筆者はお金の専門家として普段から多くのお客様より様々なご相談を承り、その方に合わせたアドバイスをしています。ご予約いただき面談するお客様の相談内容の多くは「家計のご相談」つまり「貯金について」です。また、雑誌の特集やWeb掲載のコラム等でも、この家計に関する内容は近年よく目にしますし、実際の閲覧数も多いのが現状です。このことから、一般消費者の方の貯金に対する関心の高さがうかがえます。今回は貯金をテーマにして進めていきますが、中でも「共働き夫婦の貯金」について掘り下げていきます。また、お金を貯める仕組みについても解説していきます。お金を貯める仕組みについては、共働き夫婦の方でなくても参考になるポイントを押さえていますので、是非ご参考になさってください。貯金したい!何から始める?貯金したい!貯金しなければ!と思い立った時、まず何を始めたら良いのでしょうか?むやみやたらに貯金を始めても、長続きしないパターンが多く見受けられます。もちろん、貯金を全くしないよりは遥かに良いことではありますが、どうせ貯金をするなら、きちんとお金が貯まっていくシステムを知って、効率よく貯金をしていく方が達成感もあり、その達成感を覚えてしまうことで結果として貯金が長続きします。一度身に付いた貯金パターンを繰り返すことで自然と「貯めグセ」が付くので、その後も貯金することが苦ではなくなります。まずは一度、少額の目標からで良いので貯金を成功させてみましょう。その成功体験の繰り返しで、大きな額の貯金を成功させることが可能になります。お金を貯める前に計画を立てよう貯金を成功させるためにはスタートが肝心です。スタートの段階で時間をかけてきちんとした計画を練ることが、結果として目標達成までの最短ルートになります。貯金を成功させるための計画の立て方ですが、以下の順番通りに行うとスムーズにいくでしょう。これらを順番通りに行うことが不可能な場合は、順番は前後しても良いので以下の項目を検討しておおまかな金額を出すことで、ご自身の中でひとつの目安にすることができます。少々手間に感じるかもしれませんが、最初にここまでやっておくと貯金をスタートした後も挫折することが比較的少なくて済みます。貯金に関する具体的な目的・期間・金額を決める。月間の家計収支を把握する2を基にして年間の収支を把握する2と3を基にして、1年間でいくら貯金することができるか把握する。目標としている時期までに目標額を達成する方法を考える。貯金計画の詳細について次項で詳しく見ていきましょう。共働き夫婦の貯金計画共働き夫婦の方は当然それぞれのお勤めを持っていますので、ともすれば生活リズムもなかなか一致しない場合があるかもしれません。そんな中でも、貯金を始める際には極力ご夫婦揃ってきちんと計画を立てましょう。おひとりだけの貯金ではなく夫婦として・家族としての貯蓄になりますので、ここは同じ目標に向けて無理なく貯金を成功させるためにも是非「貯金計画」を立ててゴールを目指しましょう。【共働き夫婦の貯金計画①】より具体的に【目的・期間・金額】を決める貯金を始めようと決めたきっかけは何だったでしょうか?「ただ何となく」でも良いのですが、効果的に貯金をしていくためには、具体的な目標を据えるとグッと成功する確率が上がります。例えば「2年後の車検の際に車を買い替えたいので、それまでに200万円貯めたい」という目標を定めたとします。車の買い替えの為に【目的】2年間で【期間】200万円貯めたい【金額】ここまでくると、この3つが自ずとハッキリ見えてきますので、あとはこれに向けてどのような方法で貯金をしていくか検討していくのみです。より具体的に目標を持って貯金をスタートすると、目標貯金額に到達した際のイメージが明確であり、途中で貯めていたお金を引き出したり取り崩したりすることが少ない傾向にあります。貯金の目標が見当たらない場合これといって目標がないが「とりあえず貯金」している場合は、逆になかなかお金が貯まらないようです。当面このような「貯金の目的」が見当たらない方でも、やはり貯金はしておくことに越したことはないので、少額ずつでも貯めた方が良いでしょう。例えば会社員や公務員の方であれば、給与天引きの【財形貯蓄制度】を利用すると、毎月の給与や季節の賞与から、指定した金額を自動的に差し引いて勤務先が貯金をしておいてくれるので、いつの間にかお金が貯まっています。財形貯蓄制度でもう一つ良い点として挙げられるのは「貯まっているお金を引き出す際に手間がかかる」ことです。財形貯蓄の引き出しは通常当日は不可です。引き出しをする際の専用の用紙に記入し、しかるべき部署に提出をし、手続きを経てから数日後に手元に着金しますので、非常に面倒です。ですが、これは貯金をしてお金を貯めていく面では非常に有効に働きます。手間がかかる上にすぐにお金が手元に入ってこないとなると、銀行ATMの様に頻繁に財形貯蓄の引き出しをする方は少ないそうです。【共働き夫婦の貯金計画②】月間収支を把握する夫婦で一つの目的に向かって貯金を始める際、まずは現在のリアルな家計状況を把握することが大切です。共働き夫婦の場合、お互いの正確な月収を把握していない場合も多いようです。もちろんその場合は、無理に全てを洗いざらい話す必要はありません。夫婦それぞれで月間の家計状況を確認したのちに、月額いくら位なら貯金に回すことができるかを算出し、それを夫婦で共有するだけでも良いでしょう。[adsense_middle]【共働き夫婦の貯金計画③】年間収支を把握する月間収支で把握した金額を基に、年間収支を把握します。年間収支には支払うべき各種税金や、住宅ローン・自動車ローンなどの「ボーナス払い」についても考慮する必要があります。それらを全て支払った後の残りの金額(可処分所得)の中から、どの程度の金額であれば家計に影響が無く、決まった額を貯金に回すことが可能か検討しましょう。可処分所得とは、給与のなかから税金や社会保険料など必ず支払わなければならない金額を差し引いた所得のことを言います。貯金や資産運用を始める際には、まず「可処分所得」を割り出し、その可処分所得の中から無理のない範囲で金額を振り分けていくことが大切です。【共働き夫婦の貯金計画④】1年間で貯金可能な金額を割り出す2と3の項目で、月間及び年間の収支と貯金予定額を算出することができました。これらをまとめて、1年間に貯金可能な金額を割り出すことができます。【1年間の貯金額の一例】(毎月6万円×12カ月)+(夏・冬ボーナス各10万円×2)=92万円年間の貯金額は92万円このようにして、月間の貯金額・年間の貯金額を予め計算しておくと良いでしょう。【共働き夫婦の貯金計画⑤】貯金を成功させるための方法を検討する目標貯金額に対して期間に余裕があり、コツコツと銀行預金口座に貯めていくだけで良ければ特に貯金の方法を検討しなくても良いでしょう。しかし、捻出できる金額をコツコツ貯めていっても、目標としている期間までに目標金額が貯まりそうにない場合は「少しでも増やしながら貯める」方法も検討しなければいけません。もちろん、目的は「貯金」であり「資産運用」ではないので元本の保証性の高い資産運用を検討することが賢明です。少しでも増やして貯めたい方へ普段から資産運用を活用している方であれば、どの金融商品を選べば元本も守りながら増やすことができるかお分かりになると思いますが、資産運用自体を全く経験したことがない方であれば、なかなかハードルが高い作業になります。具体的にどのような方法が貯金に向いているか一例を挙げますので参考になさってください。銀行定期預金(期間を決めて普通預金より少し高い利率で預ける)勤務先の財形貯蓄(会社員、公務員の方)個人向け国債(元本保証あり。固定3年・5年、変動10年の3パターンから選ぶ)資産運用未経験の方は、貯金を始めた時からいきなり資産運用を取り入れるのではなく、ある程度貯金が貯まった後に、その内の一部を資産運用に回していくと安心です。上記の例に挙げた3つは元本の保証性が高いので貯金当初から併用しても構いませんが、ご不安な方は、少しずつ資産運用商品へ移行していくのも良いでしょう。共働き夫婦の平均給料・平均貯金額総務省統計局・家計調査報告(貯蓄・負債編)の2018年平均結果によると、共働き夫婦(公式資料では「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」と記されています)の貯蓄平均額は1,320万円となっています。ちなみに世帯の平均年収(給料)は729万円ということですので、年収に対する貯蓄額の割合は181.1%という数字が算出されています。このデータは、年代別ではなく「共働き夫婦全体」としての平均データですので、30代のご夫婦なのか、50代のご夫婦なのかで捉え方は様々です。また、共働きと言っても色んな形態の共働きがありますし、お勤めの職種によって年収平均も変わりますので、あくまでデータとしてご参考にされてみてはいかがでしょうか。総務省統計局ホームページ内・家計調査報告は、貯蓄や負債以外の項目に関しても、どなたでも簡単に閲覧することができます。このようなデータをひとつの目安として知っておくことも、家計のことを考えていくうえでの強みとなります。夫と妻の負担割合はなるべく平等に夫の手取り月収が40万円で、妻の手取り月収が20万円という共働き夫婦を例にしてみます。「夫婦どちらも月に5万円ずつ貯金しよう」と一律で同額の貯金額を決めてしまうと、これはどう考えても妻の負担が大きくなります。(もちろんご夫婦で納得の上で一律の金額を毎月の貯金額にすることは大いに結構です)月収に対する貯金額の割合で考えると、夫の場合手取り月収の1/8相当ですが、妻の場合月収の内1/4が貯金額ということになり大きな負担になっていることがわかります。このような場合、負担が大きい方は貯金すること自体にストレスを感じてしまうこともあり得ます。こうなると、なかなか貯金もうまくいかなくなってしまいます。このような事態を避けるためにも、例えばご夫婦で話し合って「手取り月収の内の2割を毎月の貯蓄額にする」と決めた場合、上記の例でいくと夫は月8万円・妻は月4万円の月々の貯金額ということになります。当然、貯金計画を立てる段階である程度の金額はご夫婦で話し合うとは思いますが、必ずしも当初の計画通りに進むわけではありません。実際に貯金を始めながら微調整を繰り返してゴールに向かえば良いだけです。[adsense_middle]共働き夫婦の貯金のポイント共働き夫婦で貯金を成功させるための秘訣として、いくつかポイントをお伝えします。継続可能で無理のない貯金額を決める貯金の進捗状況は、必ず夫婦どちらでも確認できるようにしておく計画通りに行かなくても、話し合って微調整すればOK既婚女性の貯蓄(へそくり)共働き夫婦のうち約3~4割の方が「配偶者に秘密の預貯金がある」ということです。これは、いわゆる「へそくり」のことです。若干ではありますが、へそくりをしている割合として女性の方がやや高い傾向にあります。へそくりは悪いことではありませんし、これもちゃんとした「貯金」です。夫婦二人で協力して目標に向けて貯金をすることとは別に、へそくりでコツコツ貯めるのも楽しみがあって良いのではないでしょうか。いずれにしても「お金を貯める」という行為の楽しみを理解するには、色々な方法手段を試してみるほうが良いでしょう。共働き夫婦の貯金に関するまとめいかがでしたか。共働き夫婦の貯金に関しては「ダブルインカム」のメリットを最大限に生かし、夫婦で協力してより大きな目標額を設定し達成することが可能です。それぞれの勤務先の財形貯蓄制度を活用したり、ボーナス時期に金融機関が展開している「定期預金・金利上乗せキャンペーン」などもオトクに利用し、楽しみながら貯金を進めていくと良いでしょう。いずれにしても夫婦でしっかり話し合い、情報共有をしながら進めていくことが肝心です。たまには息抜きもしながら、協力し合って是非貯金を成功させてください。
2019年08月07日固定資産税は、土地や建物など不動産を所有している人に対して課される税金です。一戸建てやマンションを所有している場合には、土地と建物それぞれに固定資産税がかかります。マンションにも同様に課税されます。不動産を共有している場合は、持分に応じて固定資産税がかかります。では、固定資産税はどのように算出されるのでしょうか。■ 1. 固定資産税とは固定資産税は先に述べたとおり、土地や建物など不動産を所有している人に対して課される税金です。3年に1度見直しが行われています。固定資産税の納付書が送られてくるタイミングは、自治体によって多少異なりますが、毎年5〜6月頃に1月1日時点の所有者に対して送られてきます。年4回の指定月が期限となり、1回ずつ納めればいいようになっています。1-1.年の途中で不動産の所有者が変わったら1月1日時点の所有者に対し課税され、たとえ年の途中で不動産の所有者が変わっても支払い義務は1月1日時点の所有者となります。不動産の売買では一般的に、所有権の移転時を起点にし、移転時までを売主、移転後を買主の負担とし、日割り計算で買主が売主に支払うことが多いです。HappyRich / PIXTA(ピクスタ)1-2固定資産税の算定基準は固定資産税評価額固定資産税の税額の算出は、固定資産税評価額が基になっています。固定資産税評価額は実勢価格の70%程度を目安に決められます。実勢価格とは、実際の取引が成立する価格のこと。つまり、不動産の時価のことで、売り手と買い手の間で需要と供給が釣り合う価格です。■ 2.固定資産税評価額hiroshi / PIXTA(ピクスタ)固定資産税評価額を知るにはどうしたらいいのでしょうか。2-1固定資産税課税明細書を確認する不動産の1月1日時点の所有者に対して市町村から送付される固定資産税課税明細書には、固定資産税評価額が記載されていますので、確認することができます。紛失の際には、不動産を管轄する区役所等で所得できます。取得には運転免許証等の身分証明書が必要となります。2-2固定資産税台帳を閲覧する各区市町村が所有する固定資産税台帳を閲覧して確認する方法もあります。毎年4月1日から第1期の納期期限日までの間、自分の土地と建物だけでなく、他の人の土地や建物の評価額も確認すること可能となります。帳簿所有者の情報は掲載されていませんが、評価額は掲載されています。料金は無料です。2-3評価額に納得できないときは評価額を確認して思ったよりも高いなど、納得いかない場合は、「縦覧制度」などで確認をしたうえで、各自治体にある固定資産評価審査委員会に対して不服を申し立てることができます。審査の申し出が可能な期間は決まっていて、その時期は各自治体で異なりますので、申請の際には期限を確認しましょう。■ 3.固定資産税を安くする方法がある評価額が高ければ高いほど、固定資産税は高くなります。居住用の家屋の敷地(住宅用地)については、固定資産税の負担を軽くするために住宅用地の課税標準の特例措置が設けられていますのでうまく使うべきです。特例の条件を満たす物件を購入することで、減税措置を受けることができます。HappyRich / PIXTA(ピクスタ)たとえば「小規模住宅用地」の特例措置があります。200平方メートル以下の部分は評価額の6分の1、200平方メートルを超える部分は3分の1が課税対象になるという制度です。また新築の物件なら、一般の住宅なら3年間、認定長期優良住宅のマンションなら最長7年間、固定資産税が半分になる制度も利用できます。これらの措置を受けるためには、適用要件があるためチェックが必要です。■ 4.まとめkawamura_lucy / PIXTA(ピクスタ)固定資産税は、土地や建物など不動産を所有している人に対して課される税金です。算出は評価額を基に行われます。固定資産税の知識を知ったうえで課税標準の特例に該当する条件を備えた住宅選びを行えば、節税することが可能ですので、自分の土地や建物の評価額がいくらなのか確認しておきましょう。
2019年08月07日本記事では投資信託での資産形成を行う際に、窓口となる銀行と証券会社・ネット証券との違いについて考察します。窓口をどこにすればどのようなメリット・デメリットがあり、結果はどうなるのでしょうか。早速見てみましょう。投資信託はどこで買える?銀行でも買える?銀行ってどうなの?投資信託とは、複数の株式や債券などが入った金融商品の詰め合わせのようなものです。そしてそれはいろいろな場所で買えます。銀行・証券会社・ネット証券が一般的です。ここでの証券会社とは対面(対人)販売の証券会社を指しています。投資信託の銀行での始め方基本的に銀行、証券会社・ネット証券のどちらでも投資信託の始め方は同じです。銀行や証券会社に投資信託用の口座を開設する口座にお金を入れる(または紐づけされている銀行口座などから買うことができるものもある)投資信託を選んで買う運用する(保有・または売却)上記のようにとてもシンプルに始めることができます。銀行で投資信託を始めるのはとても簡単。まずは資料請求から。一般的に言われる銀行で投資信託を買うことのメリット:「相談できる」「銀行で投資信託を買うのってどうなの?証券会社・ネット証券と何が違うの?」と思われる方も多いかもしれません。次の点が違い・メリットとして挙げられやすいです。近所の身近な場所で安心して相談できるここで「あれ?それってどうなの?良くないんじゃないの?」と思われた方は鋭い感性です。じつは上記は資産形成においてはデメリットでしかないからです。資産形成においては一見すると有利・お得に見えることはたいてい不利である。銀行で投資信託を買う時の注意点【銀行で投資信託を買う時の注意点①】相談から発生する勧誘リスクにご注意を筆者は銀行で働いた経験はありませんので、以下は伝聞です。一般的に銀行では懇切丁寧に相談に乗ってくれます。しかし、それは資産形成において非常に危険なことでもあります。まず第一に銀行で投資信託を行う場合に、相手(銀行・窓口の相談員)にはあなたの通帳の残高が丸見えです。どれくらいの資金があるかを把握されています。押しに弱い方・頼まれると弱い方・せっかく相談に親身に乗ってくれたから何も買わないと悪いなと感じる方は要注意です。相談に乗ってくれる窓口の人が「良い人・優秀なセールスパーソン」であればあるほど、あなたの資産は危なくなるかも。【銀行で投資信託を買う時の中の注意点②】相談すると不利になる一体セールスの何が悪いのでしょうか。セールス自体は悪くありません。車屋さんでも八百屋さんでもどこでも行っています。しかし金融商品の場合は、ダイレクトに私たちの資産に影響します。そのため銀行での投資信託のセールスには要注意です。銀行もビジネスですので販売ノルマというものがあるらしいです。これも伝聞です。もし銀行で「ビジネスだけど、会社の利益やノルマなど一切気にせずに顧客のことだけ考えている」という場所や人がおられましたらご容赦ください。しかし、昨今問題になりました「かんぽ生命の保険販売の不適切問題」の例もあります。かんぽ生命の保険販売の不適切問題:顧客にとって不要・不利な保険や乗り換え、販売員のノルマ・収入アップにつながるという理由での無保険期間の発生など。この背景にはノルマがあると考えられる。このように売り手と投資家は、基本的に大なり小なり利益が相反しています。そのため基本的には相談できる窓口は避ける方が無難です。ビジネス上、相談すると「売り手に有利=投資家に不利」な金融商品が提案されやすい。投資信託を銀行の窓口で買ったら運用成績に違いは出る?出ない?ある同じ中身の投資信託を銀行の窓口やネット証券といった異なる窓口で買うと、実質的な運用成績に違いが出ます。ただし、それはプラスに違いが出るのではなく、マイナス方向に違いが出ると考えられます。どういうことでしょうか。見てみましょう。ネズミのぬいぐるみと投資信託の運用成績のイメージ例えば世界的に有名なネズミのぬいぐるみがあるとします。これを「百貨店・スーパー・ネットショップ」の三店舗で比較して買うとします。どこで買うと「良いネズミのぬいぐるみ」を手に入れられるでしょうか?※図解は筆者作成答えは「どこで買っても同じ」ですね。中身が同じなのですから当然です。ただ、人件費や家賃などのコストが異なります。そしてそれは利用者の手数料(多くの場合は売価に反映される)に含まれます。同じ中身のものはどこで買っても同じ。結論:中身が同じなら、銀行でもネット証券でも表面上の運用成績(儲け・損)は同じ。ただし、実質的な運用成績には差が出てしまう今度は資産形成において考えてみましょう。一例として先進国株式の市場平均に連動するインデックス型投資信託(MSCIコクサイインデックスに連動することを目指す)を銀行・証券会社・ネット証券で購入したとします。どこで買ったら運用成績は良いでしょうか?答えはどこで買っても表面上の運用成績は同じだと考えられます。中身が同じですから当然ですね。どこで買っても儲けも損も同じなのです。ただ手数料が違います。そして手数料が高い分だけ損をします。同じ中身のものであれば、手数料が低い方が運用成績は「マシ」になる。[adsense_middle]銀行で投資信託を購入する際の最大のデメリットは手数料なぜ銀行は手数料が高いのでしょうか?それは銀行の立ち位置にあると筆者は考えています。下の図は投資信託の仕組みのイメージ図です。※図表は筆者作成これを見ると、「私たち投資家」と「証券会社」の間に窓口である「銀行」がいることが分かります。つまり、銀行は文字通り「窓口」なのです。ここで手数料が安いと、銀行としては人件費をかけている分、儲けが出ません。手数料がゼロだと損をするかもしれません。どうしたら良いでしょうか?答えは「手数料を高くとれば良い」です。そのため購入時手数料という運用成果にマイナスにしか影響しないコストが高い傾向にあります。高い場合で購入時手数が3.24%という高いところもあります。ちなみに購入時手数料で筆者が許せるレベルはゼロ円(ゼロ%・無料・ノーロード)です。購入時手数料は運用成績にプラスに寄与しないので最低限ゼロから選ぶ。【質問】それでも銀行で買えばいいことがあるのではないですか?あくまでも筆者の個人的な意見ですが、手数料の高い銀行で投資信託を買うのはイヤです。少し想像をしてみてほしいのですが、上の図で銀行にいるところを「筆者・佐々木裕平」に置き換えてみてください。どうなるでしょうか?単純に筆者のお財布が膨れます。その分あなたの者のお金は減ります。極端なお話ですが、筆者が川で釣りをしようと、山へハイキングに行っていようと、あなたの買った投資信託の値動きとは無関係です。運用成果は基本的に世界の経済環境次第です。資産運用において「誰かに任せたらすごい良いことが起こる」というのは幻想。投資信託を買うなら銀行?証券会社?オンライン証券?その違いは?それでは銀行・証券会社・ネット証券の違いと特徴をまとめて比較してみたいと思います。結局、投資信託を買うなら銀行・証券会社・オンライン証券のうち、どこがおすすめ?筆者はオンライン証券が勧誘リスクを避けるには良いと思います。ネット証券にもよると思いますが、今のところ筆者はネット証券で資産形成を行っていて勧誘を受けたことがありません。また手数料が「安いものも高いものもある」のですが、安いもの(トータルコストが年率0.3%以内)だけを選択すると「マシ」なものだけを選択肢として残すことができます。筆者のおすすめはオンライン証券。評判の良い銀行・証券会社・ネット証券はある?ない?これも個人的な意見ですが、窓口を選ぶ際は比較的大きいところが良いと思います。それは大きいところは競争が働いており、手数料が安い傾向にある為です。もちろん前述のようにどこで買っても中身が同じなら表面的な運用成績は変わりません。証券会社を変えれば儲かる・損するということはありません。中身が同じなら購入時手数料が安い(ゼロの)窓口の方がおすすめ。また、口座開設においては、業界屈指の格安手数料や、豊富なサービス・商品ラインナップを誇るネット証券業界最大手のSBI証券がおすすめです。投資信託における銀行・証券会社・ネット証券の違いに関するまとめ投資信託選びに親切な相談相手はいらない同じ商品を買うなら「安いところ」で買う方が良い窓口の担当者にいくらお金を支払っても得はしない過去の株式市場の値動きを見てみますと、長期分散投資には一定の効果が見られました(未来を保証するものではありません)。株式を主体とした投資信託で行った場合は、期待リターンも高いと考えられます。ここでいう長期とは二十年や四十年という期間です。そしてそれは、つみたてニーサやイデコと呼ばれる制度の税制優遇期間でもあります。つまりおおざっぱに言うと、長期分散投資に徹して「何もしない」とうまく行きやすいという経験則があるのではないか、と考えられます。しかし、銀行や証券会社などの「相談できてしまう」窓口で相談を重ねていると「何かしてしまう(頻繁な売買)」リスクが出てきてしまいます。そして統計的に見るとそれは短期投資になり、「何もしない」よりも運用成績を悪化させてしまう要因になることが知られています。意外と私たちの資産形成を遮る最大の敵の一つは「相談から生じる心の偏り・バイアス」なのかもしれません。本記事が読者の皆様の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年07月30日大手金融グループに属するSBIソーシャルレンディング。2011年からサービスを開始し、融資残高は300億円を超えています。業界最大手の一社ですが、投資家からの評判や口コミはどうなのでしょうか。これまでの実績と併せて解説します。SBIソーシャルレンディングは貸付型クラウドファンディングSBIソーシャルレンディングは、貸付型クラウドファンディングの一種です。貸付型クラウドファンディングとは、「資産運用をしたい投資家」と「資金ニーズのある企業」をインターネットを通じて結びつけるサービス。つまり、「お金を必要とする企業」に「お金に余裕のある投資家」が「お金を提供するサービス」です。SBIソーシャルレンディング矢野経済研究所の調査によると、2017年度(2017年4月~2018年3月)の国内クラウドファンディングの市場規模は、前年比127.5%増の1,700億円と推計されました。今後さらに国内クラウドファンディング市場は拡大する見込みで、2018年には2,000億円を超えると考えられています。矢野経済研究所そして、2017年度の国内クラウドファンディングにおける類型別構成比は、貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)が約90%を占めています。その中でも SBIソーシャルレンディングは、業界最大手の一つなのです。矢野経済研究所SBIソーシャルレンディングの特徴SBIソーシャルレンディングは、maneoなどに続き、2011年にサービスを開始しました。ソーシャルレンディング業界の中でも最大手の一つです。それでは、SBIソーシャルレンディングの特徴について見ていきましょう。事業基盤がしっかりしている1万円から投資できる名目利回り3~10%の分配金を毎月受けられるキャンペーンを行っている【SBIソーシャルレンディングの特徴①】事業基盤がしっかりしているSBIソーシャルレンディングは、証券や銀行など多くの金融機関の事業を展開する「SBI グループ」に属するソーシャルレンディング事業者です。 ソーシャルレンディング事業者は新興企業が多く、事業基盤が不安な会社もあります。しかし SBIソーシャルレンディングは、ネット証券業界最大手でもあるSBIグループに属しているということで、 他のソーシャルレンディング事業者とは一線を画しているといえるでしょう。【SBIソーシャルレンディングの特徴②】1万円から投資できるSBIソーシャルレンディングは、最低投資金額が1万円。少額からソーシャルレンディングを始められるので、初心者でも手掛けやすいサービスになっています。【SBIソーシャルレンディングの特徴③】名目利回り3~10%の分配金を毎月受けられるSBIソーシャルレンディングは元本保証ではありませんが、3~10%の高い利回りが狙えます。さらに毎月分配金を受け取れます。【SBIソーシャルレンディングの特徴④】キャンペーンを行っているSBIソーシャルレンディングSBIソーシャルレンディングでは、定期的にキャンペーンを行っています。直近で一番新しいのは、2018年11月の「SBIポイントプレゼンのご案内」。これは、「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド9号」に出資を行った場合、実際に運用が開始された出資額の0.5%相当の SBIポイントをプレゼントするというキャンペーンです。キャンペーンはいつも実施しているわけではありませんが、ノーリスクでお金を増やせるチャンスとして、 SBIソーシャルレンディングのサイトをチェックするようにしましょう。[adsense_middle]SBIソーシャルレンディングの実績それでは、 SBIソーシャルレンディングの実績を見ていきましょう。SBIソーシャルレンディングSBIソーシャルレンディングの登録完了者数は36,517人。融資残高は314億円となっています。 元本償還の実績は以下の通りです。オーダーメード型ローンファンドSBIソーシャルレンディングオーダーメード型ローンファンドとは、事業資金など明確な資金使途を持つ事業者を対象としたローン事業者に投資するファンドです。オーダーメードなので不定期に募集が行われます。SBIソーシャルレンディングの中で最も利回りが高く、8%の利回りがある商品が出てくることもあります。 ただし商品によって異なりますが、最低投資金額は5万円以上の場合が多くなります。現在運用しているオーダーメード型ローンファンドの中で、延滞中のファンドはありません。期間限定で募集されますが、利回りが高く魅力的な案件が多いので、 SBIソーシャルレンディングの中でもおすすめのファンドです。ただし、過去にはデフォルト(貸し倒れ)を起こしたファンドもあるので、注意しましょう。不動産担保ローン事業者ファンドSBIソーシャルレンディング不動産担保ローン事業者に貸付を行うファンド。