長女が1歳のときに職場復帰した私。お迎え時間が遅いものの、明るく楽しそうな娘の笑顔に癒やされる日々でした。でも、もっとお迎え時間を早めようと、私は思い切って転職! 一緒に過ごす時間が増えたとき、娘が口にした言葉に私はハッとしたのです……。 お迎え時、笑顔でかけよる娘職場復帰し時短勤務で働いていたものの、通勤時間が長くお迎え時間が19時をまわることもありました。年上の園児たちのなかに小さい娘が1人混じっている状態で、遅いときは先生たちと娘ひとりだけの日も……。 最初は心苦しくも、迎えにきた私と目が合うと「ママ!」と笑顔でかけよる娘に、疲れも吹っ飛び幸せな気持ちでいっぱいに。延長保育時間は軽食を食べられるので、何を食べたの~?とおしゃべりをして帰路につく日々を繰り返していました。 時間が厳しい…。転職を決意!時短勤務の期間終了を目前にし、今後の働き方についてとても悩みました。長年勤めてきた会社でこれからも頑張りたいものの、お迎え時間が厳しく……。また、夫は残業が多く、両親は遠方に住んでいることから、子育てを親族に頼ることが難しい状態でもあったのです。 ファミリーサポートの利用を検討しましたが、ワンオペ生活に疲れを感じていたこともあり、思い切って退職を決意しました! 転職をして娘との時間を増やしたいと思ったのです。その結果、お迎え時間が17時ごろとなり、娘と過ごす時間に幸せを感じました。 娘の本当の思いを知り… 新しいライフスタイルに慣れてきたころ。ふと娘が昔のことを話し始めたのです。「ママ、エンチョー(延長保育)ね。ママ、まだかな~遅いな~って待ってたんだよ……」と。その言葉に私は固まってしまいました。そして、娘を抱き寄せ「ママを待っていてくれて、ありがとうね」と答え、胸がいっぱいに……。 当時、楽しそうに見えていた娘ですが、やはり寂しさや不安もあったのだと胸に突き刺さる思いでした。小さな娘ですが、私に気をつかって明るく接していたことに気づいたのです。 延長保育自体、悲観するものではなく、本人は楽しんでいたと思っています。利用していた私としても、遅くまで見てくれる保育園の先生方にとても感謝しています。 一方で、娘が寂しくなったことも事実。しかし、幼いながらも、いつも笑顔を向けてくれた娘のやさしさがうれしく、胸がいっぱいになりました。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年08月27日お客さんからも店長からも理解されない青年『発達障害に生まれて』(松永正訓著/中央公論新社)ノンフィクションのモデルとなった立石美津子です。以前、とあるテレビのドキュメンタリー番組で、発達障害のある青年の仕事や暮らしについて取り上げられていました。青年は発達障害の診断を受けておらず、自らも親も気がついていない状態でスーパーに就職し、退職に追い込まれてしまいました。スーパーで働いていた青年は、客から「この商品はどこにありますか?」と聞かれ、素直に「分かりません」と答えてしまいました。「商品を探してほしい」という客の意図がくみ取れなかったのです。客は店長に「店員の態度がなってない!」とクレームを言い、彼は店長から「どうして商品を案内しないんだ!気遣いが足りない!分からなかったら、なぜ分かるスタッフを探さないんだ!」と叱られていました。青年は次第に「僕はダメ人間だ」と自己否定して、転職を繰り返すようになりました。その後、自閉症スペクトラムの診断を受け、「営業職や接客ではなく、コミュニケーション能力があまり求められない職場を探している」といった内容の放送でした。本人も家族も気づかないまま今、成人している人が幼少期を過ごした時代は、今のように“発達障害”について情報がなく特別支援教育も今ほど充実していなかったのではないかと思います。特に知的障害を伴わないグレーゾーンの人たちのなかには、家族はもちろんのこと、自身も自分に発達障害があることを知らないまま日常生活、学校生活を送っていた人が相当数いるのではないでしょうか。通常学級に通っていても、親や先生から発達に凸凹があることを理解されて、療育に通ったり、通級指導教室に行ったり、また特別支援学級や特別支援学校に通い特別支援教育を受けている場合「できないときはどうやってSOSを出せばいいのか」などの練習も学校教育のなかで受けることができます。けれども、障害があることを知らずにいたら、これらを学習することもなく社会に出ていくことになります。社会に出て働くとなると、要求されることはそれまでより更に厳しくなります。法定雇用率は上がっても今は従業員数が45.5人以上の民間企業には法定雇用率が課され、障害者を2.2パーセント雇わなくてはならない決まりになっています(※)。将来、さらにその割合が上がると言われています。ただ、障害がある人を採用したものの、その後の対応に苦慮している企業もあると聞きます。「とりあえずこれやっといて」 「朝イチで資料作成して」「資料は多めに作っておいて」これらの曖昧な指示が分からない人がいることを、どれだけの企業、そこで働くスタッフが知っているでしょうか?インクルーシブ教育、ダイバーシティ(多様性)、障害者差別解消法、合理的配慮など、昔に比べて障害のある人が生きやすい社会に確実になってきていると思います。けれども、車椅子の人を入店拒否しないお店は増えても、見た目では分かりにくい発達障害の人に対しての理解はまだまだ浅いようにも感じます。※2020年2月現在障害者の法定雇用率の引き上げについて | 厚生労働省近所のスーパーでも私が頻繁に行くスーパーに、「これありますか?」と聞いても、「ありません」とだけ答える店員がいます。特性ゆえの対応なのか、それともマナーの問題なのか…ある程度知識がある私でもカチンときてしまいます。私でもそう感じてしまうということは、世間の目はきっとより厳しいだろうなと想像します。制度を整えるだけでなく、社会の人の理解を深めていくことも同時にしなくてはならないと考えさせられるテレビ番組でした。
2020年02月17日何のために働くの?子どもをあずけて働くママに悩みはつきもの。「育児と仕事の両立がうまくできない」「キャリアアップしたいけれど、今の会社では難しそう」「小学生になっても今のペースで働けるか不安」など。編集部で、実際にママと接していると「いったい、何のために働いているのかわからなくなる…」なんていう言葉もよく聞きます。働く目的は人それぞれ。経済的理由のほかに、やりがいや社会とのつながりを保ちたいなどがありますが、自分は一体どうなのか、しっかりと見つめたことはありますか?「子どもがいるから働けない」は思い込みかも働く目的をなるべく早く整理し、これから起こりうる社会変化までも視野に入れておかないと、仕事に振りまわされる人生になってしまうかもしれません。キャリアコンサルタントの西村麗子さんは「それらをしっかりと見極めたうえで、転職した方がよい人はワーママでも必ずいますし、成功例もありますよ」と話します。「子どもがいるから動けない」と考えているのは、あなたの「思い込み」かもしれません。サンケイリビング新聞社では、西村麗子さんを講師に迎え、キャリアアップや転職について悩むワーママを応援するセミナーを開催します。少人数でワーママ「あるある」について、話をしながら悩みを分かちあい、モヤモヤをスッキリさせませんか?開催概要日時:10/26(土)11:00~13:00参加費:3000円(事前決済)会場:サンケイリビング新聞社(千代田区紀尾井町3-23)
2019年10月12日子育て中のママで「いつか再就職したい」と考える人は87%。今は売り手市場と言われていますが、「ブランク」がある主婦が本格的な再就職を目指すとき、どんなことに気をつければいいのでしょうか?離職ブランクのある女性の再就職支援をする「Waris」で、キャリアカウンセラーを務める島谷美奈子さんに話を聞きました。「離職ブランクのある人の採用は、5~6年前と比べると活発化しています。多様な人材の採用を進めたい企業にとって、ママの消費者視点、親視点に期待されることもあります」と、心強いコメントをもらいました。しかし、ここで気をつけたいのがママ側の心がまえ。どんなところに注意しながら再就職の準備を進めればいいのでしょうか。1.どんな働き方を選ぶかはじっくり考えて「正社員は待遇がよい一方、部署異動、リーダー職になる可能性もあります。特定の仕事だけに従事したいなら、契約社員やフリーランスという手も」と島谷さん。今は多様な働き方がある時代。自分の状況に応じて、働き方を考えてみるのは大事なことです。2.20代の自分とは違うということを自覚しましょう出産や結婚を理由に退職したのが20代という人もいるでしょう。しかし、そのときと同じ感覚ではNG。企業にとって正社員の中途採用は“起爆剤”。組織を改善したり、リードする役割を期待されています。指示待ちの人や、ゆるく働きたいという人を採用したいとは思っていません。体力や記憶力が低下しているという自覚も必要です。3.再就職が決まる前から、夫や家族にワーママの生活に慣れてもらおう夫や家族が「応援するよ」と言ってくれるかもしれませんが、心の中で応援するという意味かもしれません。今のうちから家族と具体的なイメージを共有して家事をシェアする、あるいはアウトソーシングするなどの対策を。ワーキングマザーの生活に自分はもちろん、家族にも慣れてもらうと安心です。4.学歴や年齢よりを気にするよりも、「したいこと」を大事に「高い学歴や、有名企業の前職があっても、待っているだけではチャンスはめぐってこない時代です。一方『何がしたいか』『何ができるか』と、その理由をしっかりと説明できる人であれば、40代でも50代でも再就職に成功しています」島谷さんの言うような、何がしたいか、何ができるかわからないという人は、ボランティア活動や、ワークショップ、交流会に参加してみるなど、自分からアクションを起こして見つけにいきましょう。いかがでしたか?再就職をしたい時期から逆算して、少し時間のあるうちに、自分のスタンスを見極めて準備しておくとよさそうですね。
2019年09月25日結婚前からの妊活スタート。そこに至るまでにはこんな経緯もありました。 正直、4コマでは簡単な理由しか書けませんでしたが、いろいろあり、これが自分たちのベストなタイミングだったのだと思います。 転職したてで体も心も余裕がないから落ち着いてから……。でも子どもを作るには年齢的にもギリギリで……。 ちゃんと妊活をスタートするまでに時間は少し経ってしまいましたが、将来を考えて転職を選んでくれた彼にはとても感謝しております。(会社は入ってみないとブラック具合がわからないことも知りました(失笑)) それと、母にも先に子どもを作り始めたいと相談しておりました。私の年齢を知ってる母は「ええやん!」とノリノリの様子でした!(ヨカッタ) 早く孫を見せられるように頑張ろうと思いました! 第9話につづく 著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊活中のお話「妊活レベル1 まっふの冒険記」を連載。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2019年09月17日娘が1歳半のときに職場へ復帰し、家事・育児・仕事のバランスに悩む日々が始まりました。復職後3年で私が決断したのは“転職”。子どもに「ごめんね」と思わずに働けるようになるまでのことをお話しします。 念願の職場復帰! でも何か違う…大卒で入社した会社に、出産後1年半で正社員として復帰した私。当時1歳半だった娘は、月一ペースで高熱を出し、いったん熱を出すと1週間は下がらないということが少なくありませんでした。 短時間勤務で復帰前のように働けないうえに、たびたび休まなければならない日々。娘が熱を出すと心配しているのですが、会社にも申し訳なく思っていました。体調を崩している娘を目の前に、仕事の心配をしている自分に疑問を持った私。もし自分が娘だったら、体調が悪い自分が目の前にいるのにママが仕事のことばかり考えていると知ったら傷つくだろうな、と考えさせられました。 働き方について、改めて考える日々入社後、まだ結婚もしてないうちから、会社の先輩からしきりに言われてきた言葉がありました。「せっかく大卒で正社員になったんだから、結婚しても出産しても辞めたらダメだよ! もったいない!」「結婚や出産でいったん仕事を離れてしまうと、今みたいにいい条件では働けないと思っておいたほうがいいよ」 たしかにそうだなと思った私は、その言葉を鵜呑みにしたまま結婚・出産し、当然のように復帰しました。仕事は嫌いではなかったけれど、妻となり母となるなかで、今の働き方に疑問を抱くように。 しかし、「辞めたら今のような条件では働けなくなる」という先輩からの言葉が、思考を停止させていました。娘は元気に保育園生活を送りながらも、時折風邪をこじらせて入院することがありました。娘が入院しても、パパと交代で会社と家と病院を行ったり来たり。ついには私自身も体調を崩してしまいました。 自分のベストバランスを見つける何度も浮かんでは消えた、“仕事を変える”という選択肢。入院中、娘が眠るベッドサイドで改めて自分がどう人生を歩みたいのか考えてみました。 仕事はしていたいけれど、今の会社での働き方には限界を感じているのも事実。もっとスケジューリングの自由度が高く、娘が私を必要としているときには応じられる働き方がしたいと強く思いました。娘に「ごめんね」と思うことなく誇れる仕事は何か? 果たしてそんな仕事はあるのか? 試行錯誤する日々は続きました。 ある日、新聞の求人欄でライター募集の記事を偶然見つけ、とりあえず話だけでも聞いてみようと説明会に参加。スケジューリングや仕事のボリュームを自分で管理でき、昔から大好きだった“書くこと”を仕事にできる、私にとっては願ってもない仕事だということに気づき、ついに転職を決意しました。 社会人になって以来、ずっと言われ続けた“いい条件”で働くこと。その“いい条件”とは、ライフステージとともに常に変化するもので、何が自分にとって“いい条件”かは、自分で決めるものなんだと強く思いました。 転職後は子育て中の同僚に恵まれ、自分の特技を仕事にできたことで仕事に対する気持ちも変化。娘への罪悪感もなくなっていきました。きっかけは、今の自分の生活に疑問を感じたこと。思い切ってその根本に向き合い、自身でも気づけずにいる本音を探ってみることで、自分も家族もより幸せな毎日が送れるようになりました。 イラスト:sawawa著者:金谷ともみ第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。
