年01月02日こんにちは。ママライターのあしださきです。寒さが厳しくなってきましたね。小さなお子さんをお持ちのママさん、公園遊びがツライなぁとお悩みではありませんか?とにかく防寒しなくては!と高機能インナーを着込み、ボトムスは裏起毛のパンツばかり履いていませんか?確かに、ママの日常は過酷そのものです。子どもを追いかけるし、お砂場で地面に座ることもあるし、何かしらの事態に備えて汚れてもいいような服を選んで着ていくことが多い毎日。ふと、自分の姿を見たときに、「なんだかつまらない服ばかり着ているな 」と思うことってありますよね。私は以前、モデルの仕事をしていました。その当時はファッションのことばかり考えていたせいか、引退して今はママ業だけになってもなお、“つまらない服を着ている自分”がどうしても嫌で仕方ありませんでした。でも、現実問題としてはいろいろ制限がある。そんなときに試したのが、“いつもの服装に色をプラスする ”という小さな変化をコーデに組み込む方法でした。これがとてもおもしろいもので、いつもの公園や、幼稚園のお迎えに行くテンションがまったく違うのです。タイツ1つでウキウキと楽しいのなんの。色は人間の気分にとても大きな影響を与えるということ、ご存知でしょうか?『色彩心理学』という学問も2003年にアメリカで誕生し、その研究成果が徐々に知られるようになってきたところだそうです。冬のママのコーディネートに簡単に取り入れられる“色”のアイテムと言えば、カラータイツですよね。そこで今回は、カラータイツの上手な取り入れ方 についてご紹介したいと思います。寒い季節は防寒性能も兼ね備えている優れもののタイツ。黒ではいつもと同じで気分が変わりません。ぜひカラーを取り入れてみてください。●実際どんな色を取り入れれば良いのか『オルビス株式会社』のサイト『オルビスキクラボ』内のアンケートによりますと、「お気に入りのカラータイツは?」という質問に対して、一番多い回答が「グレー系」で23%、次いで「ボルドー、ブラウン系」が22%、「ネイビー系」が16%という結果でした。黒のタイツをやめてカラータイツを履くなら、まず“グレー系 ”が本当におすすめです。ファッションという視点でみた理由は、「足元が軽く見える 」から。黒だとどうしても重く暗い印象になってしまいがちなのです。しかもグレーの良いところは、黒や白のスニーカーに合わせやすいところ。お子さんと公園に行くのに最適なコーディネートを考えることができますね。また、2016〜2017年秋冬流行のチェック柄のボトムスにも相性抜群です。色彩心理学の視点では、「上品でお洒落な印象を与える 」から。いつもの黒タイツをグレーに変えると、それだけで気分も随分変わると思います。●ビビットカラーは見える分量を計算して使うこのアンケートではビビットな色はまったく人気がないようですが、確かにあまりにも目を引くような黄色や赤、オレンジなどのカラータイツは相当なオシャレ上級者か、舞台衣装でない限りはむずかしい。ママが日常的に着る服装に合う気がしませんよね。でも、そこで諦めずに考えてみました。もしママが取り入れるならば、ロングブーツか雨の日の長靴からチラッと見えるほんの少しの分量に留めてみることで差し色の効果を発揮させるという方法があります。おすすめのカラーはマスタード色 とボルドー です。マスタード色は明るくて、たくさんの面積が見えているとやはり派手な印象ですね。しかしロングブーツとスカートの間から見える分量ならとてもおしゃれでかわいいと思います。ボルドーならボトムスはパンツもOK。ロールアップしたデニムの裾から少し見えるタイツというのもいいですね。流行のスカンツやガウチョにも。冬のおしゃれは(1)見た目で暖かい印象、(2)実際の体感的にも暖かいという2つが揃うとよいでしょう。マスタード色の色彩心理学的な分析では、「気分が明るくなる 」という効果も期待できます。私は個人的に、「おしゃれをしている」という実感を得やすいのがこのカラーだと思うのですが、見せる分量を誤るとそわそわと1日中落ち着かないこともあるので注意です。ぜひ全身のバランスをみて、取り入れてみては?私は実際、雨の日の幼稚園のお迎えで長靴を履くときに、この色を初めて試しました。雨の中徒歩でのお迎えというと、いつもはとても憂鬱ですが、ちょっとした色の変化で自分がとても素敵に見える気がして楽しいなと思いました。----------いかがでしたか?マンネリ化したママコーデにパンチを効かせて、ちょっとしたおしゃれを楽しむという今回の提案です。2017年、初売りではぜひとも福袋だけではなく、“カラータイツ”も狙ってみてください。【参考リンク】・お気に入りのカラータイツは? 聞かせて!アンケートラボキクラボ | ORBIS(オルビス)()・色彩心理学とは? | 日本色彩心理学研究所()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/ゆみ