不動産担保ローンというのは、不動産を担保にしてお金を借りられるサービスで、事業者に資金を貸し付けます。名目利回りは3~5%と他のサービスよりも低いものの、最低投資金額が1万円と低く、過去にデフォルトや延滞が起こったことがない点も魅力です。比較的安全度が高いファンドと言えるでしょう。SBIソーシャルレンディングの口座開設方法口座開設の手順SBIソーシャルレンディングを始めるためには、まず口座開設が必要です。 メールアドレスや必要書類を登録し、 会員登録します。ログインIDの取得登録フォームに必要情報を入力必要書類の登録本人確認キーの到着投資家登録完了1.ログインIDの取得投資家登録(個人)をクリックし、ログイン ID、 パスワード、メールアドレスなどの設定を行います。入力したメールアドレスに SBIソーシャルレンディングから Eメールが届くので、クリックして登録申請フォームにアクセスします。2.登録フォームに必要情報を入力ソーシャルレンディングは金融商品取引となるため、年収や資産状況、取引経験などを入力する必要があります。 これらは、投資家適合性のチェックページで行います。3.必要書類の登録登録情報画面から必要書類登録ボタンをクリック。 専用画面からマイナンバー確認書類、本人確認書類、銀行口座(分配金などの送金先口座)を登録します。4.本人確認キーの到着SBIソーシャルレンディングが本人確認書類を受領した後、自宅に簡易書留でハガキが届きます。申請終了からハガキが届くまで、通常3~5営業日ほどかかります。ハガキが届いたらマイページにログインし、表示された画面上で「本人確認キー」を入力して送信ボタンをクリックします。5.投資家登録完了以上で投資家の登録は完了です。マイページから希望のファンドに出資・申し込みができます。SBIソーシャルレンディングの口座にログインできない場合IDやパスワードを間違って入力すると 、SBIソーシャルレンディングの口座にログインできません。パスワードを忘れた場合は、再度パスワードの発行が必要です。ホームページ画面の右上の端に表示されている「ID・ パスワードを忘れた方のボタン」をクリックします。会員登録時に登録したメールアドレスを入力して SBIソーシャルレンディングに送信します。その後、 IDと新しいパスワードが記載されたメールが届くので、新パスワードを入力してログインした後、パスワードの変更を行います。業界初のクイック入金サービス住信SBIネット銀行の口座を持っている顧客は、振込手数料を負担することなく、 SBIソーシャルレンディングに入金できる「クイック入金サービス」を利用できます。クイック入金サービスはソーシャルレンディング業界では初めてで、2019年2月16日から始まりました。クイック入金サービスにより、出資金の入金時、分配金の受取人ともに振込手数料を気にしないで、 SBIソーシャルレンディングサービスを利用できるようになりました。[adsense_middle]SBIソーシャルレンディングの注意点SBIソーシャルレンディングで失敗しないために低金利の状況下で、3~10%と高い利回りが期待できる SBIソーシャルレンディングは注目を集めています。しかし、ソーシャルレンディングは元本が保証された金融商品ではありません。きちんと注意点の確認をしないまま投資をしてしまうと、失敗してしまう可能性もあるのです。元本が返ってこないなどのトラブルを避けるために、注意点を確認しておきましょう。【SBIソーシャルレンディングの注意点①】損失が出る可能性がある (業界最大手のmaneoでもデフォルトが発生)ソーシャルレンディングは、元本保証の金融商品ではありません。 SBIソーシャルレンディングでも過去に遅延やデフォルト(貸し倒れ)が起きたことがあります。不動産担保ローン事業者ファンドは担保が設定されているので比較的安全ですが、担保の価値は一定ではなく必ずしも売却できるとは限らないので、絶対に安心というわけではありません。これは、 SBIソーシャルレンディングだけでなく、業界最大手のmaneoでも遅延やデフォルトが発生しているので、ソーシャルレンディング事業の注意点として認識しておきましょう。SBIソーシャルレンディングは、1万円から投資が可能なので分散投資に適した金融商品です。一つの案件に集中投資するのではなく、複数の案件に分散投資をしてリスクを減らすようにしましょう。また、案件の内容をきちんと精査し、納得できない部分があれば投資を見送るという判断も必要です。単純に利回りが高いからといって投資をすると、遅延やデフォルトのリスクを見逃してしまう可能性があるからです。ソーシャルレンディングの案件は増えており、募集されるファンドも多数あります。内容に納得できない案件であれば、投資を見送るというのも一つです。自分が納得できる案件だけに投資するようにしましょう。【SBIソーシャルレンディングの注意点②】満期が来るまで現金化できない投資は余裕資金で行うのが原則です。特にソーシャルレンディングは、満期が来るまで現金化できないというデメリットがあります。株式や投資信託など他の金融商品であれば、お金が必要になった時にいつでも売却できます。一方ソーシャルレンディングでは、すぐに現金化することはできません。満期が一年のファンドに投資した場合、1年が経過してファンドの償還が行われるまで現金化できないのです。初心者の人は、一年未満など期間の短いファンドから始めることをオススメします。 そして、将来的に必要になる資金をソーシャルレンディング投資に充てないようにしましょう。【SBIソーシャルレンディングの注意点③】ロールオーバーに注意SBIソーシャルレンディングでは、資金がロールオーバーされる可能性があります。ロールオーバーとは、資金の供給が多いにも関わらず借り手の希望額が少ないとき、貸付資金が待機したまま長く待たされることです。案件に募集したのに貸付までに時間がかかり、貸付が実行されない間の利息も入りません。高利回りの案件ほどロールオーバーのリスクが高まるので注意が必要です。ただ、ロールオーバーが多かった「SBISLカンボジア技能実習生支援ローンファンド」は2019年7月19日で募集を終了しています。SBI証券の投資家は特典コードでポイントをゲットできるSBIソーシャルレンディングの投資家登録および口座開設を行うとき、「特典コードまたはご紹介者名を入力」という欄があります。これは6桁の特典コードですが、SBI証券などSBIグループで何かしらの投資をしているユーザーにメールで案内がきます。たとえば、SBI証券で取引しているユーザーに対し、 SBIソーシャルレンディングを新規登録すれば、SBIポイントをプレゼントするという内容などです。ただし、ポイントプレゼントは過去に行っていたものであり、現在は利用できません。キャンペーン同様、 SBIソーシャルレンディングからのお知らせを待つようにしましょう。SBIソーシャルレンディングの評判に関するまとめSBIソーシャルレンディングは、大手金融グループであるSBIグループの一員なので、信頼性が高い会社です。業界でも最大手の一つで、案件の豊富さで人気があります。国内では低金利が続く中、3~10%と高い利回りが狙えるのも魅力です。国内のソーシャルレンディング市場は拡大を続けており、今後も注目は高いでしょう。口コミについても、いい評判が目立ちました。しかし、ソーシャルレンディングは元本が保証されている金融商品ではありません。1万円と少額から利用できるので、複数の案件に分散投資してリスクを軽減させるようにしましょう。
2019年07月28日本記事では、初心者の方が最初に疑問に思う「投資信託の仕組みと特徴」について丁寧に解説します。全体を通して質問形式で進みますので、楽しくお読みいただければ幸いです。投資信託(ファンド)の仕組みと特徴について投資信託とはファンドとも呼ばれます。投資信託を使えば、次の二つを誰でも容易に行うことができます。分散投資ができる小額から資産運用が行える投資信託の特徴は少額で分散投資ができることそれでは、より丁寧に中身を見ていきましょう。投資信託の仕組みを教えてください。投資信託の仕組みは実際は複雑ですが、私たち投資家は以下の点を理解していれば基本的に問題ありません。まず下の図表をご覧ください。(※図表は筆者作成)下の図表は食品の詰め合わせのイメージ図です。普段私たちはスーパーなどで食品を買います。それはその方が便利だからです。直接農家から買い付けたりしていては手間とコストがかかってしまいます。もっと便利にするには、欲しい食品が詰め合わせになっていれば良いわけです。そして、それを金融商品にしたものが投資信託です。下の図表が投資信託の基本的な仕組みのイメージ図です。私たち投資家は、小さなお金を出す(投資信託を購入する)ことで、国内外の株式や債券などに手軽に分散投資をすることができます。つまり投資信託とは、大変乱暴に言いますと金融商品の詰め合わせなのです。分散効果が小さな資金でも得られるのが特徴上記で説明しましたように投資信託を使えば、多くの株式や債券に投資をすることが容易にできます。株式:代表的なハイリスク・ハイリターンの金融商品債券:一般的には株式よりはローリスク・ローリターン通常の個別の株式投資で、分散投資を行おうとすると大変に高額な資金が必要になってきます。個別株式による分散投資:仮に50社に分散投資を行おうとすると、やはり仮に一社が10万円の場合500万円もの大金が必要になるところが投資信託であれば、少額の資金で分散投資を行うことができます。極端に言えば『先進国株式』にも100円程度から分散投資をすることができます。先進国株式:アメリカ・イギリス・フランスなどの世界20数か国程度の先進国株式千数百社などを指すことが一般的投資信託の仕組みでよく出てくる「委託会社(委託者)」とは?【質問】委託会社(委託者)ってどんな意味ですか?解説してください。投資信託の仕組みでよく出てくる言葉に委託会社(委託者)というものがあります。これは、ざっくり言うと投資信託を運用する会社のことです。上の図では投資信託の袋の下にいる運用する人が委託会社にあたります。委託者=運用会社運用会社は投資家から集めたお金をどのように運用するかを指図する役割です。【質問】もし持っている投資信託が途中で運用中止になったらどうなるの?途中で投資信託の運用が中止になることがあります。これは運用成績が悪かったり、投資家の資金が集まらなかった場合に起こることがあります。この場合はその時の基準価格で償還されます。簡単に言うと、その時の値段で売られて現金化されるということです。繰り上げ償還といいます。※基準価格:正確には基準価額ですが、直感的にわかりやすくするために価格と表記しています。もちろん買った時よりも値上がりしていれば利益になりますし、値下がりしていれば損失が確定します。繰り上げ償還はあまり望ましい事態ではありません。これを避けるために、投資信託を選ぶ際はある程度規模が大きい投資信託(ファンド)を選ぶことも重要である、という意見もあります。投資信託が途中で運用中止になると、その時の時価で売却される。【質問】もし投資信託を買った窓口の証券会社・銀行、そして委託会社が破綻したらどうなるの?それでは、もし証券会社などが破綻したら、私たちが保有している投資信託はどうなるのでしょうか。もう一度図表を見てみましょう。上の図の黄色い袋が投資信託ですが、その上に「証券会社や銀行など」という部分があります。それがいわゆる販売窓口です。ここを介して私たち投資家は投資信託を買うことができます。つまり、極端に言えばそれらは販売窓口であり、私たちの投資信託の財産を管理してはいません。そのため、基本的に販売会社や委託会社(運用会社)が破綻しても、私たちのお金(信託財産)は別の信託銀行というところで管理されているので安全である、と言われています。ちなみに信託銀行の人は上の図では、黄色い投資信託の袋の下の「管理する人」です。販売会社や委託会社(運用会社)が破綻しても、投資家のお金は別の信託銀行に管理・保管してある。投資信託(ファンド)の利益の出し方についてわかりやすく教えてください。基本的に資産運用における運用益の出し方はシンプルです。ざっくり二つあります。売却して得られる差益保有して得られる利益[adsense_middle]投資信託の利益に関する二つの用語の意味について、わかりやすく解説してください。これは個別の株式・債券・不動産などの資産運用でも基本的に同様です。例えば不動産です。マンションを一棟買った人がいるとします。1億円で買って、1億2千万円で売れば、その差額が売却差益です。マンションを保有していて家賃収入が毎月発生すれば、それが保有利益です。株式・債券の場合は、安く買って高く売れたらその差額が売却差益保有していて配当金・優待・利息がついたらそれが保有利益ということになります。そのため、それらの金融商品の詰め合わせである投資信託でも同様に、売却差益と保有利益が発生することがあります。どんな場合に得られるのか見てみましょう。キャピタルゲインってどんな意味ですか?解説してください。売却差益のことをキャピタルゲインとも言います。売却差益=キャピタルゲインこれはとてもシンプルなものです。例えば投資信託を1万円で買って、1万1,000円で売れば1,000円が売却差益(キャピタルゲイン)となります(税・手数料無視)。図にすると下のようなイメージです。これは積立投資でも、一括投資でも同じです。積立投資:毎月定期的に金融商品を買う投資方法、最終的に平均購入単価より高く売れば差額が利益となる投資信託を安く買って、高く売ることで利益が出る。これが投資の基本。ただし値動きは市場次第。インカムゲインってどんな意味ですか?解説してください。そして投資信託を保有することで、利益を受け取ることができるものもあります。こちらはインカムゲインとも呼ばれます。保有利益=インカムゲイン図にすると次のようなイメージです。ただし、筆者は分配金の出る投資信託は合理的な資産形成において不向きである、と考えています。結論から申し上げますと、分配金の無い投資信託(分配金利回りゼロ)であることこそが重要であると考えています。その理由は大きく二つあります。複利効果(雪だるま式にお金が大きくなる効果)が弱まる毎月分配型投資信託などの場合、タコが自分の足を食べるように次第に小さくなり、資産形成に不向き投資信託を保有することで、普通分配金という利益を受け取れる。投資信託の基本的な仕組みと特徴に関するまとめ投資信託の仕組みは「食品の詰め合わせ」と同じ仕組み投資信託の特徴は、少額で大きな分散効果が得られること投資信託の委託会社が破綻しても、投資家のお金は信託銀行に保管してある今回は投資信託の基本的な仕組みと特徴について考察しました。分散の仕組みと効果、そして利益の上げ方の基本は、どこまで投資家のレベルや投資額が上がっても不変です。基本を押さえて、基本通りに行うことが(本当に)資産形成では重要だと思います。本記事が読者の皆様の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年07月26日銀行の普通預金、定期預金などが超低金利時代に突入し、近年国債に対する消費者の注目が高まっています。数ある資産運用商品の中でも元本の保証性が高く、初心者でも手軽にスタートできることから非常に人気がある国債。実際に、銀行や郵便局の窓口、新聞広告、雑誌などで国債の販売に関するお知らせを目にする機会も増えたのではないでしょうか。では、国債とは一体どこで、どのようにして買うことができるのでしょうか。購入する際に必要なもの、購入の手続きやその後の流れまで、この記事で順番にわかりやすく解説していきます。はじめに・国債の買い方の流れ国債の買い方について、おおまかな流れは以下の1~4です。この流れに沿って、それぞれの項目で詳しくポイントを解説していきます。まずは金融機関を探そう購入の際に必要なものを準備しよう国債を運用するための口座を開設しよう希望の国債を購入しよう【国債の買い方の流れ①】取り扱い金融機関を探す代表的な取り扱い金融機関は、銀行、ゆうちょ銀行、証券会社などです。取り扱い金融機関は、財務省HP内「個人向け国債」ページにて検索することができます。最近では広く購入者が増えるように、また、もっと手軽に国債を購入できるように、ネット銀行やネット証券会社でも国債を取り扱っているところもあります。特にネット証券会社では、個人向け国債の口座開設から購入まで完了した顧客に対して、現金のキャッシュバックや独自のポイントを還元するキャンペーンを通年行っています。個人向け国債に関してはどこで購入しても条件は同じですので、よりご自身がメリットを感じる金融機関でスタートすると良いでしょう。金融機関を選ぶポイント給与振込先など既に取引がある金融機関自宅または勤務先の近くの金融機関キャンペーンが充実している金融機関カンタンに申し込み可能なネット証券会社【国債の買い方の流れ②】購入時に必要なもの購入時に必要なものは、購入資金と国債専用口座です。購入資金はご自身の資産運用プランを目安として決めますので、一概にいくら必要とはいえませんが、国債専用の口座開設は非常に大切です。口座開設に関しては次の項目で詳しく解説します。個人向け国債の購入手数料は不要国債購入に関して、手数料は一切かかりません。購入時に必要なものとして「購入資金」がありますが、これはあくまでも購入を希望している国債の額面分を準備すれば良いということです。購入時の注意点国債は、預金保険制度の対象外であること募集期間を過ぎると、購入の取り消しや変更ができません近年の国債はペーパーレスの為、証券としての発行はない預金保険制度とは、万が一金融機関が破綻しても決済用預金なら全額保護、その他一部の預金なら1000万円まで保護される制度のことです。またこの制度で保護されないものとして、外貨預金や金融債があります。ただし、日本国債(個人向け国債)に関しては、国が責任をもって元本保証をうたっている商品であり、その安全性を第一のセールスポイントとしていることから、万が一個人向け国債を購入した(国債専用口座を開設した)金融機関が破綻したとしても、元本は必ず戻ってくることになっています。【国債の買い方の流れ③】国債専用口座の開設NISAをスタートする時にNISA口座を開設してから、その口座の中で運用をしますが、国債も同じイメージで、銀行や証券会社の口座でやり取りするのではなく、国債専用の口座を開設する必要があります。口座開設時に必要なものは口座開設を申請する金融機関によって違いますが、一般的に次に挙げる4つの内のいくつかを指定されることが多いです。本人確認書(パスポートや免許証など)マイナンバーのわかるもの(マイナンバーカードまたは通知書)預金口座の通帳届出印初回購入時のみ口座開設手続きが必要国債専用の口座開設手続きは、初回の国債購入時のみです。その後新たに国債を買い足す場合などに、その都度の開設手続きは不要です。口座開設においてのおすすめは、業界屈指の格安手数料や、豊富なサービス・商品ラインナップを誇るネット証券業界最大手のSBI証券です。[adsense_middle]【国債の買い方の流れ④】国債購入手続き個人向け国債は毎月発行されています。毎月の発行期限内に購入することで、翌月中ごろを発行日として国債を保有することができます。2019年7月現在の個人向け国債の購入の概要は以下の通りです。※ネット上の金融機関での国債購入をする場合、募集期間の締め切り日が一日早くなっている場合があります。必ず購入を予定している金融機関にて購入スケジュールの確認を行ってください。購入額の上限は国債の種類で違う個人向け国債は1万円から1万円単位で運用することができ、さらにその運用金額の限度額は設けられていません。一方、新窓販国債は最低購入価格が5万円から5万円単位での購入となっており、さらに上限は3億円までと設定されています。個人向け国債の購入対象者は個人のみに限定されており、発行した国債を広く国民に購入する機会を与える意図もあります。一方、新窓販国債は個人だけでなく法人や企業、団体でも購入可能なことから最下限、上限を定めています。償還期限=満期日償還期限(満期日)が来たら、購入した国債の額面が償還されます。特別な手続きは不要である場合が多く、口座開設時に指定した口座に自動的に額面が振り込まれることになります。日本国債と外国債同じ国債であっても、日本国債か外国債かという違いから、どのタイミングで手放すと利益が発生するか、または一切手放さず購入時に決められた期限(満期日)まで保有した方が良いのか等の違いがあります。日本国債(個人向け国債)は元本保証もあり、最低金利0.05%が保証されていることから、特に外貨や投資の知識がない方でも「発行された国債を購入し償還期限が来るまで保有し続ける」だけでも損することはありません。しかし外国債の場合は、その国の情勢や取り巻く環境の変化を読み取り、万が一その国の情勢が大きく悪化してしまいそうな場合には、国債の価値が下がってしまい大きく損害が出る前に対策を打たなければなりません。日本国債は、元本保証&最低金利0.05%保証があるので、基本的には償還期限まで保有し続けるだけで良い。外国債は、その国の情勢や環境を常にチェックして、償還期限前に対策を打つ可能性もある。購入後の疑問あれこれ通常、国債は中途換金することが可能です。このことから流動性資金としての使い道もあるとみなされています。しかし正確に言うと、中途換金は「購入後1年以上経てば」可能です。購入後1年は基本的に解約して現金を取り出すことはできない決まりになっています。ただし、国債を購入した方がお亡くなりになった場合や災害救助法の適用となるような大きな災害によって被害を受けた場合等、どうしてもやむを得ないと金融機関が認めた場合には1年以内の中途解約も認められます。また、その際も解約したその日に現金を振り込んでもらえるわけではないので、実際の中途解約については口座開設をした金融機関にお尋ねいただくのが確実です。国債購入時、唯一考えられるリスクとは国債は日本が責任をもって債権を発行しています。元本保証及び最低金利保証など安全性の高さが最大のメリットです。しかし、メリットがあれば、当然何かデメリットがあります。国債のデメリットは、国の財政状況の悪化により元本も利子も支払い不能になるリスクもゼロとは言えません。また支払い不能まではいかなくても、例えば利子だけ支払い不能になる場合やそもそもの支払いが遅れる可能性もあります。これまでに日本国債ではまだこのようなことは発生していませんが、リスクがゼロではないことは念頭に置いておかなければなりません。国債の購入方法に関するまとめ国債の購入方法と流れについて順を追って解説しましたが「意外と簡単!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。口座開設から購入する手続き自体も簡単ですが、個人向け国債であれば1万円から可能です。また、手持ちの運用資金が少ない方や資産運用に関する知識に自信がない方でもスタートできます。国債以外で既に資産運用を実践している方でも、元本保証と最低金利保証の国債を分散投資の一つとして加えてみてはいかがでしょうか。
2019年07月23日Tap Buy(ワンタップバイ)はスマホ専門の証券会社で、米国株や日本株、ETF(上場投資信託)などを1,000円から購入できます。スマートフォンを利用して少額から株式投資できるので、特に20~30代の投資初心者に人気があるサービスです。今回は、ワンタップバイの評判やメリット・デメリットについて解説します。ワンタップバイとはワンタップバイワンタップバイは、スマートフォンアプリを利用し、日本株や米国株、日米のETF(上場投資信託)を購入できるサービスです。株式投資は通常、1株や10株、100株といった株数単位で購入します。日本では100株単位での取引になるので、銘柄によっては数百万円の資金が必要です。しかし、ワンタップバイは1,000円から金額単位で購入できます。少額から日米を代表する大企業の株主になれるのです。利用ユーザー層は20~30代の若い世代が中心で、利用者の約7割が未経験者です。少額から投資できるので、未経験者でも気軽に安心して投資できます。サービス開始から約3年で120万ダウンロードを突破するほどの人気です。ワンタップバイのメリット少額(1000円~)で大企業の株主になれるETF(上場投資信託)の売買も可能One Tap BUY10倍(CFD取引)が取引できるロボ貯蓄が利用できる【ワンタップバイのメリット①】少額(1000円~)で大企業の株主になれるワンタップバイ国内の株式だけでも4,000銘柄以上あります。この中から自分に合った銘柄を選ぶのは困難です。しかし、ワンタップバイなら、日本株・米国株それぞれ30社が厳選されています。投資先を選ぶ手間を省けるのです。日米ともに以下のように名前が知られた優良企業ばかり。しかも誰でも1,000円から株主になれます。日本株取扱銘柄(一部)武田薬品工業(4502)ヤフー(4689)ソニー(6758)キーエンス(6861)キャノン(7751)任天堂(7974)米国株取扱銘柄(一部)アップル(AAPL)アマゾン(AMZN)フェイスブック(FB)コカ・コーラ(KO)スターバックス(SBUX)米国株は1株単位ですが、日本株は100株単位です。たとえばキーエンスの場合、株価は65,000円前後(2019年7月時点)。100株購入するためには、650万円前後の資金が必要です。しかし、ワンタップバイを利用すれば1,000円から購入できるのです。ワンタップバイは、初心者でも簡単に、少額から株式投資を始められるサービスなのです。【ワンタップバイのメリット②】ETF(上場投資信託)の売買も可能ワンタップバイワンタップバイでは銘柄が厳選されていますが、それでも個別銘柄を選ぶのは難しいという方は、 ETFを使って市場をまるごと取引できます。個別株は一社のみに投資しますが、ETFは指数に投資します。日本株の対象は、国内の代表的な株価指数である日経平均株価です。「まるごと日本株」では、以下の3つのETFが対象で、1,000円から投資できます。「まるごと日本株」◎日経平均株価が上昇したら儲かるETF日経225連動型上場投資信託(1321)◎日経平均株価が上がったら2倍儲かるETF日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投資信託(1570)◎日経平均株価が下がったら儲かるETF日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)「まるごと米国株」米国株の対象は、代表的な株価指数であるS&P500指数です。米国を代表する企業500社がたった1,000円で買えます。「まるごと米国株」で取引できるETFは以下の3銘柄です。◎S&P500が上がったら儲かるETFSPDR S&P500ETF(SPY)◎S&P500が上がったら3倍儲かるETFDIREXION S&P500 3X(SPXL)◎相場が下がったら3倍儲かるETFDIREXION S&P500 -3X(SPXS)【ワンタップバイのメリット③】One Tap BUY10倍(CFD取引)が取引できるワンタップバイワンタップバイでは、CFD取引もできます。CFD(Contract For Difference)とは指数に連動する取引で、差金決済取引と呼ばれます。差金決済取引とは、現物の受け渡しをすることなく、売買の差額部分だけを現金で決済する取引です。代表的な差金決済取引としてFX(外国為替証拠金取引)があります。少ない元手(証拠金)で大きな金額を取引できるので、少額の資金でも大きな利益が狙えます。対象指数は日経平均株価(日経225)とS&P500指数です。これらの指数はETFを通じて取引できますが、CFDでも取引可能です。One Tap BUY10倍CFDの特徴は以下の3つです。1万円から取引可能証拠金1万円から、1万円単位で差金決済取引を利用できます。少ない資金で大きな金額を取引できます。売りと買いのどちらでも取引できるOne Tap BUY10倍CFDでは、売り・買いどちらでも取引を始められます。そのため相場の下落局面でも利益を狙えます。ほぼ24時間取引できるOne Tap BUY10倍CFDは、ほぼ24時間取引可能です。最長で月曜~金曜の8:00~翌6:00(日本時間)で取引できます。(米国夏時間は月曜~金曜の7:00~翌5:00)日中忙しい人でも仕事が終わったあとや祝日の売買が可能です。【ワンタップバイのメリット④】ロボ貯蓄が利用できるワンタップバイ通常のワンタップバイでは、優良株を保有して値上がり益と配当金を狙います。一方、ロボ貯蓄は米国市場に上場している高利回りの分配金・配当商品だけを厳選しています。配当も毎月や3カ月ごとなどの銘柄が多いのも特徴です。たとえば、以下のような銘柄あります(2019年6月末現在)。ARCC エイリスキャピタル 3カ月配当年利8.79%EMBドル建新興国債券毎月分配 年利5.49%3.PFF優先株式&インカム証券 毎月分配 年利5.76%投資金額は1銘柄につき毎月3万円からで、1万円単位でつみたて可能。つみたて中も配当金や分配金がもらえます。つみたて金額が高くなっていますが、ロボ貯蓄では、主にシニア層をターゲットにしています。利回りの高い商品をつみたて投資し、分配金や配当金を年金のように受取ることを想定しているのです。[adsense_middle]ワンタップバイは儲からない?デメリットと合わせて解説SBI証券両者を比較すると、以下のようになります。約定代金が1万円以下はワンタップバイが有利です。都度プランは、SBI証券の最低手数料がなくなったので、米国株はSBI証券、日本株に関しては1万円以下の場合はワンタップバイの方が有利になります。定額プランワンタップバイ1カ月どれだけ取引しても980円(税込1,058円)SBI証券の定額プランSBI証券の定額プラン(アクティブプラン)は以下の通りです。SBI証券ただし、これは1日あたりの金額です。しかも、対象は日本株のみです。取引回数や金額にもよりますが、日米の株式が対象で月額一律980円のワンタップバイは有利な手数料体系だといえます。為替手数料(米国株・外国株ETF)ワンタップバイ:1ドル35銭のスプレッドSBI証券:1ドル25銭のスプレッド米国株や外国株ETFの場合は、取引手数料の他に為替手数料がかかります。ワンタップバイは為替レートに1ドル35銭のスプレッドが加減されます。一方、SBI証券の為替スプレッドは25銭です。為替スプレッドに関してはSBI証券の方が有利になります。ワンタップバイで利益を出すには?1,000円と少額から始められるのがワンタップバイの魅力ですが、利益を出すにはどのようにすればいいのでしょうか。ワンタップバイに限らず、長期的に利益を出すためには、大きな損失を避けることが必要です。そのために、以下の2点を心がけましょう。分散投資ワンタップバイでは、日米の優良銘柄に少額から投資できます。できれば、1銘柄ではなく複数の銘柄を購入するようにしましょう。1銘柄に集中投資していると、不祥事などがあった場合に大きな損失がでる可能性があるからです。複数の銘柄に分散投資しておけば、1銘柄で大きな損失がでても他の銘柄でカバーできます。積立投資するワンタップバイなら金額指定で株を買えるので、毎月一定金額を買うなど積立投資もおすすめです。ある程度の資金があっても一度にまとめて買うのはおすすめできません。株価は一定ではなく、常に上下するからです。買うタイミングが悪い場合、大きなマイナスが出る可能性があります。ですから、毎月一定額を購入するのがおすすめです。しかし通常の証券会社では、株数単位での購入になるので一定金額ずつ購入できません。ワンタップバイでは一定金額ずつ購入できるので、相場の変動に関わらず購入価格を標準化できます。購入価格を標準化することによって、大幅な損失を回避できるというメリットがあるのです。積み株を利用する積立投資を行う場合、「積み株」を利用すると便利です。日米どの銘柄でも、1銘柄1,000円以上1,000円単位で設定できます。銀行預金の口座に残高があれば、送金手続きをしなくてもその場で株を買えるサービス「おいたまま買付」なら、銀行預金に残高があれば自動的に決済されます。[adsense_middle]ワンタップバイの安全性は?日米の優良企業に少額から投資できるということで、若い世代を中心に投資初心者が多いワンタップバイですが、購入した株式などの資産の安全性はどうなのでしょうか。まず、ワンタップバイは金融庁に登録の届け出を行った証券会社・金融商品取引業者です。ソフトバンクやドコモ・みずほ証券系VCの「MIC」、みずほフィナンシャルグループの「みずほキャピタル」などから出資を受けて経営されています。また、証券会社の財務の健全性を測る重要な指標として、「自己資本規制比率」があります。2019年6月末時点のワンタップバイの自己資本規制比率は474.1%。金融商品取引法で証券会社には120%維持が課せられていますが、この水準を大きく上回っているので、安全度は高いと判断できます。しかも、分別管理(証券会社と顧客の資産を分けて管理すること)が法令で義務付けられているので、ワンタップバイが破綻しても、顧客が預けている資産には影響が及びません。万が一分別管理がされていない場合でも、投資者保護基金により一人1,000万円までは保護されるので安心です。ワンタップバイの評判・儲かるかどうかの考察に関するまとめ今回は、ワンタップバイの評判やメリット・デメリットについて解説しました。日米の厳選された優良株に少額から投資できるワンタップバイは、株初心者でも始めやすいサービスです。手数料に関しては、これまで大手ネット証券の最低手数料が5ドルだったので、少額取引ではワンタップバイの有利さが目立っていましたが、ほぼ変わらない手数料体系になってしまいました。ただ、定額プラン(980円)は日米株合わせた手数料プランで、ワンタップバイ独自のサービスです。取引金額によりますが、定額プランはネット証券より有利と考えられます。銘柄数が絞られていることは株初心者にはうれしいサービスですが、取引に慣れてくると物足りなく感じる人もいるでしょう。その場合は、他のネット証券で取引銘柄の幅を広げるようにしましょう。