2019年08月20日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんのゆるっと笑える育児マンガ! この連載では、キヨさんの妊娠から出産までの出来事と、子育ての様子をかわいいイラストとともに紹介します♪今回は、新連載1話目ということで、改めて、はじめましての自己紹介です! はじめまして! 2018年7月生まれの女の子を育児中のキヨです。 このたび、ベビーカレンダーさんでマンガを連載することになりました。第1話では、ざっくり自己紹介をさせていただきます。 ※2019年当時の月齢です。 ちょうど転職をし、「仕事に生きる!」と張り切った矢先にまさかの妊娠、そして退職。 最初は戸惑いと不安でいっぱいでしたが、つわりがおさまったあとはまったりしておりました。 悪夢の「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」になるまでは……。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2019年06月14日「なんで同じようにできない?」まわりと比べて自信をなくした子ども時代出典 : 私は物心ついたころからまわりと違う自分が嫌いでした。例えば、真夏の晴天の日。元気に外で遊ぶほかの子に対して、まぶしくてほとんど目も開けていられない私。プールで遊ぶときに、楽しそうなほかの子たちと、水に顔をつけるのが怖い私。当時は、みんな自分と同じ感覚なのだと思っていました。なので、「みんなこんなつらい状態で頑張ってるのにどうして自分は同じようにできないんだろう」と考えてしまい、どんどん自分がダメな人間だと思うようになっていきました。小学生で不登校になってからは自分の将来を悲観してしまい、さらに自分を嫌いになっていきました。そんな私も中学校に入ったころに、プログラマになりたいという気持ちを強く持ちました。「こんなに楽しくて、ずっとやり続けたいことが見つかるなんて!」。将来を悲観していた私にとって、大きな前進です。このとき、少し自分を好きになれました。それからは、もう自分を嫌いにならないよう、プログラミングに関してかなりの勉強をして努力してきました。…一見とても前向きな話のようにも思えるかもしれません。でも、今振り返ってみると、「こんなにダメな自分が唯一、人並み以上にできるのがプログラミング。これを頑張らなかったら自分には価値がなくなってしまう」と思い必死になっていた気がします。そんな気持ちでいたためか、相変わらず、まわりと自分との比較は続き、気分が落ち込んだり、ちょっと褒められると嬉しくなって調子に乗ってしまったりを繰り返していました。社会に出てうつ病に…。同業種への転職で「まわりからの評価」に変化出典 : 社会人になって、ずっとやりたかったプログラミングの仕事に就くことができました。でも、同期の人たちや先輩たちとは馴染めず、せっかく鍛えたプログラミング能力を活かすこともあまりできませんでした。当然、会社からの評価も散々でした。その後、うつ病になってしまったこともあり、失意のうちに退職。それでも、中学生のころから努力してきた思いは捨て切れません。しばらくの療養を経て、「これでダメならプログラマをやめよう」と思い、同業種の会社に転職。するとその会社では、それまでの経験からは想像できないくらい高い評価をしてもらいました!私がやっていることはそれほど変わっていないのに、周囲の反応や関係については本当に劇的な変化があったのです。■例1: 自分が最善だと思うプログラムを組んだとき1社目の場合: 「勝手なことをするな!」とか「ほかのところと同じようにすればいいから」と言われた。転職後の場合 : 「おお!その手があったか!」とか「神!」「先生!」みたいなことを言われた。■例2: 飲み会の場であまり話さなかったとき1社目の場合: 「なんだよあいつ、愛想悪いな」と先輩が言っているのを耳にした。転職後の場合: 特に陰口を言うわけでもなく、たまに話をしてくれるくらいでそっとしてくれた。これらの経験から、同じような対応や行動をとっていても、環境によって人が言ってくることや反応が全然違うんだ!ということに気づきました。「不確かなまわりの評価をずっと気にして自分を嫌いになってしまっていたのか…。なんだかバカバカしいな」と思うようにもなりました。それからは徐々に、自分が人と違うことや、どう思われているのかを気にしないようになりました。いつの間にか自分を好きになっていた出典 : 「人の評価を気にしなくていいや」と思えるようになってから、いろんな面で自分がやりたいように振る舞えるようになってきました。(まわりの人を不快にさせる言動を意図的にするようなことはもちろんありませんが。)例えば、職場の人たちからランチに誘われたとき、気分が乗らなかったら断れるように。また、自分の意見を話すとき、堂々と言い出せるようになりました。これらは単に、社会人になってから経験を積んだことで、私自身の振る舞いが、人に受け入れてもらいやすいものになっていったという側面もあるかとは思います。いろいろな歯車がようやく噛み合ってきただけなのかもしれません。でも、こうして自分が自然に振る舞える時間が増えてきたら、いつの間にか、まわりと違う自分を認めることができるようになり、自信が持てるようになっていました。自信を持てた今の私が、かつての私に伝えたいこと出典 : ありのままの自分が受け入れられていると確認できたり、自然なままの自分を誰かに否定されないことで自分は自分のままでいいんだと感じることができました。これが、自分を好きになり、自信を持てるようになった理由だと考えています。自分のことが嫌いで自信も持てなかったころの私に対して、今の私から何か伝えることができるなら、「自分が嫌いでいろいろともがいているかもしれないけど、自分が自然なままに振る舞っても普通に接してくれる人たちはいるよ。今磨いている技術力を高く評価してくれる環境がみつかるよ」と言葉をかけたいです。
2019年02月24日発達が気になる子どもにかかわる仕事って?知識や経験がなくても、必要な資格や実際の仕事内容がわかる「子どもの成長にかかわる仕事に興味がある…」「学生時代、教育・福祉を学んでいて、いずれ子どもとかかわる業界で働きたかった」「保育士/教員資格を活かして働きたい」「大変な仕事のイメージ…実際はどうなんだろう?」このような思いを持つ方はいらっしゃいませんか?ADHDや自閉症スペクトラム(ASD)など、発達障害のあるお子さんを支援する、「児童指導員」「児童発達支援管理責任者」という仕事があります。子どもに丁寧に寄り添い、一人ひとりに合わせた支援をし、成長を感じられることが何よりの魅力です。お子さんやご家族の方からの発達支援のニーズは高まっており、保育園や幼稚園、学校・学童の現場や、他の福祉業界から、新しく子どもの支援の仕事にかかわる方々も増えています。今回のイベントでは、そんな発達支援の仕事の分かりやすい解説や、キャリアの歩み方について聞くことができたり、発達支援の教室を運営する大手法人に話を聞いたりできます!未経験の方も、ぜひお気軽にお越しください。発達が気になる子どもにかかわる仕事をしている人も!他の事業所の雰囲気を知ったり、専門家にキャリアの相談ができる「キャリアアップをするためには、どうしたらいいのだろう?」「子どもが生まれた後も働き続けられるかな?」「現在も発達が気になる子に関わる仕事をしているけれど、もっと違う方法で支援できないかな?」「他の事業所はどんな支援、雰囲気なんだろう?」いま発達支援の仕事をしている方で、このような思いを持つ方はいらっしゃいませんか?事業所によって、支援のやり方や職場環境はさまざま。もっとあなたがいきいきと働くことのできる場所で、働いてみませんか?「しごとフェスタ」では、次のようなコンテンツを用意しています。■事業所ブース発達が気になる子どもの支援事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を運営する大手約15法人が、支援の特長や、職場環境等について、説明します■ミニセミナー:「児童福祉業界のキャリアの歩み方」児童指導員・児童発達支援管理責任者のキャリアの歩み方や考え方について、さまざまなキャリア例をもとに解説します(事前予約制)■相談コーナー福祉の仕事全般に関する疑問点、転職の不安・悩み等、さまざまなことを専門家に相談できます現在児童福祉業界で活躍されている方にとっても充実した内容のイベントで、これからの働き方を改めて考えることができる機会です。出典 : 「LITALICOキャリア×発達ナビしごとフェスタ」の見どころ紹介発達が気になる子どもの支援事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を運営する大手約15法人が、支援の内容や、職場環境等について、説明します。アットホームな雰囲気の中、フランクにお話しいただけます。【プログラム】■Aプログラム:気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー児童福祉業界について、知識・経験がない方も安心!・発達が気になる子どもの支援の仕事とは・「児童発達支援」「放課後等デイサービス」とは・児童指導員・児童発達支援管理責任者のなり方・保育園や幼稚園、学校での仕事との違いなど、わかりやすく解説するプログラムです。■Bプログラム:児童福祉業界のキャリアの歩み方「いま子どもの支援の仕事をしているけれど、このままでいいのかな…」そんな方はいらっしゃいませんか?児童指導員・児童発達支援管理責任者のキャリアの歩み方や考え方について、さまざまなキャリア例をもとに、解説するプログラムです。【スケジュール】①12:30~13:00 /【A】気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー②13:10~13:40 /【B】児童福祉業界のキャリアの歩み方③14:30~15:00 /【A】気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー④15:10~15:40 /【B】児童福祉業界のキャリアの歩み方⑤16:30~17:00 /【A】気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー※各回定員30名の事前予約制となります。申し込みフォーム内でご予約ください。福祉の仕事全般に関する疑問点、転職の不安・悩み等、ぜひ何でもご相談ください。専門のキャリアアドバイザーがあなたの悩み・不安・疑問点を一緒に解消します。また、当イベントとは別に、キャリア面談も随時開催しておりますので、ご興味があればぜひお申込み下さい。【キャリア面談】の詳細・お申し込みはこちら「LITALICOキャリア×発達ナビしごとフェスタ」開催概要【日程】3月10日(日)13:00~17:00(開場12:15)※途中参加・途中退場可【会場】fabbit Global Gateway “Otemachi”東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル2階(東京駅・大手町駅直結)明るくお洒落なスペースを貸し切っての開催となります!【参加費】無料☆参加者全員にQUOカード1000円プレゼント!【本イベントに関する問い合わせ先】LITALICOキャリア事務局info_event@litalico-c.jp
2019年02月15日発達が気になる子どもにかかわる仕事って?必要な資格や仕事内容、働く人の本音まで知ることができる!2019年1月27日(日)に、発達が気になる子どもにかかわる仕事について「資格要件・仕事内容などの基礎を学べる」「保育士から発達支援にキャリアチェンジした人の本音トークが聞ける」「大手法人と、仕事内容やキャリアに関してフランクに話せる」という、魅力たっぷりのイベント「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」を開催します。出典 : イベントでは、関東近郊で児童福祉の事業所を運営する大手法人が個別ブースを出展。気になる法人と仕事内容・働き方・キャリアに関してフランクに話をすることができます。同時に「業界に関する知識がなくて不安」「未経験でも大丈夫?」という声にこたえ、児童福祉分野で働くうえでの基礎知識がわかる「児童福祉の仕事まるわかりセミナー」や、「保育の現場から児童発達支援へ転職した方のトークセッション」といった、どんな方にもきっと役立つプログラムも実施!会場には児童福祉分野に詳しいキャリアアドバイザーによる無料相談コーナーを設けるほか、児童福祉業界での働き方に関心がある方と気軽につながることができる交流会も開催します。現在児童福祉業界(児童発達支援・放課後等デイサービス)で働いている方、保育や教育・福祉の経験を発達支援に活かしてみたい方、児童福祉業界での働き方を知りたい方はぜひこの機会に、話を聞いたり、相談してみたりしてはいかがでしょうか。参加希望の方は、以下の概要を確認のうえ、申し込みフォームからお申し込みください。「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」開催概要【日程】1月27日(日)13:00~18:00(開場12:45)※途中参加・途中退場可【会場】fabbit Global Gateway “Otemachi”東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル2階(東京駅・大手町駅直結)明るくお洒落なスペースを貸し切っての開催となります!【参加費】無料参加者全員にQUOカード1000円プレゼント!「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」の見どころ紹介発達が気になる子どもの支援事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を運営する大手法人が、支援の特徴や、仕事内容、職場環境等について、説明いたします。アットホームな雰囲気の中、法人の担当者の方とフランクに話すことができます。参加法人(一部抜粋)・有限会社エスエヌ企画(ライズ児童デイサービス)・アース・キッズ株式会社(スタジオそら)・株式会社SKY(みなそら園)・ハッピーテラス株式会社・株式会社LITALICO(LITALICOジュニア)ほかみなさまの知りたいことに合わせた約30分のセミナーを開催いたします。【1】福祉の仕事まるわかりセミナー(13:00~13:30)児童福祉業界について、知識・経験がない方もご安心ください。・発達が気になる子の支援の仕事とは・「児童発達支援」「放課後等デイサービス」とは・指導員のなり方など、わかりやすく解説します。【2】保育の経験を活かして発達支援へ(14:00~14:30)元保育士で、児童福祉業界に転職した方をゲストに迎え、転職理由や、転職前後のギャップ、転職してよかったことなどを話していただきます。「保育・教育の資格や経験を発達支援に活かしたいが、実際のイメージがわかない」「発達障害の子どもへの支援ができるか不安」そんな方必見のトークセッションです。※各回定員30名(先着順)となります。※内容は変更になる可能性がございます。福祉の仕事全般に関する疑問点、転職の不安・悩み等、ぜひ何でもご相談ください。「私でも発達支援の仕事ってできるのかな?」「これまでの経験を活かしてキャリアアップしたいけどどうしたらいいかわからない」そんなあなたの悩み・不安・疑問をスタッフが一緒に解消します。軽食をとりながら、参加事業所の職員の方々とざっくばらんに話したり、他の参加者の皆さまと情報交換したりできます!事業所ブースをまわる中で特に気になった事業所の職員の方に、発達支援の仕事のリアルを聞いてみたり、児童福祉分野に興味のある参加者同士で情報交換してみてはいかがでしょうか。【同時開催】障害のある方の「働く」を支援する仕事についても知ることができる!Upload By 支援のひろば本イベントでは、お子さまへの支援だけでなく、”障害のある方の「働く」を支援する仕事”についても知ることができます。関東近郊で就労支援の課題解決に取り組む大手法人から、具体的な取り組みや働き方について詳しく聞けるブースの設置や、大手企業(GREE(グリー)株式会社)の障害者雇用担当者による「就労支援」の現状や期待を本音で語るトークセッションなども、同じ会場で実施予定。障害がある大人を支援する仕事について興味がある方も、ぜひご参加ください。※障害のある方の「働く」を支援する仕事に関して、どんなことがわかるの?という方は以下ページをご覧ください。以下ページからもイベントのお申し込みが可能です。障害のある方の「働く」を支援する仕事について、LITALICOしごとフェスタでわかること「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」は、発達が気になるお子さまへの支援にかかわる仕事はもちろん、障害がある方の「働く」を支援する仕事についても知ることができるイベントです。ぜひご来場ください!【本イベントに関する問い合わせ先】LITALICOキャリア事務局(児童福祉・障害福祉分野に特化した就職支援サービス)info_event@litalico-c.jp
