「子どもを預けたい」そんなとき選べるサービスは、今やひとつではありません。どんなシーンで、どのように預けたいのか、都合に合わせてさまざまな選択肢から選べる時代となりました。今回は多様化する子どもの預かりサービス3つに注目! その内容や特徴、費用についてご紹介していきましょう。■ベビーシッターは東京都で約450人! 業界最安値の「キッズライン」キッズラインは0~15歳までを対象に、当日予約もできるオンラインベビーシッターサービスです。「1時間1,000円から」の業界最安値を売りにしているので家計にも大助かりですが、サポーターと呼ばれるベビーシッターは身元・経歴確認の後、面談と徹底した研修をクリアした人だけが登録されているので「安かろう悪かろう」なんて心配もいりません。「いいな」と思うサポーターをプロフィールやレビューから選んで依頼し、直接メッセージのやりとりができるので「どんな人なのかな?」「うちの子を預けて大丈夫かな?」という不安も事前に解消しやすいのがメリット。都内では約450人、神奈川でも約200人と登録数が多いのも魅力です。病児保育にも利用できますが、サポーターにより症状の対応範囲が異なったり、原則、通院後の依頼をすすめているなどの記載もあるので利用の前に確認してみるといいですね。■プチ兄弟姉妹体験もできちゃう!? 子育てはシェア「アズママ」ご近所さんや子どもと同じ園・学校に通うママなど、友だちや知り合いと送迎・託児をサポートしあえるサービスが、アズママです。登録者数はすでに約5万人(2017年6月1日現在)!「子育てはシェアする」という発想のもとに生まれたアズママはご近所付き合いの活性化にもなり、親とは違う大人、自分の家とは異なる家庭環境を知ることができるので子どもにとって学びの場にもなるよう。子どもを預かってもらった人からは「自宅の別室でみてくれて安心。慣れてきたら図書館や公園に連れていってくれた」、預かった人からは「友人の子どもを預かることに。わが子は預かった子のマネをしてコップ飲みができるようになった」など、想像以上のメリットを感じている人が多くいました。登録料・手数料は無料。預かり費用は1時間500円~とルールはあるものの、互いの相談のうえ決めることができるようです。■子育てインターンを応援! 学生に預ける「スリール」子どもを預けるという意味で注目のサービスがスリールです。スリールではまず「受け入れ家庭」として登録することから始まります。誰を受け入れるのか… というと学生! 将来なりたい自分になるためのインターン活動として家庭での子育てを体験する学生に協力する、という珍しい保育形態となっています。保育の対象は2歳~小学3年生までで、学生のため平日の保育時間はおもに夕方以降が中心となるよう。期間は4ヶ月間で、毎回同じ学生が2人1組で受け入れ家庭のもとを訪れ、真剣に楽しみながら子どもをみてくれます。登録に5,000円、コミュニティー参加費として35,000~45,000円(月6回18時間程度の保育費)などの費用がかかります。また、受け入れ家庭では学生たちの進路相談や、仕事と育児の両立に関する不安などの相談にのることもあります。子育て家庭の代表であり、社会にでて働く先輩でもある私たちの言葉は、学生たちの心に響くものがきっとあるはず。受け入れ家庭は学生たちの背中をそっと後押しする大事な役目も担っているようです。こうした試みは、親にとっても子育てを通して他者とのつながりをもち、視野を広げるためのいい機会となってくれそうです。子どもを誰かにみてもらうサービスは多様化しています。身内以外の人にさまざまな形態で関わることで子ども自身の学びとなり、親もまた新たな気づきと成長を得られるのかもしれませんね。<参考サイト>・ キッズライン ・ アズママ ・ スリール
2017年07月12日食事の献立を考えるのって、毎日のことだととても大変ですよね。朝食を食べながらお昼ごはんのメニューを考え、お昼が終わったらすぐ夕飯のおかずを考える。頭の中は常に、「次なに食べよう」ということで一杯……そんなママも多いのではないでしょうか。健康で時間にゆとりがあるならまだいいけれど、病気で食事制限があったり、共働きで時間のゆとりがなかったりする場合、献立を考えるのも調理するのも並々ならぬ苦労となります。そんなママたちを救ってくれるのが、食事宅配サービスです。どんなメリットがあるのか、利用者の声を集めてみました。●食事宅配サービスとは食事宅配サービスとは、調理済みの食事を自宅まで届けてもらえるサービス のことです。食べるときは、レンジや湯煎であたためるだけ。手間をかけず、すぐに食べることができます。後片付けだってとても簡単。調理器具を使わないので、洗い物がほとんどありません。「食べるだけなら、コンビニのお弁当でも十分じゃない?」と言うなかれ。コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜とは、大きく異なる点があるんです。それは、食事の内容。食事宅配サービス会社が提供しているメニューは、カロリーや塩分などがしっかりと計算されているヘルシーなものです。通常のメニューだけではなく、低タンパク質食、塩分調整食、カロリー調整食なども用意されています。そのため、特定の症状に悩んでいる人や、ひとり暮らしの高齢者にとっても大変便利なサービスなんです。●メリットいっぱい! 利用者の声食事宅配サービスの利用者から、体験談やメリットを聞いてみました。『ひとり暮らしの父のために、数か月前から頼んでいます。おいしい食事もさることながら、宅配のお兄さんとのおしゃべり がとっても楽しいみたい。毎回、やってくるのを心待ちにしています。配送員さんは父の家と同じエリアに住んでいる方です。だから親しみやすく、ご近所ならではのちょっとした地元トークで盛り上がるらしいんですよね。ありがたい配慮です。僕としても、父と毎回顔を合わせ、食事を手渡ししてくれる存在はありがたいです。安否確認にもなりますからね』(50代男性/会社員)高齢者むけの食事宅配サービスには、ひとり暮らしのおじいちゃん・おばあちゃんを見守る機能もあるんですね。訪問時に普段と違った様子があった場合、家族に連絡を入れてくれる会社もあるそうです。万が一のときには、非常に心強いといえます。また、妊娠中に食事宅配サービスをつかったママからは、こんな体験談がありました。『食べづわりだったので、妊娠後期に医師からキツく食事制限を言い渡されたんです。でも、カロリーと塩分を控え、和食中心で鉄分多めの食事をするようにという指導内容。ジャンクフード好きの私には完全に未知の世界でした。赤ちゃんのために頑張って料理しようと思っても、体調が優れない日も多くて……思うようにいかず、イライラしっぱなしだったんですよね。そんなとき、先輩ママが食事宅配サービスを教えてくれました。おかずだけじゃなく、ごはんと汁物までついてくる ことに感動。本当に何ひとつ準備しなくていいんですよね。買い物の手間もかなり省けました。夫の分も頼んで、冷蔵庫に入れておきました。チンするだけだから夫にもできるし、勝手に出して勝手に食べてくれるのは助かりました(笑)』(30代女性/主婦)体が重たく、自由に動けない妊娠中。食材の買い出しや調理から解放されるのは、妊婦さんにとって大きなメリットとなりますね。新生児のお世話に明け暮れる産後にも、食事宅配サービスは便利な存在です。妊娠中にサービスを利用したママたちの多くは、産後も落ち着くまでは継続して使っているようでした。共働き家庭のワーママも、メリットを語ってくれました。『食事宅配サービス、時々ですが使っていますよ。仕事で帰りが遅くなっても、子どもたちに栄養バランスの取れた食事を用意できるので、「あぁ〜、ご飯作ってあげられなかった!」っていう罪悪感がなくなりました。使わなかったら冷凍保存できるし、会社に持っていけばランチにもなって便利です』(30代女性/会社員)家族に食事を作れなかった日の罪悪感……よく分かります!体に悪いのになぁと思いながら、冷凍食品やスーパーのお惣菜を並べるのって、胸がチクチクするんですよね。あの罪悪感がなくなるのだとしたら、食事宅配サービスはワーママの強い味方になってくれるはずです。----------いかがでしたか?食事宅配サービスを提供する会社はさまざまあります。本格的に契約する前に、リーズナブルなお試しセットを購入することもできますよ。気になる方はまず数社からお試しを取り寄せて、食べ比べてみるといいかもしれません。味、値段、付帯サービス……さまざまな面を吟味して、あなたにぴったりのサービスを選んでくださいね。●文/パピマミ編集部●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年06月30日赤ちゃんのものや入院に必要なもの、いつごろから用意する?現在臨月で、6月には出産予定のマタニティママです。出産に必要な赤ちゃんのものって、いつどのタイミングで買ったらいいのか、とっても迷うもの。わたしは先輩ママに、「直前だとお腹が重たくなって身軽に動けなくなるから、7ヶ月頃から徐々に揃え始めたほうがいいよ~」と言われていたので、7ヶ月~臨月頃までには必要最低限のものを用意しました。かわいいこどものためとはいえ、重たいお腹を抱えながら歩き回るのは至難の業。実際、現在はお腹もかなり大きくなってきて、すこし歩いただけで息切れしたり足が痛くなってしまうので、早めに準備しておいてよかった!今回は、夏生まれ(6月〜8月)のベビーのために、出産してから必要な“妊娠中に準備したい、出産準備アイテムリスト”をまとめてみました♪わたしはこれを準備しました♪“出産準備アイテム”“肌着”の種類、何をどれくらい用意したらいいの?赤ちゃんが着る肌着は、用意必須のアイテム。◎短肌着(50~60センチ)……5枚◎コンビ肌着(50~70センチ)……5枚◎ボディ肌着(60~70センチ)……5枚夏産まれベビーは、汗をかいたり頻繁に汚してお着換えをすることになっても「洗濯すればすぐに乾くから、これくらいの準備で十分!」と、母親学級で助産師さんに言われました。また、新生児の肌はとてもデリケートだから、直接肌に触れるものは素材などを確認してから購入してあげるといいよとのアドバイスも。ネット通販などで購入せず、実際に生地感などを確認してから購入することに。わたしは裏縫い仕様で綿100%のものや、オーガニックコットン100%のものを選びました。コンビ肌着とボディ肌着は新生児期にも着られますが、足の動きが活発になる2〜3ヶ月頃から重宝するそうなので、長く使えるよう70センチまでのサイズを用意。実際に先輩ママに聞いても、新生児用の60サイズが着られるのは本当に一瞬だそう。第一子の出産の場合、お祝いでお洋服をもらったりすることも多いそうなので、生まれてすぐの肌着の用意は最低限の用意でいいと思います。“おくるみ”は、いろんなシーンで必要!退院時や授乳時、寝かしつけ用として、また、お出かけができるようになったら寒さ対策・紫外線対策用としても使えると聞いたので、すこし多めに、5枚用意しました。タオルやシーツ、ブランケットとしても使う予定です。夏は湿気が多くて暑いので、通気性の高いモスリンコットン100%のものや、ガーゼ素材のものをチョイス。こちらも自分で生地感を確認して、赤ちゃんに合いそうな柄を選びました。おくるみはたくさん色や柄などがあって、迷ってしまうアイテム。わたしはエイデンアンドアネイの《サーカス》に決めました。消耗品なども必要に、新生児の“ベビーケア用品”と“おふろ用品”◎綿棒ベビー用品売り場に行くと必ず置いてあるベビー用の綿棒。消耗品でどれくらい使うかわかりませんが、こちらも1ケース購入。◎つめきりばさみ先輩ママから生まれてすぐに爪が伸びているケースもあると聞いたので、先端が丸くて安全な新生児用のつめきりを用意しました。◎ベビーバスベビーバスで沐浴をするのは、生後1ヶ月くらい。里帰り出産のため、小さくたためて収納しやすいエアーベビーバスを購入。◎ガーゼタオル母親学級の沐浴体験で助産師さんから、ガーゼでくるんであげたり、手足に布を掛けてあげると赤ちゃんが安心すると聞いたので、2枚ほど用意。◎ガーゼハンカチお顔をふいたりするのに使います。授乳時などにも使えるようなので、先輩ママからおさがりを10枚いただきました!◎ベビーオイル入浴後、乾燥や肌荒れが気になるようであれば保湿オイルを使ってお肌をケアしてあげる予定。夏生まれのベビーは、湿疹予防にも。こちらはわたしが妊娠線予防に使用しているココナッツオイルと併用で使えるものを。保湿アイテムについては、ママ&ベビー兼用のものも多いので、妊娠中にママがまず試してみるのがいいかもしれません。ほかにも、◎洗面器◎湯温計◎ベビーソープなどのおふろアイテムは一通り揃えました。先輩ママにおすすめのブランドを聞いたりして購入しましたが、必要に応じて買い足したり、赤ちゃんのお肌の調子をみて買い替えたり…を検討しています。また、布ものはすべて水通しを済ませてあります。“授乳・調乳グッズ”は、どこまで揃える?母乳で育てたい…と思っていても、こればかりは生まれてからでないとわからないもの。出産後にお仕事に復帰する予定があれば、早いうちからいろいろな哺乳瓶を試すというママもいるそう。◎哺乳瓶わたしはできれば完母予定なので、150mlの容量で小さい乳首のついたものを1個だけ用意。必要に応じて買い足していきます。◎哺乳瓶除菌液哺乳瓶を使用する機会がなくても、ベビー食器やマグマグなどの除菌にも使えるそうなので、念のため用意しておきました。◎搾乳器こちらも必要になるかわからないアイテムなので購入を迷っていたところ、先輩ママにおさがりをいただきました。搾乳器は、自動や手動、お値段もさまざま。お友達などに持っているものを借りて、自分に合う搾乳器を購入するママも多いようです。実家に里帰り中&自宅に戻ってから使う“寝具”は?◎ハイ&ローチェア先輩ママにおさがりをいただきました。わたしは里帰り出産予定なので、実家では新生児期のベビーベッド代わりとして使用予定です。自宅に帰ってからは、ベビーベッドやおふとんセットを使う予定。こちらは自宅に帰るまでに、ネットで購入予定です。“お出かけグッズ”は、産後に購入予定本格的なお出かけグッズは、自宅に戻ってから使うことが多くなりそう。妊娠中にいろいろなものをリサーチしましたが、実際ベビーを連れて試着や試乗したほうがよいと聞いたので、下記のアイテムは産後に購入する予定です。◎ベビーキャリーこちらは先輩ママからの一番よくおすすめされる、ベビービョルンのものを購入予定。夏なので通気性も良さそうなものを…と思っていますが、実際にたくさん使うのは肌寒くなってからかもしれないので、素材感などは迷い中です。◎ベビーカーこちらはバガブービー5を購入予定。抱っこ紐同様、妊娠中に主人と一緒にリサーチ済です。パパ&ママが楽しく兼用できるように、デザインやカラーなどを相談中です。◎マザーバッグとおむつポーチ長時間のお出かけができるのはまだまだ先なので、こちらは生まれてから。どのようなものにするか、楽しみにしています。出産後すぐに必要! これから購入予定のものは…今はまだ用意していませんが、下記のものはこれから購入する予定。実家に里帰り中なので、無理をせず家族に買ってきてもらったりネットで購入しようかなと考えています。家族に買ってきてもらうもの◎おむつ◎おしりふきネットで購入する予定のもの◎授乳クッション◎おむつ用ごみ箱気持ちに余裕を持って、楽しく準備を♪出掛けられない新生児期に必要なものはしっかりと最低限用意をして、ものによっては、赤ちゃんが生まれてから様子を見て買い足すことがベスト。あらかじめ洗濯して日にあててから使う肌着やおくるみ、タオルなどは、洗い替えまで含めて水通しをしておいて。気持ちに余裕が持って、楽しく出産準備ができるといいですね♪また、出産してから、「実際に使ったもの」「買っておけばよかったと思うもの」などがでてくると思います。そちらは、出産後レポートしたいと思います!