2019年07月21日クラウドクレジットは海外案件に特化したソーシャルレンディング事業者で、高利回りで評判です。ただ、利回りが高いということはリスクが高いということでもあります。クラウドクレジットにはどの程度のリスクがあるのでしょうか。今回は、2014年6月にスタートしてからの実績や評判についてまとめました。クラウドクレジットの特徴や評価クラウドクレジットクラウドクレジットは、ソーシャルレンディングに分類されるサービス。ソーシャルレンディングとは、個人から小口のお金を集め、資金を大口化してお金を借りたい企業(借り手)などに融資する仕組みです。借り手が返済した金銭から投資家に利益が分配されます。クラウドクレジットは、新興国を中心とした海外のファンドに特化したソーシャルレンディング事業者です。資金需要が大きい国の資金需要者に対し、日本の余剰資金をローン投資という形で融資します。クラウドクレジットクラウドクレジット 5つの評価ポイント海外案件に特化しているので高い利回りが期待できる伊藤忠商事から出資を受けている分散投資で遅延や貸し倒れなどのリスクを抑えている定期的にセミナーを開催クラウドクレジットは社会インパクト投資【クラウドクレジットの評価①】海外案件に特化しているので高い利回りが期待できる販売中ファンドの表面利回り:5.9~12.7%クラウドクレジットは、海外の消費者ローン・事業者ローン・延滞しているローン投資に特化したソーシャルレンディングです。各国のローンについては、現地の実績のあるパートナーが審査・回収を行っています。海外案件に投資するメリットは、国内案件よりも高い利回りが期待できることです。現在販売しているファンドの表面利回りは5.9~12.7%と高い利回りが狙えます。【クラウドクレジットの評価②】伊藤忠商事から出資を受けているソーシャルレンディングは元本保証ではないので、信頼性や透明性が高い事業者を選ぶことが大切です。その点クラウドクレジットは、伊藤忠商事から2億円の出資を受けて業務提携をしているので、信頼性は高いといえます。また、VC(ベンチャーキャピタル)からも注目を集めていて、2013年にフェムト・スタートアップ、2014年にマネックスベンチャーズ、GCIキャピタルから資金調達しました。【クラウドクレジットの評価③】分散投資で遅延や貸し倒れなどのリスクを抑えているソーシャルレンディングは企業などに貸付を行っているため、返済が行われないとファンドが遅延したり貸し倒れしたりする恐れがあります。そのようなリスクを避けるためには、「分散投資」が必要です。分散投資とは、ファンドのテーマや投資する金額などを複数の案件に分けて投資することです。クラウドクレジットは、さまざまな海外ローンに分散投資し、資産を複利で増やすことを目指す運用を行っています。たとえば、クラウドクレジットの個人ローンの案件は、一つのファンドの中でも複数の債務者が貸付対象になっています。こうすることで一つの資金需要者が資金を返せない状況になっても、他の資金事業者の返済によって損失額は抑えられるのです。また、クラウドクレジットは1万円と少額から投資できます。1件だけでなく複数案件に投資することによって、さらに分散投資の効果が高まるのです。【クラウドクレジットの評価④】定期的にセミナーを開催クラウドクレジットでは、セミナーを定期的に開催しています。ソーシャルレンディングの内容から、各ファンドの運用状況まで詳しく説明してくれるのです。クラウドクレジットのファンドに興味がある人だけでなく、ソーシャルレンディングとはどういう金融商品なのかを知りたい人も無料で参加できるのでおすすめです。クラウドクレジットのセミナー一覧【クラウドクレジットの評価⑤】クラウドクレジットは社会インパクト投資クラウドクレジットクラウドクレジットは、社会インパクト投資の一種です。社会インパクト投資とは、主に途上国の貧困層支援や教育問題など社会的課題の解決に取り組む企業に投資し、金銭的なリターンと社会的リターンを実現する投資手法です。社会インパクト投資では、金銭的なリターンだけなく、社会的リターンの目標達成が求められます。たとえば、募集するファンドの中には現地の生活水準を上げる、多くの家庭に電力を通すといった目標が設定されているものもあります。ただしクラウドクレジットでは、社会的目標のために金銭的(経済的)リターンを諦めたり、妥協したりすることはありません。あくまでも、リスクに見合った金銭的リターンの獲得と、社会的目標の達成の両立を意図した投資なのです。[adsense_middle]クラウドクレジットの実績クラウドクレジット2014年6月から2019年1月までの平均利回りは5.48%。プラスのリターンが期待できます。ただし、その中で元本割れを起こしているファンドが12.74%あるということには注意しましょう。クラウドクレジットのリスククラウドクレジットなどのソーシャルレンディングは、元本保証の金融商品ではありません。以下のようなリスクに注意しましょう。元本割れのリスク貸付先の遅延(返済が遅れる)リスク途中解約できないリスク期待リターンマップでリスクを把握するどのようなファンドが元本割れの恐れがあるのか気になる方も多いと思います。それを判断する材料として、クラウドクレジットは「期待リターンマップ」を掲載しています。クラウドクレジット期待リターンマップというのは、クラウドクレジットが運用しているファンドの状況を表したものです。どのファンドがうまくいっていないのかが一目でわかります。クラウドクレジット為替変動にも注意クラウドクレジットは、円建て以外にもドル建てやユーロ建て、ルーブル建てなど海外通貨で運用できます。海外に投資できるソーシャルレンディングは他にもありますが、円建てであることがほとんどです。外貨建ての運用で為替差益を狙えるのは、クラウドクレジットの魅力でしょう。しかし、償還時や送金時に為替変動があった場合、大きな損失になる可能性もあります。そこでクラウドクレジットでは、同じファンドでも為替ヘッジ付きと為替ヘッジなしの2種類を用意しています。為替ヘッジあり:ヘッジのコストがかかるので利回りは低くなりますが、為替リスクを抑えられます。為替ヘッジなし:為替リスクをとりますが、期待利回りどおりのパフォーマンスが望めます。コストがかかっても為替リスクを抑えたいのか、それともリスクをとってでも利回り重視なのか、自分自身の投資方針に合ったファンドを選ぶようにしましょう。クラウドクレジットの杉山社長は、定期的にブログを更新しています。特に昨年2018年の後半から新興国通貨建てファンドの数を大幅に増やしたことから、通貨分散を呼びかけています。新興国通貨も、ロシア・ルーブルからインドネシア・ルピア、パキスタン・ルゴー、メキシコ・ペソなど10通貨になりました。昨年は新興国通貨が大きく動いた年なので、今後も注意が必要です。ファンドの分散とともに、通貨の分散も心がけましょう。[adsense_middle]貸し倒れや元本割れのリスクを軽減するには分散投資が必要クラウドクレジットただし、2008年のリーマンショックのような状況にあうと、ほとんどのファンドで遅延や貸し倒れによる元本割れの恐れがある「総崩れリスク」は残ります。10年に一度は大きな金融危機が起こり、分散投資をしていても損失が出てしまう可能性があることを認識しておくようにしましょう。そのためには、ソーシャルレンディング事業者の分散や、株や投資信託金など他の金融商品への分散も心がけるようにしましょう。クラウドクレジットは、あくまでも資産運用の一部だと認識して投資するようにしてください。クラウドクレジットの税金国税庁たとえば、課税される所得金金額が195万円~330万円の場合は、累進課税税率は10%。分配金が20,000円だった場合、20.42%が源泉徴収されているので、10.42%分の2,084円が還付される可能性があるのです。ただし、課税所得に関しては税務署によって見解が異なる場合があるので、事前に必ず確認するようにしましょう。ポイントサイトで口座開設できる?ソーシャルレンディングの口座を作るとき、ポイントサイト経由ならお得に開設できます。申し込みサイトのポイントがもらえるからです。また、ポイントサイト以外にもキャンペーンを利用して口座を開設する方法があります。ただし、2019年7月時点でクラウドクレジットは、ポイントサイトからの申し込みやキャンペーンを受付けていません。ただ、過去にはアマゾンギフト券をプレゼントするキャンペーンを行っていたことがあります。たとえば、ある期間内に合計10万円以上投資をすると、3,000円を全員にプレゼントするといったキャンペーンなどです。クラウドクレジットのキャンペーンは不定期に開催されています。口座を開設したら、定期的にキャンペーンが行われているか確認してみるといいでしょう。クラウドクレジットの実績・評判に関するまとめ今回は、クラウドクレジットの実績や評判について解説しました。クラウドクレジットは2014年のサービス開始からの実績を公開していて、2019年1月時点で平均5.48%となっています。ただ、海外の投資案件に特化しているので10%以上の高利回り案件がある一方で、元本割れを起こしている案件が12.74%あります。クラウドクレジットでは、「元本割れもありうる」という姿勢で投資しましょう。リスクを低くするためには、複数の案件に分散投資することが大切です。クラウドクレジットは、少なくとも10程度の案件に分散投資することを勧めています。1万円と少額から投資できるので、なるべく複数の案件に投資するようにしましょう。
2019年07月19日近年、銀行(ネット銀行除く)普通預金の超低金利化が進み、これまで資産運用に興味がなかった方や、運用する意味を感じなかった方で「使う目途がなく銀行に置いておくだけの資金であっても、預けておくだけで少しでも増えたら嬉しい」と考える方が増えてきました。このような「銀行においておくより少しでも増えたらいい」と考える方のほとんどは、資産運用を始める際の条件として、銀行預金と同じ「元本保証」を最優先されています。この「元本保証」を優先される方に人気なのが、これから解説していく「個人向け国債」です。「個人向け国債」は世の中の資産運用商品の中で最も安全で、どなたにでもスタートしやすいということから非常に人気のある商品です。では具体的にどのような概要で、どのような種類のものがあり、中でも人気があるのはどのタイプなのか、項目別にわかりやすく解説していきます。個人向け国債とは債券投資の種類として、国債、地方債、民間債(社債)がありますが、その中には個人では購入できない債券もあります。では、個人が購入できない債券は誰が購入して運用しているのかというと、金融のプロ(銀行や証券会社など)です。ここからは、国債の中でも更に「個人向け国債」とは何なのかについて特徴をご案内します。何のために発行しているの?そもそも国や地方公共団体、企業などが債券を発行する意味は「資金調達」にあります。債券(有価証券)を発行し購入してもらうことで、顧客に対して元本を保証したまま定期的に利子を支払い、これで当初の償還期間の資金を補う目的を達成することができます。このことから、資金調達のために発行した債券は、より多くの人や企業に購入してもらうことが最も重視される前提条件です。そこで、銀行や証券会社などが大量かつ高額で頻繁にやり取りをすることももちろんですが、個人向けであれば頻繁な売買が発生せず、長期的かつ安定的な資金調達の目的を果たすことができます。このことから、さらに多くの個人に購入してもらうことで更なる発行数を獲得する狙いがあります。個人対象で1万円から購入可能!その中でも、日本が財政資金などの調達のために主に個人向けに発行しているのが「個人向け国債」です。これは、企業や団体は購入することができず、一般個人のみが購入対象となっています。さらに購入金額も最低1万円から購入可能で、購入金額の上限はありませんので、資産運用を始めたいがまとまった手持ち資金が少ない方でもスタートすることが可能です。利率はどうなっている?個人向け国債は最低利率0.05%が保証されています。これは、固定金利でも変動金利でもどちらを選んでも最低金利0.05%は守られているということです。現在の銀行普通預金の金利が軒並み0.001%程度であることを考えても、個人向け国債は非常に安定性に優れた商品であると考えられており、近年人気であるポイントもこのようなことが理由となっています。参考・銀行普通預金との比較例えば銀行普通預金に100万円預けておくとして、年間0.001%の利息であれば、受け取る利子は年間10円ですが、個人向け国債であれば同じく100万円購入した場合、0.05%の利子として500円受け取ることができます。10円と500円、中には少額に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、単純計算で個人向け国債は普通預金金利の50倍の金利であることを考えると、当面使う予定が無い資金が手元にあるのであれば、普通預金口座に置いたままにするか、個人向け国債を購入するか検討するポイントとしてこの数字を参考にされてみてはいかがでしょうか。実際購入する際の注意点元本保証もあり、最低金利の保証もされていることから、すぐにでも購入したいと感じる方も多いのではないでしょうか?では、実際に購入する際どのようなポイントに気を付ければ良いか項目ごとに解説していきます。購入金額の制限は?個人向け国債の最低購入価格は1万円からと設定されています。また、購入可能金額の上限は設けていませんので、ボーナス時などに大きい金額で購入される方もいらっしゃいます。購入を検討している際の手持ち資金や、何のためにいつまでに増やしたいのか等をしっかり計画し、ご自身のライフプランに沿った購入ができることは個人向け国債が人気であるポイントと言えます。個人向け国債の購入先と手数料個人向け国債は、銀行や証券会社にて購入することができます。個人向け国債を購入し保有するためには、金融機関で国債口座を開設することになりますが、その口座管理手数料などは金融機関によって多少の差がありますので、詳しくは各金融機関にお尋ねください。おすすめは、業界屈指の格安手数料や、豊富なサービス・商品ラインナップを誇るネット証券業界最大手のSBI証券です。個人向け国債には選べる3タイプ個人向け国債には、固定金利の2種類(3年満期型と5年満期型)、変動金利の10年満期型があり、合わせて3タイプの中からご自身の投資スタイルに合ったものを選ぶことができます。この3つの詳細についてはそれぞれポイントを絞って後述します。[adsense_middle]注意!購入後1年以内の解約不可個人向け国債は、万が一の際には手放して現金化することができ、流動性資金としての側面も持ち合わせています。しかし、実際はいつでも自由に手放す(解約する)ことができるわけではありません。個人向け国債は、購入してから1年以内は解約することができない決まりになっています。すなわち流動性資金として使用したい場合でも、1年以内は解約ができませんのでご注意ください。個人向け国債を始める際の金額の目安個人向け国債は1年以内の解約ができないことから、実際にスタートするにあたって、少なくとも1年は緊急資金としても使わなくてよい金額を充てることをおすすめします。金利タイプ別・特徴とメリット同じ個人向け国債でも、固定金利と変動変動金利・償還期間の違い等で利益の生じ方に違いがあります。ここからは、それぞれの金利タイプ別に特徴とメリットについて解説していきます。固定金利(3年・5年)の特徴・メリット固定金利商品は、発行時(購入時)に設定された金利が保有期間中ずっと変わりません。つまり、購入時の金利で保有期間中のだいたいの利益を計算することができますので、何か目的があって少しでも確実に増やしたい場合は固定金利商品を選ぶと良いでしょう。購入後に金利水準が上昇した場合、固定金利商品を選んでいる場合には途中で金利変更がないので、保有期間中は一貫して購入当初の利率のままの利益となります(変動金利であれば、上昇した分の利子を受け取ることができる)。変動金利10年の特徴・メリット変動金利の良いところは、半年ごとに金利が変わる点です。その際に金利情勢が上昇していれば、上昇した利子を受け取ることができます。金利が上昇しているときは半年ごとに利子が増えるので良いですが、その逆のことも考えられます。発行時(購入時)よりも金利が低くなってしまうこともあり得ます。当初の満期期間(10年)の間に、どれだけの利子を受け取り、最終的にはどのくらい利益があるのかを予め予測することは不可能です。ただし、変動10年を選んだ場合でも最低金利0.05%は約束されていますので、これよりも下回ることはありません。よりお得に!現在のおすすめ情報を調べる方法個人向け国債は、銀行や証券会社にて購入できることは既にお伝えしました。国が発行している債券ですので、どの金融機関で購入しても金利に変わりはありません。しかしせっかく購入するなら、何か特典がある等よりお得に購入する方法があれば良いですよね。ここからは、その情報収集の方法についてお伝えします。ランキングサイトで比較もアリ個人向け国債をスタートする際、インターネットで取り扱い金融機関を検索すると各金融機関独自のサービスを打ち出しています。例えばネット証券会社であれば、関連企業のネットショッピングモールにて使えるポイントを還元しています。手数料分のキャッシュバックを行っている金融機関もあり、そのような特典をランキング形式で紹介しているWEBサイトもいくつかあります。個人向け国債の購入先を検討される際の参考にされてみるのも良いかもしれません。個人向け国債の利回りに関するまとめ資産運用や老後資金対策として何かやっておいた方が良いとはわかっていても、これまで資産運用の経験が無い方や、スタートしてみたくてもまとまった資金が準備できず一歩踏み出せずにいた方などには、この個人向け国債がピッタリかと思います。何よりも1万円からスタートでき、株や投資信託のように頻繁に価格をチェックして売買のタイミングを計る商品ではないので、購入した国債の満期まで持ち続けておくだけで良いのは安心です。他の資産運用を既に開始している方でも、個人向け国債は購入するだけでよく、元本が保証されていて長期的に安定して増えていく商品ですので、お守り代わりとして組み入れても良いのではないでしょうか。
2019年07月18日本記事ではNISA(ニーサ)口座での初心者におすすめの投資信託(ファンド)について考察します。NISA(ニーサ)口座での初心者におすすめの投資信託(ファンド)1本はコレ!メリットや違いを理解しようニーサとは少額での投資を行う個人投資家向けの税制優遇制度です。まず最初にニーサ口座について、押さえておきたいポイントを理解しましょう。NISA(ニーサ)口座のメリットとは?普通の口座との違いニーサ口座のメリットを一言で言うと「利益が非課税になること」です。この点が最も大きな点です。その他の点は、通常の証券口座と大きくは変わりません。その他の特徴としては以下のようなものが挙げられます。(※図表は筆者作成)どこでニーサ口座が開けるんですか?ニーサ口座は証券会社などで開くことができます。前述のようにニーサの最大のメリットは「運用で得た利益が非課税になる」ということですが、それ以外のリスク(値動きの幅)やリターン(見返り・利率など)は通常の資産運用と変わりません。ニーサ口座ではどんな商品が買えるの?年間の投資枠が120万円あるニーサですが、買える金融商品は一般的なものです。つまり、株式と投資信託(上場投資信託:ETF含む)です。株式・・・・・個別の企業の株式のこと(トヨタや日産、マクドナルドなど)投資信託・・・複数の金融商品の入った金融商品(国内外の株式や債券などに幅広く分散投資がしやすい)ファンドの評判はあてになる?ニーサで投資信託を選ぶ際に、「運用成績が良かったファンド」を選ぶ方が多いかもしれません。ただ、これは文字通り「良かった」と過去形です。残念ながら資産運用の世界では過去は未来を保証するものではありません。つまり、過去に「良かった・悪かった」ものが未来も良い・悪いとは限らない、ということです。それでは何を目安に投資信託を判断したらよいのでしょうか。次に、初心者の方に最低限押さえてほしいポイントを3つ見てみましょう。[adsense_middle]投資信託を始めるなら「手数料・分配金利回り・銘柄の中身」の3つをチェック!投資初心者の方がニーサ口座で投資信託を選ぶなら、次の3つのポイントをチェックしてほしいと思います。手数料が低いか毎月分配型ではないか銘柄は株式が主体であるかどうかちなみにこれは、イデコ(個人型確定拠出年金)でも、通所の課税口座でも同様のチェックポイントです。そして、「つみたてニーサ」という税制優遇制度ではあらかじめ似たような選定基準が入っています。筆者はこの選定基準を「金融庁フィルター」と呼んでいます。金融庁フィルターには、「過去の成績」や「評判」という選別方法の概念はありません。【ニーサ口座で投資信託を選ぶときのチェックポイント①】「手数料」まずは手数料から見ていきましょう。手数料は単純に運用成績から差し引かれるお金です。利益が出ている場合は、その利益を押し下げる効果が手数料にはあります。利益が出てていない場合は、さらに損失を広げる効果が手数料にはあります。ですから手数料は低ければ低いほど良いのです。金融商品の手数料ってどれくらいならいいの?投資信託の具体的な数値を挙げましょう。この基準に当てはまるものだけを選択肢として残せば問題ありません。金融商品の手数料って高いほど良い成績になるんじゃないの?中には上記の説明だけでは納得されない方もいらっしゃるかもしれません。何しろ住宅購入の場合などは、高いお金を支払えば支払うほどに家の性能は良くなっていくからです。そのため、「金融商品でも同じではないか?手数料が高い方が良い成績になるのではないか?」と思われるかもしれません。しかし答えはノーです。現代の市場では運用成績は長期的に見ると市場平均が最適となるため、手数料の安い投資信託を保有することが唯一「マシ」な成績を得ることにつながります。【ニーサ口座で投資信託を選ぶときのチェックポイント②】「分配金利回り」初心者の方にチェックしていただきたいポイント2つ目は分配金の利回りです。分配金というのは、大変乱暴に言うと「利益や投資したお金を配ってくれること」です。保有している投資信託の成績が良ければ(市場次第)利益がもらえますし、そうでない場合は投資したお金の一部が返ってくるというものです。前述のように、ニーサでの投資枠は年間最大120万円です。そうなると、初心者の方の中には「投資額が120万円ならできるだけ分配金が多い方が良いだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、結論から申し上げますと、効率の良い投資を考えた場合は分配金利回りがゼロのものを選ぶことが重要です。なぜでしょうか。投資信託および資産形成で重要なのは効率ではないかニーサのみならず、資産運用全般で重要なのは「効率」だと筆者は考えています。この効率とはどういうことでしょうか。効率の解釈にはいろいろあると思います。ここでは「同じ期間・同じ金額を投資をするのなら、できるだけお金が大きくなる方が効率が良い」とします。例えば100万円を10年間投資に回したとします。読者の方は次のどちらが効率が良いと思われるでしょうか?10年後に100万円が110万円になっている10年後に100万円が150万円になっている直感的に多くの方が2の方が良いと思われたのではないでしょうか。筆者もそう考えます。投資信託を始めるなら分配金利回りはゼロから選ぶそうである以上、投資信託を選ぶ際は資産形成の効率が良くなるものを選ぶことが大切です。そのため、先ほどの結論「効率の良い投資を考えた場合は分配金利回りがゼロのものを選ぶことが重要」となります。なぜなら、分配金は「利益や投資したお金を配ってくれること」ですから、再投資の効果が弱まってしまいます。簡単に言うと雪だるまを大きくする力が弱まってしまうのです。投資信託の分配金利回りは、高ければ高いほどいいんじゃないですか?世間の評判やランキングを拝見すると、分配金利回りが高い投資信託が上位にきていることがしばしばあります。しかし、それは見方を変えると「効率の悪い投資信託ランキング」でもあると筆者は考えます。分配金はゼロから選ぶことが重要です。ゼロであっても内部で再投資されます。雪だるま式にお金が大きくなる効果が高まります。先ほどの筆者の質問で「2」を選ばれた方は、効率を重視しているわけですから、冷静に考えれば分配金の利回りが高い投資信託は買わないのが正しい選択肢ではないでしょうか。【ニーサ口座で投資信託を選ぶときのチェックポイント③】「銘柄の中身」が株式主体であるかどうか初心者の方に知ってほしい最後のチェックポイントは、投資信託の銘柄の中身です。やはり結論を先に申しますと、株式が主体になっている投資信託かどうか?ということです。ちなみに銘柄の名前はほとんど重要ではありません。投資信託の銘柄は名前で選ぶのではなく、中身が株式かどうかで選ぶことが重要です。そして、銘柄選びでもやはり「効率」が重要です。そして、ハイリスク・ハイリターンの伝統的な資産は「株式」です。下の表は年金機構の想定している各資産の期待リターンを載せたものですが、債券よりも株式の方が期待リターンが高く想定されています。期待リターンとは、確実ではないがこのくらいのリターンが期待できるのではないか、という数値また、一般的に株式から得られるリターンは長期で見ると5~6%程度(+無リスク金利)になるのではないかと言われています。