2019年01月10日発達ナビの「求人検索サービス」を通して、就職が決まった人も!LITALICO発達ナビでは2018年4月より、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの求人情報を検索できる「求人検索サービス」を新たにスタート。リリースから3ヶ月が経ち、各都道府県における求人数も増えて、発達ナビ経由で面接・内定と進み、就職される方も出てきました。支援者が就職・転職の際に知りたい情報とは?475名にアンケート!そこで、発達ナビでは、教育・児童福祉業界で働く支援者向けにアンケートを実施!475名の方にご回答いただきました。「就職・転職時に知りたい情報は?」との質問に対して、アンケート結果はどうだったかというと…!?Upload By 発達ナビ編集部1位は「勤務時間・休日」、2位は僅差で「支援方針・支援への想い」という結果に。実際に働くとなると、無理なく働き続けられる勤務時間か、休みはしっかり取れるか、ということはもちろん気になりますよね。一方、どんなに働く環境として良さそうに見えても、支援方針が合わないと、日々子どもたちに接する中でモヤモヤが募ってしまうのでしょう。給与はもちろん、「働きやすい環境で、かつ、自分にあった支援方針の場所を見つけたい!」という支援者の声が反映された結果となりました。<調査対象について>「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害の当事者475名の回答を集計しました。(調査期間:2018年6月3日~6月10日)※設問によっては475名全員が回答していないもの、複数回答可のものがあります。※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100%にならない場合があります。支援者自身も「自分に合った環境」を選ぶことが大切Upload By 発達ナビ編集部子どもが学ぶ場所を選ぶ時には「どんな環境がこの子に合っているか?」を念頭に考える保護者が多いでしょう。それと同様に、大人にとっても、自分に合った環境を選ぶことは大切です。自分に合う企業理念や働き方、文化・風土の職場に出合えると、働く上でも力を発揮しやすくなるはずです。支援に携わる方自身が、自分に合った職場に出会うことは、お子さまへのより良い支援にも繋がっていくのではないでしょうか。しかし、各施設のホームページは保護者向けにつくられていることがほとんどで、働く環境や支援方針を知ることは難しいですよね。発達ナビの求人検索サービスは、勤務スケジュールや支援方針を確認できる発達ナビでは、支援に携わりたい皆さんが自分に合った施設に出会えるように、各施設の勤務スケジュールや具体的な支援方針を掲載しています。ここからは実際にスマホでの使い方をみてみましょう。まずは発達ナビトップから「求人検索サービス」の青いバナー、もしくは「施設求人情報」のアイコンをタップし、求人検索サービスのコーナーにいきます。Upload By 発達ナビ編集部その後ご自身が働きたい都道府県を選択すると、そのエリアの求人一覧が出てきますので、気になる求人をタップしてみましょう。Upload By 発達ナビ編集部募集一覧以外にも、「働く人の声」や「基本情報」のタブを選択すると、実際の勤務時間や、理念などを知ることができます。Upload By 発達ナビ編集部例えば、「わが子に障害があり、自分の子どもを預けたいと思える施設をつくりたいと思って立ち上げた」というエピソードや、「未経験であっても教育研修制度が充実しているので安心して飛び込んできてください」というメッセージもあります。給与や待遇だけではなく、その施設が何を目指しているのか、どういう思いでお子さまの支援に携わっているのかも含めて、求人応募を検討する際の参考にしてみてください。未経験であっても、子育て経験を活かせる場所があるかもUpload By 発達ナビ編集部有資格者の応募が優遇される施設も多いですが、未経験であっても、研修制度や指導員同士のフォロー体制が充実しており、「未経験者大歓迎」という施設もあります。指導経験はなくとも、発達が気になる子どもを育てた経験のある方などは、その子育てで得た知見や経験を活かせる場所がきっとあるはずです。お子さまが大きくなり、新たなスキルを身につけ、働きたいと考えている方も、自分に合う職場を探してみてはいかがでしょうか?まずは気軽に施設見学をして、話を聞いてみるところから始めてみてください。あなたの子育て経験の活きる場所が見つかるかもしれません。お役立ち情報が届く、支援者向けメールサービスもスタート!Upload By 発達ナビ編集部また、発達ナビでは支援者向けのメールサービスもスタート!支援者や支援者を目指す方に役立つ情報を定期的にお届けします。ぜひお気軽にご登録ください。※掲載情報について、LITALICO発達ナビの求人検索サービスは、求人情報の掲載サービスであり、職業紹介業ではありません。
2018年07月27日LITALICO発達ナビは、「児童福祉現場で働きたい人・働く人」を応援します出典 : 発達ナビでは、発達が気になる子どもの保護者の方々をサポートするサービスに加え、発達が気になる子どもをサポートする「支援者」向けのサービスを、パワーアップさせていきます!当事者・家族だけでなく、発達が気になる子どもを親とともに見守る「支援者」に対しても、正しくて役に立つ情報や、支え合えるコミュニティを提供したい。それが子どもを取り巻くもっと多くの方へのサポートにつながり、子どもの成長や育つ場がよりよいものになるのではないか。そんな思いから、児童福祉現場で働きたい人・働く人向けのサービスをはじめました。児童発達支援事業や、放課後等デイサービス、特別支援教育の現場などで日頃働いている方、また働きたいと思っている方へ向けて、情報提供や支援者どうしで繋がれる場を提供していきます。2018年4月より開始した児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの求人情報を探すことができる「求人検索サービス」をはじめ、今後支援者向けメールマガジンサービスや各種イベントを開催予定です。支援者向けメールマガジンサービスでは、他ではなかなか得られない児童福祉業界におけるニュースや、支援に役立つコラムなど、手軽に情報収集ができるほか、お住まいの地域に合った魅力的な事業所の求人情報をお届け。これから開催予定の支援者向けイベントは、「児童福祉業界で働きたい・業界をもっと良くしていきたい・学びや交流の場がほしい…」のような、児童福祉業界に対してさまざまな思いを持っている方どうしでつながり、学びあうことができます。メールマガジンサービス、イベントの詳細について、以下で詳しくご紹介します。児童福祉業界で働きたい人・働いている人に、もっと豊かな情報を。支援者向けメールマガジンサービススタート!出典 : 児童福祉業界で働いている方、またこれから働きたいと思っている方の中には、「普段は忙しくて、自分の仕事に関連するニュースや新着情報を追えない」「就職・転職を考えているが、未経験で不安…役立つ情報や自分に合った求人を効率的に見たい!」などと考えている方も少なくないと思います。そんなみなさまへ向けて、最新の業界ニュースや、普段の支援に役立つコラム、またお住まいの地域に合わせた求人情報をまとめた「支援者向けメールマガジンサービス」の配信を開始します。業界の動向に定期的にふれ、事業所で働くうえでの参考にするもよし、LITALICO発達ナビのコラムなどから、自分の抱えているケースへのヒントを得るのもよいでしょう。また、児童福祉業界へ就職・転職をしたいと考えている方には本サービスを活用して効率的に自分に合った事業所を探すことが可能です。受信をご希望の方は、こちらの申込フォームからご登録ください。児童福祉業界ならではのやりがいや課題を共有し、学び合う支援者向けイベント情報出典 : これまでLITALICO発達ナビでは、「児童福祉業界、これからの働き方を考える」フォーラムをはじめとした支援者向けイベントを開催してきました。未経験の方、児童福祉現場で働きはじめたばかりの方、現場で長く働いているベテランの方…「この業界で働くことに興味がある」みなさまそれぞれの知りたい情報や得たい機会にあったイベントを開催していきます。「児童福祉業界で働くことに興味はあるけど、基礎的な業界知識を知ってから求人に応募したい」「子どもと関わる仕事に就きたいけど経験はない。そんな私でも本当に働けるのか不安…」児童福祉業界で働いてみようかな?と考えている方の中には、いきなり個々の事業所に応募するには不安やためらいがある、という方も多いのではないでしょうか。本イベントはそんな思いを抱えるみなさまにぴったり。児童福祉業界や子どもと関わる働き方に関心がある方々を対象に、業界の最新情報や具体的な働き方についてざっくばらんにお伝えする座談会形式のイベントです。「学童と放課後等デイサービスのちがいとは何か?」「子どもへの支援とは具体的にどのようなことを行うのか?」「子育てをしながらフルタイムでなくても働けるのか?」発達ナビ運営事務局スタッフがそんな不安や疑問を解消いたします。現在、以下の2日程で開催予定。・7月18日(水)19:00-20:30(18:45開場)・7月21日(土)13:30-15:00(13:15開場)ご参加希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。発達ナビ『子どもの「できた」を育む働き方座談会』Facebookページこちらは「児童発達支援管理責任者」を対象にした初のイベントです。子どもへの支援だけでなく、個別支援計画の作成やスタッフの育成、事業所運営のための日々の事務的な業務など…さまざまな業務を担う児童発達支援管理責任者。中には「日々業務に悩んでいるけど、児童発達支援管理責任者は事業所内で自分1人だからなかなか相談できない…」「もっと良い支援方法を実現していくために、好事例を学びたい!」などと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の児童発達支援管理責任者サミットでは、LITALICOジュニアの現役児童発達支援管理責任者による取り組み事例(地域資源との連携やスタッフ育成など本来注力したかった業務に集中するために行なった事業所内外での協力体制づくり、工夫したポイントなど)を紹介。また、普段なかなか関わる機会のない他施設の児童発達支援管理責任者と情報交換することができます。発達ナビ「児童発達支援管理責任者サミット」Facebookページ今回LITALICO発達ナビは、保育と社会との接点づくりを目指す若手保育士コミュニティHohanaと共同で保育士の方を対象にした「キャリアについて知る会」を開催。「保育士=保育園で働く」というイメージがまだまだ強くはありますが、実は保育士といっても多様な活躍のフィールドがあります。一例としてLITALICO発達ナビ求人検索サービスでも、保育士を募集している事業所は数多く、障害児支援の現場でも保育士が求められています。また、「もっと子ども一人ひとりに寄り添った保育がしたい」「集団で生活するのが難しい子どもにもっと適切な支援ができるようになりたい」という思いで、保育園から障害児支援の事業所に転職したというケースも少なくありません。本イベントではフリーランス保育士やベビーシッター保育士、児童発達支援・放課後等デイサービスで働く保育士など、保育士のさまざまなキャリア事例を知ることができます。そして多様なバックグラウンドをもった保育士どうしで交流を深めることが可能です。「保育士資格は持っているが、子どもに関わる仕事はしたことがない」「子育て中なので、短時間働きたい」「園以外にもどのような働き方があるのか知りたい」「子どもと個別・少人数で関わりたい」「発達支援に関わりたい」「児童福祉業界での保育士の役割・活躍を知りたい」と感じている方にとって、多くの学びと情報が得られるイベントとなっています。発達ナビ・若手保育士コミュニティHohana「保育士のキャリアを知る会~園だけでない様々な働き方~」Facebookページまた、8月下旬には関西にて「働き方座談会」と「児童発達支援管理責任者サミット」も開催予定です。ご自身の興味に合わせて、ぜひお気軽にご参加ください。LITALICO発達ナビでは児童福祉現場で子ども一人ひとりに向き合うすべての方を応援します出典 : 今後もLITALICO発達ナビでは、日々子どもと親に寄り添う支援者の方、支援者になりたい方がより活躍できるようなサポートを行なっていきます。ご紹介したメールマガジンサービスやイベント開催はもちろんのこと、現在支援者の方向け研修サービスも企画中。子どもの発達支援に関わる人が、より充実して働けるようなサービスをこれからも発信していきます。LITALICO発達ナビ、支援者向けサービスの発展をご期待ください。
2018年07月16日社会福祉士とは出典 : 社会福祉士とは、身体や精神の障害などにより、日常生活を送ることが困難な方を支援する専門職で、別名ソーシャルワーカーとも呼ばれます。相談や指導などの直接的な支援に加え、福祉・医療サービスとの連携などの間接的な支援も行います。また、社会福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」に定められた国家資格です。福祉系の大学で指定科目を履修するなど、指定の受験資格を満たした上で国家試験に臨み、合格してはじめて社会福祉士を名乗ることができます。介護福祉士、精神保健福祉士とともに国家資格として認められ、社会福祉分野の高い専門性をもつことを表す資格です。社会福祉士は、同法に基づく名称独占の国家資格であり、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行うことを業とする者をいう。(厚生労働省「社会福祉士の概要について」より引用)社会福祉士は、医療・福祉の専門知識によって、困っている人を支援できる仕事出典 : 社会福祉士は、相談に来る方が「どのように困っているのか」を丁寧にヒアリングし、困っている状況を解決する手立てを提供します。一人ひとり症状も困りごとも違い、解決の手立ては多岐に渡るため、医療や福祉に関する専門知識を要します。ですが、専門知識があるからこそ、多様なニーズに応えることができます。相談者の相談に応じ、アセスメントを通じて一緒に解決方法を探ったり、必要な支援機関につなげたりすることで、相談者が生活の安心を得たり、目標へ向かって前進するための支援をします。社会福祉士の資格取得試験出典 : 社会福祉士の資格・試験について詳しく見ていきましょう。まず、社会福祉士の資格は名称独占の国家資格ですので、国家試験に合格する必要があります。名称独占というのは、資格を得た人のみが肩書きとして名乗れるタイプの資格です。つまり社会福祉士の資格を取った人だけが、社会福祉士を名乗れるということです。社会福祉士国家資格試験は筆記形式で年1回(例年1月の下旬)実施され、出願は9月ころから始まります。出題範囲は相談援助や制度についてなど合計19科目になります。試験の合格率の推移や、受験者の属性を見てみましょう。平成30年に実施された第30回社会福祉士国家試験を受験した4万3,937人のうち、合格者数は1万3,288人でした。合格率は約25%〜30%程度で、受験者の3分の1程度が男性、3分の2程度が女性となっており、20代の受験生とそれ以外の世代の受験生で約半数ずつとなっています。今では、20万人以上の方が、試験を合格し社会福祉士の資格を持っています。出典:厚生労働省「第30回社会福祉士国家試験合格発表」社会福祉士国家試験の受験資格出典 : 社会福祉士国家試験を受けるためには、法律に定められた受験資格を満たす必要があります。受験資格取得のルートは、学ぶ場所や履修科目、実務経験など以下の4項目の組み合わせによって12種類あります。・福祉系大学・福祉系専門学校履修科目・一般大学履修科目・実務経験・社会福祉主事養成機関福祉系大学などで4年間学び、18の指定科目を履修した場合、そのまま受験資格を得られます。その他どんな教育機関で学んだか、指定科目・基礎科目の履修状況、実務経験の長さなどによって、養成施設に通う必要の有無や学ぶ期間が決まります。養成施設は短期: 6ヶ月以上、一般: 1年以上に分かれ、通信課程のところも多いようです。実務経験のみで教育機関での指定科目・基礎科目の履修がない場合も、更生相談所などの指定機関での実務経験が4年以上あれば、一般養成施設を経て受験資格を得ることが可能です。まずは自分がどこに当てはまるか、履修・実務状況を確認してみてください。受験資格別に受験者数の割合を見てみると、第30回の福祉系大学等卒業者(養成施設が不要だった方)は57.3%(7,617人)、養成施設卒業者は43.3%(5,670人)でした。社会福祉士を目指すまでの背景が多様であることが読み取れます。参考:厚生労働省「社会福祉士の資格取得方法」参考:厚生労働省「第30回社会福祉士国家試験合格発表」社会福祉士国家試験に向けた勉強方法出典 : 社会福祉士になるためには、相談者を支援するための専門知識を身につける必要があります。そのため、社会福祉士国家試験では幅広い知識を問われることになります。前章で触れた通り、受験する人のキャリアや生活背景はさまざまなので、各自のスタイルに合った勉強法を選ぶことが重要です。ここでは、選択肢のいくつかをご紹介いたします。特に、福祉系の大学を卒業した時点で受験資格を得られる方などは、卒業を間近に控えた時期に国家試験を受ける例が多いかと思います。通っている大学で受験に向けた講座や試験対策の講義などがある場合もあります。