2017年06月03日こんにちは、佐原チハルです。先日、初めて出産したママの育児の様子を描いた、とあるおむつメーカーのCMが話題になりました。過ぎ去ってみると子どもの成長は「早い!」としか言いようのないものですが、みなさま、お子さんが新生児だったころの記憶ってまだありますか?それはどのようなものだったでしょうか。今回は、初めてのお子さんを出産した直後・新生児期のエピソードと、「こんな風に育児したかった」という理想の姿について聞いてみました。●「正直、記憶がない」という声こちらは、5歳と3歳児のママであるAさん(30代)からの声です。『正直、どちらの子のときについても記憶がないです。なんか毎日ツラくて、とにかく眠くて、子どもと自分だけでいる時間がすごく長く感じました。特に1人目のときは、毎日「もう無理だ」「私みたいな母親で子どもがかわいそう、私なんていない方がいいんじゃ……」とか、ビックリするくらいネガティブなこと考えてましたよ 』ツラすぎて記憶に残すことを脳が拒否しているのではないか、と考えているそうです。『あの時期の記憶があるままだったら、多分2人目を産もうなんて思えなかったんじゃないかとも思います』2人目を出産のときは、上のお子さんのお世話もあるためやはり忙しかったそうですが、1人目のときの差し迫るような危機感・恐怖とはまた違った感じだったそう。●「夫への恨みがひたすら募ってました」という声こちらは、3歳児のママであるBさん(30代)からの声です。『とにかく眠くて、ずっとイライラしていました。連続で1時間も眠れた時間なかったんじゃないかな。3週間は布団から出るなっていう大怪我したみたいな体で、そんなのが何か月も続くんだから、イライラしても当然ですよね』里帰りができず、かつ旦那さんも育児休業を取得できる環境ではなかったとのことで、非常にハードな日々だったそう。『夫は育休取りたいって言ってくれていて、私もそれを期待していたのですが、会社の状況が変わってしまって、結局取得が叶いませんでした。初めての育児で、ほとんどの時間を一人でどうにかしないといけなかったのはツラかった です……。夫が、いつもより早く出社してその分早く帰って来られるようにしてくれてたこととか、料理や洗濯もしてくれてたこととかも、わかってはいたんですけど、それでも「こっちはそれどころじゃない!」って気持ちが強かったです。「忙しいって言っても、あなたは1人になれる時間があるじゃない!」って、ずっと思ってました』こちらは4歳と2歳児のママであるCさんの言葉です。その羨ましい、妬ましい、という気持ちには筆者も覚えがあります。出産前は大嫌いだった満員電車ですら、羨ましくてたまらなく感じたほどでした。『少し落ち着いてからは、子どもと2人の時間をこんなにたっぷり使えるなんて貴重だなって思えるようになりましたが、それでも、当時の閉塞感みたいな追い詰められた気持ちは、忘れられません』●理想の新生児育児に必要なものって?『産後院っていうのがあるって、テレビで芸能人が言っていて初めて知ったんですけど、もっと普及してくれるといいなって思います。調べてみたけど、産後ケア施設って数が少ないし、費用が現実的でない ので、利用できる気が全然しません……。こういうサービスが使えたら、もっと余裕のある育児ができたんじゃないかなって思います。ツラすぎるせいで、貴重な新生児育児中の記憶が薄いなんて、もったいないですよね。もっと安定して、安心して育児したかったです』こちらは、上述のAさんからの声です。産後ケアについては、宿泊型のものも含め厚生労働省でも事業として提言されているようですが、まだまだその取り組みは不十分なようです。こうした公的なケアが進むと、私たちも心強いですよね。『実は子どもが3か月のときくらいに、夫が「週末は1日、俺が一人で子どもみるよ」って言ってくれて、毎週自分1人の時間ができるようになったんです。育児を任せ慣れてないから最初はハラハラしたけど、それ以降、育児がぐんと楽しくなりました。“夫も一緒に子育てしてるんだな ”って感じられたのも、すごく心強かったです』こちらはCさんの言葉です。子どもを育てるのって、当然ですがママだけの仕事じゃないんですよね。実は筆者の夫も、Cさんとは少し違いますが“自由時間”を作ってくれていました。子どもと離れている時間は、開放感と「なんか寂しい……」という感情とが合わさった、非常に貴重な時間でした。こうした時間があるからこそ、追い詰められることなく新生児・乳児育児の期間を乗り越えられたのかなと思います。ママのためにはもちろん、“産後クライシス”で妻の気持ちが離れてしまうことを心配するパパのためにも、何より責任感を持って育児・家庭生活を営んでいくためにも、パパとお子さんでの濃密な二人の時間を持つこと、筆者からもオススメしたいと思います。夫に“自由時間”を作ってもらっていても、それでもツラかった育児中、筆者を支えてくれたのは、通りすがりの人たちでした。「お子さんかわいいわね」という笑顔、「お母さん頑張ってるね」という声、席を譲ってくれたこと、子が泣きやまないでいるときに「元気でいいぞ!」と見守ってくれたこと。そんな一つひとつの出来事に助けられてきました。育児をしている家族・当事者でなくても、それくらいのサポートならできそうです。体にも気持ちにも余裕のないママたちを孤独に追い込むことなく、少しでも安心して育児できるよう、できることを探していきたいですね。【参考リンク】・産後ケアセンターとは | 一般社団法人日本産後ケア協会()・母子保健関連施策 | 厚生労働省(PDF)()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年05月26日おなかに赤ちゃんが宿っていることがわかり、毎日の生活に、もうひとつの幸せを感じることができる妊娠。赤ちゃんに「早く会いたい」と思う気持ちでワクワクすることも多いでしょう。赤ちゃんの顔を見るまでにはさまざまな準備が必要。赤ちゃんが生まれてから準備不足で困ることがないように、楽しみながら出産準備をしていきましょう。出産準備 いつから始めるの? 妊娠するとつわりや一日中続く眠気などで、何もしたくないと思うときがあります。そのため、出産準備は体調と相談しながら進めていかなくてはなりません。初めての妊娠の場合妊娠がわかったらすぐに情報を集めましょう。体調と相談しつつ、外出したくない気分のときはネットや本を見ながらリストをつくるなど、できることから始めていきます。臨月(妊娠36週0日から39週6日)に入る頃には必要なものすべての購入を済ませておきます。入院用セットをお産用のバッグに入れ、いつ出産してもよいようにしておきましょう。正産期(妊娠37週0日から41週6日)に入ったらいつ出産してもおかくしありません。出産準備品や赤ちゃんが過ごせる環境が整っているか確認しましょう。購入モレしているものは、パパに用意してもらいましょう。 出産準備 何を用意すればいいの? 赤ちゃん用リスト□オムツ、おしりふきおしりふきは水分量の多いものがおすすめです。※夏は通気性のよいオムツを選びましょう。□哺乳瓶、哺乳瓶用消毒液、消毒器季節に限らず清潔にしておくことが必要です。母乳育児でも水分補給に使用することができます。□オムツカバー(布おむつを希望の場合)春夏はメッシュ素材で通気性のよいものを選びましょう。□肌着さまざまな種類の肌着を複数枚。春秋:短肌着、コンビ肌着、ボディ肌着、ラップアップ肌着、長肌着(1日の中でも気温の変化で使い分けましょう)。夏:短肌着、コンビ肌着、ボディ肌着、ラップアップ肌着(暑い日は1枚で過ごしてもよいでしょう)。長肌着(室内のクーラー対策用、梅雨時や肌寒いときに使用できます)。冬:長肌着。赤ちゃんの体温は高いですので、インナーとして使用する肌着は春秋と同じでも大丈夫です。□新生児用衣服季節に適した衣服を複数枚。ベビードレス(ドレスオール)、プレオール、ツーウエイオールなど。春秋はカバーオール、新生児ベスト。夏は半袖ロンパース(通気性など素材で選びましょう)冬はカバーオール(足カバーつき)、ジャンプスーツ(防寒用、外出用には手足カバーつき)、新生児ベスト□布団赤ちゃん専用布団は敷掛布団、布団カバー、枕、防水シーツ、キルトパッド入りなどセットで購入できます。夏冬は以下のものを別で購入しましょう。夏:タオルケットやガーゼケット。冬:毛布(外出用にアフガンなど)。その他□ベビーベッド□枕(絶壁防止用など)□タオル(大中小)□ベビーバス□湯温計□ベビー石けん□ベビー綿棒□ガーゼ□体温計□赤ちゃん用爪切り□スタイ□靴下□手袋□帽子□抱っこ紐(おんぶ紐)□ベビーカー□チャイルドシート□ベビーパウダー きょうだいがいる場合のリストふたり目以降の場合も妊娠がわかった時点で準備を始めましょう。上の子との時間も大切ですので、眠っているときや幼稚園などに行っているのであればその時間を利用します。お下がりとして使えるものを確認し、少しずつ足りないものリストを作り始めましょう。■完全お下がりリスト□哺乳瓶□ベビーベッド□湯温計□体温計□赤ちゃん用爪切り□抱っこ紐(おんぶ紐)□ベビーカー、チャイルドシート■保存状態で考えたいお下がりリスト(保存状態がよくない場合は購入しましょう)□消毒器□肌着□洋服□布団□枕□オムツカバー□スタイ□靴下□手袋□帽子□ベビーバス(ビニール製の物は穴が開きやすいなど使用期間が短い可能性があります)■購入リスト□オムツ□おしりふき□哺乳瓶用消毒液□タオル□ベビー石けん□ベビー綿棒□ガーゼ□ベビーパウダーママの出産準備品■常備品リスト□母子手帳□健康保険証□診察券□お金□緊急連絡先リストやメモ(体調不良やお産が始まった時など緊急対応用に)□小さなポーチ(上記をまとめておくと、別のバッグに入れかえるときなどにスムーズです)■出産前準備品リスト□妊婦服□靴(ヒールなし、履きやすく歩きやすいもの)□マタニティブラジャーやハーフトップ□前開きの肌着□産前ショーツ□妊婦帯(種類:腹巻、パンツ、ガードル、ささえ帯タイプ)■入院(お産用のバッグに入れ用意しておきたいもの)用リスト□パジャマ(前開きがおすすめ)□授乳用ブラジャーやハーフトップ□産後サポーター□母乳パッド□産褥ショーツ□産褥ナプキン□清浄綿□洗面セット□タオル□靴下□カーディガンなど防寒服(夏はクーラー対策)□スリッパ□退院時の洋服□マグカップ(産後は暖かい飲み物がおすすめ)□常備品ポーチ一式■出産時パパに持ってきてもらいたいものリスト□赤ちゃんの入院時セット(オムツ、おしりふき、肌着、洋服、タオル、ガーゼなど)病院によっては用意されているものもありますので、確認しましょう。■退院後必要なものリスト□産後リフォーム(種類:ベルト、ニッパー、ガードルタイプ)□授乳口付トップスや授乳ケープなど友だちからのプレゼントやお下がりでいただくこともありますので、上手に準備しましょう。また、きょうだいがいる場合は上の子のものを購入するときに、子どもに選んでもらうことで、きょうだいができるという気持ちを育みながら一緒に買い物を楽しむこともできます。上の子のケアも準備のうちです。ママが突然いなくなると不安になってしまいます。前もって赤ちゃんを産むために入院することを説明し、ママがいなくても過ごせるように慣らす時間をつくることが、心の準備にもつながります。出産まで長いようであっという間。あわてることなく、計画的に準備を進めていくことがポイントです。
2017年05月26日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。産後…。床上げするまではとにかくゆっくり体を休めて、まずは赤ちゃんのお世話に専念して、布団のあげおろしや、水仕事、読書などは慎んだほうがいい。さもないと、更年期がどえらいことになる…。産後養生? あまり信じていませんでしたまことしやかに囁かれる産後養生説。わたしは、「またまた~大袈裟な~」ってあまり信じていませんでした。 その証拠に、次男出産後、退院してきた日にその日の昼食を、自分で自炊しはじめたんです!あ。わたし、諸事情により長男の時から里帰り出産はしてないのです。(なぜそうしたのかはまたいつか書きたいと思います。)よって、次男の時も里帰りはせずに、産後に実母に手伝いに来てもらっていました。(住んでた場所山口県、実家大阪)入院期間が6日あったので、すっかり元気になり、早く家に帰りたくてしょうがなかった私。二人目ということもあり、赤ちゃんのお世話に関してはもう慣れているし、早くいつも通りの生活に戻りたくてウズウズ!退院当日から食事は作るわ、オムツは布オムツだわ、長男の入浴、次男の沐浴、あっちこっち動きまくり。次男出産直後は即平常運転! 調子に乗っていた…あぁっ! もう、全然平気! 当初、産後一ヶ月までは手伝ってもらう予定だった実母を、なかば強引に一週間も経たない間に帰ってもらうことにしたのです。当時、父が闘病中だったこともあり、母には早めに実家に帰ってもらったのですが、それはあくまで建前で、本音は調子に乗っていたのです。私、一人でもやれる! って思ってました。現に元気モリモリで過ごしていました。冬になり、冷えを感じるように…しかし、産後初めての冬。今まで感じたことないような、冷えに苦しみました。とにかく冷えるんです。もともと冷え体質ではなく、冬でも薄着と言われてきたこの私が!!この冬はとにかく寒い。体の芯が常に凍ってるんです。いくら温めても温まらない! あわててかたっぱしから温める衣類を買いました。でも、どんなに部屋を温めても、どんなに着込んでも、とにかく下半身が冷たい。ぎりぎり20代だった私。やはり前回の出産から年齢も重ねているし、衰えるもんなのかな…とこの時は年齢のせいにしていました。結局、何をどうやっても体が温まることはなく迎えた夏。夏は風邪がぶり返し続く…今度は、夏休み中ずっと風邪をぶり返し続けました。 もともと風邪なんてほとんどひかない健康体なのに、この夏はとにかく風邪&発熱。せっかくの幼稚園の夏休みも、ろくに遊びに連れていってあげれませんでした。この他、免疫力が落ちているのか、子どもがもらってきた病気は必ずうつり、風邪だけでなく、胃腸炎、溶連菌、しょっちゅううつりました。そして、その後、発症したのが…辛い、副鼻腔炎にまで! 副鼻腔炎。いわゆる「ちくのう」です。この副鼻腔炎! 私の周りだけかもしれないけれど、とにっっっかく産後にかかる女性が多いんです!ちなみに私も、今までの人生で副鼻腔炎になんてなったことすらなかったです。ちくのうなんて、新聞の片隅に広告が出てて、お爺ちゃんやお婆ちゃんがなる病気だとばっかり思っていたら、まさか自分がなるだなんて…! (そして、こんなにもたくさんの経産婦が経験してるだなんて!)あなどるなかれ、ちくのうです!産後、鼻水が続くなと思ったら早めに耳鼻科に行くことをおススメします(本気)やはり、産後の養生は必要なのかも…この一連の不調をずっと年齢のせいだと思い込んでいました。人間一人産み出して、血液を放出して育ててるんだから、そりゃボロボロになるもんだわと思っていました。でも、三男を生んだあとは、一か月間できるだけおとなしく過ごしました。そしたら、やっぱり不調は起こらなかったんですね! 冷えもないし、風邪もひかないし、次男の産後とは全然違ったんです。このときにようやく、あの不調スパイラルが産後動きすぎたことによる弊害だったのでは? と気づきました(遅)昔から言い伝えられていることは、あながち大袈裟じゃないんだって、ようやく思いました。これから出産を控えているみなさん! 特に二人目。慣れてるし、余裕と思われるかもしれませんが、その気持ちをぐっと押さえておとなしくしてください。さもないと、私のように一年間ずっと不調が続きますよ~!って脅かしてみました(笑)
2017年04月13日こんにちは、ママライターのましゅままです。出産が近づいてくると、お産や育児の準備だけでなく、産前産後のママのヘアケアのことも考えなくてはなりません。出産前後の美容院のタイミングを悩むママは多いです。どれくらい大きなおなかで行っても大丈夫なのか?臨月に入ってしまったらやめたほうがいいのかな?赤ちゃんが生まれたら次はいつ行けるんだろう……などなど気になるポイントが盛りだくさん。今回は、先輩ママに聞く産前産後の美容院のタイミングについての体験談をご紹介します。●先輩ママが産前産後に美容院に行ったタイミング『出産前に最後に美容院に行ったのは9か月のとき。カット、カラーをしてもらいました。ちょっと短めにカットしてもらい、髪も暗めのカラーにしてもらいました。産後は約3か月くらいで行けたかな……。子どもを連れて行くのは無理そうだったので主人に見てもらって、授乳と授乳のあいだにカットしてもらいました!妊娠前からの行きつけの美容院なので、時間がないことを伝えて2時間以内に終わらせてもらいました』(30代/男の子ママ)9か月でもかなりおなかは大きいですが、出産予定日間近に行くより安心感がありますね。産後のことも考慮に入れて、妊娠中から行きつけの美容院を探しておく と通いやすいです。託児付きの美容院もありますので検討してみてくださいね。『わたしはギリギリまで仕事をしていたので、美容院に行けたのは臨月に入ってからでした。おなかが大きいため、ずっと座ってるとおしりや腰が痛くなるかな?と思いドーナツクッションを持ち込まさせてもらってなんとかしのぎました。もうしばらく行けないから!と思ってボブに初挑戦してみたのですが、乾かすのはとっても楽なんですがブローが大変だし、意外と結べないのがお産のときも邪魔だし、産んでからも授乳中に髪が落ちてくるのが気になるし、ちょっと失敗したかなと思いました。ボブの形をキープするために産後は1か月くらいで結局また美容院に行きました。いまは結べるようになるまで伸ばしてます』(20代/女の子ママ)臨月近くになった妊婦さんでも、施術を断る美容院は少ないです。筆者も最後の美容院は予定日の2週間前でしたが、家の近くの美容院を選び、むくみ対策で足を温めたりマッサージをしたりして、数時間の施術もなんとか耐えられました。ママ=ショートヘアというイメージがありますが、意外とロングヘアのほうがまとめられますし、美容院へ行くスパンも長めにとることができます 。ただ、ブローに時間がかかるためお風呂上りは大変です。『もともとマメに美容院に行くので、妊娠中も月1回は美容院へ通っていて、出産予定日2週間前くらいまで通う予定でしたが、後期つわりがひどく7か月のときのカットが最後になりました。出産後は1か月半でまたカットへ。