必ずそうなるとは断言できませんが、この点を考えても長期の資産形成で重要なのは株式であると筆者は考えています。(※図表は筆者作成)[adsense_middle]筆者の考える「自分が初心者だとしたらおすすめしたい投資信託の銘柄」それではここで、筆者の考える初心者の方におすすめの投資信託の銘柄を一つ挙げてみたいと思います。いくつか候補はありますが、今回は特にシンプルにするために一つの銘柄に絞ります。前回の記事でイオン銀行について触れましたので、本記事でもイオン銀行で買える銘柄で考察をしてみたいと思います。(※図表は筆者作成、数値は記事作成時点)これ一本で、日本を除く先進国二十数か国の株式千数百社に分散投資をしたことになります。この銘柄を買えば儲かるんですね?気を付けていただきたいのが、これを買えば必ず儲かるわけではないということです。結果は市場次第です。ただ手数料が低く・分配金がなく・中身が株式なので「マシ」であるだろう、というだけです。金融商品ってどのタイミングで売買したらいいですか?基本的に売買のタイミングは世界中の誰にもはっきりとは分かりません。つまり、いつ安く・高くなるかが良く分からないのです。例えば2008年の金融危機クラスの金融危機を待って(安くなるのを待って)いると、もう11年近く待つことになってしまいます。この先もいつ金融危機が来るのか分かりません。いつが高いのかもまた同様に分かりません。そのため次のような売買タイミングが考えられます。将来の値上がりを期待して、一括で投資するタイミングが読めない以上、毎月の積立投資に徹する筆者は個人的に積立投資が初心者の方には良いと思います。その理由は初心者の人(あるいは多くの人)が安くなると売りたくなり、高くなると買いたくなるという「認知エラー」にかかり、損をしてしまいやすいからです。初心者の方こそ、そしてベテランでも、積立投資に徹するのが良いと筆者は考えます。NISA(ニーサ)口座での初心者におすすめの投資信託に関するまとめ初心者におすすめの投資信託選びでは「評判」をそぎ落とす手数料と分配金利回りもそぎ落とす資産形成では効率を重視する本記事では効率について触れました。人生100年時代とはいえ、認知症や資金面、退職年齢のことなどを考えますと、案外資産形成をできる時間というのは短いのかもしれません。そうであるのなら、やはり効率の良い資産形成を考えることが重要ではないでしょうか。期間・年齢・働き方は人それぞれ異なります。そのため年齢や投資期間によって最適な金融商品の選び方が異なるような気がします。ところが効率を考えると、銘柄の選定方法はいつも同じになるのではないでしょうか。異なるのはシンプルに投資金額のみではないでしょうか。つまり運用商品は同じで、異なるのは投資する金額と預貯金などでリスクをコントロールする、という形です。本記事が読者の方の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年07月16日社会に出たころの貯金はゼロながら、億単位の資産を持つまでに至った女性がいる。そんな“億女”の言葉には、大いに学ぶべきところがある――。「22歳で結婚した相手は『宵越しの金は持たない』という人。その人の基準に合わせていてはいつまでもお金が貯まらないと思い、専業主婦だったとき、暑い日はエアコンの電気代を節約するためスーパーで過ごすという節約生活をしていたんです。それがある日ふと、生きている意味がわからなくなってしまって(笑)」いまや約5億円の資産を有する“億女”の熊谷和海さん(48)。癒し系の雰囲気をまとい、柔らかな語り口は、話しているだけで福を分けてもらえそうだ。現在、彼女が主宰するサロンや講演を行うセミナーも大人気。そんな熊谷さんの社会人としてのスタートは電話オペレーターの派遣社員。当時の年収は220万円ほどで生活をするのがやっとだった。しかし、今に通じるお金に対するマインドは当時からあった。「出社するとトイレ掃除を率先してやることにしていました。お金に好かれる基本として、家族から教えられていたことだったんです」熊谷さんは、資産管理に長けたおばあちゃんたちから、お金との付き合い方を自然と学ぶ環境で育ったという。「基本は『楽しくお金をつくる、使う』という考え方で、ごもく(京都弁でごみ)を買わないという姿勢は身についたと思います」そんな熊谷さんの転機は25歳のとき。「10年後も楽しく働ける仕事を探そう」と専門学校へ通い、ウェブ制作とコンサルティングを学んだ後、大手製紙企業のグループ会社に転職をはたす。「制作の現場だったので、デザインや技術も学べる絶好の機会だったのですが、ほどなく妊娠が判明。肩たたきにあってしまったんです」その後も夫の転勤に伴い全国を転々。そのたびにキャリアが寸断されてしまう……。悶々とした思いで札幌に赴任した27歳のとき一念発起。全国にいる優秀なデザイナーのマネジメントを行うアウトソーシングの会社を起業する。「そのとき面倒を見てもらっていたメンター(師匠)は仕事で知り合ったコンサルタントの方でしたが、『毎月車1台分くらい稼ぐ自分を想像しなさい』と助言されたんです。成功しているメンターの存在は大きかったですね」当時普及しはじめていたインターネット回線を駆使し、獲得した仕事を全国のワーカーに振り分けていく。ご縁を大事にする熊谷さんの姿勢は出会いを呼び込み、大きな顧客も次々と獲得していった。「家族で食事に行った居酒屋さんに大企業のお偉いさんがいらして、世間話をするうち大きな契約をいただいたこともありました。また、私の会社に優れたクリエーターさんが集まってくれたことも大きかったです。地方では、実力のある方が腕を持て余していたんです」個人事業主として初年度の売り上げは2,000万円。法人化し、年商1億7,000万円を達成。さらに3年後には、年商4億5,000万円に。「事業は順調でしたが、いっぽうでこのままどこまでも拡大していくというイメージはありませんでした。仕事が多忙のあまり体調を崩し、’08年リーマンショックの年に第2子を高齢出産。これを境に仕事中心の生活から子どもたちとの暮らし中心の生活に変更。事業を売却する決断をしました」同時期に離婚。新たなライフステージへ進み、熊谷さんの“億女人生”がはじまる。「その後は培ったお金のノウハウと経験を生かし、不動産投資とコンサル業にシフトしていきました」プライベートではシングルマザーとなったことでワンオペ育児に奮闘し、大変だったこともあったが、仕事と生活に関しては描いた人生の「ロードマップ」をほぼ実現することができたという。「5年後、10年後、いつまでに、どうなっていたいのかを、常に具体的にイメージするようにしています。そのための資産をどうつくるか筋道を立てて考えました。同時に、自分が“死ぬまでにやりたい100の項目”を書き出す『パケットリスト』も記しています」夢をかなえるには漫然と目指すのではなく“スキルと自分の資産の棚卸し”をしながら計画を立てることが大切だと熊谷さんは説く。自分ができること、やりたいことを徹底的に洗い出し、そこからの道筋を立てて、大いに努力する。そうして得たお金は、楽しいと思えることには惜しまず使う。その循環が、熊谷さんがまとう“億女オーラ”の源泉であるようだ。
2019年07月16日「家計のやりくりに困って相談にくる方には、共通の行動パターンがあります。ついやりすぎてしまう、周りの情報に振り回されやすい、結果を急ぎがち、この3つに心当たりのある人は要注意です」そう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万5,000人以上の家計を見てきた中で、お金が貯まる人、貯まらない人の習慣に一定の傾向があることに気づいたという。「お金が貯まらない人は、やる、やらないの差が極端でバランス感覚がない場合が多いんです。不要な保険を見直すとなったら全部解約してしまったり、知識のないままいきなり新しいものに飛びついたり。仮想通貨はそのいい例で、すぐに儲かりそうだからと、よくわからないままリスクの高い投資に手を出し、結果、損をしてしまいがち」(横山さん・以下同)いっぽう、お金が貯まる人は長期的な目で自分に合う節約、貯蓄法を見極め、臨機応変にお金の使い方を決める。自分の中にブレない軸があるので、周りの情報に惑わされることもない。「自分は違うと思っている人ほど、意外とNGな行動パターンを繰り返しているものです」そこで、あなたも“ざんねん”な習慣にハマっていないかチェック!“ざんねん”な生活設計は、どっち!?■資産運用<長期的な視点でコツコツとつみたてNISAを購入する> or <「億り人」に乗り遅れまいと仮想通貨を購入した>“ざんねん”なのは<「億り人」に乗り遅れまいと仮想通貨を購入した>。価格高騰で億単位の資産を手に入れた“億り人”が注目された仮想通貨。すぐに儲かりそうだと手を出して、その後の暴落で痛手を負ったという話は多い。「自分だってやらなければ損だとばかりに、投資商品の特性を理解せずに始めるのは危険です。すぐにお金を増やしたい気持ちはわかりますが、短期投資は素人にはギャンブル。NISAなどで、少額でもコツコツ増やすのが正解です」■老後の資金計画<生活資金を手元に残しながら堅実に運用する> or <高利回りの商品にあり金を全部つぎ込む>“ざんねん”なのは<高利回りの商品にあり金を全部つぎ込む>。超高齢社会を迎え、「2,000万円」どころか、「1億円の老後資金が必要」などと高利回りの投資を勧める資産運用会社が増えているという。「こうした金額を真に受け、家計に余裕がないのにハイリスクな金融商品に手を出すのはあまりにも危険です。投資を始めるなら将来必要な額を試算し、当面の生活に心配ないだけの生活費を貯めてからにしましょう」心配性で真面目な人ほど要注意!
2019年07月14日(ウェルスナビ) for SBI証券とは、預かり資産・運用者数がロボアドバイザートップのウェルスナビの提携サービスです。運用方法は通常のウェルスナビと同じですが、サービス内容が異なっている部分があります。今回は、WealthNavi(ウェルスナビ) for SBI証券の特徴やはじめ方について解説します。ウェルスナビ for SBI証券とはSBI証券ウェルスナビ for SBI証券とは、ウェルスナビ株式会社が提供するロボアドバイザー「WealthNavi」をSBI証券の顧客向けにカスタマイズした次世代の資産運用サービスです。2017年1月からサービスを開始し、2年間で残高が400億円を突破しました。ウェルスナビは、SBI証券以外にも提携している企業が複数あります。ウェルスナビ for 住信SBIネット銀行ウェルスナビ for ANAウェルスナビ for ソニー銀行ウェルスナビ for イオン銀行ウェルスナビ for 横浜銀行ウェルスナビ for JALどこで始めても、運用方法や手数料は同じです。ただし、サービス内容に違いがあります。また、提携企業によってはキャンペーンを行っている場合があります。2019年7月8日(月)~8/8(木)にかけてウェルスナビ for SBI証券もキャンペーンを行っています。キャンペーン期間中に初めて、または追加でWealthNavi for SBI証券口座へ10万円以上の入金をし、かつ2019年9月分として自動積立により10,000円以上の引き落としが実施された顧客に、入金額に応じて最大5万円をプレゼントするキャンペーンです。ウェルスナビそれでは、ウェルスナビ for SBI証券の特徴について見ていきましょう。ウェルスナビ for SBI証券の特徴SBI証券GAIAコンサルティングサービスの対面サービスが使えるウェルスナビ for SBI証券独自のサービスとして、GAIAコンサルティングサービスがあります。GAIAコンサルティングサービスとは、独立系のファイナンシャルプランナー会社である「ガイア」が、ウェルスナビ for SBI証券のセミナーにおいて提供する対面コンサルティングです。対面で相談する機会が欲しい人には嬉しいサービスで、ウェルスナビ for SBI証券のメリットです。ウェルスナビ for SBI証券はマメタスに対応していないウェルスナビマメタスとは、ウェルスナビが提供するおつり投資サービス。 クレジットカードや電子マネーでの買い物のおつりが、ウェルスナビのロボアドバイザーによって運用されます。買い物のおつりで投資できるので、まとまった資金がなくても資産運用を続けられるのです。ただし、ウェルスナビ for SBI証券ではマメタスに対応していません。マメタスを利用したい場合は、通常のウェルスナビを選ぶ必要があります。ウェルスナビ長期割は時間かかりますが、ウェルスナビを続けている投資家にとっておトクなサービスです。しかし、ウェルスナビ for SBI証券では、長期割に対応していません。長期割を利用するためには、直接ウェルスナビに申し込まなければなりません。これもデメリットの一つです。ただし、ウェルスナビ for SBI証券はDeTAX(自動税金最適化)には対応しています。DeTAXとは、リバランス時の売却による利益や分配金と、運用の損失を合わせて税金を安くする機能です。柴山CEOはウェルスナビ for SBI証券とのインタビューで、DeTAXの機能により年間0.4~0.6%程度の負担減になると述べています。[adsense_middle]ウェルスナビ for SBI証券のメリットウェルスナビ効率的なポートフォリオとは、「リスクが同じなら期待リターンはもっとも高いものがいい」ということです。1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコビッツが「現代ポートフォリオ理論」で提唱した理論になります。個人投資家が、自分で資産を選んで効率的なポートフォリオを組むのは困難です。しかも、市場の状況は時間の経過とともに変化するため、ある時点で最適だったポートフォリオがその後も最適とは限りません。状況に応じてリバランス(資産の入れ替え)を行う必要があるのです。ロボアドバイザーなら、効率的なポートフォリオの組み合わせからリバランスまで、すべて自動で行ってくれます。中長期での資産運用を自動でサポートしてくれるのです。【ウェルスナビ for SBI証券のメリット③】特集やセミナーが充実SBI証券ウェルスナビ for SBI証券では、特集コンテンツと動画でわかりやすく解説する動画セミナー、対談コンテンツなどを見ることができます。さらに、WealthNavi会場セミナーの開催情報も確認できます。ウェルスナビ for SBI証券のメリットまとめ資産運用をすべて任せられる中長期での効果的・効率的な資産運用をサポート(最適ポートフォリオの作成)特集やセミナーが充実ウェルスナビ for SBI証券のポートフォリオの投資対象や手数料ウェルスナビの投資対象は、海外のETFです。ETFとは、証券取引所に上場している投資信託。ウェルスナビでは、低コストで流動性が高いETFが選ばれています。手数料は、預かり資産の評価額に対して年率1%(3,000万円を超える部分は年率0.5%)で、最低投資金額は10万円です。これらは、通常のウェルスナビと同じです。自動積立サービスが利用できる自動積立とは、各金融機関の口座から、毎月一定金額を自動で引き落とし、積立投資を行うことです。追加の手数料はかからず、積立金額は1万円から指定できます。積立コースは以下の4つです。①月1回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日の中から1回選んで一定の金額を積立投資します。②月5回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日のすべての日で一定の金額を積立投資します。③複数回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日の中から複数回一定の金額を積立投資します。④カスタム毎月6日・12日・20日・26日・末日から複数回積立投資。引き落とし日ごとに設定した金額を積み立てます。ウェルスナビ for SBI証券の始め方ロボアドバイザー口座で資産運用を始めるには、「ウェルスナビ for SBI証券口座」の開設が必要です。ウェルスナビ for SBI証券口座は最短当日で口座開設が完了し、すぐに取引が可能。口座開設料や口座管理料は無料です。ロボアドバイザー口座への切り替えSBI証券総合口座を持っていない場合SBI証券総合口座の開設が必要です。次のリンクより口座開設が可能です。SBI証券総合口座を持っている場合1.SBI証券総合口座にログインした状態で、ロボアドバイザー(ウェルスナビ for SBI証券)口座開設ボタンを押します。2.「ウェルスナビ for SBI証券」口座開設に関する承認事項画面で次の事項を確認。個人情報の第三者提供の同意ウェルスナビ株式会社における個人情報の利用目的等確認後に「同意する」ボタンを押します。3.ウェルスナビ for SBIの口座開設画面で本人確認書類をアップすれば口座開設終了です。ウェルスナビ for SBI証券に関するまとめ今回は、ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビとの違いやはじめ方について解説しました。◎ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビの同じ点手数料が年率1%(3000万円を超える部分は年率0.5%)最低投資金額10万円自動積立やDeTAX機能が使える◎ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビの違う点GAIAの対面サービスが利用可能マメタスや長期割には対応していない運用方針や投資対象は公式のウェルスナビと同じですが、サービス内容が異なる点もあるので注意しましょう。ただ、SBI証券に総合口座を持っていれば、当日にでもロボアドバイザーサービスを始められます。SBI証券で株や投資信託を取引している方は、投資の幅を広げるためにもウェルスナビ for SBI証券の口座を開設するところから始めてみてはいかがでしょうか。資産運用に関する以下記事もおすすめ☆[/delpart]
2019年07月13日家族信託のほかにも、財産管理や相続、認知症に関連したさまざまな制度があります。生前贈与や生命保険は、今まで生前の相続対策に活用されてきました。成年後見制度は、認知症などで判断能力を欠くことになった場合に活用されています。今回は、従来の制度と比べて、家族信託にどんなメリット・デメリットがあるかを考えてみましょう。■ 1.後見制度よりも資産の運用がしやすい「後見制度」とは、判断能力が不十分な人を守る制度です。契約などの法律行為を行えない人を後見人等が代理し、必要な契約等を締結する、財産を管理するなどすることで、本人の保護を図ります。tsukat / PIXTA(ピクスタ)1-12種類の後見制度法定後見と任意後見の2つがある法定後見制度は、既に判断能力が不十分な時に、申立により家庭裁判所によって選任された後見人等が本人に代わって財産や権利を守り、本人を法的に支援します。任意後見制度は、本人が元気で判断能力があるうちに、将来、自らの判断能力が低下した場合に備え、任意後見人を選び、公正証書で任意後見契約を結んでおくもので、将来、判断能力が不十分となった時に備えるための制度です。1-2資産運用の自由度は家族信託のほうが高い後見制度を利用すると、毎年、家庭裁判所への報告義務が発生します。また、法廷後見人として身内が後見人になるとは限りません。資産を保護する活動はしてくれますが、本人や家族のために、積極的な資産運用を行ってくれないケースが少なくありません。家族信託なら自分が元気なうちから、資産の管理・処分を託すことができ、もし、万が一判断能力を喪失したときも、自分の意向に沿った財産管理を行えます。不動産の売却や買い換え、アパート建設などの資産運用・組替えも、受託者である家族により可能です。信託において、受託者は信託財産の管理運用を行なうことができますが、成年後見人のように、本人に代わって身の回りの世話や一切の契約ごとの管理を包括的に行ったり、本人のした契約を取り消したりする成年後見人のような権限はありません。■ 2.生前贈与よりも財産管理の自由度が高くなる相続対策として生前贈与が行われる場合がありますが、生前贈与では主に高額な贈与税が問題になります。贈与税の基礎控除額は110万円。相続税に比べて高い税率です。CORA / PIXTA(ピクスタ)贈与税が非課税になる特例もありますが、住宅の購入や教育資金、結婚・子育て資金と使用目的が限定されています。一度贈与した財産を戻すことができない点もデメリットとして挙げられます。贈与税の非課税制度を利用して限度額いっぱいの金額を孫に贈与したものの、あとから介護費用が必要になってお金に困るといったケースもあります。家族信託ならば、受託者による財産の処分や運用方法の変更を行うことができるため、いざという時にも現金化することができるのです。家族信託のほうが多目的な用途に使用可能だといえます。■ 3.生命保険は健康でないと加入が難しい生命保険の死亡保険金は、指定された受取人の固有財産で遺産分割の対象にはなりません。そのために、相続が発生した場合に特定の人に財産を渡したい場合に有効な方法です。makaron* / PIXTA(ピクスタ)ただし、生命保険に加入するには、被保険者が健康でなければなりません。受取人は誰でもよいわけではなく、一般的に孫、祖父母、兄弟姉妹(義理含む)の2親等以内の親族とされています。家族信託の受益者、受託者は、基本的には「家族」であり、保険の受取人に比べ広範囲となっています。ただし、信託契約は委託者と受託者の信頼関係が何より重要です。信託は「信用して託す」わけですから、信頼できる家族がいないなら家族信託を利用することはできません。なお、家族信託で、受益者が未成年や高齢者など、自ら監督することが難しい場合は、信託監督人をつけることができる場合があります。■ 4.遺言書よりも長く財産管理の道筋を示せる相続対策として遺言書を書く人が多くなっていますが、財産承継について遺言で指定できるのは自身が死亡したときの相続までで、その次の代の相続については指定できないのをご存知でしょうか。cba / PIXTA(ピクスタ)遺産を子どもに相続させることを指定できても、その子どもから孫に遺産を継がせる(2次相続と言います)ことまでは指定できません。遺言書は万能ではないのです。家族信託では、自分の希望する順番で何段階かに分けて受益者の指定が可能となります。1次相続者である高齢の配偶者などが認知症や障害により遺言が書けない場合でも、遺言を書いたのと同じ効果になるので、遺産分割協議による争いを回避できます。■ 5.まとめ家族信託で注意してほしいのは、相続税です。不動産相続は注意が必要です。相続で「所有権」を取得した人に相続税が課税されますが、家族信託を利用して不動産を信託した場合は、所有権を取得した人ではなく、受益権を取得した人に対して相続税が課税されます。受益権の評価額は、その不動産の相続税評価額と同じです。家族信託それ自体で相続税評価額が引き下げられるわけではありません。このデメリットを考慮しても、家族信託は、後見制度や遺言、贈与などに比べ、財産管理において思い通りの財産承継ができる制度ですので、一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。ファイナンシャルプランナー(AFP)/宅地建物取引士一般社団法人/家族信託普及協会®会員吉井 希宥美
2019年07月12日Tap BUY(ワンタップバイ)は、サービス開始から約3年で120万ダウンロードを突破した人気投資アプリです。1,000円で日米の大企業の株主になれるので、初心者でも気軽に安心して投資ができます。ただ、手数料などのコストが多くかかっては意味がありません。そこで、今回はワンタップバイの手数料の種類や仕組みついて解説します。1.ワンタップバイの手数料は「定額プラン」と「都度プラン」の2種類ワンタップバイワンタップバイには、「定額プラン」と「都度プラン」の2種類があります。自分の取引回数や取引金額によってプランを使い分けることが大切です。定額プランとは月額料金:980円(税込1,058円)定額プランとは、1カ月の取引回数に関係なく月額料金980円(税込み1058円)で利用できるプランです。米国株・日本株・両市場のETFを、追加の売買手数料なしで売買できます。2019年7月現在、ワンタップバイで取引できる銘柄数は以下の通りです。国内株式30銘柄米国株式30銘柄ETF6銘柄手数料が固定されているので、取引回数が多い人や、毎回かかる手数料が気になる人におすすめです。ただし、定額プランは日割り計算されません。月初めでも月末でも1カ月分の料金が発生します。たとえば、最終日の31日に申し込んだ場合でも、引き落とされた定額プラン(980円)を利用できるのは同日の31日のみとなります。月末で日にちがない場合は、翌月に申し込むようにしましょう。都度プランとはリアルタイムの株価に0.5%のスプレッドを加減した価格で取引都度プランは、取引ごとに売買手数料がかかるプラン。「少額から株取引をしたい」「まずはお試しで売買したい」という方におすすめ。日本株・米国株ともに、リアルタイム株価に0.5%のスプレッドを加減した価格で取引できます。買いの場合は加算、売りの場合は減算します。たとえば、日本株を2,000円購入した場合の売買手数料は10円(2,000円×0.5%)なので、買いの場合は2,010円、売りの場合は1,990円が取引価格になります。ただし、ニューヨーク市場が閉まっているときの売買手数料は0.7%です。※ニューヨーク市場取引時間(日本時間)…23時30分~翌日6時(サマータイム22時30分~翌日5時)為替手数料(スプレッド)米国株・海外ETFなど外国証券の売買では、円と外貨(米ドル)を交換する為替レートに、1米ドルあたり35銭のスプレッド(為替手数料)が必要です。国内株式の取引では、為替手数料はかかりません。One Tap BUY 10倍CFDワンタップバイワンタップバイの手数料がかからない取引として「One Tap BUY 10倍CFD」があります。CFDは”Contract for Difference”の略で、「差金決済取引」と訳されます。現物の受渡しを必要としない、少額の証拠金で大きな金額を取引できるなどのメリットがあります。日本225(日経平均株価)と米国500(S&P500指数)、どちらからの株価指数の値動きを予想して売買します。証拠金1万円から、1万円単位でCFD取引できます。「手数料なしで取引したい」という方におすすめです。ワンタップバイの入金・出金手数料ワンタップバイおいたまま買付けとは、銀行口座等に残高があれば、送金手続きをしないでも株が購入できるサービス。2019年7月時点で以下の銀行やサービスに対応しています。※2019年7月12日より「ゆうちょ銀行」と「南都銀行」が利用できるようになりました。三菱UFJ銀行三井住友銀行NTTドコモみずほ銀行ソフトバンクカードゆうちょ銀行南都銀行ただし、銀行やサービスによって取り扱い銘柄が異なったり、別途手数料がかかったりするので、必ず内容を確認するようにしましょう。出金手数料証券口座から出金する場合、金額や振込銀行によって以下の手数料がかかります。3万円未満:(みずほ銀行宛)108円(税込)、(みずほ銀行以外宛)270円(税込)3万円以上:(みずほ銀行宛)216円(税込)、(みずほ銀行以外宛)378円(税込)みずほ銀行の口座を持っていると、出金手数料を抑えられます。[adsense_middle]ワンタップバイの手数料は高い? 米国株・日本株を比較SBI証券日本株の手数料を比較すると、以下の通りです。1,000円1万円10万円ワンタップバイ5円50円500円SBI証券54円54円97円米国株の手数料体系はほぼ一緒でしたが、日本株では1万円を超えるとSBI証券の方が有利になります。以上をまとめると、約定代金が以下の条件なら、ワンタップバイの方がSBI証券の手数料体系より有利になります。日本株1万円以下ワンタップバイで利益を出すためにワンタップバイで利益を出すためには、取引回数や金額によって「定額プラン」と「都度プラン」を使い分けることが大切です。取引金額が小さい、取引回数が少ない方は、都度プランを利用するのがいいでしょう。都度プランの往復手数料(買い+売り)は以下のようになります(米国株・海外ETFは市場が開いている時間)。1,000円5,000円1万円10万円1回10円50円100円1,000円5回50円250円500円5,000円10回100円500円1,000円10,000円50回500円2,500円5,000円50,000円100回1,000円5,000円10,000円100,000円(※縦軸:取引回数、横軸:1注文の約定代金)定額プランの月額利用料は1,058円(税込)なので、都度プランの売買手数料の合計が1,000円を超えると定額プランの方が有利です。たとえば、1万円の約定代金なら月10回までは手数料が1000円なので、都度プランが有利。11回以上なら定額プランが有利です。ワンタップバイの手数料に関するまとめ今回は、ワンタップバイの手数料について解説しました。主に次の3つの手数料がかかります。売買手数料入出金手数料為替手数料(米国株・海外ETF)米国株ではほぼ同じ手数料体系ですが、日本株の少額取引(1万円以下)なら、ワンタップバイの手数料がネット証券より安くなります(都度プランの場合)。ただし、取引回数や約定金額が大きくなるとネット証券の方が安くなるので、定額プランを利用するようにしましょう。スマホで気軽に少額から取引できるワンタップバイは、銘柄数が限られていますが日米の有名企業を取引できます。ワンタップバイを利用して、少額から株取引を始めてみてはいかがでしょうか。