自分で教材選びから、学ぶスケジュールまで自由に決めることができます。科目や学習量を自身で選び調整したい方、仕事の隙間を縫って学習する必要がある方などは、学習を続けやすいかもしれません。一人で学ぶのが難しい箇所は、短期講座や模試の併用で補うことも可能です。家で自由な時間に学べる点は独学と同じですが、教材やカリキュラムが用意されています。試験科目を網羅的に学べ、専門家による添削システムがある場合が多いので、家にいながら学校に通っているような学習サポートを受けることができます。資格取得対策スクールなどが実施している受験直前講座や季節講座などを利用する手段もあります。最近では、WEBで受けることができる講座も用意されています。講座の選び方によっては、試験の傾向や解法のコツなど、実践的な知識を学ぶことも可能です。社会福祉士国家試験の模擬試験では、本番に近い試験内容・環境を経験できます。模擬試験を受けることで、学習の進捗を確認するとともに、試験会場の雰囲気に慣れておくことも重要です。社会福祉士の就職出典 : 社会福祉士の就職先は多様です。福祉施設、医療施設、教育施設に分類されることが多いですが、それぞれの施設の中にもたくさんの種類があります。近年、司法分野、ひきこもり支援などの関連分野にも社会福祉士の活躍の場が広がっています。社会福祉士の資格がなくても就職できるところもありますが、福祉分野の行政機関や社会福祉施設、事業所など、社会福祉士が任用要件や必置規定として定められているところも少なくありません。例えば地域包括支援センターでは社会福祉士を必ず置かねばならないと定められています。有資格者として、相談員や管理者、施設長などの職につくこともできるなど、より任用のニーズが高くなることもあります。就職先を選ぶときには、どういうことに困っている人を主に支援したいのかを考えておきましょう。社会福祉施設・児童福祉施設ー障害児通所施設(児童発達支援事業、放課後等デイサービスなど)、児童養護施設など・老人福祉施設ー養護老人ホーム、老人福祉センターなど・障害者支援施設ー各種障害者支援施設、地域活動支援センターなど医療施設・医療機関(医療ソーシャルワーカー)教育施設・学校(スクールソーシャルワーカー)参考:厚生労働省「平成28年社会福祉施設等調査の概況」社会福祉士の資格を使って働きたいと思った場合、実際にどのような行動をすればいいでしょうか。求人を探す方法をいくつかご紹介します。・ハローワーク(公共職業安定所)を利用する厚生労働省が運営する職業安定施設です。お住いの地域のハローワークに直接足を運んでも構いませんし、インターネットサイトを利用することも可能です。地域に根ざした情報が多く、サポートも丁寧です。ハローワークインターネットサービス・求人情報誌求人情報誌で探すことができます。こちらも地域に根ざした情報が掲載されている傾向があります。・新聞新聞の求人欄をチェックする方法もあります。地域に根ざした情報、新聞でのみ掲載している情報などがあります。・転職エージェント経歴や適性、働き方の希望に合わせ、転職のプロが就職先を提案し、活動の一部を代行してくれます。転職エージェントを行なっている企業は複数あるので、自分に合うエージェントを探し、インターネットから登録する流れが一般的です。・インターネット求人サイトインターネットの求人サイトは多数あり、情報量も多いです。求人の種類・量はサイトによってさまざまですので、希望に近い求人を多く扱っているサイトを探してみましょう。発達ナビの求人検索サービスからは、児童発達支援事業所・放課後等デイサービスの求人情報を地域別・職種別に検索することができます。ハローワークのサイト社会福祉会の求人ページ発達ナビの求人ページ(児童福祉施設)社会福祉士の具体的な仕事内容出典 : 次に、実際に社会福祉士として働く方の様子を見ていきましょう。社会福祉士の就職先は、障害者施設や児童福祉施設、医療施設など幅広く、多方面から社会的な困りごとを抱えている方を支援しています。ここでは、地域住民の福祉に関する相談窓口である、地域包括支援センターで働く社会福祉士の一日のスケジュール例をご紹介します。8:30…出勤。朝礼。1日のスケジュールを確認。相談者情報の引き継ぎなども行います。9:00…地域の方からの電話相談。悩み事を聞き、支援センターでできるサービスの説明などをします。10:00…相談者宅を訪問。本人や家族と、最近の様子を確認したり、今後の支援の方向性を相談します。悩み事に耳を傾け、助言、関係機関の紹介連携まで、幅広い支援を行います。12:00…昼休み。13:00…市役所訪問。関係機関の連携担当の方と会い、紹介した相談者の現状報告を受けます。15:00…センターで相談者の方の来所対応。先日、電話で相談をくれた方と約束の日時です。初回はより丁寧に悩み事に耳を傾け、信頼関係を築いていきます。16:00…定例会議に出席。さまざまな専門職の方の意見を取り入れながら、支援方針をブラッシュアップしていきます。17:00…デスクワーク。公的書類の作成、夜勤者への引き継ぎ準備等を行います。18:00…退勤。働く施設や業務内容などによって違いはありますが、相談者の方やその家族とのやり取りや支援、関係機関連携、必要書類の作成などが主な業務です。社会福祉士と介護福祉士・精神保健福祉士との違い出典 : 「社会福祉士」、「介護福祉士」、「精神保健福祉士」の3種類の福祉に関する国家資格(名称独占)は三福祉士と呼ばれています。いずれも困りごとがある相談者の支援を行う資格ですが、支援対象者や支援方法が異なります。違いを知っておきましょう。社会福祉士は、身体・精神に障害がある方、日常生活を送るのが難しい方に対し、相談・助言・指導・関係機関連携などを行います。支援対象者は幅広く、日常生活を送るのが難しい状態であれば、障害や病気などの種類などは問いません。支援内容に関しても、相談・指導などの直接支援から、関係機関連携までの幅広いものですが、医療関係の行為が含まれていないことがポイントです。参考:厚生労働省「社会福祉士の概要について」介護福祉士は、身体・精神に障害がある方、日常生活を送るのが難しい方に対し、介護(喀痰吸引などの医師の指示に基づくもの)を行います。支援対象者は、社会福祉士と同様に、日常生活を送るのが難しい状態であれば、障害や病気などの種類などは問わず、幅広いですが、支援内容が医師の指示の元に行われる、喀痰吸引などの介護となり、社会福祉士と比べより介護への専門性が高いサポートです。参考:厚生労働省「介護福祉士の概要について」精神保健福祉士は、精神に関する医療機関や福祉施設を利用している方に対し、相談・助言・指導・日常生活への適応のために必要な訓練などを行います。資格名にも表されていますが、支援対象は“精神”に関する医療機関や福祉施設を利用している方です。支援内容は相談・助言・指導から、日常生活への適応のために必要な訓練などで、介護行為は行いません。参考:厚生労働省「精神保健福祉士について」「社会福祉主事」との違い出典 : 社会福祉士と似た名称の資格に「社会福祉主事」があります。社会福祉士と名称は似ていますが、資格の種類が異なります。まず、社会福祉士は“名称独占の国家資格”であり、この試験に合格するレベルの知識・経験を有したものが「社会福祉士」という肩書きを名乗るに値する、国が定めた資格になります。一方、社会福祉主事というのは、国の福祉施設などで現業員(訪問・面接・調査・生活指導などを行う)などとして働く際に必要な資格です。資格区分としては「任用資格(その職種につく場合に取得が必要な資格)」であり、国の福祉施設などでは設置義務がある職種です。社会福祉士の資格そのものが、社会福祉主事の任用資格を満たしているため、社会福祉士の方は別途科目を履修する必要なく、国の福祉施設の現業員などの職種に就くことが可能です。逆に社会福祉主事の資格を持っているだけでは、“社会福祉士”と名乗ることはできません。それぞれの違いを理解し、自分が必要としている資格が「社会福祉士」なのか「社会福祉主事」なのか、両方なのか明確にしておきましょう。出典:厚生労働省「社会福祉主事について」まとめ出典 : 社会福祉士は、病気や障害などの理由で困りごとがある方を支える、非常に大切な職業です。資格取得までに学習や経験を必要とするため、難しく感じてしまうかもしれませんが、間近で相談者の方の笑顔や成長を見ることができ、人の役に立っているという実感を得やすい職業ではないでしょうか。また国家資格であり、様々な相談機関や福祉施設などで設置義務が盛り込まれていることから、社会から常に必要とされている職業ともいえます。社会福祉士の方が増えることで、一人でも多くの方が支援と繋がりやすい社会が作られていくといいですね。
2018年07月07日LITALICO発達ナビ・求人検索サービス開始記念!児童福祉業界で「働く」を語るフォーラムvol.2開催Upload By 発達ナビ編集部LITALICO発達ナビでは、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの求人情報を検索できる「求人検索サービス」を2018年4月10日(火)からスタートしました。求人情報はもちろん、各支援施設の理念や研修環境、職場の魅力を詳しく知ることができます。この求人検索サービスのリリースを記念し、「児童福祉業界、これからの働き方を考える」フォーラムを開催!第1回を5月20日(日)に開催、好評につき6月24日(日)に第2回を開催しました。前回から引き続き、「児童福祉業界の現場のリアルを伝える」ことをテーマにパネルディスカッションを開催。事業所の個別ブースでは参加者と事業所双方が深くコミュニケーションをとり、「児童福祉業界でどのように働いていけばよいのか」について語り合いました。その様子をレポートします。【パネルディスカッション】3事業所登壇「活躍する人の働き方」講座Upload By 発達ナビ編集部パネルディスカッションは「活躍する人の働き方とは?~事業所のリアルに迫る~」と題し、参加者の関心が強い「現場での働きやすさ」「キャリアアップ」を中心に、活発な議論が交わされました。スタッフが活躍できる仕組みや、児童福祉業界における個々のキャリアアップについてどのようにお考えなのかについて、登壇した3事業所の代表から、次のような話がありました。Upload By 発達ナビ編集部千葉県で保育所等訪問支援、児童発達支援事業を運営する杉野さん。◇働きやすさへの取り組みは?スタッフが楽しく働けるよう、働き心地を追求したユニークな制度を導入。「オンとオフ、メリハリをつけて働くことが大切との考えから、長期休暇制度も充実させている」とのこと。希望休の受け入れはもちろん、7連休制度も用意しているそうです。スタッフが、仕事でもプライベートでもイキイキ輝けるよう、さまざまな取り組みを実践している様子がうかがえました。◇スタッフのキャリアアップをどのように支援している?「この事業所で働くことが、スタッフの自己実現につながってほしい…そんな思いがあり、スタッフとは毎月面談を行います。スタッフ自身がこれからどんなことをしたいのか耳を傾け、それに対して事業所として何を提供できるか一緒に考えています」職場が自己実現の場であってほしいーーこの思いを軸に、スタッフと向き合う杉野さん。児童福祉業界におけるキャリアは、「まずは児童指導員として経験を積み、その後児童発達支援管理責任者にキャリアアップする」という選択肢が多くとられています。一方杉野さんは、そのようなキャリア以外の選択肢や、児童発達支援管理責任者になったその先に目指すキャリアがあってもいいのではと感じ、その一つとして保育所等訪問支援を開始したとのこと。先駆的なキャリアの取り組みに関して、参加者はとくに熱心に聞き入っていました。Upload By 発達ナビ編集部続いてお話しいただいたのは、埼玉県で放課後等デイサービスを合計4つ運営する吉成さん。◇働きやすさへの取り組みは?「支援対象は、子どもであり保護者であり、私たち支援者自身。その想いのもと、『相手の考えや想いに寄り添う』療育を実践しています」ご自身が臨床発達心理士として支援者の支援を行う中で、スタッフがどうすれば心地よく働くことができるか考えているそうです。有限会社ストラーダが運営する4事業所は、すべて埼玉県川口市内で各事業所間が徒歩10分ほどの距離。この4事業所は通う子どもがどんな発達課題を抱えているかでおおまかに分けており、子どもにとって居心地の良い、通いやすい事業所にしています。そしてこの「居心地の良さ」は採用したスタッフの配属を決める際にも基準としています。例えば、保育園から転職してきた方には、低学年の子どもや知的に遅れがある子どもが多い事業所へ。未経験だが子どもとのコミュニケーションが上手な方は、コミュニケーションが苦手な子どもが多くいる事業所へというように、適性やキャリアを踏まえて、スタッフにとっても働きやすく活躍できる事業所であるように、スタッフの想いに沿う姿勢を追い求めていました。また、こちらではフレックスタイム制を導入。個々の都合があっても、柔軟に働けるように制度面もしっかりと整えている点が印象的でした。◇スタッフのキャリアアップ、どのように支援している?有限会社ストラーダが運営する4事業所では、未経験者が多いため、資格取得支援を積極的に行っているそうです。専門的な知識を得ることはキャリアにおいて強みになることも多いため、資格取得はもちろん外部での教育・福祉系の講座への参加も支援しています。Upload By 発達ナビ編集部続いて、認定NPO法人フローレンスの村田さんと、同法人が運営する障害児保育園ヘレン経堂で施設長を務める中村さんに、採用側・現場側両視点でお答えいただきました。◇働きやすさへの取り組みは?業界の特性上、女性が多いので、産前・産後休業や育児休業といった基本的な制度を整えています。また、保育スタッフ・児童発達支援管理責任者・看護師・リハビリ職といったさまざまな職種の方々がチームとなって施設運営、子どもへの支援を行っているほか、研修も座学・実習と両方実施しているので、「障害のある子どもと接した経験があまりない…」という方に対してもしっかりとフォローできる体制が整っています。◇スタッフのキャリアアップ、どのように支援している?「障害児保育園ヘレン、障害児訪問保育アニー、訪問型病児保育、みんなのみらいをつくる保育園、おうち保育園…同法人でさまざまな保育現場を有していることが私たちの強みです。入社研修の時点で配属先以外の現場で実習することが可能です。1つの現場でキャリアアップを目指すことも、他現場に異動してより多様な子どもと関わることもできます。スタッフ一人ひとりの意向を大切にしています」毎年「来年度はどんな働き方をしたい?」というような意向調査をスタッフ全員に実施。現配属部署で一定期間の経験を積んだ後、異動希望先と調整・相談し、お互い体制が整えば他施設への異動も可能な環境です。「障害児保育園での経験を生かして、今度は訪問型でもっと一人ひとりの子どもと向き合いたい!」「もう少し大勢の子どもたちと接する機会が欲しい…」現場での経験を積むにつれて生まれた「次はこんなことをやりたい!」という思いが、転職せずともかなえられる環境にあるとのことでした。【6事業所個別ブース】~事業所の取り組み事例紹介~出典 : パネルディスカッションの後は、関東近郊6つの事業所がそれぞれ個別ブースを展開。事業所ごとに支援・運営方針はもちろんのこと、実際に働いているスタッフの事例やキャリアアップ応援制度に関して紹介していました。「未経験なのですが、この業界で働きたいと思っていて」「子どもと関わることがこれまであまりなかったので自信がなくて…」「ゆくゆくは児童発達支援管理責任者にキャリアアップしたいんです!」など、参加者によってこの業界でどのように働きたいか、また働くにあたって何に不安を感じているかはさまざま。個別ブースではそんな参加者一人ひとりに事業所のスタッフや代表が向き合い、お互いの考え方を共有していました。今後、LITALICO発達ナビでは児童福祉業界で働く人・働きたい人をもっと応援!出典 : これから、LITALICO発達ナビでは児童福祉業界で活躍している方々が「知りたい」と思う情報と機会を、よりたくさん提供していく予定です。2018年7月21日(土)に、LITALICO発達ナビ初の児童発達支援管理責任者を対象にした「児童発達支援管理責任者サミット」を開催します。児童発達支援管理責任者サミットでは、個別支援計画の作成や、家族や地域とのより良い連携方法、スタッフのマネジメントなど児童発達支援管理責任者ならではの悩みや課題に対して、LITALICOジュニアでの実践事例を紹介。普段なかなか関わる機会の少ない、他事業所の児童発達支援管理責任者と交流を深め、意見交換をすることができます。LITALICO発達ナビでは、会員登録してくださった方々へ、新着コラムやQ&Aをまとめたメールマガジンをお送りしています。今回新たな取り組みとして、児童福祉業界で働く方、支援者の方を対象にした新たなメールマガジン配信を開始!最新の業界ニュースや、普段の支援に役立つコラム、またお住まいの地域に合わせた求人情報をお送りします。受信をご希望の方は、こちらの申込フォームからご登録ください。