2017年01月02日障害の特性で多弁な息子。困ることも多いけど、私は信頼していて…出典 : 発達障害のある息子は、「思ったことをそのまま口に出す」という特性があります。道を歩く人に「お母さん、この人太ってるね~!」「あのおじさん、洋服が破けていて汚いね!」などと、指をさしながら大声で言ってしまうことがよくあるのです。私が慌てて「そんなこと言っちゃダメ!!」と叱ると、「どうして?本当のことを言っただけだよ」とキョトンとした顔で言うのです。そんな息子を見て、私はよく「この子は正直で嘘がつけない子なんだ!」と思ったものです。そんな調子で息子を「正直な子」と信用しきっていたある日のことです。息子が、「幼稚園で自転車を10台ぐらい買ったんだよ。それでみんなで自転車大会をやった。みんな補助輪がない自転車に慣れていなくて転んでいたけど、僕だけは転ばずに乗れたんだ。それで先生に褒められた!家でも練習したいから自転車を買ってくれる?」と言うのです。この話に私は大喜び。自信を失いがちな息子が何かに興味を持ってくれるのは大歓迎だからです。その後すぐに自転車を買いに行ったのでした。あれ?この子嘘をついてる…?出典 : その数週間後のことです。幼稚園の先生と立ち話をしていたときに、「幼稚園で購入した自転車に上手に乗れたとかで、すごく喜んで帰ってきたんです」という私の言葉に対し、先生はこう言いました。「…幼稚園で自転車なんて購入してませんよ?」そのとき私は、「あれ?」と思いましたが、まさか息子がそんな巧妙な嘘をつくはずがない…と思い、そのときはそのまま流していました。その後も、息子との会話の中でちょこちょこと「これは嘘かな?」ということが何度かありました。何かが欲しいときに、作り話をすることが多かったので、私のほうもあまり過剰反応しないようにしていました。息子がとうとう嘘を認めた!その決定的な瞬間出典 : そのうちに、息子がこんなことを言い出しました。「お母さん、今日ね、幼稚園で○○先生が僕のことを指さして『あなたは発達障害なんだよ』ってみんなの前で言ったんだ。発達障害ってなに?」それを聞いた私は真っ青になりました。幼稚園の先生方には発達障害のことはお伝えしてありましたが、まさかそんな無神経な形でみんなの前でそれを言ってしまうなんて…とビックリしたのです。「どういうこと?お母さんちょっと今から幼稚園の先生に確認してみてもいい??」と言って私が電話を手にした途端、息子が大慌てで止めに来ました。そして、「お母さんごめんなさい、今の話は嘘です。先生に電話したりしないで…」と言うのです。そのあと息子に話を聞いてみると、私が見ていたテレビ番組で「発達障害」という言葉を知ったと言います。その時だけではなく、息子は私が「えっ??」と動揺するような嘘を平気な顔をしてつくようになりました。なぜ嘘をつくようになったの?2つあった、その背景とは出典 : 私も場数をこなしているうちに、「あ、この子嘘をついているな?」というのがだんだんわかるようになってきました。どうやら息子の嘘には、2つのパターンがあるようなのです。1つは被害妄想的な嘘、もう1つは叱責から逃れるための突発的な嘘です。被害妄想的な嘘に関しては、コミュニケーションが苦手な息子のことを気にかけるあまり、私が過剰反応していたことが原因だと思います。息子の「○○くんにいじめられちゃった」という一言に、「どうして?どうしたの?なんでそんなことになったの??」と私はいちいち動揺していました。そして、息子が辛そうなことを言うたびに「かわいそうに、頑張ろうね」と息子を励ましたのです。これを繰り返していくうちに、息子の話はどんどん大きくなっていきました。子どもは意外に親を見ています。息子は、私に可哀想と言ってもらうため、ありもしない作り話を次々と考えてくるようになっていったのです。出典 : もう1つの、叱られることから逃れるための突発的な嘘。これは息子が、多動多弁で小さい頃から叱られてばかりだったことが影響していると私は思います。とにかく息子は突発的な行動が多いため、私は1日中叱っていました。発達障害だとわかる前は、自分が甘やかしているせいでこんなに我儘なったのだと思い、怒ってばかりいました。いつしか息子は、私の叱責から逃れるため、後になればすぐわかるような嘘をつくようになったようです。発達障害の子は後先のことを考えるのが苦手な場合が多く、息子もそのタイプです。嘘をついた後にどうなるのか?想像ができません。ストレスが強くかかったときには、その場の不快なことから逃げるのに必死なのです。嘘が増えたときは、子どもに何が起きているのかを知る出典 : その後、幼稚園の先生からの助言もあり、息子が被害妄想的な嘘をついたときは過剰反応しないこと、そして息子の失敗を叱らないように心がけたところ、嘘をつくことが徐々に少なくなってきました。そうした息子の変化を見てわかったことがあります。それは、発達障害児だから嘘をつくわけではなく、嘘をつくようになった背景があるということでした。子どもの嘘が増えたときにはすぐ叱らず、その背景を探り、嘘をつかなくても済む安心できる環境を提供していくことが、大切なのかもしれませんね。