赤ちゃんがおとなしくてよく寝る子だったので、ベビーカーに乗せて連れて行きました』(20代/女の子ママ)後期に最後の美容院へ行く予定を組んでおいても、後期つわりやむくみ、腰痛、切迫早産などで思いがけず体調が崩れてしまうこともあるので、体調が良い時期に一度は美容院に行っておくことをおすすめします。赤ちゃんを連れて美容院を予約する際は、必ずベビーカーのスペースを取っていただけるか事前に確認 をしましょう。『妊娠7か月くらいでカットとパーマ、臨月に入ってすぐにカラーをしに行きました。カラーは根元が伸びてきてもわかりづらいグラデーションカラーにしてもらいました。長さは鎖骨くらいの長さにしてもらい、しばらく伸ばすことにしました。パーマのおかげでブローはラクだし、ある程度長さもあるからまとめるのも簡単。グラデーションカラーのおかげで根元も気にならずで産後もしばらく美容院に行かずに済みました。パーマが落ちてきた産後5か月くらいで初めて美容院に行ったかな。授乳間隔もかなりあいていたので、子どもも連れて行きました!』(30代/男の子ママ)グラデーションカラーはどんな長さでも抜け感が出せるうえ、根元が伸びてしまってもわかりづらい のでマメにリタッチできないママにはおすすめ。パープル系やグレーの色味を加えたアッシュや、赤みをおさえたベージュ系がママらしく落ち着いたカラーですね。毛先はカールがあったほうがグラデーションのカラーも出やすく、スタイリングも時短できるのでパーマもかけておくと便利です。●体調や赤ちゃんのご機嫌しだいで美容院のタイミングも選べるいかがでしたか?妊娠中は時期によって体調も変わりやすいので、ご自分のコンディションで行きやすい時期に行けば大丈夫。妊婦さんはお断り、という美容院は少ないですが、長時間座ることを想定した対策 は考えておいたほうがベター。トイレが近いことや、クッションを持ち込むこと、姿勢を変える必要があることを伝えておきましょう。また、なるべく自宅やお産をする産婦人科から近い美容院を選択するようにしましょう。産後は美容院へ行く時間はママの大切なリラックスタイムとなりますので、ご主人やご実家に預けられるようならなるべく預かってもらって、ママは羽を伸ばせるようにしましょうね。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年04月10日出産2~3年後に訪れると言われる夫婦関係の危機…。産後クライシスとも呼ばれていますが、そんな状況に陥らないためにも“夫婦会議”を勧める“父親学級”が注目を浴びています。講師は現役パパだというから興味津々!潜入取材決行です!産前・産後の子育て力アップセミナーある月の日曜日、千葉県流山市の福祉会館にて「産前・産後の子育て力アップセミナー」が行われました。主催は子育て支援団体Nakocco(なこっこ)。“子育てを共に楽しむ・考える・助け合う”ことを目的として活動する特定非営利活動法人です。この日は夫婦8組と、パパが急遽参加できなくなったママ1人が参加。実母が広報誌でセミナーを見つけて勧められ参加した妊娠6カ月のM・Mさん。パパも「子どもが生まれてくる前に受けておいたほうがいいと思って!」と、とても前向きです。男性女性、互いの認識の“ズレ”を知ることがスタート広い畳の会場、真ん中を境に男性と女性別に座った参加者、その中で3~4人のグループに分かれ「90秒で互いの共通点を多く見つけよう!」というセッションから始まります。この最初の質問でグループの連帯感が生まれ、静かだった会場が一気に良い雰囲気になりました。ちなみにこの質問を夫婦間でやった場合、共通点が12個見つけられるとコミュニケーションが上手に取れている証拠なのだとか。結婚13年目の私たち夫婦は12個も見つけられるのだろうか…ドキッとしました。講座の主な内容は、“女性と男性の認識のズレを知る”ワークショップ。男女それぞれのグループで話し合い、答えを考えるのですが、ここではっきりとわかったのが「思っていたよりも妻のことを知らなかった…」「妊娠・出産の負担を知っているようで、実はあまり知らなかった…」など、男性陣の認識が思ったよりも甘かったこと。「甘いからといってパパを責めたり辱めたりするのではありません。まずは“知らなかった”ことを知ることが大切なのです」と講師の渡辺大地さん。3児の父でもある渡辺さんは「この父親学級はイクメン講座でもないし、イクメンを勧めるものでもありません!」ときっぱり。その後、妊娠中の母体の変化と体の負担や産後の体と心のいたみ、女性が口にしないで我慢している心の内、孤独感や焦燥感などを自身の経験も交えながら自然体で話す渡辺さん。妻が夫に理解してほしいと思う点ばかり、私もうなずきながら話を聞きました。参加者のパパとママも“夫婦といえども話さなければわからない”ことを改めて知ることができた様子。“脱・産後クライシス”夫婦で育児をはじめるために!講師の渡辺さん、実は第1子が生まれた後に離婚の危機が訪れます。「自分が良いと思ってやっていたことが、妻にとっては不満だった。妻の思いをまったく知りませんでした…」と当時を振り返りました。その頃から妻の気持ちを理解するために、夫婦で話し合いの時間を持つように。以降定期的に“夫婦会議”を行い、離婚の危機を回避できたそう。そのおかげで今では夫婦円満、去年3人目の子どもにも恵まれました。2012年、第2子の妊娠時に“産後サポートサービス(家事代行サービス)「ままのわ」”を立ち上げました。当時のスタッフから「産後ケアの必要性にパパたちの理解が追い付いていてなくて、思うようなサポートができない」という声が耳に入るようになります。このことがきっかけとなり“父親学級”をスタート。今では全国各地で年間約100の講座を持つまでに。反響の大きさがうかがえます。どれだけ妻の気持ちに寄り添うことができるか、夫婦で育児をスタートさせられるかがその後の夫婦関係を左右すると渡辺さん。「それには出産前から“夫婦会議”をする習慣をつけてほしい。この講座がそのきっかけになるとうれしいです」。夫婦間のコミュニケーション、夫婦会議のススメこの日、1歳の男の子と夫の3人で参加していたY・Kさん。第2子を妊娠中の彼女も産後危機を体験した1人。「第1子の産後は夫婦でかなりぶつかり、すれ違いました…」とY・Kさん、ちょうど数カ月前に渡辺さんの著書『赤ちゃんがやってくる!』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を見つけて購入、すぐに夫にも読んでもらったそう。そしてこの日はパパ自身が講座を受講する!という気持ちで参加してくれたのだとか。受講後にパパにも話を聞くと、「講師が男性で自分と同じ立場、共感する部分が多くてよかったです。さっそく帰って夫婦会議をしていきたい」と、すがすがしい表情。夫婦のカタチも十組十色、夫婦間の“ズレ”もそれぞれ。渡辺さんは、夫婦会議をしても意見が一致するとは限らない、夫婦といえども他人であるから意見が違うのは当たり前だと言います。「大切なのはそれぞれの夫婦がお互いの考えを言い合える、一緒に考えることができる関係になることです。今夜は夫婦会議をしましょう!」と締めくくりました。産前・産後の夫婦だけでなくどの夫婦にも共通して言える大切なことを、改めて学ばせてもらいました。わが家も夫婦会議をしなくちゃ。<取材協力>アイナロハながれやま子育てコミュニティNakocco<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年04月02日出産という大仕事を終えると、独特の奇妙なハイテンションに陥ってしまうことがあります。それが「産後ハイ」。これは決して珍しいことではなく、産後の女性なら誰にでも起こりうる体や心の変化です。多少であれば「ママらしくなったんだなあ」と微笑ましく受け取ってもらえますが、行き過ぎると大変。煙たがられるだけではなく、ときには周囲をイラつかせ、多大な迷惑をかけてしまうこともあります。今回は、そんな「産後ハイ」についてまとめました。一体どのような状態になってしまうのでしょうか。●(1)「出産すべき」「授乳は神々しい」……価値感の押しつけ『子どもを産んだとたん、「母親になるって素晴らしい、女に生まれたなら出産するべき! 」と全方位に向けて主張するようになった妹。アラフォー彼氏ナシの私に向かっても「お姉ちゃんは人生損してる。グズグズしてると間に合わなくなるよ」と言い始めて超ウザかったです』(39歳女性/独身)確かに、妊娠や出産は女性の特権。人生の一大イベントでもあるため、その経験を語りたくなってしまう気持ちも分かります。でも、誰もがその話に興味をもつわけではありません。中には不快に感じる人もいますので、注意したいところですね。更に上を行く、こんな産後ハイの話もありました。『友人は産後、買い物先、飲食店、移動中の電車の中……どこにいても構わず堂々と授乳しちゃってました。人の目があるからやめなよ、せめて授乳室使いなよと指摘すると、「授乳は恥ずかしいことじゃないでしょ?むしろ神々しいくらいだと思うけど?」と反論してくる始末。あまりにもヒドイので、ちょっと距離をおきました』(35歳女性/2児のママ)いわゆる“公開授乳”という行為ですね。授乳そのものは赤ちゃんに栄養を与えるための重要なことですが、公の場で行うことには賛否両論があります。少なくとも、授乳室がある場所ならそこを使うのが最低限のマナーではないでしょうか。●(2)赤ちゃん写真連投、授乳フォト大公開……SNS上のトラブル『同僚は産後、1日に何回もSNSを更新するようになりました。私のタイムラインが彼女の赤ちゃんと、添えられた謎のポエムで埋め尽くされたので、そっとフォローを解除しました……』(22歳女性/独身)これはよく聞く話ですね。本人にとっては悪気なく、むしろ独り言に近い呟きなのかもしれません。しかし、その呟きはフォロワーのタイムラインに流れていきます。相手のことを考え、過剰な連投は控えたほうがいいでしょう。『トップやアイコンの写真が、スタジオで撮ったらしい授乳フォトに変わっていました 。目のやり場に困るし、正直言ってそんなの見たくないですよね。撮影するにとどまらず、全世界に発信しちゃうあたりが産後ハイの恐ろしいところですね』(32女性/1児のママ)再び出ました、授乳に関するエピソードです。何気なくネットサーフィンをしていて、知り合いの授乳フォト画像にぶちあたってしまったら……軽くトラウマになってしまうかもしれません。撮影したものは、あくまで個人で楽しむにとどめておきましょう。●(3)寝付きが悪くなった、という人もかつて自分自身が産後ハイに陥っていた、と語ってくれたママたちもいます。そんな彼女たちから一番多く集まったのが、「眠れなくなった」という話です。『初めての育児で疲れ切っているのに、目がギンギンで全く寝付けなかった 。ものすごく眠いのに一睡もできないまま、むなしく夜明けを迎えてばかり。ストレスとイライラでおかしくなりそうでしたね……』(29歳女性/2児のママ)この不眠、新生児がいるという緊張感や、ホルモンバランスの乱れが引き起こすのでしょう。新米ママにはとてもツラいですが、多くの場合一過性のもの。細切れに休みながら、うまく乗り越えましょう。『アレもやらなきゃ、コレもやらなきゃって焦りまくり、妙なテンションになっていたと思います。赤ちゃん向け通信教育の資料を山ほど取りよせてみたり、通販サイトで目につく授乳服を片っ端から買い漁ったり。あまりにも変だったようで、夫に注意されちゃいました』(43歳女性/1児のママ)この方のように、精神的な焦りとなって出てしまうこともあるようです。注意したいところですね。----------いかがでしたか?せっかくの幸せな出産です。産後ハイが過ぎて、周囲との関係にヒビが入ってしまうのは避けたいもの。そうならないためにも、身近に冷静な第三者がいるなら、その人の意見は素直に聞き入れましょう。ご主人、ご両親、仲の良い友人などに、都度自分の状態を確認してみてもいいかもしれませんね。●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年03月29日出産を終え、産院を退院すると昼夜なくおっぱいやミルクをあげておむつを替えて……準備万端でのぞんでも、息つく間もなくときが過ぎる新生児期。そんなバタバタした生後間もなくのイベントが『お七夜』。わが家では特別なお祝いなどはせず、命名紙だけつくることに。産後直後のてんやわんやのさなかでしたが、このときに命名紙をきちんとつくってよかったなぁと今では思っています。最近では、形式にはこだわらずオリジナルのやり方で命名紙を作成するご家庭も多いよう。プレママのみなさんの参考になればと思います。自分や身内が書く? プロに頼む方法も命名紙って、誰が書くもの?主に3パターンあります。①身内に書いてもらう(昔は生まれた子の父方の祖父に書いてもらうのが正式だったそう)②自分、またはパパが書く③プロに注文して書いてもらうわが家では、自分で書けば思い出深くなるかな〜と軽い気持ちで、②の私(ママ)が書くことに決めました。プロに注文すればオシャレにもキュートにも♡デパートやネットショップでは、プロに注文することができます。シンプルな色紙に書いてもらうほか、掛け軸タイプや写真立てタイプ、ディズニーなどのデザインが入った命名紙もあったり。書体もさまざま選べて、足形や手形、赤ちゃんの写真、生まれたときの身長・体重、赤ちゃんへのメッセージなどを入れられるものも。金額も1000円前後から10000円前後まで幅広いです。今どきの命名紙はとにかく多種多様なので、プロに注文する場合は赤ちゃんが生まれる前にどんな命名紙にしたいかの見当をつけておいた方がいいかも。私のまわりでは場所を選ばず飾りやすい、写真立てタイプが人気でした。足形で成長を刻む、わが家の命名紙さて、自分で書くことに決めたわが家ですが、シンプルに、色紙に書いて額に飾ることにしました。そこで思いついたひと工夫は、子どもの足形もスタンプすること!足形は生後0か月のものだけでなく、節目に足していけるよう色紙に空白をつくることに。色紙は予備を含め10枚セットのものを、額は私とパパの実家にプレゼントするために3000円前後のものを2種類、それと手形足形専用のスタンプを1000円前後で、それぞれインターネットで購入。そして、書く材料も持ち合わせていなかったので、毛筆用の筆、半紙、墨汁をアマゾンで合わせて3000円弱で買いました。材料の買い出しは少し手間ですが、インターネットで簡単に買えるものばかり。心が整う、子どもの名前を書く時間本番前は半紙に30〜40回練習しました。産後に練習をする余裕などないと思いきや、意外にもちょっとした気分転換になりました。出産を振り返ったり、名前に込めたい思いを再確認したり、なにより赤ちゃんのためになにかをしている時間は充実感があるものです。命名紙の書き方は「命名●●(←子どもの名前)」「平成●●年●月●日生」の文字を入れる場合がほとんどで、加えて名前にふりがなをふったり、両親の名前を入れたりするパターンもあるよう。わが家では足形を押す空間をつくるため、子の名前と日付のみを書きました。こうしてつくった命名紙は、後日両家での食事会で両親にプレゼント。どちらの実家に帰ってもリビングに飾られています。現在息子は1歳2か月になりますが、生後6か月と1歳のときには足形を追加しました。足形は少しずつ大きくなり、色紙もどんどんにぎやかになり、見ているとうれしくなります。昔は、ご神事として、赤ちゃんが誕生してから7日後の夜に『命名式』なる宴が行われていたそう。子どもの誕生に感謝をし、無病息災を祈願する大切な式だったとのこと。現在では近所や身内を大勢招いて大宴会をするとまではいきませんが、その分思いのこもった命名紙をつくって子どもの健やかな成長を祈りたいですね。
2017年03月24日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。授かる命が2つなら幸せは2倍。でも同時に、心配や不安、負担も2倍になります。双子や多胎妊娠・出産、そしてその子どもたちが成長していく中で、親として知っておくべきこと、持っておくべき心構えについて、双子を育てた大先輩のママたちに教えてもらいました。●双子多胎の妊娠について『「ビックリ」っていうのが最初』と話してくれたのは、16歳になる男女の双子のママTさん。彼女の場合は自然な双子妊娠だったので、もちろん心構えはなく、医師に「双子ですね」と告げられた一瞬、『頭が真っ白になった』そうです。『子どもができるのを楽しみにしていたし、妊娠も予期していたことだけど、双子はまったく想定していなかったの。だから、うれしいより先に驚きとショックでいっぱいだった 』と言います。最初のショックから立ち直って、必死で情報を集めて勉強したというTさんですが、『今思うと、妊娠期を「双子だから」って緊張したり頑張ったりしすぎて、楽しみきれなかったような気もする』そうです。母体と胎児のために食事や体調を整えること、出産前後の準備をすることなど、基本的な過ごし方は一人を妊娠している場合と同じだったのに、それを十分に楽しみきれなかったのが心残りだというのがTさんの感想。それを踏まえ『双子だからってあまり考え過ぎないほうがいい と思う。経過さえ安定しているなら、普通に妊婦ライフを楽しまないと損よ』と教えてくれました。●双子多胎の出産について出産は個人差があるとはいえ、母体にとって一大事。もちろん胎児にとっても、一生で最初の大イベントです。三つ子のママYさんは、身長155cmの小柄でスリムな体型。とても10年前に三つ子を生んだ経験があるとは思えません。だからこそ、『3人を臨月までお腹に抱えているのは無理だったみたい』と話してくれました。Yさんは妊娠中、自宅のベッドで安静状態、入院安静を経て帝王切開で出産したそうです。『食っちゃ寝生活で楽かと思ったけど、トイレさえ一人で行けないし、寝返りをうつこともできなくて本当に病人みたいだった 』とうんざり顔。その間の家事はすべて義母が担当し、『そのプレッシャーも痛かったけど、すべては子どものためと、感謝と我慢の毎日だった』そうです。『私の場合は出産前の安静のおかげか、義母のおかげか、出産を無事乗り越え産後の肥立ちも悪くなかったと思う。だから、産後の三つ子の世話は大変だったけど、家族と協力して乗り切れた』とのこと。双子多胎だと、産後の子どもの世話に必要な時間や体力も倍増です。出産時の体と心の負担を減らす工夫の重要さが伝わってきます。●双子多胎の育児について産後の経過によっては、母子そろって1週間弱で退院することになります。