2018年07月06日こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。先日、知り合いの40代のママであるAさんからこんな相談をされました。そのかたは旦那さまが東京を地盤にしている金融機関勤務で、お子さんたちは二人とも東京生まれの東京育ち。なのに高2になるお兄ちゃんが『俺、将来は地方で生きたい』 と言い出したのだそうです。詳しく聴いてみると、「地方で何がやりたいのか」という点は漠然としていて、『とにかく東京都心の喧騒が嫌いだ。地方がいい 』といった感じのため、母親としてはとても不安だとおっしゃるわけです。そこで今回は、かつて政府系政策銀行の職員として地方の地場産業振興の仕事にも携わった経験がある筆者から「地方で生きたい」と考えているお子さんたちに、最低限こころがけておくべきことをお話ししたいと思います。漠然と「地方で生きたい」と考えているお子さんとその親御さんに、参考にしていただければ幸いです。あえて「地方の悪いところ」から言うなら、それは“閉鎖性”と“依存性”ですたしかに、公共の交通機関が少なく自動車がないと生活ができないとか、企業や商店も少ないため仕事を見つけるのが大変といった短所が地方にはあります。ですがこういった物理的な不便さはある意味で「わかりきったこと」 なわけで、地方で生きようと思ったら最初から心しておくべきことだとも言えるのです。それよりもむしろ地方が「意識して直すべき悪い点」は、一つは“よそ者に対してなかなか心を開かない閉鎖性 ”であり、もう一つは“結局、最終的には中央に陳情して何とかしてもらおうといった依存性 ”です。日本の地方都市や農村・漁村にはこのような思考様式面での問題点があり、戦後の73年間のうちのほとんどの期間を同じ保守系政党が政権を握ることができた所以もこの地方票の閉鎖性と依存性をよく理解して、対応してきた点にあると考えられます。閉鎖性と依存性が強い地方に都会っ子がいきなり移住したらどうなるか閉鎖性と依存性が強い地方にAさんの息子さんのような都会っ子がいきなり移住したらどのようなことが想定されるでしょうか。まず考えられるのは、地域の自治会の寄り合いのような、その共同体独特の風習に馴染むことができず、孤立感と疎外感に苛まされる ということが容易に想起できます。わが国の村社会は、欧米系やアフリカ系の外国人のような距離的に遠い存在の人たちには意外と寛容で彼らをすんなり受け入れる ところがあるのですが、おかしなことにすぐ近くの隣国の人や同胞に対しては不寛容な傾向が見てとれます。「地方で生きたい」と願うお子さんが最低限こころがけておきたい5つのことでは結論として、Aさんの息子さんのような“純粋都会っ子”が将来「地方で生きたい」と思うなら、最低限こころがけておくべきことはどのような事柄でしょうか?Aさんと同様の心配を抱えるママのみなさんへの筆者からのアドバイスです。・できるだけ“よそ者の集まり”である地方を選んで移住 する~北海道や東京の島しょ部には、そもそも“よそ者の集まり”といった空気のところがあるのでそういった場所を選んで移住すると、疎外感はさほどでもなく済む場合がある~・遠隔地の役所の職員採用情報を常にチェックしておき、公務員として赴任する ~地方の“依存性”から、「御上(おかみ)の人間」はいじめられにくいです~・その地方独自の地場産業の担い手(技術的後継者候補)として就職 する~この場合、住居等の問題も一気に解決できる可能性があります。大事なことは移住者本人が「好き」と思える仕事かどうか、です~・その土地の人間を好きになろうと無理に思わず 、その“大地”そのものを好きになるようにする。または大地そのものが好きになれる地方へ移住する~この姿勢を持っていると会社や商店が少ない地方でも仕事が見つかりやすく、特に農林水産業関連の仕事は見つかりやすいです~・その土地で出会った異性を好きになり、できれば生涯を共にし子孫を育てる ~または、同じような感性を持っている都会育ちの異性と一緒に移住するのもありです~----------いかがでしたでしょうか。ご参考までに、ハイクラス人材向けの転職支援サイトである「マイナビ転職エージェントサーチ」が地方移住にかんして調査した結果の記事も貼っておきますね。お子さんが本当に地方へ移住することになるのかどうかは別にして、わが国の“地方”がこのままでは存続の危機に瀕していることは紛れもない事実です。国の「地方創生政策」がこれといった成果を何ら上げられていない以上、「地方で生きたい」と考える若い人たちの感性を大切にすることこそが求められているのではないでしょうか。●参考リンク地方に住むってどういうこと?移住で変わる仕事と生活|マイナビ転職エージェントサーチ●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/貴子
2018年05月01日新卒時代、会社で出会った「暗黙のルール」の壁。周りを観察して「具体的なルール」に翻訳出典 : 新卒で入社した会社には、数多くの「暗黙のルール」がありました。誰も教えてくれないのに、ルールを守らないと孤立してしまいます。ですが、発達障害があると、「暗黙の」ことを察するのが、困難なのです。ちなみに、私が新卒で入った会社ではこんな「暗黙のルール」がありました。■若い考えを取り入れたいと言われるけれども実際に発言すると聞いてもらえないことが多い■打ち合わせや会議では議論になるような考えを言ってはいけない■周りの人たちに対して敵意がないことを示すために適度に雑談をする必要があるルールを理解できていないと、自分は普通だと思って行動しても批判されたり、社会人として失格だ!というレッテルを貼られてしまうこともあります。せっかく頑張って仕事をしようと思っているのに、ちょっとした意識のずれで同僚や上司とうまくいかなくなってしまうのは残念です。「何かルールがありそうか」周りの人たちの行動を見てみましょう。話を聞いてくれそうな先輩や同期がいたら、「こういうことってやっちゃいけないんですか?」なんて聞いてみてもいいかもしれません。「暗黙のルール」を「具体的なルール」に翻訳することで、自分も周りの人も気持ちよく仕事をできるのではないかなと思います。1日中、同期と一緒の寮生活。いつの間にか集団から外れ、迷惑をかけてしまう…予防策は?出典 : 私が新卒で入った会社では研修期間の数か月は同期の人たちと寮生活を行っていました。そこでは同期全員がいつも集団で行動していました。このころは朝ごはんを食べるときから帰宅後、そして休日もずっと全員一緒に行動しなければならないような雰囲気がありました。そうしないと孤立してしまい、今後の会社生活にも悪影響を与えてしまうという雰囲気がありました。会社の寮ですから、仲がいい友達とばかり一緒に行動する学生時代とは違って、いろんなタイプの人がいます。加えて、自分の行動を自分で決めることができないことにストレスを感じていました。その上、何も意識していないと、集団から外れてどこかにいってしまうことが多いようで、よく同期に迷惑をかけていました。「これから何をするのかよくわからないまま移動する状況が怖い」と感じることも多かったと記憶しています。現在もこうした傾向は多少残っています。そこで、集団から外れてどこかに行こうと思ったときには近くの人に一声かけたり、これから何をやるのかがよくわからない場合には、何をやるのか知ってそうな人に聞いてみるなどの対応策をとり、トラブルにならないよう気をつけています。判断基準や行動パターンが、周りの人たちと違うことに気づく出典 : 入社して半年くらいたったころ、自分の判断基準や行動パターンが、周りの人と違うことに気づきました。例えば交流を深めようと思った場合、当時の私は相手の部屋や自分の部屋でじっくり話すようにしていました。しかし、周りの人たちはお酒を飲みに行ったり焼き肉を食べに行って、そこで話すことが多いようです。また、同期の人たちはお互いに何も話していなくても意思の疎通が取れているようで、私からすると事前になにか決めごとをしているのではないかと思うくらい状況ごとの行動が一致していました。何か具体的なエピソードがあるわけではないのですが、日々一緒に行動している中で少しずつ「なんだか違うなぁ」と思うことが積み重なっていき、それが不安の原因になっていました。みんなが楽しがっていることが自分は全然楽しくなかったり、面白いなと思うポイントが全然違っていたり、つらいなぁと思うことが違っていたりと、その違いを痛感するようになっていきました。別の人間なんだから、他の人たちと感じ方が違っていても問題ないと今なら思えますが、当時は「どうして自分だけがこんなに違うんだろう…」と悩んでいました。自分の思う「当然」で答えてしまうと、話がかみ合わなくなる出典 : 上司「凸庵くん、これどうやって実装したらいいと思う?」私「○○のようにするのがいいと思います」上司「どうしてそう思ったの?」私「それが一番いいと思ったからです」これは新卒のころによくあったやり取りです。メールなどで連絡するときにも、同じような状況でした。上司の「どうしてそう思ったの?」という質問は、私が「○○のようにするのがいい」と思った理由を聞いているのですが、当時の私はそれをよくわかっていませんでした。私が答えるべきだったことは「今後機能を増やしていくときにこの方法なら修正が簡単になるとおもったからです」ということでした。でも、相手が何を聞いているのかを想像することは当時の私には難しいことでした。「自分がなぜそう考えたのか。相手は自分の考えの何を知りたいのか」…そういう意識がそもそもなかったのです。自分の中では当然だと思っていることは、他の人がまったく思いもよらなかったことかもしれませんし、実は問題があることがわかっていてすでに却下された考えなのかもしれません。自分の考えや、なぜそう考えたのかの理由を伝えられれば、答え合わせをすることができます。その結果自分の知識が増えたり、お互いにどんなことを考えているのかを知ることができます。最近の私はこれがとても面白いと思うようになってきました。自分の知識を深めることができるし、それにより自分と違う考えの人がいることを歓迎することができるからです。珍しい経験をしていて他の人と違う考え方をしている方は、私と同じように自分の考えを伝えるところでつまずくことが多いのではないかと思います。しかし自分の考えやその理由を相手に伝えることができるようになると、他の人と違う考え方をしていることそのものが強力な武器になります。とても難しいことだと思いますが、自分がなぜそう考えたのかを自分なりに伝える訓練を続けてみると、それまで見えていなかった道が開けるかもしれません。人と違う特性は、ターゲットにされやすい。心に傷を負う前にすべきことは…出典 : もう一つ気づいたことは、人と違うところを指摘したり馬鹿にしたりして面白がる文化が日本にはあるようだということです。周りと少し違う特性がある人は、社会生活を送る上で、このターゲットになりやすいと思います。私には考えるときに人差し指を立てて唇をなぞるクセがあります。ある日私が考え事をしていたとき、当時の上司が「なんでそんなことしてるの?」といいながら私のマネをして笑っていました。周りの人たちもそれをみて笑っていました。それ以降、私がこのクセをしてしまうと、他の人がマネするようになりました。その後、飲み会でもネタにされ、どんどん広がっていきました。その後数年して転職をし、ネタにされることはほとんどなくなりました。私自身そういうマネを無視できるようになったこともあるのかもしれませんが、何を面白いこととするかは会社の文化によるところが大きいのだと思います。もし自分がいろいろやってみても辛いなと感じる職場なら、転職などで環境を変えてみるのが有効なのだと思います。環境を変える活動はとてもエネルギーを使いますし、必ずしもうまくいくわけではありませんが、周りの人たちの意識や考え方を変えたり変わるのを待っているより現実的な方法です。心が元気ならいくらでも次の職場を探すことができますが、一度心に傷を負ってしまうと私のようにうつ病を患ってその後何年もその影響を受け続けるかもしれません。そうなる前に他の環境へ逃げてもいいと私は思います。発達障害のある新入社員が、会社でうまくやっていくための4つのアドバイス出典 : 社会人となると、学生時代にくらべて、さまざまな年齢層、さまざまなバックグラウンドを持つ人と一緒に仕事をすることになります。人と違う特性のある人の場合、つまづいてしまうことも多くあると思います。私自身、試行錯誤中のところもあり、すっきりと解決策を紹介できない部分もあります。ですが、次のポイントを意識して生活すると、トラブルを減らすことができるのではないかと思います。■会社の「暗黙のルール」を「具体的なルール」に翻訳する■トラブルを起こしがちな行動パターンに気づき、予防策をはる■自分の「当然」は人と違うかもしれないので、なぜそう考えるのかを言葉にして説明する■いじめのターゲットにされたら環境を変える今回のコラムでは、私が新卒時代につまづいたことと、そこから学んだことを紹介しました。これから社会に出る人や、社会に出たものの困っている人の力になればうれしいです。
2018年03月17日厚労省が「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成を決定出典 : 精神障害や発達障害のある人が働きやすい職場作りを促すべく、厚生労働省は今秋から「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成講座の開催を決定しました。企業の経営者や管理職、人事部といった人材に限らず、広く一般従業員を対象にした講座です。実際に職場の同僚となる人たちに、精神・発達障害に関する知識や必要な配慮について学んでもらうことで、より身近で具体的な支援体制を作ることを目的としています。「今年度内に2万人の受講およびサポーターの養成を目指す」(厚生労働省)とのことです。毎年、厚生労働省が発表している「障害者雇用状況の集計結果」によると、精神・発達障害者の雇用は2006年から年々増加しています。そのような中、厚生労働省は精神障害者の雇用義務化に伴ない、今年5月に民間企業に義務付けている障害者の法定雇用率の段階的な引き上げを決めました。今まで以上に精神・発達障害者の雇用機会が増え、その人数も増えることが予想されています。一方で、厚生労働省が行った2013年の障害者雇用実態調査によれば、精神障害者の平均勤務年数は約4年。身体障害者のそれが約10年であることと比べても、職場の定着率は高いとは言えません。主な理由は「職場の人間関係」にあると考えられています。例えば、同調査では、精神障害があり、転職を経験した人のうち、半数以上は転職の理由を「個人的理由」だと回答しています。さらに具体的な理由を複数回答で選択してもらうと、「職場の雰囲気や人間関係」と答えた人が33.8%と最も多い結果となりました。こうした状況を受け、「職場の同僚がその人の障害特性について理解し、共に働く上での配慮をしていくことが重要であろうと考え、人事担当者や障害者雇用担当者を中心に行っていた従来のセミナーに加えて、一般の従業員の方を主な対象に、精神障害、発達障害に関して正しく理解いただき、職場における応援者=精神・発達障害者しごとサポーターになっていただこうと考えました」(厚生労働省障害者雇用対策課)とのことです。厚生労働省は約4,300万円の予算を拠出し、今秋から随時、講座を開催していく予定です。誰が講座を受けられるのかこの講座は、企業の雇用者であれば、誰でも受講可能です。受講時間は2時間程度で、特に企業は受講や受講人数を義務付けられてはいません。有志による受講となっています。修了者には「精神・発達障害者しごとサポーター」として、パソコンにはることができるステッカー(写真)や首からかけるストラップなどの「精神・発達障害者しごとサポーターグッズ」の進呈が予定されています。Upload By 発達ナビニュース精神・発達障害者しごとサポーター養成講座では、具体的に「精神疾患(発達障害を含む)の種類」、「精神・発達障害の特性」、「共に働く上でのポイント(コミュニケーション方法)」を学びます。これらの内容について75分程度の講義で学んだ後、15分から45分程度の質疑応答を行う構成となっています。養成講座の講師は普段から、精神・発達障害のある方の就労支援をしているハローワークの職員が担当します。精神・発達障害者サポーターの役割は?出典 : ここで、改めて理解しておかねばならないのは、「精神・発達障害者しごとサポーター」は特別に何かの義務や責任を負う資格ではないということです。サポーターになったら、「○○をしなければならない」といったことは決まっていません。また、しごとサポーターは障害のある特定の同僚を一人で支援しなければならないといったものでもありません。確かに、精神・発達障害者しごとサポーターがいることで、職場で精神障害のある人や発達障害のある人が働く上で、周囲から正しい理解や配慮が受けられるようになり、より働きやすい職場に変わっていくことが期待されます。しかし、障害の有無にかかわらず、共に働くことができるような職場の実現のためには、精神・発達障害者しごとサポーターに特別な役割を求めるのではなく、講座を受けていない方も一緒に職場の雰囲気作りにかかわっていくことが大切です。精神・発達障害者サポーターに関する問い合わせ先企業に勤めている方であれば、勤務先や身近身近に精神・発達障害者で働いている方がいなくても、誰でも講座に参加できます。「ぜひ参加したい」と思われた方はお住まいの地域の都道府県労働局にお問い合わせください。講座は、厚生省があらかじめ指定した会場で行われるものだけでなく、講師が事業所を訪れて行う「出前講座」も用意されています。出前講座に関しても、問い合わせ先は地域の都道府県労働局となっています。養成講座では、精神・発達障害について学ぶだけでなく、精神・発達障害者を雇用する上での実際の困りごとについて質問したり、ハローワークの精神保健福祉士や臨床心理士などの専門家に相談するきっかけを作ったりできます。以下のサイトで、養成講座に関する各地域の問い合わせ先を確認できます。より詳しい情報や、なにかわからないことがあれば、気軽に問い合わせてみましょう。障害者雇用対策施策紹介事業主の方へ|厚生労働省しごとサポーター養成講座リーフレット