2019年07月11日本記事ではイオン銀行の投資信託人気ランキング上位のファンドを筆者が考察します。また、最後に筆者の考えるイオン銀行の投資信託の「おすすめ銘柄」をランキング形式でご紹介します。※各数字およびランキング内容は記事執筆時点の内容です。イオン銀行の人気投資信託をランキング形式で学ぶそれでは、イオン銀行の月間購入件数ランキングを見てみましょう。多数あるラインナップの中から多くの方が選んだ銘柄(評判の高い銘柄)は、このようになっていました(取材時)。イオン銀行の人気ランキング5位「ニッセイ グローバル好配当株式プラス(毎月決算型)」はどんなもの?5位の「ニッセイ グローバル好配当株式プラス(毎月決算型)」は、日本を含む世界の株式に広く投資をすることを目的としている投資信託です。また、毎月分配金も支払われます。初心者の方に大変な人気のあるタイプが毎月分配型です。イオン銀行の人気ランキング2位~4位の銘柄「日経225インデックスファンド」はどんなもの?それでは、2位~4位までを見てみましょう。2位:日経225ノーロードオープン3位:iFree日経225インデックス4位:野村 インデックスファンド・日経225『愛称:Funds-i 日経225』2位~4位までは、いずれも次の共通点があります。市場平均と連動することを目指すインデックス型投資信託対象は国内株式で日経平均株価に連動することを目指す買う時と売るときにかかる手数料がゼロ合理的な投資対象は手数料が0.3%以下のインデックス型投資信託2位~4位までが株式主体のインデックス型投資信託であることには、筆者としては大変共感できます。なぜなら、資産運用を考えた場合には、合理的な投資対象は以下のような点が欠かせないからです。手数料が0.3%より低い(より低い方がよい)株式が主体であること市場平均と連動することを目指すインデックス型投資信託であること上記の理由をとてもコンパクトに解説します。手数料は運用成績を押し下げるだけなので手数料は引く方が良い。債券はローリターンなので、同じお金で投資をした場合の期待収益額が株式と比べて低い。市場平均は世界中の機関投資家(専門家)の平均なので、長期的に見るほどに市場平均を超え続けることが難しい、という理由です。イオン銀行の人気ランキング1位の銘柄「SBI 日本株4.3ブル」はどんなもの?取材時の人気ランキング一位の銘柄は「SBI 日本株4.3ブル」という投資信託です。これはどのようなものなのでしょうか。イオン銀行のサイト説明によると、国内株式市場のおおむね4.3倍になる投資成果を目指すもの、という内容が記載されています。ブルは牛のことこの名称「SBI 日本株4.3ブル」 の「ブル」とは何でしょうか?このブルとは牛のことです。牛というのは相手を攻撃するときに、角を下から刺し、上に放り上げるそうです(見たことはありませんが)。その動き(下から上)を指して金融の世界では、ブルと名がつく投資信託は「対象の数倍の値動きをすることを目指す投資信託」を指すことが一般的です(てこの意のレバレッジともいう)。ちなみに、何倍動くかも種類によって異なります。この「SBI 日本株4.3ブル」は日本株式市場の4.3倍の値動きをすることを目指しています。イオン銀行で「SBI 日本株4.3ブル」投資信託を買うと、結果はどうなる?このブル型の投資信託は前述のように、対象の株式市場などが上昇すると数倍の値動きをします。大変に乱暴に言うと、株式市場が上がる前に仕込んでおいて、高くなった時に売却すると通常よりも大きな利益が得られる、というものです。イオン銀行の「SBI 日本株4.3ブル」投資信託購入時の手数料はいくら?ちなみにこの投資信託は、以下のような費用がかかります。持っている間にかかる手数料(年率)0.95%購入時手数料(買うときのみかかる)2.16%[adsense_middle]イオン銀行の投資信託人気ランキングの筆者の評価とデメリット以上5本の人気ランキングのラインナップをざっくりと見て参りました。ただ、どのようなランキングであっても、基本的に「ほとんどあてにならない」という風に考えておくことが重要かと思います。何しろ投資信託を含め、どのような金融商品であっても、過去の値動きは未来を予測するのに役に立たないからです。また、上位に来ているものが必ずしも投資家にとって有利なものとは限りません。イオン銀行の人気投資信託ランキング5位の評価とデメリットはどのようなものか?それでは5位の「ニッセイ グローバル好配当株式プラス(毎月決算型)」から見ていきましょう。結論から申しますと、筆者はこの「毎月分配型」という種類の投資信託は中身がどのようであれ、個人の資産形成に不向きであると考えています。なぜでしょうか。それは、分配金と呼ばれるお金を「毎月受け取れてしまう」ことに原因があります。分配金は利益のこともありますが、運用がうまく行かない時は自分の投資したお金が戻ってくる仕組みです。そのため、長期的に見ると資産形成がうまく行きません。毎月分配型の投資信託は無駄が多く、積立に向かないし、信託報酬も高いわかりやすく言うと、無駄が多いのです。合理的な資産形成とは時間経過とともに利益が利益を生み、雪だるま式に大きくなっていくことを目指します。しかし、分配金を毎月受取れてしまうということは、せっかくのお金を大きくするチャンスを失うことになります。雪だるまが次第に小さくなってしまうのです。イオン銀行の人気投資信託ランキング2位~4位の評価とデメリットはどのようなものか?ランキング2位~4位までは、インデックス型の投資信託なので、個人的には合理的だと思います。2位:日経225ノーロードオープン3位:iFree日経225インデックス4位:野村 インデックスファンド・日経225『愛称:Funds-i 日経225』突然ですが問題です。上記3つの投資信託は「連動を目指す指標が同じ・いずれもインデックス型投資信託」という共通点がありますが、3つのうちどれが理論上合理的でしょうか?信託報酬は同じ対象で同じインデックス型投資信託なら低い方がマシだと考えられる筆者の考える正解は3位の「iFree日経225インデックス」です。なぜでしょうか。それは、3つの中で唯一、持っている間にかかる費用が0.1%台だからです。他の2つは0.4%台、0.8%台とともに高い数値です。同じ日経平均株価に連動することを目指すインデックス型投資信託なら、表面的な運用成果は同じになると考えられます。そして、実質的な運用成果はコストがかかる分だけ下がります。つまり、仮に平均リターン(年率)が3%なら、次のようになります。コストが0.1%→3ー0.1=2.9%(コストが低いと実質的な成績がマシになる)コストが0.8%→3ー0.8=2.2%(コストが高いと実質的な成績が悪くなる)極端に言うと、まったく同じ内容でも名前とコストが違うだけで運用成果に差が出てしまいます。同じ投資対象とインデックス型投資信託であるならば、名前やランキングで選ばずにコストで選ぶことが合理的だと考えます。自国バイアスがかかっているのでは?また、2位~4位までに国内株式のインデックス型投資信託が固まっているのも少し偏りがある気がします。国内株式が悪いわけではありませんが、同じ値動きをするものばかりを選んでも分散効果はそれ以上生まれません。どこの国でも自国の株式や債券を多く保有したがる、という考え方の偏り(自国バイアス)があることが知られていますが、これには注意が必要です。分散投資の効果(リスクを低減させる)をより有効に発揮させるためには、日本株式のみならず、先進国株式も保有することが重要だと考えます。[adsense_middle]イオン銀行の人気投資信託ランキング1位の評価とデメリットはどのようなものか?1位の「SBI 日本株4.3ブル」について見てみましょう。これは「投資」には向きません。「投機」向きの商品です。※投機が悪いわけではありません。投資とは違うという性質の解説です。投機がしたい方にはうってつけの金融商品と言えるでしょう。この商品には以下のようなデメリットがあります。長期保有していると意図しない値動きになる当然だが、対象の価格が下がるとそれに応じて大きく値下がりする手数料が高い(持っている間にかかる手数料(年率)0.95%購入時手数料2.16%)ブル型は短期決戦・投機的に使う?ブル型は対象の値動きを増幅したような値動きをします。そのため、対象が大きく値下がりすれば、大きく含み損を抱えます。つまり、リスク(値動きの幅)が大きいのです。「でも、長期間保有していれば、いつか大儲けできるでしょう」という意見もあるかと思います。その可能性はあります。しかし、このブル型は中身が複雑な金融商品ですので、長期保有していると値動きが予期しない動きをすることがあります。そのため短期的・投機的な運用方法になることが予想されます。しかし、短期的・投機的な運用は結果がランダム・ウォーカー(でたらめ)になります。このような理由から、投資ではなく投機であり、それは老後のための資産形成・運用には向いていないと筆者は考えます。筆者の考える、イオン銀行のおすすめ投資信託ランキングここでのおすすめとは、筆者が合理的だと考えるものです。個別銘柄を推奨する意図はありません。特に儲かるわけでもありませんし、損をしないわけでもありません。運用成果は市場次第です。イオン銀行の投資信託で世界の株式に広く分散投資イオン銀行の投資信託ラインナップから筆者が選んだ銘柄は以下の5つです。いずれも次のような特徴があります。投資対象は株式インデックス型投資信託持っている間にかかる手数料が比較的低い(5位が高いのが残念)買う時と売るときにかかるお金はゼロ分配金は「ない」ブル型では「ない」つみたてニーサでも買えるイオン銀行の投資信託の積立投資のやり方【結果を良くする方法】上記のような投資信託を保有し、65歳や70歳などのお金が必要になる時期まで積立投資に徹するのが良いと筆者は考えます。もちろんまとまった資金で行っても構いませんが、認知的なエラー(高いと買いたくなり、安いと売りたくなる)が起こりやすいので、何も考えなくてもよい積立投資に徹するのが良いやり方だと思います。また、つみたてニーサという税制優遇口座を利用するのも重要です。運用結果を向上させようという意思があるのなら、「何もしない」で数十年間積立投資に徹するのが良いでしょう。そうするだけで認知的なエラーを防ぎ、誰でも市場平均に近い運用成果を得られると考えられるからです。イオン銀行のおすすめ投資信託ランキングに関するまとめランキングは過信しないブル型は長期投資にはいらない「いいな」と思うものにはたいてい大きなデメリットがある本記事ではイオン銀行のおすすめ投資信託について考察してみました。本文内でも触れましたが、ランキングを過信するのは危険です。「売れ筋ランキング」もそうですが、他に「トータルリターンランキング」「利回りランキング」「〇〇賞受賞ファンド一覧」などにも注意が必要です。それらから探しても合理的な運用商品に出会うのは難しくなります。かえって「魅力的すぎる」投資信託に惑わされやすいでしょう。本記事が皆様の合理的な資産運用の一助になれば幸いです。
2019年07月10日国債とは数ある債券投資の中の一つです。債券には、他に「地方債」「民間債(社債)」「外国債」などがありますが、特にこの「国債」は新聞や金融機関で募集広告を見かけることも多いのではないでしょうか。「国債」とは、この名称の通り、日本の国が発行している有価証券のことを指します。ここでは、その国債について基本的な内容や、メリット・デメリットを具体的に紹介していきます。JGB(ジャパニーズ・ガバメンド・ボンド)=日本国債JGB(読み方=ジャパニーズ・ガバメント・ボンド)とは、日本国債を指す用語です。国債と呼ばれることもあれば、この略称で呼ばれることもあります。国債は債券投資の一つであり、他の債券よりも目にする機会が多いので気になっている方もいらっしゃるかもしれません。そもそも「国債」とは何なのか、「国債」を発行する意味とは何なのかについて、ここからわかりやすく解説していきます。国債とは?発行する意味とは?国債とは、簡単に言うと日本国が発行する債券(有価証券)の事です。国が責任をもって発行しますので、元本保証が最大の特徴です。ただし、詳しくは後述しますが、金利は低く設定されており、大きく利益の出る商品ではありません。なぜ国債を発行するのかというと、財務上足りない部分を補うために広く資金を集めることができるからです。私たちにとって、発行された国債を買うだけで保有し続けていれば、元本が保証されたままで少しは増えて満了時に受け取ることができるメリットがあります。ただし、過去に海外のいくつかの国では、大量に国債を発行しても財政が悪化したまま戻らず、国債の価格が大暴落してしまった例もあります。そうなると元本保証もなされないということになります。現在の日本国債は今すぐに大暴落するような危機には瀕していませんが、いくら安定性の高い国債であっても万が一のリスクがあるということは念頭に置いておくと良いでしょう。赤字国債という名称を聞いたことがありますか?赤字国債とは、その名の通り「国家の赤字を補うために発行される国債」のことを指します。家計と同じで、国の財政も赤字になってしまうと、うまく機能しなくなってしまいます。そこで、国は債券を発行して資金を集め、正常な国の運営ができるように賄っているということになります。国債はどんな種類があるの?国債にも様々な特徴を持った商品があります。償還期間でジャンル分けされた「1年債」「3年債」「5年債」など特徴で分けた「利付国債」「割引国債」などこの中から個人でも購入可能な国債の内、代表的な2種類について、簡単に一つずつ解説していきます。個人向け国債個人向け国債とは、その購入対象者が個人に限られている国債です。1万円から購入可能であり、購入金額に上限はありません。商品概要としては、金利タイプによって3種類あり、変動10年、固定5年、固定3年があります。変動金利は、半年ごとに金利が変更されるため利子の受取額が変わります。一方固定金利は、国債購入時に決められた金利で満期まで変更がないため安定した運用が可能です。ただし、金利が上昇している局面でも、固定金利で購入した場合はそれ以上の利息を受け取ることができませんので、変動にするか固定にするかはご自身でよく検討する必要があります。新窓販国債販売対象が個人に限られず、法人や企業、マンション組合でも購入できる国債です。最低購入価格が5万円から上限は3億円までと設定されています。また、金利は固定金利のみですので、変動を選ぶことはできません。金利の下限設定がないのも特徴的で、同時に購入後一定期間の解約禁止期間も設けられていない為、市場の値動きに応じて自由に手放すことができます。ただし、手放す時期によっては元本割れを起こす場合もあるので、慎重にならなければならない商品です。[adsense_middle]なんといっても元本保証が最大のメリット個人向け国債は初心者にもおすすめ最低1万円から購入でき、手元資金が少ない方にも人気です。また、一度買えばその後市場での頻繁なやりとりが無いので、資産運用初心者の方でも気軽に運用できます。また、購入後1年を経過すれば、償還期限(いわゆる満期)を待たずに手放すこともできますので、流動性資金の一部をして考えることもできます。国債の最低金利は0.05%国債が人気である理由の一つに、銀行の普通預金よりも国債の方が金利が高いということが挙げられます。一般的な銀行(ネット銀行をのぞく)の普通預金利率が0.001%であるのに対し、国債は最低金利0.05%と設定しています。つまり銀行に置いておくよりも、国債で保有しておいた方が少し増えているという状態になります。簡単発行!あとは保有するだけ!国債も他の投資商品と同じで「購入した時の金額と手放す時の金額の差益」が利益とされます。しかし、他の投資商品と大きく違うのは、基本的に国債は「保有しておくだけで良い」ということです。外貨運用や株式投資の様に、逐一値動きをチェックして手放したり購入したりを繰り返す必要はありません。もちろん、国債の賢い運用方法として上級者の方は、日本の情勢や様々なリスクを考慮して、償還日前に譲渡することで利益を出す場合もあります。基本的には購入後、決められた償還期限まで保有し続けることで定期的に利子が入ってきます。購入した商品の期間が長ければ長いほど利子のみ受け取り回数も増えます。また、購入した際の元本保証は継続したまま、所定の利率によって増えた状態で最終的に受け取ることができます。国債にデメリットがあるの?ここまで国債について様々な角度から紹介してきましたが、これといって大きなデメリットは見当たりません。安定性、流動性に優れているのが大きな特徴ですので、資産運用初心者でも安心してスタートできるのは心強いです。これまで紹介したメリットも、人によって投資スタイルは様々ですので時にデメリットにもなり得ますので、購入の際にはメリット・デメリット両側面の理解が必要になってきます。では、国債のデメリットとは何でしょうか?ここから確認していきます。購入後1年未満の解約はできない。国債は、購入後1年間は解約ができません。その後は償還期限前であっても手放すことができ、流動性資金として使用することもできます。ただしこの際、所定の手数料がかかりますので、いつでも自由に解約してしまうのは危険です。あくまでも国債は、償還期限まで保有してもらうことを前提として最低金利を設定したり、元本保証をしています。3年、5年、10年などの決められた償還期限を守ってもらうことで、元本に利子をつけて戻すことを前提としていますので、時期によっては中途解約は非常に損をする場合があります。短期的に大きな利益を生み出すことはできない。メリットで挙げた「安定性」が、安定を求めない投資スタイルの方にはデメリットとなります。これまで解説してきたように、国債は非常に緩やかに、償還期間までの間に少しずつ利益を増やしていく商品です。このような性質から、国債を長期間保有していても、将来的に元本の倍の価格になることはあり得ません。外貨運用、株やFXのように、元本保証はなされなくても短期的に爆発的に利益を生む投資スタイルとは真逆ですので、そのような運用を行いたい方にとってはデメリットになると言えるでしょう。ただし、このような「攻め」の投資スタイルの方でも、国債を購入している方は多く見受けられます。資産運用に回す余裕資金の内の一部で国債を購入して安定的に少し増やしつつ、他にも色々な金融商品を合わせて投資している方もいらっしゃいます。国債の意味とメリット・デメリットに関するまとめ国債には色々な種類があることや、多くのメリットの中に多少のデメリットもあることをお解りいただけたかと思います。資産運用初心者の方にとっては、手持ち資金が少額であっても運用開始できたり、購入手続きも煩雑でなく非常に手軽にスタートできることから、特に個人向け国債はおすすめです。国債だけで運用をスタートすることで、投資などの資産運用に興味を持ち、少しでも自己資金が増えていく楽しみが身についてきたら、次のステップとして他の投資方法、金融商品についても少しずつ取り入れていくと良いのではないでしょうか。すでに資産運用を長年経験されていて、国債だけの資産運用では物足りない方でも、株やFXなどの元本保証のなされない金融商品の取引と並行して国債を運用することで資金を守ることもできます。国債は、どんな投資のスタイルの方にも一つは持っていただきたい金融商品の一つであると言えます。
2019年07月09日(ウェルスナビ)は、運用者数12万人、預かり資産1,500億円と、日本のロボアドバイザーで最も人気があります。運用をAI(人工知能)に任せられるのでとても便利なサービスですが、手数料などのコストがどの程度なのか気になる人も多いでしょう。今回の記事では、ウェルスナビの手数料を紹介するとともに、他のロボアドバイザーとの比較を行います。ウェルスナビの手数料は3,000万円を境に変更されるウェルスナビETFの信託報酬も間接的に負担ウェルスナビウェルスナビの手数料は高い?それとも安い?高い:投資経験豊富で、ウェルスナビに頼れずに投資できる人安い:初心者や運用に時間をかけられない人ウェルスナビのサービス利用手数料は、預かり資産の1%。また、運用するETFの信託報酬が0.11~0.14%のコストがかかります。投資に慣れている人なら1%の手数料というのは高いと感じるでしょう。たとえば、ウェルスナビが投資対象としている海外ETFを直接購入すれば、年間のコスト負担は信託報酬の0.11~0.14パーセントのみで済みます。売買手数料はかかりますが、長期で運用した場合は、自分で購入した方がコストはかからないのです。しかし、ウェルスナビでは最適なポートフォリオ(資産の組み合わせ)を決定してくれ、リバランス(ポートフォリオ最適な状況にすること)も自動で行ってくれます。これらの売買を初心者が実行するのは大変です。ウェルスナビがサービスを開始した2016年1月19日に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積み立て投資をした場合のパフォーマンス(2019年5月まで)は、以下の通りです。ウェルスナビこのように、高い成果が期待できる運用を任せられると考えれば、ウェルスナビの手数料は安いと考えられます。[adsense_middle]長期割で年間手数料が安くなる(6カ月ごとに割引)ウェルスナビウェルスナビでは、運用期間が長くなるほど手数料が割引きになる「長期割」があります。長期割とは、ウェルスナビを続けると、預かり資産に対する手数料を最大0.90%(現金部分を除く、年率・税別)まで割引する制度です。ウェルスナビで運用し続けた期間と運用金額に応じて、6か月ごとに手数料が割引されます。50万円以上運用し続けて6カ月を超えた場合は7ヶ月目から0.01%、200万円以上の場合は0.02%ずつ割引されるのです。手数料を割引く「長期割」は、投資家が資産運用を長く続けることを応援するプログラムです。税金を最適化するDeTAX(デタックス)テオ利用手数料1.0%(最大0.65%まで割引き)信託報酬非公開THEOは、お金のデザイン社が運営するロボアドバイザーです。ウェルスナビに次ぐ規模を誇っています。THEOの手数料体系は業界最低水準です。2019年4月から新手数体系である「THEO Color Palette」が始まったからです。テオ預かり資産額に応じて最大0.65%(35%OFF)まで手数料が割引きされます。THEO Color Paletteは、預かり資産の時価評価額3,000万円以下の部分が対象。時価評価3,000万円を超えた分にかかる手数料については、従来通り0.5%(年率・税別)です。テオで運用するETFの信託報酬に関しては、非公開となっています。[adsense_middle]楽ラップ楽天証券楽ラップは、楽天証券が運営するロボアドバイザー。手数料体系は、「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類から選べます。固定報酬制 0.702%成功報酬併用型 0.594%+運用益の5.4%信託報酬0.288%固定報酬型固定報酬最大年率0.702%毎月運用資産残高に定率をかけた固定報酬を支払うタイプ。成功報酬併用型固定報酬最大年率0.594%成功報酬運用益の5.4%固定報酬に加え、一定期間の運用成果に応じた成功報酬を支払うタイプ。楽ラップでは、約70%の方が「固定報酬制後型」を選択しています。ただし、一年間の収益率が2%を超えてくると固定報酬型の方がお得です。楽天証券楽ラップの信託報酬楽ラップが投資するファンドの信託報酬(運営・管理にかかる費用)は最大で年率0.288%。ただし、顧客の資産から直接引き落とされるのではなく、運営・管理の中で控除されるものなので、顧客が間接的に負担する費用です。マネラップマネックス証券利用手数料0.991%未満信託報酬0.1%マネラップはマネックス証券が提供するロボアドバイザー。利用手数料は、運用資産残高に対して0.991%未満です。また、投資対象としているETFの平均経費率を0.1%未満に抑えています。利用手数料を0.991%未満に抑えているのに加え、ETFと合わせた実質的なコストも低いのがマネラップの強みです。ロボアドバイザー手数料比較表※ウェルスナビとTHEOは、預かり資産3000万円以上は0.5%このように見ると、ウェルスナビの手数料は他のロボアドバイザーと変わらないように思いますが、DeTAX(自動税金最適化)によって、事実上の手数料は0.5%程度になる可能性があります(ただし運用成果によって変動します)。さらに、長く運用すれば長期割も適用(最大0.9%)されます。DeTAXがあるロボアドバイザーサービスはウェルスナビだけなので、実質的な手数料を安くしたい投資家はウェルスナビをおすすめします。ウェルスナビの運用方法ウェルスナビの手数料は、1%(預かり資産3,000万円を超える部分は0.5%)です。ただし、長期割やDeTAXで実際の負担は半分程度になる可能性があります。ウェルスナビで1992年1月から2017年1月まで25年間の資産運用をシミュレーションすると、資産は2.4倍になり、1年あたりのリターンは6.0%(円建て)となりました。ウェルスナビ年間6%利回りが期待できるので、たとえ1%の利用手数料を取られても高くないと考えられます。ただし、短期的にはドットコムバブル崩壊やリーマンショック・チャイナショックなど大きく下落する局面もあります。ですから、ウェルスナビでは長期的な運用が推奨されているのです。さらに、国内外の株式や債券に積立分散すると、長期ではプラスの収益が期待できることが金融庁からも報告されています。金融庁1985年以降に毎月同額ずつ国内外の株式や債券に積立・分散投資した場合、保有期間が5年ではマイナスリターンも発生しますが、保有期間が20年になるとプラスリターンに収れんし、さらにそのばらつきも小さくなるという結果になったのです。短期的な値動きに一喜一憂することなく、10年・20年といった長期で運用を行っていくようにしましょう。自動積立を利用するウェルスナビでは、長期でコツコツ運用を続けるための機能として、「自動積立」があります。毎月一定額(最低1万円)をあらかじめ指定した日に銀行口座から自動的に引き落とし、運用するサービスです。この機能を使えば、相場の値動きに一喜一憂することなく、淡々と運用を続けられます。ウェルスナビの手数料に関するまとめ今回はウェルスナビの手数料について解説しました。利用手数料は以下の通りです。預かり資産3,000万円まで年率1.0%(税別)3,000万円を超える部分年率0.5%(税別)また、間接的にETFの信託報酬として0.11~0.14%を負担しています。ただし、長期割によって最大0.90%まで利用手数料が割引きになることや、税金を最適化するDeTAXによって、実質的な手数料負担が半分程度になる可能性があります。このようなウェルスナビ独自のサービスで、他社と比べて手数料は安いと考えられます。運用パフォーマンスも年率6%が期待できることを考えると、今後も人気は続くでしょう。
