俳優・市村正親の長男で、俳優の市村優汰(15)が3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われたファッション&音楽イベント『Rakuten GirlsAward 2024 SPRING/SUMMER』に出演した。市村は「GRAPEFRUIT MOON」のステージにビンテージ感あふれる個性的なアウターを羽織って登場。持ち前の美スタイルで着こなし、観客を釘づけにさせた。同イベントには、池田美優、生見愛瑠、藤田ニコル、山本舞香らがモデルとして登場。ライブステージではILLIT、乃木坂46、FRUITS ZIPPER、ME:Iなどがパフォーマンスを披露する。南海キャンディーズの山里亮太とフリーアナウンサーの森香澄がメインMC、あのがゲストMCを務める。25回目の開催となる今回のイベントテーマは「TOKIMEKI GALAXY TRIP」。年齢性別を問わず、個性を出したファッションを楽しめる現代を銀河に例え、来場者に新しい自分を発見できるようなときめく宇宙の旅を楽しんでほしいという願いが込められている。
2024年05月03日『Endless SHOCK』堂本光一 単独主演記録2000回達成記念カーテンコールが22日に東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、佐藤勝利(timelesz)、越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、中村麗乃(乃木坂46)、前田美波里らが登場した。同作は2000年より開幕したシリーズで、2005年からは堂本自身が脚本や演出にも参加した『Endless SHOCK』として、内容を刷新しながら上演している。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。2024年は4月11日〜5月31日の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)を皮切りに、7月~8月に梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月に再度帝国劇場(本編のみ)と、全国ツアーを予定している。○■堂本光一 単独主演記録2000回達成を井上芳雄、市村正親が祝福この日2000回の節目を迎えた堂本に、ミュージカル『ナイツ・テイルー騎士物語ー』でW共演し、プライベートでも友人だという井上芳雄からビデオメッセージが届く。井上は「会場にいるお客様、ファンの皆様、スタッフの皆様、共演者の皆様、オーケストラの皆様、とにかく皆様おめでとうございます。皆さんが光一くんを支えてくださったからこその今日の記録で、僕の立ち位置がよくわかりませんけど、嬉しい気持ちでいっぱいです」と会場を笑わせる。さらに井上は「『SHOCK』は1回やるだけでも大変な公演というのは、僕も光一くんからもいろんな話を聞いてわかっているんですけど、それが2000回。光一くん、こんなに2000回もやってるのに、毎回『今日、できるかな』と思うらしいんです。楽屋の大好きなお風呂に『これからSHOCKやるけど、できるかな、できないかな、できないかもな』とか思いながら入って、一生懸命やって、終わって、また大好きなお風呂に入って『今日もできたな』と思うと。僕、この話飲みながら5回ぐらい聞きました」とエピソードも。「その1回1回が積み重なっての2000回なので、本当におめでとうという気持ちしかないです」と称えた。「僕も『SHOCK』の回数が1個1個増えるたびに、光一くんへの思いも1個1個増えてます。思いがあふれちゃってすいません」と続ける井上。「とにかく素晴らしい楽しい祝祭の時間になることをお祈りしております。僕も帝劇『SHOCK』中にお邪魔したいなと思いますし、またお風呂でのお話聞かせていただきたいと思います」とメッセージを終え、堂本は「井上くんも、何度も観に来てくれて」と感謝していた。一方、この日花束を持って堂本を祝いに駆けつけた市村正親は「芳雄はビデオで参加でしょう?」と対抗心。「僕は今、『スウィーニー・トッド』の公演中なんですよね。昨日川越でやって、今週大阪行くんです。でもやっぱり僕はビデオじゃなく。光一のためならなんだってついていく!」と宣言していた。
2024年04月22日KinKi Kidsの堂本光一が22日、東京・帝国劇場で上演中のミュージカル『Endless SHOCK』2000回達成記念カーテンコールに参加した。2000年から上演された同ミュージカルがついに大台を突破。国内のミュージカルにおける単独主演記録1位を更新した。この日はメインキャストの佐藤勝利(timelesz)、ふぉ~ゆ~(越岡裕貴、松崎祐介)、高田翔、寺西拓人、松尾龍(SpeciaL)、尾崎龍星、中村麗乃(乃木坂46)、前田美波里のほか、親交の深い井上芳雄がVTRでメッセージ。さらにサプライズゲストとして市村正親が大きな花束を携えて登場し、光一をねぎらった。作・構成・演出・主演を光一が務める同ミュージカルは、今年でラストイヤー。今後は5月31日までの帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)公演、7月・8月は梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月は再度帝国劇場(本編のみ)を上演する。演劇全般としては森光子さん主演『放浪記』の単独主演回数2017回が1位となっており、光一は5月9日の公演で2018回を超える見込みとなっている。光一は「市村さんがプライベートでもお世話になっていて市村さんも『もう辞める』って言ってて必死でやってきて俺も辞める辞める詐欺するかもしれない…」と冗談めかすと客席からは拍手が。「だってここ(帝国劇場)がなくなっちゃうから東京でやれないんですよ。まぁそこは仕方ないかな」と改めて説明しつつも、越岡から「光一くんなら…なんかおもしろいことを考えているでしょ?」と期待。ここで、進行が入り、カーテンコールはお開きとなった。締めのあいさつで光一は「2000回大切な節目にみなさんがお祝いしてくださることは感謝しかない。ここでのいろんな思い出はたくさんあるんですけどありすぎて逆に思い出せない」と笑わせつつ「最近は『ステージ上で当たり前のことを当たり前にやる』。それをやることってすごく難しい。みんなもそこに徹してくれているのも感じるし、毎日その日の公演がベストだと、言葉だけでなく全員が実践してくれている」と感謝。「自分も負けないようにやろうと、相乗効果になっているのかな。支えを感じながら今年で最後、と言いましたが最後までやり切れることはとても幸せなこと、みなさんの愛情を大切にやっていこうと思います」と気持ちを新たにしていた。
2024年04月22日俳優・市村正親(75)の長男で、俳優の市村優汰(15)が21日、自身のインスタグラムを更新し、高校入学を報告した。優汰は「本日高校入学しました!仲のいいおみと一緒の高校に入れてめっっちゃくちゃうれしいです!」と喜び「舞台ではよく一緒にいたけど学校におみがいるのがちょっと不思議な感覚ですwこれから3年間大変なこともあるけど一緒に頑張ろうね#高校 #高校生 #大矢臣 #入学式」とつづった。この投稿にフォロワーからは祝福の言葉や「中学生だったの??大人っぽい、、、。すごい」「スーツすごく似合ってるしお友達と一緒でいい表情」「映画とドラマ等の仕事をやりながら、高校で3年間頑張ってください」などのコメントが寄せられている。
2024年04月21日俳優・市村正親(75)の長男で、俳優の市村優汰(15)が16日、自身のインスタグラムにダンス動画をアップ。176センチの高身長、長い手足を活かしたパフォーマンスで「ダンス上手っっっ!」「カッコよすぎ」「美しい」「海外狙って」と反響を呼んでいる。選んだ楽曲は、SHINee・テミンの「Guilty」。ユニフォーム風のトップス×ジーンズのポップな格好で、メリハリのあるダンスを披露した。途中、トップスをまくりあげ“美腹筋”をあらわにする場面もあり、コメント欄には「色気がダダ漏れですね」「美美美」「セクシーすぎる」といった声も寄せられている。父の市村は、2005年に俳優の篠原涼子(50)と結婚。2008年5月に長男の優汰、2012年2月に次男が誕生した。市村と篠原は2021年7月に離婚。15年半の夫婦生活に終止符を打ち、子ども2人の親権は市村が持っている。
2024年04月17日数々の賞を受賞してきたミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』が、2024年3月9日(土) に東京・東京建物Brillia HALLで初日を迎えた。ミュージカル界の巨星、スティーヴン・ソンドハイムの代表作にして問題作と名高い『スウィーニー・トッド』は、18世紀のロンドンに実在したという恐怖の理髪師スウィーニー・トッドの痛快で哀しい復讐の物語。日本ではソンドハイムと深い親交を持つ宮本亞門が演出を担い、市村正親、大竹しのぶのふたりがコンビを組んで2007年に日本初演されると、2011年、2013年、2016年と再演を重ね、今回が5度目の上演となる。主演のスウィーニー・トッド役を市村、ミセス・ラヴェット役を大竹が演じるほか、物語の鍵を握る乞食女役でマルシア、若き水夫アンソニー役で山崎大輝と糸川耀士郎、そのアンソニーと恋に落ちるトッドの娘ジョアンナ役で唯月ふうかと熊谷彩春、トッドをどん底に突き落とし復讐に狂わせる元凶となるターピン判事役で安崎求と上原理生が出演。また、ターピン判事の部下ビードル役は、こがけん、トバイアス役は武田真治と加藤諒が務める。宮本は初日を迎えるにあたって、「私の人生の中で最も好きで、最も愛している作品がこの『スウィーニー・トッド』です。5度目になりますが、また再演できるんだという喜びがあります。稽古場で、このふたりがこれまでと全く違う意気込みでこれでもかと稽古をする時間が本当に大変でもありますが、たまらなく面白いです。今回でやっと完成したと言えるくらい、細かいところまで丁寧に作りこみました」と自信を覗かせた。また市村は「今回が5回目の上演になりますが、ようやくソンドハイムが目指すところまできたんじゃないかなという気がします。年齢に負けず、復讐の鬼となってこの舞台を暴れ回っていきたいと思います」、大竹は「今回が再々々々演ということで前よりも何百倍も上手くなりたいと思ってやってきましたし、こんなに新しい面もあったんだという新鮮な気持ちでお芝居に挑みたいと思っています」とそれぞれ意気込みを語った。(撮影:渡部孝弘)(撮影:渡部孝弘)東京公演は2024年3月30日(土) まで同所で上演。その後、4月12日(金) から14日(日) に宮城・東京エレクトロンホール宮城、4月19日(金) から21日(日) に埼玉・ウェスタ川越 大ホール、4月27日(土) から29日(月・祝) に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。上演時間は1幕90分/休憩20分/2幕65分(計2時間55分)予定。■演出:宮本亞門 コメント私の人生の中で最も好きで、最も愛している作品がこの『スウィーニー・トッド』です。5度目になりますが、また再演できるんだという喜びがあります。稽古場で、このふたりがこれまでと全く違う意気込みでこれでもかと稽古をする時間が本当に大変でもありますが、たまらなく面白いです。今回でやっと完成したと言えるくらい、細かいところまで丁寧に作りこみました。この作品は最高の反戦作品だと思っています。戦争だとか格差社会だとか、そういったものを社会的にしっかりと訴える力を作品に入れ込みました。楽しいエンターテイメント以上の凄みみたいなものを感じていただけると思いますし、是非皆さんに観ていただきたい作品になったと思います。■スウィーニー・トッド役:市村正親 コメント今回が5回目の上演になりますが、ようやくソンドハイムが目指すところまできたんじゃないかなという気がします。年齢に負けず、復讐の鬼となってこの舞台を暴れ回っていきたいと思います。観客の皆さんにお見せするのが非常に楽しみでワクワクしております。ろうそくは消えかかる瞬間が一番輝くと言いますが、今回の舞台がまさしく僕が消えかかる前にバアーッっと輝くような……(一同笑い)まあ、そういう輝きを見せたいと思います。■ミセス・ラヴェット役:大竹しのぶ コメント8年ぶりにこのミセス・ラヴェットとミスター・トッドに会えたことを本当に嬉しく思います。初演時は初めてのミュージカル出演だったので毎日居残り稽古をさせてもらって、「いつかできるようになるよ!」とみんなに励まされながらやったことが忘れられず、今回が再々々々演ということで前よりも何百倍も上手くなりたいと思ってやってきましたし、こんなに新しい面もあったんだという新鮮な気持ちでお芝居に挑みたいと思っています。絶対に面白いので観に来てください。<公演情報>ミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム脚本:ヒュー・ホイラー演出・振付:宮本亞門翻訳・訳詞:橋本邦彦訳詞:中條純子、宮本亞門音楽監督:山下康介スウィーニー・トッド:市村正親ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ乞食女:マルシアアンソニー:山崎大輝/糸川耀士郎(Wキャスト)ジョアンナ:唯月ふうか/熊谷彩春(Wキャスト)ターピン:安崎 求/上原理生(Wキャスト)ビードル:こがけんトバイアス:武田真治/加藤諒(Wキャスト)石井雅登、榎本成志、小原和彦、下村将太、高田正人、高柳 圭、俵 和也、茶谷健太、山野靖博、岩矢紗季、川合ひとみ、北川理恵、鈴木満梨奈、高橋 桂、永石千尋、福間むつみスウィング:西尾郁海、大倉杏菜安立悠佑【東京公演】日程:2024年3月9日(土)~30日(土)会場:東京建物Brillia HALL【宮城公演】日程:2024年4月12日(金)~14日(日)会場:東京エレクトロンホール宮城【埼玉公演】日程:2024年4月19日(金)~21日(日)会場:ウェスタ川越 大ホール【大阪公演】日程:2024年4月27日(土)~29日(月・祝)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月11日俳優・市村正親の長男・市村優汰が2日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」に出演した。2021年に本格舞台デビューを飾り、ドラマや舞台など活躍の幅を広げている市村優汰がTGCに初出演。スタイリスト・長瀬哲朗氏が手掛けるスタイリングショー「TGC SPECIAL COLLECTION 2」に登場すると、クールな表情でランウェイを歩き、抜群のスタイルで存在感を放っていた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。ファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは「百花繚乱」。春の訪れとともに迎えるTGCは、色とりどりのさまざまな花々が集まり華やかに咲き乱れる特別な場所であり、儚さをも秘めた夢の瞬間という意味が込められている。撮影:蔦野裕