退院すれば、食事を作って運んでくれる人も、洗濯や掃除をしてくれる人も、ママが寝ている間に見守ってくれる看護師も存在しません。母乳だけで双子までは育てることができる場合もあります。でも、ほとんどの場合は母乳とミルクの混合乳で育てるため、ミルク作りが必要となり、おむつ交換は人数分、沐浴も洗濯も人数分です。いくらママの産後の経過が良くても、過労やストレスでおかしくなりかねません 。当然手伝ってくれる人が必要になります。『出産前から市のサポートに問い合わせてヘルパーさんを紹介してもらっていた』というのは、大学生の双子のママEさん。『当時はまだ自治体のサポートもそれほど整っていなかったので、手探り状態。でも、誰かの助けがなければ母子で共倒れになると思ったから、市役所のあちこちの窓口でずいぶんとやりあったものよ』と笑って話してくれました。シルバー人材から、子育て経験のある人を安く雇えることが分かり、『妊娠中から週に1回掃除に来てもらって親しくなっていたので、産後も安心して育児を手伝ってもらえて、本当に助かった』そうです。産後のことは産後にならなければ分からない。それも確かですが、特に双子や多胎出産の場合、その大変さはある程度想像できるもの。余裕のある妊娠中から準備しておくことの大切さ をEさんは強調してくれました。●双子多胎の教育について子どもの成長はあっという間。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、20年ほどの間に過ぎていきます。公立と私立とで費用差はありますが、人数分の負担がかかるのは同じ。常に×2、×3の費用がかかる ことを考えて、準備して選択していく必要があります。公的な補助を受けられる場合も少なくないので、自治体に相談してみることも大切でしょう。また、一人は公立へ、一人は私立へ、一人は就職し一人は大学へと進路が変わってくると、微妙な家庭内格差が生まれてギクシャクすることもあります。成人している双子の息子のパパTさんによると、『一人は私立大学に行き、もう一人は就職した。本人たちが決めたことで、双子同士がそれに文句を言ったわけではなかったが、かかる費用の差額を結婚費用や遺産の形で相殺すべきかどうか 迷ってしまう』と成人した今も悩みは尽きないと打ち明けてくれました。なるほど、そんな悩みも出てくるのかと驚かされました。実際に、金銭的な理由から双子間、親子間の関係が悪化することもあるようなので、入学や就職といった区切りでは、きっちりと話し合いを持つことが大切だと思われます。●まとめとして双子や多胎妊娠は、他人事だと言い切れない身近なところにありながら、一般的には自分がそれを経験することになると思っている人は非常に少ないです。だからこそ、妊娠が発覚したときには喜び以上の驚きを感じて慌ててしまうこともあるようです。妊活中のママさんは、双子や多胎妊娠の可能性とともに、いざというときの心構えもチェックしておくと安心ですね。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年03月23日妊娠すると、わりと早い段階で直面するのが「どこで産むのか問題」。病院によっては早めの分娩予約が必要なところもあり、そこで多くの人が迷うのが「里帰り出産」をするかどうかです。今の祖父母世代には「できるなら里帰りするのが普通」という考えもあるようですが、最近は里帰りしない「マイタウン出産」を選ぶ人も増えてきています。今回はそんな「里帰り出産」について、メリット・デメリットから気になる「お礼」の相場まで、詳しくご紹介します!里帰り出産って? 何のためにするの?里帰り出産のおもな目的は、産後のママがゆっくり休み、体を回復させることです。出産直後のママの体は、「満身創痍」といってもいいくらいダメージを受けた状態。「産褥期」と呼ばれる出産直後~2ヶ月くらいまでは、とくに休養が必要とされています。けれど、赤ちゃんは2時間おきにおっぱいを求めたり頻繁におむつ替えが必要だったり……昼夜の区別もありません。新生児のお世話をするだけでも大変です。さらに夫が不在がちで一人で家事もこなすとなると、ママにとってはかなりの負担。そのため、気兼ねなくゆっくり休み、赤ちゃんのお世話に専念できるようにと、里帰り出産を選ぶ人が少なくありません。ただし、里帰り出産がここまで一般的なのは、世界では珍しいようです。北欧のように男性の育休取得が一般的な国や、産後ケア施設が一般に広まっている国では、里帰り出産が少数派なことも。筆者もタイ人の友人に「お母さんや義理のお母さんが手伝いにくるのが普通じゃないの?」と驚かれたことがあります。里帰りの期間はいつからいつまで?里帰りの期間は、産前・産後合わせて2~3ヶ月が一般的です。出産前は、遅くとも妊娠34~35週までには実家に帰りましょう。双子などの多胎妊娠やハイリスク出産の場合は30週までがめやすとされています。分娩予約は赤ちゃんの心拍が確認できる妊娠5週くらいから受け付けている病院が多いですが、ほとんどの病院は事前に妊婦健診を受ける必要があるので注意してください(妊娠20週くらいまでが一般的)。転院時には紹介状も必要なので、里帰り前に通っている病院にも早めに伝えておいてくださいね。産後いつまで滞在するかのめやすは、赤ちゃんとママの「1ヶ月健診」です。生後1ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、感染の危険などがあるため基本的に外出は避けるべきとされています。1ヶ月健診でママも赤ちゃんも健康に問題がなければ、外出したり自宅へ戻ったりしてOKです。里帰り出産のメリットとは■ママがゆっくり休める特にママの実家の場合、慣れ親しんだ家族や環境に囲まれてリラックスできます。また、産後は寝不足でフラフラ、常に部屋着、寝たり起きたりの生活で頭はボサボサ……となりがちですが、実家なら外見など気にせず休むことに専念できるでしょう。■家事をしないですむ新生児のお世話に加えて家事もこなすのは大変です。産褥期はなるべく家事などをせず、休養することが何よりも大切。また、母乳で育てたいママは食事にも気をつかう必要があるので、実家で栄養バランスのいい食事を作ってもらえると心強いものです。■上の子のケアをしてもらえる臨月や産褥期に、上のお子さんのお世話をしたり遊んだりするのはかなりの重労働。また、特に出産直後は上のお子さん自身も「赤ちゃんにママをとられた」と感じたりして気持ちが不安定になりがち。この時期に祖父母に甘えられ、たくさん遊んでもらえることは、お子さんにとっても大きなメリットです。■出産・育児の先輩が身近にいる安心感特に初めての出産の場合、不安なことも多いでしょう。実母が健在なら、出産・育児の大先輩として頼りになるものです。いきなり陣痛が来ても、実母や実父が身近にいれば安心です。里帰り出産のデメリットとは■夫がパパになった実感を得にくいお腹の赤ちゃんと10ヶ月過ごし「ママ」の気持ちを育める女性とちがって、ただでさえ夫はパパになった実感を得にくいもの。実感がいまいちだと育児への当事者意識も薄くなってしまい、その後の夫婦間トラブルの元になりがち。里帰りから戻ったら、パパを育児の「主役」にするくらいの気持ちで積極的にかかわってもらうといいでしょう。■両親もしくは義理の両親との生活がストレス実の両親であっても、大人になってから長時間生活をともにするのは案外ストレスになるものです。特に産後1ヶ月はママがほとんど外出できないため、あまり外出しないタイプの両親だとずっと顔を突き合わせることになり、互いのストレスも溜まりがち。生活習慣や育児方針のちがいで衝突することも多いようです。■夫の生活や浮気の心配家事の苦手な夫だと、食生活が乱れてしまう、家の中が悲惨な状態になる、といった心配があります。筆者の知人は、里帰りから戻る前に自宅にハウスクリーニングの業者を手配していました。また、妻の妊娠中や里帰り出産中の夫の浮気も少なくないのが現状です。■病院や役所での手続きがめんどう里帰り出産は、転院前後の手続きが少しめんどうです。また、実家が別の市区町村だと妊婦健診の補助券が使えず、立て替えた金額をあとから自宅のある自治体に請求する必要もあります。■病院でママ友が作りにくい病院で同じ時期に入院していたママたちとは、住んでいる地域や赤ちゃんの月齢が同じ。さらに分娩台が並びだったり相部屋だったりすると、出産という大きなイベントを一緒に乗り越えた「連帯感」のようなものも芽生え、親しくなりやすいようです。里帰りの場合、親しくなってもその後はご近所でなくなってしまうため、ママ友にはなりにくい傾向があります。実家へのお礼、みんなどうしてるの?里帰り出産は、手間暇だけでなく生活費や光熱費など金銭面でも実家に負担をかけます。そのためお礼としてお金や品物を渡すのが一般的です。お金を渡す場合、生活費として「2万円×滞在する月数」が一般的な相場です。5千円など細かい金額だと義務的な感じがして失礼なので、たとえば「2ヶ月と少し滞在するなら5万円」など、きりのいい金額にしてください。里帰りをはじめるタイミングで「よろしくお願いします」という挨拶と一緒に渡すとスマートです。「お金なんていいよ、水臭いよ」と固辞されることもあるでしょう。地域や家によって風習もちがいます。ある程度粘っても受け取ってもらえなければ、むりやり渡す必要はありません。その場合は、自宅へ戻るタイミングなどでお礼の品を贈りましょう。赤ちゃんの成長を一緒に楽しめるデジタルフォトフレームや、温泉旅館の宿泊券などもおすすめです。ご両親の趣味やライフスタイルを考慮して選んでください。そして何よりも、「ありがとう」という感謝の言葉を伝えることが大切です。「里帰り出産しない」なら、こんなサービスも!ご紹介したようなデメリットを避けたい、実家と折り合いがよくない、ご両親が他界されているといった理由で「里帰り出産しない/できない」という方もいるでしょう。産前・産後のサポートは、実家以外にも頼めます。たとえば以下のようなサービスがあります。■産後ドゥーラドゥーラとは、産前・産後の女性によりそい、育児と家事をサポートする専門家です。臨月のときの買い物のつきそい、出産や育児の相談、産後の炊事・洗濯や上のお子さんの遊び相手まで、幅広くサポートしてくれます。料金は担当者によってちがいますが、1時間2,000~3,000円程度です。■地域のファミリーサポート、シルバー人材センターファミリーサポートは、事前に登録すると地域のサポート会員に託児をお願いできる仕組みです。シルバー人材では相手によって料理や掃除なども依頼でき、民間のサービスよりも料金が低め。地元の方なので、地域の情報も教えてもらえる、子どもが成長してからも「地域の目」になってくれるといったメリットも。■民間のベビーシッター、家事代行サービス民間のシッターや家事代行サービスは安くはありませんが、時間帯が幅広く、細かい希望にも柔軟に対応してくれるのが特徴です。まずは「どんな出産・育児をしたいか」よく考えて里帰り出産には、このようにメリットとデメリットがあります。まずはご自身がどんな出産をしたいのか、どんなふうに育児をしたいかよく考えましょう。そしてパートナーがいるなら相手ともよく話し合って、里帰り出産をするのか、しないならどんなサポートを利用して育児や生活の体制を整えるのか……今回ご紹介した内容を参考に、しっかり検討してくださいね!
2017年03月15日こんにちは。保育士でライターのyossyです。産後のママは心身ともに不安定になるうえに、赤ちゃんの育児も始まります。睡眠時間が削られ、常に真剣勝負。夫や親族の手伝いが得られない人は、特に負担が大きいですね。実家と離れて暮らしている人もいるでしょうし、近年は晩婚化が進んでおり、自身の両親が高齢化していて、手伝いを頼めないケースも増えているでしょう。そんなときにママの助けになるのが“産後ケア施設 ”です。具体的にどんなことをしてくれるのでしょうか?ご紹介します。●ママと赤ちゃんの健康をサポート産後のママや赤ちゃんを、日帰りもしくは宿泊でサポートしてくれる施設を、一般的に「産後ケア施設」「産後ケアセンター」などと呼びます。例えば、下記のようなサービスをしてくれるのです。・赤ちゃん、ママの体調チェック・ママの休養のために赤ちゃんを預かる・骨盤ケア・母乳ケア・育児アドバイス場合によっては、エステ、アロママッサージなどのサービスがあることも 。産後はママの体がダメージを負っていますし、育児もわからないことだらけです。そんなときにサポートが受けられるのはうれしいですね。●1泊2日で2~3万円程度が相場では、費用はどれくらいかかるのでしょうか。サービス内容や施設によって大きく異なりますが、首都圏の場合、1泊2日で2~3万円程度からが目安 のようです。『日本産後ケア協会』のホームページから、施設の一覧と費用の目安がチェックできます。一度見てみるといいでしょう。●自治体の産後ケア事業がないかも確認を世田谷区や横浜市など、産後ケア事業を行っている自治体もあります。例えば世田谷区の場合、生後4か月未満の赤ちゃんとそのママを対象に、最大7日までサービスを利用できます。育児不安や体調不良などがあり、家族の支援を受けられない人、といった条件も。利用者の負担額は、原則下記の通りです。・母子ショートステイ1泊2日:6,400円(1日3,200円)・母子デイケア1日:2,060円一般的にかかる費用の目安を考えると、かなり負担が軽減されていますね。ただし、人気のサービスなので、早めにリサーチをして問い合わせておく といいでしょう。●孤独なママを救うために産後のママは体調面だけではなく、精神面でも負担が大きいものです。特に、産後手伝ってもらえる人がいない場合や、家族がいても意見の相違などがある場合、非常に孤独感を感じるでしょう。“産後うつ”になってしまう人もいます。産後ケア施設に行くことで、1人になれる時間が得られてゆっくり休めたという人や、自信をもって育児できるようになった という人も。選択肢のひとつに入れて、リサーチしてみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・産後ケアセンターとは | 一般社団法人 日本産後ケア協会()・横浜市産後母子ケア事業について | 横浜市こども青少年局()・産後ケア事業産後のお母さんを応援します | 世田谷区()●ライター/yossy(フリーライター)●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年03月04日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。さて妊娠中は赤ちゃんとの一体感を感じとても幸せな時期ではありますが、一方でうなぎのぼりに増えていく体重に恐怖を抱く妊婦さんはたくさんいるハズ……。特に妊娠後期の体重増加は想像以上、体重計に乗るのもこわいし、その上太りすぎの烙印?を産院で押されて落ち込むことも。もちろん赤ちゃんプラスαの体重増加は必要ですが、それ以上の増加になるといろいろな病気の原因にもなり妊婦さんの体にもよくありません。しかし、わかっちゃいるけど止められない……。とにかく産前に体重が増えすぎた、そして産後痩せると思ったらむしろ反対にますます太った!というママも多く、一体産前産後の激太りの真相 はどうなっているのか?とリサーチしてみました。●(1)つわりが終わって食べ物がおいしい『つわりがひどかった分、終わったときの食べ物のおいしさに感動。食べられることってこんなに幸せなことなんだ 、と食べ過ぎた結果、15kgオーバー』(20代女性/事務職)ありがちなのが“つわりが終わったら食べ物がおいしすぎて食べ過ぎてしまうこと”。つわり中は冷蔵庫の匂いすら無理だったのに、つわりが終わった途端、食べることが何よりの楽しみに。また何かと医師から「安静に〜」と言われるようなことも多いので、食べ過ぎ→安静だったら妊婦でなくても太るのは当たり前ですね。●(2)赤ちゃんのためを理由に歯止めがきかなくなる『自分が食べた物が赤ちゃんの栄養になる と思ったら、たくさん食べようって気になってしまう。これも加減が大事なのは知っているけど、赤ちゃんのためにもなるしって言い訳しながら体重の増加が止まらない(泣)』(30代女性/産休中)ママの栄養がそのまま赤ちゃんの栄養に……という言い訳を盾に、食べるわ食べるわで、産前に激太りしてしまったママもいるのでは。自分のためだけだったら節制できるものの、「これが赤ちゃんのためになるなら」と理由があれば食べ過ぎたとしても罪悪感も薄らいでしまうということでしょう。また昔は今のように体重の増加に対して厳しく言われなかったため、義母から「そんなに痩せて、もっと食べなさい」と怒られてしまうケースも。とにかく“太ってもいい”という環境がつい自分に甘えを許してしまうということ(産院では怒られますが)。●(3)授乳で食欲旺盛『授乳したらすぐ痩せる、と言われていたのに、授乳していたらお腹が減る 、とは誰も教えてくれなかった。とにかくずっとお腹が減るので食べ続けてたら痩せるどころか太ってきている……』(20代女性/主婦)また「産後授乳したら簡単に痩せるよ」の言葉を信じていたのに痩せない、というのはよくある話。授乳で痩せるケースは授乳のカロリーが食事のカロリーを上回った場合なのです。だからそれ以上の食べ過ぎはやはり太る原因に。“授乳で痩せる神話”を信じすぎてはダメということでしょう。●(4)実家のご飯がおいしい『里帰りしたら実家のご飯がおいしいこと!結婚後は自分で作った料理ばっかりで味気なかったけど、母の料理はやはり食が進む。そしてたくさん食べると母も喜ぶ 。そして私はブクブク太る、と原因が明白すぎて謎ではない』(30代女性/パート)産後1か月はあまり動かない方がいい、というのもあり、里帰りするママたち。しかしそれが産後太ってしまう原因になる場合も……。とにかく実家の食事がおいしすぎてつい食べ過ぎてしまったり、また母親の「どんどん食べて栄養つけなさいね」という優しい言葉に流されてしまったりと、“太る原因に囲まれて生活している”というのが里帰りの盲点。そしてそのまま食欲が里帰り後も引き続いてしまうと、体重は右肩上がりに……となるのです。●(5)異性の目を気にした“痩せたい”という思いがなくなる『赤ちゃんができると異性に対して全く意識がなくなってくる 。昔はモテたくてダイエットに励んでいたけど、今は旦那もいるし、産後にダイエットするモチベーションが湧かない』(20代女性/主婦)これは産後もありますが、結婚後に太ってくるメカニズムとも同じです。