2019年07月06日世の中には様々な資産運用があります。一般的には「株」や「投資信託」をイメージされる方が非常に多くいらっしゃいます。今回はその資産運用の中でも「債券投資」を取り上げて、その基本知識とメリット・デメリットの両側から解説していこうと思います。初心者の方でもなるべくわかりやすく、債券投資を身近に感じていただけるように、極力専門用語は使わないようにしていますので、どうぞ安心して読み進めてください。債券投資とは?どんな種類がある?「債券投資」という言葉だけを聞いても、そもそも債券って何なのかわからない方も多いのではないでしょうか。まずは「債券」が何なのか、次に債券投資の種類、債券を選ぶ際にポイントとなる事項について、これから順を追って確認したいと思います。債券って何?債券投資の種類ついて債券とは、国や企業、地方公共団体などが資金調達のために発行する「借用書」のことを指し、この借用書を一般的には「有価証券」と呼んでいます。近年ペーパーレス化が進み、ほとんどの場合実際の紙で発行することはなくなりました。債券の種類債券の種類は、まず大きく「国債」と「外国債」に分けられます。これは、その名の通り日本発行の債券か、海外の債券かということです。また、別のジャンルで分けると「公社債」とも呼ばれる債権があります。これは「公共債」と「社債(民間債)」を合わせた総称です。公共債とは、国や地方公共団体、政府関係機関が発行する債券を指します。「社債」は、民間企業が発行する債券のことです。償還期限で分類すると「短期債」「中期債」「長期債」があります。他にも「利付債(ゼロクーポン債)」や「公募債」「私募債」などもあり、その種類は非常に多岐にわたり、利率による分類、期間による分類などその分類方法も様々です。債券を選ぶポイントこの中から実際にどれを購入するか選ぶポイントとしては、やはりご自身の投資スタイルにより合ったものを選ぶと良いでしょう。「より安全に」「少しでも増やしたい」「できれば短い期間の物を買いたい」など、どのような目的で債券投資を始めるかというところを基準として、ご自身の目標とする投資方法に見合った分類の中から債券を選ぶとスタートしやすいと思います。「債券」を「投資」する投資とは、売買や交換で差益を生むことを指します。例えば100円で購入したものが、3年後には120円に値上がりしていて、それを手放す(売買)ことによって、20円の利益が生まれます。この一連の流れを「投資」と言います。債券投資とは、債券のやりとり又は決められた償還期間を保有し続けることで「増やして受け取る」ことを指します。具体的なシステムについては、この後詳しく見ていきます。利率、利回り、どういう意味?利率、利回り全て似ている用語ですが、その違いをハッキリ説明できる方は多くないのではないでしょうか。どれも、債券投資を行う際だけでなく、資産運用全般で常識的に使われている重要なキーワードです。それぞれについて重要なポイントをまとめていきます。この利率と利回りについては、今後も頻繁に耳にするワードです。ここでしっかり理解しておくと良いでしょう。利率=クーポンレート利率とは、額面に対して支払われる利息の割合を指します。「クーポンレート」とも呼ばれることがあります。債券投資だけに限らず、投資の場合はこの「クーポンレート」を使うことが多いです。ちなみに利子と利息はほぼ同じ意味ですが、利息は受け取る際に一定利率で付く金銭であるのに対し、利子は一定利率で支払う金銭のことを指します。受け取るのか、支払うのか、という違いがあります。ちなみに、利子はクーポンと呼ばれることもあります。利回り=複利運用の利息の平均額もう一つ、似ている用語に「利回り(%)」があります。利回りとは、金利と置き換えられる場合もあり、ほとんど同じ意味で使われています。利回りとは、投資金額に対して複利で運用した結果の額(利子も含める)がどのくらいを占めているか割合で表すものです。債券投資の基本とはここまで、債券の種類と、債券投資でよく使われる用語について解説してきました。では実際に債券投資をスタートしようとした場合、どのような点に着目すればよいのでしょうか。引き続き基本的な知識を紹介していきます。債券投資の仕組み債券投資は、購入した価格より上回った価格で売却することで利益が生まれます。債券価格が、額面を上回ることを「オーバーパー」、価格が同等のものを「パー」、額面を下回ることを「アンダーパー」と呼びます。価格の変動は、その有価証券の発行元である国や団体の動向に大きく左右されます。例えば外国債を購入した場合は、そのカントリーリスクも長期的に注視しなければなりません。新発債と既発債債券は「新発債」と「既発債」というものに分けられます。「新発債」は、新規発行の有価証券を購入し、原則として満期償還日(生命保険でいう満期のイメージ)まで保有することで利益をもたらす債券投資です。満期償還日には、債券額面が受け取れることはもとより、償還期間は債券を保有し続けている間、毎年決められた利子を受け取ることができますので、非常に安定性と収益性の高いものであると言えます。一方、償還日前に債券を譲渡することも可能で、その時点での金利により現金化して利益を生む投資方法もあります。これらによって償還日前に手放された債券のことを「既発債」といいます。外国債の注意点外国債を購入する場合は、多少は外貨運用の知識が必要であると言われます。国債に比べてリスクも大きいですので、債券投資初心者の方にはおすすめできない投資のひとつです。[adsense_middle]ズバリ!債券投資のメリット・デメリット数多くある債券投資のジャンルの中で、初心者の方が選ぶのは困難を極めるのは仕方がありません。またこれまでに債券投資を経験された方でも、改めて読んで納得できるようなメリット・デメリットのポイントをまとめました。ここでは代表的な3つの債券についてご紹介します。債券投資のメリット債券投資は「収益性」「安定性」「流動性」という特徴がありますが、これら3つは大きなメリットであると言えます。債券投資は中長期に渡って安定的に行うことが多く、決められた保有期間中は、定期的に利子を受け取ることもできます。また、償還日には額面金額を受け取ることができ、元本の安定性も高いと考えられてます。一度購入すると、その期間が終わるまで持ち続けているだけで良く、株式投資の様に頻繁に売買を繰り返して利益を生むものではないので、投資自体を初めて行う方でもおすすめできます。債券投資のデメリット(=リスク)債券投資とは、長期的に安定的に増やしていくイメージです。株式投資などと違い、短期間で急激に利益を生む投資方法ではありません。しかし運用方法が安定しているとはいえ、多少のリスクもあります。特にデメリットとして挙げられるのは「信用リスク」です。債券の発行元団体に万が一の事があった場合、額面を下回る金額しか戻ってこない場合もあります。リスクをデメリットと考えるなら、外国債の場合は「カントリーリスク」も懸念材料です。発行元の国の情勢や、その地域の環境などで大きく左右されます。カントリーリスクとは、債券(有価証券)を発行している国や、企業などの置かれた地域の政治情勢、経済環境により価格に変動が発生する場合があるというリスクのことを指す。債券と株の違いとは?債券に元本保証があるという大きなメリットがあることは、お解りいただけたと思います。一般的に、投資といえば「株」を連想される方が多くいらっしゃいますが、債券と株の大きな違いはこの「元本保証の有無」にあります。債券(ここでは社債をイメージしてください)も株も、企業が発行したものを購入するというシステムは同じです。しかし、株の場合は元本保証はありませんし、企業そのものの経営状態が株の値動きに直結します。また、企業自体の問題ではなく企業の所属する業界イメージなども大きく影響を与えます。債券はこんな人におすすめこれまでの内容から、債券投資の中でも、国債なのか海外債なのかでリスクや運用方法が全く違うことがお解りいただけたと思います。では実際に、どのような人が向いているのか、主な商品別に見ていきましょう。個人向け国債他の資産運用方法と比較すると、短期間で多くの利益が出る商品ではありませんが、長期的にゆっくり少しずつ増えていくイメージなので、投資自体をこれから初めてスタートしてみたい人におすすめです。金融に関する知識が薄くても安全です。また、少額(1万円)からスタートできるので、投資する資金が少ない人でも始めやすいでしょう。社債一般的には5~10万円以上から購入する場合がほとんどです。社債の発行元企業の経営状態や、その企業を取り巻く環境、更にはその企業の業界の動向にも注目したほうが良いので、最低限の金融・経済知識は必要となります。初心者向けというよりは、金融経済に関する知識を持っている方にはおすすめです。外貨建て債券全般外貨による資産運用(外貨建て商品や外貨預金など)を以前から行っている人で、外貨の知識を持っている方はおすすめです。その国の背景や世界情勢などに目を向け、常に新しい情報を入手し、様々なリスクを考慮して購入する債券を選ばなければなりません。債券投資の仕組みやメリット・デメリットに関するまとめ債券の種類は多岐にわたりますが、ご自身の投資に対する考え方や経験した年数などに応じて上手に組み合わせてみてはいかがでしょうか。メリット、デメリットも参考に、初心者の方でもまずは少額からスタートしてみるのも良いかもしれません。参考として、個人投資家の方によるブログ等を読んでみられるのもおすすめです。実際にどのような運用をしているのかなどもチェックしてみると良いのではないでしょうか。
2019年07月04日ウェルスナビは、ロボアドバイザーの中で最も人気があるサービスです。運用者数は12万人、預かり資産は1,500億円を突破し、順調に利用者は増えています。しかし、ブログなどのSNSでは「ウェルスナビをやめた」という意見も散見されます。なぜウェルスナビをやめる人がいるのか、そしてやめたくなった場合どうしたらいいかを解説します。ウェルスナビはやめたほうがいい?ウェルスナビただし資産は一時的に大きく目減りしますが、長期・積立・分散を続けていれば、時間をかけてマイナスを取り戻し、むしろ資産を増やせるのです。それは、どのような環境でも資産運用を続けることで、世界経済の成長と株価上昇の恩恵を受けられるからです。次のグラフは1992年から25年間、「長期・積立・分散」投資を行ったシミュレーションです。ウェルスナビ25年の運用の間に、ドットコムバブルやリーマンショック、チャイナ・ショックなど暴落を何度も経験しています。特に100年に一度と言われるリーマンショックの時は、資産を大幅に減らしました。しかし、株式市場は持ち直し、時間をかけてマイナスを取り戻しています。これまで、世界経済は短期的な上下があるものの、中長期的に成長を続けてきました。今後も、世界経済の成長は続くと考えられます。世界中の人口は増え続けていますし、豊かになりたいという人々の思いはなくならないからです。株価が暴落してもロボアドバイザーの解約や引き出しをしないウェルスナビウェルスナビでは、運用のモデルケースとして、柴山CEOの運用実績を公開しています。2016年1月に運用を始め、2019年5月までの運用実績は+16.34%。1年あたりに換算すると、+5.7%になっています。この運用期間中にも、トランプ政権の誕生やイギリスの EU離脱選択(ブレクジット)など株価の急落が何度もあり、一時的にリターンが悪化する時期もありましたが、現在のパフォーマンスは良好です。やはり短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長い目で運用をする長期投資が大切であることが柴山CEOの運用実績からもわかります。[adsense_middle]ウェルスナビの安心・安全度ウェルスナビウェルスナビの利用手数料1%というのは、たしかに高いと感じるかもしれません。しかしウェルスナビは、ポートフォリオ(資産配分)から実際の運用、そしてリバランス(資産の入れ替え)などすべて自動で行ってくれるサービスです。さらに、売買手数料や為替手数料は一切かかりません。ウェルスナビは資産運用を自動化するサービスで、以下のことをすべて任せられるのです。ウェルスナビさらに、ウェルスナビ独自のサービスとして、自動税金最適化(DeTAX)があります。自動税金最適化(DeTAX)とはDeTAX(デタックス)とは、リバランスで生じた利益や分配金の受け取りになどによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の含み損を実現して利益と相殺することにより、翌年以降に繰り延べる機能です。分配金の受け取りやリバランスによるETFの売却によって利益が出た場合、本来20%の税金を負担しなければいけません。しかし、ポートフォリオの中に含み損がある銘柄があれば、その銘柄をいったんウェルスナビに売却し、同時に買い戻すというクロス取引を行います。これにより含み損を実現損にさせ、発生した利益と相殺することでその年の税金を軽減させるのです。柴山CEOは、SBI証券とのインタビューの中で、デタックスの機能により、年間0.4~0.6%程度の 負担減になると述べています。その年の運用状況にもよるので税負担が必ず繰り延べられるというわけではありませんが、手数料負担が半分程度になる可能性があるということは大きな魅力です。デタックスが想定どおり機能した場合、業界最低水準であるテオの新手数料体系 「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」の最大0.65%よりも手数料負担が低くなる可能性があります。テオのカラーパレットで0.65%の手数料体系を得るためには、預かり資産が1,000万円以上必要です。一方、デタックスは ウェルスナビの標準機能です。別途申し込みの手続きなどは不要なので、誰でもデタックスの恩恵を受けられる可能性があるのです。以上の事を考えると、運用を全て任せられるウェルスナビの利用手数料1%というのは決して高くありませんし、デタックス機能を使うと、手数料の負担が半分程度の負担になる可能性もあります。他のロボアドバイザーの手数料と比較しても、決して高い水準とは言えません。ウェルスナビをやめる原因と対処法に関するまとめ今回はウェルスナビをやめる原因と対処法について解説しました。原因としては、以下の3つが考えられます。損失によるストレス手数料がかかるので自分で運用する他のロボアドバイザーサービスを利用する損失が膨らんだ時にウェルスナビを解約したいという気持ちは当然起こるものです。しかし、ウェルスナビでは10年・20年といった長期での運用を前提としています。その間にリーマンショック級の大きな下落が来て一時的に損失となっても、淡々と運用続けることでパフォーマンスは大きく改善します。短期的な値動きに一喜一憂することなく、ウェルスナビでの運用続けるようにしましょう。また手数料に関しても、ポートフォリオの構築からリバランスまですべて自動で行ってくれるので、利用手数料の1%は高いとは考えていません。また他社と比較した場合でも、ウェルスナビ独自の機能であるDeTAXを使うことにより手数料負担が半分程度に可能性があります。ウェルスナビは業界最低水準の手数料体系であると考えられるので、コスト面でもウェルスナビは有利だと言えるでしょう。
2019年07月04日今回は楽天証券でNISAを始めるに当たって、おすすめの理由について解説していきます。過去記事でも何度も登場した楽天証券ですが、他の証券会社に無いお得な方法等をご紹介していきますので、NISAをお考えの方、楽天証券を考えていらっしゃる方は是非ご一読下さい。楽天を選ぶメリットとは?の場合日本国内の株式に関して売買を行った際の手数料は無料となっています。NISAの場合、株式やETFの売買が可能ですが、無料で行えるのは非常に有難いです。特に大きな取引が特徴のNISAに関しては、売買を中心にお考えの方もいらっしゃると思います。その際に都度手数料がかかっては、塵も積もれば山となりますので無料の意味は大きいと思います。次に投資信託の場合はファンドによって手数料が異なりますので、購入する際だけでなく、売却する際の手数料も事前に確認しておきましょう。そして外国株式に関してですが、外国の株式に関してはそれぞれ手数料が異なります。取扱いの多い米国株式は税込み0.486%、中国株式は0.54%、アセアン株式は1.08%となっております。海外の株式は国内株式と異なりリターン等も大きく魅力的ではあります。手数料もさることながら、リスク、リターンをしっかりと考えておきたいですね。そして海外のETFですが、ここで一旦ETFについて解説しておきます。ETFとは証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指数への連動を目指す投資信託の事。「Exchange Traded Funds」の頭文字を取って「ETF」と呼ばれています。海外ETFは、海外の取引所に上場しているETFの事を指します。楽天証券では海外ETFの本数が345本あり、米国ETFが282本、中国ETFが29本、シンガポールETFが34本です。ETFの特徴は何より指数に連動するという点です。特に初心者の方等は、一つの株の銘柄に一喜一憂する事なく投資できるので、分かり易い商品ではないでしょうか。とはいえ、先程も申し上げましたように、それぞれに手数料が付いて回りますが、楽天証券では買付手数料全額をキャッシュバックと謳っています。つまり買う際には実質無料となる訳です。この点は購入する側からすると非常に有難いですね。積立NISAの場合積立NISAの場合は無料と定められていますので、買付に関しては無料となります。かかる費用としまして、信託報酬という運用してくれる方への費用がファンドごとに設定されていますので、確認が必要ですが、殆どが安い信託報酬ばかりです。大きく運用実績に影響は無いものと考えて良いでしょう。ネット証券の場合は手数料の安さがウリの一つでもあります。購入時に掛かる手数料はなるべく抑えたい。というより、抑えた方が投資信託を買い付けるに当たってプラスに作用するので、抑えるべきと言っても良いでしょう。今回楽天証券を中心に解説していますが、他社ではSBI証券、マネックス証券等もこぞって手数料は安い為、差はあまり無いといったところです。銀行で開設するよりは断然安くなりますので、対面を必要としなければ手数料の安い証券会社を選択しましょう。[adsense_middle]【楽天を選ぶメリット②】取扱本数が多い最上級のVIP、スーパーVIPともなると楽天スーパーポイントが3倍になります。ポイント3倍は非常に大きいですよね。100円で1ポイントだったのが、100円で3ポイントの計算になる訳ですから、使って損はありません。しかし、よく見るとVIPは口座残高が100万円以上若しくは、月間取引件数(入出金や振込等)が20件以上、スーパーVIPともなると口座に300万円以上の残高若しくは月間取引件数が30件以上と予想以上にハードルが高そうです。確かに優遇されているけど、ここまでの条件は無理なんじゃない?と思うかもしれません。ここに関しては、お手持ちの預金がある方は楽天銀行に置いていても良いという理由があります。マネーブリッジを使って預金金利を100倍にする方法!先程ハッピープログラムについて書きましたが、ハッピープログラムを成立させる方法としてマネ―ブリッジに申し込まなければなりません。マネーブリッジ自体無料ですので、何ら問題はありません。むしろ申し込んだ方がお得になります。それは楽天銀行に預けてある普通預金の金利が100倍の0.1%になるからです。これは世の中の殆どの銀行の預金金利が0.001%なのに対し、楽天銀行はマネ―ブリッジでの取引あるお客様を対象に0.1%もの金利を付けると言っています。10年間で計算してみましたこの金利がどれ位差があるのかを実際に数字にしてみました。例えばハッピープログラムのVIPを狙える100万円が手元にあったとします。【0.001%の金利で10年間置きっぱなしの場合】100万円を10年間0.001%の普通預金に置いていたとします。10年後の利息は100円です。この利息に源泉分離課税である約20%の税金が持っていかれますので、実際には約80円になるとお考え下さい。【0.1%の金利で10年間置きっぱなしの場合】では楽天銀行に同じ条件で置いていたらと言いますと、10年後の利息は10,045円にもなります。税金分を引いたとして約8,000円もの利息が付く訳です。金利が100倍なら利息も100倍という訳ですね。現在どこの銀行を見渡しても0.1%もの預金金利が付く銀行は楽天銀行以外にありません。これまで、投資に馴染みの無い日本人は普通預金の貯蓄が圧倒的に多かったですが、この金利は目を見張るものがありますね。資産形成をする際はリスクを分散させておく必要があります。銀行に預けておくのも必要な訳です。同じ預けるのであれば金利が高い方がお得ですよね。楽天証券でNISAを始める際は合わせて楽天銀行も開設しておきたい所です。楽天銀行と楽天証券はパッケージだと思う事この金利を享受する為には、楽天銀行、楽天証券共に申し込まなければなりません。面倒だなとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、馴染み深い預金金利が0.1%にも上る事を考えると必ず必須だと思っておいて損はありません。今回は楽天証券でおすすめな方法として書いてきましたが、合わせて楽天銀行もひとつのパッケージだと思って口座を開設して下さい。楽天証券で毎日積立の裏ワザは今・・・本来なら本記事に書く予定でした、毎日積立投資でスーパーVIPに早々と到達できる裏ワザがありましたが、裏ワザが使えなくなりました。いつから使えなくなったのかと言いますと、2019年6月26日と本当に最近なんです!もし使っていらっしゃる方がいれば、条件を満たすための預金、ないし取引件数を増やす以外にないですね。楽天証券でNISAを始めるメリットに関するまとめ今回は楽天証券でNISAを始めるメリットを挙げてきました。他証券会社に無い、グループ会社ならではの連携がお客様のメリットを大きくしています。これからの資産形成を始めるに当たって、楽天証券はおすすめな証券会社だと言えるでしょう。
2019年07月01日死亡保険は、大きく終身型の死亡保険と定期型の死亡保険に分けられ、加入する死亡保険の種類によって、保険料や保障内容をはじめ、保障される期間などが全く異なります。また、保険会社によって支払保険料が異なるため、死亡保険の新規加入や見直しを行う場合は、事前に比較検討をすることがとても大切です。そこで本記事では、死亡保険の加入や見直しを検討している人を対象に、死亡保険の種類ごとのおすすめ商品を紹介します。死亡保険(生命保険)の種類と保障の違い死亡を起因として死亡保険金が支払われる生命保険を死亡保険と呼ぶことがありますが、おすすめの死亡保険を知る前に、死亡保険の種類と保障の違いについて知る必要があります。この理由は、死亡保険に加入する目的を明確にし、その目的をしっかりと満たす必要があるためです。そこで、まずは終身型の死亡保険と定期型の死亡保険の2つについて、保障の違いや主な特徴を簡単にまとめて紹介します。終身型の死亡保険とは終身型の死亡保険は、保険契約が成立してから死亡するまでの保障が一生涯に渡って続く特徴がある一方、負担しなければならない支払保険料は比較的高めといった特徴があります。また、契約期間の途中で保険契約を解約した場合は、解約返戻金が支払われることによってお金が戻ってくるほか、保険契約の仕方によっては、これまで支払った保険料よりも多く解約返戻金(保険差益)が得られる場合もあります。定期型の死亡保険とは定期型の死亡保険は、保険契約が成立してから死亡するまでの保障があらかじめ決められており、死亡保障が一生涯に渡って続くことはありませんが、負担する保険料は比較的安い特徴があります。また、契約期間の途中で保険契約を解約した場合、基本的に解約返戻金が支払われることはなく、あったとしてもごく僅かであるため、これまで支払った保険料が掛け捨てとなる一方、一時的に大きな保障を準備できる特徴があります。終身型と定期型の保険料は、どのくらい違うのか終身型と定期型の死亡保険について、大まかな特徴を紹介しましたが、これらの保険料はどのくらい違うのか気になる人も多いと思います。そこで、参考情報として、オリックス生命が販売している終身型と定期型の死亡保険の保険料を同社WEBサイトからシミュレーションしたものを比較して紹介します。なお、シミュレーションの前提条件は以下の通りです。年齢:40歳男性とします(子育て世帯で40代の現役世代を想定)比較する死亡保険の種類:終身保険・定期保険・収入保障保険の3つとします死亡保険金額:1,000万円および2,000万円の2つとし、収入保障保険は、年金月額が10万円、支払保証期間が1年とします保険料払込期間:65歳とします保険料の表記:月払いによる月額保険料とします死亡保険金1,000万円の場合における保険料比較死亡保険金2,000万円の場合における保険料比較それぞれの保険料比較を見ると一目瞭然ですが、同じ死亡保障を得るのに、終身型の死亡保険と定期型の死亡保険では、月々の保険料が全く異なることが分かります。定期型の死亡保険は、終身型の死亡保険に比べて格安の保険料で大きな死亡保障が得られる一方、保障期間が限られているため、家族のライフイベントやライフプランを考慮して賢く加入することがとても大切になります。終身型と定期型の死亡保険の主な特徴まとめ先に紹介した終身型の死亡保険と定期型の死亡保険の主な特徴を表にまとめます。[adsense_middle]オリコンランキングで選ばれた終身型死亡保険ランキング終身型と定期型の死亡保険について、特徴や保険料の違いを紹介したところで、本記事のメインにあたる死亡保険のおすすめをランキング形式で紹介していきます。なお、本記事では、オリコンランキングで選ばれた終身型死亡保険のランキングと、そのランキングを基にしたおすすめの終身型の死亡保険について紹介するものとします。オリコン終身型死亡保険ランキングオリコンのWEBサイトで公開されている終身型死亡保険のFP評価ランキングによると、ランキングの上位ベスト5に入っている商品は、以下の通りです。1位:マニュライフ生命/こだわり終身保険v2(無配当終身保険Ⅱ型(低解約返戻金特則付))2位:オリックス生命/終身保険RISE(無配当終身保険(低解約払戻金型))3位:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命/リンククロス 一生のお守り4位:ソニー生命/バリアブルライフ(変額保険終身型)5位:アフラック/未来の自分が決める保険 WAYS上記のランキングは、終身型死亡保険の総合ランキングとなっており、個別の評価項目である保険料、保障内容の独自性、商品内容の充実度によって、それぞれランキングされている商品が異なっています。《終身型死亡保険の保険料》評価ランキングベスト51位:オリックス生命/終身保険RISE(無配当終身保険(低解約払戻金型))2位:マニュライフ生命/こだわり終身保険v2(無配当終身保険Ⅱ型(低解約返戻金特則付))3位:ソニー生命/バリアブルライフ(変額保険終身型)4位:FWD富士生命/E-終身5位:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命/リンククロス 一生のお守り《終身型死亡保険の保障内容の独自性》評価ランキングベスト51位:マニュライフ生命/こだわり終身保険v2(無配当終身保険Ⅱ型(低解約返戻金特則付))2位:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命/リンククロス 一生のお守り3位:アフラック/未来の自分が決める保険 WAYS4位:ソニー生命/バリアブルライフ(変額保険終身型)5位:東京海上日動あんしん生命/長生き支援終身《終身型死亡保険の商品内容の充実度》評価ランキングベスト51位:アフラック/未来の自分が決める保険 WAYS2位:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命/リンククロス 一生のお守り3位:ソニー生命/バリアブルライフ(変額保険終身型)4位:マニュライフ生命/こだわり終身保険v2(無配当終身保険Ⅱ型(低解約返戻金特則付))5位:ソニー生命/リビング・ベネフィット(生前給付終身保険・生活保障型/ 無配当)総合ランキングと個別評価ランキングの保険会社一覧ここでは、先に紹介したそれぞれのランキングを1つの表にまとめて紹介しますが、表が煩雑になるため、ここでは商品名を割愛して保険会社のみの表記とします。一覧を見ますと、個別ランキングと総合ランキングはそれぞれ異なっているものの、ランキングに複数入っている保険会社がいくつか共通してあることが確認できます。そのため、終身型の死亡保険について新規加入や見直しを検討する場合、少なくとも共通してランキングしている保険会社の商品を比較検討することで、失敗しにくい保険選びができる可能性が高くなると考えることもできます。おすすめの死亡保険終身型の死亡保険には、低解約返礼型終身保険、変額終身保険、積立利率変動型終身保険など、細かく分類される終身保険があるのですが、オリコンランキングに入っている終身型の死亡保険を見ますと、低解約返礼型終身保険、変額終身保険が多くなっています。ここで紹介するおすすめの死亡保険は、あくまでも筆者個人の主観によるものですので、終身型死亡保険の参考情報としてお役立ていただければと思います。オリックス生命/終身保険RISE終身型の死亡保険を選ぶ上で、多くの人が重視する点に保険料の安さ、保障内容、解約返戻金の返礼率の高さがあると、実務経験上感じています。このようなニーズの内、保険料や解約返戻金の返礼率を重視するとやはり、オリックス生命/終身保険RISEは比較検討をするのに欠かせない終身保険であると思われます。また、同社WEBサイトでシミュレーションも簡単にでき、解約返戻金のイメージも得られるため、検討してみる価値は十分あるでしょう。マニュライフ生命/こだわり終身保険v2マニュライフ生命/こだわり終身保険v2は、喫煙者と非喫煙者によって解約返戻金の返礼率が大きく異なり、非喫煙者の場合は、オリックス生命のRISEに比べて解約返戻金が多く受け取れる可能性が高い終身保険です。また、特定疾病払込免除特約といった、いわゆる保険料払込免除が優良となっており、がん、心筋梗塞、脳卒中になったときに解約返戻金が増える特徴もあります。特に、非喫煙者の人は比較検討に入れておきたい保険です。[adsense_middle]終身型の死亡保険に加入する上での注意点本記事の最後に、終身型の死亡保険に加入する上での注意点を、主に保険契約の仕方について紹介しておきます。【注意点①】終身型の死亡保険に加入する場合は、払込期間を終身払いにしない終身型の死亡保険は、基本的に解約返戻金が発生するため、掛け捨てにはならないと言われておりますが、保険料の払込期間を終身払いにして契約をしてしまいますと、解約返戻金が生じることはありません。そのため、終身型の死亡保険に加入するメリットの1つである保険差益が得られる機会を失ってしまうことにつながり、終身型の死亡保険の強みを活かせないため注意が必要です。場合によっては、終身払いにすることで掛け捨ての危険性もこちらは参考情報となりますが、終身型の死亡保険に終身払いで加入し、かつ、長生きをすることによって、元本割れが生じる可能性があり、これによって保険料が掛け捨てになってしまう場合があります。たとえば、40歳の男性が死亡保険金500万円を受け取れる終身型の死亡保険に終身払いで加入し、月々8,315円支払うことになったと仮定して、元本割れのイメージを以下に紹介します。元本割れのイメージ1年間の支払保険料:8,315円×12ヶ月=99,780円10年後の総支払保険料:99,780円×10年=997,800円50年後の総支払保険料:99,780円×50年=4,989,000円51年後の総支払保険料:99,780円×51年=5,088,780円仮に、上記例の場合、40歳男性が長生きして90歳を超えますと、総支払保険料が死亡保険金500万円を超えてしまい、長生きすれば長生きする程、元本割れの金額が膨らんでいくことになります。結果、死亡保険金を受け取ったとしても、かえって掛け捨ての保険料を支払い続けてしまう懸念が生じる点に注意が必要です。【注意点②】外貨建て終身保険の加入はできる限り避ける終身保険は資産運用として活用できる効果もありますが、多くのトラブルを抱える基になっている外貨建て終身保険の加入はできる限り避けたいものです。終身保険の加入目的には、将来の死亡保障や解約返戻金を目的とした保険差益など個々によって様々ですが、資産運用の側面が強い外貨建て終身保険を選ぶ前は、終身保険に加入する目的を一度、再確認されるべきです。元本割れをする危険性が高い保険となるほか、資産運用を目的とするのであれば、保険以外の金融商品を活用した広い視野で物事を考えることを強くおすすめします。終身型の死亡保険に加入する上での注意点まとめ終身型の死亡保険に加入する場合は、払込期間を終身払いにしない外貨建て終身保険の加入はできる限り避けるおすすめの死亡保険&ランキングに関するまとめ死亡保険には、終身型と定期型があり、死亡保障に対するご自身の考え方や懐具合などによって、選ぶべき種類が異なります。ただし、いずれの死亡保険を選ぶ場合であったとしても、保険会社の商品をそれぞれ比較検討し、かつ、同じ条件で行うことが大切です。本記事で紹介したランキングやおすすめ死亡保険は、参考情報となりますが、これらの情報も1つの基として、最適な死亡保険選びを実現いただければと思います。