2016年12月29日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。子どもは良くも悪くも正直です。思ったことは、遠慮や考慮というフィルターを通ることなく、そのまま口や態度に出てしまうことがあります。そんな子どもの正直すぎる言動 にドキッとしたことのあるパパやママも多いはず。今回は、「あのときはホントにまいったよ」というパパママの体験談で、「あるある!」と思わず頷いてしまう例を3つご紹介します。●(1)臭い!中学生の娘を持つ40代のママAさんは、当時4歳の娘がエレベーターの中でつぶやいた「ママ、なんか臭~い! 」の一言に、顔から火が出る思いを経験したそうです。エレベーターという定員のある密室の中、その“悪臭”の犯人もある程度特定できてしまいます。大人は場の空気を読んで我慢できても、子どもには無理。『エレベーターの中では逃げることもできないし、でも謝るのもおかしいでしょう?本当に困ったわ』とAさんは思い出して苦笑いです。●(2)違うママ?離婚や再婚が珍しくなくなってきた昨今ですが、それでも大人同士は知人のパートナーが入れ替わっていても、すぐに突っ込んだ発言をすることはありません。でも、子どもは不思議に思えば口にでます。「ねぇ、Oくんのお迎え、違うママだね 」と言った息子(4歳)の口を思わず両手でふさいでしまったというのは、30代のママUさん。幼稚園のお迎え時の出来事。クラスメイトのOくんのご両親は少し前に離婚し、新しいママが送り迎えをするようになっていたそうです。まだ、Oくんのパパからも新しいママからも正式な挨拶をされていなかったため、みんな腫れ物に触るような状況だったところの一声。Uさんは、『気まずさはMAX。もう、息子の口を押えて、「じゃ、お先に~」ってその場から逃げだしたわ』とのこと。家に帰ってからも、息子さんに「どうして?」攻撃を受けて困り果てたそうです。これは対応が難しい問題ですね。●(3)サンタなんかいない!いつかは誰もが知るであろう「サンタはいない」という事実も、それを信じている子どもにとって、否定的な意見はもう爆弾が落ちたような衝撃です。幼稚園で少し早めのクリスマス会が開かれた日、サンタスタイルで登場した園長先生とそれに群がるクラスメイトたちに対して、「サンタなんかいないんだから! 」と5歳の娘が叫んでしまったと話してくれたのは、30代のパパWさん。10歳の姉から「サンタはいない」と教えられてショックを受けた後だった彼女は、まだサンタを信じている子どもたちに対してある種の嫉妬を感じたらしいとは、Wさんの推測。『事実ですけどね、タイミングが悪かった。子どもたちは泣くし怒るし、園長先生は衣装を引っ張られてモミクチャだし、事態を収拾するのが本当に大変で……』と。さらには、『娘はずっと不機嫌だし、家に帰れば、ほかの保護者から連絡をもらったらしい妻に怒られるし、散々でした。でも、子どもの口に蓋はできませんよね?』とやはり苦笑いのWさんでした。●まとめとして親としては、「正直であることは正しい」と子どもに教えたいですね。だからこそ、正直な発言で周囲を凍りつかせたり、憤慨させたりしたとしても、それを叱る理由を見つけるのも、子どもを納得させるのもひと仕事というわけ。子どもの正直さから起こるこのトラブル、なんとか避けるいい方法を考え出したいものです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2016年12月26日愛するわが子と一緒に過ごせる時間は、ママたちにとって幸せなもののはず。でも、時おりちょっぴり息苦しく、苦痛に感じてしまうことはありませんか?特に子どもが3歳を迎えるころ、限界を迎えるママたちが増えてくるようです。それを裏付けるかのように、3歳から入園できる“3年保育”の幼稚園は大人気。倍率が高く、定員オーバーで入園できないこともよくあるのだとか。2年保育の園まで待てない。少しでも早く子どもと離れ、自分の時間を持ちたい……悲鳴にも似たママたちの本音が垣間見えますね。「子どもと一緒にいすぎてツラい」。今回は、そんなママたちの思いをじっくり聞いてきました。●(1)いつでも子どもが第一。