特に産後は母性本能全開で赤ちゃんに接しているので、自分が“女”ということを忘れがちに。また、もう異性目線で痩せる必要もなくなるため、自分の体型を独身のときほど気にしなくなってしまいます。“ママでも女でありたい”とたまには意識することも大切。----------激太りすることの病気を除く最悪の結果が、赤ちゃんができて外出が面倒になるばかりか、太ってしまった自分が嫌で(ちなみに着る服もなくなる)引きこもりがちになってしまうこと。妊娠期に太ることを過度に心配することや、産後ストイックにダイエットに励むことも決して必要ではありませんが、ある程度“自分が鏡を見てゲンナリしない程度”には痩せた方がいいかもしれませんね。とは言うものの、著者も2人目の産後1年間マタニティパンツを履き続けた強者ですが(とても快適)、2年経ってやっとで元の体重に戻りましたよ。激太りしても決してなげやりになるのではなく、諦めない、長い目で見る、これがストレスを溜めずにダイエットをするコツでしょう。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2017年03月01日冬の乾燥&抜け毛対策していますか?ママにとって、産後の抜け毛は悩みのひとつ。私も出産後は抜け毛がひどすぎて、前髪部分は地肌が丸見えに…。新たに生え変わった髪も、逆立ったりしてしまうため「ヘアバンド」や「帽子」なので隠していました(笑)しかも、産後の髪ダメージって意外と長引くもの。娘が1歳半なった今現在も、まだ抜け毛に悩まされてます。そもそも産後に限らず、秋から冬にかけて抜け毛が増えてくる時期のため、髪にもエネルギーチャージが必要なのです。冬場に抜け毛が増えるわけは?肌の乾燥=地肌の乾燥シーズン手足など目につきやすい場所などはハンドクリームやボディクリームでしっかりケアしてるママは多いと思いますが、実は髪の地肌だって乾燥してるんです。頭が痒くなったら、要注意!!地肌が乾燥するしてるとフケが増えたり、髪の毛に必要なタンパク質がどんどん少なくなってしまいます。→シャンプーを一度見直してみましょう。 冷え性ママは要注意!!寒さで身体が硬くなってしまうと、筋肉が縮こまってしまって硬くなってしまいますよね。頭皮も寒さで硬くなりやすいのです。頭皮が硬くなると血液の流れが悪くなり、髪の毛に必要な栄養素が運ばれなくなります。→冷え性の原因である、食生活を改めて見直してみましょう。冬こそ皮脂が増える冬場は寒くて汗をかきにくい季節だと思ってるママが多いと思いますが、汗をあまりかかないからこそ、皮脂の分泌は増えています。分泌された皮脂が固まりやすく、頭皮に残ってしまいやすいのです。→固くなってしまった皮脂には、指の腹を使ってもみ洗いしましょう。両指で挟んでもみ洗いする事で、毛穴から頭皮の汚れも浮き出やすくなります。先輩ママも虜になった、シャンプー&トリートメントシャンプーってどれも同じだろうなーって思っていたのですが、“シンスボーテシャンプー”は一度使っただけなのに、すぐ虜になってました。いつもの様にシャンプーを数回プッシュしたら、泡立ちが良すぎてびっくり!ふわふわもっちりとした泡に頭が包まれてるようで、自分で洗ってるはずなのに美容室でシャンプーしてもらってるような感じでした。長い髪でも1.2プッシュくらいでいいので、長持ちで経済的。シャンプーを流したあとも、髪が柔らかくなったようで、リンスでもしたのかと思うくらい髪がきしまないし、絡まらない。やさしいアロマの香りで、洗っているときだけでなく、日中もふわっと香るので癒されてます♡それに何と言っても、気になってたシャンプー中やドライヤー後の抜け毛が使ってすぐに減りました! 抜け毛で悩んでいる方には、ぜひ一度使ってほしいです♪洗い流さないトリートメント、どんな種類がある?洗い流さないトリートメントは忙しいママの味方。髪が傷まないよう、多少髪が濡れているうちに洗い流さないトリートメントをつけて、ドライヤーの熱から髪を守ってあげましょう。ドライヤーは最後に冷にして髪に当てると、キューティクルが閉じて髪にツヤが出ますよ!オイル系髪の傷みが特に気になるママには、オイル系がオススメです。オイルには髪に必要な栄養が含まれていて、傷んだ髪を内側から補修する働きがあります。また、髪の表面にあるキューティクルを保護してくれる働きがあるので、ドライヤーなどの熱から髪をしっかり守ってくれますよ。私もオイル派です。クリーム系髪の広がりやパサつき、水分不足が気になるママにはクリーム系のトリートメントがオススメ。クリーム系は水分かない髪に潤いを与えて、しっとりと落ち着かせてくれます。ウォーター系とにかく軽く仕上げたいママはウォーター系。ウォーター系なら軽い使い心地で、潤いあるサラサラな髪に仕上げてくれます。ブラッシングで仕上げ♪猫っ毛で広がりやすく、毛先も傷んでいてからまりやすい私の髪の毛…。美容師のお友達に頂いたTANGLE TEEZER のブラシは1回髪をといただけで髪がさらさらに!しかも、シャンプー後絡まることなく、一気にさーっとブラッシングできました。洗い流さないトリートメントオイルをつけて、ブラッシングすると更にツヤがでてストレートに♪ブラシの先端が細く密集していて気持ち良い。地肌マッサージで血行が良くなれば、抜け毛予防、健康な髪の毛が生まれやすくなりますよ。こちらは、主人も気に入って愛用してます。さらに、妊娠中や出産後のプレゼントって、赤ちゃんグッズをあげる人が多いから、頑張っているママへの美容アイテムは喜ばれると思います。まだまだ寒いので、抜け毛や薄毛対策しっかりしていきたいですね。
2017年02月26日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。出産する前の赤ちゃんのイメージって、「癒される」「かわいい」「愛」などのプラスなイメージしか思い浮かばず、「1日でも早く会いたい!」と思うのが親心というものですよね。しかし、産むのも大変な上に、産まれてきたらそれ以上に大変だと感じるのが“赤ちゃんのお世話”。もちろん育てやすい赤ちゃん、そうでない赤ちゃん、といますので一概には言えませんが、やはり「想像とは違う……」と感じることも少なからずあります。そこでママたちに、産前産後で変わってしまった“産後あるある”をリサーチしてみました。●(1)子どもの寝顔で全てが癒されると思っていたらそうでもない『育児がこんなに大変なものだとは思ってなかった。体はボロボロだし、若返るどころか老けた。「たかが小さい赤ん坊だし、赤ちゃんさえいれば人生幸せ」なんて完全に育児をなめていた自分を反省し、無理はしないことに決めた』(20代女性/パート)子どもの寝顔を見れば、寝不足なんてなんのその。全ての疲れがふっとぶ……と聞いていたのに、案外そうでもない自分に気づくハズ。やはり毎日の寝不足に加え、慣れない育児のストレスって相当なもの。癒される部分も多々ありますが、それ以上に疲れが溜まる のは仕方ないのです。あまりにも世間の赤ちゃんに対するイメージに惑わされすぎて、「子どもは万能に私を幸せにしてくれる」と思ったら大間違い。むしろ幸せにすべきは自分じゃなくて子どもなのです。最初からある程度自分を犠牲にする覚悟を持っていないと、理想と現実とのギャップに苦しむことにも……。●(2)旦那が男じゃなくもう一人の大きな子どもに見えてくる『赤ちゃんのお世話で部屋の掃除もままならず、夕食も手抜きの日が何日が続いたとき。旦那に「寝不足なんて赤ちゃんと昼寝できるしいいじゃん。夕食は前みたいに3品以上なきゃ俺嫌だよ」と言われ、その瞬間殺意が芽生えた……。疲れていたのかも』(30代女性/主婦)子どもができたら旦那も変わってくれる、子どもができたら親の自覚がパパにも自然に芽生えてくれる……と期待したらダメ。子どもがいようがいまいが、相手は変わらず(変わる男性もいますが)、「今日のご飯何?」「俺の靴下どこにあるの?」「ねえ、いつ夜の方は始まるの?」なんて、赤ちゃんのお世話で疲労困憊のママを助けるどころか、むしろメガトン級のパンチを食らうことを平気で言ってくる旦那の無神経さに血管が切れそうになることも。あんなに独身時代は頼れた旦那が子どもに見えてくるときって、産後からが圧倒的 。それもそのハズ、旦那の方は普段は育児をしないため大変さもよく理解していませんし、むしろ赤ちゃんの面倒ばかりを見る妻に寂しい気持ちになり、“かまってちゃん”になるという恐ろしい結果に。●(3)旦那に対する羞恥心がなくなってしまった『立ち会いに憧れて立ち会い出産をしたが、思っていたよりも難産で、記憶がないぐらい大声をあげていたらしい。シモを直視される恥ずかしさもそのときふっとんだし、顔に死相が出ていたと後で言われ、変顔、すっぴん、何も旦那に対して恥ずかしいことがなくなった』(20代女性/パート)特に立ち会い出産をしてしまうと、今までで一番素晴らしい&恥ずかしい体験をモロに見られてしまうことになるので、「もうこれ以上恥ずかしいことはない 」となってしまいます。またママになると授乳のため胸を出して部屋を歩いたり(胸を出したまま一緒に寝てしまうというのはよくある話)、おならも旦那の前では以前はしなかったのに、赤ちゃんのことで自分の羞恥心は後回しになり全く気にならなくなってくるということも。産後ありがちな尿漏れも旦那に気兼ねなく相談できるなど、どんどん原始人化してきてしまうのがママになるということなのでしょう……。●(4)友人の子育てのアドバイスにイラっとする『前は気にならなかったのに、先輩友人ママの子育て論にウンザリしてきた。友人の赤ちゃんはウチと違ってよく寝るみたいだし、全然癇癪とかおこさない。個性が違うって基盤が理解できたので、そのアドバイスはいつも的外れでイライラするだけ』(30代女性/派遣社員)産前は先に育児をしている先輩ママのアドバイスに「うんうん」と素直にうなずけていたのに、産後、実際に自分が子どもを育てるとなるとなぜか素直に耳に入ってこなくなるということも。「子どもが寝ない」という悩みには「母乳が足りてないんだよ」なんて、母乳がでなくて悩んでるママに無神経な答えが返ってきたり、そもそもどんなにお腹いっぱいでも寝ない赤ちゃんだっているのです。相手がそんなつもりがなくても、疲れているときは「なんでそんな上から目線なのよ」と反発心を感じて、「こうすれば?」というアドバイスはつらいだけのものになってしまいます。赤ちゃんにも個性があるので、他人の“自分基準のアドバイス”は全然タメにならずにイラっとさせられるだけ。育児ストレスにつぶされそうになっているママにはアドバイスよりもむしろ共感する姿勢の方が癒される のです。----------産後に紆余曲折があるからこそ、結局は“赤ちゃんのお陰で夫婦の絆は深まった”という家族も多いです。苦労がある分赤ちゃんがますますかわいく思えてくる、というのも事実でありそれが醍醐味。「つらい時期も今だけ」「こんなにかわいい時期も今だけ」と思って、産後あるあるも乗り越えていきましょう。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年02月09日こんにちは、佐原チハルです。実家は遠慮せずにくつろげる場所ですが、遠慮がないからこそストレスがたまってしまうこともありますよね。時には歯に衣着せぬ言い方で小言を言ってくる実母に対してイライラしてしまうこともあるでしょう。そこで今回は、ママたちの“実母ストレス体験談”を集めてみました。●(1)“次の子”に対しての要望に遠慮がない『2人目を期待されているな、というのは夫方のご両親と話していても感じるのですが、私に遠慮しているのか直接言われることはありません。でも実の親だと「そろそろ次の子のこと考えたら?」「兄弟がいた方が楽しいでしょう」「一人っ子じゃかわいそう」と、怒涛の勢いです。帰省なんてしなきゃよかったって思いました』(30代・3歳の子のママ)仕事の都合や、出産後はおそらく保育園に子どもを入れられないこと、上の子も保育園を退園させられる可能性があるなどの事情も話したようですが、なかなか聞いてくれなかったそう。『「どうせパートなのに、あんたが無理に仕事することない」って言われてしまって。旦那について「仕事がやめられないなんて、稼ぎに不安があるの?」って言われたりもして、会話が成り立たない というか。不安はないけど余裕もないし、パートであっても私自身が仕事したいのに、そういうのをわかってくれなくて本当に疲れました』遠慮なく言い合える環境では、“言うべきではない”部分に踏み込まれてしまうこともありますね。こちらのママは、しばらく実母さんとは距離をおいて気持ちを落ち着けなきゃ、と感じているそうです。●(2)姉妹間の格差がツラい『去年、妹のところに子どもが生まれたんですが、私やうちの子への扱いとの間に差がありすぎてショックでした……』(30代・2歳の子のママ)生まれたばかりの小さな子の方がよりチヤホヤされるのは当然、とこのママも思ってはいたそうです。しかし、その扱いの差は想像の域を超えていたそう。『妹の子どもの分だけアルバムが作られていたり、まだ使わない月齢なのにスプーンやフォークが用意されていたり。私自身は産後に母にはほとんど何もしてもらえなかった けど、妹は美容院に行くたび母に子どもを預けているし、母のサポートのおかげで家賃負担もなしで、都内の実家の近所に住んでいるんです。思えば、もともと私にとって毒親だったので、子どもへの対応にも違いが出ちゃったのかなって思いました』“毒親”であるお母さんに会いたくないため、これまで実家とは疎遠にしていたのが、出産を機に年に数度は顔を合わせるようにしていたそう。けれど、このお正月の一件でやはり距離を置こうと考え直したそうです。●(3)育児方法への口出しに遠慮がない『うちの子はちょっと重めのアレルギーがあるので、食べられるものが少ないんです。でも母は「そんなこと気にして食べさせないでいるから逆によくないんだ 」って言う人なので、実家では安心して物を食べさせられません』(20代・2歳の子のママ)アレルギーに対する理解の差は、子どもの命に関わるものですから気が抜けませんよね。『他にも、過度に薄着させたがったり、歩道のない道路でも「言葉がわかる子を甘やかす必要はない」って手もつながずに自由に走らせたり。命がいくつあっても足りない!って思いました。「あんたのことはこうやって育てた」って言われたけど、私はよっぽど運が良かったんだなとしか思えませんでした』帰省中は、ケンカが耐えない日々だったそうです。----------今回、体験談を聞かせてくれたママたちが口をそろえて言っていたのは、「もし私に孫ができたら、できるだけ口出ししないようにしよう」ということでした。「母には感謝もしているけど、子どもを育てているのは私なんだから少しは遠慮してもらわないと困る」という声もありました。実の親との関係は、義理の親との関係より難しいことも少なくないようです。適度な距離感を見つけたいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年02月07日「産後の肥立ち」という言葉を知っているでしょうか。妊娠出産を終えた母体を妊娠前の身体へと回復させることを言います。これはママだけでなく、パパにも関係があること。夫婦で一緒に理解を深めていきましょう。肥立ちとは肥立ちとは、日が経つにつれて成育すること、または病人や産婦が日増しに健康を回復することを言います。妊娠出産を経て母体は元の身体へと戻ろうとしますが、昔は栄養状態などが悪かったことから体力を完全に回復させることが難しかったのです。それにより、細菌などに感染し産褥熱となり最悪の場合死に至るというケースもあったそうです。気を付けておきたいこと妊娠出産という、体力を消耗する経験をした身体はかなり体力を消耗している状態です。元の状態に戻すのは簡単ではありません。1人の身体の問題ではありますが、旦那さんや周りの人と共に回復していきましょう。産後の肥立ちで起きること産後の肥立ちではまず「悪露」が起きます。産後子宮の中に残っていた胎盤や血液などが混じった分泌物が出てきます。その量は、産褥パッドを1時間毎に替えなければならないほどの量から始まります。出血量が多いため身体にさらなる負担がかかります。身体的な疲れにプラスされて精神的な疲れも重なると産後うつのような状態に至る場合もあります。妊娠で伸びきった子宮は、6週間から8週間かけて元の大きさに戻ります。この時期どう過ごせるかで、今後の健康状態が左右されるのでとても大事な時期です。産後の肥立ちが悪いとどうなる?「肥立ちが悪い」というのは、産後から体調があまりよくならないことを指します。症状としては、産褥熱や産後うつ、お腹の痛み、頭痛などがあります。また骨盤が開くことにより歪みが起き、腰痛を発症する場合もあります。では、その肥立ちを良くするにはどうしたら良いのでしょうか。肥立ちを良くするには肥立ちを良くするために大事なのは、身体を休めること、食事に気をつけること、人の助けを借りることです。育児以外では身体を休めることを心がけましょう。母乳で育てている人では、休めることに加えて栄養バランスの整った食事を摂るようにします。育児や家事をしながら、身体を休めて十分な食事を摂るとなれば、全てを自分で用意することはほぼ不可能です。ですから、こういうときこそ周りの人に頼ってしまいましょう。お母さんだからといって全てを背負う必要はないのです。スマホに頼っていませんか?育児以外にやることがない、やる気が起きない場合に若い方はどうしてもパソコンやスマホに手を出してしまいがちです。配信されている育児用のアプリには授乳回数を記録できたり、子供の写真を綺麗に加工したりと、とても便利なものがたくさんあります。ついつい頼ってしまいがちですし、すぐに調べ物をしたり暇つぶしにゲームなどもできてしまうので手放すことが難しくなります。スマホを触りながら授乳をする、なんてことしていたりするのではないでしょうか。パソコンやスマホを見て目を酷使することは身体に大きな負担を与えるので必要なとき以外は手を出さないようにしましょう。産後から健康に産後の肥立ちで起きること、良くする方法について紹介しました。これといって即効性のある方法があるわけでもなく、母乳を与えなければならない場合では薬に頼るわけにもいけないので、まずは日常生活を見直すようにしましょう。また、お母さんだけ生活に気をつけていては、肥立ちはよくなりません。周りの人、特に父親でもある旦那さんは気を遣ってあげましょう。このときの対応や接し方が妻からの評価に繋がることもあります。自分を後回しにして赤ちゃんを優先させることはないのです。無理なときは無理と周りに助けを求めましょう。お母さんも赤ちゃんも健康でいることが大事です。