2019年06月30日ワンタップバイは、1,000円から株式投資を始めることができるスマホアプリです。今回は、ワンタップバイの評判と口コミをまとめました。ワンタップバイは日米の株式に簡単に投資できますが、実際始めてみるとどうなのか、どうやって取引すればいいのかなど迷っている人は参考にしてみてください。ワンタップバイのいい評判(メリット)ワンタップバイ手軽に株式投資を始めることができる利便性がウケて、サービス開始から約3年で120万ダウンロードを突破しています(2019年5月現在)。【ワンタップバイのメリット②】1,000円から株取引ができるワンタップバイの最低投資金額は1,000円です。国内株と米国株、日米のETF(上場投資信託)を購入できます。まとまった資金がなくても、気軽に株取引ができることがメリットです。日本株では有名な大企業30社を買えますが、そのほとんどは値がさ株(株価が3.000円以上の株)で、中には株価が1万円以上もあります。たとえば、個人投資家に人気が高い任天堂(7974)の株価は37,000円前後(2019年6月時点)。通常は100株単位での取引になるので、370万円前後の資金が必要になります。このように株価が高い値がさ株も1000円から購入できるというのが、ワンタップバイの大きなメリットです。《ブログ更新♪》2016年から少額で遊ぶワンタップバイでの米国株🇺🇸投資ガチは楽天証券での高配当株投資ですが、ワンタップバイは手軽なので❶気まぐれ買い❷ハイテク株の積立買い❸高配当の積立買いと3種で遊んでます♬保有し続けると上昇し続ける好例☺️📈 pic.twitter.com/6TcSrazR2S— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) 2019年6月9日【ワンタップバイのメリット③】手数料が安い(最低手数料がない)ワンタップバイの手数料は日本株・米国株ともに0.5%(米国株は市場がクローズのとき0.7%)です。米国株においてはネット証券のSBI証券やマネックス証券が0.45%とワンタップバイよりも低い手数料ですが、必ず5ドル以上の手数料がかかります(手数料の最低額が5ドルのため)。ワンタップバイは最低手数料がないので、1,000円分の株を購入しても5円で済みます。少額取引をする場合は、ワンタップバイが一番安い手数料で済むのです。日本株式も0.5%なので、最低手数は5円です。SBI証券やマネックス証券などでも単元未満株(1株から購入可能)を取り扱っていますが、最低手数料が50円と決まっています。こちらも少額取引ならワンタップバイが有利です。定額プランワンタップバイさらに、2018年6月から定額手数料サービスが開始。約定代金が大きくなるとネット証券の手数料の方が有利ですが、ワンタップバイの定額プランを利用すれば業界最低水準の手数料を実現できます。株取引で毎回かかる手数料が気になるどれくらい手数料がかかるかわからない取引回数が多いので手数料を抑えたい手数料自体が高いと感じているという人は、定額プランを利用するようにしましょう。米国株、日本株、両市場のETFを含む取扱いすべての銘柄が、月額980円(税別)で取引可能です(為替レートには1ドル=35銭のスプレッドが加算)。取引回数が多い、もしくは約定代金が大きくなる投資家は、定額プランを使えば取引コストを抑えることができます。定額プランを提供しているネット証券もありますが、米国株も含めた定額プランというのは、業界初です。【ワンタップバイのメリット④】24時間注文できる株式を取引するには、通常市場が開いているときしか注文できません。しかし、ワンタップバイなら24時間いつでも株取引の注文ができます。米国株米国株の取引時間は、日本時間の23時半から6時までです(サマータイムは1時間早い)。しかし、ワンタップバイと直接株のやりとり(相対取引)を行うので、米国株は24時間365日いつでも約定します。日本株日本株の取引時間は、平日9:00~14:59です。11時30分から12時30分の間は休憩時間になっていますが、ワンタップバイでは取引できます。他のネット証券でも単元未満株制度として、株を1株から購入できますが、購入できるのは前場(午前)の寄付きと、後場(午後)の寄付きの2回だけです。ワンタップバイなら9時から14時59分までいつでも取引可能。また、市場が開いていない時間でも予約注文ができます。予約注文の受付時間は16時から翌営業日の8時59分。株を買い忘れるという心配を無くすことができます。ようやくワンタップバイ入金完了✨あとは購入時を待つだけ✨米国市場開いてる時売買すると手数料が安いみたいです。今はサマータイムで日本時間22時半〜5時🕙だと手数料0.5パーちなみに漫画のコンテンツがありました☺️ pic.twitter.com/sUNnCWM6NT— ema (@ema_2277) 2019年5月27日【ワンタップバイのメリット⑤】配当がもらえるワンタップバイで購入できる米国株と日本株は、保有株数に応じて配当金を受け取ることが可能です。中には3%を超えるような高利回り銘柄もあります。特に株主重視の米国株はP&G(3.56%)やGE(4.5%)など配当利回りが高く、年4回配当を出す企業が多いので、長期の配当狙いでの投資がおすすめです。ただし、アマゾンやフェイスブックなど、成長重視で配当を出していないIT企業もあるので注意が必要です。ソフトバンクさんから¥2,391配当金受け取ったというか1株85円配当で80株だから配当金¥6,800から所得税引かれても¥5,000くらいは残るはずでは?🤔 #ワンタップバイ pic.twitter.com/iLiyrSzAoQ— петров (@petrovpetrov28) 2019年6月10日IBMからの配当金がありました☺️ワンタップバイと楽天証券で保有してますが、前者の分の配当💵ワンタップバイでは少額で遊んでる感じでしたが、気付いたら約3年それなりに積み上がり100万円を超えてきました引き続き楽天証券ではガチの高配当&ETF投資、ワンタップバイでは少額で遊びます😆 pic.twitter.com/psPLUH7GUO— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) 2019年6月12日[adsense_middle]【ワンタップバイのメリット⑥】IPO(新規公開株)に1株から参加できるワンタップバイワンタップバイでは、IPOも1株から参加できます。通常の証券会社では100株単位なので、人気のある銘柄は抽選になり、なかなか当選しません。しかし、ワンタップバイなら1株単位なので当選確率が高くなります。1株ではリターンも下がりますが、より気軽にIPOに参加できるというメリットがあります。【ワンタップバイのメリット⑦】積立投資ワンタップバイワンタップバイの新しいサービスとして、「ロボ貯蓄」が始まりました。 積立金額は1,000円から始めることができ、毎週・毎月・毎年の中から積立頻度を選ぶことができます。ですから、自分に合った積立スケジュールを選ぶことができるのです。高利回りな配当金や分配金を実現する、以下のような米国や新興国の銘柄がラインナップされています。MAINメインストリート(毎月配当)年利7.27%EMBドル建新興国債券(毎月分配)年利5.66%PFF優先株式&インカム証券(毎月分配)年利5.90%積み株の買付けは自由ですが、やめるのも自由です。休止や終了の手続きは、設定した翌日以降の購入から適用されます。また、積み立てた株の売却も原則として24時間365日いつでも可能です。ワンタップバイがおもしろいサービスを開始しましたね!ロボ貯蓄…どうでしょうか…。【ARCC】エイリスキャピタルがあるのは魅力的!早くSBI証券でも取り扱って欲しい! pic.twitter.com/ICfcUUeZV0— NEO@高配当投資でセミリタイア実践! (@neoneo787) 2019年5月20日【ワンタップバイのメリット⑧】マンガで投資が学べるワンタップバイを利用しているユーザーの7割は初心者。そのため、ワンタップバイでは投資を題材としたマンガを読むことができます。ワンタップバイのサービスについてもわかりやすく解説しているマンガがあるので、一度読んでおくことをおすすめします。One Tap BUY(ワンタップバイ)が提供する米国企業の漫画を読むだけでも、口座開設のメリットはある — 投資ブログ更新情報 (@entry_jp) 2018年9月17日ワンタップバイのデメリット銘柄が少ないワンタップバイで取り扱っている株式は以下のように日米を代表する30銘柄です。《米国株》アマゾンヤフーマクドナルドコカ・コーラフェイスブック《日本株》任天堂トヨタ花王楽天資生堂初心者にとっては銘柄選定の手間がかからないというメリットですが、投資経験を積んだ人にとっては、他の銘柄を買いつけることができないという点がデメリットです。ワンタップバイは儲かる?ワンタップバイで利益は出るのでしょうか。口コミを見ていきましょう。おはようございます❗こちらはあいにくの雨ですが、気持ちだけでも晴れやかにいきたいもんです😊久々のワンタップバイですが利益が1万円を越えました♪毎月少額を投資してましたが、塵も積もればなんとやら…ですね😁今日明日いけばGWな人も多いはず!残り2日もワクワクしていきましょ😆❗ pic.twitter.com/K5biesKg7G— モス@雑食系FP (@moss_de_88) 2019年4月24日毎月1万円づつ株式に投資しています。ワンタップバイというものですが、千円づつ日本の株式30社くらいとアメリカ株式30社くらいに投資できるものですが、始めて6カ月くらいになるのですが、昨年のクリスマスに暴落しましたが、株式が上がると10倍儲かる株式に投資して、なんとか元金に戻しました。— まさき (@postodk) 2019年2月3日ワンタップバイが儲かるか儲からないかで言えばその人次第としか言いようがないんだけど株式投資参入の助走としては最高なんじゃないかな。株の勉強しながら低額で運用がインアウト両方できて最高で最高。— むら/mura@うほまる (@daishow_) 2018年10月8日ワンタップバイは株式投資なので必ず利益が出るわけではありませんが、少額から投資できるので、初心者やコツコツ投資をしたい人にとっては取り組みやすい投資手法です。1,000円と金額単位で投資できるので、毎月積立投資をしている投資家も多いようです。ワンタップバイの評判・儲かるかどうかの考察に関するまとめ今回は、ワンタップバイの評判と口コミについてまとめました。日米を代表する株式を1,000円と少額から購入できるので、投資初心者でも始めやすく、人気も高いようです。ただし、株式投資なので元本保証ではありません。銘柄を分散させるなどリスクを抑えた投資から始めるようにしましょう。
2019年06月28日本記事では、投資信託を行うと長期でどれくらい儲かるのか?についてお話します。特に、年金積立金管理運用独立行政法人が想定している期待リターンをもとに 、投資信託での各資産クラスにおける長期的なリターンについて考察します。《投資信託での儲け方》一体、どれくらい儲かるの?最初に結論を申しますと、長期的に見て投資信託で儲かる利回り(儲け率)は、ハイリターンの株式主体の投資信託で年率にして「無リスク金利(国債など)+5~6%程度」だと考えられます。これは資産運用の世界では期待収益率と呼ばれます。株式の期待収益率=無リスク金利(国債などの安全資産の金利)+投資家の要求リターン5~6%長期的に見るとこの程度ではないかと考えられる。これはつまり、「リスク(値動きの幅)のある投資をするのなら、それなりにリターンがないとイヤだ!」と世界中の投資家・市場が考えているという前提です。その為、投資信託での儲け(儲け率)も長期で見ると、良くて無リスク金利+5~6%程度ではないかと思われます。もちろんこれはハイリスク・ハイリターンの株式主体の投資信託での場合です。投資信託の実質的な運用成果=運用成果-コストそのため、コストは低い方が良い投資信託での儲け方の仕組み投資信託で利益を上げるためには、保有している間に入ってくる分配金と売却差益があります。ただ、こちらも結論から言うと、分配金は出ない方がよりお金を大きくすることには適していると考えられます。分配金と売却差益は「同じお金」として考えるのが合理的です。分配金(インカムゲイン)・・・投資信託を保有していると投資家が受け取ることができるお金売却差益(キャピタルゲイン)・・・基本的に安く買って高く売ることで利益を得られる(積み立て投資でも一括投資でも、変わらない)年金機構の想定期待リターンを見てみるそれでは、より具体的にどのような投資信託を買ったら、どのくらいの利回りが期待できるのかを考察してみましょう。ここでは「年金積立金管理運用独立行政法人基本ポートフォリオの定期検証について」を参考に見てみます。※図表は筆者作成上記のようになっています。これは過去の平均リターンではなく、将来の期待リターンを年金積立金管理運用独立行政法人が想定しているものです。期待リターン:未来の株価などは未来の出来事で変わるので、あやふやなもの。投資でのリターンは確約されておらず、このくらいではないか、という期待リターンを指す。ただ、これはあくまでも期待リターンであって、現実的にはあまりあてになりません。たとえば、バブル絶頂期に買った場合と、バブル崩壊後に買った場合であれば、同じ国内株式で同じ投資信託を購入しても、実質リターンはまったく異なるものとなるでしょう。年金機構の想定している期待リターンはどれくらい?本記事では賃金上昇率を引く前の名目期待リターンに着目します。上記が年金積立金管理運用独立行政法人が想定している期待リターンです。あまりあてにはできませんが、長期で保有したらこのくらいのリターンが期待できるのではないか、というものです。国内株式5.9%と外国株式6.3%という数字は非常に高い数値だと筆者は考えます。この程度の利回りを長期で得られることができれば儲け率としては非常に良い、という数字です。また、一般的に考えられる投資家の要求リターン5~6%内にもおおむね収まっており、ある意味現実的でもあると思います。一方、国内債券の期待リターンについては非現実的かもしれません。それについては後述します。[adsense_middle]合理的な投資対象は、市場の平均に連動することを目標とするインデックス型投資信託それでは、どのようにすればこのように高い利回りを得ることができるのでしょうか。それは、国内株式・外国株式などの市場平均と連動することを目指すインデックス型投資信託を保有することが重要です。インデックス型投資信託:いわゆる市場平均に連動することを目指す投資信託。アクティブ型と呼ばれる投資信託の平均がインデックス型になる。さらにコストが低いので、有利なのはインデックス型投資信託。一例として、次のような指標に連動することを目指す投資信託が挙げられます。証券会社などは実際は重要ではありません。投資信託は中身が何に連動するかが重要です。投資信託の中身の指標が同一なら、コスト面に注意すれば、将来において同様の運用成果になるからです。債券主体の投資信託は効率が悪いから持たなくてもいい?さて、先ほどから本文内では株式の期待リターンや指標にばかり言及しています。債券は持たなくてもいいのでしょうか。先ほどの想定期待リターンを見てみましょう。国内債券と外国債券の期待リターンは低く想定されています。筆者は、「期待リターンの高い株式」が買える以上、わざわざ「期待リターンの低い債券主体の投資信託」を保有する意味はない、と考えます。株式主体の投資信託の方が少ないお金でより大きくお金を増やせるのですから、資産運用の効率が良い、というシンプルな考え方です。また、つみたてニーサでも債券主体の投資信託は買えません。筆者は債券の入ったバランス型の投資信託も不要だと考えます。リスクを下げるならどうしたらいいの?リスクを下げたいなら、単純に株式主体の投資信託の投資額を減らして安全資産の預貯金額(または個人向け国債変動10年)を増やせばよいだけです。とにかくシンプルに考え、管理する方が良いと考えます。国内債券は買わなくてもいい?債券でリスクを下げたらいいのでは?筆者は、特に今の時代は国内債券は不要だと考えています。表ではこのように国内債券は2.3%となっています。この2.3%という想定期待リターンは長期で見て、従来の2.3%くらいが期待できるかもしれない、という考え方が元になっているものだと思います。ただ気を付けたいのは、実際はほぼゼロに近い状態だということです。特に現在のように超低金利の時代では、金利自体に下がり幅がありません。この状態で将来的に金利が上昇した場合には、どうなるでしょうか。この場合は、国内債券の価格が下がります。つまり、ほとんど儲け率が期待できないのに、価格が下がるのでは資産運用の対象としては適していない、と考えています。それなら安全資産の預貯金の方が合理的ではないでしょうか。投資信託の儲けに関するまとめ投資信託の期待リターンは株式主体の場合、5~6%程度が期待される債券主体の投資信託は効率が悪いので持たなくてもいい国内債券の投資信託は低金利時代のいまは持つ必要性がない今回は、投資信託での儲けがどのくらい出るのか、ということについて考察しました。短期的に見るとリスク(値動きの振れ幅)があるので、年間で30%上がったり25%下がったりと、激しい動きをします。リスクとはノイズでもあります。短期的な値動きに慌てて、頻繁に売買を繰り返していては投機的な性質へとなってしまいます。ノイズに動じることなく、長期分散積み立て投資に徹してこそ、期待リターンに近づくことができるのではないでしょうか。本記事が読者の方の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年06月28日今回はNISA口座をどこで開設、利用したら良いのかを解説していきます。銀行や証券会社など様々な金融機関がありますが、何口座も開設できませんので、見比べたいですよね。今回は私の考えるNISA口座ランキングを発表しますので、これから開設をお考えの方は是非参考になさって下さい。ランキングの諸条件まずランキングを付けるに当たってですが、銀行は回避します。理由は、例えば地銀の〇〇銀行が良いとした際に、遠方であれば開設すら躊躇しますし、参考にならないのではないかと考えたからです。よって、今回のランキングは、誰でも閲覧できるネット証券に特化したランキングを発表する事にします。そして以下の項目を評価ポイントとして見ていきます。手数料商品数使いやすさ総合評価私の意見分かり易くする為に◎、〇、△の表記も入れておきますので、参考にして頂ければと思います。それでは第5位からの発表です。NISAでおすすめの口座ランキング第5位松井証券手数料◎商品数△使いやすさ〇総合評価〇今回第5位にランクインしましたのは松井証券です。松井証券と言えば「桐谷さん」というイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。桐谷さんは株主優待で生活する方でして、何度かTVで取り上げられた事もあります。株主優待を利用する為に自転車で颯爽と移動するシーンが特徴的ですが、桐谷さんは松井証券で取引されています。今回5位になった主な理由として、商品数が他と比べると少ないかなと感じた事が要因でしょうか。個人的には選択肢は多い方が良いと思うので、今回5位とさせて頂きました。また、便利なツールとして、「ネックストック・スマート」「株touch」「投信工房」と呼ばれるアプリを開発しており、お持ちのタブレットやスマートフォンで株価等がチェックできます。この点は非常に有難いですね。出先でもチェックが可能になりますので、安心ではないでしょうか。第4位カブドットコム証券手数料◎商品数△使いやすさ〇総合評価〇第4位はMUFGグループのインターネット専業の証券会社であるカブドットコム証券です。お聞きになった事はあるのではないかと思います。松井証券よりか商品数は多いものの、海外株の取引きが無い事が4位の主な理由です。同じく選択肢は多い方が良いと思うので4位ですが、松井証券との違いは「IPOの取扱い」にあります。IPOとはInitial Public Offeringの略で、訳は「新規公開株」や「新規上場株式」と言います。主な特徴として分かり易く言えば「上場する前に株を入手して、上場日に売却する」事で、簡単に利益を出す事が可能になります。しかしながら、購入する場合は厳選なる抽選が行われる為、誰でも入手できる訳ではありません。また、信用ある証券会社にて取り扱われる為、全く知らない未公開株ではないという所もポイントです。このIPOですが、松井証券でも取扱いはあるものの、取扱い本数で言えばカブドットコム証券が上回っていますので、僅差ではありますが4位とさせて頂きました。また、購入に関しては「プチ株」と言って1株からの購入もできる、初心者には有難い購入方法もあります。ツールは「kabuステーション」と呼ばれるツールを使い、こちらも使い勝手はいいですね。第3位楽天証券手数料◎商品数◎使いやすさ◎総合評価◎第3位はかなり悩みましたが、楽天証券をランクインさせました。もう皆さんご存知かと思いますが、楽天グループの一角を担います。楽天銀行とも連携しており、ポイントなどで還元される部分は他社証券会社にはない制度ですね。お買い物などで楽天を利用したり、銀行取引、資産運用と生活における殆どがワンストップで可能になるのは管理し易いのではないでしょうか。取扱い商品数はネット証券では1位2位を争う程豊富で、海外株式も取扱いがありますので、経験者の方にしてみると使い勝手は抜群にいいのではないかと思います。先程ご紹介しましたIPOですが、カブドットコム証券より取扱いは少なく、3位か4位で悩みましたが、それを遥かに凌ぐだけの商品ラインナップの多さ、また使用ツールである「マーケットスピード」は利用者の中でも評判はかなり高く、評価できる点でもあります。結果、総合的に判断し3位とさせて頂きました。[adsense_middle]第2位マネックス証券手数料◎商品数◎使いやすさ◎総合評価◎第2位はマネックス証券です。甲乙つけ難い中で今回2位にした主な理由は、手数料水準は他社と同じで安いですが、特にサポート、フォローの体制でもある情報量が圧倒的に多く配信されているという点がポイントです。特にマーケットに詳しいアナリストの方々による市場の動きの解説等は非常に勉強にもなりますし、投資する上では参考になります。また、PO取扱いも豊富で当選する確率も上がるのではないでしょうか。海外への投資も充実しており、短期間で増やす事になるであろうNISA口座で考えるとマネックス証券のラインナップは適していると考えます。ツールに関してはマネックストレーダーと呼ばれるもので、ぱっと見トレーダー感覚に浸れるツールですね。総合的な商品数で言えば、楽天証券よりも見劣りは否めませんが、それ以上にIPOの取扱いが多い為、個人的に2位とさせて頂きました。NISAを始めるに当たって、少しでも市場に関する動向を知りたい、勉強したいという事であれば、情報豊富なマネックス証券は初心者にも向いていると考えます。第1位SBI証券手数料◎商品数◎使いやすさ◎総合評価◎今回のランキング第1位にはSBI証券を選びました。証券会社では圧倒的な存在感を発揮していて、NISAだけでなく、積立NISA、iDeCoとこちらも非常に順調に取引を増やし続けています。1位たる理由ですが、楽天証券と同等の取扱い商品数を誇り、ネット証券では1位2位の数です。また、海外投資商品も豊富である事、そしてIPO取扱いは業界NO.1です。他社と比較してもその数は豊富で、口座開設者数が右肩上がりなのも頷けます。使用ツールは「HYPER SBI」と呼ばれ、こちらも使い勝手の良さは評判が高く、タイムリーな取引も可能で、初心者から経験者の方までが幅広く利用できるスペックとなっています。これまで僭越ながらランキングを付けて参りましたが、SBI証券においては、他社よりも頭1つ、2つ抜きんでている印象がかなり強く、私自身がNISAをおすすめするのであれば、SBI証券は外せない証券会社でしょう。ランキング一覧表これまでランキングを付けてきましたが、ポイントの手数料、商品数、便利さ、総合評価を一覧にしました。総評今回、私の知識と経験を踏まえて、独断でランキングを付けてきました。正直言ってどこの会社も甲乙つけ難いのが私の感想ではあります。今回はNISAを主題としてランキングを付けました。間もなく制度そのものが終わろうとしていますので、これから開設をお考えの方にとって、アドバイスするならば、非課税期間が残り少ない中で、恩恵を受けながらも結果を出したいという事でしたら、やはり海外投資を念頭に口座開設を考えてみてはと思います。日本の株式市場と比べ運用成果が高い事が理由です。もちろんIPOを利用し、上場と同時に売却するという事も有りですが、抽選に当たらなければ意味がありません。ご自身の投資スタンスをどのようにするのかを考えて、慎重に口座を選んで頂きたいと思います。NISAでおすすめの口座ランキングに関するまとめ今回手数料水準は横一線で、ランキングを左右したのは商品数、IPO、海外投資の3点が主になりました。先程も述べましたように、NISAの非課税期間を考慮して、ご自身の投資スタンスを考慮して口座開設して下さい。
2019年06月20日Tap BUY(ワンタップバイ)は、スマホから簡単に株式投資ができるサービスで、最低1,000円から始めることができることから投資家の注目を集めています。この記事では、One Tap BUYにはどのようなメリット・デメリットがあるのかについて解説します。One Tap BUY(ワンタップバイ)とはワンタップバイトヨタ自動車や薬品工業など、身近で業績も安定している優良企業30社が選ばれています。2.米国株ワンタップバイニューヨーク証券取引所とナスダックで取引されている個別銘柄から30銘柄を厳選。 アマゾンやアップル、アルファベット(グーグル)など有名企業に投資することができます。また、日本株では「日経平均株価」、米国株では「S&P500」に連動する ETF も購入できるので、株式市場全体に投資することも可能です。売買できる日本株・米国株の銘柄ワンタップバイで売買できる日本株・米国株の銘柄は以下の通りです。3.ロボ貯蓄ワンタップバイ2019年5月から始まった新しいサービス。米国市場に上場している株式や社債などを積み立てながら定期的に分配金が入ります。元本保証ではありませんが、投資信託のように手数料がかからず、年率2.63%~8.7%の利回りが狙えます。4.CFDワンタップバイワンタップバイのCFD取引です。CFDとは差金決済取引のことで、株や債券など現物の受け渡しをしないで、売買の差額だけを決済する取引のことです。ワンタップバイのCFDでは、証拠金の10倍の取引ができます。証拠金1万円から取引可能。日経225か米国500、どちらかの株価指数の動きを予測して売買します。手数料は無料です。5.IPOワンタップバイIPOとは、未上場の企業が上場して新たに株式公開することをいいます。2008年10月から2018年10月までの10年間で、初値(上場日に最初につく値段)が公募価格(上場前に設定される株価)を上回った銘柄は約80%にもなります 。通常、IPOは100株単位での申し込みですが、ワンタップバイでは1株単位で申込みができます。少額から参加でき抽選で当たる可能性も高まるので、多くの投資家にIPO株がゲットできるチャンスがあります。[adsense_middle]ワンタップバイのメリットワンタップバイ日本株は東京証券取引所が開いている日の9時10秒から14時59分まで取引が可能。昼の休憩時間である11時30分から12時30分も取引できます。また、米国株は基本的に24時間365日取引が可能。米国株式市場が開いているのは日本の深夜から早朝ですが、ワンタップバイなら日中でも取引ができるのです(在庫切れの場合を除く)。【ワンタップバイのメリット②】1,000円から投資が可能ワンタップバイは、日本株・米国株ともに1,000円から取り引き可能です。たとえば、6861キーエンスは株価が61,170円です(2019年6月6日時点)。通常の証券会社は100株単位なので、600万円以上の資金が必要です。しかし、ワンタップバイなら、キーエンスも1,000円から購入できます。これまで資金が足りなくて購入を諦めていた銘柄でも、少額で買うことができるのです。投資経験がない方やまとまった資金がない方におすすめです。【ワンタップバイのメリット③】銘柄選びが楽ワンタップバイでは、日米の代表的な30銘柄の中から銘柄を選べます。日本株だけでも4,000銘柄以上あるので、初心者は銘柄を選ぶことも大変です。ワンタップバイなら、比較的迷わずに投資先を選べます。また、日米を代表する株価指数である日経平均株価とS&P500指数にも投資できるので、市場全体を購入することもできます。【ワンタップバイのメリット④】1,000万円まで資金が保護されるワンタップバイは約7割が投資未経験者です。このような新しいサービスの場合、事業者の不祥事などでお金が返ってこなかったり、不正に流用されたりするリスクが気になります。しかし、ワンタップバイは金融商品取引業者で、日本証券業協会に加入しています。購入する株式やETF・入金したお金は分別管理されているので、ワンタップバイが倒産しても資産は保全される仕組みになっています。また、万が一分別管理をしていなくても、投資者保護基金で一人あたり1,000万円まで保護されます。ワンタップバイは資本金が44億円と潤沢で、ソフトバンクやみずほ証券などが大株主です。事業者としての安心感も高いのですが、万が一の時でも資金が守られるので安全性は高いと判断できます。ワンタップバイのメリットまとめ操作が簡単1,000円から投資が可能銘柄選びが楽1,000万円まで資金が保護されるワンタップバイのデメリット【ワンタップバイのデメリット①】購入したい銘柄がない場合がある日米ともに30銘柄に絞られているのは、銘柄選びに迷わないというメリットがありますが、新興株など中小型株は取引できません。株式投資に慣れてくると、さまざまな銘柄に興味が出てくる可能性があります。最初はワンタップバイで取引し、多くの銘柄を取引したい場合はSBI証券など他のネット証券を使うようにしましょう。【ワンタップバイのデメリット②】まとまった金額では手数料が割高になるワンタップバイの手数料体系は次の2種類です。都度プラン定額プランワンタップバイの取引手数料は、都度プランで日本株が0.5%、米国株が0.5~0.7%かかります。SBI証券や楽天証券などは約定代金が10万円まで無料。それ以上の金額もワンタップバイよりも安い手数料体系です。約定金額が多い、または取引を頻繁にする場合は、定額プランを利用するようにしましょう。定額プランは月額手数料980円(税込1058円)を支払うことで、日本株・米国株(両市場のETF含む)を売買手数料なしで取引できるサービスです。都度プランは取引ごとに手数料がかかるので、少額で取引回数が少ない人向き、定額プランは取引回数が多くまとまった金額を取引したい人に適しています。ワンタップバイのデメリットまとめ購入したい銘柄がない場合があるまとまった金額では手数料が割高になるOne Tap BUY(ワンタップバイ)のメリット・デメリットに関するまとめ今回は、One Tap BUY(ワンタップバイ)の種類やメリット・デメリットについて解説しました。ワンタップバイは1,000円と少額から日米の有名企業を買うことができるので、株式取引を始めてみたい初心者にピッタリのサービスです。さらに、CFDやIPOなども取引できるので、投資の幅も広がります。資産運用に興味のある人は、ワンタップバイで株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。