自分のことは全部後回しとても多かったのが、「子ども優先の毎日がツラい」という声でした。『出産してからというもの、何をするのも全部子どものペースです。朝起きてから夜寝るまで、自分の考えや意思は二の次。自分のことは全部後回しが当たり前。ちょっとでもグチをこぼせば、「親になったんだから頑張らなきゃダメよ」と言われてしまう。そんなこと分かってるし、自分でもそう思うから必死でやってるんです。うまくやれた日は達成感があり、子どものことも愛おしく思えます。でも、思うように行かなかった日は最悪。母親失格だと自分を責め、子どもを産んだのは間違いだったかも とすら感じてしまいます。ママ友たちはみんな、おおらかで幸せそう。子育てを心から楽しんでいる様子をSNSなどで見ると、どうして自分はこうなんだろうと絶望します』(30代女性/3歳男の子のママ)●(2)全力すぎる愛情表現が重いクール系のママからは、こんな話がありました。『子どもが私のことを好きなのはよく分かるのですが、その愛情が濃密過ぎてツラいです。100%の全力で「大好き」をぶつけてくるので、重すぎるというか、ちょっと疲れてしまう というか……。受け止めきれないときがあるんですよね。ちょっと前にも、家の中でずっとベタベタくっついてきたことがありました。「ママ大好き〜!うちのママが世界一かわいい!あったかくて気持ちいい〜!くっついて取れなくなっちゃった〜!」なんてことをいい続けていたので、正直ちょっと鬱陶しかったです』(30代女性/5歳女の子、3歳女の子のママ)大人どうしの世界では、そこまで全身全霊で愛情を表現されることはあまりないものですよね。強く求められるのは嬉しい半面、ちょっぴり困惑してしまうのかもしれません。●(3)子どもの失敗を許せず、責め立ててしまう『娘と1対1で顔を突き合わせ続けてきたせいか、彼女のちょっとした失敗や欠点を、どうしても見過ごすことができなくなってしまいました。飲み物をこぼしたり、おしゃべりが過ぎて着替えや歯磨きの手が止まっていたりすると、猛烈に腹が立ち、冷酷な言葉をぶつけて突き放してしまいます。娘がシュンとしたり、取り入ろうとしてきたりすると更にイライラして、底意地の悪い対応をしてしまうんです 。こんなの私もツラいし、娘にも悪影響ですよね。早く幼稚園に入れたい……』(40代女性/3歳女の子のママ)成長には失敗がつきものだと分かっていても、どうしても許すことができずキレてしまう。子育てをしていればよくあることですが、やはりツラいものですよね。●(4)これ以上どこに連れて行ったらいいの?「いいママでいなければ」と思うあまりに、子どもとの時間が苦痛になってしまうこともあるようです。『私自身は共働き家庭で、わりと放任されて育ちました。日中はテレビやビデオを見て過ごすことが多かったので、子どもなんてみんなそんなものだと思っていたんです。でも、自分が親になってみてビックリ。ママ友たちの中に、そういった意見の人がほとんどいなかったんです。テレビに頼らず、子どもに寄り添い、よく語りかけ、創造的な遊びを提供し続けるのが“いいママ”。子どもをDVD漬けにしたり、スマホを握らせておくのは“ダメなママ” 。だから私も、休日はあらゆるところへ子どもを連れていき、刺激を与えるように努力し続けました。育児サークル、リトミック、ベビーマッサージ、スイミング、公園、水族館、動物園、図書館の読み聞かせ会……。だけど、それが私にとって楽しいことなのかといわれれば決してそうではありません。子どもの機嫌が悪い日は、苦労してでかけてもすぐにグズり出してしまい、がっかりすることもあります。更にいえば、もうネタ切れです。これ以上、どこに行ったらいいのか分かりません。先日は寒空の下、駅のベンチに子どもと座って、発着する電車を延々ずっと見て過ごしました』(20代女性/3歳男の子、1歳男の子のママ)----------ママだってひとりの人間です。子どもと顔を突き合わせ、息が詰まる暮らしを続けていればストレスが溜まるのは当たり前。できれば一時預かりを使うなどして物理的に離れる時間をとるのがベストでしょう。それが難しいなら、できるだけこまめに心の電源をオフにしてみては。“自分ひとりの世界”をキープすることこそが、子育てを楽しく乗り切るコツなのかもしれませんよ。●文/パピマミ編集部●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2016年12月26日結婚して子どもが生まれ、女性が一度家庭に入ってしまうと再び働きに出るハードルはぐっとあがります。専業主婦になることは憧れの的とされ、共働き世帯が当たり前になってきた現代では、子育てをしていても働きに出ることを考えなければなりません。