2017年01月31日妊娠してはじめて買うアイテムは、母子手帳ケース!妊娠が分かり、お医者さんから「母子手帳もらってきてくださいね♪」と言われた時、すっごく嬉しいですよね♡そんな大切な母子手帳。私は持ち歩くのに母子手帳ケースを活用しています。でも、最初は使ったことのない未知のもの。「どんなものが使い勝手がいいのかな?」と、第一子妊娠中とても悩みました。今回は、妊娠中・出産後も使いやすく便利な母子手帳ケースを選ぶポイントをご紹介をします!母子手帳ケースって何のために必要?母子手帳ケースだからといって、入れるのは母子手帳だけではありません。毎回の健診に持っていくものは意外とたくさん。母子手帳ケースとは、以下のようなものを入れて持ち歩くのにとっても便利なケースです♪・母子手帳・妊婦健診補助券・保険証・診察券・お薬手帳・ボールペンなどの筆記用具・胎児のエコー写真・病院の領収書などなどまた、産後は予防接種券や予防接種スケジュール、子どものお薬手帳なども増えていくもの。1つものを、長く賢く使いたいですね。母子手帳ケースを選ぶポイント、その1母子手帳ケースには、大きく分けて2つほどのタイプがあります。大容量でしっかり保管、ファスナータイプ周りをファスナーで開閉するタイプです。私は現在このタイプを愛用しています♪メリットとしては、容量が多く中身が落ちにくい♡カバンの中でものが抜け落ちたりしてしまう心配がありません。今こんな風に使っています!2人分のものを入れてもきちんと整理できるので、診察券などがバラバラにならずにすみます!何がどこにあるのか一目瞭然、じゃばらタイプ第一子の時は、開くと中がじゃばらになっているタイプを愛用していました。メリットとしては、開けると何がどこにあるのかが見やすい点♡こんな感じで使っていました!母子手帳ケースを選ぶポイント、その2次に大事なのは、大きさと素材感!第一子の時と第二子妊娠中の現在で母子手帳ケースを新調したのには、大きさが最大の理由でした。まず、東京都で配布される妊婦健診補助券が第一子の時とは大きさが異なり、入らなかったことです。補助券は自治体により大きさや仕様が異なると思うのですが、これが大きくもなく小さくもない微妙な大きさ。ほぼ毎回の健診で使うものなので、母子手帳とともに必携です。そして、子供が増えたことで、入れるものが倍になったことも、母子手帳ケースを新しくしたポイント。妊娠中の第二子の母子手帳だけでなく、第一子の母子手帳・お薬手帳・各種診察券も入れるので、じゃばらタイプでは閉まらなくなってしまったのです。布製、革製、ラミネート製…どれが好み?また、素材感も選ぶポイントとして大事になってきます。布製、革製、ラミネート製など色々ありますが、多少の雨などでは中身が濡れてしまわない、丈夫な素材をオススメします♪母子手帳は子供にとって一生もの、大切に持ち歩きましょう♡母子手帳ケースを選ぶポイント、その3デザインはママが持ってオシャレなものをチョイスするのがオススメ♡母子手帳ケースを頻繁に持ち歩くのは、妊娠中〜乳幼児期の予防接種が多い時期。赤ちゃんに合わせたラブリーな絵柄などを選びがちですが、成長につれて長く使えるデザインが◎。母子手帳ケースを持ち歩く機会が減ってきたら違う用途にも使えるケースを選ぶと、より長く使えます♡子供が小学校に入ってからはプリントを入れたり、銀行の通帳を整理するケースとして使ったり、旅行用のアメニティケースとして使ったり、いろいろな用途で長く大切にできるデザインを選びましょう♪赤ちゃんが生まれるまで、ワクワクドキドキの健診♡生まれてからは、成長を一緒に見守る母子手帳♡大切にできる母子手帳ケースに出会えますように♪
2017年01月30日赤ちゃんを妊娠すると妊娠期間中や出産や入院のときにも必需品となってくる物の一つにはマタニティパジャマがあります。妊娠初期ではまだあまりお腹は大きくないので普通のパジャマでも大丈夫ですが、どんどんお腹が大きくなってくるとお腹回りなどが窮屈になってくるため必要となってきます。また出産や入院のときにも着るこのマタニティパジャマについて役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。マタニティパジャマの基本的な知識とその選び方などのご紹介!そもそもマタニティパジャマって、普通のパジャマと一体何が違っているのでしょうか。そして初めての妊娠で初出産となるママでしたら、どんなマタニティパジャマを選んだらいいのかもきっと迷うことでしょう。そんなママのために以下でマタニティパジャマと普通のパジャマの違う点やその選び方などについてご紹介していきます。マタニティパジャマの定義とは?普通のパジャマとの違いは?選び方のポイントとは?マタニティパジャマとはどのようなものかについて説明します。そして普通のパジャマとの相違点とその選び方についても下記で詳しく解説していきます。マタニティパジャマの定義についてマタニティパジャマとはどんなパジャマなのかについて見ていきます。これは、妊娠中や出産、入院中に妊婦さんや産後のママが着るパジャマのことです。特に、出産して入院中に、病院内では、寝た状態のままで診察を受けることがあったり、産後に手術着からすぐに着替えをさせてもらうことが出てきます。そして赤ちゃんが産まれると授乳をする際には、前が開くタイプのパジャマでないとその都度パジャマを上に捲り上げなくてはならなくなりかなり不便です。そのため、妊娠中や入院中だけに限らず産後にも使用できるものとしてマタニティパジャマをいうものがあります。普通のパジャマと何が違うのか?では、普通のパジャマと何が違うのでしょう。まず、お腹回りがゆったりとデザインがされているため、お腹を圧迫することなくゆったりと着ることができます。次に前開きや全開タイプのものが殆どだということです。この形状のおかげで、パジャマをたくし上げなくてもまた、寝ころんだ状態でも赤ちゃんに授乳ができるので大変便利です。またママが寝たままで着替えをすることもできるのも大事なポイントです。また、パンツのウエスト部分はゴムが使用されているので、自分のお腹回の大きさに合わせて調節ができます。さらに、授乳口がついているので、赤ちゃんの授乳が簡単にできます。あと付け加えるなら、大きなポケットがついていることが多いので、ちょっとした小物類を持ち歩くときに重宝するのも特徴の一つです。マタニティパジャマの選び方ポイントについてマタニティパジャマを選ぶときのポイントですが、妊娠中や出産や入院期間中だけではなく、退院した後でもルームウェアの代わりとして着られるデザインのものを選んでおくと、家周りのちょっとした外出にも恥ずかしくありません。入院中は病院内では生まれた赤ちゃんとの記念写真を撮ることが多いと思います。可愛い赤ちゃんとの写真なのですから、ママもできるだけ可愛らしいデザインや顔写りの良い色合いのマタニティパジャマがおすすめ。ただ、退院後のルームウェアとして着ることを考えるならば、シックな色合いの方が何かと着回しはきくでしょう。マタニティパジャマは決して安くはないので産後のことも考えて選びましょう!マタニティパジャマは普通のパジャマに比べるとやはり割高にはなってきます。そのため、できるだけ長く着られるタイプのデザインや色合いのものを選んでおくのが無難です。出産後はママもその殆どを自宅やマンションなどの室内で赤ちゃんと過ごすことになります。でも、ちょっとした外出でも恥ずかしくないようなマタニティパジャマを着ておけば、人に会っても恥ずかしくないですね。色々なマタニティパジャマがありますのであなたのお気に入りを探してみてください。
2017年01月27日少しでもママの姿が見えなくなると大泣きしたり、つたないハイハイで追いかけようとしたり。赤ちゃんの成長過程には、このような「後追い」の時期があります。成長の証と考えると喜ばしいことですが、その一方で、家事が難しくなる、トイレに行けない…といった悩みも。世のママたちは、この「後追い期」をどんな方法で乗り切っているのでしょうか?■時計に助けられた!「娘の後追いがひどくてストレスを感じていた時期がありました。私が隙を見てトイレに行こうとすると、すかさず大泣き。『追ってきてケガをしたら』と思うと放っておけず、結局は抱っこした状態で用を足すしかない…という日々。そんなとき、友人から1時間ごとに音楽が流れて人形が動く時計をプレゼントされたのですが、それがどうやら娘の興味をひいたようで。鳴るたびに、ジッと見入っているんです。『コレは!?』と思って時計が鳴るタイミングに合わせてトイレに行ってみると、大成功! 時計に夢中の娘は、私がいなくなっていたことに気づいていないようでした」(Kさん/主婦)それ以降、できるだけトイレに行くタイミングを時計に合わせるようにしたというKさん。後追いから完全に開放されたわけではないものの、ときどき落ち着いてトイレに行けるようになっただけでも、ずいぶん気持ちが軽くなったそうです。生後6か月くらいから音の出るオモチャに興味を持ちはじめるようなので、ママがトイレに行っている間、赤ちゃんの関心を引いてくれるようなアイテムを準備しておくと役立つかもしれません。■「声掛け」を大切に「我が家では、『トイレに行ってくるよ、すぐ戻ってくるね』『洗濯物を干しに、ちょっとベランダに行ってくるね』と、ほんの少しでもそばを離れるときは、かならず声をかけるようにしていました。もちろん最初はそれでもダメでしたが、次第に後追いしないように。根気よく声をかけ続ければ、赤ちゃんも安心するのでは?」(Fさん/主婦)赤ちゃんが後追いするのは、「ママがどこかへ行ってしまう!」「もう戻ってこない!」と不安になるからだと言われています。最初は理解してもらえないかもしれませんが、「ちゃんと戻ってくるよ」と毎回伝え、安心させてあげると後追い期が早く終わるかもかもしれません。■しっかりスキンシップ!「息子の後追いがひどかった時期は、とにかくコミュニケーションを取るよう心がけていました。家事などでどうしてもそばを離れないといけないときは、その前にしっかりと息子と遊んでおく。そうすると満足するのか、私の姿が見えなくても泣かないことがだんだん増えて、わりと早めに後追いがおさまりました」(Iさん/医療・福祉)「とにかく私の姿が見えないと泣く。洗濯物を干そうと思ってベランダに出ると、ガラス越しに姿が見えているはずなのに泣く。そんな状態だったので考え方をちょっと変えて、『どうすれば、離れる時間を短くできるか』を考えることにしました。洗濯物を干すときは、ハンガーにつるすところまでを家の中で終わらせて、ベランダに出る時間を短縮。家事中はできるだけおんぶして、くっついている時間を増やしました」(Hさん/主婦)赤ちゃんが満足するまでママが一緒にいれば、次第に不安を感じなくなり、後追いが軽減されていくこともあるそうです。Iさんのように用事をする前にしっかり遊ぶ、またHさんのように離れる時間を短くするなどの工夫をして、なるべく赤ちゃんを安心させてあげましょう。■後追いでの事故に注意日々成長する赤ちゃんは、ママが思いもよらない行動をとることがあります。「ココには入ってこられないはず」と思っていたら、気づくと赤ちゃんが足元に…ということも。特に火や刃物のあるキッチンでの作業中、コードがある掃除機の使用中、ベランダに出るときなどは注意が必要です。また、赤ちゃんの移動範囲が広がってスピードが増せば、それだけ事故のリスクも高まります。あらかじめ危険な場所にはベビーゲートを設置しておくなど、事故防止の工夫をしておきましょう。どこへでもついて来たがる我が子の姿は愛おしいものの、一方でストレスを感じてしまうママも多い様子。家事もトイレもままならないのはやはり困りますし、できれば早く後追いから卒業したいもの。しっかりスキンシップをとって安心させてあげれば、後追いの期間が短くなるという説もあります。そのときに対応する工夫に加え、できるだけ早く後追い期が終わるよう、赤ちゃんとのスキンシップも大切にしたいですね。
2017年01月12日■未熟児養育医療制度とは?生まれてきた赤ちゃんが「未熟児」や「低出生体重児」だった場合など、医師が入院療養が必要だと認めた赤ちゃんが、全国の「指定養育医療機関」で治療を受けた場合、その医療費を助成する制度。■未熟児養育医療制度でもらえる金額は、いくら?費用の全部、または一部(地域によっては保護者の所得に応じて一部自己負担金がかかる場合もある)を負担してもらえる。■未熟児養育医療制度でもらえる人は、どんな人?この制度が適用される赤ちゃんは、「出生時の体重が2000g以下の場合」または、または下記のような場合などだ。●未熟児養育医療制度で助成の対象となる乳児 (例)1) 運動不安・けいれんがあるものなど2) 体温が34度以下3) 呼吸器・循環器系(強度のチアノーゼがあるなど)4) 黄疸(おうだん)(生後数時間以内に現れるか、異常に強い黄疸のあるもの) など■未熟児養育医療制度の手続きの概要医師に養育医療意見書をもらい、書類審査を受ける出生届を出した後、医師に養育医療意見書をもらうケースによっては、出生届を出す前に、手続きが開始することもある。未熟児養育医療給付申請書、世帯調査書は自分で書き、自治体によっては扶養者の所得を証明する書類(源泉徴収票のコピーや確定申告書)と一緒に未熟児養育医療の申請をし、書類審査に通ると利用できる。■コラム:未熟児養育医療制度を利用した私の実感「生まれた子が、未熟児だった」というのは、ママにとっては結構ショックな出来事。じつは、私にも経験がある。次男・三男が双子なため、二人とも早産で極小未熟児だったのだ。「ちゃんと産んであげられなくてごめん!」と、出産直後は相当自分を責め、大きな挫折感だった。 退院は一緒にできず、双子が入院している病院に搾乳を届ける日々。未熟児は文字通り「未成熟な状態で生まれた児」なので、当初はトラブルも多かった(生後半年で入院6回)。「障害が残る可能性は通常の10倍」と言われ、生後1年半、生まれた病院で生育の経過をチェックしてもらう「経過観察」にも通った。…と、いろいろあったが、あれから12年。極小未熟児で生まれた双子は、何の遜色もない普通の小学校6年生となった(現在、やや肥満気味ですらある)。「出産当初はショックだったけれど、過ぎてみればそれも懐かしい思い出」という現在の私の実感を伝えておきたい。■未熟児養育医療制度 DATA※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2017年01月10日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。子どもを保育園へ入園させるかどうか、そこには家庭ごとの“理由”があるものです。ただ、生まれて数か月以内の0歳児を保育園に預けることに関しては、世間で多くの賛否両論が交わされています。ここでは、どちらかというと「何も生まれてすぐに預けなくても……」という声が多い0歳の保育園入園について、実際に0歳のわが子を保育園に通わせている、または通わせたことのあるママ4人にうかがった「メリット」をご紹介します。●(1)親の自由時間が増えるインタビューした4人ともが何らかの形で認めたのが、「親の自由時間が増える」というメリットです。2歳の女の子を生後3か月から保育園に預けているというTさんは、『産後3か月で職場復帰できたのは、保育園のおかげ』と言います。10か月の男の子を保育園に通わせているというNさんは、出産を機に仕事を辞めたものの、ステップアップを狙って産後半年で資格取得のための勉強を始める予定だったため、『0歳保育があって本当に助かった』そうです。他の2人のママも同じように、外で働く、または習い事に通う時間など、自由に使える時間が持てた ことをメリットにあげました。●(2)子育てを助けてくれる存在7歳の女の子のママUさんは専業主婦でしたが、娘さんを0歳から幼稚園入園まで保育園に預けたそうです。その理由を尋ねると、『子育てに自信がなかったから』との答えが返ってきました。自身が一人っ子、両親とは離れて暮らし、ご主人は出張の多い職業というUさんは、子どもと二人きりでいる時間の長さと孤独感に、生後3か月ごろにはもうノイローゼ気味だったそうです。『相談相手を探していたときに、保育園の体験入園会に行ったら、保育士さんが何人もの0歳~4歳の子どもたちの相手を上手にこなしているのを見て、「これだ!」と思ったの』Uさんの場合は、子育てを完全に任せてしまうわけではなく、数時間や半日保育で預けながら、プロの保育士に育児の相談ができた ことが一番のメリットだったというわけです。●(3)一日のリズムが整いやすいUさんはさらに、子どもと二人でいると、お互いの都合で一日のペースがバラバラになり、夜中に起きだした娘の相手をして昼夜が逆転してしまうこともあったと話してくれました。『保育園に入れることで、起きる時間、食べる時間、寝る時間が自然と固定して、イライラが減ったのも、大きなメリットだった』と言います。一日のリズムの基礎となってくれる 保育園の存在はUさんにとっては救世主だったようです。●(4)子どもとの時間を有意義に過ごせる前述の、習い事のために0歳児の子どもを保育園に通わせているNさんは、こんなことも話してくれました。『自分の都合で保育園に入れたことで罪悪感も持つけれど、だからこそ、子どもと一緒に過ごす時間を大事にできていると思う』そうです。24時間育児に取り組んでいると、子どもと一緒に過ごせる時間のありがたみや幸せ を実感するチャンスはあまりないのかも。確かに、“離れて初めてわかる”こともあるのでしょう。●(5)入園しやすく慣れやすい最後に、2歳の男の子を生後2か月から不定期で保育園に通わせているというIさんがあげたメリット。それは、「入園の競争率が低い」ということと、「子どもが保育園に慣れやすい」ことでした。保育園ごとに条件は違うでしょうが、確かに0歳からの入園希望者は2歳、3歳に比べると少数の傾向があります。また、子どもが物心ついてからだとママと離れるのを嫌い、保育園に馴染めない例も確かに多いようです。特に将来的に保育園に預ける必要がある家庭では、0歳児のうちから数時間や半日保育としてでも入園して籍を確保し、子どもを保育園慣れさせておく とスムーズかもしれません。●まとめとしてここでは主に親の都合とメリットをご紹介しましたが、0歳からの保育園通いは、子どもにもメリットを与える可能性があります。たとえば、Uさんの娘さんは幼稚園でも小学校でも、常にクラスのまとめ役になるようなリーダーシップを持った子どもに育っているそうです。