2024年03月02日●父に憧れ芸能界へ演技のやりがいも実感俳優・市村正親の長男で、2021年に本格舞台デビューを飾った市村優汰。現在放送中のテレビ東京『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』で初のレギュラードラマ出演を果たすなど活躍の幅を広げ、177cmという高身長を生かしてモデルとしても活動している。3月2日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」(TGC)に出演する市村にインタビューし、仕事に対する思いや父からのアドバイス、今後の抱負など話を聞いた。――芸能界に入ろうと思ったきっかけを教えてください。もともとお父さんに憧れて、お父さんみたいになりたいという思いがあったのですが、お父さんと『オリバー!』という舞台をやらせていただいて、本格的に芸能活動を始めようと決めました。――お父様のどんなところに憧れていますか?家で台本を真面目に読んでいる姿もかっこいいなと思いますし、舞台に立つと役になりきって誰よりも輝いているので、それがもうかっこよくて、とても憧れています。そして、同じ舞台に立った時に、「本当に自分のお父さんなのかな?」と。迫力もすごくて、家にいる時のお父さんと舞台に立っているお父さんが全然違って、切り替えがすごいなと思い、さらにかっこよく感じました。――俳優のお仕事をスタートされてから、演じる楽しさややりがいを感じていますか?すごく楽しいですし、いろんな人と仲良くなれたり、演技を褒めてもらえたりした時にやりがいを感じます。――どんなことを褒めてもらいましたか?『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』で長文のセリフがあるのですが、一発撮りでOKをもらって「すごくいいね!」と褒めてもらった時に、頑張ってよかったなと思いました。――俳優のお仕事に関して、実際にやってみてイメージと違ったなと思うことはありましたら教えてください。視聴者としてドラマなどを見ていた時は、皆さんすんなりと演技されているので、俳優って簡単なのかなと思っていたんです。でも、いざ自分がやってみると役を自分のものにするのは難しいですし、何回も同じシーンを撮影したり、いろんな場所に行ったり、時間もかかって大変なんだなと思いました。○目標は『ラ・カージュ・オ・フォール』での親子共演――将来的にどうなっていきたいと考えていますか?父のような俳優になって、たくさん活躍できるようになりたいと思っています。――具体的に掲げている目標は?お父さんとも「絶対やりたいね」と話しているのは、『ラ・カージュ・オ・フォール』という舞台で、僕がジャン・ミッシェル、お父さんがザザの役をやって、共演したいなと。――いつ頃実現できたらいいなと考えていますか?ジャン・ミッシェルは20歳くらいの役だと思いますが、18歳頃で大人のように見せて、演技も大人っぽくして、ジャン・ミッシェルのオーディションを受けたいと思っています。――お父様から言われた言葉で大切にしているものがありましたら教えてください。「役にしっかりとなりきること」というのをお父さんから言われていて、それは大切にしています。台本を読んで、こういう役なんだなとわかったら、その役を自分なりに考えて演じるようにしています。●モデル業のために体作りも“氷生活”で4キロ減――モデルとしても活動され3月2日にはTGCに初出演されますが、意気込みをお聞かせください。元気よく歩いて皆さんに楽しんでもらえるように頑張りたいなと思っています。――昨年、GirlsAward(ガールズアワード)でランウェイデビューされましたが、堂々と歩かれていましたね。出演前は緊張しますが、出たら緊張もほぐれてすごく楽しいです。――好きなファッションも教えてください。サグクラブとかバレンシアガみたいなストリート系の少しダボっとした感じの服をよく着ています。以前は韓国系のピチッとしたファッションでしたが、最近ストリート系に目覚めました。――すごく痩せられたそうですが、どれくらい変わったのでしょうか。13歳頃は身長162cmで体重46kgぐらいでしたが、今15歳で身長177cmあって体重45kgなので、けっこう痩せたなと思います。――痩せようと思ったきっかけは?全然痩せようとは思ってなくて、普通にご飯を食べていたら、身長が伸びていくと同時に胃が小さくなって自然にという感じでした。それに加え、ガールズアワード出演が決まった時にダイエットをして痩せました。――どんなダイエットを?朝ヨーグルトを食べて、昼と夜は氷だけという“氷生活”をして、1週間で4kgぐらい落ちました。ガルアワのあとは普通の食生活に戻しましたが、体重はずっとキープしています。――今回のTGCに向けてはもうダイエットは必要なさそうですよね。このままでもいいかなと思いつつ、もうちょっと痩せたいなという気持ちもあり、あと2キロくらいは落とせたらと思っています。――成長期だと思いますし、栄養はしっかり摂ってくださいね!今日も卵やウインナーをたくさん食べて栄養はしっかり摂っているので大丈夫です!――お仕事を始めて表に立つようになってから、見た目に対する意識が高まったのでしょうか。そうですね。モデルのお仕事をさせていただくからには太っていたらダメだなと思い、頑張ろうと思うようになりました。○憧れのモデルは中条あやみ「尊敬しています」――憧れているモデルさんはいますか?女性の方ですが、中条あやみさんのスタイルがとても素敵だなと思っていて、憧れています。とてもスリムで、自分が女性だったらなりたいなと思うスタイルで、尊敬しています。――中条さんと直接やりとりされたことはありますか?直接話したことはないです。今回のTGCも出演されるので、楽屋挨拶に伺えたらと思っています。初対面になるので緊張しそうですが、いつも応援しているということは伝えたいと思っています。――男性だと筋肉のついた体を目指す方もいますが、それよりもスリムな体が理想なのでしょうか。筋肉は少しつけたほうがいいと思っていますが、筋肉ムキムキすぎる体ではなく、筋肉もつけつつスタイルもいいというスリムマッチョな体を目指しています。――スタイル磨きのためにトレーニングなどしていますか?高校生からジムに通えるようになるので、ジムに通おうかなと思っています。――ちなみに中学で部活動は?中1の3学期くらいまでラクロスと茶道をやっていましたが、お仕事が入ってきて続けられなくなり辞めました。●4月から高校生に「学生の青春生活ができたら」――モデルのお仕事にもやりがいを感じられているようですが、俳優業を軸にしつつ、モデルとしても雑誌やイベントで活躍していきたいというイメージでしょうか。そうですね。モデルは俳優とは違って、素の自分を出せる感じがしていて、着ている服を皆様に見ていただくというのも楽しいなと感じています。――雑誌だと『NYLON JAPAN』での親子共演が話題に。ハグなどいろいろなポーズをされていましたが、いかがでしたか?なかなかああいうことをして撮影することはないので、いい経験になりました。ハグしている写真を今、家に飾っていて、「あ~いいなあ」と思っています。――4月から高校生に。ジムに通う予定だとおっしゃっていましたが、ほかに高校生活で楽しみにしていることはありますか?学生の青春生活を、俳優業をやりながらでもできたらいいなと思っています。あと、今ヒップホップをやっていて、ダンスもたくさんやりたいなと。それがお仕事にもつながるといいなと思っています。○動物が大好き「相棒という感じがしています」――最近ハマっていることも教えてください。動物がとても好きで、今、家に猫2匹と犬、鳥もいて、癒やしにもなるし、相棒という感じがしています。隣にいつもいてくれて、寂しい時も一緒にいてくれるので親密度が上がっている気がします。――動物番組もいろいろあるので、そういった番組で動物と共演する姿を見てみたいです。『天才!志村どうぶつ園』にお父さんが昔出ていて、とても好きで見ていたので、僕もそういった番組に出られたらうれしいです。――最後に、今後の活躍を楽しみにしている方と、TGCのステージを楽しみにしている方にメッセージをお願いします。まだまだ未熟ですが、これからどんどんドラマなどに出演して、いっぱい活躍していけたらいいなと思っているので、応援よろしくお願いします! TGCも頑張りますので、ぜひ足を運んで楽しんでいただけたらと思います。■市村優汰2008年5月10日生まれ、東京都出身。2021年、ミュージカル『オリバー!』で本格舞台デビューし、2022年に父・市村正親と同じホリプロに所属し、本格的に俳優業をスタート。2023年にBS-TBS『天狗の台所』でドラマデビュー。現在放送中のテレビ東京系ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』にレギュラー出演中。今後は3月26日スタートのTBSドラマ『からかい上手の高木さん』に出演。8月8日~12日に上演される『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』では舞台初主演を務める。
2024年02月29日‘21年7月に市村正親(74)との離婚を発表して2年あまり。篠原涼子(50)が「美ST」10月号で語った“新しい家族の形”が話題を呼んでいる。「Yahoo!ニュース」に配信された記事には、2400件を超えるコメントが投稿された。《かつては一日中ジムにいるなんて考えられなかった特別なことが今はできる。感謝しなければいけないなと思っています。(略)離婚後、私は家を出ましたが、ほぼ毎日家に戻り、形は違うけれど、2人で子供たちを育てていることに変わりはありません》(篠原)篠原は25歳年上の市村と’05年に結婚。’08年に長男、’12年に次男が誕生したが、’21年に離婚した。息子たちの親権は市村が持っている。「仕事と育児の両立に疲れ切ったという篠原さんは、市村さんと話し合いの末に離婚をしました。慰謝料や財産分与はなかったそうです。長男の優汰さんは2年前に俳優デビューし、すでに父子共演も果たしています」(スポーツ紙記者)同誌のインタビューでは息子たちへの思いや最近の関係についても語っている篠原。新しい家族のあり方に、読者からは多くの反響が寄せられている。《夫婦の愛情がなくなっても2人は子供たちの親として、互いを頼り大事にしあっている姿は子供達にとって不幸なことではないと思います》《どんな形だろうが本人達が良いならそれで良い。父親も母親も子供も一人の人間であることは変わらない。子度はいずれ巣立つわけだし母親や父親がそれぞれの幸せの為に色んな選択するのはその人達の自由。再婚しようが恋人が出来ようが好きに生きたら良い》《同じ世代ですが、これはまさにいいとこどり!ですね》《市村正親さんの『生きる』という舞台が素晴らしく、息子さんと一緒にいるからこそ一層活き活きとされている気がしました。離婚ではないですが妻に先立たれて息子家族と孤独を感じながら同居する役だったので。無理をして篠原さんと家庭を築くよりも男同士で暮らして一緒にミュージカルに出たりもして本当に楽しそうです》
2023年10月18日俳優・市村正親の長男で俳優の市村優汰が9月30日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER」に出演した。ファッションショー初出演となった市村は、「Top of the Hill」のステージに登場。シャツにニットを重ね、個性的なパンツ、そしてコートを羽織ったコーディネートでランウェイを歩き、先端ではかわいらしい笑顔を見せていた。「GirlsAward」(ガルアワ)は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。24回目の開催となる今回のテーマは「美美樂樂(びびらくがく)」という造語で、ファッション・ビューティー・音楽が集う日本最大級のイベントを楽しんでほしいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2023年10月01日9月から10月にかけて東京・大阪で上演されるミュージカル『生きる』の製作発表が都内某所で開催。市村正親、鹿賀丈史、村井良大、上原理生、高野菜々、実咲凜音、福井晶一、鶴見辰吾が登壇し、劇中より6曲を披露した。『生きる』は、黒澤明監督の名作をミュージカル化した意欲作で、再々演となる今回は新たなキャストも迎えて上演される。残りの人生をかけて市民のために公園を作る主人公・渡辺勘治を市村と鹿賀が演じるほか、男手ひとつで育ててくれた渡辺勘治とうまくコミュニケーションがとれない息子・光男役を村井、本作の語り手で重要な小説家役を平方元基と上原が務める。また、渡辺勘治に再び生きる力を与える女性・小田切とよ役で高野、光男の妻・一枝役で実咲、公園作りを妨害するヤクザ組長役で福井、本作の登場人物の中でもっとも腹黒い人物の助役役で鶴見が出演する。製作発表の冒頭では、劇中より「人生の主人になれ」「ワクワクを探そう」「二度目の誕生日」「あなたに届く言葉」「金の匂い」「最後の願い」の6曲が続けて披露された。■人生の主人になれ/上原理生:小説家役(ダブルキャスト)自らの余命が短いと知った渡辺勘治は、自暴自棄になり向かった小さな飲み屋で、売れない小説家と出会う。小説家は、金の使い方も遊び方も知らないという勘治に対して、自分が金の使い方を教えてやろうと、勘治を夜の街に誘い「もっと人生を楽しむべきだ」と説く、小説家のソロナンバー。■ワクワクを探そう/高野菜々(音楽座ミュージカル):小田切とよ役渡辺勘治は、夜の街で遊び回ってみたものの、人生の楽しさを見つけられずにいた。そんな時に偶然出会ったのは、同じ部署で働く部下の小田切とよ。彼女は、退屈な時には、同僚にあだ名をつけて楽しんでいたのだと、明るく語る。「ワクワクを探せば毎日が楽しくなる!」心が元気になる、溌剌としたナンバー。■二度目の誕生日/鹿賀丈史:渡辺勘治役(ダブルキャスト)渡辺勘治は、エネルギーに溢れる小田切とよからのある言葉を聞き、残りの自分の人生でまだ何かできるのではと考えはじめる。まだ遅くはない、今日から生まれ変わるんだと、新たな人生への決意を誓うナンバー。■あなたに届く言葉/村井良大:渡辺光男役勘治の1人息子・光男。勘治の病気のことを知らない光男は、毎日遅くまで帰らずどこで何をしているかも分からない父親に、混乱の中で怒りをぶつける。どうすれば届くのか、昔のように戻れるのか。息子が父親への想いを吐露する1曲。■金の匂い/福井晶一:組長役勘治は市民のために公園をつくると決意し奔走するが、ヤクザたちは、その場所に赤線をつくって金を儲けようと、勘治たちを阻止しようとする。危険な香り漂う、迫力の1曲。■最後の願い/市村正親:渡辺勘治役(ダブルキャスト)公園を創るという夢の実現まであと一歩というところで、勘治は再び、身体に強い痛みをおぼえる。人生の意味をやっと見つけた今、最後までこの命を生きぬいてみせる。「生きる」ことへの喜び、強い想いが込められた1曲。演出・宮本亞門&登壇者のコメント■演出:宮本亞門(※映像より抜粋)いよいよ、再再演、ミュージカル『生きる』が始まります。私は本当にこの作品が好きで、毎回心が洗われる、生きるための根源が詰まっている作品だと思っています。今ようやく、コロナ禍も明けてきました。次の未来へ向けて、何を大切に、何を軸に生きていくか、そんなテーマも入っている作品です。