2017年09月25日こんにちは。婚活恋愛コンサルタントの菊乃です。ドラマ『過保護のカホコ』が人気ですね。あのドラマはまだ21歳女性が主人公。しかし、もしあのような過保護な親の元に居続けたら結婚できないまま実家暮らしで30代40代ということも。ご相談にいらっしゃる方の中には、30代で実家暮らしという方もいらっしゃいます。たまたま実家暮らしというわけでもなく、中には毒親じゃないの?と疑うような娘の人生をダメにする親と暮らしている人もいるのです。“毒親”といえば育児放棄や虐待が思い浮かぶかもしれません。しかし、アラサー以上で毒親疑惑をもたれる親の多くは、昔は子育て熱心な愛情深いお母さんぐらいに思われていて、周りは「真面目ないい人」程度に思っているケースも。それゆえ、気が付きにくいのです。●毒親の特徴3つ●(1)「結婚しなくていいから家にいて私の面倒を見なさい」高齢になると体もいろいろ不自由になります。ネットスーパーなどの便利なサービスがあっても、まず頼るのが子ども 。自分の世話をしてもらうために子どもを手放さないのです。はっきり口に出して言うかどうかは別にして、「結婚しなくていいから家にいて自分の面倒を見て欲しい」という言動があるなら離れたほうがいいでしょう。他人に迷惑をかけたくないという思い込みからなんでも自分の子どもを頼ってしまう親の場合、元気なうちに一日も早く離れないともっと手間がかかるようになります。●(2)「遠いから家から通える会社に転職しろ」実家暮らしの女性の中には1時間以上かけて通勤しているという女性も。通勤でグッタリするし、職場の人に食事に誘われても家が遠いから断る。そんなことを繰り返して気が付いたら30代。Aさんは片道2時間近くかけて会社に通っていました。一人暮らしを始めたい、会社が遠くて通勤も大変と親に訴えたら「だったら家から通える会社に転職したらいいじゃない。家があるんだから」といわれたそうです。娘のキャリアより自分の身近に置いておきたいのはもうエゴ 。Aさんは反対を押し切り一人暮らしを始め、今はステキな彼氏もできました。●(3)「独身の娘が一人暮らしだなんて恥ずかしい」「家を持って一人前」今や陳腐化してしまった古い価値観でも、それを子どもに押し付けてしまう親 もいます。独身で相手もいないのに二世帯住宅を立てているとか、一人暮らしを始めようとした娘に反対する理由が「独身の娘が一人暮らしだなんてお母さんは恥ずかしい!」というものであることもあります。●話し合いができないのが毒親の特徴こうした親を持つ子どもは、親と話し合いをしてお互いの条件を歩み寄るという経験がありません。親の決定事項に従うだけだったため、自分の意見を主張している経験が少ないのです。そもそも自分の意見がないことに気が付いていないケースもあります。今親と離れないと40代、50代になってから結婚できない理由を「親のせい」にするようになるかもしれません。家族のことは誰も口出ししないため、何が“普通”かも分からず自分が親のせいでさまざまなチャンスを逃している と気が付けない方が多いのです。●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年09月03日近年、長時間労働によって過労死する人のニュースが後を絶ちません。過労死してしまうのは社会人経験の乏しい新入社員だけでなく、長年会社に勤めてきた中堅社員でも大いにあり得ます。そのため、日頃から残業の多い“ブラック企業”で夫が働いているという方は、心配で仕方ないと思います。最近は“働き方改革”として政府も長時間労働対策に乗り出していますが、ブラック企業側に「残業させないでください」と言ったところで、社員は仕事を家に持ち帰ることになるか、タイムカードを定時に打って深夜まで働くという状況がしばらく続くでしょう。結局、自分の身は自分で守るしかないわけですが、ブラック企業からの転職には妻のサポートも大切になってきます。今回は、夫がブラック企業に勤めているという人たちの体験談と転職のサポート方法についてご紹介したいと思います。●(1)専業主婦だから、「辞めていい」と言えない『毎朝7時に出社して夜の12時に帰宅する夫。休みは毎週日曜だけ。本当は育児を手伝ってほしいけどそんなことを言えるわけもなく、かといって私が専業主婦なので気軽に仕事を辞めていいとも言えません 。このままだと夫も私もおかしくなってしまわないかと心配です』(33歳女性/3歳男児、1歳女児のママ)この方は、夫がブラック企業に勤めて疲弊していることを知っているものの、自分が専業主婦なので気軽に転職を勧められないという悩みを持っているようです。また、労働時間が長過ぎるため、家のことは一切手伝ってくれる余裕がなく、家事育児は完全に任されっぱなしとのこと。夫も自分も疲弊しきっていて、いつか共倒れになってしまうのではないかと心配で仕方がないそうです。●(2)夫の上司にイライラ『私の夫も長時間労働当たり前の会社に勤めていますが、昭和時代の働き方を強要してくる上司にイライラします。本当は週休2日なのですが、いきなり電話で会社に呼び出すこともしばしば。夫に聞くと本当は行かなくてもいいことでも、「とりあえず会社にきてから話そう」と言われるとのこと。日頃のそういう言動にムカついていた私は、一度飲み会に参加したときに遠回しに嫌味を言いました。そしたら、「俺たちの時代はな、何か月も休みがなかったし、毎日3時間睡眠なんて当たり前だった。それが本当の働くってことだ」と語り始め、しまいには「お前はもっと働かんといかん!」と夫を笑う始末。こんな上司のもとで働く夫が不憫でなりません 』(33歳女性/2歳女児のママ)長時間労働がなくならない理由の一つに、前時代的な労働思想を持つ人たちの存在が挙げられます。彼らは自分の若い頃の経験を軸にして物事を考えるため、現在では“ブラック”と言われているようなことも平気で部下に押し付けます。この方の夫の上司はまさにそのタイプのようで、とくに用事もないのに無理矢理会社に残したり、休日に出勤させたりするそうです。●(3)宅配業者はやっぱりブラック!?『うちの夫は某大手の宅配会社で働いていますが、残業時間が本当にすごい。定時は5時半なのに、帰宅するのは11時。最近は世間で騒がれ始めたからようやく残業対策やってるみたいだけど、まだまだブラック。給料はそこまで悪くないけど家族の時間が取れないので転職してほしい です』(37歳女性/5歳男児のママ)最近、過酷な労働環境が世間で騒がれている“宅配業界”。会社によってはこれまで未払いだった残業代を支払ったり、残業対策をしたりしているようですが、まだまだ労働環境が改善されたとは言いがたいようです。この方の夫も例にもれずブラックな環境で働いているようでですが、家族の時間を確保するために転職してほしいと思っているそうです。●夫をブラック企業から転職させるために経済的な事情や、年齢的な事情から夫の転職が難しいという人もいるかと思いますが、多くの人は夫を転職させたいと思っている人が多いでしょう。夫をスムーズに転職させるには、妻のサポートが必要不可欠です。●(1)転職のための雑務は妻が担ってあげる転職には履歴書が必要となります。きちんと履歴書を書こうとするとそこそこの時間を確保しなければならないため、ブラック企業で働いて忙しい人にとっては億劫に思える作業です。そのため、履歴書の下書きだけ夫に書かせて、清書は妻が担当してあげましょう。それだけで“履歴書を書く”という心理的ハードルが下がります し、時間の短縮にもなります。その他、転職にまつわる雑務で妻が担当できそうなことはやってあげましょう。●(2)一緒に転職先を探してあげるブラック企業で働く人は、自力で転職先を探す時間がない人がほとんどです。ある程度時間が確保できたとしても、心身ともに疲れているため乗り気になれないという人も多いでしょう。そのため、夫から希望の転職条件を聞き出し、妻のほうで複数の転職サイトに登録してあげましょう 。そこから夫婦で転職先を探し、めぼしいものがあれば共有する、という形をとると転職先をスムーズに探すことができます。●(3)尻込みしているなら、背中を押してあげるブラック企業の多くは会社での人間関係が良好でないことが多いです。上司や同僚に迷惑をかけてしまうからと、転職を諦める人もいるでしょう。しかし、夫がそのままブラック企業で勤め続ければ、心身に不調をきたす恐れがあるほか、家族での時間が確保できないことで家庭崩壊につながる可能性もあります。夫が不要な配慮で転職を断念しようとしているなら、背中を押してあげるのも妻の役目です。また、具体的に転職活動が進むと面接日などにどうしても会社を休まなければならない場合があります。その際にも夫は「会社に迷惑をかけるかも」と尻込みする可能性がありますが、面接日はなにがなんでも休ませましょう 。----------いかがでしたか?一度ブラック企業に勤めてしまうと、転職するのはなかなか難しいと言われています。しかし、そのまま働き続けても将来に明るい展望がないならば、転職を後押ししてあげる必要があります。夫がブラック企業で勤めているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。●文/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年08月12日朝起きたとき、「今日もこれから仕事に行かなきゃいけないのか……」と考え憂鬱になる、という人はいませんか?多くの人が一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか。もしかしたら、毎日そうだという人もいるかもしれませんね。でも、嫌でもなかなか転職を決意できないという人も多いでしょう。とはいえ、あまりに嫌だ嫌だと思いながらムリして仕事を続けていると、精神的にも肉体的にも限界が来て、取り返しのつかないことになってしまう可能性もあります。よく、「仕事が合わないと思っても最低3年は続けろ」と言われていますが、3年我慢して体を壊してしまうくらいなら、早めに転職して状況を改善したほうが自分のためにも家族のためにも良いのではないでしょうか。そこで今回は、なかなか転職を決意できない、仕事の辞め時がわからないという方の参考となるよう、「転職を決意したタイミング」について、20代〜40代の女性にお話を聞いてきました。●(1)会社の理念や社長の方針についていけなくなった『小さなベンチャー企業だったこともあり、会社の理念がブレまくりで、しょっちゅう変わっていたんです。入社したときに魅力的だと思った理念も1年後にはあっさりまるで別のものに変わってました。また、少人数のため風通しが良く、誰でも意見を言い合える環境ということだったのに、その実情は全然違って、社長のワンマン状態。社長の意見と少しでも合わないことを言えば責められるし、直情型なので気に入らないことやミスがあればみんなの前で即怒鳴られる。そんな職場でストレスがたまっていき、「これ以上ここにいたら自分がダメになる」と思いました。それに、そんな会社、長く持つわけがありません。将来が見えなかったので、ここが引き際 だと思い、転職する道を選びました』(20代女性/会社員)これは確かに小さな会社やベンチャー企業ではよくあることです。先月言っていたことと今月言っていることが違うぞ、というのは当たり前。世の中の流れに沿って柔軟に対応している、と言えば聞こえはいいですが、実態は事業方針や理念が定まっておらず、手探り状態という場合も。それでは社員も不安になってしまいますよね。また、家族経営の会社に多く見られる傾向ですが、ワンマン社長の場合、社員は自分たちの存在価値が見いだせなくなっていきます 。そんな中でパワハラのようなことをされたら、もう退職しない理由がないと言えそうです。●(2)仕事がプライベートにも影響していた『ある日突然残業が禁止されましたが、業務時間内では終わらないほどの作業量は変わらず。当然、家に仕事を持ち帰ることになります。もちろん、時間外手当はナシ。私には子どもがいないものの、結婚しており、家に帰ってからもやらなければいけない家事がありますし、相当キツかったですね。仕事で使う資料を探したり調べ物をしたりするために、土日も図書館通いでしたから、プライベートな時間なんてほとんどなかったです。そんな状況を見かねた夫から、「楽しいと思ってやっているならいいけど、つらいなら辞めていいんだよ」と言われたのをきっかけに辞めました。プライベートを犠牲にしてまで働きたいと思える会社じゃなかった ってことです』(40代女性/会社員)ワークライフバランスが重視されるようになってきたとはいえ、まだまだ仕事とプライベートがあいまいな職場もあります。残業を廃止するのは働く側としてもありがたいことですが、廃止前と変わらない業務量の場合は本末転倒。会社でできなかった仕事を家に持ち帰るハメになる人もいるでしょう。残業代が出ない分、だったら残業が認められていたときのほうがよかった、と考える人も少なくないと思います。プライベートを犠牲にしてでも続けたい仕事か、働きたい会社かと自分に問いかけたとき、答えが「NO」なら転職を考えてもいいでしょう。●(3)仕事にやりがいを感じない、仕事内容そのものにストレスを感じていた『私はもともと自分が手を動かして作業するのが好きな職人タイプ。でも、入れ替わりの多い職場で、人が全然定着しないため、必然的に私が管理職のような立場になっていってしまいました。現場で作業をするよりも、新人の教育やマニュアル・資料の整理、業務管理、作業のチェックなどがメイン業務になってしまって、まったく仕事にやりがいを感じなくなってしまったんです。そもそも、私にはそういった管理業務的な仕事は向いていないし、「上に立つ人間なんだから広い視野を持て」とか怒られるのもストレスでしかなくて。好きで上に立ってるわけじゃないし、昇進だって望んでいなかった 。だから、もう正社員にこだわらず、アルバイトでいいから作業に集中できる立場で働こうと思い、転職を決めました』(30代女性/パート)人には向き・不向きもありますし、仕事内容にやりがいやおもしろさが感じられないとなかなか続けていくのは難しいものです。働く目的が生活のため、お金のためだけになってしまっていることに気付いたとき、本当にそのままでいいのかどうか自問自答してみる必要はあるかもしれません。●(4)キャリアアップが望めない『前にいた職場はとても居心地が良かったんですが、このままここで働いていても自分が成長できないなというのは感じていました。仕事は毎日同じことの繰り返しで、特にキャリアアップに役立ちそうなこともない。30代になる前にキャリアを積んでおかないとという危機感をいつも抱えていました。それで27歳になったとき、このぬるま湯生活を脱しないと何のスキルもないまま30代、40代になってしまう と一念発起し、転職。給与は下がったし職場の人間関係でも苦戦することはありますが、毎日いろいろなことに挑戦できる環境が気に入っています。責任ある仕事を任せてもらえるのは、私にとって大きなやりがいになっています』(20代女性/会社員)居心地の良い職場でずっとぬるま湯生活を続けていけるならそれが幸せ……と考えてしまう私とは対照的です(笑)。でもやはり、仕事をバリバリこなしたいという人にとっては、自分が成長できる環境に身を置くことが一番大切。将来のためにも、早めにキャリアアップが目指せる職場への転職を考えたほうがいいでしょう。そういった職場への転職は、年齢が上がるにつれ難しくなっていきます。----------4人の女性に転職を決意したタイミングについてお話を伺いましたが、それぞれ、会社の体質や将来性、自分の性質をよく見極めた上での転職だったと思います。近年では「ブラック企業」と呼ばれる会社も多く存在していますし、労働基準法を無視した会社も多く見かけます。「会社の文句を言う人間は転職してどこへ行っても同じだ」などと言う人もいますが、必ずしもそうではありません。今の仕事や職場が自分に合っているか、この先も続けていく自信があるか、仕事のせいで健康を害していないか、などをよく考えた上で、転職したほうが自分の人生にプラスであると思える場合は、迷わず転職をしたほうがいいのではないでしょうか。●文/パピマミ編集部●モデル/香南