『保育園で早いうちから自立を学んだからだと思う』とUさんは考えています。核家族、それも一人っ子家庭では身に付きにくいとも言われる“社会性”が身につきやすいという意見も聞かれました。0歳児保育を検討している方にとっては、心強いメリットの数々です。ただ、育児方針は家庭ごとに異なります。親も子どもも含めた各家庭にとってのメリットとデメリットをよく考慮した上で、0歳児の保育園入園を決めたいですね。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年01月07日子育てにはやらなくてはならないことがいっぱい! あれもこれもこなさないと、ちゃんと育てられないのでは、なんて不安になることもあるでしょう。そんながんばりすぎて疲れているママにおすすめの育児マンガをご紹介。世間的には「ダメ母」といわれることもある主人公たちですが、多くのママが共感できる要素があるはず。■『おにぎり通信』(二ノ宮知子 著/集英社)『のだめカンタービレ』の作者、二ノ宮知子さんによる子育てファミリーエッセイ。一般的な育児マンガとの違いは、家事や育児のほとんどを二ノ宮さんの夫が担当していることです。それではママである二ノ宮さんは何をしているかといえば、人気作家らしくマンガの締め切りに追われる日々。「育児より仕事のほうが楽」とまで言ってしまうほど、一家の大黒柱として働いています。生活のほとんどを夫に任せっぱなしなわけで、子どもたちには「パパがいい」と言われてしまう始末。その都度、ママ業をがんばろうとするけれど、朝は起きられなかったりと、なかなかうまくいかないようで…。そんな失敗をしつつも、幸せそうに暮らす家族の姿にほっこりしてしまいます。子どもの成長に沿った笑える「あるある」ネタも盛りだくさん。でも、ママとしては主夫として奮闘するパパの姿にも共感してしまうかもしれません。■『毎日かあさん』(西原理恵子 著/毎日新聞出版)「毎日新聞」で連載中の育児マンガではありますが、作者である西原理恵子さんが連載中に離婚してしまうなど、波乱万丈な様子も描かれた作品です。「かあさん」は晩酌をしながら子どもを寝かしつけたり、運動会の日に寝坊して質素なお弁当しか作れなかったりと、決してほめられる子育てではないかもしれません。でも、大きくなった子どもたちを見て「食事なんか手作りすることなかった あんなに抱っこしてほしがってたのに もったいないことしちゃったなあ」と振り返るほど、子どもたちへの愛情はしっかり伝わってきます。そんな思いにホロリとしながらも、なぜか棒を集めてくる男子の習性など、笑えるエピソードも満載で、育児への勇気がもらえるはず。 ■『私たちは繁殖している』(内田春菊 著/ぶんか社)妊娠から出産、そして4人の子の育児風景を描いたマンガ。主人公がシングルマザーを経て結婚、離婚、さらに再婚するなど、こちらもなかなかの波乱万丈っぷりです。1巻には妊娠から出産にかけての様子が詳しく描かれていて、プレママには参考になりそう。「おしるし」がきてから陣痛時の呼吸法、出産直後の様子などリアルに描かれています。豪快すぎる子育て法には賛否両論ありますが、この本を読んで母乳育児に挑戦した、子育てが楽になったと思う人もいるほど、長く愛されている作品です。■『ママだって、人間』(田房永子 著/河出書房出版)妊娠したけどすぐには母性がわいてこない、妊婦の性欲問題、出産への恐怖、産後の夫婦関係など、他人には聞きづらい、言いづらいことが赤裸々につづられた異色作です。母親学級でママコミュニティに違和感を覚えるエピソードは、初めてママになったときに感じたことがある人もいるかもしれませんね。ほのぼのしたシーンはあまりないのですが、その分、幸せの裏に隠されたママの悩みがぶっちゃけられています。ママであることに疲れたときに読みたくなる1冊です。どの作品もママとしては異端児ともいえる女性が主人公ですが、ハッピーな面だけでなく、大変なことやドロドロしたことも描かれているので、育児に苦労してきたママたちから共感を集めています。「ダメなのは私だけじゃなかった!」と安心するもよし、「ありえない!」と笑い飛ばすもよし。育児マンガだからといって、共感できなくても大丈夫。ほかの人の育児風景を見ることで、ヒントが見つかるかもしれません。・ 『おにぎり通信』(二ノ宮知子 著/集英社) ・ 『毎日かあさん』(西原理恵子 著/毎日新聞出版) ・ 『私たちは繁殖している』(内田春菊 著/ぶんか社) ・ 『ママだって、人間』(田房永子 著/河出書房出版)
2016年12月21日我が家の三兄弟……妊娠&出産は、三者三様!ここ数年、分娩を行う病院やクリニックが少なくなってきています。その一方、設備やアメニティが充実しているリッチな産院や、リスクに強い周産期センター等にお産が集中し、「分娩予約が満員!」なんて声も聞かれるようになりました。無痛分娩ができるか、LDRか分娩室か、費用はどのくらいか……などは施設によってさまざま。ましてや初めての妊娠時なんて、何を基準に産院を選べば良いかも分からず、困ってしまいますよね。現在わたしは、7歳・5歳・2歳の兄弟を育てていますが、途中、引っ越ししたこともあって、計3つの産婦人科へ通い、出産しました。1つ目は、都心にある、最新機器が揃う小規模クリニックA。(健診のみ)2つ目は、地方都市にある、アットホームな中規模クリニックB。(里帰り出産)3つ目は、都心にある、産科で有名な総合病院C。(健診&出産)どこの施設も素敵でしたが、健診の方法や待ち時間、バースプランや産後の指導方法などは本当にバラバラ!これから産院を選んだり、バースプランを考えたりするママのために少しでもお役に立てたら……と思い、それぞれの様子をレポートします。1人目は、都心クリニックで妊婦健診→→地元クリニックで里帰り出産【妊婦健診】:最新機器が揃う人気の個人クリニックA<選んだ理由>家から一番近い産婦人科だったから。しかし後日、都内でも人気の高い有名クリニックだったことを知ってビックリ!無痛分娩の希望者が半数にものぼるそうです。<特徴・通ってみた感想>◎3D/4Dエコー(超音波診断)がすごいお腹の中で動いている赤ちゃんの様子がリアルタイムで見られます。3Dとは立体画像、4Dとは動画です。現在はCDやUSBメモリに保存してくれるようですが、当時はVHS!でっかいカセットを毎回持って受診していました(笑)◎待合室がホテルみたい♪待ち時間はと~っても長かったのですが、かわいい内装+アロマの香り+豊富な雑誌類のおかげで、そこまで苦になりませんでした。◎体重管理が厳しい!熱心な先生だからか「体重増加」にとても厳しい!増えすぎた週は、母子手帳に赤丸をつけられ、指導を受けました…。【出産】:地方のアットホームな個人クリニックB<選んだ理由>実家から車で15分程度で、アットホームな雰囲気だったため。事前に電話で分娩予約し、34週に里帰りしました。<特徴・通ってみた感想>◎マタニティヨガができる!自然分娩を推奨するクリニックだったので、よく体を動かすことを勧められました。このヨガで分娩時の呼吸法もマスター。◎母乳育児に熱心産前は、助産師さんの入念な乳首チェック&柔らかくしておくためのマッサージを伝授。産後も、母乳育児を軌道に乗せるためか、指導は若干厳しめ。でも、おかげで完母に!◎会陰マッサージにも熱心「なるべく切らない」というのがここの方針。クリニックで生ゴマ油を購入し、もらったテキストを読みつつマッサージ。後期は週2~3日、臨月に入ったら毎日マッサージしていました。◎LDR完備でアットホームなお産に陣痛・分娩・回復を1つの部屋で全て行えるLDR。とても広く、誰でも立ち合えますよ~という雰囲気。パパ&実母がテレビを見たりしてくつろぐ中、高位破水でなかなか陣痛がつかなかった私は、足湯につかったり、アロマを焚いたり、木馬みたいのにまたがったり(笑)、いろいろやりました…。◎バースプランがかなり自由!やりたいことは何でも!という助産師さんの勧めで、「横向きで出産したい」「なるべく切開したくない」「へその緒を切ってみたい」というプランに。実際、会陰は伸びがよく切開せずに済んだけれど、産道(膣壁)が切れてしまい縫合するハメに。しかも、へその緒は私ではなく、なぜかパパに切られる始末。トホホ。。。◎家族も泊まれる「特室」がある病室は一般個室の他に、広くてバス・トイレ付きの「特室」があり、家族も宿泊OK。たまたま空いていたので、産後2日ほどパパも泊まりました。◎食事が美味しい&美容師さんのサービスも!毎日の食事が豪華で美味しく、盛りだくさん!また、退院前に美容師さんによるシャンプー&ブローのサービスがあり、赤ちゃんのお世話で疲労困憊な心と体がリフレッシュできました。2人目は、都心の総合病院で妊婦健診→→地元クリニックで里帰り出産【妊婦健診】:都心にある産科で有名な総合病院C<選んだ理由>上の子が生まれる際に引っ越し。この総合病院の小児科に通っていて、産科の評判の良さを聞いていたので。<特徴・通ってみた感想>◎待ち時間がとにかく長い!産科の待合室は、空き座席を探すのが難しいほど人がいっぱい。ましてや子連れの健診通いは辛いものがありました…。◎先生が多く、曜日によっては担当医を選べる産科の先生がたくさんいて、女医さんを希望したり、前回と同じ先生でお願いしたりできるようです。◎他科との連携がスムーズ初期検査で甲状腺の数値が悪く、そのまま内科へかかるよう指示。精密検査をしたところ「甲状腺機能低下症」と診断され、妊娠中は内科で経過を見ながら薬を飲んでいました。2つの科を一度に受診でき、里帰り先に紹介状も書いてもらえ、本当にありがたかったです。【出産】:地方のアットホームな個人クリニックB(2回目)<選んだ理由>里帰りするか悩んだけれど、やはりあのアットホームな雰囲気が忘れられず。一人目を産んでいるということで、分娩予約ギリギリのところを特別に受け入れてもらえてラッキーでした。<特徴・通ってみた感想>◎産みたい日をコントロール?予定日超過の検診時、先生は「旦那さんも来てるし、今日産みたいよね?」と内診でグリグリ。これが噂の「卵膜剥離」(陣痛を促すため、赤ちゃんを包む卵膜を子宮の壁から剥がす処置)!ゴットハンドのおかげでその日の午後から陣痛が始まり、夕方にはMAXになりました。◎今回はバースプランに忠実な上、プラスαも!産後は1人目のリベンジで“自分で”へその緒を切りました。感動~!しかも、出したばかりの胎盤を助産師さんが「見ます?」「触っても良いですよ」と。夫婦で見学&触り、良い記念になりました(パパはビビっていたかも)。3人目は、通い慣れている総合病院で妊婦健診&出産【健診&出産】:都心にある総合病院C(健診では2回目、出産は初めて)<選んだ理由>上の子が幼稚園に通っていたため、今回は里帰りはナシ。すでに2人が小児科でお世話になっていて、子どもに優しい良い病院だと知っていたので、出産もここでしてみたいなと。和痛分娩の存在も気になりました。<特徴・通ってみた感想>◎バースプランは現実的、撮影もNG希望を記入する紙には、「医療行為はできません」と但し書きがあり、できることはかぎられている印象。そして、立ち合いが認められているのは、基本的に赤ちゃんの父親だけ。しかも両親学校への参加が義務付けられています。さらに、出産時のビデオ撮影も禁止。だから三人目だけ、産前産後のビデオがありません(笑)◎陣痛室→分娩室→病室と移動パパは上の子たちを見ているため、今回は付き添いなしの出産。でも助産師の人数が多く、とても親身で心強かった!そして、3人目にして初めて分娩台での出産を経験。いきみ始めてから20分の超安産で会陰も切開せずに済んだので、移動がラクで助かりました……。◎分娩当日は主治医でないことも。でも対応は臨機応変!医師の人数も多いので、分娩時にはその時間の担当医師が来ます。主治医ではない女性の先生だったのですが、私の経過が順調で、経産婦なのを確認すると、「自分で取り上げる?」と、赤ちゃんの脇の下に手を入れ取り出させてくれました!◎大部屋か個室。状況によっては希望通りにいかないことも産後は個室を希望していましたが、空きがなく最初は4人部屋に。上の子たちが面会に来るので、別室に行くなど気をつかいました。3日目からは個室へ移動。助産師さんの産後指導もソフトな印象でした。いかがでしたか?施設によって、出産方針や可能なバースプラン、産前産後のケア等に、結構違いがあるものですね。皆さんも、希望の出産スタイルが叶う、素敵な産院との出会いがありますように!
2016年12月08日子どもの誕生は夫婦にとって幸せなことですが、それを機に夫婦の関係が変わってしまったという家庭も少なくありません。出産前と出産後では環境的にも精神的にもお互いに変化が訪れるからです。普通はしばらくすると落ち着いてくるものですが、中には夫婦の関係が完全に冷めきってしまう“産後クライシス”に陥るケースもあります。なぜそんなことが起こるのでしょうか。今回は、産後クライシスの原因の一つとも言われている“産後のガルガル期”についてお話ししていきます。●産後のガルガル期とは皆さんは“産後のガルガル期”という言葉を聞いたことがありますか?数年前から少しずつ使われることが多くなってきた言葉ですが、比較的最近生まれた言葉なので、聞いたことがないという人も少なくないと思います。産後のガルガル期とは、出産後にホルモンバランスの乱れや育児による心的負担などによって一時的に情緒不安定になる女性特有の症状ことを指します。正式な医学用語ではありませんが、動物が赤ちゃんを守るために気性が荒くなることに似ている ことから“ガルガル期”と名付けられたと言われています。ガルガル期の女性は周囲の人に対して攻撃的になることが多く、とくに自分の赤ちゃんに関わる機会のある義両親や親戚などに対してイライラしがちなようです。また、夫がイライラの対象になることもあります。基本的には産後1年程度でおさまるとされていますが、人によっては数年にわたる場合もあります。●産後のガルガル期を経験した人の体験談実際に産後のガルガル期を体験した人はどのような症状が出たのでしょうか。周囲のママにガルガル期の体験談について聞いてみました。『とにかく姑にイライラしてました。赤ちゃんを触られるのもイヤだし、おもちゃを買い与えられるのもイヤ。姑の一挙手一投足が気に入らない感じ 。産後数年経ってからは何とも思わなくなりましたが、当時はかなり毛嫌いしてましたね』(37歳女性/主婦)『私は特定の誰かというよりは、赤ちゃんに触ろうとする人全員を敵視している感じ でした。外から来て手を洗わずに赤ちゃんに触ろうとしてる親戚とか、夜泣きする赤ちゃんをあやす夫とか。とくに夫にはツラく当たっていたので、今は申し訳ない気持ちでいっぱいです』(31歳女性/販売)『自分が理不尽なことでイライラしているのは分かっていたけど、とにかく周囲に怒ってばっかだった。義両親にすらちょっと強めに言ってたな』(38歳女性/通信)ガルガル期は自分の赤ちゃんと接する機会のある人にイライラを抱きやすい傾向にあるようですね。とくに姑にイライラしていたというのは皆一致していた印象でした。●夫から見たガルガル期そんなママのガルガル期を、夫たちはどのように見ていたのでしょうか。『女性は産後にイライラしがちになるというのは事前に知っていたけど、実際に妻がガルガル期になったときは怖かったな〜。服を脱ぎっぱなしとか、手洗いうがいを忘れるとか、産前なら笑って許されていたようなことで毎日怒鳴られてたし、何をしてもイラつかれてた感じ 。どうしようもなかったのでひたすら耐えてました笑』(37歳男性/広告)『うちは私に対してはキツく当たらなかったのですが、私の母親にはイラついていましたね。二人とも険悪なムード で、「これが嫁姑戦争か」と非常に気まずい思いをした経験があります』(33歳男性/飲食)夫からみても、ガルガル期の妻からはそのイライラが伝わってきていたようです。●ガルガル期を夫婦で乗り越えるコツ産後のガルガル期は、本人の意思ではコントロールできない場合が多いです。そのため、ガルガル期を完全になくす方法はありませんが、夫婦で協力してなるべくイライラする場面を減らすことはできます。●(1)イライラしがちな人物は遠ざけるガルガル期のイライラは理屈ではなく、ほぼ感情的な問題なので、妻がイライラしがちな人物はなるべく遠ざけてあげることが大切です。たとえば、妻が姑を嫌悪しているときに、「うちの母親だって気を遣ってくれているんだよ」などというフォローは無意味 です。“理由は分からないけど、なんかイライラする”のです。そのため、妻がイライラを感じてしまうような人にはしばらく訪問を控えてもらうようにしましょう。ガルガル期の発言が原因で人間関係がこじれることもあり得るため、無理矢理仲良くさせようとするのは双方にとってデメリットとなります。●(2)“自分のことは自分でやる”を心がける産後の妻はただでさえ育児に追われて大変です。そんな状況で夫に服を脱ぎ散らかされたり、育児の邪魔をされたりするとイライラの矛先は夫に向いてしまいます。そのため、ガルガル期の間は夫も“自分のことは自分でやる”という意識を持って行動しましょう。なるべく妻のイライラを抑えてあげる のがガルガル期の夫の役割となります。----------いかがでしたか?ガルガル期に起こるイライラは、なかなか自分でコントロールできないものですが、夫婦で協力してなるべく減らすことはできます。産後のイライラは一時的なものですので、後の関係が変にこじれないようにいろいろ工夫するようにしましょう。●文/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2016年12月07日こんにちは。ママライターのなかやまあぽろです。出産を機に、家族や仕事などの周囲の環境も変化しますが、自分自身の変化にも戸惑うことはありませんでしたか?SNSで出産する数年前の写真を見つけたりすると、当時と今では体や心境が変化しているように感じます。この気持ちはわたしだけではないかも……!と思い立ち、ママさんたちに“産後のおもしろ変化”のお話を伺いました。妊娠中の習慣が未だに続いているママさんがとても多く、現在妊娠中のプレママさんも必読ですよ!●【身だしなみ編】解放感から戻れない!?『産前は当たり前のようにワイヤー入りブラを着けていましたが、妊娠を機にノンワイヤーブラに切り替えました。そのときの解放感は今でも忘れません! 産後2年が経ちますが、未だにノンワイヤーのものを選択してしまいます。