そして勿論、今回も主役は、市村正親さんと鹿賀丈史さんです。再演ごとに深くなっていくお2人、今回はどんなアプローチでくるのか。見逃すことのできない、一瞬一瞬感動にみちたドラマが繰り広げられると思います。新しいキャストも増え、新たな生きるが生まれます。劇場でお待ちしております。■市村正親:渡辺勘治役(ダブルキャスト)2018年の初演時は毎日少しずつ台本が上がってくるようなスリリングな稽古をしていて、いざ本番が開いてみるとお客様から爆発的な拍手をいただき、ああやっぱりこれは素晴らしい作品なんだなと思いました。20年はコロナ禍でしたが、コロナに痛めつけられている状況の中で上演するのも、それはそれでまたこの作品に合っているような気がしました。今年はまた新しく濃いキャストの皆さんが揃っていますので、僕も霞まないようにやっていきたいと思います。■鹿賀丈史:渡辺勘治役(ダブルキャスト)オリジナルミュージカルの三度目の上演という喜びに浸っております。一度目は初演ということで緊張感もあり、台本の直しも多く大変な稽古場でした。二度目はコロナの最中でしたが、我々は運よく中止にならずに上演することができました。それから3年、世界の勢力地図というものもずいぶん変わりまして、我々はまさに直面する「生きる」ということに戸惑っている時期だと思います。これ以上シンプルで深いテーマはありません。ぜひ皆さん、感動と生きる力というものをお持ち帰りいただければと思います。■村井良大:渡辺光男役前回はキャストも舞台袖でギリギリまでマスクをしていたり、客席も50%の収容人数で始まったりと、毎日公演ができる喜びを感じながら、まさに一公演ごと「生き切る」ように演じていました。無事ひとりも欠けることなくゴールできた感動を今でも覚えています。僕の演じる渡辺光男は、その後の日本の混沌の中でも力強く、家族の幸せを願いながら生きていく青年です。本当に老若男女、すべての皆さんに響くメッセージのある作品ですので、ぜひ2023年版の『生きる』をお客様の心に届けたいと思います。■上原理生:小説家役(ダブルキャスト)再演を拝見した際に、あの黒澤明監督の作品を見事三次元の舞台に作り上げられていることと、オリジナルミュージカルとしてのクオリティの高さに感動し、素晴らしい作品だなと思いました。戦後7年の日本、まだ復興の途中でもっと豊かになっていきたいという中で本当に大切にしなくてはならないことは何かを投げかけてくれる作品だと思います。小説家は渡辺勘治とは180度違う人生を歩んできた役だと感じていますので、勘治の生きる姿勢を浮き彫りにするような、光と影の影の部分を描いていければと思います。■高野菜々(音楽座ミュージカル):小田切とよ役私はオリジナルミュージカルを上演する音楽座ミュージカルに15年所属しています。今回音楽座ミュージカル以外の作品に初めて出演させていただくこととなり、オファーをいただいた時はすごくびっくりして身が引き締まる思いでしたが、物語の一部になっていけるよう精一杯頑張ります。死生観がテーマの作品でありながらも、歌ありダンスありのエンターテイメントにあふれた華やかな世界になっているのがこの作品の魅力だと思います。とよは渡辺勘治に大きなきっかけを与える女性ですが、大切なものは日常にこそ転がっているんじゃないかということを自分自身大切にしながら演じさせていただければと思います。■実咲凜音:渡辺一枝役日本の名作を原作にしたこの作品に参加させていただけることを光栄に思います。こうして初めての作品に向き合う時は、新しい役、新しい共演者の皆さん、新しい自分の課題に出会えることにいつもワクワクします。初演を拝見した際、観終わった後に自然と涙が流れていて、私は毎日一生懸命生きているのかなと自分自身に問いかけたのを覚えています。渡辺一枝はしっかりと自分自身を持っている意思の強い女性だと思います。個人的にはとよ役の高野さんとは同い年なので仲間がいてすごく嬉しいなと思いますし、対照的な女性像を作っていけたらと思います。■福井晶一:組長役役者仲間の評判を聞いて初演を拝見しましたが、評判通り素晴らしい作品でした。黒澤明監督の映画がミュージカルになると聞いた時は驚きましたが、エンターテイメント性と同時にしっかりとしたテーマ性もあり、こんなにもミュージカルに適した題材だったんだと思いました。個人的には市村さんと鹿賀さんという、劇団時代の大先輩と初めて共演させていただけることを本当に嬉しく思いますので、色々なことを学びたいです。命を燃やして生きる、というすごく温かいメッセージが込められている作品だと思いますので、たくさんの方にお届けできればと思います。■鶴見辰吾:助役役初演時には市村さん版を、再演時には鹿賀さん版を拝見しました。関係者席に座らせていただいたのですが、その席にいながら涙が止まらず、それが恥ずかしくて、カーテンコールになってからタイミングをずらしてそっとハンカチで拭きました。それくらい感動的な作品でした。黒澤明監督が亡くなられて、ああ自分はもう黒澤作品には出演できないんだなと寂しく思いましたが、いまこうやってミュージカルという形で携わることができるのは、自分の夢が叶ったようですごく嬉しいなと思っています。市村さん鹿賀さんのパワーに負けないようにしっかり悪役を演じたいです。ミュージカル『生きる』宮本亜門 コメント撮影:引地信彦<公演情報>ミュージカル『生きる』原作:黒澤明監督作品『生きる』(脚本:黒澤明 橋本忍 小國英雄)作曲&編曲:ジェイソン・ハウランド脚本&歌詞:高橋知伽江演出:宮本亞門【キャスト】渡辺勘治:市村正親/鹿賀丈史(ダブルキャスト)渡辺光男:村井良大小説家:平方元基/上原理生(ダブルキャスト)小田切とよ:高野菜々(音楽座ミュージカル)渡辺一枝:実咲凜音組長:福井晶一助役:鶴見辰吾佐藤誓重田千穂子田村良太治田敦、内田紳一郎、鎌田誠樹、齋藤桐人、高木裕和、松原剛志、森山大輔あべこ、彩橋みゆ、飯野めぐみ、五十嵐可絵、河合篤子、隼海惺、原広実、森加織、安立悠佑【東京公演】9月7日(木)~24日(日) 新国立劇場 中劇場チケット料金:S席:14,000円/A席:9,800円(全席指定・税込)【大阪公演】9月29日(金)~10月1日(日) 梅田芸術劇場メインホールチケット情報:関連リンク公式サイト::
2023年06月22日《鼻と口が特にめちゃくちゃ篠原涼子だわ!》《めっちゃ篠原涼子なんよ》《母ちゃん6割、父ちゃん4割位?》(原文ママ)ネット上でこんな反応が起こったのは、市村正親(74)の長男で俳優の市村優汰(15)の近影について。所属するホリプロのインスタグラムアカウント「ホリプロActor」に投稿されたものだが、以前より成長して大人びた優汰の顔立ちについて、’21年に離婚した母・篠原涼子(49)に“よく似ている”と、多くの人が反応していた。優汰は、‘21年9月に父が主演を務めるミュージカル『オリバー!』で本格俳優デビュー。’22年12月には父と同じホリプロに所属することが発表された。「市村さんと篠原さんには2人の男の子がいて、次男は現在11歳。篠原さん自身が、“長男は篠原さん似で次男は市村さん似”だと話していたことがあります。次男も俳優を目指しているそうです」(スポーツ紙記者)離婚後、親権は父の市村が持つことに。市村自身の強い希望だったといわれている。市村は最近のインタビューで、役者業と2人の息子との子育てを両立する生活について次のように話している。《両立?普通ですよ、普通! 今日は朝6時に起床して、犬に餌をあげて、子供たちと自分の分のお弁当を作りました》(『FRIDAY』2023年2月24日号より)「息子たちの存在が、市村さんの原動力になっているといいます。テレビでも息子さんのためのお弁当づくりについて語っていたことがありますが、前の晩の夜に下ごしらえをきちんとしているそう。もともと料理好きなので、まったく苦ではないようです」(前出・スポーツ紙記者)一方の母・篠原涼子のほうはというと、4月で出演したラジオ番組で「子どもは育ってくれます。育てられているような気がします、子どもに」と2人の息子への感謝の気持ちを語っていた。「市村さんと息子さんたちと、篠原さんの関係性は離婚後、良好なようです。篠原さんが休みの日に家に来て、食事をしたり、みんなで遊びに出かけたりしているといいます」(前出・スポーツ紙記者)新しい家族の形をとる一家のなかですくすくと成長する、長男・優汰の今後に期待!
2023年05月26日9月に新国立劇場 中劇場で上演されるミュージカル『生きる』の公演詳細とメインビジュアルが公開された。『生きる』は黒澤明監督の名画を世界で初めてミュージカル化した意欲作。今回は新たなキャストを迎え、3度目の上演となる。今年役者生活50周年を迎えるミュージカル界のレジェンド・市村正親と鹿賀丈史が、残りの人生をかけて市民のために公園を作る主人公・渡辺勘治を演じる。また、男手一人で育ててくれた渡辺勘治とうまくコミュニケーションがとれない息子を演じるのは、再演から引き続き好演だった村井良大。本作の語り手で重要な小説家役を平方元基と上原理生がダブルキャストで担当する。さらに渡辺勘治に再び生きる力を与える女性・小田切とよ役を高野菜々、光男の妻・一枝役を実咲凜音、渡辺勘治の公園作りを妨害するヤクザ組長役を福井晶一、登場人物の中でもっとも腹黒い人物の助役を名優・鶴見辰吾が務める。東京公演は9月7日(木) から24日(日) まで。その後9月29日(金) から10月1日(日) に梅田芸術劇場メインホールで上演される。<公演情報>ミュージカル『生きる』原作:黒澤明監督作品『生きる』(脚本:黒澤明 橋本忍 小國英雄)作曲&編曲:ジェイソン・ハウランド脚本&歌詞:高橋知伽江演出:宮本亞門【キャスト】渡辺勘治:市村正親/鹿賀丈史(ダブルキャスト)渡辺光男:村井良大小説家:平方元基/上原理生(ダブルキャスト)小田切とよ:高野菜々(音楽座ミュージカル)渡辺一枝:実咲凜音組長:福井晶一助役:鶴見辰吾佐藤誓重田千穂子田村良太治田敦、内田紳一郎、鎌田誠樹、齋藤桐人、高木裕和、松原剛志、森山大輔あべこ、彩橋みゆ、飯野めぐみ、五十嵐可絵、河合篤子、隼海惺、原広実、森加織【東京公演】9月7日(木)~24日(日) 新国立劇場 中劇場チケット料金:S席:14,000円/A席:9,800円(全席指定・税込)【大阪公演】9月29日(金)~10月1日(日) 梅田芸術劇場メインホール関連リンク公式サイト::
2023年04月20日ミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』が、2024年3月に東京建物Brillia HALLで再演されることが決定した。ミュージカル界の巨星、スティーヴン・ソンドハイムの代表作にして問題作と名高い『スウィーニー・トッド』は、18世紀のロンドンに実在したという恐怖の理髪師スウィーニー・トッドの痛快で哀しい復讐の物語。トニー賞8部門受賞をはじめとして数々の賞を受賞しており、2023年春からはブロードウェイでも上演が開始している。今回はスウィーニー・トッド役で市村正親、ミセス・ラヴェット役で大竹しのぶが出演するほか、演出は宮本亞門が担当。この3人による上演は5度目で、2016年以来8年ぶりとなる。なお東京公演上演後、仙台、川越、大阪でツアー公演が予定されている。■演出:宮本亞門 コメント最もクレイジーでおぞましく、映画『ジョーカー』にも似た狂気を潜む『スウィーニー・トッド』。極限の格差社会から生まれたヒーロー、トッド役の市村正親さんと、トッドを笑いながら悪へと導くラヴェット役の大竹しのぶさん、それに実力派のキャスト・スタッフたちと8年ぶりにスパークします!ブロードウェイミュージカル史上、最も恐ろしく愛おしいスティーヴン・ソンドハイムの名作、サイコスリラーミュージカルをどうぞお見逃しなく。■スウィーニー・トッド役:市村正親 コメントもう一度、『スウィーニー・トッド』をやれる喜び、そしてしのぶちゃんと『スウィーニー・トッド』をやれる喜びを噛み締めています。今回が本当に最後になるのかなと思うので、一回一回、丁寧に首を切らせていただきます(泣笑い)。■ミセス・ラヴェット役:大竹しのぶ コメントまた市村さんと歌えるなんて!またミセス・ラヴェットに逢えるなんて!ミュージカルの楽しさを教えてくれたこの作品に再び挑戦が出来ること、幸せとしか言いようがありません。オープニングのあのワクワク感。私の役者人生の中でもトップ3に入ります。自分にとっても勿論ですが、お客様の心に生涯残る作品になるよう頑張るのみです。それだけ素晴らしい作品なのですから。あー、今から楽しみです。<公演情報>ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』2024年3月 東京建物Brillia HALL※仙台、川越、大阪公演あり作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム脚本:ヒュー・ホイラー演出:宮本亞門【キャスト】スウィーニー・トッド役:市村正親ミセス・ラヴェット役:大竹しのぶほか関連リンク公式HP::
2023年04月13日市村正親が1997年に旗揚げした市村一人の劇団、『市村座』。市村の役者生活50周年の集大成であり、5年ぶり10回目となる本作が、2月26日(日) に初日を迎えた。「市村座のテーマ」を軽快に歌いながら、客席通路からに市村が登場。この曲を聴くと自然とテンションが上がる。客席からも手拍子が起こり、市村も満面の笑みだ。口上では裃姿の市村によるご挨拶と演目紹介。その後、市村二世として長男・優汰さんと次男さんが登場し、それぞれ立派に口上を述べた。「父のこと、よろしくお願いいたします」と話す二人、見守る市村の優しい目が印象的だ。左より)市村正親、市村優汰次に披露されたのが一人芝居仕立『死神』。『死神』は三遊亭圓朝作の落語で、かつて市村が付き人をしていた西村晃がミュージカルで演じたこともある。今回の『死神』では男が市村座を見逃すわけにはいかないと金を使い果たし、市村の追っかけだった妻は、亭主の散財に腹を立て、家から追い出してしまう。男は悔しくて死のうとすると、そこに死神が……。何役も務める市村は、実に軽妙で達者、芝居心とコメディセンスが光る。ラストは劇場が驚きと笑いで包まれた。幕間を挟んで、「五十年間全作品人気楽曲披露」。なんと、市村が出演したミュージカル40曲以上、デビュー作「ヘロデ王の歌」(『イエス・キリスト=スーパースター』)から始まり、劇団四季時代から退団後の今に至るまでのナンバーを、思い出の画像やエピソードと共に披露するという。各曲ワンフレーズずつ歌う程度だろうと思っていたら、これが大違い。曲によってはガッツリ歌い切り、振付もつく。途中からこれは凄まじい挑戦だと気づき、楽しみながらも手に汗握って応援する気持ちになった。「ワン」(『コーラスライン』)ではステップを踏みながら歌い踊り、3役を務めた『キャッツ』ではミストフェリーズとスキンブルシャンクスの両曲を歌うサービス精神。『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイ』ではその伸びる歌声はまさにファントムが降りてきたようで、一気に物語へと連れて行かれた。エンジニアとして泥臭く「アメリカンドリーム」(『ミス・サイゴン』)を歌ったかと思えば「マスカラ」(『ラ・カージュ・オ・フォール』)ではお化粧や身支度をする可憐なサザがいる。「心を鉄に閉じ込めて」(『モーツァルト!』)