とはいえ、子どもがいると急なトラブルでお迎えを求められることもあり、職場の条件はシビアに見なければならないでしょう。そこで、パピマミ読者の既婚女性のみなさまに「仕事選びで一番重視することは?」 というアンケートを実施しましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●既婚女性に質問! 仕事選びで一番重視することは?・1位:労働時間や日数……20%(25人)・2位:一緒に働く仲間の雰囲気……18%(23人)・3位:急な欠勤OK……17%(21人)・4位:勤務時間帯……14%(18人)・5位:家から職場までの距離……11%(14人)・6位:賃金額……9%(11人)・7位:福利厚生……5%(6人)・8位:やりがい……3%(4人)・9位:正社員登用制度の有無……2%(2人)・10位:将来役立つ資格・スキルが習得できるか……1%(1人)※有効回答者数:125人/集計期間:2016年12月19日〜2016年12月22日(パピマミ調べ)●第1位:労働時間や日数最も多くの票を獲得したのは『労働時間や日数』という回答で、20%(25人)でした。『幼稚園に子どもを迎えにいかないといけないから、終業時間が遅いところや残業が多いところは無理ですね』(30代女性/主婦)『平日全部仕事になってしまうと家のことをする余裕がない。週に3日ぐらいの勤務を認めてくれるところだと、家事とも両立しやすいですね』(30代女性/パート)時間が自由になる独身時代と違い、家族のために夕飯の準備をする必要などもある既婚女性。子どもがいれば、育児に時間をとられることも明白です。幼稚園などに子どもを預けている家庭では、毎日決まった時間に送り迎えする必要があり、それに仕事の時間を合わせなければならない ということもあるでしょう。また、夫婦共働きでお互いにフルタイムで働いていると家のことが何もできないということから、女性側がパートなどで日数をおさえるということもあるようです。●第2位:一緒に働く仲間の雰囲気2位にランクインしたのは『一緒に働く仲間の雰囲気』という回答で、18%(23人)でした。『新卒で何も知らないころだったら、どんな雰囲気でも「そういうものなんだ」と受け入れられると思うけど、今は雰囲気の悪い職場なんて無理。人間関係のストレスが一番つらいって知ってますからね』(40代女性/事務)『子どものことで急な休みをもらうこともあると思うけど、なかなか言い出しづらい雰囲気の職場もある。制度が整っていても、周りの協力がなければとてもじゃないけどやっていけない』(30代女性/販売)家庭との兼ね合いで仕事探しをする人も多いと思いますが、まずは職場の雰囲気が良くなければ働きたいとは思えないはず。特に女性は人間関係でストレスを感じることが多い ようで、気の合わない人と一日中一緒にいなければならないのは相当キツいようです。仕事である以上ガマンしなければならない場面もあるかと思いますが、一緒に働く人たちと殺伐とした雰囲気で働くのは避けたいものでしょう。ただし、実際に勤務してみるまで判断しづらい部分でもあり、見極めるのは難しい と言えそうです。●第3位:急な欠勤OK3位にランクインしたのは『急な欠勤OK』という回答で、17%(21人)でした。『子どもが体調を崩せばすぐに迎えにいく必要があるため、急な欠勤を許してもらえるところじゃないと難しいですね……』(20代女性/パート)『子どものトラブルで振り回されることが多いため、早退や当日の急な休みなどを認めてもらえるところじゃないと、働きに出るのは無理だと思います』(30代女性/主婦)急なトラブルにOKを出してくれるかというのは、子育てするママにとって最も大切なことと言えるのではないでしょうか。特に乳児だと、それほど熱が高くないと思っていても体調が急変することもあり、「朝はあんなに元気だったのに!」と慌てることもしばしば。当日に終わらせなければならない仕事を抱えていれば、それを他の人に頼まなければならなくなりますし、やはり気を使うところです。いざというときに休めるよう、周囲の人と協力し合える関係を築いておく ことも必要かもしれません。----------いかがでしたか?出産があることで、女性はキャリアを積むことが難しいという面もあります。一度家庭に入ったことで、ただでさえ仕事探しが難しくなる中、子育てとの両立を考えるとさらに選択肢は狭まるはず。とはいえ、結婚や出産によって幸せを感じられることも事実です。どちらも全力で取り組めるような社会になることが望ましいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜10位)】既婚女性に質問! 仕事選びで一番重視することは?