2017年08月07日「できることなら夫に出世してほしい」。妻がそう思うのは当然のことです。しかし、世の中とは無情なもので、すべての男性が必ず出世できるとは限りません。20代のころはあまり差がでないこともありますが、30代、40代になれば平社員のままの人と役職についている人に分かれてきます。転職サイトのDODAによると、2016年の平均年収は“442万円”とのことですが、出世できるかどうかで収入が平均を下回るか上回るかが決まります。“出世できる人”と“出世できない人”の違いは何なのか。また、どうすれば夫を“出世できる人”に変えることができるのか。今回は、夫がいわゆる“出世コース”に乗って活躍しているという人たちに、自分の夫の特徴について語ってもらいました!あなたの夫にも、同じような特徴がありますか?●(1)言動や目的が具体的『うちの旦那は付き合った当初からそうだったけど、とにかく言うことややることが具体的。買い物行くときも必ず欲しい商品と行くお店を確定させてから外出します。また、なんとなく「旅行したいなぁ」と二人で話しているときでも、即座にスケジュールやお金のことを計算して「○月には行けそうだね」と具体的に答えを出します 。おそらく、会社でもこういうしっかりしたところが評価されてるんじゃないかな』(30代女性/夫は30代で年収800万円)出世できる人の特徴の一つに、“曖昧さを嫌う”というものがあります。ビジネスの世界では「なんとなく」で物事を進めることはできません。必ず具体的な計画を立ててからプロジェクトを動かしていきます。そんなとき、何事も具体性を持って発言・行動ができるビジネスパーソンは重宝されます。そのため、出世する夫というのは日常生活の中でも常に“具体性”を意識しています。逆に、いつも「“なにか”食べたい」「“どこか”行きたい」などと抽象的な発言ばかりしていたり、買い物に行っても結局目的を忘れて別のものを買うなどの抽象的な行動ばかりしている夫は要注意です。その場合は日頃から夫に対して「“何が”食べたいの?」「“どこに”行きたいの?」と具体的な答えを引き出す問いを投げかけてあげましょう。一度思考のクセがついてしまえば、意識しなくても具体的な言動を取れるようになるので、根気強くサポートしてあげることが大切です。●(2)社交的で人脈が豊か『私の夫はまだ32歳ですが、結構大きなプロジェクトを任せてもらえるようなポジションにいます。(出世できる)特徴についてはあまり考えたことはなかったのですが、強いて言うなら夫はかなり社交的で異業種にも友達がたくさんいる ようです。飲んだり遊んだりしながらいろいろ情報交換してるみたいですね』(20代女性/夫は20代で年収500万円)社交的で人脈が豊かな人も出世しやすい傾向にあるようです。社交的であれば上司からも好かれやすいですし、異業種の方とも人脈を築きやすくなります。社内であれば重要な案件を任せてもらえるようになり、社外であれば他の業種の仕組みを知ってビジネスの知識を増やすことができます。また、コネを使うことでより良い待遇で転職できる可能性もあります。逆に、内向的で人脈が狭いと上司に距離を置かれて仕事を任せてもらえない、新しい人脈を築くことができず価値観や視野が狭くなってしまう、などの弊害が出てきます。もしも夫が内向的で人脈が狭い場合は、今後の出世のためにも人脈作りを提案してみましょう。手っ取り早く人脈を増やすにはビジネススクールに通ったりセミナーに行ったりするのが良いですが、異業種交流会に参加して人脈を増やす方法もあります。ラフな異業種交流会であれば夫婦で参加することもできるため、内向的な夫をフォローしながら人脈作りを手助けすることができます。●(3)リーダーシップがある『悪く言えば自己中なんですけど、私の夫はリーダーシップに優れていると思います。いつも「俺についてこれば間違いない」みたいな態度で接してくるのでイライラしますが、その反面楽だし結果的に物事が良い方向に進む ことも少なくありません。そういう気質が評価されてか、夫は大手のIT会社で働いているのですが、子会社の取締役を任されています。30代では異例の出世らしいです』(30代女性/夫は30代で年収1,000万円以上)リーダーシップも出世する上で欠かせない要素ですよね。とりわけビジネスの場においては、責任を恐れずに会社の利益を出せるようなリーダーシップのある人が評価されます。そういう人は決断力も優れている傾向にあるため、人を動かすのが上手です。リーダーシップを発揮しながら仕事をしていれば、他の人よりも早く出世できるのは必然と言えるでしょう。逆に、「責任を負いたくないからなるべく大きな仕事は引き受けたくない」と怯えている人は出世できません。もしも夫にリーダーシップが足りないと感じるのであれば、日頃から“決断”を促すような接し方をしましょう。「どっちがいいんだろう?」と思うような場面では必ず夫に決断させるようにするのです。“決断グセ”がつけば無用なことに悩むことがなくなり、自発的に仕事を進めることができます。----------いかがでしたか?夫が出世できるかどうかは、実は妻の力量によっても左右されます。今の夫に「ちょっと頼りないな」と感じているようであれば、日頃の接し方を変えてみることで解決できるかもしれませんよ。【参考リンク】・平均年収ランキング2016 | 株式会社インテリジェンス()●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年04月18日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。間もなく年度末。お子さんの進学など環境の変化が多い時期です。そしてこの時期はその環境の変化に伴い転職を考えるママも多いようですね。そこで今回は求人情報サービス『an』の調査より、主婦の仕事探しで重視する点についての調査結果から、転職時に何を重視すべきか をご紹介したいと思います。●ワーママの仕事探しは“時間”が最優先!?『an』の調査によると、一番下のお子さんが小学校低学年以下の場合は、「時間の融通がきくこと 」(23%)を最も重視する傾向にあります。次いで多いのが、「勤務先が自宅から近いこと 」(19.9%)。これは急な発熱などで急遽迎えに行かなければならない場合もあることを考慮しなければならないワーママならではのポイントと言えるでしょう。しかし、一番下のお子さんが小学校高学年以上になると重視するポイントは変わらないものの、「勤務先が自宅から近いこと」(21.8%)の割合は少し増え、「時間の融通がきくこと」(18.8%)の割合は少し減っているようです。一方、子どもがいない主婦では、「時間の融通がきくこと」を重視する人が9.1%と低く、「仕事の内容が自分に合っていること」が12.2%、「給料が高いこと」が7.5%と子どものいる主婦に比べ高くなっています。この調査からも、お子さんの有無や成長とともに変化があることが分かります。●少ない選択肢にストレスを感じたときの対処法子どもができるまで自分の能力を生かせる仕事をしていた、もしくはやりがいのある仕事に就いていた人にとっては、モチベーションが下がってしまうかもしれません。そして、「勤務地が近く、時間の融通がきくこと」を優先すると、やりたい仕事を選べないことがストレスだと感じるかもしれません。しかし、子どもに手をかけられる時間はそんなに長くありません。キャリアのある女性であれば部下や後輩の成長を楽しんでいたように、子どもの成長を楽しむための時間作りだと考えてみるのもいいのではないでしょうか。「子どもがいるから仕事を変わらなければならない」と思って転職を考えるのと、「子どもとの時間を楽しむために仕事を変わる 」と思って転職を考えること。同じ選択肢でも、気分がずいぶん違ってくるのではないでしょうか。心理食育インストラクターとして直接子どもたちと接する機会の多い筆者ですが、どれだけ心理学を駆使して子どもに接しても、やはりママの笑顔にはかないません。どんなママでも子どもにとっては世界一大好きな存在なのですから、今は子ども優先の転職も愛情表現のひとつとして楽しんでくださいね。【参考リンク】・主婦の「仕事探しで重視する点」調査 | 株式会社インテリジェンス()●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年02月16日昔から「夢のマイホーム」という言葉があるように、自分の家を持ちたいと考える人は多いものです。住宅ローン減税や低金利のおかげか、はたまた偶然か、私の周りでは2016年、マイホーム購入ラッシュでした。しかし、マイホームを得て満足している人もいれば、少なからず購入を後悔している人もいます。なぜせっかく夢のマイホームを持てたのに、後悔しているのでしょうか?今回は、マイホーム購入の失敗談を20代〜40代の男女に取材してみました。これから家を購入しようと考えている方は、参考程度にご覧ください。●(1)住宅ローンの支払いがキツい『うちは子どもがいない共働きで、世帯年収からすると希望の価格帯よりもっと高い物件も購入できると不動産会社に言われました。それならば妥協せず本当に気に入った物件を購入しようと、当初の予算より高いマンション最上階の部屋を4,000万のローンを組んで購入したんです。ところが、マンション購入から1年。妻が体調を崩し、正社員を辞めて転職 。扶養内のパートとして働くことになりました。ずっと正社員の共働きで考えていたため、これには焦りましたね。今のままの世帯年収でローンを返済していくのは、正直かなりキツいです。妻の体調が良くなり、また正社員とまではいかなくても、フルタイムで働けるようになればいいんですが……。それまで生活を切り詰めないと……』(30代男性/会社員)共働きであっても、どちらかが働けなくなるリスクも考慮する必要がありそうです。「ずっと二人とも正社員で働くし、大丈夫」と思っていても、いつどうなるかはわかりません。健康面の問題は特に先が読めないものです。住宅ローンが払えなくなり、家を手放すことになったという例も珍しくありません。余裕のある貯金額を確保しておく、不動産会社の言葉に惑わされず、自分たちが無理せず返せる金額の物件を買うなど、慎重になることが大切です。●(2)住宅ローンの返済額以外の費用を考慮していなかった『昨年、新築マンションのモデルルーム見学に行き、物件が気に入ってポンポンポンと契約まで進み、晴れて念願のマイホームを手に入れました。でも、予想外だったのが物件以外にかかる出費の多さ。司法書士報酬とか住宅ローンの保証料、火災保険、地震保険などの諸費用だけでも200万くらい かかりました。しかも、月々、住宅ローンの支払いに加えてマンションの修繕積立金と管理費の支払いもあるんですよね。新築のうちはいいけれど、年数が経つにつれて修繕積立金が上がるっていうし。毎年の固定資産税もある。特に諸費用についてはそんなに高いと思っていなかったので、びっくりしました。おかげで手元のお金がほとんど残らず……。もっと貯金が貯まってから買えばよかったと後悔しました』(20代女性/パート)勉強不足が招いたこととも言えますが、これはありますね。いざ、払うべき金額が明確になったとき、焦るものです。固定資産税については、不動産会社に大体の額を聞いておくといいでしょう。「えっ!そんなにかかるの!?」という場合もあるので注意が必要です。●(3)通勤電車が想像以上に混んで体調不良に『都心から離れた閑静な住宅街に、一戸建てを購入しました。周囲には学校や公園、公共施設、病院なども充実していて、とても住みやすい街で気に入っています。でも、通勤がつらい!今まで、都心に住んでいたため、電車に乗るのはせいぜい15分程度でしたが、今は1時間電車に乗ります。それはもともとわかっていたことなのですが……予想外だったのが混雑率!混むというのは聞いていましたが、予想を遥かに超える混雑ぶりで……。正直、通勤だけで1日の体力を消耗します。混雑がひどくて電車の遅延もしょっちゅうでストレスです。帰宅後は疲れきっていて、食事も作れずお惣菜で済ませています。引越してから半年が経ちますが、もう精神的にも肉体的にも限界 です。今は転職を考えています』(30代女性/会社員)「○○線は混みますよ」と聞いてはいても、実際に乗ってみないとどれくらいのものなのかわかりません。乗り換え案内などのサイトで見ることができる所要時間も、実際にはもっとかかることはざら。後で「こんなはずじゃなかった……!」ということにならないよう、物件を決める前に、通勤時間帯の電車に乗ってみることも大切です。●(4)収納の作りや広さ、位置が不便だった『玄関に物がいろいろ出ているのが嫌で、壁面をすべて扉付きの収納にしてしまいました。でも、実際に住んでみると、自転車のカギや手袋など、出掛けにパッとつかんで持って行くような小物を置く場所がなく、不便 でした』(40代女性/パート)『夫婦の寝室の奥に広いウォークインクローゼットを作ったはいいけれど、いろいろなものを“とりあえず”置いておく場所になり、家族がそれぞれ自分のものを置いているから、寝室に出入りが多いのが難点。もっと収納スペースを均等にしていろいろな場所へ振り分ければよかった』(30代女性/主婦)収納は広さや位置、内部の構造など、実際に生活してみて初めて「ああすればよかった」「こうすればよかった」と気付くことも多いもの。荷物の多さや種類、物の出し入れのしやすさなどを考えて決めたいものです。----------いかがでしたか?住宅の購入は人生の中でも一番と言えるほど大きな買い物。できるだけ失敗しないように、じっくり考え、実際の生活や月々の支払いをシミュレーションしてみることが大切です。特に住宅ローンは支払いができなくなると大変。収入が減った場合やリストラにあった場合、転職を余儀なくされた場合など、万が一のことがあったとき、どのように返済していくか、返済できる金額かなども考慮したいところです。ご紹介した失敗例の他にも注意したいことはたくさんあるので、マイホームの購入を検討している方は、情報収集もしっかり行っておきましょう。●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子