で天才ヴォルフガングの父としての想いを吐露し、牛乳屋テヴィエとして「もし金持ちならば」(『屋根の上のヴァイオリン弾き』)で軽やかに舞う。「マイ・フレンズ」(『スウィーニー・トッド』)ではカミソリを手に復讐心を燃やし、「最後の願い」(『生きる』)では市民課長・渡辺勘治として再生を決心する。役の幅広さたるや、市村は一体どれだけの表現、引き出しを持っているのだろう? 市村が歌うとその場面がパーッと目前に広がる。きっとどの人物にも真摯に魂を吹き込んできたのだろう。間違いなく役者になるために生まれてきた人なのだと胸に迫るものがあった。お子さん二人もパフォーマンスに参加。優汰さんと次男さんは『コーラスライン』の「ぼくって誰だ」をデュエット。また優汰さんは『キャバレー』の「ヴィルコメン」にのせて華麗なタップで場を沸かせた。次男さんは『人間になりたがった猫』の「自己紹介」や「青い鳥」を独唱、素直な美声でこの先が楽しみだ。ラストは市村座恒例の長編歌謡浪曲「俵星玄蕃」。歌、語り、芝居、振り、浪曲が詰まったこの難曲、市村は今回も力強く高らかに歌い切ってみせた。またアンコールでは市村の役者人生を表した新曲「役者ほど素敵な人生はない」が披露された。市村の過去と現在、そして未来を詰め込んだ『市村座』。74歳、改めてすごい役者だと体感した。上演時間は1幕50分、休憩20分、2幕80分の計2時間30分予定。東京公演は2月28日(火) まで日生劇場にて上演。その後、3月3日(金) 大阪・NHK大阪ホール、3月4日(土)・5日(日) 福岡・博多座、3月8日(水) 埼玉・ウェスタ川越大ホール、3月10日(金) 仙台・仙台電力ホールにて上演。文=三浦真紀撮影=渡部孝弘<公演情報>市村正親ひとり芝居『市村座』『市村座』ビジュアル【スタッフ】作・演出:高平哲郎音楽:上柴はじめ【キャスト】市村正親●東京公演2023年2月26日(日)~2月28日(火) 日生劇場■当日券について本公演は劇場窓口での当日券販売はございません。残席がある限り、ホリプロステージで開演時間まで販売いたします。ホリプロステージ:●大阪公演2023年3月3日(金) 18:30 NHK大阪ホール問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(平日・土11:00~18:00)●博多公演2023年3月4日(土)・5日(日) 博多座3月4日(土) 19:003月5日(日) 12:30問合せ:博多座電話予約センター092-263-5555●川越公演2023年3月8日(水) 18:30 ウェスタ川越 大ホール問合せ:ウェスタ川越049-249-3777(9:00~19:00 点検日等の休館日を除く)●仙台公演2023年3月10日(金) 18:30 仙台電力ホール問合せ:キョードー東北022-217-7788(平日13:00~16:00 / 土曜日10:00~12:00 ※祝日を除く)公式HP:公式Twitter:
2023年02月27日2023年2月27日、俳優の市村正親さんと、市村さんの長男である市村優汰さんの親子ツーショットが、Instagramで公開されました。母に篠原涼子さんを持つ優汰さん。両親ともに誰もが知る人気俳優であり、優汰さんもまた、演技の道へと進んでいます。2021年には、ミュージカル『オリバー!』で俳優として本格デビューを果たし、また、同作の主演を務めたのが父である正親さんだったため、親子初共演でも話題に。今回公開された親子ツーショットでも、仲むつまじい姿を披露しています。 この投稿をInstagramで見る ホリプロ Actor(@horipro_official_actor)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る ホリプロ Actor(@horipro_official_actor)がシェアした投稿 キリッとした印象的な眉毛が、正親さんそっくり。また「背が伸びましたね」「イケメン息子」といったコメントも寄せられています。今後、優汰さんがどのような俳優に成長するのか、多くのファンが期待していることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月27日日本のミュージカル界のトップを走り続ける市村正親(74)の役者生活は、1973年にスタートし、実に50年におよぶ。その記念すべき年の爽やかな初春に、市村正親を十二分に堪能できる『市村座』の幕が上がる(東京公演:日生劇場 2月26日〜28日、大阪公演:NHK 大阪ホール 3月3日、博多公演:博多座 3月4日〜5日、川越公演:ウェスタ川越 大ホール 3月8日、仙台公演:電力ホール 3月10日)。1997年に旗揚げされた『市村座』は、今回で10回目。つまり、役者生活50年と、『市村座』第10回が重なった形だ。本公演では、口上にはじまり、一人芝居仕立ての三遊亭圓朝の落語『死神』や、これまでに市村が出演してきた40を超えるミュージカル全作品を、MCを挟みながら振り返るという注目の柱が構え、役者生活50年を歌う新曲がラストを飾る予定だ。取材中もアイディアが湧き出し歌い始める市村の姿は、今なおバイタリティにあふれるが、「『市村座』をやるのは不安で不安でしょうがない」と意外な言葉もこぼれる。しかしそこには観客への強い思いがあった。そんな市村を作り上げ、50年の礎を築いた、付き人時代に培ったこととは? また、まさに日本のミュージカル界とともに歩んできた市村に、ここ20年ほどで急速に台頭してきた2.5次元ミュージカルの存在への印象も直撃した。○■市村正親らしい『死神』口上には息子たちも登場予定――市村座10回目とともに、市村さんの役者生活50周年も重なるアニバーサリーイヤー公演です。第1回の市村座は1997年。『ミス・サイゴン』や『スクルージ』『SHE LOVES ME』なんかをやってた頃に、500人入るか入らないかのホールでエネルギッシュに走って歌って踊ってやりました。そこからいろいろと形を変えながら、今回で第10回になるわけだけど、よくここまで来たなと。加えて50年ですから、普通に考えたら、だいぶしんどいはず。いや、しんどいんですよ。ははは! 去年、高橋真梨子さんのファイナルコンサートに行ったら、「ファイナルにしない」と言ってたんです。旅公演は最後にするけど、「東京ではまだやろうと思ってる」って。高橋さんのコンサートは彼女を好きな人が行ってるんだし、僕の『市村座』も、僕を好きな人が来てくれてるんだと信じて、頑張ろうと。この50年を歌いきってみようと思ってます。――これまでに歌ってきたナンバーと、市村さん自身の50年を歌う新曲もあるとか。50年で40本以上出演してきたんです。子供のミュージカルも大人のミュージカルも、いろんなものを含めて、MCを挟んで、僕自身の50年も振り返りながら披露しようかと。それだけで、あっという間に40~50分経つんじゃないかな。あと今回は、(落語の演目である)『死神』をやります。夫婦の愛情の『芝浜』、親子の愛情の『たらちね』、人情話の『文七元結』ときて、今回は少しハードなシェイクスピアみたいな部分も出せたらいいかなとかね。やっぱり、落語ではない、市村正親の『死神』ができたら面白いなと思ってます。――『死神』でも歌われるんですか?歌はないんだけど……。でも、別にないって決めることはないか。死神のセリフだけ歌にするとか。「お前は私との約束を裏切って~♪」(歌い出す)とか。「ついておいで~♪」と行った先に、ファントムが居そうな船があって、映像でろうそくの火をいっぱい揺らすとかね。うん、いいね。僕の『死神』を作ればいいわけだから。――市村さんご自身もアイディアを出されるのですか?僕もかなり考えますよ。東京公演には子供たちも口上で出るから、50年の振り返りナンバーにも出てもらおうかなとか。お兄ちゃんはいま変声期だから、歌じゃなくてタップを踊るとか、弟は「パパのやった役をやりたい」といつも言ってるから、どの役にしようかとか、一家3人で頑張ろうと考え中です(笑)○■3年間の付き人時代も大きな財産――『死神』は、市村さんがデビュー以前に付き人をされていた名優・西村晃さんの代表作でもあります。市村さんは今でもたびたびその頃のことを口にされますが、役者生活50年の前の3年間も大きな財産ですか?西村さんの付き人をやったということだけじゃなくて、西村さんがやった仕事を間近で見られたことが大きいです。最初は三木のり平さんと古今亭志ん朝師匠の『文七元結』を1カ月見ました。次は『雁の寺』を1カ月。木村光一さんが演出だったんだけど、水上勉さんと一緒に、僕にちょい役の場面を作ってくれたの。後に三田佳子さんと新橋演舞場で『越前竹人形』をやったときに、水上さんが来てくれたことがあって「あの頃のことよう覚えてまっせ。あんさんにちゃんとセリフ作ってあげたやろ」と。――しっかり覚えていてくださっていたんですね。僕が「西村さんの付き人を辞めてから劇団四季に入りまして、ミュージカルとか、シェイクスピアとか、フランス演劇とかいろいろやっていました」と言ったら、「ああ、ええねぇ、洋行帰りやな」って。いい外国旅行してきたねってことなんだけど。そういうことを水上先生とお話できたのも、西村さんの付き人をやって、ちょい役で出させてもらったから。ほかにも森繁久彌さんのテレビとか、勝新太郎さんの『座頭市』を目の前で見ていたし。歌舞伎座の『反逆児』では萬屋錦之介さんと十七代目 中村勘三郎さんを1カ月袖で見ました。西村さんの付き人を3年間やっているなかで、いろんな名優の実演を肌で感じたというのが、僕の大きな財産ですね。――一流の俳優たちの姿をすぐそばで見聞きしていたことで、特に染み込んでいることはありますか?愚痴を言わないことかな。二流三流の役者は愚痴が多いんです。楽屋に入ってきても、ブチブチブチブチず~っと愚痴を言ってる。「あいつより俺がやったほうが」とか「ギャラがどうだ」とか。そんなことばかり。――一流の方たちは違ったと。芝居の話しかしていませんでした。前向きに「ここはどうしよう」「あそこはどうしよう」と、とにかくよりいい芝居をするために、1歩でも1ミリでも前に行こうと考えていた。萬屋の錦にいも、のり平さんも、みなさんそうでした。○■2.5次元ミュージカルも「ひとつのジャンル」――ところで、演劇界全体の将来を見て、もっとお客さまを呼び込むためにはどうしていったらいいとお考えですか?うーん、いまもういろんな形のミュージカルがあって、みんな真剣に作っているからなぁ。――では、2.5次元といった新しい形のミュージカルにはどんな印象をお持ちですか?『テニスの王子様』とか『鬼滅の刃』とか、いろいろあるよね。それ自体ひとつのジャンルだと思っています。そこからさらに俳優として成長してくる人もいるし、ほかにも、名作といわれる作品が増えていて、いろんな俳優さんがチャレンジしている。僕らが日本オリジナルをやった『M.バタフライ』を内野聖陽くんがやったり、『ザ・ミュージック・マン』は坂本昌行くんがやるし。あれもなかなかハードなミュージカルだよ。日本でもいろんなミュージカルが増えてきていていいなと思っています。ただ、やたらナンバーが多いミュージカルはちょっとな、と思います。――ナンバーが多いというのは?たまに「この作品、うちの俳優にはナンバーがないんですけど」とか言う人がいたりするんですけど、満足させなきゃいけないのは役者じゃなくて観客。ナンバーってのは、ここぞというときに流れるからいいんです。でもそれもいま試行錯誤の時期にあるのかなと思っています。お客さんを納得させるためのものを作っていかなくちゃいけない。僕もそこへの不安感がある。『市村座』をやるのは不安で不安でしょうがないんですよ。楽しませることができるだろうかと。そのためにも、いつも好奇心と遊び心を持って。タフにね。■市村正親1949年1月28日生まれ、埼玉県出身。西村晃の付き人を経て、1973年に劇団四季の『イエス・キリスト=スーパースター』(『ジーザス・クライスト=スーパースター』)でデビュー。以後、ミュージカル、ストレートプレイ、一人芝居など様々な舞台に出演。1997年には『市村座』を旗揚げし、口上にはじまり、毎回さまざまな市村正親を見せている。映像のフィールドでも人気を博している。代表作に舞台『オペラ座の怪人』『ミス・サイゴン』『スクルージ ~クリスマス・キャロル~』『スウィーニー・トッド』『生きる』、映画『テルマエ・ロマエ』(12年、14年)、『のぼうの城』(12年)など。ミュージカル『生きる』が9月に上演予定。
2023年02月17日1997年から上演される市村正親のひとり芝居『市村座』の第10回公演が、市村の役者生活50周年を迎える今年、2月から3月にかけて東京、大阪、博多、川越、仙台にて上演される。市村正親に話を聞いた。市村正親ひとり芝居『市村座』 チケット情報これまで、落語の物語をミュージカルナンバーにのせた音楽落語や、落語一人芝居、音楽講談「日生劇場の怪人」などバラエティ豊かな演目を通し、さまざまな市村正親の姿をみせてきた『市村座』。役者生活50周年とも重なる第10回公演は、市村が50 年間で出演してきたミュージカル全作品をその楽曲とともに振り返るといい、「50年にもなると一人でやる負担も大きいけど、『市村座』は市村正親を好きな方が観に来てくださると信じているので、安心しきって僕の50年を歌いきってみようかなと思います。ただもし『中村座』と間違えて来たお客さんがいても、なんかおもしろいもの観たなと思ってもらえるものにしたい(笑)」。歌以外にも、三遊亭圓朝の落語『死神』の一人芝居仕立も行う。落語の演目をもとにした芝居はこれまでもやってきたが、「今回はタイトルに“死”の“神”とついているような演目ですから、そのハードさというかね、シェイクスピアのような部分を出せたらいいかな。そして僕がやるからこそのアイデアも加えたい。例えば寿命の蝋燭が並ぶ部屋で『ファントムが出てきそうだな』なんて台詞があってもいいし(笑)。“市村正親の『死神』”ができたら」とイメージが膨らむ。さらに今回は、『市村座』を共につくってきた作・演出の髙平哲郎が作詞、上柴はじめが作曲し、市村正親をイメージした新曲も披露する。「髙平さんは僕の役者生活50年間を全部知っている方ですから。その髙平さんが歌詞を書いてくれる、そこに上柴さんが曲をつけてくれる。これもすごく楽しみです」。役者生活50周年を迎え、「これからは、自分が何をやりたいというよりは、『市村にこの役いいんじゃない?』と言ってくださるようなものがやりたい。出ずっぱりの役じゃなくても、短く出るような、『ここに市村の存在があったらいいな』というような仕事もしたいし。……まあ、出番が少なきゃ少ないで文句言うだろうけどね(笑)。とにもかくにも僕が元気に仕事をしていることだと思います。そうすればお話がくると思うから」と生き生きと語る。「そういう意味ではこの『市村座』もひとつのオーディションだと思っています。この年齢でこれ全部歌うの!?みたいなね」。今回の会場のひとつでもある大阪は「50年前から公演で行っている土地だから、市村を長く応援してくださる方も多いんですよ」と話す。楽しみなことは「ガード下で餃子を食べるのと、ガード下で焼肉を食べるのと、喫茶店での朝ごはん。この3つは絶対にはずせません(笑)」。『市村座』は、2月26日(日)~28日(火)東京・日生劇場、3月3日(金)大阪・NHK大阪ホール、3月4日(土)・5日(日)福岡・博多座、3月8日(水)埼玉・ウェスタ川越 大ホール、3月10日(金)、宮城・仙台電力ホールにて。取材・文:中川實穂