()●文/パピマミ編集部●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2016年12月23日感情のコントロールが苦手な息子。大変なのはキレると暴言を吐くだけでなく…出典 : 発達障害のある6歳の息子は、感情のコントロールが苦手です。息子はADHDの診断が出ていますが、衝動性のコントロールが小さい頃からできませんでした。成長と共に、気になる物に突然ダッシュすることはなくなりましたが、最後まで残っているのは「感情と言葉の衝動性」です。ちょっと他人から気に食わないことを言われると、「うるせぇこのバカヤロぉ!!」「黙れ、この○△★?▼◇★!!(←書くのもためらわれるような言葉多数)」と暴言が口をついて出ます。相手が子どもであれば、この暴言には黙っていません。当然言い返されます。すると、息子はパニックになって大泣きし始め、「○○くんがいじめた!!!」と言い始めるのです。発達障害の特性なのか何なのか、息子はとにかく被害者意識が強く自分はすぐにカッときて暴言を吐くにも関わらず、他人から言い返されると「いじめられた」とパニックになるのです。そんな息子の瞬間沸騰湯沸かし器に、私は毎度毎度ヒヤヒヤ、がっくり、胃がしくしくの6年間でした。どうにかして息子の辛さを軽減させてあげたい…息子と試してきたあれこれ出典 : 幼稚園の年長になり、多動性がだいぶおさまってきた息子でしたが、相変わらずカーッとなるとコントロールが利かなくなるところは変わりませんでした。そんなとき、息子は拳を握り締めて、私を叩こうとしてきます。我が息子ながら、そんなところが怖く感じられてしまい、彼が拳を握り締めるたびに私自身が半分パニック状態になっていました。カーッとなりやすい息子との6年間、私は悩みに悩んで様々なことを試してきました。「カーッときたら10秒数えてごらん」と伝えてみたことがありましたが、これはあまり効果がありませんでした。衝動性が高まってしまうと、数を数えることを忘れてしまうといいます。1番効果があったのは「その場をとにかく離れる」こと。そして「もし大人がいたら、大人に助けを求める」と言う指示でした。これで幼稚園のお友達との喧嘩は激減しました。しかし、その場を離れることができないシチュエーションのときに、パニックになってしまうことがわかりました。落ち着きたくても、その場をすぐに離れることができません。幼稚園のお教室で先生のお話しを聞いているときや、幼稚園バスに乗っているときなどが正にそうでした。そんなとき息子が考えたのは、逃げ場の無いときに使える感情コントロール法だった出典 : そんなある日のこと、幼稚園のお迎えでバスを待っていたときでした。息子は幼稚園のバスからぼんやりした顔で降りてきました。目線はどこか遠くを見ています。遠くを見ながら、ブツブツブツブツと呟いています。私が「どうしたの?疲れたの?」と聞いても答えません。何を言っているのか聞いてみると、「飛んでいる飛行機」「流れる雲」「駐車禁止のマーク」「スーパーマーケット」「赤いコートのおばさん」…などと、意味不明の言葉をズラズラと繰り返しているのです。さすがに私は焦ってしまい、「どうしたの。何を言ってるの」と聞いてみたところ、息子がこんなことを言ったのです。「幼稚園バスで友達に嫌なことを言われた」「頭がカーッときて止まらないときは、遠くの景色を見ながらそこにあるものを読み上げていくと落ち着くんだ…」これには驚きました。逃げ場のない場所でカーッとくるのが抑えられないとき、息子は自分なりに「アンガーマネジメント」の方法を一生懸命考えていたのです。これは我が息子ながらあっぱれで、大人の私がイライラしたときにやってみても、結構効果がありました。感情コントロール、「怒っちゃダメ」では解決できない出典 : カーッときて暴言を吐いて、周囲に白い目で見られる…。この状況で誰が辛いって暴言を吐いた本人も本当に辛いのです。発達障害の子どもは暴言を吐きたくて吐いているわけではないのです。衝動性をうまくコントロールする術がわからなくて、困っているのです。息子本人も苦しかったのでしょう。自分なりに一生懸命アンガーマネジメントの方法を考えていました。発達障害の子どもの感情コントロールは「怒っちゃダメ」では解決できません。私は散々息子に「すぐカッと怒るのは良くない」と言っていましたが、この方法は本人を追いつめるだけで、何の行動改善にも繋がりませんでした。こういう場合、「代わりの行動」を提案してあげると良いことがわかりました。「その場を離れる」というのもその1つです。息子が考えた「遠くに見えるものを読み上げる」というのも代わりの行動にあたります。湧き出てくる感情を抑え込むのではなく、湧き出てくる感情は感情で受け止めつつ、別の行動をするように促してあげると良いかもしれません。