2017年02月15日【パパからのご相談】現在、育休中で、転職を検討しています。もともと会社側は育児休業への理解が乏しく、育休取得の希望を告げると、「戻る場所はないかもよ」と宣告されました。それから、育休の取得はできましたが、会社への不信感がぬぐえず、転職を考えています。「育休中に転職なんて……」と気が引けてしまうのですが、実際にはどうなのでしょうか。問題点やアドバイスがありましたらお願いします。●A. 転職市場での扱いは、基本的には他の休職とあまり変わりません。こういったご相談が増えたな、と常々思う、パパライターの矢山ユースケ@育休中です。育休中に復職できなかったケースについて、その理由を比較したとき、ママの場合は“退職”が多く、パパは“転職”が多いです。ママの場合、「子どもが病気がち」「自分の産後の体力の戻りが思わしくない」「どこの保育園にも入れなかった」という理由での退職がある分、退職>転職となっているようです。●パパママ共通している転職の理由では、転職の場合、パパとママで理由に違いがあるのでしょうか。よく耳にするのは、「戻る場所がなかった」「正社員だったのに、復職後はパートだと言われた」という、“会社との間の問題”で、パパママの違いはない ようです。ご相談を受ける中で感じたのは、育休取得社への会社からの冷遇に関して、「どこかでそんな気はしていた」「復職したママや、復職できなかったママを見てきたので、予測ができた」と、諦めの姿勢でいる人が少なくないという印象でした。なんだかやるせない状況ですね。●“育休中の転職”についての、転職エージェントの見解ご相談者さまが「育休中に転職しても大丈夫なのだろうか」「休職は転職に不利と聞くが、育休も同じだろうか」と思われる気持ちも、同じ育休中の身として、とてもよくわかります。そこで今回は、“育休中の転職”について転職エージェント各社の担当者にお伺いしました。●「育休中」と正直に伝えるべき?『必須ではない。こちらとしては別にどうでもいい情報。問題なのは“休み中に仕事のカンが鈍ることなく、転職先できちんと働けるのかどうか”なので』(33歳、経験8年)『源泉徴収票などであとからバレて心象を悪くしたり、最悪は「職歴を偽った」と退職になることもあるので、正直に告げた方が先方企業に対しても親切』(40歳、経験10年)『こちらから言われなければ、バレることはない。言わないほうがいいのでは』(28歳、経験5年)履歴書などに記載しない限り、面接担当者から「休職したことはありますか?」「休職中ですか?」と聞かれることはまずありません 。ですから、“言わない”という選択肢も考えられます。●育休中は勤務年数に含めてもよい?『労務の考え方では、休職期間を勤続年数に通算するかどうかは“企業側の判断”になるので、転職の場合も、面接官や企業側の判断となるかと』(37歳、経験10年)『病気やケガでの休職も同様ですが、「◯◯の経験3年以上必須」などの年数に引っかかりそうな場合、確認した方が良いかも』(42歳、経験8年)休職中も企業に在籍しているので、基本的には勤務年数に含めて良いようですね。ただし、職務経験の年数 については、ボーダーギリギリで不安な場合、前もって確認したほうが無難でしょう。●“育休中の転職活動”はイメージが悪い?『育休にかかわらず、“休職”という単語がすでにイメージが悪い 。そのため、大きな声では言えないが、ダンマリを決め込むことを推奨している』(33歳、経験6年)『字面としては悪いかも。特に女性は、「子どもができたらまた産休取って転職してしまうのでは」と思われる可能性あり』(39歳、経験12年)『傷病での休職中の転職と変わらないと思いますよ。だから、わざわざ告げない人がほとんどじゃないでしょうか』(30歳、経験2年)どうやらイメージという点では、“休職”の時点であまり芳しくないようです。個人的には、休職及び休職中の転職の理由が正当なものであるのならば、面接時に口頭ベースで伝えても良いと思います。その際、在籍中の企業の悪口にならないように気をつけましょう。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月24日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
ある休日、現在4歳の娘と生後8カ月の息子と私の3人で近くの公園に遊びに行っていました。そのとき、せっかくだからと親子3人でお揃いコーデをすることに。最近オシャレに目覚めた娘もお揃いコーデにご機嫌で遊んでいたのですが……。 義実家へ寄り道お揃いコーデは、下がジーンズにグレーのトップス、そしてそれぞれ違う色のニット帽という恰好。公園ではお友だちに「お揃いかわいいね!」など言われて娘もお揃いコーデがとても気に入ったようでした。 その公園遊び中に義母から連絡があり、渡したい物があるから家に寄るようにとのこと。そのため公園から帰宅する途中、義実家に寄ると義母も「まあまあ、みんな一緒の洋服でかわいいこと!」と、「かわいい!」を何度も言い、子どもたちの写真を撮っていました。 後日、義母とおでかけの日その後すぐ義母とおでかけをする予定があり、その際に義母から「この間のお揃いの服がかわいかったから、あの格好できて」との連絡がありました。娘に、「ばあばがお揃いの服また見たいって」と言うと「いいよ!」と娘もルンルン。義母の要望通り、公園の日と同じお揃いのコーデで向かいました。 そして義実家に着き、出迎えてくれた義母の格好を見て、私は言葉を失いました。玄関に出てきた義母は、私たちのコーデと同じような格好をしているのです! 私たちが何を言うよりも先に義母は「ばあばもお揃いにしちゃった♪」とのこと。普段の義母とは違う若作りな格好に私は何も言えずにいましたが、娘は「ばあばもお揃いだ!」と目をキラキラさせていました。 義母とお揃いは正直嫌だった…その日は義母+わが家の家族4人でおでかけ。夫以外はみんなお揃いの服です。出かけた先は近くのレジャースポットで、義母の知り合いに数人会い、そのたびに「みんなお揃いでかわいいわね」などと言われ義母は、「年甲斐もなくこんな格好しちゃった~」と言いつつも「もっと言って」と言わんばかりの満面の笑みでした。 義母と娘たちがお揃いの服を着るのはまったく問題ありません。しかし正直、嫁である私は義母とお揃いをするほど仲が良いわけではなく……。絶対に嫌だ!と言うわけではありませんが、私たちの親子に割って入られたような、義母とのお揃いが恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになりました。 義母は「孫とお揃いの服」という点にうれしさを感じていたようで、その延長に嫁である私とも同じ服になるということまではあまり考えていなかったようでした。夫には「なんかごめん」と言われ、モヤモヤとやり場のない複雑な気持ちに苛まれた日になりました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月06日ネットを見ていると、ケンカ後に指輪がなくなっていたという著名人のニュースを知ったさやこさん。それを見た瞬間、「そういえば……」とご自身が指輪をなくしたときの記憶がフラッシュバックしたのです。その出来事は、娘が生後6カ月のときに起こりました。娘と一緒に寝ているとき、手がモゾモゾされる感覚を覚えたさやこさん。朝起きると、つけていたはずの指輪がなくなっていたのです。慌てて周囲を探すも指輪は出てこず。夫に連絡をすると「知らんよ」という返事が返ってきました。万が一のことを考え、娘が誤飲した可能性も考えていたさやこさんは、慌てて病院に連絡をしました。そして電話を切ったあと、すぐに病院を受診。早速、検査をしてもらうことになったのですが……? レントゲンを撮ると、ある事実が判明! それは… 最終的には指輪が体内に入っていないか、娘のレントゲン撮影をおこなったのですが指輪は見つからず……。 その日の夜、さやこさんは夫に詰め寄ると、夫は「知らん」の一点張りでした。 「寝てる間になくなって見当たらないの。不思議なんだけど」 「知らんよ。そのうち出てくるんじゃない?」 しかし、それ以降、さやこさんの目の前に指輪が出てくることは一切ありませんでした。 さやこさんが話しかけているとき、夫はろくにさやこさんの顔を見ようとしなかったそうです。自分が知らない間に物がなくなってしまうなんて、なんとも気持ち悪いですよね。結局指輪は出てきませんでしたが、娘さんの誤飲ではなくてよかったです。 ※家の中には乳幼児が誤って飲んだり食べたりするかもしれない、危険な物がたくさんあります。また、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。触られて困る物は高いところに置く、ボタンや硬貨・電池など口に入りやすい物を出したままにしないなど、整理整頓とこまめな掃除で誤飲を防ぎましょう。 著者:マンガ家・イラストレーター さやこ
2024年05月06日はるかさんは、フルタイムで働きながら3歳の娘・かのんちゃんを育てるワーママです。唯一の悩みは地元を離れて暮らしているため、近くに友だちがいないこと。しかしある日、地元の友人・りささんが夫の転勤で近所に引っ越してきました。歳の近い子どもがいるりささんと久しぶりの再会を果たしたはるかさん。念願のママ友に嬉しくなります。 早速休日に遊びにいこうと盛り上がっていたのですがーー。手作り弁当を避けようとすると… 子連れOKのお店にランチに行く提案をしたはるかさんですが、やはりりささんは「もったいない」「ランチ代が高い」と言って却下。 自分たちは外でお弁当を食べるから、はるかさんたちはお店を利用して、と頑なに断るのでした。 せっかく一緒に遊ぶのに、別々に食事をするのはなんだか淋しくなってしまいますね。価値観の違う2人が納得できるお出かけ先が見つかるといいのですが……。 著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
2024年05月06日結婚を控えていたある日、私は妹に婚約者を奪われました。妹は、昔から人の彼に手を出すことで有名で……。私がもともと付き合っていた彼は、資産家の息子でとてもイケメン。でも妹に乗り換えるなんて……私の見る目がなかったとも言えますが、とてもショックでした。 妹はこんなとき騒いでこられると反対にうれしくなるらしく、自分の勝ちを確信していい気分になるのだそうです。ですから、私は妹を喜ばせないよう今回は静かに身を引きました。温厚な母が…1カ月後、妹たちから結婚式の招待状が送られてきました。苦情を伝えると「家族に祝ってもらいたい」と言い出した妹。私は「絶対に行かない」と言いました。 そのとき、母から私を心配する連絡が。母は私が「妹の結婚」について何か思うところがあるのではないかと聞いてきました。どうやら以前私が婚約者について話したことを覚えており、その特徴に似た男性を妹が連れてきたことで引っかかったようなのです。 そこで私は、事実をありのままに伝えることにしました。すると母は、私の気持ちに寄り添ってくれました。しかしその後の母の言葉に驚愕。なぜなら、いつも温厚な母の口から出てくるとは思えない言葉だったからです。「姉から婚約者を奪うなんて、あのバカ娘」「式には母さんが出るから」「地獄を見せてやる」「え、お母さん……?」 母から「このまま泣き寝入りするなんて絶対にダメ!」「協力するから!」と言われ、私はややあ然としてしまいました。さらに母は「誰かを犠牲にして幸せになろうとするなんて絶対に許されない行為」「たとえ娘であろうと容赦しない! しっかりと償わせなければ……」と言いました。 母の本気度を感じ、私も妹をぎゃふんと言わせてやろうという気持ちになりました。私たちは相談し、結婚式当日にとある作戦を実行したのです。今日という日をお祝いしよう!式当日、妹はしつこく連絡をしてきました。どうしても自分の幸せを、私に見せつけたいらしいです。この後とんでもないことが起ころうとは、そのとき妹はまだ気づいていませんでした。 母は披露宴の途中、サプライズでビデオレターを流しました。出演は、妹に恋人を略奪された被害者の皆さん。もちろん私も出ました。 それを見た妹から私宛に「披露宴をめちゃくちゃにされた」と怒りの連絡が。どうやら母がビデオレターを流した後、会場はパニックになり、披露宴は中断されたそうなのです。さらに面子を潰された新郎の両親がブチ切れ。披露宴代は一銭たりとも支払わないと宣言されたとのこと。 妹は義父母という良いスポンサーができたことをいいことに、披露宴にかなりのお金をかけていました。しかし、妹は浪費家で、結構な借金があり、今回の件でその借金に加え、披露宴の代金まで支払うとなると、妹の首は回らなくなるでしょう。必死に義両親に泣きついたみたいですが、無駄だったようです。その後、婚約者とは大いにもめて、結局別れたと聞きました。 幸せになる…結婚式での出来事は笑い話となって広まり、妹も婚約者も今まで築いてきた人間関係をすべて失うことになりました。婚約者も披露宴に会社の上司などを呼んでいたため、今回の件で昇進の道は閉ざされてしまったようです。 私はというと、今は母と一緒に暮らしています。いつかまた恋ができるようになると母は慰めてくれますが、しばらくその辺りは慎重になりたいと思っています。私が結婚して幸せになることが、妹への一番の仕返しですから、絶対に幸せになりますよ! 「誰かを犠牲までにしての幸せなんておかしい」実母は今回の娘同士のトラブルに胸を痛めたことでしょう。ただ、娘たちが幸せになってほしいことも事実。心を鬼にして、姉の味方についたのかもしれませんね。妹にはそんな実母の思いや自分がした裏切りに早く気がついてもらい、反省してほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月06日パパに遊んでもらってご機嫌な赤ちゃん♪しかし次の瞬間…!?まさかの展開にパパもびっくり!一体どうなったのかな? パパが遊んでくれるよ♪ パパがあやしてくれてご機嫌なるか君。声を出して大笑いです♪ なんだか雲行きが怪しい!? しかし、なんだかるか君の表情が… あれれ?どうしたのかな? パパもアタフタ… 泣いてしまいそうなるか君を見て、パパも必死にあやします! 「るか!パパだよ?」「どうしたの??」 大粒の涙が… ついさっきまで大笑いしていたはずのるか君ですが、 なぜだか急に大泣きに。 パパ奮闘中!パパはというと… るか君のことをなんとか泣き止ませようと一生懸命頑張ります。 泣き止んだかな?すると… るか君、落ち着いてきたのか涙も止まってきました。 笑顔も出てきて、パパも一安心!パパが目の前にいることに気づいて安心したのかな♡ やっぱり泣いちゃう(汗)と思っていたのですが… あれ?やっぱりまだ泣けてきちゃうみたい(涙) またまた大粒の涙が出てきてしまいました。 なんで泣いているのかわからなず、パパも困惑。赤ちゃんのコロコロと変化する表情に思わずキュン♡パパの奮闘ぶりにも応援したくなりますね! この様子はぜひYouTubeでご覧くださいね。 動画でも「泣いてる姿も可愛い」「パパ頑張ってる!」などのコメントがたくさん寄せられていましたよ。 YouTube「せらるかファミリー@seraruka_family」は他にも微笑ましい動画がたくさん配信されていますよ。兄弟での仲良し姿や、家族の日常など癒されるものばかりなので、ぜひご覧くださいね。 【子育て大変】情緒不安定な赤ちゃんに困惑しちゃうパパ|せらるかファミリー画像提供・協力/せらるかファミリー
2024年05月06日子どもが2歳のころに住んでいたマンションでの出来事です。私は21時には子どもを寝かしつけていました。うちじゃないのに…しかし、下に住む人から「夜バタバタ子どもの走り回る音でうるさくてなかなか眠れません!静かにできませんか!」と注意をされました。21時には子どもを寝かせているのでうちではないはずだと伝えますが、その方は「じゃあ私の耳がおかしいのですか!」と怒ってきました。私は子どもと寝落ちすることが多く、旦那は遅く帰宅して、疲れて特にバタバタすることもなく寝てしまいます。やり場のない悔しい気持ちでどうしたものかと悩みました。 結局しばらくしてその方は引っ越ししていきました。モヤモヤした気持ちは残っていますが、私としてもやっていないものを直すわけにもいかないし、誤解だと説明しても理解してもらえず大変でした。引っ越ししてくれてホッとしました。 ◇ ◇ ◇ 子どもがいると、自分では気づかない足音や泣き声など子どもの生活音が聞こえてしまっていることもあります。心配なときは、防音マットやジョイントマットを敷いて防音対策をすると良いかもしれませんね。今回のママのように、身に覚えがない場合は、管理会社の方に間に入ってもらうのも良いかもしれませんね。どうかこのママがストレスを抱えず穏やかな気持ちで子育てができるように願います。 作画/さくら著者:原田あゆ30代、中2の息子と小3の娘がいます。現在は、専業主婦をしています。
2024年05月06日