2023年02月01日12月18日放送の『情熱大陸』(MBS・TBS系)に初登場した市村正親(73)。’73年に劇団四季の舞台でデビューし、俳優生活49年目を迎えた。番組では今年、日本公演30周年を迎えた舞台『ミス・サイゴン』に挑む市村に密着。’20年に新型コロナの影響で全公演中止となって以来2年ぶりだが、’92年の初演からエンジニア役を演じてきた市村にとって“卒業公演”となった。そんななか、注目を集めたのが市村の長男(14)と次男(10)の登場だ。本番組のInstagramでは、《市村の心身を支えるのが家族の存在だ。ふたりの息子たちはともに育ち盛りの十代。一緒に暮らす日々が、市村の原動力だという》との紹介文で、貴重な親子ショットも公開された。市村は05年12月に篠原涼子(49)と結婚し、2人の息子をもうけるも21年7月に離婚。息子たちの親権は市村が持つこととなり、日々ともに生活している。現在は休みがあればできるだけ息子たちと過ごすようで、番組内で休日に次男と愛犬の散歩をする様子が映し出された。地方公演で2週間ほど家を留守にすることから、「(お兄ちゃんと)2人でやってね」「(ペットの)ウンチもちゃんとやるんだよ、朝」と優しく声をかけていた。11月に迎えた千秋楽では、息子たちも劇場に駆け付けた。終演後に市村が「今日のお父さんどうだった?」と聞くと、次男は「やっぱり面白い」とはにかんだ。次に長男が「感動してなんか、途中泣いちゃった。カーテンコールうるってきた」と伝えると、市村は「俳優はね、泣かせるんであって、本人が泣いちゃいけないの」と教えたのだった。市村が見せた“親の顔”に、ネット上では《市村さん、息子さんたちとの会話が良いな》《息子さんも俳優をやるなら師匠の近くにいるべきだな》《ステキな親子関係だなぁってキュンとした》と感激する声が相次いだ。■“家族エピソード”で差が広がる元妻・篠原との現在地本誌も市村の子煩悩な姿を目撃している。篠原と別居していることを本誌が突き止めた20年7月下旬のこと。当時小学3年生の次男と一緒に学校の保護者同伴の説明会に向かった市村。正午過ぎに説明会が終わると、今度は送迎車から入れ替わりで当時小学6年生の長男を連れて再び説明会へ。説明会を終えると、市村はしっかりと長男の手を繋いで車に向かっていった。「息子さん達は『パパのような役者になりたい』と望んでいるようで、自宅では市村さんが発声練習などの指導をしているようです。昨年10月に上演されたミュージカル『オリバー!』では、長男と初の親子共演が実現。劇中でたびたび目が合うことに、市村さんは『不思議な気分になる』『ボクに与えられた特権なのかなと思ってます』と語っていました」(舞台関係者)いっぽう番組内では、市村が篠原との交流を明かす一幕も。2人で息子の習い事に同行したエピソードを披露し、「離婚したといっても、この親だからね。新しい形の夫婦だから」と協力し合っていることを強調していた。そんな篠原といえば、今年の『NHK紅白歌合戦』に28年ぶりに登場する。9月にセルフカバーした楽曲『恋しさと せつなさと 心強さと 2023』を披露する予定だが、94年のリリース当時のようにヒットとはならなかったこともあり、一部で物議を醸した。「篠原さんは現在放送中の人気ドラマ『silent』(フジテレビ系)で、目黒蓮(25)演じる想の母親役を好演しています。今年2月にもNetflixで配信されたドラマ『金魚妻』で主演するなど女優業は好調ですが、歌手活動は20年近くしていません。今年の注目度が高かったわけでもなく、唐突な紅白出場に『なぜ?』と感じた人も多かったようです」(芸能関係者)年末に差しかかり、メディア出演が続く市村と篠原。互いに第一線で活躍するいっぽう、“家族エピソード”では差がついてしまったようで……。「篠原さんは今年2月に出演したトーク番組で、息子たちの食事を作るために“元自宅”へ通ったり、旅行したりすることを明かしていました。しかし、夫婦関係を解消したはずの市村さんを『旦那』『主人』と呼び、一部視聴者の間では波紋が広がりました。かたや今回放送された『情熱大陸』では、次男が市村さんにドライヤーをかけてあげるなどの気遣い垣間見え、胸を掴まれた視聴者も多かったようです。日常生活や演劇を通じた父子同士の強い絆が、いっそう印象付けられたドキュメンタリーでした」(前出・芸能関係者)もはや貫禄すら感じさせる市村の“息子愛”を、篠原はどう見ているだろうか。
2022年12月20日市村正親が自らのライフワークと語るミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』が12月7日、日比谷・日生劇場にて開幕。初日のステージの様子と、市村、武田真治、相葉裕樹ほかキャスト陣&演出・井上尊晶のコメントをお届けする。左より)スクルージ役-市村正親、未来のクリスマスの精霊役-阿部裕、ボブ・クラチット役-武田真治英国の文豪チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を原作に、数々の著名な映画やミュージカルの音楽を生み出したレスリー・ブリカッスが脚本・作曲・作詞を手がけた、クリスマスシーズンにピッタリなミュージカル。左より)過去のクリスマスの精霊役-愛原実花、スクルージ役-市村正親左より)イザベル役 実咲凜音、若き日のスクルージ役 相葉裕樹、過去のクリスマスの精霊役 愛原実花、スクルージ役 市村正親1994年の日本初演以来、今回で3年ぶり7度目の主演スクルージ役を務める市村正親。来年には役者生活50周年を迎える73歳とは思えない程のパワーで、舞台上を始終駆け回り、飛び、全身を使って喜怒哀楽を表現していく。2013年にリニューアルして以来4度目の出演となるボブ・クラチット役の武田真治は、ダブルキャストを含めた子役キャスト総勢14名と共に、一家の大黒柱として優しくも時に厳しく、より良い作品作りのため先導して稽古を重ねてきた。今回が本作初出演で、市村とは2015年の『ラ・カージュ・オ・フォール』ぶりの共演という相葉裕樹は、二役を担う作品はこれが初めてということで、それぞれのキャラクターが持つ背景や心情を探りながら丁寧に作り上げていく。ほか前回公演から引き続き出演の実咲凜音、安崎求、愛原実花、今陽子、今井清隆らをはじめ、カンパニーキャストほぼ皆が複数の役を担い、パワフルな歌唱と迫力のダンスを次から次へと魅せていく。左より)スクルージ役-市村正親、ジェイコブ・マーレイ役-安崎求左より)現在のクリスマスの精霊役-今井清隆、スクルージ役-市村正親クリスマスイブの深夜に出会った過去・現在・未来の3人の精霊たちによって自分を見つめ直し、新しい人生をはじめる決意をしたスクルージの姿や、精霊たちがスクルージに残していった言葉の数々は、観る人すべての明日への活力になるだろう。【コメント】市村正親「頑固でお茶目でユーモアのあるスクルージを」演出:井上尊晶3年ぶりに市村スクルージが帰ってきました!日生劇場で、キャストとスタッフのボルテージは最高潮に達しています。今回は2つのシーンで、1992年初演版を甦らせました!それは来て観てのお楽しみ。前回観た方も是非またご来場下さい!180年前に書かれたディケンズの原作は、今なお人の心に訴えかけています。時代を、世界を超えて普遍的な物語なのでしょう。2022年のクリスマスを私達と共に──。スクルージ役:市村正親今回で7回目のスクルージ。頑固でお茶目でユーモアのあるスクルージをお見せしたいと思います。皆さんが新しい気持ちで2023年を迎えられるように頑張ります。日生劇場にてお待ちしております。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ボブ・クラチット役:武田真治寒くなってきましたが、この素晴らしい物語に触れて皆様も心を温めていただけたらと思います。日生劇場でお会いいたしましょう。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ハリー/若き日のスクルージ役:相葉裕樹無事になんとか幕を開ける事ができました。とっても素敵な景色を見る事ができ、皆さんの温かい拍手にとても心が温かくなりました。千穐楽まで誰一人欠けることなく駆け抜けたいと思いますので、ぜひ何度でも劇場に遊びにいらしてください。お待ちしてます。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ヘレン/イザベル役:実咲凜音初日を迎えられたことも近頃では奇跡のようなことなので、凄く嬉しく感じています。この作品は観たあとから、すぐ自分自身にもできることや、変えていけることなど、勇気を貰えるパワーワードみたいなものがたくさんある作品ですので、それを少しでもみなさん一人一人が受け取って、プラスの方向に動いていくような影響を与えられたらいいなと思いますし、その作品の一部として精一杯力を注ぎたいと思います。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ジェイコブ・マーレイ役:安崎 求また高所恐怖症の季節がやって参りました。クリスマスのお願いとしては、まずはこの公演が最後まで無事に行えることが一番なのですが、もう一つはなかなかやっぱり高いところに吊るされていると怖いなと思うので高所恐怖症というのを克服できるようにお祈りしたいと思います。何回も再演されているこの作品。市村さんについていこうという作品です。市村さんのスクルージは、いつも違った顔を見せてくださるので、それにいいリアクションができたらいいなと思います。また、人の温かみや教えなど自分がこういう目にあっているからもっとより良い人生を送ってほしいというメッセージをスクルージだけではなく、皆さんに伝えられたらいいなと思います。これからクリスマスに向かって、カンパニーみんなでもっと盛り上がっていくと思いますので、是非劇場に足を運んでクリスマスを皆さんと一緒に過ごしたいなと思います。どうぞ観にきてください。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』キャストコメント&公演・イベント情報クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊役:愛原実花無事に初日を迎え、お客様の笑顔を見る事が出来てとても嬉しいです!前回演じた時には湧き出てこなかった感情や、気付けていなかった部分の台詞や歌詞の素晴らしさに稽古場から勉強の毎日でした。劇場に足を運んで下さったお客様に楽しんで頂けますよう大切に演じたいと思います!!よろしくお願いします。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』フェジウィッグ夫人役:今 陽子お稽古場でもコロナの心配など色々ありましたが、無事にみんなで初日を迎えることができて良かったです。あとは最後までみんなで健康に公演が出来ることが一番大事なことだと思いますので、みんなで健康に気を付けて千穐楽を迎えられるように頑張りたいと思います。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』現在のクリスマスの精霊役:今井清隆スクルージ初日の幕が開きました。この作品がお届けできること、スタッフ、出演者一同本当に嬉しく思っております。心温まる作品ですので、どうぞご家族、あるいはお友達とそれから恋人、もちろんおひとりでも構いません、劇場に足をお運びください。お待ちしております。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』(撮影:田中亜紀)ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』2022 ダイジェスト映像<公演概要>ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』【東京公演】※ツアー公演なし期間:2022年12月7日(水)~25日(日)会場:日生劇場上演時間:2時間45分(1幕80分、休憩20分、2幕65分)【キャスト】スクルージ:市村正親ボブ・クラチット:武田真治ハリー/若き日のスクルージ:相葉裕樹ヘレン/イザベル:実咲凜音ジェイコブ・マーレイ:安崎 求クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊:愛原実花フェジウィッグ夫人:今 陽子現在のクリスマスの精霊:今井清隆【スタッフ】原作:チャールズ・ディケンズ脚本・作曲・作詞:レスリー・ブリカッス演出:井上尊晶主催・企画制作:ホリプロ上演協力:劇団ひまわり【チケット】()・S席11,500円/A席6,500円(全席指定・税込)・U25チケット6,500円(※25歳以下対象・当日引換券・要証明書)・ イベント割() 11,500円⇒9,500円・当日券:公演の当日券は各公演、開演の1時間前より「日生劇場 当日券窓口」にて先着順にて販売。ホリプロステージ(WEB/要会員登録)でも開演時間まで販売。(Yシート、U-25当日引換券、イベント割当日引換券の取り扱いなし)公式HP: 公式Twitter: チケット情報はこちら: 【東京公演イベント情報】■ホリプロステージ会員限定貸切公演対象日程:12月18日(日)13:00特典:・アフタートーク(登壇者:武田真治、実咲凜音、愛原実花)・来場者全員プレゼント:ステッカー■スペシャルイベント対象日程:12月12日(月)13:00/12月13日(火)13:00/12月14日(水)18:00内容:カーテンコール後に全キャストによる「スペシャルクリスマスメドレー」披露、その後、写真撮影OKの時間が設けられます。■公演グッズ通販: ホリプロステージオンラインショップ()通販期間:2023年1月31日(火)23:59まで※電子書籍版の公演プログラムあり。(販売は 「電子書籍サイトReader Store」() にて)
2022年12月08日ミュージカル『スクルージ〜クリスマス・キャロル〜』の公開ゲネプロが6日に東京・日生劇場で行われ、市村正親が取材に応じた。同作はチャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』(1843年)を原作とした1970年のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』(原題『Scrooge』)を基にしたミュージカル。19世紀半ばのロンドンを舞台にした同作では、金貸しを営むドケチなスクルージ(市村正親)が、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちにより、過去、現在、未来の旅へと誘われ人生の結末を変えていく。主演の市村の他、武田真治、相葉裕樹、実咲凜音、安崎求、愛原実花、今陽子、今井清隆らが出演する。今年のクリスマスは次男からスマートフォンをねだられているという市村。「僕はサンタさんにお願いしてあげてますよ。僕が買うんじゃないです。今年もあくまでもサンタさんに伝えるばかり」と言いつつ、「今、下が5年生、上が中学2年生だからなかなか(サンタを信じるのが)難しい年齢になってきちゃってますね」と苦笑する。「去年か一昨年、お兄ちゃんと組んで僕がサンタクロースの格好をして、弟がまだ起きてるときになった時にすうっと引っ込んでいく背中を見せたんですよ。それは信じてたらしいんですよ。でもある時にそのサンタの衣装が見つかっちゃったんですよ。その時に下の子が『なんだ、騙された!』と」とエピソードも披露した。今作も息子たちが観に来るそうで「僕の舞台は毎回観ますので、初日も来るし、2〜3回観に来るでしょう。観てしっかりダメ出していきますよ」と明かす。『スクルージ』には7度目の出演となったが「若干メンバーも変わってるので、また新しい出会いができるのかな。が約数時間弱の間にどんな旅ができるか、自分で見つけたり反省したりできるかが楽しみ」と期待した。また1年を振り返り「『ラ・カージュ』(『ラ・カージュ・オ・フォール』)やって、『ミス・サイゴン』やって、締めくくりが『スクルージ』。73歳になってよくここまで働いて来れているなというのが実感ですね」としみじみ。「怪我なく病気なくやってこれたのは、日頃の私の努力の賜物だなと謙虚に受け止めております。来年また俳優生活50周年なので、しっかりとコントロールしながら乗り切りたい」と意気込む。1幕最後にはフライングの演出もあるが、「宙吊りはね、大変は大変ですよ。だけど、ハーネスをつけてますから、しっかり吊ってもらえば。意外と体鍛えてるのかなと思って、皆さんが思うほど大変ではないですね。もっと前後になって、星かなんか巻きたいですね」と新たな演出にも意欲を見せていた。公演は東京・日生劇場にて12月7日~25日。