2019年06月18日本記事では積立投資におすすめであろうと筆者の考える投資信託1位~5位までを、ランキング形式で紹介します。※本記事は特定の投資信託を推奨・斡旋する意図はありません。合理的な投資を考察するものです。積立投資におすすめの投資信託とは?まず最初に、積み立て投資におすすめの投資対象について、初心者向けの押さえておきたい基本的な考え方を解説します。本記事では以下の2点です。短期的に見ると、大きく損をする可能性のある株式が主体の投資信託であること個別の株式ではないまた、上記以外の基本として、「信託報酬が0.3%以内、購入時手数料・売る時にかかるお金はゼロ」「市場平均に連動するインデックス型であること」の2点が挙げられます。【おすすめしたい積立投資の選び方①】短期的に見ると、大きく損をする可能性のある株式が主体であることそれでは、本記事の2つのポイントのうち、最初の①から見てみましょう。短期的に見ると、大きく損をする可能性のある株式が主体の投資信託であることこれは、積立投資初心者の方にとっては「どうして大きく損をする可能性のある株式が主体の投資信託が重要なの?損する可能性の低い方が良いのでは?」と思われるかもしれません。その理由は、市場が効率的な場合、『リスクとリターンはおおむね比例する』と考えられるからです。市場が効率的とは:現代の株式市場や債券市場などは、機関投資家(プロ)が過半を占めているとされる。そのため、正常に株価などが判断されていれば、リスクの低いものは低い割引率の高い価格が付くので、将来の期待リターンは低くなると考えられる。つまり、ローリスク・ローリターンである。一方で、リスクの高い株式主体の投資信託は、より割り引かれた価格が現在ついている(投資家の要求リターンが5~6%と高い)はずなので、将来の期待リターンは高くなると考えられる。つまり、ハイリスク・ハイリターンであると考えられる。そして、株式が主体の投資信託はハイリスク・ハイリターンな金融商品です。積立投資では、目先のリスク(激しい縦の値動き)ではなく長期での期待リターンを望むもの積立投資では毎月コツコツと数千円~数万円程度を分散して投資していきます。そのため、長期的に見て期待リターンが大きくなるものを投資対象として選ぶことが重要だと筆者は考えます。これは、同じ金額を同じ期間、投資に回すのなら、できるだけ大きくなった方が良いだろう(効率が良い)、というシンプルな考え方だと思っていただけるとわかりやすいかと思います。期待リターンとは:「このくらいのリターンが期待できるのではないか」とする一つの目安。ただ、あやふやな未来のことを数値化したものなので、算出する人や機関によって数値は異なる。また、未来のことなのであまりあてにならない。ちなみに、短期投資でも長期投資でも、効率の良い投資をすることが重要だと筆者は考えます。そのため、積立投資の期間や、年齢によって投資対象の考え方や対象そのものが大きく変化することはないと考えています。【おすすめしたい積立投資の選び方②】個別の株式ではない「株式がハイリスク・ハイリターンであるなら、投資信託ではなく個別の株式をピンポイントで買えば良いではないか?」とも思われるかもしれません。しかし、こちらも理論上は分散投資を誰でも手軽に行える投資信託を選択する方が合理的になります。なぜでしょうか?その理由は、投資信託で保有した方がリスク(値動きの振れ幅)が小さくなるからです。リスクとは:しばしば「危険」という意味でも用いられるが、資産運用の世界では同時にリターンの散らばり(標準偏差)・値動きの振れ幅を指す。つまり、リスクが高い・低いとは、統計的に見た資産(株式や債券)の値動きの振れ幅が大きいか小さいかをここでは指す。複数の株式を保有すると、初心者でも専門家でも、誰でも簡単にリスク(値動きの振れ幅)が小さくなる一例ですが、個別の株式の場合、リスクが大きいです。一方、資産運用では期待リターンが同じならリスクが低い方が効率が良い、と考えられます。そして、投資信託とは「入れ物」のようなものですので、株式主体の投資信託を保有すれば、その中には数十から数千社程度の株式が内包されているのと同様の分散効果が生まれます(種類による)。また、そのように複数の金融商品を保有すれば(投資信託を持てば)自然とお互いの値動きの振れ幅が干渉しあい、値動きのトータルの幅を小さくします。その為、分散投資をした方が合理的、ということになります。【質問】ちょっと待って!リスクが高い方がリターンが高いなら、分散しないで個別の株式の方が有利なのでは?上記のような質問も浮かぶかもしれません。確かに、ある特定の株式が短期間に十倍などに値上がりすることがあります。それは事実です。また、先ほども述べましたように、リスクとリターンはおおむね比例すると考えられます。しかし、全体的に見た場合、答えはノーだと思われます。なぜでしょうか。それは、分散することで簡単に消えてしまう個別株式のリスクは、市場の参加者が評価しない、と考えられるからです。つまり、初心者でも複数保有すれば簡単に相殺することのできるリスク(非市場リスク)には、誰も追加的なリターンを付けないだろう、という考え方です。非市場リスクとは:例えば、会社の社長が交通事故やセクハラで逮捕されたりすることによる株価の下落など。市場や景気などとは無関係の企業個別のリスクなどを指す。市場が効率的であるならば、評価されるリスクとは、分散することでは消せない市場リスクだけだと考えられます。市場リスクとは:分散投資によって消すことのできない、市場全体にかかるリスクのこと。一例:2008年の世界金融危機など。つまり、どのように分散投資を徹底していても、将来的にはほぼ確実に大きく値下がりする時期が来る。そして、それは投資信託を保有することで、誰でも市場リスクだけを背負うことができやすくなります(種類による)。[adsense_middle]積立投資におすすめの投資信託ランキング以上を踏まえました、筆者の独断と偏見による積み立て投資におすすめの投資信託ランキングを5位~1位まで発表します。※数値は記事執筆時点の内容です。1位だから絶対に儲かる!というワケではありませんよくある誤解として、ランキングの上位を買えば儲かる、というものではありません。運用成果は市場次第、つまり世界の景気次第です。景気が良くなれば、未来の利益が上がるので、現在の株価が上がります。つまり、運用成績が良くなります。また、どのように分散投資をしようとも、本文中で触れたように、消せない市場リスクが残ります。景気が悪くなれば、未来の利益が下がりますので、現在の株価が下がります。つまり、運用成績が今度は悪くなります。そのため、長期間積み立て投資をしていると、ほぼ確実に大きく目減りをする時期(金融危機)に遭遇するでしょう。安い時にたくさん買うことができるのが積み立て投資のメリット積立投資においては、金融危機時などの大きく値下がりした時もコツコツと買い進めることが重要です。つまり、安い時期に買うことで将来の期待収益率の上昇を期待できます。積立投資をしているのにも関わらず金融危機時に慌てて売却をすると、全く反対の成果になることが容易に想像できます。積立投資におすすめの投資信託に関するまとめ積立投資におすすめの投資信託はリスクが大きい株式主体の投資信託であること個別の株式より投資信託の方が効率が良いのではないかどのような分散投資をしても、未来においては大きく値下がりする時がくると想定する今回は、積立投資におすすめの投資信託についてランキング形式で考察しました。積立投資そのものは、人間の持つ認知エラーを回避し、合理的な資産形成を『誰にでも』できるようにする、素晴らしい仕組みだと筆者は考えます。本記事が読者の方の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年06月17日投資や資産の重要性は分かるけど、時間がないしめんどくさい……と思っている人はかなり多いはず。確かに、一見すると難しい単語が多く、手を出しにくいように見えますよね。でも、中には意外と簡単に取り組める資産形成もあるんです。そこで今回は、資産運用・トレーディングのプロである山田良政さんに「忙しい人でもできる資産形成」についてご紹介いただきます。文・山田良政iDeCo(イデコ)で手堅く!あなたはiDeCo(イデコ)という言葉を聞いたことがありますか?これは“個人型確定拠出年金”の略称で、自分で掛金の金額を決められる年金制度なのです。またiDeCoは、掛金全額が所得控除の対象となり、確定申告・年末調整をすることで、税金の還付が受けられる点も魅力的。さらに、低い掛金から運用できる投資信託商品なども豊富に揃っているので、非常に取り組みやすい資産形成のひとつです。ただし、iDeCoで積み立てた年金を受け取るには、最短でも60歳になるまで待たなければいけません。ご注意ください。忙しい女子でもできる積立投信とにかく忙しいあなたには、積立投信がおすすめ。毎月決まった額を自動的に積み立てるだけという簡単さが魅力です。実際に積み立てていく額は商品によって大きく分かれますが、場合によってはワンコインから積み立てられるので、少額で投資をスタートすることが可能です。ただ、投資という性質上、お金が投資した金額より少なくなってしまう“元本割れ”を起こす可能性も。情報も多く安心できる個人向け国債財務省のウェブサイトをはじめ、多くの情報が公開されている個人向け国債は、比較的安心できる資産形成方法でしょう。こちらは基本的にいつでも申し込める上に、元本割れする可能性もほとんどないでしょう。一方で、国債は利回りが年率0.05%と非常に低いことがネック。また、途中解約した場合は直近2回の利息が解約金額から差し引かれるので、満期になるまで待たないと。ちょっと贅沢!百貨店株主優待お買い物でちょっとしたセレブ感を味わえる、百貨店の株主優待。実は、資産形成としても優秀です。百貨店の株式の最低売買単価は多くが10万円台となっており、比較的割安感のある銘柄がほとんど。また、各百貨店の株主優待券は、10%と非常に高い割引率を誇ります。特に、高額な買い物をするケースでは、株主優待券を利用するかしないかで大きな差が出てくるでしょう。資産形成という言葉を聞くと、難しいものだと感じる方も多いでしょう。でも、いざやってみると意外と簡単だったという意見もあります。今回紹介させていただいたものは、全て少額でチャレンジすることができるものばかり。ぜひチャレンジしてみましょう。-山田良政-株式会社オフィサム代表取締役。FXによる資産運用を自動化させた第一人者。自身が開発したFX自動売買システムが、2013年度に「世界一の評価」を獲得。誰でも気軽に資産が増やせる「自動取引システムによる資産運用」を提案し、その分かりやすい切り口はマネーに関するプロ達だけでなく女性からの支持も多い。「億を稼ぐ」ために必要な思考が綴られたインタビュー本『億トレⅡ』『億トレⅢ』も大好評。『月間BIG tomorrow』でも執筆中。・株式会社オフィサム © TunedIn by Westend61 /shutterstock© Leszek Glasne /shutterstock© Cookie Studio /shutterstock
2019年06月15日やiDeCo、普通預金・投資信託・外貨建て生命保険・株など、様々な資産運用の方法がありすぎてどれから手を付けて良いかわからない、といった声をよく耳にします。そこで本記事では、資産運用のリスクや注意点などの初歩的な解説から始め、1000万円を運用する場合の就業スタイル別(会社員・自営業など)おすすめ運用方法について紹介したいと思います。そもそも資産運用とは?リスクと注意点についていざ資産運用を始めよう!と思い立っても、どういう基準で何を選んだらよいのか等、何からスタートすれば良いか目安がないと困ってしまいます。ここでは、資産運用を実際に始めようとした際に知っておいて損はない初歩的な内容から、運用の注意点なども交えて解説していきたいと思います。資産運用のポイント①:資産運用って何?資金と資産の違いは?資産運用という言葉は一般的に使われるようになってきましたが、よくよく考えてみると「資産」とは何を指すのでしょうか。「資産」に似ている言葉に「資金」というものがあります。「資産」とは、お金だけでなく不動産や金など、換金性のあるものの総称です。「資金」とは、資産の中の現金部分のみを指している言葉です。つまり「資産運用」とは、現金のやりとりだけで利益を生み出すのではなく、不動産や金などの換金性のあるモノのやりとりも含めた総称的な運用のことを指します。資産運用のポイント②:余裕を持った資金計画がリスクを遠ざける資産運用をスタートする際に必要なのは「余裕を持った資金計画」です。資産運用を始める際、特に初心者の方は「大きな損害が出てしまったらどうしよう」と考える方が多くいらっしゃいます。これは当然の心理と言えます。なぜなら、資産運用だけではなく新しいことをスタートする時は、知らない事ばかりですから怖いに決まっています。この「怖い」という心理を少しでも軽くするためには以下の点を心がけましょう。余裕資金で運用をスタートすること(当面使わなくても生活に困らない資金を運用に充てる)長期運用を心がけ時間の余裕を持つこと(短期的に利益が出なくてもすぐ手放さない)この2つの余裕を持つことで、急な値下がりにも慌てずに長期的な目で運用を考えることができますし、そもそも余裕資金で運用をスタートすることで、万が一損失が出てしまった場合でも生活に与える影響はほぼないと考えられます。資産運用のポイント③:分散投資で賢い運用をしよう1000万円を運用するとして、一つの金融商品に全て使ってしまうと、利益が出た際には良いですが、損失が出た場合には一気に全てを失ってしまうことになりかねません。ではどうすれば良いかというと「分散投資」の考え方が必要です。分散投資とは、運用時期や手法、銘柄を変えて様々なリスクを分散するために行う投資方法です。通常、国内債券は大幅な値上がりは期待できませんが元本保証されており、安定して長期的に増やして保有できるという特性があります。一方、海外債券の場合はその国の情勢などにより価格が左右されますが、国内債券よりは大きな運用益が期待できます。その反面、損失が大きくなるリスクと隣り合わせです。このような商品特性の違いから、それぞれを一点買いするのではなく例えば500万円ずつ購入しておくと、海外債券が大暴落して500万円の全額を損してしまったとしても、国内債券は当初の500万円から少し利益が出ている状態だとすると500万円+αは守られていることになります。一方、1000万円全てを海外債券に費やしていた場合、大きな損害が出ることは免れません。資産運用のポイントまとめ「資産運用」とは、不動産や金などの換金性のあるモノのやりとりも含めた総称的な運用のことを指す余裕を持った資金計画がリスクを遠ざける分散投資で賢い運用をしようリスクを抑えた投資先の選び方資産運用は「期間」と「目的」を定めてスタートすると良いでしょう。教育資金を目標として10年間で少しでも着実に増やして運用したい人と、老後資金に備えるために運用したい人では、当然投資先を選ぶ手段は違ってきます。ここからは、その選択方法の目安となるポイントについて解説していきます。72の法則を知れば必要な利回りがわかる「72の法則」と呼ばれる公式は、預けたお金が2倍になるまでにかかる年数を簡単に知ることができるものです。72÷預金金利(%)=2倍になるだいたいの年数(目安)例えば一般的な定期預金金利が0.01%とすると、「72÷0.01=7,200」。つまり、0.01%の金融商品で預けたお金が2倍になるまで運用しようとすると、7200年かかるということです。これを利用することで、運用期間から逆算して必要な金利を知ることもできます。例えば30年後に資金を2倍にしたい、と考えた場合、「72÷X=30X=72÷30X=2.4」。つまり、金利2.4%の金融商品を選べば運用資金が30年後に2倍になる見込みであると解ります。流動性資金として引き出し可能な運用もしておこう資産運用をスタートする際、余裕資金で始めるのは当然ですが、それでも万が一やむを得ない事情でまとまった資金が必要になる場合もあるかもしれません。そのような事態に備えて「途中解約が可能かどうか」「解約しなくても利用できる制度があるかどうか」は、投資先を選ぶ際に確認しておいた方が良いでしょう。また、1000万円のうち800万円は絶対に解約や途中引き出し不可の投資先を選んでおき、残りの200万円は流動性資金としても使用できる投資先に分けておくことも賢い運用方法だと言えます。途中解約(引き出し)不可の商品の一例としては、iDeCo・円定期預金や外貨定期預金などがあります。[adsense_middle]就業スタイル別・おすすめの1000万円運用方法はコレ!ここから実際に就業スタイル別の1000万円運用方法を具体的に解説していきます。会社員の方:定年時期をゴールに据えて在職中に運用していく方法をご紹介自営業の方:老後資金が国民年金だけでは不安であるという声が多いことから、主に老後資金を増やすことを目標に運用していく方法をご紹介会社員の方向けにおすすめの1000万円運用方法会社員の方は、ご自身のお勤め先の定年が何歳であるかハッキリしています。これまでにも解説してきたように、資産運用では期間を定めることがポイントですので、一旦その定年までをゴールに据えて資産運用を始めてみませんか。そこで、以下のような運用方法をおすすめします。つみたてNISA(最長20年)iDeCo(60歳まで途中解約不可)株式投資(株主優待も楽しみながら経済の勉強もできる)J-REIT(国内不動産投資信託のこと。現物不動産購入ではなく、不動産に対して投資をする。)財形貯蓄や社内預金などの福利厚生のメリットは最大限に生かす(会社員の特権)定年をゴールに在職中に少しでも増やしておこう株式投資やJ-REITは多少のリスクはありますが、会社員の方のように毎月の収入が安定している方はチャレンジする価値のある投資先であると言えます。財形貯蓄や社内預金は給与天引きで自動的に貯金されていくシステムで、これは勤務先の所定の利率によりますが、銀行の普通預金や定期預金に預けておくくらいなら、こちらを利用するべきです。こちらは流動性資金の側面もありますので、万が一必要になった際は取り崩しも可能です。つみたてNISAで税制面のメリットを受けつつ、安定して増やすことを目標に運用する方法も併用すると良いでしょう。また、iDeCoは途中解約不可である老後資金対策の資産運用ですが、これは一年でも早くスタートしておくのが良いでしょう。自営業者の方向けにおすすめの1000万円運用方法自営業者の方は、老後資金が国民年金のみである為、いわゆる「老齢年金の二階部分」がありません。つまり、会社員の方の老後資金よりも少ない年金受給額であるということになります。なおかつ定年退職という概念がありませんので、勇退時期はご自身で決めることになります。自営業者の方におすすめの運用方法は以下の通りです。つみたてNISA(最長20年)iDeCo(60歳まで途中解約不可)外貨建て終身保険(万が一の際は遺族保障にもなり知識がなくても保険会社が外貨運用してくれる)国債(爆発的な値上がりは期待できないが元本保証があり安心)金投資または金の現物購入(金の価値は万国共通で高く安定している。日本だけの貨幣価値に左右されにくい)元本割れリスクを抑えて安全に老後資金を増やそう自営業者の方は、遺族保障についてや元本割れリスクをなるべく抑えた方法で手堅く運用していくのが最適ではないでしょうか。当初余裕資金にて資産運用を始めたとしても、万が一ご自身の病気により働けなくなってしまった場合の休業補償などもご自身で捻出しなければなりません。つみたてNISAを流動性資金と考えて税制面のメリットも受けつつ、万が一の際にすぐ動かせる資金として運用していくと良いでしょう。また、老後資金としてはiDeCoにて手堅く備えておきましょう。外貨建て終身保険は、万が一の際は遺族に遺す保障にもなります。また資産運用という点でいうと、保険会社が安全に外貨にて運用して増やしてくれますので、運用の知識がなくても加入さえしていれば安心です。また、これは生命保険ですので、確定申告の際に生命保険料控除が使えるところもメリットと言えます。国債と金投資に関しては、元本割れリスクは少ない反面、大幅に利益が出るものでもありません。安定的かつ長期的に少しずつ増やしていくイメージです。1000万円で資産運用する方法に関するまとめ資産運用というと難しいイメージを持っている方が多くいらっしゃいます。しかし本記事で解説したように、いくつかのポイントを抑え、タイプ別のおすすめ資産運用法を知ることで、安心して安全に運用していくことができます。必ず余裕資金でスタートし、短期的に利益を生もうとするのではなく長期運用と分散投資を心がけましょう。そうすることで極力リスクを排除できます。さらに会社員か自営業かによって運用方法と目的が変わってきますが、いずれの場合もiDeCoやつみたてNISAといった、長期運用かつ税制面のメリットが大きい制度については積極的に取り入れて欲しいと思います。
2019年06月14日今回はnisaにの非課税期間について詳しく解説していきます。nisa自体いつまで続くのか?またいつまで買えるのか?いつまでに売るのか?今一度制度をおさらいしながら、話を進めていきますね。nisaのおさらい【nisaの特徴③】非課税期間はいつまで続くのか?さてタイトルにもあるように、本題になります。この非課税期間はいつまで有効なのでしょうか?答えは5年間となります。2014年に非課税枠最大値の120万円で購入した株式や投資信託が利益を出したとします。すると2018年までは課税されない仕組みとなる訳です。イメージ図をご覧頂ければ分かり易いかと思います。《購入した株式、投資信託が値上がりした場合》《購入した株式、投資信託から毎年配当が出た場合》購入した株式、投資信託等はその年から5年間は非課税期間の枠に収まりますので、翌年も120万円の範囲内で購入したものがあれば5年間は課税されない事になりますので、お得になる訳です。ここで疑問?2023年に買った株や投資信託はいつまで非課税なの?よくあるご質問ですが、結論は2027年までは非課税期間として保有する事ができますのでご安心下さい。冒頭でお話した2014年~2023年という期間は「投資可能期間」と呼びます。この期間内にnisa口座を通じて株式や投資信託を購入すれば、最大5年間は非課税の恩恵を受ける事が出来ますというものです。よって、最後の年である2023年に120万円までの株式、投資信託を購入したら、ルールに従ってその年から5年間は非課税で保有する事ができるという事になります。[adsense_middle]【nisaの特徴④】ロールオーバーって何?これもnisaを説明する上で非常に重要な部分です。ロールオーバーという言葉を聞いた事などありませんか?制度自体を簡単に解説します。ロールオーバーとは5年間の非課税期間が終了した際に、再度5年間非課税期間を延長し保有する事が出来る制度。2017年に120万円の上限が撤廃され、120万円を超える金額も繰り越す事が可能となった。図にするとこういう事になります。ロールオーバーによるメリットこのロールオーバーを利用する事によって、次の効果を得る事ができます。非課税期間の延長で保有、運用が可能になる5年間でなく10年間となる為、複利効果に期待できる非課税の期間延長は非常に有難いですね。5年前に購入して、着実に利益が出て増えているファンドにもう少し頑張ってもらいたい方はおすすめです。また投資の効果を最大限得るに当たって、複利効果を期待する事ができます。簡単に言えば、保有は短いより長い方が効果が出るという事です。ロールオーバーによるデメリット但し次の点はデメリットになる部分ですのでお気をつけ下さい。120万円を超えた額でロールオーバーした場合、新規買付は出来ない(年間120万ルール)2019年以降買い付けたファンドはロールオーバーできない例えば2014年に100万円で買い付けたファンドが150万円になっていたと仮定します。すると150万円でロールオーバーは可能ではありますが、ロールオーバーした年の2019年の新規買付は120万円のルールに従ってできない事になります。(非課税枠を使い切るという解釈です)そして、2019年以降に買い付けたファンドはロールオーバーできません。何故かと言いますと、2019年買ったファンドは5年間非課税です。つまり2023年までは保有可能です。しかし、ここからロールオーバーとなると2028年まで保有する事になってしまいます。制度自体2027年で終了となりますので、本年以降nisaで買い付ける方はロールオーバーできませんのでご注意下さい。【nisaの特徴⑤】保有期間はいつまで大丈夫なのか?nisa口座を通じて購入したファンドは最長2027年まで保有する事は可能です。分かり易い図が金融庁より出ていますのでご紹介します。この図からも分かるように、2023年で買い付けたものは最長でも2027年まで保有が可能という事になります。非課税期間が終わるまでにどんな方法があるの?nisaの最大の恩恵は5年間(最大10年間)の非課税期間です。ではこの非課税期間が終わるまでにどうすれば良いのか?非課税期間を過ぎればどうなるのかも含めて解説していきます。【覚えておきたい方法①】ロールオーバーを利用するこれは先程も解説してきましたので、細かい説明は省きます。もう少し運用をしたいという方はこの方法を利用し、更に5年間非課税での運用をおすすめいたします。また120万円に到達していなければ、空き枠分の買い付けもできますので、余裕があればプラスで買いたいところです。【覚えておきたい方法②】売却する非課税期間が終了し、手元にお金が必要な場合は売却して運用益を得る事も可能です。但し、非課税期間中に実施しなければ、課税されてしましますので、タイミングをしっかりと見極める必要があります。【覚えておきたい方法③】課税口座に移すこの方法は、非課税期間が終わった場合、ロールオーバーせず、また売却もしない場合のパターンです。本来nisaが無ければこの課税口座での運用を余儀なくされていました。nisaは非課税を謳った口座です。その役目(機能)が終了した際には通常の口座に移管し、引き続き運用する事は可能です。中にはもう少し運用したい、課税されても利益は出る算段だからと様々なお考えもあるかと思います。その場合はこの様に課税口座へ移して運用もアリです。非課税期間が終わるまでに覚えておきたい方法まとめロールオーバーを利用する売却する課税口座に移すnisaの非課税期間はいつまでかに関するまとめ今回はnisaの制度を振り返りながらの解説でした。昨年までの購入分はロールオーバーの対象ですので、しっかりと考えておきたいところです。また本年以降はロールオーバーできませんので、5年間で増やせるファンドの見極めが重要となります。
2019年06月13日うちのダメ夫
あの日、私はいじめの加害者にされた
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