たぶん、妊娠前のわたしだったらあり得ない選択をしているのかも』(20代のママ)『妊娠中にはくショーツ、通称“デカパンツ”はお腹周りまでしっかり温めてくれるすぐれものです。産じょく期も終え、そろそろ産前の下着に切り替えようと以前のものを出して比べてみると、生地はツルツルしているし、面積が足りない!なんだか不安を覚え、すぐに綿の腰まである下着に買い換えました (笑)』(30代のママ)『娘も幼稚園に入園し、少し余裕も出てきたので久しぶりにヒールのある靴でも履こう、と思い妊娠前に愛用していた靴を履いて出掛けたのですが、すぐ足が痛くなり断念。楽なペタンコ靴から抜け出せません…… 』(30代のママ)『妊娠中に一人で出掛けるとき、もしものときのためにとバッグに母子手帳やナプキン、タオルなどいろいろ詰めていました。産後も子どものおむつや着替えセットなどをバッグに詰めて出掛けるのですが、急に一人で外出する機会があったらすごく不安になります。小さなバッグの中に、お財布とスマートフォン、鍵とハンドタオルだけ……。本当にこれだけでお買い物に行けるのかとソワソワします 』(30代のママ)やはり、目に見える大きな変化と言えば、自分の身だしなみ。妊娠を機にだらしなくなったのでは……と、時に心配になることも。でも、それでいいのです。慣れない育児をこなしながら頭のてっぺんからつま先まで完璧なママはどこにもいません。大切なのは、赤ちゃんと自分や家族が笑顔で暮らせる毎日です!●【パパ編】イクメン、これからもよろしくね!『妊娠中のお風呂掃除は夫が担当でした。子どもが産まれても当たり前のように掃除をしてくれている ので本当に感謝です。もっと仕込んでおけばよかったかも!?』(20代のママ)『わたしが妊娠してからというもの、電車や街で妊娠中の女性や子連れのママに特に目がいくようになったという旦那。これまで電車で席を譲ったことがなかったそうですが、わたしが妊娠してからは進んで行動できるようになった とわたしに自慢してきます。一人でも多くのパパに、このような意識が芽生えるとうれしいなと思いました』(20代のママ)ママだけではなく、パパや周りの家族にもいい変化をもたらすこともありますね。妊娠中はパパにとことん甘えることが、産後の生活にも大きな変化をもたらすことも!?●【食事編】食生活の改善に一役買った?『ファーストフードが大好きだったのですが、妊娠後は吐きづわりがひどかったので生野菜や豆腐しか食べられませんでした。その習慣がついてしまったのか、産後も野菜中心の食生活になり、逆に健康的に 。あのつわりは、赤ちゃんからのメッセージだったのかも?』(30代のママ)『大好きだったお酒ですが、妊娠中はもちろん産後も母乳育児だったのでしばらくは飲めませんでした。やっと少しずつ飲んでみようと思い口にしたのですが、以前のように「おいしい」と感じることができず、頭の中は「?」マークでいっぱいに。母に何気なく話してみたところ、「子どももまだ小さくて目が離せないし、気が張っているからじゃない?」 と言われ納得。いつか手が離れたころに、おいしく飲めるといいなと思っています』(20代のママ)妊娠中は“赤ちゃんの分も栄養を摂る”という言葉が頭から離れません。妊娠が食生活を見直すきっかけとなるママさんも多いよう。産後しばらくは赤ちゃんのお世話で自分のことを後回しにしがちですが、健康的な生活はなるべく続けていけるといいですね!----------産前と産後では生活環境は比べられませんし、なにが“当たり前”なのか判断基準も違ってきます。しかし、どのママさんのエピソードにも共通していたのは“赤ちゃんが誕生することによって、自分や周りの家族にもいい変化が起こる”ということでした。●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2016年12月03日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。高齢出産の話題が頻繁に目に飛び込んできます。子どもが欲しい女性にとって、ある意味“チャンス”が増える良いニュースです。ただ、高齢出産ママが増えることで、少なからず問題も生じています。 それが、高齢ママが感じる年の差ギャップです。同じ年頃の子どもを持つママやパパが同じ年代とは限りません。公園や幼稚園で出会うママ同士の年の差が20歳以上 なんてこともあるのです!ここでは、この年の差ギャップに悩んだ3人の高齢ママの経験から、その解決方法についてまとめてみました。●ギャップは妊娠中から43歳で第1子を出産したT子さんは、『プレママ教室のハイテンションについていけず、いつもぼっちだった』と言います。参加者は20代の初産婦が大半で、T子さんにとってはそこに付き添うプレママの母親たちの方が年齢的に近かったそうです。『若いママたちからは、「え~、40代で1人目?すご~い!」と驚かれ、その母親たちからは「まぁ、大変ねぇ」と同情の目を向けられて、なんだか肩身が狭くて、話の輪に入れなかった』と、そのときの心境を語ってくれました。プレママ教室の帰りには、お茶へランチへと賑やかなおしゃべりとともに流れていく若いママたちについていけず、でも、地方在住だったT子さんの周囲には同年代の初産婦だけの集まりはなく、『別に一緒にお茶がしたかったわけではないけれど、心細かったのは事実』とのこと。そこでT子さんが見つけ出したのが、サイト上の高齢ママの集まり。『実際に会うことはなかったけど、ネットのつながりだからこそ、面と向かっては口にしにくいような悩みを相談し合うことができて、一人じゃないんだと安心できるの』と経験を通じたアドバイスを残してくれました。●出産後の回復にギャップ高齢出産ママの多くはとても健康で、体力的にも自信を持っています。それでも、出産という一大事は体にダメージを与えます 。A子さんは45歳で第2子を出産しました。第1子の出産は30代前半だったため、10年以上の年月を経ています。『1人目は安産だったし、産後5日で退院して10日後には職場に復帰できた』というA子さんですが、『2人目はそうはいかなかった』と苦笑いをしました。体力には大きな自信を持っていたA子さんでしたが、出産直後の経過は思わしくなく、トイレに行くだけでフラフラ。後から出産した若いママたちが元気いっぱいに歩き回り、母乳指導や沐浴指導を通じて仲良くなっていく様子を、ベッドの中から『たぶん、すごく恨めしそうな顔をしていたはず』と苦笑い。病院のスタッフも、「高齢出産だもの。ゆっくり確実に回復させましょう」と言ってくれるものの、それがかえってつらかった そうです。『最終的に、自分が高齢出産であることを認めて楽になった』というA子さんは、若いママたちに高齢出産のつらさを話して聞かせることで、同室ママたちの信頼を勝ち取り、『退院後も時々電話で相談に乗ってあげたのよ』と今度は誇らしげに笑っていました。●公園デビューでつまずいて公園デビューは、全ての初心者ママにとってちょっとしたイベントです。それが高齢ママだと、こんなギャップに悩まされることもあるようです。46歳で第3子を出産したY子さんは、ある意味子育てのベテラン。年齢に応じた社会経験もあり、子育てに対して特に迷いや不安は感じていなかったそうです。ただ、“公園デビュー”という言葉は知っていても、それほど重みのあるもの だとは思ってもみなかったのです。ある日、近くの公園に足を向けたY子さんとお子さんは、3組の若いママ&子どもと知り合い、一緒に遊びました。子どもたちはすぐに打ち解けて遊びはじめ、Y子さんも安心してベンチでママとのおしゃべりに混じりました。ところが、SNSに載せた写真や子育て、ファッションなどの情報に話が移っていくと、「Facebookあります?」「いいえ」「なんだ、じゃあ無理ですね」「LINEは?」「あまり使っていないんです」「連絡もつけられないじゃないですか」。そんな会話の繰り返しの結果、「あ~、やっぱり……話合わないみたいですね」と一人のママに言われ、あとは蚊帳の外。『実のところ、Facebookはやっているし、LINEも使っているけれど、初対面の人にすぐ教えるものではないと思った』というY子さん。年齢差が、SNSの使用頻度ではなく使い方にあらわれたわけです。それ以来、公園に遊びに行っても特におしゃべりに混じろうとは思わなくなったとのこと。『子どもの社会性は公園でなくても養えますから』というY子さんは、地域が主催する母子のためのイベントなどに積極的に参加しているそうです。●まとめとして出産する年齢にルールはないので、ママたちの年の差は当たり前。それでもあまりにその差が大きいと、そこには感覚的なギャップ が生まれてしまいます。特に、増えているとはいえ少数派の高齢ママにとって、ママ友との年齢差はそのままママ友との付き合いに、そして子育て環境にも影響を与える問題になりえることが分かります。しかし、体力の違い、感覚の違いはあって当たり前。高齢ママの居場所も仲間も、こだわりを捨てて周囲を見渡せばきっとみつかるはずです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2016年12月02日「上の子のように手がかかるんじゃないか」「1人でも大変なのに、2人なんてとても無理」「またしつけし直すのは大変」「夫の協力が得られないのでは」など…2人目不安は考え出したらきりがないほど、浮かび上がります。ところが実際2人目を産んでみるとどれも心配する必要はなく、むしろ事態は好転しました。今回は6つの不安を例にご紹介します。上の子のように手がかかる不安上と下は正反対。きょうだい同じとは限らない「1人目の子育てが大変過ぎて、2人目が怖い」という人も多いでしょう。筆者の長男も生後4ヶ月まで毎日2時間の黄昏泣き、2歳まで夜も2〜3時間ごとに起きる、離乳食を食べない(30分かけて食べても3分の1)、成長がゆっくり、アレルギーやアトピーなど、不安に思うことが多くありました。ところが次男は、長男とは体質も性格も正反対。よく食べ、よく動き、よく寝て、アレルギーもアトピーもありません(黄昏泣きだけ同じ)。逆にヤンチャ過ぎて、長男ではなかったケガの心配をする日々です。きょうだいだからといって、性格も体質も同じとは限りません。よく「上は大人しく、下はヤンチャ」と言いますし、その逆もあるでしょう。自分や周りのきょうだいを見ても分かると思います。こればかりは産まないとわかりませんが、最初から決めつけられるものでもありません。ギャン泣きや愚図りが怖く、対応も辛い不安や動揺が消え、終わりが見えているので気も手も抜ける赤ちゃんが言葉を話せない分辛いのが、ギャン泣きや愚図りへの対応。理由が分からないので不安だし、抱っこし続けるのも大変ですよね。次男のときも黄昏泣きはありましたが、2回目なので「またきた」と慣れたものでした。1人目のときは「こんなに泣いて病院に行かなくても大丈夫かという不安と動揺」「終わりが見えない不安」が辛かったですが、2人目はそれがない分、対応もラクに感じます。また2人目は愚図りの理由も見当がつきやすいですし、理由がわからなくても「大事には至らない」と判断がつくもの。「ちょっとぐらい泣かしても大丈夫」と気も手も抜けてきます。赤ちゃん特有の行動が辛い懐かしいし、見逃したくない1人なら15分で歩ける道も、赤ちゃんと散歩すると1時間かかったりしますよね。他にも延々と水で遊び続けるなど、大人には理解し難い「赤ちゃん特有の行動」に付き合うのは辛いところ。初めて育児だと「何で赤ちゃんってこうなの!?」とイライラしがちです。2人目になると「赤ちゃんはこういうものだ」と受け入れているので、親も予め予測して行動したり、いつまで待つべきか、どう声かけをすればいいかなどがわかっています。上の子はもう下の子のような行動はしないので、懐かしく思っては「今の成長をよく見ておこう」と思うほどになるでしょう。しつけの教え直しがしんどい自然と上の子の真似をするので手がかからない赤ちゃんが1人で一通りの生活ができるようになるまでは、教えるママの方も大変。「また離乳食や歯磨きやトイトレか…」と思うと、ドッと疲れますよね。ところが下の子は、上の子大好き。何でも上の子の真似をするので、大抵は教える前にやっています。もちろん危ないこともあるので介助しますが、できるのも早いし、嫌だと愚図ることも少なめ。歯磨きをする際にママが言ってダメでもお兄ちゃんがやると真似して素直にやるなど、上の子に助けられる部分は多いです。1人だって大変なのに、2人なんて無理産後1年は大変なので対策を。その後はむしろラクになる2人目産後1年間は、「子育て」には慣れても「2人育児」には慣れていません。寝たきり赤ちゃんの間は、やはり物理的に大変。筆者は黄昏泣きの時期に長男の相手ができないことと、歩きたてで目が離せない時期に人手がほしいと思いました。産後1年はTVやお惣菜、一時保育や便利家電に頼ると決めておきましょう。ただ、1歳過ぎから徐々にラクに。むしろきょうだい2人で遊ぶ間に家事ができるなど、1人目のときよりも心身ともにラクになりました。どっちか片方だけのほうが、付きっ切りで一緒に遊ぶので大変。「きょうだい多いほうがラク説」は、年齢が上がるほどその通りだと感じます。夫の協力を得られるか不安イクメンが増えたとはいえ、子ども1人だと育児はママ担当というパパも少なくありません。「産後クライシス」とも言われるように、1人目の産後、育児にあまり協力しないパパへの愛情が下がったママもいるのでは。筆者の夫も1人目のときは非協力的でしたし、そんな夫へイライラもしました。子どもが2人になると物理的に「片方の子を夫に頼まなければいけないケース」が増えるので、夫の協力は必要不可欠に。筆者は子どもが2人になってやっと「家族になった」と感じましたし、2人目産後は産後クライシスはありませんでした。そのためにも、2人目産後はしっかり夫を頼ること。ある意味、夫が育児協力をするチャンスでもあります。子ども2人だと片方を病院に連れて行くなどどうしても夫に頼ることがあるので、最初から慣れてもらうと預けるときにお互いがラクです。ライター:宮野 茉莉子
2016年12月01日産後ってささいなことで悩んだり、社会から取り残されている…などと感じがちですよね。出産前と違って、出産後は赤ちゃんに24時間つきっきり。2時間毎の授乳、睡眠不足、自由に出かけることもできない……。また、泣きやまず、トイレにすらゆっくり行けなかったり、片手で抱っこしながら、昨日と同じ食事をかきこんで食べるなど、赤ちゃん中心の生活は想像以上に大変です。普段どれだけ明るく元気な人でも同じ。私も初めての出産後は、毎日自分だけ子育てに追われて…と少し落ち込む時期がありました。今回は、産後うつや、気分の落ち込みで悩んでいるママの、お力になれたら良いなと思います。産後うつってなんでなるの?産後に入った頃から意味もなくイライラしてしまったり、子育てから始まる将来に不安を感じたり、産後2~3週間あたりからうつ病に近い症状があらわれることがあります。原因としては、出産した事でのホルモンバランスの乱れ。出産後、妊娠前の身体に戻ろうとするため、妊娠中に分泌が活発だった女性ホルモンが激減し、代わりに母乳を分泌するために必要な別のホルモンが分泌されるようになるので、ホルモンバランスは一気に乱れます。ホルモンバランスの乱れによって、感情のコントロールができなくなり、うつ病のような精神的な症状が現れやすくなるのです。また、出産後はどうしても赤ちゃん中心の生活になってしまうので、慣れるまでは自分の時間を作ることがなかなかできません。さらに、思い通りにいかないこともあって、悩んでしまうママが多いのです。2人目を出産したママは大丈夫というわけでもなく、逆に最初の子の育児と比べてしまい上手くいかないことで産後うつになってしまう事もあるそうですよ。産後うつかな?と思ったらチェックしてみて当てはまる項目が多いと、産後うつの可能性があるので、落ち着いてる時にまわりのお友達やご家族に相談してみてください。□ よくイライラする□ 気分が落ち込んで涙が出てくる□ 性欲や睡眠欲がなくなる□ 過食気味・拒食気味になる□ 子供はかわいいのにお世話を苦痛に感じる□ 何事も自分が悪いと考えてしまう□ 自分ばかり大変だとパートナーに怒りを感じる□ 先のことを考えて不安になる□ 他人との交流を面倒に感じる□ 頻繁に胃が痛くなる先輩ママたちは、こうして乗り越えた!私の場合は、 先輩ママに話を聞いてもらったり、仕事帰りのパパとのコミュニケーションの時間を大切にしていました。また、週末はママ業をお休みして、家事をパパにお願いすることもありました。子どもが夜寝る時間が増えてからは、日中の育児に疲れていても、夜は自分時間を大切に。子供が寝た後にハンドメイドアクセサリーを作ったり、顔パックやヨガ、セルフネイルなど自分磨きをして、自分の時間を楽しんでいました。友達ママに聞いたところ、産後の落ち込みの経験は誰にでもあるもの。先輩ママたちのリラックス・ストレス発散には、こんなエピソードが。SNSから離れてみる!FacebookやInstagramなどは、落ち込んでいる気分のときはよくない。人と比べてしまったり、「母親失格だ」と自分を責めたり…。SNSを思いきっておやすみしたら、自分のペースでの育児を楽しめるようになりました!授乳中はずーっとテレビ鑑賞授乳しながら、海外ドラマや映画三昧。テレビをみながら授乳したり、自分の好きなことをしながらお世話してリラックス。「目を見て、話しかけながら授乳しないと〜」なんて気にしているママも、こまかいことは気にしない!ゆったりとした気分で授乳するのが、ママにもベビーにもベストです!たまには、パパや両親に預けるママだって息抜きは必要。たまにはパパやおばあちゃん、おじいちゃんにみてもらって、1〜2時間お出かけするだけでも気分転換になります。不安な気持ちは、何でも話す!産後うつには波があるのですが、その不安な気持ちをパパに話したりしてみましょう。パパの理解と協力があるのとないのとでは、心の持ちようが全然違います。些細なことも、誰かに話せばスッキリするかもしれません。時間が解決してくれるから、大丈夫!子育ては、ほんとに日々状況が変化していくもの。夜眠れない日が永遠に続く…なんてことはありえないのです。ママとしても、育児にも慣れて生活リズムができてくると、気持ちに余裕が出てくるはず。一番の薬は、時間なのかもしれません。子供の成長とともに、自然と症状も改善される方が多いようなので、焦らず、一人で悩まず乗り越えていきたいですね。
2016年11月29日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