2016年12月22日子どもが急にあげるキーキー声。子育てをしていれば、どんなママでも一度や二度は悩まされるものです。特にイヤイヤ期と呼ばれる2歳〜3歳くらいの子どもたちは、地べたに寝そべりながらギーギー言ってみたり、小猿のような声を出しながらグルグル走り回ったりと騒がしさもひとしお。周囲の視線にヒヤヒヤしながらお出かけしているママたちも、きっと多いハズです。子どもが外出中に奇声を発したら、いったいどのように対処すべきなのでしょうか。今回は、子どものプロである保育士さんなどの意見と、実際に子育てにあたっているママたちの声を聞いてみました。●共感し、よりそい、導くことが大事そもそも、なぜ2歳〜3歳の子どもたちは奇声を発しがちなのでしょうか。その理由を保育士さんに聞いてみました。『この年代は、子どもたちの自我が急速に発達してくる時期です。自分はこっちに行きたいんだ、こうしたいんだ、という意志を持ち始め、それをなんとか叶えたいと願うようになります。しかし、その思いをどう伝えたらいいのかまでは分かりません。“表現方法は分からないのだけれど、強い思いだけはある ” 。イヤイヤ期の子どもは、そんなときに奇声を発してしまうことが多いですね』(40代女性/保育士/公立保育園勤務)なるほど、そう考えるとあの声は子どもたちの“魂の叫び”ともいえるのでしょうか……。しかし、だからといって放っておくわけにはいきませんよね。園の先生たちは、そんな奇声にどう対処しているのでしょうか。『子どもが奇声をあげたときは、“やりたいことの伝え方”を教える絶好のチャンスと捉えます。まずは気持ちに寄り添い、子どもの願いを聞き出す ことです。そして、「そうか、こうしたかったんだね。そういうときは、こんなふうに伝えればいいんだよ」と導いてあげるようにしています』(30代女性/幼稚園教諭/公立こども園勤務)子どもを否定せず、じっくり話を聞いてあげるのが一番なのですね。とはいえ、模範解答やマニュアルどおりにはいかないのが子育てというもの。毎日子どもと奮闘しているママたちからは、「そんなふうにいちいち、子どもによりそっていられないよ」「正しい方法ばかり押し付けられると、こちらも参っちゃう……」という悲鳴が聞こえてきそうです。そんなママたち、実際にはどのように接しているのでしょうか。ちょっとのぞいてみましょう。●(1)ママの声1……抱きかかえてでもその場を離れる『子どもの気持ちによりそってあげたいのは山々ですが、お店や電車の中などで急に奇声をあげられると周囲の目が痛くてそれどころじゃないです。私は、奇声がマックスになる前に、ムリヤリ抱きかかえてでもその場を離れます。電車やバスなら途中下車しています 。より一層大声を出されることもありますが、その場にいつづけて周囲の冷たい目線を浴びるよりはずっとマシ。とにかく一度、人のいないところでクールダウンさせます。子どもの気持ちと向き合うのはそれからですね。抱きかかえて移動してるときは、修羅場の鬼ママに見えてるだろうなぁ』(30代女性/主婦/2歳半男の子のママ)●(2)ママの声2……ビシっと叱ってからホメる『オモチャが欲しい、遊びたいなど、自分の要望が叶わなくて奇声を発しているときは「ダメなものはダメ!」とキッパリ伝えます。頭ごなしに叱らないように、きちんと理由を述べるようになどと育児書には書いてありますが、「お母さんがダメといったら、それはダメなの」という問答無用なルールも必要なのでは と考えています。グダグダ説明しても子どもはヒートアップするばかりですしね。そして、自分で奇声を止めることができたら、「ちゃんと自分でコントロールできたね!」とたくさん褒めてあげてます。うちの子は“お姉さん”に憧れているので、「すごいね、4歳のお姉さんみたい!」というフレーズが効果的です』(30代女性/会社員/3歳女の子のママ)●(3)ママの声3……飴玉などで口封じしちゃう公共の乗り物などで奇声が始まってしまい、終わる様子が見られなかったときの対処法として、こんな方法を使っているママもいました。『最後の手段ですが、歯磨き後でも使える飴やキシリトール系のタブレットを口の中に入れちゃいます。モグモグしているあいだは声出しませんから。あんまりイイことじゃないのは分かってるけど、ギャーギャーキーキー言って周りに迷惑かけるよりはいい ですよね……』(20代女性/主婦/2歳男の子のママ)----------意味のよく分からないキーキー声に悩まされるのも、多くは4歳くらいまでのこと。幼稚園に入るころにもなれば、声を出していい場所・いけない場所が分かるようになってきます。また、自分の声の大きさを自分で聞いて、大きすぎる・小さすぎると調節できるようになるのも4歳くらいからです。それまでのあいだ、工夫をこらして何とかのりきっていきたいものですね。