2022年12月06日2023年2~3月に東京・日生劇場ほか全国5会場で開催される「市村正親ひとり芝居『市村座』」。発起人にして唯一のキャストである市村正親本人に今回の構想を尋ねると、あふれ出るように問わず語りが始まった。市村が1997年に旗揚げした一人芝居の企画である『市村座』。今回は毎度おなじみの口上をはじめ、役者生活50年で出演してきた40作品以上のミュージカルをその楽曲とともに振り返るパートが用意される。「デビュー作『ジーザス・クライスト=スーパースター』のヘロデに始まり、最新作の『オリバー!』で演じたフェイギンにいたるまで、僕が演じた役のバリエーションは実に多彩」「その舞台裏を、2020年に出版した『役者ほど素敵な商売はない』(新潮社)をもとにトークと生歌を交えてご紹介できたら」と笑顔を見せる。その一例として、劇団四季在籍時における『オペラ座の怪人』ファントム役を離れた時のエピソードを挙げた市村。「怒りや悔しさを超えて、遠いところから『ミス・サイゴン』のテーマが聴こえてきたんだ。それでオーディションを受ける気になってね。落ちたら何も受けなかったみたいな顔をして、シラを切り通すつもりでいたの」と含み笑いを見せる。このサービス精神を劇場で目の当たりにしたら、思わずノックアウト必至だろう。市村はこれまでの『市村座』において「文七元結」「子は鎹(かすがい)」「芝浜」といった落語を立ち姿で見せてきた。この“立体落語”と呼ばれる一人芝居仕立てのパフォーマンスには今回、三遊亭圓朝の「死神」が題材に選ばれている。「僕が西村晃さんの付き人をしていたときに、西村さんがいずみたくさんや藤田敏雄さんと組んで『死神』にまつわるミュージカルをやったんですよ。ピンキー(今陽子)が死神で、西村さんが葬儀屋。そういったご縁も、僕のキャリアを織り成すひとつだからね」と述懐した。ラストには、『市村座』全シリーズの作・演出を務めてきた高平哲郎、音楽を手がける上柴はじめが制作した新曲を披露するという。「僕の役者生活50周年をひとつの歌にしてもらうの。高平さん・上柴さんの目や耳に俳優・市村正親はどう映っているのかな。完成が楽しみだよね」──。そう笑って、市村はインタビューを結んだ。東京公演は、2023年2月26日(日)~28日(火)に実施。その後、3月3日(金)に大阪・NHK大阪ホール、3月4日(土)・5日(日)に福岡・博多座、3月8日(水)に市村の故郷である埼玉・ウェスタ川越 大ホール、3月10日(金)に宮城・電力ホールと巡演する。取材・文:岡山朋代
2022年12月06日7度目主演市村正親ミュージカル「スクルージ~クリスマス・キャロル~」(ホリプロ・スポニチ主催)の公演が12月7日(水)~25日(日)に東京・日生劇場で計22回開催されます。英国の国民的作家、チャールズ・ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」を原作にした心温まるミュージカル・ファンタジーの傑作。スクルージ役は94年の初演以降、自身7度目となる市村正親が演じます。作品の舞台は19世紀半ばのロンドン。全編に息づくあたたかなクリスマスの情景が魅力的な同作品をぜひ劇場でお楽しみください。共演は武田真治、相葉裕樹、実咲凜音、安崎求、愛原実花、今陽子、今井清隆ほか。【チケット価格】S席:11,500円A席:6,500円ミュージカル『スクルージ ~クリスマス・キャロル~』 | 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 : 【スクルージ公演日程】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月05日菜々緒主演新ドラマ「忍者に結婚は難しい」に勝地涼、山本舞香、吉谷彩子、藤原大祐、筧美和子、ともさかりえ、古田新太、市村正親がレギュラー出演することが決定した。本作は、現代に生き永らえる“忍者の末裔”というコミカルな世界感の中で、主人公夫婦が表と裏の顔の二面性を持ち併せて織り成す忍者×夫婦ラブコメディー。妻・草刈蛍(菜々緒さん)は超実力主義の甲賀忍者、夫・草刈悟郎(鈴木伸之)は超保守主義な伊賀忍者。現在でも敵対し、ライバル忍者の末裔でもある2人は、お互いの正体を知らずに結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけで、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。そんなところへ、それぞれに特殊任務が舞い込む…。山本舞香、ともさかりえ、古田新太が演じるのは、蛍と同じ甲賀一族。山本さんが演じるのは、蛍の妹で薬学部に通う大学生・月乃雀。ライブ動画配信で月収30万円程稼ぐインフルエンサーでもあり、様々なSNSにて忍者コスプレでダンスを発信し熱狂的なマニアから人気を得ている。ともさかさんは、蛍の姉で競馬の人気ジョッキー・月乃楓、古田さんが、蛍の父で忍者としての仕事を蛍に引き継いでからはいつも酔っ払っている無職の月乃竜兵を演じる。また、悟郎と同じ伊賀一族として、勝地涼が悟郎の幼なじみで同じ世田谷中央郵便局に勤務する同僚・音無祐樹。吉谷彩子が、悟郎の幼なじみで悟郎の初恋の相手、外資系保険会社外交員として働く風富小夜。筧美和子が、伊賀一族の血を引いているが跡取りではなかったため忍者修行はしておらず、現在は専業主婦である祐樹の妻・音無恵美。市村正親が、小夜の祖父で一族の最高権力者であり総帥の風富城水を演じる。そして藤原大祐が、悟郎の働く世田谷中央郵便局にインターンとしてやってくる忍者マニアで雀の大ファンの大学生・宇良豹馬役で出演する。<キャストコメント>・勝地涼忍者の伊賀と甲賀が現代の世界でお互いの身分を隠し結ばれる。もしかしたら忍者の末裔(まつえい)がいるんじゃないかと想像をかき立てる設定にすごくワクワクします。初めは、このドラマがどういうふうに見られるんだろうととても気になりながら読んだのですが、2回、3回と読んでいくうちに、クセになってきました。設定がファンタジーぽくもありつつ、起きていることはよくある夫婦問題だったりもするので、そのバランス感がとても新鮮だと思いました!鈴木伸之さんと初共演ですが、明らかに見た目がエリートな鈴木さんに対し、ドラマ上では僕の方がエリートということなのでどう見せていくのか、今から楽しみです。・山本舞香このお話をいただいて、とても面白そうな作品だなと思いました。10代の頃にご一緒したスタッフさん、監督とまたご一緒できてうれしいです。雀をしっかり演じさせていただきたいと思います!菜々緒さん、ともさかさんとの3姉妹でのシーンが楽しみです!・吉谷彩子風富小夜役を演じます。吉谷彩子です。最初忍者の役と聞いた時は、現代に忍者!?と、驚きましたが同時にとてもワクワクが止まりませんでした。小夜はお嬢様で穏やかな雰囲気を持った女性ですが、とても真面目で芯の強い女性でもあります。この作品に小夜がいいスパイスになっていければと思います。・藤原大祐宇良豹馬役で出演させていただきます、藤原大祐です。宇良は、郵便局にインターンでやって来る、忍者が大好きな明るい大学生です。一見、能天気でお調子者のようですが、実は意外に冴える一面もあって…。そんな彼が伊賀、甲賀の忍者たちとどう絡んでくるのかぜひ注目して頂きたいです。忍者ラブコメディーを彩る一員として、毎週の楽しみをお届けできるように頑張ります!よろしくお願いします!・筧美和子台本を読んでいて笑いあり涙あり、それにハラハラドキドキする展開にとてもワクワクしました。この台本を読んでいると本当に忍者っているのかな?と思ってしまいます(笑)。私が演じる恵美は勝地涼さん演じる音無祐樹の妻であり一児の母でもあります。それぞれの家庭によっての夫婦の在り方もそれぞれ異なると思います。恵美という人物をしっかり育んで楽しんで演じていきたいです。・ともさかりえオファーをいただいたときは、忍者3姉妹だなんて楽しいなぁとワクワクしました。私が演じる楓は、職業がジョッキーという風変わりなお姉さんです。美しい妹たちを優しく見守りつつも、長女としての絶対的な圧は忘れずに演じたいなと思っています。個人的には、大好きな古田さんがお父さんという設定に心ときめく…。現場でみなさんにお会いできる日が楽しみです。・古田新太現在おいらは舞台で伊賀者をやっとります。こっちのドラマでは甲賀者です。ひと月の間に伊賀と甲賀を行ったり来たりです。そんな奴もそういないだろうから楽しみです。・市村正親忍ぶ者(もの)と書いて忍者…。忍者は子供の時から憧れでした。ましてや伊賀の頭領をやるなんてのは夢のようです。いろんな忍術を使って、この先もっと長生きして、いい役をやりたいなと思っています。そのためにも、忍者のいろんな術をクリアしていきたいですね。「忍者に結婚は難しい」は2023年1月5日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2022年11月29日ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』が3年ぶりに2022年12月7日(水)から日生劇場で上演される。開幕を前にした11月21日(月)、都内で製作発表会見があり、市村正親、武田真治、今井清隆らが登壇。劇中の3曲を披露したほか、公演に向けた意気込みを語った。舞台は19世紀半ばのロンドン。クリスマス・イブを迎えた街は賛美歌が流れ、陽気な賑わいを見せていた。しかし、金貸しを営むスクルージ(市村正親)はひたすら不機嫌だ。クリスマスなんか大嫌い。ドケチな彼は今宵も借金の取り立てに勤しみ、献金を拒み、人々に嫌われるばかり。そんな彼のもとに深夜、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちが現れた。彼らはスクルージを過去、現在、未来の旅へと連れていく……。本作は、1970年のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』(原題『Scrooge』)をもとに、脚本・作詞・作曲をレスリー・ブリカッスが担当し、1992年にバーミンガムにて初演。以後、世界各地で上演されるようになった。1994年の日本初演以降、7度目のスクルージ役となる市村正親。来年は役者生活50周年ということで「本当によくやっているなと自分を褒めております」と切り出し、「初めてスクルージをやった頃はメイクに約2時間かかりました。今日は10分で終わっております。なぜでしょう?メイクが上手くなったんですね」などと会場の笑いを誘う。「ついこの間『ミス・サイゴン』を卒業しました。しかし、スクルージという役は今がちょうど脂が乗っている時期。市村正親のスクルージをぜひご堪能いただけたら」などと語っていた。ボブ・クラチット役の武田真治は「クリスマスシーズンにこの作品に関われることは、エンターテイメントの世界で生きる者にとって贅沢な時間」とコメントし、「3年前は個人的には独身でしたが、今回は家庭を持つ者の温かみみたいなものが自分の中で表現できたらなと思います」。現在のクリスマスの精霊役の今井清隆は「前回は3年前で、世の中の状況が今とは違いました。人との絆や命の大切さが殊更重く感じられるこの時代。この作品を見てくださった方に生きる希望や勇気を与えられたら」と述べた。上演時間(予定)は1幕80分、休憩20分、2幕60分。公演は12月25日(日)まで。演出は井上尊晶。そのほかの出演者は相葉裕樹、実咲凜音、安崎 求、愛原実花、今 陽子ら。取材・文:五月女菜穂
2022年11月25日ミュージカル『スクルージ〜クリスマス・キャロル〜』の製作発表会見が21日に都内で行われ、市村正親、武田真治、相葉裕樹、実咲凜音、安崎求、愛原実花、今 陽子、今井清隆、井上尊晶が登場した。同作はチャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』(1843年)を原作とした1970年のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』(原題『Scrooge』)を基にしたミュージカル。19世紀半ばのロンドンを舞台にした同作では、金貸しを営むドケチなスクルージ(市村正親)が、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちにより、過去、現在、未来の旅へと誘われ人生の結末を変えていく。製作発表では、カンパニーで「オープニング〜クリスマス・キャロル〜」「どうもありがとう」「もう一度はじめるぞ」をメドレーで披露。主演の市村は役者生活50年を迎え、「『ミス・サイゴン』はもう卒業しました。しかし、このスクルージという役は、今がちょうど脂がのっているという時期でございます」とアピールした。ミュージカル『ミス・サイゴン』の公演を行なっていた市村は17日から稽古に入り、3日間で全体を作り上げたという。武田は「2週間ほど我々だけで進めてたんですけど、『あ、やっぱり市村さんのスクルージなんだな』と思いました。ぐいぐいと我々を引っ張って行ってくれて、なんなら我々が周回遅れにされちゃうくらいのエネルギーで、あっという間に全部のシーンをあたり僕らにアドバイスをいただいたり、井上さんとアイディアを取り込んで僕らにくれたりといった感じで、本当にすごいですよ。本当にパワフルで、市村さんが現場に参加されてスクルージの季節がやってきたなと思いました」と絶賛する。相葉は「僕は今回初めて参加するんですけど、市村さんと共演するのが2015年以来。僕にもアドバイスいたきますし、全体的なディレクションも見ていて、俳優としての稽古場での居方ということもすごいので、ずっと見てしまう、見ていたくなる」と語る。実咲も「本当に市村さんがお稽古場に来られて、一瞬で全部あたられて、パワフルすぎてびっくりしてるんです」と驚いていた。演出の井上は「2幕の頭を、あえて初演のバージョンに、祈りを込めた曲に変えました」と明かし、「この曲に作品の核があると思いまして、自分だけが幸せじゃなくて、みんなが幸せじゃないとという曲」と説明する。また「このメンバーで言うと、多分相葉くんが、1人転校生で大変なんだろうなと思っているんですけど、『前がこうだったから』という理由でやっているところを気付かさせてくれる。『今、これは何時ですか?』『そういえば夜中だったね』といった素朴な疑問を相葉くんが投げてくれて、大事なことなんだなという」と振り返る。井上が「『頭いいな、この子は』と思いながら、『売れるな』と思ったら『僕、売れてます』と言われたんですけど……」とジョークを飛ばすと、相葉は「言った記憶がないです」と苦笑していた。最後に市村は「3日でやれるためには、『ミス・サイゴン』の時からずっと台本を出して、しょっちゅうセリフを言って音楽も自分でかけ、『ミス・サイゴン』の楽屋でも『スクルージ』のことを考えながらやらなかったら3日ではできないです。3日でできたらそれはもう本当すごいですよ。僕も普通の子です。やっぱり努力してこその3日です」と訴えかける。「芝居ってのはいつも思うんですけども、一つの旅をしているような感じがするんですね。今回は過去、現在、未来のクリスマスと出会うことによってスクルージに変化をもたらす旅なんです。また一つの旅が始まって、旅の中で今年はどんな気持ちが生まれるのか、楽しみにしています」と締めくくった。公演は日生劇場にて12月7日~25日。
2022年11月21日市村正親のひとり芝居『市村座』が、2023年2月に上演されることが決定した。1973年にミュージカル『イエス・キリスト=スーパースター』でデビューを果たし、来年2023年で役者生活50周年を迎える俳優・市村正親。その市村が1997年に旗揚げしたひとり芝居『市村座』は今回で10回目の上演をむかえる。これまでの『市村座』では、落語『たらちね』の物語を『マイ・フェア・レディ』のミュージカルナンバーにのせて歌い上げる音楽落語や、芝居仕立人情噺と銘打った落語一人芝居『文七元結』『芝浜』『子別れ』、立体オペラ講談『市村座の怪人』や音楽講談『日生劇場の怪人』などバラエティ豊かな演目を通して、毎回様々な市村正親を魅せてきた。記念すべき今回の公演では、お馴染みの口上から始まり、『文七元結』『芝浜』の作者である三遊亭圓朝の落語『死神』(市村の役者人生の始まりである付人をした恩師西村晃の代表作)の一人芝居仕立のほか、市村がこの50年間に出演してきた40以上のミュージカル全作品をその楽曲とともに振り返る。ラストには、市村が絶大な信頼を寄せ共に歩んできた作・演出の高平哲郎作詞、音楽の上柴はじめ作曲による俳優・市村正親をイメージした新曲を市村自身が歌い上げる。役者生活50周年であり10回目という記念すべき本公演でしか見られない公演となっている。東京公演は、2023年2月26日(日)から2月28日(火) にわたって日生劇場にて上演され、その後大阪、博多、川越、仙台の計4カ所にてツアー公演を予定。東京公演のチケット最速先着先行は、ホリプロステージプレミアム(有料)会員にて11月13日(日) 9時より開始される。■市村正親 コメントようやく50周年、やっと50周年、なんとか50周年。本当によくやったと思います。今回は、僕のすべてをお魅せしたいと思っています。とても楽しいわくわくする『市村座』になると思いますので、ぜひご期待ください。市村正親ひとり芝居『市村座』2022 スポット映像<公演情報>市村正親ひとり芝居『市村座』【スタッフ】作・演出:高平哲郎音楽:上柴はじめ【キャスト】市村正親●東京公演2023年2月26日(日)~2月28日(火) 日生劇場【チケット料金】S席:9,000円A席:6,500円Yシート:2,000円 ※20歳以下対象・当日引換券・要証明書、12月6日より枚数限定販売詳細はこちら:■法被付チケット ※11月13日より枚数限定販売S席:10,500円(法被付)A席:8,000円(法被付)※予定枚数に達し次第受付終了詳細はこちら:市村正親ひとり芝居『市村座』法被付チケットイメージ※未就学児入場不可※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。※公演中止の場合を除き、 払い戻し、 他公演へのお振替はいたしかねます。■ホリプロステージプレミアム会員先着先行:11月13日(日) 9:00~11月27日(日) 23:59■ホリプロステージ無料会員先着先行:11月13日(日) 12:00~11月27日(日) 23:59■一般発売:11月29日(火) 11:00■ Yシート(20歳以下限定)12月6日(火) 12:00~12月11日(日) 23:59■法被付チケット11月13日(日) 9:00~●大阪公演2023年3月3日(金) 18:30 NHK大阪ホール問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(平日・土11:00~18:00)●博多公演2023年3月4日(土)・5日(日) 博多座3月4日(土) 19:003月5日(日) 12:30問合せ:博多座電話予約センター092-263-5555●川越公演2023年3月8日(水) 18:30 ウェスタ川越 大ホール問合せ:ウェスタ川越049-249-3777(9:00~19:00 点検日等の休館日を除く)●仙台公演2023年3月10日(金) 18:30 仙台電力ホール問合せ:キョードー東北022-217-7788(平日13:00~16:00 / 土曜日10:00~12:00 ※祝日を除く)公式HP:公式Twitter:
2022年10月21日●3年越しの念願叶ったキャスト陣俳優の高嶋政伸(「高」は、はしごだか)が28日、朗読ライブ『リーディングセッションVol.16』(18:30〜 / 21:15〜 2ステージ)を、東京・BODY&SOUL 新渋谷公園通り店にて開催する。1995年にスタートした『リーディング・セッション』では、高嶋が感銘を受けた文学作品や自身のオリジナル詩をゲストとともに朗読。過去には、山田五十鈴さん、市村正親らもゲストとして出演しており、3年ぶりの開催となる今回は、“アングラ界の鬼才”ばらちづこをはじめ、山崎佳美、MARISAといったゲストを迎えるほか、チェロリスト・坂本弘道が演奏を担当する。父親になって感じた自身の変化や、高嶋家を襲う謎の存在「ムシムシ」について語ってもらったインタビュー前編に続き、後編では高嶋にとって朗読劇とは一体何なのか話を聞いた。○■「蟻地獄のように」オファーは変わらず――『リーディング・セッション』では、政伸さんが「一緒にやりたい」と思った方に毎回出演オファーをされているとのことですが、今回の出演者の方々の人選理由をお聞かせください。2020年に、木内昇先生の『頓田町の聞奇館』(短編集『占(うら)』に収録)を読ませていただいて、面白いなと思ったんですね。それで、イタコの老婆役には、僕が若い頃からテント芝居を観させていただいている「野戦の月」のばらちづこさんが頭に浮かんで。テント芝居一筋でやってこられた僕の大好きな女優さんなのですが、声が本当に独特で、「聞奇館」の奇怪なイタコの老婆にはピッタリだな、と。そして、桐子(とうこ)という役には、前回の『リーディング・セッション』にも出演していただいた山崎佳美さんにやっていただけたら面白いだろうな、という構想があったのですが、その頃はコロナがちょうど始まった時期だったので、3年経った今ようやく実現に至りました。――MARISAさんはいかがでしょうか?『ちむどんどん』で共演した俳優さんと『リーディング・セッション』の話をしていたときに、「知枝(ともえ)という役がまだ決まっていなくて」という話をしたら、MARISAさんをご紹介いただいて。稽古場に来ていただいて、読み合わせをしたら、すごく声が良かったので、お願いすることにしました。チェロリストの坂本さんとは古い付き合いになります。最初に会ったのは、確か「風の旅団」に楽団として出ていらっしゃったときだと思います。その頃からすごく気になっていたので、何度か公演を見に行かせていただきました。『占』には、欅の木や檜の木、主人公が悩む時にゴロンと寝転がってじっと見つめている天井の木目であったり、非常にたくさん木が出てくるのですが、他の『茗荷谷の猫』や『漂砂のうたう』を読ませていただいても、木内先生の作品には、木がものすごく出てくるんですよ。その木の温もりが音楽としてあったらいいなと思って。坂本さんの奏でるチェロの音はすごく温かみがあるので、今回は坂本さんに音楽監督といいますか、音楽全般をお任せすることにしました。●市村正親「またやろう、お前がやるならやるよ」○■市村さんはもう一つすごいエピソードがありまして……――前回、加藤敬二さんの出演には、食事に誘い、読み合わせに誘い……と「蟻地獄のように計画的に進めた」と当時のインタビューでお話されていました。今回も「蟻地獄のように」オファーされたのですか?大体同じですね(笑)。「どうやら、政伸が朗読劇を一緒にやりたがっているらしいぞ」と友人に触れ回らせ、ご本人が“本当なのか?”と思い始めたときに、僕が「実は話したいことがあって……」と電話すると、向こうも「ついに来たか!」という感じで、スッと引き受けてくださるんです(笑)。――政伸さんからそんな風にお声がけされたら、皆さんその気になりますよね(笑)。頂いたお仕事をやらせて頂く、それも本当に素晴らしいことなのですが、『リーディング・セッション』というのはそれとは別に、自分自身が本当にお腹の底から惚れた作品を自分で見つけてきて、自分のやりたい方とやりたいようにやる。それをやることによって、プロやアマチュアを問わず表現に興味がある人々が集まってくる「場」ができる。そういう実験の「場」をずっと持ちたいと思っていたので、『リーディング・セッション』を始めました。ただ実験の「場」と言っても、面白くないといけないのは当然の事で。面白くなかったら、お客さんも二度と来てくださらないので、表現者としての決死の腕試しの場所とも考えています。「なんだ、政伸のやりたい世界ってこんなもんか」という風に思われてしまうと、僕の役者人生、沽券にも関わるので(笑)。――それで前回公演前には、「本番は楽しくもあり怖くもある」とおっしゃっていたのですね。そうですね。最初は楽しんで始めるんですけど、途中くらいから七転八倒です。皆で同じ視点で話し合って、稽古を進めていくのですが、年齢も活動のフィールドもばらばら。多様性ですね。真正面から多様性を認めるのってすごい難しいことで、例えば国家単位でなにか大きなことをやるとなると、何事でも賛成派と反対派が出てきますよね。それをお互いに認め合うのが多様性なわけですが、本当に難しい。そもそもの目的が違いますから。『リーディング・セッション』は、それのちっちゃい版みたいな(笑)。やはり皆さんそれぞれ、立場があるし、考え方もあるし、哲学も持っていらっしゃるので、お互いに認め合って一つのものにしていくというのは、大変です。『頓田町の聞奇館』も多様性が大きなテーマの一つだと思うので、それを稽古場で実際に体感しています。――その大変さを乗り越え、本番で皆さんが一つになったときのエネルギーはすごそうです。皆さん「やりたい」と思ってやってくださるので、終わったあとというのはやっぱり格別ですね。本当にみんなで一つのことをやり遂げたという感じで。山田五十鈴先生とご一緒した『老妓抄』という作品に市村正親さんにご出演いただいたのですが、「またやろう、お前がやるならやるよ」と言ってくださって感激しました。山田五十鈴先生にも、恐れ多いことですが、「次のリーディング・セッションで、『桜の園』のラネーフスカヤを演じていただけませんでしょうか」と言うと、「やらせていただきます」と。嬉しくて、涙がでました。市村さんはもう一つすごいエピソードがありまして、前回、加藤敬二さん、山崎佳美さんと一緒に『リーディングセッション』をやります、と伝えると、「俺、当日手伝いに行くよ」とおっしゃってくださって(笑)。「市村さんがお弁当配ったりするんですか!?」と言ったら、「なんでもやるよ! 嫌だったら行かないけどね(笑)」とおっしゃるのですが、「いやいやいや! 恐れ多き過ぎますです!」と(笑)。――市村さんにお弁当を配ってもらうなんて、皆さん落ち着きません(笑)。僕の口から言うのも変なのかもしれないんですけど、一度ご一緒させて頂きますと、まるで、何十年もお付き合いさせていただいている、本当の家族や兄弟になったような気持ちになります。これは、僕にとっては、かけがえのない経験なんです。●衝撃を受けた“朗読体験”○■涙が出て、立ち上がれないくらいに――映像でも演劇でもない、朗読劇という形態の性質も影響しているのでしょうか?どうなんでしょうか……一応“朗読以上演劇未満”というコンセプトでやっておりまして、歩き回ったり、お互いに見て喋るのはナシにしているのですが、途中で立ち上がって身振り手振りとか、かなり落語に近い感じでやっていただくというのが『リーディング・セッション』のやり方で。でも朗読ですから、覚えずに読む。立ち上がったり、身振り手振りをつけたりはしますが、あくまで書いてある通り読みます。この辺は、演劇とは違うのかなと。加藤敬二さんも「すごく新鮮だった」というふうにおっしゃっていました。ばらさんは今稽古をしながら、「覚えてやるほうが楽だ」というふうにおっしゃっていて。公園とか高架下に張ったテントという、電車や車のノイズがすごい環境で演じている方でも「覚えないで読むのが難しい。逆に覚えちゃったほうが楽だ」とおっしゃっていました。――『リーディング・セッション』はどんなステージで行われるのですか?基本的に周りの美術やセットが一切なくて、椅子と台本があればできるものなので、聞いてくださる、観てくださるお客さんのイマジネーションを掻き立てるような演出を心がけています。だから、ある人は僕たちが読んでいる作品が四畳半の部屋で行われているように感じて、ある人は広大な宇宙空間のように感じる方もいらっしゃる。お客様お一人お一人のイマジネーションに委ねる。そういうギリギリのところまでシンプルに持っていったなかで朗読することで、その作品を書いた作家の「魂」を、僕らという回路を通して、今この世界に出して示す、というのが一番のテーマだと思います。出して示す、わけですから、祟(たた)る、とも言えますね。――そもそも、政伸さんが朗読劇に興味を持たれたのは、1992年に青井陽治さんの「ラヴ・レターズ」を観たことがきっかけだそうですね。当時衝撃だったと。特に、「ラヴ・レターズ」は、物語というよりも、人生そのものなんです。子どもの頃から老いていくところまで、人生そのものを読む作品。だからなのか、最後の場面のときには涙が出て、立ち上がれないくらいになったんです。自分でも不思議だったんですよね。自分自身の感情を制御できなくなったというか、“これって、なんなんだろう?”と思って、ずっと気になっていたんですけど、ニューヨークに住んでいた友人から、「ニューヨークではリーディングが非常にパワーを持っている」と教えてもらって。映画や舞台のプロデューサーと監督が、リーディングの1列目に並んでいて、面白い作品だと、その場で映画化や舞台化も決まってしまうらしいんです。それを聞いて、朗読ってなんだか面白いなと。それでやってみようと思って、始めました。僕はジャズがずっと好きだったので、リーディングでジャズのジャムセッションみたいな感じでやりたいなと思って、『リーディングセッション』という名前を付けました。■プロフィール高嶋政伸1966年10月27日生まれ。東京都出身。1988年、NHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』にてデビュー。1990年に放送されたドラマ『HOTEL』(TBS系)は2002年まで放送される人気シリーズになった。近年の出演作は『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)、『病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜』(テレビ東京系)、『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』など多数。
2022年08月22日日本テレビ『行列のできる相談所』で「ミュージカルSP」が放送されることが決定した。番組では東宝ミュージカルメンバーがゲストとして集結。帝劇7・8月公演『ミス・サイゴン』からは市村正親と昆夏美、帝劇6・7月公演『ガイズ&ドールズ』からは浦井健治、シアタークリエ10・11月公演『ファンタスティックス』からは斎藤司が参加する。MCの井上芳雄、10・11月の東急シアターオーブ『キンキー・ブーツ』に出演するソニンも含め、スタジオの過半数をミュージカル勢が占め、バラエティ番組とは思えないムードに包まれた。市村の『ミス・サイゴン』初演での伝説的なエピソードや、同じ『ミス・サイゴン』2008年公演に出演していたソニンを楽屋待ちしていた昆のエピソード、また『レ・ミゼラブル』の厳格なオーディションを見事に勝ち抜いた斎藤の秘話など、ミュージカルスターの苦労話・失敗談が繰り広げられる。またミュージカルを目指す若者たちへ井上がサプライズ激励をする場面や、井上が好きな3曲「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「アラジン」のスペシャルメドレーも披露されるなど、全編がミュージカルの魅力で彩られた回となっている。番組は7月17日21時よりオンエアされる。■市村正親 コメント普通バラエティに出るとすごく緊張するんだけど、芳雄がMCということと、話がミュージカルということでどこをどう押されたってびくともしないね。(井上「いつも僕たちアウェイですもんね。今日は半ばホーム感がありました」)どこを押されても全然平気という感じでした。すごく楽しいものになったと思います!■昆夏美 コメントすごく楽しかったです。地上波でミュージカルやミュージカル俳優の「あるあるネタ」とかが取り上げられています。ミュージカルに特化した時間になっているので楽しみにしていてください!■浦井健治 コメント芳雄さんがMCで、これだけミュージカルのメンバーが集まりました。ミュージカルがどんどん広がっていくきっかけになれば幸せだと思いました!■斎藤司 コメント(ミュージカルスターとして)やっぱりバラエティは緊張しますね!(ボケ)今日は芳雄さんの皆さんへのムチャぶりというか、芳雄さんを褒めさせられて、有難かったし、楽しかったです!(「初共演なのにすみません!」と井上さん)■ソニン コメント『行列のできる相談所』でミュージカルのSPが出来るなんて・・・!芳雄くんがMCをやるという話で、ミュージカル界は沸きましたからね!(ミュージカルSPは)芳雄君のお陰だし、市村さんとミュージカルSPが出来るということも貴重な回だったんじゃないでしょうか。(スタジオで)歌ってもいますのでお楽しみに!■井上芳雄 コメント今回『ミュージカルSP』ということで知っている人がこんなに来てくれて、マジ嬉しかった!やりやすかったです(笑)ミュージカルをあまりご存じのない方もこれを見たら興味を持っていただけるのではないかと思います!<番組情報>日本テレビ『行列のできる相談所』7月17日(日) 21:00~21:54番組公式サイト:
2022年07月14日子どもから大人まで、高い人気を誇るキャラクターのひとつといえば、個性豊かな“謎の生物”ミニオン。『怪盗グルー』シリーズなどでも大活躍を見せてきましたが、最新作『ミニオンズ フィーバー』では、さらなるハチャメチャぶりが話題となっています。そこで、ミニオンの大ファンだというこちらの方々にお話をうかがってきました。市村正親さん & 尾野真千子さん【映画、ときどき私】 vol. 500今回、日本語吹替版のキャストとして、シリーズ初参戦を果たした市村さんと尾野さん。劇中ではグルーが敬愛する悪党のワイルド・ナックルズを市村さん、そして悪党チームの新リーダーとして君臨するベル・ボトムを尾野さんが演じています。そこで、初対面で感じたお互いの印象や意外な事実、そしておふたりの生きがいなどについて語っていただきました。―本シリーズには、おふたり一緒のタイミングで初参加となりましたが、実際に会われてみていかがでしたか?市村さん実は、さっき初めてお会いしたんですが、こんなにおもしろい方だとは思わなかったですね。尾野さん申し訳ございません(笑)。市村さんこれまでの作品ではシリアスな役も多かったので、そういう印象を持っていましたが、これからは違った目で見てしまいそうですね。「すましているけど、本当はそうじゃないだろ?」と(笑)。尾野さんあははは!でも、そう思われても仕方ないですよね。市村さんただ、新しい魅力を発見できてうれしかったです。やっぱり人は見た目だけではわからないものですから。尾野さん私はテレビや舞台などでいろいろと拝見させていただいていたので、初めてというよりも、すでに知り合いのような気分だったというか(笑)。あと、オーラがすごいので、もっとお顔が大きいと思っていました。市村さんあははは!尾野さん正直で本当にごめんなさい。でも、実際にお会いすると、思っていたよりもお顔が小さくていらっしゃるので、やっぱり俳優さんとして魅せる力をお持ちの方なんだというのを実感しました。お会いできてよかったです。人間らしい部分のある悪役を演じるのが好き―本作でおふたりが演じられたのは、世界で最も名高いヴィランチームの一員ですが、悪役を演じるのはお好きですか?市村さん僕は舞台で悪役系の役を演じることが多いんですよ。ただ、母が生きていたときに、「いくら主役でも人を殺すような役はやらないでほしい」と言われていたので、とことん悪い役というのは嫌ですね。実際、僕が演じるキャラクターはどれも人間らしい部分を持っているタイプなので、そういう悪役は好きです。だから、今回のワイルド・ナックルズもよかったですが、尾野さんのベル・ボトムは本当に悪い奴ですよね。地でやってるんじゃないかな?尾野さん(笑)。でも、私は悪役をやりたいと思っていました。そのほうが、やりがいがあるんだろうなと考えていたので。とはいえ、いざやってみると、普通の人のほうがやりがいあることに気がつくんですけど、やっぱり憧れてしまうところはありました。なので、今回できたことはすごくうれしかったです。いろんな人からたくさんのことをもっと吸収したい―市村さんは「ワイルド・ナックルズはグルーが憧れる悪党だけど、自分は憧れられる俳優でいたい」とコメントされていますが、すでにおふたりは多くの方に憧れられる存在ではないかと。おふたりにとって“いい俳優の条件”のようなものはありますか?市村さんシンプルに言えば、自分の仕事や役を好きでいられるかどうかじゃないでしょうか。好きだからこそ、掘り下げていけるものですからね。僕自身も、いろんなものに興味や関心を示し、好奇心を強く持つことを意識しています。あと、ちょっとキザなことを言いますが、人間が好きなこともいい役者である条件なんじゃないかな。尾野さん私はまだまだ先輩方に憧れている立場なので、自分が先輩と呼ばれることにもなじみがないくらい。日々、いろんなジャンルの方からもっとたくさんの情報を得たいと思っていますし、いまはまだそれを吸収している段階です。なので、私がいい俳優について話すのはおこがましいというか、考えたこともなかったかもしれないですね。―ちなみに、おふたりが憧れていた方はいますか?市村さん僕が昔から好きなのは、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン。日本の俳優さんでいえば、いろんな名作に出演されていた滝沢修さんを学生のころから見ていました。若い頃は、好きな俳優さんのニュアンスを何となく真似したくなることもありましたね。尾野さん私は、いまでも各現場に憧れの人がいます。特に、その現場で輝いている人は素晴らしいなと思うので、作品ごとにどんどん増えていて、数えたらきりがないのではないかなと。それはお年を召した方だけではなく、子役でもすごいなと感じたら憧れます。ほかにも、最初はどちらかというと苦手という印象があった人でさえ、現場で一緒になって大好きになることもあるほどです。そういう意味では、今回市村さんにお会いしてから、「どんなことを考えているらっしゃるんだろう」と気になっています。カラオケが歌えない理由とは?―ちなみに、いま市村さんに聞いてみたいことはありますか?尾野さんまずは、声の出し方をどうされているのかは学びたいですね。市村さん尾野さんはすごくいい声していると思いますよ。声が響くような口の形というか、そういう体形を持っていますから。尾野さん自覚はないですが、そうなんですか?市村さんちなみに、歌は歌いますか?尾野さんいえ、カラオケ程度です。市村さんカラオケが歌えれば十分ですよ!僕なんて、カラオケで歌えませんから。尾野さんどういうことですか?市村さんミュージカルで歌を歌うときは、しっかりと稽古をして、役や歌詞の内容を掘り下げてから歌いますが、カラオケって行ったらすぐに歌わないといけないですよね?それができないので、カラオケのときは蚊の鳴くような小さな声で歌ってるんですよ(笑)尾野さんえー!それはびっくりです。市村さん練習していないとダメというか、他人の歌のような気がしてしまうんでしょうね。ミュージカルだと、自分の役の歌だと思えるから歌えるんですが、カラオケでは情けないくらい声も小さくて音程も悪いんですよ……。尾野さん勝手な想像で、カラオケでも完璧だと思っていました。僕にとって、歌は歌ではなくて叫び―おそらく誰もがそうイメージしていると思うので、かなり意外です。市村さん僕にとっては、歌は歌じゃないというか、その人の叫びや恋の切なさだったり、そういうものなんだと思います。だから、舞台で自分の声に酔って歌っているような俳優を見ると、後ろから「こら!」とツッコミたくなりますよ(笑)。尾野さん本当におもしろいお話ですね。ずっと聞いていたいです!市村さん『キンキーブーツ』で三浦春馬くんを見たときには、「あんな歌を歌える人がいるなんて」と驚きましたし、すごいなと思いました。尾野さんも絶対にできますよ!尾野さんいやー、怖いです。でも、乞うご期待ください(笑)。―ぜひ楽しみに待っております。本作のミニオンたちといえば、最強最悪のボスに仕えることが生きがいですが、いまおふたりにとっての生きがいといえば?市村さん僕は10歳と14歳の子どもたちですね。もう、完全に彼らが僕のボスですよ!嫌われないように一生懸命仕えています(笑)。尾野さんあははは!私は、夫が生きがいかもしれないですね。仕事をしていても「この人のためにがんばりたい」と支えになりますし、「この人のために生きていたい」と思うこともあるので、いまは自分の心も生活もとても充実しています。こんなふうに、一緒にいて同じ気持ちをわかち合おうとしてくれる存在はいままでいなかったので、夫がいい生きがいになっていますね。結局はがんばることしかできないと感じている―素敵なお話をありがとうございました。それでは最後に、人生の先輩でもあるおふたりから、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。尾野さん駆け出しの頃、私は「がんばれ」という言葉が嫌いでした。というのも、「こんなにがんばっているのにまだがんばらなきゃいけないの?」とか「何をがんばればいいのかわからない」と思っていたからです。でも、日々いろんなことを達成したとしても、また次に向かっていかないといけないわけで……。結局は、がんばることしかできないのではないかと考えるようになりました。なかには「がんばれ」という言葉に心を痛める方もいらっしゃるかもしれないですが、振り返ってみると、私自身は「がんばってね」と言われて励まされてきたことが多かったんじゃないかなと。私なんかが言ってもいいのかわかりませんが、それでも私はみなさんに「がんばれ」という言葉を送りたいなと思います。市村さん僕からは「楽しめ!」ということを伝えたいですね。舞台の場合、海外から来た演出家と仕事をすると、「稽古場では苦しめ」と言われますが、初日になると「楽しめ」と言うわけですよ。僕たちがエンジョイしていないと、観客もエンジョイできないからと。そんなふうに、苦しんだり、がんばったりすることがあっても、最終的に楽しめる方向にいければいいんじゃないかなと思っています。自分なりの表現をできるようになることが楽しい―ちなみに、市村さんほどのキャリアをお持ちでも、稽古は苦しいものでしょうか。市村さんそうですね。特に、新作はセリフを覚えるのが大変だし、その意味を探って表現するまでには時間がかかりますから。でも、僕はセリフを覚えるのが大好きなんですよ。尾野さんそうなんですか!?すごいですね。市村さんシェイクスピアみたいな長いセリフでも大好きなので、台本が残り2、3ページくらいになってくると、逆に寂しくなってきて覚えたくなくなっちゃうくらい(笑)。セリフが自分のカラダに入ってきて、自分なりの表現ができるようになると楽しいので、その作業が一番好きというか、そのためにこの仕事をしているんじゃないかな。尾野さん本当に、市村さんからは楽しんでるのが伝わってきて素敵だと思います。インタビューを終えてみて……。初対面直後とは思えないほど、ぴったりと息の合ったやりとりを繰り広げていた市村さんと尾野さん。笑いはもちろんのこと、驚きと学びも詰まった取材となりました。周りを元気にするパワフルなおふたりをこれからも見習っていきたいです。すべてはここから始まった!今回も予測不能な展開で大騒動を巻き起こし、かわいさもおもしろさも大フィーバーのミニオンたち。大切な仲間たちの絆にジーンとするなか、ついに明かされるミニオンと怪盗グルーの始まりの物語となる“最大の謎”もお見逃しなく!写真・北尾渉(市村正親、尾野真千子)取材、文・志村昌美ストーリー1970年代、ミニオンたちはミニボスとして崇拝する11歳の少年グルーのもとで日々悪事を働いていた。そんななか、世界で最も名高いヴィランチームの「ヴィシャス・シックス」では、伝説の悪党であるワイルド・ナックルズがリーダーから追放され、新リーダーとしてベル・ボトムが君臨することに。そんなある日、グルーが何者かにさらわれてしまい、ミニオンのケビン、スチュアート、ボブは、ミニボス救出のため奔走。その過程で起きた事件をきっかけに、カンフーの達人マスター・チャウと出会い、弟子入りする。それこそが、その先で待ち受ける厳しい道の始まりだったのだ……。大騒ぎの予告編はこちら!作品情報『ミニオンズ フィーバー』7月15日(金)公開配給:東宝東和©2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.写真・北尾渉(市村正親、尾野真千子)
2022年07月13日兄の連れてきた婚約者は…
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