●文/パピマミ編集部●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2016年12月19日周囲でよく耳にしていた「家で暴れる発達障害児」。その実態とは出典 : 発達障害児を育てている親たちからよく聞く困りごとの1つに「子どもが家で暴れて困る」というものがあります。更に、その暴力暴言の標的は母親であることが多いです。私も何度か子どもの暴力で悩む母親と話をしたことがあります。そのお母さんの手には、引っかき傷やあざが沢山ありました。全部、発達障害の子どもからの暴力による傷だと言います。ところがその、「家で暴れる子ども」に外出先で会うと、(変な表現ですが)とてもそんな風には見えない「普通の子」であることが多いのです。お母さんや兄弟姉妹とも、外ではとても穏やかに接していることが多く、公共の場で見る態度はとても模範的です。「こんないい子がどうして…」という場合がほとんどです。だからこそ、悩む母親が多いようです。体中に傷をつけられている状態なのに、周囲からは「こんなにいい子なのに」「普通じゃない?」「信じられない」という言葉をかけられることが多いからです。一体なぜ、子どもたちは家の中と外とで態度がこんなに違うのでしょうか?息子にも現れ始めた、暴力・暴言。やはり周囲にはなかなか理解してもらえず…出典 : 歳になってから落ち着きが出てきた我が家の息子。発達障害と診断された頃は、家で癇癪を起こしては何時間も泣きわめき、それはそれは大変でした。しかし最近は癇癪のコントロールも上手になり、感情を爆発させることが少なくなってきました。何よりも社会性が伸び、幼稚園でもしっかりと人間関係を構築し始めました。しかし、息子のこの「社会性の伸び」と相反するように、私に対する暴力・暴言が始まったのです。毎日毎日、「このバカヤロー!」「うっせぇ」「くそボケ!」と、びっくりするような言葉が息子の口から飛び出します。少しでも気に食わないことがあると、拳を振り上げ私にかかってきます。6歳であっても、このような暴力・暴言は身に応えます。出典 : ところが息子は、園や習い事など公共の場では、実に手のかからない「模範的な子」なのです。このため私の悩みは、どこにも理解してもらえませんでした。以前幼稚園の遠足で、息子が私のことを拳で叩きまくっているところを、たまたま先生が見かけたことがあります。先生はびっくりして、「○○くん、お母さん痛いでしょう。どうしたの!?」と止めに入りました。「いつもこんな感じです…」と私が言うと、先生は「信じられない…普段は本当にみんなに優しいんですよ…」と目を丸くしていたのを覚えています。どうして母親にだけ暴言・暴力が現れるのだろう出典 : 発達障害児の母親に対する暴力・暴言はなぜ現れるのでしょうか。外で頑張っているから家で爆発している、という意見もよく聞きます。だから母親は受け止めてあげるべきだとも言われます。けれども、徐々に身体が大きくなっていく子どもの暴力・暴言を全て受け止めきれるほど、母親は強いものではありません。限界があります。発達障害児は人間に対してもこだわりを持つことがあります。息子は小さい頃、物にこだわりがありましたが、それが思い通りに動かなかったり壊れたりすると、よく癇癪を起こしていました。そのこだわりが、人間にも向き始めているのでは…?つまり、母親に対する暴力・暴言は「母親こだわり」なのかもしれません。そして、思い通りに動かない母親に対して、癇癪を起こしている気がします。それが、暴力・暴言という形で出ているのだと私は思っています。けれども、母親は発達障害児の「お気に入りの物」ではありません。暴力・暴言を受け続ければ、母親といえども壊れます。極端な態度を少しでも緩和させるには出典 : 息子の様子を日々見ていて感じるのは、「発達障害児の暴力・暴言を、声かけ1つで変えていくのはとても難しい」ということです。このため、母親への内向きのこだわりをなくそうと努力するのではなく、外向きのベクトルを増やしていく必要があると思います。家庭の外でも、自分の気持ちが言えたり、自分を受け入れてくれる場所をたくさん持っておくこと。そうすることで、母親を思い通りにしたいというこだわり行動は、少しずつ薄れていくのではないかと私は信じています。外で常に模範的な態度をとることは、決して理想的ではないと思うのです。それがストレスとなり、内向きのこだわりをますます強めてしまっている可能性があります。外では模範的、内では暴力・暴言という極端な態度が、その子の基本行動になってしまわぬよう、外でも自分を崩すことのできる相手を増やしていくことが必要かもしれない、そう思うのです。
2016年12月15日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト